2022年11月20日
No.78 田舎者 フルール episode5(微R18)
パトはメリアと一通り談笑をしながら時間を過ごし、自室に戻った。
するとそこにはネルが待機していた。
パト「あ、ネルまだ帰ってなかったんだ?」
ネル「せっかく5オーラも貰っているからな、せっかくだから最後までこっちに居させて貰おうと思ってな」
メルリア「今日は大活躍でしたからね」
ネル「なに、あの程度かと拍子抜けしたくらいだ、もう少し手ごたえを感じれば良かったのだがな」
ネルはそう良いながらメルリアに出された紅茶を一口つける
フルール「私の星を救って頂き、本当にありがとうございます」
フルールは先ほどの話からネルが自分の星に居た原因を排除してくれたと理解し、感謝の言葉を述べる。
ネル「気にするな、私はあくまで娯楽だった、お前の事情なんて一寸を気にしていなかったからな、感謝されるようなものではない」
ネルはフルールの感謝を拒絶した、ネルも律儀なため自分の事で行った事に対して感謝の意を示されるのはあまり心地の良いものではなかった。
パト「でもネルのおかげで疲れたのは間違いないな、戦闘より、その後の方が大変だったよ、しかも会議の話まったく聞いてなかったよな?!」
パトは会議中の出来事を思い出し、ネルに突っ込む
ネル「あの会議は帝国側の話だろう?私は関係ないからな、主様よ、ちゃんと王として責務を果たさないといけないのだぞ?」
パト「責務を真っ当するために次は絶対に行かない!」
ネル「主様主様、人助けを良しとする主様が果たしてそんな事が出来るのかね?」ニヤニヤ
パト「ぐぬぬ・・・」
パトとネルが話してる時、フルールは今回の経緯を大体理解した。
フルール(成程、私の星を救ってくれたのはあくまで偶然、やっぱり上の神々からすれば一惑星に起きる出来事なんて大したものじゃない・・・なんかショックかな・・・)
フルールは自分が必死に守って来た環境がまるで馬鹿にされたような気分を味わっていた。
自国の民の苦労は?母親の死は?星のために戦った神達は?そしてその戦いの中死んでいった人達は?そんな事を考え、表情を曇らせていった。
ネル「フルール、表情が暗いな、精々私達を正義の救世主とでも勘違いしたのだろう?それは勘違いも甚だしいというものだぞ」
パト「ネル、それを今日言うものじゃないだろう」
ネル「主様、こういう考えのすれ違いがあればすぐに正さねば亀裂を生むぞ?現にこの女は主様を【誰でも救う救世主】に見えているだろう、だが実際は違う、自分が救われたのは偶然に過ぎない、星が救われたのも偶然、お前がこうやって主様に出会い、好かれたのも偶然、それらを全て自分の成果と一寸でも思わない事だな」
フルール「・・・わかっております」
ネル「いいや、わかっていないな、別に説教でもない、この世界で生きるならこの世界の世界観を知っておけ、ここで過ごすための教育だ、顔をあげろ」
パトも教育と言われれば口出しは出来なかった、メルリアも当然黙って聞いていた。
ネル「この国は良くも悪くもこの世界で1・2を争う大国だ、故に見る世界が違う、惑星の住民一人など気にするような領域ではない、そして当然だがその住民が特別になる事もない、救われたのならそれは偶然にあやかれただけ、ラッキーというべきだな」
ネルはそうしてこのエウレカ帝国から見る世界の価値観を話す。
・・・・・・
ネル「フルール、お前は今後、そんな世界の主の【物】として生きるのだ、それはお前が望んだことだからな、わかったか?」
フルール「はい、わかりました・・・」
フルールはネルの説明で心身共に疲れていた
フルール(全然世界が違う、国民数十万の命とかそんなレベルじゃない、星に存在する生命全て、そしてそれらを数ある星全て理解し、それらをトップとして管理し、繁栄という恩恵を与える、星単位、もしくは宇宙のエリア単位で考えてるのだから私のような下級神の中でも下の方に居るような存在、こうやってここに居られるだけでも運が良いと思わないと駄目だよね・・・お母様・・・)
フルールはその場でただ立ち尽くしていた、ネルも少しため息をついて
ネル「現実を見せるのも考え物だな、メルリア、紅茶のおかわりいいかな?」
メルリア「わかりました」
パト「フルール、疲れただろう?ベッドを容易させてあるから少し休んだらいいよ」
パトはフルールにそう言い、紅茶を持ってきたメルリアにフルールを寝室に案内させる
・・・・・・
パト「ネル、ちょっと言うの早すぎたんじゃない?」
ネル「私達に変な幻想を抱かれるくらいなら今言った方がいいだろう?このままでは主様が少しでも星の民を救わない選択をした時、フルールから反感を買われるぞ?」
パト「そうか・・・」
ネル「ああ、主様は優しすぎるからな、それは私も理解している、だから私が説明した、現実を知った上での主様の選択なら多少価値観の違いはあれど納得はするだろうからな、それこそ帝国に来たばかりの主様のようにな」
パト「そうだな、俺達のやってることは褒められる部分もあるけど、その分汚い事もしてる、救った命もあれば奪った命もある、それは理解しておかないとな」
パトは今回の判断はネルが正しいと判断し、パトは静かになる。
ネル「さて、この後だがどうするつもりだ?一発ヤルのか?」ワクワク
パト「やらないよ!でも覚醒させないとあのメリアですら話を聞いてもらえないからなぁ、今日中にはキスまではしておかないとマズいね」
ネル「キスまでか!それはまあ奥手な事で!ここは王として性奴隷を採用したらいいのだ!常に下半身全裸で性処理をされて馬鹿面晒しながら玉座に座る主様も情けなくて滑稽で私は凄く満たされるのだがな」ニヤニヤ
パト「ネルの性癖に俺を巻き込むな!普通に侍女だよ、力が無くても出来る仕事はある、部屋番とか」
ネル「それは実質ニートではないか、私でも出来るし、主様なんて得意分野ではないか」
パト「そうなんだよ、実務経験があるから即戦力に・・・って誰が得意分野じゃ!!」
ネル「だが、確かこの部屋の掃除って毎度家具全体を洗浄・清掃・手入れをされているのだろう?その規模をあの女が出来るのか?」
パト「そもそもそこまでする必要がないんだよ、毎日家具全体の清掃、身の回りは全て新品クラスまで清掃・手入れされる、俺は自分の臭いがある布団で寝たい!」
ネル「その気持ちはわからんでもないな、部屋は自分の領域だからな、それが毎度無くなると自分の部屋という感覚に中々馴染めにくそうだと思う」
パト「そうそう、だからもし侍女に出来たら部屋に居させる!それで決まり!」
ネル「主様は監禁をするっと」
パト「言い方!!?」
パトとネルが話している時メルリアとフルールは寝室で話していた。
・・・・・・
メルリア「ここが私達の寝室ですよ、ですが今までベッドは1つだけでしたのに、3つになったんですね、お仕事が早いです」
フルール「あの短期間でこんな高級で重そうなベッドを2つも追加したのですか?」
メルリア「この程度なら旦那様の侍女達なら整える事も含めても10秒も掛かりませんね」
フルール「ははは、凄い・・・全然世界が違う・・・私一人だったら絶対に運べない・・・」
メルリア「まあまあ、フルールの役割については旦那様が考えております、あの方は絶対にフルールを悪いようにはしません、だから安心して寝てください、今日は色々あって疲れたでしょう・」
フルール「はい、お言葉に甘えさせていただきます・・・」
フルールはメルリアに誘導され、自分用に用意されたベッドに座り、そのまま倒れ、眠りに落ちてしまった。
メルリア(まずは心の疲れを落として、そこからしっかり先を見据えていきましょう)
メルリアは寝室の光を消してパトの元に戻る
・・・・・・
メルリア「あれ、ネルは帰られたのですか?」
パト「いや、お風呂に行ったよ今日は泊っていくらしい」
メルリア「そうなのですか、では主様の部屋にベッドを一つ追加しておきますね」
パト「そうだな、頼むよ」
メルリアはそう言って、パトの寝室に向かい、即座にベッドの準備を整え、戻って来た
メルリア「準備完了しました」
パト「ありがとう、本当メルリアの仕事は早いから恐れ入るよ、まあ、せっかくだしゆっくりしなよ、もう俺も後はお風呂だけだからさ」
メルリア「ではお言葉に甘えて自由行動をさせていただきます」
メルリアはそう言うとその場にある椅子に座り、パトに話しかける
メルリア「アナタ、フルールをどのようにするお考えなのでしょう」
パト「さっき、ネルとも相談してたけど、俺は部屋番がいいかなって思ってる、というよりそれしか出来ないんじゃないかなって」
メルリア「侍女として傍に置くということですか?」
パト「メリアから美魅やエテルと一緒には居させないって言われたからね、美魅やエテル達のように学校に行かせてもいいけど、それだとフルールだけの問題だけじゃないからさ、フルールのためのお供を置いておかないといけなくなる、それはメリアもそうだしソルテや月花は許さないと思うんだ、だから勉強は無理と考えたら俺の部屋番として居て貰って、部屋内ではメルリアやエイリは自由にしていいって役割分担をしようかなって思ってるんだ」
メルリア「成程、役割分担ですか、エイリはどのようなポジションを?」
パト「メルリアは常に俺の傍に居て貰いたいから、エイリにはメルリアが俺の傍から離れないと出来ないような仕事を頼むつもりだ、逆にメルリアが他所に出ないといけない場面が来たら代理でエイリを置けるし、こっちも役割が決まってる方が命令しやすいんだ」
メルリア「私を傍に置いてくれるのですね///」
パト「ま、まあ居心地良いし、専属神同様気を許せるし///」
メルリア「わかりました、それで今日ネルが泊るということは営みを?」
パト「いや、俺とネルはそんな事しないぞ、ただ一緒に寝るだけだ、だから寝るが就寝したらそっちに行く、何か夜這いみたいで嫌だけどね、でも寝てる時にしておいた方がショックも少ないかなって」
メルリア「そんな御謙遜を、しっかり起きてる時にしてあげてください、アナタからの愛情をしっかり認識させてあげればきっとフルールもこの場に馴染んでくれますよ」
パト「うう、でも好きでもない男にキスされるんだぞ?!俺なら耐えられない?!」顔青ざめ
メルリア「確かに今まではアナタに好意があった神々達相手でしたからね、そこはちょっと抵抗あるかもしれませんね~」
パト「そうそう、つまり主従関係として逆らえない状況のキスだろ?嫌だ~~俺そんな強制的なキスやだ~~」
パトは足と手をバタバタさせながら駄々をこねる
メルリア(旦那様も大変ですね、)
パト「はぁ、とりあえずせっかくだから嫌われたくないからさ、せめて【奴隷】とか自分で思い込ませないようにしっかり居場所を作ってあげないとね」
パトはメルリアとそう話している内にエイリが入ってくる
エイリ「主様、お風呂のお時間です!」
パト「はいはい、出ましたね、もみくちゃタイム」
パトはトボトボとエイリ達侍女チームについていく
・・・・・・
そして夜
パト「さあ、時間か、どうしたものか・・・」
ネル「夜這いか?男なら堂々と最後まで自分の物だと見せつけてやればいいのだ!」ドヤ
パト「他人事だと思って最大限まで楽しんでやがるな・・・ネルはこのまま寝るのか?」
ネル「ああ、楽しむのはいいがちゃんと帰ってくるのだぞ主様、起きた時にここで一人なのは寂しいというものだ」
パト「なんでやる事前提なんだよ、とりあえずわかった、じゃあ行ってくる」
パトはネルと会話してから自分の寝室を後にする
・・・・・・
パトは侍女の寝室にゆっくり入る
メルリアとフルールは眠っていた
パト「よし、このまま気配を消してササっと覚醒させればOK!早くして早く寝よう!」
パトはフルールの元まで行き、フルールの顔を見る。
パト(泣いてる・・・)
パトが見たフルールは泣いていた、
パト(当然か、母親を亡くして、故郷のために自分を売って、こうやって先が不安の中ここに居るんだ、寝てても辛いよな)
パトはフルールの涙を近くのタオルで拭く、そしてエイリ用に用意されていたベッドに腰掛け、フルールの様子を見る
パト(健気だよな、自分の事はいいからって言う人、初めて・・・じゃないな、けど悪い奴はいない、きっと本当に良い子なんだよな、どうにかここに馴染んでほしいけど、メリアとかソルテはあんまり歓迎してくれてないし、こうやって侍女達にも歓迎されずに孤立させてしまったら俺は・・・はぁ)
パトはこの先、フルールという存在を認めて貰えるか、それが不安でため息をついてしまった。
パト(俺だって学校に行ったことないし、同級生の友達とか居たことない、というより社会とか集団を知らないからなぁ、どうしたらいいものか、これが保護者の気持ちなのかな)
フルール「・・・どうなされました?」
パト「ふひ?!」
パトの大きなため息でフルールが目覚めてしまった。
パト「フルールこそ、大丈夫か?汗が凄いぞ?」
フルール「すみません、ちょっと悪夢を見ていたのかもしれませんね・・・」
パト「そうか、もし汗が気持ち悪かったらこの部屋にもシャワーが付いているから汗を流してくるといい、服は侍女に行って用意してもらおう」
フルール「感謝します」
そうしてフルールはパトの部屋にあるシャワーを借りた
その間、パトは自分の寝室に戻り、ネルに話していた
パト「どうしよう、チャンス逃したかも」
ネル「ヘタレの主様よ、もう堂々と言えばよいではないか、【脱げ】っと」
パト「なんで営み前提なんだよ!しないって言ってんだろ?!」
ネルはパトのツッコミを聞く間もなくそのまま寝てしまった。
パト(こいつ、眠たいからって適当言いやがって?!そうだ!どうせなら頬にキスして驚かしてやろう!)
パトはネルの頬に軽くキスをして「おやすみ」と言った。
するとネルが勢いよく起き上がり顔を真っ赤にしてパトの方を見る!
ネル「ななななな、なんてことするのだ?!主様あれか!?私の身体に興味あったのか?!え、でも私そんな準備してなんか、いやでも主様が求めるのなら、ありのままを受け入れてもらうのが従属として大事なのでは、うむ、赫の暴帝の名に恥じぬようにしっかり主様の溢れんばかりの性欲を受け止めてやろう!さあ!来い!!」
パト「動揺しすぎだろ・・・おやすみって言ったんだよ、早く寝ろ・・・それじゃあな」
ネル「・・・おやすみ・・・なさい」
ネルはベッドの上で枕で顔を隠しながら返事をする。
・・・・・・
パトはフルールがシャワーから出てくるのを待っていた。
パト(さっきのネル、無茶苦茶可愛かったな・・・)
ネルにも女の子らしい所があるんだなと感心していた時にフルールが更衣室から顔を出して来た。
パト「おお、出来たか?ってなんで上半身裸なの?!」
フルールはパンツは履いていたのだが、上は何も着ていなかった。だが恥ずかしがって扉の内側に隠れ、パトに聞いてきた
フルール「胸に巻く物が・・・ないのですが・・・」
パト「胸に巻く?ブラは用意して貰っておいたけど?サイズが合わなかった?」
フルール「いえ!ブラというのがどれの事かが・・・わからなくって」
パト(しまった、もしかしてフルールの文化にブラジャーという下着の概念なかったのか?!胸に巻くという事は恐らくさらしみたいな布で縛っていたんだな、でもフルールって服の上から見ても結構胸あったよな、苦しくないのかな・・・)
パト「なら侍女に行って胸に巻く布を用意してもらうよ、悪いけど今のうちにズボンとか履いてて」
パトは侍女を呼び、さっそくフルールの下着を用意させた。
・・・・・・
パト「これでいい?」
パトはココアをフルールと自分の分用意した。
フルール「ありがとうございます、帝国の王様にこんなことしてもらって・・・」
パト「気にするな、俺もこの部屋に居る時は王様じゃなくて一個人の男性だ、身分なんて関係ないさ」
パトは笑顔でフルールに話す
フルール「そうですね、私が居た星で見た時とは雰囲気が全然違いますね、やはり演技だったのですか?」
パト「ああ、当然、周りからいっぱい練習させられたよ、もちろん俺の周りも練習してたんだぞ!威厳のある発言と態度をして相手を恐縮させないといけないってね」
フルール「帝国というのも大変なんですね・・・」
パトが話、フルールが聞くという時間がココアを飲む間の時間ずっと続いた
パト「フルールはさ、やっぱり後悔してる?」
フルール「いえ、これしか選択ありませんでしたので、それにこの選択も帝王様が声をお掛けしてくれなかったら全員から見捨てられ、あのまま上級神の怒りを買い、私は終わっていたかもしれません」
パト「もし、戻っていいよって言ったら戻りたい?」
フルールはパトのその質問に動揺する
パト(素は戻りたいんだろうね、だけどもう戻せない、俺がこの子の神生を買ったのだから、それを戻すというのは振りだしに戻す事、つまり恩恵が軽くなる)
パトは神同士の契約や貢ぎは大変シビアであることを知っている、だけどこの質問は意地悪かなと少し後悔してた時にフルールは答える
フルール「いえ、戻りません、それでは私や私の国、あの星を守ってくれた恩を無下にすることになります、私は私情よりも恩を大事にしたい、薄情で恩知らずにはなりたくありません」
パトはフルールの決意を感じた
パト(やっぱりこの子は強い子だな、あの場で自分の神生を投げ出せる子なんだ、当然か、これは俺がちょっと軽く見てたかもね・・・反省だな)
パトは自分の先ほどまでの考えに反省し、フルールという自分と変わらない年頃の少女を認めた
パト「ならフルール、これは命令になるんだけどいいかな?」
フルールは命令という言葉に肩を震わせる、メルリアの言葉が頭によぎったのだ
フルール(とうとう大人な体験を・・・///)
パト「俺とキスをしてくれないか?必要な事なんだ、今日あの部屋で話を聞いただろう?フルールの居場所を作るためにはまずフルールを覚醒させないといけないんだ、そのためにはキスみたいに身体を身体を重ねる必要がある、その時に俺の中にある特別なオーラがフルールを覚醒させてくれるんだ、わかるか?」
フルール(キス・・・接吻の事ですよね・・・覚醒、もしかして強くなれるということ?身体を重ねて覚醒なら・・・それがもっと重ねる面積が広ければ強い覚醒が出来るのでは・・・)
フルール「キスだけでいいのですか?私は弱いです、なので、キス程度の接触の覚醒で不十分ならこの身体、全て帝王様に捧げます、何時間でも捧げます、なので私を強い存在にしてください!!」
パト「え??!」
パト(キスで悩んでくると思ったのに凄く積極的・・・しかもえっと、キスと行為とかの密着範囲とか時間で覚醒レベルって変わるものなの?考えた事なかったんだけど?え~でも確かにもし最初からそういう行為で凄い覚醒が出来たら俺も安心してメリアやソルテに推薦を出せるし・・・でももしキスだけって妥協して大した覚醒が出来なかったら・・・)
パトは悩んでしまった、性行為は極力したくない、しかも相手は今日会ったばかりのフルール、従属には手を出さないパトだが、全員キスまではしている、だから覚醒させるという名目でキスは許容範囲だったのだが、新たな可能性を提示されてしまった以上、パトも小心者故に悩む。
フルール「お願いします、私の事は構いません!私は帝王様の物、愛情なしの性行為が無理だとおっしゃるのなら今からでも愛します!身も心も委ねます!だから遠慮なく私に最高の覚醒を!!」
パト(強いなぁ?!この子?!グイグイ来るのよ!どうしよう?!俺が動揺してるんですけど?!)
パトもまさかの展開で逆に押されていた
パトはフルールが「命令とあれば・・・」みたいに仕方なくやるみたいな態度を示してくると思って居たので計算が全然違っていた。
パト「わかった!!その覚悟は受け取った!なら侍女の部屋行くぞ!メルリアには俺のベッドで寝てもらうように言うから!」
・・・・・・
メルリア「私ですら身体を求められてないのに・・・」
パト「ごめんて・・・でももし!キスと性行為で覚醒の度合いが違うのなら大きな発見になるかも」
メルリア「・・・やっぱり駄目です、私を先に愛してください!!出なければ全員に言いふらします!」
パト「うそ・・・本気?!」
メルリア「本気です!いくら専属侍女とは言え、私にもプライドはあります!だってキスすらもしてないんですよ!だから私を先に愛してください!アナタも流石に私がアナタの事を心底愛しているのは自覚してますよね!!生殺しは酷いです!!」
パト(どうしよう・・・大変な展開になったぞ・・・)
そのタイミングで何故かドアがノックされる
パト「入っていいぞ」
エイリ「あの、夜遅くに申し訳ございません、シャワー室を使用されたようなので、清掃を・・・」
メルリア「エイリ!貴女も丁度いいわ!このまま旦那様に抱かれなさい!大事な事なの!」
エイリ「ええ?!?!///」
パト「増やすな?!メルリアどうした?!普段のお淑やかなメルリアは何処に行ったの?!」
メルリア「お淑やかで居たらアナタ全然私を求めてくれないじゃないですか!裸も見られて!同じ部屋で寝てるのに!!私ってそんなに女として魅力ありませんか??!!」
パト「わかった!ならエイリ!メルリア!二人も侍女の寝室で待っててくれ!!」
メルリア「わかりました!!」
エイリ「はえ~~~///」
パトはそう言いながら自室に戻る
・・・・・・
パト「ネルエモン・・・助けて」
ネル「主様よ、私も女だ、そして今初夜をまさか3人同時にやろうとしている現場に遭遇して私も流石に困惑が隠せない・・・30分でいいんだ・・・まずは私を先にここで愛してくれないか?」
パト「ネルまで?!」
ネル「主様、私が隠し事なしでここまで話したのだ・・・恥を掻かせるな・・・」
ネルが恥じらいながら、俯くそのギャップにもうパトはやけだった
そして今晩の事はパト自身・・・何も忘れられない経験をすると同時に忘れたい出来事となった。
するとそこにはネルが待機していた。
パト「あ、ネルまだ帰ってなかったんだ?」
ネル「せっかく5オーラも貰っているからな、せっかくだから最後までこっちに居させて貰おうと思ってな」
メルリア「今日は大活躍でしたからね」
ネル「なに、あの程度かと拍子抜けしたくらいだ、もう少し手ごたえを感じれば良かったのだがな」
ネルはそう良いながらメルリアに出された紅茶を一口つける
フルール「私の星を救って頂き、本当にありがとうございます」
フルールは先ほどの話からネルが自分の星に居た原因を排除してくれたと理解し、感謝の言葉を述べる。
ネル「気にするな、私はあくまで娯楽だった、お前の事情なんて一寸を気にしていなかったからな、感謝されるようなものではない」
ネルはフルールの感謝を拒絶した、ネルも律儀なため自分の事で行った事に対して感謝の意を示されるのはあまり心地の良いものではなかった。
パト「でもネルのおかげで疲れたのは間違いないな、戦闘より、その後の方が大変だったよ、しかも会議の話まったく聞いてなかったよな?!」
パトは会議中の出来事を思い出し、ネルに突っ込む
ネル「あの会議は帝国側の話だろう?私は関係ないからな、主様よ、ちゃんと王として責務を果たさないといけないのだぞ?」
パト「責務を真っ当するために次は絶対に行かない!」
ネル「主様主様、人助けを良しとする主様が果たしてそんな事が出来るのかね?」ニヤニヤ
パト「ぐぬぬ・・・」
パトとネルが話してる時、フルールは今回の経緯を大体理解した。
フルール(成程、私の星を救ってくれたのはあくまで偶然、やっぱり上の神々からすれば一惑星に起きる出来事なんて大したものじゃない・・・なんかショックかな・・・)
フルールは自分が必死に守って来た環境がまるで馬鹿にされたような気分を味わっていた。
自国の民の苦労は?母親の死は?星のために戦った神達は?そしてその戦いの中死んでいった人達は?そんな事を考え、表情を曇らせていった。
ネル「フルール、表情が暗いな、精々私達を正義の救世主とでも勘違いしたのだろう?それは勘違いも甚だしいというものだぞ」
パト「ネル、それを今日言うものじゃないだろう」
ネル「主様、こういう考えのすれ違いがあればすぐに正さねば亀裂を生むぞ?現にこの女は主様を【誰でも救う救世主】に見えているだろう、だが実際は違う、自分が救われたのは偶然に過ぎない、星が救われたのも偶然、お前がこうやって主様に出会い、好かれたのも偶然、それらを全て自分の成果と一寸でも思わない事だな」
フルール「・・・わかっております」
ネル「いいや、わかっていないな、別に説教でもない、この世界で生きるならこの世界の世界観を知っておけ、ここで過ごすための教育だ、顔をあげろ」
パトも教育と言われれば口出しは出来なかった、メルリアも当然黙って聞いていた。
ネル「この国は良くも悪くもこの世界で1・2を争う大国だ、故に見る世界が違う、惑星の住民一人など気にするような領域ではない、そして当然だがその住民が特別になる事もない、救われたのならそれは偶然にあやかれただけ、ラッキーというべきだな」
ネルはそうしてこのエウレカ帝国から見る世界の価値観を話す。
・・・・・・
ネル「フルール、お前は今後、そんな世界の主の【物】として生きるのだ、それはお前が望んだことだからな、わかったか?」
フルール「はい、わかりました・・・」
フルールはネルの説明で心身共に疲れていた
フルール(全然世界が違う、国民数十万の命とかそんなレベルじゃない、星に存在する生命全て、そしてそれらを数ある星全て理解し、それらをトップとして管理し、繁栄という恩恵を与える、星単位、もしくは宇宙のエリア単位で考えてるのだから私のような下級神の中でも下の方に居るような存在、こうやってここに居られるだけでも運が良いと思わないと駄目だよね・・・お母様・・・)
フルールはその場でただ立ち尽くしていた、ネルも少しため息をついて
ネル「現実を見せるのも考え物だな、メルリア、紅茶のおかわりいいかな?」
メルリア「わかりました」
パト「フルール、疲れただろう?ベッドを容易させてあるから少し休んだらいいよ」
パトはフルールにそう言い、紅茶を持ってきたメルリアにフルールを寝室に案内させる
・・・・・・
パト「ネル、ちょっと言うの早すぎたんじゃない?」
ネル「私達に変な幻想を抱かれるくらいなら今言った方がいいだろう?このままでは主様が少しでも星の民を救わない選択をした時、フルールから反感を買われるぞ?」
パト「そうか・・・」
ネル「ああ、主様は優しすぎるからな、それは私も理解している、だから私が説明した、現実を知った上での主様の選択なら多少価値観の違いはあれど納得はするだろうからな、それこそ帝国に来たばかりの主様のようにな」
パト「そうだな、俺達のやってることは褒められる部分もあるけど、その分汚い事もしてる、救った命もあれば奪った命もある、それは理解しておかないとな」
パトは今回の判断はネルが正しいと判断し、パトは静かになる。
ネル「さて、この後だがどうするつもりだ?一発ヤルのか?」ワクワク
パト「やらないよ!でも覚醒させないとあのメリアですら話を聞いてもらえないからなぁ、今日中にはキスまではしておかないとマズいね」
ネル「キスまでか!それはまあ奥手な事で!ここは王として性奴隷を採用したらいいのだ!常に下半身全裸で性処理をされて馬鹿面晒しながら玉座に座る主様も情けなくて滑稽で私は凄く満たされるのだがな」ニヤニヤ
パト「ネルの性癖に俺を巻き込むな!普通に侍女だよ、力が無くても出来る仕事はある、部屋番とか」
ネル「それは実質ニートではないか、私でも出来るし、主様なんて得意分野ではないか」
パト「そうなんだよ、実務経験があるから即戦力に・・・って誰が得意分野じゃ!!」
ネル「だが、確かこの部屋の掃除って毎度家具全体を洗浄・清掃・手入れをされているのだろう?その規模をあの女が出来るのか?」
パト「そもそもそこまでする必要がないんだよ、毎日家具全体の清掃、身の回りは全て新品クラスまで清掃・手入れされる、俺は自分の臭いがある布団で寝たい!」
ネル「その気持ちはわからんでもないな、部屋は自分の領域だからな、それが毎度無くなると自分の部屋という感覚に中々馴染めにくそうだと思う」
パト「そうそう、だからもし侍女に出来たら部屋に居させる!それで決まり!」
ネル「主様は監禁をするっと」
パト「言い方!!?」
パトとネルが話している時メルリアとフルールは寝室で話していた。
・・・・・・
メルリア「ここが私達の寝室ですよ、ですが今までベッドは1つだけでしたのに、3つになったんですね、お仕事が早いです」
フルール「あの短期間でこんな高級で重そうなベッドを2つも追加したのですか?」
メルリア「この程度なら旦那様の侍女達なら整える事も含めても10秒も掛かりませんね」
フルール「ははは、凄い・・・全然世界が違う・・・私一人だったら絶対に運べない・・・」
メルリア「まあまあ、フルールの役割については旦那様が考えております、あの方は絶対にフルールを悪いようにはしません、だから安心して寝てください、今日は色々あって疲れたでしょう・」
フルール「はい、お言葉に甘えさせていただきます・・・」
フルールはメルリアに誘導され、自分用に用意されたベッドに座り、そのまま倒れ、眠りに落ちてしまった。
メルリア(まずは心の疲れを落として、そこからしっかり先を見据えていきましょう)
メルリアは寝室の光を消してパトの元に戻る
・・・・・・
メルリア「あれ、ネルは帰られたのですか?」
パト「いや、お風呂に行ったよ今日は泊っていくらしい」
メルリア「そうなのですか、では主様の部屋にベッドを一つ追加しておきますね」
パト「そうだな、頼むよ」
メルリアはそう言って、パトの寝室に向かい、即座にベッドの準備を整え、戻って来た
メルリア「準備完了しました」
パト「ありがとう、本当メルリアの仕事は早いから恐れ入るよ、まあ、せっかくだしゆっくりしなよ、もう俺も後はお風呂だけだからさ」
メルリア「ではお言葉に甘えて自由行動をさせていただきます」
メルリアはそう言うとその場にある椅子に座り、パトに話しかける
メルリア「アナタ、フルールをどのようにするお考えなのでしょう」
パト「さっき、ネルとも相談してたけど、俺は部屋番がいいかなって思ってる、というよりそれしか出来ないんじゃないかなって」
メルリア「侍女として傍に置くということですか?」
パト「メリアから美魅やエテルと一緒には居させないって言われたからね、美魅やエテル達のように学校に行かせてもいいけど、それだとフルールだけの問題だけじゃないからさ、フルールのためのお供を置いておかないといけなくなる、それはメリアもそうだしソルテや月花は許さないと思うんだ、だから勉強は無理と考えたら俺の部屋番として居て貰って、部屋内ではメルリアやエイリは自由にしていいって役割分担をしようかなって思ってるんだ」
メルリア「成程、役割分担ですか、エイリはどのようなポジションを?」
パト「メルリアは常に俺の傍に居て貰いたいから、エイリにはメルリアが俺の傍から離れないと出来ないような仕事を頼むつもりだ、逆にメルリアが他所に出ないといけない場面が来たら代理でエイリを置けるし、こっちも役割が決まってる方が命令しやすいんだ」
メルリア「私を傍に置いてくれるのですね///」
パト「ま、まあ居心地良いし、専属神同様気を許せるし///」
メルリア「わかりました、それで今日ネルが泊るということは営みを?」
パト「いや、俺とネルはそんな事しないぞ、ただ一緒に寝るだけだ、だから寝るが就寝したらそっちに行く、何か夜這いみたいで嫌だけどね、でも寝てる時にしておいた方がショックも少ないかなって」
メルリア「そんな御謙遜を、しっかり起きてる時にしてあげてください、アナタからの愛情をしっかり認識させてあげればきっとフルールもこの場に馴染んでくれますよ」
パト「うう、でも好きでもない男にキスされるんだぞ?!俺なら耐えられない?!」顔青ざめ
メルリア「確かに今まではアナタに好意があった神々達相手でしたからね、そこはちょっと抵抗あるかもしれませんね~」
パト「そうそう、つまり主従関係として逆らえない状況のキスだろ?嫌だ~~俺そんな強制的なキスやだ~~」
パトは足と手をバタバタさせながら駄々をこねる
メルリア(旦那様も大変ですね、)
パト「はぁ、とりあえずせっかくだから嫌われたくないからさ、せめて【奴隷】とか自分で思い込ませないようにしっかり居場所を作ってあげないとね」
パトはメルリアとそう話している内にエイリが入ってくる
エイリ「主様、お風呂のお時間です!」
パト「はいはい、出ましたね、もみくちゃタイム」
パトはトボトボとエイリ達侍女チームについていく
・・・・・・
そして夜
パト「さあ、時間か、どうしたものか・・・」
ネル「夜這いか?男なら堂々と最後まで自分の物だと見せつけてやればいいのだ!」ドヤ
パト「他人事だと思って最大限まで楽しんでやがるな・・・ネルはこのまま寝るのか?」
ネル「ああ、楽しむのはいいがちゃんと帰ってくるのだぞ主様、起きた時にここで一人なのは寂しいというものだ」
パト「なんでやる事前提なんだよ、とりあえずわかった、じゃあ行ってくる」
パトはネルと会話してから自分の寝室を後にする
・・・・・・
パトは侍女の寝室にゆっくり入る
メルリアとフルールは眠っていた
パト「よし、このまま気配を消してササっと覚醒させればOK!早くして早く寝よう!」
パトはフルールの元まで行き、フルールの顔を見る。
パト(泣いてる・・・)
パトが見たフルールは泣いていた、
パト(当然か、母親を亡くして、故郷のために自分を売って、こうやって先が不安の中ここに居るんだ、寝てても辛いよな)
パトはフルールの涙を近くのタオルで拭く、そしてエイリ用に用意されていたベッドに腰掛け、フルールの様子を見る
パト(健気だよな、自分の事はいいからって言う人、初めて・・・じゃないな、けど悪い奴はいない、きっと本当に良い子なんだよな、どうにかここに馴染んでほしいけど、メリアとかソルテはあんまり歓迎してくれてないし、こうやって侍女達にも歓迎されずに孤立させてしまったら俺は・・・はぁ)
パトはこの先、フルールという存在を認めて貰えるか、それが不安でため息をついてしまった。
パト(俺だって学校に行ったことないし、同級生の友達とか居たことない、というより社会とか集団を知らないからなぁ、どうしたらいいものか、これが保護者の気持ちなのかな)
フルール「・・・どうなされました?」
パト「ふひ?!」
パトの大きなため息でフルールが目覚めてしまった。
パト「フルールこそ、大丈夫か?汗が凄いぞ?」
フルール「すみません、ちょっと悪夢を見ていたのかもしれませんね・・・」
パト「そうか、もし汗が気持ち悪かったらこの部屋にもシャワーが付いているから汗を流してくるといい、服は侍女に行って用意してもらおう」
フルール「感謝します」
そうしてフルールはパトの部屋にあるシャワーを借りた
その間、パトは自分の寝室に戻り、ネルに話していた
パト「どうしよう、チャンス逃したかも」
ネル「ヘタレの主様よ、もう堂々と言えばよいではないか、【脱げ】っと」
パト「なんで営み前提なんだよ!しないって言ってんだろ?!」
ネルはパトのツッコミを聞く間もなくそのまま寝てしまった。
パト(こいつ、眠たいからって適当言いやがって?!そうだ!どうせなら頬にキスして驚かしてやろう!)
パトはネルの頬に軽くキスをして「おやすみ」と言った。
するとネルが勢いよく起き上がり顔を真っ赤にしてパトの方を見る!
ネル「ななななな、なんてことするのだ?!主様あれか!?私の身体に興味あったのか?!え、でも私そんな準備してなんか、いやでも主様が求めるのなら、ありのままを受け入れてもらうのが従属として大事なのでは、うむ、赫の暴帝の名に恥じぬようにしっかり主様の溢れんばかりの性欲を受け止めてやろう!さあ!来い!!」
パト「動揺しすぎだろ・・・おやすみって言ったんだよ、早く寝ろ・・・それじゃあな」
ネル「・・・おやすみ・・・なさい」
ネルはベッドの上で枕で顔を隠しながら返事をする。
・・・・・・
パトはフルールがシャワーから出てくるのを待っていた。
パト(さっきのネル、無茶苦茶可愛かったな・・・)
ネルにも女の子らしい所があるんだなと感心していた時にフルールが更衣室から顔を出して来た。
パト「おお、出来たか?ってなんで上半身裸なの?!」
フルールはパンツは履いていたのだが、上は何も着ていなかった。だが恥ずかしがって扉の内側に隠れ、パトに聞いてきた
フルール「胸に巻く物が・・・ないのですが・・・」
パト「胸に巻く?ブラは用意して貰っておいたけど?サイズが合わなかった?」
フルール「いえ!ブラというのがどれの事かが・・・わからなくって」
パト(しまった、もしかしてフルールの文化にブラジャーという下着の概念なかったのか?!胸に巻くという事は恐らくさらしみたいな布で縛っていたんだな、でもフルールって服の上から見ても結構胸あったよな、苦しくないのかな・・・)
パト「なら侍女に行って胸に巻く布を用意してもらうよ、悪いけど今のうちにズボンとか履いてて」
パトは侍女を呼び、さっそくフルールの下着を用意させた。
・・・・・・
パト「これでいい?」
パトはココアをフルールと自分の分用意した。
フルール「ありがとうございます、帝国の王様にこんなことしてもらって・・・」
パト「気にするな、俺もこの部屋に居る時は王様じゃなくて一個人の男性だ、身分なんて関係ないさ」
パトは笑顔でフルールに話す
フルール「そうですね、私が居た星で見た時とは雰囲気が全然違いますね、やはり演技だったのですか?」
パト「ああ、当然、周りからいっぱい練習させられたよ、もちろん俺の周りも練習してたんだぞ!威厳のある発言と態度をして相手を恐縮させないといけないってね」
フルール「帝国というのも大変なんですね・・・」
パトが話、フルールが聞くという時間がココアを飲む間の時間ずっと続いた
パト「フルールはさ、やっぱり後悔してる?」
フルール「いえ、これしか選択ありませんでしたので、それにこの選択も帝王様が声をお掛けしてくれなかったら全員から見捨てられ、あのまま上級神の怒りを買い、私は終わっていたかもしれません」
パト「もし、戻っていいよって言ったら戻りたい?」
フルールはパトのその質問に動揺する
パト(素は戻りたいんだろうね、だけどもう戻せない、俺がこの子の神生を買ったのだから、それを戻すというのは振りだしに戻す事、つまり恩恵が軽くなる)
パトは神同士の契約や貢ぎは大変シビアであることを知っている、だけどこの質問は意地悪かなと少し後悔してた時にフルールは答える
フルール「いえ、戻りません、それでは私や私の国、あの星を守ってくれた恩を無下にすることになります、私は私情よりも恩を大事にしたい、薄情で恩知らずにはなりたくありません」
パトはフルールの決意を感じた
パト(やっぱりこの子は強い子だな、あの場で自分の神生を投げ出せる子なんだ、当然か、これは俺がちょっと軽く見てたかもね・・・反省だな)
パトは自分の先ほどまでの考えに反省し、フルールという自分と変わらない年頃の少女を認めた
パト「ならフルール、これは命令になるんだけどいいかな?」
フルールは命令という言葉に肩を震わせる、メルリアの言葉が頭によぎったのだ
フルール(とうとう大人な体験を・・・///)
パト「俺とキスをしてくれないか?必要な事なんだ、今日あの部屋で話を聞いただろう?フルールの居場所を作るためにはまずフルールを覚醒させないといけないんだ、そのためにはキスみたいに身体を身体を重ねる必要がある、その時に俺の中にある特別なオーラがフルールを覚醒させてくれるんだ、わかるか?」
フルール(キス・・・接吻の事ですよね・・・覚醒、もしかして強くなれるということ?身体を重ねて覚醒なら・・・それがもっと重ねる面積が広ければ強い覚醒が出来るのでは・・・)
フルール「キスだけでいいのですか?私は弱いです、なので、キス程度の接触の覚醒で不十分ならこの身体、全て帝王様に捧げます、何時間でも捧げます、なので私を強い存在にしてください!!」
パト「え??!」
パト(キスで悩んでくると思ったのに凄く積極的・・・しかもえっと、キスと行為とかの密着範囲とか時間で覚醒レベルって変わるものなの?考えた事なかったんだけど?え~でも確かにもし最初からそういう行為で凄い覚醒が出来たら俺も安心してメリアやソルテに推薦を出せるし・・・でももしキスだけって妥協して大した覚醒が出来なかったら・・・)
パトは悩んでしまった、性行為は極力したくない、しかも相手は今日会ったばかりのフルール、従属には手を出さないパトだが、全員キスまではしている、だから覚醒させるという名目でキスは許容範囲だったのだが、新たな可能性を提示されてしまった以上、パトも小心者故に悩む。
フルール「お願いします、私の事は構いません!私は帝王様の物、愛情なしの性行為が無理だとおっしゃるのなら今からでも愛します!身も心も委ねます!だから遠慮なく私に最高の覚醒を!!」
パト(強いなぁ?!この子?!グイグイ来るのよ!どうしよう?!俺が動揺してるんですけど?!)
パトもまさかの展開で逆に押されていた
パトはフルールが「命令とあれば・・・」みたいに仕方なくやるみたいな態度を示してくると思って居たので計算が全然違っていた。
パト「わかった!!その覚悟は受け取った!なら侍女の部屋行くぞ!メルリアには俺のベッドで寝てもらうように言うから!」
・・・・・・
メルリア「私ですら身体を求められてないのに・・・」
パト「ごめんて・・・でももし!キスと性行為で覚醒の度合いが違うのなら大きな発見になるかも」
メルリア「・・・やっぱり駄目です、私を先に愛してください!!出なければ全員に言いふらします!」
パト「うそ・・・本気?!」
メルリア「本気です!いくら専属侍女とは言え、私にもプライドはあります!だってキスすらもしてないんですよ!だから私を先に愛してください!アナタも流石に私がアナタの事を心底愛しているのは自覚してますよね!!生殺しは酷いです!!」
パト(どうしよう・・・大変な展開になったぞ・・・)
そのタイミングで何故かドアがノックされる
パト「入っていいぞ」
エイリ「あの、夜遅くに申し訳ございません、シャワー室を使用されたようなので、清掃を・・・」
メルリア「エイリ!貴女も丁度いいわ!このまま旦那様に抱かれなさい!大事な事なの!」
エイリ「ええ?!?!///」
パト「増やすな?!メルリアどうした?!普段のお淑やかなメルリアは何処に行ったの?!」
メルリア「お淑やかで居たらアナタ全然私を求めてくれないじゃないですか!裸も見られて!同じ部屋で寝てるのに!!私ってそんなに女として魅力ありませんか??!!」
パト「わかった!ならエイリ!メルリア!二人も侍女の寝室で待っててくれ!!」
メルリア「わかりました!!」
エイリ「はえ~~~///」
パトはそう言いながら自室に戻る
・・・・・・
パト「ネルエモン・・・助けて」
ネル「主様よ、私も女だ、そして今初夜をまさか3人同時にやろうとしている現場に遭遇して私も流石に困惑が隠せない・・・30分でいいんだ・・・まずは私を先にここで愛してくれないか?」
パト「ネルまで?!」
ネル「主様、私が隠し事なしでここまで話したのだ・・・恥を掻かせるな・・・」
ネルが恥じらいながら、俯くそのギャップにもうパトはやけだった
そして今晩の事はパト自身・・・何も忘れられない経験をすると同時に忘れたい出来事となった。
