2023年08月
2023年08月30日
No.119 不愉快極まりない時間
月花が精神的に落ち込み、部署異動が決まってすぐの話。
月花はパト達のおかげで環境が変わった、だがパトにも言われたが現場の問題は解決したが、月花自身の問題は解決してはいなかった。
月花(パトやメリアちゃんが動いてくれたおかげで、技術開発部隊の異動が決まった、次からは新しい部隊と環境・・・)
月花にとっては問題ない、だがミーエルによって直された心でも全てが治るわけではないのだ。
月花(また仕事を沢山押し付けられたらどうしよう、今の私が次の仕事をこなせるのかしら?)
月花は不安だった。
周りから見れば月花は被害者かもしれない、だが月花自身はそう捉えては居なかった。
月花(自分がもっとうまく出来ていればよかったのかな、もう少し強きで断ればよかったのかな、私は出来ると思って頑張り続けたのが間違いだったのかな・・・)
月花は一人の時間、ずっと自問自答を続ける、それは1時間という時間が一瞬で過ぎていくような感覚、周りの優しい言葉が月花にとってプレッシャーであり、嬉しい言葉なのにどこか苦しい、そんな環境の中月花は与えられた時間の中考える。
・・・・・・
月花は答えの出ない思考を辞め、一度街へ出た、それはセキに進められたものだった。
セキ「久しく街を見たが随分変わったのう、娯楽の店が増えた、居心地が良くなってきたのう」
セキは月花に話しかけてくれる、だが月花にとって今、この場で街を歩いているのが強い罪悪感だった、焦燥感と言ってもいい、【他の皆は自分達の役割を全うしているのになんで私は今何もせずに街の中に居るのだろう】そんな気持ちでいっぱいになる
セキ「月花よ、考え過ぎるのは良くないのじゃ、今の月花は休養中、与えられた休みなのじゃ、その権利を使っているのじゃから問題ないじゃろ?」
セキは月花の考えを見抜いたように話す、だが月花の心は晴れない、どうしても自分という人間への自己肯定力がない、今まで自信に満ち溢れていた自分が嘘のように、今はただその場に立っていた、そうただ立っていた。
月花「そうね、今は休養中、しっかり休みましょう!」
月花はセキに心配させまいと精一杯の笑顔で答える、だがそれは笑えていたかどうかは月花にも分からない、正直笑えてなかったかもしれない。
月花(知識として知っていた、鬱状態の人に頑張れと言ってはいけない・・・その通りだと今ならわかる、頑張った結果こうなった、その上頑張れと言われ、何を頑張ればいいのかわからない、そもそも今私は凄く頑張ってる、なんとか皆と同じ所に戻ろうと頑張ってる、常にギリギリ、少しでもネガティブになると胸に大きな穴を空けたいと思う程、死にたいと考える、物理的な痛みでこの心の苦しみがどうにかなるのなら・・・そう過ってしまう、いや、実際その感情が暴走して私は・・・)
月花はまた考えてしまう、気にしないようにしても少しのワードでそのトリガーは引かれてしまう、そして結果的に同じ思考に辿り着く。
セキ(月花・・・)
笑えていない月花の表情が歩く度に暗くなっていく、温泉旅行、パトとの誓い、それは月花にとって救われた言葉だった。だがそれは同じように重荷になってしまっていた。
【皆のために早く復帰しないと】
セキ(焦るでない、月花よ、今求めるのはそこじゃないんじゃ)
・・・・・・
帝国の街に出来た喫茶店、そこで時間を過ごす二人
月花「美味しい・・・」
セキ「おしゃれな味じゃのう、わしには合わんな」
月花は少し真顔のまま、水滴のついたグラスの中身をストローで混ぜる。
セキ「月花よ、どの言葉を選んでもお主にとって重荷になるじゃろう、じゃからわしから言えるのはわしやパトがお主を守っている、とことん甘えるのじゃ、そういえば【でも、それだと皆に】って思考になるのじゃろう、じゃが仕方ない事じゃ、早く治そうと思っても傷は治らん、むしろ無理して復帰しても悪化するのじゃ、月花は辛いという気持ちをずっと抑えて、心の傷があったにも関わらずその場その場でどうにかしてきたから今こうやって限界が来たのじゃ、つまり無理をするのは結果的に悪い結果を生む、ならば今は何もしない、考えの整理がつくまで時間いっぱい休むのが良いとは思わんか?どうせ頑張っておるのなら、その頑張りをもっと月花本人を甘やかせるほうに頑張ってみんか?」
月花「・・・頭では理解してるの、私だって色んな子を見て来た、分かった気で接してきた、あの時の自分が恥ずかしい、人が弱っている時、それは自分が悲劇のヒロインの時もあれば私みたいに【懺悔】に近い感情で生活している人も居たんだって・・・」
月花は語る
月花「私は別に被害者とかどうでもいいの、ただ申し訳ないという気持ちで今はいっぱいいっぱい、だから正直言うと専属神の子、技術開発部隊の子達とは顔も合わせられない、でもそれは私に非があると考えてるからそう考える、私ね、案外自分の状況を客観視出来るの、だから思う、気持ちが沈んでいる時、それはどうして私は周りの子と違って問題を切り抜ける力がないんだろうって、世の中の人や神は今の私以上にプレッシャーの掛かる仕事、決断を日々行っている、ひとつの判断ミスで死ぬ世界に居る人だっている、なのに私はなんでこう弱いんだろう、これくらいの事でって考えてしまうの、環境が良かったから私はこうやって生きている、だけどそんな環境じゃなければ?誰も私を救ってくれずに死んでた、考えがまとまらないわね・・・でも言いたい事は弱い自分、それに対して迷惑を掛けている自分が嫌で嫌で凄く辛いの、それが今の私の感情・・・なのかな・・・」
セキは月花の言葉を黙って聞いていた、恐らく同じ話を数回聞いた、だがこの数回話す事で月花が考えが変わって居ないか、セキはそこを聞いていた
セキ(まだ月花の考えはまとまっておらんのう、じゃがまだそれは仕方ないことじゃ、ゆっくりと休ませるしかないのう)
月花とセキはひと時を過ごすと部屋に戻った。
・・・・・・
セキ「月花よ、今日はパト坊と会うのかのう?」
月花「いいえ、今日も断っておいたわ、パトは私に優しすぎる、それが辛いの」
月花は力のこもっていない笑顔で答える、それは月花の本心だった。
月花「もちろん普通に接して来られても辛いし、厳しいなんてもってのほかだけどね!つまり今の私は凄く面倒臭い女の子なのです!!」
月花は自虐を混ぜながらセキに心配させまいと陽気にふるまう。
セキ「月花がそう思うのなら良いではないか、わしは最近ハマった編み物をしておるから月花も好きに過ごすといいのじゃ」
セキはそう言いながら月花のベットの横に置いてある椅子に座り、最近始めた編み物を始める。
月花はベッドに倒れ込み、パトから借りたゲームをする。
セキ(月花は以前からそうじゃったが、今も全然眠れておらん、聞いたら【誰かが来ると思うと怖い】【皆が働いている時に眠ると罪悪感で死にたくなる】【明日の事を考えると不安で眠れない】と朝昼晩と理由が異なっておった、つまり時間ごとに考える不安は異なり、その各不安が募り眠れない状態が続いておるって事じゃ、元々重症だったのは知っておるがこれは時間がかかるのう・・・)
ミーエルが直したのはあくまで精神安定剤のような治療、一時的に心を落ち着かせるだけの治療、つまり、こころの病自体はミーエルでも完治は出来ないのだ。
セキ(以前パト坊が言って居ったな、【わし達は死んでも生き返る、じゃが心はそうじゃない、心は一度死ぬと生き返らない、だから死を軽くみるなと】、自分自身が一度精神が壊れた事もあれば、自分自身の不甲斐なさで全てを投げ出そうとした経験があるパト坊は誰よりも心を大切にする・・・じゃから優しすぎるのじゃろう)
こころの傷は治らない、トラウマのように何年経ってもずっと引きずるもの、
心の傷への痛みに耐えられない人間は多く存在する、それ故に犯罪に手を染める人も居れば、
命を投げ出す者、これ以上傷を広げまいと自衛のために引きこもる人も居る。
それほど心というものは人の身体の健康を左右する重要な存在である。
身体は健康でも心が重症だと体調を崩したり、思考は普通なのに涙が出たりする。
だが生きていく以上はストレスを抱え、心に傷を負いながら進む、寿命というゴールまで進むために。
セキ(わらわも1000年は生きた、じゃから言える・・・長寿はゴールが存在せん、じゃからこそ苦悩をずっと抱えて生きていかねばならん・・・それは・・・死んで地獄に落ちるよりも苦しいものかもしれんのう・・・)
セキは不眠と疲れで気を失ったように眠っている月花の髪を優しく撫でながら短い独り言を呟いた。
セキ「今は眠るのじゃ、心は治らんが傷みに慣れる、そうなれば少しは楽になるのじゃ、それまでの間は・・・眠るのじゃ」
そして月花の不愉快極まりない時間から一時的に逃れた月花は安らとは程遠い睡眠につく。
月花はパト達のおかげで環境が変わった、だがパトにも言われたが現場の問題は解決したが、月花自身の問題は解決してはいなかった。
月花(パトやメリアちゃんが動いてくれたおかげで、技術開発部隊の異動が決まった、次からは新しい部隊と環境・・・)
月花にとっては問題ない、だがミーエルによって直された心でも全てが治るわけではないのだ。
月花(また仕事を沢山押し付けられたらどうしよう、今の私が次の仕事をこなせるのかしら?)
月花は不安だった。
周りから見れば月花は被害者かもしれない、だが月花自身はそう捉えては居なかった。
月花(自分がもっとうまく出来ていればよかったのかな、もう少し強きで断ればよかったのかな、私は出来ると思って頑張り続けたのが間違いだったのかな・・・)
月花は一人の時間、ずっと自問自答を続ける、それは1時間という時間が一瞬で過ぎていくような感覚、周りの優しい言葉が月花にとってプレッシャーであり、嬉しい言葉なのにどこか苦しい、そんな環境の中月花は与えられた時間の中考える。
・・・・・・
月花は答えの出ない思考を辞め、一度街へ出た、それはセキに進められたものだった。
セキ「久しく街を見たが随分変わったのう、娯楽の店が増えた、居心地が良くなってきたのう」
セキは月花に話しかけてくれる、だが月花にとって今、この場で街を歩いているのが強い罪悪感だった、焦燥感と言ってもいい、【他の皆は自分達の役割を全うしているのになんで私は今何もせずに街の中に居るのだろう】そんな気持ちでいっぱいになる
セキ「月花よ、考え過ぎるのは良くないのじゃ、今の月花は休養中、与えられた休みなのじゃ、その権利を使っているのじゃから問題ないじゃろ?」
セキは月花の考えを見抜いたように話す、だが月花の心は晴れない、どうしても自分という人間への自己肯定力がない、今まで自信に満ち溢れていた自分が嘘のように、今はただその場に立っていた、そうただ立っていた。
月花「そうね、今は休養中、しっかり休みましょう!」
月花はセキに心配させまいと精一杯の笑顔で答える、だがそれは笑えていたかどうかは月花にも分からない、正直笑えてなかったかもしれない。
月花(知識として知っていた、鬱状態の人に頑張れと言ってはいけない・・・その通りだと今ならわかる、頑張った結果こうなった、その上頑張れと言われ、何を頑張ればいいのかわからない、そもそも今私は凄く頑張ってる、なんとか皆と同じ所に戻ろうと頑張ってる、常にギリギリ、少しでもネガティブになると胸に大きな穴を空けたいと思う程、死にたいと考える、物理的な痛みでこの心の苦しみがどうにかなるのなら・・・そう過ってしまう、いや、実際その感情が暴走して私は・・・)
月花はまた考えてしまう、気にしないようにしても少しのワードでそのトリガーは引かれてしまう、そして結果的に同じ思考に辿り着く。
セキ(月花・・・)
笑えていない月花の表情が歩く度に暗くなっていく、温泉旅行、パトとの誓い、それは月花にとって救われた言葉だった。だがそれは同じように重荷になってしまっていた。
【皆のために早く復帰しないと】
セキ(焦るでない、月花よ、今求めるのはそこじゃないんじゃ)
・・・・・・
帝国の街に出来た喫茶店、そこで時間を過ごす二人
月花「美味しい・・・」
セキ「おしゃれな味じゃのう、わしには合わんな」
月花は少し真顔のまま、水滴のついたグラスの中身をストローで混ぜる。
セキ「月花よ、どの言葉を選んでもお主にとって重荷になるじゃろう、じゃからわしから言えるのはわしやパトがお主を守っている、とことん甘えるのじゃ、そういえば【でも、それだと皆に】って思考になるのじゃろう、じゃが仕方ない事じゃ、早く治そうと思っても傷は治らん、むしろ無理して復帰しても悪化するのじゃ、月花は辛いという気持ちをずっと抑えて、心の傷があったにも関わらずその場その場でどうにかしてきたから今こうやって限界が来たのじゃ、つまり無理をするのは結果的に悪い結果を生む、ならば今は何もしない、考えの整理がつくまで時間いっぱい休むのが良いとは思わんか?どうせ頑張っておるのなら、その頑張りをもっと月花本人を甘やかせるほうに頑張ってみんか?」
月花「・・・頭では理解してるの、私だって色んな子を見て来た、分かった気で接してきた、あの時の自分が恥ずかしい、人が弱っている時、それは自分が悲劇のヒロインの時もあれば私みたいに【懺悔】に近い感情で生活している人も居たんだって・・・」
月花は語る
月花「私は別に被害者とかどうでもいいの、ただ申し訳ないという気持ちで今はいっぱいいっぱい、だから正直言うと専属神の子、技術開発部隊の子達とは顔も合わせられない、でもそれは私に非があると考えてるからそう考える、私ね、案外自分の状況を客観視出来るの、だから思う、気持ちが沈んでいる時、それはどうして私は周りの子と違って問題を切り抜ける力がないんだろうって、世の中の人や神は今の私以上にプレッシャーの掛かる仕事、決断を日々行っている、ひとつの判断ミスで死ぬ世界に居る人だっている、なのに私はなんでこう弱いんだろう、これくらいの事でって考えてしまうの、環境が良かったから私はこうやって生きている、だけどそんな環境じゃなければ?誰も私を救ってくれずに死んでた、考えがまとまらないわね・・・でも言いたい事は弱い自分、それに対して迷惑を掛けている自分が嫌で嫌で凄く辛いの、それが今の私の感情・・・なのかな・・・」
セキは月花の言葉を黙って聞いていた、恐らく同じ話を数回聞いた、だがこの数回話す事で月花が考えが変わって居ないか、セキはそこを聞いていた
セキ(まだ月花の考えはまとまっておらんのう、じゃがまだそれは仕方ないことじゃ、ゆっくりと休ませるしかないのう)
月花とセキはひと時を過ごすと部屋に戻った。
・・・・・・
セキ「月花よ、今日はパト坊と会うのかのう?」
月花「いいえ、今日も断っておいたわ、パトは私に優しすぎる、それが辛いの」
月花は力のこもっていない笑顔で答える、それは月花の本心だった。
月花「もちろん普通に接して来られても辛いし、厳しいなんてもってのほかだけどね!つまり今の私は凄く面倒臭い女の子なのです!!」
月花は自虐を混ぜながらセキに心配させまいと陽気にふるまう。
セキ「月花がそう思うのなら良いではないか、わしは最近ハマった編み物をしておるから月花も好きに過ごすといいのじゃ」
セキはそう言いながら月花のベットの横に置いてある椅子に座り、最近始めた編み物を始める。
月花はベッドに倒れ込み、パトから借りたゲームをする。
セキ(月花は以前からそうじゃったが、今も全然眠れておらん、聞いたら【誰かが来ると思うと怖い】【皆が働いている時に眠ると罪悪感で死にたくなる】【明日の事を考えると不安で眠れない】と朝昼晩と理由が異なっておった、つまり時間ごとに考える不安は異なり、その各不安が募り眠れない状態が続いておるって事じゃ、元々重症だったのは知っておるがこれは時間がかかるのう・・・)
ミーエルが直したのはあくまで精神安定剤のような治療、一時的に心を落ち着かせるだけの治療、つまり、こころの病自体はミーエルでも完治は出来ないのだ。
セキ(以前パト坊が言って居ったな、【わし達は死んでも生き返る、じゃが心はそうじゃない、心は一度死ぬと生き返らない、だから死を軽くみるなと】、自分自身が一度精神が壊れた事もあれば、自分自身の不甲斐なさで全てを投げ出そうとした経験があるパト坊は誰よりも心を大切にする・・・じゃから優しすぎるのじゃろう)
こころの傷は治らない、トラウマのように何年経ってもずっと引きずるもの、
心の傷への痛みに耐えられない人間は多く存在する、それ故に犯罪に手を染める人も居れば、
命を投げ出す者、これ以上傷を広げまいと自衛のために引きこもる人も居る。
それほど心というものは人の身体の健康を左右する重要な存在である。
身体は健康でも心が重症だと体調を崩したり、思考は普通なのに涙が出たりする。
だが生きていく以上はストレスを抱え、心に傷を負いながら進む、寿命というゴールまで進むために。
セキ(わらわも1000年は生きた、じゃから言える・・・長寿はゴールが存在せん、じゃからこそ苦悩をずっと抱えて生きていかねばならん・・・それは・・・死んで地獄に落ちるよりも苦しいものかもしれんのう・・・)
セキは不眠と疲れで気を失ったように眠っている月花の髪を優しく撫でながら短い独り言を呟いた。
セキ「今は眠るのじゃ、心は治らんが傷みに慣れる、そうなれば少しは楽になるのじゃ、それまでの間は・・・眠るのじゃ」
そして月花の不愉快極まりない時間から一時的に逃れた月花は安らとは程遠い睡眠につく。
2023年08月25日
No.118 さりげない少女達との会話
パト「角とかって不便じゃないの?」
パトはふとした疑問を美魅に話した。
美魅「なんやうちの角にいちゃもん付ける気かい?」
美魅はいつもの日課でパトの膝の上でくつろいでいた
パト「いや、だっておでこに角あるんだぞ?邪魔じゃない?うつ伏せとか無理じゃない?刺さるぞ?」
美魅「あ~~、それは確かにあるなぁ、枕とか何度も角で破いてたしなぁ」
美魅は思い出したように話す。
パト「やっぱりあるんだ、そういうの」
美魅「うちは寝る時横向きやけど、どうしても寝てる時に起こるもんや、対策出来へんのや」
パト「神族なら神格として角や翼を任意で収納する事が出来るけど、鬼族とか龍族はそもそもそういう事出来ないんだよな」
美魅「うちは角だけやからええけど、リルは角と羽と尻尾やん、あれは絶対に寝れんで!」
パト「確かに!角が後ろ向きだから仰向けで寝るのはキツそう!尻尾も邪魔そうだしな!てことは横向きかうつ伏せか」
パトは美魅の頭を撫でながら角を優しく触る
パト「角って感覚あるの?」
美魅「個体それぞれやないか?うちは痛覚ないな、せやからゴツゴツした突起物がおでこについているみたいな感覚やな、邪魔になる時は切り飛ばしたいと思うんやけど、切ったら切ったで生えて来るし、鬼族は角の立派さが一つのステータスやからあまり気乗りせんな」
美魅は宙に浮いている足を振りながら自分の角に触れる
パト「ちなみにエテル、エテルのその頭に付いているのはどうなんだ?」
そういうとパトの玉座の横で座って本を読んでいるエテルが答える
エテル「これはくっついてる、というよりこれが私のメインコンピューターだから絶対に外れないよ」
パト「え、じゃあそれが壊れたらマズいんじゃ・・・」(焦り)
エテル「メインコンピューターと言っても【使用済み】のメインコンピューターだよ、私が生まれて人格や基本データを私の身体にインストールして読み込ませるみたいな、そこから読み込みに時間掛かるからその間の代理コンピューターみたいなもの、今は私本体で全部動いているから意味はないね、人のおへそと同じだよ、生まれる前に役割があって、生まれた後は用済みになってるみたいな」
パト「わかりやすい!なら外したらいいのにってそっか、外れないんだったね」
エテル「力技でやれば割れたりするかもだけど、別に機械族におしゃれとか意識してる人居ないから気にしないかな」
美魅「エテルは確か寝てる時はきっちり仰向けやな!」
エテル「美魅は寝相が悪いんだよ、私はスリープモードに切り替えたら一切動かないから」
パト「一気に機械みたいなワードを」
エテル「機械族だよ?ホムンクルスに近い機械族、だからしっかり臓器はあるし機能してる、肉体はしっかり生ものだよ」
パト「最初に言ってたな、でも機械族っぽい所はあると」
美魅「気味の悪い種族やな~、鬼族みたいにシンプルなのがええわ~」
パト「角があるあたり鬼族もめんどくさそうだけどな」
エテル「主は神族だから収納できるのは羨ましい、神族の【神格開放】技術、私達にも採用してほしい」
美魅「そうや!帝園は主の世界やろ!どうにか出来へんのか!」
パト「俺の世界と言ってもなぁ、というか俺の世界という割にはそこの住人全然俺の事知らなかったり言う事聞いてくれないけどな?美魅?」
パトは美魅の頬を軽く引っ張る、美魅は抵抗するが暴れる事はなく、口頭で言い返す程度だった
パト達が玉座で話しているとリルが控室から出て来た。
リル「美魅もエテルも主にベタベタだな~、まさかアルコン?www(主コンの略)」
パト「なんだその用語、初めて聞いたぞ、ロリコンとかショタコンみたいなニュアンスか?」
リル「その通り!主がロリコンなのは周知の事実だけど、まさかその従属も生粋のアルコンなら問題ないね~」
パト「そういうリルにはなにも無しな~」
リル「別に問題ないし!10歳で主に甘えるとか恥ずかし~~~!!」
リルは意地を張ったような言い方をしながら控室に戻る
エテル「なんか勝手に盛り上がってたね、別にベタベタしてないんだけどなぁ、美魅はベタベタしてるけど」
美魅「ベタベタしてないわ!ただこうやってると落ち着くだけや!」
エテル「それをベタベタって言うんだけど、美魅に言っても仕方ないか」はぁ~
エテルは小さいため息を吐くとそのまま本を読み始めた。
美魅「手が止まっとるで主!しっかり頭撫でるんや!次は肩やで!」
パト「別に肩凝ってないだろ、10歳だろお前」
美魅「主から貰った刀が重たいんや!数十回程素振りしたらもう全然持ち上げれへん!あれは振れば振る程重くなる武器やな!」
パト「単純に腕が疲れてるだけだろ、筋力不足なんだよ、鬼族なのに全然筋肉つかないよな、美魅は」
美魅「最近やっと力こぶ出来たで!」ドヤ
パト(美魅も多分雪花と同じで筋肉が付きにくい体質なんだろうなぁ、別に虚弱でもなんでもないんだけど、こればかりは生まれ持った体質があるからなぁ、美魅はまだ若いし、成長期に入ったら一気に筋肉が付くかもしれないな、でも・・・)
パト「いや、美魅は今のスタイルを維持した方がいいな、筋肉を身に付けたらパワーは出るけど、スピードが落ちるかもだし」
美魅「主、他の鬼族見た事ないんか?別に鬼族はムキムキにならへんで、筋肉凝縮タイプやな!美貌も大事やからな!ゴリラみたいなパワーゴリ押しはおるにはおるけど、決まって上には上がれんしな!」
パト「威力が高くて速いのが良いってことか、パワー特化だと一撃が入らない的な?」
美魅「その通りや!でも途中までならパワー特化が勝ちやすいんやで!なにせ一撃で骨粉砕したらもう勝ち確定やしな!」
美魅はそう言いながら刀を振り落とす動作をして見せる。
パト「そういう意味では美魅の概念支配は強いんだし、割とすぐに上に行けそうだけどな」
美魅「今うちが昇格戦をしても【鬼下民】やろなぁ、少なくとも地球の隊長連中は軽く倒せな次の地位には上がれへんで、うちは能力こそ当たりやけど実力は【鬼下民】の平均を見てもかなり下のほうやったしな」
パト「美魅が難しい言葉を使えてるのは帝国の教育の賜物だな、それに自分自身をそうやって判断出来るのも成長を感じるぞ・・・」(感動)
エテル「わかる、美魅は勉学を得たおかげで少しマシになった、東京の時は本当に酷かったからね」
美魅「うっさいわ!そういう世界やないんやからしゃあないやろ!!」
パト「でもあれから美魅も強くなった、今はどうなんだ?」
美魅「・・・WCBTで優勝せなな・・・」
パト「目標があるのは良い事じゃないか!」
美魅「第七回は絶対に優勝するんや!第六回は知識が足らんかっただけや!」
エテル「単純だから・・・美魅は」
パト「でもそんな単純である程度勝てるのは能力のおかげなんだろうな」
美魅は悔しそうな顔でパトに睨む
パト「次は勝つぞ、お前は俺の一番弟子だ、もちろん下手な試合は俺が許さない」
美魅はパトの言葉を聞いて機嫌を良くして応える
美魅「当たり前や、さっさと主超えて、必ず主を殺したるんや」
エテル(そういう場面が来ても絶対に情けをかけて殺さないくせに・・・)はぁ~~
エテルは美魅の面倒臭い言い回しにため息をついた、美魅はそれを見て少し不満そうな顔はするが気にせずに次の大会に向けての話をパトと話すのだった。
パトはふとした疑問を美魅に話した。
美魅「なんやうちの角にいちゃもん付ける気かい?」
美魅はいつもの日課でパトの膝の上でくつろいでいた
パト「いや、だっておでこに角あるんだぞ?邪魔じゃない?うつ伏せとか無理じゃない?刺さるぞ?」
美魅「あ~~、それは確かにあるなぁ、枕とか何度も角で破いてたしなぁ」
美魅は思い出したように話す。
パト「やっぱりあるんだ、そういうの」
美魅「うちは寝る時横向きやけど、どうしても寝てる時に起こるもんや、対策出来へんのや」
パト「神族なら神格として角や翼を任意で収納する事が出来るけど、鬼族とか龍族はそもそもそういう事出来ないんだよな」
美魅「うちは角だけやからええけど、リルは角と羽と尻尾やん、あれは絶対に寝れんで!」
パト「確かに!角が後ろ向きだから仰向けで寝るのはキツそう!尻尾も邪魔そうだしな!てことは横向きかうつ伏せか」
パトは美魅の頭を撫でながら角を優しく触る
パト「角って感覚あるの?」
美魅「個体それぞれやないか?うちは痛覚ないな、せやからゴツゴツした突起物がおでこについているみたいな感覚やな、邪魔になる時は切り飛ばしたいと思うんやけど、切ったら切ったで生えて来るし、鬼族は角の立派さが一つのステータスやからあまり気乗りせんな」
美魅は宙に浮いている足を振りながら自分の角に触れる
パト「ちなみにエテル、エテルのその頭に付いているのはどうなんだ?」
そういうとパトの玉座の横で座って本を読んでいるエテルが答える
エテル「これはくっついてる、というよりこれが私のメインコンピューターだから絶対に外れないよ」
パト「え、じゃあそれが壊れたらマズいんじゃ・・・」(焦り)
エテル「メインコンピューターと言っても【使用済み】のメインコンピューターだよ、私が生まれて人格や基本データを私の身体にインストールして読み込ませるみたいな、そこから読み込みに時間掛かるからその間の代理コンピューターみたいなもの、今は私本体で全部動いているから意味はないね、人のおへそと同じだよ、生まれる前に役割があって、生まれた後は用済みになってるみたいな」
パト「わかりやすい!なら外したらいいのにってそっか、外れないんだったね」
エテル「力技でやれば割れたりするかもだけど、別に機械族におしゃれとか意識してる人居ないから気にしないかな」
美魅「エテルは確か寝てる時はきっちり仰向けやな!」
エテル「美魅は寝相が悪いんだよ、私はスリープモードに切り替えたら一切動かないから」
パト「一気に機械みたいなワードを」
エテル「機械族だよ?ホムンクルスに近い機械族、だからしっかり臓器はあるし機能してる、肉体はしっかり生ものだよ」
パト「最初に言ってたな、でも機械族っぽい所はあると」
美魅「気味の悪い種族やな~、鬼族みたいにシンプルなのがええわ~」
パト「角があるあたり鬼族もめんどくさそうだけどな」
エテル「主は神族だから収納できるのは羨ましい、神族の【神格開放】技術、私達にも採用してほしい」
美魅「そうや!帝園は主の世界やろ!どうにか出来へんのか!」
パト「俺の世界と言ってもなぁ、というか俺の世界という割にはそこの住人全然俺の事知らなかったり言う事聞いてくれないけどな?美魅?」
パトは美魅の頬を軽く引っ張る、美魅は抵抗するが暴れる事はなく、口頭で言い返す程度だった
パト達が玉座で話しているとリルが控室から出て来た。
リル「美魅もエテルも主にベタベタだな~、まさかアルコン?www(主コンの略)」
パト「なんだその用語、初めて聞いたぞ、ロリコンとかショタコンみたいなニュアンスか?」
リル「その通り!主がロリコンなのは周知の事実だけど、まさかその従属も生粋のアルコンなら問題ないね~」
パト「そういうリルにはなにも無しな~」
リル「別に問題ないし!10歳で主に甘えるとか恥ずかし~~~!!」
リルは意地を張ったような言い方をしながら控室に戻る
エテル「なんか勝手に盛り上がってたね、別にベタベタしてないんだけどなぁ、美魅はベタベタしてるけど」
美魅「ベタベタしてないわ!ただこうやってると落ち着くだけや!」
エテル「それをベタベタって言うんだけど、美魅に言っても仕方ないか」はぁ~
エテルは小さいため息を吐くとそのまま本を読み始めた。
美魅「手が止まっとるで主!しっかり頭撫でるんや!次は肩やで!」
パト「別に肩凝ってないだろ、10歳だろお前」
美魅「主から貰った刀が重たいんや!数十回程素振りしたらもう全然持ち上げれへん!あれは振れば振る程重くなる武器やな!」
パト「単純に腕が疲れてるだけだろ、筋力不足なんだよ、鬼族なのに全然筋肉つかないよな、美魅は」
美魅「最近やっと力こぶ出来たで!」ドヤ
パト(美魅も多分雪花と同じで筋肉が付きにくい体質なんだろうなぁ、別に虚弱でもなんでもないんだけど、こればかりは生まれ持った体質があるからなぁ、美魅はまだ若いし、成長期に入ったら一気に筋肉が付くかもしれないな、でも・・・)
パト「いや、美魅は今のスタイルを維持した方がいいな、筋肉を身に付けたらパワーは出るけど、スピードが落ちるかもだし」
美魅「主、他の鬼族見た事ないんか?別に鬼族はムキムキにならへんで、筋肉凝縮タイプやな!美貌も大事やからな!ゴリラみたいなパワーゴリ押しはおるにはおるけど、決まって上には上がれんしな!」
パト「威力が高くて速いのが良いってことか、パワー特化だと一撃が入らない的な?」
美魅「その通りや!でも途中までならパワー特化が勝ちやすいんやで!なにせ一撃で骨粉砕したらもう勝ち確定やしな!」
美魅はそう言いながら刀を振り落とす動作をして見せる。
パト「そういう意味では美魅の概念支配は強いんだし、割とすぐに上に行けそうだけどな」
美魅「今うちが昇格戦をしても【鬼下民】やろなぁ、少なくとも地球の隊長連中は軽く倒せな次の地位には上がれへんで、うちは能力こそ当たりやけど実力は【鬼下民】の平均を見てもかなり下のほうやったしな」
パト「美魅が難しい言葉を使えてるのは帝国の教育の賜物だな、それに自分自身をそうやって判断出来るのも成長を感じるぞ・・・」(感動)
エテル「わかる、美魅は勉学を得たおかげで少しマシになった、東京の時は本当に酷かったからね」
美魅「うっさいわ!そういう世界やないんやからしゃあないやろ!!」
パト「でもあれから美魅も強くなった、今はどうなんだ?」
美魅「・・・WCBTで優勝せなな・・・」
パト「目標があるのは良い事じゃないか!」
美魅「第七回は絶対に優勝するんや!第六回は知識が足らんかっただけや!」
エテル「単純だから・・・美魅は」
パト「でもそんな単純である程度勝てるのは能力のおかげなんだろうな」
美魅は悔しそうな顔でパトに睨む
パト「次は勝つぞ、お前は俺の一番弟子だ、もちろん下手な試合は俺が許さない」
美魅はパトの言葉を聞いて機嫌を良くして応える
美魅「当たり前や、さっさと主超えて、必ず主を殺したるんや」
エテル(そういう場面が来ても絶対に情けをかけて殺さないくせに・・・)はぁ~~
エテルは美魅の面倒臭い言い回しにため息をついた、美魅はそれを見て少し不満そうな顔はするが気にせずに次の大会に向けての話をパトと話すのだった。
