2023年07月
2023年07月23日
No.117 琴歌と直属部隊episode1
琴歌は悩んでいた、普段の業務で常にメリアやアリシア、他の従属神達と議論を繰り返し、そして偵察や情報収集等で手一杯の中、自身の直属部隊のメンバーも見つけなければならないのだ。
だが正直琴歌には直属部隊のプランが一切見えていなかった。
琴歌(あまりメリアさんの力を借りるのも嫌ですが・・・仕方ありません、何か情報を頂けないか伺ってみましょうか・・・)
琴歌はメリアとは仕事の都合上仲があまり良くなく、あまり乗り気ではなかった、
だがアリシアに聞いても、アリシアも琴歌と同じ条件の直属部隊員を募集しているため、そもそも
琴歌に教える余裕があるならアリシア自身が既に構成員を固めているという話なのだ。
・・・・・・
トントン
琴歌はメリアの部屋のドアを軽くノックする、すると部屋の中から「どうぞ」とメリアの声が聞こえる、琴歌はその言葉を聞いてからドアを開け、メリアの部屋に入る。
メリア「あら、珍しいですね、てっきり嫌われているかと思っていたのですが」
琴歌「私も正直ここには来たくはありません、ですが仕事でなければまだ私はメリアさんと仲良く出来ると信じて居ますので」
メリア「私はそもそも嫌われたくないのだけどね、考えや価値観が合わないのは仕方ないとは言え、ご主人も認めている事ですし、許容してくれると助かるのですが」
琴歌「無理ですよ、貴女がやっている事は国民を実験体にした非人道的行いです、私の立場だと貴女の罪を法治部隊に報告して裁判に掛けなければいけないんですよ」
メリア「でも出来ないし、ハクだってそれくらいは理解してます、それにご主人がそれをもみ消すでしょうね、これは私個人の娯楽ならまだしも国の発展に必要な事、琴歌ちゃんだって理解しているはずです、私の行っている実験が帝国の教育に役に立ち、他の神国と比べても一般常識知識量が多いと、それだけ私の行っている事はこの国の発展に役立っています」
琴歌は知っている、メリアが普段裏でどれだけ配下神達を使い、多くの実験を行っているのか、
琴歌「ちなみに今はどんな実験を?」
メリア「解剖学ですね、神は生身の人間と違って死ねば蒸発するように消えますから、まずは生きたまま配下神の身体を解剖して医療に役立てようとしています」
琴歌「なんて惨い・・・」
メリア「以前の実験課題で技術開発部隊に麻酔を制作してもらって、使っては見たのだけど、感覚が麻痺していると欲しいデータが手に入らないの、だから今は麻酔なし解剖で身体反応や筋肉、血管やオーラを維持する器官がどういう仕組みなのか、それらを念入りに実験しています、試験体50体ほどですかね」
琴歌「惨いにも程がある・・・綺麗事じゃないにしても神のする事じゃない、それにそれで犠牲になった神達が報われないし、そんな犠牲の元で平和があると思うと・・・」
メリア「全て綺麗な国がどれだけ力が弱いか知っているでしょう?メルリア姉様のメルリア法国もそうでしたけど、浅い、知識がほぼ存在しない、【信じる者は救われる】【善を重ね、そして与え続ければ不幸な迷い人は生まれない】なんて迷信にも程がある、信仰は得られても力を持たない国民が育つだけ、それでは国として強くならない、そうでしょ?総理大臣様?」
メリアは琴歌の正義感に挑発をかける。
琴歌「綺麗事や根拠のない教えは無価値なのはこの部隊に配属されてから痛感しています、何もしない人には何も得ることは出来ない、求めた者だけが成果を得る、そういう仕組みなのは昔から知って居ますけど・・・」
メリア「ええ、けどまだ足りない、無情になれないあたりアリシアも琴歌ちゃんもね、それで話はなんでしょうか?」
琴歌「私の直属部隊の件です、叡天眼所有者が難しいです、役職的に賢い従属が必要なのは百も承知ですが、これでは一生掛かっても見つかりません、業務も常に予定いっぱいですし、どうにか条件の変更をお願いできませんか?」
メリア「エウレカ帝国の根本を任せる部隊ですからね、私としてはあまり妥協したくないのですがね、最低でも琴歌ちゃんクラスの頭脳は欲しいですし・・・現時点で必要とする大臣は14名、そして現時点で決まっているのは琴歌ちゃんの【総理大臣】後は書類で送りましたよね」
琴歌【総務大臣】【法務大臣】【外務大臣】【財務大臣】【文部科学大臣】【労働大臣】【農産大臣】【経済大臣】【安全大臣】【環境大臣】【防衛大臣】【復興大臣】【国務大臣】ですよね」
メリア「そうです、名前でわかる通り、各部隊に大まかな指示やルールを決める大事な役職、貴女の直属部隊の質は帝国全部隊の品質にも掛かっています、これに対して手を抜いても大丈夫、なんて言えると思います?」
琴歌「ですが叡天眼までは要らないでしょう、例えばその分野のスペシャリストでもいいではないですか!」
メリア「貴女、他の国を見ましたか?スペシャリスト、一部の分野にだけ詳しいなんちゃって大臣が行っている事を?一部だけ偉いでは話しにならない、エリートです、万物を視野に入れ、全体的に思考を巡らせる天性の叡智を持つ者、妥協は国を崩壊させる原因です」
琴歌「ではメリア様はどうなんですか?そこまで任せられる従属がこの帝国に居ると?」
琴歌がメリア様と呼んだ時は敵対心が強く出ている時だ、この状態になると二人は険悪になる。
メリア「自分で見つけなさい、そもそも神脈が怠った貴女の責任でしょう、それを私に責任があると言いたそうにしてますけど、それは責任の押し付けではないのですか?」
メリアの言っている事は正論だった、だが琴歌もそんな正論は物ともせずに反論する。
琴歌「ですがその無理難題に対して解決の算段が貴女自身に無いにも関わらず配下にそれを強要するのは無能の上司が行う事です、まずは貴女がそれを示し、私が出来ていないのは私自身が力不足だからという根拠の提示を求めますが?」睨みつける
メリア「では仮に私が貴女の従属を見つけてどうするの?そのまま私が貴女とその従属の仲介に入れば良いんですかね?それは都合が良すぎではないですか?私にそこまでさせる以上、貴女は私になにかしらの対価は払ってくれるのでしょうね?」
琴歌「話しが逸れていますよ、まずはメリア様が出来るかどうかのお話し、結果等その次です、まずは出来るか出来ないか、そこをハッキリせずにこれ以上話しても机上の空論、絵空事と変わりません」
琴歌はまずメリアに意見やその後の対応の前に結果を見せろと注文した、
本当の所は【一緒に協力してほしい】とお願いする予定だったのだが、話しがヒートアップしてきたため、ややこしくなっている。
メリアと琴歌は互いに冷たい眼で睨みつける、そしてメリアが話す。
メリア「戻りなさい、話になりません、私がそこまでする義理はありません」
琴歌「義理はあるでしょう、国の事ですよ、国全体を統括しているメリア様がまずその直下の部隊事情に関して義理がないとおっしゃるなら国も終わりですね、私、この部隊を降りてもよろしいでしょうか?」
メリア「辞める選択を出すとは、貴女には失望しましたよ」
琴歌「結構ですよ、私は貴女の専属神ではありません、パトさんの専属神です、パトさんから貴女からの指示を受け付けないように指示して貰えれば貴女の指示を聞く必要もありません、私は専属神本来の役割を全うするだけです、主であるパト様の愛玩具でも私の人生は満たされます、そもそも専属神の複数名はそれを求めています、メリア様もそれを求めていらっしゃいますよね、ならば私はその誰よりも先に役割をこなします、契約違反どころか、契約に忠実なのです、文句はないでしょう?」
琴歌は辞める選択は逃げではなく正義であると説いた、それは普段メリアも言っていた事でもあるため、そこを否定することはメリアには出来なかった。
メリア(この子は、口喧嘩が本当に強い、臨戦態勢に入ると攻撃的思考になるのは父親譲りなんでしょうね、どうしたものか)
メリアは正直困っていた、メリアも実は叡天眼保持者の目途は全然なく、無理難題だという事も理解していた、だが理想論で指定した事であるため、これを受け入れるとメリア自身も相当な時間が用いられる、しかし時間も掛けていられないのだ、時間が掛かるだけ琴歌の言い分が強くなり、メリアの発言が弱くなっていくのだ、それはメリア自身も控えたい所
メリア(と言ってもこのまま断って本気で部隊を抜けられたら代わりが居ない、アリシアに任せる事は可能だけど、それだとご主人の政策違反になってしまう、そして琴歌ちゃんが提示した案は本当に専属神としての役割通りだから駄目とも言えない、きついですね・・・弱りました)
メリアは琴歌を睨みつけながらも頭を働かせる、どう発言すれば琴歌を黙らせ、自分の思い通りに動いてくれるか、そして答えを出した。
メリア「では一ヵ月時間を与えます、それで世界中どこでも行って探してきなさい、その間の業務は私が代わりにやっておきましょう、それでどうですか?」
琴歌「メリア様に仕事を任せたら帰ってきた時にメリア様好みの政策が進んでいるじゃないですか、却下です」
メリア「では政策は全件保留という形にしておきます、そうすれば貴女が帰って来ても問題なく政策に取り組めるでしょう?」
琴歌「それってただ仕事が溜まっているだけじゃないですか、話になりません、それだと一か月後に苦しむのは私だけです、そんな事も考えつかないのですか?メリア様は業務時間が増えた場合、パトさんに報告させてもらいますよ、私は」
メリア「わかりました!政策検討会議は全件ストップします!現時点で決まっている政策調整を優先させます!なら問題ないでしょう!!」
琴歌「そうですね、それなら私の仕事は増えませんね、ではメリア様、私の他に誰かを同行させる許可をください」
メリア(次から次へと!!この子は~~!!)
メリア「わかりました、ですが他部隊は却下です、自分の部隊、もしくは無所属の従属神、配下神を使う分には問題ありません、それでいいですか?」
琴歌「わかりました、では準備を始めます」
琴歌はそう言うとそのままメリアの部屋を後にする。
メリア「はぁ、もっと仲良くしたいのにどうして毎度喧嘩みたいになっちゃうんですかね・・・はぁ」
・・・・・・
琴歌はメリアとの会話をしっかり録音していた、
琴歌「他部隊は却下、つまりパトさんは問題ないってことですね、彼は部隊所属ではありませんので♪」
琴歌はパトを誘い、一ヵ月の直属部隊探しの旅を考えていた。
だが正直琴歌には直属部隊のプランが一切見えていなかった。
琴歌(あまりメリアさんの力を借りるのも嫌ですが・・・仕方ありません、何か情報を頂けないか伺ってみましょうか・・・)
琴歌はメリアとは仕事の都合上仲があまり良くなく、あまり乗り気ではなかった、
だがアリシアに聞いても、アリシアも琴歌と同じ条件の直属部隊員を募集しているため、そもそも
琴歌に教える余裕があるならアリシア自身が既に構成員を固めているという話なのだ。
・・・・・・
トントン
琴歌はメリアの部屋のドアを軽くノックする、すると部屋の中から「どうぞ」とメリアの声が聞こえる、琴歌はその言葉を聞いてからドアを開け、メリアの部屋に入る。
メリア「あら、珍しいですね、てっきり嫌われているかと思っていたのですが」
琴歌「私も正直ここには来たくはありません、ですが仕事でなければまだ私はメリアさんと仲良く出来ると信じて居ますので」
メリア「私はそもそも嫌われたくないのだけどね、考えや価値観が合わないのは仕方ないとは言え、ご主人も認めている事ですし、許容してくれると助かるのですが」
琴歌「無理ですよ、貴女がやっている事は国民を実験体にした非人道的行いです、私の立場だと貴女の罪を法治部隊に報告して裁判に掛けなければいけないんですよ」
メリア「でも出来ないし、ハクだってそれくらいは理解してます、それにご主人がそれをもみ消すでしょうね、これは私個人の娯楽ならまだしも国の発展に必要な事、琴歌ちゃんだって理解しているはずです、私の行っている実験が帝国の教育に役に立ち、他の神国と比べても一般常識知識量が多いと、それだけ私の行っている事はこの国の発展に役立っています」
琴歌は知っている、メリアが普段裏でどれだけ配下神達を使い、多くの実験を行っているのか、
琴歌「ちなみに今はどんな実験を?」
メリア「解剖学ですね、神は生身の人間と違って死ねば蒸発するように消えますから、まずは生きたまま配下神の身体を解剖して医療に役立てようとしています」
琴歌「なんて惨い・・・」
メリア「以前の実験課題で技術開発部隊に麻酔を制作してもらって、使っては見たのだけど、感覚が麻痺していると欲しいデータが手に入らないの、だから今は麻酔なし解剖で身体反応や筋肉、血管やオーラを維持する器官がどういう仕組みなのか、それらを念入りに実験しています、試験体50体ほどですかね」
琴歌「惨いにも程がある・・・綺麗事じゃないにしても神のする事じゃない、それにそれで犠牲になった神達が報われないし、そんな犠牲の元で平和があると思うと・・・」
メリア「全て綺麗な国がどれだけ力が弱いか知っているでしょう?メルリア姉様のメルリア法国もそうでしたけど、浅い、知識がほぼ存在しない、【信じる者は救われる】【善を重ね、そして与え続ければ不幸な迷い人は生まれない】なんて迷信にも程がある、信仰は得られても力を持たない国民が育つだけ、それでは国として強くならない、そうでしょ?総理大臣様?」
メリアは琴歌の正義感に挑発をかける。
琴歌「綺麗事や根拠のない教えは無価値なのはこの部隊に配属されてから痛感しています、何もしない人には何も得ることは出来ない、求めた者だけが成果を得る、そういう仕組みなのは昔から知って居ますけど・・・」
メリア「ええ、けどまだ足りない、無情になれないあたりアリシアも琴歌ちゃんもね、それで話はなんでしょうか?」
琴歌「私の直属部隊の件です、叡天眼所有者が難しいです、役職的に賢い従属が必要なのは百も承知ですが、これでは一生掛かっても見つかりません、業務も常に予定いっぱいですし、どうにか条件の変更をお願いできませんか?」
メリア「エウレカ帝国の根本を任せる部隊ですからね、私としてはあまり妥協したくないのですがね、最低でも琴歌ちゃんクラスの頭脳は欲しいですし・・・現時点で必要とする大臣は14名、そして現時点で決まっているのは琴歌ちゃんの【総理大臣】後は書類で送りましたよね」
琴歌【総務大臣】【法務大臣】【外務大臣】【財務大臣】【文部科学大臣】【労働大臣】【農産大臣】【経済大臣】【安全大臣】【環境大臣】【防衛大臣】【復興大臣】【国務大臣】ですよね」
メリア「そうです、名前でわかる通り、各部隊に大まかな指示やルールを決める大事な役職、貴女の直属部隊の質は帝国全部隊の品質にも掛かっています、これに対して手を抜いても大丈夫、なんて言えると思います?」
琴歌「ですが叡天眼までは要らないでしょう、例えばその分野のスペシャリストでもいいではないですか!」
メリア「貴女、他の国を見ましたか?スペシャリスト、一部の分野にだけ詳しいなんちゃって大臣が行っている事を?一部だけ偉いでは話しにならない、エリートです、万物を視野に入れ、全体的に思考を巡らせる天性の叡智を持つ者、妥協は国を崩壊させる原因です」
琴歌「ではメリア様はどうなんですか?そこまで任せられる従属がこの帝国に居ると?」
琴歌がメリア様と呼んだ時は敵対心が強く出ている時だ、この状態になると二人は険悪になる。
メリア「自分で見つけなさい、そもそも神脈が怠った貴女の責任でしょう、それを私に責任があると言いたそうにしてますけど、それは責任の押し付けではないのですか?」
メリアの言っている事は正論だった、だが琴歌もそんな正論は物ともせずに反論する。
琴歌「ですがその無理難題に対して解決の算段が貴女自身に無いにも関わらず配下にそれを強要するのは無能の上司が行う事です、まずは貴女がそれを示し、私が出来ていないのは私自身が力不足だからという根拠の提示を求めますが?」睨みつける
メリア「では仮に私が貴女の従属を見つけてどうするの?そのまま私が貴女とその従属の仲介に入れば良いんですかね?それは都合が良すぎではないですか?私にそこまでさせる以上、貴女は私になにかしらの対価は払ってくれるのでしょうね?」
琴歌「話しが逸れていますよ、まずはメリア様が出来るかどうかのお話し、結果等その次です、まずは出来るか出来ないか、そこをハッキリせずにこれ以上話しても机上の空論、絵空事と変わりません」
琴歌はまずメリアに意見やその後の対応の前に結果を見せろと注文した、
本当の所は【一緒に協力してほしい】とお願いする予定だったのだが、話しがヒートアップしてきたため、ややこしくなっている。
メリアと琴歌は互いに冷たい眼で睨みつける、そしてメリアが話す。
メリア「戻りなさい、話になりません、私がそこまでする義理はありません」
琴歌「義理はあるでしょう、国の事ですよ、国全体を統括しているメリア様がまずその直下の部隊事情に関して義理がないとおっしゃるなら国も終わりですね、私、この部隊を降りてもよろしいでしょうか?」
メリア「辞める選択を出すとは、貴女には失望しましたよ」
琴歌「結構ですよ、私は貴女の専属神ではありません、パトさんの専属神です、パトさんから貴女からの指示を受け付けないように指示して貰えれば貴女の指示を聞く必要もありません、私は専属神本来の役割を全うするだけです、主であるパト様の愛玩具でも私の人生は満たされます、そもそも専属神の複数名はそれを求めています、メリア様もそれを求めていらっしゃいますよね、ならば私はその誰よりも先に役割をこなします、契約違反どころか、契約に忠実なのです、文句はないでしょう?」
琴歌は辞める選択は逃げではなく正義であると説いた、それは普段メリアも言っていた事でもあるため、そこを否定することはメリアには出来なかった。
メリア(この子は、口喧嘩が本当に強い、臨戦態勢に入ると攻撃的思考になるのは父親譲りなんでしょうね、どうしたものか)
メリアは正直困っていた、メリアも実は叡天眼保持者の目途は全然なく、無理難題だという事も理解していた、だが理想論で指定した事であるため、これを受け入れるとメリア自身も相当な時間が用いられる、しかし時間も掛けていられないのだ、時間が掛かるだけ琴歌の言い分が強くなり、メリアの発言が弱くなっていくのだ、それはメリア自身も控えたい所
メリア(と言ってもこのまま断って本気で部隊を抜けられたら代わりが居ない、アリシアに任せる事は可能だけど、それだとご主人の政策違反になってしまう、そして琴歌ちゃんが提示した案は本当に専属神としての役割通りだから駄目とも言えない、きついですね・・・弱りました)
メリアは琴歌を睨みつけながらも頭を働かせる、どう発言すれば琴歌を黙らせ、自分の思い通りに動いてくれるか、そして答えを出した。
メリア「では一ヵ月時間を与えます、それで世界中どこでも行って探してきなさい、その間の業務は私が代わりにやっておきましょう、それでどうですか?」
琴歌「メリア様に仕事を任せたら帰ってきた時にメリア様好みの政策が進んでいるじゃないですか、却下です」
メリア「では政策は全件保留という形にしておきます、そうすれば貴女が帰って来ても問題なく政策に取り組めるでしょう?」
琴歌「それってただ仕事が溜まっているだけじゃないですか、話になりません、それだと一か月後に苦しむのは私だけです、そんな事も考えつかないのですか?メリア様は業務時間が増えた場合、パトさんに報告させてもらいますよ、私は」
メリア「わかりました!政策検討会議は全件ストップします!現時点で決まっている政策調整を優先させます!なら問題ないでしょう!!」
琴歌「そうですね、それなら私の仕事は増えませんね、ではメリア様、私の他に誰かを同行させる許可をください」
メリア(次から次へと!!この子は~~!!)
メリア「わかりました、ですが他部隊は却下です、自分の部隊、もしくは無所属の従属神、配下神を使う分には問題ありません、それでいいですか?」
琴歌「わかりました、では準備を始めます」
琴歌はそう言うとそのままメリアの部屋を後にする。
メリア「はぁ、もっと仲良くしたいのにどうして毎度喧嘩みたいになっちゃうんですかね・・・はぁ」
・・・・・・
琴歌はメリアとの会話をしっかり録音していた、
琴歌「他部隊は却下、つまりパトさんは問題ないってことですね、彼は部隊所属ではありませんので♪」
琴歌はパトを誘い、一ヵ月の直属部隊探しの旅を考えていた。
2023年07月22日
No.116 防衛軍へ営業!(微R18)
窓から日差しが入る、帝国に居た頃とは違い、6畳の部屋に二人用のダブルベット
そこには裸で寝ている二人の姿があった。
パト「うぅ、眩しいな、カーテンの隙間から入る日差しなのに・・・今日は快晴か?」
パトはカーテンの隙間を抑え、日差しを閉ざす横でぐっすり眠っている彼女は眠っている
パト(まだ寝ているか、でも起こさないとだよな、今日はこのためにわざわざ地球のアパートを使ったんだから)
パト達が居るのは以前パトと雪花が同居していたアパートだった、今はアリシアがその部屋の家賃を払い、維持している。
パトはそこで一晩過ごしていたのだ
琴歌「んん、おはようございます・・・もう起きてたのですね」
パト「おはよう琴歌、昨日は遅くまで起きてたからな、まだ寝足りないんじゃないか?」
琴歌「いえ、大丈夫ですよ、予定時間までの間に身なりは整えないといけませんからね」
パト「じゃあお風呂沸かしておこうか?汗を流しておきたいだろ?」
琴歌「お願いします」
琴歌はそう言いながら再度枕に顔を鎮める、そしてパトはお風呂にお湯を溜めると琴歌の元に戻る
パト「待ち時間があるけど、まだ寝てる?お湯が溜まったら起こすけど?」
パトがそう言うと琴歌はクスっと笑いながら布団を少しめくり、誘惑する
琴歌「どうせ汗を流すなら、どうですか?」
パト「珍しく積極的だな、でも誘いにはのります!」
そうしてお湯が溜まってからも少しの間、二人は身体を繋げ愛し合っていた。
・・・・・・
お風呂内
パト「でも琴歌が地球防衛軍に足を運ぶなんて珍しいな」
琴歌「息抜きですよ、ずっと帝国に居たら人間だった頃の感性がおかしくなりそうですからね、だからたまには地球での仕事はアリシア様にお願いして変わってもらうようにしてるのですよ」
パトと琴歌は湯舟の仲で話していた。
パト「それで俺も心配だからついてきたけど、要件は?」
琴歌「帝国が無償で貸している機器の定期点検の案内ですね、防衛軍にはパト君から何億円ほどの支援金をアリシアコーポレーションから出してますし、出来る限り帝国産の機器を無償で提供してあげて欲しいって言われてからちゃんとこなしているのですよ」
パト「まあ、身内や従属が居るわけだしね、無下には出来ないでしょ」
琴歌「そうそう、後は支援金の使用金額詳細の確認もアリシア様からお願いされているのでした、今は月数百億円程渡していますけど、その支援金がどれほど使われいるかで今後の支給額を検討するとのことなので」
パト「多すぎてもダメだし、少なすぎてもダメってことか、まあ当然だな」
琴歌「アリシアコーポレーションの売り上げ的には別に問題はないのですが、せっかくこちらで稼いだお金ですからね、他社にいいように使われるだけではこちらもいい気分ではありませんからね」
パト「定期的に使う方法を検討してくれれば別に問題ないさ、得たお金を排出せずに貯めていたら社会を壊しかねないから使ってるだけだからさ」
琴歌「アリシア様は地球の国をひとつ丸々購入してパト君の城を立てようと考えているらしいですよ、アリシアコーポレーションも元々は国をひとつ丸々購入して全権利をエウレカ帝国が手に入れてから建てたものですからね、同じことをするつもりでしょうかね?」
パト「城とか大層なのは辞めてほしいんだけどな、俺はこのアパートくらいの広さが丁度良いんだよ、帝国だって広すぎて持て余してるのにさ~」
琴歌「そうですね~、私もずっとワンルームの部屋で過ごしてましたから広すぎると落ち着きませんね、お互い感性が一致しててよかったです♪」
パト「そうだな、一応地球では俺と琴歌が正式な夫婦として処理されてるから琴歌が欲しいと思うような家があれば日本内で建てても良いんだぞ?もちろん俺も一緒に内装は決めるからな!」
琴歌「いいですね!そういうの私とても楽しみです!」
パトと琴歌は湯舟の中でそんな将来の話をしながら互いに身体を洗い、準備をする。
・・・・・・
琴歌「それでは行きますね」
パト「ちなみにどの部隊に行くの?部隊で行く建物が違うだろ?」
琴歌「第一部隊ですね、経理も担当しているらしいですから、一応お父さんにアポは取ってあります」
パト「うわ・・・」
パトは琴歌と白鳳が鉢合わせる状況に顔を青ざめる
パト(琴歌と白鳳さんか、琴歌凄く白鳳さんには当たりキツイから間違いなくギスギスするんだよなぁ~)
パトはそう考えながら、覚悟を決める。
琴歌「では転移しますね」
琴歌は慣れた動作で転移を行う。
・・・・・・
パト「琴歌、能力にも随分なれたよな」
琴歌「全自動でやってくれますからね、私が介入してる技術的なものは一切ないので楽ですよ♪」
パト(超便利な能力・・・流石は専属神内4位、メリアが帝王神候補に立候補させようとしてるだけの事はある、チートにも程があるよな)
琴歌とパトは地球防衛軍第一部隊の本拠地ビルに入る、そこで受付の女性に話しかける
琴歌「本日月詠白鳳と面談のアポを取っている四季琴歌と四季パトですが」
受付「月詠隊長の御子息ですね!お待ちしておりました!最上階の隊長室にどうぞ!ご案内致します!」
受付の隊員は琴歌とパトに道案内を行う。
パト(一応地球では四季を名乗ってるんだな、帝国では月詠の苗字を使っているからずっと使い続けるのかと思った)
琴歌「帝国内で四季を名乗ると雪花さんと月花さんと被りますからね、四季を名乗るのは地球だけなんですよ」
パトの考えを見透かしたように琴歌がパトに話す。
パト「帝国だと俺の正式名も違うだろうに」
琴歌「でも四季を名乗る度にパトさんと籍を入れたんだなって実感できるので凄く気に入っている名前なんですよ♪」
受付「初々しいですね、夫婦になって一番に実感出来ることですからね」
琴歌「はい、凄く心地いいですよ♪」
パト(雪花が聞いたら激怒しそうな話だけどな・・・)
雪花と月花は地球の家系図的に既に兄妹として登録されていたので、既に家族なら問題ないだろうと話し合った結果、琴歌と血縁を結ぶこととなった、だが雪花だけは最後の最後まで反発してきたが、
月花がなんとかなだめてくれた。
・・・・・・
受付「隊長室となります、どうぞ中へ」
琴歌「ありがとうございます」
琴歌は受付の女性に頭を下げ、扉をノックして中に入る。
白鳳「来たか、まあ座れ」
部屋の中で大きな椅子に座っていた月詠白鳳は椅子から立ち上がる
琴歌「座れじゃないでしょうお父さん?今回は私達がお客ですよ?おもてなしは礼儀でしょう?」イライラ
琴歌の顔があからさまに不機嫌そのものになっていた。
白鳳「自分の子供に接待してどうする、俺は親だぞ」
琴歌「ですが今は仕事ですけどね、秘書の方はいらっしゃらないのですか?」
白鳳「居るに決まっているだろう、おいこの二人に飲み物を」
そう言うと奥の秘書室から秘書が出て来た
秘書「お飲み物はどちらに致しましょう?」
琴歌「ハーブティーでお願いします」
パト「俺はリンゴジュースで」
白鳳「俺には高級な水を頼む」
琴歌「わざわざ高級って言わないでください恥ずかしい」イライラ
白鳳「高級って付けねぇと普通の水道水持ってくるだろうが、ここは日本じゃねえんだ」
琴歌「ちゃんと帝国産の浄水器を設置しているでしょう、充分【高級】水と大差ないですよ」
パト「まぁまぁ、それで今回の話を進めようよ」
白鳳「定期点検の案内だろ、そんなものそっちのタイミングで好きにやればいいだろう」
白鳳の適当な態度に琴歌の怒りがどんどん湧き上がる
琴歌「なら不法侵入で入っても文句言わないでくださいね!こっちも暇ではないので、各部隊の都合に毎度合わせるくらいならそっちでまとまった日にちで一気に点検させてもらった方が都合がいいんです、相手の事情も汲み取れないのですか?」イライライラ
白鳳「俺にどうしろってんだ、第一部隊ならまだしも他部隊の都合なんて知らないぞ」
琴歌「今どきはビデオチャットで会議とか打ち合わせ出来るでしょう、最新技術をしっかり取り入れないと若い人達から嫌われますよ」
白鳳「他の部隊にも言えよ、というかそういうのは第二部隊の仕事だろうが」
琴歌「勝手に進めたら怒る癖によく言いますよ、文句の一言でもお義父さんに言ったらわかるんですからね?」
白鳳「言わねえよ、そもそも毎度集まるなんて効率の悪い事をするくらいならリモートの方が幾分マシだと俺も常々思ってんだよ、後は各部隊拠点を置いている国が違うからそれらの兼ね合いもあんだよ」
琴歌「ではアリシアコーポレーションで開発した独自の通信電波を使用してはいかがでしょうか?他の国の通信会社と違って料金は格安ですよ、まあ防衛軍には支援金を送って居ますので、そこから差し引いて無料で提供出来ますので」
琴歌はそう良いながらわかっていたかのように書類を白鳳の前に置く。
白鳳「その仕事も第二部隊だから俺に持ってきても困るんだ、第一部隊は各国の重役共から仕事を貰う言わば営業職だ、防衛軍内部事情は第二部隊だ、わかったか?」
パト「では父さんに提案があったと報告だけお願いできますか?その後はこちらで対応しますので」
白鳳「面倒だな、お前から直接電話したほうが早いだろ?」
琴歌「仮にも営業なのですから筋くらいは守ってくださいよ」
白鳳はため息をつきながら琴歌が置いた書類を受け取る。
琴歌「ちなみにですが、プライベートでお義父さんと話す機会があって今回の件を知らなかったらわかりますよね?仕事してくださいよ?」
白鳳「はいはい、とりあえず機械の定期点検の日程とお前らの提案を伝達しておけばいいんだな、それこそ電話で済んだ話だろうが」
琴歌「忘れたのですか?もう一件あったでしょ!!」バン!
琴歌が珍しく声を荒げながら書類を出す
琴歌「支援金の使用用途を記載した詳細書類!もしくはデータの提出をお願いしていたはずですけど!出来たのですか?」
白鳳「ああ、あったなそんなの、待ってろ今秘書の奴に出させるから」
白鳳はそう言いながら秘書室に向っていった
琴歌「まったくあの人は!私達が相手だからって!!」イライライライラ
パト「まぁまぁ、せっかく久しぶりに家族で会ったんだから仲良くしようよ」焦り
琴歌「私だって努力してますけど、あの人のあの態度を見るとどうしてもイライラするんです!!」
白鳳が秘書室から出て来た、そして同時に秘書は飲み物を持ってきた
秘書「お待たせいたしました、書類も完成しておりますので、いますぐお持ちいたします」
白鳳「だとよ、それでその書類を見てどうするんだ?」
琴歌「予算検討ですよ、お金を与えすぎても意味ないですからね、後は遊びで使ってないかの確認です、まさか会社の二次会でキャバクラ料金をまさか支援金で払っていたり・・・とか?」
白鳳「俺はもうそんな所に行かねえよ、それに防衛軍だって世界規模の会社だぞ、数万、数十万程度の飲み会金くらい容易に経費で払える」
琴歌「そうですか、ならこの支援金は何に使って居るのでしょう?」
白鳳「今は大体は第五部隊の新事業だろうな、世界の実力者に防衛軍の仕事を依頼する【ギルド】立ち上げの件はそっちにも話言ってんだろ」
パト「ロイドさんから話しは聞いてますよ、俺もそのギルドに登録してますし、いつかは本格的にこちらもギルド依頼をこなす会社を建てるつもりです」
白鳳「まあ、どうせ詳細が出てくるからわかる話だ、今の所この支援金はギルドの建設費、その後は報酬費として運用するとのことだ、国から金貰って依頼は出すが、こっちも商売だ、何割か貰わねえといけねえんだ、だが国相手に高額積もるわけにもいかねぇ、ってことで依頼金で引いた分はギルド報酬金に充てるってわけだ、そもそも支援金は防衛軍の資産じゃねえからな」
琴歌「そういう使い道なら別に問題ありません、というか全額払うつもりなんですね、防衛軍は、そのまま抜いた額を報酬金で払ったらいいじゃないですか」
白鳳「国から来る依頼だぞ?大抵は国家指名手配者の確保、討伐、未開拓エリアの調査、どれもこれも命がけの任務だ、そんな仕事を安く受ける馬鹿が何処に居んだよ、報酬金はしっかり渡す、防衛軍がケチな集団だと思われてギルド利用者が居なくなったら本末転倒だろうがよ」
パト(難しい話をし始めたな、俺は聞いてるだけっと)
琴歌「大体一件の依頼報酬額の相場はいくらなんですか?」
月詠「数千万から数百億だな、悪信教相手だと高額報酬だな、パトも貰った事あんだろ」
パト「なかなかの大金だった!」
琴歌「っで、何割中抜きするつもりで?」
月詠「3割だな」
琴歌「なら例えば10憶の依頼が来た場合、3億は防衛軍の懐に入るんですね、っで3億は私達の支援金から賄うと」
琴歌は頭の中で計算をする
パト「大体何件くらい仕事が来るんでしょうかね」
白鳳「今の段階で防衛軍が国から来る仕事をこなしきってないのが現状だからな、最初の方は依頼数も多いだろうな、せいぜい月20~50件はあるんじゃないか?第五部隊の管轄だから知らないけどな」
パト(第五部隊管轄か、後でバハートさんに詳細を聞いておくか)
琴歌「ならとりあえずは今の金額で良さそうですね足りない分は防衛軍側でどうにかしてください、あくまで支援金はパトさんのご厚意によるものですので」
白鳳「お前、防衛軍に入ったら良いんじゃねえか?なら即隊長だろうぜ、誰も拒みはしねえだろ」
パト「冗談を、俺がどこの部隊の隊長をやれって話ですか」
白鳳「第四部隊は・・・頭良い奴じゃねえと無理だな、第三部隊はシェインが隊長に就任したばかりだからな・・・ねえわ!」
パト「はっは~~別に入る気ないけど否定されると辛いもんだな~」
琴歌「パトさんは防衛軍よりも遥か上の軍事力を持ってますので問題ないですよ」
琴歌は今秘書が持って来た書類に目を通していた、そして数分後話す。
・・・・・・
仕事が終わり、琴歌とパトはアパートに帰宅する。
パト「白鳳さんの言った通りの運用だったね」
琴歌「私ならこの運用方法なら5割は貰いますけどね、計算しましたけど、それでも数十億は余裕はあります、例え数百億の依頼があっても中抜きするのは数十億、それが100件もあれば数千億行きますけど、それは悪信教討伐レベル、悪信教も弱い地位は大分数を減らしてますし、数百億案件がそうあるわけでもなさそうですし、あったとしてもすぐにこなせるものでもない、なら私なら5割は取って依頼者に払った方がギリギリになりますけど充分利益を出せる話だと思いますけどね」
パト「難しい話だな、でも琴歌が言う通り5割取ったら、月々いくら程かかる見通しなんだ?」
琴歌「そうですね、平均400億程ですかね、月々ですからね、20件依頼があってもそれをすぐにこなせるとは到底思えません、それ相応の時間が掛かります、地球の実力者はそこまで強くないですからね、どんなに早くても1ヵ月以上は必要、なら結局依頼数よりも報酬を払う機会の方が少ないんです、なら400億見ておけば運用する分には問題なしです、毎月支援金は貰えますしね、それらをストックしておけば報酬が重なっても問題ないでしょう」
パト「凄いな、琴歌は、本当頼りになるわ~」
パトと琴歌は仕事の話を終え、アパートで琴歌の手作りご飯を食べ、再度一緒にお風呂に入り、身体を交わらせ、心地よい疲れと共に就寝していく。
そこには裸で寝ている二人の姿があった。
パト「うぅ、眩しいな、カーテンの隙間から入る日差しなのに・・・今日は快晴か?」
パトはカーテンの隙間を抑え、日差しを閉ざす横でぐっすり眠っている彼女は眠っている
パト(まだ寝ているか、でも起こさないとだよな、今日はこのためにわざわざ地球のアパートを使ったんだから)
パト達が居るのは以前パトと雪花が同居していたアパートだった、今はアリシアがその部屋の家賃を払い、維持している。
パトはそこで一晩過ごしていたのだ
琴歌「んん、おはようございます・・・もう起きてたのですね」
パト「おはよう琴歌、昨日は遅くまで起きてたからな、まだ寝足りないんじゃないか?」
琴歌「いえ、大丈夫ですよ、予定時間までの間に身なりは整えないといけませんからね」
パト「じゃあお風呂沸かしておこうか?汗を流しておきたいだろ?」
琴歌「お願いします」
琴歌はそう言いながら再度枕に顔を鎮める、そしてパトはお風呂にお湯を溜めると琴歌の元に戻る
パト「待ち時間があるけど、まだ寝てる?お湯が溜まったら起こすけど?」
パトがそう言うと琴歌はクスっと笑いながら布団を少しめくり、誘惑する
琴歌「どうせ汗を流すなら、どうですか?」
パト「珍しく積極的だな、でも誘いにはのります!」
そうしてお湯が溜まってからも少しの間、二人は身体を繋げ愛し合っていた。
・・・・・・
お風呂内
パト「でも琴歌が地球防衛軍に足を運ぶなんて珍しいな」
琴歌「息抜きですよ、ずっと帝国に居たら人間だった頃の感性がおかしくなりそうですからね、だからたまには地球での仕事はアリシア様にお願いして変わってもらうようにしてるのですよ」
パトと琴歌は湯舟の仲で話していた。
パト「それで俺も心配だからついてきたけど、要件は?」
琴歌「帝国が無償で貸している機器の定期点検の案内ですね、防衛軍にはパト君から何億円ほどの支援金をアリシアコーポレーションから出してますし、出来る限り帝国産の機器を無償で提供してあげて欲しいって言われてからちゃんとこなしているのですよ」
パト「まあ、身内や従属が居るわけだしね、無下には出来ないでしょ」
琴歌「そうそう、後は支援金の使用金額詳細の確認もアリシア様からお願いされているのでした、今は月数百億円程渡していますけど、その支援金がどれほど使われいるかで今後の支給額を検討するとのことなので」
パト「多すぎてもダメだし、少なすぎてもダメってことか、まあ当然だな」
琴歌「アリシアコーポレーションの売り上げ的には別に問題はないのですが、せっかくこちらで稼いだお金ですからね、他社にいいように使われるだけではこちらもいい気分ではありませんからね」
パト「定期的に使う方法を検討してくれれば別に問題ないさ、得たお金を排出せずに貯めていたら社会を壊しかねないから使ってるだけだからさ」
琴歌「アリシア様は地球の国をひとつ丸々購入してパト君の城を立てようと考えているらしいですよ、アリシアコーポレーションも元々は国をひとつ丸々購入して全権利をエウレカ帝国が手に入れてから建てたものですからね、同じことをするつもりでしょうかね?」
パト「城とか大層なのは辞めてほしいんだけどな、俺はこのアパートくらいの広さが丁度良いんだよ、帝国だって広すぎて持て余してるのにさ~」
琴歌「そうですね~、私もずっとワンルームの部屋で過ごしてましたから広すぎると落ち着きませんね、お互い感性が一致しててよかったです♪」
パト「そうだな、一応地球では俺と琴歌が正式な夫婦として処理されてるから琴歌が欲しいと思うような家があれば日本内で建てても良いんだぞ?もちろん俺も一緒に内装は決めるからな!」
琴歌「いいですね!そういうの私とても楽しみです!」
パトと琴歌は湯舟の中でそんな将来の話をしながら互いに身体を洗い、準備をする。
・・・・・・
琴歌「それでは行きますね」
パト「ちなみにどの部隊に行くの?部隊で行く建物が違うだろ?」
琴歌「第一部隊ですね、経理も担当しているらしいですから、一応お父さんにアポは取ってあります」
パト「うわ・・・」
パトは琴歌と白鳳が鉢合わせる状況に顔を青ざめる
パト(琴歌と白鳳さんか、琴歌凄く白鳳さんには当たりキツイから間違いなくギスギスするんだよなぁ~)
パトはそう考えながら、覚悟を決める。
琴歌「では転移しますね」
琴歌は慣れた動作で転移を行う。
・・・・・・
パト「琴歌、能力にも随分なれたよな」
琴歌「全自動でやってくれますからね、私が介入してる技術的なものは一切ないので楽ですよ♪」
パト(超便利な能力・・・流石は専属神内4位、メリアが帝王神候補に立候補させようとしてるだけの事はある、チートにも程があるよな)
琴歌とパトは地球防衛軍第一部隊の本拠地ビルに入る、そこで受付の女性に話しかける
琴歌「本日月詠白鳳と面談のアポを取っている四季琴歌と四季パトですが」
受付「月詠隊長の御子息ですね!お待ちしておりました!最上階の隊長室にどうぞ!ご案内致します!」
受付の隊員は琴歌とパトに道案内を行う。
パト(一応地球では四季を名乗ってるんだな、帝国では月詠の苗字を使っているからずっと使い続けるのかと思った)
琴歌「帝国内で四季を名乗ると雪花さんと月花さんと被りますからね、四季を名乗るのは地球だけなんですよ」
パトの考えを見透かしたように琴歌がパトに話す。
パト「帝国だと俺の正式名も違うだろうに」
琴歌「でも四季を名乗る度にパトさんと籍を入れたんだなって実感できるので凄く気に入っている名前なんですよ♪」
受付「初々しいですね、夫婦になって一番に実感出来ることですからね」
琴歌「はい、凄く心地いいですよ♪」
パト(雪花が聞いたら激怒しそうな話だけどな・・・)
雪花と月花は地球の家系図的に既に兄妹として登録されていたので、既に家族なら問題ないだろうと話し合った結果、琴歌と血縁を結ぶこととなった、だが雪花だけは最後の最後まで反発してきたが、
月花がなんとかなだめてくれた。
・・・・・・
受付「隊長室となります、どうぞ中へ」
琴歌「ありがとうございます」
琴歌は受付の女性に頭を下げ、扉をノックして中に入る。
白鳳「来たか、まあ座れ」
部屋の中で大きな椅子に座っていた月詠白鳳は椅子から立ち上がる
琴歌「座れじゃないでしょうお父さん?今回は私達がお客ですよ?おもてなしは礼儀でしょう?」イライラ
琴歌の顔があからさまに不機嫌そのものになっていた。
白鳳「自分の子供に接待してどうする、俺は親だぞ」
琴歌「ですが今は仕事ですけどね、秘書の方はいらっしゃらないのですか?」
白鳳「居るに決まっているだろう、おいこの二人に飲み物を」
そう言うと奥の秘書室から秘書が出て来た
秘書「お飲み物はどちらに致しましょう?」
琴歌「ハーブティーでお願いします」
パト「俺はリンゴジュースで」
白鳳「俺には高級な水を頼む」
琴歌「わざわざ高級って言わないでください恥ずかしい」イライラ
白鳳「高級って付けねぇと普通の水道水持ってくるだろうが、ここは日本じゃねえんだ」
琴歌「ちゃんと帝国産の浄水器を設置しているでしょう、充分【高級】水と大差ないですよ」
パト「まぁまぁ、それで今回の話を進めようよ」
白鳳「定期点検の案内だろ、そんなものそっちのタイミングで好きにやればいいだろう」
白鳳の適当な態度に琴歌の怒りがどんどん湧き上がる
琴歌「なら不法侵入で入っても文句言わないでくださいね!こっちも暇ではないので、各部隊の都合に毎度合わせるくらいならそっちでまとまった日にちで一気に点検させてもらった方が都合がいいんです、相手の事情も汲み取れないのですか?」イライライラ
白鳳「俺にどうしろってんだ、第一部隊ならまだしも他部隊の都合なんて知らないぞ」
琴歌「今どきはビデオチャットで会議とか打ち合わせ出来るでしょう、最新技術をしっかり取り入れないと若い人達から嫌われますよ」
白鳳「他の部隊にも言えよ、というかそういうのは第二部隊の仕事だろうが」
琴歌「勝手に進めたら怒る癖によく言いますよ、文句の一言でもお義父さんに言ったらわかるんですからね?」
白鳳「言わねえよ、そもそも毎度集まるなんて効率の悪い事をするくらいならリモートの方が幾分マシだと俺も常々思ってんだよ、後は各部隊拠点を置いている国が違うからそれらの兼ね合いもあんだよ」
琴歌「ではアリシアコーポレーションで開発した独自の通信電波を使用してはいかがでしょうか?他の国の通信会社と違って料金は格安ですよ、まあ防衛軍には支援金を送って居ますので、そこから差し引いて無料で提供出来ますので」
琴歌はそう良いながらわかっていたかのように書類を白鳳の前に置く。
白鳳「その仕事も第二部隊だから俺に持ってきても困るんだ、第一部隊は各国の重役共から仕事を貰う言わば営業職だ、防衛軍内部事情は第二部隊だ、わかったか?」
パト「では父さんに提案があったと報告だけお願いできますか?その後はこちらで対応しますので」
白鳳「面倒だな、お前から直接電話したほうが早いだろ?」
琴歌「仮にも営業なのですから筋くらいは守ってくださいよ」
白鳳はため息をつきながら琴歌が置いた書類を受け取る。
琴歌「ちなみにですが、プライベートでお義父さんと話す機会があって今回の件を知らなかったらわかりますよね?仕事してくださいよ?」
白鳳「はいはい、とりあえず機械の定期点検の日程とお前らの提案を伝達しておけばいいんだな、それこそ電話で済んだ話だろうが」
琴歌「忘れたのですか?もう一件あったでしょ!!」バン!
琴歌が珍しく声を荒げながら書類を出す
琴歌「支援金の使用用途を記載した詳細書類!もしくはデータの提出をお願いしていたはずですけど!出来たのですか?」
白鳳「ああ、あったなそんなの、待ってろ今秘書の奴に出させるから」
白鳳はそう言いながら秘書室に向っていった
琴歌「まったくあの人は!私達が相手だからって!!」イライライライラ
パト「まぁまぁ、せっかく久しぶりに家族で会ったんだから仲良くしようよ」焦り
琴歌「私だって努力してますけど、あの人のあの態度を見るとどうしてもイライラするんです!!」
白鳳が秘書室から出て来た、そして同時に秘書は飲み物を持ってきた
秘書「お待たせいたしました、書類も完成しておりますので、いますぐお持ちいたします」
白鳳「だとよ、それでその書類を見てどうするんだ?」
琴歌「予算検討ですよ、お金を与えすぎても意味ないですからね、後は遊びで使ってないかの確認です、まさか会社の二次会でキャバクラ料金をまさか支援金で払っていたり・・・とか?」
白鳳「俺はもうそんな所に行かねえよ、それに防衛軍だって世界規模の会社だぞ、数万、数十万程度の飲み会金くらい容易に経費で払える」
琴歌「そうですか、ならこの支援金は何に使って居るのでしょう?」
白鳳「今は大体は第五部隊の新事業だろうな、世界の実力者に防衛軍の仕事を依頼する【ギルド】立ち上げの件はそっちにも話言ってんだろ」
パト「ロイドさんから話しは聞いてますよ、俺もそのギルドに登録してますし、いつかは本格的にこちらもギルド依頼をこなす会社を建てるつもりです」
白鳳「まあ、どうせ詳細が出てくるからわかる話だ、今の所この支援金はギルドの建設費、その後は報酬費として運用するとのことだ、国から金貰って依頼は出すが、こっちも商売だ、何割か貰わねえといけねえんだ、だが国相手に高額積もるわけにもいかねぇ、ってことで依頼金で引いた分はギルド報酬金に充てるってわけだ、そもそも支援金は防衛軍の資産じゃねえからな」
琴歌「そういう使い道なら別に問題ありません、というか全額払うつもりなんですね、防衛軍は、そのまま抜いた額を報酬金で払ったらいいじゃないですか」
白鳳「国から来る依頼だぞ?大抵は国家指名手配者の確保、討伐、未開拓エリアの調査、どれもこれも命がけの任務だ、そんな仕事を安く受ける馬鹿が何処に居んだよ、報酬金はしっかり渡す、防衛軍がケチな集団だと思われてギルド利用者が居なくなったら本末転倒だろうがよ」
パト(難しい話をし始めたな、俺は聞いてるだけっと)
琴歌「大体一件の依頼報酬額の相場はいくらなんですか?」
月詠「数千万から数百億だな、悪信教相手だと高額報酬だな、パトも貰った事あんだろ」
パト「なかなかの大金だった!」
琴歌「っで、何割中抜きするつもりで?」
月詠「3割だな」
琴歌「なら例えば10憶の依頼が来た場合、3億は防衛軍の懐に入るんですね、っで3億は私達の支援金から賄うと」
琴歌は頭の中で計算をする
パト「大体何件くらい仕事が来るんでしょうかね」
白鳳「今の段階で防衛軍が国から来る仕事をこなしきってないのが現状だからな、最初の方は依頼数も多いだろうな、せいぜい月20~50件はあるんじゃないか?第五部隊の管轄だから知らないけどな」
パト(第五部隊管轄か、後でバハートさんに詳細を聞いておくか)
琴歌「ならとりあえずは今の金額で良さそうですね足りない分は防衛軍側でどうにかしてください、あくまで支援金はパトさんのご厚意によるものですので」
白鳳「お前、防衛軍に入ったら良いんじゃねえか?なら即隊長だろうぜ、誰も拒みはしねえだろ」
パト「冗談を、俺がどこの部隊の隊長をやれって話ですか」
白鳳「第四部隊は・・・頭良い奴じゃねえと無理だな、第三部隊はシェインが隊長に就任したばかりだからな・・・ねえわ!」
パト「はっは~~別に入る気ないけど否定されると辛いもんだな~」
琴歌「パトさんは防衛軍よりも遥か上の軍事力を持ってますので問題ないですよ」
琴歌は今秘書が持って来た書類に目を通していた、そして数分後話す。
・・・・・・
仕事が終わり、琴歌とパトはアパートに帰宅する。
パト「白鳳さんの言った通りの運用だったね」
琴歌「私ならこの運用方法なら5割は貰いますけどね、計算しましたけど、それでも数十億は余裕はあります、例え数百億の依頼があっても中抜きするのは数十億、それが100件もあれば数千億行きますけど、それは悪信教討伐レベル、悪信教も弱い地位は大分数を減らしてますし、数百億案件がそうあるわけでもなさそうですし、あったとしてもすぐにこなせるものでもない、なら私なら5割は取って依頼者に払った方がギリギリになりますけど充分利益を出せる話だと思いますけどね」
パト「難しい話だな、でも琴歌が言う通り5割取ったら、月々いくら程かかる見通しなんだ?」
琴歌「そうですね、平均400億程ですかね、月々ですからね、20件依頼があってもそれをすぐにこなせるとは到底思えません、それ相応の時間が掛かります、地球の実力者はそこまで強くないですからね、どんなに早くても1ヵ月以上は必要、なら結局依頼数よりも報酬を払う機会の方が少ないんです、なら400億見ておけば運用する分には問題なしです、毎月支援金は貰えますしね、それらをストックしておけば報酬が重なっても問題ないでしょう」
パト「凄いな、琴歌は、本当頼りになるわ~」
パトと琴歌は仕事の話を終え、アパートで琴歌の手作りご飯を食べ、再度一緒にお風呂に入り、身体を交わらせ、心地よい疲れと共に就寝していく。
No.115 専属神内の好き嫌い
パト「専属神達って俺の前だと仲良くしてるけど実際の所、関係はどうなんだろう?」
パトはふと考えた、それはメリアと琴歌の関係が悪かったり、
アリシアと月花の関係があまり良くなかったりという仕事上の裏事情を知っているからだ。
パト(女の関係って男同士の友人関係より面倒臭いって聞くし、でも主として、ケアをしていかないといけないだろうし・・・ここは面談でもするしかない・・・いや、正直に話すか?俺に心配掛けまいと嘘つくんじゃないか?それに声に出す事でそれが公になってもっと関係が悪くなるかもしれない、これは安易に動けないな)
パトが考えていると脳内で月花が話しかける。
月花(そうね、女性同士の関係ってパトが想像しているよりもかなりドロドロしてるわね、専属神内全員が仲良しだったらよかったのだけど、実際は全然違うわね)
パト(月花が知ってる情報とかないの?ある程度把握しておきたいんだけど、だって俺の責任で関係悪化させたくないし)
月花(まあ、私が見る限りでいいなら・・・)
・・・・・・
メリア 友好関係 雪花
不仲関係 琴歌
アリシア 友好関係 メリア・ソフィア・琴歌
不仲関係 月花
雪花 友好関係 メリア・ハク・琴歌・月花
不仲関係 なし
カナ 友好関係 ハク
不仲関係 ラル
ハク 友好関係 雪花・カナ
不仲関係 メリア
ソフィア 友好関係 メリア・アリシア
不仲関係 ラル・月花
琴歌 友好関係 アリシア・雪花・月花
不仲関係 メリア
ソルテ 友好関係 アリシア・ラル・月花
不仲関係 ソフィア
ラル 友好関係 アリシア・雪花・カナ・ハク・ソルテ・月花
不仲関係 ソフィア
月花 友好関係 雪花・琴歌
不仲関係 アリシア・ソフィア
・・・・・・
パト(マジで・・・俺全然知らなかったんだけど・・・)
月花(メリアちゃんと琴歌ちゃんが仕事で凄く仲が悪いのは専属神内でも有名な話だけどね、結構対立してるし、でもお互いしっかりしてるから表立っていがみ合う事はしないけどね、別にプライベートまで関与してほしくない程ではないしね、あくまで仕事関係でギスギスしてるだけってイメージね)
パト(メリアはリアリストだからな~、琴歌とはやっぱり合わないのか)
月花(アリシア様はまぁ・・・私でしょうね、仲良くしようとはしてくれてるけど、一番苦手意識があるとしたら私ね、私もアリシア様とソフィアちゃんにはまだ距離を置いておきたい所だし、難しい所よね)
パト(まあ、それは時間が解決してくれるとしか言えないね、でも一度関係が壊れたら永遠とその関係を引きずっていかないといけないと思うと長寿も良い事だけじゃないよね)
月花(後は雪花は私から見ても苦手意識があるとは思えないわね、誰とでも接することが出来るし、唯一専属神内でメリアちゃんから心を許されてる存在だし、案外雪花が専属神内の中心なのかもね)
パト(流石は雪花、やっぱり深く考えない性格が良い意味で発揮出来てるって感じなのかな)
月花(カナちゃんは・・・まあ、分かり易いわね、ハクちゃんと一番仲が良いし、ラル様に苦手意識もってるしってね)
パト(仕事を一緒にしてた反動だな、っていうか仕事で関係悪化してるのばっかだな、仕事しない方がいいんじゃないか?)
月花(理想はそうだけどね、だからメリアちゃんも早く自分達が専属神としての役割を全うできるように神材育成に力を入れてるのでしょうね、メリアちゃんだって専属神内の関係はわかってると思うから急ぎたいと思ってるだろうしね)
パトと月花が二人で脳内会話をしているところ、メルリアが話しかけてくる。
メルリア「どうしました?アナタ?御顔が優れていないようですが?」
パト「ああ、大丈夫、少し考え事をしてただけだよ」ニコ
パトはメルリアにそう話しながら脳内で月花との会話に戻る、ちなみにパトは玉座に座って、月花は玉座の間の隅にあるソファーでくつろいでいた。
パト(というか月花、まだ業務中だろ、座ってろよ)
月花(いいでしょ、こうやって脳内で会話して役割をこなしてるのだから、ほら、まだ関係の話は終わってないわよ)
パト(そうだそうだ、ハクはどうなんだ?)
パトが脳内でそう言うと月花が再度話し出した
月花(ハクちゃんも分かり易いけどね、雪花とカナちゃんには心を開いてるけど、メリアちゃんには少し距離を空けてるわね)
パト(え?!ハクがメリアを?!一緒に旅をした仲なのに?!)
月花(考え方の相違ね、メリアちゃんのどこまでも感情的ではない思考がハクちゃんとは全然合わないのでしょうね、それ以外なら長い付き合いだから仲良くやってるけどね)
パト(まあ仕方ない所か、旅してた時もハクは結構メリアから怒られて泣いてたからな~)
月花(でも不仲と言っても苦手意識がある程度で本当に不仲って訳ではないからね!)
パト(わかってるって、それでソフィアは?)
月花(ソフィアちゃんか~、ソフィアちゃんを苦手としてる人は結構居ると思うけど、ソフィアちゃん本人となるとやっぱり私かな、ソフィアちゃんって多分専属神内一の引きこもり体質だからあんまり他の専属神と仕事以外で接点ないしね)
パト(確かに!プライベートで言えば俺とアリシアぐらいじゃないかな!ソフィアって自分のやりたいこと第一優先だから他人に時間を使わない傾向があるからね!)
月花(そこは仕事で痛いほど知ってるわ、天才気質の最高峰みたいな子だからね、でもあの子はああいうやり方しか出来ないんだって諦めてるわ、それに仕事じゃないならソフィアちゃんとは関係は上手くいきそうだしね、好き嫌いする子じゃないから)
パト(ソフィアの良い所でもあり、悪い所でもあるって感じだね)
月花(次に琴歌ちゃんは・・・自分で言うのもなんだけど、私には凄く信頼してくれてるわね、一番仲がいいまであるわ)ドヤ
パト(それは俺が見てもわかるな!それでやっぱり不仲なのは・・・)
月花(メリアちゃん以外いるわけないでしょ、そもそもあの子は内気な子なのよ、相手に嫌いと思わせる態度なんて絶対に取らない子、なのにメリアちゃんにはあからさまに嫌悪感を出してる、やっぱり仕事で嫌な部分を沢山見て聞いてるんでしょうね、知り過ぎるのも問題ってことかしら)
パト(メリアの考えや野望、黒い部分の話は俺も聞いてるし、知ってる、まあ俺に隠れて俺に反感を買うような事も多分沢山してるだろうな、でもそれを許容しないとメリアの長所が活かされないのも知ってるし、こればかりは仕方ないかな)
月花(へぇ、パトはメリアちゃんがやってるヤバい事には許容してるんだ、どんな非人道的でも?)
パト(それが他の専属神にも出来るなら考えるけど、そんな事が出来るのは良くも悪くもメリアだけだ、それにその実験から得た知識や情報はしっかり帝国に反映されてるだろうし、無駄になっていない、各国の歴史でも非人道的な人体実験の結果で化学や技術が発展している歴史がある以上、批判するのは軽率な判断だよ、表に出さないように上手くやっているなら俺も許容する、逆に表に情報漏洩して国民に批判を集めるような失態を犯したなら俺はメリアに罰を与えなければいけない、それが俺の責任だって思ってるよ)
月花(主としての使命ってわけね、でもそこは自分も罪を受けるってならないのね)
パト(罪なら受けてるさ、専属神の子達に罰を与えないといけないんだぞ、これがどれだけ心抉られるか)
月花(パトにはダメージ大きそうね、それで次はソルテ様だけど、彼女は難しいわね、強いて言うならソフィアちゃんかな、仕事の関係って話ね、あの人プライベートと仕事ではまったく違うからわからないって言うのが本音ね)
パト(ソルテはプライベートだと基本誰も嫌っていないよ、ただ無関心って所から来てる感じだけど)
月花(そうよね、あの人仕事だと厳しい上司ってイメージだけど、プライベートだとその真逆、大人しい文学少女!みたいなね!)
パト(一緒に居ると落ち着くんだよなぁ~、変に会話をしないといけないわけじゃなくて、ただ自分のやりたい事を互いにやってるだけっていう、でもそれが互いにとって一番いい形なんだよね)
月花(ソルテ様と友好関係が築けているならいいじゃない、後はラル様だけど)
パト(難しいよな、俺が見る限りソフィアの事はあまりよく思ってないっぽいけどどうなの?)
月花(正解ね、ラル様は基本的に面倒事ばかり持ってくるソフィアちゃんには苦手意識があるみたい、あの人自体中々神経質だからね、仕事だときっちり業務をこなさないと納得できないタイプだからソフィアちゃんとは結構対立的関係だと思うわね)
パト(ほんわかしてる時もどこか距離があるしね、というかプライベートでラルとソフィアが話してる所なんて見た事ないな)
月花(普通には話すけど一緒に何かをしよう!っとは絶対にならない二人よね)
パト(あとは月花本人だな、ぶっちゃけ誰と仲が良くて、誰が苦手なんだ?)
月花(自分か~、さっきも言ったけど苦手意識があるのはアリシア様とソフィアちゃんね、嫌いではないのだけど仕事で受けて来た仕打ちを考えると今でもまだ嫌悪感はあるわ、友好的と言えば雪花と琴歌ちゃんかしらね、他の専属神ってやっぱり専属神だから仲良くしてるって感じがあるのだけど、雪花は家族だから心を許せるし、琴歌ちゃんとは学生時代からの仲でその時から仲良かったから、今でも友好的に接する事が出来るって感じかな~)
パト(なんでも出来る万能月花がね~)
月花(私だって人の子よ?!好き嫌いはあるし、聖人君主みたいになんでも許容できるわけじゃないわよ!ただ色んな分野でこなせる程の才能があっただけ~)
パト(俺にそれがないから羨ましいと思うんだけどね、ぶっちゃけ人間社会でも普通にやっていけただろ?)
月花(そうね、多分どの職業に就いてもある程度上手く出来ただろうし、起業しても上手くいく自信もあるわね、なんだったら地球防衛軍に入隊して隊長としてやっていたかもしれないしね、あ~でも私バハートちゃんには勝てなかったから隊長までのセンスはないか~)
パト(選択肢が多い事で、俺は今がなけりゃ間違いなくニートだったぞ)
月花(その時は養ってあげてたわよ、どうせ私は出来る女だけど恋愛は出来なかっただろうしね、一度恋してると他の人に気持ちを乗り換えるのって簡単じゃないのよ?)
パト(それはそれは・・・)照れ隠し
月花(それに私は四季神社を継いでた、それでお母さんと二人で余生を過ごしてたでしょうね、お母さんは不老不死で死なないからずっと二人で過ごして姉妹が他の子と結婚して子供を産んで、たまに実家に顔を出した時にその子供達と遊んで終わり、そんな人生プランが私の中でずっと出来てたのよね)
パト(結婚は考えなかったのか?)
月花(パートナーは絶対に死ぬのよ?いずれお母さんもその時が来る、いつかはお父さんが老いて、そして亡くなって、それでお父さんと一緒に居た時間よりも長く孤独に生きないといけない、お母さんが待ってる人生はそんな感じ、それって凄く辛いじゃない、幸せだった時の思い出だけで長い年月を生きていかないといけないのは私は耐えられない、だから私は絶対に結婚だけはしないと考えてたわ)
パト(そうか、でも俺なら問題なかったわけだ、俺は月花と同じく死なないしね)
月花(そうね、私が死ぬときまでずっと傍に居てくれる、この安心感は凄く大きいわね、雪花もそれは同じなんじゃないかしら、でも心配なのは桜花よ、いつか要君と別れる時が来る、私が本来行うはずだった役割は桜花が変わってくれた、きっと桜花は要君と結婚して子供を産んで、四季家を継いでくれる、だけど、要君とはいつか必ず別れが来る、そしてお母さんと二人で過ごす生活が待ってる、辛い選択だと思うわ、自殺しないといいんだけど)
パト(大丈夫さ、要を失っても、父さんが亡くなっても、家族は居る、母さんは居るし、月花や雪花、芦花だって居る、というかその子供も不老不死を受け継ぐかもしれない、月花と雪花の子供だったら間違いなく受け継ぐ、となれば寂しくはならないさ、家族が増えていくんだからさ)
月花(そうね、私達で支え合って行かないとね、まあ、話は逸れたけどこれで以上よ、どう?今後に活かせそう?)
パト(うん!別に俺が関係を良くしようと動く訳じゃないし、気を利かせたかっただけだからな)
月花(あれ、仲介に入らないんだ?)
パト(入ってほしいのか?)
月花(いや、入ってほしくないわね、入られてもって感じ)
パト(だろ?俺が入っても表だけ仲直りするぐらいで、根本的解決にはならないって理解してるし、余計な事はする気も無いさ)
月花(っで本音は?)
パト(女性同士のいざこざに首を突っ込みたくない・・・怖いじゃん!!!)
月花(パトらしいわね!でもそれが正解よ、それじゃあ珍しく業務をこなしたし、ひと眠りでもしようかしらっと)
パト(あ!ズルい!俺も寝たいのに!!)
パトは脳内で叫ぶとそのまま寝ようとする、だがソルテに邪魔される
ソルテ「パト様、勤務中に寝てはいけません!しっかりと起きてください!」
パト「先生!月花ちゃんが寝てます!!!」ビシ!!
ソルテ「月花ちゃん!!貴女も起きなさい!ダラダラし過ぎですよ!」
月花「ぐぬぬ・・・」
パトはふと考えた、それはメリアと琴歌の関係が悪かったり、
アリシアと月花の関係があまり良くなかったりという仕事上の裏事情を知っているからだ。
パト(女の関係って男同士の友人関係より面倒臭いって聞くし、でも主として、ケアをしていかないといけないだろうし・・・ここは面談でもするしかない・・・いや、正直に話すか?俺に心配掛けまいと嘘つくんじゃないか?それに声に出す事でそれが公になってもっと関係が悪くなるかもしれない、これは安易に動けないな)
パトが考えていると脳内で月花が話しかける。
月花(そうね、女性同士の関係ってパトが想像しているよりもかなりドロドロしてるわね、専属神内全員が仲良しだったらよかったのだけど、実際は全然違うわね)
パト(月花が知ってる情報とかないの?ある程度把握しておきたいんだけど、だって俺の責任で関係悪化させたくないし)
月花(まあ、私が見る限りでいいなら・・・)
・・・・・・
メリア 友好関係 雪花
不仲関係 琴歌
アリシア 友好関係 メリア・ソフィア・琴歌
不仲関係 月花
雪花 友好関係 メリア・ハク・琴歌・月花
不仲関係 なし
カナ 友好関係 ハク
不仲関係 ラル
ハク 友好関係 雪花・カナ
不仲関係 メリア
ソフィア 友好関係 メリア・アリシア
不仲関係 ラル・月花
琴歌 友好関係 アリシア・雪花・月花
不仲関係 メリア
ソルテ 友好関係 アリシア・ラル・月花
不仲関係 ソフィア
ラル 友好関係 アリシア・雪花・カナ・ハク・ソルテ・月花
不仲関係 ソフィア
月花 友好関係 雪花・琴歌
不仲関係 アリシア・ソフィア
・・・・・・
パト(マジで・・・俺全然知らなかったんだけど・・・)
月花(メリアちゃんと琴歌ちゃんが仕事で凄く仲が悪いのは専属神内でも有名な話だけどね、結構対立してるし、でもお互いしっかりしてるから表立っていがみ合う事はしないけどね、別にプライベートまで関与してほしくない程ではないしね、あくまで仕事関係でギスギスしてるだけってイメージね)
パト(メリアはリアリストだからな~、琴歌とはやっぱり合わないのか)
月花(アリシア様はまぁ・・・私でしょうね、仲良くしようとはしてくれてるけど、一番苦手意識があるとしたら私ね、私もアリシア様とソフィアちゃんにはまだ距離を置いておきたい所だし、難しい所よね)
パト(まあ、それは時間が解決してくれるとしか言えないね、でも一度関係が壊れたら永遠とその関係を引きずっていかないといけないと思うと長寿も良い事だけじゃないよね)
月花(後は雪花は私から見ても苦手意識があるとは思えないわね、誰とでも接することが出来るし、唯一専属神内でメリアちゃんから心を許されてる存在だし、案外雪花が専属神内の中心なのかもね)
パト(流石は雪花、やっぱり深く考えない性格が良い意味で発揮出来てるって感じなのかな)
月花(カナちゃんは・・・まあ、分かり易いわね、ハクちゃんと一番仲が良いし、ラル様に苦手意識もってるしってね)
パト(仕事を一緒にしてた反動だな、っていうか仕事で関係悪化してるのばっかだな、仕事しない方がいいんじゃないか?)
月花(理想はそうだけどね、だからメリアちゃんも早く自分達が専属神としての役割を全うできるように神材育成に力を入れてるのでしょうね、メリアちゃんだって専属神内の関係はわかってると思うから急ぎたいと思ってるだろうしね)
パトと月花が二人で脳内会話をしているところ、メルリアが話しかけてくる。
メルリア「どうしました?アナタ?御顔が優れていないようですが?」
パト「ああ、大丈夫、少し考え事をしてただけだよ」ニコ
パトはメルリアにそう話しながら脳内で月花との会話に戻る、ちなみにパトは玉座に座って、月花は玉座の間の隅にあるソファーでくつろいでいた。
パト(というか月花、まだ業務中だろ、座ってろよ)
月花(いいでしょ、こうやって脳内で会話して役割をこなしてるのだから、ほら、まだ関係の話は終わってないわよ)
パト(そうだそうだ、ハクはどうなんだ?)
パトが脳内でそう言うと月花が再度話し出した
月花(ハクちゃんも分かり易いけどね、雪花とカナちゃんには心を開いてるけど、メリアちゃんには少し距離を空けてるわね)
パト(え?!ハクがメリアを?!一緒に旅をした仲なのに?!)
月花(考え方の相違ね、メリアちゃんのどこまでも感情的ではない思考がハクちゃんとは全然合わないのでしょうね、それ以外なら長い付き合いだから仲良くやってるけどね)
パト(まあ仕方ない所か、旅してた時もハクは結構メリアから怒られて泣いてたからな~)
月花(でも不仲と言っても苦手意識がある程度で本当に不仲って訳ではないからね!)
パト(わかってるって、それでソフィアは?)
月花(ソフィアちゃんか~、ソフィアちゃんを苦手としてる人は結構居ると思うけど、ソフィアちゃん本人となるとやっぱり私かな、ソフィアちゃんって多分専属神内一の引きこもり体質だからあんまり他の専属神と仕事以外で接点ないしね)
パト(確かに!プライベートで言えば俺とアリシアぐらいじゃないかな!ソフィアって自分のやりたいこと第一優先だから他人に時間を使わない傾向があるからね!)
月花(そこは仕事で痛いほど知ってるわ、天才気質の最高峰みたいな子だからね、でもあの子はああいうやり方しか出来ないんだって諦めてるわ、それに仕事じゃないならソフィアちゃんとは関係は上手くいきそうだしね、好き嫌いする子じゃないから)
パト(ソフィアの良い所でもあり、悪い所でもあるって感じだね)
月花(次に琴歌ちゃんは・・・自分で言うのもなんだけど、私には凄く信頼してくれてるわね、一番仲がいいまであるわ)ドヤ
パト(それは俺が見てもわかるな!それでやっぱり不仲なのは・・・)
月花(メリアちゃん以外いるわけないでしょ、そもそもあの子は内気な子なのよ、相手に嫌いと思わせる態度なんて絶対に取らない子、なのにメリアちゃんにはあからさまに嫌悪感を出してる、やっぱり仕事で嫌な部分を沢山見て聞いてるんでしょうね、知り過ぎるのも問題ってことかしら)
パト(メリアの考えや野望、黒い部分の話は俺も聞いてるし、知ってる、まあ俺に隠れて俺に反感を買うような事も多分沢山してるだろうな、でもそれを許容しないとメリアの長所が活かされないのも知ってるし、こればかりは仕方ないかな)
月花(へぇ、パトはメリアちゃんがやってるヤバい事には許容してるんだ、どんな非人道的でも?)
パト(それが他の専属神にも出来るなら考えるけど、そんな事が出来るのは良くも悪くもメリアだけだ、それにその実験から得た知識や情報はしっかり帝国に反映されてるだろうし、無駄になっていない、各国の歴史でも非人道的な人体実験の結果で化学や技術が発展している歴史がある以上、批判するのは軽率な判断だよ、表に出さないように上手くやっているなら俺も許容する、逆に表に情報漏洩して国民に批判を集めるような失態を犯したなら俺はメリアに罰を与えなければいけない、それが俺の責任だって思ってるよ)
月花(主としての使命ってわけね、でもそこは自分も罪を受けるってならないのね)
パト(罪なら受けてるさ、専属神の子達に罰を与えないといけないんだぞ、これがどれだけ心抉られるか)
月花(パトにはダメージ大きそうね、それで次はソルテ様だけど、彼女は難しいわね、強いて言うならソフィアちゃんかな、仕事の関係って話ね、あの人プライベートと仕事ではまったく違うからわからないって言うのが本音ね)
パト(ソルテはプライベートだと基本誰も嫌っていないよ、ただ無関心って所から来てる感じだけど)
月花(そうよね、あの人仕事だと厳しい上司ってイメージだけど、プライベートだとその真逆、大人しい文学少女!みたいなね!)
パト(一緒に居ると落ち着くんだよなぁ~、変に会話をしないといけないわけじゃなくて、ただ自分のやりたい事を互いにやってるだけっていう、でもそれが互いにとって一番いい形なんだよね)
月花(ソルテ様と友好関係が築けているならいいじゃない、後はラル様だけど)
パト(難しいよな、俺が見る限りソフィアの事はあまりよく思ってないっぽいけどどうなの?)
月花(正解ね、ラル様は基本的に面倒事ばかり持ってくるソフィアちゃんには苦手意識があるみたい、あの人自体中々神経質だからね、仕事だときっちり業務をこなさないと納得できないタイプだからソフィアちゃんとは結構対立的関係だと思うわね)
パト(ほんわかしてる時もどこか距離があるしね、というかプライベートでラルとソフィアが話してる所なんて見た事ないな)
月花(普通には話すけど一緒に何かをしよう!っとは絶対にならない二人よね)
パト(あとは月花本人だな、ぶっちゃけ誰と仲が良くて、誰が苦手なんだ?)
月花(自分か~、さっきも言ったけど苦手意識があるのはアリシア様とソフィアちゃんね、嫌いではないのだけど仕事で受けて来た仕打ちを考えると今でもまだ嫌悪感はあるわ、友好的と言えば雪花と琴歌ちゃんかしらね、他の専属神ってやっぱり専属神だから仲良くしてるって感じがあるのだけど、雪花は家族だから心を許せるし、琴歌ちゃんとは学生時代からの仲でその時から仲良かったから、今でも友好的に接する事が出来るって感じかな~)
パト(なんでも出来る万能月花がね~)
月花(私だって人の子よ?!好き嫌いはあるし、聖人君主みたいになんでも許容できるわけじゃないわよ!ただ色んな分野でこなせる程の才能があっただけ~)
パト(俺にそれがないから羨ましいと思うんだけどね、ぶっちゃけ人間社会でも普通にやっていけただろ?)
月花(そうね、多分どの職業に就いてもある程度上手く出来ただろうし、起業しても上手くいく自信もあるわね、なんだったら地球防衛軍に入隊して隊長としてやっていたかもしれないしね、あ~でも私バハートちゃんには勝てなかったから隊長までのセンスはないか~)
パト(選択肢が多い事で、俺は今がなけりゃ間違いなくニートだったぞ)
月花(その時は養ってあげてたわよ、どうせ私は出来る女だけど恋愛は出来なかっただろうしね、一度恋してると他の人に気持ちを乗り換えるのって簡単じゃないのよ?)
パト(それはそれは・・・)照れ隠し
月花(それに私は四季神社を継いでた、それでお母さんと二人で余生を過ごしてたでしょうね、お母さんは不老不死で死なないからずっと二人で過ごして姉妹が他の子と結婚して子供を産んで、たまに実家に顔を出した時にその子供達と遊んで終わり、そんな人生プランが私の中でずっと出来てたのよね)
パト(結婚は考えなかったのか?)
月花(パートナーは絶対に死ぬのよ?いずれお母さんもその時が来る、いつかはお父さんが老いて、そして亡くなって、それでお父さんと一緒に居た時間よりも長く孤独に生きないといけない、お母さんが待ってる人生はそんな感じ、それって凄く辛いじゃない、幸せだった時の思い出だけで長い年月を生きていかないといけないのは私は耐えられない、だから私は絶対に結婚だけはしないと考えてたわ)
パト(そうか、でも俺なら問題なかったわけだ、俺は月花と同じく死なないしね)
月花(そうね、私が死ぬときまでずっと傍に居てくれる、この安心感は凄く大きいわね、雪花もそれは同じなんじゃないかしら、でも心配なのは桜花よ、いつか要君と別れる時が来る、私が本来行うはずだった役割は桜花が変わってくれた、きっと桜花は要君と結婚して子供を産んで、四季家を継いでくれる、だけど、要君とはいつか必ず別れが来る、そしてお母さんと二人で過ごす生活が待ってる、辛い選択だと思うわ、自殺しないといいんだけど)
パト(大丈夫さ、要を失っても、父さんが亡くなっても、家族は居る、母さんは居るし、月花や雪花、芦花だって居る、というかその子供も不老不死を受け継ぐかもしれない、月花と雪花の子供だったら間違いなく受け継ぐ、となれば寂しくはならないさ、家族が増えていくんだからさ)
月花(そうね、私達で支え合って行かないとね、まあ、話は逸れたけどこれで以上よ、どう?今後に活かせそう?)
パト(うん!別に俺が関係を良くしようと動く訳じゃないし、気を利かせたかっただけだからな)
月花(あれ、仲介に入らないんだ?)
パト(入ってほしいのか?)
月花(いや、入ってほしくないわね、入られてもって感じ)
パト(だろ?俺が入っても表だけ仲直りするぐらいで、根本的解決にはならないって理解してるし、余計な事はする気も無いさ)
月花(っで本音は?)
パト(女性同士のいざこざに首を突っ込みたくない・・・怖いじゃん!!!)
月花(パトらしいわね!でもそれが正解よ、それじゃあ珍しく業務をこなしたし、ひと眠りでもしようかしらっと)
パト(あ!ズルい!俺も寝たいのに!!)
パトは脳内で叫ぶとそのまま寝ようとする、だがソルテに邪魔される
ソルテ「パト様、勤務中に寝てはいけません!しっかりと起きてください!」
パト「先生!月花ちゃんが寝てます!!!」ビシ!!
ソルテ「月花ちゃん!!貴女も起きなさい!ダラダラし過ぎですよ!」
月花「ぐぬぬ・・・」
2023年07月18日
No.114 ラルの圧迫面接2
ラルはララエルと共に実戦訓練場にやってきた。
ラル「さて、次は実戦、幹部である以上強さは必須、そして指揮と指導も必須、つまり求められる物が多い、何故かわかる?」
ララエル「護衛部隊は帝国の最終防衛ラインだからでしょうか?」
ラル「正解、実際はまだ近衛部隊や侍女部隊の精鋭部隊が居るけど、護衛部隊は精鋭部隊とは違って守備に特化した部隊、この部隊が突破されるという事はいくら精鋭部隊でも防衛は困難と考えた方がいい、つまり私達の現場の防衛力が帝国を守る大事な壁となるの、その時は目まぐるしい勢いで状況が代わり、そして判断し、指示しなければならない、そうしなければ勢いと準備が整っている相手の猛攻を防ぐのは困難、イメージ出来る?」
ララエル「はい・・・」
ラル「ではその模擬試験をしてもらいます、そうね、まずはこの実戦訓練場に100体の人形を用意するわ、私は1000体の人形を操作します、もちろん私は指示をするだけで介入はしません、ララエル、貴女は今からこの10倍戦力相手から防衛して見せなさい、もちろん貴女は自身で戦ってもいいし、指示に専念してもいい、お好きなように、自分が考える策でどうぞ、チャンスは一回、一度でも負ければ死、そう考えて挑みなさい、実際この試練終了は貴女が私の人形1000体を倒すか、貴女が死ぬか、どちらかよ」
ララエルはラルから言い渡された試練の内容に恐怖を覚える
ラル「どうしたの?辞退するならいいわよ、別に責めたりしないわ、身の程を知るのも大事な事だからね、でも二度と挑戦権は与えない、一度逃げた人は二度逃げる、そんな子に大事な現場は任せられないわ、それだけは覚えておいて」
ラルはそう言いながら、ララエルに背中を見せ、自陣に移動する。
ララエル(恐い、失敗は許されない、失敗すれば私は死ぬ・・・だけどさっき私は崖から落ちる時、死を覚悟した、ラル様からも死を覚悟しなければ幹部は務まらないと言った、なら私は今ここで死を賭けないと駄目なんだ!どうせここで逃げてもダメなままなんだ!なら!!)
ララエルは立ち尽くしていたその場から自陣に走って移動し、ラルから用意された100体の人形に指示を出す!
ララエル「30!30!30!10!この4班に分かれて!」
ララエルが指示した通り人形たちが動き、4班に分かれた。
ララエル「1班は前衛防衛! 2班は中衛から補助! 3班は後衛から遠距離射撃! 4班は誘導!相手の戦力を拡散させて!」
ララエルは人形に指示を出し、ラルの軍勢を待ち構える
すると遠くからラルの軍勢が襲い掛かって来た!
ララエル(やっぱり多い!でも前衛に盾役を置いて後衛から攻撃!これなら数の戦力に耐える事が出来るよね!)
ラルの軍勢はただ真っ直ぐと突っ込んできた!
ララエル「誘導班!敵を誘導して戦力拡散!!後衛!攻撃開始!!」
ララエルは大量の人形に立ち向かう!ラルの軍勢はただ数の有利性を活かして突っ込んできた特攻戦術!それに対してララエルは誘導を仕掛けるが上手くいかなかった。
ララエル(誘導班が機能しない!なんで?!)
ラルが出した指示は【ただ真っ直ぐ突っ込め】という単純なものだった、最後の一体でも残り勝ち星を挙げていれば勝ち、命のやりとりをしないラルにとって人形への指示は特攻で充分効果はあったのだ。
ラル(さて、単純だけど強い作戦よ、これをどう攻略する?」
ラルの軍勢はララエルの前衛ラインとぶつかった!
数が倍違う戦力に流石の前衛も歯が立たなかった、そして中衛ラインの回復を急がせるが急激な攻撃なため回復量よりもダメージ量の方が多く、消費が早かった!
ララエル(マズイ!このままだと前衛ラインが突破される!中衛は援護に特化してるから、もし前衛が突破されたらそのまま中衛も突破される!それに後衛は遠距離攻撃に有利なタイプを置いてるけど、逆に近距離には強くないから駄目!ダメだ!全部突破される!!)
ララエルは酷く焦っていた!前衛ラインという防波堤が崩れればそのまま飲み込まれてしまう!それを阻止しようにもどうしようも出来ない!
ララエル(なら・・・私が動けばいいんだ!!)
ララエルはそう考えると中衛まで一気に進む!!
ララエル「私は・・・慈悲系統の天使だから!!」
ララエルはそう言うと前衛に治療を施す!それは中衛の回復スピードよりも速く敵から与えられるダメージ量と五分五分となった
ララエル(うう!このまま耐え抜けば!!我慢なら出来る!頑張れ!頑張れ!!)
ララエルは常に前衛の人形に治療を施す!そしてララエルが入り、五分五分だった回復量とダメージ量だったが、中衛の人形が加わることで、回復量が上回り徐々に前衛が回復していった!
ララエル「やった!後は後衛が倒してくれれば!!」
ララエルは必死に中衛で耐え抜き、そしてラルの人形の軍勢を撃破した
ララエル「やった・・・勝てた・・・」
ララエルは疲れ切っていた、常に回復を施していたためオーラ消費量が膨大だったのだ
ララエル「はは、これで・・・ラル様に認められる・・・??」
ララエルは置くから見えるものに注視する、それは人形に軍勢だった!!
ララエル「うそ?!なんで!私は倒したはずなのに!!」
ララエルが見た軍勢の量は先ほどの軍勢とほぼ同じ量!
ララエル「同じ・・・量?!」
ラル「気付くのが遅かったわね、私が最初に特攻させたのは500体の軍勢、そして残り500体の軍勢は待機させていたわ、相手の戦略と技量を確認するのは当然でしょ?」
ラルはララエルが用意していた誘導班は最初の軍勢で撃破しておいた、それは残りの500体の軍勢は最初の軍勢とは違い、細かく指示を出しているからだ。
ラル「観察もそうだったけど、残り500体により正確に指示を出す、そのための時間づくりも大事な事よ、つまり最初の500体は倒される前提の捨て駒、言ったでしょう?死ねと言われる覚悟はあるかと?私は必要なら平気で捨て駒にでもする、それが覚悟よ」
ララエルは目の前の光景に絶望した
ララエル(おわった・・・人形は戦える・・・でもそれは私が中衛で仕事をすればの話・・・誘導部隊を戻す?でもよく見たら誘導部隊が居ない?もしかして私が中衛に入った時に倒された?!クソ!どうしよう!どうしよう!!)
ララエルが考えている今もラルの人形部隊がララエルの部隊に襲い掛かってくる!
ララエル「??」
ラルの部隊が途中で止まり、500体全体がオーラで遠距離攻撃準備を開始したのだ!
ララエル「な?!」
ララエルの防衛は自陣に近いポジジョン、ラルの部隊はララエルの部隊から離れた位置からの攻撃!
つまりラルの攻撃を阻止する術がララエルに存在しない!耐えるしかないのだ!
ララエル(あんな距離から全員狙撃?!しまった!これじゃあ耐えるしかない!しかも前衛だけで守り切るのは不可能!中衛後衛に被害が!!)
ララエルの部隊はどこの部隊が欠けても意味を成さない、バランスが良いが、崩れた時に一斉に壊れてしまう、そんな隊列なのだ。
ラル(バランスの良い隊列は誰もが考える術、だけど私が考えるのは相手の事を考えたその場その場の特殊な策、バランスこそ悪いけど、攻撃力は高い、戦略する側の私だからこそ出来る策、ララエル、貴女はどうする?)
ララエル「今の陣形だと駄目なら・・・後衛!中衛に移動!前衛!防御態勢!中衛60体で前衛30体に治療!!絶対にあの猛攻撃を耐えるよ!!」
ララエルは防御を固めた、そして自分自身も中衛に加わり、攻撃を耐える体制を作った
ララエル(絶え間なく降り注ぐ攻撃、それをどこまで耐えるか!また我慢勝負!!)
ラルの部隊はまず250体が遠距離攻撃を執行する!そしてタイミングを見て、残り250体が同じく遠距離攻撃を行う、その間に最初に攻撃した250体が攻撃準備を行い、攻撃を行う!これを繰り返し止めどなく攻撃を行う!!
ララエルの部隊は無限に降り注ぐオーラの矢に耐えていた!!
ララエル(うぐぐぐぐぐ!!!凄い猛攻!!でもさっきまでの攻撃に比べたらダメージ量は少ない!だけどこれをずっと続けられると!!)
ララエルは打開策を考えた!だがララエルは自分の事で手一杯のため、中々考えるに至らなかった
ララエル(支持者が一緒に戦うと組織全体に指示が行き届かなくなる!!うう!頑張るだけだとこんなにも組織は機能しないの?!それに対してラル様はずっと戦況を冷静に見極めている!この差は大きい!!ラル様を出し抜くためには私も最低でも同じじゃないと!!)
ララエルは考える!そして考えた先に思いついたのは攻撃がオーラであることだった
ララエル「オーラの消費に掛けるのは無謀!それに回復は間に合ってるなら!!」
ララエルは大きな声で指示を出す!
ララエル「中衛20体!特攻!あの軍勢に突進だーーーー!!!」
そう命令した瞬間中衛に居た20体の人形がラルの軍勢500体に突撃する!!
ラル「成程、全員が交互に遠距離しているからそれを壊せば勝機を見出せると考えたのね、案外感情論ばっかりだと思ってたけど頑張るじゃない・・・だけど」
ラルは指示を出す
ラル「100体、出撃、400体は200体ずつ交互に遠距離攻撃を続行」
ラルは100体の軍勢でララエルの20体の人形を撃破させに向った
ラル「残念、500体も居れば融通も利くの」
ララエル「400体に減った!!中衛20体!遠距離攻撃開始!!」
中衛に居た20体の人形は遠距離攻撃を開始し前衛に向ってくる100体の人形に攻撃を仕掛ける!!
ラル「無駄よ、数体倒されるの覚悟、それにそうしたら前衛30体、中衛20体とララエル本人、さっきより回復は遅れるわよ」
ララエル(さっきは500体で五分五分だった!でも100体ならこっちが中衛20体と私なら充分前衛をカバーできる!)
遠距離攻撃を続ける人形はラルの前衛に向かう人形に攻撃し続け、1体ずつ確実に倒していた!
そしてララエルの前衛に辿り着くもガードに専念している前衛を崩すのは500体の特攻でも不可能だったのが今は80体ほど、充分守り切れる!
ラル(それでも400体が常に攻撃を仕掛けている、それで前衛も加わっている、余裕はないはずなのに!!)
ララエルはオーラ攻撃を防いでいた
ララエル「次は私が前衛!!80体なら今の中衛でも十分!あとの400体は私がどうにかする!前衛の負担を減らせばいいんだから!!」
ララエルは遠距離攻撃を耐え続ける!そうしていく中、徐々に前衛の戦力が少なくなり、ラルが送った100体の前衛部隊を撃破することに成功した!
ララエル「私が頑張れば勝てる!!あと忘れてもらったら困るよ!!」
ララエルが放った最初の攻撃部隊!
ラルが当初撃破に向かわせた20体の人形がいつの間にか消えていた!
ララエル「誘導部隊にマッピングさせておいたんだよ!だから遠回りになったけどやっとラル様の部隊に届いた!!」
ラル「な?!」
ララエルが放った20体の人形は遠距離攻撃に夢中になっている無防備な人形を一掃し始めた!
もちろん火力が下がり、ララエルの部隊にも余裕が生まれる!そして残り20体もそのまま攻撃に向かわせる!
ララエル「叩きこめーーー!!!」
ラル「後方に居る人形!前衛準備!前に居る人形が肉壁になっている間に準備して!!」
ララエル「前衛前進!近づき次第一斉攻撃開始ーー!!」
ララエルの部隊が一斉にラルの部隊に特攻を仕掛ける!!
ラルの部隊はラルの言う通り、前の居た人形はガードに徹する!そしてその間に後ろに居た人形が前衛準備を整える!だがそれをララエルは見逃さなかった!!
ララエル「遠距離攻撃で後方に居る人形に攻撃ーー!!絶対に準備を完了させるなーー!!」
ララエルの人形はラルの人形を一掃する!ラルの人形は責められる事に手一杯になり守りに移ろうとするが間に合わず勢いのまま撃破されていった・・・そして
・・・・・・
ララエル「・・・勝った・・・?私が・・・ラル様に?」
ララエルは死闘に勝ち抜き、多くの朽ち果てた人形達の上に立っていた。
結果はララエル2対0ラル、残り2体の半壊の人形を残し、最後、ララエルが勝ち残ったのだ
ラル「おめでとう、関心、いや、感動したわ、まさかあんな理不尽な状況を打破するなんて・・・ずっと感情論だけのおバカさんだとばかり思って居たけど、これは見方を改める必要があるわね」
ララエル「えっと・・・その・・・」
ララエルはその場に立っているだけでやっとだった
ラル「実力は目に余るけどそれは後にどうにでも出来る、学がないなら教えればどうにでもなる、でも戦略や戦場を把握する力は教えではどうにもならない、観察眼が要求される、貴女は合格、認めてあげるわ」
ラルはララエルに治療を施す
ラル「ララエル・シフィターニャ、貴女を私の直属部隊【守護天の星樹(セラフィムステラツリー)】への入隊を認めます、おめでとう、ララ」
ラルはララエルを優しく抱きしめる、それは今まで酷い事を言い、苦しめ、陥れた事への詫びだった。
ラル「ごめんなさい、沢山酷い事ばかり言って、でも貴女の覚悟には正直驚かされたわ、私の目もまだまだね、貴女みたいな子を護衛部隊に入れなかったなんて」
ララエルはラルの優しさと合格を貰えた嬉しさに耐え切れず泣き出してしまった、
ラルはそんなララエルの頭を優しく撫でながら優しく抱きしめ続けた。
これが最も専属神の中で厳しいと言われたラルの直属部隊、腹心の誕生だった。
ラル「さて、次は実戦、幹部である以上強さは必須、そして指揮と指導も必須、つまり求められる物が多い、何故かわかる?」
ララエル「護衛部隊は帝国の最終防衛ラインだからでしょうか?」
ラル「正解、実際はまだ近衛部隊や侍女部隊の精鋭部隊が居るけど、護衛部隊は精鋭部隊とは違って守備に特化した部隊、この部隊が突破されるという事はいくら精鋭部隊でも防衛は困難と考えた方がいい、つまり私達の現場の防衛力が帝国を守る大事な壁となるの、その時は目まぐるしい勢いで状況が代わり、そして判断し、指示しなければならない、そうしなければ勢いと準備が整っている相手の猛攻を防ぐのは困難、イメージ出来る?」
ララエル「はい・・・」
ラル「ではその模擬試験をしてもらいます、そうね、まずはこの実戦訓練場に100体の人形を用意するわ、私は1000体の人形を操作します、もちろん私は指示をするだけで介入はしません、ララエル、貴女は今からこの10倍戦力相手から防衛して見せなさい、もちろん貴女は自身で戦ってもいいし、指示に専念してもいい、お好きなように、自分が考える策でどうぞ、チャンスは一回、一度でも負ければ死、そう考えて挑みなさい、実際この試練終了は貴女が私の人形1000体を倒すか、貴女が死ぬか、どちらかよ」
ララエルはラルから言い渡された試練の内容に恐怖を覚える
ラル「どうしたの?辞退するならいいわよ、別に責めたりしないわ、身の程を知るのも大事な事だからね、でも二度と挑戦権は与えない、一度逃げた人は二度逃げる、そんな子に大事な現場は任せられないわ、それだけは覚えておいて」
ラルはそう言いながら、ララエルに背中を見せ、自陣に移動する。
ララエル(恐い、失敗は許されない、失敗すれば私は死ぬ・・・だけどさっき私は崖から落ちる時、死を覚悟した、ラル様からも死を覚悟しなければ幹部は務まらないと言った、なら私は今ここで死を賭けないと駄目なんだ!どうせここで逃げてもダメなままなんだ!なら!!)
ララエルは立ち尽くしていたその場から自陣に走って移動し、ラルから用意された100体の人形に指示を出す!
ララエル「30!30!30!10!この4班に分かれて!」
ララエルが指示した通り人形たちが動き、4班に分かれた。
ララエル「1班は前衛防衛! 2班は中衛から補助! 3班は後衛から遠距離射撃! 4班は誘導!相手の戦力を拡散させて!」
ララエルは人形に指示を出し、ラルの軍勢を待ち構える
すると遠くからラルの軍勢が襲い掛かって来た!
ララエル(やっぱり多い!でも前衛に盾役を置いて後衛から攻撃!これなら数の戦力に耐える事が出来るよね!)
ラルの軍勢はただ真っ直ぐと突っ込んできた!
ララエル「誘導班!敵を誘導して戦力拡散!!後衛!攻撃開始!!」
ララエルは大量の人形に立ち向かう!ラルの軍勢はただ数の有利性を活かして突っ込んできた特攻戦術!それに対してララエルは誘導を仕掛けるが上手くいかなかった。
ララエル(誘導班が機能しない!なんで?!)
ラルが出した指示は【ただ真っ直ぐ突っ込め】という単純なものだった、最後の一体でも残り勝ち星を挙げていれば勝ち、命のやりとりをしないラルにとって人形への指示は特攻で充分効果はあったのだ。
ラル(さて、単純だけど強い作戦よ、これをどう攻略する?」
ラルの軍勢はララエルの前衛ラインとぶつかった!
数が倍違う戦力に流石の前衛も歯が立たなかった、そして中衛ラインの回復を急がせるが急激な攻撃なため回復量よりもダメージ量の方が多く、消費が早かった!
ララエル(マズイ!このままだと前衛ラインが突破される!中衛は援護に特化してるから、もし前衛が突破されたらそのまま中衛も突破される!それに後衛は遠距離攻撃に有利なタイプを置いてるけど、逆に近距離には強くないから駄目!ダメだ!全部突破される!!)
ララエルは酷く焦っていた!前衛ラインという防波堤が崩れればそのまま飲み込まれてしまう!それを阻止しようにもどうしようも出来ない!
ララエル(なら・・・私が動けばいいんだ!!)
ララエルはそう考えると中衛まで一気に進む!!
ララエル「私は・・・慈悲系統の天使だから!!」
ララエルはそう言うと前衛に治療を施す!それは中衛の回復スピードよりも速く敵から与えられるダメージ量と五分五分となった
ララエル(うう!このまま耐え抜けば!!我慢なら出来る!頑張れ!頑張れ!!)
ララエルは常に前衛の人形に治療を施す!そしてララエルが入り、五分五分だった回復量とダメージ量だったが、中衛の人形が加わることで、回復量が上回り徐々に前衛が回復していった!
ララエル「やった!後は後衛が倒してくれれば!!」
ララエルは必死に中衛で耐え抜き、そしてラルの人形の軍勢を撃破した
ララエル「やった・・・勝てた・・・」
ララエルは疲れ切っていた、常に回復を施していたためオーラ消費量が膨大だったのだ
ララエル「はは、これで・・・ラル様に認められる・・・??」
ララエルは置くから見えるものに注視する、それは人形に軍勢だった!!
ララエル「うそ?!なんで!私は倒したはずなのに!!」
ララエルが見た軍勢の量は先ほどの軍勢とほぼ同じ量!
ララエル「同じ・・・量?!」
ラル「気付くのが遅かったわね、私が最初に特攻させたのは500体の軍勢、そして残り500体の軍勢は待機させていたわ、相手の戦略と技量を確認するのは当然でしょ?」
ラルはララエルが用意していた誘導班は最初の軍勢で撃破しておいた、それは残りの500体の軍勢は最初の軍勢とは違い、細かく指示を出しているからだ。
ラル「観察もそうだったけど、残り500体により正確に指示を出す、そのための時間づくりも大事な事よ、つまり最初の500体は倒される前提の捨て駒、言ったでしょう?死ねと言われる覚悟はあるかと?私は必要なら平気で捨て駒にでもする、それが覚悟よ」
ララエルは目の前の光景に絶望した
ララエル(おわった・・・人形は戦える・・・でもそれは私が中衛で仕事をすればの話・・・誘導部隊を戻す?でもよく見たら誘導部隊が居ない?もしかして私が中衛に入った時に倒された?!クソ!どうしよう!どうしよう!!)
ララエルが考えている今もラルの人形部隊がララエルの部隊に襲い掛かってくる!
ララエル「??」
ラルの部隊が途中で止まり、500体全体がオーラで遠距離攻撃準備を開始したのだ!
ララエル「な?!」
ララエルの防衛は自陣に近いポジジョン、ラルの部隊はララエルの部隊から離れた位置からの攻撃!
つまりラルの攻撃を阻止する術がララエルに存在しない!耐えるしかないのだ!
ララエル(あんな距離から全員狙撃?!しまった!これじゃあ耐えるしかない!しかも前衛だけで守り切るのは不可能!中衛後衛に被害が!!)
ララエルの部隊はどこの部隊が欠けても意味を成さない、バランスが良いが、崩れた時に一斉に壊れてしまう、そんな隊列なのだ。
ラル(バランスの良い隊列は誰もが考える術、だけど私が考えるのは相手の事を考えたその場その場の特殊な策、バランスこそ悪いけど、攻撃力は高い、戦略する側の私だからこそ出来る策、ララエル、貴女はどうする?)
ララエル「今の陣形だと駄目なら・・・後衛!中衛に移動!前衛!防御態勢!中衛60体で前衛30体に治療!!絶対にあの猛攻撃を耐えるよ!!」
ララエルは防御を固めた、そして自分自身も中衛に加わり、攻撃を耐える体制を作った
ララエル(絶え間なく降り注ぐ攻撃、それをどこまで耐えるか!また我慢勝負!!)
ラルの部隊はまず250体が遠距離攻撃を執行する!そしてタイミングを見て、残り250体が同じく遠距離攻撃を行う、その間に最初に攻撃した250体が攻撃準備を行い、攻撃を行う!これを繰り返し止めどなく攻撃を行う!!
ララエルの部隊は無限に降り注ぐオーラの矢に耐えていた!!
ララエル(うぐぐぐぐぐ!!!凄い猛攻!!でもさっきまでの攻撃に比べたらダメージ量は少ない!だけどこれをずっと続けられると!!)
ララエルは打開策を考えた!だがララエルは自分の事で手一杯のため、中々考えるに至らなかった
ララエル(支持者が一緒に戦うと組織全体に指示が行き届かなくなる!!うう!頑張るだけだとこんなにも組織は機能しないの?!それに対してラル様はずっと戦況を冷静に見極めている!この差は大きい!!ラル様を出し抜くためには私も最低でも同じじゃないと!!)
ララエルは考える!そして考えた先に思いついたのは攻撃がオーラであることだった
ララエル「オーラの消費に掛けるのは無謀!それに回復は間に合ってるなら!!」
ララエルは大きな声で指示を出す!
ララエル「中衛20体!特攻!あの軍勢に突進だーーーー!!!」
そう命令した瞬間中衛に居た20体の人形がラルの軍勢500体に突撃する!!
ラル「成程、全員が交互に遠距離しているからそれを壊せば勝機を見出せると考えたのね、案外感情論ばっかりだと思ってたけど頑張るじゃない・・・だけど」
ラルは指示を出す
ラル「100体、出撃、400体は200体ずつ交互に遠距離攻撃を続行」
ラルは100体の軍勢でララエルの20体の人形を撃破させに向った
ラル「残念、500体も居れば融通も利くの」
ララエル「400体に減った!!中衛20体!遠距離攻撃開始!!」
中衛に居た20体の人形は遠距離攻撃を開始し前衛に向ってくる100体の人形に攻撃を仕掛ける!!
ラル「無駄よ、数体倒されるの覚悟、それにそうしたら前衛30体、中衛20体とララエル本人、さっきより回復は遅れるわよ」
ララエル(さっきは500体で五分五分だった!でも100体ならこっちが中衛20体と私なら充分前衛をカバーできる!)
遠距離攻撃を続ける人形はラルの前衛に向かう人形に攻撃し続け、1体ずつ確実に倒していた!
そしてララエルの前衛に辿り着くもガードに専念している前衛を崩すのは500体の特攻でも不可能だったのが今は80体ほど、充分守り切れる!
ラル(それでも400体が常に攻撃を仕掛けている、それで前衛も加わっている、余裕はないはずなのに!!)
ララエルはオーラ攻撃を防いでいた
ララエル「次は私が前衛!!80体なら今の中衛でも十分!あとの400体は私がどうにかする!前衛の負担を減らせばいいんだから!!」
ララエルは遠距離攻撃を耐え続ける!そうしていく中、徐々に前衛の戦力が少なくなり、ラルが送った100体の前衛部隊を撃破することに成功した!
ララエル「私が頑張れば勝てる!!あと忘れてもらったら困るよ!!」
ララエルが放った最初の攻撃部隊!
ラルが当初撃破に向かわせた20体の人形がいつの間にか消えていた!
ララエル「誘導部隊にマッピングさせておいたんだよ!だから遠回りになったけどやっとラル様の部隊に届いた!!」
ラル「な?!」
ララエルが放った20体の人形は遠距離攻撃に夢中になっている無防備な人形を一掃し始めた!
もちろん火力が下がり、ララエルの部隊にも余裕が生まれる!そして残り20体もそのまま攻撃に向かわせる!
ララエル「叩きこめーーー!!!」
ラル「後方に居る人形!前衛準備!前に居る人形が肉壁になっている間に準備して!!」
ララエル「前衛前進!近づき次第一斉攻撃開始ーー!!」
ララエルの部隊が一斉にラルの部隊に特攻を仕掛ける!!
ラルの部隊はラルの言う通り、前の居た人形はガードに徹する!そしてその間に後ろに居た人形が前衛準備を整える!だがそれをララエルは見逃さなかった!!
ララエル「遠距離攻撃で後方に居る人形に攻撃ーー!!絶対に準備を完了させるなーー!!」
ララエルの人形はラルの人形を一掃する!ラルの人形は責められる事に手一杯になり守りに移ろうとするが間に合わず勢いのまま撃破されていった・・・そして
・・・・・・
ララエル「・・・勝った・・・?私が・・・ラル様に?」
ララエルは死闘に勝ち抜き、多くの朽ち果てた人形達の上に立っていた。
結果はララエル2対0ラル、残り2体の半壊の人形を残し、最後、ララエルが勝ち残ったのだ
ラル「おめでとう、関心、いや、感動したわ、まさかあんな理不尽な状況を打破するなんて・・・ずっと感情論だけのおバカさんだとばかり思って居たけど、これは見方を改める必要があるわね」
ララエル「えっと・・・その・・・」
ララエルはその場に立っているだけでやっとだった
ラル「実力は目に余るけどそれは後にどうにでも出来る、学がないなら教えればどうにでもなる、でも戦略や戦場を把握する力は教えではどうにもならない、観察眼が要求される、貴女は合格、認めてあげるわ」
ラルはララエルに治療を施す
ラル「ララエル・シフィターニャ、貴女を私の直属部隊【守護天の星樹(セラフィムステラツリー)】への入隊を認めます、おめでとう、ララ」
ラルはララエルを優しく抱きしめる、それは今まで酷い事を言い、苦しめ、陥れた事への詫びだった。
ラル「ごめんなさい、沢山酷い事ばかり言って、でも貴女の覚悟には正直驚かされたわ、私の目もまだまだね、貴女みたいな子を護衛部隊に入れなかったなんて」
ララエルはラルの優しさと合格を貰えた嬉しさに耐え切れず泣き出してしまった、
ラルはそんなララエルの頭を優しく撫でながら優しく抱きしめ続けた。
これが最も専属神の中で厳しいと言われたラルの直属部隊、腹心の誕生だった。
2023年07月03日
No.113 ラルの圧迫面接1
ラルは自身の直属部隊メンバーを見つけるために何度も部隊員を募集し、その度に面接とテストをしていた。
だがその内容が厳しすぎると有名で、最初こそはラルの直属部隊になろうとした条件を満たした天使神達が現れたが、何度も結果を蹴られ続け、最初居た天使神達はラルの面接試験に顔を出さなくなった。
ラル「さて、今回で第八回、いい加減私の腹心が務まる子が現れると良いのだけど」
ソルテ「ハードルが高すぎるのでは?」
ラルとソルテはラルの自室でプライベートを共に過ごしていた。
ラル「直属部隊は替えは効かないのよ、妥協は出来ないわ、枠は常に空けておいて、とびっきり優秀な子を採用してしっかり教育、そこまでは考えて居るのだけどね」
ソルテ「教育を考えて居るのならある程度未熟でもいいのでは?」
ラル「私はポテンシャルで判断してるの、後は性格とやる気、後はそうね・・・考え方も私に似てる方がいいわね、そこばかりは教育でどうにかなる問題でもないし、部下になる子も全然合わない私と一緒に居ても辛いだけでしょうしね」
ラルは自分自身が面倒臭い性格なのは一番理解していた、だがそんな自分と今後一生付き合っていく子を決めるのだ、ラルにとっても適当には決める事は出来ないのだ。
ラル「ソルテはなんですぐに決める事が出来たの?」
ソルテ「私はそもそも指定されてましたけど、ほぼそれでメンバーが確定してましたから、後はそのメンバーを揃えるために急いで動いただけです、皆さん無所属だったので、思いのほか楽でしたけど、もし他勢力の主力に居たり、誰かに忠誠でも誓って居ようものなら強制的に無理矢理でも倒して仲間にいれないといけなかったかもしれないわね、メルリア様みたいな感じかしらね・・・」
ソルテは最悪な状況の事を考えて眉間に指をあてる。
ラル「ソルテの直属部隊の右腕?側近は誰になるの?」
ソルテ「一応シーノね、あの子が聖鬼神の中でも最も地位が高いし、ポテンシャルだけ見れば私よりも上だしね、ああ見えて頭の回転も速いし、総合的に見て彼女しか居なかったわね、他の子は何処か偏っているから」
ラル「いいわね、世界的に見ても優秀な子で、私もソフィア様みたいに神王10人!ってやってみたいわよ、なら考える事も少なかったでしょうし」
ソルテ「最高位の天使族ってそんなに数少ないの?」
ラル「数は居るわよ、この帝国だけでも結構な数は居るわ、でもポテンシャルが低いわね、いやそもそも天使族って荒事をするような種族じゃないのよ、だからそもそもポテンシャルが高くなりにくい種族でもあるの、天使って名の通り【天(神)の使い】をしている一族、その一族の神様だから最高位でも本来の神よりもそんなに強くないの」
ラルはため息をつく
ラル「はぁ、一族を指定されなかったら私もまだ有望な子を知っていたから早い段階で勧誘できたのになぁ・・・」
ソルテ「ラルにも信頼出来る部下は居ますからね、本来はそんな子を側近に置きたいのに置けない、それは同情しますよ」
ソルテはラルの悩みを聞いて同情した、それはソルテ自身にも当てはまる内容だったからだ
ソルテだって普段の仕事で自身が信頼を置いている部下は居る、だがその部下を勧誘したくてもメリアが指定した内容に当てはまっていない、だから勧誘は出来ない、その意図を従属神に教えるわけにもいかない、そんな悩みが最初はあった。
ソルテ「あ、第八回の試験、またこの子が出て来てるわね」
ラル「ああ、その子ね・・・」
ラルは微妙な顔をしながら書類に貼られた写真を眺める
ソルテ「名前はララエル・シフィターニャ、最高位天使族の慈悲系統、青髪に赤い花眼、所属は・・・あれ?無所属?」
ラル「そうなの、私この子とは一切面識ないの、いや・・・第一回の試験から毎回出て来てるから一切ではないわね、でもおかしな子よ、髪の毛は少しボサボサだし、慈悲系統でありながら赤い花眼、中途半端な性能なのは間違いなし、パト君のおかげで覚醒したのはいいけど、まったくダメだったってことでしょ、無所属なのがいい証拠よ、どの部隊も取らなかった子、それを私の側近になんて置けないわよ」
帝国部隊には無所属というのが存在する、従属神100万名の内たった5万名だけ何処にも配属せずに普段の行動から自由を認められている従属神が居た、ララエルという天使族はその無所属従属神だったのだ
ソルテ「無能と決めつけるのはちょっと酷なのでは、実際もう今回の選考で応募してきたのはこの子だけですし、面接くらいはした方がいいのでは?」
ラル「・・・同じ事を何度もするだけよ、私だって一応面接は全員としてるわ、だけど、この子は精神論で喋ってくるから疲れるのよ、論理的じゃない、私がどんな事を聞いて脅しても、「やれます!頑張ります!努力します!」としか言わないの、頑張る、努力するのは当たり前でその成果がいつ得られるか、どのように貢献できるか、そこを具体的に聞きたいのだけどね」
ソルテ「大変そうね、でもラルにはそんな子が向いているかもしれないですよ?だって精神論で話すってことは彼女自身がそんなタイプってことでしょ?賢い子だとラル様の圧に負けてしまうけど、自分が努力すれば!っていう精神の考え方を持つ子を傍に置いておけばとりあえず仕事のやる気は見せてくれるのでは?」
ラルはソルテの考え方も一理あると考える、
ラル「もう一度面接してみるか、後は実技も含めて深い所も聞いてみてもいいかもね、どうせ彼女一人しかいないわけだし」
ラルはそう言いながら自身が定めだ日時まで過ごした。
・・・・・・
ラル「では入って来なさい」
ララエル「はい!し、失礼致します!!」
そう言うと勢いよく開けられた扉の中央には髪が少し飛んだ天使族、ララエルが立っていた。
ラル「そこに座りなさい、速く、私に時間を取らせないで」
ララエル「すみません!ラル様!!」
ララエルは即座にラルの前に置かれた椅子まで走る、そして座ろうとするが、目の前に居るラルは立ったままだった。
ラル「どうしたの?座りなさいと言ったのだけど?」
ララエル「いえ、ラル様が立っていらっしゃるのに私が座る事は出来ません、どうかラル様がこの椅子をご使用ください、私は床に座らせて頂きます」
ラル(ちゃんと礼儀を学んだようね)
ラルはララエルが持ち運んできた椅子に腰かける、そしてラルは床に座ろうとするララエルを制止し、能力で椅子を生成する
ラル「その椅子に座りなさい、床に直接座るなんて品のない事は辞めて、私まで品性を疑われてしまうわ」
ララエル「申し訳ございません、自身の事ばかり・・・」
ラル「それで本題なのだけど、正直、貴女の事は何度も面接をしているし、今更こうやって取り繕られても仕方ないの、それに貴女は常に精神論、私の話したい内容を理解していない、それはこの短期間でどうにかなる問題でもないと私は考えるのだけど、貴女はどう?」
ララエルは目に見えて困惑する、ラルの言ってる事が理解出来ていないのだ、精神論と言われてもララエルにとって考えられた回答であり、それを否定されてもララエルにはどう答えていいかわからなかった。
だが【短期間でどうやって問題解決をするのか?】ここだけはテンパったララエルの頭でも理解できたため、ララエルはこう答える。
ララエル「誠心誠意努力し、問題解決に努めます!」
ラル(やっぱり同じ回答、話にならないわね、やっぱり無理よ)
ラル「努力って簡単に言ってるけど具体的にはどんな努力をするのかしら?現時点で貴女は8回も私の試験を受けている、だけど8回もやって私の話の意図を一切理解出来ていない、全然努力の成果が出て来てないのだけど?」
ララエル「えっと・・・その・・・」
ララエルは明らかに目を泳がせていた、それは今目の前で不機嫌な顔で自身を見つめて来るラルにどう答えればいいか、それを考えていたからだ。
ララエル「何度失敗してもチャンスはある内はまだ成功の可能性がある・・・だから・・・」
ラル「そんな話してないのだけど?私の話を無視しないでくれる?そもそもチャンスがあると思ってるの?いい加減貴女には呆れているから次からは選考書類が届いた時点で拒否するつもりなのだけど?」
ラルはそう言いながらララエルの選考書類をララエルの目の前にかざす
ラル「貴女に二択をあげる、諦めて帰るか、ここで書類を破られて二度と試験資格を失うか」
ラルはそうララエルに詰め寄った、これはラルなりのやり方であり、ララエルという従属神がどこまでの度胸を持ち、自身の精神論をラルにぶつけてくるか、それを確かめるためのソルテと考えた作戦だった。
ララエル「書類を破られたら何度でも書きます、名前を変えてでも書きます、写真が駄目なら他人の顔写真を使ってでも応募します、ここで帰るだけはしたくないです!!」
ララエルはラルのプレッシャーに耐え切れず涙を流してしまうが、ラルに対して啖呵を切って来た。
ラル「へぇ、なら貴女はなんでここまでして私の直属部隊に入りたいのかしら?入ったら即護衛部隊の幹部になれるから?」
ララエル「・・・私はそんな野望なんてない、そもそも私は馬鹿だから部下なんて言われても面倒なんて見れない・・・だけどラル様の役に立てる!それだけで十分だから私は・・・直属部隊に入りたいです。」
ラル「私の役に立つ・・・なら一つテストしてあげる、そのテストで私が納得したら貴女のその言葉を許容してあげる、口でならなんとでも言える、ついてきなさい」
ラルはそう言いながら椅子を立ち、部屋を出ていく、ララエルも戸惑いながらもラルの後をついていった。
・・・・・・
ラルとララエルは大きな崖に立っていた。
ラル「この崖から飛び降りて、もちろんオーラも能力も特性も全て解除して生身で」
ラルは冷徹な目でララエルに崖から飛び降りろと命令する。
ラル「私の命令は絶対、どんな役にでも立ちたいならこれくらい楽勝よね?馬鹿なら自分の命の一つや二つ笑顔で賭けれるくらいじゃないと割に合わないわ」
この内容には流石のララエルも想定外だったため、顔面蒼白になる。
ララエル(ラル様は私に死ねと・・・言ってるのかな・・・)
生意気な事を言ったからラル様を怒らせた、悪意ある形で自害させてしまおうというラル様の考えなのかと考えが埋め尽くされ、絶望したララエルは足元から力が抜け、崩れ落ちる。
ラル「ほら、どうしたの?まさかそんな覚悟もなく、私の役に立ちたいと言ってたの?やっぱり口だけね」
ラルはララエルを煽る、だがそれが効いたのかララエルは再度立ち上がり、吹っ切れたように崖の前に立つ
ララエル「私の考えは本気!!だからここで死んでもかまわない!!!」
ララエルはそう言いながら崖から思い切り飛び降りた!!
ララエルの目に映るのは駆け抜けていく景色、そして近づいてくる地面、どうせ何度やってもダメならここで死んでしまっても同じことだろうとララエルも躍起になっていた。
だがギリギリでラルの能力【境界支配】で地面スレスレの所でララエルは止まった。
そして崖の下まで降りて来たラルがララエルに話かける
ラル「60点、私が煽らないと動けないなんて覚悟が足りないんじゃないかしら?」
ラルからすれば素直に崖から飛び降りた事に驚いていたが、そこで終わらせない
ララエル「ごめんなさい、馬鹿なのに後先考えました・・・」
ラル「そう、及第点として貴女の発言は許容してあげる、それで貴女はもし私の直属部隊に入ったらどんな仕事を率先してやるのかしら?入った場合護衛部隊の幹部、初めてなんて通用しないわ、すぐにでもリーダーシップを発揮して貰わないといけない、それが出来るの?」
ララエル「・・・努力します!それが私の役目なら!!」
ラル「・・・面接試験合格、次は実技試験とポテンシャル測定を行うわ、やる気だけで務まる程護衛部隊は甘くないの、さっき貴女が崖から飛び降りた、でも護衛部隊は国を守る部隊、何かあった時、肉壁になって死ぬ覚悟を常に持って居ないといけない部隊、全員とは言わないけど、護衛部隊に居る子はそうやっていつか私の指示で死ぬ覚悟がある、崖から飛び降りた事が凄いなんて思わない事ね、それが普通、私が死ねと命令すれば死なないといけない、それが国を守る部隊なの、わかった?」
ララエル「はい・・・わかりました」
ラルはそう言いながら次の試験会場に向かい、ララエルもラルについていく
だがその内容が厳しすぎると有名で、最初こそはラルの直属部隊になろうとした条件を満たした天使神達が現れたが、何度も結果を蹴られ続け、最初居た天使神達はラルの面接試験に顔を出さなくなった。
ラル「さて、今回で第八回、いい加減私の腹心が務まる子が現れると良いのだけど」
ソルテ「ハードルが高すぎるのでは?」
ラルとソルテはラルの自室でプライベートを共に過ごしていた。
ラル「直属部隊は替えは効かないのよ、妥協は出来ないわ、枠は常に空けておいて、とびっきり優秀な子を採用してしっかり教育、そこまでは考えて居るのだけどね」
ソルテ「教育を考えて居るのならある程度未熟でもいいのでは?」
ラル「私はポテンシャルで判断してるの、後は性格とやる気、後はそうね・・・考え方も私に似てる方がいいわね、そこばかりは教育でどうにかなる問題でもないし、部下になる子も全然合わない私と一緒に居ても辛いだけでしょうしね」
ラルは自分自身が面倒臭い性格なのは一番理解していた、だがそんな自分と今後一生付き合っていく子を決めるのだ、ラルにとっても適当には決める事は出来ないのだ。
ラル「ソルテはなんですぐに決める事が出来たの?」
ソルテ「私はそもそも指定されてましたけど、ほぼそれでメンバーが確定してましたから、後はそのメンバーを揃えるために急いで動いただけです、皆さん無所属だったので、思いのほか楽でしたけど、もし他勢力の主力に居たり、誰かに忠誠でも誓って居ようものなら強制的に無理矢理でも倒して仲間にいれないといけなかったかもしれないわね、メルリア様みたいな感じかしらね・・・」
ソルテは最悪な状況の事を考えて眉間に指をあてる。
ラル「ソルテの直属部隊の右腕?側近は誰になるの?」
ソルテ「一応シーノね、あの子が聖鬼神の中でも最も地位が高いし、ポテンシャルだけ見れば私よりも上だしね、ああ見えて頭の回転も速いし、総合的に見て彼女しか居なかったわね、他の子は何処か偏っているから」
ラル「いいわね、世界的に見ても優秀な子で、私もソフィア様みたいに神王10人!ってやってみたいわよ、なら考える事も少なかったでしょうし」
ソルテ「最高位の天使族ってそんなに数少ないの?」
ラル「数は居るわよ、この帝国だけでも結構な数は居るわ、でもポテンシャルが低いわね、いやそもそも天使族って荒事をするような種族じゃないのよ、だからそもそもポテンシャルが高くなりにくい種族でもあるの、天使って名の通り【天(神)の使い】をしている一族、その一族の神様だから最高位でも本来の神よりもそんなに強くないの」
ラルはため息をつく
ラル「はぁ、一族を指定されなかったら私もまだ有望な子を知っていたから早い段階で勧誘できたのになぁ・・・」
ソルテ「ラルにも信頼出来る部下は居ますからね、本来はそんな子を側近に置きたいのに置けない、それは同情しますよ」
ソルテはラルの悩みを聞いて同情した、それはソルテ自身にも当てはまる内容だったからだ
ソルテだって普段の仕事で自身が信頼を置いている部下は居る、だがその部下を勧誘したくてもメリアが指定した内容に当てはまっていない、だから勧誘は出来ない、その意図を従属神に教えるわけにもいかない、そんな悩みが最初はあった。
ソルテ「あ、第八回の試験、またこの子が出て来てるわね」
ラル「ああ、その子ね・・・」
ラルは微妙な顔をしながら書類に貼られた写真を眺める
ソルテ「名前はララエル・シフィターニャ、最高位天使族の慈悲系統、青髪に赤い花眼、所属は・・・あれ?無所属?」
ラル「そうなの、私この子とは一切面識ないの、いや・・・第一回の試験から毎回出て来てるから一切ではないわね、でもおかしな子よ、髪の毛は少しボサボサだし、慈悲系統でありながら赤い花眼、中途半端な性能なのは間違いなし、パト君のおかげで覚醒したのはいいけど、まったくダメだったってことでしょ、無所属なのがいい証拠よ、どの部隊も取らなかった子、それを私の側近になんて置けないわよ」
帝国部隊には無所属というのが存在する、従属神100万名の内たった5万名だけ何処にも配属せずに普段の行動から自由を認められている従属神が居た、ララエルという天使族はその無所属従属神だったのだ
ソルテ「無能と決めつけるのはちょっと酷なのでは、実際もう今回の選考で応募してきたのはこの子だけですし、面接くらいはした方がいいのでは?」
ラル「・・・同じ事を何度もするだけよ、私だって一応面接は全員としてるわ、だけど、この子は精神論で喋ってくるから疲れるのよ、論理的じゃない、私がどんな事を聞いて脅しても、「やれます!頑張ります!努力します!」としか言わないの、頑張る、努力するのは当たり前でその成果がいつ得られるか、どのように貢献できるか、そこを具体的に聞きたいのだけどね」
ソルテ「大変そうね、でもラルにはそんな子が向いているかもしれないですよ?だって精神論で話すってことは彼女自身がそんなタイプってことでしょ?賢い子だとラル様の圧に負けてしまうけど、自分が努力すれば!っていう精神の考え方を持つ子を傍に置いておけばとりあえず仕事のやる気は見せてくれるのでは?」
ラルはソルテの考え方も一理あると考える、
ラル「もう一度面接してみるか、後は実技も含めて深い所も聞いてみてもいいかもね、どうせ彼女一人しかいないわけだし」
ラルはそう言いながら自身が定めだ日時まで過ごした。
・・・・・・
ラル「では入って来なさい」
ララエル「はい!し、失礼致します!!」
そう言うと勢いよく開けられた扉の中央には髪が少し飛んだ天使族、ララエルが立っていた。
ラル「そこに座りなさい、速く、私に時間を取らせないで」
ララエル「すみません!ラル様!!」
ララエルは即座にラルの前に置かれた椅子まで走る、そして座ろうとするが、目の前に居るラルは立ったままだった。
ラル「どうしたの?座りなさいと言ったのだけど?」
ララエル「いえ、ラル様が立っていらっしゃるのに私が座る事は出来ません、どうかラル様がこの椅子をご使用ください、私は床に座らせて頂きます」
ラル(ちゃんと礼儀を学んだようね)
ラルはララエルが持ち運んできた椅子に腰かける、そしてラルは床に座ろうとするララエルを制止し、能力で椅子を生成する
ラル「その椅子に座りなさい、床に直接座るなんて品のない事は辞めて、私まで品性を疑われてしまうわ」
ララエル「申し訳ございません、自身の事ばかり・・・」
ラル「それで本題なのだけど、正直、貴女の事は何度も面接をしているし、今更こうやって取り繕られても仕方ないの、それに貴女は常に精神論、私の話したい内容を理解していない、それはこの短期間でどうにかなる問題でもないと私は考えるのだけど、貴女はどう?」
ララエルは目に見えて困惑する、ラルの言ってる事が理解出来ていないのだ、精神論と言われてもララエルにとって考えられた回答であり、それを否定されてもララエルにはどう答えていいかわからなかった。
だが【短期間でどうやって問題解決をするのか?】ここだけはテンパったララエルの頭でも理解できたため、ララエルはこう答える。
ララエル「誠心誠意努力し、問題解決に努めます!」
ラル(やっぱり同じ回答、話にならないわね、やっぱり無理よ)
ラル「努力って簡単に言ってるけど具体的にはどんな努力をするのかしら?現時点で貴女は8回も私の試験を受けている、だけど8回もやって私の話の意図を一切理解出来ていない、全然努力の成果が出て来てないのだけど?」
ララエル「えっと・・・その・・・」
ララエルは明らかに目を泳がせていた、それは今目の前で不機嫌な顔で自身を見つめて来るラルにどう答えればいいか、それを考えていたからだ。
ララエル「何度失敗してもチャンスはある内はまだ成功の可能性がある・・・だから・・・」
ラル「そんな話してないのだけど?私の話を無視しないでくれる?そもそもチャンスがあると思ってるの?いい加減貴女には呆れているから次からは選考書類が届いた時点で拒否するつもりなのだけど?」
ラルはそう言いながらララエルの選考書類をララエルの目の前にかざす
ラル「貴女に二択をあげる、諦めて帰るか、ここで書類を破られて二度と試験資格を失うか」
ラルはそうララエルに詰め寄った、これはラルなりのやり方であり、ララエルという従属神がどこまでの度胸を持ち、自身の精神論をラルにぶつけてくるか、それを確かめるためのソルテと考えた作戦だった。
ララエル「書類を破られたら何度でも書きます、名前を変えてでも書きます、写真が駄目なら他人の顔写真を使ってでも応募します、ここで帰るだけはしたくないです!!」
ララエルはラルのプレッシャーに耐え切れず涙を流してしまうが、ラルに対して啖呵を切って来た。
ラル「へぇ、なら貴女はなんでここまでして私の直属部隊に入りたいのかしら?入ったら即護衛部隊の幹部になれるから?」
ララエル「・・・私はそんな野望なんてない、そもそも私は馬鹿だから部下なんて言われても面倒なんて見れない・・・だけどラル様の役に立てる!それだけで十分だから私は・・・直属部隊に入りたいです。」
ラル「私の役に立つ・・・なら一つテストしてあげる、そのテストで私が納得したら貴女のその言葉を許容してあげる、口でならなんとでも言える、ついてきなさい」
ラルはそう言いながら椅子を立ち、部屋を出ていく、ララエルも戸惑いながらもラルの後をついていった。
・・・・・・
ラルとララエルは大きな崖に立っていた。
ラル「この崖から飛び降りて、もちろんオーラも能力も特性も全て解除して生身で」
ラルは冷徹な目でララエルに崖から飛び降りろと命令する。
ラル「私の命令は絶対、どんな役にでも立ちたいならこれくらい楽勝よね?馬鹿なら自分の命の一つや二つ笑顔で賭けれるくらいじゃないと割に合わないわ」
この内容には流石のララエルも想定外だったため、顔面蒼白になる。
ララエル(ラル様は私に死ねと・・・言ってるのかな・・・)
生意気な事を言ったからラル様を怒らせた、悪意ある形で自害させてしまおうというラル様の考えなのかと考えが埋め尽くされ、絶望したララエルは足元から力が抜け、崩れ落ちる。
ラル「ほら、どうしたの?まさかそんな覚悟もなく、私の役に立ちたいと言ってたの?やっぱり口だけね」
ラルはララエルを煽る、だがそれが効いたのかララエルは再度立ち上がり、吹っ切れたように崖の前に立つ
ララエル「私の考えは本気!!だからここで死んでもかまわない!!!」
ララエルはそう言いながら崖から思い切り飛び降りた!!
ララエルの目に映るのは駆け抜けていく景色、そして近づいてくる地面、どうせ何度やってもダメならここで死んでしまっても同じことだろうとララエルも躍起になっていた。
だがギリギリでラルの能力【境界支配】で地面スレスレの所でララエルは止まった。
そして崖の下まで降りて来たラルがララエルに話かける
ラル「60点、私が煽らないと動けないなんて覚悟が足りないんじゃないかしら?」
ラルからすれば素直に崖から飛び降りた事に驚いていたが、そこで終わらせない
ララエル「ごめんなさい、馬鹿なのに後先考えました・・・」
ラル「そう、及第点として貴女の発言は許容してあげる、それで貴女はもし私の直属部隊に入ったらどんな仕事を率先してやるのかしら?入った場合護衛部隊の幹部、初めてなんて通用しないわ、すぐにでもリーダーシップを発揮して貰わないといけない、それが出来るの?」
ララエル「・・・努力します!それが私の役目なら!!」
ラル「・・・面接試験合格、次は実技試験とポテンシャル測定を行うわ、やる気だけで務まる程護衛部隊は甘くないの、さっき貴女が崖から飛び降りた、でも護衛部隊は国を守る部隊、何かあった時、肉壁になって死ぬ覚悟を常に持って居ないといけない部隊、全員とは言わないけど、護衛部隊に居る子はそうやっていつか私の指示で死ぬ覚悟がある、崖から飛び降りた事が凄いなんて思わない事ね、それが普通、私が死ねと命令すれば死なないといけない、それが国を守る部隊なの、わかった?」
ララエル「はい・・・わかりました」
ラルはそう言いながら次の試験会場に向かい、ララエルもラルについていく
