No.212 妄想では盛んな人(R18)│No.214 奉園(ミニステエデン)の世界へ! エピソード1

2026年10月18日

No.213 パト単独行動

エウレカ探偵事務所、今回は珍しくパトの単独任務だった。

ただし、単独と言っても本当の意味でパトが一人になるわけではない。

パト(琴歌から言われた任務、男性のみが入れる施設で敵の勢力の鎮圧、もしもの事を考えたら妥当だ、それに一人の方がやりやすい)

パトは基本エウレカ探偵事務所で働く時はスリーマンセル、もしくは従属を呼んで最低でも二人体制で戦う事を強いられていた、パト自身がではなく琴歌からのお願いだった。

パト(僕は別に問題ないのに、もしもの事を考えたら誰かが居た方が保険になるって事だろうけど、そうなったら自由に出て来る連中がいるわけだし、そういう意味で言えば絶対に一人になる事なんて絶対にないんだけどな)

パトはそう考えながら相手の拠点地まで歩く。

・・・・・・
パトは相手の拠点地の真正面に立っていた。

パト(今回の作戦は真正面突破でいいかな、完全制圧だから一人たりとも逃したくないしな、どうしよ、逃して警戒されたり残党で組織を組まれても厄介だな)

パトは考えながらも莫大なオーラを使用して建物を破壊する。

パト「オーラ・ペタ・バースト」

パトの手からオーラの大爆発が巻き起こった。
その段階で建物はほぼ崩壊。

敵A「敵だ!!」

ほぼ死んでいる敵の中にもパトの攻撃を運よく退けた者が数人いた。

パト「さて、情報はもう洗い出してるんだよね、悪いけど生け捕りなんて発想は諦めてくれ」

パトがそう言うと同時に敵A含む複数人の首が宙を舞った。

パト「神波剣(オーラ・ソード)」

パトはオーラを剣の形に変えて攻撃を仕掛けていた、この剣の切れ味は凄まじく、刃先は細かく振動しているためただ切る事も可能だがただ当てるだけで軽く刃が沈んでいく仕様にしていた。

最小で針程度、最長で2Km程度、ただし両方とも極端だと精度重視のため最小の場合火力が大幅に落ち、最長だと大雑把になりやすく切れやすいが過度な結果を生み出しやすくなる、切らなくていい所まで切るという事だ。

パト「やっぱり便利だ、形も変幻自在だから直線上と考える必要はない、狙いたいところに狙いをつけて切ればいい、剣というより鞭に近い性能だな、いつもだと雪花に良い所を譲るからたまにはこうやって帝国で学んだ特訓の成果を実践で使ってみたいよな」

と言いつつも既に敵は全滅していた。

・・・・・・
パトはエウレカ探偵事務所に連絡していた。

パト「琴歌、仕事を終えたよ、防衛軍に確認報告をして貰ってもいいかな」

琴歌「お疲れ様です、流石はパト君、この短期間でもう完全鎮圧をしてしまうなんて、抜けは大丈夫そうですか?」

パト「ああ、気配は一切感じなかったよ、最悪僕のオーラ「神派銃(オーラ・ガン)」でトドメを刺すよ」

パトのもう一つの技術、オーラを操作性のある球に変換して銃のように打ち込む技術である。
視界にあるものなら精度は100%、視界外なら【神真】で空間の気配を探知して死角であっても撃ち抜く事が可能な技術であり、距離にもよるが300m以内で死角だったとしても70%命中の精度を持っている。

パト「雪花とミーエルはどう?僕の代わりにノラを加えたけど仕事は順調そうかな?」

琴歌「定期報告では苦戦はしていないようですね、ノラさんが色々二人を引っ張ってくれてるみたいですね、助かりますよ、やっぱり帝園の方たちは全員優秀です」

琴歌は電話越しでも伝わる程ご機嫌な声でパトと喋る。

琴歌「そうですね、そのままパト君には別の依頼をお願いしましょうか、バハートさんから特例任務を2件預かっているのですがどうでしょうか?出来れば売上自体はないのでパト君一人で早急にこなしていただけたら凄く助かるのですが」

パト「ああ、わかったよ、バハートのためだからね、僕がやるよ、それで何処に行けばいいのかな?」

琴歌「ラオスに向ってください、国際犯罪組織がラオスに拠点を構えているという情報が入っています、あともう一か所はエクアドルですね、密輸の阻止をお願いしたいとのことです」

パト「ラオスの方は生け捕りがいい?エクアドルは密輸情報次第だな、フィロンに情報を任せておいてもいいかな、ラオスの件を解決している間に情報を出してもらえると助かるよ」

琴歌「わかりました、では私は情報班に仕事を伝えておきますね、後アリシア様にもよろしくお願いします」

そう話すと琴歌は電話を切った。

パト「特例任務なら仕方ないな、さっさと終わらせよう」

特例任務とは複雑な話になるのだが、防衛軍はギルドに仕事を提供しているのだがその依頼の殆どが国が依頼金を防衛軍に渡し、その何割かをギルド依頼金として提示しているのだ、つまり防衛軍は中抜きしているような形になる、つまり国という客が居なければお金が発生しないため防衛軍が対処しなければならない、だがここ最近の世界テロや東京異変等の大型事件の連続で防衛軍の人員不足が発生しているため外部に依頼しなければ仕事を回せないというのが現状だった。

バハートはパト達に相談したのが、防衛軍直接依頼の依頼料がギルド依頼金として払えないという問題に対してエウレカ探偵事務所側が無償で依頼を特例で受けてくれないかという話だった。

勿論琴歌は反対した、エウレカ探偵事務所は会社であり慈善事業ではないのだ
だがバハートは地球防衛軍でもあるが、帝国の従属であり、雪花の直属部隊所属、無下にも出来ないという事で考えた結果、アリシアコーポレーションが防衛軍発注の依頼を受け取り、アリシアコーポレーションから防衛軍に依頼を送るという内容だった。

例えばA案件で1億の依頼金が発生したとする、そのA案件をアリシアコーポレーションが買い取り、そのまま防衛軍に1億を依頼金として防衛軍に支払う、そして7000万依頼としてギルドに出す事で防衛軍は3000万の売上を出した上に依頼をこなすという形をとったのだ。

だがそれではアリシアコーポレーションが損をする、なのでこのような案件の場合はバハートが優遇してエウレカ探偵事務所に依頼する事にしたのだ、そうすれば7000万はエウレカ探偵事務所に入り、2割をエウレカ探偵事務所の売上として持ち、残りはアリシアコーポレーションに還すという流れを作ったのだ。

それでも1400万がエウレカ探偵事務所、5600万がアリシアコーポレーションに入る、だがこれでは約半分が帰って来ただけでまだ赤字、そこに関しては地球防衛軍がアリシアコーポレーションの資材だけを購入し使用するという契約で手を打った。

アリシアからしたら「太客への投資としては安い金額ですよ、防衛軍経由なら各国に売る事も可能ですから色々手続きも含め楽になりますしね」

と了承を得た、バハートは深く頭を下げた、エウレカ探偵事務所としてはギルド仕事の中で言えば安い案件のため、あまりメリットを感じないが従属のお願いのため、売上ではなく助け合いとして了承した


それが【特例任務】と呼ばれているのだ。

パト「ラオスの目的地までは数日は覚悟しとかないとな、今回の報酬は1500万、僕が1日動くのに20万、交通費とか情報班を動かすとなれば・・・うわ、あまり売上は期待できないかもな、さっさと終わらせないと琴歌が微妙な顔をしてしまうぞ!」

パトはそう言いながら少し焦りながら現場から離れた所に置いていた荷物を持って次の目的地に向かった。



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