2023年01月02日
No.91 メルリアの独占 episode1 (R18)
夜、パトの自室では男女が交わっていた。
そして数時間という長い時間を得て、その行為は終わり、女性は男性に声を掛ける
メルリア「お身体をお拭きしますね、アナタ」
パト「ああ、ありがとう、メルリア・・・」
メルリアは慣れた手付きで準備していたタオルでパトの汗を拭き、その後自分の身体を拭いていた、そしてその姿をただ無心で眺めるパト。
そしてメルリアは服を着て、深くお辞儀をした後、自分の寝室へと戻って行った。
・・・・・・
パト(今日で1週間・・・毎日だな・・・俺が寝ていると毎度違和感を感じて起きるんだ、するとメルリアが俺を夜這いしてて、後は流れるまま・・・そんな事が続いてる、おかげで性欲なんて微塵もない、全部吸い取られたような気分だ・・・)
パトはここ最近毎日メルリアと身体を重ねていた、メルリアは独占欲が強く、そして愛情も以前よりも深くなっている事に気付いていた。
パト(今好感度を見るアイテムを見たらメルリアの好感度はどうなっているんだろうな、俺の感覚だと多分メリアと匹敵するんじゃないか・・・メリアも相当だけどメルリアも負けてない、我一番と言わんばかりに求めてくる、俺が求めなくてもだ・・・メリアも地球に居た頃は夜這いが凄くて、それがきっかけで部屋を分けたけどこのままだとメルリアも同じ道を進むだろうな・・・)
だがパトはメルリアに自室を与える事が出来なかった。それは専属侍女の役割だった。
四六時中主の奉仕をしないといけない専属侍女は常に主から離れる事は許されない、今は3人居るがまだ体制が定まっていないためエイリとフルールは比較的自由にしている、だがメルリアは既に決まっているため役割を真っ当しなければならない、そうなればメルリアは他の部屋にすることで、メルリアは今以上に自由が無くなり、メルリアを追い込んでしまう可能性があるのだ。
パト(月花の件もあるし、これ以上誰かを追い込むような事はしたくない・・・)
パトは月花の件が強くトラウマとして残っており、誰も苦しませたくないと考え、メルリア達を苦しめないために現状を変えるわけには行かなかった。
パト(いや、単純に夜這いは辞めろって居ればいいだけじゃないか・・・)
だがパトは懸念していた、一度メリアに夜這いを辞めるように注意したら、夜襲わない代わりに以前より見境が無くなったことがあった、横に居るだけで常に求めて来たり、愛撫して来たり、くっつく頻度が高くなったりなど、夜這いを辞めさせた後が大変だった、その時は他の専属神も居たため、ある程度抑制出来たが、メルリアを止めることが出来るのは居ない
パト(メリアは肯定派だから相談しても、【受け入れろ】って言われるし、他の子に相談しても【特別扱いはダメだ】と言われる)
特別扱いは良くも悪くも別対応を強いるのは良くないって事である。
メルリアにも専属神同様愛情を育む権利はある、だが度が過ぎる程度で制限させるのは専属神達から反感を買うのだ、それは流石に可哀そうだと。
逆にメルリアを特別視して誰よりも愛するのも一部からは反感を買うのだ。特に雪花。
メリアは【ご主人が愛したいなら愛したらいい】という考えなので否定所か肯定してしまう、それだけメリアは自分に自信があるため、負ける気は毛頭ないらしい。
つまり、パトは現状をどうしようも出来ない毎日が続いていたのだ。
パト(メルリア、普段はしっかり侍女をしてくれてるから、そんな素振りは一切見せないけど、夜這いを無くしたら多分、そこから影響が出てくる、二人きりになった途端に求めてくるようになるかもしれない、俺もそういう時はあるけどそれが毎日になると話は別だ、本当に見境が無くなってしまう)
生憎エイリとフルールはそのような事がないため、毎晩4人で・・・というような事はないのが救いだが、どうにかしなければ専属神達との時間が無くなってしまう、それが一番の問題点としてパトの中で強い不安として残っていた。
パト(・・・待てよ、普段俺がメルリアを満足させてやれないから欲求不満になったメルリアが夜に暴走するのかもしれない、なら普段からしっかり愛情を向けて行けばメルリアも欲求が抑えられるのでは?)
パトは一つの仮定を出していた、メルリアがもし【普段から愛情が感じられず、不安に感じているから夜愛情を満たそうとしている】のなら普段から満足させてしまえばいい、そうパトは考えた。
そしてパトはその答えを出して、そのまま眠ってしまった。
・・・・・・
翌朝
ソルテ「パトさん、起きてください」
パト「ああ、ソルテ・・・」
今日は休日だった。ソルテもプライベートのラフな格好でパトの部屋でくつろいでいた
パト(ああ、休日は起こさないように言ってるから・・・)
パトはそう考えながら、ソルテの横に座り、ぼーっとしている頭のまま目線の先を眺めていた。
ソルテ「昨夜もお盛んでしたね、って言いたいけど、あの感覚的にまた夜這いされたのですね、大丈夫ですか?」
パト「ああ、うん、おかげさまで性欲はまったくないや」あはは・・・
ソルテはパトの言葉を確認するように、胸をぐっとパトに押し付ける。
パト「どうしたの?いきなり?」きょとん
ソルテ「本当ね、今私ノーブラで胸を押し付けたのに全然欲情しなかったわ」
パト「言ったろ、今は昨夜の疲れもあるし、何時間もやってたら朝は間違いなく無理だ」
ソルテ「心配ですね、いえ、別に私はそこまで性行為を必要としないので、いいのだけど、このままだとパトさん、不能になる可能性ありますよ?」
パト「え?!」
ソルテ「いえ、その性欲って大事なのですが、度が過ぎてしまうと男性器の機能が弱まってしまう可能性が高いんですよ、だって強い興奮に慣れすぎるとその分欲情の刺激に慣れてしまって、生半可な事では欲情しなくなったりとか・・・」
パトはソルテに言われて自分の股間を眺める・・・そしてソルテにお願いする。
パト「ソルテ、今頼める?」
ソルテ「いいけど・・・今は流石に辞めておいた方が・・・」
ソルテはそう言いながらもパトのズボンを降ろし、奉仕を始める、だが・・・
パト「ダメだ・・・全然興奮しない・・・」
ソルテ「こっちもまったく反応なしね、全然と言っていいレベルだったわ」
ソルテは奉仕に関しては専属神内でも一番とパトの中でも自負している程だったが、一切興奮しなかった。
パト「これ・・・相当マズいんじゃないか・・・?!」
パトが慌てだした。
ソルテ「多分夕方から夜頃には戻るとは思うけど・・・それでまたメルリア様がって考えると・・・」
まったく他の専属神達が立ち入る隙が無い。
性欲とは異性を求める欲、それがまったく無くなってしまっている状態が続くと結果的にパトからアプローチをしなくなる、つまり異性を求めなくなってしまうのだ、その上、回復したと思った途端にアリシアが数時間かけて性欲の底が尽きるまで愛情を独占してしまう。
昨夜パトは考えて居たが今の今まで気付いていなかった、勤務中、まったく性欲が無くなっている事を。つまり優しくは出来るが、このままではメルリアに愛情を与える事も専属神達に愛情を向ける事も難しくなってくる、出来る事と言えば熟年主婦のような関係、だが疲れが含まれると倦怠期に入ってしまう可能性が高い、つまり異性を蔑ろにしていまう、適当にあしらってしまう可能性が高くなる。
つまりこのままだと、最悪専属神や従属達との関係が悪化する可能性が非常に高いのだ。
パト「どうしよう・・・どうしよう・・・」
ソルテ「距離を置きます?一時的ですけど」
パト「ダメだ、根本的解決にならないし、恐らく溜め込ませたら悪化する可能性が高い、メリアがそうだったんだ、メルリアも可能性が充分高い。」
ソルテ「ですが現状のままだとパトさんが壊れますよ?ちょっと待っててくださいね」
ソルテはミーエルに連絡し、ミーエルがパトの部屋に入って来た(パトの自室にいつでも入れるようにミーエルの控室とワープゾーンのような物で繋がっていた。
・・・・・・
ミーエル「主様がED?盛んなのに?」
ソルテ「精神的というより体力的な所なの、これ、どうにかならない?」
ミーエル「体力的なら別に私が回復させることは可能だけど、多分聞いた話だと本能的な所だと思うけどね、言わば賢者タイム!!これは個体差はあるけど、私の見解だと世間で言う賢者タイムって波で言うと凄く落ち着いている状態で本当に波が無くなってる状態だと思うんだよね、でもそこから体力的な問題とか重なって、賢者タイムから通常の性欲の戻る時間が変わってくるんだけど」
ミーエルはパトを見る
ミーエル「多分これは数時間もの性行為による疲労、多分その数時間の間に何度も絶頂してるでしょ?あと多分だけどそこまで頻繁に出来るってことはメルリアは賢者タイム無視して強制的に股間を治療させて、立たせて続けてると思うの、だから終わったらとんでもない余韻のある賢者タイムが主様に今押し寄せてるんじゃないかなって思うんだよね」
ミーエルはそう判断する。
ソルテはミーエルの話を聞いて、あまりにもストイックな内容にドン引きしていたが、ミーエルの説明で納得した。
ソルテ「つまりパトさんの今の状態は凄く長い賢者タイムってことか・・・それは確かに反応しないわね、あれが長時間続くってことでしょ・・・」
パト「確かに凄く倦怠感凄いかも、あと凄く思考回路も鈍ってる気がする・・・」
ミーエル「とりあえず盛んなのはいいけど、頻度は考えるべきだね、数十人も異性が居たら休む暇なんてないと思うけど、それも主様の健康な身体があっての話なんだから、しっかりペースを考えるようにね、治療はどうする?しておく?」
パト「いや、いいや、今この状態で元に戻ったら疲れが凄そうだ・・・」
ミーエル「う~ん、とりあえずわかったよ、見張ってるから何かあったらすぐに向かうからね!」
ミーエルはそう言うとその場を去った。
・・・・・・
パト「そういえばメルリア達は?」
ソルテ「自室から出てくるまではリビングで待機してるらしいわ、プライベートを邪魔してはいけないからって言ってたわ」
パト「凄く出来た子で可愛いんだけどなぁ~」
ソルテ「まあまあ、でも雪花ちゃんや月花ちゃんも言ってたけど付き合いたては仕方ないって言ってたし、治まるまでの辛抱ですよ」
パト「いや、メリアから聞いたけど、あれが通常状態の可能性が高いらしい、今までメルリアから愛する事がなかったからわからなかったけど、中身はメリアと同じだから、一度愛したらとんでもないってメリアが言ってた」
ソルテ「自覚あったのね、メリア様・・・」
ソルテは苦笑いしながら、考える
ソルテ「ならメルリア様の性欲はあれが通常だとすれば・・・本当に何か対策しないとパトさんが干乾びてしまうわね」
メリアクラスがもう一人増えた、それだけでどれほど危機的なのかは恐らく専属神全員が把握していた。そしてそれらを聞いていた月花もパトの脳内で反応する。
月花(話は聞かせてもらったわ!確かにメリアちゃんクラスはヤバいわ!そしてこれは専属神全員の立場すらも危うくなる!最悪メルリア様の一人勝ちになる可能性もある!他人事じゃないわ!私も頑張るわ!)
パト「月花も協力してくれるらしい」
ソルテ「とりあえずメリア様は肯定派だから当てにならないわね、雪花ちゃんを呼んだら・・・また喧嘩になりそうね、カナとハクは・・・」
パト「ダメだ、まだあの二人は忙しい、特にハクは邪魔しちゃいけない、多分ハクはこの一年は帝国が定めた司法試験の勉強で仕事どころでもないと思う、遊びに誘うならまだしも面倒事には呼べないな」
パト「カナも今は建設に関する勉強だったり、土地の勉強、帝国の建設物保護法とか保全規定の作成とか、帝国が保持している機器や設備の仕組みを覚える仕事でカナも実質部隊休業中だし、あの二人は息抜き以外はダメだな」
パトは定期的に二人の所に行って話を聞いては一緒に息抜きをしていたため、メリアから二人の業務を休業させ、勉学に専念させるようにしていた、そのため二人は今各職場には出てはいるが仕事は一切していない、新たな組織を作った以上仕方のないことなのである。
パト「実際どうするんだ?メルリアの性欲と好意が底なしなら対策が」
月花(馬鹿ね、ならどうやってメリアちゃんを制御出来たの?あのメリアちゃんが制御出来たのならメルリア様も出来るわ、まずはそうね、普段なら怒るけどもっと特別だとアピールしなさい)
パト「特別アピール?アプローチするってことか?でもそれをしたら独占欲強いから余計に拍車がかかるんじゃ・・・」
ソルテ「そうね、それがメリア様との大きな違いね、メルリア様は独占欲が強い、最近だと私と話してるだけでも強い対抗心を見せてくる、あれをどうにかしないと・・・」
そう話していると月花がパトの部屋に勢いよく入って来た!
月花「馬鹿ね、だから特別アピールよ、なんでメルリア様が独占するかわかる?それは嫉妬もあるけどまだメルリア様からしたら告白をされたわけじゃない身体の関係、つまり不安から来るものだと仮定すればまずはメルリア様を安心させる必要がある、つまりパトがメルリア様に好きだとアプローチしてパトの愛情をしっかり伝えてしまえばダイレクトに愛情が伝わると思うわ」
月花の説明にパトとソルテは「おお~~」と拍手をした。
ソルテ「成程ね、確かに気持ちを伝えられてないのに愛情表現だけされていたらただの【思わせぶりな態度と言葉】止まり、つまり素直にその愛情を受け取っていいのかわからないからダイレクトにパトさんの愛情が伝わらないのね」
パト「だけど性行為なら身体でも求めてくれるから言葉じゃない分愛情が伝わってくる、だから不安から夜這いが生まれるってことなのか・・・信憑性が高いぞ!!」
月花「QED・・・ってね!それじゃあ今日は休日!早速メルリア様をデートに誘って一人の女性として接してさっさと告白してきなさい!!」
パト「待て待て!?月花は良いのか?!嫉妬しないのか?!」
月花「そんなことより、今後も夜の時間とパトの性欲を奪われる方が大問題よ!それがどうにかなるなら異性が一人増えてももはや誤差よ!何十人居ると思ってんのよ!」
パト「それは素直に申し訳ございません・・・」土下座
こうしてパトのメルリアの独占欲を抑える戦いが幕をあける!!
そして数時間という長い時間を得て、その行為は終わり、女性は男性に声を掛ける
メルリア「お身体をお拭きしますね、アナタ」
パト「ああ、ありがとう、メルリア・・・」
メルリアは慣れた手付きで準備していたタオルでパトの汗を拭き、その後自分の身体を拭いていた、そしてその姿をただ無心で眺めるパト。
そしてメルリアは服を着て、深くお辞儀をした後、自分の寝室へと戻って行った。
・・・・・・
パト(今日で1週間・・・毎日だな・・・俺が寝ていると毎度違和感を感じて起きるんだ、するとメルリアが俺を夜這いしてて、後は流れるまま・・・そんな事が続いてる、おかげで性欲なんて微塵もない、全部吸い取られたような気分だ・・・)
パトはここ最近毎日メルリアと身体を重ねていた、メルリアは独占欲が強く、そして愛情も以前よりも深くなっている事に気付いていた。
パト(今好感度を見るアイテムを見たらメルリアの好感度はどうなっているんだろうな、俺の感覚だと多分メリアと匹敵するんじゃないか・・・メリアも相当だけどメルリアも負けてない、我一番と言わんばかりに求めてくる、俺が求めなくてもだ・・・メリアも地球に居た頃は夜這いが凄くて、それがきっかけで部屋を分けたけどこのままだとメルリアも同じ道を進むだろうな・・・)
だがパトはメルリアに自室を与える事が出来なかった。それは専属侍女の役割だった。
四六時中主の奉仕をしないといけない専属侍女は常に主から離れる事は許されない、今は3人居るがまだ体制が定まっていないためエイリとフルールは比較的自由にしている、だがメルリアは既に決まっているため役割を真っ当しなければならない、そうなればメルリアは他の部屋にすることで、メルリアは今以上に自由が無くなり、メルリアを追い込んでしまう可能性があるのだ。
パト(月花の件もあるし、これ以上誰かを追い込むような事はしたくない・・・)
パトは月花の件が強くトラウマとして残っており、誰も苦しませたくないと考え、メルリア達を苦しめないために現状を変えるわけには行かなかった。
パト(いや、単純に夜這いは辞めろって居ればいいだけじゃないか・・・)
だがパトは懸念していた、一度メリアに夜這いを辞めるように注意したら、夜襲わない代わりに以前より見境が無くなったことがあった、横に居るだけで常に求めて来たり、愛撫して来たり、くっつく頻度が高くなったりなど、夜這いを辞めさせた後が大変だった、その時は他の専属神も居たため、ある程度抑制出来たが、メルリアを止めることが出来るのは居ない
パト(メリアは肯定派だから相談しても、【受け入れろ】って言われるし、他の子に相談しても【特別扱いはダメだ】と言われる)
特別扱いは良くも悪くも別対応を強いるのは良くないって事である。
メルリアにも専属神同様愛情を育む権利はある、だが度が過ぎる程度で制限させるのは専属神達から反感を買うのだ、それは流石に可哀そうだと。
逆にメルリアを特別視して誰よりも愛するのも一部からは反感を買うのだ。特に雪花。
メリアは【ご主人が愛したいなら愛したらいい】という考えなので否定所か肯定してしまう、それだけメリアは自分に自信があるため、負ける気は毛頭ないらしい。
つまり、パトは現状をどうしようも出来ない毎日が続いていたのだ。
パト(メルリア、普段はしっかり侍女をしてくれてるから、そんな素振りは一切見せないけど、夜這いを無くしたら多分、そこから影響が出てくる、二人きりになった途端に求めてくるようになるかもしれない、俺もそういう時はあるけどそれが毎日になると話は別だ、本当に見境が無くなってしまう)
生憎エイリとフルールはそのような事がないため、毎晩4人で・・・というような事はないのが救いだが、どうにかしなければ専属神達との時間が無くなってしまう、それが一番の問題点としてパトの中で強い不安として残っていた。
パト(・・・待てよ、普段俺がメルリアを満足させてやれないから欲求不満になったメルリアが夜に暴走するのかもしれない、なら普段からしっかり愛情を向けて行けばメルリアも欲求が抑えられるのでは?)
パトは一つの仮定を出していた、メルリアがもし【普段から愛情が感じられず、不安に感じているから夜愛情を満たそうとしている】のなら普段から満足させてしまえばいい、そうパトは考えた。
そしてパトはその答えを出して、そのまま眠ってしまった。
・・・・・・
翌朝
ソルテ「パトさん、起きてください」
パト「ああ、ソルテ・・・」
今日は休日だった。ソルテもプライベートのラフな格好でパトの部屋でくつろいでいた
パト(ああ、休日は起こさないように言ってるから・・・)
パトはそう考えながら、ソルテの横に座り、ぼーっとしている頭のまま目線の先を眺めていた。
ソルテ「昨夜もお盛んでしたね、って言いたいけど、あの感覚的にまた夜這いされたのですね、大丈夫ですか?」
パト「ああ、うん、おかげさまで性欲はまったくないや」あはは・・・
ソルテはパトの言葉を確認するように、胸をぐっとパトに押し付ける。
パト「どうしたの?いきなり?」きょとん
ソルテ「本当ね、今私ノーブラで胸を押し付けたのに全然欲情しなかったわ」
パト「言ったろ、今は昨夜の疲れもあるし、何時間もやってたら朝は間違いなく無理だ」
ソルテ「心配ですね、いえ、別に私はそこまで性行為を必要としないので、いいのだけど、このままだとパトさん、不能になる可能性ありますよ?」
パト「え?!」
ソルテ「いえ、その性欲って大事なのですが、度が過ぎてしまうと男性器の機能が弱まってしまう可能性が高いんですよ、だって強い興奮に慣れすぎるとその分欲情の刺激に慣れてしまって、生半可な事では欲情しなくなったりとか・・・」
パトはソルテに言われて自分の股間を眺める・・・そしてソルテにお願いする。
パト「ソルテ、今頼める?」
ソルテ「いいけど・・・今は流石に辞めておいた方が・・・」
ソルテはそう言いながらもパトのズボンを降ろし、奉仕を始める、だが・・・
パト「ダメだ・・・全然興奮しない・・・」
ソルテ「こっちもまったく反応なしね、全然と言っていいレベルだったわ」
ソルテは奉仕に関しては専属神内でも一番とパトの中でも自負している程だったが、一切興奮しなかった。
パト「これ・・・相当マズいんじゃないか・・・?!」
パトが慌てだした。
ソルテ「多分夕方から夜頃には戻るとは思うけど・・・それでまたメルリア様がって考えると・・・」
まったく他の専属神達が立ち入る隙が無い。
性欲とは異性を求める欲、それがまったく無くなってしまっている状態が続くと結果的にパトからアプローチをしなくなる、つまり異性を求めなくなってしまうのだ、その上、回復したと思った途端にアリシアが数時間かけて性欲の底が尽きるまで愛情を独占してしまう。
昨夜パトは考えて居たが今の今まで気付いていなかった、勤務中、まったく性欲が無くなっている事を。つまり優しくは出来るが、このままではメルリアに愛情を与える事も専属神達に愛情を向ける事も難しくなってくる、出来る事と言えば熟年主婦のような関係、だが疲れが含まれると倦怠期に入ってしまう可能性が高い、つまり異性を蔑ろにしていまう、適当にあしらってしまう可能性が高くなる。
つまりこのままだと、最悪専属神や従属達との関係が悪化する可能性が非常に高いのだ。
パト「どうしよう・・・どうしよう・・・」
ソルテ「距離を置きます?一時的ですけど」
パト「ダメだ、根本的解決にならないし、恐らく溜め込ませたら悪化する可能性が高い、メリアがそうだったんだ、メルリアも可能性が充分高い。」
ソルテ「ですが現状のままだとパトさんが壊れますよ?ちょっと待っててくださいね」
ソルテはミーエルに連絡し、ミーエルがパトの部屋に入って来た(パトの自室にいつでも入れるようにミーエルの控室とワープゾーンのような物で繋がっていた。
・・・・・・
ミーエル「主様がED?盛んなのに?」
ソルテ「精神的というより体力的な所なの、これ、どうにかならない?」
ミーエル「体力的なら別に私が回復させることは可能だけど、多分聞いた話だと本能的な所だと思うけどね、言わば賢者タイム!!これは個体差はあるけど、私の見解だと世間で言う賢者タイムって波で言うと凄く落ち着いている状態で本当に波が無くなってる状態だと思うんだよね、でもそこから体力的な問題とか重なって、賢者タイムから通常の性欲の戻る時間が変わってくるんだけど」
ミーエルはパトを見る
ミーエル「多分これは数時間もの性行為による疲労、多分その数時間の間に何度も絶頂してるでしょ?あと多分だけどそこまで頻繁に出来るってことはメルリアは賢者タイム無視して強制的に股間を治療させて、立たせて続けてると思うの、だから終わったらとんでもない余韻のある賢者タイムが主様に今押し寄せてるんじゃないかなって思うんだよね」
ミーエルはそう判断する。
ソルテはミーエルの話を聞いて、あまりにもストイックな内容にドン引きしていたが、ミーエルの説明で納得した。
ソルテ「つまりパトさんの今の状態は凄く長い賢者タイムってことか・・・それは確かに反応しないわね、あれが長時間続くってことでしょ・・・」
パト「確かに凄く倦怠感凄いかも、あと凄く思考回路も鈍ってる気がする・・・」
ミーエル「とりあえず盛んなのはいいけど、頻度は考えるべきだね、数十人も異性が居たら休む暇なんてないと思うけど、それも主様の健康な身体があっての話なんだから、しっかりペースを考えるようにね、治療はどうする?しておく?」
パト「いや、いいや、今この状態で元に戻ったら疲れが凄そうだ・・・」
ミーエル「う~ん、とりあえずわかったよ、見張ってるから何かあったらすぐに向かうからね!」
ミーエルはそう言うとその場を去った。
・・・・・・
パト「そういえばメルリア達は?」
ソルテ「自室から出てくるまではリビングで待機してるらしいわ、プライベートを邪魔してはいけないからって言ってたわ」
パト「凄く出来た子で可愛いんだけどなぁ~」
ソルテ「まあまあ、でも雪花ちゃんや月花ちゃんも言ってたけど付き合いたては仕方ないって言ってたし、治まるまでの辛抱ですよ」
パト「いや、メリアから聞いたけど、あれが通常状態の可能性が高いらしい、今までメルリアから愛する事がなかったからわからなかったけど、中身はメリアと同じだから、一度愛したらとんでもないってメリアが言ってた」
ソルテ「自覚あったのね、メリア様・・・」
ソルテは苦笑いしながら、考える
ソルテ「ならメルリア様の性欲はあれが通常だとすれば・・・本当に何か対策しないとパトさんが干乾びてしまうわね」
メリアクラスがもう一人増えた、それだけでどれほど危機的なのかは恐らく専属神全員が把握していた。そしてそれらを聞いていた月花もパトの脳内で反応する。
月花(話は聞かせてもらったわ!確かにメリアちゃんクラスはヤバいわ!そしてこれは専属神全員の立場すらも危うくなる!最悪メルリア様の一人勝ちになる可能性もある!他人事じゃないわ!私も頑張るわ!)
パト「月花も協力してくれるらしい」
ソルテ「とりあえずメリア様は肯定派だから当てにならないわね、雪花ちゃんを呼んだら・・・また喧嘩になりそうね、カナとハクは・・・」
パト「ダメだ、まだあの二人は忙しい、特にハクは邪魔しちゃいけない、多分ハクはこの一年は帝国が定めた司法試験の勉強で仕事どころでもないと思う、遊びに誘うならまだしも面倒事には呼べないな」
パト「カナも今は建設に関する勉強だったり、土地の勉強、帝国の建設物保護法とか保全規定の作成とか、帝国が保持している機器や設備の仕組みを覚える仕事でカナも実質部隊休業中だし、あの二人は息抜き以外はダメだな」
パトは定期的に二人の所に行って話を聞いては一緒に息抜きをしていたため、メリアから二人の業務を休業させ、勉学に専念させるようにしていた、そのため二人は今各職場には出てはいるが仕事は一切していない、新たな組織を作った以上仕方のないことなのである。
パト「実際どうするんだ?メルリアの性欲と好意が底なしなら対策が」
月花(馬鹿ね、ならどうやってメリアちゃんを制御出来たの?あのメリアちゃんが制御出来たのならメルリア様も出来るわ、まずはそうね、普段なら怒るけどもっと特別だとアピールしなさい)
パト「特別アピール?アプローチするってことか?でもそれをしたら独占欲強いから余計に拍車がかかるんじゃ・・・」
ソルテ「そうね、それがメリア様との大きな違いね、メルリア様は独占欲が強い、最近だと私と話してるだけでも強い対抗心を見せてくる、あれをどうにかしないと・・・」
そう話していると月花がパトの部屋に勢いよく入って来た!
月花「馬鹿ね、だから特別アピールよ、なんでメルリア様が独占するかわかる?それは嫉妬もあるけどまだメルリア様からしたら告白をされたわけじゃない身体の関係、つまり不安から来るものだと仮定すればまずはメルリア様を安心させる必要がある、つまりパトがメルリア様に好きだとアプローチしてパトの愛情をしっかり伝えてしまえばダイレクトに愛情が伝わると思うわ」
月花の説明にパトとソルテは「おお~~」と拍手をした。
ソルテ「成程ね、確かに気持ちを伝えられてないのに愛情表現だけされていたらただの【思わせぶりな態度と言葉】止まり、つまり素直にその愛情を受け取っていいのかわからないからダイレクトにパトさんの愛情が伝わらないのね」
パト「だけど性行為なら身体でも求めてくれるから言葉じゃない分愛情が伝わってくる、だから不安から夜這いが生まれるってことなのか・・・信憑性が高いぞ!!」
月花「QED・・・ってね!それじゃあ今日は休日!早速メルリア様をデートに誘って一人の女性として接してさっさと告白してきなさい!!」
パト「待て待て!?月花は良いのか?!嫉妬しないのか?!」
月花「そんなことより、今後も夜の時間とパトの性欲を奪われる方が大問題よ!それがどうにかなるなら異性が一人増えてももはや誤差よ!何十人居ると思ってんのよ!」
パト「それは素直に申し訳ございません・・・」土下座
こうしてパトのメルリアの独占欲を抑える戦いが幕をあける!!
