2023年07月18日
No.114 ラルの圧迫面接2
ラルはララエルと共に実戦訓練場にやってきた。
ラル「さて、次は実戦、幹部である以上強さは必須、そして指揮と指導も必須、つまり求められる物が多い、何故かわかる?」
ララエル「護衛部隊は帝国の最終防衛ラインだからでしょうか?」
ラル「正解、実際はまだ近衛部隊や侍女部隊の精鋭部隊が居るけど、護衛部隊は精鋭部隊とは違って守備に特化した部隊、この部隊が突破されるという事はいくら精鋭部隊でも防衛は困難と考えた方がいい、つまり私達の現場の防衛力が帝国を守る大事な壁となるの、その時は目まぐるしい勢いで状況が代わり、そして判断し、指示しなければならない、そうしなければ勢いと準備が整っている相手の猛攻を防ぐのは困難、イメージ出来る?」
ララエル「はい・・・」
ラル「ではその模擬試験をしてもらいます、そうね、まずはこの実戦訓練場に100体の人形を用意するわ、私は1000体の人形を操作します、もちろん私は指示をするだけで介入はしません、ララエル、貴女は今からこの10倍戦力相手から防衛して見せなさい、もちろん貴女は自身で戦ってもいいし、指示に専念してもいい、お好きなように、自分が考える策でどうぞ、チャンスは一回、一度でも負ければ死、そう考えて挑みなさい、実際この試練終了は貴女が私の人形1000体を倒すか、貴女が死ぬか、どちらかよ」
ララエルはラルから言い渡された試練の内容に恐怖を覚える
ラル「どうしたの?辞退するならいいわよ、別に責めたりしないわ、身の程を知るのも大事な事だからね、でも二度と挑戦権は与えない、一度逃げた人は二度逃げる、そんな子に大事な現場は任せられないわ、それだけは覚えておいて」
ラルはそう言いながら、ララエルに背中を見せ、自陣に移動する。
ララエル(恐い、失敗は許されない、失敗すれば私は死ぬ・・・だけどさっき私は崖から落ちる時、死を覚悟した、ラル様からも死を覚悟しなければ幹部は務まらないと言った、なら私は今ここで死を賭けないと駄目なんだ!どうせここで逃げてもダメなままなんだ!なら!!)
ララエルは立ち尽くしていたその場から自陣に走って移動し、ラルから用意された100体の人形に指示を出す!
ララエル「30!30!30!10!この4班に分かれて!」
ララエルが指示した通り人形たちが動き、4班に分かれた。
ララエル「1班は前衛防衛! 2班は中衛から補助! 3班は後衛から遠距離射撃! 4班は誘導!相手の戦力を拡散させて!」
ララエルは人形に指示を出し、ラルの軍勢を待ち構える
すると遠くからラルの軍勢が襲い掛かって来た!
ララエル(やっぱり多い!でも前衛に盾役を置いて後衛から攻撃!これなら数の戦力に耐える事が出来るよね!)
ラルの軍勢はただ真っ直ぐと突っ込んできた!
ララエル「誘導班!敵を誘導して戦力拡散!!後衛!攻撃開始!!」
ララエルは大量の人形に立ち向かう!ラルの軍勢はただ数の有利性を活かして突っ込んできた特攻戦術!それに対してララエルは誘導を仕掛けるが上手くいかなかった。
ララエル(誘導班が機能しない!なんで?!)
ラルが出した指示は【ただ真っ直ぐ突っ込め】という単純なものだった、最後の一体でも残り勝ち星を挙げていれば勝ち、命のやりとりをしないラルにとって人形への指示は特攻で充分効果はあったのだ。
ラル(さて、単純だけど強い作戦よ、これをどう攻略する?」
ラルの軍勢はララエルの前衛ラインとぶつかった!
数が倍違う戦力に流石の前衛も歯が立たなかった、そして中衛ラインの回復を急がせるが急激な攻撃なため回復量よりもダメージ量の方が多く、消費が早かった!
ララエル(マズイ!このままだと前衛ラインが突破される!中衛は援護に特化してるから、もし前衛が突破されたらそのまま中衛も突破される!それに後衛は遠距離攻撃に有利なタイプを置いてるけど、逆に近距離には強くないから駄目!ダメだ!全部突破される!!)
ララエルは酷く焦っていた!前衛ラインという防波堤が崩れればそのまま飲み込まれてしまう!それを阻止しようにもどうしようも出来ない!
ララエル(なら・・・私が動けばいいんだ!!)
ララエルはそう考えると中衛まで一気に進む!!
ララエル「私は・・・慈悲系統の天使だから!!」
ララエルはそう言うと前衛に治療を施す!それは中衛の回復スピードよりも速く敵から与えられるダメージ量と五分五分となった
ララエル(うう!このまま耐え抜けば!!我慢なら出来る!頑張れ!頑張れ!!)
ララエルは常に前衛の人形に治療を施す!そしてララエルが入り、五分五分だった回復量とダメージ量だったが、中衛の人形が加わることで、回復量が上回り徐々に前衛が回復していった!
ララエル「やった!後は後衛が倒してくれれば!!」
ララエルは必死に中衛で耐え抜き、そしてラルの人形の軍勢を撃破した
ララエル「やった・・・勝てた・・・」
ララエルは疲れ切っていた、常に回復を施していたためオーラ消費量が膨大だったのだ
ララエル「はは、これで・・・ラル様に認められる・・・??」
ララエルは置くから見えるものに注視する、それは人形に軍勢だった!!
ララエル「うそ?!なんで!私は倒したはずなのに!!」
ララエルが見た軍勢の量は先ほどの軍勢とほぼ同じ量!
ララエル「同じ・・・量?!」
ラル「気付くのが遅かったわね、私が最初に特攻させたのは500体の軍勢、そして残り500体の軍勢は待機させていたわ、相手の戦略と技量を確認するのは当然でしょ?」
ラルはララエルが用意していた誘導班は最初の軍勢で撃破しておいた、それは残りの500体の軍勢は最初の軍勢とは違い、細かく指示を出しているからだ。
ラル「観察もそうだったけど、残り500体により正確に指示を出す、そのための時間づくりも大事な事よ、つまり最初の500体は倒される前提の捨て駒、言ったでしょう?死ねと言われる覚悟はあるかと?私は必要なら平気で捨て駒にでもする、それが覚悟よ」
ララエルは目の前の光景に絶望した
ララエル(おわった・・・人形は戦える・・・でもそれは私が中衛で仕事をすればの話・・・誘導部隊を戻す?でもよく見たら誘導部隊が居ない?もしかして私が中衛に入った時に倒された?!クソ!どうしよう!どうしよう!!)
ララエルが考えている今もラルの人形部隊がララエルの部隊に襲い掛かってくる!
ララエル「??」
ラルの部隊が途中で止まり、500体全体がオーラで遠距離攻撃準備を開始したのだ!
ララエル「な?!」
ララエルの防衛は自陣に近いポジジョン、ラルの部隊はララエルの部隊から離れた位置からの攻撃!
つまりラルの攻撃を阻止する術がララエルに存在しない!耐えるしかないのだ!
ララエル(あんな距離から全員狙撃?!しまった!これじゃあ耐えるしかない!しかも前衛だけで守り切るのは不可能!中衛後衛に被害が!!)
ララエルの部隊はどこの部隊が欠けても意味を成さない、バランスが良いが、崩れた時に一斉に壊れてしまう、そんな隊列なのだ。
ラル(バランスの良い隊列は誰もが考える術、だけど私が考えるのは相手の事を考えたその場その場の特殊な策、バランスこそ悪いけど、攻撃力は高い、戦略する側の私だからこそ出来る策、ララエル、貴女はどうする?)
ララエル「今の陣形だと駄目なら・・・後衛!中衛に移動!前衛!防御態勢!中衛60体で前衛30体に治療!!絶対にあの猛攻撃を耐えるよ!!」
ララエルは防御を固めた、そして自分自身も中衛に加わり、攻撃を耐える体制を作った
ララエル(絶え間なく降り注ぐ攻撃、それをどこまで耐えるか!また我慢勝負!!)
ラルの部隊はまず250体が遠距離攻撃を執行する!そしてタイミングを見て、残り250体が同じく遠距離攻撃を行う、その間に最初に攻撃した250体が攻撃準備を行い、攻撃を行う!これを繰り返し止めどなく攻撃を行う!!
ララエルの部隊は無限に降り注ぐオーラの矢に耐えていた!!
ララエル(うぐぐぐぐぐ!!!凄い猛攻!!でもさっきまでの攻撃に比べたらダメージ量は少ない!だけどこれをずっと続けられると!!)
ララエルは打開策を考えた!だがララエルは自分の事で手一杯のため、中々考えるに至らなかった
ララエル(支持者が一緒に戦うと組織全体に指示が行き届かなくなる!!うう!頑張るだけだとこんなにも組織は機能しないの?!それに対してラル様はずっと戦況を冷静に見極めている!この差は大きい!!ラル様を出し抜くためには私も最低でも同じじゃないと!!)
ララエルは考える!そして考えた先に思いついたのは攻撃がオーラであることだった
ララエル「オーラの消費に掛けるのは無謀!それに回復は間に合ってるなら!!」
ララエルは大きな声で指示を出す!
ララエル「中衛20体!特攻!あの軍勢に突進だーーーー!!!」
そう命令した瞬間中衛に居た20体の人形がラルの軍勢500体に突撃する!!
ラル「成程、全員が交互に遠距離しているからそれを壊せば勝機を見出せると考えたのね、案外感情論ばっかりだと思ってたけど頑張るじゃない・・・だけど」
ラルは指示を出す
ラル「100体、出撃、400体は200体ずつ交互に遠距離攻撃を続行」
ラルは100体の軍勢でララエルの20体の人形を撃破させに向った
ラル「残念、500体も居れば融通も利くの」
ララエル「400体に減った!!中衛20体!遠距離攻撃開始!!」
中衛に居た20体の人形は遠距離攻撃を開始し前衛に向ってくる100体の人形に攻撃を仕掛ける!!
ラル「無駄よ、数体倒されるの覚悟、それにそうしたら前衛30体、中衛20体とララエル本人、さっきより回復は遅れるわよ」
ララエル(さっきは500体で五分五分だった!でも100体ならこっちが中衛20体と私なら充分前衛をカバーできる!)
遠距離攻撃を続ける人形はラルの前衛に向かう人形に攻撃し続け、1体ずつ確実に倒していた!
そしてララエルの前衛に辿り着くもガードに専念している前衛を崩すのは500体の特攻でも不可能だったのが今は80体ほど、充分守り切れる!
ラル(それでも400体が常に攻撃を仕掛けている、それで前衛も加わっている、余裕はないはずなのに!!)
ララエルはオーラ攻撃を防いでいた
ララエル「次は私が前衛!!80体なら今の中衛でも十分!あとの400体は私がどうにかする!前衛の負担を減らせばいいんだから!!」
ララエルは遠距離攻撃を耐え続ける!そうしていく中、徐々に前衛の戦力が少なくなり、ラルが送った100体の前衛部隊を撃破することに成功した!
ララエル「私が頑張れば勝てる!!あと忘れてもらったら困るよ!!」
ララエルが放った最初の攻撃部隊!
ラルが当初撃破に向かわせた20体の人形がいつの間にか消えていた!
ララエル「誘導部隊にマッピングさせておいたんだよ!だから遠回りになったけどやっとラル様の部隊に届いた!!」
ラル「な?!」
ララエルが放った20体の人形は遠距離攻撃に夢中になっている無防備な人形を一掃し始めた!
もちろん火力が下がり、ララエルの部隊にも余裕が生まれる!そして残り20体もそのまま攻撃に向かわせる!
ララエル「叩きこめーーー!!!」
ラル「後方に居る人形!前衛準備!前に居る人形が肉壁になっている間に準備して!!」
ララエル「前衛前進!近づき次第一斉攻撃開始ーー!!」
ララエルの部隊が一斉にラルの部隊に特攻を仕掛ける!!
ラルの部隊はラルの言う通り、前の居た人形はガードに徹する!そしてその間に後ろに居た人形が前衛準備を整える!だがそれをララエルは見逃さなかった!!
ララエル「遠距離攻撃で後方に居る人形に攻撃ーー!!絶対に準備を完了させるなーー!!」
ララエルの人形はラルの人形を一掃する!ラルの人形は責められる事に手一杯になり守りに移ろうとするが間に合わず勢いのまま撃破されていった・・・そして
・・・・・・
ララエル「・・・勝った・・・?私が・・・ラル様に?」
ララエルは死闘に勝ち抜き、多くの朽ち果てた人形達の上に立っていた。
結果はララエル2対0ラル、残り2体の半壊の人形を残し、最後、ララエルが勝ち残ったのだ
ラル「おめでとう、関心、いや、感動したわ、まさかあんな理不尽な状況を打破するなんて・・・ずっと感情論だけのおバカさんだとばかり思って居たけど、これは見方を改める必要があるわね」
ララエル「えっと・・・その・・・」
ララエルはその場に立っているだけでやっとだった
ラル「実力は目に余るけどそれは後にどうにでも出来る、学がないなら教えればどうにでもなる、でも戦略や戦場を把握する力は教えではどうにもならない、観察眼が要求される、貴女は合格、認めてあげるわ」
ラルはララエルに治療を施す
ラル「ララエル・シフィターニャ、貴女を私の直属部隊【守護天の星樹(セラフィムステラツリー)】への入隊を認めます、おめでとう、ララ」
ラルはララエルを優しく抱きしめる、それは今まで酷い事を言い、苦しめ、陥れた事への詫びだった。
ラル「ごめんなさい、沢山酷い事ばかり言って、でも貴女の覚悟には正直驚かされたわ、私の目もまだまだね、貴女みたいな子を護衛部隊に入れなかったなんて」
ララエルはラルの優しさと合格を貰えた嬉しさに耐え切れず泣き出してしまった、
ラルはそんなララエルの頭を優しく撫でながら優しく抱きしめ続けた。
これが最も専属神の中で厳しいと言われたラルの直属部隊、腹心の誕生だった。
ラル「さて、次は実戦、幹部である以上強さは必須、そして指揮と指導も必須、つまり求められる物が多い、何故かわかる?」
ララエル「護衛部隊は帝国の最終防衛ラインだからでしょうか?」
ラル「正解、実際はまだ近衛部隊や侍女部隊の精鋭部隊が居るけど、護衛部隊は精鋭部隊とは違って守備に特化した部隊、この部隊が突破されるという事はいくら精鋭部隊でも防衛は困難と考えた方がいい、つまり私達の現場の防衛力が帝国を守る大事な壁となるの、その時は目まぐるしい勢いで状況が代わり、そして判断し、指示しなければならない、そうしなければ勢いと準備が整っている相手の猛攻を防ぐのは困難、イメージ出来る?」
ララエル「はい・・・」
ラル「ではその模擬試験をしてもらいます、そうね、まずはこの実戦訓練場に100体の人形を用意するわ、私は1000体の人形を操作します、もちろん私は指示をするだけで介入はしません、ララエル、貴女は今からこの10倍戦力相手から防衛して見せなさい、もちろん貴女は自身で戦ってもいいし、指示に専念してもいい、お好きなように、自分が考える策でどうぞ、チャンスは一回、一度でも負ければ死、そう考えて挑みなさい、実際この試練終了は貴女が私の人形1000体を倒すか、貴女が死ぬか、どちらかよ」
ララエルはラルから言い渡された試練の内容に恐怖を覚える
ラル「どうしたの?辞退するならいいわよ、別に責めたりしないわ、身の程を知るのも大事な事だからね、でも二度と挑戦権は与えない、一度逃げた人は二度逃げる、そんな子に大事な現場は任せられないわ、それだけは覚えておいて」
ラルはそう言いながら、ララエルに背中を見せ、自陣に移動する。
ララエル(恐い、失敗は許されない、失敗すれば私は死ぬ・・・だけどさっき私は崖から落ちる時、死を覚悟した、ラル様からも死を覚悟しなければ幹部は務まらないと言った、なら私は今ここで死を賭けないと駄目なんだ!どうせここで逃げてもダメなままなんだ!なら!!)
ララエルは立ち尽くしていたその場から自陣に走って移動し、ラルから用意された100体の人形に指示を出す!
ララエル「30!30!30!10!この4班に分かれて!」
ララエルが指示した通り人形たちが動き、4班に分かれた。
ララエル「1班は前衛防衛! 2班は中衛から補助! 3班は後衛から遠距離射撃! 4班は誘導!相手の戦力を拡散させて!」
ララエルは人形に指示を出し、ラルの軍勢を待ち構える
すると遠くからラルの軍勢が襲い掛かって来た!
ララエル(やっぱり多い!でも前衛に盾役を置いて後衛から攻撃!これなら数の戦力に耐える事が出来るよね!)
ラルの軍勢はただ真っ直ぐと突っ込んできた!
ララエル「誘導班!敵を誘導して戦力拡散!!後衛!攻撃開始!!」
ララエルは大量の人形に立ち向かう!ラルの軍勢はただ数の有利性を活かして突っ込んできた特攻戦術!それに対してララエルは誘導を仕掛けるが上手くいかなかった。
ララエル(誘導班が機能しない!なんで?!)
ラルが出した指示は【ただ真っ直ぐ突っ込め】という単純なものだった、最後の一体でも残り勝ち星を挙げていれば勝ち、命のやりとりをしないラルにとって人形への指示は特攻で充分効果はあったのだ。
ラル(さて、単純だけど強い作戦よ、これをどう攻略する?」
ラルの軍勢はララエルの前衛ラインとぶつかった!
数が倍違う戦力に流石の前衛も歯が立たなかった、そして中衛ラインの回復を急がせるが急激な攻撃なため回復量よりもダメージ量の方が多く、消費が早かった!
ララエル(マズイ!このままだと前衛ラインが突破される!中衛は援護に特化してるから、もし前衛が突破されたらそのまま中衛も突破される!それに後衛は遠距離攻撃に有利なタイプを置いてるけど、逆に近距離には強くないから駄目!ダメだ!全部突破される!!)
ララエルは酷く焦っていた!前衛ラインという防波堤が崩れればそのまま飲み込まれてしまう!それを阻止しようにもどうしようも出来ない!
ララエル(なら・・・私が動けばいいんだ!!)
ララエルはそう考えると中衛まで一気に進む!!
ララエル「私は・・・慈悲系統の天使だから!!」
ララエルはそう言うと前衛に治療を施す!それは中衛の回復スピードよりも速く敵から与えられるダメージ量と五分五分となった
ララエル(うう!このまま耐え抜けば!!我慢なら出来る!頑張れ!頑張れ!!)
ララエルは常に前衛の人形に治療を施す!そしてララエルが入り、五分五分だった回復量とダメージ量だったが、中衛の人形が加わることで、回復量が上回り徐々に前衛が回復していった!
ララエル「やった!後は後衛が倒してくれれば!!」
ララエルは必死に中衛で耐え抜き、そしてラルの人形の軍勢を撃破した
ララエル「やった・・・勝てた・・・」
ララエルは疲れ切っていた、常に回復を施していたためオーラ消費量が膨大だったのだ
ララエル「はは、これで・・・ラル様に認められる・・・??」
ララエルは置くから見えるものに注視する、それは人形に軍勢だった!!
ララエル「うそ?!なんで!私は倒したはずなのに!!」
ララエルが見た軍勢の量は先ほどの軍勢とほぼ同じ量!
ララエル「同じ・・・量?!」
ラル「気付くのが遅かったわね、私が最初に特攻させたのは500体の軍勢、そして残り500体の軍勢は待機させていたわ、相手の戦略と技量を確認するのは当然でしょ?」
ラルはララエルが用意していた誘導班は最初の軍勢で撃破しておいた、それは残りの500体の軍勢は最初の軍勢とは違い、細かく指示を出しているからだ。
ラル「観察もそうだったけど、残り500体により正確に指示を出す、そのための時間づくりも大事な事よ、つまり最初の500体は倒される前提の捨て駒、言ったでしょう?死ねと言われる覚悟はあるかと?私は必要なら平気で捨て駒にでもする、それが覚悟よ」
ララエルは目の前の光景に絶望した
ララエル(おわった・・・人形は戦える・・・でもそれは私が中衛で仕事をすればの話・・・誘導部隊を戻す?でもよく見たら誘導部隊が居ない?もしかして私が中衛に入った時に倒された?!クソ!どうしよう!どうしよう!!)
ララエルが考えている今もラルの人形部隊がララエルの部隊に襲い掛かってくる!
ララエル「??」
ラルの部隊が途中で止まり、500体全体がオーラで遠距離攻撃準備を開始したのだ!
ララエル「な?!」
ララエルの防衛は自陣に近いポジジョン、ラルの部隊はララエルの部隊から離れた位置からの攻撃!
つまりラルの攻撃を阻止する術がララエルに存在しない!耐えるしかないのだ!
ララエル(あんな距離から全員狙撃?!しまった!これじゃあ耐えるしかない!しかも前衛だけで守り切るのは不可能!中衛後衛に被害が!!)
ララエルの部隊はどこの部隊が欠けても意味を成さない、バランスが良いが、崩れた時に一斉に壊れてしまう、そんな隊列なのだ。
ラル(バランスの良い隊列は誰もが考える術、だけど私が考えるのは相手の事を考えたその場その場の特殊な策、バランスこそ悪いけど、攻撃力は高い、戦略する側の私だからこそ出来る策、ララエル、貴女はどうする?)
ララエル「今の陣形だと駄目なら・・・後衛!中衛に移動!前衛!防御態勢!中衛60体で前衛30体に治療!!絶対にあの猛攻撃を耐えるよ!!」
ララエルは防御を固めた、そして自分自身も中衛に加わり、攻撃を耐える体制を作った
ララエル(絶え間なく降り注ぐ攻撃、それをどこまで耐えるか!また我慢勝負!!)
ラルの部隊はまず250体が遠距離攻撃を執行する!そしてタイミングを見て、残り250体が同じく遠距離攻撃を行う、その間に最初に攻撃した250体が攻撃準備を行い、攻撃を行う!これを繰り返し止めどなく攻撃を行う!!
ララエルの部隊は無限に降り注ぐオーラの矢に耐えていた!!
ララエル(うぐぐぐぐぐ!!!凄い猛攻!!でもさっきまでの攻撃に比べたらダメージ量は少ない!だけどこれをずっと続けられると!!)
ララエルは打開策を考えた!だがララエルは自分の事で手一杯のため、中々考えるに至らなかった
ララエル(支持者が一緒に戦うと組織全体に指示が行き届かなくなる!!うう!頑張るだけだとこんなにも組織は機能しないの?!それに対してラル様はずっと戦況を冷静に見極めている!この差は大きい!!ラル様を出し抜くためには私も最低でも同じじゃないと!!)
ララエルは考える!そして考えた先に思いついたのは攻撃がオーラであることだった
ララエル「オーラの消費に掛けるのは無謀!それに回復は間に合ってるなら!!」
ララエルは大きな声で指示を出す!
ララエル「中衛20体!特攻!あの軍勢に突進だーーーー!!!」
そう命令した瞬間中衛に居た20体の人形がラルの軍勢500体に突撃する!!
ラル「成程、全員が交互に遠距離しているからそれを壊せば勝機を見出せると考えたのね、案外感情論ばっかりだと思ってたけど頑張るじゃない・・・だけど」
ラルは指示を出す
ラル「100体、出撃、400体は200体ずつ交互に遠距離攻撃を続行」
ラルは100体の軍勢でララエルの20体の人形を撃破させに向った
ラル「残念、500体も居れば融通も利くの」
ララエル「400体に減った!!中衛20体!遠距離攻撃開始!!」
中衛に居た20体の人形は遠距離攻撃を開始し前衛に向ってくる100体の人形に攻撃を仕掛ける!!
ラル「無駄よ、数体倒されるの覚悟、それにそうしたら前衛30体、中衛20体とララエル本人、さっきより回復は遅れるわよ」
ララエル(さっきは500体で五分五分だった!でも100体ならこっちが中衛20体と私なら充分前衛をカバーできる!)
遠距離攻撃を続ける人形はラルの前衛に向かう人形に攻撃し続け、1体ずつ確実に倒していた!
そしてララエルの前衛に辿り着くもガードに専念している前衛を崩すのは500体の特攻でも不可能だったのが今は80体ほど、充分守り切れる!
ラル(それでも400体が常に攻撃を仕掛けている、それで前衛も加わっている、余裕はないはずなのに!!)
ララエルはオーラ攻撃を防いでいた
ララエル「次は私が前衛!!80体なら今の中衛でも十分!あとの400体は私がどうにかする!前衛の負担を減らせばいいんだから!!」
ララエルは遠距離攻撃を耐え続ける!そうしていく中、徐々に前衛の戦力が少なくなり、ラルが送った100体の前衛部隊を撃破することに成功した!
ララエル「私が頑張れば勝てる!!あと忘れてもらったら困るよ!!」
ララエルが放った最初の攻撃部隊!
ラルが当初撃破に向かわせた20体の人形がいつの間にか消えていた!
ララエル「誘導部隊にマッピングさせておいたんだよ!だから遠回りになったけどやっとラル様の部隊に届いた!!」
ラル「な?!」
ララエルが放った20体の人形は遠距離攻撃に夢中になっている無防備な人形を一掃し始めた!
もちろん火力が下がり、ララエルの部隊にも余裕が生まれる!そして残り20体もそのまま攻撃に向かわせる!
ララエル「叩きこめーーー!!!」
ラル「後方に居る人形!前衛準備!前に居る人形が肉壁になっている間に準備して!!」
ララエル「前衛前進!近づき次第一斉攻撃開始ーー!!」
ララエルの部隊が一斉にラルの部隊に特攻を仕掛ける!!
ラルの部隊はラルの言う通り、前の居た人形はガードに徹する!そしてその間に後ろに居た人形が前衛準備を整える!だがそれをララエルは見逃さなかった!!
ララエル「遠距離攻撃で後方に居る人形に攻撃ーー!!絶対に準備を完了させるなーー!!」
ララエルの人形はラルの人形を一掃する!ラルの人形は責められる事に手一杯になり守りに移ろうとするが間に合わず勢いのまま撃破されていった・・・そして
・・・・・・
ララエル「・・・勝った・・・?私が・・・ラル様に?」
ララエルは死闘に勝ち抜き、多くの朽ち果てた人形達の上に立っていた。
結果はララエル2対0ラル、残り2体の半壊の人形を残し、最後、ララエルが勝ち残ったのだ
ラル「おめでとう、関心、いや、感動したわ、まさかあんな理不尽な状況を打破するなんて・・・ずっと感情論だけのおバカさんだとばかり思って居たけど、これは見方を改める必要があるわね」
ララエル「えっと・・・その・・・」
ララエルはその場に立っているだけでやっとだった
ラル「実力は目に余るけどそれは後にどうにでも出来る、学がないなら教えればどうにでもなる、でも戦略や戦場を把握する力は教えではどうにもならない、観察眼が要求される、貴女は合格、認めてあげるわ」
ラルはララエルに治療を施す
ラル「ララエル・シフィターニャ、貴女を私の直属部隊【守護天の星樹(セラフィムステラツリー)】への入隊を認めます、おめでとう、ララ」
ラルはララエルを優しく抱きしめる、それは今まで酷い事を言い、苦しめ、陥れた事への詫びだった。
ラル「ごめんなさい、沢山酷い事ばかり言って、でも貴女の覚悟には正直驚かされたわ、私の目もまだまだね、貴女みたいな子を護衛部隊に入れなかったなんて」
ララエルはラルの優しさと合格を貰えた嬉しさに耐え切れず泣き出してしまった、
ラルはそんなララエルの頭を優しく撫でながら優しく抱きしめ続けた。
これが最も専属神の中で厳しいと言われたラルの直属部隊、腹心の誕生だった。
