2023年07月18日
No.114 ラルの圧迫面接2
ラルはララエルと共に実戦訓練場にやってきた。
ラル「さて、次は実戦、幹部である以上強さは必須、そして指揮と指導も必須、つまり求められる物が多い、何故かわかる?」
ララエル「護衛部隊は帝国の最終防衛ラインだからでしょうか?」
ラル「正解、実際はまだ近衛部隊や侍女部隊の精鋭部隊が居るけど、護衛部隊は精鋭部隊とは違って守備に特化した部隊、この部隊が突破されるという事はいくら精鋭部隊でも防衛は困難と考えた方がいい、つまり私達の現場の防衛力が帝国を守る大事な壁となるの、その時は目まぐるしい勢いで状況が代わり、そして判断し、指示しなければならない、そうしなければ勢いと準備が整っている相手の猛攻を防ぐのは困難、イメージ出来る?」
ララエル「はい・・・」
ラル「ではその模擬試験をしてもらいます、そうね、まずはこの実戦訓練場に100体の人形を用意するわ、私は1000体の人形を操作します、もちろん私は指示をするだけで介入はしません、ララエル、貴女は今からこの10倍戦力相手から防衛して見せなさい、もちろん貴女は自身で戦ってもいいし、指示に専念してもいい、お好きなように、自分が考える策でどうぞ、チャンスは一回、一度でも負ければ死、そう考えて挑みなさい、実際この試練終了は貴女が私の人形1000体を倒すか、貴女が死ぬか、どちらかよ」
ララエルはラルから言い渡された試練の内容に恐怖を覚える
ラル「どうしたの?辞退するならいいわよ、別に責めたりしないわ、身の程を知るのも大事な事だからね、でも二度と挑戦権は与えない、一度逃げた人は二度逃げる、そんな子に大事な現場は任せられないわ、それだけは覚えておいて」
ラルはそう言いながら、ララエルに背中を見せ、自陣に移動する。
ララエル(恐い、失敗は許されない、失敗すれば私は死ぬ・・・だけどさっき私は崖から落ちる時、死を覚悟した、ラル様からも死を覚悟しなければ幹部は務まらないと言った、なら私は今ここで死を賭けないと駄目なんだ!どうせここで逃げてもダメなままなんだ!なら!!)
ララエルは立ち尽くしていたその場から自陣に走って移動し、ラルから用意された100体の人形に指示を出す!
ララエル「30!30!30!10!この4班に分かれて!」
ララエルが指示した通り人形たちが動き、4班に分かれた。
ララエル「1班は前衛防衛! 2班は中衛から補助! 3班は後衛から遠距離射撃! 4班は誘導!相手の戦力を拡散させて!」
ララエルは人形に指示を出し、ラルの軍勢を待ち構える
すると遠くからラルの軍勢が襲い掛かって来た!
ララエル(やっぱり多い!でも前衛に盾役を置いて後衛から攻撃!これなら数の戦力に耐える事が出来るよね!)
ラルの軍勢はただ真っ直ぐと突っ込んできた!
ララエル「誘導班!敵を誘導して戦力拡散!!後衛!攻撃開始!!」
ララエルは大量の人形に立ち向かう!ラルの軍勢はただ数の有利性を活かして突っ込んできた特攻戦術!それに対してララエルは誘導を仕掛けるが上手くいかなかった。
ララエル(誘導班が機能しない!なんで?!)
ラルが出した指示は【ただ真っ直ぐ突っ込め】という単純なものだった、最後の一体でも残り勝ち星を挙げていれば勝ち、命のやりとりをしないラルにとって人形への指示は特攻で充分効果はあったのだ。
ラル(さて、単純だけど強い作戦よ、これをどう攻略する?」
ラルの軍勢はララエルの前衛ラインとぶつかった!
数が倍違う戦力に流石の前衛も歯が立たなかった、そして中衛ラインの回復を急がせるが急激な攻撃なため回復量よりもダメージ量の方が多く、消費が早かった!
ララエル(マズイ!このままだと前衛ラインが突破される!中衛は援護に特化してるから、もし前衛が突破されたらそのまま中衛も突破される!それに後衛は遠距離攻撃に有利なタイプを置いてるけど、逆に近距離には強くないから駄目!ダメだ!全部突破される!!)
ララエルは酷く焦っていた!前衛ラインという防波堤が崩れればそのまま飲み込まれてしまう!それを阻止しようにもどうしようも出来ない!
ララエル(なら・・・私が動けばいいんだ!!)
ララエルはそう考えると中衛まで一気に進む!!
ララエル「私は・・・慈悲系統の天使だから!!」
ララエルはそう言うと前衛に治療を施す!それは中衛の回復スピードよりも速く敵から与えられるダメージ量と五分五分となった
ララエル(うう!このまま耐え抜けば!!我慢なら出来る!頑張れ!頑張れ!!)
ララエルは常に前衛の人形に治療を施す!そしてララエルが入り、五分五分だった回復量とダメージ量だったが、中衛の人形が加わることで、回復量が上回り徐々に前衛が回復していった!
ララエル「やった!後は後衛が倒してくれれば!!」
ララエルは必死に中衛で耐え抜き、そしてラルの人形の軍勢を撃破した
ララエル「やった・・・勝てた・・・」
ララエルは疲れ切っていた、常に回復を施していたためオーラ消費量が膨大だったのだ
ララエル「はは、これで・・・ラル様に認められる・・・??」
ララエルは置くから見えるものに注視する、それは人形に軍勢だった!!
ララエル「うそ?!なんで!私は倒したはずなのに!!」
ララエルが見た軍勢の量は先ほどの軍勢とほぼ同じ量!
ララエル「同じ・・・量?!」
ラル「気付くのが遅かったわね、私が最初に特攻させたのは500体の軍勢、そして残り500体の軍勢は待機させていたわ、相手の戦略と技量を確認するのは当然でしょ?」
ラルはララエルが用意していた誘導班は最初の軍勢で撃破しておいた、それは残りの500体の軍勢は最初の軍勢とは違い、細かく指示を出しているからだ。
ラル「観察もそうだったけど、残り500体により正確に指示を出す、そのための時間づくりも大事な事よ、つまり最初の500体は倒される前提の捨て駒、言ったでしょう?死ねと言われる覚悟はあるかと?私は必要なら平気で捨て駒にでもする、それが覚悟よ」
ララエルは目の前の光景に絶望した
ララエル(おわった・・・人形は戦える・・・でもそれは私が中衛で仕事をすればの話・・・誘導部隊を戻す?でもよく見たら誘導部隊が居ない?もしかして私が中衛に入った時に倒された?!クソ!どうしよう!どうしよう!!)
ララエルが考えている今もラルの人形部隊がララエルの部隊に襲い掛かってくる!
ララエル「??」
ラルの部隊が途中で止まり、500体全体がオーラで遠距離攻撃準備を開始したのだ!
ララエル「な?!」
ララエルの防衛は自陣に近いポジジョン、ラルの部隊はララエルの部隊から離れた位置からの攻撃!
つまりラルの攻撃を阻止する術がララエルに存在しない!耐えるしかないのだ!
ララエル(あんな距離から全員狙撃?!しまった!これじゃあ耐えるしかない!しかも前衛だけで守り切るのは不可能!中衛後衛に被害が!!)
ララエルの部隊はどこの部隊が欠けても意味を成さない、バランスが良いが、崩れた時に一斉に壊れてしまう、そんな隊列なのだ。
ラル(バランスの良い隊列は誰もが考える術、だけど私が考えるのは相手の事を考えたその場その場の特殊な策、バランスこそ悪いけど、攻撃力は高い、戦略する側の私だからこそ出来る策、ララエル、貴女はどうする?)
ララエル「今の陣形だと駄目なら・・・後衛!中衛に移動!前衛!防御態勢!中衛60体で前衛30体に治療!!絶対にあの猛攻撃を耐えるよ!!」
ララエルは防御を固めた、そして自分自身も中衛に加わり、攻撃を耐える体制を作った
ララエル(絶え間なく降り注ぐ攻撃、それをどこまで耐えるか!また我慢勝負!!)
ラルの部隊はまず250体が遠距離攻撃を執行する!そしてタイミングを見て、残り250体が同じく遠距離攻撃を行う、その間に最初に攻撃した250体が攻撃準備を行い、攻撃を行う!これを繰り返し止めどなく攻撃を行う!!
ララエルの部隊は無限に降り注ぐオーラの矢に耐えていた!!
ララエル(うぐぐぐぐぐ!!!凄い猛攻!!でもさっきまでの攻撃に比べたらダメージ量は少ない!だけどこれをずっと続けられると!!)
ララエルは打開策を考えた!だがララエルは自分の事で手一杯のため、中々考えるに至らなかった
ララエル(支持者が一緒に戦うと組織全体に指示が行き届かなくなる!!うう!頑張るだけだとこんなにも組織は機能しないの?!それに対してラル様はずっと戦況を冷静に見極めている!この差は大きい!!ラル様を出し抜くためには私も最低でも同じじゃないと!!)
ララエルは考える!そして考えた先に思いついたのは攻撃がオーラであることだった
ララエル「オーラの消費に掛けるのは無謀!それに回復は間に合ってるなら!!」
ララエルは大きな声で指示を出す!
ララエル「中衛20体!特攻!あの軍勢に突進だーーーー!!!」
そう命令した瞬間中衛に居た20体の人形がラルの軍勢500体に突撃する!!
ラル「成程、全員が交互に遠距離しているからそれを壊せば勝機を見出せると考えたのね、案外感情論ばっかりだと思ってたけど頑張るじゃない・・・だけど」
ラルは指示を出す
ラル「100体、出撃、400体は200体ずつ交互に遠距離攻撃を続行」
ラルは100体の軍勢でララエルの20体の人形を撃破させに向った
ラル「残念、500体も居れば融通も利くの」
ララエル「400体に減った!!中衛20体!遠距離攻撃開始!!」
中衛に居た20体の人形は遠距離攻撃を開始し前衛に向ってくる100体の人形に攻撃を仕掛ける!!
ラル「無駄よ、数体倒されるの覚悟、それにそうしたら前衛30体、中衛20体とララエル本人、さっきより回復は遅れるわよ」
ララエル(さっきは500体で五分五分だった!でも100体ならこっちが中衛20体と私なら充分前衛をカバーできる!)
遠距離攻撃を続ける人形はラルの前衛に向かう人形に攻撃し続け、1体ずつ確実に倒していた!
そしてララエルの前衛に辿り着くもガードに専念している前衛を崩すのは500体の特攻でも不可能だったのが今は80体ほど、充分守り切れる!
ラル(それでも400体が常に攻撃を仕掛けている、それで前衛も加わっている、余裕はないはずなのに!!)
ララエルはオーラ攻撃を防いでいた
ララエル「次は私が前衛!!80体なら今の中衛でも十分!あとの400体は私がどうにかする!前衛の負担を減らせばいいんだから!!」
ララエルは遠距離攻撃を耐え続ける!そうしていく中、徐々に前衛の戦力が少なくなり、ラルが送った100体の前衛部隊を撃破することに成功した!
ララエル「私が頑張れば勝てる!!あと忘れてもらったら困るよ!!」
ララエルが放った最初の攻撃部隊!
ラルが当初撃破に向かわせた20体の人形がいつの間にか消えていた!
ララエル「誘導部隊にマッピングさせておいたんだよ!だから遠回りになったけどやっとラル様の部隊に届いた!!」
ラル「な?!」
ララエルが放った20体の人形は遠距離攻撃に夢中になっている無防備な人形を一掃し始めた!
もちろん火力が下がり、ララエルの部隊にも余裕が生まれる!そして残り20体もそのまま攻撃に向かわせる!
ララエル「叩きこめーーー!!!」
ラル「後方に居る人形!前衛準備!前に居る人形が肉壁になっている間に準備して!!」
ララエル「前衛前進!近づき次第一斉攻撃開始ーー!!」
ララエルの部隊が一斉にラルの部隊に特攻を仕掛ける!!
ラルの部隊はラルの言う通り、前の居た人形はガードに徹する!そしてその間に後ろに居た人形が前衛準備を整える!だがそれをララエルは見逃さなかった!!
ララエル「遠距離攻撃で後方に居る人形に攻撃ーー!!絶対に準備を完了させるなーー!!」
ララエルの人形はラルの人形を一掃する!ラルの人形は責められる事に手一杯になり守りに移ろうとするが間に合わず勢いのまま撃破されていった・・・そして
・・・・・・
ララエル「・・・勝った・・・?私が・・・ラル様に?」
ララエルは死闘に勝ち抜き、多くの朽ち果てた人形達の上に立っていた。
結果はララエル2対0ラル、残り2体の半壊の人形を残し、最後、ララエルが勝ち残ったのだ
ラル「おめでとう、関心、いや、感動したわ、まさかあんな理不尽な状況を打破するなんて・・・ずっと感情論だけのおバカさんだとばかり思って居たけど、これは見方を改める必要があるわね」
ララエル「えっと・・・その・・・」
ララエルはその場に立っているだけでやっとだった
ラル「実力は目に余るけどそれは後にどうにでも出来る、学がないなら教えればどうにでもなる、でも戦略や戦場を把握する力は教えではどうにもならない、観察眼が要求される、貴女は合格、認めてあげるわ」
ラルはララエルに治療を施す
ラル「ララエル・シフィターニャ、貴女を私の直属部隊【守護天の星樹(セラフィムステラツリー)】への入隊を認めます、おめでとう、ララ」
ラルはララエルを優しく抱きしめる、それは今まで酷い事を言い、苦しめ、陥れた事への詫びだった。
ラル「ごめんなさい、沢山酷い事ばかり言って、でも貴女の覚悟には正直驚かされたわ、私の目もまだまだね、貴女みたいな子を護衛部隊に入れなかったなんて」
ララエルはラルの優しさと合格を貰えた嬉しさに耐え切れず泣き出してしまった、
ラルはそんなララエルの頭を優しく撫でながら優しく抱きしめ続けた。
これが最も専属神の中で厳しいと言われたラルの直属部隊、腹心の誕生だった。
ラル「さて、次は実戦、幹部である以上強さは必須、そして指揮と指導も必須、つまり求められる物が多い、何故かわかる?」
ララエル「護衛部隊は帝国の最終防衛ラインだからでしょうか?」
ラル「正解、実際はまだ近衛部隊や侍女部隊の精鋭部隊が居るけど、護衛部隊は精鋭部隊とは違って守備に特化した部隊、この部隊が突破されるという事はいくら精鋭部隊でも防衛は困難と考えた方がいい、つまり私達の現場の防衛力が帝国を守る大事な壁となるの、その時は目まぐるしい勢いで状況が代わり、そして判断し、指示しなければならない、そうしなければ勢いと準備が整っている相手の猛攻を防ぐのは困難、イメージ出来る?」
ララエル「はい・・・」
ラル「ではその模擬試験をしてもらいます、そうね、まずはこの実戦訓練場に100体の人形を用意するわ、私は1000体の人形を操作します、もちろん私は指示をするだけで介入はしません、ララエル、貴女は今からこの10倍戦力相手から防衛して見せなさい、もちろん貴女は自身で戦ってもいいし、指示に専念してもいい、お好きなように、自分が考える策でどうぞ、チャンスは一回、一度でも負ければ死、そう考えて挑みなさい、実際この試練終了は貴女が私の人形1000体を倒すか、貴女が死ぬか、どちらかよ」
ララエルはラルから言い渡された試練の内容に恐怖を覚える
ラル「どうしたの?辞退するならいいわよ、別に責めたりしないわ、身の程を知るのも大事な事だからね、でも二度と挑戦権は与えない、一度逃げた人は二度逃げる、そんな子に大事な現場は任せられないわ、それだけは覚えておいて」
ラルはそう言いながら、ララエルに背中を見せ、自陣に移動する。
ララエル(恐い、失敗は許されない、失敗すれば私は死ぬ・・・だけどさっき私は崖から落ちる時、死を覚悟した、ラル様からも死を覚悟しなければ幹部は務まらないと言った、なら私は今ここで死を賭けないと駄目なんだ!どうせここで逃げてもダメなままなんだ!なら!!)
ララエルは立ち尽くしていたその場から自陣に走って移動し、ラルから用意された100体の人形に指示を出す!
ララエル「30!30!30!10!この4班に分かれて!」
ララエルが指示した通り人形たちが動き、4班に分かれた。
ララエル「1班は前衛防衛! 2班は中衛から補助! 3班は後衛から遠距離射撃! 4班は誘導!相手の戦力を拡散させて!」
ララエルは人形に指示を出し、ラルの軍勢を待ち構える
すると遠くからラルの軍勢が襲い掛かって来た!
ララエル(やっぱり多い!でも前衛に盾役を置いて後衛から攻撃!これなら数の戦力に耐える事が出来るよね!)
ラルの軍勢はただ真っ直ぐと突っ込んできた!
ララエル「誘導班!敵を誘導して戦力拡散!!後衛!攻撃開始!!」
ララエルは大量の人形に立ち向かう!ラルの軍勢はただ数の有利性を活かして突っ込んできた特攻戦術!それに対してララエルは誘導を仕掛けるが上手くいかなかった。
ララエル(誘導班が機能しない!なんで?!)
ラルが出した指示は【ただ真っ直ぐ突っ込め】という単純なものだった、最後の一体でも残り勝ち星を挙げていれば勝ち、命のやりとりをしないラルにとって人形への指示は特攻で充分効果はあったのだ。
ラル(さて、単純だけど強い作戦よ、これをどう攻略する?」
ラルの軍勢はララエルの前衛ラインとぶつかった!
数が倍違う戦力に流石の前衛も歯が立たなかった、そして中衛ラインの回復を急がせるが急激な攻撃なため回復量よりもダメージ量の方が多く、消費が早かった!
ララエル(マズイ!このままだと前衛ラインが突破される!中衛は援護に特化してるから、もし前衛が突破されたらそのまま中衛も突破される!それに後衛は遠距離攻撃に有利なタイプを置いてるけど、逆に近距離には強くないから駄目!ダメだ!全部突破される!!)
ララエルは酷く焦っていた!前衛ラインという防波堤が崩れればそのまま飲み込まれてしまう!それを阻止しようにもどうしようも出来ない!
ララエル(なら・・・私が動けばいいんだ!!)
ララエルはそう考えると中衛まで一気に進む!!
ララエル「私は・・・慈悲系統の天使だから!!」
ララエルはそう言うと前衛に治療を施す!それは中衛の回復スピードよりも速く敵から与えられるダメージ量と五分五分となった
ララエル(うう!このまま耐え抜けば!!我慢なら出来る!頑張れ!頑張れ!!)
ララエルは常に前衛の人形に治療を施す!そしてララエルが入り、五分五分だった回復量とダメージ量だったが、中衛の人形が加わることで、回復量が上回り徐々に前衛が回復していった!
ララエル「やった!後は後衛が倒してくれれば!!」
ララエルは必死に中衛で耐え抜き、そしてラルの人形の軍勢を撃破した
ララエル「やった・・・勝てた・・・」
ララエルは疲れ切っていた、常に回復を施していたためオーラ消費量が膨大だったのだ
ララエル「はは、これで・・・ラル様に認められる・・・??」
ララエルは置くから見えるものに注視する、それは人形に軍勢だった!!
ララエル「うそ?!なんで!私は倒したはずなのに!!」
ララエルが見た軍勢の量は先ほどの軍勢とほぼ同じ量!
ララエル「同じ・・・量?!」
ラル「気付くのが遅かったわね、私が最初に特攻させたのは500体の軍勢、そして残り500体の軍勢は待機させていたわ、相手の戦略と技量を確認するのは当然でしょ?」
ラルはララエルが用意していた誘導班は最初の軍勢で撃破しておいた、それは残りの500体の軍勢は最初の軍勢とは違い、細かく指示を出しているからだ。
ラル「観察もそうだったけど、残り500体により正確に指示を出す、そのための時間づくりも大事な事よ、つまり最初の500体は倒される前提の捨て駒、言ったでしょう?死ねと言われる覚悟はあるかと?私は必要なら平気で捨て駒にでもする、それが覚悟よ」
ララエルは目の前の光景に絶望した
ララエル(おわった・・・人形は戦える・・・でもそれは私が中衛で仕事をすればの話・・・誘導部隊を戻す?でもよく見たら誘導部隊が居ない?もしかして私が中衛に入った時に倒された?!クソ!どうしよう!どうしよう!!)
ララエルが考えている今もラルの人形部隊がララエルの部隊に襲い掛かってくる!
ララエル「??」
ラルの部隊が途中で止まり、500体全体がオーラで遠距離攻撃準備を開始したのだ!
ララエル「な?!」
ララエルの防衛は自陣に近いポジジョン、ラルの部隊はララエルの部隊から離れた位置からの攻撃!
つまりラルの攻撃を阻止する術がララエルに存在しない!耐えるしかないのだ!
ララエル(あんな距離から全員狙撃?!しまった!これじゃあ耐えるしかない!しかも前衛だけで守り切るのは不可能!中衛後衛に被害が!!)
ララエルの部隊はどこの部隊が欠けても意味を成さない、バランスが良いが、崩れた時に一斉に壊れてしまう、そんな隊列なのだ。
ラル(バランスの良い隊列は誰もが考える術、だけど私が考えるのは相手の事を考えたその場その場の特殊な策、バランスこそ悪いけど、攻撃力は高い、戦略する側の私だからこそ出来る策、ララエル、貴女はどうする?)
ララエル「今の陣形だと駄目なら・・・後衛!中衛に移動!前衛!防御態勢!中衛60体で前衛30体に治療!!絶対にあの猛攻撃を耐えるよ!!」
ララエルは防御を固めた、そして自分自身も中衛に加わり、攻撃を耐える体制を作った
ララエル(絶え間なく降り注ぐ攻撃、それをどこまで耐えるか!また我慢勝負!!)
ラルの部隊はまず250体が遠距離攻撃を執行する!そしてタイミングを見て、残り250体が同じく遠距離攻撃を行う、その間に最初に攻撃した250体が攻撃準備を行い、攻撃を行う!これを繰り返し止めどなく攻撃を行う!!
ララエルの部隊は無限に降り注ぐオーラの矢に耐えていた!!
ララエル(うぐぐぐぐぐ!!!凄い猛攻!!でもさっきまでの攻撃に比べたらダメージ量は少ない!だけどこれをずっと続けられると!!)
ララエルは打開策を考えた!だがララエルは自分の事で手一杯のため、中々考えるに至らなかった
ララエル(支持者が一緒に戦うと組織全体に指示が行き届かなくなる!!うう!頑張るだけだとこんなにも組織は機能しないの?!それに対してラル様はずっと戦況を冷静に見極めている!この差は大きい!!ラル様を出し抜くためには私も最低でも同じじゃないと!!)
ララエルは考える!そして考えた先に思いついたのは攻撃がオーラであることだった
ララエル「オーラの消費に掛けるのは無謀!それに回復は間に合ってるなら!!」
ララエルは大きな声で指示を出す!
ララエル「中衛20体!特攻!あの軍勢に突進だーーーー!!!」
そう命令した瞬間中衛に居た20体の人形がラルの軍勢500体に突撃する!!
ラル「成程、全員が交互に遠距離しているからそれを壊せば勝機を見出せると考えたのね、案外感情論ばっかりだと思ってたけど頑張るじゃない・・・だけど」
ラルは指示を出す
ラル「100体、出撃、400体は200体ずつ交互に遠距離攻撃を続行」
ラルは100体の軍勢でララエルの20体の人形を撃破させに向った
ラル「残念、500体も居れば融通も利くの」
ララエル「400体に減った!!中衛20体!遠距離攻撃開始!!」
中衛に居た20体の人形は遠距離攻撃を開始し前衛に向ってくる100体の人形に攻撃を仕掛ける!!
ラル「無駄よ、数体倒されるの覚悟、それにそうしたら前衛30体、中衛20体とララエル本人、さっきより回復は遅れるわよ」
ララエル(さっきは500体で五分五分だった!でも100体ならこっちが中衛20体と私なら充分前衛をカバーできる!)
遠距離攻撃を続ける人形はラルの前衛に向かう人形に攻撃し続け、1体ずつ確実に倒していた!
そしてララエルの前衛に辿り着くもガードに専念している前衛を崩すのは500体の特攻でも不可能だったのが今は80体ほど、充分守り切れる!
ラル(それでも400体が常に攻撃を仕掛けている、それで前衛も加わっている、余裕はないはずなのに!!)
ララエルはオーラ攻撃を防いでいた
ララエル「次は私が前衛!!80体なら今の中衛でも十分!あとの400体は私がどうにかする!前衛の負担を減らせばいいんだから!!」
ララエルは遠距離攻撃を耐え続ける!そうしていく中、徐々に前衛の戦力が少なくなり、ラルが送った100体の前衛部隊を撃破することに成功した!
ララエル「私が頑張れば勝てる!!あと忘れてもらったら困るよ!!」
ララエルが放った最初の攻撃部隊!
ラルが当初撃破に向かわせた20体の人形がいつの間にか消えていた!
ララエル「誘導部隊にマッピングさせておいたんだよ!だから遠回りになったけどやっとラル様の部隊に届いた!!」
ラル「な?!」
ララエルが放った20体の人形は遠距離攻撃に夢中になっている無防備な人形を一掃し始めた!
もちろん火力が下がり、ララエルの部隊にも余裕が生まれる!そして残り20体もそのまま攻撃に向かわせる!
ララエル「叩きこめーーー!!!」
ラル「後方に居る人形!前衛準備!前に居る人形が肉壁になっている間に準備して!!」
ララエル「前衛前進!近づき次第一斉攻撃開始ーー!!」
ララエルの部隊が一斉にラルの部隊に特攻を仕掛ける!!
ラルの部隊はラルの言う通り、前の居た人形はガードに徹する!そしてその間に後ろに居た人形が前衛準備を整える!だがそれをララエルは見逃さなかった!!
ララエル「遠距離攻撃で後方に居る人形に攻撃ーー!!絶対に準備を完了させるなーー!!」
ララエルの人形はラルの人形を一掃する!ラルの人形は責められる事に手一杯になり守りに移ろうとするが間に合わず勢いのまま撃破されていった・・・そして
・・・・・・
ララエル「・・・勝った・・・?私が・・・ラル様に?」
ララエルは死闘に勝ち抜き、多くの朽ち果てた人形達の上に立っていた。
結果はララエル2対0ラル、残り2体の半壊の人形を残し、最後、ララエルが勝ち残ったのだ
ラル「おめでとう、関心、いや、感動したわ、まさかあんな理不尽な状況を打破するなんて・・・ずっと感情論だけのおバカさんだとばかり思って居たけど、これは見方を改める必要があるわね」
ララエル「えっと・・・その・・・」
ララエルはその場に立っているだけでやっとだった
ラル「実力は目に余るけどそれは後にどうにでも出来る、学がないなら教えればどうにでもなる、でも戦略や戦場を把握する力は教えではどうにもならない、観察眼が要求される、貴女は合格、認めてあげるわ」
ラルはララエルに治療を施す
ラル「ララエル・シフィターニャ、貴女を私の直属部隊【守護天の星樹(セラフィムステラツリー)】への入隊を認めます、おめでとう、ララ」
ラルはララエルを優しく抱きしめる、それは今まで酷い事を言い、苦しめ、陥れた事への詫びだった。
ラル「ごめんなさい、沢山酷い事ばかり言って、でも貴女の覚悟には正直驚かされたわ、私の目もまだまだね、貴女みたいな子を護衛部隊に入れなかったなんて」
ララエルはラルの優しさと合格を貰えた嬉しさに耐え切れず泣き出してしまった、
ラルはそんなララエルの頭を優しく撫でながら優しく抱きしめ続けた。
これが最も専属神の中で厳しいと言われたラルの直属部隊、腹心の誕生だった。
2023年07月03日
No.113 ラルの圧迫面接1
ラルは自身の直属部隊メンバーを見つけるために何度も部隊員を募集し、その度に面接とテストをしていた。
だがその内容が厳しすぎると有名で、最初こそはラルの直属部隊になろうとした条件を満たした天使神達が現れたが、何度も結果を蹴られ続け、最初居た天使神達はラルの面接試験に顔を出さなくなった。
ラル「さて、今回で第八回、いい加減私の腹心が務まる子が現れると良いのだけど」
ソルテ「ハードルが高すぎるのでは?」
ラルとソルテはラルの自室でプライベートを共に過ごしていた。
ラル「直属部隊は替えは効かないのよ、妥協は出来ないわ、枠は常に空けておいて、とびっきり優秀な子を採用してしっかり教育、そこまでは考えて居るのだけどね」
ソルテ「教育を考えて居るのならある程度未熟でもいいのでは?」
ラル「私はポテンシャルで判断してるの、後は性格とやる気、後はそうね・・・考え方も私に似てる方がいいわね、そこばかりは教育でどうにかなる問題でもないし、部下になる子も全然合わない私と一緒に居ても辛いだけでしょうしね」
ラルは自分自身が面倒臭い性格なのは一番理解していた、だがそんな自分と今後一生付き合っていく子を決めるのだ、ラルにとっても適当には決める事は出来ないのだ。
ラル「ソルテはなんですぐに決める事が出来たの?」
ソルテ「私はそもそも指定されてましたけど、ほぼそれでメンバーが確定してましたから、後はそのメンバーを揃えるために急いで動いただけです、皆さん無所属だったので、思いのほか楽でしたけど、もし他勢力の主力に居たり、誰かに忠誠でも誓って居ようものなら強制的に無理矢理でも倒して仲間にいれないといけなかったかもしれないわね、メルリア様みたいな感じかしらね・・・」
ソルテは最悪な状況の事を考えて眉間に指をあてる。
ラル「ソルテの直属部隊の右腕?側近は誰になるの?」
ソルテ「一応シーノね、あの子が聖鬼神の中でも最も地位が高いし、ポテンシャルだけ見れば私よりも上だしね、ああ見えて頭の回転も速いし、総合的に見て彼女しか居なかったわね、他の子は何処か偏っているから」
ラル「いいわね、世界的に見ても優秀な子で、私もソフィア様みたいに神王10人!ってやってみたいわよ、なら考える事も少なかったでしょうし」
ソルテ「最高位の天使族ってそんなに数少ないの?」
ラル「数は居るわよ、この帝国だけでも結構な数は居るわ、でもポテンシャルが低いわね、いやそもそも天使族って荒事をするような種族じゃないのよ、だからそもそもポテンシャルが高くなりにくい種族でもあるの、天使って名の通り【天(神)の使い】をしている一族、その一族の神様だから最高位でも本来の神よりもそんなに強くないの」
ラルはため息をつく
ラル「はぁ、一族を指定されなかったら私もまだ有望な子を知っていたから早い段階で勧誘できたのになぁ・・・」
ソルテ「ラルにも信頼出来る部下は居ますからね、本来はそんな子を側近に置きたいのに置けない、それは同情しますよ」
ソルテはラルの悩みを聞いて同情した、それはソルテ自身にも当てはまる内容だったからだ
ソルテだって普段の仕事で自身が信頼を置いている部下は居る、だがその部下を勧誘したくてもメリアが指定した内容に当てはまっていない、だから勧誘は出来ない、その意図を従属神に教えるわけにもいかない、そんな悩みが最初はあった。
ソルテ「あ、第八回の試験、またこの子が出て来てるわね」
ラル「ああ、その子ね・・・」
ラルは微妙な顔をしながら書類に貼られた写真を眺める
ソルテ「名前はララエル・シフィターニャ、最高位天使族の慈悲系統、青髪に赤い花眼、所属は・・・あれ?無所属?」
ラル「そうなの、私この子とは一切面識ないの、いや・・・第一回の試験から毎回出て来てるから一切ではないわね、でもおかしな子よ、髪の毛は少しボサボサだし、慈悲系統でありながら赤い花眼、中途半端な性能なのは間違いなし、パト君のおかげで覚醒したのはいいけど、まったくダメだったってことでしょ、無所属なのがいい証拠よ、どの部隊も取らなかった子、それを私の側近になんて置けないわよ」
帝国部隊には無所属というのが存在する、従属神100万名の内たった5万名だけ何処にも配属せずに普段の行動から自由を認められている従属神が居た、ララエルという天使族はその無所属従属神だったのだ
ソルテ「無能と決めつけるのはちょっと酷なのでは、実際もう今回の選考で応募してきたのはこの子だけですし、面接くらいはした方がいいのでは?」
ラル「・・・同じ事を何度もするだけよ、私だって一応面接は全員としてるわ、だけど、この子は精神論で喋ってくるから疲れるのよ、論理的じゃない、私がどんな事を聞いて脅しても、「やれます!頑張ります!努力します!」としか言わないの、頑張る、努力するのは当たり前でその成果がいつ得られるか、どのように貢献できるか、そこを具体的に聞きたいのだけどね」
ソルテ「大変そうね、でもラルにはそんな子が向いているかもしれないですよ?だって精神論で話すってことは彼女自身がそんなタイプってことでしょ?賢い子だとラル様の圧に負けてしまうけど、自分が努力すれば!っていう精神の考え方を持つ子を傍に置いておけばとりあえず仕事のやる気は見せてくれるのでは?」
ラルはソルテの考え方も一理あると考える、
ラル「もう一度面接してみるか、後は実技も含めて深い所も聞いてみてもいいかもね、どうせ彼女一人しかいないわけだし」
ラルはそう言いながら自身が定めだ日時まで過ごした。
・・・・・・
ラル「では入って来なさい」
ララエル「はい!し、失礼致します!!」
そう言うと勢いよく開けられた扉の中央には髪が少し飛んだ天使族、ララエルが立っていた。
ラル「そこに座りなさい、速く、私に時間を取らせないで」
ララエル「すみません!ラル様!!」
ララエルは即座にラルの前に置かれた椅子まで走る、そして座ろうとするが、目の前に居るラルは立ったままだった。
ラル「どうしたの?座りなさいと言ったのだけど?」
ララエル「いえ、ラル様が立っていらっしゃるのに私が座る事は出来ません、どうかラル様がこの椅子をご使用ください、私は床に座らせて頂きます」
ラル(ちゃんと礼儀を学んだようね)
ラルはララエルが持ち運んできた椅子に腰かける、そしてラルは床に座ろうとするララエルを制止し、能力で椅子を生成する
ラル「その椅子に座りなさい、床に直接座るなんて品のない事は辞めて、私まで品性を疑われてしまうわ」
ララエル「申し訳ございません、自身の事ばかり・・・」
ラル「それで本題なのだけど、正直、貴女の事は何度も面接をしているし、今更こうやって取り繕られても仕方ないの、それに貴女は常に精神論、私の話したい内容を理解していない、それはこの短期間でどうにかなる問題でもないと私は考えるのだけど、貴女はどう?」
ララエルは目に見えて困惑する、ラルの言ってる事が理解出来ていないのだ、精神論と言われてもララエルにとって考えられた回答であり、それを否定されてもララエルにはどう答えていいかわからなかった。
だが【短期間でどうやって問題解決をするのか?】ここだけはテンパったララエルの頭でも理解できたため、ララエルはこう答える。
ララエル「誠心誠意努力し、問題解決に努めます!」
ラル(やっぱり同じ回答、話にならないわね、やっぱり無理よ)
ラル「努力って簡単に言ってるけど具体的にはどんな努力をするのかしら?現時点で貴女は8回も私の試験を受けている、だけど8回もやって私の話の意図を一切理解出来ていない、全然努力の成果が出て来てないのだけど?」
ララエル「えっと・・・その・・・」
ララエルは明らかに目を泳がせていた、それは今目の前で不機嫌な顔で自身を見つめて来るラルにどう答えればいいか、それを考えていたからだ。
ララエル「何度失敗してもチャンスはある内はまだ成功の可能性がある・・・だから・・・」
ラル「そんな話してないのだけど?私の話を無視しないでくれる?そもそもチャンスがあると思ってるの?いい加減貴女には呆れているから次からは選考書類が届いた時点で拒否するつもりなのだけど?」
ラルはそう言いながらララエルの選考書類をララエルの目の前にかざす
ラル「貴女に二択をあげる、諦めて帰るか、ここで書類を破られて二度と試験資格を失うか」
ラルはそうララエルに詰め寄った、これはラルなりのやり方であり、ララエルという従属神がどこまでの度胸を持ち、自身の精神論をラルにぶつけてくるか、それを確かめるためのソルテと考えた作戦だった。
ララエル「書類を破られたら何度でも書きます、名前を変えてでも書きます、写真が駄目なら他人の顔写真を使ってでも応募します、ここで帰るだけはしたくないです!!」
ララエルはラルのプレッシャーに耐え切れず涙を流してしまうが、ラルに対して啖呵を切って来た。
ラル「へぇ、なら貴女はなんでここまでして私の直属部隊に入りたいのかしら?入ったら即護衛部隊の幹部になれるから?」
ララエル「・・・私はそんな野望なんてない、そもそも私は馬鹿だから部下なんて言われても面倒なんて見れない・・・だけどラル様の役に立てる!それだけで十分だから私は・・・直属部隊に入りたいです。」
ラル「私の役に立つ・・・なら一つテストしてあげる、そのテストで私が納得したら貴女のその言葉を許容してあげる、口でならなんとでも言える、ついてきなさい」
ラルはそう言いながら椅子を立ち、部屋を出ていく、ララエルも戸惑いながらもラルの後をついていった。
・・・・・・
ラルとララエルは大きな崖に立っていた。
ラル「この崖から飛び降りて、もちろんオーラも能力も特性も全て解除して生身で」
ラルは冷徹な目でララエルに崖から飛び降りろと命令する。
ラル「私の命令は絶対、どんな役にでも立ちたいならこれくらい楽勝よね?馬鹿なら自分の命の一つや二つ笑顔で賭けれるくらいじゃないと割に合わないわ」
この内容には流石のララエルも想定外だったため、顔面蒼白になる。
ララエル(ラル様は私に死ねと・・・言ってるのかな・・・)
生意気な事を言ったからラル様を怒らせた、悪意ある形で自害させてしまおうというラル様の考えなのかと考えが埋め尽くされ、絶望したララエルは足元から力が抜け、崩れ落ちる。
ラル「ほら、どうしたの?まさかそんな覚悟もなく、私の役に立ちたいと言ってたの?やっぱり口だけね」
ラルはララエルを煽る、だがそれが効いたのかララエルは再度立ち上がり、吹っ切れたように崖の前に立つ
ララエル「私の考えは本気!!だからここで死んでもかまわない!!!」
ララエルはそう言いながら崖から思い切り飛び降りた!!
ララエルの目に映るのは駆け抜けていく景色、そして近づいてくる地面、どうせ何度やってもダメならここで死んでしまっても同じことだろうとララエルも躍起になっていた。
だがギリギリでラルの能力【境界支配】で地面スレスレの所でララエルは止まった。
そして崖の下まで降りて来たラルがララエルに話かける
ラル「60点、私が煽らないと動けないなんて覚悟が足りないんじゃないかしら?」
ラルからすれば素直に崖から飛び降りた事に驚いていたが、そこで終わらせない
ララエル「ごめんなさい、馬鹿なのに後先考えました・・・」
ラル「そう、及第点として貴女の発言は許容してあげる、それで貴女はもし私の直属部隊に入ったらどんな仕事を率先してやるのかしら?入った場合護衛部隊の幹部、初めてなんて通用しないわ、すぐにでもリーダーシップを発揮して貰わないといけない、それが出来るの?」
ララエル「・・・努力します!それが私の役目なら!!」
ラル「・・・面接試験合格、次は実技試験とポテンシャル測定を行うわ、やる気だけで務まる程護衛部隊は甘くないの、さっき貴女が崖から飛び降りた、でも護衛部隊は国を守る部隊、何かあった時、肉壁になって死ぬ覚悟を常に持って居ないといけない部隊、全員とは言わないけど、護衛部隊に居る子はそうやっていつか私の指示で死ぬ覚悟がある、崖から飛び降りた事が凄いなんて思わない事ね、それが普通、私が死ねと命令すれば死なないといけない、それが国を守る部隊なの、わかった?」
ララエル「はい・・・わかりました」
ラルはそう言いながら次の試験会場に向かい、ララエルもラルについていく
だがその内容が厳しすぎると有名で、最初こそはラルの直属部隊になろうとした条件を満たした天使神達が現れたが、何度も結果を蹴られ続け、最初居た天使神達はラルの面接試験に顔を出さなくなった。
ラル「さて、今回で第八回、いい加減私の腹心が務まる子が現れると良いのだけど」
ソルテ「ハードルが高すぎるのでは?」
ラルとソルテはラルの自室でプライベートを共に過ごしていた。
ラル「直属部隊は替えは効かないのよ、妥協は出来ないわ、枠は常に空けておいて、とびっきり優秀な子を採用してしっかり教育、そこまでは考えて居るのだけどね」
ソルテ「教育を考えて居るのならある程度未熟でもいいのでは?」
ラル「私はポテンシャルで判断してるの、後は性格とやる気、後はそうね・・・考え方も私に似てる方がいいわね、そこばかりは教育でどうにかなる問題でもないし、部下になる子も全然合わない私と一緒に居ても辛いだけでしょうしね」
ラルは自分自身が面倒臭い性格なのは一番理解していた、だがそんな自分と今後一生付き合っていく子を決めるのだ、ラルにとっても適当には決める事は出来ないのだ。
ラル「ソルテはなんですぐに決める事が出来たの?」
ソルテ「私はそもそも指定されてましたけど、ほぼそれでメンバーが確定してましたから、後はそのメンバーを揃えるために急いで動いただけです、皆さん無所属だったので、思いのほか楽でしたけど、もし他勢力の主力に居たり、誰かに忠誠でも誓って居ようものなら強制的に無理矢理でも倒して仲間にいれないといけなかったかもしれないわね、メルリア様みたいな感じかしらね・・・」
ソルテは最悪な状況の事を考えて眉間に指をあてる。
ラル「ソルテの直属部隊の右腕?側近は誰になるの?」
ソルテ「一応シーノね、あの子が聖鬼神の中でも最も地位が高いし、ポテンシャルだけ見れば私よりも上だしね、ああ見えて頭の回転も速いし、総合的に見て彼女しか居なかったわね、他の子は何処か偏っているから」
ラル「いいわね、世界的に見ても優秀な子で、私もソフィア様みたいに神王10人!ってやってみたいわよ、なら考える事も少なかったでしょうし」
ソルテ「最高位の天使族ってそんなに数少ないの?」
ラル「数は居るわよ、この帝国だけでも結構な数は居るわ、でもポテンシャルが低いわね、いやそもそも天使族って荒事をするような種族じゃないのよ、だからそもそもポテンシャルが高くなりにくい種族でもあるの、天使って名の通り【天(神)の使い】をしている一族、その一族の神様だから最高位でも本来の神よりもそんなに強くないの」
ラルはため息をつく
ラル「はぁ、一族を指定されなかったら私もまだ有望な子を知っていたから早い段階で勧誘できたのになぁ・・・」
ソルテ「ラルにも信頼出来る部下は居ますからね、本来はそんな子を側近に置きたいのに置けない、それは同情しますよ」
ソルテはラルの悩みを聞いて同情した、それはソルテ自身にも当てはまる内容だったからだ
ソルテだって普段の仕事で自身が信頼を置いている部下は居る、だがその部下を勧誘したくてもメリアが指定した内容に当てはまっていない、だから勧誘は出来ない、その意図を従属神に教えるわけにもいかない、そんな悩みが最初はあった。
ソルテ「あ、第八回の試験、またこの子が出て来てるわね」
ラル「ああ、その子ね・・・」
ラルは微妙な顔をしながら書類に貼られた写真を眺める
ソルテ「名前はララエル・シフィターニャ、最高位天使族の慈悲系統、青髪に赤い花眼、所属は・・・あれ?無所属?」
ラル「そうなの、私この子とは一切面識ないの、いや・・・第一回の試験から毎回出て来てるから一切ではないわね、でもおかしな子よ、髪の毛は少しボサボサだし、慈悲系統でありながら赤い花眼、中途半端な性能なのは間違いなし、パト君のおかげで覚醒したのはいいけど、まったくダメだったってことでしょ、無所属なのがいい証拠よ、どの部隊も取らなかった子、それを私の側近になんて置けないわよ」
帝国部隊には無所属というのが存在する、従属神100万名の内たった5万名だけ何処にも配属せずに普段の行動から自由を認められている従属神が居た、ララエルという天使族はその無所属従属神だったのだ
ソルテ「無能と決めつけるのはちょっと酷なのでは、実際もう今回の選考で応募してきたのはこの子だけですし、面接くらいはした方がいいのでは?」
ラル「・・・同じ事を何度もするだけよ、私だって一応面接は全員としてるわ、だけど、この子は精神論で喋ってくるから疲れるのよ、論理的じゃない、私がどんな事を聞いて脅しても、「やれます!頑張ります!努力します!」としか言わないの、頑張る、努力するのは当たり前でその成果がいつ得られるか、どのように貢献できるか、そこを具体的に聞きたいのだけどね」
ソルテ「大変そうね、でもラルにはそんな子が向いているかもしれないですよ?だって精神論で話すってことは彼女自身がそんなタイプってことでしょ?賢い子だとラル様の圧に負けてしまうけど、自分が努力すれば!っていう精神の考え方を持つ子を傍に置いておけばとりあえず仕事のやる気は見せてくれるのでは?」
ラルはソルテの考え方も一理あると考える、
ラル「もう一度面接してみるか、後は実技も含めて深い所も聞いてみてもいいかもね、どうせ彼女一人しかいないわけだし」
ラルはそう言いながら自身が定めだ日時まで過ごした。
・・・・・・
ラル「では入って来なさい」
ララエル「はい!し、失礼致します!!」
そう言うと勢いよく開けられた扉の中央には髪が少し飛んだ天使族、ララエルが立っていた。
ラル「そこに座りなさい、速く、私に時間を取らせないで」
ララエル「すみません!ラル様!!」
ララエルは即座にラルの前に置かれた椅子まで走る、そして座ろうとするが、目の前に居るラルは立ったままだった。
ラル「どうしたの?座りなさいと言ったのだけど?」
ララエル「いえ、ラル様が立っていらっしゃるのに私が座る事は出来ません、どうかラル様がこの椅子をご使用ください、私は床に座らせて頂きます」
ラル(ちゃんと礼儀を学んだようね)
ラルはララエルが持ち運んできた椅子に腰かける、そしてラルは床に座ろうとするララエルを制止し、能力で椅子を生成する
ラル「その椅子に座りなさい、床に直接座るなんて品のない事は辞めて、私まで品性を疑われてしまうわ」
ララエル「申し訳ございません、自身の事ばかり・・・」
ラル「それで本題なのだけど、正直、貴女の事は何度も面接をしているし、今更こうやって取り繕られても仕方ないの、それに貴女は常に精神論、私の話したい内容を理解していない、それはこの短期間でどうにかなる問題でもないと私は考えるのだけど、貴女はどう?」
ララエルは目に見えて困惑する、ラルの言ってる事が理解出来ていないのだ、精神論と言われてもララエルにとって考えられた回答であり、それを否定されてもララエルにはどう答えていいかわからなかった。
だが【短期間でどうやって問題解決をするのか?】ここだけはテンパったララエルの頭でも理解できたため、ララエルはこう答える。
ララエル「誠心誠意努力し、問題解決に努めます!」
ラル(やっぱり同じ回答、話にならないわね、やっぱり無理よ)
ラル「努力って簡単に言ってるけど具体的にはどんな努力をするのかしら?現時点で貴女は8回も私の試験を受けている、だけど8回もやって私の話の意図を一切理解出来ていない、全然努力の成果が出て来てないのだけど?」
ララエル「えっと・・・その・・・」
ララエルは明らかに目を泳がせていた、それは今目の前で不機嫌な顔で自身を見つめて来るラルにどう答えればいいか、それを考えていたからだ。
ララエル「何度失敗してもチャンスはある内はまだ成功の可能性がある・・・だから・・・」
ラル「そんな話してないのだけど?私の話を無視しないでくれる?そもそもチャンスがあると思ってるの?いい加減貴女には呆れているから次からは選考書類が届いた時点で拒否するつもりなのだけど?」
ラルはそう言いながらララエルの選考書類をララエルの目の前にかざす
ラル「貴女に二択をあげる、諦めて帰るか、ここで書類を破られて二度と試験資格を失うか」
ラルはそうララエルに詰め寄った、これはラルなりのやり方であり、ララエルという従属神がどこまでの度胸を持ち、自身の精神論をラルにぶつけてくるか、それを確かめるためのソルテと考えた作戦だった。
ララエル「書類を破られたら何度でも書きます、名前を変えてでも書きます、写真が駄目なら他人の顔写真を使ってでも応募します、ここで帰るだけはしたくないです!!」
ララエルはラルのプレッシャーに耐え切れず涙を流してしまうが、ラルに対して啖呵を切って来た。
ラル「へぇ、なら貴女はなんでここまでして私の直属部隊に入りたいのかしら?入ったら即護衛部隊の幹部になれるから?」
ララエル「・・・私はそんな野望なんてない、そもそも私は馬鹿だから部下なんて言われても面倒なんて見れない・・・だけどラル様の役に立てる!それだけで十分だから私は・・・直属部隊に入りたいです。」
ラル「私の役に立つ・・・なら一つテストしてあげる、そのテストで私が納得したら貴女のその言葉を許容してあげる、口でならなんとでも言える、ついてきなさい」
ラルはそう言いながら椅子を立ち、部屋を出ていく、ララエルも戸惑いながらもラルの後をついていった。
・・・・・・
ラルとララエルは大きな崖に立っていた。
ラル「この崖から飛び降りて、もちろんオーラも能力も特性も全て解除して生身で」
ラルは冷徹な目でララエルに崖から飛び降りろと命令する。
ラル「私の命令は絶対、どんな役にでも立ちたいならこれくらい楽勝よね?馬鹿なら自分の命の一つや二つ笑顔で賭けれるくらいじゃないと割に合わないわ」
この内容には流石のララエルも想定外だったため、顔面蒼白になる。
ララエル(ラル様は私に死ねと・・・言ってるのかな・・・)
生意気な事を言ったからラル様を怒らせた、悪意ある形で自害させてしまおうというラル様の考えなのかと考えが埋め尽くされ、絶望したララエルは足元から力が抜け、崩れ落ちる。
ラル「ほら、どうしたの?まさかそんな覚悟もなく、私の役に立ちたいと言ってたの?やっぱり口だけね」
ラルはララエルを煽る、だがそれが効いたのかララエルは再度立ち上がり、吹っ切れたように崖の前に立つ
ララエル「私の考えは本気!!だからここで死んでもかまわない!!!」
ララエルはそう言いながら崖から思い切り飛び降りた!!
ララエルの目に映るのは駆け抜けていく景色、そして近づいてくる地面、どうせ何度やってもダメならここで死んでしまっても同じことだろうとララエルも躍起になっていた。
だがギリギリでラルの能力【境界支配】で地面スレスレの所でララエルは止まった。
そして崖の下まで降りて来たラルがララエルに話かける
ラル「60点、私が煽らないと動けないなんて覚悟が足りないんじゃないかしら?」
ラルからすれば素直に崖から飛び降りた事に驚いていたが、そこで終わらせない
ララエル「ごめんなさい、馬鹿なのに後先考えました・・・」
ラル「そう、及第点として貴女の発言は許容してあげる、それで貴女はもし私の直属部隊に入ったらどんな仕事を率先してやるのかしら?入った場合護衛部隊の幹部、初めてなんて通用しないわ、すぐにでもリーダーシップを発揮して貰わないといけない、それが出来るの?」
ララエル「・・・努力します!それが私の役目なら!!」
ラル「・・・面接試験合格、次は実技試験とポテンシャル測定を行うわ、やる気だけで務まる程護衛部隊は甘くないの、さっき貴女が崖から飛び降りた、でも護衛部隊は国を守る部隊、何かあった時、肉壁になって死ぬ覚悟を常に持って居ないといけない部隊、全員とは言わないけど、護衛部隊に居る子はそうやっていつか私の指示で死ぬ覚悟がある、崖から飛び降りた事が凄いなんて思わない事ね、それが普通、私が死ねと命令すれば死なないといけない、それが国を守る部隊なの、わかった?」
ララエル「はい・・・わかりました」
ラルはそう言いながら次の試験会場に向かい、ララエルもラルについていく
2023年06月04日
No.112 独占と共有は相容れない(R18)
パトは珍しい光景を目の当たりにしていた。
メリア「だからご主人は姉様だけのものじゃないんですから独占しないでください!」
メルリア「いえ!旦那様は私だけで充分です!もし旦那様が私以外の女性を求めるのなら私がその欲を全て満たしてあげます!姿を変えてでも!肉体の構造を少し変化させてでもです!!」
メリア「ご主人はこれからもっと多くの従属と関係を持ってもらわないといけないんです!!」
メルリア「でも旦那様はそれを許容してません!だから私一人が性の対象として満たせてあげます!私の能力を使えば分身を作ったりして複数プレイだって、姿を変えて性格や声も変えて他人になりきる事だって!なんでしたらマニアックでアブノーマルなプレイだって許容出来ます!なんだったらSMで私を傷つけても問題ありません!分身を作ってしまえば私自身はノーダメージなので!!」
メリア「全知全能支配をご主人の性欲事情だけに使わないでください!お母様泣きますよ!!」
メルリア「意中の殿方を喜ばせる事も出来ない方が全知全能の意味がありません!」
パト(メリアが玉座に来てからずっとメルリアと言い合いしてる・・・価値観の違いなのかな・・・)
事の発端はメルリアがパトを独占している事から始まった。
・・・・・・
朝は身体の関係を持ってからというもの、そこからブレーキが存在しない新幹線の如くパトに対して淫らな起こし方をする。
同室で過ごしているエイリとフルールも最初こそは恥ずかしがりながらも見守っていたのだが、メルリアも専属侍女である以上、自分達がわざわざ見守る必要がないと理由をつけて、今は各自掃除やら朝食やらの準備を始めていた。
パトはというと起きたら、メルリアの上に入っているか、下に入っているか、もう既にどちらかなのは明らかなので、もはや起きたら無抵抗にメルリアに委ねていた方が早いのだ。
流石のパトも早朝起きてすぐ欲情など出来るわけもなく、こればかりは朝から体力を使う分違う方法を検討してもらおうとメルリアに相談はしているのだが、
メルリア「私の愛情表現です♪、それに朝からこうやって気持ちよく起きて頂きたいのと、私の臭いをこうやってつけておくことで他の従属の方が【私が本日最初じゃないんだ】と思い込ませることが出来ます♪」
パト(メルリアってメリアと姉妹なんだなってよくわかる、一度体の関係を持ってメルリアからの好意を受け止めてからメリアと同等レベルのヤバイ思考回路を披露してくれる・・・これってメルトリア一族にとってデフォルトなのか?)
パトは毎度行為が一方的に終わり、メルリアがそれらを手入れし、着替えの手伝いが終わると朝食に入り、朝食中にソルテと月花が部屋に入ってきて、業務が開始する。
・・・・・・
昼
座学を終えると実技の鍛錬が始まるため、更衣室で着替えと休憩時間があった。
パトはよくその休憩時間を利用して仮眠をとっていた。
だがそこにも問題があった。
付き人として常に専属侍女のメルリア・秘書のソルテ・補佐の月花が3人でパトと一緒に居た。
別に勘違いしてはいけないのだが、別に従属は主に性的奉仕をしなければならないとかそんなルールは一切存在しないし、見境なくどこででも行為をするような淫らな関係でも施設でもなんでもない。
パトだって健全な関係でありたいと望むし、卑猥な関係だけの関係は求めていない。
だが国柄の問題なのか、パトは常に異性が居る環境だからこそそこまで性欲は溜まらないのかもしれないが、女性は違うのだ。
エウレカ帝国は女性が99.9%の国、つまり女性にとって欲求不満に陥りやすい環境なのだ、それは専属神メンバーだって例外ではなく、ある程度性欲が溜まる事がある。
【この環境はメリアの思惑通りであり、女神従属側が常に欲求不満状態を作る事で主側から求められた時に拒む心理を出来る限り無くさせる、それどころか禁欲からの欲求の開放は脳内にとてつもない快楽として植え付けられる、そうなればその強い快楽に依存するため、一度関係を持った女神はその快楽を求めるがあまり、主に必要以上に媚び、褒美を貰おうとする、そういう環境を意図してメリアが作り上げていた】
そして女性が中心の国ともなると異性への目だと基本的に無くなり、性的な事に対する抵抗が弱くなっていたのだ。
月花「こう考えると女性が3人居て、その相手が1人の男性っていうのも不思議に感じなくなってきたわね」
ソルテ「神界ではよくある話ですからね、国の王が男性なら女神の婿や奴隷を多く引き連れているのは常識という感覚ですしね」
メルリア「そうですね、女神はその分殿方を一人しか選べない分、慎重に慎重を重ねていましたから、私も法国の王をしていた時は意中の殿方を作れなかった要因でもあります、殿方次第では国が滅びかねませんので」
ソルテ「跡取りの子の性能が国の繁栄に直結しますからね」
月花「成程、そういえばメルリア様やメリアちゃんの兄妹って10人なんでしょう?」
メルリア「はい、女神が統括の場合、殿方から貰った遺伝子を何度も重ね、強力な子を作ります、なので兄妹が多い傾向になります、逆に男性の神が統括の場合、多くの女神に遺伝子を与え、多くの女神から子を産ませ、その中から一番優秀な子を後継者にさせるというのが主流ですね、今の旦那様もやっていますからわかりますよね」
月花「へぇ、じゃあ私達の母国なら甲斐性なしの女ったらしでも、神界だと普通どころか、多くの女神を従えている分、英雄くらいの扱いに早変わりってわけなのね」
ソルテ「まあ、強ち間違いではないわね、女神が男性に身体を許すのは女神の神生を全て捧げるということですから、そんな女神が多いという事はそれだけその男性の神に魅力があり、強いという事、間違いなく一目を置かれる存在なのは間違いないですね」
月花「へぇ~~、パトも出世したものね、つい数年前までは異性とは無縁な人生だったのにね~~」
メルリア「ですが今は違います!旦那様の魅力がこうやって神界でも深く認知された以上、これから多くの女神がこの国に足を運び、忠誠を誓うことでしょうね、となれば私は今後増える敵に備えて独占しておかなければっと」
ソルテ「今休憩中なのだからパト様に卑猥な奉仕は辞めてくださいメルリア様!」
月花「そうね、流石に行為そのものは目の前で見たくないわね、それに独占なんてさせませんよ!」
女子トークで盛り上がっている中、パトは何も考えたくないあまり、無理矢理睡眠を取っていた。
・・・・・・
鍛錬終了後
パト「疲れた・・・」
メルリア「アナタ、失礼しますね♪」
メルリアはタオルでパトの汗を拭きとりながら、能力で飲み物を宙に浮かせ、パトの口元まで器用に運ぶ。
パト(飲み物を能力で浮遊させれるならわざわざタオルは自分で拭く必要ないと思うんだけどなぁ~)
そんな事を考えながらもメルリアの好きなようにタオルを拭かせながらシャワー室に向かった。
月花「お疲れ様、精度が高まって来たわね、今なら地球だと無双出来るんじゃない?」
パト「そう単純に行くかよ、無双するなら座学をもっとしないと駄目だな」
月花「頭だけ良くてもダメな物はダメ、私がちゃんと物語ってるでしょう?」
パト「そうだな、なんならソルテみたいに問答無用に全て破壊する方が一番強いのかもな」
ソルテ「問答無用に破壊し尽くす力を持って居ても専属神序列は7位、完璧じゃないですよ」
パト「その理屈で言えばメリアやソフィアが世界最強の理想形に近いってことか」
月花「そうね、個の力ならメリアちゃんは無敵なのかもね、パトは多分どんな覚醒をしてもメリアちゃんに勝てそうなイメージが沸かないし、帝園とかを利用した軍隊の力がメインになるんじゃないかしらね、今は」
パト「確かになぁ、俺がメリアみたいな戦い方とか観察力とか、知能があれば苦労しないんだけどなぁ」
メルリア「アナタ、談話している所申し訳ありませんが、早くシャワー室に行かないと風邪を引いてしまいます」
パト「1日休めるなら風邪もいいかな~」トボトボ
ソルテ「残念ですね!侍女部隊全員が医療系のスペシャリストですので、風邪を引こうものなら徹底的に病原菌を抹殺してあげますよ」ニコ
パト「嫌なもんだな・・・はいはい・・・」
パトはため息をつきながらシャワー室に入って行った。
メルリアも同じくシャワー室に入っていった。
ソルテ「月花ちゃん、何分後に出てくると思う?」
月花「まだ脱ぎだしてないですけど、脱いだら1時間・・・あ、メルリア様脱いだ、あ~~、背後からいかれた!!・・・1時間コースかしらね」
ソルテ「本当に下の世話全部請け負うのかしら・・・」
月花「まぁ、メルリア様が落ち着くまでは仕方ないですよ・・・あ、メルリア様が身体を使ってパトの身体を洗いだした、マニアックね~~脳内でパトが混乱してるじゃない」
ソルテ「以前は一緒にお風呂ってだけで顔を真っ赤にしてたのに、いまや自身の身体を使ってパトさんの身体を洗うほどのプレイを・・・メルトリア一族の積極性には頭が上がらないわ」
月花「そうですね、神界では私達地球人組は性欲が強いと言われてきましたけど、メリアちゃん達には敵わない自信がある・・・あ、とうとう股間への集中攻撃が始まった!」
ソルテ「実況しなくていいわよ・・・よく毎度思考を見れるわよね、私なら嫉妬しそうだけど・・・」
月花「別に目に見えてる訳じゃないですし、どうせヤッてるのは知ってますし、これらは案外許容してしまえば気にもなりませんよ、でももしパトが【月花の胸より大きい】【最近月花の体臭がキツイ】【月花って他の子よりも下手】とか考えたら心抉られるわね!」
ソルテ「それは嫉妬以前に凹むやつね、でもそれがないってことはパトさんはそんな事を考えてないってことなのね」
月花「そうね、というより行為中はなんというか【快楽一点集中!!】って感じかしら、そこにどれだけ相手の事を考えながらやってるかで相手への愛情がわかるわね!」
ソルテ「そうなのね、月花ちゃん、今どのあたり?」
月花「えっともう少しで手でフィニッシュね、それで終わったらいいけど、多分メルリア様、誘惑してくるから・・・終わらないんでしょうね・・・」
ソルテ「なんでそこまで積極的なのよ・・・」
・・・・・・
玉座
メリア「私が把握している時間よりも遅い気がするのですが、ソルテ?時間管理がおざなりになり過ぎているのでは?」
ソルテ「別件が入りましたので、そちらに融通したまでです」
メリア「その別件とは?」
月花「聞かなくてもわかるでしょう?行為が始まったのよ、メルリア様」
ソルテ「【主が従属と性行為をする際は無理のない程度にスケジュールを変更することを許可する】でしたよね?問題ありません」
メリア「またメルリア姉様ですか・・・ここ最近全部メルリア姉様じゃないですか!そもそもその法則は私が仕事をさぼれる免罪符として作ったものなのに!!」
ソルテ「私欲過ぎるでしょう、どうせ【主と従属の関係をよりよくするために時間の縛りに捕らわれない活動が大事で~~】みたいな理由で法を通したんでしょうね」
月花「策士策に溺れて他の子にその特権を奪われる、哀れな金髪・・・」
メリア「うう、ちょっと抗議してきます!私の命令ならきっと!」
メリアはそう言いながら玉座に居るパトの所に向っていった。
・・・・・・
冒頭に戻る
パト「メリアも何かしら制限したらいいんじゃない?」
メリア「いえ、それはダメです、文句はありますが、間違ってはいませんので、ご主人への性処理は侍女の仕事、嫌々なら文句はありますが、積極的なら文句所か私の立場的に褒めなければなりません、ですが!個人的立場で言えば心境複雑なのです!!というより独占はダメですよ!私だって仕事終わってご主人とイチャイチャするだけが生きがいなんですから!!」
メルリア「私は他の子の臭いが着いている主様を見るとすぐにお風呂に誘導しますね、そして臭いを消したと同時に私の臭いを付けます、先ほどのシャワー室でも同じですね、私を香水だと思って頂けたら」
パト「いや、無理あるだろ、色んなエロ作品を見て来たけど自分を香水とか言い出しちゃう人は見た事ないわ、というよりそんな事をリアルで言う人初めてだわ」
メリア「ほらーー!とりあえず今日はもうダメです!私が貰います!!」
メルリア「メリア、今は業務中なので下世話な話は辞めて頂けないかしら?」ツーン
メリア「聞く耳もてーーーーー!!」
パト「メリア、丁寧語が無くなってるぞ・・・」
メリアとメルリアの奮闘はその日一日続いたという・・・
メリア「だからご主人は姉様だけのものじゃないんですから独占しないでください!」
メルリア「いえ!旦那様は私だけで充分です!もし旦那様が私以外の女性を求めるのなら私がその欲を全て満たしてあげます!姿を変えてでも!肉体の構造を少し変化させてでもです!!」
メリア「ご主人はこれからもっと多くの従属と関係を持ってもらわないといけないんです!!」
メルリア「でも旦那様はそれを許容してません!だから私一人が性の対象として満たせてあげます!私の能力を使えば分身を作ったりして複数プレイだって、姿を変えて性格や声も変えて他人になりきる事だって!なんでしたらマニアックでアブノーマルなプレイだって許容出来ます!なんだったらSMで私を傷つけても問題ありません!分身を作ってしまえば私自身はノーダメージなので!!」
メリア「全知全能支配をご主人の性欲事情だけに使わないでください!お母様泣きますよ!!」
メルリア「意中の殿方を喜ばせる事も出来ない方が全知全能の意味がありません!」
パト(メリアが玉座に来てからずっとメルリアと言い合いしてる・・・価値観の違いなのかな・・・)
事の発端はメルリアがパトを独占している事から始まった。
・・・・・・
朝は身体の関係を持ってからというもの、そこからブレーキが存在しない新幹線の如くパトに対して淫らな起こし方をする。
同室で過ごしているエイリとフルールも最初こそは恥ずかしがりながらも見守っていたのだが、メルリアも専属侍女である以上、自分達がわざわざ見守る必要がないと理由をつけて、今は各自掃除やら朝食やらの準備を始めていた。
パトはというと起きたら、メルリアの上に入っているか、下に入っているか、もう既にどちらかなのは明らかなので、もはや起きたら無抵抗にメルリアに委ねていた方が早いのだ。
流石のパトも早朝起きてすぐ欲情など出来るわけもなく、こればかりは朝から体力を使う分違う方法を検討してもらおうとメルリアに相談はしているのだが、
メルリア「私の愛情表現です♪、それに朝からこうやって気持ちよく起きて頂きたいのと、私の臭いをこうやってつけておくことで他の従属の方が【私が本日最初じゃないんだ】と思い込ませることが出来ます♪」
パト(メルリアってメリアと姉妹なんだなってよくわかる、一度体の関係を持ってメルリアからの好意を受け止めてからメリアと同等レベルのヤバイ思考回路を披露してくれる・・・これってメルトリア一族にとってデフォルトなのか?)
パトは毎度行為が一方的に終わり、メルリアがそれらを手入れし、着替えの手伝いが終わると朝食に入り、朝食中にソルテと月花が部屋に入ってきて、業務が開始する。
・・・・・・
昼
座学を終えると実技の鍛錬が始まるため、更衣室で着替えと休憩時間があった。
パトはよくその休憩時間を利用して仮眠をとっていた。
だがそこにも問題があった。
付き人として常に専属侍女のメルリア・秘書のソルテ・補佐の月花が3人でパトと一緒に居た。
別に勘違いしてはいけないのだが、別に従属は主に性的奉仕をしなければならないとかそんなルールは一切存在しないし、見境なくどこででも行為をするような淫らな関係でも施設でもなんでもない。
パトだって健全な関係でありたいと望むし、卑猥な関係だけの関係は求めていない。
だが国柄の問題なのか、パトは常に異性が居る環境だからこそそこまで性欲は溜まらないのかもしれないが、女性は違うのだ。
エウレカ帝国は女性が99.9%の国、つまり女性にとって欲求不満に陥りやすい環境なのだ、それは専属神メンバーだって例外ではなく、ある程度性欲が溜まる事がある。
【この環境はメリアの思惑通りであり、女神従属側が常に欲求不満状態を作る事で主側から求められた時に拒む心理を出来る限り無くさせる、それどころか禁欲からの欲求の開放は脳内にとてつもない快楽として植え付けられる、そうなればその強い快楽に依存するため、一度関係を持った女神はその快楽を求めるがあまり、主に必要以上に媚び、褒美を貰おうとする、そういう環境を意図してメリアが作り上げていた】
そして女性が中心の国ともなると異性への目だと基本的に無くなり、性的な事に対する抵抗が弱くなっていたのだ。
月花「こう考えると女性が3人居て、その相手が1人の男性っていうのも不思議に感じなくなってきたわね」
ソルテ「神界ではよくある話ですからね、国の王が男性なら女神の婿や奴隷を多く引き連れているのは常識という感覚ですしね」
メルリア「そうですね、女神はその分殿方を一人しか選べない分、慎重に慎重を重ねていましたから、私も法国の王をしていた時は意中の殿方を作れなかった要因でもあります、殿方次第では国が滅びかねませんので」
ソルテ「跡取りの子の性能が国の繁栄に直結しますからね」
月花「成程、そういえばメルリア様やメリアちゃんの兄妹って10人なんでしょう?」
メルリア「はい、女神が統括の場合、殿方から貰った遺伝子を何度も重ね、強力な子を作ります、なので兄妹が多い傾向になります、逆に男性の神が統括の場合、多くの女神に遺伝子を与え、多くの女神から子を産ませ、その中から一番優秀な子を後継者にさせるというのが主流ですね、今の旦那様もやっていますからわかりますよね」
月花「へぇ、じゃあ私達の母国なら甲斐性なしの女ったらしでも、神界だと普通どころか、多くの女神を従えている分、英雄くらいの扱いに早変わりってわけなのね」
ソルテ「まあ、強ち間違いではないわね、女神が男性に身体を許すのは女神の神生を全て捧げるということですから、そんな女神が多いという事はそれだけその男性の神に魅力があり、強いという事、間違いなく一目を置かれる存在なのは間違いないですね」
月花「へぇ~~、パトも出世したものね、つい数年前までは異性とは無縁な人生だったのにね~~」
メルリア「ですが今は違います!旦那様の魅力がこうやって神界でも深く認知された以上、これから多くの女神がこの国に足を運び、忠誠を誓うことでしょうね、となれば私は今後増える敵に備えて独占しておかなければっと」
ソルテ「今休憩中なのだからパト様に卑猥な奉仕は辞めてくださいメルリア様!」
月花「そうね、流石に行為そのものは目の前で見たくないわね、それに独占なんてさせませんよ!」
女子トークで盛り上がっている中、パトは何も考えたくないあまり、無理矢理睡眠を取っていた。
・・・・・・
鍛錬終了後
パト「疲れた・・・」
メルリア「アナタ、失礼しますね♪」
メルリアはタオルでパトの汗を拭きとりながら、能力で飲み物を宙に浮かせ、パトの口元まで器用に運ぶ。
パト(飲み物を能力で浮遊させれるならわざわざタオルは自分で拭く必要ないと思うんだけどなぁ~)
そんな事を考えながらもメルリアの好きなようにタオルを拭かせながらシャワー室に向かった。
月花「お疲れ様、精度が高まって来たわね、今なら地球だと無双出来るんじゃない?」
パト「そう単純に行くかよ、無双するなら座学をもっとしないと駄目だな」
月花「頭だけ良くてもダメな物はダメ、私がちゃんと物語ってるでしょう?」
パト「そうだな、なんならソルテみたいに問答無用に全て破壊する方が一番強いのかもな」
ソルテ「問答無用に破壊し尽くす力を持って居ても専属神序列は7位、完璧じゃないですよ」
パト「その理屈で言えばメリアやソフィアが世界最強の理想形に近いってことか」
月花「そうね、個の力ならメリアちゃんは無敵なのかもね、パトは多分どんな覚醒をしてもメリアちゃんに勝てそうなイメージが沸かないし、帝園とかを利用した軍隊の力がメインになるんじゃないかしらね、今は」
パト「確かになぁ、俺がメリアみたいな戦い方とか観察力とか、知能があれば苦労しないんだけどなぁ」
メルリア「アナタ、談話している所申し訳ありませんが、早くシャワー室に行かないと風邪を引いてしまいます」
パト「1日休めるなら風邪もいいかな~」トボトボ
ソルテ「残念ですね!侍女部隊全員が医療系のスペシャリストですので、風邪を引こうものなら徹底的に病原菌を抹殺してあげますよ」ニコ
パト「嫌なもんだな・・・はいはい・・・」
パトはため息をつきながらシャワー室に入って行った。
メルリアも同じくシャワー室に入っていった。
ソルテ「月花ちゃん、何分後に出てくると思う?」
月花「まだ脱ぎだしてないですけど、脱いだら1時間・・・あ、メルリア様脱いだ、あ~~、背後からいかれた!!・・・1時間コースかしらね」
ソルテ「本当に下の世話全部請け負うのかしら・・・」
月花「まぁ、メルリア様が落ち着くまでは仕方ないですよ・・・あ、メルリア様が身体を使ってパトの身体を洗いだした、マニアックね~~脳内でパトが混乱してるじゃない」
ソルテ「以前は一緒にお風呂ってだけで顔を真っ赤にしてたのに、いまや自身の身体を使ってパトさんの身体を洗うほどのプレイを・・・メルトリア一族の積極性には頭が上がらないわ」
月花「そうですね、神界では私達地球人組は性欲が強いと言われてきましたけど、メリアちゃん達には敵わない自信がある・・・あ、とうとう股間への集中攻撃が始まった!」
ソルテ「実況しなくていいわよ・・・よく毎度思考を見れるわよね、私なら嫉妬しそうだけど・・・」
月花「別に目に見えてる訳じゃないですし、どうせヤッてるのは知ってますし、これらは案外許容してしまえば気にもなりませんよ、でももしパトが【月花の胸より大きい】【最近月花の体臭がキツイ】【月花って他の子よりも下手】とか考えたら心抉られるわね!」
ソルテ「それは嫉妬以前に凹むやつね、でもそれがないってことはパトさんはそんな事を考えてないってことなのね」
月花「そうね、というより行為中はなんというか【快楽一点集中!!】って感じかしら、そこにどれだけ相手の事を考えながらやってるかで相手への愛情がわかるわね!」
ソルテ「そうなのね、月花ちゃん、今どのあたり?」
月花「えっともう少しで手でフィニッシュね、それで終わったらいいけど、多分メルリア様、誘惑してくるから・・・終わらないんでしょうね・・・」
ソルテ「なんでそこまで積極的なのよ・・・」
・・・・・・
玉座
メリア「私が把握している時間よりも遅い気がするのですが、ソルテ?時間管理がおざなりになり過ぎているのでは?」
ソルテ「別件が入りましたので、そちらに融通したまでです」
メリア「その別件とは?」
月花「聞かなくてもわかるでしょう?行為が始まったのよ、メルリア様」
ソルテ「【主が従属と性行為をする際は無理のない程度にスケジュールを変更することを許可する】でしたよね?問題ありません」
メリア「またメルリア姉様ですか・・・ここ最近全部メルリア姉様じゃないですか!そもそもその法則は私が仕事をさぼれる免罪符として作ったものなのに!!」
ソルテ「私欲過ぎるでしょう、どうせ【主と従属の関係をよりよくするために時間の縛りに捕らわれない活動が大事で~~】みたいな理由で法を通したんでしょうね」
月花「策士策に溺れて他の子にその特権を奪われる、哀れな金髪・・・」
メリア「うう、ちょっと抗議してきます!私の命令ならきっと!」
メリアはそう言いながら玉座に居るパトの所に向っていった。
・・・・・・
冒頭に戻る
パト「メリアも何かしら制限したらいいんじゃない?」
メリア「いえ、それはダメです、文句はありますが、間違ってはいませんので、ご主人への性処理は侍女の仕事、嫌々なら文句はありますが、積極的なら文句所か私の立場的に褒めなければなりません、ですが!個人的立場で言えば心境複雑なのです!!というより独占はダメですよ!私だって仕事終わってご主人とイチャイチャするだけが生きがいなんですから!!」
メルリア「私は他の子の臭いが着いている主様を見るとすぐにお風呂に誘導しますね、そして臭いを消したと同時に私の臭いを付けます、先ほどのシャワー室でも同じですね、私を香水だと思って頂けたら」
パト「いや、無理あるだろ、色んなエロ作品を見て来たけど自分を香水とか言い出しちゃう人は見た事ないわ、というよりそんな事をリアルで言う人初めてだわ」
メリア「ほらーー!とりあえず今日はもうダメです!私が貰います!!」
メルリア「メリア、今は業務中なので下世話な話は辞めて頂けないかしら?」ツーン
メリア「聞く耳もてーーーーー!!」
パト「メリア、丁寧語が無くなってるぞ・・・」
メリアとメルリアの奮闘はその日一日続いたという・・・
2023年05月28日
No.111 法螺の究極系 ユラ
ユラは鬼族ということになっている。
だがそれが真実かと言われるとわからない、それはユラは法螺吹き、つまり嘘つきだからだ。
【十三天の心】と集まる時用の身体があるが、それが真実かと言われるとそうではない。
ユラには本物の肉体以外に何十体もの肉体を持っている、
現実世界では男の肉体に擬態することも可能であり、帝園内では各園用の肉体がある、そうすることでどこの園でも生きる事が出来、自分自身の身元を隠す事に成功している。
ユラ「さて、今日は第三の園・・・獣族の肉体を・・・」
ユラはそう呟きながら獣族に擬態する。
ユラは第二の園【十三天の心】のメンバーに選ばれた時は【鬼族】として参加していた。
ユラは法螺の究極系として選ばれたわけだが、実際なんで自身の姿を隠し通しているのかというと
自分の姿が本来の年齢以上に幼いからである。
その見た目にコンプレックスを感じているからこそユラは姿を隠し、嘘をつき、嘘に嘘を重ね、色々な設定を作り、身元がバレないように多くの姿で行動し、その姿ごとに役職や地位を獲得してきた。
それらの結果が積み重なり、才能が開花し、法螺の究極系として選ばれてしまったのだ。
・・・・・・
ユラ(獣)「がう~~、ふわぁ~~~」
ユラは今第三の園で他の獣族と共に日向ぼっこをしていた。
ユラが変身した獣は猫のような姿だった。
第三の園の猫は自由奔放であり、余程の事が無い限り働くという事をしない一族なのだ、ユラからすれば一番都合が良いため、猫に化けて一日を過ごしていた。
第三の園には獣に化けたユラの家があった。
もちろん第三の園だけではなく、各園に自分の家がある。
ユラ(獣)(さて、次は第四の園で天使らしいことをしないと・・・)
ユラはそうすると急いで第四の園にワープし、第四の園にある家で天使に化ける。
ユラ(天使)「今日の業務は・・・お花の水やりとお花の蜜を採取ですね」
ユラは一番無難な【王国の天使】という一般的な天使に化けて業務に興じていた。
・・・・・・
天使族の業務が人段落終えるとすぐに第七の園へ向かう準備をした。
ユラ(天使)(まだ時間に余裕がある、間に合わないならコピーを作って持っていくしかないけど、これくらいなら私だけでいけそうだ・・・)
ユラの本来の出身地は【第九の園】【擬態族】だった。
【擬態族】とは別の言い方をすればドッペルゲンガーという魔物だ。
誰かに変装してすり替わり、そこから変装した相手の物を盗んだり、陥れたりする生物である。
基本的に相手を騙すのが常識な一族なため、ユラも他人を騙す事に関しては非常に慣れていた。
【擬態族】は生態が基本他人を騙す事にあることから他の種族から忌み嫌われている種族であり、
魔族の中でもずる賢い、陰湿というレッテルを生まれた時から貼られる事もあった。
ユラは生まれてから自身が【擬態族】であることに恐怖があり、自分の本来の姿は誰にもバレたくないという強い思いがあった。
ユラからすれば目立つ行為は生きていく中で一番避けたかった行為なのだ。
なのに第二の園【十三天の心】に選ばれ、【錫の偽帝】という二つ名が与えられた。
個の上なく目立つ称号と所属を手にしてしまったユラにとって、今は生きていくのが精一杯の状態だった。
ユラ(天使)(最初は選ばれたんだからもういっその事擬態を減らして鬼族の擬態を本来の姿として過ごしてもいいかなって考えたけど、他の園を蔑ろにしたら何処かで偽りが解けてしまうかもしれない)
嘘は繊細なのだ、テトリスのように次々と嘘が降り注ぐ中、それらを上手くはめて消化していく、嘘を出来る限り真実に近い答えへと近づける、ユラは自分の今までついてきた嘘の繊細なパズルが崩れないか、それを見張るという意味で今だに以前の生活を辞められないでいた。
ユラ(嘘は自分を縛る楔だ、ついた嘘の数だけ私は縛られ、制限され、自由がなくなり、気付けば嘘に怯える毎日を過ごす事になっている・・・)
ユラは自分の生き方に不満を持ちながらも、姿を見せたくない、嘘がバレたくない、種族を知られたくない、そんな根本的な本音を隠したいという衝動に耐え切れず、嫌々ながらも納得しながら次の目的地に向かった。
・・・・・・
数時間後
ユラ(鬼族)「さて、研究を始めるとするか」
ユラは各園の役割を終え、第十一の園にある家と【十三天の心】用の鬼族の姿をして、研究の準備を始めていた。
ユラ(鬼族)(鬼族である私はどの園よりも地位が高い、だからこそ第二の園にはこの姿で向かった。ミール様は何も言ってなかったし、恐らく問題なかったのだろう、さて、次の嘘のために研究の成果を出さないといけない)
ユラはそう考えながら休まず、他の園に行っていた分の時間を取り戻すべく、早急に研究に入った。
鬼族のユラの段位は13段位の内の上から4番目【鬼王(きおう)】に居た。
ユラは嘘のために鬼族の世界で生き抜くために戦いを続けた時期があった、その結果今の地位に居るのだが、基本的に嘘のために結果を出して来たユラは各園の違う文化に適応し、求められる物が違う中、それらの結果を残すために努力をし続け、そして生計を立てて来た。
ユラ(鬼族)(でも第二の園は他の園に比べてノルマがないから良かった、別の姿を容易しないていいし、新しい設定を作らなくてもいい、このまま鬼族のユラとして生きていけば誰も私の嘘に違和感すらも持たないはず)
そしてユラは数時間研究を続け、液体変化の待機時間が出たため仮眠をすることにした。
ユラ(そうだ、一度第二の園に顔を出しておこうか、最初の方はある程度頻繁に言っておかないと変な勘ぐりが入ってしまいかねないからね・・・そこから研究キャラを周りに伝えていけば必然と第二の園に足を運ぶ回数を減らす事が出来る、そうすれば少しは負担は減る・・・)
ユラは足元がふらつきながらも白衣を着たまま第二の園に転移する。
・・・・・・
ユラ(【叡天の羅針盤】帝園の歴史や文化がリアルタイムで記述される自動書記本で埋め尽くされた異次元空間、故に物理的限界が存在しない、見た目以上に異常な建物だね・・・ここは)
ユラは再度建物を観察しながら自室に移動していた、すると運悪くネルと遭遇してしまった。
ネル「おお、ユラか、第二の園には慣れたか?」
ユラ(ネル様、この人は絶対に敵に回してはいけない、少しでも機嫌を損ねたら私の努力が駄目になる)
ユラはネルに警戒しながらもそんな事を表情や態度には一切出さずにネルと世間話をする。
ネル「そうかそうか、それで法螺の究極系なんだろう?さっきの会話は何処までが嘘なんだ?興味範囲だから教えて欲しいものだな」
ユラ「いえいえ、法螺と言えど常に嘘発している訳ではありません、常に嘘をついていては逆に分かり易いというもの、真実の中に数量の嘘を混ぜる事に意味があるのですよ」
ネル「成程、嘘の美学というものか、だがそんな一般人や私ですら思いつきそうな事を堂々としゃべって納得させたいのはわかったが、究極系に選ばれたならもっとセンスを見せて欲しい物だな、ユラ?」
ネルはユラに近づき、顎を手で支え、ユラの顔に向かってネルの顔を近づける。
ユラ(顔を逸らせない!?凄い力?!いや、ここで目を逸らせば何かしらの勘ぐりを入れられてしまう!そんな繊細な駆け引きから嘘は綻びが生まれて壊れる!絶対に負けちゃダメ!!)
ユラはネルの手で抑えられた顔を抵抗もせずにネルの目をまっすぐと見つめる、敢えて余裕を見せるために
ネル「目は逸らさないか、条件反射でここまでされたら最低でも目が少しは泳ぐものなんだがな、動揺すらも表には出さないか、そこは大したものだと誉めてやろう」
ネルはそう言うとユラの顔を放し、距離を取り、その場を去ろうとする。
ネル「また会おう、次はもっと精度の高い嘘を私に見せてくれ、私は今一番【十三天の心】の中でお前に興味がある、嘘という誰もが行うスキルの頂点に位置するお前の嘘の御業、ぜひとも私にもご教授願いたいからな」
ネルはふと笑いながらその場を去って行った。
ユラ(最悪だ、一番目をつけられたくない人に目をつけられた、今日ここに来るべきじゃなかった!!)
ユラは先ほどまでの緊張感が解け、疲労も相まって、足元が酷くふらついたが、自室まではその素振りを一切見せなかった。
・・・・・・
ユラは眠っていた。
ユラ(ああ、結局あのまま部屋に入ってから寝てしまったか・・・でもこの部屋なら他人は入ってこない、一番安堵出来る場所なのかもしれないな・・・)
ユラはそう考えると本来の姿に戻り、シャワーを浴びる。
ユラ(うう・・・やっぱり本来の身体だと背も小さいし、胸もない、体格もないし・・・こんなの子供と間違われるよ・・・はぁ、嫌だな・・・この身体・・・)
ユラは自分のコンプレックスにため息をつきながらも久方ぶりのラフな時間を満喫しながら自室で過ごしていた。
ユラ(嘘は疲れるなぁ・・・)
だがそれが真実かと言われるとわからない、それはユラは法螺吹き、つまり嘘つきだからだ。
【十三天の心】と集まる時用の身体があるが、それが真実かと言われるとそうではない。
ユラには本物の肉体以外に何十体もの肉体を持っている、
現実世界では男の肉体に擬態することも可能であり、帝園内では各園用の肉体がある、そうすることでどこの園でも生きる事が出来、自分自身の身元を隠す事に成功している。
ユラ「さて、今日は第三の園・・・獣族の肉体を・・・」
ユラはそう呟きながら獣族に擬態する。
ユラは第二の園【十三天の心】のメンバーに選ばれた時は【鬼族】として参加していた。
ユラは法螺の究極系として選ばれたわけだが、実際なんで自身の姿を隠し通しているのかというと
自分の姿が本来の年齢以上に幼いからである。
その見た目にコンプレックスを感じているからこそユラは姿を隠し、嘘をつき、嘘に嘘を重ね、色々な設定を作り、身元がバレないように多くの姿で行動し、その姿ごとに役職や地位を獲得してきた。
それらの結果が積み重なり、才能が開花し、法螺の究極系として選ばれてしまったのだ。
・・・・・・
ユラ(獣)「がう~~、ふわぁ~~~」
ユラは今第三の園で他の獣族と共に日向ぼっこをしていた。
ユラが変身した獣は猫のような姿だった。
第三の園の猫は自由奔放であり、余程の事が無い限り働くという事をしない一族なのだ、ユラからすれば一番都合が良いため、猫に化けて一日を過ごしていた。
第三の園には獣に化けたユラの家があった。
もちろん第三の園だけではなく、各園に自分の家がある。
ユラ(獣)(さて、次は第四の園で天使らしいことをしないと・・・)
ユラはそうすると急いで第四の園にワープし、第四の園にある家で天使に化ける。
ユラ(天使)「今日の業務は・・・お花の水やりとお花の蜜を採取ですね」
ユラは一番無難な【王国の天使】という一般的な天使に化けて業務に興じていた。
・・・・・・
天使族の業務が人段落終えるとすぐに第七の園へ向かう準備をした。
ユラ(天使)(まだ時間に余裕がある、間に合わないならコピーを作って持っていくしかないけど、これくらいなら私だけでいけそうだ・・・)
ユラの本来の出身地は【第九の園】【擬態族】だった。
【擬態族】とは別の言い方をすればドッペルゲンガーという魔物だ。
誰かに変装してすり替わり、そこから変装した相手の物を盗んだり、陥れたりする生物である。
基本的に相手を騙すのが常識な一族なため、ユラも他人を騙す事に関しては非常に慣れていた。
【擬態族】は生態が基本他人を騙す事にあることから他の種族から忌み嫌われている種族であり、
魔族の中でもずる賢い、陰湿というレッテルを生まれた時から貼られる事もあった。
ユラは生まれてから自身が【擬態族】であることに恐怖があり、自分の本来の姿は誰にもバレたくないという強い思いがあった。
ユラからすれば目立つ行為は生きていく中で一番避けたかった行為なのだ。
なのに第二の園【十三天の心】に選ばれ、【錫の偽帝】という二つ名が与えられた。
個の上なく目立つ称号と所属を手にしてしまったユラにとって、今は生きていくのが精一杯の状態だった。
ユラ(天使)(最初は選ばれたんだからもういっその事擬態を減らして鬼族の擬態を本来の姿として過ごしてもいいかなって考えたけど、他の園を蔑ろにしたら何処かで偽りが解けてしまうかもしれない)
嘘は繊細なのだ、テトリスのように次々と嘘が降り注ぐ中、それらを上手くはめて消化していく、嘘を出来る限り真実に近い答えへと近づける、ユラは自分の今までついてきた嘘の繊細なパズルが崩れないか、それを見張るという意味で今だに以前の生活を辞められないでいた。
ユラ(嘘は自分を縛る楔だ、ついた嘘の数だけ私は縛られ、制限され、自由がなくなり、気付けば嘘に怯える毎日を過ごす事になっている・・・)
ユラは自分の生き方に不満を持ちながらも、姿を見せたくない、嘘がバレたくない、種族を知られたくない、そんな根本的な本音を隠したいという衝動に耐え切れず、嫌々ながらも納得しながら次の目的地に向かった。
・・・・・・
数時間後
ユラ(鬼族)「さて、研究を始めるとするか」
ユラは各園の役割を終え、第十一の園にある家と【十三天の心】用の鬼族の姿をして、研究の準備を始めていた。
ユラ(鬼族)(鬼族である私はどの園よりも地位が高い、だからこそ第二の園にはこの姿で向かった。ミール様は何も言ってなかったし、恐らく問題なかったのだろう、さて、次の嘘のために研究の成果を出さないといけない)
ユラはそう考えながら休まず、他の園に行っていた分の時間を取り戻すべく、早急に研究に入った。
鬼族のユラの段位は13段位の内の上から4番目【鬼王(きおう)】に居た。
ユラは嘘のために鬼族の世界で生き抜くために戦いを続けた時期があった、その結果今の地位に居るのだが、基本的に嘘のために結果を出して来たユラは各園の違う文化に適応し、求められる物が違う中、それらの結果を残すために努力をし続け、そして生計を立てて来た。
ユラ(鬼族)(でも第二の園は他の園に比べてノルマがないから良かった、別の姿を容易しないていいし、新しい設定を作らなくてもいい、このまま鬼族のユラとして生きていけば誰も私の嘘に違和感すらも持たないはず)
そしてユラは数時間研究を続け、液体変化の待機時間が出たため仮眠をすることにした。
ユラ(そうだ、一度第二の園に顔を出しておこうか、最初の方はある程度頻繁に言っておかないと変な勘ぐりが入ってしまいかねないからね・・・そこから研究キャラを周りに伝えていけば必然と第二の園に足を運ぶ回数を減らす事が出来る、そうすれば少しは負担は減る・・・)
ユラは足元がふらつきながらも白衣を着たまま第二の園に転移する。
・・・・・・
ユラ(【叡天の羅針盤】帝園の歴史や文化がリアルタイムで記述される自動書記本で埋め尽くされた異次元空間、故に物理的限界が存在しない、見た目以上に異常な建物だね・・・ここは)
ユラは再度建物を観察しながら自室に移動していた、すると運悪くネルと遭遇してしまった。
ネル「おお、ユラか、第二の園には慣れたか?」
ユラ(ネル様、この人は絶対に敵に回してはいけない、少しでも機嫌を損ねたら私の努力が駄目になる)
ユラはネルに警戒しながらもそんな事を表情や態度には一切出さずにネルと世間話をする。
ネル「そうかそうか、それで法螺の究極系なんだろう?さっきの会話は何処までが嘘なんだ?興味範囲だから教えて欲しいものだな」
ユラ「いえいえ、法螺と言えど常に嘘発している訳ではありません、常に嘘をついていては逆に分かり易いというもの、真実の中に数量の嘘を混ぜる事に意味があるのですよ」
ネル「成程、嘘の美学というものか、だがそんな一般人や私ですら思いつきそうな事を堂々としゃべって納得させたいのはわかったが、究極系に選ばれたならもっとセンスを見せて欲しい物だな、ユラ?」
ネルはユラに近づき、顎を手で支え、ユラの顔に向かってネルの顔を近づける。
ユラ(顔を逸らせない!?凄い力?!いや、ここで目を逸らせば何かしらの勘ぐりを入れられてしまう!そんな繊細な駆け引きから嘘は綻びが生まれて壊れる!絶対に負けちゃダメ!!)
ユラはネルの手で抑えられた顔を抵抗もせずにネルの目をまっすぐと見つめる、敢えて余裕を見せるために
ネル「目は逸らさないか、条件反射でここまでされたら最低でも目が少しは泳ぐものなんだがな、動揺すらも表には出さないか、そこは大したものだと誉めてやろう」
ネルはそう言うとユラの顔を放し、距離を取り、その場を去ろうとする。
ネル「また会おう、次はもっと精度の高い嘘を私に見せてくれ、私は今一番【十三天の心】の中でお前に興味がある、嘘という誰もが行うスキルの頂点に位置するお前の嘘の御業、ぜひとも私にもご教授願いたいからな」
ネルはふと笑いながらその場を去って行った。
ユラ(最悪だ、一番目をつけられたくない人に目をつけられた、今日ここに来るべきじゃなかった!!)
ユラは先ほどまでの緊張感が解け、疲労も相まって、足元が酷くふらついたが、自室まではその素振りを一切見せなかった。
・・・・・・
ユラは眠っていた。
ユラ(ああ、結局あのまま部屋に入ってから寝てしまったか・・・でもこの部屋なら他人は入ってこない、一番安堵出来る場所なのかもしれないな・・・)
ユラはそう考えると本来の姿に戻り、シャワーを浴びる。
ユラ(うう・・・やっぱり本来の身体だと背も小さいし、胸もない、体格もないし・・・こんなの子供と間違われるよ・・・はぁ、嫌だな・・・この身体・・・)
ユラは自分のコンプレックスにため息をつきながらも久方ぶりのラフな時間を満喫しながら自室で過ごしていた。
ユラ(嘘は疲れるなぁ・・・)
2023年05月17日
No.110 雪花の直属部隊苦難(微R18)
雪花「なにしてんの?」
雪花が自分の直属部隊の部屋に入るとそこには腰をクネクネと動かしているメンバーの姿があった。
雪花「もう一度言うわ、なにしてんの?」
奏星「え、腰振りダンスですよ!凄く健康に良いんですよ!流行らせます!」ドヤ
奏星は左右に腰を振りながらドヤ顔していた、正直雪花から見たら滑稽そのものだった。
雪花「それでトールやルーちゃんまでやってるのは?」
トール「これするともっと威力上がるって奏星に言われたから」
ルーリエ「これするともっと応援ダンスが上手くなるって聞いたんだよ!雪花様!」
雪花「いや、いいわ・・・」
雪花は苦笑いしながら奏星の嘘にまんまと引っかかってる二人を見ながら携帯を弄っていた。
奏星「次は前後に腰を動かしましょう!こんなふうに!!」
奏星はそう言うと艶めかしい動きで前後に腰を振る、それを見た雪花は流石に見て居られなかったため奏星の頭を叩く
雪花「辞めなさい!まったくトールとルーちゃんになにやらせてんの!」バシン!
奏星「でも雪花ちゃん、二人共中々筋がいいよ!流石女の子!スジだけに!!」
雪花「ド下ネタ突っ込んでくんな!!」バシン!!
雪花は再度奏星を叩く、そして二人を見てみると奏星のような艶めかしい動きではなく、エクササイズ的な健全な動きに見えた。
雪花「動く人によってここまで印象変わるのね、なんか奏星さんって凄く淫乱なんだなって自覚したわ」
奏星「んはぁ///」
雪花「言葉攻めしてないわよ!勝手に感じんな!!」バシン!
雪花はまた奏星の頭を叩く
何度も叩いているが雪花も奏星が痛くならないように加減はしている。
ルーリエ「雪花様もやってみようよ!凄く良い運動になるよ!私凄く応援します!!」
雪花「え、私はいいわよ、あんまりそういうの得意じゃないし・・・」
奏星「得意なのは旦那様の上だけってベフ?!」
雪花「変な印象をつけようとするダメな口はパンツでも加えてなさい!」
雪花は近場何故かあった奏星の着替え用パンツをそのまま奏星の口の中に突っ込んだ。
トール「僕も気になるな!でも中々どうして腰に来るよ!これを継続してやれば体感が良くなりそうだ!」
雪花「ええ、体幹を鍛えるのは私も本望・・・ううやってみるか」
雪花は訓練の一環だと思い、渋々左右に腰振りをしてみた
トール「もっと滑らかに動かせないの?なんかカクカクしてるんだけど?」
雪花「だから苦手なの!!」
ルーリエ「雪花様!凄くいいよ!その調子!その調子!ファイト!ファイト!」
雪花「なんで3人揃って見てんのよ!というか奏星さん!いい加減口からパンツ取りなさいよ!まんざらでもなさそうな顔しないで!!」
奏星「いえ・・・これ使用済みなので・・・」
雪花「え、なんかごめん・・・」
雪花は衝撃の事実に腰振りダンスを止め、謝った。
・・・・・・
ルーリエ「フレ!フレ!雪花様!フレ!フレ!雪花様!」
先ほどの出来事が終わり、各自自分のやりたい事をやっていた、
雪花はその中でルーリエの応援に目が行った。
雪花「ルーリエって応援するときしっかり足が上がってるわよね、見てて羨ましいくらいわ」
ルーリエ「え!本当ですか!雪花様に褒められました!雪花様も応援ダンスに興味があるのですか!」
雪花「?いや、そこまで足が上がるなら中々良い蹴りが出来そうだなって、ほら高身長相手でも顎に威力を殺さずにいい蹴りを入れれそうでしょ?」
ルーリエ「乱暴だよ~、私そんなことに使わないもん」
雪花「ごめんごめん、そう気になっただけなの!でもルーリエちゃんって動きのキレが凄くいいから戦闘でもきっと無駄のない動きが出来そうだなって思うのよね」
雪花はそうルーリエに話し、そして話し終えた後もルーリエは応援ダンスの練習をしていた。
雪花(帝国特注の【元祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)】専用制服、スカートが短いから私はショートスパッツを履いているけど、ルーリエちゃんって直パンツなのね、凄い度胸・・・)
雪花達の専用制服はなんとてスカートが短い、それは美脚を見せる事で美しさを見せながらもスマートに敵を殲滅するという目的があった、もちろんその制服で戦うため、動いたらスカートの中身など当たり前のように見える、謎の力で見えない等ありえないのだ。
雪花(トールも足組んで寝てるけどパンツ丸見え、奏星さんは・・・ノーパンだと?!あの痴女!!室内だからって!!痴女軍団だと思われるでしょ!!一回ノーパンであることにトラウマでも与えてやろうか!?)
雪花は奏星のスカートから見えるお尻を見てイライラしていた。
雪花「あのさ・・・貴女達・・・流石にスカートの下にパンツだけじゃなくてその上にも何か履きましょうよ・・・まず奏星さんはパンツ履いて!もし私目線でお尻付き出して来たら剣で刺すから」
奏星「ぶっといのならいつでもウェルカムです!!」
雪花「鋭利な刃物よ!剣って言ったでしょうが!」
トール「ええ、別にいいじゃん?別に見られて困る物じゃないし」
ルーリエ「私のは見せる用のパンツです!応援ダンスをするためには必須ですから!」
雪花「あ~いやね、帝国内ではいいわ、でも帝国外だと知らない異性から見られる可能性もあるのよ?大丈夫なの?」
トール「別に、異性の裸とか興味ないし、見たいなら見たら?って感じ?だって大多数居る体の仕組みと同じなのにいちいち興奮してるってなんか変じゃん?」
雪花「確かに!男性は女性の裸を見ると興奮する!でもそれって私達からすれば大多数居て、そんな珍しいものじゃないのになんであんなにご執心になるのかな!?気になりだしたら止まらない!!」
奏星「それが人、男は無差別に女を食い散らかしたい、女はその欲求のまま弄ばれたいの」
雪花「はいはい、大多数みたいな言い方しない」
奏星「冷たい!」
雪花「とりあえず私は凄く気になるし、周囲から変態集団みたいに思われたくないから出来る限りスパッツ履いて頂戴、出来ればパンツが見えないのがベストね」
奏星「雪花ちゃん!直でスパッツ履いたら強烈な筋マンが!!」
雪花「パンツ履けって言ってんでしょ!というか直でスパッツ履くな!というかわざと食い込ませるように持ち上げるな!!」ズル!!
雪花はそう言いながら奏星のスパッツを降ろした
奏星「雪花ちゃんの変態///」
雪花「【零・無限の原始剣(ゼロ・インフィニート・エスパーダ)】」
奏星「ごめん!冗談!それは洒落にならない?!」焦り
奏星は小声で文句を言った
奏星「そもそもノーパンなのは雪花ちゃんが私のパンツを私の口の中に入れたからでしょ・・・だから乾くまでノーパンで居るだけなのに・・・」
雪花「さっきまでの腰振りダンスは?」
奏星「え、あれは旦那様の上で動くための訓練なのでもちろん!ノーパンです!むしろそれが私の勝負服!パンツをピッタリ履いてどうやって営むというんですか!!」バシン!!
奏星は再度叩かれた
雪花「やっぱり卑猥じゃない!!辞めさせて正解だったわ!!」
トール「とりあえずスパッツ部隊経費で買っといて、すぐ壊れそうだし」
ルーリエ「ドワープパンツにしようかな・・・でもそれだと足を綺麗に見せられない・・・ギリギリまで見せないといけないのに・・・」
雪花と奏星は二人で騒々しく話、トールは再度寝るために寝椅子に座り、ルーリエは応援向きなパンツがないか探していた。
雪花の苦労は絶えない。
雪花が自分の直属部隊の部屋に入るとそこには腰をクネクネと動かしているメンバーの姿があった。
雪花「もう一度言うわ、なにしてんの?」
奏星「え、腰振りダンスですよ!凄く健康に良いんですよ!流行らせます!」ドヤ
奏星は左右に腰を振りながらドヤ顔していた、正直雪花から見たら滑稽そのものだった。
雪花「それでトールやルーちゃんまでやってるのは?」
トール「これするともっと威力上がるって奏星に言われたから」
ルーリエ「これするともっと応援ダンスが上手くなるって聞いたんだよ!雪花様!」
雪花「いや、いいわ・・・」
雪花は苦笑いしながら奏星の嘘にまんまと引っかかってる二人を見ながら携帯を弄っていた。
奏星「次は前後に腰を動かしましょう!こんなふうに!!」
奏星はそう言うと艶めかしい動きで前後に腰を振る、それを見た雪花は流石に見て居られなかったため奏星の頭を叩く
雪花「辞めなさい!まったくトールとルーちゃんになにやらせてんの!」バシン!
奏星「でも雪花ちゃん、二人共中々筋がいいよ!流石女の子!スジだけに!!」
雪花「ド下ネタ突っ込んでくんな!!」バシン!!
雪花は再度奏星を叩く、そして二人を見てみると奏星のような艶めかしい動きではなく、エクササイズ的な健全な動きに見えた。
雪花「動く人によってここまで印象変わるのね、なんか奏星さんって凄く淫乱なんだなって自覚したわ」
奏星「んはぁ///」
雪花「言葉攻めしてないわよ!勝手に感じんな!!」バシン!
雪花はまた奏星の頭を叩く
何度も叩いているが雪花も奏星が痛くならないように加減はしている。
ルーリエ「雪花様もやってみようよ!凄く良い運動になるよ!私凄く応援します!!」
雪花「え、私はいいわよ、あんまりそういうの得意じゃないし・・・」
奏星「得意なのは旦那様の上だけってベフ?!」
雪花「変な印象をつけようとするダメな口はパンツでも加えてなさい!」
雪花は近場何故かあった奏星の着替え用パンツをそのまま奏星の口の中に突っ込んだ。
トール「僕も気になるな!でも中々どうして腰に来るよ!これを継続してやれば体感が良くなりそうだ!」
雪花「ええ、体幹を鍛えるのは私も本望・・・ううやってみるか」
雪花は訓練の一環だと思い、渋々左右に腰振りをしてみた
トール「もっと滑らかに動かせないの?なんかカクカクしてるんだけど?」
雪花「だから苦手なの!!」
ルーリエ「雪花様!凄くいいよ!その調子!その調子!ファイト!ファイト!」
雪花「なんで3人揃って見てんのよ!というか奏星さん!いい加減口からパンツ取りなさいよ!まんざらでもなさそうな顔しないで!!」
奏星「いえ・・・これ使用済みなので・・・」
雪花「え、なんかごめん・・・」
雪花は衝撃の事実に腰振りダンスを止め、謝った。
・・・・・・
ルーリエ「フレ!フレ!雪花様!フレ!フレ!雪花様!」
先ほどの出来事が終わり、各自自分のやりたい事をやっていた、
雪花はその中でルーリエの応援に目が行った。
雪花「ルーリエって応援するときしっかり足が上がってるわよね、見てて羨ましいくらいわ」
ルーリエ「え!本当ですか!雪花様に褒められました!雪花様も応援ダンスに興味があるのですか!」
雪花「?いや、そこまで足が上がるなら中々良い蹴りが出来そうだなって、ほら高身長相手でも顎に威力を殺さずにいい蹴りを入れれそうでしょ?」
ルーリエ「乱暴だよ~、私そんなことに使わないもん」
雪花「ごめんごめん、そう気になっただけなの!でもルーリエちゃんって動きのキレが凄くいいから戦闘でもきっと無駄のない動きが出来そうだなって思うのよね」
雪花はそうルーリエに話し、そして話し終えた後もルーリエは応援ダンスの練習をしていた。
雪花(帝国特注の【元祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)】専用制服、スカートが短いから私はショートスパッツを履いているけど、ルーリエちゃんって直パンツなのね、凄い度胸・・・)
雪花達の専用制服はなんとてスカートが短い、それは美脚を見せる事で美しさを見せながらもスマートに敵を殲滅するという目的があった、もちろんその制服で戦うため、動いたらスカートの中身など当たり前のように見える、謎の力で見えない等ありえないのだ。
雪花(トールも足組んで寝てるけどパンツ丸見え、奏星さんは・・・ノーパンだと?!あの痴女!!室内だからって!!痴女軍団だと思われるでしょ!!一回ノーパンであることにトラウマでも与えてやろうか!?)
雪花は奏星のスカートから見えるお尻を見てイライラしていた。
雪花「あのさ・・・貴女達・・・流石にスカートの下にパンツだけじゃなくてその上にも何か履きましょうよ・・・まず奏星さんはパンツ履いて!もし私目線でお尻付き出して来たら剣で刺すから」
奏星「ぶっといのならいつでもウェルカムです!!」
雪花「鋭利な刃物よ!剣って言ったでしょうが!」
トール「ええ、別にいいじゃん?別に見られて困る物じゃないし」
ルーリエ「私のは見せる用のパンツです!応援ダンスをするためには必須ですから!」
雪花「あ~いやね、帝国内ではいいわ、でも帝国外だと知らない異性から見られる可能性もあるのよ?大丈夫なの?」
トール「別に、異性の裸とか興味ないし、見たいなら見たら?って感じ?だって大多数居る体の仕組みと同じなのにいちいち興奮してるってなんか変じゃん?」
雪花「確かに!男性は女性の裸を見ると興奮する!でもそれって私達からすれば大多数居て、そんな珍しいものじゃないのになんであんなにご執心になるのかな!?気になりだしたら止まらない!!」
奏星「それが人、男は無差別に女を食い散らかしたい、女はその欲求のまま弄ばれたいの」
雪花「はいはい、大多数みたいな言い方しない」
奏星「冷たい!」
雪花「とりあえず私は凄く気になるし、周囲から変態集団みたいに思われたくないから出来る限りスパッツ履いて頂戴、出来ればパンツが見えないのがベストね」
奏星「雪花ちゃん!直でスパッツ履いたら強烈な筋マンが!!」
雪花「パンツ履けって言ってんでしょ!というか直でスパッツ履くな!というかわざと食い込ませるように持ち上げるな!!」ズル!!
雪花はそう言いながら奏星のスパッツを降ろした
奏星「雪花ちゃんの変態///」
雪花「【零・無限の原始剣(ゼロ・インフィニート・エスパーダ)】」
奏星「ごめん!冗談!それは洒落にならない?!」焦り
奏星は小声で文句を言った
奏星「そもそもノーパンなのは雪花ちゃんが私のパンツを私の口の中に入れたからでしょ・・・だから乾くまでノーパンで居るだけなのに・・・」
雪花「さっきまでの腰振りダンスは?」
奏星「え、あれは旦那様の上で動くための訓練なのでもちろん!ノーパンです!むしろそれが私の勝負服!パンツをピッタリ履いてどうやって営むというんですか!!」バシン!!
奏星は再度叩かれた
雪花「やっぱり卑猥じゃない!!辞めさせて正解だったわ!!」
トール「とりあえずスパッツ部隊経費で買っといて、すぐ壊れそうだし」
ルーリエ「ドワープパンツにしようかな・・・でもそれだと足を綺麗に見せられない・・・ギリギリまで見せないといけないのに・・・」
雪花と奏星は二人で騒々しく話、トールは再度寝るために寝椅子に座り、ルーリエは応援向きなパンツがないか探していた。
雪花の苦労は絶えない。
2023年05月04日
No.109 メリアの専属神査定1
メリアは考えていた。
メリア(最近は従属神や侍女が増えてご主人周辺の環境も良くなりました、ですがそれと同時に専属神達がご主人の事を疎かにしていないか気になりますね、専属神達の環境も良くなったおかげで各自自分の居場所に居座り続ける事が増える、そうなればご主人への奉仕も疎かになり、ご主人と専属神との距離感が開いてしまう、それだけは専属神の長である私が阻止しなければなりません!)
メリアは対策としてまずは専属神の普段の生活を査定し、どれだけパトと関わっているかの調査を開始した。
・・・・・・
メリアはまず、調査のために帝園の五光帝連合会議に出席し、シンに相談する。
メリア「シン、ご主人との関わりを可視化出来るメガネは作れませんか?」
シン「とうとうメリアからもそういうお願いが来ましたか、ちなみに理由を聞いても?」
メリア「専属神達がご主人との関わりを疎かにしていないか確認がしたいのです、以前好感度眼鏡を作ったシンならそれらが可視化できる眼鏡を作る事が可能だと思いまして」
シン「ええ、作れますけど、あれは主様のお願いだからやっていたのであって、メリアは私の主ではありませんし、無償でやるというのは」
メリア「もちろん無償なんてしません、対価は払います、といっても帝国で出来る事に限られますけどね」
シン「そうですね、私とメリアの仲ですし、あまり帝国に求める物はありませんが、それは追々作ります、では眼鏡を作りますけど、明確にどのような数値が見たいのですか?」
メリア「対象はご主人、そして各専属神や従属神を見た時、ご主人への好感度、月間接触回数、月間性行為回数、後は・・・ご主人から従属への好感度変化、比較は月間、つまり1ヵ月前から現時点までの好感度の上がり下がりが分かればいいですね」
シン「明確に主様からの好感度は見えなくていいのですか?」
メリア「そこは正直あまり私は見たくありません、低いとショックで死にたくなるので」
シン「まあ、そこは同感、わかったわ、じゃあその4項目が見えるように作るから少し時間を頂戴、その性質のメガネを作るためにティエル様にお願いしてるの」
メリア「そうなんですね、シンも眼鏡くらいなら創成支配で作れるのでは?」
シン「ティエル様お手製の方が凄く品質が良いんですよ、私の能力で作った眼鏡だと1日で効力を失ってしまうのですが、ティエル様の眼鏡ならずっと消えない!やっぱりティエル様の力は凄いですね、流石は帝園で五本指に入る実力者ですよ」
メリア「そうですね、私もこの世界を知るまではここまで上の世界があるなんて思いもしませんでした、ご主人には驚かされるばかりです」
シン「それでは完成したら持っていきますので、自室で仕事の続きをしていてください」
メリア「お願いしますね」
そうして五光帝連合会議後のシンとの会話が終わり、メリアは現実世界に戻った。
・・・・・・
メリア「ふう、後は待つだけ、その間に専属神全員呼んでおきましょうか」
メリアはそう言いながらアリシアを呼び、専属神全員をメリアの部屋に来るように命令する。
・・・・・・
数時間後、専属神全員が集まる、
そしてシンから数分前に注文していた眼鏡が完成し、メリアの手元まで届いていた。
雪花「いきなりね、何か緊急?」
ハク「多分違うよ、そこまで緊急ならアリシア様があそこまで落ち着いてないと思うし・・・」
カナ「パト関係でもないね、パトは何も知らされてないし」
月花「そうね、さて、どんな話が聞けるのやら」
そう話しているとメリアが準備を整え、各自待機している専属神に向けてメリアが話す
メリア「今から専属神一人一人と個人面談をします、終えた人から持ち場に戻っていいです、ですが結果が悪い方は次の日から私が組織に強く口出しをします、それではまずはアリシアからお願いします」
アリシア「わかりました」
専属神全員がそわそわしている中、アリシアはメリアと共に奥の個室に入って行った。
・・・・・・
メリア「とりあえずアリシア、貴女は私の秘書、つまり私の一番近くに居たからある程度は把握してるつもりだけど」
アリシア「そうですね、今の私は帝王代理直属近衛部隊ですから、以前に比べて城内の仕事が増えました」
アリシアは政治部隊から移動した事により、メリアの秘書としてメリアの命令を忠実に従う任務がメインになっていた
メリア「私は全員のプライベートまで干渉する気はまったくありません、だからと言って勤務中にサボって良いという訳でもありません、ですが私達は専属神、本来の役割は主であるご主人への絶対的忠誠と徹底した奉仕、そうですね、アリシア」
アリシア「はい、その通りです」
メリア「では少し失礼します」スチャ
メリアは眼鏡をつける、そしてアリシアを見る。
専属神No.2 序列6位 アリシア・ホーリーナイト
好感度183
接触回数2/30回
性行回数1/30回
好感度変動+3
メリア「アリシア、貴女、もう少しご主人の所に行きなさい、今月全然ご主人の元に向かっていないですよね?」
アリシア「そ・・・それは・・・はい、否定は出来ません」
メリア「アリシア、貴女の仕事は専属神内で一番優秀です、正直貴女一人でもある程度帝国という国を動かせる力があるのも知っています、ですが私達の本分は違います、ご主人との時間が取れないのなら勤務時間を減らします、もっとご主人に対して奉仕し尽くしなさい、いいですか?」
アリシア「はい、わかりました」
メリア「それではそのままソルテの面接が終わるまでの間、ご主人の所に居てください、後日頃から用事が無い場合、アリシアの分身で事が住む場合は分身の方を私の所に置いていいからご主人の所に向かいなさい、いいですね」
アリシア「わかりました、それでは失礼致します」
アリシアは深く頭を下げ、そのまま部屋を出た。
・・・・・・
アリシアが部屋から出て来た所を雪花が話しかけた
雪花「アリシア様!メリアちゃんとどんな話をしました?」
アリシア「パト様との日頃の関わりについてですね、恐らくメリア様は専属神である私達がちゃんと専属神としての使命を果たして居るか、それを確認したいんだと思います、今は以前に比べて各部隊落ち着いていますからね、仕事だからというのはあくまで私達の使命では二の次、そこを間違えなければ問題はありませんよ」
雪花「そっか、ありがとうございます!」
アリシアはそのまま部屋を後にし、次は奥の部屋からメリアが雪花を呼ぶ、そして雪花はメリアに呼ばれて部屋に入る。
・・・・・・
雪花「大体の話はアリシア様から聞いたわ、とりあえず私は仕事もしてるし、パトともちゃんと会ってるわ」
メリア「話が早くていいですね、雪花ちゃんの部隊は元々あった部隊、そして奏星さんが居てくれるおかげで組織としてのしっかり統括されています、とりあえず確認させてもらいますね」
専属神No.3 序列3位 四季 雪花
好感度301
接触回数26/30回
性行為回数18/30回
好感度変動+28
メリア「素晴らしいです、専属神の模範といってもいいですね!というよりほぼ毎日通っているんですね」
雪花「当然よ、流石に仕事で会えない日とか他の専属神や従属の子と予定があって会えない日はあるけどそれ以外は殆ど通っているわ!」
メリア「素晴らしいです!それにしっかりと性行為もしてますし、好感度もしっかり上がっています、月の半分もしていたら充分です!仕事も順調そうですし、トレーニングも順調と聞いていますし、雪花ちゃんに対しては何も言う事はありませんね!このままご主人と一緒に居てくださいね!」
雪花「もちろん、ふん、容易い面談だったわね、とりあえずこれで終わり?」
メリア「はい、後は勤務に戻っていいですよ」
雪花「おっけ~、後少しで定時だし、メリアちゃんも時間があったらパトの所で会いましょう」
雪花はメリアに手を振りながら部屋を出る、メリアも雪花に手を振り返しその場で見送った。
メリア(正直私よりも順調でしたね・・・流石は雪花ちゃんです)
・・・・・・
雪花が扉から出るとカナが話しかける
カナ「どうだった?雪花?」
雪花「凄く褒められたわ、何かメリアちゃんが眼鏡を付けて、何かを見てたみたい、多分今月分のパトと会った回数と性行為の回数かな?私はほぼ毎日仕事が終わったら会いに行ってるからかなり褒められたわね、カナは大丈夫そう?」
カナ「私は雪花に比べたら多分全然だよ、でも定期的に会っては居るし、多分怒られないと思うけどね、とりあえず行ってきます!」
カナはそう言いながら先ほど雪花が出たばかりの扉に手を掛け、そのまま中に入って行った。
・・・・・・
メリア「次はカナですね、カナは正直今の新部隊の総長として大変なのは理解してますからある程度頻度が低くても文句はないですね、カナは今の仕事はどうですか?」
カナ「本当に覚える事だらけだね、リーラが居てくれるから部隊としては起動してるけど、総長である私自身はまったく機能してないから少し焦ってるかな」
メリア「焦らなくていいんですよ、そのためのリーラですから、そもそも数か月で理解出来る仕事のボリュームではありませんし、程々でいいですよ、カナはそっちの方が向いているでしょう?」
カナ「そうだね、メリアがそう言ってくれるなら程々にしておくよ」
メリア「とりあえず確認しますね」
専属神No.4 序列8位 カナ・エウレカ
好感度200
接触回数8/30回
性行為回数4/30回
好感度変動+9
メリア「充分ですよ、さっき雪花ちゃんのを見た後だと見応えはありませんが、カナの状況からすれば十分な結果と言えますね」
カナ「良かった~、怒られたらどうしようって思ってたから~」
メリア「怒りませんよ、あくまで専属神としての使命を果たしているか現状確認がしたかっただけですから、もしそれでご主人よりも仕事が優先とか考えて居たら喝を入れないとと考えて居ただけです」
カナ「そうだよね、専属神ならパトを蔑ろにするのは自分の存在を否定するのと同義だからね、それは弁えてるよ」
メリア「それがわかっているなら大丈夫です、カナ、ご主人の思考で異変がわかったらすぐに私に知らせてくださいね、ちょっとした変化ですぐにフォローが入れますので」
カナ「そこは月花も居るし大丈夫でしょ、まあ、月花は思考がわかるだけで感情までは理解出来ないけどね」
メリア「ご主人は繊細です、すぐに罪悪感で駄目になるからカナがしっかりフォローしてくれると大変助かります」
カナ「うん、任せておいて、それじゃあ私は仕事に戻るね」
メリア「ええ、お時間を取らせてしまってすみませんでした」
カナはそう言うと部屋を後にした。
メリア(次はハクですね、ハクもカナと同じく新たな部隊ですからね、あまり無茶をさせないようにしないとですね・・・)
メリアは次入ってくるハクの事を考え、手元に置いていた水を口に含む。
メリア(最近は従属神や侍女が増えてご主人周辺の環境も良くなりました、ですがそれと同時に専属神達がご主人の事を疎かにしていないか気になりますね、専属神達の環境も良くなったおかげで各自自分の居場所に居座り続ける事が増える、そうなればご主人への奉仕も疎かになり、ご主人と専属神との距離感が開いてしまう、それだけは専属神の長である私が阻止しなければなりません!)
メリアは対策としてまずは専属神の普段の生活を査定し、どれだけパトと関わっているかの調査を開始した。
・・・・・・
メリアはまず、調査のために帝園の五光帝連合会議に出席し、シンに相談する。
メリア「シン、ご主人との関わりを可視化出来るメガネは作れませんか?」
シン「とうとうメリアからもそういうお願いが来ましたか、ちなみに理由を聞いても?」
メリア「専属神達がご主人との関わりを疎かにしていないか確認がしたいのです、以前好感度眼鏡を作ったシンならそれらが可視化できる眼鏡を作る事が可能だと思いまして」
シン「ええ、作れますけど、あれは主様のお願いだからやっていたのであって、メリアは私の主ではありませんし、無償でやるというのは」
メリア「もちろん無償なんてしません、対価は払います、といっても帝国で出来る事に限られますけどね」
シン「そうですね、私とメリアの仲ですし、あまり帝国に求める物はありませんが、それは追々作ります、では眼鏡を作りますけど、明確にどのような数値が見たいのですか?」
メリア「対象はご主人、そして各専属神や従属神を見た時、ご主人への好感度、月間接触回数、月間性行為回数、後は・・・ご主人から従属への好感度変化、比較は月間、つまり1ヵ月前から現時点までの好感度の上がり下がりが分かればいいですね」
シン「明確に主様からの好感度は見えなくていいのですか?」
メリア「そこは正直あまり私は見たくありません、低いとショックで死にたくなるので」
シン「まあ、そこは同感、わかったわ、じゃあその4項目が見えるように作るから少し時間を頂戴、その性質のメガネを作るためにティエル様にお願いしてるの」
メリア「そうなんですね、シンも眼鏡くらいなら創成支配で作れるのでは?」
シン「ティエル様お手製の方が凄く品質が良いんですよ、私の能力で作った眼鏡だと1日で効力を失ってしまうのですが、ティエル様の眼鏡ならずっと消えない!やっぱりティエル様の力は凄いですね、流石は帝園で五本指に入る実力者ですよ」
メリア「そうですね、私もこの世界を知るまではここまで上の世界があるなんて思いもしませんでした、ご主人には驚かされるばかりです」
シン「それでは完成したら持っていきますので、自室で仕事の続きをしていてください」
メリア「お願いしますね」
そうして五光帝連合会議後のシンとの会話が終わり、メリアは現実世界に戻った。
・・・・・・
メリア「ふう、後は待つだけ、その間に専属神全員呼んでおきましょうか」
メリアはそう言いながらアリシアを呼び、専属神全員をメリアの部屋に来るように命令する。
・・・・・・
数時間後、専属神全員が集まる、
そしてシンから数分前に注文していた眼鏡が完成し、メリアの手元まで届いていた。
雪花「いきなりね、何か緊急?」
ハク「多分違うよ、そこまで緊急ならアリシア様があそこまで落ち着いてないと思うし・・・」
カナ「パト関係でもないね、パトは何も知らされてないし」
月花「そうね、さて、どんな話が聞けるのやら」
そう話しているとメリアが準備を整え、各自待機している専属神に向けてメリアが話す
メリア「今から専属神一人一人と個人面談をします、終えた人から持ち場に戻っていいです、ですが結果が悪い方は次の日から私が組織に強く口出しをします、それではまずはアリシアからお願いします」
アリシア「わかりました」
専属神全員がそわそわしている中、アリシアはメリアと共に奥の個室に入って行った。
・・・・・・
メリア「とりあえずアリシア、貴女は私の秘書、つまり私の一番近くに居たからある程度は把握してるつもりだけど」
アリシア「そうですね、今の私は帝王代理直属近衛部隊ですから、以前に比べて城内の仕事が増えました」
アリシアは政治部隊から移動した事により、メリアの秘書としてメリアの命令を忠実に従う任務がメインになっていた
メリア「私は全員のプライベートまで干渉する気はまったくありません、だからと言って勤務中にサボって良いという訳でもありません、ですが私達は専属神、本来の役割は主であるご主人への絶対的忠誠と徹底した奉仕、そうですね、アリシア」
アリシア「はい、その通りです」
メリア「では少し失礼します」スチャ
メリアは眼鏡をつける、そしてアリシアを見る。
専属神No.2 序列6位 アリシア・ホーリーナイト
好感度183
接触回数2/30回
性行回数1/30回
好感度変動+3
メリア「アリシア、貴女、もう少しご主人の所に行きなさい、今月全然ご主人の元に向かっていないですよね?」
アリシア「そ・・・それは・・・はい、否定は出来ません」
メリア「アリシア、貴女の仕事は専属神内で一番優秀です、正直貴女一人でもある程度帝国という国を動かせる力があるのも知っています、ですが私達の本分は違います、ご主人との時間が取れないのなら勤務時間を減らします、もっとご主人に対して奉仕し尽くしなさい、いいですか?」
アリシア「はい、わかりました」
メリア「それではそのままソルテの面接が終わるまでの間、ご主人の所に居てください、後日頃から用事が無い場合、アリシアの分身で事が住む場合は分身の方を私の所に置いていいからご主人の所に向かいなさい、いいですね」
アリシア「わかりました、それでは失礼致します」
アリシアは深く頭を下げ、そのまま部屋を出た。
・・・・・・
アリシアが部屋から出て来た所を雪花が話しかけた
雪花「アリシア様!メリアちゃんとどんな話をしました?」
アリシア「パト様との日頃の関わりについてですね、恐らくメリア様は専属神である私達がちゃんと専属神としての使命を果たして居るか、それを確認したいんだと思います、今は以前に比べて各部隊落ち着いていますからね、仕事だからというのはあくまで私達の使命では二の次、そこを間違えなければ問題はありませんよ」
雪花「そっか、ありがとうございます!」
アリシアはそのまま部屋を後にし、次は奥の部屋からメリアが雪花を呼ぶ、そして雪花はメリアに呼ばれて部屋に入る。
・・・・・・
雪花「大体の話はアリシア様から聞いたわ、とりあえず私は仕事もしてるし、パトともちゃんと会ってるわ」
メリア「話が早くていいですね、雪花ちゃんの部隊は元々あった部隊、そして奏星さんが居てくれるおかげで組織としてのしっかり統括されています、とりあえず確認させてもらいますね」
専属神No.3 序列3位 四季 雪花
好感度301
接触回数26/30回
性行為回数18/30回
好感度変動+28
メリア「素晴らしいです、専属神の模範といってもいいですね!というよりほぼ毎日通っているんですね」
雪花「当然よ、流石に仕事で会えない日とか他の専属神や従属の子と予定があって会えない日はあるけどそれ以外は殆ど通っているわ!」
メリア「素晴らしいです!それにしっかりと性行為もしてますし、好感度もしっかり上がっています、月の半分もしていたら充分です!仕事も順調そうですし、トレーニングも順調と聞いていますし、雪花ちゃんに対しては何も言う事はありませんね!このままご主人と一緒に居てくださいね!」
雪花「もちろん、ふん、容易い面談だったわね、とりあえずこれで終わり?」
メリア「はい、後は勤務に戻っていいですよ」
雪花「おっけ~、後少しで定時だし、メリアちゃんも時間があったらパトの所で会いましょう」
雪花はメリアに手を振りながら部屋を出る、メリアも雪花に手を振り返しその場で見送った。
メリア(正直私よりも順調でしたね・・・流石は雪花ちゃんです)
・・・・・・
雪花が扉から出るとカナが話しかける
カナ「どうだった?雪花?」
雪花「凄く褒められたわ、何かメリアちゃんが眼鏡を付けて、何かを見てたみたい、多分今月分のパトと会った回数と性行為の回数かな?私はほぼ毎日仕事が終わったら会いに行ってるからかなり褒められたわね、カナは大丈夫そう?」
カナ「私は雪花に比べたら多分全然だよ、でも定期的に会っては居るし、多分怒られないと思うけどね、とりあえず行ってきます!」
カナはそう言いながら先ほど雪花が出たばかりの扉に手を掛け、そのまま中に入って行った。
・・・・・・
メリア「次はカナですね、カナは正直今の新部隊の総長として大変なのは理解してますからある程度頻度が低くても文句はないですね、カナは今の仕事はどうですか?」
カナ「本当に覚える事だらけだね、リーラが居てくれるから部隊としては起動してるけど、総長である私自身はまったく機能してないから少し焦ってるかな」
メリア「焦らなくていいんですよ、そのためのリーラですから、そもそも数か月で理解出来る仕事のボリュームではありませんし、程々でいいですよ、カナはそっちの方が向いているでしょう?」
カナ「そうだね、メリアがそう言ってくれるなら程々にしておくよ」
メリア「とりあえず確認しますね」
専属神No.4 序列8位 カナ・エウレカ
好感度200
接触回数8/30回
性行為回数4/30回
好感度変動+9
メリア「充分ですよ、さっき雪花ちゃんのを見た後だと見応えはありませんが、カナの状況からすれば十分な結果と言えますね」
カナ「良かった~、怒られたらどうしようって思ってたから~」
メリア「怒りませんよ、あくまで専属神としての使命を果たしているか現状確認がしたかっただけですから、もしそれでご主人よりも仕事が優先とか考えて居たら喝を入れないとと考えて居ただけです」
カナ「そうだよね、専属神ならパトを蔑ろにするのは自分の存在を否定するのと同義だからね、それは弁えてるよ」
メリア「それがわかっているなら大丈夫です、カナ、ご主人の思考で異変がわかったらすぐに私に知らせてくださいね、ちょっとした変化ですぐにフォローが入れますので」
カナ「そこは月花も居るし大丈夫でしょ、まあ、月花は思考がわかるだけで感情までは理解出来ないけどね」
メリア「ご主人は繊細です、すぐに罪悪感で駄目になるからカナがしっかりフォローしてくれると大変助かります」
カナ「うん、任せておいて、それじゃあ私は仕事に戻るね」
メリア「ええ、お時間を取らせてしまってすみませんでした」
カナはそう言うと部屋を後にした。
メリア(次はハクですね、ハクもカナと同じく新たな部隊ですからね、あまり無茶をさせないようにしないとですね・・・)
メリアは次入ってくるハクの事を考え、手元に置いていた水を口に含む。
2023年04月22日
No.108 特別な存在
月花はいつも通り仕事でパトの元に向かう。
パトの周りには常に誰かが居る、今回は
ソルテ・メルリアそしてネルの3人だった。
月花(ソルテ様とメルリア様はわかるけどまたなんでネルなのかしら?)
月花は別はいつも通りネルが暇つぶしにパトに所に遊びに来ているのだと思い、そのまま気にすることなく自分の定位置について話をしていた。
・・・・・・
パトが授業に行き、暇な時間が生まれた。
月花は自分の部隊【帝王直属近衛部隊】の総長も担っているが、その仕事はほとんどセキに任せている。
セキは月花が病んだ時以来月花に対して過保護になり、仕事を担っている。
月花(暇だし、セキの所にでも行こうかな、でも近衛部隊って帝王付近の城内警備がメインだからあまり仕事がないのよね、ならセキだけでも別に問題ないか・・・)
そう考えながら仕方ないのでパトの訓練場に足を運ぶ
するとそこにネルが立っていた。
ネル「おや、月花じゃないか、お前も暇なのだな、私も同じだ、どうせなら話し相手にでもなってくれないか?」
月花「ええ、どうせ実技訓練も私達は暇だと思うし」
ネル「そうでもない、こうやって主様の成長を近くで見ていられるのは楽しいものだ、なにか気に入らないことがあれば口頭でアドバイスできるしな、どうせなら主様は私と同じ戦い方を学ばせたいものだ」
月花「でもパトはどっちかというとネルとメリアちゃんの複合みたいな戦い方じゃない?」
ネル「主様にメリアの戦い方は無理なんだがな、なにせあれは頭が居る、思考が浅い主様にそれを求めるのは酷だ」
月花「ネルの戦い方なら頭はいらないの?」
ネル「多少は居るが、メリア程ではない、そうだなどっちかというと雪花に近いかもしれないな、頭で考えるより身体を先に動かす、その方がメリアみたいな天才すらも超えることが出来る可能性があると思うからな、下手に頭脳戦するよりかは勝機がある」
月花「確かにね、じゃあネルがパトの戦闘訓練相手をすればいいのに」
ネル「主様はまだそのレベルではないのだ、大会の時もそうだが、私自身は基本的に何も教えてはいない、ただ私レベルの戦闘に慣れさせただけだ、オーラ技術に関してはテルにやらせたし、元々に戦術や作戦はメリアに任せていた」
月花「そうだったのね、ネルがやっと教えれるレベルって言うのが気になるわね」
ネル「そうだな主様自身がもっと戦い方のレベルが上がればそこから私が教育に入れるな、メリアはよくやっている、初歩レベルから付きっきりで教えてあそこまで成長させたのだからな」
月花「そうね、正直今の私達が居るのはメリアちゃんのおかげだと思うわ、本当あの子は凄いわ」
そんな何気ない会話をしながら時間を潰し、パトが訓練場に現れる。
・・・・・・
パト「あれ、月花とネルが二人きりだなんて珍しいね、あんまり俺の訓練を見てても楽しい物じゃないだろうに」
ネル「主様よ、私は楽しいぞ、哀れに地面に這いずりながらトレーニングをして、休憩を主でありながら従属にすがる姿を見るには実に滑稽で、それを見に来たといっても過言ではないな」
パト「へいへい、相変わらずいい趣味をお持ちで・・・」
フォルテ「おい!主!今日もビシバシ行くからな!そんなモヤシの段階で楽なトレーニングになるとはけっして思わないようにな!!」
パト「半年くらいやってるけどマッチョにならないじゃん、ムリなんだよ、マッチョは」
フォルテ「マッチョだ?あんな非効率的な肉体にさせるわけないだろ!スポーツは知らないが戦闘でマッチョなんてスピードを殺すわ、的は増やすわ、重いわでメリットなんて全然ない!あたいが管理してるから綺麗な肉体で居られるんだ!それより今日もまずは準備運動からね!」
ネル「さて、訓練も始まったし、楽しませてもらおうかな」
ネルはニヤニヤしながらパトの姿を見て楽しんでいた。
月花(ここまでパトの事で楽しんでいられるって凄くネルってパトに対して一途なのね、なんか可愛らしいわね)
月花はネルの姿を見て、微笑ましい気持ちになりながらネルにそっと聞いてみる。
月花「ネルってパトの事本当に好きなのね」
ネル「当然だ、あんな哀れな主様も居ない、私好みだ」
月花「ネルの好みって中々特殊だと思うんだけど、あれ、ダメな男性を自分が養ってあげたいってタイプ?」
ネル「そうだな、ダメな主様を養うのはきっと最高に楽しいんだろうなと思うな、だがその駄目さは主様だから許せるのであって、誰でもいいわけではないぞ?他の奴が駄目ならイライラするし、可能であればそのまま殺してしまうからな」
月花「こわ、流石は暴君の名に恥じない言葉ね」
ネル「乙女心というのは複雑なのだ、月花もわかるだろう?」
月花「ネル程ではないけどね、それにしてもパトも大分強くなったわよね、地球に居た頃とは比べ物にならないんじゃないかしら?」
ネル「そうだろう、もし今の主様が地球に戻ったらもはや敵はいないかもしれないな」
ネルはどや顔で月花に話す。
・・・・・・
ネル「主様よ!今日もいい感じにボコボコにされていたな!動きは悪くないんだが、それをやるならもっと速度が必要なんだがな~」
パト「無茶言うなよ、あれでもかなり早くなった方だぞ、フォルテが強すぎるんだよ、最上級神9位だろ?無茶苦茶強いじゃん」
ネル「だが私にとっては雑魚だぞ?そうだな、オーラを50貰えば簡単に倒してやろう!」
パト「ネルが強いのは知ってるけどさ、なかなかその領域にいけないんだよな、本当近道はないんだなって自覚出来るよ」
ネル「それでも主様よ、今の主様なら2オーラ分の私と同等くらいにはなっている!誇っていいぞ!」
パト「忖度入ってないか?ネルだからな~」
パトとネルは二人で楽しく話していた、ネルも先ほど月花と話している時よりも明らかに表情が明るく、とても心の底から楽しそうだった。
月花(やっぱりパトと話してる方が楽しいのね、別に私と話してるのがつまらないという訳ではないと思うけど)
そして途中で合流したメルリアやソルテと共に玉座に戻った。
・・・・・・
パトはいつも通り、遊びに来た美魅やエテル、リルの相手をしたり、遊びに来た専属神の相手をしたりと時間を潰しながら玉座で一日を過ごしていた。
ネルはというと玉座に置いてあるソファーで横になり眠っていた。
月花(自由人ね、帝園に居てもきっと同じ事をしてるだろうからここに来てるんだと思うけど・・・)
月花「ねえ、パト、ネルって本当毎日来てるわよね」
パト「そうだな、でも良いんじゃないかな?どうせ帝園も暇なんだろう、俺も別にネルならいくらでもいてくれていいし」
月花はパトの脳内を知っているからパトがどれだけネルに気を許しているのか理解している。
月花(ネルは帝園の従属の中で一番特別な存在、なんか羨ましいわね、私も専属神内で一番特別な存在だって思われたらどれだけ嬉しいか)
パトとネルの絆は月花が嫉妬する程深いものなのだ。
パトの周りには常に誰かが居る、今回は
ソルテ・メルリアそしてネルの3人だった。
月花(ソルテ様とメルリア様はわかるけどまたなんでネルなのかしら?)
月花は別はいつも通りネルが暇つぶしにパトに所に遊びに来ているのだと思い、そのまま気にすることなく自分の定位置について話をしていた。
・・・・・・
パトが授業に行き、暇な時間が生まれた。
月花は自分の部隊【帝王直属近衛部隊】の総長も担っているが、その仕事はほとんどセキに任せている。
セキは月花が病んだ時以来月花に対して過保護になり、仕事を担っている。
月花(暇だし、セキの所にでも行こうかな、でも近衛部隊って帝王付近の城内警備がメインだからあまり仕事がないのよね、ならセキだけでも別に問題ないか・・・)
そう考えながら仕方ないのでパトの訓練場に足を運ぶ
するとそこにネルが立っていた。
ネル「おや、月花じゃないか、お前も暇なのだな、私も同じだ、どうせなら話し相手にでもなってくれないか?」
月花「ええ、どうせ実技訓練も私達は暇だと思うし」
ネル「そうでもない、こうやって主様の成長を近くで見ていられるのは楽しいものだ、なにか気に入らないことがあれば口頭でアドバイスできるしな、どうせなら主様は私と同じ戦い方を学ばせたいものだ」
月花「でもパトはどっちかというとネルとメリアちゃんの複合みたいな戦い方じゃない?」
ネル「主様にメリアの戦い方は無理なんだがな、なにせあれは頭が居る、思考が浅い主様にそれを求めるのは酷だ」
月花「ネルの戦い方なら頭はいらないの?」
ネル「多少は居るが、メリア程ではない、そうだなどっちかというと雪花に近いかもしれないな、頭で考えるより身体を先に動かす、その方がメリアみたいな天才すらも超えることが出来る可能性があると思うからな、下手に頭脳戦するよりかは勝機がある」
月花「確かにね、じゃあネルがパトの戦闘訓練相手をすればいいのに」
ネル「主様はまだそのレベルではないのだ、大会の時もそうだが、私自身は基本的に何も教えてはいない、ただ私レベルの戦闘に慣れさせただけだ、オーラ技術に関してはテルにやらせたし、元々に戦術や作戦はメリアに任せていた」
月花「そうだったのね、ネルがやっと教えれるレベルって言うのが気になるわね」
ネル「そうだな主様自身がもっと戦い方のレベルが上がればそこから私が教育に入れるな、メリアはよくやっている、初歩レベルから付きっきりで教えてあそこまで成長させたのだからな」
月花「そうね、正直今の私達が居るのはメリアちゃんのおかげだと思うわ、本当あの子は凄いわ」
そんな何気ない会話をしながら時間を潰し、パトが訓練場に現れる。
・・・・・・
パト「あれ、月花とネルが二人きりだなんて珍しいね、あんまり俺の訓練を見てても楽しい物じゃないだろうに」
ネル「主様よ、私は楽しいぞ、哀れに地面に這いずりながらトレーニングをして、休憩を主でありながら従属にすがる姿を見るには実に滑稽で、それを見に来たといっても過言ではないな」
パト「へいへい、相変わらずいい趣味をお持ちで・・・」
フォルテ「おい!主!今日もビシバシ行くからな!そんなモヤシの段階で楽なトレーニングになるとはけっして思わないようにな!!」
パト「半年くらいやってるけどマッチョにならないじゃん、ムリなんだよ、マッチョは」
フォルテ「マッチョだ?あんな非効率的な肉体にさせるわけないだろ!スポーツは知らないが戦闘でマッチョなんてスピードを殺すわ、的は増やすわ、重いわでメリットなんて全然ない!あたいが管理してるから綺麗な肉体で居られるんだ!それより今日もまずは準備運動からね!」
ネル「さて、訓練も始まったし、楽しませてもらおうかな」
ネルはニヤニヤしながらパトの姿を見て楽しんでいた。
月花(ここまでパトの事で楽しんでいられるって凄くネルってパトに対して一途なのね、なんか可愛らしいわね)
月花はネルの姿を見て、微笑ましい気持ちになりながらネルにそっと聞いてみる。
月花「ネルってパトの事本当に好きなのね」
ネル「当然だ、あんな哀れな主様も居ない、私好みだ」
月花「ネルの好みって中々特殊だと思うんだけど、あれ、ダメな男性を自分が養ってあげたいってタイプ?」
ネル「そうだな、ダメな主様を養うのはきっと最高に楽しいんだろうなと思うな、だがその駄目さは主様だから許せるのであって、誰でもいいわけではないぞ?他の奴が駄目ならイライラするし、可能であればそのまま殺してしまうからな」
月花「こわ、流石は暴君の名に恥じない言葉ね」
ネル「乙女心というのは複雑なのだ、月花もわかるだろう?」
月花「ネル程ではないけどね、それにしてもパトも大分強くなったわよね、地球に居た頃とは比べ物にならないんじゃないかしら?」
ネル「そうだろう、もし今の主様が地球に戻ったらもはや敵はいないかもしれないな」
ネルはどや顔で月花に話す。
・・・・・・
ネル「主様よ!今日もいい感じにボコボコにされていたな!動きは悪くないんだが、それをやるならもっと速度が必要なんだがな~」
パト「無茶言うなよ、あれでもかなり早くなった方だぞ、フォルテが強すぎるんだよ、最上級神9位だろ?無茶苦茶強いじゃん」
ネル「だが私にとっては雑魚だぞ?そうだな、オーラを50貰えば簡単に倒してやろう!」
パト「ネルが強いのは知ってるけどさ、なかなかその領域にいけないんだよな、本当近道はないんだなって自覚出来るよ」
ネル「それでも主様よ、今の主様なら2オーラ分の私と同等くらいにはなっている!誇っていいぞ!」
パト「忖度入ってないか?ネルだからな~」
パトとネルは二人で楽しく話していた、ネルも先ほど月花と話している時よりも明らかに表情が明るく、とても心の底から楽しそうだった。
月花(やっぱりパトと話してる方が楽しいのね、別に私と話してるのがつまらないという訳ではないと思うけど)
そして途中で合流したメルリアやソルテと共に玉座に戻った。
・・・・・・
パトはいつも通り、遊びに来た美魅やエテル、リルの相手をしたり、遊びに来た専属神の相手をしたりと時間を潰しながら玉座で一日を過ごしていた。
ネルはというと玉座に置いてあるソファーで横になり眠っていた。
月花(自由人ね、帝園に居てもきっと同じ事をしてるだろうからここに来てるんだと思うけど・・・)
月花「ねえ、パト、ネルって本当毎日来てるわよね」
パト「そうだな、でも良いんじゃないかな?どうせ帝園も暇なんだろう、俺も別にネルならいくらでもいてくれていいし」
月花はパトの脳内を知っているからパトがどれだけネルに気を許しているのか理解している。
月花(ネルは帝園の従属の中で一番特別な存在、なんか羨ましいわね、私も専属神内で一番特別な存在だって思われたらどれだけ嬉しいか)
パトとネルの絆は月花が嫉妬する程深いものなのだ。
2023年03月07日
No.107 新生活の準備episode1
パトは地球に戻って来た。
パト「さて、一文無しか、まずは実家に帰らないとな~」
パト達が降りたのは日本の離れ小島(無人島)である。
雪花「とりあえずここに置いておけば問題ないでしょ、カナが居たら便利なのにね」
ソフィア「よく考えたら私の研究グッズ全部置いてきたんだった・・・」
月花「とりあえずバレないようにしておくわね、ちょっと待っててね」
琴歌「パト君、疲れてない?」
パト「俺は大丈夫、琴歌はどう?よく考えたら俺、琴歌が何処まで能力を高めたか知らないんだよな」
琴歌「まだまだ皆には敵いませんね、私はどちらかというとほぼゼロからスタートしたようなものですから、雪花ちゃんみたいに戦闘センスがあるわけでもないですしね」
雪花「よく言うわよ、能力の扱い方に関してはたった一年でメリアちゃんのお墨付きらしいじゃない、オーラこそなかれ、能力でそれらをカバー出来てるのは知ってるんだからね」
パト「それは楽しみだな!おい!あまりウロウロするなよ!3人共!」
パトは海で遊んでいる3人に声を掛ける
美魅「うっさいわ!せっかく勉強地獄から抜け出したんやから自由にさせてもらうで!!」
エテル「私機械族だけど塩水って大丈夫なのかな?」
リル「入ってみたら?中途半端に壊れたら私が苦しむ事なく一瞬で壊してあげる!」
エテル「よく考えたら私傷付かないから壊れないんだった」
美魅「うわ!海水しょっぱい!!こんなん飲めへんわ!主!ジュースないんか?」
パト「あるわけないだろ、さっき一文無しって言ったろ!お前の概念支配で海水の概念を改変して飲み水に変えたらどうだ?」
美魅「そんな的確に飲み水に出来るわけないやろ!」
エテル「頭悪いと概念そのものを理解してないから・・・」
美魅「喧嘩売っとんか!エテル!!」
美魅はエテルを睨む、だがエテルはただ無表情のまま美魅の威嚇を受け流す。
・・・・・・
月花が宇宙船を隠し、パト達は実家に戻るために走って向かうことにした。
パト「えっと、まず走りに自信ないやつ手をあげろ~~」
パトはそう言うと琴歌とミーエルとソフィアが手をあげた。
パト「なら俺が琴歌を背負って走るよ、ソフィアは雪花に任せる!ミーエル、お前は飛べるだろう」
ミーエル「飛べるけど速さを常にキープできるわけじゃないよ!お願い!」
雪花「パト、よく考えたら私も走れないわ!」
パト「嘘つけ!この中で一番走れるだろ!!というか美魅?お前は本当に走れるのか?置いていくぞ?」
美魅「主、うちをなめすぎやで!うちはこう見えてもかなり足が速いんや!なあ!リル!エテル!」
エテル「まあ、私達のクラスの中では一番早いかな」
リル「私は本気じゃなかったけどね!」
パト「おっけ~、じゃあ行くか」
こうしてパトは琴歌を連れ、雪花はソフィアを連れて走った。
速度は時速400キロ、全員が問題なく走れる速度で移動を開始したが、早速ついてこれない人物が現れた。
美魅「置いて行かんといて~~!いやや~~~~~!!」(´;ω;`)
美魅が泣きながら置いて行かれていた・・・
パトはやっぱりなと思いながら琴歌を背中に背負い、美魅を抱っこした状態でそのまま走り出す。
月花「パト凄いわね、人二人も背負ってそれだけの速度が平気で出せるのね」
パト「知ってるだろ、帝国のトレーニングの方が負荷が大きかったんだから、美魅も琴歌も軽いしこれくらいならトレーニングよりも楽なくらいだよ」
ソフィア「おお!パトはしっかり鍛えてたんだね!私はちなみに何もしてなかったら全然変わりないよ!」
ソフィアは雪花の背中の上ではしゃぎながらパトに話しかける
雪花「ちょっと!ソフィアちゃん!あまり背中の上ではしゃがないで!バランスが崩れるでしょ!」
パト「ミーエル、この速度ならついてこれるか?」
ミーエル「帝オーラがあればなんとか・・・ぜえぜえ」
ミーエルは既に呼吸が乱れていた。
パト「今から海を渡るぞ!足元にオーラをしっかり纏ってろよ!ちょっとでも乱れたら海にドボンだからな!」
雪花達はパトの言葉を聞き、全員足元に綺麗なオーラを纏った。
パト「エテル、リル、疲れてないか?」
エテル「電波の中を通ってるから問題ないよ」
リル「平気すぎ、やっぱり私は優秀なんだね!」
エテルは消えたり現れたりとしていたが平気な顔でついてこれていたので、問題ないと判断し、リルも無理してる感じではなく、本当に楽そうなのでそのまま走ることにしたパト達
そしてある程度走り、実家に到着した。
パト「さて、一文無しか、まずは実家に帰らないとな~」
パト達が降りたのは日本の離れ小島(無人島)である。
雪花「とりあえずここに置いておけば問題ないでしょ、カナが居たら便利なのにね」
ソフィア「よく考えたら私の研究グッズ全部置いてきたんだった・・・」
月花「とりあえずバレないようにしておくわね、ちょっと待っててね」
琴歌「パト君、疲れてない?」
パト「俺は大丈夫、琴歌はどう?よく考えたら俺、琴歌が何処まで能力を高めたか知らないんだよな」
琴歌「まだまだ皆には敵いませんね、私はどちらかというとほぼゼロからスタートしたようなものですから、雪花ちゃんみたいに戦闘センスがあるわけでもないですしね」
雪花「よく言うわよ、能力の扱い方に関してはたった一年でメリアちゃんのお墨付きらしいじゃない、オーラこそなかれ、能力でそれらをカバー出来てるのは知ってるんだからね」
パト「それは楽しみだな!おい!あまりウロウロするなよ!3人共!」
パトは海で遊んでいる3人に声を掛ける
美魅「うっさいわ!せっかく勉強地獄から抜け出したんやから自由にさせてもらうで!!」
エテル「私機械族だけど塩水って大丈夫なのかな?」
リル「入ってみたら?中途半端に壊れたら私が苦しむ事なく一瞬で壊してあげる!」
エテル「よく考えたら私傷付かないから壊れないんだった」
美魅「うわ!海水しょっぱい!!こんなん飲めへんわ!主!ジュースないんか?」
パト「あるわけないだろ、さっき一文無しって言ったろ!お前の概念支配で海水の概念を改変して飲み水に変えたらどうだ?」
美魅「そんな的確に飲み水に出来るわけないやろ!」
エテル「頭悪いと概念そのものを理解してないから・・・」
美魅「喧嘩売っとんか!エテル!!」
美魅はエテルを睨む、だがエテルはただ無表情のまま美魅の威嚇を受け流す。
・・・・・・
月花が宇宙船を隠し、パト達は実家に戻るために走って向かうことにした。
パト「えっと、まず走りに自信ないやつ手をあげろ~~」
パトはそう言うと琴歌とミーエルとソフィアが手をあげた。
パト「なら俺が琴歌を背負って走るよ、ソフィアは雪花に任せる!ミーエル、お前は飛べるだろう」
ミーエル「飛べるけど速さを常にキープできるわけじゃないよ!お願い!」
雪花「パト、よく考えたら私も走れないわ!」
パト「嘘つけ!この中で一番走れるだろ!!というか美魅?お前は本当に走れるのか?置いていくぞ?」
美魅「主、うちをなめすぎやで!うちはこう見えてもかなり足が速いんや!なあ!リル!エテル!」
エテル「まあ、私達のクラスの中では一番早いかな」
リル「私は本気じゃなかったけどね!」
パト「おっけ~、じゃあ行くか」
こうしてパトは琴歌を連れ、雪花はソフィアを連れて走った。
速度は時速400キロ、全員が問題なく走れる速度で移動を開始したが、早速ついてこれない人物が現れた。
美魅「置いて行かんといて~~!いやや~~~~~!!」(´;ω;`)
美魅が泣きながら置いて行かれていた・・・
パトはやっぱりなと思いながら琴歌を背中に背負い、美魅を抱っこした状態でそのまま走り出す。
月花「パト凄いわね、人二人も背負ってそれだけの速度が平気で出せるのね」
パト「知ってるだろ、帝国のトレーニングの方が負荷が大きかったんだから、美魅も琴歌も軽いしこれくらいならトレーニングよりも楽なくらいだよ」
ソフィア「おお!パトはしっかり鍛えてたんだね!私はちなみに何もしてなかったら全然変わりないよ!」
ソフィアは雪花の背中の上ではしゃぎながらパトに話しかける
雪花「ちょっと!ソフィアちゃん!あまり背中の上ではしゃがないで!バランスが崩れるでしょ!」
パト「ミーエル、この速度ならついてこれるか?」
ミーエル「帝オーラがあればなんとか・・・ぜえぜえ」
ミーエルは既に呼吸が乱れていた。
パト「今から海を渡るぞ!足元にオーラをしっかり纏ってろよ!ちょっとでも乱れたら海にドボンだからな!」
雪花達はパトの言葉を聞き、全員足元に綺麗なオーラを纏った。
パト「エテル、リル、疲れてないか?」
エテル「電波の中を通ってるから問題ないよ」
リル「平気すぎ、やっぱり私は優秀なんだね!」
エテルは消えたり現れたりとしていたが平気な顔でついてこれていたので、問題ないと判断し、リルも無理してる感じではなく、本当に楽そうなのでそのまま走ることにしたパト達
そしてある程度走り、実家に到着した。
2023年02月24日
No.106 メルリアの独占episode8(Final)
パトはソフィアの居る技術開発部隊の仮眠室に足を運ばせていた。
ソフィア「どうしたの?パト?元気がないよ?」
パト「俺って本当馬鹿だよなって思ってさ・・・」
パトはそう言いながらソフィアに小瓶を渡す。
ソフィア「え?これって雪花の遺伝子?本当に手に入れて来たの!?」
パト「俺が馬鹿だった、皆の想いを無下にしてきた末路だ、愛した人の人権すらも軽視してこんなものをソフィアの手元に運んでしまうような・・・そんなダメな主になったんだよ、俺は」
ソフィア「ええ、何があったの?それにそんなに嫌ならこれは私、受け取らないよ?元々パトのお願いだったわけだし、パトが嫌ならこの研究はしないけど」
パト「いや、それだけはやってくれ、せめて結果がついてこなかったら皆に申し訳ないんだ・・・頼んだよ」
パトはソフィアにそう言いながらソフィアの頭に手を乗せ、そのままその部屋を後にしようとした、
ソフィアは何か嫌な予感がしたため、パトにその先へ行かないように抱きしめる。
ソフィア「ねえ、帰ってくる?私、寂しくならない?もう寂しいのは嫌だよ?」
ソフィアは不安な表情でパトに聞く、だがパトの眼には光が無く、ただソフィアに対して申し訳なさそうに一言告げた。
パト「それじゃあね」
パトはそう言うとソフィアの身体を放し、部屋を後にする。
・・・・・・
パトは自室に戻り、荷物をまとめていた。
メルリア「アナタ?どうしたのですか?そのような荷造りなど・・・」
パト「俺は帝国を離れるよ、そうだな、数日とかじゃなくて、数年、俺に帝国は早すぎるんだ・・・」
メルリアはパトの言葉が一瞬理解出来なかった、そしてメルリアは土下座をし、深く頭を下げる
メルリア「私の責任です、私がこのような状況を生み出してしまったから・・・旦那様がこの帝国を離れるのなら私だけがこの帝国から・・・アナタから離れます、だから・・・そのような事を言わないでください・・・もう独占しようなどと思いません、私は帝国に所属する女神達にどう言えばいいか・・・」
メルリアは泣きながらただパトに対して懺悔の言葉を述べていた。だがパトはそんなメルリアに優しく言葉を掛ける勇気も自信も無くなっていた。
パト「メルリア、命令だ、帝国で俺が帰って来るまでの間、皆を守れ、命を賭けてだ、それで・・・いやいい、フルールとエイリを呼んでくれるか?」
メルリア「・・・はい・・・」
メルリアは泣きながらフルールとエイリを呼んだ、
フルールは何とも言えない空気の中、パトに対して頭を下げる。
エイリも不安を隠せない表情で同じくパトに頭を下げる。
パト「フルール、エイリ、お前達二人は支度しろ、お前達二人が地球での報告係だ、帝国を離れると言っても近況報告なしだとメリア達も納得しないだろうしな」
パトは二人に眼も合わせずに淡々と喋る
パト「俺は声を掛ける奴が居るから帰ってくる間に準備をしておいてくれ」
エイリ「パト様・・・あの・・・どうしてメルリア様は・・・お連れになられないのですか?この大役ならメルリア様にこそ相応しいのでは」
パト「メルリアはどう足掻いてもメリアが手放さないからだ、メルリアは今や帝国の大事な戦力、居ないと帝国全土の大問題になるんだ、それに対してエイリとフルールはそのような事はない・・・いや俺もだ、俺だって居なくても問題ない、周りからは必要と言われ続けたけど、その意味がまったくわからないんだ、居るだけでいいとか、ただ従属の女神を愛でて性のはけ口にすればいいとか、俺はお前らのオブジェでも自己欲求を満たすための愛玩具でもねんだよ・・・」
エイリは普段にないパトの冷たい言葉に怯える。
エイリ「私は・・・そのようなことなど・・・ご無礼をお許しください・・・」
フルール「なんでそんなに威圧するの?私達がそんなにご不満ですか?私達が主様になにか致しましたか?日頃からご無礼がないように接してきたのに」
パト「そうだな、最高のひと時だった、それは嘘でも偽りでもない真実さ、男にとっては楽園だと思う、ただ居るだけで大勢の美しい女神に無条件で愛されて、尽くされて、褒めたたえられて、尊敬されて、気持ちいいに決まってるだろ」
パトは悲しく笑う。
パト「でもダメなんだ、俺はそんな環境に居たら俺が俺じゃ無くなるんだ、俺はもうここに来た時より一人一人を愛せない、何処か軽視してしまって、傲慢に染まっているんだ、何をしても許される、何をしても正義になるこの世界は俺をダメにする、だから離れたいんだ。気持ち悪いんだよ、今の俺は・・・」
フルール「主様・・・」
パト「別にお前達の責任でも従属や専属神の責任じゃない、俺が弱いだけだ、不機嫌なのは俺が今一番自分自身に嫌悪感を抱いてしまったからいち早くこんな自分を変えたいんだ。それだけなんだ・・・」
フルールはパトの絞りだしたような声に何も言い返せなかった。
パト「もういいか?なら準備をよろしくな」
パトは自分の部屋を後にする、残されたメルリアは地に泣き崩れ、エイリとフルールはただメルリアを介抱するのではなく、ただ見つめていた、二人の心境的に誰かに気を使うという余裕がなかったのだ。
エイリ「私達がしてきたことは・・・パト様にとって迷惑だったのでしょうか・・・」
フルール「わかりません、ですが、今のパト様は・・・母星を離れる時の私の心境と似ている気がします。自分の情けなさに苛立つ気持ち・・・パト様も実は私と変わらないのかもしれませんね、度重なる過大評価がパト様を神格化させている帝国ですが、パト様本人はまだその段階ではない、だからその差についてこられなかった、恐らく今までは頑張って馴染もうとしたんだと思います・・・ですがもう無理だと判断したのかも・・・しれません・・・すみません、新参者がわかったような口を・・・」
エイリ「いえ、私はパト様の事を・・・まだ何もわかっていなかったのですね・・・」
・・・・・・
パトはカナの部屋に到着していた。
パト「聞いてたろ?どうする?カナ?」
カナ「・・・私は・・・ここを離れたくないよ・・・」
カナはしっかりパトの脳内を聞いていた、だがカナは帝国に残りたかった、それは今自分の役割を全うするために目標に向かって努力をしているからである、そして何よりそんなカナを支えてくれる仲間が出来た事でカナは帝国という自分の居場所を離れるわけには行かなかった。
カナ「ごめんなさい、強制なら行くよ、だけど私は多分地球で何かを得られない、私にとって地球がパトにとっての帝国なの、あの星だと私は成長出来ない、だから私は帝国から離れたくない・・・」
パト「そっか、いや、いいんだ、俺の我儘だから、別に来るなとは言わない、いつでも遊びにおいで」
パトはそう言うとカナの部屋を出る、恐らくパトはカナが断るという事を予想していたのだ。
パト(カナは帝国に来てから大きな成長を遂げている、だからカナは断るんじゃないかって思ってたんだ・・・だけど辛いな、わかっていても心のどこかではついてきて欲しかったと思う俺が居る、自分の事を後回しにして俺の所に来てくれるカナを期待してしまったんだ・・・都合の良い解釈だ、それが結局帝国に甘えて来た代償か)
カナ「パト!私はそんな・・・!?」バタン
パトの思考と共に扉が閉まった。
カナはそのままその場で泣き崩れてしまった。
カナ「ごめん・・・寄り添ってほしかったのに・・・私は自分の事を選んじゃった・・・ごめんなさい・・・」
カナはパトに着いて行かなかった。
・・・・・・
次にパトはハクの部屋に訪れた。
ハク「パト君!大丈夫?!」
ハクは心配そうに仕事机から飛び出すように駆け寄って来た。
ハク「泣いてるの?辛い事があったの?」
ハクはただパトの事を心配してくれる、優しい女性だ、だがパトは聞かないといけないのだ。
パト「ハク、俺は数年帝国を離れる、ハク、一緒に着いてきてくれないか?」
パトはハクにすがるような気持ちで言葉を贈る。
勿論ハクはパトの問いに困惑を隠せなかった。
ハク「・・・数年っていつまで?」
パト「わからない、俺が満足するまでだよ」
ハク「それまで私も帝国に帰っちゃダメなんだよね?」
パト「ああ、帰らないで欲しい、地球で一緒に過ごして欲しい・・・」
ハクは少しの間沈黙を続ける、ハクの部屋にはハクの特別従属神であるフリムが心配そうに様子を伺っていた。
ハク「ごめんなさい・・・私・・・今の環境が好きなの・・・パト君と一緒に居たいけど・・・この居場所を捨てる事は出来ないよ・・・」
パト「そっか・・・そうだよな・・・悪い、気にしないでくれ!俺の問題だからな、ハクは帝国で自分の生活を見つけたらいいよ、じゃあね、いつでも遊びにおいでよ・・・」
パトはそう言いながらハクと距離を取る。
そしてそのまま部屋を出る。
ハク「パト君!!パト君!!」
フリム「いいのですか?ハク様は主様の専属神、私達従属の事よりも優先しなければいけないのでは・・・」
ハク「でも・・・でも・・・」
ハクは悩んでいた、どっちを取ればいいのかと・・・
だがフリムはそんな悩むハクに話す。
フリム「一つお聞きします、今のハク様にとって一番大事な物はなんですか?」
ハク「え、それは・・・」
ハクはすぐに答えが出なかった、一瞬で多くの物を思い浮かべたのだ。
フリム「すぐに答えが出ないのですね、それが答えです、今のハク様は主様が一番大事だと、思えていないのではないでしょうか?」
ハクはフリムの言葉にハッと驚く。
フリム「私がもし聞かれればハク様と答えます、もちろん私の真の主様はパト様です、ですが今誰かのために死ねと言われれば私はハク様のために死にます、そう即答できます、今のハク様は・・・私や私達を捨てれなかった時点で主様の事を以前よりも愛していらっしゃらないのではないですか?」
ハク「そんなことないよ!!なんでそんな事言うの?!!」
ハクは気が動転していた。
ハクはパトのためなら命をも掛け、世界すらも敵に回す覚悟もあると自分の中で認識していた。
だがフリムに否定されて、普段怒らないハクですら強い憤りを隠せずにいた。
フリム「ではなぜ着いて行かないのですか?主様が心配ではないのですか?世界を敵に回す覚悟があっても今、この環境を壊す度胸もないのでしょうか?ならその覚悟は嘘です、思い込みです、今のハク様はパト様の事は二の次です。今のハク様はパト様の事で命は掛けません、だって今着いて行かないと選択したのですから、他所の地で死んで終わりですよ」
ハクはフリムの言葉を言い返そうとしたが出来なかった。
ハク「・・・私・・・薄情なのかな・・・」
フリム「はい、専属神失格です、ですが私はそんなハク様のお傍に居ます、ですが今の回答は到底理解出来ないとだけ」
ハクはそこまでフリムに言われてもパトを追いかけなかった。
否、追いかける資格がなかった。
ハクはただパトが立っていた扉の前で立ち尽くしていた。
・・・・・・
パトは泣きながら琴歌の部屋に来ていた。
パト(笑えるな、カナもハクも・・・俺を選ばない、これは俺が色んな女性を関わってあの二人を蔑ろにしてきた罰だ、これが俺がやってきた事だ・・・本当、なんで今頃気付いたんだろうな・・・俺は)
そう想いながらパトは琴歌の部屋の扉をノックする。
そのタイミングで琴歌は荷物を持ってパトの前に立っていた。
琴歌「待ってました、行きましょうパト君!」
パト「琴歌・・・何処かに行くのか?」
琴歌「はい!パト君と一緒に地球に行きます!数年でも数十年でも、数百年でも!私はパト君の傍に居ます」
琴歌はそう言いながら笑いかけてくれた。
パト「琴歌・・・政治はいいのかよ?総理大臣だろ?そんな重役が帝国を留守にするなんて」
琴歌「関係ありません、私は総理大臣の前にパト君の専属神であり、恋人です。貴方が何処かに行くのに私が着いて行かない理由はありません、私はパト君のおかげで今の世界があるから、私にとってパト君が居る場所が世界だから、一緒に行くよ」
パトは琴歌の真っ直ぐな言葉に泣き崩れてしまった。
パト「ごめん、ごめんな・・・ずっと寂しい想いばかりさせて、お前達を・・・俺は・・・」
琴歌「ううん、仕方なかったんだよ、お互い、だから地球でお互いをもっと知って、もっと一緒になりましょう」
琴歌は泣き崩れ地に膝がついているパトを優しく抱きしめた。
琴歌「懐かしいですね、私とパト君が出会った頃は逆だったのに、今は私がパト君を抱きしめてます」
パト「情けないな、いや、琴歌がたくましくなったのかな、ははは」
パトと琴歌は二人で笑い合いながら、琴歌はポケットにしまっていたハンカチでパトの顔を拭いた。
・・・・・・
琴歌「今回の騒動はうっすらとは聞いていましたけど、パト君は今回の件で自分の判断があまりにも他人を軽視している事と、自分の傲慢な思考が自分の周りの人達を不幸にさせてしまったことに罪悪感を感じて、雪花ちゃんと話した事も相まって、今の自分の醜さが浮き彫りになったからこそ、今の自分を変えたいってことなんですね」
パト「ああ、これが真実だよ、琴歌なら話してもいいかなって思ったから話したけど、メリアの所には違う伝わり方をしているんだ」
琴歌「わかっています、という事は私と雪花ちゃんが今の所一緒に地球で一緒に行くのですね、月花先輩はどう言っているのですか?」
月花(私は行くわよ、約束したじゃない、私は絶対にパトと離れない、それに私にとって失う物はなにもないの、私にとってパトを失ったら全てを失う事と同意だから、だから私も何百年掛かっても一緒に地球で過ごしてあげる、それにパトの葛藤や悩みは私が一番近くで聞いていたんですもの、一番の理解者が傍に居た方がいいでしょ?)
パト「ありがとう、月花・・・」
琴歌「3人ですね、他の方には声を掛けないのですか?」
パト「俺の価値観を理解して共感してくれるのは同じ日本人だった人なんだ、悪いけど帝国出身の専属神とは一緒に過ごせない・・・」
琴歌「メリアさんもアリシア様もラル様もソルテ様もソフィアちゃんも・・・全員悲しみますよ?」
パト「だろうな、だけどあの5人が居ると俺はきっと甘えてしまう、あの5人の地球の規模に収まりきらない力に頼ってしまうかもしれないんだ。」
パトはそう言うとソフィアが琴歌の部屋に入って来た。
ソフィア「私も行く!!私もパトと離れたくない!!それに私も何も出来ないよ!!お願いだから私をそんな評価しないで!!」
パト「ソフィア・・・」
ソフィアは不可能支配でパトの会話を聞いていたのだろう、ソフィアは泣いていた、そして本当にすがるようにパトにしがみついて離れなかった。
パト「・・・そうか、ソフィアも確かに俺と同じだもんな・・・来るか?ソフィア?もう贅沢な生活も出来ないぞ?」
ソフィア「いいよ!!パトと離れるくらいなら地球の生活の方が何倍もマシだよ!!」
パト「そっか、ごめんな、勝手に決めつけて・・・一緒に来てくれるか?ソフィア?」
ソフィア「当たり前だよ!!!」ゴン!!(頭突き)
ソフィアはパトの腹部に頭突きをする。パトはいきなりの攻撃に怯んでしまう。
・・・・・・
パトは雪花の所に向かった。
雪花「留守にするけど部隊の事はお願いします、奏星さん」
奏星「私も地球人なんだからお声を掛けて欲しかったのですが、雪花ちゃんが行くなら仕方ありませんね、ですが頻繁に泊まりに行きますからね!」
雪花「もちろん!トールもルーリエも暇な時はいつでも遊びに来なさい!何日でも泊めてあげるから!」
ルーリエ「雪花様!!頑張れ~~!私は毎日通います!!」
トール「おお~、しっかり主様を守るんだぞ、専攻部隊は僕に任せな~!」
雪花「それじゃあ行ってきます!!」
雪花はそう言いながら専攻部隊の部屋を後にした、そしてその扉の先にパトが立っていた。
雪花「月花お姉ちゃんから聞いたわ、決断してくれてありがとう、本当に嬉しいわ」
パト「俺のためでもあるからね、俺は自分の価値感を取り戻したい、もっと帝国に相応しい神になれるように成長したいんだ、まだこんな未熟な状態で帝国に腰を据えたくないだけだよ」
そう言いながらパトと雪花は強い握手を交わす。
雪花「私ももっと成長する、子供のままでは居られないもの・・・」
こうしてパトと共に地球で生活する専属神が決まった。
雪花・ソフィア・琴歌・月花
・・・・・・
そしてパトはメリアの元に向かう。
メリア「そうですか・・・帝国を離れるのですね」
パト「否定しないんだな」
メリア「ご主人が決めた事ですからね、私が何を言っても無意味でしょう、ですが悲しいですね、私は選ばれなかったのですね・・・」
パト「俺がメリアを選ばなかったのは帝国があるからだよ、この帝国はメリアのおかげで成り立っている、だからメリアに任せたいんだ、それに俺はメリアの力を借りずに生きてみる、ずっと支えてくれた事に感謝している、愛してる。」
メリア「通い妻しますよ?私は」
パト「それは好きにしなよ、俺もメリアに会えないのは寂しいからさ、来なかったら呼ぶかもしれない、いや・・・もうメリアだけじゃないな、専属神や従属神もそうだな」
メリア「それなら帝国と変わりませんよ、もうご主人は・・・ごめんなさい、私がもっとご主人の傍に居られればこんなことにはなりませんでした・・・役割を果たせませんでした。」
パト「ならメリアに俺からの命令だ。メリアの力なしでも帝国が他国にも負けないくらい回る国にしなよ、そうすれば俺はメリアを今のポジションから外して俺の傍に置くよ、約束する」
メリア「それは魅力的ですね、では頑張りましょうかね・・・琴歌ちゃん達をお願いします、皆さんは帝国で多くの挫折を味わってご主人と同じように精神が壊れかけそうだった人達です。ずっと心配はしてましたから・・・」
パト「じゃあな、他の専属神もいつでも仕事じゃなくて遊びに来るように言っておいて」
メリア「はい!行ってらっしゃい!パト君!」
・・・・・・
そしてパトは帝園の従属を全員集め、事情を説明し、パト達は帝国の宇宙船に集まった。
パト
雪花・ソフィア・琴歌・月花
ミーエル・スティア・エテル・美魅・リル
エイリ・フルール
計12名
帝国の従属神が知らない間に、残る専属神とメルリアに見送られながら地球に向かった。
メルリア「私の責任です・・・」
メリア「いえ、私の責任ですよ、メルリア姉様の独占を見て見ぬふりをしました、それは帝国の繁栄を考えてです、ですがそこにご主人の事は間違いなく配慮に欠けていました。独占からは何も生まれない、いえ、離れる事はないと疑いもしなかった。私も考え方を改めなければいけませんね。私も反省です。帝国はご主人のためのもの、なのにご主人のためと言いながら蔑ろにしてしまった時点で私も思って居た以上に本来の目的から離れていたのかもしれません」
メリアは表情を変えないままただパト達が乗った宇宙船を見上げながら涙を流し、言った。
メリア「次ご主人が帰ってきた時、この帝国はもっとご主人に寄り添った国にします。もうご主人に無茶なんてさせません、気を使わせません。それが私の課題です」
ソフィア「どうしたの?パト?元気がないよ?」
パト「俺って本当馬鹿だよなって思ってさ・・・」
パトはそう言いながらソフィアに小瓶を渡す。
ソフィア「え?これって雪花の遺伝子?本当に手に入れて来たの!?」
パト「俺が馬鹿だった、皆の想いを無下にしてきた末路だ、愛した人の人権すらも軽視してこんなものをソフィアの手元に運んでしまうような・・・そんなダメな主になったんだよ、俺は」
ソフィア「ええ、何があったの?それにそんなに嫌ならこれは私、受け取らないよ?元々パトのお願いだったわけだし、パトが嫌ならこの研究はしないけど」
パト「いや、それだけはやってくれ、せめて結果がついてこなかったら皆に申し訳ないんだ・・・頼んだよ」
パトはソフィアにそう言いながらソフィアの頭に手を乗せ、そのままその部屋を後にしようとした、
ソフィアは何か嫌な予感がしたため、パトにその先へ行かないように抱きしめる。
ソフィア「ねえ、帰ってくる?私、寂しくならない?もう寂しいのは嫌だよ?」
ソフィアは不安な表情でパトに聞く、だがパトの眼には光が無く、ただソフィアに対して申し訳なさそうに一言告げた。
パト「それじゃあね」
パトはそう言うとソフィアの身体を放し、部屋を後にする。
・・・・・・
パトは自室に戻り、荷物をまとめていた。
メルリア「アナタ?どうしたのですか?そのような荷造りなど・・・」
パト「俺は帝国を離れるよ、そうだな、数日とかじゃなくて、数年、俺に帝国は早すぎるんだ・・・」
メルリアはパトの言葉が一瞬理解出来なかった、そしてメルリアは土下座をし、深く頭を下げる
メルリア「私の責任です、私がこのような状況を生み出してしまったから・・・旦那様がこの帝国を離れるのなら私だけがこの帝国から・・・アナタから離れます、だから・・・そのような事を言わないでください・・・もう独占しようなどと思いません、私は帝国に所属する女神達にどう言えばいいか・・・」
メルリアは泣きながらただパトに対して懺悔の言葉を述べていた。だがパトはそんなメルリアに優しく言葉を掛ける勇気も自信も無くなっていた。
パト「メルリア、命令だ、帝国で俺が帰って来るまでの間、皆を守れ、命を賭けてだ、それで・・・いやいい、フルールとエイリを呼んでくれるか?」
メルリア「・・・はい・・・」
メルリアは泣きながらフルールとエイリを呼んだ、
フルールは何とも言えない空気の中、パトに対して頭を下げる。
エイリも不安を隠せない表情で同じくパトに頭を下げる。
パト「フルール、エイリ、お前達二人は支度しろ、お前達二人が地球での報告係だ、帝国を離れると言っても近況報告なしだとメリア達も納得しないだろうしな」
パトは二人に眼も合わせずに淡々と喋る
パト「俺は声を掛ける奴が居るから帰ってくる間に準備をしておいてくれ」
エイリ「パト様・・・あの・・・どうしてメルリア様は・・・お連れになられないのですか?この大役ならメルリア様にこそ相応しいのでは」
パト「メルリアはどう足掻いてもメリアが手放さないからだ、メルリアは今や帝国の大事な戦力、居ないと帝国全土の大問題になるんだ、それに対してエイリとフルールはそのような事はない・・・いや俺もだ、俺だって居なくても問題ない、周りからは必要と言われ続けたけど、その意味がまったくわからないんだ、居るだけでいいとか、ただ従属の女神を愛でて性のはけ口にすればいいとか、俺はお前らのオブジェでも自己欲求を満たすための愛玩具でもねんだよ・・・」
エイリは普段にないパトの冷たい言葉に怯える。
エイリ「私は・・・そのようなことなど・・・ご無礼をお許しください・・・」
フルール「なんでそんなに威圧するの?私達がそんなにご不満ですか?私達が主様になにか致しましたか?日頃からご無礼がないように接してきたのに」
パト「そうだな、最高のひと時だった、それは嘘でも偽りでもない真実さ、男にとっては楽園だと思う、ただ居るだけで大勢の美しい女神に無条件で愛されて、尽くされて、褒めたたえられて、尊敬されて、気持ちいいに決まってるだろ」
パトは悲しく笑う。
パト「でもダメなんだ、俺はそんな環境に居たら俺が俺じゃ無くなるんだ、俺はもうここに来た時より一人一人を愛せない、何処か軽視してしまって、傲慢に染まっているんだ、何をしても許される、何をしても正義になるこの世界は俺をダメにする、だから離れたいんだ。気持ち悪いんだよ、今の俺は・・・」
フルール「主様・・・」
パト「別にお前達の責任でも従属や専属神の責任じゃない、俺が弱いだけだ、不機嫌なのは俺が今一番自分自身に嫌悪感を抱いてしまったからいち早くこんな自分を変えたいんだ。それだけなんだ・・・」
フルールはパトの絞りだしたような声に何も言い返せなかった。
パト「もういいか?なら準備をよろしくな」
パトは自分の部屋を後にする、残されたメルリアは地に泣き崩れ、エイリとフルールはただメルリアを介抱するのではなく、ただ見つめていた、二人の心境的に誰かに気を使うという余裕がなかったのだ。
エイリ「私達がしてきたことは・・・パト様にとって迷惑だったのでしょうか・・・」
フルール「わかりません、ですが、今のパト様は・・・母星を離れる時の私の心境と似ている気がします。自分の情けなさに苛立つ気持ち・・・パト様も実は私と変わらないのかもしれませんね、度重なる過大評価がパト様を神格化させている帝国ですが、パト様本人はまだその段階ではない、だからその差についてこられなかった、恐らく今までは頑張って馴染もうとしたんだと思います・・・ですがもう無理だと判断したのかも・・・しれません・・・すみません、新参者がわかったような口を・・・」
エイリ「いえ、私はパト様の事を・・・まだ何もわかっていなかったのですね・・・」
・・・・・・
パトはカナの部屋に到着していた。
パト「聞いてたろ?どうする?カナ?」
カナ「・・・私は・・・ここを離れたくないよ・・・」
カナはしっかりパトの脳内を聞いていた、だがカナは帝国に残りたかった、それは今自分の役割を全うするために目標に向かって努力をしているからである、そして何よりそんなカナを支えてくれる仲間が出来た事でカナは帝国という自分の居場所を離れるわけには行かなかった。
カナ「ごめんなさい、強制なら行くよ、だけど私は多分地球で何かを得られない、私にとって地球がパトにとっての帝国なの、あの星だと私は成長出来ない、だから私は帝国から離れたくない・・・」
パト「そっか、いや、いいんだ、俺の我儘だから、別に来るなとは言わない、いつでも遊びにおいで」
パトはそう言うとカナの部屋を出る、恐らくパトはカナが断るという事を予想していたのだ。
パト(カナは帝国に来てから大きな成長を遂げている、だからカナは断るんじゃないかって思ってたんだ・・・だけど辛いな、わかっていても心のどこかではついてきて欲しかったと思う俺が居る、自分の事を後回しにして俺の所に来てくれるカナを期待してしまったんだ・・・都合の良い解釈だ、それが結局帝国に甘えて来た代償か)
カナ「パト!私はそんな・・・!?」バタン
パトの思考と共に扉が閉まった。
カナはそのままその場で泣き崩れてしまった。
カナ「ごめん・・・寄り添ってほしかったのに・・・私は自分の事を選んじゃった・・・ごめんなさい・・・」
カナはパトに着いて行かなかった。
・・・・・・
次にパトはハクの部屋に訪れた。
ハク「パト君!大丈夫?!」
ハクは心配そうに仕事机から飛び出すように駆け寄って来た。
ハク「泣いてるの?辛い事があったの?」
ハクはただパトの事を心配してくれる、優しい女性だ、だがパトは聞かないといけないのだ。
パト「ハク、俺は数年帝国を離れる、ハク、一緒に着いてきてくれないか?」
パトはハクにすがるような気持ちで言葉を贈る。
勿論ハクはパトの問いに困惑を隠せなかった。
ハク「・・・数年っていつまで?」
パト「わからない、俺が満足するまでだよ」
ハク「それまで私も帝国に帰っちゃダメなんだよね?」
パト「ああ、帰らないで欲しい、地球で一緒に過ごして欲しい・・・」
ハクは少しの間沈黙を続ける、ハクの部屋にはハクの特別従属神であるフリムが心配そうに様子を伺っていた。
ハク「ごめんなさい・・・私・・・今の環境が好きなの・・・パト君と一緒に居たいけど・・・この居場所を捨てる事は出来ないよ・・・」
パト「そっか・・・そうだよな・・・悪い、気にしないでくれ!俺の問題だからな、ハクは帝国で自分の生活を見つけたらいいよ、じゃあね、いつでも遊びにおいでよ・・・」
パトはそう言いながらハクと距離を取る。
そしてそのまま部屋を出る。
ハク「パト君!!パト君!!」
フリム「いいのですか?ハク様は主様の専属神、私達従属の事よりも優先しなければいけないのでは・・・」
ハク「でも・・・でも・・・」
ハクは悩んでいた、どっちを取ればいいのかと・・・
だがフリムはそんな悩むハクに話す。
フリム「一つお聞きします、今のハク様にとって一番大事な物はなんですか?」
ハク「え、それは・・・」
ハクはすぐに答えが出なかった、一瞬で多くの物を思い浮かべたのだ。
フリム「すぐに答えが出ないのですね、それが答えです、今のハク様は主様が一番大事だと、思えていないのではないでしょうか?」
ハクはフリムの言葉にハッと驚く。
フリム「私がもし聞かれればハク様と答えます、もちろん私の真の主様はパト様です、ですが今誰かのために死ねと言われれば私はハク様のために死にます、そう即答できます、今のハク様は・・・私や私達を捨てれなかった時点で主様の事を以前よりも愛していらっしゃらないのではないですか?」
ハク「そんなことないよ!!なんでそんな事言うの?!!」
ハクは気が動転していた。
ハクはパトのためなら命をも掛け、世界すらも敵に回す覚悟もあると自分の中で認識していた。
だがフリムに否定されて、普段怒らないハクですら強い憤りを隠せずにいた。
フリム「ではなぜ着いて行かないのですか?主様が心配ではないのですか?世界を敵に回す覚悟があっても今、この環境を壊す度胸もないのでしょうか?ならその覚悟は嘘です、思い込みです、今のハク様はパト様の事は二の次です。今のハク様はパト様の事で命は掛けません、だって今着いて行かないと選択したのですから、他所の地で死んで終わりですよ」
ハクはフリムの言葉を言い返そうとしたが出来なかった。
ハク「・・・私・・・薄情なのかな・・・」
フリム「はい、専属神失格です、ですが私はそんなハク様のお傍に居ます、ですが今の回答は到底理解出来ないとだけ」
ハクはそこまでフリムに言われてもパトを追いかけなかった。
否、追いかける資格がなかった。
ハクはただパトが立っていた扉の前で立ち尽くしていた。
・・・・・・
パトは泣きながら琴歌の部屋に来ていた。
パト(笑えるな、カナもハクも・・・俺を選ばない、これは俺が色んな女性を関わってあの二人を蔑ろにしてきた罰だ、これが俺がやってきた事だ・・・本当、なんで今頃気付いたんだろうな・・・俺は)
そう想いながらパトは琴歌の部屋の扉をノックする。
そのタイミングで琴歌は荷物を持ってパトの前に立っていた。
琴歌「待ってました、行きましょうパト君!」
パト「琴歌・・・何処かに行くのか?」
琴歌「はい!パト君と一緒に地球に行きます!数年でも数十年でも、数百年でも!私はパト君の傍に居ます」
琴歌はそう言いながら笑いかけてくれた。
パト「琴歌・・・政治はいいのかよ?総理大臣だろ?そんな重役が帝国を留守にするなんて」
琴歌「関係ありません、私は総理大臣の前にパト君の専属神であり、恋人です。貴方が何処かに行くのに私が着いて行かない理由はありません、私はパト君のおかげで今の世界があるから、私にとってパト君が居る場所が世界だから、一緒に行くよ」
パトは琴歌の真っ直ぐな言葉に泣き崩れてしまった。
パト「ごめん、ごめんな・・・ずっと寂しい想いばかりさせて、お前達を・・・俺は・・・」
琴歌「ううん、仕方なかったんだよ、お互い、だから地球でお互いをもっと知って、もっと一緒になりましょう」
琴歌は泣き崩れ地に膝がついているパトを優しく抱きしめた。
琴歌「懐かしいですね、私とパト君が出会った頃は逆だったのに、今は私がパト君を抱きしめてます」
パト「情けないな、いや、琴歌がたくましくなったのかな、ははは」
パトと琴歌は二人で笑い合いながら、琴歌はポケットにしまっていたハンカチでパトの顔を拭いた。
・・・・・・
琴歌「今回の騒動はうっすらとは聞いていましたけど、パト君は今回の件で自分の判断があまりにも他人を軽視している事と、自分の傲慢な思考が自分の周りの人達を不幸にさせてしまったことに罪悪感を感じて、雪花ちゃんと話した事も相まって、今の自分の醜さが浮き彫りになったからこそ、今の自分を変えたいってことなんですね」
パト「ああ、これが真実だよ、琴歌なら話してもいいかなって思ったから話したけど、メリアの所には違う伝わり方をしているんだ」
琴歌「わかっています、という事は私と雪花ちゃんが今の所一緒に地球で一緒に行くのですね、月花先輩はどう言っているのですか?」
月花(私は行くわよ、約束したじゃない、私は絶対にパトと離れない、それに私にとって失う物はなにもないの、私にとってパトを失ったら全てを失う事と同意だから、だから私も何百年掛かっても一緒に地球で過ごしてあげる、それにパトの葛藤や悩みは私が一番近くで聞いていたんですもの、一番の理解者が傍に居た方がいいでしょ?)
パト「ありがとう、月花・・・」
琴歌「3人ですね、他の方には声を掛けないのですか?」
パト「俺の価値観を理解して共感してくれるのは同じ日本人だった人なんだ、悪いけど帝国出身の専属神とは一緒に過ごせない・・・」
琴歌「メリアさんもアリシア様もラル様もソルテ様もソフィアちゃんも・・・全員悲しみますよ?」
パト「だろうな、だけどあの5人が居ると俺はきっと甘えてしまう、あの5人の地球の規模に収まりきらない力に頼ってしまうかもしれないんだ。」
パトはそう言うとソフィアが琴歌の部屋に入って来た。
ソフィア「私も行く!!私もパトと離れたくない!!それに私も何も出来ないよ!!お願いだから私をそんな評価しないで!!」
パト「ソフィア・・・」
ソフィアは不可能支配でパトの会話を聞いていたのだろう、ソフィアは泣いていた、そして本当にすがるようにパトにしがみついて離れなかった。
パト「・・・そうか、ソフィアも確かに俺と同じだもんな・・・来るか?ソフィア?もう贅沢な生活も出来ないぞ?」
ソフィア「いいよ!!パトと離れるくらいなら地球の生活の方が何倍もマシだよ!!」
パト「そっか、ごめんな、勝手に決めつけて・・・一緒に来てくれるか?ソフィア?」
ソフィア「当たり前だよ!!!」ゴン!!(頭突き)
ソフィアはパトの腹部に頭突きをする。パトはいきなりの攻撃に怯んでしまう。
・・・・・・
パトは雪花の所に向かった。
雪花「留守にするけど部隊の事はお願いします、奏星さん」
奏星「私も地球人なんだからお声を掛けて欲しかったのですが、雪花ちゃんが行くなら仕方ありませんね、ですが頻繁に泊まりに行きますからね!」
雪花「もちろん!トールもルーリエも暇な時はいつでも遊びに来なさい!何日でも泊めてあげるから!」
ルーリエ「雪花様!!頑張れ~~!私は毎日通います!!」
トール「おお~、しっかり主様を守るんだぞ、専攻部隊は僕に任せな~!」
雪花「それじゃあ行ってきます!!」
雪花はそう言いながら専攻部隊の部屋を後にした、そしてその扉の先にパトが立っていた。
雪花「月花お姉ちゃんから聞いたわ、決断してくれてありがとう、本当に嬉しいわ」
パト「俺のためでもあるからね、俺は自分の価値感を取り戻したい、もっと帝国に相応しい神になれるように成長したいんだ、まだこんな未熟な状態で帝国に腰を据えたくないだけだよ」
そう言いながらパトと雪花は強い握手を交わす。
雪花「私ももっと成長する、子供のままでは居られないもの・・・」
こうしてパトと共に地球で生活する専属神が決まった。
雪花・ソフィア・琴歌・月花
・・・・・・
そしてパトはメリアの元に向かう。
メリア「そうですか・・・帝国を離れるのですね」
パト「否定しないんだな」
メリア「ご主人が決めた事ですからね、私が何を言っても無意味でしょう、ですが悲しいですね、私は選ばれなかったのですね・・・」
パト「俺がメリアを選ばなかったのは帝国があるからだよ、この帝国はメリアのおかげで成り立っている、だからメリアに任せたいんだ、それに俺はメリアの力を借りずに生きてみる、ずっと支えてくれた事に感謝している、愛してる。」
メリア「通い妻しますよ?私は」
パト「それは好きにしなよ、俺もメリアに会えないのは寂しいからさ、来なかったら呼ぶかもしれない、いや・・・もうメリアだけじゃないな、専属神や従属神もそうだな」
メリア「それなら帝国と変わりませんよ、もうご主人は・・・ごめんなさい、私がもっとご主人の傍に居られればこんなことにはなりませんでした・・・役割を果たせませんでした。」
パト「ならメリアに俺からの命令だ。メリアの力なしでも帝国が他国にも負けないくらい回る国にしなよ、そうすれば俺はメリアを今のポジションから外して俺の傍に置くよ、約束する」
メリア「それは魅力的ですね、では頑張りましょうかね・・・琴歌ちゃん達をお願いします、皆さんは帝国で多くの挫折を味わってご主人と同じように精神が壊れかけそうだった人達です。ずっと心配はしてましたから・・・」
パト「じゃあな、他の専属神もいつでも仕事じゃなくて遊びに来るように言っておいて」
メリア「はい!行ってらっしゃい!パト君!」
・・・・・・
そしてパトは帝園の従属を全員集め、事情を説明し、パト達は帝国の宇宙船に集まった。
パト
雪花・ソフィア・琴歌・月花
ミーエル・スティア・エテル・美魅・リル
エイリ・フルール
計12名
帝国の従属神が知らない間に、残る専属神とメルリアに見送られながら地球に向かった。
メルリア「私の責任です・・・」
メリア「いえ、私の責任ですよ、メルリア姉様の独占を見て見ぬふりをしました、それは帝国の繁栄を考えてです、ですがそこにご主人の事は間違いなく配慮に欠けていました。独占からは何も生まれない、いえ、離れる事はないと疑いもしなかった。私も考え方を改めなければいけませんね。私も反省です。帝国はご主人のためのもの、なのにご主人のためと言いながら蔑ろにしてしまった時点で私も思って居た以上に本来の目的から離れていたのかもしれません」
メリアは表情を変えないままただパト達が乗った宇宙船を見上げながら涙を流し、言った。
メリア「次ご主人が帰ってきた時、この帝国はもっとご主人に寄り添った国にします。もうご主人に無茶なんてさせません、気を使わせません。それが私の課題です」
2023年02月18日
No.105 メルリアの独占episode7(R18)
パトは急いで雪花を追いかけた、雪花は自分のミスでメルリアに恥をかかせる行為をした。
その罪悪感できっと雪花は深く傷ついていると考えた。
パト「雪花・・・何処に行ったんだよ!!」
走りながらすれ違った侍女達に雪花の行方を聞き、雪花を見かけたという情報を頼りに追いかけて行った
・・・・・・
場所は雪花の自室だった。
パト「あいつ・・・無茶苦茶足早くなってんなぁ・・・全然俺、追いつけなかったんだけど・・・」
パトは雪花の部屋をノックする、鍵は開いていたため、そのまま申し訳ないと思いながらも雪花の部屋に入る。
すると雪花が部屋の隅で泣いている姿があった。
パト「雪花・・・」
パトはどう雪花に話しかければいいかわからなかった、元はと言えば自分の責任で雪花が傷ついてしまったのだ、だからこそ、「心配ない」という言葉を掛けるにはパトは言葉が上手く出てこなかった。
雪花「ごめんなさい、私のせいで・・・メルリアにも悪い事をしたわ・・・」
パト「雪花だって俺のために動いてくれたんだろ?そんなに責めないでくれ、勘違いだったなら謝ればいいじゃないか・・・」
雪花「それで相手の股間に指突っ込んで凄んでいいってわけ!?私は怒るにしてもあまりにも下品で無礼過ぎた・・・相手の事を一切考えなかった、聞く耳すらも持たなかった、あの二人が私に見てきた目線・・・あれはもはや軽蔑の眼だった、もう私はあの二人から好かれる事もないし、今後仲良くもなる事がない、それが私だけの問題ならいい、けどそれが関節的にパトの負担にもなる、私の勝手な行動が多くの人を傷つけた、そんな真実を打ち付けられて平気な顔をしてられないわよ!!」
雪花は机を思い切り叩き、大声でパトに叫ぶ。
パト「それは・・・雪花の反省する点だ、フォローのしようがない」
雪花「ならどっかに行って!何も考えてないのに私の前に来ないで!!」
パトは雪花の言葉で感情的になり、雪花に声を荒げる。
パト「なんだよ!その言い方は!!俺はお前が心配だから追っただけだ!理由なんて知るか!お前のミスならお前が勝手に反省すればいいだろ!!俺は自分の責任で雪花が傷つくのが辛い!!だからこうやってここまで来たんだよ!!」
雪花「なによそれ!結局自分のためじゃない!!私の事なんてどうでもいいんでしょ!!薄情者!!」
パト「ああそうかよ!!言葉の意味も伝わらないんだったら何言っても意味ないよな!なんで俺の言葉に耳を貸さないんだよ!!!」
パトは雪花の前ギリギリまで近づき睨みつける
パト「殴るか?蹴るか?暴力でまた誤魔化して俺の言葉を遮るのか?それが今回の失敗なんだろ!!それを直す気ないなら一丁前に凹んでんじゃねえよ!!!」
パトは雪花に怒鳴る、雪花はパトに本気で怒鳴られて怒りよりも恐怖の感情で泣き崩れそうになった。
雪花「・・・ごめんなさい・・・」
パト「俺も感情的になり過ぎた・・・ごめん・・・」
雪花「・・・わかってる、感情的になったら人の話をろくに聞こうともしないのは私の悪い癖だって・・・でも辛かったんだもん・・・」
パト「だから言っただろ、俺は心配してここに来たんだって、落ち着いて話して、もう怒鳴らないから」
パトはしゃがみこんで頭を伏せている雪花を抱きしめ、頭を撫でる。
雪花は静かにすすり泣きながら時間を過ごす、そして少し時間が経って、雪花も落ち着きを取り戻した。
雪花「ねえ、パト、謝ったら許してくれるかな・・・私」
パト「そうだね、すぐには許してくれないかもしれない、それだけ酷い事をしたからね、でも何度も誠意を見せたら3人共許してくれるよ、な?」
雪花はパトの言葉で深いため息を吐いた、それだけ自分のしてきた事が酷い事だと自覚していた。
パト「でも謎だよね、雪花が見た俺のパンツの内側にあった穴、雪花はそれの奥が何か見えたの?」
雪花「いや、一度怒りのままその穴に指をツッコんでその奥にある物を指で思い切り抉ったけど、感触は凄く柔らかかった、それに暖かかったし、ヌルっとしてたから私は女性の体内だとばかり・・・」
パト「もしそうだとしたら、俺の体液を無断で手に入れている事になるし、もし体内に取り込んだらそれなりのパワーアップをするから案外わかるかもしれないな」
雪花「でも今思うとメルリアの体内に私の付けた傷は無かった、かなり強く引っ搔いたから普通に傷がついたと思うし・・・はぁ」
パト「だからメルリアの股間に手を入れたのか?自分の付けた傷跡を確かめるために?」
雪花「ええ、でも無かった、それにその穴があった根拠も無かったし、あの部屋に居た二人の証言も聞いた、流石のメルリアも二人を騙してまでパトを襲わないと思うし、やっぱりメルリアの線は薄いかもしれない、でもそうだとしたら第三者がやったってことになるから面倒なことになったかもしれないわよ」
雪花の言う通り、もしメルリアが今回の犯行の犯人でなければ他にパトを襲った犯人が居るということだ、それはつまり帝国内に裏切り者が居る事になるのだ。
パト「考えたくないな、このタイミングでいきなりそんな事を仕掛けてくるって事になると俺の身の回りに関わっている奴の犯行ってことになるぞ・・・」
雪花「パト、パトが良いなら私と一緒にこの部屋で寝て?その方が私も気が楽なの、お願い・・・」
パト「・・・月花に状況を聞いてみるよ」
パトはそう言いながら脳内で月花を呼び掛けてみた。
パト(月花、そっちの状況はどう?)
月花(酷い状況、メルリア様が酷く落ち込んでしまって、エイリもフルールも今二人共凄くメルリア様の心配をしてる、後今回の件が問題になってメリアちゃんとソルテ様も来てる、今回の件は結構大問題になるかも・・・)
パト(俺も今雪花から話しを聞いたんだけど、もしメルリアが犯人じゃないなら第三者が俺を襲っていた事になる、そうなると俺の周りに人全員を疑わないといけなくなるぞ・・・)
月花(そうね、今回に関しては私も容疑者に入るわね、なにせパトは普段私の思考を見てないから私の考えがわからない以上、アリバイを持っているとは言えない、身近でパトの状況が一番わかるって考えたら私が一番疑わしいしね)
パト(待てよ!それを言ったらバレるリスクが一番高いのも月花になるじゃないか!それに月花が雪花を追い込むなんてあり得ない!)
月花(信じてくれるのは嬉しいし、私もしてないから安心してって言ってあげたいけど、今回はパトの周りの人物の犯行、前日は雪花を操ってパトと性行為をさせた、今回は能力禁止エリアにしたにも関わらず能力を使用していた、雪花は多分道具の力だと思って動いたと思うけど、今のパトに痕跡がない以上あの場所で能力が使われたのは確かなの、つまりあのエリアでも能力が扱えて、空間を別の場所と繋げることが出来る能力者、そんな子を見つけないといけないわ)
パト(なら尚更月花は無理じゃないか、月花には空間と空間を繋げるホールを作る能力は持ち合わせていない、そうだろ?)
月花(そうね、そんな芸当は出来ないわ、でももし道具なら?道具ならアリシアコーポレーションで扱っている空間転移のホールがある、技術自体は存在するわよ?)
パト(月花、言ってる事が滅茶苦茶だぞ、さっきは道具はあり得ないって言っただろ!なのになんで次は道具の可能性があるって言うんだ?)
月花(二つの思考パターンを容易したのよ、今の二つの思考的にパトはどっちの線が正解だと思う?私はね、色んな思考パターンを作り出してそこから一番可能性が高い考察を選んで調べてみるのだけど、)
パト(成程、あの場面で能力が扱えないなら能力の線は低い、そしてアリシアコーポレーションの技術は存在する、あと雪花の証言で俺は一度射精をしているらしい、つまりもし相手の体内に俺の体液が入っている場合、俺にとって見覚えのない成長をしている奴が居る可能性があるんだ)
月花(成程、でもおかしいわよね?ならなんで昨日は雪花の身体を操って雪花の体内にパトの体液を出させるような事をしたの?操った側になんのメリットも存在しないじゃない、そこをまず解決しないと一つの問題点だけを探っても正解には辿り着けないわよ)
パトは月花の言葉に悩んでしまう、月花の言う通り、相手の目的がはっきりしないのだ、パトの体液が目的なら雪花を操る必要性がない、それなら最初からホールで搾取すればいいだけなのだから、しかも今回のタイミングを狙って行っているのはおかしいと考えるパトは混乱していた。
雪花「難しそうね、我儘を言ってごめん・・・」
パト「今俺の部屋にメリアやソルテが来ているらしい、雪花が問題じゃない、今回俺を襲った奴が誰かが問題なんだ、だから雪花は気にしなくていい、俺は話を聞きに行くから」
雪花「行かないで・・・」
雪花は切なそうな声でパトの服を掴む
雪花「我儘なのは承知してる、だけどお願い、今日だけは私と一緒に居て・・・じゃないと、耐えられそうにないよ」
パトは雪花の弱っている姿を見て、雪花と一緒に居る事を決断する
パト(とりあえず今日は雪花と一緒に居る、メリアとソルテには今日は戻らないから明日話を聞くとだけ言っておいてくれ、調べる事があるなら自由に部屋を物色していいからって伝えといてくれるか?)
月花(わかったわ、雪花の事をお願いね、そんなに弱っている雪花、見た事ないから)
月花の言葉を聞くとパトは月花とのリンクを切った、恐らく月花側は今もパトの思考を読んでいるかもしれないがそんな事はお構いなしに雪花と一緒に居ると決めた。
パト「今日は一緒に寝よう」
・・・・・・
パトと雪花はパトが雪花に腕枕をして抱きしめるように互いに寄り添い合いながら眠っていた。
雪花「私、全然人として成長してないね・・・」
パト「それは俺も同じだよ、むしろ多分地球に居た時の方がしっかりしていた、今の俺は・・・周りの甘い環境に慣れ過ぎてダメになってる」
雪花「それ、私も思うわ、周りが優秀過ぎるのよね、だから私が何もしなくても周りが何でもしてくれる、だけど地球に居た頃ってさ、皆が未熟で欠点を持っていたから大変だった分自分の事をしっかりやらなくちゃいけなかったわよね」
雪花はパトに打ち明ける
雪花「私達にとって帝国という環境はまだ早いんじゃないかな・・・実力という面は仕方ないけど、精神的というか、一個人的な所だと私達はまだまだ帝国に馴染めていないと思うの・・・」
パトは雪花の話を聞いていた、ただその雪花の言葉がパト自身にも深く染み込み、そしてパトにとってずっと考えて居たことだからだ。
雪花「パト、私と一緒に帝国を離れない?今度は一時的なものじゃなくて、私達だけで生活出来るように仕事を始めてさ、その稼いだお金で生活するの、今の地球だってまだまだ悪信教の問題だって片付いてない、色々問題は残ってる、確かに少しづつだけど関与してたけど、私は地球人だもん、せめて地球の問題を解決してから帝国で生きたいわ・・・」
パトにとって雪花の提案は不思議を聴き心地が良かった、パト自身も「悪くないな」と思って居たからだ。
パト「いいかもね、俺も正直疲れたんだ、ずっと誰かの事を考えて、ほぼ毎晩誰かと性行為をして、つい最近は一度に数人としてしまった、正直、俺は今の自分が気持ち悪いんだ、それに怖いんだ、いつか俺は大事だった皆を軽視してしまうんじゃないかって、大事だった性行為も作業になって、愛情すらも感じれなくなっていくのがさ・・・だから俺もこの帝国から離れたい、皆には悪いけど、俺はこの一年ずっと退屈だった、充実はしていたし、沢山の愛情や恩恵を受けた、だけど俺が今欲しいのは愛情や恩恵じゃないんだ、この力を誰かのために使いたい、人助けがしたいんだ、今地球で誰も出来ない事が俺なら出来る、だから俺にしか出来ない方法で地球を救いたい、こんなところでのうのうと生きて居たくないんだ・・・だから雪花の誘いは凄く賛成だし、凄く嬉しいんだ」
雪花「うん」
パト「俺はどうしたらいいんだろうな、俺はどっちを取ればいいんだろうな、地球を取れば俺は数年は間違いなく帝国に帰らないだろう、それはつまり今居る帝国をまた数年空ける事になる、それは従属や専属神を裏切る行為だ、だけど俺は雪花の言う世界で生きたいんだ・・・生きたいんだよ、俺は・・・地球人であり、日本人なんだから・・・」
パトは雪花に悩みを打ち明ける。
パトだって雪花の描く世界で生きたい、だけど帝王であるパトはその選択肢をする重みが生まれる、それはメリアへの最大の裏切り行為でもある、
パトは雪花を抱きしめながら泣く、そして吐き出すように雪花にうったえかける。
パト「俺も雪花と生きたいよ・・・もう嫌だ、こんな世界で生きたくないよ・・・俺は・・・」
雪花「パト・・・私がパトの生きたい世界で一緒に居るよ、私達はお互い未熟すぎるから一緒に支え合って生きていこう・・・」
パト「雪花・・・」
パトは雪花を抱きしめ、そのままお互い泣きながら眠りについた。
・・・・・・
パトは起きた、だがそこはさっきまで居たベッドではなく、帝園だった。
そして帝園でもパトが居たのはルナの屋敷だった。
ルナ「おはようございます、主様」
パト「ルナが呼んだのか?どうしたの?」
ルナは得意げな顔をしてパトに小さな小瓶を渡す。
パト「これは?」
ルナ「雪花の遺伝子、卵子です。」
パトは驚いた、まずなぜルナがそのような物を入手していたかだった。
パト「おい・・・これをどこで・・・」
ルナ「以前主様が雪花の遺伝子を欲していたので、こちらからアクションを起こしました。」
ルナは手に入れた経緯を説明し始めた。
ルナ「まず雪花の卵子を摘出する方法でしたが、私が主様の体液に粘着性を高めて、雪花と交わって主様の体液を輩出した瞬間に体液を操作してひも状にする必要がありました、そして雪花の卵子と主様の精子が接触した段階で私がそのまま両方の遺伝子情報を引き抜き一度一つの小瓶で保管しました、もちろん雪花は私の能力で操作して眠っている間に行為をさせました、通常のように何度も回数を重ねられてしまったら入手が困難になりましたので、」
パト(それって・・・昨日の話だよな・・・!?)
ルナ「そして主様の体液と雪花の卵子を分別する必要があったのですが、そのような細かい作業は私ですら至難の業、なので今日私の能力でホールを作り、主様が就寝中に道具を使って体液を入手しました、これを磁石と同じ性質を持たせることで混ざり合った小瓶の中から主様の体液だけを磁石と砂鉄をくっつけるように排除しました、それでも残っている微少の精子を私がなんとか除去して正確な雪花の卵子を入手しました、どうぞ、受け取ってください、これは日頃から私の事を愛してくださっている主様へのプレゼントです、対価は求めません」
パトはルナからいきなり聞かされた経緯を聞きながら手元にある小瓶を見つめていた・・・
正直パトは今持っている小瓶を地面に投げつけたかった。
パト(結局俺が原因かよ・・・俺が馬鹿な事を言ったから、皆を不幸にしたんじゃねえかよ・・・ルナは善意でやっただけだ、それは俺がルナに相談したからルナの好意でやってくれたんだ、だって普段はどんなことでも対価を求めるルナが今回は対価を求めなかった、きっとかなり難しい問題だったからルナも協力したかったんだろう、その気持ちは善意なんだ、俺の感情で無下にするのは間違っている。)
パト「ありがとう、ルナ、本当に嬉しいよ」
ルナ「はい、これで主様の目的も進みますね」
パトは自分の判断でここまで多くの人を巻き込んで迷惑を掛けた、もはやそれが強いトラウマになった瞬間だった。
パト(無理だ、今の俺には帝国の長は荷が重すぎる、複数人を愛するのだって無理だ、平等に愛することだって出来ていない、間違いなく優劣が出てる、俺はそもそも常識というものが欠如してるんだ・・・まずは当たり前の事を当たり前のように自分でやりたい・・・)
パトはルナに掛けた言葉とは裏腹に虚しい気持ちのまま現実世界に戻った。
・・・・・・
パトは起きた、胸元には雪花が包まって寝ていた、雪花のためにしていた腕枕の腕は雪花の頭の重さのせいで血が止まっており、感覚がマヒしていた、だがその雪花の奥にある机にはしっかりとルナから受け取った小瓶が置かれていた。
パト(ソフィアの所に持っていこう、これはケジメだ、俺がしっかりと目的を果たす、そしてその後はもう・・・俺は・・・)
何も指示しない・・・そう考えようとしたがそれを決めてしまえばまた逃げる事になると考えたパトはそのまま眠っている雪花の髪を優しく撫でながら雪花が起きるのを待った。
・・・・・・
雪花「私は今からメルリア様達に謝ってくるわね、後はメリアちゃんも事情を聴きたいだろうし、それも説明してくるわね」
パト「ああ、俺はソフィアに用事があるから・・・」
パトはルナの件は言わなかった。
というより言えなかった。
ルナの責任にしてしまったらルナの善意を否定してしまう事になる、だからパトは自分でホールを使って自慰行為をしているところを雪花が勘違いしてメルリアと揉めたという話で進めようとしていた。
もちろんパトの思考が見えている月花はその考えに異議を唱えた。
月花(本当にそれでいいの?そうやって皆を庇って自分だけ・・・)
パト(いいんだよ、俺が蒔いた問題だ、誰も悪くない、皆俺の被害者なんだ、もういいんだ、後月花、昨日の事を聞いていたんだよな、月花はどう思ってる?俺は月花と琴歌、カナとハクの考えも聞きたいんだ、俺は・・・この問題が片付いたら帝国を離れる、俺は・・・今言った4人と常駐契約をしているエテル・美魅・リルの3人とミーエルとスティア、を連れて行く、メリア達には悪いけど、俺はメリアの力も借りることなく生きたいんだ、そうじゃないと俺は成長出来ないんだよ・・・)
月花(パト・・・)
パト(それじゃ俺は行く、月花は俺の考えた通りに伝えといてくれ、どんなに偽りだと思ってもそれが真実だと、俺が証言した事だと、強く念を押してくれ、俺はちゃんと今回の件の落とし前はつける、じゃないと雪花やメルリアに合わす顔がないんだよ)
パトは小瓶を持って、雪花の部屋を去った。
その罪悪感できっと雪花は深く傷ついていると考えた。
パト「雪花・・・何処に行ったんだよ!!」
走りながらすれ違った侍女達に雪花の行方を聞き、雪花を見かけたという情報を頼りに追いかけて行った
・・・・・・
場所は雪花の自室だった。
パト「あいつ・・・無茶苦茶足早くなってんなぁ・・・全然俺、追いつけなかったんだけど・・・」
パトは雪花の部屋をノックする、鍵は開いていたため、そのまま申し訳ないと思いながらも雪花の部屋に入る。
すると雪花が部屋の隅で泣いている姿があった。
パト「雪花・・・」
パトはどう雪花に話しかければいいかわからなかった、元はと言えば自分の責任で雪花が傷ついてしまったのだ、だからこそ、「心配ない」という言葉を掛けるにはパトは言葉が上手く出てこなかった。
雪花「ごめんなさい、私のせいで・・・メルリアにも悪い事をしたわ・・・」
パト「雪花だって俺のために動いてくれたんだろ?そんなに責めないでくれ、勘違いだったなら謝ればいいじゃないか・・・」
雪花「それで相手の股間に指突っ込んで凄んでいいってわけ!?私は怒るにしてもあまりにも下品で無礼過ぎた・・・相手の事を一切考えなかった、聞く耳すらも持たなかった、あの二人が私に見てきた目線・・・あれはもはや軽蔑の眼だった、もう私はあの二人から好かれる事もないし、今後仲良くもなる事がない、それが私だけの問題ならいい、けどそれが関節的にパトの負担にもなる、私の勝手な行動が多くの人を傷つけた、そんな真実を打ち付けられて平気な顔をしてられないわよ!!」
雪花は机を思い切り叩き、大声でパトに叫ぶ。
パト「それは・・・雪花の反省する点だ、フォローのしようがない」
雪花「ならどっかに行って!何も考えてないのに私の前に来ないで!!」
パトは雪花の言葉で感情的になり、雪花に声を荒げる。
パト「なんだよ!その言い方は!!俺はお前が心配だから追っただけだ!理由なんて知るか!お前のミスならお前が勝手に反省すればいいだろ!!俺は自分の責任で雪花が傷つくのが辛い!!だからこうやってここまで来たんだよ!!」
雪花「なによそれ!結局自分のためじゃない!!私の事なんてどうでもいいんでしょ!!薄情者!!」
パト「ああそうかよ!!言葉の意味も伝わらないんだったら何言っても意味ないよな!なんで俺の言葉に耳を貸さないんだよ!!!」
パトは雪花の前ギリギリまで近づき睨みつける
パト「殴るか?蹴るか?暴力でまた誤魔化して俺の言葉を遮るのか?それが今回の失敗なんだろ!!それを直す気ないなら一丁前に凹んでんじゃねえよ!!!」
パトは雪花に怒鳴る、雪花はパトに本気で怒鳴られて怒りよりも恐怖の感情で泣き崩れそうになった。
雪花「・・・ごめんなさい・・・」
パト「俺も感情的になり過ぎた・・・ごめん・・・」
雪花「・・・わかってる、感情的になったら人の話をろくに聞こうともしないのは私の悪い癖だって・・・でも辛かったんだもん・・・」
パト「だから言っただろ、俺は心配してここに来たんだって、落ち着いて話して、もう怒鳴らないから」
パトはしゃがみこんで頭を伏せている雪花を抱きしめ、頭を撫でる。
雪花は静かにすすり泣きながら時間を過ごす、そして少し時間が経って、雪花も落ち着きを取り戻した。
雪花「ねえ、パト、謝ったら許してくれるかな・・・私」
パト「そうだね、すぐには許してくれないかもしれない、それだけ酷い事をしたからね、でも何度も誠意を見せたら3人共許してくれるよ、な?」
雪花はパトの言葉で深いため息を吐いた、それだけ自分のしてきた事が酷い事だと自覚していた。
パト「でも謎だよね、雪花が見た俺のパンツの内側にあった穴、雪花はそれの奥が何か見えたの?」
雪花「いや、一度怒りのままその穴に指をツッコんでその奥にある物を指で思い切り抉ったけど、感触は凄く柔らかかった、それに暖かかったし、ヌルっとしてたから私は女性の体内だとばかり・・・」
パト「もしそうだとしたら、俺の体液を無断で手に入れている事になるし、もし体内に取り込んだらそれなりのパワーアップをするから案外わかるかもしれないな」
雪花「でも今思うとメルリアの体内に私の付けた傷は無かった、かなり強く引っ搔いたから普通に傷がついたと思うし・・・はぁ」
パト「だからメルリアの股間に手を入れたのか?自分の付けた傷跡を確かめるために?」
雪花「ええ、でも無かった、それにその穴があった根拠も無かったし、あの部屋に居た二人の証言も聞いた、流石のメルリアも二人を騙してまでパトを襲わないと思うし、やっぱりメルリアの線は薄いかもしれない、でもそうだとしたら第三者がやったってことになるから面倒なことになったかもしれないわよ」
雪花の言う通り、もしメルリアが今回の犯行の犯人でなければ他にパトを襲った犯人が居るということだ、それはつまり帝国内に裏切り者が居る事になるのだ。
パト「考えたくないな、このタイミングでいきなりそんな事を仕掛けてくるって事になると俺の身の回りに関わっている奴の犯行ってことになるぞ・・・」
雪花「パト、パトが良いなら私と一緒にこの部屋で寝て?その方が私も気が楽なの、お願い・・・」
パト「・・・月花に状況を聞いてみるよ」
パトはそう言いながら脳内で月花を呼び掛けてみた。
パト(月花、そっちの状況はどう?)
月花(酷い状況、メルリア様が酷く落ち込んでしまって、エイリもフルールも今二人共凄くメルリア様の心配をしてる、後今回の件が問題になってメリアちゃんとソルテ様も来てる、今回の件は結構大問題になるかも・・・)
パト(俺も今雪花から話しを聞いたんだけど、もしメルリアが犯人じゃないなら第三者が俺を襲っていた事になる、そうなると俺の周りに人全員を疑わないといけなくなるぞ・・・)
月花(そうね、今回に関しては私も容疑者に入るわね、なにせパトは普段私の思考を見てないから私の考えがわからない以上、アリバイを持っているとは言えない、身近でパトの状況が一番わかるって考えたら私が一番疑わしいしね)
パト(待てよ!それを言ったらバレるリスクが一番高いのも月花になるじゃないか!それに月花が雪花を追い込むなんてあり得ない!)
月花(信じてくれるのは嬉しいし、私もしてないから安心してって言ってあげたいけど、今回はパトの周りの人物の犯行、前日は雪花を操ってパトと性行為をさせた、今回は能力禁止エリアにしたにも関わらず能力を使用していた、雪花は多分道具の力だと思って動いたと思うけど、今のパトに痕跡がない以上あの場所で能力が使われたのは確かなの、つまりあのエリアでも能力が扱えて、空間を別の場所と繋げることが出来る能力者、そんな子を見つけないといけないわ)
パト(なら尚更月花は無理じゃないか、月花には空間と空間を繋げるホールを作る能力は持ち合わせていない、そうだろ?)
月花(そうね、そんな芸当は出来ないわ、でももし道具なら?道具ならアリシアコーポレーションで扱っている空間転移のホールがある、技術自体は存在するわよ?)
パト(月花、言ってる事が滅茶苦茶だぞ、さっきは道具はあり得ないって言っただろ!なのになんで次は道具の可能性があるって言うんだ?)
月花(二つの思考パターンを容易したのよ、今の二つの思考的にパトはどっちの線が正解だと思う?私はね、色んな思考パターンを作り出してそこから一番可能性が高い考察を選んで調べてみるのだけど、)
パト(成程、あの場面で能力が扱えないなら能力の線は低い、そしてアリシアコーポレーションの技術は存在する、あと雪花の証言で俺は一度射精をしているらしい、つまりもし相手の体内に俺の体液が入っている場合、俺にとって見覚えのない成長をしている奴が居る可能性があるんだ)
月花(成程、でもおかしいわよね?ならなんで昨日は雪花の身体を操って雪花の体内にパトの体液を出させるような事をしたの?操った側になんのメリットも存在しないじゃない、そこをまず解決しないと一つの問題点だけを探っても正解には辿り着けないわよ)
パトは月花の言葉に悩んでしまう、月花の言う通り、相手の目的がはっきりしないのだ、パトの体液が目的なら雪花を操る必要性がない、それなら最初からホールで搾取すればいいだけなのだから、しかも今回のタイミングを狙って行っているのはおかしいと考えるパトは混乱していた。
雪花「難しそうね、我儘を言ってごめん・・・」
パト「今俺の部屋にメリアやソルテが来ているらしい、雪花が問題じゃない、今回俺を襲った奴が誰かが問題なんだ、だから雪花は気にしなくていい、俺は話を聞きに行くから」
雪花「行かないで・・・」
雪花は切なそうな声でパトの服を掴む
雪花「我儘なのは承知してる、だけどお願い、今日だけは私と一緒に居て・・・じゃないと、耐えられそうにないよ」
パトは雪花の弱っている姿を見て、雪花と一緒に居る事を決断する
パト(とりあえず今日は雪花と一緒に居る、メリアとソルテには今日は戻らないから明日話を聞くとだけ言っておいてくれ、調べる事があるなら自由に部屋を物色していいからって伝えといてくれるか?)
月花(わかったわ、雪花の事をお願いね、そんなに弱っている雪花、見た事ないから)
月花の言葉を聞くとパトは月花とのリンクを切った、恐らく月花側は今もパトの思考を読んでいるかもしれないがそんな事はお構いなしに雪花と一緒に居ると決めた。
パト「今日は一緒に寝よう」
・・・・・・
パトと雪花はパトが雪花に腕枕をして抱きしめるように互いに寄り添い合いながら眠っていた。
雪花「私、全然人として成長してないね・・・」
パト「それは俺も同じだよ、むしろ多分地球に居た時の方がしっかりしていた、今の俺は・・・周りの甘い環境に慣れ過ぎてダメになってる」
雪花「それ、私も思うわ、周りが優秀過ぎるのよね、だから私が何もしなくても周りが何でもしてくれる、だけど地球に居た頃ってさ、皆が未熟で欠点を持っていたから大変だった分自分の事をしっかりやらなくちゃいけなかったわよね」
雪花はパトに打ち明ける
雪花「私達にとって帝国という環境はまだ早いんじゃないかな・・・実力という面は仕方ないけど、精神的というか、一個人的な所だと私達はまだまだ帝国に馴染めていないと思うの・・・」
パトは雪花の話を聞いていた、ただその雪花の言葉がパト自身にも深く染み込み、そしてパトにとってずっと考えて居たことだからだ。
雪花「パト、私と一緒に帝国を離れない?今度は一時的なものじゃなくて、私達だけで生活出来るように仕事を始めてさ、その稼いだお金で生活するの、今の地球だってまだまだ悪信教の問題だって片付いてない、色々問題は残ってる、確かに少しづつだけど関与してたけど、私は地球人だもん、せめて地球の問題を解決してから帝国で生きたいわ・・・」
パトにとって雪花の提案は不思議を聴き心地が良かった、パト自身も「悪くないな」と思って居たからだ。
パト「いいかもね、俺も正直疲れたんだ、ずっと誰かの事を考えて、ほぼ毎晩誰かと性行為をして、つい最近は一度に数人としてしまった、正直、俺は今の自分が気持ち悪いんだ、それに怖いんだ、いつか俺は大事だった皆を軽視してしまうんじゃないかって、大事だった性行為も作業になって、愛情すらも感じれなくなっていくのがさ・・・だから俺もこの帝国から離れたい、皆には悪いけど、俺はこの一年ずっと退屈だった、充実はしていたし、沢山の愛情や恩恵を受けた、だけど俺が今欲しいのは愛情や恩恵じゃないんだ、この力を誰かのために使いたい、人助けがしたいんだ、今地球で誰も出来ない事が俺なら出来る、だから俺にしか出来ない方法で地球を救いたい、こんなところでのうのうと生きて居たくないんだ・・・だから雪花の誘いは凄く賛成だし、凄く嬉しいんだ」
雪花「うん」
パト「俺はどうしたらいいんだろうな、俺はどっちを取ればいいんだろうな、地球を取れば俺は数年は間違いなく帝国に帰らないだろう、それはつまり今居る帝国をまた数年空ける事になる、それは従属や専属神を裏切る行為だ、だけど俺は雪花の言う世界で生きたいんだ・・・生きたいんだよ、俺は・・・地球人であり、日本人なんだから・・・」
パトは雪花に悩みを打ち明ける。
パトだって雪花の描く世界で生きたい、だけど帝王であるパトはその選択肢をする重みが生まれる、それはメリアへの最大の裏切り行為でもある、
パトは雪花を抱きしめながら泣く、そして吐き出すように雪花にうったえかける。
パト「俺も雪花と生きたいよ・・・もう嫌だ、こんな世界で生きたくないよ・・・俺は・・・」
雪花「パト・・・私がパトの生きたい世界で一緒に居るよ、私達はお互い未熟すぎるから一緒に支え合って生きていこう・・・」
パト「雪花・・・」
パトは雪花を抱きしめ、そのままお互い泣きながら眠りについた。
・・・・・・
パトは起きた、だがそこはさっきまで居たベッドではなく、帝園だった。
そして帝園でもパトが居たのはルナの屋敷だった。
ルナ「おはようございます、主様」
パト「ルナが呼んだのか?どうしたの?」
ルナは得意げな顔をしてパトに小さな小瓶を渡す。
パト「これは?」
ルナ「雪花の遺伝子、卵子です。」
パトは驚いた、まずなぜルナがそのような物を入手していたかだった。
パト「おい・・・これをどこで・・・」
ルナ「以前主様が雪花の遺伝子を欲していたので、こちらからアクションを起こしました。」
ルナは手に入れた経緯を説明し始めた。
ルナ「まず雪花の卵子を摘出する方法でしたが、私が主様の体液に粘着性を高めて、雪花と交わって主様の体液を輩出した瞬間に体液を操作してひも状にする必要がありました、そして雪花の卵子と主様の精子が接触した段階で私がそのまま両方の遺伝子情報を引き抜き一度一つの小瓶で保管しました、もちろん雪花は私の能力で操作して眠っている間に行為をさせました、通常のように何度も回数を重ねられてしまったら入手が困難になりましたので、」
パト(それって・・・昨日の話だよな・・・!?)
ルナ「そして主様の体液と雪花の卵子を分別する必要があったのですが、そのような細かい作業は私ですら至難の業、なので今日私の能力でホールを作り、主様が就寝中に道具を使って体液を入手しました、これを磁石と同じ性質を持たせることで混ざり合った小瓶の中から主様の体液だけを磁石と砂鉄をくっつけるように排除しました、それでも残っている微少の精子を私がなんとか除去して正確な雪花の卵子を入手しました、どうぞ、受け取ってください、これは日頃から私の事を愛してくださっている主様へのプレゼントです、対価は求めません」
パトはルナからいきなり聞かされた経緯を聞きながら手元にある小瓶を見つめていた・・・
正直パトは今持っている小瓶を地面に投げつけたかった。
パト(結局俺が原因かよ・・・俺が馬鹿な事を言ったから、皆を不幸にしたんじゃねえかよ・・・ルナは善意でやっただけだ、それは俺がルナに相談したからルナの好意でやってくれたんだ、だって普段はどんなことでも対価を求めるルナが今回は対価を求めなかった、きっとかなり難しい問題だったからルナも協力したかったんだろう、その気持ちは善意なんだ、俺の感情で無下にするのは間違っている。)
パト「ありがとう、ルナ、本当に嬉しいよ」
ルナ「はい、これで主様の目的も進みますね」
パトは自分の判断でここまで多くの人を巻き込んで迷惑を掛けた、もはやそれが強いトラウマになった瞬間だった。
パト(無理だ、今の俺には帝国の長は荷が重すぎる、複数人を愛するのだって無理だ、平等に愛することだって出来ていない、間違いなく優劣が出てる、俺はそもそも常識というものが欠如してるんだ・・・まずは当たり前の事を当たり前のように自分でやりたい・・・)
パトはルナに掛けた言葉とは裏腹に虚しい気持ちのまま現実世界に戻った。
・・・・・・
パトは起きた、胸元には雪花が包まって寝ていた、雪花のためにしていた腕枕の腕は雪花の頭の重さのせいで血が止まっており、感覚がマヒしていた、だがその雪花の奥にある机にはしっかりとルナから受け取った小瓶が置かれていた。
パト(ソフィアの所に持っていこう、これはケジメだ、俺がしっかりと目的を果たす、そしてその後はもう・・・俺は・・・)
何も指示しない・・・そう考えようとしたがそれを決めてしまえばまた逃げる事になると考えたパトはそのまま眠っている雪花の髪を優しく撫でながら雪花が起きるのを待った。
・・・・・・
雪花「私は今からメルリア様達に謝ってくるわね、後はメリアちゃんも事情を聴きたいだろうし、それも説明してくるわね」
パト「ああ、俺はソフィアに用事があるから・・・」
パトはルナの件は言わなかった。
というより言えなかった。
ルナの責任にしてしまったらルナの善意を否定してしまう事になる、だからパトは自分でホールを使って自慰行為をしているところを雪花が勘違いしてメルリアと揉めたという話で進めようとしていた。
もちろんパトの思考が見えている月花はその考えに異議を唱えた。
月花(本当にそれでいいの?そうやって皆を庇って自分だけ・・・)
パト(いいんだよ、俺が蒔いた問題だ、誰も悪くない、皆俺の被害者なんだ、もういいんだ、後月花、昨日の事を聞いていたんだよな、月花はどう思ってる?俺は月花と琴歌、カナとハクの考えも聞きたいんだ、俺は・・・この問題が片付いたら帝国を離れる、俺は・・・今言った4人と常駐契約をしているエテル・美魅・リルの3人とミーエルとスティア、を連れて行く、メリア達には悪いけど、俺はメリアの力も借りることなく生きたいんだ、そうじゃないと俺は成長出来ないんだよ・・・)
月花(パト・・・)
パト(それじゃ俺は行く、月花は俺の考えた通りに伝えといてくれ、どんなに偽りだと思ってもそれが真実だと、俺が証言した事だと、強く念を押してくれ、俺はちゃんと今回の件の落とし前はつける、じゃないと雪花やメルリアに合わす顔がないんだよ)
パトは小瓶を持って、雪花の部屋を去った。
2023年02月12日
No.104 メルリアの独占episode6(R18)
パトと月花、フルールの三人はメリアの部屋に訪れる。
メリア「ご主人!どうしました?月花ちゃんと侍女を連れているという事はプライベートではないですね」
パト「ああ、ごめん、一応プライベートなんだ、これでも」
パトは申し訳なさそうに、先ほど技術開発部隊でソフィアに話していた事をメリアに話す、不足な点は月花がフォローしながらのため、メリアもレプリカに関しての情報はしっかり理解することが出来た。
・・・・・・
メリア「成程、レプリカ開発ですか、確かに現段階は禁忌ですが、それはソフィアの言う通り、今まで誰も上手く開発出来なかった技術で多くの被害者を生み出したからです、でもソフィアがレプリカ開発にやる気ってことはソフィアなりに手ごたえありそうなのかもしれませんね」
メリアは考える、そこにパトが素朴な疑問を投げる
パト「メリアクラスでもレプリカ技術って難しいの?」
メリア「そうですね、出来なくはないんです、ですがどうしてもエラーが発生してしまって想定とは違う動きをしたりするんです、ご主人もレプリカ関係の漫画やお話を見た事ってないですか?レプリカという事はオリジナルが存在します、つまりレプリカはオリジナルになれない、そんな劣等感からオリジナル、いや世界をも嫌悪し、反逆をするというお話、これは神界でも実際に何度も起きたお話です、なので禁忌になっています。歴史は繰り返すとも言いますが、それは私達の価値観、いや世界観では不可能だった、でもソフィアの異質異能なら上手くいくかもしれません」
パト「まだ上手く扱えないのに?」
メリア「ですが可能性を持っているのはこの世界でソフィアだけです、いいですよ!やりましょう!この技術がもし帝国で開発出来れば月花ちゃんの言う通り犠牲が無くなります、もちろん先ほど聞いた通り感情は加えないんですよね?」
月花「ええ、非人道的行為に見えるけど、感情はないわ、後から生まれる可能性はあるかもだけど、それは元技術開発部隊の私から言わせてもらうけど、都度調整が必要になるわね、こればかりは仕方ないかも」
メリア「そうですか、いいでしょう、ある程度のリスクを背負わないとこのような功績は生まれません、私が責任を持ちますので、進めてください、ただし、雪花ちゃんに許可を得るのは自己責任でお願いします。そう言えばどのような用途で使用するのですか?」
パト「えっと・・・性欲の抑制・・・」
メリア「むむむ・・・私との性行為はご不満ですか?ご主人・・・」じとー
パト「違うんだ!偏りを無くすために欲しいんだ!俺からは絶対に断れないしさ!だから感情の無い第三者に委ねれば俺もそういう管理が上手くいくと思うんだ!な!」
メリア「はぁ、仕方ありません、ですがずっとというわけにはいきませんよ?」
パト「はい・・・ヘタレを極めててすみません・・・」
月花「メリアちゃんからもメルリア様を止めてよ、そうすればそもそもこんな問題にはならないのに」
メリア「私が仲介に入ってもいいですけど、そうすれば私は平等に貴女達にも仲介に入りますよ?そこは権力関係なしに自由にして居るのですから、メルリア姉様が同室の権利を得て、毎晩夜伽が出来るのはメルリア姉様の権利です、それに私からしてもメリットはありますしね」
月花「メルリア様から聞いた、やっぱり覚醒による戦力になるから?」
メリア「その通りです、それにご主人の前で言うのはアレですけど、今ご主人の股間が反応しなくともいくらでも反応させる術はあります、そこまで問題視するような内容でもありませんし、メルリア姉様の独占欲は雪花ちゃんと同等レベルだと思えばフェアです、私が止める必要はありませんね」
パト「でもメリア、俺とそういうこと出来ないんだぞ?」
メリア「確かにそうですね、自力で反応させれないのは残念です、ですが別に私は性行為だけが全てだと思って居ませんので、反応しないなら一緒に居るまでです、性行為が一番愛を感じられるからその手段を選んでいるだけですので」
パト「そうだったんだ、でも少し気が楽かも・・・」
メリア「そうですね、見境なさそうに見えるかもですが、私も毎日発情してるわけではありませんので、もちろんご主人が求めてくださるなら一瞬で発情しますよ!楽勝ですね!!」
パト「最後のセリフで台無しだよ、でもありがとう、雪花に聞いてみるよ」
メリア「はい、ご主人、いい結果を得られる事をご期待してますね」
パトとメリアはそう話し、メリアの部屋を後にする。
・・・・・・
移動中
パト「さて、メリアからは了承を得たわけだし、一番大変そうな雪花の説得に行くか」
月花「それが一番大変そうよね、私が雪花でも確かにすぐに首を縦に振るような案件じゃないしね」
フルール「そうですね、自分のレプリカを作りたいから卵子を提供してくれ・・・は恐ろしいですね」
パト「・・・殴られる事は覚悟しよう・・・」
・・・・・・
どかーーーーーーーーん!!!
パトは部屋の隅まで吹っ飛んだ。
雪花に殴られたのだ。
雪花「とうとう私の人権すらも軽く見たか!最低!私でいいじゃない!私の何が不満なの!」
パト「いや、だからそういうことじゃなくてだな・・・」
雪花「私がやる!レプリカなんて必要ないわ!そもそも私のレプリカが非人道的な扱いを受けるのもいい気がしないし、私が出来る事をレプリカに奪われるなんて納得がいかないわ!」
月花「なら、雪花はパトが他の子との性行為を見届ける事が出来る?後は他の子とパトがそういう雰囲気になっても止めずに了承することが出来る?自分は混ざらず、文句を言わず、平等に判断できる?耐えれる?私は雪花、貴女は病んでしまうと思うのだけど?」
月花が冷静に雪花を説得するが、怒り奮闘に雪花からしたら月花の言葉は耳に入らなかった
雪花「なんでそんな事しないといけないの!私だけ愛したらいいじゃない!そもそも私は他の子とパトが性行為しているのだって大反対なんだから!私は自分だけ愛されたい!自分だけを相手してほしい!それがどんどん離れていって自分がパトと一緒に居られる機会を奪われているのになんでそこまで妥協しないといけないのよ!」
パト「間違ってないよ、俺が間違っている、それはここに来る前から自覚はしてるから」
雪花「そう、侍女達と一緒でもいいから私もパトと同室にして、一度パトとの同居もメリアちゃんから邪魔されて凄く寂しいっていうのに・・・」
パト「わかった、そうしよう、そもそも近い内にそうするつもりだったし・・・」
月花「いいの?!メルリア様の問題だってあるのに?!」
パト「ソフィアやメリア、月花だって思ってるんだろう、俺の気の持ちようでどうにでもなる問題だって、ならもう少し頑張ってみるよ、メルリアの件は俺から言うし、雪花に我慢をさせないようにもする」
パトは雪花に殴られて怒りを向けられたことで再度頑張ってみようと決心した。
雪花「メルリア様の件は私がどうにかする、どうしても管理してほしいなら私が管理してあげる、私はパトを支えるって決めてるのだからそれくらいどうってことないわよ!もっと私を信じなさい!いいわね!」
パト「はい・・・」
月花「もう、とりあえずミーエルちゃんには声掛けとくわよ、雪花、もし貴女の心が折れたらレプリカ案に協力してもらうから、いいわね?」
雪花「出来なかった時の落とし前って事でしょ、わかったわ、私がもしパトの管理を投げだしたら遺伝子でもなんでも提供してやるわよ」
月花「それじゃあパト、当分雪花と私が同室で居ようと思うのだけどいいかしら?私がしっかり状況を把握して判断したいから」
パト「いいけど、喧嘩だけは辞めてくれ、後俺が言うのもあれだけど、もし心が折れても自分を責めないでくれ、元々俺達の価値観とは程遠いんだ、間違いなくストレスを感じる、胸が締め付けられる思いをさせる、だからそれで逃げても仕方ないんだ、俺の今の取り巻く価値観がおかしい・・・いや違うだけなんだからさ・・・」
雪花「ええ!それじゃあ部屋に戻りましょう!私暇だから一週間程仕事休んで一緒に居てあげるわ!」
月花「え、いいの?それ?奏星さんが困らない?」
雪花「逆に私が手伝ったら迷惑になったわ、そもそも私はデスクワークに向いてないし、今はもう現場に行くこともないから本当に私の居場所が無くてね・・・だからパトの側近としての仕事をやりたかったのよ!」
パト「それじゃあよろしく頼むよ雪花」
パト達は雪花の強い意志を信じて、共に自室に戻り、侍女達に雪花と月花の荷物やベッドを持ち運ばせ、一週間の同居をする準備を整えた。
・・・・・・
パト達は自室に戻ってからメルリアに雪花と月花が一週間同居する事を話し、雪花がその間、パト周りの女性関係の管理を試験的に行う事を説明した。
メルリア「成程、一人の女性と関係が偏らないように雪花が管理すると、別に問題はないですよ」
メルリアはパトの横に座り、当たり前のようにパト周りの世話を完璧にこなす、食事中でも使用済みの食器が出たらすぐに片付け、次々とメニューを出し、至れり尽くせりの完璧な侍女の仕事っぷりを見せつけた。
雪花「本当この生活を続けてたらパトがまたダメ人間になりそうね・・・」
パト「俺も正直ちょっと怖いや、地球で世界中旅してた頃の事が今出来るかと言われたらちょっと自信ないな~」
エイリ「ここに来る前のお話ですか?凄く興味深いお話ですね!メリア様やソフィア様もいらしたと思うと」
月花「いいわよね、私はその間セキと二人で色んな国を歩いてたのに」
雪花「それは月花お姉ちゃんが選んだ道でしょ、強がらずに私達と一緒に来てたら良かったのに」
月花「それをしてたら今頃九騎神使の子達とは会えなかったわね、ある意味私の選択は正解だったのよ♪」
パト「そうだね、月花が得た物は凄く大きいと思うよ!」
パト達は6人で食を囲み、パトはエイリと侍女達と共に大浴場に向かい、他4人も女性用の大浴場に向かった。
そして就寝前になる。
部屋の割り振りは専属侍女の3人が同じく一室を使い、月花と雪花とパトがパトの寝室で眠る事にした、それはメルリア対策でもあり、夜這い等のリスクも考えての事だった。
雪花(私が管理すると言った以上私がその権利を悪用して独占するのはNG、ここはしっかり私も我慢して抑制しないと)
雪花は絶対に役割を果たそうと意気込む、だがそうは言っても眠気には勝てずにパトや月花が先に就寝している姿を確認して雪花も睡魔に身を委ねて寝てしまった・・・。
・・・・・・
朝、雪花は目を覚ますと裸のパトがうつ伏せになっていたのだ。
雪花「え?!なんで?!」
雪花は寝起きと同時に目の前の光景が信じられなかった、月花も雪花の声で目が覚め、パトの光景を見て「またか・・・」と声をこぼす程度だった。
雪花「誰が?!というよりなんで私は起きなかったの?!どんなに静かにやってても音は隠せないでしょう!?」
月花「隠せるわよ、というより、私達多分深い睡眠を強要させられたかも、それに加え私達の周りを無音空間にすれば私達は絶対に起きれないし、気付けない、動く気配を感じようにも深い眠りに入ってたら気付くにも気付けないだろうし・・・」
雪花「ちょっとメルリア様に一喝入れて来る!!こんなの強姦じゃない!!パトの意思に反してる!こんなの許されるわけないわ!!」
雪花が怒りのまま部屋を飛び出そうとベッドから離れる瞬間、パトが雪花の腕を掴む。
雪花「なによ!パトはまだメルリア様を庇うの!ここまでされて!どうかしてるわよ!!」
パト「違う・・・ここまでやったのは・・・雪花だよ・・・」
雪花「は?」
雪花はパトの言っている意味がわからなかった。
パト「俺は・・・昨夜、雪花の夜這いに起こされたんだ、それで朝までずっと性行為をしていた・・・その後雪花は部屋のシャワーを使って体の汗を流して戻ったんだよ・・・」
パトの説明に理解出来なかった雪花だったが、話を聞いて自分の身体の違和感に気付いた。
雪花(んん、なんか股間が痛い・・・これは長時間性行為をした時の痛みと似てる・・・それに確かに言われてみれば寝起きのだるさかと思ったけど、身体が疲労している・・・凄く疲れてる・・・)
雪花「でも私・・・記憶がないわよ・・・」
月花「言いがかりになるけど・・・メルリア様が雪花をコントロールしたのかもしれないわね、要は雪花が独占する形を作って管理を無下にさせるか、もしくは雪花だけじゃなく、他の従属や専属神すらもコントロールして定期的にパトと性行為をさせる事でメルリア様だけ占領しているという言い分を否定させるためとか・・・メルリア様はパトの事に関してはお淑やかでもなんでもない、一人の強い女性、独占するためならなんでもすると思うわ、なにせあのメリアちゃんのお姉さんなのよ?」
雪花「パト!そんなの許されるの!!」
パト「証拠がないから無理だ、例え俺がメルリアに真実を話させようとしてもあらゆる手を使って隠すだろうさ、それに俺は脅してまでそう言う事はしたくない、どんな愛情でも受け入れるって決めたんだから、それを拒むのは俺の気持ちに反する」
月花「そもそもさっきの話は私の憶測、証拠もないからメルリア様がやったという証拠がない時点でメルリア様を責めるのはダメ、でもメルリア様も本気なら私の言った事を絶対にやってのける、そう考えるだけよ」
雪花「いいわ、上等じゃない、ならこの一週間でメルリア様を出し抜いてパトを守ってやろうじゃない!というかせっかく性行為したのに私自身覚えてないのは気に入らないもん!痛みと疲労感しか残ってないのとか!!」ぷんすか
パト「悪い・・・服取って貰える?」
雪花はすぐにパトの服を取り、手渡す。
すると扉をノックする音が聞こえ、パトが「どうぞ」と声を掛ける、するとメルリアが入ってきて挨拶をする。
メルリア「おはようございます、アナタ、朝食が出来てますのでぜひ召し上がってください」
パト「ああ、メルリア、ちょっと身体が重たいから治療をしてもらっていい?」
メルリア「どうなさいましたか?昨晩はよく眠れませんでしたか?」
パト「いや・・・まあ、そうかな」
パトは言葉を濁してしまった、真実を話すと雪花の立場が危ういと考えたからだ。
メルリア「わかりました、ではそのまま失礼しますね」
メルリアはそう言うとパトに回復能力を使い、パトの身体の重みを取り去った。
・・・・・・
朝食中
エイリ「メルリア様、昨晩は久しぶりにゆっくり眠ってましたね!」
フルール「そうですね、一緒に寝たのは何か久しぶりに感じました」
メルリア「そうですね、やりすぎは旦那様のお身体に障るので自重しました、おかげで私は今日も元気です♪」
月花(証言はある、目撃者もあるって事は遠隔操作?でもそんな強い能力の気配は隠せないはず、いや私の次元で考えてても仕方ないのかしら、メルリア様と同じ次元の人で可能かどうか、それを聞かないと意味がないわね)
雪花(次は絶対に阻止する・・・事を軽く見ていたわね、もしかするとメルリア様を敵に回していると考えると・・・勝てるかどうか・・・)
パト「メルリア、今日中に俺の室内に【能力無効化エリア】を作ってくれ、実験として試してみたいんだ」
メルリア「わかりました、ただちに行いますね、テスト結果をエイリに試させますね」
パト「ああ、頼む、月花、今日も玉座に行かないとソルテに伝えてくれ、後用事があればここに来るように伝えておいてくれ」
月花「わかったわ、体調が優れないのだからしっかりパトは休んで」
月花はそう言うとそのまま食事を終えて部屋を後にした、そして雪花はパトと一緒に過ごすために自室でくつろいでいた。
・・・・・・
メルリア「これで完了ですね、試しに能力を使用してみてください」
雪花「凄いわね、私の原始すらも能力発動しないわね」
パト「俺の新法すらも発動しない、これはかなり強力だな、期待できそうだ」
雪花「メルリア様、ありがとうございます」
メルリア「では何か御用がありましたらお声をおかけください、アナタ」
メルリアとエイリはその場で頭を下げ、パトの自室を後にした。
雪花「さて、私達は、使えないけどメルリア様はどうかしらね」
パト「ネルを呼んでみるか、見るだけで大体どんな代物かわかるだろうし」
パトはそう言うとネルを召喚した、すると理解していたかのようにネルが召喚されたと同時に前に進む。
ネル「主様よ、私は別に探偵でも物色が趣味なわけでもないのだ、だが必要とするなら成果は残してやろう」
ネルはそう言いながら部屋の四隅を見渡し、パトがネルに渡したオーラ分能力やオーラを使って性質を確かめていた。
・・・・・・
ネル「結論から言うと主様や雪花が考えて居るような事はない、メルリアですらもこの部屋で能力を扱うのは不可能だろう、だがこの空間を作っている装置を切れば話は別だ、だから私が絶権を使用して24時間は絶対に止めれないようにしておいた、これでいいだろうか?主様?」
パト「最高だネル、もしこの状況で同じことが起きた場合、メルリアの線は薄くなるな」
雪花「もちろんだけど、部屋の外でコントロール状態になっても室内に入れば解除されるのよね?」
ネル「ああ、そういう空間だからな、だから遠隔操作という芸当も不可能だろうな、中々素晴らしい技術を開発したじゃないか、悪用されたら面倒だぞ、主様よ」
パト「って言いながら1オーラしか渡してないのに、ネルは普通に能力を扱えてるじゃん」
ネル「私の絶権はどんなものよりも優先されるのだ、こんな道具如きで抑えれる代物じゃないぞ、主様」
パト「流石だ、せっかくだし3人でゲームでもしようよ、後で月花も合流するだろうしさ!」
こうしてパト達は1日を過ごした、そして2日目の夜が訪れた。
・・・・・・
雪花「作戦は万全、就寝前に数十時間は寝たから今はもう眠くない!絶対に守ってやる!!」
雪花はパトと月花が寝るのを見届けた後もゲームをしながら時間を潰す。
するとパトに異変が起きたのだ。
パト「うう、うう、、あああ」
パトは小刻みに震えながら声を漏らしていた。
雪花「んん?パト?寝言?」
雪花はパトの変化に気付きながらも大したことではないと一度は見過ごした、だが次の瞬間、雪花すらも想定していない事態が起きた
雪花「んん?これって・・・この臭いって・・・まさか?!」
雪花はパトの所から青臭い臭いに気付き、慌ててパトの布団をめくる、するとパトの下部が濡れていた。
雪花「なんで・・・なんで射精してるのよ・・・おかしいじゃない・・・」
別にパトは自慰をしていたわけではない、むしろ触れてすらいない、なのにこんな事態が発生している、能力は扱えない、それはネルからもお墨付きを貰っていた、もう変化点はないはずだと考えて居ると。
雪花(待て!なんで考えなかったの私?!この部屋はあくまで【能力無効化エリア】別い道具の効果まで制限するエリアじゃない!なら?!)
雪花はもしやと考え、パトのズボンを脱がし、そのままパンツも脱がした、そのパンツの裏側にはどこかの空間と繋がっているのがわかった。
雪花は怒りのままその穴に勢いよく指をツッコみ思い切り引き抜いた!!
雪花「誰か知らないけどコソコソしてんじゃないわよ!!」
音までは相手に伝わらない、そこで雪花はパトの寝室を出て、専属侍女の部屋に走って向かった!!
・・・・・・
雪花(メルリア!!)
雪花は勢いよく部屋を空けたが、3人は静かに就寝していた、だが雪花が勢いよく扉を開ける事で3人共起き上がってしまった。
雪花「メルリア!!そこまでしてパトと性行為がしたいか!!」
雪花はメルリアの胸ぐらを掴み、メルリアのズボンに手を入れ、メルリアの陰部に指をはめた、メルリアの股間は雪花が触る前から既に酷く濡れていたため抵抗なくスルっと中に指が入った。
メルリア「痛いですよ・・・雪花・・・」
雪花「うるさい!あんたはどれだけ自分の欲求のためだけにパトを苦しめたんだ!!コソコソしやがって!!いい加減にしろ!!専属侍女を降ろさせるぞ!!」
雪花はメルリアの中に入れた指を激しく動かし、メルリアに怒鳴る
メルリア「指を動かさないで・・・んん///」
雪花「そんなに欲求不満なら私が代わりにイカせてやるわよ!それでさっさと寝ろ!!」
メルリア「雪花、勘違いしてますよ!私はただ自慰行為をしてそのまま就寝していただけです・・・昨日今日と私は我慢していたので・・・ただそれだけで・・・ああん///」
雪花「お前の履いているパンツ!その裏側が全部物語ってんだよ!パトの股間と繋がっている穴が・・・穴が・・・」
メルリアの履いていたパンツの裏側には・・・穴はなかった・・・。
雪花「そんな・・・そんな・・・」
雪花は動揺しながらメルリアの中に入れていた指を退け、メルリアのベッド周りを探し始めた。
だがメルリアの周りには何もなかった。
エイリ「雪花様!酷いです!メルリア様は昨日も今日も凄く我慢しているのに!!そんな仕打ちはあんまりですよ!!」
フルール「証拠もないのに・・・」
メルリア「私が一番疑わしかったのなら仕方ないです、誤解が解けたなら私はそれでいいですよ」
エイリとフルールはしゃがんでいるメルリアに駆け寄り、雪花を強く睨みつける、その騒動を聞きつけたパトと月花が後から部屋に入る。
月花「何があったの!!?」
パト「おい・・・」
パトの目の前の惨状を見て、言葉を失った。
下半身裸で半泣きでしゃがみこんでいるメルリア
それを庇いながら雪花を睨むエイリ
同じく庇いメルリアの心配をするフルール
そして立ち尽くしている雪花
月花「あんた・・・まさか勝手に決めつけたの?あれほど言ったのに・・・」
パト「月花!雪花・・・どうしたんだ、それに俺はなんでその・・・出てたんだ・・・」
雪花「それは、パトのパンツの裏にあった空間が問題で・・・」
パト「俺のパンツは月花が用意した新品だぞ、そんな変な道具じゃない・・・」
雪花「ならなに?!能力だとでもいうの?!あの能力無効化エリアで?!ネルからもお墨付きを貰った部屋で能力が使われてたっていうの?!おかしいじゃない!!それで私は・・・メルリアを・・・」
雪花は自分の右手の中指と人差し指についている、メルリアの愛液を見て言葉を失った・・・
雪花「ごめん・・・私、ムリだわ・・・最低過ぎる・・・」
雪花は涙を流しながら、部屋に置いてあった紙で手を拭き、一人パトの部屋から去ってしまった。
パト「雪花!!雪花!!」
パトは雪花を呼ぶがそれに答えることなく去って行った雪花、パトは雪花を追いかけるか、メルリアの心配をするか、どうしたらいいかわからず立ち尽くしてしまった。
月花「パト私がメルリア様を見るから雪花を追いかけて!」
パト「ああ!頼む!!」
パトは雪花を追うために部屋を後にした、そして出てすぐに居た侍女に雪花が何処に行ったかを聞き、雪花を追いかけた。
メリア「ご主人!どうしました?月花ちゃんと侍女を連れているという事はプライベートではないですね」
パト「ああ、ごめん、一応プライベートなんだ、これでも」
パトは申し訳なさそうに、先ほど技術開発部隊でソフィアに話していた事をメリアに話す、不足な点は月花がフォローしながらのため、メリアもレプリカに関しての情報はしっかり理解することが出来た。
・・・・・・
メリア「成程、レプリカ開発ですか、確かに現段階は禁忌ですが、それはソフィアの言う通り、今まで誰も上手く開発出来なかった技術で多くの被害者を生み出したからです、でもソフィアがレプリカ開発にやる気ってことはソフィアなりに手ごたえありそうなのかもしれませんね」
メリアは考える、そこにパトが素朴な疑問を投げる
パト「メリアクラスでもレプリカ技術って難しいの?」
メリア「そうですね、出来なくはないんです、ですがどうしてもエラーが発生してしまって想定とは違う動きをしたりするんです、ご主人もレプリカ関係の漫画やお話を見た事ってないですか?レプリカという事はオリジナルが存在します、つまりレプリカはオリジナルになれない、そんな劣等感からオリジナル、いや世界をも嫌悪し、反逆をするというお話、これは神界でも実際に何度も起きたお話です、なので禁忌になっています。歴史は繰り返すとも言いますが、それは私達の価値観、いや世界観では不可能だった、でもソフィアの異質異能なら上手くいくかもしれません」
パト「まだ上手く扱えないのに?」
メリア「ですが可能性を持っているのはこの世界でソフィアだけです、いいですよ!やりましょう!この技術がもし帝国で開発出来れば月花ちゃんの言う通り犠牲が無くなります、もちろん先ほど聞いた通り感情は加えないんですよね?」
月花「ええ、非人道的行為に見えるけど、感情はないわ、後から生まれる可能性はあるかもだけど、それは元技術開発部隊の私から言わせてもらうけど、都度調整が必要になるわね、こればかりは仕方ないかも」
メリア「そうですか、いいでしょう、ある程度のリスクを背負わないとこのような功績は生まれません、私が責任を持ちますので、進めてください、ただし、雪花ちゃんに許可を得るのは自己責任でお願いします。そう言えばどのような用途で使用するのですか?」
パト「えっと・・・性欲の抑制・・・」
メリア「むむむ・・・私との性行為はご不満ですか?ご主人・・・」じとー
パト「違うんだ!偏りを無くすために欲しいんだ!俺からは絶対に断れないしさ!だから感情の無い第三者に委ねれば俺もそういう管理が上手くいくと思うんだ!な!」
メリア「はぁ、仕方ありません、ですがずっとというわけにはいきませんよ?」
パト「はい・・・ヘタレを極めててすみません・・・」
月花「メリアちゃんからもメルリア様を止めてよ、そうすればそもそもこんな問題にはならないのに」
メリア「私が仲介に入ってもいいですけど、そうすれば私は平等に貴女達にも仲介に入りますよ?そこは権力関係なしに自由にして居るのですから、メルリア姉様が同室の権利を得て、毎晩夜伽が出来るのはメルリア姉様の権利です、それに私からしてもメリットはありますしね」
月花「メルリア様から聞いた、やっぱり覚醒による戦力になるから?」
メリア「その通りです、それにご主人の前で言うのはアレですけど、今ご主人の股間が反応しなくともいくらでも反応させる術はあります、そこまで問題視するような内容でもありませんし、メルリア姉様の独占欲は雪花ちゃんと同等レベルだと思えばフェアです、私が止める必要はありませんね」
パト「でもメリア、俺とそういうこと出来ないんだぞ?」
メリア「確かにそうですね、自力で反応させれないのは残念です、ですが別に私は性行為だけが全てだと思って居ませんので、反応しないなら一緒に居るまでです、性行為が一番愛を感じられるからその手段を選んでいるだけですので」
パト「そうだったんだ、でも少し気が楽かも・・・」
メリア「そうですね、見境なさそうに見えるかもですが、私も毎日発情してるわけではありませんので、もちろんご主人が求めてくださるなら一瞬で発情しますよ!楽勝ですね!!」
パト「最後のセリフで台無しだよ、でもありがとう、雪花に聞いてみるよ」
メリア「はい、ご主人、いい結果を得られる事をご期待してますね」
パトとメリアはそう話し、メリアの部屋を後にする。
・・・・・・
移動中
パト「さて、メリアからは了承を得たわけだし、一番大変そうな雪花の説得に行くか」
月花「それが一番大変そうよね、私が雪花でも確かにすぐに首を縦に振るような案件じゃないしね」
フルール「そうですね、自分のレプリカを作りたいから卵子を提供してくれ・・・は恐ろしいですね」
パト「・・・殴られる事は覚悟しよう・・・」
・・・・・・
どかーーーーーーーーん!!!
パトは部屋の隅まで吹っ飛んだ。
雪花に殴られたのだ。
雪花「とうとう私の人権すらも軽く見たか!最低!私でいいじゃない!私の何が不満なの!」
パト「いや、だからそういうことじゃなくてだな・・・」
雪花「私がやる!レプリカなんて必要ないわ!そもそも私のレプリカが非人道的な扱いを受けるのもいい気がしないし、私が出来る事をレプリカに奪われるなんて納得がいかないわ!」
月花「なら、雪花はパトが他の子との性行為を見届ける事が出来る?後は他の子とパトがそういう雰囲気になっても止めずに了承することが出来る?自分は混ざらず、文句を言わず、平等に判断できる?耐えれる?私は雪花、貴女は病んでしまうと思うのだけど?」
月花が冷静に雪花を説得するが、怒り奮闘に雪花からしたら月花の言葉は耳に入らなかった
雪花「なんでそんな事しないといけないの!私だけ愛したらいいじゃない!そもそも私は他の子とパトが性行為しているのだって大反対なんだから!私は自分だけ愛されたい!自分だけを相手してほしい!それがどんどん離れていって自分がパトと一緒に居られる機会を奪われているのになんでそこまで妥協しないといけないのよ!」
パト「間違ってないよ、俺が間違っている、それはここに来る前から自覚はしてるから」
雪花「そう、侍女達と一緒でもいいから私もパトと同室にして、一度パトとの同居もメリアちゃんから邪魔されて凄く寂しいっていうのに・・・」
パト「わかった、そうしよう、そもそも近い内にそうするつもりだったし・・・」
月花「いいの?!メルリア様の問題だってあるのに?!」
パト「ソフィアやメリア、月花だって思ってるんだろう、俺の気の持ちようでどうにでもなる問題だって、ならもう少し頑張ってみるよ、メルリアの件は俺から言うし、雪花に我慢をさせないようにもする」
パトは雪花に殴られて怒りを向けられたことで再度頑張ってみようと決心した。
雪花「メルリア様の件は私がどうにかする、どうしても管理してほしいなら私が管理してあげる、私はパトを支えるって決めてるのだからそれくらいどうってことないわよ!もっと私を信じなさい!いいわね!」
パト「はい・・・」
月花「もう、とりあえずミーエルちゃんには声掛けとくわよ、雪花、もし貴女の心が折れたらレプリカ案に協力してもらうから、いいわね?」
雪花「出来なかった時の落とし前って事でしょ、わかったわ、私がもしパトの管理を投げだしたら遺伝子でもなんでも提供してやるわよ」
月花「それじゃあパト、当分雪花と私が同室で居ようと思うのだけどいいかしら?私がしっかり状況を把握して判断したいから」
パト「いいけど、喧嘩だけは辞めてくれ、後俺が言うのもあれだけど、もし心が折れても自分を責めないでくれ、元々俺達の価値観とは程遠いんだ、間違いなくストレスを感じる、胸が締め付けられる思いをさせる、だからそれで逃げても仕方ないんだ、俺の今の取り巻く価値観がおかしい・・・いや違うだけなんだからさ・・・」
雪花「ええ!それじゃあ部屋に戻りましょう!私暇だから一週間程仕事休んで一緒に居てあげるわ!」
月花「え、いいの?それ?奏星さんが困らない?」
雪花「逆に私が手伝ったら迷惑になったわ、そもそも私はデスクワークに向いてないし、今はもう現場に行くこともないから本当に私の居場所が無くてね・・・だからパトの側近としての仕事をやりたかったのよ!」
パト「それじゃあよろしく頼むよ雪花」
パト達は雪花の強い意志を信じて、共に自室に戻り、侍女達に雪花と月花の荷物やベッドを持ち運ばせ、一週間の同居をする準備を整えた。
・・・・・・
パト達は自室に戻ってからメルリアに雪花と月花が一週間同居する事を話し、雪花がその間、パト周りの女性関係の管理を試験的に行う事を説明した。
メルリア「成程、一人の女性と関係が偏らないように雪花が管理すると、別に問題はないですよ」
メルリアはパトの横に座り、当たり前のようにパト周りの世話を完璧にこなす、食事中でも使用済みの食器が出たらすぐに片付け、次々とメニューを出し、至れり尽くせりの完璧な侍女の仕事っぷりを見せつけた。
雪花「本当この生活を続けてたらパトがまたダメ人間になりそうね・・・」
パト「俺も正直ちょっと怖いや、地球で世界中旅してた頃の事が今出来るかと言われたらちょっと自信ないな~」
エイリ「ここに来る前のお話ですか?凄く興味深いお話ですね!メリア様やソフィア様もいらしたと思うと」
月花「いいわよね、私はその間セキと二人で色んな国を歩いてたのに」
雪花「それは月花お姉ちゃんが選んだ道でしょ、強がらずに私達と一緒に来てたら良かったのに」
月花「それをしてたら今頃九騎神使の子達とは会えなかったわね、ある意味私の選択は正解だったのよ♪」
パト「そうだね、月花が得た物は凄く大きいと思うよ!」
パト達は6人で食を囲み、パトはエイリと侍女達と共に大浴場に向かい、他4人も女性用の大浴場に向かった。
そして就寝前になる。
部屋の割り振りは専属侍女の3人が同じく一室を使い、月花と雪花とパトがパトの寝室で眠る事にした、それはメルリア対策でもあり、夜這い等のリスクも考えての事だった。
雪花(私が管理すると言った以上私がその権利を悪用して独占するのはNG、ここはしっかり私も我慢して抑制しないと)
雪花は絶対に役割を果たそうと意気込む、だがそうは言っても眠気には勝てずにパトや月花が先に就寝している姿を確認して雪花も睡魔に身を委ねて寝てしまった・・・。
・・・・・・
朝、雪花は目を覚ますと裸のパトがうつ伏せになっていたのだ。
雪花「え?!なんで?!」
雪花は寝起きと同時に目の前の光景が信じられなかった、月花も雪花の声で目が覚め、パトの光景を見て「またか・・・」と声をこぼす程度だった。
雪花「誰が?!というよりなんで私は起きなかったの?!どんなに静かにやってても音は隠せないでしょう!?」
月花「隠せるわよ、というより、私達多分深い睡眠を強要させられたかも、それに加え私達の周りを無音空間にすれば私達は絶対に起きれないし、気付けない、動く気配を感じようにも深い眠りに入ってたら気付くにも気付けないだろうし・・・」
雪花「ちょっとメルリア様に一喝入れて来る!!こんなの強姦じゃない!!パトの意思に反してる!こんなの許されるわけないわ!!」
雪花が怒りのまま部屋を飛び出そうとベッドから離れる瞬間、パトが雪花の腕を掴む。
雪花「なによ!パトはまだメルリア様を庇うの!ここまでされて!どうかしてるわよ!!」
パト「違う・・・ここまでやったのは・・・雪花だよ・・・」
雪花「は?」
雪花はパトの言っている意味がわからなかった。
パト「俺は・・・昨夜、雪花の夜這いに起こされたんだ、それで朝までずっと性行為をしていた・・・その後雪花は部屋のシャワーを使って体の汗を流して戻ったんだよ・・・」
パトの説明に理解出来なかった雪花だったが、話を聞いて自分の身体の違和感に気付いた。
雪花(んん、なんか股間が痛い・・・これは長時間性行為をした時の痛みと似てる・・・それに確かに言われてみれば寝起きのだるさかと思ったけど、身体が疲労している・・・凄く疲れてる・・・)
雪花「でも私・・・記憶がないわよ・・・」
月花「言いがかりになるけど・・・メルリア様が雪花をコントロールしたのかもしれないわね、要は雪花が独占する形を作って管理を無下にさせるか、もしくは雪花だけじゃなく、他の従属や専属神すらもコントロールして定期的にパトと性行為をさせる事でメルリア様だけ占領しているという言い分を否定させるためとか・・・メルリア様はパトの事に関してはお淑やかでもなんでもない、一人の強い女性、独占するためならなんでもすると思うわ、なにせあのメリアちゃんのお姉さんなのよ?」
雪花「パト!そんなの許されるの!!」
パト「証拠がないから無理だ、例え俺がメルリアに真実を話させようとしてもあらゆる手を使って隠すだろうさ、それに俺は脅してまでそう言う事はしたくない、どんな愛情でも受け入れるって決めたんだから、それを拒むのは俺の気持ちに反する」
月花「そもそもさっきの話は私の憶測、証拠もないからメルリア様がやったという証拠がない時点でメルリア様を責めるのはダメ、でもメルリア様も本気なら私の言った事を絶対にやってのける、そう考えるだけよ」
雪花「いいわ、上等じゃない、ならこの一週間でメルリア様を出し抜いてパトを守ってやろうじゃない!というかせっかく性行為したのに私自身覚えてないのは気に入らないもん!痛みと疲労感しか残ってないのとか!!」ぷんすか
パト「悪い・・・服取って貰える?」
雪花はすぐにパトの服を取り、手渡す。
すると扉をノックする音が聞こえ、パトが「どうぞ」と声を掛ける、するとメルリアが入ってきて挨拶をする。
メルリア「おはようございます、アナタ、朝食が出来てますのでぜひ召し上がってください」
パト「ああ、メルリア、ちょっと身体が重たいから治療をしてもらっていい?」
メルリア「どうなさいましたか?昨晩はよく眠れませんでしたか?」
パト「いや・・・まあ、そうかな」
パトは言葉を濁してしまった、真実を話すと雪花の立場が危ういと考えたからだ。
メルリア「わかりました、ではそのまま失礼しますね」
メルリアはそう言うとパトに回復能力を使い、パトの身体の重みを取り去った。
・・・・・・
朝食中
エイリ「メルリア様、昨晩は久しぶりにゆっくり眠ってましたね!」
フルール「そうですね、一緒に寝たのは何か久しぶりに感じました」
メルリア「そうですね、やりすぎは旦那様のお身体に障るので自重しました、おかげで私は今日も元気です♪」
月花(証言はある、目撃者もあるって事は遠隔操作?でもそんな強い能力の気配は隠せないはず、いや私の次元で考えてても仕方ないのかしら、メルリア様と同じ次元の人で可能かどうか、それを聞かないと意味がないわね)
雪花(次は絶対に阻止する・・・事を軽く見ていたわね、もしかするとメルリア様を敵に回していると考えると・・・勝てるかどうか・・・)
パト「メルリア、今日中に俺の室内に【能力無効化エリア】を作ってくれ、実験として試してみたいんだ」
メルリア「わかりました、ただちに行いますね、テスト結果をエイリに試させますね」
パト「ああ、頼む、月花、今日も玉座に行かないとソルテに伝えてくれ、後用事があればここに来るように伝えておいてくれ」
月花「わかったわ、体調が優れないのだからしっかりパトは休んで」
月花はそう言うとそのまま食事を終えて部屋を後にした、そして雪花はパトと一緒に過ごすために自室でくつろいでいた。
・・・・・・
メルリア「これで完了ですね、試しに能力を使用してみてください」
雪花「凄いわね、私の原始すらも能力発動しないわね」
パト「俺の新法すらも発動しない、これはかなり強力だな、期待できそうだ」
雪花「メルリア様、ありがとうございます」
メルリア「では何か御用がありましたらお声をおかけください、アナタ」
メルリアとエイリはその場で頭を下げ、パトの自室を後にした。
雪花「さて、私達は、使えないけどメルリア様はどうかしらね」
パト「ネルを呼んでみるか、見るだけで大体どんな代物かわかるだろうし」
パトはそう言うとネルを召喚した、すると理解していたかのようにネルが召喚されたと同時に前に進む。
ネル「主様よ、私は別に探偵でも物色が趣味なわけでもないのだ、だが必要とするなら成果は残してやろう」
ネルはそう言いながら部屋の四隅を見渡し、パトがネルに渡したオーラ分能力やオーラを使って性質を確かめていた。
・・・・・・
ネル「結論から言うと主様や雪花が考えて居るような事はない、メルリアですらもこの部屋で能力を扱うのは不可能だろう、だがこの空間を作っている装置を切れば話は別だ、だから私が絶権を使用して24時間は絶対に止めれないようにしておいた、これでいいだろうか?主様?」
パト「最高だネル、もしこの状況で同じことが起きた場合、メルリアの線は薄くなるな」
雪花「もちろんだけど、部屋の外でコントロール状態になっても室内に入れば解除されるのよね?」
ネル「ああ、そういう空間だからな、だから遠隔操作という芸当も不可能だろうな、中々素晴らしい技術を開発したじゃないか、悪用されたら面倒だぞ、主様よ」
パト「って言いながら1オーラしか渡してないのに、ネルは普通に能力を扱えてるじゃん」
ネル「私の絶権はどんなものよりも優先されるのだ、こんな道具如きで抑えれる代物じゃないぞ、主様」
パト「流石だ、せっかくだし3人でゲームでもしようよ、後で月花も合流するだろうしさ!」
こうしてパト達は1日を過ごした、そして2日目の夜が訪れた。
・・・・・・
雪花「作戦は万全、就寝前に数十時間は寝たから今はもう眠くない!絶対に守ってやる!!」
雪花はパトと月花が寝るのを見届けた後もゲームをしながら時間を潰す。
するとパトに異変が起きたのだ。
パト「うう、うう、、あああ」
パトは小刻みに震えながら声を漏らしていた。
雪花「んん?パト?寝言?」
雪花はパトの変化に気付きながらも大したことではないと一度は見過ごした、だが次の瞬間、雪花すらも想定していない事態が起きた
雪花「んん?これって・・・この臭いって・・・まさか?!」
雪花はパトの所から青臭い臭いに気付き、慌ててパトの布団をめくる、するとパトの下部が濡れていた。
雪花「なんで・・・なんで射精してるのよ・・・おかしいじゃない・・・」
別にパトは自慰をしていたわけではない、むしろ触れてすらいない、なのにこんな事態が発生している、能力は扱えない、それはネルからもお墨付きを貰っていた、もう変化点はないはずだと考えて居ると。
雪花(待て!なんで考えなかったの私?!この部屋はあくまで【能力無効化エリア】別い道具の効果まで制限するエリアじゃない!なら?!)
雪花はもしやと考え、パトのズボンを脱がし、そのままパンツも脱がした、そのパンツの裏側にはどこかの空間と繋がっているのがわかった。
雪花は怒りのままその穴に勢いよく指をツッコみ思い切り引き抜いた!!
雪花「誰か知らないけどコソコソしてんじゃないわよ!!」
音までは相手に伝わらない、そこで雪花はパトの寝室を出て、専属侍女の部屋に走って向かった!!
・・・・・・
雪花(メルリア!!)
雪花は勢いよく部屋を空けたが、3人は静かに就寝していた、だが雪花が勢いよく扉を開ける事で3人共起き上がってしまった。
雪花「メルリア!!そこまでしてパトと性行為がしたいか!!」
雪花はメルリアの胸ぐらを掴み、メルリアのズボンに手を入れ、メルリアの陰部に指をはめた、メルリアの股間は雪花が触る前から既に酷く濡れていたため抵抗なくスルっと中に指が入った。
メルリア「痛いですよ・・・雪花・・・」
雪花「うるさい!あんたはどれだけ自分の欲求のためだけにパトを苦しめたんだ!!コソコソしやがって!!いい加減にしろ!!専属侍女を降ろさせるぞ!!」
雪花はメルリアの中に入れた指を激しく動かし、メルリアに怒鳴る
メルリア「指を動かさないで・・・んん///」
雪花「そんなに欲求不満なら私が代わりにイカせてやるわよ!それでさっさと寝ろ!!」
メルリア「雪花、勘違いしてますよ!私はただ自慰行為をしてそのまま就寝していただけです・・・昨日今日と私は我慢していたので・・・ただそれだけで・・・ああん///」
雪花「お前の履いているパンツ!その裏側が全部物語ってんだよ!パトの股間と繋がっている穴が・・・穴が・・・」
メルリアの履いていたパンツの裏側には・・・穴はなかった・・・。
雪花「そんな・・・そんな・・・」
雪花は動揺しながらメルリアの中に入れていた指を退け、メルリアのベッド周りを探し始めた。
だがメルリアの周りには何もなかった。
エイリ「雪花様!酷いです!メルリア様は昨日も今日も凄く我慢しているのに!!そんな仕打ちはあんまりですよ!!」
フルール「証拠もないのに・・・」
メルリア「私が一番疑わしかったのなら仕方ないです、誤解が解けたなら私はそれでいいですよ」
エイリとフルールはしゃがんでいるメルリアに駆け寄り、雪花を強く睨みつける、その騒動を聞きつけたパトと月花が後から部屋に入る。
月花「何があったの!!?」
パト「おい・・・」
パトの目の前の惨状を見て、言葉を失った。
下半身裸で半泣きでしゃがみこんでいるメルリア
それを庇いながら雪花を睨むエイリ
同じく庇いメルリアの心配をするフルール
そして立ち尽くしている雪花
月花「あんた・・・まさか勝手に決めつけたの?あれほど言ったのに・・・」
パト「月花!雪花・・・どうしたんだ、それに俺はなんでその・・・出てたんだ・・・」
雪花「それは、パトのパンツの裏にあった空間が問題で・・・」
パト「俺のパンツは月花が用意した新品だぞ、そんな変な道具じゃない・・・」
雪花「ならなに?!能力だとでもいうの?!あの能力無効化エリアで?!ネルからもお墨付きを貰った部屋で能力が使われてたっていうの?!おかしいじゃない!!それで私は・・・メルリアを・・・」
雪花は自分の右手の中指と人差し指についている、メルリアの愛液を見て言葉を失った・・・
雪花「ごめん・・・私、ムリだわ・・・最低過ぎる・・・」
雪花は涙を流しながら、部屋に置いてあった紙で手を拭き、一人パトの部屋から去ってしまった。
パト「雪花!!雪花!!」
パトは雪花を呼ぶがそれに答えることなく去って行った雪花、パトは雪花を追いかけるか、メルリアの心配をするか、どうしたらいいかわからず立ち尽くしてしまった。
月花「パト私がメルリア様を見るから雪花を追いかけて!」
パト「ああ!頼む!!」
パトは雪花を追うために部屋を後にした、そして出てすぐに居た侍女に雪花が何処に行ったかを聞き、雪花を追いかけた。
No.103 メルリアの独占episode5
パトは帝国から帰って来た。
パト(とりあえずルナとの話し合いで、性欲を一瞬で調整する【精神系能力者】、だけど月花とも話したけど、帝王神候補であるメルリアにすら速攻で効果を発揮できる程の・・・正直かなり条件絞るから難しいそうだけど、技術開発部隊に聞いてみないとだよな・・・)
メルリア「おかえりなさいませ、アナタ」
パト「メルリア、ただいま、ちょっと技術開発部隊に足を運ぶから、そうだな・・・フルールをお供に置いていくよ、たまには一緒に外で歩かないとな、経験をさせないと」
メルリア「フルールですね、わかりました、では御呼びいたします」
メルリアはそのまま自室に戻り、フルールを呼びに行った。
そして奥の部屋でフルールは慌てるように支度をし、パトの所に急いで向かってきた。
パト「別に慌てなくてもいいのに」
フルール「いえ!お待たせさせてしまうわけには行きませんので!」
パト「とりあえず行こうか、そんなにペースは速くないと思うからゆっくりついてきてね」
パトはフルールを連れて技術開発部隊に向かった。
・・・・・・
技術開発部隊
パト「えっと、先に月花がアポを取りに行ったはずだけど・・・まあ大丈夫か」
パトが少し不安になりながらも技術開発部隊の部屋に入る。
技術部隊員A「主様!!このような場所に来てくださり!光栄です!!」
パト(あ~、やっぱり、アポとか要らなかったかな・・・かなりウェルカムじゃん、ってそうか、ここの責任者はソフィアだからここでの不貞は直接帝国No.3の権力者の耳に入ることになるのか、やっぱりアポは取っておいた方が良さそうだな、従属の精神を維持するためにも)
ただ、ソフィアにそれを伝えても部下に伝えるとは想像も出来ないが・・・
フルール「主様は凄いですね、このような私から見ても凄く地位の高い神達から忠誠を頂けるなんて」
パト「俺自身が凄いかって言われると怪しいけどね、フルールもそう感じた事はない?」
フルール「よくありました、未熟なのに崇拝者達は私の事を尊敬の眼で見てくれていましたから、ですが規模が違うじゃないですか、私の時はどちらかというと妄信的な崇拝でしたけど、ここの従属はそんなものではなく主様を認識してそれでも尊敬している、そのように感じます」
パト「だといいけどね、ほら、ついた、ソフィアの・・・いや、研究員の仮眠室だ・・・」
ソフィアは一応技術開発部隊の総長なのでちゃんと総長の部屋があるのだが、何分広すぎて居心地が悪いらしく、ソフィアは常に研究員用の一人用仮眠室を占領して常にそこで惰眠を貪っているのだ。
・・・・・・
パト「ソフィア~、起きてるか~~」
ソフィア「パト~~!月花ちゃんから聞いたよ~、レプリカだよね?とんでもない事を考えるな~お主は~」
パトはソフィアの寝ていたベッドの横に座り、ソフィアは当たり前のようにパトの上に座り、話す。
月花「思考がリンクしてるからとりあえず帝園で話してた内容をそのままソフィアちゃんに伝えたから」
月花はソフィア用に容易してあるゲーミングチェアでくつろぎながら話す。
パト「仕事が早くて助かる、というかソフィア、お前とうとう職場にゲーム環境を完備させたな・・・メリアに見つかると怒られるぞ・・・」
ソフィア「問題なしだよ!何故ならこれらは研究費で買ったから名目上は研究道具!つまり仕事道具の一環なのであーる!それにここは仮眠室!実際は私の物だけど、名目は部隊員共有機材!つまりメリアの一存で取り上げる事は不可能なのだーー!」
月花「はぁ、変な所に頭を使うわよね、ソフィアちゃんは・・・これでメリアちゃんと同等の頭脳を持っているんだから不思議でならないわ」
パト「そういえば素朴な疑問なんだけど、メルリアとソフィアならどっちが頭良いんだ?」
ソフィア「私だよ!メルリアちゃんは頭は良い方だけど、メリアに比べると全然だからね、メリアの頭脳はあの帝王メルトリアと同等、帝王神候補の中でも中間くらいだし、私もそれくらいかな」
月花「へぇ、メルリア様私から見ても凄く頭良いように見えるのに・・・」
ソフィア「融通の問題だよね、勉強とか記憶力の話じゃなくてIQの話し、勉強なんて所詮は知識だし、記憶力だって所詮は頭を効率よく使うための判断材料の維持力、そこからそれらの情報をしっかり使うのが頭の良さだからね」
パト「あ~~パス、俺にはついていけないや、それでソフィアの感覚で【精神系能力者】【好意がなく忠誠がある】、そんな条件を満たすものは出来そう?」
ソフィア「物の方がいいの?提案にあったレプリカとか神造人間(じんぞうにんげん)の方がいいの?」
パト「作りやすい方かな、でも物だとメルリアみたいな帝王神候補相手にちゃんと効くものを作れるかが問題になるけど、後消費量とかね、1個に何回効果があるのかとか、それを常に持ち歩くなら量産してもらいたいし・・・」
ソフィア「でもそれを作ると専属神の子達にとってもデメリットが多そうだよね、性欲をパトの一存で抑えられるんだから、それってパトが望むことなの?」
ソフィアから耳の痛い言葉が飛んできた。
実際その通りで、物にすればパト側の事情一つで専属神や従属神の好意を無下にする事が可能になる、それは果たして相手から見たらどう思うのか・・・一方の都合でそこまでする必要はあるのか?
月花「まあ、確かにパトの一存で私達の性欲や好意を抑えられるのはちょっと嫌ね、やっぱりそこは互いの問題だから、本当言えばこの問題もパトがしっかりしていれば済む問題で、主であるパトがメルリア様に一喝入れれば終わる、ただそれだけのお話なのよね」
パト「うん、それは重々承知してる・・・酷い事だよな・・・やっぱりなしでいいか・・・」
フルール「あの・・・すみません、お言葉をよろしいでしょうか?」
パトが提案を下げようとした時、フルールが声を上げる。
月花「いいわよ、フルールさんも意見があるなら聞くわ」
フルール「まず私達専属侍女が主様にここまでのご迷惑をお掛けしている、そのことを深く謝罪させてください」
フルールはパト達に深く頭を下げる。
フルール「それで、本題なのですが、主様が出来たらいいっとおっしゃいましてもそれが出来ないからこうして問題になっていると認識していたのですが・・・」
月花「そうね、でも出来ないから全部道具や他人に任せるというのはちょっと違うと思わない?それにこの問題はどうにもならない問題じゃなくてパトがメルリア様にしっかり言い聞かせばいい話、違う?」
フルール「ですが出来ていません、いえ、出来るはずがありません、何故なら主様だから、期待を裏切る行為だけはしたくない、出来ることなら受け入れたいと考える主様だから、その人格を変えてまで相手の好意を否定するのは・・・難しいのではないかと・・・いえ、すみません、私よりも共に居た時間が長いお二人にご無礼な事を・・・」
月花「せっかくいい事言っているのだから自分の言葉に自信を持って、でもまあ私もソフィアちゃんもそれは知ってるわ、いやむしろそういう所が好きとってもいいくらいだもの、正直この提案は私達の首を絞めてるの、だって否定しなさいって事は私のお誘いも否定されるかもしれない、それって凄く寂しいじゃない、もしパトが私とだけ関係を持っていれば絶対にそんな事言わないけど、パトは複数と関係を持っている、私なんて、今パトと肉体関係を持っている子で言うと何十分の一の存在なの、そういう意味ではフルールさんと同じ立場ね、貴女も身体の関係を持っているのでしょう?」
フルール「えっと・・・一度だけ///」
ソフィア「???」(まったく話についていけないソフィア)
月花「パトはこの状況から成長しないといけない、全員の誘いを受け入れるのなら複数人と同時に性行為をする度胸を持ってもらわないと駄目、でもそれも嫌ならもう断る事を教えるしかない、それを物に頼るのは「私達の事をまったく信用してない、物の効果に頼らないと駄目」って言われてるようなものなの、だから極力私は道具の力を使ってほしくないの、わかる?」
フルール「それは・・・そうですね、私は月花様のような恋人関係ではありません、主様の配下であり、主様の慰みを癒す一侍女です。だからそのような価値観にはご理解が及びませんでした・・・ご無礼をお許しください」
パト「フルール、そこまで自分の価値感を下げるな、俺はメリア達全員を押し通してでもお前を傍に置こうと思うくらいは大事に思っている、もっと自分に自信を持って、それにそんな「自分は主の性処理だけの存在」みたいに言うな、しっかり愛情はあるし、俺が極悪に聞こえる・・・」
月花「既に色欲の権化じゃない」(ニヤニヤ)
パト「うっせ!郷に入っては郷に従えだろ!俺は神界の価値観でやってるだけだよ!」
フルール「ありがとうございます・・・主様」
フルールは再度深く頭を下げる、それに対して月花もフォローに入る。
月花「別に意見を言うのは構わないのよ、人それぞれ価値観や経験している事が異なるのだから、そこから誰もが納得できる回答案が出る事だってよくあるのだから、だから自分の考えはしっかり持って、しっかり伝える事、パトの侍女をやるならしっかりね!パトは優柔不断だからフルールさんがしっかり導いてあげないとこの主様は中々前に進めないんだから」
フルール「はい!ありがとうございます!月花様!」
フルールは涙目ながらも月花の言葉に自信を持った。
ソフィア「じゃあとりあえず物がモラル的にダメって話なら、もうこれはレプリカと神造人間だね、第三者がジャッジして性欲を抑える、まあ思いつく限り、その条件に当てはまってる人なら一人居るかな」
パト「マジで!誰?!」
ソフィア「【雪花ちゃん】だよ、雪花ちゃんのレプリカなら【原始支配】を持っているから【精神支配】も可能だし、例え相手に能力耐性があっても【原始支配】でいくらでも無効化出来るから、そこの使用に特化したものを調整して作ればいけるかも」
ソフィアはパトの上から下り、月花が座っているチェア周りに置いてあるメモ帳を取り出し、書き留める。
ソフィア「正確は雪花ちゃんのままだと嫉妬心が凄いから感情を無くさせて、雪花のパトに対する忠誠心と愛情を残してしまえば感情は無いから【感情はないが、忠誠心と執着心がある】状態をバランスよく作れるね、後は頭は良すぎると面倒だから雪花ちゃんの自頭のままほっといてっと」(遠回しに雪花は馬鹿だと言っている事に気付いていないソフィア)
パト「可能なのか?」
ソフィア「雪花の遺伝子情報が欲しいけどね、一番欲しいのは雪花だけの遺伝子情報」
月花「ああ、今の雪花はパトの遺伝子情報が体内にあるけど大丈夫?」
ソフィア「う~ん、レプリカだからね、唾液とか皮膚とかじゃなくて卵子とかが良いんだけど・・・パトと複合している卵子じゃなくて雪花の体内で出来た新鮮な混ざり気のない物は持って来れないの?」
月花「私は嫌よ、実の妹の股間に手をツッコむなんて」
パト「月花、お前は子宮内の物を素手で取るつもりか・・・男の俺でもわかるけど凄くグロイ絵図だぞ・・・」
月花「そもそも私達の身体は神仕様じゃない!生理だって来てないのに」
ソフィア「うん、だから一応人間の身体としての説明をしたけど、月花ちゃんに生理がないなら雪花ちゃんも生理はなさそうだよね、なら多分私達と同じ遺伝結晶だからそれを回収してきて!」
パト「待て!だからどうやって取るのさ?!」
ソフィア「えっとね、女神の身体については習ってるよね?人間と違って女神の体内には常に人間でいう卵子が留まってる状態なの、つまり一度性行為をすれば100%妊娠、だけど違うのはそこからすぐに体内で肉体を宿すわけじゃなくて、その状態で維持される、結晶にどんどんお互いの遺伝子情報を組み込む事も可能、遺伝結晶自体は母体の方は必要になれば毎日生成する、つまり卵子が無くなればどんどん毎日付け足されるってこと、逆にずっと卵子単体が居ればそのまま身体は卵子を作らずに居るって感じかな、だから遺伝結晶になっている間は母体は毎日遺伝結晶に自信の遺伝子を足しているし、性行為をすることで男性側の遺伝子をその都度入れて遺伝結晶を強化することも出来る、」
パト「一応習っているけど」(というかソフィア知識で詳しいくせになんで性的な事は一切知らないというか無関心なんだか・・・)
月花「つまり、雪花の出来立てほやほやの卵子を遺伝結晶と混ざる前に入手して持ってこいと・・・」
月花が頭を抱え、そしてぼそっと言い放つ
月花「雪花のお腹を掻っ捌くか・・・」(闇顔)
パト「怖い事言うなよ、それはまあ、ミーエルに頼めばいけるかもしれないぞ?一応治療の分野だろ?卵子摘出も治療内容次第では出来そうじゃない?」
月花「治すのは出来るけど取り出すのよ?しかも雪花になんていうの?「雪花のレプリカ作りたいから卵子ちょうだい!」って?絶対に私達殴られるわよ?」
パト「理由が理由だしな・・・しかも求めてるものも中々イカれてるし・・・」
ソフィア「どうする?唾液とか皮膚でもいいけど、それで出来るのは見た目ぐらいだから能力までしっかり引き継いでる保証はないよ?」
パト「劣化版レプリカになるってことか、目的が違えばそれで良いんだろうけど、今回はメルリアみたいな相手でもって話だからな、劣化してしまうのはマズイな」
ソフィア「でもこのレプリカ技術は面白いかもね!以前までは誰も上手く出来ないからって禁忌に指定されてたけど上手くいけば帝国の独自技術として凄く助かるかも!」
月花「そうね、非人道的行為をレプリカにやらせる事で従属への負担が減る、でも見た目はやっぱり人型だから罪悪感は持ちそうね、実際そういうアニメを見た事あるし・・・愛着とか沸いちゃったら反対意見も出てきそう・・・」
ソフィア「そうだね、そもそもレプリカを作るならメリアなら「子供を作れ」って言いそうだしね、ぶっちゃけそっちの方が手っ取り早いし、育てる手間はあるけど」
月花「でもまあ、メリアちゃんみたいな暗部関係限定で使うならアリね、琴歌ちゃんから聞いたことあるけど、メリアちゃんは国のために配下神を使って非人道的行為な作戦を多く実行しているらしいし、どっちにしろその作戦は必須なわけだからそれをレプリカにやらせれば今非人道的行為をしている配下神を救う事が出来る、琴歌ちゃんに伝えれば帝国の政策としても前に進むかもしれないわ」
パト「綺麗事を言うならレプリカだって意識を持つ生命体だ・・・ってなるけど、国のため、平和のためなら仕方ないのかもね・・・でも平和になったらレプリカだって人権を持ってもいいと思うんだ」
ソフィア「それはダメだね、一度権利を与えると権利が無い歴史に憤怒してクーデターが起きちゃう、この技術は表に出してはダメな物だよ、だから私が作るのはこの一体だけ、そこからは琴歌ちゃんとメリアとアリシアが話し合えばいいだけ、そこで作るなら技術開発部隊で作るし、方針に従うしってだけでね、今回はその実験段階かな」
月花「その第一被験者が雪花なのはちょっと複雑だけどね」
パト「まあ、雪花に直接害はないだろうし、言い方次第では雪花も乗り気になるかもよ?」
3人は数時間程話し合い、方針を固めていった、フルールはこうして国の技術が生まれるのかと強く感心したと同時に帝国の闇を一部見てしまった事に強く後悔した。
・・・・・・
パト「とりあえずメリアに提案しよう、それで意見を貰って問題なければ雪花に伝える、それで二人の了承を得たら、雪花から卵子を摘出して、ソフィアの技術開発部隊でレプリカ開発を進めて貰う!その完成度次第で運用するかどうかを琴歌の政治部隊に検討してもらって、出来たレプリカは俺が貰う。それでいい?」
月花「大変そうね、とりあえずメリアちゃんの所に行きましょうか、」
ソフィア「ふふ~ん、久しぶりに面白そうな研究だからね!しっかり了承得て来てね!私も機材や材料を準備して待ってるから!」
パト達はソフィアの部屋を後にする。
パト(とりあえずルナとの話し合いで、性欲を一瞬で調整する【精神系能力者】、だけど月花とも話したけど、帝王神候補であるメルリアにすら速攻で効果を発揮できる程の・・・正直かなり条件絞るから難しいそうだけど、技術開発部隊に聞いてみないとだよな・・・)
メルリア「おかえりなさいませ、アナタ」
パト「メルリア、ただいま、ちょっと技術開発部隊に足を運ぶから、そうだな・・・フルールをお供に置いていくよ、たまには一緒に外で歩かないとな、経験をさせないと」
メルリア「フルールですね、わかりました、では御呼びいたします」
メルリアはそのまま自室に戻り、フルールを呼びに行った。
そして奥の部屋でフルールは慌てるように支度をし、パトの所に急いで向かってきた。
パト「別に慌てなくてもいいのに」
フルール「いえ!お待たせさせてしまうわけには行きませんので!」
パト「とりあえず行こうか、そんなにペースは速くないと思うからゆっくりついてきてね」
パトはフルールを連れて技術開発部隊に向かった。
・・・・・・
技術開発部隊
パト「えっと、先に月花がアポを取りに行ったはずだけど・・・まあ大丈夫か」
パトが少し不安になりながらも技術開発部隊の部屋に入る。
技術部隊員A「主様!!このような場所に来てくださり!光栄です!!」
パト(あ~、やっぱり、アポとか要らなかったかな・・・かなりウェルカムじゃん、ってそうか、ここの責任者はソフィアだからここでの不貞は直接帝国No.3の権力者の耳に入ることになるのか、やっぱりアポは取っておいた方が良さそうだな、従属の精神を維持するためにも)
ただ、ソフィアにそれを伝えても部下に伝えるとは想像も出来ないが・・・
フルール「主様は凄いですね、このような私から見ても凄く地位の高い神達から忠誠を頂けるなんて」
パト「俺自身が凄いかって言われると怪しいけどね、フルールもそう感じた事はない?」
フルール「よくありました、未熟なのに崇拝者達は私の事を尊敬の眼で見てくれていましたから、ですが規模が違うじゃないですか、私の時はどちらかというと妄信的な崇拝でしたけど、ここの従属はそんなものではなく主様を認識してそれでも尊敬している、そのように感じます」
パト「だといいけどね、ほら、ついた、ソフィアの・・・いや、研究員の仮眠室だ・・・」
ソフィアは一応技術開発部隊の総長なのでちゃんと総長の部屋があるのだが、何分広すぎて居心地が悪いらしく、ソフィアは常に研究員用の一人用仮眠室を占領して常にそこで惰眠を貪っているのだ。
・・・・・・
パト「ソフィア~、起きてるか~~」
ソフィア「パト~~!月花ちゃんから聞いたよ~、レプリカだよね?とんでもない事を考えるな~お主は~」
パトはソフィアの寝ていたベッドの横に座り、ソフィアは当たり前のようにパトの上に座り、話す。
月花「思考がリンクしてるからとりあえず帝園で話してた内容をそのままソフィアちゃんに伝えたから」
月花はソフィア用に容易してあるゲーミングチェアでくつろぎながら話す。
パト「仕事が早くて助かる、というかソフィア、お前とうとう職場にゲーム環境を完備させたな・・・メリアに見つかると怒られるぞ・・・」
ソフィア「問題なしだよ!何故ならこれらは研究費で買ったから名目上は研究道具!つまり仕事道具の一環なのであーる!それにここは仮眠室!実際は私の物だけど、名目は部隊員共有機材!つまりメリアの一存で取り上げる事は不可能なのだーー!」
月花「はぁ、変な所に頭を使うわよね、ソフィアちゃんは・・・これでメリアちゃんと同等の頭脳を持っているんだから不思議でならないわ」
パト「そういえば素朴な疑問なんだけど、メルリアとソフィアならどっちが頭良いんだ?」
ソフィア「私だよ!メルリアちゃんは頭は良い方だけど、メリアに比べると全然だからね、メリアの頭脳はあの帝王メルトリアと同等、帝王神候補の中でも中間くらいだし、私もそれくらいかな」
月花「へぇ、メルリア様私から見ても凄く頭良いように見えるのに・・・」
ソフィア「融通の問題だよね、勉強とか記憶力の話じゃなくてIQの話し、勉強なんて所詮は知識だし、記憶力だって所詮は頭を効率よく使うための判断材料の維持力、そこからそれらの情報をしっかり使うのが頭の良さだからね」
パト「あ~~パス、俺にはついていけないや、それでソフィアの感覚で【精神系能力者】【好意がなく忠誠がある】、そんな条件を満たすものは出来そう?」
ソフィア「物の方がいいの?提案にあったレプリカとか神造人間(じんぞうにんげん)の方がいいの?」
パト「作りやすい方かな、でも物だとメルリアみたいな帝王神候補相手にちゃんと効くものを作れるかが問題になるけど、後消費量とかね、1個に何回効果があるのかとか、それを常に持ち歩くなら量産してもらいたいし・・・」
ソフィア「でもそれを作ると専属神の子達にとってもデメリットが多そうだよね、性欲をパトの一存で抑えられるんだから、それってパトが望むことなの?」
ソフィアから耳の痛い言葉が飛んできた。
実際その通りで、物にすればパト側の事情一つで専属神や従属神の好意を無下にする事が可能になる、それは果たして相手から見たらどう思うのか・・・一方の都合でそこまでする必要はあるのか?
月花「まあ、確かにパトの一存で私達の性欲や好意を抑えられるのはちょっと嫌ね、やっぱりそこは互いの問題だから、本当言えばこの問題もパトがしっかりしていれば済む問題で、主であるパトがメルリア様に一喝入れれば終わる、ただそれだけのお話なのよね」
パト「うん、それは重々承知してる・・・酷い事だよな・・・やっぱりなしでいいか・・・」
フルール「あの・・・すみません、お言葉をよろしいでしょうか?」
パトが提案を下げようとした時、フルールが声を上げる。
月花「いいわよ、フルールさんも意見があるなら聞くわ」
フルール「まず私達専属侍女が主様にここまでのご迷惑をお掛けしている、そのことを深く謝罪させてください」
フルールはパト達に深く頭を下げる。
フルール「それで、本題なのですが、主様が出来たらいいっとおっしゃいましてもそれが出来ないからこうして問題になっていると認識していたのですが・・・」
月花「そうね、でも出来ないから全部道具や他人に任せるというのはちょっと違うと思わない?それにこの問題はどうにもならない問題じゃなくてパトがメルリア様にしっかり言い聞かせばいい話、違う?」
フルール「ですが出来ていません、いえ、出来るはずがありません、何故なら主様だから、期待を裏切る行為だけはしたくない、出来ることなら受け入れたいと考える主様だから、その人格を変えてまで相手の好意を否定するのは・・・難しいのではないかと・・・いえ、すみません、私よりも共に居た時間が長いお二人にご無礼な事を・・・」
月花「せっかくいい事言っているのだから自分の言葉に自信を持って、でもまあ私もソフィアちゃんもそれは知ってるわ、いやむしろそういう所が好きとってもいいくらいだもの、正直この提案は私達の首を絞めてるの、だって否定しなさいって事は私のお誘いも否定されるかもしれない、それって凄く寂しいじゃない、もしパトが私とだけ関係を持っていれば絶対にそんな事言わないけど、パトは複数と関係を持っている、私なんて、今パトと肉体関係を持っている子で言うと何十分の一の存在なの、そういう意味ではフルールさんと同じ立場ね、貴女も身体の関係を持っているのでしょう?」
フルール「えっと・・・一度だけ///」
ソフィア「???」(まったく話についていけないソフィア)
月花「パトはこの状況から成長しないといけない、全員の誘いを受け入れるのなら複数人と同時に性行為をする度胸を持ってもらわないと駄目、でもそれも嫌ならもう断る事を教えるしかない、それを物に頼るのは「私達の事をまったく信用してない、物の効果に頼らないと駄目」って言われてるようなものなの、だから極力私は道具の力を使ってほしくないの、わかる?」
フルール「それは・・・そうですね、私は月花様のような恋人関係ではありません、主様の配下であり、主様の慰みを癒す一侍女です。だからそのような価値観にはご理解が及びませんでした・・・ご無礼をお許しください」
パト「フルール、そこまで自分の価値感を下げるな、俺はメリア達全員を押し通してでもお前を傍に置こうと思うくらいは大事に思っている、もっと自分に自信を持って、それにそんな「自分は主の性処理だけの存在」みたいに言うな、しっかり愛情はあるし、俺が極悪に聞こえる・・・」
月花「既に色欲の権化じゃない」(ニヤニヤ)
パト「うっせ!郷に入っては郷に従えだろ!俺は神界の価値観でやってるだけだよ!」
フルール「ありがとうございます・・・主様」
フルールは再度深く頭を下げる、それに対して月花もフォローに入る。
月花「別に意見を言うのは構わないのよ、人それぞれ価値観や経験している事が異なるのだから、そこから誰もが納得できる回答案が出る事だってよくあるのだから、だから自分の考えはしっかり持って、しっかり伝える事、パトの侍女をやるならしっかりね!パトは優柔不断だからフルールさんがしっかり導いてあげないとこの主様は中々前に進めないんだから」
フルール「はい!ありがとうございます!月花様!」
フルールは涙目ながらも月花の言葉に自信を持った。
ソフィア「じゃあとりあえず物がモラル的にダメって話なら、もうこれはレプリカと神造人間だね、第三者がジャッジして性欲を抑える、まあ思いつく限り、その条件に当てはまってる人なら一人居るかな」
パト「マジで!誰?!」
ソフィア「【雪花ちゃん】だよ、雪花ちゃんのレプリカなら【原始支配】を持っているから【精神支配】も可能だし、例え相手に能力耐性があっても【原始支配】でいくらでも無効化出来るから、そこの使用に特化したものを調整して作ればいけるかも」
ソフィアはパトの上から下り、月花が座っているチェア周りに置いてあるメモ帳を取り出し、書き留める。
ソフィア「正確は雪花ちゃんのままだと嫉妬心が凄いから感情を無くさせて、雪花のパトに対する忠誠心と愛情を残してしまえば感情は無いから【感情はないが、忠誠心と執着心がある】状態をバランスよく作れるね、後は頭は良すぎると面倒だから雪花ちゃんの自頭のままほっといてっと」(遠回しに雪花は馬鹿だと言っている事に気付いていないソフィア)
パト「可能なのか?」
ソフィア「雪花の遺伝子情報が欲しいけどね、一番欲しいのは雪花だけの遺伝子情報」
月花「ああ、今の雪花はパトの遺伝子情報が体内にあるけど大丈夫?」
ソフィア「う~ん、レプリカだからね、唾液とか皮膚とかじゃなくて卵子とかが良いんだけど・・・パトと複合している卵子じゃなくて雪花の体内で出来た新鮮な混ざり気のない物は持って来れないの?」
月花「私は嫌よ、実の妹の股間に手をツッコむなんて」
パト「月花、お前は子宮内の物を素手で取るつもりか・・・男の俺でもわかるけど凄くグロイ絵図だぞ・・・」
月花「そもそも私達の身体は神仕様じゃない!生理だって来てないのに」
ソフィア「うん、だから一応人間の身体としての説明をしたけど、月花ちゃんに生理がないなら雪花ちゃんも生理はなさそうだよね、なら多分私達と同じ遺伝結晶だからそれを回収してきて!」
パト「待て!だからどうやって取るのさ?!」
ソフィア「えっとね、女神の身体については習ってるよね?人間と違って女神の体内には常に人間でいう卵子が留まってる状態なの、つまり一度性行為をすれば100%妊娠、だけど違うのはそこからすぐに体内で肉体を宿すわけじゃなくて、その状態で維持される、結晶にどんどんお互いの遺伝子情報を組み込む事も可能、遺伝結晶自体は母体の方は必要になれば毎日生成する、つまり卵子が無くなればどんどん毎日付け足されるってこと、逆にずっと卵子単体が居ればそのまま身体は卵子を作らずに居るって感じかな、だから遺伝結晶になっている間は母体は毎日遺伝結晶に自信の遺伝子を足しているし、性行為をすることで男性側の遺伝子をその都度入れて遺伝結晶を強化することも出来る、」
パト「一応習っているけど」(というかソフィア知識で詳しいくせになんで性的な事は一切知らないというか無関心なんだか・・・)
月花「つまり、雪花の出来立てほやほやの卵子を遺伝結晶と混ざる前に入手して持ってこいと・・・」
月花が頭を抱え、そしてぼそっと言い放つ
月花「雪花のお腹を掻っ捌くか・・・」(闇顔)
パト「怖い事言うなよ、それはまあ、ミーエルに頼めばいけるかもしれないぞ?一応治療の分野だろ?卵子摘出も治療内容次第では出来そうじゃない?」
月花「治すのは出来るけど取り出すのよ?しかも雪花になんていうの?「雪花のレプリカ作りたいから卵子ちょうだい!」って?絶対に私達殴られるわよ?」
パト「理由が理由だしな・・・しかも求めてるものも中々イカれてるし・・・」
ソフィア「どうする?唾液とか皮膚でもいいけど、それで出来るのは見た目ぐらいだから能力までしっかり引き継いでる保証はないよ?」
パト「劣化版レプリカになるってことか、目的が違えばそれで良いんだろうけど、今回はメルリアみたいな相手でもって話だからな、劣化してしまうのはマズイな」
ソフィア「でもこのレプリカ技術は面白いかもね!以前までは誰も上手く出来ないからって禁忌に指定されてたけど上手くいけば帝国の独自技術として凄く助かるかも!」
月花「そうね、非人道的行為をレプリカにやらせる事で従属への負担が減る、でも見た目はやっぱり人型だから罪悪感は持ちそうね、実際そういうアニメを見た事あるし・・・愛着とか沸いちゃったら反対意見も出てきそう・・・」
ソフィア「そうだね、そもそもレプリカを作るならメリアなら「子供を作れ」って言いそうだしね、ぶっちゃけそっちの方が手っ取り早いし、育てる手間はあるけど」
月花「でもまあ、メリアちゃんみたいな暗部関係限定で使うならアリね、琴歌ちゃんから聞いたことあるけど、メリアちゃんは国のために配下神を使って非人道的行為な作戦を多く実行しているらしいし、どっちにしろその作戦は必須なわけだからそれをレプリカにやらせれば今非人道的行為をしている配下神を救う事が出来る、琴歌ちゃんに伝えれば帝国の政策としても前に進むかもしれないわ」
パト「綺麗事を言うならレプリカだって意識を持つ生命体だ・・・ってなるけど、国のため、平和のためなら仕方ないのかもね・・・でも平和になったらレプリカだって人権を持ってもいいと思うんだ」
ソフィア「それはダメだね、一度権利を与えると権利が無い歴史に憤怒してクーデターが起きちゃう、この技術は表に出してはダメな物だよ、だから私が作るのはこの一体だけ、そこからは琴歌ちゃんとメリアとアリシアが話し合えばいいだけ、そこで作るなら技術開発部隊で作るし、方針に従うしってだけでね、今回はその実験段階かな」
月花「その第一被験者が雪花なのはちょっと複雑だけどね」
パト「まあ、雪花に直接害はないだろうし、言い方次第では雪花も乗り気になるかもよ?」
3人は数時間程話し合い、方針を固めていった、フルールはこうして国の技術が生まれるのかと強く感心したと同時に帝国の闇を一部見てしまった事に強く後悔した。
・・・・・・
パト「とりあえずメリアに提案しよう、それで意見を貰って問題なければ雪花に伝える、それで二人の了承を得たら、雪花から卵子を摘出して、ソフィアの技術開発部隊でレプリカ開発を進めて貰う!その完成度次第で運用するかどうかを琴歌の政治部隊に検討してもらって、出来たレプリカは俺が貰う。それでいい?」
月花「大変そうね、とりあえずメリアちゃんの所に行きましょうか、」
ソフィア「ふふ~ん、久しぶりに面白そうな研究だからね!しっかり了承得て来てね!私も機材や材料を準備して待ってるから!」
パト達はソフィアの部屋を後にする。
2023年01月30日
No.102 ヒキニート時代のパト
これは数年前、まだパトが幻想郷に行く前、パトが今のパトになってまだ一年も経っていない頃の話。
パトは起きる、だが朝か昼か、もしくは夜か、わからなかったパトはカーテンの方を見る。
パト(光があるってことは少なくとも朝か昼か・・・)
そしてパトはそのまま時計を確認し、時計は午前11時と示していた。
パト(もう昼か、全員学校行ってるから居ないとして・・・母さんは居るかな?ご飯作ってもらおう)
パトはそう考えながら起き上がる、整えていないボサボサの髪のままリビングまで向かう。
するとそこには礼花が居た。
礼花「おはようパト、ご飯が欲しいの?」
パト「おはよう母さん、うん、簡単な物でいいよ、僕なんてどうせ外から出ないし」
パトはそう言いながら台所にある冷蔵庫からお茶を出し、コップに注ぎ喉を潤す。
礼花「ダメ、今のパトは育ち盛りなんだからしっかり食べなさい、ほら、もういい歳なのにほっそりと痩せて、ああ、髪も切らないといけないわね」
パト「いいよ、髪が短いと落ち着かないんだ、それに少し髪で視線を隠したいし、最近雪花が俺を見る目が辛いというか、申し訳ないんだよな・・・」
パトはそう言いながら前髪を抑え、畳に寝ころびながらポケットに入れていた携帯でソシャゲを始めながら礼花のご飯を待っていた。
パト(今日は2月なんだ・・・ふ~ん、ずっと家に居たら日にちとかどうでもいいな、父さんが帰ってきたらまた文句を言われそうだな・・・はぁ、めんどくさ)
パトにとって昼の誰も居ない家は心地よかった。
月花は気兼ねなく話しかけてくれるが、美人で頭も良く、多くのジャンルで成功している天才のため、何処か自分とは違う人間なんだと距離を空けていた。
雪花は言葉や態度がキツく、パトを見る度に冷たい目線を向けてきた。
常に何かに対してイライラしている素振りを見せる雪花とは一番気まずい関係だった。
桜花はパトにとって一番気が合う兄妹であり、遊び相手は常に桜花であり、どこか自分と似ている桜花と一緒に居ると安心していた。
芦花は神聖女学院中等部に入学を決めてから準備を進めていたため色々と忙しそうにしていたが、芦花は明らかな陽キャであり、パトは苦手意識があった。
凍夜は帰って来ては最初は小言を言われ、「だらしない」や「しっかりしろ」等言われることから鬱陶しいと感じていた。
礼花はパトを優しく面倒を見てくれるので、唯一引きこもりのパトが心を開いている存在だった。パトでも礼花の言う事は聞くし、優しくしてくれることに感謝しているため、偉そうな事は言わないし、反抗期なんてもってのほかだった。
それが四季家内のパトの立ち位置だった。
・・・・・・
パトはご飯を食べていると礼花は荷物を持って出かけた。
礼花は四季家の仕事も凍夜の代理で請け負ったり、自分自身も医師の免許を取り、医者として出張で多くの家に出向いて、治療をしていた。
パト「母さんも仕事に行ったし、俺も部屋に戻ってSNSでも漁ろうかな、はぁ、別に願望はないけど、彼女とか出来たらどんな感じなんだろう、というか無理か、僕みたいな何も出来ないヒキニートに彼女とか・・・馬鹿みたいな事考えてるな」
パトはSNSを眺めているとエロ画像等がたまに流れて来る、それに対して一瞬ムラっとするのだが、そのまま流し他の平日の昼なのにSNSに書き込んでいる自分と同じ暇人のコメントを眺めて時間を過ごしていた。
パトは普段女性に囲まれた生活をしていたため、エロ画像等で性欲発散をするという行為に強い罪悪感を持っていた。それが特に姉系や妹系だったりするともう無理で、自分が実の姉妹をいやらしい性的な目で見てしまうのではないかという自分への思春期故の性欲の強さを疑わずにはいられなかった。
パト(僕はダメだ、皆学校行って、友達とかも居て、月花姉とか東京の超名門校だし、芦花も来年からは月花姉と同じ学校の中等部に入学するから居なくなるし・・・僕はこのまま何年後も部屋に閉じこもって邪魔者扱いされるんだろうな)
パト(まず月花姉は一番モテるだろうし、一番上だからすぐに結婚して子供とか出来てさ、雪花も桜花も大学とか行ったら彼氏とか出来てさ・・・その後は芦花か、芦花が一番そういうの早そうだよな、そうやって皆家から出ていって、各自家庭を持って、僕はずっと母さんに今みたいに迷惑を掛けて、久しぶりに家族全員が揃っても僕だけ腫物扱いされて、皆の子供にも気持ち悪がられてさ、皆が下の広間でワイワイ楽しんでる時に僕は一人で二階の自室で申し訳ないと思いながら息を潜めてゲームとかしてるんだ・・・僕って本当邪魔なだけだよな・・・)
パトはそんな未来を考え、気分が沈みながらも、ネットで同じく自分みたいに嘆いている相手を見つけては何度もその人の言葉を読み直していた。
・・・・・・
夕方
雪花と桜花が帰って来た。
パトは二人の声は聞こえたが、特に反応はせずに部屋でゲームをしていた。
すると桜花がパトの部屋に入ってきて
桜花「パト!ゲームするよ!暇な間に練習ちゃんとしたよね!」
パト「当然!今日は泣かせてやるよ!!」
桜花「ふふ~~ん!口は毎回威勢がいいね~、着替えてくるからソフトつけといて~~後ジュースとお菓子も台所から抱いておいてよ~」
パト「わかった~、ゆっくり準備しろよ~~」
パトは元気な桜花を見届けるとそのまま下に降り台所に向かう、するとそこには雪花が居た。
雪花「またゲーム?一日何もしてないのによくもまあ、まだゲーム出来るね、やりたい事ないの?」
パト「うるさいなぁ、僕の勝手だろ、ほっとけよ」
雪花「あっそう、いい加減髪切ったら?どんだけ伸ばすの?女子みたいで気持ち悪いんだけど?あとお風呂入った?臭いよ?いや、服の臭いか、ちゃんと毎日服くらい別の奴に着替えてよ、後目に垢があるし、顔も洗ってないって不潔にも程があるんじゃない?服取ってきてあげるから早く脱いで、本当面倒ばっかり掛けないで欲しいなぁ」
パト「うるさい、ほっとけよ、どいて、僕は今からゲームするんだ、雪花に迷惑掛けてないんだからいいだろ」
パトはそう言うと雪花は不機嫌な顔をして
雪花「あっそう!でも不愉快だから服は着替えて!!着替えないと殴るから!!」
暴力を振るおうとする雪花はもう危険信号で素直に言う事を聞かないと本気で殴られる、パトはそう考え、渋々とその場で服を脱ぎ、雪花に渡す。
そして雪花はそれを綺麗に畳み、綺麗な服を取りに行った。
パト「・・・さむ・・・くそ、めんどくさいなぁ・・・」
雪花はパトに服をしっかりと手渡しで渡すと、そのまま自室に戻り、動きやすい服装に着替えて外に出ていった
桜花「また雪花ちゃんランニングに行ったの?努力家だね~」
パト「めんどくさい妹だよ、それじゃあさっそく始めようよ!」
桜花(でもちゃんと一番面倒を見てるのも雪花ちゃんなんだよねぇ、パトは気づいてないけど)
桜花「さてさて、雑魚狩りの始まりですな!」
こうして、礼花が仕事終わりに買い物をして帰ってき、そのままご飯を作り、その途中で月花と芦花が帰って来て、家族全員でご飯を食べ、各自夜を過ごした。
パト「月花姉ってずっと勉強してるのかな?」
桜花「頭良いからね、そうじゃないかな?」
パトと桜花がゲームをしながら話している。
※尚月花は漫画を読みながら、パトと桜花のゲームしている風景を光で見ていた。
パト「芦花は友達と電話してるし、雪花は宿題してるし・・・あれ、桜花は宿題しなくていいの?」
桜花「雪花ちゃんの宿題映すからいいも~~ん」
パト「そういうもんかね、僕はわかんないや」
桜花「でもパト今は中三でしょ?高校はどうするの?」
パト「学校に行った事ないのに無理でしょ、中卒かな~、後から本気出す!!桜花は考えてるの?」
桜花「私も勉強大の苦手だからね、ゲームとか得意だし、ゲームのプロになるのもいいなぁ~」
パト「いいじゃんいいじゃん!桜花ゲーム上手いからなれるよ!いいなぁ、僕も桜花みたいにゲーム上手かったらなぁ~~」
二人はお互いに根拠のない夢を語り合った。
そしてパトはそのまま高校受験すらもせずに中学を卒業した。
そして一応【学生】だった肩書が無くなり、本当の意味で引きこもりニートとなった。
パトは起きる、だが朝か昼か、もしくは夜か、わからなかったパトはカーテンの方を見る。
パト(光があるってことは少なくとも朝か昼か・・・)
そしてパトはそのまま時計を確認し、時計は午前11時と示していた。
パト(もう昼か、全員学校行ってるから居ないとして・・・母さんは居るかな?ご飯作ってもらおう)
パトはそう考えながら起き上がる、整えていないボサボサの髪のままリビングまで向かう。
するとそこには礼花が居た。
礼花「おはようパト、ご飯が欲しいの?」
パト「おはよう母さん、うん、簡単な物でいいよ、僕なんてどうせ外から出ないし」
パトはそう言いながら台所にある冷蔵庫からお茶を出し、コップに注ぎ喉を潤す。
礼花「ダメ、今のパトは育ち盛りなんだからしっかり食べなさい、ほら、もういい歳なのにほっそりと痩せて、ああ、髪も切らないといけないわね」
パト「いいよ、髪が短いと落ち着かないんだ、それに少し髪で視線を隠したいし、最近雪花が俺を見る目が辛いというか、申し訳ないんだよな・・・」
パトはそう言いながら前髪を抑え、畳に寝ころびながらポケットに入れていた携帯でソシャゲを始めながら礼花のご飯を待っていた。
パト(今日は2月なんだ・・・ふ~ん、ずっと家に居たら日にちとかどうでもいいな、父さんが帰ってきたらまた文句を言われそうだな・・・はぁ、めんどくさ)
パトにとって昼の誰も居ない家は心地よかった。
月花は気兼ねなく話しかけてくれるが、美人で頭も良く、多くのジャンルで成功している天才のため、何処か自分とは違う人間なんだと距離を空けていた。
雪花は言葉や態度がキツく、パトを見る度に冷たい目線を向けてきた。
常に何かに対してイライラしている素振りを見せる雪花とは一番気まずい関係だった。
桜花はパトにとって一番気が合う兄妹であり、遊び相手は常に桜花であり、どこか自分と似ている桜花と一緒に居ると安心していた。
芦花は神聖女学院中等部に入学を決めてから準備を進めていたため色々と忙しそうにしていたが、芦花は明らかな陽キャであり、パトは苦手意識があった。
凍夜は帰って来ては最初は小言を言われ、「だらしない」や「しっかりしろ」等言われることから鬱陶しいと感じていた。
礼花はパトを優しく面倒を見てくれるので、唯一引きこもりのパトが心を開いている存在だった。パトでも礼花の言う事は聞くし、優しくしてくれることに感謝しているため、偉そうな事は言わないし、反抗期なんてもってのほかだった。
それが四季家内のパトの立ち位置だった。
・・・・・・
パトはご飯を食べていると礼花は荷物を持って出かけた。
礼花は四季家の仕事も凍夜の代理で請け負ったり、自分自身も医師の免許を取り、医者として出張で多くの家に出向いて、治療をしていた。
パト「母さんも仕事に行ったし、俺も部屋に戻ってSNSでも漁ろうかな、はぁ、別に願望はないけど、彼女とか出来たらどんな感じなんだろう、というか無理か、僕みたいな何も出来ないヒキニートに彼女とか・・・馬鹿みたいな事考えてるな」
パトはSNSを眺めているとエロ画像等がたまに流れて来る、それに対して一瞬ムラっとするのだが、そのまま流し他の平日の昼なのにSNSに書き込んでいる自分と同じ暇人のコメントを眺めて時間を過ごしていた。
パトは普段女性に囲まれた生活をしていたため、エロ画像等で性欲発散をするという行為に強い罪悪感を持っていた。それが特に姉系や妹系だったりするともう無理で、自分が実の姉妹をいやらしい性的な目で見てしまうのではないかという自分への思春期故の性欲の強さを疑わずにはいられなかった。
パト(僕はダメだ、皆学校行って、友達とかも居て、月花姉とか東京の超名門校だし、芦花も来年からは月花姉と同じ学校の中等部に入学するから居なくなるし・・・僕はこのまま何年後も部屋に閉じこもって邪魔者扱いされるんだろうな)
パト(まず月花姉は一番モテるだろうし、一番上だからすぐに結婚して子供とか出来てさ、雪花も桜花も大学とか行ったら彼氏とか出来てさ・・・その後は芦花か、芦花が一番そういうの早そうだよな、そうやって皆家から出ていって、各自家庭を持って、僕はずっと母さんに今みたいに迷惑を掛けて、久しぶりに家族全員が揃っても僕だけ腫物扱いされて、皆の子供にも気持ち悪がられてさ、皆が下の広間でワイワイ楽しんでる時に僕は一人で二階の自室で申し訳ないと思いながら息を潜めてゲームとかしてるんだ・・・僕って本当邪魔なだけだよな・・・)
パトはそんな未来を考え、気分が沈みながらも、ネットで同じく自分みたいに嘆いている相手を見つけては何度もその人の言葉を読み直していた。
・・・・・・
夕方
雪花と桜花が帰って来た。
パトは二人の声は聞こえたが、特に反応はせずに部屋でゲームをしていた。
すると桜花がパトの部屋に入ってきて
桜花「パト!ゲームするよ!暇な間に練習ちゃんとしたよね!」
パト「当然!今日は泣かせてやるよ!!」
桜花「ふふ~~ん!口は毎回威勢がいいね~、着替えてくるからソフトつけといて~~後ジュースとお菓子も台所から抱いておいてよ~」
パト「わかった~、ゆっくり準備しろよ~~」
パトは元気な桜花を見届けるとそのまま下に降り台所に向かう、するとそこには雪花が居た。
雪花「またゲーム?一日何もしてないのによくもまあ、まだゲーム出来るね、やりたい事ないの?」
パト「うるさいなぁ、僕の勝手だろ、ほっとけよ」
雪花「あっそう、いい加減髪切ったら?どんだけ伸ばすの?女子みたいで気持ち悪いんだけど?あとお風呂入った?臭いよ?いや、服の臭いか、ちゃんと毎日服くらい別の奴に着替えてよ、後目に垢があるし、顔も洗ってないって不潔にも程があるんじゃない?服取ってきてあげるから早く脱いで、本当面倒ばっかり掛けないで欲しいなぁ」
パト「うるさい、ほっとけよ、どいて、僕は今からゲームするんだ、雪花に迷惑掛けてないんだからいいだろ」
パトはそう言うと雪花は不機嫌な顔をして
雪花「あっそう!でも不愉快だから服は着替えて!!着替えないと殴るから!!」
暴力を振るおうとする雪花はもう危険信号で素直に言う事を聞かないと本気で殴られる、パトはそう考え、渋々とその場で服を脱ぎ、雪花に渡す。
そして雪花はそれを綺麗に畳み、綺麗な服を取りに行った。
パト「・・・さむ・・・くそ、めんどくさいなぁ・・・」
雪花はパトに服をしっかりと手渡しで渡すと、そのまま自室に戻り、動きやすい服装に着替えて外に出ていった
桜花「また雪花ちゃんランニングに行ったの?努力家だね~」
パト「めんどくさい妹だよ、それじゃあさっそく始めようよ!」
桜花(でもちゃんと一番面倒を見てるのも雪花ちゃんなんだよねぇ、パトは気づいてないけど)
桜花「さてさて、雑魚狩りの始まりですな!」
こうして、礼花が仕事終わりに買い物をして帰ってき、そのままご飯を作り、その途中で月花と芦花が帰って来て、家族全員でご飯を食べ、各自夜を過ごした。
パト「月花姉ってずっと勉強してるのかな?」
桜花「頭良いからね、そうじゃないかな?」
パトと桜花がゲームをしながら話している。
※尚月花は漫画を読みながら、パトと桜花のゲームしている風景を光で見ていた。
パト「芦花は友達と電話してるし、雪花は宿題してるし・・・あれ、桜花は宿題しなくていいの?」
桜花「雪花ちゃんの宿題映すからいいも~~ん」
パト「そういうもんかね、僕はわかんないや」
桜花「でもパト今は中三でしょ?高校はどうするの?」
パト「学校に行った事ないのに無理でしょ、中卒かな~、後から本気出す!!桜花は考えてるの?」
桜花「私も勉強大の苦手だからね、ゲームとか得意だし、ゲームのプロになるのもいいなぁ~」
パト「いいじゃんいいじゃん!桜花ゲーム上手いからなれるよ!いいなぁ、僕も桜花みたいにゲーム上手かったらなぁ~~」
二人はお互いに根拠のない夢を語り合った。
そしてパトはそのまま高校受験すらもせずに中学を卒業した。
そして一応【学生】だった肩書が無くなり、本当の意味で引きこもりニートとなった。
2023年01月28日
No.101 バハートの初恋と発情(R18)
バハートがパトを始めて見たのはモニター越しだった。
バハートは基本的に異性に対して無関心だったのだが、パトを見た時は違った。
バハート(彼、凄くいいかも・・・)
根拠のない、誰かも知らない、話した事すらない、そんな相手に強く興味が惹かれてしまったのだ。
人に恋することが無かったバハートはその感情の抑え方を一切知らないため、自分でもわからない程感情が暴走した。
バハート(会いたい、実際に会いたい、彼と話したい、どんな人なのかな?)
心臓の鼓動が早くなっていくのがわかる、目の前が興奮で真っ白になっていくのがわかる、居ても立っても居られないもどかしい気持ちでいっぱいで苦しい、お腹辺りがキューっと締め付けるような感覚がある。
そんな今まで感じた事ない程の波が押し寄せて来たバハートは居ても経っても居られなかった。
・・・・・・
バハートが初めてパトと会った、だがその横には月花が居た。
バハート(あの子は・・・四季月花さん!何度か色んな分野の大会で戦った事ある!まさかあの子も彼を狙ってるの?!嫌だ!私が欲しい!彼は絶対に私が欲しい!!!)
バハートはそんな考えの中、気付けばパトの腕に抱き着いていた。
そして実際に会って、触れてわかった。【この人だ】と運命の人だと強く確信した。
バハートには自身があった、何故なら恋愛に関して無頓着だったバハートがここまで一人の異性に妄信的に好意を寄せてしまっているのだから、テレビやモデル関係の仕事で多くのイケメンと呼ばれる人達と仕事をしてきたモデルとして一緒に撮影する機械もあった、恋人役として手を繋いだ事もあったが、まったくといっていい程トキメク事はなく、何も感じなかった。
そして一連の会話が終え、バハートはパトと月花から離れ、その場を去った。
バハート(凄く優しそう!それにえっと・・・ちょっとトイレに・・・)
バハートは異常なまでに濡れていた。
それは下着が冷たいと感じる程に濡れていたため、この不快感を急いで解消したかったのだ。
・・・・・・
バハートはトイレで下着を拭いて、乾かすついでに考え事をしていた。
バハート(今後彼が私に夢中になって貰うためにはどうしたらいいんだろう、絶対に諦めたくない、身体かな?私は実際可愛い!そしてスタイルも良い!そしてモテる!自意識過剰じゃなく実際そうだからモデルやアイドルとして売れてるわけだしね!つまり流石のパト君でも私が身体を使って沢山アプローチしたらやましい気持ちになってくれるかも!男の子だもんね!健全な性欲のある男の子なら私で興奮するのも当然!!アイドルやモデルをやっていたら、そういう自慰行為のネタに使われる事くらいは知ってる!とりあえず私に夢中になってもらう!そこからね!!でも明確にはどうしたら・・・)
そうこう考えながら数十分ほどトイレでスマホでネット検索をしながら考えて居た。
・・・・・・
バハートがパトとキスをした日。
バハート(やった!やった!キス出来ちゃった!パト君も凄く意識してくれたよね!それにしてもファーストキスってこんな感じなんだ!凄くドキドキする!)
だが、バハートは気づいてしまったのだ。
パトの周りに複数の女性が居る事に・・・
バハート(まさかあのパト君の周り全員がライバル、というかあそこまで露骨にモテてる人モデルの人でも居なかった・・・パト君実は凄く大物なのかな?でも逆に言えばパト君の周りに入るのは容易だという事!本命を狙うのではなく、まずはあの周りの女性と同じ位置について、そこから本命になりあがる!もちろん身体の関係もある!でも私はそれでも構わない!絶対に手に入れる!既成事実でもいいわね、テレビやスキャンダルを利用して外堀から埋めてしまえばパト君の情報を集める人が増えて、世間がパト君の周りの人間関係を面白おかしく叩いたりする、そして流石に周りの女性もパト君と距離を取るだろうし、そこを狙って私がパト君を捕まえる・・・それがいいかも、私だけが味方になればそれだけ私に依存してくれるし、私だってパト君や将来の子供10人くらいを養うお金はあるし、問題ないわね、ふふふ~~♪)
バハートは恋愛に慣れていないがために自身がメンヘラ気質になっている事にいっさい気付いていなかった。
・・・・・・
2回戦終了時
バハート「ねえ、ハクちゃんやカナちゃんってパト君とどんな関係?」
カナ「えっと、主従関係でもあり、恋人関係かな?」
ハク「うん、私もそう思う・・・」
バハート「えっと二人共?つまり二股?」
カナ「私とハクだけじゃないよ、えっと~~今は六股くらいだね!ネルとかミーエルは主従関係ってだてっぽいから含めないけど」
バハート「六股?!まさか身体の関係も?!」
カナ「ソフィアと最近加入した琴歌以外の4人ならあるんじゃない?あ、いやでも月花とも最近本番はしてなかったけど、お胸とかいっぱい触ってたな~~、脳内だからすぐにわかるんだよね」
バハート「そ・・・そんな・・・まさかそんなに進んでいるなんて・・・」
カナ「バハートも加わりたいの?」
バハート「うん、凄く入りたい・・・」
カナ「人気者だね~、いいんじゃない?メリアは拒まないでしょう、でも多分専属神を考えてないなら従属神っていうのにならないといけないから、色々話す事になるかも」
バハート「パト君と関係が持てるならそれでもいいよ!!絶対に手放したくないの!!」
カナはバハートの強い意志を感じた、だからこそカナはバハートの強い好意に疑問を持ったのだ。
カナ「ねえ、どうしてパトなの?しかも身体の関係を求める程なんて尋常ないでしょ?」
バハート「私の初恋だったからだよ、それにもうなんか二人にだから言うけど、もう自慰行為が止まらないの、東京に来てからずっとムラムラしてる、それで頭によぎるだけでもう身体の火照りというか虚しさを鎮めたくなるの・・・私ここまで自分がおかしくなるほど他人を好きになったの初めてなの、だから諦めたくない・・・例え本命じゃなくていいから傍に置いてほしいの」
ハク「バハートちゃん・・・」
バハートはたった数日で限界を迎えていた、性欲の限界、今まで感じてこなかった分の溜まりにたまった性欲が一気に爆発したような感覚、そしてそれは今まで女性ホルモンや健康志向でやってきた自慰行為に影響し、本当に性的欲求不満による行為になっていた。バハートは最近それが原因で少し身体が気だるいのだ、調子が優れない、もう既にそのようなレベルまでになっていた
カナ(凄いなぁ、なんか聞いてて可哀そうに感じて来たよ、一度メリアと話す機会があってもいいかも、それにこうやって覚醒もしたし、きっとメリアも何かしら目を付けてるはず・・・)
カナ「今日のお泊り出来たならメリアに話してごらん、きっと悪いようにはしないよ・・・うん」
カナはそこまでしか言えなかった、ハクも少し困惑していたが、このままだと大変な事になると考え、カナの考えに賛成した。
・・・・・・
そして二回戦終了、訓練終了し、お風呂場にて
パトの意向でパトが居る部屋を男湯、メリア達が居るもう一つの部屋を女湯として使うようにした。
バハート「ふう、ここの旅館、6人くらいなら平気で入れるくらい広いわね、凄く良いわ~~」
メリア「お隣失礼します」
メリアは浴室に入って早々、バハートの隣に座る。
メリア「凄く良い身体してますね、流石はモデルやアイドルをやっていただけの事はありますね、それで地球防衛軍、戦うための筋肉も怠っていない、凄くバランスの良い身体です」
バハート「メリアさんも同じじゃないですか、私、アイドルやモデルの人と何度か一緒に温泉に入った事あるけど、メリアさん程のプロポーションを持っている人は見た事ないわ」
メリア「ありがとうございます、ご主人にいつ求められてもいいように美は怠りませんので」
メリアの大人びたしぐさにバハートは聞いてみる。
バハート「あの・・・もしかしてメリアさんってパト君とはもう」
メリア「もちろん、何度もやっています、私の身体は髪の毛の先から足のつま先まで全部知られちゃってます」
メリアはそう言いながら自分の手で頭から足まで艶めかしい手付きでなぞる、そしてメリアはバハート問いかける
メリア「早く求められたいですか?ご主人に?」
バハートは生唾を飲んだ、それは目の前に居たメリアがどことなく大人の雰囲気に気圧され、それどころか、誘惑をしてきたからだ。
バハート「・・・うん・・・」
メリア「なら既成事実を早く作る事ですね、ちなみにですが既成事実がないとご主人から一度目が来るとは思わない方が良いですよ、私も最初はかなり苦労しましたからね~~」
バハート「メリアさんがパト君の初めてなんですか?」
メリア「そうですよ、ファーストキスは雪花ちゃんに取られちゃったので、初エッチは私が頂きました、しかも強引にね♪」
バハート「へ、へぇ~~!でもそこから何度もなんだよね!」
メリア「はい、私から求める事が殆どですけど、でもご主人からも求めてくれます、もちろん私は一度も断った事ありません!神なのでそもそも人間でいう月経はありませんので!」
バハート「ええーー!!それは羨ましいかも・・・」
メリア「あ、バハートさんも神に進化してますので、もう月経はないですよ、ちなみに中に出されれば100%妊娠で任意出産になりますので、そこの認識もお願いしますね、後、一度異性と性行為をした場合、他の異性とは二度と性行為は出来ません、した場合、死んじゃいますので気を付けてくださいね!」にっこり
メリアは笑顔でバハートに言った、バハートにとって初耳の事で流石に驚きを隠せなかった。
・・・・・・
そしてパトと同じ部屋で寝る事になったバハート。
バハート(わぁ!同じ部屋にパト君が寝てる!というか凄く多いわね・・・思ったより女性が多くてびっくりしたわ、でもこの中から私の事を意識してもらうためにもしっかりここでスキンシップを!!)
バハートがそう考えて居るとパトが起き上がった。
バハート(え?!パト君こんな遅くに起き上がった?あ、でも確かパト君って私達よりも先に寝てたのよね、ああ、もしそうだとするとお風呂とか入りそびれてるから入ろうと思ったのかな?まあ、女の子だらけだし、気を使うわよね、なんか私が言うのもあれだけど大変そうだな・・・)
バハートの思った通り、パトは浴室の方に向かっていった。
バハート(やっぱりゆっくりさせてあげよう、パト君だってあの天野江隊長を倒して凄く疲労しているんだし、明日は私もアラン君対策のアドバイスとか出来たらいいなぁ)
バハートは先ほどまでの自分勝手な考えを反省しながら眠りにつこうとした、だがその数分後、バハートが少し深い眠りに入りそうなタイミングでパトと同じくずっと寝ていた女性が起き上がった。
バハート(ああ、ずっと眠っていた人か・・・起きたのね、まだ気が動転しているでしょうし、少し落ち着いたら私から話しかけてあげよう、確か天野江隊長の案件だし、私も少しくらい関わってもいいわよね・・・)
バハートはまどろみの中そのような事を考えて居ると天野江奏星が起き、各部屋のドアを開けて、部屋を確認しだした。
バハート(ん・・・どこの部屋に行きたいのかしら?私も特にこの部屋に詳しいわけじゃないし、まあ別に泥棒するってわけじゃないんだし、ほっといていっか・・・)
バハートは奏星の行動が気になりながらも奏星の行動を無視していた、宝華が守ろうとする子なので悪い子ではないだろうと考えての事だった。
すると奏星は求めていた部屋を見つけたのか、「あ、ここですね」とボソっと独り言を言うとそのままとある部屋に入って行った。
・・・・・・
そしてその数分後、まさか天野江奏星が入った部屋はパトが使っていた浴室であり、そこで全裸のパトと鉢合わせしているとは思わなかったバハートだが、あまりにも浴室での奏星の声がうるさいので、流石のバハートも大体の状況を把握し、急いで浴室に入って行った。
するとバハートの眼に入ったのは、全裸のパトとそのパトの腕を掴み、逃げようとするパトを逃がすまいと捕まえている奏星の姿だった・・・
バハートも一瞬で場で起きている事は把握していたのだが、そんなことより、バハートはパトの裸、そして股間にしか眼が行かなかった、そしてそれ以外の事は正直どうでもよかった。
バハート「・・・ヤマタノオロチンチン」
パト「言わせねえよ??!!」
バハートは寝る前からずっとパトの事で頭がいっぱいであり、皆が寝ている隙に夜這いでもして、既成事実を作ろうとまで考えて居たため、パトの股間を見た事で抑えていた理性が爆発し、パトのもう片方の手を掴み、股間を凝視する。
バハート(これがパト君のヤマタノオロチなんだね!他の人の男性器を見た事もないし、そういうエッチな本も今まで一切興味がなかったから見た事すらもなかったんだけど、凄く立派なのかな?でもメリアもパト君と経験してるし、使い込まれているのは間違いない!つまり品質には問題ないという事!ああ!なんて魅力的!このまま事を済ませてもいい気がする!でも目の前に天野江奏星さんがいる!でもよく見たらあの子もパト君の股間にしか見てないわね、つまり他の女性が見ても上物ってことなのかしら?ならやっぱりパト君は立派なのよ!くそ~~!どうしよう!このまま私の物にしたい!!でも奏星さんが邪魔だな~~~!!!)
バハートはパトの股間を凝視しながらそのようなどうでもいい事を考えて居た、その時、カナが起きてきて、仲裁に入り、奏星とバハートはパトから引きはがされたのだった。
・・・・・・
バハート「はぁ・・・あとちょっとだったのに・・・」
カナ「バハートちゃん、そんなにすぐに決める事はないと思うよ、バハートさんは知らないと思うけど今のバハートさんがパトと肉体関係を持つってことはね」
バハート「メリアさんから聞いたよ、でも辛抱溜まらないのです!!!!」
カナ「圧が凄い圧が凄い、今日死闘をした仲だから言うけどね、このままだとパトから離れちゃうよ、私実はパトの思考がわかるんだけど、今パトはバハートさんに少し恐怖と困惑を抱いてるの、だからこのままだと距離を空けられて、ダメになっちゃうよ?だから一度落ち着いてしっかり関係を見直そうよ?私も協力するからさ」
バハートはカナのアドバイスを聞いて反省した、そこからカナと話し合いをしながら今後どうすればいいか、カナもそんな時期がなかったのか?その時はどうしてたか、等色々恋愛について聞いていた。
奏星は琴歌から説明を聞いて、現状を伝えられていた。
パトが服を着て出てくると気まずそうにしながらも、「お騒がせしました、それじゃあ明日も早いし、寝ようか!」
といって、再度全員で眠りについた。
全員が自分の布団に戻ろうと動いている時、カナがバハートの耳元でこっそりと話した。
カナ「どうしても興奮が治まらないなら見てない不利するから自慰行為で発散しなよ、大丈夫、さっきも言ったけど私、パトの脳内の思考がわかるから、間接的に他の子との行為も把握してるの、だから性に対してかなり耐性があるから、そう言う事をしてても特に気まずくもなんともないし、それでぎこちなくなるわけでもないから、というより、本気でパトを狙うならそれくらいの恥じらいは本気で捨てないとチャンスなんてずっとないと思った方がいいよ、これが私のアドバイス」
カナはそう言うと笑顔で親指を立てて、「グッドラック!!」と言いながら自分の布団に戻って行った。
バハート(カナちゃんがパト君から強い信頼を得ている理由が分かった気がする、パト君の色んな事情を理解してながらもあれだけの余裕と寛大な心の広さ、確かに今の私にはない余裕だな・・・悔しいな、女としての差を感じた気がする・・・なんか自分が情けないや、大人しく寝よう・・・)
バハートはカナとの女性という分野で負けていると感じ、そのまま布団に戻り就寝した・・・かったのだが・・・
奏星「んん///・・・んん///」
全員が就寝している静かな部屋で艶めかしい水音と奏星の艶めかしい声が響いていた。
バハート(あの子普通にヤッてるじゃない?!嘘でしょ?!どんなメンタル持ってるのよ?!しかも私の隣で寝ているハクちゃん!よくよく考えたらずっと寝てたわよね?!この子どれだけ深い眠りに入ってるの?!いや、もしかしてこの子も慣れ過ぎてこの程度の騒ぎだと起きないって事?!)
奏星「んああ///」
バハート(隠す気ない!!声も音も隠す気なし!どうなってんの?!私がおかしいの?!私がおかしいのかな??!!)
バハートは琴歌の方をチラっとみる、琴歌も眉間が寄っているように見えた、琴歌も耐えていた。
だが琴歌もこの洗礼を受けて来た、しかもメリアの夜這いという本番行為を隣で見せつけられながらだった。
琴歌(昨日に比べたら横で自慰行為されるくらいならまだ・・・うん、まだマシですね、昨日はまさか本番までヤるとは思っても見ませんでしたからね、いや、本当、あれは当分頭から離れませんよ・・・本当・・・)
カナ(奏星凄いうるさいなぁ、隣だからなぁ、さったと果てて寝て欲しいなぁ)
ハク(zzz・・・)
パト(うわぁ、さっきの人自慰行為してるじゃん、寝れねえ、気が散る~~、でもまあ、これくらいならまあ、耐えれない程じゃないか、まあ生物性欲あれば致し方なし・・・)
バハート(私は・・・まだまだね・・・)
奏星「ああ、ここ!凄くイイ///」
夜中からとんでもない個性を発揮していた奏星だった。
バハートのライバルは奏星なのかもしれない(同期的な意味で)
バハートは基本的に異性に対して無関心だったのだが、パトを見た時は違った。
バハート(彼、凄くいいかも・・・)
根拠のない、誰かも知らない、話した事すらない、そんな相手に強く興味が惹かれてしまったのだ。
人に恋することが無かったバハートはその感情の抑え方を一切知らないため、自分でもわからない程感情が暴走した。
バハート(会いたい、実際に会いたい、彼と話したい、どんな人なのかな?)
心臓の鼓動が早くなっていくのがわかる、目の前が興奮で真っ白になっていくのがわかる、居ても立っても居られないもどかしい気持ちでいっぱいで苦しい、お腹辺りがキューっと締め付けるような感覚がある。
そんな今まで感じた事ない程の波が押し寄せて来たバハートは居ても経っても居られなかった。
・・・・・・
バハートが初めてパトと会った、だがその横には月花が居た。
バハート(あの子は・・・四季月花さん!何度か色んな分野の大会で戦った事ある!まさかあの子も彼を狙ってるの?!嫌だ!私が欲しい!彼は絶対に私が欲しい!!!)
バハートはそんな考えの中、気付けばパトの腕に抱き着いていた。
そして実際に会って、触れてわかった。【この人だ】と運命の人だと強く確信した。
バハートには自身があった、何故なら恋愛に関して無頓着だったバハートがここまで一人の異性に妄信的に好意を寄せてしまっているのだから、テレビやモデル関係の仕事で多くのイケメンと呼ばれる人達と仕事をしてきたモデルとして一緒に撮影する機械もあった、恋人役として手を繋いだ事もあったが、まったくといっていい程トキメク事はなく、何も感じなかった。
そして一連の会話が終え、バハートはパトと月花から離れ、その場を去った。
バハート(凄く優しそう!それにえっと・・・ちょっとトイレに・・・)
バハートは異常なまでに濡れていた。
それは下着が冷たいと感じる程に濡れていたため、この不快感を急いで解消したかったのだ。
・・・・・・
バハートはトイレで下着を拭いて、乾かすついでに考え事をしていた。
バハート(今後彼が私に夢中になって貰うためにはどうしたらいいんだろう、絶対に諦めたくない、身体かな?私は実際可愛い!そしてスタイルも良い!そしてモテる!自意識過剰じゃなく実際そうだからモデルやアイドルとして売れてるわけだしね!つまり流石のパト君でも私が身体を使って沢山アプローチしたらやましい気持ちになってくれるかも!男の子だもんね!健全な性欲のある男の子なら私で興奮するのも当然!!アイドルやモデルをやっていたら、そういう自慰行為のネタに使われる事くらいは知ってる!とりあえず私に夢中になってもらう!そこからね!!でも明確にはどうしたら・・・)
そうこう考えながら数十分ほどトイレでスマホでネット検索をしながら考えて居た。
・・・・・・
バハートがパトとキスをした日。
バハート(やった!やった!キス出来ちゃった!パト君も凄く意識してくれたよね!それにしてもファーストキスってこんな感じなんだ!凄くドキドキする!)
だが、バハートは気づいてしまったのだ。
パトの周りに複数の女性が居る事に・・・
バハート(まさかあのパト君の周り全員がライバル、というかあそこまで露骨にモテてる人モデルの人でも居なかった・・・パト君実は凄く大物なのかな?でも逆に言えばパト君の周りに入るのは容易だという事!本命を狙うのではなく、まずはあの周りの女性と同じ位置について、そこから本命になりあがる!もちろん身体の関係もある!でも私はそれでも構わない!絶対に手に入れる!既成事実でもいいわね、テレビやスキャンダルを利用して外堀から埋めてしまえばパト君の情報を集める人が増えて、世間がパト君の周りの人間関係を面白おかしく叩いたりする、そして流石に周りの女性もパト君と距離を取るだろうし、そこを狙って私がパト君を捕まえる・・・それがいいかも、私だけが味方になればそれだけ私に依存してくれるし、私だってパト君や将来の子供10人くらいを養うお金はあるし、問題ないわね、ふふふ~~♪)
バハートは恋愛に慣れていないがために自身がメンヘラ気質になっている事にいっさい気付いていなかった。
・・・・・・
2回戦終了時
バハート「ねえ、ハクちゃんやカナちゃんってパト君とどんな関係?」
カナ「えっと、主従関係でもあり、恋人関係かな?」
ハク「うん、私もそう思う・・・」
バハート「えっと二人共?つまり二股?」
カナ「私とハクだけじゃないよ、えっと~~今は六股くらいだね!ネルとかミーエルは主従関係ってだてっぽいから含めないけど」
バハート「六股?!まさか身体の関係も?!」
カナ「ソフィアと最近加入した琴歌以外の4人ならあるんじゃない?あ、いやでも月花とも最近本番はしてなかったけど、お胸とかいっぱい触ってたな~~、脳内だからすぐにわかるんだよね」
バハート「そ・・・そんな・・・まさかそんなに進んでいるなんて・・・」
カナ「バハートも加わりたいの?」
バハート「うん、凄く入りたい・・・」
カナ「人気者だね~、いいんじゃない?メリアは拒まないでしょう、でも多分専属神を考えてないなら従属神っていうのにならないといけないから、色々話す事になるかも」
バハート「パト君と関係が持てるならそれでもいいよ!!絶対に手放したくないの!!」
カナはバハートの強い意志を感じた、だからこそカナはバハートの強い好意に疑問を持ったのだ。
カナ「ねえ、どうしてパトなの?しかも身体の関係を求める程なんて尋常ないでしょ?」
バハート「私の初恋だったからだよ、それにもうなんか二人にだから言うけど、もう自慰行為が止まらないの、東京に来てからずっとムラムラしてる、それで頭によぎるだけでもう身体の火照りというか虚しさを鎮めたくなるの・・・私ここまで自分がおかしくなるほど他人を好きになったの初めてなの、だから諦めたくない・・・例え本命じゃなくていいから傍に置いてほしいの」
ハク「バハートちゃん・・・」
バハートはたった数日で限界を迎えていた、性欲の限界、今まで感じてこなかった分の溜まりにたまった性欲が一気に爆発したような感覚、そしてそれは今まで女性ホルモンや健康志向でやってきた自慰行為に影響し、本当に性的欲求不満による行為になっていた。バハートは最近それが原因で少し身体が気だるいのだ、調子が優れない、もう既にそのようなレベルまでになっていた
カナ(凄いなぁ、なんか聞いてて可哀そうに感じて来たよ、一度メリアと話す機会があってもいいかも、それにこうやって覚醒もしたし、きっとメリアも何かしら目を付けてるはず・・・)
カナ「今日のお泊り出来たならメリアに話してごらん、きっと悪いようにはしないよ・・・うん」
カナはそこまでしか言えなかった、ハクも少し困惑していたが、このままだと大変な事になると考え、カナの考えに賛成した。
・・・・・・
そして二回戦終了、訓練終了し、お風呂場にて
パトの意向でパトが居る部屋を男湯、メリア達が居るもう一つの部屋を女湯として使うようにした。
バハート「ふう、ここの旅館、6人くらいなら平気で入れるくらい広いわね、凄く良いわ~~」
メリア「お隣失礼します」
メリアは浴室に入って早々、バハートの隣に座る。
メリア「凄く良い身体してますね、流石はモデルやアイドルをやっていただけの事はありますね、それで地球防衛軍、戦うための筋肉も怠っていない、凄くバランスの良い身体です」
バハート「メリアさんも同じじゃないですか、私、アイドルやモデルの人と何度か一緒に温泉に入った事あるけど、メリアさん程のプロポーションを持っている人は見た事ないわ」
メリア「ありがとうございます、ご主人にいつ求められてもいいように美は怠りませんので」
メリアの大人びたしぐさにバハートは聞いてみる。
バハート「あの・・・もしかしてメリアさんってパト君とはもう」
メリア「もちろん、何度もやっています、私の身体は髪の毛の先から足のつま先まで全部知られちゃってます」
メリアはそう言いながら自分の手で頭から足まで艶めかしい手付きでなぞる、そしてメリアはバハート問いかける
メリア「早く求められたいですか?ご主人に?」
バハートは生唾を飲んだ、それは目の前に居たメリアがどことなく大人の雰囲気に気圧され、それどころか、誘惑をしてきたからだ。
バハート「・・・うん・・・」
メリア「なら既成事実を早く作る事ですね、ちなみにですが既成事実がないとご主人から一度目が来るとは思わない方が良いですよ、私も最初はかなり苦労しましたからね~~」
バハート「メリアさんがパト君の初めてなんですか?」
メリア「そうですよ、ファーストキスは雪花ちゃんに取られちゃったので、初エッチは私が頂きました、しかも強引にね♪」
バハート「へ、へぇ~~!でもそこから何度もなんだよね!」
メリア「はい、私から求める事が殆どですけど、でもご主人からも求めてくれます、もちろん私は一度も断った事ありません!神なのでそもそも人間でいう月経はありませんので!」
バハート「ええーー!!それは羨ましいかも・・・」
メリア「あ、バハートさんも神に進化してますので、もう月経はないですよ、ちなみに中に出されれば100%妊娠で任意出産になりますので、そこの認識もお願いしますね、後、一度異性と性行為をした場合、他の異性とは二度と性行為は出来ません、した場合、死んじゃいますので気を付けてくださいね!」にっこり
メリアは笑顔でバハートに言った、バハートにとって初耳の事で流石に驚きを隠せなかった。
・・・・・・
そしてパトと同じ部屋で寝る事になったバハート。
バハート(わぁ!同じ部屋にパト君が寝てる!というか凄く多いわね・・・思ったより女性が多くてびっくりしたわ、でもこの中から私の事を意識してもらうためにもしっかりここでスキンシップを!!)
バハートがそう考えて居るとパトが起き上がった。
バハート(え?!パト君こんな遅くに起き上がった?あ、でも確かパト君って私達よりも先に寝てたのよね、ああ、もしそうだとするとお風呂とか入りそびれてるから入ろうと思ったのかな?まあ、女の子だらけだし、気を使うわよね、なんか私が言うのもあれだけど大変そうだな・・・)
バハートの思った通り、パトは浴室の方に向かっていった。
バハート(やっぱりゆっくりさせてあげよう、パト君だってあの天野江隊長を倒して凄く疲労しているんだし、明日は私もアラン君対策のアドバイスとか出来たらいいなぁ)
バハートは先ほどまでの自分勝手な考えを反省しながら眠りにつこうとした、だがその数分後、バハートが少し深い眠りに入りそうなタイミングでパトと同じくずっと寝ていた女性が起き上がった。
バハート(ああ、ずっと眠っていた人か・・・起きたのね、まだ気が動転しているでしょうし、少し落ち着いたら私から話しかけてあげよう、確か天野江隊長の案件だし、私も少しくらい関わってもいいわよね・・・)
バハートはまどろみの中そのような事を考えて居ると天野江奏星が起き、各部屋のドアを開けて、部屋を確認しだした。
バハート(ん・・・どこの部屋に行きたいのかしら?私も特にこの部屋に詳しいわけじゃないし、まあ別に泥棒するってわけじゃないんだし、ほっといていっか・・・)
バハートは奏星の行動が気になりながらも奏星の行動を無視していた、宝華が守ろうとする子なので悪い子ではないだろうと考えての事だった。
すると奏星は求めていた部屋を見つけたのか、「あ、ここですね」とボソっと独り言を言うとそのままとある部屋に入って行った。
・・・・・・
そしてその数分後、まさか天野江奏星が入った部屋はパトが使っていた浴室であり、そこで全裸のパトと鉢合わせしているとは思わなかったバハートだが、あまりにも浴室での奏星の声がうるさいので、流石のバハートも大体の状況を把握し、急いで浴室に入って行った。
するとバハートの眼に入ったのは、全裸のパトとそのパトの腕を掴み、逃げようとするパトを逃がすまいと捕まえている奏星の姿だった・・・
バハートも一瞬で場で起きている事は把握していたのだが、そんなことより、バハートはパトの裸、そして股間にしか眼が行かなかった、そしてそれ以外の事は正直どうでもよかった。
バハート「・・・ヤマタノオロチンチン」
パト「言わせねえよ??!!」
バハートは寝る前からずっとパトの事で頭がいっぱいであり、皆が寝ている隙に夜這いでもして、既成事実を作ろうとまで考えて居たため、パトの股間を見た事で抑えていた理性が爆発し、パトのもう片方の手を掴み、股間を凝視する。
バハート(これがパト君のヤマタノオロチなんだね!他の人の男性器を見た事もないし、そういうエッチな本も今まで一切興味がなかったから見た事すらもなかったんだけど、凄く立派なのかな?でもメリアもパト君と経験してるし、使い込まれているのは間違いない!つまり品質には問題ないという事!ああ!なんて魅力的!このまま事を済ませてもいい気がする!でも目の前に天野江奏星さんがいる!でもよく見たらあの子もパト君の股間にしか見てないわね、つまり他の女性が見ても上物ってことなのかしら?ならやっぱりパト君は立派なのよ!くそ~~!どうしよう!このまま私の物にしたい!!でも奏星さんが邪魔だな~~~!!!)
バハートはパトの股間を凝視しながらそのようなどうでもいい事を考えて居た、その時、カナが起きてきて、仲裁に入り、奏星とバハートはパトから引きはがされたのだった。
・・・・・・
バハート「はぁ・・・あとちょっとだったのに・・・」
カナ「バハートちゃん、そんなにすぐに決める事はないと思うよ、バハートさんは知らないと思うけど今のバハートさんがパトと肉体関係を持つってことはね」
バハート「メリアさんから聞いたよ、でも辛抱溜まらないのです!!!!」
カナ「圧が凄い圧が凄い、今日死闘をした仲だから言うけどね、このままだとパトから離れちゃうよ、私実はパトの思考がわかるんだけど、今パトはバハートさんに少し恐怖と困惑を抱いてるの、だからこのままだと距離を空けられて、ダメになっちゃうよ?だから一度落ち着いてしっかり関係を見直そうよ?私も協力するからさ」
バハートはカナのアドバイスを聞いて反省した、そこからカナと話し合いをしながら今後どうすればいいか、カナもそんな時期がなかったのか?その時はどうしてたか、等色々恋愛について聞いていた。
奏星は琴歌から説明を聞いて、現状を伝えられていた。
パトが服を着て出てくると気まずそうにしながらも、「お騒がせしました、それじゃあ明日も早いし、寝ようか!」
といって、再度全員で眠りについた。
全員が自分の布団に戻ろうと動いている時、カナがバハートの耳元でこっそりと話した。
カナ「どうしても興奮が治まらないなら見てない不利するから自慰行為で発散しなよ、大丈夫、さっきも言ったけど私、パトの脳内の思考がわかるから、間接的に他の子との行為も把握してるの、だから性に対してかなり耐性があるから、そう言う事をしてても特に気まずくもなんともないし、それでぎこちなくなるわけでもないから、というより、本気でパトを狙うならそれくらいの恥じらいは本気で捨てないとチャンスなんてずっとないと思った方がいいよ、これが私のアドバイス」
カナはそう言うと笑顔で親指を立てて、「グッドラック!!」と言いながら自分の布団に戻って行った。
バハート(カナちゃんがパト君から強い信頼を得ている理由が分かった気がする、パト君の色んな事情を理解してながらもあれだけの余裕と寛大な心の広さ、確かに今の私にはない余裕だな・・・悔しいな、女としての差を感じた気がする・・・なんか自分が情けないや、大人しく寝よう・・・)
バハートはカナとの女性という分野で負けていると感じ、そのまま布団に戻り就寝した・・・かったのだが・・・
奏星「んん///・・・んん///」
全員が就寝している静かな部屋で艶めかしい水音と奏星の艶めかしい声が響いていた。
バハート(あの子普通にヤッてるじゃない?!嘘でしょ?!どんなメンタル持ってるのよ?!しかも私の隣で寝ているハクちゃん!よくよく考えたらずっと寝てたわよね?!この子どれだけ深い眠りに入ってるの?!いや、もしかしてこの子も慣れ過ぎてこの程度の騒ぎだと起きないって事?!)
奏星「んああ///」
バハート(隠す気ない!!声も音も隠す気なし!どうなってんの?!私がおかしいの?!私がおかしいのかな??!!)
バハートは琴歌の方をチラっとみる、琴歌も眉間が寄っているように見えた、琴歌も耐えていた。
だが琴歌もこの洗礼を受けて来た、しかもメリアの夜這いという本番行為を隣で見せつけられながらだった。
琴歌(昨日に比べたら横で自慰行為されるくらいならまだ・・・うん、まだマシですね、昨日はまさか本番までヤるとは思っても見ませんでしたからね、いや、本当、あれは当分頭から離れませんよ・・・本当・・・)
カナ(奏星凄いうるさいなぁ、隣だからなぁ、さったと果てて寝て欲しいなぁ)
ハク(zzz・・・)
パト(うわぁ、さっきの人自慰行為してるじゃん、寝れねえ、気が散る~~、でもまあ、これくらいならまあ、耐えれない程じゃないか、まあ生物性欲あれば致し方なし・・・)
バハート(私は・・・まだまだね・・・)
奏星「ああ、ここ!凄くイイ///」
夜中からとんでもない個性を発揮していた奏星だった。
バハートのライバルは奏星なのかもしれない(同期的な意味で)
No.100 カナの閃きと何気ない1日
カナの直属部隊には元・メルリア法国出身の緑の究極龍、【翠華純皇龍(すいかじゅんこうりゅう)】であるリーラが居る。
リーラは何度も転生を行い、肉体年齢は若いが精神年齢は高年齢というロリババなのだが、その分知識が多く、カナにとって凄く助かっている存在なのである。
カナ「さ~って!明日、明後日は休みだし!久しぶりにパトの所に遊びに行こう!」
リーラ「お疲れ~~!後は私に任せてカナ様はもう帰っても大丈夫ですよ~」
カナ「リーラは大丈夫なの?」
リーラ「別に忙しい訳じゃないからね、全然問題ないよ~」
カナ「それじゃあお言葉に甘えて帰るね!それじゃあ良い休日を!」
カナはそう言いながら部屋を後にし、自室に戻った。
・・・・・・
カナ「はぁ~~、リーラが居てくれるおかげで仕事が上手く回るから助かる~~、でも私としては早く直属部隊を揃えたいんだよね、メリアに相談したら【では国取りですね!】とか笑顔で言われそうだし、ちょっと簡単に相談出来ないんだよなぁ~」
カナはリーラ以外にも直属部隊となる究極龍を欲していたが、究極龍は名の通り、究極の龍であり、王国でも国の象徴とする究極龍が1体要ればいいとされているほどである、そして究極龍を所有する国は例外なく大国であり、流石の帝国でも敵に回せば被害を受けてしまう上に、多くの国を敵に回す事になるので、メリア自身も手は出さないのだ。
カナ(そもそも戦争なんかで手に入れても信頼どころか悪意しかなさそうだし、そういう手に入れ方は私の方が嫌なんだよな~~、どこか野生で居ないものかな~)
カナの頭によぎったのはハクと月花の所の九騎神使のフォティアとリアだった。
カナ(ハクとフォティアとリアの3人、そして私とリーラ、既に帝国は5体の究極龍を保有することになってるのか・・・そう考えると凄いね・・・まてよ?)
カナはふと疑問に思った。
【居ないなら作ればいいのではないか?】
そもそもカナとハクは【黄金龍】と【青龍】からの究極進化で究極龍に進化した。
フォティアは元々は【火の精霊サラマンダー】リアも元々は【海流リバイアサン】であり、究極進化によって究極龍に進化した。
カナ(つまり、龍族を見つけさえすればパトに頑張って貰えばすぐに究極龍を作り出す事が出来るのでは・・・!!)
カナはそう考え、メリアの所に走って行った。
・・・・・・
カナはメリアの部屋を思い切り開ける。
するとメリアと琴歌とアリシアが話し合っていた。
カナ「あ、お邪魔だったかな?」
琴歌「カナちゃん、大丈夫ですよ、ただ談義をしていただけですから」
琴歌はそう言うが、カナから見たら明らかにそのような和気あいあいとした雰囲気ではなく、どこか張り詰めた緊張状態のような冷たい空気を感じていた。
アリシア「カナちゃん、メリア様に要件があったのですか?」
メリア「どうしました?カナから勢いよく来たって事は何かいい案が浮かんだってことですかね?」
カナ「うん、その私の直属部隊の件なんだけど」
カナがそう話を始めるとメリアが笑顔で応える。
メリア「カナは流石ですね、普段から仕事だけではなく私の与えた役割をしっかりこなそうとしてくれるのですから、ねえ琴歌ちゃん?」
琴歌「そうですね、私も早く直属部隊を見つけないといけませんね」
メリア「言うのは簡単ですが、今だに琴歌ちゃんとアリシアだけですよ?直属部隊に一人も居ないのは?」
琴歌「メリアさんもですけどね、私達の主はメリアさんではなく、パト君なので、勝手に私の責任者を名乗られても困りますからね、メリアさんも早く自分の直属部隊の従属を見つけてくださいね」( ^^)
アリシア「あ、あの~、琴歌ちゃん?一応私達の専属神の立場でもメリア様は上ですからね?」
琴歌「アリシア様、それは重々承知です、ですが、直属部隊というのは自身の完全指揮下に位置する部隊ですよね?なら専属神というのはパト君の直属部隊と言い換えてもいいです、つまり直属部隊内で序列はあれど、別に部隊内の序列が上だからといって私達の主ではないですよね?」
琴歌はアリシアに話しながらメリアに対しての嫌味を混ぜて話す。
メリアもその琴歌の攻撃的な言葉に負けずに互いに笑顔で会話を続ける、アリシアは顔面蒼白で二人の会話を聞いては、フォローに入る程度で、殆どメリアと琴歌が口論をしていた。
カナ「ねえ、アリシア様・・・いつもこうなの?」
アリシア「はい・・・最近メリア様と琴歌ちゃん、仲が凄く悪くて・・・」
カナ「専属神内では仲良くしようよ・・・」
アリシア「仕事で長く一緒に居ると考え方の違いで仲違いしやすいので仕方ないのかもしれませんね・・・私も気を付けたいですね」
カナ「お願いしますよ、はぁ~~」
カナとアリシアは少し離れた所でメリアと琴歌の口論を聞いていた。
・・・・・・
そして二人の長い口論が終わり、琴歌がメリアの部屋を後にするとカナがメリアに話しかける。
カナ「ねえ、専属神内であんまりギスギスしないでよ、今後一生の付き合いになるのに」
メリア「いえいえ、私は別に琴歌ちゃんの事は嫌いじゃないですよ、今は確かに琴歌ちゃんは私の事を不審に思って、良くは考えて居ませんが、思想の相違は仕方ない事です、それでカナちゃん、どうしました?」
カナ「そうそう、私の直属部隊の条件である【究極龍】の件なんだけどね、中級神とか上級神から究極龍を究極進化させて作り出すのはダメかな?」
メリア「私的には問題ないですね、そもそも私の予定では数十万の究極龍を手に入れる予定でした、ですが、やはり究極龍程の究極進化ともなると一瞬のキス程度では意味がないということなのでしょうね、ですがご主人は現在別件で問題を抱えていると聞いていますし、あまり性的な問題を提出するのはおススメ出来ませんね、もう少し違うタイミングならもしかすると・・・いや、なさそうですね」
カナ「そうだよね・・・ちなみに究極龍じゃない龍族の従属神ってこの帝国で何体居るの?」
メリア「先ほどもチラっと言いましたけど数十万ですね、究極龍とラルと同じ究極天使のような各種族全員を最上位種に進化させたかったのですけどね、正直言うとアリシアや琴歌ちゃんの直属部隊候補の従属神はこの究極進化に期待していたところはあったので、今居ないのはある意味仕方ないんですけどね」
カナ「なら琴歌ちゃんにあんな嫌味みたいに言わなくても良かったんじゃ」
メリア「カナ、優しくするだけが優しさではありませんよ、ああやって普段から私に対抗する態度を慣らして置けば明確な意見を出してくれるようになるのですよ、常に私と競い、そして私に勝つために考え、策を練る、そして互いに喉元にナイフを突きつけるかのような殺伐とした口論を制して初めて自身の意見が通るのです、その経験を今琴歌ちゃんに教えているのですよ、ネタ晴らしはまだ早いので、数年は絶対に言わないでくださいね」
カナ「はぁ、怖いよ、政治部隊・・・」
アリシア「私もです・・・」
・・・・・・
カナはメリアとアリシアと何気ない談義をして、メリアの部屋を後にした。
カナ(可能だけどパト次第か・・・確かに最近パトは色々苦労しているみたいだし、あまり私の事でパトに迷惑掛けたくないんだよね、いや、掛けないといけない時は遠慮なく掛けるけど、今回みたいに【パト!私の直属部隊の子が欲しいから他の龍族の従属神の子と沢山エッチして!!】なんて言えるわけないでしょうに・・・)
カナは普段からパトの脳内を知っているため、嫉妬するという概念が麻痺して来ており、業務的な性行為なら、パトの思考的に同情するところが多いため、むしろ応援しているくらいである。
カナ(専属神内で私だけ全然愛されてないならそれは嫉妬しちゃうけど、従属に関しては主としての使命という感覚が強いし、パトもそこは日頃から凄く葛藤してるし、なんかパトが可哀そうに感じてると言ってもいいだよね・・・だから頼みにくいなぁ~~)
カナはそう考えながら次にパトの所に行った。
・・・・・・
玉座に向かうとパトはやっぱり居なかった。
カナ「知ってたけどまだ休み?」
カナは近くに居た侍女に聞いた
侍女A「はい、主様は体調が優れないようですので、代理として秘書のソルテ様が玉座にいらっしゃいます」
カナ「今は居ないのは?」
侍女B「今は主様に面会に向かっている頃です、数時間後に戻ってくると思いますが、カナ様、どういたしましょうか?」
カナ「待つよ、悪いけど飲み物お願いできる?ちょっと歩きすぎて疲れちゃった」
カナはそう言いながら玉座に置かれているソファーに座り、横になる、すると即机にはカナの好きなジュースが置かれ、カナは一瞬横になった身体を起こし、出されたジュースを一気に飲み干し、再度横になった。
カナ「ごめん、ちょっと仮眠したいからソルテ様が帰ってくるタイミングで起こして・・・」ぐぅ~~
カナは侍女に伝言をしたと同時にそのまま眠りについてしまった。
・・・・・・
侍女B「カナ様、ソルテ様がそろそろご帰還になられます、起床お願いします。」
カナ「んあぁ~~?ああ!ありがとう!!」
カナは思ったよりも深い眠りについていた、そして気だるい身体を無理矢理動かし、ソルテの帰りを待った。
ソルテ「帰って来たわ、カナちゃんが遊びに来てると聞いていたのだけど?」
カナ「ソルテ様!ご無沙汰してます!」
ソルテ「カナちゃん、待たせてしまったようで悪いわね、お代わり居る?」
カナ「うん!貰えるかな?ちょっとソルテ様に聞きたい事があったんだ~~」
ソルテ「私が知っている事であればね」
カナ「今の私達の直属部隊事情って把握してる?」
ソルテ「してますよ、知りたいのはどの部隊ですか?」
カナ「全員の所属数!ノルマと現在の所属数で皆の達成度を知りたいの!」
ソルテ「ノルマって・・・別に私達人数は指定されてないのだけどね、でも各自が想定している人数なら出せるからそれでいいなら一緒に出すわね」
ソルテはそう言うと机に置いているスクリーンのスイッチを入れ、データを出した。
・・・・・・
専属神直属部隊員構成表
メリア
・部隊名未定
・0/5名
アリシア
・叡王天嶺議会(えいおうてんれいぎかい)
・0/11名
雪花
・原祖聖戦乙女(オリジンセントヴァルキリー)
・3/25名
カナ
・部隊名未定
・1/13名
ハク
・十賢法皇(とうけんほうおう)
・1/10名
ソフィア
・神聖輝樂団(しんせいきらくだん)
・10/10名
琴歌
・帝国政法皇(ていこくせいほうこう)
・0/14名
ソルテ
・十二彩ノ聖鬼連(じふにさいのせいきれん)
・12/12名
ラル
・守護天の星樹(セラフィムステラツリー)
・0/11名
月花
・九騎神使(きゅうきしんし)
・9/9名
合計36/120名
・・・・・・
カナ「あれ、メリアも人数申請出してるんだ、作る気だったのは意外だったな~」
ソルテ「私達には出来ないような暗部の仕事をお願いしたいって言ってたわね、元々メリア様は帝国の暗部組織の総隊長も兼任し始めて、密に教育しているらしいから」
カナ「え、こわ、でも誰もそんな話聞かないけど・・・」
ソルテ「極秘だからよ、専属神だから言っていいけど従属神には絶対に伝えてはならない話よ、いつかは組織は公開するらしいけど、神員は誰かは一切明かさないと言ってたし・・・」
カナ「怖いなぁ、国を動かす必要悪ってことか、治安が悪くならなかったらいいんだけど」
ソルテ「メリア様がわざわざ治安を悪くするような事はしませんよ、神々は生物と違ってそこまで愚かではないので、ただ必要悪というのは、例えばカナちゃんが相手を殺したくない、罪を背負いたくない、って思う時あるじゃない、それを積極的に背負ってくれるのがその部隊、つまり汚れ役ということになると私はそう思ってるの」
カナ「なんか神選も大変そう・・・というか好き好んで行く神いるのかな?」
ソルテ「好戦的だったり、猟奇的な子を採用するのかしらね?」
カナ「にしても実際しっかりノルマをクリアしてるのはソフィアとソルテ様と月花か、案外皆一人で満足してるんだね」
ソルテ「そうね、簡単に決めれる事でもないからね、そこはやっぱり慎重に選んでいいと思うけどね」
カナ「ソルテ様はすぐに集まってよかったよね」
ソルテ「まあ、皆経営難だったからね、生活がままならないから帝国で養う変わりに私の部隊に入って欲しいって言ったら殆ど皆喜んで入って来たわ、下手な支配に置かれないならってね」
カナ「それは確かに生活が安定するならね、成程、そういう保証でついてくる子も居るんだ、参考になるな~」
ソルテ「ソフィアみたいに募集掛けても良いし、月花ちゃんみたいに仲いい子を選んでもいいし、その後パトさんに進化して貰っていいわけだしね」
カナ「私も月花みたいな事考えてるんだけどね、それもメリアに相談に言ったんだけど、パトは今大変そうじゃん?ソルテ様もメルリア様の件で言ったんでしょ?」
ソルテ「ああ、カナちゃんは全部把握してるの忘れてたわ、そうなのよ、今は月花ちゃんが付きっきりで策を練ってるけど、あれは今夜も無理そうかもね」
カナ「夜は私も寝てるからどんな事が起きてるか私もわからないんだよね、まあ知りたくもないんだけどね」
カナは常にパトの思考と感情が流れ込んでくるのだが、カナが唯一パトから思考と感情が流れてこない方法はカナが寝ている事である、カナが寝ていれば流れて来てもそのまま流れ去ってしまうからである。
カナ「まだ殆どの人が全然ノルマにクリアしてない事がわかったからいっか!というか雪花のノルマ多いね!なんでこんなに多くの人をノルマにしたの?!」
ソルテ「なにかルーン文字で組織員を管理したいから25名になったって言ってたわ」
カナ「うわ~~、そんな理由なんだ・・・」(ドン引き)
カナはソルテと話しながら時間を過ごし、ソルテの勤務が終わったという事で、カナも自室に戻った。
・・・・・・
カナは自室に帰って来た。
カナ「はあ、疲れた~、でも気が楽になったな~、まだ皆メンバーを増やす気ないんだな~、ソフィアの組織って私ちゃんと見た事ないな~、というかソフィアって普段仕事してるのかな?」
帝国でもソフィアに関しての謎は多い。
ソフィアはサボってアニメやゲームをしているというのは専属神内全員が知っている事なのだが、かといって結果を出していないわけではなく、しっかりある程度の結果を出しているのだ。
そして直属部隊もそうだが、ソフィアはソルテの次に全員決めて来た、それどころか、他の神聖エルフ族全員を配下に置く事を正式に決めた立役者でもあった。
あとなんとソフィアの構成員10名は全員が【神王】クラスであり、【神聖エルフ族】、誰も真似できない事を容易にして、だが、常に遊んでいる、いや、誰しもが遊んでいる姿しか見た事ない。
帝国の七不思議なのである。
カナ(一度ソフィアの部屋(研究所仮眠室)で寝泊まりした事あるけど、本気で一日遊んでボーっとしてただけだもんなぁ、あれはたまげた、本気で何もしてないんだもんなぁ、そういえば最近パトの所に来ることもめんどくさがって来てないんだよね、だからパトがソフィアの所に行って一緒に遊ぶ展開が殆ど)
大体の専属神は専属神からパトの所に来るのだが、ソフィアだけ、自分から行かずにパトから足を運んでいる、だがそれが成り立っているのはソフィアだけと言っても過言ではないのだ。
カナ「本当大物なのかも・・・ソフィア・・・」
カナはそんな事を考えながらそのまま睡魔に身を任せて寝た。
カナの何気ない1日だった。
リーラは何度も転生を行い、肉体年齢は若いが精神年齢は高年齢というロリババなのだが、その分知識が多く、カナにとって凄く助かっている存在なのである。
カナ「さ~って!明日、明後日は休みだし!久しぶりにパトの所に遊びに行こう!」
リーラ「お疲れ~~!後は私に任せてカナ様はもう帰っても大丈夫ですよ~」
カナ「リーラは大丈夫なの?」
リーラ「別に忙しい訳じゃないからね、全然問題ないよ~」
カナ「それじゃあお言葉に甘えて帰るね!それじゃあ良い休日を!」
カナはそう言いながら部屋を後にし、自室に戻った。
・・・・・・
カナ「はぁ~~、リーラが居てくれるおかげで仕事が上手く回るから助かる~~、でも私としては早く直属部隊を揃えたいんだよね、メリアに相談したら【では国取りですね!】とか笑顔で言われそうだし、ちょっと簡単に相談出来ないんだよなぁ~」
カナはリーラ以外にも直属部隊となる究極龍を欲していたが、究極龍は名の通り、究極の龍であり、王国でも国の象徴とする究極龍が1体要ればいいとされているほどである、そして究極龍を所有する国は例外なく大国であり、流石の帝国でも敵に回せば被害を受けてしまう上に、多くの国を敵に回す事になるので、メリア自身も手は出さないのだ。
カナ(そもそも戦争なんかで手に入れても信頼どころか悪意しかなさそうだし、そういう手に入れ方は私の方が嫌なんだよな~~、どこか野生で居ないものかな~)
カナの頭によぎったのはハクと月花の所の九騎神使のフォティアとリアだった。
カナ(ハクとフォティアとリアの3人、そして私とリーラ、既に帝国は5体の究極龍を保有することになってるのか・・・そう考えると凄いね・・・まてよ?)
カナはふと疑問に思った。
【居ないなら作ればいいのではないか?】
そもそもカナとハクは【黄金龍】と【青龍】からの究極進化で究極龍に進化した。
フォティアは元々は【火の精霊サラマンダー】リアも元々は【海流リバイアサン】であり、究極進化によって究極龍に進化した。
カナ(つまり、龍族を見つけさえすればパトに頑張って貰えばすぐに究極龍を作り出す事が出来るのでは・・・!!)
カナはそう考え、メリアの所に走って行った。
・・・・・・
カナはメリアの部屋を思い切り開ける。
するとメリアと琴歌とアリシアが話し合っていた。
カナ「あ、お邪魔だったかな?」
琴歌「カナちゃん、大丈夫ですよ、ただ談義をしていただけですから」
琴歌はそう言うが、カナから見たら明らかにそのような和気あいあいとした雰囲気ではなく、どこか張り詰めた緊張状態のような冷たい空気を感じていた。
アリシア「カナちゃん、メリア様に要件があったのですか?」
メリア「どうしました?カナから勢いよく来たって事は何かいい案が浮かんだってことですかね?」
カナ「うん、その私の直属部隊の件なんだけど」
カナがそう話を始めるとメリアが笑顔で応える。
メリア「カナは流石ですね、普段から仕事だけではなく私の与えた役割をしっかりこなそうとしてくれるのですから、ねえ琴歌ちゃん?」
琴歌「そうですね、私も早く直属部隊を見つけないといけませんね」
メリア「言うのは簡単ですが、今だに琴歌ちゃんとアリシアだけですよ?直属部隊に一人も居ないのは?」
琴歌「メリアさんもですけどね、私達の主はメリアさんではなく、パト君なので、勝手に私の責任者を名乗られても困りますからね、メリアさんも早く自分の直属部隊の従属を見つけてくださいね」( ^^)
アリシア「あ、あの~、琴歌ちゃん?一応私達の専属神の立場でもメリア様は上ですからね?」
琴歌「アリシア様、それは重々承知です、ですが、直属部隊というのは自身の完全指揮下に位置する部隊ですよね?なら専属神というのはパト君の直属部隊と言い換えてもいいです、つまり直属部隊内で序列はあれど、別に部隊内の序列が上だからといって私達の主ではないですよね?」
琴歌はアリシアに話しながらメリアに対しての嫌味を混ぜて話す。
メリアもその琴歌の攻撃的な言葉に負けずに互いに笑顔で会話を続ける、アリシアは顔面蒼白で二人の会話を聞いては、フォローに入る程度で、殆どメリアと琴歌が口論をしていた。
カナ「ねえ、アリシア様・・・いつもこうなの?」
アリシア「はい・・・最近メリア様と琴歌ちゃん、仲が凄く悪くて・・・」
カナ「専属神内では仲良くしようよ・・・」
アリシア「仕事で長く一緒に居ると考え方の違いで仲違いしやすいので仕方ないのかもしれませんね・・・私も気を付けたいですね」
カナ「お願いしますよ、はぁ~~」
カナとアリシアは少し離れた所でメリアと琴歌の口論を聞いていた。
・・・・・・
そして二人の長い口論が終わり、琴歌がメリアの部屋を後にするとカナがメリアに話しかける。
カナ「ねえ、専属神内であんまりギスギスしないでよ、今後一生の付き合いになるのに」
メリア「いえいえ、私は別に琴歌ちゃんの事は嫌いじゃないですよ、今は確かに琴歌ちゃんは私の事を不審に思って、良くは考えて居ませんが、思想の相違は仕方ない事です、それでカナちゃん、どうしました?」
カナ「そうそう、私の直属部隊の条件である【究極龍】の件なんだけどね、中級神とか上級神から究極龍を究極進化させて作り出すのはダメかな?」
メリア「私的には問題ないですね、そもそも私の予定では数十万の究極龍を手に入れる予定でした、ですが、やはり究極龍程の究極進化ともなると一瞬のキス程度では意味がないということなのでしょうね、ですがご主人は現在別件で問題を抱えていると聞いていますし、あまり性的な問題を提出するのはおススメ出来ませんね、もう少し違うタイミングならもしかすると・・・いや、なさそうですね」
カナ「そうだよね・・・ちなみに究極龍じゃない龍族の従属神ってこの帝国で何体居るの?」
メリア「先ほどもチラっと言いましたけど数十万ですね、究極龍とラルと同じ究極天使のような各種族全員を最上位種に進化させたかったのですけどね、正直言うとアリシアや琴歌ちゃんの直属部隊候補の従属神はこの究極進化に期待していたところはあったので、今居ないのはある意味仕方ないんですけどね」
カナ「なら琴歌ちゃんにあんな嫌味みたいに言わなくても良かったんじゃ」
メリア「カナ、優しくするだけが優しさではありませんよ、ああやって普段から私に対抗する態度を慣らして置けば明確な意見を出してくれるようになるのですよ、常に私と競い、そして私に勝つために考え、策を練る、そして互いに喉元にナイフを突きつけるかのような殺伐とした口論を制して初めて自身の意見が通るのです、その経験を今琴歌ちゃんに教えているのですよ、ネタ晴らしはまだ早いので、数年は絶対に言わないでくださいね」
カナ「はぁ、怖いよ、政治部隊・・・」
アリシア「私もです・・・」
・・・・・・
カナはメリアとアリシアと何気ない談義をして、メリアの部屋を後にした。
カナ(可能だけどパト次第か・・・確かに最近パトは色々苦労しているみたいだし、あまり私の事でパトに迷惑掛けたくないんだよね、いや、掛けないといけない時は遠慮なく掛けるけど、今回みたいに【パト!私の直属部隊の子が欲しいから他の龍族の従属神の子と沢山エッチして!!】なんて言えるわけないでしょうに・・・)
カナは普段からパトの脳内を知っているため、嫉妬するという概念が麻痺して来ており、業務的な性行為なら、パトの思考的に同情するところが多いため、むしろ応援しているくらいである。
カナ(専属神内で私だけ全然愛されてないならそれは嫉妬しちゃうけど、従属に関しては主としての使命という感覚が強いし、パトもそこは日頃から凄く葛藤してるし、なんかパトが可哀そうに感じてると言ってもいいだよね・・・だから頼みにくいなぁ~~)
カナはそう考えながら次にパトの所に行った。
・・・・・・
玉座に向かうとパトはやっぱり居なかった。
カナ「知ってたけどまだ休み?」
カナは近くに居た侍女に聞いた
侍女A「はい、主様は体調が優れないようですので、代理として秘書のソルテ様が玉座にいらっしゃいます」
カナ「今は居ないのは?」
侍女B「今は主様に面会に向かっている頃です、数時間後に戻ってくると思いますが、カナ様、どういたしましょうか?」
カナ「待つよ、悪いけど飲み物お願いできる?ちょっと歩きすぎて疲れちゃった」
カナはそう言いながら玉座に置かれているソファーに座り、横になる、すると即机にはカナの好きなジュースが置かれ、カナは一瞬横になった身体を起こし、出されたジュースを一気に飲み干し、再度横になった。
カナ「ごめん、ちょっと仮眠したいからソルテ様が帰ってくるタイミングで起こして・・・」ぐぅ~~
カナは侍女に伝言をしたと同時にそのまま眠りについてしまった。
・・・・・・
侍女B「カナ様、ソルテ様がそろそろご帰還になられます、起床お願いします。」
カナ「んあぁ~~?ああ!ありがとう!!」
カナは思ったよりも深い眠りについていた、そして気だるい身体を無理矢理動かし、ソルテの帰りを待った。
ソルテ「帰って来たわ、カナちゃんが遊びに来てると聞いていたのだけど?」
カナ「ソルテ様!ご無沙汰してます!」
ソルテ「カナちゃん、待たせてしまったようで悪いわね、お代わり居る?」
カナ「うん!貰えるかな?ちょっとソルテ様に聞きたい事があったんだ~~」
ソルテ「私が知っている事であればね」
カナ「今の私達の直属部隊事情って把握してる?」
ソルテ「してますよ、知りたいのはどの部隊ですか?」
カナ「全員の所属数!ノルマと現在の所属数で皆の達成度を知りたいの!」
ソルテ「ノルマって・・・別に私達人数は指定されてないのだけどね、でも各自が想定している人数なら出せるからそれでいいなら一緒に出すわね」
ソルテはそう言うと机に置いているスクリーンのスイッチを入れ、データを出した。
・・・・・・
専属神直属部隊員構成表
メリア
・部隊名未定
・0/5名
アリシア
・叡王天嶺議会(えいおうてんれいぎかい)
・0/11名
雪花
・原祖聖戦乙女(オリジンセントヴァルキリー)
・3/25名
カナ
・部隊名未定
・1/13名
ハク
・十賢法皇(とうけんほうおう)
・1/10名
ソフィア
・神聖輝樂団(しんせいきらくだん)
・10/10名
琴歌
・帝国政法皇(ていこくせいほうこう)
・0/14名
ソルテ
・十二彩ノ聖鬼連(じふにさいのせいきれん)
・12/12名
ラル
・守護天の星樹(セラフィムステラツリー)
・0/11名
月花
・九騎神使(きゅうきしんし)
・9/9名
合計36/120名
・・・・・・
カナ「あれ、メリアも人数申請出してるんだ、作る気だったのは意外だったな~」
ソルテ「私達には出来ないような暗部の仕事をお願いしたいって言ってたわね、元々メリア様は帝国の暗部組織の総隊長も兼任し始めて、密に教育しているらしいから」
カナ「え、こわ、でも誰もそんな話聞かないけど・・・」
ソルテ「極秘だからよ、専属神だから言っていいけど従属神には絶対に伝えてはならない話よ、いつかは組織は公開するらしいけど、神員は誰かは一切明かさないと言ってたし・・・」
カナ「怖いなぁ、国を動かす必要悪ってことか、治安が悪くならなかったらいいんだけど」
ソルテ「メリア様がわざわざ治安を悪くするような事はしませんよ、神々は生物と違ってそこまで愚かではないので、ただ必要悪というのは、例えばカナちゃんが相手を殺したくない、罪を背負いたくない、って思う時あるじゃない、それを積極的に背負ってくれるのがその部隊、つまり汚れ役ということになると私はそう思ってるの」
カナ「なんか神選も大変そう・・・というか好き好んで行く神いるのかな?」
ソルテ「好戦的だったり、猟奇的な子を採用するのかしらね?」
カナ「にしても実際しっかりノルマをクリアしてるのはソフィアとソルテ様と月花か、案外皆一人で満足してるんだね」
ソルテ「そうね、簡単に決めれる事でもないからね、そこはやっぱり慎重に選んでいいと思うけどね」
カナ「ソルテ様はすぐに集まってよかったよね」
ソルテ「まあ、皆経営難だったからね、生活がままならないから帝国で養う変わりに私の部隊に入って欲しいって言ったら殆ど皆喜んで入って来たわ、下手な支配に置かれないならってね」
カナ「それは確かに生活が安定するならね、成程、そういう保証でついてくる子も居るんだ、参考になるな~」
ソルテ「ソフィアみたいに募集掛けても良いし、月花ちゃんみたいに仲いい子を選んでもいいし、その後パトさんに進化して貰っていいわけだしね」
カナ「私も月花みたいな事考えてるんだけどね、それもメリアに相談に言ったんだけど、パトは今大変そうじゃん?ソルテ様もメルリア様の件で言ったんでしょ?」
ソルテ「ああ、カナちゃんは全部把握してるの忘れてたわ、そうなのよ、今は月花ちゃんが付きっきりで策を練ってるけど、あれは今夜も無理そうかもね」
カナ「夜は私も寝てるからどんな事が起きてるか私もわからないんだよね、まあ知りたくもないんだけどね」
カナは常にパトの思考と感情が流れ込んでくるのだが、カナが唯一パトから思考と感情が流れてこない方法はカナが寝ている事である、カナが寝ていれば流れて来てもそのまま流れ去ってしまうからである。
カナ「まだ殆どの人が全然ノルマにクリアしてない事がわかったからいっか!というか雪花のノルマ多いね!なんでこんなに多くの人をノルマにしたの?!」
ソルテ「なにかルーン文字で組織員を管理したいから25名になったって言ってたわ」
カナ「うわ~~、そんな理由なんだ・・・」(ドン引き)
カナはソルテと話しながら時間を過ごし、ソルテの勤務が終わったという事で、カナも自室に戻った。
・・・・・・
カナは自室に帰って来た。
カナ「はあ、疲れた~、でも気が楽になったな~、まだ皆メンバーを増やす気ないんだな~、ソフィアの組織って私ちゃんと見た事ないな~、というかソフィアって普段仕事してるのかな?」
帝国でもソフィアに関しての謎は多い。
ソフィアはサボってアニメやゲームをしているというのは専属神内全員が知っている事なのだが、かといって結果を出していないわけではなく、しっかりある程度の結果を出しているのだ。
そして直属部隊もそうだが、ソフィアはソルテの次に全員決めて来た、それどころか、他の神聖エルフ族全員を配下に置く事を正式に決めた立役者でもあった。
あとなんとソフィアの構成員10名は全員が【神王】クラスであり、【神聖エルフ族】、誰も真似できない事を容易にして、だが、常に遊んでいる、いや、誰しもが遊んでいる姿しか見た事ない。
帝国の七不思議なのである。
カナ(一度ソフィアの部屋(研究所仮眠室)で寝泊まりした事あるけど、本気で一日遊んでボーっとしてただけだもんなぁ、あれはたまげた、本気で何もしてないんだもんなぁ、そういえば最近パトの所に来ることもめんどくさがって来てないんだよね、だからパトがソフィアの所に行って一緒に遊ぶ展開が殆ど)
大体の専属神は専属神からパトの所に来るのだが、ソフィアだけ、自分から行かずにパトから足を運んでいる、だがそれが成り立っているのはソフィアだけと言っても過言ではないのだ。
カナ「本当大物なのかも・・・ソフィア・・・」
カナはそんな事を考えながらそのまま睡魔に身を任せて寝た。
カナの何気ない1日だった。
2023年01月24日
No.99 メルリアの独占episode4
パトは帝園に足を運んだ。
そしてそこにはいつも通り、ミールが目の前に立っていた。
ミール「ようこそ、帝王様、本日は誰をご志望でしょうか?私でしょうか?私ですかね?そろそろ私のはずですよね?!」(食い気味)
パト「最初は良かったのに後半から欲求が勝っちゃったよこの子、悪いけど今回もミールじゃないんだ、えっと【十三天の心】ルナに用事があるんだけど」
ミール「そうですか・・・ちなみに私でよければお答えしますよ?!」(さらに食い気味)
パト「えっと、【感情や欲求】を専門として能力を扱える?」
ミール「お安い御用です!ですが私が使うと世界規模でないとコントロール出来ないので一人を対象にするのは無理ですね!」
パト「なら無理だ!全世界の感情や欲求をコントロールしたい訳じゃないからな!というかそれが容易に出来るなら世界征服とか簡単過ぎないか?」
ミール「え、世界はそもそも私の手のひらの上にあるので、わざわざ私自らが手を下す必要性が無いと思いましたが・・・」
パト「ああ、もうそんな次元なのね、聞いた俺が馬鹿だったよ、俺はまだそんな大きな規模の話は出来ないんだ、今回はルナに聞くよ」
ミール「ええ~~~・・・」(しょんぼり)
パト「あんまりしょんぼりしないでくれ、ミール、時間があればまたミールにも会いに行くからさ」
ミール「・・・あまり無理なさらないでください、いえ、お気持ちは嬉しいですが、多くの従属にそのように気を掛け過ぎていては主様が持ちません、私の所に来るときは最大の癒しを求めたい時に来てください!最高のおもてなしをして見せます!帝園の総支配者であるミールの名に懸けて!」
ミールはドンっと自身の胸を叩いて見せる。
パト「わかった、その時はそのおもてなしに甘えるよ、それじゃあルナの所にお願い」
ミール「畏まりました、それでは移動します」
・・・・・・
ルナ「ようこそお越しくださいました、主様、呼んでくだされば私からそちらに足を運びましたのに」
パト「今回はそうもいかないんだ、秘密だからな」
ルナ「成程、メルリアの件ですね、羨ましいです、欲望のまま主様を堪能できるなんて、私もそろそろ血を分け合うだけではなく、肉体関係を持っても良いと思って居るのですがね、私の身体は極上ですよ?」
パト「やめろ、今は何を言われても俺の股間が反応しないんだよ」
ルナ「ふふふ、私に掛かれば精力増強くらいお安い御用です、私は【魔神の始祖(ワルプルギス)】ですよ、もちろんサキュバスという淫魔の技程度容易にこなせますよ、【魅了の眼】を主様に使って差し上げましょうか?」
パト「やめろ、しかも俺がルナに聞きたいのはその逆だ、性欲とかの欲望を能力で抑制することは可能か?」
ルナ「抑制ですか、言葉を変えて【奪う】【吸収】【調整】どれが一番しっくりきますか?」
パト「【奪う】【吸収】だと術者にその欲望のエネルギーが渡るだけっぽいよな、【調整】だと時間が掛かりそうだし、俺的には一瞬で対象者の欲望を無くすことが理想なんだけど」
ルナ「欲求を無くすですか、それはダメですね、欲求は一度失ってしまうとまた興味を持つところから始めなければなりません、つまり性欲というのは生まれてから数十年という身体の成長と共に育って認識するものですから、一度奪ってしまえば、また性欲が元に戻るまでに数十年という年月が掛かる可能性があります、なので、無くすというのは一番おすすめしませんね、もちろん実行するのは可能ですよ」
パト「そうか、それは流石にダメだな、とりあえず一時的に欲求を鎮めれればいいんだけどなぁ」
ルナ「贅沢な悩みですね、そのまま愛し合えばいいではないですか?」
パト「それもそうだけど、そうしたら今度は専属神達と愛し合う時間が無くなるんだ、こうやってルナと話す時間も無くなるかもしれないぞ?」
ルナ「そうなった時はその【運命】を書き換えて、維持でもこちらに来てもらいます、それに私が精力増強させて主様からその気にさせる手段は多く持っています、それこそ今のメルリア以上に私の身体を足の指先から髪の一本一本まで堪能してしまうほどに・・・」
パト「なんだ、定期的に俺を誘惑してこようとするな、もしかして妬いてるのか?」
ルナ「妬いてません!羨ましいとも思って居ません!」(顔真っ赤)
パト「ルナ、お前は大人っぽい雰囲気がある、だけど時に全然隠しきれてないんだよ・・・」
ルナ「こほん!主様のイメージに沿うかわかりませんが【欲求を安定させる】というバランサーが一番いいのではないでしょうか?」
パト「性欲を安定させる?」
パトはルナの言っている事がわからずに聞き返す、それに対してルナは説明する。
ルナ「欲求というのは波形のようなものだと仮定してください、波が小さいほど欲求をあまり感じませんが、波形の波が大きくなるとその分欲求を強く感じる、私が言ったバランサーはその大きな波を安定させるという事です」
パト「成程!つまり精神が安定している状態にするってことか、つまり【精神系能力】を持っている子を見つければいいってことか」
ルナ「事はそんな簡単ではありませんよ、【精神系能力】は私も持っているので言えますけど、かなり難しい技術です、まず干渉するのに時間が掛かります、そしてその術者がメルリアや私同様に主様に好意を持っていたら意味がありません、何故なら悪用する可能性もあるからです」
パトはルナの説明を聞いて、「確かに」とうなずいた。
ルナ「なので精神系能力者でも【主様の事を絶対に好きにならないけど嫌いでもなく、忠誠だけは誠実に持ち、即興で誰に対しても精神系能力を行使して欲求を安定化させれる子】が必要となりますね」
パト「え、かなり条件細かい上にかなり無謀じゃん、まず帝国でその条件を満たせる子、多分絶対に居ないよ、自分で言うのもなんだけど、結構従属は俺に好意を持っているし・・・」
ルナ「居ないなら作ればいい、だから技術開発部隊に聞こうとしていたのではないですか?」
ルナは現実世界でのパトの思考をそのまま読み上げた。
パト「聞いてたな、ルナ」
ルナ「はい、実はここに来る事も、内容も全部知ってました♪ですがお話したかったので、敢えて長話をしてしまいました♪」
パト(くそ・・・なんか理由が可愛いから怒るに怒れない・・・)ぐぬぬ・・・
パト「つまりさっきルナが言った条件に当てはまるような子を技術開発部隊で開発出来ないかってことだよな?」
ルナ「はい、0から作り上げるのか、それとも誰かをベースに作るのかは知りませんが、この技術は本当に難しいと思いますので、頑張ってくださいね」
パト「やっぱり難しいの?」
ルナ「というより0から作るなら普通に子供を作ってしまった方が早い位ですね、神族はそれが出来るのですから、オリジナルベースからのレプリカは・・・ちょっとわかりませんね、人形程度なら私も容易なんですけど、生身となると・・・」
パト「そうか、おっけ!ありがとうルナ!一応聞いてみるよ!」
ルナ「最悪ダメならミール様に聞いてみるのもいいですね、あの方なら主様のご希望に沿ったこの世界の従属をすぐに紹介してくれると思いますし」
パト「そうだな、最悪そうするよ、というか帝園にそういう奴が居ないかも後で聞いてみる!」
ルナ「答えが出たようで何よりです、それでは主様が求める良い結果が得られることを心から願っていますね」
パト「ああ!そうだ血は居る?」
ルナ「はい、頂きますね」
ルナはいつも通りパトに口づけをして、口から一定の血液を貰い、ルナからパトに血液を送った。
パト「俺、本当に変な種族に変ったりしないよな?」
ルナ「主様の種族が完璧なので、変に感化されません、むしろ私が主様の影響を受けているくらいです」
パト「そうなんだ、ならルナの思惑とかもあるだろうし、さっさと目的を達成させて俺の傍に居れるようになれよな」
パトはそう言いながらルナの部屋を後にする。
ルナ「思惑なんてとんでもない、全ては主様のためであり、私が主様に誠心誠意尽くすため、絶対に裏切るような事はしませんよ」
ルナは優しい表情でパトが居た場所を眺め、残り少ない紅茶を飲み干した。
そしてそこにはいつも通り、ミールが目の前に立っていた。
ミール「ようこそ、帝王様、本日は誰をご志望でしょうか?私でしょうか?私ですかね?そろそろ私のはずですよね?!」(食い気味)
パト「最初は良かったのに後半から欲求が勝っちゃったよこの子、悪いけど今回もミールじゃないんだ、えっと【十三天の心】ルナに用事があるんだけど」
ミール「そうですか・・・ちなみに私でよければお答えしますよ?!」(さらに食い気味)
パト「えっと、【感情や欲求】を専門として能力を扱える?」
ミール「お安い御用です!ですが私が使うと世界規模でないとコントロール出来ないので一人を対象にするのは無理ですね!」
パト「なら無理だ!全世界の感情や欲求をコントロールしたい訳じゃないからな!というかそれが容易に出来るなら世界征服とか簡単過ぎないか?」
ミール「え、世界はそもそも私の手のひらの上にあるので、わざわざ私自らが手を下す必要性が無いと思いましたが・・・」
パト「ああ、もうそんな次元なのね、聞いた俺が馬鹿だったよ、俺はまだそんな大きな規模の話は出来ないんだ、今回はルナに聞くよ」
ミール「ええ~~~・・・」(しょんぼり)
パト「あんまりしょんぼりしないでくれ、ミール、時間があればまたミールにも会いに行くからさ」
ミール「・・・あまり無理なさらないでください、いえ、お気持ちは嬉しいですが、多くの従属にそのように気を掛け過ぎていては主様が持ちません、私の所に来るときは最大の癒しを求めたい時に来てください!最高のおもてなしをして見せます!帝園の総支配者であるミールの名に懸けて!」
ミールはドンっと自身の胸を叩いて見せる。
パト「わかった、その時はそのおもてなしに甘えるよ、それじゃあルナの所にお願い」
ミール「畏まりました、それでは移動します」
・・・・・・
ルナ「ようこそお越しくださいました、主様、呼んでくだされば私からそちらに足を運びましたのに」
パト「今回はそうもいかないんだ、秘密だからな」
ルナ「成程、メルリアの件ですね、羨ましいです、欲望のまま主様を堪能できるなんて、私もそろそろ血を分け合うだけではなく、肉体関係を持っても良いと思って居るのですがね、私の身体は極上ですよ?」
パト「やめろ、今は何を言われても俺の股間が反応しないんだよ」
ルナ「ふふふ、私に掛かれば精力増強くらいお安い御用です、私は【魔神の始祖(ワルプルギス)】ですよ、もちろんサキュバスという淫魔の技程度容易にこなせますよ、【魅了の眼】を主様に使って差し上げましょうか?」
パト「やめろ、しかも俺がルナに聞きたいのはその逆だ、性欲とかの欲望を能力で抑制することは可能か?」
ルナ「抑制ですか、言葉を変えて【奪う】【吸収】【調整】どれが一番しっくりきますか?」
パト「【奪う】【吸収】だと術者にその欲望のエネルギーが渡るだけっぽいよな、【調整】だと時間が掛かりそうだし、俺的には一瞬で対象者の欲望を無くすことが理想なんだけど」
ルナ「欲求を無くすですか、それはダメですね、欲求は一度失ってしまうとまた興味を持つところから始めなければなりません、つまり性欲というのは生まれてから数十年という身体の成長と共に育って認識するものですから、一度奪ってしまえば、また性欲が元に戻るまでに数十年という年月が掛かる可能性があります、なので、無くすというのは一番おすすめしませんね、もちろん実行するのは可能ですよ」
パト「そうか、それは流石にダメだな、とりあえず一時的に欲求を鎮めれればいいんだけどなぁ」
ルナ「贅沢な悩みですね、そのまま愛し合えばいいではないですか?」
パト「それもそうだけど、そうしたら今度は専属神達と愛し合う時間が無くなるんだ、こうやってルナと話す時間も無くなるかもしれないぞ?」
ルナ「そうなった時はその【運命】を書き換えて、維持でもこちらに来てもらいます、それに私が精力増強させて主様からその気にさせる手段は多く持っています、それこそ今のメルリア以上に私の身体を足の指先から髪の一本一本まで堪能してしまうほどに・・・」
パト「なんだ、定期的に俺を誘惑してこようとするな、もしかして妬いてるのか?」
ルナ「妬いてません!羨ましいとも思って居ません!」(顔真っ赤)
パト「ルナ、お前は大人っぽい雰囲気がある、だけど時に全然隠しきれてないんだよ・・・」
ルナ「こほん!主様のイメージに沿うかわかりませんが【欲求を安定させる】というバランサーが一番いいのではないでしょうか?」
パト「性欲を安定させる?」
パトはルナの言っている事がわからずに聞き返す、それに対してルナは説明する。
ルナ「欲求というのは波形のようなものだと仮定してください、波が小さいほど欲求をあまり感じませんが、波形の波が大きくなるとその分欲求を強く感じる、私が言ったバランサーはその大きな波を安定させるという事です」
パト「成程!つまり精神が安定している状態にするってことか、つまり【精神系能力】を持っている子を見つければいいってことか」
ルナ「事はそんな簡単ではありませんよ、【精神系能力】は私も持っているので言えますけど、かなり難しい技術です、まず干渉するのに時間が掛かります、そしてその術者がメルリアや私同様に主様に好意を持っていたら意味がありません、何故なら悪用する可能性もあるからです」
パトはルナの説明を聞いて、「確かに」とうなずいた。
ルナ「なので精神系能力者でも【主様の事を絶対に好きにならないけど嫌いでもなく、忠誠だけは誠実に持ち、即興で誰に対しても精神系能力を行使して欲求を安定化させれる子】が必要となりますね」
パト「え、かなり条件細かい上にかなり無謀じゃん、まず帝国でその条件を満たせる子、多分絶対に居ないよ、自分で言うのもなんだけど、結構従属は俺に好意を持っているし・・・」
ルナ「居ないなら作ればいい、だから技術開発部隊に聞こうとしていたのではないですか?」
ルナは現実世界でのパトの思考をそのまま読み上げた。
パト「聞いてたな、ルナ」
ルナ「はい、実はここに来る事も、内容も全部知ってました♪ですがお話したかったので、敢えて長話をしてしまいました♪」
パト(くそ・・・なんか理由が可愛いから怒るに怒れない・・・)ぐぬぬ・・・
パト「つまりさっきルナが言った条件に当てはまるような子を技術開発部隊で開発出来ないかってことだよな?」
ルナ「はい、0から作り上げるのか、それとも誰かをベースに作るのかは知りませんが、この技術は本当に難しいと思いますので、頑張ってくださいね」
パト「やっぱり難しいの?」
ルナ「というより0から作るなら普通に子供を作ってしまった方が早い位ですね、神族はそれが出来るのですから、オリジナルベースからのレプリカは・・・ちょっとわかりませんね、人形程度なら私も容易なんですけど、生身となると・・・」
パト「そうか、おっけ!ありがとうルナ!一応聞いてみるよ!」
ルナ「最悪ダメならミール様に聞いてみるのもいいですね、あの方なら主様のご希望に沿ったこの世界の従属をすぐに紹介してくれると思いますし」
パト「そうだな、最悪そうするよ、というか帝園にそういう奴が居ないかも後で聞いてみる!」
ルナ「答えが出たようで何よりです、それでは主様が求める良い結果が得られることを心から願っていますね」
パト「ああ!そうだ血は居る?」
ルナ「はい、頂きますね」
ルナはいつも通りパトに口づけをして、口から一定の血液を貰い、ルナからパトに血液を送った。
パト「俺、本当に変な種族に変ったりしないよな?」
ルナ「主様の種族が完璧なので、変に感化されません、むしろ私が主様の影響を受けているくらいです」
パト「そうなんだ、ならルナの思惑とかもあるだろうし、さっさと目的を達成させて俺の傍に居れるようになれよな」
パトはそう言いながらルナの部屋を後にする。
ルナ「思惑なんてとんでもない、全ては主様のためであり、私が主様に誠心誠意尽くすため、絶対に裏切るような事はしませんよ」
ルナは優しい表情でパトが居た場所を眺め、残り少ない紅茶を飲み干した。
No.98 白鳳の思惑(第五章252話)
白鳳はハクをパトの元に運んだ後、運営用の控室で第二試合を観戦していた。
運営員A「月詠さん、凄く余裕そうですね」
運営員B「流石、あれほどの試合なら対して問題ないって所ですかね、流石世界最強」
運営員が余裕そうな態度で試合を見ている白鳳を見てそう話していた・・・だが
月詠(なんだあれ?どうやって戦ってんだ・・・?)
月詠白鳳は困惑していた、何故ならバハートがソフィア対策で行っている事は傍から見たら意味がわからない行動そのものだったからだ、だがソフィア相手に有効な手を使っていたためソフィアもファルドラ戦とは違い多少苦戦はしていた。
月詠(能力はなんだ?俺から見たらオーラを飛ばしてるようにしか見えねえんだけどな、後は普通に回避してるくらいか、特に目立った事はしてるように見えねえんだがな、結局バハートが負けたが、これは俺もかなり研究しておかないとファルドラの二の舞になりそうだな・・・うむ)
白鳳はWCBT始まって以来初めて、対戦相手に困惑していた。
シェイン「ふい~~、やっぱりソフィア選手の戦い方意味わかんないや~~、司会してる私でも同じことばっかり呟くBOT化しててもうなにがなんだかわかんなかったもんな~~」
そのタイミングでお昼休憩で戻って来たシェインと鉢合わせる。
白鳳「おい、シェイン、あの会場に行くことは可能か?」
シェイン「んん?可能だけど早くしないと清掃員が清掃しちゃうぜ?なにか用事?」
白鳳「ちょっとさっきまでの戦場の空気を吸いにな、その場に立たないとわからない事もあるからな」
白鳳はそう言うと控室を後にし、先ほどまでの試合会場に向かった。
シェイン(ふふ~~ん、さっきの試合、流石のハクホーでも難しかったみたいだね~、これはもしかして今大会ハクホーでも厳しくなるなる~~?)
シェインは手元のジュースをストローで吸い上げながらハクホーの後ろ姿を見届ける。
・・・・・・
昼休憩
白鳳は清掃員達の掃除を少し待たせ、先ほどまでの試合会場に赴いた。
白鳳「異様な空気だな、どこか気持ち悪いというか、こんな中あいつらは戦っていたのか・・・」
戦場だった場所は空気が異様に淀んでいて、どこか身体に悪いと思わせるような気持ちの悪い環境だった。
白鳳(例えるなら爆撃後の戦場、いや放射線が漂う戦場後のような・・・そして硫黄や腐敗臭、オーラがないとまともにその場に立てやしない、そんな異様で最悪な・・・そんなイメージだな)
別にそれらと似ているというわけではなく、あくまでイメージを白鳳を直感で感じ取った。
白鳳(ソフィア、あいつはあのパトの勢力の中で恐らく一番強いだろう、俺の見立てでは二番目に強いのはメリアという女、あいつの動きは俺の持つ技術のさらに上に位置するものだろうな、正直俺がやっても近距離は勝てるかどうか怪しいかもしれないな)
白鳳はパト側の勢力をしっかり分析していた。
白鳳(3番目に強いのはおそらく凍夜の次女、未熟だが動きと戦闘中の勘の鋭さが良い、そしてあのなんでも打ち消す能力、あれは俺にとっても相性が悪い能力だ、まだ未熟だが、もし経験を多く積めば俺も危ういかもしれないな、4番目は・・・今日試合したハクだ、あいつの試合はかなり研究していたんだが、調子が悪かったのなら仕方ない、だがもし本調子なら俺はどこまで戦えていたか、あの時空支配はどこまでの代物だったのか、それらを考えると油断できない相手だった、最悪ここから俺も本気を出して行かないとと考えて居たくらいだからな)
そして最後にカナを考えて居たが白鳳にとってそこまで興味を持つほどではなかったため、あまり視野に入っていなかった。
白鳳(そしてパトだ、あいつの武器は宝華戦を見てわかったが、【オーラ技術】と【能力の引き出しの多さ】だ、戦術や経験は宝華が圧倒していたように大したものではない、だが宝華を喰らうほどの度胸とオーラ技術、そして能力の種類の多さ、公園で模擬戦をした時もそうだが、シアーネ先生の能力を使っていた以上、俺もあまり能力のネタバラしをすればもし決勝まで上がって来た場合、ある程度戦略を封じられる可能性もある、次の準決勝、ソフィア戦は油断できないが、俺もある程度抑えて勝つくらいの事は見せないと絶対王者の名が廃るってもんだな)
白鳳は会場の真ん中でそう考えて居たが流石に空気の悪さに限界が来て、バハートが居た側の控え室に戻って行った。
清掃員「用事はもうよろしいでしょうか?」
白鳳「フルフェイスマスクを全員付けておけ、オーラを纏っている俺でも気持ち悪くなったほどだ、しっかり準備しておかないと最悪死ぬぞ」
清掃員「了解しました!ありがとうございます」
清掃員は一度戻り、準備をし直しに行った。
白鳳「午後、残り2試合、誰が勝ち上がっても違和感がねえ、今日は流石に最後まで見ておかねえとな」
白鳳はそのまま昼食を食べに会場を後にした。
運営員A「月詠さん、凄く余裕そうですね」
運営員B「流石、あれほどの試合なら対して問題ないって所ですかね、流石世界最強」
運営員が余裕そうな態度で試合を見ている白鳳を見てそう話していた・・・だが
月詠(なんだあれ?どうやって戦ってんだ・・・?)
月詠白鳳は困惑していた、何故ならバハートがソフィア対策で行っている事は傍から見たら意味がわからない行動そのものだったからだ、だがソフィア相手に有効な手を使っていたためソフィアもファルドラ戦とは違い多少苦戦はしていた。
月詠(能力はなんだ?俺から見たらオーラを飛ばしてるようにしか見えねえんだけどな、後は普通に回避してるくらいか、特に目立った事はしてるように見えねえんだがな、結局バハートが負けたが、これは俺もかなり研究しておかないとファルドラの二の舞になりそうだな・・・うむ)
白鳳はWCBT始まって以来初めて、対戦相手に困惑していた。
シェイン「ふい~~、やっぱりソフィア選手の戦い方意味わかんないや~~、司会してる私でも同じことばっかり呟くBOT化しててもうなにがなんだかわかんなかったもんな~~」
そのタイミングでお昼休憩で戻って来たシェインと鉢合わせる。
白鳳「おい、シェイン、あの会場に行くことは可能か?」
シェイン「んん?可能だけど早くしないと清掃員が清掃しちゃうぜ?なにか用事?」
白鳳「ちょっとさっきまでの戦場の空気を吸いにな、その場に立たないとわからない事もあるからな」
白鳳はそう言うと控室を後にし、先ほどまでの試合会場に向かった。
シェイン(ふふ~~ん、さっきの試合、流石のハクホーでも難しかったみたいだね~、これはもしかして今大会ハクホーでも厳しくなるなる~~?)
シェインは手元のジュースをストローで吸い上げながらハクホーの後ろ姿を見届ける。
・・・・・・
昼休憩
白鳳は清掃員達の掃除を少し待たせ、先ほどまでの試合会場に赴いた。
白鳳「異様な空気だな、どこか気持ち悪いというか、こんな中あいつらは戦っていたのか・・・」
戦場だった場所は空気が異様に淀んでいて、どこか身体に悪いと思わせるような気持ちの悪い環境だった。
白鳳(例えるなら爆撃後の戦場、いや放射線が漂う戦場後のような・・・そして硫黄や腐敗臭、オーラがないとまともにその場に立てやしない、そんな異様で最悪な・・・そんなイメージだな)
別にそれらと似ているというわけではなく、あくまでイメージを白鳳を直感で感じ取った。
白鳳(ソフィア、あいつはあのパトの勢力の中で恐らく一番強いだろう、俺の見立てでは二番目に強いのはメリアという女、あいつの動きは俺の持つ技術のさらに上に位置するものだろうな、正直俺がやっても近距離は勝てるかどうか怪しいかもしれないな)
白鳳はパト側の勢力をしっかり分析していた。
白鳳(3番目に強いのはおそらく凍夜の次女、未熟だが動きと戦闘中の勘の鋭さが良い、そしてあのなんでも打ち消す能力、あれは俺にとっても相性が悪い能力だ、まだ未熟だが、もし経験を多く積めば俺も危ういかもしれないな、4番目は・・・今日試合したハクだ、あいつの試合はかなり研究していたんだが、調子が悪かったのなら仕方ない、だがもし本調子なら俺はどこまで戦えていたか、あの時空支配はどこまでの代物だったのか、それらを考えると油断できない相手だった、最悪ここから俺も本気を出して行かないとと考えて居たくらいだからな)
そして最後にカナを考えて居たが白鳳にとってそこまで興味を持つほどではなかったため、あまり視野に入っていなかった。
白鳳(そしてパトだ、あいつの武器は宝華戦を見てわかったが、【オーラ技術】と【能力の引き出しの多さ】だ、戦術や経験は宝華が圧倒していたように大したものではない、だが宝華を喰らうほどの度胸とオーラ技術、そして能力の種類の多さ、公園で模擬戦をした時もそうだが、シアーネ先生の能力を使っていた以上、俺もあまり能力のネタバラしをすればもし決勝まで上がって来た場合、ある程度戦略を封じられる可能性もある、次の準決勝、ソフィア戦は油断できないが、俺もある程度抑えて勝つくらいの事は見せないと絶対王者の名が廃るってもんだな)
白鳳は会場の真ん中でそう考えて居たが流石に空気の悪さに限界が来て、バハートが居た側の控え室に戻って行った。
清掃員「用事はもうよろしいでしょうか?」
白鳳「フルフェイスマスクを全員付けておけ、オーラを纏っている俺でも気持ち悪くなったほどだ、しっかり準備しておかないと最悪死ぬぞ」
清掃員「了解しました!ありがとうございます」
清掃員は一度戻り、準備をし直しに行った。
白鳳「午後、残り2試合、誰が勝ち上がっても違和感がねえ、今日は流石に最後まで見ておかねえとな」
白鳳はそのまま昼食を食べに会場を後にした。
2023年01月23日
No.97 メリアのバハートスカウト(第五章252話内内容)
メリアはソフィアの勝利コールを聞いたと同時にバハート側の控室に向かった。
メリア(さて、バハートとエミエルの価値はわかった、充分利用価値がある、バハートさんは頭もいいし、負けん気も強い、育てれば専属神同様強くなる、そしてご主人の配下に確実に居れてしまえば地球防衛軍をバハートから支配が出来る、確か第五部隊でしたね、利用価値が高いと判断した以上、止まっている時間はないですね、早くこちらに勧誘してしまいましょう)
・・・・・・
メリアがバハートと話し、ミーエルの所に連れて行った後
メリア「ソフィア、バハートさんとエミエルは強かったですか?」
ソフィア「強くはないよ、本気を出したらものの数秒で終わる試合だったからね、でも私の出した技を何度も攻略して挑んでくれるのは凄く楽しかった!残念だったのはエミッチが思ったよりも弱かったって所かな、エミッチなら神格開放くらいどうにでも対処するって考えてたんだけど」
メリア「対処は出来てましたよ、証拠にバハートさんの肉体は無事でしたでしょう?それはエミエルがソフィアの異質異能に対して肉体を維持する術を持ち合わせていたからです、ただ力が弱っていた分そこからの対抗手段がなかっただけっていうのが私の見解ですね」
ソフィア「ふ~ん、メリアはバハートちゃんとエミッチをどうするの?」
メリア「仲間にします、利用価値がありますからね、従属として居てくれれば私も正義側として動きやすいですからね、この星は悪と判断した物に対しての制限は凄まじいですから」
ソフィア「ふ~ん、メリアがどうしたいかなんてどうでもいいけど、大事にしてよね?私バハートちゃん気に入ってるんだから」
メリア「ええ、もちろん、これはすぐにでもご主人に誘導しておかないとですね」
メリアはそう言った傍で隣でパトがバハートをお姫様抱っこをしているところを目撃する。
メリア「流石ご主人、手が早いですね、いやご主人自身バハートさんとの精神的距離感が短くなったってことでしょうね、これは順調に進んでますね、今日はともかく明日明後日くらいには肉体関係くらい持たせてバハートさんを満足させてしまえばいいですかね」
ソフィアは既にメリアの話に興味が無くなり、雪花の元に行っていた。
そしてソフィアに話しかけていたメリアはキョトンとしながらも笑いながら考える。
メリア(今朝見た若返っていた宝華さん、あの人も利用価値は充分にある、そして好都合な事に防衛軍は辞めて、裏で動くと言っていた、その人員も私的には欲しかった、今日帰ったらさっそく監禁しているムーナを宝華さんにススメてみましょう、ご主人に媚びた人は全員漏れなく私がしっかり有効活用してあげますからね)
メリアはそうこう考えて居る時にパトが美魅とエテルを連れて帰って来た、そしてソフィア達をお昼に誘っている光景を見ながらパトの元まで歩くメリア
メリア「ご主人!次の試合も頑張りましょう!」
メリアは地球で得られる極上の人材2名(バハート・天野江宝華)を手に入れ上機嫌だった。
メリア(さて、バハートとエミエルの価値はわかった、充分利用価値がある、バハートさんは頭もいいし、負けん気も強い、育てれば専属神同様強くなる、そしてご主人の配下に確実に居れてしまえば地球防衛軍をバハートから支配が出来る、確か第五部隊でしたね、利用価値が高いと判断した以上、止まっている時間はないですね、早くこちらに勧誘してしまいましょう)
・・・・・・
メリアがバハートと話し、ミーエルの所に連れて行った後
メリア「ソフィア、バハートさんとエミエルは強かったですか?」
ソフィア「強くはないよ、本気を出したらものの数秒で終わる試合だったからね、でも私の出した技を何度も攻略して挑んでくれるのは凄く楽しかった!残念だったのはエミッチが思ったよりも弱かったって所かな、エミッチなら神格開放くらいどうにでも対処するって考えてたんだけど」
メリア「対処は出来てましたよ、証拠にバハートさんの肉体は無事でしたでしょう?それはエミエルがソフィアの異質異能に対して肉体を維持する術を持ち合わせていたからです、ただ力が弱っていた分そこからの対抗手段がなかっただけっていうのが私の見解ですね」
ソフィア「ふ~ん、メリアはバハートちゃんとエミッチをどうするの?」
メリア「仲間にします、利用価値がありますからね、従属として居てくれれば私も正義側として動きやすいですからね、この星は悪と判断した物に対しての制限は凄まじいですから」
ソフィア「ふ~ん、メリアがどうしたいかなんてどうでもいいけど、大事にしてよね?私バハートちゃん気に入ってるんだから」
メリア「ええ、もちろん、これはすぐにでもご主人に誘導しておかないとですね」
メリアはそう言った傍で隣でパトがバハートをお姫様抱っこをしているところを目撃する。
メリア「流石ご主人、手が早いですね、いやご主人自身バハートさんとの精神的距離感が短くなったってことでしょうね、これは順調に進んでますね、今日はともかく明日明後日くらいには肉体関係くらい持たせてバハートさんを満足させてしまえばいいですかね」
ソフィアは既にメリアの話に興味が無くなり、雪花の元に行っていた。
そしてソフィアに話しかけていたメリアはキョトンとしながらも笑いながら考える。
メリア(今朝見た若返っていた宝華さん、あの人も利用価値は充分にある、そして好都合な事に防衛軍は辞めて、裏で動くと言っていた、その人員も私的には欲しかった、今日帰ったらさっそく監禁しているムーナを宝華さんにススメてみましょう、ご主人に媚びた人は全員漏れなく私がしっかり有効活用してあげますからね)
メリアはそうこう考えて居る時にパトが美魅とエテルを連れて帰って来た、そしてソフィア達をお昼に誘っている光景を見ながらパトの元まで歩くメリア
メリア「ご主人!次の試合も頑張りましょう!」
メリアは地球で得られる極上の人材2名(バハート・天野江宝華)を手に入れ上機嫌だった。
2023年01月14日
No.96 エウレカ学園 特別クラス
帝国が建設したエウレカ学園
この施設の目的は神材育成。
学年制度はなく、各科のクラスに入学を決めたら、卒業試験に合格するまでの間、何年、何十年と通い、
確実に試験に合格するまでは学生をしなければならないのだ。
エウレカ学園に設立されている学科は12個
専攻科・護衛科・侍女科・近衛科・政治科・保全科・建設科・法治科・技術科・開発科・経済科・産業科
時と場合によって科は増えているが現時点で存在する科は12個である。
帝国は現時点ではまだ発展途上国であり、従属神を増やしたのはいいのだが、部隊に対する学がないのも問題視されていた、そのため、各科を設け、従属神達は各部隊の仕事をしながら、時間割の合間を見て、自分の所属する部隊の科目を卒業する必要性があるのだ。
そして他の部隊へと異動する場合でも、他の部隊の科目を卒業していれば異動しても良いという法を最近琴歌が作った。
何故ならこのエウレカ学園の校長は専属神 月詠 琴歌だからである。
教育カリキュラム、従属神に求めるIQと偏差値、知識のボーダーライン、それらを何度も検討した結果のたまものである。
つまり、今の帝国は8割以上が【学生】である。
そして先ほど説明した学科クラス以外に一つ、特別科が存在する。
そのクラスに所属しているのは
露草 美魅
エテル
リル
玉藻 琥珀
アイレ
プルート
の6名である。
・・・・・・
シスリット「それでは今から授業を始めますよ、皆静かに~」
6人はシスリットの言葉を聞き、各自静かにする。
シスリット「今日は前回やった実力テストを返します!1教科だけですけど、今日はそのテストの復習をしながら授業を進めていきますね」
そう良いながら生徒の名前を呼ぶシスリット
シスリット「美魅さん」
美魅「うち結構自身あったけんな~、クラスで一番とってもうたかも♪」
シスリット「26点」
美魅「嘘や!うち解答欄に全部書いたんやで!?」
シスリット「その殆どが間違っていたからこういう点数なんです!」
美魅は100点満点のテストで26点だったことにショックを受ける。
シスリット「エテルさん、流石ですね、100点です」
エテル「だって一度聞いたし、なんで解けなかったのかわからないんだけど?」
美魅「なんやってエテル!ちょっとええ点取ったからって調子にのって~~!」
シスリット「はい、美魅さん静かに、次はリルさん、貴女はまず記入しましょう、5点」
美魅「うちより馬鹿がおったで~~~」(きゃっきゃ)
リル「私はまだこの学校に来てから日も浅いんだから仕方ない、ず~~っと勉強してるのに点数とれない馬鹿鬼と一緒にしないで!」
美魅「馬鹿ちゃうわ!でも今回の実力テストの範囲はリルが来てからやった分野やで!言い訳なんて見苦しいわ~~」
リル「そもそもの基礎がないんだから仕方ないじゃん!一緒じゃないもん!!」
シスリット(主様の従属達はどうしてこう、仲良く出来ないのかしら・・・)
シスリットはいつも喧嘩をする2人を無視して残りの三人にテストを返す。
シスリット「琥珀さん、はい82点、今日わからなかった所をしっかり教えますので、しっかり覚えて次に生かしましょうね」
琥珀「せやね、最近調子ええから頑張るんや」
アイレ「凄いね!私も負けないようにしないと!」
シスリット「アイレさんは68点、以前に比べてどんどん成績が上がって来てるわね、良い調子よ、はい」
アイレ「うん!次も頑張る!ママにいつか100点のテストを見せるのが夢なんだ~~♪」
シスリット(え、なに、この純粋無垢な子、月花様本当羨ましい・・・)
シスリット「えっと、プルートさん・・・7点・・・」
プルート「おかしいアヌ、正解を書いたアヌ」
シスリット「わからないのはわかったわ、なにせ不正解の解答欄、何語かわからない文字で書いてあったわよね?」
プルート「ふふふ、あれは超古代文明の文字アヌ!アヌは超天才過ぎたアヌから間違えてそっちの文字で書いたアヌ・・・ふふふ、失敬失敬アヌ」
シスリット「あ、でもちゃんと書いてる問題も間違えてるからちゃんと見直してね」
プルート「アヌ??!」ガタ?!
プルートは自分の答案用紙をワナワナと震えながら眺めていた。
シスリット「はい!それじゃあ最初の問題から解説していくからしっかり聞いててね、はい!美魅さん!リルさん!席に座る!!」
・・・・・・
特別クラスとはパトの【帝園】出身の従属・各専属神の直属部隊のメンバーが入れる特別クラスである。
この施設の目的は神材育成。
学年制度はなく、各科のクラスに入学を決めたら、卒業試験に合格するまでの間、何年、何十年と通い、
確実に試験に合格するまでは学生をしなければならないのだ。
エウレカ学園に設立されている学科は12個
専攻科・護衛科・侍女科・近衛科・政治科・保全科・建設科・法治科・技術科・開発科・経済科・産業科
時と場合によって科は増えているが現時点で存在する科は12個である。
帝国は現時点ではまだ発展途上国であり、従属神を増やしたのはいいのだが、部隊に対する学がないのも問題視されていた、そのため、各科を設け、従属神達は各部隊の仕事をしながら、時間割の合間を見て、自分の所属する部隊の科目を卒業する必要性があるのだ。
そして他の部隊へと異動する場合でも、他の部隊の科目を卒業していれば異動しても良いという法を最近琴歌が作った。
何故ならこのエウレカ学園の校長は専属神 月詠 琴歌だからである。
教育カリキュラム、従属神に求めるIQと偏差値、知識のボーダーライン、それらを何度も検討した結果のたまものである。
つまり、今の帝国は8割以上が【学生】である。
そして先ほど説明した学科クラス以外に一つ、特別科が存在する。
そのクラスに所属しているのは
露草 美魅
エテル
リル
玉藻 琥珀
アイレ
プルート
の6名である。
・・・・・・
シスリット「それでは今から授業を始めますよ、皆静かに~」
6人はシスリットの言葉を聞き、各自静かにする。
シスリット「今日は前回やった実力テストを返します!1教科だけですけど、今日はそのテストの復習をしながら授業を進めていきますね」
そう良いながら生徒の名前を呼ぶシスリット
シスリット「美魅さん」
美魅「うち結構自身あったけんな~、クラスで一番とってもうたかも♪」
シスリット「26点」
美魅「嘘や!うち解答欄に全部書いたんやで!?」
シスリット「その殆どが間違っていたからこういう点数なんです!」
美魅は100点満点のテストで26点だったことにショックを受ける。
シスリット「エテルさん、流石ですね、100点です」
エテル「だって一度聞いたし、なんで解けなかったのかわからないんだけど?」
美魅「なんやってエテル!ちょっとええ点取ったからって調子にのって~~!」
シスリット「はい、美魅さん静かに、次はリルさん、貴女はまず記入しましょう、5点」
美魅「うちより馬鹿がおったで~~~」(きゃっきゃ)
リル「私はまだこの学校に来てから日も浅いんだから仕方ない、ず~~っと勉強してるのに点数とれない馬鹿鬼と一緒にしないで!」
美魅「馬鹿ちゃうわ!でも今回の実力テストの範囲はリルが来てからやった分野やで!言い訳なんて見苦しいわ~~」
リル「そもそもの基礎がないんだから仕方ないじゃん!一緒じゃないもん!!」
シスリット(主様の従属達はどうしてこう、仲良く出来ないのかしら・・・)
シスリットはいつも喧嘩をする2人を無視して残りの三人にテストを返す。
シスリット「琥珀さん、はい82点、今日わからなかった所をしっかり教えますので、しっかり覚えて次に生かしましょうね」
琥珀「せやね、最近調子ええから頑張るんや」
アイレ「凄いね!私も負けないようにしないと!」
シスリット「アイレさんは68点、以前に比べてどんどん成績が上がって来てるわね、良い調子よ、はい」
アイレ「うん!次も頑張る!ママにいつか100点のテストを見せるのが夢なんだ~~♪」
シスリット(え、なに、この純粋無垢な子、月花様本当羨ましい・・・)
シスリット「えっと、プルートさん・・・7点・・・」
プルート「おかしいアヌ、正解を書いたアヌ」
シスリット「わからないのはわかったわ、なにせ不正解の解答欄、何語かわからない文字で書いてあったわよね?」
プルート「ふふふ、あれは超古代文明の文字アヌ!アヌは超天才過ぎたアヌから間違えてそっちの文字で書いたアヌ・・・ふふふ、失敬失敬アヌ」
シスリット「あ、でもちゃんと書いてる問題も間違えてるからちゃんと見直してね」
プルート「アヌ??!」ガタ?!
プルートは自分の答案用紙をワナワナと震えながら眺めていた。
シスリット「はい!それじゃあ最初の問題から解説していくからしっかり聞いててね、はい!美魅さん!リルさん!席に座る!!」
・・・・・・
特別クラスとはパトの【帝園】出身の従属・各専属神の直属部隊のメンバーが入れる特別クラスである。
No.95 メルリアの独占episode3(微R18)
朝、メルリアは何気ない顔でパトの部屋から出ていった時
パトは裸のまま、ベッドでうつ伏せに倒れていた。
そこにメルリアと入れ替わるように月花がパトの部屋に入って来た。
月花「う~ん、失敗だったわね、しかもメルリア様、凄く元気じゃない、流石帝王神候補、底なしの体力ってわけね」
パト「真面目な考察してるところ悪いんだけど、服取って貰える?」
月花「そうね、パトも早く服着て!寝てる暇なんてないわよ!とりあえず次の作戦を考えてみたからその調整ね!補佐としての仕事が出来て私もテンション上がるわ!」
パト「変な所でやる気出すなよ・・・」
パトは服を着るとメルリアにお茶を準備させるように指示し、パトと月花はリビングで話していた。
月花「とりあえず愛情を与えすぎるとブレーキが壊れちゃうから次は冷たくしてみるのはどう?」
パト「ええ、そんな残酷な事は出来ないよ、それに同じ部屋に過ごしてるのにそんなギスギスした雰囲気作りたくないし・・・」
月花「甘い!甘すぎるわ!」
月花がドンっと大袈裟に机を叩いた拍子に、メルリアがお茶を持ってきた。
メルリア「はい、お茶をお持ちしました、アナタには勢力増強を促進できるお茶を」っポ
月花「メルリア様、まさか明日も夜通しで性行為をするつもり?」
メルリア「はい、出来る事ならずっと繋がって居たいのですけどね、仕事の事もありますし、夜だけと我慢してます」
パト(マジかよ、あれで我慢してたのか、全然気付かなかったわ)
メルリア「月花が来たという事は性行為の件でお伺いに来たってことですよね?なにやら先ほどのお話もそのような内容でしたし?」チラ
月花「聞こえてるならちょっとはセーブしてくださいよ、私だってこんないじめみたいな策考えたくないですけど、パトがもう少しペースを落としてくれないと疲れの方が蓄積されてるからこのままだと仕事にも支障が出てくるのよ、専属侍女なら主の足を引っ張るのは違うでしょ?」
月花はまだ優しい声色でメルリアに説得を試みる。
メルリア「そうですね、それは私の落ち度でした、私はまだまだ体力的にも余裕はあったのですが、旦那様の方が体力が多くないのであれば、アフターケアとして体力回復の恩恵を付与しますね、後はそうですね、行為中でも出来る限り疲れないように私が精一杯ご奉仕をさせて貰えれば」///
月花「そういう話でもないのだけどね、独占し過ぎるのも問題なんだけど」
メルリア「それは別に月花の上司でもあるメリアが問題視していないわけですし、ちゃんと決められたルールの中で私も誠心誠意愛情を伝えているだけです、むしろそういう環境で言えば専属神の皆様の方が優位に居ます、それを上手く活かさないのは自分達の怠惰であって、私に咎めるのはお門違いかと」
メルリアも柔らかな表情と声色で月花に話す、メルリアにとってこの程度の口論は問題ないのだろう。
メルリア「それに、恐らくですけどメリアは私が旦那様と性行為をするのは大賛成だと思って居ますよ」
月花「なんでそう思うの?」
メルリア「単純にメリットが多いからですよ、私が旦那様と性行為をすることで、その回数事に覚醒していくのは知っていますよね?つまり私が回数を重ねる事に私が強くなる、この帝国では地位の高い神は居ますけど、実力はそうではありません、つまりこの帝国の最大戦力は私です、つまり私が強くなることでメリアからすれば安心感が段違いに違うのです」
メルリアはメリアの思考を考察する。
メルリア「今までは重要な戦力が居なかったから、帝国の発展を急がせて居たと思うのです、ですが私という存在が居れば話は別です、私が居るだけで、別に帝国の発展を急がせる必要性がまったくないんです、何故なら発展や従属神や専属神の成長、旦那様の成長を急がさせなくても私でどうにか出来てしまうからです、だから今のメリアはのびのびと出来ていると思いますよ、そしてそれが結果的に従属神や専属神の生活の余裕として生まれ、自由が生まれています、私が性行為をすることで帝国はより一層いい方向に成長していると私は思いますけどね、私もメルトリア一族で元々は一国の王女でしたので、この程度の考察なら、旦那様に仕える一専属侍女の身でも出来ます。」
月花「メルリア様とパトの性行為は国を救う、だからメリアちゃんは止める所かむしろ促進してくると、まあ考えなかった事じゃないけど、まさかメルリア様もそこを考えていたとは思いもしませんでしたよ」
メルリア「もちろん、それは月花を納得させるための考察です、経済的な所を出せば嫌でも納得してくれるという考えですね、実際の理由はただただ旦那様が愛おしくて仕方ないのです、一人の女性として見てくださり、そして大切にしてくれる旦那様が・・・」
パトはそう言われて照れてしまう。
メルリア「優しさとは完全な縦社会である神々の世界では貴重な物です、下はもちろん上に多くの慈愛と慈悲を送ります、ですが上は下にそれらを送る必要性はまったくないのです、むしろ切り捨ててしまってもいい、何故なら【上】であり権力を所有しているからです、そして私と旦那様の関係は旦那様が【上】、私が【下】という立場なのに、旦那様の方から多くの慈愛と慈悲をくれるのです、どんな娯楽も共に経験させてもらい、一国の王女の時では味わえない至高のひと時を味合わせてくださいました、それで愛さないなど無礼ではないですか?」
月花(それはわかるけど、でもそれはパトや私の常識としている社会が違うからであって・・・でもそれを言っても意味なさそうだしなぁ~)
パトや月花が居た日本、それはお互いが助け合い、おもてなしの精神を持っている国民性、言い方を変えればお人よし、ただパトと月花はそれを疑う事なくやっているだけ。
パト「そうだな、メルリアの気持ちを無下にするのはダメだな、俺はこれからもメルリアを愛すよ」
メルリア「アナタ///」
パト(月花、一度立て直すぞ、俺にいい案が出来たんだ)
脳内でパトが月花に話しかける、そして月花はその言葉通り、パトの指示に従う
・・・・・・
パトは今日も仕事を休み、自室で自由に過ごしていた、だが脳内では月花と作戦会議をしていた。
パト(俺はわかったんだ、メルリアの純水な愛情をどうにかしようとするのはダメだ、一瞬だけど、感じたんだ、メリアと同じ空気を、だからもし拗らせてしまった時の反動はメリアクラスだと考えた、だからメルリアの愛情表現には制限しない)
月花(でもそれだと毎晩お楽しみが続くわよ?まあ、パトからすれば天国だからいいんでしょうけど~~(不機嫌))
パト(そんなことないよ!?だから愛情表現は制限しないけど、メルリアの持つ性欲に関与しようと思うんだ)
月花(性欲に関与?)
パト(そうそう、性欲が強いから濃い愛情表現を求めてくるんだろ?ならその性欲をコントロールすればメルリアが夜来ることも無くなるんじゃないかなって思ったんだ)
月花(いい考えだと思うけど、実際の所どうするの?そういう精神関与系の能力者は確かに沢山いるけれど、メルリア様にその能力を与える程の強者となれば多分帝国には居ないと思うけど)
パト(ないなら作ればいいじゃな~~い!こういう時に使わないでいつ使うんだ?技術開発部隊!)
月花(まさかソフィアちゃんを使うの?!)
パト(ああ!でもまだ確証がないからな、まずは【十三天の心】に聞いて上手く行きそうな能力構成を考えてから、性欲剥奪に特化した道具、もしくは能力を作ってもらう!)
月花(成程ね~、まあ、方向性は面白いと思うわ)
パト(よし!なら月花は技術開発部隊に行ってソフィアに話しつけて貰っていい?まだ辛いならソルテに伝えてソルテに行かせてもいいけど?)
月花(いいえ、大丈夫よ、別に部隊員に恨みはないし、ソフィアちゃんだって今は一緒に遊ぶくらいは仲直りしてるのよ?)
パト(そっか、それなら良かった、ならちょっと話しておいて、俺は【帝園】に行ってくるから)
パトはそう言うと月花とのリンクを切り、メルリアを呼んだ。
メルリア「なんでしょうか、アナタ?」
パト「ちょっと帝園に行ってくる、この自室の留守を任せたいんだがいいかな?」
メルリア「はい、畏まりました、お気をつけていってらっしゃいませ・・・」
メルリアはそう言いながらお辞儀をするが、顔を上げると少し物寂しそうな顔をしていた。
パトはメルリアにそっとキスをして、「ちゃんと帰る」とだけ言い残し、帝園に向かった。
パトの中に罪悪感はあった、パト達が行おうとしているのは愛情表現の抑制だからだ、本来は抑えるべきではない、貰えば貰うほど嬉しいものなのに、なんで抑制する方向で動いているのか?そんな自問自答をずっとパトの中で繰り返していた。
パト(異性を一人に絞っていればこんなことで悩む必要なかったのにな・・・やっぱり俺には複数の女性と関係を持つのは向いてない、専属神内でも誰かを愛せば誰かが蔑ろになる、今そこにメルリアが加わったことで、専属神全員を蔑ろにしてしまってるから問題視しただけであって、これは俺の問題、俺が一度に4人や5人と複数の女性と同時に性行為するとかそんな傲慢な性欲にまみれた王様みたいな事が出来る精神力があれば・・・いや、今更そんな事を気にしてても仕方ないし、無い者をねだっていても仕方ない、これは俺が【全員を均等に愛する】という目的のためにやるんだ、一人だけ特別扱いは出来ない・・・心を鬼にしろ・・・)
パトはそう考えながら帝園に向かったのだった。
パトは裸のまま、ベッドでうつ伏せに倒れていた。
そこにメルリアと入れ替わるように月花がパトの部屋に入って来た。
月花「う~ん、失敗だったわね、しかもメルリア様、凄く元気じゃない、流石帝王神候補、底なしの体力ってわけね」
パト「真面目な考察してるところ悪いんだけど、服取って貰える?」
月花「そうね、パトも早く服着て!寝てる暇なんてないわよ!とりあえず次の作戦を考えてみたからその調整ね!補佐としての仕事が出来て私もテンション上がるわ!」
パト「変な所でやる気出すなよ・・・」
パトは服を着るとメルリアにお茶を準備させるように指示し、パトと月花はリビングで話していた。
月花「とりあえず愛情を与えすぎるとブレーキが壊れちゃうから次は冷たくしてみるのはどう?」
パト「ええ、そんな残酷な事は出来ないよ、それに同じ部屋に過ごしてるのにそんなギスギスした雰囲気作りたくないし・・・」
月花「甘い!甘すぎるわ!」
月花がドンっと大袈裟に机を叩いた拍子に、メルリアがお茶を持ってきた。
メルリア「はい、お茶をお持ちしました、アナタには勢力増強を促進できるお茶を」っポ
月花「メルリア様、まさか明日も夜通しで性行為をするつもり?」
メルリア「はい、出来る事ならずっと繋がって居たいのですけどね、仕事の事もありますし、夜だけと我慢してます」
パト(マジかよ、あれで我慢してたのか、全然気付かなかったわ)
メルリア「月花が来たという事は性行為の件でお伺いに来たってことですよね?なにやら先ほどのお話もそのような内容でしたし?」チラ
月花「聞こえてるならちょっとはセーブしてくださいよ、私だってこんないじめみたいな策考えたくないですけど、パトがもう少しペースを落としてくれないと疲れの方が蓄積されてるからこのままだと仕事にも支障が出てくるのよ、専属侍女なら主の足を引っ張るのは違うでしょ?」
月花はまだ優しい声色でメルリアに説得を試みる。
メルリア「そうですね、それは私の落ち度でした、私はまだまだ体力的にも余裕はあったのですが、旦那様の方が体力が多くないのであれば、アフターケアとして体力回復の恩恵を付与しますね、後はそうですね、行為中でも出来る限り疲れないように私が精一杯ご奉仕をさせて貰えれば」///
月花「そういう話でもないのだけどね、独占し過ぎるのも問題なんだけど」
メルリア「それは別に月花の上司でもあるメリアが問題視していないわけですし、ちゃんと決められたルールの中で私も誠心誠意愛情を伝えているだけです、むしろそういう環境で言えば専属神の皆様の方が優位に居ます、それを上手く活かさないのは自分達の怠惰であって、私に咎めるのはお門違いかと」
メルリアも柔らかな表情と声色で月花に話す、メルリアにとってこの程度の口論は問題ないのだろう。
メルリア「それに、恐らくですけどメリアは私が旦那様と性行為をするのは大賛成だと思って居ますよ」
月花「なんでそう思うの?」
メルリア「単純にメリットが多いからですよ、私が旦那様と性行為をすることで、その回数事に覚醒していくのは知っていますよね?つまり私が回数を重ねる事に私が強くなる、この帝国では地位の高い神は居ますけど、実力はそうではありません、つまりこの帝国の最大戦力は私です、つまり私が強くなることでメリアからすれば安心感が段違いに違うのです」
メルリアはメリアの思考を考察する。
メルリア「今までは重要な戦力が居なかったから、帝国の発展を急がせて居たと思うのです、ですが私という存在が居れば話は別です、私が居るだけで、別に帝国の発展を急がせる必要性がまったくないんです、何故なら発展や従属神や専属神の成長、旦那様の成長を急がさせなくても私でどうにか出来てしまうからです、だから今のメリアはのびのびと出来ていると思いますよ、そしてそれが結果的に従属神や専属神の生活の余裕として生まれ、自由が生まれています、私が性行為をすることで帝国はより一層いい方向に成長していると私は思いますけどね、私もメルトリア一族で元々は一国の王女でしたので、この程度の考察なら、旦那様に仕える一専属侍女の身でも出来ます。」
月花「メルリア様とパトの性行為は国を救う、だからメリアちゃんは止める所かむしろ促進してくると、まあ考えなかった事じゃないけど、まさかメルリア様もそこを考えていたとは思いもしませんでしたよ」
メルリア「もちろん、それは月花を納得させるための考察です、経済的な所を出せば嫌でも納得してくれるという考えですね、実際の理由はただただ旦那様が愛おしくて仕方ないのです、一人の女性として見てくださり、そして大切にしてくれる旦那様が・・・」
パトはそう言われて照れてしまう。
メルリア「優しさとは完全な縦社会である神々の世界では貴重な物です、下はもちろん上に多くの慈愛と慈悲を送ります、ですが上は下にそれらを送る必要性はまったくないのです、むしろ切り捨ててしまってもいい、何故なら【上】であり権力を所有しているからです、そして私と旦那様の関係は旦那様が【上】、私が【下】という立場なのに、旦那様の方から多くの慈愛と慈悲をくれるのです、どんな娯楽も共に経験させてもらい、一国の王女の時では味わえない至高のひと時を味合わせてくださいました、それで愛さないなど無礼ではないですか?」
月花(それはわかるけど、でもそれはパトや私の常識としている社会が違うからであって・・・でもそれを言っても意味なさそうだしなぁ~)
パトや月花が居た日本、それはお互いが助け合い、おもてなしの精神を持っている国民性、言い方を変えればお人よし、ただパトと月花はそれを疑う事なくやっているだけ。
パト「そうだな、メルリアの気持ちを無下にするのはダメだな、俺はこれからもメルリアを愛すよ」
メルリア「アナタ///」
パト(月花、一度立て直すぞ、俺にいい案が出来たんだ)
脳内でパトが月花に話しかける、そして月花はその言葉通り、パトの指示に従う
・・・・・・
パトは今日も仕事を休み、自室で自由に過ごしていた、だが脳内では月花と作戦会議をしていた。
パト(俺はわかったんだ、メルリアの純水な愛情をどうにかしようとするのはダメだ、一瞬だけど、感じたんだ、メリアと同じ空気を、だからもし拗らせてしまった時の反動はメリアクラスだと考えた、だからメルリアの愛情表現には制限しない)
月花(でもそれだと毎晩お楽しみが続くわよ?まあ、パトからすれば天国だからいいんでしょうけど~~(不機嫌))
パト(そんなことないよ!?だから愛情表現は制限しないけど、メルリアの持つ性欲に関与しようと思うんだ)
月花(性欲に関与?)
パト(そうそう、性欲が強いから濃い愛情表現を求めてくるんだろ?ならその性欲をコントロールすればメルリアが夜来ることも無くなるんじゃないかなって思ったんだ)
月花(いい考えだと思うけど、実際の所どうするの?そういう精神関与系の能力者は確かに沢山いるけれど、メルリア様にその能力を与える程の強者となれば多分帝国には居ないと思うけど)
パト(ないなら作ればいいじゃな~~い!こういう時に使わないでいつ使うんだ?技術開発部隊!)
月花(まさかソフィアちゃんを使うの?!)
パト(ああ!でもまだ確証がないからな、まずは【十三天の心】に聞いて上手く行きそうな能力構成を考えてから、性欲剥奪に特化した道具、もしくは能力を作ってもらう!)
月花(成程ね~、まあ、方向性は面白いと思うわ)
パト(よし!なら月花は技術開発部隊に行ってソフィアに話しつけて貰っていい?まだ辛いならソルテに伝えてソルテに行かせてもいいけど?)
月花(いいえ、大丈夫よ、別に部隊員に恨みはないし、ソフィアちゃんだって今は一緒に遊ぶくらいは仲直りしてるのよ?)
パト(そっか、それなら良かった、ならちょっと話しておいて、俺は【帝園】に行ってくるから)
パトはそう言うと月花とのリンクを切り、メルリアを呼んだ。
メルリア「なんでしょうか、アナタ?」
パト「ちょっと帝園に行ってくる、この自室の留守を任せたいんだがいいかな?」
メルリア「はい、畏まりました、お気をつけていってらっしゃいませ・・・」
メルリアはそう言いながらお辞儀をするが、顔を上げると少し物寂しそうな顔をしていた。
パトはメルリアにそっとキスをして、「ちゃんと帰る」とだけ言い残し、帝園に向かった。
パトの中に罪悪感はあった、パト達が行おうとしているのは愛情表現の抑制だからだ、本来は抑えるべきではない、貰えば貰うほど嬉しいものなのに、なんで抑制する方向で動いているのか?そんな自問自答をずっとパトの中で繰り返していた。
パト(異性を一人に絞っていればこんなことで悩む必要なかったのにな・・・やっぱり俺には複数の女性と関係を持つのは向いてない、専属神内でも誰かを愛せば誰かが蔑ろになる、今そこにメルリアが加わったことで、専属神全員を蔑ろにしてしまってるから問題視しただけであって、これは俺の問題、俺が一度に4人や5人と複数の女性と同時に性行為するとかそんな傲慢な性欲にまみれた王様みたいな事が出来る精神力があれば・・・いや、今更そんな事を気にしてても仕方ないし、無い者をねだっていても仕方ない、これは俺が【全員を均等に愛する】という目的のためにやるんだ、一人だけ特別扱いは出来ない・・・心を鬼にしろ・・・)
パトはそう考えながら帝園に向かったのだった。
2023年01月08日
No.94 一番弟子の挑戦episode1(続き延期第三幕が終えるまで)
パトはWCBTでそれなりの名声を得て、世界でも注目されていた。
基本的にWCBTでベスト8に入る人間は世界的に見ても有名人が多く、パトも例外ではなかった。
そしてその名声で密かに噂されているのは【パトの一番弟子】の存在だった。
その名も・・・
・・・・・・
美魅「嫌や、なんでうちが大会でなあかんねん!」
パト「第六回は俺は【帝国大革命】の件で忙しいから出られないんだ、前年度ベスト8以上は運営からも凄く推薦されるらしいけど、出れないものは出れないからさ、ハクや雪花は出るみたいだし、美魅もこの一年かなり鍛えたしそれなりに成績残せるんじゃないかなって思うんだよね!」
美魅「あんな低レベルの大会なんかに出て優勝してもなんの自慢にもならへんやん!」
パト「へえ~、ハクや雪花に勝てると?」
美魅「・・・と、当然や!楽勝や!」
パト「ならその楽勝って所を見せて来てよ、もし優勝してきたらお小遣いアップね!」
美魅「ほんまか!言ったな!嘘ついたら夜殺しに行くけんな!!」
パト「はいはい、それじゃあシスリットに説明しておくから、しっかり調整しておけよ」
美魅「まさかシスリットが保護者なんか!?」
パト「だって、ハクも雪花ももう二人で部屋取ったらしいし、それに殆ど桜花達と遊ぶだろうし、美魅は邪魔かなって」
美魅「邪魔言うな!ええわ!ならシスリットと行って地球最強の称号をちょちょいと勝ち取ったる!」
パト「おっけ~まだ大会まで数週間はあるし、出発前に俺と本気で戦おう、それで実力をみてやるよ」
美魅「ええで!殺したる!!」
美魅はそう言うとパトの所を後にした
・・・・・・
美魅「どないしよ、訓練とかサボっとったから全然なんやけど・・・」
エテル「私が代わりに出ようか?多分優勝出来ると思うけど?」
美魅「うっさい!これはうちへの挑戦状や!うちが解決せな意味ない!」
美魅は慌てていた、正直言うと真面目に特訓なんてしていなかった。
理由は簡単で別に美魅が強くなる理由がまったくなかったからだ。
帝国では自分より強い奴が殆どで、同じ歳のエテル、そして最近増えたリル、この二人の方が優秀であるが故に、自分がそこまで必死に頑張らなくていいと考えて居た。
美魅(計算外やったわ、まさかうちが一年前の大会に出される羽目になるなんてな、いや一年前に比べたらうちも強くなっとる、せやけどハクや雪花を倒せるかって言われたら絶対に無理!どないしよ・・・)
美魅は考える、だが美魅は基本的に馬鹿であり、考えてもろくな答えは出てこなかった。
リル「何を慌ててるんだか、弱いって大変だね」
エテル「あれだよ、一人で地球の人と戦ってみたら?レベルくらいならわかるんじゃない?」
美魅「レベルとかそんな話やない!優勝せなあかんのや!」
美魅はジタバタしながら「あ~~~」と暴れる
エテル「そういえばどの状態の美魅で出るの?あの戦闘モード時?でもあれってある程度主からオーラ貰ってないと出来ないんじゃないの?」
美魅「いや、それは大丈夫や、貰ったオーラ数で持続時間が変わるだけで、一度貰えばこっちのもんや」
美魅はそう言うとふと閃く
美魅「せや!あの主からオーラを沢山貰えばええんや!!ほんで強くなってしまえば戦えるやん!」
エテル「悪あがきだねでもそうまでしないと勝てないなら早くやったら?」
美魅「せやな!ほな行ってくるわ!」ダッシュ―――!!
美魅は部屋を後にする。
現在美魅・エテル・リルは同じ部屋で同居してるルームメイトである。
3人共10歳の女の子であり、常駐契約をしている帝園の従属という同じ境遇のため、3人一組で行動をしている。
最近月花側もプルートが思った以上に勉学が無かった事から学校に行くようになり、
月花側も琥珀・アイレ・プルートの3人一組が出来ている、そして個人的に自炊が出来て欲しいからと平日はこの三人も月花と離れて美魅達の隣の部屋で過ごしている、
これは月花が補佐に異動した時にメリアに申し出た話である。
・・・・・・
美魅「主!うちにオーラを頂戴!」
パト「え、俺結構美魅にはオーラ渡してるぞ?ほら膝の上に乗っている時、実感してなかったのか?」
美魅「ほんまかい!?え?どれくらい?」
パト「さあ、美魅が来たタイミングだからなぁ、でも少なくとも100近くはあるんじゃない?」
美魅「100?それってどれくらい多いんや?」
パト「う~ん、多分【十三天の心】のメンバーやミーエルでも100も貰っていない方が多い位かな」
美魅(マジかいな、それだけ貰っといて足りんかったから負けたわ~、なんて死んでも言えんやんけ)
美魅「ふ~ん、ほならええわ!ほなな!」
美魅は再度パトの所から走り去ってしまう。
パト「慌ただしい奴だな、シスリットに美魅の調子でも聞いてみるか」
・・・・・・
美魅「あかん!うち結構貰っとったわ!」
エテル「まあ、見たらわかる、普通に多いと思う」
リル「それだけ貰って弱いって、凡人は大変だね」
美魅「うっさいわ!エリート共!よし!なら今日から本気でやってシスリットから一本取ったる!!」
エテル「ふ~ん、それじゃあ暇だし見学しよう」
リル「私も暇だから見ててあげる!」
美魅「ついてくんなや!鬱陶しい!」
こうして三人はシスリットの元まで向かい、実戦訓練を申し込んだ。
・・・・・・
シスリット「ああ、ごめんね!今ちょうど主様に呼ばれたの!その後ならいいわよ!」
エテル「美魅の調子についてかな?」
リル「今日も安定して弱い」
シスリット「終わったらすぐに戻ってくるから、3人は準備運動をしてて」タタタ
シスリットはそう言うとその場を後にした。
美魅「主め!タイミング悪いなぁ!ほなリルかエテルどっちか相手してくれへん?」
リル「オーラ貰ってないから無理」
エテル「私そういうスタイルじゃないって知ってるでしょ?」
美魅「ああもう!使えへん同期ばっかりやでーーーー!!!」
・・・・・・
美魅達はシスリットの帰りを待っていた、するとシスリットは少し曇った表情で戻って来た。
シスリット「大変な事になったわね、えっと美魅?」
シスリットは汗を拭いながら美魅に必死話す。
シスリット「とりあえず話は濁したけど、主様は美魅には最低でもベスト16までは期待してるわ、ちなみに今変身時間はどれくらい?」
美魅「せやな、全力なら1時間くらいなら楽勝やな!ただ、1週間で1時間やから、え~っと~~」
シスリット「試合の工程表は確認しましたけど、日数があるので、まあ、予選と1回戦である程度温存が出来ていればベスト16どころか、もっと上位を目指す事は出来ると思いますとりあえずこの2週間で戦術を身に付けましょう!闇雲に戦っていたらすぐに時間が来てしまって勝てる試合も勝てなくなってしまいます!」
シスリットは美魅の肩を強く握り、必死な声で美魅に渇を入れる。
美魅「ただ筋トレしたらえんちゃうん?」
シスリット「ダメです!そもそも戦闘形態の美魅なら必要ありません!ですがなんとて戦闘IQが絶望的に低いので、頭のいい相手に当たったら一発でお陀仏です!勉強しましょう!賢くなりましょう!作戦を沢山覚えて練習するのです!」
美魅「そんな~~」
美魅はため息に似た悲鳴を上げた。
基本的にWCBTでベスト8に入る人間は世界的に見ても有名人が多く、パトも例外ではなかった。
そしてその名声で密かに噂されているのは【パトの一番弟子】の存在だった。
その名も・・・
・・・・・・
美魅「嫌や、なんでうちが大会でなあかんねん!」
パト「第六回は俺は【帝国大革命】の件で忙しいから出られないんだ、前年度ベスト8以上は運営からも凄く推薦されるらしいけど、出れないものは出れないからさ、ハクや雪花は出るみたいだし、美魅もこの一年かなり鍛えたしそれなりに成績残せるんじゃないかなって思うんだよね!」
美魅「あんな低レベルの大会なんかに出て優勝してもなんの自慢にもならへんやん!」
パト「へえ~、ハクや雪花に勝てると?」
美魅「・・・と、当然や!楽勝や!」
パト「ならその楽勝って所を見せて来てよ、もし優勝してきたらお小遣いアップね!」
美魅「ほんまか!言ったな!嘘ついたら夜殺しに行くけんな!!」
パト「はいはい、それじゃあシスリットに説明しておくから、しっかり調整しておけよ」
美魅「まさかシスリットが保護者なんか!?」
パト「だって、ハクも雪花ももう二人で部屋取ったらしいし、それに殆ど桜花達と遊ぶだろうし、美魅は邪魔かなって」
美魅「邪魔言うな!ええわ!ならシスリットと行って地球最強の称号をちょちょいと勝ち取ったる!」
パト「おっけ~まだ大会まで数週間はあるし、出発前に俺と本気で戦おう、それで実力をみてやるよ」
美魅「ええで!殺したる!!」
美魅はそう言うとパトの所を後にした
・・・・・・
美魅「どないしよ、訓練とかサボっとったから全然なんやけど・・・」
エテル「私が代わりに出ようか?多分優勝出来ると思うけど?」
美魅「うっさい!これはうちへの挑戦状や!うちが解決せな意味ない!」
美魅は慌てていた、正直言うと真面目に特訓なんてしていなかった。
理由は簡単で別に美魅が強くなる理由がまったくなかったからだ。
帝国では自分より強い奴が殆どで、同じ歳のエテル、そして最近増えたリル、この二人の方が優秀であるが故に、自分がそこまで必死に頑張らなくていいと考えて居た。
美魅(計算外やったわ、まさかうちが一年前の大会に出される羽目になるなんてな、いや一年前に比べたらうちも強くなっとる、せやけどハクや雪花を倒せるかって言われたら絶対に無理!どないしよ・・・)
美魅は考える、だが美魅は基本的に馬鹿であり、考えてもろくな答えは出てこなかった。
リル「何を慌ててるんだか、弱いって大変だね」
エテル「あれだよ、一人で地球の人と戦ってみたら?レベルくらいならわかるんじゃない?」
美魅「レベルとかそんな話やない!優勝せなあかんのや!」
美魅はジタバタしながら「あ~~~」と暴れる
エテル「そういえばどの状態の美魅で出るの?あの戦闘モード時?でもあれってある程度主からオーラ貰ってないと出来ないんじゃないの?」
美魅「いや、それは大丈夫や、貰ったオーラ数で持続時間が変わるだけで、一度貰えばこっちのもんや」
美魅はそう言うとふと閃く
美魅「せや!あの主からオーラを沢山貰えばええんや!!ほんで強くなってしまえば戦えるやん!」
エテル「悪あがきだねでもそうまでしないと勝てないなら早くやったら?」
美魅「せやな!ほな行ってくるわ!」ダッシュ―――!!
美魅は部屋を後にする。
現在美魅・エテル・リルは同じ部屋で同居してるルームメイトである。
3人共10歳の女の子であり、常駐契約をしている帝園の従属という同じ境遇のため、3人一組で行動をしている。
最近月花側もプルートが思った以上に勉学が無かった事から学校に行くようになり、
月花側も琥珀・アイレ・プルートの3人一組が出来ている、そして個人的に自炊が出来て欲しいからと平日はこの三人も月花と離れて美魅達の隣の部屋で過ごしている、
これは月花が補佐に異動した時にメリアに申し出た話である。
・・・・・・
美魅「主!うちにオーラを頂戴!」
パト「え、俺結構美魅にはオーラ渡してるぞ?ほら膝の上に乗っている時、実感してなかったのか?」
美魅「ほんまかい!?え?どれくらい?」
パト「さあ、美魅が来たタイミングだからなぁ、でも少なくとも100近くはあるんじゃない?」
美魅「100?それってどれくらい多いんや?」
パト「う~ん、多分【十三天の心】のメンバーやミーエルでも100も貰っていない方が多い位かな」
美魅(マジかいな、それだけ貰っといて足りんかったから負けたわ~、なんて死んでも言えんやんけ)
美魅「ふ~ん、ほならええわ!ほなな!」
美魅は再度パトの所から走り去ってしまう。
パト「慌ただしい奴だな、シスリットに美魅の調子でも聞いてみるか」
・・・・・・
美魅「あかん!うち結構貰っとったわ!」
エテル「まあ、見たらわかる、普通に多いと思う」
リル「それだけ貰って弱いって、凡人は大変だね」
美魅「うっさいわ!エリート共!よし!なら今日から本気でやってシスリットから一本取ったる!!」
エテル「ふ~ん、それじゃあ暇だし見学しよう」
リル「私も暇だから見ててあげる!」
美魅「ついてくんなや!鬱陶しい!」
こうして三人はシスリットの元まで向かい、実戦訓練を申し込んだ。
・・・・・・
シスリット「ああ、ごめんね!今ちょうど主様に呼ばれたの!その後ならいいわよ!」
エテル「美魅の調子についてかな?」
リル「今日も安定して弱い」
シスリット「終わったらすぐに戻ってくるから、3人は準備運動をしてて」タタタ
シスリットはそう言うとその場を後にした。
美魅「主め!タイミング悪いなぁ!ほなリルかエテルどっちか相手してくれへん?」
リル「オーラ貰ってないから無理」
エテル「私そういうスタイルじゃないって知ってるでしょ?」
美魅「ああもう!使えへん同期ばっかりやでーーーー!!!」
・・・・・・
美魅達はシスリットの帰りを待っていた、するとシスリットは少し曇った表情で戻って来た。
シスリット「大変な事になったわね、えっと美魅?」
シスリットは汗を拭いながら美魅に必死話す。
シスリット「とりあえず話は濁したけど、主様は美魅には最低でもベスト16までは期待してるわ、ちなみに今変身時間はどれくらい?」
美魅「せやな、全力なら1時間くらいなら楽勝やな!ただ、1週間で1時間やから、え~っと~~」
シスリット「試合の工程表は確認しましたけど、日数があるので、まあ、予選と1回戦である程度温存が出来ていればベスト16どころか、もっと上位を目指す事は出来ると思いますとりあえずこの2週間で戦術を身に付けましょう!闇雲に戦っていたらすぐに時間が来てしまって勝てる試合も勝てなくなってしまいます!」
シスリットは美魅の肩を強く握り、必死な声で美魅に渇を入れる。
美魅「ただ筋トレしたらえんちゃうん?」
シスリット「ダメです!そもそも戦闘形態の美魅なら必要ありません!ですがなんとて戦闘IQが絶望的に低いので、頭のいい相手に当たったら一発でお陀仏です!勉強しましょう!賢くなりましょう!作戦を沢山覚えて練習するのです!」
美魅「そんな~~」
美魅はため息に似た悲鳴を上げた。
No.93 メルリアの独占episode2(微R18)
パトは月花とソルテから作戦を練って、自室を出る、すると凄く可愛らしくそして、綺麗な笑顔で相手から話しかけてくれる。
メルリア「おはようございます!アナタ♪」
パト「おはよう、メルリア」
エイリ「おはようございます、ただちに朝食をお出ししますね」
パト「ありがとう、疲れてるから軽めでお願い」
フルール「それでは私は掃除に入らせて頂きます」
パト「ああ、大変だと思うけど、ゆっくりでいいから頑張ってね」
パトはいつも通り、3人と挨拶を交わす、そして席に座ると、メルリアが自分の横に椅子を置き、座りだした。
メルリア「お疲れでしたら私が疲労回復に効く、飲み物を食後に御作りしましょうか?」
パト「そうだね、メルリアは疲れてないの?・・・その・・・」
メルリア「私は///」モジモジ
メルリアは恥ずかしがっているが、パトから見るとまったく疲れていないように見えた、メルリアはメリアと同じメルトリア一族、そこはやはりハイスペックであり、凄まじい体力を持っていたらしい。
エイリ「朝食をお持ちしました、ごゆっくりどうぞ」
エイリはパトの前に美味しそうな食事を用意する。
パト「ありがとう、いつも美味しそうだ、頂きます」
パトは朝食を食べている間に、先ほどまで自室に居た、月花とソルテが出てきて机に座る
月花「いいわね、パトは朝食所か、こうやって女性に囲まれて、幸せ者ね~~」
ソルテ「そうですね、お隣には法国一の美女と呼ばれたメルリア様を独占して座らせる、贅沢の極みですね」ニコ
座って早々二人は何かと褒めて来た(月花の場合嫌味っぽかった気がしたが)
メルリア「そんな事ないですよ、美女だなんて、それに今はただ旦那様に仕える専属侍女、過去はどうあれ、今の私は自身の主に忠誠を誓うまでです」
メルリアはそう言うと、ぎゅっとパトの腕を掴み、パトに寄りかかる、その姿は侍女の態度ではなく、一人の女性として異性に向ける甘えの態度だった。
パト(食べずらい・・・)
エイリ「私も主様に一生を捧げております!主様!私もどうか何なりとお申し付けください!」
エイリはパトの食事を置いて、すぐに椅子に座って話を聞いていたが、忠誠を誓うという分野では負けたくなかったらしい。
ソルテ「凄く良い覚悟ね、エイリはラル様の部隊に居た頃より、本当こっちの部隊に来てからの方が良い成績を出してるわね、凄く感心だわ」
エイリ「ええ、あの、それは・・・」
月花「怒らないから話してみなよ、どんな感じだったの?」
月花はエイリに優しく声を掛ける、立場で言えばエイリが一番立場が弱く、本来立場が上のメンバーが居る場で自分の事を話す、ましてや自分が中心で話を進めるなど恐れ多い事なのだ。
エイリ「えっと、そうですね、ラル様の部隊は・・・正直厳しすぎて私には合いませんでした、私は今は雪花様の直属部隊【原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)】に所属するルーリエ様の部隊の隊員でした、私みたいなただの隊員はそこまでだったのですが、ルーリエ様は毎日凄く怒られて、その度に泣いてて、それで余計に仕事なんて状態じゃなくて、でも仕事が出来てないからラル様から凄く怒られて・・・って流れがずっと出来てたから凄く部隊の中でも気まずくて、私達隊員がルーリエ様のアシストが出来るようにって頑張ってたりしてたのですけど・・・」
月花「うわぁ、それは私でも辛いわ、ルーリエちゃんも今はずっと笑顔だけど、護衛部隊時代ってそんな感じだったのね、今は護衛部隊ってどうなってるの?パト?」
パト「人を増やしてからラルが直接教育、指導する形を辞めて、ラルが指示をして、後はその部下たちがそれを組織全体に指示、指導をする形になってる、ラルもその方が良いって言ってたし、今の体制になってから護衛部隊の隊員達ものびのび出来てるんじゃないかな」
ソルテ「そうね、ラル様は今の体制になってから虚勢を張る場面が少なくなってきたから助かってるって言ってたわ」
エイリ「ラル様って普段はどのように過ごされているのですか?」
ソルテ「私と一緒ね、部屋でダラダラしながら映画を見てる」
月花「私達も今はこうやってしっかりしてるけど、自室で一人になると本当だらしないわよ、私なんてベットに大の字になって寝るし、寝ながらお菓子だって食べるし」
エイリ「え?!イメージ出来ないですね?!」
パト「皆そんな感じだよ、仕事だからって気を張っていた、ラルなんて特にそうだ、あいつは自分が模範であろうと厳しく居続けた、だからその分、模範で居る必要が無い時はずっとほんわかとしてるんだ、ああいうタイプは気苦労が溜まって誰よりも自分に厳しいんだ、隊員を苦しめたのはダメだけど、それをもっと改善できるようにするのは俺の役目であり、責任だからな、ラルは悪くないと言ったら違うけど、その原因を作っていた俺も悪い」
月花「本当成長したわね、でも全部自分の責任だって押し込んでたら疲れるわよ、パトだって精神が強いわけじゃないんだから」
パト「安心しろ、今ここで言ってるのは綺麗事だ!月花が悪さしたらしっかり月花が悪いと内心では思ってるからな!!」
月花「はいーー?!知ってたけど!脳内で『いや、俺悪くないよな、こいつが100%悪いよな?』って考えてるのは知ってるけど~~!それ言っちゃう~~」
全員は笑いながら話す、そしてパトも朝食を終え、月花とソルテもある程度お膳立てしてから二人共自室に戻った、そしてエイリは朝食の片付けをして、パトはソファーに座って先ほど月花とソルテと話した【告白作戦】の実行場所を探していた。
その時パトの隣でメルリアはただくっついて、手元でオーラを使って何かを作っていた。
パト(さて、何処にするか、変な噂が流れないように帝国外が良いんだけどな、と言っても何処ならいいのか・・・)
パトはメルリアに話しかける、
パト「メルリアって何処か行きたいところない?」
メルリア「そうですね、私はアナタの傍で良いならどこでもいいですよ」ニコ
パト(本当、変ったよな、最初来た時は凄く緊張してたのに、でもそうだな、ならメルリアの国に行ってみるのはいいかもな~)
パト「ならさ、メルリアの国を紹介してよ、メルリアが作って来た国がどんな国か見てみたいんだ」
メルリア「いいですよ!では行きましょう!私が全部案内致します!」
パト「よし決まり!、なら準備しようか、エイリ、メルリア法国行きの宇宙船を用意しておいてくれる?エイリは宇宙船待機をお願いしたいんだけど」
エイリ「畏まりました、ではすぐに準備させて頂きますね」
パト「そういえばメルリア法国の通貨ってそのまんまだったよね、お金変えてこないと」
メルリア「ではそれは私がやりましょう、フルール、私と旦那様の遠出の準備をお願いできますか?」
フルール「はい!メルリア様、何泊のご予定ですか?」
パト「日帰りだから大した準備は要らないよ、小物を入れられる鞄と身元を隠せる程度の服装でいいかな」
フルール「ええっと~~、はい」不安
パト「一緒に選ぼうか、フルール」
フルール「はい~~」安堵
・・・・・・
パト「もう帝国には慣れた?フルール?」
フルール「いえ、私は皆さんと違いますので、下級神でありながらこのような待遇、恐れ多くて、ちょっと部屋から出るのが怖いです」恐縮
パト「気にする必要ないよ、侍女部隊の子達はそんな事で根に持つような子は居ないよ、むしろ凄く面倒見てくれるような子しか俺達が選んでないんだ、闘争心や向上心を持つ子より、平和第一!母性の塊!みたいなね、だから気にする必要ないよ」
パトも実際の所そこまで強くないので、フルールの罪悪感は強く理解していた。
フルール「そうですね、でもどちらにせよ、今の私では部屋の中くらいしか仕事が出来そうにありませんし、今は自分が出来る事を精一杯頑張ってみます!」
パト「うん、辛い事があったらいつでも言って、フルールは俺のなんだからな」
フルール「・・・はい///」
フルールは顔を赤らめながらパトと一緒に準備をする。
フルールにとって帝国やパトは夢のような生活だった、亡くなった母や、自国の民の事も気にしているが、自身の力不足で守れない所か、殺されそうな所まで行って、パトに救われた以上、フルールにとって、パトに頼りにされるのが自分にとって全てなのである。
・・・・・・
パトは準備を終え、フルールはパトの部屋の掃除に戻って行った、パトは止めたのだが、フルールが「いち早く仕事を覚えたいので!」っと聞いてくれなかった。
パト(あれだけやる気を出されたら俺も強要は出来ないよな)
エイリ「ただいま戻りました、宇宙船の準備は完了しておりますので、いつでもご支度が出来ましたら、私に御声掛けてください」
パト「ありがとうエイリ、どう、この部屋での生活は慣れた?」
エイリ「はい!まるで家族のようでメルリア様はお姉様って感じですし、フルールは可愛らしい妹って感じで、凄く居心地がいいです♪」
パト「それは良かったよ、これからも仕事の事だけじゃなくて3人で楽しい所に行って遊ぶとか考えたらいいよ、そうすれば俺も全然大丈夫だから、侍女は沢山居るからね、3人にだけ負担を掛けさせるつもりはないしね」
エイリ「お心遣い感謝致します、ですが、私なんかが主様に選ばれてこうやってお傍に置いてくださるだけで夢のようなのです、だから今はこの時間をもっと堪能させてください♪」
パト「ああ、その、エイリもフルールも・・・いつでも来ていいからな、メルリアの事は知ってるだろ?」
エイリ「はい///、毎日お盛んですね、こちらまでお声が聞こえますので///」
パト「うう、それはそのだな・・・」
エイリ「いえ!ですが私も以前の夜のように可愛がって頂けたら・・・///」
パト「ああ、そうだね!///ごめん!こんな時間にこんな話なんかして!?」
エイリ「いえ!主様がお求めになるのであればそれに全てお応えするのが私達の役目なので!」
パトはエイリに謝罪をして普通の世間話に戻った。すると少ししてからメルリアが戻って来た。
メルリア「準備出来ました!そうですね、帝国金額にして1000万円ほど換金してきました!では行きましょう!」
メルリアは凄く上機嫌にパトの所に歩み寄る
パト「その前に着替えてきなさい!しっかりと可愛らしい服を用意してるからな、しっかり俺にエスコートさせろよ」
パトはメルリアにそう言うと、メルリアは顔を真っ赤にして完全に照れてしまった。
メルリア「準備します・・・」ぷしゅ~~
パト(はぁ、俺がとうとうこんな軽い男みたいな言葉を・・・しかも俺、これだけ3人と距離が近かったのに全然反応してないじゃん、やっぱり駄目か・・・)はぁ~~~
パトは自分に対して大きなため息を出してしまった。
そしてメルリアが準備をしてパトと二人でメルリア法国に向かった
・・・・・・
【メルリア法国】
パト「へえ、綺麗な国だ、治安も良いし、流石だなメルリア」
メルリア「今この現状を維持出来ているのは帝国のアリシアのおかげなんですよ、今まではこの環境を維持するのに相当な資金を必要としていたのですが、今は帝国から資金が使われていますから、維持するのが以前より用意になって、恐らくですがそのおかげで税率も下がっていると思います、見てください、国民一人一人の活気を、私の時よりも明るく見えます!」
メルリアはそう言いながらパトの腕をグイっと掴み、説明する。
その姿は本当に嬉しそうで、それほどメルリアは国民の事を大事にしていた証拠だった。
だけどその笑顔の間にたまに見る寂しそうな表情は恐らく「自分の力でこの笑顔を作りたかった」という未練なんだとパトは思った。
パト「ほら、せっかくだし色んなお店とか見に行こうよ!」
メルリア「はい!行きましょう!アナタ♪」
メルリアは凄くはしゃいでいた、帝国では落ち着きを常に見せていたメルリアだが、自国の事になると凄く笑顔で無垢な子なんだと実感した。
そして数時間が経ち、お城の前にある噴水のある大広場で休憩していた。
・・・・・・
パト「せっかくだしお城に入る?」
メルリア「いえ、もう私の城ではないので、プライベートで入るのは少し気を使いますね」
パト「そうか、でも楽しんでくれたようで良かった」
メルリア「はい、民の幸せそうな顔を沢山見られただけで私は安心です」
パト「メルリアってやっぱり女王様なんだな」
メルリア「いえいえ、それはもう~」
パト「もし女王に戻るって言ったらどっちを取る?」
パトはメルリアに問いかける、その問いは少し意味合いが違うという事はメルリアもすぐに分かった
だが、メルリアは即答で応える。
メルリア「アナタですね、理由は色々ありますが、私が専属侍女になると決まった時にもうこの国の女王としての責務は終わったんだと考えて居ました、終わった以上次はありません、何故なら終わった以上、それ以上の政策は私には出来なかったからです、証拠に帝国、メリアに任せたら私が苦労していた政策をたった数か月で意図も容易くこなしてしまった、今日、その状況を目の当たりにして確信しましたね、私の女王としての責務は終わったんだと・・・」
メルリアは語る、だがやはりその語る表情は寂しそうだった。
メルリア「そして今の私は専属侍女、アナタの侍女として、そして一人の女性として仕えています。もう国の事を考える、国民のメルリアである必要がないのであれば、私は私の幸せを求めてもいいのかなと考えて居ます、そして私は心に決めた殿方が出来た、身体も交えた、もうこの身体はアナタの物になった、独占されました、でもそれが私が求めた世界で、今私が一番欲しい物なんです、だから私はアナタを選びます、迷いなく、どんな選択肢を出されてもすぐにアナタの傍に帰ります、私の居場所はもうここしかありませんから」
メルリアは笑顔で話す、そのように考えてくれていた事にパトは凄く愛おしく感じ、パトも気持ちを伝える
パト「俺もメルリアの事が好きだ、最初こそはただ優しくしてくれる人が欲しいって程度だったけど、傍に居てわかったんだ、仕事で優しくされているんじゃなくて、本心でここまで優しくしてくれるんだなって、それでずっと気にかけてくれて、俺に尽くしてくれて、今こうやって愛情を伝えて貰った、それで俺がメルリアを好きで居られないなんて無理だ、愛してる」
メルリア「アナタ・・・///」
パト(専属神達が一番とか、そういうのは話さなくていい、今はそれは必要ない、今はただ、メルリアにとって最高の時間であってほしい)
パトはそう考えながら立ち上がり、メルリアに手を伸ばす。
パト「ほら戻ろう、俺達の場所に、エイリやフルールが待ってる」
メルリア「はい!!///」
メルリアはパトに抱き着いた、それは凄く嬉しいという感情のこもった愛情表現だった。
メルリアにとって一番欲しかった言葉を貰えた、それだけが今日一番の収穫だったからだ。
・・・・・・
そして月花の作戦通り、メルリアに告白をして、これでメルリアの寂しいという気持ちが満たされ
毎日のように来ていた夜這いもなくなって・・・・・・・・
パト「んん??」
メルリア「あ、アナタ///今夜も私を沢山堪能して可愛がってください///」
メルリアはパトの上で裸で既に行為を始めていた・・・
パト(全然収まってないじゃん・・・というか前よりもブレーキ壊れてんじゃん!!!)
月花(う~ん、ダメだったわね、逆にまだ告白されていなかったのがブレーキになっていたのね、また明日別の作戦を考えないと)
パト(おい!月花!これはどうしたら?!)
月花(あ、そろそろリンク切るわね!性行為が本格的に始まったら私も凄くムラムラしちゃうから!私は健全にねま~す)プツン
パト(月花~~~!!?)
そして数時間だった性行為が今日は朝まで続いた・・・
まだ問題は終わっていない・・・
メルリア「おはようございます!アナタ♪」
パト「おはよう、メルリア」
エイリ「おはようございます、ただちに朝食をお出ししますね」
パト「ありがとう、疲れてるから軽めでお願い」
フルール「それでは私は掃除に入らせて頂きます」
パト「ああ、大変だと思うけど、ゆっくりでいいから頑張ってね」
パトはいつも通り、3人と挨拶を交わす、そして席に座ると、メルリアが自分の横に椅子を置き、座りだした。
メルリア「お疲れでしたら私が疲労回復に効く、飲み物を食後に御作りしましょうか?」
パト「そうだね、メルリアは疲れてないの?・・・その・・・」
メルリア「私は///」モジモジ
メルリアは恥ずかしがっているが、パトから見るとまったく疲れていないように見えた、メルリアはメリアと同じメルトリア一族、そこはやはりハイスペックであり、凄まじい体力を持っていたらしい。
エイリ「朝食をお持ちしました、ごゆっくりどうぞ」
エイリはパトの前に美味しそうな食事を用意する。
パト「ありがとう、いつも美味しそうだ、頂きます」
パトは朝食を食べている間に、先ほどまで自室に居た、月花とソルテが出てきて机に座る
月花「いいわね、パトは朝食所か、こうやって女性に囲まれて、幸せ者ね~~」
ソルテ「そうですね、お隣には法国一の美女と呼ばれたメルリア様を独占して座らせる、贅沢の極みですね」ニコ
座って早々二人は何かと褒めて来た(月花の場合嫌味っぽかった気がしたが)
メルリア「そんな事ないですよ、美女だなんて、それに今はただ旦那様に仕える専属侍女、過去はどうあれ、今の私は自身の主に忠誠を誓うまでです」
メルリアはそう言うと、ぎゅっとパトの腕を掴み、パトに寄りかかる、その姿は侍女の態度ではなく、一人の女性として異性に向ける甘えの態度だった。
パト(食べずらい・・・)
エイリ「私も主様に一生を捧げております!主様!私もどうか何なりとお申し付けください!」
エイリはパトの食事を置いて、すぐに椅子に座って話を聞いていたが、忠誠を誓うという分野では負けたくなかったらしい。
ソルテ「凄く良い覚悟ね、エイリはラル様の部隊に居た頃より、本当こっちの部隊に来てからの方が良い成績を出してるわね、凄く感心だわ」
エイリ「ええ、あの、それは・・・」
月花「怒らないから話してみなよ、どんな感じだったの?」
月花はエイリに優しく声を掛ける、立場で言えばエイリが一番立場が弱く、本来立場が上のメンバーが居る場で自分の事を話す、ましてや自分が中心で話を進めるなど恐れ多い事なのだ。
エイリ「えっと、そうですね、ラル様の部隊は・・・正直厳しすぎて私には合いませんでした、私は今は雪花様の直属部隊【原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)】に所属するルーリエ様の部隊の隊員でした、私みたいなただの隊員はそこまでだったのですが、ルーリエ様は毎日凄く怒られて、その度に泣いてて、それで余計に仕事なんて状態じゃなくて、でも仕事が出来てないからラル様から凄く怒られて・・・って流れがずっと出来てたから凄く部隊の中でも気まずくて、私達隊員がルーリエ様のアシストが出来るようにって頑張ってたりしてたのですけど・・・」
月花「うわぁ、それは私でも辛いわ、ルーリエちゃんも今はずっと笑顔だけど、護衛部隊時代ってそんな感じだったのね、今は護衛部隊ってどうなってるの?パト?」
パト「人を増やしてからラルが直接教育、指導する形を辞めて、ラルが指示をして、後はその部下たちがそれを組織全体に指示、指導をする形になってる、ラルもその方が良いって言ってたし、今の体制になってから護衛部隊の隊員達ものびのび出来てるんじゃないかな」
ソルテ「そうね、ラル様は今の体制になってから虚勢を張る場面が少なくなってきたから助かってるって言ってたわ」
エイリ「ラル様って普段はどのように過ごされているのですか?」
ソルテ「私と一緒ね、部屋でダラダラしながら映画を見てる」
月花「私達も今はこうやってしっかりしてるけど、自室で一人になると本当だらしないわよ、私なんてベットに大の字になって寝るし、寝ながらお菓子だって食べるし」
エイリ「え?!イメージ出来ないですね?!」
パト「皆そんな感じだよ、仕事だからって気を張っていた、ラルなんて特にそうだ、あいつは自分が模範であろうと厳しく居続けた、だからその分、模範で居る必要が無い時はずっとほんわかとしてるんだ、ああいうタイプは気苦労が溜まって誰よりも自分に厳しいんだ、隊員を苦しめたのはダメだけど、それをもっと改善できるようにするのは俺の役目であり、責任だからな、ラルは悪くないと言ったら違うけど、その原因を作っていた俺も悪い」
月花「本当成長したわね、でも全部自分の責任だって押し込んでたら疲れるわよ、パトだって精神が強いわけじゃないんだから」
パト「安心しろ、今ここで言ってるのは綺麗事だ!月花が悪さしたらしっかり月花が悪いと内心では思ってるからな!!」
月花「はいーー?!知ってたけど!脳内で『いや、俺悪くないよな、こいつが100%悪いよな?』って考えてるのは知ってるけど~~!それ言っちゃう~~」
全員は笑いながら話す、そしてパトも朝食を終え、月花とソルテもある程度お膳立てしてから二人共自室に戻った、そしてエイリは朝食の片付けをして、パトはソファーに座って先ほど月花とソルテと話した【告白作戦】の実行場所を探していた。
その時パトの隣でメルリアはただくっついて、手元でオーラを使って何かを作っていた。
パト(さて、何処にするか、変な噂が流れないように帝国外が良いんだけどな、と言っても何処ならいいのか・・・)
パトはメルリアに話しかける、
パト「メルリアって何処か行きたいところない?」
メルリア「そうですね、私はアナタの傍で良いならどこでもいいですよ」ニコ
パト(本当、変ったよな、最初来た時は凄く緊張してたのに、でもそうだな、ならメルリアの国に行ってみるのはいいかもな~)
パト「ならさ、メルリアの国を紹介してよ、メルリアが作って来た国がどんな国か見てみたいんだ」
メルリア「いいですよ!では行きましょう!私が全部案内致します!」
パト「よし決まり!、なら準備しようか、エイリ、メルリア法国行きの宇宙船を用意しておいてくれる?エイリは宇宙船待機をお願いしたいんだけど」
エイリ「畏まりました、ではすぐに準備させて頂きますね」
パト「そういえばメルリア法国の通貨ってそのまんまだったよね、お金変えてこないと」
メルリア「ではそれは私がやりましょう、フルール、私と旦那様の遠出の準備をお願いできますか?」
フルール「はい!メルリア様、何泊のご予定ですか?」
パト「日帰りだから大した準備は要らないよ、小物を入れられる鞄と身元を隠せる程度の服装でいいかな」
フルール「ええっと~~、はい」不安
パト「一緒に選ぼうか、フルール」
フルール「はい~~」安堵
・・・・・・
パト「もう帝国には慣れた?フルール?」
フルール「いえ、私は皆さんと違いますので、下級神でありながらこのような待遇、恐れ多くて、ちょっと部屋から出るのが怖いです」恐縮
パト「気にする必要ないよ、侍女部隊の子達はそんな事で根に持つような子は居ないよ、むしろ凄く面倒見てくれるような子しか俺達が選んでないんだ、闘争心や向上心を持つ子より、平和第一!母性の塊!みたいなね、だから気にする必要ないよ」
パトも実際の所そこまで強くないので、フルールの罪悪感は強く理解していた。
フルール「そうですね、でもどちらにせよ、今の私では部屋の中くらいしか仕事が出来そうにありませんし、今は自分が出来る事を精一杯頑張ってみます!」
パト「うん、辛い事があったらいつでも言って、フルールは俺のなんだからな」
フルール「・・・はい///」
フルールは顔を赤らめながらパトと一緒に準備をする。
フルールにとって帝国やパトは夢のような生活だった、亡くなった母や、自国の民の事も気にしているが、自身の力不足で守れない所か、殺されそうな所まで行って、パトに救われた以上、フルールにとって、パトに頼りにされるのが自分にとって全てなのである。
・・・・・・
パトは準備を終え、フルールはパトの部屋の掃除に戻って行った、パトは止めたのだが、フルールが「いち早く仕事を覚えたいので!」っと聞いてくれなかった。
パト(あれだけやる気を出されたら俺も強要は出来ないよな)
エイリ「ただいま戻りました、宇宙船の準備は完了しておりますので、いつでもご支度が出来ましたら、私に御声掛けてください」
パト「ありがとうエイリ、どう、この部屋での生活は慣れた?」
エイリ「はい!まるで家族のようでメルリア様はお姉様って感じですし、フルールは可愛らしい妹って感じで、凄く居心地がいいです♪」
パト「それは良かったよ、これからも仕事の事だけじゃなくて3人で楽しい所に行って遊ぶとか考えたらいいよ、そうすれば俺も全然大丈夫だから、侍女は沢山居るからね、3人にだけ負担を掛けさせるつもりはないしね」
エイリ「お心遣い感謝致します、ですが、私なんかが主様に選ばれてこうやってお傍に置いてくださるだけで夢のようなのです、だから今はこの時間をもっと堪能させてください♪」
パト「ああ、その、エイリもフルールも・・・いつでも来ていいからな、メルリアの事は知ってるだろ?」
エイリ「はい///、毎日お盛んですね、こちらまでお声が聞こえますので///」
パト「うう、それはそのだな・・・」
エイリ「いえ!ですが私も以前の夜のように可愛がって頂けたら・・・///」
パト「ああ、そうだね!///ごめん!こんな時間にこんな話なんかして!?」
エイリ「いえ!主様がお求めになるのであればそれに全てお応えするのが私達の役目なので!」
パトはエイリに謝罪をして普通の世間話に戻った。すると少ししてからメルリアが戻って来た。
メルリア「準備出来ました!そうですね、帝国金額にして1000万円ほど換金してきました!では行きましょう!」
メルリアは凄く上機嫌にパトの所に歩み寄る
パト「その前に着替えてきなさい!しっかりと可愛らしい服を用意してるからな、しっかり俺にエスコートさせろよ」
パトはメルリアにそう言うと、メルリアは顔を真っ赤にして完全に照れてしまった。
メルリア「準備します・・・」ぷしゅ~~
パト(はぁ、俺がとうとうこんな軽い男みたいな言葉を・・・しかも俺、これだけ3人と距離が近かったのに全然反応してないじゃん、やっぱり駄目か・・・)はぁ~~~
パトは自分に対して大きなため息を出してしまった。
そしてメルリアが準備をしてパトと二人でメルリア法国に向かった
・・・・・・
【メルリア法国】
パト「へえ、綺麗な国だ、治安も良いし、流石だなメルリア」
メルリア「今この現状を維持出来ているのは帝国のアリシアのおかげなんですよ、今まではこの環境を維持するのに相当な資金を必要としていたのですが、今は帝国から資金が使われていますから、維持するのが以前より用意になって、恐らくですがそのおかげで税率も下がっていると思います、見てください、国民一人一人の活気を、私の時よりも明るく見えます!」
メルリアはそう言いながらパトの腕をグイっと掴み、説明する。
その姿は本当に嬉しそうで、それほどメルリアは国民の事を大事にしていた証拠だった。
だけどその笑顔の間にたまに見る寂しそうな表情は恐らく「自分の力でこの笑顔を作りたかった」という未練なんだとパトは思った。
パト「ほら、せっかくだし色んなお店とか見に行こうよ!」
メルリア「はい!行きましょう!アナタ♪」
メルリアは凄くはしゃいでいた、帝国では落ち着きを常に見せていたメルリアだが、自国の事になると凄く笑顔で無垢な子なんだと実感した。
そして数時間が経ち、お城の前にある噴水のある大広場で休憩していた。
・・・・・・
パト「せっかくだしお城に入る?」
メルリア「いえ、もう私の城ではないので、プライベートで入るのは少し気を使いますね」
パト「そうか、でも楽しんでくれたようで良かった」
メルリア「はい、民の幸せそうな顔を沢山見られただけで私は安心です」
パト「メルリアってやっぱり女王様なんだな」
メルリア「いえいえ、それはもう~」
パト「もし女王に戻るって言ったらどっちを取る?」
パトはメルリアに問いかける、その問いは少し意味合いが違うという事はメルリアもすぐに分かった
だが、メルリアは即答で応える。
メルリア「アナタですね、理由は色々ありますが、私が専属侍女になると決まった時にもうこの国の女王としての責務は終わったんだと考えて居ました、終わった以上次はありません、何故なら終わった以上、それ以上の政策は私には出来なかったからです、証拠に帝国、メリアに任せたら私が苦労していた政策をたった数か月で意図も容易くこなしてしまった、今日、その状況を目の当たりにして確信しましたね、私の女王としての責務は終わったんだと・・・」
メルリアは語る、だがやはりその語る表情は寂しそうだった。
メルリア「そして今の私は専属侍女、アナタの侍女として、そして一人の女性として仕えています。もう国の事を考える、国民のメルリアである必要がないのであれば、私は私の幸せを求めてもいいのかなと考えて居ます、そして私は心に決めた殿方が出来た、身体も交えた、もうこの身体はアナタの物になった、独占されました、でもそれが私が求めた世界で、今私が一番欲しい物なんです、だから私はアナタを選びます、迷いなく、どんな選択肢を出されてもすぐにアナタの傍に帰ります、私の居場所はもうここしかありませんから」
メルリアは笑顔で話す、そのように考えてくれていた事にパトは凄く愛おしく感じ、パトも気持ちを伝える
パト「俺もメルリアの事が好きだ、最初こそはただ優しくしてくれる人が欲しいって程度だったけど、傍に居てわかったんだ、仕事で優しくされているんじゃなくて、本心でここまで優しくしてくれるんだなって、それでずっと気にかけてくれて、俺に尽くしてくれて、今こうやって愛情を伝えて貰った、それで俺がメルリアを好きで居られないなんて無理だ、愛してる」
メルリア「アナタ・・・///」
パト(専属神達が一番とか、そういうのは話さなくていい、今はそれは必要ない、今はただ、メルリアにとって最高の時間であってほしい)
パトはそう考えながら立ち上がり、メルリアに手を伸ばす。
パト「ほら戻ろう、俺達の場所に、エイリやフルールが待ってる」
メルリア「はい!!///」
メルリアはパトに抱き着いた、それは凄く嬉しいという感情のこもった愛情表現だった。
メルリアにとって一番欲しかった言葉を貰えた、それだけが今日一番の収穫だったからだ。
・・・・・・
そして月花の作戦通り、メルリアに告白をして、これでメルリアの寂しいという気持ちが満たされ
毎日のように来ていた夜這いもなくなって・・・・・・・・
パト「んん??」
メルリア「あ、アナタ///今夜も私を沢山堪能して可愛がってください///」
メルリアはパトの上で裸で既に行為を始めていた・・・
パト(全然収まってないじゃん・・・というか前よりもブレーキ壊れてんじゃん!!!)
月花(う~ん、ダメだったわね、逆にまだ告白されていなかったのがブレーキになっていたのね、また明日別の作戦を考えないと)
パト(おい!月花!これはどうしたら?!)
月花(あ、そろそろリンク切るわね!性行為が本格的に始まったら私も凄くムラムラしちゃうから!私は健全にねま~す)プツン
パト(月花~~~!!?)
そして数時間だった性行為が今日は朝まで続いた・・・
まだ問題は終わっていない・・・
No.92 悪夢の効果(R18)
パトは夢を見ていた、それはパトにとって最悪の悪夢だった。
・・・・・・
パト「やめろ・・・やめてくれ・・・」
謎の男A「この上物の女の身体を楽しませてもらうぜ~~」
琴歌「いやぁああああああ!パト君!!」
パトの目の前には琴歌と琴歌に覆いかぶさる謎の男が布で身体の胴体部分を隠し、パトは身動きが取れないまま、琴歌が目の前で犯される姿をただ泣きながら見続けた、
謎の男「うう!」
謎の男が一気に溜まりに溜まったものを琴歌の体内に放ち、そのまま琴歌の上にのしかかるように覆いかぶさる、そして琴歌もそのまま荒い息のまま汗を流しながら覆いかぶされたまま身動きを取らない。
布からはみ出る琴歌の顔から胸元までの艶めかしい汗がパトの感情を狂わせる。
パト「うがあああああああああああああああああ!!!!?!?!?!?!?!??!」
・・・・・・
パト「は!!?」ガバ!!
パトは勢いよく布団から起き上がる、体中から嫌な汗が出ており、そして部屋は暗く、横には琴歌が裸で眠っていた。
パト(夢か・・・ここ最近頻繁に見るな・・・なんだろう・・・何かの暗示なのかな・・・)
パトは自分が起き上がった事で布団がめくれ、少し寒そうにしている琴歌に再度布団をかけ直し、頭をゆっくりと撫で、琴歌の安らかな顔を見届ける。
パト(いけない、ちょっと水を飲みに行こう、もう夜も遅いし、それくらいは自分でしないとな)
パトはそう思い、身体に軽い服を纏い、冷蔵庫のあるリビングまで歩いて移動する。
・・・・・・
フルール「どうされました?主様?」
リビングにはフルールが待機していた。
パト「フルール、起きてたのか?」
フルール「はい、私はまだ主様のお力になれないので、夜の警護をお願いしてやっています、朝から夕方は本当に私のやる事がないので、どうしても申し訳なくて・・・」
パト「そうか、フルールがそれで気が済むなら俺は何も言わないよ、そうだ、水を用意してくれる?出来れば冷えてる方がいいんだけど」
フルール「畏まりました!すぐに準備しますね!」
フルールが深夜の暇時間に役目が出来た事で笑顔になり、軽い足取りで水を取りに行った、そしてパトはリビングの椅子に座り、一息つく。
パト(でももし、専属神に危険な事をさせたらあるかもしれない現実なんだ、それなら俺がもっと過保護になるべきなのかな・・・)
パトはそんな事を考えているとふと夢の内容を思い出し、他人に犯された艶めかしい琴歌を思い出した事で再度琴歌を求めたくなったパトはフルールを待たずにそのまま自室に戻ってしまう。
フルール「お水をお持ちしました・・・あれ?主様?」
フルールは先ほどまで居たパトの姿が無い事に不思議に思ったが、パトの自室の扉が開いていた事から部屋に戻ったのだと考え、パトの自室に水を届けに行った。
だがフルールが見た物は行為を始めているパトと琴歌の姿だった。
琴歌はまだ寝起きで頭がよく働ないていない状態、パトはそんな琴歌に対して先ほどの行為よりも強く琴歌を求めていた。
そしてそれを見たフルールは慌ててその場を後にした。
・・・・・・
朝・・・
琴歌「おはようございます、パト君」
琴歌は裸のままパトに朝の挨拶をする、あの後パトと琴歌は何度も身体を重ね、愛し合った。
なのでお互い寝不足状態だった。
パト「おはよう、琴歌・・・昨夜はごめん、何度も何度も・・・疲れてるなら今日も休んでいていいから」
琴歌「大丈夫ですよ・・・今日はちょっとメリアさんに直接お話したい事がありますから、それが終わったらここで休ませて貰いますね」
琴歌はそう言うとパトにキスをして、服を着て、身だしなみを整えだした。
パトは夢の出来事くらいで琴歌を疲れさせるほど求めてしまった事に罪悪感を感じていた。
琴歌「それにしても最近、私の事を沢山求めてくれますね、私は凄く嬉しいんですけど、何かあったのですか?」
パト「いや、琴歌が知らない男に俺の目の前で犯される夢を最近何度も見てね・・・それで不安になってさ・・・馬鹿みたいだろ・・・」
琴歌「そうですね、私はパトさんから離れませんし、役割的に帝国からも余程の事がない限り国外に出ませんね、安心してください」
琴歌は自分の長い髪をくしで解きながら笑顔で話す、そして準備が整うと、そのままパトの部屋を後にし、メリアの部屋まで向かっていった。
メルリア「アナタ、どうしたのですか・・・その裸で・・・///」
パト「ごめんメルリア、今日も休みで、なんか仕事をしたい気分じゃないんだ・・・」
・・・・・・
コンコン
メリア「いいですよ、入ってください」
部屋の奥でメリアの声が聞こえ、それを合図に琴歌がメリアの部屋に入った。
メリア「数日ぶりですね、琴歌ちゃん、どうですか?最近?」
琴歌「開始してからほぼ毎日、朝まで求めてくれます、凄く激しいです///」
琴歌が顔を赤らめながら声が小さくなりながらも話す。
だがメリアは琴歌の報告を聞いて満足そうに頷いた。
メリア「悪夢作戦は成功ですね!以前ご主人が私が他の男の所に行く夢を見てそれから私に付きっきりになった事があったので、もしかするととは思ったのですが、まさかここまで影響があるとは思いませんでしたよ」
メリアは満足そうに結果を聞いて喜んでいた。
琴歌「でも流石にパトさんが可哀そうですよ、目の前で自分の愛しき人が知らない男性に激しく犯される姿を夢だとしても何度も見させられるなんて・・・」
メリア「ですが、夢だけでそれだけ求めるってことはそれだけそういう状況になる事を恐れている証拠です!つまりそれだけ今の私達は離れて欲しくない!愛情がある証拠なのです!そしてその愛情をもっとご主人自身自覚してもらう必要があるのですよ」
メリアは自分の机に座り、話を続ける。
メリア「私達は専属神として契約している、だからご主人としても心の底から安心しているのです、従属はともかく私達専属神は裏切らない、自分から離れて行かないと、だけどそのちょっとした恐怖心、専属神が他の男になびいてしまうかもしれない、そんな些細な可能性を夢だけでも見せて感じさせることで、強い支配欲を呼び覚まさせるのですよ、ご主人は独占欲強いですからね」
メリアは腕を組み、琴歌に話す。
琴歌「とりあえず現状が続くなら私も流石に仕事は出来ないのでまだ一週間は休暇を頂きますね」
メリア「いいですよ、折角ですし妻らしい事をしてはどうですか?以前雪花ちゃんとご主人が借りたアパートもアリシアコーポレーションが管理してますし、そのまま地球で住んでもいいですよ」
琴歌「メリアさんにしては優しすぎますね、何か裏がありますか?」
メリア「もちろん、ですがそれはお互いの利益を考えれば当然でしょう、私がそれを許可するのは琴歌ちゃんがそれをすることで得られる利益の方が多いからです」
琴歌「なら一週間と言わずにこのまま独占してもいいですか?」
メリア「結果的にご主人がそれを望むのならいいですよ、それが答えですから」
琴歌「パトさんを使って実験するなんて・・・」
メリア「ご主人のためです、それでは私も研究がありますので」
メリアがそう言うと自分の部屋を後にしようとする、が琴歌はメリアの前に立ち、睨みつけるように話す。
琴歌「まだあの実験をやっているのですか?辞めてくださいと何度も!!」
メリア「最終段階です、これでわかりますよ、そしてご主人の不安を完全に取り除く事が出来ます」
琴歌はメリアの実験の内容を知っていた。
【穢れの法則の明確化実験】
内容は生まれたばかりの下級神の女神を使った実験だった。
まず被験体の女神に男性の神Aと交配させる。
そしてその後、男性神Aの女神となった個体が別の男性神Bにどこまでされる事でどのような反応が出て、穢れが発症し消滅するか、そしてそれを阻止する現象とそれを技術的に解明して強力な物に出来ないかの実験だった。そうすれば帝国の専属神、従属神全員に貞操帯をつけるのと同じ効果を得られる事になり、パトの不安を完全に取り除く事が出来るのだ。
だが内容を見る限り、非人道的行為なのは明白であり、実験終了後には結果を隠ぺいするため、実験体は全て始末してしまうのだ。
つまりメリアのエゴのために知らない男と身体を重ね、何もしていないのに殺される、それに琴歌は強く非難と反対をメリアに訴えていたが、メリアは必要な事だと言い、琴歌の言葉に耳を貸さなかった。
メリア「おかげでそれなりの結果が出来ましたよ、性行為もどこまでなら強い穢れに蝕ばまなれないのか?キスは?体液は?そんな謎が解決していって楽しいですよ、それに拒絶反応を目の前で見れた事は大きいです」
琴歌「まさか自身の目の前で交配させたのですか?!」
メリア「いえ、流石に映像です、嗚咽が走りましたけど、こればかりは私の眼で見ておかないと結果方向だけでは信憑性が得られませんでしたから、なにせ、最初の異性と違う異性と交配したら穢れて消滅するのは知っていましたしね」
琴歌はめいいっぱいメリアを睨みつける、そしてメリアは話す。
メリア「結果だけ言えば、股間に相当分厚い処女膜みたいなのが出現します、それは本来の異性ならすんなり抵抗なしに入るのですが、別の異性が女性の中に入れようとするとその膜が強く拒みます、ですが絶対ではなく相当強い力で押せば普通に入れられます、そして入れられただけでは案外穢れは生まれませんでした、ですが中に少量の液が垂れていくたびに大幅に穢れ数値が上がります、そして中に出された時、その穢れの数値はピークを迎えました、そして、数日の時間を得て、弱り、死んでしまいました、私もここまでの事は知りませんでした、いい結果です」
琴歌が見るメリアへの眼は強い軽蔑の眼差しだった。
琴歌「恐らく私はメリアさんが一番嫌いです、ここまで非人道的行為をしてパトさんの隣に立ってほしくないです」
メリア「でもそれは誰かがしないといけないって理解してるでしょ?なに甘い事言ってるの?琴歌ちゃん?」
メリアはあくまで笑顔で琴歌を見る。
メリア「私はご主人から汚れ役をやってることは知られていますし、ご主人も必要悪は理解しています。綺麗事ばかりでは世界は成り立たない、誰かの不幸、犠牲があって、便利な日常や常識が生まれます、学問でもそうです、歴史は誰かの失敗や功績を教える、だから現代を生きる子孫達は先人達の過ちを繰り返さないように学び、成長するんです。琴歌ちゃんも今があるのがそれだけの非人道的行為の積み重ねで得られた事ですよ、いい加減その甘い考えを捨てたらどう?私が貴女を総理大臣に、アリシアよりも上の立場にさせたのは、それがアリシアよりも出来ると信じて居るからですよ、それが出来ないなら精々ご主人のために性奴隷にでもなって、愛玩具として可愛がられればいい、ですが、そんな事が出来る女神は腐る程います、そうなれば貴女の価値は専属神内でも一気に下がりますよ?」
メリアは笑顔だが、今までにない程の強い圧を言葉に込めて琴歌に言い放つ。
琴歌「・・・いいんですか?私も正妻としての地位、取りますよ、価値が下がる?下がるわけないじゃないですか、旦那を支える妻の価値が下がると思います?違いますね、むしろ今居る私以外の女性全員が敗北を意味します、メリアさんの努力、愛されているという自身、それら全てが私の次、二番煎じの物と化すでしょうね、そのチャンスをメリアさんから直々にくれるなら私は喜んでパトさんの妻としての役割を全うしますし、誰よりも早く子を産み、第一子として誰よりも特別な経験を私とパトさんで体験していきますね」ニコ
琴歌はメリアの圧に怖気つく事無く、メリアの首元に鋭利な言葉のナイフを突きつける。
メリアはその言葉から笑顔が失い、琴歌を睨みつける、そしてその状態が続き・・・
メリア「本当、専属神の中で貴女が一番魅力的であり、一番憎いですよ、貴女がそう思うならそうしたらどうですか?ご主人の感性的にも一人の女性に絞れた方が気が休まるでしょうしね」
琴歌「さっきのは冗談です、ですが、あまり私を軽く見てるといつでも既成事実は作れますし、パトさんからメリアさんに命令させ、専属神内の権力ではなく、女としての地位と権力を得て、唯一無二の地位を取りに行きますよ、自分とパトさん、そして将来生まれて来るであろう子のためなら全員蹴落とす覚悟がある事を忘れないでください」
メリア「私に脅しですか、参りましたね、ですがその覚悟と信念の強さに免じて今回も私の敗北と認めます、申し訳ありません、では用事があるので失礼しますね」
メリアは深く頭を下げ、部屋を後にする。
・・・・・・
パトが悪夢を見たのは、夢支配を持つ従属神を使ったためである、そして今回の実験を企てたメリアの協力者が琴歌だった。
琴歌はパトの傍に居て、パトが琴歌にどうアクションを起こすか、それを琴歌自身が体感してほしい、ということだった。
琴歌(私も同犯ですけどね・・・でも私は私欲が強かった、実験とは言え、長い時間パトさんと二人の時間が生まれるのなら、それに参加してもいいかなって、パトさんには悪い事をしてますよね・・・)
パト「どうしたんだ?琴歌?暗い顔をして」
琴歌「いえ!なんでもありません!パトさん、今日もゆっくり過ごしましょうね」
そして今夜もパトは愛しの琴歌が他人に犯される夢を見て、苦しみ、
そして琴歌を激しく求め、メリアの思うつぼになっていた・・・。
・・・・・・
パト「やめろ・・・やめてくれ・・・」
謎の男A「この上物の女の身体を楽しませてもらうぜ~~」
琴歌「いやぁああああああ!パト君!!」
パトの目の前には琴歌と琴歌に覆いかぶさる謎の男が布で身体の胴体部分を隠し、パトは身動きが取れないまま、琴歌が目の前で犯される姿をただ泣きながら見続けた、
謎の男「うう!」
謎の男が一気に溜まりに溜まったものを琴歌の体内に放ち、そのまま琴歌の上にのしかかるように覆いかぶさる、そして琴歌もそのまま荒い息のまま汗を流しながら覆いかぶされたまま身動きを取らない。
布からはみ出る琴歌の顔から胸元までの艶めかしい汗がパトの感情を狂わせる。
パト「うがあああああああああああああああああ!!!!?!?!?!?!?!??!」
・・・・・・
パト「は!!?」ガバ!!
パトは勢いよく布団から起き上がる、体中から嫌な汗が出ており、そして部屋は暗く、横には琴歌が裸で眠っていた。
パト(夢か・・・ここ最近頻繁に見るな・・・なんだろう・・・何かの暗示なのかな・・・)
パトは自分が起き上がった事で布団がめくれ、少し寒そうにしている琴歌に再度布団をかけ直し、頭をゆっくりと撫で、琴歌の安らかな顔を見届ける。
パト(いけない、ちょっと水を飲みに行こう、もう夜も遅いし、それくらいは自分でしないとな)
パトはそう思い、身体に軽い服を纏い、冷蔵庫のあるリビングまで歩いて移動する。
・・・・・・
フルール「どうされました?主様?」
リビングにはフルールが待機していた。
パト「フルール、起きてたのか?」
フルール「はい、私はまだ主様のお力になれないので、夜の警護をお願いしてやっています、朝から夕方は本当に私のやる事がないので、どうしても申し訳なくて・・・」
パト「そうか、フルールがそれで気が済むなら俺は何も言わないよ、そうだ、水を用意してくれる?出来れば冷えてる方がいいんだけど」
フルール「畏まりました!すぐに準備しますね!」
フルールが深夜の暇時間に役目が出来た事で笑顔になり、軽い足取りで水を取りに行った、そしてパトはリビングの椅子に座り、一息つく。
パト(でももし、専属神に危険な事をさせたらあるかもしれない現実なんだ、それなら俺がもっと過保護になるべきなのかな・・・)
パトはそんな事を考えているとふと夢の内容を思い出し、他人に犯された艶めかしい琴歌を思い出した事で再度琴歌を求めたくなったパトはフルールを待たずにそのまま自室に戻ってしまう。
フルール「お水をお持ちしました・・・あれ?主様?」
フルールは先ほどまで居たパトの姿が無い事に不思議に思ったが、パトの自室の扉が開いていた事から部屋に戻ったのだと考え、パトの自室に水を届けに行った。
だがフルールが見た物は行為を始めているパトと琴歌の姿だった。
琴歌はまだ寝起きで頭がよく働ないていない状態、パトはそんな琴歌に対して先ほどの行為よりも強く琴歌を求めていた。
そしてそれを見たフルールは慌ててその場を後にした。
・・・・・・
朝・・・
琴歌「おはようございます、パト君」
琴歌は裸のままパトに朝の挨拶をする、あの後パトと琴歌は何度も身体を重ね、愛し合った。
なのでお互い寝不足状態だった。
パト「おはよう、琴歌・・・昨夜はごめん、何度も何度も・・・疲れてるなら今日も休んでいていいから」
琴歌「大丈夫ですよ・・・今日はちょっとメリアさんに直接お話したい事がありますから、それが終わったらここで休ませて貰いますね」
琴歌はそう言うとパトにキスをして、服を着て、身だしなみを整えだした。
パトは夢の出来事くらいで琴歌を疲れさせるほど求めてしまった事に罪悪感を感じていた。
琴歌「それにしても最近、私の事を沢山求めてくれますね、私は凄く嬉しいんですけど、何かあったのですか?」
パト「いや、琴歌が知らない男に俺の目の前で犯される夢を最近何度も見てね・・・それで不安になってさ・・・馬鹿みたいだろ・・・」
琴歌「そうですね、私はパトさんから離れませんし、役割的に帝国からも余程の事がない限り国外に出ませんね、安心してください」
琴歌は自分の長い髪をくしで解きながら笑顔で話す、そして準備が整うと、そのままパトの部屋を後にし、メリアの部屋まで向かっていった。
メルリア「アナタ、どうしたのですか・・・その裸で・・・///」
パト「ごめんメルリア、今日も休みで、なんか仕事をしたい気分じゃないんだ・・・」
・・・・・・
コンコン
メリア「いいですよ、入ってください」
部屋の奥でメリアの声が聞こえ、それを合図に琴歌がメリアの部屋に入った。
メリア「数日ぶりですね、琴歌ちゃん、どうですか?最近?」
琴歌「開始してからほぼ毎日、朝まで求めてくれます、凄く激しいです///」
琴歌が顔を赤らめながら声が小さくなりながらも話す。
だがメリアは琴歌の報告を聞いて満足そうに頷いた。
メリア「悪夢作戦は成功ですね!以前ご主人が私が他の男の所に行く夢を見てそれから私に付きっきりになった事があったので、もしかするととは思ったのですが、まさかここまで影響があるとは思いませんでしたよ」
メリアは満足そうに結果を聞いて喜んでいた。
琴歌「でも流石にパトさんが可哀そうですよ、目の前で自分の愛しき人が知らない男性に激しく犯される姿を夢だとしても何度も見させられるなんて・・・」
メリア「ですが、夢だけでそれだけ求めるってことはそれだけそういう状況になる事を恐れている証拠です!つまりそれだけ今の私達は離れて欲しくない!愛情がある証拠なのです!そしてその愛情をもっとご主人自身自覚してもらう必要があるのですよ」
メリアは自分の机に座り、話を続ける。
メリア「私達は専属神として契約している、だからご主人としても心の底から安心しているのです、従属はともかく私達専属神は裏切らない、自分から離れて行かないと、だけどそのちょっとした恐怖心、専属神が他の男になびいてしまうかもしれない、そんな些細な可能性を夢だけでも見せて感じさせることで、強い支配欲を呼び覚まさせるのですよ、ご主人は独占欲強いですからね」
メリアは腕を組み、琴歌に話す。
琴歌「とりあえず現状が続くなら私も流石に仕事は出来ないのでまだ一週間は休暇を頂きますね」
メリア「いいですよ、折角ですし妻らしい事をしてはどうですか?以前雪花ちゃんとご主人が借りたアパートもアリシアコーポレーションが管理してますし、そのまま地球で住んでもいいですよ」
琴歌「メリアさんにしては優しすぎますね、何か裏がありますか?」
メリア「もちろん、ですがそれはお互いの利益を考えれば当然でしょう、私がそれを許可するのは琴歌ちゃんがそれをすることで得られる利益の方が多いからです」
琴歌「なら一週間と言わずにこのまま独占してもいいですか?」
メリア「結果的にご主人がそれを望むのならいいですよ、それが答えですから」
琴歌「パトさんを使って実験するなんて・・・」
メリア「ご主人のためです、それでは私も研究がありますので」
メリアがそう言うと自分の部屋を後にしようとする、が琴歌はメリアの前に立ち、睨みつけるように話す。
琴歌「まだあの実験をやっているのですか?辞めてくださいと何度も!!」
メリア「最終段階です、これでわかりますよ、そしてご主人の不安を完全に取り除く事が出来ます」
琴歌はメリアの実験の内容を知っていた。
【穢れの法則の明確化実験】
内容は生まれたばかりの下級神の女神を使った実験だった。
まず被験体の女神に男性の神Aと交配させる。
そしてその後、男性神Aの女神となった個体が別の男性神Bにどこまでされる事でどのような反応が出て、穢れが発症し消滅するか、そしてそれを阻止する現象とそれを技術的に解明して強力な物に出来ないかの実験だった。そうすれば帝国の専属神、従属神全員に貞操帯をつけるのと同じ効果を得られる事になり、パトの不安を完全に取り除く事が出来るのだ。
だが内容を見る限り、非人道的行為なのは明白であり、実験終了後には結果を隠ぺいするため、実験体は全て始末してしまうのだ。
つまりメリアのエゴのために知らない男と身体を重ね、何もしていないのに殺される、それに琴歌は強く非難と反対をメリアに訴えていたが、メリアは必要な事だと言い、琴歌の言葉に耳を貸さなかった。
メリア「おかげでそれなりの結果が出来ましたよ、性行為もどこまでなら強い穢れに蝕ばまなれないのか?キスは?体液は?そんな謎が解決していって楽しいですよ、それに拒絶反応を目の前で見れた事は大きいです」
琴歌「まさか自身の目の前で交配させたのですか?!」
メリア「いえ、流石に映像です、嗚咽が走りましたけど、こればかりは私の眼で見ておかないと結果方向だけでは信憑性が得られませんでしたから、なにせ、最初の異性と違う異性と交配したら穢れて消滅するのは知っていましたしね」
琴歌はめいいっぱいメリアを睨みつける、そしてメリアは話す。
メリア「結果だけ言えば、股間に相当分厚い処女膜みたいなのが出現します、それは本来の異性ならすんなり抵抗なしに入るのですが、別の異性が女性の中に入れようとするとその膜が強く拒みます、ですが絶対ではなく相当強い力で押せば普通に入れられます、そして入れられただけでは案外穢れは生まれませんでした、ですが中に少量の液が垂れていくたびに大幅に穢れ数値が上がります、そして中に出された時、その穢れの数値はピークを迎えました、そして、数日の時間を得て、弱り、死んでしまいました、私もここまでの事は知りませんでした、いい結果です」
琴歌が見るメリアへの眼は強い軽蔑の眼差しだった。
琴歌「恐らく私はメリアさんが一番嫌いです、ここまで非人道的行為をしてパトさんの隣に立ってほしくないです」
メリア「でもそれは誰かがしないといけないって理解してるでしょ?なに甘い事言ってるの?琴歌ちゃん?」
メリアはあくまで笑顔で琴歌を見る。
メリア「私はご主人から汚れ役をやってることは知られていますし、ご主人も必要悪は理解しています。綺麗事ばかりでは世界は成り立たない、誰かの不幸、犠牲があって、便利な日常や常識が生まれます、学問でもそうです、歴史は誰かの失敗や功績を教える、だから現代を生きる子孫達は先人達の過ちを繰り返さないように学び、成長するんです。琴歌ちゃんも今があるのがそれだけの非人道的行為の積み重ねで得られた事ですよ、いい加減その甘い考えを捨てたらどう?私が貴女を総理大臣に、アリシアよりも上の立場にさせたのは、それがアリシアよりも出来ると信じて居るからですよ、それが出来ないなら精々ご主人のために性奴隷にでもなって、愛玩具として可愛がられればいい、ですが、そんな事が出来る女神は腐る程います、そうなれば貴女の価値は専属神内でも一気に下がりますよ?」
メリアは笑顔だが、今までにない程の強い圧を言葉に込めて琴歌に言い放つ。
琴歌「・・・いいんですか?私も正妻としての地位、取りますよ、価値が下がる?下がるわけないじゃないですか、旦那を支える妻の価値が下がると思います?違いますね、むしろ今居る私以外の女性全員が敗北を意味します、メリアさんの努力、愛されているという自身、それら全てが私の次、二番煎じの物と化すでしょうね、そのチャンスをメリアさんから直々にくれるなら私は喜んでパトさんの妻としての役割を全うしますし、誰よりも早く子を産み、第一子として誰よりも特別な経験を私とパトさんで体験していきますね」ニコ
琴歌はメリアの圧に怖気つく事無く、メリアの首元に鋭利な言葉のナイフを突きつける。
メリアはその言葉から笑顔が失い、琴歌を睨みつける、そしてその状態が続き・・・
メリア「本当、専属神の中で貴女が一番魅力的であり、一番憎いですよ、貴女がそう思うならそうしたらどうですか?ご主人の感性的にも一人の女性に絞れた方が気が休まるでしょうしね」
琴歌「さっきのは冗談です、ですが、あまり私を軽く見てるといつでも既成事実は作れますし、パトさんからメリアさんに命令させ、専属神内の権力ではなく、女としての地位と権力を得て、唯一無二の地位を取りに行きますよ、自分とパトさん、そして将来生まれて来るであろう子のためなら全員蹴落とす覚悟がある事を忘れないでください」
メリア「私に脅しですか、参りましたね、ですがその覚悟と信念の強さに免じて今回も私の敗北と認めます、申し訳ありません、では用事があるので失礼しますね」
メリアは深く頭を下げ、部屋を後にする。
・・・・・・
パトが悪夢を見たのは、夢支配を持つ従属神を使ったためである、そして今回の実験を企てたメリアの協力者が琴歌だった。
琴歌はパトの傍に居て、パトが琴歌にどうアクションを起こすか、それを琴歌自身が体感してほしい、ということだった。
琴歌(私も同犯ですけどね・・・でも私は私欲が強かった、実験とは言え、長い時間パトさんと二人の時間が生まれるのなら、それに参加してもいいかなって、パトさんには悪い事をしてますよね・・・)
パト「どうしたんだ?琴歌?暗い顔をして」
琴歌「いえ!なんでもありません!パトさん、今日もゆっくり過ごしましょうね」
そして今夜もパトは愛しの琴歌が他人に犯される夢を見て、苦しみ、
そして琴歌を激しく求め、メリアの思うつぼになっていた・・・。
2023年01月02日
No.91 メルリアの独占 episode1 (R18)
夜、パトの自室では男女が交わっていた。
そして数時間という長い時間を得て、その行為は終わり、女性は男性に声を掛ける
メルリア「お身体をお拭きしますね、アナタ」
パト「ああ、ありがとう、メルリア・・・」
メルリアは慣れた手付きで準備していたタオルでパトの汗を拭き、その後自分の身体を拭いていた、そしてその姿をただ無心で眺めるパト。
そしてメルリアは服を着て、深くお辞儀をした後、自分の寝室へと戻って行った。
・・・・・・
パト(今日で1週間・・・毎日だな・・・俺が寝ていると毎度違和感を感じて起きるんだ、するとメルリアが俺を夜這いしてて、後は流れるまま・・・そんな事が続いてる、おかげで性欲なんて微塵もない、全部吸い取られたような気分だ・・・)
パトはここ最近毎日メルリアと身体を重ねていた、メルリアは独占欲が強く、そして愛情も以前よりも深くなっている事に気付いていた。
パト(今好感度を見るアイテムを見たらメルリアの好感度はどうなっているんだろうな、俺の感覚だと多分メリアと匹敵するんじゃないか・・・メリアも相当だけどメルリアも負けてない、我一番と言わんばかりに求めてくる、俺が求めなくてもだ・・・メリアも地球に居た頃は夜這いが凄くて、それがきっかけで部屋を分けたけどこのままだとメルリアも同じ道を進むだろうな・・・)
だがパトはメルリアに自室を与える事が出来なかった。それは専属侍女の役割だった。
四六時中主の奉仕をしないといけない専属侍女は常に主から離れる事は許されない、今は3人居るがまだ体制が定まっていないためエイリとフルールは比較的自由にしている、だがメルリアは既に決まっているため役割を真っ当しなければならない、そうなればメルリアは他の部屋にすることで、メルリアは今以上に自由が無くなり、メルリアを追い込んでしまう可能性があるのだ。
パト(月花の件もあるし、これ以上誰かを追い込むような事はしたくない・・・)
パトは月花の件が強くトラウマとして残っており、誰も苦しませたくないと考え、メルリア達を苦しめないために現状を変えるわけには行かなかった。
パト(いや、単純に夜這いは辞めろって居ればいいだけじゃないか・・・)
だがパトは懸念していた、一度メリアに夜這いを辞めるように注意したら、夜襲わない代わりに以前より見境が無くなったことがあった、横に居るだけで常に求めて来たり、愛撫して来たり、くっつく頻度が高くなったりなど、夜這いを辞めさせた後が大変だった、その時は他の専属神も居たため、ある程度抑制出来たが、メルリアを止めることが出来るのは居ない
パト(メリアは肯定派だから相談しても、【受け入れろ】って言われるし、他の子に相談しても【特別扱いはダメだ】と言われる)
特別扱いは良くも悪くも別対応を強いるのは良くないって事である。
メルリアにも専属神同様愛情を育む権利はある、だが度が過ぎる程度で制限させるのは専属神達から反感を買うのだ、それは流石に可哀そうだと。
逆にメルリアを特別視して誰よりも愛するのも一部からは反感を買うのだ。特に雪花。
メリアは【ご主人が愛したいなら愛したらいい】という考えなので否定所か肯定してしまう、それだけメリアは自分に自信があるため、負ける気は毛頭ないらしい。
つまり、パトは現状をどうしようも出来ない毎日が続いていたのだ。
パト(メルリア、普段はしっかり侍女をしてくれてるから、そんな素振りは一切見せないけど、夜這いを無くしたら多分、そこから影響が出てくる、二人きりになった途端に求めてくるようになるかもしれない、俺もそういう時はあるけどそれが毎日になると話は別だ、本当に見境が無くなってしまう)
生憎エイリとフルールはそのような事がないため、毎晩4人で・・・というような事はないのが救いだが、どうにかしなければ専属神達との時間が無くなってしまう、それが一番の問題点としてパトの中で強い不安として残っていた。
パト(・・・待てよ、普段俺がメルリアを満足させてやれないから欲求不満になったメルリアが夜に暴走するのかもしれない、なら普段からしっかり愛情を向けて行けばメルリアも欲求が抑えられるのでは?)
パトは一つの仮定を出していた、メルリアがもし【普段から愛情が感じられず、不安に感じているから夜愛情を満たそうとしている】のなら普段から満足させてしまえばいい、そうパトは考えた。
そしてパトはその答えを出して、そのまま眠ってしまった。
・・・・・・
翌朝
ソルテ「パトさん、起きてください」
パト「ああ、ソルテ・・・」
今日は休日だった。ソルテもプライベートのラフな格好でパトの部屋でくつろいでいた
パト(ああ、休日は起こさないように言ってるから・・・)
パトはそう考えながら、ソルテの横に座り、ぼーっとしている頭のまま目線の先を眺めていた。
ソルテ「昨夜もお盛んでしたね、って言いたいけど、あの感覚的にまた夜這いされたのですね、大丈夫ですか?」
パト「ああ、うん、おかげさまで性欲はまったくないや」あはは・・・
ソルテはパトの言葉を確認するように、胸をぐっとパトに押し付ける。
パト「どうしたの?いきなり?」きょとん
ソルテ「本当ね、今私ノーブラで胸を押し付けたのに全然欲情しなかったわ」
パト「言ったろ、今は昨夜の疲れもあるし、何時間もやってたら朝は間違いなく無理だ」
ソルテ「心配ですね、いえ、別に私はそこまで性行為を必要としないので、いいのだけど、このままだとパトさん、不能になる可能性ありますよ?」
パト「え?!」
ソルテ「いえ、その性欲って大事なのですが、度が過ぎてしまうと男性器の機能が弱まってしまう可能性が高いんですよ、だって強い興奮に慣れすぎるとその分欲情の刺激に慣れてしまって、生半可な事では欲情しなくなったりとか・・・」
パトはソルテに言われて自分の股間を眺める・・・そしてソルテにお願いする。
パト「ソルテ、今頼める?」
ソルテ「いいけど・・・今は流石に辞めておいた方が・・・」
ソルテはそう言いながらもパトのズボンを降ろし、奉仕を始める、だが・・・
パト「ダメだ・・・全然興奮しない・・・」
ソルテ「こっちもまったく反応なしね、全然と言っていいレベルだったわ」
ソルテは奉仕に関しては専属神内でも一番とパトの中でも自負している程だったが、一切興奮しなかった。
パト「これ・・・相当マズいんじゃないか・・・?!」
パトが慌てだした。
ソルテ「多分夕方から夜頃には戻るとは思うけど・・・それでまたメルリア様がって考えると・・・」
まったく他の専属神達が立ち入る隙が無い。
性欲とは異性を求める欲、それがまったく無くなってしまっている状態が続くと結果的にパトからアプローチをしなくなる、つまり異性を求めなくなってしまうのだ、その上、回復したと思った途端にアリシアが数時間かけて性欲の底が尽きるまで愛情を独占してしまう。
昨夜パトは考えて居たが今の今まで気付いていなかった、勤務中、まったく性欲が無くなっている事を。つまり優しくは出来るが、このままではメルリアに愛情を与える事も専属神達に愛情を向ける事も難しくなってくる、出来る事と言えば熟年主婦のような関係、だが疲れが含まれると倦怠期に入ってしまう可能性が高い、つまり異性を蔑ろにしていまう、適当にあしらってしまう可能性が高くなる。
つまりこのままだと、最悪専属神や従属達との関係が悪化する可能性が非常に高いのだ。
パト「どうしよう・・・どうしよう・・・」
ソルテ「距離を置きます?一時的ですけど」
パト「ダメだ、根本的解決にならないし、恐らく溜め込ませたら悪化する可能性が高い、メリアがそうだったんだ、メルリアも可能性が充分高い。」
ソルテ「ですが現状のままだとパトさんが壊れますよ?ちょっと待っててくださいね」
ソルテはミーエルに連絡し、ミーエルがパトの部屋に入って来た(パトの自室にいつでも入れるようにミーエルの控室とワープゾーンのような物で繋がっていた。
・・・・・・
ミーエル「主様がED?盛んなのに?」
ソルテ「精神的というより体力的な所なの、これ、どうにかならない?」
ミーエル「体力的なら別に私が回復させることは可能だけど、多分聞いた話だと本能的な所だと思うけどね、言わば賢者タイム!!これは個体差はあるけど、私の見解だと世間で言う賢者タイムって波で言うと凄く落ち着いている状態で本当に波が無くなってる状態だと思うんだよね、でもそこから体力的な問題とか重なって、賢者タイムから通常の性欲の戻る時間が変わってくるんだけど」
ミーエルはパトを見る
ミーエル「多分これは数時間もの性行為による疲労、多分その数時間の間に何度も絶頂してるでしょ?あと多分だけどそこまで頻繁に出来るってことはメルリアは賢者タイム無視して強制的に股間を治療させて、立たせて続けてると思うの、だから終わったらとんでもない余韻のある賢者タイムが主様に今押し寄せてるんじゃないかなって思うんだよね」
ミーエルはそう判断する。
ソルテはミーエルの話を聞いて、あまりにもストイックな内容にドン引きしていたが、ミーエルの説明で納得した。
ソルテ「つまりパトさんの今の状態は凄く長い賢者タイムってことか・・・それは確かに反応しないわね、あれが長時間続くってことでしょ・・・」
パト「確かに凄く倦怠感凄いかも、あと凄く思考回路も鈍ってる気がする・・・」
ミーエル「とりあえず盛んなのはいいけど、頻度は考えるべきだね、数十人も異性が居たら休む暇なんてないと思うけど、それも主様の健康な身体があっての話なんだから、しっかりペースを考えるようにね、治療はどうする?しておく?」
パト「いや、いいや、今この状態で元に戻ったら疲れが凄そうだ・・・」
ミーエル「う~ん、とりあえずわかったよ、見張ってるから何かあったらすぐに向かうからね!」
ミーエルはそう言うとその場を去った。
・・・・・・
パト「そういえばメルリア達は?」
ソルテ「自室から出てくるまではリビングで待機してるらしいわ、プライベートを邪魔してはいけないからって言ってたわ」
パト「凄く出来た子で可愛いんだけどなぁ~」
ソルテ「まあまあ、でも雪花ちゃんや月花ちゃんも言ってたけど付き合いたては仕方ないって言ってたし、治まるまでの辛抱ですよ」
パト「いや、メリアから聞いたけど、あれが通常状態の可能性が高いらしい、今までメルリアから愛する事がなかったからわからなかったけど、中身はメリアと同じだから、一度愛したらとんでもないってメリアが言ってた」
ソルテ「自覚あったのね、メリア様・・・」
ソルテは苦笑いしながら、考える
ソルテ「ならメルリア様の性欲はあれが通常だとすれば・・・本当に何か対策しないとパトさんが干乾びてしまうわね」
メリアクラスがもう一人増えた、それだけでどれほど危機的なのかは恐らく専属神全員が把握していた。そしてそれらを聞いていた月花もパトの脳内で反応する。
月花(話は聞かせてもらったわ!確かにメリアちゃんクラスはヤバいわ!そしてこれは専属神全員の立場すらも危うくなる!最悪メルリア様の一人勝ちになる可能性もある!他人事じゃないわ!私も頑張るわ!)
パト「月花も協力してくれるらしい」
ソルテ「とりあえずメリア様は肯定派だから当てにならないわね、雪花ちゃんを呼んだら・・・また喧嘩になりそうね、カナとハクは・・・」
パト「ダメだ、まだあの二人は忙しい、特にハクは邪魔しちゃいけない、多分ハクはこの一年は帝国が定めた司法試験の勉強で仕事どころでもないと思う、遊びに誘うならまだしも面倒事には呼べないな」
パト「カナも今は建設に関する勉強だったり、土地の勉強、帝国の建設物保護法とか保全規定の作成とか、帝国が保持している機器や設備の仕組みを覚える仕事でカナも実質部隊休業中だし、あの二人は息抜き以外はダメだな」
パトは定期的に二人の所に行って話を聞いては一緒に息抜きをしていたため、メリアから二人の業務を休業させ、勉学に専念させるようにしていた、そのため二人は今各職場には出てはいるが仕事は一切していない、新たな組織を作った以上仕方のないことなのである。
パト「実際どうするんだ?メルリアの性欲と好意が底なしなら対策が」
月花(馬鹿ね、ならどうやってメリアちゃんを制御出来たの?あのメリアちゃんが制御出来たのならメルリア様も出来るわ、まずはそうね、普段なら怒るけどもっと特別だとアピールしなさい)
パト「特別アピール?アプローチするってことか?でもそれをしたら独占欲強いから余計に拍車がかかるんじゃ・・・」
ソルテ「そうね、それがメリア様との大きな違いね、メルリア様は独占欲が強い、最近だと私と話してるだけでも強い対抗心を見せてくる、あれをどうにかしないと・・・」
そう話していると月花がパトの部屋に勢いよく入って来た!
月花「馬鹿ね、だから特別アピールよ、なんでメルリア様が独占するかわかる?それは嫉妬もあるけどまだメルリア様からしたら告白をされたわけじゃない身体の関係、つまり不安から来るものだと仮定すればまずはメルリア様を安心させる必要がある、つまりパトがメルリア様に好きだとアプローチしてパトの愛情をしっかり伝えてしまえばダイレクトに愛情が伝わると思うわ」
月花の説明にパトとソルテは「おお~~」と拍手をした。
ソルテ「成程ね、確かに気持ちを伝えられてないのに愛情表現だけされていたらただの【思わせぶりな態度と言葉】止まり、つまり素直にその愛情を受け取っていいのかわからないからダイレクトにパトさんの愛情が伝わらないのね」
パト「だけど性行為なら身体でも求めてくれるから言葉じゃない分愛情が伝わってくる、だから不安から夜這いが生まれるってことなのか・・・信憑性が高いぞ!!」
月花「QED・・・ってね!それじゃあ今日は休日!早速メルリア様をデートに誘って一人の女性として接してさっさと告白してきなさい!!」
パト「待て待て!?月花は良いのか?!嫉妬しないのか?!」
月花「そんなことより、今後も夜の時間とパトの性欲を奪われる方が大問題よ!それがどうにかなるなら異性が一人増えてももはや誤差よ!何十人居ると思ってんのよ!」
パト「それは素直に申し訳ございません・・・」土下座
こうしてパトのメルリアの独占欲を抑える戦いが幕をあける!!
そして数時間という長い時間を得て、その行為は終わり、女性は男性に声を掛ける
メルリア「お身体をお拭きしますね、アナタ」
パト「ああ、ありがとう、メルリア・・・」
メルリアは慣れた手付きで準備していたタオルでパトの汗を拭き、その後自分の身体を拭いていた、そしてその姿をただ無心で眺めるパト。
そしてメルリアは服を着て、深くお辞儀をした後、自分の寝室へと戻って行った。
・・・・・・
パト(今日で1週間・・・毎日だな・・・俺が寝ていると毎度違和感を感じて起きるんだ、するとメルリアが俺を夜這いしてて、後は流れるまま・・・そんな事が続いてる、おかげで性欲なんて微塵もない、全部吸い取られたような気分だ・・・)
パトはここ最近毎日メルリアと身体を重ねていた、メルリアは独占欲が強く、そして愛情も以前よりも深くなっている事に気付いていた。
パト(今好感度を見るアイテムを見たらメルリアの好感度はどうなっているんだろうな、俺の感覚だと多分メリアと匹敵するんじゃないか・・・メリアも相当だけどメルリアも負けてない、我一番と言わんばかりに求めてくる、俺が求めなくてもだ・・・メリアも地球に居た頃は夜這いが凄くて、それがきっかけで部屋を分けたけどこのままだとメルリアも同じ道を進むだろうな・・・)
だがパトはメルリアに自室を与える事が出来なかった。それは専属侍女の役割だった。
四六時中主の奉仕をしないといけない専属侍女は常に主から離れる事は許されない、今は3人居るがまだ体制が定まっていないためエイリとフルールは比較的自由にしている、だがメルリアは既に決まっているため役割を真っ当しなければならない、そうなればメルリアは他の部屋にすることで、メルリアは今以上に自由が無くなり、メルリアを追い込んでしまう可能性があるのだ。
パト(月花の件もあるし、これ以上誰かを追い込むような事はしたくない・・・)
パトは月花の件が強くトラウマとして残っており、誰も苦しませたくないと考え、メルリア達を苦しめないために現状を変えるわけには行かなかった。
パト(いや、単純に夜這いは辞めろって居ればいいだけじゃないか・・・)
だがパトは懸念していた、一度メリアに夜這いを辞めるように注意したら、夜襲わない代わりに以前より見境が無くなったことがあった、横に居るだけで常に求めて来たり、愛撫して来たり、くっつく頻度が高くなったりなど、夜這いを辞めさせた後が大変だった、その時は他の専属神も居たため、ある程度抑制出来たが、メルリアを止めることが出来るのは居ない
パト(メリアは肯定派だから相談しても、【受け入れろ】って言われるし、他の子に相談しても【特別扱いはダメだ】と言われる)
特別扱いは良くも悪くも別対応を強いるのは良くないって事である。
メルリアにも専属神同様愛情を育む権利はある、だが度が過ぎる程度で制限させるのは専属神達から反感を買うのだ、それは流石に可哀そうだと。
逆にメルリアを特別視して誰よりも愛するのも一部からは反感を買うのだ。特に雪花。
メリアは【ご主人が愛したいなら愛したらいい】という考えなので否定所か肯定してしまう、それだけメリアは自分に自信があるため、負ける気は毛頭ないらしい。
つまり、パトは現状をどうしようも出来ない毎日が続いていたのだ。
パト(メルリア、普段はしっかり侍女をしてくれてるから、そんな素振りは一切見せないけど、夜這いを無くしたら多分、そこから影響が出てくる、二人きりになった途端に求めてくるようになるかもしれない、俺もそういう時はあるけどそれが毎日になると話は別だ、本当に見境が無くなってしまう)
生憎エイリとフルールはそのような事がないため、毎晩4人で・・・というような事はないのが救いだが、どうにかしなければ専属神達との時間が無くなってしまう、それが一番の問題点としてパトの中で強い不安として残っていた。
パト(・・・待てよ、普段俺がメルリアを満足させてやれないから欲求不満になったメルリアが夜に暴走するのかもしれない、なら普段からしっかり愛情を向けて行けばメルリアも欲求が抑えられるのでは?)
パトは一つの仮定を出していた、メルリアがもし【普段から愛情が感じられず、不安に感じているから夜愛情を満たそうとしている】のなら普段から満足させてしまえばいい、そうパトは考えた。
そしてパトはその答えを出して、そのまま眠ってしまった。
・・・・・・
翌朝
ソルテ「パトさん、起きてください」
パト「ああ、ソルテ・・・」
今日は休日だった。ソルテもプライベートのラフな格好でパトの部屋でくつろいでいた
パト(ああ、休日は起こさないように言ってるから・・・)
パトはそう考えながら、ソルテの横に座り、ぼーっとしている頭のまま目線の先を眺めていた。
ソルテ「昨夜もお盛んでしたね、って言いたいけど、あの感覚的にまた夜這いされたのですね、大丈夫ですか?」
パト「ああ、うん、おかげさまで性欲はまったくないや」あはは・・・
ソルテはパトの言葉を確認するように、胸をぐっとパトに押し付ける。
パト「どうしたの?いきなり?」きょとん
ソルテ「本当ね、今私ノーブラで胸を押し付けたのに全然欲情しなかったわ」
パト「言ったろ、今は昨夜の疲れもあるし、何時間もやってたら朝は間違いなく無理だ」
ソルテ「心配ですね、いえ、別に私はそこまで性行為を必要としないので、いいのだけど、このままだとパトさん、不能になる可能性ありますよ?」
パト「え?!」
ソルテ「いえ、その性欲って大事なのですが、度が過ぎてしまうと男性器の機能が弱まってしまう可能性が高いんですよ、だって強い興奮に慣れすぎるとその分欲情の刺激に慣れてしまって、生半可な事では欲情しなくなったりとか・・・」
パトはソルテに言われて自分の股間を眺める・・・そしてソルテにお願いする。
パト「ソルテ、今頼める?」
ソルテ「いいけど・・・今は流石に辞めておいた方が・・・」
ソルテはそう言いながらもパトのズボンを降ろし、奉仕を始める、だが・・・
パト「ダメだ・・・全然興奮しない・・・」
ソルテ「こっちもまったく反応なしね、全然と言っていいレベルだったわ」
ソルテは奉仕に関しては専属神内でも一番とパトの中でも自負している程だったが、一切興奮しなかった。
パト「これ・・・相当マズいんじゃないか・・・?!」
パトが慌てだした。
ソルテ「多分夕方から夜頃には戻るとは思うけど・・・それでまたメルリア様がって考えると・・・」
まったく他の専属神達が立ち入る隙が無い。
性欲とは異性を求める欲、それがまったく無くなってしまっている状態が続くと結果的にパトからアプローチをしなくなる、つまり異性を求めなくなってしまうのだ、その上、回復したと思った途端にアリシアが数時間かけて性欲の底が尽きるまで愛情を独占してしまう。
昨夜パトは考えて居たが今の今まで気付いていなかった、勤務中、まったく性欲が無くなっている事を。つまり優しくは出来るが、このままではメルリアに愛情を与える事も専属神達に愛情を向ける事も難しくなってくる、出来る事と言えば熟年主婦のような関係、だが疲れが含まれると倦怠期に入ってしまう可能性が高い、つまり異性を蔑ろにしていまう、適当にあしらってしまう可能性が高くなる。
つまりこのままだと、最悪専属神や従属達との関係が悪化する可能性が非常に高いのだ。
パト「どうしよう・・・どうしよう・・・」
ソルテ「距離を置きます?一時的ですけど」
パト「ダメだ、根本的解決にならないし、恐らく溜め込ませたら悪化する可能性が高い、メリアがそうだったんだ、メルリアも可能性が充分高い。」
ソルテ「ですが現状のままだとパトさんが壊れますよ?ちょっと待っててくださいね」
ソルテはミーエルに連絡し、ミーエルがパトの部屋に入って来た(パトの自室にいつでも入れるようにミーエルの控室とワープゾーンのような物で繋がっていた。
・・・・・・
ミーエル「主様がED?盛んなのに?」
ソルテ「精神的というより体力的な所なの、これ、どうにかならない?」
ミーエル「体力的なら別に私が回復させることは可能だけど、多分聞いた話だと本能的な所だと思うけどね、言わば賢者タイム!!これは個体差はあるけど、私の見解だと世間で言う賢者タイムって波で言うと凄く落ち着いている状態で本当に波が無くなってる状態だと思うんだよね、でもそこから体力的な問題とか重なって、賢者タイムから通常の性欲の戻る時間が変わってくるんだけど」
ミーエルはパトを見る
ミーエル「多分これは数時間もの性行為による疲労、多分その数時間の間に何度も絶頂してるでしょ?あと多分だけどそこまで頻繁に出来るってことはメルリアは賢者タイム無視して強制的に股間を治療させて、立たせて続けてると思うの、だから終わったらとんでもない余韻のある賢者タイムが主様に今押し寄せてるんじゃないかなって思うんだよね」
ミーエルはそう判断する。
ソルテはミーエルの話を聞いて、あまりにもストイックな内容にドン引きしていたが、ミーエルの説明で納得した。
ソルテ「つまりパトさんの今の状態は凄く長い賢者タイムってことか・・・それは確かに反応しないわね、あれが長時間続くってことでしょ・・・」
パト「確かに凄く倦怠感凄いかも、あと凄く思考回路も鈍ってる気がする・・・」
ミーエル「とりあえず盛んなのはいいけど、頻度は考えるべきだね、数十人も異性が居たら休む暇なんてないと思うけど、それも主様の健康な身体があっての話なんだから、しっかりペースを考えるようにね、治療はどうする?しておく?」
パト「いや、いいや、今この状態で元に戻ったら疲れが凄そうだ・・・」
ミーエル「う~ん、とりあえずわかったよ、見張ってるから何かあったらすぐに向かうからね!」
ミーエルはそう言うとその場を去った。
・・・・・・
パト「そういえばメルリア達は?」
ソルテ「自室から出てくるまではリビングで待機してるらしいわ、プライベートを邪魔してはいけないからって言ってたわ」
パト「凄く出来た子で可愛いんだけどなぁ~」
ソルテ「まあまあ、でも雪花ちゃんや月花ちゃんも言ってたけど付き合いたては仕方ないって言ってたし、治まるまでの辛抱ですよ」
パト「いや、メリアから聞いたけど、あれが通常状態の可能性が高いらしい、今までメルリアから愛する事がなかったからわからなかったけど、中身はメリアと同じだから、一度愛したらとんでもないってメリアが言ってた」
ソルテ「自覚あったのね、メリア様・・・」
ソルテは苦笑いしながら、考える
ソルテ「ならメルリア様の性欲はあれが通常だとすれば・・・本当に何か対策しないとパトさんが干乾びてしまうわね」
メリアクラスがもう一人増えた、それだけでどれほど危機的なのかは恐らく専属神全員が把握していた。そしてそれらを聞いていた月花もパトの脳内で反応する。
月花(話は聞かせてもらったわ!確かにメリアちゃんクラスはヤバいわ!そしてこれは専属神全員の立場すらも危うくなる!最悪メルリア様の一人勝ちになる可能性もある!他人事じゃないわ!私も頑張るわ!)
パト「月花も協力してくれるらしい」
ソルテ「とりあえずメリア様は肯定派だから当てにならないわね、雪花ちゃんを呼んだら・・・また喧嘩になりそうね、カナとハクは・・・」
パト「ダメだ、まだあの二人は忙しい、特にハクは邪魔しちゃいけない、多分ハクはこの一年は帝国が定めた司法試験の勉強で仕事どころでもないと思う、遊びに誘うならまだしも面倒事には呼べないな」
パト「カナも今は建設に関する勉強だったり、土地の勉強、帝国の建設物保護法とか保全規定の作成とか、帝国が保持している機器や設備の仕組みを覚える仕事でカナも実質部隊休業中だし、あの二人は息抜き以外はダメだな」
パトは定期的に二人の所に行って話を聞いては一緒に息抜きをしていたため、メリアから二人の業務を休業させ、勉学に専念させるようにしていた、そのため二人は今各職場には出てはいるが仕事は一切していない、新たな組織を作った以上仕方のないことなのである。
パト「実際どうするんだ?メルリアの性欲と好意が底なしなら対策が」
月花(馬鹿ね、ならどうやってメリアちゃんを制御出来たの?あのメリアちゃんが制御出来たのならメルリア様も出来るわ、まずはそうね、普段なら怒るけどもっと特別だとアピールしなさい)
パト「特別アピール?アプローチするってことか?でもそれをしたら独占欲強いから余計に拍車がかかるんじゃ・・・」
ソルテ「そうね、それがメリア様との大きな違いね、メルリア様は独占欲が強い、最近だと私と話してるだけでも強い対抗心を見せてくる、あれをどうにかしないと・・・」
そう話していると月花がパトの部屋に勢いよく入って来た!
月花「馬鹿ね、だから特別アピールよ、なんでメルリア様が独占するかわかる?それは嫉妬もあるけどまだメルリア様からしたら告白をされたわけじゃない身体の関係、つまり不安から来るものだと仮定すればまずはメルリア様を安心させる必要がある、つまりパトがメルリア様に好きだとアプローチしてパトの愛情をしっかり伝えてしまえばダイレクトに愛情が伝わると思うわ」
月花の説明にパトとソルテは「おお~~」と拍手をした。
ソルテ「成程ね、確かに気持ちを伝えられてないのに愛情表現だけされていたらただの【思わせぶりな態度と言葉】止まり、つまり素直にその愛情を受け取っていいのかわからないからダイレクトにパトさんの愛情が伝わらないのね」
パト「だけど性行為なら身体でも求めてくれるから言葉じゃない分愛情が伝わってくる、だから不安から夜這いが生まれるってことなのか・・・信憑性が高いぞ!!」
月花「QED・・・ってね!それじゃあ今日は休日!早速メルリア様をデートに誘って一人の女性として接してさっさと告白してきなさい!!」
パト「待て待て!?月花は良いのか?!嫉妬しないのか?!」
月花「そんなことより、今後も夜の時間とパトの性欲を奪われる方が大問題よ!それがどうにかなるなら異性が一人増えてももはや誤差よ!何十人居ると思ってんのよ!」
パト「それは素直に申し訳ございません・・・」土下座
こうしてパトのメルリアの独占欲を抑える戦いが幕をあける!!
No.90 黒メリアの思惑と野望(微R18)
パト「メリアって普段どんな事考えているのかな?」
パトはふと自分の中の疑問を口に出した、するとパトの玉座の後ろで密にサボっている月花が答える。
月花「パトの事でしょ、どう考えても、脳内メーカーをやったら【パ】しか表示されないわよ」
パト「まさか、仕事とかプライベートの時は流石に違う事考えてるでしょ?」
月花「それはそうだろうけど、基本的な考え方は全部パトでしょ」
パトと月花が話しているとメルリアが話に入ってくる。
メルリア「私の中でメリアは策略と相手を利用することしか考えてないって思って居ますね、あの子はお母様の模写子ですから、性格の根っこの部分は変わらないと思っています。」
パト「そうか、なら折角だし、聞いてみるか、二人共待機な!月花も下手に俺の思考を覗かないように!メリアの標的にされても知らないからな」(脅し)
月花「怖い事言わないでよ、わかったわよ、まったく」
パトはそう言うとメリアの所に向かった。
・・・・・・
メリア「ご主人!私の所に来てくれたんですね!凄く嬉しいです!!」
メリアはパトが自分の部屋に入ってきて、すぐに席を立ち、パトの所まで走って来た、その動作があまりにも愛おしく感じたパトはそんなメリアを抱きしめる。
パト「ああ、メリアに少し用事があってね」
メリア「なんでしょう?どんな要件でもこなしてみせますよ!」
パト「メリアの考え方を聞かせて欲しいんだ!主として参考にしたい!」
パトに言葉にメリアは言葉が詰まる、メリアはわかっているのだ、自分の考えがどす黒く、残酷であることを、だがパトにお願いされた以上、それを隠すのは無礼とも考え、悩んでしまう。
メリア「あまりおススメしませんよ?」(心配)
パト「今更じゃん!ある程度黒いのは知ってるし!」
メリア「理解してくれてるのは嬉しいですけど、でも心境は複雑ですね」
パト「まあ、そのメリアの黒さのおかげで俺が白で居られるわけだし、全然許容してるさ、でも実際どんな考え方をしてるのか、俺も知っておきたいなって」
メリア「わかりました、ご主人のご要望ならしっかり応えます!しっかり学んでくださいね!」
メリアはそう言うとパトから離れ、自分の席に戻り、仕事の続きを始めた。
メリア「今から考えている事を口に出します、ただ二人きりの時だけです、流石に私も人間関係は大事なので」
パト「おっけ!じゃあ俺はわかりやすいようにメリアの近くに椅子を持ってきて座ってるよ!」
パトが椅子を置くから出そうとした時、メリアがボソっと口に出す。
メリア『ご主人にそんな雑用をさせるとはソルテの部隊に地に落ちたな、今日担当の侍女は無能か、ゴミか、どちらかでしょうかね』
パトはメリアの言葉にゾっとする、だが振り向いたらいけないと考え、そのまま椅子を持ってメリアの元に向かう、そしてメリアを見たパトはさらに背筋が凍った、あの凍えたような声を出していたメリアの表情や態度は先ほどと変わっていないのだ、つまり、いつもの日常のまま、ただ考えを表に出しているのだ。つまり態度に出す程でもない程自然に考えている、既にそんなレベルということなのだ。
パト「よいしょっと、今日も結構仕事の量多いね、報告書?」
メリア「そうですね、最終決議の権利は私にありますから、ここでしっかり判断して有無をはっきりさせないと帝国が傾く恐れがありますからね」
パト「そうか、俺もいつかはそう言う事がはっきりと理解できるようになりたいな」
メリア『素敵です、ですが、ご主人は我らの王、王に業務をさせようものなら私達の落ち度、知る程度ならいいですけど絶対に手を出さないで欲しいですね』
メリアはまたも表情をいっさい変えずにただ声色だけ変え、本音を話す。
パトはまたその声色の変化に背筋が凍ってしまった。
パト「あ、えっと・・・ごめん」
メリア「いいですよ、ご主人」
メリア『ご主人は私の傍に居てくれるだけでいい、そして他の従属にも同じく愛を注ぎ、自らの居心地だけがいい楽園を作ればいい、それが私の求める事ですから』
パト「それは~~」
メリア『1年以上帝国に居て、何を怖気ついているのか、全員が求めていることなのに、そこまで他人の目が怖いならそんな冷ややかな目をする奴は全員殺しますし、避難する国があるなら壊してしまえばいい、もっと貪欲になってほしいんですけどね』
パト「あ・・・はい、すみません」
パトはメリアから説教されている気分になった、実際説教されているのかもしれない、そう考え、今回の件を持ちかけた自分に後悔した。
メリア『さて、仕事に戻りますか』
パト(俺って実は結構メリアに不満を持たれてるのか・・・いやそうだろう、普通に考えて)
メリア『はぁ、仕事なんて辞めて、ご主人に欲望のまま抱かれたい、愛されたい、ずっと繋がっていたい、私をずっと傍に置いて、滅茶苦茶にしてほしい』
メリアは自分の煩悩を恥ずかし気もなくボソボソを口から吐き出す、それを聞きパトもどうしたらいいのかわからなく、ただ聞いていた。
メリア『例えば今も、ご主人に挿れてもらいながら仕事をすればきっと満たされる、一時の性行為なんて束の間の幸福しか得られない、だからずっとずっと繋がって居たい、欲望のまま生きて居られたらどれだけ幸せか』
パト(メリア、俺以上に凄い性欲持ってんな、というか俺、そんな持続出来ないし)
するとアリシアがメリアの部屋に入って来た。
・・・・・・
アリシア「主様、いらしてたんですね!ごゆっくりしていってください」
パト「アリシア、いつもお疲れ様、今日暇なら俺の部屋に来て」
アリシア「あ・・・えっと・・・はい///」
アリシアは顔を真っ赤にして応える
パト(アリシアは自分からまったくアプローチしてこない分、俺がアリシアにアプローチしないと駄目、最近わかったんだけど、結構性欲のない神は誘われないと絶対に自分から来ないからしっかり俺がリードしないとなんだよな)
パトはほぼ一年間、奥手で基本的に誘われたら性行為を行うという受け身で居たため、アリシアとはこの一年片手で数えるほどしか交わっていないのだ。
アリシアは顔を赤らめながらメリアに仕事の話をし、そのまま部屋を後にする。
・・・・・・
メリア「流石ですね、少しづつですがしっかり私達の事も理解してくれて嬉しいです」
パト「まあね、謙虚で居続けるのが時には人を傷つけるって知ったからさ、自分達には自分達の世界があってルールがあるって思ったんだ、例えそれが周りから見たら異様で気持ち悪く思われてもさ、そうしないと成り立たない世界もあるってことを非難する奴らは知らないからな」
パトは少し曇った顔で話す。
パト「俺だって最初は複数の異性を同時に愛するなんて邪道って思ってたし、毛嫌いもしてた、だけどそうしないと成り立たない世界に居て、他人とは違う自分達のルールで動かないと先に進めないって知ったからある程度抵抗は無くなったし、今の関係も許容してる。実際それで月花が傷ついたから言える事なんだけどね・・・」
メリア『まだその段階か、まあいいです』
パト「ああ、まだその段階だ、メリアの理想には俺は届かない、本音を話してくれてるなら言うけど、俺はメリアを専属神の中で一番信頼してる、例え俺の想定以上に黒くてもだ、絶対に俺を破滅に導かない、そう確信しているからだ。」
メリア『その信頼は自覚してます、そしてその信頼を私は最大限まで利用もします、そして絶対に裏切りません』
パト「ああ、利用しろ、上手く使え、メリアなら出来るだろ、俺はお前に利用されるなら別に構わない、汚名は大分くっついてきてるけど、まあその程度で済むなら俺もそれくらいの仕事をしてやる」
パトはメリアの肩を掴む、するとメリアは再度パトに抱き着く。
パト「わっと?!どうした?!」
メリア『好き好き!大好き!もうたまりません!ここまで黒く居ても愛してくれるなんて私は幸せ者過ぎて死んじゃいます!!うううう~~~!!』
メリアはパトの懐に顔を埋め、悶えていた。
パト「ドストレートだな、まったく、まだ終わってないんだからしっかり出せよ!今の所まったく参考になってないぞ!メリア」
メリア「すみません、少し取り乱しましたね、仕事に戻ります」
パト「俺も少し愚痴が出たな、でもこの際だから話してしまってもいいのかもな」
メリア「聞きますよ、パト君の悩みは私ならある程度答えを出せますから」
パト「なら聞きたいんだけど、俺は今後どう立ち振る舞うのが正しいのかな?俺はメルリア達と複数で性行為してしまった時は自分の愚かさに嫌気がさしてしまった、だけど結果を見ればメルリアは俺に強い愛情を向けてくれて、専属侍女の3人もあれから凄く仲が良くて、関係も良好、エイリもフルールも俺に遠慮が無くなって、自然体で居てくれるようになった、結果だけ見れば【最高】だったんだ、つまり俺が【最悪】だと思って居た行為が【最高】の結果を出した、それがわからないんだ」
メリア「それが世の中です、明確な正解は存在しません、例えば人、人は人を私欲で殺す事を極悪とします、ですがそれは状況が違えば英雄となります、それは簡単に言えば戦場か否かです。つまり日常で人を殺す事は悪でも戦場で殺せば正義、同じ行為なのに評価が180度変わります、それだけ曖昧なのです。」
パト「でもそれは目的が違うんじゃ」
メリア「その通り、その場の目的によって正解は変わります、そして今この場でご主人が複数の女性と関係を持つのは正解なのです、それが不正解になるのは精々あの地球の一定数の国だけの話、そんな狭い価値観の話なのです」
メリアはばっさりとパトの価値観を切る捨てるように話を続ける。
メリア『あの星の連中は複数の女性を男性1人が抱えている事に嫌悪します、私からすればなんでしないのかわかりません、【モラル】やら理に叶っていない【常識】に拘っているだけ、生き物、生物は種の繁栄をやってきたから文化が存在する、それを独自の価値観で否定し、自分達の存在価値や種の生存まで危機に晒しているのだから愚かとしか言いようがありません、女性が優秀な男性を求めるのは当然、男性が優秀な女性を求めるのは当然、ならばその選ばれた男性と女性だけで種を沢山繁栄すればいい、それに選ばれなかった者は精々その種の繁栄を助ければいい』
メリアは人の在り方を否定する、パトはその言葉を遮らずしっかり聞く
メリア『パト君はこれを聞いて外道だと思いますか?ですが身近でこの話を聞いたことあると思います、そう【ペット】です、犬や猫、兎等の優秀な血統を繁殖させる行為です、【厳選】とも言いますね、ゲームでもそれらを当たり前に行っているのは知っています、つまり人間は本能で知っているんです【優秀な血統同士が何十人も子を産めばいい】と優秀ではない個体は価値すらなくなり、種の繁栄にも選ばれず捨てられる、ペット業界も同じです、優秀な子は育てられる、けどダメな個体は生まれた時点で殺す、今は知りませんが、昔は間違いなくあった風習です』
メリアの話は続く
メリア『つまり人間は理解している、だけどいざ自分の事になると捨てられるのが怖い、選ばれないのが怖い、必要ないと言われ否定されるのが怖い、ただそれだけでモラルを作り、自分達を守っているだけ、それだけの話なんです、それで優秀な種を優遇しない、同族の足を引っ張りたい下等な種が生み出したエゴ、それが今の価値観なんですよ、だから邪魔なんです、お互いの足を引っ張り、非合理的な産物に捕らわれる必要は一切ない、それが私の考えです』
パトは言葉を失う・・・聞いていたらそれが正解なのかも、と思ってしまったからだ、だが自分の中の常識やモラルがそれを許さない、【間違っている】と答えを出したがっていた。
メリア「別にその国の住民の考え方が【間違っている】とは言いません、先ほども言いましたが、時と場合で【正解】が変わるという話、つまり人間にとって今の常識が【正解】、だけど神々である私達にとっては【不正解】だから気にしないで欲しい、という話です」
パト「そ、そうか・・・」
パトはメリアの補足を聞いて、少し心が楽になる。
メリア『正直、優秀な種のみが複数の女性を孕ませ、多くの子を産めば救われる社会や国があるのに、それをしないのは正直私は愚かとしか思えませんけどね、種の繁栄に貢献しないならまだしも、それらに悪態ついて、邪魔しかしない個体等存在価値がないから殺してしまえばいいのに、とは思って居ますがね、何もしないくせに権利だけ主張するなんて帝国では絶対にありえないので』
パト「ま、まあそれはその国の文化があるんだからさ」
メリア『いえ、これはただの私の価値観です、なので、帝国には男性は一人も居れないのです、何故ならこの世界で最高の個体を持つ男性はパト君だと自負しているから、それ以下の個体を使って子を産ませてもまったく意味がない、わざわざ子の価値を下げる必要性がまったくない、だからパト君は今居る帝国の専属神、従属神全員と関係を持ってほしいんです、それが将来帝国をもっと繁栄させる、次の世代を作ればもう今存在する神々から選ぶ必要はない、今以上に強力な個体が産まれ、そこから帝国の戦力に加え、完全な帝国産の神々を作り出せば今の【帝王神候補】クラスを量産することも可能!!そうすれば他国で大きな顔をしている私の兄や姉すらもどうしようも出来ない絶対的地位が出来上がる、その時パト君は新世界の創造主として絶対的地位が築ける!そうは思いませんか?』
パトはメリアの話すスケールのデカさに驚く、そしてそれがメリアの目的の一つなのだと確信する。
パト「そんなの非人道的・・・っあ」
メリア『先ほども言いましたが、高い個体値が種を作るのは当然の摂理、そして神々はそれを望んでいる、女神は複数の異性を選べないのですから、尚の事強い個体に依存します、それは人間や生物よりも強いです、何故なら一度決めてしまったら最後、消滅するまで決めた異性以上の個体を作れないから、それでその神の価値は永遠に決まり、英雄にすらなれない価値すらないゴミへと変わります。」
パト「ゴミって!!?」
メリア『綺麗事ですか?なら私が言うゴミを救ってみては?価値があると証明してみてはいかがでしょうか?フルールの件でわかっていると思いますが、私達帝国の侍女一人であの星全員の働きをします、しかも1割程度の実力で、です。それだけ有象無象なのですよ、10000人生かすためにはそれなりの土地、食料、衣類、生活用品が必要になります、コストが掛かります、もちろんそれは星の生命力が無ければ生成も出来ません、ですがそれを優秀な侍女一人で賄える、10000人分のコストが1人分で済む、それだけ差があるんです」
パト「ならなんで助けるんだ、庇護下に置くんだ」
メリア『それが神の役目だから、としか言いようがありませんね、私としては切り捨てたいのですが、神という存在の役目だから助けてるだけ』
パトは素のメリアと話してわかった、メリアは立場が違えば間違いなく【悪】であり、自分の敵になっていた事を。だが自分の元に居てくれるからメリアは味方で居る、自分の合わせてくれている、優しさ、メリアなりの慈悲を向けてくれているだけに過ぎないということを、そして自分がメリアのストッパーであり、自分の判断次第では、今居る各惑星の生物は皆メリアに滅ぼされる、そんな危険性を強く感じたのだ。
パト「思ったり黒いんだな、メリアは」
メリア「そうですね、自覚はしてますよ、正直、私は悪です、どんな悪よりも深い深い悪です」
パトはそういうメリアを抱きしめる。
メリア『失望してくれてもいいですよ、主であるパト君は私の考えを知る権利がある、だから話しただけです、別にパト君に隠してまで持つ野望でもありませんから、パト君が現状を求めるなら私はこれ以上の事はしませんし、する気もありません、でもパト君が私に求めるならここまでの事はします、それだけの策は出来てます、それに実際出来るかと言われたらまず0%です、先ほども言いましたがこれはパト君が今居る従属全員と関係を持ち、孕ませ、次世代の子達が生まれた時の話です。今それをやれば流石に反感が強いですからね』
パト「好きにしたらいい、言ったろ、俺はメリアを拒まないし、一番信頼している、それにお前が悪に染まるなら俺も悪になってやる、別に俺は正義の味方じゃない、自分の信じるエゴを突き通したいだけだからな、俺はメリアの味方で居る、綺麗事やうわ言じゃなく、実行にしても俺はメリアを止めない、そう確信しているから言える事だ」
パトはそうメリアに話した。
メリア「嬉しいですね、愛されていますね、私は」
メリアはそう言いながらパトに抱き寄せられたままそう呟く。
メリア「さて、では仕事に戻りたいので、この続きは休憩時間でいいですか♪今晩はアリシアに取られましたし~」
パト「合間か、誰か入ってこないよな」
メリア「その時はその時です!別に専属神相手なら見られても問題ありません!」ドヤ
パト「そういう問題か?!」
そう言うと業務に戻るメリア、そしてそのままメリアの仕事を見守るパト。
パト(月花に釘刺しておいて正解だったな、カナは・・・まあ仕方ないか、というより多分カナはメリアのそういう所も薄々気付いてるかもな、でもカナはそういう所を表に一切出さない、本当に強い子だ)
パトはそう考えているとメリアは相変わらず表情を変えずに低い声でつぶやく。
メリア『無駄だらけ、アリシアもこんな愚か者制裁したらいいのに、私なら星だけ貰って人は全員宇宙の藻屑にするけどね、その星で殺したら色々衛生面が気になるし』
メリア『琴歌ちゃん、また甘い政策を、これでは従属に馬鹿にされますよ、まったくここを修正して琴歌ちゃんが言った事にすればあの子も威厳も保てるでしょう、まったく今は大事な時期なんだからもっと無慈悲になってくれないと』
メリア『雪花の部隊に無駄な経費?内容は・・・娯楽、どうでもいいわね、とりあえず保留でいいわ、多少の娯楽ぐらい許容しなさいよ、心狭いわね』
メリア『ソフィアがまた研究所を壊した?あの研究所の部屋だけすぐに変えれるような構造に変えたらいいんじゃないかしらね、どうせソフィアだから何回説教しても壊すし』
メリア『ソルテのご主人の報告書、はぁ、一日傍に居てこれだけしか書く事ないのかしら?秘書ならパト君の1日の変化をもっと事細かく把握して記入してほしいわね、私ならもっと細かく』クドクド
メリア『ラルのパワハラ告発?この国にパワハラって概念無かったけどハクちゃんはどうするのかしらね、でもラルも天使のくせにお堅いからもっと優しくしたらいいのに、厳しさだけで部下を抑制出来ないのならそれも怠惰だと私は思うのだけどね』
メリア『月花ちゃん、上手くやってるみたいね、正直あの人材を開発部隊から外すのは勿体ないけど、確かに本来月花ちゃんの役割はこっちだし、従属も多いし、どうにかなるでしょう、今は経過観察かしらね』
メリア『カナの報告書、話にならないわね、建物の定期点検記録、もっと点検内容を明確にして、数値の今日範囲値とか、現在の土地分布を明確にしてくれないと事業拡大が出来ないわね、もっとカナの所に神員を入れて早急に組織としてもっと確立させないといけないわね』
パトはメリアの独り言のような思考を聞き、先ほどとは違い、専属神達の事をしっかり考えている、愛のある愚痴や考えを張り巡らせていたメリアを見て笑っていた。
パト(野望は誰にだってある、でもメリアだって今この環境が大事だからこそ、もっとより良くしたいだけなんだ、それの最終地点がさっきの話ってだけで別にメリアもそう言う事を絶対にしたいってわけじゃない、俺がもっとメリアを知って傍に置いてあげれば、この子は悪にはならない、いや、絶対に悪にはさせない)
パト「メリア、お前は悪にはなれないよ」笑顔
メリア『ご主人、先ほどはああ言いましたが、今からもうしません?ちょっとムラムラしてきました!』
パト「ダメだ、仕事しなさい」
メリア『むう、ズルいですねぇ、パト君も仕事したらいいのに』
パト「俺はこうやってメリアを見るのが仕事だからいいの!それにメリアは俺が何かするのが許せないんだろ?ならこうしてるさ」にっこり
メリア『それは従属に苛立っていただけです、数居るくせに仕事を真っ当しないとはってね』
パト「全員俺が退出するように命令したんだから当然だ、それにこれくらい俺にもさせろ、本当のダメ人間になるぞ」
メリア『ダメです、他国の者がそれを見ると帝国が安く見られますからね、パト君はもっと傲慢を学んでほしいですね』
パト「ならネルにでも教わらないとだな」
メリア『なんで私をご指名してくれないの!?私なら全部教えますよ!ならこんな仕事アリシアに投げて私はパト君の傍に居られるのに!!』
パト「メリアが傍に居たらメルリア同様常に発情される、今のメルリアは凄いからな、俺が治まるまでは俺も大変だ」
メリア『メルリア姉様のあれは多分治りませんよ、あれが素ですからね、建前だけしっかりしてますけど、内心は私より愛に飢えてますからね、油断してると毎晩メルリア姉様と性行為ですよ、その場合はさっさと出産させてしまうのも手ですね、そうすれば子育てで性行為なんてしてる暇ないでしょうし』
パト「出産を手段の一つに組み込むな!」チョップ
メリア「あいた?!」ベシ!!
パト「子供は無理だ、俺だってまだ未熟者なのに子供なんて責任取れません!それに最初の子供は専属神達が良い」
メリア『そうですね、知ってますか?遺伝結晶を何度も重ねる事でより一層強い個体が産まれるんですよ、折角なのでパト君が一人前になる間にとんでもない素質を持つ子が生まれるように遺伝結晶を育ててみません?』
パト「卑猥な話ばかりするな!それにそれは性行為を重たいって言ってるだけだろ!」
メリア『流石ですね、成長してるじゃないですか、以前は私の言葉にすぐ惑わされてたのに』
パト「当然だ、メリアにずっと尻敷かれてばかりじゃ居られないからな!」
メリア『そんな事しませんよ、常に旦那を立てますよ』ムス~
パトは本音のメリアと話していたが、会話中は常に本音なんだなっと心の底で安堵したと同時に、やっぱりメリアは自分で言ってる程黒くないと確信した。
・・・・・・
そして数時間が経ち、休憩時間を終え、メリアの仕事も終えた頃
パト「今日はもういいかな、本音聞けて良かったよ、参考になった」
メリア「そうですか、でもご主人も野望は持ってください、野望を持つ欲望がないと王としての傲慢な態度が身に付かないので」
パト「俺に難しい注文するなぁ~、でも善処はするよ、それじゃあまたな、メリア」
パトはメリアの部屋を後にする。
メリアは一息ついて自分の椅子に座る。
メリア「少し私の野望の話をしてしまいましたね、でも受け入れてくれて良かった、全否定されたら私も流石に困っていましたからね」
メリアは窓を眺めながら、乱れた自分の服を整える。
メリア(パト君の前では極力本音で接していたので、そこまで苦じゃなかった、けど自分の計画や価値観はパト君とはかけ離れてるからそこは受け入れてくれないんじゃないかって不安だった、いや多分以前のパト君なら間違いなく拒んでいたし、強く否定していた、だけど今のパト君は私の価値観を受け入れるだけの経験をこの帝国でして身に着けた、恐らく【月花ちゃんの件】、【帝国大革命の件】、【メルリア姉様達の性行為の件】、それらがどんどんパト君を帝王として成長させている)
メリアは自分のお腹に手を当てる。
メリア(この1年でパト君は次の階段に上る準備が出来た、そして今その1年を得て、大きく成長しようとしてる、今このチャンスを逃すわけにはいかない、パト君にはもっと成長してほしい、そのためにも多くの挫折と経験をしてほしい、それこそ一人前の帝王になるために・・・)
そしてメリアは考える、
メリア「メルリア姉様を使おう・・・まず始めにパト君には私と同等のとてつもない愛情を手に入れたメルリア姉様に慣れてもらい、馴染んで貰いましょう、そしてその愛情の大きさに慣れてから他の従属への愛情を受け入れる器を育てましょう、そうですね【性行為くらいなら】と思わせれば最高ですけど、感性は中々変えれないのでまずは【これくらいの愛情表現なら軽いもんだ】くらいの認識まで持っていきましょうか)
そしてメリアは専属神達にも試練を考えた。
メリア「今の専属神はパトが自分達を愛している事を疑っていない、故に慌てていない、だけどここでメルリア姉様の強力な独占欲を使って独占されれば、専属神も黙っていない、雪花ちゃんは既に動いたけど、もっと争ってもっとパト君に価値を上げてもっと愛し、尽くし、そして今まで以上に強い信頼を得て貰わないといけませんね、この年は全員が成長して貰いますよ、帝国の重役達ですからね」
メリアはにっこり笑いながら、メルリアの存在に感謝しながら帰宅の準備を始めた。
メリア「本当に最高です、メルリア姉様・・・貴女がここに来てくれて良かった・・・」
メリアの新たな思惑が動き出す・・・
パトはふと自分の中の疑問を口に出した、するとパトの玉座の後ろで密にサボっている月花が答える。
月花「パトの事でしょ、どう考えても、脳内メーカーをやったら【パ】しか表示されないわよ」
パト「まさか、仕事とかプライベートの時は流石に違う事考えてるでしょ?」
月花「それはそうだろうけど、基本的な考え方は全部パトでしょ」
パトと月花が話しているとメルリアが話に入ってくる。
メルリア「私の中でメリアは策略と相手を利用することしか考えてないって思って居ますね、あの子はお母様の模写子ですから、性格の根っこの部分は変わらないと思っています。」
パト「そうか、なら折角だし、聞いてみるか、二人共待機な!月花も下手に俺の思考を覗かないように!メリアの標的にされても知らないからな」(脅し)
月花「怖い事言わないでよ、わかったわよ、まったく」
パトはそう言うとメリアの所に向かった。
・・・・・・
メリア「ご主人!私の所に来てくれたんですね!凄く嬉しいです!!」
メリアはパトが自分の部屋に入ってきて、すぐに席を立ち、パトの所まで走って来た、その動作があまりにも愛おしく感じたパトはそんなメリアを抱きしめる。
パト「ああ、メリアに少し用事があってね」
メリア「なんでしょう?どんな要件でもこなしてみせますよ!」
パト「メリアの考え方を聞かせて欲しいんだ!主として参考にしたい!」
パトに言葉にメリアは言葉が詰まる、メリアはわかっているのだ、自分の考えがどす黒く、残酷であることを、だがパトにお願いされた以上、それを隠すのは無礼とも考え、悩んでしまう。
メリア「あまりおススメしませんよ?」(心配)
パト「今更じゃん!ある程度黒いのは知ってるし!」
メリア「理解してくれてるのは嬉しいですけど、でも心境は複雑ですね」
パト「まあ、そのメリアの黒さのおかげで俺が白で居られるわけだし、全然許容してるさ、でも実際どんな考え方をしてるのか、俺も知っておきたいなって」
メリア「わかりました、ご主人のご要望ならしっかり応えます!しっかり学んでくださいね!」
メリアはそう言うとパトから離れ、自分の席に戻り、仕事の続きを始めた。
メリア「今から考えている事を口に出します、ただ二人きりの時だけです、流石に私も人間関係は大事なので」
パト「おっけ!じゃあ俺はわかりやすいようにメリアの近くに椅子を持ってきて座ってるよ!」
パトが椅子を置くから出そうとした時、メリアがボソっと口に出す。
メリア『ご主人にそんな雑用をさせるとはソルテの部隊に地に落ちたな、今日担当の侍女は無能か、ゴミか、どちらかでしょうかね』
パトはメリアの言葉にゾっとする、だが振り向いたらいけないと考え、そのまま椅子を持ってメリアの元に向かう、そしてメリアを見たパトはさらに背筋が凍った、あの凍えたような声を出していたメリアの表情や態度は先ほどと変わっていないのだ、つまり、いつもの日常のまま、ただ考えを表に出しているのだ。つまり態度に出す程でもない程自然に考えている、既にそんなレベルということなのだ。
パト「よいしょっと、今日も結構仕事の量多いね、報告書?」
メリア「そうですね、最終決議の権利は私にありますから、ここでしっかり判断して有無をはっきりさせないと帝国が傾く恐れがありますからね」
パト「そうか、俺もいつかはそう言う事がはっきりと理解できるようになりたいな」
メリア『素敵です、ですが、ご主人は我らの王、王に業務をさせようものなら私達の落ち度、知る程度ならいいですけど絶対に手を出さないで欲しいですね』
メリアはまたも表情をいっさい変えずにただ声色だけ変え、本音を話す。
パトはまたその声色の変化に背筋が凍ってしまった。
パト「あ、えっと・・・ごめん」
メリア「いいですよ、ご主人」
メリア『ご主人は私の傍に居てくれるだけでいい、そして他の従属にも同じく愛を注ぎ、自らの居心地だけがいい楽園を作ればいい、それが私の求める事ですから』
パト「それは~~」
メリア『1年以上帝国に居て、何を怖気ついているのか、全員が求めていることなのに、そこまで他人の目が怖いならそんな冷ややかな目をする奴は全員殺しますし、避難する国があるなら壊してしまえばいい、もっと貪欲になってほしいんですけどね』
パト「あ・・・はい、すみません」
パトはメリアから説教されている気分になった、実際説教されているのかもしれない、そう考え、今回の件を持ちかけた自分に後悔した。
メリア『さて、仕事に戻りますか』
パト(俺って実は結構メリアに不満を持たれてるのか・・・いやそうだろう、普通に考えて)
メリア『はぁ、仕事なんて辞めて、ご主人に欲望のまま抱かれたい、愛されたい、ずっと繋がっていたい、私をずっと傍に置いて、滅茶苦茶にしてほしい』
メリアは自分の煩悩を恥ずかし気もなくボソボソを口から吐き出す、それを聞きパトもどうしたらいいのかわからなく、ただ聞いていた。
メリア『例えば今も、ご主人に挿れてもらいながら仕事をすればきっと満たされる、一時の性行為なんて束の間の幸福しか得られない、だからずっとずっと繋がって居たい、欲望のまま生きて居られたらどれだけ幸せか』
パト(メリア、俺以上に凄い性欲持ってんな、というか俺、そんな持続出来ないし)
するとアリシアがメリアの部屋に入って来た。
・・・・・・
アリシア「主様、いらしてたんですね!ごゆっくりしていってください」
パト「アリシア、いつもお疲れ様、今日暇なら俺の部屋に来て」
アリシア「あ・・・えっと・・・はい///」
アリシアは顔を真っ赤にして応える
パト(アリシアは自分からまったくアプローチしてこない分、俺がアリシアにアプローチしないと駄目、最近わかったんだけど、結構性欲のない神は誘われないと絶対に自分から来ないからしっかり俺がリードしないとなんだよな)
パトはほぼ一年間、奥手で基本的に誘われたら性行為を行うという受け身で居たため、アリシアとはこの一年片手で数えるほどしか交わっていないのだ。
アリシアは顔を赤らめながらメリアに仕事の話をし、そのまま部屋を後にする。
・・・・・・
メリア「流石ですね、少しづつですがしっかり私達の事も理解してくれて嬉しいです」
パト「まあね、謙虚で居続けるのが時には人を傷つけるって知ったからさ、自分達には自分達の世界があってルールがあるって思ったんだ、例えそれが周りから見たら異様で気持ち悪く思われてもさ、そうしないと成り立たない世界もあるってことを非難する奴らは知らないからな」
パトは少し曇った顔で話す。
パト「俺だって最初は複数の異性を同時に愛するなんて邪道って思ってたし、毛嫌いもしてた、だけどそうしないと成り立たない世界に居て、他人とは違う自分達のルールで動かないと先に進めないって知ったからある程度抵抗は無くなったし、今の関係も許容してる。実際それで月花が傷ついたから言える事なんだけどね・・・」
メリア『まだその段階か、まあいいです』
パト「ああ、まだその段階だ、メリアの理想には俺は届かない、本音を話してくれてるなら言うけど、俺はメリアを専属神の中で一番信頼してる、例え俺の想定以上に黒くてもだ、絶対に俺を破滅に導かない、そう確信しているからだ。」
メリア『その信頼は自覚してます、そしてその信頼を私は最大限まで利用もします、そして絶対に裏切りません』
パト「ああ、利用しろ、上手く使え、メリアなら出来るだろ、俺はお前に利用されるなら別に構わない、汚名は大分くっついてきてるけど、まあその程度で済むなら俺もそれくらいの仕事をしてやる」
パトはメリアの肩を掴む、するとメリアは再度パトに抱き着く。
パト「わっと?!どうした?!」
メリア『好き好き!大好き!もうたまりません!ここまで黒く居ても愛してくれるなんて私は幸せ者過ぎて死んじゃいます!!うううう~~~!!』
メリアはパトの懐に顔を埋め、悶えていた。
パト「ドストレートだな、まったく、まだ終わってないんだからしっかり出せよ!今の所まったく参考になってないぞ!メリア」
メリア「すみません、少し取り乱しましたね、仕事に戻ります」
パト「俺も少し愚痴が出たな、でもこの際だから話してしまってもいいのかもな」
メリア「聞きますよ、パト君の悩みは私ならある程度答えを出せますから」
パト「なら聞きたいんだけど、俺は今後どう立ち振る舞うのが正しいのかな?俺はメルリア達と複数で性行為してしまった時は自分の愚かさに嫌気がさしてしまった、だけど結果を見ればメルリアは俺に強い愛情を向けてくれて、専属侍女の3人もあれから凄く仲が良くて、関係も良好、エイリもフルールも俺に遠慮が無くなって、自然体で居てくれるようになった、結果だけ見れば【最高】だったんだ、つまり俺が【最悪】だと思って居た行為が【最高】の結果を出した、それがわからないんだ」
メリア「それが世の中です、明確な正解は存在しません、例えば人、人は人を私欲で殺す事を極悪とします、ですがそれは状況が違えば英雄となります、それは簡単に言えば戦場か否かです。つまり日常で人を殺す事は悪でも戦場で殺せば正義、同じ行為なのに評価が180度変わります、それだけ曖昧なのです。」
パト「でもそれは目的が違うんじゃ」
メリア「その通り、その場の目的によって正解は変わります、そして今この場でご主人が複数の女性と関係を持つのは正解なのです、それが不正解になるのは精々あの地球の一定数の国だけの話、そんな狭い価値観の話なのです」
メリアはばっさりとパトの価値観を切る捨てるように話を続ける。
メリア『あの星の連中は複数の女性を男性1人が抱えている事に嫌悪します、私からすればなんでしないのかわかりません、【モラル】やら理に叶っていない【常識】に拘っているだけ、生き物、生物は種の繁栄をやってきたから文化が存在する、それを独自の価値観で否定し、自分達の存在価値や種の生存まで危機に晒しているのだから愚かとしか言いようがありません、女性が優秀な男性を求めるのは当然、男性が優秀な女性を求めるのは当然、ならばその選ばれた男性と女性だけで種を沢山繁栄すればいい、それに選ばれなかった者は精々その種の繁栄を助ければいい』
メリアは人の在り方を否定する、パトはその言葉を遮らずしっかり聞く
メリア『パト君はこれを聞いて外道だと思いますか?ですが身近でこの話を聞いたことあると思います、そう【ペット】です、犬や猫、兎等の優秀な血統を繁殖させる行為です、【厳選】とも言いますね、ゲームでもそれらを当たり前に行っているのは知っています、つまり人間は本能で知っているんです【優秀な血統同士が何十人も子を産めばいい】と優秀ではない個体は価値すらなくなり、種の繁栄にも選ばれず捨てられる、ペット業界も同じです、優秀な子は育てられる、けどダメな個体は生まれた時点で殺す、今は知りませんが、昔は間違いなくあった風習です』
メリアの話は続く
メリア『つまり人間は理解している、だけどいざ自分の事になると捨てられるのが怖い、選ばれないのが怖い、必要ないと言われ否定されるのが怖い、ただそれだけでモラルを作り、自分達を守っているだけ、それだけの話なんです、それで優秀な種を優遇しない、同族の足を引っ張りたい下等な種が生み出したエゴ、それが今の価値観なんですよ、だから邪魔なんです、お互いの足を引っ張り、非合理的な産物に捕らわれる必要は一切ない、それが私の考えです』
パトは言葉を失う・・・聞いていたらそれが正解なのかも、と思ってしまったからだ、だが自分の中の常識やモラルがそれを許さない、【間違っている】と答えを出したがっていた。
メリア「別にその国の住民の考え方が【間違っている】とは言いません、先ほども言いましたが、時と場合で【正解】が変わるという話、つまり人間にとって今の常識が【正解】、だけど神々である私達にとっては【不正解】だから気にしないで欲しい、という話です」
パト「そ、そうか・・・」
パトはメリアの補足を聞いて、少し心が楽になる。
メリア『正直、優秀な種のみが複数の女性を孕ませ、多くの子を産めば救われる社会や国があるのに、それをしないのは正直私は愚かとしか思えませんけどね、種の繁栄に貢献しないならまだしも、それらに悪態ついて、邪魔しかしない個体等存在価値がないから殺してしまえばいいのに、とは思って居ますがね、何もしないくせに権利だけ主張するなんて帝国では絶対にありえないので』
パト「ま、まあそれはその国の文化があるんだからさ」
メリア『いえ、これはただの私の価値観です、なので、帝国には男性は一人も居れないのです、何故ならこの世界で最高の個体を持つ男性はパト君だと自負しているから、それ以下の個体を使って子を産ませてもまったく意味がない、わざわざ子の価値を下げる必要性がまったくない、だからパト君は今居る帝国の専属神、従属神全員と関係を持ってほしいんです、それが将来帝国をもっと繁栄させる、次の世代を作ればもう今存在する神々から選ぶ必要はない、今以上に強力な個体が産まれ、そこから帝国の戦力に加え、完全な帝国産の神々を作り出せば今の【帝王神候補】クラスを量産することも可能!!そうすれば他国で大きな顔をしている私の兄や姉すらもどうしようも出来ない絶対的地位が出来上がる、その時パト君は新世界の創造主として絶対的地位が築ける!そうは思いませんか?』
パトはメリアの話すスケールのデカさに驚く、そしてそれがメリアの目的の一つなのだと確信する。
パト「そんなの非人道的・・・っあ」
メリア『先ほども言いましたが、高い個体値が種を作るのは当然の摂理、そして神々はそれを望んでいる、女神は複数の異性を選べないのですから、尚の事強い個体に依存します、それは人間や生物よりも強いです、何故なら一度決めてしまったら最後、消滅するまで決めた異性以上の個体を作れないから、それでその神の価値は永遠に決まり、英雄にすらなれない価値すらないゴミへと変わります。」
パト「ゴミって!!?」
メリア『綺麗事ですか?なら私が言うゴミを救ってみては?価値があると証明してみてはいかがでしょうか?フルールの件でわかっていると思いますが、私達帝国の侍女一人であの星全員の働きをします、しかも1割程度の実力で、です。それだけ有象無象なのですよ、10000人生かすためにはそれなりの土地、食料、衣類、生活用品が必要になります、コストが掛かります、もちろんそれは星の生命力が無ければ生成も出来ません、ですがそれを優秀な侍女一人で賄える、10000人分のコストが1人分で済む、それだけ差があるんです」
パト「ならなんで助けるんだ、庇護下に置くんだ」
メリア『それが神の役目だから、としか言いようがありませんね、私としては切り捨てたいのですが、神という存在の役目だから助けてるだけ』
パトは素のメリアと話してわかった、メリアは立場が違えば間違いなく【悪】であり、自分の敵になっていた事を。だが自分の元に居てくれるからメリアは味方で居る、自分の合わせてくれている、優しさ、メリアなりの慈悲を向けてくれているだけに過ぎないということを、そして自分がメリアのストッパーであり、自分の判断次第では、今居る各惑星の生物は皆メリアに滅ぼされる、そんな危険性を強く感じたのだ。
パト「思ったり黒いんだな、メリアは」
メリア「そうですね、自覚はしてますよ、正直、私は悪です、どんな悪よりも深い深い悪です」
パトはそういうメリアを抱きしめる。
メリア『失望してくれてもいいですよ、主であるパト君は私の考えを知る権利がある、だから話しただけです、別にパト君に隠してまで持つ野望でもありませんから、パト君が現状を求めるなら私はこれ以上の事はしませんし、する気もありません、でもパト君が私に求めるならここまでの事はします、それだけの策は出来てます、それに実際出来るかと言われたらまず0%です、先ほども言いましたがこれはパト君が今居る従属全員と関係を持ち、孕ませ、次世代の子達が生まれた時の話です。今それをやれば流石に反感が強いですからね』
パト「好きにしたらいい、言ったろ、俺はメリアを拒まないし、一番信頼している、それにお前が悪に染まるなら俺も悪になってやる、別に俺は正義の味方じゃない、自分の信じるエゴを突き通したいだけだからな、俺はメリアの味方で居る、綺麗事やうわ言じゃなく、実行にしても俺はメリアを止めない、そう確信しているから言える事だ」
パトはそうメリアに話した。
メリア「嬉しいですね、愛されていますね、私は」
メリアはそう言いながらパトに抱き寄せられたままそう呟く。
メリア「さて、では仕事に戻りたいので、この続きは休憩時間でいいですか♪今晩はアリシアに取られましたし~」
パト「合間か、誰か入ってこないよな」
メリア「その時はその時です!別に専属神相手なら見られても問題ありません!」ドヤ
パト「そういう問題か?!」
そう言うと業務に戻るメリア、そしてそのままメリアの仕事を見守るパト。
パト(月花に釘刺しておいて正解だったな、カナは・・・まあ仕方ないか、というより多分カナはメリアのそういう所も薄々気付いてるかもな、でもカナはそういう所を表に一切出さない、本当に強い子だ)
パトはそう考えているとメリアは相変わらず表情を変えずに低い声でつぶやく。
メリア『無駄だらけ、アリシアもこんな愚か者制裁したらいいのに、私なら星だけ貰って人は全員宇宙の藻屑にするけどね、その星で殺したら色々衛生面が気になるし』
メリア『琴歌ちゃん、また甘い政策を、これでは従属に馬鹿にされますよ、まったくここを修正して琴歌ちゃんが言った事にすればあの子も威厳も保てるでしょう、まったく今は大事な時期なんだからもっと無慈悲になってくれないと』
メリア『雪花の部隊に無駄な経費?内容は・・・娯楽、どうでもいいわね、とりあえず保留でいいわ、多少の娯楽ぐらい許容しなさいよ、心狭いわね』
メリア『ソフィアがまた研究所を壊した?あの研究所の部屋だけすぐに変えれるような構造に変えたらいいんじゃないかしらね、どうせソフィアだから何回説教しても壊すし』
メリア『ソルテのご主人の報告書、はぁ、一日傍に居てこれだけしか書く事ないのかしら?秘書ならパト君の1日の変化をもっと事細かく把握して記入してほしいわね、私ならもっと細かく』クドクド
メリア『ラルのパワハラ告発?この国にパワハラって概念無かったけどハクちゃんはどうするのかしらね、でもラルも天使のくせにお堅いからもっと優しくしたらいいのに、厳しさだけで部下を抑制出来ないのならそれも怠惰だと私は思うのだけどね』
メリア『月花ちゃん、上手くやってるみたいね、正直あの人材を開発部隊から外すのは勿体ないけど、確かに本来月花ちゃんの役割はこっちだし、従属も多いし、どうにかなるでしょう、今は経過観察かしらね』
メリア『カナの報告書、話にならないわね、建物の定期点検記録、もっと点検内容を明確にして、数値の今日範囲値とか、現在の土地分布を明確にしてくれないと事業拡大が出来ないわね、もっとカナの所に神員を入れて早急に組織としてもっと確立させないといけないわね』
パトはメリアの独り言のような思考を聞き、先ほどとは違い、専属神達の事をしっかり考えている、愛のある愚痴や考えを張り巡らせていたメリアを見て笑っていた。
パト(野望は誰にだってある、でもメリアだって今この環境が大事だからこそ、もっとより良くしたいだけなんだ、それの最終地点がさっきの話ってだけで別にメリアもそう言う事を絶対にしたいってわけじゃない、俺がもっとメリアを知って傍に置いてあげれば、この子は悪にはならない、いや、絶対に悪にはさせない)
パト「メリア、お前は悪にはなれないよ」笑顔
メリア『ご主人、先ほどはああ言いましたが、今からもうしません?ちょっとムラムラしてきました!』
パト「ダメだ、仕事しなさい」
メリア『むう、ズルいですねぇ、パト君も仕事したらいいのに』
パト「俺はこうやってメリアを見るのが仕事だからいいの!それにメリアは俺が何かするのが許せないんだろ?ならこうしてるさ」にっこり
メリア『それは従属に苛立っていただけです、数居るくせに仕事を真っ当しないとはってね』
パト「全員俺が退出するように命令したんだから当然だ、それにこれくらい俺にもさせろ、本当のダメ人間になるぞ」
メリア『ダメです、他国の者がそれを見ると帝国が安く見られますからね、パト君はもっと傲慢を学んでほしいですね』
パト「ならネルにでも教わらないとだな」
メリア『なんで私をご指名してくれないの!?私なら全部教えますよ!ならこんな仕事アリシアに投げて私はパト君の傍に居られるのに!!』
パト「メリアが傍に居たらメルリア同様常に発情される、今のメルリアは凄いからな、俺が治まるまでは俺も大変だ」
メリア『メルリア姉様のあれは多分治りませんよ、あれが素ですからね、建前だけしっかりしてますけど、内心は私より愛に飢えてますからね、油断してると毎晩メルリア姉様と性行為ですよ、その場合はさっさと出産させてしまうのも手ですね、そうすれば子育てで性行為なんてしてる暇ないでしょうし』
パト「出産を手段の一つに組み込むな!」チョップ
メリア「あいた?!」ベシ!!
パト「子供は無理だ、俺だってまだ未熟者なのに子供なんて責任取れません!それに最初の子供は専属神達が良い」
メリア『そうですね、知ってますか?遺伝結晶を何度も重ねる事でより一層強い個体が産まれるんですよ、折角なのでパト君が一人前になる間にとんでもない素質を持つ子が生まれるように遺伝結晶を育ててみません?』
パト「卑猥な話ばかりするな!それにそれは性行為を重たいって言ってるだけだろ!」
メリア『流石ですね、成長してるじゃないですか、以前は私の言葉にすぐ惑わされてたのに』
パト「当然だ、メリアにずっと尻敷かれてばかりじゃ居られないからな!」
メリア『そんな事しませんよ、常に旦那を立てますよ』ムス~
パトは本音のメリアと話していたが、会話中は常に本音なんだなっと心の底で安堵したと同時に、やっぱりメリアは自分で言ってる程黒くないと確信した。
・・・・・・
そして数時間が経ち、休憩時間を終え、メリアの仕事も終えた頃
パト「今日はもういいかな、本音聞けて良かったよ、参考になった」
メリア「そうですか、でもご主人も野望は持ってください、野望を持つ欲望がないと王としての傲慢な態度が身に付かないので」
パト「俺に難しい注文するなぁ~、でも善処はするよ、それじゃあまたな、メリア」
パトはメリアの部屋を後にする。
メリアは一息ついて自分の椅子に座る。
メリア「少し私の野望の話をしてしまいましたね、でも受け入れてくれて良かった、全否定されたら私も流石に困っていましたからね」
メリアは窓を眺めながら、乱れた自分の服を整える。
メリア(パト君の前では極力本音で接していたので、そこまで苦じゃなかった、けど自分の計画や価値観はパト君とはかけ離れてるからそこは受け入れてくれないんじゃないかって不安だった、いや多分以前のパト君なら間違いなく拒んでいたし、強く否定していた、だけど今のパト君は私の価値観を受け入れるだけの経験をこの帝国でして身に着けた、恐らく【月花ちゃんの件】、【帝国大革命の件】、【メルリア姉様達の性行為の件】、それらがどんどんパト君を帝王として成長させている)
メリアは自分のお腹に手を当てる。
メリア(この1年でパト君は次の階段に上る準備が出来た、そして今その1年を得て、大きく成長しようとしてる、今このチャンスを逃すわけにはいかない、パト君にはもっと成長してほしい、そのためにも多くの挫折と経験をしてほしい、それこそ一人前の帝王になるために・・・)
そしてメリアは考える、
メリア「メルリア姉様を使おう・・・まず始めにパト君には私と同等のとてつもない愛情を手に入れたメルリア姉様に慣れてもらい、馴染んで貰いましょう、そしてその愛情の大きさに慣れてから他の従属への愛情を受け入れる器を育てましょう、そうですね【性行為くらいなら】と思わせれば最高ですけど、感性は中々変えれないのでまずは【これくらいの愛情表現なら軽いもんだ】くらいの認識まで持っていきましょうか)
そしてメリアは専属神達にも試練を考えた。
メリア「今の専属神はパトが自分達を愛している事を疑っていない、故に慌てていない、だけどここでメルリア姉様の強力な独占欲を使って独占されれば、専属神も黙っていない、雪花ちゃんは既に動いたけど、もっと争ってもっとパト君に価値を上げてもっと愛し、尽くし、そして今まで以上に強い信頼を得て貰わないといけませんね、この年は全員が成長して貰いますよ、帝国の重役達ですからね」
メリアはにっこり笑いながら、メルリアの存在に感謝しながら帰宅の準備を始めた。
メリア「本当に最高です、メルリア姉様・・・貴女がここに来てくれて良かった・・・」
メリアの新たな思惑が動き出す・・・
2022年12月26日
No.89 恋愛バトル!?!後半
雪花とメルリアは同時に部屋に入る、するとそこには既にメルリアと同じ専属侍女であるフルールとエイリが食事の準備を始めていて、パトは自室でゲーム(買い溜めしていたエロゲー)をするため、ヘッドホンをつけて部屋に籠っていた。
雪花「数年経っても人間の根本的な所は変わらないわね・・・」
メルリア「丁度いいので、このまま先ほどお互いがお題を書いている紙が沢山入った箱から互いに1枚づつ引きましょう、もちろん引き分けはなしなので5回勝負、無効試合はなく、絶対にどちらかのお題を満たすまで勝負は続行、終わらずに旦那様が寝てしまった場合は次の日に保留、いいですね?」
雪花「ええ、問題ないわよ、メルリア様・・・いやメルリアちゃん、対決するのに様なんて下手に出てたらダメね、今から対等に勝負よ」
雪花はそう言いながらエイリに箱を出すように指示する
ちなみに箱は仕事終わりにエイリに雪花が持たせ、そのまま部屋に運んでいたのだ、もちろんパトは知らない。
・・・・・・
1回戦
雪花「さてと、それじゃあ引きますかね」
雪花(私はもちろん自分にとって条件が簡単なものをチョイスした、私は専属神の中でも特別距離感が近い(自称)、つまりこの時点でメルリアちゃんとは大きな差がある!この勝負!勝たせてもらうわ!!)
雪花は勢いよくエイリが持つ箱の中をまさぐり、そして一枚の紙を取る!!
エイリ「雪花様は紙を取りました、ではメルリア様も」
メルリア「ええ、ありがとう、エイリ」
メルリア(私は新参者、関係の距離感で言えば雪花には到底勝てない、そして雪花もそこを考えて私には無理でも自分には容易に出来る、そんなお題を恐らく多く書いているに違いありません、ですが私もメルトリア一族、そして元一国の王女を務めていました、そのような戦略等容易に想像ついています、そして私の武器は【優しさ】、雪花が普段どのように旦那様と接しているかわかりませんが、私の前では恐らくそこまで甘えたり、優しさを出さない!だから私はとことん奉仕と優しさに満たされたお題を沢山書いています!その行動を普段通りに出来るか、そしてそこから旦那様から反応を頂けるか、お手並み拝見ですね)
メルリアも箱から一枚の紙を取る
そしてお互いエイリとフルールに確認させる、そして審査員役の二人が雪花とメルリアのお題を確認する。
雪花のお題
『旦那様から優しい声で「好き」と言ってもらう』
メルリアのお題
『パトから頭を撫でて貰う』
エイリ「確認しました、不正はありません、ではお互いお題を確認して頂き、ノルマに向けて行動してください」
エイリの言葉を聞き、お互いが自分のお題を確認する。
雪花(メルリアちゃんが書いたお題か・・・待て、これあの子からしたら余裕ってことだったの?!何それ!?凄く羨ましいんだけど!!あ、なんか無性にイライラしてきたわ)
メルリア(旦那様から頭を撫でて貰う?!そんな恐れ多い事?!私からならまだしも旦那様から頭を撫でて貰うなんて・・・雪花、流石ですね、ですがこれならやりようはいくらでもあります)
二人はパトの部屋に入る
・・・・・・
雪花「パト!遊びに来たわよ!!」
パト「・・・・・・」(エロゲーに夢中)
雪花はゲームをしているパトのヘッドホンをパソコンから引っこ抜く
そしてそこからは怒涛のエロゲー特有のエロシーンのボイスと効果音が大音量で部屋中に鳴り響いた。
雪花「うわ!なんてシーンやってんのよ!!というか画面見てから抜けば良かった!!?」
雪花はパトのヘッドホンを無理矢理外してパトの頭を平手でパシン!っと叩く
パト「痛い?!というか、え?!なんで二人共俺の部屋に居るの?!」
雪花「ゲームしに遊びに行くって言ったでしょうが!なのに一人でこんなエッチなゲームして!!専属侍女達の気持ちを考えなさい!」
パト「でも今凄く良いシーンなんだ!確かにエッチなシーンに見えるかもしれない、だけどこれは長い間互いに片思いだったんだけど、色んな問題を解決して、やっとお互いが結ばれ、そしてこれはその最初のエッチなんだ!尊いじゃないか!これはシナリオの最高に盛り上がるシーンなんだ!」
雪花「そんなに熱く語らないでよ、大体わかったから・・・」
雪花はため息をついて呆れる中、横でメルリアはパトのパソコン画面を覗く。
メルリア「そうなんですか、お互いが結ばれた後の初夜というのは感動的でもありますし、お互いにとって最高の思い出になります、凄く感慨深いシーンだと思いますよ、アナタ」
メルリアは横髪を耳に掛けながら、パソコンを覗き込む体制のままパトに微笑む。
パト「メルリア!わかってるじゃないか!そうだよな!凄くいいよな~、」よしよしヾ(・ω・`)
パトはエロゲーの良さを理解してくれた喜びを表現するためにメルリアの頭を機嫌よく撫でた。
メルリア「ではある程度区切りがついたらこちらのお部屋にいらしてください、お食事の準備が整いつつありますので」
パト「おっけー!ありがとうね!」
メルリア「雪花、旦那様も集中したいでしょうし、少し部屋を後に致しましょう」
雪花「そ、そうね・・・」
雪花はメルリアに言われるがまま部屋を後にする。
・・・・・・
エイリ「1回戦、メルリア様の勝ちです」
雪花「まさか?!私のお題を引いてたの?!」
メルリア「はい、【頭を撫でて貰う】この条件だけでしたので、これで問題ないはずです」
雪花「そんな!私のお題をこうも簡単に?!まさかこのお題も簡単だったんじゃ?!」バサ!
雪花は勢いよく雪花の持っているお題をメルリアに見せる、するとメルリアはクスっと笑う。
メルリア「そうされたいですね、願望です」クス
雪花(この女!?敢えて自分にとっても難しいお題を数枚作っておくことで相手を抑制させた?!もし自分が当たっても【出来たら夢が叶って嬉しい】程度に済むくらいの絶妙なラインを?!これは自分のお題を引いておかないと勝負にならないかもしれない・・・最悪ストレート負けもありえる・・・やるわね、流石はメルトリア一族であり、メリアちゃんのお姉ちゃん・・・底にあるものは似たようなものなのね)
雪花はメルリアを睨みながら自分の相手がとんでもない策士であることを認識する。
エイリ「では2回戦を始めますのでお互い箱から一枚お題の紙を引いてください」
そして二人は1枚の紙を取り、それをエイリに見せる。
・・・・・・
2回戦
雪花のお題
『パトの膝の上に1分以上座る』
メルリアのお題
『旦那様から服を整えてもらう』
雪花(勝った・・・これはさっきも出来たから楽勝ね、しかもこれならゲームを終えたタイミングを狙って座れば楽勝!)
メルリア(願望の一つですね、ですが弱りましたね、私は旦那様の専属侍女、帝国の王の侍女が服を乱すなど・・・ですが、乙女心には勝てませんね)
お互い自分のお題を確認して実行する。
雪花は気配を消して、パトの部屋に入り、パトがやっているゲームを確認する。
もちろんまだエッチなシーンのであり、パトも夢中でテキストを読んでいた。
雪花(このシーンがひと段落着いた時を狙えば息抜き程度に1分くらい話すのは容易、この勝負、勝たせてもらうわよ、メルリア様!)
雪花はパトの部屋に居る中メルリアは先ほどの部屋にそのまま居た。
そして数十分後、パトがひと段落を終えてヘッドホンを外し始めた。
パト「ふう、最高だったな、後はこの後どんな困難が来るか、結ばれてからが本当の試練なんだよな!」
雪花「なに語ってるのよ、エッチなゲームをした後に」よいしょ
雪花は流れるままパトと向かい合う形でパトの膝の上に座る
パト「また上に乗ってきて、でもエロゲーも馬鹿に出来ないぞ、世間に出ている人気アニメも元々はエロゲーだったやつもあるんだからさ」
雪花「別にエロゲーを馬鹿になんてしてないわよ、何回か見た事あるけど、パトのやっているエロゲーってストーリー重視の作品が多いから見てて確かに楽しめるのは知ってるから」
パト「ほほう、なら数本やってみるかい?アニメを見る感覚で楽しめるよ、オートにしておけば自動で会話が続くし」
雪花「そうね、そういう所の話もパトとやってみたいし、暇な時があったらやってみるわ」
パト「本当か!これはまたシャープに言って地球でまたパソコン関係一式お使いに行ってもらわないとだな!」
雪花(大体40秒、あと20秒で私の勝ち、楽勝ね、メルリアちゃんはこの部屋に居ないからここから仕掛けて来てもタイムオーバー、やっぱり自分のお題だと簡単過ぎるわね)っふ
雪花がそう考えているとメルリアが扉を開けて入ってくる、その姿は特に変わった様子はなく、食事の準備が出来た事を伝えるためにパトの元まで歩み寄る
メルリア「アナタ、食事の準備が出来ましたよ」
パト「ありがとう!今から行くね!」くるりん
パトはメルリアの方向に向くため、椅子を回し、メルリアを目視できるようにする、目の前には雪花が居るが、メルリアはパトの斜め横に立つ事でしっかり視野に入る。
パト「雪花、もうそろそろ行くから降りてくれ~」よっこいしょ
パトは立ち上がるのと同時に自分が椅子ごと引き、雪花を自分の膝から降ろす
雪花「ああーーーー!!!」
パト「な、なに?!」びっくり
雪花「なんでー!まだこのまま!甘えてるんだから!」ノシ!
雪花はそう言いながら再度無理矢理パトの膝の上に座り直す、だが一度離れたため、カウントは再度0秒からである。
雪花(クソ!あと少しだったのに?!でもこのまま1分粘る!大丈夫!少し駄々をこねていれば1分なんてすぐよ!)
雪花はそう考え、パトに思い切りしがみつく、そしてパトもそんな雪花に意識が向き、雪花に話しかける、その間メルリアの事は意識から外れる。
雪花「もう少しだけ、こうやってやって居たいんだから少しだけ付き合ってよ?」
パト「わかった、でも珍しいね、人前でここまで甘えてくるなんて」
メルリア「雪花、旦那様を困らせてはいけませんよ、ほら、お食事も冷めてしまいますので」
そう言いながらメルリアは雪花の肩に優しく手を置く、そこでパトが気付く、
パト「メルリア、裾のボタン外れてるぞ?」
メルリア「ああ、先ほど水回りの事をしていたので、外していたのですが、戻すのを忘れていたみたいですね・・・お見苦しい所をお見せしました」
メルリアはそう言いながら裾を直そうと腕を引っ込めようとした時、パトがメルリアの手を掴み、裾を直そうとする。
パト「いいよ、折角だしそのまま俺が直すから、じっとしてて」
パトはメルリアの外れていたボタンを付けて、服装を直した。
パト「はい、完了!メルリア、悪いけど、雪花と少しこのまま話してからそっちに行くから、待ってて」
メルリア「わかりました、ではお二人のお時間をご堪能ください」ぺこり
メルリアは深く頭を下げ、パトの部屋から出ていく。
雪花(勝った・・・これで私の勝利は頂きね!)
雪花はそう考え、1分が余裕で経過している事を確認してから、パトの膝から離れ、食事にしようと一緒にパトの自室から出る
するとすぐにエイリから呼ばれ、メルリアと雪花はパトの自室に入った。
エイリ「2回戦もメルリア様の勝ちです」
雪花「はぁ?!なんで?!メルリアちゃんは全然何もしてなかったのよ?!」
メルリア「して貰いましたよ、服装を直してもらいました」
メルリアはそう言いながら先ほどパトに直してもらった裾を雪花に見せる、そしてもう片方の手で自分のお題を雪花に見せる。
雪花「【旦那様から服装を整えてもらう】ですって・・・」
メルリア「はい、夢が叶って嬉しかったです」
雪花(そういう事か!?一度食事が出来たと呼んでパトが私から少し離れるのを確認してから行動に出た?!もしタイムアップならそのまま負けても良かったってこと?!でも一回目なんて残り5秒くらいだったのに・・・まさか、それらも計算したの?!いや、まさか私がパトの膝に座ったタイミングを見てそこから私にも気付かれないタイミングで扉を閉めて、そこから時間を数え、タイミングを見て、パトを呼んだ?!でもそれは相手のお題がわかってないと難しいはず・・・)
メルリア「私の予想は1分でしたけど、どうでしたか?」
雪花「読んでいたのね、私のお題・・・」
メルリア「膝に座ったのは確認しましたので、ですが、もし私がそれを引いた事も考慮して時間制限を設けていると考えていました、それで一番私にとって難しく、雪花にとって容易な時間を考えて1分と考えていました、座るだけだら私でも勇気を出せば出来ない事ではないですからね、それに座っても雪花が引きはがせばいい」
雪花「私の考えていた策までお見通しだったわけだ・・・やられたわ、でもまだ3回残ってる!勝負はまだ決まってないわ!」
メルリア「次行きましょう!」
そして続く3回戦、4回戦、5回戦、全てメルリアが勝利を収めた、
・・・・・・
雪花「完敗・・・ですって・・・」
メルリア「私の完全勝利ですね」
パトは既に就寝していた、だが今回の勝負はパトが就寝するもっと前に決着していたのだ。
雪花「まさかメルリア様のお題全部、出来たらいいなって内容ばかりなんて・・・」
メルリア「全部ではありませんよ、少量ですが、私が確実に勝てるものも居れてました、私は雪花と違って忠実ですから、でもそんな保険は必要ありませんでしたね、旦那様は本当に私たちの要望に応えてくれます」
雪花(残り3つのお題は別に私にとって難しい課題じゃなかった、でも2回戦の時同様、惜しい所で全部メルリアちゃんに持っていかれる!それで気付いたら全部勝利を持っていかれてる!相手もどこか私のお題を把握しているみたいだったし・・・)
雪花は足から崩れ、地に伏していた。
メルリア「雪花は行動が単純だから、何がしたいかわかりやすかったです、後はそれを私が引いた時の保険を想定して、ある程度の対策は出来ましたし、阻止も容易でした、行動が正直者なんですね」
雪花「ああーーーー!!負けたわよ!どうせ私は単純よ!煮るなり焼くなり好きにしろーー!!」ジタバタ!
フルール「あの、主様が起きますのでお静かにお願いします」
メルリア「でも勝負には勝ちましたけど、それ以外では完敗でした・・・お膳立てではなく、率直な感想です、旦那様はこれほど雪花に心を許しているのかと、痛感しました」
メルリアは少し俯きながら話す。
メルリア「全部そうですけど、どれも雪花のやる事がわかったのは、雪花がやって来た事を旦那様が全て受け入れてくれるからわかったんです、もし拒んでいたら雪花が何をしたかったのかわかりませんでした」
雪花「でもメルリアちゃんの方が勝ったじゃない」ムスー
メルリア「私は日常的に、自然な流れでやって頂いただけ、好意から来る行動というより、ただ善意から来る行動で勝った、そう誘導したんです」
雪花「でもまあ、私が負けた以上、認めるしかないわね、メルリアちゃんもしっかり愛されてるわよ、パトは奥手でね、気を許してないとそもそもそういう手助けとかボディータッチとかしないの、まあ、性行為もしてるみたいだし、今更って感じだけどね」
メルリア「そうですね、ですが私も旦那様を愛している以上、誰にも負ける気はありません、今は確かに勝負には勝ちましたが、自身と旦那様の距離感の長さがはっきり見えましたので、これからも旦那様に尽くして最終的には専属神全員を超えて、愛して貰えるように努力します!」
雪花「言うじゃない、流石、でも負けないわ、私だって独占欲強いし、そもそも他の女とイチャイチャしてる話を聞くのも嫌いだし、見るなんてもってのほかだからね、絶対に勝って私が独占してやるわ」
メルリア「そうなのですね、では恋のライバルということでお互い仲良くしましょう」
雪花「そうね、同じ価値観の人と帝国で出会えて嬉しいわ」
二人は互いに笑いあった、先ほどまで勝負をしていたのに。
だがそれがあったからこそ、雪花とメルリアは仲良くなった、互いに競う事で互いを理解しあったのだ、雪花は本能で競う事で距離感を縮めて仲良くなるという形が多いので、今回の勝負は実質雪花の勝利なのかもしれない。
エイリ「では私とフルールは先に就寝致しますね、雪花様もメルリア様も明日に響かないように寝てくださいね、おやすみなさい」
そういうとエイリとフルールは頭を下げ、寝室に入っていく。
雪花「私も今日は疲れたし寝るわ、安心して、パトも寝てるし私も普通に寝るわ、そもそも毎度そんな事してたら警戒されて一緒に寝させてくれなくなるわ」
メルリア「そうですか、参考にします、では雪花、おやすみなさい」
メルリアも雪花を見届けた後、自室の寝室に戻り、眠りにつく。
・・・・・・
雪花はパトの横に置かれているベッドの中に入り、寝ているパトを身ながら今日の事を考える。
雪花(流石メルリアちゃんね、やっぱり賢い、それに私と考え方が似てるから上手くいけばきっと私好みの側近をしてくれる、メルリアちゃんは優しいから、ある程度の私の意見も聞いてくれる、仲良くなれそうね・・・)
そう考えながら雪花も疲れからか、睡魔が襲ってきて、そのまま寝てしまう。
そして一日が終え、些細な恋愛バトルは幕を引いた。
雪花「数年経っても人間の根本的な所は変わらないわね・・・」
メルリア「丁度いいので、このまま先ほどお互いがお題を書いている紙が沢山入った箱から互いに1枚づつ引きましょう、もちろん引き分けはなしなので5回勝負、無効試合はなく、絶対にどちらかのお題を満たすまで勝負は続行、終わらずに旦那様が寝てしまった場合は次の日に保留、いいですね?」
雪花「ええ、問題ないわよ、メルリア様・・・いやメルリアちゃん、対決するのに様なんて下手に出てたらダメね、今から対等に勝負よ」
雪花はそう言いながらエイリに箱を出すように指示する
ちなみに箱は仕事終わりにエイリに雪花が持たせ、そのまま部屋に運んでいたのだ、もちろんパトは知らない。
・・・・・・
1回戦
雪花「さてと、それじゃあ引きますかね」
雪花(私はもちろん自分にとって条件が簡単なものをチョイスした、私は専属神の中でも特別距離感が近い(自称)、つまりこの時点でメルリアちゃんとは大きな差がある!この勝負!勝たせてもらうわ!!)
雪花は勢いよくエイリが持つ箱の中をまさぐり、そして一枚の紙を取る!!
エイリ「雪花様は紙を取りました、ではメルリア様も」
メルリア「ええ、ありがとう、エイリ」
メルリア(私は新参者、関係の距離感で言えば雪花には到底勝てない、そして雪花もそこを考えて私には無理でも自分には容易に出来る、そんなお題を恐らく多く書いているに違いありません、ですが私もメルトリア一族、そして元一国の王女を務めていました、そのような戦略等容易に想像ついています、そして私の武器は【優しさ】、雪花が普段どのように旦那様と接しているかわかりませんが、私の前では恐らくそこまで甘えたり、優しさを出さない!だから私はとことん奉仕と優しさに満たされたお題を沢山書いています!その行動を普段通りに出来るか、そしてそこから旦那様から反応を頂けるか、お手並み拝見ですね)
メルリアも箱から一枚の紙を取る
そしてお互いエイリとフルールに確認させる、そして審査員役の二人が雪花とメルリアのお題を確認する。
雪花のお題
『旦那様から優しい声で「好き」と言ってもらう』
メルリアのお題
『パトから頭を撫でて貰う』
エイリ「確認しました、不正はありません、ではお互いお題を確認して頂き、ノルマに向けて行動してください」
エイリの言葉を聞き、お互いが自分のお題を確認する。
雪花(メルリアちゃんが書いたお題か・・・待て、これあの子からしたら余裕ってことだったの?!何それ!?凄く羨ましいんだけど!!あ、なんか無性にイライラしてきたわ)
メルリア(旦那様から頭を撫でて貰う?!そんな恐れ多い事?!私からならまだしも旦那様から頭を撫でて貰うなんて・・・雪花、流石ですね、ですがこれならやりようはいくらでもあります)
二人はパトの部屋に入る
・・・・・・
雪花「パト!遊びに来たわよ!!」
パト「・・・・・・」(エロゲーに夢中)
雪花はゲームをしているパトのヘッドホンをパソコンから引っこ抜く
そしてそこからは怒涛のエロゲー特有のエロシーンのボイスと効果音が大音量で部屋中に鳴り響いた。
雪花「うわ!なんてシーンやってんのよ!!というか画面見てから抜けば良かった!!?」
雪花はパトのヘッドホンを無理矢理外してパトの頭を平手でパシン!っと叩く
パト「痛い?!というか、え?!なんで二人共俺の部屋に居るの?!」
雪花「ゲームしに遊びに行くって言ったでしょうが!なのに一人でこんなエッチなゲームして!!専属侍女達の気持ちを考えなさい!」
パト「でも今凄く良いシーンなんだ!確かにエッチなシーンに見えるかもしれない、だけどこれは長い間互いに片思いだったんだけど、色んな問題を解決して、やっとお互いが結ばれ、そしてこれはその最初のエッチなんだ!尊いじゃないか!これはシナリオの最高に盛り上がるシーンなんだ!」
雪花「そんなに熱く語らないでよ、大体わかったから・・・」
雪花はため息をついて呆れる中、横でメルリアはパトのパソコン画面を覗く。
メルリア「そうなんですか、お互いが結ばれた後の初夜というのは感動的でもありますし、お互いにとって最高の思い出になります、凄く感慨深いシーンだと思いますよ、アナタ」
メルリアは横髪を耳に掛けながら、パソコンを覗き込む体制のままパトに微笑む。
パト「メルリア!わかってるじゃないか!そうだよな!凄くいいよな~、」よしよしヾ(・ω・`)
パトはエロゲーの良さを理解してくれた喜びを表現するためにメルリアの頭を機嫌よく撫でた。
メルリア「ではある程度区切りがついたらこちらのお部屋にいらしてください、お食事の準備が整いつつありますので」
パト「おっけー!ありがとうね!」
メルリア「雪花、旦那様も集中したいでしょうし、少し部屋を後に致しましょう」
雪花「そ、そうね・・・」
雪花はメルリアに言われるがまま部屋を後にする。
・・・・・・
エイリ「1回戦、メルリア様の勝ちです」
雪花「まさか?!私のお題を引いてたの?!」
メルリア「はい、【頭を撫でて貰う】この条件だけでしたので、これで問題ないはずです」
雪花「そんな!私のお題をこうも簡単に?!まさかこのお題も簡単だったんじゃ?!」バサ!
雪花は勢いよく雪花の持っているお題をメルリアに見せる、するとメルリアはクスっと笑う。
メルリア「そうされたいですね、願望です」クス
雪花(この女!?敢えて自分にとっても難しいお題を数枚作っておくことで相手を抑制させた?!もし自分が当たっても【出来たら夢が叶って嬉しい】程度に済むくらいの絶妙なラインを?!これは自分のお題を引いておかないと勝負にならないかもしれない・・・最悪ストレート負けもありえる・・・やるわね、流石はメルトリア一族であり、メリアちゃんのお姉ちゃん・・・底にあるものは似たようなものなのね)
雪花はメルリアを睨みながら自分の相手がとんでもない策士であることを認識する。
エイリ「では2回戦を始めますのでお互い箱から一枚お題の紙を引いてください」
そして二人は1枚の紙を取り、それをエイリに見せる。
・・・・・・
2回戦
雪花のお題
『パトの膝の上に1分以上座る』
メルリアのお題
『旦那様から服を整えてもらう』
雪花(勝った・・・これはさっきも出来たから楽勝ね、しかもこれならゲームを終えたタイミングを狙って座れば楽勝!)
メルリア(願望の一つですね、ですが弱りましたね、私は旦那様の専属侍女、帝国の王の侍女が服を乱すなど・・・ですが、乙女心には勝てませんね)
お互い自分のお題を確認して実行する。
雪花は気配を消して、パトの部屋に入り、パトがやっているゲームを確認する。
もちろんまだエッチなシーンのであり、パトも夢中でテキストを読んでいた。
雪花(このシーンがひと段落着いた時を狙えば息抜き程度に1分くらい話すのは容易、この勝負、勝たせてもらうわよ、メルリア様!)
雪花はパトの部屋に居る中メルリアは先ほどの部屋にそのまま居た。
そして数十分後、パトがひと段落を終えてヘッドホンを外し始めた。
パト「ふう、最高だったな、後はこの後どんな困難が来るか、結ばれてからが本当の試練なんだよな!」
雪花「なに語ってるのよ、エッチなゲームをした後に」よいしょ
雪花は流れるままパトと向かい合う形でパトの膝の上に座る
パト「また上に乗ってきて、でもエロゲーも馬鹿に出来ないぞ、世間に出ている人気アニメも元々はエロゲーだったやつもあるんだからさ」
雪花「別にエロゲーを馬鹿になんてしてないわよ、何回か見た事あるけど、パトのやっているエロゲーってストーリー重視の作品が多いから見てて確かに楽しめるのは知ってるから」
パト「ほほう、なら数本やってみるかい?アニメを見る感覚で楽しめるよ、オートにしておけば自動で会話が続くし」
雪花「そうね、そういう所の話もパトとやってみたいし、暇な時があったらやってみるわ」
パト「本当か!これはまたシャープに言って地球でまたパソコン関係一式お使いに行ってもらわないとだな!」
雪花(大体40秒、あと20秒で私の勝ち、楽勝ね、メルリアちゃんはこの部屋に居ないからここから仕掛けて来てもタイムオーバー、やっぱり自分のお題だと簡単過ぎるわね)っふ
雪花がそう考えているとメルリアが扉を開けて入ってくる、その姿は特に変わった様子はなく、食事の準備が出来た事を伝えるためにパトの元まで歩み寄る
メルリア「アナタ、食事の準備が出来ましたよ」
パト「ありがとう!今から行くね!」くるりん
パトはメルリアの方向に向くため、椅子を回し、メルリアを目視できるようにする、目の前には雪花が居るが、メルリアはパトの斜め横に立つ事でしっかり視野に入る。
パト「雪花、もうそろそろ行くから降りてくれ~」よっこいしょ
パトは立ち上がるのと同時に自分が椅子ごと引き、雪花を自分の膝から降ろす
雪花「ああーーーー!!!」
パト「な、なに?!」びっくり
雪花「なんでー!まだこのまま!甘えてるんだから!」ノシ!
雪花はそう言いながら再度無理矢理パトの膝の上に座り直す、だが一度離れたため、カウントは再度0秒からである。
雪花(クソ!あと少しだったのに?!でもこのまま1分粘る!大丈夫!少し駄々をこねていれば1分なんてすぐよ!)
雪花はそう考え、パトに思い切りしがみつく、そしてパトもそんな雪花に意識が向き、雪花に話しかける、その間メルリアの事は意識から外れる。
雪花「もう少しだけ、こうやってやって居たいんだから少しだけ付き合ってよ?」
パト「わかった、でも珍しいね、人前でここまで甘えてくるなんて」
メルリア「雪花、旦那様を困らせてはいけませんよ、ほら、お食事も冷めてしまいますので」
そう言いながらメルリアは雪花の肩に優しく手を置く、そこでパトが気付く、
パト「メルリア、裾のボタン外れてるぞ?」
メルリア「ああ、先ほど水回りの事をしていたので、外していたのですが、戻すのを忘れていたみたいですね・・・お見苦しい所をお見せしました」
メルリアはそう言いながら裾を直そうと腕を引っ込めようとした時、パトがメルリアの手を掴み、裾を直そうとする。
パト「いいよ、折角だしそのまま俺が直すから、じっとしてて」
パトはメルリアの外れていたボタンを付けて、服装を直した。
パト「はい、完了!メルリア、悪いけど、雪花と少しこのまま話してからそっちに行くから、待ってて」
メルリア「わかりました、ではお二人のお時間をご堪能ください」ぺこり
メルリアは深く頭を下げ、パトの部屋から出ていく。
雪花(勝った・・・これで私の勝利は頂きね!)
雪花はそう考え、1分が余裕で経過している事を確認してから、パトの膝から離れ、食事にしようと一緒にパトの自室から出る
するとすぐにエイリから呼ばれ、メルリアと雪花はパトの自室に入った。
エイリ「2回戦もメルリア様の勝ちです」
雪花「はぁ?!なんで?!メルリアちゃんは全然何もしてなかったのよ?!」
メルリア「して貰いましたよ、服装を直してもらいました」
メルリアはそう言いながら先ほどパトに直してもらった裾を雪花に見せる、そしてもう片方の手で自分のお題を雪花に見せる。
雪花「【旦那様から服装を整えてもらう】ですって・・・」
メルリア「はい、夢が叶って嬉しかったです」
雪花(そういう事か!?一度食事が出来たと呼んでパトが私から少し離れるのを確認してから行動に出た?!もしタイムアップならそのまま負けても良かったってこと?!でも一回目なんて残り5秒くらいだったのに・・・まさか、それらも計算したの?!いや、まさか私がパトの膝に座ったタイミングを見てそこから私にも気付かれないタイミングで扉を閉めて、そこから時間を数え、タイミングを見て、パトを呼んだ?!でもそれは相手のお題がわかってないと難しいはず・・・)
メルリア「私の予想は1分でしたけど、どうでしたか?」
雪花「読んでいたのね、私のお題・・・」
メルリア「膝に座ったのは確認しましたので、ですが、もし私がそれを引いた事も考慮して時間制限を設けていると考えていました、それで一番私にとって難しく、雪花にとって容易な時間を考えて1分と考えていました、座るだけだら私でも勇気を出せば出来ない事ではないですからね、それに座っても雪花が引きはがせばいい」
雪花「私の考えていた策までお見通しだったわけだ・・・やられたわ、でもまだ3回残ってる!勝負はまだ決まってないわ!」
メルリア「次行きましょう!」
そして続く3回戦、4回戦、5回戦、全てメルリアが勝利を収めた、
・・・・・・
雪花「完敗・・・ですって・・・」
メルリア「私の完全勝利ですね」
パトは既に就寝していた、だが今回の勝負はパトが就寝するもっと前に決着していたのだ。
雪花「まさかメルリア様のお題全部、出来たらいいなって内容ばかりなんて・・・」
メルリア「全部ではありませんよ、少量ですが、私が確実に勝てるものも居れてました、私は雪花と違って忠実ですから、でもそんな保険は必要ありませんでしたね、旦那様は本当に私たちの要望に応えてくれます」
雪花(残り3つのお題は別に私にとって難しい課題じゃなかった、でも2回戦の時同様、惜しい所で全部メルリアちゃんに持っていかれる!それで気付いたら全部勝利を持っていかれてる!相手もどこか私のお題を把握しているみたいだったし・・・)
雪花は足から崩れ、地に伏していた。
メルリア「雪花は行動が単純だから、何がしたいかわかりやすかったです、後はそれを私が引いた時の保険を想定して、ある程度の対策は出来ましたし、阻止も容易でした、行動が正直者なんですね」
雪花「ああーーーー!!負けたわよ!どうせ私は単純よ!煮るなり焼くなり好きにしろーー!!」ジタバタ!
フルール「あの、主様が起きますのでお静かにお願いします」
メルリア「でも勝負には勝ちましたけど、それ以外では完敗でした・・・お膳立てではなく、率直な感想です、旦那様はこれほど雪花に心を許しているのかと、痛感しました」
メルリアは少し俯きながら話す。
メルリア「全部そうですけど、どれも雪花のやる事がわかったのは、雪花がやって来た事を旦那様が全て受け入れてくれるからわかったんです、もし拒んでいたら雪花が何をしたかったのかわかりませんでした」
雪花「でもメルリアちゃんの方が勝ったじゃない」ムスー
メルリア「私は日常的に、自然な流れでやって頂いただけ、好意から来る行動というより、ただ善意から来る行動で勝った、そう誘導したんです」
雪花「でもまあ、私が負けた以上、認めるしかないわね、メルリアちゃんもしっかり愛されてるわよ、パトは奥手でね、気を許してないとそもそもそういう手助けとかボディータッチとかしないの、まあ、性行為もしてるみたいだし、今更って感じだけどね」
メルリア「そうですね、ですが私も旦那様を愛している以上、誰にも負ける気はありません、今は確かに勝負には勝ちましたが、自身と旦那様の距離感の長さがはっきり見えましたので、これからも旦那様に尽くして最終的には専属神全員を超えて、愛して貰えるように努力します!」
雪花「言うじゃない、流石、でも負けないわ、私だって独占欲強いし、そもそも他の女とイチャイチャしてる話を聞くのも嫌いだし、見るなんてもってのほかだからね、絶対に勝って私が独占してやるわ」
メルリア「そうなのですね、では恋のライバルということでお互い仲良くしましょう」
雪花「そうね、同じ価値観の人と帝国で出会えて嬉しいわ」
二人は互いに笑いあった、先ほどまで勝負をしていたのに。
だがそれがあったからこそ、雪花とメルリアは仲良くなった、互いに競う事で互いを理解しあったのだ、雪花は本能で競う事で距離感を縮めて仲良くなるという形が多いので、今回の勝負は実質雪花の勝利なのかもしれない。
エイリ「では私とフルールは先に就寝致しますね、雪花様もメルリア様も明日に響かないように寝てくださいね、おやすみなさい」
そういうとエイリとフルールは頭を下げ、寝室に入っていく。
雪花「私も今日は疲れたし寝るわ、安心して、パトも寝てるし私も普通に寝るわ、そもそも毎度そんな事してたら警戒されて一緒に寝させてくれなくなるわ」
メルリア「そうですか、参考にします、では雪花、おやすみなさい」
メルリアも雪花を見届けた後、自室の寝室に戻り、眠りにつく。
・・・・・・
雪花はパトの横に置かれているベッドの中に入り、寝ているパトを身ながら今日の事を考える。
雪花(流石メルリアちゃんね、やっぱり賢い、それに私と考え方が似てるから上手くいけばきっと私好みの側近をしてくれる、メルリアちゃんは優しいから、ある程度の私の意見も聞いてくれる、仲良くなれそうね・・・)
そう考えながら雪花も疲れからか、睡魔が襲ってきて、そのまま寝てしまう。
そして一日が終え、些細な恋愛バトルは幕を引いた。
2022年12月11日
No.88 恋愛バトル?!前半 (微R18)
雪花「ねえ、明らかに依然と違うわよね・・・」
ラル「そうね、あからさまに違うわね・・・」
ソルテ「お二人の関係が進んだのでしょう・・・まあ、同居しているから時間の問題だとはわかってはいたけど・・・」
3人は玉座の隅にあるソファーでくつろいでいた、そしてその話題の矛先には玉座で座っているパトとその横に居るメルリアだった。
いつもと同じ光景、むしろ専属神達もその光景が慣れて来た時、慣れて来たからこそ違和感に気付いた。
パト「メルリア、ずっと気になってたんだけどずっと立ってて疲れない?」
メルリア「お気遣い感謝しますアナタ、ではお隣に椅子を置く許可を頂いてもよろしいですか?」
パト「いいよ、メルリアも疲れないようにね、折角何もないんだから」
メルリア「はい、それではお言葉に甘えて・・・」
メルリアはそう言うと何もない空間から上品な椅子を出し、それをパトの玉座の横に置き、その場に座る。
・・・・・・
雪花「メルリア様、凄くパトの言葉に甘えるようになったわよね?」
ラル「それどころか、さっきの立っている場所・・・今までは少し後ろだったのに、最近はずっと真横でしかもちょっと服が当たるくらい近いのよ」
ソルテ「しかも話す時やたら顔が近いのよね、それに以前よりボディータッチが増えたし、以前よりも自主的にパトさんの事を気に掛けてるのよ」
三人はメルリアの変化に大体勘付いていた。
雪花は手元のジュースを飲み、バッサリと言った。
雪花「あの二人・・・ヤッたわね、間違いなく」
ラル「直球ね、でもそうとしか思えないわね、最近メルリア様がどんどんなんていうか・・・可愛くなっていってるのよ、雰囲気がと言うか、乙女と言うか、難しいわね、どんな表現をすればいいのかしら」
ソルテ「言いたい事はわかるわ、以前は【礼儀正しい御令嬢】みたいな感じだったのが、今は【恋する乙女】なのよね・・・」
雪花「なんかそういう風に変わっていくのは何度も見て来たけど、メルリア様も例外なくって感じだったわね・・・琴歌ちゃんの時もそうだったし、奏星さんは・・・元々くっつき虫だったからなんともいえないけど」
ラル「そういえば月花ちゃんは?」
ソルテ「今日は休みです、月花ちゃんは九騎神使の教育もありますからね、幹部と部隊長が弱いのは流石にメンツが立たないから月花ちゃん達には休みという自由時間を増やして出来るだけ自主的に訓練してもらうようにしてるわ」
雪花「甘いですね!ソルテ様!月花お姉ちゃんは相当なめんどくさがり屋!仕事だから頑張るのであって、自由時間になると基本的にベッドかソファー、クッション、もしくはコタツの中から出てこないわ!むしろ私の方が自由時間をトレーニングとか自分磨きに当ててる方ね!」
ラル「へぇ、月花ちゃんでもやっぱりそうなるのね」
ソルテ「私やラル様と同じようなものね、ON・OFFの切り替えの温度差が凄いのね」
雪花「そういう意味で言えばメルリア様って日頃どんな感じなのかしらね、というかあの人の業務内容的にON・OFFがあるのかしら?だってパトが寝てる間くらいしか自由時間ないでしょ?その少ない時間でOFFになっても自分も寝ないといけないから殆ど息抜き出来てないんじゃないかな?」
ソルテ「最近は自室に戻ると結構OFF状態よ、ただ自身の仕事を真っ当しながらだけど」
ラル「OFFってどんな感じなのかしら、今でさえあれだけデレてたらOFFになるともう大変なんじゃないかしら」
雪花「そうね、メリアちゃんのお姉ちゃんだからね、メリアちゃんみたいに仕事以外はパトと性行為する事しか考えてないかもしれないわよ」
ソルテ「それは偏見過ぎない?流石にそこまでメリア様の頭はピンクじゃないでしょ?」
雪花「でもメリアちゃん、プライベートはいかに誘惑してパトをその気にさせるかしか考えてないと思うけどなぁ、実際行動や言動がそうだし」
ラルとソルテはメリアのプライベート時の行動を言動を思い出してみる。
・・・・・・
メリア「ご主人!今日はご一緒に寝てもいいですか!」
メリア「ご主人!!」腕に抱き着き、胸を押し付けるまでの手慣れた動作
メリア「ご主人もご一緒します?」お風呂
メリア「ご主人、お隣いいですか?」絶対に対面ではなく真横を取る
・・・・・・
ラル「ああ、なんか少し思い出したけど、本当そんな感じね」
雪花「でしょ、だからメルリア様もOFFだと同じ事してるんじゃないかな~って」
ソルテ「姉妹の血は中々馬鹿に出来ませんからね、今度意識して見てみるわ」
雪花「いや!今日は私が行くわ!折角今日は側近に回れるくらい暇だし、遊びに行きたいわ!」
雪花はそう言いながらパトの所に行く
・・・・・・
雪花「パト!今日パトの部屋に遊びに行っていい?」
パト「いいね!以前やったゲームの続きするか!」
雪花「いいわね!今日は勝ち逃げさせないわよ~」チラ
雪花はパトと話しながらメルリアの方を見る、するとメルリアは雪花の方を見て、楽しそうに話を聞いていた。
雪花(特に変わった様子はないわね、いつも通りのメルリア様、私相手だから別になんとも思ってないとか?)
雪花はそう思い、再度パトの方に目線を戻そうと視線を動かした時、その異変に気付いた。
メルリアがパトの腕部分の服を軽く握っていたのだ。
それはまさしく【私の男を取るな】という独占欲から来る行動の現れだった。
雪花(成程、メルリア様は独占欲が強いタイプか、私と同じね、私も独り占めしたり、他の女と仲良く話してる姿を見てるとイライラするタイプだからわかるわ、メルリア様も私と同じ、特に順番や地位とかも気にしてすらいない、そんな強さも感じる、これはこれは)
パト「どうした雪花?」
雪花「いや、メルリア様とパト、結構距離感近くなったわよね、何かあったの?」
雪花はパトとメルリアを交互に見ながら聞く
パトはあからさまに言葉を詰まらせていた、そしてメルリアはパトの表情を見て、言葉を選び雪花に説明した。
メルリア「私は旦那様の侍女ですよ、その私がこうやって寄り添い、好意を示すのはさほど気にもなりませんけどね?」
そういうとメルリアは堂々とパトの腕を掴み、自身の懐で抱きしめて見せた。
雪花(引くどころか、強くアピールしてきますか・・・流石はメリアちゃんのお姉ちゃんってだけのことはある、だけどスタンスがまったく逆なのね)
メリアが好きな異性は魅力的、そして魅力的なのだから他の女性が寄ってくるのは当たり前、だから皆でメリアの好きな異性を共有して愛され、愛し、尽くしましょう、愛情を共有しましょう、でもその多くの女性の中でも一番は自分である。
メルリアは好きな異性は独占したい、例え他の異性が居てもお構いなしに独占し、愛情を誰よりも多く受けたい、そしてその分、自身の全てを賭けて愛情を注ぎたい。
用は他の女性を受け入れるか受け入れないかの差だ。
雪花「そう、なら別に問題ないですね、じゃあ私はっと」よっこいせ
雪花はパトの上に座る、パトは驚き、メルリアもその大胆な行動に驚く
雪花「メルリア様は腕をどうぞ?私はそれ以外の全てを貰いますので、お互い欲しい所を分担出来てよかったですね」笑顔
メルリア「む、むぅ~~~」真っ赤な顔をして膨れる
パト(出た、俺の苦手な修羅場・・・最近は一切なかったのに、でもここで俺に質問を投げてきたら俺は絶対に逃げる!)
雪花「さて、今他の侍女や皆が居る前で見せつけれもいいのだけど、そんな大人げないマウントは取らないわ、だって、パトは私にぞっこんだからね、余裕があるの、奪われないっていう余裕がね」
雪花はそう言いながらパトに持たれながら足を組み、余裕を見せる
パト(だからと言って俺を椅子にすんな!これじゃただのSMプレイじゃないか?!)
雪花「メルリア様、貴女がもし一人の女としてパトの物になったのなら言っておくわ、恋愛に地位や役職は関係ないわ、パトが一番に愛し、尽くし、特別に扱ってくれる、それが全て、それはどれだけ女が増えても同じ、絶対に序列が着くの、どれだけパトが私達の事を大切に想ってくれてもね」
雪花はメルリアに話す。
雪花「私は専属神内では・・・そうね、今の所3番目って所かしらね、メリアちゃんとカナは強敵ね、あの二人はパトを完全に理解してる分私でも尊敬に値するレベルだから、でもそれ以外は絶対に負けてないって自負してる、実際私はパトから【地球で二人きりで生活がしたい】とまで言ってくれたわ、それはそれだけ私が特別だから、自分で言ってて恥ずかしいけどね」
パトは照れながら雪花を見る(雪花が背もたれしているため顔が動かせない)
雪花「メルリア様、今の貴女は・・・そうね、見た目はやっぱりパトの好みだし、性格もパトが好きそうな性格、尽くしてくれて、沢山甘えさせてくれる、今の所専属神の人達と匹敵する程の愛情をこの短期間で得ているかもしれないわね、でも私には遠く及ばない、何故なら貴女はまだパトを知らない、尽くしてるだけ、それでは専属神に匹敵するかもしれないけど、勝つことは出来ない、私達の関係性はその上を行くわよ」
雪花は明らかなマウントを取った。
パト(女社会こえ~~、目の前で初めて女のマウントを見た・・・)ガクブル
メルリア「流石はあのメリアが認めるだけの事はありますね、ですが雪花、貴女のその価値観の物差しで関係を見ているのなら、まだ私にも勝機はありますね、今の専属神も会って間もない時に専属神になっている人が殆どなのは知っています、つまり条件は同じ、確かに今の旦那様との付き合いが一番長いのは雪花と月花でしょう、ですが、それは数十年も経てば大したアドバンテージにもなりません、誤差です、私はつい最近旦那様と肉体的契りを交わしました、それからは私が旦那様を恋しく思う度に行為を求めて、旦那様も愛情を私に注いでくれます」
雪花はメルリアの話を聞き、パトの足を強くつねる
雪花(この性欲魔人が!)ギロ
パト(ごめんなさい!断れないんです!というか断る度胸がない甲斐性なしなんです?!)ビク!!
メルリア「今はお互いこの関係が新鮮なので盛り上がっているだけでしょう、ですが私はどんな状況でもどんな心境でも私が認め、愛した旦那様に尽くします、そしていつかはメリア以上に愛される存在になります、私は貴女達にはない武器があると自覚してますので」
メルリアはそう言いながら強くパトの腕を胸に押し付ける
雪花(イラ)イラ
雪花がメルリアの大きな胸を見て怒りの感情が湧き出ていた。
雪花「身体だけでパトを魅了するならそれこそ他所からいくらでも用意出来るわ~」
メルリア「忠誠の話をしていたつもりだったのですが、いつからお身体のお話に変ったのでしょうかね?」黒笑み
雪花「上等よ!ならどっちが愛されているか確かめましょう!そうね、どうせパトに審判させたら同点とかぬるい展開にされるだろうし、こっちで条件をつけて、それを満たした回数が多い方が愛されてるっていうのはどうかしら!!?」
メルリア「乗りました、私は旦那様の専属侍女ではありますが、帝王神候補でもあります、絶対に負けませんよ!」
パト「何そのNGワードゲームみたいなの、怖くて俺何も出来ないじゃん」
雪花「というかパト、今更だけど私パトの寝室で今度から寝るわ!家族なんだから問題ないはずよね!」
パト「それは家族だけど・・・でもそれって帝国だと無意味なんじゃ・・・」
雪花「知らないわ、私とパトが地球で同棲をした時に帝国は邪魔してきたんだからこっちも邪魔するわよ、そもそも地球の家系図には私とパトがしっかり婚姻として線惹かれてるんだからね!」
パト「それは雪花が勝手にボールペンで引いただけじゃ・・・ゲホ?!」
雪花はパトの言葉を遮るように一度上半身を起こして、勢いよくパトにもたれ掛かった
雪花「さて、メルリア様、紙を用意して頂戴、お互い条件を書いて案を出し合いましょう」
メルリア「いえ、それをするなら旦那様の勤務が終えてからです、旦那様がお仕事をなさっている時に私が遊ぶわけにはいきませんので」
雪花「あらそう、ならこうするしかないわね」プイ
雪花は背もたれにしているパトの方に振り向き、そのままパトにキスをする。
メルリア「な??!」
侍女達「??!!?」
雪花はチラっとメルリアを見て、挑発するかのようにパトの口の中に雪花の舌を入れ出す。
メルリアはその状況を見せつけられ、雪花の挑発に乗ってしまう。。
メルリア「わかりました、いいでしょう、絶対に負けませんから!!」
メルリアがそう言ってる間、雪花はお構いなしにディープキスを続ける
メルリア「決めたのですからいい加減キスは辞めてください!!」
雪花はメルリアにそう言われるとキスを辞め、口元を少し拭う。
雪花「その気になってくれて嬉しいわ、じゃあ決めましょうか!」
パトは雪花とメルリアの喧嘩を止めるようにソルテにアイコンタクトを送ったり、月花に脳内で話しかけたり、カナにもSOSを出していた、だが
ソルテ(無理です、勤務中ならまだしもプライベートでの対決なら私が関与する理由がないです)
月花(雪花の面倒事には関わりたくないわ)
カナ(パスかな~)
誰もパトのSOSには応えなかった。
パト(薄情者~~?!はぁ・・・これが自業自得という奴なんだな、だから俺には荷が重すぎたんだ・・・欲求に負けた俺が一番悪いんだけどな・・・はは)
そしてメルリアはエイリを呼び、代わりにパトの横に付け、雪花と一緒にソルテ達の居る机で勝負条件を練っていた。
エイリ「メルリア様があそこまで荒れているの初めて見ました・・・」
パト「まあ、色々あるんだよ・・・色々ね・・・」げっそり
エイリ「あの、主様、服が凄く乱れていますので整えてもよろしいでしょうか?」
パト「ああ、さっきまで俺の上で雪花が暴れてたからな・・・お願い直してくれ」
エイリ「いったい何があったのですか・・・??」困惑
そして勤務が終わり、プライベート時間に入った。
・・・・・・
メルリア「では開始ですね」
雪花「ええ、それじゃあお互い書き合った条件をランダムで選んでそれらのアクションをして貰ったら1点、それで今晩、パトが就寝したタイミングで終わり!ちなみに性行為は禁止!淫らな誘惑でその場の流れで愛の言葉をささやかさせるなんて愚の骨頂、本当に愛されているなら興奮していない通常の時にこそわかるもの!!」
メルリア「わかりました!性行為は禁止ですが、まさか性行為一歩手前の誘惑なら問題なし等という揚げ足は辞めてくださいね?」
雪花「メリアちゃんや琴歌ちゃんじゃないんだからしないわよ!」
メルリア「それでは先に旦那様には自室に入って貰っています、そして私達は廊下で旦那様の扉の前、ここから部屋に入ったらスタートです!」
雪花「上等よ!絶対に同点とか無しよ!意地でも優劣つけてやるんだから!」
そしてメルリアと雪花の戦いは始まる!
ラル「そうね、あからさまに違うわね・・・」
ソルテ「お二人の関係が進んだのでしょう・・・まあ、同居しているから時間の問題だとはわかってはいたけど・・・」
3人は玉座の隅にあるソファーでくつろいでいた、そしてその話題の矛先には玉座で座っているパトとその横に居るメルリアだった。
いつもと同じ光景、むしろ専属神達もその光景が慣れて来た時、慣れて来たからこそ違和感に気付いた。
パト「メルリア、ずっと気になってたんだけどずっと立ってて疲れない?」
メルリア「お気遣い感謝しますアナタ、ではお隣に椅子を置く許可を頂いてもよろしいですか?」
パト「いいよ、メルリアも疲れないようにね、折角何もないんだから」
メルリア「はい、それではお言葉に甘えて・・・」
メルリアはそう言うと何もない空間から上品な椅子を出し、それをパトの玉座の横に置き、その場に座る。
・・・・・・
雪花「メルリア様、凄くパトの言葉に甘えるようになったわよね?」
ラル「それどころか、さっきの立っている場所・・・今までは少し後ろだったのに、最近はずっと真横でしかもちょっと服が当たるくらい近いのよ」
ソルテ「しかも話す時やたら顔が近いのよね、それに以前よりボディータッチが増えたし、以前よりも自主的にパトさんの事を気に掛けてるのよ」
三人はメルリアの変化に大体勘付いていた。
雪花は手元のジュースを飲み、バッサリと言った。
雪花「あの二人・・・ヤッたわね、間違いなく」
ラル「直球ね、でもそうとしか思えないわね、最近メルリア様がどんどんなんていうか・・・可愛くなっていってるのよ、雰囲気がと言うか、乙女と言うか、難しいわね、どんな表現をすればいいのかしら」
ソルテ「言いたい事はわかるわ、以前は【礼儀正しい御令嬢】みたいな感じだったのが、今は【恋する乙女】なのよね・・・」
雪花「なんかそういう風に変わっていくのは何度も見て来たけど、メルリア様も例外なくって感じだったわね・・・琴歌ちゃんの時もそうだったし、奏星さんは・・・元々くっつき虫だったからなんともいえないけど」
ラル「そういえば月花ちゃんは?」
ソルテ「今日は休みです、月花ちゃんは九騎神使の教育もありますからね、幹部と部隊長が弱いのは流石にメンツが立たないから月花ちゃん達には休みという自由時間を増やして出来るだけ自主的に訓練してもらうようにしてるわ」
雪花「甘いですね!ソルテ様!月花お姉ちゃんは相当なめんどくさがり屋!仕事だから頑張るのであって、自由時間になると基本的にベッドかソファー、クッション、もしくはコタツの中から出てこないわ!むしろ私の方が自由時間をトレーニングとか自分磨きに当ててる方ね!」
ラル「へぇ、月花ちゃんでもやっぱりそうなるのね」
ソルテ「私やラル様と同じようなものね、ON・OFFの切り替えの温度差が凄いのね」
雪花「そういう意味で言えばメルリア様って日頃どんな感じなのかしらね、というかあの人の業務内容的にON・OFFがあるのかしら?だってパトが寝てる間くらいしか自由時間ないでしょ?その少ない時間でOFFになっても自分も寝ないといけないから殆ど息抜き出来てないんじゃないかな?」
ソルテ「最近は自室に戻ると結構OFF状態よ、ただ自身の仕事を真っ当しながらだけど」
ラル「OFFってどんな感じなのかしら、今でさえあれだけデレてたらOFFになるともう大変なんじゃないかしら」
雪花「そうね、メリアちゃんのお姉ちゃんだからね、メリアちゃんみたいに仕事以外はパトと性行為する事しか考えてないかもしれないわよ」
ソルテ「それは偏見過ぎない?流石にそこまでメリア様の頭はピンクじゃないでしょ?」
雪花「でもメリアちゃん、プライベートはいかに誘惑してパトをその気にさせるかしか考えてないと思うけどなぁ、実際行動や言動がそうだし」
ラルとソルテはメリアのプライベート時の行動を言動を思い出してみる。
・・・・・・
メリア「ご主人!今日はご一緒に寝てもいいですか!」
メリア「ご主人!!」腕に抱き着き、胸を押し付けるまでの手慣れた動作
メリア「ご主人もご一緒します?」お風呂
メリア「ご主人、お隣いいですか?」絶対に対面ではなく真横を取る
・・・・・・
ラル「ああ、なんか少し思い出したけど、本当そんな感じね」
雪花「でしょ、だからメルリア様もOFFだと同じ事してるんじゃないかな~って」
ソルテ「姉妹の血は中々馬鹿に出来ませんからね、今度意識して見てみるわ」
雪花「いや!今日は私が行くわ!折角今日は側近に回れるくらい暇だし、遊びに行きたいわ!」
雪花はそう言いながらパトの所に行く
・・・・・・
雪花「パト!今日パトの部屋に遊びに行っていい?」
パト「いいね!以前やったゲームの続きするか!」
雪花「いいわね!今日は勝ち逃げさせないわよ~」チラ
雪花はパトと話しながらメルリアの方を見る、するとメルリアは雪花の方を見て、楽しそうに話を聞いていた。
雪花(特に変わった様子はないわね、いつも通りのメルリア様、私相手だから別になんとも思ってないとか?)
雪花はそう思い、再度パトの方に目線を戻そうと視線を動かした時、その異変に気付いた。
メルリアがパトの腕部分の服を軽く握っていたのだ。
それはまさしく【私の男を取るな】という独占欲から来る行動の現れだった。
雪花(成程、メルリア様は独占欲が強いタイプか、私と同じね、私も独り占めしたり、他の女と仲良く話してる姿を見てるとイライラするタイプだからわかるわ、メルリア様も私と同じ、特に順番や地位とかも気にしてすらいない、そんな強さも感じる、これはこれは)
パト「どうした雪花?」
雪花「いや、メルリア様とパト、結構距離感近くなったわよね、何かあったの?」
雪花はパトとメルリアを交互に見ながら聞く
パトはあからさまに言葉を詰まらせていた、そしてメルリアはパトの表情を見て、言葉を選び雪花に説明した。
メルリア「私は旦那様の侍女ですよ、その私がこうやって寄り添い、好意を示すのはさほど気にもなりませんけどね?」
そういうとメルリアは堂々とパトの腕を掴み、自身の懐で抱きしめて見せた。
雪花(引くどころか、強くアピールしてきますか・・・流石はメリアちゃんのお姉ちゃんってだけのことはある、だけどスタンスがまったく逆なのね)
メリアが好きな異性は魅力的、そして魅力的なのだから他の女性が寄ってくるのは当たり前、だから皆でメリアの好きな異性を共有して愛され、愛し、尽くしましょう、愛情を共有しましょう、でもその多くの女性の中でも一番は自分である。
メルリアは好きな異性は独占したい、例え他の異性が居てもお構いなしに独占し、愛情を誰よりも多く受けたい、そしてその分、自身の全てを賭けて愛情を注ぎたい。
用は他の女性を受け入れるか受け入れないかの差だ。
雪花「そう、なら別に問題ないですね、じゃあ私はっと」よっこいせ
雪花はパトの上に座る、パトは驚き、メルリアもその大胆な行動に驚く
雪花「メルリア様は腕をどうぞ?私はそれ以外の全てを貰いますので、お互い欲しい所を分担出来てよかったですね」笑顔
メルリア「む、むぅ~~~」真っ赤な顔をして膨れる
パト(出た、俺の苦手な修羅場・・・最近は一切なかったのに、でもここで俺に質問を投げてきたら俺は絶対に逃げる!)
雪花「さて、今他の侍女や皆が居る前で見せつけれもいいのだけど、そんな大人げないマウントは取らないわ、だって、パトは私にぞっこんだからね、余裕があるの、奪われないっていう余裕がね」
雪花はそう言いながらパトに持たれながら足を組み、余裕を見せる
パト(だからと言って俺を椅子にすんな!これじゃただのSMプレイじゃないか?!)
雪花「メルリア様、貴女がもし一人の女としてパトの物になったのなら言っておくわ、恋愛に地位や役職は関係ないわ、パトが一番に愛し、尽くし、特別に扱ってくれる、それが全て、それはどれだけ女が増えても同じ、絶対に序列が着くの、どれだけパトが私達の事を大切に想ってくれてもね」
雪花はメルリアに話す。
雪花「私は専属神内では・・・そうね、今の所3番目って所かしらね、メリアちゃんとカナは強敵ね、あの二人はパトを完全に理解してる分私でも尊敬に値するレベルだから、でもそれ以外は絶対に負けてないって自負してる、実際私はパトから【地球で二人きりで生活がしたい】とまで言ってくれたわ、それはそれだけ私が特別だから、自分で言ってて恥ずかしいけどね」
パトは照れながら雪花を見る(雪花が背もたれしているため顔が動かせない)
雪花「メルリア様、今の貴女は・・・そうね、見た目はやっぱりパトの好みだし、性格もパトが好きそうな性格、尽くしてくれて、沢山甘えさせてくれる、今の所専属神の人達と匹敵する程の愛情をこの短期間で得ているかもしれないわね、でも私には遠く及ばない、何故なら貴女はまだパトを知らない、尽くしてるだけ、それでは専属神に匹敵するかもしれないけど、勝つことは出来ない、私達の関係性はその上を行くわよ」
雪花は明らかなマウントを取った。
パト(女社会こえ~~、目の前で初めて女のマウントを見た・・・)ガクブル
メルリア「流石はあのメリアが認めるだけの事はありますね、ですが雪花、貴女のその価値観の物差しで関係を見ているのなら、まだ私にも勝機はありますね、今の専属神も会って間もない時に専属神になっている人が殆どなのは知っています、つまり条件は同じ、確かに今の旦那様との付き合いが一番長いのは雪花と月花でしょう、ですが、それは数十年も経てば大したアドバンテージにもなりません、誤差です、私はつい最近旦那様と肉体的契りを交わしました、それからは私が旦那様を恋しく思う度に行為を求めて、旦那様も愛情を私に注いでくれます」
雪花はメルリアの話を聞き、パトの足を強くつねる
雪花(この性欲魔人が!)ギロ
パト(ごめんなさい!断れないんです!というか断る度胸がない甲斐性なしなんです?!)ビク!!
メルリア「今はお互いこの関係が新鮮なので盛り上がっているだけでしょう、ですが私はどんな状況でもどんな心境でも私が認め、愛した旦那様に尽くします、そしていつかはメリア以上に愛される存在になります、私は貴女達にはない武器があると自覚してますので」
メルリアはそう言いながら強くパトの腕を胸に押し付ける
雪花(イラ)イラ
雪花がメルリアの大きな胸を見て怒りの感情が湧き出ていた。
雪花「身体だけでパトを魅了するならそれこそ他所からいくらでも用意出来るわ~」
メルリア「忠誠の話をしていたつもりだったのですが、いつからお身体のお話に変ったのでしょうかね?」黒笑み
雪花「上等よ!ならどっちが愛されているか確かめましょう!そうね、どうせパトに審判させたら同点とかぬるい展開にされるだろうし、こっちで条件をつけて、それを満たした回数が多い方が愛されてるっていうのはどうかしら!!?」
メルリア「乗りました、私は旦那様の専属侍女ではありますが、帝王神候補でもあります、絶対に負けませんよ!」
パト「何そのNGワードゲームみたいなの、怖くて俺何も出来ないじゃん」
雪花「というかパト、今更だけど私パトの寝室で今度から寝るわ!家族なんだから問題ないはずよね!」
パト「それは家族だけど・・・でもそれって帝国だと無意味なんじゃ・・・」
雪花「知らないわ、私とパトが地球で同棲をした時に帝国は邪魔してきたんだからこっちも邪魔するわよ、そもそも地球の家系図には私とパトがしっかり婚姻として線惹かれてるんだからね!」
パト「それは雪花が勝手にボールペンで引いただけじゃ・・・ゲホ?!」
雪花はパトの言葉を遮るように一度上半身を起こして、勢いよくパトにもたれ掛かった
雪花「さて、メルリア様、紙を用意して頂戴、お互い条件を書いて案を出し合いましょう」
メルリア「いえ、それをするなら旦那様の勤務が終えてからです、旦那様がお仕事をなさっている時に私が遊ぶわけにはいきませんので」
雪花「あらそう、ならこうするしかないわね」プイ
雪花は背もたれにしているパトの方に振り向き、そのままパトにキスをする。
メルリア「な??!」
侍女達「??!!?」
雪花はチラっとメルリアを見て、挑発するかのようにパトの口の中に雪花の舌を入れ出す。
メルリアはその状況を見せつけられ、雪花の挑発に乗ってしまう。。
メルリア「わかりました、いいでしょう、絶対に負けませんから!!」
メルリアがそう言ってる間、雪花はお構いなしにディープキスを続ける
メルリア「決めたのですからいい加減キスは辞めてください!!」
雪花はメルリアにそう言われるとキスを辞め、口元を少し拭う。
雪花「その気になってくれて嬉しいわ、じゃあ決めましょうか!」
パトは雪花とメルリアの喧嘩を止めるようにソルテにアイコンタクトを送ったり、月花に脳内で話しかけたり、カナにもSOSを出していた、だが
ソルテ(無理です、勤務中ならまだしもプライベートでの対決なら私が関与する理由がないです)
月花(雪花の面倒事には関わりたくないわ)
カナ(パスかな~)
誰もパトのSOSには応えなかった。
パト(薄情者~~?!はぁ・・・これが自業自得という奴なんだな、だから俺には荷が重すぎたんだ・・・欲求に負けた俺が一番悪いんだけどな・・・はは)
そしてメルリアはエイリを呼び、代わりにパトの横に付け、雪花と一緒にソルテ達の居る机で勝負条件を練っていた。
エイリ「メルリア様があそこまで荒れているの初めて見ました・・・」
パト「まあ、色々あるんだよ・・・色々ね・・・」げっそり
エイリ「あの、主様、服が凄く乱れていますので整えてもよろしいでしょうか?」
パト「ああ、さっきまで俺の上で雪花が暴れてたからな・・・お願い直してくれ」
エイリ「いったい何があったのですか・・・??」困惑
そして勤務が終わり、プライベート時間に入った。
・・・・・・
メルリア「では開始ですね」
雪花「ええ、それじゃあお互い書き合った条件をランダムで選んでそれらのアクションをして貰ったら1点、それで今晩、パトが就寝したタイミングで終わり!ちなみに性行為は禁止!淫らな誘惑でその場の流れで愛の言葉をささやかさせるなんて愚の骨頂、本当に愛されているなら興奮していない通常の時にこそわかるもの!!」
メルリア「わかりました!性行為は禁止ですが、まさか性行為一歩手前の誘惑なら問題なし等という揚げ足は辞めてくださいね?」
雪花「メリアちゃんや琴歌ちゃんじゃないんだからしないわよ!」
メルリア「それでは先に旦那様には自室に入って貰っています、そして私達は廊下で旦那様の扉の前、ここから部屋に入ったらスタートです!」
雪花「上等よ!絶対に同点とか無しよ!意地でも優劣つけてやるんだから!」
そしてメルリアと雪花の戦いは始まる!
2022年12月08日
No.87 ラルと映画デート
ラルは普段とは違い、身なりの軽いおしゃれな服装をしていた。
パト「ラルって本当勿体ないよね、部隊でもそれくらい物腰柔らかかったら部隊の皆と仲良く出来るのに」
ラル「色々大変なんですよ、上も、上下関係は大事だし、しっかり仕事をやってもらうためには手を抜いたら私から酷い仕打ちを受けるとか、そんな被害妄想をしてくれた方が、私にとっても仕事が楽だし」
ラルはそう言いながらパトと映画を見るために映画館に向かった。
パト「ラルって休日は結構映画館にソルテと一緒に行ってるんだってね」
ラル「最近はハクちゃんも来てくれるのよ、ハクちゃん凄く女子力高いから私もびっくりしちゃうかな~」
パト「確かに!それで・・・ほほう、ホラーか、やっぱり」
パトはラルが手慣れた感じで映画チケットを購入する。
パト「ラルも地球に慣れたね、なんか嬉しいよ」
ラル「ほぼ毎週来てたら流石にね」
パト「毎週?!それって流石に見る映画とか少ないんじゃない?!」
ラル「有名どころを狙えばそうだけど、B級映画とかを上映している小さい映画館に行けば結構あるのよ、当たりはずれは凄いけど」
パト「やっぱり外れとかあるんだ」
ラル「でもどんな映画監督も下から這い上がって知名度を得て有名になるのよ、だからもしかすると凄い発掘があるかもしれない、そう考えると中々馬鹿に出来ないわよ」
ラルは映画の良さについて楽しそうに語る、普段ラルは一人の時間を好むため、中々ラルと一緒に出掛けたりラルとの時間を過ごす事がないため、パトから見てもラルの楽しそうな反応は新鮮で楽しかった。
パト「さて、俺はポップコーンとジュース買うけどラルは何かいる?」
ラル「飲み物だけでいいわ、えっと・・・オレンジジュースでいいかな」
パト「おっけ~、それじゃあ買ってくるね」
ラル「一緒に並ぶわよ、せっかくなんだし一緒に居ましょうよ」
ラルはそう言うとパトと一緒に並ぶ、今回の映画は有名な監督が制作した映画らしく、テレビでも何度も宣伝されていたため、観客も多く、注文するにもそれなりの列を作っていた。
パト「流石に寝ないと思うけど寝たらごめんね?」
ラル「あら、パトさんは映画中に寝ちゃうタイプ?」
パト「暗くてしんみりとしてたらそのまま寝ちゃうかも、実は俺、あんまり映画館で映画を見るってやったことないからさ」
ラル「なら大丈夫、この映画はスリルがあるからきっと最後まで楽しめるわ!」ワクワク
そしてパトとラルは二人の各自の買い物をし、指定された上映会場に入り、席に座り、ただ流れている映画の宣伝を見る。
パト「すげぇ、最近の映画はCG技術が凄くてしかも綺麗なんだよなぁ、技術の進化を感じるよな、ラル」
ラル「そうね、あの映ってる世界が作り物だなんて考えられないわ、でもそれだけ楽しめるから好きだわ」
パト「そうだね、実際はどの星もあんなに綺麗じゃないからね、たまに凄く技術が発展してる星もあるけど」
ラル「そんなものよ、でもきっとこの星の人達は普段とは違う風景を望んでいるのね、だからそういう意味では他の星を知ってる私達よりも純粋に楽しめるのかもね」
パト「そうだね、あ、始まりそうだね!」
ラル「さて、しっかり目に焼き付けておかないと!」
そして映画の上映が始まり、最初から最後までのホラー展開にパトは驚き、ラルは目を輝かせながら楽しんでいた。
・・・・・・
ラル「凄く楽しかった~~!流石ね!あれだけの大迫力なのは中々ないわよ!」
パト「こ、怖かった・・・というか見てられなかった・・・寝れるかあんなもん」
ラル「パトたまに私の腕に捕まってた物ね~」
パト「怖いんだから仕方ないだろ!それでラルを見たら何故か凄く笑顔だし!?しかもグロシーンの時も凄く笑顔だったよね?!」ガクブル
ラル「だってあの血が拭きだすシーンって凄く楽しくない?私はその血の出かた大袈裟な方が凄く好きなの!」
パト「サイコパス!この子天使なのに凄く思考がサイコパス?!天使のフワフワしたイメージを返して?!」
ラル「天使にだって好みがあるんです!私はちょっとグロに耐性があっただけで」
パト「耐性どころの話じゃないんだよなぁ、もはやグロで回復してるレベルなんだよなぁ」
ラル「さて、もういい感じの時間だし、昼食を食べに行きましょう!今度は私が奢りますよ!しかも私が紹介する場所よ!」
パト「それは楽しみだ、それじゃあ行こうか!」
二人はラルのオススメの店に行き、おしゃれな料理を堪能した。
・・・・・・
パト「ここ雰囲気があっていいね、俺は絶対に一人で入れない店だわ」
ラル「パトは無理でしょうね、だから私とこれからもこういう店に来たらいいの♪」
パト(ラル、無意識なんだろうな、俺の事呼び捨てになってる、きっとそれくらい今を楽しんでくれてるのかな)
パト「そうだ、次は何を見るの?」
ラル「そうね~、次はさっきの映画に比べたらランクは下がると思うけど、私的には結構楽しみにしている作品ね、私の予想では会話が長くて眠たくなるかもだから気を付けてね」
パト「よし!その時は起こしてね!」
料理を堪能した二人はそのまま映画館に向かった
・・・・・・
パト「ここか~、よくこんな所知ってたね」
ラル「検索エンジンって凄いわよね、調べたらすぐに出てきてくれるのだから」
ラルはそう言いながら自分用の携帯をパトに見せびらかす、
パト「はは、使いこなしてるな」
ラル「ほら、上映時間が近いから急いでいきましょう!」
ラルはパトの手を引っ張り、会計と再度食べ物と飲み物を買い、劇場の椅子に座る、先ほどの映画館とは比べ、こちらはそれなりに広いのだが、人がまったく居なかった。
ラル「ここって常に人が少ないから独占って感じがしてい凄く優越感に浸れるのよね、私のお気に入り」
パト「そうだな、こうやって喋ってても周りに誰も居ないから気が楽でいいや」
パトはそう言いながら見回すと、今回の映画は余程知名度がないのか、上映数分前だというのに誰も座っていなかった。
パト(これって大丈夫なのか・・・恐ろしい程つまらないとかないよな・・・)
ラル「ほら、そろそろ始まるわ!」
だがそんな横でラルだけは目を輝かせながら大きなスクリーンに釘付けになっていた。
パト(ラルが楽しんでるならいっか、俺も最大限楽しめるように頑張ろう!!)
そして映画が始まる・・・
・・・・・・
ラル「う~ん、なんだろう、【死ねばとりあえずOK】感があからさまに出てたわね、なんかあまり気乗りしなかったかも」
パト「しかも続編を匂わせて無茶苦茶中途半端に終わったしね、ああいうの凄くモヤモヤするんだよなぁ」
ラルとパトは映画を見終えて、すぐに映画館を出て、近くの飲食店に入っていた。
パト「さて、もう夕方か、どうする?もう一本何処かで見ていく?」
ラル「いえ、もう今日はこれくらいかしらね、夕方の上映スケジュールを一通り見ていたのだけど、とくに見たい物がもう出てなくてね、パトが見たい物があるなら一緒に見るけど?」
パト「俺か、俺はアニメ系になるけどいい?」
ラル「アニメ系ね、よくソフィアが見ているわね、仕事中でもお構いなしにだけど」
パト「ソフィアらしいな~」苦笑い
ラル「いいわよ、せっかくだし面白い作品に会えるのなら私も歓迎だわ」
ラルはそう言いながらパトと一緒に夕方からの予定表を眺める
パト「これはどう?結構人気らしいよ」
ラル「へえ、絵も綺麗ね、絵の作品だからそれだけ綺麗に出来るってことか・・・どんなお話か気になるわね!」
ラルはそう言うとパトも乗り気になり店を後にして再度最初の映画館に戻る
・・・・・・
パト「俺もあまり事前情報がないからどんなお話か楽しみだ」
ラル「パトは最近こういう作品は見ないの?」
パト「最近はそうだね、もうここ二年はあまり詳しくないかな、色々あったしね」
ラル「なら落ち着いたらまたゆっくり映画鑑賞の趣味に目覚めるといいわ!私がいつでも同行してあげる!」
パト「考えておくよ・・・」苦笑い
そして本日最後の映画を見届ける
・・・・・・
ラル「グロくはなかったけど凄く良い話だったわね」
パト「ああ、作品に製作者の性癖がしっかり出てるよ・・・」じんわり
ラル「性癖?」
パト「どんな作品にも個性があるんだ、それが一番出るのは性癖だと思ってる、むしろその製作者の性癖があるおかげで作品のキャラに魅力が生まれるんだ、それがないとただ絵に声を当ててるだけの紙芝居だからね、作品にどれだけ自分の描きたいって力が強いか、それでその作品ってより良くなっていくと思うんだ、誰かの忖度が入った作品じゃないんだ、って実感出来て俺は凄く楽しめたよ」
ラル「へぇ、そんな考え方もあるのね、確かにホラーもどれも同じ展開じゃないし、人減関係もその人の作品によって変わってる、恋人関係なのか、友人なのか、逆にそのグロにも一瞬で殺すのか、悲鳴を聞きながらじんわり殺すのか、恐怖を与えるだけ与えた後殺すとか、その人の感性が強く入ってると思うわ」
パト「え、こわ、絶対その製作者ドSじゃん・・・」
ラル「それじゃあどうする?もう外も暗いし、そのまま帰る?」
パト「そうだな、夕方のディナーに誘いたいけど俺ってそんなキャラじゃないし、一緒に帰ろうか!」
こうして二人は帝国に着くまでの間互いの作品への価値観を話し、盛り上がった。
パト「そういえばラル、今日途中からずっと呼び捨てだったね」
ラル「今更なのね、勇気出したんだから」
パト「これからもそれでいいよ、ラルだし」
ラル「じゃあ部下が居ない時にね」
パト「ラルって本当勿体ないよね、部隊でもそれくらい物腰柔らかかったら部隊の皆と仲良く出来るのに」
ラル「色々大変なんですよ、上も、上下関係は大事だし、しっかり仕事をやってもらうためには手を抜いたら私から酷い仕打ちを受けるとか、そんな被害妄想をしてくれた方が、私にとっても仕事が楽だし」
ラルはそう言いながらパトと映画を見るために映画館に向かった。
パト「ラルって休日は結構映画館にソルテと一緒に行ってるんだってね」
ラル「最近はハクちゃんも来てくれるのよ、ハクちゃん凄く女子力高いから私もびっくりしちゃうかな~」
パト「確かに!それで・・・ほほう、ホラーか、やっぱり」
パトはラルが手慣れた感じで映画チケットを購入する。
パト「ラルも地球に慣れたね、なんか嬉しいよ」
ラル「ほぼ毎週来てたら流石にね」
パト「毎週?!それって流石に見る映画とか少ないんじゃない?!」
ラル「有名どころを狙えばそうだけど、B級映画とかを上映している小さい映画館に行けば結構あるのよ、当たりはずれは凄いけど」
パト「やっぱり外れとかあるんだ」
ラル「でもどんな映画監督も下から這い上がって知名度を得て有名になるのよ、だからもしかすると凄い発掘があるかもしれない、そう考えると中々馬鹿に出来ないわよ」
ラルは映画の良さについて楽しそうに語る、普段ラルは一人の時間を好むため、中々ラルと一緒に出掛けたりラルとの時間を過ごす事がないため、パトから見てもラルの楽しそうな反応は新鮮で楽しかった。
パト「さて、俺はポップコーンとジュース買うけどラルは何かいる?」
ラル「飲み物だけでいいわ、えっと・・・オレンジジュースでいいかな」
パト「おっけ~、それじゃあ買ってくるね」
ラル「一緒に並ぶわよ、せっかくなんだし一緒に居ましょうよ」
ラルはそう言うとパトと一緒に並ぶ、今回の映画は有名な監督が制作した映画らしく、テレビでも何度も宣伝されていたため、観客も多く、注文するにもそれなりの列を作っていた。
パト「流石に寝ないと思うけど寝たらごめんね?」
ラル「あら、パトさんは映画中に寝ちゃうタイプ?」
パト「暗くてしんみりとしてたらそのまま寝ちゃうかも、実は俺、あんまり映画館で映画を見るってやったことないからさ」
ラル「なら大丈夫、この映画はスリルがあるからきっと最後まで楽しめるわ!」ワクワク
そしてパトとラルは二人の各自の買い物をし、指定された上映会場に入り、席に座り、ただ流れている映画の宣伝を見る。
パト「すげぇ、最近の映画はCG技術が凄くてしかも綺麗なんだよなぁ、技術の進化を感じるよな、ラル」
ラル「そうね、あの映ってる世界が作り物だなんて考えられないわ、でもそれだけ楽しめるから好きだわ」
パト「そうだね、実際はどの星もあんなに綺麗じゃないからね、たまに凄く技術が発展してる星もあるけど」
ラル「そんなものよ、でもきっとこの星の人達は普段とは違う風景を望んでいるのね、だからそういう意味では他の星を知ってる私達よりも純粋に楽しめるのかもね」
パト「そうだね、あ、始まりそうだね!」
ラル「さて、しっかり目に焼き付けておかないと!」
そして映画の上映が始まり、最初から最後までのホラー展開にパトは驚き、ラルは目を輝かせながら楽しんでいた。
・・・・・・
ラル「凄く楽しかった~~!流石ね!あれだけの大迫力なのは中々ないわよ!」
パト「こ、怖かった・・・というか見てられなかった・・・寝れるかあんなもん」
ラル「パトたまに私の腕に捕まってた物ね~」
パト「怖いんだから仕方ないだろ!それでラルを見たら何故か凄く笑顔だし!?しかもグロシーンの時も凄く笑顔だったよね?!」ガクブル
ラル「だってあの血が拭きだすシーンって凄く楽しくない?私はその血の出かた大袈裟な方が凄く好きなの!」
パト「サイコパス!この子天使なのに凄く思考がサイコパス?!天使のフワフワしたイメージを返して?!」
ラル「天使にだって好みがあるんです!私はちょっとグロに耐性があっただけで」
パト「耐性どころの話じゃないんだよなぁ、もはやグロで回復してるレベルなんだよなぁ」
ラル「さて、もういい感じの時間だし、昼食を食べに行きましょう!今度は私が奢りますよ!しかも私が紹介する場所よ!」
パト「それは楽しみだ、それじゃあ行こうか!」
二人はラルのオススメの店に行き、おしゃれな料理を堪能した。
・・・・・・
パト「ここ雰囲気があっていいね、俺は絶対に一人で入れない店だわ」
ラル「パトは無理でしょうね、だから私とこれからもこういう店に来たらいいの♪」
パト(ラル、無意識なんだろうな、俺の事呼び捨てになってる、きっとそれくらい今を楽しんでくれてるのかな)
パト「そうだ、次は何を見るの?」
ラル「そうね~、次はさっきの映画に比べたらランクは下がると思うけど、私的には結構楽しみにしている作品ね、私の予想では会話が長くて眠たくなるかもだから気を付けてね」
パト「よし!その時は起こしてね!」
料理を堪能した二人はそのまま映画館に向かった
・・・・・・
パト「ここか~、よくこんな所知ってたね」
ラル「検索エンジンって凄いわよね、調べたらすぐに出てきてくれるのだから」
ラルはそう言いながら自分用の携帯をパトに見せびらかす、
パト「はは、使いこなしてるな」
ラル「ほら、上映時間が近いから急いでいきましょう!」
ラルはパトの手を引っ張り、会計と再度食べ物と飲み物を買い、劇場の椅子に座る、先ほどの映画館とは比べ、こちらはそれなりに広いのだが、人がまったく居なかった。
ラル「ここって常に人が少ないから独占って感じがしてい凄く優越感に浸れるのよね、私のお気に入り」
パト「そうだな、こうやって喋ってても周りに誰も居ないから気が楽でいいや」
パトはそう言いながら見回すと、今回の映画は余程知名度がないのか、上映数分前だというのに誰も座っていなかった。
パト(これって大丈夫なのか・・・恐ろしい程つまらないとかないよな・・・)
ラル「ほら、そろそろ始まるわ!」
だがそんな横でラルだけは目を輝かせながら大きなスクリーンに釘付けになっていた。
パト(ラルが楽しんでるならいっか、俺も最大限楽しめるように頑張ろう!!)
そして映画が始まる・・・
・・・・・・
ラル「う~ん、なんだろう、【死ねばとりあえずOK】感があからさまに出てたわね、なんかあまり気乗りしなかったかも」
パト「しかも続編を匂わせて無茶苦茶中途半端に終わったしね、ああいうの凄くモヤモヤするんだよなぁ」
ラルとパトは映画を見終えて、すぐに映画館を出て、近くの飲食店に入っていた。
パト「さて、もう夕方か、どうする?もう一本何処かで見ていく?」
ラル「いえ、もう今日はこれくらいかしらね、夕方の上映スケジュールを一通り見ていたのだけど、とくに見たい物がもう出てなくてね、パトが見たい物があるなら一緒に見るけど?」
パト「俺か、俺はアニメ系になるけどいい?」
ラル「アニメ系ね、よくソフィアが見ているわね、仕事中でもお構いなしにだけど」
パト「ソフィアらしいな~」苦笑い
ラル「いいわよ、せっかくだし面白い作品に会えるのなら私も歓迎だわ」
ラルはそう言いながらパトと一緒に夕方からの予定表を眺める
パト「これはどう?結構人気らしいよ」
ラル「へえ、絵も綺麗ね、絵の作品だからそれだけ綺麗に出来るってことか・・・どんなお話か気になるわね!」
ラルはそう言うとパトも乗り気になり店を後にして再度最初の映画館に戻る
・・・・・・
パト「俺もあまり事前情報がないからどんなお話か楽しみだ」
ラル「パトは最近こういう作品は見ないの?」
パト「最近はそうだね、もうここ二年はあまり詳しくないかな、色々あったしね」
ラル「なら落ち着いたらまたゆっくり映画鑑賞の趣味に目覚めるといいわ!私がいつでも同行してあげる!」
パト「考えておくよ・・・」苦笑い
そして本日最後の映画を見届ける
・・・・・・
ラル「グロくはなかったけど凄く良い話だったわね」
パト「ああ、作品に製作者の性癖がしっかり出てるよ・・・」じんわり
ラル「性癖?」
パト「どんな作品にも個性があるんだ、それが一番出るのは性癖だと思ってる、むしろその製作者の性癖があるおかげで作品のキャラに魅力が生まれるんだ、それがないとただ絵に声を当ててるだけの紙芝居だからね、作品にどれだけ自分の描きたいって力が強いか、それでその作品ってより良くなっていくと思うんだ、誰かの忖度が入った作品じゃないんだ、って実感出来て俺は凄く楽しめたよ」
ラル「へぇ、そんな考え方もあるのね、確かにホラーもどれも同じ展開じゃないし、人減関係もその人の作品によって変わってる、恋人関係なのか、友人なのか、逆にそのグロにも一瞬で殺すのか、悲鳴を聞きながらじんわり殺すのか、恐怖を与えるだけ与えた後殺すとか、その人の感性が強く入ってると思うわ」
パト「え、こわ、絶対その製作者ドSじゃん・・・」
ラル「それじゃあどうする?もう外も暗いし、そのまま帰る?」
パト「そうだな、夕方のディナーに誘いたいけど俺ってそんなキャラじゃないし、一緒に帰ろうか!」
こうして二人は帝国に着くまでの間互いの作品への価値観を話し、盛り上がった。
パト「そういえばラル、今日途中からずっと呼び捨てだったね」
ラル「今更なのね、勇気出したんだから」
パト「これからもそれでいいよ、ラルだし」
ラル「じゃあ部下が居ない時にね」
No.86 十三天の心 ルナ
ルナは第八の園に存在する年中暗い地域の大きな館に住んでいる。
今日はパトがルナの館に来ていた。
ルナ「今日は何を飲みますか?主様?」
パト「そうだな~、グレープジュース!」
ルナ「わかりました、最近主様がよく来てくれるのでジュースのバリエーションが増えましたよ」
パト「次は炭酸ジュースをご所望だね!よろしくね!ルナ!」
ルナ「主様、このジュースは全部帝国産ですよ、全部わざわざ出て仕入れてきてるんですよ?」
パト「そうなの?というかいつの間に出てるのさ?」
ルナ「え?私は出てませんよ?ただ、能力を使ってこう・・・」
ルナはそう言うと右手側に黒い空間を生み出し、そこから飲み物を出して来た
パト「はいそれ窃盗!買ってないでしょ!?」
ルナ「大丈夫です、主様用にしか使って居ませんので、私用でこれを使ったことはありません、そこまで帝国は惹かれませんので」
ルナはそう言うと空間を消し、手元にあるティーカップの中にある液体を口に含む。
パト「ルナが今飲んでいるそれは普段どこから手に入れてるんだ?」
パトは疑問に思った事をルナに聞いてみた。
ルナ「それは帝園から取って来てます、こちらは窃盗ですね、ですが第八の園は【律儀に買うのは馬鹿】【盗まれる管理をしている方が悪い】という思考の子が多いので問題ありません、合法です。」
パト「ここの園の文化怖すぎだろ、夜道安心して歩けないじゃないか」ガクブル
ルナ「主様の物を盗もうものならミール様の逆鱗に触れるから絶対にあり得ないわね、怖い怖い」
パト「怖い怖いで済ますなよ」
パトはそう言いながらルナが用意してくれた盗難品のグレープジュースを飲み干す。
・・・・・・
ルナ「それにしても帝国の方はいいのですか?」
パト「今日は暇なんだ、帝国では自室でメルリア達とゆっくりお茶してたし、やってることは変わらないさ、俺が居ない方がメルリアも気を楽に出来るだろうしね」
ルナ「目上と同じ環境に居るのは気を許していても疲れますからね、わかってるじゃないですか」
パト「俺は弱者の気持ちが痛い程わかるんでね~」ドヤ
ルナ「それで私の所に非難してきたわけですね」
パト「ここって気が休まるんだ、ルナも俺を守ってくれるわけだし、このソファーも居心地いいし、時間軸が違うからここでサボっても帝国では些細な時間だ、有意義に使わせてもらってるよ」
パトはソファーで横になると目を閉じ、寝る体制に入る。
ルナ「ここが主様の憩いの場になっているのなら私も嬉しいですね、本当主様くらいですよ、私の所に好き好んで来てくれる方は」
パト「だって、ルナって一緒に居たら居心地良いんだよ、周りは俺を魅惑させて精力をむさぼってるみたいな偏見持たれてるけど、実際は俺の英気を養ってくれてるだけだしね、皆ルナの雰囲気に惑わされ過ぎなんだよなぁ」
パトはそう言いながら眠りについてしまった。
・・・・・・
ルナはパトに毛布を掛け、自分の元居た場所に座り、ティーカップにある液体を再度口に含む。
ルナ(主様が思っている程私は良い女じゃない、自分の欲のために主様を利用してるだけ、でもその代わり主様の欲を私が満たしてあげてるだけ、私は誰よりも独占欲が強い、そして誰よりも魔族としての本能を持っている、だから私は主様とひとつになりたい、文字通りひとつに・・・一時的に体が合わさる程度ではなく、私が主様の中で生き、そして一生を共に過ごし、主様の持つ全てを私のものにしたい・・・そんな欲深い女って主様でも流石にわからないわよね)
ルナはパトを優しい眼で見つめる、ルナはそのような事を考えていても別に実行に移す事はない、人の妄想に近い思考回路。
ルナ「もし、主様の血をもっと手に入れて、肉を貰えば私は主様になれるのかしら?」
パト「・・・zzz」
パトは深い眠りに入っていたため、ルナの独り言は聞いていなかった。
ルナ「なんてね、私が主様になっても意味がない、主様は主様だからこそ意味がある、なんて初々しい顔なのかしら、帝国では数十名の女性を愛し、脇隔てなく愛を与える主様、なのにそこに邪な気持ちがない、美しい、私欲にまみれた欲望ではなく、相手の事を想って満たされた欲望は本当に綺麗、主様、その綺麗な欲望をぜひ大切にしてくださいね・・・」
ルナはそう言いながら最後の一滴まで飲み干した。
・・・・・・
パト「んん?結構寝てたか?」
ルナ「ええ、どうせならと思って深い睡眠に入れるように魔術を掛けておきました、どうですか?身体が軽くなりましたか?」
パトはルナに言われて身体を動かす、深い眠りに入って居たため多少身体が重たいが、動かしてみると疲れがしっかりとれていた
パト「うん、良いかんじだ、ルナ今日も血が必要か?」
ルナ「主様から頂けるのなら」
パトはルナのその言葉を合図にルナに口づけをする、そしてその間にルナはパトの口から血液を吸い取る。
ルナ(このひと時が凄く好き、血があれば私はもっと主様に近づいて最終的には血で繋がれた眷属にまで昇格するかもしれない、でもそんな先の事より、今こうやって主様が私と接吻を交わしてくれて、血を貰う事を受け入れてくれる事が何よりも嬉しい・・・)
ルナはある程度パトから血液を抜くと、その分自分の血をパトに分ける、そうすることで、パトの貧血を防ぐのと、ルナの血をパトに馴染ませ、より強い絆で結ばれ、眷属として特別な地位に近づけようという企みがあった。
ルナ「はい、ありがとうございます」
パト「毎度今でも血を分けてるけどまだ居るのか?」
ルナ「隠す気はありませんが、私は今の関係に満足してませんので、【常駐契約】は機械族の娘と、鬼族の娘と龍族の娘に奪われてしまいました、ですが私には【眷属】を狙う事は出来ます、もっと私と主様の血と関係が深まれば私を今よりも上手く扱えますよ」
パト「眷属か、もう従属なんだから同じようなものだと思うけど、俺はルナを信じてる、ルナは俺に悪いようにしない、だから疑わない、好きにしろ」
ルナ「その信頼を裏切らないように心がけましょう、それでは帝国業務、頑張ってくださいね」
パト「はいよ!ありがとう!ルナ!」
パトはそう言うとその場から去り、帝国に戻る。
ルナはパトを見届けた後、机の上に残っているカップ二つを片付け、そしてパトが使った毛布を畳み、自身の作った空間の中に収納する。
ルナ「主様が私の事を疑わない、信頼してくれる、それだけは絶対に裏切りません、絶対に後悔はさせませんよ、それでお互いの幸せのために・・・ってね♪」
ルナはまだまだパトを狙っている、だけどそれは深い魔物の愛情表現なのかもしれない・・・
今日はパトがルナの館に来ていた。
ルナ「今日は何を飲みますか?主様?」
パト「そうだな~、グレープジュース!」
ルナ「わかりました、最近主様がよく来てくれるのでジュースのバリエーションが増えましたよ」
パト「次は炭酸ジュースをご所望だね!よろしくね!ルナ!」
ルナ「主様、このジュースは全部帝国産ですよ、全部わざわざ出て仕入れてきてるんですよ?」
パト「そうなの?というかいつの間に出てるのさ?」
ルナ「え?私は出てませんよ?ただ、能力を使ってこう・・・」
ルナはそう言うと右手側に黒い空間を生み出し、そこから飲み物を出して来た
パト「はいそれ窃盗!買ってないでしょ!?」
ルナ「大丈夫です、主様用にしか使って居ませんので、私用でこれを使ったことはありません、そこまで帝国は惹かれませんので」
ルナはそう言うと空間を消し、手元にあるティーカップの中にある液体を口に含む。
パト「ルナが今飲んでいるそれは普段どこから手に入れてるんだ?」
パトは疑問に思った事をルナに聞いてみた。
ルナ「それは帝園から取って来てます、こちらは窃盗ですね、ですが第八の園は【律儀に買うのは馬鹿】【盗まれる管理をしている方が悪い】という思考の子が多いので問題ありません、合法です。」
パト「ここの園の文化怖すぎだろ、夜道安心して歩けないじゃないか」ガクブル
ルナ「主様の物を盗もうものならミール様の逆鱗に触れるから絶対にあり得ないわね、怖い怖い」
パト「怖い怖いで済ますなよ」
パトはそう言いながらルナが用意してくれた盗難品のグレープジュースを飲み干す。
・・・・・・
ルナ「それにしても帝国の方はいいのですか?」
パト「今日は暇なんだ、帝国では自室でメルリア達とゆっくりお茶してたし、やってることは変わらないさ、俺が居ない方がメルリアも気を楽に出来るだろうしね」
ルナ「目上と同じ環境に居るのは気を許していても疲れますからね、わかってるじゃないですか」
パト「俺は弱者の気持ちが痛い程わかるんでね~」ドヤ
ルナ「それで私の所に非難してきたわけですね」
パト「ここって気が休まるんだ、ルナも俺を守ってくれるわけだし、このソファーも居心地いいし、時間軸が違うからここでサボっても帝国では些細な時間だ、有意義に使わせてもらってるよ」
パトはソファーで横になると目を閉じ、寝る体制に入る。
ルナ「ここが主様の憩いの場になっているのなら私も嬉しいですね、本当主様くらいですよ、私の所に好き好んで来てくれる方は」
パト「だって、ルナって一緒に居たら居心地良いんだよ、周りは俺を魅惑させて精力をむさぼってるみたいな偏見持たれてるけど、実際は俺の英気を養ってくれてるだけだしね、皆ルナの雰囲気に惑わされ過ぎなんだよなぁ」
パトはそう言いながら眠りについてしまった。
・・・・・・
ルナはパトに毛布を掛け、自分の元居た場所に座り、ティーカップにある液体を再度口に含む。
ルナ(主様が思っている程私は良い女じゃない、自分の欲のために主様を利用してるだけ、でもその代わり主様の欲を私が満たしてあげてるだけ、私は誰よりも独占欲が強い、そして誰よりも魔族としての本能を持っている、だから私は主様とひとつになりたい、文字通りひとつに・・・一時的に体が合わさる程度ではなく、私が主様の中で生き、そして一生を共に過ごし、主様の持つ全てを私のものにしたい・・・そんな欲深い女って主様でも流石にわからないわよね)
ルナはパトを優しい眼で見つめる、ルナはそのような事を考えていても別に実行に移す事はない、人の妄想に近い思考回路。
ルナ「もし、主様の血をもっと手に入れて、肉を貰えば私は主様になれるのかしら?」
パト「・・・zzz」
パトは深い眠りに入っていたため、ルナの独り言は聞いていなかった。
ルナ「なんてね、私が主様になっても意味がない、主様は主様だからこそ意味がある、なんて初々しい顔なのかしら、帝国では数十名の女性を愛し、脇隔てなく愛を与える主様、なのにそこに邪な気持ちがない、美しい、私欲にまみれた欲望ではなく、相手の事を想って満たされた欲望は本当に綺麗、主様、その綺麗な欲望をぜひ大切にしてくださいね・・・」
ルナはそう言いながら最後の一滴まで飲み干した。
・・・・・・
パト「んん?結構寝てたか?」
ルナ「ええ、どうせならと思って深い睡眠に入れるように魔術を掛けておきました、どうですか?身体が軽くなりましたか?」
パトはルナに言われて身体を動かす、深い眠りに入って居たため多少身体が重たいが、動かしてみると疲れがしっかりとれていた
パト「うん、良いかんじだ、ルナ今日も血が必要か?」
ルナ「主様から頂けるのなら」
パトはルナのその言葉を合図にルナに口づけをする、そしてその間にルナはパトの口から血液を吸い取る。
ルナ(このひと時が凄く好き、血があれば私はもっと主様に近づいて最終的には血で繋がれた眷属にまで昇格するかもしれない、でもそんな先の事より、今こうやって主様が私と接吻を交わしてくれて、血を貰う事を受け入れてくれる事が何よりも嬉しい・・・)
ルナはある程度パトから血液を抜くと、その分自分の血をパトに分ける、そうすることで、パトの貧血を防ぐのと、ルナの血をパトに馴染ませ、より強い絆で結ばれ、眷属として特別な地位に近づけようという企みがあった。
ルナ「はい、ありがとうございます」
パト「毎度今でも血を分けてるけどまだ居るのか?」
ルナ「隠す気はありませんが、私は今の関係に満足してませんので、【常駐契約】は機械族の娘と、鬼族の娘と龍族の娘に奪われてしまいました、ですが私には【眷属】を狙う事は出来ます、もっと私と主様の血と関係が深まれば私を今よりも上手く扱えますよ」
パト「眷属か、もう従属なんだから同じようなものだと思うけど、俺はルナを信じてる、ルナは俺に悪いようにしない、だから疑わない、好きにしろ」
ルナ「その信頼を裏切らないように心がけましょう、それでは帝国業務、頑張ってくださいね」
パト「はいよ!ありがとう!ルナ!」
パトはそう言うとその場から去り、帝国に戻る。
ルナはパトを見届けた後、机の上に残っているカップ二つを片付け、そしてパトが使った毛布を畳み、自身の作った空間の中に収納する。
ルナ「主様が私の事を疑わない、信頼してくれる、それだけは絶対に裏切りません、絶対に後悔はさせませんよ、それでお互いの幸せのために・・・ってね♪」
ルナはまだまだパトを狙っている、だけどそれは深い魔物の愛情表現なのかもしれない・・・
No.85 タガが外れた性欲(R18)
現在専属侍女が3名居るパト
メルリア・エイリ・フルール
この三人は普段から姉妹のように仲が良く、互いに助け合い、教え合い、日頃の仕事も一生懸命に努めている。
・・・・・・
メルリア「エイリ、ここは昨日はありがとう、凄く助かったわ」
エイリ「メルリア様、いえいえ、私で出来る事があればいつでも言ってください」
フルール「仕事が大変ですね、私はまだまだですよ・・・」
パト(眼福だな~、この空間は絶対死守だな)
琴歌「パト君どうしました?」
パト「いやぁ~、琴歌はあの三人どう思う?」
琴歌「仲良くていいですね、凄く楽しそうです」
パト「そうだよね、ちなみに琴歌は普段の仕事はどう?」
琴歌「そうですね、心許せる場所はここくらいですね、政治部隊は一言一言を選ばないといけないし、常に相手の考えを探らないといけませんし、探られますし、駆け引きばかり強いられて正直息が詰まりそうです、弱みを見せれないというか・・・」
パト「琴歌、辛い時は俺の所にずっといても良いんだぞ?琴歌の本来の役割は俺の傍に居る事だ、本来専属侍女は専属神の本来の仕事が出来ないからその補完で入って貰っているだけだからな、辛くなったり自分の居場所がわからなくなったらここが居場所だからいつでも好きな時にここに居て良いんだ」
パトは月花の件もあり、仕事で精神を病むような事だけは絶対に阻止したいのだ。
琴歌「そうですね、本当に苦しい時はそうします、でも今は頑張ります」
パトは琴歌を抱きしめる
パト「馬鹿、本当に苦しい時はもう手遅れなんだ、政治なんて知らないし、今でも整ってるんだ、琴歌のためならメリアに命令を使ってでも政治活動を休止させる、琴歌、甘えは逃げじゃない、琴歌の権利だぞ、賢い琴歌なら使える物は使わないといけないよな?」
琴歌「はい、では一週間程休みいいですか?正直ちょっと辛いので」
パト「わかった!そうだ!せっかくだし今日明日休んで、身体が休んだら1日一緒に出掛けない?俺また久しぶりに琴歌と二人きりでデートしたい!」
琴歌「いいですね!久しぶりに東京に遊びに行きたいですし、そうしましょう!」
パト「決まり!ならせっかくだし今日は泊っていきなよ!ここは発言なんて気にしなくていいからさ!」
琴歌「そうですね!では寝泊まり道具を」
パト「エイリ、琴歌の寝泊まり道具を取ってきて、メルリア、メリアをここに呼んでくれ、フルール、侍女を一人呼んでベッドを一つ追加の依頼をしてくれ」
メルリア「わかりましたアナタ」
エイリ「はい!取ってきます!」
フルール「はい!」
3人は各自の命令を与えられ動いた。
琴歌「侍女さんの扱いにも慣れてきましたね、パト君」
パト「あの三人はね、俺が面倒を見るって決めたからさ、遠慮なんてする必要がないんだ、それにあの三人なら気を許せるんだ」
琴歌「夜伽の件ですか?」ニヤニヤ
パト「見てたのか?」汗ダラダラ
琴歌「いえ、勘です、まったく浮気性な人ですね、パトさんは」プイ
パト「ごめん!クズ発言過ぎるけど、琴歌が大事なのは間違いないから!」
琴歌「冗談です!でもあまり節操を無くさないようにしてくださいね?溜まったら力不足ですけど私が頑張りますよ!」
琴歌はやる気満々と言わんばかりにパトに意気込みを向ける。
パト「やる気になってくれるのは凄く嬉しいけど」
パト(琴歌って確か他人の性行為を見て興奮する性癖があったんだよな・・・)
パト「ちなみにだけど、理想の性行為は誰?」
琴歌「カナちゃんですね!私の中では一番理想的ですしお互いが本当に分かっているような凄く良い性行為なので私もあのようになりたいです!」
パト「もう隠さないのね・・・」
琴歌「はい!パトさんにそういう所を隠しても意味ないかなって思って、えへへ」
パト「雪花の時もそうだったしね、複数人とか興味あるの?」
琴歌「どうでしょう、混ざりたいとは考えた事はないですね、」
パトと琴歌はそんな猥談を平気な顔で話せるくらいはお互いに心を許している、初めて会った東京の時に比べたら二人の関係はいい方向に進んでいた。
琴歌「パト君は専属神の中で一番お気に入りの性行為は誰なんですか?」
パト「そうだな、専属神の中でって言っても本当に滅多にしない子も居るからな、アリシアとかソフィアとか・・・後はラルもだな、この3人はしないな~」
琴歌「ソフィアちゃんとはヤッた事あるのですか?」
パト「ないな、キスまでだな、それも数える程度だ、ソフィアはまだ性欲という概念がないな、あれは、まあ俺もそれが気が楽な所があるけどね、健全な自分で居られるって感じかな」
琴歌「ソフィアちゃん本人がまだそう言う事を求めないのならその方がいいですね、アリシア様やラル様は確かに見ませんね」
パト「アリシアは俺が求めたらって感じだね、ラルはちょっと抵抗がある感じはあるね、だからそれ以外で愛情表現が伝わるようには頑張ってるかな」
琴歌「経験はあるんですね!」
パト「ラルは本当に数える程度だよ、余程ラルが求めた時くらいだ、俺からは求めないよ、それがラルにとって重荷になって欲しくないからね」
琴歌「流石ですね!それで一番好きなのは誰です?」ニコニコ
パト「そうだな~、メリアは満足度が凄いし、雪花も好きだし、カナはもちろん、ハクみたいに控え目なのも好きだし、琴歌との行為も俺は凄く好きだ、ソルテは・・・前戯が上手すぎるし、月花も好きだし・・・」う~ん
琴歌「皆好きなんですね、想定通りの回答ですけど」
パト「決めれないよ、どっちかと言うと行為の上手さよりも誰と行為をするかが大事だから、上手い下手なんてあまり気にしないかな」
琴歌「そうなんですか、それはちょっと残念ですね、私なりにパト君に喜んでもらえるように研究しているんですけどね」
パト「それは嬉しいけど、前みたいに無理しなくていいからね?雪花の真似だっけ?」
琴歌「はい・・・腰が壊れるかと思いました・・・感じるというより疲労感の方が強すぎて・・・」
パト「琴歌は受け身でいいよ!俺はそういう琴歌との行為が好きだからさ!」
琴歌「それは嬉しいですね、っと音が近づいて来ましたね、この音はメリアさんですね」
パト(わかるんだ・・・どんどん歌姫の名に恥じない実力が身についてきてるな)
・・・・・・
メルリア「メリアは連れてきました」
メリア「何ですかご主人?メルリア姉様を使ってまで私をこの部屋に呼んで?まさか?!姉妹丼?!雪花ちゃんと月花ちゃんで出来ないからってまさか私とメルリア姉様を?!///」
パト「俺を性の亡者みたいな扱いすんな、琴歌の件だ、琴歌に一週間程休日を与えたい、それでその間仕事を進められたら琴歌も気になって休めないから琴歌が休み一週間は政治の仕事全体もストップしてほしい」
メリア「また無茶なお話を・・・でも命令なんですよね?」
パト「流石メリア!わかってるじゃないか!もちろんメリアが無理と言っても命令を使う、国より琴歌の方が大事だからな!」ドヤ
琴歌「ありがとうございます!パト君!」
メリア「私も大事ですよね!ご主人!」
パト「それはもちろん!専属神は皆国より大事だ!それに以前の月花みたいになって欲しくないしね、俺の我儘で琴歌を休ませたい!」
メルリア「アナタ・・・」クイクイ
メルリアはパトの服の裾を少し引っ張る
パト「もちろんメルリアやエイリ、フルール、俺の国で生活している侍女皆大事だ、そもそもメリア達の仕事のおかげで政治は殆ど上手くいってるわけだし、メリアもこの際ゆっくり休みなさい!」
メリア「私はアリシアの案件の面倒を見ますよ、政治の件は了解しました、帝国の政治自体は殆ど障っていませんし、問題ないんじゃないですか?」
パト「よし!なら琴歌!一週間休みだ!どうする?一人の時間どれだけ欲しい?」
琴歌「全部パトさんとの時間がいいですね、一人の時間は日頃の日常で存分に味わっていますので」
パト「よっしゃ!なら一週間この部屋でお泊りだな!」
琴歌「勉学や訓練も普段通りやってもらっていいですよ♪それをゆっくり眺めるのもやってみたかったんです♪」
パト「おお!それはやる気出るね!」
メルリア「アナタ・・・」
メルリアは少し嫉妬していた、メルリアの中で行為をしたあの時からパトへの感情が大きく変わっていた。
メリア(あのメルリア姉様が嫉妬、完璧に虜ですね、しかもこの環境、焦らしに焦らし、私達に気を掛けてくれるご主人を見て嫉妬し、寂しくなり、そしてご主人から相手をして貰えばその時に強い幸福感で満たされ、それが脳を侵食し、依存する・・・メルリア姉様・・・知識として知っててもわからないものでしょう?これがご主人への依存です、凄いんですよ、ご主人は)
メリアはメルリアの姿を見て、現状に満足し、その場を後にする。
メリア「では琴歌ちゃんとの休日が終わったら次は私ですね!琴歌ちゃんもこの一週間は仕事の話は絶対にしないので気にしなくていいですからね!約束です!」
琴歌「はい、お願いしますね!メリアさん!」
メリアはパトと琴歌に声を掛け、パトの部屋を出る。
メリア(さて、メルリア姉様は完全に手に入れましたし、覚醒して戦力も絶対的な物に近づいた、謙虚ありながらも私達の事を第一に考えてくれる私達の主様は素敵でしょう?私は絶対にずっと傍に居ますよ、今はメルリア姉様に預けますけどね・・・)
メリアは不敵な笑みを浮かべながら後にする、その姿を見た侍女は「機嫌がいいのかな?」程度に考えていた。
・・・・・・
そして今晩・・・パトは目の前の現状が理解出来なかった。
メルリア「はぁ、はぁ、はぁ///」ユサユサ
パト(なんか下半身に違和感があると思って起きて薄目を空けたらメルリアが裸で俺の上で腰を振っている・・・何だこの状況・・・)
パトは寝がえりをする振りをして首を琴歌のベッドの方に向く。
すると琴歌は薄目を空けてその状況を見て、自慰行為をしていた。
パト(今日のメルリア、やけにグイグイ来るなって思ってたけど嫉妬してたのかな・・・独占欲強いのかな・・・ちょっと悪い事したな、)
パトは寝起きでありながらも現状を把握し、ただメルリアもわざわざ夜這いをしてまで、自分にバレないように独占欲を抑えようと頑張ってるため、寝たふりをしてその場を見過ごそうとしたが・・・
パト「うう!」
パトはあまりにも必死に動くメルリアの姿に耐え切れず思い切りメルリアの手を引っ張り、寝たまま抱きしめ、下からメルリアを突き、メルリアを満足させる
メルリア「アナタ?!ごめんなさい?!起こしてしまって?!」
パト「ごめん、嫉妬させちゃったね、俺が動くからそのまま身を委ねて」
メルリア「はい・・・///」
琴歌はその会話の一部始終を見ていた
琴歌(凄い、こんな近くで見られるなんて、それにパト君、ちゃんとメルリア様の異変に気付いてあげてる・・・やっぱり私達の細かい変化にも常に見てくれてるからこそすぐに気付いてくれる・・・だから私達はパト君の事が好きなんですよね)
琴歌はパトが起きて自分を確認したのをしっかり理解していた、だがパトはそれを知っても琴歌自身がそれを求めたからそのまま行為を続けた。おそらくここに居たのが雪花ならメルリアを制止していただろう。
琴歌(ダメ、これは私も我慢できない・・・疼いちゃう・・・)
琴歌は布団の中でズボンをずらし、下着もずらし、自身の股間を慰めるように弄っていた。
メルリア「ダメです!このままだと私!!」
・・・・・・
あれから数十分の時間が経った。
メルリアは何度も絶頂を迎え、そして今パトに身を委ねて頭を撫でられている。
メルリア「ごめんなさい、私、専属侍女なのに・・・」
パト「メルリアだって特別だ、我慢なんてしなくていい、いつでも一人の女性として居てくれてもいいんだ」
メルリア「嬉しい、侍女として扱われる時はどうなるかと思ったのに・・・こんなに幸せでいいのでしょうか・・・」
パト「いいんだ、メルリアはメルリアの幸せをここで見つけて欲しい、俺はそれを望むよ」
メルリア「うん・・・」
メルリアはそのまま満足な笑みのまま裸でパトの隣で寝てしまった。
パトから優しい声と性行為による満足感で心の底から安心し、満たされたのだろう。
パトはメルリアが寝静まったのを確認してから琴歌のベッドに向かう。
パト「満足か?琴歌?」
琴歌「欲しい・・・です」
琴歌はパトに満たれながらも股間を弄るのを辞めない程興奮していた、そんな見た事ない程興奮している琴歌を見たパトはさっきまでメルリアと性行為をしていたにも関わらずそのまま琴歌とも始めた。
・・・・・・
朝・・・
パト「このままだと絶対にダメな気がする・・・」
パトのベッドには裸のメルリアと裸の琴歌がパトの左右に居る状態だった。
パト(どんどんタガが外れてる・・・このままだと絶対にダメだ・・・どこかで認識を改めないと駄目だ・・・)
パトは罪悪感で顔を隠したかったが、生憎両腕とも腕枕をしていて使えなかった。
そしてパトは二人の満足な寝顔を見て、考えた。
パト(でもこうやって二人の笑顔を見れるのなら・・・良かったのかもな)
パトはそのまま二人の頭を撫でて二人を起こし、準備を始める。
・・・・・・
琴歌「さて!パト君!今日は一緒に遊びに行きましょう!」
メルリア「私もご同行していいのですか?」
パト「メルリアは俺の専属侍女だろ?しっかり俺の面倒と護衛頼むよ!琴歌は帝国でも大事だし、俺にとっても大事だからね!任せたよ!」
琴歌「お願いしますね!メルリア様!」
メルリア「はい!お任せください!」
エイリ「行ってらっしゃいませ」
フルール「お気をつけて」
三人は琴歌の長い休暇の相手をしながら充実した一週間を過ごした。
パトは悩んだが、現状、今のままの方が誰も不幸にならないため、いい案が出るまではしっかり愛せるだけ愛そうと決めた。
琴歌「私がしっかり支えますからね!お互い一緒に前に進みましょうね!」
メルリア・エイリ・フルール
この三人は普段から姉妹のように仲が良く、互いに助け合い、教え合い、日頃の仕事も一生懸命に努めている。
・・・・・・
メルリア「エイリ、ここは昨日はありがとう、凄く助かったわ」
エイリ「メルリア様、いえいえ、私で出来る事があればいつでも言ってください」
フルール「仕事が大変ですね、私はまだまだですよ・・・」
パト(眼福だな~、この空間は絶対死守だな)
琴歌「パト君どうしました?」
パト「いやぁ~、琴歌はあの三人どう思う?」
琴歌「仲良くていいですね、凄く楽しそうです」
パト「そうだよね、ちなみに琴歌は普段の仕事はどう?」
琴歌「そうですね、心許せる場所はここくらいですね、政治部隊は一言一言を選ばないといけないし、常に相手の考えを探らないといけませんし、探られますし、駆け引きばかり強いられて正直息が詰まりそうです、弱みを見せれないというか・・・」
パト「琴歌、辛い時は俺の所にずっといても良いんだぞ?琴歌の本来の役割は俺の傍に居る事だ、本来専属侍女は専属神の本来の仕事が出来ないからその補完で入って貰っているだけだからな、辛くなったり自分の居場所がわからなくなったらここが居場所だからいつでも好きな時にここに居て良いんだ」
パトは月花の件もあり、仕事で精神を病むような事だけは絶対に阻止したいのだ。
琴歌「そうですね、本当に苦しい時はそうします、でも今は頑張ります」
パトは琴歌を抱きしめる
パト「馬鹿、本当に苦しい時はもう手遅れなんだ、政治なんて知らないし、今でも整ってるんだ、琴歌のためならメリアに命令を使ってでも政治活動を休止させる、琴歌、甘えは逃げじゃない、琴歌の権利だぞ、賢い琴歌なら使える物は使わないといけないよな?」
琴歌「はい、では一週間程休みいいですか?正直ちょっと辛いので」
パト「わかった!そうだ!せっかくだし今日明日休んで、身体が休んだら1日一緒に出掛けない?俺また久しぶりに琴歌と二人きりでデートしたい!」
琴歌「いいですね!久しぶりに東京に遊びに行きたいですし、そうしましょう!」
パト「決まり!ならせっかくだし今日は泊っていきなよ!ここは発言なんて気にしなくていいからさ!」
琴歌「そうですね!では寝泊まり道具を」
パト「エイリ、琴歌の寝泊まり道具を取ってきて、メルリア、メリアをここに呼んでくれ、フルール、侍女を一人呼んでベッドを一つ追加の依頼をしてくれ」
メルリア「わかりましたアナタ」
エイリ「はい!取ってきます!」
フルール「はい!」
3人は各自の命令を与えられ動いた。
琴歌「侍女さんの扱いにも慣れてきましたね、パト君」
パト「あの三人はね、俺が面倒を見るって決めたからさ、遠慮なんてする必要がないんだ、それにあの三人なら気を許せるんだ」
琴歌「夜伽の件ですか?」ニヤニヤ
パト「見てたのか?」汗ダラダラ
琴歌「いえ、勘です、まったく浮気性な人ですね、パトさんは」プイ
パト「ごめん!クズ発言過ぎるけど、琴歌が大事なのは間違いないから!」
琴歌「冗談です!でもあまり節操を無くさないようにしてくださいね?溜まったら力不足ですけど私が頑張りますよ!」
琴歌はやる気満々と言わんばかりにパトに意気込みを向ける。
パト「やる気になってくれるのは凄く嬉しいけど」
パト(琴歌って確か他人の性行為を見て興奮する性癖があったんだよな・・・)
パト「ちなみにだけど、理想の性行為は誰?」
琴歌「カナちゃんですね!私の中では一番理想的ですしお互いが本当に分かっているような凄く良い性行為なので私もあのようになりたいです!」
パト「もう隠さないのね・・・」
琴歌「はい!パトさんにそういう所を隠しても意味ないかなって思って、えへへ」
パト「雪花の時もそうだったしね、複数人とか興味あるの?」
琴歌「どうでしょう、混ざりたいとは考えた事はないですね、」
パトと琴歌はそんな猥談を平気な顔で話せるくらいはお互いに心を許している、初めて会った東京の時に比べたら二人の関係はいい方向に進んでいた。
琴歌「パト君は専属神の中で一番お気に入りの性行為は誰なんですか?」
パト「そうだな、専属神の中でって言っても本当に滅多にしない子も居るからな、アリシアとかソフィアとか・・・後はラルもだな、この3人はしないな~」
琴歌「ソフィアちゃんとはヤッた事あるのですか?」
パト「ないな、キスまでだな、それも数える程度だ、ソフィアはまだ性欲という概念がないな、あれは、まあ俺もそれが気が楽な所があるけどね、健全な自分で居られるって感じかな」
琴歌「ソフィアちゃん本人がまだそう言う事を求めないのならその方がいいですね、アリシア様やラル様は確かに見ませんね」
パト「アリシアは俺が求めたらって感じだね、ラルはちょっと抵抗がある感じはあるね、だからそれ以外で愛情表現が伝わるようには頑張ってるかな」
琴歌「経験はあるんですね!」
パト「ラルは本当に数える程度だよ、余程ラルが求めた時くらいだ、俺からは求めないよ、それがラルにとって重荷になって欲しくないからね」
琴歌「流石ですね!それで一番好きなのは誰です?」ニコニコ
パト「そうだな~、メリアは満足度が凄いし、雪花も好きだし、カナはもちろん、ハクみたいに控え目なのも好きだし、琴歌との行為も俺は凄く好きだ、ソルテは・・・前戯が上手すぎるし、月花も好きだし・・・」う~ん
琴歌「皆好きなんですね、想定通りの回答ですけど」
パト「決めれないよ、どっちかと言うと行為の上手さよりも誰と行為をするかが大事だから、上手い下手なんてあまり気にしないかな」
琴歌「そうなんですか、それはちょっと残念ですね、私なりにパト君に喜んでもらえるように研究しているんですけどね」
パト「それは嬉しいけど、前みたいに無理しなくていいからね?雪花の真似だっけ?」
琴歌「はい・・・腰が壊れるかと思いました・・・感じるというより疲労感の方が強すぎて・・・」
パト「琴歌は受け身でいいよ!俺はそういう琴歌との行為が好きだからさ!」
琴歌「それは嬉しいですね、っと音が近づいて来ましたね、この音はメリアさんですね」
パト(わかるんだ・・・どんどん歌姫の名に恥じない実力が身についてきてるな)
・・・・・・
メルリア「メリアは連れてきました」
メリア「何ですかご主人?メルリア姉様を使ってまで私をこの部屋に呼んで?まさか?!姉妹丼?!雪花ちゃんと月花ちゃんで出来ないからってまさか私とメルリア姉様を?!///」
パト「俺を性の亡者みたいな扱いすんな、琴歌の件だ、琴歌に一週間程休日を与えたい、それでその間仕事を進められたら琴歌も気になって休めないから琴歌が休み一週間は政治の仕事全体もストップしてほしい」
メリア「また無茶なお話を・・・でも命令なんですよね?」
パト「流石メリア!わかってるじゃないか!もちろんメリアが無理と言っても命令を使う、国より琴歌の方が大事だからな!」ドヤ
琴歌「ありがとうございます!パト君!」
メリア「私も大事ですよね!ご主人!」
パト「それはもちろん!専属神は皆国より大事だ!それに以前の月花みたいになって欲しくないしね、俺の我儘で琴歌を休ませたい!」
メルリア「アナタ・・・」クイクイ
メルリアはパトの服の裾を少し引っ張る
パト「もちろんメルリアやエイリ、フルール、俺の国で生活している侍女皆大事だ、そもそもメリア達の仕事のおかげで政治は殆ど上手くいってるわけだし、メリアもこの際ゆっくり休みなさい!」
メリア「私はアリシアの案件の面倒を見ますよ、政治の件は了解しました、帝国の政治自体は殆ど障っていませんし、問題ないんじゃないですか?」
パト「よし!なら琴歌!一週間休みだ!どうする?一人の時間どれだけ欲しい?」
琴歌「全部パトさんとの時間がいいですね、一人の時間は日頃の日常で存分に味わっていますので」
パト「よっしゃ!なら一週間この部屋でお泊りだな!」
琴歌「勉学や訓練も普段通りやってもらっていいですよ♪それをゆっくり眺めるのもやってみたかったんです♪」
パト「おお!それはやる気出るね!」
メルリア「アナタ・・・」
メルリアは少し嫉妬していた、メルリアの中で行為をしたあの時からパトへの感情が大きく変わっていた。
メリア(あのメルリア姉様が嫉妬、完璧に虜ですね、しかもこの環境、焦らしに焦らし、私達に気を掛けてくれるご主人を見て嫉妬し、寂しくなり、そしてご主人から相手をして貰えばその時に強い幸福感で満たされ、それが脳を侵食し、依存する・・・メルリア姉様・・・知識として知っててもわからないものでしょう?これがご主人への依存です、凄いんですよ、ご主人は)
メリアはメルリアの姿を見て、現状に満足し、その場を後にする。
メリア「では琴歌ちゃんとの休日が終わったら次は私ですね!琴歌ちゃんもこの一週間は仕事の話は絶対にしないので気にしなくていいですからね!約束です!」
琴歌「はい、お願いしますね!メリアさん!」
メリアはパトと琴歌に声を掛け、パトの部屋を出る。
メリア(さて、メルリア姉様は完全に手に入れましたし、覚醒して戦力も絶対的な物に近づいた、謙虚ありながらも私達の事を第一に考えてくれる私達の主様は素敵でしょう?私は絶対にずっと傍に居ますよ、今はメルリア姉様に預けますけどね・・・)
メリアは不敵な笑みを浮かべながら後にする、その姿を見た侍女は「機嫌がいいのかな?」程度に考えていた。
・・・・・・
そして今晩・・・パトは目の前の現状が理解出来なかった。
メルリア「はぁ、はぁ、はぁ///」ユサユサ
パト(なんか下半身に違和感があると思って起きて薄目を空けたらメルリアが裸で俺の上で腰を振っている・・・何だこの状況・・・)
パトは寝がえりをする振りをして首を琴歌のベッドの方に向く。
すると琴歌は薄目を空けてその状況を見て、自慰行為をしていた。
パト(今日のメルリア、やけにグイグイ来るなって思ってたけど嫉妬してたのかな・・・独占欲強いのかな・・・ちょっと悪い事したな、)
パトは寝起きでありながらも現状を把握し、ただメルリアもわざわざ夜這いをしてまで、自分にバレないように独占欲を抑えようと頑張ってるため、寝たふりをしてその場を見過ごそうとしたが・・・
パト「うう!」
パトはあまりにも必死に動くメルリアの姿に耐え切れず思い切りメルリアの手を引っ張り、寝たまま抱きしめ、下からメルリアを突き、メルリアを満足させる
メルリア「アナタ?!ごめんなさい?!起こしてしまって?!」
パト「ごめん、嫉妬させちゃったね、俺が動くからそのまま身を委ねて」
メルリア「はい・・・///」
琴歌はその会話の一部始終を見ていた
琴歌(凄い、こんな近くで見られるなんて、それにパト君、ちゃんとメルリア様の異変に気付いてあげてる・・・やっぱり私達の細かい変化にも常に見てくれてるからこそすぐに気付いてくれる・・・だから私達はパト君の事が好きなんですよね)
琴歌はパトが起きて自分を確認したのをしっかり理解していた、だがパトはそれを知っても琴歌自身がそれを求めたからそのまま行為を続けた。おそらくここに居たのが雪花ならメルリアを制止していただろう。
琴歌(ダメ、これは私も我慢できない・・・疼いちゃう・・・)
琴歌は布団の中でズボンをずらし、下着もずらし、自身の股間を慰めるように弄っていた。
メルリア「ダメです!このままだと私!!」
・・・・・・
あれから数十分の時間が経った。
メルリアは何度も絶頂を迎え、そして今パトに身を委ねて頭を撫でられている。
メルリア「ごめんなさい、私、専属侍女なのに・・・」
パト「メルリアだって特別だ、我慢なんてしなくていい、いつでも一人の女性として居てくれてもいいんだ」
メルリア「嬉しい、侍女として扱われる時はどうなるかと思ったのに・・・こんなに幸せでいいのでしょうか・・・」
パト「いいんだ、メルリアはメルリアの幸せをここで見つけて欲しい、俺はそれを望むよ」
メルリア「うん・・・」
メルリアはそのまま満足な笑みのまま裸でパトの隣で寝てしまった。
パトから優しい声と性行為による満足感で心の底から安心し、満たされたのだろう。
パトはメルリアが寝静まったのを確認してから琴歌のベッドに向かう。
パト「満足か?琴歌?」
琴歌「欲しい・・・です」
琴歌はパトに満たれながらも股間を弄るのを辞めない程興奮していた、そんな見た事ない程興奮している琴歌を見たパトはさっきまでメルリアと性行為をしていたにも関わらずそのまま琴歌とも始めた。
・・・・・・
朝・・・
パト「このままだと絶対にダメな気がする・・・」
パトのベッドには裸のメルリアと裸の琴歌がパトの左右に居る状態だった。
パト(どんどんタガが外れてる・・・このままだと絶対にダメだ・・・どこかで認識を改めないと駄目だ・・・)
パトは罪悪感で顔を隠したかったが、生憎両腕とも腕枕をしていて使えなかった。
そしてパトは二人の満足な寝顔を見て、考えた。
パト(でもこうやって二人の笑顔を見れるのなら・・・良かったのかもな)
パトはそのまま二人の頭を撫でて二人を起こし、準備を始める。
・・・・・・
琴歌「さて!パト君!今日は一緒に遊びに行きましょう!」
メルリア「私もご同行していいのですか?」
パト「メルリアは俺の専属侍女だろ?しっかり俺の面倒と護衛頼むよ!琴歌は帝国でも大事だし、俺にとっても大事だからね!任せたよ!」
琴歌「お願いしますね!メルリア様!」
メルリア「はい!お任せください!」
エイリ「行ってらっしゃいませ」
フルール「お気をつけて」
三人は琴歌の長い休暇の相手をしながら充実した一週間を過ごした。
パトは悩んだが、現状、今のままの方が誰も不幸にならないため、いい案が出るまではしっかり愛せるだけ愛そうと決めた。
琴歌「私がしっかり支えますからね!お互い一緒に前に進みましょうね!」
2022年12月05日
No.84 十三天の心 セラ
セラ「お帰りなさいませご主人様・・・」シーン
・・・
セラ「お帰りなさいませご主人様・・・」シーン
セラ「なにか違うのよね、いや、可憐で品があるのは当然なのだけど、どこか違うというか、満足できないというか、挨拶が平凡だからかしら?」
セラの住まいは第一の園に存在するパトが来日してきた時用の宮殿が存在し、普段は誰も住んでいないためセラが勝手に住んでいた。
セラ「これは主本人を呼んでこの違和感を解決しないと気持ち悪すぎてぐっすり眠れないわ」
セラはそう言うととりあえず勝手に現実世界に行き、パトを連れて来る
・・・・・・
パト「俺、暇だけど暇じゃないんだけど?」ムス―
セラ「可愛くて美しくて誰が見ても羨む美貌を持つ私に誘われた事を感謝しなさい駄主様」超絶上から目線
パト「来て早々無茶苦茶失礼な接待された、これがメイドのすることかよ!」
セラ「そうだったわ、というよりやっぱり臭いわね」
セラはそう言うとパトの身体にアルコールと香水を掛けようとした、だがパトも何度もその手にやられないためにそのスプレーから距離を取り、対策をする。
パト「ふふふ、俺が何度もそんなスプレー攻撃を許すと思うかね?駄メイド?」
セラ「ではロケット型を」ガチャン!!!
パト「は?!ふざけんな!どこから出した!そんなあからさまなネタみたいなロケットを出しやがって!!恥ずかしくないのかよ?!」
セラ「いいえ!むしろ主様相手にこれを打てると考えるだけでテンション上がりますね!!」
セラはそう言うと情け容赦なしにパトに向かってアルコール液が大量に入ったロケットをパトに向けて放つ!
パト「ぎゃあああああああ!!!」ズド――――ン!!!
ロケットの先端は凄く柔らかいクッションを使用しており、パトは怪我をしなかったが、身体中アルコールまみれになった。
セラ「うわ、アルコールくさ、酒に飲まれる男って情けないよね~」
パト「一滴も入ってねえわ!って本当にくさ?!これマジで臭いんだけど?!」
セラ「うるさいですね、とりあえずさっさと着替えるなりお風呂に入るなりしてその匂いを落としてください、不愉快度数が爆上がり過ぎて困惑超えてますが?」
パト「わかってるよ!まったく結局なんのために呼んだんだよ・・・」ブツブツ
パトはブツブツと文句を言いながら浴室に向かって歩いて行った。
セラ(は!メイドとして主の身体を洗うのは当然!ならこのままメイドとしての威厳というのを見せてあげた方がいいわね!)
・・・・・・
セラ「なんですか?メイドの前で服なんか脱いで?自分のメイドならセクハラは存在しないと思いました?最低ですね、失望しました、この件は裁判でじっくり話し合いましょう」
パト「なら俺はお前が勝手に俺の居る更衣室に入って来た件について勝負をしようじゃないか」
セラ「まあまあ、そんないちいち目くじら立ててないで、早く水着履いてください、デリカシーという言葉を育てようと地面にでも埋めたのですかね、そんなんじゃ育たないのに」はぁ~(溜息)
パト「その言葉そっくりそのまま帰してやるよ!駄メイド!!」
パトはそう言いながらセラに水着を用意させ、セラが持ってきた際どいブーメランパンツを履いて大浴場に入る。
パト「お前の水着のセンスはどうなっとるんじゃ?」
セラ「布面積が少ない方が洗いやすいでしょう、スーパーメイドが配慮したのですから黙って涙を流しながら感謝をしながらさっさとそのアルコール臭を取ってください」
パト「お前が付けた臭いだけどな?」
パトは渋々シャワーとせっけんを使って身体を念入りに洗う。
その間後ろでセラはパトをまくしたてる
セラ「え、そこは臭いがキツイんですからもっと洗いましょうよ、」
セラ「背中、そんなんじゃ全然洗えてませんよ、まあ手伝いませんけど」
セラ「首元や耳元はもっと念入りにしてください、これだからゴミカスと言われるんです」
パト「トゲしかない言葉のオンパレード!そして凄くうるさいヤジ!!というか手伝う気がないなら出ていけ!というかなんで俺の真後ろに居るの?!」
セラ「え?スーパーメイドですから?やっぱり主のお供をしないといけないでしょう?」
パト「ただ傍で立っててお供していると思ったら大間違いだぞ?」
セラ「ほら、早く洗う!そもそもこんなことをするために呼んだんじゃないんだから!」
パト「敬語ー!メイドの基礎ー!自身の辞書に【礼儀】という言葉を削除したかのような暴君?!」
パトはそんなこんな言いながら身体を洗い終え、大きなお風呂に浸かる
パト「おお、ここのお湯はなんか違うんだな」
セラ「それはまあ・・・」
パト「なんて湯を使ってるんだ?」
セラ「知らない、というより自分の家に流れてる水が何水なんかわかるわけないでしょ?」
パト「ああ、まあ、確かにそうか、別に特別な温泉を引いてるわけじゃないんだな」
セラ「いや、えっと・・・うん!多分そう!!」
パト(こいつに聞くだけ無駄だな・・・)
パトはそう思いながら湯から上がり、身体を拭き用意されていた服を着る
パト「へえ、セラが用意してくれたのか?」
セラ「いえ、もう数か月ここに放置してある服です、まあ、ここは清潔なので問題ないですよ」
パト「・・・まあ別にそういうのに抵抗ないからいいけど・・・」
・・・・・・
パトが髪の毛を乾かし、そして談話室に移動しようとした時、セラが両手を広げる
セラ「メイドが頑張ったご褒美、しっかり抱きしめるんですよ」ドヤ
パト「・・・」(お前が何をやったんだ?って思うけどここでやっておかないとまた面倒臭いからやっておこう・・・)
パトはそう考え、セラを抱きしめる
セラ「流石に石鹸を使ったので臭くないですね!」
パト「そうかい、それは良かったよ」
パトからはセラの表情はまったく見えない、セラはどのような顔をしているのか、興味がないわけではないが、とりあえずある程度抱きしめると離れる。
パト(特に変わったことはなし、顔が赤くなってるわけでもないし、やっぱり抱きしめる事に関してはそこまで思ってないんだろうな)
パトはそう考えながら更衣室を後にする。
セラはパトが更衣室を出たのを見計らって、顔をにやけさせ、先ほどの抱きしめられた幸福感を堪能していた。
そしてすぐに顔を引き締め、パトの元に行く。
・・・・・・
パト「それで元々の目的ってなんだっけ?」
セラ「私がスーパーメイド、だけど最近何処か普通というか、スーパーが足りないというか・・・だから主様を使えば多少は感覚を取り戻せるのでは、っと思いまして」
パト「安心しろセラ、最初からスーパーポンコツメイドだったから、そういう意味ではまったく変わってないから」
セラ「そんな冗談、今は求めてません!」
パト「あの今までの暴挙を冗談で済ませんな!」
セラ「それで挨拶から仕草までスーパーである事を主様に見て貰いたいの」
パト「はぁ・・・いいけど」
セラはパトがそう言うと同時にそのまま部屋から出ていき、ノックから始める
コンコンコンコンコン
パト(ノック多いな)
バターン!!(扉を思い切り開ける音)
パト(静かに開けろや!びっくりするだろ?!)
セラは何食わぬ顔でパトの元まで近づき、挨拶をする
セラ「主様、なにをご求めで?」
パト「いや、何も求めてないけど?」
セラ「いや、だから何をご求めで?」
パト「だから!何も求めてないんだけど?!」
セラ「そうですか、ならさっさと要求を決めてください、一人のメイドの行動管理も出来ない主様、下々に的確に仕事を与える事が主様の求めらることなのに何も命令しないなど、周りから給料泥棒や窓際族など馬鹿にされるじゃないですか、やる気のある若い子の可能性を摘み取る気ですか?それが嫌ならさっさと命令でもなんでもしてください!!」
パト「重いわ!!俺のひとつのさりげない命令にどんだけ人生左右されてんだよ!別に主が現時点で何も求めないくらい満足してるんだからいいだろ?!」
セラ「成程、では何もしません、それがスーパーメイド」ドヤ
パト「いや、俺の事は良いからこの宮殿?屋敷?の清掃でもしてたら?」
セラ「それはもう終わってます、私綺麗好きなのでチリひとつ落ちてる事が許せないので」
パト「そんな馬鹿な~~」
パトはそう言いながら周りを見渡す、すると確かに傍から見たら埃一つ被ってはいなかった。
パト「・・・マジじゃん、でも俺の服は?!」
セラ「数か月手入れしなくてもいいくらいに繊細に洗って管理しているに決まっているでしょう、カビ臭いなんて最低過ぎて私が許せないわ」
パト(セラって掃除方面に関してはマジのスーパーメイドだ・・・それ以外が壊滅的だけど・・・)
パト「凄いじゃないかセラ!見直したよ!いや本当!」
セラ「何を今更、スーパーメイドなのだから当然です」ドヤ
セラは口ではそう言っているが顔は明らかなドヤ顔だった。
パト「セラ!屋敷の掃除を任せる!俺はその間に帰る!」
セラ「了解しました、もう終わってるので帰るのは許しません」
パト「くっそ!逃げようとしたが回り込まれてしまった!!」
セラ「どうせ暇なのでしょう?なら私のスーパーメイドの訓練に付き合いなさい、従属のお願いを聞くのも主の大事な務めでしょう!」
パト「はいはい、わかった、満足するまで付き合うよ」
セラ(やった!)「それでは続いて食事を運ぶ時の動作を・・・」
セラは少々人間関係が不器用だが、それでも主と一緒に居たいという気持ちだけは頑張って出している。パトはそんなセラに気付くことはない・・・
・・・
セラ「お帰りなさいませご主人様・・・」シーン
セラ「なにか違うのよね、いや、可憐で品があるのは当然なのだけど、どこか違うというか、満足できないというか、挨拶が平凡だからかしら?」
セラの住まいは第一の園に存在するパトが来日してきた時用の宮殿が存在し、普段は誰も住んでいないためセラが勝手に住んでいた。
セラ「これは主本人を呼んでこの違和感を解決しないと気持ち悪すぎてぐっすり眠れないわ」
セラはそう言うととりあえず勝手に現実世界に行き、パトを連れて来る
・・・・・・
パト「俺、暇だけど暇じゃないんだけど?」ムス―
セラ「可愛くて美しくて誰が見ても羨む美貌を持つ私に誘われた事を感謝しなさい駄主様」超絶上から目線
パト「来て早々無茶苦茶失礼な接待された、これがメイドのすることかよ!」
セラ「そうだったわ、というよりやっぱり臭いわね」
セラはそう言うとパトの身体にアルコールと香水を掛けようとした、だがパトも何度もその手にやられないためにそのスプレーから距離を取り、対策をする。
パト「ふふふ、俺が何度もそんなスプレー攻撃を許すと思うかね?駄メイド?」
セラ「ではロケット型を」ガチャン!!!
パト「は?!ふざけんな!どこから出した!そんなあからさまなネタみたいなロケットを出しやがって!!恥ずかしくないのかよ?!」
セラ「いいえ!むしろ主様相手にこれを打てると考えるだけでテンション上がりますね!!」
セラはそう言うと情け容赦なしにパトに向かってアルコール液が大量に入ったロケットをパトに向けて放つ!
パト「ぎゃあああああああ!!!」ズド――――ン!!!
ロケットの先端は凄く柔らかいクッションを使用しており、パトは怪我をしなかったが、身体中アルコールまみれになった。
セラ「うわ、アルコールくさ、酒に飲まれる男って情けないよね~」
パト「一滴も入ってねえわ!って本当にくさ?!これマジで臭いんだけど?!」
セラ「うるさいですね、とりあえずさっさと着替えるなりお風呂に入るなりしてその匂いを落としてください、不愉快度数が爆上がり過ぎて困惑超えてますが?」
パト「わかってるよ!まったく結局なんのために呼んだんだよ・・・」ブツブツ
パトはブツブツと文句を言いながら浴室に向かって歩いて行った。
セラ(は!メイドとして主の身体を洗うのは当然!ならこのままメイドとしての威厳というのを見せてあげた方がいいわね!)
・・・・・・
セラ「なんですか?メイドの前で服なんか脱いで?自分のメイドならセクハラは存在しないと思いました?最低ですね、失望しました、この件は裁判でじっくり話し合いましょう」
パト「なら俺はお前が勝手に俺の居る更衣室に入って来た件について勝負をしようじゃないか」
セラ「まあまあ、そんないちいち目くじら立ててないで、早く水着履いてください、デリカシーという言葉を育てようと地面にでも埋めたのですかね、そんなんじゃ育たないのに」はぁ~(溜息)
パト「その言葉そっくりそのまま帰してやるよ!駄メイド!!」
パトはそう言いながらセラに水着を用意させ、セラが持ってきた際どいブーメランパンツを履いて大浴場に入る。
パト「お前の水着のセンスはどうなっとるんじゃ?」
セラ「布面積が少ない方が洗いやすいでしょう、スーパーメイドが配慮したのですから黙って涙を流しながら感謝をしながらさっさとそのアルコール臭を取ってください」
パト「お前が付けた臭いだけどな?」
パトは渋々シャワーとせっけんを使って身体を念入りに洗う。
その間後ろでセラはパトをまくしたてる
セラ「え、そこは臭いがキツイんですからもっと洗いましょうよ、」
セラ「背中、そんなんじゃ全然洗えてませんよ、まあ手伝いませんけど」
セラ「首元や耳元はもっと念入りにしてください、これだからゴミカスと言われるんです」
パト「トゲしかない言葉のオンパレード!そして凄くうるさいヤジ!!というか手伝う気がないなら出ていけ!というかなんで俺の真後ろに居るの?!」
セラ「え?スーパーメイドですから?やっぱり主のお供をしないといけないでしょう?」
パト「ただ傍で立っててお供していると思ったら大間違いだぞ?」
セラ「ほら、早く洗う!そもそもこんなことをするために呼んだんじゃないんだから!」
パト「敬語ー!メイドの基礎ー!自身の辞書に【礼儀】という言葉を削除したかのような暴君?!」
パトはそんなこんな言いながら身体を洗い終え、大きなお風呂に浸かる
パト「おお、ここのお湯はなんか違うんだな」
セラ「それはまあ・・・」
パト「なんて湯を使ってるんだ?」
セラ「知らない、というより自分の家に流れてる水が何水なんかわかるわけないでしょ?」
パト「ああ、まあ、確かにそうか、別に特別な温泉を引いてるわけじゃないんだな」
セラ「いや、えっと・・・うん!多分そう!!」
パト(こいつに聞くだけ無駄だな・・・)
パトはそう思いながら湯から上がり、身体を拭き用意されていた服を着る
パト「へえ、セラが用意してくれたのか?」
セラ「いえ、もう数か月ここに放置してある服です、まあ、ここは清潔なので問題ないですよ」
パト「・・・まあ別にそういうのに抵抗ないからいいけど・・・」
・・・・・・
パトが髪の毛を乾かし、そして談話室に移動しようとした時、セラが両手を広げる
セラ「メイドが頑張ったご褒美、しっかり抱きしめるんですよ」ドヤ
パト「・・・」(お前が何をやったんだ?って思うけどここでやっておかないとまた面倒臭いからやっておこう・・・)
パトはそう考え、セラを抱きしめる
セラ「流石に石鹸を使ったので臭くないですね!」
パト「そうかい、それは良かったよ」
パトからはセラの表情はまったく見えない、セラはどのような顔をしているのか、興味がないわけではないが、とりあえずある程度抱きしめると離れる。
パト(特に変わったことはなし、顔が赤くなってるわけでもないし、やっぱり抱きしめる事に関してはそこまで思ってないんだろうな)
パトはそう考えながら更衣室を後にする。
セラはパトが更衣室を出たのを見計らって、顔をにやけさせ、先ほどの抱きしめられた幸福感を堪能していた。
そしてすぐに顔を引き締め、パトの元に行く。
・・・・・・
パト「それで元々の目的ってなんだっけ?」
セラ「私がスーパーメイド、だけど最近何処か普通というか、スーパーが足りないというか・・・だから主様を使えば多少は感覚を取り戻せるのでは、っと思いまして」
パト「安心しろセラ、最初からスーパーポンコツメイドだったから、そういう意味ではまったく変わってないから」
セラ「そんな冗談、今は求めてません!」
パト「あの今までの暴挙を冗談で済ませんな!」
セラ「それで挨拶から仕草までスーパーである事を主様に見て貰いたいの」
パト「はぁ・・・いいけど」
セラはパトがそう言うと同時にそのまま部屋から出ていき、ノックから始める
コンコンコンコンコン
パト(ノック多いな)
バターン!!(扉を思い切り開ける音)
パト(静かに開けろや!びっくりするだろ?!)
セラは何食わぬ顔でパトの元まで近づき、挨拶をする
セラ「主様、なにをご求めで?」
パト「いや、何も求めてないけど?」
セラ「いや、だから何をご求めで?」
パト「だから!何も求めてないんだけど?!」
セラ「そうですか、ならさっさと要求を決めてください、一人のメイドの行動管理も出来ない主様、下々に的確に仕事を与える事が主様の求めらることなのに何も命令しないなど、周りから給料泥棒や窓際族など馬鹿にされるじゃないですか、やる気のある若い子の可能性を摘み取る気ですか?それが嫌ならさっさと命令でもなんでもしてください!!」
パト「重いわ!!俺のひとつのさりげない命令にどんだけ人生左右されてんだよ!別に主が現時点で何も求めないくらい満足してるんだからいいだろ?!」
セラ「成程、では何もしません、それがスーパーメイド」ドヤ
パト「いや、俺の事は良いからこの宮殿?屋敷?の清掃でもしてたら?」
セラ「それはもう終わってます、私綺麗好きなのでチリひとつ落ちてる事が許せないので」
パト「そんな馬鹿な~~」
パトはそう言いながら周りを見渡す、すると確かに傍から見たら埃一つ被ってはいなかった。
パト「・・・マジじゃん、でも俺の服は?!」
セラ「数か月手入れしなくてもいいくらいに繊細に洗って管理しているに決まっているでしょう、カビ臭いなんて最低過ぎて私が許せないわ」
パト(セラって掃除方面に関してはマジのスーパーメイドだ・・・それ以外が壊滅的だけど・・・)
パト「凄いじゃないかセラ!見直したよ!いや本当!」
セラ「何を今更、スーパーメイドなのだから当然です」ドヤ
セラは口ではそう言っているが顔は明らかなドヤ顔だった。
パト「セラ!屋敷の掃除を任せる!俺はその間に帰る!」
セラ「了解しました、もう終わってるので帰るのは許しません」
パト「くっそ!逃げようとしたが回り込まれてしまった!!」
セラ「どうせ暇なのでしょう?なら私のスーパーメイドの訓練に付き合いなさい、従属のお願いを聞くのも主の大事な務めでしょう!」
パト「はいはい、わかった、満足するまで付き合うよ」
セラ(やった!)「それでは続いて食事を運ぶ時の動作を・・・」
セラは少々人間関係が不器用だが、それでも主と一緒に居たいという気持ちだけは頑張って出している。パトはそんなセラに気付くことはない・・・
2022年12月04日
No.83 十三天の心 ニア
今回【十三天の心】に選ばれたニアには二つの顔がある
・元気で天然な愛玩動物のようなニア
・暗殺を得意とし、獲物を絶対に仕留めるニア
二つの顔を持つニアだが答えは簡単で人格が二つあるのだ。
その切り替え方は頭に着けている鈴であり、その鈴は特別でニア本人かニアの主である者でしかその鈴を鳴らす事はできない仕様になっている。
つまりニアの人格を変えるには現時点ではニア本人、パト、ミール、シンの4名のみとなっている。
普段の温厚なニアは戦闘という戦闘が一切出来ないため、戦場や戦闘が必要な時は残虐性のあるニアに切り替え、戦うのである。
・・・・・・
ニア「お花畑だ~~綺麗だね~~」
ニアは普段は能天気過ぎて、仕事で山菜を取る間に寄り道をして一人でお花畑ではしゃぎ遊び呆けるような子だった。
だが種族的にそのような子が多い種族なのでそれに対してそこまで咎める者も居なかった。
ニア「【十三天の心】に選ばれて何か変わるかなって思ったけど特に変わったことないね~」
ニアは【十三天の心】に選ばれた後も元々住んでいた森の中にある狸族の里で過ごしていた。
幹部に利益を与える行為さえしなければ何処に住んでてもいいというのが【十三天の心】のルールなのだ。
なので余程物好きではない限り何の文化もない【第二の園】には誰も済まずにあらゆる文化が整っている他の園に他のメンバーも過ごしているのだ。
ニア「あの時皆で顔を合わせた時以来他の子に会ってないし、女帝と呼ばれるようになったらしいけど特にやる事もないし・・・あ!そういえばもう一人のニアの仕事が無くなったんだよね!どうしよう!お金なくなるよ?!」
ニアは草食なので食事には困らないのだが、何分それ以外の生活費が必要であり、それらを払うための資金源が絶たれてしまい困惑していた。
ニア「ここのお花畑のお花を売ってお花屋さんでもしようかな?それか山菜を都会に持って行って売りに行くか・・・でもそれって女帝のニアがしていいのかな?威厳がどうこうとか言われそう・・・」
能天気なニアにしては珍しく困っていた、いつもは元気にぴょこぴょこ動く耳も萎れてしまい、お花畑の真ん中で困り果ててしまう
ニア「そうだ!こういう時こそ!メンバーに聞くべきだよね!」
ニアはそう言い、叡天の羅針盤に赴く
・・・・・・
ニア「こんにちは~~」
ニアはゆっくりとドアを開ける、するとそこには守備の究極系であるベルが居た。
ニア(ベル様だ!以前は話せなかったけど、この際だからお話出来たらいいな~)
ニアはそう思いながらベルの元までトコトコと走り、そして話かける
ニア「ベル様!教えて欲しい事があるの!」
ニアは大きな元気な声でベルに話しかける、その大きな声に対して眉間にしわを寄せ、あからさまに嫌な顔をしながらベルは応える
ベル「なに?・・・要件があるなら手短にしてほしい・・・と思う」
ニア「ベル様は普段どのようにして生計を立てているのですか?」
ベル「ここに来たら・・・生活に必要な資金は・・・各自分シンが用意してるから・・・そこから資金を降ろせばいいと・・・思う」
ニア「そうなんですね!良かった~、今まで働いて生計立ててたからどうしようって思っちゃって」
ベル「女帝が他の園で働くのは・・・駄目、直接じゃなくても間接的に幹部のためになるから・・・だから自分のための生活をするのはいいけど・・・資金は絶対にここから取らないと駄目だと・・・思う」
ニア「え~でも、それって他の園の物を買ったらその分経済回すからそれも間接的に幹部の人のためにならないですか?」
ベル「商品を買うのは・・・自分が生きるためだから・・・問題ない、自分が助かるためであって別に相手を助ける意図はないから・・・て理屈だと思う」
ニア「へえ~そうなんですね!ありがとうございます!えっとどこからお金を降ろしたらいいか教えて貰っていいですか?」
ベル「メンドクサイ・・・って思う」ム~
ベルは本に顔を埋め、「これ以上話しかけるな」という合図を送る、だがニアは空気が読めないため、お構いなしにベルにお願いする。
ニア「お願いしますベル様!このままだとニア生活出来ないの!」
ベルはとうとう我慢の限界が来たのか、能力を使う。
ベル「~ムオンノセカイ~」
するとベルの周りが無音になり、ニアもベルに話しかけているのに一切声がベルに届かないのだ、そしてベルは涼しい顔に戻り、読書に戻った。
ニア(酷いよ~~!教えてくれるくらいいいじゃん~~)
ニアはそう思いながらもベルに拒絶された以上どうしようもないため自分でなんとか自分用の資金を降ろす方法を考える。
・・・・・・
ニア「叡天の羅針盤って大きい図書館って感じだよね、特に特別な機械とかあるわけじゃないし、それっぽい魔法陣とか施設があるわけじゃないし・・・どうなんだろう?」
ニアは周りをある程度観察するが何処にもお金を降ろせるような場所がないためまたもや困り果ててしまった。
すると扉が開き同じタイミングでメンバーになったユラが現れた。
ユラ「どうしたんだい?ニア、こんなところに?」
ニア「ニアはね、生活用のお金を降ろしに来たんだけど方法がわからなくて・・・」
ユラ「そうなんだね、それは大変、私も協力してあげたいけど生憎ちょっと用事があってね、」
ニア「いいよいいよ!自分でなんとか探してみるから!ユラちゃんありがとうね!」
ニアはそう言いユラはそのまま奥の部屋に入っていく。
ニア「あれ?そういえば奥に部屋があったんだね、なんだろう?ユラちゃんが出てきたら聞いてみようかな?」
ニアはそう考えながら大広間を調べていった。
そして数分もしない内にユラが部屋から出てきて涼しい顔で「それじゃあね」と軽く挨拶をしてその場を去って行った。
ニア「ああ、せっかく聞きたかったのに・・・」
ニアはそう思いながらも「入ればわかるか」と考え、ユラの入って行った部屋に入ろうとするが鍵が掛かっていて入る事が出来なかった。
ニア「あれ?鍵が掛かってる?でもさっきユラちゃん鍵を掛けるような素振りしてなかったと思ったんだけどな~」
ニアはそう考えながらドアの事は諦め、本を漁って探していた、するとそこにシンが現れた。
シン「騒々しいですね、ニア、どうしたの?こんなに本棚から本を出して・・・」
ニア「シン様~、お金~~、生活出来ない~~~」半泣き
シン「貴女、話を聞いてなかったの?生活費は各自の部屋にある金庫に入れてあるからそこから取って行ってって言ったじゃない、あと各自の部屋は寝泊まりは自由だし、絶対に他人は入れないから気負わずに自由に過ごしても良いって・・・はぁ、次はちゃんと話を聞いておくのよ?」
ニア「あれ?でもニア、そんな話聞いた覚え・・・あ。」
ニアはふと思い出したかのように鈴を鳴らす。
裏ニア「シン、その話私ともう一人の私にしないと駄目だ、記憶を共有していない」
シン「それを先に言いなさい、それと貴方達で記憶の共有とか出来ないの?」
裏ニア「記憶は共感できない、共感してしまったら表のニアがニアで無くなってしまうからね、あくまで本能である私は私の人格で居た方がいいの」
シン「そう、なら今度からはしっかり貴女達で情報だけでも共有出来るようにして、主相手に二度も同じ説明をさせるつもり?」
裏ニア「それは無礼だな、気を付けよう、ただ表のニアがそれに気付くかどうかだが・・・」
シン「私が人格入れ替わった後はメモを確認しなさいって言っておくわ、それで引き継ぎたい情報を表のニアに引き継げるでしょう?報連相はしっかりとよ!」
裏ニア「助言感謝します、ちなみに資金とはどの程度」
シン「自称意識高い系ばっかりだからね、相当高額なお金を入れてるわ、一応この叡天の羅針盤内の時間を基準に約300時間ごとに入金してるわ、まあ大金を使い続けるのもセンスが居るっていうくらいだし、表のニアは細々しい生活してるし、お金が無くなるとかは考えなくていいわ」
裏ニア「そうですか、ありがとうございますそれでは」鈴チリーン
ニア「えっと、やっぱりもう一人のニアが知ってた?」
シン「ええ、とりあえず貴方達で情報交換出来るようにメモなんかに書いて互いに情報を引き継ぎなさいって言っておいたわ、それとこれ、メモ帳、渡しておくから今からもう一人の自分に聞いて自分でなんとかしてみなさい」
ニア「ありがとう!シン様!」
シン「ええ、あと、その本はしっかり本棚に戻しておくのよ!」
ニア「は~い」
シンはニアに注意し、その反対側でベルが能力を使いながら読書をしているのを見つける
シン(ベル、ニアの声がうるさくてムオンノセカイ使ってる・・・何かあったら身体ゆすらないと)
シンはため息をつきながら自室に戻る。
・・・・・・
ニア「やった!いっぱいお金あるよ!」
ニアは自室を見つけ、その中にある金庫からお金を確認する。そこにあるお金はそのまま手に入るわけではなく、各園の通貨に変更出来るように加工されている、そのため、まずは機械に欲しい金額を打ち込み、どの園用のお金を作るかを決め、そしてそこから指定したお金が出てくるという形で出来ている、帝園にはカード払いみたいなものが存在しないため、全て現金払いである。
ニア「こんなに沢山お金は要らないから、そうだな~1000ミルあればいいかな~」
【ミル】とはお金の単位である、通過はデザインが違うだけでお金の名称や単価は同じなのである。
各園事にお金と単価事情を出すとミールが管理出来ないとのことで、デザインは変えて専用のお金としてはいいが、読み方や単価は共通なのである。
ニア「お家の支払いが600ミル、水道が100ミル、生活用品で300ミルもあれば大丈夫!これで生きていける~!」
ニアは歓喜し、その場でぴょんぴょんと跳ねる!
そしてそのまま叡天の羅針盤を後にして、自分の家に戻り、食材保管庫に置いてある果物を食べてゆっくり寝た・・・
ニアは考えなかった・・・
ユラが来た時、ユラもただお金を降ろしに来ただけなのにまったく教えなかった事、
そして家の支払いは一括で払い、買い取れば良かったと・・・
だがニアはそんな事を一切考えずにその日の喜びと満足感と充実感の中心地よい夢の世界に向かうのだった。
・元気で天然な愛玩動物のようなニア
・暗殺を得意とし、獲物を絶対に仕留めるニア
二つの顔を持つニアだが答えは簡単で人格が二つあるのだ。
その切り替え方は頭に着けている鈴であり、その鈴は特別でニア本人かニアの主である者でしかその鈴を鳴らす事はできない仕様になっている。
つまりニアの人格を変えるには現時点ではニア本人、パト、ミール、シンの4名のみとなっている。
普段の温厚なニアは戦闘という戦闘が一切出来ないため、戦場や戦闘が必要な時は残虐性のあるニアに切り替え、戦うのである。
・・・・・・
ニア「お花畑だ~~綺麗だね~~」
ニアは普段は能天気過ぎて、仕事で山菜を取る間に寄り道をして一人でお花畑ではしゃぎ遊び呆けるような子だった。
だが種族的にそのような子が多い種族なのでそれに対してそこまで咎める者も居なかった。
ニア「【十三天の心】に選ばれて何か変わるかなって思ったけど特に変わったことないね~」
ニアは【十三天の心】に選ばれた後も元々住んでいた森の中にある狸族の里で過ごしていた。
幹部に利益を与える行為さえしなければ何処に住んでてもいいというのが【十三天の心】のルールなのだ。
なので余程物好きではない限り何の文化もない【第二の園】には誰も済まずにあらゆる文化が整っている他の園に他のメンバーも過ごしているのだ。
ニア「あの時皆で顔を合わせた時以来他の子に会ってないし、女帝と呼ばれるようになったらしいけど特にやる事もないし・・・あ!そういえばもう一人のニアの仕事が無くなったんだよね!どうしよう!お金なくなるよ?!」
ニアは草食なので食事には困らないのだが、何分それ以外の生活費が必要であり、それらを払うための資金源が絶たれてしまい困惑していた。
ニア「ここのお花畑のお花を売ってお花屋さんでもしようかな?それか山菜を都会に持って行って売りに行くか・・・でもそれって女帝のニアがしていいのかな?威厳がどうこうとか言われそう・・・」
能天気なニアにしては珍しく困っていた、いつもは元気にぴょこぴょこ動く耳も萎れてしまい、お花畑の真ん中で困り果ててしまう
ニア「そうだ!こういう時こそ!メンバーに聞くべきだよね!」
ニアはそう言い、叡天の羅針盤に赴く
・・・・・・
ニア「こんにちは~~」
ニアはゆっくりとドアを開ける、するとそこには守備の究極系であるベルが居た。
ニア(ベル様だ!以前は話せなかったけど、この際だからお話出来たらいいな~)
ニアはそう思いながらベルの元までトコトコと走り、そして話かける
ニア「ベル様!教えて欲しい事があるの!」
ニアは大きな元気な声でベルに話しかける、その大きな声に対して眉間にしわを寄せ、あからさまに嫌な顔をしながらベルは応える
ベル「なに?・・・要件があるなら手短にしてほしい・・・と思う」
ニア「ベル様は普段どのようにして生計を立てているのですか?」
ベル「ここに来たら・・・生活に必要な資金は・・・各自分シンが用意してるから・・・そこから資金を降ろせばいいと・・・思う」
ニア「そうなんですね!良かった~、今まで働いて生計立ててたからどうしようって思っちゃって」
ベル「女帝が他の園で働くのは・・・駄目、直接じゃなくても間接的に幹部のためになるから・・・だから自分のための生活をするのはいいけど・・・資金は絶対にここから取らないと駄目だと・・・思う」
ニア「え~でも、それって他の園の物を買ったらその分経済回すからそれも間接的に幹部の人のためにならないですか?」
ベル「商品を買うのは・・・自分が生きるためだから・・・問題ない、自分が助かるためであって別に相手を助ける意図はないから・・・て理屈だと思う」
ニア「へえ~そうなんですね!ありがとうございます!えっとどこからお金を降ろしたらいいか教えて貰っていいですか?」
ベル「メンドクサイ・・・って思う」ム~
ベルは本に顔を埋め、「これ以上話しかけるな」という合図を送る、だがニアは空気が読めないため、お構いなしにベルにお願いする。
ニア「お願いしますベル様!このままだとニア生活出来ないの!」
ベルはとうとう我慢の限界が来たのか、能力を使う。
ベル「~ムオンノセカイ~」
するとベルの周りが無音になり、ニアもベルに話しかけているのに一切声がベルに届かないのだ、そしてベルは涼しい顔に戻り、読書に戻った。
ニア(酷いよ~~!教えてくれるくらいいいじゃん~~)
ニアはそう思いながらもベルに拒絶された以上どうしようもないため自分でなんとか自分用の資金を降ろす方法を考える。
・・・・・・
ニア「叡天の羅針盤って大きい図書館って感じだよね、特に特別な機械とかあるわけじゃないし、それっぽい魔法陣とか施設があるわけじゃないし・・・どうなんだろう?」
ニアは周りをある程度観察するが何処にもお金を降ろせるような場所がないためまたもや困り果ててしまった。
すると扉が開き同じタイミングでメンバーになったユラが現れた。
ユラ「どうしたんだい?ニア、こんなところに?」
ニア「ニアはね、生活用のお金を降ろしに来たんだけど方法がわからなくて・・・」
ユラ「そうなんだね、それは大変、私も協力してあげたいけど生憎ちょっと用事があってね、」
ニア「いいよいいよ!自分でなんとか探してみるから!ユラちゃんありがとうね!」
ニアはそう言いユラはそのまま奥の部屋に入っていく。
ニア「あれ?そういえば奥に部屋があったんだね、なんだろう?ユラちゃんが出てきたら聞いてみようかな?」
ニアはそう考えながら大広間を調べていった。
そして数分もしない内にユラが部屋から出てきて涼しい顔で「それじゃあね」と軽く挨拶をしてその場を去って行った。
ニア「ああ、せっかく聞きたかったのに・・・」
ニアはそう思いながらも「入ればわかるか」と考え、ユラの入って行った部屋に入ろうとするが鍵が掛かっていて入る事が出来なかった。
ニア「あれ?鍵が掛かってる?でもさっきユラちゃん鍵を掛けるような素振りしてなかったと思ったんだけどな~」
ニアはそう考えながらドアの事は諦め、本を漁って探していた、するとそこにシンが現れた。
シン「騒々しいですね、ニア、どうしたの?こんなに本棚から本を出して・・・」
ニア「シン様~、お金~~、生活出来ない~~~」半泣き
シン「貴女、話を聞いてなかったの?生活費は各自の部屋にある金庫に入れてあるからそこから取って行ってって言ったじゃない、あと各自の部屋は寝泊まりは自由だし、絶対に他人は入れないから気負わずに自由に過ごしても良いって・・・はぁ、次はちゃんと話を聞いておくのよ?」
ニア「あれ?でもニア、そんな話聞いた覚え・・・あ。」
ニアはふと思い出したかのように鈴を鳴らす。
裏ニア「シン、その話私ともう一人の私にしないと駄目だ、記憶を共有していない」
シン「それを先に言いなさい、それと貴方達で記憶の共有とか出来ないの?」
裏ニア「記憶は共感できない、共感してしまったら表のニアがニアで無くなってしまうからね、あくまで本能である私は私の人格で居た方がいいの」
シン「そう、なら今度からはしっかり貴女達で情報だけでも共有出来るようにして、主相手に二度も同じ説明をさせるつもり?」
裏ニア「それは無礼だな、気を付けよう、ただ表のニアがそれに気付くかどうかだが・・・」
シン「私が人格入れ替わった後はメモを確認しなさいって言っておくわ、それで引き継ぎたい情報を表のニアに引き継げるでしょう?報連相はしっかりとよ!」
裏ニア「助言感謝します、ちなみに資金とはどの程度」
シン「自称意識高い系ばっかりだからね、相当高額なお金を入れてるわ、一応この叡天の羅針盤内の時間を基準に約300時間ごとに入金してるわ、まあ大金を使い続けるのもセンスが居るっていうくらいだし、表のニアは細々しい生活してるし、お金が無くなるとかは考えなくていいわ」
裏ニア「そうですか、ありがとうございますそれでは」鈴チリーン
ニア「えっと、やっぱりもう一人のニアが知ってた?」
シン「ええ、とりあえず貴方達で情報交換出来るようにメモなんかに書いて互いに情報を引き継ぎなさいって言っておいたわ、それとこれ、メモ帳、渡しておくから今からもう一人の自分に聞いて自分でなんとかしてみなさい」
ニア「ありがとう!シン様!」
シン「ええ、あと、その本はしっかり本棚に戻しておくのよ!」
ニア「は~い」
シンはニアに注意し、その反対側でベルが能力を使いながら読書をしているのを見つける
シン(ベル、ニアの声がうるさくてムオンノセカイ使ってる・・・何かあったら身体ゆすらないと)
シンはため息をつきながら自室に戻る。
・・・・・・
ニア「やった!いっぱいお金あるよ!」
ニアは自室を見つけ、その中にある金庫からお金を確認する。そこにあるお金はそのまま手に入るわけではなく、各園の通貨に変更出来るように加工されている、そのため、まずは機械に欲しい金額を打ち込み、どの園用のお金を作るかを決め、そしてそこから指定したお金が出てくるという形で出来ている、帝園にはカード払いみたいなものが存在しないため、全て現金払いである。
ニア「こんなに沢山お金は要らないから、そうだな~1000ミルあればいいかな~」
【ミル】とはお金の単位である、通過はデザインが違うだけでお金の名称や単価は同じなのである。
各園事にお金と単価事情を出すとミールが管理出来ないとのことで、デザインは変えて専用のお金としてはいいが、読み方や単価は共通なのである。
ニア「お家の支払いが600ミル、水道が100ミル、生活用品で300ミルもあれば大丈夫!これで生きていける~!」
ニアは歓喜し、その場でぴょんぴょんと跳ねる!
そしてそのまま叡天の羅針盤を後にして、自分の家に戻り、食材保管庫に置いてある果物を食べてゆっくり寝た・・・
ニアは考えなかった・・・
ユラが来た時、ユラもただお金を降ろしに来ただけなのにまったく教えなかった事、
そして家の支払いは一括で払い、買い取れば良かったと・・・
だがニアはそんな事を一切考えずにその日の喜びと満足感と充実感の中心地よい夢の世界に向かうのだった。
2022年11月30日
No.82 十三天の心 テル
テルの技術力は非常に高い、応用力も高く、軽々と習得するのに何十年掛かると言われるような代物でもほんの一瞬で覚える所か、そんな技すらも改良を加えてさらに質の高いものにしてしまう。
テル「え?技術の見直しがしたい?」
聖人族A「はい、テル様の功績はお聞きしております、あの絶対的帝園の主様に直接ご指導をしたとお聞きしております、そんなテル様に私達の伝統技術をぜひ見直してもらい、さらなる高みに上げて欲しいのです!」
テルは自分と同じ種族の子から依頼されていた。
テル(う~ん、暇だから別にいいんだけど・・・いいのかな?無償でやって?)
テルとしては暇潰しなので別に構わないのだが、今の所属は【第二の園】、無償で他所の園に技術を提供するのは色々とマズイのではないか?と考える。
テル「ごめんね、今は所属が違うからちょっと私もやっていいのかわからないんだ~」
聖人族A「そうですか・・・すみません、ムリを言ってしまって・・・」
聖人族の子はあからさまに気を落とし、テルの元から帰ろうとしていた。
テルはそんな背中を見ていられなくなり、その聖人族の子を止めた
テル「わかった!ちょっと待って!この際だから上に聞いてみるから!ちょっとここで待ってて!」
テルは大慌てで止め、即座にシンに連絡する。
・・・・・・
テル「シン様?私が以前居た園で技術の伝授や依頼を受けるのは大丈夫ですかね?」
シン「特に定めてないから問題ないと思うけど・・・だけど他所の園だと外部からの依頼や干渉は禁止って法もあるから【第七の園】の法をしっかり見てからやりなさい、あ、でも構成員幹部相手はダメよ、それで園同士の戦争とかになったらいけないからね!私達は帝園全体の治安管理も任されているのだからそこは公平にね!後、その技術がまわりまわって構成員幹部へ届くのも駄目だから使用用途と他言無用であることをしっかり伝えるようにね!」
テル「成程・・・まわりまわってその技術が構成員幹部の利益になったら駄目・・・って技術伝授って絶対ダメじゃん!!」
シン「まあ、ブラックよりのグレーね、その園のための技術になりますからね、申し訳ないけど断って頂戴」
シンはテルにそう指示し、テルは少し残念そうにシンとの連絡を切る。
・・・・・・
テル「ごめん、やっぱり無理みたい、引き留めちゃってごめんね」
聖人族A「いえ、私のために動いてくれただけでも嬉しいです!ありがとうございました!」
聖人族の子は深く頭を下げ、そのまま走り去って行った。
テル(せっかくの才能も使わないと宝の持ち腐れだよね・・・はぁ)
テルはため息をつきながら自分の家に戻る。
・・・・・・
テルの家は【第七の園】にあり、見る限り可愛いアイテムでデコレーションをした広い2LDKサイズの家を持っていた。
大広場は30畳程ある広い空間であり、今回のようにお客が来た時に出迎える場所である、そして自分らしさを出すために色んなデコレーションをしていた。
そして残り2部屋は衣装室と寝室だった。
衣装室は20畳程あり、寝室はなんと4畳程しかなく、シングルベッドを部屋いっぱいに置き、小物置き用の小さい机を頭付近に置いている程度であった。
テルは普段美意識が高く、常に自分の身体の細胞が劣化させないようにオーラ技術開発を独自で行い、何もしなくても美肌を保ち、あらゆる美容効果を持つオーラを常に纏うという変わった技術を使っていた。
そのおかげでテルの身体が汚れることはなく、油分や汗も完璧に浄化し、服も汚れないようにオーラで纏っていたため、テルはそのままベッドに倒れこんだ。
テル「体臭は身体の内側の問題と身体の外側による汚れによる問題から生まれる物、それで今回外部からの要員は排除したから、次は内部だけど・・・正直、オーラを体内に充満させたらそれだけで別に問題なさそうだし、後はバランスかな~、全部浄化したらその日飲食したものまですぐに浄化されちゃいそうだし・・・」
テルはうつ伏せでベッドに倒れたまま、先ほど口走った事をすぐに実行してみる・・・結果、出来た。
テル「うん、これで食べ物の消化した事で発生する臭いや、口臭、口腔内ケアもオーラだけで完璧にこなせるね・・・あとは・・・」
テルはこうやって思いついた事をすぐに実践してはすぐに成果を出し、日常で使うという事を繰り返していた。
テルはお風呂や手入れが好きなため、それだけの技術を持ちながらも敢えてお風呂に入り、汚れてもいない美しく白い肌を洗う、その行動だけで心が落ち着くのだ。
だがテルが【十三天の心】の候補生に選ばれた時から、生活は変わり、自分の役割が無くなり、常に誰かのためではなく自分のためだけに力を磨くようになった。それが時に虚しく感じ、御礼を言われなくなったり、以前までは多く相談に来ていた客も今では減って、今回のように来ても期待に応える事も出来ずにそのまま帰すという繰り返しだった。
テル「つまんないなぁ、自分だけが満たされても誰も私に感謝してくれないし、誰も私を求めてくれない・・・」
テルは自分の先ほどまで思い付き、完成させていた新たな技術を解除し、そのままお風呂に入った。
・・・・・・
【十三天の心】の役割は治安維持と主様への力を与え、支え、共に戦う事。
治安等早々悪くなることはなく、メンバー全員が暇を持て余しているのが現状だった。
ネルは主(パト)の所に定期的に遊びに行き
ベルは常に自室で読書に没頭し(最近は帝国産の小説に没頭している)
シンは仕事があり、業務をこなし
ノラは自分磨きのためにストイックに鍛錬を重ね
フラは自室でダラダラし
ルラは新たな治療技術の研究を行い
ウルは精神統一の特訓で定期的に場所を変えて鍛錬をしている
同期になる5人の話を聞くと
セラは趣味である侍女の業務を意味も無くこなし
ルナは現実世界に居る主の動向を確認し、何かあった時にすぐ対応できるようにと観察し
ユラは日頃は謎の研究に没頭していた。
ニアは花畑で遊んだと能天気な事ばかりしていて
リルは現実世界で主の元で生活していると聞いた。
テル「皆好きに生きてるけど、私達の寿命ってほぼ無限だからずっと生きていくとそんな娯楽もつまらなくなるんじゃないのかな?私なんて技術の究極系だからすぐにできちゃうし・・・つまんないなぁ」
テルはお風呂の湯舟の中で声を出して今の葛藤を口にする。
女帝と帝園全土で知名度が増えても偉い事等一度もしていない、
ただただ時間を無駄に過ごすだけの日々。
テル(もっとこの帝園全土の技術力が上がればよりよい生活が出来るんじゃないかな・・・全土なら一部の構成員幹部の利益にならずに全員の利益になるし、それなら文句ないんじゃ・・・でもそうなると全員一斉に教える必要があるから偏ればそれはそれでダメだしされそうだな~~、惜しいなぁ~~)
テルは湯舟の中で足をバタバタさせながらいい案が浮かばないモヤモヤを発散させていた。
テル「どうせなら同期の皆と仲を深めてお悩みを聞いたらどうだろう!そしたらきっと難題を突き付けてくれるかも!だって皆私と同じ天才だもん!きっとそうだよ!レベル高いはず!!」
そしてテルはまず周りの事は今はどうしようもないため、自分と同じく所属するメンバーの技術的お悩みを聞こうと方針を固めた!
・・・・・・
テルはお気に入りのピンクの衣装を来て自身のオーラら気配を消す杖を持ち、自分が開発したオーラを体中に纏いながらさっそく皆の居る園へ向かったのだった。
テル「え?技術の見直しがしたい?」
聖人族A「はい、テル様の功績はお聞きしております、あの絶対的帝園の主様に直接ご指導をしたとお聞きしております、そんなテル様に私達の伝統技術をぜひ見直してもらい、さらなる高みに上げて欲しいのです!」
テルは自分と同じ種族の子から依頼されていた。
テル(う~ん、暇だから別にいいんだけど・・・いいのかな?無償でやって?)
テルとしては暇潰しなので別に構わないのだが、今の所属は【第二の園】、無償で他所の園に技術を提供するのは色々とマズイのではないか?と考える。
テル「ごめんね、今は所属が違うからちょっと私もやっていいのかわからないんだ~」
聖人族A「そうですか・・・すみません、ムリを言ってしまって・・・」
聖人族の子はあからさまに気を落とし、テルの元から帰ろうとしていた。
テルはそんな背中を見ていられなくなり、その聖人族の子を止めた
テル「わかった!ちょっと待って!この際だから上に聞いてみるから!ちょっとここで待ってて!」
テルは大慌てで止め、即座にシンに連絡する。
・・・・・・
テル「シン様?私が以前居た園で技術の伝授や依頼を受けるのは大丈夫ですかね?」
シン「特に定めてないから問題ないと思うけど・・・だけど他所の園だと外部からの依頼や干渉は禁止って法もあるから【第七の園】の法をしっかり見てからやりなさい、あ、でも構成員幹部相手はダメよ、それで園同士の戦争とかになったらいけないからね!私達は帝園全体の治安管理も任されているのだからそこは公平にね!後、その技術がまわりまわって構成員幹部へ届くのも駄目だから使用用途と他言無用であることをしっかり伝えるようにね!」
テル「成程・・・まわりまわってその技術が構成員幹部の利益になったら駄目・・・って技術伝授って絶対ダメじゃん!!」
シン「まあ、ブラックよりのグレーね、その園のための技術になりますからね、申し訳ないけど断って頂戴」
シンはテルにそう指示し、テルは少し残念そうにシンとの連絡を切る。
・・・・・・
テル「ごめん、やっぱり無理みたい、引き留めちゃってごめんね」
聖人族A「いえ、私のために動いてくれただけでも嬉しいです!ありがとうございました!」
聖人族の子は深く頭を下げ、そのまま走り去って行った。
テル(せっかくの才能も使わないと宝の持ち腐れだよね・・・はぁ)
テルはため息をつきながら自分の家に戻る。
・・・・・・
テルの家は【第七の園】にあり、見る限り可愛いアイテムでデコレーションをした広い2LDKサイズの家を持っていた。
大広場は30畳程ある広い空間であり、今回のようにお客が来た時に出迎える場所である、そして自分らしさを出すために色んなデコレーションをしていた。
そして残り2部屋は衣装室と寝室だった。
衣装室は20畳程あり、寝室はなんと4畳程しかなく、シングルベッドを部屋いっぱいに置き、小物置き用の小さい机を頭付近に置いている程度であった。
テルは普段美意識が高く、常に自分の身体の細胞が劣化させないようにオーラ技術開発を独自で行い、何もしなくても美肌を保ち、あらゆる美容効果を持つオーラを常に纏うという変わった技術を使っていた。
そのおかげでテルの身体が汚れることはなく、油分や汗も完璧に浄化し、服も汚れないようにオーラで纏っていたため、テルはそのままベッドに倒れこんだ。
テル「体臭は身体の内側の問題と身体の外側による汚れによる問題から生まれる物、それで今回外部からの要員は排除したから、次は内部だけど・・・正直、オーラを体内に充満させたらそれだけで別に問題なさそうだし、後はバランスかな~、全部浄化したらその日飲食したものまですぐに浄化されちゃいそうだし・・・」
テルはうつ伏せでベッドに倒れたまま、先ほど口走った事をすぐに実行してみる・・・結果、出来た。
テル「うん、これで食べ物の消化した事で発生する臭いや、口臭、口腔内ケアもオーラだけで完璧にこなせるね・・・あとは・・・」
テルはこうやって思いついた事をすぐに実践してはすぐに成果を出し、日常で使うという事を繰り返していた。
テルはお風呂や手入れが好きなため、それだけの技術を持ちながらも敢えてお風呂に入り、汚れてもいない美しく白い肌を洗う、その行動だけで心が落ち着くのだ。
だがテルが【十三天の心】の候補生に選ばれた時から、生活は変わり、自分の役割が無くなり、常に誰かのためではなく自分のためだけに力を磨くようになった。それが時に虚しく感じ、御礼を言われなくなったり、以前までは多く相談に来ていた客も今では減って、今回のように来ても期待に応える事も出来ずにそのまま帰すという繰り返しだった。
テル「つまんないなぁ、自分だけが満たされても誰も私に感謝してくれないし、誰も私を求めてくれない・・・」
テルは自分の先ほどまで思い付き、完成させていた新たな技術を解除し、そのままお風呂に入った。
・・・・・・
【十三天の心】の役割は治安維持と主様への力を与え、支え、共に戦う事。
治安等早々悪くなることはなく、メンバー全員が暇を持て余しているのが現状だった。
ネルは主(パト)の所に定期的に遊びに行き
ベルは常に自室で読書に没頭し(最近は帝国産の小説に没頭している)
シンは仕事があり、業務をこなし
ノラは自分磨きのためにストイックに鍛錬を重ね
フラは自室でダラダラし
ルラは新たな治療技術の研究を行い
ウルは精神統一の特訓で定期的に場所を変えて鍛錬をしている
同期になる5人の話を聞くと
セラは趣味である侍女の業務を意味も無くこなし
ルナは現実世界に居る主の動向を確認し、何かあった時にすぐ対応できるようにと観察し
ユラは日頃は謎の研究に没頭していた。
ニアは花畑で遊んだと能天気な事ばかりしていて
リルは現実世界で主の元で生活していると聞いた。
テル「皆好きに生きてるけど、私達の寿命ってほぼ無限だからずっと生きていくとそんな娯楽もつまらなくなるんじゃないのかな?私なんて技術の究極系だからすぐにできちゃうし・・・つまんないなぁ」
テルはお風呂の湯舟の中で声を出して今の葛藤を口にする。
女帝と帝園全土で知名度が増えても偉い事等一度もしていない、
ただただ時間を無駄に過ごすだけの日々。
テル(もっとこの帝園全土の技術力が上がればよりよい生活が出来るんじゃないかな・・・全土なら一部の構成員幹部の利益にならずに全員の利益になるし、それなら文句ないんじゃ・・・でもそうなると全員一斉に教える必要があるから偏ればそれはそれでダメだしされそうだな~~、惜しいなぁ~~)
テルは湯舟の中で足をバタバタさせながらいい案が浮かばないモヤモヤを発散させていた。
テル「どうせなら同期の皆と仲を深めてお悩みを聞いたらどうだろう!そしたらきっと難題を突き付けてくれるかも!だって皆私と同じ天才だもん!きっとそうだよ!レベル高いはず!!」
そしてテルはまず周りの事は今はどうしようもないため、自分と同じく所属するメンバーの技術的お悩みを聞こうと方針を固めた!
・・・・・・
テルはお気に入りのピンクの衣装を来て自身のオーラら気配を消す杖を持ち、自分が開発したオーラを体中に纏いながらさっそく皆の居る園へ向かったのだった。
2022年11月27日
No.81 秘書の秘密事情(R18)
ソルテの仕事はパトの業務アシストである。
帝国が再建された当初はソルテの仕事量もかなり多く存在したが
月花が近衛部隊総長としてパトの補佐に入ったおかげでソルテが細かく介入しなくてもよくなった。
メルリア達、専属侍女や帝王直属侍女部隊が出来たおかげでパトの身の回りを気にしなくてよくなった。
他の業務も部隊を細かく分けた事でソルテの負担が軽くなり、依然と比べ暇な時間が出来る程余裕が生まれたのだ。
今のソルテの業務はパトのタイムスケジュール管理、メリアへの毎日行う業務報告とメリアからたまに指示がある方針会議と指示がある程度、それ以外は出かける事が無ければ常に玉座で時間を過ごしている。
・・・・・・
ソルテ(以前までなら業務時間をどうしても超えるレベルの仕事量があったり、パトさんを起こしに行ったり、逆に夜間の確認で見回りをしたりで、全然自分の時間が無かったけど、今となっては週休完全2日とっても全然楽なほど仕事に余裕がある、役割分担って本当に大事ね、痛感したわ)
ソルテはパトが授業を受けている間に仕事を終わらせ、後はスケジュールに沿ってパトに同行するだけの仕事だった、最近は他の部隊も人数を増やし、部隊を管理する中堅を置いたことで専属神達にも時間が出来、以前ほど休みのない毎日に脅かされる事は無くなった。
ソルテ(色々ひと悶着はあったけど結果的にはパトさんのおかげなんでしょうね、メリア様に意見を言って問答無用で黙らせる事が出来る唯一の権力者、だけどそれは独裁政権と変わらないから、しっかり私がパトさんを教育して、よりよい帝国に導けるようにしないといけない、責任の重さは変わってないわね)
ソルテはパトの教育全般を任されているため、厳しく指導するのもソルテの役目、そしてパトに厳しく指導できるのは専属神内でもソルテだけ、任された仕事から除けられないようにソルテも必死だった。
・・・・・・
パトの授業が終わった頃
ソルテ「お疲れ様です、これから30分の休憩後、戦闘訓練に入りますので、休憩後いつも通り更衣室で着替え、バトルルームにいらしてください。時間が来ましたら私からも一声お掛けしますので」
パト「わかった、それじゃあちょっと仮眠したいから5分前になったら起こして」
メルリア「わかりました、アナタ」
パトはそう言うと更衣室のベンチで仮眠をとるために横になった。
その時、メルリアはさぞ当たり前かのように膝枕をし、能力で心地いい風をパトに送る。
ソルテ(以前は確かにパトさんは国王なのにこういう配慮が足りなかった、今こうやって侍女の恩恵を受ける、それが本来あるべき国王の形、やっと私の理想通りになったって感じね)
そして5分前になり、メルリアがパトを起こす。
ソルテ「しっかり休めました?」
ソルテはパトの横に座り、話を聞く
パト「ああ、さっきの授業は眠すぎた、淡々と本を読まれるとなんであそこまで眠くなるんだろうね」
ソルテ「わかります、難しい本や、文章を見ていると眠気に襲われますよね、最近は文字数の多い書類をあまり多く見かけなくなったので、今以前の量の仕事をしたら眠れる自信はありますね」
パト「ソルテでもそうなら俺は余計にダメだな・・・っと世間話してる場合じゃないっと!早く準備しないとね!」
パトは急いで着替える、そして脱いだ服はメルリアに渡され、メルリアはそれを更衣室の外に居る侍女に渡し、新たな着替えを侍女から貰った。
ソルテ「更衣室での着替えはまだ侍女に任せないの?」
パト「え、やだよ、1分くらいで終わる着替えが数分も掛かるじゃん、どうせ訓練で着崩れるんだから適当でいいの!」
パトはそう言いながら訓練場に走って向かう。
ソルテ「あの言葉はまだ侍女達が未熟と取った方がいいのかしら・・・」
メルリア「どうでしょうね、旦那様は結構適当に話す事がありますから・・・」
ソルテ「今後の課題ね!最終目標は【侍女に全部やってもらった方が早くていい!】と言わせる事!」フンス!
メルリア「それって何もしない人じゃないですか?」苦笑い
・・・・・・
ソルテとメルリアはパトの訓練を眺めていた。
ソルテ「確実に強くはなってるのだけどね、もっと何か刺激があればいいんだけど、例えば切磋琢磨出来る同程度の実力者とか」
メルリア「難しいですね、帝国は皆さんお強いですから、専属神の人達と合同で訓練するとかはどうですか?」
ソルテ「ダメですね、最近まともに訓練してるのは雪花ちゃんくらい、ハクちゃんも専攻部隊時代は訓練してたけど、今の部隊になってから勉強ばっかりで訓練どころじゃないわ、カナちゃんも同じだし」
メルリア「では雪花や月花と合同で訓練すればいいのでは?」
ソルテ「月花ちゃんはあまり戦闘面では期待できないわね、それなりに実力は必要だけど、彼女は知略、頭脳はあのアリシア様や琴歌ちゃんすらも凌ぐ天才、だから戦闘面をあまり求められてない異例中の異例だから」
メルリア「そうなのね、育てれば強くなると思うのですけどね」
ソルテ「まあ、月花ちゃん本人が現段階で強さを求めてないし、戦いが好まない人に無理矢理戦わせないといけない程、帝国の軍事力は低くないし、問題はないですよ、やりたくなったら応援はします」
ソルテはメルリアとそう話しながら、一度パトを専攻部隊と一緒に合同訓練をさせたらいいのでは?と考えたりしていた。(それにはメリアと雪花の許可が居るため、まだ提案程度だが)
・・・・・・
パトが訓練でひと休憩に入り、メルリアがタオルとドリンクを用意し、能力で温度調整された風をパトに送る。
ソルテ(パトさんの欲求は・・・右足の痛み?)
ソルテ「ミーエル、パト様の右足を確認して」
ミーエル「は~い!」
実戦訓練ではミーエルも一応瞬時に対応できるようにモニター越しで監視している。
(だが常に見てるとは言っていない・・・)
ミーエルがソルテに言われた通り、右足を確認すると捻挫が見つかり、即座に治療する。
パト「ありがとう、ソルテ、ミーエル、メルリア、後半は基礎トレーニングだからセットをこなしてくるよ」
パトはそう言いながら息を整え、すぐに走り去っていった。
ミーエル「それじゃあね~」
ミーエルは要件を終えるとすぐに自分の部屋に戻って行った。
メルリア「流石ですね、ソルテ、私も一応異常はないか確認していたのですけど」
ソルテ「いえ、私は専属神契約でパトさんの欲求がわかるので、だから右足に対して痛みや違和感を直したいという欲求を感じ取っただけです、些細な変化ですけどね」
そう話しながら本日の基礎トレーニングを終え、訓練が終了したパトは汗を流すために更衣室内にあるシャワー室を使う。
メルリアとソルテはそこからパトが出るのを雑談しながら待っていた。
ソルテ(今までは一人だったけど、今は他の聖鬼神の子達も居るし、側近でメルリア様が常に話し相手になってくれるから寂しくないわね、玉座に行けば月花ちゃんも居るし)
そしてパトがシャワー室から出て、メルリアがパトにタオルを渡す。
ソルテ「パト様も慣れましたね、私達の前で全裸でも気にならなくなりました?」
パト「まあ、二人が気にしてないのに俺ばっかり気にしててもね、ね、メルリア?」
メルリア「え、いや・・・その~~」チラ
メルリアの目線はパトの顔あたりだった、下は見ていない
ソルテ(慣れるという課題で言えばメルリア様の方が大変そうね)苦笑い
・・・・・・
そしてメルリアが侍女に運動後の服を渡し、そのまま部屋の外で待っている間、パトは服を着替えようとする、だがソルテはその一瞬で感じ取った。
ソルテ(あ、欲情してる・・・)
ソルテはパトを見て、パトは勘付かれたと理解し、目を反らす。
だがソルテも専属神であり、互いに想い合う特別な存在、そんな些細な欲求にソルテは応える
ソルテ「あまり時間がないから座って」
パト「またお願いします・・・」
そしてソルテはパトに性的奉仕を行った、その手つきや動作は手慣れており、ソルテも性行為の中でもこのような奉仕の方が圧倒的に多いため、専属神の中でも愛撫や奉仕という分野では一番上手いとパトの中でも評価されていた。(なんとメリアよりも多く経験している)
ソルテの手順はいつも時間の都合もあり、口である程度馴染ませ、その後手を使いながら口で刺激し、早ければ2分以内に絶頂を迎えさせることが出来る。
そしてその絶頂を迎え、出された物はその場を汚さずに即座に次の行動に移せるように全て飲み干し、すぐに掃除をし、ハンカチを使い、パトの物を丁寧に拭き、戻す。それらの動作をパトが余韻に浸っている間に行い、このような行為を必要最低限に抑え、目撃されるリスクを抑えるようにした結果の賜物だった。
ソルテ「はい、では玉座でもしっかり役割を果たしてくださいね」口元フキフキ
パト「いつも悪いね」
ソルテ「こんなことが出来るのは私くらいでしょ?いつでもやってあげますからその時はコッソリと遠慮なく言ってね」
そう言いながら二枚目のハンカチで口元を拭き終わり、さらに口臭ケアと香水を使い、臭いを完全に消し、部屋の臭いも念のため携帯用の香水で隠す。
パト「手慣れてる・・・」
ソルテ「何度もすれば手慣れます」
ソルテはパトの背中をポンっと押しながら笑顔で手を振る。
そんな隠れて互いのプライベートを楽しみながら仕事に戻る。
・・・・・・
玉座ではパトは椅子に相変わらず暇そうに座り、数分後寝てしまう、
そして起きて、ソルテや月花、メルリアと雑談しているとエテルや美魅が遊びに来たり、スティアがたまに甘えに来たり、暇な専属神や従属神達がパトの所に来て、残りの業務を全うする。
ソルテはその時誰が来たか等の報告書を記入して、最後にメリアに送る。
それで一日の秘書業務は終わった。
・・・・・・
ソルテ「今日も何もなかったわね、でもそろそろ帝国の部隊巡回とか、予定を入れた方がいいわね、提案書を適当に作ってメリア様に明日報告書と一緒に投げておこう・・・」
ソルテはそんな事を考えながら、デスクの書類を片付け、自分の部屋に戻ろうとする。
以前ならここからパトを部屋まで送ってから残りの書類や報告書をまとめていたが、それらの仕事を侍女部隊や直属部隊の子がやってくれるおかげでソルテもそのまま自室に帰る事が出来た。
・・・・・・
ソルテ「ふはぁ~~、疲れた~~」
ソルテは自室のソファーにダイブし、大きな一息をつく
ソルテ「今日も私は頑張った!仕事はそんなにないけど頑張った!」
ソルテはソファーに置いてあるクッションに顔を沈め、足をバタバタする。
そしてある程度満足すると仰向けになり、天井を眺め、ぼーっと何も考えずに目を閉じる。
ソルテは基本的に内気であり、人見知りが激しい性格のため、普段の業務のように誰かと話すという行為に少なからずストレスを感じてしまうタイプであり、それを含め、メルリアやパトは業務上では目上の存在、月花は同じ総長として立場はほぼ同じ、疲れるのである。
ソルテ(だからといって部隊の子達と仕事以外で何話したらいいかわからないし・・・ラル様の気持ち・・・よくわかるなぁ~)
ソルテは仕事では見せないような緩い顔でホゲ~~っと間抜けな声を出しながら一日のストレスを開放していった。
その姿はまさに地球の日本に多く存在するOLそのものだった。
そしてある程度リラックスしたらコーヒーを作り、その間本を読んでいた。
ソルテ(今日はこの本は読み終えたいなぁ~、最近娯楽に特化した従属神達が帝国に娯楽を増やしてくれてるおかげで半年前に比べて面白い本が増えたし、こればかりは本当パトさんのおかげね)
どこの部隊にも所属していない従属神は何をしてもいいため、自分達の長所を生かして日頃を生きている、その中でも娯楽が多くあり、最近では帝国でも多くのお店や娯楽の文化が増えつつあるのだ。
もちろん、それはパトが考えたわけではなく、偶然の産物だった、役割のない従属はあまりにも退屈だった故の個神活動だった。
ソルテ(このシリーズまさかの1日に4冊も新シリーズ出てくるから1日中読んでても全然間に合わないのよね、今15巻だけど今出てるので390巻・・・他の気になるシリーズもどれも毎日出るから間に合わないし、娯楽天国ね・・・一冊のボリュームもかなり多いし、愛読家の私にとっては天国ね)
ソルテが満足していると部屋のドアがノックされる。
ラル「ソルテ、居るかしら?良いお菓子買ってきたから一緒にどう?」
ソルテ「ラル、いいですよ、今開けますね」
ソルテは扉の鍵を開けて、ラルを向かい入れる。
ラル「あら、もう15巻なのね、横で映画見ててもいいかしら?」
ソルテ「いいですよ、ラルは昨日の続編ですか?」
ラル「そうそう、今のシリーズ凄く面白くてね、従属神達の娯楽への力の入りようは凄いわね、もうこのシリーズまだ4作目だけど、昨日の今日でもう新作出してきてね、今28作目なんだけど、1作大体6時間程度あるから、一日ぶっ通しで見ようとしたらかなり満足してしまうのよね」
ソルテ「どこにそんな時間があるのでしょうね」
ラル「撮影ではNGを一度も出さないらしいわね、演出も周りの従属神がやってるし、小物は創造神達がすぐに作ってたりするから、後はその都度シーンが出来たら流れ作業で映像を繋ぎ合わせてながらBGMを入れたりしてるらしいわ、一度見学に行ったのだけど凄く満足だったわ、従属神達も本当馬鹿には出来ないわよね」
ソルテ「ラルの部隊の子が聞いたら喜びますね」クス
ラル「ソルテも最近わかるでしょ?下の子の扱いは難しいの」はぁ~
ソルテ「それですね~、威厳を出した方がいいのか、フレンドリーに行くべきか・・・」はぁ~
ラル「はい!仕事の事は考えない!今は娯楽に集中!」
ソルテはラルの隣に座り、ラルの好きな紅茶を出して、持ってきたお菓子をお皿に沿えて出した。
そして二人の時間は過ごし・・・
・・・・・・
ラル「ふう、満足!いつもごめんね、一人の方が好きなのに邪魔しちゃって」
ソルテ「ラルはわかってくれてるので気になりませんよ、でもパトさんの所にたまに行ったらいいのに」
ラル「う~ん、私は今の距離感が好きだから、それにあまり性欲もないから」
ラルは専属神の中でも性欲があまりなく、イチャイチャしたいというより、たまに傍に居て話している時間の心地よさの方が好きなタイプであり、ソルテと同様あまり他人とは深く関わりを持つのを好まないタイプなのだ。
ラル「ベタベタしたいって性格じゃないし、好きな時にパトさんの所に行くわ」
ソルテ「そうね、私も仕事で常に居るからそこで満足してしまって、プライベートは休日くらいに一緒に居てくれたらいいくらいですね、流石に一日合わないのは寂しいですから」
ラル「ふふふ、可愛らしいわね、皆は毎日なんて会えないのに、ほんとに毎日会っている専属神ってソルテくらいじゃない?」
ソルテ「最近は月花ちゃんもね、プライベートでもどこでも脳内で喋る事が出来るらしいから本当いい契約だと思うわ」
ラル「私はそれ引いてたらストレスが強かったかも」あはは~(苦笑い)
ソルテ「それではまた明日お互い仕事頑張りましょうね」
ラル「そうね、明日も嫌われるか~~」背伸び~~
ラルはそう言いながら「ご馳走様~」と去って行った。
そしてソルテは今日は自室のお風呂に入り、寝る準備をする。
ソルテ「以前は早朝に起こしに行ってたけど、今はそれも無くなって出発前に着けばいいくらいになったから朝にもゆとりが生まれた・・・ありがたいわね」
ソルテは部屋の灯りを消し、ベッドの中に入る。
ソルテ(今日もパトさんのご奉仕をしたな・・・凄く気持ちよさそうにしてくれるから私も嬉しいけど・・・私はちょっと寂しいかな)
ソルテ「ん///」クチュ
ソルテは今日の性的奉仕の事が頭によぎり、自慰行為を始める。
ソルテ(いつも私が奉仕をしてるけど、私はパトさんから気持ちよくしてもらえない、今は慣れたけどやっぱりこういう行為をしたら欲しくなる・・・でも本来業務内でそのような行為は禁止、だからバレたらいけない・・・そう、だから私は我慢しないと・・・)
ソルテ「んん///」チュクチュク
ソルテはそんな事を考え、自分が抱かれ、快楽のまま求められることを想像しながら自慰行為も絶頂を迎え、性欲を抑える。そして荒々しくなった息を整え、ソルテはボソっとつぶやく
ソルテ「パトさんも私の欲求・・・わかってくれたらいいのにな」
ソルテは濡れてしまった自身の股間を拭き、そのまま眠ってしまう。
そして翌朝、何事もない顔で、いつものソルテの姿で、秘書としてパトの前に立つのだ。
ソルテ「おはようございます、パト様、本日も一緒に頑張りましょうね」
帝国が再建された当初はソルテの仕事量もかなり多く存在したが
月花が近衛部隊総長としてパトの補佐に入ったおかげでソルテが細かく介入しなくてもよくなった。
メルリア達、専属侍女や帝王直属侍女部隊が出来たおかげでパトの身の回りを気にしなくてよくなった。
他の業務も部隊を細かく分けた事でソルテの負担が軽くなり、依然と比べ暇な時間が出来る程余裕が生まれたのだ。
今のソルテの業務はパトのタイムスケジュール管理、メリアへの毎日行う業務報告とメリアからたまに指示がある方針会議と指示がある程度、それ以外は出かける事が無ければ常に玉座で時間を過ごしている。
・・・・・・
ソルテ(以前までなら業務時間をどうしても超えるレベルの仕事量があったり、パトさんを起こしに行ったり、逆に夜間の確認で見回りをしたりで、全然自分の時間が無かったけど、今となっては週休完全2日とっても全然楽なほど仕事に余裕がある、役割分担って本当に大事ね、痛感したわ)
ソルテはパトが授業を受けている間に仕事を終わらせ、後はスケジュールに沿ってパトに同行するだけの仕事だった、最近は他の部隊も人数を増やし、部隊を管理する中堅を置いたことで専属神達にも時間が出来、以前ほど休みのない毎日に脅かされる事は無くなった。
ソルテ(色々ひと悶着はあったけど結果的にはパトさんのおかげなんでしょうね、メリア様に意見を言って問答無用で黙らせる事が出来る唯一の権力者、だけどそれは独裁政権と変わらないから、しっかり私がパトさんを教育して、よりよい帝国に導けるようにしないといけない、責任の重さは変わってないわね)
ソルテはパトの教育全般を任されているため、厳しく指導するのもソルテの役目、そしてパトに厳しく指導できるのは専属神内でもソルテだけ、任された仕事から除けられないようにソルテも必死だった。
・・・・・・
パトの授業が終わった頃
ソルテ「お疲れ様です、これから30分の休憩後、戦闘訓練に入りますので、休憩後いつも通り更衣室で着替え、バトルルームにいらしてください。時間が来ましたら私からも一声お掛けしますので」
パト「わかった、それじゃあちょっと仮眠したいから5分前になったら起こして」
メルリア「わかりました、アナタ」
パトはそう言うと更衣室のベンチで仮眠をとるために横になった。
その時、メルリアはさぞ当たり前かのように膝枕をし、能力で心地いい風をパトに送る。
ソルテ(以前は確かにパトさんは国王なのにこういう配慮が足りなかった、今こうやって侍女の恩恵を受ける、それが本来あるべき国王の形、やっと私の理想通りになったって感じね)
そして5分前になり、メルリアがパトを起こす。
ソルテ「しっかり休めました?」
ソルテはパトの横に座り、話を聞く
パト「ああ、さっきの授業は眠すぎた、淡々と本を読まれるとなんであそこまで眠くなるんだろうね」
ソルテ「わかります、難しい本や、文章を見ていると眠気に襲われますよね、最近は文字数の多い書類をあまり多く見かけなくなったので、今以前の量の仕事をしたら眠れる自信はありますね」
パト「ソルテでもそうなら俺は余計にダメだな・・・っと世間話してる場合じゃないっと!早く準備しないとね!」
パトは急いで着替える、そして脱いだ服はメルリアに渡され、メルリアはそれを更衣室の外に居る侍女に渡し、新たな着替えを侍女から貰った。
ソルテ「更衣室での着替えはまだ侍女に任せないの?」
パト「え、やだよ、1分くらいで終わる着替えが数分も掛かるじゃん、どうせ訓練で着崩れるんだから適当でいいの!」
パトはそう言いながら訓練場に走って向かう。
ソルテ「あの言葉はまだ侍女達が未熟と取った方がいいのかしら・・・」
メルリア「どうでしょうね、旦那様は結構適当に話す事がありますから・・・」
ソルテ「今後の課題ね!最終目標は【侍女に全部やってもらった方が早くていい!】と言わせる事!」フンス!
メルリア「それって何もしない人じゃないですか?」苦笑い
・・・・・・
ソルテとメルリアはパトの訓練を眺めていた。
ソルテ「確実に強くはなってるのだけどね、もっと何か刺激があればいいんだけど、例えば切磋琢磨出来る同程度の実力者とか」
メルリア「難しいですね、帝国は皆さんお強いですから、専属神の人達と合同で訓練するとかはどうですか?」
ソルテ「ダメですね、最近まともに訓練してるのは雪花ちゃんくらい、ハクちゃんも専攻部隊時代は訓練してたけど、今の部隊になってから勉強ばっかりで訓練どころじゃないわ、カナちゃんも同じだし」
メルリア「では雪花や月花と合同で訓練すればいいのでは?」
ソルテ「月花ちゃんはあまり戦闘面では期待できないわね、それなりに実力は必要だけど、彼女は知略、頭脳はあのアリシア様や琴歌ちゃんすらも凌ぐ天才、だから戦闘面をあまり求められてない異例中の異例だから」
メルリア「そうなのね、育てれば強くなると思うのですけどね」
ソルテ「まあ、月花ちゃん本人が現段階で強さを求めてないし、戦いが好まない人に無理矢理戦わせないといけない程、帝国の軍事力は低くないし、問題はないですよ、やりたくなったら応援はします」
ソルテはメルリアとそう話しながら、一度パトを専攻部隊と一緒に合同訓練をさせたらいいのでは?と考えたりしていた。(それにはメリアと雪花の許可が居るため、まだ提案程度だが)
・・・・・・
パトが訓練でひと休憩に入り、メルリアがタオルとドリンクを用意し、能力で温度調整された風をパトに送る。
ソルテ(パトさんの欲求は・・・右足の痛み?)
ソルテ「ミーエル、パト様の右足を確認して」
ミーエル「は~い!」
実戦訓練ではミーエルも一応瞬時に対応できるようにモニター越しで監視している。
(だが常に見てるとは言っていない・・・)
ミーエルがソルテに言われた通り、右足を確認すると捻挫が見つかり、即座に治療する。
パト「ありがとう、ソルテ、ミーエル、メルリア、後半は基礎トレーニングだからセットをこなしてくるよ」
パトはそう言いながら息を整え、すぐに走り去っていった。
ミーエル「それじゃあね~」
ミーエルは要件を終えるとすぐに自分の部屋に戻って行った。
メルリア「流石ですね、ソルテ、私も一応異常はないか確認していたのですけど」
ソルテ「いえ、私は専属神契約でパトさんの欲求がわかるので、だから右足に対して痛みや違和感を直したいという欲求を感じ取っただけです、些細な変化ですけどね」
そう話しながら本日の基礎トレーニングを終え、訓練が終了したパトは汗を流すために更衣室内にあるシャワー室を使う。
メルリアとソルテはそこからパトが出るのを雑談しながら待っていた。
ソルテ(今までは一人だったけど、今は他の聖鬼神の子達も居るし、側近でメルリア様が常に話し相手になってくれるから寂しくないわね、玉座に行けば月花ちゃんも居るし)
そしてパトがシャワー室から出て、メルリアがパトにタオルを渡す。
ソルテ「パト様も慣れましたね、私達の前で全裸でも気にならなくなりました?」
パト「まあ、二人が気にしてないのに俺ばっかり気にしててもね、ね、メルリア?」
メルリア「え、いや・・・その~~」チラ
メルリアの目線はパトの顔あたりだった、下は見ていない
ソルテ(慣れるという課題で言えばメルリア様の方が大変そうね)苦笑い
・・・・・・
そしてメルリアが侍女に運動後の服を渡し、そのまま部屋の外で待っている間、パトは服を着替えようとする、だがソルテはその一瞬で感じ取った。
ソルテ(あ、欲情してる・・・)
ソルテはパトを見て、パトは勘付かれたと理解し、目を反らす。
だがソルテも専属神であり、互いに想い合う特別な存在、そんな些細な欲求にソルテは応える
ソルテ「あまり時間がないから座って」
パト「またお願いします・・・」
そしてソルテはパトに性的奉仕を行った、その手つきや動作は手慣れており、ソルテも性行為の中でもこのような奉仕の方が圧倒的に多いため、専属神の中でも愛撫や奉仕という分野では一番上手いとパトの中でも評価されていた。(なんとメリアよりも多く経験している)
ソルテの手順はいつも時間の都合もあり、口である程度馴染ませ、その後手を使いながら口で刺激し、早ければ2分以内に絶頂を迎えさせることが出来る。
そしてその絶頂を迎え、出された物はその場を汚さずに即座に次の行動に移せるように全て飲み干し、すぐに掃除をし、ハンカチを使い、パトの物を丁寧に拭き、戻す。それらの動作をパトが余韻に浸っている間に行い、このような行為を必要最低限に抑え、目撃されるリスクを抑えるようにした結果の賜物だった。
ソルテ「はい、では玉座でもしっかり役割を果たしてくださいね」口元フキフキ
パト「いつも悪いね」
ソルテ「こんなことが出来るのは私くらいでしょ?いつでもやってあげますからその時はコッソリと遠慮なく言ってね」
そう言いながら二枚目のハンカチで口元を拭き終わり、さらに口臭ケアと香水を使い、臭いを完全に消し、部屋の臭いも念のため携帯用の香水で隠す。
パト「手慣れてる・・・」
ソルテ「何度もすれば手慣れます」
ソルテはパトの背中をポンっと押しながら笑顔で手を振る。
そんな隠れて互いのプライベートを楽しみながら仕事に戻る。
・・・・・・
玉座ではパトは椅子に相変わらず暇そうに座り、数分後寝てしまう、
そして起きて、ソルテや月花、メルリアと雑談しているとエテルや美魅が遊びに来たり、スティアがたまに甘えに来たり、暇な専属神や従属神達がパトの所に来て、残りの業務を全うする。
ソルテはその時誰が来たか等の報告書を記入して、最後にメリアに送る。
それで一日の秘書業務は終わった。
・・・・・・
ソルテ「今日も何もなかったわね、でもそろそろ帝国の部隊巡回とか、予定を入れた方がいいわね、提案書を適当に作ってメリア様に明日報告書と一緒に投げておこう・・・」
ソルテはそんな事を考えながら、デスクの書類を片付け、自分の部屋に戻ろうとする。
以前ならここからパトを部屋まで送ってから残りの書類や報告書をまとめていたが、それらの仕事を侍女部隊や直属部隊の子がやってくれるおかげでソルテもそのまま自室に帰る事が出来た。
・・・・・・
ソルテ「ふはぁ~~、疲れた~~」
ソルテは自室のソファーにダイブし、大きな一息をつく
ソルテ「今日も私は頑張った!仕事はそんなにないけど頑張った!」
ソルテはソファーに置いてあるクッションに顔を沈め、足をバタバタする。
そしてある程度満足すると仰向けになり、天井を眺め、ぼーっと何も考えずに目を閉じる。
ソルテは基本的に内気であり、人見知りが激しい性格のため、普段の業務のように誰かと話すという行為に少なからずストレスを感じてしまうタイプであり、それを含め、メルリアやパトは業務上では目上の存在、月花は同じ総長として立場はほぼ同じ、疲れるのである。
ソルテ(だからといって部隊の子達と仕事以外で何話したらいいかわからないし・・・ラル様の気持ち・・・よくわかるなぁ~)
ソルテは仕事では見せないような緩い顔でホゲ~~っと間抜けな声を出しながら一日のストレスを開放していった。
その姿はまさに地球の日本に多く存在するOLそのものだった。
そしてある程度リラックスしたらコーヒーを作り、その間本を読んでいた。
ソルテ(今日はこの本は読み終えたいなぁ~、最近娯楽に特化した従属神達が帝国に娯楽を増やしてくれてるおかげで半年前に比べて面白い本が増えたし、こればかりは本当パトさんのおかげね)
どこの部隊にも所属していない従属神は何をしてもいいため、自分達の長所を生かして日頃を生きている、その中でも娯楽が多くあり、最近では帝国でも多くのお店や娯楽の文化が増えつつあるのだ。
もちろん、それはパトが考えたわけではなく、偶然の産物だった、役割のない従属はあまりにも退屈だった故の個神活動だった。
ソルテ(このシリーズまさかの1日に4冊も新シリーズ出てくるから1日中読んでても全然間に合わないのよね、今15巻だけど今出てるので390巻・・・他の気になるシリーズもどれも毎日出るから間に合わないし、娯楽天国ね・・・一冊のボリュームもかなり多いし、愛読家の私にとっては天国ね)
ソルテが満足していると部屋のドアがノックされる。
ラル「ソルテ、居るかしら?良いお菓子買ってきたから一緒にどう?」
ソルテ「ラル、いいですよ、今開けますね」
ソルテは扉の鍵を開けて、ラルを向かい入れる。
ラル「あら、もう15巻なのね、横で映画見ててもいいかしら?」
ソルテ「いいですよ、ラルは昨日の続編ですか?」
ラル「そうそう、今のシリーズ凄く面白くてね、従属神達の娯楽への力の入りようは凄いわね、もうこのシリーズまだ4作目だけど、昨日の今日でもう新作出してきてね、今28作目なんだけど、1作大体6時間程度あるから、一日ぶっ通しで見ようとしたらかなり満足してしまうのよね」
ソルテ「どこにそんな時間があるのでしょうね」
ラル「撮影ではNGを一度も出さないらしいわね、演出も周りの従属神がやってるし、小物は創造神達がすぐに作ってたりするから、後はその都度シーンが出来たら流れ作業で映像を繋ぎ合わせてながらBGMを入れたりしてるらしいわ、一度見学に行ったのだけど凄く満足だったわ、従属神達も本当馬鹿には出来ないわよね」
ソルテ「ラルの部隊の子が聞いたら喜びますね」クス
ラル「ソルテも最近わかるでしょ?下の子の扱いは難しいの」はぁ~
ソルテ「それですね~、威厳を出した方がいいのか、フレンドリーに行くべきか・・・」はぁ~
ラル「はい!仕事の事は考えない!今は娯楽に集中!」
ソルテはラルの隣に座り、ラルの好きな紅茶を出して、持ってきたお菓子をお皿に沿えて出した。
そして二人の時間は過ごし・・・
・・・・・・
ラル「ふう、満足!いつもごめんね、一人の方が好きなのに邪魔しちゃって」
ソルテ「ラルはわかってくれてるので気になりませんよ、でもパトさんの所にたまに行ったらいいのに」
ラル「う~ん、私は今の距離感が好きだから、それにあまり性欲もないから」
ラルは専属神の中でも性欲があまりなく、イチャイチャしたいというより、たまに傍に居て話している時間の心地よさの方が好きなタイプであり、ソルテと同様あまり他人とは深く関わりを持つのを好まないタイプなのだ。
ラル「ベタベタしたいって性格じゃないし、好きな時にパトさんの所に行くわ」
ソルテ「そうね、私も仕事で常に居るからそこで満足してしまって、プライベートは休日くらいに一緒に居てくれたらいいくらいですね、流石に一日合わないのは寂しいですから」
ラル「ふふふ、可愛らしいわね、皆は毎日なんて会えないのに、ほんとに毎日会っている専属神ってソルテくらいじゃない?」
ソルテ「最近は月花ちゃんもね、プライベートでもどこでも脳内で喋る事が出来るらしいから本当いい契約だと思うわ」
ラル「私はそれ引いてたらストレスが強かったかも」あはは~(苦笑い)
ソルテ「それではまた明日お互い仕事頑張りましょうね」
ラル「そうね、明日も嫌われるか~~」背伸び~~
ラルはそう言いながら「ご馳走様~」と去って行った。
そしてソルテは今日は自室のお風呂に入り、寝る準備をする。
ソルテ「以前は早朝に起こしに行ってたけど、今はそれも無くなって出発前に着けばいいくらいになったから朝にもゆとりが生まれた・・・ありがたいわね」
ソルテは部屋の灯りを消し、ベッドの中に入る。
ソルテ(今日もパトさんのご奉仕をしたな・・・凄く気持ちよさそうにしてくれるから私も嬉しいけど・・・私はちょっと寂しいかな)
ソルテ「ん///」クチュ
ソルテは今日の性的奉仕の事が頭によぎり、自慰行為を始める。
ソルテ(いつも私が奉仕をしてるけど、私はパトさんから気持ちよくしてもらえない、今は慣れたけどやっぱりこういう行為をしたら欲しくなる・・・でも本来業務内でそのような行為は禁止、だからバレたらいけない・・・そう、だから私は我慢しないと・・・)
ソルテ「んん///」チュクチュク
ソルテはそんな事を考え、自分が抱かれ、快楽のまま求められることを想像しながら自慰行為も絶頂を迎え、性欲を抑える。そして荒々しくなった息を整え、ソルテはボソっとつぶやく
ソルテ「パトさんも私の欲求・・・わかってくれたらいいのにな」
ソルテは濡れてしまった自身の股間を拭き、そのまま眠ってしまう。
そして翌朝、何事もない顔で、いつものソルテの姿で、秘書としてパトの前に立つのだ。
ソルテ「おはようございます、パト様、本日も一緒に頑張りましょうね」
No.80 田舎者 フルール episode7(Final)
ミーエル「メリア~治ったよ~」
メリア「んん?今何時くらいですか?」
ミーエル「もう朝だね、ちょっと時間掛かったよ、心も持ち直して考えなおしたし!これで大丈夫だよ思うよ!」
メリア「表だけじゃないですよね?一度それで結構問題になったのですが・・・」
メリアは地球での出来事を思い出した。
ミーエル「うん、私の場合、一種の洗脳術もあるから、そう思い込ませて、心の底から負担を軽減して、傷を治すようにしてるから問題ないよ、最後は一応メンタルチェックもしてるし」
メリア「え、それで先ほど言った結果通りになったのですか?」
ミーエル「うん、それよりもっと、【責任をもってあの3人を家族のように大事にするし、絶対に見捨てない】って覚悟してたから、まあ、そこは主様らしい結論だしいいんじゃないかな?」
メリア「重いですね~、これから肉体関係を持つ相手全員にそんな思想を持たれたらご主人が持たないと思うんですけどね」
ミーエル「その時はその時かな、今はこれでいいんじゃない?そんな先の事なんて言ったって主様がそれについてこれないわけだし」
メリア「そうですね、わかりました」
メリアはそう言うとミーエルの助言通り、慌てずにパトの心境が今後の帝国に当てはまるまでしっかり見届けようと決心した。
ミーエル「今日は体調不良ってことで一日ここで休ませてあげたいから、ソルテ達にそれだけ伝えといてくれる?」
メリア「わかりました、ではご主人をお願いしますね」
・・・・・・
メリア「というわけでご主人は夜に体調を崩され、ミーエルの所で治療は完了していますが、経過観察のために一日だけミーエルの所に入院となりました。なので今日の勤務は休みとなります」
エイリ「はい・・・あの、メリア様!私は侍女なので仕事に戻ります」
メリア「何を言っているの?もう貴女は侍女じゃないわ、聞いてなかったのかしら?」
エイリ「え?何のことでしょうか?」
メルリア「ごめんなさいメリア、その場の勢いで同行させただけでまだ言ってなかったの・・・///」
メリア「メルリア姉様らしくないですね、まあ初夜で緊張していたということにしておきましょう」
メルリア「言わないで、昨夜の事は私もちょっと・・・///」
常にくねくねしながら真っ赤な顔を両手で隠しているメルリアは放っておいてメリアはエイリに話を続ける。
メリア「エイリ、貴女はパト様直々のご要望で専属侍女への推薦がありました、そして私が貴女に再度審査した結果、合格とします、今の結果に慢心せずに、これからも切磋琢磨し、自身を磨き続け、パト様の隣に居ても恥ずかしくないように努めなさい、いいですね?」
エイリ「はい!畏まりました!!」
フルール「あの・・・私は・・・」
フルールは申し訳なさそうにメリアに聞く、まだ来て丸一日も経っていないのだ、本人からすれば保護者であるパトが居ないとどういう立ち位置に居ればいいかわからないのだ。
メリア「貴女は・・・仮専属侍女として採用します、一応昨夜の行為後、貴女が就寝している時にポテンシャルの変化を見させて貰いましたけど、中々興味深いと私自身判断したので今後の将来を見据えて認めます、ですが実力がないのは事実なので、当分の間は完全な侍女業務ではなく、パト様と一緒に授業を受け、実戦訓練を受けて貰います、そしてそれが終わり次第パト様の部屋で待機命令とし、パト様直々に指示を貰うまでその部屋から出る事を許しません。いいですね?」
フルールには帝国に必要な知識と帝国の従属神として相応しい実力を身に付けてもらうようになった。
だが実力がないため、パトの足手まといにならないためにもパトの部屋から出る事を許さないようにして保護をしようと決めた。
メリア(ご主人の理想通りの配置にしましたからね、後はご主人の選択が間違いではなかったと周りに認めさせてください、それはご主人にしか出来ないことですからね)
メリア「ということでソルテ、この三人の管理はメインはパト様、サブは私、貴女の命令優先は3番目なので、貴女がこの三人に命令する場合、パト様と私の承諾を得てから指示をお願いします。」
ソルテ「わかりました、メリア様」深く頭を下げる
そしてメリアとソルテは部屋を出て、残った3人はパトの部屋に残された
・・・・・・
ソルテ「まさか一晩で3人を抱くなんて・・・想像も出来ませんでしたね、そこまで本気とは」
メリア「そう言う事、だからソルテもご主人の本気に向き合ってあげて、せっかく最近はご主人が意思を持って前に進もうとしているのだから、私達が道を正し、修正させながらも寄り添って行かないとでしょう?専属神として、一人の女性として・・・ね?」
ソルテ「はい、私は本日はどうしましょうか?」
メリア「ご主人の自室に居る3人と仲良くなったらどうです?どうせなら月花ちゃんも暇でしょうし、5人で親睦会でも深めて今後の仕事が優位に動くようにしたらいいんですよ!ソルテも【命令権】はなくてもお願いなら出来ますからね、関係は上手く使って、上手く抜けて、ですよ?」
メリアは先ほど自分で言っておきながら、自分の言葉の抜けをソルテに教える
ソルテから命令は出来ないが、お願いし、パトから命令を出させたり、本人の意思で動けばそれは命令にはならない、そのためにも信頼と友好的な関係が必須になるためソルテに仲良くしておけとメリアは言った。
ソルテ「そうですね、ではメリア様のお言葉にあやかってそうさせて貰いますね」
そして二人は業務的な話をした後、ソルテが周りを見回し、メリアの耳元で小声で聞いた
ソルテ「メリア様、もしかしてその行為後の現場にそのまま呼ばれたの?」
メリア「ええ、三人共全裸で寄り添いながら寝てましたよ・・・その状態でポテンシャル確認は地獄でした・・・特にフルール、メルリア姉様の胸が邪魔で中々調べられなかったので・・・」
ソルテ「うわぁ、それはお気の毒に・・・」
メリア「まあ、そのおかげでこの現場をいち早く知って行動に移せたから良かったけど・・・一番不憫なのはネルですよ」
ソルテ「そういえば居なかったわね?どうしたの?」
メリア「昨夜あの部屋に居ながら一人だけ性行為もせずに寝ていたの・・・それで起きたら自分以外全員が事後でしょう?まあ泣きそうな顔してご主人の所に行ったわ、寝落ちしたネルの自業自得でしょうけど」
ソルテ「それは・・・一番心境が複雑ですね・・・でもちょっと・・・」
クスっと笑うソルテ
ソルテ「面白いですね、それw」
メリア「私もちょっと笑っちゃいましたw」
二人はクスクスと笑いながらお互い手をふり互いの勤務に戻る。
・・・・・・
パト自室にて
エイリ「ええ、いきなりの部隊異動・・・どうしましょう?メルリア様?」困惑
メルリア「とりあえず今後エイリは私達と同じ部屋で生活するようになるから、自分の荷物を部屋からここに持ってくるといいわ、これからは侍女の中でも最も特別な侍女として主様に尽くすようになりますからね」
フルール「私はどうしたらいいですか?」
メルリア「フルールはまだ母国から貴女の荷物が回収されていないので、当分はこの国で用意された物で生活ですね、というより恐らく今後私服に着替える機会がほぼ無くなりますし、私達専属侍女は側近ですから旦那様のお目汚しをしてはいけません、なので帝国産の服しか恐らく着れないと思ってください、最初は窮屈に感じるかもしれませんが」
フルール「いえ!服に拘りはなかったので!母の形見だけ手元にあれば私物は特に何もいりません」
メルリア「そう、なら今日はせっかくの休みですし、親睦会と新人研修としましょう!こんな時間がある事なんて滅多にないですからね!ここでしっかり業務を把握して明日から復帰する旦那様に精一杯のご奉仕が出来るようにしましょう!」
そうして3人は新生活に向けて準備を始めた。
その時に廊下で話を終えて戻って来たソルテとソルテに呼び出された月花が合流し、5人で新生活の準備や普段の仕事内容、親睦会として5人で祝いをした。
・・・・・・
病室にて
ミーエル「調子はどう?主様?」
パト「うん、大丈夫、鼓動も別におかしくないし、感情も落ち着いてる」
ミーエル「うんうん!それなら安心だね!今日は私に全部任せて!久しぶりに専属医師の仕事だよ!」
ミーエルは張り切りながら奥の部屋に戻っていく
パト(昨日の夜まではあんなに気分が沈んで心臓の鼓動がバカみたいに早かったのに・・・今は本当に落ち着いてる)
ネル「なぜ・・・私を・・・」
パト「うわ!びっくりした?!」ピ――――――!!
ミーエル「どしたの?!」バサ!!
常にパトの心音波形と感情波形を観察していたミーエルがパトの所に飛びついてきた!
するとそこにはパトのベッドに項垂れるネルが居た。
ミーエル「ネルか~~、もう!今主様は経過観察中なんだから変な刺激しないで!」プンプン!
ネル「ミーエルよ、お前に私の気持ちがわかるか?同じ部屋に居て・・・私以外全員が楽しく裸で性行為だ・・・私はその時馬鹿面しながら寝ていたのだぞ?」
ミーエル(うわ、めんどくさそう、それにネルが自分で馬鹿面って言うなんて、相当心に来てるね・・・)
パト「ごめん、ネル寝てたから・・・」
ネル「夜這いするだろ・・・普通、この場で言うのもなんだが、身体はもう既に準備出来ていたぞ・・・」頭を下げて項垂れながら震えている
パト「いや、良い寝顔だったし・・・その・・・ついで感覚でネルとの初めてをヤるのはちょっと俺は気が引けて・・・」
ネル「上手いな主様、だがもうあのような雰囲気はもう作れる気がしないのだ・・・」
パト「それはほら!こっちで過ごす時間を増やせば!」
ネル「言っただろう?こっちの世界は窮屈だと、それに私は帝園での役割があるのだ、常駐契約は出来ないのだよ」
ミーエル(毎日暇してたくせに)一時期ネルの住処で同居していた
パト「ネル!元気出して!俺がネルを特別に想ってるんだからこれからもそういう場面は来るって!」ネルの頭を撫でる
ネル「そうか、こんなめんどくさい女にもまたチャンスはあるか?主様~」パトのベッドに顔を埋めながらパトの手を受け入れるネル
ミーエル(うわ!ネルが主様に甘える所初めて見た!というかめんどくさいって自覚してたんだ?!)
すると扉が開き、そこにはエテルと美魅、エテルの頭に乗っているスティアの3人が入って来た。
エテル「玉座に居ないと思ったらここに居た」
美魅「一日中ベッドの中とは良い御身分やな!駄主!王様にでもなったつもりかいね!」
エテル「王様だよね?それに良い御身分だし」
美魅「今そんな事どうでもええんや!えんか!うちに弱ってる所見せたら殺されるで!」
エテル「心配だから授業終わってすぐに来たくせに・・・」
美魅「ちゃうわ!弱っとる主を見れるのは中々ないからチャンスやと思ったんや!」
スティア「元気そうだね~~、どっちかと言うとネルの方が元気ない~~?」
ミーエル「ああ、すぐに収まるから気にしないであげて」
エテル「それで、いつ殺すの?主目の前に居るけど?」
美魅「思ったより元気そうやったからええわ、こんなん弱ってるうちに入らへんからな」プイ
エテル「やっぱり心配で見に来ただけだよね?」
パト「皆心配掛けたね、今日は念のための入院だから明日からちゃんと復帰するよ!」
ミーエル「それを判断するのは私です!そのためにも安静にしてくださいね!」
ミーエルはそう言いながらベッドの上で座っているパトを寝かしつける。
ミーエル「ほら!ここは病室!主様も安静にしないといけないんだから騒がしくするなら出ていって!」
美魅「しゃあないな!まあええわ!元気な主を殺してこそやりがいがあるってもんやからな!」
エテル「その割には膝の上でまったりしてるよね?」
美魅「落ち着くんやからええやろ!」
スティア「美魅~~言ってることとやってること支離滅裂~~」
3人はそのまま病室から出ていった。
・・・・・・
ネル「さて、ミーエル、この病室のベッドをダブルサイズに変えて貰えるか?」
ミーエル「昨日のリベンジを今日果たすつもり?」ジー
ネル「違う、私も流石に弱っている主様に欲情はしない、従属として傍に居てやろうと思って居るのだ、こういう時には温もりが必要だろう?」ドヤ
ミーエル「へえ~さっきの言葉他の【十三天の心】に聞かせてあげたいね~、まあいいよ、でも昨日より主様が悪化してたらネルでも出禁だからね!この場所では私の方が偉いんだからね!」
ネル「わかっているさ、それにミーエル、その場の偉いなんて略奪すればすぐにひっくり返る」ドヤ
ミーエル「ネルがこの病室で一番偉くなっても使いこなせないでしょ」呆れ
ネル「何を言っている!私も【神羅万象支配】を持っているのだぞ!治療くらい出来る!」
ミーエル「はいはい、それじゃあベッド広げるからネルは離れててね~」
ミーエルはそう言いながらパトのベッドを広げた。スライド式で広くなる構造だった。
ネル「凄いな、広くなるのか」
ミーエル「まあ、人型以外の神でも治療が出来るようにって開発された帝国産の治療ベッドだからね、ある程度自由に広くは出来るよ」
ネル「よし!ならば主様よ!一緒にお風呂はどうだ?」
ミーエル「さっそく主様の心境を揺るがさないでーーー!!」(# ゚Д゚)
・・・・・・
後日
パト「さて、色々心配を掛けたね、話は聞いてるかな?」
パトは玉座に座っていた、そしてパトの前にはエイリとフルールの二人が居た。
エイリ「はい、私の新たな役目、今後主様のために誠心誠意尽くしていきたい所存です」
フルール「私をこのような待遇で保護してくださった主様の偉大なる恩にお応え出来るようにこの身を主様に全て捧げ、誠心誠意尽くさせて頂き、そして一刻も早く主様の傍に居ても恥ずかしくないように己を磨きたい所存です」
ソルテ「フルールの今後は聞いてますよね?」
パト「ああ、俺の希望通りだ、流石メリア、ソルテも受け入れてくれてありがとう、今度またゆっくり話そう、色々ギスギスしちゃったしね」
ソルテ「そうですね、仕事じゃなければベッドから出れないくらい泣いていた所です」
メルリア「ふふ」クスクス
パトはソルテの言葉に苦笑いをしながら二人の決意表明に応える
パト「二人の高い心意気は受け取った、では今後、俺の期待に応えてくれるのを期待しているぞ!」
エイリ・フルール「はい!」
こうしてエイリとフルールは専属侍女として新たな役割が与えられた。
ソルテ「ではさっそく授業に向かいます、今回はこの件で遅らせてますので、急いで向かいますよ」
パト「そうだな!」
ソルテ「フルール、貴女も今日から同じ部屋で学ぶのですから行きますよ!」
フルール「はい!!」
エイリ「では私は部屋の後ろで待機しています!」
メルリア「私は初日ですからね、エイリと一緒に同行させてもらいますね」
パト「なんか増えたな・・・専属神達も居るのに大変そうだ・・・」
こうしてたった一人の少女を保護した事からパトの周りは充実していった。
だが、こんな充実した生活も長くは続かなかった・・・。
メリア「んん?今何時くらいですか?」
ミーエル「もう朝だね、ちょっと時間掛かったよ、心も持ち直して考えなおしたし!これで大丈夫だよ思うよ!」
メリア「表だけじゃないですよね?一度それで結構問題になったのですが・・・」
メリアは地球での出来事を思い出した。
ミーエル「うん、私の場合、一種の洗脳術もあるから、そう思い込ませて、心の底から負担を軽減して、傷を治すようにしてるから問題ないよ、最後は一応メンタルチェックもしてるし」
メリア「え、それで先ほど言った結果通りになったのですか?」
ミーエル「うん、それよりもっと、【責任をもってあの3人を家族のように大事にするし、絶対に見捨てない】って覚悟してたから、まあ、そこは主様らしい結論だしいいんじゃないかな?」
メリア「重いですね~、これから肉体関係を持つ相手全員にそんな思想を持たれたらご主人が持たないと思うんですけどね」
ミーエル「その時はその時かな、今はこれでいいんじゃない?そんな先の事なんて言ったって主様がそれについてこれないわけだし」
メリア「そうですね、わかりました」
メリアはそう言うとミーエルの助言通り、慌てずにパトの心境が今後の帝国に当てはまるまでしっかり見届けようと決心した。
ミーエル「今日は体調不良ってことで一日ここで休ませてあげたいから、ソルテ達にそれだけ伝えといてくれる?」
メリア「わかりました、ではご主人をお願いしますね」
・・・・・・
メリア「というわけでご主人は夜に体調を崩され、ミーエルの所で治療は完了していますが、経過観察のために一日だけミーエルの所に入院となりました。なので今日の勤務は休みとなります」
エイリ「はい・・・あの、メリア様!私は侍女なので仕事に戻ります」
メリア「何を言っているの?もう貴女は侍女じゃないわ、聞いてなかったのかしら?」
エイリ「え?何のことでしょうか?」
メルリア「ごめんなさいメリア、その場の勢いで同行させただけでまだ言ってなかったの・・・///」
メリア「メルリア姉様らしくないですね、まあ初夜で緊張していたということにしておきましょう」
メルリア「言わないで、昨夜の事は私もちょっと・・・///」
常にくねくねしながら真っ赤な顔を両手で隠しているメルリアは放っておいてメリアはエイリに話を続ける。
メリア「エイリ、貴女はパト様直々のご要望で専属侍女への推薦がありました、そして私が貴女に再度審査した結果、合格とします、今の結果に慢心せずに、これからも切磋琢磨し、自身を磨き続け、パト様の隣に居ても恥ずかしくないように努めなさい、いいですね?」
エイリ「はい!畏まりました!!」
フルール「あの・・・私は・・・」
フルールは申し訳なさそうにメリアに聞く、まだ来て丸一日も経っていないのだ、本人からすれば保護者であるパトが居ないとどういう立ち位置に居ればいいかわからないのだ。
メリア「貴女は・・・仮専属侍女として採用します、一応昨夜の行為後、貴女が就寝している時にポテンシャルの変化を見させて貰いましたけど、中々興味深いと私自身判断したので今後の将来を見据えて認めます、ですが実力がないのは事実なので、当分の間は完全な侍女業務ではなく、パト様と一緒に授業を受け、実戦訓練を受けて貰います、そしてそれが終わり次第パト様の部屋で待機命令とし、パト様直々に指示を貰うまでその部屋から出る事を許しません。いいですね?」
フルールには帝国に必要な知識と帝国の従属神として相応しい実力を身に付けてもらうようになった。
だが実力がないため、パトの足手まといにならないためにもパトの部屋から出る事を許さないようにして保護をしようと決めた。
メリア(ご主人の理想通りの配置にしましたからね、後はご主人の選択が間違いではなかったと周りに認めさせてください、それはご主人にしか出来ないことですからね)
メリア「ということでソルテ、この三人の管理はメインはパト様、サブは私、貴女の命令優先は3番目なので、貴女がこの三人に命令する場合、パト様と私の承諾を得てから指示をお願いします。」
ソルテ「わかりました、メリア様」深く頭を下げる
そしてメリアとソルテは部屋を出て、残った3人はパトの部屋に残された
・・・・・・
ソルテ「まさか一晩で3人を抱くなんて・・・想像も出来ませんでしたね、そこまで本気とは」
メリア「そう言う事、だからソルテもご主人の本気に向き合ってあげて、せっかく最近はご主人が意思を持って前に進もうとしているのだから、私達が道を正し、修正させながらも寄り添って行かないとでしょう?専属神として、一人の女性として・・・ね?」
ソルテ「はい、私は本日はどうしましょうか?」
メリア「ご主人の自室に居る3人と仲良くなったらどうです?どうせなら月花ちゃんも暇でしょうし、5人で親睦会でも深めて今後の仕事が優位に動くようにしたらいいんですよ!ソルテも【命令権】はなくてもお願いなら出来ますからね、関係は上手く使って、上手く抜けて、ですよ?」
メリアは先ほど自分で言っておきながら、自分の言葉の抜けをソルテに教える
ソルテから命令は出来ないが、お願いし、パトから命令を出させたり、本人の意思で動けばそれは命令にはならない、そのためにも信頼と友好的な関係が必須になるためソルテに仲良くしておけとメリアは言った。
ソルテ「そうですね、ではメリア様のお言葉にあやかってそうさせて貰いますね」
そして二人は業務的な話をした後、ソルテが周りを見回し、メリアの耳元で小声で聞いた
ソルテ「メリア様、もしかしてその行為後の現場にそのまま呼ばれたの?」
メリア「ええ、三人共全裸で寄り添いながら寝てましたよ・・・その状態でポテンシャル確認は地獄でした・・・特にフルール、メルリア姉様の胸が邪魔で中々調べられなかったので・・・」
ソルテ「うわぁ、それはお気の毒に・・・」
メリア「まあ、そのおかげでこの現場をいち早く知って行動に移せたから良かったけど・・・一番不憫なのはネルですよ」
ソルテ「そういえば居なかったわね?どうしたの?」
メリア「昨夜あの部屋に居ながら一人だけ性行為もせずに寝ていたの・・・それで起きたら自分以外全員が事後でしょう?まあ泣きそうな顔してご主人の所に行ったわ、寝落ちしたネルの自業自得でしょうけど」
ソルテ「それは・・・一番心境が複雑ですね・・・でもちょっと・・・」
クスっと笑うソルテ
ソルテ「面白いですね、それw」
メリア「私もちょっと笑っちゃいましたw」
二人はクスクスと笑いながらお互い手をふり互いの勤務に戻る。
・・・・・・
パト自室にて
エイリ「ええ、いきなりの部隊異動・・・どうしましょう?メルリア様?」困惑
メルリア「とりあえず今後エイリは私達と同じ部屋で生活するようになるから、自分の荷物を部屋からここに持ってくるといいわ、これからは侍女の中でも最も特別な侍女として主様に尽くすようになりますからね」
フルール「私はどうしたらいいですか?」
メルリア「フルールはまだ母国から貴女の荷物が回収されていないので、当分はこの国で用意された物で生活ですね、というより恐らく今後私服に着替える機会がほぼ無くなりますし、私達専属侍女は側近ですから旦那様のお目汚しをしてはいけません、なので帝国産の服しか恐らく着れないと思ってください、最初は窮屈に感じるかもしれませんが」
フルール「いえ!服に拘りはなかったので!母の形見だけ手元にあれば私物は特に何もいりません」
メルリア「そう、なら今日はせっかくの休みですし、親睦会と新人研修としましょう!こんな時間がある事なんて滅多にないですからね!ここでしっかり業務を把握して明日から復帰する旦那様に精一杯のご奉仕が出来るようにしましょう!」
そうして3人は新生活に向けて準備を始めた。
その時に廊下で話を終えて戻って来たソルテとソルテに呼び出された月花が合流し、5人で新生活の準備や普段の仕事内容、親睦会として5人で祝いをした。
・・・・・・
病室にて
ミーエル「調子はどう?主様?」
パト「うん、大丈夫、鼓動も別におかしくないし、感情も落ち着いてる」
ミーエル「うんうん!それなら安心だね!今日は私に全部任せて!久しぶりに専属医師の仕事だよ!」
ミーエルは張り切りながら奥の部屋に戻っていく
パト(昨日の夜まではあんなに気分が沈んで心臓の鼓動がバカみたいに早かったのに・・・今は本当に落ち着いてる)
ネル「なぜ・・・私を・・・」
パト「うわ!びっくりした?!」ピ――――――!!
ミーエル「どしたの?!」バサ!!
常にパトの心音波形と感情波形を観察していたミーエルがパトの所に飛びついてきた!
するとそこにはパトのベッドに項垂れるネルが居た。
ミーエル「ネルか~~、もう!今主様は経過観察中なんだから変な刺激しないで!」プンプン!
ネル「ミーエルよ、お前に私の気持ちがわかるか?同じ部屋に居て・・・私以外全員が楽しく裸で性行為だ・・・私はその時馬鹿面しながら寝ていたのだぞ?」
ミーエル(うわ、めんどくさそう、それにネルが自分で馬鹿面って言うなんて、相当心に来てるね・・・)
パト「ごめん、ネル寝てたから・・・」
ネル「夜這いするだろ・・・普通、この場で言うのもなんだが、身体はもう既に準備出来ていたぞ・・・」頭を下げて項垂れながら震えている
パト「いや、良い寝顔だったし・・・その・・・ついで感覚でネルとの初めてをヤるのはちょっと俺は気が引けて・・・」
ネル「上手いな主様、だがもうあのような雰囲気はもう作れる気がしないのだ・・・」
パト「それはほら!こっちで過ごす時間を増やせば!」
ネル「言っただろう?こっちの世界は窮屈だと、それに私は帝園での役割があるのだ、常駐契約は出来ないのだよ」
ミーエル(毎日暇してたくせに)一時期ネルの住処で同居していた
パト「ネル!元気出して!俺がネルを特別に想ってるんだからこれからもそういう場面は来るって!」ネルの頭を撫でる
ネル「そうか、こんなめんどくさい女にもまたチャンスはあるか?主様~」パトのベッドに顔を埋めながらパトの手を受け入れるネル
ミーエル(うわ!ネルが主様に甘える所初めて見た!というかめんどくさいって自覚してたんだ?!)
すると扉が開き、そこにはエテルと美魅、エテルの頭に乗っているスティアの3人が入って来た。
エテル「玉座に居ないと思ったらここに居た」
美魅「一日中ベッドの中とは良い御身分やな!駄主!王様にでもなったつもりかいね!」
エテル「王様だよね?それに良い御身分だし」
美魅「今そんな事どうでもええんや!えんか!うちに弱ってる所見せたら殺されるで!」
エテル「心配だから授業終わってすぐに来たくせに・・・」
美魅「ちゃうわ!弱っとる主を見れるのは中々ないからチャンスやと思ったんや!」
スティア「元気そうだね~~、どっちかと言うとネルの方が元気ない~~?」
ミーエル「ああ、すぐに収まるから気にしないであげて」
エテル「それで、いつ殺すの?主目の前に居るけど?」
美魅「思ったより元気そうやったからええわ、こんなん弱ってるうちに入らへんからな」プイ
エテル「やっぱり心配で見に来ただけだよね?」
パト「皆心配掛けたね、今日は念のための入院だから明日からちゃんと復帰するよ!」
ミーエル「それを判断するのは私です!そのためにも安静にしてくださいね!」
ミーエルはそう言いながらベッドの上で座っているパトを寝かしつける。
ミーエル「ほら!ここは病室!主様も安静にしないといけないんだから騒がしくするなら出ていって!」
美魅「しゃあないな!まあええわ!元気な主を殺してこそやりがいがあるってもんやからな!」
エテル「その割には膝の上でまったりしてるよね?」
美魅「落ち着くんやからええやろ!」
スティア「美魅~~言ってることとやってること支離滅裂~~」
3人はそのまま病室から出ていった。
・・・・・・
ネル「さて、ミーエル、この病室のベッドをダブルサイズに変えて貰えるか?」
ミーエル「昨日のリベンジを今日果たすつもり?」ジー
ネル「違う、私も流石に弱っている主様に欲情はしない、従属として傍に居てやろうと思って居るのだ、こういう時には温もりが必要だろう?」ドヤ
ミーエル「へえ~さっきの言葉他の【十三天の心】に聞かせてあげたいね~、まあいいよ、でも昨日より主様が悪化してたらネルでも出禁だからね!この場所では私の方が偉いんだからね!」
ネル「わかっているさ、それにミーエル、その場の偉いなんて略奪すればすぐにひっくり返る」ドヤ
ミーエル「ネルがこの病室で一番偉くなっても使いこなせないでしょ」呆れ
ネル「何を言っている!私も【神羅万象支配】を持っているのだぞ!治療くらい出来る!」
ミーエル「はいはい、それじゃあベッド広げるからネルは離れててね~」
ミーエルはそう言いながらパトのベッドを広げた。スライド式で広くなる構造だった。
ネル「凄いな、広くなるのか」
ミーエル「まあ、人型以外の神でも治療が出来るようにって開発された帝国産の治療ベッドだからね、ある程度自由に広くは出来るよ」
ネル「よし!ならば主様よ!一緒にお風呂はどうだ?」
ミーエル「さっそく主様の心境を揺るがさないでーーー!!」(# ゚Д゚)
・・・・・・
後日
パト「さて、色々心配を掛けたね、話は聞いてるかな?」
パトは玉座に座っていた、そしてパトの前にはエイリとフルールの二人が居た。
エイリ「はい、私の新たな役目、今後主様のために誠心誠意尽くしていきたい所存です」
フルール「私をこのような待遇で保護してくださった主様の偉大なる恩にお応え出来るようにこの身を主様に全て捧げ、誠心誠意尽くさせて頂き、そして一刻も早く主様の傍に居ても恥ずかしくないように己を磨きたい所存です」
ソルテ「フルールの今後は聞いてますよね?」
パト「ああ、俺の希望通りだ、流石メリア、ソルテも受け入れてくれてありがとう、今度またゆっくり話そう、色々ギスギスしちゃったしね」
ソルテ「そうですね、仕事じゃなければベッドから出れないくらい泣いていた所です」
メルリア「ふふ」クスクス
パトはソルテの言葉に苦笑いをしながら二人の決意表明に応える
パト「二人の高い心意気は受け取った、では今後、俺の期待に応えてくれるのを期待しているぞ!」
エイリ・フルール「はい!」
こうしてエイリとフルールは専属侍女として新たな役割が与えられた。
ソルテ「ではさっそく授業に向かいます、今回はこの件で遅らせてますので、急いで向かいますよ」
パト「そうだな!」
ソルテ「フルール、貴女も今日から同じ部屋で学ぶのですから行きますよ!」
フルール「はい!!」
エイリ「では私は部屋の後ろで待機しています!」
メルリア「私は初日ですからね、エイリと一緒に同行させてもらいますね」
パト「なんか増えたな・・・専属神達も居るのに大変そうだ・・・」
こうしてたった一人の少女を保護した事からパトの周りは充実していった。
だが、こんな充実した生活も長くは続かなかった・・・。
2022年11月23日
No.79 田舎者 フルール episode6(R18)(設定説明あり)
メリア「本当に良かったのですか?」
パト「うん・・・これで良かったんだ・・・」
パトとメリアの前には安らかな顔で寝ている3人が居た・・・
・・・・・・
パトがネルからのお誘いを受けた後、「心の準備がある」と言いトイレに向かった。
パト(ヤバイヤバイ!このままだと今夜はとんでもないことになるぞ?!こうなったら仕方ない!)
パトは帝オーラを使い、【十三天の心】ルナを召喚した。
ルナ「あの・・・召喚先がトイレというのは・・・」
パト「今はそれどころじゃないんだよ、貞操の危機なんだ、助けて」
ルナ「はぁ、どうすれば?」
パト「ルナって魔人の始祖なんだよな?つまり色んな魔族の技とか使えるんだよな?いや!使えてください!今すぐ覚えてください!」
ルナ「そんなに懇願しなくても使えますよ!落ち着いてください」
パト「それで今この部屋に居るネル含め4人を寝かせてほしいんだ、そして俺と性行為をしている夢を見させてほしい!じゃないと俺が現実でそれらをしないといけなくなるんだよ?!」
ルナ「今後のためにも一度経験しておいたらどうです?」
パト「あ~ルナまでそんなこと言うんだ~~!俺の貞操とかどうだっていいんだ~~」
ルナ「甲斐性なしな主様というのも中々私としてはありなので///」
パト「ルナの性癖なんて聞いてないよ!それで出来る?」
ルナ「出来ますけど・・・それって相手の気持ちを裏切る行為になりませんか?」
パトはルナの意見に喉を詰まらせる。
ルナ「私の時もこのようにお逃げになるのですか?私はせっかくここまで勇気をもって誘ってくださっているのですから・・・受けてあげて欲しいですけど・・・」
ルナは自分の時もこのようにはぐらかされてしまうのか?と少し心配になり、パトにそう問う
パト「それは・・・嬉しいけどさ・・・」
ルナ「1度に性行為を行う人数が一人じゃないといけないなんてルールはありませんよ、その日が4人なら、4人全員を愛したらいいじゃないですか」
パト(ダメだ?!ルナも別に集団性行為に対して抵抗がないタイプか?!メリアも多分やれって言うし、雪花とかだとこの場はどうにかなるけど、その後も色々問題になりそうだし・・・月花!!月花はどう思う!?)
月花(・・・・すぴーzzz)
パト(寝てやがる?!まあ当たり前か・・・え、やらないと駄目なの?!いや!やりたいけど!いいの?!いいものなの?!何か俺の中で失われない?!「俺、一晩で4人一斉に相手したことあるから」とかプレイボーイの謳い文句経験者になるの?!)
パトは頭を抱えて考える、ルナから見たら本当に苦しそうに悩んでいるパトを見て、心底集団性行為はパトの中にある常識的に有り得ないという事なんだろうと理解する。
ルナ「・・・わかりました。そのような状態で初夜をされても相手も不満が残るでしょうからね、今回は私が手助けします・・・」
パト「・・・やっぱり俺がヘタレなのが駄目なのかな・・・」
ルナ(優柔不断とヘタレのコンボが入りましたね!?この状態になると決まるまで時間がかなり掛かる!下手すれば決まらないことだってあるんですよ?!)
ルナ「主様、お時間がないのでは?」
パト「わかった・・・男・・・見せるよ・・・」
パトは服をその場で脱ぎ、覚悟を決める!!!!
ルナ「そ、その場で脱がないでください///」
パト「ルナ、済まなかったな、命令変更だ、精力増強を俺に促してくれ、10回戦くらいはいけるくらいやらないと賢者モードに入らないくらいに」
ルナ(男らしい!!)ドキ!!
ルナはパトの命令通りに勢力増強を促す魔術と使い、パトを強化する
パト「凄いムラムラだ・・・これなら理性のブレーキもいい感じに弾け飛ぶだろうぜ・・・ルナも混ざるか?」
ルナ「わ、私は一人の時に長く愛されたいという夢があるので・・・///」
パト「俺には促してきたくせに案外ルナも可愛い所があるじゃないか・・・行ってくる!!」
パトは全裸でトイレのドアを思い切り開ける!!そしてそのまま自室に居るネルの元に向かう
それを見送ったルナはとりあえずこの場に居たら危険と察知し、即座に帝園に帰る。
そしてパトの記憶はここから飛んだのだ・・・
・・・・・・
パト「・・・メリア・・・来てくれないか?」
メリア「ご主人?こんな夜遅くになんでしょうか?」眠い・・・
パト「いいから・・・」
パトからそう言われるとすぐに晶話が切られる
晶話(しょうわ)・・・帝国や帝園の技術で結晶同士で会話や互いの映像を移す事が出来るアイテムである、帝国や帝園では連絡用として主流である。
メリア「どうしたんでしょうか・・・結構深刻そうですが・・・」
・・・・・・
そして冒頭に戻り。
メリア「とりあえず服着ます?いえ・・・お風呂の方がいいですかね?」
パト「ああ・・・罪悪感で死にたい・・・」
メリア「本当に覚えてないのですか?」
パト「やったことは覚えてるさ・・・でも何を発して、相手が何を言ったかとかは・・・行為の内容は結構しっかり覚えているのだけど・・・だから罪悪感で死にたいんだけどね・・・」
メリアの前には実の姉であるメルリアとフルール、エイリの3人が裸で抱き合って寝ている姿だった、もちろん全裸である・・・
メリア「ちなみに・・・ネルは?」
パト「いや、俺がトイレで長い間悩んでいる間に寝てたらしくて・・・」
パトの曖昧の記憶の中で、パトが自室に戻ると、ネルは再度睡眠に落ちていた。
ネルはあまり夜更かしが出来るタイプではなく、夜はどうしても睡魔が勝ってしまい、睡眠を優先していまうらしい。
その説明を聞き、パトの自室で寝ているネルを見ると確かに先ほどの3人に比べて凄く整った布団や髪を見て説明通りなんだなと認識する。
メリア「それでなんで私を呼んだのですか?」
パト「こんなこと相談出来るのメリアしかいないじゃん、生憎こんな深夜だと専属神全員寝てるだろう、メリアも寝てたんでしょ?」
メリア「ええ、まあ流石にこんな時間ですし・・・」
パト「だからメリアに懺悔して快楽と煩悩に身を委ねた残念主の姿を見てもらおうとね・・・」
パトは全裸で体育座りをしながら頭を伏せていた。
メリア(一国の王が全裸で部屋の隅で体育座りしながら悲しんでいる姿は・・・絶対に誰にも見せれませんね・・・)焦
メリア「とりあえずお風呂に入りましょう、私も一緒に入ってお話を聞きますから」
パト「うん・・・あと、フルール見て、多分だけど、俺から見てもかなり凄い進化をしたと思うんだけど」
メリア「わかりました、確認しますね」
・・・・・・
メリアは全裸で寝ている3人を見る・・・
メリア(そういえばこれでこの3人はご主人の物になった。メルリア姉様、私を含め、ご主人の所有する帝王神候補は3名、私とソフィアの力が戻り、ご主人が以前ほどではなくとも、帝園をある程度使いこなせるくらいまで成長すればこの世界の天下を取るのは用意・・・)
メリアは不敵な笑みを浮かべながらメルリアの頭に優しく手を置く
メリア(おめでとうございます、メルリア姉様、貴女はどこまでも私の理想通りに事を進めてくれますね・・・ずっと嫉妬してましたけど、メルリア姉様をご主人の傍に置いておいて正解でしたよ・・・このまま私の代わりにご主人を導いてくださいね、私と同じ頭脳を持っているのですから)
メリアはメルリアに感謝の意を送り、メルリアも今回初めてということで、覚醒をしているはずとメリアがメルリアのポテンシャルを覗く。
メリア(ふむふむ、成程・・・私やソフィアは制限が掛かってしまってるからどうしてもポテンシャルを見ようよしてもロックが掛かって見れなかったのですが・・・凄い・・・帝王神候補に選ばれる神がさらに覚醒したら・・・ふふふ、これは私やソフィアにも強い期待が持てますね・・・ありがとうメルリア姉様、感謝の意を込めて今後メルリア姉様にはご主人の導き手として傍に居てもらう事をこの私メリア直々に許可しましょう、このような結果ならば私の嫉妬も心躍る歓喜の嫉妬になるでしょうね・・・)
メリアは普段から帝王神候補として絶対的なポテンシャルを持っていたメルリアが今回の件でさらに大幅な進化を遂げた事により、今以上に期待できるメルリアの可能性に歓喜した。
メリア「次はエイリね、この子は確かご主人が推薦してきた侍女部隊所属の子ね、あのご主人が推薦するほどの子なのでどんな子か一目見たかったのですが・・・確かにこれはご主人が欲しがるわけですね、ご主人の好みそのままじゃないですか!まあ!私の方がご主人のドストライクなんですけどね!!」
メリアはふん!とどや顔をしながらエイリの頭にそっと手を置く
メリア(嬉しい事にご主人の好みを私はコンプリートしているんです!相思相愛!以心伝心!忠実で愛が重い子が好きという所まで再現したらこの子も専属神と遜色ない愛情を得られるかもしれないですね~~、メルリア姉様は忠実ですけど愛が重くないですからね~、そこがまだご主人のハートを射貫いていない原因なんですが、私より夢中になられても癪なので黙っておきましょう!)
メリアがポテンシャルを覗くと同時にどうでもいい事を考えているとスキャンが完了した。
メリア「えっと~、エイリは・・・【援喜闘幸福神(えんきとうこうふくしん)】おお~~!戦いも出来、アシストも超一流という援喜神の最上位種ですか!大抵アシストメインの神ですが、この子は前線でも闘神の如く戦う事も出来、それらのスキルや能力も覚えていくでしょうね、現時点で最上級神77位なら、今回で神王クラスの実力アップは見込めるでしょうね、というより性行為でさらに進化するんですね・・・それって私達も?」
メリアは考えるが、専属神全員初体験は既に済ませており、一応確認したが、そのような二段階進化は見られなかった。
メリア(この子が特別?いやそれともキス一度程度では満足な進化が出来なかった?それで今本格的な進化が出来たということ?でもその可能性が高いわね、でも確かにこのポテンシャルなら専属侍女に置いても問題はないでしょう、私が観察して・・・ですけどね)
メリアがエイリの評価をし終えると、真ん中で二人から抱き着かれるように眠りについているフルールを見る。だがそのフルールは見たらすぐわかるレベルで【天使】だった。
メリア(フルール、この子は天使族に進化したのね、攻撃型じゃなくて守備型なのはまあ、侍女としては本望な所ですけど・・・後はどこまでの進化をしたかですよね・・・ご主人も何か凄いって言ってましたし、これはしっかり確認しないとですね!!)
メリアはメルリアとエイリのせいで少し遠いがなんとかフルールの頭に手を乗せ、ポテンシャルを覗く
メリア(ご主人に拾われた子、さっきまでは本当にポテンシャルが低すぎて奴隷にするのも嫌なほどでしたが・・・せっかく今回で覚醒したのですからご主人の期待を裏切らないようにしてほしいですね、いえ、覚醒が大した事なければそれはそれで証明になりますね、弱い個体に覚醒を促しても弱いままだから覚醒させるだけ無駄と、そう考えればこの子は結果次第はいい実験体という考え方も出来ますね、私が同じことをしようとしたら絶対にご主人怒っちゃいますからね、)
メリアがいつも通り腹黒い事を考えているとスキャンが終わり、ポテンシャルを見ていく
メリア「種族は・・・ラルと同じ【聖天守護天神】・・・えっと~~この子の場合、どういう見方になるのでしょうかね・・・天使って確か11種族のタイプに分かれてましたよね?ラルは【峻厳】で月花ちゃんの所のネロは【慈悲】、あの二人は色の特色が凄く出てるからわかりますけど・・・この子は白いですからね~~、ちょっと失礼」
メリアはフルールの眼を無理矢理開いてみた、眼球が上の方に隠れていたためオーラで膜をつくり、眼球を真正面に向けさせ、確認する
メリア「姉様の胸が邪魔!!!」
フルールはメルリアの胸元に顔を預けるように寝ていたため、眼の確認をしたくてもメルリアの胸が邪魔をするのだ。
そうこうしながらなんとかフルールの眼を確認する。
メリア「赤い眼の・・・華眼???」
メリア(華眼は帝園の天使にだけ現れる特徴的な眼、この子はこの現実世界で生まれた弱い神、なのになんで覚醒したらこんなことに・・・わからない、ちょっと明日早朝にご主人達が来る前にミーエルから聞いておかないとですね)
メリア「確かにご主人が困惑するのも納得ですね、ですが赤い眼という事はラルと同じ峻厳ってことですかね、まあ、いいでしょうそれではご主人の所に戻りますかね」
メリアは3人の確認を済ませ、絶賛体育座り中のパトの元に戻る
・・・・・・
メリア「あの・・・服着ないのですか?」
パト「なんだよ、メリアも俺の事ヤリチンだと思ってんだろ、そうだよ、俺は甲斐性なしで取り柄もない、支えられて自分では何もできないくせに、女にだけはヤる事だけやるクソ野郎だよ、生きててごめんなさい・・・」
メリア「うわ、凄くショック受けてますね」
メリア(100万の従属神と性行為してもらうためには1日10人~100人とか当たり前のようにしてほしいのですが・・・3人でこれだと・・・ちょっと先が思いやられますね・・・)
メリア「ミーエルさんの所に行きます?」
パト「行く、ここには絶対に来てほしくない・・・ミーエルから軽蔑される、まぁ、結局事の発端を説明するから軽蔑されるんだけどね・・・ミーエルは無垢な子だからなぁ、はぁ~~~」(病み)
メリア「では私が服を着せてあげますので一緒に行きましょう!ね?」
メリアは一緒にお風呂とも考えていたが、まず何よりパトのメンタルケアが大事だと考え、急いで服を着させ、ミーエルの元に向かう
メリア(さりげなくそのまま天使の事を聞けばいいですしね)
・・・・・・
ミーエル「・・・私はこんな夜中に叩き起こされて、なんてとんでもない懺悔を聞いているの?」
ミーエルはパトから事情を説明を受けた。
メリア「今回ばかりはご主人でも逃げ切れなかったみたいなんです、ミーエル、どうにかメンタルケア頼めませんかね?」
ミーエル「専属医師だから全然いいけど・・・異性と性行為してただでさえ専属神意外とするのは気が引けるのに、専属神以外の子、しかも3人共初めてという状況でまさかの4Pをかまして罪悪感で病むって・・・うん、面白いwww」
ミーエルは笑いを堪える、ミーエルにとって性行為などどうせ主としか出来ないため、他の子とヤッた等の話なんてそこまで気にもしない案件なのだ(価値観の違い)
メリア「面白がらないで!とりあえずケアをお願いします!じゃないと今後性行為がトラウマとかになったら私達が凄く辛いです!!」
ミーエル「必死だね~、でもわかった、でもどこまでのケアをするの?完全に立ち直らせるの?でもそれを立ち直らせたら今の主様の女性への価値観とか変わらないかな?今は抵抗感があるから見境なく従属に手をだす事はしないし、大事にしてくれるけど、そこの価値観が下がったり慣れられたら、それこそ私達を性の対象でしか見ない・・・みたいになるかもしれないよ?」
メリア「それは・・・ちょっと私も嫌ですね、では【今回は3人の未来のためにやったこと、そのおかげで3人の女性は救われた】という形で刷り込んでくれます?」
ミーエル「それなら、大義名分が出来るね、わかった!」
ミーエルはカルテに今回のパトの病について記載し、記録していく。
メリア「それにしても結構ありますね、これ全部ご主人のですよね?」
ミーエル「うん、専属医師だしね、これらは全部主様が病に掛かった、もしくはその傾向があったものだね、これらの細かい情報があれば体調管理もバッチリだからね!」
メリア(普段抜けてますけど、仕事をちゃんとしてて良かったです)
ミーエル「一応毎日メディカルチェックを行ってて、そのデータを毎日保存しているのですけど、今日は特に朝は問題なかったので、今回の出来事が原因と確定して問題なさそうだから準備が出来たらさっそく治療するね、えっと・・・メリアは居る?」
メリア「はい、ちょっとミーエルに聞きたい事もあったので」
ミーエル「それじゃあ今聞くよ、治療を開始したら治るまでずっと付きっきりだから」
メリア「では、貴女方【天使族】で11種族を分ける基準ってなんですか?」
ミーエル「簡単に言えば眼だね、だけど例外もあるからね~、ティエルとかね、ティエルってあのベージュの眼って何処にも属していない色なんだよね、それらは全部【番外】と言われる11番目の属性位置にするんだけど、ティエル自体は【王冠(ケテル)の天使王】、だから例外はあるにはあるよ」
メリア「ちなみに赤色だとやっぱり【峻厳】になるのですかね?」
ミーエル「赤色?普通に考えたら峻厳だけど、赤だと【王国(マルクト)】の可能性も可能性も捨てきれないね、王国属性は4色あって【黄・黒・小豆(暗赤)・オリーブ(黄緑)】だからその色の天使達は結構判別が難しいって言われてるね」
メリア「【王国(マルクト)】というのはどのような属性なのですか?強いのですか?」
ミーエル「天使は別に強さで見てないからねぇ、じゃないと私が序列4位とかあり得ないしね、ちなみに【王国(マルクト)】は役割がまあ多い!私みたいに【慈悲】って決めてるわけじゃなくて、私が知ってる中でも【希望・調和・使命・愛】とかね、これらはまだ言葉に出来るから良いけどもっと細かいと単語で表すのは無理だから文章で~みたいなのも居るし、ここに分類されると分別は本当に面倒かな」
メリア「成程、なら【峻厳】である方がマシってことですかね」
ミーエル「峻厳ってラル様や、うちのエミエルだよ?言ったら怒られそうだけど、本当にめんどくさいよ?」
メリア「否定はしませんけど・・・」
メリアは苦笑いをする、そして本題を話す
メリア「では華眼の発動条件って知ってます?」
ミーエル「ああ、この私の眼だね!この眼は天使としてのポテンシャルを超えた時に発動するものだね!眼の能力的なものはないけど、この眼を持ってる天使族の成長は凄まじいよ!ラル様でも華眼は出てなかったからポテンシャルだけで見たら私達の方が上なんだよね~これが~」ドヤ
メリア「ということは帝園独自の眼ではないってことですか?」
ミーエル「独自ではないね、ただ華眼が開放出来るのは帝園に住む【帝天使級】の天使のみで、現実世界の天使族は華眼を開放するには努力程度じゃ絶対に解放出来ないから無理とは言ってるけど」
メリア「ラルも出てないしね、・・・ちなみにラルがご主人を何度も性行為をすれば解放する可能性はある?」
ミーエル「大いにあり得るね、知ってると思うけど、私達従属は【主様から帝オーラを渡されれば渡される程ポテンシャルが飛躍的に上がる】から華眼発動条件を満たす所まで上げれば自然と発生するんじゃないかな?」
メリア「成程、私もちょっと曖昧なのですけど、キスや性行為で帝オーラの提供量が変わるだけで、覚醒には大きな変化はないですよね?」
ミーエル「聞いたことないね、キスは時間にもよるけど長ければ長い程その分、【帝園の帝オーラ】がその子達に流れるから強くはなると思うけど」
メリア「そういう意味で言えば性行為が一番効率が良いんですよね?」
ミーエル「うん、私はそう聞いてるよ、特に性行為で主様の体液を得れば得る程効果は高くて、1度の性行為(約20分以内想定)で5~10帝オーラ分は入るって聞いたけど、キスは1帝オーラ分くらいで大事なのは情報密度の高い液体、つまり血液や精液を相手の体内に入れる行為が効率が高いってことだね、特に精液、1回分で5~10帝オーラだから一晩で3回頑張ればたった一晩で最高30帝オーラ、今の主様なら一ヵ月分のオーラ提供が出来るってことだから凄く強くなれるね」
メリア「成程、流石ですね、それって帝園では常識なのですか?」
ミーエル「各園の幹部クラスなら全員知ってるんじゃないかな?ミール様が教えてくれるし、私はティエルからも教わったし」
メリア「成程、つまり私達専属神はそういう意味では物凄くパワーアップしてるということですね」
ミーエル「そうだね、メリアやソフィアちゃんがもし今の制限が無くなったら多分、帝王神くらいなら余裕で問題なく倒せるくらいのポテンシャルはあるんじゃないかな?この一年でどれだけ行為をしたか知らないけど」
メリア「聞きたいですか?記録してるので言えますよ?」
ミーエル「聞きたくないよ、なんで記録してるの、気持ち悪い」
メリア「このような情報を得た時のためです!知っておけば自分の状態が明確にわかるでしょう!」
ミーエル「そうだね、ちなみに回数はいいからおおよそどれくらいの帝オーラ量を得たの?」
メリアは考える・・・
メリア「2500帝オーラくらいですかね、最高だとすると」
ミーエル(無茶苦茶やることやってるなぁ~、専属神10人も居るのに・・・)
ミーエル「ま、まあ、それだけあればメリアなら帝王神は余裕かもね、多分」
メリア「待ってください!!愛撫やその・・・口でした場合はどうなのでしょう!」
ミーエル「愛撫や口・・・愛撫は身体舐める程度でしょう?ならオーラは0です、頬キスとかもですね、口は・・・まあ精液を飲んでいれば10は行かなくても5は最低ありますよ・・・はい///」
メリア「なら3000帝オーラ以上は硬いですね!!」
ミーエル「なんでそんなに増えるの!というより帝オーラの話はほぼ猥談になるから嫌なんだよ~~」(´;ω;`)
メリア「いいじゃないですか、女同士!こういう情報は分け合いましょう!情報提供ですよ!」
ミーエル「話はそれだけ?それじゃあ主様のメンタルケアに行ってくるね・・・」
メリア「はい!情報ありがとうございます!」
ミーエル「はぁ、まったく専属神達は凄く性行為が盛んとは聞いてたけど一人で3000帝オーラ分を性行為だけで得てるって・・・主様もなんだかんだ言って年相応に盛んってことだね・・・まあそれだけ健康体だったってことだけど・・・今回みたいに精神的に落ち込んでたら性行為も出来ないだろうし・・・はぁ~~」
ミーエルは専属医師という医師という視点でパトの事を考えながら治療の準備を進めた。
・・・・・・
メリア「さて!後はミーエルに任せるとして、朝まで残り5時間、寝ましょう!!」
メリアはそう言いミーエルの控室で睡眠を取った。
パト「うん・・・これで良かったんだ・・・」
パトとメリアの前には安らかな顔で寝ている3人が居た・・・
・・・・・・
パトがネルからのお誘いを受けた後、「心の準備がある」と言いトイレに向かった。
パト(ヤバイヤバイ!このままだと今夜はとんでもないことになるぞ?!こうなったら仕方ない!)
パトは帝オーラを使い、【十三天の心】ルナを召喚した。
ルナ「あの・・・召喚先がトイレというのは・・・」
パト「今はそれどころじゃないんだよ、貞操の危機なんだ、助けて」
ルナ「はぁ、どうすれば?」
パト「ルナって魔人の始祖なんだよな?つまり色んな魔族の技とか使えるんだよな?いや!使えてください!今すぐ覚えてください!」
ルナ「そんなに懇願しなくても使えますよ!落ち着いてください」
パト「それで今この部屋に居るネル含め4人を寝かせてほしいんだ、そして俺と性行為をしている夢を見させてほしい!じゃないと俺が現実でそれらをしないといけなくなるんだよ?!」
ルナ「今後のためにも一度経験しておいたらどうです?」
パト「あ~ルナまでそんなこと言うんだ~~!俺の貞操とかどうだっていいんだ~~」
ルナ「甲斐性なしな主様というのも中々私としてはありなので///」
パト「ルナの性癖なんて聞いてないよ!それで出来る?」
ルナ「出来ますけど・・・それって相手の気持ちを裏切る行為になりませんか?」
パトはルナの意見に喉を詰まらせる。
ルナ「私の時もこのようにお逃げになるのですか?私はせっかくここまで勇気をもって誘ってくださっているのですから・・・受けてあげて欲しいですけど・・・」
ルナは自分の時もこのようにはぐらかされてしまうのか?と少し心配になり、パトにそう問う
パト「それは・・・嬉しいけどさ・・・」
ルナ「1度に性行為を行う人数が一人じゃないといけないなんてルールはありませんよ、その日が4人なら、4人全員を愛したらいいじゃないですか」
パト(ダメだ?!ルナも別に集団性行為に対して抵抗がないタイプか?!メリアも多分やれって言うし、雪花とかだとこの場はどうにかなるけど、その後も色々問題になりそうだし・・・月花!!月花はどう思う!?)
月花(・・・・すぴーzzz)
パト(寝てやがる?!まあ当たり前か・・・え、やらないと駄目なの?!いや!やりたいけど!いいの?!いいものなの?!何か俺の中で失われない?!「俺、一晩で4人一斉に相手したことあるから」とかプレイボーイの謳い文句経験者になるの?!)
パトは頭を抱えて考える、ルナから見たら本当に苦しそうに悩んでいるパトを見て、心底集団性行為はパトの中にある常識的に有り得ないという事なんだろうと理解する。
ルナ「・・・わかりました。そのような状態で初夜をされても相手も不満が残るでしょうからね、今回は私が手助けします・・・」
パト「・・・やっぱり俺がヘタレなのが駄目なのかな・・・」
ルナ(優柔不断とヘタレのコンボが入りましたね!?この状態になると決まるまで時間がかなり掛かる!下手すれば決まらないことだってあるんですよ?!)
ルナ「主様、お時間がないのでは?」
パト「わかった・・・男・・・見せるよ・・・」
パトは服をその場で脱ぎ、覚悟を決める!!!!
ルナ「そ、その場で脱がないでください///」
パト「ルナ、済まなかったな、命令変更だ、精力増強を俺に促してくれ、10回戦くらいはいけるくらいやらないと賢者モードに入らないくらいに」
ルナ(男らしい!!)ドキ!!
ルナはパトの命令通りに勢力増強を促す魔術と使い、パトを強化する
パト「凄いムラムラだ・・・これなら理性のブレーキもいい感じに弾け飛ぶだろうぜ・・・ルナも混ざるか?」
ルナ「わ、私は一人の時に長く愛されたいという夢があるので・・・///」
パト「俺には促してきたくせに案外ルナも可愛い所があるじゃないか・・・行ってくる!!」
パトは全裸でトイレのドアを思い切り開ける!!そしてそのまま自室に居るネルの元に向かう
それを見送ったルナはとりあえずこの場に居たら危険と察知し、即座に帝園に帰る。
そしてパトの記憶はここから飛んだのだ・・・
・・・・・・
パト「・・・メリア・・・来てくれないか?」
メリア「ご主人?こんな夜遅くになんでしょうか?」眠い・・・
パト「いいから・・・」
パトからそう言われるとすぐに晶話が切られる
晶話(しょうわ)・・・帝国や帝園の技術で結晶同士で会話や互いの映像を移す事が出来るアイテムである、帝国や帝園では連絡用として主流である。
メリア「どうしたんでしょうか・・・結構深刻そうですが・・・」
・・・・・・
そして冒頭に戻り。
メリア「とりあえず服着ます?いえ・・・お風呂の方がいいですかね?」
パト「ああ・・・罪悪感で死にたい・・・」
メリア「本当に覚えてないのですか?」
パト「やったことは覚えてるさ・・・でも何を発して、相手が何を言ったかとかは・・・行為の内容は結構しっかり覚えているのだけど・・・だから罪悪感で死にたいんだけどね・・・」
メリアの前には実の姉であるメルリアとフルール、エイリの3人が裸で抱き合って寝ている姿だった、もちろん全裸である・・・
メリア「ちなみに・・・ネルは?」
パト「いや、俺がトイレで長い間悩んでいる間に寝てたらしくて・・・」
パトの曖昧の記憶の中で、パトが自室に戻ると、ネルは再度睡眠に落ちていた。
ネルはあまり夜更かしが出来るタイプではなく、夜はどうしても睡魔が勝ってしまい、睡眠を優先していまうらしい。
その説明を聞き、パトの自室で寝ているネルを見ると確かに先ほどの3人に比べて凄く整った布団や髪を見て説明通りなんだなと認識する。
メリア「それでなんで私を呼んだのですか?」
パト「こんなこと相談出来るのメリアしかいないじゃん、生憎こんな深夜だと専属神全員寝てるだろう、メリアも寝てたんでしょ?」
メリア「ええ、まあ流石にこんな時間ですし・・・」
パト「だからメリアに懺悔して快楽と煩悩に身を委ねた残念主の姿を見てもらおうとね・・・」
パトは全裸で体育座りをしながら頭を伏せていた。
メリア(一国の王が全裸で部屋の隅で体育座りしながら悲しんでいる姿は・・・絶対に誰にも見せれませんね・・・)焦
メリア「とりあえずお風呂に入りましょう、私も一緒に入ってお話を聞きますから」
パト「うん・・・あと、フルール見て、多分だけど、俺から見てもかなり凄い進化をしたと思うんだけど」
メリア「わかりました、確認しますね」
・・・・・・
メリアは全裸で寝ている3人を見る・・・
メリア(そういえばこれでこの3人はご主人の物になった。メルリア姉様、私を含め、ご主人の所有する帝王神候補は3名、私とソフィアの力が戻り、ご主人が以前ほどではなくとも、帝園をある程度使いこなせるくらいまで成長すればこの世界の天下を取るのは用意・・・)
メリアは不敵な笑みを浮かべながらメルリアの頭に優しく手を置く
メリア(おめでとうございます、メルリア姉様、貴女はどこまでも私の理想通りに事を進めてくれますね・・・ずっと嫉妬してましたけど、メルリア姉様をご主人の傍に置いておいて正解でしたよ・・・このまま私の代わりにご主人を導いてくださいね、私と同じ頭脳を持っているのですから)
メリアはメルリアに感謝の意を送り、メルリアも今回初めてということで、覚醒をしているはずとメリアがメルリアのポテンシャルを覗く。
メリア(ふむふむ、成程・・・私やソフィアは制限が掛かってしまってるからどうしてもポテンシャルを見ようよしてもロックが掛かって見れなかったのですが・・・凄い・・・帝王神候補に選ばれる神がさらに覚醒したら・・・ふふふ、これは私やソフィアにも強い期待が持てますね・・・ありがとうメルリア姉様、感謝の意を込めて今後メルリア姉様にはご主人の導き手として傍に居てもらう事をこの私メリア直々に許可しましょう、このような結果ならば私の嫉妬も心躍る歓喜の嫉妬になるでしょうね・・・)
メリアは普段から帝王神候補として絶対的なポテンシャルを持っていたメルリアが今回の件でさらに大幅な進化を遂げた事により、今以上に期待できるメルリアの可能性に歓喜した。
メリア「次はエイリね、この子は確かご主人が推薦してきた侍女部隊所属の子ね、あのご主人が推薦するほどの子なのでどんな子か一目見たかったのですが・・・確かにこれはご主人が欲しがるわけですね、ご主人の好みそのままじゃないですか!まあ!私の方がご主人のドストライクなんですけどね!!」
メリアはふん!とどや顔をしながらエイリの頭にそっと手を置く
メリア(嬉しい事にご主人の好みを私はコンプリートしているんです!相思相愛!以心伝心!忠実で愛が重い子が好きという所まで再現したらこの子も専属神と遜色ない愛情を得られるかもしれないですね~~、メルリア姉様は忠実ですけど愛が重くないですからね~、そこがまだご主人のハートを射貫いていない原因なんですが、私より夢中になられても癪なので黙っておきましょう!)
メリアがポテンシャルを覗くと同時にどうでもいい事を考えているとスキャンが完了した。
メリア「えっと~、エイリは・・・【援喜闘幸福神(えんきとうこうふくしん)】おお~~!戦いも出来、アシストも超一流という援喜神の最上位種ですか!大抵アシストメインの神ですが、この子は前線でも闘神の如く戦う事も出来、それらのスキルや能力も覚えていくでしょうね、現時点で最上級神77位なら、今回で神王クラスの実力アップは見込めるでしょうね、というより性行為でさらに進化するんですね・・・それって私達も?」
メリアは考えるが、専属神全員初体験は既に済ませており、一応確認したが、そのような二段階進化は見られなかった。
メリア(この子が特別?いやそれともキス一度程度では満足な進化が出来なかった?それで今本格的な進化が出来たということ?でもその可能性が高いわね、でも確かにこのポテンシャルなら専属侍女に置いても問題はないでしょう、私が観察して・・・ですけどね)
メリアがエイリの評価をし終えると、真ん中で二人から抱き着かれるように眠りについているフルールを見る。だがそのフルールは見たらすぐわかるレベルで【天使】だった。
メリア(フルール、この子は天使族に進化したのね、攻撃型じゃなくて守備型なのはまあ、侍女としては本望な所ですけど・・・後はどこまでの進化をしたかですよね・・・ご主人も何か凄いって言ってましたし、これはしっかり確認しないとですね!!)
メリアはメルリアとエイリのせいで少し遠いがなんとかフルールの頭に手を乗せ、ポテンシャルを覗く
メリア(ご主人に拾われた子、さっきまでは本当にポテンシャルが低すぎて奴隷にするのも嫌なほどでしたが・・・せっかく今回で覚醒したのですからご主人の期待を裏切らないようにしてほしいですね、いえ、覚醒が大した事なければそれはそれで証明になりますね、弱い個体に覚醒を促しても弱いままだから覚醒させるだけ無駄と、そう考えればこの子は結果次第はいい実験体という考え方も出来ますね、私が同じことをしようとしたら絶対にご主人怒っちゃいますからね、)
メリアがいつも通り腹黒い事を考えているとスキャンが終わり、ポテンシャルを見ていく
メリア「種族は・・・ラルと同じ【聖天守護天神】・・・えっと~~この子の場合、どういう見方になるのでしょうかね・・・天使って確か11種族のタイプに分かれてましたよね?ラルは【峻厳】で月花ちゃんの所のネロは【慈悲】、あの二人は色の特色が凄く出てるからわかりますけど・・・この子は白いですからね~~、ちょっと失礼」
メリアはフルールの眼を無理矢理開いてみた、眼球が上の方に隠れていたためオーラで膜をつくり、眼球を真正面に向けさせ、確認する
メリア「姉様の胸が邪魔!!!」
フルールはメルリアの胸元に顔を預けるように寝ていたため、眼の確認をしたくてもメルリアの胸が邪魔をするのだ。
そうこうしながらなんとかフルールの眼を確認する。
メリア「赤い眼の・・・華眼???」
メリア(華眼は帝園の天使にだけ現れる特徴的な眼、この子はこの現実世界で生まれた弱い神、なのになんで覚醒したらこんなことに・・・わからない、ちょっと明日早朝にご主人達が来る前にミーエルから聞いておかないとですね)
メリア「確かにご主人が困惑するのも納得ですね、ですが赤い眼という事はラルと同じ峻厳ってことですかね、まあ、いいでしょうそれではご主人の所に戻りますかね」
メリアは3人の確認を済ませ、絶賛体育座り中のパトの元に戻る
・・・・・・
メリア「あの・・・服着ないのですか?」
パト「なんだよ、メリアも俺の事ヤリチンだと思ってんだろ、そうだよ、俺は甲斐性なしで取り柄もない、支えられて自分では何もできないくせに、女にだけはヤる事だけやるクソ野郎だよ、生きててごめんなさい・・・」
メリア「うわ、凄くショック受けてますね」
メリア(100万の従属神と性行為してもらうためには1日10人~100人とか当たり前のようにしてほしいのですが・・・3人でこれだと・・・ちょっと先が思いやられますね・・・)
メリア「ミーエルさんの所に行きます?」
パト「行く、ここには絶対に来てほしくない・・・ミーエルから軽蔑される、まぁ、結局事の発端を説明するから軽蔑されるんだけどね・・・ミーエルは無垢な子だからなぁ、はぁ~~~」(病み)
メリア「では私が服を着せてあげますので一緒に行きましょう!ね?」
メリアは一緒にお風呂とも考えていたが、まず何よりパトのメンタルケアが大事だと考え、急いで服を着させ、ミーエルの元に向かう
メリア(さりげなくそのまま天使の事を聞けばいいですしね)
・・・・・・
ミーエル「・・・私はこんな夜中に叩き起こされて、なんてとんでもない懺悔を聞いているの?」
ミーエルはパトから事情を説明を受けた。
メリア「今回ばかりはご主人でも逃げ切れなかったみたいなんです、ミーエル、どうにかメンタルケア頼めませんかね?」
ミーエル「専属医師だから全然いいけど・・・異性と性行為してただでさえ専属神意外とするのは気が引けるのに、専属神以外の子、しかも3人共初めてという状況でまさかの4Pをかまして罪悪感で病むって・・・うん、面白いwww」
ミーエルは笑いを堪える、ミーエルにとって性行為などどうせ主としか出来ないため、他の子とヤッた等の話なんてそこまで気にもしない案件なのだ(価値観の違い)
メリア「面白がらないで!とりあえずケアをお願いします!じゃないと今後性行為がトラウマとかになったら私達が凄く辛いです!!」
ミーエル「必死だね~、でもわかった、でもどこまでのケアをするの?完全に立ち直らせるの?でもそれを立ち直らせたら今の主様の女性への価値観とか変わらないかな?今は抵抗感があるから見境なく従属に手をだす事はしないし、大事にしてくれるけど、そこの価値観が下がったり慣れられたら、それこそ私達を性の対象でしか見ない・・・みたいになるかもしれないよ?」
メリア「それは・・・ちょっと私も嫌ですね、では【今回は3人の未来のためにやったこと、そのおかげで3人の女性は救われた】という形で刷り込んでくれます?」
ミーエル「それなら、大義名分が出来るね、わかった!」
ミーエルはカルテに今回のパトの病について記載し、記録していく。
メリア「それにしても結構ありますね、これ全部ご主人のですよね?」
ミーエル「うん、専属医師だしね、これらは全部主様が病に掛かった、もしくはその傾向があったものだね、これらの細かい情報があれば体調管理もバッチリだからね!」
メリア(普段抜けてますけど、仕事をちゃんとしてて良かったです)
ミーエル「一応毎日メディカルチェックを行ってて、そのデータを毎日保存しているのですけど、今日は特に朝は問題なかったので、今回の出来事が原因と確定して問題なさそうだから準備が出来たらさっそく治療するね、えっと・・・メリアは居る?」
メリア「はい、ちょっとミーエルに聞きたい事もあったので」
ミーエル「それじゃあ今聞くよ、治療を開始したら治るまでずっと付きっきりだから」
メリア「では、貴女方【天使族】で11種族を分ける基準ってなんですか?」
ミーエル「簡単に言えば眼だね、だけど例外もあるからね~、ティエルとかね、ティエルってあのベージュの眼って何処にも属していない色なんだよね、それらは全部【番外】と言われる11番目の属性位置にするんだけど、ティエル自体は【王冠(ケテル)の天使王】、だから例外はあるにはあるよ」
メリア「ちなみに赤色だとやっぱり【峻厳】になるのですかね?」
ミーエル「赤色?普通に考えたら峻厳だけど、赤だと【王国(マルクト)】の可能性も可能性も捨てきれないね、王国属性は4色あって【黄・黒・小豆(暗赤)・オリーブ(黄緑)】だからその色の天使達は結構判別が難しいって言われてるね」
メリア「【王国(マルクト)】というのはどのような属性なのですか?強いのですか?」
ミーエル「天使は別に強さで見てないからねぇ、じゃないと私が序列4位とかあり得ないしね、ちなみに【王国(マルクト)】は役割がまあ多い!私みたいに【慈悲】って決めてるわけじゃなくて、私が知ってる中でも【希望・調和・使命・愛】とかね、これらはまだ言葉に出来るから良いけどもっと細かいと単語で表すのは無理だから文章で~みたいなのも居るし、ここに分類されると分別は本当に面倒かな」
メリア「成程、なら【峻厳】である方がマシってことですかね」
ミーエル「峻厳ってラル様や、うちのエミエルだよ?言ったら怒られそうだけど、本当にめんどくさいよ?」
メリア「否定はしませんけど・・・」
メリアは苦笑いをする、そして本題を話す
メリア「では華眼の発動条件って知ってます?」
ミーエル「ああ、この私の眼だね!この眼は天使としてのポテンシャルを超えた時に発動するものだね!眼の能力的なものはないけど、この眼を持ってる天使族の成長は凄まじいよ!ラル様でも華眼は出てなかったからポテンシャルだけで見たら私達の方が上なんだよね~これが~」ドヤ
メリア「ということは帝園独自の眼ではないってことですか?」
ミーエル「独自ではないね、ただ華眼が開放出来るのは帝園に住む【帝天使級】の天使のみで、現実世界の天使族は華眼を開放するには努力程度じゃ絶対に解放出来ないから無理とは言ってるけど」
メリア「ラルも出てないしね、・・・ちなみにラルがご主人を何度も性行為をすれば解放する可能性はある?」
ミーエル「大いにあり得るね、知ってると思うけど、私達従属は【主様から帝オーラを渡されれば渡される程ポテンシャルが飛躍的に上がる】から華眼発動条件を満たす所まで上げれば自然と発生するんじゃないかな?」
メリア「成程、私もちょっと曖昧なのですけど、キスや性行為で帝オーラの提供量が変わるだけで、覚醒には大きな変化はないですよね?」
ミーエル「聞いたことないね、キスは時間にもよるけど長ければ長い程その分、【帝園の帝オーラ】がその子達に流れるから強くはなると思うけど」
メリア「そういう意味で言えば性行為が一番効率が良いんですよね?」
ミーエル「うん、私はそう聞いてるよ、特に性行為で主様の体液を得れば得る程効果は高くて、1度の性行為(約20分以内想定)で5~10帝オーラ分は入るって聞いたけど、キスは1帝オーラ分くらいで大事なのは情報密度の高い液体、つまり血液や精液を相手の体内に入れる行為が効率が高いってことだね、特に精液、1回分で5~10帝オーラだから一晩で3回頑張ればたった一晩で最高30帝オーラ、今の主様なら一ヵ月分のオーラ提供が出来るってことだから凄く強くなれるね」
メリア「成程、流石ですね、それって帝園では常識なのですか?」
ミーエル「各園の幹部クラスなら全員知ってるんじゃないかな?ミール様が教えてくれるし、私はティエルからも教わったし」
メリア「成程、つまり私達専属神はそういう意味では物凄くパワーアップしてるということですね」
ミーエル「そうだね、メリアやソフィアちゃんがもし今の制限が無くなったら多分、帝王神くらいなら余裕で問題なく倒せるくらいのポテンシャルはあるんじゃないかな?この一年でどれだけ行為をしたか知らないけど」
メリア「聞きたいですか?記録してるので言えますよ?」
ミーエル「聞きたくないよ、なんで記録してるの、気持ち悪い」
メリア「このような情報を得た時のためです!知っておけば自分の状態が明確にわかるでしょう!」
ミーエル「そうだね、ちなみに回数はいいからおおよそどれくらいの帝オーラ量を得たの?」
メリアは考える・・・
メリア「2500帝オーラくらいですかね、最高だとすると」
ミーエル(無茶苦茶やることやってるなぁ~、専属神10人も居るのに・・・)
ミーエル「ま、まあ、それだけあればメリアなら帝王神は余裕かもね、多分」
メリア「待ってください!!愛撫やその・・・口でした場合はどうなのでしょう!」
ミーエル「愛撫や口・・・愛撫は身体舐める程度でしょう?ならオーラは0です、頬キスとかもですね、口は・・・まあ精液を飲んでいれば10は行かなくても5は最低ありますよ・・・はい///」
メリア「なら3000帝オーラ以上は硬いですね!!」
ミーエル「なんでそんなに増えるの!というより帝オーラの話はほぼ猥談になるから嫌なんだよ~~」(´;ω;`)
メリア「いいじゃないですか、女同士!こういう情報は分け合いましょう!情報提供ですよ!」
ミーエル「話はそれだけ?それじゃあ主様のメンタルケアに行ってくるね・・・」
メリア「はい!情報ありがとうございます!」
ミーエル「はぁ、まったく専属神達は凄く性行為が盛んとは聞いてたけど一人で3000帝オーラ分を性行為だけで得てるって・・・主様もなんだかんだ言って年相応に盛んってことだね・・・まあそれだけ健康体だったってことだけど・・・今回みたいに精神的に落ち込んでたら性行為も出来ないだろうし・・・はぁ~~」
ミーエルは専属医師という医師という視点でパトの事を考えながら治療の準備を進めた。
・・・・・・
メリア「さて!後はミーエルに任せるとして、朝まで残り5時間、寝ましょう!!」
メリアはそう言いミーエルの控室で睡眠を取った。
2022年11月20日
No.78 田舎者 フルール episode5(微R18)
パトはメリアと一通り談笑をしながら時間を過ごし、自室に戻った。
するとそこにはネルが待機していた。
パト「あ、ネルまだ帰ってなかったんだ?」
ネル「せっかく5オーラも貰っているからな、せっかくだから最後までこっちに居させて貰おうと思ってな」
メルリア「今日は大活躍でしたからね」
ネル「なに、あの程度かと拍子抜けしたくらいだ、もう少し手ごたえを感じれば良かったのだがな」
ネルはそう良いながらメルリアに出された紅茶を一口つける
フルール「私の星を救って頂き、本当にありがとうございます」
フルールは先ほどの話からネルが自分の星に居た原因を排除してくれたと理解し、感謝の言葉を述べる。
ネル「気にするな、私はあくまで娯楽だった、お前の事情なんて一寸を気にしていなかったからな、感謝されるようなものではない」
ネルはフルールの感謝を拒絶した、ネルも律儀なため自分の事で行った事に対して感謝の意を示されるのはあまり心地の良いものではなかった。
パト「でもネルのおかげで疲れたのは間違いないな、戦闘より、その後の方が大変だったよ、しかも会議の話まったく聞いてなかったよな?!」
パトは会議中の出来事を思い出し、ネルに突っ込む
ネル「あの会議は帝国側の話だろう?私は関係ないからな、主様よ、ちゃんと王として責務を果たさないといけないのだぞ?」
パト「責務を真っ当するために次は絶対に行かない!」
ネル「主様主様、人助けを良しとする主様が果たしてそんな事が出来るのかね?」ニヤニヤ
パト「ぐぬぬ・・・」
パトとネルが話してる時、フルールは今回の経緯を大体理解した。
フルール(成程、私の星を救ってくれたのはあくまで偶然、やっぱり上の神々からすれば一惑星に起きる出来事なんて大したものじゃない・・・なんかショックかな・・・)
フルールは自分が必死に守って来た環境がまるで馬鹿にされたような気分を味わっていた。
自国の民の苦労は?母親の死は?星のために戦った神達は?そしてその戦いの中死んでいった人達は?そんな事を考え、表情を曇らせていった。
ネル「フルール、表情が暗いな、精々私達を正義の救世主とでも勘違いしたのだろう?それは勘違いも甚だしいというものだぞ」
パト「ネル、それを今日言うものじゃないだろう」
ネル「主様、こういう考えのすれ違いがあればすぐに正さねば亀裂を生むぞ?現にこの女は主様を【誰でも救う救世主】に見えているだろう、だが実際は違う、自分が救われたのは偶然に過ぎない、星が救われたのも偶然、お前がこうやって主様に出会い、好かれたのも偶然、それらを全て自分の成果と一寸でも思わない事だな」
フルール「・・・わかっております」
ネル「いいや、わかっていないな、別に説教でもない、この世界で生きるならこの世界の世界観を知っておけ、ここで過ごすための教育だ、顔をあげろ」
パトも教育と言われれば口出しは出来なかった、メルリアも当然黙って聞いていた。
ネル「この国は良くも悪くもこの世界で1・2を争う大国だ、故に見る世界が違う、惑星の住民一人など気にするような領域ではない、そして当然だがその住民が特別になる事もない、救われたのならそれは偶然にあやかれただけ、ラッキーというべきだな」
ネルはそうしてこのエウレカ帝国から見る世界の価値観を話す。
・・・・・・
ネル「フルール、お前は今後、そんな世界の主の【物】として生きるのだ、それはお前が望んだことだからな、わかったか?」
フルール「はい、わかりました・・・」
フルールはネルの説明で心身共に疲れていた
フルール(全然世界が違う、国民数十万の命とかそんなレベルじゃない、星に存在する生命全て、そしてそれらを数ある星全て理解し、それらをトップとして管理し、繁栄という恩恵を与える、星単位、もしくは宇宙のエリア単位で考えてるのだから私のような下級神の中でも下の方に居るような存在、こうやってここに居られるだけでも運が良いと思わないと駄目だよね・・・お母様・・・)
フルールはその場でただ立ち尽くしていた、ネルも少しため息をついて
ネル「現実を見せるのも考え物だな、メルリア、紅茶のおかわりいいかな?」
メルリア「わかりました」
パト「フルール、疲れただろう?ベッドを容易させてあるから少し休んだらいいよ」
パトはフルールにそう言い、紅茶を持ってきたメルリアにフルールを寝室に案内させる
・・・・・・
パト「ネル、ちょっと言うの早すぎたんじゃない?」
ネル「私達に変な幻想を抱かれるくらいなら今言った方がいいだろう?このままでは主様が少しでも星の民を救わない選択をした時、フルールから反感を買われるぞ?」
パト「そうか・・・」
ネル「ああ、主様は優しすぎるからな、それは私も理解している、だから私が説明した、現実を知った上での主様の選択なら多少価値観の違いはあれど納得はするだろうからな、それこそ帝国に来たばかりの主様のようにな」
パト「そうだな、俺達のやってることは褒められる部分もあるけど、その分汚い事もしてる、救った命もあれば奪った命もある、それは理解しておかないとな」
パトは今回の判断はネルが正しいと判断し、パトは静かになる。
ネル「さて、この後だがどうするつもりだ?一発ヤルのか?」ワクワク
パト「やらないよ!でも覚醒させないとあのメリアですら話を聞いてもらえないからなぁ、今日中にはキスまではしておかないとマズいね」
ネル「キスまでか!それはまあ奥手な事で!ここは王として性奴隷を採用したらいいのだ!常に下半身全裸で性処理をされて馬鹿面晒しながら玉座に座る主様も情けなくて滑稽で私は凄く満たされるのだがな」ニヤニヤ
パト「ネルの性癖に俺を巻き込むな!普通に侍女だよ、力が無くても出来る仕事はある、部屋番とか」
ネル「それは実質ニートではないか、私でも出来るし、主様なんて得意分野ではないか」
パト「そうなんだよ、実務経験があるから即戦力に・・・って誰が得意分野じゃ!!」
ネル「だが、確かこの部屋の掃除って毎度家具全体を洗浄・清掃・手入れをされているのだろう?その規模をあの女が出来るのか?」
パト「そもそもそこまでする必要がないんだよ、毎日家具全体の清掃、身の回りは全て新品クラスまで清掃・手入れされる、俺は自分の臭いがある布団で寝たい!」
ネル「その気持ちはわからんでもないな、部屋は自分の領域だからな、それが毎度無くなると自分の部屋という感覚に中々馴染めにくそうだと思う」
パト「そうそう、だからもし侍女に出来たら部屋に居させる!それで決まり!」
ネル「主様は監禁をするっと」
パト「言い方!!?」
パトとネルが話している時メルリアとフルールは寝室で話していた。
・・・・・・
メルリア「ここが私達の寝室ですよ、ですが今までベッドは1つだけでしたのに、3つになったんですね、お仕事が早いです」
フルール「あの短期間でこんな高級で重そうなベッドを2つも追加したのですか?」
メルリア「この程度なら旦那様の侍女達なら整える事も含めても10秒も掛かりませんね」
フルール「ははは、凄い・・・全然世界が違う・・・私一人だったら絶対に運べない・・・」
メルリア「まあまあ、フルールの役割については旦那様が考えております、あの方は絶対にフルールを悪いようにはしません、だから安心して寝てください、今日は色々あって疲れたでしょう・」
フルール「はい、お言葉に甘えさせていただきます・・・」
フルールはメルリアに誘導され、自分用に用意されたベッドに座り、そのまま倒れ、眠りに落ちてしまった。
メルリア(まずは心の疲れを落として、そこからしっかり先を見据えていきましょう)
メルリアは寝室の光を消してパトの元に戻る
・・・・・・
メルリア「あれ、ネルは帰られたのですか?」
パト「いや、お風呂に行ったよ今日は泊っていくらしい」
メルリア「そうなのですか、では主様の部屋にベッドを一つ追加しておきますね」
パト「そうだな、頼むよ」
メルリアはそう言って、パトの寝室に向かい、即座にベッドの準備を整え、戻って来た
メルリア「準備完了しました」
パト「ありがとう、本当メルリアの仕事は早いから恐れ入るよ、まあ、せっかくだしゆっくりしなよ、もう俺も後はお風呂だけだからさ」
メルリア「ではお言葉に甘えて自由行動をさせていただきます」
メルリアはそう言うとその場にある椅子に座り、パトに話しかける
メルリア「アナタ、フルールをどのようにするお考えなのでしょう」
パト「さっき、ネルとも相談してたけど、俺は部屋番がいいかなって思ってる、というよりそれしか出来ないんじゃないかなって」
メルリア「侍女として傍に置くということですか?」
パト「メリアから美魅やエテルと一緒には居させないって言われたからね、美魅やエテル達のように学校に行かせてもいいけど、それだとフルールだけの問題だけじゃないからさ、フルールのためのお供を置いておかないといけなくなる、それはメリアもそうだしソルテや月花は許さないと思うんだ、だから勉強は無理と考えたら俺の部屋番として居て貰って、部屋内ではメルリアやエイリは自由にしていいって役割分担をしようかなって思ってるんだ」
メルリア「成程、役割分担ですか、エイリはどのようなポジションを?」
パト「メルリアは常に俺の傍に居て貰いたいから、エイリにはメルリアが俺の傍から離れないと出来ないような仕事を頼むつもりだ、逆にメルリアが他所に出ないといけない場面が来たら代理でエイリを置けるし、こっちも役割が決まってる方が命令しやすいんだ」
メルリア「私を傍に置いてくれるのですね///」
パト「ま、まあ居心地良いし、専属神同様気を許せるし///」
メルリア「わかりました、それで今日ネルが泊るということは営みを?」
パト「いや、俺とネルはそんな事しないぞ、ただ一緒に寝るだけだ、だから寝るが就寝したらそっちに行く、何か夜這いみたいで嫌だけどね、でも寝てる時にしておいた方がショックも少ないかなって」
メルリア「そんな御謙遜を、しっかり起きてる時にしてあげてください、アナタからの愛情をしっかり認識させてあげればきっとフルールもこの場に馴染んでくれますよ」
パト「うう、でも好きでもない男にキスされるんだぞ?!俺なら耐えられない?!」顔青ざめ
メルリア「確かに今まではアナタに好意があった神々達相手でしたからね、そこはちょっと抵抗あるかもしれませんね~」
パト「そうそう、つまり主従関係として逆らえない状況のキスだろ?嫌だ~~俺そんな強制的なキスやだ~~」
パトは足と手をバタバタさせながら駄々をこねる
メルリア(旦那様も大変ですね、)
パト「はぁ、とりあえずせっかくだから嫌われたくないからさ、せめて【奴隷】とか自分で思い込ませないようにしっかり居場所を作ってあげないとね」
パトはメルリアとそう話している内にエイリが入ってくる
エイリ「主様、お風呂のお時間です!」
パト「はいはい、出ましたね、もみくちゃタイム」
パトはトボトボとエイリ達侍女チームについていく
・・・・・・
そして夜
パト「さあ、時間か、どうしたものか・・・」
ネル「夜這いか?男なら堂々と最後まで自分の物だと見せつけてやればいいのだ!」ドヤ
パト「他人事だと思って最大限まで楽しんでやがるな・・・ネルはこのまま寝るのか?」
ネル「ああ、楽しむのはいいがちゃんと帰ってくるのだぞ主様、起きた時にここで一人なのは寂しいというものだ」
パト「なんでやる事前提なんだよ、とりあえずわかった、じゃあ行ってくる」
パトはネルと会話してから自分の寝室を後にする
・・・・・・
パトは侍女の寝室にゆっくり入る
メルリアとフルールは眠っていた
パト「よし、このまま気配を消してササっと覚醒させればOK!早くして早く寝よう!」
パトはフルールの元まで行き、フルールの顔を見る。
パト(泣いてる・・・)
パトが見たフルールは泣いていた、
パト(当然か、母親を亡くして、故郷のために自分を売って、こうやって先が不安の中ここに居るんだ、寝てても辛いよな)
パトはフルールの涙を近くのタオルで拭く、そしてエイリ用に用意されていたベッドに腰掛け、フルールの様子を見る
パト(健気だよな、自分の事はいいからって言う人、初めて・・・じゃないな、けど悪い奴はいない、きっと本当に良い子なんだよな、どうにかここに馴染んでほしいけど、メリアとかソルテはあんまり歓迎してくれてないし、こうやって侍女達にも歓迎されずに孤立させてしまったら俺は・・・はぁ)
パトはこの先、フルールという存在を認めて貰えるか、それが不安でため息をついてしまった。
パト(俺だって学校に行ったことないし、同級生の友達とか居たことない、というより社会とか集団を知らないからなぁ、どうしたらいいものか、これが保護者の気持ちなのかな)
フルール「・・・どうなされました?」
パト「ふひ?!」
パトの大きなため息でフルールが目覚めてしまった。
パト「フルールこそ、大丈夫か?汗が凄いぞ?」
フルール「すみません、ちょっと悪夢を見ていたのかもしれませんね・・・」
パト「そうか、もし汗が気持ち悪かったらこの部屋にもシャワーが付いているから汗を流してくるといい、服は侍女に行って用意してもらおう」
フルール「感謝します」
そうしてフルールはパトの部屋にあるシャワーを借りた
その間、パトは自分の寝室に戻り、ネルに話していた
パト「どうしよう、チャンス逃したかも」
ネル「ヘタレの主様よ、もう堂々と言えばよいではないか、【脱げ】っと」
パト「なんで営み前提なんだよ!しないって言ってんだろ?!」
ネルはパトのツッコミを聞く間もなくそのまま寝てしまった。
パト(こいつ、眠たいからって適当言いやがって?!そうだ!どうせなら頬にキスして驚かしてやろう!)
パトはネルの頬に軽くキスをして「おやすみ」と言った。
するとネルが勢いよく起き上がり顔を真っ赤にしてパトの方を見る!
ネル「ななななな、なんてことするのだ?!主様あれか!?私の身体に興味あったのか?!え、でも私そんな準備してなんか、いやでも主様が求めるのなら、ありのままを受け入れてもらうのが従属として大事なのでは、うむ、赫の暴帝の名に恥じぬようにしっかり主様の溢れんばかりの性欲を受け止めてやろう!さあ!来い!!」
パト「動揺しすぎだろ・・・おやすみって言ったんだよ、早く寝ろ・・・それじゃあな」
ネル「・・・おやすみ・・・なさい」
ネルはベッドの上で枕で顔を隠しながら返事をする。
・・・・・・
パトはフルールがシャワーから出てくるのを待っていた。
パト(さっきのネル、無茶苦茶可愛かったな・・・)
ネルにも女の子らしい所があるんだなと感心していた時にフルールが更衣室から顔を出して来た。
パト「おお、出来たか?ってなんで上半身裸なの?!」
フルールはパンツは履いていたのだが、上は何も着ていなかった。だが恥ずかしがって扉の内側に隠れ、パトに聞いてきた
フルール「胸に巻く物が・・・ないのですが・・・」
パト「胸に巻く?ブラは用意して貰っておいたけど?サイズが合わなかった?」
フルール「いえ!ブラというのがどれの事かが・・・わからなくって」
パト(しまった、もしかしてフルールの文化にブラジャーという下着の概念なかったのか?!胸に巻くという事は恐らくさらしみたいな布で縛っていたんだな、でもフルールって服の上から見ても結構胸あったよな、苦しくないのかな・・・)
パト「なら侍女に行って胸に巻く布を用意してもらうよ、悪いけど今のうちにズボンとか履いてて」
パトは侍女を呼び、さっそくフルールの下着を用意させた。
・・・・・・
パト「これでいい?」
パトはココアをフルールと自分の分用意した。
フルール「ありがとうございます、帝国の王様にこんなことしてもらって・・・」
パト「気にするな、俺もこの部屋に居る時は王様じゃなくて一個人の男性だ、身分なんて関係ないさ」
パトは笑顔でフルールに話す
フルール「そうですね、私が居た星で見た時とは雰囲気が全然違いますね、やはり演技だったのですか?」
パト「ああ、当然、周りからいっぱい練習させられたよ、もちろん俺の周りも練習してたんだぞ!威厳のある発言と態度をして相手を恐縮させないといけないってね」
フルール「帝国というのも大変なんですね・・・」
パトが話、フルールが聞くという時間がココアを飲む間の時間ずっと続いた
パト「フルールはさ、やっぱり後悔してる?」
フルール「いえ、これしか選択ありませんでしたので、それにこの選択も帝王様が声をお掛けしてくれなかったら全員から見捨てられ、あのまま上級神の怒りを買い、私は終わっていたかもしれません」
パト「もし、戻っていいよって言ったら戻りたい?」
フルールはパトのその質問に動揺する
パト(素は戻りたいんだろうね、だけどもう戻せない、俺がこの子の神生を買ったのだから、それを戻すというのは振りだしに戻す事、つまり恩恵が軽くなる)
パトは神同士の契約や貢ぎは大変シビアであることを知っている、だけどこの質問は意地悪かなと少し後悔してた時にフルールは答える
フルール「いえ、戻りません、それでは私や私の国、あの星を守ってくれた恩を無下にすることになります、私は私情よりも恩を大事にしたい、薄情で恩知らずにはなりたくありません」
パトはフルールの決意を感じた
パト(やっぱりこの子は強い子だな、あの場で自分の神生を投げ出せる子なんだ、当然か、これは俺がちょっと軽く見てたかもね・・・反省だな)
パトは自分の先ほどまでの考えに反省し、フルールという自分と変わらない年頃の少女を認めた
パト「ならフルール、これは命令になるんだけどいいかな?」
フルールは命令という言葉に肩を震わせる、メルリアの言葉が頭によぎったのだ
フルール(とうとう大人な体験を・・・///)
パト「俺とキスをしてくれないか?必要な事なんだ、今日あの部屋で話を聞いただろう?フルールの居場所を作るためにはまずフルールを覚醒させないといけないんだ、そのためにはキスみたいに身体を身体を重ねる必要がある、その時に俺の中にある特別なオーラがフルールを覚醒させてくれるんだ、わかるか?」
フルール(キス・・・接吻の事ですよね・・・覚醒、もしかして強くなれるということ?身体を重ねて覚醒なら・・・それがもっと重ねる面積が広ければ強い覚醒が出来るのでは・・・)
フルール「キスだけでいいのですか?私は弱いです、なので、キス程度の接触の覚醒で不十分ならこの身体、全て帝王様に捧げます、何時間でも捧げます、なので私を強い存在にしてください!!」
パト「え??!」
パト(キスで悩んでくると思ったのに凄く積極的・・・しかもえっと、キスと行為とかの密着範囲とか時間で覚醒レベルって変わるものなの?考えた事なかったんだけど?え~でも確かにもし最初からそういう行為で凄い覚醒が出来たら俺も安心してメリアやソルテに推薦を出せるし・・・でももしキスだけって妥協して大した覚醒が出来なかったら・・・)
パトは悩んでしまった、性行為は極力したくない、しかも相手は今日会ったばかりのフルール、従属には手を出さないパトだが、全員キスまではしている、だから覚醒させるという名目でキスは許容範囲だったのだが、新たな可能性を提示されてしまった以上、パトも小心者故に悩む。
フルール「お願いします、私の事は構いません!私は帝王様の物、愛情なしの性行為が無理だとおっしゃるのなら今からでも愛します!身も心も委ねます!だから遠慮なく私に最高の覚醒を!!」
パト(強いなぁ?!この子?!グイグイ来るのよ!どうしよう?!俺が動揺してるんですけど?!)
パトもまさかの展開で逆に押されていた
パトはフルールが「命令とあれば・・・」みたいに仕方なくやるみたいな態度を示してくると思って居たので計算が全然違っていた。
パト「わかった!!その覚悟は受け取った!なら侍女の部屋行くぞ!メルリアには俺のベッドで寝てもらうように言うから!」
・・・・・・
メルリア「私ですら身体を求められてないのに・・・」
パト「ごめんて・・・でももし!キスと性行為で覚醒の度合いが違うのなら大きな発見になるかも」
メルリア「・・・やっぱり駄目です、私を先に愛してください!!出なければ全員に言いふらします!」
パト「うそ・・・本気?!」
メルリア「本気です!いくら専属侍女とは言え、私にもプライドはあります!だってキスすらもしてないんですよ!だから私を先に愛してください!アナタも流石に私がアナタの事を心底愛しているのは自覚してますよね!!生殺しは酷いです!!」
パト(どうしよう・・・大変な展開になったぞ・・・)
そのタイミングで何故かドアがノックされる
パト「入っていいぞ」
エイリ「あの、夜遅くに申し訳ございません、シャワー室を使用されたようなので、清掃を・・・」
メルリア「エイリ!貴女も丁度いいわ!このまま旦那様に抱かれなさい!大事な事なの!」
エイリ「ええ?!?!///」
パト「増やすな?!メルリアどうした?!普段のお淑やかなメルリアは何処に行ったの?!」
メルリア「お淑やかで居たらアナタ全然私を求めてくれないじゃないですか!裸も見られて!同じ部屋で寝てるのに!!私ってそんなに女として魅力ありませんか??!!」
パト「わかった!ならエイリ!メルリア!二人も侍女の寝室で待っててくれ!!」
メルリア「わかりました!!」
エイリ「はえ~~~///」
パトはそう言いながら自室に戻る
・・・・・・
パト「ネルエモン・・・助けて」
ネル「主様よ、私も女だ、そして今初夜をまさか3人同時にやろうとしている現場に遭遇して私も流石に困惑が隠せない・・・30分でいいんだ・・・まずは私を先にここで愛してくれないか?」
パト「ネルまで?!」
ネル「主様、私が隠し事なしでここまで話したのだ・・・恥を掻かせるな・・・」
ネルが恥じらいながら、俯くそのギャップにもうパトはやけだった
そして今晩の事はパト自身・・・何も忘れられない経験をすると同時に忘れたい出来事となった。
するとそこにはネルが待機していた。
パト「あ、ネルまだ帰ってなかったんだ?」
ネル「せっかく5オーラも貰っているからな、せっかくだから最後までこっちに居させて貰おうと思ってな」
メルリア「今日は大活躍でしたからね」
ネル「なに、あの程度かと拍子抜けしたくらいだ、もう少し手ごたえを感じれば良かったのだがな」
ネルはそう良いながらメルリアに出された紅茶を一口つける
フルール「私の星を救って頂き、本当にありがとうございます」
フルールは先ほどの話からネルが自分の星に居た原因を排除してくれたと理解し、感謝の言葉を述べる。
ネル「気にするな、私はあくまで娯楽だった、お前の事情なんて一寸を気にしていなかったからな、感謝されるようなものではない」
ネルはフルールの感謝を拒絶した、ネルも律儀なため自分の事で行った事に対して感謝の意を示されるのはあまり心地の良いものではなかった。
パト「でもネルのおかげで疲れたのは間違いないな、戦闘より、その後の方が大変だったよ、しかも会議の話まったく聞いてなかったよな?!」
パトは会議中の出来事を思い出し、ネルに突っ込む
ネル「あの会議は帝国側の話だろう?私は関係ないからな、主様よ、ちゃんと王として責務を果たさないといけないのだぞ?」
パト「責務を真っ当するために次は絶対に行かない!」
ネル「主様主様、人助けを良しとする主様が果たしてそんな事が出来るのかね?」ニヤニヤ
パト「ぐぬぬ・・・」
パトとネルが話してる時、フルールは今回の経緯を大体理解した。
フルール(成程、私の星を救ってくれたのはあくまで偶然、やっぱり上の神々からすれば一惑星に起きる出来事なんて大したものじゃない・・・なんかショックかな・・・)
フルールは自分が必死に守って来た環境がまるで馬鹿にされたような気分を味わっていた。
自国の民の苦労は?母親の死は?星のために戦った神達は?そしてその戦いの中死んでいった人達は?そんな事を考え、表情を曇らせていった。
ネル「フルール、表情が暗いな、精々私達を正義の救世主とでも勘違いしたのだろう?それは勘違いも甚だしいというものだぞ」
パト「ネル、それを今日言うものじゃないだろう」
ネル「主様、こういう考えのすれ違いがあればすぐに正さねば亀裂を生むぞ?現にこの女は主様を【誰でも救う救世主】に見えているだろう、だが実際は違う、自分が救われたのは偶然に過ぎない、星が救われたのも偶然、お前がこうやって主様に出会い、好かれたのも偶然、それらを全て自分の成果と一寸でも思わない事だな」
フルール「・・・わかっております」
ネル「いいや、わかっていないな、別に説教でもない、この世界で生きるならこの世界の世界観を知っておけ、ここで過ごすための教育だ、顔をあげろ」
パトも教育と言われれば口出しは出来なかった、メルリアも当然黙って聞いていた。
ネル「この国は良くも悪くもこの世界で1・2を争う大国だ、故に見る世界が違う、惑星の住民一人など気にするような領域ではない、そして当然だがその住民が特別になる事もない、救われたのならそれは偶然にあやかれただけ、ラッキーというべきだな」
ネルはそうしてこのエウレカ帝国から見る世界の価値観を話す。
・・・・・・
ネル「フルール、お前は今後、そんな世界の主の【物】として生きるのだ、それはお前が望んだことだからな、わかったか?」
フルール「はい、わかりました・・・」
フルールはネルの説明で心身共に疲れていた
フルール(全然世界が違う、国民数十万の命とかそんなレベルじゃない、星に存在する生命全て、そしてそれらを数ある星全て理解し、それらをトップとして管理し、繁栄という恩恵を与える、星単位、もしくは宇宙のエリア単位で考えてるのだから私のような下級神の中でも下の方に居るような存在、こうやってここに居られるだけでも運が良いと思わないと駄目だよね・・・お母様・・・)
フルールはその場でただ立ち尽くしていた、ネルも少しため息をついて
ネル「現実を見せるのも考え物だな、メルリア、紅茶のおかわりいいかな?」
メルリア「わかりました」
パト「フルール、疲れただろう?ベッドを容易させてあるから少し休んだらいいよ」
パトはフルールにそう言い、紅茶を持ってきたメルリアにフルールを寝室に案内させる
・・・・・・
パト「ネル、ちょっと言うの早すぎたんじゃない?」
ネル「私達に変な幻想を抱かれるくらいなら今言った方がいいだろう?このままでは主様が少しでも星の民を救わない選択をした時、フルールから反感を買われるぞ?」
パト「そうか・・・」
ネル「ああ、主様は優しすぎるからな、それは私も理解している、だから私が説明した、現実を知った上での主様の選択なら多少価値観の違いはあれど納得はするだろうからな、それこそ帝国に来たばかりの主様のようにな」
パト「そうだな、俺達のやってることは褒められる部分もあるけど、その分汚い事もしてる、救った命もあれば奪った命もある、それは理解しておかないとな」
パトは今回の判断はネルが正しいと判断し、パトは静かになる。
ネル「さて、この後だがどうするつもりだ?一発ヤルのか?」ワクワク
パト「やらないよ!でも覚醒させないとあのメリアですら話を聞いてもらえないからなぁ、今日中にはキスまではしておかないとマズいね」
ネル「キスまでか!それはまあ奥手な事で!ここは王として性奴隷を採用したらいいのだ!常に下半身全裸で性処理をされて馬鹿面晒しながら玉座に座る主様も情けなくて滑稽で私は凄く満たされるのだがな」ニヤニヤ
パト「ネルの性癖に俺を巻き込むな!普通に侍女だよ、力が無くても出来る仕事はある、部屋番とか」
ネル「それは実質ニートではないか、私でも出来るし、主様なんて得意分野ではないか」
パト「そうなんだよ、実務経験があるから即戦力に・・・って誰が得意分野じゃ!!」
ネル「だが、確かこの部屋の掃除って毎度家具全体を洗浄・清掃・手入れをされているのだろう?その規模をあの女が出来るのか?」
パト「そもそもそこまでする必要がないんだよ、毎日家具全体の清掃、身の回りは全て新品クラスまで清掃・手入れされる、俺は自分の臭いがある布団で寝たい!」
ネル「その気持ちはわからんでもないな、部屋は自分の領域だからな、それが毎度無くなると自分の部屋という感覚に中々馴染めにくそうだと思う」
パト「そうそう、だからもし侍女に出来たら部屋に居させる!それで決まり!」
ネル「主様は監禁をするっと」
パト「言い方!!?」
パトとネルが話している時メルリアとフルールは寝室で話していた。
・・・・・・
メルリア「ここが私達の寝室ですよ、ですが今までベッドは1つだけでしたのに、3つになったんですね、お仕事が早いです」
フルール「あの短期間でこんな高級で重そうなベッドを2つも追加したのですか?」
メルリア「この程度なら旦那様の侍女達なら整える事も含めても10秒も掛かりませんね」
フルール「ははは、凄い・・・全然世界が違う・・・私一人だったら絶対に運べない・・・」
メルリア「まあまあ、フルールの役割については旦那様が考えております、あの方は絶対にフルールを悪いようにはしません、だから安心して寝てください、今日は色々あって疲れたでしょう・」
フルール「はい、お言葉に甘えさせていただきます・・・」
フルールはメルリアに誘導され、自分用に用意されたベッドに座り、そのまま倒れ、眠りに落ちてしまった。
メルリア(まずは心の疲れを落として、そこからしっかり先を見据えていきましょう)
メルリアは寝室の光を消してパトの元に戻る
・・・・・・
メルリア「あれ、ネルは帰られたのですか?」
パト「いや、お風呂に行ったよ今日は泊っていくらしい」
メルリア「そうなのですか、では主様の部屋にベッドを一つ追加しておきますね」
パト「そうだな、頼むよ」
メルリアはそう言って、パトの寝室に向かい、即座にベッドの準備を整え、戻って来た
メルリア「準備完了しました」
パト「ありがとう、本当メルリアの仕事は早いから恐れ入るよ、まあ、せっかくだしゆっくりしなよ、もう俺も後はお風呂だけだからさ」
メルリア「ではお言葉に甘えて自由行動をさせていただきます」
メルリアはそう言うとその場にある椅子に座り、パトに話しかける
メルリア「アナタ、フルールをどのようにするお考えなのでしょう」
パト「さっき、ネルとも相談してたけど、俺は部屋番がいいかなって思ってる、というよりそれしか出来ないんじゃないかなって」
メルリア「侍女として傍に置くということですか?」
パト「メリアから美魅やエテルと一緒には居させないって言われたからね、美魅やエテル達のように学校に行かせてもいいけど、それだとフルールだけの問題だけじゃないからさ、フルールのためのお供を置いておかないといけなくなる、それはメリアもそうだしソルテや月花は許さないと思うんだ、だから勉強は無理と考えたら俺の部屋番として居て貰って、部屋内ではメルリアやエイリは自由にしていいって役割分担をしようかなって思ってるんだ」
メルリア「成程、役割分担ですか、エイリはどのようなポジションを?」
パト「メルリアは常に俺の傍に居て貰いたいから、エイリにはメルリアが俺の傍から離れないと出来ないような仕事を頼むつもりだ、逆にメルリアが他所に出ないといけない場面が来たら代理でエイリを置けるし、こっちも役割が決まってる方が命令しやすいんだ」
メルリア「私を傍に置いてくれるのですね///」
パト「ま、まあ居心地良いし、専属神同様気を許せるし///」
メルリア「わかりました、それで今日ネルが泊るということは営みを?」
パト「いや、俺とネルはそんな事しないぞ、ただ一緒に寝るだけだ、だから寝るが就寝したらそっちに行く、何か夜這いみたいで嫌だけどね、でも寝てる時にしておいた方がショックも少ないかなって」
メルリア「そんな御謙遜を、しっかり起きてる時にしてあげてください、アナタからの愛情をしっかり認識させてあげればきっとフルールもこの場に馴染んでくれますよ」
パト「うう、でも好きでもない男にキスされるんだぞ?!俺なら耐えられない?!」顔青ざめ
メルリア「確かに今まではアナタに好意があった神々達相手でしたからね、そこはちょっと抵抗あるかもしれませんね~」
パト「そうそう、つまり主従関係として逆らえない状況のキスだろ?嫌だ~~俺そんな強制的なキスやだ~~」
パトは足と手をバタバタさせながら駄々をこねる
メルリア(旦那様も大変ですね、)
パト「はぁ、とりあえずせっかくだから嫌われたくないからさ、せめて【奴隷】とか自分で思い込ませないようにしっかり居場所を作ってあげないとね」
パトはメルリアとそう話している内にエイリが入ってくる
エイリ「主様、お風呂のお時間です!」
パト「はいはい、出ましたね、もみくちゃタイム」
パトはトボトボとエイリ達侍女チームについていく
・・・・・・
そして夜
パト「さあ、時間か、どうしたものか・・・」
ネル「夜這いか?男なら堂々と最後まで自分の物だと見せつけてやればいいのだ!」ドヤ
パト「他人事だと思って最大限まで楽しんでやがるな・・・ネルはこのまま寝るのか?」
ネル「ああ、楽しむのはいいがちゃんと帰ってくるのだぞ主様、起きた時にここで一人なのは寂しいというものだ」
パト「なんでやる事前提なんだよ、とりあえずわかった、じゃあ行ってくる」
パトはネルと会話してから自分の寝室を後にする
・・・・・・
パトは侍女の寝室にゆっくり入る
メルリアとフルールは眠っていた
パト「よし、このまま気配を消してササっと覚醒させればOK!早くして早く寝よう!」
パトはフルールの元まで行き、フルールの顔を見る。
パト(泣いてる・・・)
パトが見たフルールは泣いていた、
パト(当然か、母親を亡くして、故郷のために自分を売って、こうやって先が不安の中ここに居るんだ、寝てても辛いよな)
パトはフルールの涙を近くのタオルで拭く、そしてエイリ用に用意されていたベッドに腰掛け、フルールの様子を見る
パト(健気だよな、自分の事はいいからって言う人、初めて・・・じゃないな、けど悪い奴はいない、きっと本当に良い子なんだよな、どうにかここに馴染んでほしいけど、メリアとかソルテはあんまり歓迎してくれてないし、こうやって侍女達にも歓迎されずに孤立させてしまったら俺は・・・はぁ)
パトはこの先、フルールという存在を認めて貰えるか、それが不安でため息をついてしまった。
パト(俺だって学校に行ったことないし、同級生の友達とか居たことない、というより社会とか集団を知らないからなぁ、どうしたらいいものか、これが保護者の気持ちなのかな)
フルール「・・・どうなされました?」
パト「ふひ?!」
パトの大きなため息でフルールが目覚めてしまった。
パト「フルールこそ、大丈夫か?汗が凄いぞ?」
フルール「すみません、ちょっと悪夢を見ていたのかもしれませんね・・・」
パト「そうか、もし汗が気持ち悪かったらこの部屋にもシャワーが付いているから汗を流してくるといい、服は侍女に行って用意してもらおう」
フルール「感謝します」
そうしてフルールはパトの部屋にあるシャワーを借りた
その間、パトは自分の寝室に戻り、ネルに話していた
パト「どうしよう、チャンス逃したかも」
ネル「ヘタレの主様よ、もう堂々と言えばよいではないか、【脱げ】っと」
パト「なんで営み前提なんだよ!しないって言ってんだろ?!」
ネルはパトのツッコミを聞く間もなくそのまま寝てしまった。
パト(こいつ、眠たいからって適当言いやがって?!そうだ!どうせなら頬にキスして驚かしてやろう!)
パトはネルの頬に軽くキスをして「おやすみ」と言った。
するとネルが勢いよく起き上がり顔を真っ赤にしてパトの方を見る!
ネル「ななななな、なんてことするのだ?!主様あれか!?私の身体に興味あったのか?!え、でも私そんな準備してなんか、いやでも主様が求めるのなら、ありのままを受け入れてもらうのが従属として大事なのでは、うむ、赫の暴帝の名に恥じぬようにしっかり主様の溢れんばかりの性欲を受け止めてやろう!さあ!来い!!」
パト「動揺しすぎだろ・・・おやすみって言ったんだよ、早く寝ろ・・・それじゃあな」
ネル「・・・おやすみ・・・なさい」
ネルはベッドの上で枕で顔を隠しながら返事をする。
・・・・・・
パトはフルールがシャワーから出てくるのを待っていた。
パト(さっきのネル、無茶苦茶可愛かったな・・・)
ネルにも女の子らしい所があるんだなと感心していた時にフルールが更衣室から顔を出して来た。
パト「おお、出来たか?ってなんで上半身裸なの?!」
フルールはパンツは履いていたのだが、上は何も着ていなかった。だが恥ずかしがって扉の内側に隠れ、パトに聞いてきた
フルール「胸に巻く物が・・・ないのですが・・・」
パト「胸に巻く?ブラは用意して貰っておいたけど?サイズが合わなかった?」
フルール「いえ!ブラというのがどれの事かが・・・わからなくって」
パト(しまった、もしかしてフルールの文化にブラジャーという下着の概念なかったのか?!胸に巻くという事は恐らくさらしみたいな布で縛っていたんだな、でもフルールって服の上から見ても結構胸あったよな、苦しくないのかな・・・)
パト「なら侍女に行って胸に巻く布を用意してもらうよ、悪いけど今のうちにズボンとか履いてて」
パトは侍女を呼び、さっそくフルールの下着を用意させた。
・・・・・・
パト「これでいい?」
パトはココアをフルールと自分の分用意した。
フルール「ありがとうございます、帝国の王様にこんなことしてもらって・・・」
パト「気にするな、俺もこの部屋に居る時は王様じゃなくて一個人の男性だ、身分なんて関係ないさ」
パトは笑顔でフルールに話す
フルール「そうですね、私が居た星で見た時とは雰囲気が全然違いますね、やはり演技だったのですか?」
パト「ああ、当然、周りからいっぱい練習させられたよ、もちろん俺の周りも練習してたんだぞ!威厳のある発言と態度をして相手を恐縮させないといけないってね」
フルール「帝国というのも大変なんですね・・・」
パトが話、フルールが聞くという時間がココアを飲む間の時間ずっと続いた
パト「フルールはさ、やっぱり後悔してる?」
フルール「いえ、これしか選択ありませんでしたので、それにこの選択も帝王様が声をお掛けしてくれなかったら全員から見捨てられ、あのまま上級神の怒りを買い、私は終わっていたかもしれません」
パト「もし、戻っていいよって言ったら戻りたい?」
フルールはパトのその質問に動揺する
パト(素は戻りたいんだろうね、だけどもう戻せない、俺がこの子の神生を買ったのだから、それを戻すというのは振りだしに戻す事、つまり恩恵が軽くなる)
パトは神同士の契約や貢ぎは大変シビアであることを知っている、だけどこの質問は意地悪かなと少し後悔してた時にフルールは答える
フルール「いえ、戻りません、それでは私や私の国、あの星を守ってくれた恩を無下にすることになります、私は私情よりも恩を大事にしたい、薄情で恩知らずにはなりたくありません」
パトはフルールの決意を感じた
パト(やっぱりこの子は強い子だな、あの場で自分の神生を投げ出せる子なんだ、当然か、これは俺がちょっと軽く見てたかもね・・・反省だな)
パトは自分の先ほどまでの考えに反省し、フルールという自分と変わらない年頃の少女を認めた
パト「ならフルール、これは命令になるんだけどいいかな?」
フルールは命令という言葉に肩を震わせる、メルリアの言葉が頭によぎったのだ
フルール(とうとう大人な体験を・・・///)
パト「俺とキスをしてくれないか?必要な事なんだ、今日あの部屋で話を聞いただろう?フルールの居場所を作るためにはまずフルールを覚醒させないといけないんだ、そのためにはキスみたいに身体を身体を重ねる必要がある、その時に俺の中にある特別なオーラがフルールを覚醒させてくれるんだ、わかるか?」
フルール(キス・・・接吻の事ですよね・・・覚醒、もしかして強くなれるということ?身体を重ねて覚醒なら・・・それがもっと重ねる面積が広ければ強い覚醒が出来るのでは・・・)
フルール「キスだけでいいのですか?私は弱いです、なので、キス程度の接触の覚醒で不十分ならこの身体、全て帝王様に捧げます、何時間でも捧げます、なので私を強い存在にしてください!!」
パト「え??!」
パト(キスで悩んでくると思ったのに凄く積極的・・・しかもえっと、キスと行為とかの密着範囲とか時間で覚醒レベルって変わるものなの?考えた事なかったんだけど?え~でも確かにもし最初からそういう行為で凄い覚醒が出来たら俺も安心してメリアやソルテに推薦を出せるし・・・でももしキスだけって妥協して大した覚醒が出来なかったら・・・)
パトは悩んでしまった、性行為は極力したくない、しかも相手は今日会ったばかりのフルール、従属には手を出さないパトだが、全員キスまではしている、だから覚醒させるという名目でキスは許容範囲だったのだが、新たな可能性を提示されてしまった以上、パトも小心者故に悩む。
フルール「お願いします、私の事は構いません!私は帝王様の物、愛情なしの性行為が無理だとおっしゃるのなら今からでも愛します!身も心も委ねます!だから遠慮なく私に最高の覚醒を!!」
パト(強いなぁ?!この子?!グイグイ来るのよ!どうしよう?!俺が動揺してるんですけど?!)
パトもまさかの展開で逆に押されていた
パトはフルールが「命令とあれば・・・」みたいに仕方なくやるみたいな態度を示してくると思って居たので計算が全然違っていた。
パト「わかった!!その覚悟は受け取った!なら侍女の部屋行くぞ!メルリアには俺のベッドで寝てもらうように言うから!」
・・・・・・
メルリア「私ですら身体を求められてないのに・・・」
パト「ごめんて・・・でももし!キスと性行為で覚醒の度合いが違うのなら大きな発見になるかも」
メルリア「・・・やっぱり駄目です、私を先に愛してください!!出なければ全員に言いふらします!」
パト「うそ・・・本気?!」
メルリア「本気です!いくら専属侍女とは言え、私にもプライドはあります!だってキスすらもしてないんですよ!だから私を先に愛してください!アナタも流石に私がアナタの事を心底愛しているのは自覚してますよね!!生殺しは酷いです!!」
パト(どうしよう・・・大変な展開になったぞ・・・)
そのタイミングで何故かドアがノックされる
パト「入っていいぞ」
エイリ「あの、夜遅くに申し訳ございません、シャワー室を使用されたようなので、清掃を・・・」
メルリア「エイリ!貴女も丁度いいわ!このまま旦那様に抱かれなさい!大事な事なの!」
エイリ「ええ?!?!///」
パト「増やすな?!メルリアどうした?!普段のお淑やかなメルリアは何処に行ったの?!」
メルリア「お淑やかで居たらアナタ全然私を求めてくれないじゃないですか!裸も見られて!同じ部屋で寝てるのに!!私ってそんなに女として魅力ありませんか??!!」
パト「わかった!ならエイリ!メルリア!二人も侍女の寝室で待っててくれ!!」
メルリア「わかりました!!」
エイリ「はえ~~~///」
パトはそう言いながら自室に戻る
・・・・・・
パト「ネルエモン・・・助けて」
ネル「主様よ、私も女だ、そして今初夜をまさか3人同時にやろうとしている現場に遭遇して私も流石に困惑が隠せない・・・30分でいいんだ・・・まずは私を先にここで愛してくれないか?」
パト「ネルまで?!」
ネル「主様、私が隠し事なしでここまで話したのだ・・・恥を掻かせるな・・・」
ネルが恥じらいながら、俯くそのギャップにもうパトはやけだった
そして今晩の事はパト自身・・・何も忘れられない経験をすると同時に忘れたい出来事となった。
2022年11月17日
No.77 レベルの差を見せつけられる雪花(微R18)
雪花は一仕事を終え、専攻部隊の原祖聖戦女神のメンバーと談笑をしていた。
奏星「本当やってみたいですよ!透明人間!だって全裸で街に立っていてもバレないんですよ!」
トール「そもそも全裸で街に立ちたいと思ったけどないけどな~」
ルーリエ「裸はちょっと・・・そこまで身体に自信ないし・・・」
ルーリエはそう言いながら自分の身体を見る、そしてその言葉を聞いて雪花もルーリエを見る
雪花(自信が・・・ないだと?)
ルーリエは女の雪花から見ても凄くいい身体つきをしていた、胸はD近くあり、腰回りはきゅっとひきしまり、お尻辺りは適度に出て、身体全体も筋肉という筋肉はなく、程よい肉付きをした雪花の理想といってもいい程だった。
トール「ルーリエ、その体形で自信ないとか言ってると雪花様が傷つくぞ」
雪花「私を引き合いに出さないで!でもルーちゃん、私もその身体は誇っていいと思うわ、私なんて・・・胸はないし、筋肉ついちゃってるし・・・」はぁ~~
奏星「どうしたのですか?お話聞きますよ?」ワガママボディー
雪花「うっさいわね!敵から情けを貰うと余計に腹立つのよ!!」ムキ―!!
奏星「あらあら~、それは困りましたね~~」ボイン!!
奏星はここぞとばかりに胸を強調した。
雪花はその行動にカチンと来て、奏星の胸を鷲掴みする!
雪花「胸なんて所詮は脂肪!むしろ攻撃の的が増えて足手まといと言っても過言ではないわ!専攻部隊に胸なんて要らないわ!戦場で何かの拍子に胸だけ切り取られてしまえばいいんだわ!!」
奏星「でも雪花ちゃん?確かに物理的な攻撃の的は増えますけど、男性にするアプローチの的も広いうわ~~~~~」ぐわんぐわん
雪花は奏星の胸を掴みながら前後に揺らして言葉を遮らせた
雪花「私はもうパトが居るからそういうアプローチは必要ないもん!」
トール「でも美を怠っていけばパト様も目移りしちゃうかも・・・周り女神だらけだし、アプローチとか凄いんだろうなぁ~」
ルーリエ「私がこの身体に自信がないのはパト様の近衛部隊や侍女部隊の皆様を見たからです・・・なんというか、女性として完成されてるって感じなんですよね、同じ女性とは思えない程の人格や器が広くて、それに身体も良くて、顔も可愛くて、うう・・・」(´;ω;`)
ルーリエは思い出しながら泣きだしてしまった
雪花「ルーちゃん!大丈夫よ!ルーちゃんだってすっごく可愛いよ!それに凄くレベルが高いわ!もっと自分に自信をもって!ルーちゃんは自己肯定が低いのよ!私はルーちゃんすっごく大好きよ!」
ルーリエ「雪花様~~~♡♡///」
奏星「百合ですね、ちなみに仮眠室は空いていますので、あ!ローション使い切ってたので補充して貰わないと!」
雪花「なんで仮眠室にローション置いてんのよ!というかなんで使い切ってんのよ!!」
奏星「仕事の合間でも発散したいじゃないですか///」
雪花「どうすんのよ、もう仮眠室のベッド使いたくないんだけど・・・割と寝心地良くて気に入ってたのに・・・」
雪花はそんな話をしながら定時時間を迎え、パトの元に向かった。
・・・・・・
侍女A「おかえりなさいませ、雪花様」
雪花「ええ、貴女達もいつもお疲れ様」
雪花はいつも通り軽く挨拶をして、玉座に向かう、だがさっきまでの話を思い出し、ふと立ち止まり、侍女を観察する。
雪花(確かに普段は意識したことないけどすっごくボディーラインのバランスいいわね、見た感じDカップからEカップでそれを下着で調整してるって感じかしら、腰回りもしっかり出てるし・・・)
雪花「ちょっとごめんなさい、手を見せて貰っていい?」
侍女A「いいですよ?どうなさいました?」
雪花(え?!マシュマロみたいに柔らかい!?女の私が柔らかいと感じるのだからパトからしたらもうそれは極上!?しかも顔も綺麗と可愛いを最高級に再現したような容姿!!)
雪花「貴女、化粧はしているの?」
侍女A「化粧?とはなんでしょうか?」
雪花(はいすっぴん!!見たらわかったけどナチュラルメイクを少しでも期待した私が馬鹿だったーー!!確かに素顔でこのハイクオリティー、完璧じゃない、しかも性格も全員メルリア様みたいに温厚で器が大きくて、それでいて健気らしいじゃない!私が男なら間違いなく酒池肉林してるわね、パトもよく理性を保てるわね、関心するわ)
雪花「ありがとう、凄く良い手入れをしてるのね、普段どんな手入れをしているの?」
侍女A「国が定めたエステを定期的に受けているだけですね、私個人としましては美というものがあまりわかっていないので・・・駄目ですよね、それでは主様に軽蔑されてしまいますよね」
雪花(うそ、可能性の塊じゃない、自信無くすわ、ミーちゃんに言った直後だけど私も自信無くすわ~、それでここまで健気、何がどうなってるのよ)
雪花は自信喪失しながら玉座に向かった。
・・・・・・
パト「雪花!いらっしゃい!俺もそろそろ帰ろうと思ってたんだけどさ!出来れば今からゲームでも・・・?どしたの?」
雪花はあからさまにげんなりとしていた、というより顔が青ざめていた。
雪花「パト・・・なんで侍女達を見ても理性を保てるの?」
パト「人を性欲モンスターみたいに言うな」
雪花「だって、ここまで高レベルの女性なのよ!私も改めて見たけどすっごくレベル高いじゃない!」
ソルテ「それはそうです、私とメルリア様が厳選に厳選して、それからパトさんの好みの女性をさらに厳選したのですから、最上級でないと困りますよ」ドヤ
雪花「ソルテ様、ある意味ソルテ様も負けてるっというのを自覚した方がいいですよ、いや本当」
ソルテ「自覚してます!」ドヤ
パト「凄いな、自信満々だぞ、この秘書」
ソルテ「別に私はその路線で勝負をしてませんので、ね?」チラ
ソルテはチラっとパトに相槌を送る
パト「ズルいぞ、それは」目を反らす
雪花「なんかいい雰囲気・・・ソルテ様ってズルいですよね、一番パトと一緒に居られる時間が多い専属神じゃないですか」
ソルテ「その分色々見えてしまって大変ですけどね・・・」苦笑い
パト「おい、確かに面倒をかけまくってるのは自覚してるし、ここで土下座したいくらいだけど、せめてそこは肯定だけにしといてくれよ」
雪花「パトのダメな所なんて今更って感じだけどね、むしろヒキニート時代を知ってる私からしたら今のパトなんてかなり更生しててなんか拍子抜けに感じるわね」
パト「昔の雪花は首袖掴むわ、殴るわ蹴るわ、投げ飛ばすわ・・・怖かったな」
雪花「昔の話でしょ!!今はしてません!!」
メルリア「旦那様を・・・殴る蹴る・・・??!」
ソルテ「パトさんと雪花ちゃんってよくそんな関係から今の関係に発展したと思うわ」
雪花「ま、まぁ私がパトの事一目惚れだったわけだし、腑抜けてるなら私が根性叩きなおしてあげないとって思ってたしね~~///」
パト「そ、それはどうも///」
ソルテ「はいはい、惚気は自室でやってください、私は少し仕事が残っているので終わったら自室に行きますね」
パト「はいよ~~」
パト達は玉座からパトの自室に向かった。
・・・・・・
パト「勝った!へ!雑魚が!!」
雪花「負けた!ハメコンボとか卑怯よ!!」
パトと雪花は格闘ゲームをして遊んでいた、その後ろでメルリアが二人のゲームプレイを椅子に座って眺めていた。
メルリア「本当、旦那様と雪花が一緒に居ると仲のいい兄妹って感じがしますね」
パト「実際そうだしね、血がつながってなくても兄妹だし、俺の大事な妻だからさ」
雪花「もう!パトったら!!///」
パト「げぼぁ??!」バシン!!!
雪花は照れ隠しでパトの背中を思い切り叩く
メルリア「月花も姉弟なんですよね?でも月花と居る時の主様はなんというか熟年夫婦という印象が強いんですよね、お互い分かり合ってるという感じで、趣味や趣向も同じですしね」
雪花「まあ、月花お姉ちゃんとパトはね、でも私だって負けてないわよ!」
三人はそんな話をしながら時間を過ごした。
・・・・・・
パト「お風呂の時間か・・・はぁ、そろそろ来るな・・・」
メルリア「嫌そうな顔しないでください、アナタのためなんですよ?」
雪花「ああ、前言ってた侍女達にもみくちゃに洗われるやつね」
パト「うん、慣れなくてね・・・雪花、俺はどうやったら暴君になれる?」
雪花「小心者のパトには無理よ、一生私で満足してなさい」むぎゅー
パト「そうしたいのだけどね・・・周りがそれを許さないのですよ」
エイリ「パト様、ご入浴のお時間になりました、ご都合が良ければご一緒にご同行して頂いてもよろしいでしょうか?」
パト「はい、行ってきます・・・」トボトボ
雪花「行ったわね・・・本来男なら泣いて喜びそうなものだけど・・・」
メルリア「意中の相手が居たら辛いのかもしれないですね、雪花を見ていて思いました、本当雪花と一緒にいる旦那様は心の底からリラックスしています、私も本当はそれくらい心を許して欲しいのですけどね、まだちょっと遠慮されちゃって」
雪花「それはまだメルリア様がパトにぶつかってないからじゃないかな?パトは陰キャだから相手の事が分かればわかる程心を開いてくれるわ、メルリア様ももっと本来の自分を出して行けばきっとパトもメルリア様に遠慮とかしなくなると思いますよ」
メルリア「雪花、ありがとうございます、流石はメリアが認めた専属神、心強いですね」
雪花は侍女やメルリア、他の専属神にはない良さがある、雪花はそんな自分をあまり自覚していない。
雪花も他の子に負けない程魅力的な女性なのである。
奏星「本当やってみたいですよ!透明人間!だって全裸で街に立っていてもバレないんですよ!」
トール「そもそも全裸で街に立ちたいと思ったけどないけどな~」
ルーリエ「裸はちょっと・・・そこまで身体に自信ないし・・・」
ルーリエはそう言いながら自分の身体を見る、そしてその言葉を聞いて雪花もルーリエを見る
雪花(自信が・・・ないだと?)
ルーリエは女の雪花から見ても凄くいい身体つきをしていた、胸はD近くあり、腰回りはきゅっとひきしまり、お尻辺りは適度に出て、身体全体も筋肉という筋肉はなく、程よい肉付きをした雪花の理想といってもいい程だった。
トール「ルーリエ、その体形で自信ないとか言ってると雪花様が傷つくぞ」
雪花「私を引き合いに出さないで!でもルーちゃん、私もその身体は誇っていいと思うわ、私なんて・・・胸はないし、筋肉ついちゃってるし・・・」はぁ~~
奏星「どうしたのですか?お話聞きますよ?」ワガママボディー
雪花「うっさいわね!敵から情けを貰うと余計に腹立つのよ!!」ムキ―!!
奏星「あらあら~、それは困りましたね~~」ボイン!!
奏星はここぞとばかりに胸を強調した。
雪花はその行動にカチンと来て、奏星の胸を鷲掴みする!
雪花「胸なんて所詮は脂肪!むしろ攻撃の的が増えて足手まといと言っても過言ではないわ!専攻部隊に胸なんて要らないわ!戦場で何かの拍子に胸だけ切り取られてしまえばいいんだわ!!」
奏星「でも雪花ちゃん?確かに物理的な攻撃の的は増えますけど、男性にするアプローチの的も広いうわ~~~~~」ぐわんぐわん
雪花は奏星の胸を掴みながら前後に揺らして言葉を遮らせた
雪花「私はもうパトが居るからそういうアプローチは必要ないもん!」
トール「でも美を怠っていけばパト様も目移りしちゃうかも・・・周り女神だらけだし、アプローチとか凄いんだろうなぁ~」
ルーリエ「私がこの身体に自信がないのはパト様の近衛部隊や侍女部隊の皆様を見たからです・・・なんというか、女性として完成されてるって感じなんですよね、同じ女性とは思えない程の人格や器が広くて、それに身体も良くて、顔も可愛くて、うう・・・」(´;ω;`)
ルーリエは思い出しながら泣きだしてしまった
雪花「ルーちゃん!大丈夫よ!ルーちゃんだってすっごく可愛いよ!それに凄くレベルが高いわ!もっと自分に自信をもって!ルーちゃんは自己肯定が低いのよ!私はルーちゃんすっごく大好きよ!」
ルーリエ「雪花様~~~♡♡///」
奏星「百合ですね、ちなみに仮眠室は空いていますので、あ!ローション使い切ってたので補充して貰わないと!」
雪花「なんで仮眠室にローション置いてんのよ!というかなんで使い切ってんのよ!!」
奏星「仕事の合間でも発散したいじゃないですか///」
雪花「どうすんのよ、もう仮眠室のベッド使いたくないんだけど・・・割と寝心地良くて気に入ってたのに・・・」
雪花はそんな話をしながら定時時間を迎え、パトの元に向かった。
・・・・・・
侍女A「おかえりなさいませ、雪花様」
雪花「ええ、貴女達もいつもお疲れ様」
雪花はいつも通り軽く挨拶をして、玉座に向かう、だがさっきまでの話を思い出し、ふと立ち止まり、侍女を観察する。
雪花(確かに普段は意識したことないけどすっごくボディーラインのバランスいいわね、見た感じDカップからEカップでそれを下着で調整してるって感じかしら、腰回りもしっかり出てるし・・・)
雪花「ちょっとごめんなさい、手を見せて貰っていい?」
侍女A「いいですよ?どうなさいました?」
雪花(え?!マシュマロみたいに柔らかい!?女の私が柔らかいと感じるのだからパトからしたらもうそれは極上!?しかも顔も綺麗と可愛いを最高級に再現したような容姿!!)
雪花「貴女、化粧はしているの?」
侍女A「化粧?とはなんでしょうか?」
雪花(はいすっぴん!!見たらわかったけどナチュラルメイクを少しでも期待した私が馬鹿だったーー!!確かに素顔でこのハイクオリティー、完璧じゃない、しかも性格も全員メルリア様みたいに温厚で器が大きくて、それでいて健気らしいじゃない!私が男なら間違いなく酒池肉林してるわね、パトもよく理性を保てるわね、関心するわ)
雪花「ありがとう、凄く良い手入れをしてるのね、普段どんな手入れをしているの?」
侍女A「国が定めたエステを定期的に受けているだけですね、私個人としましては美というものがあまりわかっていないので・・・駄目ですよね、それでは主様に軽蔑されてしまいますよね」
雪花(うそ、可能性の塊じゃない、自信無くすわ、ミーちゃんに言った直後だけど私も自信無くすわ~、それでここまで健気、何がどうなってるのよ)
雪花は自信喪失しながら玉座に向かった。
・・・・・・
パト「雪花!いらっしゃい!俺もそろそろ帰ろうと思ってたんだけどさ!出来れば今からゲームでも・・・?どしたの?」
雪花はあからさまにげんなりとしていた、というより顔が青ざめていた。
雪花「パト・・・なんで侍女達を見ても理性を保てるの?」
パト「人を性欲モンスターみたいに言うな」
雪花「だって、ここまで高レベルの女性なのよ!私も改めて見たけどすっごくレベル高いじゃない!」
ソルテ「それはそうです、私とメルリア様が厳選に厳選して、それからパトさんの好みの女性をさらに厳選したのですから、最上級でないと困りますよ」ドヤ
雪花「ソルテ様、ある意味ソルテ様も負けてるっというのを自覚した方がいいですよ、いや本当」
ソルテ「自覚してます!」ドヤ
パト「凄いな、自信満々だぞ、この秘書」
ソルテ「別に私はその路線で勝負をしてませんので、ね?」チラ
ソルテはチラっとパトに相槌を送る
パト「ズルいぞ、それは」目を反らす
雪花「なんかいい雰囲気・・・ソルテ様ってズルいですよね、一番パトと一緒に居られる時間が多い専属神じゃないですか」
ソルテ「その分色々見えてしまって大変ですけどね・・・」苦笑い
パト「おい、確かに面倒をかけまくってるのは自覚してるし、ここで土下座したいくらいだけど、せめてそこは肯定だけにしといてくれよ」
雪花「パトのダメな所なんて今更って感じだけどね、むしろヒキニート時代を知ってる私からしたら今のパトなんてかなり更生しててなんか拍子抜けに感じるわね」
パト「昔の雪花は首袖掴むわ、殴るわ蹴るわ、投げ飛ばすわ・・・怖かったな」
雪花「昔の話でしょ!!今はしてません!!」
メルリア「旦那様を・・・殴る蹴る・・・??!」
ソルテ「パトさんと雪花ちゃんってよくそんな関係から今の関係に発展したと思うわ」
雪花「ま、まぁ私がパトの事一目惚れだったわけだし、腑抜けてるなら私が根性叩きなおしてあげないとって思ってたしね~~///」
パト「そ、それはどうも///」
ソルテ「はいはい、惚気は自室でやってください、私は少し仕事が残っているので終わったら自室に行きますね」
パト「はいよ~~」
パト達は玉座からパトの自室に向かった。
・・・・・・
パト「勝った!へ!雑魚が!!」
雪花「負けた!ハメコンボとか卑怯よ!!」
パトと雪花は格闘ゲームをして遊んでいた、その後ろでメルリアが二人のゲームプレイを椅子に座って眺めていた。
メルリア「本当、旦那様と雪花が一緒に居ると仲のいい兄妹って感じがしますね」
パト「実際そうだしね、血がつながってなくても兄妹だし、俺の大事な妻だからさ」
雪花「もう!パトったら!!///」
パト「げぼぁ??!」バシン!!!
雪花は照れ隠しでパトの背中を思い切り叩く
メルリア「月花も姉弟なんですよね?でも月花と居る時の主様はなんというか熟年夫婦という印象が強いんですよね、お互い分かり合ってるという感じで、趣味や趣向も同じですしね」
雪花「まあ、月花お姉ちゃんとパトはね、でも私だって負けてないわよ!」
三人はそんな話をしながら時間を過ごした。
・・・・・・
パト「お風呂の時間か・・・はぁ、そろそろ来るな・・・」
メルリア「嫌そうな顔しないでください、アナタのためなんですよ?」
雪花「ああ、前言ってた侍女達にもみくちゃに洗われるやつね」
パト「うん、慣れなくてね・・・雪花、俺はどうやったら暴君になれる?」
雪花「小心者のパトには無理よ、一生私で満足してなさい」むぎゅー
パト「そうしたいのだけどね・・・周りがそれを許さないのですよ」
エイリ「パト様、ご入浴のお時間になりました、ご都合が良ければご一緒にご同行して頂いてもよろしいでしょうか?」
パト「はい、行ってきます・・・」トボトボ
雪花「行ったわね・・・本来男なら泣いて喜びそうなものだけど・・・」
メルリア「意中の相手が居たら辛いのかもしれないですね、雪花を見ていて思いました、本当雪花と一緒にいる旦那様は心の底からリラックスしています、私も本当はそれくらい心を許して欲しいのですけどね、まだちょっと遠慮されちゃって」
雪花「それはまだメルリア様がパトにぶつかってないからじゃないかな?パトは陰キャだから相手の事が分かればわかる程心を開いてくれるわ、メルリア様ももっと本来の自分を出して行けばきっとパトもメルリア様に遠慮とかしなくなると思いますよ」
メルリア「雪花、ありがとうございます、流石はメリアが認めた専属神、心強いですね」
雪花は侍女やメルリア、他の専属神にはない良さがある、雪花はそんな自分をあまり自覚していない。
雪花も他の子に負けない程魅力的な女性なのである。
No.76 田舎者 フルール episode4
フルールはメルリアに手入れしてもらっていた
メルリア「先ほどは素晴らしい覚悟でしたね、それほど自身の民が大事だったんですね。」
メルリアはフルールの髪をくしでといていた。
フルール「はい、母が残してくれた大切な民ですから・・・ですが、私はあの場所で民に心ばかりの恩恵を与えるくらいならこうやって根本的な解決に貢献できればそれで・・・」
メルリア「その判断は間違っていません、確かに自分の手でどうにかしたいと思う気持ち、それは凄くわかります、私も今は旦那様の侍女をしていますが、以前は一国の王でした、ですが、自分の国の民を守るためにこうやって旦那様の侍女をしているのですが」
フルールはメルリアに食い入るように聞いた
フルール「そうなんですか?!その国はどうなりましたか?!助かりましたか?!」
メルリア「はい、民全員は幸福に溢れ、以前よりも素晴らしい国になっています、ですがそれは私が導き、共に幸せを得たかったとも思います、ですが、それは自分の事ですからね、民の事を考える王ならば自分を捨てなければなりません、なのでフルール、私は貴女の行動を強く尊敬します。」
メルリアはフルールを後ろからそっと抱きしめる
メルリア「旦那様は絶対にフルールの国を今以上に裕福な物にします、だからフルールは私達の元で旦那様に尽くしましょう、それが覚悟です」
フルール「はい・・・これでお母様に顔向けできますかね・・・」
フルールはメルリアの中で涙を流した。
フルールは自分の無力を嘆き、だけどそんな自分の判断は間違っていない、誇っていい、そう言われた事がフルールにとって最大の救いだった。
・・・・・・
パト「さて、フルールについては所属が決定するまでは無所属であれど俺の傍で面倒を見る、別に教育も要らない、好きにさせたらいい」
ソルテ「わかっています、私の部隊ではありませんので」ムス
ソルテはまだ納得していないようだった。
月花「まあ、メリアちゃんがなんていうかじゃないかしら?パトはどうしたいの?」
パト「俺が引き取ったんだぞ?メリアなんて関係ない、俺が面倒を見る、それだけだ」
雪花「パトもあんまり意地になったらダメよ、そうやって意地になればなるほどさっきの子の居場所が無くなってしまうんだから・・・」
パト「そうだな・・・」
ネル「堅っ苦しいな、帝国というのは、何故主の決めた事に対して不満を持つ?何故遂行する形で協力しない?帝園は無契約の奴らは知らんが、契約した私達は命令は絶対服従、それを破ればミールからの重い刑、もしくは処刑だ、それだけ主様の命令は絶対、それは従属神ならまだしも専属神はもっとわかっていると思って居たのだがな」
ソルテ「何が言いたいのですか?ネル?」
ネルとソルテはギスギスとした雰囲気が出来て来た。
ネル「自分の考えは二の次だと言ってるんだソルテ、主様は甘いからお前達の考えを尊重するが、今回はお前の考えを尊重する気はないと示してる、なのになぜまだ不満を持つ?何様だ?」
ソルテ「私は秘書です、パト様の考えにブレーキを掛ける命を与えられています!今のパト様の考えは目先の事にしか考えが及んでいない!だからこうして意見を言っているまでです!それすら否定するのであれば私のポジションなどただ予定だけを伝えるだけの役割で良いはずです!」
ネル「ブレーキを掛けるなとは言っていない、ブレーキを掛け、それでも進みたい、主はアクセルを踏んでいるのになぜまだブレーキを掛けたいのか?それを聞いている」
月花「二人共!落ち着いて!あまり険悪なムードにならないで!皆譲れない物があるってことでしょ!」
パト「俺は考えを変えない、弱き者を助けないのならこんな強さと富だけを見せびらかす趣味の悪い国の王なんて辞めてやる、この帝国の力は弱き者に救いを求め、神として全員に恩恵を与えたい、そうやって生まれたはずだ、見えない所で弱き者が救われないのはどうしようもない、けど目の前に居るなら救ってやる、そうじゃないのかソルテ?」
ソルテ「・・・はい・・・」
ネル「おい、ソルテ、いい加減にしろ、秘書に私情を挟むなよ、まだその態度を続けるなら今この力でお前を」
パト「ネル、抑えてくれ、ネルにそんな事で力を使ってほしくない」
雪花「パト!その言い方だと別に制裁を否定しているようには聞こえないのだけど!!」
パト「現にそう言っている、強さに浮かれるな、他の帝王神候補と俺との違いは底辺を知ってるかどうかだ、底辺を知っている俺はわかる、底辺である辛さを、底辺である葛藤を、底辺を味わってるからわかる、底辺を見下され、見放される辛さを、それをわからないなら分かり合えることはない、そう言ってるんだ」
雪花「・・・それは」
雪花はパトの言葉が深く刺さった、それは自分自身が何年も才能も知能もなくただ平凡に過ごし、天才だった月花や芦花、センスがあった桜花に劣等感を抱いていた雪花には一番理解出来たのだ。
月花「ソルテ様、私はこればかりはパトに支持します、強きものの政治はメリアがやっています、メリアは帝国全土を含め帝国の領土全域の管理をしています、ならパトくらい弱き者の助けをやってもいいのではないでしょうか?」
ソルテ「好きにしなさい、私は否定しないわよ、それに雪花ちゃんもパト様の考えを聞いて納得したんでしょ?なら私が納得するまで時間くらい頂戴」
ソルテは少し悲しそうに俯く
パト(本当はこんなこと言いたくない、でも自分の考えや理想を伝えるためには時にぶつからないといけないんだ・・・悪いなソルテ・・・)
パトは罪悪感を感じながらも待機室を後にし上級神に声を掛ける
パト「我は帝国に戻るとする、我が国と友好的な関係を築けるよう期待しているぞ、上級神」
上級神「ありがたきお言葉、本日は誠に感謝致します。」
パト「メルリア、フルールの着替えと準備は済んだか?」
パトがメルリアを呼ぶと、一瞬にしてパトの背後にメルリアが立っていた。
メルリア「はい、準備は整っております、お連れ致しましょうか?」
パト「ああ、今から帝国に戻る、フルールを連れてくるのだ」
メルリア「畏まりました、ただちにお連れします」
メルリアはそう言うと近くの侍女に指示をし、フルールをパトの元まで来るように伝言を伝え、向かわせた。
・・・・・・
フルールは今まで着た事ないような高級な衣服を身に纏っていた。
フルール(凄く軽い、それに綺麗、これが私の知らない世界・・・凄い・・・)
侍女A「フルール、主様が御呼びです、すぐに準備し、私についてきてください」
フルール「はい!」
フルールは慌てて侍女の元まで走り、侍女と共にパトの元まで向かった。
パト「それでは行くぞ、必要な荷物があったのなら後日回収させる、今日は諦めるんだ」
フルール「はい、畏まりました」
こうしてパトと共にフルールは帝国に帰還した。
・・・・・・
そしてパト達は帝国の城内に帰還した。
フルール「す、すごい!初めて宇宙に出た!あんなに沢山星があるなんて!しかも凄い!どんな技術?!どれだけの鉄を集めたらこんな綺麗な機械が作れるの?!」
宇宙船が開くとそこには数百名の侍女と近衛隊が出迎えていた。
フルール(す、すごい・・・こんな大勢が・・・というよりここって室内?!こんな広い室内って存在するの?!)
パト「はぁ~~、疲れた!やっぱり他所は疲れるわ~」
侍女・近衛隊「おかえりなさいませ、主様」
パト「うわぁ~、なんかむず痒い」
月花「男の子日和ね~パト~♪」
ネル「私もやってやろうか?ヘタレな主様よ?」
パト「ネルがやったら冷やかしにしか聞こえないのは凄いと思うわ~」
パト達は先ほどまでの雰囲気とは違い、随分楽な態度で会話をしていた。
パト「さてと、フルール、さっそくで悪いけど一緒に来てもらっていい?一応メリアに挨拶させとくからさ」
フルール「は、はい!」
雪花「もう気を楽にしていいわよ、もう演技は終わったし」
雪花は肩をグルグルと回しながら宇宙船を降りて、侍女からアイスティーを受け取っていた
雪花「ほら、長旅で疲れたし玉座に戻りましょう!ソファーでゆっくりしたいわ」
雪花がそう言うと月花とネルが雪花と一緒に玉座に向かっていった。
パト「ソルテも戻ってていいぞ、俺がメリアに言っておくから」
ソルテ「はい・・・」
ソルテは元気がなさそうに雪花達に続いて玉座に向かう
メルリア「どうなされました?ソルテ、元気が無さそうですね」
パト「少し揉めてね、でも大丈夫今だけだから」
パトはそう言いながらメルリアとフルールを連れてメリアの居る場所まで向かう
・・・・・・
メリア「成程、この子がそうですか・・・」
パト・メルリア・フルールはメリアの部屋に行き、今までの出来事を話していた
パト「という事であのエリアはアリシアに早急に対処するように命令したけど問題ないよね!」
メリア「ご主人が言うなら全予定を廃止してでも優先させますけど・・・それでこの子はどうするつもりですか?」
パト「俺が面倒を見ようかなって、ほら美魅とかと同じ部隊に入れてさ」
メリア「却下です、あそこは帝園出身の子達の部隊ですからあまりこちらの子と混ぜたくないです」
パト「ええ、じゃあ専属侍女って扱いになるけどいいの?」
メリア「それもダメです、実力がまったくないじゃないですか、下級神ですよね?」
パト「ああ、でも俺が引き取った以上は俺の傍に置いておかないと不安だ、特にこの帝国内は上級神であること前提で街や設備を作られてるから尚の事だ」
メリア「困りましたね、侍女や専属侍女は実力があってのもの、弱くそしてご主人の足を引っ張る存在なんてもってのほか、どうにかなりませんか?」
パト「なりません!あとエイリも専属侍女に入れてくれ、俺あの子なら何故か落ち着くんだ」
メリア「ご主人、慣れは時間が解決してくれます、それ以外に推す理由はないでしょうか・」
メルリア「エイリと旦那様はオーラの波長が似てます、後不思議な事にこのフルールという子もどこか特殊は波長を感じます、そしてそれは何処か旦那様と通じるものがあるのです」
メリア「波長?それを言い出したら私とご主人は完全一致ですね!」ドヤ
パト「はいはい、でもエイリは何処か皆と同じ時間を過ごしてる中でも何処か特別に感じるんだ、仮でもいいから専属侍女の仕事をやらせてみて欲しいんだ、何かその特別に感じる理由がわかるかもしれない!もしそれが誰にでも抱けるものなら上手くいけばメリアの考えにも貢献できると思うよ?」
メリア「ご主人、交渉が上手くなりましたね、素敵です、ではお試しという形でエイリを専属侍女に任命します、後フルールはやっぱり仮とか以前の問題ですね、せめて覚醒させてください、話はそこからですよ」
メリアは今のフルールでは弱すぎて交渉の余地がまったくないので、せめてパトがフルールにキスをして覚醒を促してほしいとお願いした。
パト「まあ、そうなるよな・・・わかった!なら明日!またここに来る!とりあえず今日は俺の部屋に泊めるから!」
メリア「それはお好きなように、ご主人の従属なので、なんなら私もお呼ばれされても良いのですよ!!」ワクワク
パト「え、なんか凄く卑猥な事になりそうだからヤダ、フルールとかエイリにそんな不衛生な物見せられないよ」
メリア「酷いです!なんで不衛生なんですか!私の身体綺麗ですよ!!今見てみますか?!」
パトとメリアがここぞとばかりにイチャイチャしている時、フルールとメルリアは話していた
フルール「私・・・大丈夫でしょうか?」
メルリア「ええ、でもちょっと覚悟はしておいたほうがいいかも・・・ちょっぴり大人の階段を上りますので///」
フルール「ふえ~~~~~~///」
メルリア「先ほどは素晴らしい覚悟でしたね、それほど自身の民が大事だったんですね。」
メルリアはフルールの髪をくしでといていた。
フルール「はい、母が残してくれた大切な民ですから・・・ですが、私はあの場所で民に心ばかりの恩恵を与えるくらいならこうやって根本的な解決に貢献できればそれで・・・」
メルリア「その判断は間違っていません、確かに自分の手でどうにかしたいと思う気持ち、それは凄くわかります、私も今は旦那様の侍女をしていますが、以前は一国の王でした、ですが、自分の国の民を守るためにこうやって旦那様の侍女をしているのですが」
フルールはメルリアに食い入るように聞いた
フルール「そうなんですか?!その国はどうなりましたか?!助かりましたか?!」
メルリア「はい、民全員は幸福に溢れ、以前よりも素晴らしい国になっています、ですがそれは私が導き、共に幸せを得たかったとも思います、ですが、それは自分の事ですからね、民の事を考える王ならば自分を捨てなければなりません、なのでフルール、私は貴女の行動を強く尊敬します。」
メルリアはフルールを後ろからそっと抱きしめる
メルリア「旦那様は絶対にフルールの国を今以上に裕福な物にします、だからフルールは私達の元で旦那様に尽くしましょう、それが覚悟です」
フルール「はい・・・これでお母様に顔向けできますかね・・・」
フルールはメルリアの中で涙を流した。
フルールは自分の無力を嘆き、だけどそんな自分の判断は間違っていない、誇っていい、そう言われた事がフルールにとって最大の救いだった。
・・・・・・
パト「さて、フルールについては所属が決定するまでは無所属であれど俺の傍で面倒を見る、別に教育も要らない、好きにさせたらいい」
ソルテ「わかっています、私の部隊ではありませんので」ムス
ソルテはまだ納得していないようだった。
月花「まあ、メリアちゃんがなんていうかじゃないかしら?パトはどうしたいの?」
パト「俺が引き取ったんだぞ?メリアなんて関係ない、俺が面倒を見る、それだけだ」
雪花「パトもあんまり意地になったらダメよ、そうやって意地になればなるほどさっきの子の居場所が無くなってしまうんだから・・・」
パト「そうだな・・・」
ネル「堅っ苦しいな、帝国というのは、何故主の決めた事に対して不満を持つ?何故遂行する形で協力しない?帝園は無契約の奴らは知らんが、契約した私達は命令は絶対服従、それを破ればミールからの重い刑、もしくは処刑だ、それだけ主様の命令は絶対、それは従属神ならまだしも専属神はもっとわかっていると思って居たのだがな」
ソルテ「何が言いたいのですか?ネル?」
ネルとソルテはギスギスとした雰囲気が出来て来た。
ネル「自分の考えは二の次だと言ってるんだソルテ、主様は甘いからお前達の考えを尊重するが、今回はお前の考えを尊重する気はないと示してる、なのになぜまだ不満を持つ?何様だ?」
ソルテ「私は秘書です、パト様の考えにブレーキを掛ける命を与えられています!今のパト様の考えは目先の事にしか考えが及んでいない!だからこうして意見を言っているまでです!それすら否定するのであれば私のポジションなどただ予定だけを伝えるだけの役割で良いはずです!」
ネル「ブレーキを掛けるなとは言っていない、ブレーキを掛け、それでも進みたい、主はアクセルを踏んでいるのになぜまだブレーキを掛けたいのか?それを聞いている」
月花「二人共!落ち着いて!あまり険悪なムードにならないで!皆譲れない物があるってことでしょ!」
パト「俺は考えを変えない、弱き者を助けないのならこんな強さと富だけを見せびらかす趣味の悪い国の王なんて辞めてやる、この帝国の力は弱き者に救いを求め、神として全員に恩恵を与えたい、そうやって生まれたはずだ、見えない所で弱き者が救われないのはどうしようもない、けど目の前に居るなら救ってやる、そうじゃないのかソルテ?」
ソルテ「・・・はい・・・」
ネル「おい、ソルテ、いい加減にしろ、秘書に私情を挟むなよ、まだその態度を続けるなら今この力でお前を」
パト「ネル、抑えてくれ、ネルにそんな事で力を使ってほしくない」
雪花「パト!その言い方だと別に制裁を否定しているようには聞こえないのだけど!!」
パト「現にそう言っている、強さに浮かれるな、他の帝王神候補と俺との違いは底辺を知ってるかどうかだ、底辺を知っている俺はわかる、底辺である辛さを、底辺である葛藤を、底辺を味わってるからわかる、底辺を見下され、見放される辛さを、それをわからないなら分かり合えることはない、そう言ってるんだ」
雪花「・・・それは」
雪花はパトの言葉が深く刺さった、それは自分自身が何年も才能も知能もなくただ平凡に過ごし、天才だった月花や芦花、センスがあった桜花に劣等感を抱いていた雪花には一番理解出来たのだ。
月花「ソルテ様、私はこればかりはパトに支持します、強きものの政治はメリアがやっています、メリアは帝国全土を含め帝国の領土全域の管理をしています、ならパトくらい弱き者の助けをやってもいいのではないでしょうか?」
ソルテ「好きにしなさい、私は否定しないわよ、それに雪花ちゃんもパト様の考えを聞いて納得したんでしょ?なら私が納得するまで時間くらい頂戴」
ソルテは少し悲しそうに俯く
パト(本当はこんなこと言いたくない、でも自分の考えや理想を伝えるためには時にぶつからないといけないんだ・・・悪いなソルテ・・・)
パトは罪悪感を感じながらも待機室を後にし上級神に声を掛ける
パト「我は帝国に戻るとする、我が国と友好的な関係を築けるよう期待しているぞ、上級神」
上級神「ありがたきお言葉、本日は誠に感謝致します。」
パト「メルリア、フルールの着替えと準備は済んだか?」
パトがメルリアを呼ぶと、一瞬にしてパトの背後にメルリアが立っていた。
メルリア「はい、準備は整っております、お連れ致しましょうか?」
パト「ああ、今から帝国に戻る、フルールを連れてくるのだ」
メルリア「畏まりました、ただちにお連れします」
メルリアはそう言うと近くの侍女に指示をし、フルールをパトの元まで来るように伝言を伝え、向かわせた。
・・・・・・
フルールは今まで着た事ないような高級な衣服を身に纏っていた。
フルール(凄く軽い、それに綺麗、これが私の知らない世界・・・凄い・・・)
侍女A「フルール、主様が御呼びです、すぐに準備し、私についてきてください」
フルール「はい!」
フルールは慌てて侍女の元まで走り、侍女と共にパトの元まで向かった。
パト「それでは行くぞ、必要な荷物があったのなら後日回収させる、今日は諦めるんだ」
フルール「はい、畏まりました」
こうしてパトと共にフルールは帝国に帰還した。
・・・・・・
そしてパト達は帝国の城内に帰還した。
フルール「す、すごい!初めて宇宙に出た!あんなに沢山星があるなんて!しかも凄い!どんな技術?!どれだけの鉄を集めたらこんな綺麗な機械が作れるの?!」
宇宙船が開くとそこには数百名の侍女と近衛隊が出迎えていた。
フルール(す、すごい・・・こんな大勢が・・・というよりここって室内?!こんな広い室内って存在するの?!)
パト「はぁ~~、疲れた!やっぱり他所は疲れるわ~」
侍女・近衛隊「おかえりなさいませ、主様」
パト「うわぁ~、なんかむず痒い」
月花「男の子日和ね~パト~♪」
ネル「私もやってやろうか?ヘタレな主様よ?」
パト「ネルがやったら冷やかしにしか聞こえないのは凄いと思うわ~」
パト達は先ほどまでの雰囲気とは違い、随分楽な態度で会話をしていた。
パト「さてと、フルール、さっそくで悪いけど一緒に来てもらっていい?一応メリアに挨拶させとくからさ」
フルール「は、はい!」
雪花「もう気を楽にしていいわよ、もう演技は終わったし」
雪花は肩をグルグルと回しながら宇宙船を降りて、侍女からアイスティーを受け取っていた
雪花「ほら、長旅で疲れたし玉座に戻りましょう!ソファーでゆっくりしたいわ」
雪花がそう言うと月花とネルが雪花と一緒に玉座に向かっていった。
パト「ソルテも戻ってていいぞ、俺がメリアに言っておくから」
ソルテ「はい・・・」
ソルテは元気がなさそうに雪花達に続いて玉座に向かう
メルリア「どうなされました?ソルテ、元気が無さそうですね」
パト「少し揉めてね、でも大丈夫今だけだから」
パトはそう言いながらメルリアとフルールを連れてメリアの居る場所まで向かう
・・・・・・
メリア「成程、この子がそうですか・・・」
パト・メルリア・フルールはメリアの部屋に行き、今までの出来事を話していた
パト「という事であのエリアはアリシアに早急に対処するように命令したけど問題ないよね!」
メリア「ご主人が言うなら全予定を廃止してでも優先させますけど・・・それでこの子はどうするつもりですか?」
パト「俺が面倒を見ようかなって、ほら美魅とかと同じ部隊に入れてさ」
メリア「却下です、あそこは帝園出身の子達の部隊ですからあまりこちらの子と混ぜたくないです」
パト「ええ、じゃあ専属侍女って扱いになるけどいいの?」
メリア「それもダメです、実力がまったくないじゃないですか、下級神ですよね?」
パト「ああ、でも俺が引き取った以上は俺の傍に置いておかないと不安だ、特にこの帝国内は上級神であること前提で街や設備を作られてるから尚の事だ」
メリア「困りましたね、侍女や専属侍女は実力があってのもの、弱くそしてご主人の足を引っ張る存在なんてもってのほか、どうにかなりませんか?」
パト「なりません!あとエイリも専属侍女に入れてくれ、俺あの子なら何故か落ち着くんだ」
メリア「ご主人、慣れは時間が解決してくれます、それ以外に推す理由はないでしょうか・」
メルリア「エイリと旦那様はオーラの波長が似てます、後不思議な事にこのフルールという子もどこか特殊は波長を感じます、そしてそれは何処か旦那様と通じるものがあるのです」
メリア「波長?それを言い出したら私とご主人は完全一致ですね!」ドヤ
パト「はいはい、でもエイリは何処か皆と同じ時間を過ごしてる中でも何処か特別に感じるんだ、仮でもいいから専属侍女の仕事をやらせてみて欲しいんだ、何かその特別に感じる理由がわかるかもしれない!もしそれが誰にでも抱けるものなら上手くいけばメリアの考えにも貢献できると思うよ?」
メリア「ご主人、交渉が上手くなりましたね、素敵です、ではお試しという形でエイリを専属侍女に任命します、後フルールはやっぱり仮とか以前の問題ですね、せめて覚醒させてください、話はそこからですよ」
メリアは今のフルールでは弱すぎて交渉の余地がまったくないので、せめてパトがフルールにキスをして覚醒を促してほしいとお願いした。
パト「まあ、そうなるよな・・・わかった!なら明日!またここに来る!とりあえず今日は俺の部屋に泊めるから!」
メリア「それはお好きなように、ご主人の従属なので、なんなら私もお呼ばれされても良いのですよ!!」ワクワク
パト「え、なんか凄く卑猥な事になりそうだからヤダ、フルールとかエイリにそんな不衛生な物見せられないよ」
メリア「酷いです!なんで不衛生なんですか!私の身体綺麗ですよ!!今見てみますか?!」
パトとメリアがここぞとばかりにイチャイチャしている時、フルールとメルリアは話していた
フルール「私・・・大丈夫でしょうか?」
メルリア「ええ、でもちょっと覚悟はしておいたほうがいいかも・・・ちょっぴり大人の階段を上りますので///」
フルール「ふえ~~~~~~///」
2022年11月16日
No.75 毒蟲内事情
毒蟲は拠点らしきものが存在しない。
毒蟲は各々が個人活動で生計を立ててあり、毒蟲としての組織として重要事項説明のための集会用で適当な廃墟に集結してはその場で伝達が行われる、その程度である。
毒蟲には得意分野が存在する
No.1 蟻 対集団特化
No.2 蜈蚣 対戦艦特化
No.3 蜂 対個人特化
No.4 蜘蛛 対拘束特化
No.5 蜉蝣 対能力者特化
No.6 蠅 対情報特化
No.7 蛭 対偽装特化
No.8 蟋蟀 対国特化
No.9 蟷螂 対社会性特化
No.10 天道 対洗脳特化
元No.5 蛾 対毒殺特化
元No.8 白蟻 対スパイ特化
元No.10 蚊 対遠距離特化
と各メンバーの得意とする分野ごとに仲間内で仕事を共有したり、依頼を投げたりして互いに仕事を共有することで組織が成り立っていた。
だがその組織内にも問題児が存在する
それが蜈蚣と蜘蛛である。
蜈蚣は興味のある相手、興味のある仕事しかやる気が沸かず、絶対に仕事をしないという徹底ぶりだった。
だが蜈蚣は対戦艦、つまり超大型戦闘機相手や対個人戦等の戦闘でもっとも結果を出すため、毒蟲の中でも用心棒的立ち位置で同行させる事が多く、基本的に仕事面の期待はしていなかった。
もう一人は蜘蛛、蜘蛛は神出鬼没であり、毒蟲の集会ですら出席率が一番悪く、「会ったら伝えといてくれ」となる程、まったく組織に顔を出さない、マイペースであり、蜈蚣と同じく興味が沸かないと積極的に動かない、興味があっても大抵流す等の掴みとれない性格をしている。
・・・・・・
これは蜘蛛達が霊峰山遠征での出来事。
蜂「え?!私も霊峰山?!何処よそこ?!」
蟻「幻想郷から天界に行って、その天界に存在する山ね、副団長と蜘蛛、蛾、蛭、蚊の5人が行ってるわね」
蜂「5人も行ってるなら私が行く必要ないじゃない!!」
蟻「それが、私の情報が正しければ・・・副団長がやられて、蛾と蚊は死亡、蛭もかなりの重症を負ってるらしいの、蟷螂や蠅にも伝えて行かせてるから、蜂も助っ人に向かって、かなりマズいかもしれない」
蜂「悲惨ね、わかったわ、蜘蛛は平気なの?」
蟻「今はね、でもあのバカ、力をかなり置いて行ってるから副団長を倒すような奴らが居る中だと蜘蛛も危ないかも」
蜂「ああもう!わかったわよ!行きます!蟻は行かないの?」
蟻「私は司令塔をやるわ、情報が伝達出来ないと混乱するでしょ?」
蜂「はいはい、わかりました、蜈蚣は?」
蟻「無視されてる、あの脳筋が・・・」
蜂(私も無視したいのだけどね・・・)
・・・・・・
霊峰山にて・・・
蜂「うわぁ、これは悲惨ね、片目えぐれてんじゃない・・・」
蟷螂「蜂!来てくれたのね!副団長はまだ生きてるからこのまま私が下界まで運ぶわ!後蠅が蛭を回収したって聞いたから蜂は蜘蛛を!」
蜂「こんな寒い所でよくもまあ、仕方ない、えっと・・・どこ?」
蟷螂「頂上らしいわ!」
蜂「ふざけんじゃないわよ!なんでよりにもよって頂上!?無茶苦茶大変じゃない!こんなか弱い女の子が行くような場所じゃないわよ?!」
蜂は文句を言いながらも頂上を目指す。
・・・・・・
霊峰山頂上で蜘蛛と合流後・・・
蜂「はあ、あいつは普通に無事だったわね、それにしても伝達で蛾は肉塊で発見されて、蚊は真っ二つ、蛭も大量出血してて瀕死の所を何とか保護って聞いたし、かなりの相手とかちあったのね、私、行かなくて良かったわ~」
・・・・・・
その後・・・
蟻「副団長が長期治療に入るので、その間は私が指揮します。とりあえずまずはメンバーの補充、現時点で3人の欠員があるから、とりあえず優秀な人を呼んできて、団長の命令執行するのに戦力がまったく足りないから、そうね、蜂、蠅、蟷螂、今動けるメンバーで新しいメンバーを探して、見つかるまではシワ寄せが全部来ると思っててね」
蜂「はぁ~い」
蠅「仕方ないねぇ」
蟷螂「当てはないのだけどね」
・・・・・・
こうして、蜂は世界テロの首謀者である元神王連のメンバーであるラウダーを蟋蟀としてスカウトし、
蠅は冥界で元メンバーの白蟻を焚きつけて現実のメンバーに戻そうとしたところ、要との闘いで悪魔界まで落とされていた麗夜をスカウトし、その上冥界に居る六冥王が開発した技術と、白蟻から聞いた【究極の属性の宝玉】の存在を知り、毒蟲という組織の実力の底上げに貢献し、
蠅がスカウトした麗夜こと、蜉蝣が悪魔界で元神王連のダンテの情報を毒蟲 蟻に提供し、蟻がダンテのフィアンセだった七曜の魔女 キリアにダンテの情報を流し、ダンテを悪魔界から現実世界に呼び戻す計画を遂行させたが、邪魔が入り失敗、結果的にキリアをメンバーとして加入させ、教育係を結果を出せていなかった蟷螂に任せた。
そして各メンバーで究極の属性の宝玉を入手させ、10個の宝玉をメンバー各自に渡し、計画執行予定日まで各自、【刀剣融合】【究極の属性の宝玉と武器を配合】を義務付けた。
毒蟲の計画は進んでいる。
毒蟲は各々が個人活動で生計を立ててあり、毒蟲としての組織として重要事項説明のための集会用で適当な廃墟に集結してはその場で伝達が行われる、その程度である。
毒蟲には得意分野が存在する
No.1 蟻 対集団特化
No.2 蜈蚣 対戦艦特化
No.3 蜂 対個人特化
No.4 蜘蛛 対拘束特化
No.5 蜉蝣 対能力者特化
No.6 蠅 対情報特化
No.7 蛭 対偽装特化
No.8 蟋蟀 対国特化
No.9 蟷螂 対社会性特化
No.10 天道 対洗脳特化
元No.5 蛾 対毒殺特化
元No.8 白蟻 対スパイ特化
元No.10 蚊 対遠距離特化
と各メンバーの得意とする分野ごとに仲間内で仕事を共有したり、依頼を投げたりして互いに仕事を共有することで組織が成り立っていた。
だがその組織内にも問題児が存在する
それが蜈蚣と蜘蛛である。
蜈蚣は興味のある相手、興味のある仕事しかやる気が沸かず、絶対に仕事をしないという徹底ぶりだった。
だが蜈蚣は対戦艦、つまり超大型戦闘機相手や対個人戦等の戦闘でもっとも結果を出すため、毒蟲の中でも用心棒的立ち位置で同行させる事が多く、基本的に仕事面の期待はしていなかった。
もう一人は蜘蛛、蜘蛛は神出鬼没であり、毒蟲の集会ですら出席率が一番悪く、「会ったら伝えといてくれ」となる程、まったく組織に顔を出さない、マイペースであり、蜈蚣と同じく興味が沸かないと積極的に動かない、興味があっても大抵流す等の掴みとれない性格をしている。
・・・・・・
これは蜘蛛達が霊峰山遠征での出来事。
蜂「え?!私も霊峰山?!何処よそこ?!」
蟻「幻想郷から天界に行って、その天界に存在する山ね、副団長と蜘蛛、蛾、蛭、蚊の5人が行ってるわね」
蜂「5人も行ってるなら私が行く必要ないじゃない!!」
蟻「それが、私の情報が正しければ・・・副団長がやられて、蛾と蚊は死亡、蛭もかなりの重症を負ってるらしいの、蟷螂や蠅にも伝えて行かせてるから、蜂も助っ人に向かって、かなりマズいかもしれない」
蜂「悲惨ね、わかったわ、蜘蛛は平気なの?」
蟻「今はね、でもあのバカ、力をかなり置いて行ってるから副団長を倒すような奴らが居る中だと蜘蛛も危ないかも」
蜂「ああもう!わかったわよ!行きます!蟻は行かないの?」
蟻「私は司令塔をやるわ、情報が伝達出来ないと混乱するでしょ?」
蜂「はいはい、わかりました、蜈蚣は?」
蟻「無視されてる、あの脳筋が・・・」
蜂(私も無視したいのだけどね・・・)
・・・・・・
霊峰山にて・・・
蜂「うわぁ、これは悲惨ね、片目えぐれてんじゃない・・・」
蟷螂「蜂!来てくれたのね!副団長はまだ生きてるからこのまま私が下界まで運ぶわ!後蠅が蛭を回収したって聞いたから蜂は蜘蛛を!」
蜂「こんな寒い所でよくもまあ、仕方ない、えっと・・・どこ?」
蟷螂「頂上らしいわ!」
蜂「ふざけんじゃないわよ!なんでよりにもよって頂上!?無茶苦茶大変じゃない!こんなか弱い女の子が行くような場所じゃないわよ?!」
蜂は文句を言いながらも頂上を目指す。
・・・・・・
霊峰山頂上で蜘蛛と合流後・・・
蜂「はあ、あいつは普通に無事だったわね、それにしても伝達で蛾は肉塊で発見されて、蚊は真っ二つ、蛭も大量出血してて瀕死の所を何とか保護って聞いたし、かなりの相手とかちあったのね、私、行かなくて良かったわ~」
・・・・・・
その後・・・
蟻「副団長が長期治療に入るので、その間は私が指揮します。とりあえずまずはメンバーの補充、現時点で3人の欠員があるから、とりあえず優秀な人を呼んできて、団長の命令執行するのに戦力がまったく足りないから、そうね、蜂、蠅、蟷螂、今動けるメンバーで新しいメンバーを探して、見つかるまではシワ寄せが全部来ると思っててね」
蜂「はぁ~い」
蠅「仕方ないねぇ」
蟷螂「当てはないのだけどね」
・・・・・・
こうして、蜂は世界テロの首謀者である元神王連のメンバーであるラウダーを蟋蟀としてスカウトし、
蠅は冥界で元メンバーの白蟻を焚きつけて現実のメンバーに戻そうとしたところ、要との闘いで悪魔界まで落とされていた麗夜をスカウトし、その上冥界に居る六冥王が開発した技術と、白蟻から聞いた【究極の属性の宝玉】の存在を知り、毒蟲という組織の実力の底上げに貢献し、
蠅がスカウトした麗夜こと、蜉蝣が悪魔界で元神王連のダンテの情報を毒蟲 蟻に提供し、蟻がダンテのフィアンセだった七曜の魔女 キリアにダンテの情報を流し、ダンテを悪魔界から現実世界に呼び戻す計画を遂行させたが、邪魔が入り失敗、結果的にキリアをメンバーとして加入させ、教育係を結果を出せていなかった蟷螂に任せた。
そして各メンバーで究極の属性の宝玉を入手させ、10個の宝玉をメンバー各自に渡し、計画執行予定日まで各自、【刀剣融合】【究極の属性の宝玉と武器を配合】を義務付けた。
毒蟲の計画は進んでいる。
2022年11月15日
No.74 実家帰宅
雪花「ご飯まだーー?!」
礼花「手伝いなさいよ、もう18になるんでしょ」呆れ
雪花「だって子は親に甘えてなんぼじゃない」
礼花「はぁ、本当雪花はパトと一緒にさせて正解だったわ、じゃなかったら今頃どうなっていたか」
月花「そうね、少なくともOLとか出来そうに無かったわね」笑い
雪花と月花は実家に帰省していた。
(パトは事情で帰れなかった)
雪花「なら月花お姉ちゃんはどんな仕事をするつもりだったのよ!」
月花「国家公務員」ドヤ
雪花「イラ!ここぞとばかりに!!」
礼花「なら雪花は何を目指してたの?」
雪花「体育教師!」ドヤ
礼花「剣道くらいじゃない、柔道とか拳法は教えてもダメだったくせに」ため息
雪花「あ、足は早かった!!」
月花「でも雪花はまだいいわよ、桜花は色々不味かったんじゃない?」
礼花「今でも充分不味いわよ、実力はあっても生活出来るかは別問題なのが現実なのよ。」リアル
月花「芦花はあのリオさんから直接引き抜きで大企業 能力開発研究所 の研究員、ある意味1番の成功者なのかしらね」
雪花「それひとつじゃないでしょ、まったく、あの子は凄いわ、本当」
月花「お母さんは神社の経営と医者でしょ?」
礼花「私、できる女だから」ドヤ
雪花「私だって簡単な治療出来るもん!」
礼花「病名や原因、処方する薬、わかる?」
雪花「病名知らない!原因知らない!薬はミーエルちゃんの万能薬!」
礼花「それはもうミーエルちゃんに任せた方が楽ね」
礼花と月花は笑い、雪花はムキーっと露骨に怒っていた。
・・・・・・
月花「お母さんはこの広い家に1人でしょ?寂しくないの?」
礼花「うーん、正直寂しいわね、桜花と要君が籍入れてここに住んでくれたらおばあちゃん出来るのだけどね〜」
雪花「帰って来ないでしょ、桜花達は第二の四季神社を幻想郷に建てるつもりなんだから」
月花「霊夢が激怒しそうな話しね」汗
雪花「少なくとも七曜の魔女っ子達も居るし、桜花独りだと借金まみれになりそうだけど、サーヴァやパラスケみたいな優秀な子が居るし、経営はどうにでもなるんじゃない?」
礼花「甘いわね、神社経営で8人、余程人呼ばないと無理よ、神主の勉強してるの要君だけだし、一人で残りの7人養うのはねぇ〜」
月花「神社より魔法協会作った方がいいんじゃ」
雪花「それよ!」
礼花「いいわね!」
雪花と礼花は月花の提案に賛成する
礼花「あの子四季流とか天野江流のセンスないけど魔法のセンスは何故か高いしそっちの方が絶対いいわ!」
雪花「さりげなく酷いこと言うわね、この親、ほらお鍋沸騰してるわよ〜」
礼花は雪花に言われて慌てて台所に戻る
月花「まあ、あの子の好きなようにしたらいいんじゃない?センスよりやり甲斐で選びたい時もあるだろうし」
雪花「月花お姉ちゃんは今の仕事やり甲斐ある?」
月花「ええ、パトの補佐なんて凄い私に合ってるわ、思考パターンが似てるからね」
雪花「いいポジションよね」
月花「雪花も奏星さんと仲良くしてるじゃない、聞いたわよ!戦場で大活躍だったんでしょ!」
雪花「奏星さんは性格はアレだけど実力は本物だからね、あれでまだ下級神クラスなんだから上級神クラスとかになった時が恐ろしいわね」
月花「と言いつつ絶対に負けないんでしょ?」
雪花「まあね♪」
礼花「ほら!2人とも!食器とかお茶とか出して!」
雪花「わかった〜」
月花「ごめんごめん」
たまに帰っては母と時間を過ごす2人だった。
礼花「手伝いなさいよ、もう18になるんでしょ」呆れ
雪花「だって子は親に甘えてなんぼじゃない」
礼花「はぁ、本当雪花はパトと一緒にさせて正解だったわ、じゃなかったら今頃どうなっていたか」
月花「そうね、少なくともOLとか出来そうに無かったわね」笑い
雪花と月花は実家に帰省していた。
(パトは事情で帰れなかった)
雪花「なら月花お姉ちゃんはどんな仕事をするつもりだったのよ!」
月花「国家公務員」ドヤ
雪花「イラ!ここぞとばかりに!!」
礼花「なら雪花は何を目指してたの?」
雪花「体育教師!」ドヤ
礼花「剣道くらいじゃない、柔道とか拳法は教えてもダメだったくせに」ため息
雪花「あ、足は早かった!!」
月花「でも雪花はまだいいわよ、桜花は色々不味かったんじゃない?」
礼花「今でも充分不味いわよ、実力はあっても生活出来るかは別問題なのが現実なのよ。」リアル
月花「芦花はあのリオさんから直接引き抜きで大企業 能力開発研究所 の研究員、ある意味1番の成功者なのかしらね」
雪花「それひとつじゃないでしょ、まったく、あの子は凄いわ、本当」
月花「お母さんは神社の経営と医者でしょ?」
礼花「私、できる女だから」ドヤ
雪花「私だって簡単な治療出来るもん!」
礼花「病名や原因、処方する薬、わかる?」
雪花「病名知らない!原因知らない!薬はミーエルちゃんの万能薬!」
礼花「それはもうミーエルちゃんに任せた方が楽ね」
礼花と月花は笑い、雪花はムキーっと露骨に怒っていた。
・・・・・・
月花「お母さんはこの広い家に1人でしょ?寂しくないの?」
礼花「うーん、正直寂しいわね、桜花と要君が籍入れてここに住んでくれたらおばあちゃん出来るのだけどね〜」
雪花「帰って来ないでしょ、桜花達は第二の四季神社を幻想郷に建てるつもりなんだから」
月花「霊夢が激怒しそうな話しね」汗
雪花「少なくとも七曜の魔女っ子達も居るし、桜花独りだと借金まみれになりそうだけど、サーヴァやパラスケみたいな優秀な子が居るし、経営はどうにでもなるんじゃない?」
礼花「甘いわね、神社経営で8人、余程人呼ばないと無理よ、神主の勉強してるの要君だけだし、一人で残りの7人養うのはねぇ〜」
月花「神社より魔法協会作った方がいいんじゃ」
雪花「それよ!」
礼花「いいわね!」
雪花と礼花は月花の提案に賛成する
礼花「あの子四季流とか天野江流のセンスないけど魔法のセンスは何故か高いしそっちの方が絶対いいわ!」
雪花「さりげなく酷いこと言うわね、この親、ほらお鍋沸騰してるわよ〜」
礼花は雪花に言われて慌てて台所に戻る
月花「まあ、あの子の好きなようにしたらいいんじゃない?センスよりやり甲斐で選びたい時もあるだろうし」
雪花「月花お姉ちゃんは今の仕事やり甲斐ある?」
月花「ええ、パトの補佐なんて凄い私に合ってるわ、思考パターンが似てるからね」
雪花「いいポジションよね」
月花「雪花も奏星さんと仲良くしてるじゃない、聞いたわよ!戦場で大活躍だったんでしょ!」
雪花「奏星さんは性格はアレだけど実力は本物だからね、あれでまだ下級神クラスなんだから上級神クラスとかになった時が恐ろしいわね」
月花「と言いつつ絶対に負けないんでしょ?」
雪花「まあね♪」
礼花「ほら!2人とも!食器とかお茶とか出して!」
雪花「わかった〜」
月花「ごめんごめん」
たまに帰っては母と時間を過ごす2人だった。
2022年11月13日
No.73 琴歌の負けられない戦い
琴歌は帝国政治部隊の総長兼エウレカ帝国総理大臣というポジションについている。
今回、ひとつの議題について討論される
【帝王教育方針委員会】
以前ソルテ達がメリアにパトの教育方針に異議を唱え、特別にメリアに意見をする場を設けたが、
結果は惨敗、メリアに成す術なく終わった。
そして今回、この【帝王教育方針委員会】からの議題に上がったのが
【戦闘訓練の強化】だった
パトは帝国に来て、確かにそれなりに実力は上がった、だが、地球に居た頃に比べるとやはりストイックな環境ではなくなり、地球の著しい成長が出来ているかと言われたらそうとは言い切れなかった。
琴歌ですら帝国に来て、体力を増やし、能力を最低限使えるようになり、それなりにオーラも扱えるようになった。
だがパトは成長こそはしているが果たしてそれは地球に居た頃に比べて成長しているのかと言われたら疑問が残る問題だった。
そこで教育委員会はパトの強化に重点を置き、勉学の量を減らし、実戦経験を増やす方がいいのではという事で検討してほしいらしい。
・・・・・・
琴歌「今回の議題、私的には凄くありなのですが・・・メリアさんはどうなのでしょうか・・・」
今回の会議の出席簿を見ると、メリアとアリシアが参加していた、
琴歌(最近、メリアさんにもアリシア様にも負けが続いてる、いや最近勝て出したことで二人も念入りに準備をしているのかもしれませんね、今回は私としては賛成、パトさんも勉強は苦手らしいですし、ここは戦闘訓練に重視した方が良いはずです)
琴歌はそう考える、そしてその想いが間違ってないと確認するために琴歌はパトの所に向かう、
琴歌(まずは情報と証言、そして賛同を得るための根拠となる証拠!これらが勝負を決めますからね!念入りに行きますよ!)
琴歌は気合が入っていた。
・・・・・・
琴歌は玉座に来ていた。
パト「琴歌!いらっしゃい!ゆっくりしてね!」
パトは玉座に相変わらず座っていた
琴歌「パトさん今日も勤務お疲れ様です、どうですか?何かご不満な点がありましたら、私がしっかり対策していきますからね!」
パト「心強いね!流石琴歌!せっかくだし一緒に居てよ!」
琴歌はパトの言葉に甘えて玉座の間の横にある机で一息つく
侍女A「飲み物はいかがでしょうか?」
琴歌「アイスティーをお願いします、パトさんは?」
パト「アップルジュースで、大きめの器でお願い」
侍女A「畏まりました、すぐにお持ち致します」
琴歌「以前に比べて便利になりましたね」
パト「ああ、侍女部隊が居てくれるおかげで生活がしやすくなった、感謝しなくちゃね、琴歌の所にも侍女部隊が居るでしょ?」
琴歌「はい、部屋の手入れや食事の準備、合間の休憩では必ずお声を掛けてくれるので私としても凄く助かっています」
パト「良かった、俺一人に侍女2000人も要らないからね、こうやって皆の所にも回って生活が良くなるならいい事だよ」
琴歌「そうですね、それでパトさん、最近教育の方はどうですか?何か難しい所はないですか?ワタシで良ければ教えますよ?」
さっそく琴歌がパトに勉強事情を聞き出そうと動いた、もちろんポケットに入れてある録音機の電源を入れ、ONにする、パトの直接の発言が強い証言となる。
パト「そうだね、勉強は今の所は問題というか、俺のペースに合わせてくれて、学んでわからない所があったら戻って、っていう反復学習してるから、的確に理解出来るようになってるかな、ペースはやっぱりかなり遅いけど、誤った知識、曖昧な知識で無責任な事は出来ないからね、しっかり学んで理解しないとって思ってるよ」
琴歌「流石です、確かに勉強速度は遅いかもしれませんが、それは個性ですからね、パトさんが納得いくまでしっかり学んで頂けたらと思います」
琴歌は笑いながらパトと話す、そして着実に聞きたい話題に持っていき、そしてとうとうその話題に触れる
琴歌「勉強も大事ですけど、訓練の時間はどうですか?パトさんもやっぱり実力もつけたいと思います、もしもう少し特訓の時間が必要なら私がメリアさんにお声をお掛けしますけど」
パト「訓練か、問題ないかな、今は別にそこまで必死に頑張る時じゃないんだよ、そりゃあ能力の技開発とか、オーラの新しい技術の挑戦とかやることはあるかもだけど、今の俺はそれより今の技術を確実なものにすることが大事なんだ、元々今の技術も何年という月日を掛けてじっくり身に着けて馴染ませるものなんだけど、俺は無理して覚えた、だからまずはロスをなくして、当たり前のように力を含めなくても呼吸をするかのように当たり前の感覚で今の力を扱えるようになれば、もっとその先に挑戦してもきっと早く成長出来ると思うんだ、まずは基礎、そしてその応用、そしてダメならまた基礎、勉強と同じだよ」
琴歌はパトの話を聞き、納得した半面、少し焦っていた。
琴歌(やっちゃいましたね、訓練においての価値観が違いました・・・パトさんがこういうのなら現状維持を狙った方がいいですかね、ですが、難しい、パトさんの考えは誰に入れられたものか、自身で考えたのなら、入る隙は沢山ある、)
例えば
・神界視点の強さに持っていくためには今の訓練時間は短い
・パト様は先を見ていないから現状維持を求める、訓練を増やすべき
・パト様の技術は程度が低いため現状維持をするにしてももっと精度を上げる必要があるため時間を増やすべき
等の意見がまかり通る可能性が高い。
琴歌(とりあえず今の考えが誰からの物か、そこを聞いてから考えましょう、メリアさんやアリシア様なら共闘を狙えるかもしれませんからね!)
琴歌「凄く立派な考えですね、私は身体を動かす事が苦手で訓練もパトさんのように満足にこなせなかったので尊敬します」
パト「そう?でも琴歌も頑張ってるじゃん、地球に居た頃に比べると凄いと思うよ」
琴歌「そう言ってもらえて嬉しいです、パトさんも今の考えはどうやって考えるようになったのですか?」
パト「そうだね、自分の考えもあるけど、半分はネルかな、今の訓練はソルテの直属部隊の子とネルが見てくれてるから」
琴歌(ネルさんですか、またこれは・・・)
パト「ネルってさ凄く強いけど、それって基礎を疎かにしてないからこそ、無駄が消えたって言ってたんだ、そしてネルを支える強さ、それは強い技でも高度な技術でもなく、基礎の完成度なんだって」
琴歌「そうなんですか?」
パト「うん、基礎を完成させ、そしてその応用を身に着け、それをまた基礎として、また新たな応用を生み出し、そしてそれをまた基礎にして鍛えることで、周りから見たら高度な技術でも自分からすれば手を動かす前を向いて歩く程度の感覚でその技術を扱えるようになる、そうなれば技に掛かるコストも減るし、必要とするオーラも少なく、変にオーラを動かさない分、乱れも少なく、安定した力を出す事が出来るって言ってたんだ」
琴歌「凄いですね、ネルさんだから説得力のある言葉・・・私もその言葉通り精進しないといけませんね」
琴歌(確かにネルさんのその教えならパトさんの今の現状の考え方にも納得できますね、それにこの方針は私としても納得できますし、あのネルさんが逝ってるのだからメリアさんやアリシア様も納得する材料になるはず、これは私も反対派としてパトさんの意見を尊重しなければいけませんね)
琴歌「あら、もう時間ですね、パトさん貴重なお話ありがとうございます、また時間が空いた時に伺いますね」
パト「ああ、また遊びに来てね、今日俺の部屋に来る?」
琴歌「凄く嬉しいお誘いなのですが、今日中にまとめないといけない大事な資料がありますので、また明日誘ってもらっていいですか?」
パト「わかった、なら明日どうかな?」
琴歌「はい、喜んで」クス
パトと琴歌は微笑ましい会話をしながら、琴歌は玉座を後にしパトの証言を元に資料作成をした。
・・・・・・
そして議会当日
メリア「今回の議題、【戦闘訓練の強化】についてですが、この議題を出した経緯を教えてくれませんか?」
メリアはパトの教育委員会には入っていなかった、入ったらこのような議会が開けずに独断で遂行してしまうので、琴歌とアリシアの意見によって外されているのだ。
委員会「はい、今回の件は帝王様の教育結果標に基づいてなのですが、ここ最近は実力の向上があまりよろしくありません、そして新たな技術を学ぶにしても現在の技術を磨くにしても時間が少ないと思われます、なので、勉強の時間を減らし、戦闘訓練の強化への時間を増やし、文武を両立させてほしい、と考えております」
アリシア「勉強の時間を削ってと言いますけど、帝王様は現在勉強の結果も実戦同様そこまで大きな成長はありません、その中でわざわざ戦闘訓練の時間を増やす必要性はあまり感じられないと思いますが」
議員A「でしたら、勉強時間をそのままにし、戦闘訓練の時間も増やすというのは如何でしょうか?現時点で帝王様の玉座に居る時間は長いため、数時間程戦闘訓練に時間をとってもさほど影響はないと思います」
メリア「そうですね、ご主人は今はまだ成長期、玉座に居る時間よりも今は学ぶ時間が大事、そして勉強とは違い、戦闘訓練は多少の無理もどうにでもなる、確かに悪くはないわね」
琴歌(メリアさんは賛成派、アリシア様は反対派に回りましたか、ここは私が反対派で死守しなければいけませんね)
琴歌「現在帝王様は今の訓練状況に満足しています、そしてこちらで独自に調べさせて頂いたのですが、自由時間等でも戦闘訓練に励んでいるそうです、それは本来の戦闘訓練では相手に出来ない方達と行っているため、有意義な時間を過ごしていると思います。」
議員B「成程、訓練時間を単純に増やしても訓練相手が同じだからあまり意味がないのでは、そういうことですね」
琴歌「はい、現時点の戦闘訓練では帝王様が求めればソルテ直属部隊所属のフォルテが対応しています、ですがそれ以外では自己鍛錬という形で集中力が切れたりしたら注意や筋トレのアシスタントとして活躍しています。そして技術面では帝園 ネル様がご教授してくださっているとのことです。増やす意味はあるのですが、もし増やすのであれば今の現状のまま増やすのではなく、訓練時間に対応できる方を増やし、多くの方と実戦を重ね、実戦的経験を積む事が必要だと判断いたします」
会場は歓声が飛ぶ
アリシア「そうですね、今の現状はもしかするとネル様の意向によるものなのかもしれません、そこの意図もわからずに時間だけ増やしてもあまり意味はありません」
メリア「そうでしょうか?時間を増やせば先ほどの訓練相手のバリエーションを増やすという問題にも貢献できると思いますがね、それに自由時間で色んな方にご教授を頂いているのは知っていますが、逆に言えばそれをわざわざ自由時間にするほど、今の戦闘訓練の時間は足りていない、そう捉えることも可能ではないのでしょうか?」
メリアの反撃に議会の数名は賛同の歓声が飛ぶ
琴歌「それは自由時間でしか時間が合わない、もしくは個人的事情で訓練をしている可能性もあります!例えばメリア様やアリシア様!私達はパト様が戦闘訓練時間に呼び出しがあった場合、すぐに対処出来ますか?アリシア様は能力でコピーを作らない事前提でお願いします」
メリア「可能です、今この場でご主人から命令が出てもこの議会を中断してでも向かいます、優先事項はご主人が第一です、それはこの国の法で定まっています。もちろんこれに反し、断ろうものなら罪は軽いものの裁判クラスです、それはこの政治部隊の方々なら重々承知をしているはず、月詠様はどう考えているのかはわかりかねますけどね」
琴歌「私はもちろんその考えです、ですがそう理想論で済むはずがないでしょう!今は中断出来る会議かもしれませんね!ですがすぐに結果が必要とする会議ならばどうです?流石のメリア様でも断る事はなくても時間を変えて欲しいとはお願いするのではないですか?いえ、私はその現場を何度も見ていますが?」ピ(録音機による証拠提出)
議会は琴歌の証拠提出により、琴歌への賛同の歓声が飛ぶ
アリシア「確かに時間をずらす必要がある案件、それは私にも多くあります、とてもじゃありませんが、まず私は殆どこの帝国には居ません、なので急遽呼び出しをされても私のコピーを行かせるしか方法がありあせん。部下も同じだと思いますそこはもっと柔軟な考えが必要だと思います」
琴歌とアリシアの二人による反対派が押し始めていた、メリアは目を瞑り、考え事をしていた。
琴歌(今の流れなら勝てる!パトさんの環境を守ることが出来ます!)
メリア「では時間変更はなし、という結論で本当によろしいのですね?反対派の皆様は?」
メリアが低いトーンで会話する、この状態でのメリアは威嚇体勢、つまり本気という事だ。
メリア「まず論点を戻しましょう、まず現時点で成長率が遅いご主人への救済処置として戦闘訓練の時間延長、ですがこれには問題があり、どこからその時間を持ってくるか、そして現時点では玉座に居る待機時間が多いため、その時間を使い、戦闘訓練に当てることで、補うことは可能」
メリアが淡々と説明する
メリア「そしてまずメリットとしては戦闘訓練の時間が確保できる、現在ご主人は自由時間を使ってまで訓練をしていると情報を得ました、なので私はこの時間延長と共に訓練相手として定期的に人をゲストとして呼びます、つまり義務化することで、専属・従属達の業務に組み込みますそうすれば先ほどの急遽の依頼という線は消えます、そして自由時間は戦闘訓練時間に満足を頂き、結果的に有意義に過ごす事が可能、どうでしょうか?」
琴歌「ではデメリットを」
メリア「デメリット?ありますか?」
琴歌「あります!まず義務化すると言いましたがそれでは本来訓練をしてほしい方が来てくれる日にちがおかしくなります!例えば帝王様が私に一週間程の時間を掛けて訓練相手になってほしいと思って居てもメリア様の意見では帝王様が満足いく日にちまで訓練相手になる事は不可能です!何故なら業務の一部と組み込んでしまうのですから!」
琴歌はそしてさらに追い打ちをかける
琴歌「そして先ほどメリア様は業務に組み込むと申しましたが、それは帝王様自らが定めた政策に違反しています!!【各部隊はその他の部隊の仕事に干渉する事は許可しない、応援をする場合は無所属の従属神から使用する事】つまりメリア様の提案は通りません!何故なら【パト様の教育は【帝王直属近衛部隊】と【帝王直属侍女部隊】の二つしか許可されていない業務ですから!」
アリシア「追記で言いますと、では帝王様が呼ぶのに反対するのは根本的な法に触れると反論をする予定なら、先ほども言いましたが急用という緊急性があるため咄嗟に対応できるかどうか等の別問題があります、そしてこの緊急性ですが、【暇なら大丈夫】ではなく【如何なる時も緊急に備えて業務中の間は自身の責務を全うする】というルールがありますので、基本的に各部隊に所属する専属神・従属神は常に緊急性があると判断されます、なので帝王様の呼び出しの権利はそれなりに制限が掛かることもお忘れなく」
琴歌とアリシアがメリアに対して反論をする。
メリア「では呼ぶのは不可能としましょう、ですが、時間を増やすメリットは残っていますが」
琴歌(今だ!ここでパトさんの音声データを出せば!!)
琴歌「メリア様、この音声をお聞きください」っピ
・・・・・・
パト音声データ「「訓練か、問題ないかな、今は別にそこまで必死に頑張る時じゃないんだよ、そりゃあ能力の技開発とか、オーラの新しい技術の挑戦とかやることはあるかもだけど、今の俺はそれより今の技術を確実なものにすることが大事なんだ、元々今の技術も何年という月日を掛けてじっくり身に着けて馴染ませるものなんだけど、俺は無理して覚えた、だからまずはロスをなくして、当たり前のように力を含めなくても呼吸をするかのように当たり前の感覚で今の力を扱えるようになれば、もっとその先に挑戦してもきっと早く成長出来ると思うんだ、まずは基礎、そしてその応用、そしてダメならまた基礎、勉強と同じだよ」」
・・・・・・
パトと琴歌の会話の音声データは会場に鳴り響く・・・
そして琴歌は喋る
琴歌「帝王様は戦闘訓練時間に納得されています、先ほどのメリア様の意見では帝王様の意見に背くのは重罪、ならばこの意見に背くのは重罪、罪を問われることになりますが如何でしょうか?」
琴歌はメリアに音声データの入った録音機を付き出す
メリアは琴歌を鋭く睨みつける
そして互いの睨み合う時間が続き・・・メリアが発言する
メリア「わかりました、今回の件に関しましては私は【反対】とさせていただきます」
琴歌(勝った・・・)
アリシア(流石だわ!あのメリア様に勝った!問答無用の勝利だわ!)
委員会「では決議を取ります今回出席されている政治部隊の皆様含め2003名の投票をお願いします」
【パトの戦闘訓練強化は?】
賛成 295票
反対 1708票
委員会「今回の結果を持ちまして帝王様の戦闘訓練強化案は見送りとさせていただき、現状維持を続けていきたいと思います」
琴歌「教育委員会にお願いです、今回の件、少なくとも5年、もしくは帝王様自ら案を出さない限り議題を出さないで頂きたいです!せっかく今回結果を出したのに、何度もぶり返されては意味がありませんので」
委員会「畏まりました、今後この議題は5年間、帝王様から直接の依頼が無い限りこの場の議題に出さない事を誓います」
琴歌「この後すぐに書類を提出してください、それでその表明を証明します」
委員会「畏まりました」
メリア「これにて、今回の議会は終わります、お疲れ様でした」
・・・・・・
琴歌「ふう~~」
琴歌は近くの椅子で一息ついていた・
アリシア「お疲れ様、流石ね、まさかあのメリア様を言い負かすなんてね」
琴歌「そうですね、今までは何度も買った事はありますが、どこか余裕の表情でしたからね、しかもこの【教育委員会】関係は本当にメリア様の負け知らずでしたし、最後のあの気配、間違いなく本気でした」
アリシア「ええ、それに勝てたのは琴歌ちゃんの準備の賜物、まさか最後の最後にパト様のあの音声データを出されたら、まだまだ反論の余地があったメリア様ですら黙るしかないですからね」
琴歌「はい、パトさんの時間を守れてよかったです」
琴歌とアリシアが二人で勝利を称え合っている時メリアは一人控室で座っていた
・・・・・・
メリア(負けた・・・私が・・・本気で勝ちに行ったのに・・・しかも流石琴歌ちゃん、先を読んで同じ議題が上がらないように釘を刺して来た)
メリアは今回の敗北が気に入らず、ある程度の日数を置いて、パトの戦闘訓練環境に不満を持たせるように誘導しようとしたがそれを阻止された
メリア(ご主人から直接・・・考えましたね、私や誰か等の代理は認めない、上手いですね、そしてご主人は絶対に言ってこない、言うにしても琴歌ちゃんが説得して回りにかかる負担を考慮させてご主人から意見させないようにするのは、意見を言わせようよ誘導するより容易!!完全な敗北!!!)
メリアは今回の敗北の悔しさに涙を流した。
メリアはパトの一番の理解者でなければならないのに、今回は琴歌に取られた。
メリア「次は絶対に負けません!ご主人の事を一番に考えてるのは私なんですからね!!!」
メリアはそう言いながら子供のように部屋で泣き崩れていた。
そして琴歌の戦いが終わった。
こうして琴歌の戦いは常に続くのであった。
今回、ひとつの議題について討論される
【帝王教育方針委員会】
以前ソルテ達がメリアにパトの教育方針に異議を唱え、特別にメリアに意見をする場を設けたが、
結果は惨敗、メリアに成す術なく終わった。
そして今回、この【帝王教育方針委員会】からの議題に上がったのが
【戦闘訓練の強化】だった
パトは帝国に来て、確かにそれなりに実力は上がった、だが、地球に居た頃に比べるとやはりストイックな環境ではなくなり、地球の著しい成長が出来ているかと言われたらそうとは言い切れなかった。
琴歌ですら帝国に来て、体力を増やし、能力を最低限使えるようになり、それなりにオーラも扱えるようになった。
だがパトは成長こそはしているが果たしてそれは地球に居た頃に比べて成長しているのかと言われたら疑問が残る問題だった。
そこで教育委員会はパトの強化に重点を置き、勉学の量を減らし、実戦経験を増やす方がいいのではという事で検討してほしいらしい。
・・・・・・
琴歌「今回の議題、私的には凄くありなのですが・・・メリアさんはどうなのでしょうか・・・」
今回の会議の出席簿を見ると、メリアとアリシアが参加していた、
琴歌(最近、メリアさんにもアリシア様にも負けが続いてる、いや最近勝て出したことで二人も念入りに準備をしているのかもしれませんね、今回は私としては賛成、パトさんも勉強は苦手らしいですし、ここは戦闘訓練に重視した方が良いはずです)
琴歌はそう考える、そしてその想いが間違ってないと確認するために琴歌はパトの所に向かう、
琴歌(まずは情報と証言、そして賛同を得るための根拠となる証拠!これらが勝負を決めますからね!念入りに行きますよ!)
琴歌は気合が入っていた。
・・・・・・
琴歌は玉座に来ていた。
パト「琴歌!いらっしゃい!ゆっくりしてね!」
パトは玉座に相変わらず座っていた
琴歌「パトさん今日も勤務お疲れ様です、どうですか?何かご不満な点がありましたら、私がしっかり対策していきますからね!」
パト「心強いね!流石琴歌!せっかくだし一緒に居てよ!」
琴歌はパトの言葉に甘えて玉座の間の横にある机で一息つく
侍女A「飲み物はいかがでしょうか?」
琴歌「アイスティーをお願いします、パトさんは?」
パト「アップルジュースで、大きめの器でお願い」
侍女A「畏まりました、すぐにお持ち致します」
琴歌「以前に比べて便利になりましたね」
パト「ああ、侍女部隊が居てくれるおかげで生活がしやすくなった、感謝しなくちゃね、琴歌の所にも侍女部隊が居るでしょ?」
琴歌「はい、部屋の手入れや食事の準備、合間の休憩では必ずお声を掛けてくれるので私としても凄く助かっています」
パト「良かった、俺一人に侍女2000人も要らないからね、こうやって皆の所にも回って生活が良くなるならいい事だよ」
琴歌「そうですね、それでパトさん、最近教育の方はどうですか?何か難しい所はないですか?ワタシで良ければ教えますよ?」
さっそく琴歌がパトに勉強事情を聞き出そうと動いた、もちろんポケットに入れてある録音機の電源を入れ、ONにする、パトの直接の発言が強い証言となる。
パト「そうだね、勉強は今の所は問題というか、俺のペースに合わせてくれて、学んでわからない所があったら戻って、っていう反復学習してるから、的確に理解出来るようになってるかな、ペースはやっぱりかなり遅いけど、誤った知識、曖昧な知識で無責任な事は出来ないからね、しっかり学んで理解しないとって思ってるよ」
琴歌「流石です、確かに勉強速度は遅いかもしれませんが、それは個性ですからね、パトさんが納得いくまでしっかり学んで頂けたらと思います」
琴歌は笑いながらパトと話す、そして着実に聞きたい話題に持っていき、そしてとうとうその話題に触れる
琴歌「勉強も大事ですけど、訓練の時間はどうですか?パトさんもやっぱり実力もつけたいと思います、もしもう少し特訓の時間が必要なら私がメリアさんにお声をお掛けしますけど」
パト「訓練か、問題ないかな、今は別にそこまで必死に頑張る時じゃないんだよ、そりゃあ能力の技開発とか、オーラの新しい技術の挑戦とかやることはあるかもだけど、今の俺はそれより今の技術を確実なものにすることが大事なんだ、元々今の技術も何年という月日を掛けてじっくり身に着けて馴染ませるものなんだけど、俺は無理して覚えた、だからまずはロスをなくして、当たり前のように力を含めなくても呼吸をするかのように当たり前の感覚で今の力を扱えるようになれば、もっとその先に挑戦してもきっと早く成長出来ると思うんだ、まずは基礎、そしてその応用、そしてダメならまた基礎、勉強と同じだよ」
琴歌はパトの話を聞き、納得した半面、少し焦っていた。
琴歌(やっちゃいましたね、訓練においての価値観が違いました・・・パトさんがこういうのなら現状維持を狙った方がいいですかね、ですが、難しい、パトさんの考えは誰に入れられたものか、自身で考えたのなら、入る隙は沢山ある、)
例えば
・神界視点の強さに持っていくためには今の訓練時間は短い
・パト様は先を見ていないから現状維持を求める、訓練を増やすべき
・パト様の技術は程度が低いため現状維持をするにしてももっと精度を上げる必要があるため時間を増やすべき
等の意見がまかり通る可能性が高い。
琴歌(とりあえず今の考えが誰からの物か、そこを聞いてから考えましょう、メリアさんやアリシア様なら共闘を狙えるかもしれませんからね!)
琴歌「凄く立派な考えですね、私は身体を動かす事が苦手で訓練もパトさんのように満足にこなせなかったので尊敬します」
パト「そう?でも琴歌も頑張ってるじゃん、地球に居た頃に比べると凄いと思うよ」
琴歌「そう言ってもらえて嬉しいです、パトさんも今の考えはどうやって考えるようになったのですか?」
パト「そうだね、自分の考えもあるけど、半分はネルかな、今の訓練はソルテの直属部隊の子とネルが見てくれてるから」
琴歌(ネルさんですか、またこれは・・・)
パト「ネルってさ凄く強いけど、それって基礎を疎かにしてないからこそ、無駄が消えたって言ってたんだ、そしてネルを支える強さ、それは強い技でも高度な技術でもなく、基礎の完成度なんだって」
琴歌「そうなんですか?」
パト「うん、基礎を完成させ、そしてその応用を身に着け、それをまた基礎として、また新たな応用を生み出し、そしてそれをまた基礎にして鍛えることで、周りから見たら高度な技術でも自分からすれば手を動かす前を向いて歩く程度の感覚でその技術を扱えるようになる、そうなれば技に掛かるコストも減るし、必要とするオーラも少なく、変にオーラを動かさない分、乱れも少なく、安定した力を出す事が出来るって言ってたんだ」
琴歌「凄いですね、ネルさんだから説得力のある言葉・・・私もその言葉通り精進しないといけませんね」
琴歌(確かにネルさんのその教えならパトさんの今の現状の考え方にも納得できますね、それにこの方針は私としても納得できますし、あのネルさんが逝ってるのだからメリアさんやアリシア様も納得する材料になるはず、これは私も反対派としてパトさんの意見を尊重しなければいけませんね)
琴歌「あら、もう時間ですね、パトさん貴重なお話ありがとうございます、また時間が空いた時に伺いますね」
パト「ああ、また遊びに来てね、今日俺の部屋に来る?」
琴歌「凄く嬉しいお誘いなのですが、今日中にまとめないといけない大事な資料がありますので、また明日誘ってもらっていいですか?」
パト「わかった、なら明日どうかな?」
琴歌「はい、喜んで」クス
パトと琴歌は微笑ましい会話をしながら、琴歌は玉座を後にしパトの証言を元に資料作成をした。
・・・・・・
そして議会当日
メリア「今回の議題、【戦闘訓練の強化】についてですが、この議題を出した経緯を教えてくれませんか?」
メリアはパトの教育委員会には入っていなかった、入ったらこのような議会が開けずに独断で遂行してしまうので、琴歌とアリシアの意見によって外されているのだ。
委員会「はい、今回の件は帝王様の教育結果標に基づいてなのですが、ここ最近は実力の向上があまりよろしくありません、そして新たな技術を学ぶにしても現在の技術を磨くにしても時間が少ないと思われます、なので、勉強の時間を減らし、戦闘訓練の強化への時間を増やし、文武を両立させてほしい、と考えております」
アリシア「勉強の時間を削ってと言いますけど、帝王様は現在勉強の結果も実戦同様そこまで大きな成長はありません、その中でわざわざ戦闘訓練の時間を増やす必要性はあまり感じられないと思いますが」
議員A「でしたら、勉強時間をそのままにし、戦闘訓練の時間も増やすというのは如何でしょうか?現時点で帝王様の玉座に居る時間は長いため、数時間程戦闘訓練に時間をとってもさほど影響はないと思います」
メリア「そうですね、ご主人は今はまだ成長期、玉座に居る時間よりも今は学ぶ時間が大事、そして勉強とは違い、戦闘訓練は多少の無理もどうにでもなる、確かに悪くはないわね」
琴歌(メリアさんは賛成派、アリシア様は反対派に回りましたか、ここは私が反対派で死守しなければいけませんね)
琴歌「現在帝王様は今の訓練状況に満足しています、そしてこちらで独自に調べさせて頂いたのですが、自由時間等でも戦闘訓練に励んでいるそうです、それは本来の戦闘訓練では相手に出来ない方達と行っているため、有意義な時間を過ごしていると思います。」
議員B「成程、訓練時間を単純に増やしても訓練相手が同じだからあまり意味がないのでは、そういうことですね」
琴歌「はい、現時点の戦闘訓練では帝王様が求めればソルテ直属部隊所属のフォルテが対応しています、ですがそれ以外では自己鍛錬という形で集中力が切れたりしたら注意や筋トレのアシスタントとして活躍しています。そして技術面では帝園 ネル様がご教授してくださっているとのことです。増やす意味はあるのですが、もし増やすのであれば今の現状のまま増やすのではなく、訓練時間に対応できる方を増やし、多くの方と実戦を重ね、実戦的経験を積む事が必要だと判断いたします」
会場は歓声が飛ぶ
アリシア「そうですね、今の現状はもしかするとネル様の意向によるものなのかもしれません、そこの意図もわからずに時間だけ増やしてもあまり意味はありません」
メリア「そうでしょうか?時間を増やせば先ほどの訓練相手のバリエーションを増やすという問題にも貢献できると思いますがね、それに自由時間で色んな方にご教授を頂いているのは知っていますが、逆に言えばそれをわざわざ自由時間にするほど、今の戦闘訓練の時間は足りていない、そう捉えることも可能ではないのでしょうか?」
メリアの反撃に議会の数名は賛同の歓声が飛ぶ
琴歌「それは自由時間でしか時間が合わない、もしくは個人的事情で訓練をしている可能性もあります!例えばメリア様やアリシア様!私達はパト様が戦闘訓練時間に呼び出しがあった場合、すぐに対処出来ますか?アリシア様は能力でコピーを作らない事前提でお願いします」
メリア「可能です、今この場でご主人から命令が出てもこの議会を中断してでも向かいます、優先事項はご主人が第一です、それはこの国の法で定まっています。もちろんこれに反し、断ろうものなら罪は軽いものの裁判クラスです、それはこの政治部隊の方々なら重々承知をしているはず、月詠様はどう考えているのかはわかりかねますけどね」
琴歌「私はもちろんその考えです、ですがそう理想論で済むはずがないでしょう!今は中断出来る会議かもしれませんね!ですがすぐに結果が必要とする会議ならばどうです?流石のメリア様でも断る事はなくても時間を変えて欲しいとはお願いするのではないですか?いえ、私はその現場を何度も見ていますが?」ピ(録音機による証拠提出)
議会は琴歌の証拠提出により、琴歌への賛同の歓声が飛ぶ
アリシア「確かに時間をずらす必要がある案件、それは私にも多くあります、とてもじゃありませんが、まず私は殆どこの帝国には居ません、なので急遽呼び出しをされても私のコピーを行かせるしか方法がありあせん。部下も同じだと思いますそこはもっと柔軟な考えが必要だと思います」
琴歌とアリシアの二人による反対派が押し始めていた、メリアは目を瞑り、考え事をしていた。
琴歌(今の流れなら勝てる!パトさんの環境を守ることが出来ます!)
メリア「では時間変更はなし、という結論で本当によろしいのですね?反対派の皆様は?」
メリアが低いトーンで会話する、この状態でのメリアは威嚇体勢、つまり本気という事だ。
メリア「まず論点を戻しましょう、まず現時点で成長率が遅いご主人への救済処置として戦闘訓練の時間延長、ですがこれには問題があり、どこからその時間を持ってくるか、そして現時点では玉座に居る待機時間が多いため、その時間を使い、戦闘訓練に当てることで、補うことは可能」
メリアが淡々と説明する
メリア「そしてまずメリットとしては戦闘訓練の時間が確保できる、現在ご主人は自由時間を使ってまで訓練をしていると情報を得ました、なので私はこの時間延長と共に訓練相手として定期的に人をゲストとして呼びます、つまり義務化することで、専属・従属達の業務に組み込みますそうすれば先ほどの急遽の依頼という線は消えます、そして自由時間は戦闘訓練時間に満足を頂き、結果的に有意義に過ごす事が可能、どうでしょうか?」
琴歌「ではデメリットを」
メリア「デメリット?ありますか?」
琴歌「あります!まず義務化すると言いましたがそれでは本来訓練をしてほしい方が来てくれる日にちがおかしくなります!例えば帝王様が私に一週間程の時間を掛けて訓練相手になってほしいと思って居てもメリア様の意見では帝王様が満足いく日にちまで訓練相手になる事は不可能です!何故なら業務の一部と組み込んでしまうのですから!」
琴歌はそしてさらに追い打ちをかける
琴歌「そして先ほどメリア様は業務に組み込むと申しましたが、それは帝王様自らが定めた政策に違反しています!!【各部隊はその他の部隊の仕事に干渉する事は許可しない、応援をする場合は無所属の従属神から使用する事】つまりメリア様の提案は通りません!何故なら【パト様の教育は【帝王直属近衛部隊】と【帝王直属侍女部隊】の二つしか許可されていない業務ですから!」
アリシア「追記で言いますと、では帝王様が呼ぶのに反対するのは根本的な法に触れると反論をする予定なら、先ほども言いましたが急用という緊急性があるため咄嗟に対応できるかどうか等の別問題があります、そしてこの緊急性ですが、【暇なら大丈夫】ではなく【如何なる時も緊急に備えて業務中の間は自身の責務を全うする】というルールがありますので、基本的に各部隊に所属する専属神・従属神は常に緊急性があると判断されます、なので帝王様の呼び出しの権利はそれなりに制限が掛かることもお忘れなく」
琴歌とアリシアがメリアに対して反論をする。
メリア「では呼ぶのは不可能としましょう、ですが、時間を増やすメリットは残っていますが」
琴歌(今だ!ここでパトさんの音声データを出せば!!)
琴歌「メリア様、この音声をお聞きください」っピ
・・・・・・
パト音声データ「「訓練か、問題ないかな、今は別にそこまで必死に頑張る時じゃないんだよ、そりゃあ能力の技開発とか、オーラの新しい技術の挑戦とかやることはあるかもだけど、今の俺はそれより今の技術を確実なものにすることが大事なんだ、元々今の技術も何年という月日を掛けてじっくり身に着けて馴染ませるものなんだけど、俺は無理して覚えた、だからまずはロスをなくして、当たり前のように力を含めなくても呼吸をするかのように当たり前の感覚で今の力を扱えるようになれば、もっとその先に挑戦してもきっと早く成長出来ると思うんだ、まずは基礎、そしてその応用、そしてダメならまた基礎、勉強と同じだよ」」
・・・・・・
パトと琴歌の会話の音声データは会場に鳴り響く・・・
そして琴歌は喋る
琴歌「帝王様は戦闘訓練時間に納得されています、先ほどのメリア様の意見では帝王様の意見に背くのは重罪、ならばこの意見に背くのは重罪、罪を問われることになりますが如何でしょうか?」
琴歌はメリアに音声データの入った録音機を付き出す
メリアは琴歌を鋭く睨みつける
そして互いの睨み合う時間が続き・・・メリアが発言する
メリア「わかりました、今回の件に関しましては私は【反対】とさせていただきます」
琴歌(勝った・・・)
アリシア(流石だわ!あのメリア様に勝った!問答無用の勝利だわ!)
委員会「では決議を取ります今回出席されている政治部隊の皆様含め2003名の投票をお願いします」
【パトの戦闘訓練強化は?】
賛成 295票
反対 1708票
委員会「今回の結果を持ちまして帝王様の戦闘訓練強化案は見送りとさせていただき、現状維持を続けていきたいと思います」
琴歌「教育委員会にお願いです、今回の件、少なくとも5年、もしくは帝王様自ら案を出さない限り議題を出さないで頂きたいです!せっかく今回結果を出したのに、何度もぶり返されては意味がありませんので」
委員会「畏まりました、今後この議題は5年間、帝王様から直接の依頼が無い限りこの場の議題に出さない事を誓います」
琴歌「この後すぐに書類を提出してください、それでその表明を証明します」
委員会「畏まりました」
メリア「これにて、今回の議会は終わります、お疲れ様でした」
・・・・・・
琴歌「ふう~~」
琴歌は近くの椅子で一息ついていた・
アリシア「お疲れ様、流石ね、まさかあのメリア様を言い負かすなんてね」
琴歌「そうですね、今までは何度も買った事はありますが、どこか余裕の表情でしたからね、しかもこの【教育委員会】関係は本当にメリア様の負け知らずでしたし、最後のあの気配、間違いなく本気でした」
アリシア「ええ、それに勝てたのは琴歌ちゃんの準備の賜物、まさか最後の最後にパト様のあの音声データを出されたら、まだまだ反論の余地があったメリア様ですら黙るしかないですからね」
琴歌「はい、パトさんの時間を守れてよかったです」
琴歌とアリシアが二人で勝利を称え合っている時メリアは一人控室で座っていた
・・・・・・
メリア(負けた・・・私が・・・本気で勝ちに行ったのに・・・しかも流石琴歌ちゃん、先を読んで同じ議題が上がらないように釘を刺して来た)
メリアは今回の敗北が気に入らず、ある程度の日数を置いて、パトの戦闘訓練環境に不満を持たせるように誘導しようとしたがそれを阻止された
メリア(ご主人から直接・・・考えましたね、私や誰か等の代理は認めない、上手いですね、そしてご主人は絶対に言ってこない、言うにしても琴歌ちゃんが説得して回りにかかる負担を考慮させてご主人から意見させないようにするのは、意見を言わせようよ誘導するより容易!!完全な敗北!!!)
メリアは今回の敗北の悔しさに涙を流した。
メリアはパトの一番の理解者でなければならないのに、今回は琴歌に取られた。
メリア「次は絶対に負けません!ご主人の事を一番に考えてるのは私なんですからね!!!」
メリアはそう言いながら子供のように部屋で泣き崩れていた。
そして琴歌の戦いが終わった。
こうして琴歌の戦いは常に続くのであった。
No.72 田舎者 フルール episode3
パト達は上級神の城に案内される
パト「それで、報酬の話だが?」
パトは今回の件はネルの暇つぶしに付き合っただけなので、正直報酬の件はどうでも良かったが、形は大事にした方がいいのは理解していたため、一応聞いておく。
上級神「私達の物で満足いただける物があるか・・・」
ソルテ「それを決めるのは私達です、そうですね、この惑星とエリアを一通り調べていましたが、唯一秀でていたのが中級神の多さ、ですがこのような敵に勝てないようでは期待外れも良い所、私達の侍女1人でも服に埃を付けずに帰ってきますよ」
ソルテはため息をつく
ソルテ(さて、これだけの態度を見せれば相手はこのエリアの星を全て持ってくるでしょうね、まあ、元々この上級神は私達の配下神らしいし、狙おうと思えばいつでも声一つで狙えたエリア、特にそこまで欲しいとも思えないわね、だからメリア様達は行きたがらなかったのね、私も大体は理解してたけど」
上級神は頭を悩ませる
上級神(このお方達が満足する物などこちらが用意できるわけないだろう!どうする!この惑星エリアを渡すか!いやそんなもの上の一声ですぐにでも手に入るもの!そんなすぐ手に入るものを渡しても相手は満足しない!ならなにを・・・クソ、まさかこの星のためにここまでの!?)
フルールは気配を消して会議の話を聞いていた、
フルール(報酬の話をしてる・・・やっぱり無償で助けてくれるわけじゃない、お母様も亡くなって、危うく私の大事な国民も無くす所だった・・・感謝はしてる・・・けど)
ソルテ「上級神、そこの入り口に居るネズミをこちらに出しなさい、何を考えてるかわからないけど情報漏洩と印象操作を狙っているのなら、只では済みませんよ?」
上級神「な?!そのような事は?!誰だ!入ってこい!!」
フルールは気配を消していたにも関わらずバレた事に驚いていた
フルール(まさか、ここまで気配を消しても気付くの?!これが上位の神!怖い!!)
フルールはそう考えながらもバレてしまったため部屋に入る
・・・・・・
パト(女の子・・・)
ソルテ「名前は?どこ所属かも」
フルール「えっと・・・フルール・ユリファベルです、ユリファベル国の豊穣神見習いです。」
ソルテ(下級神か、雪花ちゃんが居るからあまり言いたくないけど、必要ないわね、)
上級神「何故勝手に入って来た!貴様!後で覚えているがいい!!」
ソルテ「黙りなさい、私達の前で声を荒げるな、主様が不愉快になられるだろう?」
上級神(しまった!確かエウレカ帝国の帝王は生粋の女好き!?こんな女神でも無礼を働けば男である私は極刑!これは対応を考えなければ!)
パト(あいつ、すっごい変な誤解してそう・・・)
上級神「お見苦しい所を・・・ですが、この場を知ってしまった者です、こちらで対処させていただいても?」
フルール「え?!そんな?!」
フルール(私死ぬの?!そんな?!)
ソルテ「だからそんな事は好きにしなさい、次私達が不愉快に感じれば消します、私は世界最強の破壊神と帝王神候補様方から評価を頂いております、貴方とこのエリア如き、1秒もかからずして消し炭にしますけど?」
パト「それくらいにしておけ、格下に脅してどうする、それこそ器が小さく見られるだろう」
パトはソルテを抑制する、もちろんソルテもそこまでするつもりはなく、あくまで威嚇の演出だ。
パト(さて、上級神なんて本気出されたら対処出来るのソルテとメルリアくらいだけど、どうするか・・・月花的にはどんな報酬が妥協点だと思う?)
月花(そうね、正直、どんな報酬でも私達への対価としては見合ってないから、ここは無難なのがこのエリアの受け渡し、でも正直そんな物貰ってもって感じだし、ここはパトが欲しい物でいいんじゃない?)
パトはネルと雪花の方をチラっと見てみる
ネルはつまらなさそうに自分の服袖を整えていた
雪花は俯いている、多分寝てる。
パト(クソ!脳筋共は会話に参加する気すらない!ここは一度引き下がってメリア達に任せようかな)
月花(それが良いかもね、アリシア様ならいい感じに収めてくれるからそうしたらどう?)
パト(そうだね、なら一応この場は終わらせよう、ソルテもちょっと困ってるみたいだし)
パトがそうこう考えているとフルールがパトに話しかける
フルール「私のような下級神で神見習いが帝王様のような高貴なお方にお声をお掛けするのも恐れ多いのですが、お願いです。どうか今回の件、無償で済ませてはくれないでしょうか・・・」
上級神「貴様!これ以上私の顔に泥を塗るな!!誰かこの女をこの場から」
ソルテ「中に入れるように命令したのは私ですが?私の命令から背くのですか?あと声を荒げるなとも言いましたが?」
上級神「うぐ?!」
上級神は黙ってしまう。
パト「無償か、それは出来ない事だ、それを許し特別扱いをすればしっかりと対価を払っている他の者が報われない、そうだろう?ここまでは話はわかるか?フルール」
フルール「はい・・・ですが私達の星は恐らく帝王様に渡せるような物を持ち合わせておりません・・・なのでこれ以上となれば・・・」
ソルテ「フルール、下級神でしかも見習いの世間知らずだと思うので、今回は見逃します、そして教えておきましょう、星々単位の話なんてどうでもいいのです、私達はこの数十もあるこのエリアを貰うか貰わないか、その話をしています、単語として出していないだけでそれは全員理解してます、ですがそれでもこのエリアの秀でている物、それがまったく私達から見て魅力がない、だからこの上級神も考えている」
ソルテはフルールに向けて話す、ソルテは聖鬼族、基本的に非情になれない種族のため、情をフルールに向ける
ソルテ「ちなみにこのエリアの秀でている物、それは中級神の多さ、つまり戦力が高いという事、だけど今回このような失態を犯し、統率も取れていない上級神、このような体たらくの戦力で私達が魅力に感じる等ありえません、私の後ろに居る、侍女、この子に【このエリアを破壊しろ】と命令すれば服に埃を付ける事なく、当たり前のようにこなすでしょう、その程度なのですよ、ここは」
フルール(凄い・・・言ってることの次元が違う・・・私みたいな星の中にある小さな国の豊穣神とか本当に些細な事に感じる程だ・・・きっとこの人達からしたらお母様や王都の犠牲は些細なものとして見てないんでしょうね・・・私にとって神生に関わる程の一大事なのに・・・)
フルールは自分の小ささに失望する。
ソルテ「これでお話は以上です、とりあえず全部喋ってしまったわけですし、とりあえずこのエリア全域でいいです、後日帝国の者が伺いますので契約をしてください、断ってくれても構いませんが、私よりも強いので、敵に回さない事をお勧めします。それでは」
ソルテは上級神にそれだけを伝え、パトに向き話す。
ソルテ「会談は終了致しました、帝王様はこの内容で問題ないでしょうか?」
パト「・・・メルリア、服を直せ」
メルリア「畏まりました、アナタ」
パト(さてと、これでおしまい、ささっとかえってアリシアに丸投げして、俺は寝る!疲れた!もうこんな会談はごめんだ)
フルール「なら私を!!私を捧げます!!」
会議室にフルールの大きな声が響く
ソルテ「貴女のような下級神の中でも下位に居る存在に価値があるとでも?」
フルール「私は今回の騒動で母親を亡くしました、私を崇めてくれる国も王都壊滅により今後貿易が悪くなり、間違いなく不況に陥ります、私は豊穣神として民を助けたい、ですが今の私では何もできない、国民が今より貧しくなり、飢えで死んでいく姿を見ていくしかない・・・そんなのは嫌です!せっかくお母様が守り続けた国と愛しき民達!私はこの身を捧げてでも私達の星を見捨てないでほしい!救ってほしい!!なので私一人でどんな命令でも聞きます!この身を帝王様の快楽のためだけの玩具として扱って頂いてもかまいません!!なのでお願いします!」
フルールは頭を深く下げ、土下座をする。
雪花(別に私達の配下に入ったらそこらへんの問題は全部アリシア様とソフィアちゃんがなんとかするから別に問題ないのだけど・・・きっとここまでの自己犠牲的なお願いをして利用しないわけない、ソルテ様はどう考える、本当に玩具として扱う?でもそれはパトが認めないと思うけど)
ソルテ「必要ありません、貴女の代わりは文字通りこちらには」
ソルテが喋っている時、パトが声を上げた
パト「その覚悟、一国の王として感銘を受けた、今回の騒動で母を亡くし、それでも我が使命を全うしたいという強い意志を持ち、この上級神ですら恐れる我にここまでの覚悟、いいだろう、フルール、お前の神生!この我が頂いた!お前は今後我のためだけに尽くし!我のためだけに生きろ!それで今回の報酬の件は良心的に進める事を約束しよう」
ネル(気に入ったな、主様、こういう立場が弱い娘の強い決意と覚悟、それを救うのは主様の夢だからなぁ、面白い)
パト「ソルテ、アリシアに今すぐ連絡し、すぐにこの場に来るように命令しろ、現時点で危機的状況だ、すぐに検査官を導入し、カナの部隊をこちらに派遣させろ、そして環境問題をただちに解決し、失った王都再建をすぐに始めさせるのだ、3日、3日で以前よりも良い星に仕上げろ!いいな!!」
ソルテ「畏まりました、帝王様!」
ソルテはすぐに会議室を後にし、アリシアに連絡する。
上級神はいきなりの展開に考えが追い付かず、放心状態になっていた
・・・・・・
パトは土下座を続けるフルールの元に行く
フルール「ありがとうございます・・・ありがとうございます・・・」
パト「頭を上げるんだ、フルール」
フルールはそう言われると、涙でぐしゃぐしゃになっている顔をパトに向ける
パト「メルリア、この子を手入れしろ、もうこの子は我の物だ、丁重に扱え、いいな?」
メルリア「畏まりました、アナタ、フルール様、こちらへ」
メルリアはフルールを優しく立ち上がらせ、城内の更衣室まで連れて行く
パト「雪花、月花、アリシアが来るまで待機室で休息だ、上級神、今すぐ案内しろ」
上級神「畏まりました!!」
・・・・・・
待機室にて
雪花「パト弱いわね~~」
パト「仕方ないだろ、あそこまでの決意を向けられたら見捨てれないよ」
月花「まあ、パトらしいわね、ソルテ様なんて【なんでそんな事を?!】みたいな顔してたわよ、あれは滑稽だったわ」
ソルテ「滑稽で悪かったですね」
月花「ソルテ様?!」
ソルテが待機室に入って来た。
ソルテ「びっくりしましたよ、パト様、せっかく話を終わらせようとしたのに何故こちら側がそこまでの待遇を」
パト「まあソルテ、いいじゃないか、あそこまでの覚悟を見せられたら答えてあげないと」
ソルテ「それでどうするのですか?」
パト「さっき言った通り、アリシアとソフィアとカナに任せるつもりだけど?」
ソルテ「違います!!そこは別に問題ありません!3日と言わず恐らく明日から取り掛かって終わりますよ、別にこの星の文化や技術は高くないので、再現は可能ですし、ここの自然は既にサンプルがありますので、それを量産してしまえばいい、その程度の仕事ですので」
月花「ああ、もしかしてそれ、私が技術開発部隊に居た頃い作ったかも」
パト「そうなんだ、なら何が問題なんよ、ソルテ」
ソルテ「あのフルールという子です!下級神ですよ?!メルリア様のような帝王神候補、今は専属侍女を目指しているエイリだって最上級神77位、優秀です!ですがフルールは下級神のしかも見習い!誰も許可出せませんし、部隊にも配属出来ません!なので城内に入れるなんて不可能ですし、下級神は配下神のまた配下神の配下神の~~って続くほどに価値が引く地位です、帝国の仕事なんて・・・」
雪花「まあ、そこは多分問題ないんじゃないかな、一つだけ入れる場所があるでしょ?」
月花「シスリットが管理している【帝国特別近衛部隊】ね」
パト「そ、そう!あそこにはまだ下級神クラスの美魅だって居る、そこに配属させて面倒を見れば問題ないじゃないか」
ソルテ「パト様!お言葉ですが!今後このように救いを求めてくる人達をそうやって匿うのは辞めてください!慈悲は本当に素晴らしいですが、このような形で使えない神を集めても帝国の負担が増えるだけなんですから!」
パトはソルテの言葉にカチンと頭に来た。
パト「ソルテ、俺は弱き者に手を差し伸べる王になりたい、弱き者を見捨てるのは不可能だ、何故なら俺自身が弱い者だったからな、底辺に居た時、雪花やメリア、月花や皆が手を差し伸べて一緒に歩いてくれたからこうやってこの場に居るんだ、そんな風に育ち成長してきた俺が弱き者を助けないのはおかしいだろう、俺は自分に与えられた恩をこうやって返す、俺はそういう王になるんだ」
ソルテ「ですが・・・」
月花「ソルテ様、私達の国王がそう言ってるのにこれ以上否定しても仕方ないじゃない、メリアちゃんなら例え不満や不条理と感じてもパトの理想のために動くと思うわ、そうでしょ?」
ソルテ「・・・そうですね・・・失礼いたしました・・・」
ソルテは難しい顔をして、近くにある椅子に座る
雪花「相当気に入らないって顔ね、あれ」ボソボソ
月花「まあ、実際問題気に入らないんでしょうね、ソルテ様は効率を重視するから」ボソボソ
ソルテ「聞こえてるわよ、話すなら外で話してちょうだい」ムス
雪花・月花「は、は~~い」焦り
雪花と月花は待機室から出ていった。
パトは今回の判断は曲げる気はなく、ソルテにも同情の言葉は出さなかった
パト(俺は間違ってない、あそこまで必死にお願いしてきてるのに無視なんて出来るか)
パト「それで、報酬の話だが?」
パトは今回の件はネルの暇つぶしに付き合っただけなので、正直報酬の件はどうでも良かったが、形は大事にした方がいいのは理解していたため、一応聞いておく。
上級神「私達の物で満足いただける物があるか・・・」
ソルテ「それを決めるのは私達です、そうですね、この惑星とエリアを一通り調べていましたが、唯一秀でていたのが中級神の多さ、ですがこのような敵に勝てないようでは期待外れも良い所、私達の侍女1人でも服に埃を付けずに帰ってきますよ」
ソルテはため息をつく
ソルテ(さて、これだけの態度を見せれば相手はこのエリアの星を全て持ってくるでしょうね、まあ、元々この上級神は私達の配下神らしいし、狙おうと思えばいつでも声一つで狙えたエリア、特にそこまで欲しいとも思えないわね、だからメリア様達は行きたがらなかったのね、私も大体は理解してたけど」
上級神は頭を悩ませる
上級神(このお方達が満足する物などこちらが用意できるわけないだろう!どうする!この惑星エリアを渡すか!いやそんなもの上の一声ですぐにでも手に入るもの!そんなすぐ手に入るものを渡しても相手は満足しない!ならなにを・・・クソ、まさかこの星のためにここまでの!?)
フルールは気配を消して会議の話を聞いていた、
フルール(報酬の話をしてる・・・やっぱり無償で助けてくれるわけじゃない、お母様も亡くなって、危うく私の大事な国民も無くす所だった・・・感謝はしてる・・・けど)
ソルテ「上級神、そこの入り口に居るネズミをこちらに出しなさい、何を考えてるかわからないけど情報漏洩と印象操作を狙っているのなら、只では済みませんよ?」
上級神「な?!そのような事は?!誰だ!入ってこい!!」
フルールは気配を消していたにも関わらずバレた事に驚いていた
フルール(まさか、ここまで気配を消しても気付くの?!これが上位の神!怖い!!)
フルールはそう考えながらもバレてしまったため部屋に入る
・・・・・・
パト(女の子・・・)
ソルテ「名前は?どこ所属かも」
フルール「えっと・・・フルール・ユリファベルです、ユリファベル国の豊穣神見習いです。」
ソルテ(下級神か、雪花ちゃんが居るからあまり言いたくないけど、必要ないわね、)
上級神「何故勝手に入って来た!貴様!後で覚えているがいい!!」
ソルテ「黙りなさい、私達の前で声を荒げるな、主様が不愉快になられるだろう?」
上級神(しまった!確かエウレカ帝国の帝王は生粋の女好き!?こんな女神でも無礼を働けば男である私は極刑!これは対応を考えなければ!)
パト(あいつ、すっごい変な誤解してそう・・・)
上級神「お見苦しい所を・・・ですが、この場を知ってしまった者です、こちらで対処させていただいても?」
フルール「え?!そんな?!」
フルール(私死ぬの?!そんな?!)
ソルテ「だからそんな事は好きにしなさい、次私達が不愉快に感じれば消します、私は世界最強の破壊神と帝王神候補様方から評価を頂いております、貴方とこのエリア如き、1秒もかからずして消し炭にしますけど?」
パト「それくらいにしておけ、格下に脅してどうする、それこそ器が小さく見られるだろう」
パトはソルテを抑制する、もちろんソルテもそこまでするつもりはなく、あくまで威嚇の演出だ。
パト(さて、上級神なんて本気出されたら対処出来るのソルテとメルリアくらいだけど、どうするか・・・月花的にはどんな報酬が妥協点だと思う?)
月花(そうね、正直、どんな報酬でも私達への対価としては見合ってないから、ここは無難なのがこのエリアの受け渡し、でも正直そんな物貰ってもって感じだし、ここはパトが欲しい物でいいんじゃない?)
パトはネルと雪花の方をチラっと見てみる
ネルはつまらなさそうに自分の服袖を整えていた
雪花は俯いている、多分寝てる。
パト(クソ!脳筋共は会話に参加する気すらない!ここは一度引き下がってメリア達に任せようかな)
月花(それが良いかもね、アリシア様ならいい感じに収めてくれるからそうしたらどう?)
パト(そうだね、なら一応この場は終わらせよう、ソルテもちょっと困ってるみたいだし)
パトがそうこう考えているとフルールがパトに話しかける
フルール「私のような下級神で神見習いが帝王様のような高貴なお方にお声をお掛けするのも恐れ多いのですが、お願いです。どうか今回の件、無償で済ませてはくれないでしょうか・・・」
上級神「貴様!これ以上私の顔に泥を塗るな!!誰かこの女をこの場から」
ソルテ「中に入れるように命令したのは私ですが?私の命令から背くのですか?あと声を荒げるなとも言いましたが?」
上級神「うぐ?!」
上級神は黙ってしまう。
パト「無償か、それは出来ない事だ、それを許し特別扱いをすればしっかりと対価を払っている他の者が報われない、そうだろう?ここまでは話はわかるか?フルール」
フルール「はい・・・ですが私達の星は恐らく帝王様に渡せるような物を持ち合わせておりません・・・なのでこれ以上となれば・・・」
ソルテ「フルール、下級神でしかも見習いの世間知らずだと思うので、今回は見逃します、そして教えておきましょう、星々単位の話なんてどうでもいいのです、私達はこの数十もあるこのエリアを貰うか貰わないか、その話をしています、単語として出していないだけでそれは全員理解してます、ですがそれでもこのエリアの秀でている物、それがまったく私達から見て魅力がない、だからこの上級神も考えている」
ソルテはフルールに向けて話す、ソルテは聖鬼族、基本的に非情になれない種族のため、情をフルールに向ける
ソルテ「ちなみにこのエリアの秀でている物、それは中級神の多さ、つまり戦力が高いという事、だけど今回このような失態を犯し、統率も取れていない上級神、このような体たらくの戦力で私達が魅力に感じる等ありえません、私の後ろに居る、侍女、この子に【このエリアを破壊しろ】と命令すれば服に埃を付ける事なく、当たり前のようにこなすでしょう、その程度なのですよ、ここは」
フルール(凄い・・・言ってることの次元が違う・・・私みたいな星の中にある小さな国の豊穣神とか本当に些細な事に感じる程だ・・・きっとこの人達からしたらお母様や王都の犠牲は些細なものとして見てないんでしょうね・・・私にとって神生に関わる程の一大事なのに・・・)
フルールは自分の小ささに失望する。
ソルテ「これでお話は以上です、とりあえず全部喋ってしまったわけですし、とりあえずこのエリア全域でいいです、後日帝国の者が伺いますので契約をしてください、断ってくれても構いませんが、私よりも強いので、敵に回さない事をお勧めします。それでは」
ソルテは上級神にそれだけを伝え、パトに向き話す。
ソルテ「会談は終了致しました、帝王様はこの内容で問題ないでしょうか?」
パト「・・・メルリア、服を直せ」
メルリア「畏まりました、アナタ」
パト(さてと、これでおしまい、ささっとかえってアリシアに丸投げして、俺は寝る!疲れた!もうこんな会談はごめんだ)
フルール「なら私を!!私を捧げます!!」
会議室にフルールの大きな声が響く
ソルテ「貴女のような下級神の中でも下位に居る存在に価値があるとでも?」
フルール「私は今回の騒動で母親を亡くしました、私を崇めてくれる国も王都壊滅により今後貿易が悪くなり、間違いなく不況に陥ります、私は豊穣神として民を助けたい、ですが今の私では何もできない、国民が今より貧しくなり、飢えで死んでいく姿を見ていくしかない・・・そんなのは嫌です!せっかくお母様が守り続けた国と愛しき民達!私はこの身を捧げてでも私達の星を見捨てないでほしい!救ってほしい!!なので私一人でどんな命令でも聞きます!この身を帝王様の快楽のためだけの玩具として扱って頂いてもかまいません!!なのでお願いします!」
フルールは頭を深く下げ、土下座をする。
雪花(別に私達の配下に入ったらそこらへんの問題は全部アリシア様とソフィアちゃんがなんとかするから別に問題ないのだけど・・・きっとここまでの自己犠牲的なお願いをして利用しないわけない、ソルテ様はどう考える、本当に玩具として扱う?でもそれはパトが認めないと思うけど)
ソルテ「必要ありません、貴女の代わりは文字通りこちらには」
ソルテが喋っている時、パトが声を上げた
パト「その覚悟、一国の王として感銘を受けた、今回の騒動で母を亡くし、それでも我が使命を全うしたいという強い意志を持ち、この上級神ですら恐れる我にここまでの覚悟、いいだろう、フルール、お前の神生!この我が頂いた!お前は今後我のためだけに尽くし!我のためだけに生きろ!それで今回の報酬の件は良心的に進める事を約束しよう」
ネル(気に入ったな、主様、こういう立場が弱い娘の強い決意と覚悟、それを救うのは主様の夢だからなぁ、面白い)
パト「ソルテ、アリシアに今すぐ連絡し、すぐにこの場に来るように命令しろ、現時点で危機的状況だ、すぐに検査官を導入し、カナの部隊をこちらに派遣させろ、そして環境問題をただちに解決し、失った王都再建をすぐに始めさせるのだ、3日、3日で以前よりも良い星に仕上げろ!いいな!!」
ソルテ「畏まりました、帝王様!」
ソルテはすぐに会議室を後にし、アリシアに連絡する。
上級神はいきなりの展開に考えが追い付かず、放心状態になっていた
・・・・・・
パトは土下座を続けるフルールの元に行く
フルール「ありがとうございます・・・ありがとうございます・・・」
パト「頭を上げるんだ、フルール」
フルールはそう言われると、涙でぐしゃぐしゃになっている顔をパトに向ける
パト「メルリア、この子を手入れしろ、もうこの子は我の物だ、丁重に扱え、いいな?」
メルリア「畏まりました、アナタ、フルール様、こちらへ」
メルリアはフルールを優しく立ち上がらせ、城内の更衣室まで連れて行く
パト「雪花、月花、アリシアが来るまで待機室で休息だ、上級神、今すぐ案内しろ」
上級神「畏まりました!!」
・・・・・・
待機室にて
雪花「パト弱いわね~~」
パト「仕方ないだろ、あそこまでの決意を向けられたら見捨てれないよ」
月花「まあ、パトらしいわね、ソルテ様なんて【なんでそんな事を?!】みたいな顔してたわよ、あれは滑稽だったわ」
ソルテ「滑稽で悪かったですね」
月花「ソルテ様?!」
ソルテが待機室に入って来た。
ソルテ「びっくりしましたよ、パト様、せっかく話を終わらせようとしたのに何故こちら側がそこまでの待遇を」
パト「まあソルテ、いいじゃないか、あそこまでの覚悟を見せられたら答えてあげないと」
ソルテ「それでどうするのですか?」
パト「さっき言った通り、アリシアとソフィアとカナに任せるつもりだけど?」
ソルテ「違います!!そこは別に問題ありません!3日と言わず恐らく明日から取り掛かって終わりますよ、別にこの星の文化や技術は高くないので、再現は可能ですし、ここの自然は既にサンプルがありますので、それを量産してしまえばいい、その程度の仕事ですので」
月花「ああ、もしかしてそれ、私が技術開発部隊に居た頃い作ったかも」
パト「そうなんだ、なら何が問題なんよ、ソルテ」
ソルテ「あのフルールという子です!下級神ですよ?!メルリア様のような帝王神候補、今は専属侍女を目指しているエイリだって最上級神77位、優秀です!ですがフルールは下級神のしかも見習い!誰も許可出せませんし、部隊にも配属出来ません!なので城内に入れるなんて不可能ですし、下級神は配下神のまた配下神の配下神の~~って続くほどに価値が引く地位です、帝国の仕事なんて・・・」
雪花「まあ、そこは多分問題ないんじゃないかな、一つだけ入れる場所があるでしょ?」
月花「シスリットが管理している【帝国特別近衛部隊】ね」
パト「そ、そう!あそこにはまだ下級神クラスの美魅だって居る、そこに配属させて面倒を見れば問題ないじゃないか」
ソルテ「パト様!お言葉ですが!今後このように救いを求めてくる人達をそうやって匿うのは辞めてください!慈悲は本当に素晴らしいですが、このような形で使えない神を集めても帝国の負担が増えるだけなんですから!」
パトはソルテの言葉にカチンと頭に来た。
パト「ソルテ、俺は弱き者に手を差し伸べる王になりたい、弱き者を見捨てるのは不可能だ、何故なら俺自身が弱い者だったからな、底辺に居た時、雪花やメリア、月花や皆が手を差し伸べて一緒に歩いてくれたからこうやってこの場に居るんだ、そんな風に育ち成長してきた俺が弱き者を助けないのはおかしいだろう、俺は自分に与えられた恩をこうやって返す、俺はそういう王になるんだ」
ソルテ「ですが・・・」
月花「ソルテ様、私達の国王がそう言ってるのにこれ以上否定しても仕方ないじゃない、メリアちゃんなら例え不満や不条理と感じてもパトの理想のために動くと思うわ、そうでしょ?」
ソルテ「・・・そうですね・・・失礼いたしました・・・」
ソルテは難しい顔をして、近くにある椅子に座る
雪花「相当気に入らないって顔ね、あれ」ボソボソ
月花「まあ、実際問題気に入らないんでしょうね、ソルテ様は効率を重視するから」ボソボソ
ソルテ「聞こえてるわよ、話すなら外で話してちょうだい」ムス
雪花・月花「は、は~~い」焦り
雪花と月花は待機室から出ていった。
パトは今回の判断は曲げる気はなく、ソルテにも同情の言葉は出さなかった
パト(俺は間違ってない、あそこまで必死にお願いしてきてるのに無視なんて出来るか)
2022年11月09日
No.71 帝王と側近達の王様ゲーム
今日から数日自身の部隊が暇になるという事で、ラルはパトの護衛側近として、玉座に滞在していた。
ラル「自分の部隊でやる事が無くなったらこうやって玉座で待機、なんか久しぶりに感じるなぁ~」
ソルテ「そうですね、最近はこちらの部隊周りが良くなって側近が日常的に居なくても良くなったのはありますね」
雪花「そうですね、部隊も中間管理職達が頑張ってくれるから私の仕事が本当になくなってきたんですよね・・・」
ラル「雪花ちゃん、わかるわ、専攻部隊や護衛部隊って以前に比べて部隊員数が大幅に増えたから私の仕事無くなったのよね、強いて言うなら毎週ある日程会議くらい?」
雪花「私も日程会議とメリアちゃんからの指示くらいでそれも大体最近は奏星さんに任せてるから本当に仕事が無くて」
ソルテ「これもパトさんが頑張って動いてくれた結果ですね、本来最高責任者は暇くらいで丁度良いんです、だから今この形が一番理想に近いとも言えますね」
ラル「そうねぇ~、和むわぁ~」
パト「よっし!和むついでにラル!遊ぼうじゃないか!」
ラル「遊ぶ?」
パト「そうそう!ラルは普段この部屋とか自室以外では本当に冷徹モードだから全然相手してくれないんだ!だからここに居る以上は俺のおもちゃになってもらうぜ!!」
ラル「・・・お手柔らかに・・・」
ラルは少し嫌な予感はしたが、確かに普段は冷徹モードでパトすらも軽くあしらっていたため、断ったり、文句すら言う事が出来なかった。
パト「王様ゲームというのは・・・どうかな?」
雪花「あ~、命令して服とか脱がすやつ?」
パト「それは不純な方の王様ゲームだろ!そんな性欲まみれの大学生みたいな遊びはしないよ!やるのは純粋に楽しめる王様ゲームさ!」
ソルテ「本音は?」
パト「ラルに色々命令して反応を楽しみたい!!」
ソルテ「なら今ここで命令したらいいのに・・・」
パト「それは職権乱用だろがい!そんなことしてラルに何かやらせても俺の方が罪悪感で楽しめないわ!」
ラル「王様ゲームを提案するのも中々の職権乱用ですけどね・・・」
雪花「ええ~いいじゃないですか!やりましょうよ!ラル様!」
パト「そうよそうよ~、やりましょうよラル様~~♪」
ラル「断るなんて言ってないでしょ~!やります!それでどんな内容の命令なら問題ないの?」
パトは少し考える、
パト「エロいのはなし、一発芸とか、ポッキーゲームみたいなものだったらOK!」
雪花「そのエロの定義は?」
パト「服を脱がさせる、性的奉仕をさせる、性的行為をさせる、それとあからさまな人格否定、言わば冒涜になるような命令、冗談にならない命令、かな、楽しめないと意味がないからね!」
ソルテ「あくまで健全であれという事ですね」
パト「ああ!司会はメルリアにやってもらう!俺達4人でゲーム開始だ!!」
そんな時、月花が玉座に帰ってくる。
月花「話は大体理解してるわ、私も混ざるわ!」
雪花「月花お姉ちゃん!メリアちゃんとのお話はもういいの?」
月花「ええ、今の配置になってからの近況報告だったから」
月花はそう言いながらパトの肩に寄りかかり、ソルテ達と普通に話す。
雪花「随分距離感近くなったわね~~」むす~~
パト「まあ、補佐だしね、距離があるより、近い方がいいじゃない?」焦り
雪花「そうですねー!」ムキ――!
ソルテ「では始めましょう、まずはメルリア様、申し訳ないのですが、1から4の数字を書いた棒4本と先端だけ赤く塗った棒1本用意してもらっていいですか?」
メルリア「わかりました」
メルリアはそう言うとすぐに何もない所からソルテの言われた通りの物が出て来た。
パト「某青狸より物出すんじゃないか・・・この子は・・・」
雪花「泣きついてみたら?メルエモ~ンって?」
メルリア「泣きつかなくても言われたら出しますよ!」焦り
パト「それじゃあ5回勝負な!せーの!」
パト・雪花・ラル・ソルテ・月花「王様だーれだ!」
・・・・・・
1回目 王様はソルテだった。
ソルテ「私が王様ですか・・・さて」
ソルテは命令を考える、ゲーム参加者はパト・雪花・ラル・月花、正直パトはリアル王様であれど、ある程度の言う事は聞いてくれるし、雪花や月花も聞いてくれる、ラルに関してはどこかそういう遊びは受け入れてくれないというイメージがあったため、ソルテとしてはラルに命令したかった。なので、命令の内容もラル向けの命令にしてみる
ソルテ「2番の人、1番の人にこのゲームが終わるまでぶりっ子のように媚びてください」
パト「ちくちょう!2番だ!!」
ラル「私1番ね」
ソルテ(っち、外したか!)
雪花「はい!それじゃあパトがラル様に沢山媚びてください!」
パト「ラル~~、僕~~腕ぎゅ~してていいですか~~?」
ソルテ「ぶふぉ?!」
ラル「ぶふぇ?!」
メルリア「ぷふ///」
侍女達「ぷは///」
雪花「流石ね、そういう系のゲームをやりこんできたから媚び技をマスターしてるのね・・・」笑い
パト「ねえねえラル~、ラルってすっごく温かいね~♪凄くいい匂い~ふにゃ~~♪」
ラル「パ・・・パト様・・・あまりやりすぎは威厳に響くと///」
パト「何言ってるにゃ~、言われた事をやらない姿を見せるなんてそれこそ見せれない姿にゃ~♪」
侍女A「た、確かにそうだわ!」侍女B「どんな命令でも全力で応える!」
侍女C「成程・・・深い!」
雪花「なんか逆に好感度高いみたい・・・物は言いようとはこのことね」
月花「ゲームでも見てるけど、リアルでも見てるかもじゃない?雪花ww」
雪花「あん?うっさいわよホワイトマッシュルーム」ギロ(睨む)
月花「誰がキノコよ!」
ソルテ「それじゃあ次行くわよ」
ラル「こんなのが後4回・・・キツイわね」
パト・雪花・ラル・ソルテ・月花「王様だ~れだ!」
・・・・・・
2回目の王様は雪花だった。
雪花「よっしゃ!でもここから大事なのよね!命令したい人に的確に命令を与える、この難しさ・・・」
雪花としてはパトは頼めばいつでもお願いを聞いてくれるため論外、だがラルやソルテに対して辱めをさせてやろうという気もあまりなかった、故に月花を狙う!
雪花(月花お姉ちゃんの語尾に「にゃん」ってつけてやるわ!威厳壊しを的確に狙えるのは妹である私!!)
雪花「4番、今からゲームが終わるまでの間、語尾に「にゃん」と語尾をつけなさい」
雪花(さあ!4番は誰だ!!)
ラル「・・・・・にゃん・・・」
ラルは顔を真っ赤にしながらにゃんと泣く
雪花(ラル様ーーーーーー!!?)
月花「雪花、惨い事をするわね・・・」ゴクリ
ソルテ「ラル様・・・にゃん・・・ぷふ///、失礼///」
ソルテは我慢できずに吹き出してしまい、全員に背中を見せながらむせる
パト「ラルのにゃんすっごく可愛い~~♪もうドキドキ♪」
ラル「あまり言わないでほしい・・・にゃん///」
パト(おっと、これは凄くいいかも)
月花(わかるわ、ラル様がやるからこそいいわね!!)
パトと月花は脳内で共感した。
侍女部隊の中で5人の遊びを見ていたエイリ
エイリ(わぁ~、あのラル様がにゃん!って!凄いギャップです!私達の前では冷徹で厳しい姿しか見せなかったのに・・・)
メルリア「ではラルは語尾を忘れないでね」
ラル「わかってる・・・にゃん///早く次をやって欲しい・・・にゃん///」
雪花「それじゃあ次やっちゃいましょう!」
パト・雪花・ソルテ・ラル・月花「王様だ~れだ!」にゃん///」
・・・・・・
三回の王様は・・・月花だった。
月花「次は私ね、まあ、私は雪花よりも良心的な命令を出してあげるわ」
雪花「嘘よ、辱めを考えた月花お姉ちゃんはいつもいやらしい笑顔になんのよ」
月花「適当な事言わないでよ!私はポーカーフェイス出来ますーー!!」
ラル「は、早く命令してちょうだい・・・にゃん///」
パト「ラル~♪、にゃんって言って恥ずかしがってるの可愛い~~♪ぎゅ~~♪」
ラル「ああ~~~~~」混乱中
ソルテ「げ・・・月花ちゃん、ラル様のために・・・」
月花「そ、そうね」
月花はどうせならこのままラルに向けて追尾攻撃をしたかった、パトや雪花は言いよう次第では普通に言う事を聞いてくれる、そしてソルテにも何かやらせたいと思う月花、なのでメインターゲットはラル、次にソルテを狙いを定め、命令を決める!
月花「3番、そうね~~語尾にゲスをつけましょうか、このゲームが終わるまで」
雪花「狙ったわね!そうやって妹を蹴落として楽しいでゲス!!」
3番は雪花だった。
月花「なんでだろう、案外似合ってる・・・」
ソルテ「そ、そうね・・・なんか違和感がないわ・・・」
雪花「酷いでゲス!もう!やけになってやるでゲス!」
パト「ラル~あの青い子ゲスゲスうるさい~~、ラルの声で僕を満たしてほしいな~~♪」
ラル「ちょっと///、えっと・・・ゲスも良いと思うにゃん///・・・にゃんよりは・・・にゃん///」
雪花「ラル殿、そのように言っても動揺してるとこうやって弄られるでゲスよ~」
ラル「雪花ちゃん、意地悪にゃん・・・」
雪花「ゲームとはこういうものでゲス、こういうゲームに参加した自分を責めるでゲス、ゲ~スゲスゲスゲスwww」
月花「わー、語尾に負けない程の下衆っぷりだわ、今一番触れられたくないであろうラル様に集中攻撃してるわ・・・」
ソルテ「今の所命令を受けてないのは月花ちゃんと私だけね」
月花「次はソルテ様じゃないかしら?私はこういうゲーム得意なんです、意地でも標的から外れるんですよ」ドヤ
ソルテ「へえ、それはいい事聞きました、次でまた私が王様になって仕留めましょう」
メルリア「では4回目行きますね!」
パト・雪花・ソルテ・ラル・月花「王様だ~れだ!」にゃん///」ゲス!!」
・・・・・・
4回目の王様は・・・パトだった。
パト「やった~♪僕が王様~~♪どうしようか困るワン♪」
月花「ずっと思ってたけどパト、そのぶりっこ誰の真似よ・・・」
パト「最近やったゲームだよ~~♪ね~ラル~~」すりすり
ラル「し、知らないにゃん///」
パト(さて、ここぞとばかりにラルに話を振って「にゃん」を堪能したいところだけど、今は王様、命令を考えなければならない・・・今の所全員生ぬるい・・・王様ゲームと言えば「ポッキーゲーム」これ一択だろ」
パトはなんの迷いもなく命令する、何故なら誰に当たってもパトとしては得をするからだ。
パト「1番と4番、ポッキーゲームをして、負けた方は最近あった恥ずかしいエピソードをメルリアの手によって暴露します、もちろん加減はしよう」
月花「く?!」
ソルテ「な??!」
パト「きゃ~~月花とソルテがポッキーゲーム♪メルリア~~、それじゃあポッキー一本出して~」
メルリア「模倣で完全再現しました、どうぞ」
雪花「それ出来るなら、もうお菓子欲しい時はメルリア様に頼めばタダでお菓子を堪能できるでゲスね、これは今後活用するでゲスよ」
月花「そう言う事はしないの、沢山お金貰ってるのだからしっかり地球に還元しなさい」
雪花「ひゃ~綺麗事なんて嫌いでゲス!さっさとぶっちゅーするでゲス!」
月花「くう?!」
そして準備が整い、月花とソルテは一本のポッキーを加える。
月花(ちっか!ゲームの存在は知ってたけど想像以上に近い?!)
ソルテ(こ・・・これは・・・そっちの趣味はないのだけどこれは・・・すぐに目が合う?!)
二人はあまりにも顔の近さに動揺が隠せなかった。
メルリア「判定を分かり易くするために、チョコの部分と生地の部分を半分半分にしました」
雪花「それ、チョコケチっただけになるでゲス」
雪花はそうツッコミしている横でポッキーゲームは開始していた
ポリ・・・ポリ・・・ポリ
月花(これ、負けた方がいいのでは?)
ソルテ(月花ちゃんは賢い、この勝負、ある程度の所まで来ると止まって様子見するはず!その間に私が半分まで食べれば!!)
ソルテは月花にバレないように少しづつ食べる!
月花(ソルテ様!私が攻めないと考えて先に真ん中まで行って絶対的勝利を得ようと!させない!!)
月花はソルテの計画に気付き、月花も勢いよく食べる!!
雪花「二人共このままだとぶっちゅーでゲスよ?!」
パト「それはそれで感無量だよ~~♪」
ラル「鬼だ・・・にゃん///」
ラルとソルテは互いに真ん中一歩手前、互いの口の体温が微かに分かる程の距離にまで近づいていた!
一つ食べてば勝ちは確定、だが動こうとすれば相手も抵抗する!少しでも動こうものなら間違いなく口と口が触れる!絶体絶命の危機だった!!
月花(ソルテ様の鼻息が?!しかも当たってないのに体温がわかる気がする?!)
ソルテ(うう!これ、侍女達にも見られてるのよね・・・ああ、恥ずかしい!でも侍女の前に暴露は辛い!でもどっちにしても威厳が??!)
二人の感覚は極限状態だった。
そして二人が同時に先に動こうとする!!
月花(まずい!)ソルテ(同じタイミング?!)
二人は咄嗟に引き、真ん中の僅かなポッキーを外してしまう。
メルリア「ドローですね、」
パト「いいゲームだったのら~~♪僕すっごく満足だから暴露話はなしでいいよ~~、ねえ~ラル~~♪」
ラル「ナイスファイトだった・・・にゃん///」
雪花「まあ、今回はこれでいいでゲス、ナイスファイトでゲス」
月花「はあ、やりますね、ソルテ様、まさか攻めに来るとは思いませんでした」
ソルテ「これでも破壊神ですからね、攻めますよ私は、でも月花ちゃんもよく気付いて、私のスピードに追い付いたわね、流石だわ」
二人は何故かポッキーゲームで称え合っていた。
メルリア「では最後のゲームです!」
パト・雪花・ソルテ・ラル・月花「王様だ~れだ!」にゃん!」ゲス!」
・・・・・・
5回目はラルだった。
パト「わあ~~ラルすご~い♪王様だよ!王様!何命令する~?」
ラル「えっと・・・どうしましょうか・・・にゃん///」
ラルは正直言ってこのゲームを早く終わらせたかった
ラル(うう、従属神の前でなんて姿を・・・早くこのゲームを終わらせないと!それにこれで最後、語尾とかそういうのはもうそこまでの罰ゲームにならない、ならパト様の命令のようなものが最適、でも私こういうゲーム疎いしなぁ、どうしましょう・・・)
ラルは一生懸命命令を考え、答えを出す。
ラル「えっと・・・1番は・・・私の靴を拭いてほしい・・・にゃん、2番は肩を、3番は腰を、4番は前をマッサージするにゃん」混乱
パト「え・・・」(1番)
ソルテ「へ?」(2番)
月花「あり?」(3番)
雪花「前でゲス??!」(4番)
4人はまさか全員に命令をされて困惑していた!
月花「全員に命令とかありなの?!」
メルリア「今回のルールではそのような事は言われていませんのでありですね」
雪花「迂闊でゲス!固定概念に捕らわれてたでゲス!!」
ソルテ「うう、ちなみにいつまで?」
ラル「私が満足するまで・・・してほしいにゃん」
パト「僕は・・・靴なの?」困惑
ラル「お気に入りの純白の靴だから・・・お願いにゃん」
パト「わかったよ!僕満足してもらえるようにゴシゴシするね♪」(困惑)
月花「こ・・・これは早くやらないと終わらないわね・・・」
・・・・・・
こうして王様ゲームは終わった。
玉座の隅でマッサージ用のベッド台を容易し、4人がかりでラルの命令を実行した、ちなみにラルの命令が終わるまでゲームが終わらないため語尾はそのままだった。
ソルテ「ラル様!これでどうでしょう!?」
ラル「流石ソルテ、力加減素晴らしいにゃん」
月花「肩・・・全然凝ってないですけど・・・」
ラル「だから手の体温をじっくり肩に馴染ませて優しく揉みこんでほしいにゃん、凄くリラックスできるにゃん」
そして背中組が終わり、次は前のマッサージに当たった雪花がマッサージを開始する
ラル「リンパマッサージをお願いするにゃん」
雪花「リンパとかわからないし、ラル様の綺麗な顔を触れないでゲス~~~!!」
4人が楽しんでいる中、パトはラルの脱いだ靴を一生懸命磨いていた・・・
ラル「自分の部隊でやる事が無くなったらこうやって玉座で待機、なんか久しぶりに感じるなぁ~」
ソルテ「そうですね、最近はこちらの部隊周りが良くなって側近が日常的に居なくても良くなったのはありますね」
雪花「そうですね、部隊も中間管理職達が頑張ってくれるから私の仕事が本当になくなってきたんですよね・・・」
ラル「雪花ちゃん、わかるわ、専攻部隊や護衛部隊って以前に比べて部隊員数が大幅に増えたから私の仕事無くなったのよね、強いて言うなら毎週ある日程会議くらい?」
雪花「私も日程会議とメリアちゃんからの指示くらいでそれも大体最近は奏星さんに任せてるから本当に仕事が無くて」
ソルテ「これもパトさんが頑張って動いてくれた結果ですね、本来最高責任者は暇くらいで丁度良いんです、だから今この形が一番理想に近いとも言えますね」
ラル「そうねぇ~、和むわぁ~」
パト「よっし!和むついでにラル!遊ぼうじゃないか!」
ラル「遊ぶ?」
パト「そうそう!ラルは普段この部屋とか自室以外では本当に冷徹モードだから全然相手してくれないんだ!だからここに居る以上は俺のおもちゃになってもらうぜ!!」
ラル「・・・お手柔らかに・・・」
ラルは少し嫌な予感はしたが、確かに普段は冷徹モードでパトすらも軽くあしらっていたため、断ったり、文句すら言う事が出来なかった。
パト「王様ゲームというのは・・・どうかな?」
雪花「あ~、命令して服とか脱がすやつ?」
パト「それは不純な方の王様ゲームだろ!そんな性欲まみれの大学生みたいな遊びはしないよ!やるのは純粋に楽しめる王様ゲームさ!」
ソルテ「本音は?」
パト「ラルに色々命令して反応を楽しみたい!!」
ソルテ「なら今ここで命令したらいいのに・・・」
パト「それは職権乱用だろがい!そんなことしてラルに何かやらせても俺の方が罪悪感で楽しめないわ!」
ラル「王様ゲームを提案するのも中々の職権乱用ですけどね・・・」
雪花「ええ~いいじゃないですか!やりましょうよ!ラル様!」
パト「そうよそうよ~、やりましょうよラル様~~♪」
ラル「断るなんて言ってないでしょ~!やります!それでどんな内容の命令なら問題ないの?」
パトは少し考える、
パト「エロいのはなし、一発芸とか、ポッキーゲームみたいなものだったらOK!」
雪花「そのエロの定義は?」
パト「服を脱がさせる、性的奉仕をさせる、性的行為をさせる、それとあからさまな人格否定、言わば冒涜になるような命令、冗談にならない命令、かな、楽しめないと意味がないからね!」
ソルテ「あくまで健全であれという事ですね」
パト「ああ!司会はメルリアにやってもらう!俺達4人でゲーム開始だ!!」
そんな時、月花が玉座に帰ってくる。
月花「話は大体理解してるわ、私も混ざるわ!」
雪花「月花お姉ちゃん!メリアちゃんとのお話はもういいの?」
月花「ええ、今の配置になってからの近況報告だったから」
月花はそう言いながらパトの肩に寄りかかり、ソルテ達と普通に話す。
雪花「随分距離感近くなったわね~~」むす~~
パト「まあ、補佐だしね、距離があるより、近い方がいいじゃない?」焦り
雪花「そうですねー!」ムキ――!
ソルテ「では始めましょう、まずはメルリア様、申し訳ないのですが、1から4の数字を書いた棒4本と先端だけ赤く塗った棒1本用意してもらっていいですか?」
メルリア「わかりました」
メルリアはそう言うとすぐに何もない所からソルテの言われた通りの物が出て来た。
パト「某青狸より物出すんじゃないか・・・この子は・・・」
雪花「泣きついてみたら?メルエモ~ンって?」
メルリア「泣きつかなくても言われたら出しますよ!」焦り
パト「それじゃあ5回勝負な!せーの!」
パト・雪花・ラル・ソルテ・月花「王様だーれだ!」
・・・・・・
1回目 王様はソルテだった。
ソルテ「私が王様ですか・・・さて」
ソルテは命令を考える、ゲーム参加者はパト・雪花・ラル・月花、正直パトはリアル王様であれど、ある程度の言う事は聞いてくれるし、雪花や月花も聞いてくれる、ラルに関してはどこかそういう遊びは受け入れてくれないというイメージがあったため、ソルテとしてはラルに命令したかった。なので、命令の内容もラル向けの命令にしてみる
ソルテ「2番の人、1番の人にこのゲームが終わるまでぶりっ子のように媚びてください」
パト「ちくちょう!2番だ!!」
ラル「私1番ね」
ソルテ(っち、外したか!)
雪花「はい!それじゃあパトがラル様に沢山媚びてください!」
パト「ラル~~、僕~~腕ぎゅ~してていいですか~~?」
ソルテ「ぶふぉ?!」
ラル「ぶふぇ?!」
メルリア「ぷふ///」
侍女達「ぷは///」
雪花「流石ね、そういう系のゲームをやりこんできたから媚び技をマスターしてるのね・・・」笑い
パト「ねえねえラル~、ラルってすっごく温かいね~♪凄くいい匂い~ふにゃ~~♪」
ラル「パ・・・パト様・・・あまりやりすぎは威厳に響くと///」
パト「何言ってるにゃ~、言われた事をやらない姿を見せるなんてそれこそ見せれない姿にゃ~♪」
侍女A「た、確かにそうだわ!」侍女B「どんな命令でも全力で応える!」
侍女C「成程・・・深い!」
雪花「なんか逆に好感度高いみたい・・・物は言いようとはこのことね」
月花「ゲームでも見てるけど、リアルでも見てるかもじゃない?雪花ww」
雪花「あん?うっさいわよホワイトマッシュルーム」ギロ(睨む)
月花「誰がキノコよ!」
ソルテ「それじゃあ次行くわよ」
ラル「こんなのが後4回・・・キツイわね」
パト・雪花・ラル・ソルテ・月花「王様だ~れだ!」
・・・・・・
2回目の王様は雪花だった。
雪花「よっしゃ!でもここから大事なのよね!命令したい人に的確に命令を与える、この難しさ・・・」
雪花としてはパトは頼めばいつでもお願いを聞いてくれるため論外、だがラルやソルテに対して辱めをさせてやろうという気もあまりなかった、故に月花を狙う!
雪花(月花お姉ちゃんの語尾に「にゃん」ってつけてやるわ!威厳壊しを的確に狙えるのは妹である私!!)
雪花「4番、今からゲームが終わるまでの間、語尾に「にゃん」と語尾をつけなさい」
雪花(さあ!4番は誰だ!!)
ラル「・・・・・にゃん・・・」
ラルは顔を真っ赤にしながらにゃんと泣く
雪花(ラル様ーーーーーー!!?)
月花「雪花、惨い事をするわね・・・」ゴクリ
ソルテ「ラル様・・・にゃん・・・ぷふ///、失礼///」
ソルテは我慢できずに吹き出してしまい、全員に背中を見せながらむせる
パト「ラルのにゃんすっごく可愛い~~♪もうドキドキ♪」
ラル「あまり言わないでほしい・・・にゃん///」
パト(おっと、これは凄くいいかも)
月花(わかるわ、ラル様がやるからこそいいわね!!)
パトと月花は脳内で共感した。
侍女部隊の中で5人の遊びを見ていたエイリ
エイリ(わぁ~、あのラル様がにゃん!って!凄いギャップです!私達の前では冷徹で厳しい姿しか見せなかったのに・・・)
メルリア「ではラルは語尾を忘れないでね」
ラル「わかってる・・・にゃん///早く次をやって欲しい・・・にゃん///」
雪花「それじゃあ次やっちゃいましょう!」
パト・雪花・ソルテ・ラル・月花「王様だ~れだ!」にゃん///」
・・・・・・
三回の王様は・・・月花だった。
月花「次は私ね、まあ、私は雪花よりも良心的な命令を出してあげるわ」
雪花「嘘よ、辱めを考えた月花お姉ちゃんはいつもいやらしい笑顔になんのよ」
月花「適当な事言わないでよ!私はポーカーフェイス出来ますーー!!」
ラル「は、早く命令してちょうだい・・・にゃん///」
パト「ラル~♪、にゃんって言って恥ずかしがってるの可愛い~~♪ぎゅ~~♪」
ラル「ああ~~~~~」混乱中
ソルテ「げ・・・月花ちゃん、ラル様のために・・・」
月花「そ、そうね」
月花はどうせならこのままラルに向けて追尾攻撃をしたかった、パトや雪花は言いよう次第では普通に言う事を聞いてくれる、そしてソルテにも何かやらせたいと思う月花、なのでメインターゲットはラル、次にソルテを狙いを定め、命令を決める!
月花「3番、そうね~~語尾にゲスをつけましょうか、このゲームが終わるまで」
雪花「狙ったわね!そうやって妹を蹴落として楽しいでゲス!!」
3番は雪花だった。
月花「なんでだろう、案外似合ってる・・・」
ソルテ「そ、そうね・・・なんか違和感がないわ・・・」
雪花「酷いでゲス!もう!やけになってやるでゲス!」
パト「ラル~あの青い子ゲスゲスうるさい~~、ラルの声で僕を満たしてほしいな~~♪」
ラル「ちょっと///、えっと・・・ゲスも良いと思うにゃん///・・・にゃんよりは・・・にゃん///」
雪花「ラル殿、そのように言っても動揺してるとこうやって弄られるでゲスよ~」
ラル「雪花ちゃん、意地悪にゃん・・・」
雪花「ゲームとはこういうものでゲス、こういうゲームに参加した自分を責めるでゲス、ゲ~スゲスゲスゲスwww」
月花「わー、語尾に負けない程の下衆っぷりだわ、今一番触れられたくないであろうラル様に集中攻撃してるわ・・・」
ソルテ「今の所命令を受けてないのは月花ちゃんと私だけね」
月花「次はソルテ様じゃないかしら?私はこういうゲーム得意なんです、意地でも標的から外れるんですよ」ドヤ
ソルテ「へえ、それはいい事聞きました、次でまた私が王様になって仕留めましょう」
メルリア「では4回目行きますね!」
パト・雪花・ソルテ・ラル・月花「王様だ~れだ!」にゃん///」ゲス!!」
・・・・・・
4回目の王様は・・・パトだった。
パト「やった~♪僕が王様~~♪どうしようか困るワン♪」
月花「ずっと思ってたけどパト、そのぶりっこ誰の真似よ・・・」
パト「最近やったゲームだよ~~♪ね~ラル~~」すりすり
ラル「し、知らないにゃん///」
パト(さて、ここぞとばかりにラルに話を振って「にゃん」を堪能したいところだけど、今は王様、命令を考えなければならない・・・今の所全員生ぬるい・・・王様ゲームと言えば「ポッキーゲーム」これ一択だろ」
パトはなんの迷いもなく命令する、何故なら誰に当たってもパトとしては得をするからだ。
パト「1番と4番、ポッキーゲームをして、負けた方は最近あった恥ずかしいエピソードをメルリアの手によって暴露します、もちろん加減はしよう」
月花「く?!」
ソルテ「な??!」
パト「きゃ~~月花とソルテがポッキーゲーム♪メルリア~~、それじゃあポッキー一本出して~」
メルリア「模倣で完全再現しました、どうぞ」
雪花「それ出来るなら、もうお菓子欲しい時はメルリア様に頼めばタダでお菓子を堪能できるでゲスね、これは今後活用するでゲスよ」
月花「そう言う事はしないの、沢山お金貰ってるのだからしっかり地球に還元しなさい」
雪花「ひゃ~綺麗事なんて嫌いでゲス!さっさとぶっちゅーするでゲス!」
月花「くう?!」
そして準備が整い、月花とソルテは一本のポッキーを加える。
月花(ちっか!ゲームの存在は知ってたけど想像以上に近い?!)
ソルテ(こ・・・これは・・・そっちの趣味はないのだけどこれは・・・すぐに目が合う?!)
二人はあまりにも顔の近さに動揺が隠せなかった。
メルリア「判定を分かり易くするために、チョコの部分と生地の部分を半分半分にしました」
雪花「それ、チョコケチっただけになるでゲス」
雪花はそうツッコミしている横でポッキーゲームは開始していた
ポリ・・・ポリ・・・ポリ
月花(これ、負けた方がいいのでは?)
ソルテ(月花ちゃんは賢い、この勝負、ある程度の所まで来ると止まって様子見するはず!その間に私が半分まで食べれば!!)
ソルテは月花にバレないように少しづつ食べる!
月花(ソルテ様!私が攻めないと考えて先に真ん中まで行って絶対的勝利を得ようと!させない!!)
月花はソルテの計画に気付き、月花も勢いよく食べる!!
雪花「二人共このままだとぶっちゅーでゲスよ?!」
パト「それはそれで感無量だよ~~♪」
ラル「鬼だ・・・にゃん///」
ラルとソルテは互いに真ん中一歩手前、互いの口の体温が微かに分かる程の距離にまで近づいていた!
一つ食べてば勝ちは確定、だが動こうとすれば相手も抵抗する!少しでも動こうものなら間違いなく口と口が触れる!絶体絶命の危機だった!!
月花(ソルテ様の鼻息が?!しかも当たってないのに体温がわかる気がする?!)
ソルテ(うう!これ、侍女達にも見られてるのよね・・・ああ、恥ずかしい!でも侍女の前に暴露は辛い!でもどっちにしても威厳が??!)
二人の感覚は極限状態だった。
そして二人が同時に先に動こうとする!!
月花(まずい!)ソルテ(同じタイミング?!)
二人は咄嗟に引き、真ん中の僅かなポッキーを外してしまう。
メルリア「ドローですね、」
パト「いいゲームだったのら~~♪僕すっごく満足だから暴露話はなしでいいよ~~、ねえ~ラル~~♪」
ラル「ナイスファイトだった・・・にゃん///」
雪花「まあ、今回はこれでいいでゲス、ナイスファイトでゲス」
月花「はあ、やりますね、ソルテ様、まさか攻めに来るとは思いませんでした」
ソルテ「これでも破壊神ですからね、攻めますよ私は、でも月花ちゃんもよく気付いて、私のスピードに追い付いたわね、流石だわ」
二人は何故かポッキーゲームで称え合っていた。
メルリア「では最後のゲームです!」
パト・雪花・ソルテ・ラル・月花「王様だ~れだ!」にゃん!」ゲス!」
・・・・・・
5回目はラルだった。
パト「わあ~~ラルすご~い♪王様だよ!王様!何命令する~?」
ラル「えっと・・・どうしましょうか・・・にゃん///」
ラルは正直言ってこのゲームを早く終わらせたかった
ラル(うう、従属神の前でなんて姿を・・・早くこのゲームを終わらせないと!それにこれで最後、語尾とかそういうのはもうそこまでの罰ゲームにならない、ならパト様の命令のようなものが最適、でも私こういうゲーム疎いしなぁ、どうしましょう・・・)
ラルは一生懸命命令を考え、答えを出す。
ラル「えっと・・・1番は・・・私の靴を拭いてほしい・・・にゃん、2番は肩を、3番は腰を、4番は前をマッサージするにゃん」混乱
パト「え・・・」(1番)
ソルテ「へ?」(2番)
月花「あり?」(3番)
雪花「前でゲス??!」(4番)
4人はまさか全員に命令をされて困惑していた!
月花「全員に命令とかありなの?!」
メルリア「今回のルールではそのような事は言われていませんのでありですね」
雪花「迂闊でゲス!固定概念に捕らわれてたでゲス!!」
ソルテ「うう、ちなみにいつまで?」
ラル「私が満足するまで・・・してほしいにゃん」
パト「僕は・・・靴なの?」困惑
ラル「お気に入りの純白の靴だから・・・お願いにゃん」
パト「わかったよ!僕満足してもらえるようにゴシゴシするね♪」(困惑)
月花「こ・・・これは早くやらないと終わらないわね・・・」
・・・・・・
こうして王様ゲームは終わった。
玉座の隅でマッサージ用のベッド台を容易し、4人がかりでラルの命令を実行した、ちなみにラルの命令が終わるまでゲームが終わらないため語尾はそのままだった。
ソルテ「ラル様!これでどうでしょう!?」
ラル「流石ソルテ、力加減素晴らしいにゃん」
月花「肩・・・全然凝ってないですけど・・・」
ラル「だから手の体温をじっくり肩に馴染ませて優しく揉みこんでほしいにゃん、凄くリラックスできるにゃん」
そして背中組が終わり、次は前のマッサージに当たった雪花がマッサージを開始する
ラル「リンパマッサージをお願いするにゃん」
雪花「リンパとかわからないし、ラル様の綺麗な顔を触れないでゲス~~~!!」
4人が楽しんでいる中、パトはラルの脱いだ靴を一生懸命磨いていた・・・
No.70 雪花と同居生活
以前パトと雪花が地球で同居生活をしてみようという話があり、
実際に地球でアパートを借りて、自分達のお金だけで生活をしてみようとなった。
パト「ここが二人暮らし用のアパートだね、雪花」
パトは家具や家電をアパート内に入れながら雪花に話しかける
雪花「そうね、なんかいつか本当にやってみたかったから嬉しいわ」
パト「メリア達には実は内緒だけどね、俺の周りの連中を説得するのもかなり苦労したけどね」
雪花「そうね、でもよく許可が出たわね」
パト「雪花は一応俺の側近でもあるし、数名はソルテの直属部隊の子達が外で監視してくれてるのと、送り迎えはメルリアに任せる、これで大体の許可を得る事は出来たよ、嫉妬は凄かったけど」
雪花「そうね、でもそこまでしてこうやって私との場所を作ってくれたのは本当に嬉しい!それじゃあせっかくだし一緒にお買い物に行こう!」
雪花はパトの手を取り、まだ片付けきっていないアパートの部屋を後にして、外に出る。
パトと雪花が二人暮らしで選んだのは田舎の街だった。
・・・・・・
パト「やっぱり田舎の方が落ち着くな、俺は」
雪花「私もだわ、一応ずっと田舎育ちだし、これくらい落ち着いてる方が私も気が楽だわ」
パトと雪花は恋人繋ぎと呼ばれる手の繋ぎ方で近くのスーパーまで歩く、その道中には畑仕事をしている農家のご夫妻から「初々しいね、新婚さんかい?」等と声を掛けられ、雪花も笑顔で「そうです!」と返事を返していた。
アパートからそこまで離れていない所にスーパーがあった
雪花「田舎あるあるね、ドラッグストアとお店が大体合体してる店・・・」
パト「都会は本当色んなものがあるけど、田舎はまあ、こうシンプルだよね」
雪花とパトは自分達の昔の生活を思い出しながら買い物をする。
パト「おいおい!雪花!なんかこの感じ懐かしいね!遊びで買い物とかすることはあったけど日用品とか食材を探して買い物するのはまた違っていいね!」
雪花「そうね!なんか今まで普通にしてた事なのに何故か凄く落ち着くわ!」
二人はただの食材の買い物に凄くテンションを上げていた、それほど帝国での生活は違ったのだ。
新体制になってから
朝になると侍女がパトや専属神達を起こし、朝の準備を手伝い、各自にあった3食を用意し、身の回りの整理整頓清掃は全て行ってくれていた。
雪花「凄くありがたいし、便利なんだけど、なんか自分がどんどん駄目になりそうで怖いのよね」
パト「それ!凄くわかる!俺の場合はそれに加えて着替えとかお風呂の身体洗い、身だしなみ、日常の細かい動作の補助とか、予知とか使って、俺が行動する前に何を求めるかとかを読んで、その時になったら既に用意して俺に出すとかね・・・なんか人としてダメになりそうで・・・今俺、ちゃんと服着れるよな・・・」
雪花「聞いてたけど本当凄いわね、桜花から借りた漫画の貴族みたいな生活じゃない、実際そんな地位なんだけどね、そうだ!桜花達呼びましょうよ!そんな話をしたらきっと桜花喜ぶわよ~」
パト「そうだな、俺も久しぶりに要とかと話したいな、案外男友達と話す機会が無いからな、というより男を見るのがたまに久しぶりすぎて感動することすらもある・・・うわ!声低!?みたいな」
雪花「それはメリアちゃんに毒されてるわね~私もだけど・・・」
そんな話をしながらパト達は自分のアパートに戻る。
・・・・・・
時間が過ぎ、夕方頃になる、すると互いに忘れてることも多くあった
パト「あ、そういえばお風呂って自分で掃除して湯を張らないといけないんだった!!」ガタ!!
パトは慌ててお風呂の所に行き、お風呂掃除をする。
雪花「そんな慌てる必要ないのに・・・ってああーーー!!!洗濯物を干すための日用品買うの忘れてた!もうーーー!!洗濯するまでは頭にあったのに~~」
雪花も頭を抱えてグルングルンと回す、だがそんな失敗も最初のあるあるであると思いながら楽しみ、
二人は一緒に家事を行った。
・・・・・・
パト「なんか雪花のご飯を食べるのかなり久しぶりな気がするね」
雪花「そうね、私も実際1年くらいご飯を作ってなかったからちょっと自信がなかったけど、まあ、今のパトの食欲を見る限り劣ってなくて良かったわ、後は食の好みも変わってなくてなにより~」
雪花はパトの口元についているご飯粒をすくい、食べる
雪花「作法はどうしたの?ソルテ様から教わったはずでしょ?」ニコ
パト「・・・///」
最初の1日目ということもあり、今の状況を二人は存分に楽しんだ。
・・・・・・
そしてお互いお風呂に入り、就寝の準備をする。
パト「そういえば雪花は今のアパートで良かったの?もっと広い部屋もあったのに」
パト達の借りているアパートの部屋は2DKの部屋で台所と部屋が二つという構造だった。そしてお風呂や脱衣所、トイレ等の日用的な環境がしっかり整っている、普通の部屋だった。
雪花「まあ、私は自分の部屋とか要らないし、せっかく二人でアパートを借りてるのだから出来ることなら二人でずっと同じ部屋に居たいじゃない?」
パト「それはそうだな・・・///」
パトは雪花の発言一つ一つに心をときめいてしまっていた。
普段侍女達と話してはいるが、やはり雪花は別であり、パト自身が強く雪花に惹かれているという所もあるのだ。
パトは侍女や従属達に対して【愛してあげないと】という感情が強く
雪花は【もっと愛したい】と、自らもっと愛したいという感情が強い
その差は歴然であり、雪花はやはりパトの中では特別な存在なのである。
・・・・・・
パト「さて、電気消すぞ~」
雪花「実家の時はひも付きだったのに、今はリモコンなのよね~」
パトは電気を消す、
パト「そういえば時間軸ってどうなるんだろうね、地球で24時間の所、帝国は48時間だからさ」
雪花「私に聞かないでよ!えっと~こっちの1時間が向こうでは2時間ってことでしょ?だからえっと~」
パトと雪花は考える。
パト「つまり帝国で16時間労働は地球では8時間労働っということだね!だからえっと・・・俺は毎日24時間労働だから~、12時間労働、帝国の朝6時から夕方6時までが仕事だから~」
地球の時計は12まで数字があり、二周することで1日と認識される、
帝国の時計は24まで数字があり、これも二周することで1日と認識される。
雪花「と、とりあえずメルリア様が迎えに来てくれるから大丈夫よ!」
雪花はとりあえずと眠りに着こうとする。
パトはせっかくの同居ということもあり、それなりに期待はしていた、だからパトは雪花の元に行き、抱き着く。
雪花も不意に抱き着かれて動揺する。
そしてパトに引き寄せられ、身体を全て委ね、愛し合った。
・・・・・・
朝
メルリア「アナタ、おはようございます、準備はどう・・・ふぁーーーー!!!///」
メルリアが見た光景はまさに事後の姿だった。
そう、お互い裸でくっついた状態で寝ていたのだ。
そしてパトと雪花はメルリアの声で目が覚める
パト「ふぁ~~、おはようメルリア、今はえっと・・・5時か、帝国の朝5時と同じなんだな・・・」
雪花「んん?もうそんな時間?というより朝早すぎない?私はいつも朝8時起床なんだけ・・・ど・・・」
雪花は自分の姿と状況を理解した。
雪花「パトーーーー!!服ーーーー!!?」
パト「服?ああ、忘れてた・・・」
雪花「なんでそこは冷静なのよ?!」
パト「メルリアは着替えとかそういうの全般任せてるから・・・その、慣れちゃって」
雪花「やっぱりパトもどこか毒されたわね、」
雪花は動揺はしながらもクスっと笑い、服を着ようする、だがそんな雪花を止め、パトは雪花にキスをする。
パト「おはよう、雪花」
雪花「///・・・おはようございます・・・」かぁ~
雪花は不意打ちをくらい、顔を真っ赤にしながら服を着ていた。
メルリア「いいですね、見てて微笑ましいです」ほわ~~
パト「昨日はなにかあった?」
メルリア「えっと・・・今回の件がメリアにバレまして・・・今日からは普通に帝国で過ごせとのことです・・・」
雪花「もう気づいたのね・・・なんでまた」
メルリア「侍女部隊が旦那様が居ない間仕事が無くて、ソルテも一日の業務連絡をしないといけないの、それであまりにも不自然過ぎて昨日、玉座にメリアが来て・・・それでバレてしまって」
パト「まあ、仕方ないか、でもこのアパートはどうするの?せっかく借りたのに」
メルリア「アリシアが管理してくれるそうです、日用品や食材は流石に劣化しますので、捨てるようにはなると思いますが、他の物に関しては配下神が定期的に管理してくれるそうです。」
雪花「そう、残念ね、でもいい思い出にはなったわ」
パト「そうだな・・・今度はこっそりじゃなくて、大きく動かないとだな」
パトはそこに関して考えがあった。
二人の準備が終え、メルリアはアパートの外で待ってもらっていた。
パト「雪花、俺は諦めていない」
雪花「パト・・・」
パト「俺にとっても凄く居心地の良い時間だったんだ、だからもしちょっと覚悟は居るけど、その時が着たら雪花はついてきてくれるか?」
雪花は悩むことなく頷く
雪花「当然、私はどこまでも着いていくわ、まあ、パトがそこまでの覚悟を今こうやって持ってるだけでも凄くすご~~く嬉しいのだけどね」
雪花はそう言いながらパトにキスをする。
雪花「だからその気持ちと行動は控えて、その愛情を独占しちゃったら皆に悪いわ」
パト「雪花・・・」
雪花「私も変わったわよね、今でも嫉妬はするけど、だけど、専属神の人達なら別にいいやって割り切れるようになってきたのよね、その中でこんなにも私を特別に思ってくれてる、それだけ私はもう凄く最高♪」
雪花はギュッとパトの身体に抱き着き、部屋を出る
雪花「ほら!メリアちゃんに怒られに行くわよ!」
パト「そうだな、行こうか!」
たった1日だったが、パトと雪花の中では最高の思い出となった同居生活だった。
実際に地球でアパートを借りて、自分達のお金だけで生活をしてみようとなった。
パト「ここが二人暮らし用のアパートだね、雪花」
パトは家具や家電をアパート内に入れながら雪花に話しかける
雪花「そうね、なんかいつか本当にやってみたかったから嬉しいわ」
パト「メリア達には実は内緒だけどね、俺の周りの連中を説得するのもかなり苦労したけどね」
雪花「そうね、でもよく許可が出たわね」
パト「雪花は一応俺の側近でもあるし、数名はソルテの直属部隊の子達が外で監視してくれてるのと、送り迎えはメルリアに任せる、これで大体の許可を得る事は出来たよ、嫉妬は凄かったけど」
雪花「そうね、でもそこまでしてこうやって私との場所を作ってくれたのは本当に嬉しい!それじゃあせっかくだし一緒にお買い物に行こう!」
雪花はパトの手を取り、まだ片付けきっていないアパートの部屋を後にして、外に出る。
パトと雪花が二人暮らしで選んだのは田舎の街だった。
・・・・・・
パト「やっぱり田舎の方が落ち着くな、俺は」
雪花「私もだわ、一応ずっと田舎育ちだし、これくらい落ち着いてる方が私も気が楽だわ」
パトと雪花は恋人繋ぎと呼ばれる手の繋ぎ方で近くのスーパーまで歩く、その道中には畑仕事をしている農家のご夫妻から「初々しいね、新婚さんかい?」等と声を掛けられ、雪花も笑顔で「そうです!」と返事を返していた。
アパートからそこまで離れていない所にスーパーがあった
雪花「田舎あるあるね、ドラッグストアとお店が大体合体してる店・・・」
パト「都会は本当色んなものがあるけど、田舎はまあ、こうシンプルだよね」
雪花とパトは自分達の昔の生活を思い出しながら買い物をする。
パト「おいおい!雪花!なんかこの感じ懐かしいね!遊びで買い物とかすることはあったけど日用品とか食材を探して買い物するのはまた違っていいね!」
雪花「そうね!なんか今まで普通にしてた事なのに何故か凄く落ち着くわ!」
二人はただの食材の買い物に凄くテンションを上げていた、それほど帝国での生活は違ったのだ。
新体制になってから
朝になると侍女がパトや専属神達を起こし、朝の準備を手伝い、各自にあった3食を用意し、身の回りの整理整頓清掃は全て行ってくれていた。
雪花「凄くありがたいし、便利なんだけど、なんか自分がどんどん駄目になりそうで怖いのよね」
パト「それ!凄くわかる!俺の場合はそれに加えて着替えとかお風呂の身体洗い、身だしなみ、日常の細かい動作の補助とか、予知とか使って、俺が行動する前に何を求めるかとかを読んで、その時になったら既に用意して俺に出すとかね・・・なんか人としてダメになりそうで・・・今俺、ちゃんと服着れるよな・・・」
雪花「聞いてたけど本当凄いわね、桜花から借りた漫画の貴族みたいな生活じゃない、実際そんな地位なんだけどね、そうだ!桜花達呼びましょうよ!そんな話をしたらきっと桜花喜ぶわよ~」
パト「そうだな、俺も久しぶりに要とかと話したいな、案外男友達と話す機会が無いからな、というより男を見るのがたまに久しぶりすぎて感動することすらもある・・・うわ!声低!?みたいな」
雪花「それはメリアちゃんに毒されてるわね~私もだけど・・・」
そんな話をしながらパト達は自分のアパートに戻る。
・・・・・・
時間が過ぎ、夕方頃になる、すると互いに忘れてることも多くあった
パト「あ、そういえばお風呂って自分で掃除して湯を張らないといけないんだった!!」ガタ!!
パトは慌ててお風呂の所に行き、お風呂掃除をする。
雪花「そんな慌てる必要ないのに・・・ってああーーー!!!洗濯物を干すための日用品買うの忘れてた!もうーーー!!洗濯するまでは頭にあったのに~~」
雪花も頭を抱えてグルングルンと回す、だがそんな失敗も最初のあるあるであると思いながら楽しみ、
二人は一緒に家事を行った。
・・・・・・
パト「なんか雪花のご飯を食べるのかなり久しぶりな気がするね」
雪花「そうね、私も実際1年くらいご飯を作ってなかったからちょっと自信がなかったけど、まあ、今のパトの食欲を見る限り劣ってなくて良かったわ、後は食の好みも変わってなくてなにより~」
雪花はパトの口元についているご飯粒をすくい、食べる
雪花「作法はどうしたの?ソルテ様から教わったはずでしょ?」ニコ
パト「・・・///」
最初の1日目ということもあり、今の状況を二人は存分に楽しんだ。
・・・・・・
そしてお互いお風呂に入り、就寝の準備をする。
パト「そういえば雪花は今のアパートで良かったの?もっと広い部屋もあったのに」
パト達の借りているアパートの部屋は2DKの部屋で台所と部屋が二つという構造だった。そしてお風呂や脱衣所、トイレ等の日用的な環境がしっかり整っている、普通の部屋だった。
雪花「まあ、私は自分の部屋とか要らないし、せっかく二人でアパートを借りてるのだから出来ることなら二人でずっと同じ部屋に居たいじゃない?」
パト「それはそうだな・・・///」
パトは雪花の発言一つ一つに心をときめいてしまっていた。
普段侍女達と話してはいるが、やはり雪花は別であり、パト自身が強く雪花に惹かれているという所もあるのだ。
パトは侍女や従属達に対して【愛してあげないと】という感情が強く
雪花は【もっと愛したい】と、自らもっと愛したいという感情が強い
その差は歴然であり、雪花はやはりパトの中では特別な存在なのである。
・・・・・・
パト「さて、電気消すぞ~」
雪花「実家の時はひも付きだったのに、今はリモコンなのよね~」
パトは電気を消す、
パト「そういえば時間軸ってどうなるんだろうね、地球で24時間の所、帝国は48時間だからさ」
雪花「私に聞かないでよ!えっと~こっちの1時間が向こうでは2時間ってことでしょ?だからえっと~」
パトと雪花は考える。
パト「つまり帝国で16時間労働は地球では8時間労働っということだね!だからえっと・・・俺は毎日24時間労働だから~、12時間労働、帝国の朝6時から夕方6時までが仕事だから~」
地球の時計は12まで数字があり、二周することで1日と認識される、
帝国の時計は24まで数字があり、これも二周することで1日と認識される。
雪花「と、とりあえずメルリア様が迎えに来てくれるから大丈夫よ!」
雪花はとりあえずと眠りに着こうとする。
パトはせっかくの同居ということもあり、それなりに期待はしていた、だからパトは雪花の元に行き、抱き着く。
雪花も不意に抱き着かれて動揺する。
そしてパトに引き寄せられ、身体を全て委ね、愛し合った。
・・・・・・
朝
メルリア「アナタ、おはようございます、準備はどう・・・ふぁーーーー!!!///」
メルリアが見た光景はまさに事後の姿だった。
そう、お互い裸でくっついた状態で寝ていたのだ。
そしてパトと雪花はメルリアの声で目が覚める
パト「ふぁ~~、おはようメルリア、今はえっと・・・5時か、帝国の朝5時と同じなんだな・・・」
雪花「んん?もうそんな時間?というより朝早すぎない?私はいつも朝8時起床なんだけ・・・ど・・・」
雪花は自分の姿と状況を理解した。
雪花「パトーーーー!!服ーーーー!!?」
パト「服?ああ、忘れてた・・・」
雪花「なんでそこは冷静なのよ?!」
パト「メルリアは着替えとかそういうの全般任せてるから・・・その、慣れちゃって」
雪花「やっぱりパトもどこか毒されたわね、」
雪花は動揺はしながらもクスっと笑い、服を着ようする、だがそんな雪花を止め、パトは雪花にキスをする。
パト「おはよう、雪花」
雪花「///・・・おはようございます・・・」かぁ~
雪花は不意打ちをくらい、顔を真っ赤にしながら服を着ていた。
メルリア「いいですね、見てて微笑ましいです」ほわ~~
パト「昨日はなにかあった?」
メルリア「えっと・・・今回の件がメリアにバレまして・・・今日からは普通に帝国で過ごせとのことです・・・」
雪花「もう気づいたのね・・・なんでまた」
メルリア「侍女部隊が旦那様が居ない間仕事が無くて、ソルテも一日の業務連絡をしないといけないの、それであまりにも不自然過ぎて昨日、玉座にメリアが来て・・・それでバレてしまって」
パト「まあ、仕方ないか、でもこのアパートはどうするの?せっかく借りたのに」
メルリア「アリシアが管理してくれるそうです、日用品や食材は流石に劣化しますので、捨てるようにはなると思いますが、他の物に関しては配下神が定期的に管理してくれるそうです。」
雪花「そう、残念ね、でもいい思い出にはなったわ」
パト「そうだな・・・今度はこっそりじゃなくて、大きく動かないとだな」
パトはそこに関して考えがあった。
二人の準備が終え、メルリアはアパートの外で待ってもらっていた。
パト「雪花、俺は諦めていない」
雪花「パト・・・」
パト「俺にとっても凄く居心地の良い時間だったんだ、だからもしちょっと覚悟は居るけど、その時が着たら雪花はついてきてくれるか?」
雪花は悩むことなく頷く
雪花「当然、私はどこまでも着いていくわ、まあ、パトがそこまでの覚悟を今こうやって持ってるだけでも凄くすご~~く嬉しいのだけどね」
雪花はそう言いながらパトにキスをする。
雪花「だからその気持ちと行動は控えて、その愛情を独占しちゃったら皆に悪いわ」
パト「雪花・・・」
雪花「私も変わったわよね、今でも嫉妬はするけど、だけど、専属神の人達なら別にいいやって割り切れるようになってきたのよね、その中でこんなにも私を特別に思ってくれてる、それだけ私はもう凄く最高♪」
雪花はギュッとパトの身体に抱き着き、部屋を出る
雪花「ほら!メリアちゃんに怒られに行くわよ!」
パト「そうだな、行こうか!」
たった1日だったが、パトと雪花の中では最高の思い出となった同居生活だった。
No.69 田舎者 フルール episode2
フルーリルが王都に出てから数日が経った。
フルールは街の願いをなんとか応えるのにやっとの毎日を送っていた。
フルール(お母様、大丈夫かな、でもお母様の任務は王都の豊穣を守る事、戦場に立つ事じゃないのだから・・・)
フルールは数日経っても変わらない現状に恐怖していた。
この星は大丈夫なのか?今回来た宇宙外生命体はそんなに強いのか?この国にまで被害が来ないか?
そんな事をずっと考えていた、普段ならフルーリルが慰めてくれるのだが、今はフルール一人のため、
そんな不安が常に募っていった。
そしてさらに数日、そんなフルールの不安が的中してしまったのだ。
フルール「王都壊滅?!そんな?!お母様は?!!」
それは国民からの情報だった。
王都は謎の生物の手によって壊滅、王都の戦力をもってしてもその怪物を仕留める事は叶わず、王都に居た住人、神は全滅したという知らせだった。
フルール「お母様!お母様は大丈夫なの?!どうなったの?!ねえ?!どうなるの?!!」
フルールは酷く動揺していた、まさか王都に攻めてくるとは考えなかったのだ、そして中級神や上級神達が動いて尚王都までの侵略を許してしまったのだ、それほどの勢力がこの星を蝕んでいるという現実がフルールの脳裏に確かに刻まれた。
フルール(お母様・・・私はどうしたら・・・)
フルールは立ち上がれなくなってしまった、足に力が入らなかった。これからどうなるのか?この星はこのまま浸食され、私達は死ぬのか?そんな事しか頭によぎらなかった。
・・・・・・
そしてそんな王都壊滅の情報が届いてから数日、一人の中級神がフルールの元の現れ、母親の死を伝えられた。
フルール「うそ・・・」
王都中級神「すまない、私達の力不足で・・・」
フルールは中級神の言葉が耳に入らなかった。
もう母親に会えない、そのショックから立ち直れなかったのだ。
フルール「応援は・・・まだ来ないのですか?」
王都中級神「交渉中だ・・・だが以前も聞いたと思うが、こちらに応援に来てもらったとしてもそれらに応える報酬を容易出来ないんだ、そのせいで戦力不足、上級神様も今なんとかエウレカ帝国に応援要請を出している所なんだ・・・」
フルール「なんで皆来てくれないんですか・・・こんな危機的状況で報酬なんて用意できるわけないじゃないですか・・・困った時に助けてくれないと意味ないじゃないですか!!」
フルールは泣きながら王都中級神に訴える
王都中級神「君の言う通りだと思う、だが神々の世界は難しいんだ、特に私達のような地位では・・・」
フルール「うう、うう・・・助けてよ・・・」
そんな時、王都中級神の連絡宝珠から通信が入った。フルールもその音声を聞いていた
上級神「応援要請を受諾してくれた!!しかもエウレカ帝国からだ!ただちに応援に向かうとのことです!そして私が管理する中級神以上の神々全員Aー8952星に集まれ!この依頼、エウレカ帝国帝王自らが対応してくださるとのことだ!!」
王都中級神はその言葉に固まる
王都中級神「エウレカ帝国帝王自らが来る・・・だと・・・」
フルール「その方はそんなに凄い神なのですか?」
王都中級神「我々とは別次元の神様だ、下級神、中級神、上級神、最上級神、神王という地位は知っているだろう?」
フルール「はい、私も恥ずかしながら出世を夢見ていましたので・・・」
王都中級神「そうか、なら知っていると思うが、我々のような神が出世出来たとしても神王までなんだ、その上の階級にはどう足掻いても絶対になれない、それは知ってるな?」
フルール「はい、【帝王神候補】と【帝王神】ですね、この階級の神は【神王】の全員が束になって挑んでもかすり傷すらも付ける事が出来ないと言われる程の圧倒的存在の神、ということは・・・」
王都中級神「エウレカ帝国帝王は帝王神候補序列1位、最有力帝王神候補であり、実質世界最強の神と言われている」
フルール「世界最強の神・・・?!!」
フルールは一生拝めないであろう階級の神がこの星に来ると知り、母親を亡くした悲しみと共に一目でも顔を見たいという好奇心が複雑に混ざり、王都中級神がその後急いで去った後、フルールは歩いてその場に向かって歩いて行った
・・・・・・
エウレカ帝国の宇宙船が到着する、この星からするとあまりにもハイテクノロジーであり、豪華な宇宙船だった。
そしてそこから下りて来たのは
帝王直属近衛部隊員500名
帝王専攻側近・専攻部隊総長 四季 雪花
帝王専属侍女 メルリア・メルトリア
帝王秘書 ソルテ・ピュアデーモン
帝王補佐 四季 月花
そして
帝王 パト・ディカイオス・エウレカ
・・・・・・
上級神(凄まじい勢力だ・・・一人一人が最上級神クラス・・・上級神である私がこんなにも弱く惨めに感じる程の・・・圧倒的実力差・・・)
そしてその上級神に向かって帝王秘書 ソルテが歩いてきた。
ソルテ「私はエウレカ帝国 帝王秘書ソルテ・ピュアデーモンと申します、種族は聖鬼神族、階級は最上級神序列3位です、お見知りおきを」
上級神「ソルテ様!お先にご挨拶をさせてしまい申し訳ございません!私はこのエリアを統括しております上級神でございます!この度は私の応援要請にお応え頂き光栄でございます!」
ソルテ「この応援要請は我が主 帝王パト様直々にお受けした物です、感謝をするなら帝王パト様に自身の生涯一生を掛けてお返ししなさい」
上級神(帝王様自ら?!一体どうなってこうなったんだ??!)
パト「ソルテ、下がれ、ここは我一人で行う、手出しは無用だ」
パトは【叡天眼(赫)】を発動させ、ソルテを睨む、そしてソルテは「失礼いたしました」と言い、パトの後ろに戻る
パト「うむ、この程度の生命体如き、我が手を下すまでもないな、飽きれた物だ・・・」
パトは目に見えて落胆する。
パト「仕方ない、この仕事、我が従属一人に任せようか」
パトはそう言うと目の前に手をかざし、唱える
パト「帝園 【十三の心】ネル、我が主の命により、ここに召喚せよ!!」
そうパトが叫ぶとその場にネルが現れる。
ネル「うむ、命は受けた、この星の雑魚を狩ればいいのか?主様よ?」
パト「ああ、時間が勿体ないからな、時間を掛けずに速やかに終わらせろ」
ネル「そうか、了解した」
ネルはそう言うと空高く飛び、星全体を見渡す
ネル(ふふふ、役になり切っているな!主様!流石だ!ソルテの練習の成果がここぞとばかりに発揮している!これは面白い!さて、今回の依頼、本当はメリア達がメリットがないと蹴っていた案件だったものを私が暇だからと言って主様に我儘を言って受けた依頼だからな、楽しませてもらうとするかな!今回なんと5オーラも奮発してくれたわけだしな!)
ネルは久々の殺戮にワクワクが隠せなかった、だがせっかくパトが用意してくれた舞台のため、ネルも気合を入れて討伐に励んだ。
ネル「ほほお、ERRORか、これは中々大物じゃないのか?そうだな、数はおよそ20体、よしよし、なら一撃で終わるな」
ネルは両腕を広げ、両手を思い切り開く、そして全指先に真っ赤なオーラが集まる。
ネル【破滅の雨】
ネルが技を唱えたと同時に、無数の赤いオーラ弾が星全土に降り注ぐ
ズドーンズドーン!
ズドーンズドーン!
ネルの放った無数のオーラ弾は全弾ERRORという標的に命中し、一瞬にして消滅した。
ネル「ふう、この技は爽快感があって見応えもある、我ながら素晴らしい技だ・・・」
ネルは自分の技を久しぶりに使えたことで満足していた。だがまだ役は終わっていないので、パトの演技に応えるようにパトの元に戻る。
ネル「敵殲滅完了しました、主様、」
パト「ご苦労だったな、我の後ろで休むといい」
パト(見てたけど凄い技だな、本当に一瞬で片付けるとは・・・というより俺よりも普通に強いじゃん、マジで勘弁してほしい・・・ボロ出たらどうすんのさ、今の役だってソルテから何回練習させられたと思ってるんだ!だけどまあ、たまにはこうやって自分から現場を見ないとだよな)
パトはそう考えていると後ろからソルテがツンツンを指先で突かれる
ソルテ「パト様、セリフ忘れたら言ってくださいよ、月花ちゃんにセリフ丸暗記してもらってますので」ボソボソ
月花(任せて!私こういうのいっぱいやって来たから得意なのよ!)
パト(楽しんでんなぁ、一応沢山の命が無くなってるんだからもっと重い雰囲気出せよ・・・)
パト「終わったな、そこの上級神、これでいいかな?」
上級神「あ・・・あ・・・あ・・・」
上級神は言葉が出なかった。
ネルの攻撃、それはその上級神から見たら圧倒的なものだった。
そして実際の所、ネルの先ほどの技の火力は最上級神上位級の火力を手加減状態で出してたため、そんなネルを従属として持つパトに圧倒的実力差と世界の差を感じ、言葉を失ってしまっていた。
ソルテ「パト様がお話掛けてくださっているのに無視ですか?」
上級神「も、申し訳ございません!あまりにも凄かったので・・・」
パト(その気持ちはわかる!俺が見ても凄かった!)
パト「この程度で驚かれては我も困るのだがな、実際我は何もしていない、従属の手だけで終わってしまう程の物だったとは・・・つまらないものだな」
ネル「言うではないか、なら別惑星に行って同じ個体と戦ってみるか?主様ww」ボソボソ
パト「後ろから小さい声で話しかけんな、というか辞めて、普通に返り討ちで死ぬから」ボソボソ
ソルテ「さて、では報酬の話を行いたいのですが、まず上級神はどの程度の報酬をこの我がエウレカ帝国に貢いでくれるのか、それを伺いましょう」
上級神「立ち話もあれなので、我が城で如何でしょうか?!」
ソルテ「遅いです、後数秒遅ければ無礼者として貴方を刑罰を与える所でした」
上級神(こ、怖すぎる~~~!!?)
こうしてパト達一行と上級神と中級神達は上級神の城にある大広間に移動した。
一連の流れを見ていたフルールは・・・
フルール「・・・凄い・・・これが世界の頂点・・・全てにおいて住んでいる世界が違う・・・」
フルールはただ先ほどの光景を頭に焼き付けていた、それは先ほどまで母親の報告を聞いて悲しんでいた事すらも一瞬忘れる程の・・・それ程強烈なものだった
フルール「着いて行こう!世界トップクラスの神はどんな方達なのかもっと見てみたい!こんなチャンスもう今後二度と一生ないもの!!」
フルールは走って後を追った。
フルールは街の願いをなんとか応えるのにやっとの毎日を送っていた。
フルール(お母様、大丈夫かな、でもお母様の任務は王都の豊穣を守る事、戦場に立つ事じゃないのだから・・・)
フルールは数日経っても変わらない現状に恐怖していた。
この星は大丈夫なのか?今回来た宇宙外生命体はそんなに強いのか?この国にまで被害が来ないか?
そんな事をずっと考えていた、普段ならフルーリルが慰めてくれるのだが、今はフルール一人のため、
そんな不安が常に募っていった。
そしてさらに数日、そんなフルールの不安が的中してしまったのだ。
フルール「王都壊滅?!そんな?!お母様は?!!」
それは国民からの情報だった。
王都は謎の生物の手によって壊滅、王都の戦力をもってしてもその怪物を仕留める事は叶わず、王都に居た住人、神は全滅したという知らせだった。
フルール「お母様!お母様は大丈夫なの?!どうなったの?!ねえ?!どうなるの?!!」
フルールは酷く動揺していた、まさか王都に攻めてくるとは考えなかったのだ、そして中級神や上級神達が動いて尚王都までの侵略を許してしまったのだ、それほどの勢力がこの星を蝕んでいるという現実がフルールの脳裏に確かに刻まれた。
フルール(お母様・・・私はどうしたら・・・)
フルールは立ち上がれなくなってしまった、足に力が入らなかった。これからどうなるのか?この星はこのまま浸食され、私達は死ぬのか?そんな事しか頭によぎらなかった。
・・・・・・
そしてそんな王都壊滅の情報が届いてから数日、一人の中級神がフルールの元の現れ、母親の死を伝えられた。
フルール「うそ・・・」
王都中級神「すまない、私達の力不足で・・・」
フルールは中級神の言葉が耳に入らなかった。
もう母親に会えない、そのショックから立ち直れなかったのだ。
フルール「応援は・・・まだ来ないのですか?」
王都中級神「交渉中だ・・・だが以前も聞いたと思うが、こちらに応援に来てもらったとしてもそれらに応える報酬を容易出来ないんだ、そのせいで戦力不足、上級神様も今なんとかエウレカ帝国に応援要請を出している所なんだ・・・」
フルール「なんで皆来てくれないんですか・・・こんな危機的状況で報酬なんて用意できるわけないじゃないですか・・・困った時に助けてくれないと意味ないじゃないですか!!」
フルールは泣きながら王都中級神に訴える
王都中級神「君の言う通りだと思う、だが神々の世界は難しいんだ、特に私達のような地位では・・・」
フルール「うう、うう・・・助けてよ・・・」
そんな時、王都中級神の連絡宝珠から通信が入った。フルールもその音声を聞いていた
上級神「応援要請を受諾してくれた!!しかもエウレカ帝国からだ!ただちに応援に向かうとのことです!そして私が管理する中級神以上の神々全員Aー8952星に集まれ!この依頼、エウレカ帝国帝王自らが対応してくださるとのことだ!!」
王都中級神はその言葉に固まる
王都中級神「エウレカ帝国帝王自らが来る・・・だと・・・」
フルール「その方はそんなに凄い神なのですか?」
王都中級神「我々とは別次元の神様だ、下級神、中級神、上級神、最上級神、神王という地位は知っているだろう?」
フルール「はい、私も恥ずかしながら出世を夢見ていましたので・・・」
王都中級神「そうか、なら知っていると思うが、我々のような神が出世出来たとしても神王までなんだ、その上の階級にはどう足掻いても絶対になれない、それは知ってるな?」
フルール「はい、【帝王神候補】と【帝王神】ですね、この階級の神は【神王】の全員が束になって挑んでもかすり傷すらも付ける事が出来ないと言われる程の圧倒的存在の神、ということは・・・」
王都中級神「エウレカ帝国帝王は帝王神候補序列1位、最有力帝王神候補であり、実質世界最強の神と言われている」
フルール「世界最強の神・・・?!!」
フルールは一生拝めないであろう階級の神がこの星に来ると知り、母親を亡くした悲しみと共に一目でも顔を見たいという好奇心が複雑に混ざり、王都中級神がその後急いで去った後、フルールは歩いてその場に向かって歩いて行った
・・・・・・
エウレカ帝国の宇宙船が到着する、この星からするとあまりにもハイテクノロジーであり、豪華な宇宙船だった。
そしてそこから下りて来たのは
帝王直属近衛部隊員500名
帝王専攻側近・専攻部隊総長 四季 雪花
帝王専属侍女 メルリア・メルトリア
帝王秘書 ソルテ・ピュアデーモン
帝王補佐 四季 月花
そして
帝王 パト・ディカイオス・エウレカ
・・・・・・
上級神(凄まじい勢力だ・・・一人一人が最上級神クラス・・・上級神である私がこんなにも弱く惨めに感じる程の・・・圧倒的実力差・・・)
そしてその上級神に向かって帝王秘書 ソルテが歩いてきた。
ソルテ「私はエウレカ帝国 帝王秘書ソルテ・ピュアデーモンと申します、種族は聖鬼神族、階級は最上級神序列3位です、お見知りおきを」
上級神「ソルテ様!お先にご挨拶をさせてしまい申し訳ございません!私はこのエリアを統括しております上級神でございます!この度は私の応援要請にお応え頂き光栄でございます!」
ソルテ「この応援要請は我が主 帝王パト様直々にお受けした物です、感謝をするなら帝王パト様に自身の生涯一生を掛けてお返ししなさい」
上級神(帝王様自ら?!一体どうなってこうなったんだ??!)
パト「ソルテ、下がれ、ここは我一人で行う、手出しは無用だ」
パトは【叡天眼(赫)】を発動させ、ソルテを睨む、そしてソルテは「失礼いたしました」と言い、パトの後ろに戻る
パト「うむ、この程度の生命体如き、我が手を下すまでもないな、飽きれた物だ・・・」
パトは目に見えて落胆する。
パト「仕方ない、この仕事、我が従属一人に任せようか」
パトはそう言うと目の前に手をかざし、唱える
パト「帝園 【十三の心】ネル、我が主の命により、ここに召喚せよ!!」
そうパトが叫ぶとその場にネルが現れる。
ネル「うむ、命は受けた、この星の雑魚を狩ればいいのか?主様よ?」
パト「ああ、時間が勿体ないからな、時間を掛けずに速やかに終わらせろ」
ネル「そうか、了解した」
ネルはそう言うと空高く飛び、星全体を見渡す
ネル(ふふふ、役になり切っているな!主様!流石だ!ソルテの練習の成果がここぞとばかりに発揮している!これは面白い!さて、今回の依頼、本当はメリア達がメリットがないと蹴っていた案件だったものを私が暇だからと言って主様に我儘を言って受けた依頼だからな、楽しませてもらうとするかな!今回なんと5オーラも奮発してくれたわけだしな!)
ネルは久々の殺戮にワクワクが隠せなかった、だがせっかくパトが用意してくれた舞台のため、ネルも気合を入れて討伐に励んだ。
ネル「ほほお、ERRORか、これは中々大物じゃないのか?そうだな、数はおよそ20体、よしよし、なら一撃で終わるな」
ネルは両腕を広げ、両手を思い切り開く、そして全指先に真っ赤なオーラが集まる。
ネル【破滅の雨】
ネルが技を唱えたと同時に、無数の赤いオーラ弾が星全土に降り注ぐ
ズドーンズドーン!
ズドーンズドーン!
ネルの放った無数のオーラ弾は全弾ERRORという標的に命中し、一瞬にして消滅した。
ネル「ふう、この技は爽快感があって見応えもある、我ながら素晴らしい技だ・・・」
ネルは自分の技を久しぶりに使えたことで満足していた。だがまだ役は終わっていないので、パトの演技に応えるようにパトの元に戻る。
ネル「敵殲滅完了しました、主様、」
パト「ご苦労だったな、我の後ろで休むといい」
パト(見てたけど凄い技だな、本当に一瞬で片付けるとは・・・というより俺よりも普通に強いじゃん、マジで勘弁してほしい・・・ボロ出たらどうすんのさ、今の役だってソルテから何回練習させられたと思ってるんだ!だけどまあ、たまにはこうやって自分から現場を見ないとだよな)
パトはそう考えていると後ろからソルテがツンツンを指先で突かれる
ソルテ「パト様、セリフ忘れたら言ってくださいよ、月花ちゃんにセリフ丸暗記してもらってますので」ボソボソ
月花(任せて!私こういうのいっぱいやって来たから得意なのよ!)
パト(楽しんでんなぁ、一応沢山の命が無くなってるんだからもっと重い雰囲気出せよ・・・)
パト「終わったな、そこの上級神、これでいいかな?」
上級神「あ・・・あ・・・あ・・・」
上級神は言葉が出なかった。
ネルの攻撃、それはその上級神から見たら圧倒的なものだった。
そして実際の所、ネルの先ほどの技の火力は最上級神上位級の火力を手加減状態で出してたため、そんなネルを従属として持つパトに圧倒的実力差と世界の差を感じ、言葉を失ってしまっていた。
ソルテ「パト様がお話掛けてくださっているのに無視ですか?」
上級神「も、申し訳ございません!あまりにも凄かったので・・・」
パト(その気持ちはわかる!俺が見ても凄かった!)
パト「この程度で驚かれては我も困るのだがな、実際我は何もしていない、従属の手だけで終わってしまう程の物だったとは・・・つまらないものだな」
ネル「言うではないか、なら別惑星に行って同じ個体と戦ってみるか?主様ww」ボソボソ
パト「後ろから小さい声で話しかけんな、というか辞めて、普通に返り討ちで死ぬから」ボソボソ
ソルテ「さて、では報酬の話を行いたいのですが、まず上級神はどの程度の報酬をこの我がエウレカ帝国に貢いでくれるのか、それを伺いましょう」
上級神「立ち話もあれなので、我が城で如何でしょうか?!」
ソルテ「遅いです、後数秒遅ければ無礼者として貴方を刑罰を与える所でした」
上級神(こ、怖すぎる~~~!!?)
こうしてパト達一行と上級神と中級神達は上級神の城にある大広間に移動した。
一連の流れを見ていたフルールは・・・
フルール「・・・凄い・・・これが世界の頂点・・・全てにおいて住んでいる世界が違う・・・」
フルールはただ先ほどの光景を頭に焼き付けていた、それは先ほどまで母親の報告を聞いて悲しんでいた事すらも一瞬忘れる程の・・・それ程強烈なものだった
フルール「着いて行こう!世界トップクラスの神はどんな方達なのかもっと見てみたい!こんなチャンスもう今後二度と一生ないもの!!」
フルールは走って後を追った。
No.68 専属神序列の圧倒的格差とメリアの評価(設定解説含む)
パトの専属神は10名居る、そしてその専属神達には序列が存在する。
まずは順番を表す【専属神番号】
これは序列関係なく、専属神になった順番で番号が決まる。
専属神になった順番なので、強さや賢さ等の評価とは無関係の番号である。
そして今回説明するのは【専属神序列】
序列は潜在能力、知能戦闘センス、全総合的に見て評価されている。
そしてこの序列はよほどの事は無い限り覆されることはない。
現時点での専属神序列
1位 No.1メリア・メルトリア
2位 No.6ソフィア・ターフェアイト
3位 No.3四季 雪花
4位 No.7月詠 琴歌
5位 No.9ラル・ロゼデエス
6位 No.2アリシア・ホーリーナイト
7位 No.8ソルテ・ピュアデーモン
8位 No.4カナ・エウレカ
9位 No.5ハク・エウレカ
10位No.10四季 月花
この序列のポテンシャルにおいて圧倒的な格差がある。
例えば10位は9位には絶対に勝てず、9位は8位には絶対に勝てないというように現時点では
序列が変わる事はないと断言されている。
例えば10位月花VS9位ハクの場合
月花単体の実力ではハクの時空には手も足も出ず、そのまま負けてしまう
9位ハクVS8位カナの場合
ハクの時空をカナの次元で掌握し、ハクはカナには基本手も足も出ずに負けてしまう。
8位カナVS7位ソルテの場合
カナの次元があってもソルテがその世界事壊す力でカナの力を完封してしまう。
7位ソルテVS6位アリシアの場合
ソルテの破壊を物ともせずに無限に存在するアリシアがソルテを完封してしまう。
6位アリシアVS5位ラルの場合
アリシアの無限を完全ラルが拒絶し、触れさせることなく、ラルがアリシアを完封してしまう。
5位ラルVS4位琴歌の場合
完全な守備を持つラルの力を完封する歌姫の力で琴歌はラルを容易に撃破出来る。
4位琴歌VS3位雪花の場合
琴歌の能力ありきの歌姫支配(全自動全能支配)を雪花の原始支配で完全に無効化にして完封撃破が可能。
3位雪花VS2位ソフィアの場合
雪花の原始支配すらも超越し、空間、世界を我が物にしてしまうソフィアには勝てない。
2位ソフィアVS1位メリアの場合
ソフィアの力を絶対的知識量と絶対的能力量、そして絶対支配を持ち、全てを完封するメリアがソフィアを完封する。
このように1位の序列が変わるだけで大雑把だがここまでの壁が存在するのだ。
・・・・・・
パト「専属神序列ってメリアが作ってるんだよね?」
メリア「そうですね、私が全員のポテンシャルを見て、総合的に判断してますね、ご主人も知ってると思いますが、現時点の実力ではなく、ポテンシャル評価なので、今は実感は沸かないと思いますけど数年と経てばこの序列通りの強さ順になると思いますよ」
パト「そうなんだ、ちなみに俺は俺は!」
メリア「え、ご主人は私よりダントツで1位になりますよ、現時点の実力は大した事ありませんが、ポテンシャルというジャンルはもう全世界の生命体全てのポテンシャルを集めても無理ですね、それくらいとんでもないです、ネル達やミールを見たらわかるでしょう?」
パト「確かに・・・そういえば帝園の住人全員が俺の能力であり、ポテンシャルなんだよな、忘れてたわ」
メルリア「私から見てもアナタのポテンシャルは恐ろしいです。同じ帝王神候補という地位に居るのがおかしく感じる程です。」
パト・メリア・メルリアは3人でパトの自室でお茶をしていた。
今日はメリアがパトの部屋にお泊りに来ていたのだ。
・・・・・・
パト「もし例えばだけど、メルリアとか従属神とかが専属神序列に加えるとどの地位くらいに入るのか知りたいね!好奇心的な意味で!」
メリア「それは面白そうですね!結構新規メンバーも増えましたしそういうポテンシャル順位的思考で見てみるのも面白そうです!」
パト「それじゃあメルリア!彼女を順位に組み込むなら?」
メリア「メルリア姉様は5位ですね、ラル以上なので、もし私が順位をつけるならそれくらいですね」
メルリア「琴歌さんには勝てないという見解なのね、メリアは」
メリア「正直琴歌ちゃんは、以前の私より強いですよ?それに琴歌ちゃんに関しては帝王神候補として立候補させてもそれなりの順位に入るとも考えています」
パト「へえ、メリア大絶賛だね、琴歌のこと」
メリア「認めていますからね、実際雪花ちゃんが3位ですけど、相性の問題で3位というだけで、全体的評価の高さで言えば琴歌ちゃんの方が間違いなく上ですよ」
メルリア「100%歌姫支配・・・オーラを必要とせず、音や周囲の微かなエネルギーを使ってオーラとして扱える事も出来る・・・普通に考えたら確かに相当凄いですね」
パト「ならメリア的にはメルリアが5位という事だから、他の子を出しても6位以下になるってことか」
メリア「いや、まあどの子でも10位なら入れるかもですね」
パト「月花ってそんなに弱い評価なんだ」
メリア「いえ!弱いとは思って居ませんが、この序列はポテンシャル基準なので、月花ちゃんは従属を神粋玲の世界に入れて、その力を使って戦うという戦い方は月花ちゃん本人のポテンシャルとは別物判定なんです、だからどうしても10位にはなっちゃうんですよ」
パト「確かに月花単体だとハクに手も足も出ないもんなぁ~」
月花(もうちょっとフォローしなさいよ!私には専属神で1・2を争う頭脳があるでしょう!)
パト「えっと、月花が脳内で頭脳に関しては専属神の中で上位のはず!って言ってます」
メリア「確かにそうですね、頭脳だけで言えばアリシアや琴歌ちゃんよりも頼りになりますね、ソフィアの次くらいなので3番目くらいですね!」
月花(ふん!ポテンシャルだって結局はどんな方法でも勝てばいいのよ!)
パト「まあまあ、月花の言い分はその通りだからさ、気を取り直してさ」
メリア「だから弱いとは言ってないでしょう、期待してますよ」
メリアもパトの脳内で聞いている月花に向かってフォローする
メルリア「ではメリアから見て、この子は専属神に入れても良かったかな、って思う子はいますか?」
メリア「それは・・・どうでしょう、正直言うと居ませんね、アリシアの無限の力はどの神聖エルフ族や神王よりも上でしたし、雪花ちゃんの戦闘センスは神界でも通用し、原始支配という希少な能力を持つ子ですし、カナやハクの金銀の究極龍は究極龍の中でもかなり希少ですし、ソフィアに関しては唯一無二の存在ですし、琴歌ちゃんも100%歌姫という私達すら持てない唯一無二の能力者ですし、ソルテも破壊神でありながら、神聖の力も持ち、そして改革支配を持っているので独裁者としてのセンスがずば抜けて高いので、従属達の扱いに最も長けてます、そしてラルは神界屈指の守護神であり、最高位天使族、守備や医療関係でラルに並ぶ者はほぼ居ません。月花ちゃんはご主人の【帝園】を共有し、ご主人の力の恩恵を直に得ることが出来る実質最強、なので私はこれ以上のメンバーはないと思って居ます。」
パト「そうだな、俺も今の専属神以外想像出来ないかな」
メルリア「いいですね、それだけ期待されているのですね」
メリア「ええ、だから今は私含め全員が成長段階、強くなっていかなければいけません、実力的にも、精神的にも」
パト「そうだな」
メルリアはパトとメリアから専属神達の自慢話を沢山聞いた。
メリアにとって専属神とは賭け掛けの無い仲間であり、本来の自分を曝け出せる友でもあるのだ。
まずは順番を表す【専属神番号】
これは序列関係なく、専属神になった順番で番号が決まる。
専属神になった順番なので、強さや賢さ等の評価とは無関係の番号である。
そして今回説明するのは【専属神序列】
序列は潜在能力、知能戦闘センス、全総合的に見て評価されている。
そしてこの序列はよほどの事は無い限り覆されることはない。
現時点での専属神序列
1位 No.1メリア・メルトリア
2位 No.6ソフィア・ターフェアイト
3位 No.3四季 雪花
4位 No.7月詠 琴歌
5位 No.9ラル・ロゼデエス
6位 No.2アリシア・ホーリーナイト
7位 No.8ソルテ・ピュアデーモン
8位 No.4カナ・エウレカ
9位 No.5ハク・エウレカ
10位No.10四季 月花
この序列のポテンシャルにおいて圧倒的な格差がある。
例えば10位は9位には絶対に勝てず、9位は8位には絶対に勝てないというように現時点では
序列が変わる事はないと断言されている。
例えば10位月花VS9位ハクの場合
月花単体の実力ではハクの時空には手も足も出ず、そのまま負けてしまう
9位ハクVS8位カナの場合
ハクの時空をカナの次元で掌握し、ハクはカナには基本手も足も出ずに負けてしまう。
8位カナVS7位ソルテの場合
カナの次元があってもソルテがその世界事壊す力でカナの力を完封してしまう。
7位ソルテVS6位アリシアの場合
ソルテの破壊を物ともせずに無限に存在するアリシアがソルテを完封してしまう。
6位アリシアVS5位ラルの場合
アリシアの無限を完全ラルが拒絶し、触れさせることなく、ラルがアリシアを完封してしまう。
5位ラルVS4位琴歌の場合
完全な守備を持つラルの力を完封する歌姫の力で琴歌はラルを容易に撃破出来る。
4位琴歌VS3位雪花の場合
琴歌の能力ありきの歌姫支配(全自動全能支配)を雪花の原始支配で完全に無効化にして完封撃破が可能。
3位雪花VS2位ソフィアの場合
雪花の原始支配すらも超越し、空間、世界を我が物にしてしまうソフィアには勝てない。
2位ソフィアVS1位メリアの場合
ソフィアの力を絶対的知識量と絶対的能力量、そして絶対支配を持ち、全てを完封するメリアがソフィアを完封する。
このように1位の序列が変わるだけで大雑把だがここまでの壁が存在するのだ。
・・・・・・
パト「専属神序列ってメリアが作ってるんだよね?」
メリア「そうですね、私が全員のポテンシャルを見て、総合的に判断してますね、ご主人も知ってると思いますが、現時点の実力ではなく、ポテンシャル評価なので、今は実感は沸かないと思いますけど数年と経てばこの序列通りの強さ順になると思いますよ」
パト「そうなんだ、ちなみに俺は俺は!」
メリア「え、ご主人は私よりダントツで1位になりますよ、現時点の実力は大した事ありませんが、ポテンシャルというジャンルはもう全世界の生命体全てのポテンシャルを集めても無理ですね、それくらいとんでもないです、ネル達やミールを見たらわかるでしょう?」
パト「確かに・・・そういえば帝園の住人全員が俺の能力であり、ポテンシャルなんだよな、忘れてたわ」
メルリア「私から見てもアナタのポテンシャルは恐ろしいです。同じ帝王神候補という地位に居るのがおかしく感じる程です。」
パト・メリア・メルリアは3人でパトの自室でお茶をしていた。
今日はメリアがパトの部屋にお泊りに来ていたのだ。
・・・・・・
パト「もし例えばだけど、メルリアとか従属神とかが専属神序列に加えるとどの地位くらいに入るのか知りたいね!好奇心的な意味で!」
メリア「それは面白そうですね!結構新規メンバーも増えましたしそういうポテンシャル順位的思考で見てみるのも面白そうです!」
パト「それじゃあメルリア!彼女を順位に組み込むなら?」
メリア「メルリア姉様は5位ですね、ラル以上なので、もし私が順位をつけるならそれくらいですね」
メルリア「琴歌さんには勝てないという見解なのね、メリアは」
メリア「正直琴歌ちゃんは、以前の私より強いですよ?それに琴歌ちゃんに関しては帝王神候補として立候補させてもそれなりの順位に入るとも考えています」
パト「へえ、メリア大絶賛だね、琴歌のこと」
メリア「認めていますからね、実際雪花ちゃんが3位ですけど、相性の問題で3位というだけで、全体的評価の高さで言えば琴歌ちゃんの方が間違いなく上ですよ」
メルリア「100%歌姫支配・・・オーラを必要とせず、音や周囲の微かなエネルギーを使ってオーラとして扱える事も出来る・・・普通に考えたら確かに相当凄いですね」
パト「ならメリア的にはメルリアが5位という事だから、他の子を出しても6位以下になるってことか」
メリア「いや、まあどの子でも10位なら入れるかもですね」
パト「月花ってそんなに弱い評価なんだ」
メリア「いえ!弱いとは思って居ませんが、この序列はポテンシャル基準なので、月花ちゃんは従属を神粋玲の世界に入れて、その力を使って戦うという戦い方は月花ちゃん本人のポテンシャルとは別物判定なんです、だからどうしても10位にはなっちゃうんですよ」
パト「確かに月花単体だとハクに手も足も出ないもんなぁ~」
月花(もうちょっとフォローしなさいよ!私には専属神で1・2を争う頭脳があるでしょう!)
パト「えっと、月花が脳内で頭脳に関しては専属神の中で上位のはず!って言ってます」
メリア「確かにそうですね、頭脳だけで言えばアリシアや琴歌ちゃんよりも頼りになりますね、ソフィアの次くらいなので3番目くらいですね!」
月花(ふん!ポテンシャルだって結局はどんな方法でも勝てばいいのよ!)
パト「まあまあ、月花の言い分はその通りだからさ、気を取り直してさ」
メリア「だから弱いとは言ってないでしょう、期待してますよ」
メリアもパトの脳内で聞いている月花に向かってフォローする
メルリア「ではメリアから見て、この子は専属神に入れても良かったかな、って思う子はいますか?」
メリア「それは・・・どうでしょう、正直言うと居ませんね、アリシアの無限の力はどの神聖エルフ族や神王よりも上でしたし、雪花ちゃんの戦闘センスは神界でも通用し、原始支配という希少な能力を持つ子ですし、カナやハクの金銀の究極龍は究極龍の中でもかなり希少ですし、ソフィアに関しては唯一無二の存在ですし、琴歌ちゃんも100%歌姫という私達すら持てない唯一無二の能力者ですし、ソルテも破壊神でありながら、神聖の力も持ち、そして改革支配を持っているので独裁者としてのセンスがずば抜けて高いので、従属達の扱いに最も長けてます、そしてラルは神界屈指の守護神であり、最高位天使族、守備や医療関係でラルに並ぶ者はほぼ居ません。月花ちゃんはご主人の【帝園】を共有し、ご主人の力の恩恵を直に得ることが出来る実質最強、なので私はこれ以上のメンバーはないと思って居ます。」
パト「そうだな、俺も今の専属神以外想像出来ないかな」
メルリア「いいですね、それだけ期待されているのですね」
メリア「ええ、だから今は私含め全員が成長段階、強くなっていかなければいけません、実力的にも、精神的にも」
パト「そうだな」
メルリアはパトとメリアから専属神達の自慢話を沢山聞いた。
メリアにとって専属神とは賭け掛けの無い仲間であり、本来の自分を曝け出せる友でもあるのだ。
2022年11月05日
No.67 田舎者 フルール episode1
辺境の星、辺境の地に小さな国があった、その国は財政豊ではなかったが、民度は良く、互いに助け合い、王族も民族と協力して豪遊することなく、今ある地を一生懸命生き抜いていた。
そんな地で祀られている神が居た。
豊穣神 フルーリル
位は下級神、弱い神だが、民からの信仰によって何とか神として存在出来ている女神だった。
そのフルーリルには一人娘が居た、名はフルール。
容姿は白髪で横髪を二つ結びしている赤目の女の子だ。
フルールは田舎育ちだが、出世意欲があり、目指すは上級神のような地位の高い神になり、この国の貧困を根本的に解決したいと考えていた。
フルール「女神がこの神界で出世するのは難しい、実力はやはり男の神の方がある、女神はオーラ使用や能力の使用に長けて上位に行く神が居るのは知ってるのだけど」
フルーリル「フルール、また書物を呼んでいるのですね」
フルール「お母様、私、もっと強くなって出世したいです、どうやれば強くなれますか?」
フルーリル「困った質問ですね、私も下級神、私の可愛い民達の信仰心のおかげでなんとか私自身の能力を扱えている状態ですから、それに中級神になる事すらそれなりの才能が居るので、私には到底無理でしたし、方法と言われると皆目見当もつきません。ごめんなさい」
フルール「あ、謝らないでください!お母様!ですが私もいつかは強くなって、地位の高い神になって、この国の人達を救ってあげたい、皆凄く良い人なのに・・・」
フルーリル「そうですねその気持ちを持ってくれていればいずれ私が居なくなることがあってもこの国の愛すべき民を任せる事が出来ます。」
フルール「お母様・・・」
フルールは下級神、自身のどんな才能を持っているのかも今だに分かっていない18歳の少女である。
親が豊穣の神という事で自分自身も豊穣の神として生きていくのだとそう考え、疑わなかった。
・・・・・・
フルール「この世界はどれだけ広いんだろう・・・」
フルールは夜の山山頂に居た。
フルールが歩く先々の木々等の自然は道を譲り、フルールの歩みを妨げないように静かに動く。
フルールは座って星空を眺める。
フルール「これだけの星があるのならきっと色んな神が存在して、私が想像も出来ないような強くて美しい神も沢山いるんだろうな・・・それにひきかけ私は全然・・・」
フルールは自分のどうにか出世したいという気持ちと、どうしても出世する方法がわからないという気持ちで心を苦しめていた。
人間界でもあるが、地方に住む人は大きな企業に入り、どんどん地位を上げたいと理想を持っても、
それを満たすための環境が中々存在せず、地方の特に環境が整っていない地域で条件を得るのは至難の業である。特に思って居ても一人の力では間違いなく不可能。ある程度の学力や実力はあってもその努力が実を結ぶのはごくわずかの可能性なのである。
フルールも同じで、出世して、もっと地位を上げたくても環境がないのだ、
環境が無いからそれ以上の存在になれない上に、その上というものを想像もつかないのだ。
故にフルールは夢は持っていても今後、自分が今よりも上に行くのは不可能と、夢を持つのと同時に諦めも混ざっていた。故にフルールの心の中には虚しさがあった。
フルール「せめて、自分の事がわかれば自分でその才能を磨くことも出来るのに・・・まあ、私はお母様の子、豊穣の神なのは間違いないのだから、これからもお母様と共に民に恵を届けるのが私の神生なんだよね」
フルールはそう自分に言い聞かせ、なんとか納得させる。
そして星々が見える山の山頂で一通り心を落ち着かせたフルールは自身を祀る場所に戻る。
フルール「あ、流れ星」
暗い森を照らす星々の光に素早く動く光をフルールの眼に止まる。
フルール「いいなぁ、あの流れ星はきっと色んな世界を駆け巡ってるんだろうなぁ、私も行ってみたいよ」
フルールは流れ星に対し、自身の夢を漏らしてしまう。
・・・・・・
翌日
フルールはいつも通り、参拝に来る民に恵を与える母の姿を背後から眺める。
フルール(私はお母様の今行っている事ですら出来ない、まずは目先の事くらい出来ないとただ上に上がろうなんて無理な話だよね!)
そんないつも通りの日常を過ごしていた。
だがそんな平穏な日常は終わりを迎えた。
それは王都と呼ばれるフルール達の星では一番大きな国家からの応援要請だった。
王都中級神「フルーリル、お主の豊穣の力で王都の民を救ってほしい!今この星の神々は宇宙外生命体の対処で追われているのだ!」
フルールにとって聞きなれない言葉だった。
宇宙外生命体?王都?そんな事を考えていたが、何よりこの状況で母親がこの国から一時的でも離れてしまうとこの国の民は貧困に陥る可能性がある。
フルール「お母様!この国の民は大丈夫なのでしょうか?」
フルーリル「すぐに変化は起こりません、数か月はおそらく、私の恩恵が残ると思います、ですが、もし長丁場になれば・・・」
フルーリルは王都から来た中級神に聞く。
フルーリル「その宇宙外生命体との交戦状況は現在どのようになって居られるのでしょうか?」
王都中級神「私達中級神でも正直厳しい相手だ、最高神様は今他星の神々に応援要請を出してはいるが・・・」
フルーリル「無償、もしくは相手に満足いくほどの報酬を容易できないと・・・」
王都中級神「そうだ、だがこの問題はこのエリアを統括する上級神様の耳にも入っておられるはず、もし運が良ければあの【帝国】が動いてくださるかもしれん」
フルーリル「帝国?そこはどこの星の国なのでしょうか?」
王都中級神「帝国は人々の国ではない、神々の国だ、しかも強い特色でな【女神大国 エウレカ帝国】王都に入れるのも女神のみ、そしてその帝国で出世するのも女神のみ、とことん女神を優遇した国だ、だが国家勢力と規模は世界一だ、確かこのエリアの上級神も帝国在籍だったはずだからな・・・」
フルールは母親と中級神の話を聞いて驚いた。
フルール(女神大国 エウレカ帝国・・・そんな神々の国があるなんて・・・しかもこの人が中級神・・・凄いオーラ量・・・今まで見て来たどの生命体よりも力強い・・・いやそれよりも!)
フルール「その、無礼を承知でお聞きしたいのですが、王都中級神様はそのエウレカ帝国に所属していないのですか?」
王都中級神「所属は不可能だ、我は男、しかも中級神だ、エウレカ帝国に所属する条件は【上級神以上の女神】正規所属を手に入れるだけでもそのような条件だ、上には上が居る、我などこの星だからこうやって大きな地位を持ってはいるが、世界規模になると我はなんとも微力なものか・・・」
フルール(凄い!凄い!この王都中級神様ですらも微力、そしてこの星含め多くの星を統括している上級神様ですらエウレカ帝国に所属するのが精一杯!世界はこんなにも広いのか・・・)
フルールは感銘を受けていた、世界の広さに、そして中級神の明確な力と、上級神という神の規模の大きさに、そしてエウレカ帝国、フルールの心は緊急事態だというのに高揚していた。
フルーリル「わかりました、娘のお話にお付き合いいただきありがとうございます」
王都中級神「なに、偉そうにするだけが上ではない、協力し、手助けしあえるのが神々だ、人々と同じことをしていてはダメなのだ」
フルーリル「そうですね、わかりました、王都中級神様の使命を受けます、明日には出発し、王都に向かいます、どうか中級神様もお気をつけてください」
王都中級神「ご協力感謝します、では私はこれで」
そういうと王都中級神はフルーリル達の国から立ち去った。
この話は神々の間の話のため民は知る余地もなかったが、間違いなくこの星では宇宙外生命体が居るため、星の危機に陥っているのは確かだった。
フルーリル「フルール、私が留守の間、お願いしますね」
フルール「お母様もお気をつけて、民は私の力でどうにか守ります!」
フルールはフルーリルの意思を継いだ。
そんな地で祀られている神が居た。
豊穣神 フルーリル
位は下級神、弱い神だが、民からの信仰によって何とか神として存在出来ている女神だった。
そのフルーリルには一人娘が居た、名はフルール。
容姿は白髪で横髪を二つ結びしている赤目の女の子だ。
フルールは田舎育ちだが、出世意欲があり、目指すは上級神のような地位の高い神になり、この国の貧困を根本的に解決したいと考えていた。
フルール「女神がこの神界で出世するのは難しい、実力はやはり男の神の方がある、女神はオーラ使用や能力の使用に長けて上位に行く神が居るのは知ってるのだけど」
フルーリル「フルール、また書物を呼んでいるのですね」
フルール「お母様、私、もっと強くなって出世したいです、どうやれば強くなれますか?」
フルーリル「困った質問ですね、私も下級神、私の可愛い民達の信仰心のおかげでなんとか私自身の能力を扱えている状態ですから、それに中級神になる事すらそれなりの才能が居るので、私には到底無理でしたし、方法と言われると皆目見当もつきません。ごめんなさい」
フルール「あ、謝らないでください!お母様!ですが私もいつかは強くなって、地位の高い神になって、この国の人達を救ってあげたい、皆凄く良い人なのに・・・」
フルーリル「そうですねその気持ちを持ってくれていればいずれ私が居なくなることがあってもこの国の愛すべき民を任せる事が出来ます。」
フルール「お母様・・・」
フルールは下級神、自身のどんな才能を持っているのかも今だに分かっていない18歳の少女である。
親が豊穣の神という事で自分自身も豊穣の神として生きていくのだとそう考え、疑わなかった。
・・・・・・
フルール「この世界はどれだけ広いんだろう・・・」
フルールは夜の山山頂に居た。
フルールが歩く先々の木々等の自然は道を譲り、フルールの歩みを妨げないように静かに動く。
フルールは座って星空を眺める。
フルール「これだけの星があるのならきっと色んな神が存在して、私が想像も出来ないような強くて美しい神も沢山いるんだろうな・・・それにひきかけ私は全然・・・」
フルールは自分のどうにか出世したいという気持ちと、どうしても出世する方法がわからないという気持ちで心を苦しめていた。
人間界でもあるが、地方に住む人は大きな企業に入り、どんどん地位を上げたいと理想を持っても、
それを満たすための環境が中々存在せず、地方の特に環境が整っていない地域で条件を得るのは至難の業である。特に思って居ても一人の力では間違いなく不可能。ある程度の学力や実力はあってもその努力が実を結ぶのはごくわずかの可能性なのである。
フルールも同じで、出世して、もっと地位を上げたくても環境がないのだ、
環境が無いからそれ以上の存在になれない上に、その上というものを想像もつかないのだ。
故にフルールは夢は持っていても今後、自分が今よりも上に行くのは不可能と、夢を持つのと同時に諦めも混ざっていた。故にフルールの心の中には虚しさがあった。
フルール「せめて、自分の事がわかれば自分でその才能を磨くことも出来るのに・・・まあ、私はお母様の子、豊穣の神なのは間違いないのだから、これからもお母様と共に民に恵を届けるのが私の神生なんだよね」
フルールはそう自分に言い聞かせ、なんとか納得させる。
そして星々が見える山の山頂で一通り心を落ち着かせたフルールは自身を祀る場所に戻る。
フルール「あ、流れ星」
暗い森を照らす星々の光に素早く動く光をフルールの眼に止まる。
フルール「いいなぁ、あの流れ星はきっと色んな世界を駆け巡ってるんだろうなぁ、私も行ってみたいよ」
フルールは流れ星に対し、自身の夢を漏らしてしまう。
・・・・・・
翌日
フルールはいつも通り、参拝に来る民に恵を与える母の姿を背後から眺める。
フルール(私はお母様の今行っている事ですら出来ない、まずは目先の事くらい出来ないとただ上に上がろうなんて無理な話だよね!)
そんないつも通りの日常を過ごしていた。
だがそんな平穏な日常は終わりを迎えた。
それは王都と呼ばれるフルール達の星では一番大きな国家からの応援要請だった。
王都中級神「フルーリル、お主の豊穣の力で王都の民を救ってほしい!今この星の神々は宇宙外生命体の対処で追われているのだ!」
フルールにとって聞きなれない言葉だった。
宇宙外生命体?王都?そんな事を考えていたが、何よりこの状況で母親がこの国から一時的でも離れてしまうとこの国の民は貧困に陥る可能性がある。
フルール「お母様!この国の民は大丈夫なのでしょうか?」
フルーリル「すぐに変化は起こりません、数か月はおそらく、私の恩恵が残ると思います、ですが、もし長丁場になれば・・・」
フルーリルは王都から来た中級神に聞く。
フルーリル「その宇宙外生命体との交戦状況は現在どのようになって居られるのでしょうか?」
王都中級神「私達中級神でも正直厳しい相手だ、最高神様は今他星の神々に応援要請を出してはいるが・・・」
フルーリル「無償、もしくは相手に満足いくほどの報酬を容易できないと・・・」
王都中級神「そうだ、だがこの問題はこのエリアを統括する上級神様の耳にも入っておられるはず、もし運が良ければあの【帝国】が動いてくださるかもしれん」
フルーリル「帝国?そこはどこの星の国なのでしょうか?」
王都中級神「帝国は人々の国ではない、神々の国だ、しかも強い特色でな【女神大国 エウレカ帝国】王都に入れるのも女神のみ、そしてその帝国で出世するのも女神のみ、とことん女神を優遇した国だ、だが国家勢力と規模は世界一だ、確かこのエリアの上級神も帝国在籍だったはずだからな・・・」
フルールは母親と中級神の話を聞いて驚いた。
フルール(女神大国 エウレカ帝国・・・そんな神々の国があるなんて・・・しかもこの人が中級神・・・凄いオーラ量・・・今まで見て来たどの生命体よりも力強い・・・いやそれよりも!)
フルール「その、無礼を承知でお聞きしたいのですが、王都中級神様はそのエウレカ帝国に所属していないのですか?」
王都中級神「所属は不可能だ、我は男、しかも中級神だ、エウレカ帝国に所属する条件は【上級神以上の女神】正規所属を手に入れるだけでもそのような条件だ、上には上が居る、我などこの星だからこうやって大きな地位を持ってはいるが、世界規模になると我はなんとも微力なものか・・・」
フルール(凄い!凄い!この王都中級神様ですらも微力、そしてこの星含め多くの星を統括している上級神様ですらエウレカ帝国に所属するのが精一杯!世界はこんなにも広いのか・・・)
フルールは感銘を受けていた、世界の広さに、そして中級神の明確な力と、上級神という神の規模の大きさに、そしてエウレカ帝国、フルールの心は緊急事態だというのに高揚していた。
フルーリル「わかりました、娘のお話にお付き合いいただきありがとうございます」
王都中級神「なに、偉そうにするだけが上ではない、協力し、手助けしあえるのが神々だ、人々と同じことをしていてはダメなのだ」
フルーリル「そうですね、わかりました、王都中級神様の使命を受けます、明日には出発し、王都に向かいます、どうか中級神様もお気をつけてください」
王都中級神「ご協力感謝します、では私はこれで」
そういうと王都中級神はフルーリル達の国から立ち去った。
この話は神々の間の話のため民は知る余地もなかったが、間違いなくこの星では宇宙外生命体が居るため、星の危機に陥っているのは確かだった。
フルーリル「フルール、私が留守の間、お願いしますね」
フルール「お母様もお気をつけて、民は私の力でどうにか守ります!」
フルールはフルーリルの意思を継いだ。
No.66 奏星の誘惑(R18)
天野江 奏星
エウレカ帝国 専攻部隊 副総長 専属神 四季雪花直属部隊【原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)】副総長 司令塔 雪花の参謀を務める元地球人の神である。
奏星は何といっても性に対して積極的な思考を持っており、男女問わずに性的興味を持つ事が出来、
性癖も【見るのも好きだし、見られるのも好き】【頭で考えるより下半身で考える方が行動が早いかも】【エロは世界を救う】【旦那様のためならどこまでもさらけ出せるむしろ見て欲しい!!】【性への探求は即ち乙女の探求なり】等色々な迷言を作り出している程である。
だが頭や観察力は凄く良く、戦場や戦術に置いて、神々よりも優秀な先読みを行うことが出来る等
雪花の参謀に相応しい功績と実力も持っている。
(ただし、その観察力も性の探求のために身につけたもので、相手の感じる所や弱い所を顔や発汗や反応で見抜き攻めたいという不純すぎる所から身に着いたのはあまり知らない)
奏星は女性とも営みをすることがあると噂されているが、同じ部隊の神とは絶対に関係を持つなと雪花から釘を刺されているため、そこは自重しているらしい。
そんな奏星だが、パトから見た評価はどうかというと・・・
ぶっちゃけ苦手である。
・・・・・・
そもそも奏星の初めてを奪ったのはパトなのだが、その経緯はまさかの夜這いだった。
つまりパトが就寝中に奏星がパトに夜這いをしたことで、関係を持つことになったのだ。
だがパトは積極的過ぎる子はどこか苦手で肉体関係を持った経緯も経緯なのでかなり警戒していた。
奏星「旦那様、今日は」
パト「奏星、元気そうだね、そうだ!部隊の方は」
奏星「いえ!まずは旦那様の旦那様にご挨拶を!」
パト「いきなり?!しかも玉座でやめて!」
奏星「いいえ!まずはその欲求を私で満たしてから話しましょう!そうしましょう!!」
パト「ソルテ?!ヘルプ?!」
ソルテ「従属との関わりは大事ですので」プイ
ソルテはわかっていた、下手に関わると自分自身が対象になってしまうと。
ソルテ(私は同性愛には興味ないんです!だから夜這いとか絶対に嫌!なので目を瞑りますのでどうか奏星で性を発散してください!)
パト「わかった!せめて自室だ!ここでは辞めて!」
奏星「いいでしょう、長い間楽しみましょうね♪」
パトは奏星を連れて自室に向かった。
・・・・・・
メルリア「凄い積極的ですよね、奏星さん・・・」
ソルテ「ええ、帝国に来る前からあんな感じだったのかしら、知らないんですよ」
メルリア「なんか旦那様、あんまり歓迎してなかったように見えましたね」
ソルテ「でもまあ、間違いなくあの子は雪花ちゃんの直属部隊に入ってなかったら私の部隊の侍女をやっていたでしょうね、そして間違いなく【性処理専属】とか自分で役割を決めてたかも・・・」
メルリア「強い方なんですね・・・色々と」
ソルテ「見た目はパトさんの好みですし、冷静な時は本当に優しくて気が使える子だからパトさんも根っから嫌がってるわけじゃないとは思うのだけど・・・」
メルリア「ですが身体の関係を許す程なので旦那様もそこまで・・・」
ソルテ「メルリア様はもう経験したのですか?」ジロ
メルリア「私はまだ・・・旦那様は優しいので私のご都合に合わせてくださるんですよ」
ソルテ「実際凄く大事そうにしてますからね、私から見ても間違いなくパトさんの見た目も性格も好みのはずですよ♪」
メルリア「ソルテへの愛情には負けます、本当に旦那様はソルテを心の底から信頼してますし、傍に居て居心地よさそうに見えます」
ソルテ「それは嬉しいわね、なら私もずっと傍に居ないとね」
そんな二人を認め合う話をしている間、パトと奏星は・・・
・・・・・・
奏星「ごめんなさい!また私!!」
奏星の性欲が治まって冷静になった、パトが4回果てて、奏星が6回程絶頂を迎えた頃に・・・
パト「あの~~、元気なのはいいのだけど・・・時と場合はどうにかならない?」
奏星「うう、すみません。」
パト「別に俺は奏星の事嫌いじゃないけど、こうも積極的過ぎると疲れるというか・・・」
奏星「性欲には勝てないのです、覚醒してからは特に・・・それにこの疼きが来るとどうしても我慢が効かなくて・・・」
パト「雪花から少しは聞いてるけど、女性同士共関係を持ってるんだったけ?」
奏星「嫌なら辞めます!男性はパトさんとしか関係を持っていません!それだけは!」
パト「いや、そこは別に疑ってもないけど、というかあったら奏星神様だから死んじゃうし・・・いや女性同士も同意ならいいんだけど・・・無理矢理は辞めてね?まさか女神しか居ない国で性犯罪とか考えたくないでしょ?」
奏星「えっと・・・それは嫉妬してたりは・・・」
パト「しません!」
奏星「冷たい・・・これが賢者タイム・・・」
パト「うぐ」
パトは女性を悲しませる事だけは出来ないのだ。何故ならヘタレだから、悲しませてでも強気の態度に出れないのだ。
よく居る【断れないお人よし系】【注意はするけどフォローもしちゃう系】【なんだかんだ言って受け入れちゃう系】【厳しく出来ずに優しくしちゃう系】の優柔不断系複数の女性と関係を持ってしまうダメ系男子の典型である。
パト「いやでも・・・奏星が俺をこうやって愛してくれるのは嬉しいし・・・見た目も好みだし、俺のために良くしてくれようって頑張ってくれてるのはその・・・理解してるからさ・・・」
パトは毎度、この流れで奏星に強く注意出来ないのだ。
奏星は苦手だ、だがそれ以外は本当にパトの中では完璧なまでにドストライクの好みなのだ。
パトを理解しようと自ら近ずいてくれる、営みを嫌な顔所か積極的に行ってくれる、多少アブノーマルでも笑顔で了承してくれる、なんでも受け入れてくれる包容力がある奏星の誘惑にはなんだかんだ言ってパトは勝てないのだ。
パト(専属神達との関係を大事にしてたんだけど・・・といっても数人は手を出してしまってる時点が信憑性もないか・・・俺・・・最低男だ・・・)
パトは項垂れた、女性達は全員一途に自身の事を想ってくれている中、パト自身は専属神とも関係を持ち、それどころか専属神以外ともこうやって関係を持ってしまっているというとんでもない罪悪感がパトの自己肯定力をどん底まで下げる。
そんな中、奏星が裸のままパトを前から抱きしめ、
奏星「パトさん、私は一番にならなくていいんです、こうやって私が愛してほしくなったら愛してくれる、それだけでも私は幸せなんです、だからそんなに自分を責めないで、私が今こうやって自由に生きられるのは色々助けてくれた人達やパトさんのおかげなんですから」
パト(うう、胸柔らかい・・・)
何度も言うが、パトは奏星が苦手だ・・・だが・・・嫌いになれないのだ。
むしろ、否定はしててもこうやって求めてしまう、本来は認められない関係だが、この帝国においては
男女比率がパト以外全員女性の時点で9割以上がこのような関係になるのは必然のため、ダメも咎めはしないし、むしろそのような関係にまで進める事に憧れを抱く者も居るのだ。
そしてお互い服を着て、パトも結局奏星に優しく接してしまい、奏星を甘やかせてしまうことで、関係は続いてしまった。
・・・・・・
そして数時間後、パトと奏星は玉座に戻って来た。
ソルテ「お疲れ様です・・・なんか・・・疲れ果ててますね・・・」
パト「そう見える?まあ経過した時間が物語ってるか・・・後は罪悪感くらいかな~」
パトが少し疲れた表情をしてる横で奏星は肌が潤い、満たされた表情をしていた。
ソルテ「奏星さんは・・・随分満たされた顔してますね・・・」
奏星「ええ、沢山可愛がってくれましたので///」っポ
メルリア「はえ~~///」
パト「奏星、満足するまでここに居たらいいよ、俺はちょっと悪いけど仮眠させてもらうよ・・・」
パトはそう言うとそのまま玉座の上で眠ってしまった。
メルリアはパトが眠ってしまったのを確認して玉座からそっとパトを降ろし、玉座の後ろに能力で作った自作のベッドで寝かせ、その間メルリアはパトの髪を撫でながら少しでも疲れを癒せるようにと膝枕をしながら過ごす。
ソルテ「どれだけ激しいことしたの・・・」
奏星「それはもう・・・色々と///」
ソルテ「奏星さん、別に肉体関係は構わないけど、もう少し時と場合を」
奏星「時と場合を伺っていたら私との時間なんて無くなりますよ、自由時間は専属神の皆さんや自分自身の時間に使いたいでしょうしね」
ソルテ「そうだけど・・・はぁ、貴女は雪花ちゃんや琴歌ちゃんとは別の意味で強いわね、元人間組は本当侮れないわ」
奏星「それは誉め言葉として受け取っておきます、でもそれはパトさんも同じ地球の日本人の価値観を持ってるからこそ、わかるのかもしれません、男性を語る程男性と話した事はありませんし、パトさん意外と関係を持ったことないのですが、男性も女性も素直じゃないんです、本当はやりたくても、見栄や建前で断ったり、嫌なふりをするんです、ですが根は私のように行動を起こしたいはずなんです。」
奏星は前で手遊びをしながら話す。
奏星「だから私はパトさんが嫌がってても無理矢理行きます、正直最初は嫌々かもですけど、途中からはパトさんも私に夢中になってくれます♪、さっきも本当にやる気がなかったら1度出したら終わるはずですけど、4回くらいやっちゃいましたからね」
ソルテ「そんなにやったの・・・それは疲れるわ・・・」
奏星「だから本音は嫌じゃないんです、最後はしっかり甘えてくれます、だから私は元人間で、パトさんも人間の感性を持っている者同士として、私からこうやって歩み寄っていくのが大事だと思うんです♪」
ソルテ(この子・・・結構考えてるのね、まああの専攻部隊を実質まとめ上げてる子だから馬鹿ではないのは知ってるけども)
奏星はパトの傍に行き、メルリアの前で平気でパトとキスをする。
奏星「私はこの人のために尽くします、こうやって生きていられる、生きる事に希望を持てるのはパトさんや雪花ちゃんや月花ちゃん達のおかげなのだから。」
メルリア「はえ~~///」
ソルテ「綺麗な話にしてるけど、貴女、他の女性とも関係を持ってるらしいじゃない」
奏星はソルテの言葉を聞き、笑う。
奏星「それ、嘘です♪、私自ら流した嘘♪、もちろん興味が無いわけではないですけど、私の身体はパトさんにだけ捧げてます、だから例え女性でもこの身体を弄ぶのは許しません」
ソルテ「え!そうなの?!ならなんでそんな嘘を・・・」
奏星「その方がパトさんが燃えるかもしれないでしょ?他の子よりも自分の方がって、存在しないライバルを出してるだけで、パトさんは私の事を絶対に見放せないし、虜に出来るんです。男性の独占欲を刺激してあげるのも魅力ある女性の嗜みですよ♪」
奏星はナイショと言わんばかりに人差し指を口元に当てて、ウインクをしてみせる。
ソルテ「流石ね、私には真似できないわ、きっと貴女はずっと主様に愛されるわ、苦手意識はずっとあるかもだけど」
奏星「苦手意識はパトさんの嫉妬心や特別な意識をしてもらうスパイスですよ、だからこれでいいんです、ただの安らぎを求められたら私は専属神の皆さんに勝てませんから」
奏星はそう言うとメルリアと談義をしながらパトの仮眠姿を堪能する。
これが1番ではなく、愛人に徹した女性の強さだとソルテやメルリアは知った。
・・・・・・
奏星「では失礼しますね」
奏星はそう言うと玉座を去って行った。
そして自身の部屋に戻った。
奏星「今日はちょっと喋りすぎちゃった・・・でも従属神の中でここまで関係を持ててるのは私だけ、この先もっとライバルが増えるし、侍女部隊の人がパトさんに対してもっと積極的になったら私の居場所がなくなってしまうかもだから、もっとパトさんには私の事を特別に思って貰わないと・・・」
奏星はそう言いながら自身のお腹を撫でる。
奏星は自身がいつか、一人の女性として、こんなことをしなくても振り向いて特別に思ってくれる、
そんな事を夢見て、安らかに眠る。
奏星(もう一人の正直者の私・・・また背中を押してね・・・)
・・・・・・
パトは仮眠と言いながら実は話を聞いていた。
そしてパト自身深く反省した、奏星はいい子なのは知っていたが、その分気を使わせていた事や、
自分の居場所が欲しいが故にわざわざ【正直な自分】を出してまで強行で性行為まで毎度行う事、
そんな努力を知って、パトは奏星への考え方が変わり、そして専属神同様、区別なく愛してあげたいと
考えていた。
パト「苦手だけど・・・もっと一人の女性として愛してあげたいな・・・」
メルリア「大丈夫ですよアナタ、きっと二人の心が成長すればいつか分かり合えます、私はそう確信してます。」
パト「そうだね・・・ヘタレで優柔不断で駄目男だけど・・・なら駄目男なりの誠意を見せないとな」
メルリア「そうですね、アナタ」
パトはメルリアを自室で食事をしながらゆっくりと話す。
エイリ「ただいま戻りました!」
パト「おかえり~~」
エイリ「はい!ああ、もうご食事をなさっていたんですね!すぐに着席します!」
パトは色んな考えや愛情に触れ、少しづつ成長していく。王として。
エウレカ帝国 専攻部隊 副総長 専属神 四季雪花直属部隊【原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)】副総長 司令塔 雪花の参謀を務める元地球人の神である。
奏星は何といっても性に対して積極的な思考を持っており、男女問わずに性的興味を持つ事が出来、
性癖も【見るのも好きだし、見られるのも好き】【頭で考えるより下半身で考える方が行動が早いかも】【エロは世界を救う】【旦那様のためならどこまでもさらけ出せるむしろ見て欲しい!!】【性への探求は即ち乙女の探求なり】等色々な迷言を作り出している程である。
だが頭や観察力は凄く良く、戦場や戦術に置いて、神々よりも優秀な先読みを行うことが出来る等
雪花の参謀に相応しい功績と実力も持っている。
(ただし、その観察力も性の探求のために身につけたもので、相手の感じる所や弱い所を顔や発汗や反応で見抜き攻めたいという不純すぎる所から身に着いたのはあまり知らない)
奏星は女性とも営みをすることがあると噂されているが、同じ部隊の神とは絶対に関係を持つなと雪花から釘を刺されているため、そこは自重しているらしい。
そんな奏星だが、パトから見た評価はどうかというと・・・
ぶっちゃけ苦手である。
・・・・・・
そもそも奏星の初めてを奪ったのはパトなのだが、その経緯はまさかの夜這いだった。
つまりパトが就寝中に奏星がパトに夜這いをしたことで、関係を持つことになったのだ。
だがパトは積極的過ぎる子はどこか苦手で肉体関係を持った経緯も経緯なのでかなり警戒していた。
奏星「旦那様、今日は」
パト「奏星、元気そうだね、そうだ!部隊の方は」
奏星「いえ!まずは旦那様の旦那様にご挨拶を!」
パト「いきなり?!しかも玉座でやめて!」
奏星「いいえ!まずはその欲求を私で満たしてから話しましょう!そうしましょう!!」
パト「ソルテ?!ヘルプ?!」
ソルテ「従属との関わりは大事ですので」プイ
ソルテはわかっていた、下手に関わると自分自身が対象になってしまうと。
ソルテ(私は同性愛には興味ないんです!だから夜這いとか絶対に嫌!なので目を瞑りますのでどうか奏星で性を発散してください!)
パト「わかった!せめて自室だ!ここでは辞めて!」
奏星「いいでしょう、長い間楽しみましょうね♪」
パトは奏星を連れて自室に向かった。
・・・・・・
メルリア「凄い積極的ですよね、奏星さん・・・」
ソルテ「ええ、帝国に来る前からあんな感じだったのかしら、知らないんですよ」
メルリア「なんか旦那様、あんまり歓迎してなかったように見えましたね」
ソルテ「でもまあ、間違いなくあの子は雪花ちゃんの直属部隊に入ってなかったら私の部隊の侍女をやっていたでしょうね、そして間違いなく【性処理専属】とか自分で役割を決めてたかも・・・」
メルリア「強い方なんですね・・・色々と」
ソルテ「見た目はパトさんの好みですし、冷静な時は本当に優しくて気が使える子だからパトさんも根っから嫌がってるわけじゃないとは思うのだけど・・・」
メルリア「ですが身体の関係を許す程なので旦那様もそこまで・・・」
ソルテ「メルリア様はもう経験したのですか?」ジロ
メルリア「私はまだ・・・旦那様は優しいので私のご都合に合わせてくださるんですよ」
ソルテ「実際凄く大事そうにしてますからね、私から見ても間違いなくパトさんの見た目も性格も好みのはずですよ♪」
メルリア「ソルテへの愛情には負けます、本当に旦那様はソルテを心の底から信頼してますし、傍に居て居心地よさそうに見えます」
ソルテ「それは嬉しいわね、なら私もずっと傍に居ないとね」
そんな二人を認め合う話をしている間、パトと奏星は・・・
・・・・・・
奏星「ごめんなさい!また私!!」
奏星の性欲が治まって冷静になった、パトが4回果てて、奏星が6回程絶頂を迎えた頃に・・・
パト「あの~~、元気なのはいいのだけど・・・時と場合はどうにかならない?」
奏星「うう、すみません。」
パト「別に俺は奏星の事嫌いじゃないけど、こうも積極的過ぎると疲れるというか・・・」
奏星「性欲には勝てないのです、覚醒してからは特に・・・それにこの疼きが来るとどうしても我慢が効かなくて・・・」
パト「雪花から少しは聞いてるけど、女性同士共関係を持ってるんだったけ?」
奏星「嫌なら辞めます!男性はパトさんとしか関係を持っていません!それだけは!」
パト「いや、そこは別に疑ってもないけど、というかあったら奏星神様だから死んじゃうし・・・いや女性同士も同意ならいいんだけど・・・無理矢理は辞めてね?まさか女神しか居ない国で性犯罪とか考えたくないでしょ?」
奏星「えっと・・・それは嫉妬してたりは・・・」
パト「しません!」
奏星「冷たい・・・これが賢者タイム・・・」
パト「うぐ」
パトは女性を悲しませる事だけは出来ないのだ。何故ならヘタレだから、悲しませてでも強気の態度に出れないのだ。
よく居る【断れないお人よし系】【注意はするけどフォローもしちゃう系】【なんだかんだ言って受け入れちゃう系】【厳しく出来ずに優しくしちゃう系】の優柔不断系複数の女性と関係を持ってしまうダメ系男子の典型である。
パト「いやでも・・・奏星が俺をこうやって愛してくれるのは嬉しいし・・・見た目も好みだし、俺のために良くしてくれようって頑張ってくれてるのはその・・・理解してるからさ・・・」
パトは毎度、この流れで奏星に強く注意出来ないのだ。
奏星は苦手だ、だがそれ以外は本当にパトの中では完璧なまでにドストライクの好みなのだ。
パトを理解しようと自ら近ずいてくれる、営みを嫌な顔所か積極的に行ってくれる、多少アブノーマルでも笑顔で了承してくれる、なんでも受け入れてくれる包容力がある奏星の誘惑にはなんだかんだ言ってパトは勝てないのだ。
パト(専属神達との関係を大事にしてたんだけど・・・といっても数人は手を出してしまってる時点が信憑性もないか・・・俺・・・最低男だ・・・)
パトは項垂れた、女性達は全員一途に自身の事を想ってくれている中、パト自身は専属神とも関係を持ち、それどころか専属神以外ともこうやって関係を持ってしまっているというとんでもない罪悪感がパトの自己肯定力をどん底まで下げる。
そんな中、奏星が裸のままパトを前から抱きしめ、
奏星「パトさん、私は一番にならなくていいんです、こうやって私が愛してほしくなったら愛してくれる、それだけでも私は幸せなんです、だからそんなに自分を責めないで、私が今こうやって自由に生きられるのは色々助けてくれた人達やパトさんのおかげなんですから」
パト(うう、胸柔らかい・・・)
何度も言うが、パトは奏星が苦手だ・・・だが・・・嫌いになれないのだ。
むしろ、否定はしててもこうやって求めてしまう、本来は認められない関係だが、この帝国においては
男女比率がパト以外全員女性の時点で9割以上がこのような関係になるのは必然のため、ダメも咎めはしないし、むしろそのような関係にまで進める事に憧れを抱く者も居るのだ。
そしてお互い服を着て、パトも結局奏星に優しく接してしまい、奏星を甘やかせてしまうことで、関係は続いてしまった。
・・・・・・
そして数時間後、パトと奏星は玉座に戻って来た。
ソルテ「お疲れ様です・・・なんか・・・疲れ果ててますね・・・」
パト「そう見える?まあ経過した時間が物語ってるか・・・後は罪悪感くらいかな~」
パトが少し疲れた表情をしてる横で奏星は肌が潤い、満たされた表情をしていた。
ソルテ「奏星さんは・・・随分満たされた顔してますね・・・」
奏星「ええ、沢山可愛がってくれましたので///」っポ
メルリア「はえ~~///」
パト「奏星、満足するまでここに居たらいいよ、俺はちょっと悪いけど仮眠させてもらうよ・・・」
パトはそう言うとそのまま玉座の上で眠ってしまった。
メルリアはパトが眠ってしまったのを確認して玉座からそっとパトを降ろし、玉座の後ろに能力で作った自作のベッドで寝かせ、その間メルリアはパトの髪を撫でながら少しでも疲れを癒せるようにと膝枕をしながら過ごす。
ソルテ「どれだけ激しいことしたの・・・」
奏星「それはもう・・・色々と///」
ソルテ「奏星さん、別に肉体関係は構わないけど、もう少し時と場合を」
奏星「時と場合を伺っていたら私との時間なんて無くなりますよ、自由時間は専属神の皆さんや自分自身の時間に使いたいでしょうしね」
ソルテ「そうだけど・・・はぁ、貴女は雪花ちゃんや琴歌ちゃんとは別の意味で強いわね、元人間組は本当侮れないわ」
奏星「それは誉め言葉として受け取っておきます、でもそれはパトさんも同じ地球の日本人の価値観を持ってるからこそ、わかるのかもしれません、男性を語る程男性と話した事はありませんし、パトさん意外と関係を持ったことないのですが、男性も女性も素直じゃないんです、本当はやりたくても、見栄や建前で断ったり、嫌なふりをするんです、ですが根は私のように行動を起こしたいはずなんです。」
奏星は前で手遊びをしながら話す。
奏星「だから私はパトさんが嫌がってても無理矢理行きます、正直最初は嫌々かもですけど、途中からはパトさんも私に夢中になってくれます♪、さっきも本当にやる気がなかったら1度出したら終わるはずですけど、4回くらいやっちゃいましたからね」
ソルテ「そんなにやったの・・・それは疲れるわ・・・」
奏星「だから本音は嫌じゃないんです、最後はしっかり甘えてくれます、だから私は元人間で、パトさんも人間の感性を持っている者同士として、私からこうやって歩み寄っていくのが大事だと思うんです♪」
ソルテ(この子・・・結構考えてるのね、まああの専攻部隊を実質まとめ上げてる子だから馬鹿ではないのは知ってるけども)
奏星はパトの傍に行き、メルリアの前で平気でパトとキスをする。
奏星「私はこの人のために尽くします、こうやって生きていられる、生きる事に希望を持てるのはパトさんや雪花ちゃんや月花ちゃん達のおかげなのだから。」
メルリア「はえ~~///」
ソルテ「綺麗な話にしてるけど、貴女、他の女性とも関係を持ってるらしいじゃない」
奏星はソルテの言葉を聞き、笑う。
奏星「それ、嘘です♪、私自ら流した嘘♪、もちろん興味が無いわけではないですけど、私の身体はパトさんにだけ捧げてます、だから例え女性でもこの身体を弄ぶのは許しません」
ソルテ「え!そうなの?!ならなんでそんな嘘を・・・」
奏星「その方がパトさんが燃えるかもしれないでしょ?他の子よりも自分の方がって、存在しないライバルを出してるだけで、パトさんは私の事を絶対に見放せないし、虜に出来るんです。男性の独占欲を刺激してあげるのも魅力ある女性の嗜みですよ♪」
奏星はナイショと言わんばかりに人差し指を口元に当てて、ウインクをしてみせる。
ソルテ「流石ね、私には真似できないわ、きっと貴女はずっと主様に愛されるわ、苦手意識はずっとあるかもだけど」
奏星「苦手意識はパトさんの嫉妬心や特別な意識をしてもらうスパイスですよ、だからこれでいいんです、ただの安らぎを求められたら私は専属神の皆さんに勝てませんから」
奏星はそう言うとメルリアと談義をしながらパトの仮眠姿を堪能する。
これが1番ではなく、愛人に徹した女性の強さだとソルテやメルリアは知った。
・・・・・・
奏星「では失礼しますね」
奏星はそう言うと玉座を去って行った。
そして自身の部屋に戻った。
奏星「今日はちょっと喋りすぎちゃった・・・でも従属神の中でここまで関係を持ててるのは私だけ、この先もっとライバルが増えるし、侍女部隊の人がパトさんに対してもっと積極的になったら私の居場所がなくなってしまうかもだから、もっとパトさんには私の事を特別に思って貰わないと・・・」
奏星はそう言いながら自身のお腹を撫でる。
奏星は自身がいつか、一人の女性として、こんなことをしなくても振り向いて特別に思ってくれる、
そんな事を夢見て、安らかに眠る。
奏星(もう一人の正直者の私・・・また背中を押してね・・・)
・・・・・・
パトは仮眠と言いながら実は話を聞いていた。
そしてパト自身深く反省した、奏星はいい子なのは知っていたが、その分気を使わせていた事や、
自分の居場所が欲しいが故にわざわざ【正直な自分】を出してまで強行で性行為まで毎度行う事、
そんな努力を知って、パトは奏星への考え方が変わり、そして専属神同様、区別なく愛してあげたいと
考えていた。
パト「苦手だけど・・・もっと一人の女性として愛してあげたいな・・・」
メルリア「大丈夫ですよアナタ、きっと二人の心が成長すればいつか分かり合えます、私はそう確信してます。」
パト「そうだね・・・ヘタレで優柔不断で駄目男だけど・・・なら駄目男なりの誠意を見せないとな」
メルリア「そうですね、アナタ」
パトはメルリアを自室で食事をしながらゆっくりと話す。
エイリ「ただいま戻りました!」
パト「おかえり~~」
エイリ「はい!ああ、もうご食事をなさっていたんですね!すぐに着席します!」
パトは色んな考えや愛情に触れ、少しづつ成長していく。王として。
2022年11月04日
No.65 ハクの仕事の悩み
ハクは自身の部隊を持ち、勉強を重ねていた。
それはハクの新たな部隊【帝国法治部隊】の任務である、法の裁きを下す側だからである。
ハク「うう、帝国の法律すっごく多い、これを全部把握するなんて無理だよ・・・」
ハクはお世辞にも頭のいい方ではなく、雪花よりかは多少頭が良い程度のため、
法律等単純に覚えるという行為があまり得意ではないのだ。
なのでハクは時間がある時にはメリアに頼み、琴歌の部隊から一人派遣で法関係の講師を呼んでいた。
ハク「講師をお願いして、勉強してわかったんだけど、ただ覚えて理解してるだけではダメなんだね、法を知って、それをあらゆる場面でも即座に判断し、判決を下さないといけない、その判断は私の技量に掛かってる、つまり知識もそうだけど、そこからの応用力、幅広い価値観と判断力が必要になってくるんだよね・・・難しい・・・」
ハクは新たな部隊になってから殆ど総長室から出ていなかった。
というより出ても仕方なかった。
フリム「ハク様、一度休まれてはどうでしょうか?」
ハク「うん、でも総長なのにいつまでも仕事に参加できないのは・・・困るから」
フリム「法治部隊は警備も仕事です、街の問題解決も仕事だったりします、なので一度気晴らしにでも」
ハク「え、それって気晴らしになるの?」困惑
フリム「まあ、実際街で問題なんて起きていませんからね、人の街ならまだしも、ここは神々の街、そして女神の国、女神にとことん優遇された国だからこそ不満や暴動なんて起きません、護衛部隊が居ますので、外部からの不審者や侵入者、スパイなんて入って来れませんし」
ハク「う~ん、ならちょっとだけならいいかな・・・」
ハクはそう言いながら総長室を出て、街をフリムと一緒に歩く。
ハク「この新しい服を着てるとなんか・・・落ち着かない・・・」
ハクは法治部隊専用の正装として、黒と白をモチーフとした勇ましい制服が支給されていた。
それは威厳を象徴し、帝国の法の元、罰を下す執行人としての風格を作るためだった。
フリム「慣れますよ、それに先ほども言いましたが治安は凄くいいので、目に見えてわかるような犯罪はそうそう起きませんよ」
フリムがそう言っていると、お店があった。
ハク「あれ?こんな所にお店なんてあったっけ?」
フリム「アクセサリーショップですね、ここのアクセサリーは身に着けるだけで絶大な恩恵と加護を身に纏う事が出来るので、出かけ先に身に着けておくとよろしいですよ!」
ハク「そうなんだね、ちなみにどんな物があるの?」
フリム「身に着けるだけでオーラ量が数十倍まで上がるものから、自動回復の恩恵が加わった物とか・・・ですかね」
ハク「凄いね、私も・・・買おうかな」
フリム「ハク様からお金を取るなんて滅相もございません!この店を経営している者に言えば恐らく無料で制作してくれます!」
ハク「ダメだよ、フリム、そんな特別は要らない、私は皆と一緒でいいんだよ」っめ!
ハクは「め!」と言いながらフリムの額に人差し指をツンとする。
フリムはその行為があまりにも可愛すぎ、鼻血を出してしまった。
ハク「フリム?!フリム~~?!」
ハクは近くに居た治療系の神に頼み、フリムを治した。
・・・・・・
フリム「ご迷惑をお掛けしました・・・」ショボン
ハク「もう、私達が面倒事を起こしちゃったらダメでしょ?」
ハクはそう言いながらも冷たい飲み物をフリムに渡す
ハク「そういえば皆直属部隊どうなってるのかな?」
フリム「お聞きにならないのですか?」
ハク「最近は全員が集まる事があまりなくてね・・・各部隊の新構成とかで皆手一杯だから・・・」
フリム「そうですね、特に新たな部隊の総長に任命されたハク様やカナ様、ソルテ様は大変かと思います」
ハク「うん、聞いた話だとカナちゃんも【帝国保全部隊】で色々な事を勉強してて、色んな所に出張に行ってるみたい、だからここ最近帝国に帰って来てないらしいね」
フリム「そうですか、環境保全や設備保全を任されているから現地知識を一番に知らないといけないと考えているのかもしれませんね」
ハク「うん、それに部隊もそうだけど、直属部隊の方もだね、皆がどうなのかわからないけど、直属部隊の方もなんとかしないと・・・でもどうしたらいいか」
フリム「どのような方がよろしいのでしょうか?」
ハク「う~ん、私はどうしても気が弱いから、しっかりと意見を持って色々主張してくれる人かな、どうせなら自分にない物を持ってる人がいいな・・・」
フリム「それは私も同感です、では今の部隊に配属になっている者からまずは探してみては如何でしょう?」
ハク「う~ん、それもいいけど、私の事をどう思ってくれてるか・・・実際頼りないし・・・」シュン
フリム「そんなことありません!きっとそういうハク様を理解してフォローしてくださる方が居ます!絶対に居ますよ!」
ハク「うん・・・とりあえず頑張ってみるね」
ハクは自分への評価が相変わらず低いため、特別従属神となる従属が見つかるか、不安だった。
・・・・・・
ハクはフリムをすぐに治療してもらい、町の散策を進める。
フリム「あ、私達の部隊の神ですよ!お話しますか?」
ハク「え・・あ・・・うう」後ずさり
フリムは忘れていたが、ハクはかなりのあがり症で中々のコミュ障である。
フリム「挨拶だけでもどうです?」
ハク「うん・・・そうだね、総長だしね、無視したらそれは凄く悲しいことだし・・・」
ハクはそう言うと自分に自信付けるように呼びかけ、自身の部隊に所属する神に話しかける。
ハク「ご・・・ご苦労様です・・・」
法治部隊員A「ハク様!お勤めご苦労様です!!本日は珍しいですね!」
ハク「えっと・・・その・・・気晴らしに・・・あう」
法治部隊員A(本当この人凄く可愛いんだよなぁ~)
ハクは自覚していないが、法治部隊の隊員から見たハクの印象は【可愛い】だった。
白銀帝王龍という究極龍でありながら常にオドオドしており、だが以前同じ専攻部隊からは
戦場では勇ましく戦うというギャップが法治部隊員の中では相当な良い評判になっていた。
法治部隊員B(この守ってあげたい系!!私が守ってあげたいって気持ちになるんですよね!!)
ハク「えっと!その!頑張ってね!まだまだ私は・・・だけど皆のために急いで総長として前に・・・立てるように・・・頑張るから・・・」プシュー
ハクは二人の部隊員の手を掴み、ギュッと握る。
法治部隊員A「はい!私達もハク様が前に立った時堂々と背中を支えれるように精進します!」
ハク「ありがとう・・・」ニコ
法治部隊員A・B「はわわ~~」
フリム(効果絶大ね、こうやってどんどんモチベーションを上げるだけでも凄く士気が高まるのだけど、ハク様は流石にそこまで考えないでしょうね~)
・・・・・・
ハクは街の散策が一通り終わり、ついでにと雪花の専攻部隊に立ち寄った。
ハク「お邪魔します・・・えっと・・・雪花様は・・・居るかな?」
専攻部隊員A「ハク様!フリム様!お久しぶりです!法治部隊の方は順調ですか!」
フリム「ええ、帝国の女神は本当に神の質が良いから私達も安心して切磋琢磨出来るわ」
専攻部隊員A「それは良かったです!雪花様は【原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)】専用の部屋に居ると思いますのでご自由にお伺いください!ハク様とフリム様の所属していた元部隊ですので誰も咎めはしませんよ!」
ハク「ありがとう、それじゃあお邪魔するね」
ハクはそう言うと雪花達の部屋に向かった。
・・・・・・
ハクは雪花達の部屋に到着し、扉を開ける。
奏星「はい!次の問題です!!これはなーーんだ!!」
雪花「簡単ね!コンドーム!!」
奏星「雪花ちゃん正解!ご褒美に業務用コンドーム144個入りをプレゼント~~♪」
雪花「要らないわよ!女は黙って本番でしょ!!」
奏星「勇ましい!」
ルーリエ「雪花様博識~♪凄いよ~♪世界一の大天才だよ~♪」
トール「こんなのどうやって遊ぶのさ」ぷぅ~~(コンドームを膨らませて風船で遊んでいる)
奏星「あ~~無駄使いしないでください!わざわざ地球まで行って買ってきたんですよ!」
ハク「・・・なにこれ・・・」
ハクは困惑していた、自分が居ない間に専攻部隊の幹部がまさか業務中にコンドームで遊んでいる等まったく想定していなかったからだ。
雪花「ハク?!どうしたの珍しいわね?!」
ハク「雪花様・・・ハレンチだよ・・・」
雪花「ええ~~、あれよ!暇だからクイズで遊んでたの!ほら!戦士は暇な時こそ娯楽を徹底的に楽しむことも大事って」
ハク「でも遊び方が下品過ぎるよ!なんでこの部屋風船みたいに膨らんだコンドームだらけなの?!」
雪花「いや、それはさっきからトールが膨らませてて~~」
ハク「他人の責任にしないで!それは雪花様が注意すればいいでしょ!」
雪花「ごめんってば~~」
ルーリエ「雪花様~♪負けるな負けるな~♪さっき景品で当てたコンドームで反撃しちゃえ~~♪」
奏星「ええ?!この業務用見つけるの苦労したんですよ?!しかも流石に経費に出来ないから自腹で買ってきたのに」
雪花「避妊道具を専攻部隊の必要経費にされてたまるか!」
ハク「まだお話は終わってないよ!雪花様!」
ハクは雪花を無理矢理掴んで総長室に連れて行く
フリム「あ~、ハク様珍しい怒っていましたね~」
奏星「え~、次のアダルトグッズクイズまだまだあったのに~」
トール「何か知らないけどそれはまた次回にお預けだね、僕は雪花様が帰ってくるまで寝てるよ」
ルーリエ「うう、雪花様が居ないと寂しいよぉ、うずうずする・・・」
奏星「ならルーリエさんは私と一緒に部屋の片づけをしましょう!この部屋を綺麗にしたらきっと雪花ちゃんはルーリエさんを沢山褒めてくれると思いますよ!」
ルーリエ「それは凄くいいね!私凄く頑張るよ!」
フリム「私も手伝います、ハク様が居ないので」
3人は後片付けを始めた、そして雪花とハクが部屋に戻ってくるまでに30分程時間が掛かり、雪花の顔がゲッソリとしていたのはまた別のお話。
・・・・・・
ハク「もう!私が居ないとやっぱり雪花様はダメだよね!」
フリム「なんだか羨ましいです、ハク様と雪花様は幼馴染のようなものなのですよね?」
ハク「そうだね、お互い生まれて間もない頃から一緒に居たけど、雪花様はあんまり馴染みはないかもね、でも私はずっと雪花様の守り神として一緒に居て、一緒に成長してきたから、凄く大事なんだ」
フリム「そうなんですね、なんだか本当の姉妹のようで微笑ましかったですよ」
ハク「本当の姉妹も居るからなんとも言えないけどね、フリム!いい時間だしそろそろ部屋に戻ろう!」
フリム「息抜きは出来ましたか?」
ハク「うん!しっかり勉強してどんどん仕事が出来るようになって、それで空いた時間にパト君の所に遊びに行けるようになるまで頑張るんだ!」
フリム「私も応援します!と言っても私も覚えなければならない事が沢山あるのですけどね」
ハク「そうだね、一緒に頑張ろうね!フリム!」
二人はお互いを応援しながら自分達の部隊に戻ったのであった。
それはハクの新たな部隊【帝国法治部隊】の任務である、法の裁きを下す側だからである。
ハク「うう、帝国の法律すっごく多い、これを全部把握するなんて無理だよ・・・」
ハクはお世辞にも頭のいい方ではなく、雪花よりかは多少頭が良い程度のため、
法律等単純に覚えるという行為があまり得意ではないのだ。
なのでハクは時間がある時にはメリアに頼み、琴歌の部隊から一人派遣で法関係の講師を呼んでいた。
ハク「講師をお願いして、勉強してわかったんだけど、ただ覚えて理解してるだけではダメなんだね、法を知って、それをあらゆる場面でも即座に判断し、判決を下さないといけない、その判断は私の技量に掛かってる、つまり知識もそうだけど、そこからの応用力、幅広い価値観と判断力が必要になってくるんだよね・・・難しい・・・」
ハクは新たな部隊になってから殆ど総長室から出ていなかった。
というより出ても仕方なかった。
フリム「ハク様、一度休まれてはどうでしょうか?」
ハク「うん、でも総長なのにいつまでも仕事に参加できないのは・・・困るから」
フリム「法治部隊は警備も仕事です、街の問題解決も仕事だったりします、なので一度気晴らしにでも」
ハク「え、それって気晴らしになるの?」困惑
フリム「まあ、実際街で問題なんて起きていませんからね、人の街ならまだしも、ここは神々の街、そして女神の国、女神にとことん優遇された国だからこそ不満や暴動なんて起きません、護衛部隊が居ますので、外部からの不審者や侵入者、スパイなんて入って来れませんし」
ハク「う~ん、ならちょっとだけならいいかな・・・」
ハクはそう言いながら総長室を出て、街をフリムと一緒に歩く。
ハク「この新しい服を着てるとなんか・・・落ち着かない・・・」
ハクは法治部隊専用の正装として、黒と白をモチーフとした勇ましい制服が支給されていた。
それは威厳を象徴し、帝国の法の元、罰を下す執行人としての風格を作るためだった。
フリム「慣れますよ、それに先ほども言いましたが治安は凄くいいので、目に見えてわかるような犯罪はそうそう起きませんよ」
フリムがそう言っていると、お店があった。
ハク「あれ?こんな所にお店なんてあったっけ?」
フリム「アクセサリーショップですね、ここのアクセサリーは身に着けるだけで絶大な恩恵と加護を身に纏う事が出来るので、出かけ先に身に着けておくとよろしいですよ!」
ハク「そうなんだね、ちなみにどんな物があるの?」
フリム「身に着けるだけでオーラ量が数十倍まで上がるものから、自動回復の恩恵が加わった物とか・・・ですかね」
ハク「凄いね、私も・・・買おうかな」
フリム「ハク様からお金を取るなんて滅相もございません!この店を経営している者に言えば恐らく無料で制作してくれます!」
ハク「ダメだよ、フリム、そんな特別は要らない、私は皆と一緒でいいんだよ」っめ!
ハクは「め!」と言いながらフリムの額に人差し指をツンとする。
フリムはその行為があまりにも可愛すぎ、鼻血を出してしまった。
ハク「フリム?!フリム~~?!」
ハクは近くに居た治療系の神に頼み、フリムを治した。
・・・・・・
フリム「ご迷惑をお掛けしました・・・」ショボン
ハク「もう、私達が面倒事を起こしちゃったらダメでしょ?」
ハクはそう言いながらも冷たい飲み物をフリムに渡す
ハク「そういえば皆直属部隊どうなってるのかな?」
フリム「お聞きにならないのですか?」
ハク「最近は全員が集まる事があまりなくてね・・・各部隊の新構成とかで皆手一杯だから・・・」
フリム「そうですね、特に新たな部隊の総長に任命されたハク様やカナ様、ソルテ様は大変かと思います」
ハク「うん、聞いた話だとカナちゃんも【帝国保全部隊】で色々な事を勉強してて、色んな所に出張に行ってるみたい、だからここ最近帝国に帰って来てないらしいね」
フリム「そうですか、環境保全や設備保全を任されているから現地知識を一番に知らないといけないと考えているのかもしれませんね」
ハク「うん、それに部隊もそうだけど、直属部隊の方もだね、皆がどうなのかわからないけど、直属部隊の方もなんとかしないと・・・でもどうしたらいいか」
フリム「どのような方がよろしいのでしょうか?」
ハク「う~ん、私はどうしても気が弱いから、しっかりと意見を持って色々主張してくれる人かな、どうせなら自分にない物を持ってる人がいいな・・・」
フリム「それは私も同感です、では今の部隊に配属になっている者からまずは探してみては如何でしょう?」
ハク「う~ん、それもいいけど、私の事をどう思ってくれてるか・・・実際頼りないし・・・」シュン
フリム「そんなことありません!きっとそういうハク様を理解してフォローしてくださる方が居ます!絶対に居ますよ!」
ハク「うん・・・とりあえず頑張ってみるね」
ハクは自分への評価が相変わらず低いため、特別従属神となる従属が見つかるか、不安だった。
・・・・・・
ハクはフリムをすぐに治療してもらい、町の散策を進める。
フリム「あ、私達の部隊の神ですよ!お話しますか?」
ハク「え・・あ・・・うう」後ずさり
フリムは忘れていたが、ハクはかなりのあがり症で中々のコミュ障である。
フリム「挨拶だけでもどうです?」
ハク「うん・・・そうだね、総長だしね、無視したらそれは凄く悲しいことだし・・・」
ハクはそう言うと自分に自信付けるように呼びかけ、自身の部隊に所属する神に話しかける。
ハク「ご・・・ご苦労様です・・・」
法治部隊員A「ハク様!お勤めご苦労様です!!本日は珍しいですね!」
ハク「えっと・・・その・・・気晴らしに・・・あう」
法治部隊員A(本当この人凄く可愛いんだよなぁ~)
ハクは自覚していないが、法治部隊の隊員から見たハクの印象は【可愛い】だった。
白銀帝王龍という究極龍でありながら常にオドオドしており、だが以前同じ専攻部隊からは
戦場では勇ましく戦うというギャップが法治部隊員の中では相当な良い評判になっていた。
法治部隊員B(この守ってあげたい系!!私が守ってあげたいって気持ちになるんですよね!!)
ハク「えっと!その!頑張ってね!まだまだ私は・・・だけど皆のために急いで総長として前に・・・立てるように・・・頑張るから・・・」プシュー
ハクは二人の部隊員の手を掴み、ギュッと握る。
法治部隊員A「はい!私達もハク様が前に立った時堂々と背中を支えれるように精進します!」
ハク「ありがとう・・・」ニコ
法治部隊員A・B「はわわ~~」
フリム(効果絶大ね、こうやってどんどんモチベーションを上げるだけでも凄く士気が高まるのだけど、ハク様は流石にそこまで考えないでしょうね~)
・・・・・・
ハクは街の散策が一通り終わり、ついでにと雪花の専攻部隊に立ち寄った。
ハク「お邪魔します・・・えっと・・・雪花様は・・・居るかな?」
専攻部隊員A「ハク様!フリム様!お久しぶりです!法治部隊の方は順調ですか!」
フリム「ええ、帝国の女神は本当に神の質が良いから私達も安心して切磋琢磨出来るわ」
専攻部隊員A「それは良かったです!雪花様は【原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)】専用の部屋に居ると思いますのでご自由にお伺いください!ハク様とフリム様の所属していた元部隊ですので誰も咎めはしませんよ!」
ハク「ありがとう、それじゃあお邪魔するね」
ハクはそう言うと雪花達の部屋に向かった。
・・・・・・
ハクは雪花達の部屋に到着し、扉を開ける。
奏星「はい!次の問題です!!これはなーーんだ!!」
雪花「簡単ね!コンドーム!!」
奏星「雪花ちゃん正解!ご褒美に業務用コンドーム144個入りをプレゼント~~♪」
雪花「要らないわよ!女は黙って本番でしょ!!」
奏星「勇ましい!」
ルーリエ「雪花様博識~♪凄いよ~♪世界一の大天才だよ~♪」
トール「こんなのどうやって遊ぶのさ」ぷぅ~~(コンドームを膨らませて風船で遊んでいる)
奏星「あ~~無駄使いしないでください!わざわざ地球まで行って買ってきたんですよ!」
ハク「・・・なにこれ・・・」
ハクは困惑していた、自分が居ない間に専攻部隊の幹部がまさか業務中にコンドームで遊んでいる等まったく想定していなかったからだ。
雪花「ハク?!どうしたの珍しいわね?!」
ハク「雪花様・・・ハレンチだよ・・・」
雪花「ええ~~、あれよ!暇だからクイズで遊んでたの!ほら!戦士は暇な時こそ娯楽を徹底的に楽しむことも大事って」
ハク「でも遊び方が下品過ぎるよ!なんでこの部屋風船みたいに膨らんだコンドームだらけなの?!」
雪花「いや、それはさっきからトールが膨らませてて~~」
ハク「他人の責任にしないで!それは雪花様が注意すればいいでしょ!」
雪花「ごめんってば~~」
ルーリエ「雪花様~♪負けるな負けるな~♪さっき景品で当てたコンドームで反撃しちゃえ~~♪」
奏星「ええ?!この業務用見つけるの苦労したんですよ?!しかも流石に経費に出来ないから自腹で買ってきたのに」
雪花「避妊道具を専攻部隊の必要経費にされてたまるか!」
ハク「まだお話は終わってないよ!雪花様!」
ハクは雪花を無理矢理掴んで総長室に連れて行く
フリム「あ~、ハク様珍しい怒っていましたね~」
奏星「え~、次のアダルトグッズクイズまだまだあったのに~」
トール「何か知らないけどそれはまた次回にお預けだね、僕は雪花様が帰ってくるまで寝てるよ」
ルーリエ「うう、雪花様が居ないと寂しいよぉ、うずうずする・・・」
奏星「ならルーリエさんは私と一緒に部屋の片づけをしましょう!この部屋を綺麗にしたらきっと雪花ちゃんはルーリエさんを沢山褒めてくれると思いますよ!」
ルーリエ「それは凄くいいね!私凄く頑張るよ!」
フリム「私も手伝います、ハク様が居ないので」
3人は後片付けを始めた、そして雪花とハクが部屋に戻ってくるまでに30分程時間が掛かり、雪花の顔がゲッソリとしていたのはまた別のお話。
・・・・・・
ハク「もう!私が居ないとやっぱり雪花様はダメだよね!」
フリム「なんだか羨ましいです、ハク様と雪花様は幼馴染のようなものなのですよね?」
ハク「そうだね、お互い生まれて間もない頃から一緒に居たけど、雪花様はあんまり馴染みはないかもね、でも私はずっと雪花様の守り神として一緒に居て、一緒に成長してきたから、凄く大事なんだ」
フリム「そうなんですね、なんだか本当の姉妹のようで微笑ましかったですよ」
ハク「本当の姉妹も居るからなんとも言えないけどね、フリム!いい時間だしそろそろ部屋に戻ろう!」
フリム「息抜きは出来ましたか?」
ハク「うん!しっかり勉強してどんどん仕事が出来るようになって、それで空いた時間にパト君の所に遊びに行けるようになるまで頑張るんだ!」
フリム「私も応援します!と言っても私も覚えなければならない事が沢山あるのですけどね」
ハク「そうだね、一緒に頑張ろうね!フリム!」
二人はお互いを応援しながら自分達の部隊に戻ったのであった。
