2023年01月
2023年01月30日
No.102 ヒキニート時代のパト
これは数年前、まだパトが幻想郷に行く前、パトが今のパトになってまだ一年も経っていない頃の話。
パトは起きる、だが朝か昼か、もしくは夜か、わからなかったパトはカーテンの方を見る。
パト(光があるってことは少なくとも朝か昼か・・・)
そしてパトはそのまま時計を確認し、時計は午前11時と示していた。
パト(もう昼か、全員学校行ってるから居ないとして・・・母さんは居るかな?ご飯作ってもらおう)
パトはそう考えながら起き上がる、整えていないボサボサの髪のままリビングまで向かう。
するとそこには礼花が居た。
礼花「おはようパト、ご飯が欲しいの?」
パト「おはよう母さん、うん、簡単な物でいいよ、僕なんてどうせ外から出ないし」
パトはそう言いながら台所にある冷蔵庫からお茶を出し、コップに注ぎ喉を潤す。
礼花「ダメ、今のパトは育ち盛りなんだからしっかり食べなさい、ほら、もういい歳なのにほっそりと痩せて、ああ、髪も切らないといけないわね」
パト「いいよ、髪が短いと落ち着かないんだ、それに少し髪で視線を隠したいし、最近雪花が俺を見る目が辛いというか、申し訳ないんだよな・・・」
パトはそう言いながら前髪を抑え、畳に寝ころびながらポケットに入れていた携帯でソシャゲを始めながら礼花のご飯を待っていた。
パト(今日は2月なんだ・・・ふ~ん、ずっと家に居たら日にちとかどうでもいいな、父さんが帰ってきたらまた文句を言われそうだな・・・はぁ、めんどくさ)
パトにとって昼の誰も居ない家は心地よかった。
月花は気兼ねなく話しかけてくれるが、美人で頭も良く、多くのジャンルで成功している天才のため、何処か自分とは違う人間なんだと距離を空けていた。
雪花は言葉や態度がキツく、パトを見る度に冷たい目線を向けてきた。
常に何かに対してイライラしている素振りを見せる雪花とは一番気まずい関係だった。
桜花はパトにとって一番気が合う兄妹であり、遊び相手は常に桜花であり、どこか自分と似ている桜花と一緒に居ると安心していた。
芦花は神聖女学院中等部に入学を決めてから準備を進めていたため色々と忙しそうにしていたが、芦花は明らかな陽キャであり、パトは苦手意識があった。
凍夜は帰って来ては最初は小言を言われ、「だらしない」や「しっかりしろ」等言われることから鬱陶しいと感じていた。
礼花はパトを優しく面倒を見てくれるので、唯一引きこもりのパトが心を開いている存在だった。パトでも礼花の言う事は聞くし、優しくしてくれることに感謝しているため、偉そうな事は言わないし、反抗期なんてもってのほかだった。
それが四季家内のパトの立ち位置だった。
・・・・・・
パトはご飯を食べていると礼花は荷物を持って出かけた。
礼花は四季家の仕事も凍夜の代理で請け負ったり、自分自身も医師の免許を取り、医者として出張で多くの家に出向いて、治療をしていた。
パト「母さんも仕事に行ったし、俺も部屋に戻ってSNSでも漁ろうかな、はぁ、別に願望はないけど、彼女とか出来たらどんな感じなんだろう、というか無理か、僕みたいな何も出来ないヒキニートに彼女とか・・・馬鹿みたいな事考えてるな」
パトはSNSを眺めているとエロ画像等がたまに流れて来る、それに対して一瞬ムラっとするのだが、そのまま流し他の平日の昼なのにSNSに書き込んでいる自分と同じ暇人のコメントを眺めて時間を過ごしていた。
パトは普段女性に囲まれた生活をしていたため、エロ画像等で性欲発散をするという行為に強い罪悪感を持っていた。それが特に姉系や妹系だったりするともう無理で、自分が実の姉妹をいやらしい性的な目で見てしまうのではないかという自分への思春期故の性欲の強さを疑わずにはいられなかった。
パト(僕はダメだ、皆学校行って、友達とかも居て、月花姉とか東京の超名門校だし、芦花も来年からは月花姉と同じ学校の中等部に入学するから居なくなるし・・・僕はこのまま何年後も部屋に閉じこもって邪魔者扱いされるんだろうな)
パト(まず月花姉は一番モテるだろうし、一番上だからすぐに結婚して子供とか出来てさ、雪花も桜花も大学とか行ったら彼氏とか出来てさ・・・その後は芦花か、芦花が一番そういうの早そうだよな、そうやって皆家から出ていって、各自家庭を持って、僕はずっと母さんに今みたいに迷惑を掛けて、久しぶりに家族全員が揃っても僕だけ腫物扱いされて、皆の子供にも気持ち悪がられてさ、皆が下の広間でワイワイ楽しんでる時に僕は一人で二階の自室で申し訳ないと思いながら息を潜めてゲームとかしてるんだ・・・僕って本当邪魔なだけだよな・・・)
パトはそんな未来を考え、気分が沈みながらも、ネットで同じく自分みたいに嘆いている相手を見つけては何度もその人の言葉を読み直していた。
・・・・・・
夕方
雪花と桜花が帰って来た。
パトは二人の声は聞こえたが、特に反応はせずに部屋でゲームをしていた。
すると桜花がパトの部屋に入ってきて
桜花「パト!ゲームするよ!暇な間に練習ちゃんとしたよね!」
パト「当然!今日は泣かせてやるよ!!」
桜花「ふふ~~ん!口は毎回威勢がいいね~、着替えてくるからソフトつけといて~~後ジュースとお菓子も台所から抱いておいてよ~」
パト「わかった~、ゆっくり準備しろよ~~」
パトは元気な桜花を見届けるとそのまま下に降り台所に向かう、するとそこには雪花が居た。
雪花「またゲーム?一日何もしてないのによくもまあ、まだゲーム出来るね、やりたい事ないの?」
パト「うるさいなぁ、僕の勝手だろ、ほっとけよ」
雪花「あっそう、いい加減髪切ったら?どんだけ伸ばすの?女子みたいで気持ち悪いんだけど?あとお風呂入った?臭いよ?いや、服の臭いか、ちゃんと毎日服くらい別の奴に着替えてよ、後目に垢があるし、顔も洗ってないって不潔にも程があるんじゃない?服取ってきてあげるから早く脱いで、本当面倒ばっかり掛けないで欲しいなぁ」
パト「うるさい、ほっとけよ、どいて、僕は今からゲームするんだ、雪花に迷惑掛けてないんだからいいだろ」
パトはそう言うと雪花は不機嫌な顔をして
雪花「あっそう!でも不愉快だから服は着替えて!!着替えないと殴るから!!」
暴力を振るおうとする雪花はもう危険信号で素直に言う事を聞かないと本気で殴られる、パトはそう考え、渋々とその場で服を脱ぎ、雪花に渡す。
そして雪花はそれを綺麗に畳み、綺麗な服を取りに行った。
パト「・・・さむ・・・くそ、めんどくさいなぁ・・・」
雪花はパトに服をしっかりと手渡しで渡すと、そのまま自室に戻り、動きやすい服装に着替えて外に出ていった
桜花「また雪花ちゃんランニングに行ったの?努力家だね~」
パト「めんどくさい妹だよ、それじゃあさっそく始めようよ!」
桜花(でもちゃんと一番面倒を見てるのも雪花ちゃんなんだよねぇ、パトは気づいてないけど)
桜花「さてさて、雑魚狩りの始まりですな!」
こうして、礼花が仕事終わりに買い物をして帰ってき、そのままご飯を作り、その途中で月花と芦花が帰って来て、家族全員でご飯を食べ、各自夜を過ごした。
パト「月花姉ってずっと勉強してるのかな?」
桜花「頭良いからね、そうじゃないかな?」
パトと桜花がゲームをしながら話している。
※尚月花は漫画を読みながら、パトと桜花のゲームしている風景を光で見ていた。
パト「芦花は友達と電話してるし、雪花は宿題してるし・・・あれ、桜花は宿題しなくていいの?」
桜花「雪花ちゃんの宿題映すからいいも~~ん」
パト「そういうもんかね、僕はわかんないや」
桜花「でもパト今は中三でしょ?高校はどうするの?」
パト「学校に行った事ないのに無理でしょ、中卒かな~、後から本気出す!!桜花は考えてるの?」
桜花「私も勉強大の苦手だからね、ゲームとか得意だし、ゲームのプロになるのもいいなぁ~」
パト「いいじゃんいいじゃん!桜花ゲーム上手いからなれるよ!いいなぁ、僕も桜花みたいにゲーム上手かったらなぁ~~」
二人はお互いに根拠のない夢を語り合った。
そしてパトはそのまま高校受験すらもせずに中学を卒業した。
そして一応【学生】だった肩書が無くなり、本当の意味で引きこもりニートとなった。
パトは起きる、だが朝か昼か、もしくは夜か、わからなかったパトはカーテンの方を見る。
パト(光があるってことは少なくとも朝か昼か・・・)
そしてパトはそのまま時計を確認し、時計は午前11時と示していた。
パト(もう昼か、全員学校行ってるから居ないとして・・・母さんは居るかな?ご飯作ってもらおう)
パトはそう考えながら起き上がる、整えていないボサボサの髪のままリビングまで向かう。
するとそこには礼花が居た。
礼花「おはようパト、ご飯が欲しいの?」
パト「おはよう母さん、うん、簡単な物でいいよ、僕なんてどうせ外から出ないし」
パトはそう言いながら台所にある冷蔵庫からお茶を出し、コップに注ぎ喉を潤す。
礼花「ダメ、今のパトは育ち盛りなんだからしっかり食べなさい、ほら、もういい歳なのにほっそりと痩せて、ああ、髪も切らないといけないわね」
パト「いいよ、髪が短いと落ち着かないんだ、それに少し髪で視線を隠したいし、最近雪花が俺を見る目が辛いというか、申し訳ないんだよな・・・」
パトはそう言いながら前髪を抑え、畳に寝ころびながらポケットに入れていた携帯でソシャゲを始めながら礼花のご飯を待っていた。
パト(今日は2月なんだ・・・ふ~ん、ずっと家に居たら日にちとかどうでもいいな、父さんが帰ってきたらまた文句を言われそうだな・・・はぁ、めんどくさ)
パトにとって昼の誰も居ない家は心地よかった。
月花は気兼ねなく話しかけてくれるが、美人で頭も良く、多くのジャンルで成功している天才のため、何処か自分とは違う人間なんだと距離を空けていた。
雪花は言葉や態度がキツく、パトを見る度に冷たい目線を向けてきた。
常に何かに対してイライラしている素振りを見せる雪花とは一番気まずい関係だった。
桜花はパトにとって一番気が合う兄妹であり、遊び相手は常に桜花であり、どこか自分と似ている桜花と一緒に居ると安心していた。
芦花は神聖女学院中等部に入学を決めてから準備を進めていたため色々と忙しそうにしていたが、芦花は明らかな陽キャであり、パトは苦手意識があった。
凍夜は帰って来ては最初は小言を言われ、「だらしない」や「しっかりしろ」等言われることから鬱陶しいと感じていた。
礼花はパトを優しく面倒を見てくれるので、唯一引きこもりのパトが心を開いている存在だった。パトでも礼花の言う事は聞くし、優しくしてくれることに感謝しているため、偉そうな事は言わないし、反抗期なんてもってのほかだった。
それが四季家内のパトの立ち位置だった。
・・・・・・
パトはご飯を食べていると礼花は荷物を持って出かけた。
礼花は四季家の仕事も凍夜の代理で請け負ったり、自分自身も医師の免許を取り、医者として出張で多くの家に出向いて、治療をしていた。
パト「母さんも仕事に行ったし、俺も部屋に戻ってSNSでも漁ろうかな、はぁ、別に願望はないけど、彼女とか出来たらどんな感じなんだろう、というか無理か、僕みたいな何も出来ないヒキニートに彼女とか・・・馬鹿みたいな事考えてるな」
パトはSNSを眺めているとエロ画像等がたまに流れて来る、それに対して一瞬ムラっとするのだが、そのまま流し他の平日の昼なのにSNSに書き込んでいる自分と同じ暇人のコメントを眺めて時間を過ごしていた。
パトは普段女性に囲まれた生活をしていたため、エロ画像等で性欲発散をするという行為に強い罪悪感を持っていた。それが特に姉系や妹系だったりするともう無理で、自分が実の姉妹をいやらしい性的な目で見てしまうのではないかという自分への思春期故の性欲の強さを疑わずにはいられなかった。
パト(僕はダメだ、皆学校行って、友達とかも居て、月花姉とか東京の超名門校だし、芦花も来年からは月花姉と同じ学校の中等部に入学するから居なくなるし・・・僕はこのまま何年後も部屋に閉じこもって邪魔者扱いされるんだろうな)
パト(まず月花姉は一番モテるだろうし、一番上だからすぐに結婚して子供とか出来てさ、雪花も桜花も大学とか行ったら彼氏とか出来てさ・・・その後は芦花か、芦花が一番そういうの早そうだよな、そうやって皆家から出ていって、各自家庭を持って、僕はずっと母さんに今みたいに迷惑を掛けて、久しぶりに家族全員が揃っても僕だけ腫物扱いされて、皆の子供にも気持ち悪がられてさ、皆が下の広間でワイワイ楽しんでる時に僕は一人で二階の自室で申し訳ないと思いながら息を潜めてゲームとかしてるんだ・・・僕って本当邪魔なだけだよな・・・)
パトはそんな未来を考え、気分が沈みながらも、ネットで同じく自分みたいに嘆いている相手を見つけては何度もその人の言葉を読み直していた。
・・・・・・
夕方
雪花と桜花が帰って来た。
パトは二人の声は聞こえたが、特に反応はせずに部屋でゲームをしていた。
すると桜花がパトの部屋に入ってきて
桜花「パト!ゲームするよ!暇な間に練習ちゃんとしたよね!」
パト「当然!今日は泣かせてやるよ!!」
桜花「ふふ~~ん!口は毎回威勢がいいね~、着替えてくるからソフトつけといて~~後ジュースとお菓子も台所から抱いておいてよ~」
パト「わかった~、ゆっくり準備しろよ~~」
パトは元気な桜花を見届けるとそのまま下に降り台所に向かう、するとそこには雪花が居た。
雪花「またゲーム?一日何もしてないのによくもまあ、まだゲーム出来るね、やりたい事ないの?」
パト「うるさいなぁ、僕の勝手だろ、ほっとけよ」
雪花「あっそう、いい加減髪切ったら?どんだけ伸ばすの?女子みたいで気持ち悪いんだけど?あとお風呂入った?臭いよ?いや、服の臭いか、ちゃんと毎日服くらい別の奴に着替えてよ、後目に垢があるし、顔も洗ってないって不潔にも程があるんじゃない?服取ってきてあげるから早く脱いで、本当面倒ばっかり掛けないで欲しいなぁ」
パト「うるさい、ほっとけよ、どいて、僕は今からゲームするんだ、雪花に迷惑掛けてないんだからいいだろ」
パトはそう言うと雪花は不機嫌な顔をして
雪花「あっそう!でも不愉快だから服は着替えて!!着替えないと殴るから!!」
暴力を振るおうとする雪花はもう危険信号で素直に言う事を聞かないと本気で殴られる、パトはそう考え、渋々とその場で服を脱ぎ、雪花に渡す。
そして雪花はそれを綺麗に畳み、綺麗な服を取りに行った。
パト「・・・さむ・・・くそ、めんどくさいなぁ・・・」
雪花はパトに服をしっかりと手渡しで渡すと、そのまま自室に戻り、動きやすい服装に着替えて外に出ていった
桜花「また雪花ちゃんランニングに行ったの?努力家だね~」
パト「めんどくさい妹だよ、それじゃあさっそく始めようよ!」
桜花(でもちゃんと一番面倒を見てるのも雪花ちゃんなんだよねぇ、パトは気づいてないけど)
桜花「さてさて、雑魚狩りの始まりですな!」
こうして、礼花が仕事終わりに買い物をして帰ってき、そのままご飯を作り、その途中で月花と芦花が帰って来て、家族全員でご飯を食べ、各自夜を過ごした。
パト「月花姉ってずっと勉強してるのかな?」
桜花「頭良いからね、そうじゃないかな?」
パトと桜花がゲームをしながら話している。
※尚月花は漫画を読みながら、パトと桜花のゲームしている風景を光で見ていた。
パト「芦花は友達と電話してるし、雪花は宿題してるし・・・あれ、桜花は宿題しなくていいの?」
桜花「雪花ちゃんの宿題映すからいいも~~ん」
パト「そういうもんかね、僕はわかんないや」
桜花「でもパト今は中三でしょ?高校はどうするの?」
パト「学校に行った事ないのに無理でしょ、中卒かな~、後から本気出す!!桜花は考えてるの?」
桜花「私も勉強大の苦手だからね、ゲームとか得意だし、ゲームのプロになるのもいいなぁ~」
パト「いいじゃんいいじゃん!桜花ゲーム上手いからなれるよ!いいなぁ、僕も桜花みたいにゲーム上手かったらなぁ~~」
二人はお互いに根拠のない夢を語り合った。
そしてパトはそのまま高校受験すらもせずに中学を卒業した。
そして一応【学生】だった肩書が無くなり、本当の意味で引きこもりニートとなった。
2023年01月28日
No.101 バハートの初恋と発情(R18)
バハートがパトを始めて見たのはモニター越しだった。
バハートは基本的に異性に対して無関心だったのだが、パトを見た時は違った。
バハート(彼、凄くいいかも・・・)
根拠のない、誰かも知らない、話した事すらない、そんな相手に強く興味が惹かれてしまったのだ。
人に恋することが無かったバハートはその感情の抑え方を一切知らないため、自分でもわからない程感情が暴走した。
バハート(会いたい、実際に会いたい、彼と話したい、どんな人なのかな?)
心臓の鼓動が早くなっていくのがわかる、目の前が興奮で真っ白になっていくのがわかる、居ても立っても居られないもどかしい気持ちでいっぱいで苦しい、お腹辺りがキューっと締め付けるような感覚がある。
そんな今まで感じた事ない程の波が押し寄せて来たバハートは居ても経っても居られなかった。
・・・・・・
バハートが初めてパトと会った、だがその横には月花が居た。
バハート(あの子は・・・四季月花さん!何度か色んな分野の大会で戦った事ある!まさかあの子も彼を狙ってるの?!嫌だ!私が欲しい!彼は絶対に私が欲しい!!!)
バハートはそんな考えの中、気付けばパトの腕に抱き着いていた。
そして実際に会って、触れてわかった。【この人だ】と運命の人だと強く確信した。
バハートには自身があった、何故なら恋愛に関して無頓着だったバハートがここまで一人の異性に妄信的に好意を寄せてしまっているのだから、テレビやモデル関係の仕事で多くのイケメンと呼ばれる人達と仕事をしてきたモデルとして一緒に撮影する機械もあった、恋人役として手を繋いだ事もあったが、まったくといっていい程トキメク事はなく、何も感じなかった。
そして一連の会話が終え、バハートはパトと月花から離れ、その場を去った。
バハート(凄く優しそう!それにえっと・・・ちょっとトイレに・・・)
バハートは異常なまでに濡れていた。
それは下着が冷たいと感じる程に濡れていたため、この不快感を急いで解消したかったのだ。
・・・・・・
バハートはトイレで下着を拭いて、乾かすついでに考え事をしていた。
バハート(今後彼が私に夢中になって貰うためにはどうしたらいいんだろう、絶対に諦めたくない、身体かな?私は実際可愛い!そしてスタイルも良い!そしてモテる!自意識過剰じゃなく実際そうだからモデルやアイドルとして売れてるわけだしね!つまり流石のパト君でも私が身体を使って沢山アプローチしたらやましい気持ちになってくれるかも!男の子だもんね!健全な性欲のある男の子なら私で興奮するのも当然!!アイドルやモデルをやっていたら、そういう自慰行為のネタに使われる事くらいは知ってる!とりあえず私に夢中になってもらう!そこからね!!でも明確にはどうしたら・・・)
そうこう考えながら数十分ほどトイレでスマホでネット検索をしながら考えて居た。
・・・・・・
バハートがパトとキスをした日。
バハート(やった!やった!キス出来ちゃった!パト君も凄く意識してくれたよね!それにしてもファーストキスってこんな感じなんだ!凄くドキドキする!)
だが、バハートは気づいてしまったのだ。
パトの周りに複数の女性が居る事に・・・
バハート(まさかあのパト君の周り全員がライバル、というかあそこまで露骨にモテてる人モデルの人でも居なかった・・・パト君実は凄く大物なのかな?でも逆に言えばパト君の周りに入るのは容易だという事!本命を狙うのではなく、まずはあの周りの女性と同じ位置について、そこから本命になりあがる!もちろん身体の関係もある!でも私はそれでも構わない!絶対に手に入れる!既成事実でもいいわね、テレビやスキャンダルを利用して外堀から埋めてしまえばパト君の情報を集める人が増えて、世間がパト君の周りの人間関係を面白おかしく叩いたりする、そして流石に周りの女性もパト君と距離を取るだろうし、そこを狙って私がパト君を捕まえる・・・それがいいかも、私だけが味方になればそれだけ私に依存してくれるし、私だってパト君や将来の子供10人くらいを養うお金はあるし、問題ないわね、ふふふ~~♪)
バハートは恋愛に慣れていないがために自身がメンヘラ気質になっている事にいっさい気付いていなかった。
・・・・・・
2回戦終了時
バハート「ねえ、ハクちゃんやカナちゃんってパト君とどんな関係?」
カナ「えっと、主従関係でもあり、恋人関係かな?」
ハク「うん、私もそう思う・・・」
バハート「えっと二人共?つまり二股?」
カナ「私とハクだけじゃないよ、えっと~~今は六股くらいだね!ネルとかミーエルは主従関係ってだてっぽいから含めないけど」
バハート「六股?!まさか身体の関係も?!」
カナ「ソフィアと最近加入した琴歌以外の4人ならあるんじゃない?あ、いやでも月花とも最近本番はしてなかったけど、お胸とかいっぱい触ってたな~~、脳内だからすぐにわかるんだよね」
バハート「そ・・・そんな・・・まさかそんなに進んでいるなんて・・・」
カナ「バハートも加わりたいの?」
バハート「うん、凄く入りたい・・・」
カナ「人気者だね~、いいんじゃない?メリアは拒まないでしょう、でも多分専属神を考えてないなら従属神っていうのにならないといけないから、色々話す事になるかも」
バハート「パト君と関係が持てるならそれでもいいよ!!絶対に手放したくないの!!」
カナはバハートの強い意志を感じた、だからこそカナはバハートの強い好意に疑問を持ったのだ。
カナ「ねえ、どうしてパトなの?しかも身体の関係を求める程なんて尋常ないでしょ?」
バハート「私の初恋だったからだよ、それにもうなんか二人にだから言うけど、もう自慰行為が止まらないの、東京に来てからずっとムラムラしてる、それで頭によぎるだけでもう身体の火照りというか虚しさを鎮めたくなるの・・・私ここまで自分がおかしくなるほど他人を好きになったの初めてなの、だから諦めたくない・・・例え本命じゃなくていいから傍に置いてほしいの」
ハク「バハートちゃん・・・」
バハートはたった数日で限界を迎えていた、性欲の限界、今まで感じてこなかった分の溜まりにたまった性欲が一気に爆発したような感覚、そしてそれは今まで女性ホルモンや健康志向でやってきた自慰行為に影響し、本当に性的欲求不満による行為になっていた。バハートは最近それが原因で少し身体が気だるいのだ、調子が優れない、もう既にそのようなレベルまでになっていた
カナ(凄いなぁ、なんか聞いてて可哀そうに感じて来たよ、一度メリアと話す機会があってもいいかも、それにこうやって覚醒もしたし、きっとメリアも何かしら目を付けてるはず・・・)
カナ「今日のお泊り出来たならメリアに話してごらん、きっと悪いようにはしないよ・・・うん」
カナはそこまでしか言えなかった、ハクも少し困惑していたが、このままだと大変な事になると考え、カナの考えに賛成した。
・・・・・・
そして二回戦終了、訓練終了し、お風呂場にて
パトの意向でパトが居る部屋を男湯、メリア達が居るもう一つの部屋を女湯として使うようにした。
バハート「ふう、ここの旅館、6人くらいなら平気で入れるくらい広いわね、凄く良いわ~~」
メリア「お隣失礼します」
メリアは浴室に入って早々、バハートの隣に座る。
メリア「凄く良い身体してますね、流石はモデルやアイドルをやっていただけの事はありますね、それで地球防衛軍、戦うための筋肉も怠っていない、凄くバランスの良い身体です」
バハート「メリアさんも同じじゃないですか、私、アイドルやモデルの人と何度か一緒に温泉に入った事あるけど、メリアさん程のプロポーションを持っている人は見た事ないわ」
メリア「ありがとうございます、ご主人にいつ求められてもいいように美は怠りませんので」
メリアの大人びたしぐさにバハートは聞いてみる。
バハート「あの・・・もしかしてメリアさんってパト君とはもう」
メリア「もちろん、何度もやっています、私の身体は髪の毛の先から足のつま先まで全部知られちゃってます」
メリアはそう言いながら自分の手で頭から足まで艶めかしい手付きでなぞる、そしてメリアはバハート問いかける
メリア「早く求められたいですか?ご主人に?」
バハートは生唾を飲んだ、それは目の前に居たメリアがどことなく大人の雰囲気に気圧され、それどころか、誘惑をしてきたからだ。
バハート「・・・うん・・・」
メリア「なら既成事実を早く作る事ですね、ちなみにですが既成事実がないとご主人から一度目が来るとは思わない方が良いですよ、私も最初はかなり苦労しましたからね~~」
バハート「メリアさんがパト君の初めてなんですか?」
メリア「そうですよ、ファーストキスは雪花ちゃんに取られちゃったので、初エッチは私が頂きました、しかも強引にね♪」
バハート「へ、へぇ~~!でもそこから何度もなんだよね!」
メリア「はい、私から求める事が殆どですけど、でもご主人からも求めてくれます、もちろん私は一度も断った事ありません!神なのでそもそも人間でいう月経はありませんので!」
バハート「ええーー!!それは羨ましいかも・・・」
メリア「あ、バハートさんも神に進化してますので、もう月経はないですよ、ちなみに中に出されれば100%妊娠で任意出産になりますので、そこの認識もお願いしますね、後、一度異性と性行為をした場合、他の異性とは二度と性行為は出来ません、した場合、死んじゃいますので気を付けてくださいね!」にっこり
メリアは笑顔でバハートに言った、バハートにとって初耳の事で流石に驚きを隠せなかった。
・・・・・・
そしてパトと同じ部屋で寝る事になったバハート。
バハート(わぁ!同じ部屋にパト君が寝てる!というか凄く多いわね・・・思ったより女性が多くてびっくりしたわ、でもこの中から私の事を意識してもらうためにもしっかりここでスキンシップを!!)
バハートがそう考えて居るとパトが起き上がった。
バハート(え?!パト君こんな遅くに起き上がった?あ、でも確かパト君って私達よりも先に寝てたのよね、ああ、もしそうだとするとお風呂とか入りそびれてるから入ろうと思ったのかな?まあ、女の子だらけだし、気を使うわよね、なんか私が言うのもあれだけど大変そうだな・・・)
バハートの思った通り、パトは浴室の方に向かっていった。
バハート(やっぱりゆっくりさせてあげよう、パト君だってあの天野江隊長を倒して凄く疲労しているんだし、明日は私もアラン君対策のアドバイスとか出来たらいいなぁ)
バハートは先ほどまでの自分勝手な考えを反省しながら眠りにつこうとした、だがその数分後、バハートが少し深い眠りに入りそうなタイミングでパトと同じくずっと寝ていた女性が起き上がった。
バハート(ああ、ずっと眠っていた人か・・・起きたのね、まだ気が動転しているでしょうし、少し落ち着いたら私から話しかけてあげよう、確か天野江隊長の案件だし、私も少しくらい関わってもいいわよね・・・)
バハートはまどろみの中そのような事を考えて居ると天野江奏星が起き、各部屋のドアを開けて、部屋を確認しだした。
バハート(ん・・・どこの部屋に行きたいのかしら?私も特にこの部屋に詳しいわけじゃないし、まあ別に泥棒するってわけじゃないんだし、ほっといていっか・・・)
バハートは奏星の行動が気になりながらも奏星の行動を無視していた、宝華が守ろうとする子なので悪い子ではないだろうと考えての事だった。
すると奏星は求めていた部屋を見つけたのか、「あ、ここですね」とボソっと独り言を言うとそのままとある部屋に入って行った。
・・・・・・
そしてその数分後、まさか天野江奏星が入った部屋はパトが使っていた浴室であり、そこで全裸のパトと鉢合わせしているとは思わなかったバハートだが、あまりにも浴室での奏星の声がうるさいので、流石のバハートも大体の状況を把握し、急いで浴室に入って行った。
するとバハートの眼に入ったのは、全裸のパトとそのパトの腕を掴み、逃げようとするパトを逃がすまいと捕まえている奏星の姿だった・・・
バハートも一瞬で場で起きている事は把握していたのだが、そんなことより、バハートはパトの裸、そして股間にしか眼が行かなかった、そしてそれ以外の事は正直どうでもよかった。
バハート「・・・ヤマタノオロチンチン」
パト「言わせねえよ??!!」
バハートは寝る前からずっとパトの事で頭がいっぱいであり、皆が寝ている隙に夜這いでもして、既成事実を作ろうとまで考えて居たため、パトの股間を見た事で抑えていた理性が爆発し、パトのもう片方の手を掴み、股間を凝視する。
バハート(これがパト君のヤマタノオロチなんだね!他の人の男性器を見た事もないし、そういうエッチな本も今まで一切興味がなかったから見た事すらもなかったんだけど、凄く立派なのかな?でもメリアもパト君と経験してるし、使い込まれているのは間違いない!つまり品質には問題ないという事!ああ!なんて魅力的!このまま事を済ませてもいい気がする!でも目の前に天野江奏星さんがいる!でもよく見たらあの子もパト君の股間にしか見てないわね、つまり他の女性が見ても上物ってことなのかしら?ならやっぱりパト君は立派なのよ!くそ~~!どうしよう!このまま私の物にしたい!!でも奏星さんが邪魔だな~~~!!!)
バハートはパトの股間を凝視しながらそのようなどうでもいい事を考えて居た、その時、カナが起きてきて、仲裁に入り、奏星とバハートはパトから引きはがされたのだった。
・・・・・・
バハート「はぁ・・・あとちょっとだったのに・・・」
カナ「バハートちゃん、そんなにすぐに決める事はないと思うよ、バハートさんは知らないと思うけど今のバハートさんがパトと肉体関係を持つってことはね」
バハート「メリアさんから聞いたよ、でも辛抱溜まらないのです!!!!」
カナ「圧が凄い圧が凄い、今日死闘をした仲だから言うけどね、このままだとパトから離れちゃうよ、私実はパトの思考がわかるんだけど、今パトはバハートさんに少し恐怖と困惑を抱いてるの、だからこのままだと距離を空けられて、ダメになっちゃうよ?だから一度落ち着いてしっかり関係を見直そうよ?私も協力するからさ」
バハートはカナのアドバイスを聞いて反省した、そこからカナと話し合いをしながら今後どうすればいいか、カナもそんな時期がなかったのか?その時はどうしてたか、等色々恋愛について聞いていた。
奏星は琴歌から説明を聞いて、現状を伝えられていた。
パトが服を着て出てくると気まずそうにしながらも、「お騒がせしました、それじゃあ明日も早いし、寝ようか!」
といって、再度全員で眠りについた。
全員が自分の布団に戻ろうと動いている時、カナがバハートの耳元でこっそりと話した。
カナ「どうしても興奮が治まらないなら見てない不利するから自慰行為で発散しなよ、大丈夫、さっきも言ったけど私、パトの脳内の思考がわかるから、間接的に他の子との行為も把握してるの、だから性に対してかなり耐性があるから、そう言う事をしてても特に気まずくもなんともないし、それでぎこちなくなるわけでもないから、というより、本気でパトを狙うならそれくらいの恥じらいは本気で捨てないとチャンスなんてずっとないと思った方がいいよ、これが私のアドバイス」
カナはそう言うと笑顔で親指を立てて、「グッドラック!!」と言いながら自分の布団に戻って行った。
バハート(カナちゃんがパト君から強い信頼を得ている理由が分かった気がする、パト君の色んな事情を理解してながらもあれだけの余裕と寛大な心の広さ、確かに今の私にはない余裕だな・・・悔しいな、女としての差を感じた気がする・・・なんか自分が情けないや、大人しく寝よう・・・)
バハートはカナとの女性という分野で負けていると感じ、そのまま布団に戻り就寝した・・・かったのだが・・・
奏星「んん///・・・んん///」
全員が就寝している静かな部屋で艶めかしい水音と奏星の艶めかしい声が響いていた。
バハート(あの子普通にヤッてるじゃない?!嘘でしょ?!どんなメンタル持ってるのよ?!しかも私の隣で寝ているハクちゃん!よくよく考えたらずっと寝てたわよね?!この子どれだけ深い眠りに入ってるの?!いや、もしかしてこの子も慣れ過ぎてこの程度の騒ぎだと起きないって事?!)
奏星「んああ///」
バハート(隠す気ない!!声も音も隠す気なし!どうなってんの?!私がおかしいの?!私がおかしいのかな??!!)
バハートは琴歌の方をチラっとみる、琴歌も眉間が寄っているように見えた、琴歌も耐えていた。
だが琴歌もこの洗礼を受けて来た、しかもメリアの夜這いという本番行為を隣で見せつけられながらだった。
琴歌(昨日に比べたら横で自慰行為されるくらいならまだ・・・うん、まだマシですね、昨日はまさか本番までヤるとは思っても見ませんでしたからね、いや、本当、あれは当分頭から離れませんよ・・・本当・・・)
カナ(奏星凄いうるさいなぁ、隣だからなぁ、さったと果てて寝て欲しいなぁ)
ハク(zzz・・・)
パト(うわぁ、さっきの人自慰行為してるじゃん、寝れねえ、気が散る~~、でもまあ、これくらいならまあ、耐えれない程じゃないか、まあ生物性欲あれば致し方なし・・・)
バハート(私は・・・まだまだね・・・)
奏星「ああ、ここ!凄くイイ///」
夜中からとんでもない個性を発揮していた奏星だった。
バハートのライバルは奏星なのかもしれない(同期的な意味で)
バハートは基本的に異性に対して無関心だったのだが、パトを見た時は違った。
バハート(彼、凄くいいかも・・・)
根拠のない、誰かも知らない、話した事すらない、そんな相手に強く興味が惹かれてしまったのだ。
人に恋することが無かったバハートはその感情の抑え方を一切知らないため、自分でもわからない程感情が暴走した。
バハート(会いたい、実際に会いたい、彼と話したい、どんな人なのかな?)
心臓の鼓動が早くなっていくのがわかる、目の前が興奮で真っ白になっていくのがわかる、居ても立っても居られないもどかしい気持ちでいっぱいで苦しい、お腹辺りがキューっと締め付けるような感覚がある。
そんな今まで感じた事ない程の波が押し寄せて来たバハートは居ても経っても居られなかった。
・・・・・・
バハートが初めてパトと会った、だがその横には月花が居た。
バハート(あの子は・・・四季月花さん!何度か色んな分野の大会で戦った事ある!まさかあの子も彼を狙ってるの?!嫌だ!私が欲しい!彼は絶対に私が欲しい!!!)
バハートはそんな考えの中、気付けばパトの腕に抱き着いていた。
そして実際に会って、触れてわかった。【この人だ】と運命の人だと強く確信した。
バハートには自身があった、何故なら恋愛に関して無頓着だったバハートがここまで一人の異性に妄信的に好意を寄せてしまっているのだから、テレビやモデル関係の仕事で多くのイケメンと呼ばれる人達と仕事をしてきたモデルとして一緒に撮影する機械もあった、恋人役として手を繋いだ事もあったが、まったくといっていい程トキメク事はなく、何も感じなかった。
そして一連の会話が終え、バハートはパトと月花から離れ、その場を去った。
バハート(凄く優しそう!それにえっと・・・ちょっとトイレに・・・)
バハートは異常なまでに濡れていた。
それは下着が冷たいと感じる程に濡れていたため、この不快感を急いで解消したかったのだ。
・・・・・・
バハートはトイレで下着を拭いて、乾かすついでに考え事をしていた。
バハート(今後彼が私に夢中になって貰うためにはどうしたらいいんだろう、絶対に諦めたくない、身体かな?私は実際可愛い!そしてスタイルも良い!そしてモテる!自意識過剰じゃなく実際そうだからモデルやアイドルとして売れてるわけだしね!つまり流石のパト君でも私が身体を使って沢山アプローチしたらやましい気持ちになってくれるかも!男の子だもんね!健全な性欲のある男の子なら私で興奮するのも当然!!アイドルやモデルをやっていたら、そういう自慰行為のネタに使われる事くらいは知ってる!とりあえず私に夢中になってもらう!そこからね!!でも明確にはどうしたら・・・)
そうこう考えながら数十分ほどトイレでスマホでネット検索をしながら考えて居た。
・・・・・・
バハートがパトとキスをした日。
バハート(やった!やった!キス出来ちゃった!パト君も凄く意識してくれたよね!それにしてもファーストキスってこんな感じなんだ!凄くドキドキする!)
だが、バハートは気づいてしまったのだ。
パトの周りに複数の女性が居る事に・・・
バハート(まさかあのパト君の周り全員がライバル、というかあそこまで露骨にモテてる人モデルの人でも居なかった・・・パト君実は凄く大物なのかな?でも逆に言えばパト君の周りに入るのは容易だという事!本命を狙うのではなく、まずはあの周りの女性と同じ位置について、そこから本命になりあがる!もちろん身体の関係もある!でも私はそれでも構わない!絶対に手に入れる!既成事実でもいいわね、テレビやスキャンダルを利用して外堀から埋めてしまえばパト君の情報を集める人が増えて、世間がパト君の周りの人間関係を面白おかしく叩いたりする、そして流石に周りの女性もパト君と距離を取るだろうし、そこを狙って私がパト君を捕まえる・・・それがいいかも、私だけが味方になればそれだけ私に依存してくれるし、私だってパト君や将来の子供10人くらいを養うお金はあるし、問題ないわね、ふふふ~~♪)
バハートは恋愛に慣れていないがために自身がメンヘラ気質になっている事にいっさい気付いていなかった。
・・・・・・
2回戦終了時
バハート「ねえ、ハクちゃんやカナちゃんってパト君とどんな関係?」
カナ「えっと、主従関係でもあり、恋人関係かな?」
ハク「うん、私もそう思う・・・」
バハート「えっと二人共?つまり二股?」
カナ「私とハクだけじゃないよ、えっと~~今は六股くらいだね!ネルとかミーエルは主従関係ってだてっぽいから含めないけど」
バハート「六股?!まさか身体の関係も?!」
カナ「ソフィアと最近加入した琴歌以外の4人ならあるんじゃない?あ、いやでも月花とも最近本番はしてなかったけど、お胸とかいっぱい触ってたな~~、脳内だからすぐにわかるんだよね」
バハート「そ・・・そんな・・・まさかそんなに進んでいるなんて・・・」
カナ「バハートも加わりたいの?」
バハート「うん、凄く入りたい・・・」
カナ「人気者だね~、いいんじゃない?メリアは拒まないでしょう、でも多分専属神を考えてないなら従属神っていうのにならないといけないから、色々話す事になるかも」
バハート「パト君と関係が持てるならそれでもいいよ!!絶対に手放したくないの!!」
カナはバハートの強い意志を感じた、だからこそカナはバハートの強い好意に疑問を持ったのだ。
カナ「ねえ、どうしてパトなの?しかも身体の関係を求める程なんて尋常ないでしょ?」
バハート「私の初恋だったからだよ、それにもうなんか二人にだから言うけど、もう自慰行為が止まらないの、東京に来てからずっとムラムラしてる、それで頭によぎるだけでもう身体の火照りというか虚しさを鎮めたくなるの・・・私ここまで自分がおかしくなるほど他人を好きになったの初めてなの、だから諦めたくない・・・例え本命じゃなくていいから傍に置いてほしいの」
ハク「バハートちゃん・・・」
バハートはたった数日で限界を迎えていた、性欲の限界、今まで感じてこなかった分の溜まりにたまった性欲が一気に爆発したような感覚、そしてそれは今まで女性ホルモンや健康志向でやってきた自慰行為に影響し、本当に性的欲求不満による行為になっていた。バハートは最近それが原因で少し身体が気だるいのだ、調子が優れない、もう既にそのようなレベルまでになっていた
カナ(凄いなぁ、なんか聞いてて可哀そうに感じて来たよ、一度メリアと話す機会があってもいいかも、それにこうやって覚醒もしたし、きっとメリアも何かしら目を付けてるはず・・・)
カナ「今日のお泊り出来たならメリアに話してごらん、きっと悪いようにはしないよ・・・うん」
カナはそこまでしか言えなかった、ハクも少し困惑していたが、このままだと大変な事になると考え、カナの考えに賛成した。
・・・・・・
そして二回戦終了、訓練終了し、お風呂場にて
パトの意向でパトが居る部屋を男湯、メリア達が居るもう一つの部屋を女湯として使うようにした。
バハート「ふう、ここの旅館、6人くらいなら平気で入れるくらい広いわね、凄く良いわ~~」
メリア「お隣失礼します」
メリアは浴室に入って早々、バハートの隣に座る。
メリア「凄く良い身体してますね、流石はモデルやアイドルをやっていただけの事はありますね、それで地球防衛軍、戦うための筋肉も怠っていない、凄くバランスの良い身体です」
バハート「メリアさんも同じじゃないですか、私、アイドルやモデルの人と何度か一緒に温泉に入った事あるけど、メリアさん程のプロポーションを持っている人は見た事ないわ」
メリア「ありがとうございます、ご主人にいつ求められてもいいように美は怠りませんので」
メリアの大人びたしぐさにバハートは聞いてみる。
バハート「あの・・・もしかしてメリアさんってパト君とはもう」
メリア「もちろん、何度もやっています、私の身体は髪の毛の先から足のつま先まで全部知られちゃってます」
メリアはそう言いながら自分の手で頭から足まで艶めかしい手付きでなぞる、そしてメリアはバハート問いかける
メリア「早く求められたいですか?ご主人に?」
バハートは生唾を飲んだ、それは目の前に居たメリアがどことなく大人の雰囲気に気圧され、それどころか、誘惑をしてきたからだ。
バハート「・・・うん・・・」
メリア「なら既成事実を早く作る事ですね、ちなみにですが既成事実がないとご主人から一度目が来るとは思わない方が良いですよ、私も最初はかなり苦労しましたからね~~」
バハート「メリアさんがパト君の初めてなんですか?」
メリア「そうですよ、ファーストキスは雪花ちゃんに取られちゃったので、初エッチは私が頂きました、しかも強引にね♪」
バハート「へ、へぇ~~!でもそこから何度もなんだよね!」
メリア「はい、私から求める事が殆どですけど、でもご主人からも求めてくれます、もちろん私は一度も断った事ありません!神なのでそもそも人間でいう月経はありませんので!」
バハート「ええーー!!それは羨ましいかも・・・」
メリア「あ、バハートさんも神に進化してますので、もう月経はないですよ、ちなみに中に出されれば100%妊娠で任意出産になりますので、そこの認識もお願いしますね、後、一度異性と性行為をした場合、他の異性とは二度と性行為は出来ません、した場合、死んじゃいますので気を付けてくださいね!」にっこり
メリアは笑顔でバハートに言った、バハートにとって初耳の事で流石に驚きを隠せなかった。
・・・・・・
そしてパトと同じ部屋で寝る事になったバハート。
バハート(わぁ!同じ部屋にパト君が寝てる!というか凄く多いわね・・・思ったより女性が多くてびっくりしたわ、でもこの中から私の事を意識してもらうためにもしっかりここでスキンシップを!!)
バハートがそう考えて居るとパトが起き上がった。
バハート(え?!パト君こんな遅くに起き上がった?あ、でも確かパト君って私達よりも先に寝てたのよね、ああ、もしそうだとするとお風呂とか入りそびれてるから入ろうと思ったのかな?まあ、女の子だらけだし、気を使うわよね、なんか私が言うのもあれだけど大変そうだな・・・)
バハートの思った通り、パトは浴室の方に向かっていった。
バハート(やっぱりゆっくりさせてあげよう、パト君だってあの天野江隊長を倒して凄く疲労しているんだし、明日は私もアラン君対策のアドバイスとか出来たらいいなぁ)
バハートは先ほどまでの自分勝手な考えを反省しながら眠りにつこうとした、だがその数分後、バハートが少し深い眠りに入りそうなタイミングでパトと同じくずっと寝ていた女性が起き上がった。
バハート(ああ、ずっと眠っていた人か・・・起きたのね、まだ気が動転しているでしょうし、少し落ち着いたら私から話しかけてあげよう、確か天野江隊長の案件だし、私も少しくらい関わってもいいわよね・・・)
バハートはまどろみの中そのような事を考えて居ると天野江奏星が起き、各部屋のドアを開けて、部屋を確認しだした。
バハート(ん・・・どこの部屋に行きたいのかしら?私も特にこの部屋に詳しいわけじゃないし、まあ別に泥棒するってわけじゃないんだし、ほっといていっか・・・)
バハートは奏星の行動が気になりながらも奏星の行動を無視していた、宝華が守ろうとする子なので悪い子ではないだろうと考えての事だった。
すると奏星は求めていた部屋を見つけたのか、「あ、ここですね」とボソっと独り言を言うとそのままとある部屋に入って行った。
・・・・・・
そしてその数分後、まさか天野江奏星が入った部屋はパトが使っていた浴室であり、そこで全裸のパトと鉢合わせしているとは思わなかったバハートだが、あまりにも浴室での奏星の声がうるさいので、流石のバハートも大体の状況を把握し、急いで浴室に入って行った。
するとバハートの眼に入ったのは、全裸のパトとそのパトの腕を掴み、逃げようとするパトを逃がすまいと捕まえている奏星の姿だった・・・
バハートも一瞬で場で起きている事は把握していたのだが、そんなことより、バハートはパトの裸、そして股間にしか眼が行かなかった、そしてそれ以外の事は正直どうでもよかった。
バハート「・・・ヤマタノオロチンチン」
パト「言わせねえよ??!!」
バハートは寝る前からずっとパトの事で頭がいっぱいであり、皆が寝ている隙に夜這いでもして、既成事実を作ろうとまで考えて居たため、パトの股間を見た事で抑えていた理性が爆発し、パトのもう片方の手を掴み、股間を凝視する。
バハート(これがパト君のヤマタノオロチなんだね!他の人の男性器を見た事もないし、そういうエッチな本も今まで一切興味がなかったから見た事すらもなかったんだけど、凄く立派なのかな?でもメリアもパト君と経験してるし、使い込まれているのは間違いない!つまり品質には問題ないという事!ああ!なんて魅力的!このまま事を済ませてもいい気がする!でも目の前に天野江奏星さんがいる!でもよく見たらあの子もパト君の股間にしか見てないわね、つまり他の女性が見ても上物ってことなのかしら?ならやっぱりパト君は立派なのよ!くそ~~!どうしよう!このまま私の物にしたい!!でも奏星さんが邪魔だな~~~!!!)
バハートはパトの股間を凝視しながらそのようなどうでもいい事を考えて居た、その時、カナが起きてきて、仲裁に入り、奏星とバハートはパトから引きはがされたのだった。
・・・・・・
バハート「はぁ・・・あとちょっとだったのに・・・」
カナ「バハートちゃん、そんなにすぐに決める事はないと思うよ、バハートさんは知らないと思うけど今のバハートさんがパトと肉体関係を持つってことはね」
バハート「メリアさんから聞いたよ、でも辛抱溜まらないのです!!!!」
カナ「圧が凄い圧が凄い、今日死闘をした仲だから言うけどね、このままだとパトから離れちゃうよ、私実はパトの思考がわかるんだけど、今パトはバハートさんに少し恐怖と困惑を抱いてるの、だからこのままだと距離を空けられて、ダメになっちゃうよ?だから一度落ち着いてしっかり関係を見直そうよ?私も協力するからさ」
バハートはカナのアドバイスを聞いて反省した、そこからカナと話し合いをしながら今後どうすればいいか、カナもそんな時期がなかったのか?その時はどうしてたか、等色々恋愛について聞いていた。
奏星は琴歌から説明を聞いて、現状を伝えられていた。
パトが服を着て出てくると気まずそうにしながらも、「お騒がせしました、それじゃあ明日も早いし、寝ようか!」
といって、再度全員で眠りについた。
全員が自分の布団に戻ろうと動いている時、カナがバハートの耳元でこっそりと話した。
カナ「どうしても興奮が治まらないなら見てない不利するから自慰行為で発散しなよ、大丈夫、さっきも言ったけど私、パトの脳内の思考がわかるから、間接的に他の子との行為も把握してるの、だから性に対してかなり耐性があるから、そう言う事をしてても特に気まずくもなんともないし、それでぎこちなくなるわけでもないから、というより、本気でパトを狙うならそれくらいの恥じらいは本気で捨てないとチャンスなんてずっとないと思った方がいいよ、これが私のアドバイス」
カナはそう言うと笑顔で親指を立てて、「グッドラック!!」と言いながら自分の布団に戻って行った。
バハート(カナちゃんがパト君から強い信頼を得ている理由が分かった気がする、パト君の色んな事情を理解してながらもあれだけの余裕と寛大な心の広さ、確かに今の私にはない余裕だな・・・悔しいな、女としての差を感じた気がする・・・なんか自分が情けないや、大人しく寝よう・・・)
バハートはカナとの女性という分野で負けていると感じ、そのまま布団に戻り就寝した・・・かったのだが・・・
奏星「んん///・・・んん///」
全員が就寝している静かな部屋で艶めかしい水音と奏星の艶めかしい声が響いていた。
バハート(あの子普通にヤッてるじゃない?!嘘でしょ?!どんなメンタル持ってるのよ?!しかも私の隣で寝ているハクちゃん!よくよく考えたらずっと寝てたわよね?!この子どれだけ深い眠りに入ってるの?!いや、もしかしてこの子も慣れ過ぎてこの程度の騒ぎだと起きないって事?!)
奏星「んああ///」
バハート(隠す気ない!!声も音も隠す気なし!どうなってんの?!私がおかしいの?!私がおかしいのかな??!!)
バハートは琴歌の方をチラっとみる、琴歌も眉間が寄っているように見えた、琴歌も耐えていた。
だが琴歌もこの洗礼を受けて来た、しかもメリアの夜這いという本番行為を隣で見せつけられながらだった。
琴歌(昨日に比べたら横で自慰行為されるくらいならまだ・・・うん、まだマシですね、昨日はまさか本番までヤるとは思っても見ませんでしたからね、いや、本当、あれは当分頭から離れませんよ・・・本当・・・)
カナ(奏星凄いうるさいなぁ、隣だからなぁ、さったと果てて寝て欲しいなぁ)
ハク(zzz・・・)
パト(うわぁ、さっきの人自慰行為してるじゃん、寝れねえ、気が散る~~、でもまあ、これくらいならまあ、耐えれない程じゃないか、まあ生物性欲あれば致し方なし・・・)
バハート(私は・・・まだまだね・・・)
奏星「ああ、ここ!凄くイイ///」
夜中からとんでもない個性を発揮していた奏星だった。
バハートのライバルは奏星なのかもしれない(同期的な意味で)
No.100 カナの閃きと何気ない1日
カナの直属部隊には元・メルリア法国出身の緑の究極龍、【翠華純皇龍(すいかじゅんこうりゅう)】であるリーラが居る。
リーラは何度も転生を行い、肉体年齢は若いが精神年齢は高年齢というロリババなのだが、その分知識が多く、カナにとって凄く助かっている存在なのである。
カナ「さ~って!明日、明後日は休みだし!久しぶりにパトの所に遊びに行こう!」
リーラ「お疲れ~~!後は私に任せてカナ様はもう帰っても大丈夫ですよ~」
カナ「リーラは大丈夫なの?」
リーラ「別に忙しい訳じゃないからね、全然問題ないよ~」
カナ「それじゃあお言葉に甘えて帰るね!それじゃあ良い休日を!」
カナはそう言いながら部屋を後にし、自室に戻った。
・・・・・・
カナ「はぁ~~、リーラが居てくれるおかげで仕事が上手く回るから助かる~~、でも私としては早く直属部隊を揃えたいんだよね、メリアに相談したら【では国取りですね!】とか笑顔で言われそうだし、ちょっと簡単に相談出来ないんだよなぁ~」
カナはリーラ以外にも直属部隊となる究極龍を欲していたが、究極龍は名の通り、究極の龍であり、王国でも国の象徴とする究極龍が1体要ればいいとされているほどである、そして究極龍を所有する国は例外なく大国であり、流石の帝国でも敵に回せば被害を受けてしまう上に、多くの国を敵に回す事になるので、メリア自身も手は出さないのだ。
カナ(そもそも戦争なんかで手に入れても信頼どころか悪意しかなさそうだし、そういう手に入れ方は私の方が嫌なんだよな~~、どこか野生で居ないものかな~)
カナの頭によぎったのはハクと月花の所の九騎神使のフォティアとリアだった。
カナ(ハクとフォティアとリアの3人、そして私とリーラ、既に帝国は5体の究極龍を保有することになってるのか・・・そう考えると凄いね・・・まてよ?)
カナはふと疑問に思った。
【居ないなら作ればいいのではないか?】
そもそもカナとハクは【黄金龍】と【青龍】からの究極進化で究極龍に進化した。
フォティアは元々は【火の精霊サラマンダー】リアも元々は【海流リバイアサン】であり、究極進化によって究極龍に進化した。
カナ(つまり、龍族を見つけさえすればパトに頑張って貰えばすぐに究極龍を作り出す事が出来るのでは・・・!!)
カナはそう考え、メリアの所に走って行った。
・・・・・・
カナはメリアの部屋を思い切り開ける。
するとメリアと琴歌とアリシアが話し合っていた。
カナ「あ、お邪魔だったかな?」
琴歌「カナちゃん、大丈夫ですよ、ただ談義をしていただけですから」
琴歌はそう言うが、カナから見たら明らかにそのような和気あいあいとした雰囲気ではなく、どこか張り詰めた緊張状態のような冷たい空気を感じていた。
アリシア「カナちゃん、メリア様に要件があったのですか?」
メリア「どうしました?カナから勢いよく来たって事は何かいい案が浮かんだってことですかね?」
カナ「うん、その私の直属部隊の件なんだけど」
カナがそう話を始めるとメリアが笑顔で応える。
メリア「カナは流石ですね、普段から仕事だけではなく私の与えた役割をしっかりこなそうとしてくれるのですから、ねえ琴歌ちゃん?」
琴歌「そうですね、私も早く直属部隊を見つけないといけませんね」
メリア「言うのは簡単ですが、今だに琴歌ちゃんとアリシアだけですよ?直属部隊に一人も居ないのは?」
琴歌「メリアさんもですけどね、私達の主はメリアさんではなく、パト君なので、勝手に私の責任者を名乗られても困りますからね、メリアさんも早く自分の直属部隊の従属を見つけてくださいね」( ^^)
アリシア「あ、あの~、琴歌ちゃん?一応私達の専属神の立場でもメリア様は上ですからね?」
琴歌「アリシア様、それは重々承知です、ですが、直属部隊というのは自身の完全指揮下に位置する部隊ですよね?なら専属神というのはパト君の直属部隊と言い換えてもいいです、つまり直属部隊内で序列はあれど、別に部隊内の序列が上だからといって私達の主ではないですよね?」
琴歌はアリシアに話しながらメリアに対しての嫌味を混ぜて話す。
メリアもその琴歌の攻撃的な言葉に負けずに互いに笑顔で会話を続ける、アリシアは顔面蒼白で二人の会話を聞いては、フォローに入る程度で、殆どメリアと琴歌が口論をしていた。
カナ「ねえ、アリシア様・・・いつもこうなの?」
アリシア「はい・・・最近メリア様と琴歌ちゃん、仲が凄く悪くて・・・」
カナ「専属神内では仲良くしようよ・・・」
アリシア「仕事で長く一緒に居ると考え方の違いで仲違いしやすいので仕方ないのかもしれませんね・・・私も気を付けたいですね」
カナ「お願いしますよ、はぁ~~」
カナとアリシアは少し離れた所でメリアと琴歌の口論を聞いていた。
・・・・・・
そして二人の長い口論が終わり、琴歌がメリアの部屋を後にするとカナがメリアに話しかける。
カナ「ねえ、専属神内であんまりギスギスしないでよ、今後一生の付き合いになるのに」
メリア「いえいえ、私は別に琴歌ちゃんの事は嫌いじゃないですよ、今は確かに琴歌ちゃんは私の事を不審に思って、良くは考えて居ませんが、思想の相違は仕方ない事です、それでカナちゃん、どうしました?」
カナ「そうそう、私の直属部隊の条件である【究極龍】の件なんだけどね、中級神とか上級神から究極龍を究極進化させて作り出すのはダメかな?」
メリア「私的には問題ないですね、そもそも私の予定では数十万の究極龍を手に入れる予定でした、ですが、やはり究極龍程の究極進化ともなると一瞬のキス程度では意味がないということなのでしょうね、ですがご主人は現在別件で問題を抱えていると聞いていますし、あまり性的な問題を提出するのはおススメ出来ませんね、もう少し違うタイミングならもしかすると・・・いや、なさそうですね」
カナ「そうだよね・・・ちなみに究極龍じゃない龍族の従属神ってこの帝国で何体居るの?」
メリア「先ほどもチラっと言いましたけど数十万ですね、究極龍とラルと同じ究極天使のような各種族全員を最上位種に進化させたかったのですけどね、正直言うとアリシアや琴歌ちゃんの直属部隊候補の従属神はこの究極進化に期待していたところはあったので、今居ないのはある意味仕方ないんですけどね」
カナ「なら琴歌ちゃんにあんな嫌味みたいに言わなくても良かったんじゃ」
メリア「カナ、優しくするだけが優しさではありませんよ、ああやって普段から私に対抗する態度を慣らして置けば明確な意見を出してくれるようになるのですよ、常に私と競い、そして私に勝つために考え、策を練る、そして互いに喉元にナイフを突きつけるかのような殺伐とした口論を制して初めて自身の意見が通るのです、その経験を今琴歌ちゃんに教えているのですよ、ネタ晴らしはまだ早いので、数年は絶対に言わないでくださいね」
カナ「はぁ、怖いよ、政治部隊・・・」
アリシア「私もです・・・」
・・・・・・
カナはメリアとアリシアと何気ない談義をして、メリアの部屋を後にした。
カナ(可能だけどパト次第か・・・確かに最近パトは色々苦労しているみたいだし、あまり私の事でパトに迷惑掛けたくないんだよね、いや、掛けないといけない時は遠慮なく掛けるけど、今回みたいに【パト!私の直属部隊の子が欲しいから他の龍族の従属神の子と沢山エッチして!!】なんて言えるわけないでしょうに・・・)
カナは普段からパトの脳内を知っているため、嫉妬するという概念が麻痺して来ており、業務的な性行為なら、パトの思考的に同情するところが多いため、むしろ応援しているくらいである。
カナ(専属神内で私だけ全然愛されてないならそれは嫉妬しちゃうけど、従属に関しては主としての使命という感覚が強いし、パトもそこは日頃から凄く葛藤してるし、なんかパトが可哀そうに感じてると言ってもいいだよね・・・だから頼みにくいなぁ~~)
カナはそう考えながら次にパトの所に行った。
・・・・・・
玉座に向かうとパトはやっぱり居なかった。
カナ「知ってたけどまだ休み?」
カナは近くに居た侍女に聞いた
侍女A「はい、主様は体調が優れないようですので、代理として秘書のソルテ様が玉座にいらっしゃいます」
カナ「今は居ないのは?」
侍女B「今は主様に面会に向かっている頃です、数時間後に戻ってくると思いますが、カナ様、どういたしましょうか?」
カナ「待つよ、悪いけど飲み物お願いできる?ちょっと歩きすぎて疲れちゃった」
カナはそう言いながら玉座に置かれているソファーに座り、横になる、すると即机にはカナの好きなジュースが置かれ、カナは一瞬横になった身体を起こし、出されたジュースを一気に飲み干し、再度横になった。
カナ「ごめん、ちょっと仮眠したいからソルテ様が帰ってくるタイミングで起こして・・・」ぐぅ~~
カナは侍女に伝言をしたと同時にそのまま眠りについてしまった。
・・・・・・
侍女B「カナ様、ソルテ様がそろそろご帰還になられます、起床お願いします。」
カナ「んあぁ~~?ああ!ありがとう!!」
カナは思ったよりも深い眠りについていた、そして気だるい身体を無理矢理動かし、ソルテの帰りを待った。
ソルテ「帰って来たわ、カナちゃんが遊びに来てると聞いていたのだけど?」
カナ「ソルテ様!ご無沙汰してます!」
ソルテ「カナちゃん、待たせてしまったようで悪いわね、お代わり居る?」
カナ「うん!貰えるかな?ちょっとソルテ様に聞きたい事があったんだ~~」
ソルテ「私が知っている事であればね」
カナ「今の私達の直属部隊事情って把握してる?」
ソルテ「してますよ、知りたいのはどの部隊ですか?」
カナ「全員の所属数!ノルマと現在の所属数で皆の達成度を知りたいの!」
ソルテ「ノルマって・・・別に私達人数は指定されてないのだけどね、でも各自が想定している人数なら出せるからそれでいいなら一緒に出すわね」
ソルテはそう言うと机に置いているスクリーンのスイッチを入れ、データを出した。
・・・・・・
専属神直属部隊員構成表
メリア
・部隊名未定
・0/5名
アリシア
・叡王天嶺議会(えいおうてんれいぎかい)
・0/11名
雪花
・原祖聖戦乙女(オリジンセントヴァルキリー)
・3/25名
カナ
・部隊名未定
・1/13名
ハク
・十賢法皇(とうけんほうおう)
・1/10名
ソフィア
・神聖輝樂団(しんせいきらくだん)
・10/10名
琴歌
・帝国政法皇(ていこくせいほうこう)
・0/14名
ソルテ
・十二彩ノ聖鬼連(じふにさいのせいきれん)
・12/12名
ラル
・守護天の星樹(セラフィムステラツリー)
・0/11名
月花
・九騎神使(きゅうきしんし)
・9/9名
合計36/120名
・・・・・・
カナ「あれ、メリアも人数申請出してるんだ、作る気だったのは意外だったな~」
ソルテ「私達には出来ないような暗部の仕事をお願いしたいって言ってたわね、元々メリア様は帝国の暗部組織の総隊長も兼任し始めて、密に教育しているらしいから」
カナ「え、こわ、でも誰もそんな話聞かないけど・・・」
ソルテ「極秘だからよ、専属神だから言っていいけど従属神には絶対に伝えてはならない話よ、いつかは組織は公開するらしいけど、神員は誰かは一切明かさないと言ってたし・・・」
カナ「怖いなぁ、国を動かす必要悪ってことか、治安が悪くならなかったらいいんだけど」
ソルテ「メリア様がわざわざ治安を悪くするような事はしませんよ、神々は生物と違ってそこまで愚かではないので、ただ必要悪というのは、例えばカナちゃんが相手を殺したくない、罪を背負いたくない、って思う時あるじゃない、それを積極的に背負ってくれるのがその部隊、つまり汚れ役ということになると私はそう思ってるの」
カナ「なんか神選も大変そう・・・というか好き好んで行く神いるのかな?」
ソルテ「好戦的だったり、猟奇的な子を採用するのかしらね?」
カナ「にしても実際しっかりノルマをクリアしてるのはソフィアとソルテ様と月花か、案外皆一人で満足してるんだね」
ソルテ「そうね、簡単に決めれる事でもないからね、そこはやっぱり慎重に選んでいいと思うけどね」
カナ「ソルテ様はすぐに集まってよかったよね」
ソルテ「まあ、皆経営難だったからね、生活がままならないから帝国で養う変わりに私の部隊に入って欲しいって言ったら殆ど皆喜んで入って来たわ、下手な支配に置かれないならってね」
カナ「それは確かに生活が安定するならね、成程、そういう保証でついてくる子も居るんだ、参考になるな~」
ソルテ「ソフィアみたいに募集掛けても良いし、月花ちゃんみたいに仲いい子を選んでもいいし、その後パトさんに進化して貰っていいわけだしね」
カナ「私も月花みたいな事考えてるんだけどね、それもメリアに相談に言ったんだけど、パトは今大変そうじゃん?ソルテ様もメルリア様の件で言ったんでしょ?」
ソルテ「ああ、カナちゃんは全部把握してるの忘れてたわ、そうなのよ、今は月花ちゃんが付きっきりで策を練ってるけど、あれは今夜も無理そうかもね」
カナ「夜は私も寝てるからどんな事が起きてるか私もわからないんだよね、まあ知りたくもないんだけどね」
カナは常にパトの思考と感情が流れ込んでくるのだが、カナが唯一パトから思考と感情が流れてこない方法はカナが寝ている事である、カナが寝ていれば流れて来てもそのまま流れ去ってしまうからである。
カナ「まだ殆どの人が全然ノルマにクリアしてない事がわかったからいっか!というか雪花のノルマ多いね!なんでこんなに多くの人をノルマにしたの?!」
ソルテ「なにかルーン文字で組織員を管理したいから25名になったって言ってたわ」
カナ「うわ~~、そんな理由なんだ・・・」(ドン引き)
カナはソルテと話しながら時間を過ごし、ソルテの勤務が終わったという事で、カナも自室に戻った。
・・・・・・
カナは自室に帰って来た。
カナ「はあ、疲れた~、でも気が楽になったな~、まだ皆メンバーを増やす気ないんだな~、ソフィアの組織って私ちゃんと見た事ないな~、というかソフィアって普段仕事してるのかな?」
帝国でもソフィアに関しての謎は多い。
ソフィアはサボってアニメやゲームをしているというのは専属神内全員が知っている事なのだが、かといって結果を出していないわけではなく、しっかりある程度の結果を出しているのだ。
そして直属部隊もそうだが、ソフィアはソルテの次に全員決めて来た、それどころか、他の神聖エルフ族全員を配下に置く事を正式に決めた立役者でもあった。
あとなんとソフィアの構成員10名は全員が【神王】クラスであり、【神聖エルフ族】、誰も真似できない事を容易にして、だが、常に遊んでいる、いや、誰しもが遊んでいる姿しか見た事ない。
帝国の七不思議なのである。
カナ(一度ソフィアの部屋(研究所仮眠室)で寝泊まりした事あるけど、本気で一日遊んでボーっとしてただけだもんなぁ、あれはたまげた、本気で何もしてないんだもんなぁ、そういえば最近パトの所に来ることもめんどくさがって来てないんだよね、だからパトがソフィアの所に行って一緒に遊ぶ展開が殆ど)
大体の専属神は専属神からパトの所に来るのだが、ソフィアだけ、自分から行かずにパトから足を運んでいる、だがそれが成り立っているのはソフィアだけと言っても過言ではないのだ。
カナ「本当大物なのかも・・・ソフィア・・・」
カナはそんな事を考えながらそのまま睡魔に身を任せて寝た。
カナの何気ない1日だった。
リーラは何度も転生を行い、肉体年齢は若いが精神年齢は高年齢というロリババなのだが、その分知識が多く、カナにとって凄く助かっている存在なのである。
カナ「さ~って!明日、明後日は休みだし!久しぶりにパトの所に遊びに行こう!」
リーラ「お疲れ~~!後は私に任せてカナ様はもう帰っても大丈夫ですよ~」
カナ「リーラは大丈夫なの?」
リーラ「別に忙しい訳じゃないからね、全然問題ないよ~」
カナ「それじゃあお言葉に甘えて帰るね!それじゃあ良い休日を!」
カナはそう言いながら部屋を後にし、自室に戻った。
・・・・・・
カナ「はぁ~~、リーラが居てくれるおかげで仕事が上手く回るから助かる~~、でも私としては早く直属部隊を揃えたいんだよね、メリアに相談したら【では国取りですね!】とか笑顔で言われそうだし、ちょっと簡単に相談出来ないんだよなぁ~」
カナはリーラ以外にも直属部隊となる究極龍を欲していたが、究極龍は名の通り、究極の龍であり、王国でも国の象徴とする究極龍が1体要ればいいとされているほどである、そして究極龍を所有する国は例外なく大国であり、流石の帝国でも敵に回せば被害を受けてしまう上に、多くの国を敵に回す事になるので、メリア自身も手は出さないのだ。
カナ(そもそも戦争なんかで手に入れても信頼どころか悪意しかなさそうだし、そういう手に入れ方は私の方が嫌なんだよな~~、どこか野生で居ないものかな~)
カナの頭によぎったのはハクと月花の所の九騎神使のフォティアとリアだった。
カナ(ハクとフォティアとリアの3人、そして私とリーラ、既に帝国は5体の究極龍を保有することになってるのか・・・そう考えると凄いね・・・まてよ?)
カナはふと疑問に思った。
【居ないなら作ればいいのではないか?】
そもそもカナとハクは【黄金龍】と【青龍】からの究極進化で究極龍に進化した。
フォティアは元々は【火の精霊サラマンダー】リアも元々は【海流リバイアサン】であり、究極進化によって究極龍に進化した。
カナ(つまり、龍族を見つけさえすればパトに頑張って貰えばすぐに究極龍を作り出す事が出来るのでは・・・!!)
カナはそう考え、メリアの所に走って行った。
・・・・・・
カナはメリアの部屋を思い切り開ける。
するとメリアと琴歌とアリシアが話し合っていた。
カナ「あ、お邪魔だったかな?」
琴歌「カナちゃん、大丈夫ですよ、ただ談義をしていただけですから」
琴歌はそう言うが、カナから見たら明らかにそのような和気あいあいとした雰囲気ではなく、どこか張り詰めた緊張状態のような冷たい空気を感じていた。
アリシア「カナちゃん、メリア様に要件があったのですか?」
メリア「どうしました?カナから勢いよく来たって事は何かいい案が浮かんだってことですかね?」
カナ「うん、その私の直属部隊の件なんだけど」
カナがそう話を始めるとメリアが笑顔で応える。
メリア「カナは流石ですね、普段から仕事だけではなく私の与えた役割をしっかりこなそうとしてくれるのですから、ねえ琴歌ちゃん?」
琴歌「そうですね、私も早く直属部隊を見つけないといけませんね」
メリア「言うのは簡単ですが、今だに琴歌ちゃんとアリシアだけですよ?直属部隊に一人も居ないのは?」
琴歌「メリアさんもですけどね、私達の主はメリアさんではなく、パト君なので、勝手に私の責任者を名乗られても困りますからね、メリアさんも早く自分の直属部隊の従属を見つけてくださいね」( ^^)
アリシア「あ、あの~、琴歌ちゃん?一応私達の専属神の立場でもメリア様は上ですからね?」
琴歌「アリシア様、それは重々承知です、ですが、直属部隊というのは自身の完全指揮下に位置する部隊ですよね?なら専属神というのはパト君の直属部隊と言い換えてもいいです、つまり直属部隊内で序列はあれど、別に部隊内の序列が上だからといって私達の主ではないですよね?」
琴歌はアリシアに話しながらメリアに対しての嫌味を混ぜて話す。
メリアもその琴歌の攻撃的な言葉に負けずに互いに笑顔で会話を続ける、アリシアは顔面蒼白で二人の会話を聞いては、フォローに入る程度で、殆どメリアと琴歌が口論をしていた。
カナ「ねえ、アリシア様・・・いつもこうなの?」
アリシア「はい・・・最近メリア様と琴歌ちゃん、仲が凄く悪くて・・・」
カナ「専属神内では仲良くしようよ・・・」
アリシア「仕事で長く一緒に居ると考え方の違いで仲違いしやすいので仕方ないのかもしれませんね・・・私も気を付けたいですね」
カナ「お願いしますよ、はぁ~~」
カナとアリシアは少し離れた所でメリアと琴歌の口論を聞いていた。
・・・・・・
そして二人の長い口論が終わり、琴歌がメリアの部屋を後にするとカナがメリアに話しかける。
カナ「ねえ、専属神内であんまりギスギスしないでよ、今後一生の付き合いになるのに」
メリア「いえいえ、私は別に琴歌ちゃんの事は嫌いじゃないですよ、今は確かに琴歌ちゃんは私の事を不審に思って、良くは考えて居ませんが、思想の相違は仕方ない事です、それでカナちゃん、どうしました?」
カナ「そうそう、私の直属部隊の条件である【究極龍】の件なんだけどね、中級神とか上級神から究極龍を究極進化させて作り出すのはダメかな?」
メリア「私的には問題ないですね、そもそも私の予定では数十万の究極龍を手に入れる予定でした、ですが、やはり究極龍程の究極進化ともなると一瞬のキス程度では意味がないということなのでしょうね、ですがご主人は現在別件で問題を抱えていると聞いていますし、あまり性的な問題を提出するのはおススメ出来ませんね、もう少し違うタイミングならもしかすると・・・いや、なさそうですね」
カナ「そうだよね・・・ちなみに究極龍じゃない龍族の従属神ってこの帝国で何体居るの?」
メリア「先ほどもチラっと言いましたけど数十万ですね、究極龍とラルと同じ究極天使のような各種族全員を最上位種に進化させたかったのですけどね、正直言うとアリシアや琴歌ちゃんの直属部隊候補の従属神はこの究極進化に期待していたところはあったので、今居ないのはある意味仕方ないんですけどね」
カナ「なら琴歌ちゃんにあんな嫌味みたいに言わなくても良かったんじゃ」
メリア「カナ、優しくするだけが優しさではありませんよ、ああやって普段から私に対抗する態度を慣らして置けば明確な意見を出してくれるようになるのですよ、常に私と競い、そして私に勝つために考え、策を練る、そして互いに喉元にナイフを突きつけるかのような殺伐とした口論を制して初めて自身の意見が通るのです、その経験を今琴歌ちゃんに教えているのですよ、ネタ晴らしはまだ早いので、数年は絶対に言わないでくださいね」
カナ「はぁ、怖いよ、政治部隊・・・」
アリシア「私もです・・・」
・・・・・・
カナはメリアとアリシアと何気ない談義をして、メリアの部屋を後にした。
カナ(可能だけどパト次第か・・・確かに最近パトは色々苦労しているみたいだし、あまり私の事でパトに迷惑掛けたくないんだよね、いや、掛けないといけない時は遠慮なく掛けるけど、今回みたいに【パト!私の直属部隊の子が欲しいから他の龍族の従属神の子と沢山エッチして!!】なんて言えるわけないでしょうに・・・)
カナは普段からパトの脳内を知っているため、嫉妬するという概念が麻痺して来ており、業務的な性行為なら、パトの思考的に同情するところが多いため、むしろ応援しているくらいである。
カナ(専属神内で私だけ全然愛されてないならそれは嫉妬しちゃうけど、従属に関しては主としての使命という感覚が強いし、パトもそこは日頃から凄く葛藤してるし、なんかパトが可哀そうに感じてると言ってもいいだよね・・・だから頼みにくいなぁ~~)
カナはそう考えながら次にパトの所に行った。
・・・・・・
玉座に向かうとパトはやっぱり居なかった。
カナ「知ってたけどまだ休み?」
カナは近くに居た侍女に聞いた
侍女A「はい、主様は体調が優れないようですので、代理として秘書のソルテ様が玉座にいらっしゃいます」
カナ「今は居ないのは?」
侍女B「今は主様に面会に向かっている頃です、数時間後に戻ってくると思いますが、カナ様、どういたしましょうか?」
カナ「待つよ、悪いけど飲み物お願いできる?ちょっと歩きすぎて疲れちゃった」
カナはそう言いながら玉座に置かれているソファーに座り、横になる、すると即机にはカナの好きなジュースが置かれ、カナは一瞬横になった身体を起こし、出されたジュースを一気に飲み干し、再度横になった。
カナ「ごめん、ちょっと仮眠したいからソルテ様が帰ってくるタイミングで起こして・・・」ぐぅ~~
カナは侍女に伝言をしたと同時にそのまま眠りについてしまった。
・・・・・・
侍女B「カナ様、ソルテ様がそろそろご帰還になられます、起床お願いします。」
カナ「んあぁ~~?ああ!ありがとう!!」
カナは思ったよりも深い眠りについていた、そして気だるい身体を無理矢理動かし、ソルテの帰りを待った。
ソルテ「帰って来たわ、カナちゃんが遊びに来てると聞いていたのだけど?」
カナ「ソルテ様!ご無沙汰してます!」
ソルテ「カナちゃん、待たせてしまったようで悪いわね、お代わり居る?」
カナ「うん!貰えるかな?ちょっとソルテ様に聞きたい事があったんだ~~」
ソルテ「私が知っている事であればね」
カナ「今の私達の直属部隊事情って把握してる?」
ソルテ「してますよ、知りたいのはどの部隊ですか?」
カナ「全員の所属数!ノルマと現在の所属数で皆の達成度を知りたいの!」
ソルテ「ノルマって・・・別に私達人数は指定されてないのだけどね、でも各自が想定している人数なら出せるからそれでいいなら一緒に出すわね」
ソルテはそう言うと机に置いているスクリーンのスイッチを入れ、データを出した。
・・・・・・
専属神直属部隊員構成表
メリア
・部隊名未定
・0/5名
アリシア
・叡王天嶺議会(えいおうてんれいぎかい)
・0/11名
雪花
・原祖聖戦乙女(オリジンセントヴァルキリー)
・3/25名
カナ
・部隊名未定
・1/13名
ハク
・十賢法皇(とうけんほうおう)
・1/10名
ソフィア
・神聖輝樂団(しんせいきらくだん)
・10/10名
琴歌
・帝国政法皇(ていこくせいほうこう)
・0/14名
ソルテ
・十二彩ノ聖鬼連(じふにさいのせいきれん)
・12/12名
ラル
・守護天の星樹(セラフィムステラツリー)
・0/11名
月花
・九騎神使(きゅうきしんし)
・9/9名
合計36/120名
・・・・・・
カナ「あれ、メリアも人数申請出してるんだ、作る気だったのは意外だったな~」
ソルテ「私達には出来ないような暗部の仕事をお願いしたいって言ってたわね、元々メリア様は帝国の暗部組織の総隊長も兼任し始めて、密に教育しているらしいから」
カナ「え、こわ、でも誰もそんな話聞かないけど・・・」
ソルテ「極秘だからよ、専属神だから言っていいけど従属神には絶対に伝えてはならない話よ、いつかは組織は公開するらしいけど、神員は誰かは一切明かさないと言ってたし・・・」
カナ「怖いなぁ、国を動かす必要悪ってことか、治安が悪くならなかったらいいんだけど」
ソルテ「メリア様がわざわざ治安を悪くするような事はしませんよ、神々は生物と違ってそこまで愚かではないので、ただ必要悪というのは、例えばカナちゃんが相手を殺したくない、罪を背負いたくない、って思う時あるじゃない、それを積極的に背負ってくれるのがその部隊、つまり汚れ役ということになると私はそう思ってるの」
カナ「なんか神選も大変そう・・・というか好き好んで行く神いるのかな?」
ソルテ「好戦的だったり、猟奇的な子を採用するのかしらね?」
カナ「にしても実際しっかりノルマをクリアしてるのはソフィアとソルテ様と月花か、案外皆一人で満足してるんだね」
ソルテ「そうね、簡単に決めれる事でもないからね、そこはやっぱり慎重に選んでいいと思うけどね」
カナ「ソルテ様はすぐに集まってよかったよね」
ソルテ「まあ、皆経営難だったからね、生活がままならないから帝国で養う変わりに私の部隊に入って欲しいって言ったら殆ど皆喜んで入って来たわ、下手な支配に置かれないならってね」
カナ「それは確かに生活が安定するならね、成程、そういう保証でついてくる子も居るんだ、参考になるな~」
ソルテ「ソフィアみたいに募集掛けても良いし、月花ちゃんみたいに仲いい子を選んでもいいし、その後パトさんに進化して貰っていいわけだしね」
カナ「私も月花みたいな事考えてるんだけどね、それもメリアに相談に言ったんだけど、パトは今大変そうじゃん?ソルテ様もメルリア様の件で言ったんでしょ?」
ソルテ「ああ、カナちゃんは全部把握してるの忘れてたわ、そうなのよ、今は月花ちゃんが付きっきりで策を練ってるけど、あれは今夜も無理そうかもね」
カナ「夜は私も寝てるからどんな事が起きてるか私もわからないんだよね、まあ知りたくもないんだけどね」
カナは常にパトの思考と感情が流れ込んでくるのだが、カナが唯一パトから思考と感情が流れてこない方法はカナが寝ている事である、カナが寝ていれば流れて来てもそのまま流れ去ってしまうからである。
カナ「まだ殆どの人が全然ノルマにクリアしてない事がわかったからいっか!というか雪花のノルマ多いね!なんでこんなに多くの人をノルマにしたの?!」
ソルテ「なにかルーン文字で組織員を管理したいから25名になったって言ってたわ」
カナ「うわ~~、そんな理由なんだ・・・」(ドン引き)
カナはソルテと話しながら時間を過ごし、ソルテの勤務が終わったという事で、カナも自室に戻った。
・・・・・・
カナは自室に帰って来た。
カナ「はあ、疲れた~、でも気が楽になったな~、まだ皆メンバーを増やす気ないんだな~、ソフィアの組織って私ちゃんと見た事ないな~、というかソフィアって普段仕事してるのかな?」
帝国でもソフィアに関しての謎は多い。
ソフィアはサボってアニメやゲームをしているというのは専属神内全員が知っている事なのだが、かといって結果を出していないわけではなく、しっかりある程度の結果を出しているのだ。
そして直属部隊もそうだが、ソフィアはソルテの次に全員決めて来た、それどころか、他の神聖エルフ族全員を配下に置く事を正式に決めた立役者でもあった。
あとなんとソフィアの構成員10名は全員が【神王】クラスであり、【神聖エルフ族】、誰も真似できない事を容易にして、だが、常に遊んでいる、いや、誰しもが遊んでいる姿しか見た事ない。
帝国の七不思議なのである。
カナ(一度ソフィアの部屋(研究所仮眠室)で寝泊まりした事あるけど、本気で一日遊んでボーっとしてただけだもんなぁ、あれはたまげた、本気で何もしてないんだもんなぁ、そういえば最近パトの所に来ることもめんどくさがって来てないんだよね、だからパトがソフィアの所に行って一緒に遊ぶ展開が殆ど)
大体の専属神は専属神からパトの所に来るのだが、ソフィアだけ、自分から行かずにパトから足を運んでいる、だがそれが成り立っているのはソフィアだけと言っても過言ではないのだ。
カナ「本当大物なのかも・・・ソフィア・・・」
カナはそんな事を考えながらそのまま睡魔に身を任せて寝た。
カナの何気ない1日だった。
2023年01月24日
No.99 メルリアの独占episode4
パトは帝園に足を運んだ。
そしてそこにはいつも通り、ミールが目の前に立っていた。
ミール「ようこそ、帝王様、本日は誰をご志望でしょうか?私でしょうか?私ですかね?そろそろ私のはずですよね?!」(食い気味)
パト「最初は良かったのに後半から欲求が勝っちゃったよこの子、悪いけど今回もミールじゃないんだ、えっと【十三天の心】ルナに用事があるんだけど」
ミール「そうですか・・・ちなみに私でよければお答えしますよ?!」(さらに食い気味)
パト「えっと、【感情や欲求】を専門として能力を扱える?」
ミール「お安い御用です!ですが私が使うと世界規模でないとコントロール出来ないので一人を対象にするのは無理ですね!」
パト「なら無理だ!全世界の感情や欲求をコントロールしたい訳じゃないからな!というかそれが容易に出来るなら世界征服とか簡単過ぎないか?」
ミール「え、世界はそもそも私の手のひらの上にあるので、わざわざ私自らが手を下す必要性が無いと思いましたが・・・」
パト「ああ、もうそんな次元なのね、聞いた俺が馬鹿だったよ、俺はまだそんな大きな規模の話は出来ないんだ、今回はルナに聞くよ」
ミール「ええ~~~・・・」(しょんぼり)
パト「あんまりしょんぼりしないでくれ、ミール、時間があればまたミールにも会いに行くからさ」
ミール「・・・あまり無理なさらないでください、いえ、お気持ちは嬉しいですが、多くの従属にそのように気を掛け過ぎていては主様が持ちません、私の所に来るときは最大の癒しを求めたい時に来てください!最高のおもてなしをして見せます!帝園の総支配者であるミールの名に懸けて!」
ミールはドンっと自身の胸を叩いて見せる。
パト「わかった、その時はそのおもてなしに甘えるよ、それじゃあルナの所にお願い」
ミール「畏まりました、それでは移動します」
・・・・・・
ルナ「ようこそお越しくださいました、主様、呼んでくだされば私からそちらに足を運びましたのに」
パト「今回はそうもいかないんだ、秘密だからな」
ルナ「成程、メルリアの件ですね、羨ましいです、欲望のまま主様を堪能できるなんて、私もそろそろ血を分け合うだけではなく、肉体関係を持っても良いと思って居るのですがね、私の身体は極上ですよ?」
パト「やめろ、今は何を言われても俺の股間が反応しないんだよ」
ルナ「ふふふ、私に掛かれば精力増強くらいお安い御用です、私は【魔神の始祖(ワルプルギス)】ですよ、もちろんサキュバスという淫魔の技程度容易にこなせますよ、【魅了の眼】を主様に使って差し上げましょうか?」
パト「やめろ、しかも俺がルナに聞きたいのはその逆だ、性欲とかの欲望を能力で抑制することは可能か?」
ルナ「抑制ですか、言葉を変えて【奪う】【吸収】【調整】どれが一番しっくりきますか?」
パト「【奪う】【吸収】だと術者にその欲望のエネルギーが渡るだけっぽいよな、【調整】だと時間が掛かりそうだし、俺的には一瞬で対象者の欲望を無くすことが理想なんだけど」
ルナ「欲求を無くすですか、それはダメですね、欲求は一度失ってしまうとまた興味を持つところから始めなければなりません、つまり性欲というのは生まれてから数十年という身体の成長と共に育って認識するものですから、一度奪ってしまえば、また性欲が元に戻るまでに数十年という年月が掛かる可能性があります、なので、無くすというのは一番おすすめしませんね、もちろん実行するのは可能ですよ」
パト「そうか、それは流石にダメだな、とりあえず一時的に欲求を鎮めれればいいんだけどなぁ」
ルナ「贅沢な悩みですね、そのまま愛し合えばいいではないですか?」
パト「それもそうだけど、そうしたら今度は専属神達と愛し合う時間が無くなるんだ、こうやってルナと話す時間も無くなるかもしれないぞ?」
ルナ「そうなった時はその【運命】を書き換えて、維持でもこちらに来てもらいます、それに私が精力増強させて主様からその気にさせる手段は多く持っています、それこそ今のメルリア以上に私の身体を足の指先から髪の一本一本まで堪能してしまうほどに・・・」
パト「なんだ、定期的に俺を誘惑してこようとするな、もしかして妬いてるのか?」
ルナ「妬いてません!羨ましいとも思って居ません!」(顔真っ赤)
パト「ルナ、お前は大人っぽい雰囲気がある、だけど時に全然隠しきれてないんだよ・・・」
ルナ「こほん!主様のイメージに沿うかわかりませんが【欲求を安定させる】というバランサーが一番いいのではないでしょうか?」
パト「性欲を安定させる?」
パトはルナの言っている事がわからずに聞き返す、それに対してルナは説明する。
ルナ「欲求というのは波形のようなものだと仮定してください、波が小さいほど欲求をあまり感じませんが、波形の波が大きくなるとその分欲求を強く感じる、私が言ったバランサーはその大きな波を安定させるという事です」
パト「成程!つまり精神が安定している状態にするってことか、つまり【精神系能力】を持っている子を見つければいいってことか」
ルナ「事はそんな簡単ではありませんよ、【精神系能力】は私も持っているので言えますけど、かなり難しい技術です、まず干渉するのに時間が掛かります、そしてその術者がメルリアや私同様に主様に好意を持っていたら意味がありません、何故なら悪用する可能性もあるからです」
パトはルナの説明を聞いて、「確かに」とうなずいた。
ルナ「なので精神系能力者でも【主様の事を絶対に好きにならないけど嫌いでもなく、忠誠だけは誠実に持ち、即興で誰に対しても精神系能力を行使して欲求を安定化させれる子】が必要となりますね」
パト「え、かなり条件細かい上にかなり無謀じゃん、まず帝国でその条件を満たせる子、多分絶対に居ないよ、自分で言うのもなんだけど、結構従属は俺に好意を持っているし・・・」
ルナ「居ないなら作ればいい、だから技術開発部隊に聞こうとしていたのではないですか?」
ルナは現実世界でのパトの思考をそのまま読み上げた。
パト「聞いてたな、ルナ」
ルナ「はい、実はここに来る事も、内容も全部知ってました♪ですがお話したかったので、敢えて長話をしてしまいました♪」
パト(くそ・・・なんか理由が可愛いから怒るに怒れない・・・)ぐぬぬ・・・
パト「つまりさっきルナが言った条件に当てはまるような子を技術開発部隊で開発出来ないかってことだよな?」
ルナ「はい、0から作り上げるのか、それとも誰かをベースに作るのかは知りませんが、この技術は本当に難しいと思いますので、頑張ってくださいね」
パト「やっぱり難しいの?」
ルナ「というより0から作るなら普通に子供を作ってしまった方が早い位ですね、神族はそれが出来るのですから、オリジナルベースからのレプリカは・・・ちょっとわかりませんね、人形程度なら私も容易なんですけど、生身となると・・・」
パト「そうか、おっけ!ありがとうルナ!一応聞いてみるよ!」
ルナ「最悪ダメならミール様に聞いてみるのもいいですね、あの方なら主様のご希望に沿ったこの世界の従属をすぐに紹介してくれると思いますし」
パト「そうだな、最悪そうするよ、というか帝園にそういう奴が居ないかも後で聞いてみる!」
ルナ「答えが出たようで何よりです、それでは主様が求める良い結果が得られることを心から願っていますね」
パト「ああ!そうだ血は居る?」
ルナ「はい、頂きますね」
ルナはいつも通りパトに口づけをして、口から一定の血液を貰い、ルナからパトに血液を送った。
パト「俺、本当に変な種族に変ったりしないよな?」
ルナ「主様の種族が完璧なので、変に感化されません、むしろ私が主様の影響を受けているくらいです」
パト「そうなんだ、ならルナの思惑とかもあるだろうし、さっさと目的を達成させて俺の傍に居れるようになれよな」
パトはそう言いながらルナの部屋を後にする。
ルナ「思惑なんてとんでもない、全ては主様のためであり、私が主様に誠心誠意尽くすため、絶対に裏切るような事はしませんよ」
ルナは優しい表情でパトが居た場所を眺め、残り少ない紅茶を飲み干した。
そしてそこにはいつも通り、ミールが目の前に立っていた。
ミール「ようこそ、帝王様、本日は誰をご志望でしょうか?私でしょうか?私ですかね?そろそろ私のはずですよね?!」(食い気味)
パト「最初は良かったのに後半から欲求が勝っちゃったよこの子、悪いけど今回もミールじゃないんだ、えっと【十三天の心】ルナに用事があるんだけど」
ミール「そうですか・・・ちなみに私でよければお答えしますよ?!」(さらに食い気味)
パト「えっと、【感情や欲求】を専門として能力を扱える?」
ミール「お安い御用です!ですが私が使うと世界規模でないとコントロール出来ないので一人を対象にするのは無理ですね!」
パト「なら無理だ!全世界の感情や欲求をコントロールしたい訳じゃないからな!というかそれが容易に出来るなら世界征服とか簡単過ぎないか?」
ミール「え、世界はそもそも私の手のひらの上にあるので、わざわざ私自らが手を下す必要性が無いと思いましたが・・・」
パト「ああ、もうそんな次元なのね、聞いた俺が馬鹿だったよ、俺はまだそんな大きな規模の話は出来ないんだ、今回はルナに聞くよ」
ミール「ええ~~~・・・」(しょんぼり)
パト「あんまりしょんぼりしないでくれ、ミール、時間があればまたミールにも会いに行くからさ」
ミール「・・・あまり無理なさらないでください、いえ、お気持ちは嬉しいですが、多くの従属にそのように気を掛け過ぎていては主様が持ちません、私の所に来るときは最大の癒しを求めたい時に来てください!最高のおもてなしをして見せます!帝園の総支配者であるミールの名に懸けて!」
ミールはドンっと自身の胸を叩いて見せる。
パト「わかった、その時はそのおもてなしに甘えるよ、それじゃあルナの所にお願い」
ミール「畏まりました、それでは移動します」
・・・・・・
ルナ「ようこそお越しくださいました、主様、呼んでくだされば私からそちらに足を運びましたのに」
パト「今回はそうもいかないんだ、秘密だからな」
ルナ「成程、メルリアの件ですね、羨ましいです、欲望のまま主様を堪能できるなんて、私もそろそろ血を分け合うだけではなく、肉体関係を持っても良いと思って居るのですがね、私の身体は極上ですよ?」
パト「やめろ、今は何を言われても俺の股間が反応しないんだよ」
ルナ「ふふふ、私に掛かれば精力増強くらいお安い御用です、私は【魔神の始祖(ワルプルギス)】ですよ、もちろんサキュバスという淫魔の技程度容易にこなせますよ、【魅了の眼】を主様に使って差し上げましょうか?」
パト「やめろ、しかも俺がルナに聞きたいのはその逆だ、性欲とかの欲望を能力で抑制することは可能か?」
ルナ「抑制ですか、言葉を変えて【奪う】【吸収】【調整】どれが一番しっくりきますか?」
パト「【奪う】【吸収】だと術者にその欲望のエネルギーが渡るだけっぽいよな、【調整】だと時間が掛かりそうだし、俺的には一瞬で対象者の欲望を無くすことが理想なんだけど」
ルナ「欲求を無くすですか、それはダメですね、欲求は一度失ってしまうとまた興味を持つところから始めなければなりません、つまり性欲というのは生まれてから数十年という身体の成長と共に育って認識するものですから、一度奪ってしまえば、また性欲が元に戻るまでに数十年という年月が掛かる可能性があります、なので、無くすというのは一番おすすめしませんね、もちろん実行するのは可能ですよ」
パト「そうか、それは流石にダメだな、とりあえず一時的に欲求を鎮めれればいいんだけどなぁ」
ルナ「贅沢な悩みですね、そのまま愛し合えばいいではないですか?」
パト「それもそうだけど、そうしたら今度は専属神達と愛し合う時間が無くなるんだ、こうやってルナと話す時間も無くなるかもしれないぞ?」
ルナ「そうなった時はその【運命】を書き換えて、維持でもこちらに来てもらいます、それに私が精力増強させて主様からその気にさせる手段は多く持っています、それこそ今のメルリア以上に私の身体を足の指先から髪の一本一本まで堪能してしまうほどに・・・」
パト「なんだ、定期的に俺を誘惑してこようとするな、もしかして妬いてるのか?」
ルナ「妬いてません!羨ましいとも思って居ません!」(顔真っ赤)
パト「ルナ、お前は大人っぽい雰囲気がある、だけど時に全然隠しきれてないんだよ・・・」
ルナ「こほん!主様のイメージに沿うかわかりませんが【欲求を安定させる】というバランサーが一番いいのではないでしょうか?」
パト「性欲を安定させる?」
パトはルナの言っている事がわからずに聞き返す、それに対してルナは説明する。
ルナ「欲求というのは波形のようなものだと仮定してください、波が小さいほど欲求をあまり感じませんが、波形の波が大きくなるとその分欲求を強く感じる、私が言ったバランサーはその大きな波を安定させるという事です」
パト「成程!つまり精神が安定している状態にするってことか、つまり【精神系能力】を持っている子を見つければいいってことか」
ルナ「事はそんな簡単ではありませんよ、【精神系能力】は私も持っているので言えますけど、かなり難しい技術です、まず干渉するのに時間が掛かります、そしてその術者がメルリアや私同様に主様に好意を持っていたら意味がありません、何故なら悪用する可能性もあるからです」
パトはルナの説明を聞いて、「確かに」とうなずいた。
ルナ「なので精神系能力者でも【主様の事を絶対に好きにならないけど嫌いでもなく、忠誠だけは誠実に持ち、即興で誰に対しても精神系能力を行使して欲求を安定化させれる子】が必要となりますね」
パト「え、かなり条件細かい上にかなり無謀じゃん、まず帝国でその条件を満たせる子、多分絶対に居ないよ、自分で言うのもなんだけど、結構従属は俺に好意を持っているし・・・」
ルナ「居ないなら作ればいい、だから技術開発部隊に聞こうとしていたのではないですか?」
ルナは現実世界でのパトの思考をそのまま読み上げた。
パト「聞いてたな、ルナ」
ルナ「はい、実はここに来る事も、内容も全部知ってました♪ですがお話したかったので、敢えて長話をしてしまいました♪」
パト(くそ・・・なんか理由が可愛いから怒るに怒れない・・・)ぐぬぬ・・・
パト「つまりさっきルナが言った条件に当てはまるような子を技術開発部隊で開発出来ないかってことだよな?」
ルナ「はい、0から作り上げるのか、それとも誰かをベースに作るのかは知りませんが、この技術は本当に難しいと思いますので、頑張ってくださいね」
パト「やっぱり難しいの?」
ルナ「というより0から作るなら普通に子供を作ってしまった方が早い位ですね、神族はそれが出来るのですから、オリジナルベースからのレプリカは・・・ちょっとわかりませんね、人形程度なら私も容易なんですけど、生身となると・・・」
パト「そうか、おっけ!ありがとうルナ!一応聞いてみるよ!」
ルナ「最悪ダメならミール様に聞いてみるのもいいですね、あの方なら主様のご希望に沿ったこの世界の従属をすぐに紹介してくれると思いますし」
パト「そうだな、最悪そうするよ、というか帝園にそういう奴が居ないかも後で聞いてみる!」
ルナ「答えが出たようで何よりです、それでは主様が求める良い結果が得られることを心から願っていますね」
パト「ああ!そうだ血は居る?」
ルナ「はい、頂きますね」
ルナはいつも通りパトに口づけをして、口から一定の血液を貰い、ルナからパトに血液を送った。
パト「俺、本当に変な種族に変ったりしないよな?」
ルナ「主様の種族が完璧なので、変に感化されません、むしろ私が主様の影響を受けているくらいです」
パト「そうなんだ、ならルナの思惑とかもあるだろうし、さっさと目的を達成させて俺の傍に居れるようになれよな」
パトはそう言いながらルナの部屋を後にする。
ルナ「思惑なんてとんでもない、全ては主様のためであり、私が主様に誠心誠意尽くすため、絶対に裏切るような事はしませんよ」
ルナは優しい表情でパトが居た場所を眺め、残り少ない紅茶を飲み干した。
No.98 白鳳の思惑(第五章252話)
白鳳はハクをパトの元に運んだ後、運営用の控室で第二試合を観戦していた。
運営員A「月詠さん、凄く余裕そうですね」
運営員B「流石、あれほどの試合なら対して問題ないって所ですかね、流石世界最強」
運営員が余裕そうな態度で試合を見ている白鳳を見てそう話していた・・・だが
月詠(なんだあれ?どうやって戦ってんだ・・・?)
月詠白鳳は困惑していた、何故ならバハートがソフィア対策で行っている事は傍から見たら意味がわからない行動そのものだったからだ、だがソフィア相手に有効な手を使っていたためソフィアもファルドラ戦とは違い多少苦戦はしていた。
月詠(能力はなんだ?俺から見たらオーラを飛ばしてるようにしか見えねえんだけどな、後は普通に回避してるくらいか、特に目立った事はしてるように見えねえんだがな、結局バハートが負けたが、これは俺もかなり研究しておかないとファルドラの二の舞になりそうだな・・・うむ)
白鳳はWCBT始まって以来初めて、対戦相手に困惑していた。
シェイン「ふい~~、やっぱりソフィア選手の戦い方意味わかんないや~~、司会してる私でも同じことばっかり呟くBOT化しててもうなにがなんだかわかんなかったもんな~~」
そのタイミングでお昼休憩で戻って来たシェインと鉢合わせる。
白鳳「おい、シェイン、あの会場に行くことは可能か?」
シェイン「んん?可能だけど早くしないと清掃員が清掃しちゃうぜ?なにか用事?」
白鳳「ちょっとさっきまでの戦場の空気を吸いにな、その場に立たないとわからない事もあるからな」
白鳳はそう言うと控室を後にし、先ほどまでの試合会場に向かった。
シェイン(ふふ~~ん、さっきの試合、流石のハクホーでも難しかったみたいだね~、これはもしかして今大会ハクホーでも厳しくなるなる~~?)
シェインは手元のジュースをストローで吸い上げながらハクホーの後ろ姿を見届ける。
・・・・・・
昼休憩
白鳳は清掃員達の掃除を少し待たせ、先ほどまでの試合会場に赴いた。
白鳳「異様な空気だな、どこか気持ち悪いというか、こんな中あいつらは戦っていたのか・・・」
戦場だった場所は空気が異様に淀んでいて、どこか身体に悪いと思わせるような気持ちの悪い環境だった。
白鳳(例えるなら爆撃後の戦場、いや放射線が漂う戦場後のような・・・そして硫黄や腐敗臭、オーラがないとまともにその場に立てやしない、そんな異様で最悪な・・・そんなイメージだな)
別にそれらと似ているというわけではなく、あくまでイメージを白鳳を直感で感じ取った。
白鳳(ソフィア、あいつはあのパトの勢力の中で恐らく一番強いだろう、俺の見立てでは二番目に強いのはメリアという女、あいつの動きは俺の持つ技術のさらに上に位置するものだろうな、正直俺がやっても近距離は勝てるかどうか怪しいかもしれないな)
白鳳はパト側の勢力をしっかり分析していた。
白鳳(3番目に強いのはおそらく凍夜の次女、未熟だが動きと戦闘中の勘の鋭さが良い、そしてあのなんでも打ち消す能力、あれは俺にとっても相性が悪い能力だ、まだ未熟だが、もし経験を多く積めば俺も危ういかもしれないな、4番目は・・・今日試合したハクだ、あいつの試合はかなり研究していたんだが、調子が悪かったのなら仕方ない、だがもし本調子なら俺はどこまで戦えていたか、あの時空支配はどこまでの代物だったのか、それらを考えると油断できない相手だった、最悪ここから俺も本気を出して行かないとと考えて居たくらいだからな)
そして最後にカナを考えて居たが白鳳にとってそこまで興味を持つほどではなかったため、あまり視野に入っていなかった。
白鳳(そしてパトだ、あいつの武器は宝華戦を見てわかったが、【オーラ技術】と【能力の引き出しの多さ】だ、戦術や経験は宝華が圧倒していたように大したものではない、だが宝華を喰らうほどの度胸とオーラ技術、そして能力の種類の多さ、公園で模擬戦をした時もそうだが、シアーネ先生の能力を使っていた以上、俺もあまり能力のネタバラしをすればもし決勝まで上がって来た場合、ある程度戦略を封じられる可能性もある、次の準決勝、ソフィア戦は油断できないが、俺もある程度抑えて勝つくらいの事は見せないと絶対王者の名が廃るってもんだな)
白鳳は会場の真ん中でそう考えて居たが流石に空気の悪さに限界が来て、バハートが居た側の控え室に戻って行った。
清掃員「用事はもうよろしいでしょうか?」
白鳳「フルフェイスマスクを全員付けておけ、オーラを纏っている俺でも気持ち悪くなったほどだ、しっかり準備しておかないと最悪死ぬぞ」
清掃員「了解しました!ありがとうございます」
清掃員は一度戻り、準備をし直しに行った。
白鳳「午後、残り2試合、誰が勝ち上がっても違和感がねえ、今日は流石に最後まで見ておかねえとな」
白鳳はそのまま昼食を食べに会場を後にした。
運営員A「月詠さん、凄く余裕そうですね」
運営員B「流石、あれほどの試合なら対して問題ないって所ですかね、流石世界最強」
運営員が余裕そうな態度で試合を見ている白鳳を見てそう話していた・・・だが
月詠(なんだあれ?どうやって戦ってんだ・・・?)
月詠白鳳は困惑していた、何故ならバハートがソフィア対策で行っている事は傍から見たら意味がわからない行動そのものだったからだ、だがソフィア相手に有効な手を使っていたためソフィアもファルドラ戦とは違い多少苦戦はしていた。
月詠(能力はなんだ?俺から見たらオーラを飛ばしてるようにしか見えねえんだけどな、後は普通に回避してるくらいか、特に目立った事はしてるように見えねえんだがな、結局バハートが負けたが、これは俺もかなり研究しておかないとファルドラの二の舞になりそうだな・・・うむ)
白鳳はWCBT始まって以来初めて、対戦相手に困惑していた。
シェイン「ふい~~、やっぱりソフィア選手の戦い方意味わかんないや~~、司会してる私でも同じことばっかり呟くBOT化しててもうなにがなんだかわかんなかったもんな~~」
そのタイミングでお昼休憩で戻って来たシェインと鉢合わせる。
白鳳「おい、シェイン、あの会場に行くことは可能か?」
シェイン「んん?可能だけど早くしないと清掃員が清掃しちゃうぜ?なにか用事?」
白鳳「ちょっとさっきまでの戦場の空気を吸いにな、その場に立たないとわからない事もあるからな」
白鳳はそう言うと控室を後にし、先ほどまでの試合会場に向かった。
シェイン(ふふ~~ん、さっきの試合、流石のハクホーでも難しかったみたいだね~、これはもしかして今大会ハクホーでも厳しくなるなる~~?)
シェインは手元のジュースをストローで吸い上げながらハクホーの後ろ姿を見届ける。
・・・・・・
昼休憩
白鳳は清掃員達の掃除を少し待たせ、先ほどまでの試合会場に赴いた。
白鳳「異様な空気だな、どこか気持ち悪いというか、こんな中あいつらは戦っていたのか・・・」
戦場だった場所は空気が異様に淀んでいて、どこか身体に悪いと思わせるような気持ちの悪い環境だった。
白鳳(例えるなら爆撃後の戦場、いや放射線が漂う戦場後のような・・・そして硫黄や腐敗臭、オーラがないとまともにその場に立てやしない、そんな異様で最悪な・・・そんなイメージだな)
別にそれらと似ているというわけではなく、あくまでイメージを白鳳を直感で感じ取った。
白鳳(ソフィア、あいつはあのパトの勢力の中で恐らく一番強いだろう、俺の見立てでは二番目に強いのはメリアという女、あいつの動きは俺の持つ技術のさらに上に位置するものだろうな、正直俺がやっても近距離は勝てるかどうか怪しいかもしれないな)
白鳳はパト側の勢力をしっかり分析していた。
白鳳(3番目に強いのはおそらく凍夜の次女、未熟だが動きと戦闘中の勘の鋭さが良い、そしてあのなんでも打ち消す能力、あれは俺にとっても相性が悪い能力だ、まだ未熟だが、もし経験を多く積めば俺も危ういかもしれないな、4番目は・・・今日試合したハクだ、あいつの試合はかなり研究していたんだが、調子が悪かったのなら仕方ない、だがもし本調子なら俺はどこまで戦えていたか、あの時空支配はどこまでの代物だったのか、それらを考えると油断できない相手だった、最悪ここから俺も本気を出して行かないとと考えて居たくらいだからな)
そして最後にカナを考えて居たが白鳳にとってそこまで興味を持つほどではなかったため、あまり視野に入っていなかった。
白鳳(そしてパトだ、あいつの武器は宝華戦を見てわかったが、【オーラ技術】と【能力の引き出しの多さ】だ、戦術や経験は宝華が圧倒していたように大したものではない、だが宝華を喰らうほどの度胸とオーラ技術、そして能力の種類の多さ、公園で模擬戦をした時もそうだが、シアーネ先生の能力を使っていた以上、俺もあまり能力のネタバラしをすればもし決勝まで上がって来た場合、ある程度戦略を封じられる可能性もある、次の準決勝、ソフィア戦は油断できないが、俺もある程度抑えて勝つくらいの事は見せないと絶対王者の名が廃るってもんだな)
白鳳は会場の真ん中でそう考えて居たが流石に空気の悪さに限界が来て、バハートが居た側の控え室に戻って行った。
清掃員「用事はもうよろしいでしょうか?」
白鳳「フルフェイスマスクを全員付けておけ、オーラを纏っている俺でも気持ち悪くなったほどだ、しっかり準備しておかないと最悪死ぬぞ」
清掃員「了解しました!ありがとうございます」
清掃員は一度戻り、準備をし直しに行った。
白鳳「午後、残り2試合、誰が勝ち上がっても違和感がねえ、今日は流石に最後まで見ておかねえとな」
白鳳はそのまま昼食を食べに会場を後にした。
2023年01月23日
No.97 メリアのバハートスカウト(第五章252話内内容)
メリアはソフィアの勝利コールを聞いたと同時にバハート側の控室に向かった。
メリア(さて、バハートとエミエルの価値はわかった、充分利用価値がある、バハートさんは頭もいいし、負けん気も強い、育てれば専属神同様強くなる、そしてご主人の配下に確実に居れてしまえば地球防衛軍をバハートから支配が出来る、確か第五部隊でしたね、利用価値が高いと判断した以上、止まっている時間はないですね、早くこちらに勧誘してしまいましょう)
・・・・・・
メリアがバハートと話し、ミーエルの所に連れて行った後
メリア「ソフィア、バハートさんとエミエルは強かったですか?」
ソフィア「強くはないよ、本気を出したらものの数秒で終わる試合だったからね、でも私の出した技を何度も攻略して挑んでくれるのは凄く楽しかった!残念だったのはエミッチが思ったよりも弱かったって所かな、エミッチなら神格開放くらいどうにでも対処するって考えてたんだけど」
メリア「対処は出来てましたよ、証拠にバハートさんの肉体は無事でしたでしょう?それはエミエルがソフィアの異質異能に対して肉体を維持する術を持ち合わせていたからです、ただ力が弱っていた分そこからの対抗手段がなかっただけっていうのが私の見解ですね」
ソフィア「ふ~ん、メリアはバハートちゃんとエミッチをどうするの?」
メリア「仲間にします、利用価値がありますからね、従属として居てくれれば私も正義側として動きやすいですからね、この星は悪と判断した物に対しての制限は凄まじいですから」
ソフィア「ふ~ん、メリアがどうしたいかなんてどうでもいいけど、大事にしてよね?私バハートちゃん気に入ってるんだから」
メリア「ええ、もちろん、これはすぐにでもご主人に誘導しておかないとですね」
メリアはそう言った傍で隣でパトがバハートをお姫様抱っこをしているところを目撃する。
メリア「流石ご主人、手が早いですね、いやご主人自身バハートさんとの精神的距離感が短くなったってことでしょうね、これは順調に進んでますね、今日はともかく明日明後日くらいには肉体関係くらい持たせてバハートさんを満足させてしまえばいいですかね」
ソフィアは既にメリアの話に興味が無くなり、雪花の元に行っていた。
そしてソフィアに話しかけていたメリアはキョトンとしながらも笑いながら考える。
メリア(今朝見た若返っていた宝華さん、あの人も利用価値は充分にある、そして好都合な事に防衛軍は辞めて、裏で動くと言っていた、その人員も私的には欲しかった、今日帰ったらさっそく監禁しているムーナを宝華さんにススメてみましょう、ご主人に媚びた人は全員漏れなく私がしっかり有効活用してあげますからね)
メリアはそうこう考えて居る時にパトが美魅とエテルを連れて帰って来た、そしてソフィア達をお昼に誘っている光景を見ながらパトの元まで歩くメリア
メリア「ご主人!次の試合も頑張りましょう!」
メリアは地球で得られる極上の人材2名(バハート・天野江宝華)を手に入れ上機嫌だった。
メリア(さて、バハートとエミエルの価値はわかった、充分利用価値がある、バハートさんは頭もいいし、負けん気も強い、育てれば専属神同様強くなる、そしてご主人の配下に確実に居れてしまえば地球防衛軍をバハートから支配が出来る、確か第五部隊でしたね、利用価値が高いと判断した以上、止まっている時間はないですね、早くこちらに勧誘してしまいましょう)
・・・・・・
メリアがバハートと話し、ミーエルの所に連れて行った後
メリア「ソフィア、バハートさんとエミエルは強かったですか?」
ソフィア「強くはないよ、本気を出したらものの数秒で終わる試合だったからね、でも私の出した技を何度も攻略して挑んでくれるのは凄く楽しかった!残念だったのはエミッチが思ったよりも弱かったって所かな、エミッチなら神格開放くらいどうにでも対処するって考えてたんだけど」
メリア「対処は出来てましたよ、証拠にバハートさんの肉体は無事でしたでしょう?それはエミエルがソフィアの異質異能に対して肉体を維持する術を持ち合わせていたからです、ただ力が弱っていた分そこからの対抗手段がなかっただけっていうのが私の見解ですね」
ソフィア「ふ~ん、メリアはバハートちゃんとエミッチをどうするの?」
メリア「仲間にします、利用価値がありますからね、従属として居てくれれば私も正義側として動きやすいですからね、この星は悪と判断した物に対しての制限は凄まじいですから」
ソフィア「ふ~ん、メリアがどうしたいかなんてどうでもいいけど、大事にしてよね?私バハートちゃん気に入ってるんだから」
メリア「ええ、もちろん、これはすぐにでもご主人に誘導しておかないとですね」
メリアはそう言った傍で隣でパトがバハートをお姫様抱っこをしているところを目撃する。
メリア「流石ご主人、手が早いですね、いやご主人自身バハートさんとの精神的距離感が短くなったってことでしょうね、これは順調に進んでますね、今日はともかく明日明後日くらいには肉体関係くらい持たせてバハートさんを満足させてしまえばいいですかね」
ソフィアは既にメリアの話に興味が無くなり、雪花の元に行っていた。
そしてソフィアに話しかけていたメリアはキョトンとしながらも笑いながら考える。
メリア(今朝見た若返っていた宝華さん、あの人も利用価値は充分にある、そして好都合な事に防衛軍は辞めて、裏で動くと言っていた、その人員も私的には欲しかった、今日帰ったらさっそく監禁しているムーナを宝華さんにススメてみましょう、ご主人に媚びた人は全員漏れなく私がしっかり有効活用してあげますからね)
メリアはそうこう考えて居る時にパトが美魅とエテルを連れて帰って来た、そしてソフィア達をお昼に誘っている光景を見ながらパトの元まで歩くメリア
メリア「ご主人!次の試合も頑張りましょう!」
メリアは地球で得られる極上の人材2名(バハート・天野江宝華)を手に入れ上機嫌だった。
2023年01月14日
No.96 エウレカ学園 特別クラス
帝国が建設したエウレカ学園
この施設の目的は神材育成。
学年制度はなく、各科のクラスに入学を決めたら、卒業試験に合格するまでの間、何年、何十年と通い、
確実に試験に合格するまでは学生をしなければならないのだ。
エウレカ学園に設立されている学科は12個
専攻科・護衛科・侍女科・近衛科・政治科・保全科・建設科・法治科・技術科・開発科・経済科・産業科
時と場合によって科は増えているが現時点で存在する科は12個である。
帝国は現時点ではまだ発展途上国であり、従属神を増やしたのはいいのだが、部隊に対する学がないのも問題視されていた、そのため、各科を設け、従属神達は各部隊の仕事をしながら、時間割の合間を見て、自分の所属する部隊の科目を卒業する必要性があるのだ。
そして他の部隊へと異動する場合でも、他の部隊の科目を卒業していれば異動しても良いという法を最近琴歌が作った。
何故ならこのエウレカ学園の校長は専属神 月詠 琴歌だからである。
教育カリキュラム、従属神に求めるIQと偏差値、知識のボーダーライン、それらを何度も検討した結果のたまものである。
つまり、今の帝国は8割以上が【学生】である。
そして先ほど説明した学科クラス以外に一つ、特別科が存在する。
そのクラスに所属しているのは
露草 美魅
エテル
リル
玉藻 琥珀
アイレ
プルート
の6名である。
・・・・・・
シスリット「それでは今から授業を始めますよ、皆静かに~」
6人はシスリットの言葉を聞き、各自静かにする。
シスリット「今日は前回やった実力テストを返します!1教科だけですけど、今日はそのテストの復習をしながら授業を進めていきますね」
そう良いながら生徒の名前を呼ぶシスリット
シスリット「美魅さん」
美魅「うち結構自身あったけんな~、クラスで一番とってもうたかも♪」
シスリット「26点」
美魅「嘘や!うち解答欄に全部書いたんやで!?」
シスリット「その殆どが間違っていたからこういう点数なんです!」
美魅は100点満点のテストで26点だったことにショックを受ける。
シスリット「エテルさん、流石ですね、100点です」
エテル「だって一度聞いたし、なんで解けなかったのかわからないんだけど?」
美魅「なんやってエテル!ちょっとええ点取ったからって調子にのって~~!」
シスリット「はい、美魅さん静かに、次はリルさん、貴女はまず記入しましょう、5点」
美魅「うちより馬鹿がおったで~~~」(きゃっきゃ)
リル「私はまだこの学校に来てから日も浅いんだから仕方ない、ず~~っと勉強してるのに点数とれない馬鹿鬼と一緒にしないで!」
美魅「馬鹿ちゃうわ!でも今回の実力テストの範囲はリルが来てからやった分野やで!言い訳なんて見苦しいわ~~」
リル「そもそもの基礎がないんだから仕方ないじゃん!一緒じゃないもん!!」
シスリット(主様の従属達はどうしてこう、仲良く出来ないのかしら・・・)
シスリットはいつも喧嘩をする2人を無視して残りの三人にテストを返す。
シスリット「琥珀さん、はい82点、今日わからなかった所をしっかり教えますので、しっかり覚えて次に生かしましょうね」
琥珀「せやね、最近調子ええから頑張るんや」
アイレ「凄いね!私も負けないようにしないと!」
シスリット「アイレさんは68点、以前に比べてどんどん成績が上がって来てるわね、良い調子よ、はい」
アイレ「うん!次も頑張る!ママにいつか100点のテストを見せるのが夢なんだ~~♪」
シスリット(え、なに、この純粋無垢な子、月花様本当羨ましい・・・)
シスリット「えっと、プルートさん・・・7点・・・」
プルート「おかしいアヌ、正解を書いたアヌ」
シスリット「わからないのはわかったわ、なにせ不正解の解答欄、何語かわからない文字で書いてあったわよね?」
プルート「ふふふ、あれは超古代文明の文字アヌ!アヌは超天才過ぎたアヌから間違えてそっちの文字で書いたアヌ・・・ふふふ、失敬失敬アヌ」
シスリット「あ、でもちゃんと書いてる問題も間違えてるからちゃんと見直してね」
プルート「アヌ??!」ガタ?!
プルートは自分の答案用紙をワナワナと震えながら眺めていた。
シスリット「はい!それじゃあ最初の問題から解説していくからしっかり聞いててね、はい!美魅さん!リルさん!席に座る!!」
・・・・・・
特別クラスとはパトの【帝園】出身の従属・各専属神の直属部隊のメンバーが入れる特別クラスである。
この施設の目的は神材育成。
学年制度はなく、各科のクラスに入学を決めたら、卒業試験に合格するまでの間、何年、何十年と通い、
確実に試験に合格するまでは学生をしなければならないのだ。
エウレカ学園に設立されている学科は12個
専攻科・護衛科・侍女科・近衛科・政治科・保全科・建設科・法治科・技術科・開発科・経済科・産業科
時と場合によって科は増えているが現時点で存在する科は12個である。
帝国は現時点ではまだ発展途上国であり、従属神を増やしたのはいいのだが、部隊に対する学がないのも問題視されていた、そのため、各科を設け、従属神達は各部隊の仕事をしながら、時間割の合間を見て、自分の所属する部隊の科目を卒業する必要性があるのだ。
そして他の部隊へと異動する場合でも、他の部隊の科目を卒業していれば異動しても良いという法を最近琴歌が作った。
何故ならこのエウレカ学園の校長は専属神 月詠 琴歌だからである。
教育カリキュラム、従属神に求めるIQと偏差値、知識のボーダーライン、それらを何度も検討した結果のたまものである。
つまり、今の帝国は8割以上が【学生】である。
そして先ほど説明した学科クラス以外に一つ、特別科が存在する。
そのクラスに所属しているのは
露草 美魅
エテル
リル
玉藻 琥珀
アイレ
プルート
の6名である。
・・・・・・
シスリット「それでは今から授業を始めますよ、皆静かに~」
6人はシスリットの言葉を聞き、各自静かにする。
シスリット「今日は前回やった実力テストを返します!1教科だけですけど、今日はそのテストの復習をしながら授業を進めていきますね」
そう良いながら生徒の名前を呼ぶシスリット
シスリット「美魅さん」
美魅「うち結構自身あったけんな~、クラスで一番とってもうたかも♪」
シスリット「26点」
美魅「嘘や!うち解答欄に全部書いたんやで!?」
シスリット「その殆どが間違っていたからこういう点数なんです!」
美魅は100点満点のテストで26点だったことにショックを受ける。
シスリット「エテルさん、流石ですね、100点です」
エテル「だって一度聞いたし、なんで解けなかったのかわからないんだけど?」
美魅「なんやってエテル!ちょっとええ点取ったからって調子にのって~~!」
シスリット「はい、美魅さん静かに、次はリルさん、貴女はまず記入しましょう、5点」
美魅「うちより馬鹿がおったで~~~」(きゃっきゃ)
リル「私はまだこの学校に来てから日も浅いんだから仕方ない、ず~~っと勉強してるのに点数とれない馬鹿鬼と一緒にしないで!」
美魅「馬鹿ちゃうわ!でも今回の実力テストの範囲はリルが来てからやった分野やで!言い訳なんて見苦しいわ~~」
リル「そもそもの基礎がないんだから仕方ないじゃん!一緒じゃないもん!!」
シスリット(主様の従属達はどうしてこう、仲良く出来ないのかしら・・・)
シスリットはいつも喧嘩をする2人を無視して残りの三人にテストを返す。
シスリット「琥珀さん、はい82点、今日わからなかった所をしっかり教えますので、しっかり覚えて次に生かしましょうね」
琥珀「せやね、最近調子ええから頑張るんや」
アイレ「凄いね!私も負けないようにしないと!」
シスリット「アイレさんは68点、以前に比べてどんどん成績が上がって来てるわね、良い調子よ、はい」
アイレ「うん!次も頑張る!ママにいつか100点のテストを見せるのが夢なんだ~~♪」
シスリット(え、なに、この純粋無垢な子、月花様本当羨ましい・・・)
シスリット「えっと、プルートさん・・・7点・・・」
プルート「おかしいアヌ、正解を書いたアヌ」
シスリット「わからないのはわかったわ、なにせ不正解の解答欄、何語かわからない文字で書いてあったわよね?」
プルート「ふふふ、あれは超古代文明の文字アヌ!アヌは超天才過ぎたアヌから間違えてそっちの文字で書いたアヌ・・・ふふふ、失敬失敬アヌ」
シスリット「あ、でもちゃんと書いてる問題も間違えてるからちゃんと見直してね」
プルート「アヌ??!」ガタ?!
プルートは自分の答案用紙をワナワナと震えながら眺めていた。
シスリット「はい!それじゃあ最初の問題から解説していくからしっかり聞いててね、はい!美魅さん!リルさん!席に座る!!」
・・・・・・
特別クラスとはパトの【帝園】出身の従属・各専属神の直属部隊のメンバーが入れる特別クラスである。
No.95 メルリアの独占episode3(微R18)
朝、メルリアは何気ない顔でパトの部屋から出ていった時
パトは裸のまま、ベッドでうつ伏せに倒れていた。
そこにメルリアと入れ替わるように月花がパトの部屋に入って来た。
月花「う~ん、失敗だったわね、しかもメルリア様、凄く元気じゃない、流石帝王神候補、底なしの体力ってわけね」
パト「真面目な考察してるところ悪いんだけど、服取って貰える?」
月花「そうね、パトも早く服着て!寝てる暇なんてないわよ!とりあえず次の作戦を考えてみたからその調整ね!補佐としての仕事が出来て私もテンション上がるわ!」
パト「変な所でやる気出すなよ・・・」
パトは服を着るとメルリアにお茶を準備させるように指示し、パトと月花はリビングで話していた。
月花「とりあえず愛情を与えすぎるとブレーキが壊れちゃうから次は冷たくしてみるのはどう?」
パト「ええ、そんな残酷な事は出来ないよ、それに同じ部屋に過ごしてるのにそんなギスギスした雰囲気作りたくないし・・・」
月花「甘い!甘すぎるわ!」
月花がドンっと大袈裟に机を叩いた拍子に、メルリアがお茶を持ってきた。
メルリア「はい、お茶をお持ちしました、アナタには勢力増強を促進できるお茶を」っポ
月花「メルリア様、まさか明日も夜通しで性行為をするつもり?」
メルリア「はい、出来る事ならずっと繋がって居たいのですけどね、仕事の事もありますし、夜だけと我慢してます」
パト(マジかよ、あれで我慢してたのか、全然気付かなかったわ)
メルリア「月花が来たという事は性行為の件でお伺いに来たってことですよね?なにやら先ほどのお話もそのような内容でしたし?」チラ
月花「聞こえてるならちょっとはセーブしてくださいよ、私だってこんないじめみたいな策考えたくないですけど、パトがもう少しペースを落としてくれないと疲れの方が蓄積されてるからこのままだと仕事にも支障が出てくるのよ、専属侍女なら主の足を引っ張るのは違うでしょ?」
月花はまだ優しい声色でメルリアに説得を試みる。
メルリア「そうですね、それは私の落ち度でした、私はまだまだ体力的にも余裕はあったのですが、旦那様の方が体力が多くないのであれば、アフターケアとして体力回復の恩恵を付与しますね、後はそうですね、行為中でも出来る限り疲れないように私が精一杯ご奉仕をさせて貰えれば」///
月花「そういう話でもないのだけどね、独占し過ぎるのも問題なんだけど」
メルリア「それは別に月花の上司でもあるメリアが問題視していないわけですし、ちゃんと決められたルールの中で私も誠心誠意愛情を伝えているだけです、むしろそういう環境で言えば専属神の皆様の方が優位に居ます、それを上手く活かさないのは自分達の怠惰であって、私に咎めるのはお門違いかと」
メルリアも柔らかな表情と声色で月花に話す、メルリアにとってこの程度の口論は問題ないのだろう。
メルリア「それに、恐らくですけどメリアは私が旦那様と性行為をするのは大賛成だと思って居ますよ」
月花「なんでそう思うの?」
メルリア「単純にメリットが多いからですよ、私が旦那様と性行為をすることで、その回数事に覚醒していくのは知っていますよね?つまり私が回数を重ねる事に私が強くなる、この帝国では地位の高い神は居ますけど、実力はそうではありません、つまりこの帝国の最大戦力は私です、つまり私が強くなることでメリアからすれば安心感が段違いに違うのです」
メルリアはメリアの思考を考察する。
メルリア「今までは重要な戦力が居なかったから、帝国の発展を急がせて居たと思うのです、ですが私という存在が居れば話は別です、私が居るだけで、別に帝国の発展を急がせる必要性がまったくないんです、何故なら発展や従属神や専属神の成長、旦那様の成長を急がさせなくても私でどうにか出来てしまうからです、だから今のメリアはのびのびと出来ていると思いますよ、そしてそれが結果的に従属神や専属神の生活の余裕として生まれ、自由が生まれています、私が性行為をすることで帝国はより一層いい方向に成長していると私は思いますけどね、私もメルトリア一族で元々は一国の王女でしたので、この程度の考察なら、旦那様に仕える一専属侍女の身でも出来ます。」
月花「メルリア様とパトの性行為は国を救う、だからメリアちゃんは止める所かむしろ促進してくると、まあ考えなかった事じゃないけど、まさかメルリア様もそこを考えていたとは思いもしませんでしたよ」
メルリア「もちろん、それは月花を納得させるための考察です、経済的な所を出せば嫌でも納得してくれるという考えですね、実際の理由はただただ旦那様が愛おしくて仕方ないのです、一人の女性として見てくださり、そして大切にしてくれる旦那様が・・・」
パトはそう言われて照れてしまう。
メルリア「優しさとは完全な縦社会である神々の世界では貴重な物です、下はもちろん上に多くの慈愛と慈悲を送ります、ですが上は下にそれらを送る必要性はまったくないのです、むしろ切り捨ててしまってもいい、何故なら【上】であり権力を所有しているからです、そして私と旦那様の関係は旦那様が【上】、私が【下】という立場なのに、旦那様の方から多くの慈愛と慈悲をくれるのです、どんな娯楽も共に経験させてもらい、一国の王女の時では味わえない至高のひと時を味合わせてくださいました、それで愛さないなど無礼ではないですか?」
月花(それはわかるけど、でもそれはパトや私の常識としている社会が違うからであって・・・でもそれを言っても意味なさそうだしなぁ~)
パトや月花が居た日本、それはお互いが助け合い、おもてなしの精神を持っている国民性、言い方を変えればお人よし、ただパトと月花はそれを疑う事なくやっているだけ。
パト「そうだな、メルリアの気持ちを無下にするのはダメだな、俺はこれからもメルリアを愛すよ」
メルリア「アナタ///」
パト(月花、一度立て直すぞ、俺にいい案が出来たんだ)
脳内でパトが月花に話しかける、そして月花はその言葉通り、パトの指示に従う
・・・・・・
パトは今日も仕事を休み、自室で自由に過ごしていた、だが脳内では月花と作戦会議をしていた。
パト(俺はわかったんだ、メルリアの純水な愛情をどうにかしようとするのはダメだ、一瞬だけど、感じたんだ、メリアと同じ空気を、だからもし拗らせてしまった時の反動はメリアクラスだと考えた、だからメルリアの愛情表現には制限しない)
月花(でもそれだと毎晩お楽しみが続くわよ?まあ、パトからすれば天国だからいいんでしょうけど~~(不機嫌))
パト(そんなことないよ!?だから愛情表現は制限しないけど、メルリアの持つ性欲に関与しようと思うんだ)
月花(性欲に関与?)
パト(そうそう、性欲が強いから濃い愛情表現を求めてくるんだろ?ならその性欲をコントロールすればメルリアが夜来ることも無くなるんじゃないかなって思ったんだ)
月花(いい考えだと思うけど、実際の所どうするの?そういう精神関与系の能力者は確かに沢山いるけれど、メルリア様にその能力を与える程の強者となれば多分帝国には居ないと思うけど)
パト(ないなら作ればいいじゃな~~い!こういう時に使わないでいつ使うんだ?技術開発部隊!)
月花(まさかソフィアちゃんを使うの?!)
パト(ああ!でもまだ確証がないからな、まずは【十三天の心】に聞いて上手く行きそうな能力構成を考えてから、性欲剥奪に特化した道具、もしくは能力を作ってもらう!)
月花(成程ね~、まあ、方向性は面白いと思うわ)
パト(よし!なら月花は技術開発部隊に行ってソフィアに話しつけて貰っていい?まだ辛いならソルテに伝えてソルテに行かせてもいいけど?)
月花(いいえ、大丈夫よ、別に部隊員に恨みはないし、ソフィアちゃんだって今は一緒に遊ぶくらいは仲直りしてるのよ?)
パト(そっか、それなら良かった、ならちょっと話しておいて、俺は【帝園】に行ってくるから)
パトはそう言うと月花とのリンクを切り、メルリアを呼んだ。
メルリア「なんでしょうか、アナタ?」
パト「ちょっと帝園に行ってくる、この自室の留守を任せたいんだがいいかな?」
メルリア「はい、畏まりました、お気をつけていってらっしゃいませ・・・」
メルリアはそう言いながらお辞儀をするが、顔を上げると少し物寂しそうな顔をしていた。
パトはメルリアにそっとキスをして、「ちゃんと帰る」とだけ言い残し、帝園に向かった。
パトの中に罪悪感はあった、パト達が行おうとしているのは愛情表現の抑制だからだ、本来は抑えるべきではない、貰えば貰うほど嬉しいものなのに、なんで抑制する方向で動いているのか?そんな自問自答をずっとパトの中で繰り返していた。
パト(異性を一人に絞っていればこんなことで悩む必要なかったのにな・・・やっぱり俺には複数の女性と関係を持つのは向いてない、専属神内でも誰かを愛せば誰かが蔑ろになる、今そこにメルリアが加わったことで、専属神全員を蔑ろにしてしまってるから問題視しただけであって、これは俺の問題、俺が一度に4人や5人と複数の女性と同時に性行為するとかそんな傲慢な性欲にまみれた王様みたいな事が出来る精神力があれば・・・いや、今更そんな事を気にしてても仕方ないし、無い者をねだっていても仕方ない、これは俺が【全員を均等に愛する】という目的のためにやるんだ、一人だけ特別扱いは出来ない・・・心を鬼にしろ・・・)
パトはそう考えながら帝園に向かったのだった。
パトは裸のまま、ベッドでうつ伏せに倒れていた。
そこにメルリアと入れ替わるように月花がパトの部屋に入って来た。
月花「う~ん、失敗だったわね、しかもメルリア様、凄く元気じゃない、流石帝王神候補、底なしの体力ってわけね」
パト「真面目な考察してるところ悪いんだけど、服取って貰える?」
月花「そうね、パトも早く服着て!寝てる暇なんてないわよ!とりあえず次の作戦を考えてみたからその調整ね!補佐としての仕事が出来て私もテンション上がるわ!」
パト「変な所でやる気出すなよ・・・」
パトは服を着るとメルリアにお茶を準備させるように指示し、パトと月花はリビングで話していた。
月花「とりあえず愛情を与えすぎるとブレーキが壊れちゃうから次は冷たくしてみるのはどう?」
パト「ええ、そんな残酷な事は出来ないよ、それに同じ部屋に過ごしてるのにそんなギスギスした雰囲気作りたくないし・・・」
月花「甘い!甘すぎるわ!」
月花がドンっと大袈裟に机を叩いた拍子に、メルリアがお茶を持ってきた。
メルリア「はい、お茶をお持ちしました、アナタには勢力増強を促進できるお茶を」っポ
月花「メルリア様、まさか明日も夜通しで性行為をするつもり?」
メルリア「はい、出来る事ならずっと繋がって居たいのですけどね、仕事の事もありますし、夜だけと我慢してます」
パト(マジかよ、あれで我慢してたのか、全然気付かなかったわ)
メルリア「月花が来たという事は性行為の件でお伺いに来たってことですよね?なにやら先ほどのお話もそのような内容でしたし?」チラ
月花「聞こえてるならちょっとはセーブしてくださいよ、私だってこんないじめみたいな策考えたくないですけど、パトがもう少しペースを落としてくれないと疲れの方が蓄積されてるからこのままだと仕事にも支障が出てくるのよ、専属侍女なら主の足を引っ張るのは違うでしょ?」
月花はまだ優しい声色でメルリアに説得を試みる。
メルリア「そうですね、それは私の落ち度でした、私はまだまだ体力的にも余裕はあったのですが、旦那様の方が体力が多くないのであれば、アフターケアとして体力回復の恩恵を付与しますね、後はそうですね、行為中でも出来る限り疲れないように私が精一杯ご奉仕をさせて貰えれば」///
月花「そういう話でもないのだけどね、独占し過ぎるのも問題なんだけど」
メルリア「それは別に月花の上司でもあるメリアが問題視していないわけですし、ちゃんと決められたルールの中で私も誠心誠意愛情を伝えているだけです、むしろそういう環境で言えば専属神の皆様の方が優位に居ます、それを上手く活かさないのは自分達の怠惰であって、私に咎めるのはお門違いかと」
メルリアも柔らかな表情と声色で月花に話す、メルリアにとってこの程度の口論は問題ないのだろう。
メルリア「それに、恐らくですけどメリアは私が旦那様と性行為をするのは大賛成だと思って居ますよ」
月花「なんでそう思うの?」
メルリア「単純にメリットが多いからですよ、私が旦那様と性行為をすることで、その回数事に覚醒していくのは知っていますよね?つまり私が回数を重ねる事に私が強くなる、この帝国では地位の高い神は居ますけど、実力はそうではありません、つまりこの帝国の最大戦力は私です、つまり私が強くなることでメリアからすれば安心感が段違いに違うのです」
メルリアはメリアの思考を考察する。
メルリア「今までは重要な戦力が居なかったから、帝国の発展を急がせて居たと思うのです、ですが私という存在が居れば話は別です、私が居るだけで、別に帝国の発展を急がせる必要性がまったくないんです、何故なら発展や従属神や専属神の成長、旦那様の成長を急がさせなくても私でどうにか出来てしまうからです、だから今のメリアはのびのびと出来ていると思いますよ、そしてそれが結果的に従属神や専属神の生活の余裕として生まれ、自由が生まれています、私が性行為をすることで帝国はより一層いい方向に成長していると私は思いますけどね、私もメルトリア一族で元々は一国の王女でしたので、この程度の考察なら、旦那様に仕える一専属侍女の身でも出来ます。」
月花「メルリア様とパトの性行為は国を救う、だからメリアちゃんは止める所かむしろ促進してくると、まあ考えなかった事じゃないけど、まさかメルリア様もそこを考えていたとは思いもしませんでしたよ」
メルリア「もちろん、それは月花を納得させるための考察です、経済的な所を出せば嫌でも納得してくれるという考えですね、実際の理由はただただ旦那様が愛おしくて仕方ないのです、一人の女性として見てくださり、そして大切にしてくれる旦那様が・・・」
パトはそう言われて照れてしまう。
メルリア「優しさとは完全な縦社会である神々の世界では貴重な物です、下はもちろん上に多くの慈愛と慈悲を送ります、ですが上は下にそれらを送る必要性はまったくないのです、むしろ切り捨ててしまってもいい、何故なら【上】であり権力を所有しているからです、そして私と旦那様の関係は旦那様が【上】、私が【下】という立場なのに、旦那様の方から多くの慈愛と慈悲をくれるのです、どんな娯楽も共に経験させてもらい、一国の王女の時では味わえない至高のひと時を味合わせてくださいました、それで愛さないなど無礼ではないですか?」
月花(それはわかるけど、でもそれはパトや私の常識としている社会が違うからであって・・・でもそれを言っても意味なさそうだしなぁ~)
パトや月花が居た日本、それはお互いが助け合い、おもてなしの精神を持っている国民性、言い方を変えればお人よし、ただパトと月花はそれを疑う事なくやっているだけ。
パト「そうだな、メルリアの気持ちを無下にするのはダメだな、俺はこれからもメルリアを愛すよ」
メルリア「アナタ///」
パト(月花、一度立て直すぞ、俺にいい案が出来たんだ)
脳内でパトが月花に話しかける、そして月花はその言葉通り、パトの指示に従う
・・・・・・
パトは今日も仕事を休み、自室で自由に過ごしていた、だが脳内では月花と作戦会議をしていた。
パト(俺はわかったんだ、メルリアの純水な愛情をどうにかしようとするのはダメだ、一瞬だけど、感じたんだ、メリアと同じ空気を、だからもし拗らせてしまった時の反動はメリアクラスだと考えた、だからメルリアの愛情表現には制限しない)
月花(でもそれだと毎晩お楽しみが続くわよ?まあ、パトからすれば天国だからいいんでしょうけど~~(不機嫌))
パト(そんなことないよ!?だから愛情表現は制限しないけど、メルリアの持つ性欲に関与しようと思うんだ)
月花(性欲に関与?)
パト(そうそう、性欲が強いから濃い愛情表現を求めてくるんだろ?ならその性欲をコントロールすればメルリアが夜来ることも無くなるんじゃないかなって思ったんだ)
月花(いい考えだと思うけど、実際の所どうするの?そういう精神関与系の能力者は確かに沢山いるけれど、メルリア様にその能力を与える程の強者となれば多分帝国には居ないと思うけど)
パト(ないなら作ればいいじゃな~~い!こういう時に使わないでいつ使うんだ?技術開発部隊!)
月花(まさかソフィアちゃんを使うの?!)
パト(ああ!でもまだ確証がないからな、まずは【十三天の心】に聞いて上手く行きそうな能力構成を考えてから、性欲剥奪に特化した道具、もしくは能力を作ってもらう!)
月花(成程ね~、まあ、方向性は面白いと思うわ)
パト(よし!なら月花は技術開発部隊に行ってソフィアに話しつけて貰っていい?まだ辛いならソルテに伝えてソルテに行かせてもいいけど?)
月花(いいえ、大丈夫よ、別に部隊員に恨みはないし、ソフィアちゃんだって今は一緒に遊ぶくらいは仲直りしてるのよ?)
パト(そっか、それなら良かった、ならちょっと話しておいて、俺は【帝園】に行ってくるから)
パトはそう言うと月花とのリンクを切り、メルリアを呼んだ。
メルリア「なんでしょうか、アナタ?」
パト「ちょっと帝園に行ってくる、この自室の留守を任せたいんだがいいかな?」
メルリア「はい、畏まりました、お気をつけていってらっしゃいませ・・・」
メルリアはそう言いながらお辞儀をするが、顔を上げると少し物寂しそうな顔をしていた。
パトはメルリアにそっとキスをして、「ちゃんと帰る」とだけ言い残し、帝園に向かった。
パトの中に罪悪感はあった、パト達が行おうとしているのは愛情表現の抑制だからだ、本来は抑えるべきではない、貰えば貰うほど嬉しいものなのに、なんで抑制する方向で動いているのか?そんな自問自答をずっとパトの中で繰り返していた。
パト(異性を一人に絞っていればこんなことで悩む必要なかったのにな・・・やっぱり俺には複数の女性と関係を持つのは向いてない、専属神内でも誰かを愛せば誰かが蔑ろになる、今そこにメルリアが加わったことで、専属神全員を蔑ろにしてしまってるから問題視しただけであって、これは俺の問題、俺が一度に4人や5人と複数の女性と同時に性行為するとかそんな傲慢な性欲にまみれた王様みたいな事が出来る精神力があれば・・・いや、今更そんな事を気にしてても仕方ないし、無い者をねだっていても仕方ない、これは俺が【全員を均等に愛する】という目的のためにやるんだ、一人だけ特別扱いは出来ない・・・心を鬼にしろ・・・)
パトはそう考えながら帝園に向かったのだった。
2023年01月08日
No.94 一番弟子の挑戦episode1(続き延期第三幕が終えるまで)
パトはWCBTでそれなりの名声を得て、世界でも注目されていた。
基本的にWCBTでベスト8に入る人間は世界的に見ても有名人が多く、パトも例外ではなかった。
そしてその名声で密かに噂されているのは【パトの一番弟子】の存在だった。
その名も・・・
・・・・・・
美魅「嫌や、なんでうちが大会でなあかんねん!」
パト「第六回は俺は【帝国大革命】の件で忙しいから出られないんだ、前年度ベスト8以上は運営からも凄く推薦されるらしいけど、出れないものは出れないからさ、ハクや雪花は出るみたいだし、美魅もこの一年かなり鍛えたしそれなりに成績残せるんじゃないかなって思うんだよね!」
美魅「あんな低レベルの大会なんかに出て優勝してもなんの自慢にもならへんやん!」
パト「へえ~、ハクや雪花に勝てると?」
美魅「・・・と、当然や!楽勝や!」
パト「ならその楽勝って所を見せて来てよ、もし優勝してきたらお小遣いアップね!」
美魅「ほんまか!言ったな!嘘ついたら夜殺しに行くけんな!!」
パト「はいはい、それじゃあシスリットに説明しておくから、しっかり調整しておけよ」
美魅「まさかシスリットが保護者なんか!?」
パト「だって、ハクも雪花ももう二人で部屋取ったらしいし、それに殆ど桜花達と遊ぶだろうし、美魅は邪魔かなって」
美魅「邪魔言うな!ええわ!ならシスリットと行って地球最強の称号をちょちょいと勝ち取ったる!」
パト「おっけ~まだ大会まで数週間はあるし、出発前に俺と本気で戦おう、それで実力をみてやるよ」
美魅「ええで!殺したる!!」
美魅はそう言うとパトの所を後にした
・・・・・・
美魅「どないしよ、訓練とかサボっとったから全然なんやけど・・・」
エテル「私が代わりに出ようか?多分優勝出来ると思うけど?」
美魅「うっさい!これはうちへの挑戦状や!うちが解決せな意味ない!」
美魅は慌てていた、正直言うと真面目に特訓なんてしていなかった。
理由は簡単で別に美魅が強くなる理由がまったくなかったからだ。
帝国では自分より強い奴が殆どで、同じ歳のエテル、そして最近増えたリル、この二人の方が優秀であるが故に、自分がそこまで必死に頑張らなくていいと考えて居た。
美魅(計算外やったわ、まさかうちが一年前の大会に出される羽目になるなんてな、いや一年前に比べたらうちも強くなっとる、せやけどハクや雪花を倒せるかって言われたら絶対に無理!どないしよ・・・)
美魅は考える、だが美魅は基本的に馬鹿であり、考えてもろくな答えは出てこなかった。
リル「何を慌ててるんだか、弱いって大変だね」
エテル「あれだよ、一人で地球の人と戦ってみたら?レベルくらいならわかるんじゃない?」
美魅「レベルとかそんな話やない!優勝せなあかんのや!」
美魅はジタバタしながら「あ~~~」と暴れる
エテル「そういえばどの状態の美魅で出るの?あの戦闘モード時?でもあれってある程度主からオーラ貰ってないと出来ないんじゃないの?」
美魅「いや、それは大丈夫や、貰ったオーラ数で持続時間が変わるだけで、一度貰えばこっちのもんや」
美魅はそう言うとふと閃く
美魅「せや!あの主からオーラを沢山貰えばええんや!!ほんで強くなってしまえば戦えるやん!」
エテル「悪あがきだねでもそうまでしないと勝てないなら早くやったら?」
美魅「せやな!ほな行ってくるわ!」ダッシュ―――!!
美魅は部屋を後にする。
現在美魅・エテル・リルは同じ部屋で同居してるルームメイトである。
3人共10歳の女の子であり、常駐契約をしている帝園の従属という同じ境遇のため、3人一組で行動をしている。
最近月花側もプルートが思った以上に勉学が無かった事から学校に行くようになり、
月花側も琥珀・アイレ・プルートの3人一組が出来ている、そして個人的に自炊が出来て欲しいからと平日はこの三人も月花と離れて美魅達の隣の部屋で過ごしている、
これは月花が補佐に異動した時にメリアに申し出た話である。
・・・・・・
美魅「主!うちにオーラを頂戴!」
パト「え、俺結構美魅にはオーラ渡してるぞ?ほら膝の上に乗っている時、実感してなかったのか?」
美魅「ほんまかい!?え?どれくらい?」
パト「さあ、美魅が来たタイミングだからなぁ、でも少なくとも100近くはあるんじゃない?」
美魅「100?それってどれくらい多いんや?」
パト「う~ん、多分【十三天の心】のメンバーやミーエルでも100も貰っていない方が多い位かな」
美魅(マジかいな、それだけ貰っといて足りんかったから負けたわ~、なんて死んでも言えんやんけ)
美魅「ふ~ん、ほならええわ!ほなな!」
美魅は再度パトの所から走り去ってしまう。
パト「慌ただしい奴だな、シスリットに美魅の調子でも聞いてみるか」
・・・・・・
美魅「あかん!うち結構貰っとったわ!」
エテル「まあ、見たらわかる、普通に多いと思う」
リル「それだけ貰って弱いって、凡人は大変だね」
美魅「うっさいわ!エリート共!よし!なら今日から本気でやってシスリットから一本取ったる!!」
エテル「ふ~ん、それじゃあ暇だし見学しよう」
リル「私も暇だから見ててあげる!」
美魅「ついてくんなや!鬱陶しい!」
こうして三人はシスリットの元まで向かい、実戦訓練を申し込んだ。
・・・・・・
シスリット「ああ、ごめんね!今ちょうど主様に呼ばれたの!その後ならいいわよ!」
エテル「美魅の調子についてかな?」
リル「今日も安定して弱い」
シスリット「終わったらすぐに戻ってくるから、3人は準備運動をしてて」タタタ
シスリットはそう言うとその場を後にした。
美魅「主め!タイミング悪いなぁ!ほなリルかエテルどっちか相手してくれへん?」
リル「オーラ貰ってないから無理」
エテル「私そういうスタイルじゃないって知ってるでしょ?」
美魅「ああもう!使えへん同期ばっかりやでーーーー!!!」
・・・・・・
美魅達はシスリットの帰りを待っていた、するとシスリットは少し曇った表情で戻って来た。
シスリット「大変な事になったわね、えっと美魅?」
シスリットは汗を拭いながら美魅に必死話す。
シスリット「とりあえず話は濁したけど、主様は美魅には最低でもベスト16までは期待してるわ、ちなみに今変身時間はどれくらい?」
美魅「せやな、全力なら1時間くらいなら楽勝やな!ただ、1週間で1時間やから、え~っと~~」
シスリット「試合の工程表は確認しましたけど、日数があるので、まあ、予選と1回戦である程度温存が出来ていればベスト16どころか、もっと上位を目指す事は出来ると思いますとりあえずこの2週間で戦術を身に付けましょう!闇雲に戦っていたらすぐに時間が来てしまって勝てる試合も勝てなくなってしまいます!」
シスリットは美魅の肩を強く握り、必死な声で美魅に渇を入れる。
美魅「ただ筋トレしたらえんちゃうん?」
シスリット「ダメです!そもそも戦闘形態の美魅なら必要ありません!ですがなんとて戦闘IQが絶望的に低いので、頭のいい相手に当たったら一発でお陀仏です!勉強しましょう!賢くなりましょう!作戦を沢山覚えて練習するのです!」
美魅「そんな~~」
美魅はため息に似た悲鳴を上げた。
基本的にWCBTでベスト8に入る人間は世界的に見ても有名人が多く、パトも例外ではなかった。
そしてその名声で密かに噂されているのは【パトの一番弟子】の存在だった。
その名も・・・
・・・・・・
美魅「嫌や、なんでうちが大会でなあかんねん!」
パト「第六回は俺は【帝国大革命】の件で忙しいから出られないんだ、前年度ベスト8以上は運営からも凄く推薦されるらしいけど、出れないものは出れないからさ、ハクや雪花は出るみたいだし、美魅もこの一年かなり鍛えたしそれなりに成績残せるんじゃないかなって思うんだよね!」
美魅「あんな低レベルの大会なんかに出て優勝してもなんの自慢にもならへんやん!」
パト「へえ~、ハクや雪花に勝てると?」
美魅「・・・と、当然や!楽勝や!」
パト「ならその楽勝って所を見せて来てよ、もし優勝してきたらお小遣いアップね!」
美魅「ほんまか!言ったな!嘘ついたら夜殺しに行くけんな!!」
パト「はいはい、それじゃあシスリットに説明しておくから、しっかり調整しておけよ」
美魅「まさかシスリットが保護者なんか!?」
パト「だって、ハクも雪花ももう二人で部屋取ったらしいし、それに殆ど桜花達と遊ぶだろうし、美魅は邪魔かなって」
美魅「邪魔言うな!ええわ!ならシスリットと行って地球最強の称号をちょちょいと勝ち取ったる!」
パト「おっけ~まだ大会まで数週間はあるし、出発前に俺と本気で戦おう、それで実力をみてやるよ」
美魅「ええで!殺したる!!」
美魅はそう言うとパトの所を後にした
・・・・・・
美魅「どないしよ、訓練とかサボっとったから全然なんやけど・・・」
エテル「私が代わりに出ようか?多分優勝出来ると思うけど?」
美魅「うっさい!これはうちへの挑戦状や!うちが解決せな意味ない!」
美魅は慌てていた、正直言うと真面目に特訓なんてしていなかった。
理由は簡単で別に美魅が強くなる理由がまったくなかったからだ。
帝国では自分より強い奴が殆どで、同じ歳のエテル、そして最近増えたリル、この二人の方が優秀であるが故に、自分がそこまで必死に頑張らなくていいと考えて居た。
美魅(計算外やったわ、まさかうちが一年前の大会に出される羽目になるなんてな、いや一年前に比べたらうちも強くなっとる、せやけどハクや雪花を倒せるかって言われたら絶対に無理!どないしよ・・・)
美魅は考える、だが美魅は基本的に馬鹿であり、考えてもろくな答えは出てこなかった。
リル「何を慌ててるんだか、弱いって大変だね」
エテル「あれだよ、一人で地球の人と戦ってみたら?レベルくらいならわかるんじゃない?」
美魅「レベルとかそんな話やない!優勝せなあかんのや!」
美魅はジタバタしながら「あ~~~」と暴れる
エテル「そういえばどの状態の美魅で出るの?あの戦闘モード時?でもあれってある程度主からオーラ貰ってないと出来ないんじゃないの?」
美魅「いや、それは大丈夫や、貰ったオーラ数で持続時間が変わるだけで、一度貰えばこっちのもんや」
美魅はそう言うとふと閃く
美魅「せや!あの主からオーラを沢山貰えばええんや!!ほんで強くなってしまえば戦えるやん!」
エテル「悪あがきだねでもそうまでしないと勝てないなら早くやったら?」
美魅「せやな!ほな行ってくるわ!」ダッシュ―――!!
美魅は部屋を後にする。
現在美魅・エテル・リルは同じ部屋で同居してるルームメイトである。
3人共10歳の女の子であり、常駐契約をしている帝園の従属という同じ境遇のため、3人一組で行動をしている。
最近月花側もプルートが思った以上に勉学が無かった事から学校に行くようになり、
月花側も琥珀・アイレ・プルートの3人一組が出来ている、そして個人的に自炊が出来て欲しいからと平日はこの三人も月花と離れて美魅達の隣の部屋で過ごしている、
これは月花が補佐に異動した時にメリアに申し出た話である。
・・・・・・
美魅「主!うちにオーラを頂戴!」
パト「え、俺結構美魅にはオーラ渡してるぞ?ほら膝の上に乗っている時、実感してなかったのか?」
美魅「ほんまかい!?え?どれくらい?」
パト「さあ、美魅が来たタイミングだからなぁ、でも少なくとも100近くはあるんじゃない?」
美魅「100?それってどれくらい多いんや?」
パト「う~ん、多分【十三天の心】のメンバーやミーエルでも100も貰っていない方が多い位かな」
美魅(マジかいな、それだけ貰っといて足りんかったから負けたわ~、なんて死んでも言えんやんけ)
美魅「ふ~ん、ほならええわ!ほなな!」
美魅は再度パトの所から走り去ってしまう。
パト「慌ただしい奴だな、シスリットに美魅の調子でも聞いてみるか」
・・・・・・
美魅「あかん!うち結構貰っとったわ!」
エテル「まあ、見たらわかる、普通に多いと思う」
リル「それだけ貰って弱いって、凡人は大変だね」
美魅「うっさいわ!エリート共!よし!なら今日から本気でやってシスリットから一本取ったる!!」
エテル「ふ~ん、それじゃあ暇だし見学しよう」
リル「私も暇だから見ててあげる!」
美魅「ついてくんなや!鬱陶しい!」
こうして三人はシスリットの元まで向かい、実戦訓練を申し込んだ。
・・・・・・
シスリット「ああ、ごめんね!今ちょうど主様に呼ばれたの!その後ならいいわよ!」
エテル「美魅の調子についてかな?」
リル「今日も安定して弱い」
シスリット「終わったらすぐに戻ってくるから、3人は準備運動をしてて」タタタ
シスリットはそう言うとその場を後にした。
美魅「主め!タイミング悪いなぁ!ほなリルかエテルどっちか相手してくれへん?」
リル「オーラ貰ってないから無理」
エテル「私そういうスタイルじゃないって知ってるでしょ?」
美魅「ああもう!使えへん同期ばっかりやでーーーー!!!」
・・・・・・
美魅達はシスリットの帰りを待っていた、するとシスリットは少し曇った表情で戻って来た。
シスリット「大変な事になったわね、えっと美魅?」
シスリットは汗を拭いながら美魅に必死話す。
シスリット「とりあえず話は濁したけど、主様は美魅には最低でもベスト16までは期待してるわ、ちなみに今変身時間はどれくらい?」
美魅「せやな、全力なら1時間くらいなら楽勝やな!ただ、1週間で1時間やから、え~っと~~」
シスリット「試合の工程表は確認しましたけど、日数があるので、まあ、予選と1回戦である程度温存が出来ていればベスト16どころか、もっと上位を目指す事は出来ると思いますとりあえずこの2週間で戦術を身に付けましょう!闇雲に戦っていたらすぐに時間が来てしまって勝てる試合も勝てなくなってしまいます!」
シスリットは美魅の肩を強く握り、必死な声で美魅に渇を入れる。
美魅「ただ筋トレしたらえんちゃうん?」
シスリット「ダメです!そもそも戦闘形態の美魅なら必要ありません!ですがなんとて戦闘IQが絶望的に低いので、頭のいい相手に当たったら一発でお陀仏です!勉強しましょう!賢くなりましょう!作戦を沢山覚えて練習するのです!」
美魅「そんな~~」
美魅はため息に似た悲鳴を上げた。
No.93 メルリアの独占episode2(微R18)
パトは月花とソルテから作戦を練って、自室を出る、すると凄く可愛らしくそして、綺麗な笑顔で相手から話しかけてくれる。
メルリア「おはようございます!アナタ♪」
パト「おはよう、メルリア」
エイリ「おはようございます、ただちに朝食をお出ししますね」
パト「ありがとう、疲れてるから軽めでお願い」
フルール「それでは私は掃除に入らせて頂きます」
パト「ああ、大変だと思うけど、ゆっくりでいいから頑張ってね」
パトはいつも通り、3人と挨拶を交わす、そして席に座ると、メルリアが自分の横に椅子を置き、座りだした。
メルリア「お疲れでしたら私が疲労回復に効く、飲み物を食後に御作りしましょうか?」
パト「そうだね、メルリアは疲れてないの?・・・その・・・」
メルリア「私は///」モジモジ
メルリアは恥ずかしがっているが、パトから見るとまったく疲れていないように見えた、メルリアはメリアと同じメルトリア一族、そこはやはりハイスペックであり、凄まじい体力を持っていたらしい。
エイリ「朝食をお持ちしました、ごゆっくりどうぞ」
エイリはパトの前に美味しそうな食事を用意する。
パト「ありがとう、いつも美味しそうだ、頂きます」
パトは朝食を食べている間に、先ほどまで自室に居た、月花とソルテが出てきて机に座る
月花「いいわね、パトは朝食所か、こうやって女性に囲まれて、幸せ者ね~~」
ソルテ「そうですね、お隣には法国一の美女と呼ばれたメルリア様を独占して座らせる、贅沢の極みですね」ニコ
座って早々二人は何かと褒めて来た(月花の場合嫌味っぽかった気がしたが)
メルリア「そんな事ないですよ、美女だなんて、それに今はただ旦那様に仕える専属侍女、過去はどうあれ、今の私は自身の主に忠誠を誓うまでです」
メルリアはそう言うと、ぎゅっとパトの腕を掴み、パトに寄りかかる、その姿は侍女の態度ではなく、一人の女性として異性に向ける甘えの態度だった。
パト(食べずらい・・・)
エイリ「私も主様に一生を捧げております!主様!私もどうか何なりとお申し付けください!」
エイリはパトの食事を置いて、すぐに椅子に座って話を聞いていたが、忠誠を誓うという分野では負けたくなかったらしい。
ソルテ「凄く良い覚悟ね、エイリはラル様の部隊に居た頃より、本当こっちの部隊に来てからの方が良い成績を出してるわね、凄く感心だわ」
エイリ「ええ、あの、それは・・・」
月花「怒らないから話してみなよ、どんな感じだったの?」
月花はエイリに優しく声を掛ける、立場で言えばエイリが一番立場が弱く、本来立場が上のメンバーが居る場で自分の事を話す、ましてや自分が中心で話を進めるなど恐れ多い事なのだ。
エイリ「えっと、そうですね、ラル様の部隊は・・・正直厳しすぎて私には合いませんでした、私は今は雪花様の直属部隊【原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)】に所属するルーリエ様の部隊の隊員でした、私みたいなただの隊員はそこまでだったのですが、ルーリエ様は毎日凄く怒られて、その度に泣いてて、それで余計に仕事なんて状態じゃなくて、でも仕事が出来てないからラル様から凄く怒られて・・・って流れがずっと出来てたから凄く部隊の中でも気まずくて、私達隊員がルーリエ様のアシストが出来るようにって頑張ってたりしてたのですけど・・・」
月花「うわぁ、それは私でも辛いわ、ルーリエちゃんも今はずっと笑顔だけど、護衛部隊時代ってそんな感じだったのね、今は護衛部隊ってどうなってるの?パト?」
パト「人を増やしてからラルが直接教育、指導する形を辞めて、ラルが指示をして、後はその部下たちがそれを組織全体に指示、指導をする形になってる、ラルもその方が良いって言ってたし、今の体制になってから護衛部隊の隊員達ものびのび出来てるんじゃないかな」
ソルテ「そうね、ラル様は今の体制になってから虚勢を張る場面が少なくなってきたから助かってるって言ってたわ」
エイリ「ラル様って普段はどのように過ごされているのですか?」
ソルテ「私と一緒ね、部屋でダラダラしながら映画を見てる」
月花「私達も今はこうやってしっかりしてるけど、自室で一人になると本当だらしないわよ、私なんてベットに大の字になって寝るし、寝ながらお菓子だって食べるし」
エイリ「え?!イメージ出来ないですね?!」
パト「皆そんな感じだよ、仕事だからって気を張っていた、ラルなんて特にそうだ、あいつは自分が模範であろうと厳しく居続けた、だからその分、模範で居る必要が無い時はずっとほんわかとしてるんだ、ああいうタイプは気苦労が溜まって誰よりも自分に厳しいんだ、隊員を苦しめたのはダメだけど、それをもっと改善できるようにするのは俺の役目であり、責任だからな、ラルは悪くないと言ったら違うけど、その原因を作っていた俺も悪い」
月花「本当成長したわね、でも全部自分の責任だって押し込んでたら疲れるわよ、パトだって精神が強いわけじゃないんだから」
パト「安心しろ、今ここで言ってるのは綺麗事だ!月花が悪さしたらしっかり月花が悪いと内心では思ってるからな!!」
月花「はいーー?!知ってたけど!脳内で『いや、俺悪くないよな、こいつが100%悪いよな?』って考えてるのは知ってるけど~~!それ言っちゃう~~」
全員は笑いながら話す、そしてパトも朝食を終え、月花とソルテもある程度お膳立てしてから二人共自室に戻った、そしてエイリは朝食の片付けをして、パトはソファーに座って先ほど月花とソルテと話した【告白作戦】の実行場所を探していた。
その時パトの隣でメルリアはただくっついて、手元でオーラを使って何かを作っていた。
パト(さて、何処にするか、変な噂が流れないように帝国外が良いんだけどな、と言っても何処ならいいのか・・・)
パトはメルリアに話しかける、
パト「メルリアって何処か行きたいところない?」
メルリア「そうですね、私はアナタの傍で良いならどこでもいいですよ」ニコ
パト(本当、変ったよな、最初来た時は凄く緊張してたのに、でもそうだな、ならメルリアの国に行ってみるのはいいかもな~)
パト「ならさ、メルリアの国を紹介してよ、メルリアが作って来た国がどんな国か見てみたいんだ」
メルリア「いいですよ!では行きましょう!私が全部案内致します!」
パト「よし決まり!、なら準備しようか、エイリ、メルリア法国行きの宇宙船を用意しておいてくれる?エイリは宇宙船待機をお願いしたいんだけど」
エイリ「畏まりました、ではすぐに準備させて頂きますね」
パト「そういえばメルリア法国の通貨ってそのまんまだったよね、お金変えてこないと」
メルリア「ではそれは私がやりましょう、フルール、私と旦那様の遠出の準備をお願いできますか?」
フルール「はい!メルリア様、何泊のご予定ですか?」
パト「日帰りだから大した準備は要らないよ、小物を入れられる鞄と身元を隠せる程度の服装でいいかな」
フルール「ええっと~~、はい」不安
パト「一緒に選ぼうか、フルール」
フルール「はい~~」安堵
・・・・・・
パト「もう帝国には慣れた?フルール?」
フルール「いえ、私は皆さんと違いますので、下級神でありながらこのような待遇、恐れ多くて、ちょっと部屋から出るのが怖いです」恐縮
パト「気にする必要ないよ、侍女部隊の子達はそんな事で根に持つような子は居ないよ、むしろ凄く面倒見てくれるような子しか俺達が選んでないんだ、闘争心や向上心を持つ子より、平和第一!母性の塊!みたいなね、だから気にする必要ないよ」
パトも実際の所そこまで強くないので、フルールの罪悪感は強く理解していた。
フルール「そうですね、でもどちらにせよ、今の私では部屋の中くらいしか仕事が出来そうにありませんし、今は自分が出来る事を精一杯頑張ってみます!」
パト「うん、辛い事があったらいつでも言って、フルールは俺のなんだからな」
フルール「・・・はい///」
フルールは顔を赤らめながらパトと一緒に準備をする。
フルールにとって帝国やパトは夢のような生活だった、亡くなった母や、自国の民の事も気にしているが、自身の力不足で守れない所か、殺されそうな所まで行って、パトに救われた以上、フルールにとって、パトに頼りにされるのが自分にとって全てなのである。
・・・・・・
パトは準備を終え、フルールはパトの部屋の掃除に戻って行った、パトは止めたのだが、フルールが「いち早く仕事を覚えたいので!」っと聞いてくれなかった。
パト(あれだけやる気を出されたら俺も強要は出来ないよな)
エイリ「ただいま戻りました、宇宙船の準備は完了しておりますので、いつでもご支度が出来ましたら、私に御声掛けてください」
パト「ありがとうエイリ、どう、この部屋での生活は慣れた?」
エイリ「はい!まるで家族のようでメルリア様はお姉様って感じですし、フルールは可愛らしい妹って感じで、凄く居心地がいいです♪」
パト「それは良かったよ、これからも仕事の事だけじゃなくて3人で楽しい所に行って遊ぶとか考えたらいいよ、そうすれば俺も全然大丈夫だから、侍女は沢山居るからね、3人にだけ負担を掛けさせるつもりはないしね」
エイリ「お心遣い感謝致します、ですが、私なんかが主様に選ばれてこうやってお傍に置いてくださるだけで夢のようなのです、だから今はこの時間をもっと堪能させてください♪」
パト「ああ、その、エイリもフルールも・・・いつでも来ていいからな、メルリアの事は知ってるだろ?」
エイリ「はい///、毎日お盛んですね、こちらまでお声が聞こえますので///」
パト「うう、それはそのだな・・・」
エイリ「いえ!ですが私も以前の夜のように可愛がって頂けたら・・・///」
パト「ああ、そうだね!///ごめん!こんな時間にこんな話なんかして!?」
エイリ「いえ!主様がお求めになるのであればそれに全てお応えするのが私達の役目なので!」
パトはエイリに謝罪をして普通の世間話に戻った。すると少ししてからメルリアが戻って来た。
メルリア「準備出来ました!そうですね、帝国金額にして1000万円ほど換金してきました!では行きましょう!」
メルリアは凄く上機嫌にパトの所に歩み寄る
パト「その前に着替えてきなさい!しっかりと可愛らしい服を用意してるからな、しっかり俺にエスコートさせろよ」
パトはメルリアにそう言うと、メルリアは顔を真っ赤にして完全に照れてしまった。
メルリア「準備します・・・」ぷしゅ~~
パト(はぁ、俺がとうとうこんな軽い男みたいな言葉を・・・しかも俺、これだけ3人と距離が近かったのに全然反応してないじゃん、やっぱり駄目か・・・)はぁ~~~
パトは自分に対して大きなため息を出してしまった。
そしてメルリアが準備をしてパトと二人でメルリア法国に向かった
・・・・・・
【メルリア法国】
パト「へえ、綺麗な国だ、治安も良いし、流石だなメルリア」
メルリア「今この現状を維持出来ているのは帝国のアリシアのおかげなんですよ、今まではこの環境を維持するのに相当な資金を必要としていたのですが、今は帝国から資金が使われていますから、維持するのが以前より用意になって、恐らくですがそのおかげで税率も下がっていると思います、見てください、国民一人一人の活気を、私の時よりも明るく見えます!」
メルリアはそう言いながらパトの腕をグイっと掴み、説明する。
その姿は本当に嬉しそうで、それほどメルリアは国民の事を大事にしていた証拠だった。
だけどその笑顔の間にたまに見る寂しそうな表情は恐らく「自分の力でこの笑顔を作りたかった」という未練なんだとパトは思った。
パト「ほら、せっかくだし色んなお店とか見に行こうよ!」
メルリア「はい!行きましょう!アナタ♪」
メルリアは凄くはしゃいでいた、帝国では落ち着きを常に見せていたメルリアだが、自国の事になると凄く笑顔で無垢な子なんだと実感した。
そして数時間が経ち、お城の前にある噴水のある大広場で休憩していた。
・・・・・・
パト「せっかくだしお城に入る?」
メルリア「いえ、もう私の城ではないので、プライベートで入るのは少し気を使いますね」
パト「そうか、でも楽しんでくれたようで良かった」
メルリア「はい、民の幸せそうな顔を沢山見られただけで私は安心です」
パト「メルリアってやっぱり女王様なんだな」
メルリア「いえいえ、それはもう~」
パト「もし女王に戻るって言ったらどっちを取る?」
パトはメルリアに問いかける、その問いは少し意味合いが違うという事はメルリアもすぐに分かった
だが、メルリアは即答で応える。
メルリア「アナタですね、理由は色々ありますが、私が専属侍女になると決まった時にもうこの国の女王としての責務は終わったんだと考えて居ました、終わった以上次はありません、何故なら終わった以上、それ以上の政策は私には出来なかったからです、証拠に帝国、メリアに任せたら私が苦労していた政策をたった数か月で意図も容易くこなしてしまった、今日、その状況を目の当たりにして確信しましたね、私の女王としての責務は終わったんだと・・・」
メルリアは語る、だがやはりその語る表情は寂しそうだった。
メルリア「そして今の私は専属侍女、アナタの侍女として、そして一人の女性として仕えています。もう国の事を考える、国民のメルリアである必要がないのであれば、私は私の幸せを求めてもいいのかなと考えて居ます、そして私は心に決めた殿方が出来た、身体も交えた、もうこの身体はアナタの物になった、独占されました、でもそれが私が求めた世界で、今私が一番欲しい物なんです、だから私はアナタを選びます、迷いなく、どんな選択肢を出されてもすぐにアナタの傍に帰ります、私の居場所はもうここしかありませんから」
メルリアは笑顔で話す、そのように考えてくれていた事にパトは凄く愛おしく感じ、パトも気持ちを伝える
パト「俺もメルリアの事が好きだ、最初こそはただ優しくしてくれる人が欲しいって程度だったけど、傍に居てわかったんだ、仕事で優しくされているんじゃなくて、本心でここまで優しくしてくれるんだなって、それでずっと気にかけてくれて、俺に尽くしてくれて、今こうやって愛情を伝えて貰った、それで俺がメルリアを好きで居られないなんて無理だ、愛してる」
メルリア「アナタ・・・///」
パト(専属神達が一番とか、そういうのは話さなくていい、今はそれは必要ない、今はただ、メルリアにとって最高の時間であってほしい)
パトはそう考えながら立ち上がり、メルリアに手を伸ばす。
パト「ほら戻ろう、俺達の場所に、エイリやフルールが待ってる」
メルリア「はい!!///」
メルリアはパトに抱き着いた、それは凄く嬉しいという感情のこもった愛情表現だった。
メルリアにとって一番欲しかった言葉を貰えた、それだけが今日一番の収穫だったからだ。
・・・・・・
そして月花の作戦通り、メルリアに告白をして、これでメルリアの寂しいという気持ちが満たされ
毎日のように来ていた夜這いもなくなって・・・・・・・・
パト「んん??」
メルリア「あ、アナタ///今夜も私を沢山堪能して可愛がってください///」
メルリアはパトの上で裸で既に行為を始めていた・・・
パト(全然収まってないじゃん・・・というか前よりもブレーキ壊れてんじゃん!!!)
月花(う~ん、ダメだったわね、逆にまだ告白されていなかったのがブレーキになっていたのね、また明日別の作戦を考えないと)
パト(おい!月花!これはどうしたら?!)
月花(あ、そろそろリンク切るわね!性行為が本格的に始まったら私も凄くムラムラしちゃうから!私は健全にねま~す)プツン
パト(月花~~~!!?)
そして数時間だった性行為が今日は朝まで続いた・・・
まだ問題は終わっていない・・・
メルリア「おはようございます!アナタ♪」
パト「おはよう、メルリア」
エイリ「おはようございます、ただちに朝食をお出ししますね」
パト「ありがとう、疲れてるから軽めでお願い」
フルール「それでは私は掃除に入らせて頂きます」
パト「ああ、大変だと思うけど、ゆっくりでいいから頑張ってね」
パトはいつも通り、3人と挨拶を交わす、そして席に座ると、メルリアが自分の横に椅子を置き、座りだした。
メルリア「お疲れでしたら私が疲労回復に効く、飲み物を食後に御作りしましょうか?」
パト「そうだね、メルリアは疲れてないの?・・・その・・・」
メルリア「私は///」モジモジ
メルリアは恥ずかしがっているが、パトから見るとまったく疲れていないように見えた、メルリアはメリアと同じメルトリア一族、そこはやはりハイスペックであり、凄まじい体力を持っていたらしい。
エイリ「朝食をお持ちしました、ごゆっくりどうぞ」
エイリはパトの前に美味しそうな食事を用意する。
パト「ありがとう、いつも美味しそうだ、頂きます」
パトは朝食を食べている間に、先ほどまで自室に居た、月花とソルテが出てきて机に座る
月花「いいわね、パトは朝食所か、こうやって女性に囲まれて、幸せ者ね~~」
ソルテ「そうですね、お隣には法国一の美女と呼ばれたメルリア様を独占して座らせる、贅沢の極みですね」ニコ
座って早々二人は何かと褒めて来た(月花の場合嫌味っぽかった気がしたが)
メルリア「そんな事ないですよ、美女だなんて、それに今はただ旦那様に仕える専属侍女、過去はどうあれ、今の私は自身の主に忠誠を誓うまでです」
メルリアはそう言うと、ぎゅっとパトの腕を掴み、パトに寄りかかる、その姿は侍女の態度ではなく、一人の女性として異性に向ける甘えの態度だった。
パト(食べずらい・・・)
エイリ「私も主様に一生を捧げております!主様!私もどうか何なりとお申し付けください!」
エイリはパトの食事を置いて、すぐに椅子に座って話を聞いていたが、忠誠を誓うという分野では負けたくなかったらしい。
ソルテ「凄く良い覚悟ね、エイリはラル様の部隊に居た頃より、本当こっちの部隊に来てからの方が良い成績を出してるわね、凄く感心だわ」
エイリ「ええ、あの、それは・・・」
月花「怒らないから話してみなよ、どんな感じだったの?」
月花はエイリに優しく声を掛ける、立場で言えばエイリが一番立場が弱く、本来立場が上のメンバーが居る場で自分の事を話す、ましてや自分が中心で話を進めるなど恐れ多い事なのだ。
エイリ「えっと、そうですね、ラル様の部隊は・・・正直厳しすぎて私には合いませんでした、私は今は雪花様の直属部隊【原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)】に所属するルーリエ様の部隊の隊員でした、私みたいなただの隊員はそこまでだったのですが、ルーリエ様は毎日凄く怒られて、その度に泣いてて、それで余計に仕事なんて状態じゃなくて、でも仕事が出来てないからラル様から凄く怒られて・・・って流れがずっと出来てたから凄く部隊の中でも気まずくて、私達隊員がルーリエ様のアシストが出来るようにって頑張ってたりしてたのですけど・・・」
月花「うわぁ、それは私でも辛いわ、ルーリエちゃんも今はずっと笑顔だけど、護衛部隊時代ってそんな感じだったのね、今は護衛部隊ってどうなってるの?パト?」
パト「人を増やしてからラルが直接教育、指導する形を辞めて、ラルが指示をして、後はその部下たちがそれを組織全体に指示、指導をする形になってる、ラルもその方が良いって言ってたし、今の体制になってから護衛部隊の隊員達ものびのび出来てるんじゃないかな」
ソルテ「そうね、ラル様は今の体制になってから虚勢を張る場面が少なくなってきたから助かってるって言ってたわ」
エイリ「ラル様って普段はどのように過ごされているのですか?」
ソルテ「私と一緒ね、部屋でダラダラしながら映画を見てる」
月花「私達も今はこうやってしっかりしてるけど、自室で一人になると本当だらしないわよ、私なんてベットに大の字になって寝るし、寝ながらお菓子だって食べるし」
エイリ「え?!イメージ出来ないですね?!」
パト「皆そんな感じだよ、仕事だからって気を張っていた、ラルなんて特にそうだ、あいつは自分が模範であろうと厳しく居続けた、だからその分、模範で居る必要が無い時はずっとほんわかとしてるんだ、ああいうタイプは気苦労が溜まって誰よりも自分に厳しいんだ、隊員を苦しめたのはダメだけど、それをもっと改善できるようにするのは俺の役目であり、責任だからな、ラルは悪くないと言ったら違うけど、その原因を作っていた俺も悪い」
月花「本当成長したわね、でも全部自分の責任だって押し込んでたら疲れるわよ、パトだって精神が強いわけじゃないんだから」
パト「安心しろ、今ここで言ってるのは綺麗事だ!月花が悪さしたらしっかり月花が悪いと内心では思ってるからな!!」
月花「はいーー?!知ってたけど!脳内で『いや、俺悪くないよな、こいつが100%悪いよな?』って考えてるのは知ってるけど~~!それ言っちゃう~~」
全員は笑いながら話す、そしてパトも朝食を終え、月花とソルテもある程度お膳立てしてから二人共自室に戻った、そしてエイリは朝食の片付けをして、パトはソファーに座って先ほど月花とソルテと話した【告白作戦】の実行場所を探していた。
その時パトの隣でメルリアはただくっついて、手元でオーラを使って何かを作っていた。
パト(さて、何処にするか、変な噂が流れないように帝国外が良いんだけどな、と言っても何処ならいいのか・・・)
パトはメルリアに話しかける、
パト「メルリアって何処か行きたいところない?」
メルリア「そうですね、私はアナタの傍で良いならどこでもいいですよ」ニコ
パト(本当、変ったよな、最初来た時は凄く緊張してたのに、でもそうだな、ならメルリアの国に行ってみるのはいいかもな~)
パト「ならさ、メルリアの国を紹介してよ、メルリアが作って来た国がどんな国か見てみたいんだ」
メルリア「いいですよ!では行きましょう!私が全部案内致します!」
パト「よし決まり!、なら準備しようか、エイリ、メルリア法国行きの宇宙船を用意しておいてくれる?エイリは宇宙船待機をお願いしたいんだけど」
エイリ「畏まりました、ではすぐに準備させて頂きますね」
パト「そういえばメルリア法国の通貨ってそのまんまだったよね、お金変えてこないと」
メルリア「ではそれは私がやりましょう、フルール、私と旦那様の遠出の準備をお願いできますか?」
フルール「はい!メルリア様、何泊のご予定ですか?」
パト「日帰りだから大した準備は要らないよ、小物を入れられる鞄と身元を隠せる程度の服装でいいかな」
フルール「ええっと~~、はい」不安
パト「一緒に選ぼうか、フルール」
フルール「はい~~」安堵
・・・・・・
パト「もう帝国には慣れた?フルール?」
フルール「いえ、私は皆さんと違いますので、下級神でありながらこのような待遇、恐れ多くて、ちょっと部屋から出るのが怖いです」恐縮
パト「気にする必要ないよ、侍女部隊の子達はそんな事で根に持つような子は居ないよ、むしろ凄く面倒見てくれるような子しか俺達が選んでないんだ、闘争心や向上心を持つ子より、平和第一!母性の塊!みたいなね、だから気にする必要ないよ」
パトも実際の所そこまで強くないので、フルールの罪悪感は強く理解していた。
フルール「そうですね、でもどちらにせよ、今の私では部屋の中くらいしか仕事が出来そうにありませんし、今は自分が出来る事を精一杯頑張ってみます!」
パト「うん、辛い事があったらいつでも言って、フルールは俺のなんだからな」
フルール「・・・はい///」
フルールは顔を赤らめながらパトと一緒に準備をする。
フルールにとって帝国やパトは夢のような生活だった、亡くなった母や、自国の民の事も気にしているが、自身の力不足で守れない所か、殺されそうな所まで行って、パトに救われた以上、フルールにとって、パトに頼りにされるのが自分にとって全てなのである。
・・・・・・
パトは準備を終え、フルールはパトの部屋の掃除に戻って行った、パトは止めたのだが、フルールが「いち早く仕事を覚えたいので!」っと聞いてくれなかった。
パト(あれだけやる気を出されたら俺も強要は出来ないよな)
エイリ「ただいま戻りました、宇宙船の準備は完了しておりますので、いつでもご支度が出来ましたら、私に御声掛けてください」
パト「ありがとうエイリ、どう、この部屋での生活は慣れた?」
エイリ「はい!まるで家族のようでメルリア様はお姉様って感じですし、フルールは可愛らしい妹って感じで、凄く居心地がいいです♪」
パト「それは良かったよ、これからも仕事の事だけじゃなくて3人で楽しい所に行って遊ぶとか考えたらいいよ、そうすれば俺も全然大丈夫だから、侍女は沢山居るからね、3人にだけ負担を掛けさせるつもりはないしね」
エイリ「お心遣い感謝致します、ですが、私なんかが主様に選ばれてこうやってお傍に置いてくださるだけで夢のようなのです、だから今はこの時間をもっと堪能させてください♪」
パト「ああ、その、エイリもフルールも・・・いつでも来ていいからな、メルリアの事は知ってるだろ?」
エイリ「はい///、毎日お盛んですね、こちらまでお声が聞こえますので///」
パト「うう、それはそのだな・・・」
エイリ「いえ!ですが私も以前の夜のように可愛がって頂けたら・・・///」
パト「ああ、そうだね!///ごめん!こんな時間にこんな話なんかして!?」
エイリ「いえ!主様がお求めになるのであればそれに全てお応えするのが私達の役目なので!」
パトはエイリに謝罪をして普通の世間話に戻った。すると少ししてからメルリアが戻って来た。
メルリア「準備出来ました!そうですね、帝国金額にして1000万円ほど換金してきました!では行きましょう!」
メルリアは凄く上機嫌にパトの所に歩み寄る
パト「その前に着替えてきなさい!しっかりと可愛らしい服を用意してるからな、しっかり俺にエスコートさせろよ」
パトはメルリアにそう言うと、メルリアは顔を真っ赤にして完全に照れてしまった。
メルリア「準備します・・・」ぷしゅ~~
パト(はぁ、俺がとうとうこんな軽い男みたいな言葉を・・・しかも俺、これだけ3人と距離が近かったのに全然反応してないじゃん、やっぱり駄目か・・・)はぁ~~~
パトは自分に対して大きなため息を出してしまった。
そしてメルリアが準備をしてパトと二人でメルリア法国に向かった
・・・・・・
【メルリア法国】
パト「へえ、綺麗な国だ、治安も良いし、流石だなメルリア」
メルリア「今この現状を維持出来ているのは帝国のアリシアのおかげなんですよ、今まではこの環境を維持するのに相当な資金を必要としていたのですが、今は帝国から資金が使われていますから、維持するのが以前より用意になって、恐らくですがそのおかげで税率も下がっていると思います、見てください、国民一人一人の活気を、私の時よりも明るく見えます!」
メルリアはそう言いながらパトの腕をグイっと掴み、説明する。
その姿は本当に嬉しそうで、それほどメルリアは国民の事を大事にしていた証拠だった。
だけどその笑顔の間にたまに見る寂しそうな表情は恐らく「自分の力でこの笑顔を作りたかった」という未練なんだとパトは思った。
パト「ほら、せっかくだし色んなお店とか見に行こうよ!」
メルリア「はい!行きましょう!アナタ♪」
メルリアは凄くはしゃいでいた、帝国では落ち着きを常に見せていたメルリアだが、自国の事になると凄く笑顔で無垢な子なんだと実感した。
そして数時間が経ち、お城の前にある噴水のある大広場で休憩していた。
・・・・・・
パト「せっかくだしお城に入る?」
メルリア「いえ、もう私の城ではないので、プライベートで入るのは少し気を使いますね」
パト「そうか、でも楽しんでくれたようで良かった」
メルリア「はい、民の幸せそうな顔を沢山見られただけで私は安心です」
パト「メルリアってやっぱり女王様なんだな」
メルリア「いえいえ、それはもう~」
パト「もし女王に戻るって言ったらどっちを取る?」
パトはメルリアに問いかける、その問いは少し意味合いが違うという事はメルリアもすぐに分かった
だが、メルリアは即答で応える。
メルリア「アナタですね、理由は色々ありますが、私が専属侍女になると決まった時にもうこの国の女王としての責務は終わったんだと考えて居ました、終わった以上次はありません、何故なら終わった以上、それ以上の政策は私には出来なかったからです、証拠に帝国、メリアに任せたら私が苦労していた政策をたった数か月で意図も容易くこなしてしまった、今日、その状況を目の当たりにして確信しましたね、私の女王としての責務は終わったんだと・・・」
メルリアは語る、だがやはりその語る表情は寂しそうだった。
メルリア「そして今の私は専属侍女、アナタの侍女として、そして一人の女性として仕えています。もう国の事を考える、国民のメルリアである必要がないのであれば、私は私の幸せを求めてもいいのかなと考えて居ます、そして私は心に決めた殿方が出来た、身体も交えた、もうこの身体はアナタの物になった、独占されました、でもそれが私が求めた世界で、今私が一番欲しい物なんです、だから私はアナタを選びます、迷いなく、どんな選択肢を出されてもすぐにアナタの傍に帰ります、私の居場所はもうここしかありませんから」
メルリアは笑顔で話す、そのように考えてくれていた事にパトは凄く愛おしく感じ、パトも気持ちを伝える
パト「俺もメルリアの事が好きだ、最初こそはただ優しくしてくれる人が欲しいって程度だったけど、傍に居てわかったんだ、仕事で優しくされているんじゃなくて、本心でここまで優しくしてくれるんだなって、それでずっと気にかけてくれて、俺に尽くしてくれて、今こうやって愛情を伝えて貰った、それで俺がメルリアを好きで居られないなんて無理だ、愛してる」
メルリア「アナタ・・・///」
パト(専属神達が一番とか、そういうのは話さなくていい、今はそれは必要ない、今はただ、メルリアにとって最高の時間であってほしい)
パトはそう考えながら立ち上がり、メルリアに手を伸ばす。
パト「ほら戻ろう、俺達の場所に、エイリやフルールが待ってる」
メルリア「はい!!///」
メルリアはパトに抱き着いた、それは凄く嬉しいという感情のこもった愛情表現だった。
メルリアにとって一番欲しかった言葉を貰えた、それだけが今日一番の収穫だったからだ。
・・・・・・
そして月花の作戦通り、メルリアに告白をして、これでメルリアの寂しいという気持ちが満たされ
毎日のように来ていた夜這いもなくなって・・・・・・・・
パト「んん??」
メルリア「あ、アナタ///今夜も私を沢山堪能して可愛がってください///」
メルリアはパトの上で裸で既に行為を始めていた・・・
パト(全然収まってないじゃん・・・というか前よりもブレーキ壊れてんじゃん!!!)
月花(う~ん、ダメだったわね、逆にまだ告白されていなかったのがブレーキになっていたのね、また明日別の作戦を考えないと)
パト(おい!月花!これはどうしたら?!)
月花(あ、そろそろリンク切るわね!性行為が本格的に始まったら私も凄くムラムラしちゃうから!私は健全にねま~す)プツン
パト(月花~~~!!?)
そして数時間だった性行為が今日は朝まで続いた・・・
まだ問題は終わっていない・・・
No.92 悪夢の効果(R18)
パトは夢を見ていた、それはパトにとって最悪の悪夢だった。
・・・・・・
パト「やめろ・・・やめてくれ・・・」
謎の男A「この上物の女の身体を楽しませてもらうぜ~~」
琴歌「いやぁああああああ!パト君!!」
パトの目の前には琴歌と琴歌に覆いかぶさる謎の男が布で身体の胴体部分を隠し、パトは身動きが取れないまま、琴歌が目の前で犯される姿をただ泣きながら見続けた、
謎の男「うう!」
謎の男が一気に溜まりに溜まったものを琴歌の体内に放ち、そのまま琴歌の上にのしかかるように覆いかぶさる、そして琴歌もそのまま荒い息のまま汗を流しながら覆いかぶされたまま身動きを取らない。
布からはみ出る琴歌の顔から胸元までの艶めかしい汗がパトの感情を狂わせる。
パト「うがあああああああああああああああああ!!!!?!?!?!?!?!??!」
・・・・・・
パト「は!!?」ガバ!!
パトは勢いよく布団から起き上がる、体中から嫌な汗が出ており、そして部屋は暗く、横には琴歌が裸で眠っていた。
パト(夢か・・・ここ最近頻繁に見るな・・・なんだろう・・・何かの暗示なのかな・・・)
パトは自分が起き上がった事で布団がめくれ、少し寒そうにしている琴歌に再度布団をかけ直し、頭をゆっくりと撫で、琴歌の安らかな顔を見届ける。
パト(いけない、ちょっと水を飲みに行こう、もう夜も遅いし、それくらいは自分でしないとな)
パトはそう思い、身体に軽い服を纏い、冷蔵庫のあるリビングまで歩いて移動する。
・・・・・・
フルール「どうされました?主様?」
リビングにはフルールが待機していた。
パト「フルール、起きてたのか?」
フルール「はい、私はまだ主様のお力になれないので、夜の警護をお願いしてやっています、朝から夕方は本当に私のやる事がないので、どうしても申し訳なくて・・・」
パト「そうか、フルールがそれで気が済むなら俺は何も言わないよ、そうだ、水を用意してくれる?出来れば冷えてる方がいいんだけど」
フルール「畏まりました!すぐに準備しますね!」
フルールが深夜の暇時間に役目が出来た事で笑顔になり、軽い足取りで水を取りに行った、そしてパトはリビングの椅子に座り、一息つく。
パト(でももし、専属神に危険な事をさせたらあるかもしれない現実なんだ、それなら俺がもっと過保護になるべきなのかな・・・)
パトはそんな事を考えているとふと夢の内容を思い出し、他人に犯された艶めかしい琴歌を思い出した事で再度琴歌を求めたくなったパトはフルールを待たずにそのまま自室に戻ってしまう。
フルール「お水をお持ちしました・・・あれ?主様?」
フルールは先ほどまで居たパトの姿が無い事に不思議に思ったが、パトの自室の扉が開いていた事から部屋に戻ったのだと考え、パトの自室に水を届けに行った。
だがフルールが見た物は行為を始めているパトと琴歌の姿だった。
琴歌はまだ寝起きで頭がよく働ないていない状態、パトはそんな琴歌に対して先ほどの行為よりも強く琴歌を求めていた。
そしてそれを見たフルールは慌ててその場を後にした。
・・・・・・
朝・・・
琴歌「おはようございます、パト君」
琴歌は裸のままパトに朝の挨拶をする、あの後パトと琴歌は何度も身体を重ね、愛し合った。
なのでお互い寝不足状態だった。
パト「おはよう、琴歌・・・昨夜はごめん、何度も何度も・・・疲れてるなら今日も休んでいていいから」
琴歌「大丈夫ですよ・・・今日はちょっとメリアさんに直接お話したい事がありますから、それが終わったらここで休ませて貰いますね」
琴歌はそう言うとパトにキスをして、服を着て、身だしなみを整えだした。
パトは夢の出来事くらいで琴歌を疲れさせるほど求めてしまった事に罪悪感を感じていた。
琴歌「それにしても最近、私の事を沢山求めてくれますね、私は凄く嬉しいんですけど、何かあったのですか?」
パト「いや、琴歌が知らない男に俺の目の前で犯される夢を最近何度も見てね・・・それで不安になってさ・・・馬鹿みたいだろ・・・」
琴歌「そうですね、私はパトさんから離れませんし、役割的に帝国からも余程の事がない限り国外に出ませんね、安心してください」
琴歌は自分の長い髪をくしで解きながら笑顔で話す、そして準備が整うと、そのままパトの部屋を後にし、メリアの部屋まで向かっていった。
メルリア「アナタ、どうしたのですか・・・その裸で・・・///」
パト「ごめんメルリア、今日も休みで、なんか仕事をしたい気分じゃないんだ・・・」
・・・・・・
コンコン
メリア「いいですよ、入ってください」
部屋の奥でメリアの声が聞こえ、それを合図に琴歌がメリアの部屋に入った。
メリア「数日ぶりですね、琴歌ちゃん、どうですか?最近?」
琴歌「開始してからほぼ毎日、朝まで求めてくれます、凄く激しいです///」
琴歌が顔を赤らめながら声が小さくなりながらも話す。
だがメリアは琴歌の報告を聞いて満足そうに頷いた。
メリア「悪夢作戦は成功ですね!以前ご主人が私が他の男の所に行く夢を見てそれから私に付きっきりになった事があったので、もしかするととは思ったのですが、まさかここまで影響があるとは思いませんでしたよ」
メリアは満足そうに結果を聞いて喜んでいた。
琴歌「でも流石にパトさんが可哀そうですよ、目の前で自分の愛しき人が知らない男性に激しく犯される姿を夢だとしても何度も見させられるなんて・・・」
メリア「ですが、夢だけでそれだけ求めるってことはそれだけそういう状況になる事を恐れている証拠です!つまりそれだけ今の私達は離れて欲しくない!愛情がある証拠なのです!そしてその愛情をもっとご主人自身自覚してもらう必要があるのですよ」
メリアは自分の机に座り、話を続ける。
メリア「私達は専属神として契約している、だからご主人としても心の底から安心しているのです、従属はともかく私達専属神は裏切らない、自分から離れて行かないと、だけどそのちょっとした恐怖心、専属神が他の男になびいてしまうかもしれない、そんな些細な可能性を夢だけでも見せて感じさせることで、強い支配欲を呼び覚まさせるのですよ、ご主人は独占欲強いですからね」
メリアは腕を組み、琴歌に話す。
琴歌「とりあえず現状が続くなら私も流石に仕事は出来ないのでまだ一週間は休暇を頂きますね」
メリア「いいですよ、折角ですし妻らしい事をしてはどうですか?以前雪花ちゃんとご主人が借りたアパートもアリシアコーポレーションが管理してますし、そのまま地球で住んでもいいですよ」
琴歌「メリアさんにしては優しすぎますね、何か裏がありますか?」
メリア「もちろん、ですがそれはお互いの利益を考えれば当然でしょう、私がそれを許可するのは琴歌ちゃんがそれをすることで得られる利益の方が多いからです」
琴歌「なら一週間と言わずにこのまま独占してもいいですか?」
メリア「結果的にご主人がそれを望むのならいいですよ、それが答えですから」
琴歌「パトさんを使って実験するなんて・・・」
メリア「ご主人のためです、それでは私も研究がありますので」
メリアがそう言うと自分の部屋を後にしようとする、が琴歌はメリアの前に立ち、睨みつけるように話す。
琴歌「まだあの実験をやっているのですか?辞めてくださいと何度も!!」
メリア「最終段階です、これでわかりますよ、そしてご主人の不安を完全に取り除く事が出来ます」
琴歌はメリアの実験の内容を知っていた。
【穢れの法則の明確化実験】
内容は生まれたばかりの下級神の女神を使った実験だった。
まず被験体の女神に男性の神Aと交配させる。
そしてその後、男性神Aの女神となった個体が別の男性神Bにどこまでされる事でどのような反応が出て、穢れが発症し消滅するか、そしてそれを阻止する現象とそれを技術的に解明して強力な物に出来ないかの実験だった。そうすれば帝国の専属神、従属神全員に貞操帯をつけるのと同じ効果を得られる事になり、パトの不安を完全に取り除く事が出来るのだ。
だが内容を見る限り、非人道的行為なのは明白であり、実験終了後には結果を隠ぺいするため、実験体は全て始末してしまうのだ。
つまりメリアのエゴのために知らない男と身体を重ね、何もしていないのに殺される、それに琴歌は強く非難と反対をメリアに訴えていたが、メリアは必要な事だと言い、琴歌の言葉に耳を貸さなかった。
メリア「おかげでそれなりの結果が出来ましたよ、性行為もどこまでなら強い穢れに蝕ばまなれないのか?キスは?体液は?そんな謎が解決していって楽しいですよ、それに拒絶反応を目の前で見れた事は大きいです」
琴歌「まさか自身の目の前で交配させたのですか?!」
メリア「いえ、流石に映像です、嗚咽が走りましたけど、こればかりは私の眼で見ておかないと結果方向だけでは信憑性が得られませんでしたから、なにせ、最初の異性と違う異性と交配したら穢れて消滅するのは知っていましたしね」
琴歌はめいいっぱいメリアを睨みつける、そしてメリアは話す。
メリア「結果だけ言えば、股間に相当分厚い処女膜みたいなのが出現します、それは本来の異性ならすんなり抵抗なしに入るのですが、別の異性が女性の中に入れようとするとその膜が強く拒みます、ですが絶対ではなく相当強い力で押せば普通に入れられます、そして入れられただけでは案外穢れは生まれませんでした、ですが中に少量の液が垂れていくたびに大幅に穢れ数値が上がります、そして中に出された時、その穢れの数値はピークを迎えました、そして、数日の時間を得て、弱り、死んでしまいました、私もここまでの事は知りませんでした、いい結果です」
琴歌が見るメリアへの眼は強い軽蔑の眼差しだった。
琴歌「恐らく私はメリアさんが一番嫌いです、ここまで非人道的行為をしてパトさんの隣に立ってほしくないです」
メリア「でもそれは誰かがしないといけないって理解してるでしょ?なに甘い事言ってるの?琴歌ちゃん?」
メリアはあくまで笑顔で琴歌を見る。
メリア「私はご主人から汚れ役をやってることは知られていますし、ご主人も必要悪は理解しています。綺麗事ばかりでは世界は成り立たない、誰かの不幸、犠牲があって、便利な日常や常識が生まれます、学問でもそうです、歴史は誰かの失敗や功績を教える、だから現代を生きる子孫達は先人達の過ちを繰り返さないように学び、成長するんです。琴歌ちゃんも今があるのがそれだけの非人道的行為の積み重ねで得られた事ですよ、いい加減その甘い考えを捨てたらどう?私が貴女を総理大臣に、アリシアよりも上の立場にさせたのは、それがアリシアよりも出来ると信じて居るからですよ、それが出来ないなら精々ご主人のために性奴隷にでもなって、愛玩具として可愛がられればいい、ですが、そんな事が出来る女神は腐る程います、そうなれば貴女の価値は専属神内でも一気に下がりますよ?」
メリアは笑顔だが、今までにない程の強い圧を言葉に込めて琴歌に言い放つ。
琴歌「・・・いいんですか?私も正妻としての地位、取りますよ、価値が下がる?下がるわけないじゃないですか、旦那を支える妻の価値が下がると思います?違いますね、むしろ今居る私以外の女性全員が敗北を意味します、メリアさんの努力、愛されているという自身、それら全てが私の次、二番煎じの物と化すでしょうね、そのチャンスをメリアさんから直々にくれるなら私は喜んでパトさんの妻としての役割を全うしますし、誰よりも早く子を産み、第一子として誰よりも特別な経験を私とパトさんで体験していきますね」ニコ
琴歌はメリアの圧に怖気つく事無く、メリアの首元に鋭利な言葉のナイフを突きつける。
メリアはその言葉から笑顔が失い、琴歌を睨みつける、そしてその状態が続き・・・
メリア「本当、専属神の中で貴女が一番魅力的であり、一番憎いですよ、貴女がそう思うならそうしたらどうですか?ご主人の感性的にも一人の女性に絞れた方が気が休まるでしょうしね」
琴歌「さっきのは冗談です、ですが、あまり私を軽く見てるといつでも既成事実は作れますし、パトさんからメリアさんに命令させ、専属神内の権力ではなく、女としての地位と権力を得て、唯一無二の地位を取りに行きますよ、自分とパトさん、そして将来生まれて来るであろう子のためなら全員蹴落とす覚悟がある事を忘れないでください」
メリア「私に脅しですか、参りましたね、ですがその覚悟と信念の強さに免じて今回も私の敗北と認めます、申し訳ありません、では用事があるので失礼しますね」
メリアは深く頭を下げ、部屋を後にする。
・・・・・・
パトが悪夢を見たのは、夢支配を持つ従属神を使ったためである、そして今回の実験を企てたメリアの協力者が琴歌だった。
琴歌はパトの傍に居て、パトが琴歌にどうアクションを起こすか、それを琴歌自身が体感してほしい、ということだった。
琴歌(私も同犯ですけどね・・・でも私は私欲が強かった、実験とは言え、長い時間パトさんと二人の時間が生まれるのなら、それに参加してもいいかなって、パトさんには悪い事をしてますよね・・・)
パト「どうしたんだ?琴歌?暗い顔をして」
琴歌「いえ!なんでもありません!パトさん、今日もゆっくり過ごしましょうね」
そして今夜もパトは愛しの琴歌が他人に犯される夢を見て、苦しみ、
そして琴歌を激しく求め、メリアの思うつぼになっていた・・・。
・・・・・・
パト「やめろ・・・やめてくれ・・・」
謎の男A「この上物の女の身体を楽しませてもらうぜ~~」
琴歌「いやぁああああああ!パト君!!」
パトの目の前には琴歌と琴歌に覆いかぶさる謎の男が布で身体の胴体部分を隠し、パトは身動きが取れないまま、琴歌が目の前で犯される姿をただ泣きながら見続けた、
謎の男「うう!」
謎の男が一気に溜まりに溜まったものを琴歌の体内に放ち、そのまま琴歌の上にのしかかるように覆いかぶさる、そして琴歌もそのまま荒い息のまま汗を流しながら覆いかぶされたまま身動きを取らない。
布からはみ出る琴歌の顔から胸元までの艶めかしい汗がパトの感情を狂わせる。
パト「うがあああああああああああああああああ!!!!?!?!?!?!?!??!」
・・・・・・
パト「は!!?」ガバ!!
パトは勢いよく布団から起き上がる、体中から嫌な汗が出ており、そして部屋は暗く、横には琴歌が裸で眠っていた。
パト(夢か・・・ここ最近頻繁に見るな・・・なんだろう・・・何かの暗示なのかな・・・)
パトは自分が起き上がった事で布団がめくれ、少し寒そうにしている琴歌に再度布団をかけ直し、頭をゆっくりと撫で、琴歌の安らかな顔を見届ける。
パト(いけない、ちょっと水を飲みに行こう、もう夜も遅いし、それくらいは自分でしないとな)
パトはそう思い、身体に軽い服を纏い、冷蔵庫のあるリビングまで歩いて移動する。
・・・・・・
フルール「どうされました?主様?」
リビングにはフルールが待機していた。
パト「フルール、起きてたのか?」
フルール「はい、私はまだ主様のお力になれないので、夜の警護をお願いしてやっています、朝から夕方は本当に私のやる事がないので、どうしても申し訳なくて・・・」
パト「そうか、フルールがそれで気が済むなら俺は何も言わないよ、そうだ、水を用意してくれる?出来れば冷えてる方がいいんだけど」
フルール「畏まりました!すぐに準備しますね!」
フルールが深夜の暇時間に役目が出来た事で笑顔になり、軽い足取りで水を取りに行った、そしてパトはリビングの椅子に座り、一息つく。
パト(でももし、専属神に危険な事をさせたらあるかもしれない現実なんだ、それなら俺がもっと過保護になるべきなのかな・・・)
パトはそんな事を考えているとふと夢の内容を思い出し、他人に犯された艶めかしい琴歌を思い出した事で再度琴歌を求めたくなったパトはフルールを待たずにそのまま自室に戻ってしまう。
フルール「お水をお持ちしました・・・あれ?主様?」
フルールは先ほどまで居たパトの姿が無い事に不思議に思ったが、パトの自室の扉が開いていた事から部屋に戻ったのだと考え、パトの自室に水を届けに行った。
だがフルールが見た物は行為を始めているパトと琴歌の姿だった。
琴歌はまだ寝起きで頭がよく働ないていない状態、パトはそんな琴歌に対して先ほどの行為よりも強く琴歌を求めていた。
そしてそれを見たフルールは慌ててその場を後にした。
・・・・・・
朝・・・
琴歌「おはようございます、パト君」
琴歌は裸のままパトに朝の挨拶をする、あの後パトと琴歌は何度も身体を重ね、愛し合った。
なのでお互い寝不足状態だった。
パト「おはよう、琴歌・・・昨夜はごめん、何度も何度も・・・疲れてるなら今日も休んでいていいから」
琴歌「大丈夫ですよ・・・今日はちょっとメリアさんに直接お話したい事がありますから、それが終わったらここで休ませて貰いますね」
琴歌はそう言うとパトにキスをして、服を着て、身だしなみを整えだした。
パトは夢の出来事くらいで琴歌を疲れさせるほど求めてしまった事に罪悪感を感じていた。
琴歌「それにしても最近、私の事を沢山求めてくれますね、私は凄く嬉しいんですけど、何かあったのですか?」
パト「いや、琴歌が知らない男に俺の目の前で犯される夢を最近何度も見てね・・・それで不安になってさ・・・馬鹿みたいだろ・・・」
琴歌「そうですね、私はパトさんから離れませんし、役割的に帝国からも余程の事がない限り国外に出ませんね、安心してください」
琴歌は自分の長い髪をくしで解きながら笑顔で話す、そして準備が整うと、そのままパトの部屋を後にし、メリアの部屋まで向かっていった。
メルリア「アナタ、どうしたのですか・・・その裸で・・・///」
パト「ごめんメルリア、今日も休みで、なんか仕事をしたい気分じゃないんだ・・・」
・・・・・・
コンコン
メリア「いいですよ、入ってください」
部屋の奥でメリアの声が聞こえ、それを合図に琴歌がメリアの部屋に入った。
メリア「数日ぶりですね、琴歌ちゃん、どうですか?最近?」
琴歌「開始してからほぼ毎日、朝まで求めてくれます、凄く激しいです///」
琴歌が顔を赤らめながら声が小さくなりながらも話す。
だがメリアは琴歌の報告を聞いて満足そうに頷いた。
メリア「悪夢作戦は成功ですね!以前ご主人が私が他の男の所に行く夢を見てそれから私に付きっきりになった事があったので、もしかするととは思ったのですが、まさかここまで影響があるとは思いませんでしたよ」
メリアは満足そうに結果を聞いて喜んでいた。
琴歌「でも流石にパトさんが可哀そうですよ、目の前で自分の愛しき人が知らない男性に激しく犯される姿を夢だとしても何度も見させられるなんて・・・」
メリア「ですが、夢だけでそれだけ求めるってことはそれだけそういう状況になる事を恐れている証拠です!つまりそれだけ今の私達は離れて欲しくない!愛情がある証拠なのです!そしてその愛情をもっとご主人自身自覚してもらう必要があるのですよ」
メリアは自分の机に座り、話を続ける。
メリア「私達は専属神として契約している、だからご主人としても心の底から安心しているのです、従属はともかく私達専属神は裏切らない、自分から離れて行かないと、だけどそのちょっとした恐怖心、専属神が他の男になびいてしまうかもしれない、そんな些細な可能性を夢だけでも見せて感じさせることで、強い支配欲を呼び覚まさせるのですよ、ご主人は独占欲強いですからね」
メリアは腕を組み、琴歌に話す。
琴歌「とりあえず現状が続くなら私も流石に仕事は出来ないのでまだ一週間は休暇を頂きますね」
メリア「いいですよ、折角ですし妻らしい事をしてはどうですか?以前雪花ちゃんとご主人が借りたアパートもアリシアコーポレーションが管理してますし、そのまま地球で住んでもいいですよ」
琴歌「メリアさんにしては優しすぎますね、何か裏がありますか?」
メリア「もちろん、ですがそれはお互いの利益を考えれば当然でしょう、私がそれを許可するのは琴歌ちゃんがそれをすることで得られる利益の方が多いからです」
琴歌「なら一週間と言わずにこのまま独占してもいいですか?」
メリア「結果的にご主人がそれを望むのならいいですよ、それが答えですから」
琴歌「パトさんを使って実験するなんて・・・」
メリア「ご主人のためです、それでは私も研究がありますので」
メリアがそう言うと自分の部屋を後にしようとする、が琴歌はメリアの前に立ち、睨みつけるように話す。
琴歌「まだあの実験をやっているのですか?辞めてくださいと何度も!!」
メリア「最終段階です、これでわかりますよ、そしてご主人の不安を完全に取り除く事が出来ます」
琴歌はメリアの実験の内容を知っていた。
【穢れの法則の明確化実験】
内容は生まれたばかりの下級神の女神を使った実験だった。
まず被験体の女神に男性の神Aと交配させる。
そしてその後、男性神Aの女神となった個体が別の男性神Bにどこまでされる事でどのような反応が出て、穢れが発症し消滅するか、そしてそれを阻止する現象とそれを技術的に解明して強力な物に出来ないかの実験だった。そうすれば帝国の専属神、従属神全員に貞操帯をつけるのと同じ効果を得られる事になり、パトの不安を完全に取り除く事が出来るのだ。
だが内容を見る限り、非人道的行為なのは明白であり、実験終了後には結果を隠ぺいするため、実験体は全て始末してしまうのだ。
つまりメリアのエゴのために知らない男と身体を重ね、何もしていないのに殺される、それに琴歌は強く非難と反対をメリアに訴えていたが、メリアは必要な事だと言い、琴歌の言葉に耳を貸さなかった。
メリア「おかげでそれなりの結果が出来ましたよ、性行為もどこまでなら強い穢れに蝕ばまなれないのか?キスは?体液は?そんな謎が解決していって楽しいですよ、それに拒絶反応を目の前で見れた事は大きいです」
琴歌「まさか自身の目の前で交配させたのですか?!」
メリア「いえ、流石に映像です、嗚咽が走りましたけど、こればかりは私の眼で見ておかないと結果方向だけでは信憑性が得られませんでしたから、なにせ、最初の異性と違う異性と交配したら穢れて消滅するのは知っていましたしね」
琴歌はめいいっぱいメリアを睨みつける、そしてメリアは話す。
メリア「結果だけ言えば、股間に相当分厚い処女膜みたいなのが出現します、それは本来の異性ならすんなり抵抗なしに入るのですが、別の異性が女性の中に入れようとするとその膜が強く拒みます、ですが絶対ではなく相当強い力で押せば普通に入れられます、そして入れられただけでは案外穢れは生まれませんでした、ですが中に少量の液が垂れていくたびに大幅に穢れ数値が上がります、そして中に出された時、その穢れの数値はピークを迎えました、そして、数日の時間を得て、弱り、死んでしまいました、私もここまでの事は知りませんでした、いい結果です」
琴歌が見るメリアへの眼は強い軽蔑の眼差しだった。
琴歌「恐らく私はメリアさんが一番嫌いです、ここまで非人道的行為をしてパトさんの隣に立ってほしくないです」
メリア「でもそれは誰かがしないといけないって理解してるでしょ?なに甘い事言ってるの?琴歌ちゃん?」
メリアはあくまで笑顔で琴歌を見る。
メリア「私はご主人から汚れ役をやってることは知られていますし、ご主人も必要悪は理解しています。綺麗事ばかりでは世界は成り立たない、誰かの不幸、犠牲があって、便利な日常や常識が生まれます、学問でもそうです、歴史は誰かの失敗や功績を教える、だから現代を生きる子孫達は先人達の過ちを繰り返さないように学び、成長するんです。琴歌ちゃんも今があるのがそれだけの非人道的行為の積み重ねで得られた事ですよ、いい加減その甘い考えを捨てたらどう?私が貴女を総理大臣に、アリシアよりも上の立場にさせたのは、それがアリシアよりも出来ると信じて居るからですよ、それが出来ないなら精々ご主人のために性奴隷にでもなって、愛玩具として可愛がられればいい、ですが、そんな事が出来る女神は腐る程います、そうなれば貴女の価値は専属神内でも一気に下がりますよ?」
メリアは笑顔だが、今までにない程の強い圧を言葉に込めて琴歌に言い放つ。
琴歌「・・・いいんですか?私も正妻としての地位、取りますよ、価値が下がる?下がるわけないじゃないですか、旦那を支える妻の価値が下がると思います?違いますね、むしろ今居る私以外の女性全員が敗北を意味します、メリアさんの努力、愛されているという自身、それら全てが私の次、二番煎じの物と化すでしょうね、そのチャンスをメリアさんから直々にくれるなら私は喜んでパトさんの妻としての役割を全うしますし、誰よりも早く子を産み、第一子として誰よりも特別な経験を私とパトさんで体験していきますね」ニコ
琴歌はメリアの圧に怖気つく事無く、メリアの首元に鋭利な言葉のナイフを突きつける。
メリアはその言葉から笑顔が失い、琴歌を睨みつける、そしてその状態が続き・・・
メリア「本当、専属神の中で貴女が一番魅力的であり、一番憎いですよ、貴女がそう思うならそうしたらどうですか?ご主人の感性的にも一人の女性に絞れた方が気が休まるでしょうしね」
琴歌「さっきのは冗談です、ですが、あまり私を軽く見てるといつでも既成事実は作れますし、パトさんからメリアさんに命令させ、専属神内の権力ではなく、女としての地位と権力を得て、唯一無二の地位を取りに行きますよ、自分とパトさん、そして将来生まれて来るであろう子のためなら全員蹴落とす覚悟がある事を忘れないでください」
メリア「私に脅しですか、参りましたね、ですがその覚悟と信念の強さに免じて今回も私の敗北と認めます、申し訳ありません、では用事があるので失礼しますね」
メリアは深く頭を下げ、部屋を後にする。
・・・・・・
パトが悪夢を見たのは、夢支配を持つ従属神を使ったためである、そして今回の実験を企てたメリアの協力者が琴歌だった。
琴歌はパトの傍に居て、パトが琴歌にどうアクションを起こすか、それを琴歌自身が体感してほしい、ということだった。
琴歌(私も同犯ですけどね・・・でも私は私欲が強かった、実験とは言え、長い時間パトさんと二人の時間が生まれるのなら、それに参加してもいいかなって、パトさんには悪い事をしてますよね・・・)
パト「どうしたんだ?琴歌?暗い顔をして」
琴歌「いえ!なんでもありません!パトさん、今日もゆっくり過ごしましょうね」
そして今夜もパトは愛しの琴歌が他人に犯される夢を見て、苦しみ、
そして琴歌を激しく求め、メリアの思うつぼになっていた・・・。
2023年01月02日
No.91 メルリアの独占 episode1 (R18)
夜、パトの自室では男女が交わっていた。
そして数時間という長い時間を得て、その行為は終わり、女性は男性に声を掛ける
メルリア「お身体をお拭きしますね、アナタ」
パト「ああ、ありがとう、メルリア・・・」
メルリアは慣れた手付きで準備していたタオルでパトの汗を拭き、その後自分の身体を拭いていた、そしてその姿をただ無心で眺めるパト。
そしてメルリアは服を着て、深くお辞儀をした後、自分の寝室へと戻って行った。
・・・・・・
パト(今日で1週間・・・毎日だな・・・俺が寝ていると毎度違和感を感じて起きるんだ、するとメルリアが俺を夜這いしてて、後は流れるまま・・・そんな事が続いてる、おかげで性欲なんて微塵もない、全部吸い取られたような気分だ・・・)
パトはここ最近毎日メルリアと身体を重ねていた、メルリアは独占欲が強く、そして愛情も以前よりも深くなっている事に気付いていた。
パト(今好感度を見るアイテムを見たらメルリアの好感度はどうなっているんだろうな、俺の感覚だと多分メリアと匹敵するんじゃないか・・・メリアも相当だけどメルリアも負けてない、我一番と言わんばかりに求めてくる、俺が求めなくてもだ・・・メリアも地球に居た頃は夜這いが凄くて、それがきっかけで部屋を分けたけどこのままだとメルリアも同じ道を進むだろうな・・・)
だがパトはメルリアに自室を与える事が出来なかった。それは専属侍女の役割だった。
四六時中主の奉仕をしないといけない専属侍女は常に主から離れる事は許されない、今は3人居るがまだ体制が定まっていないためエイリとフルールは比較的自由にしている、だがメルリアは既に決まっているため役割を真っ当しなければならない、そうなればメルリアは他の部屋にすることで、メルリアは今以上に自由が無くなり、メルリアを追い込んでしまう可能性があるのだ。
パト(月花の件もあるし、これ以上誰かを追い込むような事はしたくない・・・)
パトは月花の件が強くトラウマとして残っており、誰も苦しませたくないと考え、メルリア達を苦しめないために現状を変えるわけには行かなかった。
パト(いや、単純に夜這いは辞めろって居ればいいだけじゃないか・・・)
だがパトは懸念していた、一度メリアに夜這いを辞めるように注意したら、夜襲わない代わりに以前より見境が無くなったことがあった、横に居るだけで常に求めて来たり、愛撫して来たり、くっつく頻度が高くなったりなど、夜這いを辞めさせた後が大変だった、その時は他の専属神も居たため、ある程度抑制出来たが、メルリアを止めることが出来るのは居ない
パト(メリアは肯定派だから相談しても、【受け入れろ】って言われるし、他の子に相談しても【特別扱いはダメだ】と言われる)
特別扱いは良くも悪くも別対応を強いるのは良くないって事である。
メルリアにも専属神同様愛情を育む権利はある、だが度が過ぎる程度で制限させるのは専属神達から反感を買うのだ、それは流石に可哀そうだと。
逆にメルリアを特別視して誰よりも愛するのも一部からは反感を買うのだ。特に雪花。
メリアは【ご主人が愛したいなら愛したらいい】という考えなので否定所か肯定してしまう、それだけメリアは自分に自信があるため、負ける気は毛頭ないらしい。
つまり、パトは現状をどうしようも出来ない毎日が続いていたのだ。
パト(メルリア、普段はしっかり侍女をしてくれてるから、そんな素振りは一切見せないけど、夜這いを無くしたら多分、そこから影響が出てくる、二人きりになった途端に求めてくるようになるかもしれない、俺もそういう時はあるけどそれが毎日になると話は別だ、本当に見境が無くなってしまう)
生憎エイリとフルールはそのような事がないため、毎晩4人で・・・というような事はないのが救いだが、どうにかしなければ専属神達との時間が無くなってしまう、それが一番の問題点としてパトの中で強い不安として残っていた。
パト(・・・待てよ、普段俺がメルリアを満足させてやれないから欲求不満になったメルリアが夜に暴走するのかもしれない、なら普段からしっかり愛情を向けて行けばメルリアも欲求が抑えられるのでは?)
パトは一つの仮定を出していた、メルリアがもし【普段から愛情が感じられず、不安に感じているから夜愛情を満たそうとしている】のなら普段から満足させてしまえばいい、そうパトは考えた。
そしてパトはその答えを出して、そのまま眠ってしまった。
・・・・・・
翌朝
ソルテ「パトさん、起きてください」
パト「ああ、ソルテ・・・」
今日は休日だった。ソルテもプライベートのラフな格好でパトの部屋でくつろいでいた
パト(ああ、休日は起こさないように言ってるから・・・)
パトはそう考えながら、ソルテの横に座り、ぼーっとしている頭のまま目線の先を眺めていた。
ソルテ「昨夜もお盛んでしたね、って言いたいけど、あの感覚的にまた夜這いされたのですね、大丈夫ですか?」
パト「ああ、うん、おかげさまで性欲はまったくないや」あはは・・・
ソルテはパトの言葉を確認するように、胸をぐっとパトに押し付ける。
パト「どうしたの?いきなり?」きょとん
ソルテ「本当ね、今私ノーブラで胸を押し付けたのに全然欲情しなかったわ」
パト「言ったろ、今は昨夜の疲れもあるし、何時間もやってたら朝は間違いなく無理だ」
ソルテ「心配ですね、いえ、別に私はそこまで性行為を必要としないので、いいのだけど、このままだとパトさん、不能になる可能性ありますよ?」
パト「え?!」
ソルテ「いえ、その性欲って大事なのですが、度が過ぎてしまうと男性器の機能が弱まってしまう可能性が高いんですよ、だって強い興奮に慣れすぎるとその分欲情の刺激に慣れてしまって、生半可な事では欲情しなくなったりとか・・・」
パトはソルテに言われて自分の股間を眺める・・・そしてソルテにお願いする。
パト「ソルテ、今頼める?」
ソルテ「いいけど・・・今は流石に辞めておいた方が・・・」
ソルテはそう言いながらもパトのズボンを降ろし、奉仕を始める、だが・・・
パト「ダメだ・・・全然興奮しない・・・」
ソルテ「こっちもまったく反応なしね、全然と言っていいレベルだったわ」
ソルテは奉仕に関しては専属神内でも一番とパトの中でも自負している程だったが、一切興奮しなかった。
パト「これ・・・相当マズいんじゃないか・・・?!」
パトが慌てだした。
ソルテ「多分夕方から夜頃には戻るとは思うけど・・・それでまたメルリア様がって考えると・・・」
まったく他の専属神達が立ち入る隙が無い。
性欲とは異性を求める欲、それがまったく無くなってしまっている状態が続くと結果的にパトからアプローチをしなくなる、つまり異性を求めなくなってしまうのだ、その上、回復したと思った途端にアリシアが数時間かけて性欲の底が尽きるまで愛情を独占してしまう。
昨夜パトは考えて居たが今の今まで気付いていなかった、勤務中、まったく性欲が無くなっている事を。つまり優しくは出来るが、このままではメルリアに愛情を与える事も専属神達に愛情を向ける事も難しくなってくる、出来る事と言えば熟年主婦のような関係、だが疲れが含まれると倦怠期に入ってしまう可能性が高い、つまり異性を蔑ろにしていまう、適当にあしらってしまう可能性が高くなる。
つまりこのままだと、最悪専属神や従属達との関係が悪化する可能性が非常に高いのだ。
パト「どうしよう・・・どうしよう・・・」
ソルテ「距離を置きます?一時的ですけど」
パト「ダメだ、根本的解決にならないし、恐らく溜め込ませたら悪化する可能性が高い、メリアがそうだったんだ、メルリアも可能性が充分高い。」
ソルテ「ですが現状のままだとパトさんが壊れますよ?ちょっと待っててくださいね」
ソルテはミーエルに連絡し、ミーエルがパトの部屋に入って来た(パトの自室にいつでも入れるようにミーエルの控室とワープゾーンのような物で繋がっていた。
・・・・・・
ミーエル「主様がED?盛んなのに?」
ソルテ「精神的というより体力的な所なの、これ、どうにかならない?」
ミーエル「体力的なら別に私が回復させることは可能だけど、多分聞いた話だと本能的な所だと思うけどね、言わば賢者タイム!!これは個体差はあるけど、私の見解だと世間で言う賢者タイムって波で言うと凄く落ち着いている状態で本当に波が無くなってる状態だと思うんだよね、でもそこから体力的な問題とか重なって、賢者タイムから通常の性欲の戻る時間が変わってくるんだけど」
ミーエルはパトを見る
ミーエル「多分これは数時間もの性行為による疲労、多分その数時間の間に何度も絶頂してるでしょ?あと多分だけどそこまで頻繁に出来るってことはメルリアは賢者タイム無視して強制的に股間を治療させて、立たせて続けてると思うの、だから終わったらとんでもない余韻のある賢者タイムが主様に今押し寄せてるんじゃないかなって思うんだよね」
ミーエルはそう判断する。
ソルテはミーエルの話を聞いて、あまりにもストイックな内容にドン引きしていたが、ミーエルの説明で納得した。
ソルテ「つまりパトさんの今の状態は凄く長い賢者タイムってことか・・・それは確かに反応しないわね、あれが長時間続くってことでしょ・・・」
パト「確かに凄く倦怠感凄いかも、あと凄く思考回路も鈍ってる気がする・・・」
ミーエル「とりあえず盛んなのはいいけど、頻度は考えるべきだね、数十人も異性が居たら休む暇なんてないと思うけど、それも主様の健康な身体があっての話なんだから、しっかりペースを考えるようにね、治療はどうする?しておく?」
パト「いや、いいや、今この状態で元に戻ったら疲れが凄そうだ・・・」
ミーエル「う~ん、とりあえずわかったよ、見張ってるから何かあったらすぐに向かうからね!」
ミーエルはそう言うとその場を去った。
・・・・・・
パト「そういえばメルリア達は?」
ソルテ「自室から出てくるまではリビングで待機してるらしいわ、プライベートを邪魔してはいけないからって言ってたわ」
パト「凄く出来た子で可愛いんだけどなぁ~」
ソルテ「まあまあ、でも雪花ちゃんや月花ちゃんも言ってたけど付き合いたては仕方ないって言ってたし、治まるまでの辛抱ですよ」
パト「いや、メリアから聞いたけど、あれが通常状態の可能性が高いらしい、今までメルリアから愛する事がなかったからわからなかったけど、中身はメリアと同じだから、一度愛したらとんでもないってメリアが言ってた」
ソルテ「自覚あったのね、メリア様・・・」
ソルテは苦笑いしながら、考える
ソルテ「ならメルリア様の性欲はあれが通常だとすれば・・・本当に何か対策しないとパトさんが干乾びてしまうわね」
メリアクラスがもう一人増えた、それだけでどれほど危機的なのかは恐らく専属神全員が把握していた。そしてそれらを聞いていた月花もパトの脳内で反応する。
月花(話は聞かせてもらったわ!確かにメリアちゃんクラスはヤバいわ!そしてこれは専属神全員の立場すらも危うくなる!最悪メルリア様の一人勝ちになる可能性もある!他人事じゃないわ!私も頑張るわ!)
パト「月花も協力してくれるらしい」
ソルテ「とりあえずメリア様は肯定派だから当てにならないわね、雪花ちゃんを呼んだら・・・また喧嘩になりそうね、カナとハクは・・・」
パト「ダメだ、まだあの二人は忙しい、特にハクは邪魔しちゃいけない、多分ハクはこの一年は帝国が定めた司法試験の勉強で仕事どころでもないと思う、遊びに誘うならまだしも面倒事には呼べないな」
パト「カナも今は建設に関する勉強だったり、土地の勉強、帝国の建設物保護法とか保全規定の作成とか、帝国が保持している機器や設備の仕組みを覚える仕事でカナも実質部隊休業中だし、あの二人は息抜き以外はダメだな」
パトは定期的に二人の所に行って話を聞いては一緒に息抜きをしていたため、メリアから二人の業務を休業させ、勉学に専念させるようにしていた、そのため二人は今各職場には出てはいるが仕事は一切していない、新たな組織を作った以上仕方のないことなのである。
パト「実際どうするんだ?メルリアの性欲と好意が底なしなら対策が」
月花(馬鹿ね、ならどうやってメリアちゃんを制御出来たの?あのメリアちゃんが制御出来たのならメルリア様も出来るわ、まずはそうね、普段なら怒るけどもっと特別だとアピールしなさい)
パト「特別アピール?アプローチするってことか?でもそれをしたら独占欲強いから余計に拍車がかかるんじゃ・・・」
ソルテ「そうね、それがメリア様との大きな違いね、メルリア様は独占欲が強い、最近だと私と話してるだけでも強い対抗心を見せてくる、あれをどうにかしないと・・・」
そう話していると月花がパトの部屋に勢いよく入って来た!
月花「馬鹿ね、だから特別アピールよ、なんでメルリア様が独占するかわかる?それは嫉妬もあるけどまだメルリア様からしたら告白をされたわけじゃない身体の関係、つまり不安から来るものだと仮定すればまずはメルリア様を安心させる必要がある、つまりパトがメルリア様に好きだとアプローチしてパトの愛情をしっかり伝えてしまえばダイレクトに愛情が伝わると思うわ」
月花の説明にパトとソルテは「おお~~」と拍手をした。
ソルテ「成程ね、確かに気持ちを伝えられてないのに愛情表現だけされていたらただの【思わせぶりな態度と言葉】止まり、つまり素直にその愛情を受け取っていいのかわからないからダイレクトにパトさんの愛情が伝わらないのね」
パト「だけど性行為なら身体でも求めてくれるから言葉じゃない分愛情が伝わってくる、だから不安から夜這いが生まれるってことなのか・・・信憑性が高いぞ!!」
月花「QED・・・ってね!それじゃあ今日は休日!早速メルリア様をデートに誘って一人の女性として接してさっさと告白してきなさい!!」
パト「待て待て!?月花は良いのか?!嫉妬しないのか?!」
月花「そんなことより、今後も夜の時間とパトの性欲を奪われる方が大問題よ!それがどうにかなるなら異性が一人増えてももはや誤差よ!何十人居ると思ってんのよ!」
パト「それは素直に申し訳ございません・・・」土下座
こうしてパトのメルリアの独占欲を抑える戦いが幕をあける!!
そして数時間という長い時間を得て、その行為は終わり、女性は男性に声を掛ける
メルリア「お身体をお拭きしますね、アナタ」
パト「ああ、ありがとう、メルリア・・・」
メルリアは慣れた手付きで準備していたタオルでパトの汗を拭き、その後自分の身体を拭いていた、そしてその姿をただ無心で眺めるパト。
そしてメルリアは服を着て、深くお辞儀をした後、自分の寝室へと戻って行った。
・・・・・・
パト(今日で1週間・・・毎日だな・・・俺が寝ていると毎度違和感を感じて起きるんだ、するとメルリアが俺を夜這いしてて、後は流れるまま・・・そんな事が続いてる、おかげで性欲なんて微塵もない、全部吸い取られたような気分だ・・・)
パトはここ最近毎日メルリアと身体を重ねていた、メルリアは独占欲が強く、そして愛情も以前よりも深くなっている事に気付いていた。
パト(今好感度を見るアイテムを見たらメルリアの好感度はどうなっているんだろうな、俺の感覚だと多分メリアと匹敵するんじゃないか・・・メリアも相当だけどメルリアも負けてない、我一番と言わんばかりに求めてくる、俺が求めなくてもだ・・・メリアも地球に居た頃は夜這いが凄くて、それがきっかけで部屋を分けたけどこのままだとメルリアも同じ道を進むだろうな・・・)
だがパトはメルリアに自室を与える事が出来なかった。それは専属侍女の役割だった。
四六時中主の奉仕をしないといけない専属侍女は常に主から離れる事は許されない、今は3人居るがまだ体制が定まっていないためエイリとフルールは比較的自由にしている、だがメルリアは既に決まっているため役割を真っ当しなければならない、そうなればメルリアは他の部屋にすることで、メルリアは今以上に自由が無くなり、メルリアを追い込んでしまう可能性があるのだ。
パト(月花の件もあるし、これ以上誰かを追い込むような事はしたくない・・・)
パトは月花の件が強くトラウマとして残っており、誰も苦しませたくないと考え、メルリア達を苦しめないために現状を変えるわけには行かなかった。
パト(いや、単純に夜這いは辞めろって居ればいいだけじゃないか・・・)
だがパトは懸念していた、一度メリアに夜這いを辞めるように注意したら、夜襲わない代わりに以前より見境が無くなったことがあった、横に居るだけで常に求めて来たり、愛撫して来たり、くっつく頻度が高くなったりなど、夜這いを辞めさせた後が大変だった、その時は他の専属神も居たため、ある程度抑制出来たが、メルリアを止めることが出来るのは居ない
パト(メリアは肯定派だから相談しても、【受け入れろ】って言われるし、他の子に相談しても【特別扱いはダメだ】と言われる)
特別扱いは良くも悪くも別対応を強いるのは良くないって事である。
メルリアにも専属神同様愛情を育む権利はある、だが度が過ぎる程度で制限させるのは専属神達から反感を買うのだ、それは流石に可哀そうだと。
逆にメルリアを特別視して誰よりも愛するのも一部からは反感を買うのだ。特に雪花。
メリアは【ご主人が愛したいなら愛したらいい】という考えなので否定所か肯定してしまう、それだけメリアは自分に自信があるため、負ける気は毛頭ないらしい。
つまり、パトは現状をどうしようも出来ない毎日が続いていたのだ。
パト(メルリア、普段はしっかり侍女をしてくれてるから、そんな素振りは一切見せないけど、夜這いを無くしたら多分、そこから影響が出てくる、二人きりになった途端に求めてくるようになるかもしれない、俺もそういう時はあるけどそれが毎日になると話は別だ、本当に見境が無くなってしまう)
生憎エイリとフルールはそのような事がないため、毎晩4人で・・・というような事はないのが救いだが、どうにかしなければ専属神達との時間が無くなってしまう、それが一番の問題点としてパトの中で強い不安として残っていた。
パト(・・・待てよ、普段俺がメルリアを満足させてやれないから欲求不満になったメルリアが夜に暴走するのかもしれない、なら普段からしっかり愛情を向けて行けばメルリアも欲求が抑えられるのでは?)
パトは一つの仮定を出していた、メルリアがもし【普段から愛情が感じられず、不安に感じているから夜愛情を満たそうとしている】のなら普段から満足させてしまえばいい、そうパトは考えた。
そしてパトはその答えを出して、そのまま眠ってしまった。
・・・・・・
翌朝
ソルテ「パトさん、起きてください」
パト「ああ、ソルテ・・・」
今日は休日だった。ソルテもプライベートのラフな格好でパトの部屋でくつろいでいた
パト(ああ、休日は起こさないように言ってるから・・・)
パトはそう考えながら、ソルテの横に座り、ぼーっとしている頭のまま目線の先を眺めていた。
ソルテ「昨夜もお盛んでしたね、って言いたいけど、あの感覚的にまた夜這いされたのですね、大丈夫ですか?」
パト「ああ、うん、おかげさまで性欲はまったくないや」あはは・・・
ソルテはパトの言葉を確認するように、胸をぐっとパトに押し付ける。
パト「どうしたの?いきなり?」きょとん
ソルテ「本当ね、今私ノーブラで胸を押し付けたのに全然欲情しなかったわ」
パト「言ったろ、今は昨夜の疲れもあるし、何時間もやってたら朝は間違いなく無理だ」
ソルテ「心配ですね、いえ、別に私はそこまで性行為を必要としないので、いいのだけど、このままだとパトさん、不能になる可能性ありますよ?」
パト「え?!」
ソルテ「いえ、その性欲って大事なのですが、度が過ぎてしまうと男性器の機能が弱まってしまう可能性が高いんですよ、だって強い興奮に慣れすぎるとその分欲情の刺激に慣れてしまって、生半可な事では欲情しなくなったりとか・・・」
パトはソルテに言われて自分の股間を眺める・・・そしてソルテにお願いする。
パト「ソルテ、今頼める?」
ソルテ「いいけど・・・今は流石に辞めておいた方が・・・」
ソルテはそう言いながらもパトのズボンを降ろし、奉仕を始める、だが・・・
パト「ダメだ・・・全然興奮しない・・・」
ソルテ「こっちもまったく反応なしね、全然と言っていいレベルだったわ」
ソルテは奉仕に関しては専属神内でも一番とパトの中でも自負している程だったが、一切興奮しなかった。
パト「これ・・・相当マズいんじゃないか・・・?!」
パトが慌てだした。
ソルテ「多分夕方から夜頃には戻るとは思うけど・・・それでまたメルリア様がって考えると・・・」
まったく他の専属神達が立ち入る隙が無い。
性欲とは異性を求める欲、それがまったく無くなってしまっている状態が続くと結果的にパトからアプローチをしなくなる、つまり異性を求めなくなってしまうのだ、その上、回復したと思った途端にアリシアが数時間かけて性欲の底が尽きるまで愛情を独占してしまう。
昨夜パトは考えて居たが今の今まで気付いていなかった、勤務中、まったく性欲が無くなっている事を。つまり優しくは出来るが、このままではメルリアに愛情を与える事も専属神達に愛情を向ける事も難しくなってくる、出来る事と言えば熟年主婦のような関係、だが疲れが含まれると倦怠期に入ってしまう可能性が高い、つまり異性を蔑ろにしていまう、適当にあしらってしまう可能性が高くなる。
つまりこのままだと、最悪専属神や従属達との関係が悪化する可能性が非常に高いのだ。
パト「どうしよう・・・どうしよう・・・」
ソルテ「距離を置きます?一時的ですけど」
パト「ダメだ、根本的解決にならないし、恐らく溜め込ませたら悪化する可能性が高い、メリアがそうだったんだ、メルリアも可能性が充分高い。」
ソルテ「ですが現状のままだとパトさんが壊れますよ?ちょっと待っててくださいね」
ソルテはミーエルに連絡し、ミーエルがパトの部屋に入って来た(パトの自室にいつでも入れるようにミーエルの控室とワープゾーンのような物で繋がっていた。
・・・・・・
ミーエル「主様がED?盛んなのに?」
ソルテ「精神的というより体力的な所なの、これ、どうにかならない?」
ミーエル「体力的なら別に私が回復させることは可能だけど、多分聞いた話だと本能的な所だと思うけどね、言わば賢者タイム!!これは個体差はあるけど、私の見解だと世間で言う賢者タイムって波で言うと凄く落ち着いている状態で本当に波が無くなってる状態だと思うんだよね、でもそこから体力的な問題とか重なって、賢者タイムから通常の性欲の戻る時間が変わってくるんだけど」
ミーエルはパトを見る
ミーエル「多分これは数時間もの性行為による疲労、多分その数時間の間に何度も絶頂してるでしょ?あと多分だけどそこまで頻繁に出来るってことはメルリアは賢者タイム無視して強制的に股間を治療させて、立たせて続けてると思うの、だから終わったらとんでもない余韻のある賢者タイムが主様に今押し寄せてるんじゃないかなって思うんだよね」
ミーエルはそう判断する。
ソルテはミーエルの話を聞いて、あまりにもストイックな内容にドン引きしていたが、ミーエルの説明で納得した。
ソルテ「つまりパトさんの今の状態は凄く長い賢者タイムってことか・・・それは確かに反応しないわね、あれが長時間続くってことでしょ・・・」
パト「確かに凄く倦怠感凄いかも、あと凄く思考回路も鈍ってる気がする・・・」
ミーエル「とりあえず盛んなのはいいけど、頻度は考えるべきだね、数十人も異性が居たら休む暇なんてないと思うけど、それも主様の健康な身体があっての話なんだから、しっかりペースを考えるようにね、治療はどうする?しておく?」
パト「いや、いいや、今この状態で元に戻ったら疲れが凄そうだ・・・」
ミーエル「う~ん、とりあえずわかったよ、見張ってるから何かあったらすぐに向かうからね!」
ミーエルはそう言うとその場を去った。
・・・・・・
パト「そういえばメルリア達は?」
ソルテ「自室から出てくるまではリビングで待機してるらしいわ、プライベートを邪魔してはいけないからって言ってたわ」
パト「凄く出来た子で可愛いんだけどなぁ~」
ソルテ「まあまあ、でも雪花ちゃんや月花ちゃんも言ってたけど付き合いたては仕方ないって言ってたし、治まるまでの辛抱ですよ」
パト「いや、メリアから聞いたけど、あれが通常状態の可能性が高いらしい、今までメルリアから愛する事がなかったからわからなかったけど、中身はメリアと同じだから、一度愛したらとんでもないってメリアが言ってた」
ソルテ「自覚あったのね、メリア様・・・」
ソルテは苦笑いしながら、考える
ソルテ「ならメルリア様の性欲はあれが通常だとすれば・・・本当に何か対策しないとパトさんが干乾びてしまうわね」
メリアクラスがもう一人増えた、それだけでどれほど危機的なのかは恐らく専属神全員が把握していた。そしてそれらを聞いていた月花もパトの脳内で反応する。
月花(話は聞かせてもらったわ!確かにメリアちゃんクラスはヤバいわ!そしてこれは専属神全員の立場すらも危うくなる!最悪メルリア様の一人勝ちになる可能性もある!他人事じゃないわ!私も頑張るわ!)
パト「月花も協力してくれるらしい」
ソルテ「とりあえずメリア様は肯定派だから当てにならないわね、雪花ちゃんを呼んだら・・・また喧嘩になりそうね、カナとハクは・・・」
パト「ダメだ、まだあの二人は忙しい、特にハクは邪魔しちゃいけない、多分ハクはこの一年は帝国が定めた司法試験の勉強で仕事どころでもないと思う、遊びに誘うならまだしも面倒事には呼べないな」
パト「カナも今は建設に関する勉強だったり、土地の勉強、帝国の建設物保護法とか保全規定の作成とか、帝国が保持している機器や設備の仕組みを覚える仕事でカナも実質部隊休業中だし、あの二人は息抜き以外はダメだな」
パトは定期的に二人の所に行って話を聞いては一緒に息抜きをしていたため、メリアから二人の業務を休業させ、勉学に専念させるようにしていた、そのため二人は今各職場には出てはいるが仕事は一切していない、新たな組織を作った以上仕方のないことなのである。
パト「実際どうするんだ?メルリアの性欲と好意が底なしなら対策が」
月花(馬鹿ね、ならどうやってメリアちゃんを制御出来たの?あのメリアちゃんが制御出来たのならメルリア様も出来るわ、まずはそうね、普段なら怒るけどもっと特別だとアピールしなさい)
パト「特別アピール?アプローチするってことか?でもそれをしたら独占欲強いから余計に拍車がかかるんじゃ・・・」
ソルテ「そうね、それがメリア様との大きな違いね、メルリア様は独占欲が強い、最近だと私と話してるだけでも強い対抗心を見せてくる、あれをどうにかしないと・・・」
そう話していると月花がパトの部屋に勢いよく入って来た!
月花「馬鹿ね、だから特別アピールよ、なんでメルリア様が独占するかわかる?それは嫉妬もあるけどまだメルリア様からしたら告白をされたわけじゃない身体の関係、つまり不安から来るものだと仮定すればまずはメルリア様を安心させる必要がある、つまりパトがメルリア様に好きだとアプローチしてパトの愛情をしっかり伝えてしまえばダイレクトに愛情が伝わると思うわ」
月花の説明にパトとソルテは「おお~~」と拍手をした。
ソルテ「成程ね、確かに気持ちを伝えられてないのに愛情表現だけされていたらただの【思わせぶりな態度と言葉】止まり、つまり素直にその愛情を受け取っていいのかわからないからダイレクトにパトさんの愛情が伝わらないのね」
パト「だけど性行為なら身体でも求めてくれるから言葉じゃない分愛情が伝わってくる、だから不安から夜這いが生まれるってことなのか・・・信憑性が高いぞ!!」
月花「QED・・・ってね!それじゃあ今日は休日!早速メルリア様をデートに誘って一人の女性として接してさっさと告白してきなさい!!」
パト「待て待て!?月花は良いのか?!嫉妬しないのか?!」
月花「そんなことより、今後も夜の時間とパトの性欲を奪われる方が大問題よ!それがどうにかなるなら異性が一人増えてももはや誤差よ!何十人居ると思ってんのよ!」
パト「それは素直に申し訳ございません・・・」土下座
こうしてパトのメルリアの独占欲を抑える戦いが幕をあける!!
No.90 黒メリアの思惑と野望(微R18)
パト「メリアって普段どんな事考えているのかな?」
パトはふと自分の中の疑問を口に出した、するとパトの玉座の後ろで密にサボっている月花が答える。
月花「パトの事でしょ、どう考えても、脳内メーカーをやったら【パ】しか表示されないわよ」
パト「まさか、仕事とかプライベートの時は流石に違う事考えてるでしょ?」
月花「それはそうだろうけど、基本的な考え方は全部パトでしょ」
パトと月花が話しているとメルリアが話に入ってくる。
メルリア「私の中でメリアは策略と相手を利用することしか考えてないって思って居ますね、あの子はお母様の模写子ですから、性格の根っこの部分は変わらないと思っています。」
パト「そうか、なら折角だし、聞いてみるか、二人共待機な!月花も下手に俺の思考を覗かないように!メリアの標的にされても知らないからな」(脅し)
月花「怖い事言わないでよ、わかったわよ、まったく」
パトはそう言うとメリアの所に向かった。
・・・・・・
メリア「ご主人!私の所に来てくれたんですね!凄く嬉しいです!!」
メリアはパトが自分の部屋に入ってきて、すぐに席を立ち、パトの所まで走って来た、その動作があまりにも愛おしく感じたパトはそんなメリアを抱きしめる。
パト「ああ、メリアに少し用事があってね」
メリア「なんでしょう?どんな要件でもこなしてみせますよ!」
パト「メリアの考え方を聞かせて欲しいんだ!主として参考にしたい!」
パトに言葉にメリアは言葉が詰まる、メリアはわかっているのだ、自分の考えがどす黒く、残酷であることを、だがパトにお願いされた以上、それを隠すのは無礼とも考え、悩んでしまう。
メリア「あまりおススメしませんよ?」(心配)
パト「今更じゃん!ある程度黒いのは知ってるし!」
メリア「理解してくれてるのは嬉しいですけど、でも心境は複雑ですね」
パト「まあ、そのメリアの黒さのおかげで俺が白で居られるわけだし、全然許容してるさ、でも実際どんな考え方をしてるのか、俺も知っておきたいなって」
メリア「わかりました、ご主人のご要望ならしっかり応えます!しっかり学んでくださいね!」
メリアはそう言うとパトから離れ、自分の席に戻り、仕事の続きを始めた。
メリア「今から考えている事を口に出します、ただ二人きりの時だけです、流石に私も人間関係は大事なので」
パト「おっけ!じゃあ俺はわかりやすいようにメリアの近くに椅子を持ってきて座ってるよ!」
パトが椅子を置くから出そうとした時、メリアがボソっと口に出す。
メリア『ご主人にそんな雑用をさせるとはソルテの部隊に地に落ちたな、今日担当の侍女は無能か、ゴミか、どちらかでしょうかね』
パトはメリアの言葉にゾっとする、だが振り向いたらいけないと考え、そのまま椅子を持ってメリアの元に向かう、そしてメリアを見たパトはさらに背筋が凍った、あの凍えたような声を出していたメリアの表情や態度は先ほどと変わっていないのだ、つまり、いつもの日常のまま、ただ考えを表に出しているのだ。つまり態度に出す程でもない程自然に考えている、既にそんなレベルということなのだ。
パト「よいしょっと、今日も結構仕事の量多いね、報告書?」
メリア「そうですね、最終決議の権利は私にありますから、ここでしっかり判断して有無をはっきりさせないと帝国が傾く恐れがありますからね」
パト「そうか、俺もいつかはそう言う事がはっきりと理解できるようになりたいな」
メリア『素敵です、ですが、ご主人は我らの王、王に業務をさせようものなら私達の落ち度、知る程度ならいいですけど絶対に手を出さないで欲しいですね』
メリアはまたも表情をいっさい変えずにただ声色だけ変え、本音を話す。
パトはまたその声色の変化に背筋が凍ってしまった。
パト「あ、えっと・・・ごめん」
メリア「いいですよ、ご主人」
メリア『ご主人は私の傍に居てくれるだけでいい、そして他の従属にも同じく愛を注ぎ、自らの居心地だけがいい楽園を作ればいい、それが私の求める事ですから』
パト「それは~~」
メリア『1年以上帝国に居て、何を怖気ついているのか、全員が求めていることなのに、そこまで他人の目が怖いならそんな冷ややかな目をする奴は全員殺しますし、避難する国があるなら壊してしまえばいい、もっと貪欲になってほしいんですけどね』
パト「あ・・・はい、すみません」
パトはメリアから説教されている気分になった、実際説教されているのかもしれない、そう考え、今回の件を持ちかけた自分に後悔した。
メリア『さて、仕事に戻りますか』
パト(俺って実は結構メリアに不満を持たれてるのか・・・いやそうだろう、普通に考えて)
メリア『はぁ、仕事なんて辞めて、ご主人に欲望のまま抱かれたい、愛されたい、ずっと繋がっていたい、私をずっと傍に置いて、滅茶苦茶にしてほしい』
メリアは自分の煩悩を恥ずかし気もなくボソボソを口から吐き出す、それを聞きパトもどうしたらいいのかわからなく、ただ聞いていた。
メリア『例えば今も、ご主人に挿れてもらいながら仕事をすればきっと満たされる、一時の性行為なんて束の間の幸福しか得られない、だからずっとずっと繋がって居たい、欲望のまま生きて居られたらどれだけ幸せか』
パト(メリア、俺以上に凄い性欲持ってんな、というか俺、そんな持続出来ないし)
するとアリシアがメリアの部屋に入って来た。
・・・・・・
アリシア「主様、いらしてたんですね!ごゆっくりしていってください」
パト「アリシア、いつもお疲れ様、今日暇なら俺の部屋に来て」
アリシア「あ・・・えっと・・・はい///」
アリシアは顔を真っ赤にして応える
パト(アリシアは自分からまったくアプローチしてこない分、俺がアリシアにアプローチしないと駄目、最近わかったんだけど、結構性欲のない神は誘われないと絶対に自分から来ないからしっかり俺がリードしないとなんだよな)
パトはほぼ一年間、奥手で基本的に誘われたら性行為を行うという受け身で居たため、アリシアとはこの一年片手で数えるほどしか交わっていないのだ。
アリシアは顔を赤らめながらメリアに仕事の話をし、そのまま部屋を後にする。
・・・・・・
メリア「流石ですね、少しづつですがしっかり私達の事も理解してくれて嬉しいです」
パト「まあね、謙虚で居続けるのが時には人を傷つけるって知ったからさ、自分達には自分達の世界があってルールがあるって思ったんだ、例えそれが周りから見たら異様で気持ち悪く思われてもさ、そうしないと成り立たない世界もあるってことを非難する奴らは知らないからな」
パトは少し曇った顔で話す。
パト「俺だって最初は複数の異性を同時に愛するなんて邪道って思ってたし、毛嫌いもしてた、だけどそうしないと成り立たない世界に居て、他人とは違う自分達のルールで動かないと先に進めないって知ったからある程度抵抗は無くなったし、今の関係も許容してる。実際それで月花が傷ついたから言える事なんだけどね・・・」
メリア『まだその段階か、まあいいです』
パト「ああ、まだその段階だ、メリアの理想には俺は届かない、本音を話してくれてるなら言うけど、俺はメリアを専属神の中で一番信頼してる、例え俺の想定以上に黒くてもだ、絶対に俺を破滅に導かない、そう確信しているからだ。」
メリア『その信頼は自覚してます、そしてその信頼を私は最大限まで利用もします、そして絶対に裏切りません』
パト「ああ、利用しろ、上手く使え、メリアなら出来るだろ、俺はお前に利用されるなら別に構わない、汚名は大分くっついてきてるけど、まあその程度で済むなら俺もそれくらいの仕事をしてやる」
パトはメリアの肩を掴む、するとメリアは再度パトに抱き着く。
パト「わっと?!どうした?!」
メリア『好き好き!大好き!もうたまりません!ここまで黒く居ても愛してくれるなんて私は幸せ者過ぎて死んじゃいます!!うううう~~~!!』
メリアはパトの懐に顔を埋め、悶えていた。
パト「ドストレートだな、まったく、まだ終わってないんだからしっかり出せよ!今の所まったく参考になってないぞ!メリア」
メリア「すみません、少し取り乱しましたね、仕事に戻ります」
パト「俺も少し愚痴が出たな、でもこの際だから話してしまってもいいのかもな」
メリア「聞きますよ、パト君の悩みは私ならある程度答えを出せますから」
パト「なら聞きたいんだけど、俺は今後どう立ち振る舞うのが正しいのかな?俺はメルリア達と複数で性行為してしまった時は自分の愚かさに嫌気がさしてしまった、だけど結果を見ればメルリアは俺に強い愛情を向けてくれて、専属侍女の3人もあれから凄く仲が良くて、関係も良好、エイリもフルールも俺に遠慮が無くなって、自然体で居てくれるようになった、結果だけ見れば【最高】だったんだ、つまり俺が【最悪】だと思って居た行為が【最高】の結果を出した、それがわからないんだ」
メリア「それが世の中です、明確な正解は存在しません、例えば人、人は人を私欲で殺す事を極悪とします、ですがそれは状況が違えば英雄となります、それは簡単に言えば戦場か否かです。つまり日常で人を殺す事は悪でも戦場で殺せば正義、同じ行為なのに評価が180度変わります、それだけ曖昧なのです。」
パト「でもそれは目的が違うんじゃ」
メリア「その通り、その場の目的によって正解は変わります、そして今この場でご主人が複数の女性と関係を持つのは正解なのです、それが不正解になるのは精々あの地球の一定数の国だけの話、そんな狭い価値観の話なのです」
メリアはばっさりとパトの価値観を切る捨てるように話を続ける。
メリア『あの星の連中は複数の女性を男性1人が抱えている事に嫌悪します、私からすればなんでしないのかわかりません、【モラル】やら理に叶っていない【常識】に拘っているだけ、生き物、生物は種の繁栄をやってきたから文化が存在する、それを独自の価値観で否定し、自分達の存在価値や種の生存まで危機に晒しているのだから愚かとしか言いようがありません、女性が優秀な男性を求めるのは当然、男性が優秀な女性を求めるのは当然、ならばその選ばれた男性と女性だけで種を沢山繁栄すればいい、それに選ばれなかった者は精々その種の繁栄を助ければいい』
メリアは人の在り方を否定する、パトはその言葉を遮らずしっかり聞く
メリア『パト君はこれを聞いて外道だと思いますか?ですが身近でこの話を聞いたことあると思います、そう【ペット】です、犬や猫、兎等の優秀な血統を繁殖させる行為です、【厳選】とも言いますね、ゲームでもそれらを当たり前に行っているのは知っています、つまり人間は本能で知っているんです【優秀な血統同士が何十人も子を産めばいい】と優秀ではない個体は価値すらなくなり、種の繁栄にも選ばれず捨てられる、ペット業界も同じです、優秀な子は育てられる、けどダメな個体は生まれた時点で殺す、今は知りませんが、昔は間違いなくあった風習です』
メリアの話は続く
メリア『つまり人間は理解している、だけどいざ自分の事になると捨てられるのが怖い、選ばれないのが怖い、必要ないと言われ否定されるのが怖い、ただそれだけでモラルを作り、自分達を守っているだけ、それだけの話なんです、それで優秀な種を優遇しない、同族の足を引っ張りたい下等な種が生み出したエゴ、それが今の価値観なんですよ、だから邪魔なんです、お互いの足を引っ張り、非合理的な産物に捕らわれる必要は一切ない、それが私の考えです』
パトは言葉を失う・・・聞いていたらそれが正解なのかも、と思ってしまったからだ、だが自分の中の常識やモラルがそれを許さない、【間違っている】と答えを出したがっていた。
メリア「別にその国の住民の考え方が【間違っている】とは言いません、先ほども言いましたが、時と場合で【正解】が変わるという話、つまり人間にとって今の常識が【正解】、だけど神々である私達にとっては【不正解】だから気にしないで欲しい、という話です」
パト「そ、そうか・・・」
パトはメリアの補足を聞いて、少し心が楽になる。
メリア『正直、優秀な種のみが複数の女性を孕ませ、多くの子を産めば救われる社会や国があるのに、それをしないのは正直私は愚かとしか思えませんけどね、種の繁栄に貢献しないならまだしも、それらに悪態ついて、邪魔しかしない個体等存在価値がないから殺してしまえばいいのに、とは思って居ますがね、何もしないくせに権利だけ主張するなんて帝国では絶対にありえないので』
パト「ま、まあそれはその国の文化があるんだからさ」
メリア『いえ、これはただの私の価値観です、なので、帝国には男性は一人も居れないのです、何故ならこの世界で最高の個体を持つ男性はパト君だと自負しているから、それ以下の個体を使って子を産ませてもまったく意味がない、わざわざ子の価値を下げる必要性がまったくない、だからパト君は今居る帝国の専属神、従属神全員と関係を持ってほしいんです、それが将来帝国をもっと繁栄させる、次の世代を作ればもう今存在する神々から選ぶ必要はない、今以上に強力な個体が産まれ、そこから帝国の戦力に加え、完全な帝国産の神々を作り出せば今の【帝王神候補】クラスを量産することも可能!!そうすれば他国で大きな顔をしている私の兄や姉すらもどうしようも出来ない絶対的地位が出来上がる、その時パト君は新世界の創造主として絶対的地位が築ける!そうは思いませんか?』
パトはメリアの話すスケールのデカさに驚く、そしてそれがメリアの目的の一つなのだと確信する。
パト「そんなの非人道的・・・っあ」
メリア『先ほども言いましたが、高い個体値が種を作るのは当然の摂理、そして神々はそれを望んでいる、女神は複数の異性を選べないのですから、尚の事強い個体に依存します、それは人間や生物よりも強いです、何故なら一度決めてしまったら最後、消滅するまで決めた異性以上の個体を作れないから、それでその神の価値は永遠に決まり、英雄にすらなれない価値すらないゴミへと変わります。」
パト「ゴミって!!?」
メリア『綺麗事ですか?なら私が言うゴミを救ってみては?価値があると証明してみてはいかがでしょうか?フルールの件でわかっていると思いますが、私達帝国の侍女一人であの星全員の働きをします、しかも1割程度の実力で、です。それだけ有象無象なのですよ、10000人生かすためにはそれなりの土地、食料、衣類、生活用品が必要になります、コストが掛かります、もちろんそれは星の生命力が無ければ生成も出来ません、ですがそれを優秀な侍女一人で賄える、10000人分のコストが1人分で済む、それだけ差があるんです」
パト「ならなんで助けるんだ、庇護下に置くんだ」
メリア『それが神の役目だから、としか言いようがありませんね、私としては切り捨てたいのですが、神という存在の役目だから助けてるだけ』
パトは素のメリアと話してわかった、メリアは立場が違えば間違いなく【悪】であり、自分の敵になっていた事を。だが自分の元に居てくれるからメリアは味方で居る、自分の合わせてくれている、優しさ、メリアなりの慈悲を向けてくれているだけに過ぎないということを、そして自分がメリアのストッパーであり、自分の判断次第では、今居る各惑星の生物は皆メリアに滅ぼされる、そんな危険性を強く感じたのだ。
パト「思ったり黒いんだな、メリアは」
メリア「そうですね、自覚はしてますよ、正直、私は悪です、どんな悪よりも深い深い悪です」
パトはそういうメリアを抱きしめる。
メリア『失望してくれてもいいですよ、主であるパト君は私の考えを知る権利がある、だから話しただけです、別にパト君に隠してまで持つ野望でもありませんから、パト君が現状を求めるなら私はこれ以上の事はしませんし、する気もありません、でもパト君が私に求めるならここまでの事はします、それだけの策は出来てます、それに実際出来るかと言われたらまず0%です、先ほども言いましたがこれはパト君が今居る従属全員と関係を持ち、孕ませ、次世代の子達が生まれた時の話です。今それをやれば流石に反感が強いですからね』
パト「好きにしたらいい、言ったろ、俺はメリアを拒まないし、一番信頼している、それにお前が悪に染まるなら俺も悪になってやる、別に俺は正義の味方じゃない、自分の信じるエゴを突き通したいだけだからな、俺はメリアの味方で居る、綺麗事やうわ言じゃなく、実行にしても俺はメリアを止めない、そう確信しているから言える事だ」
パトはそうメリアに話した。
メリア「嬉しいですね、愛されていますね、私は」
メリアはそう言いながらパトに抱き寄せられたままそう呟く。
メリア「さて、では仕事に戻りたいので、この続きは休憩時間でいいですか♪今晩はアリシアに取られましたし~」
パト「合間か、誰か入ってこないよな」
メリア「その時はその時です!別に専属神相手なら見られても問題ありません!」ドヤ
パト「そういう問題か?!」
そう言うと業務に戻るメリア、そしてそのままメリアの仕事を見守るパト。
パト(月花に釘刺しておいて正解だったな、カナは・・・まあ仕方ないか、というより多分カナはメリアのそういう所も薄々気付いてるかもな、でもカナはそういう所を表に一切出さない、本当に強い子だ)
パトはそう考えているとメリアは相変わらず表情を変えずに低い声でつぶやく。
メリア『無駄だらけ、アリシアもこんな愚か者制裁したらいいのに、私なら星だけ貰って人は全員宇宙の藻屑にするけどね、その星で殺したら色々衛生面が気になるし』
メリア『琴歌ちゃん、また甘い政策を、これでは従属に馬鹿にされますよ、まったくここを修正して琴歌ちゃんが言った事にすればあの子も威厳も保てるでしょう、まったく今は大事な時期なんだからもっと無慈悲になってくれないと』
メリア『雪花の部隊に無駄な経費?内容は・・・娯楽、どうでもいいわね、とりあえず保留でいいわ、多少の娯楽ぐらい許容しなさいよ、心狭いわね』
メリア『ソフィアがまた研究所を壊した?あの研究所の部屋だけすぐに変えれるような構造に変えたらいいんじゃないかしらね、どうせソフィアだから何回説教しても壊すし』
メリア『ソルテのご主人の報告書、はぁ、一日傍に居てこれだけしか書く事ないのかしら?秘書ならパト君の1日の変化をもっと事細かく把握して記入してほしいわね、私ならもっと細かく』クドクド
メリア『ラルのパワハラ告発?この国にパワハラって概念無かったけどハクちゃんはどうするのかしらね、でもラルも天使のくせにお堅いからもっと優しくしたらいいのに、厳しさだけで部下を抑制出来ないのならそれも怠惰だと私は思うのだけどね』
メリア『月花ちゃん、上手くやってるみたいね、正直あの人材を開発部隊から外すのは勿体ないけど、確かに本来月花ちゃんの役割はこっちだし、従属も多いし、どうにかなるでしょう、今は経過観察かしらね』
メリア『カナの報告書、話にならないわね、建物の定期点検記録、もっと点検内容を明確にして、数値の今日範囲値とか、現在の土地分布を明確にしてくれないと事業拡大が出来ないわね、もっとカナの所に神員を入れて早急に組織としてもっと確立させないといけないわね』
パトはメリアの独り言のような思考を聞き、先ほどとは違い、専属神達の事をしっかり考えている、愛のある愚痴や考えを張り巡らせていたメリアを見て笑っていた。
パト(野望は誰にだってある、でもメリアだって今この環境が大事だからこそ、もっとより良くしたいだけなんだ、それの最終地点がさっきの話ってだけで別にメリアもそう言う事を絶対にしたいってわけじゃない、俺がもっとメリアを知って傍に置いてあげれば、この子は悪にはならない、いや、絶対に悪にはさせない)
パト「メリア、お前は悪にはなれないよ」笑顔
メリア『ご主人、先ほどはああ言いましたが、今からもうしません?ちょっとムラムラしてきました!』
パト「ダメだ、仕事しなさい」
メリア『むう、ズルいですねぇ、パト君も仕事したらいいのに』
パト「俺はこうやってメリアを見るのが仕事だからいいの!それにメリアは俺が何かするのが許せないんだろ?ならこうしてるさ」にっこり
メリア『それは従属に苛立っていただけです、数居るくせに仕事を真っ当しないとはってね』
パト「全員俺が退出するように命令したんだから当然だ、それにこれくらい俺にもさせろ、本当のダメ人間になるぞ」
メリア『ダメです、他国の者がそれを見ると帝国が安く見られますからね、パト君はもっと傲慢を学んでほしいですね』
パト「ならネルにでも教わらないとだな」
メリア『なんで私をご指名してくれないの!?私なら全部教えますよ!ならこんな仕事アリシアに投げて私はパト君の傍に居られるのに!!』
パト「メリアが傍に居たらメルリア同様常に発情される、今のメルリアは凄いからな、俺が治まるまでは俺も大変だ」
メリア『メルリア姉様のあれは多分治りませんよ、あれが素ですからね、建前だけしっかりしてますけど、内心は私より愛に飢えてますからね、油断してると毎晩メルリア姉様と性行為ですよ、その場合はさっさと出産させてしまうのも手ですね、そうすれば子育てで性行為なんてしてる暇ないでしょうし』
パト「出産を手段の一つに組み込むな!」チョップ
メリア「あいた?!」ベシ!!
パト「子供は無理だ、俺だってまだ未熟者なのに子供なんて責任取れません!それに最初の子供は専属神達が良い」
メリア『そうですね、知ってますか?遺伝結晶を何度も重ねる事でより一層強い個体が産まれるんですよ、折角なのでパト君が一人前になる間にとんでもない素質を持つ子が生まれるように遺伝結晶を育ててみません?』
パト「卑猥な話ばかりするな!それにそれは性行為を重たいって言ってるだけだろ!」
メリア『流石ですね、成長してるじゃないですか、以前は私の言葉にすぐ惑わされてたのに』
パト「当然だ、メリアにずっと尻敷かれてばかりじゃ居られないからな!」
メリア『そんな事しませんよ、常に旦那を立てますよ』ムス~
パトは本音のメリアと話していたが、会話中は常に本音なんだなっと心の底で安堵したと同時に、やっぱりメリアは自分で言ってる程黒くないと確信した。
・・・・・・
そして数時間が経ち、休憩時間を終え、メリアの仕事も終えた頃
パト「今日はもういいかな、本音聞けて良かったよ、参考になった」
メリア「そうですか、でもご主人も野望は持ってください、野望を持つ欲望がないと王としての傲慢な態度が身に付かないので」
パト「俺に難しい注文するなぁ~、でも善処はするよ、それじゃあまたな、メリア」
パトはメリアの部屋を後にする。
メリアは一息ついて自分の椅子に座る。
メリア「少し私の野望の話をしてしまいましたね、でも受け入れてくれて良かった、全否定されたら私も流石に困っていましたからね」
メリアは窓を眺めながら、乱れた自分の服を整える。
メリア(パト君の前では極力本音で接していたので、そこまで苦じゃなかった、けど自分の計画や価値観はパト君とはかけ離れてるからそこは受け入れてくれないんじゃないかって不安だった、いや多分以前のパト君なら間違いなく拒んでいたし、強く否定していた、だけど今のパト君は私の価値観を受け入れるだけの経験をこの帝国でして身に着けた、恐らく【月花ちゃんの件】、【帝国大革命の件】、【メルリア姉様達の性行為の件】、それらがどんどんパト君を帝王として成長させている)
メリアは自分のお腹に手を当てる。
メリア(この1年でパト君は次の階段に上る準備が出来た、そして今その1年を得て、大きく成長しようとしてる、今このチャンスを逃すわけにはいかない、パト君にはもっと成長してほしい、そのためにも多くの挫折と経験をしてほしい、それこそ一人前の帝王になるために・・・)
そしてメリアは考える、
メリア「メルリア姉様を使おう・・・まず始めにパト君には私と同等のとてつもない愛情を手に入れたメルリア姉様に慣れてもらい、馴染んで貰いましょう、そしてその愛情の大きさに慣れてから他の従属への愛情を受け入れる器を育てましょう、そうですね【性行為くらいなら】と思わせれば最高ですけど、感性は中々変えれないのでまずは【これくらいの愛情表現なら軽いもんだ】くらいの認識まで持っていきましょうか)
そしてメリアは専属神達にも試練を考えた。
メリア「今の専属神はパトが自分達を愛している事を疑っていない、故に慌てていない、だけどここでメルリア姉様の強力な独占欲を使って独占されれば、専属神も黙っていない、雪花ちゃんは既に動いたけど、もっと争ってもっとパト君に価値を上げてもっと愛し、尽くし、そして今まで以上に強い信頼を得て貰わないといけませんね、この年は全員が成長して貰いますよ、帝国の重役達ですからね」
メリアはにっこり笑いながら、メルリアの存在に感謝しながら帰宅の準備を始めた。
メリア「本当に最高です、メルリア姉様・・・貴女がここに来てくれて良かった・・・」
メリアの新たな思惑が動き出す・・・
パトはふと自分の中の疑問を口に出した、するとパトの玉座の後ろで密にサボっている月花が答える。
月花「パトの事でしょ、どう考えても、脳内メーカーをやったら【パ】しか表示されないわよ」
パト「まさか、仕事とかプライベートの時は流石に違う事考えてるでしょ?」
月花「それはそうだろうけど、基本的な考え方は全部パトでしょ」
パトと月花が話しているとメルリアが話に入ってくる。
メルリア「私の中でメリアは策略と相手を利用することしか考えてないって思って居ますね、あの子はお母様の模写子ですから、性格の根っこの部分は変わらないと思っています。」
パト「そうか、なら折角だし、聞いてみるか、二人共待機な!月花も下手に俺の思考を覗かないように!メリアの標的にされても知らないからな」(脅し)
月花「怖い事言わないでよ、わかったわよ、まったく」
パトはそう言うとメリアの所に向かった。
・・・・・・
メリア「ご主人!私の所に来てくれたんですね!凄く嬉しいです!!」
メリアはパトが自分の部屋に入ってきて、すぐに席を立ち、パトの所まで走って来た、その動作があまりにも愛おしく感じたパトはそんなメリアを抱きしめる。
パト「ああ、メリアに少し用事があってね」
メリア「なんでしょう?どんな要件でもこなしてみせますよ!」
パト「メリアの考え方を聞かせて欲しいんだ!主として参考にしたい!」
パトに言葉にメリアは言葉が詰まる、メリアはわかっているのだ、自分の考えがどす黒く、残酷であることを、だがパトにお願いされた以上、それを隠すのは無礼とも考え、悩んでしまう。
メリア「あまりおススメしませんよ?」(心配)
パト「今更じゃん!ある程度黒いのは知ってるし!」
メリア「理解してくれてるのは嬉しいですけど、でも心境は複雑ですね」
パト「まあ、そのメリアの黒さのおかげで俺が白で居られるわけだし、全然許容してるさ、でも実際どんな考え方をしてるのか、俺も知っておきたいなって」
メリア「わかりました、ご主人のご要望ならしっかり応えます!しっかり学んでくださいね!」
メリアはそう言うとパトから離れ、自分の席に戻り、仕事の続きを始めた。
メリア「今から考えている事を口に出します、ただ二人きりの時だけです、流石に私も人間関係は大事なので」
パト「おっけ!じゃあ俺はわかりやすいようにメリアの近くに椅子を持ってきて座ってるよ!」
パトが椅子を置くから出そうとした時、メリアがボソっと口に出す。
メリア『ご主人にそんな雑用をさせるとはソルテの部隊に地に落ちたな、今日担当の侍女は無能か、ゴミか、どちらかでしょうかね』
パトはメリアの言葉にゾっとする、だが振り向いたらいけないと考え、そのまま椅子を持ってメリアの元に向かう、そしてメリアを見たパトはさらに背筋が凍った、あの凍えたような声を出していたメリアの表情や態度は先ほどと変わっていないのだ、つまり、いつもの日常のまま、ただ考えを表に出しているのだ。つまり態度に出す程でもない程自然に考えている、既にそんなレベルということなのだ。
パト「よいしょっと、今日も結構仕事の量多いね、報告書?」
メリア「そうですね、最終決議の権利は私にありますから、ここでしっかり判断して有無をはっきりさせないと帝国が傾く恐れがありますからね」
パト「そうか、俺もいつかはそう言う事がはっきりと理解できるようになりたいな」
メリア『素敵です、ですが、ご主人は我らの王、王に業務をさせようものなら私達の落ち度、知る程度ならいいですけど絶対に手を出さないで欲しいですね』
メリアはまたも表情をいっさい変えずにただ声色だけ変え、本音を話す。
パトはまたその声色の変化に背筋が凍ってしまった。
パト「あ、えっと・・・ごめん」
メリア「いいですよ、ご主人」
メリア『ご主人は私の傍に居てくれるだけでいい、そして他の従属にも同じく愛を注ぎ、自らの居心地だけがいい楽園を作ればいい、それが私の求める事ですから』
パト「それは~~」
メリア『1年以上帝国に居て、何を怖気ついているのか、全員が求めていることなのに、そこまで他人の目が怖いならそんな冷ややかな目をする奴は全員殺しますし、避難する国があるなら壊してしまえばいい、もっと貪欲になってほしいんですけどね』
パト「あ・・・はい、すみません」
パトはメリアから説教されている気分になった、実際説教されているのかもしれない、そう考え、今回の件を持ちかけた自分に後悔した。
メリア『さて、仕事に戻りますか』
パト(俺って実は結構メリアに不満を持たれてるのか・・・いやそうだろう、普通に考えて)
メリア『はぁ、仕事なんて辞めて、ご主人に欲望のまま抱かれたい、愛されたい、ずっと繋がっていたい、私をずっと傍に置いて、滅茶苦茶にしてほしい』
メリアは自分の煩悩を恥ずかし気もなくボソボソを口から吐き出す、それを聞きパトもどうしたらいいのかわからなく、ただ聞いていた。
メリア『例えば今も、ご主人に挿れてもらいながら仕事をすればきっと満たされる、一時の性行為なんて束の間の幸福しか得られない、だからずっとずっと繋がって居たい、欲望のまま生きて居られたらどれだけ幸せか』
パト(メリア、俺以上に凄い性欲持ってんな、というか俺、そんな持続出来ないし)
するとアリシアがメリアの部屋に入って来た。
・・・・・・
アリシア「主様、いらしてたんですね!ごゆっくりしていってください」
パト「アリシア、いつもお疲れ様、今日暇なら俺の部屋に来て」
アリシア「あ・・・えっと・・・はい///」
アリシアは顔を真っ赤にして応える
パト(アリシアは自分からまったくアプローチしてこない分、俺がアリシアにアプローチしないと駄目、最近わかったんだけど、結構性欲のない神は誘われないと絶対に自分から来ないからしっかり俺がリードしないとなんだよな)
パトはほぼ一年間、奥手で基本的に誘われたら性行為を行うという受け身で居たため、アリシアとはこの一年片手で数えるほどしか交わっていないのだ。
アリシアは顔を赤らめながらメリアに仕事の話をし、そのまま部屋を後にする。
・・・・・・
メリア「流石ですね、少しづつですがしっかり私達の事も理解してくれて嬉しいです」
パト「まあね、謙虚で居続けるのが時には人を傷つけるって知ったからさ、自分達には自分達の世界があってルールがあるって思ったんだ、例えそれが周りから見たら異様で気持ち悪く思われてもさ、そうしないと成り立たない世界もあるってことを非難する奴らは知らないからな」
パトは少し曇った顔で話す。
パト「俺だって最初は複数の異性を同時に愛するなんて邪道って思ってたし、毛嫌いもしてた、だけどそうしないと成り立たない世界に居て、他人とは違う自分達のルールで動かないと先に進めないって知ったからある程度抵抗は無くなったし、今の関係も許容してる。実際それで月花が傷ついたから言える事なんだけどね・・・」
メリア『まだその段階か、まあいいです』
パト「ああ、まだその段階だ、メリアの理想には俺は届かない、本音を話してくれてるなら言うけど、俺はメリアを専属神の中で一番信頼してる、例え俺の想定以上に黒くてもだ、絶対に俺を破滅に導かない、そう確信しているからだ。」
メリア『その信頼は自覚してます、そしてその信頼を私は最大限まで利用もします、そして絶対に裏切りません』
パト「ああ、利用しろ、上手く使え、メリアなら出来るだろ、俺はお前に利用されるなら別に構わない、汚名は大分くっついてきてるけど、まあその程度で済むなら俺もそれくらいの仕事をしてやる」
パトはメリアの肩を掴む、するとメリアは再度パトに抱き着く。
パト「わっと?!どうした?!」
メリア『好き好き!大好き!もうたまりません!ここまで黒く居ても愛してくれるなんて私は幸せ者過ぎて死んじゃいます!!うううう~~~!!』
メリアはパトの懐に顔を埋め、悶えていた。
パト「ドストレートだな、まったく、まだ終わってないんだからしっかり出せよ!今の所まったく参考になってないぞ!メリア」
メリア「すみません、少し取り乱しましたね、仕事に戻ります」
パト「俺も少し愚痴が出たな、でもこの際だから話してしまってもいいのかもな」
メリア「聞きますよ、パト君の悩みは私ならある程度答えを出せますから」
パト「なら聞きたいんだけど、俺は今後どう立ち振る舞うのが正しいのかな?俺はメルリア達と複数で性行為してしまった時は自分の愚かさに嫌気がさしてしまった、だけど結果を見ればメルリアは俺に強い愛情を向けてくれて、専属侍女の3人もあれから凄く仲が良くて、関係も良好、エイリもフルールも俺に遠慮が無くなって、自然体で居てくれるようになった、結果だけ見れば【最高】だったんだ、つまり俺が【最悪】だと思って居た行為が【最高】の結果を出した、それがわからないんだ」
メリア「それが世の中です、明確な正解は存在しません、例えば人、人は人を私欲で殺す事を極悪とします、ですがそれは状況が違えば英雄となります、それは簡単に言えば戦場か否かです。つまり日常で人を殺す事は悪でも戦場で殺せば正義、同じ行為なのに評価が180度変わります、それだけ曖昧なのです。」
パト「でもそれは目的が違うんじゃ」
メリア「その通り、その場の目的によって正解は変わります、そして今この場でご主人が複数の女性と関係を持つのは正解なのです、それが不正解になるのは精々あの地球の一定数の国だけの話、そんな狭い価値観の話なのです」
メリアはばっさりとパトの価値観を切る捨てるように話を続ける。
メリア『あの星の連中は複数の女性を男性1人が抱えている事に嫌悪します、私からすればなんでしないのかわかりません、【モラル】やら理に叶っていない【常識】に拘っているだけ、生き物、生物は種の繁栄をやってきたから文化が存在する、それを独自の価値観で否定し、自分達の存在価値や種の生存まで危機に晒しているのだから愚かとしか言いようがありません、女性が優秀な男性を求めるのは当然、男性が優秀な女性を求めるのは当然、ならばその選ばれた男性と女性だけで種を沢山繁栄すればいい、それに選ばれなかった者は精々その種の繁栄を助ければいい』
メリアは人の在り方を否定する、パトはその言葉を遮らずしっかり聞く
メリア『パト君はこれを聞いて外道だと思いますか?ですが身近でこの話を聞いたことあると思います、そう【ペット】です、犬や猫、兎等の優秀な血統を繁殖させる行為です、【厳選】とも言いますね、ゲームでもそれらを当たり前に行っているのは知っています、つまり人間は本能で知っているんです【優秀な血統同士が何十人も子を産めばいい】と優秀ではない個体は価値すらなくなり、種の繁栄にも選ばれず捨てられる、ペット業界も同じです、優秀な子は育てられる、けどダメな個体は生まれた時点で殺す、今は知りませんが、昔は間違いなくあった風習です』
メリアの話は続く
メリア『つまり人間は理解している、だけどいざ自分の事になると捨てられるのが怖い、選ばれないのが怖い、必要ないと言われ否定されるのが怖い、ただそれだけでモラルを作り、自分達を守っているだけ、それだけの話なんです、それで優秀な種を優遇しない、同族の足を引っ張りたい下等な種が生み出したエゴ、それが今の価値観なんですよ、だから邪魔なんです、お互いの足を引っ張り、非合理的な産物に捕らわれる必要は一切ない、それが私の考えです』
パトは言葉を失う・・・聞いていたらそれが正解なのかも、と思ってしまったからだ、だが自分の中の常識やモラルがそれを許さない、【間違っている】と答えを出したがっていた。
メリア「別にその国の住民の考え方が【間違っている】とは言いません、先ほども言いましたが、時と場合で【正解】が変わるという話、つまり人間にとって今の常識が【正解】、だけど神々である私達にとっては【不正解】だから気にしないで欲しい、という話です」
パト「そ、そうか・・・」
パトはメリアの補足を聞いて、少し心が楽になる。
メリア『正直、優秀な種のみが複数の女性を孕ませ、多くの子を産めば救われる社会や国があるのに、それをしないのは正直私は愚かとしか思えませんけどね、種の繁栄に貢献しないならまだしも、それらに悪態ついて、邪魔しかしない個体等存在価値がないから殺してしまえばいいのに、とは思って居ますがね、何もしないくせに権利だけ主張するなんて帝国では絶対にありえないので』
パト「ま、まあそれはその国の文化があるんだからさ」
メリア『いえ、これはただの私の価値観です、なので、帝国には男性は一人も居れないのです、何故ならこの世界で最高の個体を持つ男性はパト君だと自負しているから、それ以下の個体を使って子を産ませてもまったく意味がない、わざわざ子の価値を下げる必要性がまったくない、だからパト君は今居る帝国の専属神、従属神全員と関係を持ってほしいんです、それが将来帝国をもっと繁栄させる、次の世代を作ればもう今存在する神々から選ぶ必要はない、今以上に強力な個体が産まれ、そこから帝国の戦力に加え、完全な帝国産の神々を作り出せば今の【帝王神候補】クラスを量産することも可能!!そうすれば他国で大きな顔をしている私の兄や姉すらもどうしようも出来ない絶対的地位が出来上がる、その時パト君は新世界の創造主として絶対的地位が築ける!そうは思いませんか?』
パトはメリアの話すスケールのデカさに驚く、そしてそれがメリアの目的の一つなのだと確信する。
パト「そんなの非人道的・・・っあ」
メリア『先ほども言いましたが、高い個体値が種を作るのは当然の摂理、そして神々はそれを望んでいる、女神は複数の異性を選べないのですから、尚の事強い個体に依存します、それは人間や生物よりも強いです、何故なら一度決めてしまったら最後、消滅するまで決めた異性以上の個体を作れないから、それでその神の価値は永遠に決まり、英雄にすらなれない価値すらないゴミへと変わります。」
パト「ゴミって!!?」
メリア『綺麗事ですか?なら私が言うゴミを救ってみては?価値があると証明してみてはいかがでしょうか?フルールの件でわかっていると思いますが、私達帝国の侍女一人であの星全員の働きをします、しかも1割程度の実力で、です。それだけ有象無象なのですよ、10000人生かすためにはそれなりの土地、食料、衣類、生活用品が必要になります、コストが掛かります、もちろんそれは星の生命力が無ければ生成も出来ません、ですがそれを優秀な侍女一人で賄える、10000人分のコストが1人分で済む、それだけ差があるんです」
パト「ならなんで助けるんだ、庇護下に置くんだ」
メリア『それが神の役目だから、としか言いようがありませんね、私としては切り捨てたいのですが、神という存在の役目だから助けてるだけ』
パトは素のメリアと話してわかった、メリアは立場が違えば間違いなく【悪】であり、自分の敵になっていた事を。だが自分の元に居てくれるからメリアは味方で居る、自分の合わせてくれている、優しさ、メリアなりの慈悲を向けてくれているだけに過ぎないということを、そして自分がメリアのストッパーであり、自分の判断次第では、今居る各惑星の生物は皆メリアに滅ぼされる、そんな危険性を強く感じたのだ。
パト「思ったり黒いんだな、メリアは」
メリア「そうですね、自覚はしてますよ、正直、私は悪です、どんな悪よりも深い深い悪です」
パトはそういうメリアを抱きしめる。
メリア『失望してくれてもいいですよ、主であるパト君は私の考えを知る権利がある、だから話しただけです、別にパト君に隠してまで持つ野望でもありませんから、パト君が現状を求めるなら私はこれ以上の事はしませんし、する気もありません、でもパト君が私に求めるならここまでの事はします、それだけの策は出来てます、それに実際出来るかと言われたらまず0%です、先ほども言いましたがこれはパト君が今居る従属全員と関係を持ち、孕ませ、次世代の子達が生まれた時の話です。今それをやれば流石に反感が強いですからね』
パト「好きにしたらいい、言ったろ、俺はメリアを拒まないし、一番信頼している、それにお前が悪に染まるなら俺も悪になってやる、別に俺は正義の味方じゃない、自分の信じるエゴを突き通したいだけだからな、俺はメリアの味方で居る、綺麗事やうわ言じゃなく、実行にしても俺はメリアを止めない、そう確信しているから言える事だ」
パトはそうメリアに話した。
メリア「嬉しいですね、愛されていますね、私は」
メリアはそう言いながらパトに抱き寄せられたままそう呟く。
メリア「さて、では仕事に戻りたいので、この続きは休憩時間でいいですか♪今晩はアリシアに取られましたし~」
パト「合間か、誰か入ってこないよな」
メリア「その時はその時です!別に専属神相手なら見られても問題ありません!」ドヤ
パト「そういう問題か?!」
そう言うと業務に戻るメリア、そしてそのままメリアの仕事を見守るパト。
パト(月花に釘刺しておいて正解だったな、カナは・・・まあ仕方ないか、というより多分カナはメリアのそういう所も薄々気付いてるかもな、でもカナはそういう所を表に一切出さない、本当に強い子だ)
パトはそう考えているとメリアは相変わらず表情を変えずに低い声でつぶやく。
メリア『無駄だらけ、アリシアもこんな愚か者制裁したらいいのに、私なら星だけ貰って人は全員宇宙の藻屑にするけどね、その星で殺したら色々衛生面が気になるし』
メリア『琴歌ちゃん、また甘い政策を、これでは従属に馬鹿にされますよ、まったくここを修正して琴歌ちゃんが言った事にすればあの子も威厳も保てるでしょう、まったく今は大事な時期なんだからもっと無慈悲になってくれないと』
メリア『雪花の部隊に無駄な経費?内容は・・・娯楽、どうでもいいわね、とりあえず保留でいいわ、多少の娯楽ぐらい許容しなさいよ、心狭いわね』
メリア『ソフィアがまた研究所を壊した?あの研究所の部屋だけすぐに変えれるような構造に変えたらいいんじゃないかしらね、どうせソフィアだから何回説教しても壊すし』
メリア『ソルテのご主人の報告書、はぁ、一日傍に居てこれだけしか書く事ないのかしら?秘書ならパト君の1日の変化をもっと事細かく把握して記入してほしいわね、私ならもっと細かく』クドクド
メリア『ラルのパワハラ告発?この国にパワハラって概念無かったけどハクちゃんはどうするのかしらね、でもラルも天使のくせにお堅いからもっと優しくしたらいいのに、厳しさだけで部下を抑制出来ないのならそれも怠惰だと私は思うのだけどね』
メリア『月花ちゃん、上手くやってるみたいね、正直あの人材を開発部隊から外すのは勿体ないけど、確かに本来月花ちゃんの役割はこっちだし、従属も多いし、どうにかなるでしょう、今は経過観察かしらね』
メリア『カナの報告書、話にならないわね、建物の定期点検記録、もっと点検内容を明確にして、数値の今日範囲値とか、現在の土地分布を明確にしてくれないと事業拡大が出来ないわね、もっとカナの所に神員を入れて早急に組織としてもっと確立させないといけないわね』
パトはメリアの独り言のような思考を聞き、先ほどとは違い、専属神達の事をしっかり考えている、愛のある愚痴や考えを張り巡らせていたメリアを見て笑っていた。
パト(野望は誰にだってある、でもメリアだって今この環境が大事だからこそ、もっとより良くしたいだけなんだ、それの最終地点がさっきの話ってだけで別にメリアもそう言う事を絶対にしたいってわけじゃない、俺がもっとメリアを知って傍に置いてあげれば、この子は悪にはならない、いや、絶対に悪にはさせない)
パト「メリア、お前は悪にはなれないよ」笑顔
メリア『ご主人、先ほどはああ言いましたが、今からもうしません?ちょっとムラムラしてきました!』
パト「ダメだ、仕事しなさい」
メリア『むう、ズルいですねぇ、パト君も仕事したらいいのに』
パト「俺はこうやってメリアを見るのが仕事だからいいの!それにメリアは俺が何かするのが許せないんだろ?ならこうしてるさ」にっこり
メリア『それは従属に苛立っていただけです、数居るくせに仕事を真っ当しないとはってね』
パト「全員俺が退出するように命令したんだから当然だ、それにこれくらい俺にもさせろ、本当のダメ人間になるぞ」
メリア『ダメです、他国の者がそれを見ると帝国が安く見られますからね、パト君はもっと傲慢を学んでほしいですね』
パト「ならネルにでも教わらないとだな」
メリア『なんで私をご指名してくれないの!?私なら全部教えますよ!ならこんな仕事アリシアに投げて私はパト君の傍に居られるのに!!』
パト「メリアが傍に居たらメルリア同様常に発情される、今のメルリアは凄いからな、俺が治まるまでは俺も大変だ」
メリア『メルリア姉様のあれは多分治りませんよ、あれが素ですからね、建前だけしっかりしてますけど、内心は私より愛に飢えてますからね、油断してると毎晩メルリア姉様と性行為ですよ、その場合はさっさと出産させてしまうのも手ですね、そうすれば子育てで性行為なんてしてる暇ないでしょうし』
パト「出産を手段の一つに組み込むな!」チョップ
メリア「あいた?!」ベシ!!
パト「子供は無理だ、俺だってまだ未熟者なのに子供なんて責任取れません!それに最初の子供は専属神達が良い」
メリア『そうですね、知ってますか?遺伝結晶を何度も重ねる事でより一層強い個体が産まれるんですよ、折角なのでパト君が一人前になる間にとんでもない素質を持つ子が生まれるように遺伝結晶を育ててみません?』
パト「卑猥な話ばかりするな!それにそれは性行為を重たいって言ってるだけだろ!」
メリア『流石ですね、成長してるじゃないですか、以前は私の言葉にすぐ惑わされてたのに』
パト「当然だ、メリアにずっと尻敷かれてばかりじゃ居られないからな!」
メリア『そんな事しませんよ、常に旦那を立てますよ』ムス~
パトは本音のメリアと話していたが、会話中は常に本音なんだなっと心の底で安堵したと同時に、やっぱりメリアは自分で言ってる程黒くないと確信した。
・・・・・・
そして数時間が経ち、休憩時間を終え、メリアの仕事も終えた頃
パト「今日はもういいかな、本音聞けて良かったよ、参考になった」
メリア「そうですか、でもご主人も野望は持ってください、野望を持つ欲望がないと王としての傲慢な態度が身に付かないので」
パト「俺に難しい注文するなぁ~、でも善処はするよ、それじゃあまたな、メリア」
パトはメリアの部屋を後にする。
メリアは一息ついて自分の椅子に座る。
メリア「少し私の野望の話をしてしまいましたね、でも受け入れてくれて良かった、全否定されたら私も流石に困っていましたからね」
メリアは窓を眺めながら、乱れた自分の服を整える。
メリア(パト君の前では極力本音で接していたので、そこまで苦じゃなかった、けど自分の計画や価値観はパト君とはかけ離れてるからそこは受け入れてくれないんじゃないかって不安だった、いや多分以前のパト君なら間違いなく拒んでいたし、強く否定していた、だけど今のパト君は私の価値観を受け入れるだけの経験をこの帝国でして身に着けた、恐らく【月花ちゃんの件】、【帝国大革命の件】、【メルリア姉様達の性行為の件】、それらがどんどんパト君を帝王として成長させている)
メリアは自分のお腹に手を当てる。
メリア(この1年でパト君は次の階段に上る準備が出来た、そして今その1年を得て、大きく成長しようとしてる、今このチャンスを逃すわけにはいかない、パト君にはもっと成長してほしい、そのためにも多くの挫折と経験をしてほしい、それこそ一人前の帝王になるために・・・)
そしてメリアは考える、
メリア「メルリア姉様を使おう・・・まず始めにパト君には私と同等のとてつもない愛情を手に入れたメルリア姉様に慣れてもらい、馴染んで貰いましょう、そしてその愛情の大きさに慣れてから他の従属への愛情を受け入れる器を育てましょう、そうですね【性行為くらいなら】と思わせれば最高ですけど、感性は中々変えれないのでまずは【これくらいの愛情表現なら軽いもんだ】くらいの認識まで持っていきましょうか)
そしてメリアは専属神達にも試練を考えた。
メリア「今の専属神はパトが自分達を愛している事を疑っていない、故に慌てていない、だけどここでメルリア姉様の強力な独占欲を使って独占されれば、専属神も黙っていない、雪花ちゃんは既に動いたけど、もっと争ってもっとパト君に価値を上げてもっと愛し、尽くし、そして今まで以上に強い信頼を得て貰わないといけませんね、この年は全員が成長して貰いますよ、帝国の重役達ですからね」
メリアはにっこり笑いながら、メルリアの存在に感謝しながら帰宅の準備を始めた。
メリア「本当に最高です、メルリア姉様・・・貴女がここに来てくれて良かった・・・」
メリアの新たな思惑が動き出す・・・
