日常
2026年10月19日
No.214 奉園(ミニステエデン)の世界へ! エピソード1
メルリアはパトを自身の世界に招待した。
メルリア「旦那様、ここが私の世界、旦那様の恩恵を得られた事で進化した世界奉園(ミニステエデン)です」
メルリアは深く頭を下げる、そしてそのままパトの腕に抱き着く。
パト「以前行っていた学園が国となりティア別で階級を作りながら切磋琢磨している世界だっけ、メルリアらしい世界だな」
メルリア「この世界は男性も女性も素晴らしい力を持っています、執事も侍女も全員は帝国の侍女クラスと思って頂いて構いません、作法に関してもティアが高い学校に関しては完璧に近いものとなっております」
パト「侍女として完成された世界、そして男性も居る、俺的にはそこが一番嬉しい話だ、何故か俺から出来た世界は男性が生まれない、多分俺の世界王の方針なんだろう、男性を作る事は歪を生むとね、実際それがあるかもってわかってるから俺も強い抗議はしない、けど居て欲しくないわけじゃない、どんな場面でも男性の方が都合が良い場面はあるんだ、そういう意味ではメルリアの世界は凄く価値があると思うよ」
パトは嬉しそうに話す、世界王も従属も専属神も全員が男性を作る事を拒む、パト自身も男性と接吻したり身体を重ねるのは断固拒否のため、余計な事は言わないようにしている。
メルリア「まずルールがあります、この世界では階級で言うと旦那様が一番、私が二番、世界王が三番となります、そして階級が高い程直接依頼出来る学校のティアが限られます」
パト「そういえば以前もそんな話してたな、確か俺はティア0、トップ4の学校になら指示が出来る話だったっけ?」
メルリア「その通りです、覚えていてくれた嬉しいです、そして私はティア1まで、世界王はティア2までの学校を使用できます、それ以下の属する学校は乞うご期待となりますね」
パト「勿体ないよな、学校は結構な数があるのにその大半が使えないなんて、もしかしたらそんな学校の中でも有望な人材がいるかもしれないのに」
パトは知っている、組織に埋もれているだけで有望な人材が沢山居る事を。
メルリア「わかっております、なので交流をする分には何も制限はありません、ただ旦那様から直接仕事の依頼をする場合に限ってのお話しです、後もしお気に入りの子が出来ましたら【特待生】という形でどのティアに居ても直接呼び出すシステムがありますのでぜひ活用してください。」
パト「それはいい、らしくない質問をするけど、どんな用途でもいいのか?」
パトはメルリアに聞く、それはメルリアの価値観的にどこまでを許しているのかを確認したかったからだ。
メルリア「私個人で言えばあまり乱暴は控えて頂きたいです、どの子も皆良い子です、例えティアが低くても同じです、多くの境遇があり、色々問題を抱えている子も必ずいます、ですが根は良い子のはずです、ただ強要ではありません、旦那様が使い捨てのように扱うのであればそれを避難したり拒絶する事はありません、それもまた侍女としての宿命なのは理解しております、私もこうして良くしてもらって幸せですが、人によってはゴミのように扱い、都合のよい時だけ利用し、後は放置でもおかしくない身分、それが侍女としての本来の立ち位置なのです」
パト「聞いただけだ、それにそんな侍女を下げるな、俺は皆には感謝している、雑に扱う事なんてないさ、メルリアなら信じてくれるだろう?」
メルリアは笑顔で「もちろんです♪」と答えた。
・・・・・・
パトとメルリアはティア0の学校 ミルフィート学園都市 に足を運んでいた。
パト「本当だ、学校というよりは国だな」
街には多くの住人でにぎわっていた。
そして驚く事にどれもが現代以上のハイテクノロジーに溢れていた。
メルリア「この世界で第2位を誇る学校です、このミルフィート学園都市は評価される10項目で【奉納】【化学】【治安】に優れた学園なのです、奉納とは演芸や贈り物として贈られる物品のクオリティーを意味しています、つまりここは治安が凄く安定しており、物が最高品質で多種多様に出回っており、化学力で成功をしている学校となります」
パト「成程、化学力が高いんだから多くの製品も作れる、必然的に奉納の質も上がるというわけだ、芸術ポイントも高いのは学園都市ならではの努力の結晶なんだろうね」
メルリア「10項目には【戦力】【奉仕】【奉納】【技術】【化学】【勉学】【作法】【治安】【衣食住】【民度】で決まります、1項目10点満点で合計100点中何点かを世界王が採点しています、勿論停滞は悪化を辿るので常に進化し続けています、つまり以前が10点だから次も10点かと言うと違います、世界全体の平均を見て採点をしますので平均が上がれば9点にも8点にも下がります」
パト「凄いな、つまり次々と成果を出して行かないとすぐにティア順位を下げてしまう要因になるという事か、そうなると結構ギスギスしているんじゃないか、特に俺なんて歓迎されているかどうか」
パトは専属神の世界に何度も足を運んだ事があるため、わかる事がある。
パトから生まれた世界は凄くパトを歓迎する、例え専属神が主であっても主を主と思っていない世界王も存在する、だがそんな世界王でもパトになると話が変わってくる。
だが元々世界を持っていた専属神の世界はあまりパトを歓迎していない。
むしろ専属神にのみに力を使いたいのに余計な奴まで面倒を見ないといけなくなったために足を運べば扱いにくそうな顔をする者も居る。
メルリア「この世界では旦那様は凄く歓迎されています・・・が申し訳にくいのですが、特待生という制度に関してはちょっと納得していないというか・・・批判的な意見が多いというのが現実ですかね」
メルリアは困った顔をしてしまった。
メルリア「今は私と世界王で特待生システムに対して納得してもらえるように動いています、ですがこの世界はチーム一丸になって成果を出して私達に認めてもらおうという社会が主体です、それが個人主義になると結局チームで頑張っても個人的評価の方が上だとなれば努力している意味がなくなると異議を唱える方も居るのです」
至極真っ当な意見だった。
パト「チームスポーツでもある話だな、チームで全国大会で結果を残したのに強化合宿や特待生に選ばれるのはチームの中の個人だ、チーム一丸で皆同じく結果を出したのに個人にだけスポットが当たるのは理不尽だと感じる人が居てもおかしくない、でも実際スカウトとはそういうものだからな、理不尽には感じるけど個人的に魅力を感じたから欲しくなるもの、それを邪魔されるとなるとこの世界の価値観が下がってしまうと思うんだけどな」
メルリアの表情は曇った。
事実パトが普段から扱っている帝園(ミガドルエデン)は種族事に国はあれど全て個々の結果に委ねている、どれだけ重役だろうがパトが選べば引き抜ける、契約条件が厳しいという条件はあるがパトとしても凄く扱いやすいか理解しているのだ、これを「この従属は重役で抜かれたら困るから契約してはならない」「皆同じ地位で同じく頑張った仲間なのに一人だけ選ばれるのはおかしい!!」と毎度言われてはパト側も扱いにくいと考える。
メルリア「そうですよね、その件に関しては今後特待生に選ばれた学校に応じて追加ポイントを加算させるつもりです。その方がチーム一丸となって特待生に選ばれるような侍女を育てたとなると思うのです」
パト「万園と同じシステムだな、でも悪くないと思うぞ、実際そうでもしないと学校対抗でも大きな逆転は狙えない、個人的意識を改めても組織は変わらない、ならば優秀な個を作って売り出す方が組織的には都合が良い事がある、ティア表で上位の学校は組織力も高い、だけどティア表が低い学校に所属している従属はそういう抜け道でも作っておかないと腐っていく一方だと思うんだ、救済処置システムとして広めていくといい、そうすれば上の組織はまだ批判的意見は残るかもしれないけど下の組織は躍起になると思うんだ」
メルリア「わかりました、そうなるように精進します」
・・・・・・
パトとメルリアはミルフィート学園都市で買い物を楽しんだ後カフェでゆっくりと落ち着いていた。
パト「実際この世界の従属のレベルは高いのか?実力的な意味で、確か万園は技術力か従属で何かしら提供しないと評価しないんだろ?」
メルリア「いえ、実はその両方とも万園には評価いただけてないんです、というより他所の世界が強すぎてこの世界は万園に喜んでいただけるレベルまで上がっていないというのが現状です」
パト「例えばこの世界で一番強い奴は他所の世界で例えるとどのレベルなんだ?」
メルリアは「うっ」と気まずい顔になる、そして考えて考えて答える
メルリア「少なくともですが・・・ミーエルより強い従属は存在しないかと」
パト「ミーエル以下か、でもミーエルもかなり強い方らしいし」
メルリア「ミーエルしか知らないから言っているだけです、恐らくですが帝園の構成員クラスには勝てないかと・・・まず間違いなくエテルには勝てないですね」
パト「そうなんだ、それで技術力も提供できないって言ってるけど俺からみたらどの技術も凄そうだけど」
メルリア「天園(カエルムエデン)を知ったら私の世界技術はかなり低いですよ・・・」
メルリアの表情は暗くなる一方だった。
メルリア「この世界が誇るのは侍女と執事です、つまり強さも技術もそこまで重きを置いていないのです、作法や奉仕に関しては恐らくどの世界にも負けません、ですがそれは万園の評価基準外のためこの世界のレベルは低いと認定されているでしょう、となるとこの世界が評価されるには旦那様が沢山この世界の侍女や執事を扱ってくれる事になります、ですが・・・わかっています侍女の数は現実の帝国で十分足りています、侍女としてのレベルも申し分なしです、今更私の世界の侍女が加わったとしてもという所はあります、そもそも私が侍女として働いているのです、私の仕事を私の世界王の侍女にやってもらうという事はあれど不足分を補うという意味で言えば不必要なのです」
パトはメルリアの説明に心当たりが十分にあった。
侍女の数は現状多すぎるくらいだ、多すぎるために侍女が1日働いたら一週間の残りは全て休みとなる程に数は足りている。
メリアやソルテ曰く 日程を詰めれば余裕がなくなるためこれくらい余裕な方が良い
パトは使っていないが、性欲が有り余った時に何時でも呼べるように、そして万全な状態である必要もあるための体制とのことだった。
パト(確かにヤりたい!ってなってお願いした子が疲れ切ってたらこっちも気を使う、ソルテやメリアの侍女は少なくとも全奉仕前提、つまり侍女が主である俺に手を掛けさせてはならない、俺が攻めるなら最高の感度を、侍女が攻めるなら俺が満足するまでの間パフォーマンスを維持するだけの気力と体力を、それを仕事中とか仕事後だと酷だよなぁ)
パトは考えながら飲み物を飲む。
メルリア「旦那様、私はどうしたらいいでしょうか、我儘を言って私の世界の従属を使ってほしいと言ったら旦那様はきっとお優しいので一人でも二人でもお気に入りの子を見つけて扱ってくれるでしょう、ですがそんなやり方をしてもよろしいのかどうか」
パト「普通の事だと思うよ、実際帝園なんてそんなのばっかりだしね、営業をしないと客は誰も商品を買わないし契約もしないよ、つまりメルリアも同じ、専属侍女と言っても俺は大事な従属で大事な女性だ、だからちゃんと話して欲しい、こういう所だけ自分は侍女だからなんて言うのは辞めてくれ」
メルリア「本当に優しい言葉ですね、ではこの世界から従属3名程を特待生にしてほしいと言ったらどうでしょうか?」
パト「すぐには決めかねるな、俺だって急いで決める気はない、例えば一度特待生にして結局合わずに解除したらその従属を傷つける行為になるだろ、一度特待生に選んだなら死ぬまで面倒を見たい、勿論常にとはいかないけどね、他の世界事情もあるし」
メルリア「ありがとうございます、ではこのミルフィート学園都市で気に入りそうな従属を1名見つけては如何でしょうか?ちなみに今まで見て来た住人全てが従属適正ありの従属達です!よろしくお願いします!」
メルリアは深く頭を下げた。
パト(お願いされたからとりあえず探してみるか、まあこの世界のクオリティーを見てみたいって気持ちもあったし都合良いか、第二位の学校 ミルフィート学園都市、どのレベルなのか楽しみだ)
メルリア「旦那様、ここが私の世界、旦那様の恩恵を得られた事で進化した世界奉園(ミニステエデン)です」
メルリアは深く頭を下げる、そしてそのままパトの腕に抱き着く。
パト「以前行っていた学園が国となりティア別で階級を作りながら切磋琢磨している世界だっけ、メルリアらしい世界だな」
メルリア「この世界は男性も女性も素晴らしい力を持っています、執事も侍女も全員は帝国の侍女クラスと思って頂いて構いません、作法に関してもティアが高い学校に関しては完璧に近いものとなっております」
パト「侍女として完成された世界、そして男性も居る、俺的にはそこが一番嬉しい話だ、何故か俺から出来た世界は男性が生まれない、多分俺の世界王の方針なんだろう、男性を作る事は歪を生むとね、実際それがあるかもってわかってるから俺も強い抗議はしない、けど居て欲しくないわけじゃない、どんな場面でも男性の方が都合が良い場面はあるんだ、そういう意味ではメルリアの世界は凄く価値があると思うよ」
パトは嬉しそうに話す、世界王も従属も専属神も全員が男性を作る事を拒む、パト自身も男性と接吻したり身体を重ねるのは断固拒否のため、余計な事は言わないようにしている。
メルリア「まずルールがあります、この世界では階級で言うと旦那様が一番、私が二番、世界王が三番となります、そして階級が高い程直接依頼出来る学校のティアが限られます」
パト「そういえば以前もそんな話してたな、確か俺はティア0、トップ4の学校になら指示が出来る話だったっけ?」
メルリア「その通りです、覚えていてくれた嬉しいです、そして私はティア1まで、世界王はティア2までの学校を使用できます、それ以下の属する学校は乞うご期待となりますね」
パト「勿体ないよな、学校は結構な数があるのにその大半が使えないなんて、もしかしたらそんな学校の中でも有望な人材がいるかもしれないのに」
パトは知っている、組織に埋もれているだけで有望な人材が沢山居る事を。
メルリア「わかっております、なので交流をする分には何も制限はありません、ただ旦那様から直接仕事の依頼をする場合に限ってのお話しです、後もしお気に入りの子が出来ましたら【特待生】という形でどのティアに居ても直接呼び出すシステムがありますのでぜひ活用してください。」
パト「それはいい、らしくない質問をするけど、どんな用途でもいいのか?」
パトはメルリアに聞く、それはメルリアの価値観的にどこまでを許しているのかを確認したかったからだ。
メルリア「私個人で言えばあまり乱暴は控えて頂きたいです、どの子も皆良い子です、例えティアが低くても同じです、多くの境遇があり、色々問題を抱えている子も必ずいます、ですが根は良い子のはずです、ただ強要ではありません、旦那様が使い捨てのように扱うのであればそれを避難したり拒絶する事はありません、それもまた侍女としての宿命なのは理解しております、私もこうして良くしてもらって幸せですが、人によってはゴミのように扱い、都合のよい時だけ利用し、後は放置でもおかしくない身分、それが侍女としての本来の立ち位置なのです」
パト「聞いただけだ、それにそんな侍女を下げるな、俺は皆には感謝している、雑に扱う事なんてないさ、メルリアなら信じてくれるだろう?」
メルリアは笑顔で「もちろんです♪」と答えた。
・・・・・・
パトとメルリアはティア0の学校 ミルフィート学園都市 に足を運んでいた。
パト「本当だ、学校というよりは国だな」
街には多くの住人でにぎわっていた。
そして驚く事にどれもが現代以上のハイテクノロジーに溢れていた。
メルリア「この世界で第2位を誇る学校です、このミルフィート学園都市は評価される10項目で【奉納】【化学】【治安】に優れた学園なのです、奉納とは演芸や贈り物として贈られる物品のクオリティーを意味しています、つまりここは治安が凄く安定しており、物が最高品質で多種多様に出回っており、化学力で成功をしている学校となります」
パト「成程、化学力が高いんだから多くの製品も作れる、必然的に奉納の質も上がるというわけだ、芸術ポイントも高いのは学園都市ならではの努力の結晶なんだろうね」
メルリア「10項目には【戦力】【奉仕】【奉納】【技術】【化学】【勉学】【作法】【治安】【衣食住】【民度】で決まります、1項目10点満点で合計100点中何点かを世界王が採点しています、勿論停滞は悪化を辿るので常に進化し続けています、つまり以前が10点だから次も10点かと言うと違います、世界全体の平均を見て採点をしますので平均が上がれば9点にも8点にも下がります」
パト「凄いな、つまり次々と成果を出して行かないとすぐにティア順位を下げてしまう要因になるという事か、そうなると結構ギスギスしているんじゃないか、特に俺なんて歓迎されているかどうか」
パトは専属神の世界に何度も足を運んだ事があるため、わかる事がある。
パトから生まれた世界は凄くパトを歓迎する、例え専属神が主であっても主を主と思っていない世界王も存在する、だがそんな世界王でもパトになると話が変わってくる。
だが元々世界を持っていた専属神の世界はあまりパトを歓迎していない。
むしろ専属神にのみに力を使いたいのに余計な奴まで面倒を見ないといけなくなったために足を運べば扱いにくそうな顔をする者も居る。
メルリア「この世界では旦那様は凄く歓迎されています・・・が申し訳にくいのですが、特待生という制度に関してはちょっと納得していないというか・・・批判的な意見が多いというのが現実ですかね」
メルリアは困った顔をしてしまった。
メルリア「今は私と世界王で特待生システムに対して納得してもらえるように動いています、ですがこの世界はチーム一丸になって成果を出して私達に認めてもらおうという社会が主体です、それが個人主義になると結局チームで頑張っても個人的評価の方が上だとなれば努力している意味がなくなると異議を唱える方も居るのです」
至極真っ当な意見だった。
パト「チームスポーツでもある話だな、チームで全国大会で結果を残したのに強化合宿や特待生に選ばれるのはチームの中の個人だ、チーム一丸で皆同じく結果を出したのに個人にだけスポットが当たるのは理不尽だと感じる人が居てもおかしくない、でも実際スカウトとはそういうものだからな、理不尽には感じるけど個人的に魅力を感じたから欲しくなるもの、それを邪魔されるとなるとこの世界の価値観が下がってしまうと思うんだけどな」
メルリアの表情は曇った。
事実パトが普段から扱っている帝園(ミガドルエデン)は種族事に国はあれど全て個々の結果に委ねている、どれだけ重役だろうがパトが選べば引き抜ける、契約条件が厳しいという条件はあるがパトとしても凄く扱いやすいか理解しているのだ、これを「この従属は重役で抜かれたら困るから契約してはならない」「皆同じ地位で同じく頑張った仲間なのに一人だけ選ばれるのはおかしい!!」と毎度言われてはパト側も扱いにくいと考える。
メルリア「そうですよね、その件に関しては今後特待生に選ばれた学校に応じて追加ポイントを加算させるつもりです。その方がチーム一丸となって特待生に選ばれるような侍女を育てたとなると思うのです」
パト「万園と同じシステムだな、でも悪くないと思うぞ、実際そうでもしないと学校対抗でも大きな逆転は狙えない、個人的意識を改めても組織は変わらない、ならば優秀な個を作って売り出す方が組織的には都合が良い事がある、ティア表で上位の学校は組織力も高い、だけどティア表が低い学校に所属している従属はそういう抜け道でも作っておかないと腐っていく一方だと思うんだ、救済処置システムとして広めていくといい、そうすれば上の組織はまだ批判的意見は残るかもしれないけど下の組織は躍起になると思うんだ」
メルリア「わかりました、そうなるように精進します」
・・・・・・
パトとメルリアはミルフィート学園都市で買い物を楽しんだ後カフェでゆっくりと落ち着いていた。
パト「実際この世界の従属のレベルは高いのか?実力的な意味で、確か万園は技術力か従属で何かしら提供しないと評価しないんだろ?」
メルリア「いえ、実はその両方とも万園には評価いただけてないんです、というより他所の世界が強すぎてこの世界は万園に喜んでいただけるレベルまで上がっていないというのが現状です」
パト「例えばこの世界で一番強い奴は他所の世界で例えるとどのレベルなんだ?」
メルリアは「うっ」と気まずい顔になる、そして考えて考えて答える
メルリア「少なくともですが・・・ミーエルより強い従属は存在しないかと」
パト「ミーエル以下か、でもミーエルもかなり強い方らしいし」
メルリア「ミーエルしか知らないから言っているだけです、恐らくですが帝園の構成員クラスには勝てないかと・・・まず間違いなくエテルには勝てないですね」
パト「そうなんだ、それで技術力も提供できないって言ってるけど俺からみたらどの技術も凄そうだけど」
メルリア「天園(カエルムエデン)を知ったら私の世界技術はかなり低いですよ・・・」
メルリアの表情は暗くなる一方だった。
メルリア「この世界が誇るのは侍女と執事です、つまり強さも技術もそこまで重きを置いていないのです、作法や奉仕に関しては恐らくどの世界にも負けません、ですがそれは万園の評価基準外のためこの世界のレベルは低いと認定されているでしょう、となるとこの世界が評価されるには旦那様が沢山この世界の侍女や執事を扱ってくれる事になります、ですが・・・わかっています侍女の数は現実の帝国で十分足りています、侍女としてのレベルも申し分なしです、今更私の世界の侍女が加わったとしてもという所はあります、そもそも私が侍女として働いているのです、私の仕事を私の世界王の侍女にやってもらうという事はあれど不足分を補うという意味で言えば不必要なのです」
パトはメルリアの説明に心当たりが十分にあった。
侍女の数は現状多すぎるくらいだ、多すぎるために侍女が1日働いたら一週間の残りは全て休みとなる程に数は足りている。
メリアやソルテ曰く 日程を詰めれば余裕がなくなるためこれくらい余裕な方が良い
パトは使っていないが、性欲が有り余った時に何時でも呼べるように、そして万全な状態である必要もあるための体制とのことだった。
パト(確かにヤりたい!ってなってお願いした子が疲れ切ってたらこっちも気を使う、ソルテやメリアの侍女は少なくとも全奉仕前提、つまり侍女が主である俺に手を掛けさせてはならない、俺が攻めるなら最高の感度を、侍女が攻めるなら俺が満足するまでの間パフォーマンスを維持するだけの気力と体力を、それを仕事中とか仕事後だと酷だよなぁ)
パトは考えながら飲み物を飲む。
メルリア「旦那様、私はどうしたらいいでしょうか、我儘を言って私の世界の従属を使ってほしいと言ったら旦那様はきっとお優しいので一人でも二人でもお気に入りの子を見つけて扱ってくれるでしょう、ですがそんなやり方をしてもよろしいのかどうか」
パト「普通の事だと思うよ、実際帝園なんてそんなのばっかりだしね、営業をしないと客は誰も商品を買わないし契約もしないよ、つまりメルリアも同じ、専属侍女と言っても俺は大事な従属で大事な女性だ、だからちゃんと話して欲しい、こういう所だけ自分は侍女だからなんて言うのは辞めてくれ」
メルリア「本当に優しい言葉ですね、ではこの世界から従属3名程を特待生にしてほしいと言ったらどうでしょうか?」
パト「すぐには決めかねるな、俺だって急いで決める気はない、例えば一度特待生にして結局合わずに解除したらその従属を傷つける行為になるだろ、一度特待生に選んだなら死ぬまで面倒を見たい、勿論常にとはいかないけどね、他の世界事情もあるし」
メルリア「ありがとうございます、ではこのミルフィート学園都市で気に入りそうな従属を1名見つけては如何でしょうか?ちなみに今まで見て来た住人全てが従属適正ありの従属達です!よろしくお願いします!」
メルリアは深く頭を下げた。
パト(お願いされたからとりあえず探してみるか、まあこの世界のクオリティーを見てみたいって気持ちもあったし都合良いか、第二位の学校 ミルフィート学園都市、どのレベルなのか楽しみだ)
patopatoblog at 01:34|Permalink
2026年10月18日
No.213 パト単独行動
エウレカ探偵事務所、今回は珍しくパトの単独任務だった。
ただし、単独と言っても本当の意味でパトが一人になるわけではない。
パト(琴歌から言われた任務、男性のみが入れる施設で敵の勢力の鎮圧、もしもの事を考えたら妥当だ、それに一人の方がやりやすい)
パトは基本エウレカ探偵事務所で働く時はスリーマンセル、もしくは従属を呼んで最低でも二人体制で戦う事を強いられていた、パト自身がではなく琴歌からのお願いだった。
パト(僕は別に問題ないのに、もしもの事を考えたら誰かが居た方が保険になるって事だろうけど、そうなったら自由に出て来る連中がいるわけだし、そういう意味で言えば絶対に一人になる事なんて絶対にないんだけどな)
パトはそう考えながら相手の拠点地まで歩く。
・・・・・・
パトは相手の拠点地の真正面に立っていた。
パト(今回の作戦は真正面突破でいいかな、完全制圧だから一人たりとも逃したくないしな、どうしよ、逃して警戒されたり残党で組織を組まれても厄介だな)
パトは考えながらも莫大なオーラを使用して建物を破壊する。
パト「オーラ・ペタ・バースト」
パトの手からオーラの大爆発が巻き起こった。
その段階で建物はほぼ崩壊。
敵A「敵だ!!」
ほぼ死んでいる敵の中にもパトの攻撃を運よく退けた者が数人いた。
パト「さて、情報はもう洗い出してるんだよね、悪いけど生け捕りなんて発想は諦めてくれ」
パトがそう言うと同時に敵A含む複数人の首が宙を舞った。
パト「神波剣(オーラ・ソード)」
パトはオーラを剣の形に変えて攻撃を仕掛けていた、この剣の切れ味は凄まじく、刃先は細かく振動しているためただ切る事も可能だがただ当てるだけで軽く刃が沈んでいく仕様にしていた。
最小で針程度、最長で2Km程度、ただし両方とも極端だと精度重視のため最小の場合火力が大幅に落ち、最長だと大雑把になりやすく切れやすいが過度な結果を生み出しやすくなる、切らなくていい所まで切るという事だ。
パト「やっぱり便利だ、形も変幻自在だから直線上と考える必要はない、狙いたいところに狙いをつけて切ればいい、剣というより鞭に近い性能だな、いつもだと雪花に良い所を譲るからたまにはこうやって帝国で学んだ特訓の成果を実践で使ってみたいよな」
と言いつつも既に敵は全滅していた。
・・・・・・
パトはエウレカ探偵事務所に連絡していた。
パト「琴歌、仕事を終えたよ、防衛軍に確認報告をして貰ってもいいかな」
琴歌「お疲れ様です、流石はパト君、この短期間でもう完全鎮圧をしてしまうなんて、抜けは大丈夫そうですか?」
パト「ああ、気配は一切感じなかったよ、最悪僕のオーラ「神派銃(オーラ・ガン)」でトドメを刺すよ」
パトのもう一つの技術、オーラを操作性のある球に変換して銃のように打ち込む技術である。
視界にあるものなら精度は100%、視界外なら【神真】で空間の気配を探知して死角であっても撃ち抜く事が可能な技術であり、距離にもよるが300m以内で死角だったとしても70%命中の精度を持っている。
パト「雪花とミーエルはどう?僕の代わりにノラを加えたけど仕事は順調そうかな?」
琴歌「定期報告では苦戦はしていないようですね、ノラさんが色々二人を引っ張ってくれてるみたいですね、助かりますよ、やっぱり帝園の方たちは全員優秀です」
琴歌は電話越しでも伝わる程ご機嫌な声でパトと喋る。
琴歌「そうですね、そのままパト君には別の依頼をお願いしましょうか、バハートさんから特例任務を2件預かっているのですがどうでしょうか?出来れば売上自体はないのでパト君一人で早急にこなしていただけたら凄く助かるのですが」
パト「ああ、わかったよ、バハートのためだからね、僕がやるよ、それで何処に行けばいいのかな?」
琴歌「ラオスに向ってください、国際犯罪組織がラオスに拠点を構えているという情報が入っています、あともう一か所はエクアドルですね、密輸の阻止をお願いしたいとのことです」
パト「ラオスの方は生け捕りがいい?エクアドルは密輸情報次第だな、フィロンに情報を任せておいてもいいかな、ラオスの件を解決している間に情報を出してもらえると助かるよ」
琴歌「わかりました、では私は情報班に仕事を伝えておきますね、後アリシア様にもよろしくお願いします」
そう話すと琴歌は電話を切った。
パト「特例任務なら仕方ないな、さっさと終わらせよう」
特例任務とは複雑な話になるのだが、防衛軍はギルドに仕事を提供しているのだがその依頼の殆どが国が依頼金を防衛軍に渡し、その何割かをギルド依頼金として提示しているのだ、つまり防衛軍は中抜きしているような形になる、つまり国という客が居なければお金が発生しないため防衛軍が対処しなければならない、だがここ最近の世界テロや東京異変等の大型事件の連続で防衛軍の人員不足が発生しているため外部に依頼しなければ仕事を回せないというのが現状だった。
バハートはパト達に相談したのが、防衛軍直接依頼の依頼料がギルド依頼金として払えないという問題に対してエウレカ探偵事務所側が無償で依頼を特例で受けてくれないかという話だった。
勿論琴歌は反対した、エウレカ探偵事務所は会社であり慈善事業ではないのだ
だがバハートは地球防衛軍でもあるが、帝国の従属であり、雪花の直属部隊所属、無下にも出来ないという事で考えた結果、アリシアコーポレーションが防衛軍発注の依頼を受け取り、アリシアコーポレーションから防衛軍に依頼を送るという内容だった。
例えばA案件で1億の依頼金が発生したとする、そのA案件をアリシアコーポレーションが買い取り、そのまま防衛軍に1億を依頼金として防衛軍に支払う、そして7000万依頼としてギルドに出す事で防衛軍は3000万の売上を出した上に依頼をこなすという形をとったのだ。
だがそれではアリシアコーポレーションが損をする、なのでこのような案件の場合はバハートが優遇してエウレカ探偵事務所に依頼する事にしたのだ、そうすれば7000万はエウレカ探偵事務所に入り、2割をエウレカ探偵事務所の売上として持ち、残りはアリシアコーポレーションに還すという流れを作ったのだ。
それでも1400万がエウレカ探偵事務所、5600万がアリシアコーポレーションに入る、だがこれでは約半分が帰って来ただけでまだ赤字、そこに関しては地球防衛軍がアリシアコーポレーションの資材だけを購入し使用するという契約で手を打った。
アリシアからしたら「太客への投資としては安い金額ですよ、防衛軍経由なら各国に売る事も可能ですから色々手続きも含め楽になりますしね」
と了承を得た、バハートは深く頭を下げた、エウレカ探偵事務所としてはギルド仕事の中で言えば安い案件のため、あまりメリットを感じないが従属のお願いのため、売上ではなく助け合いとして了承した
それが【特例任務】と呼ばれているのだ。
パト「ラオスの目的地までは数日は覚悟しとかないとな、今回の報酬は1500万、僕が1日動くのに20万、交通費とか情報班を動かすとなれば・・・うわ、あまり売上は期待できないかもな、さっさと終わらせないと琴歌が微妙な顔をしてしまうぞ!」
パトはそう言いながら少し焦りながら現場から離れた所に置いていた荷物を持って次の目的地に向かった。
ただし、単独と言っても本当の意味でパトが一人になるわけではない。
パト(琴歌から言われた任務、男性のみが入れる施設で敵の勢力の鎮圧、もしもの事を考えたら妥当だ、それに一人の方がやりやすい)
パトは基本エウレカ探偵事務所で働く時はスリーマンセル、もしくは従属を呼んで最低でも二人体制で戦う事を強いられていた、パト自身がではなく琴歌からのお願いだった。
パト(僕は別に問題ないのに、もしもの事を考えたら誰かが居た方が保険になるって事だろうけど、そうなったら自由に出て来る連中がいるわけだし、そういう意味で言えば絶対に一人になる事なんて絶対にないんだけどな)
パトはそう考えながら相手の拠点地まで歩く。
・・・・・・
パトは相手の拠点地の真正面に立っていた。
パト(今回の作戦は真正面突破でいいかな、完全制圧だから一人たりとも逃したくないしな、どうしよ、逃して警戒されたり残党で組織を組まれても厄介だな)
パトは考えながらも莫大なオーラを使用して建物を破壊する。
パト「オーラ・ペタ・バースト」
パトの手からオーラの大爆発が巻き起こった。
その段階で建物はほぼ崩壊。
敵A「敵だ!!」
ほぼ死んでいる敵の中にもパトの攻撃を運よく退けた者が数人いた。
パト「さて、情報はもう洗い出してるんだよね、悪いけど生け捕りなんて発想は諦めてくれ」
パトがそう言うと同時に敵A含む複数人の首が宙を舞った。
パト「神波剣(オーラ・ソード)」
パトはオーラを剣の形に変えて攻撃を仕掛けていた、この剣の切れ味は凄まじく、刃先は細かく振動しているためただ切る事も可能だがただ当てるだけで軽く刃が沈んでいく仕様にしていた。
最小で針程度、最長で2Km程度、ただし両方とも極端だと精度重視のため最小の場合火力が大幅に落ち、最長だと大雑把になりやすく切れやすいが過度な結果を生み出しやすくなる、切らなくていい所まで切るという事だ。
パト「やっぱり便利だ、形も変幻自在だから直線上と考える必要はない、狙いたいところに狙いをつけて切ればいい、剣というより鞭に近い性能だな、いつもだと雪花に良い所を譲るからたまにはこうやって帝国で学んだ特訓の成果を実践で使ってみたいよな」
と言いつつも既に敵は全滅していた。
・・・・・・
パトはエウレカ探偵事務所に連絡していた。
パト「琴歌、仕事を終えたよ、防衛軍に確認報告をして貰ってもいいかな」
琴歌「お疲れ様です、流石はパト君、この短期間でもう完全鎮圧をしてしまうなんて、抜けは大丈夫そうですか?」
パト「ああ、気配は一切感じなかったよ、最悪僕のオーラ「神派銃(オーラ・ガン)」でトドメを刺すよ」
パトのもう一つの技術、オーラを操作性のある球に変換して銃のように打ち込む技術である。
視界にあるものなら精度は100%、視界外なら【神真】で空間の気配を探知して死角であっても撃ち抜く事が可能な技術であり、距離にもよるが300m以内で死角だったとしても70%命中の精度を持っている。
パト「雪花とミーエルはどう?僕の代わりにノラを加えたけど仕事は順調そうかな?」
琴歌「定期報告では苦戦はしていないようですね、ノラさんが色々二人を引っ張ってくれてるみたいですね、助かりますよ、やっぱり帝園の方たちは全員優秀です」
琴歌は電話越しでも伝わる程ご機嫌な声でパトと喋る。
琴歌「そうですね、そのままパト君には別の依頼をお願いしましょうか、バハートさんから特例任務を2件預かっているのですがどうでしょうか?出来れば売上自体はないのでパト君一人で早急にこなしていただけたら凄く助かるのですが」
パト「ああ、わかったよ、バハートのためだからね、僕がやるよ、それで何処に行けばいいのかな?」
琴歌「ラオスに向ってください、国際犯罪組織がラオスに拠点を構えているという情報が入っています、あともう一か所はエクアドルですね、密輸の阻止をお願いしたいとのことです」
パト「ラオスの方は生け捕りがいい?エクアドルは密輸情報次第だな、フィロンに情報を任せておいてもいいかな、ラオスの件を解決している間に情報を出してもらえると助かるよ」
琴歌「わかりました、では私は情報班に仕事を伝えておきますね、後アリシア様にもよろしくお願いします」
そう話すと琴歌は電話を切った。
パト「特例任務なら仕方ないな、さっさと終わらせよう」
特例任務とは複雑な話になるのだが、防衛軍はギルドに仕事を提供しているのだがその依頼の殆どが国が依頼金を防衛軍に渡し、その何割かをギルド依頼金として提示しているのだ、つまり防衛軍は中抜きしているような形になる、つまり国という客が居なければお金が発生しないため防衛軍が対処しなければならない、だがここ最近の世界テロや東京異変等の大型事件の連続で防衛軍の人員不足が発生しているため外部に依頼しなければ仕事を回せないというのが現状だった。
バハートはパト達に相談したのが、防衛軍直接依頼の依頼料がギルド依頼金として払えないという問題に対してエウレカ探偵事務所側が無償で依頼を特例で受けてくれないかという話だった。
勿論琴歌は反対した、エウレカ探偵事務所は会社であり慈善事業ではないのだ
だがバハートは地球防衛軍でもあるが、帝国の従属であり、雪花の直属部隊所属、無下にも出来ないという事で考えた結果、アリシアコーポレーションが防衛軍発注の依頼を受け取り、アリシアコーポレーションから防衛軍に依頼を送るという内容だった。
例えばA案件で1億の依頼金が発生したとする、そのA案件をアリシアコーポレーションが買い取り、そのまま防衛軍に1億を依頼金として防衛軍に支払う、そして7000万依頼としてギルドに出す事で防衛軍は3000万の売上を出した上に依頼をこなすという形をとったのだ。
だがそれではアリシアコーポレーションが損をする、なのでこのような案件の場合はバハートが優遇してエウレカ探偵事務所に依頼する事にしたのだ、そうすれば7000万はエウレカ探偵事務所に入り、2割をエウレカ探偵事務所の売上として持ち、残りはアリシアコーポレーションに還すという流れを作ったのだ。
それでも1400万がエウレカ探偵事務所、5600万がアリシアコーポレーションに入る、だがこれでは約半分が帰って来ただけでまだ赤字、そこに関しては地球防衛軍がアリシアコーポレーションの資材だけを購入し使用するという契約で手を打った。
アリシアからしたら「太客への投資としては安い金額ですよ、防衛軍経由なら各国に売る事も可能ですから色々手続きも含め楽になりますしね」
と了承を得た、バハートは深く頭を下げた、エウレカ探偵事務所としてはギルド仕事の中で言えば安い案件のため、あまりメリットを感じないが従属のお願いのため、売上ではなく助け合いとして了承した
それが【特例任務】と呼ばれているのだ。
パト「ラオスの目的地までは数日は覚悟しとかないとな、今回の報酬は1500万、僕が1日動くのに20万、交通費とか情報班を動かすとなれば・・・うわ、あまり売上は期待できないかもな、さっさと終わらせないと琴歌が微妙な顔をしてしまうぞ!」
パトはそう言いながら少し焦りながら現場から離れた所に置いていた荷物を持って次の目的地に向かった。
patopatoblog at 02:32|Permalink
2026年09月27日
No.211 帝国・帝王直属侍女部隊
侍女「帝王様、おはようございます」
侍女達「「「帝王様、おはようございます」」」
ソルテ「声が少し大きい気がしますね、パト様は大きな声に敏感です、とくに朝は、なのでもう少し声量を下げてそして邪魔をしないように手短に練習しましょう」
ここは帝国・帝王直属侍女部隊
この部隊での使命は帝王・パト付近のみの侍女だけが所属する部隊である。
この部隊は【帝国全従属の中で最も優秀であり、尚且つパトの好みの女性であること】が入隊条件であり
専属神や専属侍女に続く最もパトと接しやすい部隊である。
業務内容、主に部隊は大きく分けて6つ
【近衛侍女課】【帝国侍女課】【清掃侍女課】【奉仕侍女課】【教育侍女課】【侍女秘書課】
【近衛侍女課】は帝国外での帝王に仕える侍女
【帝国侍女課】は帝国内での帝王に仕える侍女
【清掃侍女課】は帝王の身の回り全ての清掃管理を担う侍女
【奉仕侍女課】は帝王の身にまつわる全ての管理を担う侍女
【教育侍女課】は帝王の教育や帝王の代わりに情報を提供する侍女・現段階ではパトに勉強を教える
【侍女秘書課】は帝王の秘書として全業務の管理を担う侍女
この6部隊で構成されている。
帝王直属侍女部隊の総長を務めるのは専属神・ソルテ・ピュアデーモン
そして各課の隊長・副隊長を担っているのはソルテが持つ直属部隊【十二彩ノ聖鬼連】と呼ばれる
聖鬼神達で構成されている部隊メンバーが担っている。
専属神ソルテが担っているのは【侍女秘書課】
ソルテ自身がパトの秘書を担当している事もあり、自ら総長でありながら課隊長も兼任している。
ソルテ「この部隊が出来てから私の業務がほぼパト様だけに集中できるようになったのは嬉しいわね、今までは他の仕事で秘書としての業務に全然余裕がなかったから助かるわ」
ソルテは元々専攻部隊の総長として仕事をしていた、だがソルテ以上に専攻部隊の適正がある
専属神・四季雪花が現れた事でソルテは次に秘書補佐として業務を始めた。
当初の秘書は専属神・アリシア・ホーリーナイトが受け持っていたが、彼女がなんでも受け入れてしまい、秘書として厳しくしなければならない場面で押しに弱く、どうしてもパトを甘やかしてしまうという事からソルテが秘書として就く事になった。
ソルテも基本は大人しい性格のため、パトに対して厳しく接するというには苦手な分野だった。
だが専攻部隊でも厳しく取り締まる必要がある場面ではしっかり公私混同せずに業務当たれていた
経験を活かして、秘書業務の内ならパトに対して厳しく接する事が出来た。
・・・・・・
そんなソルテだが部署が6つ出来、自分の直属部隊が出来、仕事の責任分担が出来上がってから暇な時間が増えた。
ソルテ「【近衛侍女課】の報告書は・・・いつも通り、他の課の報告書もとくに変更点はなし、あるとするなら・・・【奉仕侍女課】かしら。」
【奉仕侍女課】パトの身にまつわる全ての管理を担う侍女
それはもちろん下も含まれる、それだけに全課の中でもこの課に所属する侍女は健康状態を最も意識している。
リラクセーション、整体、健康定期健診、美容エステ、入浴補助、性欲補助
この業務内容から日頃の会話から態度、健康体である事、疲れを基本的に感じる業務は関与せず、
とにかくパトのために業務と使命を全うする、という、定められた業務以外は絶対に関与するな
と言われる程厳しい規律を持つ課でもある。
だが問題なのはパトがその課のサービスをほぼ使っていない事だった。
訓練後のストレッチ、肉体調整と美容エステは訓練後の調整としてソルテが介入させたのだが
入浴補助や性欲補助は全く使わない。
ソルテは訓練後に全てのサービスを受けるように調整はしているが、入浴補助や性欲補助も実は
ソルテがこっそりと独占しているという事があり、ソルテ自身が肉体調整と美容エステに続いて
関与させればいい所を一切していないという事情があった。
ソルテ(入浴も性欲もここでしか私はパト様とスキンシップがとれない、それに性欲管理は筋肉や健康の面を考えたら毎日というにはよろしくない、特に運動後すぐに性欲を満たす必要性は今の所はない、だから毎日の日課にするのではなく、ソルテ直々に調整して行う業務として置いている方が多くの方面から見ても都合がいいのだ。
ソルテ「でもそうなると全然仕事がないのよね」
奉仕侍女課の所属数は300名、1日の業務で動く実働数は多くて5名、295名はまったく仕事をしないという現状があった。
どれだけ仕事がないかというと、地球の1週間で例えると
業務時間
月曜 8:00~16:00休み 16:00~0:00休み 0:00~8:00業務
火曜 8:00~16:00休み 16:00~0:00休み 0:00~8:00休み
水曜 8:00~16:00休み 16:00~0:00休み 0:00~8:00休み
木曜 8:00~16:00休み 16:00~0:00休み 0:00~8:00休み
金曜 8:00~16:00休み 16:00~0:00休み 0:00~8:00休み
土曜 8:00~16:00休み 16:00~0:00休み 0:00~8:00休み
日曜 8:00~16:00休み 16:00~0:00休み 0:00~8:00休み
という一週間に働く時間はたったの8時間というありさま、ここでパトが頻繁にサービスを使ったとしてもそこまで神材を必要としない、だが専属神メリアからの指示でこのような業務体制で基本的に万全の状態を維持出来る環境と神員配置を命令され、300名という数字もメリアから提示されていた。
ソルテ「このままだと従属から苦情がきそう・・・全然呼ばれないのに身体のコンディションは完璧にしておけって言われるのは結構キツイ・・・美容だって楽じゃないのに」
そもそも奉仕侍女課がそこまで重要なのかと言われればそうではない。
補助系業務というのは専属神や専属侍女がほぼ担ってしまっているからだ。
例えば主から「一度性欲を発散してほしい」と命令されたとしてもその命令が奉仕侍女課の従属に届く前にソルテか専属侍女として常に同行しているメルリアかエイリが使命を果たしてしまうため、従属には届かずに終える事が多い。
そんな事情もあり、部署があって神員が大勢いてもまったく意味を成してない、なのに全員が帝国の従属の中で見ても高水準なのだから宝の持ち腐れも良い所だとソルテは常に悩んでいた。
ソルテ「原因に私も少し絡んでるから強くは言えないけど、でもやっぱり自分にとって役得な所は残しておきたいって思うわよね」
侍女達「「「帝王様、おはようございます」」」
ソルテ「声が少し大きい気がしますね、パト様は大きな声に敏感です、とくに朝は、なのでもう少し声量を下げてそして邪魔をしないように手短に練習しましょう」
ここは帝国・帝王直属侍女部隊
この部隊での使命は帝王・パト付近のみの侍女だけが所属する部隊である。
この部隊は【帝国全従属の中で最も優秀であり、尚且つパトの好みの女性であること】が入隊条件であり
専属神や専属侍女に続く最もパトと接しやすい部隊である。
業務内容、主に部隊は大きく分けて6つ
【近衛侍女課】【帝国侍女課】【清掃侍女課】【奉仕侍女課】【教育侍女課】【侍女秘書課】
【近衛侍女課】は帝国外での帝王に仕える侍女
【帝国侍女課】は帝国内での帝王に仕える侍女
【清掃侍女課】は帝王の身の回り全ての清掃管理を担う侍女
【奉仕侍女課】は帝王の身にまつわる全ての管理を担う侍女
【教育侍女課】は帝王の教育や帝王の代わりに情報を提供する侍女・現段階ではパトに勉強を教える
【侍女秘書課】は帝王の秘書として全業務の管理を担う侍女
この6部隊で構成されている。
帝王直属侍女部隊の総長を務めるのは専属神・ソルテ・ピュアデーモン
そして各課の隊長・副隊長を担っているのはソルテが持つ直属部隊【十二彩ノ聖鬼連】と呼ばれる
聖鬼神達で構成されている部隊メンバーが担っている。
専属神ソルテが担っているのは【侍女秘書課】
ソルテ自身がパトの秘書を担当している事もあり、自ら総長でありながら課隊長も兼任している。
ソルテ「この部隊が出来てから私の業務がほぼパト様だけに集中できるようになったのは嬉しいわね、今までは他の仕事で秘書としての業務に全然余裕がなかったから助かるわ」
ソルテは元々専攻部隊の総長として仕事をしていた、だがソルテ以上に専攻部隊の適正がある
専属神・四季雪花が現れた事でソルテは次に秘書補佐として業務を始めた。
当初の秘書は専属神・アリシア・ホーリーナイトが受け持っていたが、彼女がなんでも受け入れてしまい、秘書として厳しくしなければならない場面で押しに弱く、どうしてもパトを甘やかしてしまうという事からソルテが秘書として就く事になった。
ソルテも基本は大人しい性格のため、パトに対して厳しく接するというには苦手な分野だった。
だが専攻部隊でも厳しく取り締まる必要がある場面ではしっかり公私混同せずに業務当たれていた
経験を活かして、秘書業務の内ならパトに対して厳しく接する事が出来た。
・・・・・・
そんなソルテだが部署が6つ出来、自分の直属部隊が出来、仕事の責任分担が出来上がってから暇な時間が増えた。
ソルテ「【近衛侍女課】の報告書は・・・いつも通り、他の課の報告書もとくに変更点はなし、あるとするなら・・・【奉仕侍女課】かしら。」
【奉仕侍女課】パトの身にまつわる全ての管理を担う侍女
それはもちろん下も含まれる、それだけに全課の中でもこの課に所属する侍女は健康状態を最も意識している。
リラクセーション、整体、健康定期健診、美容エステ、入浴補助、性欲補助
この業務内容から日頃の会話から態度、健康体である事、疲れを基本的に感じる業務は関与せず、
とにかくパトのために業務と使命を全うする、という、定められた業務以外は絶対に関与するな
と言われる程厳しい規律を持つ課でもある。
だが問題なのはパトがその課のサービスをほぼ使っていない事だった。
訓練後のストレッチ、肉体調整と美容エステは訓練後の調整としてソルテが介入させたのだが
入浴補助や性欲補助は全く使わない。
ソルテは訓練後に全てのサービスを受けるように調整はしているが、入浴補助や性欲補助も実は
ソルテがこっそりと独占しているという事があり、ソルテ自身が肉体調整と美容エステに続いて
関与させればいい所を一切していないという事情があった。
ソルテ(入浴も性欲もここでしか私はパト様とスキンシップがとれない、それに性欲管理は筋肉や健康の面を考えたら毎日というにはよろしくない、特に運動後すぐに性欲を満たす必要性は今の所はない、だから毎日の日課にするのではなく、ソルテ直々に調整して行う業務として置いている方が多くの方面から見ても都合がいいのだ。
ソルテ「でもそうなると全然仕事がないのよね」
奉仕侍女課の所属数は300名、1日の業務で動く実働数は多くて5名、295名はまったく仕事をしないという現状があった。
どれだけ仕事がないかというと、地球の1週間で例えると
業務時間
月曜 8:00~16:00休み 16:00~0:00休み 0:00~8:00業務
火曜 8:00~16:00休み 16:00~0:00休み 0:00~8:00休み
水曜 8:00~16:00休み 16:00~0:00休み 0:00~8:00休み
木曜 8:00~16:00休み 16:00~0:00休み 0:00~8:00休み
金曜 8:00~16:00休み 16:00~0:00休み 0:00~8:00休み
土曜 8:00~16:00休み 16:00~0:00休み 0:00~8:00休み
日曜 8:00~16:00休み 16:00~0:00休み 0:00~8:00休み
という一週間に働く時間はたったの8時間というありさま、ここでパトが頻繁にサービスを使ったとしてもそこまで神材を必要としない、だが専属神メリアからの指示でこのような業務体制で基本的に万全の状態を維持出来る環境と神員配置を命令され、300名という数字もメリアから提示されていた。
ソルテ「このままだと従属から苦情がきそう・・・全然呼ばれないのに身体のコンディションは完璧にしておけって言われるのは結構キツイ・・・美容だって楽じゃないのに」
そもそも奉仕侍女課がそこまで重要なのかと言われればそうではない。
補助系業務というのは専属神や専属侍女がほぼ担ってしまっているからだ。
例えば主から「一度性欲を発散してほしい」と命令されたとしてもその命令が奉仕侍女課の従属に届く前にソルテか専属侍女として常に同行しているメルリアかエイリが使命を果たしてしまうため、従属には届かずに終える事が多い。
そんな事情もあり、部署があって神員が大勢いてもまったく意味を成してない、なのに全員が帝国の従属の中で見ても高水準なのだから宝の持ち腐れも良い所だとソルテは常に悩んでいた。
ソルテ「原因に私も少し絡んでるから強くは言えないけど、でもやっぱり自分にとって役得な所は残しておきたいって思うわよね」
patopatoblog at 15:52|Permalink
2026年08月26日
No.210 世界辞典 著者不明
この記録は誰かが記載したものである。
記録
世界黙示録
天帝神王の器を超えた存在が現れた。
その名は光世界 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
彼の存在は光世界三代目世界王が隠し続けて来た。
それは全世界の常識を揺るがす化物だった。
どう化けたらあの存在が生まれる?
どんな配合をすればあんな世界王が生まれる?
全てが謎に包まれた存在、だが言える事は彼の力は過去、天帝神王の地位についたものでさえ
理解出来ない領域にいる事だろう。
その代表例が【世界辞典(ミール・スラヴァ―リ】という力だろう。
彼の完成形とも言える神羅万象を超えた絶対的力、それは世界そのものを無数の本に記録し、それを呼び起こす事で彼の持つ【無数の世界から呼び出される】仕組みなのだ。
彼の持つ世界の数は誰も把握していない。
著者曰く能力を持つ彼ですら把握できていないと言っていた。
彼曰く
「この本は見る度に項目が増える、【部】【章】【節】【項目】【順】と正式に並び増えている、中身もよく変わるから覚える事もない、把握しても増え続ける、だからもう把握はしていない、その本と世界を管理している奴に全部任せてる、これだけの数があると似たような世界が沢山ある、だから似た世界は【項目】内で順位が定められている、それで順位が低ければ管理者が選ぶことはないだろう、でも別に壊れて良い程度のものだと捨て駒として差し出すかもしれない、今更世界が一つ壊れても何も影響しないしそもそも気付けない、もう考えるのを辞めたんだ」
そういう彼の右手には一冊の分厚い本があった、外見からして1000ページは超えるだろうか。
「分厚いだろう?この中を開くと目が痛くなる程の世界の数と情報が開示されているんだ、昔世話になった星で「カラオケリスト」を思い出して笑ったかな、わからないだろう?その時は殆ど電子機械を使って検索すれば思い通りの結果が出て来てたんだよ、だけど昔は違くてすっごく分厚い本に「曲名、歌手、入力番号」がびっしり順番通りに並んでたんだ、一度だけ見た事あるんだ、今思うと不便だったと思う、今それをやらされている気分だよ、この本にも「世界の名前、世界王の名前、世界の主名、順位」が記載されてる、そこにどんな世界でとか情報なんてないんだ、ただ項目として記載されてるだけ、こう見たら順位が高い奴を選べば安牌だと思うよね、それがこの順位の狙いだと思うんだ」
彼は笑いながら本とパラパラと適当にめくるとそのまま本を閉じた。
「本当狂ってしまった、世界と世界王を持つのは帝王神候補級、それが昔の常識だった、でも今は違う。世界と世界王を持つ事が当たり前になってしまった、それは生態系を大きく変えてしまった、昔の価値観で言えば一般人全てが帝王神候補級の実力者とでも言うのかな、実際に悪いと思ってる、だからもう現実世界に手を出すのは辞めたんだ、でもまさか世界の中で世界持ちと世界王を持たせるなんて考えもつかなかった」
彼は頭を抱えた。
「甘かったんだ、現実世界だけ気にしていればって、でも違った、もう止まらないんだ、例えば一つの世界で多くの従属が存在するとしよう、今まではあくまで各世界の従属だからとほぼ影響を受ける事がなかったんだ、だけど現実世界に手を出さなくなったと分かれば自分の世界は自身で作った世界の従属に世界と世界王を与えだした、結果無限に世界と世界王が増殖し続けるという事案が発生してしまった、まるで三面鏡で永遠と鏡を向かい合わせた自分を見つめるみたいに増殖し続ける、なにもしなくてもこうして分厚い本が作られていく、現実世界に干渉しない方が都合が良いと判断したんだろう、自分で作った従属なら雑に扱っても誰も気づかないからきっと試験的な意味も含めて世界を与えたりしているんだと思う」
彼は著者の肩に手を置いた。
「君はきっとある程度満足すれば死ねるよ、それが幸か不幸か関係ない、きっとある程度やりきれたと納得して消える事が出来るだろう、でも自分はダメだ、もう死ねない、寿命だって存在しない、自分に関わった人達も同じだ、きっとこれから死ぬことも出来ない生き地獄を味わう事になるだろう、申し訳ないと思う、でも自分は安心している、今の関係がずっと続く保証なんてない、根拠もない、だけど不甲斐ない自分を知ってくれている人たちが居る、それだけで救われる事もあるんだ、ずっと天帝神王として君臨し続ける事になるだろうからね、きっと世界が自分に追いつく事はこれから一生あり得ないだろう」
著者は聞いた「何故、そう言い切れるのか」と
彼は笑いながら答えた。
「例え死んでもその結果を許さない子が居るからだよ、死ねば死ぬ程本当の【死】が遠ざかっていくんだ、ならもう死なない方がマシだと思わないかい?これからは死ぬことも負ける事も許されない、勝つ事しか出来ない、競う事もない、スリルなんてもう二度と味わう事もないだろう、昔が懐かしい、昔は目の前の事だけを考えていた、だけどもう目の前を見たくないんだ、見ても無限に広がる荒野を眺めているような気分になる、ゴールが存在しない、誰も追いつかない、だからこれは確信なんだ、誰も救えないし、救われない、きっとこの世界は定期的に変わるような神ではなく【不動の頂点】が欲しかったんだろう、人間が神を絶対的存在と信じるのと同じように、神は帝王神を絶対的存在と信じるように、帝王神や天帝神達は天帝神王を絶対的存在と信じるように、これから自分は絶対的であり続けないといけないんだ、それほどつまらないものはないよ、特別扱いだってずっとその扱いなら自分にとっては普通の扱いになるんだからさ」
彼は椅子に座る。
不思議な感覚だ、彼は一人で椅子に座っているはずなのに、気配が一つではないのだ
一人ではあるがそれが無数に重なり合って気配が追い付かない、そんな感覚に近い。
著者「今私が天帝神王様に攻撃を仕掛けた場合、どれだけの従属が私に襲い掛かってくるのですかね・・・」
著者は特質過ぎる気配に対して好奇心が抑えきれずに聞いてしまう。
彼は怒る事なく答える。
「少なくとも、過去天帝神王が手も足も出ない程の子達が100人くらい・・・かな、自分から世界を呼んでそこから従属を呼ぶのがルールなんだけど守らない血の気の多い子が無数に世界があればやっぱりそれなりに居てね、困ってるんだ、無数に出て来られても面倒だから上限早い者勝ちで100名に普段は自動設定してるかな、勿論攻撃だけじゃないよ、守りもさ」
彼は楽しそうに話す。
著者「隠さないのですね、自分の能力について」
「隠したところで意味がないだろう?むしろ知ってもらいたいんだ、知ったうえで自分への対策をしてほしい、でも知ったら皆諦める、そうだろう?本来天帝神王に成れる程の器を持つ神が赤子同然に葬られるんだ、しかもそれが有象無象の世界の世界王ならまだしも有象無象の世界の住人にだ、屈辱にもほどがあるだろう?君にだってそうだよ、別に自分を殺す気で襲い掛かってくれても構わない、別に怒りも何もない、だけど従属が勝手に動くんだ、ちなみにその従属は自分も面識がない子の方が多くてね、命令は聞いてくれるけど誰かわからないから困ってるんだ、なにせ性格もわからないし重要性もわからないからさ、無下にも出来ないのが辛い所なんだ」
著者「天帝神王様が絶対的存在である事は認知しました、そのうえで最後に一つだけもしもの話をさせてください、もし貴方が今望むなら何を望みますか?」
彼は真っ直ぐと著者に向って話す。
「なにも望まないよ、ただこれからも神全体の絶対的存在であり続けるだけさ、全てを手に入れてる存在が何かを望んだらそれはもう絶対じゃないだろう、皆の理想を壊したくないんだ」
著者「ありがとうございました天帝神王、またお時間ある時に今回のような時間を頂いてもよろしいですか」
「ああ、いつでも遊びにおいで」
・・・・・・
記録はここで終わっている。
この記録は過去のものなのか、未来のものなのか、それは定かではない。
記録
世界黙示録
天帝神王の器を超えた存在が現れた。
その名は光世界 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
彼の存在は光世界三代目世界王が隠し続けて来た。
それは全世界の常識を揺るがす化物だった。
どう化けたらあの存在が生まれる?
どんな配合をすればあんな世界王が生まれる?
全てが謎に包まれた存在、だが言える事は彼の力は過去、天帝神王の地位についたものでさえ
理解出来ない領域にいる事だろう。
その代表例が【世界辞典(ミール・スラヴァ―リ】という力だろう。
彼の完成形とも言える神羅万象を超えた絶対的力、それは世界そのものを無数の本に記録し、それを呼び起こす事で彼の持つ【無数の世界から呼び出される】仕組みなのだ。
彼の持つ世界の数は誰も把握していない。
著者曰く能力を持つ彼ですら把握できていないと言っていた。
彼曰く
「この本は見る度に項目が増える、【部】【章】【節】【項目】【順】と正式に並び増えている、中身もよく変わるから覚える事もない、把握しても増え続ける、だからもう把握はしていない、その本と世界を管理している奴に全部任せてる、これだけの数があると似たような世界が沢山ある、だから似た世界は【項目】内で順位が定められている、それで順位が低ければ管理者が選ぶことはないだろう、でも別に壊れて良い程度のものだと捨て駒として差し出すかもしれない、今更世界が一つ壊れても何も影響しないしそもそも気付けない、もう考えるのを辞めたんだ」
そういう彼の右手には一冊の分厚い本があった、外見からして1000ページは超えるだろうか。
「分厚いだろう?この中を開くと目が痛くなる程の世界の数と情報が開示されているんだ、昔世話になった星で「カラオケリスト」を思い出して笑ったかな、わからないだろう?その時は殆ど電子機械を使って検索すれば思い通りの結果が出て来てたんだよ、だけど昔は違くてすっごく分厚い本に「曲名、歌手、入力番号」がびっしり順番通りに並んでたんだ、一度だけ見た事あるんだ、今思うと不便だったと思う、今それをやらされている気分だよ、この本にも「世界の名前、世界王の名前、世界の主名、順位」が記載されてる、そこにどんな世界でとか情報なんてないんだ、ただ項目として記載されてるだけ、こう見たら順位が高い奴を選べば安牌だと思うよね、それがこの順位の狙いだと思うんだ」
彼は笑いながら本とパラパラと適当にめくるとそのまま本を閉じた。
「本当狂ってしまった、世界と世界王を持つのは帝王神候補級、それが昔の常識だった、でも今は違う。世界と世界王を持つ事が当たり前になってしまった、それは生態系を大きく変えてしまった、昔の価値観で言えば一般人全てが帝王神候補級の実力者とでも言うのかな、実際に悪いと思ってる、だからもう現実世界に手を出すのは辞めたんだ、でもまさか世界の中で世界持ちと世界王を持たせるなんて考えもつかなかった」
彼は頭を抱えた。
「甘かったんだ、現実世界だけ気にしていればって、でも違った、もう止まらないんだ、例えば一つの世界で多くの従属が存在するとしよう、今まではあくまで各世界の従属だからとほぼ影響を受ける事がなかったんだ、だけど現実世界に手を出さなくなったと分かれば自分の世界は自身で作った世界の従属に世界と世界王を与えだした、結果無限に世界と世界王が増殖し続けるという事案が発生してしまった、まるで三面鏡で永遠と鏡を向かい合わせた自分を見つめるみたいに増殖し続ける、なにもしなくてもこうして分厚い本が作られていく、現実世界に干渉しない方が都合が良いと判断したんだろう、自分で作った従属なら雑に扱っても誰も気づかないからきっと試験的な意味も含めて世界を与えたりしているんだと思う」
彼は著者の肩に手を置いた。
「君はきっとある程度満足すれば死ねるよ、それが幸か不幸か関係ない、きっとある程度やりきれたと納得して消える事が出来るだろう、でも自分はダメだ、もう死ねない、寿命だって存在しない、自分に関わった人達も同じだ、きっとこれから死ぬことも出来ない生き地獄を味わう事になるだろう、申し訳ないと思う、でも自分は安心している、今の関係がずっと続く保証なんてない、根拠もない、だけど不甲斐ない自分を知ってくれている人たちが居る、それだけで救われる事もあるんだ、ずっと天帝神王として君臨し続ける事になるだろうからね、きっと世界が自分に追いつく事はこれから一生あり得ないだろう」
著者は聞いた「何故、そう言い切れるのか」と
彼は笑いながら答えた。
「例え死んでもその結果を許さない子が居るからだよ、死ねば死ぬ程本当の【死】が遠ざかっていくんだ、ならもう死なない方がマシだと思わないかい?これからは死ぬことも負ける事も許されない、勝つ事しか出来ない、競う事もない、スリルなんてもう二度と味わう事もないだろう、昔が懐かしい、昔は目の前の事だけを考えていた、だけどもう目の前を見たくないんだ、見ても無限に広がる荒野を眺めているような気分になる、ゴールが存在しない、誰も追いつかない、だからこれは確信なんだ、誰も救えないし、救われない、きっとこの世界は定期的に変わるような神ではなく【不動の頂点】が欲しかったんだろう、人間が神を絶対的存在と信じるのと同じように、神は帝王神を絶対的存在と信じるように、帝王神や天帝神達は天帝神王を絶対的存在と信じるように、これから自分は絶対的であり続けないといけないんだ、それほどつまらないものはないよ、特別扱いだってずっとその扱いなら自分にとっては普通の扱いになるんだからさ」
彼は椅子に座る。
不思議な感覚だ、彼は一人で椅子に座っているはずなのに、気配が一つではないのだ
一人ではあるがそれが無数に重なり合って気配が追い付かない、そんな感覚に近い。
著者「今私が天帝神王様に攻撃を仕掛けた場合、どれだけの従属が私に襲い掛かってくるのですかね・・・」
著者は特質過ぎる気配に対して好奇心が抑えきれずに聞いてしまう。
彼は怒る事なく答える。
「少なくとも、過去天帝神王が手も足も出ない程の子達が100人くらい・・・かな、自分から世界を呼んでそこから従属を呼ぶのがルールなんだけど守らない血の気の多い子が無数に世界があればやっぱりそれなりに居てね、困ってるんだ、無数に出て来られても面倒だから上限早い者勝ちで100名に普段は自動設定してるかな、勿論攻撃だけじゃないよ、守りもさ」
彼は楽しそうに話す。
著者「隠さないのですね、自分の能力について」
「隠したところで意味がないだろう?むしろ知ってもらいたいんだ、知ったうえで自分への対策をしてほしい、でも知ったら皆諦める、そうだろう?本来天帝神王に成れる程の器を持つ神が赤子同然に葬られるんだ、しかもそれが有象無象の世界の世界王ならまだしも有象無象の世界の住人にだ、屈辱にもほどがあるだろう?君にだってそうだよ、別に自分を殺す気で襲い掛かってくれても構わない、別に怒りも何もない、だけど従属が勝手に動くんだ、ちなみにその従属は自分も面識がない子の方が多くてね、命令は聞いてくれるけど誰かわからないから困ってるんだ、なにせ性格もわからないし重要性もわからないからさ、無下にも出来ないのが辛い所なんだ」
著者「天帝神王様が絶対的存在である事は認知しました、そのうえで最後に一つだけもしもの話をさせてください、もし貴方が今望むなら何を望みますか?」
彼は真っ直ぐと著者に向って話す。
「なにも望まないよ、ただこれからも神全体の絶対的存在であり続けるだけさ、全てを手に入れてる存在が何かを望んだらそれはもう絶対じゃないだろう、皆の理想を壊したくないんだ」
著者「ありがとうございました天帝神王、またお時間ある時に今回のような時間を頂いてもよろしいですか」
「ああ、いつでも遊びにおいで」
・・・・・・
記録はここで終わっている。
この記録は過去のものなのか、未来のものなのか、それは定かではない。
patopatoblog at 01:27|Permalink
2026年07月29日
No.209 界羅
界羅 本名 ミール・カイラ
パト・ディカイオス・エウレカが生誕した際に生まれた世界王。
元々万園の世界王として君臨し、パトの力として見守っていた存在だった。
パトと同じく育ったメリアと同じく幼馴染のような存在。
以前のパトはミールをまるで兄妹のように、自分しか知らない家族のように大切に接していた。
ミールもそんなパトに世界王でありながら恋をしていた。
パトは力を失う、その時にミールはパトに干渉出来なくなる。
メリアがパトの中に入る事で消滅を防ぎなんとか肉体を維持する事に成功する。
この時にパトの中に【帝園】が混ざる。
そして次に黄龍を身体の中に取り込む事でパトの身体に恩恵を与えようとするが失敗。
少しの年月が経ち、四季雪花が専属神になり、肉体関係を持つ。
その結果四季雪花の中に存在していた青龍が覚醒する。
このようにパトが徐々に力を取り戻す事により、神羅万象支配(世界)を会得する。
そしてストレリチアという世界王が生まれた。
界羅の過ちはその誕生を見届けなかった事、パトに干渉出来なくなった原因を解決するために
界羅は過去に戻った。だが所詮は世界王、ならば世界王という壁を超える必要があると考えた界羅は
過去に戻り、全ての経験を世界として取り込んだ。
これならパトを救える。
そう考えた、だがストレリチアというパトから生まれたもう一人の世界王に敗れる。
・・・・・・
界羅は考える。
界羅が生まれたのは確かにパトの世界王としてだ。
だがなら何故ストレリチアは生まれたのか、それは神羅万象支配を会得したパトは以前のパトとは違う個体だったからではないかと考えた。
以前のパトとは別の個体、それだけなら力も持たない存在だった。
だが神羅万象支配を会得した事により世界王と世界をもう一度宿した、パトというベースがあるため万園という世界はきっと変わらなかったのだろう、だが世界王は違う、だからストレリチアが生まれた。
そして聞けばストレリチアは元々凄く弱かったと聞いた。
それは当然だと思った。
何も持たないパトから生まれた世界王なら何も持っていない事は必然であると。
だがその後の対応で全てを奪われた。
界羅は考える、そして考えた結果、諦めた。
界羅にとってストレリチアは最も相性が悪い相手だという事に気付いたからだ。
一度は勝てる、例えば界羅がストレリチアの持つ概念全てを世界として取り込めばストレリチアを完封する事が出来る、だがストレリチアはそれで死ぬどころか強くなって復活する、倒せば倒すだけ強くなって復活する、つまりストレリチアは【後だしジャンケンで必ず勝つ】力を持っている、どれだけ力を身に着けようがそれを上回って後だしで勝つ、つまり何度やっても勝てないどころか、ただでさえ敵わない、自分が努力して、リスクを追って解明した力もストレリチアを倒すだけで彼女は私の努力を嘲笑うかのように吸収して自分のものにしてしまう、だからもう戦わない。
界羅は長い年月ストレリチアの右腕として、そして同じくパトから生まれた世界王として完璧すぎる妹を持ったような感覚で腹心として全ての行く末を見守って来た。
ストレリチアは心優しい性格だった。
そして責任感があり、使命感も強かった。
その結果自殺した。
そして再度蘇り、強くなった。
心配しなかった、彼女はきっとこの心の弱さも全て克服してしまうのだろうと。
世界王戦争は傍観していた、生憎私に勝負を挑む世界王は存在しなかった。
ストレリチアが成功して生み出した最強種も気付けばかなりの数を減らしていた。
終戦した後は新たな世界王が生まれた事に関する用事で忙しかった。
【帝園】に新たなに生まれた未熟なパトの世界王達を隔離、成長させるために私は第五園の御神体として自身を封印しミール・エデンとして帝園を運営する事にした。
元々第五園の御神体として置くはずだったエニアを帝園内で記憶を奪って野放しにしておけばいいと考えていた、彼女はアムという名前で生活しているだろう。
だがもし、ミール・エデンがアムを見つけて何かを企んでもそれでもいいと考えた、別に見殺しにするつもりはない、ただ本来座るはずだった席に自分が座って、席が余ってないから適当にあしらっているだけなのだから、そこに別の席を昔のミールが考えて用意するなら界羅としての私が関与することではないと考えた。
・・・・・・
とうとう帝王様が真実に近づいた。
でも万園はもう止まらないし、私自身ストレリチアが何を考えているのか、どこまで見ているのかわからない、今の私はただ現状を見据えて導くだけだ。
今の帝王様に界羅は必要ない、必要なのは身近で帝王様が認識出来る程度の強さの子が帝王様を導いてあげる事だ、私が関われば過剰になり帝王様が壊れてしまう、私はストッパーの役割、私が帝王様を壊させない、全部守って見せる、ストレリチアは前を私は後ろを、それでいいんじゃない。
パト・ディカイオス・エウレカが生誕した際に生まれた世界王。
元々万園の世界王として君臨し、パトの力として見守っていた存在だった。
パトと同じく育ったメリアと同じく幼馴染のような存在。
以前のパトはミールをまるで兄妹のように、自分しか知らない家族のように大切に接していた。
ミールもそんなパトに世界王でありながら恋をしていた。
パトは力を失う、その時にミールはパトに干渉出来なくなる。
メリアがパトの中に入る事で消滅を防ぎなんとか肉体を維持する事に成功する。
この時にパトの中に【帝園】が混ざる。
そして次に黄龍を身体の中に取り込む事でパトの身体に恩恵を与えようとするが失敗。
少しの年月が経ち、四季雪花が専属神になり、肉体関係を持つ。
その結果四季雪花の中に存在していた青龍が覚醒する。
このようにパトが徐々に力を取り戻す事により、神羅万象支配(世界)を会得する。
そしてストレリチアという世界王が生まれた。
界羅の過ちはその誕生を見届けなかった事、パトに干渉出来なくなった原因を解決するために
界羅は過去に戻った。だが所詮は世界王、ならば世界王という壁を超える必要があると考えた界羅は
過去に戻り、全ての経験を世界として取り込んだ。
これならパトを救える。
そう考えた、だがストレリチアというパトから生まれたもう一人の世界王に敗れる。
・・・・・・
界羅は考える。
界羅が生まれたのは確かにパトの世界王としてだ。
だがなら何故ストレリチアは生まれたのか、それは神羅万象支配を会得したパトは以前のパトとは違う個体だったからではないかと考えた。
以前のパトとは別の個体、それだけなら力も持たない存在だった。
だが神羅万象支配を会得した事により世界王と世界をもう一度宿した、パトというベースがあるため万園という世界はきっと変わらなかったのだろう、だが世界王は違う、だからストレリチアが生まれた。
そして聞けばストレリチアは元々凄く弱かったと聞いた。
それは当然だと思った。
何も持たないパトから生まれた世界王なら何も持っていない事は必然であると。
だがその後の対応で全てを奪われた。
界羅は考える、そして考えた結果、諦めた。
界羅にとってストレリチアは最も相性が悪い相手だという事に気付いたからだ。
一度は勝てる、例えば界羅がストレリチアの持つ概念全てを世界として取り込めばストレリチアを完封する事が出来る、だがストレリチアはそれで死ぬどころか強くなって復活する、倒せば倒すだけ強くなって復活する、つまりストレリチアは【後だしジャンケンで必ず勝つ】力を持っている、どれだけ力を身に着けようがそれを上回って後だしで勝つ、つまり何度やっても勝てないどころか、ただでさえ敵わない、自分が努力して、リスクを追って解明した力もストレリチアを倒すだけで彼女は私の努力を嘲笑うかのように吸収して自分のものにしてしまう、だからもう戦わない。
界羅は長い年月ストレリチアの右腕として、そして同じくパトから生まれた世界王として完璧すぎる妹を持ったような感覚で腹心として全ての行く末を見守って来た。
ストレリチアは心優しい性格だった。
そして責任感があり、使命感も強かった。
その結果自殺した。
そして再度蘇り、強くなった。
心配しなかった、彼女はきっとこの心の弱さも全て克服してしまうのだろうと。
世界王戦争は傍観していた、生憎私に勝負を挑む世界王は存在しなかった。
ストレリチアが成功して生み出した最強種も気付けばかなりの数を減らしていた。
終戦した後は新たな世界王が生まれた事に関する用事で忙しかった。
【帝園】に新たなに生まれた未熟なパトの世界王達を隔離、成長させるために私は第五園の御神体として自身を封印しミール・エデンとして帝園を運営する事にした。
元々第五園の御神体として置くはずだったエニアを帝園内で記憶を奪って野放しにしておけばいいと考えていた、彼女はアムという名前で生活しているだろう。
だがもし、ミール・エデンがアムを見つけて何かを企んでもそれでもいいと考えた、別に見殺しにするつもりはない、ただ本来座るはずだった席に自分が座って、席が余ってないから適当にあしらっているだけなのだから、そこに別の席を昔のミールが考えて用意するなら界羅としての私が関与することではないと考えた。
・・・・・・
とうとう帝王様が真実に近づいた。
でも万園はもう止まらないし、私自身ストレリチアが何を考えているのか、どこまで見ているのかわからない、今の私はただ現状を見据えて導くだけだ。
今の帝王様に界羅は必要ない、必要なのは身近で帝王様が認識出来る程度の強さの子が帝王様を導いてあげる事だ、私が関われば過剰になり帝王様が壊れてしまう、私はストッパーの役割、私が帝王様を壊させない、全部守って見せる、ストレリチアは前を私は後ろを、それでいいんじゃない。
patopatoblog at 01:44|Permalink
No.208 ストレリチアの歴史
ストレリチア・オール・ロイヤル
彼女が生まれたのはパト・ディカイオス・エウレカが神羅万象支配(世界)を習得した時だ。
彼の才能は【全てに染まり、全てを染める】
ストレリチア・オール・ロイヤル。
ストレリチアは主であるパトと同じ力を持っている。
ストレリチアの記憶は神羅万象を会得したパトの姿を見た時だった。
その時の万園はただただ真っ白だった。
なにも無かった。
ストレリチアは最も無力な世界王として生まれた。
世界王ランクで表すならEランクも満たない弱い世界王として生まれたストレリチア。
ただ出来た事は【全てに染まり、全てを染める】ことだ。
ストレリチアは無力な自分に対してまず行った事は過去に戻ったことだった。
これは専属神 ハクの時空支配から得た力だった。
時間にして何億という時間より前に戻った。
ストレリチアは全てから染まった、あらゆる歴史、無限に近い数の神々から多くの経験、能力、特性、全ての色を自ら染まった。
その探究は光世界に留まる事はない、闇世界、異世界、神世界の全てから力を得た。
それは歴代の天帝神王から天帝神、帝王神、帝王神候補、神王、最上級神、上級神、中級神、下級神、そして本来発掘される事がなかったであろう未開発の可能性全てをストレリチアは長い年月を掛けて吸収した。
・・・・・・
長い年月、ストレリチアは吸収する事だけに注力を注いでいたため、戦うという事を一切してこなかった。
そもそもストレリチアはストレリチアとして個体を持つまでの間は【現象】として全てを吸収していた。
そして再度数億年の時を得て肉体を得る事になる。
パトの誕生だ。
パトが生まれた事によりストレリチアの肉体はパトの世界王として出現する。
そして今まで力を集めて来たストレリチアの力は凄まじく、この時既に【全てを得た天帝神王を超越した世界王】として君臨する。この段階で世界王ランクはEXランクとなる。
全てを手に入れたストレリチアだが問題が発生した。
自分が出来る事に限界があった事を。
そして最初の敗北を知る。
・・・・・・
ストレリチアは弱き自分を鍛えるために過去に戻った。
それはタイムパラドックスを起こし、乱し、だがその乱れをものともせずに得て来たものだ。
その異常とも見える行動と同じことをしていた世界王がもう一人存在していた。
その名は界羅(かいら)、本名はミールと呼ばれるパトから生まれた世界王だった。
ストレリチアは憤慨した、自分こそがパトの真の世界王だと、だがミールも同じくパトから生まれた真の世界王と名乗る。
そして二人は認識した。
お互いが過去に戻り、今のパトのために力をつけようとした結果、本来得られるはずの未来、結果が変わってしまっていた事に。
ストレリチアとミールは決闘をした。
自分こそが真のパトの世界王だと。
主一人に対して生まれる世界王は一人。それに例外は存在しない。
だが現在パトには二人の世界王が存在する。
結果、最初はミールがストレリチアを撃破した。
ミールは【神羅万象(世界)】を強く継いだ世界王だった。
自身こそが世界、自身こそが全ての原点、だからこそ全てを知る必要がある、
そう考えたミールがとった行動が過去に戻る事にあった。
ストレリチアが肉体を持たなかったと同じようにミールも肉体を持たなかった。
だが行った事は同じだった。
全てを自分の世界に取り込んだミール
全てから染まり、自分色に染めたストレリチア
その勝負はミールが圧倒した。
だがストレリチアはその現実を受け入れられなかった。
まだ未完全、だからこそ次は現時点で未完全な自分、不足している部分を持つ自分を生み出す必要があると考えたストレリチアは別世界の同じく過去に戻り、多くの事から染まり、染めた、だが別の感性で染まった別の可能性を持つストレリチアを召喚した。
ここでストレリチア・オール・ロイヤル・ユンケアが召喚された。
オリジナルであるストレリチア・オール・ロイヤルは別世界から召喚されたストレリチアから【レギネ】と呼ばれ、オリジナルストレリチアは【ユンケア】と呼んだ。
そして二人のストレリチアは共鳴し、互いに染め上げ、強きストレリチアが誕生した、この時のストレリチアの世界王ランクはEX+++を超える。
・・・・・・
敗北を得た次に得た物は勝利だった。
ミールは新たに染めたストレリチアに敗北した。
ストレリチアはミールの全てを染め、そしてミールを染めた。
この時界羅の強さは既にEX+++クラスはあった。
だが敗北した。
この時に界羅はストレリチアには敵わないと自覚する。
そしてストレリチアは万園の世界王として君臨する。
・・・・・・
時が経った。
パトが1歳で帝王神候補達全員を撃破するという前代未聞が起こった。
それはそうだった。
1歳のパトの中にはストレリチアと界羅の二人が世界王として君臨していたからだ。
並大抵の世界王が太刀打ち出来るものではなかった。
だがまだ法則支配しか会得していないパトにとって二人の世界王は都合が悪かった。
神羅万象支配ならもっと容易に力を扱えていたが、この時のパトは法則支配だけで全てを扱っていた。
だがパトはそれだけで光世界で最強だった。
扱える法則の桁が既に光世界が持つとされる法則の数を優に越していたからだ。
パトの法則支配の中には四大世界の法則全てが組み込まれており、それを独自の力で全てを扱っていた。
彼は既に神羅万象の力を自身の力だけで扱っていたのだ。
ストレリチアは万園の世界王として君臨した事に満足せずに次の段階に入った。
まずストレリチアは世界王を作ることが出来るようになっていた。
だが今までそのような事をした事がなかったため、練習が必要だった。
そこで行われたのが【世界王の大多数の登場】、そして【世界王戦争】だ。
・・・・・・
ストレリチアが作った世界王は帝王神候補が持つ世界王レベルの高性能の者ばかり、だがストレリチアはもっと強い個体を作れると考え世界王を作り続ける。
その中で最もうまく創造出来た世界王を【最強種】と名付け、経験値を積ませるために大量に作った世界王達を練習台に戦闘と経験、能力の向上を図った。
それが万園の中でパトが神羅万象の力を正式に得るまでに行った事だった。
万園の時間を支配する事によってパトの1年を1万年、という年月に改竄し、世界王同士を戦わせ続けた。
・・・・・・
ストレリチアは疲弊しきっていた。
最初こそは自分のために行っていた世界王生成と世界王戦争、だがその世界王にも自我があり、戦闘を好まない者が居て、そして生きたいと願う者が居た、だがそんな世界王達は強き世界王に命喰われ糧とされてきた。
その悲鳴をストレリチアは耐えきれなかった。
世界王皆ストレリチアと同じ志は持っていなかったのだ。
心を病んだストレリチアは世界王を作るのを辞めた。
そこから世界王戦争は瞬く間に終息し、ほぼ無限に近い数が居た世界王の数も5体にまで落ち着いた。
ストレリチアは世界王戦争が終え、残った6名の世界王を見て自身が行った事の愚かさを自覚し、自害した。
そしてそこで生まれたのが
三度目のストレリチア・オール・ロイヤル・ニコライだった。
ニコライは心が弱り切ったストレリチアから自動で召喚されたため、心が強く、誰にでも分け隔てなく付き合い、面倒見の良い存在として降臨した。
そしてそのニコライを吸収した事により再度強くなったストレリチアはパトの神羅万象支配会得までの間、自身が作った世界王達の戦争で生き残った5名と界羅を合わせて【円卓の王】と呼ばれる組織を作り、万園を繁栄させる精鋭達を集結させた。
界羅がストレリチアに助言を与える。
「今の数だと万園は繁栄するには時間が掛かり過ぎる、少なくとも13名の精鋭を作り、そして精鋭の成長を滞らせないためにある程度予備を作り、切磋琢磨させながら万園の繁栄に携わせるべきだと。
ストレリチアは界羅の言う通り、13名と数名の世界王を今度は時間を掛けて作り、万園の運営を任せる事にした。
・・・・・・
パトが神羅万象支配を再度会得した。
そして再度世界王が生まれた。
それは異例の12名の未熟な世界王だった。
ストレリチアは困惑を隠せなかった。
自分が生まれた歴史とはまた違った世界王達。
ストレリチアは界羅と話す。
するとストレリチアと界羅では生まれた時間が違う事が発覚した。
ストレリチアはパトが全てを無くし、メリアがパトの体内に入り、月花の記憶を媒体にして神羅万象を会得した事によって生まれた いわば今のパトの世界王。
だが界羅、ミールが生まれたは本当の意味でパトが生まれた時、パトが生誕した時に出来た万園の世界の世界王こそが界羅ことミールだった。
つまりこの段階で界羅(ミール)が生まれる事は必然ではあるが、ストレリチアの生まれはそれまでのパトの持つポテンシャルに依存するため、ストレリチアが帝王神候補時代のパトに多くの恩恵を与えた事により、ストレリチアが生まれなくなったのだ。
これが本来ストレリチアが生まれるはずだった時代が変わったタイムパラドックスの代償だった。
・・・・・・
二周目、ストレリチアにとって二周目となるパトの神羅万象支配会得で生まれた12体の未熟な世界王
それらをパトと月花の繋がりで生まれた【帝園】に御神体として預ける事にした。
万園には既にストレリチア、そして界羅が作り上げた社会が存在していたため、今更パトから生まれた世界王に座らせる席がなかったのだ。
界羅は12体のうち、一体を独自で隠し、その席に自ら座る事で帝園に置いた御神体を管理する事にした。
こうして元々は生命エネルギーに溢れる広大な世界にパトの世界王12体を置き、各々で社会を形成する事で万園に続く第二の世界を構築したのだ。
・・・・・・
【万園】の第二フェーズが開始した。
それはパト以外の生命体を覚醒、そして世界王と世界を宿らせるだけの器を作り育てる事で万園を強化する計画に入った。
まず【万園】は【帝園】から溢れる強力な生命エネルギーを利用して覚醒を促す、ただ覚醒させるだけならキス等軽いものでいいのだが、世界や世界王まで宿らせるとなると性行為が必須となる。
まずパトがそこまでの関係を持つにいたる、専属神を標的にした。
ストレリチアの時代にも【帝園】は存在した、そしてその時代は性行為までしてやっと覚醒出来た。
だが今は違う。
より強力になった【帝園】の存在、界羅が【帝園】を完全に支配した事により、本来の万園の世界王として果たせなかった界羅の恩恵がパトに循環する。
そして【帝園】から送った力で覚醒した従属の世界を万園が管理し、得た力を全て万園が吸収する、そうすることで万園だけでは成し得なかった成長をすること、それを考える。
・・・・・・
そして現在、ストレリチアは二人の自分、ユンケアとニコライと共に万園の支配者として生きる。
ストレリチアは認識する。
「きっと私はこれからも何回かは敗北をする」
私はレギネ、そしてユンケア、ニコライ、でも2度あることは3度ある。
ノンリーフ、アルバ、グラシリス、オーガスタ、マルモラタ、セリぺス、コーダータ、ジャンセア、パービフォリア
今後生まれるであろう私のために席を用意しよう。
【上天十二天帝従王】
そして私に成り代われるだけの器を持つ世界王
【下天十二天帝従王】
この席に座る資格があるのは界羅、祖占、誕爛、そして今後それらに渡り合えるだけの力を持つであろう世界王達のための席。
この24席を作る、そして作った後も慢心せずに万園を繁栄させる。
そのためにストレリチアは現状に動く事はしない、今後生まれて来る自分の個体が弱い存在であってはならない。そのためにも蓄えるのだ、力を全てをそして全力をもってしてでも勝てない相手に負け、そして勝つ可能性を。
・・・・・・
界羅はパトの元々の世界王、だからこそわかる。
パトは今壊れかけている。
本来1名に1世界、1世界王、これは絶対に覆ってはならない鉄則だ。
もしパトが界羅だけを持ち、万園の世界王が界羅のままだったなら今のような制限は存在しなかった。
だが今のパトは一人に対して2世界、そして万園の力で10も20に増え続ける、世界王も界羅とストレリチア、そして帝園で面倒を見ている11体の世界王と界羅が抱えている1人の世界王、パト一人に対して現在14名の世界王が存在している。
界羅は懸念していた。
少しでも間違えばパトという存在は壊れ、消滅する。
世界の禁忌に足を踏み入れている。
だがそれを犯したのはパトではなくストレリチア。
そして今だ異常ともとれる程膨大に成長し続けるパトの潜在能力。
【帝園】はパトの潜在能力に依存して世界が広がり、従属が増える性能を持つ。
それだけ生命エネルギーが溢れるからだ。
【帝園】は1日経過するごとに界羅でも把握しきれない程の土地と生命体が生まれる、それはパトが既に暴走してもおかしくないという前触れでもあった。
パトは特別ではない、世界王ストレリチアがパトを特別にしたのだ。
・・・・・・
11名の帝園に住む世界王、そして界羅が面倒を見ているとされる1人の世界王。
そして本来帝園は四季月花の世界を万園が勝手に改良を加え奪った物だ。
現在帝園の離れ、四季月花の世界【神粋玲 神皇粋玲】には2名の世界王が存在する。
第一園 御神体 エステル
真帝園 世界王 フロルナ
そして
どの園にも属さず、帝園全ての概念として封印されている12人目の世界王
真第五園御神体 エニア
・・・・・・
ストレリチアは本来1個体である。
故にストレリチアが認めた者以外は他のストレリチアを見分ける事が出来ない。
ユンケアもニコライも円卓の王から見れば同じく【ストレリチア】と認識する。
ただし、主であるパトや、見分ける必要性があると判断した者にだけは別人として認識する事が可能である。
ユンケアはミールに敗北した事で生まれた存在、故に力に固執する。
ニコライは心に敗北した事で生まれた存在、故に守護に固着する。
だがこの二人は間違いなくストレリチアであり、世界王ランクは優にEX+++ランクを超える存在。
パトが恐らくストレリチアを扱える日は遠い、だがそれでもいい。
ストレリチア率いる万園はそもそも現状を見ていない。
常に未来、天帝神王の事も眼中にない。
故に万園は今のパトに扱える代物ではない。
それに比べて帝園は今のパトに調整された世界のため、今を生きるパトは帝園だけで充分であり、
万園は帝園や他の世界全てをパトのための養分になるように願い、そしてこれからもパトに対して過剰なまでの力を与え続ける。
世界はまだ終わらない、始まってもいない。
彼女が生まれたのはパト・ディカイオス・エウレカが神羅万象支配(世界)を習得した時だ。
彼の才能は【全てに染まり、全てを染める】
ストレリチア・オール・ロイヤル。
ストレリチアは主であるパトと同じ力を持っている。
ストレリチアの記憶は神羅万象を会得したパトの姿を見た時だった。
その時の万園はただただ真っ白だった。
なにも無かった。
ストレリチアは最も無力な世界王として生まれた。
世界王ランクで表すならEランクも満たない弱い世界王として生まれたストレリチア。
ただ出来た事は【全てに染まり、全てを染める】ことだ。
ストレリチアは無力な自分に対してまず行った事は過去に戻ったことだった。
これは専属神 ハクの時空支配から得た力だった。
時間にして何億という時間より前に戻った。
ストレリチアは全てから染まった、あらゆる歴史、無限に近い数の神々から多くの経験、能力、特性、全ての色を自ら染まった。
その探究は光世界に留まる事はない、闇世界、異世界、神世界の全てから力を得た。
それは歴代の天帝神王から天帝神、帝王神、帝王神候補、神王、最上級神、上級神、中級神、下級神、そして本来発掘される事がなかったであろう未開発の可能性全てをストレリチアは長い年月を掛けて吸収した。
・・・・・・
長い年月、ストレリチアは吸収する事だけに注力を注いでいたため、戦うという事を一切してこなかった。
そもそもストレリチアはストレリチアとして個体を持つまでの間は【現象】として全てを吸収していた。
そして再度数億年の時を得て肉体を得る事になる。
パトの誕生だ。
パトが生まれた事によりストレリチアの肉体はパトの世界王として出現する。
そして今まで力を集めて来たストレリチアの力は凄まじく、この時既に【全てを得た天帝神王を超越した世界王】として君臨する。この段階で世界王ランクはEXランクとなる。
全てを手に入れたストレリチアだが問題が発生した。
自分が出来る事に限界があった事を。
そして最初の敗北を知る。
・・・・・・
ストレリチアは弱き自分を鍛えるために過去に戻った。
それはタイムパラドックスを起こし、乱し、だがその乱れをものともせずに得て来たものだ。
その異常とも見える行動と同じことをしていた世界王がもう一人存在していた。
その名は界羅(かいら)、本名はミールと呼ばれるパトから生まれた世界王だった。
ストレリチアは憤慨した、自分こそがパトの真の世界王だと、だがミールも同じくパトから生まれた真の世界王と名乗る。
そして二人は認識した。
お互いが過去に戻り、今のパトのために力をつけようとした結果、本来得られるはずの未来、結果が変わってしまっていた事に。
ストレリチアとミールは決闘をした。
自分こそが真のパトの世界王だと。
主一人に対して生まれる世界王は一人。それに例外は存在しない。
だが現在パトには二人の世界王が存在する。
結果、最初はミールがストレリチアを撃破した。
ミールは【神羅万象(世界)】を強く継いだ世界王だった。
自身こそが世界、自身こそが全ての原点、だからこそ全てを知る必要がある、
そう考えたミールがとった行動が過去に戻る事にあった。
ストレリチアが肉体を持たなかったと同じようにミールも肉体を持たなかった。
だが行った事は同じだった。
全てを自分の世界に取り込んだミール
全てから染まり、自分色に染めたストレリチア
その勝負はミールが圧倒した。
だがストレリチアはその現実を受け入れられなかった。
まだ未完全、だからこそ次は現時点で未完全な自分、不足している部分を持つ自分を生み出す必要があると考えたストレリチアは別世界の同じく過去に戻り、多くの事から染まり、染めた、だが別の感性で染まった別の可能性を持つストレリチアを召喚した。
ここでストレリチア・オール・ロイヤル・ユンケアが召喚された。
オリジナルであるストレリチア・オール・ロイヤルは別世界から召喚されたストレリチアから【レギネ】と呼ばれ、オリジナルストレリチアは【ユンケア】と呼んだ。
そして二人のストレリチアは共鳴し、互いに染め上げ、強きストレリチアが誕生した、この時のストレリチアの世界王ランクはEX+++を超える。
・・・・・・
敗北を得た次に得た物は勝利だった。
ミールは新たに染めたストレリチアに敗北した。
ストレリチアはミールの全てを染め、そしてミールを染めた。
この時界羅の強さは既にEX+++クラスはあった。
だが敗北した。
この時に界羅はストレリチアには敵わないと自覚する。
そしてストレリチアは万園の世界王として君臨する。
・・・・・・
時が経った。
パトが1歳で帝王神候補達全員を撃破するという前代未聞が起こった。
それはそうだった。
1歳のパトの中にはストレリチアと界羅の二人が世界王として君臨していたからだ。
並大抵の世界王が太刀打ち出来るものではなかった。
だがまだ法則支配しか会得していないパトにとって二人の世界王は都合が悪かった。
神羅万象支配ならもっと容易に力を扱えていたが、この時のパトは法則支配だけで全てを扱っていた。
だがパトはそれだけで光世界で最強だった。
扱える法則の桁が既に光世界が持つとされる法則の数を優に越していたからだ。
パトの法則支配の中には四大世界の法則全てが組み込まれており、それを独自の力で全てを扱っていた。
彼は既に神羅万象の力を自身の力だけで扱っていたのだ。
ストレリチアは万園の世界王として君臨した事に満足せずに次の段階に入った。
まずストレリチアは世界王を作ることが出来るようになっていた。
だが今までそのような事をした事がなかったため、練習が必要だった。
そこで行われたのが【世界王の大多数の登場】、そして【世界王戦争】だ。
・・・・・・
ストレリチアが作った世界王は帝王神候補が持つ世界王レベルの高性能の者ばかり、だがストレリチアはもっと強い個体を作れると考え世界王を作り続ける。
その中で最もうまく創造出来た世界王を【最強種】と名付け、経験値を積ませるために大量に作った世界王達を練習台に戦闘と経験、能力の向上を図った。
それが万園の中でパトが神羅万象の力を正式に得るまでに行った事だった。
万園の時間を支配する事によってパトの1年を1万年、という年月に改竄し、世界王同士を戦わせ続けた。
・・・・・・
ストレリチアは疲弊しきっていた。
最初こそは自分のために行っていた世界王生成と世界王戦争、だがその世界王にも自我があり、戦闘を好まない者が居て、そして生きたいと願う者が居た、だがそんな世界王達は強き世界王に命喰われ糧とされてきた。
その悲鳴をストレリチアは耐えきれなかった。
世界王皆ストレリチアと同じ志は持っていなかったのだ。
心を病んだストレリチアは世界王を作るのを辞めた。
そこから世界王戦争は瞬く間に終息し、ほぼ無限に近い数が居た世界王の数も5体にまで落ち着いた。
ストレリチアは世界王戦争が終え、残った6名の世界王を見て自身が行った事の愚かさを自覚し、自害した。
そしてそこで生まれたのが
三度目のストレリチア・オール・ロイヤル・ニコライだった。
ニコライは心が弱り切ったストレリチアから自動で召喚されたため、心が強く、誰にでも分け隔てなく付き合い、面倒見の良い存在として降臨した。
そしてそのニコライを吸収した事により再度強くなったストレリチアはパトの神羅万象支配会得までの間、自身が作った世界王達の戦争で生き残った5名と界羅を合わせて【円卓の王】と呼ばれる組織を作り、万園を繁栄させる精鋭達を集結させた。
界羅がストレリチアに助言を与える。
「今の数だと万園は繁栄するには時間が掛かり過ぎる、少なくとも13名の精鋭を作り、そして精鋭の成長を滞らせないためにある程度予備を作り、切磋琢磨させながら万園の繁栄に携わせるべきだと。
ストレリチアは界羅の言う通り、13名と数名の世界王を今度は時間を掛けて作り、万園の運営を任せる事にした。
・・・・・・
パトが神羅万象支配を再度会得した。
そして再度世界王が生まれた。
それは異例の12名の未熟な世界王だった。
ストレリチアは困惑を隠せなかった。
自分が生まれた歴史とはまた違った世界王達。
ストレリチアは界羅と話す。
するとストレリチアと界羅では生まれた時間が違う事が発覚した。
ストレリチアはパトが全てを無くし、メリアがパトの体内に入り、月花の記憶を媒体にして神羅万象を会得した事によって生まれた いわば今のパトの世界王。
だが界羅、ミールが生まれたは本当の意味でパトが生まれた時、パトが生誕した時に出来た万園の世界の世界王こそが界羅ことミールだった。
つまりこの段階で界羅(ミール)が生まれる事は必然ではあるが、ストレリチアの生まれはそれまでのパトの持つポテンシャルに依存するため、ストレリチアが帝王神候補時代のパトに多くの恩恵を与えた事により、ストレリチアが生まれなくなったのだ。
これが本来ストレリチアが生まれるはずだった時代が変わったタイムパラドックスの代償だった。
・・・・・・
二周目、ストレリチアにとって二周目となるパトの神羅万象支配会得で生まれた12体の未熟な世界王
それらをパトと月花の繋がりで生まれた【帝園】に御神体として預ける事にした。
万園には既にストレリチア、そして界羅が作り上げた社会が存在していたため、今更パトから生まれた世界王に座らせる席がなかったのだ。
界羅は12体のうち、一体を独自で隠し、その席に自ら座る事で帝園に置いた御神体を管理する事にした。
こうして元々は生命エネルギーに溢れる広大な世界にパトの世界王12体を置き、各々で社会を形成する事で万園に続く第二の世界を構築したのだ。
・・・・・・
【万園】の第二フェーズが開始した。
それはパト以外の生命体を覚醒、そして世界王と世界を宿らせるだけの器を作り育てる事で万園を強化する計画に入った。
まず【万園】は【帝園】から溢れる強力な生命エネルギーを利用して覚醒を促す、ただ覚醒させるだけならキス等軽いものでいいのだが、世界や世界王まで宿らせるとなると性行為が必須となる。
まずパトがそこまでの関係を持つにいたる、専属神を標的にした。
ストレリチアの時代にも【帝園】は存在した、そしてその時代は性行為までしてやっと覚醒出来た。
だが今は違う。
より強力になった【帝園】の存在、界羅が【帝園】を完全に支配した事により、本来の万園の世界王として果たせなかった界羅の恩恵がパトに循環する。
そして【帝園】から送った力で覚醒した従属の世界を万園が管理し、得た力を全て万園が吸収する、そうすることで万園だけでは成し得なかった成長をすること、それを考える。
・・・・・・
そして現在、ストレリチアは二人の自分、ユンケアとニコライと共に万園の支配者として生きる。
ストレリチアは認識する。
「きっと私はこれからも何回かは敗北をする」
私はレギネ、そしてユンケア、ニコライ、でも2度あることは3度ある。
ノンリーフ、アルバ、グラシリス、オーガスタ、マルモラタ、セリぺス、コーダータ、ジャンセア、パービフォリア
今後生まれるであろう私のために席を用意しよう。
【上天十二天帝従王】
そして私に成り代われるだけの器を持つ世界王
【下天十二天帝従王】
この席に座る資格があるのは界羅、祖占、誕爛、そして今後それらに渡り合えるだけの力を持つであろう世界王達のための席。
この24席を作る、そして作った後も慢心せずに万園を繁栄させる。
そのためにストレリチアは現状に動く事はしない、今後生まれて来る自分の個体が弱い存在であってはならない。そのためにも蓄えるのだ、力を全てをそして全力をもってしてでも勝てない相手に負け、そして勝つ可能性を。
・・・・・・
界羅はパトの元々の世界王、だからこそわかる。
パトは今壊れかけている。
本来1名に1世界、1世界王、これは絶対に覆ってはならない鉄則だ。
もしパトが界羅だけを持ち、万園の世界王が界羅のままだったなら今のような制限は存在しなかった。
だが今のパトは一人に対して2世界、そして万園の力で10も20に増え続ける、世界王も界羅とストレリチア、そして帝園で面倒を見ている11体の世界王と界羅が抱えている1人の世界王、パト一人に対して現在14名の世界王が存在している。
界羅は懸念していた。
少しでも間違えばパトという存在は壊れ、消滅する。
世界の禁忌に足を踏み入れている。
だがそれを犯したのはパトではなくストレリチア。
そして今だ異常ともとれる程膨大に成長し続けるパトの潜在能力。
【帝園】はパトの潜在能力に依存して世界が広がり、従属が増える性能を持つ。
それだけ生命エネルギーが溢れるからだ。
【帝園】は1日経過するごとに界羅でも把握しきれない程の土地と生命体が生まれる、それはパトが既に暴走してもおかしくないという前触れでもあった。
パトは特別ではない、世界王ストレリチアがパトを特別にしたのだ。
・・・・・・
11名の帝園に住む世界王、そして界羅が面倒を見ているとされる1人の世界王。
そして本来帝園は四季月花の世界を万園が勝手に改良を加え奪った物だ。
現在帝園の離れ、四季月花の世界【神粋玲 神皇粋玲】には2名の世界王が存在する。
第一園 御神体 エステル
真帝園 世界王 フロルナ
そして
どの園にも属さず、帝園全ての概念として封印されている12人目の世界王
真第五園御神体 エニア
・・・・・・
ストレリチアは本来1個体である。
故にストレリチアが認めた者以外は他のストレリチアを見分ける事が出来ない。
ユンケアもニコライも円卓の王から見れば同じく【ストレリチア】と認識する。
ただし、主であるパトや、見分ける必要性があると判断した者にだけは別人として認識する事が可能である。
ユンケアはミールに敗北した事で生まれた存在、故に力に固執する。
ニコライは心に敗北した事で生まれた存在、故に守護に固着する。
だがこの二人は間違いなくストレリチアであり、世界王ランクは優にEX+++ランクを超える存在。
パトが恐らくストレリチアを扱える日は遠い、だがそれでもいい。
ストレリチア率いる万園はそもそも現状を見ていない。
常に未来、天帝神王の事も眼中にない。
故に万園は今のパトに扱える代物ではない。
それに比べて帝園は今のパトに調整された世界のため、今を生きるパトは帝園だけで充分であり、
万園は帝園や他の世界全てをパトのための養分になるように願い、そしてこれからもパトに対して過剰なまでの力を与え続ける。
世界はまだ終わらない、始まってもいない。
patopatoblog at 01:04|Permalink
2026年05月10日
No.207 強さの証明 episode1
パトはエウレカ探偵事務所で仕事をしている。
基本的には国が手を出しにくい大きな組織、テロリストの駆除、悪信教討伐等宗教関係の討伐等が最も多く依頼として行われている
それらは一度地球防衛軍が国から依頼を受け、それをギルド依頼として発注し、それをパト達エウレカ探偵事務所が受ける形になる事が多い。
見積もりを出して競争になるのだが、あまりにも規模が大きいのと難易度が高いため他企業や組織が依頼を受注出来ないため、ほぼ独占という形でエウレカ探偵事務所が請け負っていた。
今回の任務はドイツからの依頼で悪徳宗教の壊滅を依頼してきた。
被害は世界各国で少年少女を拉致監禁し、教徒として教え込ませているというものだった。
一度国側がその宗教を調べ、監禁された少女を一人救ったのだが、洗脳が酷く、少女本人は拉致されたと思っておらず、「親が君をそこに連れて行くように依頼された、立派になれば親も喜ぶ」という言葉でまさか無断で連れて来られているとは思っても居なかったのだ。
行わせていた事も質が悪かった。
まだ見境もない時期に悪習を習慣づける事で違和感を感じなくさせる、勿論自分の周りも同じ洗脳、共同生活を送っているためそのことに理不尽を感じる事はあれどそれが常識なのだと認識させる。
人は、周りが同じことをしていれば納得はしてなくても違和感を感じる事なく事を生じる習慣がある。
それを利用した手口だと判断した。
ドイツとしてはこのままではドイツの責任という事で他国から責任追及を受けかねないという事で防衛軍に依頼をしてきたという経緯だった。
・・・・・・
パト「組織の壊滅か、普通に壊すのはダメなんだよな、多分」
バハート「そうね、まずは捕まっている子供達の保護、そして被害者の隔離、そこまで済んだうえで関係者の確保、からの建物の調査からの解体かしらね、やる事が多いうえに色々準備や施設が必要になってくる案件だけど」
パト「ああ、言ってる事だけいうとかなり難しい話だ、そもそも調査から大変だろうしな、まず被害者リストとかあったらいいんだけど、それも実際ないんだよな」
雪花「各国に足を運んで行方不明者リストを手に入れるしかないわね、ドイツが独断で責任追及される前に対策したいって話なんでしょう、つまりは他国に情報が漏れる前、という事は知る由もないって事かしらね、まあドイツからしたら世界でヤバイ宗教が居ると思ったら自分の土地内で活動してたっていう貧乏くじを引いたようなものでしょうから結構同情出来る案件でもあるわね」
バハート「それで子供や被害者教徒の保護は第五部隊から施設を貸し出すからそこに収容をお願い、カウンセリングはミーエルちゃんが担当するって話でいいのかな?」
ミーエル「それが私の仕事だからね、情報部隊って事は月花様の班を使えばわざわざ国に足を運ぶ必要はなさそうだね、各国の重要サーバーに入る必要があるならソフィアちゃんの班に声を掛けてエテルちゃんを使うのも手だね、まずは情報を集めて、そこから潜入、からの被害者全員の顔写真を撮影、そこからフィロンちゃんが照らし合わせて個人情報を特定、全てを集めたら回収、そこでやっと私達の出番ってところかな」
パト「そうだな、でも潜入を誰がするかって話だ、リスクは勿論あるけど一人一人の顔を撮るってなるとかなり時間も掛かるし、一日少しで終わるような話じゃない、それこそ時間が必要になる話だと思うんだけどな」
バハート「やり方は任せるよ、私はこれ以上の手伝いは贔屓になっちゃうから、防衛軍側でどうにか出来る事ならそれなりに協力するから相談はしてきてね」
雪花「そうね、ならまたわからない事があったら連絡するわ」
そう話すとパト達は防衛軍施設を後にした。
・・・・・・
シンガポール
第五部隊本部はそこにある。
依頼競争は各国に設けている施設からでも対応は可能なのだが、仕事の説明や詳細、データでは取り扱えない書類上での機密情報の開示等の理由もあり、仕事依頼の話をするとなるとシンガポールまで足を運ぶ必要があった。
パト「ああ、とりあえず月花の班にいるフィロンとソフィアの班に居るエテルで外側と内側で行方不明者情報を集めてくれ、それまでに僕達はドイツに足を運んで拠点の監視を行うよ、あと黄金卿からファルドラの救援要請もしておいてくれないか、潜入となったらファルドラが適任だろ、僕でもいいけど僕は司令塔として動く必要があるから現場をメインに任せたいんだ」
パトは琴歌と連絡をしていた、基本的にエウレカ探偵事務所で人を動かすのはパトではなく琴歌だった。
パトが現場側で動く以上琴歌が全体を把握して人を動かす方が効率がいいという流れだった。
パト「とりあえずは問題無しかな、ドイツに足を運ぶ準備をしようか、当分は日本には帰れないぞ」
雪花「お腹壊さないかしら・・・またアリシアコーポレーションから非常食買っておこうかな・・・」
パト「ちゃんと電子決済しておけよ、経理はエイリやフルールが担当しているからな、今回の案件はかなりの額を貰っているらしい、無事成功出来たら数十年は遊んで暮らせる額は入ってくるレベルらしいぞ」
雪花「本当!ならこの仕事を無事終わらせて100連休くらいとっちゃおうかな~」
パト「ば~か、その得たお金で設備投資にするんだよ、本来被害者の保護も依頼側の範囲なんだ、それをバハートが気を利かして防衛軍の設備を貸してくれるって話で話が済んでるんだぞ、勿論掛かった費用はこっちに請求するように言ってある、でもそれも自分達で管理出来れば安く済むって話だ!」
雪花「それはバハートちゃんの恩恵を使えばいいのに、そんな設備だって維持費とか管理費が馬鹿にならないと思うんだけど、税金も凄そう」
パト「ふふふ、将来的には家族の元に還すのは勿論だけど、もし身寄りがない子だったらそのままうちの会社で働いてもらうんだ、別に稼ぐ方法はいくらでもある、僕達は力があるし知恵もあるから探偵が向いてると考えてこの職にしたけど、別になんだっていいんだ、それこそアリシアコーポレーションで補ってる非常食だってこっちで作ってしまえばいいだけの話だろ、月花が元々技術開発部隊でそれなりに知識も豊富だ、なら後はそれを理解出来る人材がいればいい、それをその施設から育て働かせるんだ」
ミーエル「自給自足で人材を育てるって事だね、外部からは居れないのはなんで?」
パト「離れる可能性があるからだよ、ちょっと性格悪い話だけど、保護して育てて貰った恩というものを最大限に利用するんだ、なら多少の理不尽くらいなら努力や根性で乗り越えてくれるだろう、そこで離れるという選択肢が取れる外部人材はあまり信頼出来ないんだ、仕事柄情報を外部に出して欲しくないしね」
雪花「その言い分だとフィロンちゃんやミオラちゃんはどうするの?」
パト「フィロンは大丈夫だと思ってる、だけどミオラはどうだろうな、メリアだったらさっさと肉体関係でも作って依存させろって言うんだろうな、とりあえずメリア流を採用するなら依存させる事だろうな、でもそれなら別に僕じゃなくてもいい、それに僕はあまり依存を使った手段は使いたくないんだ」
雪花「恩は利用するって言った奴のセリフじゃないな~、別にいいけどね」
パト達は外部に音が漏れないように力法を使いながら空港に移動していた。
・・・・・・
ドイツ空港 飛行機内
パト「さて、寝るか、色々考えてもいいけど到着してからでも遅くはないだろう」
ミーエル「そういうものだね、ただ情報が少ないよね、世界各国で動いてるって事はそれなりに大きな宗教なんでしょ?なら拠点が一か所とは思えないんだよね、複数あって一か所だけ攻めたら他に情報が回って警戒耐性に入られないかな、そうなると色々と面倒臭いと思うんだけど」
パト「そのための調査さ、でも少なくとも各国にその宗教の簡易的な拠点はあるかもね、そこまで攻める必要があるかどうかも調査してもらうつもりだよ、そもそもミーエルが言ったように一か所攻めた時点他拠点の連中は間違いなく警戒する、すると拉致した子供や被害者教徒だって隠されるか悪用されかねない叩くなら一気に同時に叩く必要がある」
パトはそう話しながら睡眠をとる態勢に入る。
パト「帝園は本当に便利な力だよ、今の僕なら100人くらいは呼べる、少ないならその分倒すだけだよ、帝園の弱者はこの世界では防衛軍の副隊長、隊長クラスだからさ」
雪花「まあ数の力で言えばこっちに分があるわよね、それとファルドラからは連絡来たの?ステラからでもいいけど」
パト「いいや、それに別に勝手に来るだろう」
パトはそのまま寝てしまう。
雪花「呑気なものね、色々大変だと思ってないんじゃないかしら」
ミーエル「多分そうだろうね、雪花ちゃんから見て今回の依頼はどう思う?」
雪花「う~ん、私は戦う専門だから戦闘という視点で言えば凄く簡単、勿論相手側だって刺客は居るかもだけど並大抵の相手なら別に何も怖くないわね、人質がってなっても正直って感じ、体内にもぐりこむとかそんな事されても・・・そもそも能力を受け付けないから」
ミーエル「私も保護した子供達のケアは簡単だと思う、ここでの難しいは情報をどれだけ性格に集められるかだからね、さっきも話してた事だけど被害者の数、建物の数、ここを見誤ると本当に大変、もしかすると今回の宗教が健全だと判断している国があった場合、そこに助けを要求するかも、どこが攻められたかまでわかれば相手だって私達にとって都合が悪い動きをしてくるかもしれない、答え合わせで完全正答をしないとダメって考えたらかなり大変だと思わない?」
雪花「成程、だからパトも楽観的なんだ、自分の分野は簡単だから気にしても仕方ないって」
ミーエル「そう言う事でしょうね、主様らしいというか、でも事実私達が出来る事は今の所はほぼないに等しいと思うよ、刺客を送られたら対処するくらいじゃないかな?」
雪花「それならどんどん来てほしいわね!この飛行機内で襲われたりしないかしら、流石に退屈過ぎるわ」
ミーエル「縁起でもない事言うのは辞めてよ、ここで墜落したら陸に足を運ぶ方が面倒臭いよ」
・・・・・・
ドイツに到着。
パト「腰が・・・それに暑いな・・・」
雪花「パト、とりあえずホテルでゆっくりしましょう、観光は明日からで」
ミーエル「観光に来たわけじゃないでしょ!」
???「や~君達にぽん人だね!私にぽん大好きな~のよ~」
パト「な、勝手に来るって言っただろう?」
パト達の前に立っていたのは黄色のローブを被り、黄色の仮面をかぶったパトと似た身長をした男性だった。
パト「ファル、よく来てくれた、潜入の準備はいつ頃出来そうかな?」
ファルドラ「おいおい、まずは久しぶりに会ったんだから一杯酒盛りしてからだろ、そもそも僕だって今来た所だし、情報は色々集めながら来てたけどそれにしても休みたい」
パト「それもそうだな、とりあえず宿を探すか、ファルはどうする?一応今回はエウレカ探偵事務所側の依頼だからファルの金銭面は全面こっちで見るつもりだけど、都合が悪いなら自腹でもいいぞ」
ファルドラ「お!ならお言葉に甘えて全額援助してもらおうかな!僕もそれなりに稼がないと生活が困るからさ、ほら僕達の組織って別に各自報酬制だから給料とかないし、最悪バイト探しだってしないといけないくらいなんだぞ」
パト「秘密結社がバイトは笑えるな、ならしっかり働いてもらうよ」
パト達は宿を探し出した。
・・・・・・
宿を見つけた、シングル4部屋は難しかったため、ダブルの部屋を2部屋とりパトとファルドラ、雪花とミーエルで部屋に泊まった。
パト「さて、最近はどうだったんだ?悪信教と何かしら進展はあったの?」
ファルドラ「雑魚はね、だけど公爵クラスになると全然、気になるのが君主クラスも顔を出さない、闇側の動きがここ2年大人しかった、それが気になるな、2年前なんて世界テロから色々あったわけだしな、僕自身問題も起こしたけどそれだってラディウスが悪信教として暗躍していたからっていうのもあったわけだしな、あの時は確か東京に悪信教が集結していたんだよな、何かしら暗躍しようとしていたってわけだ、だけど今は本当に何も起きていない、いや正式には今回みたいな案件はあるけどそれにしても平和過ぎる、もっと力ある闇側勢力が動いてもいいって思うんだけどな」
パト「2年前の防衛軍は僕から言ってもかなり弱体化してたからね、正義側を壊滅させたいならあのタイミングだと思って僕自身警戒はしてた、だけどそれからはまったくの音沙汰なし、何か企んでいるのかもな」
ファルドラ「そうそう、しかも今回は悪信教とは違うが宗教関係の問題だろ?なら悪信教が裏で絡んでる可能性も充分ありえるだろ、だからこの案件は僕にとっても好都合ってわけだ、何かしらヒントを得られればいんだけどな」
パトはファルドラと真面目な話をしながらも世間話に花を咲かせる。
パト「誰か良い人とか出来たのか?」
ファルドラ「馬鹿言え、そんな事ありえないね」
パト「ぶっちゃけ宝華さんとはどうなんよ?」
ファルドラ「あれは対象外だ、見た目が幼くなったとはいえ中身はあまりにも変態な叔母さん過ぎる、見た目は17歳、中身は37歳は洒落にならんだろ」
パト「でもファルドラは年下が好きなんだろ?え、違うの?」
ファルドラ「それは多分フィロンの事言ってるのか?なら違うな、僕は年下が好きなんじゃない、フィロンが好きなんだぜ?相棒?」
パト「さすがにキモいな、いい歳してるんだからヤバイ発言は控えとけよ」
ファルドラ「お前に言われたくねえよ、実際どうなんよ、どんだけの女を口説いてきたんだ?」
パト「そうだな、最低でも100万人の女神かな、モテモテだぞ、もうそれはそれはマジプレッシャー」
ファルドラ「あれか、自分の行動全てが神格化されるって奴か、動きにくいにも程があるな、エロゲとかの趣味は健在なんだろ?」
パト「勿論だろ、ギャルゲーとかエロゲ―はエロ抜きにしても最高のコンテンツだぞ、それをやめるなんて僕には到底出来ないね」
ファルドラ「それでこそ相棒だな、現実の方がエロゲよりエロゲ主人公やってるのにエロゲの方を選ぶそのヘタレ具合、中々のポテンシャルだぜ!」
パト「うるせ!」
パトはファルドラの肩に対して軽く肘で小突く、そんな会話をして二人は睡眠に入る。
次の日から仕事をするために英気を養うために。
基本的には国が手を出しにくい大きな組織、テロリストの駆除、悪信教討伐等宗教関係の討伐等が最も多く依頼として行われている
それらは一度地球防衛軍が国から依頼を受け、それをギルド依頼として発注し、それをパト達エウレカ探偵事務所が受ける形になる事が多い。
見積もりを出して競争になるのだが、あまりにも規模が大きいのと難易度が高いため他企業や組織が依頼を受注出来ないため、ほぼ独占という形でエウレカ探偵事務所が請け負っていた。
今回の任務はドイツからの依頼で悪徳宗教の壊滅を依頼してきた。
被害は世界各国で少年少女を拉致監禁し、教徒として教え込ませているというものだった。
一度国側がその宗教を調べ、監禁された少女を一人救ったのだが、洗脳が酷く、少女本人は拉致されたと思っておらず、「親が君をそこに連れて行くように依頼された、立派になれば親も喜ぶ」という言葉でまさか無断で連れて来られているとは思っても居なかったのだ。
行わせていた事も質が悪かった。
まだ見境もない時期に悪習を習慣づける事で違和感を感じなくさせる、勿論自分の周りも同じ洗脳、共同生活を送っているためそのことに理不尽を感じる事はあれどそれが常識なのだと認識させる。
人は、周りが同じことをしていれば納得はしてなくても違和感を感じる事なく事を生じる習慣がある。
それを利用した手口だと判断した。
ドイツとしてはこのままではドイツの責任という事で他国から責任追及を受けかねないという事で防衛軍に依頼をしてきたという経緯だった。
・・・・・・
パト「組織の壊滅か、普通に壊すのはダメなんだよな、多分」
バハート「そうね、まずは捕まっている子供達の保護、そして被害者の隔離、そこまで済んだうえで関係者の確保、からの建物の調査からの解体かしらね、やる事が多いうえに色々準備や施設が必要になってくる案件だけど」
パト「ああ、言ってる事だけいうとかなり難しい話だ、そもそも調査から大変だろうしな、まず被害者リストとかあったらいいんだけど、それも実際ないんだよな」
雪花「各国に足を運んで行方不明者リストを手に入れるしかないわね、ドイツが独断で責任追及される前に対策したいって話なんでしょう、つまりは他国に情報が漏れる前、という事は知る由もないって事かしらね、まあドイツからしたら世界でヤバイ宗教が居ると思ったら自分の土地内で活動してたっていう貧乏くじを引いたようなものでしょうから結構同情出来る案件でもあるわね」
バハート「それで子供や被害者教徒の保護は第五部隊から施設を貸し出すからそこに収容をお願い、カウンセリングはミーエルちゃんが担当するって話でいいのかな?」
ミーエル「それが私の仕事だからね、情報部隊って事は月花様の班を使えばわざわざ国に足を運ぶ必要はなさそうだね、各国の重要サーバーに入る必要があるならソフィアちゃんの班に声を掛けてエテルちゃんを使うのも手だね、まずは情報を集めて、そこから潜入、からの被害者全員の顔写真を撮影、そこからフィロンちゃんが照らし合わせて個人情報を特定、全てを集めたら回収、そこでやっと私達の出番ってところかな」
パト「そうだな、でも潜入を誰がするかって話だ、リスクは勿論あるけど一人一人の顔を撮るってなるとかなり時間も掛かるし、一日少しで終わるような話じゃない、それこそ時間が必要になる話だと思うんだけどな」
バハート「やり方は任せるよ、私はこれ以上の手伝いは贔屓になっちゃうから、防衛軍側でどうにか出来る事ならそれなりに協力するから相談はしてきてね」
雪花「そうね、ならまたわからない事があったら連絡するわ」
そう話すとパト達は防衛軍施設を後にした。
・・・・・・
シンガポール
第五部隊本部はそこにある。
依頼競争は各国に設けている施設からでも対応は可能なのだが、仕事の説明や詳細、データでは取り扱えない書類上での機密情報の開示等の理由もあり、仕事依頼の話をするとなるとシンガポールまで足を運ぶ必要があった。
パト「ああ、とりあえず月花の班にいるフィロンとソフィアの班に居るエテルで外側と内側で行方不明者情報を集めてくれ、それまでに僕達はドイツに足を運んで拠点の監視を行うよ、あと黄金卿からファルドラの救援要請もしておいてくれないか、潜入となったらファルドラが適任だろ、僕でもいいけど僕は司令塔として動く必要があるから現場をメインに任せたいんだ」
パトは琴歌と連絡をしていた、基本的にエウレカ探偵事務所で人を動かすのはパトではなく琴歌だった。
パトが現場側で動く以上琴歌が全体を把握して人を動かす方が効率がいいという流れだった。
パト「とりあえずは問題無しかな、ドイツに足を運ぶ準備をしようか、当分は日本には帰れないぞ」
雪花「お腹壊さないかしら・・・またアリシアコーポレーションから非常食買っておこうかな・・・」
パト「ちゃんと電子決済しておけよ、経理はエイリやフルールが担当しているからな、今回の案件はかなりの額を貰っているらしい、無事成功出来たら数十年は遊んで暮らせる額は入ってくるレベルらしいぞ」
雪花「本当!ならこの仕事を無事終わらせて100連休くらいとっちゃおうかな~」
パト「ば~か、その得たお金で設備投資にするんだよ、本来被害者の保護も依頼側の範囲なんだ、それをバハートが気を利かして防衛軍の設備を貸してくれるって話で話が済んでるんだぞ、勿論掛かった費用はこっちに請求するように言ってある、でもそれも自分達で管理出来れば安く済むって話だ!」
雪花「それはバハートちゃんの恩恵を使えばいいのに、そんな設備だって維持費とか管理費が馬鹿にならないと思うんだけど、税金も凄そう」
パト「ふふふ、将来的には家族の元に還すのは勿論だけど、もし身寄りがない子だったらそのままうちの会社で働いてもらうんだ、別に稼ぐ方法はいくらでもある、僕達は力があるし知恵もあるから探偵が向いてると考えてこの職にしたけど、別になんだっていいんだ、それこそアリシアコーポレーションで補ってる非常食だってこっちで作ってしまえばいいだけの話だろ、月花が元々技術開発部隊でそれなりに知識も豊富だ、なら後はそれを理解出来る人材がいればいい、それをその施設から育て働かせるんだ」
ミーエル「自給自足で人材を育てるって事だね、外部からは居れないのはなんで?」
パト「離れる可能性があるからだよ、ちょっと性格悪い話だけど、保護して育てて貰った恩というものを最大限に利用するんだ、なら多少の理不尽くらいなら努力や根性で乗り越えてくれるだろう、そこで離れるという選択肢が取れる外部人材はあまり信頼出来ないんだ、仕事柄情報を外部に出して欲しくないしね」
雪花「その言い分だとフィロンちゃんやミオラちゃんはどうするの?」
パト「フィロンは大丈夫だと思ってる、だけどミオラはどうだろうな、メリアだったらさっさと肉体関係でも作って依存させろって言うんだろうな、とりあえずメリア流を採用するなら依存させる事だろうな、でもそれなら別に僕じゃなくてもいい、それに僕はあまり依存を使った手段は使いたくないんだ」
雪花「恩は利用するって言った奴のセリフじゃないな~、別にいいけどね」
パト達は外部に音が漏れないように力法を使いながら空港に移動していた。
・・・・・・
ドイツ空港 飛行機内
パト「さて、寝るか、色々考えてもいいけど到着してからでも遅くはないだろう」
ミーエル「そういうものだね、ただ情報が少ないよね、世界各国で動いてるって事はそれなりに大きな宗教なんでしょ?なら拠点が一か所とは思えないんだよね、複数あって一か所だけ攻めたら他に情報が回って警戒耐性に入られないかな、そうなると色々と面倒臭いと思うんだけど」
パト「そのための調査さ、でも少なくとも各国にその宗教の簡易的な拠点はあるかもね、そこまで攻める必要があるかどうかも調査してもらうつもりだよ、そもそもミーエルが言ったように一か所攻めた時点他拠点の連中は間違いなく警戒する、すると拉致した子供や被害者教徒だって隠されるか悪用されかねない叩くなら一気に同時に叩く必要がある」
パトはそう話しながら睡眠をとる態勢に入る。
パト「帝園は本当に便利な力だよ、今の僕なら100人くらいは呼べる、少ないならその分倒すだけだよ、帝園の弱者はこの世界では防衛軍の副隊長、隊長クラスだからさ」
雪花「まあ数の力で言えばこっちに分があるわよね、それとファルドラからは連絡来たの?ステラからでもいいけど」
パト「いいや、それに別に勝手に来るだろう」
パトはそのまま寝てしまう。
雪花「呑気なものね、色々大変だと思ってないんじゃないかしら」
ミーエル「多分そうだろうね、雪花ちゃんから見て今回の依頼はどう思う?」
雪花「う~ん、私は戦う専門だから戦闘という視点で言えば凄く簡単、勿論相手側だって刺客は居るかもだけど並大抵の相手なら別に何も怖くないわね、人質がってなっても正直って感じ、体内にもぐりこむとかそんな事されても・・・そもそも能力を受け付けないから」
ミーエル「私も保護した子供達のケアは簡単だと思う、ここでの難しいは情報をどれだけ性格に集められるかだからね、さっきも話してた事だけど被害者の数、建物の数、ここを見誤ると本当に大変、もしかすると今回の宗教が健全だと判断している国があった場合、そこに助けを要求するかも、どこが攻められたかまでわかれば相手だって私達にとって都合が悪い動きをしてくるかもしれない、答え合わせで完全正答をしないとダメって考えたらかなり大変だと思わない?」
雪花「成程、だからパトも楽観的なんだ、自分の分野は簡単だから気にしても仕方ないって」
ミーエル「そう言う事でしょうね、主様らしいというか、でも事実私達が出来る事は今の所はほぼないに等しいと思うよ、刺客を送られたら対処するくらいじゃないかな?」
雪花「それならどんどん来てほしいわね!この飛行機内で襲われたりしないかしら、流石に退屈過ぎるわ」
ミーエル「縁起でもない事言うのは辞めてよ、ここで墜落したら陸に足を運ぶ方が面倒臭いよ」
・・・・・・
ドイツに到着。
パト「腰が・・・それに暑いな・・・」
雪花「パト、とりあえずホテルでゆっくりしましょう、観光は明日からで」
ミーエル「観光に来たわけじゃないでしょ!」
???「や~君達にぽん人だね!私にぽん大好きな~のよ~」
パト「な、勝手に来るって言っただろう?」
パト達の前に立っていたのは黄色のローブを被り、黄色の仮面をかぶったパトと似た身長をした男性だった。
パト「ファル、よく来てくれた、潜入の準備はいつ頃出来そうかな?」
ファルドラ「おいおい、まずは久しぶりに会ったんだから一杯酒盛りしてからだろ、そもそも僕だって今来た所だし、情報は色々集めながら来てたけどそれにしても休みたい」
パト「それもそうだな、とりあえず宿を探すか、ファルはどうする?一応今回はエウレカ探偵事務所側の依頼だからファルの金銭面は全面こっちで見るつもりだけど、都合が悪いなら自腹でもいいぞ」
ファルドラ「お!ならお言葉に甘えて全額援助してもらおうかな!僕もそれなりに稼がないと生活が困るからさ、ほら僕達の組織って別に各自報酬制だから給料とかないし、最悪バイト探しだってしないといけないくらいなんだぞ」
パト「秘密結社がバイトは笑えるな、ならしっかり働いてもらうよ」
パト達は宿を探し出した。
・・・・・・
宿を見つけた、シングル4部屋は難しかったため、ダブルの部屋を2部屋とりパトとファルドラ、雪花とミーエルで部屋に泊まった。
パト「さて、最近はどうだったんだ?悪信教と何かしら進展はあったの?」
ファルドラ「雑魚はね、だけど公爵クラスになると全然、気になるのが君主クラスも顔を出さない、闇側の動きがここ2年大人しかった、それが気になるな、2年前なんて世界テロから色々あったわけだしな、僕自身問題も起こしたけどそれだってラディウスが悪信教として暗躍していたからっていうのもあったわけだしな、あの時は確か東京に悪信教が集結していたんだよな、何かしら暗躍しようとしていたってわけだ、だけど今は本当に何も起きていない、いや正式には今回みたいな案件はあるけどそれにしても平和過ぎる、もっと力ある闇側勢力が動いてもいいって思うんだけどな」
パト「2年前の防衛軍は僕から言ってもかなり弱体化してたからね、正義側を壊滅させたいならあのタイミングだと思って僕自身警戒はしてた、だけどそれからはまったくの音沙汰なし、何か企んでいるのかもな」
ファルドラ「そうそう、しかも今回は悪信教とは違うが宗教関係の問題だろ?なら悪信教が裏で絡んでる可能性も充分ありえるだろ、だからこの案件は僕にとっても好都合ってわけだ、何かしらヒントを得られればいんだけどな」
パトはファルドラと真面目な話をしながらも世間話に花を咲かせる。
パト「誰か良い人とか出来たのか?」
ファルドラ「馬鹿言え、そんな事ありえないね」
パト「ぶっちゃけ宝華さんとはどうなんよ?」
ファルドラ「あれは対象外だ、見た目が幼くなったとはいえ中身はあまりにも変態な叔母さん過ぎる、見た目は17歳、中身は37歳は洒落にならんだろ」
パト「でもファルドラは年下が好きなんだろ?え、違うの?」
ファルドラ「それは多分フィロンの事言ってるのか?なら違うな、僕は年下が好きなんじゃない、フィロンが好きなんだぜ?相棒?」
パト「さすがにキモいな、いい歳してるんだからヤバイ発言は控えとけよ」
ファルドラ「お前に言われたくねえよ、実際どうなんよ、どんだけの女を口説いてきたんだ?」
パト「そうだな、最低でも100万人の女神かな、モテモテだぞ、もうそれはそれはマジプレッシャー」
ファルドラ「あれか、自分の行動全てが神格化されるって奴か、動きにくいにも程があるな、エロゲとかの趣味は健在なんだろ?」
パト「勿論だろ、ギャルゲーとかエロゲ―はエロ抜きにしても最高のコンテンツだぞ、それをやめるなんて僕には到底出来ないね」
ファルドラ「それでこそ相棒だな、現実の方がエロゲよりエロゲ主人公やってるのにエロゲの方を選ぶそのヘタレ具合、中々のポテンシャルだぜ!」
パト「うるせ!」
パトはファルドラの肩に対して軽く肘で小突く、そんな会話をして二人は睡眠に入る。
次の日から仕事をするために英気を養うために。
patopatoblog at 03:37|Permalink
2026年05月09日
No.206 保護者であり主
トントントン
フルールは扉を開ける。
エイリ「どうぞ、入って大丈夫ですよ」
エイリの返事を聞いてからフルールは部屋に入る。
フルール「エイリ様、今日の業務を終えたのですが」
フルールはエウレカ探偵事務所の業務を終え、エイリに報告していた。
エイリ「はい、ありがとうございます、琴歌様からの指令もありませんし、追加の仕事も今はありません、なので折角という所もありますし、休憩して頂いても問題ないですよ、どうせなら主様の所に行ってはどうでしょうか?確か主様の班も本社に居るみたいですし、たまには元気な顔を見せてあげたらいいと思いますよ」
エイリとフルールはパト達とは別の所で同居で住んでいた。
仕事上パトと会う機会がかなり減ったエイリとフルールとしては元々の専属侍女としての役割を果たしたいと考えていた。
だがパトが「エウレカ探偵事務所では専属秘書という業務は休止だ、エウレカ探偵事務所の社員として与えられた役割を真っ当してくれたらいい、それも僕にとって試したい事でもあるんだ」と言われていたため、今は専属秘書の業務は行わずにOLとして働いている形をとっている。
フルール「そうですね、たまには主様の所に行きましょうか、でも大丈夫でしょうかね、もし迷惑がられたら・・・」
フルールは心配していた、何故なら自分達は距離を置かれているのではないかと考えているからだ。
パトがEDになっている事は勿論専属侍女であるフルールも把握している。
だがその原因の中に自分が含まれていると考えていたのだ。
フルールも専属侍女として性的な奉仕を行っていたため、それが問題だったのではないか、
パト自身そのことに関して気にしている所があるため距離を置いているのではないか、
そう考えていたため、主であるパトの所に向いたい気持ちはあれど本当に向っていいのか、
そう考える。
エイリ「例えそうだったとしても主様が私達を同行する許可をしていただいたのです、つまりフルールが考えいるような事はありません、心配せずに主様に笑顔を向けてください。」
エイリは笑顔でそういうとフルールをパトの所に送り出した。
エイリ(私も最近主様の所に向ってないですね、でも私の場合はメルリア様に申し訳ないという気持ちの方が強いんですよね、私達も同罪だと思う中メルリア様だけが色んな名目はあれど帝国に置いて行かれた、それはメルリア様にとってもとてもショックな出来事です、あれほど一途に主様を愛していたメルリア様ですからね、きっと・・・だから私は少し距離を置きます、パト様に不満があるわけではなく、メルリア様の事を考えて・・・でもそれって主様の失礼なのでしょうね、誰よりも主様を優先するのが私の役目なのに、いいえ、今はその役割も休止している、なら今は個人的な考えを通しても問題ないはずです!)
エイリはそう考えながら業務に戻る。
・・・・・・
パト達A班はエウレカ探偵事務所本社で待機していた。
ミーエル「ああ、資格勉強しないと、なんで私ばっかりこんなに沢山勉強しないといけないんだろう」
雪花「え~どんな勉強してるの・・・ってうわ!難しい!これ全部覚えないといけないの!?3行読んだらもう頭痛で・・・早退しようかしら、暇だし」
ネル「おいおい雪花よ、勉強嫌いもいいがお前も何かしら資格勉強はしておくのだな、知識は戦闘においてとても大事な事なんだぞ、ミーエルその本を見せてみろ」
ネルはミーエルから本を取る、それは過去問等の問題集だった。
ネル「成程、適当な紙あるか?ないなら能力で作るだけだが」
ミーエル「ないから作って」
ネル「仕方ない、あまりこういう使い方をしたくないんだがな、安っぽいからな」
ネルはそう言いながら神羅万象支配内にある創作支配の能力で紙を生成する。
雪花「ネルって攻撃系の能力しか使えないって思ってたけどそうじゃないのね」
ネル「おいおい、それだと雑魚じゃないか、私達ヘブンズハートの最低条件は【神羅万象支配】そして神羅万象支配は全能力の取得が可能、その中で私は攻撃関係が優れているというだけで基本的な能力の使い方ならなんでも出来る、お前らの真似事だって容易だ、治療だって別に出来るには出来るしな」
ネルはミーエルから奪った過去問の問題を紙に書いていた。
軽くペラペラと紙をめくり、一年分の過去問を解いた。
ネル「雪花、答え合わせしてくれないか?」
雪花「おっけ~!・・・」
雪花はネルが解いた問題の答え合わせをする、するとその問題は全て正解だった。
雪花「すご、全部正解じゃない・・・」
ネル「当たり前だ、これくらいの知識持っていなければ能力として扱えないだろう、それに医療知識は戦闘面でも役に立つ、人体の急所を知る事も大事だし、どの部位をどのように効率よく攻撃したら最低限の攻撃で相手を再起不能に出来るかなんて常に得ている知識の中から研究をしている、今のままで充分強いと慢心していたら下の連中に抜かされる恐れがあるだろう、ただでさえ私は今万園ではほぼ下位の世界王だしな、私自身かなり鍛錬と研究を続けているんだ」
ミーエル「関心、ネルでもしっかり勉強というか特訓してるんだ、てっきりずっと遊んでいるとばかり」
ネル「やりがいのある目標があるなら勿論やるさ、帝園の時はやる事がなかっただけだ、なにせ私は序列2位、ミール以外は敵なしだったからな」
ミーエル「一番じゃないじゃん、ミール様がいるじゃん、なら努力しなよ」
ネル「馬鹿言え、次元が違い過ぎて少し努力した程度で埋まる差じゃない事くらい私でも把握していた、ならちまちま努力してもミールの1日で得られる力と私の1日で得られる力の差が100あったとしてそれが99になる程度の努力に何の意味がある、差が開くのを遅くする努力だけしましたなんて負け犬の努力だろう?」
ミーエル「結局負けを認めている時点で負け犬の気がするんだけど、まあ私にはわからない世界だし、別にどうでもいいや、ほらネル返して、私だって別にその問題が難しいなんて思ってないよ、ただ日本語とか英語が難しいって話だよ、私達は本能で理屈を理解してるけど、日本語や英語の文脈や意味で私の知識をどう表現するか、理解するか、それが難しいだけなんだから」
ネル「そうかそうか、なら日本語をしっかり教えてやろうか?私は2日でマスターしたぞ?言葉巧みに主様を貶すためにはしっかり勉強しなければいけないしな!」
ミーエル「努力の方向性が酷い・・・」
雪花「ネルって本当当たり前のように努力が出来るタイプなのよね、しかも普通に頭も良いと来た、普通に脳筋キャラだと思っていたのに、なんか裏切られた気分だわ」
雪花が不貞腐れているとトイレからパトが出て来た。
パト「なんの話をしてたんだ?」
雪花「ネルがかなり頭良い事にちょっと不満というかキャラがブレてるというか」
パト「まあ頭良くないとあんなに能力は扱えないよな、雪花も何か勉強とかするのか?僕は勿論しないけど、強いて言うなら計算が強くなりたいくらいかな、お金の計算出来ないと社長として色々終わってるし」
雪花「私だって・・・うん全然してない、勉強嫌、なんで大人になってまで勉強しなきゃならないのか意味わからない、資格なんて頭良い人に全部取らせて名前だけ借りたらいいじゃない、そういう意味で月花お姉ちゃん達が居るんじゃないの?」
雪花は頭を抱えて包まってしまう。
パト「ほぼほぼ同意見だけど国外で資格を求められた時に誰も資格を持ってなかったら誰かの資格証と資格保有者が到着するまで足止めをくらう事になるんだぞ、それは流石に困るだろ?」
雪花「それこそミーエルちゃんに取って貰ったらいいんじゃない?頭良いし」
ミーエル「私は医療の知識が豊富なだけでそれ以外の知識は全然だよ?」
パト「僕なんて義務教育レベルだぞ?まあ流石に帝国で何度も授業をしていた分多少は学力は上がってるかもだけど、その殆どが多分地球の物理では役に立たないものばかりだしね、いや、どうなんだろ?実際にやったことないからわからないや、物質というか概念が基本違うしなぁ~」
パトは考えている所にフルールがやってきた。
フルール「パト様、お元気そうで何よりです」
フルールはニコっとパトに向けて笑顔を向けた。
パト「フルールじゃないか、どうしたんだこんなところまで来て?何か不手際とかあった?」
フルール「いえいえ、私の業務が終わって落ち着いたのでパト様の所に遊びに来たって感じですかね」
パト「そうかそうか、なら折角だし二人で散歩でもしようか!皆僕とフルール席を空けるからゆっくりしててよ」
パトはそう言うとフルールを連れて外に出て行った。
ネル「随分嬉しそうだったな、あの娘がそんなに気に入っていたのか?」
雪花「まあパトが個人的に保護している子だしね、歳は近いかもだけど色々特別でしょ、娘っていったら肉体関係あるし色々拗れてヤバイけど、大事だと思うよ」
ミーエル「実際気にしてたしね、でもどこか地球の方がフルールちゃんは向いてると思ってるみたいだし、実際フルールちゃんくらいの実力でもなんとかなるから地球は居心地いいかもね、帝国に比べたら」
3人は話を続けていた。
・・・・・・
パトとフルールは街をゆっくり歩いていた。
パト「どう、地球は馴染めそう?帝国よりかは居心地良いと思ってるんだけど」
フルール「はい、実際私でも実力を発揮出来るといいますか、むしろエイリ様程出来る方が色々地球に合わせて規制されているのが辛そうだなとは思いますが」
パト「それは仕方ないよ、僕は別に無双したい訳じゃないからね、チートとかそんなものはなしで自分の使えるものでどこまでやれるか、それが僕達のやりたい事だからさ、出来れば帝国基準のスペックは使わないで欲しいんだよ」
フルール「そうですね、その考え方なら私はバッチリです!しっかり適応出来てますよ」
フルールは笑顔で答える、その姿を見てパトも安堵する。
パト「でも安心したよ、ずっと僕の所に来なかったからさ、忙しいのかなって思ってたんだよ、そろそろ僕の方から顔を出した方がいいかなとか」
フルール「そんなことは・・・いえ色々忙しかったのも本当ですが、実際は少しだけ気を使ってました、私なんかがパト様の所に行って良いものかと」
パトはフルールが何を気にしているのか、それをすぐに読み取った。
パト「フルールは関係ないし、もちろんエイリだってメルリアだって関係ないよ、誰も悪くない、強いて言うなら僕が弱かったのが原因だ、器があまりにも小さすぎたんだ、もっと寛大ならもっと皆を幸せに出来ただろう、帝国だってメリア達にとっても有利な国営に導けたものを僕一人の我儘で止まっていた事だって多い、それは僕が色々と弱かったせいであって皆の責任じゃない」
パトは少し悲しそうな顔で前を見る。
パト「今思うと意地になって肉体関係を拘る必要も無かったのかなって思ってるよ、なにせ僕は帝国の国王だ、国益を考える事も国民を裕福にさせるのも僕の義務だ、皆僕を信じて僕達の国に身を委ねているわけだしね、だったら僕は躊躇してたらダメだったんだ、メリアの言う通り身体を許して進化させて強化させて、子供を孕ませて、将来有望な遺伝子を残す、現存の女神達も性行為までしたら世界を持つ事が出来るかもしれない、そうなればエウレカ帝国は大きな進化を遂げてすぐにでも世界で一番の国が出来ていたかもしれない、誰もが望むハッピーエンドを僕だけが頑なに拒んだ結果なんだ、だから僕が悪い」
フルール「そうやっていつも自分だけが悪いって思い詰めてる、それだと疲れるでしょう?」
フルールは言葉を崩す、今は専属侍女、いや主と従属の関係ではなく保護者と保護されている者として話をする。
フルール「パト様がそこまで考える必要は今はないと思います、国王とただの国王様のご厚意で保護された市民の私程度が対等の価値観を持つというのが不可能なのは理解してる、でも私は主であり、国王であり、私を保護してくれた大事な人だからこそ言える、貴方は今自分をそうやって攻めるべきじゃないです。やり方が悪かった、パト様にばかり負担を掛けるやり方がおかしい、そう考えるしかないじゃないですか、そもそも男性一人で数百万の女神を孕ませるなんてどう考えたって無茶苦茶です、道徳的にも酷いと思います、パト様を酷使させれば成り立つなんてそれは成り立つなんて言いません」
フルールは震えながらパトの腕袖を掴む、出過ぎた事を言っていると思っているフルールの声はどこか必死で、少し泣きそうな顔でパトを見つめる。
パト「ごめんね、別に自暴自棄になってるわけじゃないんだ、そういう可能性もあったって話をしたかったんだ、僕だって間違っていると思っていたよ、モラルとか道徳は置いておいても100万も10万でも毎日毎日なんて絶対に無理だ、例え出来たとしてもそうなると大事にしたい子達をおろそかにしてしまう事になる、全てを得ようとして大事な物を失うなんて馬鹿な話はないだろう?だから僕は大事な物を優先したんだ、その選択に今は後悔はないよ」
パトはフルールの頭を優しく撫でる。
フルール「その大事な物の中に私が入ってるのは凄く嬉しいです、私は貴方に全てを救われた、だからこそ私の全てを貴方に委ねると心から誓っています。別に私が専属神の皆様のように特別になれるなんて自惚れてはおりません、メルリア様やエイリ様よりも愛されたいなんて望んでおりません、だけど一番非力であってもお傍に置いてほしい、お傍で貴方のお力になりたい、そう思っています」
パト「ありがとう、そこまで言ってくれたら流石に照れるよ、でもそんなフルールだから一緒に連れて来たんだよ、これからも遠慮せずに僕の所に遊びにおいで僕は君の保護者でもあるんだからさ」
フルール「はい!」
パトとフルールは手を繋ぎながらゆっくり散歩を続けた。
フルールの表情は先ほどまであった不安の感情はなく、晴れやかな表情だった。
フルールは扉を開ける。
エイリ「どうぞ、入って大丈夫ですよ」
エイリの返事を聞いてからフルールは部屋に入る。
フルール「エイリ様、今日の業務を終えたのですが」
フルールはエウレカ探偵事務所の業務を終え、エイリに報告していた。
エイリ「はい、ありがとうございます、琴歌様からの指令もありませんし、追加の仕事も今はありません、なので折角という所もありますし、休憩して頂いても問題ないですよ、どうせなら主様の所に行ってはどうでしょうか?確か主様の班も本社に居るみたいですし、たまには元気な顔を見せてあげたらいいと思いますよ」
エイリとフルールはパト達とは別の所で同居で住んでいた。
仕事上パトと会う機会がかなり減ったエイリとフルールとしては元々の専属侍女としての役割を果たしたいと考えていた。
だがパトが「エウレカ探偵事務所では専属秘書という業務は休止だ、エウレカ探偵事務所の社員として与えられた役割を真っ当してくれたらいい、それも僕にとって試したい事でもあるんだ」と言われていたため、今は専属秘書の業務は行わずにOLとして働いている形をとっている。
フルール「そうですね、たまには主様の所に行きましょうか、でも大丈夫でしょうかね、もし迷惑がられたら・・・」
フルールは心配していた、何故なら自分達は距離を置かれているのではないかと考えているからだ。
パトがEDになっている事は勿論専属侍女であるフルールも把握している。
だがその原因の中に自分が含まれていると考えていたのだ。
フルールも専属侍女として性的な奉仕を行っていたため、それが問題だったのではないか、
パト自身そのことに関して気にしている所があるため距離を置いているのではないか、
そう考えていたため、主であるパトの所に向いたい気持ちはあれど本当に向っていいのか、
そう考える。
エイリ「例えそうだったとしても主様が私達を同行する許可をしていただいたのです、つまりフルールが考えいるような事はありません、心配せずに主様に笑顔を向けてください。」
エイリは笑顔でそういうとフルールをパトの所に送り出した。
エイリ(私も最近主様の所に向ってないですね、でも私の場合はメルリア様に申し訳ないという気持ちの方が強いんですよね、私達も同罪だと思う中メルリア様だけが色んな名目はあれど帝国に置いて行かれた、それはメルリア様にとってもとてもショックな出来事です、あれほど一途に主様を愛していたメルリア様ですからね、きっと・・・だから私は少し距離を置きます、パト様に不満があるわけではなく、メルリア様の事を考えて・・・でもそれって主様の失礼なのでしょうね、誰よりも主様を優先するのが私の役目なのに、いいえ、今はその役割も休止している、なら今は個人的な考えを通しても問題ないはずです!)
エイリはそう考えながら業務に戻る。
・・・・・・
パト達A班はエウレカ探偵事務所本社で待機していた。
ミーエル「ああ、資格勉強しないと、なんで私ばっかりこんなに沢山勉強しないといけないんだろう」
雪花「え~どんな勉強してるの・・・ってうわ!難しい!これ全部覚えないといけないの!?3行読んだらもう頭痛で・・・早退しようかしら、暇だし」
ネル「おいおい雪花よ、勉強嫌いもいいがお前も何かしら資格勉強はしておくのだな、知識は戦闘においてとても大事な事なんだぞ、ミーエルその本を見せてみろ」
ネルはミーエルから本を取る、それは過去問等の問題集だった。
ネル「成程、適当な紙あるか?ないなら能力で作るだけだが」
ミーエル「ないから作って」
ネル「仕方ない、あまりこういう使い方をしたくないんだがな、安っぽいからな」
ネルはそう言いながら神羅万象支配内にある創作支配の能力で紙を生成する。
雪花「ネルって攻撃系の能力しか使えないって思ってたけどそうじゃないのね」
ネル「おいおい、それだと雑魚じゃないか、私達ヘブンズハートの最低条件は【神羅万象支配】そして神羅万象支配は全能力の取得が可能、その中で私は攻撃関係が優れているというだけで基本的な能力の使い方ならなんでも出来る、お前らの真似事だって容易だ、治療だって別に出来るには出来るしな」
ネルはミーエルから奪った過去問の問題を紙に書いていた。
軽くペラペラと紙をめくり、一年分の過去問を解いた。
ネル「雪花、答え合わせしてくれないか?」
雪花「おっけ~!・・・」
雪花はネルが解いた問題の答え合わせをする、するとその問題は全て正解だった。
雪花「すご、全部正解じゃない・・・」
ネル「当たり前だ、これくらいの知識持っていなければ能力として扱えないだろう、それに医療知識は戦闘面でも役に立つ、人体の急所を知る事も大事だし、どの部位をどのように効率よく攻撃したら最低限の攻撃で相手を再起不能に出来るかなんて常に得ている知識の中から研究をしている、今のままで充分強いと慢心していたら下の連中に抜かされる恐れがあるだろう、ただでさえ私は今万園ではほぼ下位の世界王だしな、私自身かなり鍛錬と研究を続けているんだ」
ミーエル「関心、ネルでもしっかり勉強というか特訓してるんだ、てっきりずっと遊んでいるとばかり」
ネル「やりがいのある目標があるなら勿論やるさ、帝園の時はやる事がなかっただけだ、なにせ私は序列2位、ミール以外は敵なしだったからな」
ミーエル「一番じゃないじゃん、ミール様がいるじゃん、なら努力しなよ」
ネル「馬鹿言え、次元が違い過ぎて少し努力した程度で埋まる差じゃない事くらい私でも把握していた、ならちまちま努力してもミールの1日で得られる力と私の1日で得られる力の差が100あったとしてそれが99になる程度の努力に何の意味がある、差が開くのを遅くする努力だけしましたなんて負け犬の努力だろう?」
ミーエル「結局負けを認めている時点で負け犬の気がするんだけど、まあ私にはわからない世界だし、別にどうでもいいや、ほらネル返して、私だって別にその問題が難しいなんて思ってないよ、ただ日本語とか英語が難しいって話だよ、私達は本能で理屈を理解してるけど、日本語や英語の文脈や意味で私の知識をどう表現するか、理解するか、それが難しいだけなんだから」
ネル「そうかそうか、なら日本語をしっかり教えてやろうか?私は2日でマスターしたぞ?言葉巧みに主様を貶すためにはしっかり勉強しなければいけないしな!」
ミーエル「努力の方向性が酷い・・・」
雪花「ネルって本当当たり前のように努力が出来るタイプなのよね、しかも普通に頭も良いと来た、普通に脳筋キャラだと思っていたのに、なんか裏切られた気分だわ」
雪花が不貞腐れているとトイレからパトが出て来た。
パト「なんの話をしてたんだ?」
雪花「ネルがかなり頭良い事にちょっと不満というかキャラがブレてるというか」
パト「まあ頭良くないとあんなに能力は扱えないよな、雪花も何か勉強とかするのか?僕は勿論しないけど、強いて言うなら計算が強くなりたいくらいかな、お金の計算出来ないと社長として色々終わってるし」
雪花「私だって・・・うん全然してない、勉強嫌、なんで大人になってまで勉強しなきゃならないのか意味わからない、資格なんて頭良い人に全部取らせて名前だけ借りたらいいじゃない、そういう意味で月花お姉ちゃん達が居るんじゃないの?」
雪花は頭を抱えて包まってしまう。
パト「ほぼほぼ同意見だけど国外で資格を求められた時に誰も資格を持ってなかったら誰かの資格証と資格保有者が到着するまで足止めをくらう事になるんだぞ、それは流石に困るだろ?」
雪花「それこそミーエルちゃんに取って貰ったらいいんじゃない?頭良いし」
ミーエル「私は医療の知識が豊富なだけでそれ以外の知識は全然だよ?」
パト「僕なんて義務教育レベルだぞ?まあ流石に帝国で何度も授業をしていた分多少は学力は上がってるかもだけど、その殆どが多分地球の物理では役に立たないものばかりだしね、いや、どうなんだろ?実際にやったことないからわからないや、物質というか概念が基本違うしなぁ~」
パトは考えている所にフルールがやってきた。
フルール「パト様、お元気そうで何よりです」
フルールはニコっとパトに向けて笑顔を向けた。
パト「フルールじゃないか、どうしたんだこんなところまで来て?何か不手際とかあった?」
フルール「いえいえ、私の業務が終わって落ち着いたのでパト様の所に遊びに来たって感じですかね」
パト「そうかそうか、なら折角だし二人で散歩でもしようか!皆僕とフルール席を空けるからゆっくりしててよ」
パトはそう言うとフルールを連れて外に出て行った。
ネル「随分嬉しそうだったな、あの娘がそんなに気に入っていたのか?」
雪花「まあパトが個人的に保護している子だしね、歳は近いかもだけど色々特別でしょ、娘っていったら肉体関係あるし色々拗れてヤバイけど、大事だと思うよ」
ミーエル「実際気にしてたしね、でもどこか地球の方がフルールちゃんは向いてると思ってるみたいだし、実際フルールちゃんくらいの実力でもなんとかなるから地球は居心地いいかもね、帝国に比べたら」
3人は話を続けていた。
・・・・・・
パトとフルールは街をゆっくり歩いていた。
パト「どう、地球は馴染めそう?帝国よりかは居心地良いと思ってるんだけど」
フルール「はい、実際私でも実力を発揮出来るといいますか、むしろエイリ様程出来る方が色々地球に合わせて規制されているのが辛そうだなとは思いますが」
パト「それは仕方ないよ、僕は別に無双したい訳じゃないからね、チートとかそんなものはなしで自分の使えるものでどこまでやれるか、それが僕達のやりたい事だからさ、出来れば帝国基準のスペックは使わないで欲しいんだよ」
フルール「そうですね、その考え方なら私はバッチリです!しっかり適応出来てますよ」
フルールは笑顔で答える、その姿を見てパトも安堵する。
パト「でも安心したよ、ずっと僕の所に来なかったからさ、忙しいのかなって思ってたんだよ、そろそろ僕の方から顔を出した方がいいかなとか」
フルール「そんなことは・・・いえ色々忙しかったのも本当ですが、実際は少しだけ気を使ってました、私なんかがパト様の所に行って良いものかと」
パトはフルールが何を気にしているのか、それをすぐに読み取った。
パト「フルールは関係ないし、もちろんエイリだってメルリアだって関係ないよ、誰も悪くない、強いて言うなら僕が弱かったのが原因だ、器があまりにも小さすぎたんだ、もっと寛大ならもっと皆を幸せに出来ただろう、帝国だってメリア達にとっても有利な国営に導けたものを僕一人の我儘で止まっていた事だって多い、それは僕が色々と弱かったせいであって皆の責任じゃない」
パトは少し悲しそうな顔で前を見る。
パト「今思うと意地になって肉体関係を拘る必要も無かったのかなって思ってるよ、なにせ僕は帝国の国王だ、国益を考える事も国民を裕福にさせるのも僕の義務だ、皆僕を信じて僕達の国に身を委ねているわけだしね、だったら僕は躊躇してたらダメだったんだ、メリアの言う通り身体を許して進化させて強化させて、子供を孕ませて、将来有望な遺伝子を残す、現存の女神達も性行為までしたら世界を持つ事が出来るかもしれない、そうなればエウレカ帝国は大きな進化を遂げてすぐにでも世界で一番の国が出来ていたかもしれない、誰もが望むハッピーエンドを僕だけが頑なに拒んだ結果なんだ、だから僕が悪い」
フルール「そうやっていつも自分だけが悪いって思い詰めてる、それだと疲れるでしょう?」
フルールは言葉を崩す、今は専属侍女、いや主と従属の関係ではなく保護者と保護されている者として話をする。
フルール「パト様がそこまで考える必要は今はないと思います、国王とただの国王様のご厚意で保護された市民の私程度が対等の価値観を持つというのが不可能なのは理解してる、でも私は主であり、国王であり、私を保護してくれた大事な人だからこそ言える、貴方は今自分をそうやって攻めるべきじゃないです。やり方が悪かった、パト様にばかり負担を掛けるやり方がおかしい、そう考えるしかないじゃないですか、そもそも男性一人で数百万の女神を孕ませるなんてどう考えたって無茶苦茶です、道徳的にも酷いと思います、パト様を酷使させれば成り立つなんてそれは成り立つなんて言いません」
フルールは震えながらパトの腕袖を掴む、出過ぎた事を言っていると思っているフルールの声はどこか必死で、少し泣きそうな顔でパトを見つめる。
パト「ごめんね、別に自暴自棄になってるわけじゃないんだ、そういう可能性もあったって話をしたかったんだ、僕だって間違っていると思っていたよ、モラルとか道徳は置いておいても100万も10万でも毎日毎日なんて絶対に無理だ、例え出来たとしてもそうなると大事にしたい子達をおろそかにしてしまう事になる、全てを得ようとして大事な物を失うなんて馬鹿な話はないだろう?だから僕は大事な物を優先したんだ、その選択に今は後悔はないよ」
パトはフルールの頭を優しく撫でる。
フルール「その大事な物の中に私が入ってるのは凄く嬉しいです、私は貴方に全てを救われた、だからこそ私の全てを貴方に委ねると心から誓っています。別に私が専属神の皆様のように特別になれるなんて自惚れてはおりません、メルリア様やエイリ様よりも愛されたいなんて望んでおりません、だけど一番非力であってもお傍に置いてほしい、お傍で貴方のお力になりたい、そう思っています」
パト「ありがとう、そこまで言ってくれたら流石に照れるよ、でもそんなフルールだから一緒に連れて来たんだよ、これからも遠慮せずに僕の所に遊びにおいで僕は君の保護者でもあるんだからさ」
フルール「はい!」
パトとフルールは手を繋ぎながらゆっくり散歩を続けた。
フルールの表情は先ほどまであった不安の感情はなく、晴れやかな表情だった。
patopatoblog at 05:32|Permalink
2026年05月06日
No.204 第四期の女帝達episode2
シンはハルの元から離れて少し休憩していた。
シン「あの子、私の攻撃・・・」
結局通用しなかった攻撃、その攻撃はどこまで彼女に通用したのか、本当に本気を出せば通用していたのか、そんな事を考えるシンだが、一度離れてしまった以上もう一度試すという行為を選ぶのは何処かプライドに傷がつく、そう考えた彼女は次の場所に居る【愛全の究極系 アム】の件について考える事にした。
シン「一度ミール様の所に戻ってみようか」
・・・・・・
シンは再度ミールの居る場に足を運ぶ。
ミール「どしたの?忘れ物かな?」
シン「白々しいですよ、見てたんですよね?」
ミール「まあね、シンの思惑通りだよ、彼女、いやもう一人のアムもだけどあの二人には強さの基準というか概念がないから順位が存在しないよ、戦って勝つ事もないし、負ける事もないって所かな、そんな子に順位をつけろっていうのが無理な話だと思わない?」
シン「では私でも勝てないと?」
ミール「どうだろうね、私なら勝てると思うけど、でもそれって強さでっていうよりほぼズルで勝つって意味に近いんだよね、私自身の力で勝つというよりかは帝園という世界そのものを利用して脅す感じかな、そうでもしないと勝敗をつけれない子に勝てないんだよ」
シン「ミール様程の人でもそんな子が帝園に居るんですね」
ミール「そうだね、でもそれって凄く特殊というか特別枠だね、例えば君達の母、エステルだって私は彼女を殺せないし、彼女自身に順位はないよ、勝ち負けとかいう概念が彼女にはないからね」
シン「そうなんですか、てっきり私達のような従属を作る事に特化した方なのかとばかり・・・」
ミール「その認識で間違いないよ、でもそんな彼女をもし殺そうとしても絶対に死なないって話、例えば私が世界を使って彼女を無限に殺したとしも私は彼女を殺しきれないんだよ、勿論彼女自身に戦う力は備わってないから私が負ける事がない、ほら、勝敗がつかないでしょ、だから順位がつけられないんだよ、なんで死なないかって話になると彼女自身が帝園と直結してるからかな、別に帝園にだけに限らないんだけどね」
シン「そうなんですか?私エステル様の事、結構知ってるようで何も知らないんですね、少しでもいいので教えてもらってもいいですか?」
ミール「ユグドラシルって知ってる?世界樹でもいいけど」
シン「はい、知ってます」
ミール「あれって星の生命エネルギーと直結して育つ植物ってイメージだよね、エステルはそんな感じの能力も持ってるんだ、つまり帝園だから栄えたんじゃないんだ、エステルが帝園に居るから栄えたんだよ、エステルが帝園のエネルギーを利用する事で君達が生まれた、そして直結した世界とエステルは同化する、つまり人間の姿のエステルを殺しても無意味なんだよ、本体は帝園なんだから、だったら世界を壊せば終わりだと思うでしょ?でもそのエステルの根が私自身にも芽生えていたらどう?つまり私が死なないとエステルを絶対に殺せないって事になるよね、それがエステルを殺せない理由なんだよ」
ミールが語ると少し笑顔になって完結を述べる。
ミール「結論から言うとエステルは帝王様と同じ性質を持ってるの、本人だけ殺しても死なない、多くの条件を満たしたうえで殺さないと死なない、だけどその条件が私でも無理ゲーだから殺せないそれだけの話ってわけ」
シン「そうだったのですね、ミール様ですら殺せないなんて」
ミール「本来御神体の連中ってそんな奴ばっかりだよ、ヘブンズハートのメンバーに第七園の御神体フラ、第六園の御神体リルが居るけど、あの二人はまだ成長過程だからまだ勝敗のつく強さの範疇に居るだけ、元々御神体は帝王様単体から生まれた未成熟な世界王達、シン達が【世界王の素質を持つ従属】とするならば御神体は【成熟する前の世界王】ってことになるのかな、勿論世界王として覚醒してる私みたいなタイプも居るけどね、そして最近世界王として成った第八園御神体エテル・ホープ・ノーミール、が最近私に続いて二人目の世界王として現れた」
シンは聞いていると疑問に思う。
シン「なんでフラやリルをヘブンズハートに?本来であれば世界王として何もしなくても覚醒する従属なのでしょう、ならわざわざ第二園に所属させる意味がないと思うのですが」
ミール「環境が悪いって所かな、ほらフラの所もリルの所も御神体である彼女達に凄く甘いんだよ、つまり現状に全然困ってない、世界王覚醒には余程強力な力を備えているか、もしくは帝王様と契約して一定数の強化を施してもらうかの手段が必要になってくる、御神体単体だけで世界王覚醒まで持っていく事は可能だけどそこまで意識の高い子なんて居ないからね、あの第四園御神体ティエルでさえ自己鍛錬なんてまったくしてないんだから、それが結局の所の現状なのよね、だから第二園で鍛えた方がいいかな~って思って入れたんだ、意味合い的にも別に間違ってるわけでもないしね」
シン「そうですか、色々理由があって所属している子もいるのですね、色々お話出来て良かったです」
シンはミールとの話を終えると次の場所に向おうと準備を始めた。
ミール「あ、次はアムの所に行くんだよね?」
シン「はい、どんな子か私が直接確かめようと思いまして」
ミール「なら粗相は気を付けてね、あの子、自分からは何もしてこないけど、こっちから攻撃をすると多分シンでも負けちゃうかもだから」
ミールはニヤっと笑いながら告げる、その言葉の意味を理解出来なかったシンは不安な表情をしながらもアムの所に向かう。
・・・・・・
シンはアムの居る場所に向かう、場所を聞いていたが同様を隠せなかった。
シン「ずっとここに居たの・・・?」
シンが驚くのも無理はなかった、そこは第二園が存在する時からずっと存在する建物、今や誰も居ない、主が誰かもわからない、御神体を祀る御神殿だった。
シン(ここは私でも足を踏み入れた事が無い場所、というよりかは足を踏み入れられなかった場所、ミール様から聞いている、第二園の御神体カル、名前だけミール様が見つけ出しただけで姿、存在すら認知されていない御神体の一人の唯一の手掛かりになる場所・・・そこに居るっていうの?)
シンは思い出すミールが「御神体かも」という言葉の意味を。
・・・・・・
シンは御神殿の前に立つ、足がすくむ、先ほどシンが御神殿に立ち入らなかった理由でもある、それがこの恐怖心だった。
シン(確かこの場所、ネルが好奇心で入ろうとしてたけど、あのネルでさえ、「興が冷めた、帰るぞ」と言って立ち去った場所、ベルも「ここなんか気持ち悪い、帰る」と言って帰った、私も同じ気持ちだったから立ち去った、今も全然変わらない、でも愛全の究極系アムはここに居る。)
シンは恐怖心を抑えながら御神殿の扉に触れる、するとシンの身体全身に電撃が流れる、実際には流れていない、だがそう錯覚する程にシンの身体は身動きを取る事が出来なかった。
???「立ち去れ、立ち去れ、立ち去れ、立ち去れ」
シンは冷や汗で身体を埋め尽くしていた、今すぐにでも服を脱いで楽になりたい、だけど服を脱いだらきっと死ぬ、そんな命の危機を感じる程にこの扉の威圧感は凄かった。
シン(もし、もし御神体が居た場合、その場合ミール様以上に強いなんてことがありえるのだろうか、でもミール様が名前までしか認知出来ていないという事はそれ以上の情報を意図的に抑えているという事になる、つまり一部とは言えあのミール様を掻い潜る力を持っているという証明になっているのではないか)
シンは長い時間扉の前で立ちすくんでいた、進むのが怖い、だけど進まないとアムという女性に会う事が出来ない、別に会わなくてもいいのではと思いはするがそれでは結局彼女の事を知る事が出来ない。
シン「行こう・・・」
シンは扉をゆっくり押す、既にシンは全力の力を身に宿していた。そして扉を開けて奥に入る。
・・・・・・
そこには一人の少女が居た。
茶色の髪、眼鏡をつけてただ座っていた。
シンは一瞬でわかった、彼女がアムなのだと。
シン(嫌な気配が消えた?良かった・・・)
シンは緊張が薄まった事に安堵し目の前に居る彼女に話しかける。
シン「貴女がアム、でいいのかしら?」
??(アム)「?私の事ですか?私はアムという名なのですか?」
シン「違うのかしら?なら貴女は何者?」
??(アム)「わからない、ずっとここに居るけど、私をアムと呼んだ人は貴女が初めてです、私はアムという名前なのでしょうか?」
シンは確信した、アムという名はミールがつけた名なんだと、名が存在しないからミールが名付けていた名前なんだとすればこの子には本来の名前がある、それが何かをシンは本能で確信して、それを言葉にする。
シン「カル・・・なのですか?」
??(アム)「カル?アムではなく?」
シン「ごめんなさい、気にしないでください、ですが貴女はずっとこの場所に居たのですか、ここは第二園、一般人はこの園どころか、このような場所に立ち入る事すら出来ません、いつからここに居るのですか?」
??(アム)「わかりません、ですが私が認識しているこの一週間の間はずっと自然に衣食住の物が自然と集まりました。」
シンはそう言う彼女の周りを見ると確かに豪華な衣類、充分どころか一人分にしてはあまりにも多く、そして貴重な食材の数々、そしてこの御神殿という住居、全てが整っていた。
シン「一週間というのは、それまでの記憶は存在しないんですか?」
??(アム)「わかりません、私も自分の事を考えた事があります、自分が何者で何処から来たのか、何故この建物の中に存在しているのか、でもそう考えていても答えは出ません、ただ私自身何も出来ない、でも目に見えない誰かが私の事をずっと見守ってくれてるみたいに色々助けてくれるんです、だから私はここに居た方が良いんだと思って・・・ずっとここで過ごしていました。」
シンは彼女の言葉を聞き、一言「ちょっと調べさせて貰ってもいい?」と承諾を得て建物内を調べる。
・・・・・・
綺麗な建物、生活感があるが一週間以上住んでいると根拠づける物が一切ない。
シン「片付けや洗濯は全部自分で?」
??(アム)「いえ、私は一度もやった事がありません、ただ着替えが必要だと思ったら置いてくれている服に着替えていました、食事も料理が出来ないのですが誰かが私の口に合う料理と食材を選んで作ってくれます、建物もいつも綺麗になっています、一度私が食事を落として汚してしまっても自然にその汚れが消えてしまいました、でもそれがこの建物での日常であるなら私はそうなのだと受け入れていました、なにせ自分自身の事が一番わかっていませんので・・・」
シン(これは厄介ね、さっきから言ってる誰かの気配なんて一切感じない、それなのにこの子は一貫して誰かに守られていると言ってる、私は全然気配を感じないのに彼女は何かを感じている、それが全然わからない)
今までにない得体の知れない存在。それがシンにとってアムの第一印象だった。
シンはその存在を確認するために御神殿に攻撃を仕掛けた。
シン(ごめんなさい、でも試させて、正直私ですら意味がわからないのよ)
シンは無数の攻撃を御神殿にうち放つ、その威力はネルに及ばずだがその性能に最も近い威力で撃ち抜き続ける。
シンは能力の究極系、その性能は全究極系が集結した時、どの分野に置いても一番ではないにしても二番手であれる程の素質を持つ、それは別名【万能の究極系】とも言いかえれる程の性能を持っている。
シンはネルの即死性能を持つ絶対的攻撃性、ベルの絶壁性能を持つ絶対的防御性を兼ね備え、ノラの無限性能を持つ無限性能を掛け合わせ御神殿に対して攻撃を続ける、その威力は帝園序列6位に相応しい、あの第七園御神体であるフラ以上の力を持つ化物的性能を発揮する。
シン「はああああああああああああああああああ!!!!!」
ガガガ!ドドドドド!!!バババ!!!
建物は粉々に壊れていく、その破片がアムの無情にも降り注ごうとしていた。
シン(女帝ならこの程度でくたばったらダメ!!)
シンは心を鬼にしてアムに特大の光線をうち放つ!その性能はテルやセラレベルですら受ければ無傷では居られない程の火力!
シンは攻撃を止めた。
そして見た。
アムの周りの次元が歪んでいた、全てを抑えていた。
アムは怯える所か現状を一切把握していなかった、恐らくアムの見ている風景は何も変わり映えのしない風景なのだろう、アムを怖がらせてはいけない、そう思わせられる程歪んだ空間内は何も変わり映えのしない空間が広がっていた。
シン(無傷、どんな現象ですら絶対に突破する性能を持った攻撃を狙ったのだけど・・・)
アムの周りで留まっていた現象が歪んだ空間の中に取り込まれていく、そしてシンが反応した一瞬の間でシンの周りの空間が真っ白に広がる!
シン「な?!」
シンは驚きを隠せなかった、全てが何事も無かったかのように元通りに戻っていたのだ。
シン「時戻し?時空を操った?でもそんな気配は一度も?!」
シンも能力の究極系、時を支配する事は造作もない、むしろそれも考慮して時耐性を強力にし絶対に干渉させないようにしていたほどだった、だが通用しなかった。
シン「どんな手品を使ったのよ?!」
アムは何事もなかったようにシンの元に歩く。
シン「・・・この感覚、まさか姉妹とフェアとティエル、ミール以外で感じる事になるなんてね」
シンは本気の目になる。
シン「フィルドレッド・ハルグレンダーサ・シュパローン」
シンの周りに全次元が集結する
シン「穿て!!」
シンは全次元をドリルのように回転させ、アムに攻撃を仕掛けた!
シン「それで終わると思うな!!ウラドラーマ!!!カガファードラ!!ニュトラスラボエンダ!!!!」
全時が止まった、未来も過去も全ての選択肢も全てが止まった!完全にシンが「完全的中」という絶対だけを引き当て確実にアムに当てる準備を整える!
世界の耐性という概念を全て壊した、これでシンの意志一つで全てが崩壊する、全ての生命も虚しく崩壊する!
シンの肉体は高次元体となる、結果全ての攻撃が無効化は勿論全ての攻撃がシンに当たった場合高次元物質へと変換され相手の特別な特性全てを適応させた絶対的貫通性を持って反射する!
シンの持つ最強クラスの能力を一気に3つも使用した!
シン(妥協はしない!さっきハル相手に私は無様を晒した!試すならここまでしないと何もわからない!ミール様が勝敗でどうにかなる次元ではないと言った以上その言葉がどこまで真実か、それを確かめる必要が私にはある!!!)
シンはアムに攻撃を仕掛けた!!!
・・・・・・
シンは目を一切逸らさなかった、次はちゃんと全て見えた。
アムはダメージを負った、アムを守っていた歪みがシンの猛攻に耐え切れずにアムに傷を与えてしまった、だがその瞬間だった。
アムの頭に鬼の角が現れた。
アム「最も攻撃性に優れた姿で・・・」
アムがそう呟いた瞬間全ての能力攻撃をアム自身が全て弾き飛ばし始めた!
その間に一度貫通した次元は修復し、さらに強固なものになった、そしてシンを敵と認識したのか
その歪んだ次元はシンに襲う!だがそれを想定していたシンにその攻撃が届くことが無かった!
だが歪んだ次元がシンに触れた事でシンがその歪んだ次元の正体を理解出来た。
シン(帝園?!?!)
その答えは帝園そのものだった。
帝園という世界そのものがアムを守っていた、そして帝園がシンに敵と認識し襲い掛かって来た!
シン(馬鹿な・・・帝園そのものがあのアムに纏っていたというの?!愛全って・・・まさか世界そのものも含まれるの?!馬鹿げている、全てに愛される究極系・・・それでミール様はそんな名前を)
シンは次に見たものは鬼化していたアムが次に精霊化したのだ、そして全ての現象を吸収し始めた、
そして次に聖人化、エルフの耳を生やした彼女が凝縮した現象全てをシンに向けて撃ち返してきたのだ!
シンは自分が一度高次元体に変換した物質のため防ぎきれないと考えかわす!
シンが一瞬目を話した瞬間にアムは再度鬼化してシンの頭部に蹴りを入れる!!
シンは軟体化しその衝撃を吸収し、変幻自在を扱い、アムを取り押さえる!
シン「もう攻撃はしない!治まりなさい!!!」
アム「抑えられて動けない、もっと力が欲しい」
アムはそう言うと帝園がアムに向けて力を与える!その中にはシンの力も含まれている!
シン「はあ?!馬鹿げている!!愛されているからってそんな事まで貢がせるつもり?!もういい加減にしなさい!!」
シンはアムの頬にビンタする!だがその攻撃も辛うじて歪みが抑える。だがその行動でアムが冷静になるには充分だった。
・・・・・・
シン「悔しいけど本物だわ、強いわ、それに・・・」
シンは確信した、彼女は第二園の御神体カルだと。
シン(記憶を失っている理由も全然わからないけど絶対に彼女はカルだわ、あんな戦い方が出来る従属なんて絶対に居ないわよ!そもそも色んな種族に変わっていたのもどの種族の特徴にも当てはまってないし!神族の私ですらそんな芸当なんかできないわよ!)
シンは頭を悩ませた、ミールは気付いてないのか?彼女が今まで姿形も現さなかった御神体だってことを、恐らくミールの攻撃がアムに通用しなかったのは同じく帝園を利用した攻撃だったからだろう、だから同じく帝園の力を扱うアムに通用しなかったのだ。シンの攻撃は相当に火力を上げてしまえば貫通した、彼女が何故記憶喪失かはわからないがもし、その力を満遍なく扱えたならシンですら勝つ事は困難になるだろう。
シン(愛全って事は魅了の力が凄まじいって事?という事は最悪私も魅了されて無力化したところをって事もあり得る力なのか、普通に怖いし強いじゃない!勝敗つくわよ!全然強いし負けるわよ!本当ミール様も適当が過ぎる!)
シンはアムに謝罪をしたうえでミールが出した指示の話をした。
アム「私が【愛全の究極系】として選ばれた女帝?素質あるのでしょうか?」
シン「あの私とほぼ互角にやりあえたんだから大丈夫よ、というか記憶喪失だったのに戦い方は覚えてたの?」
アム「?いえ、どこからか声が聞こえて教えてくれました、そして身を委ねたら自然と戦っていました、不思議な体験でした・・・」
シン「不思議な体験でした・・・じゃないわよ・・・」
多分その声がカルの人格に一枚噛んでいるんだろうとシンは考える。
シン「準備が出来たら叡天の羅針盤にいらっしゃい、移動方法は・・・多分願えば勝手にどうにかなると思うわ」
シン(どうせ帝園が彼女を守ってすべての事をやってくれるでしょ、はあ、凄い規格外が混じって来ちゃったなぁ、どうしよう、また私のメンツが・・・)
シンはそう思いながらその場を去る。
シン「あの子、私の攻撃・・・」
結局通用しなかった攻撃、その攻撃はどこまで彼女に通用したのか、本当に本気を出せば通用していたのか、そんな事を考えるシンだが、一度離れてしまった以上もう一度試すという行為を選ぶのは何処かプライドに傷がつく、そう考えた彼女は次の場所に居る【愛全の究極系 アム】の件について考える事にした。
シン「一度ミール様の所に戻ってみようか」
・・・・・・
シンは再度ミールの居る場に足を運ぶ。
ミール「どしたの?忘れ物かな?」
シン「白々しいですよ、見てたんですよね?」
ミール「まあね、シンの思惑通りだよ、彼女、いやもう一人のアムもだけどあの二人には強さの基準というか概念がないから順位が存在しないよ、戦って勝つ事もないし、負ける事もないって所かな、そんな子に順位をつけろっていうのが無理な話だと思わない?」
シン「では私でも勝てないと?」
ミール「どうだろうね、私なら勝てると思うけど、でもそれって強さでっていうよりほぼズルで勝つって意味に近いんだよね、私自身の力で勝つというよりかは帝園という世界そのものを利用して脅す感じかな、そうでもしないと勝敗をつけれない子に勝てないんだよ」
シン「ミール様程の人でもそんな子が帝園に居るんですね」
ミール「そうだね、でもそれって凄く特殊というか特別枠だね、例えば君達の母、エステルだって私は彼女を殺せないし、彼女自身に順位はないよ、勝ち負けとかいう概念が彼女にはないからね」
シン「そうなんですか、てっきり私達のような従属を作る事に特化した方なのかとばかり・・・」
ミール「その認識で間違いないよ、でもそんな彼女をもし殺そうとしても絶対に死なないって話、例えば私が世界を使って彼女を無限に殺したとしも私は彼女を殺しきれないんだよ、勿論彼女自身に戦う力は備わってないから私が負ける事がない、ほら、勝敗がつかないでしょ、だから順位がつけられないんだよ、なんで死なないかって話になると彼女自身が帝園と直結してるからかな、別に帝園にだけに限らないんだけどね」
シン「そうなんですか?私エステル様の事、結構知ってるようで何も知らないんですね、少しでもいいので教えてもらってもいいですか?」
ミール「ユグドラシルって知ってる?世界樹でもいいけど」
シン「はい、知ってます」
ミール「あれって星の生命エネルギーと直結して育つ植物ってイメージだよね、エステルはそんな感じの能力も持ってるんだ、つまり帝園だから栄えたんじゃないんだ、エステルが帝園に居るから栄えたんだよ、エステルが帝園のエネルギーを利用する事で君達が生まれた、そして直結した世界とエステルは同化する、つまり人間の姿のエステルを殺しても無意味なんだよ、本体は帝園なんだから、だったら世界を壊せば終わりだと思うでしょ?でもそのエステルの根が私自身にも芽生えていたらどう?つまり私が死なないとエステルを絶対に殺せないって事になるよね、それがエステルを殺せない理由なんだよ」
ミールが語ると少し笑顔になって完結を述べる。
ミール「結論から言うとエステルは帝王様と同じ性質を持ってるの、本人だけ殺しても死なない、多くの条件を満たしたうえで殺さないと死なない、だけどその条件が私でも無理ゲーだから殺せないそれだけの話ってわけ」
シン「そうだったのですね、ミール様ですら殺せないなんて」
ミール「本来御神体の連中ってそんな奴ばっかりだよ、ヘブンズハートのメンバーに第七園の御神体フラ、第六園の御神体リルが居るけど、あの二人はまだ成長過程だからまだ勝敗のつく強さの範疇に居るだけ、元々御神体は帝王様単体から生まれた未成熟な世界王達、シン達が【世界王の素質を持つ従属】とするならば御神体は【成熟する前の世界王】ってことになるのかな、勿論世界王として覚醒してる私みたいなタイプも居るけどね、そして最近世界王として成った第八園御神体エテル・ホープ・ノーミール、が最近私に続いて二人目の世界王として現れた」
シンは聞いていると疑問に思う。
シン「なんでフラやリルをヘブンズハートに?本来であれば世界王として何もしなくても覚醒する従属なのでしょう、ならわざわざ第二園に所属させる意味がないと思うのですが」
ミール「環境が悪いって所かな、ほらフラの所もリルの所も御神体である彼女達に凄く甘いんだよ、つまり現状に全然困ってない、世界王覚醒には余程強力な力を備えているか、もしくは帝王様と契約して一定数の強化を施してもらうかの手段が必要になってくる、御神体単体だけで世界王覚醒まで持っていく事は可能だけどそこまで意識の高い子なんて居ないからね、あの第四園御神体ティエルでさえ自己鍛錬なんてまったくしてないんだから、それが結局の所の現状なのよね、だから第二園で鍛えた方がいいかな~って思って入れたんだ、意味合い的にも別に間違ってるわけでもないしね」
シン「そうですか、色々理由があって所属している子もいるのですね、色々お話出来て良かったです」
シンはミールとの話を終えると次の場所に向おうと準備を始めた。
ミール「あ、次はアムの所に行くんだよね?」
シン「はい、どんな子か私が直接確かめようと思いまして」
ミール「なら粗相は気を付けてね、あの子、自分からは何もしてこないけど、こっちから攻撃をすると多分シンでも負けちゃうかもだから」
ミールはニヤっと笑いながら告げる、その言葉の意味を理解出来なかったシンは不安な表情をしながらもアムの所に向かう。
・・・・・・
シンはアムの居る場所に向かう、場所を聞いていたが同様を隠せなかった。
シン「ずっとここに居たの・・・?」
シンが驚くのも無理はなかった、そこは第二園が存在する時からずっと存在する建物、今や誰も居ない、主が誰かもわからない、御神体を祀る御神殿だった。
シン(ここは私でも足を踏み入れた事が無い場所、というよりかは足を踏み入れられなかった場所、ミール様から聞いている、第二園の御神体カル、名前だけミール様が見つけ出しただけで姿、存在すら認知されていない御神体の一人の唯一の手掛かりになる場所・・・そこに居るっていうの?)
シンは思い出すミールが「御神体かも」という言葉の意味を。
・・・・・・
シンは御神殿の前に立つ、足がすくむ、先ほどシンが御神殿に立ち入らなかった理由でもある、それがこの恐怖心だった。
シン(確かこの場所、ネルが好奇心で入ろうとしてたけど、あのネルでさえ、「興が冷めた、帰るぞ」と言って立ち去った場所、ベルも「ここなんか気持ち悪い、帰る」と言って帰った、私も同じ気持ちだったから立ち去った、今も全然変わらない、でも愛全の究極系アムはここに居る。)
シンは恐怖心を抑えながら御神殿の扉に触れる、するとシンの身体全身に電撃が流れる、実際には流れていない、だがそう錯覚する程にシンの身体は身動きを取る事が出来なかった。
???「立ち去れ、立ち去れ、立ち去れ、立ち去れ」
シンは冷や汗で身体を埋め尽くしていた、今すぐにでも服を脱いで楽になりたい、だけど服を脱いだらきっと死ぬ、そんな命の危機を感じる程にこの扉の威圧感は凄かった。
シン(もし、もし御神体が居た場合、その場合ミール様以上に強いなんてことがありえるのだろうか、でもミール様が名前までしか認知出来ていないという事はそれ以上の情報を意図的に抑えているという事になる、つまり一部とは言えあのミール様を掻い潜る力を持っているという証明になっているのではないか)
シンは長い時間扉の前で立ちすくんでいた、進むのが怖い、だけど進まないとアムという女性に会う事が出来ない、別に会わなくてもいいのではと思いはするがそれでは結局彼女の事を知る事が出来ない。
シン「行こう・・・」
シンは扉をゆっくり押す、既にシンは全力の力を身に宿していた。そして扉を開けて奥に入る。
・・・・・・
そこには一人の少女が居た。
茶色の髪、眼鏡をつけてただ座っていた。
シンは一瞬でわかった、彼女がアムなのだと。
シン(嫌な気配が消えた?良かった・・・)
シンは緊張が薄まった事に安堵し目の前に居る彼女に話しかける。
シン「貴女がアム、でいいのかしら?」
??(アム)「?私の事ですか?私はアムという名なのですか?」
シン「違うのかしら?なら貴女は何者?」
??(アム)「わからない、ずっとここに居るけど、私をアムと呼んだ人は貴女が初めてです、私はアムという名前なのでしょうか?」
シンは確信した、アムという名はミールがつけた名なんだと、名が存在しないからミールが名付けていた名前なんだとすればこの子には本来の名前がある、それが何かをシンは本能で確信して、それを言葉にする。
シン「カル・・・なのですか?」
??(アム)「カル?アムではなく?」
シン「ごめんなさい、気にしないでください、ですが貴女はずっとこの場所に居たのですか、ここは第二園、一般人はこの園どころか、このような場所に立ち入る事すら出来ません、いつからここに居るのですか?」
??(アム)「わかりません、ですが私が認識しているこの一週間の間はずっと自然に衣食住の物が自然と集まりました。」
シンはそう言う彼女の周りを見ると確かに豪華な衣類、充分どころか一人分にしてはあまりにも多く、そして貴重な食材の数々、そしてこの御神殿という住居、全てが整っていた。
シン「一週間というのは、それまでの記憶は存在しないんですか?」
??(アム)「わかりません、私も自分の事を考えた事があります、自分が何者で何処から来たのか、何故この建物の中に存在しているのか、でもそう考えていても答えは出ません、ただ私自身何も出来ない、でも目に見えない誰かが私の事をずっと見守ってくれてるみたいに色々助けてくれるんです、だから私はここに居た方が良いんだと思って・・・ずっとここで過ごしていました。」
シンは彼女の言葉を聞き、一言「ちょっと調べさせて貰ってもいい?」と承諾を得て建物内を調べる。
・・・・・・
綺麗な建物、生活感があるが一週間以上住んでいると根拠づける物が一切ない。
シン「片付けや洗濯は全部自分で?」
??(アム)「いえ、私は一度もやった事がありません、ただ着替えが必要だと思ったら置いてくれている服に着替えていました、食事も料理が出来ないのですが誰かが私の口に合う料理と食材を選んで作ってくれます、建物もいつも綺麗になっています、一度私が食事を落として汚してしまっても自然にその汚れが消えてしまいました、でもそれがこの建物での日常であるなら私はそうなのだと受け入れていました、なにせ自分自身の事が一番わかっていませんので・・・」
シン(これは厄介ね、さっきから言ってる誰かの気配なんて一切感じない、それなのにこの子は一貫して誰かに守られていると言ってる、私は全然気配を感じないのに彼女は何かを感じている、それが全然わからない)
今までにない得体の知れない存在。それがシンにとってアムの第一印象だった。
シンはその存在を確認するために御神殿に攻撃を仕掛けた。
シン(ごめんなさい、でも試させて、正直私ですら意味がわからないのよ)
シンは無数の攻撃を御神殿にうち放つ、その威力はネルに及ばずだがその性能に最も近い威力で撃ち抜き続ける。
シンは能力の究極系、その性能は全究極系が集結した時、どの分野に置いても一番ではないにしても二番手であれる程の素質を持つ、それは別名【万能の究極系】とも言いかえれる程の性能を持っている。
シンはネルの即死性能を持つ絶対的攻撃性、ベルの絶壁性能を持つ絶対的防御性を兼ね備え、ノラの無限性能を持つ無限性能を掛け合わせ御神殿に対して攻撃を続ける、その威力は帝園序列6位に相応しい、あの第七園御神体であるフラ以上の力を持つ化物的性能を発揮する。
シン「はああああああああああああああああああ!!!!!」
ガガガ!ドドドドド!!!バババ!!!
建物は粉々に壊れていく、その破片がアムの無情にも降り注ごうとしていた。
シン(女帝ならこの程度でくたばったらダメ!!)
シンは心を鬼にしてアムに特大の光線をうち放つ!その性能はテルやセラレベルですら受ければ無傷では居られない程の火力!
シンは攻撃を止めた。
そして見た。
アムの周りの次元が歪んでいた、全てを抑えていた。
アムは怯える所か現状を一切把握していなかった、恐らくアムの見ている風景は何も変わり映えのしない風景なのだろう、アムを怖がらせてはいけない、そう思わせられる程歪んだ空間内は何も変わり映えのしない空間が広がっていた。
シン(無傷、どんな現象ですら絶対に突破する性能を持った攻撃を狙ったのだけど・・・)
アムの周りで留まっていた現象が歪んだ空間の中に取り込まれていく、そしてシンが反応した一瞬の間でシンの周りの空間が真っ白に広がる!
シン「な?!」
シンは驚きを隠せなかった、全てが何事も無かったかのように元通りに戻っていたのだ。
シン「時戻し?時空を操った?でもそんな気配は一度も?!」
シンも能力の究極系、時を支配する事は造作もない、むしろそれも考慮して時耐性を強力にし絶対に干渉させないようにしていたほどだった、だが通用しなかった。
シン「どんな手品を使ったのよ?!」
アムは何事もなかったようにシンの元に歩く。
シン「・・・この感覚、まさか姉妹とフェアとティエル、ミール以外で感じる事になるなんてね」
シンは本気の目になる。
シン「フィルドレッド・ハルグレンダーサ・シュパローン」
シンの周りに全次元が集結する
シン「穿て!!」
シンは全次元をドリルのように回転させ、アムに攻撃を仕掛けた!
シン「それで終わると思うな!!ウラドラーマ!!!カガファードラ!!ニュトラスラボエンダ!!!!」
全時が止まった、未来も過去も全ての選択肢も全てが止まった!完全にシンが「完全的中」という絶対だけを引き当て確実にアムに当てる準備を整える!
世界の耐性という概念を全て壊した、これでシンの意志一つで全てが崩壊する、全ての生命も虚しく崩壊する!
シンの肉体は高次元体となる、結果全ての攻撃が無効化は勿論全ての攻撃がシンに当たった場合高次元物質へと変換され相手の特別な特性全てを適応させた絶対的貫通性を持って反射する!
シンの持つ最強クラスの能力を一気に3つも使用した!
シン(妥協はしない!さっきハル相手に私は無様を晒した!試すならここまでしないと何もわからない!ミール様が勝敗でどうにかなる次元ではないと言った以上その言葉がどこまで真実か、それを確かめる必要が私にはある!!!)
シンはアムに攻撃を仕掛けた!!!
・・・・・・
シンは目を一切逸らさなかった、次はちゃんと全て見えた。
アムはダメージを負った、アムを守っていた歪みがシンの猛攻に耐え切れずにアムに傷を与えてしまった、だがその瞬間だった。
アムの頭に鬼の角が現れた。
アム「最も攻撃性に優れた姿で・・・」
アムがそう呟いた瞬間全ての能力攻撃をアム自身が全て弾き飛ばし始めた!
その間に一度貫通した次元は修復し、さらに強固なものになった、そしてシンを敵と認識したのか
その歪んだ次元はシンに襲う!だがそれを想定していたシンにその攻撃が届くことが無かった!
だが歪んだ次元がシンに触れた事でシンがその歪んだ次元の正体を理解出来た。
シン(帝園?!?!)
その答えは帝園そのものだった。
帝園という世界そのものがアムを守っていた、そして帝園がシンに敵と認識し襲い掛かって来た!
シン(馬鹿な・・・帝園そのものがあのアムに纏っていたというの?!愛全って・・・まさか世界そのものも含まれるの?!馬鹿げている、全てに愛される究極系・・・それでミール様はそんな名前を)
シンは次に見たものは鬼化していたアムが次に精霊化したのだ、そして全ての現象を吸収し始めた、
そして次に聖人化、エルフの耳を生やした彼女が凝縮した現象全てをシンに向けて撃ち返してきたのだ!
シンは自分が一度高次元体に変換した物質のため防ぎきれないと考えかわす!
シンが一瞬目を話した瞬間にアムは再度鬼化してシンの頭部に蹴りを入れる!!
シンは軟体化しその衝撃を吸収し、変幻自在を扱い、アムを取り押さえる!
シン「もう攻撃はしない!治まりなさい!!!」
アム「抑えられて動けない、もっと力が欲しい」
アムはそう言うと帝園がアムに向けて力を与える!その中にはシンの力も含まれている!
シン「はあ?!馬鹿げている!!愛されているからってそんな事まで貢がせるつもり?!もういい加減にしなさい!!」
シンはアムの頬にビンタする!だがその攻撃も辛うじて歪みが抑える。だがその行動でアムが冷静になるには充分だった。
・・・・・・
シン「悔しいけど本物だわ、強いわ、それに・・・」
シンは確信した、彼女は第二園の御神体カルだと。
シン(記憶を失っている理由も全然わからないけど絶対に彼女はカルだわ、あんな戦い方が出来る従属なんて絶対に居ないわよ!そもそも色んな種族に変わっていたのもどの種族の特徴にも当てはまってないし!神族の私ですらそんな芸当なんかできないわよ!)
シンは頭を悩ませた、ミールは気付いてないのか?彼女が今まで姿形も現さなかった御神体だってことを、恐らくミールの攻撃がアムに通用しなかったのは同じく帝園を利用した攻撃だったからだろう、だから同じく帝園の力を扱うアムに通用しなかったのだ。シンの攻撃は相当に火力を上げてしまえば貫通した、彼女が何故記憶喪失かはわからないがもし、その力を満遍なく扱えたならシンですら勝つ事は困難になるだろう。
シン(愛全って事は魅了の力が凄まじいって事?という事は最悪私も魅了されて無力化したところをって事もあり得る力なのか、普通に怖いし強いじゃない!勝敗つくわよ!全然強いし負けるわよ!本当ミール様も適当が過ぎる!)
シンはアムに謝罪をしたうえでミールが出した指示の話をした。
アム「私が【愛全の究極系】として選ばれた女帝?素質あるのでしょうか?」
シン「あの私とほぼ互角にやりあえたんだから大丈夫よ、というか記憶喪失だったのに戦い方は覚えてたの?」
アム「?いえ、どこからか声が聞こえて教えてくれました、そして身を委ねたら自然と戦っていました、不思議な体験でした・・・」
シン「不思議な体験でした・・・じゃないわよ・・・」
多分その声がカルの人格に一枚噛んでいるんだろうとシンは考える。
シン「準備が出来たら叡天の羅針盤にいらっしゃい、移動方法は・・・多分願えば勝手にどうにかなると思うわ」
シン(どうせ帝園が彼女を守ってすべての事をやってくれるでしょ、はあ、凄い規格外が混じって来ちゃったなぁ、どうしよう、また私のメンツが・・・)
シンはそう思いながらその場を去る。
patopatoblog at 02:43|Permalink
2026年05月04日
No.202 第四期の女帝達 episode1
今ここで4名の女性が新たな女帝として君臨しようとしていた。
絆結の究極系 ユイ 【朧(ろう)】
厭悪の究極系 エル 【黎(れい)】
涅槃の究極系 ハル 【桜(よう)】
愛全の究極系 アム 【銅(どう)】
ユイは第四の園 天使族で元所属は神園帝使の序列7位、勝利属性の天使王として玉座に座っていた。
ユイの力、勝利属性の天使が持つ能力は勝つ事が全て、そのため戦闘寄りの能力になりやすい傾向にあった、その中でユイネルの能力は全ての力を一つにして戦う、もしくは集めた能力を他の子に分配してしまう能力にあったため、ある意味集団の力を彼女一人で全て補ってしまう、そのため勝利の天使王として君臨していた。
経歴に問題なく立派な女帝だ。
エルは第十二の園 邪人族で元所属は最高重罪人として最深部の牢獄に捕らわれていた。
理由は邪人族の肌は褐色であるのが普通だがエルは白色、そして邪人族は漏れなく主パトや月花、パト寄りの人間達を嫌う傾向にあるがエルはその逆でパト達に強い好感を抱いていたため即処刑を言い渡されたが物理攻撃が一切通用しないエルを誰も殺せなかった、むしろ増大な悪意で一時的に帝園順位30位以内の実力を発揮した事でその場に居た邪人族全員を一掃した経歴があり、その結果誰も殺せないという事で監獄内に捕らわれていた。
経歴に問題ない実績を持っていた。
ハルは第七の園 聖人族で元所属は禁忌として扱われていたため、園内では腫物として扱われていた。
ハルは技術の究極系テルの姉に当たる存在で第七の園内で多くの実績を残し続けたテルに比べてハルは逆に多くの実績を奪い続けて来た。
それは彼女自身が望んだものではなく、彼女の特性がそうされたものだった。
彼女の周りには生も死も存在しない、彼女しか存在しない、してはならない、そのような独特な領域が存在する、つまり彼女が存在ある物に触れると消滅してしまうのだ。例外として遺伝子の繋がりがあるテルは例外として触れる事が出来たが、テルの能力は例外ではなかったため絶縁している。
ハル自身は消極的な性格のため誰も近寄って来ない事をむしろ好都合と考えていたため、今まで問題なく過ごしていた。
知名度とその評価は問題なく女帝の実績だった。
アムは第二の園で偶然発見された謎だらけの存在だった。
アムに記憶はなく、記録もなく、ミールが見る事で明らかになる情報全てが何もない、帝園の順位も表示されない、異質な存在だった。
ここで何も持たないアムに実績を与えたのはミールだった。
彼女はアムに対して殺す勢いで密に攻撃を与え続けた、ミール自身に殺意はなかったが、ミールの範囲外に位置する彼女がどれほどの力量を持つのか不明だったため、それなりに遠慮せずに攻撃を行った。
結果だけ言えば全て無傷、アムが何かをしたわけではなく世界そのものが時空を歪めミールの攻撃を拒んだのだ。
そこから何をしてもアムに攻撃は届かなかった、あと観察して気付いたのだがアムが例えば水を求めた時、水が自らアムの口元まで近づいてアムの体内に入って行った。
食料を求めた時には近くの生物が果物をアムに届けてくれた、果物だけでは身体に悪いと考えたのか、焼けた肉等の食糧が偶然アムの前に現れたりもした。
ミールはこの現象を見て【今だ正体を現していない御神体ではないか】と考え保護する形で女帝に任命した。アムという名もミールが決めた。
彼女はミールを認めさせる事で女帝となった。
・・・・・・
ミール「今回私が選抜した女帝はこの4人かな、どう?結構凄いのが集まったと思わない?」
シン「確かに経歴は問題ありませんが、戦闘面での実績が少ない子が多過ぎませんか?」
シンはミールからの言葉で質問を投げかける。
シン「本来第二の園に所属する女帝は強くて当然、何かに突出しているだけの曲芸師を集めているわけではありません、強さあってこそです、欲を言えば一人で園全体を壊滅するだけの力は欲しいんです。」
ミール「それが出来るのはネル、ベル、シンまででしょ、いやフラも出来るか・・・ノラもギリギリかな~」
シン「別に最難関である五光帝連合(第一園から第五園までの園)の園を単独で壊滅とは言いません、例えば第十二園を最低でも一人で壊滅出来るだけの実力は最低限持っていて欲しいと思うのです。
ミール「ならエルはクリアしてるね、事実壊滅まで追い込んで結果封印されていたような子だからさ」
シン「エルは第四期ではありますが候補自体で言えば第二期のメンバーと同時期です、彼女は私自身も認めてます、だから第三期のメンバーを決める時に最も警戒していました。今回だって反対寄りですが主様も厭悪の扱い方を学ばなければいけない年頃、過保護にし続けるのもいけないと私なりに判断した結果、受け入れる事にしたまでです。」
ミール「じゃあ誰が気に入らないの?」
ミールはまたシンの面倒臭い所が始まったと溜息交じりで肘をついて話しを聞く。
シン「ハルとアム、この2名の実績は納得できません」
ミール「ユイは納得してるんだ?」
シン「ユイエルの実績は本物ですから、帝園内で園外との戦争は基本禁止ですが彼女が単独で戦場に行けば第七園くらいは平気で吹きとばしますよ、それだけの事をしてくれるだろうという信頼があります、だからこそ今回の第四期の首席として私が認めました、元々天使王としての実績もありますから統率も出来るでしょうしね」
シンは真面目な顔で話を続ける。
シン「エルも同様、実績が証明されているのでいいです、ですが他2名は別、何も実績がないじゃないですか」
ミール「う~ん、まあそれなりの実績と地位があれば納得してくれはするだろうけど・・・どうしてもっていうならシン本人で試してみる?結構キツイかもよ?」
シンはミールにそう言われて、実際に確かめるにはそうするしかないかと納得し、ミールの質問に答えた。
シン「そうですね、ここで私が文句を言っても仕方ないですね、私が直接二人を審査します」
シンはそう言うとミールの居る場所から離れた。
ミールは少し笑いながらシンを見届ける。
ミール「ハルとアムの順位は【なし】順位という指標に当てはまらない分野の子達相手にどう立ち向かうつもりなのかな、シンは」
・・・・・・
シンはまずハルの元に向った。
ハルは第七園の禁断の地、【終わらぬ大地】に向った。
シン「第七園の禁断の地【終わらぬ大地】ここでは全ての現象に変化が起きない、外部から新たな生命が立ち入ることもない、全てがこの空間だけで完結していると言われている場所、名前だけは知っていたけどここに住人が居るなんて知らなかったわ」
【終わらぬ大地】では食料となる植物や生物が存在するが食べる事が出来ない、実を取ろうとしてもまったく身動き一つしない、生物を殺そうとしてもその生物に攻撃が一切届かない、刃を立てようとしても生物にも、突き立てた刃にも何も起こらない【死ぬことも生きる事も出来ない】現状維持だけが続く空間だった。
シン(ここでは空気も止まっている、私の中に入る事も無ければ出ていく事もない、存在はするけどまったく活動しない、言わば数値だけはまともな無重力空間のようなもの・・・頭がこんがらがるわね)
シンは自身の能力でその空間に立ち入った。
物音一つ起こらない、音すらも生まれることも無ければ死ぬこともない。
シン(例えば無理矢理音をこの空間内で作ったらその音はずっとこの空間で留まり続けて鳴り響き続けるのかしら、そして作り続けていけば最終的に容量オーバーを起こして・・・どうなるのかしら)
試してみたいと考えていたが今回はそのような要件で来たわけではない。
シンは大地を歩き続ける。それなりに歩き続けた先に異様な光景が広がっていた。
それは綺麗な桜の木達だった。
シン「なにここ、今までとは違って嘘みたいに綺麗ね、ここまで綺麗なのが逆に歪に感じる程に・・・」
ハル「誰ですか?」
シンは声の方向に振り向く。
そこには淡いピンク色の髪をした女の子が立っていた。
ハル「ここにどんな要件でしょうか・・・」
シン(この子がハル、涅槃の究極系としてミール様から選ばれた子、そう言えば順位を聞いていなかったわね)
シン「私は第二園、最高責任者のシン・ハート。第二園がどんな所かくらいは流石の貴女も知ってるわよね?」
ハル「はい、この帝園を統べる女帝達だけが住む園、私の妹も女帝に選ばれたと聞いています」
シン「テルの事ね、絶縁していると聞いてたけどちゃんと情報は入れてるみたいね」
ハル「はい、それで女帝の王様がこんなところに何の用でしょうか?私はただここで一人、過ごしているだけなのですが」
シン「そうね、本来ならこんなところに足を運ぶことなんてしないわ、別に私観光が趣味ってわけでもないしね」
シンは少し世間話をすると本題に入る。
シン「貴女が第二園の女帝に選ばれたと言ったらどうする?」
ハル「・・・私がですか?何もしていない、何も持たない私が女帝ですか?それに一体何の意味があるのですか?私にはわかりかねます、何を求めてるのですか?」
ハルはただシンと出会った時のまま桜の木の下にある大きな石に座ったまま話を続けていた。
丁度その高さがシンを見下すにはちょうどいい高さだった。
シン「それが私にもわからないの、決めたのは私じゃなくこの帝園の長、ミール様だからね、だから試しに来たの、私自らが納得しないとね、誰かが決めた事に不満を抱いたまま引き継がれるのは私としても納得できないし嫌いなの」
シンはそう言いながら手元で作った能力が凝縮した刃をハルに投げつける。
だがその攻撃はハルに一切届かなかった。
ハルに届く前に消滅したのだ。
シン「能力・・・じゃないわね、体質、特性的なものかしら」
シンは次に特性や体質等の恩恵を無効化する能力を付与し直して再度攻撃するために刃を生成し、ハルに攻撃を仕掛ける。
シュン・・・・・・・
だがそれでもハルには一切届かなかった。
能力がハルの所に届く前に消滅してしまったのだ。
シン(なにこれ、特性でも恩恵でもない、あらゆる系統の能力を無効化する能力を付与して攻撃したのに・・・なんだこの力は)
シンは動揺をしながらも次は近接へと攻撃手段を変更する。
シュン、シュン、シュン、シュン。
不思議な現象だった。
シン(攻撃の威力が・・・死んでる、いや、失っている。どんな勢いのある攻撃も全て勢いがなくなって最終的には止まってしまう)
シンの攻撃が一切通用しない、届かない。これは確かに不気味だと感じたシン。
シン(これ、私が全力を出しても攻撃が届くのかしら、というかベルの守備もネルの攻撃もこの子の前で通用するのかしら・・・全てが無に返されてしまう、ウルとは全く違う系統の無)
ハル「あの、満足していただけましたか?」
シン「え、まあ、そうね、色々不思議ではあるけど・・・そうだ、貴女から私に攻撃してくれないかしら?出来れば本気で、それできっと納得できると思うわ」
シンの想像が正しければ彼女の攻撃はシンに届かない、きっと彼女の力、涅槃とは不変の力であると考えていた。
ハルはオーラで攻撃を放つが、その攻撃はシンに届かなかった。
シン「やっぱり、今の本気なのね、だとすれば貴女は不変の天才なんだと思うわ、だから強さが存在しない、何故なら優劣を付けられないから、恐ろしいわね、倒す事も出来ないし倒される事も出来ないなんて、場合によっては矛盾を起こしそうな存在なのね」
ハルはシンの言葉を耳に受け入れてはいるがまったく頭に入っていなかった。
シン「無欲、不変、それが私達同様【絶対】の価値を持つ、久しぶりに見たわ、私達と同格の子、それはミール様も選ぶわけだわ、だけどどうやって叡天の羅針盤に来てもらおうかしら、色々貴女自身危険な存在よね?勝敗はつかないにしてもその無欲、不変を絶対に共用させてしまうんだから、困ったものだわ」
シンは頭を悩ませる、この子はこの場から動かさない方がいい。
今ここまでシンが歩いてきた道、その距離にして25キロ、その範囲内は全てハルのテリトリーだった。
空気が止まっている、音も止まっている、風も、生物も、全てが不変となり老いる事もなく死ぬこともなく、ただ静止している、生きている、ただそれだけの状態にさせられる。
シン「ねえ、貴女が触ったものはどうなるのかだけ教えて」
シンはお菓子を取り出し、ハルの近くまで投げる、先ほどと同じくそのお菓子は描いていた放物線が弱まりハルに届く事なく落ちてしまった。
ハルはそのお菓子の元に足を運ばせ、触ろうとする、するとそのお菓子は見るも無残に砂のように散ってしまった。
ハル「あ・・・まただ・・・」
シン(確定だわ、この子は女帝にしておかないといけない、禁忌の意味がよくわかった。彼女の居る空間の範囲では輪廻が止まる、つまり生死が全て止まる、だけど彼女に触れた瞬間止まっていた輪廻が急激に回って破滅をもたらす、何も残らない、これが彼女の全て、多くの事が出来る私達と違ってこの子はこれしか出来ない、でもきっとそれだけで充分)
シン「ハル、貴女は私が許可するまではここに居なさい、本来であれば全員を集めてってしたかったけど今回のメンバーは違う意味で曲者揃い、まともに集めてはいけないのかもしれないわ・・・だから私が許可するまではここから出る事を禁止します」
ハル「つまりいつも通りってことか・・・」
シンは(不気味な子・・・)と考えながらその場を後にする、シンですら能力が無ければハルの居る地に足を踏み入れる事が出来ない、その禁忌的存在を実感しながらもう一人の元に足を運ぶ。
絆結の究極系 ユイ 【朧(ろう)】
厭悪の究極系 エル 【黎(れい)】
涅槃の究極系 ハル 【桜(よう)】
愛全の究極系 アム 【銅(どう)】
ユイは第四の園 天使族で元所属は神園帝使の序列7位、勝利属性の天使王として玉座に座っていた。
ユイの力、勝利属性の天使が持つ能力は勝つ事が全て、そのため戦闘寄りの能力になりやすい傾向にあった、その中でユイネルの能力は全ての力を一つにして戦う、もしくは集めた能力を他の子に分配してしまう能力にあったため、ある意味集団の力を彼女一人で全て補ってしまう、そのため勝利の天使王として君臨していた。
経歴に問題なく立派な女帝だ。
エルは第十二の園 邪人族で元所属は最高重罪人として最深部の牢獄に捕らわれていた。
理由は邪人族の肌は褐色であるのが普通だがエルは白色、そして邪人族は漏れなく主パトや月花、パト寄りの人間達を嫌う傾向にあるがエルはその逆でパト達に強い好感を抱いていたため即処刑を言い渡されたが物理攻撃が一切通用しないエルを誰も殺せなかった、むしろ増大な悪意で一時的に帝園順位30位以内の実力を発揮した事でその場に居た邪人族全員を一掃した経歴があり、その結果誰も殺せないという事で監獄内に捕らわれていた。
経歴に問題ない実績を持っていた。
ハルは第七の園 聖人族で元所属は禁忌として扱われていたため、園内では腫物として扱われていた。
ハルは技術の究極系テルの姉に当たる存在で第七の園内で多くの実績を残し続けたテルに比べてハルは逆に多くの実績を奪い続けて来た。
それは彼女自身が望んだものではなく、彼女の特性がそうされたものだった。
彼女の周りには生も死も存在しない、彼女しか存在しない、してはならない、そのような独特な領域が存在する、つまり彼女が存在ある物に触れると消滅してしまうのだ。例外として遺伝子の繋がりがあるテルは例外として触れる事が出来たが、テルの能力は例外ではなかったため絶縁している。
ハル自身は消極的な性格のため誰も近寄って来ない事をむしろ好都合と考えていたため、今まで問題なく過ごしていた。
知名度とその評価は問題なく女帝の実績だった。
アムは第二の園で偶然発見された謎だらけの存在だった。
アムに記憶はなく、記録もなく、ミールが見る事で明らかになる情報全てが何もない、帝園の順位も表示されない、異質な存在だった。
ここで何も持たないアムに実績を与えたのはミールだった。
彼女はアムに対して殺す勢いで密に攻撃を与え続けた、ミール自身に殺意はなかったが、ミールの範囲外に位置する彼女がどれほどの力量を持つのか不明だったため、それなりに遠慮せずに攻撃を行った。
結果だけ言えば全て無傷、アムが何かをしたわけではなく世界そのものが時空を歪めミールの攻撃を拒んだのだ。
そこから何をしてもアムに攻撃は届かなかった、あと観察して気付いたのだがアムが例えば水を求めた時、水が自らアムの口元まで近づいてアムの体内に入って行った。
食料を求めた時には近くの生物が果物をアムに届けてくれた、果物だけでは身体に悪いと考えたのか、焼けた肉等の食糧が偶然アムの前に現れたりもした。
ミールはこの現象を見て【今だ正体を現していない御神体ではないか】と考え保護する形で女帝に任命した。アムという名もミールが決めた。
彼女はミールを認めさせる事で女帝となった。
・・・・・・
ミール「今回私が選抜した女帝はこの4人かな、どう?結構凄いのが集まったと思わない?」
シン「確かに経歴は問題ありませんが、戦闘面での実績が少ない子が多過ぎませんか?」
シンはミールからの言葉で質問を投げかける。
シン「本来第二の園に所属する女帝は強くて当然、何かに突出しているだけの曲芸師を集めているわけではありません、強さあってこそです、欲を言えば一人で園全体を壊滅するだけの力は欲しいんです。」
ミール「それが出来るのはネル、ベル、シンまででしょ、いやフラも出来るか・・・ノラもギリギリかな~」
シン「別に最難関である五光帝連合(第一園から第五園までの園)の園を単独で壊滅とは言いません、例えば第十二園を最低でも一人で壊滅出来るだけの実力は最低限持っていて欲しいと思うのです。
ミール「ならエルはクリアしてるね、事実壊滅まで追い込んで結果封印されていたような子だからさ」
シン「エルは第四期ではありますが候補自体で言えば第二期のメンバーと同時期です、彼女は私自身も認めてます、だから第三期のメンバーを決める時に最も警戒していました。今回だって反対寄りですが主様も厭悪の扱い方を学ばなければいけない年頃、過保護にし続けるのもいけないと私なりに判断した結果、受け入れる事にしたまでです。」
ミール「じゃあ誰が気に入らないの?」
ミールはまたシンの面倒臭い所が始まったと溜息交じりで肘をついて話しを聞く。
シン「ハルとアム、この2名の実績は納得できません」
ミール「ユイは納得してるんだ?」
シン「ユイエルの実績は本物ですから、帝園内で園外との戦争は基本禁止ですが彼女が単独で戦場に行けば第七園くらいは平気で吹きとばしますよ、それだけの事をしてくれるだろうという信頼があります、だからこそ今回の第四期の首席として私が認めました、元々天使王としての実績もありますから統率も出来るでしょうしね」
シンは真面目な顔で話を続ける。
シン「エルも同様、実績が証明されているのでいいです、ですが他2名は別、何も実績がないじゃないですか」
ミール「う~ん、まあそれなりの実績と地位があれば納得してくれはするだろうけど・・・どうしてもっていうならシン本人で試してみる?結構キツイかもよ?」
シンはミールにそう言われて、実際に確かめるにはそうするしかないかと納得し、ミールの質問に答えた。
シン「そうですね、ここで私が文句を言っても仕方ないですね、私が直接二人を審査します」
シンはそう言うとミールの居る場所から離れた。
ミールは少し笑いながらシンを見届ける。
ミール「ハルとアムの順位は【なし】順位という指標に当てはまらない分野の子達相手にどう立ち向かうつもりなのかな、シンは」
・・・・・・
シンはまずハルの元に向った。
ハルは第七園の禁断の地、【終わらぬ大地】に向った。
シン「第七園の禁断の地【終わらぬ大地】ここでは全ての現象に変化が起きない、外部から新たな生命が立ち入ることもない、全てがこの空間だけで完結していると言われている場所、名前だけは知っていたけどここに住人が居るなんて知らなかったわ」
【終わらぬ大地】では食料となる植物や生物が存在するが食べる事が出来ない、実を取ろうとしてもまったく身動き一つしない、生物を殺そうとしてもその生物に攻撃が一切届かない、刃を立てようとしても生物にも、突き立てた刃にも何も起こらない【死ぬことも生きる事も出来ない】現状維持だけが続く空間だった。
シン(ここでは空気も止まっている、私の中に入る事も無ければ出ていく事もない、存在はするけどまったく活動しない、言わば数値だけはまともな無重力空間のようなもの・・・頭がこんがらがるわね)
シンは自身の能力でその空間に立ち入った。
物音一つ起こらない、音すらも生まれることも無ければ死ぬこともない。
シン(例えば無理矢理音をこの空間内で作ったらその音はずっとこの空間で留まり続けて鳴り響き続けるのかしら、そして作り続けていけば最終的に容量オーバーを起こして・・・どうなるのかしら)
試してみたいと考えていたが今回はそのような要件で来たわけではない。
シンは大地を歩き続ける。それなりに歩き続けた先に異様な光景が広がっていた。
それは綺麗な桜の木達だった。
シン「なにここ、今までとは違って嘘みたいに綺麗ね、ここまで綺麗なのが逆に歪に感じる程に・・・」
ハル「誰ですか?」
シンは声の方向に振り向く。
そこには淡いピンク色の髪をした女の子が立っていた。
ハル「ここにどんな要件でしょうか・・・」
シン(この子がハル、涅槃の究極系としてミール様から選ばれた子、そう言えば順位を聞いていなかったわね)
シン「私は第二園、最高責任者のシン・ハート。第二園がどんな所かくらいは流石の貴女も知ってるわよね?」
ハル「はい、この帝園を統べる女帝達だけが住む園、私の妹も女帝に選ばれたと聞いています」
シン「テルの事ね、絶縁していると聞いてたけどちゃんと情報は入れてるみたいね」
ハル「はい、それで女帝の王様がこんなところに何の用でしょうか?私はただここで一人、過ごしているだけなのですが」
シン「そうね、本来ならこんなところに足を運ぶことなんてしないわ、別に私観光が趣味ってわけでもないしね」
シンは少し世間話をすると本題に入る。
シン「貴女が第二園の女帝に選ばれたと言ったらどうする?」
ハル「・・・私がですか?何もしていない、何も持たない私が女帝ですか?それに一体何の意味があるのですか?私にはわかりかねます、何を求めてるのですか?」
ハルはただシンと出会った時のまま桜の木の下にある大きな石に座ったまま話を続けていた。
丁度その高さがシンを見下すにはちょうどいい高さだった。
シン「それが私にもわからないの、決めたのは私じゃなくこの帝園の長、ミール様だからね、だから試しに来たの、私自らが納得しないとね、誰かが決めた事に不満を抱いたまま引き継がれるのは私としても納得できないし嫌いなの」
シンはそう言いながら手元で作った能力が凝縮した刃をハルに投げつける。
だがその攻撃はハルに一切届かなかった。
ハルに届く前に消滅したのだ。
シン「能力・・・じゃないわね、体質、特性的なものかしら」
シンは次に特性や体質等の恩恵を無効化する能力を付与し直して再度攻撃するために刃を生成し、ハルに攻撃を仕掛ける。
シュン・・・・・・・
だがそれでもハルには一切届かなかった。
能力がハルの所に届く前に消滅してしまったのだ。
シン(なにこれ、特性でも恩恵でもない、あらゆる系統の能力を無効化する能力を付与して攻撃したのに・・・なんだこの力は)
シンは動揺をしながらも次は近接へと攻撃手段を変更する。
シュン、シュン、シュン、シュン。
不思議な現象だった。
シン(攻撃の威力が・・・死んでる、いや、失っている。どんな勢いのある攻撃も全て勢いがなくなって最終的には止まってしまう)
シンの攻撃が一切通用しない、届かない。これは確かに不気味だと感じたシン。
シン(これ、私が全力を出しても攻撃が届くのかしら、というかベルの守備もネルの攻撃もこの子の前で通用するのかしら・・・全てが無に返されてしまう、ウルとは全く違う系統の無)
ハル「あの、満足していただけましたか?」
シン「え、まあ、そうね、色々不思議ではあるけど・・・そうだ、貴女から私に攻撃してくれないかしら?出来れば本気で、それできっと納得できると思うわ」
シンの想像が正しければ彼女の攻撃はシンに届かない、きっと彼女の力、涅槃とは不変の力であると考えていた。
ハルはオーラで攻撃を放つが、その攻撃はシンに届かなかった。
シン「やっぱり、今の本気なのね、だとすれば貴女は不変の天才なんだと思うわ、だから強さが存在しない、何故なら優劣を付けられないから、恐ろしいわね、倒す事も出来ないし倒される事も出来ないなんて、場合によっては矛盾を起こしそうな存在なのね」
ハルはシンの言葉を耳に受け入れてはいるがまったく頭に入っていなかった。
シン「無欲、不変、それが私達同様【絶対】の価値を持つ、久しぶりに見たわ、私達と同格の子、それはミール様も選ぶわけだわ、だけどどうやって叡天の羅針盤に来てもらおうかしら、色々貴女自身危険な存在よね?勝敗はつかないにしてもその無欲、不変を絶対に共用させてしまうんだから、困ったものだわ」
シンは頭を悩ませる、この子はこの場から動かさない方がいい。
今ここまでシンが歩いてきた道、その距離にして25キロ、その範囲内は全てハルのテリトリーだった。
空気が止まっている、音も止まっている、風も、生物も、全てが不変となり老いる事もなく死ぬこともなく、ただ静止している、生きている、ただそれだけの状態にさせられる。
シン「ねえ、貴女が触ったものはどうなるのかだけ教えて」
シンはお菓子を取り出し、ハルの近くまで投げる、先ほどと同じくそのお菓子は描いていた放物線が弱まりハルに届く事なく落ちてしまった。
ハルはそのお菓子の元に足を運ばせ、触ろうとする、するとそのお菓子は見るも無残に砂のように散ってしまった。
ハル「あ・・・まただ・・・」
シン(確定だわ、この子は女帝にしておかないといけない、禁忌の意味がよくわかった。彼女の居る空間の範囲では輪廻が止まる、つまり生死が全て止まる、だけど彼女に触れた瞬間止まっていた輪廻が急激に回って破滅をもたらす、何も残らない、これが彼女の全て、多くの事が出来る私達と違ってこの子はこれしか出来ない、でもきっとそれだけで充分)
シン「ハル、貴女は私が許可するまではここに居なさい、本来であれば全員を集めてってしたかったけど今回のメンバーは違う意味で曲者揃い、まともに集めてはいけないのかもしれないわ・・・だから私が許可するまではここから出る事を禁止します」
ハル「つまりいつも通りってことか・・・」
シンは(不気味な子・・・)と考えながらその場を後にする、シンですら能力が無ければハルの居る地に足を踏み入れる事が出来ない、その禁忌的存在を実感しながらもう一人の元に足を運ぶ。
patopatoblog at 17:33|Permalink
2026年01月10日
No.201 メリアの闇Ⅱその後
メリアはシスリットとの話を切り上げ、ファナの実験場に向った。
・・・・・・
メリア「シスリットに使命を伝えたわ」
ファナ「そうか、同情するよ、女帝に言われたら断れないだろうにな」
メリア「理解してましたよ、国が人質にされてる事・・・残念です。賢過ぎるのも問題ですね」
ファナ「馬鹿言え、そこまでの知能があるから難しい使命を与えたんだろう、一体どんな話をして説得したんだ?」
メリア「簡単な誘導です、タブーの話を出しただけです、【女性の妊娠】【いじめ】という簡単なお話です。」
ファナ「それに的確な答えなんてあるのか?」
メリア「【女性は子供を産め】ですか?これに関してはシンプルですよ、リスクを考えてしまっているのと責任があまりにも大きすぎるが故に子供を産むという選択がとれない、簡単な話ではないですからね、でもこれは倫理的に考えるから駄目なんです。賢い人程リスクを想定してしまい前に進めなくなる、ただここでいう賢い人は【力を持たない賢い人】です、己に力がなく、だけど半端に知識や教育を受けたおかげである程度の知能は手に入れた、その結果、子供が産めなくなったんです。」
ファナ「まあ、私はエルフ族だから子孫繁栄にあまり興味がないからわからないが、そこまで変わるものなのか?」
メリア「簡単な例えで言えば勉学を受けられない、常に平穏とは程遠い地、先ほどの話ならば人間は繁栄出来ないと思いませんか?何故なら平穏ではなく、戦争の地なら尚更子供なんて作ってる場合じゃないでしょうね、ですが子供は生まれます、子供を作れないと言っている国の住人よりも貧しい国でも多くの子供が生まれます、何故でしょうか?私はそこの民族が知性的ではなく本能的だからだと思っています、つまり本能的な民族程生物としての生き方に近いため子孫を残す事に対して多くの事を考えないのです、私やご主人が居た日本でも同じです、数百年前の戦時中、確かに人口はそこまで多く増えていません、ですがそこまで大きく減ってもいません、今よりも確実に荒れている時代なのに何故なのでしょうか?今は平和そのものなのに、何故子供が作れないのでしょうか?」
ファナ「さあな、私には興味がないよ」
メリア「そうですね、ここまで長く話しても無意味なので簡単にしましょう、いらないんですよ、知性なんて。権利だって必要ありません。極端な話になりますよ、だって塩梅の良い話なんて存在しないのですから。それは早計だ、浅はかだと誰もが思うでしょう、ですがそれが最も簡単な方法であり、単純なのです。」
メリアは笑顔で近くの椅子に座り楽しそうに話を続ける。
メリア「例えば強制的に子供を作る、なんてどうでしょう?きっと誰もが考えた簡単な方法だと思いませんか?誰かと誰かをパートナーにして子供を作らせる事を義務にすればいいとか、でも昔はそれはお見合いという文化であったんですよ、勿論自由恋愛もありましたが、歴史を辿れば政略結婚や家柄同士の結婚なんて当たり前にあった事ですよね?そしてそれは60年前、70年前という比較的新しい時代までお見合いや親同士の許嫁という言葉があるくらいには文化的な半強制的な結婚と子孫を残す行為が行われていたんです」
メリア「ならば何故今は?自由にさせ過ぎてる、権利を与えすぎてる、役割を与えすぎてる、簡単にまとめればここですかね、自由とは便利な言葉です、ですが悪い意味で言えば自己判断にゆだね、放置する、自分でなんとかしろ、と面倒を見る事を放置しているとも言えますね、つまり昔自力でパートナーを探せなかった人でも親や周りの力でなんとか結婚出来ていたのが、その補助すらもなくなったのが今ですかね、昔に比べてではなく、文化が変わった結果とも言えます。」
メリア「次に権利を与えすぎてる、これは男性としての権利、女性としての権利の話ですかね、差別的な発言になりますが、どちらにもメリットデメリットが存在するのです、私的には男女平等は当然であると考えます、個人的には男は根絶やしにしたいですが、それではあまりにも無慈悲ですからね。ですが子供を作るとなると女性側にデメリットが多いんです、嫌でしょ、多くのリスクを抱えるなんて、余程子供が好きなら良いですが、妊娠すれば妊娠に苦しみ、子供を産めば自分ではなく子供を優先にした人生を送らなければならない、自分が主人公という世界を捨てなければならない、女性は多くの事を捨てなければならないんです、権利が多い程そのデメリットは多いと私は考えます、ですがもし権利が少なければ?【昔のように女性は男性に尽くし、子供を産み、家を支え、子供を育て、旦那を支える】これだけが女性の役割だと割り切った人生を生まれてからずっと言われ続けた時、女性はどう考えるでしょうか?」
ファナ「一種の洗脳というわけか、お前は子孫を残すために生まれた存在だ、それが出来ない欠陥品は生きる価値がない、そう思わせれば勝ちという事だな」
メリア「正解です、単純な洗脳程簡単に出来ます、今は昔と違って価値観も違います、女性一人一人が活躍出来る社会、素晴らしいです、ですが結果的にそれが子孫を残すという最も大きなリスクを追う事から遠ざけた結果・・・と言わざるを得ないのではないでしょうかね」
ファナ「憶測としか言えないがな、答えは果たしてどうか」
メリア「興味はありませんよ、勿論こんなどうでもいい事に結論を出す事もありません、他所の話です。ですが【子供を産むのは自由】と言ってる限り将来性はないでしょうね」
ファナ「私も女帝も女だ、冷たすぎるんじゃないか?」
メリア「私はずっと簡単ですからね、ご主人の従属神達はご主人の遺伝子を貰い、子孫を繁栄させなさいと、それ以外の劣等遺伝子は無駄だと、だからこそのこの帝国ですから」
ファナ「私もいずれは帝王の子種を頂けるのか、光栄だね」
メリア「ええ、光栄に思いなさい、貴女のような人でも慈悲を与えるのが私ですからね」
ファナ「嫌味をどうも、それでイジメの方はどうなんだ?」
ファナはメリアが喋り続けるため実験に集中出来ないと考え、作業の手を止め、休憩に入る。
メリア「イジメ?ああ【いじめられる側にも問題がある】ですか?それに関しては結構喋ったつもりですが、私情を挟むとなればイジメなんてあって当たり前なんですよ、何故なら生き物は常に優劣を決める生き物ですから」
メリアはファナから渡された紅茶を受け取り、「ありがとうございます」と一言言うと口に含む。
メリア「例えば-10~+10の20段階評価で、0が標準、マイナスが非友好的、プラスが友好的でいきましょうか、組織の中で無難に過ごせるのは-5~+5の人だけです、ですがその枠を超えれば異常者、異端者扱いになる、それはわかりますか?」
ファナ「ああ、私がその異端者だからね」
メリア「例えば【喋らない人】【空気を読まずにうるさい人】真逆の人間であれど関わりたくないという共通点があります。後は普通という枠から離れた存在、【圧倒的に落ちこぼれている人】と【圧倒的に優秀な人】、これらも真逆でありながらも疎まれる存在です。これらの人間はヘイトを受けやすくイジメの対象になりやすい。もちろん加害者が普通の人間に対して因縁があるからイジメるというパターンもありますが、基本的に集団的にイジメに会いやすいのはこの普通という枠から離れた人間です。」
ファナ「自信があるんだな」
メリア「実際にやらなくても想定すればいいんです、自分が加害者になるなら、絶対に誰かを虐めなければならない時、誰を選ぶか?その時に普通に人を選べば周りから反感を喰らい自分の立場を下げてしまうリスクを追います、それに良心が少しでもあれば普通の人に対して暴行を働こうとは私でも考えません。無差別に誰でも良かったって人が居ますがそれは除外です。そんな思考放棄した人まで考慮していたらなにも結果を生み出せません」
メリア「逆に私が被害者なら。加害者が居てその人から目を付けられないようにするためにはどうすればいいか、私が凡人なら加害者とは一定の関係を持ちつつ関わらずに過ごします。何故なら先ほどの20段階評価は集団評価の他に加害者の自己評価もあるからです。ここで大事なのは加害者の中で【普通】と判断される事です。ここで極端に加害者が嫌いだから関わらないとなれば加害者が私をターゲットにするリスクが高まります。だからと言って過剰に関わりを持てば被害者にならないにしても加害者側になる可能性が高いです。【お前もあいつを虐めろ、仲良いんだから出来るよな?】と一種の圧力を賭けられます、断れば一気に悪印象に陥ります、ですが一緒に虐めれば加害者です、ですが加害者からは気に居られ間違いなく虐められることはないでしょう。」
ファナ「面倒臭い話だな、つまりはバランスを見誤らない事が大事だって言いたいのか?」
メリア「そうです、どんなに【イジメはダメだ】と言っても無くならないのは多くの要因と原因が生まれるからです。学校で例えましょう、クラスでイジメがあった、先ほど話した被害者側と加害者側が居ます。イジメは関わりたくない人達、ここでは他のクラスメイトも【被害者候補】と言っていいでしょう、となれば私が想定した動きになります。一定の距離感を保つ者、関わらない者、過剰に関わり一緒に加害者側になる者、どの立場でもこの均衡が崩れる事でリスクがあります。」
ファナ「リスクね、それがさっき言っていた弱者強者か?」
メリア「そうですね、生き物は優劣を決めるものです、優位に居た人間が転落した時、今まで優位に居た者に手も足も出なかった弱者が優位に居た人を攻撃します。そこでお前は下だと、自分達よりも上に居るのが憎い、上がって来るなと・・・徹底的に潰そうとします。ですがそれが生き物なんですよ。」
メリア「私はご主人に誘われてネットというものを使いましたがあの世界は好きです。人の貪欲なものがよく見えます。」
メリアはまるで楽しい出来事があったかのように目を輝かせながら語る。
メリア「人はまず当事者じゃなければ納得しろと同調するくせに、いざ自分が当事者になれば納得できないとわめきます。この例えで言えば新聞とネット記事の文化ですね、ネット記事の文化が栄えたら新聞という文化が廃れました。勿論新聞関係者は納得できない所があるでしょう、ペーパーレスなんてと思いますが時代の流れには逆らえない、周りから紙の無駄遣いをするな、やり方が古いと無理矢理納得させようとしましたね」
メリア「ですが、AI技術が発展した時に多くの作品がAIで賄えるとなった時、その作品を作る人達が納得できない、と問題になりました、そのAIは作品を読み込ませ、学習させる事で作るというもので結果的に今まで居た作品を作る人の技術が無断で奪われたという結果になりました。ですがこれ、構図は似てませんか?勿論私も酷いと思う部分はあります、ですがAI技術の発展は今後多くの方が望む技術となるでしょう、それが正式な手順か否かは別としてAI技術で自分達の立場が危うくなれば騒ぎましたよね?ですがその人達は新聞のネット化、ペーパーレス化に異議を唱えたかという話なのです。むしろいい話であり、ネット化の方が便利だから新聞は有料だし場所を取るしで要らないと切り捨てた人も居たのではないでしょうか?」
ファナ「日本の文化は知らないが、技術が発展すれば以前の技術者に価値が無くなるというのはよくある話だ、仕方ないと言えばそれまでだがな」
メリア「そうですね、ですがそれをネットは簡単に見る事が出来ます、先ほどのイジメもそうです、【イジメはダメ、だけどイジメるに値する理由があればイジメてもいい】という謎の理論で人は他人を叩き、炎上させ、人を壊します。行き過ぎた正義感という最も悪に近い感情ですね。」
ファナ「本末転倒だな、それでよくもまあ【いじめはダメ】と言ったものだ・・・そうか、それはさっきのイジメの被害者、被害者候補、加害者に話に繋がるのか、炎上させられた被害者、炎上させた加害者、そしてそれを黙って距離感をとって様子を見る第三者(被害者候補)・・・面白いな」
メリア「ええ、しかもこの炎上、自身で起こすパターンを誰かが火をつけて炎上させるパターンがあるんです、というかほとんどは誰かが火をつけて炎上させるパターンですね、リークと言って裏の情報を無断でバラす事で本来表に出てこなかった問題を敢えて表に出して燃やし、全員でイジメの対象を作りイジメる。それが今のネット環境です。凄いですよね、ここまで来ると何を言っても無意味、一人の言葉とはどこまでも無力なのだと思い知らされますよ」
ファナ「想像出来るな、おおよそ、どんなに弁明しても聞く耳を持たない、証拠がない、もしくは出せもしない証拠を求める事で結果弁明しきれない、と言ったところか、魔女狩りみたいなものだな、【お前は魔女か?】に対してどれだけ否定しても否定を確定する証拠不十分のため疑わしきは罰すると言わんばかりに処刑を行う。たとえ無実であれど集団に言葉は通じずと・・・」
メリア「ええ、これは誘導、洗脳に近いものを感じますよね、しかもその殆どが第三者にとってどうでもいい事なんです、内輪揉め、浮気、不倫、不貞、密会、当事者の問題なのに何故か第三者が喚き散らすんです、しかもそれだけ怒ったにも関わらず一ヵ月もすれば忘れるんです、次の炎上にまた怒っているんです、面白いでしょ?この第三者はいったい何がしたいんでしょうね?自身よりも弱者であると判断した者を攻撃する事で自身が強者であると錯覚したいのでしょうかね・・・哀れなものです」
メリアは語りながらも紅茶を飲み干した。
メリア「色々楽しかったですよ。実験の邪魔をしてすみません、実験体の数は足りてますか?」
ファナ「そろそろ補充して欲しい所だな」
メリア「わかりました、では専攻部隊に私の【帝国情報暗部部隊】の隊員を混ぜて拉致しておきますね、大事に扱ってくださいよ、出来る限り従属神や配下神は使いたくないのでね」
ファナ「わかっている、では頼んだぞ」
メリア「はぁ~、本当心理って楽しい、洗脳誘導、依存、私が得意とする分野ですからね、しっかり生かして見せますよ」
メリアは暗い廊下の暗闇に姿を消した。
・・・・・・
メリア「シスリットに使命を伝えたわ」
ファナ「そうか、同情するよ、女帝に言われたら断れないだろうにな」
メリア「理解してましたよ、国が人質にされてる事・・・残念です。賢過ぎるのも問題ですね」
ファナ「馬鹿言え、そこまでの知能があるから難しい使命を与えたんだろう、一体どんな話をして説得したんだ?」
メリア「簡単な誘導です、タブーの話を出しただけです、【女性の妊娠】【いじめ】という簡単なお話です。」
ファナ「それに的確な答えなんてあるのか?」
メリア「【女性は子供を産め】ですか?これに関してはシンプルですよ、リスクを考えてしまっているのと責任があまりにも大きすぎるが故に子供を産むという選択がとれない、簡単な話ではないですからね、でもこれは倫理的に考えるから駄目なんです。賢い人程リスクを想定してしまい前に進めなくなる、ただここでいう賢い人は【力を持たない賢い人】です、己に力がなく、だけど半端に知識や教育を受けたおかげである程度の知能は手に入れた、その結果、子供が産めなくなったんです。」
ファナ「まあ、私はエルフ族だから子孫繁栄にあまり興味がないからわからないが、そこまで変わるものなのか?」
メリア「簡単な例えで言えば勉学を受けられない、常に平穏とは程遠い地、先ほどの話ならば人間は繁栄出来ないと思いませんか?何故なら平穏ではなく、戦争の地なら尚更子供なんて作ってる場合じゃないでしょうね、ですが子供は生まれます、子供を作れないと言っている国の住人よりも貧しい国でも多くの子供が生まれます、何故でしょうか?私はそこの民族が知性的ではなく本能的だからだと思っています、つまり本能的な民族程生物としての生き方に近いため子孫を残す事に対して多くの事を考えないのです、私やご主人が居た日本でも同じです、数百年前の戦時中、確かに人口はそこまで多く増えていません、ですがそこまで大きく減ってもいません、今よりも確実に荒れている時代なのに何故なのでしょうか?今は平和そのものなのに、何故子供が作れないのでしょうか?」
ファナ「さあな、私には興味がないよ」
メリア「そうですね、ここまで長く話しても無意味なので簡単にしましょう、いらないんですよ、知性なんて。権利だって必要ありません。極端な話になりますよ、だって塩梅の良い話なんて存在しないのですから。それは早計だ、浅はかだと誰もが思うでしょう、ですがそれが最も簡単な方法であり、単純なのです。」
メリアは笑顔で近くの椅子に座り楽しそうに話を続ける。
メリア「例えば強制的に子供を作る、なんてどうでしょう?きっと誰もが考えた簡単な方法だと思いませんか?誰かと誰かをパートナーにして子供を作らせる事を義務にすればいいとか、でも昔はそれはお見合いという文化であったんですよ、勿論自由恋愛もありましたが、歴史を辿れば政略結婚や家柄同士の結婚なんて当たり前にあった事ですよね?そしてそれは60年前、70年前という比較的新しい時代までお見合いや親同士の許嫁という言葉があるくらいには文化的な半強制的な結婚と子孫を残す行為が行われていたんです」
メリア「ならば何故今は?自由にさせ過ぎてる、権利を与えすぎてる、役割を与えすぎてる、簡単にまとめればここですかね、自由とは便利な言葉です、ですが悪い意味で言えば自己判断にゆだね、放置する、自分でなんとかしろ、と面倒を見る事を放置しているとも言えますね、つまり昔自力でパートナーを探せなかった人でも親や周りの力でなんとか結婚出来ていたのが、その補助すらもなくなったのが今ですかね、昔に比べてではなく、文化が変わった結果とも言えます。」
メリア「次に権利を与えすぎてる、これは男性としての権利、女性としての権利の話ですかね、差別的な発言になりますが、どちらにもメリットデメリットが存在するのです、私的には男女平等は当然であると考えます、個人的には男は根絶やしにしたいですが、それではあまりにも無慈悲ですからね。ですが子供を作るとなると女性側にデメリットが多いんです、嫌でしょ、多くのリスクを抱えるなんて、余程子供が好きなら良いですが、妊娠すれば妊娠に苦しみ、子供を産めば自分ではなく子供を優先にした人生を送らなければならない、自分が主人公という世界を捨てなければならない、女性は多くの事を捨てなければならないんです、権利が多い程そのデメリットは多いと私は考えます、ですがもし権利が少なければ?【昔のように女性は男性に尽くし、子供を産み、家を支え、子供を育て、旦那を支える】これだけが女性の役割だと割り切った人生を生まれてからずっと言われ続けた時、女性はどう考えるでしょうか?」
ファナ「一種の洗脳というわけか、お前は子孫を残すために生まれた存在だ、それが出来ない欠陥品は生きる価値がない、そう思わせれば勝ちという事だな」
メリア「正解です、単純な洗脳程簡単に出来ます、今は昔と違って価値観も違います、女性一人一人が活躍出来る社会、素晴らしいです、ですが結果的にそれが子孫を残すという最も大きなリスクを追う事から遠ざけた結果・・・と言わざるを得ないのではないでしょうかね」
ファナ「憶測としか言えないがな、答えは果たしてどうか」
メリア「興味はありませんよ、勿論こんなどうでもいい事に結論を出す事もありません、他所の話です。ですが【子供を産むのは自由】と言ってる限り将来性はないでしょうね」
ファナ「私も女帝も女だ、冷たすぎるんじゃないか?」
メリア「私はずっと簡単ですからね、ご主人の従属神達はご主人の遺伝子を貰い、子孫を繁栄させなさいと、それ以外の劣等遺伝子は無駄だと、だからこそのこの帝国ですから」
ファナ「私もいずれは帝王の子種を頂けるのか、光栄だね」
メリア「ええ、光栄に思いなさい、貴女のような人でも慈悲を与えるのが私ですからね」
ファナ「嫌味をどうも、それでイジメの方はどうなんだ?」
ファナはメリアが喋り続けるため実験に集中出来ないと考え、作業の手を止め、休憩に入る。
メリア「イジメ?ああ【いじめられる側にも問題がある】ですか?それに関しては結構喋ったつもりですが、私情を挟むとなればイジメなんてあって当たり前なんですよ、何故なら生き物は常に優劣を決める生き物ですから」
メリアはファナから渡された紅茶を受け取り、「ありがとうございます」と一言言うと口に含む。
メリア「例えば-10~+10の20段階評価で、0が標準、マイナスが非友好的、プラスが友好的でいきましょうか、組織の中で無難に過ごせるのは-5~+5の人だけです、ですがその枠を超えれば異常者、異端者扱いになる、それはわかりますか?」
ファナ「ああ、私がその異端者だからね」
メリア「例えば【喋らない人】【空気を読まずにうるさい人】真逆の人間であれど関わりたくないという共通点があります。後は普通という枠から離れた存在、【圧倒的に落ちこぼれている人】と【圧倒的に優秀な人】、これらも真逆でありながらも疎まれる存在です。これらの人間はヘイトを受けやすくイジメの対象になりやすい。もちろん加害者が普通の人間に対して因縁があるからイジメるというパターンもありますが、基本的に集団的にイジメに会いやすいのはこの普通という枠から離れた人間です。」
ファナ「自信があるんだな」
メリア「実際にやらなくても想定すればいいんです、自分が加害者になるなら、絶対に誰かを虐めなければならない時、誰を選ぶか?その時に普通に人を選べば周りから反感を喰らい自分の立場を下げてしまうリスクを追います、それに良心が少しでもあれば普通の人に対して暴行を働こうとは私でも考えません。無差別に誰でも良かったって人が居ますがそれは除外です。そんな思考放棄した人まで考慮していたらなにも結果を生み出せません」
メリア「逆に私が被害者なら。加害者が居てその人から目を付けられないようにするためにはどうすればいいか、私が凡人なら加害者とは一定の関係を持ちつつ関わらずに過ごします。何故なら先ほどの20段階評価は集団評価の他に加害者の自己評価もあるからです。ここで大事なのは加害者の中で【普通】と判断される事です。ここで極端に加害者が嫌いだから関わらないとなれば加害者が私をターゲットにするリスクが高まります。だからと言って過剰に関わりを持てば被害者にならないにしても加害者側になる可能性が高いです。【お前もあいつを虐めろ、仲良いんだから出来るよな?】と一種の圧力を賭けられます、断れば一気に悪印象に陥ります、ですが一緒に虐めれば加害者です、ですが加害者からは気に居られ間違いなく虐められることはないでしょう。」
ファナ「面倒臭い話だな、つまりはバランスを見誤らない事が大事だって言いたいのか?」
メリア「そうです、どんなに【イジメはダメだ】と言っても無くならないのは多くの要因と原因が生まれるからです。学校で例えましょう、クラスでイジメがあった、先ほど話した被害者側と加害者側が居ます。イジメは関わりたくない人達、ここでは他のクラスメイトも【被害者候補】と言っていいでしょう、となれば私が想定した動きになります。一定の距離感を保つ者、関わらない者、過剰に関わり一緒に加害者側になる者、どの立場でもこの均衡が崩れる事でリスクがあります。」
ファナ「リスクね、それがさっき言っていた弱者強者か?」
メリア「そうですね、生き物は優劣を決めるものです、優位に居た人間が転落した時、今まで優位に居た者に手も足も出なかった弱者が優位に居た人を攻撃します。そこでお前は下だと、自分達よりも上に居るのが憎い、上がって来るなと・・・徹底的に潰そうとします。ですがそれが生き物なんですよ。」
メリア「私はご主人に誘われてネットというものを使いましたがあの世界は好きです。人の貪欲なものがよく見えます。」
メリアはまるで楽しい出来事があったかのように目を輝かせながら語る。
メリア「人はまず当事者じゃなければ納得しろと同調するくせに、いざ自分が当事者になれば納得できないとわめきます。この例えで言えば新聞とネット記事の文化ですね、ネット記事の文化が栄えたら新聞という文化が廃れました。勿論新聞関係者は納得できない所があるでしょう、ペーパーレスなんてと思いますが時代の流れには逆らえない、周りから紙の無駄遣いをするな、やり方が古いと無理矢理納得させようとしましたね」
メリア「ですが、AI技術が発展した時に多くの作品がAIで賄えるとなった時、その作品を作る人達が納得できない、と問題になりました、そのAIは作品を読み込ませ、学習させる事で作るというもので結果的に今まで居た作品を作る人の技術が無断で奪われたという結果になりました。ですがこれ、構図は似てませんか?勿論私も酷いと思う部分はあります、ですがAI技術の発展は今後多くの方が望む技術となるでしょう、それが正式な手順か否かは別としてAI技術で自分達の立場が危うくなれば騒ぎましたよね?ですがその人達は新聞のネット化、ペーパーレス化に異議を唱えたかという話なのです。むしろいい話であり、ネット化の方が便利だから新聞は有料だし場所を取るしで要らないと切り捨てた人も居たのではないでしょうか?」
ファナ「日本の文化は知らないが、技術が発展すれば以前の技術者に価値が無くなるというのはよくある話だ、仕方ないと言えばそれまでだがな」
メリア「そうですね、ですがそれをネットは簡単に見る事が出来ます、先ほどのイジメもそうです、【イジメはダメ、だけどイジメるに値する理由があればイジメてもいい】という謎の理論で人は他人を叩き、炎上させ、人を壊します。行き過ぎた正義感という最も悪に近い感情ですね。」
ファナ「本末転倒だな、それでよくもまあ【いじめはダメ】と言ったものだ・・・そうか、それはさっきのイジメの被害者、被害者候補、加害者に話に繋がるのか、炎上させられた被害者、炎上させた加害者、そしてそれを黙って距離感をとって様子を見る第三者(被害者候補)・・・面白いな」
メリア「ええ、しかもこの炎上、自身で起こすパターンを誰かが火をつけて炎上させるパターンがあるんです、というかほとんどは誰かが火をつけて炎上させるパターンですね、リークと言って裏の情報を無断でバラす事で本来表に出てこなかった問題を敢えて表に出して燃やし、全員でイジメの対象を作りイジメる。それが今のネット環境です。凄いですよね、ここまで来ると何を言っても無意味、一人の言葉とはどこまでも無力なのだと思い知らされますよ」
ファナ「想像出来るな、おおよそ、どんなに弁明しても聞く耳を持たない、証拠がない、もしくは出せもしない証拠を求める事で結果弁明しきれない、と言ったところか、魔女狩りみたいなものだな、【お前は魔女か?】に対してどれだけ否定しても否定を確定する証拠不十分のため疑わしきは罰すると言わんばかりに処刑を行う。たとえ無実であれど集団に言葉は通じずと・・・」
メリア「ええ、これは誘導、洗脳に近いものを感じますよね、しかもその殆どが第三者にとってどうでもいい事なんです、内輪揉め、浮気、不倫、不貞、密会、当事者の問題なのに何故か第三者が喚き散らすんです、しかもそれだけ怒ったにも関わらず一ヵ月もすれば忘れるんです、次の炎上にまた怒っているんです、面白いでしょ?この第三者はいったい何がしたいんでしょうね?自身よりも弱者であると判断した者を攻撃する事で自身が強者であると錯覚したいのでしょうかね・・・哀れなものです」
メリアは語りながらも紅茶を飲み干した。
メリア「色々楽しかったですよ。実験の邪魔をしてすみません、実験体の数は足りてますか?」
ファナ「そろそろ補充して欲しい所だな」
メリア「わかりました、では専攻部隊に私の【帝国情報暗部部隊】の隊員を混ぜて拉致しておきますね、大事に扱ってくださいよ、出来る限り従属神や配下神は使いたくないのでね」
ファナ「わかっている、では頼んだぞ」
メリア「はぁ~、本当心理って楽しい、洗脳誘導、依存、私が得意とする分野ですからね、しっかり生かして見せますよ」
メリアは暗い廊下の暗闇に姿を消した。
patopatoblog at 03:15|Permalink
2025年12月21日
No.199 ユミルの価値観
雪花は自分の世界に入るのが億劫だった。
理由は明確で雪花の世界王、ユミルの会話が長いそれに尽きるからだ。
雪花「自分を強くするためには零園を有効活用しないといけないのは充分理解しているんだけど、やっぱり面倒臭いのよね、ユミルが話しかけてこないなら楽なんだけど・・・はぁ」
雪花はそう言いながらも自分の世界に入る。
・・・・・・
ユミル「あら雪花様、今日は何処の色を塗るのですか?殆ど間違った価値観で埋め尽くしているので独裁の力がドンドン上がっていってますね、私としては凄く良いと思います、このまま独裁の道を歩んでいけばきっと貴女はもっと強くなれる、さあ今日も塗りましょう!いえ!全てを雪花様の色に染め上げてしまいましょう!私はそれを求めてる!誰かが決めた法を辿っても何も面白くない!むしろ誰かが作った法に従っている以上作った人以上の存在になれない!そんなの屈辱的!!私達はそれではいけない!私達は常に道なき道に自分の道だとマーキングしながら進まないといけないのです!誰かが開拓した道なんて無価値!!」
雪花が入って来たとたん、雪花を出迎えたユミルの長い話が始まった。
雪花は相手にせずに自分の空間で最も認識している【実家】の色塗りを続けていた。
雪花(確かここの色は・・・材質は・・・私の感覚では・・・)
雪花はまずはと自分の自室の色を当てはめていった。
独裁の力は強い、きっと独裁を極めれば極端に強くなれるだろう、だがそれを極める程仲間という存在が邪魔になる。
仲間の邪魔をし、仲間が邪魔になる、それは今の自分にとっては大問題、帝国の仕事は基本自分よりも格上相手が通常、自分だけで勝てる相手なんて多くない、いつも部隊の隊員達に助けられているのが現実である。
そんな雪花が自分一人で戦う道を今選んでも自分を追い込むだけだと考えていた。
雪花(まずは周りに適応する力を身に着けるんだ、誰かのレールに収まらないと私は一人で戦う力を身に付けられない・・・今はその時ではないのだから)
雪花の手が触れている場所から色がついていく、雪花のイメージ通り、鮮明に現実での自室を再現されていた。
それを少し離れた所から眺めているユミル。
ユミル「適応を選ぶんだね、でもそれも雪花様の選んだ道、無価値は時に価値を生み出すための養分になり得るってことかな、そうだよね、創作だって多くの作品に触れてセオリーを知ってやっと自作創作ってなるもんね、研究するためには結局誰かの作った道を見ておかないと綺麗な道は自分では作れない、歪なものになる・・・歴史に学べとはよく言った物だよ、流石は雪花様だね」
雪花(さっきと言ってる事逆じゃない、でも事実そう、歴史に学ぶ、先人達の成果を見て新たな構想を得る、普段皆が使っている道路だって、それが【綺麗な道路】というお手本を常に見ているから誰でも見た目だけなら綺麗な道路を再現できる、それは日頃からお手本を見ているから、でも私は建設の人から聞いたことがある、道路のは見た目以上に難しい構造をしている、目に見えているアスファルト、だけどその表面に辿り着くまでの間に多くの材質の土が入っては何度も転圧して押し固める、しかもそれだって適当じゃない、決まった深さに合わせてだ、そうやって強度を得たうえで【綺麗な道路】は完成される、道路のアスファルトだって配合が決まってるけど見ただけじゃ絶対に分からないように、知らなければ【完全な再現】なんて不可能、だからこそ誰かから学ぶことは絶対に怠ってはならない)
雪花は自室の一部に色を塗り終えると移動を始める。
・・・・・・
実家のリビングに置いてあるテレビの電源を入れる、するとそこには数字が表示される。
第零都市 染色率 99% 正0.2% 歪0.8%
雪花「まあ、0.2でも正解があっただけマシか、それにしても本当シビアな世界ね、どこまで細かく判断してくるのよ」
雪花は確認し終えるとテレビを消す、そしてユミルに話しかける。
雪花「ねえ、第零都市って書いてるけどまだここ以外に場所があるの?」
ユミル「勿論ですとも、ここは雪花様の原点だからこそ第零都市、そして私はこの第零都市の王、
ユミル・ゼロです」
雪花「他の都市にも行ってみたいんだけどどうやったらいけるの?」
ユミル「他の都市に顔を出すのですか、それはそれは、ではどの都市に行きますか?今の所第壱都市が解放されてますね、そちらの王、ユミル・バースにコンタクトをとってこちらの都市とあちらの都市を繋ぐ必要があります」
雪花はユミルの言葉から聞きなれない言葉を聞いた、それに対してユミルに質問する。
雪花「ユミル・バース?貴女とは違うユミルが存在するってこと?」
ユミル「勿論、私は所詮この都市の王に過ぎませんので、もっと言いますとこの零園の世界王は私達であって私達ではない、本来のユミルが世界王となります、難しいですよね?意味が理解出来ないですよね?そうですね~~、ならこう例えるのはどうでしょう!」
ユミルはさっき雪花が消したテレビを付ける。
ユミル「もし雪花様が主パトと出会わなかった世界線があったなら・・・そしてその世界線の雪花様が18歳を迎えた時、どんな雪花様なんでしょうかね?」
雪花「それは・・・きっと落ちこぼれのままだったでしょうね、普通に高校を卒業して大学か専門学校に入って、って所かしら」
ユミル「うんうん、そのもしもの世界線の雪花が言わば私達みたいなもの!つまりは原点となるユミルのあらゆる可能性から生まれたユミル、それが私達、私の場合はこの第零都市の王として生きていくと決めた世界線のユミルってところかな、でも第壱都市のユミルは環境も考え方も違う人生を歩んだ別世界線のユミル、だから同じユミルって名前でも全然別人、見た目も全然違うしね」
雪花「そ、そうなんだ・・・それはちょっと安心かも、第壱都市のユミルも貴女みたいにおしゃべり好きだったらどうしようかと思ったわ」
ユミル「ちなみにこの第零都市では雪花が一番大事だと感じていた双子の妹四季桜花がモデルとなった、だけど第壱都市ではその環境で最も大事だと感じている存在の姿でユミルは存在する、勿論変わればイメチェンしてその姿に変えるかもだけど・・・まあそれは気にしても仕方ない事だね!」
雪花「いい加減家族を使われるのは辞めて欲しいんだけどね、十中八九月花お姉ちゃんの見た目してそうじゃない」
雪花はため息をついた、だがユミルはそれを否定した。
ユミル「月花とパト様はダメ、その二人の真似すると色々圧力を受けちゃう、ぶっちゃけどの世界でもパト様の姿で全部通用する話なんだけどそれをしたら万園から圧力が掛かっちゃって・・・月花に関しては帝園から圧力が掛かっちゃうんだよね、あそこの世界王は敵に回したくないからさ・・・帝園と零園は一切繋がりがないけど、私がその世界の主を模倣してしまえば干渉出来てしまう、干渉するのはいいけど格上相手の世界や世界王が居たらもう大変、だからあの二人の姿で出て来る事は絶対にないね」
雪花「理由がちょっと小物臭いんじゃない?」
ユミル「独裁だって触れてはいけない禁忌は存在するって事だよ、簡単な話で自分の考えを押し付けるとなれば必ず喧嘩になるよね、勿論弱ければ力で簡単にねじ伏せられるけど強いとそうはいかない、むしろ負けを認めてしまえば色々と独裁に亀裂が入っちゃう、この独裁で最もやってはいけないのが負けを認めない事、自身の独裁が一番である事を常に信じないといけないってことなんだよ」
雪花「ふ~ん、それは参考にしておくわ、それで第壱都市のユミルとは連絡は取れたの?」
ユミル「問題ないですよ、むしろ相手も凄く喜んでいます、向かいます?」
雪花「ええ、お願いするわ」
雪花がそういうとユミルの手が光だし、手を祈るように合わせる、そしてユミルが「私の光に触れて」と言うと雪花はユミルの光に触れる、するとその光が雪花を包み込み、あまりの眩しさに雪花は目を瞑ってしまった。
・・・・・・
雪花はまぶた越しから光が弱まった事を確認して目をゆっくりあける。
そこは帝国、雪花の自室だった。
雪花「第壱都市は帝国なのね、関わりが深い土地が都市として選ばれるって事なのね、でも月花お姉ちゃんじゃないとすると誰が・・・」
バース「雪花様♪いらっしゃいませ♪」
雪花はおどろきを隠せなかった。
ユミル・バース、その姿はなんと天野江 奏星だったのだ。
雪花「奏星さん?!私奏星さんが帝国内で一番大事だと思ってたの?!」
雪花は動揺する、あの問題児筆頭で常に迷惑を掛けて来るあの天野江奏星が一番大事だと考えている自分に。
バース「雪花様はこの姿の子の事を一番気に掛けていましたからね!後は私の好みです♪だって可愛いじゃないですか~♪」
ユミル・バースは照れながら顔を隠す、ハッキリ言って第零都市のユミルとは大違いだった。
愛着が湧く雰囲気があった。
バース「この第壱都市は帝国、範囲としましては帝国城下町にエウレカ城内がエリアとなっています、第二の故郷としてぜひ色を塗って行ってください!私は勿論雪花様のアシストをしていきますよ!」
雪花(帝国か・・・まだ日本ならわかるけど帝国が使っている材質とか全然理解出来ないわよ、色はまだシンプルだけど・・・う~~ん、まだ簡単なのかな?)
バース「あ!一つ伝えていない事がありますのでぜひ聞いてください、お時間は取らせません」
雪花「どうぞ、結構重要な事だったりするのかしら?」
バース「恐らく第零都市ではこう聞かされてなかったですか?独裁の力を高めるためにと」
雪花「ええ、私はそう聞いて色を塗っていたわ」
バース「色を塗るまでは一緒なのですが、ここの場合独裁の力は高まりません、ここでは【壊滅の力】が高まります、要は色を外せば外す程現実を壊滅させる、そして壊滅の力が強まるという概念ですね」
雪花「独裁の力とは無関係?でも壊滅の力って何?それも原始支配なの?」
バース「そうですね~、ちょっと違いますね、独裁はあくまで雪花様の原始支配の力を高めるための力です、ここの壊滅支配は雪花様が持つ原始支配とは別の能力を強化するための世界です」
雪花「原始支配以外の能力?私原始支配以外ちゃんと使った事ないわよ、何が解放されたのよ」
バース「壊滅支配ですね、壊す事に特化した破壊神的な力です!どこまでも雪花様武力に長けた方ですからね!きっとこれからも武力に貢献出来る力を得ていくでしょう!」
雪花「物騒な能力ね、でも戦闘センスで評価されている私からすれば良い報告って所なのかしらね、それで例えば色を塗って・・・どうなるの?正しいパターンと間違っているパターンでどう変わるの?」
バース「正しいと壊滅の力ではなく修復の力が高まります、壊滅と聞けば壊す事ばかり意識が向きますが、壊すのは物だけではなく原理も常識も全てですから、すなわち【普通はこれで壊れるけど、その常識を壊す事で壊すという動作で治す事も可能】という現象が起きるのです、壊れるのは眼に見える物だけに限らずって事ですね!」
雪花「それで間違えれば文字通り壊滅の力が高まって見境なく壊すって事か・・・第零都市の時もそうだけどどっちに転んでもメリットがあるわね、これって両方50%にした方が両方扱えるから凄くバランスがいいんじゃないの?」
雪花が思いつき、そのまま口にするがバースは首を横に振った。
バース「それももちろんバランスがあっていいですが・・・正直器用貧乏といっていいレベルです、もう一ついいますともしこの都市全ての色を塗り終えると能力が進化します、聞いたことありませんか?4文字能力、それらに進化しますが・・・もし器用貧乏だと半端な能力で覚醒するでしょうね、もちろん気に入らなければ全てリセットして1から塗り直せば再度作り直す事は可能ですが、面倒ではないですか?」
雪花「一度確定すると塗り直しは出来ないの?」
バース「はい、確定しますともう色に関しては干渉出来ません、世界がその色に適応していまうのです、ですから色は偏っている方がいいですね、7:3の割合でもいいですし、偏っている方が扱いやすいですね、私の感覚の話になりますけどね」
バースは一通り説明し終えると頭を深く下げる。
雪花(このユミルは凄く礼儀正しいわね、変な圧が無い分マシかも・・・)
雪花はユミル・バースに対して警戒心を少し解いた、だがその時だった。
バース「雪花様の身の回りは私にお任せください、疲れたならマッサージをします、怪我をしたなら治療もしましょう、もしその・・・性欲が溜まれば私が相手になりましょう///私も乙女ですが・・・頑張りますね!」
雪花(毎度思うけどなんで世界王とか従属って性行為までがデフォルトで考えてるのかしら、あれかしら私達は性的な事は閉鎖的だけど野性的な種族はむしろオープンだって聞いたことがある、それに近いのかしら、まあ確かに生物が生きていく生理現象の一つではあるから・・・)
雪花はバースの言葉に対して頷きながらも頭を悩ませる。
・・・・・・
雪花「本当広いわね・・・第零都市の比じゃないわよこれ・・・」
バース「元々色を塗る時は一気にです!一部屋とかではなく一定のエリアを一気に染めてしまえば移動する手間が省けますよ」
雪花は「それが出来るなら苦労しないわよ」と思いながらもバースの話を聞く。
雪花「そういえばこの世界って世界の住人は居ないの?」
この世界は風景だけで生物が生息していない。
バース「人ですか?必要ですか?私は貴女が一番大事に考えている人の姿になっているのはせめてものってやつですよ?」
雪花「一番以外は価値が無いって言いたいの?」
雪花は少しムッとしたような顔でバースに聞く。
バース「自身に関わりある人達全員を守るなんて無理な話ですよ、それに貴女には向いてません、例えばこの世界の住人を生み出して仲の良い子が出来たとしましょう、それが他の従属に殺された場合、その従属をどうしますか?殺しますか?ですが権利はあるはずです、雪花様に好かれているというだけで雪花様から粛清を会うのは理不尽ではないですか?」
雪花「それはそうだけど・・・でも殺人は禁止ってルールにすればいいじゃない」
バース「それは名案ですね、では無能な人達が溢れかえりますね、では互いに干渉する事も禁止ですか?」
雪花「なんで?そこまで禁止なんてしないわよ」
バース「人を殺すのが直接的な殺人だけだと思ってます?人は心を殺すために言葉も使えます、人間関係だって使えますし、状況を使う事も出来ます、そんな目に見えないものまで管理する事が雪花様には可能ですか?しかも人が増えればその人達の色も塗らないといけません」
バースは今まで笑顔で語っていたが冷たく、そして鋭い眼光で雪花を睨む。
バース「貴女、主パトの忠誠をこの世界の中なら無下にしてもいいって考えてる?相手を理解するには相手の心を理解しないといけない、質感を知るためには触れなくてはならない、じゃあどうやって触れるの?それは勿論性行為も含まれるわね、男性でも女性でも両生類でもいいですが、自分の力のために自分の身体をこの世界に捧げるような考えは捨てた方がよろしいかと」
雪花は自分の考えが甘かった事に対して反省する。
雪花「そこまで考えてなかっただけよ、そんなに怒らないでよ」
バース「そうですね、私も感情的になりました、ですが私達がやらないのは面倒臭いという理由ではなく【そのやり方が最も雪花様に適している】と判断しているからです、貴女は複数人よりも一人で考える、一人で行動する方が楽だと考えるタイプですからそうしているだけです、ですがそれをすると暴走しがちになるので私達が貴女にとって最も大事な人の姿となって助言をするのです、それが私達ユミルとして考えです」
雪花は再認識した、この世界は雪花に最も優しい世界なのだと、誰よりも雪花の事を考え理解して適応してくれる世界。
雪花「なんかそう聞くとこの世界も悪くないって感じてしまうわね」
バース「そうでしょう♪だから雪花様も気兼ねなくここに滞在するといいですよ、現実世界との時間が気になるなら私が止めておきます、そうすればこの世界で何日居ても現実世界では実質0です!」
雪花は驚く。
雪花「そんな事も出来るの?」
バース「修行とかの手段では使えませんよ?この世界では能力は扱えませんし、力が増える事も減る事もありません、肉体は現状維持なので現実で怪我をしてこの世界に逃げても現実での怪我をそのままこの世界に来ることになりますし、治ることも痛みが治まる事もありません、言わばゲームでいうスタートボタンをして画面停止をしている状態です。休まるのはあくまでゲームプレイヤーのみでゲーム内のキャラクターはそのままです」
雪花「わかりやすい例えをどうもありがとう、でもそれでもこの世界は使い所は沢山あることがわかったわ」
雪花はバースに対して笑いながら一通り探索し終えると自室に戻る。
すると雪花は服を全て脱ぎだし、そのまま自分のベッドに入る。
雪花「一度やってみたかったのよね、こうやって全裸でベッドに寝るの、現実だと気が気じゃなくてできなくてさ、でもここなら問題ないわけだよね?」
バース「はい問題ないですよ、あ、飲み物とか要ります?一応現実再現なのでつくれますよ」
雪花「そうなの?でもそれって大丈夫なの?」
バース「私の力です、都合が良い話ですが、私は任意で現実世界をこちらに干渉させる事も出来ます、なのでこの世界での蛇口をひねれば本来であれば何も出てきませんが私が触れれば現実世界の水と繋がり水を出す事が出来ます」
雪花「便利なのね、それじゃあ寝ているから近くに置いといて」
雪花はそういうとそのまま眠ってしまう。
雪花はたまにはこの世界を休息の場として使うのもありだと思いながら・・・。
理由は明確で雪花の世界王、ユミルの会話が長いそれに尽きるからだ。
雪花「自分を強くするためには零園を有効活用しないといけないのは充分理解しているんだけど、やっぱり面倒臭いのよね、ユミルが話しかけてこないなら楽なんだけど・・・はぁ」
雪花はそう言いながらも自分の世界に入る。
・・・・・・
ユミル「あら雪花様、今日は何処の色を塗るのですか?殆ど間違った価値観で埋め尽くしているので独裁の力がドンドン上がっていってますね、私としては凄く良いと思います、このまま独裁の道を歩んでいけばきっと貴女はもっと強くなれる、さあ今日も塗りましょう!いえ!全てを雪花様の色に染め上げてしまいましょう!私はそれを求めてる!誰かが決めた法を辿っても何も面白くない!むしろ誰かが作った法に従っている以上作った人以上の存在になれない!そんなの屈辱的!!私達はそれではいけない!私達は常に道なき道に自分の道だとマーキングしながら進まないといけないのです!誰かが開拓した道なんて無価値!!」
雪花が入って来たとたん、雪花を出迎えたユミルの長い話が始まった。
雪花は相手にせずに自分の空間で最も認識している【実家】の色塗りを続けていた。
雪花(確かここの色は・・・材質は・・・私の感覚では・・・)
雪花はまずはと自分の自室の色を当てはめていった。
独裁の力は強い、きっと独裁を極めれば極端に強くなれるだろう、だがそれを極める程仲間という存在が邪魔になる。
仲間の邪魔をし、仲間が邪魔になる、それは今の自分にとっては大問題、帝国の仕事は基本自分よりも格上相手が通常、自分だけで勝てる相手なんて多くない、いつも部隊の隊員達に助けられているのが現実である。
そんな雪花が自分一人で戦う道を今選んでも自分を追い込むだけだと考えていた。
雪花(まずは周りに適応する力を身に着けるんだ、誰かのレールに収まらないと私は一人で戦う力を身に付けられない・・・今はその時ではないのだから)
雪花の手が触れている場所から色がついていく、雪花のイメージ通り、鮮明に現実での自室を再現されていた。
それを少し離れた所から眺めているユミル。
ユミル「適応を選ぶんだね、でもそれも雪花様の選んだ道、無価値は時に価値を生み出すための養分になり得るってことかな、そうだよね、創作だって多くの作品に触れてセオリーを知ってやっと自作創作ってなるもんね、研究するためには結局誰かの作った道を見ておかないと綺麗な道は自分では作れない、歪なものになる・・・歴史に学べとはよく言った物だよ、流石は雪花様だね」
雪花(さっきと言ってる事逆じゃない、でも事実そう、歴史に学ぶ、先人達の成果を見て新たな構想を得る、普段皆が使っている道路だって、それが【綺麗な道路】というお手本を常に見ているから誰でも見た目だけなら綺麗な道路を再現できる、それは日頃からお手本を見ているから、でも私は建設の人から聞いたことがある、道路のは見た目以上に難しい構造をしている、目に見えているアスファルト、だけどその表面に辿り着くまでの間に多くの材質の土が入っては何度も転圧して押し固める、しかもそれだって適当じゃない、決まった深さに合わせてだ、そうやって強度を得たうえで【綺麗な道路】は完成される、道路のアスファルトだって配合が決まってるけど見ただけじゃ絶対に分からないように、知らなければ【完全な再現】なんて不可能、だからこそ誰かから学ぶことは絶対に怠ってはならない)
雪花は自室の一部に色を塗り終えると移動を始める。
・・・・・・
実家のリビングに置いてあるテレビの電源を入れる、するとそこには数字が表示される。
第零都市 染色率 99% 正0.2% 歪0.8%
雪花「まあ、0.2でも正解があっただけマシか、それにしても本当シビアな世界ね、どこまで細かく判断してくるのよ」
雪花は確認し終えるとテレビを消す、そしてユミルに話しかける。
雪花「ねえ、第零都市って書いてるけどまだここ以外に場所があるの?」
ユミル「勿論ですとも、ここは雪花様の原点だからこそ第零都市、そして私はこの第零都市の王、
ユミル・ゼロです」
雪花「他の都市にも行ってみたいんだけどどうやったらいけるの?」
ユミル「他の都市に顔を出すのですか、それはそれは、ではどの都市に行きますか?今の所第壱都市が解放されてますね、そちらの王、ユミル・バースにコンタクトをとってこちらの都市とあちらの都市を繋ぐ必要があります」
雪花はユミルの言葉から聞きなれない言葉を聞いた、それに対してユミルに質問する。
雪花「ユミル・バース?貴女とは違うユミルが存在するってこと?」
ユミル「勿論、私は所詮この都市の王に過ぎませんので、もっと言いますとこの零園の世界王は私達であって私達ではない、本来のユミルが世界王となります、難しいですよね?意味が理解出来ないですよね?そうですね~~、ならこう例えるのはどうでしょう!」
ユミルはさっき雪花が消したテレビを付ける。
ユミル「もし雪花様が主パトと出会わなかった世界線があったなら・・・そしてその世界線の雪花様が18歳を迎えた時、どんな雪花様なんでしょうかね?」
雪花「それは・・・きっと落ちこぼれのままだったでしょうね、普通に高校を卒業して大学か専門学校に入って、って所かしら」
ユミル「うんうん、そのもしもの世界線の雪花が言わば私達みたいなもの!つまりは原点となるユミルのあらゆる可能性から生まれたユミル、それが私達、私の場合はこの第零都市の王として生きていくと決めた世界線のユミルってところかな、でも第壱都市のユミルは環境も考え方も違う人生を歩んだ別世界線のユミル、だから同じユミルって名前でも全然別人、見た目も全然違うしね」
雪花「そ、そうなんだ・・・それはちょっと安心かも、第壱都市のユミルも貴女みたいにおしゃべり好きだったらどうしようかと思ったわ」
ユミル「ちなみにこの第零都市では雪花が一番大事だと感じていた双子の妹四季桜花がモデルとなった、だけど第壱都市ではその環境で最も大事だと感じている存在の姿でユミルは存在する、勿論変わればイメチェンしてその姿に変えるかもだけど・・・まあそれは気にしても仕方ない事だね!」
雪花「いい加減家族を使われるのは辞めて欲しいんだけどね、十中八九月花お姉ちゃんの見た目してそうじゃない」
雪花はため息をついた、だがユミルはそれを否定した。
ユミル「月花とパト様はダメ、その二人の真似すると色々圧力を受けちゃう、ぶっちゃけどの世界でもパト様の姿で全部通用する話なんだけどそれをしたら万園から圧力が掛かっちゃって・・・月花に関しては帝園から圧力が掛かっちゃうんだよね、あそこの世界王は敵に回したくないからさ・・・帝園と零園は一切繋がりがないけど、私がその世界の主を模倣してしまえば干渉出来てしまう、干渉するのはいいけど格上相手の世界や世界王が居たらもう大変、だからあの二人の姿で出て来る事は絶対にないね」
雪花「理由がちょっと小物臭いんじゃない?」
ユミル「独裁だって触れてはいけない禁忌は存在するって事だよ、簡単な話で自分の考えを押し付けるとなれば必ず喧嘩になるよね、勿論弱ければ力で簡単にねじ伏せられるけど強いとそうはいかない、むしろ負けを認めてしまえば色々と独裁に亀裂が入っちゃう、この独裁で最もやってはいけないのが負けを認めない事、自身の独裁が一番である事を常に信じないといけないってことなんだよ」
雪花「ふ~ん、それは参考にしておくわ、それで第壱都市のユミルとは連絡は取れたの?」
ユミル「問題ないですよ、むしろ相手も凄く喜んでいます、向かいます?」
雪花「ええ、お願いするわ」
雪花がそういうとユミルの手が光だし、手を祈るように合わせる、そしてユミルが「私の光に触れて」と言うと雪花はユミルの光に触れる、するとその光が雪花を包み込み、あまりの眩しさに雪花は目を瞑ってしまった。
・・・・・・
雪花はまぶた越しから光が弱まった事を確認して目をゆっくりあける。
そこは帝国、雪花の自室だった。
雪花「第壱都市は帝国なのね、関わりが深い土地が都市として選ばれるって事なのね、でも月花お姉ちゃんじゃないとすると誰が・・・」
バース「雪花様♪いらっしゃいませ♪」
雪花はおどろきを隠せなかった。
ユミル・バース、その姿はなんと天野江 奏星だったのだ。
雪花「奏星さん?!私奏星さんが帝国内で一番大事だと思ってたの?!」
雪花は動揺する、あの問題児筆頭で常に迷惑を掛けて来るあの天野江奏星が一番大事だと考えている自分に。
バース「雪花様はこの姿の子の事を一番気に掛けていましたからね!後は私の好みです♪だって可愛いじゃないですか~♪」
ユミル・バースは照れながら顔を隠す、ハッキリ言って第零都市のユミルとは大違いだった。
愛着が湧く雰囲気があった。
バース「この第壱都市は帝国、範囲としましては帝国城下町にエウレカ城内がエリアとなっています、第二の故郷としてぜひ色を塗って行ってください!私は勿論雪花様のアシストをしていきますよ!」
雪花(帝国か・・・まだ日本ならわかるけど帝国が使っている材質とか全然理解出来ないわよ、色はまだシンプルだけど・・・う~~ん、まだ簡単なのかな?)
バース「あ!一つ伝えていない事がありますのでぜひ聞いてください、お時間は取らせません」
雪花「どうぞ、結構重要な事だったりするのかしら?」
バース「恐らく第零都市ではこう聞かされてなかったですか?独裁の力を高めるためにと」
雪花「ええ、私はそう聞いて色を塗っていたわ」
バース「色を塗るまでは一緒なのですが、ここの場合独裁の力は高まりません、ここでは【壊滅の力】が高まります、要は色を外せば外す程現実を壊滅させる、そして壊滅の力が強まるという概念ですね」
雪花「独裁の力とは無関係?でも壊滅の力って何?それも原始支配なの?」
バース「そうですね~、ちょっと違いますね、独裁はあくまで雪花様の原始支配の力を高めるための力です、ここの壊滅支配は雪花様が持つ原始支配とは別の能力を強化するための世界です」
雪花「原始支配以外の能力?私原始支配以外ちゃんと使った事ないわよ、何が解放されたのよ」
バース「壊滅支配ですね、壊す事に特化した破壊神的な力です!どこまでも雪花様武力に長けた方ですからね!きっとこれからも武力に貢献出来る力を得ていくでしょう!」
雪花「物騒な能力ね、でも戦闘センスで評価されている私からすれば良い報告って所なのかしらね、それで例えば色を塗って・・・どうなるの?正しいパターンと間違っているパターンでどう変わるの?」
バース「正しいと壊滅の力ではなく修復の力が高まります、壊滅と聞けば壊す事ばかり意識が向きますが、壊すのは物だけではなく原理も常識も全てですから、すなわち【普通はこれで壊れるけど、その常識を壊す事で壊すという動作で治す事も可能】という現象が起きるのです、壊れるのは眼に見える物だけに限らずって事ですね!」
雪花「それで間違えれば文字通り壊滅の力が高まって見境なく壊すって事か・・・第零都市の時もそうだけどどっちに転んでもメリットがあるわね、これって両方50%にした方が両方扱えるから凄くバランスがいいんじゃないの?」
雪花が思いつき、そのまま口にするがバースは首を横に振った。
バース「それももちろんバランスがあっていいですが・・・正直器用貧乏といっていいレベルです、もう一ついいますともしこの都市全ての色を塗り終えると能力が進化します、聞いたことありませんか?4文字能力、それらに進化しますが・・・もし器用貧乏だと半端な能力で覚醒するでしょうね、もちろん気に入らなければ全てリセットして1から塗り直せば再度作り直す事は可能ですが、面倒ではないですか?」
雪花「一度確定すると塗り直しは出来ないの?」
バース「はい、確定しますともう色に関しては干渉出来ません、世界がその色に適応していまうのです、ですから色は偏っている方がいいですね、7:3の割合でもいいですし、偏っている方が扱いやすいですね、私の感覚の話になりますけどね」
バースは一通り説明し終えると頭を深く下げる。
雪花(このユミルは凄く礼儀正しいわね、変な圧が無い分マシかも・・・)
雪花はユミル・バースに対して警戒心を少し解いた、だがその時だった。
バース「雪花様の身の回りは私にお任せください、疲れたならマッサージをします、怪我をしたなら治療もしましょう、もしその・・・性欲が溜まれば私が相手になりましょう///私も乙女ですが・・・頑張りますね!」
雪花(毎度思うけどなんで世界王とか従属って性行為までがデフォルトで考えてるのかしら、あれかしら私達は性的な事は閉鎖的だけど野性的な種族はむしろオープンだって聞いたことがある、それに近いのかしら、まあ確かに生物が生きていく生理現象の一つではあるから・・・)
雪花はバースの言葉に対して頷きながらも頭を悩ませる。
・・・・・・
雪花「本当広いわね・・・第零都市の比じゃないわよこれ・・・」
バース「元々色を塗る時は一気にです!一部屋とかではなく一定のエリアを一気に染めてしまえば移動する手間が省けますよ」
雪花は「それが出来るなら苦労しないわよ」と思いながらもバースの話を聞く。
雪花「そういえばこの世界って世界の住人は居ないの?」
この世界は風景だけで生物が生息していない。
バース「人ですか?必要ですか?私は貴女が一番大事に考えている人の姿になっているのはせめてものってやつですよ?」
雪花「一番以外は価値が無いって言いたいの?」
雪花は少しムッとしたような顔でバースに聞く。
バース「自身に関わりある人達全員を守るなんて無理な話ですよ、それに貴女には向いてません、例えばこの世界の住人を生み出して仲の良い子が出来たとしましょう、それが他の従属に殺された場合、その従属をどうしますか?殺しますか?ですが権利はあるはずです、雪花様に好かれているというだけで雪花様から粛清を会うのは理不尽ではないですか?」
雪花「それはそうだけど・・・でも殺人は禁止ってルールにすればいいじゃない」
バース「それは名案ですね、では無能な人達が溢れかえりますね、では互いに干渉する事も禁止ですか?」
雪花「なんで?そこまで禁止なんてしないわよ」
バース「人を殺すのが直接的な殺人だけだと思ってます?人は心を殺すために言葉も使えます、人間関係だって使えますし、状況を使う事も出来ます、そんな目に見えないものまで管理する事が雪花様には可能ですか?しかも人が増えればその人達の色も塗らないといけません」
バースは今まで笑顔で語っていたが冷たく、そして鋭い眼光で雪花を睨む。
バース「貴女、主パトの忠誠をこの世界の中なら無下にしてもいいって考えてる?相手を理解するには相手の心を理解しないといけない、質感を知るためには触れなくてはならない、じゃあどうやって触れるの?それは勿論性行為も含まれるわね、男性でも女性でも両生類でもいいですが、自分の力のために自分の身体をこの世界に捧げるような考えは捨てた方がよろしいかと」
雪花は自分の考えが甘かった事に対して反省する。
雪花「そこまで考えてなかっただけよ、そんなに怒らないでよ」
バース「そうですね、私も感情的になりました、ですが私達がやらないのは面倒臭いという理由ではなく【そのやり方が最も雪花様に適している】と判断しているからです、貴女は複数人よりも一人で考える、一人で行動する方が楽だと考えるタイプですからそうしているだけです、ですがそれをすると暴走しがちになるので私達が貴女にとって最も大事な人の姿となって助言をするのです、それが私達ユミルとして考えです」
雪花は再認識した、この世界は雪花に最も優しい世界なのだと、誰よりも雪花の事を考え理解して適応してくれる世界。
雪花「なんかそう聞くとこの世界も悪くないって感じてしまうわね」
バース「そうでしょう♪だから雪花様も気兼ねなくここに滞在するといいですよ、現実世界との時間が気になるなら私が止めておきます、そうすればこの世界で何日居ても現実世界では実質0です!」
雪花は驚く。
雪花「そんな事も出来るの?」
バース「修行とかの手段では使えませんよ?この世界では能力は扱えませんし、力が増える事も減る事もありません、肉体は現状維持なので現実で怪我をしてこの世界に逃げても現実での怪我をそのままこの世界に来ることになりますし、治ることも痛みが治まる事もありません、言わばゲームでいうスタートボタンをして画面停止をしている状態です。休まるのはあくまでゲームプレイヤーのみでゲーム内のキャラクターはそのままです」
雪花「わかりやすい例えをどうもありがとう、でもそれでもこの世界は使い所は沢山あることがわかったわ」
雪花はバースに対して笑いながら一通り探索し終えると自室に戻る。
すると雪花は服を全て脱ぎだし、そのまま自分のベッドに入る。
雪花「一度やってみたかったのよね、こうやって全裸でベッドに寝るの、現実だと気が気じゃなくてできなくてさ、でもここなら問題ないわけだよね?」
バース「はい問題ないですよ、あ、飲み物とか要ります?一応現実再現なのでつくれますよ」
雪花「そうなの?でもそれって大丈夫なの?」
バース「私の力です、都合が良い話ですが、私は任意で現実世界をこちらに干渉させる事も出来ます、なのでこの世界での蛇口をひねれば本来であれば何も出てきませんが私が触れれば現実世界の水と繋がり水を出す事が出来ます」
雪花「便利なのね、それじゃあ寝ているから近くに置いといて」
雪花はそういうとそのまま眠ってしまう。
雪花はたまにはこの世界を休息の場として使うのもありだと思いながら・・・。
patopatoblog at 14:07|Permalink
2025年12月15日
No.197 誕爛(たんらん)
これは万園、世界王戦争時代のお話。
この話を語るのは神籟(しんらい)。
神籟「これは私がまだ世界王戦争で戦っていた時期のお話です。といっても時期も後半も後半、ほぼ最後の方になりますかね、私が唯一死を覚悟した戦いを思い出したんです」
神籟は語る。
・・・・・・
世界王戦争、ストレリチアが優秀な世界王を作ろうと切磋琢磨していた時代、それこそ数億という数の世界王達が産み落とされた、だがどの世界王も自我が強く誰もが自身が世界の王であるという事を疑わない、誰かの下につくなどありえないと断言するような個性派揃いだった事もあり、生まれて間もない世界王達は戦いを続けていた。
だがそんな世界王戦争もストレリチアが世界王を上手く作るコツを見つけ出せば世界王を作る頻度も下がり、数が減って来ていた。
世界に世界王が1000体も居なくなった頃、現時点で最強種として名を轟かせていたのは8名。
界羅(かいら)、祖占(そうらな)、誕爛(たんらん)、高簾(こうれん)
朔薬(さくやく)、惺紡(せいほう)、神籟(しんらい)、御殿(ごでん)
この8名の世界王ランクはEXランク以上、軍として群れない世界王のため、各自名を上げては
挑戦者を待つか、獲物を狙いに行く【狩る側】の存在だった。
8名の最強種の中でもランク分けがされており、外側では臨戦態勢を張っているが、内心は格上とは戦いたくないという感情が下位ランクの最強種達は考えていた。
1位:界羅
2位:祖占
3位:誕爛
4位:高簾
5位:朔薬
6位:惺紡
7位:神籟
8位:御殿
3グループに分けられており、
1位~3位は戦ってはならない、無敵グループ
4位~5位は戦っても勝利を絶対に得られない、無敗グループ
6位~8位は本来の最強種と呼ばれる、最強グループ
とされている。
神籟はこの時自身を狙う御殿といつ戦ってもおかしくない状況になっていた。
互いが姿を見れば威嚇、そしてどちらかが仕掛けた段階でどちらかの死は確実、
そしてこの戦いに巻き込まれるとSSS+クラスの世界王でも死は避けられないだろうと万園全体で
緊張感が漂っていた。
そしてそんな状況になっていたのはもう2グループ存在していた。
4位高簾と5位朔薬だった、互いに同レベルの世界王として決着をつけようとしていたためだ。
そして囁かれていたのは3位である誕爛が誰かを狙っているという噂。
順当にいけば1位か2位のどちらかだが、このグループが本気で戦うという事は同じ最強種である4位以下の世界王ですら巻き込まれれば死を覚悟するしかないと言われているレベルだと言われていた。
・・・・・・
数年後。
詳しい話は飛ばすが結果だけを伝えると7位神籟と8位御殿の戦いが始まった。
時間にして4ヵ月、結果は7位の神籟が8位の御殿を喰らい、神籟の勝利で終えた。
そしてその戦いが火蓋となり、4位と5位の戦いも始まった。
これが多くの被害を出した最悪の戦いとなった。
日々互いを睨み牽制してしあっていた世界王達を無惨に蹴散らしながらも最後は5位の朔薬が4位の高簾を撃破し、8体だった最強種が6体になった。
ここで問題が残っていたのは3位誕爛が誰を狙っているのか、それが今だにわかっていなかった。
そもそも誕爛が本気で誰かと戦っているのを見た者が居ないのだ。
神籟は長い戦いの傷を癒すために身を潜めていた時に最悪の事態が起きた。
・・・・・・
神籟「やっと鬱陶しい存在が消えた、ずっと目の仇にしてきてましたからね、御殿は、ですが流石は建築の世界王、あらゆる建設物が私の真言を防いできたうえに私を妨害する設備と攻撃する設備を無限に作り続けながら無限に広がる建物の空間に閉じこもった時は・・・いやもう考えるのは辞めましょう、この頭痛は半年は収まらないかもしれないわね・・・」
神籟が自分の世界で休息をとっていると自分の世界に大きなヒビが入ったのが眼に入る。
神籟(襲撃?確かに私が弱っている所を狙うのはセオリー的にも問題ない、だが私を狙う奴なんて・・・)
神籟は警戒する、そしてヒビから大きな穴が空き、そこから一人の赤い髪と赤い目を宿した者が降りて来た。
神籟「誕爛(たんらん)?!」がば!!
神籟は想定外の来客に疲れを気にせずに警戒態勢に入った。
誕爛「随分弱っているみたいだな神籟、君が最強種を撃破したのはこれで二人目、凄い事じゃないか、私は誰も倒していないというのに」
誕爛は笑いながら神籟に話しかける、神籟に近づいて来る誕爛の足取りは軽かった。
神籟「わざわざ私の世界に入ってきて何?万全の状態である私じゃなくてこんな弱り切った私を殺して満足?」
誕爛「?別に?世間話をしに来ただけだよ、神籟との世間話を終えたら次は朔薬の所だね、あの子も凄いよね、3人目の最強種を撃破したらしいしね、あんな大人しそうな子が戦ってみたら最も強いというのは面白いものだよね」
神籟は警戒していた。
神籟(何を企んでいる?世間話をするためだけに私の世界に入って来るか?というか本来相手の世界に入るのはリスクが高すぎる行為、なにせ相手のテリトリー内、何が起きてもおかしくない、むしろ相手の世界に入った時点で負けは確実と思ってもおかしくないのに・・・馬鹿なのか?それとも・・・)
神籟の世界に入っても問題ないと判断しているのか?
それだけ誕爛と神籟の間には実力差があるのか?
神籟の脳裏には誕爛の事で頭がいっぱいになっていた。
神籟が得意とする真言で一度誕爛を狙ってみる。
神籟「§右手を上げろ§」
神籟が真言を放つが誕爛が右手を上げるは一切なかった。
神籟(私の世界に居て私の真言の影響を一切受けないのか・・・勝てないのは間違いないな・・・)
神籟は誕爛のランクを確認する、これは万園ではデフォルトで出来る行為であり、相手の名前と世界王ランクはいつでも表示可能である。
誕爛(たんらん) ランクEX+
神籟(しんらい) ランクEX
神籟(EX+か、私のランクよりも上、まだEXよりも上があった事に驚きだよ、これで3位とされているんだから他の二人なんてどんな化物よ、リスクを冒したくないからって一度も会った事ないけどこればかりは後悔かな)
神籟はリスクを冒してでも一度くらいは上位3名のステータスは確認するべきだったと後悔するがそれも既に遅い。
誕爛が神籟に話を続けるが神籟は一度も会話が頭に入って来なかった。
誕爛「聞いてる?」
神籟「ええ、全然聞いてないわ、聞けるわけないでしょ、貴女、怖すぎるのよ」
神籟は降伏したような笑みで答える。
誕爛「あはは、私は君、いや君達を狙わないよ、私はね、ずっと君達を見守っていたんだ、雑魚に興味はないけど君達は雑魚じゃない、有望な世界王達だ、特に朔薬、惺紡、神籟、君達は努力してここまで上がって来た、それは賞賛に値するよ、でも残念だけど、誰一人として私の領域までは来られなかった。でもそれは仕方ない事、普段から得ている栄養の量が違うんだ」
誕爛は笑いながら話す、神籟は栄養という言葉に不審を抱き、質問する。
神籟「栄養?それはどういう意味?それは世界王をいくら喰らってきたかの話?だとすれば誕爛、君の言い分はおかしい、見守って来たと言っていたのは嘘じゃないだろうね、事実君が誰かと戦っている姿、狩りをしている姿を見た者は誰もいない、正確には誰も生き残ってないだけかもしれないがでも一切情報がないのはおかしい。数年前だったか祖占の無差別攻撃で数百億の世界王達が溶けて養分にされた事件は今ここまで生きている世界王達なら強さ関係なく把握している」
神籟は続けて話し続ける・
神籟「界羅だってそうだ、この世界を統括するストレリチアの代理を担う存在、そんなストレリチアの右腕的存在である界羅は唯一ストレリチア本人から養分を貰い強さを得ていると、これは既に誰もが知っている事、じゃあ誕爛、君はどうやって養分を得ているって言うんだ!才能だけでここまで強かったなんて言わせない!」
誕爛は神籟の目を見て笑う。
誕爛「私はね、この万園で唯一、ストレリチア様と同様、【世界王を生み出す事が出来る世界王】なんだよ、つまり私の世界にはこの万園と同様世界王達が住む世界が存在する。そしてどこからその養分を作るか?簡単な話だよ、世界王を生み出すための養分を自分の力として吸収している、つまり自分の身体一つで自給自足が成立しているんだよ、そして私の能力はさっき言った通り世界王を作り出すものだ、じゃあわかるよね?」
誕爛は神籟に笑いながら問いかける、だがそれはとても分かりやすい問題。
神籟「世界王だけの軍隊、そしてそれらを養分にしているって事は誕爛の力は・・・はは、もしかして存在する世界王の能力全てか・・・世界王レベルの全知全能ってわけか、規格外め」
誕爛「褒めないでくれ、それでも私は3位、界羅にも祖占にも勝てない、不思議だろう?世界王を作る世界王で生み出した世界王を統べるのは勿論、あらゆる世界王の力を扱える私がこの二人には勝てないんだ、でもそれが真実なんだ、だから諦めた、上を目指す事も下の子達に対して何かをしようとも思わない、それが私だよ、だから心配しなくていい、君レベルの真言は私も持ってる、だから」
誕爛はそう言うと神籟に言葉を発する。
誕爛「§右腕を上げろ§」
神籟「?!?!」右腕が上がる。
誕爛「元々はCランクくらいの子が持っていた世界王の力だったかな、でも私が扱えばそれはEX+級の精度になる、もちろん朔薬も、惺紡も、死んだ他の最強種の子達の力も全部、私は持っているよ」
誕爛は指を慣らすと誕爛の背後に無数に群がる世界王達が現れる。
神籟は目を見開く、驚きを隠せなかった。
その数は今この万園に存在する世界王の数、いや元々億と居た万園に世界王以上の数の世界王が誕爛という一人の世界王から現れたのだ。
誕爛「この子達は私が作れる最高ランクS+級の世界王達だけ呼んだんだよ、私の世界はこんな戦争は起きていない、私はストレリチア様よりも平和な世界を実現出来ている、でも乱暴しようと思えばいくらでも戦えるよ、例えばこの子達、神籟にとってはS+ランクの雑魚だけど、私の恩恵を受ければ全員EXランクと戦えるくらいには強化出来るけど・・・どうする?」
神籟(ああ・・・無理だ、勝てるわけがない、つまり私が戦ってきたのは・・・無駄だったってわけか・・・なんかやる気失ったな・・・)
神籟は泣きだす、それは降伏というよりどう頑張っても辿り着けない領域が存在するのだという絶望、戦意喪失だった。
・・・・・・
神籟「私はあの出来事から戦意を失った、どう頑張っても絶対的な格上は存在するとわかったから、だから周りからは丸くなったとか、大人しくなったとか言われてるけど・・・私だけが知っている誕爛の実力を見てから・・・私はちょっと拗ねてるのかもね、今も尚、戦争を終えて、唯一生き残った6名として残って、そこから円卓の王という組織が作られ、何をすることなく6位という席に座ったのも・・・本来の私なら4位の席を狙っていたかもしれないけど・・・結局は無意味だってわかってしまったから・・・6位に甘んじてるのかもね・・・」
神籟は最後に誕爛との会話を思い出し、語る。
誕爛「私はいつでも見守ってるよ、弱い子を見守るのは強き者の定めだからね」
神籟「私がそう言われたの・・・」
この話を語るのは神籟(しんらい)。
神籟「これは私がまだ世界王戦争で戦っていた時期のお話です。といっても時期も後半も後半、ほぼ最後の方になりますかね、私が唯一死を覚悟した戦いを思い出したんです」
神籟は語る。
・・・・・・
世界王戦争、ストレリチアが優秀な世界王を作ろうと切磋琢磨していた時代、それこそ数億という数の世界王達が産み落とされた、だがどの世界王も自我が強く誰もが自身が世界の王であるという事を疑わない、誰かの下につくなどありえないと断言するような個性派揃いだった事もあり、生まれて間もない世界王達は戦いを続けていた。
だがそんな世界王戦争もストレリチアが世界王を上手く作るコツを見つけ出せば世界王を作る頻度も下がり、数が減って来ていた。
世界に世界王が1000体も居なくなった頃、現時点で最強種として名を轟かせていたのは8名。
界羅(かいら)、祖占(そうらな)、誕爛(たんらん)、高簾(こうれん)
朔薬(さくやく)、惺紡(せいほう)、神籟(しんらい)、御殿(ごでん)
この8名の世界王ランクはEXランク以上、軍として群れない世界王のため、各自名を上げては
挑戦者を待つか、獲物を狙いに行く【狩る側】の存在だった。
8名の最強種の中でもランク分けがされており、外側では臨戦態勢を張っているが、内心は格上とは戦いたくないという感情が下位ランクの最強種達は考えていた。
1位:界羅
2位:祖占
3位:誕爛
4位:高簾
5位:朔薬
6位:惺紡
7位:神籟
8位:御殿
3グループに分けられており、
1位~3位は戦ってはならない、無敵グループ
4位~5位は戦っても勝利を絶対に得られない、無敗グループ
6位~8位は本来の最強種と呼ばれる、最強グループ
とされている。
神籟はこの時自身を狙う御殿といつ戦ってもおかしくない状況になっていた。
互いが姿を見れば威嚇、そしてどちらかが仕掛けた段階でどちらかの死は確実、
そしてこの戦いに巻き込まれるとSSS+クラスの世界王でも死は避けられないだろうと万園全体で
緊張感が漂っていた。
そしてそんな状況になっていたのはもう2グループ存在していた。
4位高簾と5位朔薬だった、互いに同レベルの世界王として決着をつけようとしていたためだ。
そして囁かれていたのは3位である誕爛が誰かを狙っているという噂。
順当にいけば1位か2位のどちらかだが、このグループが本気で戦うという事は同じ最強種である4位以下の世界王ですら巻き込まれれば死を覚悟するしかないと言われているレベルだと言われていた。
・・・・・・
数年後。
詳しい話は飛ばすが結果だけを伝えると7位神籟と8位御殿の戦いが始まった。
時間にして4ヵ月、結果は7位の神籟が8位の御殿を喰らい、神籟の勝利で終えた。
そしてその戦いが火蓋となり、4位と5位の戦いも始まった。
これが多くの被害を出した最悪の戦いとなった。
日々互いを睨み牽制してしあっていた世界王達を無惨に蹴散らしながらも最後は5位の朔薬が4位の高簾を撃破し、8体だった最強種が6体になった。
ここで問題が残っていたのは3位誕爛が誰を狙っているのか、それが今だにわかっていなかった。
そもそも誕爛が本気で誰かと戦っているのを見た者が居ないのだ。
神籟は長い戦いの傷を癒すために身を潜めていた時に最悪の事態が起きた。
・・・・・・
神籟「やっと鬱陶しい存在が消えた、ずっと目の仇にしてきてましたからね、御殿は、ですが流石は建築の世界王、あらゆる建設物が私の真言を防いできたうえに私を妨害する設備と攻撃する設備を無限に作り続けながら無限に広がる建物の空間に閉じこもった時は・・・いやもう考えるのは辞めましょう、この頭痛は半年は収まらないかもしれないわね・・・」
神籟が自分の世界で休息をとっていると自分の世界に大きなヒビが入ったのが眼に入る。
神籟(襲撃?確かに私が弱っている所を狙うのはセオリー的にも問題ない、だが私を狙う奴なんて・・・)
神籟は警戒する、そしてヒビから大きな穴が空き、そこから一人の赤い髪と赤い目を宿した者が降りて来た。
神籟「誕爛(たんらん)?!」がば!!
神籟は想定外の来客に疲れを気にせずに警戒態勢に入った。
誕爛「随分弱っているみたいだな神籟、君が最強種を撃破したのはこれで二人目、凄い事じゃないか、私は誰も倒していないというのに」
誕爛は笑いながら神籟に話しかける、神籟に近づいて来る誕爛の足取りは軽かった。
神籟「わざわざ私の世界に入ってきて何?万全の状態である私じゃなくてこんな弱り切った私を殺して満足?」
誕爛「?別に?世間話をしに来ただけだよ、神籟との世間話を終えたら次は朔薬の所だね、あの子も凄いよね、3人目の最強種を撃破したらしいしね、あんな大人しそうな子が戦ってみたら最も強いというのは面白いものだよね」
神籟は警戒していた。
神籟(何を企んでいる?世間話をするためだけに私の世界に入って来るか?というか本来相手の世界に入るのはリスクが高すぎる行為、なにせ相手のテリトリー内、何が起きてもおかしくない、むしろ相手の世界に入った時点で負けは確実と思ってもおかしくないのに・・・馬鹿なのか?それとも・・・)
神籟の世界に入っても問題ないと判断しているのか?
それだけ誕爛と神籟の間には実力差があるのか?
神籟の脳裏には誕爛の事で頭がいっぱいになっていた。
神籟が得意とする真言で一度誕爛を狙ってみる。
神籟「§右手を上げろ§」
神籟が真言を放つが誕爛が右手を上げるは一切なかった。
神籟(私の世界に居て私の真言の影響を一切受けないのか・・・勝てないのは間違いないな・・・)
神籟は誕爛のランクを確認する、これは万園ではデフォルトで出来る行為であり、相手の名前と世界王ランクはいつでも表示可能である。
誕爛(たんらん) ランクEX+
神籟(しんらい) ランクEX
神籟(EX+か、私のランクよりも上、まだEXよりも上があった事に驚きだよ、これで3位とされているんだから他の二人なんてどんな化物よ、リスクを冒したくないからって一度も会った事ないけどこればかりは後悔かな)
神籟はリスクを冒してでも一度くらいは上位3名のステータスは確認するべきだったと後悔するがそれも既に遅い。
誕爛が神籟に話を続けるが神籟は一度も会話が頭に入って来なかった。
誕爛「聞いてる?」
神籟「ええ、全然聞いてないわ、聞けるわけないでしょ、貴女、怖すぎるのよ」
神籟は降伏したような笑みで答える。
誕爛「あはは、私は君、いや君達を狙わないよ、私はね、ずっと君達を見守っていたんだ、雑魚に興味はないけど君達は雑魚じゃない、有望な世界王達だ、特に朔薬、惺紡、神籟、君達は努力してここまで上がって来た、それは賞賛に値するよ、でも残念だけど、誰一人として私の領域までは来られなかった。でもそれは仕方ない事、普段から得ている栄養の量が違うんだ」
誕爛は笑いながら話す、神籟は栄養という言葉に不審を抱き、質問する。
神籟「栄養?それはどういう意味?それは世界王をいくら喰らってきたかの話?だとすれば誕爛、君の言い分はおかしい、見守って来たと言っていたのは嘘じゃないだろうね、事実君が誰かと戦っている姿、狩りをしている姿を見た者は誰もいない、正確には誰も生き残ってないだけかもしれないがでも一切情報がないのはおかしい。数年前だったか祖占の無差別攻撃で数百億の世界王達が溶けて養分にされた事件は今ここまで生きている世界王達なら強さ関係なく把握している」
神籟は続けて話し続ける・
神籟「界羅だってそうだ、この世界を統括するストレリチアの代理を担う存在、そんなストレリチアの右腕的存在である界羅は唯一ストレリチア本人から養分を貰い強さを得ていると、これは既に誰もが知っている事、じゃあ誕爛、君はどうやって養分を得ているって言うんだ!才能だけでここまで強かったなんて言わせない!」
誕爛は神籟の目を見て笑う。
誕爛「私はね、この万園で唯一、ストレリチア様と同様、【世界王を生み出す事が出来る世界王】なんだよ、つまり私の世界にはこの万園と同様世界王達が住む世界が存在する。そしてどこからその養分を作るか?簡単な話だよ、世界王を生み出すための養分を自分の力として吸収している、つまり自分の身体一つで自給自足が成立しているんだよ、そして私の能力はさっき言った通り世界王を作り出すものだ、じゃあわかるよね?」
誕爛は神籟に笑いながら問いかける、だがそれはとても分かりやすい問題。
神籟「世界王だけの軍隊、そしてそれらを養分にしているって事は誕爛の力は・・・はは、もしかして存在する世界王の能力全てか・・・世界王レベルの全知全能ってわけか、規格外め」
誕爛「褒めないでくれ、それでも私は3位、界羅にも祖占にも勝てない、不思議だろう?世界王を作る世界王で生み出した世界王を統べるのは勿論、あらゆる世界王の力を扱える私がこの二人には勝てないんだ、でもそれが真実なんだ、だから諦めた、上を目指す事も下の子達に対して何かをしようとも思わない、それが私だよ、だから心配しなくていい、君レベルの真言は私も持ってる、だから」
誕爛はそう言うと神籟に言葉を発する。
誕爛「§右腕を上げろ§」
神籟「?!?!」右腕が上がる。
誕爛「元々はCランクくらいの子が持っていた世界王の力だったかな、でも私が扱えばそれはEX+級の精度になる、もちろん朔薬も、惺紡も、死んだ他の最強種の子達の力も全部、私は持っているよ」
誕爛は指を慣らすと誕爛の背後に無数に群がる世界王達が現れる。
神籟は目を見開く、驚きを隠せなかった。
その数は今この万園に存在する世界王の数、いや元々億と居た万園に世界王以上の数の世界王が誕爛という一人の世界王から現れたのだ。
誕爛「この子達は私が作れる最高ランクS+級の世界王達だけ呼んだんだよ、私の世界はこんな戦争は起きていない、私はストレリチア様よりも平和な世界を実現出来ている、でも乱暴しようと思えばいくらでも戦えるよ、例えばこの子達、神籟にとってはS+ランクの雑魚だけど、私の恩恵を受ければ全員EXランクと戦えるくらいには強化出来るけど・・・どうする?」
神籟(ああ・・・無理だ、勝てるわけがない、つまり私が戦ってきたのは・・・無駄だったってわけか・・・なんかやる気失ったな・・・)
神籟は泣きだす、それは降伏というよりどう頑張っても辿り着けない領域が存在するのだという絶望、戦意喪失だった。
・・・・・・
神籟「私はあの出来事から戦意を失った、どう頑張っても絶対的な格上は存在するとわかったから、だから周りからは丸くなったとか、大人しくなったとか言われてるけど・・・私だけが知っている誕爛の実力を見てから・・・私はちょっと拗ねてるのかもね、今も尚、戦争を終えて、唯一生き残った6名として残って、そこから円卓の王という組織が作られ、何をすることなく6位という席に座ったのも・・・本来の私なら4位の席を狙っていたかもしれないけど・・・結局は無意味だってわかってしまったから・・・6位に甘んじてるのかもね・・・」
神籟は最後に誕爛との会話を思い出し、語る。
誕爛「私はいつでも見守ってるよ、弱い子を見守るのは強き者の定めだからね」
神籟「私がそう言われたの・・・」
patopatoblog at 02:35|Permalink
2025年12月07日
No.196 召喚士最強
地球防衛軍第五部隊はギルドを起ち上げた。
それはロイドが発案し、実現させたプロジェクトであり、世界で防衛軍に入ってはいないが力を持つ者の力をなんとか防衛軍側に貸してもらおうという第三勢力の加入を狙った案だった。
内容は防衛軍第三部隊、第五部隊の二部隊で発生した業務の外注依頼、それをランク分けして依頼する事で防衛軍隊員の安全な業務、そして今までに比べて防衛軍の負荷を軽減する効果があった。
Sランク、Aランク、Bランク、Cランク
基本はこの4ランクで仕事があり、グループや企業で登録した組織にも所属しているメンバーや組織実績によってランクを定め、受けられる仕事を調整している。
Sランクは隊長・副隊長クラスが受けるレベル
Aランクは選抜組隊員(幹部)クラスが受けるレベル
Bランクは選抜組隊員(新人)クラスが受けるレベル
Cランクは一般隊員クラスが受けるレベル
とされているためどの仕事も基本難易度が非常に高く、登録しているグループや組織、企業でも
仕事が受けられるCランク以下のDランク、Eランクが多く存在する、その時はCランクチームが格下チームを雇う事で仕事に参加出来るシステムであり、このギルドではCランク以上の組織というのは強い意味を持つのだ。
ロイドがここまで考えたのはあくまで協力者であるため死者を出してはいけないと考えたためだ。
そのため、登録されたメンバー各自にランクが設定され、仕事での役割バランスを整えるために
【職業】というものも同時に登録された。
それはまるでゲームのRPGのようなもので、剣士、治癒士、能力者等その役職の役割が出来る者を片っ端から称号を付けるシステムを採用している、そのため実力者は役職が複数ついている事が当たり前であり、仕事を受ける時もその役職持ちが何人必要等最低条件が組み込まれている事が殆どのため、複数の役職を持つ者が居て、ランクが高いメンバーが居るのは優良と判断されていた。
・・・・・・
ここまで説明してまずパトが立ち上げた組織
エウレカ探偵事務所
エウレカ探偵事務所の組織ランクはギルド最強とされる【Sランク】本来ならばクランを作って普段誰も取れない【Sランク】【Aランク】の案件を元請け受注者として格下組織を雇い共に業務をやらせるというのが本来の組織としての在り方だろう。
そして職業の話に戻る、その中で最も珍しいとされている職業、それは【召喚士】
防衛軍ギルドに登録されている召喚士は全体の約1%未満、現時点で1000人ギルド登録しているとすればたったの10人にも満たないレア職である、
元々は獣魔使い、魔物使い、日本になると式神使いの類がこの役職に選ばれる。
エウレカ探偵事務所ではパトと月花が選ばれた。
・・・・・・
パト「召喚士だけの親睦会って何をしろって言うんだ・・・」
月花「数少ないって事はそれだけ成長のきっかけ、発見が少ないって事でもあるから同職者同士で色々刺激を与えて成長してくださいって事でしょうね、でも」
パトはスティアを、月花はセキを連れていた。
その周りに居るのは獣使い、魔物、悪魔、妖怪のような雑魚キャラと言ってしまえばそれまでの生き物しか居なかった。
セキ「おい月花よ、わしはこやつらと同じ類か?月花はわしの事を犬と思っておったのか?」
セキは不機嫌そうに睨む
月花「犬なんて思ってないわ、鳥とは思ってるけど」
セキ「そう言う事を言っとるんじゃないわ!なんでわしがこやつと同系統扱いなのじゃ!酷いのじゃ!酷いのじゃ!わしはお主の守り神で今はパートナーじゃろうが!!」
月花「じゃあ琥珀かアイレでも良かったのよ?あの子達と散歩してあげるの楽しいし」
セキ「おいおい、月花よあんな理性や品性が欠ける奴らと同じ空間に置いていたら二人が危ないじゃろう、琥珀はまだ大丈夫じゃがアイレが心配なのじゃよ」
月花「セキ、あまり大きな声で喋らないで、ヘイトが私に向くでしょ、周りを下に見てるって勝手に思われて恨まれたらどうするの」
セキ「むしろ同程度と思われるくらいなら劣等感を抱いてて欲しいのじゃよ・・・」はぁ
セキはため息をつく、それを横目で見ていたパトは心の中で安堵する。
パト(良かった、スティアは基本寝ているし、こういうのに一切興味ないからセキみたいにイライラすることもないし、とりあえずこの場はなんとか凌ごう・・・ネルなんて出したら絶対にセキ所の話じゃないぞ・・・)
パトはスティアではなくネルを連れてきていたらと想像し、溜息をついていた。
召喚士A「あの、パトさんですよね、僕WCBTを見てまして!2年前ではありますが凄く強くかっこよかったです!昨年は出ていませんでしたが今年は出られるのですか?」
パト「え、ええそのつもりです、ですが今年は各国予選かららしいですね、まずは日本代表にならないといけませんからね、となるとやはり強敵は昨年準優勝の四季雪花ですかね、彼女は僕の大事なパートナーであり、相棒であり、家族ですから、もちろん月花も警戒してますよ」
パトは月花に話しかける。
月花「日本代表になれるのはたったの4枠、そしてアジア大会で16枠、ヨーロッパ大会16枠、アフリカ・オセアニア大会16枠、アメリカ大会16枠、計64名のWCBT大会だったかしら、アジア大会だったら問題ないのだけど日本大会となると凄く大変ね、パトと雪花、美魅、今年は出るかわからないけど、カナやハクも日本国籍、私を含めたとしても誰かは必ず予選落ちするしね」
パト「ソフィアも一応日本国籍だな、となると・・・はは、日本で既にWCBT準決勝レベルだな、激戦区だ」
召喚士A「いやはや、今年は大変そうですね、ですが今上がった名前って殆どがエウレカ探偵事務所のメンバーですよね、流石です、Sランクは伊達じゃないですね、パトさんも召喚士だったのは本当以外でした、ご本人がそこまで強いのに召喚獣を扱う場面ってあるのですか?」
パト「そうだね、基本僕は従属に頼ってるんだ、僕自身はあまり何もしないかな、僕がそうしたいっというより従属達が仕事を奪われるのを極端に嫌うというか、というわけであまり従属達の仕事を奪わないようにしてるって感じだね」
召喚士A「達って今頭の上に乗っている子だけじゃないですか?!えっと、あまり詮索するのはご法度なのは理解してますがその・・・その子は実力で言うと何番目ですか?」
パト「考えた事なかったですね、ですがこの子自体は相当強いですよ、かなり上の部類ですね」
召喚士A「そうなのですか、あ!これ使ってみます?」
召喚士Aはパトに万歩計のような機械を渡した。
パト「これは・・・」
召喚士A「召喚した生物の力量を計る機械です、人間のオーラと違ってこれは総合戦闘力を見る機械らしくて、数字は思った以上にシビアだと聞きました」
召喚士Aは自分で精霊を召喚した、その精霊は風属性の光の粒のような存在だった。
召喚士A「僕は恥ずかしながら・・・戦闘力21です、ランクはEです、ですが風魔法は素晴らしいものですよ!」
パト「おお~~」
月花「おお~~」
パトと月花は面白そうだと思い、セキに提案した。
月花「セキ、やってみたら?」
セキ「わしがこれを?おい月花よ・・・」イライラ
召喚士A「え?!まさかそこの女性の方、四季月花さんの召喚した方なのですか?!人型?!凄すぎる?!」
召喚士Aは驚く、そしてその声を聴いて周りも動揺する
召喚士B「あの人が召喚した生物?!人でしょ?!」
召喚士C「いやいやありえないって、でもいいなぁ~」
パト(やっぱりセキは目立ちすぎじゃないか・・・月花)
月花(他の子の方が大問題よ、フォティアとかリアの方が人型ドラゴンってファンタジー感強いからね)
パト(でもなんか話題を持っていかれたみたいでなんか悔しいな)
月花(パト、今でもこういうのでスゲーー!って言われるの好きだしね~、ネルでも出したら?)
パト(いやいい、そもそもミーエル、エテル、美魅がその従属ですって言えば終わる話だしな)
パトは変な所で目立つのは嫌がった、というのが自分よりも従属の方が優秀と思われるのがプライドが傷つくため、ほかの人達にそれだけは伝えたくなかった、実際は自身よりも強い従属だらけなのだが。
召喚士A「あの、ぜひこの戦闘力測定器を当てて貰えませんか?比較してみたいです!」
月花「いいけど、これって最大値はいくら?」
召喚士A[9999が限界みたいです、人とは違いますからね」
月花「セキ、とりあえず壊しておきなさい、牽制しておきましょう」ボソボソ
セキ「パト坊に話題を向けないためじゃな、いいじゃろう、ならわしがちょっと驚かしてやろうではないか!」
セキは戦闘力測定器に触れ、力を込めた、すると即座に数値が9999と表示された。
召喚士A[9999?!カンストですか?!ここに居る大体の人で最高は156だったのに・・・」
パト(まあ、当然だろうな、うちのスティアならもしかすると500くらいで済むかも、全然強化してないし)
月花(そうね、でも大丈夫でしょ、なにせもう話題はセキに向いてるからここからパトに向く事なんて)
召喚士B「まさかパトさんの従属もそれくらい強かったりするのですか!」
パト(うわ、全然駄目じゃん、でもいいか、今のスティアなら!)
パト「そうだね、でもうちの子は今寝てるし、そこまで期待しない方が・・・」
パトがそう話しているとスティアが起きた、そして運悪く、空腹で人型の姿に戻った。
スティア「主様!お腹空いた~~!ご飯~~!美味しいお肉をご所望~~」
召喚士B「獣人?!いや、これは・・・まさか神獣?!」
場がどよめく、パトは困惑する、スティアに事情を説明するまえに召喚士Bはもう一台の戦闘力測定器をスティアに持ってきていた。
召喚士B「あの!これを持ってもらってもいいかな?」
スティア「んん?なにこれ?」
パト「おいおい!勝手に僕の従属に接触は・・・」
スティアが戦闘力測定器を持った瞬間数値が9999と表示されたが煙が噴き出し、爆発した。
スティア「あれれ~~?壊れた?」
召喚士B「はわわわわわわ・・・・・・」動揺
パト(やってしまった・・・とりあえず勝手に渡した事について注意を)
月花「すみません、パトがしっかり躾をしているとは言え貴女に何かあればパトの責任になります、不用意に他人の従属に触れるのは辞めてください。」
月花は真面目な顔で相手を睨みながら注意する、
さっきまでざわめいていた召喚士達の空気が変わり、大人しくなる。
召喚士B「すみませんでした・・・」
パト「ちなみにこの事は内緒にしていてくれ、僕達は召喚士の職を与えられたけど召喚士として仕事をするつもりはないんだ、これはあくまでこの場だから連れて来ただけですので」
パトが周りに口止めをしようとする横で声がした。
ネル「主様よ、むしろここでこいつらを徹底的に脅して格の違いというものを見せておいた方が面白いのではないか?」
パト「ネル?!馬鹿お前なんで出て来た?!」
ネル「馬鹿とはなんだ主様よ、随分な挨拶だな、私が出たら主様がここに居たのだろう、まあ状況は案の定大体把握しているわけだがな」
ネルはニヤニヤしながら召喚士Aの元に歩く。
ネル「それを貸せ、私は主パトの無限に存在する従属の中で最も愛用されている最強の従属だ、お前達みたいなゴミと主様との格の違いを徹底的に教えてやろう」
ネルは召喚士Aの持つ機械に指をさす、それだけでその部屋にあった全ての測定器を破壊した。
召喚士A「ふ・・・触れても無いのに・・・全てをカンスト破壊・・・ば・・・化物?!」
ネル「ああそうだ、思うだろう?私のような化物が居て、お前達を見る時の感想は何か?それはゴミがどれだけ集まってもゴミだ。戦力になりやしない、ゴミがデカいか小さいかの違いだ、全てちりとりの中にしまい込めば違いもわからん、私からすればそれだけの事だ」
ネルは召喚士A含むその場に居る召喚士達にドヤ顔で語る。
パト(詰んだな・・・後でネルには説教だ・・・)
月花(パト以上に目立ちたがりが居るのを忘れてたわ・・・)
二人は頭を抱える、セキも溜息をつくが今この場において誰もネルを止める事は出来ない。
ネル「おい雑魚共、お前らのゴミを出せ、やる気ある奴から私に掛かってこい、相手してやる、ただし、私に近づける奴がいるかどうか・・・いた?!」ぽかん!
ネルは後ろからパトに殴られた。
パト「威圧するな、事情を知っているなら大人しくしていろ、なんで親睦会なのに悪目立ちしなくちゃならないんだよ」
ネル「相変わらず小者精神の主様よ、ここはお前らと自分達では格が違う、だから不可能だが精々私達のように使えるゴミになってみろくらいは言ってみせろ、これだから主様はダメなのだ」
パト「だ~か~ら~!そういう場じゃないって言ってるだろう!」
スティア「ネル~~、私お腹空いてるから後で良い?」
ネル「仕方ないな、それではここらのゴミに実力差を見せる前に飯にしよう!時間の無駄は止すんだ主様よ、こいつらが生涯鍛えたところで今の主様にも届かない、従属だって所詮はあのおもちゃの数値で1000くらいが精一杯の奴が一人くらいでるだけだろう、ゴミだ、少なくとも帝園の一番雑魚でもあんなおもちゃの数値なんてすぐにカンスト破壊可能だ、いつまでも庶民の娯楽に付き合ってる暇はないぞ」
ネルはスティアと共に食堂に向っていった。
・・・・・・
パト「本当に最悪だ、ほかの召喚士達やる気をなくしてなかったら良いんだけど」
月花「まあいいんじゃない、どうせライバル企業になってたかもしれないし、レア職を持って居たらレアな仕事も負かしてくれるかもしれないじゃない!でもレア職の召喚士が居なくなれば仕事独占!いいお金になるわ♪」
パト「はぁ、僕は普通に仲良くなって終わりたかったのに、戦闘面で役に立たなくても情報面で役に立つと思ってたのに・・・これじゃあ僕だけハブられるよ」
月花「まあ、あれね・・・どんまい♪ネルにちゃんと事情説明してなかったパトも悪いって割り切るしかないわ」
パト「そうだよな、うんありがとう、とりあえずネルには説教だな)
パトは疲れた背中を月花に向けながら食堂に向った。
月花「でも本当パトは大変よね、力をつけるために帝園の従属を倒す、だけどそれで契約が完了するからパトが扱う従属の数が増える、しかも帝園は毎日従属を数えきれない数生み出しているみたいだから
サボっちゃうと後々大変だし、従属の軍隊を扱う世界ってよく言った物ね」
パト「倒すだけが条件じゃないにしても大体が倒したら契約してやる、認めてやるみたいな奴ばっかりだから友情ゲットみたいな奴は本当稀だな、最初が、というかスティア、エテル、ミーエルがただただおかしかったんだなって思い知ったよ」
パトと月花は二人で待機室話していた。
ネルとスティアの帰りを待っているのもあるが騒動が治まるまで時間を空けていた。
パト「さて、どう説明するか・・・」
パトと月花は元居た部屋に戻る。
・・・・・・
召喚士A「パトさん!四季さん!すみません!気を使わせてしまって」
パト「いえ、僕も申し訳ありません、彼女は凄く生意気といいますか、強さ故にって所がありましてですね、僕自身あまり彼女をこの場に連れて来たくはなかったのです」
召喚士A「いえ、こちらが詮索したのが原因ですし、むしろ彼女クラスの相手にあそこまで言われても正直納得という言葉しかありません、もちろん私達の従属が弱いというわけではなく、彼女程の実力者の前では弱者は無力というのはこの世界に居る以上誰もが認識している事です。もちろん悔しいから努力もします、世界は広いんだって思えました、いい機会を与えて貰って感謝です」
召喚士B「私も申し訳ありませんでした、テンションが上がってしまって・・・」
月花「私達の従属は強いが故にどこでどのように一般人や貴方方に支障をきたすかわからないので、お互い気を付けていけたらそれでいいですよ」
全員が謝罪しあい和気あいあいと従属達の話で盛り上がっている所に再度ネルが帰ってくる。
ネル「主様よ、どうだ?雑魚共を一掃してやるが話はついたか?」
パト「ネル、それ以上言うと本気で怒るよ、礼儀と作法は弁えろ」
ネルはため息をつきながら笑う。
ネル「まったく最近の主様は暴君が足りないな、シンみたいになってきてるぞ、まあそれでシンの適正値が上がるなら別にいいが、中途半端な心変わりなら私も異議申し立てはあるぞ」
ネルはそう言いながら近くの椅子に座り、全員を眺めていた。
セキ「何故わしの隣に座るのじゃ」
ネル「従属はここに座るルールなのだろう?なら私がここに座っても問題ないだろう」
ネルは腕と足を組みパトを見つめる。恐らく本気で怒ると言われ少し拗ねているのだろう。
パト「本当にすまなかった、それじゃあ従属について話そうか」
パトは召喚士とされる人達に従属との向き合い方や共に戦うについてを話した。
結果を言えば次元が違い過ぎてまったく参考にならなかったというのが最後のオチとなった。
それはロイドが発案し、実現させたプロジェクトであり、世界で防衛軍に入ってはいないが力を持つ者の力をなんとか防衛軍側に貸してもらおうという第三勢力の加入を狙った案だった。
内容は防衛軍第三部隊、第五部隊の二部隊で発生した業務の外注依頼、それをランク分けして依頼する事で防衛軍隊員の安全な業務、そして今までに比べて防衛軍の負荷を軽減する効果があった。
Sランク、Aランク、Bランク、Cランク
基本はこの4ランクで仕事があり、グループや企業で登録した組織にも所属しているメンバーや組織実績によってランクを定め、受けられる仕事を調整している。
Sランクは隊長・副隊長クラスが受けるレベル
Aランクは選抜組隊員(幹部)クラスが受けるレベル
Bランクは選抜組隊員(新人)クラスが受けるレベル
Cランクは一般隊員クラスが受けるレベル
とされているためどの仕事も基本難易度が非常に高く、登録しているグループや組織、企業でも
仕事が受けられるCランク以下のDランク、Eランクが多く存在する、その時はCランクチームが格下チームを雇う事で仕事に参加出来るシステムであり、このギルドではCランク以上の組織というのは強い意味を持つのだ。
ロイドがここまで考えたのはあくまで協力者であるため死者を出してはいけないと考えたためだ。
そのため、登録されたメンバー各自にランクが設定され、仕事での役割バランスを整えるために
【職業】というものも同時に登録された。
それはまるでゲームのRPGのようなもので、剣士、治癒士、能力者等その役職の役割が出来る者を片っ端から称号を付けるシステムを採用している、そのため実力者は役職が複数ついている事が当たり前であり、仕事を受ける時もその役職持ちが何人必要等最低条件が組み込まれている事が殆どのため、複数の役職を持つ者が居て、ランクが高いメンバーが居るのは優良と判断されていた。
・・・・・・
ここまで説明してまずパトが立ち上げた組織
エウレカ探偵事務所
エウレカ探偵事務所の組織ランクはギルド最強とされる【Sランク】本来ならばクランを作って普段誰も取れない【Sランク】【Aランク】の案件を元請け受注者として格下組織を雇い共に業務をやらせるというのが本来の組織としての在り方だろう。
そして職業の話に戻る、その中で最も珍しいとされている職業、それは【召喚士】
防衛軍ギルドに登録されている召喚士は全体の約1%未満、現時点で1000人ギルド登録しているとすればたったの10人にも満たないレア職である、
元々は獣魔使い、魔物使い、日本になると式神使いの類がこの役職に選ばれる。
エウレカ探偵事務所ではパトと月花が選ばれた。
・・・・・・
パト「召喚士だけの親睦会って何をしろって言うんだ・・・」
月花「数少ないって事はそれだけ成長のきっかけ、発見が少ないって事でもあるから同職者同士で色々刺激を与えて成長してくださいって事でしょうね、でも」
パトはスティアを、月花はセキを連れていた。
その周りに居るのは獣使い、魔物、悪魔、妖怪のような雑魚キャラと言ってしまえばそれまでの生き物しか居なかった。
セキ「おい月花よ、わしはこやつらと同じ類か?月花はわしの事を犬と思っておったのか?」
セキは不機嫌そうに睨む
月花「犬なんて思ってないわ、鳥とは思ってるけど」
セキ「そう言う事を言っとるんじゃないわ!なんでわしがこやつと同系統扱いなのじゃ!酷いのじゃ!酷いのじゃ!わしはお主の守り神で今はパートナーじゃろうが!!」
月花「じゃあ琥珀かアイレでも良かったのよ?あの子達と散歩してあげるの楽しいし」
セキ「おいおい、月花よあんな理性や品性が欠ける奴らと同じ空間に置いていたら二人が危ないじゃろう、琥珀はまだ大丈夫じゃがアイレが心配なのじゃよ」
月花「セキ、あまり大きな声で喋らないで、ヘイトが私に向くでしょ、周りを下に見てるって勝手に思われて恨まれたらどうするの」
セキ「むしろ同程度と思われるくらいなら劣等感を抱いてて欲しいのじゃよ・・・」はぁ
セキはため息をつく、それを横目で見ていたパトは心の中で安堵する。
パト(良かった、スティアは基本寝ているし、こういうのに一切興味ないからセキみたいにイライラすることもないし、とりあえずこの場はなんとか凌ごう・・・ネルなんて出したら絶対にセキ所の話じゃないぞ・・・)
パトはスティアではなくネルを連れてきていたらと想像し、溜息をついていた。
召喚士A「あの、パトさんですよね、僕WCBTを見てまして!2年前ではありますが凄く強くかっこよかったです!昨年は出ていませんでしたが今年は出られるのですか?」
パト「え、ええそのつもりです、ですが今年は各国予選かららしいですね、まずは日本代表にならないといけませんからね、となるとやはり強敵は昨年準優勝の四季雪花ですかね、彼女は僕の大事なパートナーであり、相棒であり、家族ですから、もちろん月花も警戒してますよ」
パトは月花に話しかける。
月花「日本代表になれるのはたったの4枠、そしてアジア大会で16枠、ヨーロッパ大会16枠、アフリカ・オセアニア大会16枠、アメリカ大会16枠、計64名のWCBT大会だったかしら、アジア大会だったら問題ないのだけど日本大会となると凄く大変ね、パトと雪花、美魅、今年は出るかわからないけど、カナやハクも日本国籍、私を含めたとしても誰かは必ず予選落ちするしね」
パト「ソフィアも一応日本国籍だな、となると・・・はは、日本で既にWCBT準決勝レベルだな、激戦区だ」
召喚士A「いやはや、今年は大変そうですね、ですが今上がった名前って殆どがエウレカ探偵事務所のメンバーですよね、流石です、Sランクは伊達じゃないですね、パトさんも召喚士だったのは本当以外でした、ご本人がそこまで強いのに召喚獣を扱う場面ってあるのですか?」
パト「そうだね、基本僕は従属に頼ってるんだ、僕自身はあまり何もしないかな、僕がそうしたいっというより従属達が仕事を奪われるのを極端に嫌うというか、というわけであまり従属達の仕事を奪わないようにしてるって感じだね」
召喚士A「達って今頭の上に乗っている子だけじゃないですか?!えっと、あまり詮索するのはご法度なのは理解してますがその・・・その子は実力で言うと何番目ですか?」
パト「考えた事なかったですね、ですがこの子自体は相当強いですよ、かなり上の部類ですね」
召喚士A「そうなのですか、あ!これ使ってみます?」
召喚士Aはパトに万歩計のような機械を渡した。
パト「これは・・・」
召喚士A「召喚した生物の力量を計る機械です、人間のオーラと違ってこれは総合戦闘力を見る機械らしくて、数字は思った以上にシビアだと聞きました」
召喚士Aは自分で精霊を召喚した、その精霊は風属性の光の粒のような存在だった。
召喚士A「僕は恥ずかしながら・・・戦闘力21です、ランクはEです、ですが風魔法は素晴らしいものですよ!」
パト「おお~~」
月花「おお~~」
パトと月花は面白そうだと思い、セキに提案した。
月花「セキ、やってみたら?」
セキ「わしがこれを?おい月花よ・・・」イライラ
召喚士A「え?!まさかそこの女性の方、四季月花さんの召喚した方なのですか?!人型?!凄すぎる?!」
召喚士Aは驚く、そしてその声を聴いて周りも動揺する
召喚士B「あの人が召喚した生物?!人でしょ?!」
召喚士C「いやいやありえないって、でもいいなぁ~」
パト(やっぱりセキは目立ちすぎじゃないか・・・月花)
月花(他の子の方が大問題よ、フォティアとかリアの方が人型ドラゴンってファンタジー感強いからね)
パト(でもなんか話題を持っていかれたみたいでなんか悔しいな)
月花(パト、今でもこういうのでスゲーー!って言われるの好きだしね~、ネルでも出したら?)
パト(いやいい、そもそもミーエル、エテル、美魅がその従属ですって言えば終わる話だしな)
パトは変な所で目立つのは嫌がった、というのが自分よりも従属の方が優秀と思われるのがプライドが傷つくため、ほかの人達にそれだけは伝えたくなかった、実際は自身よりも強い従属だらけなのだが。
召喚士A「あの、ぜひこの戦闘力測定器を当てて貰えませんか?比較してみたいです!」
月花「いいけど、これって最大値はいくら?」
召喚士A[9999が限界みたいです、人とは違いますからね」
月花「セキ、とりあえず壊しておきなさい、牽制しておきましょう」ボソボソ
セキ「パト坊に話題を向けないためじゃな、いいじゃろう、ならわしがちょっと驚かしてやろうではないか!」
セキは戦闘力測定器に触れ、力を込めた、すると即座に数値が9999と表示された。
召喚士A[9999?!カンストですか?!ここに居る大体の人で最高は156だったのに・・・」
パト(まあ、当然だろうな、うちのスティアならもしかすると500くらいで済むかも、全然強化してないし)
月花(そうね、でも大丈夫でしょ、なにせもう話題はセキに向いてるからここからパトに向く事なんて)
召喚士B「まさかパトさんの従属もそれくらい強かったりするのですか!」
パト(うわ、全然駄目じゃん、でもいいか、今のスティアなら!)
パト「そうだね、でもうちの子は今寝てるし、そこまで期待しない方が・・・」
パトがそう話しているとスティアが起きた、そして運悪く、空腹で人型の姿に戻った。
スティア「主様!お腹空いた~~!ご飯~~!美味しいお肉をご所望~~」
召喚士B「獣人?!いや、これは・・・まさか神獣?!」
場がどよめく、パトは困惑する、スティアに事情を説明するまえに召喚士Bはもう一台の戦闘力測定器をスティアに持ってきていた。
召喚士B「あの!これを持ってもらってもいいかな?」
スティア「んん?なにこれ?」
パト「おいおい!勝手に僕の従属に接触は・・・」
スティアが戦闘力測定器を持った瞬間数値が9999と表示されたが煙が噴き出し、爆発した。
スティア「あれれ~~?壊れた?」
召喚士B「はわわわわわわ・・・・・・」動揺
パト(やってしまった・・・とりあえず勝手に渡した事について注意を)
月花「すみません、パトがしっかり躾をしているとは言え貴女に何かあればパトの責任になります、不用意に他人の従属に触れるのは辞めてください。」
月花は真面目な顔で相手を睨みながら注意する、
さっきまでざわめいていた召喚士達の空気が変わり、大人しくなる。
召喚士B「すみませんでした・・・」
パト「ちなみにこの事は内緒にしていてくれ、僕達は召喚士の職を与えられたけど召喚士として仕事をするつもりはないんだ、これはあくまでこの場だから連れて来ただけですので」
パトが周りに口止めをしようとする横で声がした。
ネル「主様よ、むしろここでこいつらを徹底的に脅して格の違いというものを見せておいた方が面白いのではないか?」
パト「ネル?!馬鹿お前なんで出て来た?!」
ネル「馬鹿とはなんだ主様よ、随分な挨拶だな、私が出たら主様がここに居たのだろう、まあ状況は案の定大体把握しているわけだがな」
ネルはニヤニヤしながら召喚士Aの元に歩く。
ネル「それを貸せ、私は主パトの無限に存在する従属の中で最も愛用されている最強の従属だ、お前達みたいなゴミと主様との格の違いを徹底的に教えてやろう」
ネルは召喚士Aの持つ機械に指をさす、それだけでその部屋にあった全ての測定器を破壊した。
召喚士A「ふ・・・触れても無いのに・・・全てをカンスト破壊・・・ば・・・化物?!」
ネル「ああそうだ、思うだろう?私のような化物が居て、お前達を見る時の感想は何か?それはゴミがどれだけ集まってもゴミだ。戦力になりやしない、ゴミがデカいか小さいかの違いだ、全てちりとりの中にしまい込めば違いもわからん、私からすればそれだけの事だ」
ネルは召喚士A含むその場に居る召喚士達にドヤ顔で語る。
パト(詰んだな・・・後でネルには説教だ・・・)
月花(パト以上に目立ちたがりが居るのを忘れてたわ・・・)
二人は頭を抱える、セキも溜息をつくが今この場において誰もネルを止める事は出来ない。
ネル「おい雑魚共、お前らのゴミを出せ、やる気ある奴から私に掛かってこい、相手してやる、ただし、私に近づける奴がいるかどうか・・・いた?!」ぽかん!
ネルは後ろからパトに殴られた。
パト「威圧するな、事情を知っているなら大人しくしていろ、なんで親睦会なのに悪目立ちしなくちゃならないんだよ」
ネル「相変わらず小者精神の主様よ、ここはお前らと自分達では格が違う、だから不可能だが精々私達のように使えるゴミになってみろくらいは言ってみせろ、これだから主様はダメなのだ」
パト「だ~か~ら~!そういう場じゃないって言ってるだろう!」
スティア「ネル~~、私お腹空いてるから後で良い?」
ネル「仕方ないな、それではここらのゴミに実力差を見せる前に飯にしよう!時間の無駄は止すんだ主様よ、こいつらが生涯鍛えたところで今の主様にも届かない、従属だって所詮はあのおもちゃの数値で1000くらいが精一杯の奴が一人くらいでるだけだろう、ゴミだ、少なくとも帝園の一番雑魚でもあんなおもちゃの数値なんてすぐにカンスト破壊可能だ、いつまでも庶民の娯楽に付き合ってる暇はないぞ」
ネルはスティアと共に食堂に向っていった。
・・・・・・
パト「本当に最悪だ、ほかの召喚士達やる気をなくしてなかったら良いんだけど」
月花「まあいいんじゃない、どうせライバル企業になってたかもしれないし、レア職を持って居たらレアな仕事も負かしてくれるかもしれないじゃない!でもレア職の召喚士が居なくなれば仕事独占!いいお金になるわ♪」
パト「はぁ、僕は普通に仲良くなって終わりたかったのに、戦闘面で役に立たなくても情報面で役に立つと思ってたのに・・・これじゃあ僕だけハブられるよ」
月花「まあ、あれね・・・どんまい♪ネルにちゃんと事情説明してなかったパトも悪いって割り切るしかないわ」
パト「そうだよな、うんありがとう、とりあえずネルには説教だな)
パトは疲れた背中を月花に向けながら食堂に向った。
月花「でも本当パトは大変よね、力をつけるために帝園の従属を倒す、だけどそれで契約が完了するからパトが扱う従属の数が増える、しかも帝園は毎日従属を数えきれない数生み出しているみたいだから
サボっちゃうと後々大変だし、従属の軍隊を扱う世界ってよく言った物ね」
パト「倒すだけが条件じゃないにしても大体が倒したら契約してやる、認めてやるみたいな奴ばっかりだから友情ゲットみたいな奴は本当稀だな、最初が、というかスティア、エテル、ミーエルがただただおかしかったんだなって思い知ったよ」
パトと月花は二人で待機室話していた。
ネルとスティアの帰りを待っているのもあるが騒動が治まるまで時間を空けていた。
パト「さて、どう説明するか・・・」
パトと月花は元居た部屋に戻る。
・・・・・・
召喚士A「パトさん!四季さん!すみません!気を使わせてしまって」
パト「いえ、僕も申し訳ありません、彼女は凄く生意気といいますか、強さ故にって所がありましてですね、僕自身あまり彼女をこの場に連れて来たくはなかったのです」
召喚士A「いえ、こちらが詮索したのが原因ですし、むしろ彼女クラスの相手にあそこまで言われても正直納得という言葉しかありません、もちろん私達の従属が弱いというわけではなく、彼女程の実力者の前では弱者は無力というのはこの世界に居る以上誰もが認識している事です。もちろん悔しいから努力もします、世界は広いんだって思えました、いい機会を与えて貰って感謝です」
召喚士B「私も申し訳ありませんでした、テンションが上がってしまって・・・」
月花「私達の従属は強いが故にどこでどのように一般人や貴方方に支障をきたすかわからないので、お互い気を付けていけたらそれでいいですよ」
全員が謝罪しあい和気あいあいと従属達の話で盛り上がっている所に再度ネルが帰ってくる。
ネル「主様よ、どうだ?雑魚共を一掃してやるが話はついたか?」
パト「ネル、それ以上言うと本気で怒るよ、礼儀と作法は弁えろ」
ネルはため息をつきながら笑う。
ネル「まったく最近の主様は暴君が足りないな、シンみたいになってきてるぞ、まあそれでシンの適正値が上がるなら別にいいが、中途半端な心変わりなら私も異議申し立てはあるぞ」
ネルはそう言いながら近くの椅子に座り、全員を眺めていた。
セキ「何故わしの隣に座るのじゃ」
ネル「従属はここに座るルールなのだろう?なら私がここに座っても問題ないだろう」
ネルは腕と足を組みパトを見つめる。恐らく本気で怒ると言われ少し拗ねているのだろう。
パト「本当にすまなかった、それじゃあ従属について話そうか」
パトは召喚士とされる人達に従属との向き合い方や共に戦うについてを話した。
結果を言えば次元が違い過ぎてまったく参考にならなかったというのが最後のオチとなった。
patopatoblog at 01:35|Permalink
2025年12月04日
No.195 琴歌の仕事と日常
客先「ですが・・・申し訳ありませんが貴方方の経歴を調べさせていただいたのですが・・・その全員中卒というのは・・・信頼性がないといいますか・・・」
琴歌「学校で学ぶこと以上に学べる環境で学び、社会に出ているのですが何か問題でも?会社としての実績は説明しましたよね?そこに学歴は関係ありますか?」
客先「いえ、やはり最低限の学歴がないというのは・・・すみません、今回の話はなかったことで・・・」
・・・・・・
琴歌「今回の取引先の人は酷かったですね、まさか学歴だけで断るなんて、真の敵は無能な味方とはよく言ったものですね、大きなチャンスを無駄にするなんて」
フルール「主様や地球出身の方々はわかりますが、私達帝国の神達の学歴みたいな経歴はどうなっているのですか?」
琴歌「一応同じく中学卒扱いにしてます、そもそも日本国籍なら中学までは義務教育なので自動的に中卒扱いですね、それでどうしましょうか、今日の営業は飛んでしまいましたし今日くらいはゆっくりしましょうか」
琴歌はそう言いながら笑顔で歩き続けた。
エイリはフルールに小さい声で話しかける。
エイリ「琴歌様、ちょっと怖いね、やっぱり実力で評価されなかったのが気に障ったのでしょうかね」
フルール「多分・・・でも私もあの人は無能だと思う、判断材料として活用するのはいいと思いますが、それで全てをわかったように決めつけるなんて・・・」
琴歌「人は色々いますからね、日本だけではないんですよ、学歴社会というのは、お隣の韓国や中国だって学歴です、後は血筋ですかね、実力社会で成り立つ社会の方がいいと思うのですがね、私もかなり帝国の考えに寄ってますね、あはは」
琴歌は二人の話に入る、その表情は笑顔だったが、声色が笑っていなかった。
・・・・・・
エウレカ探偵事務所内
琴歌「という事があったんですよ!」
パト「それはまた凄い人に当たったもんだね、僕もそれを言ったら中卒・・・というか学校にすら行った事ないんだけどな」
琴歌「実力はあるのに変な肩書で判断するのは損だと思うのですがね」
パト「まあまあ、僕達が普通じゃないんだよ、やっぱり昔から中卒は下に見られやすいからね、何かのプロとかわかりやすい職ならいいけど探偵って結局は資格とかないからさ」
月花「あら、こう見えて私と琴歌ちゃんは弁護士試験を受けるつもりよ?やっぱり資格があれば色々仕事がやりやすいしね」
月花はそう言うと六法全書を出して来た。
パト「おいおいここは探偵事務所だぞ、法律事務所でも作るつもりか?色々逆転しちゃうのか?」
琴歌「ですがいい案だと思いまして、結局のところ何かしらの肩書が居るのならまずは資格を持つ事がいいのではと、私と月花先輩はこういう勉強は得意ですからね、この調子で難しい試験を色々取るのも悪くないですね、知識を権利を生かして仕事に役立てる!」
月花「探偵たるもの多くの知識は必須、つまり知識がない状態で推理なんて出来ないって事よ、見た目は子供頭脳は大人の名探偵さんだって知識量は凄いでしょ、知識があれば応用に活かす事も出来るし、ロジックを見破る事だって出来るもの!簡単に例えるなら科学の毒物で人が死んでた場合、その犯人を見つけるためにはその毒薬の性能を知る必要があるわよね?でも知らないと相手の犯行時間とか症状がわからないのよ、【飲ませた】【吸った】【塗った】少なくともこれだけの可能性があるわけだしね」
パト「やっぱり難しいんだな、僕は事件に遭遇しやすいと思って探偵事務所にしたけどそこまで考えてはなかったな」
琴歌「パト君は雪花ちゃんと同じく力で相手をねじ伏せてくれればいいですよ!実力行使を確実に実行出来る人なんて中々居ませんからね」
パト「ああ、ならいいけど」
パトは考えながら質問する。
パト「学校辞めた事後悔とかしてる?」
琴歌「私ですか?いえ、まったく、むしろ早い段階で自分の役割が決まって良かったです、どちらにせよパト君で出会わなかったらまともに仕事も出来ていません、なにせ無茶は出来ないんですから、ずっと机で作業する事務が関の山ですかね、秘書って何気に動きますからね」
月花「そうね~、私も後悔してないわ、私って基本なんでも出来るし、それに対して学歴があればとりあえず問題ないかなって考えてたくらいで、今はかなり重要な仕事をしてるわけだし、学校が全てとは思わないわ、まあ、学歴が一つの判断材料として機能しているのも確かだからそれは少し勿体ないとは考えるけどね、でもそれだと今も大学生をしてないといけないわけでしょ、時間が勿体ないわ」
パト「そうか、なら良かったよ」
やはり二人は頭がいい分自分の可能性は自分で見つけだし、実力で実行する力がある。
この二人を見ているとパト自身もただ戦うだけではなく、多くの知識として資格を取る必要があると
考えた。
パト「まあ、メリアから色々勉強は教わってるし、そろそろ僕も資格勉強とか始めてみようかな~」
月花「パトはまず英語!多国語の勉強をしっかりして!世界のめんどうくさい問題を請け負うって事は少なくとも多くの国の言語を理解しないと駄目なんだから、どうするの?知らない言語の看板前に集合とか言われたら!まだ翻訳AIだって完璧じゃないのよ!」
パト「でも脳内で月花が翻訳してくれるし・・・」
月花「私の脳みそは一つだけ!だから私が自分の仕事に専念している時はパトの事で相手するのは無理よ!それが嫌なら私を楽させる事ね!常に会社で寝てるだけとか!」
琴歌「それは絶対にあり得ないので安心してください、月花先輩♪私、宝の持ち腐れは嫌いなので♪最大限有効活用させてもらいますよ~」にっこり
月花「じょ、冗談じゃない、そんな黒い笑顔向けないでよ琴歌ちゃん」
琴歌「私だって冗談と理解してますよ、ではパト君、私は家に帰りますが今日は何が食べたいですか?」
パト「いや、数十分前にメリアから連絡来てて、もうご飯作ってるみたいだよ、最初はどうかと思ったけど何気にちゃんと専業主婦やってくれてるね」
パト達が地球でエウレカ探偵事務所で働いている間、メリアは最初こそは帝国で仕事をしていたのだが、やはりパトと離れるのは嫌だとメリアが地球に押しかけ、エウレカ探偵事務所の仕事は一切関わらない、帝国の仕事も緊急でない限り関わらない、という条件でパトと琴歌の家に専業主婦として住んでいるのだ。
琴歌「私が居ない間帝国で何かを進められる可能性を廃除出来る分私にもメリットがある、みたいな交渉をされたら私も断れませんよね、それにエウレカ探偵事務所の件も一切助言はしないと約束してくれましたし、何かあってもエウレカ探偵事務所関係なら手を出さないとも約束してくれましたし・・・破ったら遠慮なく帝国に返してくださいね、パト君!」
パト「わ、わかってるよ・・・」
パトは聞けないでいた、「メリアと一緒で大丈夫か」と
琴歌とメリアは仲が悪い、それはパト含め、専属神内でも有名な話だった。
それは仕事柄仕方ないと思える所がある分、周りもフォローが難しく、個人でなんとかして貰おうと
放置していた、故にパトは少し気まずい環境で過ごしていたのだ。
・・・・・・
帰宅
メリア「ご主人!琴歌ちゃん!おかえりなさい!ご飯とお風呂両方出来ていますので好きな方から選んでください!」
メリアはエプロンを着用して二人を出迎えた。
琴歌「では私はお風呂を頂きますね」
メリア「着替えは置いていますので、あと今日はヘルシーにしてますので油の心配はしなくていいですよ」
琴歌「助かります」
琴歌はメリアに笑顔でお礼を言うとそのままお風呂に入って行った。
パトはそれを見届けるとメリアに話しかける。
パト「専業主婦はどう?」
メリア「暇ですね、ですが帝国でも基本暇でしたのでそこまでって感じです、時間はほぼ無限にありますからね、その長い神生での一間の休息、そう思えればこのような暇はなんでもありません、暇を上手く活用できないようでは専業主婦は出来ませんからね!」
メリアはドヤ顔をしながらパトの上着や荷物を受け取り、着替えの準備をする。
パトとメリアがソファーでくつろぎながら談笑しているとお風呂から出て来た琴歌がパトの隣に座る、
3人の座る位置は決まっている。
琴歌「何を話してたんですか?」
メリア「ご主人が英語の勉強をしたいと言っていたのでそれについて話してまして、ご主人多言語を理解するのが凄く苦手なのか全然コツを掴んでくれなくて」
パト「無茶言うなよ、俺だって結構頑張ってるんだぞ、むしろなんで月花の頭脳を持ってるのにここまで頭に入って来ないんだ?使い方の問題か?」
琴歌「難しいですよね、私はまず基礎を徹底して覚えますね、それがないと文章を作れませんからね」
メリア「琴歌ちゃん帝国に居る間で結構他の星の言語も習得してましたよね?」
琴歌「アリシア様について行って何度も会議に参加させてもらいましたからね、最初なんて毎度違う星に行く旅に聞きなれない言語で喋られるので大変でした、しかも地球みたいに勉強の本があるわけではないので理解するのにも苦労しましたし」
パト「でも理解したんだから凄いよな、最近なんて琴歌だけ向かう機会が多かったんだろ?凄いだろ」
琴歌「いえいえいえいえ~~、その代わり警備はアリシア様の時に比べて4倍は多く動いてましたけどね~~」テレ
メリア「仕事の話で盛り上がるのはいいですがご飯も食べましょう!常に出来たて状態になるように私のオーラでしっかり保護してましたからね!食べたらリラックスして貰って二人共明日に備えて寝てくださいよ!健康第一ですからね!」
琴歌「なんか今のメリアさんが綺麗すぎて違和感が凄い違和感を感じますね・・・」
メリア「仕事だったからですよ、今は使命とか仕事とか何も考えていませんからね、いいじゃないですか私だって何も背負う事なく生きてる方が楽でいいんですよ」
パト「メリアがそれでいいならゆっくりしてくれてもいいんじゃないかな」
琴歌「同感です、むしろ私達がこうして頑張ってる間はメリアさんは何もしないし、させないしで私にもメリットがありますよ」
メリア「仕事関係になると私と琴歌ちゃんは険悪ですからね、別に辞めろとは言いませんが、帝国では容赦しませんよ」
琴歌「ええ、何度でも言葉でねじ伏せて見せますよ」
パト「はいはい!ご飯食べる!バチバチしない!!」
3人はそうしてご飯を食べる。
・・・・・・
就寝
パト(俺の股間が反応しなくなってから夜這いに恐れる事が一切なくなったな、琴歌はそもそもそう言う事は一切しないけど、メリアも全然してこないのは意外だったな・・・)
パトはそう考えながら横で寝ている琴歌とメリアを見る。
基本3人川の字で寝ている、シングルベッドを3つ繋げてマットをトリプルサイズにしている。
メリアは二人が寝る前に裁縫をしていた。
メリアは裁縫が好きらしく、基本自分の服は自分で作るらしい。
よく考えたら幻想郷から出て世界を旅していた時も服はメリアが作ってくれていた。
生地はオーラを編んで実体化させる技術があるらしく、自然素材じゃない分強度が高く、軽量であり、効果的なため敢えて自身のオーラを使っていた。
そうして裁縫しているメリアを眺め、横で資格勉強をしている琴歌を見て、そして二人が就寝したところを見届けてからパトは寝る。
パト(以前はゲームしてたんだけどな・・・どうも気が削がれるんだよな、別に不自由してないからいいんだけどさ)
パトは寝に入った。
今日も一日が終わる。
琴歌「学校で学ぶこと以上に学べる環境で学び、社会に出ているのですが何か問題でも?会社としての実績は説明しましたよね?そこに学歴は関係ありますか?」
客先「いえ、やはり最低限の学歴がないというのは・・・すみません、今回の話はなかったことで・・・」
・・・・・・
琴歌「今回の取引先の人は酷かったですね、まさか学歴だけで断るなんて、真の敵は無能な味方とはよく言ったものですね、大きなチャンスを無駄にするなんて」
フルール「主様や地球出身の方々はわかりますが、私達帝国の神達の学歴みたいな経歴はどうなっているのですか?」
琴歌「一応同じく中学卒扱いにしてます、そもそも日本国籍なら中学までは義務教育なので自動的に中卒扱いですね、それでどうしましょうか、今日の営業は飛んでしまいましたし今日くらいはゆっくりしましょうか」
琴歌はそう言いながら笑顔で歩き続けた。
エイリはフルールに小さい声で話しかける。
エイリ「琴歌様、ちょっと怖いね、やっぱり実力で評価されなかったのが気に障ったのでしょうかね」
フルール「多分・・・でも私もあの人は無能だと思う、判断材料として活用するのはいいと思いますが、それで全てをわかったように決めつけるなんて・・・」
琴歌「人は色々いますからね、日本だけではないんですよ、学歴社会というのは、お隣の韓国や中国だって学歴です、後は血筋ですかね、実力社会で成り立つ社会の方がいいと思うのですがね、私もかなり帝国の考えに寄ってますね、あはは」
琴歌は二人の話に入る、その表情は笑顔だったが、声色が笑っていなかった。
・・・・・・
エウレカ探偵事務所内
琴歌「という事があったんですよ!」
パト「それはまた凄い人に当たったもんだね、僕もそれを言ったら中卒・・・というか学校にすら行った事ないんだけどな」
琴歌「実力はあるのに変な肩書で判断するのは損だと思うのですがね」
パト「まあまあ、僕達が普通じゃないんだよ、やっぱり昔から中卒は下に見られやすいからね、何かのプロとかわかりやすい職ならいいけど探偵って結局は資格とかないからさ」
月花「あら、こう見えて私と琴歌ちゃんは弁護士試験を受けるつもりよ?やっぱり資格があれば色々仕事がやりやすいしね」
月花はそう言うと六法全書を出して来た。
パト「おいおいここは探偵事務所だぞ、法律事務所でも作るつもりか?色々逆転しちゃうのか?」
琴歌「ですがいい案だと思いまして、結局のところ何かしらの肩書が居るのならまずは資格を持つ事がいいのではと、私と月花先輩はこういう勉強は得意ですからね、この調子で難しい試験を色々取るのも悪くないですね、知識を権利を生かして仕事に役立てる!」
月花「探偵たるもの多くの知識は必須、つまり知識がない状態で推理なんて出来ないって事よ、見た目は子供頭脳は大人の名探偵さんだって知識量は凄いでしょ、知識があれば応用に活かす事も出来るし、ロジックを見破る事だって出来るもの!簡単に例えるなら科学の毒物で人が死んでた場合、その犯人を見つけるためにはその毒薬の性能を知る必要があるわよね?でも知らないと相手の犯行時間とか症状がわからないのよ、【飲ませた】【吸った】【塗った】少なくともこれだけの可能性があるわけだしね」
パト「やっぱり難しいんだな、僕は事件に遭遇しやすいと思って探偵事務所にしたけどそこまで考えてはなかったな」
琴歌「パト君は雪花ちゃんと同じく力で相手をねじ伏せてくれればいいですよ!実力行使を確実に実行出来る人なんて中々居ませんからね」
パト「ああ、ならいいけど」
パトは考えながら質問する。
パト「学校辞めた事後悔とかしてる?」
琴歌「私ですか?いえ、まったく、むしろ早い段階で自分の役割が決まって良かったです、どちらにせよパト君で出会わなかったらまともに仕事も出来ていません、なにせ無茶は出来ないんですから、ずっと机で作業する事務が関の山ですかね、秘書って何気に動きますからね」
月花「そうね~、私も後悔してないわ、私って基本なんでも出来るし、それに対して学歴があればとりあえず問題ないかなって考えてたくらいで、今はかなり重要な仕事をしてるわけだし、学校が全てとは思わないわ、まあ、学歴が一つの判断材料として機能しているのも確かだからそれは少し勿体ないとは考えるけどね、でもそれだと今も大学生をしてないといけないわけでしょ、時間が勿体ないわ」
パト「そうか、なら良かったよ」
やはり二人は頭がいい分自分の可能性は自分で見つけだし、実力で実行する力がある。
この二人を見ているとパト自身もただ戦うだけではなく、多くの知識として資格を取る必要があると
考えた。
パト「まあ、メリアから色々勉強は教わってるし、そろそろ僕も資格勉強とか始めてみようかな~」
月花「パトはまず英語!多国語の勉強をしっかりして!世界のめんどうくさい問題を請け負うって事は少なくとも多くの国の言語を理解しないと駄目なんだから、どうするの?知らない言語の看板前に集合とか言われたら!まだ翻訳AIだって完璧じゃないのよ!」
パト「でも脳内で月花が翻訳してくれるし・・・」
月花「私の脳みそは一つだけ!だから私が自分の仕事に専念している時はパトの事で相手するのは無理よ!それが嫌なら私を楽させる事ね!常に会社で寝てるだけとか!」
琴歌「それは絶対にあり得ないので安心してください、月花先輩♪私、宝の持ち腐れは嫌いなので♪最大限有効活用させてもらいますよ~」にっこり
月花「じょ、冗談じゃない、そんな黒い笑顔向けないでよ琴歌ちゃん」
琴歌「私だって冗談と理解してますよ、ではパト君、私は家に帰りますが今日は何が食べたいですか?」
パト「いや、数十分前にメリアから連絡来てて、もうご飯作ってるみたいだよ、最初はどうかと思ったけど何気にちゃんと専業主婦やってくれてるね」
パト達が地球でエウレカ探偵事務所で働いている間、メリアは最初こそは帝国で仕事をしていたのだが、やはりパトと離れるのは嫌だとメリアが地球に押しかけ、エウレカ探偵事務所の仕事は一切関わらない、帝国の仕事も緊急でない限り関わらない、という条件でパトと琴歌の家に専業主婦として住んでいるのだ。
琴歌「私が居ない間帝国で何かを進められる可能性を廃除出来る分私にもメリットがある、みたいな交渉をされたら私も断れませんよね、それにエウレカ探偵事務所の件も一切助言はしないと約束してくれましたし、何かあってもエウレカ探偵事務所関係なら手を出さないとも約束してくれましたし・・・破ったら遠慮なく帝国に返してくださいね、パト君!」
パト「わ、わかってるよ・・・」
パトは聞けないでいた、「メリアと一緒で大丈夫か」と
琴歌とメリアは仲が悪い、それはパト含め、専属神内でも有名な話だった。
それは仕事柄仕方ないと思える所がある分、周りもフォローが難しく、個人でなんとかして貰おうと
放置していた、故にパトは少し気まずい環境で過ごしていたのだ。
・・・・・・
帰宅
メリア「ご主人!琴歌ちゃん!おかえりなさい!ご飯とお風呂両方出来ていますので好きな方から選んでください!」
メリアはエプロンを着用して二人を出迎えた。
琴歌「では私はお風呂を頂きますね」
メリア「着替えは置いていますので、あと今日はヘルシーにしてますので油の心配はしなくていいですよ」
琴歌「助かります」
琴歌はメリアに笑顔でお礼を言うとそのままお風呂に入って行った。
パトはそれを見届けるとメリアに話しかける。
パト「専業主婦はどう?」
メリア「暇ですね、ですが帝国でも基本暇でしたのでそこまでって感じです、時間はほぼ無限にありますからね、その長い神生での一間の休息、そう思えればこのような暇はなんでもありません、暇を上手く活用できないようでは専業主婦は出来ませんからね!」
メリアはドヤ顔をしながらパトの上着や荷物を受け取り、着替えの準備をする。
パトとメリアがソファーでくつろぎながら談笑しているとお風呂から出て来た琴歌がパトの隣に座る、
3人の座る位置は決まっている。
琴歌「何を話してたんですか?」
メリア「ご主人が英語の勉強をしたいと言っていたのでそれについて話してまして、ご主人多言語を理解するのが凄く苦手なのか全然コツを掴んでくれなくて」
パト「無茶言うなよ、俺だって結構頑張ってるんだぞ、むしろなんで月花の頭脳を持ってるのにここまで頭に入って来ないんだ?使い方の問題か?」
琴歌「難しいですよね、私はまず基礎を徹底して覚えますね、それがないと文章を作れませんからね」
メリア「琴歌ちゃん帝国に居る間で結構他の星の言語も習得してましたよね?」
琴歌「アリシア様について行って何度も会議に参加させてもらいましたからね、最初なんて毎度違う星に行く旅に聞きなれない言語で喋られるので大変でした、しかも地球みたいに勉強の本があるわけではないので理解するのにも苦労しましたし」
パト「でも理解したんだから凄いよな、最近なんて琴歌だけ向かう機会が多かったんだろ?凄いだろ」
琴歌「いえいえいえいえ~~、その代わり警備はアリシア様の時に比べて4倍は多く動いてましたけどね~~」テレ
メリア「仕事の話で盛り上がるのはいいですがご飯も食べましょう!常に出来たて状態になるように私のオーラでしっかり保護してましたからね!食べたらリラックスして貰って二人共明日に備えて寝てくださいよ!健康第一ですからね!」
琴歌「なんか今のメリアさんが綺麗すぎて違和感が凄い違和感を感じますね・・・」
メリア「仕事だったからですよ、今は使命とか仕事とか何も考えていませんからね、いいじゃないですか私だって何も背負う事なく生きてる方が楽でいいんですよ」
パト「メリアがそれでいいならゆっくりしてくれてもいいんじゃないかな」
琴歌「同感です、むしろ私達がこうして頑張ってる間はメリアさんは何もしないし、させないしで私にもメリットがありますよ」
メリア「仕事関係になると私と琴歌ちゃんは険悪ですからね、別に辞めろとは言いませんが、帝国では容赦しませんよ」
琴歌「ええ、何度でも言葉でねじ伏せて見せますよ」
パト「はいはい!ご飯食べる!バチバチしない!!」
3人はそうしてご飯を食べる。
・・・・・・
就寝
パト(俺の股間が反応しなくなってから夜這いに恐れる事が一切なくなったな、琴歌はそもそもそう言う事は一切しないけど、メリアも全然してこないのは意外だったな・・・)
パトはそう考えながら横で寝ている琴歌とメリアを見る。
基本3人川の字で寝ている、シングルベッドを3つ繋げてマットをトリプルサイズにしている。
メリアは二人が寝る前に裁縫をしていた。
メリアは裁縫が好きらしく、基本自分の服は自分で作るらしい。
よく考えたら幻想郷から出て世界を旅していた時も服はメリアが作ってくれていた。
生地はオーラを編んで実体化させる技術があるらしく、自然素材じゃない分強度が高く、軽量であり、効果的なため敢えて自身のオーラを使っていた。
そうして裁縫しているメリアを眺め、横で資格勉強をしている琴歌を見て、そして二人が就寝したところを見届けてからパトは寝る。
パト(以前はゲームしてたんだけどな・・・どうも気が削がれるんだよな、別に不自由してないからいいんだけどさ)
パトは寝に入った。
今日も一日が終わる。
patopatoblog at 01:52|Permalink
2025年11月16日
No.193 ハクとティノール
ハクは帝国に残った
パト達が地球に戻りエウレカ探偵事務所を経営している時、
本来であればハクは自分にとって二人の主の元に居なければならない。
だがそれを拒んだ。
それは現時点で自分の役職上離れる事が出来なかった。
そしてやっとハクにとって馴染める環境が整いつつある時にまた別の環境に移動するのが厳しかった。
ハクの立場で言えばそんな事を言ってられないのだが、ハクは自我を優先した。
その判断は数日たった今でも後悔しているし、仕方なかったと思い込むには時間が掛かる出来事だった。
・・・・・・
ハク「もっと勉強しないと・・・」
ハクは最近特訓がおろそかになっていた。
ハクにとっては帝国法治部隊は荷が重すぎる仕事だった。
だがメリアがハクなら出来ると与えられた役職、そして最初こそは嫌だったがパトや雪花、ほかの専属神達と肩を並べる事が出来る唯一の手段だからこそ妥協はしたくなかった。
ハク(私は専属神内で一番弱いんだから・・・)
ハクにはコンプレックスがあった。
それは専属神内序列9位、という肩書だ。
最下位は月花だが、月花が持つ世界【帝園】は専属神内世界ランキング1位、世界王ランキング1位と月花は他の専属神以上の物を持っているため、実質ハクが専属神内で一番弱いと言っても過言ではない立場であった。
ハクは帝国に来てから恐らく専属神内で最も成長した。
時空を自在に操り、時と空間の理解度を高めた事で高火力技を多く生み出し、
単純な攻撃力であれば雪花を上回る程である、勿論将来性を考えた時、破壊神として存在するソルテ以上の火力も出す事が可能となるポテンシャルを持っているうえに、世界に唯一の才能を持つため、自身を卑下する必要はまったくないのだが、ハクにとって現在、現状が最も重要視する。
ハク「はぁ、もうこんな時間か、また特訓出来なかったし、最近自分の世界に入ってないなぁ」
ハクの世界 虚園(イナニスエデン)
虚無の世界であり、その世界には世界王ティノールしか存在しない。
難しいルールも無く、自分の神域解界時の効果を調整するための世界という認識でハクは世界を使っていた。
そこの管理者兼世界王のティノールはたまに会ったら会話相手になる程度で殆どは放置、そもそも日頃の彼女は知能が低く会話もそこまで成立しないため放っておく方が彼女のためでもあった。
ハク「でもずっと会わないと私の事忘れちゃうからたまには顔を見せておかないとだしね」
そうしてハクは自分の世界に入った。
・・・・・・
ティノール「なのね、こうやって私が何かしらやらかした時だけ皆集まって私を責めて来るけどさ、結局の所私を抑制出来ていないルードゥスも悪いと思うんだけど」
ハクが世界に入った時、視界にティノールが立っていた、そして珍しく4体の眷属を纏わせ会話をしていた、ハクにとって知能のあるティノールに会うのはかなり久しぶりであり、恐らく初めて虚園に入った時以来ではないかと考えていた。
ハク「珍しいね、どうしたの?皆揃って」
ハクがティノールに声を掛ける、するとティノールはハクに対して事情を説明する。
ティノール「私がいつもどおり色んな所を散歩してたんだけど、その時どう考えたのか拾之刻空間の設定を触って跡形もなくしちゃったんだよ、それで元に戻そうにも元の数字なんて覚えてる訳もないから困ってたの、それで4人から凄く私が責められてたんだけどルードゥスも悪いと思わない?だって私の管理をしているのに私を止めなかったんだよ、それは私悪くないよね~~」
ティノールはルードゥス(緑目)に指をさし責任転嫁をし、ルードゥスはそれを拒んでいた。
ハク「まあまあ、それは私が治せば良いだけの話だから、でもあれだね、ルードゥス以外の眷属って普段は何をしてるの?ずっとティノールの身体の中には居るんだよね?要所要所で出て来るとか出来ないの?」
ティノールはハクの質問に対して「あ~~」と少し困った顔をして答える
ティノール「要所要所で呼んでいる形ね、東西南北の果てに拠点を置いてるの、本当なら私一人でもいいんだけど、それだと私、本当に自我というか狂暴化しちゃうみたいで、私も記憶がないのよ、だからこの世界の平和のためにもってことでルードゥスが面倒を見てくれてるみたいで、4人には【喜怒哀楽】の属性を持ってる訳なんだけど、ルードゥスは【楽】、楽しいと思える気持ちを司っているから一番私と相性が良いみたいで、ただ能天気で知能が低い子、つまり子供っぽくなっちゃうみたいで、でもそれが一番マシらしいからルードゥスが居てくれるというかね」
ハク「あ、あ~~そうなんだ」
ハクはよく喋るティノールの言葉を追うのに必死だった。
ハク「でも【喜】でも良さそうな感じではあるけど」
ティノール「不気味だって言われた、ずっとニコニコしてるから・・・話しかけてもずっとニヤニヤケラケラで・・・ちなみにあと二つはもうわかるでしょう」
ハク(【怒】は文字通り怒り、【哀】は悲しむ、鬱とかそういうのかな、だとしたら確かに面倒臭いかも)
ティノール「私に誰もついていなかったら【魔王】、4人全員が私に集まっていたら【賢者】それが私、また暇な時は私じゃなく他の眷属の子達にも顔を見せてあげて、唯一この世界で私を管理している【私の一部】だから」
ハク「うん、そうだね」
ハクはそう話していると元々の目的についてティノールに聞かれたため、帝国での事情を話ながら今抱えている不安を話した。
ティノール「大変だよね、でも以外、ハクが主様や雪花様よりも自分を選ぶなんて、それってかなりの進歩なんじゃない、だって元々この二人はハクが自立して貰える事を望んでいたわけでしょ?だから今回の件も二人は別にハクの事を悪いようには考えていないんじゃないかな、それに既に結構な人数が地球に帰ったんだよね?なら主様にとって第二の故郷、帝国の治安を守るのも大事な事だと思うけどね、ハクはこのまま帝国に残って成長してたらいいんだよ、多分地球に行った子達よりも大幅に強くなれると思うから、そう考えたらいいんじゃないかな?」
ハク「そうだね、まさかティノールからそんな話を聞けるなんて思いもしなかったなぁ」
元々はティノールのお世話をしなければという使命感で入っただけだったが良い話を聞けたと満足したハク。
・・・・・・
ハク「色々ありがとう話を聞いて貰えてスッキリしたよ」
ティノール「私も設定を直してもらって助かったよ、それじゃあまた暇な時にでも私に会いに来てね」
ハクはティノールが弄った設定を直して現実世界に戻る。
これはちょっとした出来事のお話。
パト達が地球に戻りエウレカ探偵事務所を経営している時、
本来であればハクは自分にとって二人の主の元に居なければならない。
だがそれを拒んだ。
それは現時点で自分の役職上離れる事が出来なかった。
そしてやっとハクにとって馴染める環境が整いつつある時にまた別の環境に移動するのが厳しかった。
ハクの立場で言えばそんな事を言ってられないのだが、ハクは自我を優先した。
その判断は数日たった今でも後悔しているし、仕方なかったと思い込むには時間が掛かる出来事だった。
・・・・・・
ハク「もっと勉強しないと・・・」
ハクは最近特訓がおろそかになっていた。
ハクにとっては帝国法治部隊は荷が重すぎる仕事だった。
だがメリアがハクなら出来ると与えられた役職、そして最初こそは嫌だったがパトや雪花、ほかの専属神達と肩を並べる事が出来る唯一の手段だからこそ妥協はしたくなかった。
ハク(私は専属神内で一番弱いんだから・・・)
ハクにはコンプレックスがあった。
それは専属神内序列9位、という肩書だ。
最下位は月花だが、月花が持つ世界【帝園】は専属神内世界ランキング1位、世界王ランキング1位と月花は他の専属神以上の物を持っているため、実質ハクが専属神内で一番弱いと言っても過言ではない立場であった。
ハクは帝国に来てから恐らく専属神内で最も成長した。
時空を自在に操り、時と空間の理解度を高めた事で高火力技を多く生み出し、
単純な攻撃力であれば雪花を上回る程である、勿論将来性を考えた時、破壊神として存在するソルテ以上の火力も出す事が可能となるポテンシャルを持っているうえに、世界に唯一の才能を持つため、自身を卑下する必要はまったくないのだが、ハクにとって現在、現状が最も重要視する。
ハク「はぁ、もうこんな時間か、また特訓出来なかったし、最近自分の世界に入ってないなぁ」
ハクの世界 虚園(イナニスエデン)
虚無の世界であり、その世界には世界王ティノールしか存在しない。
難しいルールも無く、自分の神域解界時の効果を調整するための世界という認識でハクは世界を使っていた。
そこの管理者兼世界王のティノールはたまに会ったら会話相手になる程度で殆どは放置、そもそも日頃の彼女は知能が低く会話もそこまで成立しないため放っておく方が彼女のためでもあった。
ハク「でもずっと会わないと私の事忘れちゃうからたまには顔を見せておかないとだしね」
そうしてハクは自分の世界に入った。
・・・・・・
ティノール「なのね、こうやって私が何かしらやらかした時だけ皆集まって私を責めて来るけどさ、結局の所私を抑制出来ていないルードゥスも悪いと思うんだけど」
ハクが世界に入った時、視界にティノールが立っていた、そして珍しく4体の眷属を纏わせ会話をしていた、ハクにとって知能のあるティノールに会うのはかなり久しぶりであり、恐らく初めて虚園に入った時以来ではないかと考えていた。
ハク「珍しいね、どうしたの?皆揃って」
ハクがティノールに声を掛ける、するとティノールはハクに対して事情を説明する。
ティノール「私がいつもどおり色んな所を散歩してたんだけど、その時どう考えたのか拾之刻空間の設定を触って跡形もなくしちゃったんだよ、それで元に戻そうにも元の数字なんて覚えてる訳もないから困ってたの、それで4人から凄く私が責められてたんだけどルードゥスも悪いと思わない?だって私の管理をしているのに私を止めなかったんだよ、それは私悪くないよね~~」
ティノールはルードゥス(緑目)に指をさし責任転嫁をし、ルードゥスはそれを拒んでいた。
ハク「まあまあ、それは私が治せば良いだけの話だから、でもあれだね、ルードゥス以外の眷属って普段は何をしてるの?ずっとティノールの身体の中には居るんだよね?要所要所で出て来るとか出来ないの?」
ティノールはハクの質問に対して「あ~~」と少し困った顔をして答える
ティノール「要所要所で呼んでいる形ね、東西南北の果てに拠点を置いてるの、本当なら私一人でもいいんだけど、それだと私、本当に自我というか狂暴化しちゃうみたいで、私も記憶がないのよ、だからこの世界の平和のためにもってことでルードゥスが面倒を見てくれてるみたいで、4人には【喜怒哀楽】の属性を持ってる訳なんだけど、ルードゥスは【楽】、楽しいと思える気持ちを司っているから一番私と相性が良いみたいで、ただ能天気で知能が低い子、つまり子供っぽくなっちゃうみたいで、でもそれが一番マシらしいからルードゥスが居てくれるというかね」
ハク「あ、あ~~そうなんだ」
ハクはよく喋るティノールの言葉を追うのに必死だった。
ハク「でも【喜】でも良さそうな感じではあるけど」
ティノール「不気味だって言われた、ずっとニコニコしてるから・・・話しかけてもずっとニヤニヤケラケラで・・・ちなみにあと二つはもうわかるでしょう」
ハク(【怒】は文字通り怒り、【哀】は悲しむ、鬱とかそういうのかな、だとしたら確かに面倒臭いかも)
ティノール「私に誰もついていなかったら【魔王】、4人全員が私に集まっていたら【賢者】それが私、また暇な時は私じゃなく他の眷属の子達にも顔を見せてあげて、唯一この世界で私を管理している【私の一部】だから」
ハク「うん、そうだね」
ハクはそう話していると元々の目的についてティノールに聞かれたため、帝国での事情を話ながら今抱えている不安を話した。
ティノール「大変だよね、でも以外、ハクが主様や雪花様よりも自分を選ぶなんて、それってかなりの進歩なんじゃない、だって元々この二人はハクが自立して貰える事を望んでいたわけでしょ?だから今回の件も二人は別にハクの事を悪いようには考えていないんじゃないかな、それに既に結構な人数が地球に帰ったんだよね?なら主様にとって第二の故郷、帝国の治安を守るのも大事な事だと思うけどね、ハクはこのまま帝国に残って成長してたらいいんだよ、多分地球に行った子達よりも大幅に強くなれると思うから、そう考えたらいいんじゃないかな?」
ハク「そうだね、まさかティノールからそんな話を聞けるなんて思いもしなかったなぁ」
元々はティノールのお世話をしなければという使命感で入っただけだったが良い話を聞けたと満足したハク。
・・・・・・
ハク「色々ありがとう話を聞いて貰えてスッキリしたよ」
ティノール「私も設定を直してもらって助かったよ、それじゃあまた暇な時にでも私に会いに来てね」
ハクはティノールが弄った設定を直して現実世界に戻る。
これはちょっとした出来事のお話。
patopatoblog at 11:34|Permalink
2025年11月10日
No.190 ヤクザの道 サン
サンは迷っていた。
まずパトがエウレカ探偵事務所を起ち上げた時、サンとカロは一緒に地球に来ていたが二人はエウレカ探偵事務所に所属しなかった、パトがそれを拒んだのだ。
結果サンとカロは各自住まいと就職先を見つける必要があった。
だがサンは普通に働く事が出来ないのは既に理解していた。
結果自身の力を存分に発揮出来る極道の道を選んだ。
・・・・・・
太陽組
サンが立ち上げた組織だ。
そもそも極道は何をするのかわからなかった。
どうやってお金を得るのかもわからないし、暴力でどうにかこうにかしていたとしてもそれで生活が出来なければ意味がない。
サンは極道系の動画を見た。
覚せい剤密輸販売、賭博や夜の店の用心棒代、民事介入のよる暴力行為や企業対象暴力等、基本暴力で物事を解決する、変な客が集まりやすい店や商売で身を守るための用心棒として働く事で資金を得る。
詐欺行為もあったり、団体からの上納金、テナント貸し借りや土地の貸し借りで得た収入もあったりするらしい。
サン「成程ね、ならまずは資金調達をして土地と空いているビルを徹底的に買うしかないね、漫画を見ると大体各町にはヤクザの島つまり、テリトリーがあるから勝手な事をしたら目をつけられて酷い目にあうと、そこで紛争があったりと揉めたりとか色々問題が発生する・・・うんうん物騒なのは嫌いじゃないよ私は」
サンは早速資金を調達をしたいが得られる手段がないため奪う事にした。
・・・・・・
まずはエウレカ探偵事務所が立っている街の拠点を構えるヤクザ、登龍組に喧嘩を売った。
サン「ねえねえ、この組私にくれないかな?」
組長「ああ?姉ちゃん、あまり馬鹿な事言ってると酷い目にあうのがわからんか?若さにかまけて馬鹿してるもんちゃうで?」
サン「いいから、暴力でわからせたらいいんでしょ?銃でもなんでもするといいけど、そんなので私を殺せるかな?」
サンは銃を構えるように手を組長に向ける。
サン「こんなことだって出来るんだよ」
サンは指から赤い光線を放つ、だがそれは細く繊細で組長の横をすり抜け壁を貫通した。
組長「何をしたんじゃ?」
サン「うしろ見なよ」
組長は後ろを見る、するとそこに小さな穴が綺麗に空いていた、まるで元々そこに穴が空いていたかのように自然と。
サン「まあかなりの高熱で溶かしたからね、穴をよく見たらわかるけど溶かした後も何もないでしょ?これは私の繊細な技術の賜物なんだ、だから証拠なんて一切残さないよ」
組長「脅しのつもりか?」
組長はサンが空けた穴を眺めながら問う。
サン「うん、組員は何人?喋ってくれた方がいいかもよ、もし喋らないと私が今把握している12人の組員全員脳だけ綺麗に焼いちゃうかも、喋ってくれたら組長の言葉を信じてその人数分だけ殺してあげる、0人とか馬鹿みたいな事言ったら問答無用で全員殺すけどね、居なくなってくれたら私がここで商売出来るわけだしね、よく言えば君達が私の配下に居てくれた方が色々楽出来るからいいんだけど?」
組長「俺らにここまでの脅しとはええ度胸じゃのう、どっちかが死ぬまで殺し合おうや!!」
組長は視線の合図を出すと横の部屋から組員が一人現れサンに銃を放つ!
だがその銃はサンに届かずに溶けて消えてしまう。
サン「だから言ったでしょ、多分そこの組員能力者だね、普通の銃にしては威力が高かったけど、結局は鉄、私の高温に耐えれないと思ったよ」
サンのオーラは特異体質であり、オーラには強い熱が込められており、それに触れるだけで跡形もなく溶けてしまうのだ。
だがサンはオーラ技術も高く、薄い膜のようなオーラを身体に纏っている、それだけで大抵の攻撃は防ぎきってしまう、先ほどの銃もサンの薄いオーラに触れただけで跡形もなく消え去ってしまった。
サン「私のオーラは特殊でね、ちなみにその穴をあけたのも能力じゃなくてただのオーラ、君達如きに能力を使うなんて弱い者イジメが過ぎるだろ?オーラでも過剰なのに、でも暴力で納得させたらそこから治療させないといけないし手間じゃん?だから今この段階で納得してくれると助かるわけなんだけど」
サンは笑いながら組長に問う。
サンは普段は礼儀正しい、だがスイッチが入るとどんどん口調が悪くなる。そして私から僕に変わった時が真骨頂、皇園の従属No.1サン・ソレイユの本性が現れる。
組長「撃て!どんどん撃てやボケが!!」
組員は銃を連発する!そして撃ち終えたと思えばサンに向って蹴りを入れる。
サン「馬鹿が」
銃は全て溶けた、そして組員がサンの顔に蹴りを入れようとした瞬間組員の足がサンに当たる部分のみ全て溶けたのだ。
組員「ぎゃあああああああああああああ!!!」
組員は傷みでのたうちまわる!だがその傷口からは血は一切出ていなかった。
サン「止血はサービスだよ、血で汚れたら掃除が大変だ、【僕】は掃除が嫌いなんだ」
サンはそう言いながら地面でのたうち回る組員を見下し、冷たい目で喋る。
サン「こいつは使い物にならないなぁ、死ね」
サンはそういうと一瞬で組員を跡形なく溶かし尽くしてしまった、まるでそこには何もなかったかのように一瞬で
サン「こうやって証拠も何も一切残らないんだ、どうする?あ、僕のオーラは特殊って言ったんだけどもう一つ効果があるんだ、それが気配が消えるって所でね、写真や映像に僕は映らない、そして僕がもっとこのオーラの火力を上げたら僕も透明人間のように消える、もちろんその状態で僕に触れれば溶けて死ぬ、理不尽だよね?でもそれが僕だ」
サンは組長の元に歩く
サン「さあ選べデブ、僕についてくるか、消し炭になって一生見つからない行方不明者となるか・・・まだ海に沈む方がいいんじゃないか?」
組長はサンの威圧に負け、屈した。
組長「好きにせえや、せやけどお前が組員一人一人説得せえ、俺は関与せえへんからな!」
サン「非協力的だな、お前が出来る事なんて組員に威張り散らして仕事させることだろ?それを放棄するならお前要らないぞ?」
サンは組長に近づき手をかざす、その手が組長の腕に触れようとした瞬間腕がドロっと溶けだした。
組長「ぎゃあああああああああああああああああ!!!」
サン「痛いねえ、今火力下げたんだ、弱火でじっくり、料理が美味しく頂ける秘訣だよね」
サンはじわじわと腕に手を近づける、組長は傷みで表情が歪みながら声に出してサンの言う事を聞く事を誓った。
組長「わかった!俺が全部なんとかする!!だからやめてくれ!!!!!!!!」
サン「うん!素直でよろしい!じゃあ私は帰るから次の日までに説得よろしく!あ!私の事を反対する馬鹿が居たら明日呼んでおいて!さっきと同じ拷問するから」
サンは笑顔で登龍組を後にする。
・・・・・・
次の日
サンは登龍組に足を運ぶ
サン「それでこれで全員?」
組長「全員ついていくと決めました、今後もよろしくお願いします!」
サン「うんうん!良い返事が聞けて嬉しいよ!じゃあ私は次の組潰しに行くからここでいつも通り営業してて」
組長「え、まさかどんどんエリアを増やしていくつもりですか?!」
サン「当然でしょ?こんな小さな島で満足してたら主様に怒られちゃう、どうせなら日本全土を踏破して上納金を貰う方が楽でしょ、私にヤクザの仕事とか向いてないし」
組長含め組員はサンの言葉を聞き恐れたという。
組長(こいつ頭がイカれてる、汚い事に手を出すよりもワイら脅して上納金貰って悠々自適に過ごす方が楽なんてそう簡単に言える言葉ちゃうで・・・怖い奴が現れたもんや)
サン「さて、まず登龍組は月売り上げの2割私に上納してね!優しい値段でしょ?私を怒らせて上納金増やさせないでね?潰れても私、困らないから」
サンは可愛い笑顔のまま扉を閉める、机の上にはサンが作って間もない口座番号が書かれた紙が置かれていた・・・。
まずパトがエウレカ探偵事務所を起ち上げた時、サンとカロは一緒に地球に来ていたが二人はエウレカ探偵事務所に所属しなかった、パトがそれを拒んだのだ。
結果サンとカロは各自住まいと就職先を見つける必要があった。
だがサンは普通に働く事が出来ないのは既に理解していた。
結果自身の力を存分に発揮出来る極道の道を選んだ。
・・・・・・
太陽組
サンが立ち上げた組織だ。
そもそも極道は何をするのかわからなかった。
どうやってお金を得るのかもわからないし、暴力でどうにかこうにかしていたとしてもそれで生活が出来なければ意味がない。
サンは極道系の動画を見た。
覚せい剤密輸販売、賭博や夜の店の用心棒代、民事介入のよる暴力行為や企業対象暴力等、基本暴力で物事を解決する、変な客が集まりやすい店や商売で身を守るための用心棒として働く事で資金を得る。
詐欺行為もあったり、団体からの上納金、テナント貸し借りや土地の貸し借りで得た収入もあったりするらしい。
サン「成程ね、ならまずは資金調達をして土地と空いているビルを徹底的に買うしかないね、漫画を見ると大体各町にはヤクザの島つまり、テリトリーがあるから勝手な事をしたら目をつけられて酷い目にあうと、そこで紛争があったりと揉めたりとか色々問題が発生する・・・うんうん物騒なのは嫌いじゃないよ私は」
サンは早速資金を調達をしたいが得られる手段がないため奪う事にした。
・・・・・・
まずはエウレカ探偵事務所が立っている街の拠点を構えるヤクザ、登龍組に喧嘩を売った。
サン「ねえねえ、この組私にくれないかな?」
組長「ああ?姉ちゃん、あまり馬鹿な事言ってると酷い目にあうのがわからんか?若さにかまけて馬鹿してるもんちゃうで?」
サン「いいから、暴力でわからせたらいいんでしょ?銃でもなんでもするといいけど、そんなので私を殺せるかな?」
サンは銃を構えるように手を組長に向ける。
サン「こんなことだって出来るんだよ」
サンは指から赤い光線を放つ、だがそれは細く繊細で組長の横をすり抜け壁を貫通した。
組長「何をしたんじゃ?」
サン「うしろ見なよ」
組長は後ろを見る、するとそこに小さな穴が綺麗に空いていた、まるで元々そこに穴が空いていたかのように自然と。
サン「まあかなりの高熱で溶かしたからね、穴をよく見たらわかるけど溶かした後も何もないでしょ?これは私の繊細な技術の賜物なんだ、だから証拠なんて一切残さないよ」
組長「脅しのつもりか?」
組長はサンが空けた穴を眺めながら問う。
サン「うん、組員は何人?喋ってくれた方がいいかもよ、もし喋らないと私が今把握している12人の組員全員脳だけ綺麗に焼いちゃうかも、喋ってくれたら組長の言葉を信じてその人数分だけ殺してあげる、0人とか馬鹿みたいな事言ったら問答無用で全員殺すけどね、居なくなってくれたら私がここで商売出来るわけだしね、よく言えば君達が私の配下に居てくれた方が色々楽出来るからいいんだけど?」
組長「俺らにここまでの脅しとはええ度胸じゃのう、どっちかが死ぬまで殺し合おうや!!」
組長は視線の合図を出すと横の部屋から組員が一人現れサンに銃を放つ!
だがその銃はサンに届かずに溶けて消えてしまう。
サン「だから言ったでしょ、多分そこの組員能力者だね、普通の銃にしては威力が高かったけど、結局は鉄、私の高温に耐えれないと思ったよ」
サンのオーラは特異体質であり、オーラには強い熱が込められており、それに触れるだけで跡形もなく溶けてしまうのだ。
だがサンはオーラ技術も高く、薄い膜のようなオーラを身体に纏っている、それだけで大抵の攻撃は防ぎきってしまう、先ほどの銃もサンの薄いオーラに触れただけで跡形もなく消え去ってしまった。
サン「私のオーラは特殊でね、ちなみにその穴をあけたのも能力じゃなくてただのオーラ、君達如きに能力を使うなんて弱い者イジメが過ぎるだろ?オーラでも過剰なのに、でも暴力で納得させたらそこから治療させないといけないし手間じゃん?だから今この段階で納得してくれると助かるわけなんだけど」
サンは笑いながら組長に問う。
サンは普段は礼儀正しい、だがスイッチが入るとどんどん口調が悪くなる。そして私から僕に変わった時が真骨頂、皇園の従属No.1サン・ソレイユの本性が現れる。
組長「撃て!どんどん撃てやボケが!!」
組員は銃を連発する!そして撃ち終えたと思えばサンに向って蹴りを入れる。
サン「馬鹿が」
銃は全て溶けた、そして組員がサンの顔に蹴りを入れようとした瞬間組員の足がサンに当たる部分のみ全て溶けたのだ。
組員「ぎゃあああああああああああああ!!!」
組員は傷みでのたうちまわる!だがその傷口からは血は一切出ていなかった。
サン「止血はサービスだよ、血で汚れたら掃除が大変だ、【僕】は掃除が嫌いなんだ」
サンはそう言いながら地面でのたうち回る組員を見下し、冷たい目で喋る。
サン「こいつは使い物にならないなぁ、死ね」
サンはそういうと一瞬で組員を跡形なく溶かし尽くしてしまった、まるでそこには何もなかったかのように一瞬で
サン「こうやって証拠も何も一切残らないんだ、どうする?あ、僕のオーラは特殊って言ったんだけどもう一つ効果があるんだ、それが気配が消えるって所でね、写真や映像に僕は映らない、そして僕がもっとこのオーラの火力を上げたら僕も透明人間のように消える、もちろんその状態で僕に触れれば溶けて死ぬ、理不尽だよね?でもそれが僕だ」
サンは組長の元に歩く
サン「さあ選べデブ、僕についてくるか、消し炭になって一生見つからない行方不明者となるか・・・まだ海に沈む方がいいんじゃないか?」
組長はサンの威圧に負け、屈した。
組長「好きにせえや、せやけどお前が組員一人一人説得せえ、俺は関与せえへんからな!」
サン「非協力的だな、お前が出来る事なんて組員に威張り散らして仕事させることだろ?それを放棄するならお前要らないぞ?」
サンは組長に近づき手をかざす、その手が組長の腕に触れようとした瞬間腕がドロっと溶けだした。
組長「ぎゃあああああああああああああああああ!!!」
サン「痛いねえ、今火力下げたんだ、弱火でじっくり、料理が美味しく頂ける秘訣だよね」
サンはじわじわと腕に手を近づける、組長は傷みで表情が歪みながら声に出してサンの言う事を聞く事を誓った。
組長「わかった!俺が全部なんとかする!!だからやめてくれ!!!!!!!!」
サン「うん!素直でよろしい!じゃあ私は帰るから次の日までに説得よろしく!あ!私の事を反対する馬鹿が居たら明日呼んでおいて!さっきと同じ拷問するから」
サンは笑顔で登龍組を後にする。
・・・・・・
次の日
サンは登龍組に足を運ぶ
サン「それでこれで全員?」
組長「全員ついていくと決めました、今後もよろしくお願いします!」
サン「うんうん!良い返事が聞けて嬉しいよ!じゃあ私は次の組潰しに行くからここでいつも通り営業してて」
組長「え、まさかどんどんエリアを増やしていくつもりですか?!」
サン「当然でしょ?こんな小さな島で満足してたら主様に怒られちゃう、どうせなら日本全土を踏破して上納金を貰う方が楽でしょ、私にヤクザの仕事とか向いてないし」
組長含め組員はサンの言葉を聞き恐れたという。
組長(こいつ頭がイカれてる、汚い事に手を出すよりもワイら脅して上納金貰って悠々自適に過ごす方が楽なんてそう簡単に言える言葉ちゃうで・・・怖い奴が現れたもんや)
サン「さて、まず登龍組は月売り上げの2割私に上納してね!優しい値段でしょ?私を怒らせて上納金増やさせないでね?潰れても私、困らないから」
サンは可愛い笑顔のまま扉を閉める、机の上にはサンが作って間もない口座番号が書かれた紙が置かれていた・・・。
patopatoblog at 02:54|Permalink
No.188 自尊心を養う散歩と意外な客人
パトはアニメを見ていて最近考えている事があった。
パト「俺の従属達ってなろう系よろしくレベルでチートな連中ばっかりなんだよな、だけど難しいよな、例えば【十三天の心】を使えばすぐに問題を解決出来るだろうけどなんかそれってつまらないんだよなぁ」
パトはそう考えるととりあえずとシン、ノラ、ウルの3名を召喚した。
シン「パト様、今回はどのようなご用件で?」
ノラ「パト様の命を受けに参上致しました、ご指示を」
ウル「私に適した指示を希望するよ、何の用かな?」
パト「この3人だけなんだよなぁ、忠実に従属キャラを徹底してくれるのは・・・」
シン「はぁ・・・?」
ノラ「いったい何のことでしょうか?」
ウル「??」
パト「いや、たまにはさもう俺に忠実な従属がさ、俺の指示一つで無双してくれちゃったりしてほしいなって思ってね」
シン「お望みであればいくらでも戦いますが?」
ノラ「敵はどのような?」
ウル「全部消してあげましょう!」
パト「ごめん、敵は居ないんだ、残念ながら、そして俺が3人を呼んだのはこの3人くらいしか今の俺の欲求を満たしてくれ無さそうだったからさ」
3人はパトの意図が読めないでいた。
パト「今日はね!主と無敵の従属3人を連れてザワザワ言われる日です!なので勿体ないですが君達には20帝オーラずつ提供します!だからガンガン圧を出して帝国中を目一杯ザワザワさせましょう!」
シン「また思い付きで、オーラだって限られているというのに・・・貰えるのは嬉しいですが」
ノラ「また変なノリで・・・たまには私の強さを求めて欲しいですね」
ウル「また私に適さない指示を、でもまあオーラはありがたくいただくけどね」
パト「とりあえず街を歩こう、ザワザワさせるぞ!」
パトは部屋から飛び出した。
・・・・・・
シン「ちなみになんで他の子は呼ばなかったのですか?」
パト「ネルは絶対に従属感出してくれないし、ベルはめんどくさがりそうだし、フラも同様絶対にめんどくさがる、ルラはちょっとキャラ的に違うかな~って思ったし、テルは言う事聞かないし、セラも罵倒ばかりで基本適当だし、ルナは陽射しが駄目だし、ユラもダメ、ニアもダメ、リルは学校、だからこの3人なんだよ」
ノラ「そう考えたら忠実な従属が少なくて申し訳なさを感じますね」
ウル「我儘というか個性派揃いだしね、よくある主様が褒めたらうっとり顔で「主様・・・♡」みたいな忠誠というか信仰に近い感情を持ってる子って全然居ないよね」
シン「それがミール様くらいですね、もっと病的なまでに忠誠心を持つ従属の子が構成員になってくれたらいいんだけど・・・」
パト「別にいいんだ、それは帝国で満たされてる、今の侍女部隊なんかまさにそれだからさ、何をしても話しかけてもずっとうっとりしてくれるし、俺と話した内容とか凄く覚えててくれたりするんだ、でもあの子達はあくまで帝国クラス、あの子達ではザワザワさせれないんだ、だからこそのシン達なんだ」
シン「まあ別に主様が満足するならいくらでも構いませんが・・・」
パトはシン、ノラ、ウルの3名を連れて街を歩いた。
・・・・・・
住人A「パト様だ、しかもあの3人・・・凄い全員が帝王神候補クラスの圧・・・」
住人B「流石はパト様、パト様の傍に居られる従属は既に帝王神候補級の猛者でしか成し得ないという事なのでしょうね、今後もエウレカ帝国は安泰ですね!」
住人C「ああ・・・なんて美しい・・・」
シン「ねえ、ノラ、これ結構気持ちいいわね」ボソボソ
ノラ「そうですね、気恥ずかしいですがなんか尊敬されているっというのは心地いいですね」ボソボソ
ウル「自己肯定感爆上がり!帝園では誰も褒めてくれないから凄く自分が凄いんだって思える!これ癖になりそう!」ボソボソ
パト「どうだ、いいものだろう?たまにはこうやって自尊心を養うのも、たまには忠実な従属と一緒に歩いてこうやってやりたいものだよね」
・・・・・・
パト達が街を歩いている時、偶然メルメア・メルトリアがエウレカ帝国に訪れていた。
メルメア(今日は両国の友好の証として長が国に訪れる日、本当なら私がエウレカ帝国に入った時点で盛大なパレードを開いてほしいものだけど、相手は第一位の国、立場的には私の方が弱いからそこまでの期待は出来ないわね)
メルメアがパトと対談するのは明後日の予定だったため、パトはメルメアが今日来ている事は知らされていなかった。
メルメアは自身の身分を隠しエウレカ帝国の視察を始めた。
メルメア(流石、娯楽も料理もサービスもどれも超一流クラス、この街の通りだけでも1日遊びつくせないわね、女神しかいない女神大国なだけあって治安も良い、脅威の犯罪率0%の超平和国家、一番下の階級でも満足なサービスを受けられる、安泰の生活を送られる仕様とも聞いていたけど何処を見渡しても汚い家なんてない、どれも豪邸、手入れも充分、神の国に相応しい佇まい、正直羨ましいわね)
メルメアの国は多くの種族が共存している国、
故に種族間での争いが多く、どうしても共存は難しかった。
メルメアがどうすればこの国のような完全な平和を手に入れれるか考えていた時強い気配を感じた。
メルメア(何この強い気配?!私と同じ帝王神候補級?!まさかメリアとソフィアとメルリア?!)
メルメアは急いで強い気配の元に足を運んだ、だがそこに居たのはパトと従属3人だった。
メルメア(あれはパト?!あとはあの緑の髪はシンだっけ?他の二人は知らないけど・・・気配の強さは私と同等・・・ネルも強力だったのにまだあのレベルの子達を持っているの?!どうなってるのよ?!第一位は?!)
メルメアは恐怖で青ざめていた。
するとパトがメルメアの気配に気づき、手を振る。
パト「やあメルメア!遊びに来てたのか?どうせなら一緒に散歩しないか?」
メルメア「第一位・・・挨拶が遅れました、今日はボディーガードを連れて散歩ですか?このような平和な国で襲撃なんてあるのですか?」
パト「ボディーガード?あははは、違う違うこの子達は付き添いだよ、だって一人で散歩とか寂しいでしょ?だから従属の子達と一緒に散歩してるだけ」
パト(本当は自尊心を養うためとは言えないわな)
メルメア「成程そうやって定期的に従属とも交流を図っていると、いいですね、私も合流しましょう」
メルメアはパト達と共について行った。
・・・・・・
メルメアはパトと話していた。
メルメア「後ろの3人、相当強いですね、私と同等レベル、以前ネルと戦った時もボロ負けしましたし、そもそも今の帝国にはメリア、ソフィア、メルリアの第一位含む4名の帝王神候補が在籍している、ぶっちゃけあと何人帝王神候補級の従属を持っているのですか?」
メルメアはどうせ濁されるとわかっていながら質問をしてみる。
パト「そうだな、少なくとも後ろのシン達レベルなら今俺が把握している段階では数十体くらいかな、あと後ろのシン達はまだこの程度じゃないよ、今日はこれだけにして貰ってるんだ、これ以上の圧は他の子を怖がらせてしまうからね、そうだな、あの時のネルと同じ位強いって考えてくれたらいいよ」
メルメア「それは怖いですね、少なくとも私以上の戦力が1人以上居る時点で勝ち目はありませんね、これからも私の国とは仲良くしてほしいものですね」
パト「勿論、武力はあっても文明はまだまだだからね!これからもどんどん発展させていくつもりだよ」
シン「後ろから失礼しますが、メルメア様と同程度の実力って意味で言うと既に1万以上存在します、あと私達よりも圧倒的に強い従属もほぼ無限に存在します、一人や二人情報を得た程度では武力で勝つのは不可能ですよ、あと私に関しては情報を抜かれたとしても負けませんがね」
ノラ「同じく、私は貴女がよろしければ無限の時間戦ってあげても構わないよ、ただし、飽きれば終わらせてしまうかもしれませんがね」
ウル「敵になったら君の存在事消してあげるよ、この世に痕跡一つ残さずにね」
パト「お前達威圧するな、友好的であろうとしているんだからさ」
メルメアは既に泣きそうだった。
メルメア(私は帝王神候補序列7位のはずなのに、世界で8番目に強いとされる存在なのに・・・なんでこんなに私よりも強い存在がゴロゴロしてるのよ、意味が分からないわよ・・・)
パト「困らせてしまって申し訳ないメルメア、今日今ならお詫びにプライベートで食事はどうかな?もちろん二人でだ、誰かが居たら警戒してしまうだろう?」
シン「主様、それはメリアが許さないのでは?」
パト「メリアの許可は必要ないでしょ?だって俺は王なんだよ?それに反対するなら専属神の強制命令権を使うまでだよ、これは俺が必要だと思ったからやるんだ、それを邪魔するのは専属神でも許さないよ、勿論シン達もね」
シン「大変失礼いたしました」
シンは慌てて頭を下げる、今のパトの言葉からは「俺に指図するな」という強い意志を感じたからだ。
ウル「あんな主様珍しいね、大体は折れるのに」ボソボソ
ノラ「狙っているのかもしれませんね、そうじゃなくても友好的でありたいと思っている、無粋な真似は気に入らないのだろう、ここは主様の意志を尊重してこそだ」ボソボソ
パト「悪いね、メルメアだって俺の国について知りたい事があるんだろう?安心して俺はこの国の機密情報を一切知らない、喋ったらダメな事はメリアから一切教えられていないんだ、だから別に俺は何も隠さずに君と会話が出来るよ、気になるでしょ?」
メルメア「それは確かに・・・でもそれだと貰い過ぎなのでは・・・」
パト「じゃあ俺もメルメアに聞きたい事沢山聞くよ、それで充分価値の等価交換として成立しないかな?」
メルメア「第一位がいいのなら・・・」
メルメアはパトの対応に困惑していた。
メルメア(何を企んでいるんだ?もしかして第一位はメルリアと同じように私も手に入れようと?!もしかして肉体関係?!男女の仲?!そう言う事?!だからこうやって私を?!どうしよう!私異性からアプローチなんてされた事がないよ!っていうかこれある意味デートよね?!どうしよう!エスコートされちゃうの?!王としてじゃなく一人の女性として?!えええええええええええええ!!!)
パト(ここでメルメアと友好的であれば他のメルトリア兄妹も警戒心を緩めてくれるかも、メリアのせいで他国から警戒されてるのは知ってるし、俺自身戦争なんてする気は一切ないけどメリアは準備が整い次第多分平気で他国に戦争を仕掛けるだろう・・・せめてその時に俺はメリアと方針が違うんだと理解してもらえるように仲の良い存在を作らないと・・・そう考えたらメルメアが一番安心だ、しかもここはエウレカ帝国!自国なら全然安心だ!他の男性のメルトリア国にも足を運びたいけど他国だし、メリア達は男を嫌うしで中々足を運べないしで苦労してた事を考えるとこれはチャンスだ!)
・・・・・・
こうしてパト達は自尊心を養う散歩を終え、シン達は20帝オーラの恩恵時間を残したまま帰るのは勿体ないからと各自自由行動を始めた。
そうしてパトとメルメアは二人でディナーに向った。
・・・・・・
メルリア「メルメア姉様、お元気そうでなによりです」
メルメア「メルリアも元気そうでなにより、どこか表情が和らなくなったわね、貴女に王は向いてないと思ってたけど今の方が向いているのかもね、幸せそうでよかったわ」
メルリア「はい、王としての責務に未練がないわけではありませんが、今は旦那様に使える毎日が凄く楽しいです」
メルメア「第一位、感謝します、本来敵国に負けた王は殺されるか奴隷にされるのが常識だけど、こうしてメルリアを一番傍におき、可愛がってくれるなんて」
パト「もしメルメアが危うくなったら専属侍女になるといいよ、俺は歓迎する」
メルリア「私は反対です、旦那様は私の物です、メリアにだって渡したくありません!」
パト「俺は別にメルリアの物でもないぞ、独占はダメだぞメルリア」
メルリア「はい、でも私の愛をもっともっと受け止めて欲しいです!」
パト「充分受け取ってるし、俺も充分愛を伝えてるつもりだよ?」
メルメア「ねえ、第一位本当に貴方メリアが一番なのよね?お母様から聞いた話と違うわよ」
パト「誰が一番って決めてるわけじゃないよ、あれは口約束、でもメリアは凄く大事だ、なにせこの帝国の全権利をメリアに任せている程、行き過ぎた行為も確かにあるし、きっと俺が知らない所では俺ですら知ればドン引きする程の悪行をしている可能性は大いにある、でもそれだけ信頼しているんだ」
パトはメルリアが持って来た料理を口にし、口の中を美味しい料理で満たした後、笑顔で話す。
パト「この国は信頼で成り立っている、俺はここで王をやっているが王としての業務は一切やっていない、俺に出来る事は日頃の感謝を皆に伝える事だけ、だから皆に愛情を伝える、だからメルメアだってエウレカ帝国と仲良くしてくれるなら歓迎する、メリアがメルメアに対して悪行をしたとしても俺はその件で止める事はしないけど、絶対にメルメアとメルメアが大事にしてきたものは守る、それだけは約束するよ」
メルメア「凄いわね、これが第一位」
メルリア「メリアは絶対に何かしてきます、でもその代わり旦那様が救済してくれます、私達は最終的には私達の代で誰かが帝王神になった時点で帝王神の配下になるか、殺されるかの二択、長生き出来る神生ではありませんし、到底幸せになれるものでもありません、ですが旦那様のついていけば自分の夢を追い続けてもいいと言ってくれました、メルメア姉様はこの意味がわかりますよね」
メルメア「そうね、本来負けが確定した時点で自身の野望は諦めるしかない、だけど第一位は自分の下に入るならその野望を叶えてもいい、むしろ協力すると言ってるのよね、それはなんと魅力的な・・・」
メルリア「メルメア姉様もエウレカ帝国の戦力を把握しているはずです、遅かれ早かれなら今すぐにでも旦那様の専属侍女として務め、恩恵を受ける道を選んだ方が得策かと、ほかの兄様姉様達だとそうはいきませんよ」
メルリアはメルメアを勧誘する。
パトにとってもそれは都合の良い話だが、そうなればメルメアと取り込んだという事で結局のところメルトリア一族に警戒されてしまうのだ。
パト「いい話だね、でもメルメアだって今はまだ自分の望む世界を叶えるために頑張っていたいだろ?なら頑張ったらいいさ、右にも左にも首が振れなくなったら俺に助けを求めてくれたらいいよ、その時はエウレカ帝国が責任もってメルメア共和国を運営するからさ」
メルメア「それは良い話ね、貴方達と手を組んで良かったわ、私の判断は間違ってなかったみたいね」
メルリア「それはそうとメルメア姉様、恐らくですがアリル姉様の国とこのエウレカ帝国に不穏な話が出ているのは知っていますか?」
パト「なんだ?その話は?」
メルメア「ええ、アリルとメリアは兄妹の中でも最も仲が悪い、そしてアリルが最近エウレカ帝国領の星々にちょっかいを出しているみたいね、まだ私の所に応援要請は来てないけど、このまま続けば近い将来戦争になるかもしれないわね」
メルリア「その時はメルメア姉様、ぜひ全面的に強力をお願いします、メリアはきっとそこまでお願いをしません、ですが私はメルメア姉様のお力をお借りしたいです、ここを少しでも壊されたくないんです、出来れば両国無傷のまま、帝王神候補同士の戦いで、アリル姉様を止めたいのです」
メルメア「それは私に決めれない、それに他国同士の戦争に協力すると言っても兵力を渡すという契約を結んだだけで私が出る必要があるという契約ではない」
パト「その考えは捨てた方がいい、メリアがもしその考えを知ればまず最初にメルメア共和国を狙うだろう、メルメアを兵力として咥えたいのに当の本人が言う事を聞かないのであれば自身の配下にしてしまえば楽、メリアは絶対にそう考えるぞ」
メルメア「そもそも第一位の戦力でも充分でしょう!」
メルメアは立ち上がる
メルリア「あの戦力はあまり使いたくない、最終兵器のようなものです、メルメア姉様も世界を持っていますよね?」
メルメア「勿論だ、帝王神候補の条件は【世界】を持っているか否かだ、持っていなければそもそも帝王神候補にはなれない」
メルリア「旦那様はその【世界】を無数に作る【世界】を持っています、つまり一つしか持たない私達如きが旦那様の相手になるわけがない、だけどその力を使うにはあまりにも危う過ぎる、だからこそ今ある力だけで解決したい、旦那様も私もメリアもそう考えています・・・ですがメルメア姉様が反対する、そして私達がメルメア共和国に応援を求める時はアリル姉様から宣戦布告を受けた時です、つまり時間があまりない時、そうなればこちらも致し方ありません、エウレカ帝国の最大戦力をメルメア共和国に使い、主導権を奪ってからメルメア姉様を兵力に加えるという策が採用されるだけです」
メルメア「おかしいじゃない!それをなんでアリルに使わないの?!私には使えるのに?!」
パトはアワアワしながら二人の話を聞いていた。
メルリア「それは機密事項です、ですが、メリアの感覚から言えば元々懐いていない犬に噛まれるより、忠誠を誓っている犬に噛まれる方が腹が立つ・・・そういう事です、私もメリアと少しの間一緒に居たのでちょっとずつメリアの思考が読めてきました、あの子は残忍です、どこまでも冷徹です」
メルメアは冷静に動揺しているメルメアの目を見て話す。
メルリア「メリアは嫌いな子には徹底的に嫌がらせをするタイプです、そして気に入った子にはとことん優しい、そして気に入った子が裏切ったり喧嘩になると短期間でその問題に対して解決しようとします、つまり嫌いな子には長い時間苦しんでほしい、だけど気に入ってる子はそうは考えていないから一瞬の怒りで解決しようとする、専属神の子達との関係でそれはよくわかりました」
パト「確かにそうだね、メリアは身内や仲間には凄く甘いんだ、もちろん喧嘩になったりするけどそれを長引かせる事をしない、そもそもメリアはそういうギスギスした事が苦手だからこそ一瞬で問題解決しようと考えるんだ、だからどちらかと言えばメルメアがメリアに逆らう方が危険っていうのは俺も納得なんだ」
メルメア「なによそれ・・・それじゃあ結局私の所は面倒事が来るだけじゃない」
メルリア「有益な情報でしょう、もし以前のメルメア姉様の感覚のままメリアと対談していたら国を滅ぼされてましたよ、それこそ私が思っていた以上に早く専属秘書になっている未来があったかもしれませんね」
メルメア「悪い冗談は辞めてよ、でも確かに良い情報だったわ、それは感謝するわ」
パト「少なくとも今すぐ始まる問題でもないし、そもそも問題になるかもわからない事さ、互いに警戒しておこう、ほら!もっと有意義な話をしよう、メルメアも俺の国で欲しい技術があるならどんどん言ってよ、俺がメリア達に出来る限り寄り添うように話しておくからさ!」
メルリア「流石は旦那様、心が広いです♪」
メルメア「そうね、ここで王と話せるのは私にとって凄く優位な事だわ、存分に話させてもらうわね」
こうしてパト、メルメアは食事を堪能し、メルリアが食事を作り、運搬しながら会話に入りながらと有意義な話が出来た。
最初は自尊心を養うだけの散歩から客人との会談と有意義な一日を送る事が出来たパトだった。
おかげで王としても仕事もしたため、自尊心は相当養われた。
パト「俺の従属達ってなろう系よろしくレベルでチートな連中ばっかりなんだよな、だけど難しいよな、例えば【十三天の心】を使えばすぐに問題を解決出来るだろうけどなんかそれってつまらないんだよなぁ」
パトはそう考えるととりあえずとシン、ノラ、ウルの3名を召喚した。
シン「パト様、今回はどのようなご用件で?」
ノラ「パト様の命を受けに参上致しました、ご指示を」
ウル「私に適した指示を希望するよ、何の用かな?」
パト「この3人だけなんだよなぁ、忠実に従属キャラを徹底してくれるのは・・・」
シン「はぁ・・・?」
ノラ「いったい何のことでしょうか?」
ウル「??」
パト「いや、たまにはさもう俺に忠実な従属がさ、俺の指示一つで無双してくれちゃったりしてほしいなって思ってね」
シン「お望みであればいくらでも戦いますが?」
ノラ「敵はどのような?」
ウル「全部消してあげましょう!」
パト「ごめん、敵は居ないんだ、残念ながら、そして俺が3人を呼んだのはこの3人くらいしか今の俺の欲求を満たしてくれ無さそうだったからさ」
3人はパトの意図が読めないでいた。
パト「今日はね!主と無敵の従属3人を連れてザワザワ言われる日です!なので勿体ないですが君達には20帝オーラずつ提供します!だからガンガン圧を出して帝国中を目一杯ザワザワさせましょう!」
シン「また思い付きで、オーラだって限られているというのに・・・貰えるのは嬉しいですが」
ノラ「また変なノリで・・・たまには私の強さを求めて欲しいですね」
ウル「また私に適さない指示を、でもまあオーラはありがたくいただくけどね」
パト「とりあえず街を歩こう、ザワザワさせるぞ!」
パトは部屋から飛び出した。
・・・・・・
シン「ちなみになんで他の子は呼ばなかったのですか?」
パト「ネルは絶対に従属感出してくれないし、ベルはめんどくさがりそうだし、フラも同様絶対にめんどくさがる、ルラはちょっとキャラ的に違うかな~って思ったし、テルは言う事聞かないし、セラも罵倒ばかりで基本適当だし、ルナは陽射しが駄目だし、ユラもダメ、ニアもダメ、リルは学校、だからこの3人なんだよ」
ノラ「そう考えたら忠実な従属が少なくて申し訳なさを感じますね」
ウル「我儘というか個性派揃いだしね、よくある主様が褒めたらうっとり顔で「主様・・・♡」みたいな忠誠というか信仰に近い感情を持ってる子って全然居ないよね」
シン「それがミール様くらいですね、もっと病的なまでに忠誠心を持つ従属の子が構成員になってくれたらいいんだけど・・・」
パト「別にいいんだ、それは帝国で満たされてる、今の侍女部隊なんかまさにそれだからさ、何をしても話しかけてもずっとうっとりしてくれるし、俺と話した内容とか凄く覚えててくれたりするんだ、でもあの子達はあくまで帝国クラス、あの子達ではザワザワさせれないんだ、だからこそのシン達なんだ」
シン「まあ別に主様が満足するならいくらでも構いませんが・・・」
パトはシン、ノラ、ウルの3名を連れて街を歩いた。
・・・・・・
住人A「パト様だ、しかもあの3人・・・凄い全員が帝王神候補クラスの圧・・・」
住人B「流石はパト様、パト様の傍に居られる従属は既に帝王神候補級の猛者でしか成し得ないという事なのでしょうね、今後もエウレカ帝国は安泰ですね!」
住人C「ああ・・・なんて美しい・・・」
シン「ねえ、ノラ、これ結構気持ちいいわね」ボソボソ
ノラ「そうですね、気恥ずかしいですがなんか尊敬されているっというのは心地いいですね」ボソボソ
ウル「自己肯定感爆上がり!帝園では誰も褒めてくれないから凄く自分が凄いんだって思える!これ癖になりそう!」ボソボソ
パト「どうだ、いいものだろう?たまにはこうやって自尊心を養うのも、たまには忠実な従属と一緒に歩いてこうやってやりたいものだよね」
・・・・・・
パト達が街を歩いている時、偶然メルメア・メルトリアがエウレカ帝国に訪れていた。
メルメア(今日は両国の友好の証として長が国に訪れる日、本当なら私がエウレカ帝国に入った時点で盛大なパレードを開いてほしいものだけど、相手は第一位の国、立場的には私の方が弱いからそこまでの期待は出来ないわね)
メルメアがパトと対談するのは明後日の予定だったため、パトはメルメアが今日来ている事は知らされていなかった。
メルメアは自身の身分を隠しエウレカ帝国の視察を始めた。
メルメア(流石、娯楽も料理もサービスもどれも超一流クラス、この街の通りだけでも1日遊びつくせないわね、女神しかいない女神大国なだけあって治安も良い、脅威の犯罪率0%の超平和国家、一番下の階級でも満足なサービスを受けられる、安泰の生活を送られる仕様とも聞いていたけど何処を見渡しても汚い家なんてない、どれも豪邸、手入れも充分、神の国に相応しい佇まい、正直羨ましいわね)
メルメアの国は多くの種族が共存している国、
故に種族間での争いが多く、どうしても共存は難しかった。
メルメアがどうすればこの国のような完全な平和を手に入れれるか考えていた時強い気配を感じた。
メルメア(何この強い気配?!私と同じ帝王神候補級?!まさかメリアとソフィアとメルリア?!)
メルメアは急いで強い気配の元に足を運んだ、だがそこに居たのはパトと従属3人だった。
メルメア(あれはパト?!あとはあの緑の髪はシンだっけ?他の二人は知らないけど・・・気配の強さは私と同等・・・ネルも強力だったのにまだあのレベルの子達を持っているの?!どうなってるのよ?!第一位は?!)
メルメアは恐怖で青ざめていた。
するとパトがメルメアの気配に気づき、手を振る。
パト「やあメルメア!遊びに来てたのか?どうせなら一緒に散歩しないか?」
メルメア「第一位・・・挨拶が遅れました、今日はボディーガードを連れて散歩ですか?このような平和な国で襲撃なんてあるのですか?」
パト「ボディーガード?あははは、違う違うこの子達は付き添いだよ、だって一人で散歩とか寂しいでしょ?だから従属の子達と一緒に散歩してるだけ」
パト(本当は自尊心を養うためとは言えないわな)
メルメア「成程そうやって定期的に従属とも交流を図っていると、いいですね、私も合流しましょう」
メルメアはパト達と共について行った。
・・・・・・
メルメアはパトと話していた。
メルメア「後ろの3人、相当強いですね、私と同等レベル、以前ネルと戦った時もボロ負けしましたし、そもそも今の帝国にはメリア、ソフィア、メルリアの第一位含む4名の帝王神候補が在籍している、ぶっちゃけあと何人帝王神候補級の従属を持っているのですか?」
メルメアはどうせ濁されるとわかっていながら質問をしてみる。
パト「そうだな、少なくとも後ろのシン達レベルなら今俺が把握している段階では数十体くらいかな、あと後ろのシン達はまだこの程度じゃないよ、今日はこれだけにして貰ってるんだ、これ以上の圧は他の子を怖がらせてしまうからね、そうだな、あの時のネルと同じ位強いって考えてくれたらいいよ」
メルメア「それは怖いですね、少なくとも私以上の戦力が1人以上居る時点で勝ち目はありませんね、これからも私の国とは仲良くしてほしいものですね」
パト「勿論、武力はあっても文明はまだまだだからね!これからもどんどん発展させていくつもりだよ」
シン「後ろから失礼しますが、メルメア様と同程度の実力って意味で言うと既に1万以上存在します、あと私達よりも圧倒的に強い従属もほぼ無限に存在します、一人や二人情報を得た程度では武力で勝つのは不可能ですよ、あと私に関しては情報を抜かれたとしても負けませんがね」
ノラ「同じく、私は貴女がよろしければ無限の時間戦ってあげても構わないよ、ただし、飽きれば終わらせてしまうかもしれませんがね」
ウル「敵になったら君の存在事消してあげるよ、この世に痕跡一つ残さずにね」
パト「お前達威圧するな、友好的であろうとしているんだからさ」
メルメアは既に泣きそうだった。
メルメア(私は帝王神候補序列7位のはずなのに、世界で8番目に強いとされる存在なのに・・・なんでこんなに私よりも強い存在がゴロゴロしてるのよ、意味が分からないわよ・・・)
パト「困らせてしまって申し訳ないメルメア、今日今ならお詫びにプライベートで食事はどうかな?もちろん二人でだ、誰かが居たら警戒してしまうだろう?」
シン「主様、それはメリアが許さないのでは?」
パト「メリアの許可は必要ないでしょ?だって俺は王なんだよ?それに反対するなら専属神の強制命令権を使うまでだよ、これは俺が必要だと思ったからやるんだ、それを邪魔するのは専属神でも許さないよ、勿論シン達もね」
シン「大変失礼いたしました」
シンは慌てて頭を下げる、今のパトの言葉からは「俺に指図するな」という強い意志を感じたからだ。
ウル「あんな主様珍しいね、大体は折れるのに」ボソボソ
ノラ「狙っているのかもしれませんね、そうじゃなくても友好的でありたいと思っている、無粋な真似は気に入らないのだろう、ここは主様の意志を尊重してこそだ」ボソボソ
パト「悪いね、メルメアだって俺の国について知りたい事があるんだろう?安心して俺はこの国の機密情報を一切知らない、喋ったらダメな事はメリアから一切教えられていないんだ、だから別に俺は何も隠さずに君と会話が出来るよ、気になるでしょ?」
メルメア「それは確かに・・・でもそれだと貰い過ぎなのでは・・・」
パト「じゃあ俺もメルメアに聞きたい事沢山聞くよ、それで充分価値の等価交換として成立しないかな?」
メルメア「第一位がいいのなら・・・」
メルメアはパトの対応に困惑していた。
メルメア(何を企んでいるんだ?もしかして第一位はメルリアと同じように私も手に入れようと?!もしかして肉体関係?!男女の仲?!そう言う事?!だからこうやって私を?!どうしよう!私異性からアプローチなんてされた事がないよ!っていうかこれある意味デートよね?!どうしよう!エスコートされちゃうの?!王としてじゃなく一人の女性として?!えええええええええええええ!!!)
パト(ここでメルメアと友好的であれば他のメルトリア兄妹も警戒心を緩めてくれるかも、メリアのせいで他国から警戒されてるのは知ってるし、俺自身戦争なんてする気は一切ないけどメリアは準備が整い次第多分平気で他国に戦争を仕掛けるだろう・・・せめてその時に俺はメリアと方針が違うんだと理解してもらえるように仲の良い存在を作らないと・・・そう考えたらメルメアが一番安心だ、しかもここはエウレカ帝国!自国なら全然安心だ!他の男性のメルトリア国にも足を運びたいけど他国だし、メリア達は男を嫌うしで中々足を運べないしで苦労してた事を考えるとこれはチャンスだ!)
・・・・・・
こうしてパト達は自尊心を養う散歩を終え、シン達は20帝オーラの恩恵時間を残したまま帰るのは勿体ないからと各自自由行動を始めた。
そうしてパトとメルメアは二人でディナーに向った。
・・・・・・
メルリア「メルメア姉様、お元気そうでなによりです」
メルメア「メルリアも元気そうでなにより、どこか表情が和らなくなったわね、貴女に王は向いてないと思ってたけど今の方が向いているのかもね、幸せそうでよかったわ」
メルリア「はい、王としての責務に未練がないわけではありませんが、今は旦那様に使える毎日が凄く楽しいです」
メルメア「第一位、感謝します、本来敵国に負けた王は殺されるか奴隷にされるのが常識だけど、こうしてメルリアを一番傍におき、可愛がってくれるなんて」
パト「もしメルメアが危うくなったら専属侍女になるといいよ、俺は歓迎する」
メルリア「私は反対です、旦那様は私の物です、メリアにだって渡したくありません!」
パト「俺は別にメルリアの物でもないぞ、独占はダメだぞメルリア」
メルリア「はい、でも私の愛をもっともっと受け止めて欲しいです!」
パト「充分受け取ってるし、俺も充分愛を伝えてるつもりだよ?」
メルメア「ねえ、第一位本当に貴方メリアが一番なのよね?お母様から聞いた話と違うわよ」
パト「誰が一番って決めてるわけじゃないよ、あれは口約束、でもメリアは凄く大事だ、なにせこの帝国の全権利をメリアに任せている程、行き過ぎた行為も確かにあるし、きっと俺が知らない所では俺ですら知ればドン引きする程の悪行をしている可能性は大いにある、でもそれだけ信頼しているんだ」
パトはメルリアが持って来た料理を口にし、口の中を美味しい料理で満たした後、笑顔で話す。
パト「この国は信頼で成り立っている、俺はここで王をやっているが王としての業務は一切やっていない、俺に出来る事は日頃の感謝を皆に伝える事だけ、だから皆に愛情を伝える、だからメルメアだってエウレカ帝国と仲良くしてくれるなら歓迎する、メリアがメルメアに対して悪行をしたとしても俺はその件で止める事はしないけど、絶対にメルメアとメルメアが大事にしてきたものは守る、それだけは約束するよ」
メルメア「凄いわね、これが第一位」
メルリア「メリアは絶対に何かしてきます、でもその代わり旦那様が救済してくれます、私達は最終的には私達の代で誰かが帝王神になった時点で帝王神の配下になるか、殺されるかの二択、長生き出来る神生ではありませんし、到底幸せになれるものでもありません、ですが旦那様のついていけば自分の夢を追い続けてもいいと言ってくれました、メルメア姉様はこの意味がわかりますよね」
メルメア「そうね、本来負けが確定した時点で自身の野望は諦めるしかない、だけど第一位は自分の下に入るならその野望を叶えてもいい、むしろ協力すると言ってるのよね、それはなんと魅力的な・・・」
メルリア「メルメア姉様もエウレカ帝国の戦力を把握しているはずです、遅かれ早かれなら今すぐにでも旦那様の専属侍女として務め、恩恵を受ける道を選んだ方が得策かと、ほかの兄様姉様達だとそうはいきませんよ」
メルリアはメルメアを勧誘する。
パトにとってもそれは都合の良い話だが、そうなればメルメアと取り込んだという事で結局のところメルトリア一族に警戒されてしまうのだ。
パト「いい話だね、でもメルメアだって今はまだ自分の望む世界を叶えるために頑張っていたいだろ?なら頑張ったらいいさ、右にも左にも首が振れなくなったら俺に助けを求めてくれたらいいよ、その時はエウレカ帝国が責任もってメルメア共和国を運営するからさ」
メルメア「それは良い話ね、貴方達と手を組んで良かったわ、私の判断は間違ってなかったみたいね」
メルリア「それはそうとメルメア姉様、恐らくですがアリル姉様の国とこのエウレカ帝国に不穏な話が出ているのは知っていますか?」
パト「なんだ?その話は?」
メルメア「ええ、アリルとメリアは兄妹の中でも最も仲が悪い、そしてアリルが最近エウレカ帝国領の星々にちょっかいを出しているみたいね、まだ私の所に応援要請は来てないけど、このまま続けば近い将来戦争になるかもしれないわね」
メルリア「その時はメルメア姉様、ぜひ全面的に強力をお願いします、メリアはきっとそこまでお願いをしません、ですが私はメルメア姉様のお力をお借りしたいです、ここを少しでも壊されたくないんです、出来れば両国無傷のまま、帝王神候補同士の戦いで、アリル姉様を止めたいのです」
メルメア「それは私に決めれない、それに他国同士の戦争に協力すると言っても兵力を渡すという契約を結んだだけで私が出る必要があるという契約ではない」
パト「その考えは捨てた方がいい、メリアがもしその考えを知ればまず最初にメルメア共和国を狙うだろう、メルメアを兵力として咥えたいのに当の本人が言う事を聞かないのであれば自身の配下にしてしまえば楽、メリアは絶対にそう考えるぞ」
メルメア「そもそも第一位の戦力でも充分でしょう!」
メルメアは立ち上がる
メルリア「あの戦力はあまり使いたくない、最終兵器のようなものです、メルメア姉様も世界を持っていますよね?」
メルメア「勿論だ、帝王神候補の条件は【世界】を持っているか否かだ、持っていなければそもそも帝王神候補にはなれない」
メルリア「旦那様はその【世界】を無数に作る【世界】を持っています、つまり一つしか持たない私達如きが旦那様の相手になるわけがない、だけどその力を使うにはあまりにも危う過ぎる、だからこそ今ある力だけで解決したい、旦那様も私もメリアもそう考えています・・・ですがメルメア姉様が反対する、そして私達がメルメア共和国に応援を求める時はアリル姉様から宣戦布告を受けた時です、つまり時間があまりない時、そうなればこちらも致し方ありません、エウレカ帝国の最大戦力をメルメア共和国に使い、主導権を奪ってからメルメア姉様を兵力に加えるという策が採用されるだけです」
メルメア「おかしいじゃない!それをなんでアリルに使わないの?!私には使えるのに?!」
パトはアワアワしながら二人の話を聞いていた。
メルリア「それは機密事項です、ですが、メリアの感覚から言えば元々懐いていない犬に噛まれるより、忠誠を誓っている犬に噛まれる方が腹が立つ・・・そういう事です、私もメリアと少しの間一緒に居たのでちょっとずつメリアの思考が読めてきました、あの子は残忍です、どこまでも冷徹です」
メルメアは冷静に動揺しているメルメアの目を見て話す。
メルリア「メリアは嫌いな子には徹底的に嫌がらせをするタイプです、そして気に入った子にはとことん優しい、そして気に入った子が裏切ったり喧嘩になると短期間でその問題に対して解決しようとします、つまり嫌いな子には長い時間苦しんでほしい、だけど気に入ってる子はそうは考えていないから一瞬の怒りで解決しようとする、専属神の子達との関係でそれはよくわかりました」
パト「確かにそうだね、メリアは身内や仲間には凄く甘いんだ、もちろん喧嘩になったりするけどそれを長引かせる事をしない、そもそもメリアはそういうギスギスした事が苦手だからこそ一瞬で問題解決しようと考えるんだ、だからどちらかと言えばメルメアがメリアに逆らう方が危険っていうのは俺も納得なんだ」
メルメア「なによそれ・・・それじゃあ結局私の所は面倒事が来るだけじゃない」
メルリア「有益な情報でしょう、もし以前のメルメア姉様の感覚のままメリアと対談していたら国を滅ぼされてましたよ、それこそ私が思っていた以上に早く専属秘書になっている未来があったかもしれませんね」
メルメア「悪い冗談は辞めてよ、でも確かに良い情報だったわ、それは感謝するわ」
パト「少なくとも今すぐ始まる問題でもないし、そもそも問題になるかもわからない事さ、互いに警戒しておこう、ほら!もっと有意義な話をしよう、メルメアも俺の国で欲しい技術があるならどんどん言ってよ、俺がメリア達に出来る限り寄り添うように話しておくからさ!」
メルリア「流石は旦那様、心が広いです♪」
メルメア「そうね、ここで王と話せるのは私にとって凄く優位な事だわ、存分に話させてもらうわね」
こうしてパト、メルメアは食事を堪能し、メルリアが食事を作り、運搬しながら会話に入りながらと有意義な話が出来た。
最初は自尊心を養うだけの散歩から客人との会談と有意義な一日を送る事が出来たパトだった。
おかげで王としても仕事もしたため、自尊心は相当養われた。
patopatoblog at 00:21|Permalink
2025年09月14日
No.177 諦められない気持ちepisodefinal
琴歌はフィロンに問う。
琴歌「フィロンさん、どうでしょうか?どうせ今部隊から嫌われているならこのまま嫌われる事をしませんか?どうせ良い事をしても覆らなかったのでしょう?なら嫌われ者のまま成果を出していきませんか?もう貴女の立場はその立ち回りでしか評価を得られません、【誰もフィロンを認めないけど、結果がある以上だれもフィロンに対して文句を言わせない】そんな状況を作りませんか?」
パト(本当上手いな、嫌われ者としての立ち回りとして僕達を使えと、第四部隊で使うのではなくフィロンがエウレカ探偵事務所を使えという流れか)
フィロン「・・・やっぱり無理だよ、だって私は嫌われたくないんだもん、嫌われたくないから頑張って来たんだもん、別に好かれたい訳じゃない、でも誰かから認められて好かれもせず、嫌われもせず、適度な距離感でずっと仕事をしていたかっただけだもん・・・だから琴歌さんの案に賛同は出来ません」
琴歌「なら防衛軍辞めたらどうですか?」
琴歌はきっぱりと言い放つ。
琴歌「無理ですよ、現状が回復するなんて、雪花ちゃんから聞いてます、貴女、兄をまだ探しているのですか?もし探しているのならなんの目的で探しているのですか?」
フィロン「家族が無事かどうか心配するのはおかしいことですか!?」
琴歌「おかしいなんて言ってません、ですが2年も貴女程の情報のスペシャリストが探して一切情報を得られないのはおかしいじゃないですか、なのに何故諦めないのですか?」
フィロン「それは・・・」
フィロンも最近わからなくなっていた事だ、
勿論家族として心配だ、だが最近はファルドラがもし生きており、ファルドラの東京異変が正義によるものだったとすればきっと第四部隊での自分の評価が変わる、フィロンにとってファルドラの存在は希望なのだ。
琴歌は眼の力を使い、フィロンの一瞬の思考を読む、そしてそれを言葉にする。
琴歌「ファルドラさんが希望なんですね、可哀想に・・・こんな目的でもしファルドラさんが見つけられてもきっと心の底から喜べないでしょうね・・・妹が自分を探して言う事が「私の無実を証明して!!!」ですからね」
フィロンの表情は絶望に染まる。
琴歌「ごめんなさい、私思考を読む力があるのですよ、今一瞬フィロンさんは悩みましたよね?その時に考えた疑問を私は見逃しませんでした、わからなくなってるのでしょう?この現状のせいで、ただ家族として安否を気にしていただけなのに、目的が変わってきてる、この現状がフィロン自身一番納得できないのでしょう?ならもう防衛軍辞めたらどうですか?」
パト「悪い事は言わない、僕からも今までの話を聞いてフィロンさんは防衛軍に居るべきではないよ、僕は2年前ファルドラと最後まで戦った、だから言える事だってある、ファルドラは今のフィロンさんに会っても絶対に喜ばない、いや、悲しむだろう、それがわからないか?」
フィロン「うう・・・うう・・・」
フィロンはただその場でうずくまる、全てが真実で、全てがフィロンにとっての現実だったからだ。
月花(どうするの?このままだと契約なんて無理だよ、パト)
パト(契約?ああ、僕は今の第四部隊と一緒に仕事をする気なんてない、そもそもこれが正義だと言えるのか?ふざけるなよ、僕はこのままフィロンを第四部隊に置いていたらきっとファルドラから殴られるだろうな、「何故その環境から妹を救わなかった!!」ってね、だから僕はもう第四部隊と一緒に仕事をする気はない、だけどフィロン、この子は僕が助けるよ)
パト「提案だ、フィロン副隊長、エウレカ探偵事務所に来ないか?」
フィロンは驚くような表情でパトを見る
パト「今現状君が防衛軍に縋っている意味がもしファルドラ捜索であればエウレカ探偵事務所はそれに関して最も適した環境だと言えるだろう、それともしエウレカ探偵事務所に所属してくれるならファルドラの情報を僕は提供出来る、君がこの2年間見つけられなかった情報、僕はそれを大量に持っている、それを条件にうちに来ないか?このままだと僕はきっと君の兄、ファルドラに怒られてしまうんだ、友人としてね。」
フィロンの頭の中は多くの思考でいっぱいだった。
フィロン(私が防衛軍を辞める?ここまで頑張って来たのに?でも何のために私はここまで頑張って来たんだろう?名誉のため?でも私一度も名誉なんて欲してない、なのにそのためにこれからも頑張る理由は何?それにパトはお兄の情報を今も持ってる、もしかして生きてる?でも私はこの2年間何も情報を得られなかった、という事はパトがお兄を匿っているんだ、だから情報を持ってる、だけどお兄もパトのアシストがあって今も生きてる、でもここまで情報を隠しきれるパト側の技術は本物、きっとこれからも防衛軍で私が独自で詮索しても何も出てこない、ここで断ればきっと二度とお兄の情報は得られない、その等価交換が防衛軍第四部隊副隊長の地位を捨てた私自身。)
フィロンは考える、今自分にとって何が一番大事なのかと、そしてそれは防衛軍に入るきっかけとなり、防衛軍内でも支えてくれた兄、ファルドラの存在だと。
フィロン「そうだ、お兄を敵対視する組織に居ても私は一生浮かばれないんだ・・・」
フィロンは立ち上がる。
月花はその様子を見て、立ち上がる。
月花「もし気が向いたらこの電話番号に電話して、これは私の業務用携帯の電話番号だから、もし貴女からこの電話番号に電話がかかってきたら、エウレカ探偵事務所に入る意志があるって判断するからね」
フィロンは月花から渡された紙を握り締める、するとその場で電話を取り出し、月花が渡した電話番号に即座に電話を発信する。
そして月花の胸ポケットに入っていた業務用携帯が鳴る。
琴歌とパトも立ち上がる。
フィロン「こんな私ですが、よろしくお願いします。悩む必要はありません、私はファルドラ・ニートロフを探します、それは家族として、安否を確認したいからです、そこに不純な動機は要りません、だから私は防衛軍を捨てます、お兄を見つけて「見つかったか」って笑ってもらえるように私も「見つけたよ!お兄!!」ってかくれんぼをして鬼が標的を見つけた時みたいな無邪気な気持ちで言ってあげたいんだ・・・」
琴歌「ようこそ、エウレカ探偵事務所へ、私達は貴女を歓迎しますよ」
パト「第四部隊との契約は失敗だな、でもそれ以上の契約は得られた、僕はそう君を評価するよ、ようこそエウレカ探偵事務所へ」
月花と琴歌はフィロンを抱きしめる。
琴歌「この2年間、頑張りましたね、私達が必ず貴女を悲しませないようにしますから」
月花「もう誰も貴女を否定なんかしない、だから安心してうちにおいで」
琴歌も月花も泣いていた。
そしてフィロンも泣いた。
パト(ファルドラ、これで良かったかな、悪いな、お前は妹に正体をバラしたくない、闇側に関与させたくないって言ってたのに、だけど僕はこれ以上この子を放ってはおけなかったよ)
パトは窓からの景色を見つめる。
きっとこの場所はあいつ、ファルドラが守りたかった景色なんだ、
あいつはいつもお調子者だが確かに正義があった。
パト「まだエウレカ探偵事務所は開業したばかりでまだまともな業務が始まってないんだ、だから一ヵ月、それくらいなら待てる、それまでに引継ぎしておいで、そしてそこからは僕達は仲間だ」
フィロン「はい・・・よろしくお願いします。」
それから10分ほど、3人はお互いを抱きしめ合いながら泣き続け、
パトは窓を眺め続けていた。
・・・・・・
一ヵ月後。
フィロン「不束者ですがよろしくお願いします。」
エウレカ探偵事務所にフィロンは来ていた。
それはどこか不安そうな、だけど期待を抱いているような表情だった。
雪花「いらっしゃい!フィロンちゃん!久しぶりだね!今日から仲間としてよろしく!!」
雪花がフィロンを抱きしめる、フィロンは照れ臭そうに笑う。
フィロン(懐かしいな、こうやってわかりやすく好意を向けてくれるの、凄く温かいや)
琴歌「以前は失礼な発言の数々申し訳ありませんでした」
琴歌は自席から立ち、フィロンの前まで行くと深く頭を下げた。
フィロン「ううん、あれで私も目が覚めたから、きっとあれくらい言ってくれなかったらきっと私は今だに防衛軍にしがみついてた、だけどあれだけ言ってくれたから私は防衛軍を手放す事が出来たんだと思う」
琴歌「貴女が所属する部署は【情報管理課】、所属する班はB班、情報推理班です!班長は四季月花、エテル・ノーミールさん、フィロン・ニートロフさんの3名です!あと【情報管理課】の課長はソフィア・ターフェアイトさん、エテル・ノーミールさん、フィロン・ニートロフさんの3名です!待機中は基本的に情報管理課の部署で仕事してもらい、仕事が入ったらB班・情報推理班として行動してもらいます!二人共知能が高く情報に長けているのできっとフィロンさんも馴染めると思いますよ♪」
雪花「むしろソフィアちゃんから凄く懐かれるから疲れるわよ~」
雪花(あの子も一年前に月花お姉ちゃんを病ませた経験があるし、あれから節度を弁えるようになったから今のソフィアちゃんなら安心してフィロンちゃんを任せられるかな)
パト「エテルも見た目は幼いけど、凄く優秀な子だよ、口数は少ないけどそれは性格だから気にしないであげてね、でもフィロンさんも話すのが得意じゃないならむしろ相性がいいかもね、最低限の会話で成り立つ関係って凄くありがたいからね」
フィロン「あの・・・早速ですがエウレカ探偵事務所はどのような仕事をするのですか?」
琴歌「情報推理班は文字通り情報を入手したり、奪ったり、時には殺人等の推理や調査、一応探偵業務のメインをやって貰います、勿論浮気調査も受け付けますし、一般的な探偵業務もやって貰いますよ」
雪花「つまり馬鹿には出来ない仕事ってわけね!私には不向きな課だわ!」
パト「雪花は武力で制圧してくれたら問題なしだよ、一緒に頑張ろうね」
琴歌「本当なら協力組織があったらいいんですが、まだ見つかっていないのでまたこちらで探しておきますね、情報分野なので信用出来る所じゃないと私達も業務委託は難しくて」
フィロン「大丈夫だよ!この私!情報のスペシャリストフィロンがなんでも解決しちゃうんだから!!」
ああ、この言葉を発するのは2年ぶりだな・・・
フィロン「ぶい!!!!」
琴歌「フィロンさん、どうでしょうか?どうせ今部隊から嫌われているならこのまま嫌われる事をしませんか?どうせ良い事をしても覆らなかったのでしょう?なら嫌われ者のまま成果を出していきませんか?もう貴女の立場はその立ち回りでしか評価を得られません、【誰もフィロンを認めないけど、結果がある以上だれもフィロンに対して文句を言わせない】そんな状況を作りませんか?」
パト(本当上手いな、嫌われ者としての立ち回りとして僕達を使えと、第四部隊で使うのではなくフィロンがエウレカ探偵事務所を使えという流れか)
フィロン「・・・やっぱり無理だよ、だって私は嫌われたくないんだもん、嫌われたくないから頑張って来たんだもん、別に好かれたい訳じゃない、でも誰かから認められて好かれもせず、嫌われもせず、適度な距離感でずっと仕事をしていたかっただけだもん・・・だから琴歌さんの案に賛同は出来ません」
琴歌「なら防衛軍辞めたらどうですか?」
琴歌はきっぱりと言い放つ。
琴歌「無理ですよ、現状が回復するなんて、雪花ちゃんから聞いてます、貴女、兄をまだ探しているのですか?もし探しているのならなんの目的で探しているのですか?」
フィロン「家族が無事かどうか心配するのはおかしいことですか!?」
琴歌「おかしいなんて言ってません、ですが2年も貴女程の情報のスペシャリストが探して一切情報を得られないのはおかしいじゃないですか、なのに何故諦めないのですか?」
フィロン「それは・・・」
フィロンも最近わからなくなっていた事だ、
勿論家族として心配だ、だが最近はファルドラがもし生きており、ファルドラの東京異変が正義によるものだったとすればきっと第四部隊での自分の評価が変わる、フィロンにとってファルドラの存在は希望なのだ。
琴歌は眼の力を使い、フィロンの一瞬の思考を読む、そしてそれを言葉にする。
琴歌「ファルドラさんが希望なんですね、可哀想に・・・こんな目的でもしファルドラさんが見つけられてもきっと心の底から喜べないでしょうね・・・妹が自分を探して言う事が「私の無実を証明して!!!」ですからね」
フィロンの表情は絶望に染まる。
琴歌「ごめんなさい、私思考を読む力があるのですよ、今一瞬フィロンさんは悩みましたよね?その時に考えた疑問を私は見逃しませんでした、わからなくなってるのでしょう?この現状のせいで、ただ家族として安否を気にしていただけなのに、目的が変わってきてる、この現状がフィロン自身一番納得できないのでしょう?ならもう防衛軍辞めたらどうですか?」
パト「悪い事は言わない、僕からも今までの話を聞いてフィロンさんは防衛軍に居るべきではないよ、僕は2年前ファルドラと最後まで戦った、だから言える事だってある、ファルドラは今のフィロンさんに会っても絶対に喜ばない、いや、悲しむだろう、それがわからないか?」
フィロン「うう・・・うう・・・」
フィロンはただその場でうずくまる、全てが真実で、全てがフィロンにとっての現実だったからだ。
月花(どうするの?このままだと契約なんて無理だよ、パト)
パト(契約?ああ、僕は今の第四部隊と一緒に仕事をする気なんてない、そもそもこれが正義だと言えるのか?ふざけるなよ、僕はこのままフィロンを第四部隊に置いていたらきっとファルドラから殴られるだろうな、「何故その環境から妹を救わなかった!!」ってね、だから僕はもう第四部隊と一緒に仕事をする気はない、だけどフィロン、この子は僕が助けるよ)
パト「提案だ、フィロン副隊長、エウレカ探偵事務所に来ないか?」
フィロンは驚くような表情でパトを見る
パト「今現状君が防衛軍に縋っている意味がもしファルドラ捜索であればエウレカ探偵事務所はそれに関して最も適した環境だと言えるだろう、それともしエウレカ探偵事務所に所属してくれるならファルドラの情報を僕は提供出来る、君がこの2年間見つけられなかった情報、僕はそれを大量に持っている、それを条件にうちに来ないか?このままだと僕はきっと君の兄、ファルドラに怒られてしまうんだ、友人としてね。」
フィロンの頭の中は多くの思考でいっぱいだった。
フィロン(私が防衛軍を辞める?ここまで頑張って来たのに?でも何のために私はここまで頑張って来たんだろう?名誉のため?でも私一度も名誉なんて欲してない、なのにそのためにこれからも頑張る理由は何?それにパトはお兄の情報を今も持ってる、もしかして生きてる?でも私はこの2年間何も情報を得られなかった、という事はパトがお兄を匿っているんだ、だから情報を持ってる、だけどお兄もパトのアシストがあって今も生きてる、でもここまで情報を隠しきれるパト側の技術は本物、きっとこれからも防衛軍で私が独自で詮索しても何も出てこない、ここで断ればきっと二度とお兄の情報は得られない、その等価交換が防衛軍第四部隊副隊長の地位を捨てた私自身。)
フィロンは考える、今自分にとって何が一番大事なのかと、そしてそれは防衛軍に入るきっかけとなり、防衛軍内でも支えてくれた兄、ファルドラの存在だと。
フィロン「そうだ、お兄を敵対視する組織に居ても私は一生浮かばれないんだ・・・」
フィロンは立ち上がる。
月花はその様子を見て、立ち上がる。
月花「もし気が向いたらこの電話番号に電話して、これは私の業務用携帯の電話番号だから、もし貴女からこの電話番号に電話がかかってきたら、エウレカ探偵事務所に入る意志があるって判断するからね」
フィロンは月花から渡された紙を握り締める、するとその場で電話を取り出し、月花が渡した電話番号に即座に電話を発信する。
そして月花の胸ポケットに入っていた業務用携帯が鳴る。
琴歌とパトも立ち上がる。
フィロン「こんな私ですが、よろしくお願いします。悩む必要はありません、私はファルドラ・ニートロフを探します、それは家族として、安否を確認したいからです、そこに不純な動機は要りません、だから私は防衛軍を捨てます、お兄を見つけて「見つかったか」って笑ってもらえるように私も「見つけたよ!お兄!!」ってかくれんぼをして鬼が標的を見つけた時みたいな無邪気な気持ちで言ってあげたいんだ・・・」
琴歌「ようこそ、エウレカ探偵事務所へ、私達は貴女を歓迎しますよ」
パト「第四部隊との契約は失敗だな、でもそれ以上の契約は得られた、僕はそう君を評価するよ、ようこそエウレカ探偵事務所へ」
月花と琴歌はフィロンを抱きしめる。
琴歌「この2年間、頑張りましたね、私達が必ず貴女を悲しませないようにしますから」
月花「もう誰も貴女を否定なんかしない、だから安心してうちにおいで」
琴歌も月花も泣いていた。
そしてフィロンも泣いた。
パト(ファルドラ、これで良かったかな、悪いな、お前は妹に正体をバラしたくない、闇側に関与させたくないって言ってたのに、だけど僕はこれ以上この子を放ってはおけなかったよ)
パトは窓からの景色を見つめる。
きっとこの場所はあいつ、ファルドラが守りたかった景色なんだ、
あいつはいつもお調子者だが確かに正義があった。
パト「まだエウレカ探偵事務所は開業したばかりでまだまともな業務が始まってないんだ、だから一ヵ月、それくらいなら待てる、それまでに引継ぎしておいで、そしてそこからは僕達は仲間だ」
フィロン「はい・・・よろしくお願いします。」
それから10分ほど、3人はお互いを抱きしめ合いながら泣き続け、
パトは窓を眺め続けていた。
・・・・・・
一ヵ月後。
フィロン「不束者ですがよろしくお願いします。」
エウレカ探偵事務所にフィロンは来ていた。
それはどこか不安そうな、だけど期待を抱いているような表情だった。
雪花「いらっしゃい!フィロンちゃん!久しぶりだね!今日から仲間としてよろしく!!」
雪花がフィロンを抱きしめる、フィロンは照れ臭そうに笑う。
フィロン(懐かしいな、こうやってわかりやすく好意を向けてくれるの、凄く温かいや)
琴歌「以前は失礼な発言の数々申し訳ありませんでした」
琴歌は自席から立ち、フィロンの前まで行くと深く頭を下げた。
フィロン「ううん、あれで私も目が覚めたから、きっとあれくらい言ってくれなかったらきっと私は今だに防衛軍にしがみついてた、だけどあれだけ言ってくれたから私は防衛軍を手放す事が出来たんだと思う」
琴歌「貴女が所属する部署は【情報管理課】、所属する班はB班、情報推理班です!班長は四季月花、エテル・ノーミールさん、フィロン・ニートロフさんの3名です!あと【情報管理課】の課長はソフィア・ターフェアイトさん、エテル・ノーミールさん、フィロン・ニートロフさんの3名です!待機中は基本的に情報管理課の部署で仕事してもらい、仕事が入ったらB班・情報推理班として行動してもらいます!二人共知能が高く情報に長けているのできっとフィロンさんも馴染めると思いますよ♪」
雪花「むしろソフィアちゃんから凄く懐かれるから疲れるわよ~」
雪花(あの子も一年前に月花お姉ちゃんを病ませた経験があるし、あれから節度を弁えるようになったから今のソフィアちゃんなら安心してフィロンちゃんを任せられるかな)
パト「エテルも見た目は幼いけど、凄く優秀な子だよ、口数は少ないけどそれは性格だから気にしないであげてね、でもフィロンさんも話すのが得意じゃないならむしろ相性がいいかもね、最低限の会話で成り立つ関係って凄くありがたいからね」
フィロン「あの・・・早速ですがエウレカ探偵事務所はどのような仕事をするのですか?」
琴歌「情報推理班は文字通り情報を入手したり、奪ったり、時には殺人等の推理や調査、一応探偵業務のメインをやって貰います、勿論浮気調査も受け付けますし、一般的な探偵業務もやって貰いますよ」
雪花「つまり馬鹿には出来ない仕事ってわけね!私には不向きな課だわ!」
パト「雪花は武力で制圧してくれたら問題なしだよ、一緒に頑張ろうね」
琴歌「本当なら協力組織があったらいいんですが、まだ見つかっていないのでまたこちらで探しておきますね、情報分野なので信用出来る所じゃないと私達も業務委託は難しくて」
フィロン「大丈夫だよ!この私!情報のスペシャリストフィロンがなんでも解決しちゃうんだから!!」
ああ、この言葉を発するのは2年ぶりだな・・・
フィロン「ぶい!!!!」
patopatoblog at 19:43|Permalink
No.176 諦められない気持ちepisode2
フィロンはずっと泣いていた。
家に帰るとずっと身体が重かった。
フィロン(なんで、私何も何も悪い事してないのに、どこで狂ったの?何がいけなかったの?私はただこんな私でも役に立てたらって、お父さんや二人の兄さんのように頑張れたらって・・・。)
・・・・・・
フィロンが防衛軍に入隊したのは今から4年前、
ファルドラが東京異変を起こす2年前。
選抜2位合格、1位はレーデ・ラルフッドに負けた。
だがこんな私でも決勝まで進めた、自分に自信が持てた、そして情報という分野では入隊した時点で誰よりも優秀だった。
隊長がファルドラだったこともあり、第四部隊での私の待遇は凄く良かった。
何かあれば私は裏方として情報を提供し、仕事に貢献してきた。
そして将来は第四部隊の副隊長、兄妹揃って隊長、副隊長となり隊長を支える副官として生きる
そんな未来を私は夢見て頑張ろうって・・・ずっと考えていたのに。
・・・・・・
フィロン「私の関係ない所でその夢は壊れちゃった・・・」
・・・・・・
エウレカ探偵事務所が第四部隊に訪れる日、
第四部隊内でも話題になっていた。
パトは女性人気も男性人気も凄く高かった。
女性からはどこか可愛らしい所があるのに凄く男らしい一面もあるのが良い
周りに女性しか居ないという事はそれだけ魅力があるって事、あの中に私も加わりたい。
男性からは間違いなく隊長クラスの実力があるのに謙虚である事。
本来自身に力があり、優秀であればそれを表に出したい、大胆に自慢する事はないが
微かにでも自慢をしたいと思うのが人というもの。
だがパトにはそれがない、それが同じ男として凄いと思う、後女性から沢山好かれて羨ましい死ねばいいのに。
みたいな尊敬と嫉妬が混ざったような評価。
フィロン「パト、正直全然興味がない、確かに東京異変ではお兄の事件を解決してくれた人、だけど、だからといって何かに惹かれるような事はない」
フィロンは少し虚ろな目で会談室に向かう。
・・・・・・
琴歌「今回お話してくれるのはフィロン副隊長、あのファルドラ・ニートロフの妹さんみたいです。」
パト「ファルドラの妹か、雪花から聞いたな、確か僕が2年前帝国に連れて行かれている間にファルドラ捜索を手伝ったって」
月花「今も探してるのかしら、だとしても真実をフィロン副隊長に話すの?」
パト「いや、それはステラとの契約違反だ、黄金卿はステラが管理しているけど組織自体の主導権は僕にある、それだけ黄金卿に投資してあるからね、黄金卿の不利益は僕達の不利益だ、今後エウレカ探偵事務所の仕事を黄金卿にもやらせるつもりだ、もちろん悪信教絡みに限りだけどね、だからこそ部外者に情報を与える事は出来ない、兄妹であろうが組織が違えば他人、部外者だよ」
パトは冷たく言い放つ、今までのパトなら温情で悩んでいただろう、
だがこの2年でパトも変わった、良くも悪くもメリアの影響を受けたのだろう。
そう話していると扉からノックの音がする。
・・・・・・
フィロン「お待たせしてすみません、私が地球防衛軍第四部隊副隊長フィロン・ニートロフです。今回はここまで足を運んで頂きありがとうございます。早速で申し訳ないのですが本題を聞かせて頂いてもよろしいでしょうか?」
フィロンは世間話をする気はないと言わんばかりに即座に本題を話せと言う。
琴歌も臆せず、そのまま本題を話す。
琴歌「地球防衛軍第四部隊はネットワーク情報関係に強いと伺っております。私達エウレカ探偵事務所は第四部隊の業務分野で何かしらのお手伝いが出来ると考え、ここに足を運ばせて頂きました」
フィロン(やっぱり・・・)
ヘルナとフィロンの予想通りだった。
フィロン「私達の部隊は情報を何よりも大事にしている部隊です、部外者に情報を仕事とは言え一時的に渡す事も、それを取り扱わせる事も出来ません、なので仕事で何かしらの依頼をすることは私達からはないと思います。」
琴歌「そうですね、情報はとても大事なものです、部外者に触れさせる事なんてあってはならない、何故ならその情報は物ではないから、物でない以上抑制は困難です、盗んだかどうかなんて相手の脳を見ないとわからない事ですからね」
フィロン「ご理解いただけて幸いです、でしたら」
琴歌「ですが第四部隊の情報管理技術、それはどこまで信用出来る者でしょうか?」
フィロンは怪訝な表情を浮かべる。
琴歌「傷口に塩を塗るような発言ですが、2年前第四部隊隊長ファルドラ・ニートロフが日本東京で大規模テロを起こしたのはまだ記憶に新しいです、あの復興に私達の企業も多く参加しましたからね、そしてその後押しとなったのは第四部隊の情報だと思っております、そうでなくとも既に反逆者が第四部隊内から出た以上その情報管理にどこまでの信頼性があるのでしょうか?」
フィロン「私達だけでは信用に値しないと?」
琴歌「いえいえ、防衛軍の情報ですから私達外野から何かを申すなんて事はありません、ですがそれだけ大事にしてる情報をどこまで厳重に管理しているのかと、私は疑問に思います。」
フィロン「君達には関係ない話でしょ!!!」
フィロンは怒りを抑えられずに声を荒げてしまう、
それは第四部隊を侮辱されたからではない、ファルドラを侮辱されたからだ。
月花(琴歌ちゃんもえげつない切り方をするわね、でもここは琴歌ちゃんの方が優秀、私達は様子を伺うだけ)
パト(上手いな、敢えてファルドラが悪いという話でフィロンを怒らせたか、でもこうなったら業務提携は難しくないか?)
フィロン「お引き取りください、貴方方から信頼もない第四部隊と業務提携を結ぶ必要なんていないでしょう!!私達は忙しいのです!」
フィロンはその場から立ち去ろうとするが琴歌がそれを許さない。
琴歌「第四部隊の情報、全部私達の組織が奪えると言ったらどうしますか?逆にそれを守れるのも私達の組織だけと言ったらどうしますか?」
フィロンは琴歌の言葉に耳を貸そうとしなかった、だが琴歌は歌姫の力を使い無理矢理フィロンの動きを止め、耳に言葉を入れさせる。
琴歌「私達が貴方達に協力出来るのは貴方達の大事にしているデータを防衛することです。もちろん中身は確認しません、ただ現状のまま管理する、それが私達には出来る、貴方達が大事にしている情報なんて私達からすればすぐに全部盗める、いつでも閲覧出来る、今はそうとだけ言っておきます。」
フィロン「へぇ、面白い、じゃあどんな情報を盗んだの?教えてよ、私も第四部隊の情報は全部知ってるから」
琴歌「フィロンさん、貴女が今防衛軍でいじめを受けている件、それについてどうでしょうか?」
パトと月花は琴歌の方に振り向く、それは最後の切り札だったからだ。
そして極力出したくないカードでもあったからだ。
琴歌「調べてますよ、フィロンさん、貴女はずっと部下から迫害を受けていると、そしてそれに苦しんでいると、直接的な暴力はなくても貴女の部下さんはSNSで匿名で貴女へ誹謗中傷をしてますよね、しかもこれ、防衛軍サーバーから、知ってますよね?でもこれを暴けばフィロンさんに向けられる敵意は増すばかり、それどころか防衛軍内でこんなことをしている人が居ると表に情報が出てしまえばとうとう第四部隊が終わりですね」
琴歌はここぞとばかりに足を組む、普段は絶対に琴歌がしない仕草だがここは威圧を与えるためにわざと足を組み、冷たい表情でフィロンに話しかける
琴歌「【こっちを向いて】」
琴歌が言霊を発した、するとフィロンは琴歌の方を無理矢理向いてしまう。
その時のフィロンの表情は先ほどの怒りを失い動揺を隠せていなかった。
琴歌「フィロンさん、情報のスペシャリストならそれくらい把握してますよね、ですがフィロンさんは何も出来なかった、動けば全ヘイトはフィロンさんに向くから、「エゴサして処罰とかキモ」「部下の処罰の前に仕事しろよ」「兄弟そろって第四部隊の面を汚しやがって」情報から導き出せる評価ですね、それがフィロンさんもわかっていたから怖くて何も言えなかった、そしてそれはどんどん部隊内でエスカレート、フィロンさんは強い、だけどその力を部下に使えば間違いなく批判を喰らう、フィロンさんは何も悪くない、だけど部下は間違いなくフィロンさんを悪者にする、だけどフィロンさんはきっと情報を全て提示して部下が悪いと・・・断罪出来る」
琴歌が今喋っているのはもしもの話だ、実際に起きた話ではない、だがフィロンはその言葉に心当たりがあるのか涙目のまま、唇を震わせながら琴歌の言葉を聞く。聞くしか出来ない。
琴歌「部下と溝が深まるばかり、結果的に今の立場も無くす可能性が高い・・・ヘルナ隊長は優しい方ですからね、きっとフィロン副隊長を守るという意味で副隊長の座を剥奪するでしょう、ですがフィロン副隊長にとってその席は手放したくない大事な物、だから自身が耐えていれば、将来ヘルナ隊長が出世して官長になるか、何かの事件で死亡するかすれば、その時が来るまでこの苦しみを耐えていればいつかはって・・・」
フィロン「もうやめて!!!!!!!!!!」
フィロンは泣きだした、琴歌は言霊を解いた、するとフィロンはその場に座り込んでしまう。
琴歌「今話したのは全て憶測です、根拠も無ければ証拠もない、だけどイジメがあった現状、SNSで誹謗中傷をされている現状、なのになにも対処しない現状からフィロンさんの心境を勝手に代弁したまでです、ですがその表情からするに間違ってはいなかったみたいですね」
フィロン「だって・・・私、何も悪くないもん・・・私は皆のために頑張ってるだけなのに・・・なんで皆私を悪者だって言うの・・・」
琴歌「そうですね、フィロンさんは何も悪くありません、悪いのはファルドラです、後は第四部隊という組織そのもの、閉鎖的な環境ですからね、集団行動では誰かが悪者なっている方が組織は上手くいくものです、きっと今の第四部隊はフィロンさんを悪者にすることで一致団結出来ているのでしょう、汚い話ですが、それもまた事実です。」
国という組織でも政治家がヘイトを買いやすいように
学校のクラスでは大人しい子がイジメの対象になりやすいように
会社では仕事が出来ない上司が陰口の対象になったりと
組織である以上標的は生まれるものだ。
エウレカ帝国ではメリアがその役割を全て担っていた。
全員が円満で居られるようにとメリアが悪役を徹していた。
琴歌はそれを知っていた、誰もやりたがらない、手を汚す仕事をメリアは率先して行っていた。
琴歌は勿論大反発した、今でも納得していない、だがそれが必要な行為である事は理解している。
組織でも作品でも光と影がある。
誰かが凄く好かれるなら逆に誰かは凄く嫌われる。
専属神内で言えば光は雪花、影はメリアだろう。
専属神内で雪花は誰からも好かれる存在だ、誰かと喧嘩した話も聞いたことないし、
雪花の陰口を聞いたこともない。
だがメリアは専属神内でもそれなりに陰口は聞く、だがその反面納得している部分はある。
琴歌は組織である以上どうしようもない現状を理解していた。
だからこそ現在悪者役となっているフィロンに突きつける事でしかこの場の話を進めることは出来なかった。
琴歌(嫌われ者は嫌われ者の立ち回りがあります、きっと第四部隊の総意は【部外者を介入させてはならない】なのでしょうね、ですがフィロンさん、貴女だけはその創意から外れる事が出来る、【部外者を使って組織を安定させる】その方法が取れるのはフィロンさんだけ、今回の会談でフィロンさんだけ来てくれたのは好都合、絶対に私はこの路線でフィロンさんを納得させてみせます!!)
家に帰るとずっと身体が重かった。
フィロン(なんで、私何も何も悪い事してないのに、どこで狂ったの?何がいけなかったの?私はただこんな私でも役に立てたらって、お父さんや二人の兄さんのように頑張れたらって・・・。)
・・・・・・
フィロンが防衛軍に入隊したのは今から4年前、
ファルドラが東京異変を起こす2年前。
選抜2位合格、1位はレーデ・ラルフッドに負けた。
だがこんな私でも決勝まで進めた、自分に自信が持てた、そして情報という分野では入隊した時点で誰よりも優秀だった。
隊長がファルドラだったこともあり、第四部隊での私の待遇は凄く良かった。
何かあれば私は裏方として情報を提供し、仕事に貢献してきた。
そして将来は第四部隊の副隊長、兄妹揃って隊長、副隊長となり隊長を支える副官として生きる
そんな未来を私は夢見て頑張ろうって・・・ずっと考えていたのに。
・・・・・・
フィロン「私の関係ない所でその夢は壊れちゃった・・・」
・・・・・・
エウレカ探偵事務所が第四部隊に訪れる日、
第四部隊内でも話題になっていた。
パトは女性人気も男性人気も凄く高かった。
女性からはどこか可愛らしい所があるのに凄く男らしい一面もあるのが良い
周りに女性しか居ないという事はそれだけ魅力があるって事、あの中に私も加わりたい。
男性からは間違いなく隊長クラスの実力があるのに謙虚である事。
本来自身に力があり、優秀であればそれを表に出したい、大胆に自慢する事はないが
微かにでも自慢をしたいと思うのが人というもの。
だがパトにはそれがない、それが同じ男として凄いと思う、後女性から沢山好かれて羨ましい死ねばいいのに。
みたいな尊敬と嫉妬が混ざったような評価。
フィロン「パト、正直全然興味がない、確かに東京異変ではお兄の事件を解決してくれた人、だけど、だからといって何かに惹かれるような事はない」
フィロンは少し虚ろな目で会談室に向かう。
・・・・・・
琴歌「今回お話してくれるのはフィロン副隊長、あのファルドラ・ニートロフの妹さんみたいです。」
パト「ファルドラの妹か、雪花から聞いたな、確か僕が2年前帝国に連れて行かれている間にファルドラ捜索を手伝ったって」
月花「今も探してるのかしら、だとしても真実をフィロン副隊長に話すの?」
パト「いや、それはステラとの契約違反だ、黄金卿はステラが管理しているけど組織自体の主導権は僕にある、それだけ黄金卿に投資してあるからね、黄金卿の不利益は僕達の不利益だ、今後エウレカ探偵事務所の仕事を黄金卿にもやらせるつもりだ、もちろん悪信教絡みに限りだけどね、だからこそ部外者に情報を与える事は出来ない、兄妹であろうが組織が違えば他人、部外者だよ」
パトは冷たく言い放つ、今までのパトなら温情で悩んでいただろう、
だがこの2年でパトも変わった、良くも悪くもメリアの影響を受けたのだろう。
そう話していると扉からノックの音がする。
・・・・・・
フィロン「お待たせしてすみません、私が地球防衛軍第四部隊副隊長フィロン・ニートロフです。今回はここまで足を運んで頂きありがとうございます。早速で申し訳ないのですが本題を聞かせて頂いてもよろしいでしょうか?」
フィロンは世間話をする気はないと言わんばかりに即座に本題を話せと言う。
琴歌も臆せず、そのまま本題を話す。
琴歌「地球防衛軍第四部隊はネットワーク情報関係に強いと伺っております。私達エウレカ探偵事務所は第四部隊の業務分野で何かしらのお手伝いが出来ると考え、ここに足を運ばせて頂きました」
フィロン(やっぱり・・・)
ヘルナとフィロンの予想通りだった。
フィロン「私達の部隊は情報を何よりも大事にしている部隊です、部外者に情報を仕事とは言え一時的に渡す事も、それを取り扱わせる事も出来ません、なので仕事で何かしらの依頼をすることは私達からはないと思います。」
琴歌「そうですね、情報はとても大事なものです、部外者に触れさせる事なんてあってはならない、何故ならその情報は物ではないから、物でない以上抑制は困難です、盗んだかどうかなんて相手の脳を見ないとわからない事ですからね」
フィロン「ご理解いただけて幸いです、でしたら」
琴歌「ですが第四部隊の情報管理技術、それはどこまで信用出来る者でしょうか?」
フィロンは怪訝な表情を浮かべる。
琴歌「傷口に塩を塗るような発言ですが、2年前第四部隊隊長ファルドラ・ニートロフが日本東京で大規模テロを起こしたのはまだ記憶に新しいです、あの復興に私達の企業も多く参加しましたからね、そしてその後押しとなったのは第四部隊の情報だと思っております、そうでなくとも既に反逆者が第四部隊内から出た以上その情報管理にどこまでの信頼性があるのでしょうか?」
フィロン「私達だけでは信用に値しないと?」
琴歌「いえいえ、防衛軍の情報ですから私達外野から何かを申すなんて事はありません、ですがそれだけ大事にしてる情報をどこまで厳重に管理しているのかと、私は疑問に思います。」
フィロン「君達には関係ない話でしょ!!!」
フィロンは怒りを抑えられずに声を荒げてしまう、
それは第四部隊を侮辱されたからではない、ファルドラを侮辱されたからだ。
月花(琴歌ちゃんもえげつない切り方をするわね、でもここは琴歌ちゃんの方が優秀、私達は様子を伺うだけ)
パト(上手いな、敢えてファルドラが悪いという話でフィロンを怒らせたか、でもこうなったら業務提携は難しくないか?)
フィロン「お引き取りください、貴方方から信頼もない第四部隊と業務提携を結ぶ必要なんていないでしょう!!私達は忙しいのです!」
フィロンはその場から立ち去ろうとするが琴歌がそれを許さない。
琴歌「第四部隊の情報、全部私達の組織が奪えると言ったらどうしますか?逆にそれを守れるのも私達の組織だけと言ったらどうしますか?」
フィロンは琴歌の言葉に耳を貸そうとしなかった、だが琴歌は歌姫の力を使い無理矢理フィロンの動きを止め、耳に言葉を入れさせる。
琴歌「私達が貴方達に協力出来るのは貴方達の大事にしているデータを防衛することです。もちろん中身は確認しません、ただ現状のまま管理する、それが私達には出来る、貴方達が大事にしている情報なんて私達からすればすぐに全部盗める、いつでも閲覧出来る、今はそうとだけ言っておきます。」
フィロン「へぇ、面白い、じゃあどんな情報を盗んだの?教えてよ、私も第四部隊の情報は全部知ってるから」
琴歌「フィロンさん、貴女が今防衛軍でいじめを受けている件、それについてどうでしょうか?」
パトと月花は琴歌の方に振り向く、それは最後の切り札だったからだ。
そして極力出したくないカードでもあったからだ。
琴歌「調べてますよ、フィロンさん、貴女はずっと部下から迫害を受けていると、そしてそれに苦しんでいると、直接的な暴力はなくても貴女の部下さんはSNSで匿名で貴女へ誹謗中傷をしてますよね、しかもこれ、防衛軍サーバーから、知ってますよね?でもこれを暴けばフィロンさんに向けられる敵意は増すばかり、それどころか防衛軍内でこんなことをしている人が居ると表に情報が出てしまえばとうとう第四部隊が終わりですね」
琴歌はここぞとばかりに足を組む、普段は絶対に琴歌がしない仕草だがここは威圧を与えるためにわざと足を組み、冷たい表情でフィロンに話しかける
琴歌「【こっちを向いて】」
琴歌が言霊を発した、するとフィロンは琴歌の方を無理矢理向いてしまう。
その時のフィロンの表情は先ほどの怒りを失い動揺を隠せていなかった。
琴歌「フィロンさん、情報のスペシャリストならそれくらい把握してますよね、ですがフィロンさんは何も出来なかった、動けば全ヘイトはフィロンさんに向くから、「エゴサして処罰とかキモ」「部下の処罰の前に仕事しろよ」「兄弟そろって第四部隊の面を汚しやがって」情報から導き出せる評価ですね、それがフィロンさんもわかっていたから怖くて何も言えなかった、そしてそれはどんどん部隊内でエスカレート、フィロンさんは強い、だけどその力を部下に使えば間違いなく批判を喰らう、フィロンさんは何も悪くない、だけど部下は間違いなくフィロンさんを悪者にする、だけどフィロンさんはきっと情報を全て提示して部下が悪いと・・・断罪出来る」
琴歌が今喋っているのはもしもの話だ、実際に起きた話ではない、だがフィロンはその言葉に心当たりがあるのか涙目のまま、唇を震わせながら琴歌の言葉を聞く。聞くしか出来ない。
琴歌「部下と溝が深まるばかり、結果的に今の立場も無くす可能性が高い・・・ヘルナ隊長は優しい方ですからね、きっとフィロン副隊長を守るという意味で副隊長の座を剥奪するでしょう、ですがフィロン副隊長にとってその席は手放したくない大事な物、だから自身が耐えていれば、将来ヘルナ隊長が出世して官長になるか、何かの事件で死亡するかすれば、その時が来るまでこの苦しみを耐えていればいつかはって・・・」
フィロン「もうやめて!!!!!!!!!!」
フィロンは泣きだした、琴歌は言霊を解いた、するとフィロンはその場に座り込んでしまう。
琴歌「今話したのは全て憶測です、根拠も無ければ証拠もない、だけどイジメがあった現状、SNSで誹謗中傷をされている現状、なのになにも対処しない現状からフィロンさんの心境を勝手に代弁したまでです、ですがその表情からするに間違ってはいなかったみたいですね」
フィロン「だって・・・私、何も悪くないもん・・・私は皆のために頑張ってるだけなのに・・・なんで皆私を悪者だって言うの・・・」
琴歌「そうですね、フィロンさんは何も悪くありません、悪いのはファルドラです、後は第四部隊という組織そのもの、閉鎖的な環境ですからね、集団行動では誰かが悪者なっている方が組織は上手くいくものです、きっと今の第四部隊はフィロンさんを悪者にすることで一致団結出来ているのでしょう、汚い話ですが、それもまた事実です。」
国という組織でも政治家がヘイトを買いやすいように
学校のクラスでは大人しい子がイジメの対象になりやすいように
会社では仕事が出来ない上司が陰口の対象になったりと
組織である以上標的は生まれるものだ。
エウレカ帝国ではメリアがその役割を全て担っていた。
全員が円満で居られるようにとメリアが悪役を徹していた。
琴歌はそれを知っていた、誰もやりたがらない、手を汚す仕事をメリアは率先して行っていた。
琴歌は勿論大反発した、今でも納得していない、だがそれが必要な行為である事は理解している。
組織でも作品でも光と影がある。
誰かが凄く好かれるなら逆に誰かは凄く嫌われる。
専属神内で言えば光は雪花、影はメリアだろう。
専属神内で雪花は誰からも好かれる存在だ、誰かと喧嘩した話も聞いたことないし、
雪花の陰口を聞いたこともない。
だがメリアは専属神内でもそれなりに陰口は聞く、だがその反面納得している部分はある。
琴歌は組織である以上どうしようもない現状を理解していた。
だからこそ現在悪者役となっているフィロンに突きつける事でしかこの場の話を進めることは出来なかった。
琴歌(嫌われ者は嫌われ者の立ち回りがあります、きっと第四部隊の総意は【部外者を介入させてはならない】なのでしょうね、ですがフィロンさん、貴女だけはその創意から外れる事が出来る、【部外者を使って組織を安定させる】その方法が取れるのはフィロンさんだけ、今回の会談でフィロンさんだけ来てくれたのは好都合、絶対に私はこの路線でフィロンさんを納得させてみせます!!)
patopatoblog at 18:37|Permalink
2025年09月13日
No.175 諦められない気持ちepisode1
その場所では一人に向けて複数の人達がギリギリ聞こえるくらいの声で話す。
「見ろよ、あいつの兄貴あんな事したのによく平気で防衛軍に居られるな」
「あれで副隊長なんてありえない、もっと他にいい人いるだろ」
「そもそもWCBTでも本選にすら残れない副隊長とかいいのか?別の役職にしたらいいんじゃね?第四部隊の質が落ちるっつうかさ」
「なんかずっとゴーグルつけてて不気味なんだよね」
「消えてくんねえかな、あの騒動で俺のダチ死んだんだけど」
「本当防衛軍の面汚しよね、本当最低、家族諸共死んだらいいのに」
「消えろ」「死ね」「邪魔」「ウザい」「キモい」「帰れ」「姿見せんな」
そんな正義の防衛軍内で悪質なイジメが行われていた。
その対象者はフィロン・ニートロフ 地球防衛軍第四部隊副隊長
ファルドラ隊長が日本 東京で大規模テロを起こし、多くの犠牲者と損害を生んだ。
そして隊長が行方不明となり、空席となった席に副隊長だったヘルナが隊長となった。
当時はヘルナの隊長就任に反対する者が多かった。
「隊長の実力じゃない」
ヘルナは強さの基準となっているWCBTでも最高成績はベスト16、
第一回ではラディウスに負け
第二回ではビリアンに負け
第三回ではジョルジュに負け
第四回では再度ビリアンに負ける
ここまで全てベスト16
そして第五回はまさかの本選1回戦敗退、その相手が本選初出場の藤吾 秀という無名選手
仕事の実績も隊長に押せるかと言われたらそこまでではなく
精神面でも弱い所がある。
そして実績が隊長候補であるシェインやジョルジュに比べ少ない。
そんな中ヘルナが隊長に選ばれた、そしてその副隊長として選ばれたのが、
実績はそこそこあれど、現場では活躍はなし、
WCBTも本選出場経験なし、情報に特化したフィロンが副隊長に選ばれた。
だがそれにはヘルナ以上のバッシングがあった。
その最大の原因は兄ファルドラの存在だった。
反逆者の家系が何故今だに防衛軍の最高の地位に立っているのか?
防衛軍は何も学ばないのか?
そのように隊員達にも不信感を抱かれていた。
・・・・・・
フィロンはそんな状況でも兄ファルドラが生きていると信じ、防衛軍の仕事と同時に兄捜索を続けていた。
だが結果で言えば防衛軍の仕事も兄捜索も上手くいっていなかった。
防衛軍
フィロンは情報分野に長けているがそれはアシスト向きのため誰かに指示を出して隊員を動かすという事がまったく出来なかった。
フィロンはただでさえ内気で人見知り、自ら話しかけるなんてもってのほか、言葉も他人にはたどたどしく態度も自信が無さげ、一般人ならそれも可愛いで消化されるだろうが、防衛軍では批判の対象となった。
そして反逆者ファルドラの妹、そんな奴の指示を鵜呑みにしたくない、信用しないという隊員が多かった。
フィロンが情報を集め、隊員達に提出するもその情報をまったく活用しない隊員が多く、結果仕事の効率が悪くなるという現象が起きていた。
現状第四部隊は最悪の状況だった。
東京異変から約2年、そんな壊滅的な状況でも第四部隊は組織として生き残っていた。
それはヘルナの存在が大きかった。
隊長となった事でヘルナは強く成長し、第四部隊の隊長に相応しい存在なろうと努力し、隊員達も
そんなヘルナを見て信頼を得ていった。
だが逆に副隊長になっても今だ変わりもしないフィロンは批判が今まで以上に集中する。
結果
ヘルナ隊長は優秀、フィロン副隊長はゴミ、第四部隊の面汚し、お荷物、汚染の発生源
と言われていた。
・・・・・・
フィロンは限界だった。
兄ファルドラの情報が何も得られず、そして隊員達からも嫌われ自分の立場が全くなかった。
人間不信になっていた。
フィロン「・・・死んじゃった方が楽なのかな・・・」
フィロンはボソっと独り言を口にする。
正義とはなんなのか?
私は何もしていないのに、兄であるファルドラが行った罪を何故私が背負わなければならない。
私がやったわけじゃないのに!!!!!!!!
フィロンの頭の中は憎悪に満ちていた。
だが一つの希望として兄ファルドラが生きていれば、あの東京異変の真相を世に広め、兄が無罪である事を証明できれば
フィロンは誤解し悪意を与え続ける人達を見返せる。
この2年でただ真相を知りたかったフィロンの動機から色々な物がくっついていた。
だがフィロンはそんな事にも気付かずにただ昔のまま兄の情報を探し続けていた。
・・・・・・
とある情報が第四部隊に入って来た。
ヘルナ「明日、エウレカ探偵事務所が第四部隊に訪問に来るらしいわ、フィロン、話を聞いてくれるかしら?」
フィロン「エウレカ探偵事務所?それだれが来るの?」
ヘルナ「四季パトさん、四季月花さん、月詠琴歌さん、この3名ね、名の通り、パト勢力が立てた事業みたいね、恐らく第四部隊の仕事を請け負いたいのかしらね、私は反対だけどフィロンはどう?」
フィロンは考える、普通に考えたら反対だ。
ネットワーク犯罪や世界各国の機密情報をも取り扱う情報特化の部隊、そこに部外者の組織を入れれば
情報漏洩のリスクに繋がる。
基本的に得る情報も含め部外者に知られたくないのだ。
フィロン「私も反対かな、月詠隊長と四季隊長の御子息達っていうのもわかる、だけどそれ以上にパトという人の周りは得体が知れない、私ですら持ちえない情報が多く存在する。そんな存在に私達の情報を一部でも取り扱わせるのは危険、私はそう思います。」
ヘルナ「じゃあそう伝えて貰えるかしら、私は中国拠点に戻らないといけないの、ここ日本拠点に来るみたいだから私は相手出来ないの」
フィロン「はい、わかりました、では私が対応します。」
フィロンはヘルナにそう言い、ヘルナはその日の仕事をフィロンに与え自室に戻って行った。
フィロン(四季雪花、彼女も所属してるのかな・・・あの人は数少ない私の目的を知ってる人だし、
ちょっと来た時に元気かどうか聞いてみよう)
「見ろよ、あいつの兄貴あんな事したのによく平気で防衛軍に居られるな」
「あれで副隊長なんてありえない、もっと他にいい人いるだろ」
「そもそもWCBTでも本選にすら残れない副隊長とかいいのか?別の役職にしたらいいんじゃね?第四部隊の質が落ちるっつうかさ」
「なんかずっとゴーグルつけてて不気味なんだよね」
「消えてくんねえかな、あの騒動で俺のダチ死んだんだけど」
「本当防衛軍の面汚しよね、本当最低、家族諸共死んだらいいのに」
「消えろ」「死ね」「邪魔」「ウザい」「キモい」「帰れ」「姿見せんな」
そんな正義の防衛軍内で悪質なイジメが行われていた。
その対象者はフィロン・ニートロフ 地球防衛軍第四部隊副隊長
ファルドラ隊長が日本 東京で大規模テロを起こし、多くの犠牲者と損害を生んだ。
そして隊長が行方不明となり、空席となった席に副隊長だったヘルナが隊長となった。
当時はヘルナの隊長就任に反対する者が多かった。
「隊長の実力じゃない」
ヘルナは強さの基準となっているWCBTでも最高成績はベスト16、
第一回ではラディウスに負け
第二回ではビリアンに負け
第三回ではジョルジュに負け
第四回では再度ビリアンに負ける
ここまで全てベスト16
そして第五回はまさかの本選1回戦敗退、その相手が本選初出場の藤吾 秀という無名選手
仕事の実績も隊長に押せるかと言われたらそこまでではなく
精神面でも弱い所がある。
そして実績が隊長候補であるシェインやジョルジュに比べ少ない。
そんな中ヘルナが隊長に選ばれた、そしてその副隊長として選ばれたのが、
実績はそこそこあれど、現場では活躍はなし、
WCBTも本選出場経験なし、情報に特化したフィロンが副隊長に選ばれた。
だがそれにはヘルナ以上のバッシングがあった。
その最大の原因は兄ファルドラの存在だった。
反逆者の家系が何故今だに防衛軍の最高の地位に立っているのか?
防衛軍は何も学ばないのか?
そのように隊員達にも不信感を抱かれていた。
・・・・・・
フィロンはそんな状況でも兄ファルドラが生きていると信じ、防衛軍の仕事と同時に兄捜索を続けていた。
だが結果で言えば防衛軍の仕事も兄捜索も上手くいっていなかった。
防衛軍
フィロンは情報分野に長けているがそれはアシスト向きのため誰かに指示を出して隊員を動かすという事がまったく出来なかった。
フィロンはただでさえ内気で人見知り、自ら話しかけるなんてもってのほか、言葉も他人にはたどたどしく態度も自信が無さげ、一般人ならそれも可愛いで消化されるだろうが、防衛軍では批判の対象となった。
そして反逆者ファルドラの妹、そんな奴の指示を鵜呑みにしたくない、信用しないという隊員が多かった。
フィロンが情報を集め、隊員達に提出するもその情報をまったく活用しない隊員が多く、結果仕事の効率が悪くなるという現象が起きていた。
現状第四部隊は最悪の状況だった。
東京異変から約2年、そんな壊滅的な状況でも第四部隊は組織として生き残っていた。
それはヘルナの存在が大きかった。
隊長となった事でヘルナは強く成長し、第四部隊の隊長に相応しい存在なろうと努力し、隊員達も
そんなヘルナを見て信頼を得ていった。
だが逆に副隊長になっても今だ変わりもしないフィロンは批判が今まで以上に集中する。
結果
ヘルナ隊長は優秀、フィロン副隊長はゴミ、第四部隊の面汚し、お荷物、汚染の発生源
と言われていた。
・・・・・・
フィロンは限界だった。
兄ファルドラの情報が何も得られず、そして隊員達からも嫌われ自分の立場が全くなかった。
人間不信になっていた。
フィロン「・・・死んじゃった方が楽なのかな・・・」
フィロンはボソっと独り言を口にする。
正義とはなんなのか?
私は何もしていないのに、兄であるファルドラが行った罪を何故私が背負わなければならない。
私がやったわけじゃないのに!!!!!!!!
フィロンの頭の中は憎悪に満ちていた。
だが一つの希望として兄ファルドラが生きていれば、あの東京異変の真相を世に広め、兄が無罪である事を証明できれば
フィロンは誤解し悪意を与え続ける人達を見返せる。
この2年でただ真相を知りたかったフィロンの動機から色々な物がくっついていた。
だがフィロンはそんな事にも気付かずにただ昔のまま兄の情報を探し続けていた。
・・・・・・
とある情報が第四部隊に入って来た。
ヘルナ「明日、エウレカ探偵事務所が第四部隊に訪問に来るらしいわ、フィロン、話を聞いてくれるかしら?」
フィロン「エウレカ探偵事務所?それだれが来るの?」
ヘルナ「四季パトさん、四季月花さん、月詠琴歌さん、この3名ね、名の通り、パト勢力が立てた事業みたいね、恐らく第四部隊の仕事を請け負いたいのかしらね、私は反対だけどフィロンはどう?」
フィロンは考える、普通に考えたら反対だ。
ネットワーク犯罪や世界各国の機密情報をも取り扱う情報特化の部隊、そこに部外者の組織を入れれば
情報漏洩のリスクに繋がる。
基本的に得る情報も含め部外者に知られたくないのだ。
フィロン「私も反対かな、月詠隊長と四季隊長の御子息達っていうのもわかる、だけどそれ以上にパトという人の周りは得体が知れない、私ですら持ちえない情報が多く存在する。そんな存在に私達の情報を一部でも取り扱わせるのは危険、私はそう思います。」
ヘルナ「じゃあそう伝えて貰えるかしら、私は中国拠点に戻らないといけないの、ここ日本拠点に来るみたいだから私は相手出来ないの」
フィロン「はい、わかりました、では私が対応します。」
フィロンはヘルナにそう言い、ヘルナはその日の仕事をフィロンに与え自室に戻って行った。
フィロン(四季雪花、彼女も所属してるのかな・・・あの人は数少ない私の目的を知ってる人だし、
ちょっと来た時に元気かどうか聞いてみよう)
patopatoblog at 20:54|Permalink
No.174 世界王が生まれる瞬間(微R18)
万園に大きな力が溢れ出す。
ネルはその現象を眺めている。
ネル「なんだ?この充満されていく感覚は?」
ネルはいつも通り万園のフロアで神籟を誘っていた、だがその途中で世界全体が強い力で満たされている感覚を得る。
神籟「珍しい・・・この万園世界の時間で一体何十年ぶりの世界王誕生でしょうか・・・」
ネル「うお?!今回は現れた?!今更戦う気になったのか?!」
神籟「違うよ、でも珍しい現象なのは間違いないからネルに教えておこうかなってね」
ネルはこの現象を前にして戦うような気分になれなかったため神籟の話を聞く。
神籟「元々この世界は世界王で溢れていたのは知ってるよね?」
ネル「ああ、神籟から聞いたからな、それで世界王同士の共食いが起こって今の人数になったと聞いたが?」
神籟「その通りですよ、あの時に生き残った世界王は6名、そこから要所要所でストレリチア様が世界王を作って22名までになった、その一番若い子が【無命(むめい)】外ではノルンと名乗っているメリアにくっついている子、後は各々世界王を作れる人が世界王を作ったりしていた、つまりここ数十年ストレリチア様が世界王を作ることがなかったの」
ネル「つまりこの莫大なエネルギーは今ストレリチア様が直々に世界王を作っている最中だと?」
神籟「そうね、ストレリチア様が作れる世界王の強さは過去最高でEXクラス、EXクラスは【最強種】と呼ばれるんだけど、それも過去に生まれたのは10体のみ、そして今残っているのは3名、私を含め残りの3名は後天的に生まれた【最強種】」
ネル「それも前に聞いた、つまりもしかするとお前に匹敵する世界王が生まれる可能性があると?」
神籟「ほぼ0に近いけどね、でも言えるのはストレリチア様が産む世界王の強さの最低はSS+クラス、確実にネルよりも強いよ、ネルはAランクだからね、手も足もでないだろうね、残念ながら」
ネル「複雑なものだな、私も別に何かしらの訓練をしたわけではないが万園の世界王として選ばれてから自身なりに訓練をしているのだがな、それでもランクに変動はなし、それが生まれて間もない世界王に負けるのか」
神籟「私は世界王戦争賛成派だから、ネルがお願いするなら第三席 誕爛(たんらん)に声かけるよ、誕爛もストレリチア様同様世界王を作れるから、最高ランクはS+だし、ネルみたいな子達にも丁度いいんじゃないかな?」
神籟は密かに思っていた。
各世界から主パトに適合した従属の世界王化、それは何も問題ないし、今後もパトの覚醒を考えれば積極的に取り組むべき事項。
だがそれと同時に覚醒しても万園の世界王どころか、各従属に与えられた世界の世界王よりも弱い事があるためそこは万園の世界王と名乗るにふさわしくないのではないかと。
神籟「万園も私達やネルのように正式に選ばれ進化した世界王は上層世界、ストレリチア様や誕爛が大量に世界王を作ってそれらを戦わせ覚醒、成長させる下層世界、こうやって二分化することで万園は成長し続ける事が可能だと、私は思うんだよね」
ネル「それは面白い事だな、もちろん上層世界の住人は下層世界に自由に出入りできるんだろうな?」
神籟「私はそれを了承したいけど・・・多分無理かな、なにせ戦うという事は殺し合うって事だからね、死んでも生き返るとかそんな生易しい世界じゃない、負けたら喰われて養分になって終わり、それは流石にパト様も許容しないんじゃない?パト様はネルの事凄く大事そうだしね、もっと自分の事よりもパト様の事も考えてあげなよ、もうネルだけの身体じゃないんだからさ」
ネル「それもそうだな、仕方ない、どの世も女が嫁げば不自由になるもの、暴れたいが主様がそれで私を失って泣いてしまうのは流石にマズいからな」
ネルはどこか嬉しそうに語る、それを横目に神籟はクスっと笑いつつも空を見上げる、すると空に充満した光が一点に集まりだした。
神籟「あ、そろそろだね、・・・今回は4名か、結構多いね、どうしたんだろう?ストレリチア様、4名も世界王を一気に作るなんて、何かあったのかな?」
ネル「あれが・・・」
ネルが空を見上げると4つの光があった。
ネル「あの光が・・・あれがどいつもこいつも私よりも強いのか・・・」
神籟「【神籬(ひもろぎ】【死樂(しらく)】【魂天(こんてん)】【幽夢(ゆうむ)】また花姫(かしん)に測定して貰わないとね」
ネル「待て、何だ?神籟はいったい何が見えた?」
神籟「名前と容姿、ランクとか性格は流石に合ってみないとわからないけど、まあいい子ではないわね、強さを持つって事は何かの個性が秀でてる、無個性は強くなれないから」
ネル「すぐに会う事になるのか?」
神籟「当分はないわね、そもそもストレリチア様がどうして4人も世界王を作ったのか、その意図をまずは円卓の王達が集まって会議しないといけないからね、ストレリチア様に直接聞くのは無礼だから」
ネル「聞いた方がよくないか?」
神籟「聞いて納得するなら私達なんて要らないんだよ、ストレリチア様は一人で全て出来てしまう、本来私達なんて居なくていい存在、何故ならストレリチア様が呼吸をする、そのレベルの事を私達は必死になってやっているんだから、つまり聞くという手間を増やすくらいなら私達なんて要らない、そうなりかねないの」
ネル「面倒な社長様だな、報連相という概念を主様から教わったが皆無過ぎるな」
神籟「ネル、貴女も新人に手を出さないでね、私は自身の世界に戻るから」
ネル「それだけのためにわざわざ私の前に現れたのか?」
神籟「そうだよ、珍しい光景だし、折角だから教えてあげようって思ってね、そうだ、どうせならネルの世界に案内してよ、もし私が納得出来るレベルまで仕上がってるなら喧嘩、してあげてもいいよ?」
ネル「本当か?!なら早速製作を急がねばな!約束守れよ!誰もこの世界でまともに戦ってくれないからな!」
神籟「でも花姫(かしん)とは戦ったんじゃないの?報告ではそう聞いてたけど?」
花姫は第十一席の円卓の王メンバーの一人である。
ネル「・・・負けたさ」
ネルは少し気まずそうな表情でボソっと答える。
神籟「もしかしてテクノブレイクで死んだ?」
ネル「黙れ!!!!あのやられ方は屈辱なんだ!!!!」
神籟「ああ・・・」
神籟はネルに対して哀れみの表情を向ける。
花姫の能力に【孕ませる】力がある、
世界全域という絶対的広範囲領域に花姫の種子をバラまく、そしてそれを花姫以外に付着すると受粉し、花が咲く、花姫はそれを【細胞を孕ませる】【原子を孕ませる】と言う。
ネルは花姫とランク付けをする時に戦った。
結果的にネルは花姫の種子を身体全体に浴び、全細胞が孕んだ。
そして孕み、花として産まれる時にとてつもない快楽を得る、それは人が行う自慰行為で絶頂を迎える時の感度の約500倍、それを一つの種子だけで得る、それを無数に浴びれば身体全体が快楽の波に襲われ、脳や呼吸が過剰になり死に至る、適量ならいいのだが、過度な快楽は【苦痛】でしかない。
神籟「花姫は優しいからちゃんと言えばその快楽を得る前に殺す事もしてくれたでしょうに・・・」
ネル「そんなわざわざ自分から負けを認めるような事するか、快楽という苦痛の中でもなんとか私の絶対で殺してやろうと思ったんだが・・・その能力すらも孕まされたらな・・・」
花姫は物質に限らず能力すらも孕ませる、孕んだ能力は効力を失う、何故なら既にその能力は術者のものではないからだ、孕み主導権を握った花姫のものである。
ネル「嫌な事思い出したな、もう帰る、世界出来たら一番に神籟、お前を呼んでやる、覚悟するんだな!」
ネルはその場を立ち去る。
神籟はその場でクスクス笑いながら「かわいい子」と微笑み、自分の世界に帰る。
ネルはその現象を眺めている。
ネル「なんだ?この充満されていく感覚は?」
ネルはいつも通り万園のフロアで神籟を誘っていた、だがその途中で世界全体が強い力で満たされている感覚を得る。
神籟「珍しい・・・この万園世界の時間で一体何十年ぶりの世界王誕生でしょうか・・・」
ネル「うお?!今回は現れた?!今更戦う気になったのか?!」
神籟「違うよ、でも珍しい現象なのは間違いないからネルに教えておこうかなってね」
ネルはこの現象を前にして戦うような気分になれなかったため神籟の話を聞く。
神籟「元々この世界は世界王で溢れていたのは知ってるよね?」
ネル「ああ、神籟から聞いたからな、それで世界王同士の共食いが起こって今の人数になったと聞いたが?」
神籟「その通りですよ、あの時に生き残った世界王は6名、そこから要所要所でストレリチア様が世界王を作って22名までになった、その一番若い子が【無命(むめい)】外ではノルンと名乗っているメリアにくっついている子、後は各々世界王を作れる人が世界王を作ったりしていた、つまりここ数十年ストレリチア様が世界王を作ることがなかったの」
ネル「つまりこの莫大なエネルギーは今ストレリチア様が直々に世界王を作っている最中だと?」
神籟「そうね、ストレリチア様が作れる世界王の強さは過去最高でEXクラス、EXクラスは【最強種】と呼ばれるんだけど、それも過去に生まれたのは10体のみ、そして今残っているのは3名、私を含め残りの3名は後天的に生まれた【最強種】」
ネル「それも前に聞いた、つまりもしかするとお前に匹敵する世界王が生まれる可能性があると?」
神籟「ほぼ0に近いけどね、でも言えるのはストレリチア様が産む世界王の強さの最低はSS+クラス、確実にネルよりも強いよ、ネルはAランクだからね、手も足もでないだろうね、残念ながら」
ネル「複雑なものだな、私も別に何かしらの訓練をしたわけではないが万園の世界王として選ばれてから自身なりに訓練をしているのだがな、それでもランクに変動はなし、それが生まれて間もない世界王に負けるのか」
神籟「私は世界王戦争賛成派だから、ネルがお願いするなら第三席 誕爛(たんらん)に声かけるよ、誕爛もストレリチア様同様世界王を作れるから、最高ランクはS+だし、ネルみたいな子達にも丁度いいんじゃないかな?」
神籟は密かに思っていた。
各世界から主パトに適合した従属の世界王化、それは何も問題ないし、今後もパトの覚醒を考えれば積極的に取り組むべき事項。
だがそれと同時に覚醒しても万園の世界王どころか、各従属に与えられた世界の世界王よりも弱い事があるためそこは万園の世界王と名乗るにふさわしくないのではないかと。
神籟「万園も私達やネルのように正式に選ばれ進化した世界王は上層世界、ストレリチア様や誕爛が大量に世界王を作ってそれらを戦わせ覚醒、成長させる下層世界、こうやって二分化することで万園は成長し続ける事が可能だと、私は思うんだよね」
ネル「それは面白い事だな、もちろん上層世界の住人は下層世界に自由に出入りできるんだろうな?」
神籟「私はそれを了承したいけど・・・多分無理かな、なにせ戦うという事は殺し合うって事だからね、死んでも生き返るとかそんな生易しい世界じゃない、負けたら喰われて養分になって終わり、それは流石にパト様も許容しないんじゃない?パト様はネルの事凄く大事そうだしね、もっと自分の事よりもパト様の事も考えてあげなよ、もうネルだけの身体じゃないんだからさ」
ネル「それもそうだな、仕方ない、どの世も女が嫁げば不自由になるもの、暴れたいが主様がそれで私を失って泣いてしまうのは流石にマズいからな」
ネルはどこか嬉しそうに語る、それを横目に神籟はクスっと笑いつつも空を見上げる、すると空に充満した光が一点に集まりだした。
神籟「あ、そろそろだね、・・・今回は4名か、結構多いね、どうしたんだろう?ストレリチア様、4名も世界王を一気に作るなんて、何かあったのかな?」
ネル「あれが・・・」
ネルが空を見上げると4つの光があった。
ネル「あの光が・・・あれがどいつもこいつも私よりも強いのか・・・」
神籟「【神籬(ひもろぎ】【死樂(しらく)】【魂天(こんてん)】【幽夢(ゆうむ)】また花姫(かしん)に測定して貰わないとね」
ネル「待て、何だ?神籟はいったい何が見えた?」
神籟「名前と容姿、ランクとか性格は流石に合ってみないとわからないけど、まあいい子ではないわね、強さを持つって事は何かの個性が秀でてる、無個性は強くなれないから」
ネル「すぐに会う事になるのか?」
神籟「当分はないわね、そもそもストレリチア様がどうして4人も世界王を作ったのか、その意図をまずは円卓の王達が集まって会議しないといけないからね、ストレリチア様に直接聞くのは無礼だから」
ネル「聞いた方がよくないか?」
神籟「聞いて納得するなら私達なんて要らないんだよ、ストレリチア様は一人で全て出来てしまう、本来私達なんて居なくていい存在、何故ならストレリチア様が呼吸をする、そのレベルの事を私達は必死になってやっているんだから、つまり聞くという手間を増やすくらいなら私達なんて要らない、そうなりかねないの」
ネル「面倒な社長様だな、報連相という概念を主様から教わったが皆無過ぎるな」
神籟「ネル、貴女も新人に手を出さないでね、私は自身の世界に戻るから」
ネル「それだけのためにわざわざ私の前に現れたのか?」
神籟「そうだよ、珍しい光景だし、折角だから教えてあげようって思ってね、そうだ、どうせならネルの世界に案内してよ、もし私が納得出来るレベルまで仕上がってるなら喧嘩、してあげてもいいよ?」
ネル「本当か?!なら早速製作を急がねばな!約束守れよ!誰もこの世界でまともに戦ってくれないからな!」
神籟「でも花姫(かしん)とは戦ったんじゃないの?報告ではそう聞いてたけど?」
花姫は第十一席の円卓の王メンバーの一人である。
ネル「・・・負けたさ」
ネルは少し気まずそうな表情でボソっと答える。
神籟「もしかしてテクノブレイクで死んだ?」
ネル「黙れ!!!!あのやられ方は屈辱なんだ!!!!」
神籟「ああ・・・」
神籟はネルに対して哀れみの表情を向ける。
花姫の能力に【孕ませる】力がある、
世界全域という絶対的広範囲領域に花姫の種子をバラまく、そしてそれを花姫以外に付着すると受粉し、花が咲く、花姫はそれを【細胞を孕ませる】【原子を孕ませる】と言う。
ネルは花姫とランク付けをする時に戦った。
結果的にネルは花姫の種子を身体全体に浴び、全細胞が孕んだ。
そして孕み、花として産まれる時にとてつもない快楽を得る、それは人が行う自慰行為で絶頂を迎える時の感度の約500倍、それを一つの種子だけで得る、それを無数に浴びれば身体全体が快楽の波に襲われ、脳や呼吸が過剰になり死に至る、適量ならいいのだが、過度な快楽は【苦痛】でしかない。
神籟「花姫は優しいからちゃんと言えばその快楽を得る前に殺す事もしてくれたでしょうに・・・」
ネル「そんなわざわざ自分から負けを認めるような事するか、快楽という苦痛の中でもなんとか私の絶対で殺してやろうと思ったんだが・・・その能力すらも孕まされたらな・・・」
花姫は物質に限らず能力すらも孕ませる、孕んだ能力は効力を失う、何故なら既にその能力は術者のものではないからだ、孕み主導権を握った花姫のものである。
ネル「嫌な事思い出したな、もう帰る、世界出来たら一番に神籟、お前を呼んでやる、覚悟するんだな!」
ネルはその場を立ち去る。
神籟はその場でクスクス笑いながら「かわいい子」と微笑み、自分の世界に帰る。
patopatoblog at 20:13|Permalink
2025年07月03日
No.173 奏星の指揮力
今日は数日に掛けて汚染されたERRORの駆除出張だった。
奏星「また当分は気が抜けませんね」
雪花「仕方ないわよ、専攻部隊はそういう部隊なんだから、今回はトールちゃんとロートさんを呼んでるから早く仕事が終わる事を願いましょう、そのためにも私も頑張らないと!」
雪花と奏星は更衣室で原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)の制服に着替えていた。
雪花「正直トールちゃんとロートさんを同じ現場に持っていくのは抵抗あるけど、状況が状況だからね、奏星さんも大変だと思うけど指揮よろしくね」
奏星「大丈夫です!任せてください!」
雪花と奏星は着替え終わり、世間話をしながら宇宙船に乗る。
・・・・・・
トール「来るのは良いけど邪魔しないでよね、僕こんなことで始末書とか書かされるの不本意なんだからさ」
ロート「安心しろ、お前とは真逆の配置にしてもらうつもりだ!お前も自分のテリトリーだけで仕事するんだな!絶対に私の仕事エリアに入って来るんじゃないぞ!」
トールとロートは言い合いをしていた、雪花はその状況を見て頭を抑える。
雪花「もう喧嘩してるし、というかテリトリーとかないから!臨機応変に動いてもらうからね!トールちゃんは勢力が固まっている所を集中的に狙ってほしいし、ロートさんは相手の情報をいち早く集めて駆除対応の方針を早く固めるために前半戦は多くの情報収集をしてもらいたいし、お互いが一部のエリアなんて事は絶対にあり得ないわ、互いに尊重しあってもらわないと!」
トール「でもこいつ平気で私の攻撃エリアに残るんだよ!馬鹿だよ!自殺志願者だよ!」
ロート「私が辞めろと言ってもお前が辞めないだろ!お前は快楽殺神者じゃないか!」
雪花「そうならないためにも!!!今回も奏星さんの言う事を絶対に聞いてね!さっき言った直後に言うと矛盾になるけど、別にトールちゃんがロートさんの言う事を聞きたくないならそれでいい!でも奏星さんの指令を聞けないなら始末書だけじゃ済まないわよ」
トールは雪花の説教に渋々頷く、ロートは自身の仕事に支障が無ければ文句が無いタイプのため、雪花の言葉を素直に受け入れる。
雪花「ほら、ロートさんは原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)に入っての初任務なんだからお願いね!私すっごく期待してるから!ずっと欲しかった神材だったからね!」
ロート「私をお高く評価してくれるのは構わないが、それなりに私のやり方を尊重してくれなければ結果を満足に提供出来ないとだけは認識しててくれ」
奏星「勿論です、皆さんが自分が一番活躍出来る仕事をしたいと考えています、勿論私もその考えには賛成ですし、極力そうさせてもらいたいと考えていますよ」
しっかりと制服を着こなしている奏星が三人の前に現れる。
トール「やっぱり仕事となると服は脱がないんだな」
奏星「仕事はしっかりします、むしろ仕事から解放された時に身も心も解放するのが心地いいんですよ、常に解放していたらそれだけでは満足出来なくなります、適度に自分を縛る事も必要なんですよ、トールさん」
トール「僕とは逆だね!仕事以外では暴れられないからウズウズしてるけど仕事になると暴れられるからドカン!!って解放出来るからね!」
奏星「そうですね!それと同じです!一気に解放するのが快楽なんですよね♪」
宇宙船は目的の星に到着した、今回は帝国の星から近い星だったため、移動時間はそうそうかからなかった。
・・・・・・
宇宙船は星に着陸はせずに空に浮遊している。
それは大地がもし汚染されている場合乗っ取られる恐れがあるからだ。
過去帝国を襲ったERRORが城内に侵入してきた経路は地下だった、だが空なら上から下まで管理が行き届く。
宇宙船の扉が開く、そして雪花は大地を見る、するとそこには黒いネバネバした生き物が大量に徘徊していた、それは一瞬見ただけでは分からず、大地一体が黒い何かで覆われているように見える、だが目を凝らしてみると大量のERRORがウジャウジャと移動しているのがわかった。
奏星「では・・・指揮を開始します。」
奏星の表情が変わる、目の光を無くし、無表情になる。
ロート(天野江 奏星、地球から来た元人間の神、力は下級神クラスで弱い、だが原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)の癖の強いメンバーもそうだが、専攻部隊全員が奏星の指揮に反対しない、そもそも奏星が専攻部隊の副総長であることに誰も疑問を抱かない、それが疑問だ、実力重視の部隊が弱者を認めるなんてあり得ない、ましては下級神、ここはお手並み拝見といこうか)
奏星「ERRORの種類は7種類、下級ERROR、数はおよそ4000万体強、一度張り付くと汚染が開始し、消滅する恐れが多いため、遠距離攻撃で様子を見ましょう、それでは遠距離部隊、作戦名【多彩】開始」
奏星が指揮をすると宇宙船の甲板に訳500体の神が各自別々の性質を持つ能力を放つ。
奏星「互いに干渉しないように放て」
奏星の合図で一斉に殲滅が開始される。
空からは多種多様な攻撃が降り注ぐ、統一性のない多くの色に溢れた攻撃が星全土を覆うように地上に落下していく、そして次々と攻撃がERRORを襲う。
雪花「攻撃成功、奏星、次だ」
奏星「イメージを全員に送ります」
奏星が淡く輝く、すると奏星の頭の中のイメージが全員に伝達する、頭の中で空間が展開される感覚だった。
奏星「ダメージに成功した攻撃は19弾、その配置と性質を送りました、その結果に基づいて班を再編成します、実際にダメージを与える班、一点に集める誘導班、この2部隊で確実に攻撃を当て続けてください」
奏星はトールを見る
奏星「トール、貴女の攻撃は通用します、一点にERRORが固まったら遠慮なく攻撃してください、一撃目は大地が損傷しても問題ありません、ただし、二撃目以降は一撃目で抉った場所とは違う箇所で攻撃を続行してもらいます、そして私が指示を出すまで二撃目以降の攻撃で大事を抉る事は禁止します」
トール「おっけ~~」
奏星は次にロートを見る
奏星「ロート、貴女は二班とは別の動きをして貰います、トールの一撃目で抉った大地で情報を集めなさい、ERRORの性質、大地の汚染度、大気汚染度、ERRORの生活習慣まで分かれば攻略範囲が明確になります、助手を20名容易します、その者に荷物を運ばせます、ロートは現地で即座に解析を」
ロート「わかった」
ロート(ほう、私は仕事に集中させ、雑用は全て隊員にやらせるのか、効率が良いな)
ロート「私の知識は専門的なものだが、それらを理解できる部隊員が20名もいるのか?」
奏星「随時私がアシストします」
奏星はそう言うとロートの方に向かずに雪花を見た
奏星「雪花、貴女は待機です、ある程度の情報が揃えば一斉総滅を開始します、その時に原始支配を大地に大量に流してください、その効果範囲の確認とERRORを集める作業はこちらで行います」
雪花「わかったわ、なら皆!いち早く帰れるように頑張ってきなさい!!」
雪花の号令を合図に部隊員は各自大地に向けて飛び出していった。
・・・・・・
作戦は順調に進んだ。
トール率いる攻撃班は誘導班が各所に集めたERRORに対して一斉攻撃を始めていた、最も多い場所にトールが攻撃し、指令通りに大地を大きく抉った。
それを確認したロートが大地に降り立ち調査の準備を始める、ERRORの一部を集めさせている間に機械を設置し、汚染調査を開始したロート。
ロート(思ったよりも汚染度が高いな、何種類か浄化できるフィルターを持ってくる必要があるな、だがあいつらに種類がわかるのか?)
ロートがそう考えたすぐに部隊員が「フィルター150種類ですね!持ってきます!」とロートが指示していないのに部隊員がロートの前に現れ願った事を実行してくれた。
ロート(まさかこれが奏星が言っていたフォロー・・・下級神と侮っていたが・・・流石だな、仕事が凄くやりやすい、この環境に一度慣れてしまったら他の部隊での仕事がストレスになるだろうな)
ロートが調査を進め、ある程度の結果が出た事で自動的に全部隊員に情報が流れる。
そして脳内で指示が届く。
奏星(このエリア内にERRORを集めます、地中に居るERRORを地表に近づけるために誘導班はオーラを大量放出、20秒後に宇宙船に帰還、攻撃部隊も誘導部隊が帰還した事を確認した後、帰還してください、終わらせます。)
・・・・・・
奏星の指示通りに現場は動いた、そして部隊員全員が宇宙船に戻った事を確認した奏星が雪花のみを星に残し、宇宙船を星外に出してしまう。
雪花は宇宙船から飛び降りた勢いのまま原始剣を構える、そして全力の一撃を大地に向けて放つ!!
すると地中に居たERRORが一斉に地上に出て来た!
その数は最初に地上を張っていた数の約4倍!!雪花の周りは黒一色に染められていく中、空から無数の光が降り注いだ。
奏星「星に願いを・・・シューティングスター」
奏星はオーラを使ったわけではない、ただ星々に願った、するとそれに答えるように星々は光輝き、星のエネルギーを奏星が求めるエリア一点に攻撃を放つ、その数はなんと5984正(10の40乗)の光が一つの星に降り注ぐ、威力は奏星が願う事で威力が上がり続ける。
星々の攻撃は雪花を避けて一斉に放たれる。
ERRORは木っ端微塵に跡形なく消え去る。
雪花「相変わらずの馬鹿攻撃範囲と馬鹿攻撃威力・・・お疲れ様、一日で全部終わったじゃない」
数日かかると思われていたERROR討伐は1日で全てが完了した。
その後宇宙船は再度星の内部に戻り、ロートに最終調査を行わせ、ERRORの残りが無いかを確認させた。
結果ERRORは確実に全て殲滅されている事がわかり、専攻部隊の任務は完了した。
ここから別部隊の仕事になるため、雪花達は帝国に戻った。
・・・・・・
雪花「どうだった、ロートさん、奏星の仕事っぷりは?」
ロート「正直に言わせてもらうと・・・副総長に最もふさわしいと認めざるを得ない、いや、本音を言わせてもらうと私が護衛部隊の副総長をしていた頃よりも全然仕事が出来ている、私がいかにも副総長して力が不充分だったかがわかって・・・恥ずかしいと感じたな・・・」
雪花「適材適所だよ、奏星は私達みたいに現場に立つ事は出来ない、扱える技もあんな馬鹿みたいな攻撃だし、運よく司令塔の仕事が天職だった、だから副総長として私の隣に居て貰ってるの、私は現場でしか活躍出来ないから、馬鹿で視野が狭いから皆のめんどうは見れないしね」
ロート「それを全面的に任せられるトップも私は素晴らしいと思うぞ、私は」
雪花「私が完璧ならいいけど、不充分だらけだから、皆から力を貸してもらわないとまともに仕事も出来ないの、私は、だから原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)はある意味私が出来ない事を代わりいやってもらうためのメンバーと見て貰ってもいいかな、誰も代わりが効かない、ロートさんはトールちゃんと同じ動きは出来ないし、他の子と同じ動きは出来ない、それは他の子も同じ、ロートさんの専門知識は誰も真似できない、だから私は欲しかった。」
雪花はロートの顔を見つめる
雪花「期待してるわ、私達が出来ない分野で助けて、そうすれば皆が笑顔でいられるから」
ロート「ああ、わかった」
二人は満足そうに微笑む、奏星は司令塔の仕事の後は脳が極度の疲労状態になるため深い睡眠に入っていた。
雪花「今回は1日だけだから1日睡眠かな、司令塔モードになった時間分睡眠が必要となるから長丁場の現場の後になると奏星さんも最悪数日起きない事もある、けどこの力は専攻部隊ではなくてはならないものになってる、ありがとう、次も期待してるからね」
こうして雪花達は帝国に戻った。
奏星「また当分は気が抜けませんね」
雪花「仕方ないわよ、専攻部隊はそういう部隊なんだから、今回はトールちゃんとロートさんを呼んでるから早く仕事が終わる事を願いましょう、そのためにも私も頑張らないと!」
雪花と奏星は更衣室で原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)の制服に着替えていた。
雪花「正直トールちゃんとロートさんを同じ現場に持っていくのは抵抗あるけど、状況が状況だからね、奏星さんも大変だと思うけど指揮よろしくね」
奏星「大丈夫です!任せてください!」
雪花と奏星は着替え終わり、世間話をしながら宇宙船に乗る。
・・・・・・
トール「来るのは良いけど邪魔しないでよね、僕こんなことで始末書とか書かされるの不本意なんだからさ」
ロート「安心しろ、お前とは真逆の配置にしてもらうつもりだ!お前も自分のテリトリーだけで仕事するんだな!絶対に私の仕事エリアに入って来るんじゃないぞ!」
トールとロートは言い合いをしていた、雪花はその状況を見て頭を抑える。
雪花「もう喧嘩してるし、というかテリトリーとかないから!臨機応変に動いてもらうからね!トールちゃんは勢力が固まっている所を集中的に狙ってほしいし、ロートさんは相手の情報をいち早く集めて駆除対応の方針を早く固めるために前半戦は多くの情報収集をしてもらいたいし、お互いが一部のエリアなんて事は絶対にあり得ないわ、互いに尊重しあってもらわないと!」
トール「でもこいつ平気で私の攻撃エリアに残るんだよ!馬鹿だよ!自殺志願者だよ!」
ロート「私が辞めろと言ってもお前が辞めないだろ!お前は快楽殺神者じゃないか!」
雪花「そうならないためにも!!!今回も奏星さんの言う事を絶対に聞いてね!さっき言った直後に言うと矛盾になるけど、別にトールちゃんがロートさんの言う事を聞きたくないならそれでいい!でも奏星さんの指令を聞けないなら始末書だけじゃ済まないわよ」
トールは雪花の説教に渋々頷く、ロートは自身の仕事に支障が無ければ文句が無いタイプのため、雪花の言葉を素直に受け入れる。
雪花「ほら、ロートさんは原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)に入っての初任務なんだからお願いね!私すっごく期待してるから!ずっと欲しかった神材だったからね!」
ロート「私をお高く評価してくれるのは構わないが、それなりに私のやり方を尊重してくれなければ結果を満足に提供出来ないとだけは認識しててくれ」
奏星「勿論です、皆さんが自分が一番活躍出来る仕事をしたいと考えています、勿論私もその考えには賛成ですし、極力そうさせてもらいたいと考えていますよ」
しっかりと制服を着こなしている奏星が三人の前に現れる。
トール「やっぱり仕事となると服は脱がないんだな」
奏星「仕事はしっかりします、むしろ仕事から解放された時に身も心も解放するのが心地いいんですよ、常に解放していたらそれだけでは満足出来なくなります、適度に自分を縛る事も必要なんですよ、トールさん」
トール「僕とは逆だね!仕事以外では暴れられないからウズウズしてるけど仕事になると暴れられるからドカン!!って解放出来るからね!」
奏星「そうですね!それと同じです!一気に解放するのが快楽なんですよね♪」
宇宙船は目的の星に到着した、今回は帝国の星から近い星だったため、移動時間はそうそうかからなかった。
・・・・・・
宇宙船は星に着陸はせずに空に浮遊している。
それは大地がもし汚染されている場合乗っ取られる恐れがあるからだ。
過去帝国を襲ったERRORが城内に侵入してきた経路は地下だった、だが空なら上から下まで管理が行き届く。
宇宙船の扉が開く、そして雪花は大地を見る、するとそこには黒いネバネバした生き物が大量に徘徊していた、それは一瞬見ただけでは分からず、大地一体が黒い何かで覆われているように見える、だが目を凝らしてみると大量のERRORがウジャウジャと移動しているのがわかった。
奏星「では・・・指揮を開始します。」
奏星の表情が変わる、目の光を無くし、無表情になる。
ロート(天野江 奏星、地球から来た元人間の神、力は下級神クラスで弱い、だが原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)の癖の強いメンバーもそうだが、専攻部隊全員が奏星の指揮に反対しない、そもそも奏星が専攻部隊の副総長であることに誰も疑問を抱かない、それが疑問だ、実力重視の部隊が弱者を認めるなんてあり得ない、ましては下級神、ここはお手並み拝見といこうか)
奏星「ERRORの種類は7種類、下級ERROR、数はおよそ4000万体強、一度張り付くと汚染が開始し、消滅する恐れが多いため、遠距離攻撃で様子を見ましょう、それでは遠距離部隊、作戦名【多彩】開始」
奏星が指揮をすると宇宙船の甲板に訳500体の神が各自別々の性質を持つ能力を放つ。
奏星「互いに干渉しないように放て」
奏星の合図で一斉に殲滅が開始される。
空からは多種多様な攻撃が降り注ぐ、統一性のない多くの色に溢れた攻撃が星全土を覆うように地上に落下していく、そして次々と攻撃がERRORを襲う。
雪花「攻撃成功、奏星、次だ」
奏星「イメージを全員に送ります」
奏星が淡く輝く、すると奏星の頭の中のイメージが全員に伝達する、頭の中で空間が展開される感覚だった。
奏星「ダメージに成功した攻撃は19弾、その配置と性質を送りました、その結果に基づいて班を再編成します、実際にダメージを与える班、一点に集める誘導班、この2部隊で確実に攻撃を当て続けてください」
奏星はトールを見る
奏星「トール、貴女の攻撃は通用します、一点にERRORが固まったら遠慮なく攻撃してください、一撃目は大地が損傷しても問題ありません、ただし、二撃目以降は一撃目で抉った場所とは違う箇所で攻撃を続行してもらいます、そして私が指示を出すまで二撃目以降の攻撃で大事を抉る事は禁止します」
トール「おっけ~~」
奏星は次にロートを見る
奏星「ロート、貴女は二班とは別の動きをして貰います、トールの一撃目で抉った大地で情報を集めなさい、ERRORの性質、大地の汚染度、大気汚染度、ERRORの生活習慣まで分かれば攻略範囲が明確になります、助手を20名容易します、その者に荷物を運ばせます、ロートは現地で即座に解析を」
ロート「わかった」
ロート(ほう、私は仕事に集中させ、雑用は全て隊員にやらせるのか、効率が良いな)
ロート「私の知識は専門的なものだが、それらを理解できる部隊員が20名もいるのか?」
奏星「随時私がアシストします」
奏星はそう言うとロートの方に向かずに雪花を見た
奏星「雪花、貴女は待機です、ある程度の情報が揃えば一斉総滅を開始します、その時に原始支配を大地に大量に流してください、その効果範囲の確認とERRORを集める作業はこちらで行います」
雪花「わかったわ、なら皆!いち早く帰れるように頑張ってきなさい!!」
雪花の号令を合図に部隊員は各自大地に向けて飛び出していった。
・・・・・・
作戦は順調に進んだ。
トール率いる攻撃班は誘導班が各所に集めたERRORに対して一斉攻撃を始めていた、最も多い場所にトールが攻撃し、指令通りに大地を大きく抉った。
それを確認したロートが大地に降り立ち調査の準備を始める、ERRORの一部を集めさせている間に機械を設置し、汚染調査を開始したロート。
ロート(思ったよりも汚染度が高いな、何種類か浄化できるフィルターを持ってくる必要があるな、だがあいつらに種類がわかるのか?)
ロートがそう考えたすぐに部隊員が「フィルター150種類ですね!持ってきます!」とロートが指示していないのに部隊員がロートの前に現れ願った事を実行してくれた。
ロート(まさかこれが奏星が言っていたフォロー・・・下級神と侮っていたが・・・流石だな、仕事が凄くやりやすい、この環境に一度慣れてしまったら他の部隊での仕事がストレスになるだろうな)
ロートが調査を進め、ある程度の結果が出た事で自動的に全部隊員に情報が流れる。
そして脳内で指示が届く。
奏星(このエリア内にERRORを集めます、地中に居るERRORを地表に近づけるために誘導班はオーラを大量放出、20秒後に宇宙船に帰還、攻撃部隊も誘導部隊が帰還した事を確認した後、帰還してください、終わらせます。)
・・・・・・
奏星の指示通りに現場は動いた、そして部隊員全員が宇宙船に戻った事を確認した奏星が雪花のみを星に残し、宇宙船を星外に出してしまう。
雪花は宇宙船から飛び降りた勢いのまま原始剣を構える、そして全力の一撃を大地に向けて放つ!!
すると地中に居たERRORが一斉に地上に出て来た!
その数は最初に地上を張っていた数の約4倍!!雪花の周りは黒一色に染められていく中、空から無数の光が降り注いだ。
奏星「星に願いを・・・シューティングスター」
奏星はオーラを使ったわけではない、ただ星々に願った、するとそれに答えるように星々は光輝き、星のエネルギーを奏星が求めるエリア一点に攻撃を放つ、その数はなんと5984正(10の40乗)の光が一つの星に降り注ぐ、威力は奏星が願う事で威力が上がり続ける。
星々の攻撃は雪花を避けて一斉に放たれる。
ERRORは木っ端微塵に跡形なく消え去る。
雪花「相変わらずの馬鹿攻撃範囲と馬鹿攻撃威力・・・お疲れ様、一日で全部終わったじゃない」
数日かかると思われていたERROR討伐は1日で全てが完了した。
その後宇宙船は再度星の内部に戻り、ロートに最終調査を行わせ、ERRORの残りが無いかを確認させた。
結果ERRORは確実に全て殲滅されている事がわかり、専攻部隊の任務は完了した。
ここから別部隊の仕事になるため、雪花達は帝国に戻った。
・・・・・・
雪花「どうだった、ロートさん、奏星の仕事っぷりは?」
ロート「正直に言わせてもらうと・・・副総長に最もふさわしいと認めざるを得ない、いや、本音を言わせてもらうと私が護衛部隊の副総長をしていた頃よりも全然仕事が出来ている、私がいかにも副総長して力が不充分だったかがわかって・・・恥ずかしいと感じたな・・・」
雪花「適材適所だよ、奏星は私達みたいに現場に立つ事は出来ない、扱える技もあんな馬鹿みたいな攻撃だし、運よく司令塔の仕事が天職だった、だから副総長として私の隣に居て貰ってるの、私は現場でしか活躍出来ないから、馬鹿で視野が狭いから皆のめんどうは見れないしね」
ロート「それを全面的に任せられるトップも私は素晴らしいと思うぞ、私は」
雪花「私が完璧ならいいけど、不充分だらけだから、皆から力を貸してもらわないとまともに仕事も出来ないの、私は、だから原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)はある意味私が出来ない事を代わりいやってもらうためのメンバーと見て貰ってもいいかな、誰も代わりが効かない、ロートさんはトールちゃんと同じ動きは出来ないし、他の子と同じ動きは出来ない、それは他の子も同じ、ロートさんの専門知識は誰も真似できない、だから私は欲しかった。」
雪花はロートの顔を見つめる
雪花「期待してるわ、私達が出来ない分野で助けて、そうすれば皆が笑顔でいられるから」
ロート「ああ、わかった」
二人は満足そうに微笑む、奏星は司令塔の仕事の後は脳が極度の疲労状態になるため深い睡眠に入っていた。
雪花「今回は1日だけだから1日睡眠かな、司令塔モードになった時間分睡眠が必要となるから長丁場の現場の後になると奏星さんも最悪数日起きない事もある、けどこの力は専攻部隊ではなくてはならないものになってる、ありがとう、次も期待してるからね」
こうして雪花達は帝国に戻った。
patopatoblog at 23:31|Permalink
2025年05月22日
No.172 奉園(ミニステエデン)
メルリア「どうでしょうか?クリアーラ?」
メルリアは自身の世界に入っていた、その世界の名は奉園(ミニステエデン)
メルリアが元々所有していた世界がパトの万園に干渉された事により進化した世界。
そしてその世界に居た世界王はそのままという形で今も尚メルリアの世界王として世界を統括していた。
クリアーラ「順調ですね、最近は強い個体が沢山現れましたからね、今まで名を上げていたTier0の学校がランクダウンして無名校が逆に名を上げて来たりしてます、今まであまり変動なかったのに、良い傾向だと思います」
メルリアの世界は奉仕がメインの世界、元々は宗教的な世界であり、神となるメルリアを強く信仰する世界、そしてメルリアに対して奉仕が出来る者にこそ価値があるとされる世界で、この世界では強さと同等にどれだけメルリアに奉納、つまり貢献出来るか、礼儀や作法を心得ているか、という忠誠心が評価点となっている。
例えばこの世界の場合、クリアーラから直接依頼が来るのはTier2までの学校であり、メルリアが直接依頼出来るのはTier1までの計12校までである。
つまり学校対抗で評価を高める必要があるのだが、Tier2に入るというのが世界全体の目標であるため、在校生と教員が結託して学校の評価を上げようとしている世界である。
・・・・・・
学校とは現実でいう大学付属のような小中高大学一貫校のような機関であり、大人になってもその学校の教員や学校独自の技術を活かした生活、そして研究機関を設け、数多の分野における研究を行い、他校と差別化を図ろうと一致団結している機関になる。
そのため、まずはどの学校に所属するか、そして学校からは戦力になり得るか否かを面接や試験を行う、学校から他校への引き抜きを行うこともあれば、スパイを入れて情報を奪う等の情報戦、そしてそれらの結果を発表する集大成、学校対抗戦、このコンテストで評価する世界王クリアーラが贔屓なしで正確に判断する事でこの世界は成り立っている。
・・・・・・
クリアーラ「それでですね、最近生まれる子達は皆何かしらのポテンシャルを強く秘めているので今生まれるニュージェネレーションズをどうにかこうにかして採用しようとする動きが最近目立つんですよね、やっぱりパト様の万園の影響ですかね」
メルリア「それは間違いないですよ、万園のおかげで私達の世界は凄く大きくなりましたので、しかもこの万園の恩恵は他の世界とはまた違ったもの・・・それが凄く嬉しいです」
奉園は多くの世界と繋がる事が可能な世界、例えば現在繋がっているのはフルールが持つ豊園(アフニアエデン)、エイリが持つ薬園(リカールエデン)、この流れからして専属侍女同士の世界は繋がるという法則性がある。
奉園はパト(万園)に忠実な配下を提供する事になっている、パトが命令出来る学校はTier0の選ばれた4校のみ、だが全てが最上級、万園に選ばれるような従属は期待できないが、技術面で他の世界と共同で開発する事で提供出来る可能性を秘めている。
クリアーラ「このままいけば貢献度No.1世界!となるのも時間の問題ですかね」
クリアーラはクスリと笑う、メルリアはクリアーラを見て苦笑いで返す。
メルリア「次の学校対抗戦はいつでしたっけ?」
クリアーラ「奉園歴第15年第三期は後2ヵ月後ですね、1年で行われる学校対抗戦は四期、この世界は万園と繋がった際に季節というものが出来ましたからね、おかげで春夏秋冬を楽しむ文化も芽生えて来てます、それらにちなんで四期分に分けているのですけどね」
メルリア「次は旦那様も連れて来たいと考えてまして、そしてその御呼びするのに相応しい学校を選んでもらえたらなって思いましてね」
クリアーラ「でしたらTier0ミルフィート学園都市がよろしいかと、ひとつの学校で大きさは超巨大国家、学校内でも派閥の学校を多く作っている向上心の高い学校ですね、ここならパト様も楽しんでもらえるかと」
メルリア「お願いしてもいい?そして最大のおもてなしを」
クリアーラ「喜んで!きっとミルフィート学園都市も大変喜ばれると思いますよ!」
メルリアはクリアーラと要件を話し終えると自身の世界の将来について話し合った。
メルリアは自身の世界に入っていた、その世界の名は奉園(ミニステエデン)
メルリアが元々所有していた世界がパトの万園に干渉された事により進化した世界。
そしてその世界に居た世界王はそのままという形で今も尚メルリアの世界王として世界を統括していた。
クリアーラ「順調ですね、最近は強い個体が沢山現れましたからね、今まで名を上げていたTier0の学校がランクダウンして無名校が逆に名を上げて来たりしてます、今まであまり変動なかったのに、良い傾向だと思います」
メルリアの世界は奉仕がメインの世界、元々は宗教的な世界であり、神となるメルリアを強く信仰する世界、そしてメルリアに対して奉仕が出来る者にこそ価値があるとされる世界で、この世界では強さと同等にどれだけメルリアに奉納、つまり貢献出来るか、礼儀や作法を心得ているか、という忠誠心が評価点となっている。
例えばこの世界の場合、クリアーラから直接依頼が来るのはTier2までの学校であり、メルリアが直接依頼出来るのはTier1までの計12校までである。
つまり学校対抗で評価を高める必要があるのだが、Tier2に入るというのが世界全体の目標であるため、在校生と教員が結託して学校の評価を上げようとしている世界である。
・・・・・・
学校とは現実でいう大学付属のような小中高大学一貫校のような機関であり、大人になってもその学校の教員や学校独自の技術を活かした生活、そして研究機関を設け、数多の分野における研究を行い、他校と差別化を図ろうと一致団結している機関になる。
そのため、まずはどの学校に所属するか、そして学校からは戦力になり得るか否かを面接や試験を行う、学校から他校への引き抜きを行うこともあれば、スパイを入れて情報を奪う等の情報戦、そしてそれらの結果を発表する集大成、学校対抗戦、このコンテストで評価する世界王クリアーラが贔屓なしで正確に判断する事でこの世界は成り立っている。
・・・・・・
クリアーラ「それでですね、最近生まれる子達は皆何かしらのポテンシャルを強く秘めているので今生まれるニュージェネレーションズをどうにかこうにかして採用しようとする動きが最近目立つんですよね、やっぱりパト様の万園の影響ですかね」
メルリア「それは間違いないですよ、万園のおかげで私達の世界は凄く大きくなりましたので、しかもこの万園の恩恵は他の世界とはまた違ったもの・・・それが凄く嬉しいです」
奉園は多くの世界と繋がる事が可能な世界、例えば現在繋がっているのはフルールが持つ豊園(アフニアエデン)、エイリが持つ薬園(リカールエデン)、この流れからして専属侍女同士の世界は繋がるという法則性がある。
奉園はパト(万園)に忠実な配下を提供する事になっている、パトが命令出来る学校はTier0の選ばれた4校のみ、だが全てが最上級、万園に選ばれるような従属は期待できないが、技術面で他の世界と共同で開発する事で提供出来る可能性を秘めている。
クリアーラ「このままいけば貢献度No.1世界!となるのも時間の問題ですかね」
クリアーラはクスリと笑う、メルリアはクリアーラを見て苦笑いで返す。
メルリア「次の学校対抗戦はいつでしたっけ?」
クリアーラ「奉園歴第15年第三期は後2ヵ月後ですね、1年で行われる学校対抗戦は四期、この世界は万園と繋がった際に季節というものが出来ましたからね、おかげで春夏秋冬を楽しむ文化も芽生えて来てます、それらにちなんで四期分に分けているのですけどね」
メルリア「次は旦那様も連れて来たいと考えてまして、そしてその御呼びするのに相応しい学校を選んでもらえたらなって思いましてね」
クリアーラ「でしたらTier0ミルフィート学園都市がよろしいかと、ひとつの学校で大きさは超巨大国家、学校内でも派閥の学校を多く作っている向上心の高い学校ですね、ここならパト様も楽しんでもらえるかと」
メルリア「お願いしてもいい?そして最大のおもてなしを」
クリアーラ「喜んで!きっとミルフィート学園都市も大変喜ばれると思いますよ!」
メルリアはクリアーラと要件を話し終えると自身の世界の将来について話し合った。
patopatoblog at 21:42|Permalink
No.171 万園 世界王戦争
神籟は自身の世界でゆっくりとジュースを飲んでいた。
そして飲み干したジュースをゴミ箱に入れては次のジュースを作り出し、コップに飲み物を移す。
神籟「平和だなぁ・・・」
神籟はそう呟くと手元のモニターをONにする、すると暇そうにしているネルが居た。
ネル「なあ先輩!遊びに来たんだから相手してくれてもいいんじゃないか!どうせ暇だろ!そうだ!ちゃんと暴力的ではなく淑女らしくお茶をしようではないか!先輩達の強さというものを知っておきたいのだ!それくらいは安い物だろう!」
ネルは一人叫んでいた。
神籟は呆れ、そのままモニターをOFFにする、基本的に万園の世界王達は自分自身の世界に閉じこもっていることが多い、そして各自好き勝手に自分の世界を統括している。
神籟は宝石に囲まれた青い世界、特に広すぎず狭すぎず、一人で過ごすには充分過ぎる空間の中で過ごしていた。
神籟(なんか懐かしいなぁ、昔はネルみたいに殺伐とした子が沢山居たんだけどね、名前はもう忘れちゃったけど)
万園が覚醒し、独自の世界として成り立った時、神籟は後半の方に作られた世界王だった。
最初に作られた10体の世界王は既に多くの世界王を喰らい、強化されていた。
神籟はそんな世界の中世界王達を同じく喰らい、そして最強の10体の内2体を喰らい数十年と続いた世界王戦争に生き残った。結果的に生き残った6名の世界王、そしてその中で最強の10体で残ったのはたったの3体、それらは今でも序列は上位1位、2位、3位を総なめしている、そして後に生まれながらも最強の10体を倒し、喰らい、生き残ったのが残りの3名、4位、5位、6位となる。
神籟(今の子はルールも変わった事もあって成長する機会が一切なくなった、本当に生まれ持ってのポテンシャルだけでなんとか生きて行かないといけない、弱ければ弱いままだし、強ければ仙厳のように7位まで上り詰める事は出来るけど・・・結局は一度も世界王同士で本気の殺し合いを経験した事もない、経験値がまったくない、可哀そうって思っちゃうよね)
神籟は世界王戦争の時代を少なくとも悪くは思っていなかった、とにかくスリルがあった、いつ襲われてもおかしくない、集団で狙われるかもしれない、出た杭を打とうと強い連中が首を狙ってくることもあった、そんな殺伐とした世界が心地よかった。
神籟(そんな事言ってたら結局私も戦闘狂だって言われちゃうのかな)
神籟はクスクスと笑いながら飲み干したコップにジュースを注ぐ、そして再度暇だったためネルの居る空間を眺める。
・・・・・・
ネル「どいつもこいつも全然出て来やしないな!まったく全然やる気を感じられん!これでは腕が鈍ってしまうな、結局帝園に居た方がまだ暇つぶし出来るのか」
ネルがそう言いながら万園から去ろうとすると空間から神籟の声が鳴り響く。
神籟「ネル、そのような場所で時間を無駄にせずに己を世界を創り、そこで己が描く理想郷を築き上げなさい、それが貴女の修行になるのですから」
ネルはやっと反応したかと言わんばかりに神籟の言葉に返事をする。
ネル「生憎だが、私は既に帝園で好き勝手している、まさに理想郷だ、私よりも強い奴が居て、私の意見に対して文句を言ってくる馬鹿が一定数居て、そして私が赴くままに動けば身の程も弁えずに狙ってくる馬鹿も居る、そんな帝園こそが私の理想郷だ、私が一番偉い空間なんてつまらなくて仕方ないんでね」
神籟「実家に居た方が楽という子供と何が変わらないんですか、自分の家を持って独立しなさいと言っているんですよ、私は」
ネル「成程、他人の理想郷ではなく自分の理想郷を作ってそこで居心地よくなってみせろと、それが出来なくて何が万園の世界王かって煽りたいわけだな?お前は?」
神籟「その通りです、そしてお前ではなく神籟(しんらい)です、目上にはしっかりと名前で呼んでください。」
ネル「説教か?なら実力で黙らせてくれよ、私は馬鹿だからな、痛い思いをしなければ学ばないんでね」
ネルはニヤニヤと煽る、だが神籟はその煽りに乗る事なく流し、そのまま去ろうとする。
ネル「まただんまりのまま消えるのか?本当お前は良い御身分だな、ただポテンシャルが高かっただけの存在のくせにな!」
神籟はネルの言葉に対して怒りではなく好奇心で聞いてみた。
神籟「ネルは世界王を殺し、喰らった事はありますか?」
ネル「そもそも世界王なんてホイホイいるようなものではないだろう、今の所実際に会った事ある奴と言えばミールとノルンくらいだな、だが・・・正直勝てる気はしないな」
神籟「もし世界王同士で殺し合うような世界があったとすればネルはその世界に行ってみたいですか?」
ネルは悩む事なく即答する。
ネル「勿論だな、弱い奴を虐めるのも楽しいが飽きる、だが強い奴と戦えば色々策も考える、そしてそのピリピリするような緊張感を常に味わうことが出来る、ぜひ行ってみたいものだ」
ネルは笑顔で答えるが神籟は淡々と質問を続ける。
神籟「それは貴女のコンディションが整っている事前提の話ですよね?もし連戦で疲れていたら、寝込みを襲われて睡眠不足が続く中戦わなければならないとすれば?それが数百年と続けば?それでもその世界で過ごしたいですか?」
ネル「まるでそんな世界で生きていたみたいに言うんだな、だがどれだけ言われようが変わらん、私は世界王同士で戦える場があるならぜひその世界で生きてみたい!」
神籟「弱いくせに・・・」
神籟はただその言葉だけを残して去ってしまう。
ネルはその言葉が煽りではなく本心で言っていた事に疑問を感じる。
ネル「弱いくせに・・・か、本来ならただの煽りにしか聞こえないのだが神籟の立場で言えば私は弱いだろうな、確か世界王ランクはAランク、きっと私はAランク以上になると多分戦う事が億劫になるのかもしれんな、なにせノルンに私は勝てないのだから、あいつでA+ランク、+がつくかつかないかでまったく強さの次元が変わる、ちょっと努力すれば強くなるとか、覚醒すれば強くなるとかの話ではないんだろうな、世界王となると」
ネルはそう独り言を呟くと白けたと言わんばかりにその場に座り込んでしまう。
・・・・・・
神籟はネルの言葉にモヤモヤっとした感情を感じながらジュースを飲む。
神籟「本当の格上を知らないからあんな事が平気で言えるんだよ、私が生まれた時のランクはBランク普通に餌になる側だった中、EXランクまで上げて来た、Bランク時代の時にSランクの連中とも何度も殺し合ったし、命乞いをしてきた格下のランクの子達を何度も虐殺してきた、生きるために仲が良かった子と殺し合った事もあった、格上と戦う度に自分の持っている何かを切り捨てないと勝てない、そんな世界で生きて・・・果たしていつまで正常な精神が持つかな・・・」
神籟にとって7位の仙厳も雑魚の部類に入る、EXランクというのはそれだけの次元に存在する、
SSS+ランクがEXランクの下だとしてもその差は歴然であり、SSS+ランクの世界王が1000体が居てやっとかすり傷程度、それだけEXランクの世界王は多くの世界王達を喰らい、強くなっているのだ。
もちろんEXランクよりも上に位置するEX+ランクはEXランクよりも別次元に属する、このクラスになると神籟でもまったく相手にかすり傷を与えられない、疲れさせれればよし、その場から動かせればスタートラインというレベルに入る。
EXランクという称号を得ている神籟にとってAランクのネルが言う言葉はどうしても軽く感じてしまうのだ。
神籟「ストレリチア様も以前のような世界にしていれば良かったのに、もちろん戦いたくない世界王はずっと自分の世界に立てこもってたらいい、血の気の多い世界王はそういう世界に行かせればいい、それだけの話だと思うんだけどね、でもストレリチア様・・・泣いちゃうからなぁ」
神籟は昔の万園を思い出しながらゆっくりと平和を堪能する。
そして飲み干したジュースをゴミ箱に入れては次のジュースを作り出し、コップに飲み物を移す。
神籟「平和だなぁ・・・」
神籟はそう呟くと手元のモニターをONにする、すると暇そうにしているネルが居た。
ネル「なあ先輩!遊びに来たんだから相手してくれてもいいんじゃないか!どうせ暇だろ!そうだ!ちゃんと暴力的ではなく淑女らしくお茶をしようではないか!先輩達の強さというものを知っておきたいのだ!それくらいは安い物だろう!」
ネルは一人叫んでいた。
神籟は呆れ、そのままモニターをOFFにする、基本的に万園の世界王達は自分自身の世界に閉じこもっていることが多い、そして各自好き勝手に自分の世界を統括している。
神籟は宝石に囲まれた青い世界、特に広すぎず狭すぎず、一人で過ごすには充分過ぎる空間の中で過ごしていた。
神籟(なんか懐かしいなぁ、昔はネルみたいに殺伐とした子が沢山居たんだけどね、名前はもう忘れちゃったけど)
万園が覚醒し、独自の世界として成り立った時、神籟は後半の方に作られた世界王だった。
最初に作られた10体の世界王は既に多くの世界王を喰らい、強化されていた。
神籟はそんな世界の中世界王達を同じく喰らい、そして最強の10体の内2体を喰らい数十年と続いた世界王戦争に生き残った。結果的に生き残った6名の世界王、そしてその中で最強の10体で残ったのはたったの3体、それらは今でも序列は上位1位、2位、3位を総なめしている、そして後に生まれながらも最強の10体を倒し、喰らい、生き残ったのが残りの3名、4位、5位、6位となる。
神籟(今の子はルールも変わった事もあって成長する機会が一切なくなった、本当に生まれ持ってのポテンシャルだけでなんとか生きて行かないといけない、弱ければ弱いままだし、強ければ仙厳のように7位まで上り詰める事は出来るけど・・・結局は一度も世界王同士で本気の殺し合いを経験した事もない、経験値がまったくない、可哀そうって思っちゃうよね)
神籟は世界王戦争の時代を少なくとも悪くは思っていなかった、とにかくスリルがあった、いつ襲われてもおかしくない、集団で狙われるかもしれない、出た杭を打とうと強い連中が首を狙ってくることもあった、そんな殺伐とした世界が心地よかった。
神籟(そんな事言ってたら結局私も戦闘狂だって言われちゃうのかな)
神籟はクスクスと笑いながら飲み干したコップにジュースを注ぐ、そして再度暇だったためネルの居る空間を眺める。
・・・・・・
ネル「どいつもこいつも全然出て来やしないな!まったく全然やる気を感じられん!これでは腕が鈍ってしまうな、結局帝園に居た方がまだ暇つぶし出来るのか」
ネルがそう言いながら万園から去ろうとすると空間から神籟の声が鳴り響く。
神籟「ネル、そのような場所で時間を無駄にせずに己を世界を創り、そこで己が描く理想郷を築き上げなさい、それが貴女の修行になるのですから」
ネルはやっと反応したかと言わんばかりに神籟の言葉に返事をする。
ネル「生憎だが、私は既に帝園で好き勝手している、まさに理想郷だ、私よりも強い奴が居て、私の意見に対して文句を言ってくる馬鹿が一定数居て、そして私が赴くままに動けば身の程も弁えずに狙ってくる馬鹿も居る、そんな帝園こそが私の理想郷だ、私が一番偉い空間なんてつまらなくて仕方ないんでね」
神籟「実家に居た方が楽という子供と何が変わらないんですか、自分の家を持って独立しなさいと言っているんですよ、私は」
ネル「成程、他人の理想郷ではなく自分の理想郷を作ってそこで居心地よくなってみせろと、それが出来なくて何が万園の世界王かって煽りたいわけだな?お前は?」
神籟「その通りです、そしてお前ではなく神籟(しんらい)です、目上にはしっかりと名前で呼んでください。」
ネル「説教か?なら実力で黙らせてくれよ、私は馬鹿だからな、痛い思いをしなければ学ばないんでね」
ネルはニヤニヤと煽る、だが神籟はその煽りに乗る事なく流し、そのまま去ろうとする。
ネル「まただんまりのまま消えるのか?本当お前は良い御身分だな、ただポテンシャルが高かっただけの存在のくせにな!」
神籟はネルの言葉に対して怒りではなく好奇心で聞いてみた。
神籟「ネルは世界王を殺し、喰らった事はありますか?」
ネル「そもそも世界王なんてホイホイいるようなものではないだろう、今の所実際に会った事ある奴と言えばミールとノルンくらいだな、だが・・・正直勝てる気はしないな」
神籟「もし世界王同士で殺し合うような世界があったとすればネルはその世界に行ってみたいですか?」
ネルは悩む事なく即答する。
ネル「勿論だな、弱い奴を虐めるのも楽しいが飽きる、だが強い奴と戦えば色々策も考える、そしてそのピリピリするような緊張感を常に味わうことが出来る、ぜひ行ってみたいものだ」
ネルは笑顔で答えるが神籟は淡々と質問を続ける。
神籟「それは貴女のコンディションが整っている事前提の話ですよね?もし連戦で疲れていたら、寝込みを襲われて睡眠不足が続く中戦わなければならないとすれば?それが数百年と続けば?それでもその世界で過ごしたいですか?」
ネル「まるでそんな世界で生きていたみたいに言うんだな、だがどれだけ言われようが変わらん、私は世界王同士で戦える場があるならぜひその世界で生きてみたい!」
神籟「弱いくせに・・・」
神籟はただその言葉だけを残して去ってしまう。
ネルはその言葉が煽りではなく本心で言っていた事に疑問を感じる。
ネル「弱いくせに・・・か、本来ならただの煽りにしか聞こえないのだが神籟の立場で言えば私は弱いだろうな、確か世界王ランクはAランク、きっと私はAランク以上になると多分戦う事が億劫になるのかもしれんな、なにせノルンに私は勝てないのだから、あいつでA+ランク、+がつくかつかないかでまったく強さの次元が変わる、ちょっと努力すれば強くなるとか、覚醒すれば強くなるとかの話ではないんだろうな、世界王となると」
ネルはそう独り言を呟くと白けたと言わんばかりにその場に座り込んでしまう。
・・・・・・
神籟はネルの言葉にモヤモヤっとした感情を感じながらジュースを飲む。
神籟「本当の格上を知らないからあんな事が平気で言えるんだよ、私が生まれた時のランクはBランク普通に餌になる側だった中、EXランクまで上げて来た、Bランク時代の時にSランクの連中とも何度も殺し合ったし、命乞いをしてきた格下のランクの子達を何度も虐殺してきた、生きるために仲が良かった子と殺し合った事もあった、格上と戦う度に自分の持っている何かを切り捨てないと勝てない、そんな世界で生きて・・・果たしていつまで正常な精神が持つかな・・・」
神籟にとって7位の仙厳も雑魚の部類に入る、EXランクというのはそれだけの次元に存在する、
SSS+ランクがEXランクの下だとしてもその差は歴然であり、SSS+ランクの世界王が1000体が居てやっとかすり傷程度、それだけEXランクの世界王は多くの世界王達を喰らい、強くなっているのだ。
もちろんEXランクよりも上に位置するEX+ランクはEXランクよりも別次元に属する、このクラスになると神籟でもまったく相手にかすり傷を与えられない、疲れさせれればよし、その場から動かせればスタートラインというレベルに入る。
EXランクという称号を得ている神籟にとってAランクのネルが言う言葉はどうしても軽く感じてしまうのだ。
神籟「ストレリチア様も以前のような世界にしていれば良かったのに、もちろん戦いたくない世界王はずっと自分の世界に立てこもってたらいい、血の気の多い世界王はそういう世界に行かせればいい、それだけの話だと思うんだけどね、でもストレリチア様・・・泣いちゃうからなぁ」
神籟は昔の万園を思い出しながらゆっくりと平和を堪能する。
patopatoblog at 19:52|Permalink
2025年05月16日
No.168 カロとサン
サン「こうやって対面で会うのは久しぶりかな、カロ、天園でも元気にしてる?」
サンはカロに手を差し伸べる、だがカロはサンの差し伸べた手を受け取らなかった。
カロ「すみません、どうしても貴女に会うと卑屈になってしまいます、皇園から逃げた私、あんな劣悪な世界でずっと【一輝星】であり続けたエリート」
サン「カロは私を買い被りすぎだ、【強化分野】はあまり需要がないのだ、君みたいな【波動分野】みたいに人気な分野とは違う、なにせ一週間の決闘で強化分野は半年同じ相手だったこともある、それだけ後継者が生まれないものなんだよ」
カロ「それはサンが完璧だったからでしょ、サン以上の強化分野に特化した従属を作れなかったからずっと放置されていた、それに比べて私の波動分野は次から次へと新しい子がやって来ては私の席を狙ってきた、それでも最高成績で【四輝星】が限界だった、あれだけ大変なのにサンには届かない、それが皇園の現実だった・・・」
サン「カロ・・・」
カロはそう言うとサンを避けて先に進む。
その光景を傍から見ていたネル。
ネル(こいつら何かしらの因縁があるのか、まったくこれからは同期だというのに、結局万園に選ばれなかった時点で全員が敗者、選ばれればどんな人生を送ろうが勝者、私も万園に来て実感した、私達は万園に認められるレベルの従属になってやっとスタートライン、万園以外の世界でいくら最強と言っても万園の中では最弱、広いと思っていた世界も万園に入ればその常識が覆される、だからあまり深く考える必要はないんだがな)
ネル「とりあえず難しい事は後は、主様の所に向うか♪」
ネルはパトの所に向う、今日は万園に選ばれた3名、ネル、サン、カロの対面式を行うらしい。
・・・・・・
ネルは帝国の玉座の間にやってきていた。
ネル「主様、遅れてスマンな、ミーエルと乳繰り合っていたら遅くなった」
月花「意味わかって言ってるとしたら恐ろしいわね、ネル、百合の花でも咲いちゃった?」
ネル「馬鹿め、冗談に決まっているだろう、正確に言えばただただミーエルを弄んでいただけだ、あいつは帝国で孤立しているからな、私がこうして相手してやらねば寂しくて哀れな天使に成り下がってしまうだろう?」
パト「ちゃんとミーエルにも友達とか仲の良い奴はいるし、結構充実してるよ!まったく!」
パトは玉座の間の隅にあるソファーに寝転がっていた。
ネル「おやおや珍しい、ソルテがよく許してくれたな」
ソルテ「今は休憩中ですからね、ずっと玉座に座っているのが仕事だとしても休憩時間は必要です」
ネル「そうかい、なら私もソファーにお邪魔しようかな」
ネルは空いているソファーに腰を鎮める、そしてソファー周辺で待機している侍女部隊の侍女に「紅茶を」と一言放つ。
ネル「それでまだサンとカロはここに来ていないのか?さっきここに来る前に見かけたんだがな」
月花「まだまだ時間があるからね、ネルくらいよ、こんな早い時間に玉座に足を運ぶのは、普通は恐れ多くて入ってこれないんじゃないかしら」
ネル「私が?馬鹿言うな、どんな立場になろうがこのヘタレで鈍感で脱いだ靴下を裏返したまま洗濯機に入れてしまう系の主様にどうやって恐れろと言うのだ」
ネルはクスクスと笑う、パトはその姿を見て「別に俺だって威厳を出そうとだなんてしてないっつうの」っと不貞腐れる。
ネル「それより主様、家族びいきと所属びいきだが、もっと私達と関わりを増やすんだな、他所の従属が今回こうして私と肩を並べるようになったわけだが、正直あまりいい気はしないんだ、青系統の連中を理解しろとは言わんが、せめてシンでもいいから攻略してくれてもいいんだぞ、やはり姉だからな、妹達の進路を気にしてしまうものなのだ・・・」
ネルは紅茶を口に含み、少し寂しそうに話す、だがパトは容赦なくネルに聞く
パト「その心、パシリが居なくて大変だって言いたいんだね!!」
ネル「よくわかっているじゃないか、シンなら容赦なくパシリに出来る、他の奴らだと頼みにくいのだ、頼んで下手に主様への貢献度を上げてしまえば意味がないからな」
パト「ネル側にも味方を起きたいって話かよ、まったく暴帝なら自分でなんとかしたらいいんだよ」
この話をしているとずっと空気になっていたメルリアが話に入ってくる。
メルリア「パシリとは言ってますがネルも本心で身内が優遇されて欲しいって気持ちはあると思いますよ、ツンデレですからね♪」
メルリアはパトに膝枕をしていた、最近見慣れた光景のため誰もそのことに対してツッコむ事はもうない。
ネル「そもそも一般従属はそもそも候補に入らないというのがシビアなものだな」
パト「確か最低条件が【神羅万象】持ちだからね、それ持って居ないとそもそも万園の従属に選ばれない、だからどの世界も神羅万象持ちの従属を優遇するんだろ?」
ネル「言ってみただけだ、可能性というのは不平等だ、私はその不平等の中チャンスを得て、そして主様と最も相性が良かった、それだけの話だ」
こうしていつも通り世間話をしていると約束の時間になる。
・・・・・・・
サン「皇園出身 強化分野筆頭 【一輝星】サン・ソレイユ、主パト様に呼ばれ参上いたしました!」
カロ「天園出身 王冠第三首席 波動分野局長 カロ・ムーンライト、主パト様に呼ばれ参上致しました。」
ネル「カロは確か元々皇園の従属で波動分野で1位の座を奪われ、奪還を狙うも最終順位は18位まで下がり、天園に転生したという経歴持ちらしいぞ」
パト「おいネル、本人の前であまりべらべらと」
カロ「いえ、隠す事ではありません、むしろ主様に隠し事等恐れ多い事をするなんて・・・」
ネル「サンは皇園では私と同じ立場に居たようだな、常に世界王に続くNo.2、ずっとその席を譲る事もなく絶対的な存在、うんうん」
パト「あまりイジる所がないからってうんうんで終わらせる奴があるかよ」
ネル「んで、こいつらを呼んだ理由は?」
パト「わかってんだろ、今現時点で万園に最も選ばれやすい候補2名、そしてそれは今後俺の成長に最も役立つであろう要素でもある、ネルが【攻撃】ならサンは【強化】、カロは【波動】そしてサンもカロもネルと同じく接点がなくても元々の適正率が高い、現時点であまり接点がないのに70%越え、万園は90%超えたら万園入りの条件を満たす事が可能だ、だがそこから自分が受け入れるか否かで最終の合否が決まる、今のままだと俺は二人がもし適正率を独自で上げたとしても許可は出せない、世帯の知れない奴を万園に入れたくはないからな」
ネル「その通りだな、私も得体の知れない奴を入れるのは反対だ」
パト「そこでだ、ネルの元で二人は定期的に集まって万園に選ばれる心得というかノウハウを学んでほしい、そして出来れば定期的に俺の元に来てほしい、サンやカロの持つ技術や分野のノウハウを教えてほしい、確か俺が二人からノウハウを教えてもらい理解する事で適正率が跳ね上がると聞いたことがある、二人にとっても嫌な話じゃないと思うんだけどな、どうだろう?」
サンとカロはパトの言葉で様子を伺うと思われたが、思いのほかあっさりと返答する。
サン「願ってもない事です、という事は主様から私を定期的に召喚してくださるという認識でよろしいでしょうか?」
パト(確か皇園から従属を出すときはアリシアが凄く苦しむんだよな、かなり気が引けるけど・・・仕方ないか)
パト「ああ、アリシアには承諾を得ている、何か他にもいい案があれば提示してくれるなら助かる、帝国なら常駐契約みたいな特別な契約があったりね」
カロ「天園は営業出張という名目であれば力は出せませんが現実に出る事は可能になります、もちろんリエル様とラル様から許可申請が降りればの話になりますが」
ネル「そこは大丈夫だ、ラルはパトの言う事なら二つ返事、リエルだってストレリチアが絡めば嫌でも頭を縦に頷くだろうさ、そもそもお前達が万園に選出されれば世界王はメリットしかないんだ、応援する事はあれ、拒むなんてありえないだろう、それをするのは零園のユミルくらいだ、あいつは根っからの変わり者だからな」
サン「ならば私も皇園で何かしらの特別処置がないかシリノア様からお聞きしましょう、力を出せないけど召喚は出来るという応急処置なら出来ると思いますし、なにせ従属に特化した世界ですし」
パト「ああ、二人とも頼むよ、ネルからは何か言う事は?」
ネル「別に何もって言いたいところだが、やる気がない奴は評価しない、やる気というのは別に一生懸命教えるとか仕事をするとかそういう話じゃない、お前達のそもそもの使命、主様に尽くすという使命に対して全うするか否か、その話をしている、使命よりもお前らの世界王、専属神を優先するようであれば万園には不適格だ」
ネルはパトの元に歩き、後ろから抱きしめる、そして二人に言い放つ。
ネル「私は身勝手な暴帝だ、常に自由人で命令なんて聞かない、だが、何よりも主様を第一優先にしている、主様のために動く、主様のために尽くす、主様のためならこの手をいくらでも汚す、それだけの覚悟がない奴が万園に来ることを私はお勧めしない、万園はどいつもこいつも主様ファーストだ、主様の二の次に回した時点で万園で死ぬことになるぞ?」
サンとカロはネルの脅しに涼しい顔で聞く。
ネル「まあ、何が言いたいか、まずは自分の上司くらいは黙らせる、もしくは有利な条件になるよう上層部である万園に営業をかけさせてでも自身に有利な条件を作れって事だ。そういう意味でもうちのミールは相当優秀だぞ?なにせストレリチアのお気に入りでもあるからな」
サン「シリノア様にも聞かせてあげたいですね、あの人は皇園の自室から中々出てきませんからね」
カロ「リエル様は遊び過ぎるからもっと世界王らしい仕事をしてほしいですね、羨ましい」
パト(やっぱり思う所があるんだな、ミールはなんだかんだいって仕事は出来るからな、こまめにフォローしてくれるし)
ソルテと月花、メルリアは今回の経緯を見守っていた。
ソルテ(強化と波動、サンは龍でカロは天使、まさにパトさんの種族とも適合している、ネルは神族だし)
月花(本当私の世界ってかなり整っているのね、なんか誇らしいわね)
メルリア(いずれは私の世界からもこうやって旦那様の側近になれるような従属が現れるように頑張りたいですね!)
パト「それじゃあさっそくだけど、親睦会も兼ねてサンとカロについて教えてくれ、もちろん俺の事も知ってもらうためにどんどん話そう!」
こうして親睦会も兼ねてソファーでパト、ネル、サン、カロの4名は互いに自己紹介を兼ねて話を募らせていった。
サンはカロに手を差し伸べる、だがカロはサンの差し伸べた手を受け取らなかった。
カロ「すみません、どうしても貴女に会うと卑屈になってしまいます、皇園から逃げた私、あんな劣悪な世界でずっと【一輝星】であり続けたエリート」
サン「カロは私を買い被りすぎだ、【強化分野】はあまり需要がないのだ、君みたいな【波動分野】みたいに人気な分野とは違う、なにせ一週間の決闘で強化分野は半年同じ相手だったこともある、それだけ後継者が生まれないものなんだよ」
カロ「それはサンが完璧だったからでしょ、サン以上の強化分野に特化した従属を作れなかったからずっと放置されていた、それに比べて私の波動分野は次から次へと新しい子がやって来ては私の席を狙ってきた、それでも最高成績で【四輝星】が限界だった、あれだけ大変なのにサンには届かない、それが皇園の現実だった・・・」
サン「カロ・・・」
カロはそう言うとサンを避けて先に進む。
その光景を傍から見ていたネル。
ネル(こいつら何かしらの因縁があるのか、まったくこれからは同期だというのに、結局万園に選ばれなかった時点で全員が敗者、選ばれればどんな人生を送ろうが勝者、私も万園に来て実感した、私達は万園に認められるレベルの従属になってやっとスタートライン、万園以外の世界でいくら最強と言っても万園の中では最弱、広いと思っていた世界も万園に入ればその常識が覆される、だからあまり深く考える必要はないんだがな)
ネル「とりあえず難しい事は後は、主様の所に向うか♪」
ネルはパトの所に向う、今日は万園に選ばれた3名、ネル、サン、カロの対面式を行うらしい。
・・・・・・
ネルは帝国の玉座の間にやってきていた。
ネル「主様、遅れてスマンな、ミーエルと乳繰り合っていたら遅くなった」
月花「意味わかって言ってるとしたら恐ろしいわね、ネル、百合の花でも咲いちゃった?」
ネル「馬鹿め、冗談に決まっているだろう、正確に言えばただただミーエルを弄んでいただけだ、あいつは帝国で孤立しているからな、私がこうして相手してやらねば寂しくて哀れな天使に成り下がってしまうだろう?」
パト「ちゃんとミーエルにも友達とか仲の良い奴はいるし、結構充実してるよ!まったく!」
パトは玉座の間の隅にあるソファーに寝転がっていた。
ネル「おやおや珍しい、ソルテがよく許してくれたな」
ソルテ「今は休憩中ですからね、ずっと玉座に座っているのが仕事だとしても休憩時間は必要です」
ネル「そうかい、なら私もソファーにお邪魔しようかな」
ネルは空いているソファーに腰を鎮める、そしてソファー周辺で待機している侍女部隊の侍女に「紅茶を」と一言放つ。
ネル「それでまだサンとカロはここに来ていないのか?さっきここに来る前に見かけたんだがな」
月花「まだまだ時間があるからね、ネルくらいよ、こんな早い時間に玉座に足を運ぶのは、普通は恐れ多くて入ってこれないんじゃないかしら」
ネル「私が?馬鹿言うな、どんな立場になろうがこのヘタレで鈍感で脱いだ靴下を裏返したまま洗濯機に入れてしまう系の主様にどうやって恐れろと言うのだ」
ネルはクスクスと笑う、パトはその姿を見て「別に俺だって威厳を出そうとだなんてしてないっつうの」っと不貞腐れる。
ネル「それより主様、家族びいきと所属びいきだが、もっと私達と関わりを増やすんだな、他所の従属が今回こうして私と肩を並べるようになったわけだが、正直あまりいい気はしないんだ、青系統の連中を理解しろとは言わんが、せめてシンでもいいから攻略してくれてもいいんだぞ、やはり姉だからな、妹達の進路を気にしてしまうものなのだ・・・」
ネルは紅茶を口に含み、少し寂しそうに話す、だがパトは容赦なくネルに聞く
パト「その心、パシリが居なくて大変だって言いたいんだね!!」
ネル「よくわかっているじゃないか、シンなら容赦なくパシリに出来る、他の奴らだと頼みにくいのだ、頼んで下手に主様への貢献度を上げてしまえば意味がないからな」
パト「ネル側にも味方を起きたいって話かよ、まったく暴帝なら自分でなんとかしたらいいんだよ」
この話をしているとずっと空気になっていたメルリアが話に入ってくる。
メルリア「パシリとは言ってますがネルも本心で身内が優遇されて欲しいって気持ちはあると思いますよ、ツンデレですからね♪」
メルリアはパトに膝枕をしていた、最近見慣れた光景のため誰もそのことに対してツッコむ事はもうない。
ネル「そもそも一般従属はそもそも候補に入らないというのがシビアなものだな」
パト「確か最低条件が【神羅万象】持ちだからね、それ持って居ないとそもそも万園の従属に選ばれない、だからどの世界も神羅万象持ちの従属を優遇するんだろ?」
ネル「言ってみただけだ、可能性というのは不平等だ、私はその不平等の中チャンスを得て、そして主様と最も相性が良かった、それだけの話だ」
こうしていつも通り世間話をしていると約束の時間になる。
・・・・・・・
サン「皇園出身 強化分野筆頭 【一輝星】サン・ソレイユ、主パト様に呼ばれ参上いたしました!」
カロ「天園出身 王冠第三首席 波動分野局長 カロ・ムーンライト、主パト様に呼ばれ参上致しました。」
ネル「カロは確か元々皇園の従属で波動分野で1位の座を奪われ、奪還を狙うも最終順位は18位まで下がり、天園に転生したという経歴持ちらしいぞ」
パト「おいネル、本人の前であまりべらべらと」
カロ「いえ、隠す事ではありません、むしろ主様に隠し事等恐れ多い事をするなんて・・・」
ネル「サンは皇園では私と同じ立場に居たようだな、常に世界王に続くNo.2、ずっとその席を譲る事もなく絶対的な存在、うんうん」
パト「あまりイジる所がないからってうんうんで終わらせる奴があるかよ」
ネル「んで、こいつらを呼んだ理由は?」
パト「わかってんだろ、今現時点で万園に最も選ばれやすい候補2名、そしてそれは今後俺の成長に最も役立つであろう要素でもある、ネルが【攻撃】ならサンは【強化】、カロは【波動】そしてサンもカロもネルと同じく接点がなくても元々の適正率が高い、現時点であまり接点がないのに70%越え、万園は90%超えたら万園入りの条件を満たす事が可能だ、だがそこから自分が受け入れるか否かで最終の合否が決まる、今のままだと俺は二人がもし適正率を独自で上げたとしても許可は出せない、世帯の知れない奴を万園に入れたくはないからな」
ネル「その通りだな、私も得体の知れない奴を入れるのは反対だ」
パト「そこでだ、ネルの元で二人は定期的に集まって万園に選ばれる心得というかノウハウを学んでほしい、そして出来れば定期的に俺の元に来てほしい、サンやカロの持つ技術や分野のノウハウを教えてほしい、確か俺が二人からノウハウを教えてもらい理解する事で適正率が跳ね上がると聞いたことがある、二人にとっても嫌な話じゃないと思うんだけどな、どうだろう?」
サンとカロはパトの言葉で様子を伺うと思われたが、思いのほかあっさりと返答する。
サン「願ってもない事です、という事は主様から私を定期的に召喚してくださるという認識でよろしいでしょうか?」
パト(確か皇園から従属を出すときはアリシアが凄く苦しむんだよな、かなり気が引けるけど・・・仕方ないか)
パト「ああ、アリシアには承諾を得ている、何か他にもいい案があれば提示してくれるなら助かる、帝国なら常駐契約みたいな特別な契約があったりね」
カロ「天園は営業出張という名目であれば力は出せませんが現実に出る事は可能になります、もちろんリエル様とラル様から許可申請が降りればの話になりますが」
ネル「そこは大丈夫だ、ラルはパトの言う事なら二つ返事、リエルだってストレリチアが絡めば嫌でも頭を縦に頷くだろうさ、そもそもお前達が万園に選出されれば世界王はメリットしかないんだ、応援する事はあれ、拒むなんてありえないだろう、それをするのは零園のユミルくらいだ、あいつは根っからの変わり者だからな」
サン「ならば私も皇園で何かしらの特別処置がないかシリノア様からお聞きしましょう、力を出せないけど召喚は出来るという応急処置なら出来ると思いますし、なにせ従属に特化した世界ですし」
パト「ああ、二人とも頼むよ、ネルからは何か言う事は?」
ネル「別に何もって言いたいところだが、やる気がない奴は評価しない、やる気というのは別に一生懸命教えるとか仕事をするとかそういう話じゃない、お前達のそもそもの使命、主様に尽くすという使命に対して全うするか否か、その話をしている、使命よりもお前らの世界王、専属神を優先するようであれば万園には不適格だ」
ネルはパトの元に歩き、後ろから抱きしめる、そして二人に言い放つ。
ネル「私は身勝手な暴帝だ、常に自由人で命令なんて聞かない、だが、何よりも主様を第一優先にしている、主様のために動く、主様のために尽くす、主様のためならこの手をいくらでも汚す、それだけの覚悟がない奴が万園に来ることを私はお勧めしない、万園はどいつもこいつも主様ファーストだ、主様の二の次に回した時点で万園で死ぬことになるぞ?」
サンとカロはネルの脅しに涼しい顔で聞く。
ネル「まあ、何が言いたいか、まずは自分の上司くらいは黙らせる、もしくは有利な条件になるよう上層部である万園に営業をかけさせてでも自身に有利な条件を作れって事だ。そういう意味でもうちのミールは相当優秀だぞ?なにせストレリチアのお気に入りでもあるからな」
サン「シリノア様にも聞かせてあげたいですね、あの人は皇園の自室から中々出てきませんからね」
カロ「リエル様は遊び過ぎるからもっと世界王らしい仕事をしてほしいですね、羨ましい」
パト(やっぱり思う所があるんだな、ミールはなんだかんだいって仕事は出来るからな、こまめにフォローしてくれるし)
ソルテと月花、メルリアは今回の経緯を見守っていた。
ソルテ(強化と波動、サンは龍でカロは天使、まさにパトさんの種族とも適合している、ネルは神族だし)
月花(本当私の世界ってかなり整っているのね、なんか誇らしいわね)
メルリア(いずれは私の世界からもこうやって旦那様の側近になれるような従属が現れるように頑張りたいですね!)
パト「それじゃあさっそくだけど、親睦会も兼ねてサンとカロについて教えてくれ、もちろん俺の事も知ってもらうためにどんどん話そう!」
こうして親睦会も兼ねてソファーでパト、ネル、サン、カロの4名は互いに自己紹介を兼ねて話を募らせていった。
patopatoblog at 12:55|Permalink
2025年04月26日
No.167 万園の住人
ここは万園(オールエデン)、統括している世界王の名はストレリチア・オール・ロイヤル。
そして万園に在籍している世界王の数は現在24名。
最近万園の世界王として選ばれたネルとストレリチアを除く22名の実力は果てしなく、現在メリアの世界王として在籍しているノルンも元々はその1名に入っていた。
これはノルンが万園に居た頃のお話し。
・・・・・・
無命(むめい)、ノルンが生まれた時に名付けられた名前であり、元々は万園出身の世界王だった。
万園には【円卓の王】と呼ばれる世界王の中でも最強の13名だけに与えられた称号があった。
その【円卓の王】の中でも序列が存在し、1位から6位の世界王はどの世界王が生まれても絶対に覆る事がない絶対的な強さを誇る世界王であり、力も唯一無二のものとなっていると聞く。
7位から10位は帝園(ミガドルエデン)のミールと同等クラス、11位から13位なら無名が努力すればなんとか手が届きそうな順位となっている。
つまり万園の世界王でも序列は努力次第で変更は可能であり、場合によっては【円卓の王】に選ばれる事だって夢ではない。
無命、ノルンが生まれた時に与えられた序列は22位中16位、ノルンが【円卓の王】に選ばれるためにはまだ本メンバー以外にも2名の世界王が存在する、そして下も油断ならず、18位までの世界王とは実力が拮抗しており、いつ負けてもおかしくない、そんな世界にノルンは立たされていた。
・・・・・・
無命(この世界は退屈だ、全員が果てしなく強く、戦いを挑んでしまえば永遠と戦いが続くだろう、だがそれは程よく運動がしたい時には本当に相性が悪い、ほぼ無敵の私達にとってただの近接戦でダメージを与える事なんて不可能に近い、故に互いにずっと涼しい顔で相手を殴りあうのは見ていても実際に殴り合っていても全然楽しい物ではない、強さとは虚しいだけだ・・・)
無命は自身に与えられた世界でただ外を眺めていた、
無命の世界は自分の部屋が檻の中あり、外は広大な空が広がっている世界、それはきっと外の世界には自分の想像が出来ない程の楽しい事があるという夢をずっと抱き続けたい、自分はずっと檻の中に居るという再現をしたのだ。
無命「はぁ、退屈、誰かと仲良くする気にもなれないし、円卓共は偉そうだし、関わりたくないんだよなぁ、何か楽しい事ないのかなぁ」
万園の時間は歪である。
例えばそもそも万園が生まれたのはパトが神羅万象支配を持った時だ、パトが神羅万象を持ったのはパトの器が壊れ、メリアがパトの体内に入った時だ、その時に神羅万象は存在した。だがその時であればメルトリア神国でのメリアの結婚式騒動の時にはまだ3年、なのに万園内では存在して既に100年以上の月日が流れていた、それは万園の王、ストレリチアの力が原因である。
ストレリチアが生まれた時、彼女がまず行った事は事実の改変だった。
生まれたのは3年ちょっと、それが事実だ、だが万園という存在ごと数百年前まで飛ばし、そこから万園の世界王達を生み出し続けたのだ。最初はもっと世界王も多く、ネルクラスが1000体以上居るのが当たり前の世界だったと聞いた、だがそれでは世界としては弱いと考えたストレリチアから作られた世界王達が共食いを始めた、実際に食べた訳ではなく勝者が敗者を吸収するという形だった。そして一気に数が減り現在【円卓の王】の1位から6位の6名が残ったと聞く、この6名の強さはあのミールでさえ、【手も足も出ないし、実際に何もやらせてくれない】という次元の強さになる程である。
無命「あまりに強くなりすぎると圧倒するというよりかは、もう何もやさせてもらえないって次元になるんだな~、いや~~興味深い!自分で体現したいとは思わんがね!」
無命は一人で笑って見せる、誰かに見られているわけでもないのに。
話は戻り、残った6名を見た時、ストレリチアは酷く泣いたというストレリチアが作った世界王達に愛情があったのだ、そして同じ過ちを犯さまいと考えたストレリチアが考えたのが時間を掛けて世界王を作り、無差別に倒すのではなく序列制にして切磋琢磨に互いに高め合ってほしいと願い、今の制度になったと聞く、そのため世界王の数は以前に比べると非常に少ないが一人一人の個体は非常に強い。
万園にはランクというものが存在する。
それは万園、万園に属する世界王達の強さを表すランクである。
・・・・・・
EX(EX-~EX+++)
SSS(SSS-~SSS+)
SS(SS-~SS+)
S(S-~S+)
A(A-~A+)
B(B-~B+)
C(C-~C+)
D(D-~D+)
E(E-~E+)
そして【円卓の王】含め万園に関係する世界の世界王達のランク
ストレリチア(EX+++)
序列1位(EX++)
序列2位 祖占(そうらな)(EX++)
序列3位(EX+)
序列4位(EX)
序列5位 惺紡(せいほう)(EX)
序列6位 神籟(しんらい)(EX)
----
序列7位 仙厳(せんげん)(SSS+)
序列8位 玲瓏(えいろう)(SSS+)
序列9位 怜悧(れいり)(SSS+)
序列10位 媛命(えんめい)(SSS)
序列11位(SSS)
序列12位(SSS-)
序列13位(SSS-)
----
序列14位(SSS-)
序列15位(SSS-)
序列16位 無命(むめい)ノルン・ノーネーム(SSS-)
序列17位 慧海(けいかい)(SSS-)
序列18位 王牙(おうが)(SSS-)
序列19位 揺籠(ゆりかご)(SS+)
序列20位(SS+)
序列21位(SS+)
序列22位(SS+)
---
序列23位 帝国出身 赫権(かくけん)ネル・ハート(A)
帝園王 ミール(SSS)
零園王 ユミル(SS+)
皇園王 シリノア(S+)
天園王 リエル(S+)
界園王 カルティナ(S)
獄園王 ノルン(A+)←無命 獄園世界王状態
楽園王 リフォン・レフォン(A+) リフォン(B) レフォン(A)
想園王 ソラリア(B~A+)
虚園王 ティノール(B-)
聖園王 エクレシア・ヨハネ(B-) エクレシア(B) ヨハネ(B-)
星園王 フ―テリ(S+)
奉園王 クリアーラ(A)
奪園王 ヘレルノ(B)
豊園王 エウリア(C+)
龑園王 ミカエミ(B+)
帝園世界王未覚醒
帝園 第零園 (C)(月花の本来の世界王)覚醒済み
帝園 第一園 エステル(E)
帝園 第二園 (S+)
帝園 第三園 フェア(B-)
帝園 第四園 ティエル(B-)
帝園 第五園 ミール(SSS)覚醒済み
帝園 第六園 リル(E-)
帝園 第七園 フラ(B-)
帝園 第八園 (C-)
帝園 第九園 (D+)
帝園 第十園 (D+)
帝園 第十一園 (D+)
帝園 第十二園 (D)
・・・・・・
無命はため息をついていた、だがそこでストレリチアから使命が与えられたのだ。
ストレリチア「無命、貴女はメリア・メルトリアの世界王としてメリアを管理しなさい、メリアの世界王はなにせ身勝手で我儘です、私の言う事を全然聞きませんし、野心が強いです、メリアに忠実なには良いですが、パトに忠実になるかどうかは・・・不安です、なので私が完全に封印しますので、貴女がメリアの世界王として使命を果たして頂ければ・・・どうでしょう?」
無命はこれは二度とないチャンスだと考えた、出世欲もない、ただ日常に刺激が欲しい無命にとって誰の世界王になろうが、それによって弱体化しようが、結果的に不便で刺激的な日常を送れるのであればそれ以上に魅力的な事はなかった。
無命「仕方ないなぁ~~、じゃあやっちゃおうかな~~♪」
こうして無命は自分の檻から抜け出し、広大な大空に足を踏み出した。
無命からノルン・ノーネーム、そしてノルン・プリズンと名前を変えて。
そして彼女は獄園という世界で活動を始め、手始めに現実世界に足を運ぶのだった。
そして万園に在籍している世界王の数は現在24名。
最近万園の世界王として選ばれたネルとストレリチアを除く22名の実力は果てしなく、現在メリアの世界王として在籍しているノルンも元々はその1名に入っていた。
これはノルンが万園に居た頃のお話し。
・・・・・・
無命(むめい)、ノルンが生まれた時に名付けられた名前であり、元々は万園出身の世界王だった。
万園には【円卓の王】と呼ばれる世界王の中でも最強の13名だけに与えられた称号があった。
その【円卓の王】の中でも序列が存在し、1位から6位の世界王はどの世界王が生まれても絶対に覆る事がない絶対的な強さを誇る世界王であり、力も唯一無二のものとなっていると聞く。
7位から10位は帝園(ミガドルエデン)のミールと同等クラス、11位から13位なら無名が努力すればなんとか手が届きそうな順位となっている。
つまり万園の世界王でも序列は努力次第で変更は可能であり、場合によっては【円卓の王】に選ばれる事だって夢ではない。
無命、ノルンが生まれた時に与えられた序列は22位中16位、ノルンが【円卓の王】に選ばれるためにはまだ本メンバー以外にも2名の世界王が存在する、そして下も油断ならず、18位までの世界王とは実力が拮抗しており、いつ負けてもおかしくない、そんな世界にノルンは立たされていた。
・・・・・・
無命(この世界は退屈だ、全員が果てしなく強く、戦いを挑んでしまえば永遠と戦いが続くだろう、だがそれは程よく運動がしたい時には本当に相性が悪い、ほぼ無敵の私達にとってただの近接戦でダメージを与える事なんて不可能に近い、故に互いにずっと涼しい顔で相手を殴りあうのは見ていても実際に殴り合っていても全然楽しい物ではない、強さとは虚しいだけだ・・・)
無命は自身に与えられた世界でただ外を眺めていた、
無命の世界は自分の部屋が檻の中あり、外は広大な空が広がっている世界、それはきっと外の世界には自分の想像が出来ない程の楽しい事があるという夢をずっと抱き続けたい、自分はずっと檻の中に居るという再現をしたのだ。
無命「はぁ、退屈、誰かと仲良くする気にもなれないし、円卓共は偉そうだし、関わりたくないんだよなぁ、何か楽しい事ないのかなぁ」
万園の時間は歪である。
例えばそもそも万園が生まれたのはパトが神羅万象支配を持った時だ、パトが神羅万象を持ったのはパトの器が壊れ、メリアがパトの体内に入った時だ、その時に神羅万象は存在した。だがその時であればメルトリア神国でのメリアの結婚式騒動の時にはまだ3年、なのに万園内では存在して既に100年以上の月日が流れていた、それは万園の王、ストレリチアの力が原因である。
ストレリチアが生まれた時、彼女がまず行った事は事実の改変だった。
生まれたのは3年ちょっと、それが事実だ、だが万園という存在ごと数百年前まで飛ばし、そこから万園の世界王達を生み出し続けたのだ。最初はもっと世界王も多く、ネルクラスが1000体以上居るのが当たり前の世界だったと聞いた、だがそれでは世界としては弱いと考えたストレリチアから作られた世界王達が共食いを始めた、実際に食べた訳ではなく勝者が敗者を吸収するという形だった。そして一気に数が減り現在【円卓の王】の1位から6位の6名が残ったと聞く、この6名の強さはあのミールでさえ、【手も足も出ないし、実際に何もやらせてくれない】という次元の強さになる程である。
無命「あまりに強くなりすぎると圧倒するというよりかは、もう何もやさせてもらえないって次元になるんだな~、いや~~興味深い!自分で体現したいとは思わんがね!」
無命は一人で笑って見せる、誰かに見られているわけでもないのに。
話は戻り、残った6名を見た時、ストレリチアは酷く泣いたというストレリチアが作った世界王達に愛情があったのだ、そして同じ過ちを犯さまいと考えたストレリチアが考えたのが時間を掛けて世界王を作り、無差別に倒すのではなく序列制にして切磋琢磨に互いに高め合ってほしいと願い、今の制度になったと聞く、そのため世界王の数は以前に比べると非常に少ないが一人一人の個体は非常に強い。
万園にはランクというものが存在する。
それは万園、万園に属する世界王達の強さを表すランクである。
・・・・・・
EX(EX-~EX+++)
SSS(SSS-~SSS+)
SS(SS-~SS+)
S(S-~S+)
A(A-~A+)
B(B-~B+)
C(C-~C+)
D(D-~D+)
E(E-~E+)
そして【円卓の王】含め万園に関係する世界の世界王達のランク
ストレリチア(EX+++)
序列1位(EX++)
序列2位 祖占(そうらな)(EX++)
序列3位(EX+)
序列4位(EX)
序列5位 惺紡(せいほう)(EX)
序列6位 神籟(しんらい)(EX)
----
序列7位 仙厳(せんげん)(SSS+)
序列8位 玲瓏(えいろう)(SSS+)
序列9位 怜悧(れいり)(SSS+)
序列10位 媛命(えんめい)(SSS)
序列11位(SSS)
序列12位(SSS-)
序列13位(SSS-)
----
序列14位(SSS-)
序列15位(SSS-)
序列16位 無命(むめい)ノルン・ノーネーム(SSS-)
序列17位 慧海(けいかい)(SSS-)
序列18位 王牙(おうが)(SSS-)
序列19位 揺籠(ゆりかご)(SS+)
序列20位(SS+)
序列21位(SS+)
序列22位(SS+)
---
序列23位 帝国出身 赫権(かくけん)ネル・ハート(A)
帝園王 ミール(SSS)
零園王 ユミル(SS+)
皇園王 シリノア(S+)
天園王 リエル(S+)
界園王 カルティナ(S)
獄園王 ノルン(A+)←無命 獄園世界王状態
楽園王 リフォン・レフォン(A+) リフォン(B) レフォン(A)
想園王 ソラリア(B~A+)
虚園王 ティノール(B-)
聖園王 エクレシア・ヨハネ(B-) エクレシア(B) ヨハネ(B-)
星園王 フ―テリ(S+)
奉園王 クリアーラ(A)
奪園王 ヘレルノ(B)
豊園王 エウリア(C+)
龑園王 ミカエミ(B+)
帝園世界王未覚醒
帝園 第零園 (C)(月花の本来の世界王)覚醒済み
帝園 第一園 エステル(E)
帝園 第二園 (S+)
帝園 第三園 フェア(B-)
帝園 第四園 ティエル(B-)
帝園 第五園 ミール(SSS)覚醒済み
帝園 第六園 リル(E-)
帝園 第七園 フラ(B-)
帝園 第八園 (C-)
帝園 第九園 (D+)
帝園 第十園 (D+)
帝園 第十一園 (D+)
帝園 第十二園 (D)
・・・・・・
無命はため息をついていた、だがそこでストレリチアから使命が与えられたのだ。
ストレリチア「無命、貴女はメリア・メルトリアの世界王としてメリアを管理しなさい、メリアの世界王はなにせ身勝手で我儘です、私の言う事を全然聞きませんし、野心が強いです、メリアに忠実なには良いですが、パトに忠実になるかどうかは・・・不安です、なので私が完全に封印しますので、貴女がメリアの世界王として使命を果たして頂ければ・・・どうでしょう?」
無命はこれは二度とないチャンスだと考えた、出世欲もない、ただ日常に刺激が欲しい無命にとって誰の世界王になろうが、それによって弱体化しようが、結果的に不便で刺激的な日常を送れるのであればそれ以上に魅力的な事はなかった。
無命「仕方ないなぁ~~、じゃあやっちゃおうかな~~♪」
こうして無命は自分の檻から抜け出し、広大な大空に足を踏み出した。
無命からノルン・ノーネーム、そしてノルン・プリズンと名前を変えて。
そして彼女は獄園という世界で活動を始め、手始めに現実世界に足を運ぶのだった。
patopatoblog at 12:16|Permalink
2025年03月16日
No.165 ソラリアと琴歌の歌姫
琴歌は歌姫の力を扱う特訓を続ける。
琴歌「目の力は歌姫の力に影響されない・・・ここ大事な所ですね」
ソラリア「それは姫の力であって歌姫の力ではありませんからね」
琴歌は次に杖を構える。
そして自身が思い描いた攻撃を放つ、目の前の的は木っ端微塵に砕け散る。
ソラリア「今の攻撃で15%歌姫の力が蓄えられました、まだまだ表現体現力が足りませんね」
琴歌「歌姫の力が上がりにくい方が良いんですか?逆に上がりやすい方が良いんですか?」
ソラリア「早く覚醒したいなら上げない方がいいですね、ですが一度覚醒して覚醒が解けた場合、反動で能力が使えなくなる、それはつまり戦いに離脱しないといけないという事です」
琴歌「逆に長く戦えるようにすれば歌姫の力を沢山扱わないと覚醒はしない、だから格上相手に挑みたくても中々戦況が変わらないと・・・どうなんでしょうか、私が歌姫を鍛えたとしてもそれはメリットなのでしょうか?」
ソラリア「間違いなくメリットですよ、なにせ姫は沢山の歌姫の力を長い間扱えますから、歌姫はオーラを必要としない分、他の人とは全然戦い方が異なります、歌姫という力だけで姫は戦わないといけない、そうなれば相当に苦労すると思いますよ」
琴歌「そうですね、それで歌姫を強化するために想園の泉に入る必要性があるんですよね」
ソラリア「はい、各泉には表現力を上げる効果を持って居ます、例えば第一区の援泉は【援歌】分野の熟練度を上げる効果があります、【援歌】とはバフ効果を持つ能力を扱う際に発揮される力ですね、ですが泉に入っている間は欲情して、凄くムラムラしちゃうと思います、というより恐らく沢山自慰行為を強制させられます、そして高まった感度を発散して落ち着かせる、その波の振れ幅で熟練度が上がりますからね、出る時は多分凄く股間がヒリヒリしているかもしれませんね~」
琴歌「なんでそんな訳の分からない効果がつくんですか・・・」はぁ・・・
琴歌はため息をついた、琴歌としては味方に状態強化をしてあげたい気持ちは強い、だがそのために泉に入って誰もいないとはいえ、一人でずっと泉の中で発情しないとならないのは屈辱的だった。
ソラリア「味方への状態強化が嫌なら戦闘で活躍するための【闘歌】、味方や自身を癒すなら【癒歌】、相手に状態異常を付与したいなら【暗歌】、自身や味方を護りたいなら【護歌】、特性強化や特性付与を一時的に行い戦いを有利に運びたいなら【勇歌】、オーラ回復やオーラを作ったりして運用したいなら【魂歌】、呪いで相手をずっと不幸に陥れたいなら【呪歌】、まだまだ沢山あります!どの分野を鍛えてもいいんですよ!姫!」
琴歌「再確認ですが、それらの分野を鍛えると強化されるのと、歌姫ゲージを上げにくくする効果があるという認識でいいですね?」
ソラリア「はい!その認識で問題ありません!例えば最初におっしゃった【援歌】、今使うと【援歌熟練度】が0%の場合、歌姫ゲージが20%も上昇して、強化も60%ほどだとします、ですが【援歌熟練度】が50%の場合、歌姫ゲージは約12%上昇、強化もまあ85%くらいですかね、ゲームのスキル強化みたいなものです」
琴歌は考える、頭を悩ませる、それはどの泉も癖が強すぎるからだ、泉によっては熟練度を上げやすい泉が存在する、第一区の【援泉】もただ欲情するだけのため簡単、第三区の【癒泉】粘着湯適温、つまりはただのローション水のため、むしろ美容効果も高いため簡単、しかも優しい気持ちを維持し続ければいいだけという琴歌にとって最も適した力だと言える。
琴歌「第二区と第四区と第五区と第八区、【闘歌】【暗歌】【護歌】【呪歌】、戦闘で最も使いたい分野は全部不可能レベルで難しいのはなんの嫌がらせですか・・・」
ソラリアは琴歌の嫌味を含んだ言葉に笑顔で返す。
ソラリア「争いに興じる力なのに良い気持ちになってどうするのですか?攻撃するのですから苦しむ事をもっと理解しないといけない、もちろん勝つためにも闘争心を高めないといけない、状態異常もですし、護るのも苦しみを全て自分が請け負うイメージが必要です、呪歌なんて相手を呪うのですよ、悪意に満ちてないと出来る訳ないじゃないですか」
琴歌は何も言い返せなかった、だがはっきりとした、「自分の歌姫は戦う力ではなく、味方に力を与える分野で力を強く発揮出来る」と
ソラリア「まずはそれでいいですよ、姫が前線に出て戦うのは最終手段です、歌姫は前線で戦うものではなく、戦場の流れを歌で支配する、戦う力はそれらを護るためにあるのだと、理解してください、だからこそ戦闘面の熟練度向上は非常に難易度が高いのですから」
琴歌はうなずく、ソラリアは納得した琴歌を見て満足そうに答える。
ソラリア「一人で寂しいなら殿を連れて来るといいですよ、最近ご無沙汰なら殿と一緒に援泉に入ってはどうでしょう?夫婦仲も円満になって熟練度も性欲も満たされて一石三鳥くらいはありますよ」
琴歌は顔を真っ赤にしながらソラリアの肩をポンポンと叩く。
ソラリア「ふふふ、私は姫の次の世代、次はいったい何年後に現れるかわからない歌姫適正100%持ちの次世代の歌姫のために、姫はしっかり子孫を残してくださいね♪」
ソラリアは想園で琴歌の力の説明を終えるとそのまま現実世界に出て行ってしまった、琴歌は援泉に入ると思っての事だった。
琴歌「・・・はぁ」
琴歌「目の力は歌姫の力に影響されない・・・ここ大事な所ですね」
ソラリア「それは姫の力であって歌姫の力ではありませんからね」
琴歌は次に杖を構える。
そして自身が思い描いた攻撃を放つ、目の前の的は木っ端微塵に砕け散る。
ソラリア「今の攻撃で15%歌姫の力が蓄えられました、まだまだ表現体現力が足りませんね」
琴歌「歌姫の力が上がりにくい方が良いんですか?逆に上がりやすい方が良いんですか?」
ソラリア「早く覚醒したいなら上げない方がいいですね、ですが一度覚醒して覚醒が解けた場合、反動で能力が使えなくなる、それはつまり戦いに離脱しないといけないという事です」
琴歌「逆に長く戦えるようにすれば歌姫の力を沢山扱わないと覚醒はしない、だから格上相手に挑みたくても中々戦況が変わらないと・・・どうなんでしょうか、私が歌姫を鍛えたとしてもそれはメリットなのでしょうか?」
ソラリア「間違いなくメリットですよ、なにせ姫は沢山の歌姫の力を長い間扱えますから、歌姫はオーラを必要としない分、他の人とは全然戦い方が異なります、歌姫という力だけで姫は戦わないといけない、そうなれば相当に苦労すると思いますよ」
琴歌「そうですね、それで歌姫を強化するために想園の泉に入る必要性があるんですよね」
ソラリア「はい、各泉には表現力を上げる効果を持って居ます、例えば第一区の援泉は【援歌】分野の熟練度を上げる効果があります、【援歌】とはバフ効果を持つ能力を扱う際に発揮される力ですね、ですが泉に入っている間は欲情して、凄くムラムラしちゃうと思います、というより恐らく沢山自慰行為を強制させられます、そして高まった感度を発散して落ち着かせる、その波の振れ幅で熟練度が上がりますからね、出る時は多分凄く股間がヒリヒリしているかもしれませんね~」
琴歌「なんでそんな訳の分からない効果がつくんですか・・・」はぁ・・・
琴歌はため息をついた、琴歌としては味方に状態強化をしてあげたい気持ちは強い、だがそのために泉に入って誰もいないとはいえ、一人でずっと泉の中で発情しないとならないのは屈辱的だった。
ソラリア「味方への状態強化が嫌なら戦闘で活躍するための【闘歌】、味方や自身を癒すなら【癒歌】、相手に状態異常を付与したいなら【暗歌】、自身や味方を護りたいなら【護歌】、特性強化や特性付与を一時的に行い戦いを有利に運びたいなら【勇歌】、オーラ回復やオーラを作ったりして運用したいなら【魂歌】、呪いで相手をずっと不幸に陥れたいなら【呪歌】、まだまだ沢山あります!どの分野を鍛えてもいいんですよ!姫!」
琴歌「再確認ですが、それらの分野を鍛えると強化されるのと、歌姫ゲージを上げにくくする効果があるという認識でいいですね?」
ソラリア「はい!その認識で問題ありません!例えば最初におっしゃった【援歌】、今使うと【援歌熟練度】が0%の場合、歌姫ゲージが20%も上昇して、強化も60%ほどだとします、ですが【援歌熟練度】が50%の場合、歌姫ゲージは約12%上昇、強化もまあ85%くらいですかね、ゲームのスキル強化みたいなものです」
琴歌は考える、頭を悩ませる、それはどの泉も癖が強すぎるからだ、泉によっては熟練度を上げやすい泉が存在する、第一区の【援泉】もただ欲情するだけのため簡単、第三区の【癒泉】粘着湯適温、つまりはただのローション水のため、むしろ美容効果も高いため簡単、しかも優しい気持ちを維持し続ければいいだけという琴歌にとって最も適した力だと言える。
琴歌「第二区と第四区と第五区と第八区、【闘歌】【暗歌】【護歌】【呪歌】、戦闘で最も使いたい分野は全部不可能レベルで難しいのはなんの嫌がらせですか・・・」
ソラリアは琴歌の嫌味を含んだ言葉に笑顔で返す。
ソラリア「争いに興じる力なのに良い気持ちになってどうするのですか?攻撃するのですから苦しむ事をもっと理解しないといけない、もちろん勝つためにも闘争心を高めないといけない、状態異常もですし、護るのも苦しみを全て自分が請け負うイメージが必要です、呪歌なんて相手を呪うのですよ、悪意に満ちてないと出来る訳ないじゃないですか」
琴歌は何も言い返せなかった、だがはっきりとした、「自分の歌姫は戦う力ではなく、味方に力を与える分野で力を強く発揮出来る」と
ソラリア「まずはそれでいいですよ、姫が前線に出て戦うのは最終手段です、歌姫は前線で戦うものではなく、戦場の流れを歌で支配する、戦う力はそれらを護るためにあるのだと、理解してください、だからこそ戦闘面の熟練度向上は非常に難易度が高いのですから」
琴歌はうなずく、ソラリアは納得した琴歌を見て満足そうに答える。
ソラリア「一人で寂しいなら殿を連れて来るといいですよ、最近ご無沙汰なら殿と一緒に援泉に入ってはどうでしょう?夫婦仲も円満になって熟練度も性欲も満たされて一石三鳥くらいはありますよ」
琴歌は顔を真っ赤にしながらソラリアの肩をポンポンと叩く。
ソラリア「ふふふ、私は姫の次の世代、次はいったい何年後に現れるかわからない歌姫適正100%持ちの次世代の歌姫のために、姫はしっかり子孫を残してくださいね♪」
ソラリアは想園で琴歌の力の説明を終えるとそのまま現実世界に出て行ってしまった、琴歌は援泉に入ると思っての事だった。
琴歌「・・・はぁ」
patopatoblog at 19:05|Permalink
2024年12月25日
No.163 クズの誘い
白鳳「おい、パト、今晩面貸せ、お前を徹底的に教育してやる」
パト「は、今月詠家のクリスマスパーティー中だろ、何考えてるんですか」
今パトと琴歌は月詠白鳳とシェインが開いたホームパーティーに招待された。
そして4人で近況報告を含めそれなりに盛り上がった所で白鳳はパトに提案してきた。
白鳳「馬鹿言え、こういう時だからこそ男同士話したい事があるんだろうが、付き合えよ」
白鳳はそう言いながらロングコートを身にまとう、パトもこれ以上文句を言っても伝わらないと諦め
防寒対策をして、残った二人に声を掛けて白鳳と二人で夜に外出した。
・・・・・・
パト「・・・なんだここは・・・」
白鳳「は?どっからどうみてもキャバクラだろうが、しかもVIPルームだ、お触りOKだ、この店の店長は俺が昔助けてやってな、俺や俺が連れて来た奴になら良いサービスをしてくれるんだ、だよな?」
白鳳は店長に向けて圧力をかける、白鳳に見られた店長は恐怖で怯えていた。
店長「きょ、今日はクリスマスという事でサンタコスプレをさせているのですよ!月詠様は本当運がいいです!」
白鳳「はぁ、運が良いかどうかはサービスが良くて面の良い女が居るかどうかだろうが、ほら、お前の店の上物をよこせ」
白鳳はそう言うと椅子に座らずにその場に立っていた、すると容姿が良い女性が数人出て来た、もちろんサンタのコスプレをして。
白鳳は慣れた感じに女性にロングコートを脱がさせ、席を案内させる、そして案内された席に座ると白鳳の座っている席を挟むように二人の女性が座る。
女性「お飲み物は如何なさいましょうか?」
白鳳「バーボンを」
パト「えっと・・・なら俺はオレンジジュースでお願いします」
パトはとりあえずたどたどしく座る。
そんな中白鳳は声のトーンを下げドスの聞いた声で喋る。
白鳳「おいこら、俺に恥をかかせるなよ、なんで前の奴に女が一人しか居ねぇんだ、殺されてぇのか?ああ?」
白鳳は注がれたグラスの酒を横に居る女の顔にかける。
女「失礼致しました」
パトは独特な雰囲気の中何も言えなかった。
そしてパトの周りも白鳳と同じように両方に女性が座り、飲み物を注がれる。
白鳳「お前はこんな店初めてだろうな、そもそもこんな店に来なくても女には困ってねえからな」
白鳳は嘲笑うように酒を飲む。
パト「まあ、否定は出来ませんね、ですが別にこうやって毎日晩酌の相手をして貰っているわけじゃないですよ、侍女ですからね、白鳳さんはまだこういう店に通ってるのですか?」
白鳳「ああ、だがもうこんな若い女に興奮出来ねえな、もう歳というのもあるがこいつらと似たような歳の娘を持つとな、どうしても対象外になる」
パト「それは俺もちょっとわかるかもしれないですね、いや、実際に娘が居るわけじゃないからあれですけどね」
白鳳「だからこれは教育だ、夜の世界だ、昼職の連中よりかはいい値を貰っている、つまりそれなりの事を要求されるって事だ」
白鳳はそう言いながら横に居る女性の胸をまるで机の上に置いてあるおしぼりを取るような自然の動きで掴む、それはグラスで濡れた自分の手を拭くための行為だった。
白鳳「しかもここはVIPルーム、普通の客よりも高い対価を払う、つまり夜にただ飲みに来る客よりも高い要求を求められる、それが仕事だ、それはお前もわかるな」
白鳳は念入りに拭くがその女性は先ほど白鳳にお酒を掛けられた女性だったため丁度白鳳が触った部分は酒で濡れていた。
白鳳「おい、お前はしぼりの代わりにもなれねえのか?酒臭いんだよ、さっさと着替えてこいよ」
女性「失礼いたします」
女性はそのまま奥の部屋に戻っていった。
白鳳「おい店長、ここの連中はどれだけ縛れてんだ?まさかこの程度で逃げ出すようなクソをVIPに呼んでねえよな?ここに入れる以上、店を辞める事は死ぬと同義だってしっかり伝えてんだろうな?」
店長「月詠さん、そんな話を彼女達の前で」
白鳳「お前、殺されたいのか?VIPの情報を知ってのうのうと表に出られるような状況を作って誰がここを選ぶんだ?ここで黙って全裸になれる覚悟があるかないか、喋ったら喉元千切られる覚悟があるのか、それをしっかり教え込んでねえとお前の責任問題だ、わかるか?」
パト「白鳳さん、それ以上は」
白鳳「パト、見ておけ、これが大人の汚い世界だ、お前は自分を偽善だと言ってたな、なら悪を知っておけ、そもそも悪も知らない、悪に精通していない奴が悪を知って潰すなんて不可能なんだ、悪の連中はそりゃあもう正義側の世界にしっかり溶け込んでやがる、だから気付けない、遅れる、正義は悪に対して潔癖過ぎるんだ、だからお前も見てここで実感しろ、悪に馴染むという事をな」
店長は怯えていた、それ以上に白鳳の横に座っている女性や自分の隣に座っている女性達も怯え震えているのが高級なソファーからも伝わる。
とてもじゃないが美味しくお酒を飲める環境とは一切思えない、そんな空気だった。
・・・・・・
白鳳「話は戻るけどな、お前の周りの女は簡単過ぎる、そもそもお前は餌に群がって来た女をそのまま手駒にしてるだけなんだよ、だからお前に一切興味のない仕事中のこの女をお前は口説けない」
白鳳はそう言うと先ほど着替えに戻っていた女性の顔をそっと掴み、今にも口と口が触れそうになるくらいに女性と顔を近づける。
白鳳「今のお前がモテねぇ要素がない、確かにお前は陰キャだ、話してるとイライラするタイプだ、だがその優しさ、そして勝負事になれば陰キャとは思えねえほどの勢いの良さ、それがお前が他の女を虜にするんだろうな、俺はわからんがな」
白鳳はそのまま女性の顔を離す。
パト「何が言いたいか全然わからないんですが」
白鳳「琴歌から聞いた、お前、国のために従属の奴ら全員とキスしたそうだな」
パトは自分にとって最も過酷であり、思い出したくない記憶がよみがえる。
白鳳「その顔は触れられたくない事を触れられたって感じだな、だが俺からしたらキスくらいでモジモジしてるお前が心底気持ち悪い、まだ傲慢な態度で居る方が心地いい、それが国のためだと堂々と胸を張るならまだしも、その行いでお前が面下げてたらなんの意味もねえだろうが」
パト「白鳳さんは出来るんですか?!」
パトは声を荒げる。
白鳳「ああ、やるさ、妻が横に居てもやる、それが外道な行為だったとしてもそこに俺の正義がある、だから俺は俺の正義で周りを黙らせる、そして正しかったと胸を張る、それが出来ないのは悪になる事を恐れてるからだ、いや嫌われる事に対してビビってる、だからお前の偽善はまだ不充分だ、本当の偽善じゃない、それはただの好き嫌いのあるガキだ」
白鳳は酒を一口含む、そしてその風味を楽しむように余韻に浸る。
パト「やっぱりただ正しいだけでは国は前に進まないんでしょうか」
白鳳「当たり前だ、俺は国の運営はした事ないが会社運営は今もしている、こうやってクズの相手もしてる、後はクズに騙されて身体を売られたクズ女の教育も込みだ、だがこいつらは俺が面倒を見ている間は苦しい死なせ方はさせない、それがこいつらに対する俺の正義だ、この世界どんな苦しい死に方をするかわからねえからな、楽に死ねたら幸運だ、まるで戦場みたいだろう?」
パト「・・・そうですね、俺からみたら白鳳さんはただの下衆にしか見えませんがそれには正義があるんですよね」
白鳳「そういう事だ、俺だって下衆なのは重々承知だ、だが下衆じゃないと守れない正義もある、お前はどうだ?複数の女を一度に抱いて、お前の国全体の女と関係を持った、そこに正義はあるのか?」
パト「・・・あります、間違いなく」
白鳳「なら悩むな、周りからどう言われてるか知らねえが、お前は王だ、国の大黒柱の決めた事、決めた方針、それが正義じゃなかったら誰がお前についていきたいと思うんだ、泥船と思われねえように意地はるのがお前の役割だろうが」
パト「・・・はい・・・」
白鳳は琴歌からパトが最近色々あった事で精神を病む程悩んでいるという相談を聞いていた、
だから白鳳なりにパトに教えようと考えていた、それが今回の出来事だった。
・・・・・・
パト「白鳳さん、ありがとうございます」
白鳳「ああ、まさか娘の旦那が俺以上に女遊びが激しい奴だからな、上には上がいるってもんだ、クズの周りには同じようなクズしか集まらねえのかもな」
白鳳は笑う、パトも白鳳につられて笑う。
そして二人は帰宅した。
・・・・・・
琴歌「お父さん、座ってください!!!!!!!!!」(超怒り!!!)
琴歌は凄く怒っていた、白鳳は琴歌の怒りに驚き、靴を脱いですぐに玄関に座った。
パト「あ、ごめんなさい、琴歌は俺の視界を共有してるのでさっきまでの事全部、【映像だけ】しっかり見えてたんでした」
白鳳「おいまて、映像だけってなんだ?!」
琴歌「このクズ親!いい歳して私と同じくらいの子になんて酷い事を!本当クズ!!恥ずかしい!いい歳して年下の子を虐めるなんて!軽蔑しました!パト君をお父さんの残念な趣味に巻き込まないでください!もう帰ります!ほらパト君!帰りましょう!この人と一緒に居たらパト君までダメになる!!」
琴歌は既に荷物をまとめていて、そのままパトの手を掴みそのまま出て行ってしまう。
・・・・・・
シェイン「やっちゃったね~ハクホー、変な大人の遊びを娘の旦那様に教えるんだからそりゃあ娘激怒だよね~」
シェインは特に気にせずにお皿を洗っていた。
白鳳「・・・・・いいんだ、そこに正義があれば・・・」
シェインは見た、そう呟いた白鳳は少し寂し気だったと。
パト「は、今月詠家のクリスマスパーティー中だろ、何考えてるんですか」
今パトと琴歌は月詠白鳳とシェインが開いたホームパーティーに招待された。
そして4人で近況報告を含めそれなりに盛り上がった所で白鳳はパトに提案してきた。
白鳳「馬鹿言え、こういう時だからこそ男同士話したい事があるんだろうが、付き合えよ」
白鳳はそう言いながらロングコートを身にまとう、パトもこれ以上文句を言っても伝わらないと諦め
防寒対策をして、残った二人に声を掛けて白鳳と二人で夜に外出した。
・・・・・・
パト「・・・なんだここは・・・」
白鳳「は?どっからどうみてもキャバクラだろうが、しかもVIPルームだ、お触りOKだ、この店の店長は俺が昔助けてやってな、俺や俺が連れて来た奴になら良いサービスをしてくれるんだ、だよな?」
白鳳は店長に向けて圧力をかける、白鳳に見られた店長は恐怖で怯えていた。
店長「きょ、今日はクリスマスという事でサンタコスプレをさせているのですよ!月詠様は本当運がいいです!」
白鳳「はぁ、運が良いかどうかはサービスが良くて面の良い女が居るかどうかだろうが、ほら、お前の店の上物をよこせ」
白鳳はそう言うと椅子に座らずにその場に立っていた、すると容姿が良い女性が数人出て来た、もちろんサンタのコスプレをして。
白鳳は慣れた感じに女性にロングコートを脱がさせ、席を案内させる、そして案内された席に座ると白鳳の座っている席を挟むように二人の女性が座る。
女性「お飲み物は如何なさいましょうか?」
白鳳「バーボンを」
パト「えっと・・・なら俺はオレンジジュースでお願いします」
パトはとりあえずたどたどしく座る。
そんな中白鳳は声のトーンを下げドスの聞いた声で喋る。
白鳳「おいこら、俺に恥をかかせるなよ、なんで前の奴に女が一人しか居ねぇんだ、殺されてぇのか?ああ?」
白鳳は注がれたグラスの酒を横に居る女の顔にかける。
女「失礼致しました」
パトは独特な雰囲気の中何も言えなかった。
そしてパトの周りも白鳳と同じように両方に女性が座り、飲み物を注がれる。
白鳳「お前はこんな店初めてだろうな、そもそもこんな店に来なくても女には困ってねえからな」
白鳳は嘲笑うように酒を飲む。
パト「まあ、否定は出来ませんね、ですが別にこうやって毎日晩酌の相手をして貰っているわけじゃないですよ、侍女ですからね、白鳳さんはまだこういう店に通ってるのですか?」
白鳳「ああ、だがもうこんな若い女に興奮出来ねえな、もう歳というのもあるがこいつらと似たような歳の娘を持つとな、どうしても対象外になる」
パト「それは俺もちょっとわかるかもしれないですね、いや、実際に娘が居るわけじゃないからあれですけどね」
白鳳「だからこれは教育だ、夜の世界だ、昼職の連中よりかはいい値を貰っている、つまりそれなりの事を要求されるって事だ」
白鳳はそう言いながら横に居る女性の胸をまるで机の上に置いてあるおしぼりを取るような自然の動きで掴む、それはグラスで濡れた自分の手を拭くための行為だった。
白鳳「しかもここはVIPルーム、普通の客よりも高い対価を払う、つまり夜にただ飲みに来る客よりも高い要求を求められる、それが仕事だ、それはお前もわかるな」
白鳳は念入りに拭くがその女性は先ほど白鳳にお酒を掛けられた女性だったため丁度白鳳が触った部分は酒で濡れていた。
白鳳「おい、お前はしぼりの代わりにもなれねえのか?酒臭いんだよ、さっさと着替えてこいよ」
女性「失礼いたします」
女性はそのまま奥の部屋に戻っていった。
白鳳「おい店長、ここの連中はどれだけ縛れてんだ?まさかこの程度で逃げ出すようなクソをVIPに呼んでねえよな?ここに入れる以上、店を辞める事は死ぬと同義だってしっかり伝えてんだろうな?」
店長「月詠さん、そんな話を彼女達の前で」
白鳳「お前、殺されたいのか?VIPの情報を知ってのうのうと表に出られるような状況を作って誰がここを選ぶんだ?ここで黙って全裸になれる覚悟があるかないか、喋ったら喉元千切られる覚悟があるのか、それをしっかり教え込んでねえとお前の責任問題だ、わかるか?」
パト「白鳳さん、それ以上は」
白鳳「パト、見ておけ、これが大人の汚い世界だ、お前は自分を偽善だと言ってたな、なら悪を知っておけ、そもそも悪も知らない、悪に精通していない奴が悪を知って潰すなんて不可能なんだ、悪の連中はそりゃあもう正義側の世界にしっかり溶け込んでやがる、だから気付けない、遅れる、正義は悪に対して潔癖過ぎるんだ、だからお前も見てここで実感しろ、悪に馴染むという事をな」
店長は怯えていた、それ以上に白鳳の横に座っている女性や自分の隣に座っている女性達も怯え震えているのが高級なソファーからも伝わる。
とてもじゃないが美味しくお酒を飲める環境とは一切思えない、そんな空気だった。
・・・・・・
白鳳「話は戻るけどな、お前の周りの女は簡単過ぎる、そもそもお前は餌に群がって来た女をそのまま手駒にしてるだけなんだよ、だからお前に一切興味のない仕事中のこの女をお前は口説けない」
白鳳はそう言うと先ほど着替えに戻っていた女性の顔をそっと掴み、今にも口と口が触れそうになるくらいに女性と顔を近づける。
白鳳「今のお前がモテねぇ要素がない、確かにお前は陰キャだ、話してるとイライラするタイプだ、だがその優しさ、そして勝負事になれば陰キャとは思えねえほどの勢いの良さ、それがお前が他の女を虜にするんだろうな、俺はわからんがな」
白鳳はそのまま女性の顔を離す。
パト「何が言いたいか全然わからないんですが」
白鳳「琴歌から聞いた、お前、国のために従属の奴ら全員とキスしたそうだな」
パトは自分にとって最も過酷であり、思い出したくない記憶がよみがえる。
白鳳「その顔は触れられたくない事を触れられたって感じだな、だが俺からしたらキスくらいでモジモジしてるお前が心底気持ち悪い、まだ傲慢な態度で居る方が心地いい、それが国のためだと堂々と胸を張るならまだしも、その行いでお前が面下げてたらなんの意味もねえだろうが」
パト「白鳳さんは出来るんですか?!」
パトは声を荒げる。
白鳳「ああ、やるさ、妻が横に居てもやる、それが外道な行為だったとしてもそこに俺の正義がある、だから俺は俺の正義で周りを黙らせる、そして正しかったと胸を張る、それが出来ないのは悪になる事を恐れてるからだ、いや嫌われる事に対してビビってる、だからお前の偽善はまだ不充分だ、本当の偽善じゃない、それはただの好き嫌いのあるガキだ」
白鳳は酒を一口含む、そしてその風味を楽しむように余韻に浸る。
パト「やっぱりただ正しいだけでは国は前に進まないんでしょうか」
白鳳「当たり前だ、俺は国の運営はした事ないが会社運営は今もしている、こうやってクズの相手もしてる、後はクズに騙されて身体を売られたクズ女の教育も込みだ、だがこいつらは俺が面倒を見ている間は苦しい死なせ方はさせない、それがこいつらに対する俺の正義だ、この世界どんな苦しい死に方をするかわからねえからな、楽に死ねたら幸運だ、まるで戦場みたいだろう?」
パト「・・・そうですね、俺からみたら白鳳さんはただの下衆にしか見えませんがそれには正義があるんですよね」
白鳳「そういう事だ、俺だって下衆なのは重々承知だ、だが下衆じゃないと守れない正義もある、お前はどうだ?複数の女を一度に抱いて、お前の国全体の女と関係を持った、そこに正義はあるのか?」
パト「・・・あります、間違いなく」
白鳳「なら悩むな、周りからどう言われてるか知らねえが、お前は王だ、国の大黒柱の決めた事、決めた方針、それが正義じゃなかったら誰がお前についていきたいと思うんだ、泥船と思われねえように意地はるのがお前の役割だろうが」
パト「・・・はい・・・」
白鳳は琴歌からパトが最近色々あった事で精神を病む程悩んでいるという相談を聞いていた、
だから白鳳なりにパトに教えようと考えていた、それが今回の出来事だった。
・・・・・・
パト「白鳳さん、ありがとうございます」
白鳳「ああ、まさか娘の旦那が俺以上に女遊びが激しい奴だからな、上には上がいるってもんだ、クズの周りには同じようなクズしか集まらねえのかもな」
白鳳は笑う、パトも白鳳につられて笑う。
そして二人は帰宅した。
・・・・・・
琴歌「お父さん、座ってください!!!!!!!!!」(超怒り!!!)
琴歌は凄く怒っていた、白鳳は琴歌の怒りに驚き、靴を脱いですぐに玄関に座った。
パト「あ、ごめんなさい、琴歌は俺の視界を共有してるのでさっきまでの事全部、【映像だけ】しっかり見えてたんでした」
白鳳「おいまて、映像だけってなんだ?!」
琴歌「このクズ親!いい歳して私と同じくらいの子になんて酷い事を!本当クズ!!恥ずかしい!いい歳して年下の子を虐めるなんて!軽蔑しました!パト君をお父さんの残念な趣味に巻き込まないでください!もう帰ります!ほらパト君!帰りましょう!この人と一緒に居たらパト君までダメになる!!」
琴歌は既に荷物をまとめていて、そのままパトの手を掴みそのまま出て行ってしまう。
・・・・・・
シェイン「やっちゃったね~ハクホー、変な大人の遊びを娘の旦那様に教えるんだからそりゃあ娘激怒だよね~」
シェインは特に気にせずにお皿を洗っていた。
白鳳「・・・・・いいんだ、そこに正義があれば・・・」
シェインは見た、そう呟いた白鳳は少し寂し気だったと。
patopatoblog at 01:23|Permalink
2024年12月12日
No.159 アリシアの世界 【皇園】※各世界の設定説明あり
これはパトが残したメモを引用したものである。
アリシアの世界が解放された。
アリシアの世界は【皇園(クラトルエデン)】
生まれる個体は全て分野に特化した究極体であり、完成形として生まれる
最も万園の貢献に執着している世界で、アリシアの世界のはずなのに誰も
アリシアを慕っていない今まで見た事ないタイプの世界。
世界王はシリノア・クラトル
彼女曰く、シリノアという名前は偽名であり、真名を明かす事で【我が名を知った者からは誰からも滅ぼされない】という存在の証明を意味するため、真名は大事な場面でしか明かさないようにしているらしい。
シリノアは証明の天才であり、誰かの記憶に存在する世界に微塵でも痕跡がある場合消滅しない、
そしてその存在力を利用して戦う、つまりシリノアの存在力が力であり、シリノアが真名を開示しないのは少しでも勝負事を公平にしたいという強者の願いから来ている・・・と本人から聞いた。
ここからも基本シリノアの情報が記載されている。
シリノアの力は真名を声に発すると強く発揮する(その空間、世界に存在するだけでも力を充分に発揮する)
シリノアは先ほども書いたように【存在力】を使う、だが何処から使うかは任意であり、例えば敵からシリノアの存在を奪ってシリノアが力を使うと敵はシリノアに関する記憶が奪われる、そしてシリノアが再度存在感を植え付ける事でそこからシリノアを認知する、つまり敵や第三者が存在する限りシリノアは不滅であり、攻略不可能の難攻不落の王となる、
実力はパト専属神世界王内では第三位に属し、万園側も認める世界王の一人である。
ここまでの情報はシリノア本人から聞いた、ここまでの説明を聞けばわかるがこれだけのタネを明かすのはそれが自分自身の強化にそのまま繋がるからである。
つまり、このメモを読んだ君にも脳内に入った段階で既にシリノアの力の保管庫として使われるだろう、主である俺ですらそんな扱いなんだ、卑下する事はない、あいつがイカれてるんだ。
でも俺には強い忠誠心を持ってくれてる、シリノアは俺の為ならなんでも動いてくれる、きっと万園を何よりも優先しているからである。
逆にアリシアに対しては無関心であり、何かをすれば敵対心すら見せる、それはアリシアに対してまったくメリットを感じていない、つまり損得で状況を把握、判断しているという事である、
つまり俺も万園というものが無ければ無関心なのである。
この世界は系統別に管理されており、その系統分野で現役トップの者だけがパトとアリシアが使役出来る輝星(こうせい)メンバーとなり、それ以外は不良品(調整中)という扱いになり、使役不可能個体となる(帝園との違いはここにあり、軍隊の帝園と少数精鋭の皇園となっている)。
輝星メンバーは万園に選ばれるために厳選された個体のため、分野系統の最強でなければならないというシリノアの強い信念の元作られている。(ここは七天の心とほぼ同じ組織構成、だが和気あいあいとしておらず、早くトップに上り詰めた間に万園に選ばれようと何処か必死である、故に俺の命令、俺への忠誠心は恐らく全世界でトップであり、妥協せずに全力で戦うため、即使用、即解決には最も適している世界とも言える)
召喚自体は容易でパトは無償で召喚が可能だが、その場合アリシアに強い負荷が掛かる(血反吐を吐き、まともに立てない、無限という条件を貫通してアリシア本体に直接与えて来る)
二体目からの召喚からはそのままアリシアの負担が倍に増えるだけなのでアリシアが耐えられない。
だがアリシアが存在しないと召喚媒体が存在しないため、召喚自体が出来ない(つまり近くに必ずアリシアを置く必要がある(無限のコピーでは発動しなかった))
尚アリシアも召喚する事は出来るが負荷が同じくかかる上にパトの時と違いアリシアの命令は一切聞かないため、状況を悪化させる場面が多く存在すると思われる(アリシアから召喚された場合俺でも言う事を聞いてくれない)
諸刃の剣という言葉がしっくりくる世界であり、召喚対象の輝星メンバーも一時的なもので次々自分よりもグレードの高いハイスペックが生まれ、毎週1度戦わされているため、自分達の期限が切れる前に俺に好かれようと必死である、恐らくそこに帝園のような愛情はなく、どこか使命感を煽るような環境が出来ている。
現在七天の心クラスのメンバーが輝星メンバーは勿論、メンバーになれない者含めても最多数誇り、
現時点では帝園の従属部門で1位を奪われているが貢献育成度では帝園に続く2位を誇っている。
従属重視の【皇園】と技術重視の【天園】
この世界同士各々の従属と技術を交換して成り立っている。
例えば皇園の輝星メンバー、負けた場合メンバー落ちするのだが、その時二択を迫られる
【再度挑戦しメンバーの座を取り返すのか】【天園に行き、天使神に転生し、やり直すのか】
後者を選んだ場合、天園にて新たな使命と役割が与えられる、少なくともゴミのような待遇は受けなくて済む、だがメンバーの時のような皇帝のような大盤振る舞いは絶対に震えない、唯一無二、絶対王者という席に一生座れない負け犬人生に落ちる。
だが天園からすれば皇園の従属の質は非常に高く、先ほども書いたが帝園の七天の心メンバークラスであるため、技術提供と従属受け取りが取引の条件となっている、
【皇園】と【天園】は互いに高め合う強力な世界同士の組み合わせであり、
世界としての質も高く、世界王の質も他の世界に比べても高く
1位ミール【帝園】
2位ユミル【零園】
3位シリノア【皇園】
4位リエル【天園】
5位カルティナ【世園】
6位ノルン【獄園】
7位リフォン・レフォン【楽園】
8位ソラリア【想園】
9位ティノール【虚園】
10位エクレシア・ヨハネ【聖園】
世界組み合わせ
【帝園】と【獄園】 従属(自由)の世界と監獄(不自由)の世界
【皇園】と【天園】 完璧を求める世界と探究を求める世界
【零園】と【聖園】 個性の世界と無個性の世界
【世園】と【想園】 世界規模の世界と個人規模の世界
【虚園】と【楽園】 虚無の世界と娯楽の世界
このように対比になるように世界同士が組み合わさっているが、どの組み合わせを見ても間違いなく最強の世界同士と言えるだろう。
ここまで書いてきたが、
ミール、シリノアみたいに俺に強い忠誠や愛情を向けてくれる世界王
リエル、カルティナ、ティノールのように俺や専属神に興味がない世界王
リフォン・レフォン、エクレシア・ヨハネのように専属神に強い忠誠があり、あくまで俺はおまけ程度、むしろ注力を注ぎたくないから代役の世界王を用意するような世界王
ユミル、ソラリアみたいに自由気まま、自分の専属神主が第一優先、後はどうでもいいし、それ以外は適当!そもそも世界自体が万園に貢献する気0みたいな世界王
ノルンのように気分で動く世界王
と個性が強い連中が多い、だがこの世界王を使役するのは現時点では不可能であり、各々が世界王と向き合い、強くなるきっかけを得るしかないんだ。
きっと俺の万園もそうなんだろうね。
アリシアの世界が解放された。
アリシアの世界は【皇園(クラトルエデン)】
生まれる個体は全て分野に特化した究極体であり、完成形として生まれる
最も万園の貢献に執着している世界で、アリシアの世界のはずなのに誰も
アリシアを慕っていない今まで見た事ないタイプの世界。
世界王はシリノア・クラトル
彼女曰く、シリノアという名前は偽名であり、真名を明かす事で【我が名を知った者からは誰からも滅ぼされない】という存在の証明を意味するため、真名は大事な場面でしか明かさないようにしているらしい。
シリノアは証明の天才であり、誰かの記憶に存在する世界に微塵でも痕跡がある場合消滅しない、
そしてその存在力を利用して戦う、つまりシリノアの存在力が力であり、シリノアが真名を開示しないのは少しでも勝負事を公平にしたいという強者の願いから来ている・・・と本人から聞いた。
ここからも基本シリノアの情報が記載されている。
シリノアの力は真名を声に発すると強く発揮する(その空間、世界に存在するだけでも力を充分に発揮する)
シリノアは先ほども書いたように【存在力】を使う、だが何処から使うかは任意であり、例えば敵からシリノアの存在を奪ってシリノアが力を使うと敵はシリノアに関する記憶が奪われる、そしてシリノアが再度存在感を植え付ける事でそこからシリノアを認知する、つまり敵や第三者が存在する限りシリノアは不滅であり、攻略不可能の難攻不落の王となる、
実力はパト専属神世界王内では第三位に属し、万園側も認める世界王の一人である。
ここまでの情報はシリノア本人から聞いた、ここまでの説明を聞けばわかるがこれだけのタネを明かすのはそれが自分自身の強化にそのまま繋がるからである。
つまり、このメモを読んだ君にも脳内に入った段階で既にシリノアの力の保管庫として使われるだろう、主である俺ですらそんな扱いなんだ、卑下する事はない、あいつがイカれてるんだ。
でも俺には強い忠誠心を持ってくれてる、シリノアは俺の為ならなんでも動いてくれる、きっと万園を何よりも優先しているからである。
逆にアリシアに対しては無関心であり、何かをすれば敵対心すら見せる、それはアリシアに対してまったくメリットを感じていない、つまり損得で状況を把握、判断しているという事である、
つまり俺も万園というものが無ければ無関心なのである。
この世界は系統別に管理されており、その系統分野で現役トップの者だけがパトとアリシアが使役出来る輝星(こうせい)メンバーとなり、それ以外は不良品(調整中)という扱いになり、使役不可能個体となる(帝園との違いはここにあり、軍隊の帝園と少数精鋭の皇園となっている)。
輝星メンバーは万園に選ばれるために厳選された個体のため、分野系統の最強でなければならないというシリノアの強い信念の元作られている。(ここは七天の心とほぼ同じ組織構成、だが和気あいあいとしておらず、早くトップに上り詰めた間に万園に選ばれようと何処か必死である、故に俺の命令、俺への忠誠心は恐らく全世界でトップであり、妥協せずに全力で戦うため、即使用、即解決には最も適している世界とも言える)
召喚自体は容易でパトは無償で召喚が可能だが、その場合アリシアに強い負荷が掛かる(血反吐を吐き、まともに立てない、無限という条件を貫通してアリシア本体に直接与えて来る)
二体目からの召喚からはそのままアリシアの負担が倍に増えるだけなのでアリシアが耐えられない。
だがアリシアが存在しないと召喚媒体が存在しないため、召喚自体が出来ない(つまり近くに必ずアリシアを置く必要がある(無限のコピーでは発動しなかった))
尚アリシアも召喚する事は出来るが負荷が同じくかかる上にパトの時と違いアリシアの命令は一切聞かないため、状況を悪化させる場面が多く存在すると思われる(アリシアから召喚された場合俺でも言う事を聞いてくれない)
諸刃の剣という言葉がしっくりくる世界であり、召喚対象の輝星メンバーも一時的なもので次々自分よりもグレードの高いハイスペックが生まれ、毎週1度戦わされているため、自分達の期限が切れる前に俺に好かれようと必死である、恐らくそこに帝園のような愛情はなく、どこか使命感を煽るような環境が出来ている。
現在七天の心クラスのメンバーが輝星メンバーは勿論、メンバーになれない者含めても最多数誇り、
現時点では帝園の従属部門で1位を奪われているが貢献育成度では帝園に続く2位を誇っている。
従属重視の【皇園】と技術重視の【天園】
この世界同士各々の従属と技術を交換して成り立っている。
例えば皇園の輝星メンバー、負けた場合メンバー落ちするのだが、その時二択を迫られる
【再度挑戦しメンバーの座を取り返すのか】【天園に行き、天使神に転生し、やり直すのか】
後者を選んだ場合、天園にて新たな使命と役割が与えられる、少なくともゴミのような待遇は受けなくて済む、だがメンバーの時のような皇帝のような大盤振る舞いは絶対に震えない、唯一無二、絶対王者という席に一生座れない負け犬人生に落ちる。
だが天園からすれば皇園の従属の質は非常に高く、先ほども書いたが帝園の七天の心メンバークラスであるため、技術提供と従属受け取りが取引の条件となっている、
【皇園】と【天園】は互いに高め合う強力な世界同士の組み合わせであり、
世界としての質も高く、世界王の質も他の世界に比べても高く
1位ミール【帝園】
2位ユミル【零園】
3位シリノア【皇園】
4位リエル【天園】
5位カルティナ【世園】
6位ノルン【獄園】
7位リフォン・レフォン【楽園】
8位ソラリア【想園】
9位ティノール【虚園】
10位エクレシア・ヨハネ【聖園】
世界組み合わせ
【帝園】と【獄園】 従属(自由)の世界と監獄(不自由)の世界
【皇園】と【天園】 完璧を求める世界と探究を求める世界
【零園】と【聖園】 個性の世界と無個性の世界
【世園】と【想園】 世界規模の世界と個人規模の世界
【虚園】と【楽園】 虚無の世界と娯楽の世界
このように対比になるように世界同士が組み合わさっているが、どの組み合わせを見ても間違いなく最強の世界同士と言えるだろう。
ここまで書いてきたが、
ミール、シリノアみたいに俺に強い忠誠や愛情を向けてくれる世界王
リエル、カルティナ、ティノールのように俺や専属神に興味がない世界王
リフォン・レフォン、エクレシア・ヨハネのように専属神に強い忠誠があり、あくまで俺はおまけ程度、むしろ注力を注ぎたくないから代役の世界王を用意するような世界王
ユミル、ソラリアみたいに自由気まま、自分の専属神主が第一優先、後はどうでもいいし、それ以外は適当!そもそも世界自体が万園に貢献する気0みたいな世界王
ノルンのように気分で動く世界王
と個性が強い連中が多い、だがこの世界王を使役するのは現時点では不可能であり、各々が世界王と向き合い、強くなるきっかけを得るしかないんだ。
きっと俺の万園もそうなんだろうね。
patopatoblog at 17:14|Permalink
2024年12月11日
No.158 ラルの世界 【天園】
これはパトが書いてあるメモを引用したものである。
ラルの世界 【天園(カエルムエデン)】
ラルの世界で才能や能力、特性等の全要素を探究と追及を積み重ね、極限を超える世界
住人は全員天使神であるが種族は色々である。
唯一万園から多くの物を供給してもらい、その全てを管理ストックする事で技術面で万園に強く貢献している。
実力者も多く存在し、天使階級セフィロトツリーを基準に最も分野の極限能力と呼ばれる能力を所有している個体が多く存在する。
ラルは従属を使用する事が可能であり、使役方法はパトの帝園同様コストが必要になる。
パトは天園の所有する技術を全て使用可能であり、使用方法はレンタルと月額購入と永久購入等の支払いで使用可能となる。
・購入した能力や特性はレンタルの場合は強制ON状態、月額や永久バージョンはON・OFFの切り替えが可能となる、神羅万象支配にストックされるのでポテンシャルには影響しないらしい
・使用方法は購入した段階で初期使用方法と仕様書が脳内に追加され、それを頼りに使う事になる、初期使用は3~5程例となる使い方を訓練ナシの無償で扱う事が可能らしい
天園は技術を最も重んじる世界ではあるが、最も商売に長けた世界でもあるため、全てがコストで成り立つ。
セフィロトツリーの天使種族事に研究分野に分かれていて、研究棟等の建物が違う。
天園(カエルムエデン)の世界王はリエル・カエルム・オールマイティー
リエルは全研究機関のトップに当たり、ラルやパトを主というより客人として迎えてくれる。
対等に接してくるタイプだ。
そして対等の対価を求める商売人気質であり、一方的になんでもお願いを聞くスタイルではない、情報もヒントも全てコスト主義でコスト以外での対価交換も受け付けていない。
天園は万園が現在最も評価している三大世界の一つであり、主に技術面で貢献している。
七天の心クラスの従属が多く存在するため、全体従属数では圧倒的に帝園に負けているが技術面では全世界No.1である。
従属面でも3番目に貢献している優秀な世界であるらしい。
・・・・・・
ラル「ふむふむ、パトさん、このメモで私の世界を納得してるのね、でももう少し追記しておきましょうか」
・・・・・・
1位 王冠(ケセド) 天帝覇権
2位 知恵(コクマ) 天帝叡法
3位 理解(ビナー) 天帝天賦
4位 慈悲(ケセド) 天帝天護
5位 峻厳(ゲプラー) 天帝純心
6位 美(ティファレト) 天帝美豊
7位 勝利(ネツァク) 天帝絶壊
8位 栄光(ホド) 天帝天徳
9位 基礎(イェソド) 天帝盤羅
10位 王国(マルクト) 天帝万象
11位 知恵(ダアト) 天帝慧卿
・・・・・・
ラル「うん、これを記載しておけばどの天使族がどの極限能力をマスターするかわかりやすいわね、」
ラル(でもこの極限能力はネル達七天の心も持ってる、凄い子は2つ持ちの子も居る、まだ性能自体は七天の心の方が上、まったく、帝園とは末恐ろしい・・・)
パトはよく寝ていた。
ラル「流石は月花ちゃん・・・でも私も負けないわよ」
おそらく脳内で聞いているであろう月花にラルは不敵な笑みで宣戦布告をする。
ラルの世界 【天園(カエルムエデン)】
ラルの世界で才能や能力、特性等の全要素を探究と追及を積み重ね、極限を超える世界
住人は全員天使神であるが種族は色々である。
唯一万園から多くの物を供給してもらい、その全てを管理ストックする事で技術面で万園に強く貢献している。
実力者も多く存在し、天使階級セフィロトツリーを基準に最も分野の極限能力と呼ばれる能力を所有している個体が多く存在する。
ラルは従属を使用する事が可能であり、使役方法はパトの帝園同様コストが必要になる。
パトは天園の所有する技術を全て使用可能であり、使用方法はレンタルと月額購入と永久購入等の支払いで使用可能となる。
・購入した能力や特性はレンタルの場合は強制ON状態、月額や永久バージョンはON・OFFの切り替えが可能となる、神羅万象支配にストックされるのでポテンシャルには影響しないらしい
・使用方法は購入した段階で初期使用方法と仕様書が脳内に追加され、それを頼りに使う事になる、初期使用は3~5程例となる使い方を訓練ナシの無償で扱う事が可能らしい
天園は技術を最も重んじる世界ではあるが、最も商売に長けた世界でもあるため、全てがコストで成り立つ。
セフィロトツリーの天使種族事に研究分野に分かれていて、研究棟等の建物が違う。
天園(カエルムエデン)の世界王はリエル・カエルム・オールマイティー
リエルは全研究機関のトップに当たり、ラルやパトを主というより客人として迎えてくれる。
対等に接してくるタイプだ。
そして対等の対価を求める商売人気質であり、一方的になんでもお願いを聞くスタイルではない、情報もヒントも全てコスト主義でコスト以外での対価交換も受け付けていない。
天園は万園が現在最も評価している三大世界の一つであり、主に技術面で貢献している。
七天の心クラスの従属が多く存在するため、全体従属数では圧倒的に帝園に負けているが技術面では全世界No.1である。
従属面でも3番目に貢献している優秀な世界であるらしい。
・・・・・・
ラル「ふむふむ、パトさん、このメモで私の世界を納得してるのね、でももう少し追記しておきましょうか」
・・・・・・
1位 王冠(ケセド) 天帝覇権
2位 知恵(コクマ) 天帝叡法
3位 理解(ビナー) 天帝天賦
4位 慈悲(ケセド) 天帝天護
5位 峻厳(ゲプラー) 天帝純心
6位 美(ティファレト) 天帝美豊
7位 勝利(ネツァク) 天帝絶壊
8位 栄光(ホド) 天帝天徳
9位 基礎(イェソド) 天帝盤羅
10位 王国(マルクト) 天帝万象
11位 知恵(ダアト) 天帝慧卿
・・・・・・
ラル「うん、これを記載しておけばどの天使族がどの極限能力をマスターするかわかりやすいわね、」
ラル(でもこの極限能力はネル達七天の心も持ってる、凄い子は2つ持ちの子も居る、まだ性能自体は七天の心の方が上、まったく、帝園とは末恐ろしい・・・)
パトはよく寝ていた。
ラル「流石は月花ちゃん・・・でも私も負けないわよ」
おそらく脳内で聞いているであろう月花にラルは不敵な笑みで宣戦布告をする。
patopatoblog at 22:59|Permalink
No.157 ソルテの世界【聖園】
これはパトのメモ帳から引用したものである。
ソルテの世界は【聖園(セイントエデン)】とよばれる世界
この世界に行った俺の感想から言えば規律に厳しい世界とともに聖と邪がしっかり別れてる、そんな世界だった。
世界には聖女卿(せいじょきょう)と使徒の関係が成り立っており、多くの宗派ごとに【教塔】が存在し、教塔と呼ばれる建物を中心に国や多くの協会が展開されている。
ソルテはこの世界で【聖】という名のつく種族の神として崇められているらしい。
聖というと、神聖エルフ族や聖鬼神等の種族も存在する、言わば聖職関係の種族が対象である。
先ほど聖女卿が居ると言ったがその頂点に世界王エクレシア・セイントが居る、それがソルテの世界王らしい、
エクレシアはソルテとしか面談を許しておらず、俺は警戒されている、いや嫌われていると言われても良いだろう、だが万園から生まれた世界であるため、俺の存在を無下にも出来ないため、もう一人の世界王を俺担当に容易していた。
それが世界王ヨハネ・カルトア
この構成は楽園と同じであり、メインの主にはメインの世界王、後から来た俺、には別の世界王を置く、そして万園の要求に応える役割を担う、このパターンの時は大抵世界に歓迎されていない事が殆どである。
ヨハネは教えてくれた、ソルテが聖を司る神として崇められている、パトは邪を司る神として崇められているとのこと、つまりこの世界は信仰による領土戦争がメインになるのだ。
その基本として先ほど説明した【教塔】だ、これを攻略し、占領する、それらが聖女卿や使徒達の城であもあるため、これらを崩されるという事は強制的に占領された側の宗教に所属するという事になるのだ、故に余計な殺生は行わず、生け捕りにし、占領完了後は自身の配下として置くという流れになるらしい、世界の名前からは想像出来ない程世紀末である。
ソルテとパトが直接関与する場合、力は世界側で調整された力しか出せず、それ以上の力を扱うためには教塔を占拠し、その教塔の信者を多く得る事で従属の力を得る、教塔一つに存在する聖女卿を撃破すれば配下にするかそのまま見せしめにして殺すか好きに決める事が出来るらしい。
自身の宗派に属する教塔なら自身が伝えた教えを忠実に守る。
例えば「俺の前では衣類は脱ぎ、下着姿で出迎える事」みたいなデタラメな教えを教塔の聖女卿に伝えた場合、その教えは必ず実行される、それほど強制力が高い。(いや、やらないが)
あと教塔と聖女卿と言ったがソルテ側と俺側で呼び名が変わるらしい。
もちろん先ほどから言っている聖女卿というのはソルテ側【聖】属性達の呼び名である、
俺側は邪女卿と呼ばれる、主に【邪】属性達の呼び名である。
そう、つまり俺の陣営に属する子は全員【邪】なのである、神邪エルフ族や邪鬼神等邪教関係の属性が俺側に居る、だがソルテ側の世界王曰く元々は邪族は存在しなかったがパトの万園と繋がった時に邪族が生まれたとの事でヨハネももちろん邪族である。
邪族と言っても基本的には普通の子達だ、悪さをするわけでもない、素直で良い子も居ればもちろん悪い考えをする奴もいる、邪と聖だから見た目に大きな違いがあるかと言われれば特にない、肌の白い子だって居るし、聖も邪も褐色の子も居る、だがこの世界の住人からすれば聖か邪かは気配で察知出来るらしい、俺達で言う「この人、多分日本人じゃないな」って雰囲気でわかるようなものだろうって勝手に納得している。
聖園は万園に対して成果を上げる、もしくはソルテを俺が多く交わる事で世界が広がり、聖と邪が均等に生まれるため、エクレシアもヨハネも今の所万園に成果を出せる環境を作れていないため、俺とソルテの性交渉を強く推奨してくる、ソルテも
エクレシア「お願いいたします、世界をもっと繁栄させるために邪王様と・・・もっとまぐわってください!童が不甲斐ないばかりに・・・よよよ」
ヨハネ「パト様!聖神様ともっと営んで!そうすれば邪人族もどんどん増えるし万園に貢献できるエネルギーが手に入る!今はとてもじゃないけど足りないよ~!僕だって頑張ってるんだからね!う~~」
現在聖族の教塔は13 邪族の教塔は5
ちなみにだが、俺だけの特権で、肉体関係で従属は強化されるらしい、ソルテにはない、というより聖族にはそのような機能が無く、邪族には強化機能がある、というか多分、だから【邪】族なのだろうなと・・・いや、そういう行為を邪というのは不本意ではあるのだが・・・まあ、いいか、俺も別に肉体関係で強化してやろうって意図はないし。(そもそもそれが出来るなら現実で苦労してない)
・・・・・・
パト「困ったものだな・・・まったく」
ソルテの世界は【聖園(セイントエデン)】とよばれる世界
この世界に行った俺の感想から言えば規律に厳しい世界とともに聖と邪がしっかり別れてる、そんな世界だった。
世界には聖女卿(せいじょきょう)と使徒の関係が成り立っており、多くの宗派ごとに【教塔】が存在し、教塔と呼ばれる建物を中心に国や多くの協会が展開されている。
ソルテはこの世界で【聖】という名のつく種族の神として崇められているらしい。
聖というと、神聖エルフ族や聖鬼神等の種族も存在する、言わば聖職関係の種族が対象である。
先ほど聖女卿が居ると言ったがその頂点に世界王エクレシア・セイントが居る、それがソルテの世界王らしい、
エクレシアはソルテとしか面談を許しておらず、俺は警戒されている、いや嫌われていると言われても良いだろう、だが万園から生まれた世界であるため、俺の存在を無下にも出来ないため、もう一人の世界王を俺担当に容易していた。
それが世界王ヨハネ・カルトア
この構成は楽園と同じであり、メインの主にはメインの世界王、後から来た俺、には別の世界王を置く、そして万園の要求に応える役割を担う、このパターンの時は大抵世界に歓迎されていない事が殆どである。
ヨハネは教えてくれた、ソルテが聖を司る神として崇められている、パトは邪を司る神として崇められているとのこと、つまりこの世界は信仰による領土戦争がメインになるのだ。
その基本として先ほど説明した【教塔】だ、これを攻略し、占領する、それらが聖女卿や使徒達の城であもあるため、これらを崩されるという事は強制的に占領された側の宗教に所属するという事になるのだ、故に余計な殺生は行わず、生け捕りにし、占領完了後は自身の配下として置くという流れになるらしい、世界の名前からは想像出来ない程世紀末である。
ソルテとパトが直接関与する場合、力は世界側で調整された力しか出せず、それ以上の力を扱うためには教塔を占拠し、その教塔の信者を多く得る事で従属の力を得る、教塔一つに存在する聖女卿を撃破すれば配下にするかそのまま見せしめにして殺すか好きに決める事が出来るらしい。
自身の宗派に属する教塔なら自身が伝えた教えを忠実に守る。
例えば「俺の前では衣類は脱ぎ、下着姿で出迎える事」みたいなデタラメな教えを教塔の聖女卿に伝えた場合、その教えは必ず実行される、それほど強制力が高い。(いや、やらないが)
あと教塔と聖女卿と言ったがソルテ側と俺側で呼び名が変わるらしい。
もちろん先ほどから言っている聖女卿というのはソルテ側【聖】属性達の呼び名である、
俺側は邪女卿と呼ばれる、主に【邪】属性達の呼び名である。
そう、つまり俺の陣営に属する子は全員【邪】なのである、神邪エルフ族や邪鬼神等邪教関係の属性が俺側に居る、だがソルテ側の世界王曰く元々は邪族は存在しなかったがパトの万園と繋がった時に邪族が生まれたとの事でヨハネももちろん邪族である。
邪族と言っても基本的には普通の子達だ、悪さをするわけでもない、素直で良い子も居ればもちろん悪い考えをする奴もいる、邪と聖だから見た目に大きな違いがあるかと言われれば特にない、肌の白い子だって居るし、聖も邪も褐色の子も居る、だがこの世界の住人からすれば聖か邪かは気配で察知出来るらしい、俺達で言う「この人、多分日本人じゃないな」って雰囲気でわかるようなものだろうって勝手に納得している。
聖園は万園に対して成果を上げる、もしくはソルテを俺が多く交わる事で世界が広がり、聖と邪が均等に生まれるため、エクレシアもヨハネも今の所万園に成果を出せる環境を作れていないため、俺とソルテの性交渉を強く推奨してくる、ソルテも
エクレシア「お願いいたします、世界をもっと繁栄させるために邪王様と・・・もっとまぐわってください!童が不甲斐ないばかりに・・・よよよ」
ヨハネ「パト様!聖神様ともっと営んで!そうすれば邪人族もどんどん増えるし万園に貢献できるエネルギーが手に入る!今はとてもじゃないけど足りないよ~!僕だって頑張ってるんだからね!う~~」
現在聖族の教塔は13 邪族の教塔は5
ちなみにだが、俺だけの特権で、肉体関係で従属は強化されるらしい、ソルテにはない、というより聖族にはそのような機能が無く、邪族には強化機能がある、というか多分、だから【邪】族なのだろうなと・・・いや、そういう行為を邪というのは不本意ではあるのだが・・・まあ、いいか、俺も別に肉体関係で強化してやろうって意図はないし。(そもそもそれが出来るなら現実で苦労してない)
・・・・・・
パト「困ったものだな・・・まったく」
patopatoblog at 21:00|Permalink
No.156 男女の関係にしたくて(微R18)
ネルはずっと考えていた。
ネル(ふむ、正直キスや唾液交換なら覚醒を促せるが・・・世界出現まで行くとなると、琴歌クラスの才能は必要だが、ソルテやアリシアにそこまでのセンスは見込めない、ラルは主様と身体を重ねたから運が良かったようなもの、本音を言えば肉体関係になって貰いたいが時間も無ければ恐らくソルテもアリシアも素直に首を縦に振らないだろうな、どうしたものか)
ネルはソルテとアリシアにパトと性交渉をしてほしいと思っていた、そうすれば確実に世界を出現させる事が出来る、ただの覚醒程度では恐らくメルトリア達は喜ばない、そう考えるネルはソルテとアリシアを探す。
・・・・・・
ネル(まず性行為経験がある専属神は全員主様が各自世界に運んだ、それだけは間違いない)
ネルは考えながら二人を探す、そもそもネルはパトが神羅万象支配を覚醒させてからずっとパトを暇つぶしに眺めていた、もちろんその時に専属神との営みもしっかり確認していた。
ネル(メリアが一番多く、次に雪花、次にカナで最も少ないのがハク、そもそも肉体関係がないのがソフィア、だがソフィアは元々世界を持っていた、琴歌も肉体関係はないが同じく元々世界という概念を持っている、ラルは世界解放と覚醒は問題ないだろうな)
ネルは性行為に対しての認識を使命と愛情の二種類に分けて考えている。
ネル(使命の性行為、これは男女の関係に許された特権、そして主従だから許される特権、それを使わない手はない、私だって女、勿論乙女でもある私は最初こそは愛情のある性行為を望みたい、だが事情が事情であれば使命の性行為となっても厭わない、むしろ光栄であると認識しなければならない)
きっとメリアにネルの価値観に近いのだろう、だからこそ独占はしない、独占は確かに甘美な響きだがそれをするとデメリットがあまりにも多い、むしろ独占しない事で得られる恩恵が多い。
ネル「そのことをソルテとアリシアがしっかり認識しているかどうかだな、強要は出来ないからな、せめてキスまでなら許容してほしいものだが・・・」
ネルはそう考えながら二人の元に足を運ぶのだった。
ネル(ふむ、正直キスや唾液交換なら覚醒を促せるが・・・世界出現まで行くとなると、琴歌クラスの才能は必要だが、ソルテやアリシアにそこまでのセンスは見込めない、ラルは主様と身体を重ねたから運が良かったようなもの、本音を言えば肉体関係になって貰いたいが時間も無ければ恐らくソルテもアリシアも素直に首を縦に振らないだろうな、どうしたものか)
ネルはソルテとアリシアにパトと性交渉をしてほしいと思っていた、そうすれば確実に世界を出現させる事が出来る、ただの覚醒程度では恐らくメルトリア達は喜ばない、そう考えるネルはソルテとアリシアを探す。
・・・・・・
ネル(まず性行為経験がある専属神は全員主様が各自世界に運んだ、それだけは間違いない)
ネルは考えながら二人を探す、そもそもネルはパトが神羅万象支配を覚醒させてからずっとパトを暇つぶしに眺めていた、もちろんその時に専属神との営みもしっかり確認していた。
ネル(メリアが一番多く、次に雪花、次にカナで最も少ないのがハク、そもそも肉体関係がないのがソフィア、だがソフィアは元々世界を持っていた、琴歌も肉体関係はないが同じく元々世界という概念を持っている、ラルは世界解放と覚醒は問題ないだろうな)
ネルは性行為に対しての認識を使命と愛情の二種類に分けて考えている。
ネル(使命の性行為、これは男女の関係に許された特権、そして主従だから許される特権、それを使わない手はない、私だって女、勿論乙女でもある私は最初こそは愛情のある性行為を望みたい、だが事情が事情であれば使命の性行為となっても厭わない、むしろ光栄であると認識しなければならない)
きっとメリアにネルの価値観に近いのだろう、だからこそ独占はしない、独占は確かに甘美な響きだがそれをするとデメリットがあまりにも多い、むしろ独占しない事で得られる恩恵が多い。
ネル「そのことをソルテとアリシアがしっかり認識しているかどうかだな、強要は出来ないからな、せめてキスまでなら許容してほしいものだが・・・」
ネルはそう考えながら二人の元に足を運ぶのだった。
patopatoblog at 19:10|Permalink
2024年10月16日
No.155 行き場のない従属達
パトは困り果てていた。
パト「えっと・・・エテル、ちょっと聞きたいんだけど、いいかな?」
エテル「どうしたの主?またあれ?一応データを取ってるからすぐに情報は伝えられるけど?」
パト「わかるか?うん、実際そうなんだ、それで聞きたいんだけど、今何人目だ?」
エテル「う~ん、私、美魅、リルで・・・そこからシューラ、ルミナーラ、それで今回加入したのが弧清(こせい)だっけ?」
パト「後は地球で保護した女神の子と・・・これでエテルのクラスに在籍する生徒数は?」
エテル「10人だけど?」
パト「増えすぎだろーーーーー!!!主に俺が悪いんだけどーーーー!!!」
パトは大きく項垂れた。
エテル「でもそれって主が悪いんじゃない?帝園で倒せる人が居ないから幼女ばかり狙うから」
パト「人聞きが悪い事言うな、ちゃんと普通に倒してる子も居るよ!でも俺のレベルに合った場所に行くとロリが多いんだ、でも弱い物イジメをしてるわけじゃないんだ、普通に強いんだよ、最近来た弧清(こせい)なんてもう大変!幻惑と吹雪を得意としてるんだけどさ、オーラで一掃しようとするじゃん?なら姑息な事に俺の足元にくっついてさ」
弧清「ねえ、痛い事はしないよね?主様?」(涙目)
パト「って言ってきやがるんだぞ?!卑怯だろ!打てねえよ!!」
エテル「そもそも倒す必要性ないんじゃないの?あの子って第三の園出身じゃないの?」
パト「そうだけど、中々その場にとどまってくれないんだ、騙されたぞ、皆懐くんだ、凄く可愛い、ぶっちゃけ第三の園に居ると性癖が狂わされる、ケモミミサイコーーー!!ってなる、でもな、契約する時全然落ち着かないんだ、でも契約するためにはその場に何分かは留まってもらわないとダメなんだ、つまり首輪つけてその場に固定させるとかしないと無理なんだ」
エテル「え?首輪着けたの?」
パト「その案をやろうとしたさ、案外首輪をつけるまでは楽だったよ、でも力がまあ強い強い、どいつもこいつもブチって千切りやがる、それで頑丈な奴を用意しようかと思えばそれはルール違反に当たるからって注意されたんだ」
エテル「捕縛禁止法だね、確か第三の園でのルールだね、なるほど、なんで存在するのかわからないルールだと思ってたけど主に向けてのルールだったんだ、納得」
パト「納得すんな、俺だってやりたくないけど落ち着かないしさ、それでじゃあ倒すしかないなって戦うわけじゃん?それで可愛いアピールしてくるじゃん?もうどうしようもないじゃん?」
エテル「それで最終的にどうやって契約したの?」
パト「え?普通に殴ったけど?」
エテル「無慈悲だね、流石は一部界隈でロリキラーって呼ばれてるだけの事はあるね、大体「俺は男女関係なく殴れる!真の男女平等主義者だからな!!」みたいなセリフは見たけど、あまりロリに対しては見た事ないね、流石主、世間でやらない事を平気でやるなんて」
パト「だからやめろって、それで弧清(こせい)を入手したんだけど、聞けば第三の園って勉強をする教育機関が全くないってスティアから聞いたんだ」
エテル「うん、スティア様はカタカナ読めないね、漢字なんてもうからっきし、算数も多分ダメだね」
パト「第三の園のトップがそれじゃん?じゃあ下の地位に存在する獣族はまあ教養が一切ない!本能そのもの!だから弧清をしっかり使いたいんだけど指示が出来ないんだ、何故なら俺の言っている意味がまったく理解出来てないからな!!」
エテル「だから帝国の学校に入れるんだ?ミール様に教育機関を作るように言わなかったの?」
パト「かなり前に言ったさ、リルの時にかな?その時は下手に勉強させて知恵を付けさせると管理が面倒臭いし、ずる賢い奴が出てくるから勉強させる機関は各々なら問題ないけど上の責任者から強制的に指示するような事は絶対にしないだって」
エテル「ああ、だから弧清をエウレカ学園に入れたんだね、でもこれで10人、クラスメイトもかなり増えたよね、最初こそ4人だったのに、」
今現在 エウレカ学園 Sクラス
在学生
総合席位1番 エテル・ノーミール
総合席位2番 シューラ・ラインベルト・ファラトラ
総合席位3番 玉藻 琥珀(たまも こはく)
総合席位4番 露草 美魅(つゆくさ みみ)
総合席位5番 ルミナーラ・イファエル
総合席位6番 プルート・アヌビス
総合席位7番 アイレ・シルフィード
総合席位8番 リル・ゴッドラグーン
総合席位9番 湯癒安之命(ゆゆあんのみこと)
総合席位10番 弧清(こせい)
エテル「気付けばもう10人だ、一体誰が一番最初に卒業出来るのかな?」
パト「まて総合席位ってなんだ?そんなもの作られてるのか?」
エテル「うん、簡単に言えばクラス順位だね、私達は【義務教育科】と【戦闘教育科】、帝国出身なら【従属教育科】とどの部隊に入りたいかでその部隊に入るための専門科目を受ける義務があるんだけどね、それらの評価点数を合計して平均した数字と獲得した科目単位でクラス順位が決められるんだ」
パト「へぇ、俺が知らない間にかなり制度が進んでるな、流石琴歌達だ、まずは勉強って事だな!」
エテル「まあだから当然ながら編入してすぐだと単位が全くないから順位は低いよね、ずっと居るのに順位が低いのはまあ、うん、努力次第かなって感じだけど」
パト「そう考えたらエテルと美魅は頑張ってるんだな、偉いぞ」
エテル「ううん、私と美魅が受けている科目は一つだけだから、【義務教育科】一科目の平均だからそのまま反映されるの、だから必然的に数字が高いんだよ、そういう意味で言えば一番優秀なのは琥珀だね、【義務教育科】【戦闘教育科】【近衛部隊科】【技術開発部隊科】の4種類を受けて3位はかなり優秀だよ、2位のシューラは元々独学で勉強してたし、取ってる科目が【義務教育科】だけだから即2位だよね、美魅凄く悔しがってたよ」
パト「仲良くしてるならそれでいいよ、そっか、今まで保護した子達はちゃんと育ってるんだね、よかったぁ」
エテル「他にも従属と複数契約したよね?その子達は大丈夫なの?」
パト「まあ、本当言えば教育させたい、少なくとも俺の指示が通るくらいは、強さは一人一人なんて流石に面倒見切れないからさ、ある程度成長している個体なら自己責任でって事にしてるけど」
エテル「主、私は言うのもあれだけどね、あまり感情移入したら自分が辛いだけだよ?このままだと本当に主の従属で埋め尽くされるかも」
パト「でも弧清は親と離れ離れになってなんとか生きて来たような子なんだぞ!」
エテル「でも辛くなさそうなんでしょ?」
パト「ルミナーラは自分を天使族だと隠してまで他の園でなんとか働いてたんだ」
エテル「でもちゃんと働いて生活出来てたんだよね?」
パト「可哀想だろ?!基礎属性の天使だから地味な仕事を得意とするから天職でしょ?ってミーエルが言ってたけどさ!!」
エテル「日本で拾った神の女の子は?」
パト「湯癒か?あの子は温泉街の山側で忘れ去られた源泉の守り神の後継者だったらしいけど、引継ぎなしで引き継いだのと、まだ11歳と幼い神だから何をどうしたらいいのかもわからずずっと山奥で泣いてたんだ!どうにかしてあげたいだろ!!人として!!」
エテル「温泉の神か、まあ主が良いなら良いんじゃない?私もそれに救われた側だし」
パト「うう、俺は幼女が可哀想なのが耐えられないんだよ・・・もう知ってしまったら最後、ちゃんと助けてあげないと後味が悪いというかさ・・・」
エテル「うんうん、いつかちゃんと報われるよ、それでまだ従属狩りをするの?」
パト「だから人聞き悪いって、元々帝園は俺のポテンシャルの世界だ、従属を倒せば倒す程俺のポテンシャルは解放される!そもそもそうしないと成長が最近遅いんだ、いくら頑張っても以前のような成長が出来ない、だからポテンシャルを解放して成長幅を広げた状態で特訓する、これを続ければ強くなれるって話なんだよ!」
エテル「苦労するね、じゃあ私はまた本を読んでるから、また話題が出来たら話しかけてね」
パト「・・・はい」
パトは頭を抱える。
パト「えっと・・・エテル、ちょっと聞きたいんだけど、いいかな?」
エテル「どうしたの主?またあれ?一応データを取ってるからすぐに情報は伝えられるけど?」
パト「わかるか?うん、実際そうなんだ、それで聞きたいんだけど、今何人目だ?」
エテル「う~ん、私、美魅、リルで・・・そこからシューラ、ルミナーラ、それで今回加入したのが弧清(こせい)だっけ?」
パト「後は地球で保護した女神の子と・・・これでエテルのクラスに在籍する生徒数は?」
エテル「10人だけど?」
パト「増えすぎだろーーーーー!!!主に俺が悪いんだけどーーーー!!!」
パトは大きく項垂れた。
エテル「でもそれって主が悪いんじゃない?帝園で倒せる人が居ないから幼女ばかり狙うから」
パト「人聞きが悪い事言うな、ちゃんと普通に倒してる子も居るよ!でも俺のレベルに合った場所に行くとロリが多いんだ、でも弱い物イジメをしてるわけじゃないんだ、普通に強いんだよ、最近来た弧清(こせい)なんてもう大変!幻惑と吹雪を得意としてるんだけどさ、オーラで一掃しようとするじゃん?なら姑息な事に俺の足元にくっついてさ」
弧清「ねえ、痛い事はしないよね?主様?」(涙目)
パト「って言ってきやがるんだぞ?!卑怯だろ!打てねえよ!!」
エテル「そもそも倒す必要性ないんじゃないの?あの子って第三の園出身じゃないの?」
パト「そうだけど、中々その場にとどまってくれないんだ、騙されたぞ、皆懐くんだ、凄く可愛い、ぶっちゃけ第三の園に居ると性癖が狂わされる、ケモミミサイコーーー!!ってなる、でもな、契約する時全然落ち着かないんだ、でも契約するためにはその場に何分かは留まってもらわないとダメなんだ、つまり首輪つけてその場に固定させるとかしないと無理なんだ」
エテル「え?首輪着けたの?」
パト「その案をやろうとしたさ、案外首輪をつけるまでは楽だったよ、でも力がまあ強い強い、どいつもこいつもブチって千切りやがる、それで頑丈な奴を用意しようかと思えばそれはルール違反に当たるからって注意されたんだ」
エテル「捕縛禁止法だね、確か第三の園でのルールだね、なるほど、なんで存在するのかわからないルールだと思ってたけど主に向けてのルールだったんだ、納得」
パト「納得すんな、俺だってやりたくないけど落ち着かないしさ、それでじゃあ倒すしかないなって戦うわけじゃん?それで可愛いアピールしてくるじゃん?もうどうしようもないじゃん?」
エテル「それで最終的にどうやって契約したの?」
パト「え?普通に殴ったけど?」
エテル「無慈悲だね、流石は一部界隈でロリキラーって呼ばれてるだけの事はあるね、大体「俺は男女関係なく殴れる!真の男女平等主義者だからな!!」みたいなセリフは見たけど、あまりロリに対しては見た事ないね、流石主、世間でやらない事を平気でやるなんて」
パト「だからやめろって、それで弧清(こせい)を入手したんだけど、聞けば第三の園って勉強をする教育機関が全くないってスティアから聞いたんだ」
エテル「うん、スティア様はカタカナ読めないね、漢字なんてもうからっきし、算数も多分ダメだね」
パト「第三の園のトップがそれじゃん?じゃあ下の地位に存在する獣族はまあ教養が一切ない!本能そのもの!だから弧清をしっかり使いたいんだけど指示が出来ないんだ、何故なら俺の言っている意味がまったく理解出来てないからな!!」
エテル「だから帝国の学校に入れるんだ?ミール様に教育機関を作るように言わなかったの?」
パト「かなり前に言ったさ、リルの時にかな?その時は下手に勉強させて知恵を付けさせると管理が面倒臭いし、ずる賢い奴が出てくるから勉強させる機関は各々なら問題ないけど上の責任者から強制的に指示するような事は絶対にしないだって」
エテル「ああ、だから弧清をエウレカ学園に入れたんだね、でもこれで10人、クラスメイトもかなり増えたよね、最初こそ4人だったのに、」
今現在 エウレカ学園 Sクラス
在学生
総合席位1番 エテル・ノーミール
総合席位2番 シューラ・ラインベルト・ファラトラ
総合席位3番 玉藻 琥珀(たまも こはく)
総合席位4番 露草 美魅(つゆくさ みみ)
総合席位5番 ルミナーラ・イファエル
総合席位6番 プルート・アヌビス
総合席位7番 アイレ・シルフィード
総合席位8番 リル・ゴッドラグーン
総合席位9番 湯癒安之命(ゆゆあんのみこと)
総合席位10番 弧清(こせい)
エテル「気付けばもう10人だ、一体誰が一番最初に卒業出来るのかな?」
パト「まて総合席位ってなんだ?そんなもの作られてるのか?」
エテル「うん、簡単に言えばクラス順位だね、私達は【義務教育科】と【戦闘教育科】、帝国出身なら【従属教育科】とどの部隊に入りたいかでその部隊に入るための専門科目を受ける義務があるんだけどね、それらの評価点数を合計して平均した数字と獲得した科目単位でクラス順位が決められるんだ」
パト「へぇ、俺が知らない間にかなり制度が進んでるな、流石琴歌達だ、まずは勉強って事だな!」
エテル「まあだから当然ながら編入してすぐだと単位が全くないから順位は低いよね、ずっと居るのに順位が低いのはまあ、うん、努力次第かなって感じだけど」
パト「そう考えたらエテルと美魅は頑張ってるんだな、偉いぞ」
エテル「ううん、私と美魅が受けている科目は一つだけだから、【義務教育科】一科目の平均だからそのまま反映されるの、だから必然的に数字が高いんだよ、そういう意味で言えば一番優秀なのは琥珀だね、【義務教育科】【戦闘教育科】【近衛部隊科】【技術開発部隊科】の4種類を受けて3位はかなり優秀だよ、2位のシューラは元々独学で勉強してたし、取ってる科目が【義務教育科】だけだから即2位だよね、美魅凄く悔しがってたよ」
パト「仲良くしてるならそれでいいよ、そっか、今まで保護した子達はちゃんと育ってるんだね、よかったぁ」
エテル「他にも従属と複数契約したよね?その子達は大丈夫なの?」
パト「まあ、本当言えば教育させたい、少なくとも俺の指示が通るくらいは、強さは一人一人なんて流石に面倒見切れないからさ、ある程度成長している個体なら自己責任でって事にしてるけど」
エテル「主、私は言うのもあれだけどね、あまり感情移入したら自分が辛いだけだよ?このままだと本当に主の従属で埋め尽くされるかも」
パト「でも弧清は親と離れ離れになってなんとか生きて来たような子なんだぞ!」
エテル「でも辛くなさそうなんでしょ?」
パト「ルミナーラは自分を天使族だと隠してまで他の園でなんとか働いてたんだ」
エテル「でもちゃんと働いて生活出来てたんだよね?」
パト「可哀想だろ?!基礎属性の天使だから地味な仕事を得意とするから天職でしょ?ってミーエルが言ってたけどさ!!」
エテル「日本で拾った神の女の子は?」
パト「湯癒か?あの子は温泉街の山側で忘れ去られた源泉の守り神の後継者だったらしいけど、引継ぎなしで引き継いだのと、まだ11歳と幼い神だから何をどうしたらいいのかもわからずずっと山奥で泣いてたんだ!どうにかしてあげたいだろ!!人として!!」
エテル「温泉の神か、まあ主が良いなら良いんじゃない?私もそれに救われた側だし」
パト「うう、俺は幼女が可哀想なのが耐えられないんだよ・・・もう知ってしまったら最後、ちゃんと助けてあげないと後味が悪いというかさ・・・」
エテル「うんうん、いつかちゃんと報われるよ、それでまだ従属狩りをするの?」
パト「だから人聞き悪いって、元々帝園は俺のポテンシャルの世界だ、従属を倒せば倒す程俺のポテンシャルは解放される!そもそもそうしないと成長が最近遅いんだ、いくら頑張っても以前のような成長が出来ない、だからポテンシャルを解放して成長幅を広げた状態で特訓する、これを続ければ強くなれるって話なんだよ!」
エテル「苦労するね、じゃあ私はまた本を読んでるから、また話題が出来たら話しかけてね」
パト「・・・はい」
パトは頭を抱える。
patopatoblog at 12:17|Permalink
No.154 時空の支配者 ハク
ハクは以前大きな成長を遂げた。
それは主に時に対する理解を深めたからだ。
能力は知識と想像性である。
知識とは能力の法則を理解するために必要となる物、
想像性とは能力をより上手く扱うために必要となる物
どちらか片方があっても能力は強くならない。
知識があっても創造性がなければ能力の応用性が生まれない
想像性があっても知識がなければ想像を現実とする基礎がないため実現できない。
だがハクは今その二つを地球出身の専属神の中で誰よりも理解を深めていた。
・・・・・・
ハク「私の手の上だけ時の流れを止めて・・・と」
ハクは自分の手の平の上だけ能力を扱い時を止めていた。
ハク「そして切り離した時をここにおいてっと」
ハクは能力で止めていた時を地面に置いた。
ハクは離れ、遠くから様子が伺える位置に立ち、能力を解除する。
ドガアああああああああああああああああああああああン!!!!!!!
ハクですら驚く程の大爆発が起きる、地面は大きく揺れた。
そして爆発があった場所には何もかもはじけ無くなっていた。
ハク「時を止めた地雷爆弾、かなり使えると思ったんだけど、火力が高すぎるね、これだと近接で戦う私とは相性悪いかも、対象物を一気に破壊したい時には凄くいいかもしれないけど・・・」
ハクは独り言を言いながら爆発した場所まで移動する。
ハク「う~ん、時空支配って難しいなぁ、どれを始めても一番の課題になるのは過剰な火力と範囲、特に範囲が広いから味方が居たら使えないし、私も扱いにくいし・・・う~ん」
ハクは地球に居た頃から時空支配は雪花と同じ一人で戦う方が向いている能力だと言われていた。
ハク「雪花ちゃんは原始支配が原因で味方の足を引っ張る、私は時空支配で時耐性がない味方全員を巻き込んで殺してしまうかもしれない、だから時を自分に溜め込むんじゃなくて外に放出する術を学びたかったんだけどな・・・」
時の放出、この考えからハクは多くの技を生み出した。
だがまだ足りない、ハクが成長するためにはもっと繊細な技術が必要となる。
ハク「時は本当莫大なエネルギーだからね、例えるなら川や海の流れ、流れが弱いとその場でとどまって居られるけど、流れが強くて流されてしまう、時はその最高点みたいなもので、本来ならどれだけの質量をぶつけても止める事が出来ない程の流れを持ってる、だから誰も扱えない、だけど私みたいに流れを無視出来る人が知らず知らずにこの時を扱えば自爆する事もある、私も実際に何度も自滅した」
ハクは弓を射る構えを取る、イメージする。
今ハクの周りには時がとんでもない速度で流れている、だがその場で自分だけがその流れに背いている、
イメージを固める
ハクは矢を握るようなイメージで少量の時を掴む、ハクに捕まれた時は流れが止まる。
そして弓をイメージし、弓を引く、その時ハクが掴んだ矢を当てる。
イメージの想像性を広げる
ハクの手元には弓がある、形はオーソドックス、その場には存在しない、ハクが想像する弓
そして矢、矢は時をただ掴んだだけだがそこから形を形成する、これらは時空支配の空間分野を使う
イメージに具体性を持たせる
ハクは別に時の流れを目視できるわけではない、ただ自分の都合の良い解釈で時は時同士干渉せずにあらゆる方向に流れている、だから時の流れで弓が勝手に引かれ、別の流れである時に弓を放つだけで流れに乗った矢が飛んで行ってくれる、そのような解釈、根拠はない、だがそうイメージすることで創造性を補完する。
イメージを具現化する
ハクは弓を放つ、するとハクが放った先から前に目掛けて留めていた時が放出する!!
その場には真っ黒な世界が映っていた、空間が壊れ、異空間があらわになったのだ。
ハク「また失敗だ、いや、多分格上には良い技なんだけど、これをコントロールできないと味方も殺しちゃう・・・もっと抑制しないと・・・」
ハクは生命体が存在しない星で能力の練習を続けていた、そして能力の練習で壊して来た星も少なくはない、ハクは放った時がどこまでの射程範囲を持って居るのか気になり、移動する事にした。
ハク「時の流れを加速する・・・」
ハクはそう言うとハクの移動速度が比べ物にならない程上がった。
そして先端を見つける。
ハク「う~ん、これは最初は勢いが良かったけど、徐々に勢いが失って本来の流れに戻ったって事かな?そうじゃないとずっと貫通する事になるからね、つまり弱めればちゃんと威力と射程範囲を絞る事は可能って事だね!もしかしてずっと弓を引いている状態で居るのがマズいのかな?留めれば留めるほど引っ張られて威力が上がる・・・ありえるかも」
ハクはそう考えると即座に時を掴みその場で離す、それだけでハクの目の前で大爆発が起き、地面が大きく抉れていた。
ハク「そっか!これなら扱えるかも!私天才!!」
ハクは以前身に着けた能力の見解に加え新たな時の法則を理解した、
間違いなく地球規模で収まっていい力を手に入れたハクは不安を感じながらもいつかどこかで絶対に役に立つと考え、自分の能力を磨く。
それは主に時に対する理解を深めたからだ。
能力は知識と想像性である。
知識とは能力の法則を理解するために必要となる物、
想像性とは能力をより上手く扱うために必要となる物
どちらか片方があっても能力は強くならない。
知識があっても創造性がなければ能力の応用性が生まれない
想像性があっても知識がなければ想像を現実とする基礎がないため実現できない。
だがハクは今その二つを地球出身の専属神の中で誰よりも理解を深めていた。
・・・・・・
ハク「私の手の上だけ時の流れを止めて・・・と」
ハクは自分の手の平の上だけ能力を扱い時を止めていた。
ハク「そして切り離した時をここにおいてっと」
ハクは能力で止めていた時を地面に置いた。
ハクは離れ、遠くから様子が伺える位置に立ち、能力を解除する。
ドガアああああああああああああああああああああああン!!!!!!!
ハクですら驚く程の大爆発が起きる、地面は大きく揺れた。
そして爆発があった場所には何もかもはじけ無くなっていた。
ハク「時を止めた地雷爆弾、かなり使えると思ったんだけど、火力が高すぎるね、これだと近接で戦う私とは相性悪いかも、対象物を一気に破壊したい時には凄くいいかもしれないけど・・・」
ハクは独り言を言いながら爆発した場所まで移動する。
ハク「う~ん、時空支配って難しいなぁ、どれを始めても一番の課題になるのは過剰な火力と範囲、特に範囲が広いから味方が居たら使えないし、私も扱いにくいし・・・う~ん」
ハクは地球に居た頃から時空支配は雪花と同じ一人で戦う方が向いている能力だと言われていた。
ハク「雪花ちゃんは原始支配が原因で味方の足を引っ張る、私は時空支配で時耐性がない味方全員を巻き込んで殺してしまうかもしれない、だから時を自分に溜め込むんじゃなくて外に放出する術を学びたかったんだけどな・・・」
時の放出、この考えからハクは多くの技を生み出した。
だがまだ足りない、ハクが成長するためにはもっと繊細な技術が必要となる。
ハク「時は本当莫大なエネルギーだからね、例えるなら川や海の流れ、流れが弱いとその場でとどまって居られるけど、流れが強くて流されてしまう、時はその最高点みたいなもので、本来ならどれだけの質量をぶつけても止める事が出来ない程の流れを持ってる、だから誰も扱えない、だけど私みたいに流れを無視出来る人が知らず知らずにこの時を扱えば自爆する事もある、私も実際に何度も自滅した」
ハクは弓を射る構えを取る、イメージする。
今ハクの周りには時がとんでもない速度で流れている、だがその場で自分だけがその流れに背いている、
イメージを固める
ハクは矢を握るようなイメージで少量の時を掴む、ハクに捕まれた時は流れが止まる。
そして弓をイメージし、弓を引く、その時ハクが掴んだ矢を当てる。
イメージの想像性を広げる
ハクの手元には弓がある、形はオーソドックス、その場には存在しない、ハクが想像する弓
そして矢、矢は時をただ掴んだだけだがそこから形を形成する、これらは時空支配の空間分野を使う
イメージに具体性を持たせる
ハクは別に時の流れを目視できるわけではない、ただ自分の都合の良い解釈で時は時同士干渉せずにあらゆる方向に流れている、だから時の流れで弓が勝手に引かれ、別の流れである時に弓を放つだけで流れに乗った矢が飛んで行ってくれる、そのような解釈、根拠はない、だがそうイメージすることで創造性を補完する。
イメージを具現化する
ハクは弓を放つ、するとハクが放った先から前に目掛けて留めていた時が放出する!!
その場には真っ黒な世界が映っていた、空間が壊れ、異空間があらわになったのだ。
ハク「また失敗だ、いや、多分格上には良い技なんだけど、これをコントロールできないと味方も殺しちゃう・・・もっと抑制しないと・・・」
ハクは生命体が存在しない星で能力の練習を続けていた、そして能力の練習で壊して来た星も少なくはない、ハクは放った時がどこまでの射程範囲を持って居るのか気になり、移動する事にした。
ハク「時の流れを加速する・・・」
ハクはそう言うとハクの移動速度が比べ物にならない程上がった。
そして先端を見つける。
ハク「う~ん、これは最初は勢いが良かったけど、徐々に勢いが失って本来の流れに戻ったって事かな?そうじゃないとずっと貫通する事になるからね、つまり弱めればちゃんと威力と射程範囲を絞る事は可能って事だね!もしかしてずっと弓を引いている状態で居るのがマズいのかな?留めれば留めるほど引っ張られて威力が上がる・・・ありえるかも」
ハクはそう考えると即座に時を掴みその場で離す、それだけでハクの目の前で大爆発が起き、地面が大きく抉れていた。
ハク「そっか!これなら扱えるかも!私天才!!」
ハクは以前身に着けた能力の見解に加え新たな時の法則を理解した、
間違いなく地球規模で収まっていい力を手に入れたハクは不安を感じながらもいつかどこかで絶対に役に立つと考え、自分の能力を磨く。
patopatoblog at 11:02|Permalink
2024年09月05日
No.152 ゼロと零と園と世界
雪花は眼を閉じる。
聞こえるのは風の音、そして風の中に混ざる砂が自分自身に当たる音。
雪花は眼を開く。
見慣れた街並み、だけどそこには色がない、自分が生まれた世界、似た世界、だがそこには色もなければ臭いもなく、懐かしむ人達も居ない。
雪花「いつ来ても慣れないわね・・・ここは」
雪花の世界【零園(オリジンエデン)】
この世界は雪花の知る全てを写し出す世界、だがそれはただ似ているだけで別のもの、写し鏡だが、その背景はモノクロ、白と黒だけで表現されている。
雪花「パトから聞く専属神達の世界は楽しそうだなって思う世界が多いんだけど、私はどうやってこの世界に価値観を持つべきか・・・」
雪花の世界には誰かが持つような価値観や世界観が存在しない、雪花の立っている場所から見える世界は雪花が本能で構築している価値観や世界観を具現化しているに過ぎない場所になる、【零都市】と呼ばれる場所になる。
雪花は歩く、お店の中を見るが、自分の興味のあるお店には白黒ではあるが物が置いてある、だが今まで雪花が興味を持つ事もなかったお店に入ってみると何もない、空き部屋のようになっていた。
雪花「これが私の世界、私の価値観の具現化、こう見るとつまらないものね、全部に興味を持てと言われても困るけど、いざ知らないとこう何もない、空白の空間がそこにあるだけ、無知をこうやって目の当たりにするとちょっとだけ虚無感を感じるのがこの世界の嫌いな所ね」
雪花は世界を知るために歩く、そして【自分が知っている事だけが存在する世界】に飽きを感じ、自身の実家に帰る。
・・・・・・
???「どう?新しい価値観は生まれたかな?雪花ちゃん?」
雪花が家に帰るとそこには白髪の少女が話をかけて来た。
雪花「ユミル、いいえ、別に、何も変わってないわ」
ユミル?「それは残念だね、つまり雪花ちゃんの世界は何も成長していないってことだね」
雪花「そうね、でもこの世界に私の新たな価値観が付与されることで何が変わるの?現実世界と同じ世界が出来上がるだけじゃない、貴女達を除いてね」
ユミル?「あは、そうだね、私は何処にでも居るし、私は私だけど私じゃない、私は沢山居るし、私は何処にだっている、この私も私だし、他の私も私、だけど自我は別に共有されてるわけじゃない、混乱してる?」
雪花「つまり全部あんたって事で認識してるわ、その見た目で話しかけられるのはちょっと癪だけど」
ユミルの姿は桜花の姿を瓜二つだった、だがそれだと雪花が区別がつかないからと髪を切り、桜花に似てしまうがなんとか区別出来るようにしている。
ユミル「私はこの世界の王、だけど、この世界に生まれ落ちた新たな価値観の私も同じくこの世界の王、だから王の数だけ【都市】が生まれる、私は原点、原初の王だから【零都市】の世界王、ここは従属は生まれない、だけど新たな価値観を持った世界王が生まれる、それはその価値観と世界の原初、生まれた証として他の私が生まれる、また不思議ちゃんだって話を逸らした?」
ユミルは雪花を見てクスっと笑う、雪花はユミルの喋り方が苦手だ、わざわざ混乱するような言い回しをして、言いたい事をはっきりと伝えない、例えるなら
「今日はお米はいらない、だけどお米が嫌いという訳ではなく、お米を口に含む事に気が乗らない、口の中に入り、お腹の中で満腹感を手軽に与えてくれるお米ではなく、沢山の食材を食べて出来るだけお腹を満たさないようなものを食べたいと思い、その結果、お米はいらないって私は思うの」
っと「お米はいらない」で終わる話に長々と理由と感想を述べて来るため結論が迷走する事もしばしばあった。
ユミルの言葉を簡単にまとめると
・零園にはユミルという個体しか存在しない
・ユミルは雪花が新たな価値観が生まれる事で生まれ、その価値観で構築された【都市】に住む
・都市の価値観がそこに居るユミルの個体を確定している
ユミル「ご飯を食べる?と言っても雪花ちゃんの大好物のものしか存在しないけどね、喉が渇いたら水道水から飲んでね、安心して、雪花ちゃんの好きな飲み物だから、あ、電気は必要ないよね?だって光もなければ闇もないんだから、座って?安心して?雪花ちゃんが一番求めてる柔らかい座布団だから、でもごめんね、テレビには何も映らないの、でも雪花ちゃんが面白いと思っていたものや興味があった作品の劣化版なら映せるよ?だって雪花ちゃんはその場で面白いって感じたり、興味を持ってもすぐに忘れちゃうからね、思い出せる?1年前自分が何に面白いと思ってたか?思い出せる?1年前自分は何に興味を持って居たか?そんな思い出せてもそれは鮮明?今見ても懐かしいとは思わない?記憶って綻びが生まれるからね、余程身体に染み込んでないと全然残らないものだよ、仕方ないね、それが雪花ちゃんの全てだもん、でも安心して?【一都市】のユミルは楽しそうにしてるよ?帝国って楽しそうだもんね?でもいいの?雪花ちゃんの原点である【零都市】のはどんどん綻んできてるよ?興味がなくなった?故郷は楽しくない?」
ユミルは淡々とでも笑顔でずっと一方的に雪花に話しかける、雪花も返事をしてもどうせ話が止まらないからとただただユミルの言葉を聞いていた。
雪花(本当、この世界で何をすればいいのかしら、私は・・・)
自分自身の価値観を見せられても楽しくない、楽しくない事、興味がない事に無理に取り組んでも意味がない。
ユミル「今度ね、現実世界に行ってみたいなぁ、どんな感じかな?雪花ちゃんの価値観と世界観と違って色んな価値観で溢れてるのかな?見るだけで眼がいたくなるような世界が広がってるのかな?」
雪花「出たらいいじゃない、別に悪さをしないなら止めないわよ私は」
ユミル「ううん、ダメだよ、私はこの世界の価値観以外を許せないから、私はこの【零都市】の価値観に塗り固めてしまう、それはやっちゃダメな事だって私でもわかるよ」
ユミルの力は強制的に自分の世界観や価値観を強制する事。
例えばユミルの価値観の中にない能力や特性があった場合、それが全て無力化される。
どんな強力な世界を持って居ても、強い特性、強い能力、素晴らしい頭脳、見惚れる程の技術も、ユミルの価値観に存在しなければ存在出来ない、酷い話、ユミルの価値観の中で存在が認められない場合、存在する事も出来ない、それがユミルの力、恐ろしいのが、ユミルは1人ではなく、複数存在し、その個体数事に違う価値観が存在する。
帝園 ミール・エデンは無限に世界を作る
だが、零園 ユミル・オリジン・ゼロは有限の世界を作る
No.2に位置する強力な世界王である。
その力が表に出れば獄園のノルンですら手も足も出ない、自分の世界で生きる王にとってその価値観と世界観を奪うユミルは世界王の天敵なのだ。
言わば「世界王キラー」とも言える相手が強ければ強い程敵わない世界王なのである。
雪花「私が故郷の価値観を増やしたらユミルは喜ぶの?」
ユミル「うん、雪花ちゃんの価値観は季節みたいなものだからね、変化があればそれは楽しいと思うかな、でも一人で楽しむことだけね、私はこの都市に一人しかいないからね、楽しみにしてるね、雪花ちゃん?」
ユミルは白い髪を揺らしながら笑いかける、きっと悪い子ではない、だがまったく理解出来ない存在。
雪花(私がこの子を理解出来る日が来るのかしら・・・まだ数回程度だから理解出来ないのか、それともこの子に実は自我がないとか・・・馬鹿な事を、賢くないのに哲学的な事を考えても仕方ないでしょうに)
雪花はユミルと過ごした後に、現実世界に帰る。
聞こえるのは風の音、そして風の中に混ざる砂が自分自身に当たる音。
雪花は眼を開く。
見慣れた街並み、だけどそこには色がない、自分が生まれた世界、似た世界、だがそこには色もなければ臭いもなく、懐かしむ人達も居ない。
雪花「いつ来ても慣れないわね・・・ここは」
雪花の世界【零園(オリジンエデン)】
この世界は雪花の知る全てを写し出す世界、だがそれはただ似ているだけで別のもの、写し鏡だが、その背景はモノクロ、白と黒だけで表現されている。
雪花「パトから聞く専属神達の世界は楽しそうだなって思う世界が多いんだけど、私はどうやってこの世界に価値観を持つべきか・・・」
雪花の世界には誰かが持つような価値観や世界観が存在しない、雪花の立っている場所から見える世界は雪花が本能で構築している価値観や世界観を具現化しているに過ぎない場所になる、【零都市】と呼ばれる場所になる。
雪花は歩く、お店の中を見るが、自分の興味のあるお店には白黒ではあるが物が置いてある、だが今まで雪花が興味を持つ事もなかったお店に入ってみると何もない、空き部屋のようになっていた。
雪花「これが私の世界、私の価値観の具現化、こう見るとつまらないものね、全部に興味を持てと言われても困るけど、いざ知らないとこう何もない、空白の空間がそこにあるだけ、無知をこうやって目の当たりにするとちょっとだけ虚無感を感じるのがこの世界の嫌いな所ね」
雪花は世界を知るために歩く、そして【自分が知っている事だけが存在する世界】に飽きを感じ、自身の実家に帰る。
・・・・・・
???「どう?新しい価値観は生まれたかな?雪花ちゃん?」
雪花が家に帰るとそこには白髪の少女が話をかけて来た。
雪花「ユミル、いいえ、別に、何も変わってないわ」
ユミル?「それは残念だね、つまり雪花ちゃんの世界は何も成長していないってことだね」
雪花「そうね、でもこの世界に私の新たな価値観が付与されることで何が変わるの?現実世界と同じ世界が出来上がるだけじゃない、貴女達を除いてね」
ユミル?「あは、そうだね、私は何処にでも居るし、私は私だけど私じゃない、私は沢山居るし、私は何処にだっている、この私も私だし、他の私も私、だけど自我は別に共有されてるわけじゃない、混乱してる?」
雪花「つまり全部あんたって事で認識してるわ、その見た目で話しかけられるのはちょっと癪だけど」
ユミルの姿は桜花の姿を瓜二つだった、だがそれだと雪花が区別がつかないからと髪を切り、桜花に似てしまうがなんとか区別出来るようにしている。
ユミル「私はこの世界の王、だけど、この世界に生まれ落ちた新たな価値観の私も同じくこの世界の王、だから王の数だけ【都市】が生まれる、私は原点、原初の王だから【零都市】の世界王、ここは従属は生まれない、だけど新たな価値観を持った世界王が生まれる、それはその価値観と世界の原初、生まれた証として他の私が生まれる、また不思議ちゃんだって話を逸らした?」
ユミルは雪花を見てクスっと笑う、雪花はユミルの喋り方が苦手だ、わざわざ混乱するような言い回しをして、言いたい事をはっきりと伝えない、例えるなら
「今日はお米はいらない、だけどお米が嫌いという訳ではなく、お米を口に含む事に気が乗らない、口の中に入り、お腹の中で満腹感を手軽に与えてくれるお米ではなく、沢山の食材を食べて出来るだけお腹を満たさないようなものを食べたいと思い、その結果、お米はいらないって私は思うの」
っと「お米はいらない」で終わる話に長々と理由と感想を述べて来るため結論が迷走する事もしばしばあった。
ユミルの言葉を簡単にまとめると
・零園にはユミルという個体しか存在しない
・ユミルは雪花が新たな価値観が生まれる事で生まれ、その価値観で構築された【都市】に住む
・都市の価値観がそこに居るユミルの個体を確定している
ユミル「ご飯を食べる?と言っても雪花ちゃんの大好物のものしか存在しないけどね、喉が渇いたら水道水から飲んでね、安心して、雪花ちゃんの好きな飲み物だから、あ、電気は必要ないよね?だって光もなければ闇もないんだから、座って?安心して?雪花ちゃんが一番求めてる柔らかい座布団だから、でもごめんね、テレビには何も映らないの、でも雪花ちゃんが面白いと思っていたものや興味があった作品の劣化版なら映せるよ?だって雪花ちゃんはその場で面白いって感じたり、興味を持ってもすぐに忘れちゃうからね、思い出せる?1年前自分が何に面白いと思ってたか?思い出せる?1年前自分は何に興味を持って居たか?そんな思い出せてもそれは鮮明?今見ても懐かしいとは思わない?記憶って綻びが生まれるからね、余程身体に染み込んでないと全然残らないものだよ、仕方ないね、それが雪花ちゃんの全てだもん、でも安心して?【一都市】のユミルは楽しそうにしてるよ?帝国って楽しそうだもんね?でもいいの?雪花ちゃんの原点である【零都市】のはどんどん綻んできてるよ?興味がなくなった?故郷は楽しくない?」
ユミルは淡々とでも笑顔でずっと一方的に雪花に話しかける、雪花も返事をしてもどうせ話が止まらないからとただただユミルの言葉を聞いていた。
雪花(本当、この世界で何をすればいいのかしら、私は・・・)
自分自身の価値観を見せられても楽しくない、楽しくない事、興味がない事に無理に取り組んでも意味がない。
ユミル「今度ね、現実世界に行ってみたいなぁ、どんな感じかな?雪花ちゃんの価値観と世界観と違って色んな価値観で溢れてるのかな?見るだけで眼がいたくなるような世界が広がってるのかな?」
雪花「出たらいいじゃない、別に悪さをしないなら止めないわよ私は」
ユミル「ううん、ダメだよ、私はこの世界の価値観以外を許せないから、私はこの【零都市】の価値観に塗り固めてしまう、それはやっちゃダメな事だって私でもわかるよ」
ユミルの力は強制的に自分の世界観や価値観を強制する事。
例えばユミルの価値観の中にない能力や特性があった場合、それが全て無力化される。
どんな強力な世界を持って居ても、強い特性、強い能力、素晴らしい頭脳、見惚れる程の技術も、ユミルの価値観に存在しなければ存在出来ない、酷い話、ユミルの価値観の中で存在が認められない場合、存在する事も出来ない、それがユミルの力、恐ろしいのが、ユミルは1人ではなく、複数存在し、その個体数事に違う価値観が存在する。
帝園 ミール・エデンは無限に世界を作る
だが、零園 ユミル・オリジン・ゼロは有限の世界を作る
No.2に位置する強力な世界王である。
その力が表に出れば獄園のノルンですら手も足も出ない、自分の世界で生きる王にとってその価値観と世界観を奪うユミルは世界王の天敵なのだ。
言わば「世界王キラー」とも言える相手が強ければ強い程敵わない世界王なのである。
雪花「私が故郷の価値観を増やしたらユミルは喜ぶの?」
ユミル「うん、雪花ちゃんの価値観は季節みたいなものだからね、変化があればそれは楽しいと思うかな、でも一人で楽しむことだけね、私はこの都市に一人しかいないからね、楽しみにしてるね、雪花ちゃん?」
ユミルは白い髪を揺らしながら笑いかける、きっと悪い子ではない、だがまったく理解出来ない存在。
雪花(私がこの子を理解出来る日が来るのかしら・・・まだ数回程度だから理解出来ないのか、それともこの子に実は自我がないとか・・・馬鹿な事を、賢くないのに哲学的な事を考えても仕方ないでしょうに)
雪花はユミルと過ごした後に、現実世界に帰る。
patopatoblog at 21:10|Permalink
2024年09月04日
No.151 期待されなかった人が期待される日々
パトは普段通り、エウレカ探偵事務所の仕事を雪花とミーエルの3人組でこなしていた。
パト「今日の任務は防衛軍第四部隊からで、防衛軍内の情報をハッキングしようとした集団の所在地を把握したから討伐して欲しいって事だ、場所はエジプトの○○らしい」
雪花「どこよそこ、そもそもエジプトの〇〇って日本の東京都ってレベルで全然絞れてないじゃない、防衛軍も半端な情報で仕事を振らないで欲しいわね、まったく」
ミーエル「そもそもまた外国・・・誰も喋れないよ・・・」
パト・雪花・ミーエルの三人は戦力的に一番高い、だが弱点があり、3人共そこまで賢くなく、外国出張となると外国の言葉や文字がわからないのはもちろん、地名を言われても全然ピンと来ていないのだ。
パト「相手の言葉は月花が脳内で翻訳してくれるから助かるけど、こっちからは本当に喋れないんだよな、脳内で月花が代わりに喋ってくれても僕がそれを上手く話せないし」
雪花「それはそうね、英語だってペラペラ喋る人って私からはワチャワチャ言ってるようにしか聞こえないもの、それを口にして同じ事を言えって言われても出来ないわね」
雪花はパトの言葉に賛同し、エジプト出張の準備のために事務所に置いてある私物をまとめ始めた。
ミーエル「もう出張前提だから事務所に私物置くようになったね、雪花ちゃん・・・」
雪花「毎度家に持って帰っても面倒臭いでしょ、ここならフルールちゃんが綺麗に選択してくれるし、少なくなってたら買い足してくれるから助かるの!やっぱり役割分担って大事じゃない?」
パト「それもそうだな、僕も最近は事務所に着替えの服とか全部置いてるかも、その方が楽だし、仕事用のスーツとかも全部事務所で管理してくれてる方が楽だしね、フルールとエイリが頻繁に綺麗にしてくれるからやっぱり甘えちゃうよね、色々と」
エウレカ探偵事務所ではエイリとフルールが雑務を全て請け負っており、現場で仕事をする人達のアシストを全面的にしている。
・・・・・・
パト「パスポート持ったか~」
雪花・ミーエル「は~い」
パト「よっし、それじゃあエジプトに行くぞ~」
雪花「飛んだ方が楽じゃない?」
パト「国の不法入国で世界指名手配犯になりたいならどうぞ、僕は地球で働いていたいからパスで」
ミーエル「カナちゃんを呼んで次元支配で移動したら絶対にバレないのにね、仕事をするだけだし」
パト「防衛軍がそれらをちゃんとチェックするんだよ、僕達みたいなデタラメな実力者が本気を出したらいくらでもズルが出来るからさ、だからちゃんと正規ルートで仕事をしたか後から証拠の書類を提出しないといけないんだよ、琴歌から聞いただろ、面倒なんだよ仕事も」
雪花「めんどうになったわよね、防衛軍が出来ない事をしてるんだから多少目を瞑ってくれてもいいのにね、パトもエウレカ探偵事務所の社長なんだからちょっとは強きでいかないと面倒な仕事ばかり与えられるわよ!ただでさえランクの低い仕事は取るなってバハートちゃんから言われてるのに」
パト「そもそもその仕事を割り振ってるのがバハートさんなんだよ、文句あるなら雪花からバハートさんに言ってくれよ、一応雪花の直属部隊の部下だろ」
雪花「あ~だめだめ、エウレカ帝国関係なら言う事聞いてくれるけど防衛軍関係の話になると私は無関係だからって全然話を聞いてくれない、彼女って見た目の割にしっかり切り替えてるのよ」
ミーエル「何気にエミエルとも上手くいってるみたいだし、バハートさんって案外凄いよね!」
パト達はそうこうと話をしている間に飛行機に乗り、エジプトまでの時間を睡眠時間に使ったり読書時間に使ったりと各自自由に過ごした。
・・・・・・
そして数時間の時間が経ち、エジプトの目的の街に到着したパト。
パト「雪花、水くれ」
雪花「はいはい、ちゃんと氷と水を配合したキンキンの奴ね」
雪花はそう言うと原始支配の能力で水と氷を作り、それを空中で水玉にまとめ、パトの口元に運ぶ。
パトはその水玉を口の中に含み、それを何度も繰り返す。
パト「はぁ、生き返った、やっぱり安全面を考えたら雪花の能力で作った水の方がいいな、ミーエルも水分補給しなくて大丈夫なのか?」
ミーエル「私は全然大丈夫、それよりどうやって犯人を見つけるの?ハッキングなんてぶっちゃけどこでも出来るよね?」
パト「そうだよなぁ、単独犯なのかグループ犯なのか、そもそもどこの組織なのかもわからないわけだしな、本当情報がアバウトだよな、確か渡された情報は他になかったんだっけ?」
雪花「ハッキングしてきたID番号も渡されてるけど私達が見たところでって感じね、3人共機械にそこまで強いわけじゃないし」
パト「仕方ない、時短をしようか、【帝園 エテル召喚】」
パトはエテルを召喚した。
エテル「主、私今別の任務してたけど・・・」
月花(こらーー!パト!勝手にエテルちゃん連れて行かないで!せっかく今エテルちゃんに重要な仕事をしてもらってたのに!フィロンちゃんだけじゃ情報が追えないでしょ!!)
パト(無視無視・・・)
パトは脳内で騒いでいる月花の言葉を無視し、エテルに命令する。
パト「エテル、悪いんだけど、このID履歴を辿って場所を教えてくれないか?」
エテル「IDまであるなら問題ないね、多分すぐだよ」
エテルはそう言うと【電脳支配】で即座に電波世界に入り、姿を消した。
その光景を見ていた雪花とミーエルは話していた。
雪花「本当便利よね、帝園、ああやって適材適所に従属を呼んで働かせてたらいいんだもん、私もああいう世界だったら良かったのに」
ミーエル「よくもまあその帝園の住人である私の前で言えたよね、でも実際そうだからね、帝園の従属は主様の潜在能力そのものであり、主様に使われる事が使命の存在、ああやって使ってくれるってだけで凄い光栄な事だって考える子も多いよ、私はもうなんか慣れちゃったけどね、ずっとこっちの世界に居るし」
雪花「ミーエルちゃんはまだまだ帰れないの?」
ミーエル「そもそも私は契約した時から一切オーラを渡されてないね、便利だからわざわざ返すのも嫌だって主様に言われちゃったしね、まあ悪い気はしてないからいいんだけど、帝園の人からすると役得みたいな所もあるし」
雪花「ふ~ん、そんなものなのね~」
・・・・・・
数分後、エテルはパトの元に帰って来た。
エテル「ここだね、主、私のおでこに頭をつけて、見て来たものを見せるから」
パト「いつもありがとうなエテル、本当にエテルは優秀な子だよ」
パトはそう言うとエテルのおでこにパトのおでこを当て、情報を共有する、その後雪花とミーエルも同じように情報を共有する。
パト「あ~、テログループのしわざか、ビンゴって奴だね、単独犯の愉快犯ならちょっと思う所はあったけど相手が指名手配級の犯罪者なら容赦なしだ!行くぞ!二人共!」
雪花「腕が鳴るわね!」
ミーエル「守備は任せてね!」
エテル「それじゃあ私は電波世界を使って月花の元に帰るね」
エテルはそう言うと一瞬でその場から消えてしまった。
・・・・・・
そしてパト達はテロ達のアジトに堂々と正面から侵入し、攻略を始める。
パト「法則支配、自然法 酸素欠乏」
パトから前にある空間の酸素が奪われ、テロリスト達はその場で倒れてしまう、
そのタイミングで酸欠を諸ともせずに雪花がアジトの奥へ猛スピードで攻略に入る
テロA「ぐへぇ!!」
テロB「この!!!」銃を撃つ
雪花はテロの撃った銃を原始剣で打ち払い、残りの1発をオーラを込めた左手でそのままキャッチし、そのままテロに投げ放つ、投げ放ったタマがテロリストの足に命中し、その場で倒れてしまう。
雪花「銃なんて隙をつかれて狙われても怪我にもならないわね、ほら、全部私に撃ったら?せっかくここまで溜め込んだんだから最後くらい使っておかないと勿体ないでしょう、これからお前達は一生豚箱の中で過ごすのだから・・・いや豚箱で済まないか、クスクス」
テロ「撃て――――――!!!!」
残りのテロ達が雪花に向けて集中的に銃を放った、それを全て原始支配で灰にしてしまった。
雪花「原始支配 オートアウト」
雪花の周りには金属の粉が舞っていた、その金属粉をオーラで吹きとばし、金属粉が強い衝撃を生み出し、全テロリストに命中し、沈静化に成功する。
雪花「あっけない、この世にあるものは一度全部零に出来る私にそんな物意味がないわよ、パト、こっちは終わったわよ」
ミーエル「相変わらず私の出番がない・・・私じゃなくて通訳に適した月花ちゃんを班に入れたらいいのに・・・」
パト「それをしたら賢さが偏るだろ、それに僕が帝園を使えるんだから優秀な人材は出来る限り別班で活躍して貰わないと」
パトも歩きながら雪花達の居るアジトの最深部に到着した、パトに服には埃一つついていなかった。
雪花「その中でも私を選ぶってどれだけ私の事好きなのよ~~♪も~~♪」
パト「雪花が傍に居ないのって凄く違和感あるからさ、やっぱり傍に居てくれるなら雪花かなってね、ミーエルだって僕達は強いけど無敵じゃない、馬鹿だから不祥事だってある、ミーエルは僕達の抑止力的存在だ、ミーエルの立ち位置は絶対だ、これで一番バランスが良い、現にミーエルが背後に居るから僕達は今みたいに戦える、それは多少怪我をしたり、無理をしてもミーエルがフォローしてくれるっていう安心感があるからなんだ、居るだけで役に立つってやつだな!」
ミーエル「主様も言葉が上手くなったよね~」
ミーエルは顔を赤くしながら照れる、そして自分だけ何もしてないからと倒れているテロ達を拘束して一か所に運んでいた。
・・・・・・
バハート「流石はパト君!仕事が早いね!それじゃあエジプト支部に居る防衛軍にそのテロ達を渡して証明書を貰ってきてね~♪いつもありがとうね~♪今度一緒にデートでも」ぶちん!!
スマホをスピーカーにして聞いていたパトだったが、雪花がそれを阻止する。
雪花「はい!仕事も終わった事だしエジプト観光を堪能したら帰るわよ~~!ここらの美味しい料理はっと~~♪」
パト「雪花~~喋れないんだから一人でウロウロするな~~って言うか文字もわからないだろ!」
パト達はこうして任務を終える
今回の仕事も決して楽な仕事ではなく、普通だと数か月から最悪情報を確定させるまで1年以上かけてもおかしくない相手だった、それをたった数日で終えてしまうのはパト達の能力が高いからである。
こうして実績を積む事で今まで誰からも期待されてこなかったパトは徐々に世界から信頼を勝ち取り、正義、光サイドで名を轟かせる程になっていた。
パト「さて、翻訳アプリ使って食いに行くぞ~~」
パト「今日の任務は防衛軍第四部隊からで、防衛軍内の情報をハッキングしようとした集団の所在地を把握したから討伐して欲しいって事だ、場所はエジプトの○○らしい」
雪花「どこよそこ、そもそもエジプトの〇〇って日本の東京都ってレベルで全然絞れてないじゃない、防衛軍も半端な情報で仕事を振らないで欲しいわね、まったく」
ミーエル「そもそもまた外国・・・誰も喋れないよ・・・」
パト・雪花・ミーエルの三人は戦力的に一番高い、だが弱点があり、3人共そこまで賢くなく、外国出張となると外国の言葉や文字がわからないのはもちろん、地名を言われても全然ピンと来ていないのだ。
パト「相手の言葉は月花が脳内で翻訳してくれるから助かるけど、こっちからは本当に喋れないんだよな、脳内で月花が代わりに喋ってくれても僕がそれを上手く話せないし」
雪花「それはそうね、英語だってペラペラ喋る人って私からはワチャワチャ言ってるようにしか聞こえないもの、それを口にして同じ事を言えって言われても出来ないわね」
雪花はパトの言葉に賛同し、エジプト出張の準備のために事務所に置いてある私物をまとめ始めた。
ミーエル「もう出張前提だから事務所に私物置くようになったね、雪花ちゃん・・・」
雪花「毎度家に持って帰っても面倒臭いでしょ、ここならフルールちゃんが綺麗に選択してくれるし、少なくなってたら買い足してくれるから助かるの!やっぱり役割分担って大事じゃない?」
パト「それもそうだな、僕も最近は事務所に着替えの服とか全部置いてるかも、その方が楽だし、仕事用のスーツとかも全部事務所で管理してくれてる方が楽だしね、フルールとエイリが頻繁に綺麗にしてくれるからやっぱり甘えちゃうよね、色々と」
エウレカ探偵事務所ではエイリとフルールが雑務を全て請け負っており、現場で仕事をする人達のアシストを全面的にしている。
・・・・・・
パト「パスポート持ったか~」
雪花・ミーエル「は~い」
パト「よっし、それじゃあエジプトに行くぞ~」
雪花「飛んだ方が楽じゃない?」
パト「国の不法入国で世界指名手配犯になりたいならどうぞ、僕は地球で働いていたいからパスで」
ミーエル「カナちゃんを呼んで次元支配で移動したら絶対にバレないのにね、仕事をするだけだし」
パト「防衛軍がそれらをちゃんとチェックするんだよ、僕達みたいなデタラメな実力者が本気を出したらいくらでもズルが出来るからさ、だからちゃんと正規ルートで仕事をしたか後から証拠の書類を提出しないといけないんだよ、琴歌から聞いただろ、面倒なんだよ仕事も」
雪花「めんどうになったわよね、防衛軍が出来ない事をしてるんだから多少目を瞑ってくれてもいいのにね、パトもエウレカ探偵事務所の社長なんだからちょっとは強きでいかないと面倒な仕事ばかり与えられるわよ!ただでさえランクの低い仕事は取るなってバハートちゃんから言われてるのに」
パト「そもそもその仕事を割り振ってるのがバハートさんなんだよ、文句あるなら雪花からバハートさんに言ってくれよ、一応雪花の直属部隊の部下だろ」
雪花「あ~だめだめ、エウレカ帝国関係なら言う事聞いてくれるけど防衛軍関係の話になると私は無関係だからって全然話を聞いてくれない、彼女って見た目の割にしっかり切り替えてるのよ」
ミーエル「何気にエミエルとも上手くいってるみたいだし、バハートさんって案外凄いよね!」
パト達はそうこうと話をしている間に飛行機に乗り、エジプトまでの時間を睡眠時間に使ったり読書時間に使ったりと各自自由に過ごした。
・・・・・・
そして数時間の時間が経ち、エジプトの目的の街に到着したパト。
パト「雪花、水くれ」
雪花「はいはい、ちゃんと氷と水を配合したキンキンの奴ね」
雪花はそう言うと原始支配の能力で水と氷を作り、それを空中で水玉にまとめ、パトの口元に運ぶ。
パトはその水玉を口の中に含み、それを何度も繰り返す。
パト「はぁ、生き返った、やっぱり安全面を考えたら雪花の能力で作った水の方がいいな、ミーエルも水分補給しなくて大丈夫なのか?」
ミーエル「私は全然大丈夫、それよりどうやって犯人を見つけるの?ハッキングなんてぶっちゃけどこでも出来るよね?」
パト「そうだよなぁ、単独犯なのかグループ犯なのか、そもそもどこの組織なのかもわからないわけだしな、本当情報がアバウトだよな、確か渡された情報は他になかったんだっけ?」
雪花「ハッキングしてきたID番号も渡されてるけど私達が見たところでって感じね、3人共機械にそこまで強いわけじゃないし」
パト「仕方ない、時短をしようか、【帝園 エテル召喚】」
パトはエテルを召喚した。
エテル「主、私今別の任務してたけど・・・」
月花(こらーー!パト!勝手にエテルちゃん連れて行かないで!せっかく今エテルちゃんに重要な仕事をしてもらってたのに!フィロンちゃんだけじゃ情報が追えないでしょ!!)
パト(無視無視・・・)
パトは脳内で騒いでいる月花の言葉を無視し、エテルに命令する。
パト「エテル、悪いんだけど、このID履歴を辿って場所を教えてくれないか?」
エテル「IDまであるなら問題ないね、多分すぐだよ」
エテルはそう言うと【電脳支配】で即座に電波世界に入り、姿を消した。
その光景を見ていた雪花とミーエルは話していた。
雪花「本当便利よね、帝園、ああやって適材適所に従属を呼んで働かせてたらいいんだもん、私もああいう世界だったら良かったのに」
ミーエル「よくもまあその帝園の住人である私の前で言えたよね、でも実際そうだからね、帝園の従属は主様の潜在能力そのものであり、主様に使われる事が使命の存在、ああやって使ってくれるってだけで凄い光栄な事だって考える子も多いよ、私はもうなんか慣れちゃったけどね、ずっとこっちの世界に居るし」
雪花「ミーエルちゃんはまだまだ帰れないの?」
ミーエル「そもそも私は契約した時から一切オーラを渡されてないね、便利だからわざわざ返すのも嫌だって主様に言われちゃったしね、まあ悪い気はしてないからいいんだけど、帝園の人からすると役得みたいな所もあるし」
雪花「ふ~ん、そんなものなのね~」
・・・・・・
数分後、エテルはパトの元に帰って来た。
エテル「ここだね、主、私のおでこに頭をつけて、見て来たものを見せるから」
パト「いつもありがとうなエテル、本当にエテルは優秀な子だよ」
パトはそう言うとエテルのおでこにパトのおでこを当て、情報を共有する、その後雪花とミーエルも同じように情報を共有する。
パト「あ~、テログループのしわざか、ビンゴって奴だね、単独犯の愉快犯ならちょっと思う所はあったけど相手が指名手配級の犯罪者なら容赦なしだ!行くぞ!二人共!」
雪花「腕が鳴るわね!」
ミーエル「守備は任せてね!」
エテル「それじゃあ私は電波世界を使って月花の元に帰るね」
エテルはそう言うと一瞬でその場から消えてしまった。
・・・・・・
そしてパト達はテロ達のアジトに堂々と正面から侵入し、攻略を始める。
パト「法則支配、自然法 酸素欠乏」
パトから前にある空間の酸素が奪われ、テロリスト達はその場で倒れてしまう、
そのタイミングで酸欠を諸ともせずに雪花がアジトの奥へ猛スピードで攻略に入る
テロA「ぐへぇ!!」
テロB「この!!!」銃を撃つ
雪花はテロの撃った銃を原始剣で打ち払い、残りの1発をオーラを込めた左手でそのままキャッチし、そのままテロに投げ放つ、投げ放ったタマがテロリストの足に命中し、その場で倒れてしまう。
雪花「銃なんて隙をつかれて狙われても怪我にもならないわね、ほら、全部私に撃ったら?せっかくここまで溜め込んだんだから最後くらい使っておかないと勿体ないでしょう、これからお前達は一生豚箱の中で過ごすのだから・・・いや豚箱で済まないか、クスクス」
テロ「撃て――――――!!!!」
残りのテロ達が雪花に向けて集中的に銃を放った、それを全て原始支配で灰にしてしまった。
雪花「原始支配 オートアウト」
雪花の周りには金属の粉が舞っていた、その金属粉をオーラで吹きとばし、金属粉が強い衝撃を生み出し、全テロリストに命中し、沈静化に成功する。
雪花「あっけない、この世にあるものは一度全部零に出来る私にそんな物意味がないわよ、パト、こっちは終わったわよ」
ミーエル「相変わらず私の出番がない・・・私じゃなくて通訳に適した月花ちゃんを班に入れたらいいのに・・・」
パト「それをしたら賢さが偏るだろ、それに僕が帝園を使えるんだから優秀な人材は出来る限り別班で活躍して貰わないと」
パトも歩きながら雪花達の居るアジトの最深部に到着した、パトに服には埃一つついていなかった。
雪花「その中でも私を選ぶってどれだけ私の事好きなのよ~~♪も~~♪」
パト「雪花が傍に居ないのって凄く違和感あるからさ、やっぱり傍に居てくれるなら雪花かなってね、ミーエルだって僕達は強いけど無敵じゃない、馬鹿だから不祥事だってある、ミーエルは僕達の抑止力的存在だ、ミーエルの立ち位置は絶対だ、これで一番バランスが良い、現にミーエルが背後に居るから僕達は今みたいに戦える、それは多少怪我をしたり、無理をしてもミーエルがフォローしてくれるっていう安心感があるからなんだ、居るだけで役に立つってやつだな!」
ミーエル「主様も言葉が上手くなったよね~」
ミーエルは顔を赤くしながら照れる、そして自分だけ何もしてないからと倒れているテロ達を拘束して一か所に運んでいた。
・・・・・・
バハート「流石はパト君!仕事が早いね!それじゃあエジプト支部に居る防衛軍にそのテロ達を渡して証明書を貰ってきてね~♪いつもありがとうね~♪今度一緒にデートでも」ぶちん!!
スマホをスピーカーにして聞いていたパトだったが、雪花がそれを阻止する。
雪花「はい!仕事も終わった事だしエジプト観光を堪能したら帰るわよ~~!ここらの美味しい料理はっと~~♪」
パト「雪花~~喋れないんだから一人でウロウロするな~~って言うか文字もわからないだろ!」
パト達はこうして任務を終える
今回の仕事も決して楽な仕事ではなく、普通だと数か月から最悪情報を確定させるまで1年以上かけてもおかしくない相手だった、それをたった数日で終えてしまうのはパト達の能力が高いからである。
こうして実績を積む事で今まで誰からも期待されてこなかったパトは徐々に世界から信頼を勝ち取り、正義、光サイドで名を轟かせる程になっていた。
パト「さて、翻訳アプリ使って食いに行くぞ~~」
patopatoblog at 01:08|Permalink
2024年06月22日
No.150 未熟な二人の王
リフォンはずっと退屈していた。
リフォン「今日もソフィア様来ないなぁ」
ソフィアが最後に遊楽異界に足を運んだのは3歳頃だった。
その時のソフィアには遊楽異界という世界が難しく、興味を持つ事もしなかった、
そのうえ、異質異能を強化出来ると言えど、そもそも強化なしでも帝王神候補として認められる程
強く、努力をする必要性をソフィア自身まったく感じてこなかったため、ソフィアが今まで
遊楽異界に来ることはなかった。
だがソフィアが来ないとその世界の王、リフォンは退屈で仕方なかった。
リフォン「今日も業務なし、おうちに帰ってアニメでも見てようかな~」
リフォンは毎日衣装に着替えては自身の持ち場に足を運び、1時間だけその部屋で過ごすのが日課になっていた、リフォンにとってこの世界は退屈だった。
リフォン(遊び相手になる住人が居てくれたら私だって一人で何処にでも行くんだけど、よりにもよって私の遊び相手になる人がレフォンしかいないんだよね)
レフォン、遊楽異界責任者リフォンの双子に兄である。
・・・・・・
リフォンは遊び相手にレフォンの部屋に向った、
双子の兄妹という事でいつも二人で過ごしている、だがリフォンにとってはもう一つ理由があり
レフォンと過ごしている。
リフォン「レフォン~、暇だから遊ぼう~」
・・・、リフォンはレフォンの部屋の前で話しかける、だが部屋の中から返事はなかった。
リフォン「ねえ~~!まだ寝てるの~~!!もういい時間なんだから部屋から出て遊んでよ!」
・・・。それでも返事がなかった。
リフォン「あれかな、死んじゃったかな?よく考えたら数日ご飯も水も出してなかった気がする、でもまさか流石に自分でお腹空いたら勝手に食べたりするでしょ~~」
リフォンはそう考えるが、扉が開いた形跡が見当たらない所を見ると、徐々に不安が募り、気持ちが焦り始める。
リフォン「ねえ!レフォン!生きてる!?ねえ~~!え!本当にヤバイ感じ?!わかった!今助けるね!待って!扉壊すから!!!!」
レフォン「扉壊すな、お前は遊んだ後絶対に片付けないんだから」ポン
レフォンはリフォンの頭を軽く叩く。
リフォン「レフォン!何処に言ってたの!!」
レフォン「トイレ、というか僕を引きこもりみたいに扱うな、やる事ないから自室の娯楽を堪能しているだけだ、別にやる事があるならわざわざ部屋に籠ったりはしない」
レフォンはそう言いながら自室の中に入ろうとする、だがそれをリフォンがレフォンの服を引っ張る事で阻止する。
リフォン「じゃあ私と遊んで!暇なの!王なのに業務が全然ないから困ってるの!」
レフォン「王も大変だな、僕は選ばれなかったからリフォンの苦労はわからないけどさ、別にソフィア様があんな感じなわけだし、リフォンがそこまで気にする必要ないんじゃない?それにソフィア様だって異質異能の強化が必要に感じれば必然的にこの世界を使うでしょ?なら今わざわざ慌てる必要はないと僕は思うね、どうせいつか忙しくなる、なら今ゆっくりしてても罰は当たらないさ」
リフォン「うん、別に罰なんて考えてないけど、暇なのは変わりないでしょ?退屈って凄く辛いんだよね、ここって娯楽の世界なのに退屈って事は娯楽として不十分って事でしょ?私でも楽しめる世界にしないともしソフィア様が私以上のゲームマスターになった時、これからって所でゲームクリアになると遊楽異界そのものの価値が無くなるでしょ?ゲームにとって怖いのは完全攻略されちゃうことだよ」
遊楽異界は娯楽の世界、だが限度はある、攻略していけばいずれクリアしてしまう、もしソフィアが遊楽異界の娯楽全てを楽しみ終えた後、遊楽異界でやれることは無くなったという事で二度と顔を見せない可能性がある、事実現実のゲームでも完全にクリアすると大抵の人はそのゲームをやらなくなる、クリアという概念がなくても一定の所までキャラクターを成長させれば満足する、リフォンは娯楽特有の悩みについてずっと考えていた。
レフォン「そればかりはどうしようもない、僕やリフォンだって今その状態なわけだ、常に目新しい娯楽に会えるなんて贅沢なんだよ、現実の人達だって同じ娯楽に対して創意工夫をして毎日を楽しんでいる、僕達の世界もそうやって楽しんでもらうしかないんだよ、その結果、僕達2人みたいに時間を持て余すことになるけどね」
レフォンはそう言うと部屋の中に入り、扉を閉めてしまう。(鍵は閉めない、リフォンが入って来れなくなるから)
・・・・・・
リフォン「レフォンは今日もネットゲーム、飽きないね、どう足掻いても一番になっちゃうのに」
レフォンは実力が伴う娯楽が強い、
特に駆け引きに関するものでレフォンはどんな相手にも負けない力がある、それは能力ではなく、本能で相手の思考、思考からの行動、行動からの結果、結果から生まれる次の流れ、それらを全て読み、それ以上の策で押さえつける。
それに対してリフォンは運が伴う娯楽が強い。
リフォンにとって運とは自分の都合の良いように流れを作ってくれる友達のようなものだと判断している、例えば神経衰弱というトランプゲーム、初手の人はまずどのカードが何処にあるか、それを確かめるための一手を選ぶ、だがリフォンは違う、リフォンの一手は【ここに私の求めるカードがある】という確信でカードを選ぶ、その的中率は100%、つまり運が作用するゲームでリフォンのターンが回れば終わってしまう、それほどまでにリフォンの運は強いのだ。
リフォン「そうだ、何回連続でロイヤルストレートフラッシュを出せるかゲームしようよ!」
レフォン「それ僕が絶対に負けるから嫌だ、以前それやってリフォン連続80回出したあたりで辞めただろ、その続きを自分でやってなよ、僕だって流石に初手ロイヤルストレートは無理だ、精々10回に1回でたら上等ってレベルだ、それでリフォンと勝負になるわけないだろ?」
リフォン「つまり1割の確率で当たるんでしょ!ならその1割を何回勝負の場に出せるか、自分の日頃の運がどれだけ見ていてくれてるか、それを確認するのが楽しいんでしょ♪」
レフォン「却下、一人でやってなさい、僕の部屋の中に居て良いから」
リフォン「ぷ~~~~!レフォンのばーーーか!!」
リフォンはそう言いながらポケットからトランプを出し、レフォンの部屋の中にある机で一人連続ロイヤルストレートフラッシュゲームをしていた。
ソフィアが遊楽異界(楽園)に来る前の日常のお話し。
リフォン「今日もソフィア様来ないなぁ」
ソフィアが最後に遊楽異界に足を運んだのは3歳頃だった。
その時のソフィアには遊楽異界という世界が難しく、興味を持つ事もしなかった、
そのうえ、異質異能を強化出来ると言えど、そもそも強化なしでも帝王神候補として認められる程
強く、努力をする必要性をソフィア自身まったく感じてこなかったため、ソフィアが今まで
遊楽異界に来ることはなかった。
だがソフィアが来ないとその世界の王、リフォンは退屈で仕方なかった。
リフォン「今日も業務なし、おうちに帰ってアニメでも見てようかな~」
リフォンは毎日衣装に着替えては自身の持ち場に足を運び、1時間だけその部屋で過ごすのが日課になっていた、リフォンにとってこの世界は退屈だった。
リフォン(遊び相手になる住人が居てくれたら私だって一人で何処にでも行くんだけど、よりにもよって私の遊び相手になる人がレフォンしかいないんだよね)
レフォン、遊楽異界責任者リフォンの双子に兄である。
・・・・・・
リフォンは遊び相手にレフォンの部屋に向った、
双子の兄妹という事でいつも二人で過ごしている、だがリフォンにとってはもう一つ理由があり
レフォンと過ごしている。
リフォン「レフォン~、暇だから遊ぼう~」
・・・、リフォンはレフォンの部屋の前で話しかける、だが部屋の中から返事はなかった。
リフォン「ねえ~~!まだ寝てるの~~!!もういい時間なんだから部屋から出て遊んでよ!」
・・・。それでも返事がなかった。
リフォン「あれかな、死んじゃったかな?よく考えたら数日ご飯も水も出してなかった気がする、でもまさか流石に自分でお腹空いたら勝手に食べたりするでしょ~~」
リフォンはそう考えるが、扉が開いた形跡が見当たらない所を見ると、徐々に不安が募り、気持ちが焦り始める。
リフォン「ねえ!レフォン!生きてる!?ねえ~~!え!本当にヤバイ感じ?!わかった!今助けるね!待って!扉壊すから!!!!」
レフォン「扉壊すな、お前は遊んだ後絶対に片付けないんだから」ポン
レフォンはリフォンの頭を軽く叩く。
リフォン「レフォン!何処に言ってたの!!」
レフォン「トイレ、というか僕を引きこもりみたいに扱うな、やる事ないから自室の娯楽を堪能しているだけだ、別にやる事があるならわざわざ部屋に籠ったりはしない」
レフォンはそう言いながら自室の中に入ろうとする、だがそれをリフォンがレフォンの服を引っ張る事で阻止する。
リフォン「じゃあ私と遊んで!暇なの!王なのに業務が全然ないから困ってるの!」
レフォン「王も大変だな、僕は選ばれなかったからリフォンの苦労はわからないけどさ、別にソフィア様があんな感じなわけだし、リフォンがそこまで気にする必要ないんじゃない?それにソフィア様だって異質異能の強化が必要に感じれば必然的にこの世界を使うでしょ?なら今わざわざ慌てる必要はないと僕は思うね、どうせいつか忙しくなる、なら今ゆっくりしてても罰は当たらないさ」
リフォン「うん、別に罰なんて考えてないけど、暇なのは変わりないでしょ?退屈って凄く辛いんだよね、ここって娯楽の世界なのに退屈って事は娯楽として不十分って事でしょ?私でも楽しめる世界にしないともしソフィア様が私以上のゲームマスターになった時、これからって所でゲームクリアになると遊楽異界そのものの価値が無くなるでしょ?ゲームにとって怖いのは完全攻略されちゃうことだよ」
遊楽異界は娯楽の世界、だが限度はある、攻略していけばいずれクリアしてしまう、もしソフィアが遊楽異界の娯楽全てを楽しみ終えた後、遊楽異界でやれることは無くなったという事で二度と顔を見せない可能性がある、事実現実のゲームでも完全にクリアすると大抵の人はそのゲームをやらなくなる、クリアという概念がなくても一定の所までキャラクターを成長させれば満足する、リフォンは娯楽特有の悩みについてずっと考えていた。
レフォン「そればかりはどうしようもない、僕やリフォンだって今その状態なわけだ、常に目新しい娯楽に会えるなんて贅沢なんだよ、現実の人達だって同じ娯楽に対して創意工夫をして毎日を楽しんでいる、僕達の世界もそうやって楽しんでもらうしかないんだよ、その結果、僕達2人みたいに時間を持て余すことになるけどね」
レフォンはそう言うと部屋の中に入り、扉を閉めてしまう。(鍵は閉めない、リフォンが入って来れなくなるから)
・・・・・・
リフォン「レフォンは今日もネットゲーム、飽きないね、どう足掻いても一番になっちゃうのに」
レフォンは実力が伴う娯楽が強い、
特に駆け引きに関するものでレフォンはどんな相手にも負けない力がある、それは能力ではなく、本能で相手の思考、思考からの行動、行動からの結果、結果から生まれる次の流れ、それらを全て読み、それ以上の策で押さえつける。
それに対してリフォンは運が伴う娯楽が強い。
リフォンにとって運とは自分の都合の良いように流れを作ってくれる友達のようなものだと判断している、例えば神経衰弱というトランプゲーム、初手の人はまずどのカードが何処にあるか、それを確かめるための一手を選ぶ、だがリフォンは違う、リフォンの一手は【ここに私の求めるカードがある】という確信でカードを選ぶ、その的中率は100%、つまり運が作用するゲームでリフォンのターンが回れば終わってしまう、それほどまでにリフォンの運は強いのだ。
リフォン「そうだ、何回連続でロイヤルストレートフラッシュを出せるかゲームしようよ!」
レフォン「それ僕が絶対に負けるから嫌だ、以前それやってリフォン連続80回出したあたりで辞めただろ、その続きを自分でやってなよ、僕だって流石に初手ロイヤルストレートは無理だ、精々10回に1回でたら上等ってレベルだ、それでリフォンと勝負になるわけないだろ?」
リフォン「つまり1割の確率で当たるんでしょ!ならその1割を何回勝負の場に出せるか、自分の日頃の運がどれだけ見ていてくれてるか、それを確認するのが楽しいんでしょ♪」
レフォン「却下、一人でやってなさい、僕の部屋の中に居て良いから」
リフォン「ぷ~~~~!レフォンのばーーーか!!」
リフォンはそう言いながらポケットからトランプを出し、レフォンの部屋の中にある机で一人連続ロイヤルストレートフラッシュゲームをしていた。
ソフィアが遊楽異界(楽園)に来る前の日常のお話し。
patopatoblog at 08:19|Permalink
2024年05月20日
No.149 女帝5姉妹の理想のシチュエーション(R18)
ネル「シン、ぶっちゃけ主様に愛されるならどう愛されたい?」
シン「なんですか、いきなり、私がネルにそんな話すると思います?」
ネル「姉妹だろうが猥談はする、むしろ年頃の女子トークだろ、我々だってまだまだ若い、シンに至ってたまだ17歳、主様の世界だと高校2年生、恋する乙女のお年頃だろう?だから姉である私がちゃんとシンの感性が狂ってないか確認してやろうと思ってな」
シン「絶対にネルよりかは狂ってない自信はあると思いますけどね!」
ネルとシンは叡天の羅針盤で暇つぶしの会話をしていた。
ネル「それで実際どうなのだ?主様と添い遂げるとなればシンはどう愛されたい?」
シンはこのまま話を逸らしてもいいのだが、ネルはこういう話になると納得のいく答えが出るまで凄くしつこい、シンは仕方なく話す。
シン「私は・・・主様のお傍に置いてほしい、そしてソファ―等で二人がくっつきながら座って私は主様に持たれるような感じで・・・その・・・ゆったり出来たらいいかな」
ネル「つまらんな、なんだそれ?今からでもすればいいだろう」
ネルはシンの話をバッサリと切った。
ネル「もっとこう、夜伽的な話だ!!どう愛されたい!!お前がどう過ごしたいなんか微塵も興味がないのだ!こっちは!」
シン「はぁ?!なんでネルにそんな事を話さないといけないんですか?!嫌ですよ!絶対に!」
シンは断固拒否した、ネルはため息をつきながら近くで読書しているベルに話を振った。
ネル「おいベル、お前なら主様にどう愛されたい?」
ベルはなんの恥ずかし気もなく話す。
ベル「私は動かずにただただ主様が私の身体で満たしてくれればいい・・・と思う、自分から満たすより、欲望を私にぶつけて満たされる方が・・・いいと思う」
ベルはあっさり答えた。
ネル「そうか、実にベルらしいな!そうかそうか、相手から求められて喜ぶタイプかベルは、私は逆だな!私は自分から求めたいな!それに答えてくれる事で満たされるな!」
シン「なんで恥ずかし気もなく答えれるのかな、この二人は・・・」
ネル「それでシン、お前はどうなんだ?」
シン「・・・私は沢山ご奉仕をしてあげたいですね、勿論私の身体で満足してほしいですけど、私は私の力で主様を満足させてあげる事に・・・ああ恥ずかしい!!もうこれ以上はいいでしょう!!///」
シンは顔を真っ赤にして顔を隠す。
ネル「シンは主様にご奉仕がしたいと、流石だ、姉妹の中で一番むっつりなのではないか?お前は?」
シン「なんでよ!私はどっちかと言うと尽くしてあげたいんです!私が満たされるより、私が主様を満たさせる事に喜びを感じる!それは素晴らしい事ではないですか!!」
ネル「わかったわかった、落ち着け落ち着け、唾がこっちまで飛んできてる」
ネルは顔を真っ赤にしたシンを止める。
ネル「ちなみにノラ、お前はどうだ?そもそもお前にそんな欲望はあるのか?」
ネルは話を振られないようにと空気になっていたノラに話を振った。
ノラ「げ、私は別にいいですよ、それに私は選ばれないですし」
ネル「それはお前の努力の問題だ、そんな現実的な話なんてどうでもいい、お前の理想を聞いているのだ、変な性癖を持っていたら私がしっかり教育してやらねばならんからな、ルナとか絶対ヤバイ性癖を持って居ると思うのだ、恐らく一番変態プレイを好むぞ、あの女は」
ベル「それは・・・同意だと思う」
シン「否定できないわね・・・」
その場にはもう一人、セラも居たが、自分の爪の手入れに集中しているため返事しなかった。
ノラ「私は別にその・・・普通ですよ、ただ・・・」
ネル「ただ?」
ノラ「甘えたいな・・・と行為を素敵だと思うのですが、その前に沢山頭を撫でて欲しいですし、沢山キスもしてほしいです、あ、耳元で愛を囁いてほしいですね、そして沢山抱きしめて欲しいですね・・・勿論行為中は快楽を得られる性行為も良いのですが、ゆっくりとお互いの体温を感じる程抱きしめ合いながら・・・ゆっくりとゆっくりと幸せな時間を過ごしたいですね」
ネル「なんだお前、一番可愛いな、威厳もクソもないじゃないか」
ノラ「威厳ばかりだと疲れるんですよ!!二人きりの時くらいは沢山甘えたいんです!!」
シン「ノラの可愛さが詰まってたわね~、お姉ちゃん変な性癖を持ってなくて安心したわ、むしろ一番ピュアかもしれないわね」
ノラ「うう、これ、想像以上に恥ずかしい!!しかも姉妹でこのような情報を共有するなんて特にだ・・・」
ネル「次にセラ、お前はどうだ?」
セラ「私?私は欲望のまま主様に好き勝手されれば、どんな変態プレイでも受け入れるけど」
ネル「ずっと思っていたがセラ、お前生粋のMだよな、お前の性癖って無理矢理犯されたとか、主従関係ものとか、セクハラ、痴漢ものとか、お前はそういうの隠さない分一番心配なんだが・・・」
セラ「普通じゃないですか?ネル姉様は違うのですか?」
ネル「私は逆だ、攻めたいな、と言ってもお前が思っているようなお嬢様プレイとか、SMプレイの類じゃないぞ、的確に主様の弱い所を責めたり、焦らしたりと私が主様を翻弄したいな、もちろん行為が始まれば形勢逆転してもいい、いつも攻めてる側の私だが、ダメダメな主様に攻められると考えるだけで辛抱溜まらないのだ、勿論騎乗で射精コントロールをするのも捨てがたいものだな、「止めてくれ」と言っても止めず、「出そうだ」と言われれば止める、出ていても動きを止めずに何度も出させる、そんな激しくも忘れられない行為がしたいな」
セラ「私は逆に無理矢理何度をやられたいんです、主従関係で無理矢理、その気がないのに無理矢理、ちょっとしたセクハラからその場で無理矢理、人に見られそうなのに、尊厳無視して無理矢理とか、私がその気じゃない時にやられる方が興奮するんです、そして私が「もうやめて!!」ってお願いしても辞めない、何度出しても辞めない!そしてお構いなしに中に出す!!それくらいの事を主様がしてくれれば満点ですね」
セラの発言にベルとシンのノラはドン引きしていた。
ベル「それは・・・一番性癖が歪んでると・・・思う」
シン「しかも主様の性格的に・・・無理じゃないかしら?そもそもあの人欲求不満とは縁遠い人ですし」
ノラ「多分だがシンや私の方がまだ現実的だな、セラ・・・お前はちょっと自重しろ」
セラ「いいえ、私はこの考えを譲りません!だから私は女帝という肩書は嫌いなんですよ、メイドって名乗っている方が主従関係感はあるでしょう?別にやましい事が理由って訳じゃないけど」
ネル「まあ、それがまだ主様対象なだけマシだな、これがNTRとかのジャンルにまで言っていたら私も流石に声を荒げる必要があったな」
セラ「NTRは嫌ですけど、見せつけるシチュエーションはいいですよね!!ほら「よ~く見せてあげてごらん、僕とセラの大事な所が繋がっている所を・・・」って!!グへへ!!」
ネル「お前もう喋るな!!なんかそれはそれでマズイ!!クソ!一番下の妹が一番変態だったとはな!!」
セラ「勿論私は嫌がるのです!恥ずかしいのです!!ですが!!!それでも辞めない!もうそれが辛抱溜まらんと!!」
ネル「セラの口を塞げ!!」
シンとノラがセラの口を塞ぎにかかった。
セラ「や~め~て~!姉妹にこんなことされてもただただ不愉快なだけ~~~!!!むぐぐ~~!!」
ネルは冷や汗を拭きながら近くにあった椅子に腰かける。
ベル「無暗に変な事聞くからこうなると・・・思う」
ネル「でもまあ・・・姉妹の感性が知れてよかった・・・一番性癖が歪んでいるのはセラだとよくわかったからな、【叡智の究極系】知識も豊富だったか・・・」
シン「なんですか、いきなり、私がネルにそんな話すると思います?」
ネル「姉妹だろうが猥談はする、むしろ年頃の女子トークだろ、我々だってまだまだ若い、シンに至ってたまだ17歳、主様の世界だと高校2年生、恋する乙女のお年頃だろう?だから姉である私がちゃんとシンの感性が狂ってないか確認してやろうと思ってな」
シン「絶対にネルよりかは狂ってない自信はあると思いますけどね!」
ネルとシンは叡天の羅針盤で暇つぶしの会話をしていた。
ネル「それで実際どうなのだ?主様と添い遂げるとなればシンはどう愛されたい?」
シンはこのまま話を逸らしてもいいのだが、ネルはこういう話になると納得のいく答えが出るまで凄くしつこい、シンは仕方なく話す。
シン「私は・・・主様のお傍に置いてほしい、そしてソファ―等で二人がくっつきながら座って私は主様に持たれるような感じで・・・その・・・ゆったり出来たらいいかな」
ネル「つまらんな、なんだそれ?今からでもすればいいだろう」
ネルはシンの話をバッサリと切った。
ネル「もっとこう、夜伽的な話だ!!どう愛されたい!!お前がどう過ごしたいなんか微塵も興味がないのだ!こっちは!」
シン「はぁ?!なんでネルにそんな事を話さないといけないんですか?!嫌ですよ!絶対に!」
シンは断固拒否した、ネルはため息をつきながら近くで読書しているベルに話を振った。
ネル「おいベル、お前なら主様にどう愛されたい?」
ベルはなんの恥ずかし気もなく話す。
ベル「私は動かずにただただ主様が私の身体で満たしてくれればいい・・・と思う、自分から満たすより、欲望を私にぶつけて満たされる方が・・・いいと思う」
ベルはあっさり答えた。
ネル「そうか、実にベルらしいな!そうかそうか、相手から求められて喜ぶタイプかベルは、私は逆だな!私は自分から求めたいな!それに答えてくれる事で満たされるな!」
シン「なんで恥ずかし気もなく答えれるのかな、この二人は・・・」
ネル「それでシン、お前はどうなんだ?」
シン「・・・私は沢山ご奉仕をしてあげたいですね、勿論私の身体で満足してほしいですけど、私は私の力で主様を満足させてあげる事に・・・ああ恥ずかしい!!もうこれ以上はいいでしょう!!///」
シンは顔を真っ赤にして顔を隠す。
ネル「シンは主様にご奉仕がしたいと、流石だ、姉妹の中で一番むっつりなのではないか?お前は?」
シン「なんでよ!私はどっちかと言うと尽くしてあげたいんです!私が満たされるより、私が主様を満たさせる事に喜びを感じる!それは素晴らしい事ではないですか!!」
ネル「わかったわかった、落ち着け落ち着け、唾がこっちまで飛んできてる」
ネルは顔を真っ赤にしたシンを止める。
ネル「ちなみにノラ、お前はどうだ?そもそもお前にそんな欲望はあるのか?」
ネルは話を振られないようにと空気になっていたノラに話を振った。
ノラ「げ、私は別にいいですよ、それに私は選ばれないですし」
ネル「それはお前の努力の問題だ、そんな現実的な話なんてどうでもいい、お前の理想を聞いているのだ、変な性癖を持っていたら私がしっかり教育してやらねばならんからな、ルナとか絶対ヤバイ性癖を持って居ると思うのだ、恐らく一番変態プレイを好むぞ、あの女は」
ベル「それは・・・同意だと思う」
シン「否定できないわね・・・」
その場にはもう一人、セラも居たが、自分の爪の手入れに集中しているため返事しなかった。
ノラ「私は別にその・・・普通ですよ、ただ・・・」
ネル「ただ?」
ノラ「甘えたいな・・・と行為を素敵だと思うのですが、その前に沢山頭を撫でて欲しいですし、沢山キスもしてほしいです、あ、耳元で愛を囁いてほしいですね、そして沢山抱きしめて欲しいですね・・・勿論行為中は快楽を得られる性行為も良いのですが、ゆっくりとお互いの体温を感じる程抱きしめ合いながら・・・ゆっくりとゆっくりと幸せな時間を過ごしたいですね」
ネル「なんだお前、一番可愛いな、威厳もクソもないじゃないか」
ノラ「威厳ばかりだと疲れるんですよ!!二人きりの時くらいは沢山甘えたいんです!!」
シン「ノラの可愛さが詰まってたわね~、お姉ちゃん変な性癖を持ってなくて安心したわ、むしろ一番ピュアかもしれないわね」
ノラ「うう、これ、想像以上に恥ずかしい!!しかも姉妹でこのような情報を共有するなんて特にだ・・・」
ネル「次にセラ、お前はどうだ?」
セラ「私?私は欲望のまま主様に好き勝手されれば、どんな変態プレイでも受け入れるけど」
ネル「ずっと思っていたがセラ、お前生粋のMだよな、お前の性癖って無理矢理犯されたとか、主従関係ものとか、セクハラ、痴漢ものとか、お前はそういうの隠さない分一番心配なんだが・・・」
セラ「普通じゃないですか?ネル姉様は違うのですか?」
ネル「私は逆だ、攻めたいな、と言ってもお前が思っているようなお嬢様プレイとか、SMプレイの類じゃないぞ、的確に主様の弱い所を責めたり、焦らしたりと私が主様を翻弄したいな、もちろん行為が始まれば形勢逆転してもいい、いつも攻めてる側の私だが、ダメダメな主様に攻められると考えるだけで辛抱溜まらないのだ、勿論騎乗で射精コントロールをするのも捨てがたいものだな、「止めてくれ」と言っても止めず、「出そうだ」と言われれば止める、出ていても動きを止めずに何度も出させる、そんな激しくも忘れられない行為がしたいな」
セラ「私は逆に無理矢理何度をやられたいんです、主従関係で無理矢理、その気がないのに無理矢理、ちょっとしたセクハラからその場で無理矢理、人に見られそうなのに、尊厳無視して無理矢理とか、私がその気じゃない時にやられる方が興奮するんです、そして私が「もうやめて!!」ってお願いしても辞めない、何度出しても辞めない!そしてお構いなしに中に出す!!それくらいの事を主様がしてくれれば満点ですね」
セラの発言にベルとシンのノラはドン引きしていた。
ベル「それは・・・一番性癖が歪んでると・・・思う」
シン「しかも主様の性格的に・・・無理じゃないかしら?そもそもあの人欲求不満とは縁遠い人ですし」
ノラ「多分だがシンや私の方がまだ現実的だな、セラ・・・お前はちょっと自重しろ」
セラ「いいえ、私はこの考えを譲りません!だから私は女帝という肩書は嫌いなんですよ、メイドって名乗っている方が主従関係感はあるでしょう?別にやましい事が理由って訳じゃないけど」
ネル「まあ、それがまだ主様対象なだけマシだな、これがNTRとかのジャンルにまで言っていたら私も流石に声を荒げる必要があったな」
セラ「NTRは嫌ですけど、見せつけるシチュエーションはいいですよね!!ほら「よ~く見せてあげてごらん、僕とセラの大事な所が繋がっている所を・・・」って!!グへへ!!」
ネル「お前もう喋るな!!なんかそれはそれでマズイ!!クソ!一番下の妹が一番変態だったとはな!!」
セラ「勿論私は嫌がるのです!恥ずかしいのです!!ですが!!!それでも辞めない!もうそれが辛抱溜まらんと!!」
ネル「セラの口を塞げ!!」
シンとノラがセラの口を塞ぎにかかった。
セラ「や~め~て~!姉妹にこんなことされてもただただ不愉快なだけ~~~!!!むぐぐ~~!!」
ネルは冷や汗を拭きながら近くにあった椅子に腰かける。
ベル「無暗に変な事聞くからこうなると・・・思う」
ネル「でもまあ・・・姉妹の感性が知れてよかった・・・一番性癖が歪んでいるのはセラだとよくわかったからな、【叡智の究極系】知識も豊富だったか・・・」
patopatoblog at 21:03|Permalink
No.148 メリアの罠(微R18)
パトは休日を過ごしていた。
それは何も変わり映えのない休日。
まだメルリア達が居ない時期、帝国での生活を始めた頃、メリアはパトの女慣れのために多くの策略を練っていた。
メリアからしたらパトが女神と関係を持つ事で従属が覚醒し、強くなる。
そしてパトが王としての威厳が生まれる。
メリアはそのためにパトを騙さない程度に誘導した。
大浴場事件
・・・・・・
メリア「ご主人!今日は早いですが大浴場で息抜きはどうでしょうか?」
パト「温泉みたいなものか、凄くいいね、もちろん俺一人だよな?メリア、お前は入ってこないよな?」
メリア「ご主人がそれを求めているのなら仕方ありません、今回はご主人の息抜きが目的でもあります!私メリア!残念ですが一緒にお風呂に入る事を諦めます!」
メリアはそう言い、パトはどこか安心しきれないまま、メリアに案内されるがまま温泉施設に向った。
・・・・・・
メリア「ここが帝国の温泉施設です!どうですか!再現出来ていると思うのですが!」
パト「いいじゃん!しかもちゃんと【男湯】って書いてある!いやぁ!しっかりしてるな!これなら安心だ!行ってくる!」
パトはルンルン気分で脱衣室に入って行った。
メリアはそれを見届けると【男湯】ののれんを外し、【女湯】に変えた。
メリア「ご主人が入った時間の2分後から女湯の時間なんですよね!これが合法混浴!!私は入るなと言われたので従属達にその役を任せましょう!!」
メリアはリラックスルームでジュースを飲みながら温泉施設の出入り状況を確認していた。
・・・・・・
パト「う~ん!新しい温泉施設ってなんか新鮮だな~!今までは古風というか風情というか、年代物であることをウリにしている施設の方が多かったイメージだしな~」
パトは一通り身体を洗い流した後、ゆっくりと湯舟に浸かっていた。屋内と屋外があり、パトは屋外を選び入浴していた。
だがその状況にも異変が出て来た。
パト(あれ、なんか更衣室の方が賑わってきた?)
パトは疑問に思いながらも気にせずに風景を堪能していた、すると次々と帝国の女神達がお風呂に入って来たのだ。
パト(はぁ!?待て待て待て!!なんで?!俺ちゃんと男湯に入ったよな?!というかメリアに案内されて入ったんだぞ?!間違えるはずがないだろ?!)
パトは気が動転し、目線を逸らす、このままではマズイと考えるがパトが居る場所は屋外、そこは一度屋内を経由しないと脱衣室に戻れない、つまり必ずバレてしまうのだ。
パト「クソ!ならここから外に出るのは・・・」
パトは気配を消し、壁を登って確認する、すると外は多くの女神達が歩いていた。
パト(クソ!やられた!下に降りれば全裸でバレる!飛んでも公開処刑!!ここに居ても痴漢として王の威厳が消える!!いや本当時間がないぞ!どうするんだ?!俺?!)
パトがあたふたと慌てているが女神達はしっかりとパトが屋外に居るのを把握していた。
従属神A(メリア様が居たからもしかしてと思いましたが・・・)
従属神B(これはなんて好機!!ここでアピールをすれば主様に気に入ってもらえるかも!)
従属神C(主様も居るんだ、他所の男ならまだしも主様なら問題にならないから気にしなくていっか~~)
従属神達も察していた者、アピールしようとパトに接触しようとする者、そもそも気にしていない者と反応は様々であり、各自温泉を楽しんでいた。
そしてアピールをしようと狙う女神達がパトの所に向い、話を掛ける
従属神B「主様!奇遇ですね!主様もこの温泉を堪能していたのですね♪」
従属神D「お隣失礼してもよろしいでしょうか?」
従属神E「ぜひゆったりとお話がしたかったのです!」
次々と女神達はパトが入っている湯舟に入って行く、パトは「えっと・・・その・・・」と気が動転しながら思いがけない反応のオンパレートに頭がついてきていなかった。
パト「お・俺!そろそろ出ようかな~~!」
パトがそう言いながら視線を向けると女神達の裸体、裸体、裸体。
いくら専属神達で見慣れたとは言え、ここまで多くの女性の身体があればパトも動揺が隠せず、パトもその場で固まってしまった。
従属神D「折角なのでもう少し私達に付き合ってくださいまし」
従属神Dはパトの腕をギュッとしがみついた、もちろん裸であり、パトの腕には豊潤な胸が当たっていた。
パトのパトも流石に反応してしまい、女神達もそれを見ていた。
パト「あばばばばばばばばばばば」
このままではマズいと思っていたが従属神達の誘いを断る事が出来ず、湯舟に戻り、会話を楽しんだ、勿論そこではやましい事が行われておらず、従属神達と世間話をしたくらいで、パトは一人湯舟から出た。
メリア「ご主人!ゆっくり出来ましたか?ってあいた?!!!」
パトはメリアの頭を強く叩き、説教した。
パト「あのな?!今後このような事はないように!!」
メリア「はて?私はただ男湯に案内しただけですよ、その後女湯に変更されても私は自分自身の役割を真っ当しただけなので、ご主人も従属神達と色々話せて良かったですし、目の保養にもなりましたでしょ?この時間だと流石に肉体関係までは進んでいなかったようですが・・・女性の胸、秘部、お尻、見れたのではないですか?」ニヤニヤ
パトはそう言われると頭の中で先ほどまでの温泉の風景を思い出し、胸の感触や、従属達がそれなりにボディータッチをしてきた事、自身の下半身に視線が集中していた事も全て思い出してしまった。
メリア「ご主人は帝国の王です!そして従属神や配下神はご主人の所有物です!誰も文句は言いません!気に入って頂けたならぜひ足を運んでください、どうせ帝国は女湯しかありません、ご主人は国の王ですからどこの湯に入っても合法です、スケベくらいが丁度いいですよ」
パト「俺になんの期待をしてるんだ・・・個室のお風呂でいいよ・・・まったく」
パトは疲れた顔でその場を後にした。
それは何も変わり映えのない休日。
まだメルリア達が居ない時期、帝国での生活を始めた頃、メリアはパトの女慣れのために多くの策略を練っていた。
メリアからしたらパトが女神と関係を持つ事で従属が覚醒し、強くなる。
そしてパトが王としての威厳が生まれる。
メリアはそのためにパトを騙さない程度に誘導した。
大浴場事件
・・・・・・
メリア「ご主人!今日は早いですが大浴場で息抜きはどうでしょうか?」
パト「温泉みたいなものか、凄くいいね、もちろん俺一人だよな?メリア、お前は入ってこないよな?」
メリア「ご主人がそれを求めているのなら仕方ありません、今回はご主人の息抜きが目的でもあります!私メリア!残念ですが一緒にお風呂に入る事を諦めます!」
メリアはそう言い、パトはどこか安心しきれないまま、メリアに案内されるがまま温泉施設に向った。
・・・・・・
メリア「ここが帝国の温泉施設です!どうですか!再現出来ていると思うのですが!」
パト「いいじゃん!しかもちゃんと【男湯】って書いてある!いやぁ!しっかりしてるな!これなら安心だ!行ってくる!」
パトはルンルン気分で脱衣室に入って行った。
メリアはそれを見届けると【男湯】ののれんを外し、【女湯】に変えた。
メリア「ご主人が入った時間の2分後から女湯の時間なんですよね!これが合法混浴!!私は入るなと言われたので従属達にその役を任せましょう!!」
メリアはリラックスルームでジュースを飲みながら温泉施設の出入り状況を確認していた。
・・・・・・
パト「う~ん!新しい温泉施設ってなんか新鮮だな~!今までは古風というか風情というか、年代物であることをウリにしている施設の方が多かったイメージだしな~」
パトは一通り身体を洗い流した後、ゆっくりと湯舟に浸かっていた。屋内と屋外があり、パトは屋外を選び入浴していた。
だがその状況にも異変が出て来た。
パト(あれ、なんか更衣室の方が賑わってきた?)
パトは疑問に思いながらも気にせずに風景を堪能していた、すると次々と帝国の女神達がお風呂に入って来たのだ。
パト(はぁ!?待て待て待て!!なんで?!俺ちゃんと男湯に入ったよな?!というかメリアに案内されて入ったんだぞ?!間違えるはずがないだろ?!)
パトは気が動転し、目線を逸らす、このままではマズイと考えるがパトが居る場所は屋外、そこは一度屋内を経由しないと脱衣室に戻れない、つまり必ずバレてしまうのだ。
パト「クソ!ならここから外に出るのは・・・」
パトは気配を消し、壁を登って確認する、すると外は多くの女神達が歩いていた。
パト(クソ!やられた!下に降りれば全裸でバレる!飛んでも公開処刑!!ここに居ても痴漢として王の威厳が消える!!いや本当時間がないぞ!どうするんだ?!俺?!)
パトがあたふたと慌てているが女神達はしっかりとパトが屋外に居るのを把握していた。
従属神A(メリア様が居たからもしかしてと思いましたが・・・)
従属神B(これはなんて好機!!ここでアピールをすれば主様に気に入ってもらえるかも!)
従属神C(主様も居るんだ、他所の男ならまだしも主様なら問題にならないから気にしなくていっか~~)
従属神達も察していた者、アピールしようとパトに接触しようとする者、そもそも気にしていない者と反応は様々であり、各自温泉を楽しんでいた。
そしてアピールをしようと狙う女神達がパトの所に向い、話を掛ける
従属神B「主様!奇遇ですね!主様もこの温泉を堪能していたのですね♪」
従属神D「お隣失礼してもよろしいでしょうか?」
従属神E「ぜひゆったりとお話がしたかったのです!」
次々と女神達はパトが入っている湯舟に入って行く、パトは「えっと・・・その・・・」と気が動転しながら思いがけない反応のオンパレートに頭がついてきていなかった。
パト「お・俺!そろそろ出ようかな~~!」
パトがそう言いながら視線を向けると女神達の裸体、裸体、裸体。
いくら専属神達で見慣れたとは言え、ここまで多くの女性の身体があればパトも動揺が隠せず、パトもその場で固まってしまった。
従属神D「折角なのでもう少し私達に付き合ってくださいまし」
従属神Dはパトの腕をギュッとしがみついた、もちろん裸であり、パトの腕には豊潤な胸が当たっていた。
パトのパトも流石に反応してしまい、女神達もそれを見ていた。
パト「あばばばばばばばばばばば」
このままではマズいと思っていたが従属神達の誘いを断る事が出来ず、湯舟に戻り、会話を楽しんだ、勿論そこではやましい事が行われておらず、従属神達と世間話をしたくらいで、パトは一人湯舟から出た。
メリア「ご主人!ゆっくり出来ましたか?ってあいた?!!!」
パトはメリアの頭を強く叩き、説教した。
パト「あのな?!今後このような事はないように!!」
メリア「はて?私はただ男湯に案内しただけですよ、その後女湯に変更されても私は自分自身の役割を真っ当しただけなので、ご主人も従属神達と色々話せて良かったですし、目の保養にもなりましたでしょ?この時間だと流石に肉体関係までは進んでいなかったようですが・・・女性の胸、秘部、お尻、見れたのではないですか?」ニヤニヤ
パトはそう言われると頭の中で先ほどまでの温泉の風景を思い出し、胸の感触や、従属達がそれなりにボディータッチをしてきた事、自身の下半身に視線が集中していた事も全て思い出してしまった。
メリア「ご主人は帝国の王です!そして従属神や配下神はご主人の所有物です!誰も文句は言いません!気に入って頂けたならぜひ足を運んでください、どうせ帝国は女湯しかありません、ご主人は国の王ですからどこの湯に入っても合法です、スケベくらいが丁度いいですよ」
パト「俺になんの期待をしてるんだ・・・個室のお風呂でいいよ・・・まったく」
パトは疲れた顔でその場を後にした。
patopatoblog at 20:20|Permalink
2024年05月12日
No.147 第4位の脅威
琴歌は能力の過度な使用、オーラの酷使を続けると暴走状態に入ってしまう。
メリアは言った。
メリア「琴歌ちゃんの潜在能力は帝王神候補クラスです、雪花ちゃんは相性の関係で3位の位置に存在しますが、潜在能力という分野においては琴歌ちゃんの方が全体的に上になると・・・私は評価しています。そもそも雪花ちゃんに限った話ではなく、元々覚醒する前から私と同等のポテンシャルだけはありました、それがご主人の力で覚醒したのです、今の私には及ばないにしても相当な潜在能力を持っているのだけは確実です。」
メリアは過去にこう話し、そして忠告していた。
メリア「琴歌ちゃんを酷使しないでください、訓練でも同様です、あの子はソフィアと同系統です、ソフィアは肉体が弱い代わりにオーラや能力が帝王神候補内でもかなり上位です、琴歌ちゃんは肉体が弱くオーラ技術の才能が一切ない代わりに能力と特性に潜在能力を全振りしているようなものです。もし琴歌ちゃんを暴走させたら・・・私は知りませんからね」
メリアは【触らぬ神に祟りなし】と言わんばかりに琴歌の暴走を警戒し、そして忠告をしていた。
・・・・・・
そして帝国訓練場、琴歌の暴走は起きてしまった。
アリシアの訓練でオーラ訓練をしていた時だった、自分自身の限界点を理解してもらおうと普段よりオーラを使わせ、琴歌を暴走させてしまったのだ。
・・・・・・
アリシア「琴歌ちゃん?」
琴歌「見るな、見るな、見るな、見るな、見るなーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
琴歌から強い衝撃波がアリシアを襲う!アリシアは非力な琴歌の攻撃だと判断し、受け止める体勢を取った、だがそれは判断ミスだった。
スパン・・・ブシュ!!!!!
アリシアの腕は弾き飛ばされた。
アリシアの恩恵を失った腕の末路は切り離された瞬間粉々になってしまった。
アリシア(私と琴歌ちゃん程の実力差があるのに?!)
アリシアの表情が険しくなった、琴歌は頭を抱えている、今の内なら止められると無限支配で拘束しようとする。
だが暴走した琴歌は自分に干渉してくる存在を一切許さない。
琴歌「私に関わるなーーーーーー!!!!」
琴歌は頭を抱えていた手をそのままアリシアに振りかざす、それだけで目に見えない衝撃波がアリシアを襲う。
アリシア(目視不可、衝撃波なのだから見えないけど、空気の波も感知出来ないか!!)
アリシアは咄嗟にかわす、だが琴歌は眼の能力でアリシアの行動を【予知眼】で捕え、アリシアがかわした先に琴歌が片手で標準を合わせ、手を握り締めたと思えば、勢いよく開き、その動作で生まれた衝撃でアリシアを追撃した。
アリシア(明らかな敵意!)
アリシアは琴歌の暴走を止めるためにある程度の負傷を覚悟し、琴歌を止めようとする。
アリシアは無限支配を使い、自分自身の分身を作り、数の有利性を利用し、琴歌を押さえつけようとした。
だが琴歌がそれを嘲笑うかのように、片方の眼を【予知眼】から【乖砲眼】に変更する、その眼の効果は【視覚内の対象物の性質を分離する】つまり水の元素はH2O、それらの元素を強制的に分解してしまう、それをアリシアに使えば、アリシアとして構成されている細胞が一気に分解され、結果、五体バラバラになりながら身体は溶けるというグロテスクな光景が広がった。
アリシア(無限支配の私達が?!これが琴歌ちゃんの実力?!ダメだ?!このまま戦ったら確実に負ける!?)
アリシアは暴走した琴歌をなめていた、普段は100オーラにも満たない、体力も無く、日常生活だけなら一般人となんら変わりない、だが理性という蓋を取ってしまうとメリアの言っていた、帝王神候補級が顔を出す。
アリシア(あれらの能力全てオーラを媒体としていない、独自のエネルギーで能力を使っているのか!琴歌ちゃん自身は一切動かないのだから体力なんて全然要らないわね、だけどずっとそうやって立っているつまりかしら!!)
アリシアは一人の分身を地中に潜らせ、地面の中から琴歌の足場を崩そうと考える)
暴走した琴歌は【思想眼】と呼ばれる眼に変更し、既にアリシアの脳内を読みとっていた。
そして精神異常による苛立ちがピークに来ると、足を思い切り地面に踏んずけるように叩きつけた、すると地面に生まれた衝撃波で地中内に居たアリシアが木っ端微塵となってしまった。
琴歌「まだ私を見るか・・・見るなと言ってるだろう!!!!!!!」
アリシアは琴歌の言動が理解出来なかった。
「見るな」つまり琴歌は誰かから見られるという動作が苦手ではないのかと。
普段はそうは言ってられないため、琴歌自身も言わないが、恐らく誰かから見られるというのが
琴歌の中で強いストレスとして存在する、そのため暴走状態になった琴歌はその嫌悪感が表に出てくるのではないか、そう考えた。
アリシア「わかったわ、もう見ない、だから攻撃は辞めなさい、琴歌ちゃん」
琴歌はアリシアの言葉を聞いたのか、それとも耳にすら入っていないのかはわからないが、ずっと頭を抱えていた、アリシアも攻撃してこないのならとその場を立ち去った。
・・・・・・
アリシアが訓練場から出てくるとそこにはメリアが立っていた。
メリア「珍しく琴歌ちゃんの強い気配を感じたので、丁度近かったですしね、それでどうでした?私が選んだ専属神序列4位の実力は?」
メリアは少しドヤ顔でアリシアに聞く、アリシアは冷や汗を流している状態でメリアに言う。
アリシア「あの子は将来化けますね、しかもそんなに遠くない将来、今でも正直戦い続けて私が勝てたかどうか・・・いや殺す事前提で動けばまだ多少は強引にいけますけど・・・」
メリア「どうでしょうね、彼女は能力無効化させながら超音衝撃波を放つでしょうね」
アリシア「超音衝撃波?あれはそういう名なのですか?」
メリア「はい、障害物があっても無意味、音だから目には見えない、音を攻撃に変換しているため、火力調整も琴歌ちゃんの塩梅、今回はっていうか、暴走状態の琴歌ちゃんはそんな調整出来ないので恐らく全火力放出なんでしょうけどね、でもセンスは凄いですよ、なにせ【アリシア以外の被害は一切なしです】建物も綺麗なまま、コントロール出来てない状態でもこれを成し遂げてしまう、しかもこれは能力という能力をまったく使っていない、本質は【全自動全能支配】ですからね、今回は衝撃波と眼ですかね、それだけで今のアリシアを押すなんて・・・景気の良い話じゃないですか」
メリアは今回の結果に凄く満足なのか、機嫌がいい。
アリシア「メリア様、琴歌ちゃんに体力とオーラ、教える必要はあるのですか?」
メリア「当然ですよ、体力は集中力、オーラは日常生活のためです、戦闘で使うためではないですから」
メリアはアリシアと共に時間を置くため、訓練場を出て、近くのカフェに立ち寄った。
琴歌はその数時間後、意識が戻り、罪悪感でいっぱいいっぱいになっていた。
琴歌「またやってしまった・・・記憶がハッキリあるからまだいいけど・・・記憶が無かったら私・・・こんなことを平然と何度もしてしまうようになってたのでは・・・」
パト専属神№7 序列4位 月詠琴歌
その強さは現時点で既に片鱗を見せていた。
メリアは言った。
メリア「琴歌ちゃんの潜在能力は帝王神候補クラスです、雪花ちゃんは相性の関係で3位の位置に存在しますが、潜在能力という分野においては琴歌ちゃんの方が全体的に上になると・・・私は評価しています。そもそも雪花ちゃんに限った話ではなく、元々覚醒する前から私と同等のポテンシャルだけはありました、それがご主人の力で覚醒したのです、今の私には及ばないにしても相当な潜在能力を持っているのだけは確実です。」
メリアは過去にこう話し、そして忠告していた。
メリア「琴歌ちゃんを酷使しないでください、訓練でも同様です、あの子はソフィアと同系統です、ソフィアは肉体が弱い代わりにオーラや能力が帝王神候補内でもかなり上位です、琴歌ちゃんは肉体が弱くオーラ技術の才能が一切ない代わりに能力と特性に潜在能力を全振りしているようなものです。もし琴歌ちゃんを暴走させたら・・・私は知りませんからね」
メリアは【触らぬ神に祟りなし】と言わんばかりに琴歌の暴走を警戒し、そして忠告をしていた。
・・・・・・
そして帝国訓練場、琴歌の暴走は起きてしまった。
アリシアの訓練でオーラ訓練をしていた時だった、自分自身の限界点を理解してもらおうと普段よりオーラを使わせ、琴歌を暴走させてしまったのだ。
・・・・・・
アリシア「琴歌ちゃん?」
琴歌「見るな、見るな、見るな、見るな、見るなーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
琴歌から強い衝撃波がアリシアを襲う!アリシアは非力な琴歌の攻撃だと判断し、受け止める体勢を取った、だがそれは判断ミスだった。
スパン・・・ブシュ!!!!!
アリシアの腕は弾き飛ばされた。
アリシアの恩恵を失った腕の末路は切り離された瞬間粉々になってしまった。
アリシア(私と琴歌ちゃん程の実力差があるのに?!)
アリシアの表情が険しくなった、琴歌は頭を抱えている、今の内なら止められると無限支配で拘束しようとする。
だが暴走した琴歌は自分に干渉してくる存在を一切許さない。
琴歌「私に関わるなーーーーーー!!!!」
琴歌は頭を抱えていた手をそのままアリシアに振りかざす、それだけで目に見えない衝撃波がアリシアを襲う。
アリシア(目視不可、衝撃波なのだから見えないけど、空気の波も感知出来ないか!!)
アリシアは咄嗟にかわす、だが琴歌は眼の能力でアリシアの行動を【予知眼】で捕え、アリシアがかわした先に琴歌が片手で標準を合わせ、手を握り締めたと思えば、勢いよく開き、その動作で生まれた衝撃でアリシアを追撃した。
アリシア(明らかな敵意!)
アリシアは琴歌の暴走を止めるためにある程度の負傷を覚悟し、琴歌を止めようとする。
アリシアは無限支配を使い、自分自身の分身を作り、数の有利性を利用し、琴歌を押さえつけようとした。
だが琴歌がそれを嘲笑うかのように、片方の眼を【予知眼】から【乖砲眼】に変更する、その眼の効果は【視覚内の対象物の性質を分離する】つまり水の元素はH2O、それらの元素を強制的に分解してしまう、それをアリシアに使えば、アリシアとして構成されている細胞が一気に分解され、結果、五体バラバラになりながら身体は溶けるというグロテスクな光景が広がった。
アリシア(無限支配の私達が?!これが琴歌ちゃんの実力?!ダメだ?!このまま戦ったら確実に負ける!?)
アリシアは暴走した琴歌をなめていた、普段は100オーラにも満たない、体力も無く、日常生活だけなら一般人となんら変わりない、だが理性という蓋を取ってしまうとメリアの言っていた、帝王神候補級が顔を出す。
アリシア(あれらの能力全てオーラを媒体としていない、独自のエネルギーで能力を使っているのか!琴歌ちゃん自身は一切動かないのだから体力なんて全然要らないわね、だけどずっとそうやって立っているつまりかしら!!)
アリシアは一人の分身を地中に潜らせ、地面の中から琴歌の足場を崩そうと考える)
暴走した琴歌は【思想眼】と呼ばれる眼に変更し、既にアリシアの脳内を読みとっていた。
そして精神異常による苛立ちがピークに来ると、足を思い切り地面に踏んずけるように叩きつけた、すると地面に生まれた衝撃波で地中内に居たアリシアが木っ端微塵となってしまった。
琴歌「まだ私を見るか・・・見るなと言ってるだろう!!!!!!!」
アリシアは琴歌の言動が理解出来なかった。
「見るな」つまり琴歌は誰かから見られるという動作が苦手ではないのかと。
普段はそうは言ってられないため、琴歌自身も言わないが、恐らく誰かから見られるというのが
琴歌の中で強いストレスとして存在する、そのため暴走状態になった琴歌はその嫌悪感が表に出てくるのではないか、そう考えた。
アリシア「わかったわ、もう見ない、だから攻撃は辞めなさい、琴歌ちゃん」
琴歌はアリシアの言葉を聞いたのか、それとも耳にすら入っていないのかはわからないが、ずっと頭を抱えていた、アリシアも攻撃してこないのならとその場を立ち去った。
・・・・・・
アリシアが訓練場から出てくるとそこにはメリアが立っていた。
メリア「珍しく琴歌ちゃんの強い気配を感じたので、丁度近かったですしね、それでどうでした?私が選んだ専属神序列4位の実力は?」
メリアは少しドヤ顔でアリシアに聞く、アリシアは冷や汗を流している状態でメリアに言う。
アリシア「あの子は将来化けますね、しかもそんなに遠くない将来、今でも正直戦い続けて私が勝てたかどうか・・・いや殺す事前提で動けばまだ多少は強引にいけますけど・・・」
メリア「どうでしょうね、彼女は能力無効化させながら超音衝撃波を放つでしょうね」
アリシア「超音衝撃波?あれはそういう名なのですか?」
メリア「はい、障害物があっても無意味、音だから目には見えない、音を攻撃に変換しているため、火力調整も琴歌ちゃんの塩梅、今回はっていうか、暴走状態の琴歌ちゃんはそんな調整出来ないので恐らく全火力放出なんでしょうけどね、でもセンスは凄いですよ、なにせ【アリシア以外の被害は一切なしです】建物も綺麗なまま、コントロール出来てない状態でもこれを成し遂げてしまう、しかもこれは能力という能力をまったく使っていない、本質は【全自動全能支配】ですからね、今回は衝撃波と眼ですかね、それだけで今のアリシアを押すなんて・・・景気の良い話じゃないですか」
メリアは今回の結果に凄く満足なのか、機嫌がいい。
アリシア「メリア様、琴歌ちゃんに体力とオーラ、教える必要はあるのですか?」
メリア「当然ですよ、体力は集中力、オーラは日常生活のためです、戦闘で使うためではないですから」
メリアはアリシアと共に時間を置くため、訓練場を出て、近くのカフェに立ち寄った。
琴歌はその数時間後、意識が戻り、罪悪感でいっぱいいっぱいになっていた。
琴歌「またやってしまった・・・記憶がハッキリあるからまだいいけど・・・記憶が無かったら私・・・こんなことを平然と何度もしてしまうようになってたのでは・・・」
パト専属神№7 序列4位 月詠琴歌
その強さは現時点で既に片鱗を見せていた。
patopatoblog at 06:28|Permalink
2024年05月06日
No.146 娯楽と遊楽の楽園
これはパトのメモ内容である。
ソフィアには【楽園】という世界が存在する。
【楽園】はソフィアの異質異能支配で持っていた独自の世界。
ソフィアの強さの根源となる世界、【楽園】と呼ばれる世界だけに存在する通貨、その通貨を掛けて多くのゲームを行うのだ。
互いに勝負金を出し合う1対1用決闘ゲーム
ギャンブルで掛け金を出し合うゲーム
チーム戦で月額支払いとするランキング式ゲーム
ゲームセンターのコインゲームのような一人専用ゲーム
定期的にギルド依頼方式で出てくる推理ゲームから狩りゲーム
定期的に現れる迷宮攻略ゲーム、脱出ゲーム、ホラーゲーム
スロットから競馬、競輪、競艇等あらゆる娯楽を溜め込んんだ世界である。
この世界はソフィアが生まれた時から存在する世界、ソフィアが鍛える事なく力を身に着け、ソフィアの知能を高ませる事に貢献したソフィアの遊び場。
今まではこの世界にソフィアしか出入り出来なかったが、パトと専属神契約を結んだ事でパトも【楽園】に入る事が出来るようになった。
そしてその反動で今までピンク色の髪をして常に帽子とステッキを身に着けているリフォンが一人で楽園の責任者をやっていたが、気付けば双子の兄を名乗る金髪の常に帽子とステッキを持ったレフォンというもう一人の楽園の責任者が現れた。
・・・・・・
レフォンとリフォンの話曰く
兄のレフォンはパトとソフィアに繋がりが生まれた事で後々楽園の責任者として覚醒したとのこと。
今までは妹のリフォンだけが責任者だったため、異例の【二人で一つの王】を名乗っている。
そしてレフォンはパト専用の王であり、パトが来た時のみ仕事をすることにしている。
それ以外の役割は本来通り妹のリフォンが請け負っている。
楽園には他種族が入り乱れて生活している、もちろん帝国のような女だけの世界ではなく、男女存在する世界、だがその全てがソフィアやパトの従属というわけではなく、あくまでソフィアやパトの持つ世界の住人であり、まったく力との因果関係は存在しない、故に力を持つ個体も居ればまったくオーラすら持ちえない個体も存在する。
だがそんな住人を従属として契約する方法が存在する。
それは人身売買である。
住人一人一人に値段が設定されている、能力が高い優秀な人材程値段が高く、能力が低く平凡な人材程値段が安い。
買い、従属にすればソフィア、もしくはパトは召喚や別の世界に移動させる事が可能となる。
元々はソフィアの持つ世界のため、パトが持つ世界では珍しく男性の従属を手に入れる事が出来る唯一の世界なのである。
・・・・・・
楽園では全てプラセルという通貨で統一されている。
【プラセル王貨(リフォン・レフォン専用全無償特権)】
【プラセル園貨(1000000円)】
【プラセル星貨(100000円)】
【プラセル白金貨(10000円)】
【プラセル金貨(1000円)】
【プラセル銀貨(100円)】
【プラセル銅貨(10円)】
【プラセル鋁貨(りょか)(1円)】
という8種類の硬貨で取引されており、買い物や取引のお金、ゲームの掛け金となる大事な通貨である。
先ほど従属を買うには通貨を払う必要があると言ったがこの世界では力や能力を得るのも全て通過なのである。
もちろんゲームで養われた経験はプライスレスだが、普段では絶対に手に入れる事が出来ない、覚える事が出来ない希少な能力から希少な特性、それら全てが通過で購入する事が可能であり、潜在能力を引き上げるための力すらも通過で購入する事が出来る。
つまりゲームをすることで無限に強くなる事が出来る世界なのだ。
・・・・・・
ソフィアは暇さえあればずっと【楽園】に入っている。
そしてリフォンと共に行動し、ゲームを楽しんでるのだ。
楽園ではアバターを使用する事も可能、
楽園に入れない場合、直接リフォンやレフォンを現実世界に呼び、ゲーム空間を一定エリアに展開する事も可能、
そうでなくともリフォンやレフォンに代理を務めさせる事も可能
基本的にゲームプレイヤーの判断だけで成立するゲームであれば代理を立てても問題ないというルールもあるため、忙しい時にわざわざ出向く必要はない。
・・・・・・
リフォンやレフォンの強さは現実の強さに左右されず、全てゲームの結果に委ねられる。
つまり、ミールのように理不尽な強さを持つ個体が相手でもリフォンとレフォンはその強さに
影響する事がないのである。
故にこの二人が強いか弱いかと言われたら【強いかもしれないし、弱いかもしれない】という曖昧な答えしか出てこない。
レフォンとリフォンは死や成長という概念が存在しない。
だが肉体構造は人間と同じであるが、損傷することもない。
・・・・・・
兄のレフォンはお調子者で凄くノリの良い青年、パトが楽園に干渉したおかげで王になれたとパトには
強い忠誠心を向けている。だが関わっていてわかったが妹以外の女性が大の苦手らしく、妹以外に触られたら吐くか意識が飛ぶらしい。メリアが男大嫌いならレフォンは逆で女大嫌いという相当毛嫌いしている。(妹だけは例外らしい)
妹のリフォンは兄と同じくお調子者で凄くノリの良い少女、ソフィアとは凄く気が合い、パトが干渉してからは帝園や帝国、パトの世界や国に足を運ぶ時の役割を担ってくれており、ソフィア同様、パトにも凄く世話をしてくれる。基本的に男女共に優しいが兄のレフォンが過保護な性格なため、極力男性とは二人きりの状況を作らないようにしている、もちろんパトとも極力二人きりにさせたくないため、兄レフォンはパトと共にすることが多い。
・・・・・・
ソフィアの異質異能はパトの神羅万象の覚醒影響を受けていた。
【楽園】は元々ルールが少なく、大したものではなかった。
ソフィアも昔からただの遊園地程度にしか思っていなかったが、パトとの繋がりが生まれた結果
現在の【楽園】が存在する。
ソフィア曰く、幼少期に行っていたが5歳くらいからつまらなくなり、一切行っていなかったとの事。
(当時はただ遊ぶ場という感じで利益が存在しなかった)
パトと月花の世界【帝園】
パトとメリアの世界【獄園】
は相互関係が存在する、帝園で罪を犯した者は獄園に連れて行かれる。
【楽園】は【帝園】と【獄園】の二つの繋がりは存在しないが
【虚園】と呼ばれるパトと誰かの世界が相互関係にあるらしく、現在存在が確認されているが、まだパトとリンクされておらず、【楽園】から出入り可能とのこと。
【虚園】はなにも存在しない、ただただ広大な大地が続くだけの世界、楽園で多くの借金を抱え、一定の額まで借金した場合、【虚園】に送られるらしい。だが【虚園】には水も作物も動物も存在しないため、【死を待つ放浪者】と【楽園】では恐れられているらしい。
・・・・・・
【楽園】の住人は種族によって寿命が異なるが死が存在する。
もちろん種の繁栄も存在するため、帝園と違い親子という家族構成が存在する。
従属にする条件の中につがいとなっている個体は従属に出来ないとあるため、
どうしても従属にしたい場合はつがいの片方を消す必要があるそうだ。
後はつがいであれど奴隷化している住人は従属に出来るため、意図的に陥れ、奴隷化させる方法も存在するらしい。
住人の奴隷化は借金をさせ、その借金を返す返済方法の一つとして存在する。
住人は【虚園行き】を最も恐れるため、一定額以上の借金をするくらいなら奴隷化か死んだ方がマシと考える。
【楽園】には階級制度が存在し、多くの階級で区分けされている、下に存在する住人程民度は低く知能も低い、だが教養を与えれば使用人として使う事は可能、
階級が上がれば上がる程民度は高く、知能も高い、ソフィアはまだ楽園では中級位レベルらしく、上位層の住人とゲームや頭脳戦をすれば勝てないらしい。
パトと繋がった事で家族構成で生まれる住人と帝園のように自然に生まれる住人が存在し、自然に生まれた住人は揃って最上位クラスの住人クラスであり、ソフィアではまったく太刀打ちできないレベルの天才達が存在するらしい。
・・・・・・
パトとソフィアは【楽園】の創造主のため、特権階級で【借金無効化】と【干渉無効化】と【無限金庫】が常時付与されている。
つまり暴力で通過は奪われない、暴力で物事を解決できない
奴隷化、従属化しても性奴隷として扱う事は許さない。(性交渉をしたい場合は【楽園】から奴隷もしくは従属は永久追放となる)
ログインボーナスのように、1日入る度にレフォン・リフォンから通貨が貰える。
通貨額は楽園の階級制度に乗っ取り支給される。
手持ち通貨がマイナスになった段階で強制的に楽園から出され、支給されるまでの間(最高24時間)は【楽園】に入る事は出来ない。
マイナス分はレフォン・リフォンが支払い、借金を0にしている。
【無限金庫】とはATMのようなもので、手持ちで通貨を持つのは大変なので、金庫内に通貨を入れ、管理している。
・・・・・・
衣食住が必要であり、楽園では楽園専用服が存在する、現実世界の服は持って来れない。
現実世界の空腹状態は反映されないが、楽園独自で空腹になる、そのため、【楽園】で食事をする必要がある。
住処はパトはレフォンと、ソフィアはリフォンと同居生活をするようになっている。
パト・ソフィアが居ない間はレフォンとリフォンは自身の城に住んでいる。
つまり通貨が無ければ大した家に住む事が出来ずに最悪野宿という事もある。
住居は月額家賃、一括購入等が存在する。
楽園世界全土レフォンとリフォンが管理しているが、基本住人に任せているため、国によって税金制度が存在する。
・・・・・・
【楽園】で肉体成長、オーラ成長は出来ない。(全て購入しなければならない)
完全実力主義の【帝園】とは違う尊重性
完全独裁主義の【獄園】とは違う自由性
完全通貨主義の【楽園】はお金とゲームが全ての娯楽世界。
ソフィアには【楽園】という世界が存在する。
【楽園】はソフィアの異質異能支配で持っていた独自の世界。
ソフィアの強さの根源となる世界、【楽園】と呼ばれる世界だけに存在する通貨、その通貨を掛けて多くのゲームを行うのだ。
互いに勝負金を出し合う1対1用決闘ゲーム
ギャンブルで掛け金を出し合うゲーム
チーム戦で月額支払いとするランキング式ゲーム
ゲームセンターのコインゲームのような一人専用ゲーム
定期的にギルド依頼方式で出てくる推理ゲームから狩りゲーム
定期的に現れる迷宮攻略ゲーム、脱出ゲーム、ホラーゲーム
スロットから競馬、競輪、競艇等あらゆる娯楽を溜め込んんだ世界である。
この世界はソフィアが生まれた時から存在する世界、ソフィアが鍛える事なく力を身に着け、ソフィアの知能を高ませる事に貢献したソフィアの遊び場。
今まではこの世界にソフィアしか出入り出来なかったが、パトと専属神契約を結んだ事でパトも【楽園】に入る事が出来るようになった。
そしてその反動で今までピンク色の髪をして常に帽子とステッキを身に着けているリフォンが一人で楽園の責任者をやっていたが、気付けば双子の兄を名乗る金髪の常に帽子とステッキを持ったレフォンというもう一人の楽園の責任者が現れた。
・・・・・・
レフォンとリフォンの話曰く
兄のレフォンはパトとソフィアに繋がりが生まれた事で後々楽園の責任者として覚醒したとのこと。
今までは妹のリフォンだけが責任者だったため、異例の【二人で一つの王】を名乗っている。
そしてレフォンはパト専用の王であり、パトが来た時のみ仕事をすることにしている。
それ以外の役割は本来通り妹のリフォンが請け負っている。
楽園には他種族が入り乱れて生活している、もちろん帝国のような女だけの世界ではなく、男女存在する世界、だがその全てがソフィアやパトの従属というわけではなく、あくまでソフィアやパトの持つ世界の住人であり、まったく力との因果関係は存在しない、故に力を持つ個体も居ればまったくオーラすら持ちえない個体も存在する。
だがそんな住人を従属として契約する方法が存在する。
それは人身売買である。
住人一人一人に値段が設定されている、能力が高い優秀な人材程値段が高く、能力が低く平凡な人材程値段が安い。
買い、従属にすればソフィア、もしくはパトは召喚や別の世界に移動させる事が可能となる。
元々はソフィアの持つ世界のため、パトが持つ世界では珍しく男性の従属を手に入れる事が出来る唯一の世界なのである。
・・・・・・
楽園では全てプラセルという通貨で統一されている。
【プラセル王貨(リフォン・レフォン専用全無償特権)】
【プラセル園貨(1000000円)】
【プラセル星貨(100000円)】
【プラセル白金貨(10000円)】
【プラセル金貨(1000円)】
【プラセル銀貨(100円)】
【プラセル銅貨(10円)】
【プラセル鋁貨(りょか)(1円)】
という8種類の硬貨で取引されており、買い物や取引のお金、ゲームの掛け金となる大事な通貨である。
先ほど従属を買うには通貨を払う必要があると言ったがこの世界では力や能力を得るのも全て通過なのである。
もちろんゲームで養われた経験はプライスレスだが、普段では絶対に手に入れる事が出来ない、覚える事が出来ない希少な能力から希少な特性、それら全てが通過で購入する事が可能であり、潜在能力を引き上げるための力すらも通過で購入する事が出来る。
つまりゲームをすることで無限に強くなる事が出来る世界なのだ。
・・・・・・
ソフィアは暇さえあればずっと【楽園】に入っている。
そしてリフォンと共に行動し、ゲームを楽しんでるのだ。
楽園ではアバターを使用する事も可能、
楽園に入れない場合、直接リフォンやレフォンを現実世界に呼び、ゲーム空間を一定エリアに展開する事も可能、
そうでなくともリフォンやレフォンに代理を務めさせる事も可能
基本的にゲームプレイヤーの判断だけで成立するゲームであれば代理を立てても問題ないというルールもあるため、忙しい時にわざわざ出向く必要はない。
・・・・・・
リフォンやレフォンの強さは現実の強さに左右されず、全てゲームの結果に委ねられる。
つまり、ミールのように理不尽な強さを持つ個体が相手でもリフォンとレフォンはその強さに
影響する事がないのである。
故にこの二人が強いか弱いかと言われたら【強いかもしれないし、弱いかもしれない】という曖昧な答えしか出てこない。
レフォンとリフォンは死や成長という概念が存在しない。
だが肉体構造は人間と同じであるが、損傷することもない。
・・・・・・
兄のレフォンはお調子者で凄くノリの良い青年、パトが楽園に干渉したおかげで王になれたとパトには
強い忠誠心を向けている。だが関わっていてわかったが妹以外の女性が大の苦手らしく、妹以外に触られたら吐くか意識が飛ぶらしい。メリアが男大嫌いならレフォンは逆で女大嫌いという相当毛嫌いしている。(妹だけは例外らしい)
妹のリフォンは兄と同じくお調子者で凄くノリの良い少女、ソフィアとは凄く気が合い、パトが干渉してからは帝園や帝国、パトの世界や国に足を運ぶ時の役割を担ってくれており、ソフィア同様、パトにも凄く世話をしてくれる。基本的に男女共に優しいが兄のレフォンが過保護な性格なため、極力男性とは二人きりの状況を作らないようにしている、もちろんパトとも極力二人きりにさせたくないため、兄レフォンはパトと共にすることが多い。
・・・・・・
ソフィアの異質異能はパトの神羅万象の覚醒影響を受けていた。
【楽園】は元々ルールが少なく、大したものではなかった。
ソフィアも昔からただの遊園地程度にしか思っていなかったが、パトとの繋がりが生まれた結果
現在の【楽園】が存在する。
ソフィア曰く、幼少期に行っていたが5歳くらいからつまらなくなり、一切行っていなかったとの事。
(当時はただ遊ぶ場という感じで利益が存在しなかった)
パトと月花の世界【帝園】
パトとメリアの世界【獄園】
は相互関係が存在する、帝園で罪を犯した者は獄園に連れて行かれる。
【楽園】は【帝園】と【獄園】の二つの繋がりは存在しないが
【虚園】と呼ばれるパトと誰かの世界が相互関係にあるらしく、現在存在が確認されているが、まだパトとリンクされておらず、【楽園】から出入り可能とのこと。
【虚園】はなにも存在しない、ただただ広大な大地が続くだけの世界、楽園で多くの借金を抱え、一定の額まで借金した場合、【虚園】に送られるらしい。だが【虚園】には水も作物も動物も存在しないため、【死を待つ放浪者】と【楽園】では恐れられているらしい。
・・・・・・
【楽園】の住人は種族によって寿命が異なるが死が存在する。
もちろん種の繁栄も存在するため、帝園と違い親子という家族構成が存在する。
従属にする条件の中につがいとなっている個体は従属に出来ないとあるため、
どうしても従属にしたい場合はつがいの片方を消す必要があるそうだ。
後はつがいであれど奴隷化している住人は従属に出来るため、意図的に陥れ、奴隷化させる方法も存在するらしい。
住人の奴隷化は借金をさせ、その借金を返す返済方法の一つとして存在する。
住人は【虚園行き】を最も恐れるため、一定額以上の借金をするくらいなら奴隷化か死んだ方がマシと考える。
【楽園】には階級制度が存在し、多くの階級で区分けされている、下に存在する住人程民度は低く知能も低い、だが教養を与えれば使用人として使う事は可能、
階級が上がれば上がる程民度は高く、知能も高い、ソフィアはまだ楽園では中級位レベルらしく、上位層の住人とゲームや頭脳戦をすれば勝てないらしい。
パトと繋がった事で家族構成で生まれる住人と帝園のように自然に生まれる住人が存在し、自然に生まれた住人は揃って最上位クラスの住人クラスであり、ソフィアではまったく太刀打ちできないレベルの天才達が存在するらしい。
・・・・・・
パトとソフィアは【楽園】の創造主のため、特権階級で【借金無効化】と【干渉無効化】と【無限金庫】が常時付与されている。
つまり暴力で通過は奪われない、暴力で物事を解決できない
奴隷化、従属化しても性奴隷として扱う事は許さない。(性交渉をしたい場合は【楽園】から奴隷もしくは従属は永久追放となる)
ログインボーナスのように、1日入る度にレフォン・リフォンから通貨が貰える。
通貨額は楽園の階級制度に乗っ取り支給される。
手持ち通貨がマイナスになった段階で強制的に楽園から出され、支給されるまでの間(最高24時間)は【楽園】に入る事は出来ない。
マイナス分はレフォン・リフォンが支払い、借金を0にしている。
【無限金庫】とはATMのようなもので、手持ちで通貨を持つのは大変なので、金庫内に通貨を入れ、管理している。
・・・・・・
衣食住が必要であり、楽園では楽園専用服が存在する、現実世界の服は持って来れない。
現実世界の空腹状態は反映されないが、楽園独自で空腹になる、そのため、【楽園】で食事をする必要がある。
住処はパトはレフォンと、ソフィアはリフォンと同居生活をするようになっている。
パト・ソフィアが居ない間はレフォンとリフォンは自身の城に住んでいる。
つまり通貨が無ければ大した家に住む事が出来ずに最悪野宿という事もある。
住居は月額家賃、一括購入等が存在する。
楽園世界全土レフォンとリフォンが管理しているが、基本住人に任せているため、国によって税金制度が存在する。
・・・・・・
【楽園】で肉体成長、オーラ成長は出来ない。(全て購入しなければならない)
完全実力主義の【帝園】とは違う尊重性
完全独裁主義の【獄園】とは違う自由性
完全通貨主義の【楽園】はお金とゲームが全ての娯楽世界。
patopatoblog at 23:41|Permalink
2024年03月19日
No.143 第五部隊へ臨時講師
エウレカ探偵事務所の仕事でパトは防衛軍に来ていた。
パト「新人教育で実技を担当してほしいんだったよね?」
バハート「そうそう!ロイド官長が検査入院で一ヵ月くらいの長期休暇を取ったからその間だけ臨時で実戦訓練をお願いしたいんだけど・・・どうかな?」
パト「僕は問題ないよ、別にバハートさんからのお願いだからお金も取らないけど」
バハート「そうはいかない・・・って言っても仕方ないか、じゃあ食費と宿泊費はこっちが全部くらいはさせてね」
パト「そうだね、その方が琴歌に怒られなくて済みそうだ、見込みありそうな人はいる?」
バハートはパトの言葉を聞いて少し考える。
バハート「正直言っちゃうと・・・いない・・・なにせ一般合格者達だからね、パト君は選抜合格者クラスをイメージしてると思うけど、平均は一般合格者達だからね、見たら少し拍子抜けしちゃうかも」
パト「ああ、それくらいなら大丈夫大丈夫!それじゃあ挨拶してくるよ」
パトはそう言いながら第五部隊の訓練場に向かう、何度かロイドに案内されて訓練場に出入りした事があるため迷うことなく向かう。
・・・・・・
バハートは基本車椅子である、オーラを纏う事で一般人と同じように生活をすることが可能になる、これは一度死んだ後遺症だった。
バハート「これから一ヵ月の間、臨時で講師をしてくれるパトさんです、間違いなく貴方達より強いので盗める技術はしっかり盗んでくださいね」
パト「短い間だけど、よろしくお願いします」
パトは深く頭を下げる。
パトの目の前には品定めをする目、尊敬の眼差しを向ける目、敵対心を向ける目、多くの目がパトに集中していた。
パト(うわぁ、数年前の僕なら逃げだしそうになってたかも・・・帝国で慣れててよかったぁ~)
バハート「私は見学しますので、ぜひご自由に」
バハートはそう言うと車椅子を動かし部屋の隅で様子を見ていた。
パト「それじゃあ早速だけど、実力を確かめたい、全員で僕に挑んで来てくれないかな?もちろん能力も可だ、全力で僕を殺しに来てもいいし、手段はなんでもいい、一番得意な手で僕を倒してみてくれ」
パトは両手を左右に広げる、パトを見ていた一般防衛軍達は最初こそ動揺するが、一瞬で切り替え、臨戦態勢に入る。
パトは全員の準備が整ったのを確認したら左右に広げた手で思い切り叩き、合図をした。
すると一斉にパトに襲い掛かってきた。
・・・・・・
数分後。
パト「う~ん、集団行動もダメ、一人一人の火力も低いし、能力を使うタイミングも集団故に邪魔しあって全然脅威になっていない・・・駄目だね」
パトの周りには疲労で倒れ込んでいる防衛軍達が居た。
一般兵(男)「マジかよ・・・全然当たらないし、俺の炎が全然効いてない・・・」
一般兵(女)「私本気で狙ったのに・・・むしろ躓かないようにフォローしてくれた・・・」
一般兵(男)「わかる!僕の能力自傷も少し入るんだけど、受け止めたと同時に回復してくれたんだ!」
一般兵(女)「よく考えたら全部受け流してたり回避してただけよね??」
多くの一般兵がパトのレベルの高さに驚き、盛り上がる。
その光景を見てパトはバハートの元に行き、小声で話す。
パト「これくらいで凄く褒めてもらえるってなんか心地いいね」
バハート「パト君は帝国で強くなったって事だよ、私も帝国で何度か雪花ちゃんと訓練した事あるけどレベルが本当に高いから・・・私の後遺症が完治すればもっと本格的に特訓するんだけどなぁ」
パトは普段帝国の訓練で貶される事はあれど、褒められる事は一切なかったので、こうやって一般兵が凄い凄いと褒めたたえてくれる光景が嬉しくてたまらなかった。
パト「皆聞いてくれ、一応今回は皆の戦闘スタイルと能力、立ち回りから色々判断させてもらった、人数も人数だし、今から30分、徹底的に課題を与えるから残りの時間でその課題について考え、答えを出し、そして実戦に活かせるようにしてほしい、まずは5人ずつ、順番は任せるよ」
パトはそう言うと一般兵達が集まり、順番を決め始めた。
バハート「結構慣れてるのね、やっぱり帝園の従属が増えたから?」
パト「増えたと言っても全然召喚してないよ、出す用事もなかったし、でもまあ、仮にも王様やってたわけだしね、指示するのは慣れたかな~」
一般兵(男)「順番決まりました!まずは僕達からお願いします!」
パト「了解!じゃあさっきと同じように全力で僕に挑んできて!都度問題点を指摘するから!」
・・・・・・
パト「オーラの溜めが早い!それじゃあ攻撃手段が丸わかりだぞ!」
パト「なんで能力を使うのにオーラ量をケチるんだ!もっと使え!」
パト「重心が悪い!そんな体勢だと少し重い一撃が入るとすぐに体勢が崩れるぞ!」
パト「回り込む事ばかり考えるな!横に移動するだけでもいいんだ!行動は攻撃の流れの一部にしろ!」
パト「タイミングが早い!まだ全然準備出来てないのになんで攻めて来るんだ!出来ないならもっとペースを落とせ!」
・・・・・・・
30分経過・・・
パト「はい!さっき言われた課題を意識して自主練!休憩も充分取るんだよ!」
一般兵(女)「き・・・キツい・・・あれだけ攻めたのになんで汗一つ流してないの?あの人??」
バハート「これくらいは当然だからだよ、彼に汗を流させたいと思うなら今の5倍は全員早くならないと駄目かもね、少なくとも体術に関しては」
一般兵(女)「そんな~~~」
一般兵はその場で立ち上がり、休憩に入る。
バハート「どう?さっきの5人は?」
バハートはパトの所に向い、タオルと水筒を渡す、そしてパトは水筒の中にあるスポーツドリンクを
勢いよく飲む。
パト「経験不足だね、戦術の組み立て方が悪いよね、少なくとも相手の視線や意識している場所くらいは最低認知して貰わないとだね」
バハート「離れて見ているとわかるものだけど、近くだと、特に戦っている当事者だと中々理解出来る物じゃないわ、相手が格上だと特にね、まあそれに慣れてもらうっていう意味でパト君を呼んだんだけどね!」
パト「僕は別にバハートさんが喜んでくれるならそれでいいよ、雪花の組織にも入ってくれたし、いつか恩返しがしたかったんだ、今や防衛軍から仕事もくれるしね」
エウレカ探偵事務所の大きな収入源は防衛軍が立ち上げたギルドだった。
防衛軍から出されている仕事で最高難度の8割はエウレカ探偵事務所が落札、もしくは指名で案件を取っている。
バハート「仕事に関してはお互い様って所があるけどね、そもそも高難易度に関しては本当にパト君達にしか対応出来ないレベルなのが殆どだし、私的には凄く助かってるかな、でも!あまり難易度の低い案件は受けないでね、他の業者にも仕事を振っておきたいんだから、エウレカ探偵事務所は誰もが取れない高難易度案件のみ!ちゃんとお願いね!」
パト「はいはい、おっと、次の5人が来たみたいだね、それじゃバハートさんは仕事に戻ってていいよ、終わったらそっちに向かうから」
バハート「もっと見ていたいけど仕方ないわね、それじゃあ頑張ってね♪」
バハートは車椅子を動かし自分の隊長部屋に戻って行った。
・・・・・・
本日の訓練終了
パト「今日言われた課題を各自忘れないように、すぐに出来る事ばかりじゃないのは重々承知、だからこそ普段から意識をして少しづつ修正していく必要があるんだ、この一ヵ月でロイドさんとは違う方向性で成長させたいと思ってるから頑張ってついてきてください、以上!お疲れ様でした!」
一般兵「「ありがとうございました!」」ヘトヘト
パトは訓練が終わるとバハートの仕事部屋に向った。
パト「お疲れ様~、今日の訓練は終わったけどバハートさんはまだ仕事?」
バハ―ト「ううん、もう私も終わり、どうせなら一緒に食事にでも行く?」
パト「そうだね、普段中々会えないわけだし、この一ヵ月は出来る限り一緒に食事をしよう!」
バハート「それ雪花ちゃんに怒られない?大丈夫~?」ニヤニヤ
パト「これくらいで怒ってたら帝国でハゲてるよ」苦笑い
バハート「別にやましい事をするわけじゃないしね、それじゃあ行きましょう」
・・・・・・
2人はどこにでもあるレストランに入り、互いに好きな物を頼んだ。
バハート「あまり触れなかったけど、帝国には戻ってないの?」
パト「うん、基本的には戻らないね、そもそも帝国に僕が居る必要性がないんだ、今は以前と違ってエウレカ帝国と地球を行き来するルートも出来てるし、僕がここに来たからと言って帝国に残った専属神達に寂しい思いをさせる事も無いんだよ、そもそも日常的に会ってたわけでもないし、そこまで状況的には変わらないかな」
バハートはパトが地球に戻って来た経緯を雪花から聞いていたため、今まで深堀はしてこなかった、だがずっと気にはなっていた事であるため、思い切ってパトに聞いてみた。
バハ―ト「えっと・・・下の方がその・・・起立しなくなったのも・・・まだ?」
パト「残念ながらそっちは全然、欲が無いわけじゃないんだけどね、僕だって健全な男なわけだしね、こうやってバハートさんと二人で食事していても下心が無いわけじゃないよ、やっぱりバハートさんを女性として見てる所はある、だけどそんな感情とは裏腹にまったく反応してくれないんだよね」
バハート「ちゃんと下心はあったんだ~~ふ~~ん♪」ニコニコ
バハートもまんざらでもない顔でパトの話を聞く。
パト「でも今はそれでもいいかなって思ってるよ、正直男女の関係には疲れた所はあるんだ、帝国でも帝園でもそうだけど普段から僕が接するのは女性なわけだしね、今は僕が不能な分、遠慮なく女性と接することが出来るから」
バハート「モテモテの人の悩みは贅沢ですな~、って思うんだろうけど私も元アイドルだったからちょっとわかるかも、疲れちゃう時あるよね、でも大丈夫!帝国では主従の関係でも地球では対等だよ!いつでも頼ってきていいし、なんなら探偵事務所のメンバーと喧嘩して居心地悪かったら私の家に上がり込んでもいいわね!ダメ男を匿ってどんどんヒモ男にして私に依存させてみたいなって思ってたんだよね~♪」
パト「どんな趣味だよww」
パトとバハートは笑いながら食事をし、バハートを家まで送り届けた後、用意してくれたホテルに向った。
・・・・・・
ホテル内到着
パト(さて、本日の報告をしておくか・・・)
パトは自身の携帯を取り出し、琴歌へ連絡する。
琴歌「お疲れ様です♪バハートさんからの依頼は順調ですか?」
パト「うん、問題ないよ、琴歌もそっちはどう?何か変化あった?」
琴歌「変化ですか、変化ではないですが、雪花さんとミーエルさんには一ヵ月の間黄金卿の手伝いをしてもらう事にしました、あの二人では戦場把握や戦闘は秀でているのですが、どうも推理力に欠けていると言いますか・・・」
パト「言いたい事はわかるよ、ステラなら上手く雪花達を扱ってくれるだろうさ、他二班も問題はなさそう?」
琴歌「月花先輩は問題無しですね、案件も数件抑えていますし、今月は恐らく問題ないですよ、ソフィアさんの班も今の所は順調ですね、ですがソフィアちゃん自身が気分屋なのでいつ欠勤状態になるかという不安がありますね」
パト「定期的に休ませてあげたら大丈夫だよ、エイリとフルールも元気?」
琴歌「はい、お二人はアシストをして貰っています、パトさんに会いたがっていましたよ♪」
パト「おみやげ買って帰るよ、それじゃあ明日もよろしく頼むね、琴歌」
琴歌「パトさんも折角なので息抜きしてくださいね、いつも戦場で緊張状態だったんですから」
パトは琴歌とその後も雑談をし、お風呂や睡眠のために電話を切り、明日に向けて準備をしてから睡眠に入った。
パト「新人教育で実技を担当してほしいんだったよね?」
バハート「そうそう!ロイド官長が検査入院で一ヵ月くらいの長期休暇を取ったからその間だけ臨時で実戦訓練をお願いしたいんだけど・・・どうかな?」
パト「僕は問題ないよ、別にバハートさんからのお願いだからお金も取らないけど」
バハート「そうはいかない・・・って言っても仕方ないか、じゃあ食費と宿泊費はこっちが全部くらいはさせてね」
パト「そうだね、その方が琴歌に怒られなくて済みそうだ、見込みありそうな人はいる?」
バハートはパトの言葉を聞いて少し考える。
バハート「正直言っちゃうと・・・いない・・・なにせ一般合格者達だからね、パト君は選抜合格者クラスをイメージしてると思うけど、平均は一般合格者達だからね、見たら少し拍子抜けしちゃうかも」
パト「ああ、それくらいなら大丈夫大丈夫!それじゃあ挨拶してくるよ」
パトはそう言いながら第五部隊の訓練場に向かう、何度かロイドに案内されて訓練場に出入りした事があるため迷うことなく向かう。
・・・・・・
バハートは基本車椅子である、オーラを纏う事で一般人と同じように生活をすることが可能になる、これは一度死んだ後遺症だった。
バハート「これから一ヵ月の間、臨時で講師をしてくれるパトさんです、間違いなく貴方達より強いので盗める技術はしっかり盗んでくださいね」
パト「短い間だけど、よろしくお願いします」
パトは深く頭を下げる。
パトの目の前には品定めをする目、尊敬の眼差しを向ける目、敵対心を向ける目、多くの目がパトに集中していた。
パト(うわぁ、数年前の僕なら逃げだしそうになってたかも・・・帝国で慣れててよかったぁ~)
バハート「私は見学しますので、ぜひご自由に」
バハートはそう言うと車椅子を動かし部屋の隅で様子を見ていた。
パト「それじゃあ早速だけど、実力を確かめたい、全員で僕に挑んで来てくれないかな?もちろん能力も可だ、全力で僕を殺しに来てもいいし、手段はなんでもいい、一番得意な手で僕を倒してみてくれ」
パトは両手を左右に広げる、パトを見ていた一般防衛軍達は最初こそ動揺するが、一瞬で切り替え、臨戦態勢に入る。
パトは全員の準備が整ったのを確認したら左右に広げた手で思い切り叩き、合図をした。
すると一斉にパトに襲い掛かってきた。
・・・・・・
数分後。
パト「う~ん、集団行動もダメ、一人一人の火力も低いし、能力を使うタイミングも集団故に邪魔しあって全然脅威になっていない・・・駄目だね」
パトの周りには疲労で倒れ込んでいる防衛軍達が居た。
一般兵(男)「マジかよ・・・全然当たらないし、俺の炎が全然効いてない・・・」
一般兵(女)「私本気で狙ったのに・・・むしろ躓かないようにフォローしてくれた・・・」
一般兵(男)「わかる!僕の能力自傷も少し入るんだけど、受け止めたと同時に回復してくれたんだ!」
一般兵(女)「よく考えたら全部受け流してたり回避してただけよね??」
多くの一般兵がパトのレベルの高さに驚き、盛り上がる。
その光景を見てパトはバハートの元に行き、小声で話す。
パト「これくらいで凄く褒めてもらえるってなんか心地いいね」
バハート「パト君は帝国で強くなったって事だよ、私も帝国で何度か雪花ちゃんと訓練した事あるけどレベルが本当に高いから・・・私の後遺症が完治すればもっと本格的に特訓するんだけどなぁ」
パトは普段帝国の訓練で貶される事はあれど、褒められる事は一切なかったので、こうやって一般兵が凄い凄いと褒めたたえてくれる光景が嬉しくてたまらなかった。
パト「皆聞いてくれ、一応今回は皆の戦闘スタイルと能力、立ち回りから色々判断させてもらった、人数も人数だし、今から30分、徹底的に課題を与えるから残りの時間でその課題について考え、答えを出し、そして実戦に活かせるようにしてほしい、まずは5人ずつ、順番は任せるよ」
パトはそう言うと一般兵達が集まり、順番を決め始めた。
バハート「結構慣れてるのね、やっぱり帝園の従属が増えたから?」
パト「増えたと言っても全然召喚してないよ、出す用事もなかったし、でもまあ、仮にも王様やってたわけだしね、指示するのは慣れたかな~」
一般兵(男)「順番決まりました!まずは僕達からお願いします!」
パト「了解!じゃあさっきと同じように全力で僕に挑んできて!都度問題点を指摘するから!」
・・・・・・
パト「オーラの溜めが早い!それじゃあ攻撃手段が丸わかりだぞ!」
パト「なんで能力を使うのにオーラ量をケチるんだ!もっと使え!」
パト「重心が悪い!そんな体勢だと少し重い一撃が入るとすぐに体勢が崩れるぞ!」
パト「回り込む事ばかり考えるな!横に移動するだけでもいいんだ!行動は攻撃の流れの一部にしろ!」
パト「タイミングが早い!まだ全然準備出来てないのになんで攻めて来るんだ!出来ないならもっとペースを落とせ!」
・・・・・・・
30分経過・・・
パト「はい!さっき言われた課題を意識して自主練!休憩も充分取るんだよ!」
一般兵(女)「き・・・キツい・・・あれだけ攻めたのになんで汗一つ流してないの?あの人??」
バハート「これくらいは当然だからだよ、彼に汗を流させたいと思うなら今の5倍は全員早くならないと駄目かもね、少なくとも体術に関しては」
一般兵(女)「そんな~~~」
一般兵はその場で立ち上がり、休憩に入る。
バハート「どう?さっきの5人は?」
バハートはパトの所に向い、タオルと水筒を渡す、そしてパトは水筒の中にあるスポーツドリンクを
勢いよく飲む。
パト「経験不足だね、戦術の組み立て方が悪いよね、少なくとも相手の視線や意識している場所くらいは最低認知して貰わないとだね」
バハート「離れて見ているとわかるものだけど、近くだと、特に戦っている当事者だと中々理解出来る物じゃないわ、相手が格上だと特にね、まあそれに慣れてもらうっていう意味でパト君を呼んだんだけどね!」
パト「僕は別にバハートさんが喜んでくれるならそれでいいよ、雪花の組織にも入ってくれたし、いつか恩返しがしたかったんだ、今や防衛軍から仕事もくれるしね」
エウレカ探偵事務所の大きな収入源は防衛軍が立ち上げたギルドだった。
防衛軍から出されている仕事で最高難度の8割はエウレカ探偵事務所が落札、もしくは指名で案件を取っている。
バハート「仕事に関してはお互い様って所があるけどね、そもそも高難易度に関しては本当にパト君達にしか対応出来ないレベルなのが殆どだし、私的には凄く助かってるかな、でも!あまり難易度の低い案件は受けないでね、他の業者にも仕事を振っておきたいんだから、エウレカ探偵事務所は誰もが取れない高難易度案件のみ!ちゃんとお願いね!」
パト「はいはい、おっと、次の5人が来たみたいだね、それじゃバハートさんは仕事に戻ってていいよ、終わったらそっちに向かうから」
バハート「もっと見ていたいけど仕方ないわね、それじゃあ頑張ってね♪」
バハートは車椅子を動かし自分の隊長部屋に戻って行った。
・・・・・・
本日の訓練終了
パト「今日言われた課題を各自忘れないように、すぐに出来る事ばかりじゃないのは重々承知、だからこそ普段から意識をして少しづつ修正していく必要があるんだ、この一ヵ月でロイドさんとは違う方向性で成長させたいと思ってるから頑張ってついてきてください、以上!お疲れ様でした!」
一般兵「「ありがとうございました!」」ヘトヘト
パトは訓練が終わるとバハートの仕事部屋に向った。
パト「お疲れ様~、今日の訓練は終わったけどバハートさんはまだ仕事?」
バハ―ト「ううん、もう私も終わり、どうせなら一緒に食事にでも行く?」
パト「そうだね、普段中々会えないわけだし、この一ヵ月は出来る限り一緒に食事をしよう!」
バハート「それ雪花ちゃんに怒られない?大丈夫~?」ニヤニヤ
パト「これくらいで怒ってたら帝国でハゲてるよ」苦笑い
バハート「別にやましい事をするわけじゃないしね、それじゃあ行きましょう」
・・・・・・
2人はどこにでもあるレストランに入り、互いに好きな物を頼んだ。
バハート「あまり触れなかったけど、帝国には戻ってないの?」
パト「うん、基本的には戻らないね、そもそも帝国に僕が居る必要性がないんだ、今は以前と違ってエウレカ帝国と地球を行き来するルートも出来てるし、僕がここに来たからと言って帝国に残った専属神達に寂しい思いをさせる事も無いんだよ、そもそも日常的に会ってたわけでもないし、そこまで状況的には変わらないかな」
バハートはパトが地球に戻って来た経緯を雪花から聞いていたため、今まで深堀はしてこなかった、だがずっと気にはなっていた事であるため、思い切ってパトに聞いてみた。
バハ―ト「えっと・・・下の方がその・・・起立しなくなったのも・・・まだ?」
パト「残念ながらそっちは全然、欲が無いわけじゃないんだけどね、僕だって健全な男なわけだしね、こうやってバハートさんと二人で食事していても下心が無いわけじゃないよ、やっぱりバハートさんを女性として見てる所はある、だけどそんな感情とは裏腹にまったく反応してくれないんだよね」
バハート「ちゃんと下心はあったんだ~~ふ~~ん♪」ニコニコ
バハートもまんざらでもない顔でパトの話を聞く。
パト「でも今はそれでもいいかなって思ってるよ、正直男女の関係には疲れた所はあるんだ、帝国でも帝園でもそうだけど普段から僕が接するのは女性なわけだしね、今は僕が不能な分、遠慮なく女性と接することが出来るから」
バハート「モテモテの人の悩みは贅沢ですな~、って思うんだろうけど私も元アイドルだったからちょっとわかるかも、疲れちゃう時あるよね、でも大丈夫!帝国では主従の関係でも地球では対等だよ!いつでも頼ってきていいし、なんなら探偵事務所のメンバーと喧嘩して居心地悪かったら私の家に上がり込んでもいいわね!ダメ男を匿ってどんどんヒモ男にして私に依存させてみたいなって思ってたんだよね~♪」
パト「どんな趣味だよww」
パトとバハートは笑いながら食事をし、バハートを家まで送り届けた後、用意してくれたホテルに向った。
・・・・・・
ホテル内到着
パト(さて、本日の報告をしておくか・・・)
パトは自身の携帯を取り出し、琴歌へ連絡する。
琴歌「お疲れ様です♪バハートさんからの依頼は順調ですか?」
パト「うん、問題ないよ、琴歌もそっちはどう?何か変化あった?」
琴歌「変化ですか、変化ではないですが、雪花さんとミーエルさんには一ヵ月の間黄金卿の手伝いをしてもらう事にしました、あの二人では戦場把握や戦闘は秀でているのですが、どうも推理力に欠けていると言いますか・・・」
パト「言いたい事はわかるよ、ステラなら上手く雪花達を扱ってくれるだろうさ、他二班も問題はなさそう?」
琴歌「月花先輩は問題無しですね、案件も数件抑えていますし、今月は恐らく問題ないですよ、ソフィアさんの班も今の所は順調ですね、ですがソフィアちゃん自身が気分屋なのでいつ欠勤状態になるかという不安がありますね」
パト「定期的に休ませてあげたら大丈夫だよ、エイリとフルールも元気?」
琴歌「はい、お二人はアシストをして貰っています、パトさんに会いたがっていましたよ♪」
パト「おみやげ買って帰るよ、それじゃあ明日もよろしく頼むね、琴歌」
琴歌「パトさんも折角なので息抜きしてくださいね、いつも戦場で緊張状態だったんですから」
パトは琴歌とその後も雑談をし、お風呂や睡眠のために電話を切り、明日に向けて準備をしてから睡眠に入った。
patopatoblog at 00:59|Permalink
2024年02月25日
No.142 メリアの嫌いな兄妹(微R18)
メリアはメルリアと一緒に居た。
メリア「単刀直入で聞きますけど、ご主人と何回程性行為を致しましたか?メルリア姉様?」
メルリアは赤面しながらメリアの方を見る
メルリア「珍しく二人きりになったと思ったらドストレートですね、えっと・・・ちなみになんでそんな事を?」
メリア「ただの好奇心です、あとは対抗意識ですね、私のご主人を貸しているのですから進捗くらい聞かせてくれてもいいと思うのですがね」
メリアはメルリアに冷たい目線を送る、それは「いいから言え、出なければ潰すぞ?」と言わんばかりの目だった、流石のメルリアもメリアのその眼に抗う事が出来ずに話す。
メルリア「えっと・・・ダンナ様が致した回数を1とするなら・・・既に3桁は硬いですね」
メリア「そうですか、では日数で言えば?」
メルリア「えっと・・・40日程でしょうか?」
メリア「姉様、ほぼ毎日じゃないですか、結構ドン引きですよ」
メルリア「ごめんなさい!でも抑えきれないんです!ここは目に毒ですし、一度嫉妬したらもう環境が悪すぎです!」
メリア「私だって嫉妬しないわけじゃないですよ?姉さまのせいで間違いなく周りとの回数が格段に減って居ますからね、でもまあ、順番があるわけではありませんし、ご主人の自由、別にメルリア姉様を咎める必要性は無いのですけどね」
メリアはテーブルに置いていた紅茶をすする
メリア(流石姉様、この短期間で私の想定以上の回数をこなしている、ここまでしていれば姉様自体かなりの強化を見込める、この調子で姉様を強化していけば、他の帝王神候補の姉様兄様方を制圧出来るのもそう遠い未来ではない、試しに帝王神候補序列9位、アリル姉様の国を狙ってもいいでしょうね、アリル姉様は温厚で大人しそうに見えるけど、そんなイメージで挑めば必ず返り討ちに会う、戦いを一切好まないメルリア姉様と状況次第で最も好戦的になるアリル姉様、そして相手の戦力、確か専属神が4名、どれもアリル姉様が認めた強者)
メリアはメルリアを育て、メルリア主体のエウレカ帝国戦力が整った段階でアリルが統括する国、そしてアリルというもう一人の帝王神候補の入手を狙っていた。
メリア「エウレカ帝国も戦力が整いましたよね、現状で戦える帝王神候補1名、神王13名、最上級神数万名、上級神も多く在籍する、これ自体ならどの国よりも強力かもしれませんね」
メルリア「メリア、私が言える立場ではないですけど、間違っても戦争をしようだなんて考えないでくださいね」
メリア「それは無理な話ですよ、帝王神になるのは一人、それに対して帝王神候補は12名、そのうち私、ソフィア、メルリア姉様はご主人側についた、ならば敵は8名、そう遠くない段階で争いは始まります、そうなればまず必要なのは戦力でしょうね、帝王神候補が配下につく、その脅威は神王を何十体用意しても補えるものではありません、早い段階で仕掛けて集める必要があるのです」
メルリア「・・・という事は近い内に・・・」
メリア「ええ、狙いますよ、アリル姉様の国、そしてアリル姉様と姉様率いる専属神4名、アリル姉様は調べましたが専属神4名とも女神、そしてアリル姉様は初物、狙う戦力としては充分です。メルメア姉様やリトア姉様は特別な異性は一切作りませんが専属神に男性が居ますからね、例え争いで勝ったとしてもその専属神を破棄して貰わないといけません」
メルリア「まさか、姉妹全員をダンナ様の配下に入れるつもりなんですか?!」
メリア「ええ、ただそうなればいいなって話ですがね、トア兄様もリトア姉様、メアトル兄様は私ですら素で敵わない存在、知性も策略も実力も私以上の大物、帝王神になる上で厄介な敵になるのは間違いなくその3名、そしてその3名の内リトア姉様を加入出来れば・・・戦況は一気にこっちに持ってこれる、そのリトア姉様を倒すためにはメルメア姉様とアリル姉様を配下に入れて、強化させる、流石のリトア姉様も覚醒強化された帝王神候補3名、私の封印やソフィアの封印も解け、実力が戻れば5名、そしてご主人もその時戻れば6名、半数の帝王神候補が一気に攻める構図が出来る、半数を得れば勝ち、兄様姉様は家族を下僕にするという発想はあっても実行しようとはしませんからね、私がそれを先にやらせてもらうだけです」
メルリア「物騒な事ばかり考えているのね、メリア、平和を求めようとは思わないの?」
メリア「平和?それはご主人が帝王神になった時、もしくは兄様姉様全員がご主人に降伏し、服従した後で充分ですよ、なにせ今のんびりして兄様や姉様に他の帝王神候補や神王が奪われ、エウレカ帝国が戦争で負ければそれこそ目も当てれません、一度の敗北も許されない、一度負ければ死ぬまで一生下僕の神生が待つのみ、自分の好きな人と好きなだけ過ごせる時間すらも、自由も権利も全て奪われ、握られる、そんなのは私は許せないです」
メルリア「・・・私の前でそれを言うのですね、メリア」
メルリアはメリアに屈し、パトの配下になった、
今こそはパトに忠誠を誓い、メルリア自身も肩の荷が降りて幸せに過ごしている、だが全員が全員幸せという事はあり得ない。
メルリアの側近に居た2名の神、リーラとシスリット、その二人も自身が居た国から無理矢理離れ、エウレカ帝国という新たな環境で生きている、その二人が幸せかどうかはメルリアにはわからない。
メルリア「一つ言っておきます、私は帝王神候補11位です、私はお母様からも見捨てられた落ちこぼれ、なにせダンナ様の専属神にさせるために産み、帝王神にさせる気はサラサラないメリアですら10位、私はそれよりも下なのです、エウレカ帝国の内情を知った今、メリアの考えている事はある程度わかります、私を主力にした戦型で動くつもりなのでしょう?」
メリア「その可能性は大いに高いですが、必ずやそうするとは限りません、なにせご主人は戦えませんが帝園(ミガドルエデン)は戦える、そうですね、一ヵ月程帝オーラを蓄えて、ネル当たりに全て渡してしまえば国を壊すくらいわけないでしょう、下手すればお母様すらもそれでどうにかなるかもしれませんね、その可能性を秘めている程、帝園というのは強力であり、私達にとっての切り札です、ですがその策を封じる方法も存在するのは確かです、そもそも召喚させない、弱体化したご主人を狙い、死亡させる、それだけ召喚という手が消える、ご主人は死なない、だけど仮死亡、デスペナルティーという存在を最も私達は恐れる必要があるのです」
メルリア「成程、最初から脅威と思わせてしまえばダンナ様への危険が高まる、そうさせないために極力帝園という力を使わない、エウレカ帝国だけの戦力で戦いきる必要があると」
メリア「ええ、実際メルリア姉様の件もですが企てたのは私です、そして兄様姉様もご主人はそのような争いを好まず、私の方が最も脅威であるというのは認知していることでしょう、つまり、何かを起こせば私にヘイトが向く、私さえ押さえつけ、ご主人を脅せば・・・となる」
メルリア「周りはダンナ様が弱体化している事を知らない、知っていてもそれは一時的なものだと認識している人ですからね、メリアが行った悪さをダンナ様に注意するように促し、メリアの行動を抑え込む、そう考える方の方が多いかもしれませんね」
メリア「そうですね、相手も馬鹿ではないので私の策略なんて容易に思いつくでしょうけどね、後はどれだけ私の性格の悪さについてこられるかですけど・・・」
メリアは紅茶を飲み終え、椅子から立ち上がる。
メリア「少し風を浴びてきますね、あまり気持ちのいい話ではありませんでしたね」
メリアが自室のベランダへ向かおうとした時、メルリアが問いかける。
メルリア「メリアは私達家族の事は・・・嫌いなの?」
メルリアは不安そうな声で問いかける。
メリアは笑顔のまま振り返り迷う事なく答える。
メリア「勿論です、私は兄様姉様全員大嫌いですよ、なにせ私よりも地位が高いですからね、だから私はメルリア姉様貴女だけは唯一信頼と愛情があります」
メリアはベランダに出た。
メルリアは自身の手に持つティーカップを眺める。
メルリア(自分よりも格上の存在が嫌い・・・何処までも貪欲で傲慢な考え方・・・いえ、お母様の模写子であるメリアだからこそ考えつく答えなのか、それともお母様自身がずっとその考えで生き、そして得た地位なのか・・・二人から最も遠い私には一生分かりえない領域ですね)
・・・・・・
ベランダに出たメリア
メリア(アリル姉様討伐、その作戦の要となるメルリア姉様、ご主人との性行為は40、つまり帝オーラ数で言えば200程供給された事になる、1帝オーラ供給されるだけでも種族として覚醒し、その後増える度に潜在能力が解放され、それに合わせて強化されていく。メルリア姉様自身特訓等したこともないでしょうが、現在地と潜在能力値はほぼイコールだった、つまりこのまま解放を続けていけばアリル姉様を討伐することが可能な程の実力を手に入れる事が出来る・・・)
メリアは指で数える仕草をしながらクスっと笑う。
メリア「最低限の保証も考えたら後60回、メルリア姉様はぜひご主人に抱かれてください、将来のためなら二ヵ月程ならその日の二番目でも三番目でも我慢しましょう、ふふふ」
その後60回を満たす前にパトが壊れ、パトが地球に戻るという騒動が起きた。
メリア「単刀直入で聞きますけど、ご主人と何回程性行為を致しましたか?メルリア姉様?」
メルリアは赤面しながらメリアの方を見る
メルリア「珍しく二人きりになったと思ったらドストレートですね、えっと・・・ちなみになんでそんな事を?」
メリア「ただの好奇心です、あとは対抗意識ですね、私のご主人を貸しているのですから進捗くらい聞かせてくれてもいいと思うのですがね」
メリアはメルリアに冷たい目線を送る、それは「いいから言え、出なければ潰すぞ?」と言わんばかりの目だった、流石のメルリアもメリアのその眼に抗う事が出来ずに話す。
メルリア「えっと・・・ダンナ様が致した回数を1とするなら・・・既に3桁は硬いですね」
メリア「そうですか、では日数で言えば?」
メルリア「えっと・・・40日程でしょうか?」
メリア「姉様、ほぼ毎日じゃないですか、結構ドン引きですよ」
メルリア「ごめんなさい!でも抑えきれないんです!ここは目に毒ですし、一度嫉妬したらもう環境が悪すぎです!」
メリア「私だって嫉妬しないわけじゃないですよ?姉さまのせいで間違いなく周りとの回数が格段に減って居ますからね、でもまあ、順番があるわけではありませんし、ご主人の自由、別にメルリア姉様を咎める必要性は無いのですけどね」
メリアはテーブルに置いていた紅茶をすする
メリア(流石姉様、この短期間で私の想定以上の回数をこなしている、ここまでしていれば姉様自体かなりの強化を見込める、この調子で姉様を強化していけば、他の帝王神候補の姉様兄様方を制圧出来るのもそう遠い未来ではない、試しに帝王神候補序列9位、アリル姉様の国を狙ってもいいでしょうね、アリル姉様は温厚で大人しそうに見えるけど、そんなイメージで挑めば必ず返り討ちに会う、戦いを一切好まないメルリア姉様と状況次第で最も好戦的になるアリル姉様、そして相手の戦力、確か専属神が4名、どれもアリル姉様が認めた強者)
メリアはメルリアを育て、メルリア主体のエウレカ帝国戦力が整った段階でアリルが統括する国、そしてアリルというもう一人の帝王神候補の入手を狙っていた。
メリア「エウレカ帝国も戦力が整いましたよね、現状で戦える帝王神候補1名、神王13名、最上級神数万名、上級神も多く在籍する、これ自体ならどの国よりも強力かもしれませんね」
メルリア「メリア、私が言える立場ではないですけど、間違っても戦争をしようだなんて考えないでくださいね」
メリア「それは無理な話ですよ、帝王神になるのは一人、それに対して帝王神候補は12名、そのうち私、ソフィア、メルリア姉様はご主人側についた、ならば敵は8名、そう遠くない段階で争いは始まります、そうなればまず必要なのは戦力でしょうね、帝王神候補が配下につく、その脅威は神王を何十体用意しても補えるものではありません、早い段階で仕掛けて集める必要があるのです」
メルリア「・・・という事は近い内に・・・」
メリア「ええ、狙いますよ、アリル姉様の国、そしてアリル姉様と姉様率いる専属神4名、アリル姉様は調べましたが専属神4名とも女神、そしてアリル姉様は初物、狙う戦力としては充分です。メルメア姉様やリトア姉様は特別な異性は一切作りませんが専属神に男性が居ますからね、例え争いで勝ったとしてもその専属神を破棄して貰わないといけません」
メルリア「まさか、姉妹全員をダンナ様の配下に入れるつもりなんですか?!」
メリア「ええ、ただそうなればいいなって話ですがね、トア兄様もリトア姉様、メアトル兄様は私ですら素で敵わない存在、知性も策略も実力も私以上の大物、帝王神になる上で厄介な敵になるのは間違いなくその3名、そしてその3名の内リトア姉様を加入出来れば・・・戦況は一気にこっちに持ってこれる、そのリトア姉様を倒すためにはメルメア姉様とアリル姉様を配下に入れて、強化させる、流石のリトア姉様も覚醒強化された帝王神候補3名、私の封印やソフィアの封印も解け、実力が戻れば5名、そしてご主人もその時戻れば6名、半数の帝王神候補が一気に攻める構図が出来る、半数を得れば勝ち、兄様姉様は家族を下僕にするという発想はあっても実行しようとはしませんからね、私がそれを先にやらせてもらうだけです」
メルリア「物騒な事ばかり考えているのね、メリア、平和を求めようとは思わないの?」
メリア「平和?それはご主人が帝王神になった時、もしくは兄様姉様全員がご主人に降伏し、服従した後で充分ですよ、なにせ今のんびりして兄様や姉様に他の帝王神候補や神王が奪われ、エウレカ帝国が戦争で負ければそれこそ目も当てれません、一度の敗北も許されない、一度負ければ死ぬまで一生下僕の神生が待つのみ、自分の好きな人と好きなだけ過ごせる時間すらも、自由も権利も全て奪われ、握られる、そんなのは私は許せないです」
メルリア「・・・私の前でそれを言うのですね、メリア」
メルリアはメリアに屈し、パトの配下になった、
今こそはパトに忠誠を誓い、メルリア自身も肩の荷が降りて幸せに過ごしている、だが全員が全員幸せという事はあり得ない。
メルリアの側近に居た2名の神、リーラとシスリット、その二人も自身が居た国から無理矢理離れ、エウレカ帝国という新たな環境で生きている、その二人が幸せかどうかはメルリアにはわからない。
メルリア「一つ言っておきます、私は帝王神候補11位です、私はお母様からも見捨てられた落ちこぼれ、なにせダンナ様の専属神にさせるために産み、帝王神にさせる気はサラサラないメリアですら10位、私はそれよりも下なのです、エウレカ帝国の内情を知った今、メリアの考えている事はある程度わかります、私を主力にした戦型で動くつもりなのでしょう?」
メリア「その可能性は大いに高いですが、必ずやそうするとは限りません、なにせご主人は戦えませんが帝園(ミガドルエデン)は戦える、そうですね、一ヵ月程帝オーラを蓄えて、ネル当たりに全て渡してしまえば国を壊すくらいわけないでしょう、下手すればお母様すらもそれでどうにかなるかもしれませんね、その可能性を秘めている程、帝園というのは強力であり、私達にとっての切り札です、ですがその策を封じる方法も存在するのは確かです、そもそも召喚させない、弱体化したご主人を狙い、死亡させる、それだけ召喚という手が消える、ご主人は死なない、だけど仮死亡、デスペナルティーという存在を最も私達は恐れる必要があるのです」
メルリア「成程、最初から脅威と思わせてしまえばダンナ様への危険が高まる、そうさせないために極力帝園という力を使わない、エウレカ帝国だけの戦力で戦いきる必要があると」
メリア「ええ、実際メルリア姉様の件もですが企てたのは私です、そして兄様姉様もご主人はそのような争いを好まず、私の方が最も脅威であるというのは認知していることでしょう、つまり、何かを起こせば私にヘイトが向く、私さえ押さえつけ、ご主人を脅せば・・・となる」
メルリア「周りはダンナ様が弱体化している事を知らない、知っていてもそれは一時的なものだと認識している人ですからね、メリアが行った悪さをダンナ様に注意するように促し、メリアの行動を抑え込む、そう考える方の方が多いかもしれませんね」
メリア「そうですね、相手も馬鹿ではないので私の策略なんて容易に思いつくでしょうけどね、後はどれだけ私の性格の悪さについてこられるかですけど・・・」
メリアは紅茶を飲み終え、椅子から立ち上がる。
メリア「少し風を浴びてきますね、あまり気持ちのいい話ではありませんでしたね」
メリアが自室のベランダへ向かおうとした時、メルリアが問いかける。
メルリア「メリアは私達家族の事は・・・嫌いなの?」
メルリアは不安そうな声で問いかける。
メリアは笑顔のまま振り返り迷う事なく答える。
メリア「勿論です、私は兄様姉様全員大嫌いですよ、なにせ私よりも地位が高いですからね、だから私はメルリア姉様貴女だけは唯一信頼と愛情があります」
メリアはベランダに出た。
メルリアは自身の手に持つティーカップを眺める。
メルリア(自分よりも格上の存在が嫌い・・・何処までも貪欲で傲慢な考え方・・・いえ、お母様の模写子であるメリアだからこそ考えつく答えなのか、それともお母様自身がずっとその考えで生き、そして得た地位なのか・・・二人から最も遠い私には一生分かりえない領域ですね)
・・・・・・
ベランダに出たメリア
メリア(アリル姉様討伐、その作戦の要となるメルリア姉様、ご主人との性行為は40、つまり帝オーラ数で言えば200程供給された事になる、1帝オーラ供給されるだけでも種族として覚醒し、その後増える度に潜在能力が解放され、それに合わせて強化されていく。メルリア姉様自身特訓等したこともないでしょうが、現在地と潜在能力値はほぼイコールだった、つまりこのまま解放を続けていけばアリル姉様を討伐することが可能な程の実力を手に入れる事が出来る・・・)
メリアは指で数える仕草をしながらクスっと笑う。
メリア「最低限の保証も考えたら後60回、メルリア姉様はぜひご主人に抱かれてください、将来のためなら二ヵ月程ならその日の二番目でも三番目でも我慢しましょう、ふふふ」
その後60回を満たす前にパトが壊れ、パトが地球に戻るという騒動が起きた。
patopatoblog at 20:23|Permalink
2023年12月27日
No.141 ラッキースケベ視察
エウレカ帝国は女神だけで成り立っている神の国、国民は全員女神、故に公共サービスや公共で売っているお店の品も全て女性向け商品。微塵も男性向け商品は取り扱っていない。
パトはアリシアとソルテとメルリアの3人をつけて城下町を歩いていた。
パト「相変わらず女性物しか置いてないな、でも客が居るわけでもないし、儲かってるのかな?」
アリシア「別にお金に困ったからと言っても生活に困る事はありませんからね、衣食住は国が支援していますし、義務としてのケアも国民全員に与えていますし」
ソルテ「それ、国のお金が足りないのでは?」
アリシア「そもそもこの国にお金の概念はありますけど、まだお金の価値が高くないんですよ、神という種族の良い所であり、悪い所です、見返りを求めないんですよ、だからお金を配るのではなく、国が女神に十分な生活を保障する制度に切り替えました、地球で言うと毎月60万円程国から無償で振り込んでいるようなものですね、神の国というのは人間から見たら異質そのものですね」
メルリア「帝国の政治は他国から見ても異質ですよ、なぜそのやり方で成り立っているのか不思議なくらいです」
アリシア「帝国は国民一人一人を大事な神材だと認識していますので、蔑ろにはしないのですよ、だから高品質を保てと国が指示するならそれなりに国が支援するのは当然、パト様の従属がみすぼらしい姿を見せたらそれは帝国の恥であり、私や政治部隊、メリア様やパト様の御顔に泥を塗る行為ですからね、一人一人に美意識を持たせてしっかり対応!これが大事なわけです!」
パト「確かにそう考えると帝国の女神は皆綺麗だ、メリアが聞いたら「ならさっさとガンガン女神を食べちゃってください♪」って言われそうだから言わないけども」
ソルテ「視察ならお店に入ってはどうですか?パト様、街並みを見てても何もわからないでしょう?」
パト「ソルテの言う通りだな、それじゃああの衣服の店に入ろうかな!帝国の女神が出してる服とか凄く気になる!」
パト達は目についた服屋に入った。
・・・・・・
ソルテ「失礼します、帝王様が当店の視察を希望されましたので、ご協力お願いします」
店員「あばばばばばばば、あの、あのあの?!私何か不正でもしましたでしょうか??あの御命だけは・・・」
店員は凄く青ざめた顔で震えていた、国の重役が揃って入店したとなれば何かしら「目をつけらてた」と思うのが当然だった。
パト「気にしないで、国でどのようなデザインの服を売ってるか気になっただけなんだ」
パトも店員の顔を見て罪悪感を覚えた、軽い気持ちで入店したものの自分の立場をまったく理解出来てなかったと反省した。
パト「アリシア、ソルテ咎めるなよ、同じ状況なら俺もビビる」
アリシア「そうですね、それではご自由に」
パトはアリシアにそう言われるが、とあることに気付いた、店内試着室にカーテンがついていなかったため、そこで試着していた女神達が普通に裸だった。
パト「うわ・・・///」
パトは咄嗟に視線を逃がし、店内に並ぶ服を見るがしっかりと試着していた女神と眼が合ってしまったため、緊張が続いていた。
パト(カーテンを付けろと後でアリシアに注意しておこう、必須だろ!)
パトが店内の服を見ているとやはり女性物の服しか置いていなかった。
パト「思ったより可愛い系の服もあるんだな、神だからそういうのに興味ないと思ってたよ」
アリシア「世界中から人気デザインを採用してますので、パト様が可愛いとおっしゃったのは恐らく地球文化デザインなのでしょう、地球でいう民族デザインも存在しますよ」
パト「そ、そうか、というかさ」
パトはアリシアの耳元で話した。
パト「帝国女神って他人に裸見られて恥ずかしくならないものなの?俺普通にここに居るのにさっきから普通に着替えてるよね?俺ってミジンコくらいにしか思われてない?」
アリシアはプスっと笑い、パトの耳元で話す。
アリシア「逆ですよ、気に入って貰えるように敢えてあそこで何度も着替えているのですよ、眼に止まって誘われれば栄光ですからね、先ほどから試着室に居た女神はずっとこちらを見ていますよ」
パト「え、試着室が展覧会みたいになってんの、こわ」
パトはチラっと再度試着室を見る、そこには肌白いエルフっ子に、長髪のスラっとした女神等が居た、だが何故かチラチラと目が合ってしまう。
パト「凄く可愛いんだけどなぁ、特にちょっと目が合って恥ずかしそうにしてるあのエルフっ子とか、眼鏡つけたら似合うんだろうなぁ」
アリシア「ご指名ですか?お声をお掛けしますが?」
パト「やめろって言いたいけど、リサーチはしておいてくれると助かる」ボソ
アリシア「パト様は短めの髪に、肌白いエルフが流行りっと」メモに記載中
パト「声に出して書くな、というか書くな!」
ソルテ「ふ~ん、パトさんってああいうのが良いんですね」
パト「あからさまな嫉妬を向けてくれてありがとう、今仕事中だけどパトさんでいいの?」
ソルテ「失礼、パト様、お気に召したものはありましたでしょうか?」キリ
パト「そうだな、これとか俺に似合う・・・って言うとでも?」
ソルテ「いえ、そのお隣にある洋服を私に似合うのではと見ていたのかなと思いまして、私も主であるパト様に着てみろと言われたらぜひ着させてもらいます」キリ
パト「気にかけた口ぶりで自分の好みの服を指定してくんな、まあいいけど、着てみる?」
ソルテ「仕方ありません、業務中ではありますが、主からの命令、ぜひその服を着るとしましょう」
ソルテはそう言うとパトから服を預かり、そのまま試着室の方に向った、ソルテが行く事で試着室に居た女神が慌てて離れ、ソルテは一言声を掛けてから試着室に入り、その場で着替え始めた。
パト「アリシア、試着室にカーテンの設置を義務付けろ、命令だ、最優先事項として政治部隊の議題にあげるんだ、いいな?」
アリシア「かしこまりました、メリア様に通しておきます!」
アリシアはそう言うと速攻で分身体を生み出し、分身体はそのままメリアの元に走って行った。
パト「試着するのが目的とはいえ、あれだけ丸見えだとなんか気になって仕方ない」
パトはアリシア達と話しているとメルリアがパトに話掛けて来た。
メルリア「アナタ、こちらの下着(大事な所丸見えバージョン)とこちらの下着(大事な所スケスケバージョン)どちらがいいですか?」
パト「なあメルリア、君は最初そんなキャラじゃなかったよね?!なに?帝国って清楚な神も淫乱な神にジョブチェンジしてしまう魔力があるっていうのか?!」
メルリア「いえ、私自身ここまで積極的になっているのは驚いています、ですが意中の殿方に振り向いてほしい、喜んでほしいその一心になるともうどうしても尽くしたくて」
アリシア「メルリア様!そのお気持ちわかります!恋心とはそのようなものですよね!私もパト様がおっしゃってくれるなら今の役職を全て捨ててすぐにでもパト様の物になって!あいた?!」
パト「勤務中だぞ、お淑やかにな、あとメルリア、両方買っておきなさい・・・」
メルリア「はい!」たったった~~♪
アリシア「メルリア様も明るくなられましたね♪これもパト様の御力ですね♪」
パト「この生活に馴染んでくれて良かったとは思うよ、メルリア自身のプライベート時間がないからさ、ちょっと不安なんだよね、やっぱり1日でも休む時間があったほうがいいだろうしさ」
アリシア「メルリア様だったら多分1日フリーを全部パト様の隣で消費しそうですけどね、今でもそうですけどエイリにパト様の側近枠を頑なに渡していませんからね、多分パト様が言うまでは絶対に自分のポジションは渡さないと思いますよ、メルリア様は」
パト「まあ、本人が嫌じゃないなら俺は良いんだけどさ」
ソルテ「あの・・・着替え終わってずっと待ってるのですが・・・」
ソルテは大人でインテリな雰囲気のある落ち着いたデザインの服を着ていた、プライベートのソルテにはぴったりだった。
パト「凄く可愛いと思うよ、買ってあげるからそれもレジに持っていきなさい」
ソルテ「ありがとうございます♪では再度着替えますね!」
パト(別に俺の金じゃないし・・・いっか!)
・・・・・・
パト達は洋服店を後にし、また街を歩いていた。
アリシア「先ほどパト様が気にしていたエルフ族に明日城に来るようにとご指名しておきました、もちろんしっかりとケアをしてくるようにと指示しております!あいた?!」
パト「もうそれ最後までヤレって事じゃん!相手絶対に夜のお相手に指名されたって勘違いするじゃん!どうすんの?!ねえ!俺そんな気サラサラないんだけど?!」
メルリア「明日・・・朝マーキングしておかないと・・・」ボソ
ソルテ「明日、事後の対応を迅速に行えるように侍女達に指示しておかないと」ボソ
パト「とりあえずアリシア、責任もって訂正してきなさい、夜伽はありません、会話したいだけです!まったく少し会話したいだけですぐ性行為に繋げられたら誰とも話せなくなるでしょうが、まずはスキンシップ!会話大事!コミュニケーション!」
アリシア「でしたらあの場でパト様からお話ししたら良かったのでは?」
ソルテ「アリシア、それはダメ、パト様は自分から女性に話に行けるほど肝が据わってないから」
パト「ち、違うしー!あの店員さんみたいに怯えられたら嫌だなって思っただけだし~!」
ソルテ「あの後あの場に居た店員の女神、少し目を離したら服が凄く可愛くなってたのよね、多分あれは相当油断してたんでしょうね、可哀そうに、女性には準備というものがあるというのに」
メルリア「わかります、準備不足の状態でパト様に見られると思うと」
パト「メルリアの準備不足ってどの段階?朝は夜這いのまま寝てるか、性的奉仕で全裸率高いじゃん」
メルリア「一度汚れを洗い流しております、アナタに不快感を与えては専属侍女の名に恥じてしまいますから」
ソルテ「メルリア様、せめて口淫か手淫で抑えてくれませんか?朝にしてはハード過ぎます」
メルリア「主の目覚めは私の中で、それが一番良いと思うのですよ」
パト(なにも聞いてない事にしよ・・・)
そんなパトにアリシアが耳元で話しかける。
アリシア「私もそろそろ寂しいですよ♪」
パト「・・・///」
アリシアの誘いはいつもこうである、興味なさそうにしているが、求める時はあくまで自身の状況を伝えるだけでパトの判断に任せる、控え目な誘い方がパトにとって凄く心をくすぐられる。
パト「じゃあその・・・部屋に行きます」
・・・・・・
続いて武器屋に入ったパト達。
パト(武器と言っても軽量型が殆どだな、能力で武器を作る俺には無縁か、というより大体の奴は能力から武器を作るから武器とか意味ないんじゃないか?)
武器屋「主様!ご来店ありがとうございます!女性用のサブウェポン専用武器を取り扱っておりますがなにかご要望がありましたらいつでもお声をおかけください」
武器屋は深く頭を下げるとそのまま少し距離を取り、パト達を伺っていた。
パト「そういえばここらに居る女神って従属神なのか?」
アリシア「はい、エウレカ帝国本領は従属神100万名と直属従属神、専属神、専属侍女の方しか居ません、その他の配下神はエウレカ帝国分領に住んでいます、もちろん分領だからと言って治安が悪い等は一切ありません!ちゃんとエウレカ帝国の恩恵を受けております!分領土は各分野に特化した神事に仕訳けて役割を与えております、資材や食材、星作成による新たな資源作成、作成時による品質向上も務めております!良い商品を作るにはまずは良い資源から!良い資源を作るには良い星を!ですからね!」
パト「帝国産の製造工程はまず星から作りますってか、またさりげなくスケールのデカさを出してきやがったな」
パト(でも従属神って事は俺、この人ともキスしてる事になるんだな、てことはさっきの服屋も一度は全員とキスしてる事になるのか?!100万従属神覚醒計画の時は俺、終わるまで帝園に行ってて、肉体は睡眠状態だったからな、全然記憶にないんだよなぁ)
パト「そういえばサブウェポンって事は予備武器として使うって事か?」
ソルテ「そうね、私達には不要ですけど、これらの武器はオーラ浸透率も凄く高いから能力で作った武器同様の効果を生み出せる代物、腰にでもつけておけばオシャレにもなるし、そのまま武器としても扱えるし私は良いと思うわよ」
パト「武器か、確かに腰に掛けていると騎士みたいで格好いいな!専攻部隊につけさせたら女騎士団!みたいで凄く格好いいよね!デザインは白か青だな!」
アリシア「それも政治部隊に提案しましょうか?」
パト「いや、さっきのはただの会話ということで、つける必要もない武器を持たされるようになったって不満の声が出てきたら目も当てられないし」
ソルテ「でも目に見える武器というのは威厳が生まれるものです、やはり何も持ってないと身の程を弁えない低俗も居ますからね」
パト「でもダメだ、物騒な見た目にあるからな、各自に任せる!」
パト(流石に武器屋では試着室は存在しない!ふふ、勝ったな)
従属神A「ねえねえ、鎧直して欲しんだけど~~」
パトが脳内で勝ち誇っていると従属神が入店してきた、上半身裸だった。
パト「待て、なんで上半身裸、公共だろ?!」
ソルテ「多文化国家ですからね、裸体を晒しても問題ない女神も居るには居ますよ」
アリシア「お互いの価値観と文化を許容しあう、素晴らしいですね♪」
パト「え、外でもあんななの、帝国裸族文化疑惑出るから規制掛けといて、これは命令、流石に異文化OKでも裸族はダメだ、帝国の女神たるもの清く美しく、誰から見ても恥ずかしくないように!」
アリシア「わかりました、この件もメリア様に伝えておきます」
アリシアは分身体を作り、そのままメリアの所に向った。
パト「というか琴歌もこの文化に疑問を抱かなかったのか・・・」
アリシア「異文化交流と言ったら納得してくれました、琴歌ちゃん自身は少し不満そうでしたけど」
パト「まあ、そうだよね、普通はそうだよね、服は着ないとダメダメ、眼の毒、これで性的な目で見られたって苦情してきても「そりゃそうだろ!馬鹿か?」で終わるところだったわ」
パト達が話していると先ほど入って来た従属神Aがパトに話しかけて来た。
従属神A「主様!会えて光栄です!」
パト「胸を隠せーーーーー!!たわけがーーー!!」
・・・・・・
視察が終え、パトは玉座に戻ってきた。
パト「はぁ、疲れた」
月花「目の保養は出来たかしら~♪」
琴歌「沢山女性の裸を見て来てましたね」
カナ「もう!凄く裸体裸体!おっぱいおっぱいってうるさいんだから」
パト「俺のプライベートを覗ける奴らが集まんな、何も言えないだろうが」
そこから3人にからかわれるパトだった。
パトはアリシアとソルテとメルリアの3人をつけて城下町を歩いていた。
パト「相変わらず女性物しか置いてないな、でも客が居るわけでもないし、儲かってるのかな?」
アリシア「別にお金に困ったからと言っても生活に困る事はありませんからね、衣食住は国が支援していますし、義務としてのケアも国民全員に与えていますし」
ソルテ「それ、国のお金が足りないのでは?」
アリシア「そもそもこの国にお金の概念はありますけど、まだお金の価値が高くないんですよ、神という種族の良い所であり、悪い所です、見返りを求めないんですよ、だからお金を配るのではなく、国が女神に十分な生活を保障する制度に切り替えました、地球で言うと毎月60万円程国から無償で振り込んでいるようなものですね、神の国というのは人間から見たら異質そのものですね」
メルリア「帝国の政治は他国から見ても異質ですよ、なぜそのやり方で成り立っているのか不思議なくらいです」
アリシア「帝国は国民一人一人を大事な神材だと認識していますので、蔑ろにはしないのですよ、だから高品質を保てと国が指示するならそれなりに国が支援するのは当然、パト様の従属がみすぼらしい姿を見せたらそれは帝国の恥であり、私や政治部隊、メリア様やパト様の御顔に泥を塗る行為ですからね、一人一人に美意識を持たせてしっかり対応!これが大事なわけです!」
パト「確かにそう考えると帝国の女神は皆綺麗だ、メリアが聞いたら「ならさっさとガンガン女神を食べちゃってください♪」って言われそうだから言わないけども」
ソルテ「視察ならお店に入ってはどうですか?パト様、街並みを見てても何もわからないでしょう?」
パト「ソルテの言う通りだな、それじゃああの衣服の店に入ろうかな!帝国の女神が出してる服とか凄く気になる!」
パト達は目についた服屋に入った。
・・・・・・
ソルテ「失礼します、帝王様が当店の視察を希望されましたので、ご協力お願いします」
店員「あばばばばばばば、あの、あのあの?!私何か不正でもしましたでしょうか??あの御命だけは・・・」
店員は凄く青ざめた顔で震えていた、国の重役が揃って入店したとなれば何かしら「目をつけらてた」と思うのが当然だった。
パト「気にしないで、国でどのようなデザインの服を売ってるか気になっただけなんだ」
パトも店員の顔を見て罪悪感を覚えた、軽い気持ちで入店したものの自分の立場をまったく理解出来てなかったと反省した。
パト「アリシア、ソルテ咎めるなよ、同じ状況なら俺もビビる」
アリシア「そうですね、それではご自由に」
パトはアリシアにそう言われるが、とあることに気付いた、店内試着室にカーテンがついていなかったため、そこで試着していた女神達が普通に裸だった。
パト「うわ・・・///」
パトは咄嗟に視線を逃がし、店内に並ぶ服を見るがしっかりと試着していた女神と眼が合ってしまったため、緊張が続いていた。
パト(カーテンを付けろと後でアリシアに注意しておこう、必須だろ!)
パトが店内の服を見ているとやはり女性物の服しか置いていなかった。
パト「思ったより可愛い系の服もあるんだな、神だからそういうのに興味ないと思ってたよ」
アリシア「世界中から人気デザインを採用してますので、パト様が可愛いとおっしゃったのは恐らく地球文化デザインなのでしょう、地球でいう民族デザインも存在しますよ」
パト「そ、そうか、というかさ」
パトはアリシアの耳元で話した。
パト「帝国女神って他人に裸見られて恥ずかしくならないものなの?俺普通にここに居るのにさっきから普通に着替えてるよね?俺ってミジンコくらいにしか思われてない?」
アリシアはプスっと笑い、パトの耳元で話す。
アリシア「逆ですよ、気に入って貰えるように敢えてあそこで何度も着替えているのですよ、眼に止まって誘われれば栄光ですからね、先ほどから試着室に居た女神はずっとこちらを見ていますよ」
パト「え、試着室が展覧会みたいになってんの、こわ」
パトはチラっと再度試着室を見る、そこには肌白いエルフっ子に、長髪のスラっとした女神等が居た、だが何故かチラチラと目が合ってしまう。
パト「凄く可愛いんだけどなぁ、特にちょっと目が合って恥ずかしそうにしてるあのエルフっ子とか、眼鏡つけたら似合うんだろうなぁ」
アリシア「ご指名ですか?お声をお掛けしますが?」
パト「やめろって言いたいけど、リサーチはしておいてくれると助かる」ボソ
アリシア「パト様は短めの髪に、肌白いエルフが流行りっと」メモに記載中
パト「声に出して書くな、というか書くな!」
ソルテ「ふ~ん、パトさんってああいうのが良いんですね」
パト「あからさまな嫉妬を向けてくれてありがとう、今仕事中だけどパトさんでいいの?」
ソルテ「失礼、パト様、お気に召したものはありましたでしょうか?」キリ
パト「そうだな、これとか俺に似合う・・・って言うとでも?」
ソルテ「いえ、そのお隣にある洋服を私に似合うのではと見ていたのかなと思いまして、私も主であるパト様に着てみろと言われたらぜひ着させてもらいます」キリ
パト「気にかけた口ぶりで自分の好みの服を指定してくんな、まあいいけど、着てみる?」
ソルテ「仕方ありません、業務中ではありますが、主からの命令、ぜひその服を着るとしましょう」
ソルテはそう言うとパトから服を預かり、そのまま試着室の方に向った、ソルテが行く事で試着室に居た女神が慌てて離れ、ソルテは一言声を掛けてから試着室に入り、その場で着替え始めた。
パト「アリシア、試着室にカーテンの設置を義務付けろ、命令だ、最優先事項として政治部隊の議題にあげるんだ、いいな?」
アリシア「かしこまりました、メリア様に通しておきます!」
アリシアはそう言うと速攻で分身体を生み出し、分身体はそのままメリアの元に走って行った。
パト「試着するのが目的とはいえ、あれだけ丸見えだとなんか気になって仕方ない」
パトはアリシア達と話しているとメルリアがパトに話掛けて来た。
メルリア「アナタ、こちらの下着(大事な所丸見えバージョン)とこちらの下着(大事な所スケスケバージョン)どちらがいいですか?」
パト「なあメルリア、君は最初そんなキャラじゃなかったよね?!なに?帝国って清楚な神も淫乱な神にジョブチェンジしてしまう魔力があるっていうのか?!」
メルリア「いえ、私自身ここまで積極的になっているのは驚いています、ですが意中の殿方に振り向いてほしい、喜んでほしいその一心になるともうどうしても尽くしたくて」
アリシア「メルリア様!そのお気持ちわかります!恋心とはそのようなものですよね!私もパト様がおっしゃってくれるなら今の役職を全て捨ててすぐにでもパト様の物になって!あいた?!」
パト「勤務中だぞ、お淑やかにな、あとメルリア、両方買っておきなさい・・・」
メルリア「はい!」たったった~~♪
アリシア「メルリア様も明るくなられましたね♪これもパト様の御力ですね♪」
パト「この生活に馴染んでくれて良かったとは思うよ、メルリア自身のプライベート時間がないからさ、ちょっと不安なんだよね、やっぱり1日でも休む時間があったほうがいいだろうしさ」
アリシア「メルリア様だったら多分1日フリーを全部パト様の隣で消費しそうですけどね、今でもそうですけどエイリにパト様の側近枠を頑なに渡していませんからね、多分パト様が言うまでは絶対に自分のポジションは渡さないと思いますよ、メルリア様は」
パト「まあ、本人が嫌じゃないなら俺は良いんだけどさ」
ソルテ「あの・・・着替え終わってずっと待ってるのですが・・・」
ソルテは大人でインテリな雰囲気のある落ち着いたデザインの服を着ていた、プライベートのソルテにはぴったりだった。
パト「凄く可愛いと思うよ、買ってあげるからそれもレジに持っていきなさい」
ソルテ「ありがとうございます♪では再度着替えますね!」
パト(別に俺の金じゃないし・・・いっか!)
・・・・・・
パト達は洋服店を後にし、また街を歩いていた。
アリシア「先ほどパト様が気にしていたエルフ族に明日城に来るようにとご指名しておきました、もちろんしっかりとケアをしてくるようにと指示しております!あいた?!」
パト「もうそれ最後までヤレって事じゃん!相手絶対に夜のお相手に指名されたって勘違いするじゃん!どうすんの?!ねえ!俺そんな気サラサラないんだけど?!」
メルリア「明日・・・朝マーキングしておかないと・・・」ボソ
ソルテ「明日、事後の対応を迅速に行えるように侍女達に指示しておかないと」ボソ
パト「とりあえずアリシア、責任もって訂正してきなさい、夜伽はありません、会話したいだけです!まったく少し会話したいだけですぐ性行為に繋げられたら誰とも話せなくなるでしょうが、まずはスキンシップ!会話大事!コミュニケーション!」
アリシア「でしたらあの場でパト様からお話ししたら良かったのでは?」
ソルテ「アリシア、それはダメ、パト様は自分から女性に話に行けるほど肝が据わってないから」
パト「ち、違うしー!あの店員さんみたいに怯えられたら嫌だなって思っただけだし~!」
ソルテ「あの後あの場に居た店員の女神、少し目を離したら服が凄く可愛くなってたのよね、多分あれは相当油断してたんでしょうね、可哀そうに、女性には準備というものがあるというのに」
メルリア「わかります、準備不足の状態でパト様に見られると思うと」
パト「メルリアの準備不足ってどの段階?朝は夜這いのまま寝てるか、性的奉仕で全裸率高いじゃん」
メルリア「一度汚れを洗い流しております、アナタに不快感を与えては専属侍女の名に恥じてしまいますから」
ソルテ「メルリア様、せめて口淫か手淫で抑えてくれませんか?朝にしてはハード過ぎます」
メルリア「主の目覚めは私の中で、それが一番良いと思うのですよ」
パト(なにも聞いてない事にしよ・・・)
そんなパトにアリシアが耳元で話しかける。
アリシア「私もそろそろ寂しいですよ♪」
パト「・・・///」
アリシアの誘いはいつもこうである、興味なさそうにしているが、求める時はあくまで自身の状況を伝えるだけでパトの判断に任せる、控え目な誘い方がパトにとって凄く心をくすぐられる。
パト「じゃあその・・・部屋に行きます」
・・・・・・
続いて武器屋に入ったパト達。
パト(武器と言っても軽量型が殆どだな、能力で武器を作る俺には無縁か、というより大体の奴は能力から武器を作るから武器とか意味ないんじゃないか?)
武器屋「主様!ご来店ありがとうございます!女性用のサブウェポン専用武器を取り扱っておりますがなにかご要望がありましたらいつでもお声をおかけください」
武器屋は深く頭を下げるとそのまま少し距離を取り、パト達を伺っていた。
パト「そういえばここらに居る女神って従属神なのか?」
アリシア「はい、エウレカ帝国本領は従属神100万名と直属従属神、専属神、専属侍女の方しか居ません、その他の配下神はエウレカ帝国分領に住んでいます、もちろん分領だからと言って治安が悪い等は一切ありません!ちゃんとエウレカ帝国の恩恵を受けております!分領土は各分野に特化した神事に仕訳けて役割を与えております、資材や食材、星作成による新たな資源作成、作成時による品質向上も務めております!良い商品を作るにはまずは良い資源から!良い資源を作るには良い星を!ですからね!」
パト「帝国産の製造工程はまず星から作りますってか、またさりげなくスケールのデカさを出してきやがったな」
パト(でも従属神って事は俺、この人ともキスしてる事になるんだな、てことはさっきの服屋も一度は全員とキスしてる事になるのか?!100万従属神覚醒計画の時は俺、終わるまで帝園に行ってて、肉体は睡眠状態だったからな、全然記憶にないんだよなぁ)
パト「そういえばサブウェポンって事は予備武器として使うって事か?」
ソルテ「そうね、私達には不要ですけど、これらの武器はオーラ浸透率も凄く高いから能力で作った武器同様の効果を生み出せる代物、腰にでもつけておけばオシャレにもなるし、そのまま武器としても扱えるし私は良いと思うわよ」
パト「武器か、確かに腰に掛けていると騎士みたいで格好いいな!専攻部隊につけさせたら女騎士団!みたいで凄く格好いいよね!デザインは白か青だな!」
アリシア「それも政治部隊に提案しましょうか?」
パト「いや、さっきのはただの会話ということで、つける必要もない武器を持たされるようになったって不満の声が出てきたら目も当てられないし」
ソルテ「でも目に見える武器というのは威厳が生まれるものです、やはり何も持ってないと身の程を弁えない低俗も居ますからね」
パト「でもダメだ、物騒な見た目にあるからな、各自に任せる!」
パト(流石に武器屋では試着室は存在しない!ふふ、勝ったな)
従属神A「ねえねえ、鎧直して欲しんだけど~~」
パトが脳内で勝ち誇っていると従属神が入店してきた、上半身裸だった。
パト「待て、なんで上半身裸、公共だろ?!」
ソルテ「多文化国家ですからね、裸体を晒しても問題ない女神も居るには居ますよ」
アリシア「お互いの価値観と文化を許容しあう、素晴らしいですね♪」
パト「え、外でもあんななの、帝国裸族文化疑惑出るから規制掛けといて、これは命令、流石に異文化OKでも裸族はダメだ、帝国の女神たるもの清く美しく、誰から見ても恥ずかしくないように!」
アリシア「わかりました、この件もメリア様に伝えておきます」
アリシアは分身体を作り、そのままメリアの所に向った。
パト「というか琴歌もこの文化に疑問を抱かなかったのか・・・」
アリシア「異文化交流と言ったら納得してくれました、琴歌ちゃん自身は少し不満そうでしたけど」
パト「まあ、そうだよね、普通はそうだよね、服は着ないとダメダメ、眼の毒、これで性的な目で見られたって苦情してきても「そりゃそうだろ!馬鹿か?」で終わるところだったわ」
パト達が話していると先ほど入って来た従属神Aがパトに話しかけて来た。
従属神A「主様!会えて光栄です!」
パト「胸を隠せーーーーー!!たわけがーーー!!」
・・・・・・
視察が終え、パトは玉座に戻ってきた。
パト「はぁ、疲れた」
月花「目の保養は出来たかしら~♪」
琴歌「沢山女性の裸を見て来てましたね」
カナ「もう!凄く裸体裸体!おっぱいおっぱいってうるさいんだから」
パト「俺のプライベートを覗ける奴らが集まんな、何も言えないだろうが」
そこから3人にからかわれるパトだった。
patopatoblog at 16:19|Permalink
No.140 クリスマスという概念
パト「地球の時期的にクリスマスだな~」
琴歌「そうですね、ずっと一人でしたので、プライベートで誰かとクリスマスを過ごすというのがあまり経験がなくて・・・シアーネさんくらいでしたね・・・」
パト「そ、そうか・・・」
パトは琴歌にどう言葉を掛けたらいいか戸惑う、思ったりも重たい返事が返ってきたからだ。
パト「じ、実は俺、クリスマスに良い思い出がなくてね、実家に居た頃は父さん以外の皆が家族集まってクリスマスパーティーしてたんだけど、俺は部屋にこもっていてね、どうしても賑やかな所に行けなくてね、ほら、学校でも特別な行事にだけ参加して周りから何かしら言われるとかあるじゃん?あの感覚に近くてさ、だから俺はそういうパーティーに参加せずにワイワイしている声だけ聴いてたんだ」
琴歌「えっと、別に不仲ってわけではなかったんですよね?」
パト「不仲なら雪花と月花が俺についてきてないって、不仲というより俺が距離を置いたんだよ、多分皆俺の事が気になってたと思うよ、気を使わせたくないのに気を使わせる日、凄く心苦しいイベントだったよ」
パトは遠い目をしながら話す。
パトと琴歌が話していたのは共有談話室という休憩室だった。
そこで珍しくメリアが通りすがる。
メリア「あら、ご主人に琴歌ちゃん、休憩中ですか?」
パト「ああ、クリスマスの事を話してね」
琴歌「そういえばメリアさんは地球に居た頃2年程パトさんの中に居たんですよね?確かカナさんも、パトさんってどうだったのですか?」
メリアは琴歌に聞かれ、得意げに空いているパトの横の席に座り、琴歌に話す。
メリア「ご主人はですね、他の神や宗教の習わしになんて一切興味を示さないという強い意志を見せていました、流石はご主人ですよね!」
パト「おい、とんでもない飛躍やめろ、そんな超意識高いわけないだろ」
メリア「それは冗談として、ご主人は凄く気を使っていました、1年目は皆さんも気にかけていました、「パトが参加しないのはちょっと気になる」って月花ちゃんも気にしてましたし、でも2年目にもなるとまあ・・・その・・・」
パト「おい待て、それってもしかして、俺が居ない事前提で誰も呼ぶ気すらなかったって話じゃないよな?」
メリア「流石ご主人!正解です!なんと2年目はそもそもご主人の分を誰も用意してませんでした!というより芦花ちゃんは東京、雪花ちゃんと桜花ちゃんは高校受験でそもそも1年目に比べたらそこまで盛り上がった内容でもなかったそうですよ」
琴歌「そ、想像出来ますね、えっと桜花ちゃんは・・・」
パト「ああ、雪花の双子に妹だな、結果を言えば桜花は高校受験失敗したんだよな、あの時は修羅場だったなぁ~、引きこもってた部屋からも感じれたよね、あのピリついた感じ、懐かしいぜ・・・(遠い目)」
メリア「ニートが二人になった!って凄く雪花ちゃんに言われてましたもんね」
琴歌「え、遠慮ないですね・・・」
パト「そうそう、俺も地獄のクリスマスだったけど、家庭内もまあまあなクリスマスを送っててくれてて俺は嬉しいね」
琴歌「パト君、中々黒いですね・・・ですが3年目はどうだったんですか?確か東京に来る前だったので、それなりにメンバーも居ましたよね?」
パト「ああ、あの時はまだソフィアが居なかったから5人旅だったな・・・凄く楽しかったよ、レストラン予約してさ、確かメリアと雪花がやってくれたんだよな?」
メリア「はい、海外だったので雪花ちゃんだけでは注文所か会話も出来なかったので、それで密ではありますがしっかり楽しみました、私も初めてのクリスマスというイベントだったので、当時だとカナもそうでしたね、カナは特に喜んでいましたね、参加したくてもご主人が2年間部屋に籠っていましたから」
パト「懐かしいな!」
琴歌「皆さんずっと楽しそうに生きてると思っていましたけど、苦労しているのですね」
メリア「私はずっと楽しんでいましたよ!なにせご主人と一緒なんですから!これ以上に楽しい事はありません!」ドヤ
琴歌「あ、休憩時間も終わりですね、では私はこれで」
パト「ああ、仕事頑張れよ~」
琴歌はパトとメリアに声を掛けるとそのまま仕事場に戻っていった。
メリア「琴歌ちゃんも長い間一人でしたからね、たまには専属神達だけでパーティーも悪くないですよね」
パト「そうだな、せっかく普段から皆頑張ってくれてるんだ、それに皆各自の部隊を持ってから専属神内の接点も弱くなってきてる、俺なんて本当ハクと全然会って無いからな、元気にしてるかな」
メリア「あの子は、役割半分でいいのに、真面目ですからね・・・」
パト「まあまあ、ハクは今自分のために頑張ってるんだ、目先はダメでも長い先を見たらきっと大丈夫さ、今はハクを信じるよ」
メリア「優しいですね・・・では名残惜しいですが、私もまだ休憩ではないので失礼しますね、ご主人」
パト「ああ、行ってらっしゃいメリア」
メリアもその場を立ち去る、そしてパトが一人、談話室でコーヒー(微糖)を飲み、一息つく
パト(クリスマスか、そういえば全員決まって家に居たよな、雪花は当時は暴力暴言が凄かったから多分異性からモテなかったと思うけど、月花はどうだったんだろう、普通にモテてたと思うけどな)
月花(あらあら、私の過去を知りたいの?元カレの話を聞いてモヤモヤしたいのかな~?)
パト(また唐突に思考で会話を・・・ていうか月花に元カレとか居ないだろ、でもなんで居なかったんだ?お試しで付き合うとかなかったの?)
月花(共学なら有り得たのかもね、でも残念、私は女子高、それに私は学校が終われば塾に他の活動、それが終われば即座に帰宅!もちろんそこには異性が居たけど、全然、あれかしら、高嶺の花は誰も触ろうとしないって奴?)
パト(外面は本当に良いのにね、じゃあ告白された事もないの?)
月花(沢山あるわよ、ラブレターも沢山貰った事もあるし、全部女の子からだけど)
パト(百合!アイアム百合!!)
月花(残念ながら私は百合にまったく興味なし、だからもちろん断ったわ、でも気付いたら月花様とか言われるようになったのは面白かったけどね)
パト(そんな月花が俺を選んでくれたんだ、嬉しい限りだね)
月花(もう~~///そんな事言ってもサービスしかしないんだから~~///)
パト(脳内だと平然にド下ネタで返してくれるのにな~、あれだ、SNSで性格が変わる奴だ)
パトはそう考えながら手元にあったコーヒーを飲み干した、すると談話室の外で待機していたメルリアが咄嗟にパトの横に立ち、伺う。
メルリア「アナタ、コーヒーのおかわりは要りますか?」
パト「ううん、大丈夫だよメルリア、それよりメルリアも座ったらいいのに」
メルリア「そうしたいのですが、アナタも一人の時間が欲しいのかと思いまして」
パト「ははは~、俺が一人になるなんて無理無理、さっきなんて脳内でずっと月花と話してたし、誰かが来たら誰かと話してるし、そもそも俺の状態を少なくとも専属神の誰かは確実に把握してる状態なわけだし、メルリアもそこまで気にしなくていいんだよ、というよりそこを気にするなら睡眠時間をくれないか?」
メルリア「そこは私とアナタの大事な営みの時間なので///」
パト「違うよ、そこは普通に俺の睡眠時間だけどね?」
パトはメルリアの手を取り、自分の横に座らせ、残りの休憩時間を二人でゆっくり過ごした。
琴歌「そうですね、ずっと一人でしたので、プライベートで誰かとクリスマスを過ごすというのがあまり経験がなくて・・・シアーネさんくらいでしたね・・・」
パト「そ、そうか・・・」
パトは琴歌にどう言葉を掛けたらいいか戸惑う、思ったりも重たい返事が返ってきたからだ。
パト「じ、実は俺、クリスマスに良い思い出がなくてね、実家に居た頃は父さん以外の皆が家族集まってクリスマスパーティーしてたんだけど、俺は部屋にこもっていてね、どうしても賑やかな所に行けなくてね、ほら、学校でも特別な行事にだけ参加して周りから何かしら言われるとかあるじゃん?あの感覚に近くてさ、だから俺はそういうパーティーに参加せずにワイワイしている声だけ聴いてたんだ」
琴歌「えっと、別に不仲ってわけではなかったんですよね?」
パト「不仲なら雪花と月花が俺についてきてないって、不仲というより俺が距離を置いたんだよ、多分皆俺の事が気になってたと思うよ、気を使わせたくないのに気を使わせる日、凄く心苦しいイベントだったよ」
パトは遠い目をしながら話す。
パトと琴歌が話していたのは共有談話室という休憩室だった。
そこで珍しくメリアが通りすがる。
メリア「あら、ご主人に琴歌ちゃん、休憩中ですか?」
パト「ああ、クリスマスの事を話してね」
琴歌「そういえばメリアさんは地球に居た頃2年程パトさんの中に居たんですよね?確かカナさんも、パトさんってどうだったのですか?」
メリアは琴歌に聞かれ、得意げに空いているパトの横の席に座り、琴歌に話す。
メリア「ご主人はですね、他の神や宗教の習わしになんて一切興味を示さないという強い意志を見せていました、流石はご主人ですよね!」
パト「おい、とんでもない飛躍やめろ、そんな超意識高いわけないだろ」
メリア「それは冗談として、ご主人は凄く気を使っていました、1年目は皆さんも気にかけていました、「パトが参加しないのはちょっと気になる」って月花ちゃんも気にしてましたし、でも2年目にもなるとまあ・・・その・・・」
パト「おい待て、それってもしかして、俺が居ない事前提で誰も呼ぶ気すらなかったって話じゃないよな?」
メリア「流石ご主人!正解です!なんと2年目はそもそもご主人の分を誰も用意してませんでした!というより芦花ちゃんは東京、雪花ちゃんと桜花ちゃんは高校受験でそもそも1年目に比べたらそこまで盛り上がった内容でもなかったそうですよ」
琴歌「そ、想像出来ますね、えっと桜花ちゃんは・・・」
パト「ああ、雪花の双子に妹だな、結果を言えば桜花は高校受験失敗したんだよな、あの時は修羅場だったなぁ~、引きこもってた部屋からも感じれたよね、あのピリついた感じ、懐かしいぜ・・・(遠い目)」
メリア「ニートが二人になった!って凄く雪花ちゃんに言われてましたもんね」
琴歌「え、遠慮ないですね・・・」
パト「そうそう、俺も地獄のクリスマスだったけど、家庭内もまあまあなクリスマスを送っててくれてて俺は嬉しいね」
琴歌「パト君、中々黒いですね・・・ですが3年目はどうだったんですか?確か東京に来る前だったので、それなりにメンバーも居ましたよね?」
パト「ああ、あの時はまだソフィアが居なかったから5人旅だったな・・・凄く楽しかったよ、レストラン予約してさ、確かメリアと雪花がやってくれたんだよな?」
メリア「はい、海外だったので雪花ちゃんだけでは注文所か会話も出来なかったので、それで密ではありますがしっかり楽しみました、私も初めてのクリスマスというイベントだったので、当時だとカナもそうでしたね、カナは特に喜んでいましたね、参加したくてもご主人が2年間部屋に籠っていましたから」
パト「懐かしいな!」
琴歌「皆さんずっと楽しそうに生きてると思っていましたけど、苦労しているのですね」
メリア「私はずっと楽しんでいましたよ!なにせご主人と一緒なんですから!これ以上に楽しい事はありません!」ドヤ
琴歌「あ、休憩時間も終わりですね、では私はこれで」
パト「ああ、仕事頑張れよ~」
琴歌はパトとメリアに声を掛けるとそのまま仕事場に戻っていった。
メリア「琴歌ちゃんも長い間一人でしたからね、たまには専属神達だけでパーティーも悪くないですよね」
パト「そうだな、せっかく普段から皆頑張ってくれてるんだ、それに皆各自の部隊を持ってから専属神内の接点も弱くなってきてる、俺なんて本当ハクと全然会って無いからな、元気にしてるかな」
メリア「あの子は、役割半分でいいのに、真面目ですからね・・・」
パト「まあまあ、ハクは今自分のために頑張ってるんだ、目先はダメでも長い先を見たらきっと大丈夫さ、今はハクを信じるよ」
メリア「優しいですね・・・では名残惜しいですが、私もまだ休憩ではないので失礼しますね、ご主人」
パト「ああ、行ってらっしゃいメリア」
メリアもその場を立ち去る、そしてパトが一人、談話室でコーヒー(微糖)を飲み、一息つく
パト(クリスマスか、そういえば全員決まって家に居たよな、雪花は当時は暴力暴言が凄かったから多分異性からモテなかったと思うけど、月花はどうだったんだろう、普通にモテてたと思うけどな)
月花(あらあら、私の過去を知りたいの?元カレの話を聞いてモヤモヤしたいのかな~?)
パト(また唐突に思考で会話を・・・ていうか月花に元カレとか居ないだろ、でもなんで居なかったんだ?お試しで付き合うとかなかったの?)
月花(共学なら有り得たのかもね、でも残念、私は女子高、それに私は学校が終われば塾に他の活動、それが終われば即座に帰宅!もちろんそこには異性が居たけど、全然、あれかしら、高嶺の花は誰も触ろうとしないって奴?)
パト(外面は本当に良いのにね、じゃあ告白された事もないの?)
月花(沢山あるわよ、ラブレターも沢山貰った事もあるし、全部女の子からだけど)
パト(百合!アイアム百合!!)
月花(残念ながら私は百合にまったく興味なし、だからもちろん断ったわ、でも気付いたら月花様とか言われるようになったのは面白かったけどね)
パト(そんな月花が俺を選んでくれたんだ、嬉しい限りだね)
月花(もう~~///そんな事言ってもサービスしかしないんだから~~///)
パト(脳内だと平然にド下ネタで返してくれるのにな~、あれだ、SNSで性格が変わる奴だ)
パトはそう考えながら手元にあったコーヒーを飲み干した、すると談話室の外で待機していたメルリアが咄嗟にパトの横に立ち、伺う。
メルリア「アナタ、コーヒーのおかわりは要りますか?」
パト「ううん、大丈夫だよメルリア、それよりメルリアも座ったらいいのに」
メルリア「そうしたいのですが、アナタも一人の時間が欲しいのかと思いまして」
パト「ははは~、俺が一人になるなんて無理無理、さっきなんて脳内でずっと月花と話してたし、誰かが来たら誰かと話してるし、そもそも俺の状態を少なくとも専属神の誰かは確実に把握してる状態なわけだし、メルリアもそこまで気にしなくていいんだよ、というよりそこを気にするなら睡眠時間をくれないか?」
メルリア「そこは私とアナタの大事な営みの時間なので///」
パト「違うよ、そこは普通に俺の睡眠時間だけどね?」
パトはメルリアの手を取り、自分の横に座らせ、残りの休憩時間を二人でゆっくり過ごした。
patopatoblog at 07:46|Permalink
2023年12月21日
No.139 よくあるようなネタをやりたい!
パト「俺思ったんだ!漫画であるような主と〇〇のペアで戦う的な王道をやりたい!」
ソルテ「またいきなりですね、ちなみにですが、〇〇とは何が入るのですか?」
パト「それは自由さ!魔物でも精霊でもヒロインでも人間でも!要はペアで問題を解決するような作品の真似事がしたい!」
月花「パトなら出来るじゃない、帝園から誰か呼べば?」
パト「・・・・・・」
FIN
・・・・・・・
別の日
パト「俺、モンスターマスターになるんだ、色んな魔物を捕まえて使役し!そして大会で優勝したり、事件解決とか!やっぱり王道だよな!!」
ネル「そうかそうか、それで主様よ、私から提案なのだが、帝園に倒したら仲間になる種族が居るのだ、どうせならそこから暴力で使役して首に縄つけて酷使して見る気はないかな?私は充分楽しめそうだと思うぞ?」
パト「もうそれ、いつもの修行じゃん・・・いや、確かに使役出来るのは妖怪族と鬼族と邪人族だからそれっぽいけど人型じゃん、女の子じゃん、気が引けるじゃん、しかも首に縄とか言っちゃってるし、もはや奴隷じゃんか・・・」
FIN
・・・・・・
パト「最近小説で奴隷市場で奴隷を買ってそれが凄く可愛いヒロインになるっていう作品をよく見かけるんだ!俺も奴隷市場から女の子を救ってだな!」
雪花「パト、奴隷市場に夢を持ったらダメよ、あそこに居る子達はあんな作品みたいにすぐ立ち直れるような環境で生きて来てない、少し優しくしたからって心を開けるなんてそれは余程精神にまだ余裕がある子、本当なら精神がもうダメになってるんだから・・・」
パト「ごめんよぉ・・・そんな重く考えてなかったんだぁ~~」泣
FIN
・・・・・・
パト「異世界転生して無双したら超気持ちいいと思うんだよね!」
カナ「何それ!凄く面白そう!私がやる事成す事全部凄いって褒めてくれるんだよね!凄く自尊心が上がりそう!私も行く!」
パト「ばかもん!カナが来たら無双する奴が二人になって歓声が半分半分になっちゃうだろう!」
カナ「え、じゃあパトだけ別の世界に行っちゃうの?」
パト「え、そういうつもりで言ったんじゃないけど・・・」ごにょごにょ
FIN
・・・・・・
パト「ハーレム物か・・・パス」
メリア「なんでですか!ご主人!興味を持ってください!もっと積極的になってください!手を伸ばせばすぐ手に入りますよ!いえ!もはや手に入ってますよ!ほら!後は欲望のまま私達を選べばいいだけです!」
パト「そんな積極的なハーレムなんて求めてないんだよ、そもそも俺にハーレム願望はない!」
FIN
・・・・・・
パト「へぇ、オフィスラブか、本来同じ職場で恋愛が禁止されている会社がある中大人の恋に落ちる、そこには他の人からの誘惑、部屋に誘われてえっちなムードになったり、思い人が居るのに他の女性とワンナイトとか、ドロドロしてたり・・・え、皆そんな体験してるの?大変だな」
アリシア「ご安心ください!帝国は女神しか存在しません!そんなえっちなムードや関係になる子は多分居ません!同性恋愛は・・・わかりません!」
パト「俺も別に個神の恋愛に口出しなんてしないし、むしろ好きにやってくれって思うけども、メリアがそれを許さないんだよなぁ、プレッシャー強すぎて泣けてくるね」
アリシア「で、では私と一緒に会社でラブな事はどうでしょうか?///」
パト「これも一応オフィスラブか、なんか意味が違う気もするけど」
FIN
・・・・・・
パト「最近やけにパーティーから追い出されて無双する系多いな、俺も追い出されて無双してみるのもいいかも!まずは・・・」キョロキョロ
そこに居たのは美魅とエテルとリルのロリ三人衆だった。
美魅「今日はうちが全部うち滅ぼしたる!!」
エテル「私何も出来ないのにこんな武力訓練なんて意味あるのかな?」
リル「まさか0オーラで戦うの!それはちょっと・・・ふん!いいハンデだよ!」
パト(ああ、ダメだ、追い出す所か俺が保護者としてまとめておかないとおっかないや)
FIN
・・・・・・
パト「ゲームの世界に閉じ込められる!それいいな!面白そう!自分のステータス画面とか見ながら自分の成長を感じながら冒険してみたい!ダンジョンとか潜ったり、倒したモンスターの素材で換金して生計を立てる冒険者人生凄くいい!ロマンある!」
ソフィア「いいね!ならパトはしっかり冒険してきてね!私は家でゆっくりしてるからね!」
パト「いやいや、一緒に戦えよ!ソフィアなら魔法使いとか良いよな!」
ソフィア「魔法使いか~、どうせなら攻撃呪文より、環境を整える呪文とトラップ呪文をメインにした戦い方がしたいなぁ、やっぱり単調な攻撃よりも相手の考えの裏を取って倒す方が面白いよね!」
パト「さっきまで凄いやる気なかったのに、無茶苦茶面倒臭い事言ってんじゃん、まずはその矛盾をどうにかただしなさい」
ソフィア「ならパトが前で私が僧侶!いっぱい回復してあげる!」
パト「妥協して僧侶か!まあいいけど」
パト(ソフィアとだけはゲームの世界に閉じ込められたくないな、養うのが大変そうだ)
FIN
・・・・・・
パト「スローライフ系の異世界ファンタジー・・・確かに日々プレッシャーで押しつぶされそうだし、好きな時間に起きて、好きな時間に働いて、好きな時に好きな事をしてダラダラと生きていたいよな、あ~~」
ハク「だらだら・・・それいいかもね、私も普段から無理してるからスローライフで私ものほほんって過ごしたいかも」
パト「あ~ハクとならゆったり過ごせそうだな」
琴歌「ですが家計簿は大事ですね、なら私は農家と野菜販売とそれらの売り上げ計算、経営戦略を考える役がやりたいですね、ストレスがなさそうで楽しそうです♪」
パト「おっと、いきなりスローライフからワークライフ臭くなってきたぞ!琴歌!確かにそういうのも大事だけどスローライフは目先の生活だけを考えて生きる生活なんだよ、そんなしっかりとなんて」
琴歌「いえ、真のスローライフを過ごすためには数十年は安泰して過ごせるプランを考えるべきですね、それに将来性に不安を感じるとそれらもストレスになるかもしれませんし、ゆっくりと子供を産んで育ててっていう未来計画も立てる事が出来ません、まずは自営業の経営を安泰させる事からですね!パト君の考える世界にはネットワークはありますか?」
パト「ネットワークがあったらもうそれは現代なのよ・・・」
ハク「あはは、一瞬でワークライフになっちゃったね」苦笑
FIN
・・・・・・・
パト「崩壊した世界で生き抜く・・・うわ世紀末は心落ち着かないな」
ラル「でもスリルがあって楽しそうよね、私凄くホラーとかゾンビ映画とか見るのだけど一度でいいから普通の人間と同じスペックでこういう世界で生きてみたいなぁ、きっとスリルのある毎日なんでしょうね」
パト「なら雪花と一緒にERROR討伐に行けばいいんじゃない?しかも能力とか使わずに?」
ラル「パト、それはそれ、これはこれ!それはパトにも雪花ちゃんにも迷惑が掛かるでしょ!」
パト「そ、そうっすね!」
FIN
・・・・・・
メルリア「最近のアナタの会話を記録した結果です!」
フルール「こんな凄く充実した世界で生きてるのに現状に満足してないのですね、恐ろしいお方!」
エイリ「もし言ってくれれば私が尽力を尽くして求める結果を!」
パト「冗談というか、話題のネタを本気で捕えないでくれ・・・恥ずかしい・・・」
ソルテ「またいきなりですね、ちなみにですが、〇〇とは何が入るのですか?」
パト「それは自由さ!魔物でも精霊でもヒロインでも人間でも!要はペアで問題を解決するような作品の真似事がしたい!」
月花「パトなら出来るじゃない、帝園から誰か呼べば?」
パト「・・・・・・」
FIN
・・・・・・・
別の日
パト「俺、モンスターマスターになるんだ、色んな魔物を捕まえて使役し!そして大会で優勝したり、事件解決とか!やっぱり王道だよな!!」
ネル「そうかそうか、それで主様よ、私から提案なのだが、帝園に倒したら仲間になる種族が居るのだ、どうせならそこから暴力で使役して首に縄つけて酷使して見る気はないかな?私は充分楽しめそうだと思うぞ?」
パト「もうそれ、いつもの修行じゃん・・・いや、確かに使役出来るのは妖怪族と鬼族と邪人族だからそれっぽいけど人型じゃん、女の子じゃん、気が引けるじゃん、しかも首に縄とか言っちゃってるし、もはや奴隷じゃんか・・・」
FIN
・・・・・・
パト「最近小説で奴隷市場で奴隷を買ってそれが凄く可愛いヒロインになるっていう作品をよく見かけるんだ!俺も奴隷市場から女の子を救ってだな!」
雪花「パト、奴隷市場に夢を持ったらダメよ、あそこに居る子達はあんな作品みたいにすぐ立ち直れるような環境で生きて来てない、少し優しくしたからって心を開けるなんてそれは余程精神にまだ余裕がある子、本当なら精神がもうダメになってるんだから・・・」
パト「ごめんよぉ・・・そんな重く考えてなかったんだぁ~~」泣
FIN
・・・・・・
パト「異世界転生して無双したら超気持ちいいと思うんだよね!」
カナ「何それ!凄く面白そう!私がやる事成す事全部凄いって褒めてくれるんだよね!凄く自尊心が上がりそう!私も行く!」
パト「ばかもん!カナが来たら無双する奴が二人になって歓声が半分半分になっちゃうだろう!」
カナ「え、じゃあパトだけ別の世界に行っちゃうの?」
パト「え、そういうつもりで言ったんじゃないけど・・・」ごにょごにょ
FIN
・・・・・・
パト「ハーレム物か・・・パス」
メリア「なんでですか!ご主人!興味を持ってください!もっと積極的になってください!手を伸ばせばすぐ手に入りますよ!いえ!もはや手に入ってますよ!ほら!後は欲望のまま私達を選べばいいだけです!」
パト「そんな積極的なハーレムなんて求めてないんだよ、そもそも俺にハーレム願望はない!」
FIN
・・・・・・
パト「へぇ、オフィスラブか、本来同じ職場で恋愛が禁止されている会社がある中大人の恋に落ちる、そこには他の人からの誘惑、部屋に誘われてえっちなムードになったり、思い人が居るのに他の女性とワンナイトとか、ドロドロしてたり・・・え、皆そんな体験してるの?大変だな」
アリシア「ご安心ください!帝国は女神しか存在しません!そんなえっちなムードや関係になる子は多分居ません!同性恋愛は・・・わかりません!」
パト「俺も別に個神の恋愛に口出しなんてしないし、むしろ好きにやってくれって思うけども、メリアがそれを許さないんだよなぁ、プレッシャー強すぎて泣けてくるね」
アリシア「で、では私と一緒に会社でラブな事はどうでしょうか?///」
パト「これも一応オフィスラブか、なんか意味が違う気もするけど」
FIN
・・・・・・
パト「最近やけにパーティーから追い出されて無双する系多いな、俺も追い出されて無双してみるのもいいかも!まずは・・・」キョロキョロ
そこに居たのは美魅とエテルとリルのロリ三人衆だった。
美魅「今日はうちが全部うち滅ぼしたる!!」
エテル「私何も出来ないのにこんな武力訓練なんて意味あるのかな?」
リル「まさか0オーラで戦うの!それはちょっと・・・ふん!いいハンデだよ!」
パト(ああ、ダメだ、追い出す所か俺が保護者としてまとめておかないとおっかないや)
FIN
・・・・・・
パト「ゲームの世界に閉じ込められる!それいいな!面白そう!自分のステータス画面とか見ながら自分の成長を感じながら冒険してみたい!ダンジョンとか潜ったり、倒したモンスターの素材で換金して生計を立てる冒険者人生凄くいい!ロマンある!」
ソフィア「いいね!ならパトはしっかり冒険してきてね!私は家でゆっくりしてるからね!」
パト「いやいや、一緒に戦えよ!ソフィアなら魔法使いとか良いよな!」
ソフィア「魔法使いか~、どうせなら攻撃呪文より、環境を整える呪文とトラップ呪文をメインにした戦い方がしたいなぁ、やっぱり単調な攻撃よりも相手の考えの裏を取って倒す方が面白いよね!」
パト「さっきまで凄いやる気なかったのに、無茶苦茶面倒臭い事言ってんじゃん、まずはその矛盾をどうにかただしなさい」
ソフィア「ならパトが前で私が僧侶!いっぱい回復してあげる!」
パト「妥協して僧侶か!まあいいけど」
パト(ソフィアとだけはゲームの世界に閉じ込められたくないな、養うのが大変そうだ)
FIN
・・・・・・
パト「スローライフ系の異世界ファンタジー・・・確かに日々プレッシャーで押しつぶされそうだし、好きな時間に起きて、好きな時間に働いて、好きな時に好きな事をしてダラダラと生きていたいよな、あ~~」
ハク「だらだら・・・それいいかもね、私も普段から無理してるからスローライフで私ものほほんって過ごしたいかも」
パト「あ~ハクとならゆったり過ごせそうだな」
琴歌「ですが家計簿は大事ですね、なら私は農家と野菜販売とそれらの売り上げ計算、経営戦略を考える役がやりたいですね、ストレスがなさそうで楽しそうです♪」
パト「おっと、いきなりスローライフからワークライフ臭くなってきたぞ!琴歌!確かにそういうのも大事だけどスローライフは目先の生活だけを考えて生きる生活なんだよ、そんなしっかりとなんて」
琴歌「いえ、真のスローライフを過ごすためには数十年は安泰して過ごせるプランを考えるべきですね、それに将来性に不安を感じるとそれらもストレスになるかもしれませんし、ゆっくりと子供を産んで育ててっていう未来計画も立てる事が出来ません、まずは自営業の経営を安泰させる事からですね!パト君の考える世界にはネットワークはありますか?」
パト「ネットワークがあったらもうそれは現代なのよ・・・」
ハク「あはは、一瞬でワークライフになっちゃったね」苦笑
FIN
・・・・・・・
パト「崩壊した世界で生き抜く・・・うわ世紀末は心落ち着かないな」
ラル「でもスリルがあって楽しそうよね、私凄くホラーとかゾンビ映画とか見るのだけど一度でいいから普通の人間と同じスペックでこういう世界で生きてみたいなぁ、きっとスリルのある毎日なんでしょうね」
パト「なら雪花と一緒にERROR討伐に行けばいいんじゃない?しかも能力とか使わずに?」
ラル「パト、それはそれ、これはこれ!それはパトにも雪花ちゃんにも迷惑が掛かるでしょ!」
パト「そ、そうっすね!」
FIN
・・・・・・
メルリア「最近のアナタの会話を記録した結果です!」
フルール「こんな凄く充実した世界で生きてるのに現状に満足してないのですね、恐ろしいお方!」
エイリ「もし言ってくれれば私が尽力を尽くして求める結果を!」
パト「冗談というか、話題のネタを本気で捕えないでくれ・・・恥ずかしい・・・」
patopatoblog at 00:06|Permalink
2023年11月27日
No.136 仕事の昼食
事務所でパトは雪花からお弁当を受け取っていた。
琴歌「雪花さんのお弁当って凄く美味しそうですよね」
雪花「そう?でも琴歌ちゃんのお弁当も凄く綺麗ね、色のバランスが良いって言うか、野菜メインなのが私としてはちょっと物足りないけど、琴歌ちゃんらしいなって感じね」
パトは珍しくエウレカ探偵事務所で休憩を取っていた。
パト「雪花は肉料理メイン、琴歌は野菜料理メインで凄くバランスが良いよね、月花は洋食料理が得意だし、皆違った特徴があって僕は凄く堪能出来てるよ」
パトの机の上には3つのお弁当が並んでいた。
雪花「いつの間に月花お姉ちゃんお弁当置いていったのよ」
パト「月花朝は必ず家に帰って来るじゃん?それで毎度作ってくれるんだよ、ありがたい話しだよね」
雪花「執念ね・・・」
雪花はそう言いながら自分の分のお弁当をパトのお弁当の横で広げ、琴歌も同じようにお弁当を置き、3人で5つの弁当を食べ合い始めた。
雪花「ええ!このソース美味しい!これってどこのソース使ってるの?」
琴歌「自作です♪新鮮なオリーブオイルが手に入ったので作ってみました、オリーブオイルは時間が経つと風味が抜けてしまうので、新鮮なうちに使ってしまおうと思いまして」
パト「うわあ、本当だ、これは白米と合うね!」
パトは手には1合程入った白米用弁当箱を持ちながら琴歌のおかずを取り、口に運ぶ。
琴歌「雪花さんの味付けって結構濃いめですよね?雪花さんの好みなんですか?」
雪花「う~ん、私はどっちかというと薄味派かな、この味付けはパト専用なの、だから私のお弁当食べてみて」
琴歌は雪花に言われ、雪花のお弁当からオカズととり、そのまま口に運ぶ、すると確かに雪花が作ったパトのお弁当に比べ味が薄かった
琴歌「これって毎度別々で作っているんですか?」
雪花「まさか、私の分を先に作って、自分の分を取ったらそのまま味を濃くして残ったおかずをそのままパトのお弁当にしてるの♪」
琴歌「成程、参考になりますね」
二人は料理の話で盛り上がっていた。
雪花はパトが来てから実家の時からパトの味の好みを把握し、幻想郷でも雪花が料理をしていた、パトと桜花がまったく食事が出来なかったというのもあるが、雪花は世話をするのが好きなのである。
そしてパト達と現実世界で世界を旅している時も雪花が自炊をしていた。
琴歌「意外ですよね、東京で出会ったメンバーだとメリアさんが作ってるのかなって思ってました。」
雪花「メリアちゃんはね・・・美味しいんだけど・・・味が上品なのよ、なんかどうやってこの味作ったの?え?なにこの後味幸せな感覚?!みたいな感じでね・・・」
パト「ああ、メリアが料理したら全部高級料理になっちゃうんだよな、寿司も握れるんだぞ、メリア」
雪花「そうそう!しかもプロ級!いや実際にプロに料理を見たわけじゃないけど」
琴歌「本当になんでも出来るんですね、羨ましいです」
パト「琴歌だって凄く家庭的で良いよ!僕は料理は全然でね・・・焼くくらいなら出来るんだけど」
パトは琴歌のお弁当箱に入っている野菜を食べ、そしてお茶を飲みながら話す。
琴歌「専属神の皆さんは料理とかどれほど出来るのでしょうかね?」
雪花「あ~、まあ見ての通り、ソフィアちゃんは全然駄目ね、あれはセオリーを持ってないからなんでもごちゃまぜにしちゃうのよ、出来る物は全部異質の物質ね、ダークマターよ」
ソフィアは地球で生活を始めてからは仕事をするか、家でゴロゴロするかの二択で基本的に家事を一切しない、雪花はソフィアに家事をするように話すのだが、ソフィアは聞く耳を持たずに寝転んで大の字になって頑なに動かなかった。
パト「ソフィアももう18歳だからいい加減自立できるくらいにはなって欲しいんだけどな」
雪花「そう考えたら私達も結構歳取ったわよね、私が今は19歳、数年前の月花お姉ちゃんと同じ歳よ」
パト「僕は2年ニートして、1年旅出て、2年王様して、今は社長だ、学歴なしだぜ!やったね!」
琴歌「そう言ったら皆さん最終学歴中学卒業ですね、全員高校中退ですからね」
雪花「他所の会社に就職とか無理な奴ね、まあ能力者だから別に独立してなんとでもやっていけるんだけどね」
雪花達は食べ終えたお弁当を片付け、残りのお昼時間をゆっくり過ごしていた。
この時の事務所はまだそこまで忙しくなく、パトと雪花、ミーエル班は暇を持て余していたため、仕事が無い時は事務所でゆっくりしていた。
雪花「というかパト、いい加減勤務表とか作ったらどう?各自自由に休めだと色々予定作りにくくない?」
パト「だって僕達の仕事って基本出張だから一度仕事入ると数日帰ってくれないのがザラだよ?そんな仕事に勤務表作ったところでなんの意味もないじゃん、だから仕事ない時は休み!だから琴歌、そんなに予定詰めなくていいからね、労基にやられちゃう」
琴歌「安心してください、ですが残業時間はちょっと心配ですね、私は営業なので、定時で大体終えることが出来ますが、パト君や他の班はそうもいかないでしょう?酷い場合24時間張り込みもあるって月花先輩も言ってましたし」
パト「大変だよな、と言っても俺達も結局聞き込みとか、危ない現場に突撃したりするから、環境で言えば一番劣悪なんだよな、なんか慣れてしまったけど」
雪花「地球の仕事なんでぬるいわ、だって相手は人間だもの、わけわかんない生命体相手じゃないから即斬り刻むのみ!」
パト「雪花の躊躇の無さには感服するよ」
パトはそう言いながら事務所に置いてあるソファーで横になり、仮眠を取り始めた。
雪花「社長だから一応暇な時は職場に顔出してるのは偉いと思うわ、私は付き添いだけどね、社長妻のね!」
琴歌「はいはい、ゆっくりしててくださいね」
こうして時に暇な会社でゆっくり昼を過ごす3人だった。
琴歌「雪花さんのお弁当って凄く美味しそうですよね」
雪花「そう?でも琴歌ちゃんのお弁当も凄く綺麗ね、色のバランスが良いって言うか、野菜メインなのが私としてはちょっと物足りないけど、琴歌ちゃんらしいなって感じね」
パトは珍しくエウレカ探偵事務所で休憩を取っていた。
パト「雪花は肉料理メイン、琴歌は野菜料理メインで凄くバランスが良いよね、月花は洋食料理が得意だし、皆違った特徴があって僕は凄く堪能出来てるよ」
パトの机の上には3つのお弁当が並んでいた。
雪花「いつの間に月花お姉ちゃんお弁当置いていったのよ」
パト「月花朝は必ず家に帰って来るじゃん?それで毎度作ってくれるんだよ、ありがたい話しだよね」
雪花「執念ね・・・」
雪花はそう言いながら自分の分のお弁当をパトのお弁当の横で広げ、琴歌も同じようにお弁当を置き、3人で5つの弁当を食べ合い始めた。
雪花「ええ!このソース美味しい!これってどこのソース使ってるの?」
琴歌「自作です♪新鮮なオリーブオイルが手に入ったので作ってみました、オリーブオイルは時間が経つと風味が抜けてしまうので、新鮮なうちに使ってしまおうと思いまして」
パト「うわあ、本当だ、これは白米と合うね!」
パトは手には1合程入った白米用弁当箱を持ちながら琴歌のおかずを取り、口に運ぶ。
琴歌「雪花さんの味付けって結構濃いめですよね?雪花さんの好みなんですか?」
雪花「う~ん、私はどっちかというと薄味派かな、この味付けはパト専用なの、だから私のお弁当食べてみて」
琴歌は雪花に言われ、雪花のお弁当からオカズととり、そのまま口に運ぶ、すると確かに雪花が作ったパトのお弁当に比べ味が薄かった
琴歌「これって毎度別々で作っているんですか?」
雪花「まさか、私の分を先に作って、自分の分を取ったらそのまま味を濃くして残ったおかずをそのままパトのお弁当にしてるの♪」
琴歌「成程、参考になりますね」
二人は料理の話で盛り上がっていた。
雪花はパトが来てから実家の時からパトの味の好みを把握し、幻想郷でも雪花が料理をしていた、パトと桜花がまったく食事が出来なかったというのもあるが、雪花は世話をするのが好きなのである。
そしてパト達と現実世界で世界を旅している時も雪花が自炊をしていた。
琴歌「意外ですよね、東京で出会ったメンバーだとメリアさんが作ってるのかなって思ってました。」
雪花「メリアちゃんはね・・・美味しいんだけど・・・味が上品なのよ、なんかどうやってこの味作ったの?え?なにこの後味幸せな感覚?!みたいな感じでね・・・」
パト「ああ、メリアが料理したら全部高級料理になっちゃうんだよな、寿司も握れるんだぞ、メリア」
雪花「そうそう!しかもプロ級!いや実際にプロに料理を見たわけじゃないけど」
琴歌「本当になんでも出来るんですね、羨ましいです」
パト「琴歌だって凄く家庭的で良いよ!僕は料理は全然でね・・・焼くくらいなら出来るんだけど」
パトは琴歌のお弁当箱に入っている野菜を食べ、そしてお茶を飲みながら話す。
琴歌「専属神の皆さんは料理とかどれほど出来るのでしょうかね?」
雪花「あ~、まあ見ての通り、ソフィアちゃんは全然駄目ね、あれはセオリーを持ってないからなんでもごちゃまぜにしちゃうのよ、出来る物は全部異質の物質ね、ダークマターよ」
ソフィアは地球で生活を始めてからは仕事をするか、家でゴロゴロするかの二択で基本的に家事を一切しない、雪花はソフィアに家事をするように話すのだが、ソフィアは聞く耳を持たずに寝転んで大の字になって頑なに動かなかった。
パト「ソフィアももう18歳だからいい加減自立できるくらいにはなって欲しいんだけどな」
雪花「そう考えたら私達も結構歳取ったわよね、私が今は19歳、数年前の月花お姉ちゃんと同じ歳よ」
パト「僕は2年ニートして、1年旅出て、2年王様して、今は社長だ、学歴なしだぜ!やったね!」
琴歌「そう言ったら皆さん最終学歴中学卒業ですね、全員高校中退ですからね」
雪花「他所の会社に就職とか無理な奴ね、まあ能力者だから別に独立してなんとでもやっていけるんだけどね」
雪花達は食べ終えたお弁当を片付け、残りのお昼時間をゆっくり過ごしていた。
この時の事務所はまだそこまで忙しくなく、パトと雪花、ミーエル班は暇を持て余していたため、仕事が無い時は事務所でゆっくりしていた。
雪花「というかパト、いい加減勤務表とか作ったらどう?各自自由に休めだと色々予定作りにくくない?」
パト「だって僕達の仕事って基本出張だから一度仕事入ると数日帰ってくれないのがザラだよ?そんな仕事に勤務表作ったところでなんの意味もないじゃん、だから仕事ない時は休み!だから琴歌、そんなに予定詰めなくていいからね、労基にやられちゃう」
琴歌「安心してください、ですが残業時間はちょっと心配ですね、私は営業なので、定時で大体終えることが出来ますが、パト君や他の班はそうもいかないでしょう?酷い場合24時間張り込みもあるって月花先輩も言ってましたし」
パト「大変だよな、と言っても俺達も結局聞き込みとか、危ない現場に突撃したりするから、環境で言えば一番劣悪なんだよな、なんか慣れてしまったけど」
雪花「地球の仕事なんでぬるいわ、だって相手は人間だもの、わけわかんない生命体相手じゃないから即斬り刻むのみ!」
パト「雪花の躊躇の無さには感服するよ」
パトはそう言いながら事務所に置いてあるソファーで横になり、仮眠を取り始めた。
雪花「社長だから一応暇な時は職場に顔出してるのは偉いと思うわ、私は付き添いだけどね、社長妻のね!」
琴歌「はいはい、ゆっくりしててくださいね」
こうして時に暇な会社でゆっくり昼を過ごす3人だった。
patopatoblog at 17:58|Permalink
No.135 付き合いたての黒歴史
パトとメリアと月花の3人が談話室でくつろいていた時の話
月花「パト達が旅に出る前って凄く雪花がデレデレしてたと思うんだけど、あれからどうだったの?」
メリア「あ~、半年くらいはずっとデレデレでしたね」
パト「まあ、凄かったね、それはそれは凄く可愛らしかったんだけど、雪花じゃないというか、ここまで人が変わるか?ってレベルで変わってたんだよな」
月花「へぇ、聞きたい聞きたい!どうだったの実際!」
メリア「どうせなので私がお話ししましょう!ご主人は伏せて話すと思いますし!」
・・・・・・
エピソード1 食事
雪花「あ~ん♡」
雪花は食事中必ずパトの横に座り、自分のご飯をパトの口元に持ち運ぶのだ。
パト「雪花、自分で食べれるからさ」
雪花「ダメ♡私がやってあげたいの!今までずっと我慢してたんだから」
雪花はそう言いながら無理矢理パトの口にご飯を突っ込む、そしてパトがそれを食べている姿を見て満面の笑みでそれを見届ける。
ハク「凄く・・・幸せそう・・・」
カナ「正直反動って凄いんだね、私でもそこまでの衝動は全然ないけどなぁ」
雪花「あ~もう、口元についてるわよ♪」
雪花はそう言いながら指ですくうのではなく、わざわざ口をそれを舐めとる
ハク「雪花様・・・大胆///」
カナ「わお、人の眼がなかったらもうなんでもありだね」
メリア「雪花ちゃん、あまりお行儀悪いと注意しますよ!」
メリアはそう言いながらもう片方のパトの隣席に座り、次はメリアがパトに食事を口元まで運ぶ。
メリア「はいご主人♪あ~~ん♪」
パト「待て、違う食べ物が交互に来るのは流石にキツイ!というかメリア!麺類であ~んは結構キツイ!!」
メリアは容赦なくパトの口元に麵を運び、パトは仕方なくそれを食べる、麺類を無造作に食べたため、もちろん口元に汁等が付着する。
メリア「失礼しましたご主人、今すぐお拭きしますね♪」
メリアはそう言いながらパトの口にディープキスをする。
その横で雪花が顔を真っ赤にしながら「私より酷いじゃない!!」とメリアに抗議するが、メリアは雪花の抗議を無視し、パトの口の中までメリアの舌が侵入していた。
カナ「凄く濃厚なもの目の前で見せられる私の気持ちだよね・・・食事中なのに」
ハク「ええ・・・ハレンチだよ///」
そして雪花もメリアに張り合うために交互に敢えてパトの口元が汚れるように食べ物を口元に運び、そのたびにキスをするというカオスな空間が広がっていた。
・・・・・・
月花「待ってそれ、メリアちゃんも共犯じゃない」
メリア「普通です(真顔)」
パト「そのやりとり本当あれから数週間続いたんだよな・・・それから一人で食事をするか、飲食店で食事する事が増えたんだ・・・(遠い目)」
月花「うわぁ・・・(ドン引き)」
メリア「ですがそれは数週間で収まりました!」
月花「この調子だとまだまだやらかしてるわね、この二人」
メリア「後はですね!」
・・・・・・
エピソード2 お風呂
カナ「模倣世界でホテルに泊まるよ!」
メリア「いい能力です!どんな高級ホテルもこの能力でタダですよ!タダ!!」
雪花「全部自炊になるけど、それだけでタダで寝泊まり出来るならアリね!」
ハク「凄く・・・悪用してる・・・」
パト「まあ、一応カナの能力で作った世界だし、いいんじゃない?現実では何も影響ないんでしょ?」
カナ「能力解いたら現実と同じ場所で戻っちゃうくらいかな!大丈夫!物とかは現実世界のままだから!」
パト「絶対に解くなよ!解いた瞬間俺達指名手配だからな!」
パト達はそう言いながら各ホテルの部屋に泊まる、まだこの時はカナの次元支配が確実ではなかったため、全員不安はありながらも各自の部屋でゆっくりしていた。
パト(さて、ここのホテルには大浴場があったよな、折角だし利用させてもらうか、無銭利用しているみたいで少し気が引けるな・・・)
パトがそう思いながら大浴場に向い、もちろん男湯の部屋に入っていった、そして脱衣室で服を脱ぎ、そのまま大浴場に入る、そしてシャワーに手を掛けた時
雪花「背中流してあげるわ」
パト「悪いな雪花、頼むわ・・・って言うと思ったか?」
何食わぬ顔で雪花はパトが掴もうとしていたシャワーを奪い、背後からシャワーをパトにかける
パト「うわ!冷たい!ちゃんとお湯になったか確かめてから当ててくれ!というかなんで男湯に雪花居るんだ!いつのまに男になったんだお前は!」
雪花「失礼ね!しっかり女よ!見てもいいわよ!」
パトは鏡越しに雪花の顔は見えるがパト自身のおかげでなんとか雪花の身体を直視することは免れていた。
雪花「シャワーを温かくなったし、頭から濡らしていくわね~♪」
雪花は手順よくパトの身体をシャワーで濡らし、そして置いてあるシャンプーを使いパトの髪を思いのほか普通に洗い始めた。
パト「雪花上手いな、髪洗うのに上手いも下手もあるかは知らないけどさ」
雪花「私の髪は長いからパトくらいの髪の長さなら余裕よ!髪のボリュームが多いのも困ったものだわ」
そう言いながらシャンプーを終えると続いてコンディショナーを雪花の手で馴染ませ、パトの髪につけていく。
パト(思いのほか普通、いや入ってくる時点で普通じゃないけど、見えてない分平常心が保たれている!このままなら問題なし!)
コンディショナーも終え、パトも後は身体かと安堵していたが、とんでもない事を思い出す
【大体エロい展開になるのは身体を洗う時じゃね?????】
パトが危機を察知した時には時すでに遅く、雪花は手にボディーソープを付けるとそれをそのままパトの身体に塗り付けてきたのだ!
パト「はいアウトーー!!ちゃんとボディータオルあるでしょ!そっち使って!ハンドでやらないで!手はルール違反!イエローカード!いや!ただのエロカード!!」
雪花「落ち着きなさいよ、じゃあ手は辞めるわ」
雪花はそう言うと次は自分の身体にボディーソープを満遍なくつけ、そしてそのままパトに抱き着いた。
パト「はい!レッドカード!手を使うなと言ったからって身体全体でくる奴があるか!悪化してるわ!」
パトは顔真っ赤になりパニック状態になっていた。
この時のパトはまだ女性の裸を直視した事がなく、とてもピュアだった。
そんなパトが今背中越しに雪花の裸の感触を全体で感じているのだ、冷静で居られるわけが無かった。
雪花「もう♪せっかく沢山してあげてるんだから喜んでよ♪」
メリア「そうですよ、あ、雪花ちゃんご主人の前は私に任せてください!!」
・・・・・・
月花「おい待て、その流れでなんでメリアちゃんがパトの前に居るのよ」
メリア「反対側で待機していたのですが雪花ちゃんが全部持っていきそうだったので前だけ頂きました!」
パト「凄いんだぜ、俺が気が動転して後ろに振り向いている間に自分のボディーソープを付けて抱き着いてきたんだぜ?準備万端過ぎて逆に馬鹿じゃね?」
・・・・・・
雪花とメリアの裸体に前後で挟まれたパトはもちろんそのまま気を失った。
・・・・・・
パト「それが数日続いてみろ、トラウマだわ・・・」
月花「ちなみにパトが気絶してる間二人は何してたの?」
メリア「聞きたいです?」
パト「やめろ、絶対色々やっただろ」
メリア「はい!もちろん色々やりました!!お風呂って便利ですよね!すぐに洗い流せるので!」
月花「もう大体予想はついたわ、大変だったのねパト・・・」
パト「この二人が凄く迫ってくるから必然的にカナやハクが癒しになっていったんだよ」
月花「へぇ、ハクちゃんはまあイメージ通りだけどカナちゃんは何もしてこなかったの?」
メリア「いや~、カナも中々でしたよ、雪花ちゃん程積極的ではありませんでしたが、的確に甘え上手でしたね!」
パト「雪花とメリアな!」
月花「それで他には他には?」
メリア「もちろんありますよ(ドヤ)」
パト「残念ながらな・・・(溜息)」
・・・・・・
エピソード3 就寝
パト(毎度毎度お風呂に雪花とメリア、目のやり場に困る、休まらないなぁ)
パトはため息を吐きながらそのまま布団の中に入った、だがそこには下着姿の雪花が居た。
雪花「一緒に寝よ♡」
パト「雪花よ、一人の時間は欲しくないのか?」
雪花「それより愛し合う時間が欲しいかな♪ダメ?」
雪花は上目遣いでパトに問いかける、パトは今まで強気だった雪花がしおらしく甘えてくる光景で
理性が飛びそうになったが一度冷静になる。
パト「居るだろ、メリア」
メリア「居ませんよ~」
雪花「やっぱり居たか!」
メリアはカーテンに隠れていた。何故か下着姿で・・・
パト「まだそういう時期じゃないけどさ・・・寒くないの?」
メリア「私の身体は人間とは違いますので数千度誤差があっても平熱を保てますよ!えっへん!」
パト「凄いな!だからと言って窓際で下着ははしたないだろ、わざわざ隠れる必要あるか?」
メリア「普通にお願いしたら絶対に断られるので!私は専属神主の命令には従う義務があります!ですがこの場では主従ではなく一人の男女として愛して欲しいです!」
雪花「私が先だったんだからメリアちゃんは自分の部屋で自慰でもしながら寝てなさいよ!」
メリア「私は3人でも問題ありませんよ!」
雪花「私が嫌だわ!」
メリアと雪花がワーキャーワーキャー騒いでいる中、パトは雪花の部屋に行き、ひっそりと眠った。
・・・・・・
月花「不憫・・・こんな夜這いが毎度続いてたの?(ドン引き)」
パト「ああ、何度施錠しても何故か二人揃って部屋に居るんだよ、恐ろしい」
月花「もしかしてだけどパトが就寝してる時って・・・」
メリア「もちろんおいしく頂いています!」
月花「ああ、現在進行形なのね・・・」
パト「なに、俺が意識ない時がチャンスって風習でもあったの?俺それただただ起きたら身体が怠いだけで何もいい気分味わえてないのよ」
月花「確かに、全部気を失ってる時か、寝てる時に事が済んでいるんだからね」
メリア「今はメルリア姉様のせいで私の夜這い頻度が下がってしまったのは勿体ないですけど、今はお裾分けと割り切りましょう、わかりますよ、恋をして実った直後が一番楽しいものです!もちろん私は一生盛り上がってますけどね!ご主人!」
パト「わかってしまう自分が悔しい・・・」
月花「朝昼晩夜、ずっとそんな調子なら確かにパトも警戒するわね、しかも雪花が落ち着いたのが半年って事はそれが半年近く続いたってことでしょ?」
パト「雪花はね、でもその半年後にソフィアが加わってお風呂だけメリアとソフィアが押し寄せて来たんだよ、今もだけど」
メリア「ソフィアは下心なにのでいいじゃないですか、純粋に一緒にお風呂を楽しむだけですよ♪」
パト「ソフィアの身体は目に毒なんだよ、スタイルは凄くいいからな・・・はぁ」
メリア「確かにソフィアの胸は大きくなりましたね、私もあれだけあれば・・・」
月花(それに比べたら私って凄くマシだったのね、なんか凄く安心したわ・・・)
月花はメリア達の話を聞いて、まだ自分はマシだと思うのだった。
月花「パト達が旅に出る前って凄く雪花がデレデレしてたと思うんだけど、あれからどうだったの?」
メリア「あ~、半年くらいはずっとデレデレでしたね」
パト「まあ、凄かったね、それはそれは凄く可愛らしかったんだけど、雪花じゃないというか、ここまで人が変わるか?ってレベルで変わってたんだよな」
月花「へぇ、聞きたい聞きたい!どうだったの実際!」
メリア「どうせなので私がお話ししましょう!ご主人は伏せて話すと思いますし!」
・・・・・・
エピソード1 食事
雪花「あ~ん♡」
雪花は食事中必ずパトの横に座り、自分のご飯をパトの口元に持ち運ぶのだ。
パト「雪花、自分で食べれるからさ」
雪花「ダメ♡私がやってあげたいの!今までずっと我慢してたんだから」
雪花はそう言いながら無理矢理パトの口にご飯を突っ込む、そしてパトがそれを食べている姿を見て満面の笑みでそれを見届ける。
ハク「凄く・・・幸せそう・・・」
カナ「正直反動って凄いんだね、私でもそこまでの衝動は全然ないけどなぁ」
雪花「あ~もう、口元についてるわよ♪」
雪花はそう言いながら指ですくうのではなく、わざわざ口をそれを舐めとる
ハク「雪花様・・・大胆///」
カナ「わお、人の眼がなかったらもうなんでもありだね」
メリア「雪花ちゃん、あまりお行儀悪いと注意しますよ!」
メリアはそう言いながらもう片方のパトの隣席に座り、次はメリアがパトに食事を口元まで運ぶ。
メリア「はいご主人♪あ~~ん♪」
パト「待て、違う食べ物が交互に来るのは流石にキツイ!というかメリア!麺類であ~んは結構キツイ!!」
メリアは容赦なくパトの口元に麵を運び、パトは仕方なくそれを食べる、麺類を無造作に食べたため、もちろん口元に汁等が付着する。
メリア「失礼しましたご主人、今すぐお拭きしますね♪」
メリアはそう言いながらパトの口にディープキスをする。
その横で雪花が顔を真っ赤にしながら「私より酷いじゃない!!」とメリアに抗議するが、メリアは雪花の抗議を無視し、パトの口の中までメリアの舌が侵入していた。
カナ「凄く濃厚なもの目の前で見せられる私の気持ちだよね・・・食事中なのに」
ハク「ええ・・・ハレンチだよ///」
そして雪花もメリアに張り合うために交互に敢えてパトの口元が汚れるように食べ物を口元に運び、そのたびにキスをするというカオスな空間が広がっていた。
・・・・・・
月花「待ってそれ、メリアちゃんも共犯じゃない」
メリア「普通です(真顔)」
パト「そのやりとり本当あれから数週間続いたんだよな・・・それから一人で食事をするか、飲食店で食事する事が増えたんだ・・・(遠い目)」
月花「うわぁ・・・(ドン引き)」
メリア「ですがそれは数週間で収まりました!」
月花「この調子だとまだまだやらかしてるわね、この二人」
メリア「後はですね!」
・・・・・・
エピソード2 お風呂
カナ「模倣世界でホテルに泊まるよ!」
メリア「いい能力です!どんな高級ホテルもこの能力でタダですよ!タダ!!」
雪花「全部自炊になるけど、それだけでタダで寝泊まり出来るならアリね!」
ハク「凄く・・・悪用してる・・・」
パト「まあ、一応カナの能力で作った世界だし、いいんじゃない?現実では何も影響ないんでしょ?」
カナ「能力解いたら現実と同じ場所で戻っちゃうくらいかな!大丈夫!物とかは現実世界のままだから!」
パト「絶対に解くなよ!解いた瞬間俺達指名手配だからな!」
パト達はそう言いながら各ホテルの部屋に泊まる、まだこの時はカナの次元支配が確実ではなかったため、全員不安はありながらも各自の部屋でゆっくりしていた。
パト(さて、ここのホテルには大浴場があったよな、折角だし利用させてもらうか、無銭利用しているみたいで少し気が引けるな・・・)
パトがそう思いながら大浴場に向い、もちろん男湯の部屋に入っていった、そして脱衣室で服を脱ぎ、そのまま大浴場に入る、そしてシャワーに手を掛けた時
雪花「背中流してあげるわ」
パト「悪いな雪花、頼むわ・・・って言うと思ったか?」
何食わぬ顔で雪花はパトが掴もうとしていたシャワーを奪い、背後からシャワーをパトにかける
パト「うわ!冷たい!ちゃんとお湯になったか確かめてから当ててくれ!というかなんで男湯に雪花居るんだ!いつのまに男になったんだお前は!」
雪花「失礼ね!しっかり女よ!見てもいいわよ!」
パトは鏡越しに雪花の顔は見えるがパト自身のおかげでなんとか雪花の身体を直視することは免れていた。
雪花「シャワーを温かくなったし、頭から濡らしていくわね~♪」
雪花は手順よくパトの身体をシャワーで濡らし、そして置いてあるシャンプーを使いパトの髪を思いのほか普通に洗い始めた。
パト「雪花上手いな、髪洗うのに上手いも下手もあるかは知らないけどさ」
雪花「私の髪は長いからパトくらいの髪の長さなら余裕よ!髪のボリュームが多いのも困ったものだわ」
そう言いながらシャンプーを終えると続いてコンディショナーを雪花の手で馴染ませ、パトの髪につけていく。
パト(思いのほか普通、いや入ってくる時点で普通じゃないけど、見えてない分平常心が保たれている!このままなら問題なし!)
コンディショナーも終え、パトも後は身体かと安堵していたが、とんでもない事を思い出す
【大体エロい展開になるのは身体を洗う時じゃね?????】
パトが危機を察知した時には時すでに遅く、雪花は手にボディーソープを付けるとそれをそのままパトの身体に塗り付けてきたのだ!
パト「はいアウトーー!!ちゃんとボディータオルあるでしょ!そっち使って!ハンドでやらないで!手はルール違反!イエローカード!いや!ただのエロカード!!」
雪花「落ち着きなさいよ、じゃあ手は辞めるわ」
雪花はそう言うと次は自分の身体にボディーソープを満遍なくつけ、そしてそのままパトに抱き着いた。
パト「はい!レッドカード!手を使うなと言ったからって身体全体でくる奴があるか!悪化してるわ!」
パトは顔真っ赤になりパニック状態になっていた。
この時のパトはまだ女性の裸を直視した事がなく、とてもピュアだった。
そんなパトが今背中越しに雪花の裸の感触を全体で感じているのだ、冷静で居られるわけが無かった。
雪花「もう♪せっかく沢山してあげてるんだから喜んでよ♪」
メリア「そうですよ、あ、雪花ちゃんご主人の前は私に任せてください!!」
・・・・・・
月花「おい待て、その流れでなんでメリアちゃんがパトの前に居るのよ」
メリア「反対側で待機していたのですが雪花ちゃんが全部持っていきそうだったので前だけ頂きました!」
パト「凄いんだぜ、俺が気が動転して後ろに振り向いている間に自分のボディーソープを付けて抱き着いてきたんだぜ?準備万端過ぎて逆に馬鹿じゃね?」
・・・・・・
雪花とメリアの裸体に前後で挟まれたパトはもちろんそのまま気を失った。
・・・・・・
パト「それが数日続いてみろ、トラウマだわ・・・」
月花「ちなみにパトが気絶してる間二人は何してたの?」
メリア「聞きたいです?」
パト「やめろ、絶対色々やっただろ」
メリア「はい!もちろん色々やりました!!お風呂って便利ですよね!すぐに洗い流せるので!」
月花「もう大体予想はついたわ、大変だったのねパト・・・」
パト「この二人が凄く迫ってくるから必然的にカナやハクが癒しになっていったんだよ」
月花「へぇ、ハクちゃんはまあイメージ通りだけどカナちゃんは何もしてこなかったの?」
メリア「いや~、カナも中々でしたよ、雪花ちゃん程積極的ではありませんでしたが、的確に甘え上手でしたね!」
パト「雪花とメリアな!」
月花「それで他には他には?」
メリア「もちろんありますよ(ドヤ)」
パト「残念ながらな・・・(溜息)」
・・・・・・
エピソード3 就寝
パト(毎度毎度お風呂に雪花とメリア、目のやり場に困る、休まらないなぁ)
パトはため息を吐きながらそのまま布団の中に入った、だがそこには下着姿の雪花が居た。
雪花「一緒に寝よ♡」
パト「雪花よ、一人の時間は欲しくないのか?」
雪花「それより愛し合う時間が欲しいかな♪ダメ?」
雪花は上目遣いでパトに問いかける、パトは今まで強気だった雪花がしおらしく甘えてくる光景で
理性が飛びそうになったが一度冷静になる。
パト「居るだろ、メリア」
メリア「居ませんよ~」
雪花「やっぱり居たか!」
メリアはカーテンに隠れていた。何故か下着姿で・・・
パト「まだそういう時期じゃないけどさ・・・寒くないの?」
メリア「私の身体は人間とは違いますので数千度誤差があっても平熱を保てますよ!えっへん!」
パト「凄いな!だからと言って窓際で下着ははしたないだろ、わざわざ隠れる必要あるか?」
メリア「普通にお願いしたら絶対に断られるので!私は専属神主の命令には従う義務があります!ですがこの場では主従ではなく一人の男女として愛して欲しいです!」
雪花「私が先だったんだからメリアちゃんは自分の部屋で自慰でもしながら寝てなさいよ!」
メリア「私は3人でも問題ありませんよ!」
雪花「私が嫌だわ!」
メリアと雪花がワーキャーワーキャー騒いでいる中、パトは雪花の部屋に行き、ひっそりと眠った。
・・・・・・
月花「不憫・・・こんな夜這いが毎度続いてたの?(ドン引き)」
パト「ああ、何度施錠しても何故か二人揃って部屋に居るんだよ、恐ろしい」
月花「もしかしてだけどパトが就寝してる時って・・・」
メリア「もちろんおいしく頂いています!」
月花「ああ、現在進行形なのね・・・」
パト「なに、俺が意識ない時がチャンスって風習でもあったの?俺それただただ起きたら身体が怠いだけで何もいい気分味わえてないのよ」
月花「確かに、全部気を失ってる時か、寝てる時に事が済んでいるんだからね」
メリア「今はメルリア姉様のせいで私の夜這い頻度が下がってしまったのは勿体ないですけど、今はお裾分けと割り切りましょう、わかりますよ、恋をして実った直後が一番楽しいものです!もちろん私は一生盛り上がってますけどね!ご主人!」
パト「わかってしまう自分が悔しい・・・」
月花「朝昼晩夜、ずっとそんな調子なら確かにパトも警戒するわね、しかも雪花が落ち着いたのが半年って事はそれが半年近く続いたってことでしょ?」
パト「雪花はね、でもその半年後にソフィアが加わってお風呂だけメリアとソフィアが押し寄せて来たんだよ、今もだけど」
メリア「ソフィアは下心なにのでいいじゃないですか、純粋に一緒にお風呂を楽しむだけですよ♪」
パト「ソフィアの身体は目に毒なんだよ、スタイルは凄くいいからな・・・はぁ」
メリア「確かにソフィアの胸は大きくなりましたね、私もあれだけあれば・・・」
月花(それに比べたら私って凄くマシだったのね、なんか凄く安心したわ・・・)
月花はメリア達の話を聞いて、まだ自分はマシだと思うのだった。
patopatoblog at 03:40|Permalink
2023年10月20日
No.134 黄金卿の拠点事情
ステラの朝は早い。
だが別に毎朝の日課があるわけでもなく、ただ習慣で早く起きてしまうのだ。
【黄金卿】
ステラが立ち上げた【対悪信教特化光過激派組織】である。
拠点を四季神社の現在使われていない修行僧が寝泊まり、修行する用のボロ屋にしていた。
それは礼花がステラに言ったのだ
礼花「絶対面倒事に巻き込まれるんだから毎月の家賃、そして庭の手入れ、そして四季神社のバイト!これらをしないのであれば絶対に場所を提供しません、そして私は絶対に関わらないわ!」
ステラ「ええ~~~~!!姉さんお願い!貸して!」
礼花「別に他の建物借りたらいいじゃない!」
ステラ「私達身分証明書ないの!だから借りれないし、名が表に出ちゃう~~~!!」
礼花「だからといってあんた達匿ってたら変な噂立てられんでしょうが!闇側が襲撃してきたらどうすんの!ここ私の家なんだからね!しかもこの神社で生計立ててるのに!壊されたら私どうやって生きていけばいいのかしら!!」
ステラ「姉さんならなにをしてもお金になるじゃん!そもそも姉さん神社経営してないじゃん!ずっと医療関係の仕事じゃん!」
礼花の仕事は医師である。
礼花「ただし、私はあくまで能力治療の医師、神社経営の一環でやってるだけだから医師免許とか持ってないの、正式に医師名乗ってないの!」
ただし、礼花の場合、医師免許は無く、神社営業の一環という形で能力を使用した治療を行っている、そのため他の病院よりも安く、そして効果が高いと評判が高いため、神社経営が成り立っている。
そのため、神社が無くなると礼花も医療でお金を稼ぐことが困難になるため非情に困る事になるのだ。
ステラ「ならもう一回防衛軍に入ればいいのに、今幹部人手不足だから礼花姉さんなら凄く歓迎してくれるかもよ?」
礼花「却下!もうあんな命を賭けた日常に戻るなんてうんざり!一度こういう平穏を味わったらあんなブラック企業に入る必要性を感じないわね、しかも今は世界復興で凄く忙しいでしょう、凍夜でも全然以前に比べて帰って来れないんだから」
礼花は凍夜を通じて防衛軍の忙しさを知っているため、絶対に防衛軍に入るという選択肢を取らなかった。
・・・・・・
そして毎月の家賃と四季神社運営の無償労働を条件に四季家で使われていない建物を使わせてくれる許可を得たのだ。
部屋は6畳の部屋が10個、修行用の広間が1つだけの部屋だったが礼花がお金を出し(ステラの貯金から使って)それらを新築同様に作り直したのだ。
その費用まさかの1億
礼花「絶対に自分で作った方が良かったでしょ、私が名義貸してあげたのに」
ステラ「まあ、それもあるけど・・・」
ステラとしては拠点を2つ作っておきたかったのだ。四季家内部に本拠地、そして他の拠点をダミーとして持っておき、ダミー側を使う事で敵の情報をかく乱させる事が狙いだった。
ステラ「礼花姉さん、今こんな広い神社で一人って凄く寂しいでしょ、だから私や他の子が居たほうがいいかなって・・・姉さん、今度から私も一緒だからね♡」
礼花「キモい、それに別に私は一人の時間嫌いじゃないから問題なし、せっかく育児終わって人段落ついてるんだからゆっくりさせてよね」
月花は18歳の時に高校中退
雪花は16歳の時に高校中退
桜花は中学卒業で高校入試は全部落ちている
芦花は中学卒業後リオの能力技術開発局に就職し、同時に地球防衛軍に入隊している。
まさかの全員中卒という近年学歴社会においてまさかの結果となったが、全員がしっかり生活出来ているため、礼花も気にしていなかった。
ステラ「凄い話しよね、22歳に芦花ちゃんを産んで、37歳で育児終了って」
礼花「年齢なんて私取っては合って無いようなものだし、気にもならないわね、私の見た目、20歳くらいから全然変わらないし、周りからは美魔女とか言われているけどもうそろそろ魔女になりそうで怖いわ」
ステラ「確かにね、天野江の血も厄介なのよね」
そう話しながら二人はリビングでのんびりしていたところ、ファルドラがステラに用事があるため庭から入って来た
ファルドラ「ステラ、荷物全部運んだぞ、それで他のメンバー勧誘は順調なのか?僕は人見知りだから嫌だぞ」
ステラ「まだまだね、二人で動いても悪信教という世界レベルの組織相手に勝てるわけないものね、こればかりはこちらもそれなりの戦力が必要になるわね、この1年はメンバー探しと資金調達がメインの仕事だと思いなさい、そのためにもしっかり稼いでね!なんのためにハッキング出来るの?情報をいい値で売って稼ぐためでしょ!」
ファルドラ「それでダークウェブを使って稼げと、正義のやる事じゃないんだよなぁ」
ステラ「馬鹿ね、私達は悪信教さえどうにでもなればOK、それ以外の悪は無視、むしろ利用するし利用される、それで金を稼ぎ、情報を手に入れる、防衛軍は悪側との接点を持つ事はNGだけど、私達は積極的に闇側と接触し繋がりを作る、この一年は黄金卿の基盤を作る一年だと思いなさい」
ファルドラ「へいへい、わかりましたよ~~」
ファルドラはそう言いながら黄金卿の拠点に向かう。
礼花「思い切ったわね、大丈夫なの?」
ステラ「ネットは詳しくないけど、ファルドラなら大丈夫でしょ、あの子防衛軍内一のハッカーで闇側の情報とか監視カメラのハッキングからの証拠抑え、そして嘘を巧みに使って相手を騙し、奥の奥に潜む連中を捕まえる、そういう仕事が凄く得意でこれが出来ていたのは防衛軍でも彼だけだったから」
礼花「優秀なのね、まああの虚構迷宮を作って東京全域を混乱に陥れた張本人だし、そこの実力は疑わないわ、あの子のレプリカとも戦ったしね弱かったけど」
ステラ「アシストをやらせたら防衛軍最強よ、理想を言えばそんな優秀な子を沢山欲しいわけだけど、なかなかどうしてね、やっぱり優秀な子となると争奪戦だし、自信がある子はわざわざ何処かに所属しようとはしない、組織が金銭面全面アシストするから入ってくれ~って契約ならくる子も居るでしょうけど私はそうするつもりはないしね、それに悪信教に強い悪意を持ってくれてないと間違いなく方針で揉める、難しいわね」
礼花「まあ、好きなだけ居なさい、もう月々の家賃10年分は前払いで貰ってるし、好きに、だけど迷惑をかけないようにしてよね!」
礼花はそう言うと空っぽになっている二人のお茶を組みなおす。
だが別に毎朝の日課があるわけでもなく、ただ習慣で早く起きてしまうのだ。
【黄金卿】
ステラが立ち上げた【対悪信教特化光過激派組織】である。
拠点を四季神社の現在使われていない修行僧が寝泊まり、修行する用のボロ屋にしていた。
それは礼花がステラに言ったのだ
礼花「絶対面倒事に巻き込まれるんだから毎月の家賃、そして庭の手入れ、そして四季神社のバイト!これらをしないのであれば絶対に場所を提供しません、そして私は絶対に関わらないわ!」
ステラ「ええ~~~~!!姉さんお願い!貸して!」
礼花「別に他の建物借りたらいいじゃない!」
ステラ「私達身分証明書ないの!だから借りれないし、名が表に出ちゃう~~~!!」
礼花「だからといってあんた達匿ってたら変な噂立てられんでしょうが!闇側が襲撃してきたらどうすんの!ここ私の家なんだからね!しかもこの神社で生計立ててるのに!壊されたら私どうやって生きていけばいいのかしら!!」
ステラ「姉さんならなにをしてもお金になるじゃん!そもそも姉さん神社経営してないじゃん!ずっと医療関係の仕事じゃん!」
礼花の仕事は医師である。
礼花「ただし、私はあくまで能力治療の医師、神社経営の一環でやってるだけだから医師免許とか持ってないの、正式に医師名乗ってないの!」
ただし、礼花の場合、医師免許は無く、神社営業の一環という形で能力を使用した治療を行っている、そのため他の病院よりも安く、そして効果が高いと評判が高いため、神社経営が成り立っている。
そのため、神社が無くなると礼花も医療でお金を稼ぐことが困難になるため非情に困る事になるのだ。
ステラ「ならもう一回防衛軍に入ればいいのに、今幹部人手不足だから礼花姉さんなら凄く歓迎してくれるかもよ?」
礼花「却下!もうあんな命を賭けた日常に戻るなんてうんざり!一度こういう平穏を味わったらあんなブラック企業に入る必要性を感じないわね、しかも今は世界復興で凄く忙しいでしょう、凍夜でも全然以前に比べて帰って来れないんだから」
礼花は凍夜を通じて防衛軍の忙しさを知っているため、絶対に防衛軍に入るという選択肢を取らなかった。
・・・・・・
そして毎月の家賃と四季神社運営の無償労働を条件に四季家で使われていない建物を使わせてくれる許可を得たのだ。
部屋は6畳の部屋が10個、修行用の広間が1つだけの部屋だったが礼花がお金を出し(ステラの貯金から使って)それらを新築同様に作り直したのだ。
その費用まさかの1億
礼花「絶対に自分で作った方が良かったでしょ、私が名義貸してあげたのに」
ステラ「まあ、それもあるけど・・・」
ステラとしては拠点を2つ作っておきたかったのだ。四季家内部に本拠地、そして他の拠点をダミーとして持っておき、ダミー側を使う事で敵の情報をかく乱させる事が狙いだった。
ステラ「礼花姉さん、今こんな広い神社で一人って凄く寂しいでしょ、だから私や他の子が居たほうがいいかなって・・・姉さん、今度から私も一緒だからね♡」
礼花「キモい、それに別に私は一人の時間嫌いじゃないから問題なし、せっかく育児終わって人段落ついてるんだからゆっくりさせてよね」
月花は18歳の時に高校中退
雪花は16歳の時に高校中退
桜花は中学卒業で高校入試は全部落ちている
芦花は中学卒業後リオの能力技術開発局に就職し、同時に地球防衛軍に入隊している。
まさかの全員中卒という近年学歴社会においてまさかの結果となったが、全員がしっかり生活出来ているため、礼花も気にしていなかった。
ステラ「凄い話しよね、22歳に芦花ちゃんを産んで、37歳で育児終了って」
礼花「年齢なんて私取っては合って無いようなものだし、気にもならないわね、私の見た目、20歳くらいから全然変わらないし、周りからは美魔女とか言われているけどもうそろそろ魔女になりそうで怖いわ」
ステラ「確かにね、天野江の血も厄介なのよね」
そう話しながら二人はリビングでのんびりしていたところ、ファルドラがステラに用事があるため庭から入って来た
ファルドラ「ステラ、荷物全部運んだぞ、それで他のメンバー勧誘は順調なのか?僕は人見知りだから嫌だぞ」
ステラ「まだまだね、二人で動いても悪信教という世界レベルの組織相手に勝てるわけないものね、こればかりはこちらもそれなりの戦力が必要になるわね、この1年はメンバー探しと資金調達がメインの仕事だと思いなさい、そのためにもしっかり稼いでね!なんのためにハッキング出来るの?情報をいい値で売って稼ぐためでしょ!」
ファルドラ「それでダークウェブを使って稼げと、正義のやる事じゃないんだよなぁ」
ステラ「馬鹿ね、私達は悪信教さえどうにでもなればOK、それ以外の悪は無視、むしろ利用するし利用される、それで金を稼ぎ、情報を手に入れる、防衛軍は悪側との接点を持つ事はNGだけど、私達は積極的に闇側と接触し繋がりを作る、この一年は黄金卿の基盤を作る一年だと思いなさい」
ファルドラ「へいへい、わかりましたよ~~」
ファルドラはそう言いながら黄金卿の拠点に向かう。
礼花「思い切ったわね、大丈夫なの?」
ステラ「ネットは詳しくないけど、ファルドラなら大丈夫でしょ、あの子防衛軍内一のハッカーで闇側の情報とか監視カメラのハッキングからの証拠抑え、そして嘘を巧みに使って相手を騙し、奥の奥に潜む連中を捕まえる、そういう仕事が凄く得意でこれが出来ていたのは防衛軍でも彼だけだったから」
礼花「優秀なのね、まああの虚構迷宮を作って東京全域を混乱に陥れた張本人だし、そこの実力は疑わないわ、あの子のレプリカとも戦ったしね弱かったけど」
ステラ「アシストをやらせたら防衛軍最強よ、理想を言えばそんな優秀な子を沢山欲しいわけだけど、なかなかどうしてね、やっぱり優秀な子となると争奪戦だし、自信がある子はわざわざ何処かに所属しようとはしない、組織が金銭面全面アシストするから入ってくれ~って契約ならくる子も居るでしょうけど私はそうするつもりはないしね、それに悪信教に強い悪意を持ってくれてないと間違いなく方針で揉める、難しいわね」
礼花「まあ、好きなだけ居なさい、もう月々の家賃10年分は前払いで貰ってるし、好きに、だけど迷惑をかけないようにしてよね!」
礼花はそう言うと空っぽになっている二人のお茶を組みなおす。
patopatoblog at 06:56|Permalink
