界園(ワールドエデン)シリーズ
2025年05月21日
No.170 カナ冒険記その3
カナはまずは旅に出るために資金調達、そしてそこから道具や保存食を買って準備を整えなければならないと考え、野宿した後そのまま狩りを始めた。
ウルフの群れを見つけたカナ
カナ「よっしゃーー!!ウルフの毛皮1枚で50ロンだから、どんどん剥ぎ取れば塵積で金になる!」
カナはそう叫びながら次々と現れるウルフを殴り倒していく!
そして一時間後・・・
カナ「よし、ざっと100体くらいかな、今から剥ぎ取るのが面倒なんだよね~、しかもこれ全部取ったとしても5000ロンって・・・時給換算したらいったい何円なんだか・・・割に合わないなぁ、バイトした方が稼げたりするのかな?時給いくらか見てなかったよ」
カナは文句言いながらもウルフの皮を剝ぎ続け、村に戻る、そして買取屋に向かう。
カナ「今日は大量のウルフを見つけたからこれ!大量っしょ~~♪」
買取屋「うわあ~~~、勿体ない・・・」
カナ「え?なんで?」
買取屋「ウルフが群れで生息しているって事は間違いなく農家かこの村から討伐依頼が出ているはずなんですよ、だからそこから依頼を受けて討伐したらもっと収入があったのに・・・これだとタダ働きですね~」
カナ「え!!それっていくらくらいになるの?!」
買取屋「ざっと1万ロンですかね、結局こういう毛皮は追加報酬みたいな位置ですしね、報酬と手元に入れるお小遣い的な?」
カナ「ミスった~~~!!」
カナはその場で項垂れながらウルフの毛皮買取料5000ロン記載される。
・・・・・・
カナ「ねえ、いい仕事ない?」
カナは半泣きで受付嬢に話かける。
受付嬢「ど、どうしました?先ほど買取屋の所で項垂れてましたけど」
カナ「聞かないで、不幸な事故があっただけだからさ・・・、それより仕事!」
受付嬢「仕事の募集はあそこのパソコンから確認してください、そしていい仕事を見つけたら自分の冒険者IDを記載して申請していただけたら受注完了です!後は早い物勝ちになりますね!いつも朝8時に依頼が更新されますので冒険者の基本は朝早くにここに来て仕事を見つける事です!それが面倒という方は自分でパソコンを買ってますね、ネットワークさえ繋がって入ればギルドのサイトにいつでもログインできますので」
カナ「超現代的・・・でもわかりやすい!ありがとう!!」
カナはそう言われるとすぐにギルドに沢山並べられたパソコンに触れる、そして自身のIDを入力して依頼一覧を確認する。
・バルバートン討伐 報酬8万ロン
・レッドウルフ討伐 報酬6千ロン
・ベアウッドの卵10個収集 報酬2万ロン
カナ「え?たったの3つ?!全然仕事ないじゃん!これで生計立てれるの?!」
カナは考える、いち早くここでお金を集めて次の街に向わなければ先に進めないと。
カナ「とりあえずバルバートン討伐任務やるか・・・っていうか夜なのにまだ仕事残ってるって事は結構面倒臭いのかな?それか誰か仕事してるけど時間が掛かる的な?生息地が遠いとか?」
まずは情報収集しかないなと考えるカナ。
・・・・・・
カナはとりあえず今晩のご飯をと考え食堂を探し、見つけてはそのままお店に入る。
そして今日の報酬金を使ってお腹いっぱいになるまでご飯を食べる、その金額460ロン
お腹を満たしたカナはそのまま聞き込みを始める、まずは店員さんに話かけ、相場を確認する。
店員「バイトの大体の時給?時給換算とか面倒ではないですか?基本的に日当換算ですね、ちなみに1日4時間以上で1500ロンですよ!、一ヵ月分(30日)働けば4万5千ロン、お金に困ってる人は掛け持ちで仕事をしているのが普通なので、朝は建設、昼は配達、夜はお店のスタッフ、みたいにやってて、最高なら13万ロンくらいなら稼げるかな~」
カナ(一般人、12時間以上の勤務で月約13万ロンか、宿代一泊1000ロンだったり、今日の食事でも460ロン、これを30日分で考えた場合、宿代約3万ロン、食費約1万5千ロン、最低でも月4万5千ロン稼いでおかないと生きていくのは大変って事か)
カナ「ここって税金みたいな制度ってあるの?」
店員「もちろんよ、冒険者の場合はどこで仕事しているかによるわね、例えばこの街の依頼を最後に受けたらこの街に納税する事!みたいなね!」
カナ「へぇ、納税ってどれくらいなの?」
店員「年に50万ロン、それだけ払えば問題ないわよ、どんなに貧乏でも裕福でも50万ロンさえ払えば義務は果たされるの、だけどそれはこの村での話、例えば隣の街の【シルムコッド】なんて年200万ロンも払わないといけないの!だから時期が来ると冒険者はこぞってこの村に来るわね、もう依頼争奪戦!ただでさえこの街の仕事はかなり少ないのに街を拠点にしてる冒険者がこぞってここに来るから、おかげで住んでもないのにこの村に沢山納税してくれるから村なのにあんなデカいギルドが建てられたり、設備が豊富だったりするんだけどね~」
カナ「へぇ~そんな事情があるんだね~、それっていつもどの時期なの?」
店員「12月はとくに凄いわね、その年の最後に受けた依頼達成場所で決まるから1月に達成しても意味ないのよね、だからこの村も12月は普段は出てこないような難しい任務ばかり、それでも皆こぞって仕事をしてくれるから便利なものよ~」
カナ「それはもちろん個人依頼は適応されないんだよね?」
店員「されないわね、それを許したらズル出来るからね、ギルドからの正式な依頼をこなしてやっと正式に認められる!聞けば1月の段階で既に税金を払って後はのびのび過ごしている冒険者が多いって聞くし、強いって自由よね~、私なんて全然実力ないからこういう仕事しか出来ないのにね」
カナ(つまり私の納税義務はこの村って事か、ラッキーだね!でも良い話が聞けた!ギリギリで納税額の少ない街で仕事をこなす!)
・・・・・・
カナはそのまま次に別の卓で食事をしている女性達に話しかける。
カナ「ねえねえ!私今度初めて【シルムコッド】に行こうと思うんだけどあっちの物価って高いの?」
女性A「高いわね~、でもこの村では絶対に売ってないような物ばかりだから仕方ない所はあるかもね~、人によってはシルムコッドで住むのは無理だからこの村からシルムコッドに行って仕事する人多いわよ」
女性B「でもこの村は食材が安いのが救いよね~、家も建てやすいし、借家でも支払い金少ないし、基本的に掛かるお金が少ないっていうのが魅力的なのよね~、仕事がないのは辛い所だけど!あはは~~」
女性A「だから公務員になれば安泰なのよ!ほら!ギルドとか!受付嬢の倍率高いからね~~」
女性B「だってわざわざ都会の街で良い学校行ってこのへんぴな村に来てギルド職員になるって・・・わりにあわないって・・・」
女性A「勉強とかかなり難しいらしいしね~、でも一度くらいシルムコッドよりも都会の街に行ってみたいわよね~」
女性B「わかる!私港街に住んでみたい!でも港街の人からすれば山側に住む私達を羨ましいって思うのかもね~」
カナ「うんうんなるほどね~、良い話聞けたよ!ありがとう!ジュースおごるね!」
・・・・・・
カナは店を出て武器屋や道具屋に向かう。
カナ「アルミソード750ロン、鉄ソード2500ロン、鉄の鎧8000ロン、高いねぇ~」
武器屋「お嬢ちゃん冒険者かい?ならそんな重たい武器よりもレイピアみたいな軽い武器の方がいいんじゃねえか?なんか得意な武器とかあるか?」
カナ「私槍と武術が得意なんだよ!槍を持たせたらもう!それはそれは!」
武器屋「槍か!いいね!なら鉄槍とかどうだ?1500ロンだぜ!」
カナ「ナックル的な奴も欲しいな~硬くない的にわざわざ槍を使うの面倒だしさ!ある程度は殴って蹴って終わらせたい!」
武器屋「いいね!ならこの装備一式でどうだ!全部で5000ロンだぜ!」
カナ「買った!!!!」
・・・・・・
カナ「回復ポーション、疲労回復ポーション、アツアツポーション、サムサムポーション、エラ呼吸ポーション(30分)、ハイ回復ポーション、状態異常回復ポーション、結構揃ってるね!」
道具屋「いらっしゃい!何か必要な物はありますか!冒険のお供から日用品まで全て揃えております!」
カナ「鞄とかある?」
道具屋「もちろん!丈夫がウリの皮の鞄です!沢山入りますよ!」
カナ(そっか、この世界は魔法という概念がないからなんでも入る魔法の鞄みたいな概念無いんだ・・・)
道具屋「もしかして新規の冒険者様ですか?ならなんとこのお店の特別商品!初めてセット!なんと各種類のポーション1本セットと鞄!そして冒険に欠かせない革製の靴や服も合わせて1万ロン!どうでしょう!」
カナ「買う!でもお金ないからまた明日以降でお願いします!!!」
カナは道具屋を後にする。
・・・・・・
カナ「今日も野宿か・・・」
所持金6000ロン
食費460ロン
武器防具一式5000ロン
現在所持金540ロン
カナの冒険はまだまだ始まらない・・・
ウルフの群れを見つけたカナ
カナ「よっしゃーー!!ウルフの毛皮1枚で50ロンだから、どんどん剥ぎ取れば塵積で金になる!」
カナはそう叫びながら次々と現れるウルフを殴り倒していく!
そして一時間後・・・
カナ「よし、ざっと100体くらいかな、今から剥ぎ取るのが面倒なんだよね~、しかもこれ全部取ったとしても5000ロンって・・・時給換算したらいったい何円なんだか・・・割に合わないなぁ、バイトした方が稼げたりするのかな?時給いくらか見てなかったよ」
カナは文句言いながらもウルフの皮を剝ぎ続け、村に戻る、そして買取屋に向かう。
カナ「今日は大量のウルフを見つけたからこれ!大量っしょ~~♪」
買取屋「うわあ~~~、勿体ない・・・」
カナ「え?なんで?」
買取屋「ウルフが群れで生息しているって事は間違いなく農家かこの村から討伐依頼が出ているはずなんですよ、だからそこから依頼を受けて討伐したらもっと収入があったのに・・・これだとタダ働きですね~」
カナ「え!!それっていくらくらいになるの?!」
買取屋「ざっと1万ロンですかね、結局こういう毛皮は追加報酬みたいな位置ですしね、報酬と手元に入れるお小遣い的な?」
カナ「ミスった~~~!!」
カナはその場で項垂れながらウルフの毛皮買取料5000ロン記載される。
・・・・・・
カナ「ねえ、いい仕事ない?」
カナは半泣きで受付嬢に話かける。
受付嬢「ど、どうしました?先ほど買取屋の所で項垂れてましたけど」
カナ「聞かないで、不幸な事故があっただけだからさ・・・、それより仕事!」
受付嬢「仕事の募集はあそこのパソコンから確認してください、そしていい仕事を見つけたら自分の冒険者IDを記載して申請していただけたら受注完了です!後は早い物勝ちになりますね!いつも朝8時に依頼が更新されますので冒険者の基本は朝早くにここに来て仕事を見つける事です!それが面倒という方は自分でパソコンを買ってますね、ネットワークさえ繋がって入ればギルドのサイトにいつでもログインできますので」
カナ「超現代的・・・でもわかりやすい!ありがとう!!」
カナはそう言われるとすぐにギルドに沢山並べられたパソコンに触れる、そして自身のIDを入力して依頼一覧を確認する。
・バルバートン討伐 報酬8万ロン
・レッドウルフ討伐 報酬6千ロン
・ベアウッドの卵10個収集 報酬2万ロン
カナ「え?たったの3つ?!全然仕事ないじゃん!これで生計立てれるの?!」
カナは考える、いち早くここでお金を集めて次の街に向わなければ先に進めないと。
カナ「とりあえずバルバートン討伐任務やるか・・・っていうか夜なのにまだ仕事残ってるって事は結構面倒臭いのかな?それか誰か仕事してるけど時間が掛かる的な?生息地が遠いとか?」
まずは情報収集しかないなと考えるカナ。
・・・・・・
カナはとりあえず今晩のご飯をと考え食堂を探し、見つけてはそのままお店に入る。
そして今日の報酬金を使ってお腹いっぱいになるまでご飯を食べる、その金額460ロン
お腹を満たしたカナはそのまま聞き込みを始める、まずは店員さんに話かけ、相場を確認する。
店員「バイトの大体の時給?時給換算とか面倒ではないですか?基本的に日当換算ですね、ちなみに1日4時間以上で1500ロンですよ!、一ヵ月分(30日)働けば4万5千ロン、お金に困ってる人は掛け持ちで仕事をしているのが普通なので、朝は建設、昼は配達、夜はお店のスタッフ、みたいにやってて、最高なら13万ロンくらいなら稼げるかな~」
カナ(一般人、12時間以上の勤務で月約13万ロンか、宿代一泊1000ロンだったり、今日の食事でも460ロン、これを30日分で考えた場合、宿代約3万ロン、食費約1万5千ロン、最低でも月4万5千ロン稼いでおかないと生きていくのは大変って事か)
カナ「ここって税金みたいな制度ってあるの?」
店員「もちろんよ、冒険者の場合はどこで仕事しているかによるわね、例えばこの街の依頼を最後に受けたらこの街に納税する事!みたいなね!」
カナ「へぇ、納税ってどれくらいなの?」
店員「年に50万ロン、それだけ払えば問題ないわよ、どんなに貧乏でも裕福でも50万ロンさえ払えば義務は果たされるの、だけどそれはこの村での話、例えば隣の街の【シルムコッド】なんて年200万ロンも払わないといけないの!だから時期が来ると冒険者はこぞってこの村に来るわね、もう依頼争奪戦!ただでさえこの街の仕事はかなり少ないのに街を拠点にしてる冒険者がこぞってここに来るから、おかげで住んでもないのにこの村に沢山納税してくれるから村なのにあんなデカいギルドが建てられたり、設備が豊富だったりするんだけどね~」
カナ「へぇ~そんな事情があるんだね~、それっていつもどの時期なの?」
店員「12月はとくに凄いわね、その年の最後に受けた依頼達成場所で決まるから1月に達成しても意味ないのよね、だからこの村も12月は普段は出てこないような難しい任務ばかり、それでも皆こぞって仕事をしてくれるから便利なものよ~」
カナ「それはもちろん個人依頼は適応されないんだよね?」
店員「されないわね、それを許したらズル出来るからね、ギルドからの正式な依頼をこなしてやっと正式に認められる!聞けば1月の段階で既に税金を払って後はのびのび過ごしている冒険者が多いって聞くし、強いって自由よね~、私なんて全然実力ないからこういう仕事しか出来ないのにね」
カナ(つまり私の納税義務はこの村って事か、ラッキーだね!でも良い話が聞けた!ギリギリで納税額の少ない街で仕事をこなす!)
・・・・・・
カナはそのまま次に別の卓で食事をしている女性達に話しかける。
カナ「ねえねえ!私今度初めて【シルムコッド】に行こうと思うんだけどあっちの物価って高いの?」
女性A「高いわね~、でもこの村では絶対に売ってないような物ばかりだから仕方ない所はあるかもね~、人によってはシルムコッドで住むのは無理だからこの村からシルムコッドに行って仕事する人多いわよ」
女性B「でもこの村は食材が安いのが救いよね~、家も建てやすいし、借家でも支払い金少ないし、基本的に掛かるお金が少ないっていうのが魅力的なのよね~、仕事がないのは辛い所だけど!あはは~~」
女性A「だから公務員になれば安泰なのよ!ほら!ギルドとか!受付嬢の倍率高いからね~~」
女性B「だってわざわざ都会の街で良い学校行ってこのへんぴな村に来てギルド職員になるって・・・わりにあわないって・・・」
女性A「勉強とかかなり難しいらしいしね~、でも一度くらいシルムコッドよりも都会の街に行ってみたいわよね~」
女性B「わかる!私港街に住んでみたい!でも港街の人からすれば山側に住む私達を羨ましいって思うのかもね~」
カナ「うんうんなるほどね~、良い話聞けたよ!ありがとう!ジュースおごるね!」
・・・・・・
カナは店を出て武器屋や道具屋に向かう。
カナ「アルミソード750ロン、鉄ソード2500ロン、鉄の鎧8000ロン、高いねぇ~」
武器屋「お嬢ちゃん冒険者かい?ならそんな重たい武器よりもレイピアみたいな軽い武器の方がいいんじゃねえか?なんか得意な武器とかあるか?」
カナ「私槍と武術が得意なんだよ!槍を持たせたらもう!それはそれは!」
武器屋「槍か!いいね!なら鉄槍とかどうだ?1500ロンだぜ!」
カナ「ナックル的な奴も欲しいな~硬くない的にわざわざ槍を使うの面倒だしさ!ある程度は殴って蹴って終わらせたい!」
武器屋「いいね!ならこの装備一式でどうだ!全部で5000ロンだぜ!」
カナ「買った!!!!」
・・・・・・
カナ「回復ポーション、疲労回復ポーション、アツアツポーション、サムサムポーション、エラ呼吸ポーション(30分)、ハイ回復ポーション、状態異常回復ポーション、結構揃ってるね!」
道具屋「いらっしゃい!何か必要な物はありますか!冒険のお供から日用品まで全て揃えております!」
カナ「鞄とかある?」
道具屋「もちろん!丈夫がウリの皮の鞄です!沢山入りますよ!」
カナ(そっか、この世界は魔法という概念がないからなんでも入る魔法の鞄みたいな概念無いんだ・・・)
道具屋「もしかして新規の冒険者様ですか?ならなんとこのお店の特別商品!初めてセット!なんと各種類のポーション1本セットと鞄!そして冒険に欠かせない革製の靴や服も合わせて1万ロン!どうでしょう!」
カナ「買う!でもお金ないからまた明日以降でお願いします!!!」
カナは道具屋を後にする。
・・・・・・
カナ「今日も野宿か・・・」
所持金6000ロン
食費460ロン
武器防具一式5000ロン
現在所持金540ロン
カナの冒険はまだまだ始まらない・・・
patopatoblog at 18:52|Permalink
2025年05月20日
No.169 カナ冒険記その2
カナは自身の世界、【界園】に入る。
するとそこには以前死んだ場所と同じ場所に立っていた。
カナ「はぁ~、まさか死んだ場所からか~、まさか前回夜に獣たちに襲われるとは・・・しかもこの世界!現実世界の私のHP全無視じゃん!なにさ!HP概念あるなら表示くらいしてくれてもいいじゃん!馬鹿!アホ!不良品!!」
カナはその場で地団太を踏む、だがその行動に何も意味はなく、仕方なく世界攻略を始める。
カナ「前回は確か、街を探そうとしてたんだっけ?久しぶりに入ったから目的忘れちった・・・」
カナはとりあえず先に進む、結局水は見つけられずにいた、そのため獣の血を狙うしかないと考えたカナは街を探しながら獲物が現れるのを待つ。
カナ「武器は前回倒したウルフの骨、それが無くても別に倒せるけど・・・血か・・・すっごく生臭いから嫌なんだよなぁ・・・しかも変な菌が移ったらどうしよう、この世界に感染症とかあるのかな、あるよね!普通に!むしろこういう世界だからこそ感染症とは伝染病とかの設定が生きて来るもんね!あ~~あ!やってらんない!」
カナは大声で一人で喋り続ける、気が狂ったわけではなく、こうした方が獲物からカナの方に寄ってくるのだ。
カナの作戦は上手くいきまた野生のウルフがカナを狙う。
カナ「来たね来たね~~!」
カナはウルフの様子を伺う、そしてウルフが襲ってくるとカナは軽くかわし、そのまま回し蹴りをウルフの顔面に食らわせる!
そのまま吹っ飛んだウルフに対してカナは容赦なく頭を踏みつける!そして血が吹き溢れる!
カナはウルフの血液をすくい、飲み干す、マズかった、口の中に残る生暖かく、そして喉に引っかかるねっとりとした感触、中々退かない臭み、やはり不愉快という感情が勝った。
カナ(我慢我慢!生きるために食事をする!世界旅をしてた時にメリアから教わった!あの時は猪だっけ・・・う、あの後お腹壊したの思い出した、原因を出せないからただただ皆で苦しむっている苦行だったな・・・)
カナはそのままウルフを裁き、食事をする、やはり美味しくなかった。
カナ(マズイ、でも薄く切ればまだ食べれる、香草を使えば多少はマシになるし、工夫次第でどうにかなるものなのかな~)
カナは近くにあった香りがある野草を取っていた、それと一緒に肉を焼く事で野草の臭いで肉の臭みを誤魔化し、食べる事にしたのだ。
そしてある程度食事を済ませ先に進む。
・・・・・・
カナ「やった・・・初めての村だーーーー!!!」
カナはやっとの思いで村に到着した、まずは資金調達とこの時のために倒して来たウルフの毛皮を大事に持っていたカナは買い取り屋みたいな建物を探す
カナ「ねえねえ!ここらで獣の皮を買い取ってくれる店知らない?」
村人A「ああ!それならギルドがいいね!ギルドならそれを買い取ってくれるぜ!だけど嬢ちゃん、冒険者か?とてもそんな風には見えねえが・・・」
カナ「ああ!よくある奴ね!私ギルドに加入するために今までギルドの無いへんぴな村で鍛えて来たのさ!だからこうやってウルフも軽くボコボコに出来るってわけ!」
村人A「なるほどな!ウルフを倒せるなら大丈夫だろ!ギルドはあの一番デケェ建物だ!頑張れよ!」
村人Aは軽く手を振り去っていく。
カナ「中々気前のいいおじさんだったね!でもまさにチュートリアル!よくあるパターン!王道!このまま進めば順調に冒険者ライフを過ごし!将来はカルティナが言ってたこの世界を統べる真龍の所まで行ける!・・・かも」
カナはそう言いながらギルドに到着する、そしてギルドの受付で冒険者新規登録手続きを行うために受付嬢に話掛ける。
受付嬢「新規の方ですね!では登録しますのでまずはこちらの書類を記載して貰っていいですか?」
カナ「ねえねえ!職業とかあるの!ジョブってやつ!あとは属性適正とか!レベルは!そういう奴を見られるステータスカードみたいなのないの?」
カナはとりあえずと小説やゲームで培った知識を受付嬢に全てぶつける、だが受付嬢から帰って来た答えはカナの期待に応えることはなかった。
受付嬢「魔法?ジョブ?職業は冒険者ではないのですか?属性とは?武器で戦うのに属性は必要なのですか?ステータス?そんなもの視覚化出来たらどれだけ楽か、夢がありますね・・・」
っと苦笑いされてしまった・・・。
カナ(つまんな!魔法もジョブもないの?!でも武器は自由に選べるっぽいけど・・・こんなんで連載出来ると思ってんの!!普通はステータスをオープンしたら類稀な才能があったりとか!逆に平凡以下だけど何かの条件で爆発的に強くなるとか!そういうファンタジーはないわけ!!)
カナは不貞腐れた、せっかくのファンタジーがことごとく砕かれていく。
・・・・・・
受付が終わり、新規登録を済ませた。
受付嬢「では後はご自由にお仕事を探してください!頑張ってくださいね!」
カナ「待った!まさかギルドランクみたいなのもないの?!」
受付嬢「ランク?冒険者様が自身で取って来た仕事をわざわざ私達で選ぶなんて恐れ多い、私達ギルドからは勿論仕事を紹介しますが、それをやるやらないは冒険者様達が決める事で私達はそれを承諾するのみです」
カナ「なんでそこはリアルと同じなの~~」
受付嬢「まずはキャリアと名声が必要なのは間違いないですけどね!もちろんギルドから毎度仕事を貰うのもいいですが自身で仕事を見つけ顧客を捕まえ独立し!独自のチームを作るのも手ですね!」
カナ「やっぱりあるの!人気のあるチーム!!」
カナは心躍らせる!やはり名声の高いチームがギルド内に居るのは王道!
受付嬢「えっと・・・この街でとりあえず仕事を任せておけば安心と言われるのは【ナリアナグループ】、依頼料は高いですがほぼ難しい依頼も達成するまでこなしてくれる!逃げた事や放棄した事は今までに一度もない!【ジンワークス】、一般価格よりも安く依頼を受けてくれるけど達成率は50%、達成できれば安上がりに済んでラッキー!失敗しても安く済んでるからメンタル的にダメージが少ない!貧乏人の強い味方!【リストアップ!】この3グループですかね」
カナ「そうそう♪そういうの待ってたんだよ~~♪」
カナ(【ナリアナグループ】はよくある企業って感じ、【ジンワークス】は少し高価な弁護士事務所!みたいなイメージかな、【リストアップ!】はなんか地域密着型の小さい企業って感じかな~、私的には【リストアップ!】がお好みかな~)
受付嬢「他にも多くのグループはありますので、どこかに所属したいのであればぜひ自身を上手くアピールする事ですね!独立して自身でグループを立ち上げるならまずは名声を!そしてカナさんにこそ依頼したい!と思ってくださるお客様を沢山見つけることですね!」
カナ「そうだね!色々考えてみる!沢山教えてくれてありがと~~♪」
カナは受付嬢に御礼を言いながらウルフの毛皮を買い取ってくれる買い取りカウンターに向かう、そして毛皮を渡すと100ロンを記載されたカードを手渡される。
買取屋「君お金カードを持って居なかったから特別にあげるよ、そのカードは財布と同じだから絶対に無くしたらダメだぞ!もし心配なら体内にチップを打てば手をかざすだけで会計が全て事済むけど?」
カナ「それは便利だね!じゃあまたその施術をしてくれる店を探すよ!いくらぐらいするの?」
買取屋「無料ですよ!ですがこの街では行っていないのですよ、少し離れた所にここよりも栄えた街【シルムコッド】があるのでそちらに向かって頂けたら」
カナ「【シルムコッド】ね!というかこの村ってなんて名前なの?」
買取屋「【ウェコ村】ですよ!自然豊かで作物がよく育っている村なんですよ!この村から先ほどの【シルムコッド】に食材を提供しています!ぜひゆっくりしていってくださいね!」
・・・・・・
カナはギルドを後にする、先ほど紹介されたグループは全て【シルムコッド】に拠点があるらしい、この村もグループはあるがまったく名声はなく、細々と暮らしているらしい、だがこんな街に居座ってくれる冒険者は珍しく、村の住人は凄くありがたい存在だと思ってくれてるらしい。
カナ「なんかいいよね、お互いが求められている関係って、現実だと中々目に見えないからさ・・・」
カナはそう思いながら宿っぽい店を見つけ、一泊しようと受付に話しかける。
宿屋「一泊1000ロンだよ!」
カナ「・・・・・・」
カナは野宿した・・・。
するとそこには以前死んだ場所と同じ場所に立っていた。
カナ「はぁ~、まさか死んだ場所からか~、まさか前回夜に獣たちに襲われるとは・・・しかもこの世界!現実世界の私のHP全無視じゃん!なにさ!HP概念あるなら表示くらいしてくれてもいいじゃん!馬鹿!アホ!不良品!!」
カナはその場で地団太を踏む、だがその行動に何も意味はなく、仕方なく世界攻略を始める。
カナ「前回は確か、街を探そうとしてたんだっけ?久しぶりに入ったから目的忘れちった・・・」
カナはとりあえず先に進む、結局水は見つけられずにいた、そのため獣の血を狙うしかないと考えたカナは街を探しながら獲物が現れるのを待つ。
カナ「武器は前回倒したウルフの骨、それが無くても別に倒せるけど・・・血か・・・すっごく生臭いから嫌なんだよなぁ・・・しかも変な菌が移ったらどうしよう、この世界に感染症とかあるのかな、あるよね!普通に!むしろこういう世界だからこそ感染症とは伝染病とかの設定が生きて来るもんね!あ~~あ!やってらんない!」
カナは大声で一人で喋り続ける、気が狂ったわけではなく、こうした方が獲物からカナの方に寄ってくるのだ。
カナの作戦は上手くいきまた野生のウルフがカナを狙う。
カナ「来たね来たね~~!」
カナはウルフの様子を伺う、そしてウルフが襲ってくるとカナは軽くかわし、そのまま回し蹴りをウルフの顔面に食らわせる!
そのまま吹っ飛んだウルフに対してカナは容赦なく頭を踏みつける!そして血が吹き溢れる!
カナはウルフの血液をすくい、飲み干す、マズかった、口の中に残る生暖かく、そして喉に引っかかるねっとりとした感触、中々退かない臭み、やはり不愉快という感情が勝った。
カナ(我慢我慢!生きるために食事をする!世界旅をしてた時にメリアから教わった!あの時は猪だっけ・・・う、あの後お腹壊したの思い出した、原因を出せないからただただ皆で苦しむっている苦行だったな・・・)
カナはそのままウルフを裁き、食事をする、やはり美味しくなかった。
カナ(マズイ、でも薄く切ればまだ食べれる、香草を使えば多少はマシになるし、工夫次第でどうにかなるものなのかな~)
カナは近くにあった香りがある野草を取っていた、それと一緒に肉を焼く事で野草の臭いで肉の臭みを誤魔化し、食べる事にしたのだ。
そしてある程度食事を済ませ先に進む。
・・・・・・
カナ「やった・・・初めての村だーーーー!!!」
カナはやっとの思いで村に到着した、まずは資金調達とこの時のために倒して来たウルフの毛皮を大事に持っていたカナは買い取り屋みたいな建物を探す
カナ「ねえねえ!ここらで獣の皮を買い取ってくれる店知らない?」
村人A「ああ!それならギルドがいいね!ギルドならそれを買い取ってくれるぜ!だけど嬢ちゃん、冒険者か?とてもそんな風には見えねえが・・・」
カナ「ああ!よくある奴ね!私ギルドに加入するために今までギルドの無いへんぴな村で鍛えて来たのさ!だからこうやってウルフも軽くボコボコに出来るってわけ!」
村人A「なるほどな!ウルフを倒せるなら大丈夫だろ!ギルドはあの一番デケェ建物だ!頑張れよ!」
村人Aは軽く手を振り去っていく。
カナ「中々気前のいいおじさんだったね!でもまさにチュートリアル!よくあるパターン!王道!このまま進めば順調に冒険者ライフを過ごし!将来はカルティナが言ってたこの世界を統べる真龍の所まで行ける!・・・かも」
カナはそう言いながらギルドに到着する、そしてギルドの受付で冒険者新規登録手続きを行うために受付嬢に話掛ける。
受付嬢「新規の方ですね!では登録しますのでまずはこちらの書類を記載して貰っていいですか?」
カナ「ねえねえ!職業とかあるの!ジョブってやつ!あとは属性適正とか!レベルは!そういう奴を見られるステータスカードみたいなのないの?」
カナはとりあえずと小説やゲームで培った知識を受付嬢に全てぶつける、だが受付嬢から帰って来た答えはカナの期待に応えることはなかった。
受付嬢「魔法?ジョブ?職業は冒険者ではないのですか?属性とは?武器で戦うのに属性は必要なのですか?ステータス?そんなもの視覚化出来たらどれだけ楽か、夢がありますね・・・」
っと苦笑いされてしまった・・・。
カナ(つまんな!魔法もジョブもないの?!でも武器は自由に選べるっぽいけど・・・こんなんで連載出来ると思ってんの!!普通はステータスをオープンしたら類稀な才能があったりとか!逆に平凡以下だけど何かの条件で爆発的に強くなるとか!そういうファンタジーはないわけ!!)
カナは不貞腐れた、せっかくのファンタジーがことごとく砕かれていく。
・・・・・・
受付が終わり、新規登録を済ませた。
受付嬢「では後はご自由にお仕事を探してください!頑張ってくださいね!」
カナ「待った!まさかギルドランクみたいなのもないの?!」
受付嬢「ランク?冒険者様が自身で取って来た仕事をわざわざ私達で選ぶなんて恐れ多い、私達ギルドからは勿論仕事を紹介しますが、それをやるやらないは冒険者様達が決める事で私達はそれを承諾するのみです」
カナ「なんでそこはリアルと同じなの~~」
受付嬢「まずはキャリアと名声が必要なのは間違いないですけどね!もちろんギルドから毎度仕事を貰うのもいいですが自身で仕事を見つけ顧客を捕まえ独立し!独自のチームを作るのも手ですね!」
カナ「やっぱりあるの!人気のあるチーム!!」
カナは心躍らせる!やはり名声の高いチームがギルド内に居るのは王道!
受付嬢「えっと・・・この街でとりあえず仕事を任せておけば安心と言われるのは【ナリアナグループ】、依頼料は高いですがほぼ難しい依頼も達成するまでこなしてくれる!逃げた事や放棄した事は今までに一度もない!【ジンワークス】、一般価格よりも安く依頼を受けてくれるけど達成率は50%、達成できれば安上がりに済んでラッキー!失敗しても安く済んでるからメンタル的にダメージが少ない!貧乏人の強い味方!【リストアップ!】この3グループですかね」
カナ「そうそう♪そういうの待ってたんだよ~~♪」
カナ(【ナリアナグループ】はよくある企業って感じ、【ジンワークス】は少し高価な弁護士事務所!みたいなイメージかな、【リストアップ!】はなんか地域密着型の小さい企業って感じかな~、私的には【リストアップ!】がお好みかな~)
受付嬢「他にも多くのグループはありますので、どこかに所属したいのであればぜひ自身を上手くアピールする事ですね!独立して自身でグループを立ち上げるならまずは名声を!そしてカナさんにこそ依頼したい!と思ってくださるお客様を沢山見つけることですね!」
カナ「そうだね!色々考えてみる!沢山教えてくれてありがと~~♪」
カナは受付嬢に御礼を言いながらウルフの毛皮を買い取ってくれる買い取りカウンターに向かう、そして毛皮を渡すと100ロンを記載されたカードを手渡される。
買取屋「君お金カードを持って居なかったから特別にあげるよ、そのカードは財布と同じだから絶対に無くしたらダメだぞ!もし心配なら体内にチップを打てば手をかざすだけで会計が全て事済むけど?」
カナ「それは便利だね!じゃあまたその施術をしてくれる店を探すよ!いくらぐらいするの?」
買取屋「無料ですよ!ですがこの街では行っていないのですよ、少し離れた所にここよりも栄えた街【シルムコッド】があるのでそちらに向かって頂けたら」
カナ「【シルムコッド】ね!というかこの村ってなんて名前なの?」
買取屋「【ウェコ村】ですよ!自然豊かで作物がよく育っている村なんですよ!この村から先ほどの【シルムコッド】に食材を提供しています!ぜひゆっくりしていってくださいね!」
・・・・・・
カナはギルドを後にする、先ほど紹介されたグループは全て【シルムコッド】に拠点があるらしい、この村もグループはあるがまったく名声はなく、細々と暮らしているらしい、だがこんな街に居座ってくれる冒険者は珍しく、村の住人は凄くありがたい存在だと思ってくれてるらしい。
カナ「なんかいいよね、お互いが求められている関係って、現実だと中々目に見えないからさ・・・」
カナはそう思いながら宿っぽい店を見つけ、一泊しようと受付に話しかける。
宿屋「一泊1000ロンだよ!」
カナ「・・・・・・」
カナは野宿した・・・。
patopatoblog at 22:10|Permalink
2024年12月15日
No.162 カナ冒険記その1 第四章425話
カナはカルティナの会話を終えるとそのまま案内された世界、第八世界【ヘスティディア】に転送された。
カナが転送された場所は草原だった。
カナ「本当にRPGか!ってくらい再現されてるね、という事はもしかしてモンスターが?!」
バッとカナは振り向く、だが周辺には何も居なかった。
カナ「そういえばさっきまで写ってたステータスみたいなの、消えてるね、もしかしてそういう世界じゃないってこと?」
カナはオーラを込める、だが全然オーラが溜まらない。
カナ「成程ね、この世界はオーラという概念がないのか、なら魔力とか?という事は現実世界の私の力はこの世界ではまったく意味を成さないってことなのかな?」
そもそもオーラが纏えない以上身体能力にそこまで期待できるものではない。
カナ「でもまあ私龍だし~、人間に比べたら筋力は~~~ある!!!!」
ドゴー――ン!!!
カナは地面を思い切り殴る、すると規模は小さいが地面が少し盛り上がった。
カナ「う~ん、地面じゃわからないなぁ、木が近くにあれば今の力量を確かめる事が出来るのになぁ」
カナはそう言いながら次は走る、カナは龍族であるため人に比べても脚の筋力がある、どれくらい速いかと言うと陸上競技全競技素で人間の世界記録を余裕で更新してしまう程にはある。
カナは生まれ持っての龍族のためそもそも身体の作りが異なっているのだ。
・・・・・・
カナは草原を走り続ける、脚は充分、だが問題は体力だった。
カナ「はぁ、はぁ、つ、疲れた・・・」
カナは身体能力は高いのだが、唯一体力がないのだ、それは単純に訓練不足。
カナ(最近大会でもそうだったけど真面目に訓練してなかった事が悔やまれる場面が多いなぁ、技術とかはすぐに覚えるのになぁ、はぁ、私もソフィアみたいに能力戦闘特化の性質をしてたら良かったんだけど・・・いやいや!そんな事を悔やんでも仕方ない!)
カナは少し休憩してから再度走り出す、だがそれを繰り返していると違和感に気付く。
カナ(あれ?私こんなに体力なかったっけ?こんな距離で疲れるならパトとメリアが行方不明になった時、ソフィアと調査するためにわざわざ東京から東北まで飛んだんだよ、あれだってオーラ以前に体力だった、でも全然苦じゃなかった・・・もしかしてこの世界では【スタミナゲージ】が存在するの?!)
可能性がある話だった、ゲームではよくある設定だ、
常に走れないようにHPゲージとは別にスタミナゲージが搭載されている、この世界はもしかするとそれが採用されている、だからずっと走り続けられないのかもしれない、カナはそう考えた。
カナ(あり得る話だね、だとすればこの世界は私の知ってるゲームの中で何が一番近いか、それをまずは認識する必要性があるね、そこからこの世界に適応していかないと大事な場面で取り返しがつかない事になるかもだからね)
カナは何度も走る、そして何度も止まる、それを繰り返す事で自分の現在スタミナを理解する。
カナ「うむ、大体全力疾走で20秒、駆け足程度だと30秒、あまり差はないね、何回か計ってみたけど時間も距離も同じ、どんどん呼吸が苦しくなってどうしても限界が来て止まってしまう、それが20秒、これ、もしかして飛ぶとか、上り下りとか、水泳とかでも影響を受けないよね?だとすればこの世界で大事なのは体力を上げる事になるかも、う~ん、もっと情報が欲しい、そもそもHPゲージは見えないけど多分存在するよね、攻撃力とか守備力ってどういう概念なんだろう、敵が現れないとなんとも」
そんなこんなと考えていると草原の先から野生の獣が現れる。その姿は狼のようにも見える。
カナ「おお、モンスターって奴だね、最初の敵がウルフ型か、最近では見ないスタイルだね、大体ゴブリンとかスライムとかだと思ってたけど多分これはファンタジー系じゃない、もっとリアル要素を詰め込んだような・・・あれ・・・これもしかして狩り系のゲーム??」
カナは今武器を持って居なかった、素手で戦うしかないと構える、そして狼はカナに襲う、だがカナからすれば一直線の単調な攻撃、複雑な動きをしない相手ならとそのまま身をかわし、狼の腹部を蹴り上げる!
狼「ぎゃふ??!!」
カナ「いいの入ったね!気が進まないけどごめんね!!」
カナはそのまま倒れている狼の頭をかかと落としで決め、完全に頭蓋骨を割った。
その瞬間一瞬の悲鳴と共に頭部から多くの血が辺り一面に飛び散った。
カナ「げ~、ここはリアル再現か・・・特に経験値という制度はなし、狼も別に勝手に消えたりはしない、お金を落とす事もない・・・もしかしてこれ、素材剥ぎ取りとかしないとダメな奴・・・?」
カナは青ざめる、今までそんな経験がないというのもあるが、もしカナの予想通り狩り系のゲームをモチーフにされた世界だった場合、それを意味するのは今後の展開で天災級の化物と対峙しないといけない、しかもそのゲーム規模が一体の地域なのか、星規模なのか、それとも宇宙規模なのかでスケールが大きくかわる、だがここはカルティナが創った世界、地域という小さな世界で収まるわけがないと考えるとすると星規模か宇宙規模、となると今ここは果てしない物語の始まりでしかないという現実を突きつけられる。
人によっては想像もつかない、無限に広がるような世界、やり込み要素が沢山あるという事に喜ぶゲーマーも居る、だがカナはそのタイプではなかった、果てしない、始まりの時点でゲームプレイ時間100時間以上プレイしても果てしない大規模スケールのゲームだとわかると始めた段階で面倒臭いという気持ちが勝ち、逆にやる気を失うタイプなのだ。
カナ「外れじゃん!レベル制度がないって事はレベルさえ上げれば雑魚無双できるわけでもないし!こういうのって大体は装備とか料理とかアイテムで状態を管理するのが殆ど!つまり基礎ステータスうんぬんの強化は無理!!つまり雑魚狩りとか無双系は出来ない!しっかり面倒臭い!あ~~~~!!!」
カナは頭を抱える、まだレベル制なら努力をすればステータスが上がったり、魔法や特技を覚えたりで楽出来る場面が多くなり見返りも多いのだが、アクションゲームは完全なプレイヤー技術が求められる、そして常に努力をしても次から次へと敵が強くなり、作った装備がすぐに弱いものになる、現時点で強い武器を必死に作る!だが少し進めたらそれが最強じゃなくなり、最悪使い物にならなくなる。
もっと言えば属性耐性とかの話になれば敵に合わせた装備を何パターンか揃える必要も出て来る、
何属性付与の武器、そして相手が雷属性だったらそれに耐性のある防具シリーズ、それらを揃えるためには魔物を狩り続ける、ゴールがないのだ。
カナ「しかもこういう系のゲームってよりにもよって倒すのが難しいモンスターが素材対象だったりするからね・・・はぁ」
カナは意気消沈しながらも先に進む、何か強くなるきっかけがないかと。
・・・・・・
カナ「まず戦闘は避けよう、戦っても何もメリットないし・・・」
カナは神格開放を行おうとしたが発動しなかった、恐らくだが発動条件を満たしていないのだろう。
カナ「あるある、新機能実装!だったり、こういう新必殺技システム導入!って謳い文句のくせに使えるようになるのは中盤くらいからって奴・・・序盤が重要なのにさ・・・はぁ」
カナは飛んで当たり一体を確認したかったが神格開放が出来ない以上龍の姿にはなれないので視界に入る中で一番高い場所を探す。
・・・・・・
カナ「さて、まずは木登り・・・っと」
カナは走り続ける事数分、やっと一本の木を見つける、結構大きい木のため登って確認するには最適だと考え木に登ろうとする。
カナ「・・・掴むところないね!これ!!」
その気は綺麗に真っ直ぐと伸びていた、そして凸凹が少ないため少しくらいなら足を引っかけられる場所を見つけられるのだが、途中で何をなかったりする、そこは現実と同じ仕様らしい。
カナ(そこはゲーム感覚で上りやすいようにしててよ!!リアル再現必要ないって!!ジャンプしたけど脚力だけじゃ全然上の枝に届かないし!何かしらのアイテムが居るのかな~、もう!本当面倒臭い!)
何度も挑戦するが登れなかった、木登りはフィクションのように簡単には登れないのだった。
カナは木登りを諦め、先に進む、感覚を研ぎ澄ませてはみるが、気配は一切感じない、このままだと空腹で動けなくなる可能性があるため、とりあえずは燃えそうな枯れ木、落ちている石等を集める。
カナ「そういえば能力も使えないんだった・・・龍なのに火も扱えないなんて・・・普通こういうゲームなら街からスタートするもんじゃないの?」
カナは文句を言いながら材料を集める、訓練時代野宿は何度かしているため野宿の心得はある、そして念のためと先ほど倒した狼の肉を狼の割れた頭蓋骨をナイフ代わりに使い切り離していた。
カナ「近くに水があるなら洗いたいけど、全然見えない、最悪次会った魔物の血液を飲まないとなぁ、はぁ、あれ本当嫌なんだよなぁ、変な病気貰いそうでさ、でも貴重な水分でもあるし」
野宿訓練時代に実践させられていた、提案者のメリアも流石に血液を飲むのは躊躇していた記憶がある。というよりも本当に最終手段としてだったため、リスクの観点からおススメはしないと言っていたのだ。
カナ(まだ安心といえるのは自分の尿を飲む事か、サバイバルでは自分の尿はまだ安心出来る部類の水、だけど色々嫌だ!!水たまりとか川水は寄生虫のリスクが高い、だから飲むにしても火を通す必要がある、後は雨水作戦もあるけど・・・どれも全滅、尿かな・・・)
ただここにも問題が一点、カナの身体は尿を分泌しないのだ。
龍族というのもあるが、神族でもあるカナは、食べた物は全て余す事なくエネルギーとして変換される、つまり跡形も残らない、故に尿や糞といった物が存在しない。
故に尿と言っても【他の誰かの尿】になるのだ。
そうなるとリスクは変わらない。
カナ「水問題、これをなんとかしないと、まずは食事!最悪血液!」
カナはまだ焚火をする、そして先ほど狩った狼の肉を焼けるように薄く切り、食べる、臭みが凄く野生の味がした。
カナ「うへ、マズイ、臭すぎる、しかもただ焼いただけだから味も質素、というか興奮状態で殺してるから筋肉に血液が行き届いててマズイ・・・」
狩りの話になるが、動物を狩る場合、狩る前に興奮状態、もしくは運動をさせた状態で殺すと血が肉に行き届き、マズくなる、だからこそ一瞬で意識を奪うという手段が取られている、そこには苦しませないようにしようという道徳的な意味合いもあるのだろうが、基本苦しませてストレスを与え続けられた肉はマズい。
カナ「次は水探し・・・後天候の影響も考えないと、ここまで制限されてるなら現実世界での体質はない物だと思ってた方がいいよね」
カナは龍族であるため気候の変化に強い、主に暑さに強く、多少のものなら平然と居られる、だが今のカナはわからない、今居る草原の気候と気温が丁度良い事もあり、夜になった時どれだけ当たりが冷えるのか想像がつかないのである。
カナ「水場を探そう、そこさえ見つけられれば生命線はなんとかなる」
カナは思った。多分この短期間では何も得られないだろうと・・・。
カナが転送された場所は草原だった。
カナ「本当にRPGか!ってくらい再現されてるね、という事はもしかしてモンスターが?!」
バッとカナは振り向く、だが周辺には何も居なかった。
カナ「そういえばさっきまで写ってたステータスみたいなの、消えてるね、もしかしてそういう世界じゃないってこと?」
カナはオーラを込める、だが全然オーラが溜まらない。
カナ「成程ね、この世界はオーラという概念がないのか、なら魔力とか?という事は現実世界の私の力はこの世界ではまったく意味を成さないってことなのかな?」
そもそもオーラが纏えない以上身体能力にそこまで期待できるものではない。
カナ「でもまあ私龍だし~、人間に比べたら筋力は~~~ある!!!!」
ドゴー――ン!!!
カナは地面を思い切り殴る、すると規模は小さいが地面が少し盛り上がった。
カナ「う~ん、地面じゃわからないなぁ、木が近くにあれば今の力量を確かめる事が出来るのになぁ」
カナはそう言いながら次は走る、カナは龍族であるため人に比べても脚の筋力がある、どれくらい速いかと言うと陸上競技全競技素で人間の世界記録を余裕で更新してしまう程にはある。
カナは生まれ持っての龍族のためそもそも身体の作りが異なっているのだ。
・・・・・・
カナは草原を走り続ける、脚は充分、だが問題は体力だった。
カナ「はぁ、はぁ、つ、疲れた・・・」
カナは身体能力は高いのだが、唯一体力がないのだ、それは単純に訓練不足。
カナ(最近大会でもそうだったけど真面目に訓練してなかった事が悔やまれる場面が多いなぁ、技術とかはすぐに覚えるのになぁ、はぁ、私もソフィアみたいに能力戦闘特化の性質をしてたら良かったんだけど・・・いやいや!そんな事を悔やんでも仕方ない!)
カナは少し休憩してから再度走り出す、だがそれを繰り返していると違和感に気付く。
カナ(あれ?私こんなに体力なかったっけ?こんな距離で疲れるならパトとメリアが行方不明になった時、ソフィアと調査するためにわざわざ東京から東北まで飛んだんだよ、あれだってオーラ以前に体力だった、でも全然苦じゃなかった・・・もしかしてこの世界では【スタミナゲージ】が存在するの?!)
可能性がある話だった、ゲームではよくある設定だ、
常に走れないようにHPゲージとは別にスタミナゲージが搭載されている、この世界はもしかするとそれが採用されている、だからずっと走り続けられないのかもしれない、カナはそう考えた。
カナ(あり得る話だね、だとすればこの世界は私の知ってるゲームの中で何が一番近いか、それをまずは認識する必要性があるね、そこからこの世界に適応していかないと大事な場面で取り返しがつかない事になるかもだからね)
カナは何度も走る、そして何度も止まる、それを繰り返す事で自分の現在スタミナを理解する。
カナ「うむ、大体全力疾走で20秒、駆け足程度だと30秒、あまり差はないね、何回か計ってみたけど時間も距離も同じ、どんどん呼吸が苦しくなってどうしても限界が来て止まってしまう、それが20秒、これ、もしかして飛ぶとか、上り下りとか、水泳とかでも影響を受けないよね?だとすればこの世界で大事なのは体力を上げる事になるかも、う~ん、もっと情報が欲しい、そもそもHPゲージは見えないけど多分存在するよね、攻撃力とか守備力ってどういう概念なんだろう、敵が現れないとなんとも」
そんなこんなと考えていると草原の先から野生の獣が現れる。その姿は狼のようにも見える。
カナ「おお、モンスターって奴だね、最初の敵がウルフ型か、最近では見ないスタイルだね、大体ゴブリンとかスライムとかだと思ってたけど多分これはファンタジー系じゃない、もっとリアル要素を詰め込んだような・・・あれ・・・これもしかして狩り系のゲーム??」
カナは今武器を持って居なかった、素手で戦うしかないと構える、そして狼はカナに襲う、だがカナからすれば一直線の単調な攻撃、複雑な動きをしない相手ならとそのまま身をかわし、狼の腹部を蹴り上げる!
狼「ぎゃふ??!!」
カナ「いいの入ったね!気が進まないけどごめんね!!」
カナはそのまま倒れている狼の頭をかかと落としで決め、完全に頭蓋骨を割った。
その瞬間一瞬の悲鳴と共に頭部から多くの血が辺り一面に飛び散った。
カナ「げ~、ここはリアル再現か・・・特に経験値という制度はなし、狼も別に勝手に消えたりはしない、お金を落とす事もない・・・もしかしてこれ、素材剥ぎ取りとかしないとダメな奴・・・?」
カナは青ざめる、今までそんな経験がないというのもあるが、もしカナの予想通り狩り系のゲームをモチーフにされた世界だった場合、それを意味するのは今後の展開で天災級の化物と対峙しないといけない、しかもそのゲーム規模が一体の地域なのか、星規模なのか、それとも宇宙規模なのかでスケールが大きくかわる、だがここはカルティナが創った世界、地域という小さな世界で収まるわけがないと考えるとすると星規模か宇宙規模、となると今ここは果てしない物語の始まりでしかないという現実を突きつけられる。
人によっては想像もつかない、無限に広がるような世界、やり込み要素が沢山あるという事に喜ぶゲーマーも居る、だがカナはそのタイプではなかった、果てしない、始まりの時点でゲームプレイ時間100時間以上プレイしても果てしない大規模スケールのゲームだとわかると始めた段階で面倒臭いという気持ちが勝ち、逆にやる気を失うタイプなのだ。
カナ「外れじゃん!レベル制度がないって事はレベルさえ上げれば雑魚無双できるわけでもないし!こういうのって大体は装備とか料理とかアイテムで状態を管理するのが殆ど!つまり基礎ステータスうんぬんの強化は無理!!つまり雑魚狩りとか無双系は出来ない!しっかり面倒臭い!あ~~~~!!!」
カナは頭を抱える、まだレベル制なら努力をすればステータスが上がったり、魔法や特技を覚えたりで楽出来る場面が多くなり見返りも多いのだが、アクションゲームは完全なプレイヤー技術が求められる、そして常に努力をしても次から次へと敵が強くなり、作った装備がすぐに弱いものになる、現時点で強い武器を必死に作る!だが少し進めたらそれが最強じゃなくなり、最悪使い物にならなくなる。
もっと言えば属性耐性とかの話になれば敵に合わせた装備を何パターンか揃える必要も出て来る、
何属性付与の武器、そして相手が雷属性だったらそれに耐性のある防具シリーズ、それらを揃えるためには魔物を狩り続ける、ゴールがないのだ。
カナ「しかもこういう系のゲームってよりにもよって倒すのが難しいモンスターが素材対象だったりするからね・・・はぁ」
カナは意気消沈しながらも先に進む、何か強くなるきっかけがないかと。
・・・・・・
カナ「まず戦闘は避けよう、戦っても何もメリットないし・・・」
カナは神格開放を行おうとしたが発動しなかった、恐らくだが発動条件を満たしていないのだろう。
カナ「あるある、新機能実装!だったり、こういう新必殺技システム導入!って謳い文句のくせに使えるようになるのは中盤くらいからって奴・・・序盤が重要なのにさ・・・はぁ」
カナは飛んで当たり一体を確認したかったが神格開放が出来ない以上龍の姿にはなれないので視界に入る中で一番高い場所を探す。
・・・・・・
カナ「さて、まずは木登り・・・っと」
カナは走り続ける事数分、やっと一本の木を見つける、結構大きい木のため登って確認するには最適だと考え木に登ろうとする。
カナ「・・・掴むところないね!これ!!」
その気は綺麗に真っ直ぐと伸びていた、そして凸凹が少ないため少しくらいなら足を引っかけられる場所を見つけられるのだが、途中で何をなかったりする、そこは現実と同じ仕様らしい。
カナ(そこはゲーム感覚で上りやすいようにしててよ!!リアル再現必要ないって!!ジャンプしたけど脚力だけじゃ全然上の枝に届かないし!何かしらのアイテムが居るのかな~、もう!本当面倒臭い!)
何度も挑戦するが登れなかった、木登りはフィクションのように簡単には登れないのだった。
カナは木登りを諦め、先に進む、感覚を研ぎ澄ませてはみるが、気配は一切感じない、このままだと空腹で動けなくなる可能性があるため、とりあえずは燃えそうな枯れ木、落ちている石等を集める。
カナ「そういえば能力も使えないんだった・・・龍なのに火も扱えないなんて・・・普通こういうゲームなら街からスタートするもんじゃないの?」
カナは文句を言いながら材料を集める、訓練時代野宿は何度かしているため野宿の心得はある、そして念のためと先ほど倒した狼の肉を狼の割れた頭蓋骨をナイフ代わりに使い切り離していた。
カナ「近くに水があるなら洗いたいけど、全然見えない、最悪次会った魔物の血液を飲まないとなぁ、はぁ、あれ本当嫌なんだよなぁ、変な病気貰いそうでさ、でも貴重な水分でもあるし」
野宿訓練時代に実践させられていた、提案者のメリアも流石に血液を飲むのは躊躇していた記憶がある。というよりも本当に最終手段としてだったため、リスクの観点からおススメはしないと言っていたのだ。
カナ(まだ安心といえるのは自分の尿を飲む事か、サバイバルでは自分の尿はまだ安心出来る部類の水、だけど色々嫌だ!!水たまりとか川水は寄生虫のリスクが高い、だから飲むにしても火を通す必要がある、後は雨水作戦もあるけど・・・どれも全滅、尿かな・・・)
ただここにも問題が一点、カナの身体は尿を分泌しないのだ。
龍族というのもあるが、神族でもあるカナは、食べた物は全て余す事なくエネルギーとして変換される、つまり跡形も残らない、故に尿や糞といった物が存在しない。
故に尿と言っても【他の誰かの尿】になるのだ。
そうなるとリスクは変わらない。
カナ「水問題、これをなんとかしないと、まずは食事!最悪血液!」
カナはまだ焚火をする、そして先ほど狩った狼の肉を焼けるように薄く切り、食べる、臭みが凄く野生の味がした。
カナ「うへ、マズイ、臭すぎる、しかもただ焼いただけだから味も質素、というか興奮状態で殺してるから筋肉に血液が行き届いててマズイ・・・」
狩りの話になるが、動物を狩る場合、狩る前に興奮状態、もしくは運動をさせた状態で殺すと血が肉に行き届き、マズくなる、だからこそ一瞬で意識を奪うという手段が取られている、そこには苦しませないようにしようという道徳的な意味合いもあるのだろうが、基本苦しませてストレスを与え続けられた肉はマズい。
カナ「次は水探し・・・後天候の影響も考えないと、ここまで制限されてるなら現実世界での体質はない物だと思ってた方がいいよね」
カナは龍族であるため気候の変化に強い、主に暑さに強く、多少のものなら平然と居られる、だが今のカナはわからない、今居る草原の気候と気温が丁度良い事もあり、夜になった時どれだけ当たりが冷えるのか想像がつかないのである。
カナ「水場を探そう、そこさえ見つけられれば生命線はなんとかなる」
カナは思った。多分この短期間では何も得られないだろうと・・・。
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