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2023年02月18日

No.105 メルリアの独占episode7(R18)

パトは急いで雪花を追いかけた、雪花は自分のミスでメルリアに恥をかかせる行為をした。
その罪悪感できっと雪花は深く傷ついていると考えた。

パト「雪花・・・何処に行ったんだよ!!」

走りながらすれ違った侍女達に雪花の行方を聞き、雪花を見かけたという情報を頼りに追いかけて行った

・・・・・・

場所は雪花の自室だった。

パト「あいつ・・・無茶苦茶足早くなってんなぁ・・・全然俺、追いつけなかったんだけど・・・」

パトは雪花の部屋をノックする、鍵は開いていたため、そのまま申し訳ないと思いながらも雪花の部屋に入る。

すると雪花が部屋の隅で泣いている姿があった。

パト「雪花・・・」

パトはどう雪花に話しかければいいかわからなかった、元はと言えば自分の責任で雪花が傷ついてしまったのだ、だからこそ、「心配ない」という言葉を掛けるにはパトは言葉が上手く出てこなかった。

雪花「ごめんなさい、私のせいで・・・メルリアにも悪い事をしたわ・・・」

パト「雪花だって俺のために動いてくれたんだろ?そんなに責めないでくれ、勘違いだったなら謝ればいいじゃないか・・・」

雪花「それで相手の股間に指突っ込んで凄んでいいってわけ!?私は怒るにしてもあまりにも下品で無礼過ぎた・・・相手の事を一切考えなかった、聞く耳すらも持たなかった、あの二人が私に見てきた目線・・・あれはもはや軽蔑の眼だった、もう私はあの二人から好かれる事もないし、今後仲良くもなる事がない、それが私だけの問題ならいい、けどそれが関節的にパトの負担にもなる、私の勝手な行動が多くの人を傷つけた、そんな真実を打ち付けられて平気な顔をしてられないわよ!!」

雪花は机を思い切り叩き、大声でパトに叫ぶ。

パト「それは・・・雪花の反省する点だ、フォローのしようがない」

雪花「ならどっかに行って!何も考えてないのに私の前に来ないで!!」

パトは雪花の言葉で感情的になり、雪花に声を荒げる。

パト「なんだよ!その言い方は!!俺はお前が心配だから追っただけだ!理由なんて知るか!お前のミスならお前が勝手に反省すればいいだろ!!俺は自分の責任で雪花が傷つくのが辛い!!だからこうやってここまで来たんだよ!!」

雪花「なによそれ!結局自分のためじゃない!!私の事なんてどうでもいいんでしょ!!薄情者!!」

パト「ああそうかよ!!言葉の意味も伝わらないんだったら何言っても意味ないよな!なんで俺の言葉に耳を貸さないんだよ!!!」

パトは雪花の前ギリギリまで近づき睨みつける

パト「殴るか?蹴るか?暴力でまた誤魔化して俺の言葉を遮るのか?それが今回の失敗なんだろ!!それを直す気ないなら一丁前に凹んでんじゃねえよ!!!」

パトは雪花に怒鳴る、雪花はパトに本気で怒鳴られて怒りよりも恐怖の感情で泣き崩れそうになった。

雪花「・・・ごめんなさい・・・」

パト「俺も感情的になり過ぎた・・・ごめん・・・」

雪花「・・・わかってる、感情的になったら人の話をろくに聞こうともしないのは私の悪い癖だって・・・でも辛かったんだもん・・・」

パト「だから言っただろ、俺は心配してここに来たんだって、落ち着いて話して、もう怒鳴らないから」

パトはしゃがみこんで頭を伏せている雪花を抱きしめ、頭を撫でる。
雪花は静かにすすり泣きながら時間を過ごす、そして少し時間が経って、雪花も落ち着きを取り戻した。

雪花「ねえ、パト、謝ったら許してくれるかな・・・私」

パト「そうだね、すぐには許してくれないかもしれない、それだけ酷い事をしたからね、でも何度も誠意を見せたら3人共許してくれるよ、な?」

雪花はパトの言葉で深いため息を吐いた、それだけ自分のしてきた事が酷い事だと自覚していた。

パト「でも謎だよね、雪花が見た俺のパンツの内側にあった穴、雪花はそれの奥が何か見えたの?」

雪花「いや、一度怒りのままその穴に指をツッコんでその奥にある物を指で思い切り抉ったけど、感触は凄く柔らかかった、それに暖かかったし、ヌルっとしてたから私は女性の体内だとばかり・・・」

パト「もしそうだとしたら、俺の体液を無断で手に入れている事になるし、もし体内に取り込んだらそれなりのパワーアップをするから案外わかるかもしれないな」

雪花「でも今思うとメルリアの体内に私の付けた傷は無かった、かなり強く引っ搔いたから普通に傷がついたと思うし・・・はぁ」

パト「だからメルリアの股間に手を入れたのか?自分の付けた傷跡を確かめるために?」

雪花「ええ、でも無かった、それにその穴があった根拠も無かったし、あの部屋に居た二人の証言も聞いた、流石のメルリアも二人を騙してまでパトを襲わないと思うし、やっぱりメルリアの線は薄いかもしれない、でもそうだとしたら第三者がやったってことになるから面倒なことになったかもしれないわよ」

雪花の言う通り、もしメルリアが今回の犯行の犯人でなければ他にパトを襲った犯人が居るということだ、それはつまり帝国内に裏切り者が居る事になるのだ。

パト「考えたくないな、このタイミングでいきなりそんな事を仕掛けてくるって事になると俺の身の回りに関わっている奴の犯行ってことになるぞ・・・」

雪花「パト、パトが良いなら私と一緒にこの部屋で寝て?その方が私も気が楽なの、お願い・・・」

パト「・・・月花に状況を聞いてみるよ」

パトはそう言いながら脳内で月花を呼び掛けてみた。

パト(月花、そっちの状況はどう?)

月花(酷い状況、メルリア様が酷く落ち込んでしまって、エイリもフルールも今二人共凄くメルリア様の心配をしてる、後今回の件が問題になってメリアちゃんとソルテ様も来てる、今回の件は結構大問題になるかも・・・)

パト(俺も今雪花から話しを聞いたんだけど、もしメルリアが犯人じゃないなら第三者が俺を襲っていた事になる、そうなると俺の周りに人全員を疑わないといけなくなるぞ・・・)

月花(そうね、今回に関しては私も容疑者に入るわね、なにせパトは普段私の思考を見てないから私の考えがわからない以上、アリバイを持っているとは言えない、身近でパトの状況が一番わかるって考えたら私が一番疑わしいしね)

パト(待てよ!それを言ったらバレるリスクが一番高いのも月花になるじゃないか!それに月花が雪花を追い込むなんてあり得ない!)

月花(信じてくれるのは嬉しいし、私もしてないから安心してって言ってあげたいけど、今回はパトの周りの人物の犯行、前日は雪花を操ってパトと性行為をさせた、今回は能力禁止エリアにしたにも関わらず能力を使用していた、雪花は多分道具の力だと思って動いたと思うけど、今のパトに痕跡がない以上あの場所で能力が使われたのは確かなの、つまりあのエリアでも能力が扱えて、空間を別の場所と繋げることが出来る能力者、そんな子を見つけないといけないわ)

パト(なら尚更月花は無理じゃないか、月花には空間と空間を繋げるホールを作る能力は持ち合わせていない、そうだろ?)

月花(そうね、そんな芸当は出来ないわ、でももし道具なら?道具ならアリシアコーポレーションで扱っている空間転移のホールがある、技術自体は存在するわよ?)

パト(月花、言ってる事が滅茶苦茶だぞ、さっきは道具はあり得ないって言っただろ!なのになんで次は道具の可能性があるって言うんだ?)

月花(二つの思考パターンを容易したのよ、今の二つの思考的にパトはどっちの線が正解だと思う?私はね、色んな思考パターンを作り出してそこから一番可能性が高い考察を選んで調べてみるのだけど、)

パト(成程、あの場面で能力が扱えないなら能力の線は低い、そしてアリシアコーポレーションの技術は存在する、あと雪花の証言で俺は一度射精をしているらしい、つまりもし相手の体内に俺の体液が入っている場合、俺にとって見覚えのない成長をしている奴が居る可能性があるんだ)

月花(成程、でもおかしいわよね?ならなんで昨日は雪花の身体を操って雪花の体内にパトの体液を出させるような事をしたの?操った側になんのメリットも存在しないじゃない、そこをまず解決しないと一つの問題点だけを探っても正解には辿り着けないわよ)

パトは月花の言葉に悩んでしまう、月花の言う通り、相手の目的がはっきりしないのだ、パトの体液が目的なら雪花を操る必要性がない、それなら最初からホールで搾取すればいいだけなのだから、しかも今回のタイミングを狙って行っているのはおかしいと考えるパトは混乱していた。

雪花「難しそうね、我儘を言ってごめん・・・」

パト「今俺の部屋にメリアやソルテが来ているらしい、雪花が問題じゃない、今回俺を襲った奴が誰かが問題なんだ、だから雪花は気にしなくていい、俺は話を聞きに行くから」

雪花「行かないで・・・」

雪花は切なそうな声でパトの服を掴む

雪花「我儘なのは承知してる、だけどお願い、今日だけは私と一緒に居て・・・じゃないと、耐えられそうにないよ」

パトは雪花の弱っている姿を見て、雪花と一緒に居る事を決断する

パト(とりあえず今日は雪花と一緒に居る、メリアとソルテには今日は戻らないから明日話を聞くとだけ言っておいてくれ、調べる事があるなら自由に部屋を物色していいからって伝えといてくれるか?)

月花(わかったわ、雪花の事をお願いね、そんなに弱っている雪花、見た事ないから)

月花の言葉を聞くとパトは月花とのリンクを切った、恐らく月花側は今もパトの思考を読んでいるかもしれないがそんな事はお構いなしに雪花と一緒に居ると決めた。

パト「今日は一緒に寝よう」

・・・・・・
パトと雪花はパトが雪花に腕枕をして抱きしめるように互いに寄り添い合いながら眠っていた。

雪花「私、全然人として成長してないね・・・」

パト「それは俺も同じだよ、むしろ多分地球に居た時の方がしっかりしていた、今の俺は・・・周りの甘い環境に慣れ過ぎてダメになってる」

雪花「それ、私も思うわ、周りが優秀過ぎるのよね、だから私が何もしなくても周りが何でもしてくれる、だけど地球に居た頃ってさ、皆が未熟で欠点を持っていたから大変だった分自分の事をしっかりやらなくちゃいけなかったわよね」

雪花はパトに打ち明ける

雪花「私達にとって帝国という環境はまだ早いんじゃないかな・・・実力という面は仕方ないけど、精神的というか、一個人的な所だと私達はまだまだ帝国に馴染めていないと思うの・・・」

パトは雪花の話を聞いていた、ただその雪花の言葉がパト自身にも深く染み込み、そしてパトにとってずっと考えて居たことだからだ。

雪花「パト、私と一緒に帝国を離れない?今度は一時的なものじゃなくて、私達だけで生活出来るように仕事を始めてさ、その稼いだお金で生活するの、今の地球だってまだまだ悪信教の問題だって片付いてない、色々問題は残ってる、確かに少しづつだけど関与してたけど、私は地球人だもん、せめて地球の問題を解決してから帝国で生きたいわ・・・」

パトにとって雪花の提案は不思議を聴き心地が良かった、パト自身も「悪くないな」と思って居たからだ。

パト「いいかもね、俺も正直疲れたんだ、ずっと誰かの事を考えて、ほぼ毎晩誰かと性行為をして、つい最近は一度に数人としてしまった、正直、俺は今の自分が気持ち悪いんだ、それに怖いんだ、いつか俺は大事だった皆を軽視してしまうんじゃないかって、大事だった性行為も作業になって、愛情すらも感じれなくなっていくのがさ・・・だから俺もこの帝国から離れたい、皆には悪いけど、俺はこの一年ずっと退屈だった、充実はしていたし、沢山の愛情や恩恵を受けた、だけど俺が今欲しいのは愛情や恩恵じゃないんだ、この力を誰かのために使いたい、人助けがしたいんだ、今地球で誰も出来ない事が俺なら出来る、だから俺にしか出来ない方法で地球を救いたい、こんなところでのうのうと生きて居たくないんだ・・・だから雪花の誘いは凄く賛成だし、凄く嬉しいんだ」

雪花「うん」

パト「俺はどうしたらいいんだろうな、俺はどっちを取ればいいんだろうな、地球を取れば俺は数年は間違いなく帝国に帰らないだろう、それはつまり今居る帝国をまた数年空ける事になる、それは従属や専属神を裏切る行為だ、だけど俺は雪花の言う世界で生きたいんだ・・・生きたいんだよ、俺は・・・地球人であり、日本人なんだから・・・」

パトは雪花に悩みを打ち明ける。
パトだって雪花の描く世界で生きたい、だけど帝王であるパトはその選択肢をする重みが生まれる、それはメリアへの最大の裏切り行為でもある、

パトは雪花を抱きしめながら泣く、そして吐き出すように雪花にうったえかける。

パト「俺も雪花と生きたいよ・・・もう嫌だ、こんな世界で生きたくないよ・・・俺は・・・」

雪花「パト・・・私がパトの生きたい世界で一緒に居るよ、私達はお互い未熟すぎるから一緒に支え合って生きていこう・・・」

パト「雪花・・・」

パトは雪花を抱きしめ、そのままお互い泣きながら眠りについた。

・・・・・・

パトは起きた、だがそこはさっきまで居たベッドではなく、帝園だった。
そして帝園でもパトが居たのはルナの屋敷だった。

ルナ「おはようございます、主様」

パト「ルナが呼んだのか?どうしたの?」

ルナは得意げな顔をしてパトに小さな小瓶を渡す。

パト「これは?」

ルナ「雪花の遺伝子、卵子です。」

パトは驚いた、まずなぜルナがそのような物を入手していたかだった。

パト「おい・・・これをどこで・・・」

ルナ「以前主様が雪花の遺伝子を欲していたので、こちらからアクションを起こしました。」

ルナは手に入れた経緯を説明し始めた。

ルナ「まず雪花の卵子を摘出する方法でしたが、私が主様の体液に粘着性を高めて、雪花と交わって主様の体液を輩出した瞬間に体液を操作してひも状にする必要がありました、そして雪花の卵子と主様の精子が接触した段階で私がそのまま両方の遺伝子情報を引き抜き一度一つの小瓶で保管しました、もちろん雪花は私の能力で操作して眠っている間に行為をさせました、通常のように何度も回数を重ねられてしまったら入手が困難になりましたので、」

パト(それって・・・昨日の話だよな・・・!?)

ルナ「そして主様の体液と雪花の卵子を分別する必要があったのですが、そのような細かい作業は私ですら至難の業、なので今日私の能力でホールを作り、主様が就寝中に道具を使って体液を入手しました、これを磁石と同じ性質を持たせることで混ざり合った小瓶の中から主様の体液だけを磁石と砂鉄をくっつけるように排除しました、それでも残っている微少の精子を私がなんとか除去して正確な雪花の卵子を入手しました、どうぞ、受け取ってください、これは日頃から私の事を愛してくださっている主様へのプレゼントです、対価は求めません」

パトはルナからいきなり聞かされた経緯を聞きながら手元にある小瓶を見つめていた・・・
正直パトは今持っている小瓶を地面に投げつけたかった。

パト(結局俺が原因かよ・・・俺が馬鹿な事を言ったから、皆を不幸にしたんじゃねえかよ・・・ルナは善意でやっただけだ、それは俺がルナに相談したからルナの好意でやってくれたんだ、だって普段はどんなことでも対価を求めるルナが今回は対価を求めなかった、きっとかなり難しい問題だったからルナも協力したかったんだろう、その気持ちは善意なんだ、俺の感情で無下にするのは間違っている。)

パト「ありがとう、ルナ、本当に嬉しいよ」

ルナ「はい、これで主様の目的も進みますね」

パトは自分の判断でここまで多くの人を巻き込んで迷惑を掛けた、もはやそれが強いトラウマになった瞬間だった。

パト(無理だ、今の俺には帝国の長は荷が重すぎる、複数人を愛するのだって無理だ、平等に愛することだって出来ていない、間違いなく優劣が出てる、俺はそもそも常識というものが欠如してるんだ・・・まずは当たり前の事を当たり前のように自分でやりたい・・・)

パトはルナに掛けた言葉とは裏腹に虚しい気持ちのまま現実世界に戻った。

・・・・・・

パトは起きた、胸元には雪花が包まって寝ていた、雪花のためにしていた腕枕の腕は雪花の頭の重さのせいで血が止まっており、感覚がマヒしていた、だがその雪花の奥にある机にはしっかりとルナから受け取った小瓶が置かれていた。

パト(ソフィアの所に持っていこう、これはケジメだ、俺がしっかりと目的を果たす、そしてその後はもう・・・俺は・・・)

何も指示しない・・・そう考えようとしたがそれを決めてしまえばまた逃げる事になると考えたパトはそのまま眠っている雪花の髪を優しく撫でながら雪花が起きるのを待った。

・・・・・・
雪花「私は今からメルリア様達に謝ってくるわね、後はメリアちゃんも事情を聴きたいだろうし、それも説明してくるわね」

パト「ああ、俺はソフィアに用事があるから・・・」

パトはルナの件は言わなかった。
というより言えなかった。

ルナの責任にしてしまったらルナの善意を否定してしまう事になる、だからパトは自分でホールを使って自慰行為をしているところを雪花が勘違いしてメルリアと揉めたという話で進めようとしていた。

もちろんパトの思考が見えている月花はその考えに異議を唱えた。

月花(本当にそれでいいの?そうやって皆を庇って自分だけ・・・)

パト(いいんだよ、俺が蒔いた問題だ、誰も悪くない、皆俺の被害者なんだ、もういいんだ、後月花、昨日の事を聞いていたんだよな、月花はどう思ってる?俺は月花と琴歌、カナとハクの考えも聞きたいんだ、俺は・・・この問題が片付いたら帝国を離れる、俺は・・・今言った4人と常駐契約をしているエテル・美魅・リルの3人とミーエルとスティア、を連れて行く、メリア達には悪いけど、俺はメリアの力も借りることなく生きたいんだ、そうじゃないと俺は成長出来ないんだよ・・・)

月花(パト・・・)

パト(それじゃ俺は行く、月花は俺の考えた通りに伝えといてくれ、どんなに偽りだと思ってもそれが真実だと、俺が証言した事だと、強く念を押してくれ、俺はちゃんと今回の件の落とし前はつける、じゃないと雪花やメルリアに合わす顔がないんだよ)

パトは小瓶を持って、雪花の部屋を去った。


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2023年02月12日

No.104 メルリアの独占episode6(R18)

パトと月花、フルールの三人はメリアの部屋に訪れる。

メリア「ご主人!どうしました?月花ちゃんと侍女を連れているという事はプライベートではないですね」

パト「ああ、ごめん、一応プライベートなんだ、これでも」

パトは申し訳なさそうに、先ほど技術開発部隊でソフィアに話していた事をメリアに話す、不足な点は月花がフォローしながらのため、メリアもレプリカに関しての情報はしっかり理解することが出来た。

・・・・・・

メリア「成程、レプリカ開発ですか、確かに現段階は禁忌ですが、それはソフィアの言う通り、今まで誰も上手く開発出来なかった技術で多くの被害者を生み出したからです、でもソフィアがレプリカ開発にやる気ってことはソフィアなりに手ごたえありそうなのかもしれませんね」

メリアは考える、そこにパトが素朴な疑問を投げる

パト「メリアクラスでもレプリカ技術って難しいの?」

メリア「そうですね、出来なくはないんです、ですがどうしてもエラーが発生してしまって想定とは違う動きをしたりするんです、ご主人もレプリカ関係の漫画やお話を見た事ってないですか?レプリカという事はオリジナルが存在します、つまりレプリカはオリジナルになれない、そんな劣等感からオリジナル、いや世界をも嫌悪し、反逆をするというお話、これは神界でも実際に何度も起きたお話です、なので禁忌になっています。歴史は繰り返すとも言いますが、それは私達の価値観、いや世界観では不可能だった、でもソフィアの異質異能なら上手くいくかもしれません」

パト「まだ上手く扱えないのに?」

メリア「ですが可能性を持っているのはこの世界でソフィアだけです、いいですよ!やりましょう!この技術がもし帝国で開発出来れば月花ちゃんの言う通り犠牲が無くなります、もちろん先ほど聞いた通り感情は加えないんですよね?」

月花「ええ、非人道的行為に見えるけど、感情はないわ、後から生まれる可能性はあるかもだけど、それは元技術開発部隊の私から言わせてもらうけど、都度調整が必要になるわね、こればかりは仕方ないかも」

メリア「そうですか、いいでしょう、ある程度のリスクを背負わないとこのような功績は生まれません、私が責任を持ちますので、進めてください、ただし、雪花ちゃんに許可を得るのは自己責任でお願いします。そう言えばどのような用途で使用するのですか?」

パト「えっと・・・性欲の抑制・・・」

メリア「むむむ・・・私との性行為はご不満ですか?ご主人・・・」じとー

パト「違うんだ!偏りを無くすために欲しいんだ!俺からは絶対に断れないしさ!だから感情の無い第三者に委ねれば俺もそういう管理が上手くいくと思うんだ!な!」

メリア「はぁ、仕方ありません、ですがずっとというわけにはいきませんよ?」

パト「はい・・・ヘタレを極めててすみません・・・」

月花「メリアちゃんからもメルリア様を止めてよ、そうすればそもそもこんな問題にはならないのに」

メリア「私が仲介に入ってもいいですけど、そうすれば私は平等に貴女達にも仲介に入りますよ?そこは権力関係なしに自由にして居るのですから、メルリア姉様が同室の権利を得て、毎晩夜伽が出来るのはメルリア姉様の権利です、それに私からしてもメリットはありますしね」

月花「メルリア様から聞いた、やっぱり覚醒による戦力になるから?」

メリア「その通りです、それにご主人の前で言うのはアレですけど、今ご主人の股間が反応しなくともいくらでも反応させる術はあります、そこまで問題視するような内容でもありませんし、メルリア姉様の独占欲は雪花ちゃんと同等レベルだと思えばフェアです、私が止める必要はありませんね」

パト「でもメリア、俺とそういうこと出来ないんだぞ?」

メリア「確かにそうですね、自力で反応させれないのは残念です、ですが別に私は性行為だけが全てだと思って居ませんので、反応しないなら一緒に居るまでです、性行為が一番愛を感じられるからその手段を選んでいるだけですので」

パト「そうだったんだ、でも少し気が楽かも・・・」

メリア「そうですね、見境なさそうに見えるかもですが、私も毎日発情してるわけではありませんので、もちろんご主人が求めてくださるなら一瞬で発情しますよ!楽勝ですね!!」

パト「最後のセリフで台無しだよ、でもありがとう、雪花に聞いてみるよ」

メリア「はい、ご主人、いい結果を得られる事をご期待してますね」

パトとメリアはそう話し、メリアの部屋を後にする。

・・・・・・

移動中

パト「さて、メリアからは了承を得たわけだし、一番大変そうな雪花の説得に行くか」

月花「それが一番大変そうよね、私が雪花でも確かにすぐに首を縦に振るような案件じゃないしね」

フルール「そうですね、自分のレプリカを作りたいから卵子を提供してくれ・・・は恐ろしいですね」

パト「・・・殴られる事は覚悟しよう・・・」

・・・・・・
どかーーーーーーーーん!!!

パトは部屋の隅まで吹っ飛んだ。
雪花に殴られたのだ。

雪花「とうとう私の人権すらも軽く見たか!最低!私でいいじゃない!私の何が不満なの!」

パト「いや、だからそういうことじゃなくてだな・・・」

雪花「私がやる!レプリカなんて必要ないわ!そもそも私のレプリカが非人道的な扱いを受けるのもいい気がしないし、私が出来る事をレプリカに奪われるなんて納得がいかないわ!」

月花「なら、雪花はパトが他の子との性行為を見届ける事が出来る?後は他の子とパトがそういう雰囲気になっても止めずに了承することが出来る?自分は混ざらず、文句を言わず、平等に判断できる?耐えれる?私は雪花、貴女は病んでしまうと思うのだけど?」

月花が冷静に雪花を説得するが、怒り奮闘に雪花からしたら月花の言葉は耳に入らなかった

雪花「なんでそんな事しないといけないの!私だけ愛したらいいじゃない!そもそも私は他の子とパトが性行為しているのだって大反対なんだから!私は自分だけ愛されたい!自分だけを相手してほしい!それがどんどん離れていって自分がパトと一緒に居られる機会を奪われているのになんでそこまで妥協しないといけないのよ!」

パト「間違ってないよ、俺が間違っている、それはここに来る前から自覚はしてるから」

雪花「そう、侍女達と一緒でもいいから私もパトと同室にして、一度パトとの同居もメリアちゃんから邪魔されて凄く寂しいっていうのに・・・」

パト「わかった、そうしよう、そもそも近い内にそうするつもりだったし・・・」

月花「いいの?!メルリア様の問題だってあるのに?!」

パト「ソフィアやメリア、月花だって思ってるんだろう、俺の気の持ちようでどうにでもなる問題だって、ならもう少し頑張ってみるよ、メルリアの件は俺から言うし、雪花に我慢をさせないようにもする」

パトは雪花に殴られて怒りを向けられたことで再度頑張ってみようと決心した。

雪花「メルリア様の件は私がどうにかする、どうしても管理してほしいなら私が管理してあげる、私はパトを支えるって決めてるのだからそれくらいどうってことないわよ!もっと私を信じなさい!いいわね!」

パト「はい・・・」

月花「もう、とりあえずミーエルちゃんには声掛けとくわよ、雪花、もし貴女の心が折れたらレプリカ案に協力してもらうから、いいわね?」

雪花「出来なかった時の落とし前って事でしょ、わかったわ、私がもしパトの管理を投げだしたら遺伝子でもなんでも提供してやるわよ」

月花「それじゃあパト、当分雪花と私が同室で居ようと思うのだけどいいかしら?私がしっかり状況を把握して判断したいから」

パト「いいけど、喧嘩だけは辞めてくれ、後俺が言うのもあれだけど、もし心が折れても自分を責めないでくれ、元々俺達の価値観とは程遠いんだ、間違いなくストレスを感じる、胸が締め付けられる思いをさせる、だからそれで逃げても仕方ないんだ、俺の今の取り巻く価値観がおかしい・・・いや違うだけなんだからさ・・・」

雪花「ええ!それじゃあ部屋に戻りましょう!私暇だから一週間程仕事休んで一緒に居てあげるわ!」

月花「え、いいの?それ?奏星さんが困らない?」

雪花「逆に私が手伝ったら迷惑になったわ、そもそも私はデスクワークに向いてないし、今はもう現場に行くこともないから本当に私の居場所が無くてね・・・だからパトの側近としての仕事をやりたかったのよ!」

パト「それじゃあよろしく頼むよ雪花」

パト達は雪花の強い意志を信じて、共に自室に戻り、侍女達に雪花と月花の荷物やベッドを持ち運ばせ、一週間の同居をする準備を整えた。

・・・・・・

パト達は自室に戻ってからメルリアに雪花と月花が一週間同居する事を話し、雪花がその間、パト周りの女性関係の管理を試験的に行う事を説明した。

メルリア「成程、一人の女性と関係が偏らないように雪花が管理すると、別に問題はないですよ」

メルリアはパトの横に座り、当たり前のようにパト周りの世話を完璧にこなす、食事中でも使用済みの食器が出たらすぐに片付け、次々とメニューを出し、至れり尽くせりの完璧な侍女の仕事っぷりを見せつけた。

雪花「本当この生活を続けてたらパトがまたダメ人間になりそうね・・・」

パト「俺も正直ちょっと怖いや、地球で世界中旅してた頃の事が今出来るかと言われたらちょっと自信ないな~」

エイリ「ここに来る前のお話ですか?凄く興味深いお話ですね!メリア様やソフィア様もいらしたと思うと」

月花「いいわよね、私はその間セキと二人で色んな国を歩いてたのに」

雪花「それは月花お姉ちゃんが選んだ道でしょ、強がらずに私達と一緒に来てたら良かったのに」

月花「それをしてたら今頃九騎神使の子達とは会えなかったわね、ある意味私の選択は正解だったのよ♪」

パト「そうだね、月花が得た物は凄く大きいと思うよ!」

パト達は6人で食を囲み、パトはエイリと侍女達と共に大浴場に向かい、他4人も女性用の大浴場に向かった。

そして就寝前になる。
部屋の割り振りは専属侍女の3人が同じく一室を使い、月花と雪花とパトがパトの寝室で眠る事にした、それはメルリア対策でもあり、夜這い等のリスクも考えての事だった。

雪花(私が管理すると言った以上私がその権利を悪用して独占するのはNG、ここはしっかり私も我慢して抑制しないと)

雪花は絶対に役割を果たそうと意気込む、だがそうは言っても眠気には勝てずにパトや月花が先に就寝している姿を確認して雪花も睡魔に身を委ねて寝てしまった・・・。

・・・・・・
朝、雪花は目を覚ますと裸のパトがうつ伏せになっていたのだ。

雪花「え?!なんで?!」

雪花は寝起きと同時に目の前の光景が信じられなかった、月花も雪花の声で目が覚め、パトの光景を見て「またか・・・」と声をこぼす程度だった。

雪花「誰が?!というよりなんで私は起きなかったの?!どんなに静かにやってても音は隠せないでしょう!?」

月花「隠せるわよ、というより、私達多分深い睡眠を強要させられたかも、それに加え私達の周りを無音空間にすれば私達は絶対に起きれないし、気付けない、動く気配を感じようにも深い眠りに入ってたら気付くにも気付けないだろうし・・・」

雪花「ちょっとメルリア様に一喝入れて来る!!こんなの強姦じゃない!!パトの意思に反してる!こんなの許されるわけないわ!!」

雪花が怒りのまま部屋を飛び出そうとベッドから離れる瞬間、パトが雪花の腕を掴む。

雪花「なによ!パトはまだメルリア様を庇うの!ここまでされて!どうかしてるわよ!!」

パト「違う・・・ここまでやったのは・・・雪花だよ・・・」

雪花「は?」

雪花はパトの言っている意味がわからなかった。

パト「俺は・・・昨夜、雪花の夜這いに起こされたんだ、それで朝までずっと性行為をしていた・・・その後雪花は部屋のシャワーを使って体の汗を流して戻ったんだよ・・・」

パトの説明に理解出来なかった雪花だったが、話を聞いて自分の身体の違和感に気付いた。

雪花(んん、なんか股間が痛い・・・これは長時間性行為をした時の痛みと似てる・・・それに確かに言われてみれば寝起きのだるさかと思ったけど、身体が疲労している・・・凄く疲れてる・・・)

雪花「でも私・・・記憶がないわよ・・・」

月花「言いがかりになるけど・・・メルリア様が雪花をコントロールしたのかもしれないわね、要は雪花が独占する形を作って管理を無下にさせるか、もしくは雪花だけじゃなく、他の従属や専属神すらもコントロールして定期的にパトと性行為をさせる事でメルリア様だけ占領しているという言い分を否定させるためとか・・・メルリア様はパトの事に関してはお淑やかでもなんでもない、一人の強い女性、独占するためならなんでもすると思うわ、なにせあのメリアちゃんのお姉さんなのよ?」

雪花「パト!そんなの許されるの!!」

パト「証拠がないから無理だ、例え俺がメルリアに真実を話させようとしてもあらゆる手を使って隠すだろうさ、それに俺は脅してまでそう言う事はしたくない、どんな愛情でも受け入れるって決めたんだから、それを拒むのは俺の気持ちに反する」

月花「そもそもさっきの話は私の憶測、証拠もないからメルリア様がやったという証拠がない時点でメルリア様を責めるのはダメ、でもメルリア様も本気なら私の言った事を絶対にやってのける、そう考えるだけよ」

雪花「いいわ、上等じゃない、ならこの一週間でメルリア様を出し抜いてパトを守ってやろうじゃない!というかせっかく性行為したのに私自身覚えてないのは気に入らないもん!痛みと疲労感しか残ってないのとか!!」ぷんすか

パト「悪い・・・服取って貰える?」

雪花はすぐにパトの服を取り、手渡す。

すると扉をノックする音が聞こえ、パトが「どうぞ」と声を掛ける、するとメルリアが入ってきて挨拶をする。

メルリア「おはようございます、アナタ、朝食が出来てますのでぜひ召し上がってください」

パト「ああ、メルリア、ちょっと身体が重たいから治療をしてもらっていい?」

メルリア「どうなさいましたか?昨晩はよく眠れませんでしたか?」

パト「いや・・・まあ、そうかな」

パトは言葉を濁してしまった、真実を話すと雪花の立場が危ういと考えたからだ。

メルリア「わかりました、ではそのまま失礼しますね」

メルリアはそう言うとパトに回復能力を使い、パトの身体の重みを取り去った。

・・・・・・
朝食中

エイリ「メルリア様、昨晩は久しぶりにゆっくり眠ってましたね!」

フルール「そうですね、一緒に寝たのは何か久しぶりに感じました」

メルリア「そうですね、やりすぎは旦那様のお身体に障るので自重しました、おかげで私は今日も元気です♪」

月花(証言はある、目撃者もあるって事は遠隔操作?でもそんな強い能力の気配は隠せないはず、いや私の次元で考えてても仕方ないのかしら、メルリア様と同じ次元の人で可能かどうか、それを聞かないと意味がないわね)

雪花(次は絶対に阻止する・・・事を軽く見ていたわね、もしかするとメルリア様を敵に回していると考えると・・・勝てるかどうか・・・)

パト「メルリア、今日中に俺の室内に【能力無効化エリア】を作ってくれ、実験として試してみたいんだ」

メルリア「わかりました、ただちに行いますね、テスト結果をエイリに試させますね」

パト「ああ、頼む、月花、今日も玉座に行かないとソルテに伝えてくれ、後用事があればここに来るように伝えておいてくれ」

月花「わかったわ、体調が優れないのだからしっかりパトは休んで」

月花はそう言うとそのまま食事を終えて部屋を後にした、そして雪花はパトと一緒に過ごすために自室でくつろいでいた。

・・・・・・

メルリア「これで完了ですね、試しに能力を使用してみてください」

雪花「凄いわね、私の原始すらも能力発動しないわね」

パト「俺の新法すらも発動しない、これはかなり強力だな、期待できそうだ」

雪花「メルリア様、ありがとうございます」

メルリア「では何か御用がありましたらお声をおかけください、アナタ」

メルリアとエイリはその場で頭を下げ、パトの自室を後にした。

雪花「さて、私達は、使えないけどメルリア様はどうかしらね」

パト「ネルを呼んでみるか、見るだけで大体どんな代物かわかるだろうし」

パトはそう言うとネルを召喚した、すると理解していたかのようにネルが召喚されたと同時に前に進む。

ネル「主様よ、私は別に探偵でも物色が趣味なわけでもないのだ、だが必要とするなら成果は残してやろう」

ネルはそう言いながら部屋の四隅を見渡し、パトがネルに渡したオーラ分能力やオーラを使って性質を確かめていた。

・・・・・・
ネル「結論から言うと主様や雪花が考えて居るような事はない、メルリアですらもこの部屋で能力を扱うのは不可能だろう、だがこの空間を作っている装置を切れば話は別だ、だから私が絶権を使用して24時間は絶対に止めれないようにしておいた、これでいいだろうか?主様?」

パト「最高だネル、もしこの状況で同じことが起きた場合、メルリアの線は薄くなるな」

雪花「もちろんだけど、部屋の外でコントロール状態になっても室内に入れば解除されるのよね?」

ネル「ああ、そういう空間だからな、だから遠隔操作という芸当も不可能だろうな、中々素晴らしい技術を開発したじゃないか、悪用されたら面倒だぞ、主様よ」

パト「って言いながら1オーラしか渡してないのに、ネルは普通に能力を扱えてるじゃん」

ネル「私の絶権はどんなものよりも優先されるのだ、こんな道具如きで抑えれる代物じゃないぞ、主様」

パト「流石だ、せっかくだし3人でゲームでもしようよ、後で月花も合流するだろうしさ!」

こうしてパト達は1日を過ごした、そして2日目の夜が訪れた。

・・・・・・

雪花「作戦は万全、就寝前に数十時間は寝たから今はもう眠くない!絶対に守ってやる!!」

雪花はパトと月花が寝るのを見届けた後もゲームをしながら時間を潰す。

するとパトに異変が起きたのだ。

パト「うう、うう、、あああ」

パトは小刻みに震えながら声を漏らしていた。

雪花「んん?パト?寝言?」

雪花はパトの変化に気付きながらも大したことではないと一度は見過ごした、だが次の瞬間、雪花すらも想定していない事態が起きた

雪花「んん?これって・・・この臭いって・・・まさか?!」

雪花はパトの所から青臭い臭いに気付き、慌ててパトの布団をめくる、するとパトの下部が濡れていた。

雪花「なんで・・・なんで射精してるのよ・・・おかしいじゃない・・・」

別にパトは自慰をしていたわけではない、むしろ触れてすらいない、なのにこんな事態が発生している、能力は扱えない、それはネルからもお墨付きを貰っていた、もう変化点はないはずだと考えて居ると。

雪花(待て!なんで考えなかったの私?!この部屋はあくまで【能力無効化エリア】別い道具の効果まで制限するエリアじゃない!なら?!)

雪花はもしやと考え、パトのズボンを脱がし、そのままパンツも脱がした、そのパンツの裏側にはどこかの空間と繋がっているのがわかった。

雪花は怒りのままその穴に勢いよく指をツッコみ思い切り引き抜いた!!

雪花「誰か知らないけどコソコソしてんじゃないわよ!!」

音までは相手に伝わらない、そこで雪花はパトの寝室を出て、専属侍女の部屋に走って向かった!!

・・・・・・
雪花(メルリア!!)

雪花は勢いよく部屋を空けたが、3人は静かに就寝していた、だが雪花が勢いよく扉を開ける事で3人共起き上がってしまった。

雪花「メルリア!!そこまでしてパトと性行為がしたいか!!」

雪花はメルリアの胸ぐらを掴み、メルリアのズボンに手を入れ、メルリアの陰部に指をはめた、メルリアの股間は雪花が触る前から既に酷く濡れていたため抵抗なくスルっと中に指が入った。

メルリア「痛いですよ・・・雪花・・・」

雪花「うるさい!あんたはどれだけ自分の欲求のためだけにパトを苦しめたんだ!!コソコソしやがって!!いい加減にしろ!!専属侍女を降ろさせるぞ!!」

雪花はメルリアの中に入れた指を激しく動かし、メルリアに怒鳴る

メルリア「指を動かさないで・・・んん///」

雪花「そんなに欲求不満なら私が代わりにイカせてやるわよ!それでさっさと寝ろ!!」

メルリア「雪花、勘違いしてますよ!私はただ自慰行為をしてそのまま就寝していただけです・・・昨日今日と私は我慢していたので・・・ただそれだけで・・・ああん///」

雪花「お前の履いているパンツ!その裏側が全部物語ってんだよ!パトの股間と繋がっている穴が・・・穴が・・・」

メルリアの履いていたパンツの裏側には・・・穴はなかった・・・。

雪花「そんな・・・そんな・・・」

雪花は動揺しながらメルリアの中に入れていた指を退け、メルリアのベッド周りを探し始めた。
だがメルリアの周りには何もなかった。

エイリ「雪花様!酷いです!メルリア様は昨日も今日も凄く我慢しているのに!!そんな仕打ちはあんまりですよ!!」

フルール「証拠もないのに・・・」

メルリア「私が一番疑わしかったのなら仕方ないです、誤解が解けたなら私はそれでいいですよ」

エイリとフルールはしゃがんでいるメルリアに駆け寄り、雪花を強く睨みつける、その騒動を聞きつけたパトと月花が後から部屋に入る。

月花「何があったの!!?」

パト「おい・・・」

パトの目の前の惨状を見て、言葉を失った。

下半身裸で半泣きでしゃがみこんでいるメルリア
それを庇いながら雪花を睨むエイリ
同じく庇いメルリアの心配をするフルール
そして立ち尽くしている雪花

月花「あんた・・・まさか勝手に決めつけたの?あれほど言ったのに・・・」

パト「月花!雪花・・・どうしたんだ、それに俺はなんでその・・・出てたんだ・・・」

雪花「それは、パトのパンツの裏にあった空間が問題で・・・」

パト「俺のパンツは月花が用意した新品だぞ、そんな変な道具じゃない・・・」

雪花「ならなに?!能力だとでもいうの?!あの能力無効化エリアで?!ネルからもお墨付きを貰った部屋で能力が使われてたっていうの?!おかしいじゃない!!それで私は・・・メルリアを・・・」

雪花は自分の右手の中指と人差し指についている、メルリアの愛液を見て言葉を失った・・・

雪花「ごめん・・・私、ムリだわ・・・最低過ぎる・・・」

雪花は涙を流しながら、部屋に置いてあった紙で手を拭き、一人パトの部屋から去ってしまった。

パト「雪花!!雪花!!」

パトは雪花を呼ぶがそれに答えることなく去って行った雪花、パトは雪花を追いかけるか、メルリアの心配をするか、どうしたらいいかわからず立ち尽くしてしまった。

月花「パト私がメルリア様を見るから雪花を追いかけて!」

パト「ああ!頼む!!」

パトは雪花を追うために部屋を後にした、そして出てすぐに居た侍女に雪花が何処に行ったかを聞き、雪花を追いかけた。



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No.103 メルリアの独占episode5

パトは帝国から帰って来た。

パト(とりあえずルナとの話し合いで、性欲を一瞬で調整する【精神系能力者】、だけど月花とも話したけど、帝王神候補であるメルリアにすら速攻で効果を発揮できる程の・・・正直かなり条件絞るから難しいそうだけど、技術開発部隊に聞いてみないとだよな・・・)

メルリア「おかえりなさいませ、アナタ」

パト「メルリア、ただいま、ちょっと技術開発部隊に足を運ぶから、そうだな・・・フルールをお供に置いていくよ、たまには一緒に外で歩かないとな、経験をさせないと」

メルリア「フルールですね、わかりました、では御呼びいたします」

メルリアはそのまま自室に戻り、フルールを呼びに行った。
そして奥の部屋でフルールは慌てるように支度をし、パトの所に急いで向かってきた。

パト「別に慌てなくてもいいのに」

フルール「いえ!お待たせさせてしまうわけには行きませんので!」

パト「とりあえず行こうか、そんなにペースは速くないと思うからゆっくりついてきてね」

パトはフルールを連れて技術開発部隊に向かった。

・・・・・・
技術開発部隊

パト「えっと、先に月花がアポを取りに行ったはずだけど・・・まあ大丈夫か」

パトが少し不安になりながらも技術開発部隊の部屋に入る。

技術部隊員A「主様!!このような場所に来てくださり!光栄です!!」

パト(あ~、やっぱり、アポとか要らなかったかな・・・かなりウェルカムじゃん、ってそうか、ここの責任者はソフィアだからここでの不貞は直接帝国No.3の権力者の耳に入ることになるのか、やっぱりアポは取っておいた方が良さそうだな、従属の精神を維持するためにも)

ただ、ソフィアにそれを伝えても部下に伝えるとは想像も出来ないが・・・

フルール「主様は凄いですね、このような私から見ても凄く地位の高い神達から忠誠を頂けるなんて」

パト「俺自身が凄いかって言われると怪しいけどね、フルールもそう感じた事はない?」

フルール「よくありました、未熟なのに崇拝者達は私の事を尊敬の眼で見てくれていましたから、ですが規模が違うじゃないですか、私の時はどちらかというと妄信的な崇拝でしたけど、ここの従属はそんなものではなく主様を認識してそれでも尊敬している、そのように感じます」

パト「だといいけどね、ほら、ついた、ソフィアの・・・いや、研究員の仮眠室だ・・・」

ソフィアは一応技術開発部隊の総長なのでちゃんと総長の部屋があるのだが、何分広すぎて居心地が悪いらしく、ソフィアは常に研究員用の一人用仮眠室を占領して常にそこで惰眠を貪っているのだ。

・・・・・・
パト「ソフィア~、起きてるか~~」

ソフィア「パト~~!月花ちゃんから聞いたよ~、レプリカだよね?とんでもない事を考えるな~お主は~」

パトはソフィアの寝ていたベッドの横に座り、ソフィアは当たり前のようにパトの上に座り、話す。

月花「思考がリンクしてるからとりあえず帝園で話してた内容をそのままソフィアちゃんに伝えたから」

月花はソフィア用に容易してあるゲーミングチェアでくつろぎながら話す。

パト「仕事が早くて助かる、というかソフィア、お前とうとう職場にゲーム環境を完備させたな・・・メリアに見つかると怒られるぞ・・・」

ソフィア「問題なしだよ!何故ならこれらは研究費で買ったから名目上は研究道具!つまり仕事道具の一環なのであーる!それにここは仮眠室!実際は私の物だけど、名目は部隊員共有機材!つまりメリアの一存で取り上げる事は不可能なのだーー!」

月花「はぁ、変な所に頭を使うわよね、ソフィアちゃんは・・・これでメリアちゃんと同等の頭脳を持っているんだから不思議でならないわ」

パト「そういえば素朴な疑問なんだけど、メルリアとソフィアならどっちが頭良いんだ?」

ソフィア「私だよ!メルリアちゃんは頭は良い方だけど、メリアに比べると全然だからね、メリアの頭脳はあの帝王メルトリアと同等、帝王神候補の中でも中間くらいだし、私もそれくらいかな」

月花「へぇ、メルリア様私から見ても凄く頭良いように見えるのに・・・」

ソフィア「融通の問題だよね、勉強とか記憶力の話じゃなくてIQの話し、勉強なんて所詮は知識だし、記憶力だって所詮は頭を効率よく使うための判断材料の維持力、そこからそれらの情報をしっかり使うのが頭の良さだからね」

パト「あ~~パス、俺にはついていけないや、それでソフィアの感覚で【精神系能力者】【好意がなく忠誠がある】、そんな条件を満たすものは出来そう?」

ソフィア「物の方がいいの?提案にあったレプリカとか神造人間(じんぞうにんげん)の方がいいの?」

パト「作りやすい方かな、でも物だとメルリアみたいな帝王神候補相手にちゃんと効くものを作れるかが問題になるけど、後消費量とかね、1個に何回効果があるのかとか、それを常に持ち歩くなら量産してもらいたいし・・・」

ソフィア「でもそれを作ると専属神の子達にとってもデメリットが多そうだよね、性欲をパトの一存で抑えられるんだから、それってパトが望むことなの?」

ソフィアから耳の痛い言葉が飛んできた。
実際その通りで、物にすればパト側の事情一つで専属神や従属神の好意を無下にする事が可能になる、それは果たして相手から見たらどう思うのか・・・一方の都合でそこまでする必要はあるのか?

月花「まあ、確かにパトの一存で私達の性欲や好意を抑えられるのはちょっと嫌ね、やっぱりそこは互いの問題だから、本当言えばこの問題もパトがしっかりしていれば済む問題で、主であるパトがメルリア様に一喝入れれば終わる、ただそれだけのお話なのよね」

パト「うん、それは重々承知してる・・・酷い事だよな・・・やっぱりなしでいいか・・・」

フルール「あの・・・すみません、お言葉をよろしいでしょうか?」

パトが提案を下げようとした時、フルールが声を上げる。

月花「いいわよ、フルールさんも意見があるなら聞くわ」

フルール「まず私達専属侍女が主様にここまでのご迷惑をお掛けしている、そのことを深く謝罪させてください」

フルールはパト達に深く頭を下げる。

フルール「それで、本題なのですが、主様が出来たらいいっとおっしゃいましてもそれが出来ないからこうして問題になっていると認識していたのですが・・・」

月花「そうね、でも出来ないから全部道具や他人に任せるというのはちょっと違うと思わない?それにこの問題はどうにもならない問題じゃなくてパトがメルリア様にしっかり言い聞かせばいい話、違う?」

フルール「ですが出来ていません、いえ、出来るはずがありません、何故なら主様だから、期待を裏切る行為だけはしたくない、出来ることなら受け入れたいと考える主様だから、その人格を変えてまで相手の好意を否定するのは・・・難しいのではないかと・・・いえ、すみません、私よりも共に居た時間が長いお二人にご無礼な事を・・・」

月花「せっかくいい事言っているのだから自分の言葉に自信を持って、でもまあ私もソフィアちゃんもそれは知ってるわ、いやむしろそういう所が好きとってもいいくらいだもの、正直この提案は私達の首を絞めてるの、だって否定しなさいって事は私のお誘いも否定されるかもしれない、それって凄く寂しいじゃない、もしパトが私とだけ関係を持っていれば絶対にそんな事言わないけど、パトは複数と関係を持っている、私なんて、今パトと肉体関係を持っている子で言うと何十分の一の存在なの、そういう意味ではフルールさんと同じ立場ね、貴女も身体の関係を持っているのでしょう?」

フルール「えっと・・・一度だけ///」

ソフィア「???」(まったく話についていけないソフィア)

月花「パトはこの状況から成長しないといけない、全員の誘いを受け入れるのなら複数人と同時に性行為をする度胸を持ってもらわないと駄目、でもそれも嫌ならもう断る事を教えるしかない、それを物に頼るのは「私達の事をまったく信用してない、物の効果に頼らないと駄目」って言われてるようなものなの、だから極力私は道具の力を使ってほしくないの、わかる?」

フルール「それは・・・そうですね、私は月花様のような恋人関係ではありません、主様の配下であり、主様の慰みを癒す一侍女です。だからそのような価値観にはご理解が及びませんでした・・・ご無礼をお許しください」

パト「フルール、そこまで自分の価値感を下げるな、俺はメリア達全員を押し通してでもお前を傍に置こうと思うくらいは大事に思っている、もっと自分に自信を持って、それにそんな「自分は主の性処理だけの存在」みたいに言うな、しっかり愛情はあるし、俺が極悪に聞こえる・・・」

月花「既に色欲の権化じゃない」(ニヤニヤ)

パト「うっせ!郷に入っては郷に従えだろ!俺は神界の価値観でやってるだけだよ!」

フルール「ありがとうございます・・・主様」

フルールは再度深く頭を下げる、それに対して月花もフォローに入る。

月花「別に意見を言うのは構わないのよ、人それぞれ価値観や経験している事が異なるのだから、そこから誰もが納得できる回答案が出る事だってよくあるのだから、だから自分の考えはしっかり持って、しっかり伝える事、パトの侍女をやるならしっかりね!パトは優柔不断だからフルールさんがしっかり導いてあげないとこの主様は中々前に進めないんだから」

フルール「はい!ありがとうございます!月花様!」

フルールは涙目ながらも月花の言葉に自信を持った。

ソフィア「じゃあとりあえず物がモラル的にダメって話なら、もうこれはレプリカと神造人間だね、第三者がジャッジして性欲を抑える、まあ思いつく限り、その条件に当てはまってる人なら一人居るかな」

パト「マジで!誰?!」

ソフィア「【雪花ちゃん】だよ、雪花ちゃんのレプリカなら【原始支配】を持っているから【精神支配】も可能だし、例え相手に能力耐性があっても【原始支配】でいくらでも無効化出来るから、そこの使用に特化したものを調整して作ればいけるかも」

ソフィアはパトの上から下り、月花が座っているチェア周りに置いてあるメモ帳を取り出し、書き留める。

ソフィア「正確は雪花ちゃんのままだと嫉妬心が凄いから感情を無くさせて、雪花のパトに対する忠誠心と愛情を残してしまえば感情は無いから【感情はないが、忠誠心と執着心がある】状態をバランスよく作れるね、後は頭は良すぎると面倒だから雪花ちゃんの自頭のままほっといてっと」(遠回しに雪花は馬鹿だと言っている事に気付いていないソフィア)

パト「可能なのか?」

ソフィア「雪花の遺伝子情報が欲しいけどね、一番欲しいのは雪花だけの遺伝子情報」

月花「ああ、今の雪花はパトの遺伝子情報が体内にあるけど大丈夫?」

ソフィア「う~ん、レプリカだからね、唾液とか皮膚とかじゃなくて卵子とかが良いんだけど・・・パトと複合している卵子じゃなくて雪花の体内で出来た新鮮な混ざり気のない物は持って来れないの?」

月花「私は嫌よ、実の妹の股間に手をツッコむなんて」

パト「月花、お前は子宮内の物を素手で取るつもりか・・・男の俺でもわかるけど凄くグロイ絵図だぞ・・・」

月花「そもそも私達の身体は神仕様じゃない!生理だって来てないのに」

ソフィア「うん、だから一応人間の身体としての説明をしたけど、月花ちゃんに生理がないなら雪花ちゃんも生理はなさそうだよね、なら多分私達と同じ遺伝結晶だからそれを回収してきて!」

パト「待て!だからどうやって取るのさ?!」

ソフィア「えっとね、女神の身体については習ってるよね?人間と違って女神の体内には常に人間でいう卵子が留まってる状態なの、つまり一度性行為をすれば100%妊娠、だけど違うのはそこからすぐに体内で肉体を宿すわけじゃなくて、その状態で維持される、結晶にどんどんお互いの遺伝子情報を組み込む事も可能、遺伝結晶自体は母体の方は必要になれば毎日生成する、つまり卵子が無くなればどんどん毎日付け足されるってこと、逆にずっと卵子単体が居ればそのまま身体は卵子を作らずに居るって感じかな、だから遺伝結晶になっている間は母体は毎日遺伝結晶に自信の遺伝子を足しているし、性行為をすることで男性側の遺伝子をその都度入れて遺伝結晶を強化することも出来る、」

パト「一応習っているけど」(というかソフィア知識で詳しいくせになんで性的な事は一切知らないというか無関心なんだか・・・)

月花「つまり、雪花の出来立てほやほやの卵子を遺伝結晶と混ざる前に入手して持ってこいと・・・」

月花が頭を抱え、そしてぼそっと言い放つ

月花「雪花のお腹を掻っ捌くか・・・」(闇顔)

パト「怖い事言うなよ、それはまあ、ミーエルに頼めばいけるかもしれないぞ?一応治療の分野だろ?卵子摘出も治療内容次第では出来そうじゃない?」

月花「治すのは出来るけど取り出すのよ?しかも雪花になんていうの?「雪花のレプリカ作りたいから卵子ちょうだい!」って?絶対に私達殴られるわよ?」

パト「理由が理由だしな・・・しかも求めてるものも中々イカれてるし・・・」

ソフィア「どうする?唾液とか皮膚でもいいけど、それで出来るのは見た目ぐらいだから能力までしっかり引き継いでる保証はないよ?」

パト「劣化版レプリカになるってことか、目的が違えばそれで良いんだろうけど、今回はメルリアみたいな相手でもって話だからな、劣化してしまうのはマズイな」

ソフィア「でもこのレプリカ技術は面白いかもね!以前までは誰も上手く出来ないからって禁忌に指定されてたけど上手くいけば帝国の独自技術として凄く助かるかも!」

月花「そうね、非人道的行為をレプリカにやらせる事で従属への負担が減る、でも見た目はやっぱり人型だから罪悪感は持ちそうね、実際そういうアニメを見た事あるし・・・愛着とか沸いちゃったら反対意見も出てきそう・・・」

ソフィア「そうだね、そもそもレプリカを作るならメリアなら「子供を作れ」って言いそうだしね、ぶっちゃけそっちの方が手っ取り早いし、育てる手間はあるけど」

月花「でもまあ、メリアちゃんみたいな暗部関係限定で使うならアリね、琴歌ちゃんから聞いたことあるけど、メリアちゃんは国のために配下神を使って非人道的行為な作戦を多く実行しているらしいし、どっちにしろその作戦は必須なわけだからそれをレプリカにやらせれば今非人道的行為をしている配下神を救う事が出来る、琴歌ちゃんに伝えれば帝国の政策としても前に進むかもしれないわ」

パト「綺麗事を言うならレプリカだって意識を持つ生命体だ・・・ってなるけど、国のため、平和のためなら仕方ないのかもね・・・でも平和になったらレプリカだって人権を持ってもいいと思うんだ」

ソフィア「それはダメだね、一度権利を与えると権利が無い歴史に憤怒してクーデターが起きちゃう、この技術は表に出してはダメな物だよ、だから私が作るのはこの一体だけ、そこからは琴歌ちゃんとメリアとアリシアが話し合えばいいだけ、そこで作るなら技術開発部隊で作るし、方針に従うしってだけでね、今回はその実験段階かな」

月花「その第一被験者が雪花なのはちょっと複雑だけどね」

パト「まあ、雪花に直接害はないだろうし、言い方次第では雪花も乗り気になるかもよ?」

3人は数時間程話し合い、方針を固めていった、フルールはこうして国の技術が生まれるのかと強く感心したと同時に帝国の闇を一部見てしまった事に強く後悔した。

・・・・・・
パト「とりあえずメリアに提案しよう、それで意見を貰って問題なければ雪花に伝える、それで二人の了承を得たら、雪花から卵子を摘出して、ソフィアの技術開発部隊でレプリカ開発を進めて貰う!その完成度次第で運用するかどうかを琴歌の政治部隊に検討してもらって、出来たレプリカは俺が貰う。それでいい?」

月花「大変そうね、とりあえずメリアちゃんの所に行きましょうか、」

ソフィア「ふふ~ん、久しぶりに面白そうな研究だからね!しっかり了承得て来てね!私も機材や材料を準備して待ってるから!」

パト達はソフィアの部屋を後にする。

patopatoblog at 10:23|Permalink

2023年01月30日

No.102 ヒキニート時代のパト

これは数年前、まだパトが幻想郷に行く前、パトが今のパトになってまだ一年も経っていない頃の話。

パトは起きる、だが朝か昼か、もしくは夜か、わからなかったパトはカーテンの方を見る。

パト(光があるってことは少なくとも朝か昼か・・・)

そしてパトはそのまま時計を確認し、時計は午前11時と示していた。

パト(もう昼か、全員学校行ってるから居ないとして・・・母さんは居るかな?ご飯作ってもらおう)

パトはそう考えながら起き上がる、整えていないボサボサの髪のままリビングまで向かう。
するとそこには礼花が居た。

礼花「おはようパト、ご飯が欲しいの?」

パト「おはよう母さん、うん、簡単な物でいいよ、僕なんてどうせ外から出ないし」

パトはそう言いながら台所にある冷蔵庫からお茶を出し、コップに注ぎ喉を潤す。

礼花「ダメ、今のパトは育ち盛りなんだからしっかり食べなさい、ほら、もういい歳なのにほっそりと痩せて、ああ、髪も切らないといけないわね」

パト「いいよ、髪が短いと落ち着かないんだ、それに少し髪で視線を隠したいし、最近雪花が俺を見る目が辛いというか、申し訳ないんだよな・・・」

パトはそう言いながら前髪を抑え、畳に寝ころびながらポケットに入れていた携帯でソシャゲを始めながら礼花のご飯を待っていた。

パト(今日は2月なんだ・・・ふ~ん、ずっと家に居たら日にちとかどうでもいいな、父さんが帰ってきたらまた文句を言われそうだな・・・はぁ、めんどくさ)

パトにとって昼の誰も居ない家は心地よかった。

月花は気兼ねなく話しかけてくれるが、美人で頭も良く、多くのジャンルで成功している天才のため、何処か自分とは違う人間なんだと距離を空けていた。

雪花は言葉や態度がキツく、パトを見る度に冷たい目線を向けてきた。
常に何かに対してイライラしている素振りを見せる雪花とは一番気まずい関係だった。

桜花はパトにとって一番気が合う兄妹であり、遊び相手は常に桜花であり、どこか自分と似ている桜花と一緒に居ると安心していた。

芦花は神聖女学院中等部に入学を決めてから準備を進めていたため色々と忙しそうにしていたが、芦花は明らかな陽キャであり、パトは苦手意識があった。

凍夜は帰って来ては最初は小言を言われ、「だらしない」や「しっかりしろ」等言われることから鬱陶しいと感じていた。

礼花はパトを優しく面倒を見てくれるので、唯一引きこもりのパトが心を開いている存在だった。パトでも礼花の言う事は聞くし、優しくしてくれることに感謝しているため、偉そうな事は言わないし、反抗期なんてもってのほかだった。

それが四季家内のパトの立ち位置だった。

・・・・・・
パトはご飯を食べていると礼花は荷物を持って出かけた。

礼花は四季家の仕事も凍夜の代理で請け負ったり、自分自身も医師の免許を取り、医者として出張で多くの家に出向いて、治療をしていた。

パト「母さんも仕事に行ったし、俺も部屋に戻ってSNSでも漁ろうかな、はぁ、別に願望はないけど、彼女とか出来たらどんな感じなんだろう、というか無理か、僕みたいな何も出来ないヒキニートに彼女とか・・・馬鹿みたいな事考えてるな」

パトはSNSを眺めているとエロ画像等がたまに流れて来る、それに対して一瞬ムラっとするのだが、そのまま流し他の平日の昼なのにSNSに書き込んでいる自分と同じ暇人のコメントを眺めて時間を過ごしていた。

パトは普段女性に囲まれた生活をしていたため、エロ画像等で性欲発散をするという行為に強い罪悪感を持っていた。それが特に姉系や妹系だったりするともう無理で、自分が実の姉妹をいやらしい性的な目で見てしまうのではないかという自分への思春期故の性欲の強さを疑わずにはいられなかった。

パト(僕はダメだ、皆学校行って、友達とかも居て、月花姉とか東京の超名門校だし、芦花も来年からは月花姉と同じ学校の中等部に入学するから居なくなるし・・・僕はこのまま何年後も部屋に閉じこもって邪魔者扱いされるんだろうな)

パト(まず月花姉は一番モテるだろうし、一番上だからすぐに結婚して子供とか出来てさ、雪花も桜花も大学とか行ったら彼氏とか出来てさ・・・その後は芦花か、芦花が一番そういうの早そうだよな、そうやって皆家から出ていって、各自家庭を持って、僕はずっと母さんに今みたいに迷惑を掛けて、久しぶりに家族全員が揃っても僕だけ腫物扱いされて、皆の子供にも気持ち悪がられてさ、皆が下の広間でワイワイ楽しんでる時に僕は一人で二階の自室で申し訳ないと思いながら息を潜めてゲームとかしてるんだ・・・僕って本当邪魔なだけだよな・・・)

パトはそんな未来を考え、気分が沈みながらも、ネットで同じく自分みたいに嘆いている相手を見つけては何度もその人の言葉を読み直していた。

・・・・・・
夕方

雪花と桜花が帰って来た。

パトは二人の声は聞こえたが、特に反応はせずに部屋でゲームをしていた。

すると桜花がパトの部屋に入ってきて

桜花「パト!ゲームするよ!暇な間に練習ちゃんとしたよね!」

パト「当然!今日は泣かせてやるよ!!」

桜花「ふふ~~ん!口は毎回威勢がいいね~、着替えてくるからソフトつけといて~~後ジュースとお菓子も台所から抱いておいてよ~」

パト「わかった~、ゆっくり準備しろよ~~」

パトは元気な桜花を見届けるとそのまま下に降り台所に向かう、するとそこには雪花が居た。

雪花「またゲーム?一日何もしてないのによくもまあ、まだゲーム出来るね、やりたい事ないの?」

パト「うるさいなぁ、僕の勝手だろ、ほっとけよ」

雪花「あっそう、いい加減髪切ったら?どんだけ伸ばすの?女子みたいで気持ち悪いんだけど?あとお風呂入った?臭いよ?いや、服の臭いか、ちゃんと毎日服くらい別の奴に着替えてよ、後目に垢があるし、顔も洗ってないって不潔にも程があるんじゃない?服取ってきてあげるから早く脱いで、本当面倒ばっかり掛けないで欲しいなぁ」

パト「うるさい、ほっとけよ、どいて、僕は今からゲームするんだ、雪花に迷惑掛けてないんだからいいだろ」

パトはそう言うと雪花は不機嫌な顔をして

雪花「あっそう!でも不愉快だから服は着替えて!!着替えないと殴るから!!」

暴力を振るおうとする雪花はもう危険信号で素直に言う事を聞かないと本気で殴られる、パトはそう考え、渋々とその場で服を脱ぎ、雪花に渡す。

そして雪花はそれを綺麗に畳み、綺麗な服を取りに行った。

パト「・・・さむ・・・くそ、めんどくさいなぁ・・・」

雪花はパトに服をしっかりと手渡しで渡すと、そのまま自室に戻り、動きやすい服装に着替えて外に出ていった

桜花「また雪花ちゃんランニングに行ったの?努力家だね~」

パト「めんどくさい妹だよ、それじゃあさっそく始めようよ!」

桜花(でもちゃんと一番面倒を見てるのも雪花ちゃんなんだよねぇ、パトは気づいてないけど)

桜花「さてさて、雑魚狩りの始まりですな!」

こうして、礼花が仕事終わりに買い物をして帰ってき、そのままご飯を作り、その途中で月花と芦花が帰って来て、家族全員でご飯を食べ、各自夜を過ごした。

パト「月花姉ってずっと勉強してるのかな?」

桜花「頭良いからね、そうじゃないかな?」

パトと桜花がゲームをしながら話している。

※尚月花は漫画を読みながら、パトと桜花のゲームしている風景を光で見ていた。

パト「芦花は友達と電話してるし、雪花は宿題してるし・・・あれ、桜花は宿題しなくていいの?」

桜花「雪花ちゃんの宿題映すからいいも~~ん」

パト「そういうもんかね、僕はわかんないや」

桜花「でもパト今は中三でしょ?高校はどうするの?」

パト「学校に行った事ないのに無理でしょ、中卒かな~、後から本気出す!!桜花は考えてるの?」

桜花「私も勉強大の苦手だからね、ゲームとか得意だし、ゲームのプロになるのもいいなぁ~」

パト「いいじゃんいいじゃん!桜花ゲーム上手いからなれるよ!いいなぁ、僕も桜花みたいにゲーム上手かったらなぁ~~」

二人はお互いに根拠のない夢を語り合った。

そしてパトはそのまま高校受験すらもせずに中学を卒業した。

そして一応【学生】だった肩書が無くなり、本当の意味で引きこもりニートとなった。


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2023年01月28日

No.101 バハートの初恋と発情(R18)

バハートがパトを始めて見たのはモニター越しだった。

バハートは基本的に異性に対して無関心だったのだが、パトを見た時は違った。

バハート(彼、凄くいいかも・・・)

根拠のない、誰かも知らない、話した事すらない、そんな相手に強く興味が惹かれてしまったのだ。
人に恋することが無かったバハートはその感情の抑え方を一切知らないため、自分でもわからない程感情が暴走した。

バハート(会いたい、実際に会いたい、彼と話したい、どんな人なのかな?)

心臓の鼓動が早くなっていくのがわかる、目の前が興奮で真っ白になっていくのがわかる、居ても立っても居られないもどかしい気持ちでいっぱいで苦しい、お腹辺りがキューっと締め付けるような感覚がある。

そんな今まで感じた事ない程の波が押し寄せて来たバハートは居ても経っても居られなかった。

・・・・・・
バハートが初めてパトと会った、だがその横には月花が居た。

バハート(あの子は・・・四季月花さん!何度か色んな分野の大会で戦った事ある!まさかあの子も彼を狙ってるの?!嫌だ!私が欲しい!彼は絶対に私が欲しい!!!)

バハートはそんな考えの中、気付けばパトの腕に抱き着いていた。
そして実際に会って、触れてわかった。【この人だ】と運命の人だと強く確信した。
バハートには自身があった、何故なら恋愛に関して無頓着だったバハートがここまで一人の異性に妄信的に好意を寄せてしまっているのだから、テレビやモデル関係の仕事で多くのイケメンと呼ばれる人達と仕事をしてきたモデルとして一緒に撮影する機械もあった、恋人役として手を繋いだ事もあったが、まったくといっていい程トキメク事はなく、何も感じなかった。

そして一連の会話が終え、バハートはパトと月花から離れ、その場を去った。

バハート(凄く優しそう!それにえっと・・・ちょっとトイレに・・・)

バハートは異常なまでに濡れていた。
それは下着が冷たいと感じる程に濡れていたため、この不快感を急いで解消したかったのだ。

・・・・・・
バハートはトイレで下着を拭いて、乾かすついでに考え事をしていた。

バハート(今後彼が私に夢中になって貰うためにはどうしたらいいんだろう、絶対に諦めたくない、身体かな?私は実際可愛い!そしてスタイルも良い!そしてモテる!自意識過剰じゃなく実際そうだからモデルやアイドルとして売れてるわけだしね!つまり流石のパト君でも私が身体を使って沢山アプローチしたらやましい気持ちになってくれるかも!男の子だもんね!健全な性欲のある男の子なら私で興奮するのも当然!!アイドルやモデルをやっていたら、そういう自慰行為のネタに使われる事くらいは知ってる!とりあえず私に夢中になってもらう!そこからね!!でも明確にはどうしたら・・・)

そうこう考えながら数十分ほどトイレでスマホでネット検索をしながら考えて居た。

・・・・・・
バハートがパトとキスをした日。

バハート(やった!やった!キス出来ちゃった!パト君も凄く意識してくれたよね!それにしてもファーストキスってこんな感じなんだ!凄くドキドキする!)

だが、バハートは気づいてしまったのだ。

パトの周りに複数の女性が居る事に・・・

バハート(まさかあのパト君の周り全員がライバル、というかあそこまで露骨にモテてる人モデルの人でも居なかった・・・パト君実は凄く大物なのかな?でも逆に言えばパト君の周りに入るのは容易だという事!本命を狙うのではなく、まずはあの周りの女性と同じ位置について、そこから本命になりあがる!もちろん身体の関係もある!でも私はそれでも構わない!絶対に手に入れる!既成事実でもいいわね、テレビやスキャンダルを利用して外堀から埋めてしまえばパト君の情報を集める人が増えて、世間がパト君の周りの人間関係を面白おかしく叩いたりする、そして流石に周りの女性もパト君と距離を取るだろうし、そこを狙って私がパト君を捕まえる・・・それがいいかも、私だけが味方になればそれだけ私に依存してくれるし、私だってパト君や将来の子供10人くらいを養うお金はあるし、問題ないわね、ふふふ~~♪)

バハートは恋愛に慣れていないがために自身がメンヘラ気質になっている事にいっさい気付いていなかった。

・・・・・・
2回戦終了時

バハート「ねえ、ハクちゃんやカナちゃんってパト君とどんな関係?」

カナ「えっと、主従関係でもあり、恋人関係かな?」

ハク「うん、私もそう思う・・・」

バハート「えっと二人共?つまり二股?」

カナ「私とハクだけじゃないよ、えっと~~今は六股くらいだね!ネルとかミーエルは主従関係ってだてっぽいから含めないけど」

バハート「六股?!まさか身体の関係も?!」

カナ「ソフィアと最近加入した琴歌以外の4人ならあるんじゃない?あ、いやでも月花とも最近本番はしてなかったけど、お胸とかいっぱい触ってたな~~、脳内だからすぐにわかるんだよね」

バハート「そ・・・そんな・・・まさかそんなに進んでいるなんて・・・」

カナ「バハートも加わりたいの?」

バハート「うん、凄く入りたい・・・」

カナ「人気者だね~、いいんじゃない?メリアは拒まないでしょう、でも多分専属神を考えてないなら従属神っていうのにならないといけないから、色々話す事になるかも」

バハート「パト君と関係が持てるならそれでもいいよ!!絶対に手放したくないの!!」

カナはバハートの強い意志を感じた、だからこそカナはバハートの強い好意に疑問を持ったのだ。

カナ「ねえ、どうしてパトなの?しかも身体の関係を求める程なんて尋常ないでしょ?」

バハート「私の初恋だったからだよ、それにもうなんか二人にだから言うけど、もう自慰行為が止まらないの、東京に来てからずっとムラムラしてる、それで頭によぎるだけでもう身体の火照りというか虚しさを鎮めたくなるの・・・私ここまで自分がおかしくなるほど他人を好きになったの初めてなの、だから諦めたくない・・・例え本命じゃなくていいから傍に置いてほしいの」

ハク「バハートちゃん・・・」

バハートはたった数日で限界を迎えていた、性欲の限界、今まで感じてこなかった分の溜まりにたまった性欲が一気に爆発したような感覚、そしてそれは今まで女性ホルモンや健康志向でやってきた自慰行為に影響し、本当に性的欲求不満による行為になっていた。バハートは最近それが原因で少し身体が気だるいのだ、調子が優れない、もう既にそのようなレベルまでになっていた

カナ(凄いなぁ、なんか聞いてて可哀そうに感じて来たよ、一度メリアと話す機会があってもいいかも、それにこうやって覚醒もしたし、きっとメリアも何かしら目を付けてるはず・・・)

カナ「今日のお泊り出来たならメリアに話してごらん、きっと悪いようにはしないよ・・・うん」

カナはそこまでしか言えなかった、ハクも少し困惑していたが、このままだと大変な事になると考え、カナの考えに賛成した。

・・・・・・
そして二回戦終了、訓練終了し、お風呂場にて

パトの意向でパトが居る部屋を男湯、メリア達が居るもう一つの部屋を女湯として使うようにした。

バハート「ふう、ここの旅館、6人くらいなら平気で入れるくらい広いわね、凄く良いわ~~」

メリア「お隣失礼します」

メリアは浴室に入って早々、バハートの隣に座る。

メリア「凄く良い身体してますね、流石はモデルやアイドルをやっていただけの事はありますね、それで地球防衛軍、戦うための筋肉も怠っていない、凄くバランスの良い身体です」

バハート「メリアさんも同じじゃないですか、私、アイドルやモデルの人と何度か一緒に温泉に入った事あるけど、メリアさん程のプロポーションを持っている人は見た事ないわ」

メリア「ありがとうございます、ご主人にいつ求められてもいいように美は怠りませんので」

メリアの大人びたしぐさにバハートは聞いてみる。

バハート「あの・・・もしかしてメリアさんってパト君とはもう」

メリア「もちろん、何度もやっています、私の身体は髪の毛の先から足のつま先まで全部知られちゃってます」

メリアはそう言いながら自分の手で頭から足まで艶めかしい手付きでなぞる、そしてメリアはバハート問いかける

メリア「早く求められたいですか?ご主人に?」

バハートは生唾を飲んだ、それは目の前に居たメリアがどことなく大人の雰囲気に気圧され、それどころか、誘惑をしてきたからだ。

バハート「・・・うん・・・」

メリア「なら既成事実を早く作る事ですね、ちなみにですが既成事実がないとご主人から一度目が来るとは思わない方が良いですよ、私も最初はかなり苦労しましたからね~~」

バハート「メリアさんがパト君の初めてなんですか?」

メリア「そうですよ、ファーストキスは雪花ちゃんに取られちゃったので、初エッチは私が頂きました、しかも強引にね♪」

バハート「へ、へぇ~~!でもそこから何度もなんだよね!」

メリア「はい、私から求める事が殆どですけど、でもご主人からも求めてくれます、もちろん私は一度も断った事ありません!神なのでそもそも人間でいう月経はありませんので!」

バハート「ええーー!!それは羨ましいかも・・・」

メリア「あ、バハートさんも神に進化してますので、もう月経はないですよ、ちなみに中に出されれば100%妊娠で任意出産になりますので、そこの認識もお願いしますね、後、一度異性と性行為をした場合、他の異性とは二度と性行為は出来ません、した場合、死んじゃいますので気を付けてくださいね!」にっこり

メリアは笑顔でバハートに言った、バハートにとって初耳の事で流石に驚きを隠せなかった。

・・・・・・
そしてパトと同じ部屋で寝る事になったバハート。

バハート(わぁ!同じ部屋にパト君が寝てる!というか凄く多いわね・・・思ったより女性が多くてびっくりしたわ、でもこの中から私の事を意識してもらうためにもしっかりここでスキンシップを!!)

バハートがそう考えて居るとパトが起き上がった。

バハート(え?!パト君こんな遅くに起き上がった?あ、でも確かパト君って私達よりも先に寝てたのよね、ああ、もしそうだとするとお風呂とか入りそびれてるから入ろうと思ったのかな?まあ、女の子だらけだし、気を使うわよね、なんか私が言うのもあれだけど大変そうだな・・・)

バハートの思った通り、パトは浴室の方に向かっていった。

バハート(やっぱりゆっくりさせてあげよう、パト君だってあの天野江隊長を倒して凄く疲労しているんだし、明日は私もアラン君対策のアドバイスとか出来たらいいなぁ)

バハートは先ほどまでの自分勝手な考えを反省しながら眠りにつこうとした、だがその数分後、バハートが少し深い眠りに入りそうなタイミングでパトと同じくずっと寝ていた女性が起き上がった。

バハート(ああ、ずっと眠っていた人か・・・起きたのね、まだ気が動転しているでしょうし、少し落ち着いたら私から話しかけてあげよう、確か天野江隊長の案件だし、私も少しくらい関わってもいいわよね・・・)

バハートはまどろみの中そのような事を考えて居ると天野江奏星が起き、各部屋のドアを開けて、部屋を確認しだした。

バハート(ん・・・どこの部屋に行きたいのかしら?私も特にこの部屋に詳しいわけじゃないし、まあ別に泥棒するってわけじゃないんだし、ほっといていっか・・・)

バハートは奏星の行動が気になりながらも奏星の行動を無視していた、宝華が守ろうとする子なので悪い子ではないだろうと考えての事だった。
すると奏星は求めていた部屋を見つけたのか、「あ、ここですね」とボソっと独り言を言うとそのままとある部屋に入って行った。

・・・・・・
そしてその数分後、まさか天野江奏星が入った部屋はパトが使っていた浴室であり、そこで全裸のパトと鉢合わせしているとは思わなかったバハートだが、あまりにも浴室での奏星の声がうるさいので、流石のバハートも大体の状況を把握し、急いで浴室に入って行った。

するとバハートの眼に入ったのは、全裸のパトとそのパトの腕を掴み、逃げようとするパトを逃がすまいと捕まえている奏星の姿だった・・・

バハートも一瞬で場で起きている事は把握していたのだが、そんなことより、バハートはパトの裸、そして股間にしか眼が行かなかった、そしてそれ以外の事は正直どうでもよかった。

バハート「・・・ヤマタノオロチンチン」
パト「言わせねえよ??!!」

バハートは寝る前からずっとパトの事で頭がいっぱいであり、皆が寝ている隙に夜這いでもして、既成事実を作ろうとまで考えて居たため、パトの股間を見た事で抑えていた理性が爆発し、パトのもう片方の手を掴み、股間を凝視する。

バハート(これがパト君のヤマタノオロチなんだね!他の人の男性器を見た事もないし、そういうエッチな本も今まで一切興味がなかったから見た事すらもなかったんだけど、凄く立派なのかな?でもメリアもパト君と経験してるし、使い込まれているのは間違いない!つまり品質には問題ないという事!ああ!なんて魅力的!このまま事を済ませてもいい気がする!でも目の前に天野江奏星さんがいる!でもよく見たらあの子もパト君の股間にしか見てないわね、つまり他の女性が見ても上物ってことなのかしら?ならやっぱりパト君は立派なのよ!くそ~~!どうしよう!このまま私の物にしたい!!でも奏星さんが邪魔だな~~~!!!)

バハートはパトの股間を凝視しながらそのようなどうでもいい事を考えて居た、その時、カナが起きてきて、仲裁に入り、奏星とバハートはパトから引きはがされたのだった。

・・・・・・
バハート「はぁ・・・あとちょっとだったのに・・・」

カナ「バハートちゃん、そんなにすぐに決める事はないと思うよ、バハートさんは知らないと思うけど今のバハートさんがパトと肉体関係を持つってことはね」

バハート「メリアさんから聞いたよ、でも辛抱溜まらないのです!!!!」

カナ「圧が凄い圧が凄い、今日死闘をした仲だから言うけどね、このままだとパトから離れちゃうよ、私実はパトの思考がわかるんだけど、今パトはバハートさんに少し恐怖と困惑を抱いてるの、だからこのままだと距離を空けられて、ダメになっちゃうよ?だから一度落ち着いてしっかり関係を見直そうよ?私も協力するからさ」

バハートはカナのアドバイスを聞いて反省した、そこからカナと話し合いをしながら今後どうすればいいか、カナもそんな時期がなかったのか?その時はどうしてたか、等色々恋愛について聞いていた。

奏星は琴歌から説明を聞いて、現状を伝えられていた。

パトが服を着て出てくると気まずそうにしながらも、「お騒がせしました、それじゃあ明日も早いし、寝ようか!」

といって、再度全員で眠りについた。

全員が自分の布団に戻ろうと動いている時、カナがバハートの耳元でこっそりと話した。

カナ「どうしても興奮が治まらないなら見てない不利するから自慰行為で発散しなよ、大丈夫、さっきも言ったけど私、パトの脳内の思考がわかるから、間接的に他の子との行為も把握してるの、だから性に対してかなり耐性があるから、そう言う事をしてても特に気まずくもなんともないし、それでぎこちなくなるわけでもないから、というより、本気でパトを狙うならそれくらいの恥じらいは本気で捨てないとチャンスなんてずっとないと思った方がいいよ、これが私のアドバイス」

カナはそう言うと笑顔で親指を立てて、「グッドラック!!」と言いながら自分の布団に戻って行った。

バハート(カナちゃんがパト君から強い信頼を得ている理由が分かった気がする、パト君の色んな事情を理解してながらもあれだけの余裕と寛大な心の広さ、確かに今の私にはない余裕だな・・・悔しいな、女としての差を感じた気がする・・・なんか自分が情けないや、大人しく寝よう・・・)

バハートはカナとの女性という分野で負けていると感じ、そのまま布団に戻り就寝した・・・かったのだが・・・

奏星「んん///・・・んん///」

全員が就寝している静かな部屋で艶めかしい水音と奏星の艶めかしい声が響いていた。

バハート(あの子普通にヤッてるじゃない?!嘘でしょ?!どんなメンタル持ってるのよ?!しかも私の隣で寝ているハクちゃん!よくよく考えたらずっと寝てたわよね?!この子どれだけ深い眠りに入ってるの?!いや、もしかしてこの子も慣れ過ぎてこの程度の騒ぎだと起きないって事?!)

奏星「んああ///」

バハート(隠す気ない!!声も音も隠す気なし!どうなってんの?!私がおかしいの?!私がおかしいのかな??!!)

バハートは琴歌の方をチラっとみる、琴歌も眉間が寄っているように見えた、琴歌も耐えていた。

だが琴歌もこの洗礼を受けて来た、しかもメリアの夜這いという本番行為を隣で見せつけられながらだった。

琴歌(昨日に比べたら横で自慰行為されるくらいならまだ・・・うん、まだマシですね、昨日はまさか本番までヤるとは思っても見ませんでしたからね、いや、本当、あれは当分頭から離れませんよ・・・本当・・・)

カナ(奏星凄いうるさいなぁ、隣だからなぁ、さったと果てて寝て欲しいなぁ)

ハク(zzz・・・)

パト(うわぁ、さっきの人自慰行為してるじゃん、寝れねえ、気が散る~~、でもまあ、これくらいならまあ、耐えれない程じゃないか、まあ生物性欲あれば致し方なし・・・)

バハート(私は・・・まだまだね・・・)

奏星「ああ、ここ!凄くイイ///」

夜中からとんでもない個性を発揮していた奏星だった。
バハートのライバルは奏星なのかもしれない(同期的な意味で)

patopatoblog at 17:21|Permalink

2023年01月24日

No.99 メルリアの独占episode4

パトは帝園に足を運んだ。
そしてそこにはいつも通り、ミールが目の前に立っていた。

ミール「ようこそ、帝王様、本日は誰をご志望でしょうか?私でしょうか?私ですかね?そろそろ私のはずですよね?!」(食い気味)

パト「最初は良かったのに後半から欲求が勝っちゃったよこの子、悪いけど今回もミールじゃないんだ、えっと【十三天の心】ルナに用事があるんだけど」

ミール「そうですか・・・ちなみに私でよければお答えしますよ?!」(さらに食い気味)

パト「えっと、【感情や欲求】を専門として能力を扱える?」

ミール「お安い御用です!ですが私が使うと世界規模でないとコントロール出来ないので一人を対象にするのは無理ですね!」

パト「なら無理だ!全世界の感情や欲求をコントロールしたい訳じゃないからな!というかそれが容易に出来るなら世界征服とか簡単過ぎないか?」

ミール「え、世界はそもそも私の手のひらの上にあるので、わざわざ私自らが手を下す必要性が無いと思いましたが・・・」

パト「ああ、もうそんな次元なのね、聞いた俺が馬鹿だったよ、俺はまだそんな大きな規模の話は出来ないんだ、今回はルナに聞くよ」

ミール「ええ~~~・・・」(しょんぼり)

パト「あんまりしょんぼりしないでくれ、ミール、時間があればまたミールにも会いに行くからさ」

ミール「・・・あまり無理なさらないでください、いえ、お気持ちは嬉しいですが、多くの従属にそのように気を掛け過ぎていては主様が持ちません、私の所に来るときは最大の癒しを求めたい時に来てください!最高のおもてなしをして見せます!帝園の総支配者であるミールの名に懸けて!」

ミールはドンっと自身の胸を叩いて見せる。

パト「わかった、その時はそのおもてなしに甘えるよ、それじゃあルナの所にお願い」

ミール「畏まりました、それでは移動します」

・・・・・・

ルナ「ようこそお越しくださいました、主様、呼んでくだされば私からそちらに足を運びましたのに」

パト「今回はそうもいかないんだ、秘密だからな」

ルナ「成程、メルリアの件ですね、羨ましいです、欲望のまま主様を堪能できるなんて、私もそろそろ血を分け合うだけではなく、肉体関係を持っても良いと思って居るのですがね、私の身体は極上ですよ?」

パト「やめろ、今は何を言われても俺の股間が反応しないんだよ」

ルナ「ふふふ、私に掛かれば精力増強くらいお安い御用です、私は【魔神の始祖(ワルプルギス)】ですよ、もちろんサキュバスという淫魔の技程度容易にこなせますよ、【魅了の眼】を主様に使って差し上げましょうか?」

パト「やめろ、しかも俺がルナに聞きたいのはその逆だ、性欲とかの欲望を能力で抑制することは可能か?」

ルナ「抑制ですか、言葉を変えて【奪う】【吸収】【調整】どれが一番しっくりきますか?」

パト「【奪う】【吸収】だと術者にその欲望のエネルギーが渡るだけっぽいよな、【調整】だと時間が掛かりそうだし、俺的には一瞬で対象者の欲望を無くすことが理想なんだけど」

ルナ「欲求を無くすですか、それはダメですね、欲求は一度失ってしまうとまた興味を持つところから始めなければなりません、つまり性欲というのは生まれてから数十年という身体の成長と共に育って認識するものですから、一度奪ってしまえば、また性欲が元に戻るまでに数十年という年月が掛かる可能性があります、なので、無くすというのは一番おすすめしませんね、もちろん実行するのは可能ですよ」

パト「そうか、それは流石にダメだな、とりあえず一時的に欲求を鎮めれればいいんだけどなぁ」

ルナ「贅沢な悩みですね、そのまま愛し合えばいいではないですか?」

パト「それもそうだけど、そうしたら今度は専属神達と愛し合う時間が無くなるんだ、こうやってルナと話す時間も無くなるかもしれないぞ?」

ルナ「そうなった時はその【運命】を書き換えて、維持でもこちらに来てもらいます、それに私が精力増強させて主様からその気にさせる手段は多く持っています、それこそ今のメルリア以上に私の身体を足の指先から髪の一本一本まで堪能してしまうほどに・・・」

パト「なんだ、定期的に俺を誘惑してこようとするな、もしかして妬いてるのか?」

ルナ「妬いてません!羨ましいとも思って居ません!」(顔真っ赤)

パト「ルナ、お前は大人っぽい雰囲気がある、だけど時に全然隠しきれてないんだよ・・・」

ルナ「こほん!主様のイメージに沿うかわかりませんが【欲求を安定させる】というバランサーが一番いいのではないでしょうか?」

パト「性欲を安定させる?」

パトはルナの言っている事がわからずに聞き返す、それに対してルナは説明する。

ルナ「欲求というのは波形のようなものだと仮定してください、波が小さいほど欲求をあまり感じませんが、波形の波が大きくなるとその分欲求を強く感じる、私が言ったバランサーはその大きな波を安定させるという事です」

パト「成程!つまり精神が安定している状態にするってことか、つまり【精神系能力】を持っている子を見つければいいってことか」

ルナ「事はそんな簡単ではありませんよ、【精神系能力】は私も持っているので言えますけど、かなり難しい技術です、まず干渉するのに時間が掛かります、そしてその術者がメルリアや私同様に主様に好意を持っていたら意味がありません、何故なら悪用する可能性もあるからです」

パトはルナの説明を聞いて、「確かに」とうなずいた。

ルナ「なので精神系能力者でも【主様の事を絶対に好きにならないけど嫌いでもなく、忠誠だけは誠実に持ち、即興で誰に対しても精神系能力を行使して欲求を安定化させれる子】が必要となりますね」

パト「え、かなり条件細かい上にかなり無謀じゃん、まず帝国でその条件を満たせる子、多分絶対に居ないよ、自分で言うのもなんだけど、結構従属は俺に好意を持っているし・・・」

ルナ「居ないなら作ればいい、だから技術開発部隊に聞こうとしていたのではないですか?」

ルナは現実世界でのパトの思考をそのまま読み上げた。

パト「聞いてたな、ルナ」

ルナ「はい、実はここに来る事も、内容も全部知ってました♪ですがお話したかったので、敢えて長話をしてしまいました♪」

パト(くそ・・・なんか理由が可愛いから怒るに怒れない・・・)ぐぬぬ・・・

パト「つまりさっきルナが言った条件に当てはまるような子を技術開発部隊で開発出来ないかってことだよな?」

ルナ「はい、0から作り上げるのか、それとも誰かをベースに作るのかは知りませんが、この技術は本当に難しいと思いますので、頑張ってくださいね」

パト「やっぱり難しいの?」

ルナ「というより0から作るなら普通に子供を作ってしまった方が早い位ですね、神族はそれが出来るのですから、オリジナルベースからのレプリカは・・・ちょっとわかりませんね、人形程度なら私も容易なんですけど、生身となると・・・」

パト「そうか、おっけ!ありがとうルナ!一応聞いてみるよ!」

ルナ「最悪ダメならミール様に聞いてみるのもいいですね、あの方なら主様のご希望に沿ったこの世界の従属をすぐに紹介してくれると思いますし」

パト「そうだな、最悪そうするよ、というか帝園にそういう奴が居ないかも後で聞いてみる!」

ルナ「答えが出たようで何よりです、それでは主様が求める良い結果が得られることを心から願っていますね」

パト「ああ!そうだ血は居る?」

ルナ「はい、頂きますね」

ルナはいつも通りパトに口づけをして、口から一定の血液を貰い、ルナからパトに血液を送った。

パト「俺、本当に変な種族に変ったりしないよな?」

ルナ「主様の種族が完璧なので、変に感化されません、むしろ私が主様の影響を受けているくらいです」

パト「そうなんだ、ならルナの思惑とかもあるだろうし、さっさと目的を達成させて俺の傍に居れるようになれよな」

パトはそう言いながらルナの部屋を後にする。

ルナ「思惑なんてとんでもない、全ては主様のためであり、私が主様に誠心誠意尽くすため、絶対に裏切るような事はしませんよ」

ルナは優しい表情でパトが居た場所を眺め、残り少ない紅茶を飲み干した。

patopatoblog at 01:31|Permalink

2023年01月23日

No.97 メリアのバハートスカウト(第五章252話内内容)

メリアはソフィアの勝利コールを聞いたと同時にバハート側の控室に向かった。

メリア(さて、バハートとエミエルの価値はわかった、充分利用価値がある、バハートさんは頭もいいし、負けん気も強い、育てれば専属神同様強くなる、そしてご主人の配下に確実に居れてしまえば地球防衛軍をバハートから支配が出来る、確か第五部隊でしたね、利用価値が高いと判断した以上、止まっている時間はないですね、早くこちらに勧誘してしまいましょう)

・・・・・・
メリアがバハートと話し、ミーエルの所に連れて行った後

メリア「ソフィア、バハートさんとエミエルは強かったですか?」

ソフィア「強くはないよ、本気を出したらものの数秒で終わる試合だったからね、でも私の出した技を何度も攻略して挑んでくれるのは凄く楽しかった!残念だったのはエミッチが思ったよりも弱かったって所かな、エミッチなら神格開放くらいどうにでも対処するって考えてたんだけど」

メリア「対処は出来てましたよ、証拠にバハートさんの肉体は無事でしたでしょう?それはエミエルがソフィアの異質異能に対して肉体を維持する術を持ち合わせていたからです、ただ力が弱っていた分そこからの対抗手段がなかっただけっていうのが私の見解ですね」

ソフィア「ふ~ん、メリアはバハートちゃんとエミッチをどうするの?」

メリア「仲間にします、利用価値がありますからね、従属として居てくれれば私も正義側として動きやすいですからね、この星は悪と判断した物に対しての制限は凄まじいですから」

ソフィア「ふ~ん、メリアがどうしたいかなんてどうでもいいけど、大事にしてよね?私バハートちゃん気に入ってるんだから」

メリア「ええ、もちろん、これはすぐにでもご主人に誘導しておかないとですね」

メリアはそう言った傍で隣でパトがバハートをお姫様抱っこをしているところを目撃する。

メリア「流石ご主人、手が早いですね、いやご主人自身バハートさんとの精神的距離感が短くなったってことでしょうね、これは順調に進んでますね、今日はともかく明日明後日くらいには肉体関係くらい持たせてバハートさんを満足させてしまえばいいですかね」

ソフィアは既にメリアの話に興味が無くなり、雪花の元に行っていた。
そしてソフィアに話しかけていたメリアはキョトンとしながらも笑いながら考える。

メリア(今朝見た若返っていた宝華さん、あの人も利用価値は充分にある、そして好都合な事に防衛軍は辞めて、裏で動くと言っていた、その人員も私的には欲しかった、今日帰ったらさっそく監禁しているムーナを宝華さんにススメてみましょう、ご主人に媚びた人は全員漏れなく私がしっかり有効活用してあげますからね)

メリアはそうこう考えて居る時にパトが美魅とエテルを連れて帰って来た、そしてソフィア達をお昼に誘っている光景を見ながらパトの元まで歩くメリア

メリア「ご主人!次の試合も頑張りましょう!」

メリアは地球で得られる極上の人材2名(バハート・天野江宝華)を手に入れ上機嫌だった。

patopatoblog at 21:10|Permalink

2023年01月14日

No.96 エウレカ学園 特別クラス

帝国が建設したエウレカ学園

この施設の目的は神材育成。

学年制度はなく、各科のクラスに入学を決めたら、卒業試験に合格するまでの間、何年、何十年と通い、
確実に試験に合格するまでは学生をしなければならないのだ。

エウレカ学園に設立されている学科は12個

専攻科・護衛科・侍女科・近衛科・政治科・保全科・建設科・法治科・技術科・開発科・経済科・産業科

時と場合によって科は増えているが現時点で存在する科は12個である。

帝国は現時点ではまだ発展途上国であり、従属神を増やしたのはいいのだが、部隊に対する学がないのも問題視されていた、そのため、各科を設け、従属神達は各部隊の仕事をしながら、時間割の合間を見て、自分の所属する部隊の科目を卒業する必要性があるのだ。

そして他の部隊へと異動する場合でも、他の部隊の科目を卒業していれば異動しても良いという法を最近琴歌が作った。

何故ならこのエウレカ学園の校長は専属神 月詠 琴歌だからである。

教育カリキュラム、従属神に求めるIQと偏差値、知識のボーダーライン、それらを何度も検討した結果のたまものである。

つまり、今の帝国は8割以上が【学生】である。

そして先ほど説明した学科クラス以外に一つ、特別科が存在する。

そのクラスに所属しているのは

露草 美魅
エテル
リル

玉藻 琥珀
アイレ
プルート

の6名である。

・・・・・・

シスリット「それでは今から授業を始めますよ、皆静かに~」

6人はシスリットの言葉を聞き、各自静かにする。

シスリット「今日は前回やった実力テストを返します!1教科だけですけど、今日はそのテストの復習をしながら授業を進めていきますね」

そう良いながら生徒の名前を呼ぶシスリット

シスリット「美魅さん」

美魅「うち結構自身あったけんな~、クラスで一番とってもうたかも♪」

シスリット「26点」

美魅「嘘や!うち解答欄に全部書いたんやで!?」

シスリット「その殆どが間違っていたからこういう点数なんです!」

美魅は100点満点のテストで26点だったことにショックを受ける。

シスリット「エテルさん、流石ですね、100点です」

エテル「だって一度聞いたし、なんで解けなかったのかわからないんだけど?」

美魅「なんやってエテル!ちょっとええ点取ったからって調子にのって~~!」

シスリット「はい、美魅さん静かに、次はリルさん、貴女はまず記入しましょう、5点」

美魅「うちより馬鹿がおったで~~~」(きゃっきゃ)

リル「私はまだこの学校に来てから日も浅いんだから仕方ない、ず~~っと勉強してるのに点数とれない馬鹿鬼と一緒にしないで!」

美魅「馬鹿ちゃうわ!でも今回の実力テストの範囲はリルが来てからやった分野やで!言い訳なんて見苦しいわ~~」

リル「そもそもの基礎がないんだから仕方ないじゃん!一緒じゃないもん!!」

シスリット(主様の従属達はどうしてこう、仲良く出来ないのかしら・・・)

シスリットはいつも喧嘩をする2人を無視して残りの三人にテストを返す。

シスリット「琥珀さん、はい82点、今日わからなかった所をしっかり教えますので、しっかり覚えて次に生かしましょうね」

琥珀「せやね、最近調子ええから頑張るんや」

アイレ「凄いね!私も負けないようにしないと!」

シスリット「アイレさんは68点、以前に比べてどんどん成績が上がって来てるわね、良い調子よ、はい」

アイレ「うん!次も頑張る!ママにいつか100点のテストを見せるのが夢なんだ~~♪」

シスリット(え、なに、この純粋無垢な子、月花様本当羨ましい・・・)

シスリット「えっと、プルートさん・・・7点・・・」

プルート「おかしいアヌ、正解を書いたアヌ」

シスリット「わからないのはわかったわ、なにせ不正解の解答欄、何語かわからない文字で書いてあったわよね?」

プルート「ふふふ、あれは超古代文明の文字アヌ!アヌは超天才過ぎたアヌから間違えてそっちの文字で書いたアヌ・・・ふふふ、失敬失敬アヌ」

シスリット「あ、でもちゃんと書いてる問題も間違えてるからちゃんと見直してね」

プルート「アヌ??!」ガタ?!

プルートは自分の答案用紙をワナワナと震えながら眺めていた。

シスリット「はい!それじゃあ最初の問題から解説していくからしっかり聞いててね、はい!美魅さん!リルさん!席に座る!!」

・・・・・・

特別クラスとはパトの【帝園】出身の従属・各専属神の直属部隊のメンバーが入れる特別クラスである。





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No.95 メルリアの独占episode3(微R18)

朝、メルリアは何気ない顔でパトの部屋から出ていった時
パトは裸のまま、ベッドでうつ伏せに倒れていた。

そこにメルリアと入れ替わるように月花がパトの部屋に入って来た。

月花「う~ん、失敗だったわね、しかもメルリア様、凄く元気じゃない、流石帝王神候補、底なしの体力ってわけね」

パト「真面目な考察してるところ悪いんだけど、服取って貰える?」

月花「そうね、パトも早く服着て!寝てる暇なんてないわよ!とりあえず次の作戦を考えてみたからその調整ね!補佐としての仕事が出来て私もテンション上がるわ!」

パト「変な所でやる気出すなよ・・・」

パトは服を着るとメルリアにお茶を準備させるように指示し、パトと月花はリビングで話していた。

月花「とりあえず愛情を与えすぎるとブレーキが壊れちゃうから次は冷たくしてみるのはどう?」

パト「ええ、そんな残酷な事は出来ないよ、それに同じ部屋に過ごしてるのにそんなギスギスした雰囲気作りたくないし・・・」

月花「甘い!甘すぎるわ!」

月花がドンっと大袈裟に机を叩いた拍子に、メルリアがお茶を持ってきた。

メルリア「はい、お茶をお持ちしました、アナタには勢力増強を促進できるお茶を」っポ

月花「メルリア様、まさか明日も夜通しで性行為をするつもり?」

メルリア「はい、出来る事ならずっと繋がって居たいのですけどね、仕事の事もありますし、夜だけと我慢してます」

パト(マジかよ、あれで我慢してたのか、全然気付かなかったわ)

メルリア「月花が来たという事は性行為の件でお伺いに来たってことですよね?なにやら先ほどのお話もそのような内容でしたし?」チラ

月花「聞こえてるならちょっとはセーブしてくださいよ、私だってこんないじめみたいな策考えたくないですけど、パトがもう少しペースを落としてくれないと疲れの方が蓄積されてるからこのままだと仕事にも支障が出てくるのよ、専属侍女なら主の足を引っ張るのは違うでしょ?」

月花はまだ優しい声色でメルリアに説得を試みる。

メルリア「そうですね、それは私の落ち度でした、私はまだまだ体力的にも余裕はあったのですが、旦那様の方が体力が多くないのであれば、アフターケアとして体力回復の恩恵を付与しますね、後はそうですね、行為中でも出来る限り疲れないように私が精一杯ご奉仕をさせて貰えれば」///

月花「そういう話でもないのだけどね、独占し過ぎるのも問題なんだけど」

メルリア「それは別に月花の上司でもあるメリアが問題視していないわけですし、ちゃんと決められたルールの中で私も誠心誠意愛情を伝えているだけです、むしろそういう環境で言えば専属神の皆様の方が優位に居ます、それを上手く活かさないのは自分達の怠惰であって、私に咎めるのはお門違いかと」

メルリアも柔らかな表情と声色で月花に話す、メルリアにとってこの程度の口論は問題ないのだろう。

メルリア「それに、恐らくですけどメリアは私が旦那様と性行為をするのは大賛成だと思って居ますよ」

月花「なんでそう思うの?」

メルリア「単純にメリットが多いからですよ、私が旦那様と性行為をすることで、その回数事に覚醒していくのは知っていますよね?つまり私が回数を重ねる事に私が強くなる、この帝国では地位の高い神は居ますけど、実力はそうではありません、つまりこの帝国の最大戦力は私です、つまり私が強くなることでメリアからすれば安心感が段違いに違うのです」

メルリアはメリアの思考を考察する。

メルリア「今までは重要な戦力が居なかったから、帝国の発展を急がせて居たと思うのです、ですが私という存在が居れば話は別です、私が居るだけで、別に帝国の発展を急がせる必要性がまったくないんです、何故なら発展や従属神や専属神の成長、旦那様の成長を急がさせなくても私でどうにか出来てしまうからです、だから今のメリアはのびのびと出来ていると思いますよ、そしてそれが結果的に従属神や専属神の生活の余裕として生まれ、自由が生まれています、私が性行為をすることで帝国はより一層いい方向に成長していると私は思いますけどね、私もメルトリア一族で元々は一国の王女でしたので、この程度の考察なら、旦那様に仕える一専属侍女の身でも出来ます。」

月花「メルリア様とパトの性行為は国を救う、だからメリアちゃんは止める所かむしろ促進してくると、まあ考えなかった事じゃないけど、まさかメルリア様もそこを考えていたとは思いもしませんでしたよ」

メルリア「もちろん、それは月花を納得させるための考察です、経済的な所を出せば嫌でも納得してくれるという考えですね、実際の理由はただただ旦那様が愛おしくて仕方ないのです、一人の女性として見てくださり、そして大切にしてくれる旦那様が・・・」

パトはそう言われて照れてしまう。

メルリア「優しさとは完全な縦社会である神々の世界では貴重な物です、下はもちろん上に多くの慈愛と慈悲を送ります、ですが上は下にそれらを送る必要性はまったくないのです、むしろ切り捨ててしまってもいい、何故なら【上】であり権力を所有しているからです、そして私と旦那様の関係は旦那様が【上】、私が【下】という立場なのに、旦那様の方から多くの慈愛と慈悲をくれるのです、どんな娯楽も共に経験させてもらい、一国の王女の時では味わえない至高のひと時を味合わせてくださいました、それで愛さないなど無礼ではないですか?」

月花(それはわかるけど、でもそれはパトや私の常識としている社会が違うからであって・・・でもそれを言っても意味なさそうだしなぁ~)

パトや月花が居た日本、それはお互いが助け合い、おもてなしの精神を持っている国民性、言い方を変えればお人よし、ただパトと月花はそれを疑う事なくやっているだけ。

パト「そうだな、メルリアの気持ちを無下にするのはダメだな、俺はこれからもメルリアを愛すよ」

メルリア「アナタ///」

パト(月花、一度立て直すぞ、俺にいい案が出来たんだ)

脳内でパトが月花に話しかける、そして月花はその言葉通り、パトの指示に従う

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パトは今日も仕事を休み、自室で自由に過ごしていた、だが脳内では月花と作戦会議をしていた。

パト(俺はわかったんだ、メルリアの純水な愛情をどうにかしようとするのはダメだ、一瞬だけど、感じたんだ、メリアと同じ空気を、だからもし拗らせてしまった時の反動はメリアクラスだと考えた、だからメルリアの愛情表現には制限しない)

月花(でもそれだと毎晩お楽しみが続くわよ?まあ、パトからすれば天国だからいいんでしょうけど~~(不機嫌))

パト(そんなことないよ!?だから愛情表現は制限しないけど、メルリアの持つ性欲に関与しようと思うんだ)

月花(性欲に関与?)

パト(そうそう、性欲が強いから濃い愛情表現を求めてくるんだろ?ならその性欲をコントロールすればメルリアが夜来ることも無くなるんじゃないかなって思ったんだ)

月花(いい考えだと思うけど、実際の所どうするの?そういう精神関与系の能力者は確かに沢山いるけれど、メルリア様にその能力を与える程の強者となれば多分帝国には居ないと思うけど)

パト(ないなら作ればいいじゃな~~い!こういう時に使わないでいつ使うんだ?技術開発部隊!)

月花(まさかソフィアちゃんを使うの?!)

パト(ああ!でもまだ確証がないからな、まずは【十三天の心】に聞いて上手く行きそうな能力構成を考えてから、性欲剥奪に特化した道具、もしくは能力を作ってもらう!)

月花(成程ね~、まあ、方向性は面白いと思うわ)

パト(よし!なら月花は技術開発部隊に行ってソフィアに話しつけて貰っていい?まだ辛いならソルテに伝えてソルテに行かせてもいいけど?)

月花(いいえ、大丈夫よ、別に部隊員に恨みはないし、ソフィアちゃんだって今は一緒に遊ぶくらいは仲直りしてるのよ?)

パト(そっか、それなら良かった、ならちょっと話しておいて、俺は【帝園】に行ってくるから)

パトはそう言うと月花とのリンクを切り、メルリアを呼んだ。

メルリア「なんでしょうか、アナタ?」

パト「ちょっと帝園に行ってくる、この自室の留守を任せたいんだがいいかな?」

メルリア「はい、畏まりました、お気をつけていってらっしゃいませ・・・」

メルリアはそう言いながらお辞儀をするが、顔を上げると少し物寂しそうな顔をしていた。
パトはメルリアにそっとキスをして、「ちゃんと帰る」とだけ言い残し、帝園に向かった。

パトの中に罪悪感はあった、パト達が行おうとしているのは愛情表現の抑制だからだ、本来は抑えるべきではない、貰えば貰うほど嬉しいものなのに、なんで抑制する方向で動いているのか?そんな自問自答をずっとパトの中で繰り返していた。

パト(異性を一人に絞っていればこんなことで悩む必要なかったのにな・・・やっぱり俺には複数の女性と関係を持つのは向いてない、専属神内でも誰かを愛せば誰かが蔑ろになる、今そこにメルリアが加わったことで、専属神全員を蔑ろにしてしまってるから問題視しただけであって、これは俺の問題、俺が一度に4人や5人と複数の女性と同時に性行為するとかそんな傲慢な性欲にまみれた王様みたいな事が出来る精神力があれば・・・いや、今更そんな事を気にしてても仕方ないし、無い者をねだっていても仕方ない、これは俺が【全員を均等に愛する】という目的のためにやるんだ、一人だけ特別扱いは出来ない・・・心を鬼にしろ・・・)

パトはそう考えながら帝園に向かったのだった。



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2023年01月08日

No.94 一番弟子の挑戦episode1(続き延期第三幕が終えるまで)

パトはWCBTでそれなりの名声を得て、世界でも注目されていた。

基本的にWCBTでベスト8に入る人間は世界的に見ても有名人が多く、パトも例外ではなかった。

そしてその名声で密かに噂されているのは【パトの一番弟子】の存在だった。

その名も・・・

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美魅「嫌や、なんでうちが大会でなあかんねん!」

パト「第六回は俺は【帝国大革命】の件で忙しいから出られないんだ、前年度ベスト8以上は運営からも凄く推薦されるらしいけど、出れないものは出れないからさ、ハクや雪花は出るみたいだし、美魅もこの一年かなり鍛えたしそれなりに成績残せるんじゃないかなって思うんだよね!」

美魅「あんな低レベルの大会なんかに出て優勝してもなんの自慢にもならへんやん!」

パト「へえ~、ハクや雪花に勝てると?」

美魅「・・・と、当然や!楽勝や!」

パト「ならその楽勝って所を見せて来てよ、もし優勝してきたらお小遣いアップね!」

美魅「ほんまか!言ったな!嘘ついたら夜殺しに行くけんな!!」

パト「はいはい、それじゃあシスリットに説明しておくから、しっかり調整しておけよ」

美魅「まさかシスリットが保護者なんか!?」

パト「だって、ハクも雪花ももう二人で部屋取ったらしいし、それに殆ど桜花達と遊ぶだろうし、美魅は邪魔かなって」

美魅「邪魔言うな!ええわ!ならシスリットと行って地球最強の称号をちょちょいと勝ち取ったる!」

パト「おっけ~まだ大会まで数週間はあるし、出発前に俺と本気で戦おう、それで実力をみてやるよ」

美魅「ええで!殺したる!!」

美魅はそう言うとパトの所を後にした

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美魅「どないしよ、訓練とかサボっとったから全然なんやけど・・・」

エテル「私が代わりに出ようか?多分優勝出来ると思うけど?」

美魅「うっさい!これはうちへの挑戦状や!うちが解決せな意味ない!」

美魅は慌てていた、正直言うと真面目に特訓なんてしていなかった。
理由は簡単で別に美魅が強くなる理由がまったくなかったからだ。

帝国では自分より強い奴が殆どで、同じ歳のエテル、そして最近増えたリル、この二人の方が優秀であるが故に、自分がそこまで必死に頑張らなくていいと考えて居た。

美魅(計算外やったわ、まさかうちが一年前の大会に出される羽目になるなんてな、いや一年前に比べたらうちも強くなっとる、せやけどハクや雪花を倒せるかって言われたら絶対に無理!どないしよ・・・)

美魅は考える、だが美魅は基本的に馬鹿であり、考えてもろくな答えは出てこなかった。

リル「何を慌ててるんだか、弱いって大変だね」

エテル「あれだよ、一人で地球の人と戦ってみたら?レベルくらいならわかるんじゃない?」

美魅「レベルとかそんな話やない!優勝せなあかんのや!」

美魅はジタバタしながら「あ~~~」と暴れる

エテル「そういえばどの状態の美魅で出るの?あの戦闘モード時?でもあれってある程度主からオーラ貰ってないと出来ないんじゃないの?」

美魅「いや、それは大丈夫や、貰ったオーラ数で持続時間が変わるだけで、一度貰えばこっちのもんや」

美魅はそう言うとふと閃く

美魅「せや!あの主からオーラを沢山貰えばええんや!!ほんで強くなってしまえば戦えるやん!」

エテル「悪あがきだねでもそうまでしないと勝てないなら早くやったら?」

美魅「せやな!ほな行ってくるわ!」ダッシュ―――!!

美魅は部屋を後にする。

現在美魅・エテル・リルは同じ部屋で同居してるルームメイトである。
3人共10歳の女の子であり、常駐契約をしている帝園の従属という同じ境遇のため、3人一組で行動をしている。

最近月花側もプルートが思った以上に勉学が無かった事から学校に行くようになり、

月花側も琥珀・アイレ・プルートの3人一組が出来ている、そして個人的に自炊が出来て欲しいからと平日はこの三人も月花と離れて美魅達の隣の部屋で過ごしている、

これは月花が補佐に異動した時にメリアに申し出た話である。

・・・・・・
美魅「主!うちにオーラを頂戴!」

パト「え、俺結構美魅にはオーラ渡してるぞ?ほら膝の上に乗っている時、実感してなかったのか?」

美魅「ほんまかい!?え?どれくらい?」

パト「さあ、美魅が来たタイミングだからなぁ、でも少なくとも100近くはあるんじゃない?」

美魅「100?それってどれくらい多いんや?」

パト「う~ん、多分【十三天の心】のメンバーやミーエルでも100も貰っていない方が多い位かな」

美魅(マジかいな、それだけ貰っといて足りんかったから負けたわ~、なんて死んでも言えんやんけ)

美魅「ふ~ん、ほならええわ!ほなな!」

美魅は再度パトの所から走り去ってしまう。

パト「慌ただしい奴だな、シスリットに美魅の調子でも聞いてみるか」

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美魅「あかん!うち結構貰っとったわ!」

エテル「まあ、見たらわかる、普通に多いと思う」

リル「それだけ貰って弱いって、凡人は大変だね」

美魅「うっさいわ!エリート共!よし!なら今日から本気でやってシスリットから一本取ったる!!」

エテル「ふ~ん、それじゃあ暇だし見学しよう」

リル「私も暇だから見ててあげる!」

美魅「ついてくんなや!鬱陶しい!」

こうして三人はシスリットの元まで向かい、実戦訓練を申し込んだ。

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シスリット「ああ、ごめんね!今ちょうど主様に呼ばれたの!その後ならいいわよ!」

エテル「美魅の調子についてかな?」

リル「今日も安定して弱い」

シスリット「終わったらすぐに戻ってくるから、3人は準備運動をしてて」タタタ

シスリットはそう言うとその場を後にした。

美魅「主め!タイミング悪いなぁ!ほなリルかエテルどっちか相手してくれへん?」

リル「オーラ貰ってないから無理」

エテル「私そういうスタイルじゃないって知ってるでしょ?」

美魅「ああもう!使えへん同期ばっかりやでーーーー!!!」

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美魅達はシスリットの帰りを待っていた、するとシスリットは少し曇った表情で戻って来た。

シスリット「大変な事になったわね、えっと美魅?」

シスリットは汗を拭いながら美魅に必死話す。

シスリット「とりあえず話は濁したけど、主様は美魅には最低でもベスト16までは期待してるわ、ちなみに今変身時間はどれくらい?」

美魅「せやな、全力なら1時間くらいなら楽勝やな!ただ、1週間で1時間やから、え~っと~~」

シスリット「試合の工程表は確認しましたけど、日数があるので、まあ、予選と1回戦である程度温存が出来ていればベスト16どころか、もっと上位を目指す事は出来ると思いますとりあえずこの2週間で戦術を身に付けましょう!闇雲に戦っていたらすぐに時間が来てしまって勝てる試合も勝てなくなってしまいます!」

シスリットは美魅の肩を強く握り、必死な声で美魅に渇を入れる。

美魅「ただ筋トレしたらえんちゃうん?」

シスリット「ダメです!そもそも戦闘形態の美魅なら必要ありません!ですがなんとて戦闘IQが絶望的に低いので、頭のいい相手に当たったら一発でお陀仏です!勉強しましょう!賢くなりましょう!作戦を沢山覚えて練習するのです!」

美魅「そんな~~」

美魅はため息に似た悲鳴を上げた。





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No.93 メルリアの独占episode2(微R18)

パトは月花とソルテから作戦を練って、自室を出る、すると凄く可愛らしくそして、綺麗な笑顔で相手から話しかけてくれる。

メルリア「おはようございます!アナタ♪」

パト「おはよう、メルリア」

エイリ「おはようございます、ただちに朝食をお出ししますね」

パト「ありがとう、疲れてるから軽めでお願い」

フルール「それでは私は掃除に入らせて頂きます」

パト「ああ、大変だと思うけど、ゆっくりでいいから頑張ってね」

パトはいつも通り、3人と挨拶を交わす、そして席に座ると、メルリアが自分の横に椅子を置き、座りだした。

メルリア「お疲れでしたら私が疲労回復に効く、飲み物を食後に御作りしましょうか?」

パト「そうだね、メルリアは疲れてないの?・・・その・・・」

メルリア「私は///」モジモジ

メルリアは恥ずかしがっているが、パトから見るとまったく疲れていないように見えた、メルリアはメリアと同じメルトリア一族、そこはやはりハイスペックであり、凄まじい体力を持っていたらしい。

エイリ「朝食をお持ちしました、ごゆっくりどうぞ」

エイリはパトの前に美味しそうな食事を用意する。

パト「ありがとう、いつも美味しそうだ、頂きます」

パトは朝食を食べている間に、先ほどまで自室に居た、月花とソルテが出てきて机に座る

月花「いいわね、パトは朝食所か、こうやって女性に囲まれて、幸せ者ね~~」

ソルテ「そうですね、お隣には法国一の美女と呼ばれたメルリア様を独占して座らせる、贅沢の極みですね」ニコ

座って早々二人は何かと褒めて来た(月花の場合嫌味っぽかった気がしたが)

メルリア「そんな事ないですよ、美女だなんて、それに今はただ旦那様に仕える専属侍女、過去はどうあれ、今の私は自身の主に忠誠を誓うまでです」

メルリアはそう言うと、ぎゅっとパトの腕を掴み、パトに寄りかかる、その姿は侍女の態度ではなく、一人の女性として異性に向ける甘えの態度だった。

パト(食べずらい・・・)

エイリ「私も主様に一生を捧げております!主様!私もどうか何なりとお申し付けください!」

エイリはパトの食事を置いて、すぐに椅子に座って話を聞いていたが、忠誠を誓うという分野では負けたくなかったらしい。

ソルテ「凄く良い覚悟ね、エイリはラル様の部隊に居た頃より、本当こっちの部隊に来てからの方が良い成績を出してるわね、凄く感心だわ」

エイリ「ええ、あの、それは・・・」

月花「怒らないから話してみなよ、どんな感じだったの?」

月花はエイリに優しく声を掛ける、立場で言えばエイリが一番立場が弱く、本来立場が上のメンバーが居る場で自分の事を話す、ましてや自分が中心で話を進めるなど恐れ多い事なのだ。

エイリ「えっと、そうですね、ラル様の部隊は・・・正直厳しすぎて私には合いませんでした、私は今は雪花様の直属部隊【原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)】に所属するルーリエ様の部隊の隊員でした、私みたいなただの隊員はそこまでだったのですが、ルーリエ様は毎日凄く怒られて、その度に泣いてて、それで余計に仕事なんて状態じゃなくて、でも仕事が出来てないからラル様から凄く怒られて・・・って流れがずっと出来てたから凄く部隊の中でも気まずくて、私達隊員がルーリエ様のアシストが出来るようにって頑張ってたりしてたのですけど・・・」

月花「うわぁ、それは私でも辛いわ、ルーリエちゃんも今はずっと笑顔だけど、護衛部隊時代ってそんな感じだったのね、今は護衛部隊ってどうなってるの?パト?」

パト「人を増やしてからラルが直接教育、指導する形を辞めて、ラルが指示をして、後はその部下たちがそれを組織全体に指示、指導をする形になってる、ラルもその方が良いって言ってたし、今の体制になってから護衛部隊の隊員達ものびのび出来てるんじゃないかな」

ソルテ「そうね、ラル様は今の体制になってから虚勢を張る場面が少なくなってきたから助かってるって言ってたわ」

エイリ「ラル様って普段はどのように過ごされているのですか?」

ソルテ「私と一緒ね、部屋でダラダラしながら映画を見てる」

月花「私達も今はこうやってしっかりしてるけど、自室で一人になると本当だらしないわよ、私なんてベットに大の字になって寝るし、寝ながらお菓子だって食べるし」

エイリ「え?!イメージ出来ないですね?!」

パト「皆そんな感じだよ、仕事だからって気を張っていた、ラルなんて特にそうだ、あいつは自分が模範であろうと厳しく居続けた、だからその分、模範で居る必要が無い時はずっとほんわかとしてるんだ、ああいうタイプは気苦労が溜まって誰よりも自分に厳しいんだ、隊員を苦しめたのはダメだけど、それをもっと改善できるようにするのは俺の役目であり、責任だからな、ラルは悪くないと言ったら違うけど、その原因を作っていた俺も悪い」

月花「本当成長したわね、でも全部自分の責任だって押し込んでたら疲れるわよ、パトだって精神が強いわけじゃないんだから」

パト「安心しろ、今ここで言ってるのは綺麗事だ!月花が悪さしたらしっかり月花が悪いと内心では思ってるからな!!」

月花「はいーー?!知ってたけど!脳内で『いや、俺悪くないよな、こいつが100%悪いよな?』って考えてるのは知ってるけど~~!それ言っちゃう~~」


全員は笑いながら話す、そしてパトも朝食を終え、月花とソルテもある程度お膳立てしてから二人共自室に戻った、そしてエイリは朝食の片付けをして、パトはソファーに座って先ほど月花とソルテと話した【告白作戦】の実行場所を探していた。

その時パトの隣でメルリアはただくっついて、手元でオーラを使って何かを作っていた。

パト(さて、何処にするか、変な噂が流れないように帝国外が良いんだけどな、と言っても何処ならいいのか・・・)

パトはメルリアに話しかける、

パト「メルリアって何処か行きたいところない?」

メルリア「そうですね、私はアナタの傍で良いならどこでもいいですよ」ニコ

パト(本当、変ったよな、最初来た時は凄く緊張してたのに、でもそうだな、ならメルリアの国に行ってみるのはいいかもな~)

パト「ならさ、メルリアの国を紹介してよ、メルリアが作って来た国がどんな国か見てみたいんだ」

メルリア「いいですよ!では行きましょう!私が全部案内致します!」

パト「よし決まり!、なら準備しようか、エイリ、メルリア法国行きの宇宙船を用意しておいてくれる?エイリは宇宙船待機をお願いしたいんだけど」

エイリ「畏まりました、ではすぐに準備させて頂きますね」

パト「そういえばメルリア法国の通貨ってそのまんまだったよね、お金変えてこないと」

メルリア「ではそれは私がやりましょう、フルール、私と旦那様の遠出の準備をお願いできますか?」

フルール「はい!メルリア様、何泊のご予定ですか?」

パト「日帰りだから大した準備は要らないよ、小物を入れられる鞄と身元を隠せる程度の服装でいいかな」

フルール「ええっと~~、はい」不安

パト「一緒に選ぼうか、フルール」

フルール「はい~~」安堵

・・・・・・

パト「もう帝国には慣れた?フルール?」

フルール「いえ、私は皆さんと違いますので、下級神でありながらこのような待遇、恐れ多くて、ちょっと部屋から出るのが怖いです」恐縮

パト「気にする必要ないよ、侍女部隊の子達はそんな事で根に持つような子は居ないよ、むしろ凄く面倒見てくれるような子しか俺達が選んでないんだ、闘争心や向上心を持つ子より、平和第一!母性の塊!みたいなね、だから気にする必要ないよ」

パトも実際の所そこまで強くないので、フルールの罪悪感は強く理解していた。

フルール「そうですね、でもどちらにせよ、今の私では部屋の中くらいしか仕事が出来そうにありませんし、今は自分が出来る事を精一杯頑張ってみます!」

パト「うん、辛い事があったらいつでも言って、フルールは俺のなんだからな」

フルール「・・・はい///」

フルールは顔を赤らめながらパトと一緒に準備をする。
フルールにとって帝国やパトは夢のような生活だった、亡くなった母や、自国の民の事も気にしているが、自身の力不足で守れない所か、殺されそうな所まで行って、パトに救われた以上、フルールにとって、パトに頼りにされるのが自分にとって全てなのである。

・・・・・・

パトは準備を終え、フルールはパトの部屋の掃除に戻って行った、パトは止めたのだが、フルールが「いち早く仕事を覚えたいので!」っと聞いてくれなかった。

パト(あれだけやる気を出されたら俺も強要は出来ないよな)

エイリ「ただいま戻りました、宇宙船の準備は完了しておりますので、いつでもご支度が出来ましたら、私に御声掛けてください」

パト「ありがとうエイリ、どう、この部屋での生活は慣れた?」

エイリ「はい!まるで家族のようでメルリア様はお姉様って感じですし、フルールは可愛らしい妹って感じで、凄く居心地がいいです♪」

パト「それは良かったよ、これからも仕事の事だけじゃなくて3人で楽しい所に行って遊ぶとか考えたらいいよ、そうすれば俺も全然大丈夫だから、侍女は沢山居るからね、3人にだけ負担を掛けさせるつもりはないしね」

エイリ「お心遣い感謝致します、ですが、私なんかが主様に選ばれてこうやってお傍に置いてくださるだけで夢のようなのです、だから今はこの時間をもっと堪能させてください♪」

パト「ああ、その、エイリもフルールも・・・いつでも来ていいからな、メルリアの事は知ってるだろ?」

エイリ「はい///、毎日お盛んですね、こちらまでお声が聞こえますので///」

パト「うう、それはそのだな・・・」

エイリ「いえ!ですが私も以前の夜のように可愛がって頂けたら・・・///」

パト「ああ、そうだね!///ごめん!こんな時間にこんな話なんかして!?」

エイリ「いえ!主様がお求めになるのであればそれに全てお応えするのが私達の役目なので!」

パトはエイリに謝罪をして普通の世間話に戻った。すると少ししてからメルリアが戻って来た。

メルリア「準備出来ました!そうですね、帝国金額にして1000万円ほど換金してきました!では行きましょう!」

メルリアは凄く上機嫌にパトの所に歩み寄る

パト「その前に着替えてきなさい!しっかりと可愛らしい服を用意してるからな、しっかり俺にエスコートさせろよ」

パトはメルリアにそう言うと、メルリアは顔を真っ赤にして完全に照れてしまった。

メルリア「準備します・・・」ぷしゅ~~

パト(はぁ、俺がとうとうこんな軽い男みたいな言葉を・・・しかも俺、これだけ3人と距離が近かったのに全然反応してないじゃん、やっぱり駄目か・・・)はぁ~~~

パトは自分に対して大きなため息を出してしまった。

そしてメルリアが準備をしてパトと二人でメルリア法国に向かった

・・・・・・
【メルリア法国】

パト「へえ、綺麗な国だ、治安も良いし、流石だなメルリア」

メルリア「今この現状を維持出来ているのは帝国のアリシアのおかげなんですよ、今まではこの環境を維持するのに相当な資金を必要としていたのですが、今は帝国から資金が使われていますから、維持するのが以前より用意になって、恐らくですがそのおかげで税率も下がっていると思います、見てください、国民一人一人の活気を、私の時よりも明るく見えます!」

メルリアはそう言いながらパトの腕をグイっと掴み、説明する。
その姿は本当に嬉しそうで、それほどメルリアは国民の事を大事にしていた証拠だった。
だけどその笑顔の間にたまに見る寂しそうな表情は恐らく「自分の力でこの笑顔を作りたかった」という未練なんだとパトは思った。

パト「ほら、せっかくだし色んなお店とか見に行こうよ!」

メルリア「はい!行きましょう!アナタ♪」

メルリアは凄くはしゃいでいた、帝国では落ち着きを常に見せていたメルリアだが、自国の事になると凄く笑顔で無垢な子なんだと実感した。

そして数時間が経ち、お城の前にある噴水のある大広場で休憩していた。

・・・・・・

パト「せっかくだしお城に入る?」

メルリア「いえ、もう私の城ではないので、プライベートで入るのは少し気を使いますね」

パト「そうか、でも楽しんでくれたようで良かった」

メルリア「はい、民の幸せそうな顔を沢山見られただけで私は安心です」

パト「メルリアってやっぱり女王様なんだな」

メルリア「いえいえ、それはもう~」

パト「もし女王に戻るって言ったらどっちを取る?」

パトはメルリアに問いかける、その問いは少し意味合いが違うという事はメルリアもすぐに分かった
だが、メルリアは即答で応える。

メルリア「アナタですね、理由は色々ありますが、私が専属侍女になると決まった時にもうこの国の女王としての責務は終わったんだと考えて居ました、終わった以上次はありません、何故なら終わった以上、それ以上の政策は私には出来なかったからです、証拠に帝国、メリアに任せたら私が苦労していた政策をたった数か月で意図も容易くこなしてしまった、今日、その状況を目の当たりにして確信しましたね、私の女王としての責務は終わったんだと・・・」

メルリアは語る、だがやはりその語る表情は寂しそうだった。

メルリア「そして今の私は専属侍女、アナタの侍女として、そして一人の女性として仕えています。もう国の事を考える、国民のメルリアである必要がないのであれば、私は私の幸せを求めてもいいのかなと考えて居ます、そして私は心に決めた殿方が出来た、身体も交えた、もうこの身体はアナタの物になった、独占されました、でもそれが私が求めた世界で、今私が一番欲しい物なんです、だから私はアナタを選びます、迷いなく、どんな選択肢を出されてもすぐにアナタの傍に帰ります、私の居場所はもうここしかありませんから」

メルリアは笑顔で話す、そのように考えてくれていた事にパトは凄く愛おしく感じ、パトも気持ちを伝える

パト「俺もメルリアの事が好きだ、最初こそはただ優しくしてくれる人が欲しいって程度だったけど、傍に居てわかったんだ、仕事で優しくされているんじゃなくて、本心でここまで優しくしてくれるんだなって、それでずっと気にかけてくれて、俺に尽くしてくれて、今こうやって愛情を伝えて貰った、それで俺がメルリアを好きで居られないなんて無理だ、愛してる」

メルリア「アナタ・・・///」

パト(専属神達が一番とか、そういうのは話さなくていい、今はそれは必要ない、今はただ、メルリアにとって最高の時間であってほしい)

パトはそう考えながら立ち上がり、メルリアに手を伸ばす。

パト「ほら戻ろう、俺達の場所に、エイリやフルールが待ってる」

メルリア「はい!!///」

メルリアはパトに抱き着いた、それは凄く嬉しいという感情のこもった愛情表現だった。
メルリアにとって一番欲しかった言葉を貰えた、それだけが今日一番の収穫だったからだ。

・・・・・・
そして月花の作戦通り、メルリアに告白をして、これでメルリアの寂しいという気持ちが満たされ
毎日のように来ていた夜這いもなくなって・・・・・・・・

パト「んん??」

メルリア「あ、アナタ///今夜も私を沢山堪能して可愛がってください///」

メルリアはパトの上で裸で既に行為を始めていた・・・

パト(全然収まってないじゃん・・・というか前よりもブレーキ壊れてんじゃん!!!)

月花(う~ん、ダメだったわね、逆にまだ告白されていなかったのがブレーキになっていたのね、また明日別の作戦を考えないと)

パト(おい!月花!これはどうしたら?!)

月花(あ、そろそろリンク切るわね!性行為が本格的に始まったら私も凄くムラムラしちゃうから!私は健全にねま~す)プツン

パト(月花~~~!!?)

そして数時間だった性行為が今日は朝まで続いた・・・
まだ問題は終わっていない・・・



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No.92 悪夢の効果(R18)

パトは夢を見ていた、それはパトにとって最悪の悪夢だった。

・・・・・・
パト「やめろ・・・やめてくれ・・・」

謎の男A「この上物の女の身体を楽しませてもらうぜ~~」

琴歌「いやぁああああああ!パト君!!」

パトの目の前には琴歌と琴歌に覆いかぶさる謎の男が布で身体の胴体部分を隠し、パトは身動きが取れないまま、琴歌が目の前で犯される姿をただ泣きながら見続けた、

謎の男「うう!」

謎の男が一気に溜まりに溜まったものを琴歌の体内に放ち、そのまま琴歌の上にのしかかるように覆いかぶさる、そして琴歌もそのまま荒い息のまま汗を流しながら覆いかぶされたまま身動きを取らない。

布からはみ出る琴歌の顔から胸元までの艶めかしい汗がパトの感情を狂わせる。

パト「うがあああああああああああああああああ!!!!?!?!?!?!?!??!」

・・・・・・

パト「は!!?」ガバ!!

パトは勢いよく布団から起き上がる、体中から嫌な汗が出ており、そして部屋は暗く、横には琴歌が裸で眠っていた。

パト(夢か・・・ここ最近頻繁に見るな・・・なんだろう・・・何かの暗示なのかな・・・)

パトは自分が起き上がった事で布団がめくれ、少し寒そうにしている琴歌に再度布団をかけ直し、頭をゆっくりと撫で、琴歌の安らかな顔を見届ける。

パト(いけない、ちょっと水を飲みに行こう、もう夜も遅いし、それくらいは自分でしないとな)

パトはそう思い、身体に軽い服を纏い、冷蔵庫のあるリビングまで歩いて移動する。

・・・・・・
フルール「どうされました?主様?」

リビングにはフルールが待機していた。

パト「フルール、起きてたのか?」

フルール「はい、私はまだ主様のお力になれないので、夜の警護をお願いしてやっています、朝から夕方は本当に私のやる事がないので、どうしても申し訳なくて・・・」

パト「そうか、フルールがそれで気が済むなら俺は何も言わないよ、そうだ、水を用意してくれる?出来れば冷えてる方がいいんだけど」

フルール「畏まりました!すぐに準備しますね!」

フルールが深夜の暇時間に役目が出来た事で笑顔になり、軽い足取りで水を取りに行った、そしてパトはリビングの椅子に座り、一息つく。

パト(でももし、専属神に危険な事をさせたらあるかもしれない現実なんだ、それなら俺がもっと過保護になるべきなのかな・・・)

パトはそんな事を考えているとふと夢の内容を思い出し、他人に犯された艶めかしい琴歌を思い出した事で再度琴歌を求めたくなったパトはフルールを待たずにそのまま自室に戻ってしまう。

フルール「お水をお持ちしました・・・あれ?主様?」

フルールは先ほどまで居たパトの姿が無い事に不思議に思ったが、パトの自室の扉が開いていた事から部屋に戻ったのだと考え、パトの自室に水を届けに行った。

だがフルールが見た物は行為を始めているパトと琴歌の姿だった。

琴歌はまだ寝起きで頭がよく働ないていない状態、パトはそんな琴歌に対して先ほどの行為よりも強く琴歌を求めていた。
そしてそれを見たフルールは慌ててその場を後にした。

・・・・・・
朝・・・

琴歌「おはようございます、パト君」

琴歌は裸のままパトに朝の挨拶をする、あの後パトと琴歌は何度も身体を重ね、愛し合った。
なのでお互い寝不足状態だった。

パト「おはよう、琴歌・・・昨夜はごめん、何度も何度も・・・疲れてるなら今日も休んでいていいから」

琴歌「大丈夫ですよ・・・今日はちょっとメリアさんに直接お話したい事がありますから、それが終わったらここで休ませて貰いますね」

琴歌はそう言うとパトにキスをして、服を着て、身だしなみを整えだした。
パトは夢の出来事くらいで琴歌を疲れさせるほど求めてしまった事に罪悪感を感じていた。

琴歌「それにしても最近、私の事を沢山求めてくれますね、私は凄く嬉しいんですけど、何かあったのですか?」

パト「いや、琴歌が知らない男に俺の目の前で犯される夢を最近何度も見てね・・・それで不安になってさ・・・馬鹿みたいだろ・・・」

琴歌「そうですね、私はパトさんから離れませんし、役割的に帝国からも余程の事がない限り国外に出ませんね、安心してください」

琴歌は自分の長い髪をくしで解きながら笑顔で話す、そして準備が整うと、そのままパトの部屋を後にし、メリアの部屋まで向かっていった。

メルリア「アナタ、どうしたのですか・・・その裸で・・・///」

パト「ごめんメルリア、今日も休みで、なんか仕事をしたい気分じゃないんだ・・・」

・・・・・・

コンコン

メリア「いいですよ、入ってください」

部屋の奥でメリアの声が聞こえ、それを合図に琴歌がメリアの部屋に入った。

メリア「数日ぶりですね、琴歌ちゃん、どうですか?最近?」

琴歌「開始してからほぼ毎日、朝まで求めてくれます、凄く激しいです///」

琴歌が顔を赤らめながら声が小さくなりながらも話す。
だがメリアは琴歌の報告を聞いて満足そうに頷いた。

メリア「悪夢作戦は成功ですね!以前ご主人が私が他の男の所に行く夢を見てそれから私に付きっきりになった事があったので、もしかするととは思ったのですが、まさかここまで影響があるとは思いませんでしたよ」

メリアは満足そうに結果を聞いて喜んでいた。

琴歌「でも流石にパトさんが可哀そうですよ、目の前で自分の愛しき人が知らない男性に激しく犯される姿を夢だとしても何度も見させられるなんて・・・」

メリア「ですが、夢だけでそれだけ求めるってことはそれだけそういう状況になる事を恐れている証拠です!つまりそれだけ今の私達は離れて欲しくない!愛情がある証拠なのです!そしてその愛情をもっとご主人自身自覚してもらう必要があるのですよ」

メリアは自分の机に座り、話を続ける。

メリア「私達は専属神として契約している、だからご主人としても心の底から安心しているのです、従属はともかく私達専属神は裏切らない、自分から離れて行かないと、だけどそのちょっとした恐怖心、専属神が他の男になびいてしまうかもしれない、そんな些細な可能性を夢だけでも見せて感じさせることで、強い支配欲を呼び覚まさせるのですよ、ご主人は独占欲強いですからね」

メリアは腕を組み、琴歌に話す。

琴歌「とりあえず現状が続くなら私も流石に仕事は出来ないのでまだ一週間は休暇を頂きますね」

メリア「いいですよ、折角ですし妻らしい事をしてはどうですか?以前雪花ちゃんとご主人が借りたアパートもアリシアコーポレーションが管理してますし、そのまま地球で住んでもいいですよ」

琴歌「メリアさんにしては優しすぎますね、何か裏がありますか?」

メリア「もちろん、ですがそれはお互いの利益を考えれば当然でしょう、私がそれを許可するのは琴歌ちゃんがそれをすることで得られる利益の方が多いからです」

琴歌「なら一週間と言わずにこのまま独占してもいいですか?」

メリア「結果的にご主人がそれを望むのならいいですよ、それが答えですから」

琴歌「パトさんを使って実験するなんて・・・」

メリア「ご主人のためです、それでは私も研究がありますので」

メリアがそう言うと自分の部屋を後にしようとする、が琴歌はメリアの前に立ち、睨みつけるように話す。

琴歌「まだあの実験をやっているのですか?辞めてくださいと何度も!!」

メリア「最終段階です、これでわかりますよ、そしてご主人の不安を完全に取り除く事が出来ます」

琴歌はメリアの実験の内容を知っていた。

【穢れの法則の明確化実験】

内容は生まれたばかりの下級神の女神を使った実験だった。

まず被験体の女神に男性の神Aと交配させる。

そしてその後、男性神Aの女神となった個体が別の男性神Bにどこまでされる事でどのような反応が出て、穢れが発症し消滅するか、そしてそれを阻止する現象とそれを技術的に解明して強力な物に出来ないかの実験だった。そうすれば帝国の専属神、従属神全員に貞操帯をつけるのと同じ効果を得られる事になり、パトの不安を完全に取り除く事が出来るのだ。

だが内容を見る限り、非人道的行為なのは明白であり、実験終了後には結果を隠ぺいするため、実験体は全て始末してしまうのだ。

つまりメリアのエゴのために知らない男と身体を重ね、何もしていないのに殺される、それに琴歌は強く非難と反対をメリアに訴えていたが、メリアは必要な事だと言い、琴歌の言葉に耳を貸さなかった。

メリア「おかげでそれなりの結果が出来ましたよ、性行為もどこまでなら強い穢れに蝕ばまなれないのか?キスは?体液は?そんな謎が解決していって楽しいですよ、それに拒絶反応を目の前で見れた事は大きいです」

琴歌「まさか自身の目の前で交配させたのですか?!」

メリア「いえ、流石に映像です、嗚咽が走りましたけど、こればかりは私の眼で見ておかないと結果方向だけでは信憑性が得られませんでしたから、なにせ、最初の異性と違う異性と交配したら穢れて消滅するのは知っていましたしね」

琴歌はめいいっぱいメリアを睨みつける、そしてメリアは話す。

メリア「結果だけ言えば、股間に相当分厚い処女膜みたいなのが出現します、それは本来の異性ならすんなり抵抗なしに入るのですが、別の異性が女性の中に入れようとするとその膜が強く拒みます、ですが絶対ではなく相当強い力で押せば普通に入れられます、そして入れられただけでは案外穢れは生まれませんでした、ですが中に少量の液が垂れていくたびに大幅に穢れ数値が上がります、そして中に出された時、その穢れの数値はピークを迎えました、そして、数日の時間を得て、弱り、死んでしまいました、私もここまでの事は知りませんでした、いい結果です」

琴歌が見るメリアへの眼は強い軽蔑の眼差しだった。

琴歌「恐らく私はメリアさんが一番嫌いです、ここまで非人道的行為をしてパトさんの隣に立ってほしくないです」

メリア「でもそれは誰かがしないといけないって理解してるでしょ?なに甘い事言ってるの?琴歌ちゃん?」

メリアはあくまで笑顔で琴歌を見る。

メリア「私はご主人から汚れ役をやってることは知られていますし、ご主人も必要悪は理解しています。綺麗事ばかりでは世界は成り立たない、誰かの不幸、犠牲があって、便利な日常や常識が生まれます、学問でもそうです、歴史は誰かの失敗や功績を教える、だから現代を生きる子孫達は先人達の過ちを繰り返さないように学び、成長するんです。琴歌ちゃんも今があるのがそれだけの非人道的行為の積み重ねで得られた事ですよ、いい加減その甘い考えを捨てたらどう?私が貴女を総理大臣に、アリシアよりも上の立場にさせたのは、それがアリシアよりも出来ると信じて居るからですよ、それが出来ないなら精々ご主人のために性奴隷にでもなって、愛玩具として可愛がられればいい、ですが、そんな事が出来る女神は腐る程います、そうなれば貴女の価値は専属神内でも一気に下がりますよ?」

メリアは笑顔だが、今までにない程の強い圧を言葉に込めて琴歌に言い放つ。

琴歌「・・・いいんですか?私も正妻としての地位、取りますよ、価値が下がる?下がるわけないじゃないですか、旦那を支える妻の価値が下がると思います?違いますね、むしろ今居る私以外の女性全員が敗北を意味します、メリアさんの努力、愛されているという自身、それら全てが私の次、二番煎じの物と化すでしょうね、そのチャンスをメリアさんから直々にくれるなら私は喜んでパトさんの妻としての役割を全うしますし、誰よりも早く子を産み、第一子として誰よりも特別な経験を私とパトさんで体験していきますね」ニコ

琴歌はメリアの圧に怖気つく事無く、メリアの首元に鋭利な言葉のナイフを突きつける。
メリアはその言葉から笑顔が失い、琴歌を睨みつける、そしてその状態が続き・・・

メリア「本当、専属神の中で貴女が一番魅力的であり、一番憎いですよ、貴女がそう思うならそうしたらどうですか?ご主人の感性的にも一人の女性に絞れた方が気が休まるでしょうしね」

琴歌「さっきのは冗談です、ですが、あまり私を軽く見てるといつでも既成事実は作れますし、パトさんからメリアさんに命令させ、専属神内の権力ではなく、女としての地位と権力を得て、唯一無二の地位を取りに行きますよ、自分とパトさん、そして将来生まれて来るであろう子のためなら全員蹴落とす覚悟がある事を忘れないでください」

メリア「私に脅しですか、参りましたね、ですがその覚悟と信念の強さに免じて今回も私の敗北と認めます、申し訳ありません、では用事があるので失礼しますね」

メリアは深く頭を下げ、部屋を後にする。

・・・・・・

パトが悪夢を見たのは、夢支配を持つ従属神を使ったためである、そして今回の実験を企てたメリアの協力者が琴歌だった。

琴歌はパトの傍に居て、パトが琴歌にどうアクションを起こすか、それを琴歌自身が体感してほしい、ということだった。

琴歌(私も同犯ですけどね・・・でも私は私欲が強かった、実験とは言え、長い時間パトさんと二人の時間が生まれるのなら、それに参加してもいいかなって、パトさんには悪い事をしてますよね・・・)

パト「どうしたんだ?琴歌?暗い顔をして」

琴歌「いえ!なんでもありません!パトさん、今日もゆっくり過ごしましょうね」

そして今夜もパトは愛しの琴歌が他人に犯される夢を見て、苦しみ、
そして琴歌を激しく求め、メリアの思うつぼになっていた・・・。


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2023年01月02日

No.91 メルリアの独占 episode1 (R18)

夜、パトの自室では男女が交わっていた。

そして数時間という長い時間を得て、その行為は終わり、女性は男性に声を掛ける

メルリア「お身体をお拭きしますね、アナタ」

パト「ああ、ありがとう、メルリア・・・」

メルリアは慣れた手付きで準備していたタオルでパトの汗を拭き、その後自分の身体を拭いていた、そしてその姿をただ無心で眺めるパト。

そしてメルリアは服を着て、深くお辞儀をした後、自分の寝室へと戻って行った。

・・・・・・
パト(今日で1週間・・・毎日だな・・・俺が寝ていると毎度違和感を感じて起きるんだ、するとメルリアが俺を夜這いしてて、後は流れるまま・・・そんな事が続いてる、おかげで性欲なんて微塵もない、全部吸い取られたような気分だ・・・)

パトはここ最近毎日メルリアと身体を重ねていた、メルリアは独占欲が強く、そして愛情も以前よりも深くなっている事に気付いていた。

パト(今好感度を見るアイテムを見たらメルリアの好感度はどうなっているんだろうな、俺の感覚だと多分メリアと匹敵するんじゃないか・・・メリアも相当だけどメルリアも負けてない、我一番と言わんばかりに求めてくる、俺が求めなくてもだ・・・メリアも地球に居た頃は夜這いが凄くて、それがきっかけで部屋を分けたけどこのままだとメルリアも同じ道を進むだろうな・・・)

だがパトはメルリアに自室を与える事が出来なかった。それは専属侍女の役割だった。

四六時中主の奉仕をしないといけない専属侍女は常に主から離れる事は許されない、今は3人居るがまだ体制が定まっていないためエイリとフルールは比較的自由にしている、だがメルリアは既に決まっているため役割を真っ当しなければならない、そうなればメルリアは他の部屋にすることで、メルリアは今以上に自由が無くなり、メルリアを追い込んでしまう可能性があるのだ。

パト(月花の件もあるし、これ以上誰かを追い込むような事はしたくない・・・)

パトは月花の件が強くトラウマとして残っており、誰も苦しませたくないと考え、メルリア達を苦しめないために現状を変えるわけには行かなかった。

パト(いや、単純に夜這いは辞めろって居ればいいだけじゃないか・・・)

だがパトは懸念していた、一度メリアに夜這いを辞めるように注意したら、夜襲わない代わりに以前より見境が無くなったことがあった、横に居るだけで常に求めて来たり、愛撫して来たり、くっつく頻度が高くなったりなど、夜這いを辞めさせた後が大変だった、その時は他の専属神も居たため、ある程度抑制出来たが、メルリアを止めることが出来るのは居ない

パト(メリアは肯定派だから相談しても、【受け入れろ】って言われるし、他の子に相談しても【特別扱いはダメだ】と言われる)

特別扱いは良くも悪くも別対応を強いるのは良くないって事である。

メルリアにも専属神同様愛情を育む権利はある、だが度が過ぎる程度で制限させるのは専属神達から反感を買うのだ、それは流石に可哀そうだと。

逆にメルリアを特別視して誰よりも愛するのも一部からは反感を買うのだ。特に雪花。
メリアは【ご主人が愛したいなら愛したらいい】という考えなので否定所か肯定してしまう、それだけメリアは自分に自信があるため、負ける気は毛頭ないらしい。

つまり、パトは現状をどうしようも出来ない毎日が続いていたのだ。

パト(メルリア、普段はしっかり侍女をしてくれてるから、そんな素振りは一切見せないけど、夜這いを無くしたら多分、そこから影響が出てくる、二人きりになった途端に求めてくるようになるかもしれない、俺もそういう時はあるけどそれが毎日になると話は別だ、本当に見境が無くなってしまう)

生憎エイリとフルールはそのような事がないため、毎晩4人で・・・というような事はないのが救いだが、どうにかしなければ専属神達との時間が無くなってしまう、それが一番の問題点としてパトの中で強い不安として残っていた。

パト(・・・待てよ、普段俺がメルリアを満足させてやれないから欲求不満になったメルリアが夜に暴走するのかもしれない、なら普段からしっかり愛情を向けて行けばメルリアも欲求が抑えられるのでは?)

パトは一つの仮定を出していた、メルリアがもし【普段から愛情が感じられず、不安に感じているから夜愛情を満たそうとしている】のなら普段から満足させてしまえばいい、そうパトは考えた。

そしてパトはその答えを出して、そのまま眠ってしまった。

・・・・・・
翌朝

ソルテ「パトさん、起きてください」

パト「ああ、ソルテ・・・」

今日は休日だった。ソルテもプライベートのラフな格好でパトの部屋でくつろいでいた

パト(ああ、休日は起こさないように言ってるから・・・)

パトはそう考えながら、ソルテの横に座り、ぼーっとしている頭のまま目線の先を眺めていた。

ソルテ「昨夜もお盛んでしたね、って言いたいけど、あの感覚的にまた夜這いされたのですね、大丈夫ですか?」

パト「ああ、うん、おかげさまで性欲はまったくないや」あはは・・・

ソルテはパトの言葉を確認するように、胸をぐっとパトに押し付ける。

パト「どうしたの?いきなり?」きょとん

ソルテ「本当ね、今私ノーブラで胸を押し付けたのに全然欲情しなかったわ」

パト「言ったろ、今は昨夜の疲れもあるし、何時間もやってたら朝は間違いなく無理だ」

ソルテ「心配ですね、いえ、別に私はそこまで性行為を必要としないので、いいのだけど、このままだとパトさん、不能になる可能性ありますよ?」

パト「え?!」

ソルテ「いえ、その性欲って大事なのですが、度が過ぎてしまうと男性器の機能が弱まってしまう可能性が高いんですよ、だって強い興奮に慣れすぎるとその分欲情の刺激に慣れてしまって、生半可な事では欲情しなくなったりとか・・・」

パトはソルテに言われて自分の股間を眺める・・・そしてソルテにお願いする。

パト「ソルテ、今頼める?」

ソルテ「いいけど・・・今は流石に辞めておいた方が・・・」

ソルテはそう言いながらもパトのズボンを降ろし、奉仕を始める、だが・・・

パト「ダメだ・・・全然興奮しない・・・」

ソルテ「こっちもまったく反応なしね、全然と言っていいレベルだったわ」

ソルテは奉仕に関しては専属神内でも一番とパトの中でも自負している程だったが、一切興奮しなかった。

パト「これ・・・相当マズいんじゃないか・・・?!」

パトが慌てだした。

ソルテ「多分夕方から夜頃には戻るとは思うけど・・・それでまたメルリア様がって考えると・・・」

まったく他の専属神達が立ち入る隙が無い。

性欲とは異性を求める欲、それがまったく無くなってしまっている状態が続くと結果的にパトからアプローチをしなくなる、つまり異性を求めなくなってしまうのだ、その上、回復したと思った途端にアリシアが数時間かけて性欲の底が尽きるまで愛情を独占してしまう。

昨夜パトは考えて居たが今の今まで気付いていなかった、勤務中、まったく性欲が無くなっている事を。つまり優しくは出来るが、このままではメルリアに愛情を与える事も専属神達に愛情を向ける事も難しくなってくる、出来る事と言えば熟年主婦のような関係、だが疲れが含まれると倦怠期に入ってしまう可能性が高い、つまり異性を蔑ろにしていまう、適当にあしらってしまう可能性が高くなる。

つまりこのままだと、最悪専属神や従属達との関係が悪化する可能性が非常に高いのだ。

パト「どうしよう・・・どうしよう・・・」

ソルテ「距離を置きます?一時的ですけど」

パト「ダメだ、根本的解決にならないし、恐らく溜め込ませたら悪化する可能性が高い、メリアがそうだったんだ、メルリアも可能性が充分高い。」

ソルテ「ですが現状のままだとパトさんが壊れますよ?ちょっと待っててくださいね」

ソルテはミーエルに連絡し、ミーエルがパトの部屋に入って来た(パトの自室にいつでも入れるようにミーエルの控室とワープゾーンのような物で繋がっていた。

・・・・・・
ミーエル「主様がED?盛んなのに?」

ソルテ「精神的というより体力的な所なの、これ、どうにかならない?」

ミーエル「体力的なら別に私が回復させることは可能だけど、多分聞いた話だと本能的な所だと思うけどね、言わば賢者タイム!!これは個体差はあるけど、私の見解だと世間で言う賢者タイムって波で言うと凄く落ち着いている状態で本当に波が無くなってる状態だと思うんだよね、でもそこから体力的な問題とか重なって、賢者タイムから通常の性欲の戻る時間が変わってくるんだけど」

ミーエルはパトを見る

ミーエル「多分これは数時間もの性行為による疲労、多分その数時間の間に何度も絶頂してるでしょ?あと多分だけどそこまで頻繁に出来るってことはメルリアは賢者タイム無視して強制的に股間を治療させて、立たせて続けてると思うの、だから終わったらとんでもない余韻のある賢者タイムが主様に今押し寄せてるんじゃないかなって思うんだよね」

ミーエルはそう判断する。

ソルテはミーエルの話を聞いて、あまりにもストイックな内容にドン引きしていたが、ミーエルの説明で納得した。

ソルテ「つまりパトさんの今の状態は凄く長い賢者タイムってことか・・・それは確かに反応しないわね、あれが長時間続くってことでしょ・・・」

パト「確かに凄く倦怠感凄いかも、あと凄く思考回路も鈍ってる気がする・・・」

ミーエル「とりあえず盛んなのはいいけど、頻度は考えるべきだね、数十人も異性が居たら休む暇なんてないと思うけど、それも主様の健康な身体があっての話なんだから、しっかりペースを考えるようにね、治療はどうする?しておく?」

パト「いや、いいや、今この状態で元に戻ったら疲れが凄そうだ・・・」

ミーエル「う~ん、とりあえずわかったよ、見張ってるから何かあったらすぐに向かうからね!」

ミーエルはそう言うとその場を去った。

・・・・・・
パト「そういえばメルリア達は?」

ソルテ「自室から出てくるまではリビングで待機してるらしいわ、プライベートを邪魔してはいけないからって言ってたわ」

パト「凄く出来た子で可愛いんだけどなぁ~」

ソルテ「まあまあ、でも雪花ちゃんや月花ちゃんも言ってたけど付き合いたては仕方ないって言ってたし、治まるまでの辛抱ですよ」

パト「いや、メリアから聞いたけど、あれが通常状態の可能性が高いらしい、今までメルリアから愛する事がなかったからわからなかったけど、中身はメリアと同じだから、一度愛したらとんでもないってメリアが言ってた」

ソルテ「自覚あったのね、メリア様・・・」

ソルテは苦笑いしながら、考える

ソルテ「ならメルリア様の性欲はあれが通常だとすれば・・・本当に何か対策しないとパトさんが干乾びてしまうわね」

メリアクラスがもう一人増えた、それだけでどれほど危機的なのかは恐らく専属神全員が把握していた。そしてそれらを聞いていた月花もパトの脳内で反応する。

月花(話は聞かせてもらったわ!確かにメリアちゃんクラスはヤバいわ!そしてこれは専属神全員の立場すらも危うくなる!最悪メルリア様の一人勝ちになる可能性もある!他人事じゃないわ!私も頑張るわ!)

パト「月花も協力してくれるらしい」

ソルテ「とりあえずメリア様は肯定派だから当てにならないわね、雪花ちゃんを呼んだら・・・また喧嘩になりそうね、カナとハクは・・・」

パト「ダメだ、まだあの二人は忙しい、特にハクは邪魔しちゃいけない、多分ハクはこの一年は帝国が定めた司法試験の勉強で仕事どころでもないと思う、遊びに誘うならまだしも面倒事には呼べないな」

パト「カナも今は建設に関する勉強だったり、土地の勉強、帝国の建設物保護法とか保全規定の作成とか、帝国が保持している機器や設備の仕組みを覚える仕事でカナも実質部隊休業中だし、あの二人は息抜き以外はダメだな」

パトは定期的に二人の所に行って話を聞いては一緒に息抜きをしていたため、メリアから二人の業務を休業させ、勉学に専念させるようにしていた、そのため二人は今各職場には出てはいるが仕事は一切していない、新たな組織を作った以上仕方のないことなのである。

パト「実際どうするんだ?メルリアの性欲と好意が底なしなら対策が」

月花(馬鹿ね、ならどうやってメリアちゃんを制御出来たの?あのメリアちゃんが制御出来たのならメルリア様も出来るわ、まずはそうね、普段なら怒るけどもっと特別だとアピールしなさい)

パト「特別アピール?アプローチするってことか?でもそれをしたら独占欲強いから余計に拍車がかかるんじゃ・・・」

ソルテ「そうね、それがメリア様との大きな違いね、メルリア様は独占欲が強い、最近だと私と話してるだけでも強い対抗心を見せてくる、あれをどうにかしないと・・・」

そう話していると月花がパトの部屋に勢いよく入って来た!

月花「馬鹿ね、だから特別アピールよ、なんでメルリア様が独占するかわかる?それは嫉妬もあるけどまだメルリア様からしたら告白をされたわけじゃない身体の関係、つまり不安から来るものだと仮定すればまずはメルリア様を安心させる必要がある、つまりパトがメルリア様に好きだとアプローチしてパトの愛情をしっかり伝えてしまえばダイレクトに愛情が伝わると思うわ」

月花の説明にパトとソルテは「おお~~」と拍手をした。

ソルテ「成程ね、確かに気持ちを伝えられてないのに愛情表現だけされていたらただの【思わせぶりな態度と言葉】止まり、つまり素直にその愛情を受け取っていいのかわからないからダイレクトにパトさんの愛情が伝わらないのね」

パト「だけど性行為なら身体でも求めてくれるから言葉じゃない分愛情が伝わってくる、だから不安から夜這いが生まれるってことなのか・・・信憑性が高いぞ!!」

月花「QED・・・ってね!それじゃあ今日は休日!早速メルリア様をデートに誘って一人の女性として接してさっさと告白してきなさい!!」

パト「待て待て!?月花は良いのか?!嫉妬しないのか?!」

月花「そんなことより、今後も夜の時間とパトの性欲を奪われる方が大問題よ!それがどうにかなるなら異性が一人増えてももはや誤差よ!何十人居ると思ってんのよ!」

パト「それは素直に申し訳ございません・・・」土下座

こうしてパトのメルリアの独占欲を抑える戦いが幕をあける!!

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2022年12月26日

No.89 恋愛バトル!?!後半

雪花とメルリアは同時に部屋に入る、するとそこには既にメルリアと同じ専属侍女であるフルールとエイリが食事の準備を始めていて、パトは自室でゲーム(買い溜めしていたエロゲー)をするため、ヘッドホンをつけて部屋に籠っていた。

雪花「数年経っても人間の根本的な所は変わらないわね・・・」

メルリア「丁度いいので、このまま先ほどお互いがお題を書いている紙が沢山入った箱から互いに1枚づつ引きましょう、もちろん引き分けはなしなので5回勝負、無効試合はなく、絶対にどちらかのお題を満たすまで勝負は続行、終わらずに旦那様が寝てしまった場合は次の日に保留、いいですね?」

雪花「ええ、問題ないわよ、メルリア様・・・いやメルリアちゃん、対決するのに様なんて下手に出てたらダメね、今から対等に勝負よ」

雪花はそう言いながらエイリに箱を出すように指示する
ちなみに箱は仕事終わりにエイリに雪花が持たせ、そのまま部屋に運んでいたのだ、もちろんパトは知らない。

・・・・・・
1回戦

雪花「さてと、それじゃあ引きますかね」

雪花(私はもちろん自分にとって条件が簡単なものをチョイスした、私は専属神の中でも特別距離感が近い(自称)、つまりこの時点でメルリアちゃんとは大きな差がある!この勝負!勝たせてもらうわ!!)

雪花は勢いよくエイリが持つ箱の中をまさぐり、そして一枚の紙を取る!!

エイリ「雪花様は紙を取りました、ではメルリア様も」

メルリア「ええ、ありがとう、エイリ」

メルリア(私は新参者、関係の距離感で言えば雪花には到底勝てない、そして雪花もそこを考えて私には無理でも自分には容易に出来る、そんなお題を恐らく多く書いているに違いありません、ですが私もメルトリア一族、そして元一国の王女を務めていました、そのような戦略等容易に想像ついています、そして私の武器は【優しさ】、雪花が普段どのように旦那様と接しているかわかりませんが、私の前では恐らくそこまで甘えたり、優しさを出さない!だから私はとことん奉仕と優しさに満たされたお題を沢山書いています!その行動を普段通りに出来るか、そしてそこから旦那様から反応を頂けるか、お手並み拝見ですね)

メルリアも箱から一枚の紙を取る

そしてお互いエイリとフルールに確認させる、そして審査員役の二人が雪花とメルリアのお題を確認する。

雪花のお題

『旦那様から優しい声で「好き」と言ってもらう』

メルリアのお題

『パトから頭を撫でて貰う』

エイリ「確認しました、不正はありません、ではお互いお題を確認して頂き、ノルマに向けて行動してください」

エイリの言葉を聞き、お互いが自分のお題を確認する。

雪花(メルリアちゃんが書いたお題か・・・待て、これあの子からしたら余裕ってことだったの?!何それ!?凄く羨ましいんだけど!!あ、なんか無性にイライラしてきたわ)

メルリア(旦那様から頭を撫でて貰う?!そんな恐れ多い事?!私からならまだしも旦那様から頭を撫でて貰うなんて・・・雪花、流石ですね、ですがこれならやりようはいくらでもあります)

二人はパトの部屋に入る

・・・・・・

雪花「パト!遊びに来たわよ!!」

パト「・・・・・・」(エロゲーに夢中)

雪花はゲームをしているパトのヘッドホンをパソコンから引っこ抜く
そしてそこからは怒涛のエロゲー特有のエロシーンのボイスと効果音が大音量で部屋中に鳴り響いた。

雪花「うわ!なんてシーンやってんのよ!!というか画面見てから抜けば良かった!!?」

雪花はパトのヘッドホンを無理矢理外してパトの頭を平手でパシン!っと叩く

パト「痛い?!というか、え?!なんで二人共俺の部屋に居るの?!」

雪花「ゲームしに遊びに行くって言ったでしょうが!なのに一人でこんなエッチなゲームして!!専属侍女達の気持ちを考えなさい!」

パト「でも今凄く良いシーンなんだ!確かにエッチなシーンに見えるかもしれない、だけどこれは長い間互いに片思いだったんだけど、色んな問題を解決して、やっとお互いが結ばれ、そしてこれはその最初のエッチなんだ!尊いじゃないか!これはシナリオの最高に盛り上がるシーンなんだ!」

雪花「そんなに熱く語らないでよ、大体わかったから・・・」

雪花はため息をついて呆れる中、横でメルリアはパトのパソコン画面を覗く。

メルリア「そうなんですか、お互いが結ばれた後の初夜というのは感動的でもありますし、お互いにとって最高の思い出になります、凄く感慨深いシーンだと思いますよ、アナタ」

メルリアは横髪を耳に掛けながら、パソコンを覗き込む体制のままパトに微笑む。

パト「メルリア!わかってるじゃないか!そうだよな!凄くいいよな~、」よしよしヾ(・ω・`)

パトはエロゲーの良さを理解してくれた喜びを表現するためにメルリアの頭を機嫌よく撫でた。

メルリア「ではある程度区切りがついたらこちらのお部屋にいらしてください、お食事の準備が整いつつありますので」

パト「おっけー!ありがとうね!」

メルリア「雪花、旦那様も集中したいでしょうし、少し部屋を後に致しましょう」

雪花「そ、そうね・・・」

雪花はメルリアに言われるがまま部屋を後にする。

・・・・・・

エイリ「1回戦、メルリア様の勝ちです」

雪花「まさか?!私のお題を引いてたの?!」

メルリア「はい、【頭を撫でて貰う】この条件だけでしたので、これで問題ないはずです」

雪花「そんな!私のお題をこうも簡単に?!まさかこのお題も簡単だったんじゃ?!」バサ!

雪花は勢いよく雪花の持っているお題をメルリアに見せる、するとメルリアはクスっと笑う。

メルリア「そうされたいですね、願望です」クス

雪花(この女!?敢えて自分にとっても難しいお題を数枚作っておくことで相手を抑制させた?!もし自分が当たっても【出来たら夢が叶って嬉しい】程度に済むくらいの絶妙なラインを?!これは自分のお題を引いておかないと勝負にならないかもしれない・・・最悪ストレート負けもありえる・・・やるわね、流石はメルトリア一族であり、メリアちゃんのお姉ちゃん・・・底にあるものは似たようなものなのね)

雪花はメルリアを睨みながら自分の相手がとんでもない策士であることを認識する。

エイリ「では2回戦を始めますのでお互い箱から一枚お題の紙を引いてください」

そして二人は1枚の紙を取り、それをエイリに見せる。

・・・・・・
2回戦

雪花のお題

『パトの膝の上に1分以上座る』

メルリアのお題

『旦那様から服を整えてもらう』

雪花(勝った・・・これはさっきも出来たから楽勝ね、しかもこれならゲームを終えたタイミングを狙って座れば楽勝!)

メルリア(願望の一つですね、ですが弱りましたね、私は旦那様の専属侍女、帝国の王の侍女が服を乱すなど・・・ですが、乙女心には勝てませんね)

お互い自分のお題を確認して実行する。

雪花は気配を消して、パトの部屋に入り、パトがやっているゲームを確認する。
もちろんまだエッチなシーンのであり、パトも夢中でテキストを読んでいた。

雪花(このシーンがひと段落着いた時を狙えば息抜き程度に1分くらい話すのは容易、この勝負、勝たせてもらうわよ、メルリア様!)

雪花はパトの部屋に居る中メルリアは先ほどの部屋にそのまま居た。

そして数十分後、パトがひと段落を終えてヘッドホンを外し始めた。

パト「ふう、最高だったな、後はこの後どんな困難が来るか、結ばれてからが本当の試練なんだよな!」

雪花「なに語ってるのよ、エッチなゲームをした後に」よいしょ

雪花は流れるままパトと向かい合う形でパトの膝の上に座る

パト「また上に乗ってきて、でもエロゲーも馬鹿に出来ないぞ、世間に出ている人気アニメも元々はエロゲーだったやつもあるんだからさ」

雪花「別にエロゲーを馬鹿になんてしてないわよ、何回か見た事あるけど、パトのやっているエロゲーってストーリー重視の作品が多いから見てて確かに楽しめるのは知ってるから」

パト「ほほう、なら数本やってみるかい?アニメを見る感覚で楽しめるよ、オートにしておけば自動で会話が続くし」

雪花「そうね、そういう所の話もパトとやってみたいし、暇な時があったらやってみるわ」

パト「本当か!これはまたシャープに言って地球でまたパソコン関係一式お使いに行ってもらわないとだな!」

雪花(大体40秒、あと20秒で私の勝ち、楽勝ね、メルリアちゃんはこの部屋に居ないからここから仕掛けて来てもタイムオーバー、やっぱり自分のお題だと簡単過ぎるわね)っふ

雪花がそう考えているとメルリアが扉を開けて入ってくる、その姿は特に変わった様子はなく、食事の準備が出来た事を伝えるためにパトの元まで歩み寄る

メルリア「アナタ、食事の準備が出来ましたよ」

パト「ありがとう!今から行くね!」くるりん

パトはメルリアの方向に向くため、椅子を回し、メルリアを目視できるようにする、目の前には雪花が居るが、メルリアはパトの斜め横に立つ事でしっかり視野に入る。

パト「雪花、もうそろそろ行くから降りてくれ~」よっこいしょ

パトは立ち上がるのと同時に自分が椅子ごと引き、雪花を自分の膝から降ろす

雪花「ああーーーー!!!」

パト「な、なに?!」びっくり

雪花「なんでー!まだこのまま!甘えてるんだから!」ノシ!

雪花はそう言いながら再度無理矢理パトの膝の上に座り直す、だが一度離れたため、カウントは再度0秒からである。

雪花(クソ!あと少しだったのに?!でもこのまま1分粘る!大丈夫!少し駄々をこねていれば1分なんてすぐよ!)

雪花はそう考え、パトに思い切りしがみつく、そしてパトもそんな雪花に意識が向き、雪花に話しかける、その間メルリアの事は意識から外れる。

雪花「もう少しだけ、こうやってやって居たいんだから少しだけ付き合ってよ?」

パト「わかった、でも珍しいね、人前でここまで甘えてくるなんて」

メルリア「雪花、旦那様を困らせてはいけませんよ、ほら、お食事も冷めてしまいますので」

そう言いながらメルリアは雪花の肩に優しく手を置く、そこでパトが気付く、

パト「メルリア、裾のボタン外れてるぞ?」

メルリア「ああ、先ほど水回りの事をしていたので、外していたのですが、戻すのを忘れていたみたいですね・・・お見苦しい所をお見せしました」

メルリアはそう言いながら裾を直そうと腕を引っ込めようとした時、パトがメルリアの手を掴み、裾を直そうとする。

パト「いいよ、折角だしそのまま俺が直すから、じっとしてて」

パトはメルリアの外れていたボタンを付けて、服装を直した。

パト「はい、完了!メルリア、悪いけど、雪花と少しこのまま話してからそっちに行くから、待ってて」

メルリア「わかりました、ではお二人のお時間をご堪能ください」ぺこり

メルリアは深く頭を下げ、パトの部屋から出ていく。

雪花(勝った・・・これで私の勝利は頂きね!)

雪花はそう考え、1分が余裕で経過している事を確認してから、パトの膝から離れ、食事にしようと一緒にパトの自室から出る

するとすぐにエイリから呼ばれ、メルリアと雪花はパトの自室に入った。

エイリ「2回戦もメルリア様の勝ちです」

雪花「はぁ?!なんで?!メルリアちゃんは全然何もしてなかったのよ?!」

メルリア「して貰いましたよ、服装を直してもらいました」

メルリアはそう言いながら先ほどパトに直してもらった裾を雪花に見せる、そしてもう片方の手で自分のお題を雪花に見せる。

雪花「【旦那様から服装を整えてもらう】ですって・・・」

メルリア「はい、夢が叶って嬉しかったです」

雪花(そういう事か!?一度食事が出来たと呼んでパトが私から少し離れるのを確認してから行動に出た?!もしタイムアップならそのまま負けても良かったってこと?!でも一回目なんて残り5秒くらいだったのに・・・まさか、それらも計算したの?!いや、まさか私がパトの膝に座ったタイミングを見てそこから私にも気付かれないタイミングで扉を閉めて、そこから時間を数え、タイミングを見て、パトを呼んだ?!でもそれは相手のお題がわかってないと難しいはず・・・)

メルリア「私の予想は1分でしたけど、どうでしたか?」

雪花「読んでいたのね、私のお題・・・」

メルリア「膝に座ったのは確認しましたので、ですが、もし私がそれを引いた事も考慮して時間制限を設けていると考えていました、それで一番私にとって難しく、雪花にとって容易な時間を考えて1分と考えていました、座るだけだら私でも勇気を出せば出来ない事ではないですからね、それに座っても雪花が引きはがせばいい」

雪花「私の考えていた策までお見通しだったわけだ・・・やられたわ、でもまだ3回残ってる!勝負はまだ決まってないわ!」

メルリア「次行きましょう!」

そして続く3回戦、4回戦、5回戦、全てメルリアが勝利を収めた、

・・・・・・

雪花「完敗・・・ですって・・・」

メルリア「私の完全勝利ですね」

パトは既に就寝していた、だが今回の勝負はパトが就寝するもっと前に決着していたのだ。

雪花「まさかメルリア様のお題全部、出来たらいいなって内容ばかりなんて・・・」

メルリア「全部ではありませんよ、少量ですが、私が確実に勝てるものも居れてました、私は雪花と違って忠実ですから、でもそんな保険は必要ありませんでしたね、旦那様は本当に私たちの要望に応えてくれます」

雪花(残り3つのお題は別に私にとって難しい課題じゃなかった、でも2回戦の時同様、惜しい所で全部メルリアちゃんに持っていかれる!それで気付いたら全部勝利を持っていかれてる!相手もどこか私のお題を把握しているみたいだったし・・・)

雪花は足から崩れ、地に伏していた。

メルリア「雪花は行動が単純だから、何がしたいかわかりやすかったです、後はそれを私が引いた時の保険を想定して、ある程度の対策は出来ましたし、阻止も容易でした、行動が正直者なんですね」

雪花「ああーーーー!!負けたわよ!どうせ私は単純よ!煮るなり焼くなり好きにしろーー!!」ジタバタ!

フルール「あの、主様が起きますのでお静かにお願いします」

メルリア「でも勝負には勝ちましたけど、それ以外では完敗でした・・・お膳立てではなく、率直な感想です、旦那様はこれほど雪花に心を許しているのかと、痛感しました」

メルリアは少し俯きながら話す。

メルリア「全部そうですけど、どれも雪花のやる事がわかったのは、雪花がやって来た事を旦那様が全て受け入れてくれるからわかったんです、もし拒んでいたら雪花が何をしたかったのかわかりませんでした」

雪花「でもメルリアちゃんの方が勝ったじゃない」ムスー

メルリア「私は日常的に、自然な流れでやって頂いただけ、好意から来る行動というより、ただ善意から来る行動で勝った、そう誘導したんです」

雪花「でもまあ、私が負けた以上、認めるしかないわね、メルリアちゃんもしっかり愛されてるわよ、パトは奥手でね、気を許してないとそもそもそういう手助けとかボディータッチとかしないの、まあ、性行為もしてるみたいだし、今更って感じだけどね」

メルリア「そうですね、ですが私も旦那様を愛している以上、誰にも負ける気はありません、今は確かに勝負には勝ちましたが、自身と旦那様の距離感の長さがはっきり見えましたので、これからも旦那様に尽くして最終的には専属神全員を超えて、愛して貰えるように努力します!」

雪花「言うじゃない、流石、でも負けないわ、私だって独占欲強いし、そもそも他の女とイチャイチャしてる話を聞くのも嫌いだし、見るなんてもってのほかだからね、絶対に勝って私が独占してやるわ」

メルリア「そうなのですね、では恋のライバルということでお互い仲良くしましょう」

雪花「そうね、同じ価値観の人と帝国で出会えて嬉しいわ」

二人は互いに笑いあった、先ほどまで勝負をしていたのに。
だがそれがあったからこそ、雪花とメルリアは仲良くなった、互いに競う事で互いを理解しあったのだ、雪花は本能で競う事で距離感を縮めて仲良くなるという形が多いので、今回の勝負は実質雪花の勝利なのかもしれない。

エイリ「では私とフルールは先に就寝致しますね、雪花様もメルリア様も明日に響かないように寝てくださいね、おやすみなさい」

そういうとエイリとフルールは頭を下げ、寝室に入っていく。

雪花「私も今日は疲れたし寝るわ、安心して、パトも寝てるし私も普通に寝るわ、そもそも毎度そんな事してたら警戒されて一緒に寝させてくれなくなるわ」

メルリア「そうですか、参考にします、では雪花、おやすみなさい」

メルリアも雪花を見届けた後、自室の寝室に戻り、眠りにつく。

・・・・・・
雪花はパトの横に置かれているベッドの中に入り、寝ているパトを身ながら今日の事を考える。

雪花(流石メルリアちゃんね、やっぱり賢い、それに私と考え方が似てるから上手くいけばきっと私好みの側近をしてくれる、メルリアちゃんは優しいから、ある程度の私の意見も聞いてくれる、仲良くなれそうね・・・)

そう考えながら雪花も疲れからか、睡魔が襲ってきて、そのまま寝てしまう。

そして一日が終え、些細な恋愛バトルは幕を引いた。




patopatoblog at 00:23|Permalink

2022年12月11日

No.88 恋愛バトル?!前半 (微R18)

雪花「ねえ、明らかに依然と違うわよね・・・」

ラル「そうね、あからさまに違うわね・・・」

ソルテ「お二人の関係が進んだのでしょう・・・まあ、同居しているから時間の問題だとはわかってはいたけど・・・」

3人は玉座の隅にあるソファーでくつろいでいた、そしてその話題の矛先には玉座で座っているパトとその横に居るメルリアだった。

いつもと同じ光景、むしろ専属神達もその光景が慣れて来た時、慣れて来たからこそ違和感に気付いた。

パト「メルリア、ずっと気になってたんだけどずっと立ってて疲れない?」

メルリア「お気遣い感謝しますアナタ、ではお隣に椅子を置く許可を頂いてもよろしいですか?」

パト「いいよ、メルリアも疲れないようにね、折角何もないんだから」

メルリア「はい、それではお言葉に甘えて・・・」

メルリアはそう言うと何もない空間から上品な椅子を出し、それをパトの玉座の横に置き、その場に座る。

・・・・・・
雪花「メルリア様、凄くパトの言葉に甘えるようになったわよね?」

ラル「それどころか、さっきの立っている場所・・・今までは少し後ろだったのに、最近はずっと真横でしかもちょっと服が当たるくらい近いのよ」

ソルテ「しかも話す時やたら顔が近いのよね、それに以前よりボディータッチが増えたし、以前よりも自主的にパトさんの事を気に掛けてるのよ」

三人はメルリアの変化に大体勘付いていた。

雪花は手元のジュースを飲み、バッサリと言った。

雪花「あの二人・・・ヤッたわね、間違いなく」

ラル「直球ね、でもそうとしか思えないわね、最近メルリア様がどんどんなんていうか・・・可愛くなっていってるのよ、雰囲気がと言うか、乙女と言うか、難しいわね、どんな表現をすればいいのかしら」

ソルテ「言いたい事はわかるわ、以前は【礼儀正しい御令嬢】みたいな感じだったのが、今は【恋する乙女】なのよね・・・」

雪花「なんかそういう風に変わっていくのは何度も見て来たけど、メルリア様も例外なくって感じだったわね・・・琴歌ちゃんの時もそうだったし、奏星さんは・・・元々くっつき虫だったからなんともいえないけど」

ラル「そういえば月花ちゃんは?」

ソルテ「今日は休みです、月花ちゃんは九騎神使の教育もありますからね、幹部と部隊長が弱いのは流石にメンツが立たないから月花ちゃん達には休みという自由時間を増やして出来るだけ自主的に訓練してもらうようにしてるわ」

雪花「甘いですね!ソルテ様!月花お姉ちゃんは相当なめんどくさがり屋!仕事だから頑張るのであって、自由時間になると基本的にベッドかソファー、クッション、もしくはコタツの中から出てこないわ!むしろ私の方が自由時間をトレーニングとか自分磨きに当ててる方ね!」

ラル「へぇ、月花ちゃんでもやっぱりそうなるのね」

ソルテ「私やラル様と同じようなものね、ON・OFFの切り替えの温度差が凄いのね」

雪花「そういう意味で言えばメルリア様って日頃どんな感じなのかしらね、というかあの人の業務内容的にON・OFFがあるのかしら?だってパトが寝てる間くらいしか自由時間ないでしょ?その少ない時間でOFFになっても自分も寝ないといけないから殆ど息抜き出来てないんじゃないかな?」

ソルテ「最近は自室に戻ると結構OFF状態よ、ただ自身の仕事を真っ当しながらだけど」

ラル「OFFってどんな感じなのかしら、今でさえあれだけデレてたらOFFになるともう大変なんじゃないかしら」

雪花「そうね、メリアちゃんのお姉ちゃんだからね、メリアちゃんみたいに仕事以外はパトと性行為する事しか考えてないかもしれないわよ」

ソルテ「それは偏見過ぎない?流石にそこまでメリア様の頭はピンクじゃないでしょ?」

雪花「でもメリアちゃん、プライベートはいかに誘惑してパトをその気にさせるかしか考えてないと思うけどなぁ、実際行動や言動がそうだし」

ラルとソルテはメリアのプライベート時の行動を言動を思い出してみる。

・・・・・・

メリア「ご主人!今日はご一緒に寝てもいいですか!」

メリア「ご主人!!」腕に抱き着き、胸を押し付けるまでの手慣れた動作

メリア「ご主人もご一緒します?」お風呂

メリア「ご主人、お隣いいですか?」絶対に対面ではなく真横を取る

・・・・・・
ラル「ああ、なんか少し思い出したけど、本当そんな感じね」

雪花「でしょ、だからメルリア様もOFFだと同じ事してるんじゃないかな~って」

ソルテ「姉妹の血は中々馬鹿に出来ませんからね、今度意識して見てみるわ」

雪花「いや!今日は私が行くわ!折角今日は側近に回れるくらい暇だし、遊びに行きたいわ!」

雪花はそう言いながらパトの所に行く

・・・・・・
雪花「パト!今日パトの部屋に遊びに行っていい?」

パト「いいね!以前やったゲームの続きするか!」

雪花「いいわね!今日は勝ち逃げさせないわよ~」チラ

雪花はパトと話しながらメルリアの方を見る、するとメルリアは雪花の方を見て、楽しそうに話を聞いていた。

雪花(特に変わった様子はないわね、いつも通りのメルリア様、私相手だから別になんとも思ってないとか?)

雪花はそう思い、再度パトの方に目線を戻そうと視線を動かした時、その異変に気付いた。

メルリアがパトの腕部分の服を軽く握っていたのだ。
それはまさしく【私の男を取るな】という独占欲から来る行動の現れだった。

雪花(成程、メルリア様は独占欲が強いタイプか、私と同じね、私も独り占めしたり、他の女と仲良く話してる姿を見てるとイライラするタイプだからわかるわ、メルリア様も私と同じ、特に順番や地位とかも気にしてすらいない、そんな強さも感じる、これはこれは)

パト「どうした雪花?」

雪花「いや、メルリア様とパト、結構距離感近くなったわよね、何かあったの?」

雪花はパトとメルリアを交互に見ながら聞く
パトはあからさまに言葉を詰まらせていた、そしてメルリアはパトの表情を見て、言葉を選び雪花に説明した。

メルリア「私は旦那様の侍女ですよ、その私がこうやって寄り添い、好意を示すのはさほど気にもなりませんけどね?」

そういうとメルリアは堂々とパトの腕を掴み、自身の懐で抱きしめて見せた。

雪花(引くどころか、強くアピールしてきますか・・・流石はメリアちゃんのお姉ちゃんってだけのことはある、だけどスタンスがまったく逆なのね)


メリアが好きな異性は魅力的、そして魅力的なのだから他の女性が寄ってくるのは当たり前、だから皆でメリアの好きな異性を共有して愛され、愛し、尽くしましょう、愛情を共有しましょう、でもその多くの女性の中でも一番は自分である。

メルリアは好きな異性は独占したい、例え他の異性が居てもお構いなしに独占し、愛情を誰よりも多く受けたい、そしてその分、自身の全てを賭けて愛情を注ぎたい。

用は他の女性を受け入れるか受け入れないかの差だ。

雪花「そう、なら別に問題ないですね、じゃあ私はっと」よっこいせ

雪花はパトの上に座る、パトは驚き、メルリアもその大胆な行動に驚く

雪花「メルリア様は腕をどうぞ?私はそれ以外の全てを貰いますので、お互い欲しい所を分担出来てよかったですね」笑顔

メルリア「む、むぅ~~~」真っ赤な顔をして膨れる

パト(出た、俺の苦手な修羅場・・・最近は一切なかったのに、でもここで俺に質問を投げてきたら俺は絶対に逃げる!)

雪花「さて、今他の侍女や皆が居る前で見せつけれもいいのだけど、そんな大人げないマウントは取らないわ、だって、パトは私にぞっこんだからね、余裕があるの、奪われないっていう余裕がね」

雪花はそう言いながらパトに持たれながら足を組み、余裕を見せる

パト(だからと言って俺を椅子にすんな!これじゃただのSMプレイじゃないか?!)

雪花「メルリア様、貴女がもし一人の女としてパトの物になったのなら言っておくわ、恋愛に地位や役職は関係ないわ、パトが一番に愛し、尽くし、特別に扱ってくれる、それが全て、それはどれだけ女が増えても同じ、絶対に序列が着くの、どれだけパトが私達の事を大切に想ってくれてもね」

雪花はメルリアに話す。

雪花「私は専属神内では・・・そうね、今の所3番目って所かしらね、メリアちゃんとカナは強敵ね、あの二人はパトを完全に理解してる分私でも尊敬に値するレベルだから、でもそれ以外は絶対に負けてないって自負してる、実際私はパトから【地球で二人きりで生活がしたい】とまで言ってくれたわ、それはそれだけ私が特別だから、自分で言ってて恥ずかしいけどね」

パトは照れながら雪花を見る(雪花が背もたれしているため顔が動かせない)

雪花「メルリア様、今の貴女は・・・そうね、見た目はやっぱりパトの好みだし、性格もパトが好きそうな性格、尽くしてくれて、沢山甘えさせてくれる、今の所専属神の人達と匹敵する程の愛情をこの短期間で得ているかもしれないわね、でも私には遠く及ばない、何故なら貴女はまだパトを知らない、尽くしてるだけ、それでは専属神に匹敵するかもしれないけど、勝つことは出来ない、私達の関係性はその上を行くわよ」

雪花は明らかなマウントを取った。

パト(女社会こえ~~、目の前で初めて女のマウントを見た・・・)ガクブル

メルリア「流石はあのメリアが認めるだけの事はありますね、ですが雪花、貴女のその価値観の物差しで関係を見ているのなら、まだ私にも勝機はありますね、今の専属神も会って間もない時に専属神になっている人が殆どなのは知っています、つまり条件は同じ、確かに今の旦那様との付き合いが一番長いのは雪花と月花でしょう、ですが、それは数十年も経てば大したアドバンテージにもなりません、誤差です、私はつい最近旦那様と肉体的契りを交わしました、それからは私が旦那様を恋しく思う度に行為を求めて、旦那様も愛情を私に注いでくれます」

雪花はメルリアの話を聞き、パトの足を強くつねる

雪花(この性欲魔人が!)ギロ

パト(ごめんなさい!断れないんです!というか断る度胸がない甲斐性なしなんです?!)ビク!!

メルリア「今はお互いこの関係が新鮮なので盛り上がっているだけでしょう、ですが私はどんな状況でもどんな心境でも私が認め、愛した旦那様に尽くします、そしていつかはメリア以上に愛される存在になります、私は貴女達にはない武器があると自覚してますので」

メルリアはそう言いながら強くパトの腕を胸に押し付ける

雪花(イラ)イラ

雪花がメルリアの大きな胸を見て怒りの感情が湧き出ていた。

雪花「身体だけでパトを魅了するならそれこそ他所からいくらでも用意出来るわ~」

メルリア「忠誠の話をしていたつもりだったのですが、いつからお身体のお話に変ったのでしょうかね?」黒笑み

雪花「上等よ!ならどっちが愛されているか確かめましょう!そうね、どうせパトに審判させたら同点とかぬるい展開にされるだろうし、こっちで条件をつけて、それを満たした回数が多い方が愛されてるっていうのはどうかしら!!?」

メルリア「乗りました、私は旦那様の専属侍女ではありますが、帝王神候補でもあります、絶対に負けませんよ!」

パト「何そのNGワードゲームみたいなの、怖くて俺何も出来ないじゃん」

雪花「というかパト、今更だけど私パトの寝室で今度から寝るわ!家族なんだから問題ないはずよね!」

パト「それは家族だけど・・・でもそれって帝国だと無意味なんじゃ・・・」

雪花「知らないわ、私とパトが地球で同棲をした時に帝国は邪魔してきたんだからこっちも邪魔するわよ、そもそも地球の家系図には私とパトがしっかり婚姻として線惹かれてるんだからね!」

パト「それは雪花が勝手にボールペンで引いただけじゃ・・・ゲホ?!」

雪花はパトの言葉を遮るように一度上半身を起こして、勢いよくパトにもたれ掛かった

雪花「さて、メルリア様、紙を用意して頂戴、お互い条件を書いて案を出し合いましょう」

メルリア「いえ、それをするなら旦那様の勤務が終えてからです、旦那様がお仕事をなさっている時に私が遊ぶわけにはいきませんので」

雪花「あらそう、ならこうするしかないわね」プイ

雪花は背もたれにしているパトの方に振り向き、そのままパトにキスをする。

メルリア「な??!」

侍女達「??!!?」

雪花はチラっとメルリアを見て、挑発するかのようにパトの口の中に雪花の舌を入れ出す。
メルリアはその状況を見せつけられ、雪花の挑発に乗ってしまう。。

メルリア「わかりました、いいでしょう、絶対に負けませんから!!」

メルリアがそう言ってる間、雪花はお構いなしにディープキスを続ける

メルリア「決めたのですからいい加減キスは辞めてください!!」

雪花はメルリアにそう言われるとキスを辞め、口元を少し拭う。

雪花「その気になってくれて嬉しいわ、じゃあ決めましょうか!」

パトは雪花とメルリアの喧嘩を止めるようにソルテにアイコンタクトを送ったり、月花に脳内で話しかけたり、カナにもSOSを出していた、だが

ソルテ(無理です、勤務中ならまだしもプライベートでの対決なら私が関与する理由がないです)

月花(雪花の面倒事には関わりたくないわ)

カナ(パスかな~)

誰もパトのSOSには応えなかった。

パト(薄情者~~?!はぁ・・・これが自業自得という奴なんだな、だから俺には荷が重すぎたんだ・・・欲求に負けた俺が一番悪いんだけどな・・・はは)

そしてメルリアはエイリを呼び、代わりにパトの横に付け、雪花と一緒にソルテ達の居る机で勝負条件を練っていた。

エイリ「メルリア様があそこまで荒れているの初めて見ました・・・」

パト「まあ、色々あるんだよ・・・色々ね・・・」げっそり

エイリ「あの、主様、服が凄く乱れていますので整えてもよろしいでしょうか?」

パト「ああ、さっきまで俺の上で雪花が暴れてたからな・・・お願い直してくれ」

エイリ「いったい何があったのですか・・・??」困惑

そして勤務が終わり、プライベート時間に入った。

・・・・・・
メルリア「では開始ですね」

雪花「ええ、それじゃあお互い書き合った条件をランダムで選んでそれらのアクションをして貰ったら1点、それで今晩、パトが就寝したタイミングで終わり!ちなみに性行為は禁止!淫らな誘惑でその場の流れで愛の言葉をささやかさせるなんて愚の骨頂、本当に愛されているなら興奮していない通常の時にこそわかるもの!!」

メルリア「わかりました!性行為は禁止ですが、まさか性行為一歩手前の誘惑なら問題なし等という揚げ足は辞めてくださいね?」

雪花「メリアちゃんや琴歌ちゃんじゃないんだからしないわよ!」

メルリア「それでは先に旦那様には自室に入って貰っています、そして私達は廊下で旦那様の扉の前、ここから部屋に入ったらスタートです!」

雪花「上等よ!絶対に同点とか無しよ!意地でも優劣つけてやるんだから!」

そしてメルリアと雪花の戦いは始まる!

patopatoblog at 22:16|Permalink

2022年11月27日

No.81 秘書の秘密事情(R18)

ソルテの仕事はパトの業務アシストである。

帝国が再建された当初はソルテの仕事量もかなり多く存在したが

月花が近衛部隊総長としてパトの補佐に入ったおかげでソルテが細かく介入しなくてもよくなった。

メルリア達、専属侍女や帝王直属侍女部隊が出来たおかげでパトの身の回りを気にしなくてよくなった。

他の業務も部隊を細かく分けた事でソルテの負担が軽くなり、依然と比べ暇な時間が出来る程余裕が生まれたのだ。

今のソルテの業務はパトのタイムスケジュール管理、メリアへの毎日行う業務報告とメリアからたまに指示がある方針会議と指示がある程度、それ以外は出かける事が無ければ常に玉座で時間を過ごしている。

・・・・・・
ソルテ(以前までなら業務時間をどうしても超えるレベルの仕事量があったり、パトさんを起こしに行ったり、逆に夜間の確認で見回りをしたりで、全然自分の時間が無かったけど、今となっては週休完全2日とっても全然楽なほど仕事に余裕がある、役割分担って本当に大事ね、痛感したわ)

ソルテはパトが授業を受けている間に仕事を終わらせ、後はスケジュールに沿ってパトに同行するだけの仕事だった、最近は他の部隊も人数を増やし、部隊を管理する中堅を置いたことで専属神達にも時間が出来、以前ほど休みのない毎日に脅かされる事は無くなった。

ソルテ(色々ひと悶着はあったけど結果的にはパトさんのおかげなんでしょうね、メリア様に意見を言って問答無用で黙らせる事が出来る唯一の権力者、だけどそれは独裁政権と変わらないから、しっかり私がパトさんを教育して、よりよい帝国に導けるようにしないといけない、責任の重さは変わってないわね)

ソルテはパトの教育全般を任されているため、厳しく指導するのもソルテの役目、そしてパトに厳しく指導できるのは専属神内でもソルテだけ、任された仕事から除けられないようにソルテも必死だった。

・・・・・・
パトの授業が終わった頃

ソルテ「お疲れ様です、これから30分の休憩後、戦闘訓練に入りますので、休憩後いつも通り更衣室で着替え、バトルルームにいらしてください。時間が来ましたら私からも一声お掛けしますので」

パト「わかった、それじゃあちょっと仮眠したいから5分前になったら起こして」

メルリア「わかりました、アナタ」

パトはそう言うと更衣室のベンチで仮眠をとるために横になった。
その時、メルリアはさぞ当たり前かのように膝枕をし、能力で心地いい風をパトに送る。

ソルテ(以前は確かにパトさんは国王なのにこういう配慮が足りなかった、今こうやって侍女の恩恵を受ける、それが本来あるべき国王の形、やっと私の理想通りになったって感じね)

そして5分前になり、メルリアがパトを起こす。

ソルテ「しっかり休めました?」

ソルテはパトの横に座り、話を聞く

パト「ああ、さっきの授業は眠すぎた、淡々と本を読まれるとなんであそこまで眠くなるんだろうね」

ソルテ「わかります、難しい本や、文章を見ていると眠気に襲われますよね、最近は文字数の多い書類をあまり多く見かけなくなったので、今以前の量の仕事をしたら眠れる自信はありますね」

パト「ソルテでもそうなら俺は余計にダメだな・・・っと世間話してる場合じゃないっと!早く準備しないとね!」

パトは急いで着替える、そして脱いだ服はメルリアに渡され、メルリアはそれを更衣室の外に居る侍女に渡し、新たな着替えを侍女から貰った。

ソルテ「更衣室での着替えはまだ侍女に任せないの?」

パト「え、やだよ、1分くらいで終わる着替えが数分も掛かるじゃん、どうせ訓練で着崩れるんだから適当でいいの!」

パトはそう言いながら訓練場に走って向かう。

ソルテ「あの言葉はまだ侍女達が未熟と取った方がいいのかしら・・・」

メルリア「どうでしょうね、旦那様は結構適当に話す事がありますから・・・」

ソルテ「今後の課題ね!最終目標は【侍女に全部やってもらった方が早くていい!】と言わせる事!」フンス!

メルリア「それって何もしない人じゃないですか?」苦笑い

・・・・・・
ソルテとメルリアはパトの訓練を眺めていた。

ソルテ「確実に強くはなってるのだけどね、もっと何か刺激があればいいんだけど、例えば切磋琢磨出来る同程度の実力者とか」

メルリア「難しいですね、帝国は皆さんお強いですから、専属神の人達と合同で訓練するとかはどうですか?」

ソルテ「ダメですね、最近まともに訓練してるのは雪花ちゃんくらい、ハクちゃんも専攻部隊時代は訓練してたけど、今の部隊になってから勉強ばっかりで訓練どころじゃないわ、カナちゃんも同じだし」

メルリア「では雪花や月花と合同で訓練すればいいのでは?」

ソルテ「月花ちゃんはあまり戦闘面では期待できないわね、それなりに実力は必要だけど、彼女は知略、頭脳はあのアリシア様や琴歌ちゃんすらも凌ぐ天才、だから戦闘面をあまり求められてない異例中の異例だから」

メルリア「そうなのね、育てれば強くなると思うのですけどね」

ソルテ「まあ、月花ちゃん本人が現段階で強さを求めてないし、戦いが好まない人に無理矢理戦わせないといけない程、帝国の軍事力は低くないし、問題はないですよ、やりたくなったら応援はします」

ソルテはメルリアとそう話しながら、一度パトを専攻部隊と一緒に合同訓練をさせたらいいのでは?と考えたりしていた。(それにはメリアと雪花の許可が居るため、まだ提案程度だが)

・・・・・・
パトが訓練でひと休憩に入り、メルリアがタオルとドリンクを用意し、能力で温度調整された風をパトに送る。

ソルテ(パトさんの欲求は・・・右足の痛み?)

ソルテ「ミーエル、パト様の右足を確認して」

ミーエル「は~い!」

実戦訓練ではミーエルも一応瞬時に対応できるようにモニター越しで監視している。
(だが常に見てるとは言っていない・・・)

ミーエルがソルテに言われた通り、右足を確認すると捻挫が見つかり、即座に治療する。

パト「ありがとう、ソルテ、ミーエル、メルリア、後半は基礎トレーニングだからセットをこなしてくるよ」

パトはそう言いながら息を整え、すぐに走り去っていった。

ミーエル「それじゃあね~」

ミーエルは要件を終えるとすぐに自分の部屋に戻って行った。

メルリア「流石ですね、ソルテ、私も一応異常はないか確認していたのですけど」

ソルテ「いえ、私は専属神契約でパトさんの欲求がわかるので、だから右足に対して痛みや違和感を直したいという欲求を感じ取っただけです、些細な変化ですけどね」

そう話しながら本日の基礎トレーニングを終え、訓練が終了したパトは汗を流すために更衣室内にあるシャワー室を使う。

メルリアとソルテはそこからパトが出るのを雑談しながら待っていた。

ソルテ(今までは一人だったけど、今は他の聖鬼神の子達も居るし、側近でメルリア様が常に話し相手になってくれるから寂しくないわね、玉座に行けば月花ちゃんも居るし)

そしてパトがシャワー室から出て、メルリアがパトにタオルを渡す。

ソルテ「パト様も慣れましたね、私達の前で全裸でも気にならなくなりました?」

パト「まあ、二人が気にしてないのに俺ばっかり気にしててもね、ね、メルリア?」

メルリア「え、いや・・・その~~」チラ

メルリアの目線はパトの顔あたりだった、下は見ていない

ソルテ(慣れるという課題で言えばメルリア様の方が大変そうね)苦笑い

・・・・・・
そしてメルリアが侍女に運動後の服を渡し、そのまま部屋の外で待っている間、パトは服を着替えようとする、だがソルテはその一瞬で感じ取った。

ソルテ(あ、欲情してる・・・)

ソルテはパトを見て、パトは勘付かれたと理解し、目を反らす。
だがソルテも専属神であり、互いに想い合う特別な存在、そんな些細な欲求にソルテは応える

ソルテ「あまり時間がないから座って」

パト「またお願いします・・・」

そしてソルテはパトに性的奉仕を行った、その手つきや動作は手慣れており、ソルテも性行為の中でもこのような奉仕の方が圧倒的に多いため、専属神の中でも愛撫や奉仕という分野では一番上手いとパトの中でも評価されていた。(なんとメリアよりも多く経験している)

ソルテの手順はいつも時間の都合もあり、口である程度馴染ませ、その後手を使いながら口で刺激し、早ければ2分以内に絶頂を迎えさせることが出来る。

そしてその絶頂を迎え、出された物はその場を汚さずに即座に次の行動に移せるように全て飲み干し、すぐに掃除をし、ハンカチを使い、パトの物を丁寧に拭き、戻す。それらの動作をパトが余韻に浸っている間に行い、このような行為を必要最低限に抑え、目撃されるリスクを抑えるようにした結果の賜物だった。

ソルテ「はい、では玉座でもしっかり役割を果たしてくださいね」口元フキフキ

パト「いつも悪いね」

ソルテ「こんなことが出来るのは私くらいでしょ?いつでもやってあげますからその時はコッソリと遠慮なく言ってね」

そう言いながら二枚目のハンカチで口元を拭き終わり、さらに口臭ケアと香水を使い、臭いを完全に消し、部屋の臭いも念のため携帯用の香水で隠す。

パト「手慣れてる・・・」

ソルテ「何度もすれば手慣れます」

ソルテはパトの背中をポンっと押しながら笑顔で手を振る。
そんな隠れて互いのプライベートを楽しみながら仕事に戻る。

・・・・・・
玉座ではパトは椅子に相変わらず暇そうに座り、数分後寝てしまう、
そして起きて、ソルテや月花、メルリアと雑談しているとエテルや美魅が遊びに来たり、スティアがたまに甘えに来たり、暇な専属神や従属神達がパトの所に来て、残りの業務を全うする。

ソルテはその時誰が来たか等の報告書を記入して、最後にメリアに送る。
それで一日の秘書業務は終わった。

・・・・・・
ソルテ「今日も何もなかったわね、でもそろそろ帝国の部隊巡回とか、予定を入れた方がいいわね、提案書を適当に作ってメリア様に明日報告書と一緒に投げておこう・・・」

ソルテはそんな事を考えながら、デスクの書類を片付け、自分の部屋に戻ろうとする。

以前ならここからパトを部屋まで送ってから残りの書類や報告書をまとめていたが、それらの仕事を侍女部隊や直属部隊の子がやってくれるおかげでソルテもそのまま自室に帰る事が出来た。

・・・・・・
ソルテ「ふはぁ~~、疲れた~~」

ソルテは自室のソファーにダイブし、大きな一息をつく

ソルテ「今日も私は頑張った!仕事はそんなにないけど頑張った!」

ソルテはソファーに置いてあるクッションに顔を沈め、足をバタバタする。
そしてある程度満足すると仰向けになり、天井を眺め、ぼーっと何も考えずに目を閉じる。

ソルテは基本的に内気であり、人見知りが激しい性格のため、普段の業務のように誰かと話すという行為に少なからずストレスを感じてしまうタイプであり、それを含め、メルリアやパトは業務上では目上の存在、月花は同じ総長として立場はほぼ同じ、疲れるのである。

ソルテ(だからといって部隊の子達と仕事以外で何話したらいいかわからないし・・・ラル様の気持ち・・・よくわかるなぁ~)

ソルテは仕事では見せないような緩い顔でホゲ~~っと間抜けな声を出しながら一日のストレスを開放していった。

その姿はまさに地球の日本に多く存在するOLそのものだった。

そしてある程度リラックスしたらコーヒーを作り、その間本を読んでいた。

ソルテ(今日はこの本は読み終えたいなぁ~、最近娯楽に特化した従属神達が帝国に娯楽を増やしてくれてるおかげで半年前に比べて面白い本が増えたし、こればかりは本当パトさんのおかげね)

どこの部隊にも所属していない従属神は何をしてもいいため、自分達の長所を生かして日頃を生きている、その中でも娯楽が多くあり、最近では帝国でも多くのお店や娯楽の文化が増えつつあるのだ。
もちろん、それはパトが考えたわけではなく、偶然の産物だった、役割のない従属はあまりにも退屈だった故の個神活動だった。

ソルテ(このシリーズまさかの1日に4冊も新シリーズ出てくるから1日中読んでても全然間に合わないのよね、今15巻だけど今出てるので390巻・・・他の気になるシリーズもどれも毎日出るから間に合わないし、娯楽天国ね・・・一冊のボリュームもかなり多いし、愛読家の私にとっては天国ね)

ソルテが満足していると部屋のドアがノックされる。

ラル「ソルテ、居るかしら?良いお菓子買ってきたから一緒にどう?」

ソルテ「ラル、いいですよ、今開けますね」

ソルテは扉の鍵を開けて、ラルを向かい入れる。

ラル「あら、もう15巻なのね、横で映画見ててもいいかしら?」

ソルテ「いいですよ、ラルは昨日の続編ですか?」

ラル「そうそう、今のシリーズ凄く面白くてね、従属神達の娯楽への力の入りようは凄いわね、もうこのシリーズまだ4作目だけど、昨日の今日でもう新作出してきてね、今28作目なんだけど、1作大体6時間程度あるから、一日ぶっ通しで見ようとしたらかなり満足してしまうのよね」

ソルテ「どこにそんな時間があるのでしょうね」

ラル「撮影ではNGを一度も出さないらしいわね、演出も周りの従属神がやってるし、小物は創造神達がすぐに作ってたりするから、後はその都度シーンが出来たら流れ作業で映像を繋ぎ合わせてながらBGMを入れたりしてるらしいわ、一度見学に行ったのだけど凄く満足だったわ、従属神達も本当馬鹿には出来ないわよね」

ソルテ「ラルの部隊の子が聞いたら喜びますね」クス

ラル「ソルテも最近わかるでしょ?下の子の扱いは難しいの」はぁ~

ソルテ「それですね~、威厳を出した方がいいのか、フレンドリーに行くべきか・・・」はぁ~

ラル「はい!仕事の事は考えない!今は娯楽に集中!」

ソルテはラルの隣に座り、ラルの好きな紅茶を出して、持ってきたお菓子をお皿に沿えて出した。

そして二人の時間は過ごし・・・

・・・・・・
ラル「ふう、満足!いつもごめんね、一人の方が好きなのに邪魔しちゃって」

ソルテ「ラルはわかってくれてるので気になりませんよ、でもパトさんの所にたまに行ったらいいのに」

ラル「う~ん、私は今の距離感が好きだから、それにあまり性欲もないから」

ラルは専属神の中でも性欲があまりなく、イチャイチャしたいというより、たまに傍に居て話している時間の心地よさの方が好きなタイプであり、ソルテと同様あまり他人とは深く関わりを持つのを好まないタイプなのだ。

ラル「ベタベタしたいって性格じゃないし、好きな時にパトさんの所に行くわ」

ソルテ「そうね、私も仕事で常に居るからそこで満足してしまって、プライベートは休日くらいに一緒に居てくれたらいいくらいですね、流石に一日合わないのは寂しいですから」

ラル「ふふふ、可愛らしいわね、皆は毎日なんて会えないのに、ほんとに毎日会っている専属神ってソルテくらいじゃない?」

ソルテ「最近は月花ちゃんもね、プライベートでもどこでも脳内で喋る事が出来るらしいから本当いい契約だと思うわ」

ラル「私はそれ引いてたらストレスが強かったかも」あはは~(苦笑い)

ソルテ「それではまた明日お互い仕事頑張りましょうね」

ラル「そうね、明日も嫌われるか~~」背伸び~~

ラルはそう言いながら「ご馳走様~」と去って行った。

そしてソルテは今日は自室のお風呂に入り、寝る準備をする。

ソルテ「以前は早朝に起こしに行ってたけど、今はそれも無くなって出発前に着けばいいくらいになったから朝にもゆとりが生まれた・・・ありがたいわね」

ソルテは部屋の灯りを消し、ベッドの中に入る。

ソルテ(今日もパトさんのご奉仕をしたな・・・凄く気持ちよさそうにしてくれるから私も嬉しいけど・・・私はちょっと寂しいかな)

ソルテ「ん///」クチュ

ソルテは今日の性的奉仕の事が頭によぎり、自慰行為を始める。

ソルテ(いつも私が奉仕をしてるけど、私はパトさんから気持ちよくしてもらえない、今は慣れたけどやっぱりこういう行為をしたら欲しくなる・・・でも本来業務内でそのような行為は禁止、だからバレたらいけない・・・そう、だから私は我慢しないと・・・)

ソルテ「んん///」チュクチュク

ソルテはそんな事を考え、自分が抱かれ、快楽のまま求められることを想像しながら自慰行為も絶頂を迎え、性欲を抑える。そして荒々しくなった息を整え、ソルテはボソっとつぶやく

ソルテ「パトさんも私の欲求・・・わかってくれたらいいのにな」

ソルテは濡れてしまった自身の股間を拭き、そのまま眠ってしまう。
そして翌朝、何事もない顔で、いつものソルテの姿で、秘書としてパトの前に立つのだ。

ソルテ「おはようございます、パト様、本日も一緒に頑張りましょうね」

patopatoblog at 18:35|Permalink

No.80 田舎者 フルール episode7(Final)

ミーエル「メリア~治ったよ~」

メリア「んん?今何時くらいですか?」

ミーエル「もう朝だね、ちょっと時間掛かったよ、心も持ち直して考えなおしたし!これで大丈夫だよ思うよ!」

メリア「表だけじゃないですよね?一度それで結構問題になったのですが・・・」

メリアは地球での出来事を思い出した。

ミーエル「うん、私の場合、一種の洗脳術もあるから、そう思い込ませて、心の底から負担を軽減して、傷を治すようにしてるから問題ないよ、最後は一応メンタルチェックもしてるし」

メリア「え、それで先ほど言った結果通りになったのですか?」

ミーエル「うん、それよりもっと、【責任をもってあの3人を家族のように大事にするし、絶対に見捨てない】って覚悟してたから、まあ、そこは主様らしい結論だしいいんじゃないかな?」

メリア「重いですね~、これから肉体関係を持つ相手全員にそんな思想を持たれたらご主人が持たないと思うんですけどね」

ミーエル「その時はその時かな、今はこれでいいんじゃない?そんな先の事なんて言ったって主様がそれについてこれないわけだし」

メリア「そうですね、わかりました」

メリアはそう言うとミーエルの助言通り、慌てずにパトの心境が今後の帝国に当てはまるまでしっかり見届けようと決心した。

ミーエル「今日は体調不良ってことで一日ここで休ませてあげたいから、ソルテ達にそれだけ伝えといてくれる?」

メリア「わかりました、ではご主人をお願いしますね」

・・・・・・
メリア「というわけでご主人は夜に体調を崩され、ミーエルの所で治療は完了していますが、経過観察のために一日だけミーエルの所に入院となりました。なので今日の勤務は休みとなります」

エイリ「はい・・・あの、メリア様!私は侍女なので仕事に戻ります」

メリア「何を言っているの?もう貴女は侍女じゃないわ、聞いてなかったのかしら?」

エイリ「え?何のことでしょうか?」

メルリア「ごめんなさいメリア、その場の勢いで同行させただけでまだ言ってなかったの・・・///」

メリア「メルリア姉様らしくないですね、まあ初夜で緊張していたということにしておきましょう」

メルリア「言わないで、昨夜の事は私もちょっと・・・///」

常にくねくねしながら真っ赤な顔を両手で隠しているメルリアは放っておいてメリアはエイリに話を続ける。

メリア「エイリ、貴女はパト様直々のご要望で専属侍女への推薦がありました、そして私が貴女に再度審査した結果、合格とします、今の結果に慢心せずに、これからも切磋琢磨し、自身を磨き続け、パト様の隣に居ても恥ずかしくないように努めなさい、いいですね?」

エイリ「はい!畏まりました!!」

フルール「あの・・・私は・・・」

フルールは申し訳なさそうにメリアに聞く、まだ来て丸一日も経っていないのだ、本人からすれば保護者であるパトが居ないとどういう立ち位置に居ればいいかわからないのだ。

メリア「貴女は・・・仮専属侍女として採用します、一応昨夜の行為後、貴女が就寝している時にポテンシャルの変化を見させて貰いましたけど、中々興味深いと私自身判断したので今後の将来を見据えて認めます、ですが実力がないのは事実なので、当分の間は完全な侍女業務ではなく、パト様と一緒に授業を受け、実戦訓練を受けて貰います、そしてそれが終わり次第パト様の部屋で待機命令とし、パト様直々に指示を貰うまでその部屋から出る事を許しません。いいですね?」

フルールには帝国に必要な知識と帝国の従属神として相応しい実力を身に付けてもらうようになった。
だが実力がないため、パトの足手まといにならないためにもパトの部屋から出る事を許さないようにして保護をしようと決めた。

メリア(ご主人の理想通りの配置にしましたからね、後はご主人の選択が間違いではなかったと周りに認めさせてください、それはご主人にしか出来ないことですからね)

メリア「ということでソルテ、この三人の管理はメインはパト様、サブは私、貴女の命令優先は3番目なので、貴女がこの三人に命令する場合、パト様と私の承諾を得てから指示をお願いします。」

ソルテ「わかりました、メリア様」深く頭を下げる

そしてメリアとソルテは部屋を出て、残った3人はパトの部屋に残された

・・・・・・
ソルテ「まさか一晩で3人を抱くなんて・・・想像も出来ませんでしたね、そこまで本気とは」

メリア「そう言う事、だからソルテもご主人の本気に向き合ってあげて、せっかく最近はご主人が意思を持って前に進もうとしているのだから、私達が道を正し、修正させながらも寄り添って行かないとでしょう?専属神として、一人の女性として・・・ね?」

ソルテ「はい、私は本日はどうしましょうか?」

メリア「ご主人の自室に居る3人と仲良くなったらどうです?どうせなら月花ちゃんも暇でしょうし、5人で親睦会でも深めて今後の仕事が優位に動くようにしたらいいんですよ!ソルテも【命令権】はなくてもお願いなら出来ますからね、関係は上手く使って、上手く抜けて、ですよ?」

メリアは先ほど自分で言っておきながら、自分の言葉の抜けをソルテに教える

ソルテから命令は出来ないが、お願いし、パトから命令を出させたり、本人の意思で動けばそれは命令にはならない、そのためにも信頼と友好的な関係が必須になるためソルテに仲良くしておけとメリアは言った。

ソルテ「そうですね、ではメリア様のお言葉にあやかってそうさせて貰いますね」

そして二人は業務的な話をした後、ソルテが周りを見回し、メリアの耳元で小声で聞いた

ソルテ「メリア様、もしかしてその行為後の現場にそのまま呼ばれたの?」

メリア「ええ、三人共全裸で寄り添いながら寝てましたよ・・・その状態でポテンシャル確認は地獄でした・・・特にフルール、メルリア姉様の胸が邪魔で中々調べられなかったので・・・」

ソルテ「うわぁ、それはお気の毒に・・・」

メリア「まあ、そのおかげでこの現場をいち早く知って行動に移せたから良かったけど・・・一番不憫なのはネルですよ」

ソルテ「そういえば居なかったわね?どうしたの?」

メリア「昨夜あの部屋に居ながら一人だけ性行為もせずに寝ていたの・・・それで起きたら自分以外全員が事後でしょう?まあ泣きそうな顔してご主人の所に行ったわ、寝落ちしたネルの自業自得でしょうけど」

ソルテ「それは・・・一番心境が複雑ですね・・・でもちょっと・・・」

クスっと笑うソルテ

ソルテ「面白いですね、それw」
メリア「私もちょっと笑っちゃいましたw」

二人はクスクスと笑いながらお互い手をふり互いの勤務に戻る。

・・・・・・
パト自室にて

エイリ「ええ、いきなりの部隊異動・・・どうしましょう?メルリア様?」困惑

メルリア「とりあえず今後エイリは私達と同じ部屋で生活するようになるから、自分の荷物を部屋からここに持ってくるといいわ、これからは侍女の中でも最も特別な侍女として主様に尽くすようになりますからね」

フルール「私はどうしたらいいですか?」

メルリア「フルールはまだ母国から貴女の荷物が回収されていないので、当分はこの国で用意された物で生活ですね、というより恐らく今後私服に着替える機会がほぼ無くなりますし、私達専属侍女は側近ですから旦那様のお目汚しをしてはいけません、なので帝国産の服しか恐らく着れないと思ってください、最初は窮屈に感じるかもしれませんが」

フルール「いえ!服に拘りはなかったので!母の形見だけ手元にあれば私物は特に何もいりません」

メルリア「そう、なら今日はせっかくの休みですし、親睦会と新人研修としましょう!こんな時間がある事なんて滅多にないですからね!ここでしっかり業務を把握して明日から復帰する旦那様に精一杯のご奉仕が出来るようにしましょう!」

そうして3人は新生活に向けて準備を始めた。
その時に廊下で話を終えて戻って来たソルテとソルテに呼び出された月花が合流し、5人で新生活の準備や普段の仕事内容、親睦会として5人で祝いをした。

・・・・・・
病室にて

ミーエル「調子はどう?主様?」

パト「うん、大丈夫、鼓動も別におかしくないし、感情も落ち着いてる」

ミーエル「うんうん!それなら安心だね!今日は私に全部任せて!久しぶりに専属医師の仕事だよ!」

ミーエルは張り切りながら奥の部屋に戻っていく

パト(昨日の夜まではあんなに気分が沈んで心臓の鼓動がバカみたいに早かったのに・・・今は本当に落ち着いてる)

ネル「なぜ・・・私を・・・」

パト「うわ!びっくりした?!」ピ――――――!!

ミーエル「どしたの?!」バサ!!

常にパトの心音波形と感情波形を観察していたミーエルがパトの所に飛びついてきた!
するとそこにはパトのベッドに項垂れるネルが居た。

ミーエル「ネルか~~、もう!今主様は経過観察中なんだから変な刺激しないで!」プンプン!

ネル「ミーエルよ、お前に私の気持ちがわかるか?同じ部屋に居て・・・私以外全員が楽しく裸で性行為だ・・・私はその時馬鹿面しながら寝ていたのだぞ?」

ミーエル(うわ、めんどくさそう、それにネルが自分で馬鹿面って言うなんて、相当心に来てるね・・・)

パト「ごめん、ネル寝てたから・・・」

ネル「夜這いするだろ・・・普通、この場で言うのもなんだが、身体はもう既に準備出来ていたぞ・・・」頭を下げて項垂れながら震えている

パト「いや、良い寝顔だったし・・・その・・・ついで感覚でネルとの初めてをヤるのはちょっと俺は気が引けて・・・」

ネル「上手いな主様、だがもうあのような雰囲気はもう作れる気がしないのだ・・・」

パト「それはほら!こっちで過ごす時間を増やせば!」

ネル「言っただろう?こっちの世界は窮屈だと、それに私は帝園での役割があるのだ、常駐契約は出来ないのだよ」

ミーエル(毎日暇してたくせに)一時期ネルの住処で同居していた

パト「ネル!元気出して!俺がネルを特別に想ってるんだからこれからもそういう場面は来るって!」ネルの頭を撫でる

ネル「そうか、こんなめんどくさい女にもまたチャンスはあるか?主様~」パトのベッドに顔を埋めながらパトの手を受け入れるネル

ミーエル(うわ!ネルが主様に甘える所初めて見た!というかめんどくさいって自覚してたんだ?!)

すると扉が開き、そこにはエテルと美魅、エテルの頭に乗っているスティアの3人が入って来た。

エテル「玉座に居ないと思ったらここに居た」

美魅「一日中ベッドの中とは良い御身分やな!駄主!王様にでもなったつもりかいね!」

エテル「王様だよね?それに良い御身分だし」

美魅「今そんな事どうでもええんや!えんか!うちに弱ってる所見せたら殺されるで!」

エテル「心配だから授業終わってすぐに来たくせに・・・」

美魅「ちゃうわ!弱っとる主を見れるのは中々ないからチャンスやと思ったんや!」

スティア「元気そうだね~~、どっちかと言うとネルの方が元気ない~~?」

ミーエル「ああ、すぐに収まるから気にしないであげて」

エテル「それで、いつ殺すの?主目の前に居るけど?」

美魅「思ったより元気そうやったからええわ、こんなん弱ってるうちに入らへんからな」プイ

エテル「やっぱり心配で見に来ただけだよね?」

パト「皆心配掛けたね、今日は念のための入院だから明日からちゃんと復帰するよ!」

ミーエル「それを判断するのは私です!そのためにも安静にしてくださいね!」

ミーエルはそう言いながらベッドの上で座っているパトを寝かしつける。

ミーエル「ほら!ここは病室!主様も安静にしないといけないんだから騒がしくするなら出ていって!」

美魅「しゃあないな!まあええわ!元気な主を殺してこそやりがいがあるってもんやからな!」

エテル「その割には膝の上でまったりしてるよね?」

美魅「落ち着くんやからええやろ!」

スティア「美魅~~言ってることとやってること支離滅裂~~」

3人はそのまま病室から出ていった。

・・・・・・
ネル「さて、ミーエル、この病室のベッドをダブルサイズに変えて貰えるか?」

ミーエル「昨日のリベンジを今日果たすつもり?」ジー

ネル「違う、私も流石に弱っている主様に欲情はしない、従属として傍に居てやろうと思って居るのだ、こういう時には温もりが必要だろう?」ドヤ

ミーエル「へえ~さっきの言葉他の【十三天の心】に聞かせてあげたいね~、まあいいよ、でも昨日より主様が悪化してたらネルでも出禁だからね!この場所では私の方が偉いんだからね!」

ネル「わかっているさ、それにミーエル、その場の偉いなんて略奪すればすぐにひっくり返る」ドヤ

ミーエル「ネルがこの病室で一番偉くなっても使いこなせないでしょ」呆れ

ネル「何を言っている!私も【神羅万象支配】を持っているのだぞ!治療くらい出来る!」

ミーエル「はいはい、それじゃあベッド広げるからネルは離れててね~」

ミーエルはそう言いながらパトのベッドを広げた。スライド式で広くなる構造だった。

ネル「凄いな、広くなるのか」

ミーエル「まあ、人型以外の神でも治療が出来るようにって開発された帝国産の治療ベッドだからね、ある程度自由に広くは出来るよ」

ネル「よし!ならば主様よ!一緒にお風呂はどうだ?」

ミーエル「さっそく主様の心境を揺るがさないでーーー!!」(# ゚Д゚)

・・・・・・
後日

パト「さて、色々心配を掛けたね、話は聞いてるかな?」

パトは玉座に座っていた、そしてパトの前にはエイリとフルールの二人が居た。

エイリ「はい、私の新たな役目、今後主様のために誠心誠意尽くしていきたい所存です」

フルール「私をこのような待遇で保護してくださった主様の偉大なる恩にお応え出来るようにこの身を主様に全て捧げ、誠心誠意尽くさせて頂き、そして一刻も早く主様の傍に居ても恥ずかしくないように己を磨きたい所存です」

ソルテ「フルールの今後は聞いてますよね?」

パト「ああ、俺の希望通りだ、流石メリア、ソルテも受け入れてくれてありがとう、今度またゆっくり話そう、色々ギスギスしちゃったしね」

ソルテ「そうですね、仕事じゃなければベッドから出れないくらい泣いていた所です」

メルリア「ふふ」クスクス

パトはソルテの言葉に苦笑いをしながら二人の決意表明に応える

パト「二人の高い心意気は受け取った、では今後、俺の期待に応えてくれるのを期待しているぞ!」

エイリ・フルール「はい!」

こうしてエイリとフルールは専属侍女として新たな役割が与えられた。

ソルテ「ではさっそく授業に向かいます、今回はこの件で遅らせてますので、急いで向かいますよ」

パト「そうだな!」

ソルテ「フルール、貴女も今日から同じ部屋で学ぶのですから行きますよ!」

フルール「はい!!」

エイリ「では私は部屋の後ろで待機しています!」

メルリア「私は初日ですからね、エイリと一緒に同行させてもらいますね」

パト「なんか増えたな・・・専属神達も居るのに大変そうだ・・・」

こうしてたった一人の少女を保護した事からパトの周りは充実していった。
だが、こんな充実した生活も長くは続かなかった・・・。

patopatoblog at 15:59|Permalink

2022年11月23日

No.79 田舎者 フルール episode6(R18)(設定説明あり)

メリア「本当に良かったのですか?」

パト「うん・・・これで良かったんだ・・・」


パトとメリアの前には安らかな顔で寝ている3人が居た・・・

・・・・・・
パトがネルからのお誘いを受けた後、「心の準備がある」と言いトイレに向かった。

パト(ヤバイヤバイ!このままだと今夜はとんでもないことになるぞ?!こうなったら仕方ない!)

パトは帝オーラを使い、【十三天の心】ルナを召喚した。

ルナ「あの・・・召喚先がトイレというのは・・・」

パト「今はそれどころじゃないんだよ、貞操の危機なんだ、助けて」

ルナ「はぁ、どうすれば?」

パト「ルナって魔人の始祖なんだよな?つまり色んな魔族の技とか使えるんだよな?いや!使えてください!今すぐ覚えてください!」

ルナ「そんなに懇願しなくても使えますよ!落ち着いてください」

パト「それで今この部屋に居るネル含め4人を寝かせてほしいんだ、そして俺と性行為をしている夢を見させてほしい!じゃないと俺が現実でそれらをしないといけなくなるんだよ?!」

ルナ「今後のためにも一度経験しておいたらどうです?」

パト「あ~ルナまでそんなこと言うんだ~~!俺の貞操とかどうだっていいんだ~~」

ルナ「甲斐性なしな主様というのも中々私としてはありなので///」

パト「ルナの性癖なんて聞いてないよ!それで出来る?」

ルナ「出来ますけど・・・それって相手の気持ちを裏切る行為になりませんか?」

パトはルナの意見に喉を詰まらせる。

ルナ「私の時もこのようにお逃げになるのですか?私はせっかくここまで勇気をもって誘ってくださっているのですから・・・受けてあげて欲しいですけど・・・」

ルナは自分の時もこのようにはぐらかされてしまうのか?と少し心配になり、パトにそう問う

パト「それは・・・嬉しいけどさ・・・」

ルナ「1度に性行為を行う人数が一人じゃないといけないなんてルールはありませんよ、その日が4人なら、4人全員を愛したらいいじゃないですか」

パト(ダメだ?!ルナも別に集団性行為に対して抵抗がないタイプか?!メリアも多分やれって言うし、雪花とかだとこの場はどうにかなるけど、その後も色々問題になりそうだし・・・月花!!月花はどう思う!?)

月花(・・・・すぴーzzz)

パト(寝てやがる?!まあ当たり前か・・・え、やらないと駄目なの?!いや!やりたいけど!いいの?!いいものなの?!何か俺の中で失われない?!「俺、一晩で4人一斉に相手したことあるから」とかプレイボーイの謳い文句経験者になるの?!)

パトは頭を抱えて考える、ルナから見たら本当に苦しそうに悩んでいるパトを見て、心底集団性行為はパトの中にある常識的に有り得ないという事なんだろうと理解する。

ルナ「・・・わかりました。そのような状態で初夜をされても相手も不満が残るでしょうからね、今回は私が手助けします・・・」

パト「・・・やっぱり俺がヘタレなのが駄目なのかな・・・」

ルナ(優柔不断とヘタレのコンボが入りましたね!?この状態になると決まるまで時間がかなり掛かる!下手すれば決まらないことだってあるんですよ?!)

ルナ「主様、お時間がないのでは?」

パト「わかった・・・男・・・見せるよ・・・」

パトは服をその場で脱ぎ、覚悟を決める!!!!

ルナ「そ、その場で脱がないでください///」

パト「ルナ、済まなかったな、命令変更だ、精力増強を俺に促してくれ、10回戦くらいはいけるくらいやらないと賢者モードに入らないくらいに」

ルナ(男らしい!!)ドキ!!

ルナはパトの命令通りに勢力増強を促す魔術と使い、パトを強化する

パト「凄いムラムラだ・・・これなら理性のブレーキもいい感じに弾け飛ぶだろうぜ・・・ルナも混ざるか?」

ルナ「わ、私は一人の時に長く愛されたいという夢があるので・・・///」

パト「俺には促してきたくせに案外ルナも可愛い所があるじゃないか・・・行ってくる!!」

パトは全裸でトイレのドアを思い切り開ける!!そしてそのまま自室に居るネルの元に向かう
それを見送ったルナはとりあえずこの場に居たら危険と察知し、即座に帝園に帰る。

そしてパトの記憶はここから飛んだのだ・・・

・・・・・・
パト「・・・メリア・・・来てくれないか?」

メリア「ご主人?こんな夜遅くになんでしょうか?」眠い・・・

パト「いいから・・・」

パトからそう言われるとすぐに晶話が切られる

晶話(しょうわ)・・・帝国や帝園の技術で結晶同士で会話や互いの映像を移す事が出来るアイテムである、帝国や帝園では連絡用として主流である。

メリア「どうしたんでしょうか・・・結構深刻そうですが・・・」

・・・・・・
そして冒頭に戻り。

メリア「とりあえず服着ます?いえ・・・お風呂の方がいいですかね?」

パト「ああ・・・罪悪感で死にたい・・・」

メリア「本当に覚えてないのですか?」

パト「やったことは覚えてるさ・・・でも何を発して、相手が何を言ったかとかは・・・行為の内容は結構しっかり覚えているのだけど・・・だから罪悪感で死にたいんだけどね・・・」

メリアの前には実の姉であるメルリアとフルール、エイリの3人が裸で抱き合って寝ている姿だった、もちろん全裸である・・・

メリア「ちなみに・・・ネルは?」

パト「いや、俺がトイレで長い間悩んでいる間に寝てたらしくて・・・」

パトの曖昧の記憶の中で、パトが自室に戻ると、ネルは再度睡眠に落ちていた。

ネルはあまり夜更かしが出来るタイプではなく、夜はどうしても睡魔が勝ってしまい、睡眠を優先していまうらしい。

その説明を聞き、パトの自室で寝ているネルを見ると確かに先ほどの3人に比べて凄く整った布団や髪を見て説明通りなんだなと認識する。

メリア「それでなんで私を呼んだのですか?」

パト「こんなこと相談出来るのメリアしかいないじゃん、生憎こんな深夜だと専属神全員寝てるだろう、メリアも寝てたんでしょ?」

メリア「ええ、まあ流石にこんな時間ですし・・・」

パト「だからメリアに懺悔して快楽と煩悩に身を委ねた残念主の姿を見てもらおうとね・・・」

パトは全裸で体育座りをしながら頭を伏せていた。

メリア(一国の王が全裸で部屋の隅で体育座りしながら悲しんでいる姿は・・・絶対に誰にも見せれませんね・・・)焦

メリア「とりあえずお風呂に入りましょう、私も一緒に入ってお話を聞きますから」

パト「うん・・・あと、フルール見て、多分だけど、俺から見てもかなり凄い進化をしたと思うんだけど」

メリア「わかりました、確認しますね」

・・・・・・

メリアは全裸で寝ている3人を見る・・・

メリア(そういえばこれでこの3人はご主人の物になった。メルリア姉様、私を含め、ご主人の所有する帝王神候補は3名、私とソフィアの力が戻り、ご主人が以前ほどではなくとも、帝園をある程度使いこなせるくらいまで成長すればこの世界の天下を取るのは用意・・・)

メリアは不敵な笑みを浮かべながらメルリアの頭に優しく手を置く

メリア(おめでとうございます、メルリア姉様、貴女はどこまでも私の理想通りに事を進めてくれますね・・・ずっと嫉妬してましたけど、メルリア姉様をご主人の傍に置いておいて正解でしたよ・・・このまま私の代わりにご主人を導いてくださいね、私と同じ頭脳を持っているのですから)

メリアはメルリアに感謝の意を送り、メルリアも今回初めてということで、覚醒をしているはずとメリアがメルリアのポテンシャルを覗く。

メリア(ふむふむ、成程・・・私やソフィアは制限が掛かってしまってるからどうしてもポテンシャルを見ようよしてもロックが掛かって見れなかったのですが・・・凄い・・・帝王神候補に選ばれる神がさらに覚醒したら・・・ふふふ、これは私やソフィアにも強い期待が持てますね・・・ありがとうメルリア姉様、感謝の意を込めて今後メルリア姉様にはご主人の導き手として傍に居てもらう事をこの私メリア直々に許可しましょう、このような結果ならば私の嫉妬も心躍る歓喜の嫉妬になるでしょうね・・・)

メリアは普段から帝王神候補として絶対的なポテンシャルを持っていたメルリアが今回の件でさらに大幅な進化を遂げた事により、今以上に期待できるメルリアの可能性に歓喜した。

メリア「次はエイリね、この子は確かご主人が推薦してきた侍女部隊所属の子ね、あのご主人が推薦するほどの子なのでどんな子か一目見たかったのですが・・・確かにこれはご主人が欲しがるわけですね、ご主人の好みそのままじゃないですか!まあ!私の方がご主人のドストライクなんですけどね!!」

メリアはふん!とどや顔をしながらエイリの頭にそっと手を置く

メリア(嬉しい事にご主人の好みを私はコンプリートしているんです!相思相愛!以心伝心!忠実で愛が重い子が好きという所まで再現したらこの子も専属神と遜色ない愛情を得られるかもしれないですね~~、メルリア姉様は忠実ですけど愛が重くないですからね~、そこがまだご主人のハートを射貫いていない原因なんですが、私より夢中になられても癪なので黙っておきましょう!)

メリアがポテンシャルを覗くと同時にどうでもいい事を考えているとスキャンが完了した。

メリア「えっと~、エイリは・・・【援喜闘幸福神(えんきとうこうふくしん)】おお~~!戦いも出来、アシストも超一流という援喜神の最上位種ですか!大抵アシストメインの神ですが、この子は前線でも闘神の如く戦う事も出来、それらのスキルや能力も覚えていくでしょうね、現時点で最上級神77位なら、今回で神王クラスの実力アップは見込めるでしょうね、というより性行為でさらに進化するんですね・・・それって私達も?」

メリアは考えるが、専属神全員初体験は既に済ませており、一応確認したが、そのような二段階進化は見られなかった。

メリア(この子が特別?いやそれともキス一度程度では満足な進化が出来なかった?それで今本格的な進化が出来たということ?でもその可能性が高いわね、でも確かにこのポテンシャルなら専属侍女に置いても問題はないでしょう、私が観察して・・・ですけどね)

メリアがエイリの評価をし終えると、真ん中で二人から抱き着かれるように眠りについているフルールを見る。だがそのフルールは見たらすぐわかるレベルで【天使】だった。


メリア(フルール、この子は天使族に進化したのね、攻撃型じゃなくて守備型なのはまあ、侍女としては本望な所ですけど・・・後はどこまでの進化をしたかですよね・・・ご主人も何か凄いって言ってましたし、これはしっかり確認しないとですね!!)

メリアはメルリアとエイリのせいで少し遠いがなんとかフルールの頭に手を乗せ、ポテンシャルを覗く

メリア(ご主人に拾われた子、さっきまでは本当にポテンシャルが低すぎて奴隷にするのも嫌なほどでしたが・・・せっかく今回で覚醒したのですからご主人の期待を裏切らないようにしてほしいですね、いえ、覚醒が大した事なければそれはそれで証明になりますね、弱い個体に覚醒を促しても弱いままだから覚醒させるだけ無駄と、そう考えればこの子は結果次第はいい実験体という考え方も出来ますね、私が同じことをしようとしたら絶対にご主人怒っちゃいますからね、)

メリアがいつも通り腹黒い事を考えているとスキャンが終わり、ポテンシャルを見ていく

メリア「種族は・・・ラルと同じ【聖天守護天神】・・・えっと~~この子の場合、どういう見方になるのでしょうかね・・・天使って確か11種族のタイプに分かれてましたよね?ラルは【峻厳】で月花ちゃんの所のネロは【慈悲】、あの二人は色の特色が凄く出てるからわかりますけど・・・この子は白いですからね~~、ちょっと失礼」

メリアはフルールの眼を無理矢理開いてみた、眼球が上の方に隠れていたためオーラで膜をつくり、眼球を真正面に向けさせ、確認する

メリア「姉様の胸が邪魔!!!」

フルールはメルリアの胸元に顔を預けるように寝ていたため、眼の確認をしたくてもメルリアの胸が邪魔をするのだ。

そうこうしながらなんとかフルールの眼を確認する。

メリア「赤い眼の・・・華眼???」

メリア(華眼は帝園の天使にだけ現れる特徴的な眼、この子はこの現実世界で生まれた弱い神、なのになんで覚醒したらこんなことに・・・わからない、ちょっと明日早朝にご主人達が来る前にミーエルから聞いておかないとですね)

メリア「確かにご主人が困惑するのも納得ですね、ですが赤い眼という事はラルと同じ峻厳ってことですかね、まあ、いいでしょうそれではご主人の所に戻りますかね」

メリアは3人の確認を済ませ、絶賛体育座り中のパトの元に戻る

・・・・・・
メリア「あの・・・服着ないのですか?」

パト「なんだよ、メリアも俺の事ヤリチンだと思ってんだろ、そうだよ、俺は甲斐性なしで取り柄もない、支えられて自分では何もできないくせに、女にだけはヤる事だけやるクソ野郎だよ、生きててごめんなさい・・・」

メリア「うわ、凄くショック受けてますね」

メリア(100万の従属神と性行為してもらうためには1日10人~100人とか当たり前のようにしてほしいのですが・・・3人でこれだと・・・ちょっと先が思いやられますね・・・)

メリア「ミーエルさんの所に行きます?」

パト「行く、ここには絶対に来てほしくない・・・ミーエルから軽蔑される、まぁ、結局事の発端を説明するから軽蔑されるんだけどね・・・ミーエルは無垢な子だからなぁ、はぁ~~~」(病み)

メリア「では私が服を着せてあげますので一緒に行きましょう!ね?」

メリアは一緒にお風呂とも考えていたが、まず何よりパトのメンタルケアが大事だと考え、急いで服を着させ、ミーエルの元に向かう

メリア(さりげなくそのまま天使の事を聞けばいいですしね)

・・・・・・
ミーエル「・・・私はこんな夜中に叩き起こされて、なんてとんでもない懺悔を聞いているの?」

ミーエルはパトから事情を説明を受けた。

メリア「今回ばかりはご主人でも逃げ切れなかったみたいなんです、ミーエル、どうにかメンタルケア頼めませんかね?」

ミーエル「専属医師だから全然いいけど・・・異性と性行為してただでさえ専属神意外とするのは気が引けるのに、専属神以外の子、しかも3人共初めてという状況でまさかの4Pをかまして罪悪感で病むって・・・うん、面白いwww」

ミーエルは笑いを堪える、ミーエルにとって性行為などどうせ主としか出来ないため、他の子とヤッた等の話なんてそこまで気にもしない案件なのだ(価値観の違い)

メリア「面白がらないで!とりあえずケアをお願いします!じゃないと今後性行為がトラウマとかになったら私達が凄く辛いです!!」

ミーエル「必死だね~、でもわかった、でもどこまでのケアをするの?完全に立ち直らせるの?でもそれを立ち直らせたら今の主様の女性への価値観とか変わらないかな?今は抵抗感があるから見境なく従属に手をだす事はしないし、大事にしてくれるけど、そこの価値観が下がったり慣れられたら、それこそ私達を性の対象でしか見ない・・・みたいになるかもしれないよ?」

メリア「それは・・・ちょっと私も嫌ですね、では【今回は3人の未来のためにやったこと、そのおかげで3人の女性は救われた】という形で刷り込んでくれます?」

ミーエル「それなら、大義名分が出来るね、わかった!」

ミーエルはカルテに今回のパトの病について記載し、記録していく。

メリア「それにしても結構ありますね、これ全部ご主人のですよね?」

ミーエル「うん、専属医師だしね、これらは全部主様が病に掛かった、もしくはその傾向があったものだね、これらの細かい情報があれば体調管理もバッチリだからね!」

メリア(普段抜けてますけど、仕事をちゃんとしてて良かったです)

ミーエル「一応毎日メディカルチェックを行ってて、そのデータを毎日保存しているのですけど、今日は特に朝は問題なかったので、今回の出来事が原因と確定して問題なさそうだから準備が出来たらさっそく治療するね、えっと・・・メリアは居る?」

メリア「はい、ちょっとミーエルに聞きたい事もあったので」

ミーエル「それじゃあ今聞くよ、治療を開始したら治るまでずっと付きっきりだから」

メリア「では、貴女方【天使族】で11種族を分ける基準ってなんですか?」

ミーエル「簡単に言えば眼だね、だけど例外もあるからね~、ティエルとかね、ティエルってあのベージュの眼って何処にも属していない色なんだよね、それらは全部【番外】と言われる11番目の属性位置にするんだけど、ティエル自体は【王冠(ケテル)の天使王】、だから例外はあるにはあるよ」

メリア「ちなみに赤色だとやっぱり【峻厳】になるのですかね?」

ミーエル「赤色?普通に考えたら峻厳だけど、赤だと【王国(マルクト)】の可能性も可能性も捨てきれないね、王国属性は4色あって【黄・黒・小豆(暗赤)・オリーブ(黄緑)】だからその色の天使達は結構判別が難しいって言われてるね」

メリア「【王国(マルクト)】というのはどのような属性なのですか?強いのですか?」

ミーエル「天使は別に強さで見てないからねぇ、じゃないと私が序列4位とかあり得ないしね、ちなみに【王国(マルクト)】は役割がまあ多い!私みたいに【慈悲】って決めてるわけじゃなくて、私が知ってる中でも【希望・調和・使命・愛】とかね、これらはまだ言葉に出来るから良いけどもっと細かいと単語で表すのは無理だから文章で~みたいなのも居るし、ここに分類されると分別は本当に面倒かな」

メリア「成程、なら【峻厳】である方がマシってことですかね」

ミーエル「峻厳ってラル様や、うちのエミエルだよ?言ったら怒られそうだけど、本当にめんどくさいよ?」

メリア「否定はしませんけど・・・」

メリアは苦笑いをする、そして本題を話す

メリア「では華眼の発動条件って知ってます?」

ミーエル「ああ、この私の眼だね!この眼は天使としてのポテンシャルを超えた時に発動するものだね!眼の能力的なものはないけど、この眼を持ってる天使族の成長は凄まじいよ!ラル様でも華眼は出てなかったからポテンシャルだけで見たら私達の方が上なんだよね~これが~」ドヤ

メリア「ということは帝園独自の眼ではないってことですか?」

ミーエル「独自ではないね、ただ華眼が開放出来るのは帝園に住む【帝天使級】の天使のみで、現実世界の天使族は華眼を開放するには努力程度じゃ絶対に解放出来ないから無理とは言ってるけど」

メリア「ラルも出てないしね、・・・ちなみにラルがご主人を何度も性行為をすれば解放する可能性はある?」

ミーエル「大いにあり得るね、知ってると思うけど、私達従属は【主様から帝オーラを渡されれば渡される程ポテンシャルが飛躍的に上がる】から華眼発動条件を満たす所まで上げれば自然と発生するんじゃないかな?」

メリア「成程、私もちょっと曖昧なのですけど、キスや性行為で帝オーラの提供量が変わるだけで、覚醒には大きな変化はないですよね?」

ミーエル「聞いたことないね、キスは時間にもよるけど長ければ長い程その分、【帝園の帝オーラ】がその子達に流れるから強くはなると思うけど」

メリア「そういう意味で言えば性行為が一番効率が良いんですよね?」

ミーエル「うん、私はそう聞いてるよ、特に性行為で主様の体液を得れば得る程効果は高くて、1度の性行為(約20分以内想定)で5~10帝オーラ分は入るって聞いたけど、キスは1帝オーラ分くらいで大事なのは情報密度の高い液体、つまり血液や精液を相手の体内に入れる行為が効率が高いってことだね、特に精液、1回分で5~10帝オーラだから一晩で3回頑張ればたった一晩で最高30帝オーラ、今の主様なら一ヵ月分のオーラ提供が出来るってことだから凄く強くなれるね」

メリア「成程、流石ですね、それって帝園では常識なのですか?」

ミーエル「各園の幹部クラスなら全員知ってるんじゃないかな?ミール様が教えてくれるし、私はティエルからも教わったし」

メリア「成程、つまり私達専属神はそういう意味では物凄くパワーアップしてるということですね」

ミーエル「そうだね、メリアやソフィアちゃんがもし今の制限が無くなったら多分、帝王神くらいなら余裕で問題なく倒せるくらいのポテンシャルはあるんじゃないかな?この一年でどれだけ行為をしたか知らないけど」

メリア「聞きたいですか?記録してるので言えますよ?」

ミーエル「聞きたくないよ、なんで記録してるの、気持ち悪い」

メリア「このような情報を得た時のためです!知っておけば自分の状態が明確にわかるでしょう!」

ミーエル「そうだね、ちなみに回数はいいからおおよそどれくらいの帝オーラ量を得たの?」

メリアは考える・・・

メリア「2500帝オーラくらいですかね、最高だとすると」

ミーエル(無茶苦茶やることやってるなぁ~、専属神10人も居るのに・・・)

ミーエル「ま、まあ、それだけあればメリアなら帝王神は余裕かもね、多分」

メリア「待ってください!!愛撫やその・・・口でした場合はどうなのでしょう!」

ミーエル「愛撫や口・・・愛撫は身体舐める程度でしょう?ならオーラは0です、頬キスとかもですね、口は・・・まあ精液を飲んでいれば10は行かなくても5は最低ありますよ・・・はい///」

メリア「なら3000帝オーラ以上は硬いですね!!」

ミーエル「なんでそんなに増えるの!というより帝オーラの話はほぼ猥談になるから嫌なんだよ~~」(´;ω;`)

メリア「いいじゃないですか、女同士!こういう情報は分け合いましょう!情報提供ですよ!」

ミーエル「話はそれだけ?それじゃあ主様のメンタルケアに行ってくるね・・・」

メリア「はい!情報ありがとうございます!」

ミーエル「はぁ、まったく専属神達は凄く性行為が盛んとは聞いてたけど一人で3000帝オーラ分を性行為だけで得てるって・・・主様もなんだかんだ言って年相応に盛んってことだね・・・まあそれだけ健康体だったってことだけど・・・今回みたいに精神的に落ち込んでたら性行為も出来ないだろうし・・・はぁ~~」

ミーエルは専属医師という医師という視点でパトの事を考えながら治療の準備を進めた。

・・・・・・
メリア「さて!後はミーエルに任せるとして、朝まで残り5時間、寝ましょう!!」

メリアはそう言いミーエルの控室で睡眠を取った。




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2022年11月20日

No.78 田舎者 フルール episode5(微R18)

パトはメリアと一通り談笑をしながら時間を過ごし、自室に戻った。

するとそこにはネルが待機していた。

パト「あ、ネルまだ帰ってなかったんだ?」

ネル「せっかく5オーラも貰っているからな、せっかくだから最後までこっちに居させて貰おうと思ってな」

メルリア「今日は大活躍でしたからね」

ネル「なに、あの程度かと拍子抜けしたくらいだ、もう少し手ごたえを感じれば良かったのだがな」

ネルはそう良いながらメルリアに出された紅茶を一口つける

フルール「私の星を救って頂き、本当にありがとうございます」

フルールは先ほどの話からネルが自分の星に居た原因を排除してくれたと理解し、感謝の言葉を述べる。

ネル「気にするな、私はあくまで娯楽だった、お前の事情なんて一寸を気にしていなかったからな、感謝されるようなものではない」

ネルはフルールの感謝を拒絶した、ネルも律儀なため自分の事で行った事に対して感謝の意を示されるのはあまり心地の良いものではなかった。

パト「でもネルのおかげで疲れたのは間違いないな、戦闘より、その後の方が大変だったよ、しかも会議の話まったく聞いてなかったよな?!」

パトは会議中の出来事を思い出し、ネルに突っ込む

ネル「あの会議は帝国側の話だろう?私は関係ないからな、主様よ、ちゃんと王として責務を果たさないといけないのだぞ?」

パト「責務を真っ当するために次は絶対に行かない!」

ネル「主様主様、人助けを良しとする主様が果たしてそんな事が出来るのかね?」ニヤニヤ

パト「ぐぬぬ・・・」

パトとネルが話してる時、フルールは今回の経緯を大体理解した。

フルール(成程、私の星を救ってくれたのはあくまで偶然、やっぱり上の神々からすれば一惑星に起きる出来事なんて大したものじゃない・・・なんかショックかな・・・)

フルールは自分が必死に守って来た環境がまるで馬鹿にされたような気分を味わっていた。
自国の民の苦労は?母親の死は?星のために戦った神達は?そしてその戦いの中死んでいった人達は?そんな事を考え、表情を曇らせていった。

ネル「フルール、表情が暗いな、精々私達を正義の救世主とでも勘違いしたのだろう?それは勘違いも甚だしいというものだぞ」

パト「ネル、それを今日言うものじゃないだろう」

ネル「主様、こういう考えのすれ違いがあればすぐに正さねば亀裂を生むぞ?現にこの女は主様を【誰でも救う救世主】に見えているだろう、だが実際は違う、自分が救われたのは偶然に過ぎない、星が救われたのも偶然、お前がこうやって主様に出会い、好かれたのも偶然、それらを全て自分の成果と一寸でも思わない事だな」

フルール「・・・わかっております」

ネル「いいや、わかっていないな、別に説教でもない、この世界で生きるならこの世界の世界観を知っておけ、ここで過ごすための教育だ、顔をあげろ」

パトも教育と言われれば口出しは出来なかった、メルリアも当然黙って聞いていた。

ネル「この国は良くも悪くもこの世界で1・2を争う大国だ、故に見る世界が違う、惑星の住民一人など気にするような領域ではない、そして当然だがその住民が特別になる事もない、救われたのならそれは偶然にあやかれただけ、ラッキーというべきだな」

ネルはそうしてこのエウレカ帝国から見る世界の価値観を話す。

・・・・・・
ネル「フルール、お前は今後、そんな世界の主の【物】として生きるのだ、それはお前が望んだことだからな、わかったか?」

フルール「はい、わかりました・・・」

フルールはネルの説明で心身共に疲れていた

フルール(全然世界が違う、国民数十万の命とかそんなレベルじゃない、星に存在する生命全て、そしてそれらを数ある星全て理解し、それらをトップとして管理し、繁栄という恩恵を与える、星単位、もしくは宇宙のエリア単位で考えてるのだから私のような下級神の中でも下の方に居るような存在、こうやってここに居られるだけでも運が良いと思わないと駄目だよね・・・お母様・・・)

フルールはその場でただ立ち尽くしていた、ネルも少しため息をついて

ネル「現実を見せるのも考え物だな、メルリア、紅茶のおかわりいいかな?」

メルリア「わかりました」

パト「フルール、疲れただろう?ベッドを容易させてあるから少し休んだらいいよ」

パトはフルールにそう言い、紅茶を持ってきたメルリアにフルールを寝室に案内させる

・・・・・・
パト「ネル、ちょっと言うの早すぎたんじゃない?」

ネル「私達に変な幻想を抱かれるくらいなら今言った方がいいだろう?このままでは主様が少しでも星の民を救わない選択をした時、フルールから反感を買われるぞ?」

パト「そうか・・・」

ネル「ああ、主様は優しすぎるからな、それは私も理解している、だから私が説明した、現実を知った上での主様の選択なら多少価値観の違いはあれど納得はするだろうからな、それこそ帝国に来たばかりの主様のようにな」

パト「そうだな、俺達のやってることは褒められる部分もあるけど、その分汚い事もしてる、救った命もあれば奪った命もある、それは理解しておかないとな」

パトは今回の判断はネルが正しいと判断し、パトは静かになる。

ネル「さて、この後だがどうするつもりだ?一発ヤルのか?」ワクワク

パト「やらないよ!でも覚醒させないとあのメリアですら話を聞いてもらえないからなぁ、今日中にはキスまではしておかないとマズいね」

ネル「キスまでか!それはまあ奥手な事で!ここは王として性奴隷を採用したらいいのだ!常に下半身全裸で性処理をされて馬鹿面晒しながら玉座に座る主様も情けなくて滑稽で私は凄く満たされるのだがな」ニヤニヤ

パト「ネルの性癖に俺を巻き込むな!普通に侍女だよ、力が無くても出来る仕事はある、部屋番とか」

ネル「それは実質ニートではないか、私でも出来るし、主様なんて得意分野ではないか」

パト「そうなんだよ、実務経験があるから即戦力に・・・って誰が得意分野じゃ!!」

ネル「だが、確かこの部屋の掃除って毎度家具全体を洗浄・清掃・手入れをされているのだろう?その規模をあの女が出来るのか?」

パト「そもそもそこまでする必要がないんだよ、毎日家具全体の清掃、身の回りは全て新品クラスまで清掃・手入れされる、俺は自分の臭いがある布団で寝たい!」

ネル「その気持ちはわからんでもないな、部屋は自分の領域だからな、それが毎度無くなると自分の部屋という感覚に中々馴染めにくそうだと思う」

パト「そうそう、だからもし侍女に出来たら部屋に居させる!それで決まり!」

ネル「主様は監禁をするっと」

パト「言い方!!?」

パトとネルが話している時メルリアとフルールは寝室で話していた。

・・・・・・
メルリア「ここが私達の寝室ですよ、ですが今までベッドは1つだけでしたのに、3つになったんですね、お仕事が早いです」

フルール「あの短期間でこんな高級で重そうなベッドを2つも追加したのですか?」

メルリア「この程度なら旦那様の侍女達なら整える事も含めても10秒も掛かりませんね」

フルール「ははは、凄い・・・全然世界が違う・・・私一人だったら絶対に運べない・・・」

メルリア「まあまあ、フルールの役割については旦那様が考えております、あの方は絶対にフルールを悪いようにはしません、だから安心して寝てください、今日は色々あって疲れたでしょう・」

フルール「はい、お言葉に甘えさせていただきます・・・」

フルールはメルリアに誘導され、自分用に用意されたベッドに座り、そのまま倒れ、眠りに落ちてしまった。

メルリア(まずは心の疲れを落として、そこからしっかり先を見据えていきましょう)

メルリアは寝室の光を消してパトの元に戻る

・・・・・・

メルリア「あれ、ネルは帰られたのですか?」

パト「いや、お風呂に行ったよ今日は泊っていくらしい」

メルリア「そうなのですか、では主様の部屋にベッドを一つ追加しておきますね」

パト「そうだな、頼むよ」

メルリアはそう言って、パトの寝室に向かい、即座にベッドの準備を整え、戻って来た

メルリア「準備完了しました」

パト「ありがとう、本当メルリアの仕事は早いから恐れ入るよ、まあ、せっかくだしゆっくりしなよ、もう俺も後はお風呂だけだからさ」

メルリア「ではお言葉に甘えて自由行動をさせていただきます」

メルリアはそう言うとその場にある椅子に座り、パトに話しかける

メルリア「アナタ、フルールをどのようにするお考えなのでしょう」

パト「さっき、ネルとも相談してたけど、俺は部屋番がいいかなって思ってる、というよりそれしか出来ないんじゃないかなって」

メルリア「侍女として傍に置くということですか?」

パト「メリアから美魅やエテルと一緒には居させないって言われたからね、美魅やエテル達のように学校に行かせてもいいけど、それだとフルールだけの問題だけじゃないからさ、フルールのためのお供を置いておかないといけなくなる、それはメリアもそうだしソルテや月花は許さないと思うんだ、だから勉強は無理と考えたら俺の部屋番として居て貰って、部屋内ではメルリアやエイリは自由にしていいって役割分担をしようかなって思ってるんだ」

メルリア「成程、役割分担ですか、エイリはどのようなポジションを?」

パト「メルリアは常に俺の傍に居て貰いたいから、エイリにはメルリアが俺の傍から離れないと出来ないような仕事を頼むつもりだ、逆にメルリアが他所に出ないといけない場面が来たら代理でエイリを置けるし、こっちも役割が決まってる方が命令しやすいんだ」

メルリア「私を傍に置いてくれるのですね///」

パト「ま、まあ居心地良いし、専属神同様気を許せるし///」

メルリア「わかりました、それで今日ネルが泊るということは営みを?」

パト「いや、俺とネルはそんな事しないぞ、ただ一緒に寝るだけだ、だから寝るが就寝したらそっちに行く、何か夜這いみたいで嫌だけどね、でも寝てる時にしておいた方がショックも少ないかなって」

メルリア「そんな御謙遜を、しっかり起きてる時にしてあげてください、アナタからの愛情をしっかり認識させてあげればきっとフルールもこの場に馴染んでくれますよ」

パト「うう、でも好きでもない男にキスされるんだぞ?!俺なら耐えられない?!」顔青ざめ

メルリア「確かに今まではアナタに好意があった神々達相手でしたからね、そこはちょっと抵抗あるかもしれませんね~」

パト「そうそう、つまり主従関係として逆らえない状況のキスだろ?嫌だ~~俺そんな強制的なキスやだ~~」

パトは足と手をバタバタさせながら駄々をこねる

メルリア(旦那様も大変ですね、)

パト「はぁ、とりあえずせっかくだから嫌われたくないからさ、せめて【奴隷】とか自分で思い込ませないようにしっかり居場所を作ってあげないとね」

パトはメルリアとそう話している内にエイリが入ってくる

エイリ「主様、お風呂のお時間です!」

パト「はいはい、出ましたね、もみくちゃタイム」

パトはトボトボとエイリ達侍女チームについていく

・・・・・・
そして夜

パト「さあ、時間か、どうしたものか・・・」

ネル「夜這いか?男なら堂々と最後まで自分の物だと見せつけてやればいいのだ!」ドヤ

パト「他人事だと思って最大限まで楽しんでやがるな・・・ネルはこのまま寝るのか?」

ネル「ああ、楽しむのはいいがちゃんと帰ってくるのだぞ主様、起きた時にここで一人なのは寂しいというものだ」

パト「なんでやる事前提なんだよ、とりあえずわかった、じゃあ行ってくる」

パトはネルと会話してから自分の寝室を後にする

・・・・・・
パトは侍女の寝室にゆっくり入る

メルリアとフルールは眠っていた

パト「よし、このまま気配を消してササっと覚醒させればOK!早くして早く寝よう!」

パトはフルールの元まで行き、フルールの顔を見る。

パト(泣いてる・・・)

パトが見たフルールは泣いていた、

パト(当然か、母親を亡くして、故郷のために自分を売って、こうやって先が不安の中ここに居るんだ、寝てても辛いよな)

パトはフルールの涙を近くのタオルで拭く、そしてエイリ用に用意されていたベッドに腰掛け、フルールの様子を見る

パト(健気だよな、自分の事はいいからって言う人、初めて・・・じゃないな、けど悪い奴はいない、きっと本当に良い子なんだよな、どうにかここに馴染んでほしいけど、メリアとかソルテはあんまり歓迎してくれてないし、こうやって侍女達にも歓迎されずに孤立させてしまったら俺は・・・はぁ)

パトはこの先、フルールという存在を認めて貰えるか、それが不安でため息をついてしまった。

パト(俺だって学校に行ったことないし、同級生の友達とか居たことない、というより社会とか集団を知らないからなぁ、どうしたらいいものか、これが保護者の気持ちなのかな)

フルール「・・・どうなされました?」

パト「ふひ?!」

パトの大きなため息でフルールが目覚めてしまった。

パト「フルールこそ、大丈夫か?汗が凄いぞ?」

フルール「すみません、ちょっと悪夢を見ていたのかもしれませんね・・・」

パト「そうか、もし汗が気持ち悪かったらこの部屋にもシャワーが付いているから汗を流してくるといい、服は侍女に行って用意してもらおう」

フルール「感謝します」

そうしてフルールはパトの部屋にあるシャワーを借りた
その間、パトは自分の寝室に戻り、ネルに話していた

パト「どうしよう、チャンス逃したかも」

ネル「ヘタレの主様よ、もう堂々と言えばよいではないか、【脱げ】っと」

パト「なんで営み前提なんだよ!しないって言ってんだろ?!」

ネルはパトのツッコミを聞く間もなくそのまま寝てしまった。

パト(こいつ、眠たいからって適当言いやがって?!そうだ!どうせなら頬にキスして驚かしてやろう!)

パトはネルの頬に軽くキスをして「おやすみ」と言った。
するとネルが勢いよく起き上がり顔を真っ赤にしてパトの方を見る!

ネル「ななななな、なんてことするのだ?!主様あれか!?私の身体に興味あったのか?!え、でも私そんな準備してなんか、いやでも主様が求めるのなら、ありのままを受け入れてもらうのが従属として大事なのでは、うむ、赫の暴帝の名に恥じぬようにしっかり主様の溢れんばかりの性欲を受け止めてやろう!さあ!来い!!」

パト「動揺しすぎだろ・・・おやすみって言ったんだよ、早く寝ろ・・・それじゃあな」

ネル「・・・おやすみ・・・なさい」

ネルはベッドの上で枕で顔を隠しながら返事をする。

・・・・・・
パトはフルールがシャワーから出てくるのを待っていた。

パト(さっきのネル、無茶苦茶可愛かったな・・・)

ネルにも女の子らしい所があるんだなと感心していた時にフルールが更衣室から顔を出して来た。

パト「おお、出来たか?ってなんで上半身裸なの?!」

フルールはパンツは履いていたのだが、上は何も着ていなかった。だが恥ずかしがって扉の内側に隠れ、パトに聞いてきた

フルール「胸に巻く物が・・・ないのですが・・・」

パト「胸に巻く?ブラは用意して貰っておいたけど?サイズが合わなかった?」

フルール「いえ!ブラというのがどれの事かが・・・わからなくって」

パト(しまった、もしかしてフルールの文化にブラジャーという下着の概念なかったのか?!胸に巻くという事は恐らくさらしみたいな布で縛っていたんだな、でもフルールって服の上から見ても結構胸あったよな、苦しくないのかな・・・)

パト「なら侍女に行って胸に巻く布を用意してもらうよ、悪いけど今のうちにズボンとか履いてて」

パトは侍女を呼び、さっそくフルールの下着を用意させた。

・・・・・・
パト「これでいい?」

パトはココアをフルールと自分の分用意した。

フルール「ありがとうございます、帝国の王様にこんなことしてもらって・・・」

パト「気にするな、俺もこの部屋に居る時は王様じゃなくて一個人の男性だ、身分なんて関係ないさ」

パトは笑顔でフルールに話す

フルール「そうですね、私が居た星で見た時とは雰囲気が全然違いますね、やはり演技だったのですか?」

パト「ああ、当然、周りからいっぱい練習させられたよ、もちろん俺の周りも練習してたんだぞ!威厳のある発言と態度をして相手を恐縮させないといけないってね」

フルール「帝国というのも大変なんですね・・・」

パトが話、フルールが聞くという時間がココアを飲む間の時間ずっと続いた

パト「フルールはさ、やっぱり後悔してる?」

フルール「いえ、これしか選択ありませんでしたので、それにこの選択も帝王様が声をお掛けしてくれなかったら全員から見捨てられ、あのまま上級神の怒りを買い、私は終わっていたかもしれません」

パト「もし、戻っていいよって言ったら戻りたい?」

フルールはパトのその質問に動揺する

パト(素は戻りたいんだろうね、だけどもう戻せない、俺がこの子の神生を買ったのだから、それを戻すというのは振りだしに戻す事、つまり恩恵が軽くなる)

パトは神同士の契約や貢ぎは大変シビアであることを知っている、だけどこの質問は意地悪かなと少し後悔してた時にフルールは答える

フルール「いえ、戻りません、それでは私や私の国、あの星を守ってくれた恩を無下にすることになります、私は私情よりも恩を大事にしたい、薄情で恩知らずにはなりたくありません」

パトはフルールの決意を感じた

パト(やっぱりこの子は強い子だな、あの場で自分の神生を投げ出せる子なんだ、当然か、これは俺がちょっと軽く見てたかもね・・・反省だな)

パトは自分の先ほどまでの考えに反省し、フルールという自分と変わらない年頃の少女を認めた

パト「ならフルール、これは命令になるんだけどいいかな?」

フルールは命令という言葉に肩を震わせる、メルリアの言葉が頭によぎったのだ

フルール(とうとう大人な体験を・・・///)

パト「俺とキスをしてくれないか?必要な事なんだ、今日あの部屋で話を聞いただろう?フルールの居場所を作るためにはまずフルールを覚醒させないといけないんだ、そのためにはキスみたいに身体を身体を重ねる必要がある、その時に俺の中にある特別なオーラがフルールを覚醒させてくれるんだ、わかるか?」

フルール(キス・・・接吻の事ですよね・・・覚醒、もしかして強くなれるということ?身体を重ねて覚醒なら・・・それがもっと重ねる面積が広ければ強い覚醒が出来るのでは・・・)

フルール「キスだけでいいのですか?私は弱いです、なので、キス程度の接触の覚醒で不十分ならこの身体、全て帝王様に捧げます、何時間でも捧げます、なので私を強い存在にしてください!!」

パト「え??!」

パト(キスで悩んでくると思ったのに凄く積極的・・・しかもえっと、キスと行為とかの密着範囲とか時間で覚醒レベルって変わるものなの?考えた事なかったんだけど?え~でも確かにもし最初からそういう行為で凄い覚醒が出来たら俺も安心してメリアやソルテに推薦を出せるし・・・でももしキスだけって妥協して大した覚醒が出来なかったら・・・)

パトは悩んでしまった、性行為は極力したくない、しかも相手は今日会ったばかりのフルール、従属には手を出さないパトだが、全員キスまではしている、だから覚醒させるという名目でキスは許容範囲だったのだが、新たな可能性を提示されてしまった以上、パトも小心者故に悩む。

フルール「お願いします、私の事は構いません!私は帝王様の物、愛情なしの性行為が無理だとおっしゃるのなら今からでも愛します!身も心も委ねます!だから遠慮なく私に最高の覚醒を!!」

パト(強いなぁ?!この子?!グイグイ来るのよ!どうしよう?!俺が動揺してるんですけど?!)

パトもまさかの展開で逆に押されていた
パトはフルールが「命令とあれば・・・」みたいに仕方なくやるみたいな態度を示してくると思って居たので計算が全然違っていた。

パト「わかった!!その覚悟は受け取った!なら侍女の部屋行くぞ!メルリアには俺のベッドで寝てもらうように言うから!」

・・・・・・
メルリア「私ですら身体を求められてないのに・・・」

パト「ごめんて・・・でももし!キスと性行為で覚醒の度合いが違うのなら大きな発見になるかも」

メルリア「・・・やっぱり駄目です、私を先に愛してください!!出なければ全員に言いふらします!」

パト「うそ・・・本気?!」

メルリア「本気です!いくら専属侍女とは言え、私にもプライドはあります!だってキスすらもしてないんですよ!だから私を先に愛してください!アナタも流石に私がアナタの事を心底愛しているのは自覚してますよね!!生殺しは酷いです!!」

パト(どうしよう・・・大変な展開になったぞ・・・)

そのタイミングで何故かドアがノックされる

パト「入っていいぞ」

エイリ「あの、夜遅くに申し訳ございません、シャワー室を使用されたようなので、清掃を・・・」

メルリア「エイリ!貴女も丁度いいわ!このまま旦那様に抱かれなさい!大事な事なの!」

エイリ「ええ?!?!///」

パト「増やすな?!メルリアどうした?!普段のお淑やかなメルリアは何処に行ったの?!」

メルリア「お淑やかで居たらアナタ全然私を求めてくれないじゃないですか!裸も見られて!同じ部屋で寝てるのに!!私ってそんなに女として魅力ありませんか??!!」

パト「わかった!ならエイリ!メルリア!二人も侍女の寝室で待っててくれ!!」

メルリア「わかりました!!」
エイリ「はえ~~~///」

パトはそう言いながら自室に戻る

・・・・・・
パト「ネルエモン・・・助けて」

ネル「主様よ、私も女だ、そして今初夜をまさか3人同時にやろうとしている現場に遭遇して私も流石に困惑が隠せない・・・30分でいいんだ・・・まずは私を先にここで愛してくれないか?」

パト「ネルまで?!」

ネル「主様、私が隠し事なしでここまで話したのだ・・・恥を掻かせるな・・・」

ネルが恥じらいながら、俯くそのギャップにもうパトはやけだった
そして今晩の事はパト自身・・・何も忘れられない経験をすると同時に忘れたい出来事となった。



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2022年11月17日

No.76 田舎者 フルール episode4

フルールはメルリアに手入れしてもらっていた

メルリア「先ほどは素晴らしい覚悟でしたね、それほど自身の民が大事だったんですね。」

メルリアはフルールの髪をくしでといていた。

フルール「はい、母が残してくれた大切な民ですから・・・ですが、私はあの場所で民に心ばかりの恩恵を与えるくらいならこうやって根本的な解決に貢献できればそれで・・・」

メルリア「その判断は間違っていません、確かに自分の手でどうにかしたいと思う気持ち、それは凄くわかります、私も今は旦那様の侍女をしていますが、以前は一国の王でした、ですが、自分の国の民を守るためにこうやって旦那様の侍女をしているのですが」

フルールはメルリアに食い入るように聞いた

フルール「そうなんですか?!その国はどうなりましたか?!助かりましたか?!」

メルリア「はい、民全員は幸福に溢れ、以前よりも素晴らしい国になっています、ですがそれは私が導き、共に幸せを得たかったとも思います、ですが、それは自分の事ですからね、民の事を考える王ならば自分を捨てなければなりません、なのでフルール、私は貴女の行動を強く尊敬します。」

メルリアはフルールを後ろからそっと抱きしめる

メルリア「旦那様は絶対にフルールの国を今以上に裕福な物にします、だからフルールは私達の元で旦那様に尽くしましょう、それが覚悟です」

フルール「はい・・・これでお母様に顔向けできますかね・・・」

フルールはメルリアの中で涙を流した。

フルールは自分の無力を嘆き、だけどそんな自分の判断は間違っていない、誇っていい、そう言われた事がフルールにとって最大の救いだった。

・・・・・・

パト「さて、フルールについては所属が決定するまでは無所属であれど俺の傍で面倒を見る、別に教育も要らない、好きにさせたらいい」

ソルテ「わかっています、私の部隊ではありませんので」ムス

ソルテはまだ納得していないようだった。

月花「まあ、メリアちゃんがなんていうかじゃないかしら?パトはどうしたいの?」

パト「俺が引き取ったんだぞ?メリアなんて関係ない、俺が面倒を見る、それだけだ」

雪花「パトもあんまり意地になったらダメよ、そうやって意地になればなるほどさっきの子の居場所が無くなってしまうんだから・・・」

パト「そうだな・・・」

ネル「堅っ苦しいな、帝国というのは、何故主の決めた事に対して不満を持つ?何故遂行する形で協力しない?帝園は無契約の奴らは知らんが、契約した私達は命令は絶対服従、それを破ればミールからの重い刑、もしくは処刑だ、それだけ主様の命令は絶対、それは従属神ならまだしも専属神はもっとわかっていると思って居たのだがな」

ソルテ「何が言いたいのですか?ネル?」

ネルとソルテはギスギスとした雰囲気が出来て来た。

ネル「自分の考えは二の次だと言ってるんだソルテ、主様は甘いからお前達の考えを尊重するが、今回はお前の考えを尊重する気はないと示してる、なのになぜまだ不満を持つ?何様だ?」

ソルテ「私は秘書です、パト様の考えにブレーキを掛ける命を与えられています!今のパト様の考えは目先の事にしか考えが及んでいない!だからこうして意見を言っているまでです!それすら否定するのであれば私のポジションなどただ予定だけを伝えるだけの役割で良いはずです!」

ネル「ブレーキを掛けるなとは言っていない、ブレーキを掛け、それでも進みたい、主はアクセルを踏んでいるのになぜまだブレーキを掛けたいのか?それを聞いている」

月花「二人共!落ち着いて!あまり険悪なムードにならないで!皆譲れない物があるってことでしょ!」

パト「俺は考えを変えない、弱き者を助けないのならこんな強さと富だけを見せびらかす趣味の悪い国の王なんて辞めてやる、この帝国の力は弱き者に救いを求め、神として全員に恩恵を与えたい、そうやって生まれたはずだ、見えない所で弱き者が救われないのはどうしようもない、けど目の前に居るなら救ってやる、そうじゃないのかソルテ?」

ソルテ「・・・はい・・・」

ネル「おい、ソルテ、いい加減にしろ、秘書に私情を挟むなよ、まだその態度を続けるなら今この力でお前を」

パト「ネル、抑えてくれ、ネルにそんな事で力を使ってほしくない」

雪花「パト!その言い方だと別に制裁を否定しているようには聞こえないのだけど!!」

パト「現にそう言っている、強さに浮かれるな、他の帝王神候補と俺との違いは底辺を知ってるかどうかだ、底辺を知っている俺はわかる、底辺である辛さを、底辺である葛藤を、底辺を味わってるからわかる、底辺を見下され、見放される辛さを、それをわからないなら分かり合えることはない、そう言ってるんだ」

雪花「・・・それは」

雪花はパトの言葉が深く刺さった、それは自分自身が何年も才能も知能もなくただ平凡に過ごし、天才だった月花や芦花、センスがあった桜花に劣等感を抱いていた雪花には一番理解出来たのだ。

月花「ソルテ様、私はこればかりはパトに支持します、強きものの政治はメリアがやっています、メリアは帝国全土を含め帝国の領土全域の管理をしています、ならパトくらい弱き者の助けをやってもいいのではないでしょうか?」

ソルテ「好きにしなさい、私は否定しないわよ、それに雪花ちゃんもパト様の考えを聞いて納得したんでしょ?なら私が納得するまで時間くらい頂戴」

ソルテは少し悲しそうに俯く

パト(本当はこんなこと言いたくない、でも自分の考えや理想を伝えるためには時にぶつからないといけないんだ・・・悪いなソルテ・・・)

パトは罪悪感を感じながらも待機室を後にし上級神に声を掛ける

パト「我は帝国に戻るとする、我が国と友好的な関係を築けるよう期待しているぞ、上級神」

上級神「ありがたきお言葉、本日は誠に感謝致します。」

パト「メルリア、フルールの着替えと準備は済んだか?」

パトがメルリアを呼ぶと、一瞬にしてパトの背後にメルリアが立っていた。

メルリア「はい、準備は整っております、お連れ致しましょうか?」

パト「ああ、今から帝国に戻る、フルールを連れてくるのだ」

メルリア「畏まりました、ただちにお連れします」

メルリアはそう言うと近くの侍女に指示をし、フルールをパトの元まで来るように伝言を伝え、向かわせた。

・・・・・・
フルールは今まで着た事ないような高級な衣服を身に纏っていた。

フルール(凄く軽い、それに綺麗、これが私の知らない世界・・・凄い・・・)

侍女A「フルール、主様が御呼びです、すぐに準備し、私についてきてください」

フルール「はい!」

フルールは慌てて侍女の元まで走り、侍女と共にパトの元まで向かった。

パト「それでは行くぞ、必要な荷物があったのなら後日回収させる、今日は諦めるんだ」

フルール「はい、畏まりました」

こうしてパトと共にフルールは帝国に帰還した。

・・・・・・
そしてパト達は帝国の城内に帰還した。

フルール「す、すごい!初めて宇宙に出た!あんなに沢山星があるなんて!しかも凄い!どんな技術?!どれだけの鉄を集めたらこんな綺麗な機械が作れるの?!」

宇宙船が開くとそこには数百名の侍女と近衛隊が出迎えていた。

フルール(す、すごい・・・こんな大勢が・・・というよりここって室内?!こんな広い室内って存在するの?!)

パト「はぁ~~、疲れた!やっぱり他所は疲れるわ~」

侍女・近衛隊「おかえりなさいませ、主様」

パト「うわぁ~、なんかむず痒い」

月花「男の子日和ね~パト~♪」

ネル「私もやってやろうか?ヘタレな主様よ?」

パト「ネルがやったら冷やかしにしか聞こえないのは凄いと思うわ~」

パト達は先ほどまでの雰囲気とは違い、随分楽な態度で会話をしていた。

パト「さてと、フルール、さっそくで悪いけど一緒に来てもらっていい?一応メリアに挨拶させとくからさ」

フルール「は、はい!」

雪花「もう気を楽にしていいわよ、もう演技は終わったし」

雪花は肩をグルグルと回しながら宇宙船を降りて、侍女からアイスティーを受け取っていた

雪花「ほら、長旅で疲れたし玉座に戻りましょう!ソファーでゆっくりしたいわ」

雪花がそう言うと月花とネルが雪花と一緒に玉座に向かっていった。

パト「ソルテも戻ってていいぞ、俺がメリアに言っておくから」

ソルテ「はい・・・」

ソルテは元気がなさそうに雪花達に続いて玉座に向かう

メルリア「どうなされました?ソルテ、元気が無さそうですね」

パト「少し揉めてね、でも大丈夫今だけだから」

パトはそう言いながらメルリアとフルールを連れてメリアの居る場所まで向かう

・・・・・・
メリア「成程、この子がそうですか・・・」

パト・メルリア・フルールはメリアの部屋に行き、今までの出来事を話していた

パト「という事であのエリアはアリシアに早急に対処するように命令したけど問題ないよね!」

メリア「ご主人が言うなら全予定を廃止してでも優先させますけど・・・それでこの子はどうするつもりですか?」

パト「俺が面倒を見ようかなって、ほら美魅とかと同じ部隊に入れてさ」

メリア「却下です、あそこは帝園出身の子達の部隊ですからあまりこちらの子と混ぜたくないです」

パト「ええ、じゃあ専属侍女って扱いになるけどいいの?」

メリア「それもダメです、実力がまったくないじゃないですか、下級神ですよね?」

パト「ああ、でも俺が引き取った以上は俺の傍に置いておかないと不安だ、特にこの帝国内は上級神であること前提で街や設備を作られてるから尚の事だ」

メリア「困りましたね、侍女や専属侍女は実力があってのもの、弱くそしてご主人の足を引っ張る存在なんてもってのほか、どうにかなりませんか?」

パト「なりません!あとエイリも専属侍女に入れてくれ、俺あの子なら何故か落ち着くんだ」

メリア「ご主人、慣れは時間が解決してくれます、それ以外に推す理由はないでしょうか・」

メルリア「エイリと旦那様はオーラの波長が似てます、後不思議な事にこのフルールという子もどこか特殊は波長を感じます、そしてそれは何処か旦那様と通じるものがあるのです」

メリア「波長?それを言い出したら私とご主人は完全一致ですね!」ドヤ

パト「はいはい、でもエイリは何処か皆と同じ時間を過ごしてる中でも何処か特別に感じるんだ、仮でもいいから専属侍女の仕事をやらせてみて欲しいんだ、何かその特別に感じる理由がわかるかもしれない!もしそれが誰にでも抱けるものなら上手くいけばメリアの考えにも貢献できると思うよ?」

メリア「ご主人、交渉が上手くなりましたね、素敵です、ではお試しという形でエイリを専属侍女に任命します、後フルールはやっぱり仮とか以前の問題ですね、せめて覚醒させてください、話はそこからですよ」

メリアは今のフルールでは弱すぎて交渉の余地がまったくないので、せめてパトがフルールにキスをして覚醒を促してほしいとお願いした。

パト「まあ、そうなるよな・・・わかった!なら明日!またここに来る!とりあえず今日は俺の部屋に泊めるから!」

メリア「それはお好きなように、ご主人の従属なので、なんなら私もお呼ばれされても良いのですよ!!」ワクワク

パト「え、なんか凄く卑猥な事になりそうだからヤダ、フルールとかエイリにそんな不衛生な物見せられないよ」

メリア「酷いです!なんで不衛生なんですか!私の身体綺麗ですよ!!今見てみますか?!」

パトとメリアがここぞとばかりにイチャイチャしている時、フルールとメルリアは話していた

フルール「私・・・大丈夫でしょうか?」

メルリア「ええ、でもちょっと覚悟はしておいたほうがいいかも・・・ちょっぴり大人の階段を上りますので///」

フルール「ふえ~~~~~~///」


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2022年11月16日

No.75 毒蟲内事情

毒蟲は拠点らしきものが存在しない。

毒蟲は各々が個人活動で生計を立ててあり、毒蟲としての組織として重要事項説明のための集会用で適当な廃墟に集結してはその場で伝達が行われる、その程度である。

毒蟲には得意分野が存在する

No.1 蟻 対集団特化
No.2 蜈蚣 対戦艦特化
No.3 蜂 対個人特化
No.4 蜘蛛 対拘束特化
No.5 蜉蝣 対能力者特化
No.6 蠅 対情報特化
No.7 蛭 対偽装特化
No.8 蟋蟀 対国特化
No.9 蟷螂 対社会性特化
No.10 天道 対洗脳特化

元No.5 蛾 対毒殺特化
元No.8 白蟻 対スパイ特化
元No.10 蚊 対遠距離特化

と各メンバーの得意とする分野ごとに仲間内で仕事を共有したり、依頼を投げたりして互いに仕事を共有することで組織が成り立っていた。

だがその組織内にも問題児が存在する
それが蜈蚣と蜘蛛である。

蜈蚣は興味のある相手、興味のある仕事しかやる気が沸かず、絶対に仕事をしないという徹底ぶりだった。

だが蜈蚣は対戦艦、つまり超大型戦闘機相手や対個人戦等の戦闘でもっとも結果を出すため、毒蟲の中でも用心棒的立ち位置で同行させる事が多く、基本的に仕事面の期待はしていなかった。

もう一人は蜘蛛、蜘蛛は神出鬼没であり、毒蟲の集会ですら出席率が一番悪く、「会ったら伝えといてくれ」となる程、まったく組織に顔を出さない、マイペースであり、蜈蚣と同じく興味が沸かないと積極的に動かない、興味があっても大抵流す等の掴みとれない性格をしている。

・・・・・・
これは蜘蛛達が霊峰山遠征での出来事。

蜂「え?!私も霊峰山?!何処よそこ?!」

蟻「幻想郷から天界に行って、その天界に存在する山ね、副団長と蜘蛛、蛾、蛭、蚊の5人が行ってるわね」

蜂「5人も行ってるなら私が行く必要ないじゃない!!」

蟻「それが、私の情報が正しければ・・・副団長がやられて、蛾と蚊は死亡、蛭もかなりの重症を負ってるらしいの、蟷螂や蠅にも伝えて行かせてるから、蜂も助っ人に向かって、かなりマズいかもしれない」

蜂「悲惨ね、わかったわ、蜘蛛は平気なの?」

蟻「今はね、でもあのバカ、力をかなり置いて行ってるから副団長を倒すような奴らが居る中だと蜘蛛も危ないかも」

蜂「ああもう!わかったわよ!行きます!蟻は行かないの?」

蟻「私は司令塔をやるわ、情報が伝達出来ないと混乱するでしょ?」

蜂「はいはい、わかりました、蜈蚣は?」

蟻「無視されてる、あの脳筋が・・・」

蜂(私も無視したいのだけどね・・・)

・・・・・・
霊峰山にて・・・

蜂「うわぁ、これは悲惨ね、片目えぐれてんじゃない・・・」

蟷螂「蜂!来てくれたのね!副団長はまだ生きてるからこのまま私が下界まで運ぶわ!後蠅が蛭を回収したって聞いたから蜂は蜘蛛を!」

蜂「こんな寒い所でよくもまあ、仕方ない、えっと・・・どこ?」

蟷螂「頂上らしいわ!」

蜂「ふざけんじゃないわよ!なんでよりにもよって頂上!?無茶苦茶大変じゃない!こんなか弱い女の子が行くような場所じゃないわよ?!」

蜂は文句を言いながらも頂上を目指す。

・・・・・・
霊峰山頂上で蜘蛛と合流後・・・

蜂「はあ、あいつは普通に無事だったわね、それにしても伝達で蛾は肉塊で発見されて、蚊は真っ二つ、蛭も大量出血してて瀕死の所を何とか保護って聞いたし、かなりの相手とかちあったのね、私、行かなくて良かったわ~」

・・・・・・
その後・・・

蟻「副団長が長期治療に入るので、その間は私が指揮します。とりあえずまずはメンバーの補充、現時点で3人の欠員があるから、とりあえず優秀な人を呼んできて、団長の命令執行するのに戦力がまったく足りないから、そうね、蜂、蠅、蟷螂、今動けるメンバーで新しいメンバーを探して、見つかるまではシワ寄せが全部来ると思っててね」

蜂「はぁ~い」

蠅「仕方ないねぇ」

蟷螂「当てはないのだけどね」

・・・・・・

こうして、蜂は世界テロの首謀者である元神王連のメンバーであるラウダーを蟋蟀としてスカウトし、

蠅は冥界で元メンバーの白蟻を焚きつけて現実のメンバーに戻そうとしたところ、要との闘いで悪魔界まで落とされていた麗夜をスカウトし、その上冥界に居る六冥王が開発した技術と、白蟻から聞いた【究極の属性の宝玉】の存在を知り、毒蟲という組織の実力の底上げに貢献し、

蠅がスカウトした麗夜こと、蜉蝣が悪魔界で元神王連のダンテの情報を毒蟲 蟻に提供し、蟻がダンテのフィアンセだった七曜の魔女 キリアにダンテの情報を流し、ダンテを悪魔界から現実世界に呼び戻す計画を遂行させたが、邪魔が入り失敗、結果的にキリアをメンバーとして加入させ、教育係を結果を出せていなかった蟷螂に任せた。

そして各メンバーで究極の属性の宝玉を入手させ、10個の宝玉をメンバー各自に渡し、計画執行予定日まで各自、【刀剣融合】【究極の属性の宝玉と武器を配合】を義務付けた。

毒蟲の計画は進んでいる。

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2022年11月13日

No.72 田舎者 フルール episode3

パト達は上級神の城に案内される

パト「それで、報酬の話だが?」

パトは今回の件はネルの暇つぶしに付き合っただけなので、正直報酬の件はどうでも良かったが、形は大事にした方がいいのは理解していたため、一応聞いておく。

上級神「私達の物で満足いただける物があるか・・・」

ソルテ「それを決めるのは私達です、そうですね、この惑星とエリアを一通り調べていましたが、唯一秀でていたのが中級神の多さ、ですがこのような敵に勝てないようでは期待外れも良い所、私達の侍女1人でも服に埃を付けずに帰ってきますよ」

ソルテはため息をつく

ソルテ(さて、これだけの態度を見せれば相手はこのエリアの星を全て持ってくるでしょうね、まあ、元々この上級神は私達の配下神らしいし、狙おうと思えばいつでも声一つで狙えたエリア、特にそこまで欲しいとも思えないわね、だからメリア様達は行きたがらなかったのね、私も大体は理解してたけど」

上級神は頭を悩ませる

上級神(このお方達が満足する物などこちらが用意できるわけないだろう!どうする!この惑星エリアを渡すか!いやそんなもの上の一声ですぐにでも手に入るもの!そんなすぐ手に入るものを渡しても相手は満足しない!ならなにを・・・クソ、まさかこの星のためにここまでの!?)

フルールは気配を消して会議の話を聞いていた、

フルール(報酬の話をしてる・・・やっぱり無償で助けてくれるわけじゃない、お母様も亡くなって、危うく私の大事な国民も無くす所だった・・・感謝はしてる・・・けど)

ソルテ「上級神、そこの入り口に居るネズミをこちらに出しなさい、何を考えてるかわからないけど情報漏洩と印象操作を狙っているのなら、只では済みませんよ?」

上級神「な?!そのような事は?!誰だ!入ってこい!!」

フルールは気配を消していたにも関わらずバレた事に驚いていた

フルール(まさか、ここまで気配を消しても気付くの?!これが上位の神!怖い!!)

フルールはそう考えながらもバレてしまったため部屋に入る

・・・・・・
パト(女の子・・・)

ソルテ「名前は?どこ所属かも」

フルール「えっと・・・フルール・ユリファベルです、ユリファベル国の豊穣神見習いです。」

ソルテ(下級神か、雪花ちゃんが居るからあまり言いたくないけど、必要ないわね、)

上級神「何故勝手に入って来た!貴様!後で覚えているがいい!!」

ソルテ「黙りなさい、私達の前で声を荒げるな、主様が不愉快になられるだろう?」

上級神(しまった!確かエウレカ帝国の帝王は生粋の女好き!?こんな女神でも無礼を働けば男である私は極刑!これは対応を考えなければ!)

パト(あいつ、すっごい変な誤解してそう・・・)

上級神「お見苦しい所を・・・ですが、この場を知ってしまった者です、こちらで対処させていただいても?」

フルール「え?!そんな?!」

フルール(私死ぬの?!そんな?!)

ソルテ「だからそんな事は好きにしなさい、次私達が不愉快に感じれば消します、私は世界最強の破壊神と帝王神候補様方から評価を頂いております、貴方とこのエリア如き、1秒もかからずして消し炭にしますけど?」

パト「それくらいにしておけ、格下に脅してどうする、それこそ器が小さく見られるだろう」

パトはソルテを抑制する、もちろんソルテもそこまでするつもりはなく、あくまで威嚇の演出だ。

パト(さて、上級神なんて本気出されたら対処出来るのソルテとメルリアくらいだけど、どうするか・・・月花的にはどんな報酬が妥協点だと思う?)

月花(そうね、正直、どんな報酬でも私達への対価としては見合ってないから、ここは無難なのがこのエリアの受け渡し、でも正直そんな物貰ってもって感じだし、ここはパトが欲しい物でいいんじゃない?)

パトはネルと雪花の方をチラっと見てみる

ネルはつまらなさそうに自分の服袖を整えていた

雪花は俯いている、多分寝てる。

パト(クソ!脳筋共は会話に参加する気すらない!ここは一度引き下がってメリア達に任せようかな)

月花(それが良いかもね、アリシア様ならいい感じに収めてくれるからそうしたらどう?)

パト(そうだね、なら一応この場は終わらせよう、ソルテもちょっと困ってるみたいだし)

パトがそうこう考えているとフルールがパトに話しかける

フルール「私のような下級神で神見習いが帝王様のような高貴なお方にお声をお掛けするのも恐れ多いのですが、お願いです。どうか今回の件、無償で済ませてはくれないでしょうか・・・」

上級神「貴様!これ以上私の顔に泥を塗るな!!誰かこの女をこの場から」

ソルテ「中に入れるように命令したのは私ですが?私の命令から背くのですか?あと声を荒げるなとも言いましたが?」

上級神「うぐ?!」

上級神は黙ってしまう。

パト「無償か、それは出来ない事だ、それを許し特別扱いをすればしっかりと対価を払っている他の者が報われない、そうだろう?ここまでは話はわかるか?フルール」

フルール「はい・・・ですが私達の星は恐らく帝王様に渡せるような物を持ち合わせておりません・・・なのでこれ以上となれば・・・」

ソルテ「フルール、下級神でしかも見習いの世間知らずだと思うので、今回は見逃します、そして教えておきましょう、星々単位の話なんてどうでもいいのです、私達はこの数十もあるこのエリアを貰うか貰わないか、その話をしています、単語として出していないだけでそれは全員理解してます、ですがそれでもこのエリアの秀でている物、それがまったく私達から見て魅力がない、だからこの上級神も考えている」

ソルテはフルールに向けて話す、ソルテは聖鬼族、基本的に非情になれない種族のため、情をフルールに向ける

ソルテ「ちなみにこのエリアの秀でている物、それは中級神の多さ、つまり戦力が高いという事、だけど今回このような失態を犯し、統率も取れていない上級神、このような体たらくの戦力で私達が魅力に感じる等ありえません、私の後ろに居る、侍女、この子に【このエリアを破壊しろ】と命令すれば服に埃を付ける事なく、当たり前のようにこなすでしょう、その程度なのですよ、ここは」

フルール(凄い・・・言ってることの次元が違う・・・私みたいな星の中にある小さな国の豊穣神とか本当に些細な事に感じる程だ・・・きっとこの人達からしたらお母様や王都の犠牲は些細なものとして見てないんでしょうね・・・私にとって神生に関わる程の一大事なのに・・・)

フルールは自分の小ささに失望する。

ソルテ「これでお話は以上です、とりあえず全部喋ってしまったわけですし、とりあえずこのエリア全域でいいです、後日帝国の者が伺いますので契約をしてください、断ってくれても構いませんが、私よりも強いので、敵に回さない事をお勧めします。それでは」

ソルテは上級神にそれだけを伝え、パトに向き話す。

ソルテ「会談は終了致しました、帝王様はこの内容で問題ないでしょうか?」

パト「・・・メルリア、服を直せ」

メルリア「畏まりました、アナタ」

パト(さてと、これでおしまい、ささっとかえってアリシアに丸投げして、俺は寝る!疲れた!もうこんな会談はごめんだ)

フルール「なら私を!!私を捧げます!!」

会議室にフルールの大きな声が響く

ソルテ「貴女のような下級神の中でも下位に居る存在に価値があるとでも?」

フルール「私は今回の騒動で母親を亡くしました、私を崇めてくれる国も王都壊滅により今後貿易が悪くなり、間違いなく不況に陥ります、私は豊穣神として民を助けたい、ですが今の私では何もできない、国民が今より貧しくなり、飢えで死んでいく姿を見ていくしかない・・・そんなのは嫌です!せっかくお母様が守り続けた国と愛しき民達!私はこの身を捧げてでも私達の星を見捨てないでほしい!救ってほしい!!なので私一人でどんな命令でも聞きます!この身を帝王様の快楽のためだけの玩具として扱って頂いてもかまいません!!なのでお願いします!」

フルールは頭を深く下げ、土下座をする。

雪花(別に私達の配下に入ったらそこらへんの問題は全部アリシア様とソフィアちゃんがなんとかするから別に問題ないのだけど・・・きっとここまでの自己犠牲的なお願いをして利用しないわけない、ソルテ様はどう考える、本当に玩具として扱う?でもそれはパトが認めないと思うけど)

ソルテ「必要ありません、貴女の代わりは文字通りこちらには」

ソルテが喋っている時、パトが声を上げた

パト「その覚悟、一国の王として感銘を受けた、今回の騒動で母を亡くし、それでも我が使命を全うしたいという強い意志を持ち、この上級神ですら恐れる我にここまでの覚悟、いいだろう、フルール、お前の神生!この我が頂いた!お前は今後我のためだけに尽くし!我のためだけに生きろ!それで今回の報酬の件は良心的に進める事を約束しよう」

ネル(気に入ったな、主様、こういう立場が弱い娘の強い決意と覚悟、それを救うのは主様の夢だからなぁ、面白い)

パト「ソルテ、アリシアに今すぐ連絡し、すぐにこの場に来るように命令しろ、現時点で危機的状況だ、すぐに検査官を導入し、カナの部隊をこちらに派遣させろ、そして環境問題をただちに解決し、失った王都再建をすぐに始めさせるのだ、3日、3日で以前よりも良い星に仕上げろ!いいな!!」

ソルテ「畏まりました、帝王様!」

ソルテはすぐに会議室を後にし、アリシアに連絡する。

上級神はいきなりの展開に考えが追い付かず、放心状態になっていた

・・・・・・
パトは土下座を続けるフルールの元に行く

フルール「ありがとうございます・・・ありがとうございます・・・」

パト「頭を上げるんだ、フルール」

フルールはそう言われると、涙でぐしゃぐしゃになっている顔をパトに向ける

パト「メルリア、この子を手入れしろ、もうこの子は我の物だ、丁重に扱え、いいな?」

メルリア「畏まりました、アナタ、フルール様、こちらへ」

メルリアはフルールを優しく立ち上がらせ、城内の更衣室まで連れて行く

パト「雪花、月花、アリシアが来るまで待機室で休息だ、上級神、今すぐ案内しろ」

上級神「畏まりました!!」

・・・・・・
待機室にて

雪花「パト弱いわね~~」

パト「仕方ないだろ、あそこまでの決意を向けられたら見捨てれないよ」

月花「まあ、パトらしいわね、ソルテ様なんて【なんでそんな事を?!】みたいな顔してたわよ、あれは滑稽だったわ」

ソルテ「滑稽で悪かったですね」

月花「ソルテ様?!」

ソルテが待機室に入って来た。

ソルテ「びっくりしましたよ、パト様、せっかく話を終わらせようとしたのに何故こちら側がそこまでの待遇を」

パト「まあソルテ、いいじゃないか、あそこまでの覚悟を見せられたら答えてあげないと」

ソルテ「それでどうするのですか?」

パト「さっき言った通り、アリシアとソフィアとカナに任せるつもりだけど?」

ソルテ「違います!!そこは別に問題ありません!3日と言わず恐らく明日から取り掛かって終わりますよ、別にこの星の文化や技術は高くないので、再現は可能ですし、ここの自然は既にサンプルがありますので、それを量産してしまえばいい、その程度の仕事ですので」

月花「ああ、もしかしてそれ、私が技術開発部隊に居た頃い作ったかも」

パト「そうなんだ、なら何が問題なんよ、ソルテ」

ソルテ「あのフルールという子です!下級神ですよ?!メルリア様のような帝王神候補、今は専属侍女を目指しているエイリだって最上級神77位、優秀です!ですがフルールは下級神のしかも見習い!誰も許可出せませんし、部隊にも配属出来ません!なので城内に入れるなんて不可能ですし、下級神は配下神のまた配下神の配下神の~~って続くほどに価値が引く地位です、帝国の仕事なんて・・・」

雪花「まあ、そこは多分問題ないんじゃないかな、一つだけ入れる場所があるでしょ?」

月花「シスリットが管理している【帝国特別近衛部隊】ね」

パト「そ、そう!あそこにはまだ下級神クラスの美魅だって居る、そこに配属させて面倒を見れば問題ないじゃないか」

ソルテ「パト様!お言葉ですが!今後このように救いを求めてくる人達をそうやって匿うのは辞めてください!慈悲は本当に素晴らしいですが、このような形で使えない神を集めても帝国の負担が増えるだけなんですから!」

パトはソルテの言葉にカチンと頭に来た。

パト「ソルテ、俺は弱き者に手を差し伸べる王になりたい、弱き者を見捨てるのは不可能だ、何故なら俺自身が弱い者だったからな、底辺に居た時、雪花やメリア、月花や皆が手を差し伸べて一緒に歩いてくれたからこうやってこの場に居るんだ、そんな風に育ち成長してきた俺が弱き者を助けないのはおかしいだろう、俺は自分に与えられた恩をこうやって返す、俺はそういう王になるんだ」

ソルテ「ですが・・・」

月花「ソルテ様、私達の国王がそう言ってるのにこれ以上否定しても仕方ないじゃない、メリアちゃんなら例え不満や不条理と感じてもパトの理想のために動くと思うわ、そうでしょ?」

ソルテ「・・・そうですね・・・失礼いたしました・・・」

ソルテは難しい顔をして、近くにある椅子に座る

雪花「相当気に入らないって顔ね、あれ」ボソボソ

月花「まあ、実際問題気に入らないんでしょうね、ソルテ様は効率を重視するから」ボソボソ

ソルテ「聞こえてるわよ、話すなら外で話してちょうだい」ムス

雪花・月花「は、は~~い」焦り

雪花と月花は待機室から出ていった。

パトは今回の判断は曲げる気はなく、ソルテにも同情の言葉は出さなかった

パト(俺は間違ってない、あそこまで必死にお願いしてきてるのに無視なんて出来るか)




patopatoblog at 03:43|Permalink

2022年11月09日

No.69 田舎者 フルール episode2

フルーリルが王都に出てから数日が経った。

フルールは街の願いをなんとか応えるのにやっとの毎日を送っていた。

フルール(お母様、大丈夫かな、でもお母様の任務は王都の豊穣を守る事、戦場に立つ事じゃないのだから・・・)

フルールは数日経っても変わらない現状に恐怖していた。
この星は大丈夫なのか?今回来た宇宙外生命体はそんなに強いのか?この国にまで被害が来ないか?
そんな事をずっと考えていた、普段ならフルーリルが慰めてくれるのだが、今はフルール一人のため、
そんな不安が常に募っていった。

そしてさらに数日、そんなフルールの不安が的中してしまったのだ。

フルール「王都壊滅?!そんな?!お母様は?!!」

それは国民からの情報だった。

王都は謎の生物の手によって壊滅、王都の戦力をもってしてもその怪物を仕留める事は叶わず、王都に居た住人、神は全滅したという知らせだった。

フルール「お母様!お母様は大丈夫なの?!どうなったの?!ねえ?!どうなるの?!!」

フルールは酷く動揺していた、まさか王都に攻めてくるとは考えなかったのだ、そして中級神や上級神達が動いて尚王都までの侵略を許してしまったのだ、それほどの勢力がこの星を蝕んでいるという現実がフルールの脳裏に確かに刻まれた。

フルール(お母様・・・私はどうしたら・・・)

フルールは立ち上がれなくなってしまった、足に力が入らなかった。これからどうなるのか?この星はこのまま浸食され、私達は死ぬのか?そんな事しか頭によぎらなかった。

・・・・・・
そしてそんな王都壊滅の情報が届いてから数日、一人の中級神がフルールの元の現れ、母親の死を伝えられた。

フルール「うそ・・・」

王都中級神「すまない、私達の力不足で・・・」

フルールは中級神の言葉が耳に入らなかった。
もう母親に会えない、そのショックから立ち直れなかったのだ。

フルール「応援は・・・まだ来ないのですか?」

王都中級神「交渉中だ・・・だが以前も聞いたと思うが、こちらに応援に来てもらったとしてもそれらに応える報酬を容易出来ないんだ、そのせいで戦力不足、上級神様も今なんとかエウレカ帝国に応援要請を出している所なんだ・・・」

フルール「なんで皆来てくれないんですか・・・こんな危機的状況で報酬なんて用意できるわけないじゃないですか・・・困った時に助けてくれないと意味ないじゃないですか!!」

フルールは泣きながら王都中級神に訴える

王都中級神「君の言う通りだと思う、だが神々の世界は難しいんだ、特に私達のような地位では・・・」

フルール「うう、うう・・・助けてよ・・・」

そんな時、王都中級神の連絡宝珠から通信が入った。フルールもその音声を聞いていた

上級神「応援要請を受諾してくれた!!しかもエウレカ帝国からだ!ただちに応援に向かうとのことです!そして私が管理する中級神以上の神々全員Aー8952星に集まれ!この依頼、エウレカ帝国帝王自らが対応してくださるとのことだ!!」

王都中級神はその言葉に固まる

王都中級神「エウレカ帝国帝王自らが来る・・・だと・・・」

フルール「その方はそんなに凄い神なのですか?」

王都中級神「我々とは別次元の神様だ、下級神、中級神、上級神、最上級神、神王という地位は知っているだろう?」

フルール「はい、私も恥ずかしながら出世を夢見ていましたので・・・」

王都中級神「そうか、なら知っていると思うが、我々のような神が出世出来たとしても神王までなんだ、その上の階級にはどう足掻いても絶対になれない、それは知ってるな?」

フルール「はい、【帝王神候補】と【帝王神】ですね、この階級の神は【神王】の全員が束になって挑んでもかすり傷すらも付ける事が出来ないと言われる程の圧倒的存在の神、ということは・・・」

王都中級神「エウレカ帝国帝王は帝王神候補序列1位、最有力帝王神候補であり、実質世界最強の神と言われている」

フルール「世界最強の神・・・?!!」

フルールは一生拝めないであろう階級の神がこの星に来ると知り、母親を亡くした悲しみと共に一目でも顔を見たいという好奇心が複雑に混ざり、王都中級神がその後急いで去った後、フルールは歩いてその場に向かって歩いて行った

・・・・・・

エウレカ帝国の宇宙船が到着する、この星からするとあまりにもハイテクノロジーであり、豪華な宇宙船だった。

そしてそこから下りて来たのは
帝王直属近衛部隊員500名
帝王専攻側近・専攻部隊総長 四季 雪花
帝王専属侍女 メルリア・メルトリア
帝王秘書 ソルテ・ピュアデーモン
帝王補佐 四季 月花

そして

帝王 パト・ディカイオス・エウレカ

・・・・・・

上級神(凄まじい勢力だ・・・一人一人が最上級神クラス・・・上級神である私がこんなにも弱く惨めに感じる程の・・・圧倒的実力差・・・)

そしてその上級神に向かって帝王秘書 ソルテが歩いてきた。

ソルテ「私はエウレカ帝国 帝王秘書ソルテ・ピュアデーモンと申します、種族は聖鬼神族、階級は最上級神序列3位です、お見知りおきを」

上級神「ソルテ様!お先にご挨拶をさせてしまい申し訳ございません!私はこのエリアを統括しております上級神でございます!この度は私の応援要請にお応え頂き光栄でございます!」

ソルテ「この応援要請は我が主 帝王パト様直々にお受けした物です、感謝をするなら帝王パト様に自身の生涯一生を掛けてお返ししなさい」

上級神(帝王様自ら?!一体どうなってこうなったんだ??!)

パト「ソルテ、下がれ、ここは我一人で行う、手出しは無用だ」

パトは【叡天眼(赫)】を発動させ、ソルテを睨む、そしてソルテは「失礼いたしました」と言い、パトの後ろに戻る

パト「うむ、この程度の生命体如き、我が手を下すまでもないな、飽きれた物だ・・・」

パトは目に見えて落胆する。

パト「仕方ない、この仕事、我が従属一人に任せようか」

パトはそう言うと目の前に手をかざし、唱える

パト「帝園 【十三の心】ネル、我が主の命により、ここに召喚せよ!!」

そうパトが叫ぶとその場にネルが現れる。

ネル「うむ、命は受けた、この星の雑魚を狩ればいいのか?主様よ?」

パト「ああ、時間が勿体ないからな、時間を掛けずに速やかに終わらせろ」

ネル「そうか、了解した」

ネルはそう言うと空高く飛び、星全体を見渡す

ネル(ふふふ、役になり切っているな!主様!流石だ!ソルテの練習の成果がここぞとばかりに発揮している!これは面白い!さて、今回の依頼、本当はメリア達がメリットがないと蹴っていた案件だったものを私が暇だからと言って主様に我儘を言って受けた依頼だからな、楽しませてもらうとするかな!今回なんと5オーラも奮発してくれたわけだしな!)

ネルは久々の殺戮にワクワクが隠せなかった、だがせっかくパトが用意してくれた舞台のため、ネルも気合を入れて討伐に励んだ。

ネル「ほほお、ERRORか、これは中々大物じゃないのか?そうだな、数はおよそ20体、よしよし、なら一撃で終わるな」

ネルは両腕を広げ、両手を思い切り開く、そして全指先に真っ赤なオーラが集まる。

ネル【破滅の雨】

ネルが技を唱えたと同時に、無数の赤いオーラ弾が星全土に降り注ぐ

ズドーンズドーン!
ズドーンズドーン!

ネルの放った無数のオーラ弾は全弾ERRORという標的に命中し、一瞬にして消滅した。

ネル「ふう、この技は爽快感があって見応えもある、我ながら素晴らしい技だ・・・」

ネルは自分の技を久しぶりに使えたことで満足していた。だがまだ役は終わっていないので、パトの演技に応えるようにパトの元に戻る。

ネル「敵殲滅完了しました、主様、」

パト「ご苦労だったな、我の後ろで休むといい」

パト(見てたけど凄い技だな、本当に一瞬で片付けるとは・・・というより俺よりも普通に強いじゃん、マジで勘弁してほしい・・・ボロ出たらどうすんのさ、今の役だってソルテから何回練習させられたと思ってるんだ!だけどまあ、たまにはこうやって自分から現場を見ないとだよな)

パトはそう考えていると後ろからソルテがツンツンを指先で突かれる

ソルテ「パト様、セリフ忘れたら言ってくださいよ、月花ちゃんにセリフ丸暗記してもらってますので」ボソボソ

月花(任せて!私こういうのいっぱいやって来たから得意なのよ!)

パト(楽しんでんなぁ、一応沢山の命が無くなってるんだからもっと重い雰囲気出せよ・・・)

パト「終わったな、そこの上級神、これでいいかな?」

上級神「あ・・・あ・・・あ・・・」

上級神は言葉が出なかった。
ネルの攻撃、それはその上級神から見たら圧倒的なものだった。
そして実際の所、ネルの先ほどの技の火力は最上級神上位級の火力を手加減状態で出してたため、そんなネルを従属として持つパトに圧倒的実力差と世界の差を感じ、言葉を失ってしまっていた。

ソルテ「パト様がお話掛けてくださっているのに無視ですか?」

上級神「も、申し訳ございません!あまりにも凄かったので・・・」

パト(その気持ちはわかる!俺が見ても凄かった!)

パト「この程度で驚かれては我も困るのだがな、実際我は何もしていない、従属の手だけで終わってしまう程の物だったとは・・・つまらないものだな」

ネル「言うではないか、なら別惑星に行って同じ個体と戦ってみるか?主様ww」ボソボソ

パト「後ろから小さい声で話しかけんな、というか辞めて、普通に返り討ちで死ぬから」ボソボソ

ソルテ「さて、では報酬の話を行いたいのですが、まず上級神はどの程度の報酬をこの我がエウレカ帝国に貢いでくれるのか、それを伺いましょう」

上級神「立ち話もあれなので、我が城で如何でしょうか?!」

ソルテ「遅いです、後数秒遅ければ無礼者として貴方を刑罰を与える所でした」

上級神(こ、怖すぎる~~~!!?)

こうしてパト達一行と上級神と中級神達は上級神の城にある大広間に移動した。

一連の流れを見ていたフルールは・・・

フルール「・・・凄い・・・これが世界の頂点・・・全てにおいて住んでいる世界が違う・・・」

フルールはただ先ほどの光景を頭に焼き付けていた、それは先ほどまで母親の報告を聞いて悲しんでいた事すらも一瞬忘れる程の・・・それ程強烈なものだった

フルール「着いて行こう!世界トップクラスの神はどんな方達なのかもっと見てみたい!こんなチャンスもう今後二度と一生ないもの!!」

フルールは走って後を追った。

patopatoblog at 02:35|Permalink

No.68 専属神序列の圧倒的格差とメリアの評価(設定解説含む)

パトの専属神は10名居る、そしてその専属神達には序列が存在する。

まずは順番を表す【専属神番号】

これは序列関係なく、専属神になった順番で番号が決まる。

専属神になった順番なので、強さや賢さ等の評価とは無関係の番号である。

そして今回説明するのは【専属神序列】

序列は潜在能力、知能戦闘センス、全総合的に見て評価されている。

そしてこの序列はよほどの事は無い限り覆されることはない。

現時点での専属神序列

1位 No.1メリア・メルトリア
2位 No.6ソフィア・ターフェアイト
3位 No.3四季 雪花
4位 No.7月詠 琴歌
5位 No.9ラル・ロゼデエス
6位 No.2アリシア・ホーリーナイト
7位 No.8ソルテ・ピュアデーモン
8位 No.4カナ・エウレカ
9位 No.5ハク・エウレカ
10位No.10四季 月花

この序列のポテンシャルにおいて圧倒的な格差がある。

例えば10位は9位には絶対に勝てず、9位は8位には絶対に勝てないというように現時点では
序列が変わる事はないと断言されている。

例えば10位月花VS9位ハクの場合

月花単体の実力ではハクの時空には手も足も出ず、そのまま負けてしまう


9位ハクVS8位カナの場合

ハクの時空をカナの次元で掌握し、ハクはカナには基本手も足も出ずに負けてしまう。

8位カナVS7位ソルテの場合

カナの次元があってもソルテがその世界事壊す力でカナの力を完封してしまう。

7位ソルテVS6位アリシアの場合

ソルテの破壊を物ともせずに無限に存在するアリシアがソルテを完封してしまう。

6位アリシアVS5位ラルの場合

アリシアの無限を完全ラルが拒絶し、触れさせることなく、ラルがアリシアを完封してしまう。

5位ラルVS4位琴歌の場合

完全な守備を持つラルの力を完封する歌姫の力で琴歌はラルを容易に撃破出来る。

4位琴歌VS3位雪花の場合

琴歌の能力ありきの歌姫支配(全自動全能支配)を雪花の原始支配で完全に無効化にして完封撃破が可能。

3位雪花VS2位ソフィアの場合

雪花の原始支配すらも超越し、空間、世界を我が物にしてしまうソフィアには勝てない。

2位ソフィアVS1位メリアの場合

ソフィアの力を絶対的知識量と絶対的能力量、そして絶対支配を持ち、全てを完封するメリアがソフィアを完封する。

このように1位の序列が変わるだけで大雑把だがここまでの壁が存在するのだ。

・・・・・・

パト「専属神序列ってメリアが作ってるんだよね?」

メリア「そうですね、私が全員のポテンシャルを見て、総合的に判断してますね、ご主人も知ってると思いますが、現時点の実力ではなく、ポテンシャル評価なので、今は実感は沸かないと思いますけど数年と経てばこの序列通りの強さ順になると思いますよ」

パト「そうなんだ、ちなみに俺は俺は!」

メリア「え、ご主人は私よりダントツで1位になりますよ、現時点の実力は大した事ありませんが、ポテンシャルというジャンルはもう全世界の生命体全てのポテンシャルを集めても無理ですね、それくらいとんでもないです、ネル達やミールを見たらわかるでしょう?」

パト「確かに・・・そういえば帝園の住人全員が俺の能力であり、ポテンシャルなんだよな、忘れてたわ」

メルリア「私から見てもアナタのポテンシャルは恐ろしいです。同じ帝王神候補という地位に居るのがおかしく感じる程です。」

パト・メリア・メルリアは3人でパトの自室でお茶をしていた。

今日はメリアがパトの部屋にお泊りに来ていたのだ。

・・・・・・

パト「もし例えばだけど、メルリアとか従属神とかが専属神序列に加えるとどの地位くらいに入るのか知りたいね!好奇心的な意味で!」

メリア「それは面白そうですね!結構新規メンバーも増えましたしそういうポテンシャル順位的思考で見てみるのも面白そうです!」

パト「それじゃあメルリア!彼女を順位に組み込むなら?」

メリア「メルリア姉様は5位ですね、ラル以上なので、もし私が順位をつけるならそれくらいですね」

メルリア「琴歌さんには勝てないという見解なのね、メリアは」

メリア「正直琴歌ちゃんは、以前の私より強いですよ?それに琴歌ちゃんに関しては帝王神候補として立候補させてもそれなりの順位に入るとも考えています」

パト「へえ、メリア大絶賛だね、琴歌のこと」

メリア「認めていますからね、実際雪花ちゃんが3位ですけど、相性の問題で3位というだけで、全体的評価の高さで言えば琴歌ちゃんの方が間違いなく上ですよ」

メルリア「100%歌姫支配・・・オーラを必要とせず、音や周囲の微かなエネルギーを使ってオーラとして扱える事も出来る・・・普通に考えたら確かに相当凄いですね」

パト「ならメリア的にはメルリアが5位という事だから、他の子を出しても6位以下になるってことか」

メリア「いや、まあどの子でも10位なら入れるかもですね」

パト「月花ってそんなに弱い評価なんだ」

メリア「いえ!弱いとは思って居ませんが、この序列はポテンシャル基準なので、月花ちゃんは従属を神粋玲の世界に入れて、その力を使って戦うという戦い方は月花ちゃん本人のポテンシャルとは別物判定なんです、だからどうしても10位にはなっちゃうんですよ」

パト「確かに月花単体だとハクに手も足も出ないもんなぁ~」

月花(もうちょっとフォローしなさいよ!私には専属神で1・2を争う頭脳があるでしょう!)

パト「えっと、月花が脳内で頭脳に関しては専属神の中で上位のはず!って言ってます」

メリア「確かにそうですね、頭脳だけで言えばアリシアや琴歌ちゃんよりも頼りになりますね、ソフィアの次くらいなので3番目くらいですね!」

月花(ふん!ポテンシャルだって結局はどんな方法でも勝てばいいのよ!)

パト「まあまあ、月花の言い分はその通りだからさ、気を取り直してさ」

メリア「だから弱いとは言ってないでしょう、期待してますよ」

メリアもパトの脳内で聞いている月花に向かってフォローする

メルリア「ではメリアから見て、この子は専属神に入れても良かったかな、って思う子はいますか?」

メリア「それは・・・どうでしょう、正直言うと居ませんね、アリシアの無限の力はどの神聖エルフ族や神王よりも上でしたし、雪花ちゃんの戦闘センスは神界でも通用し、原始支配という希少な能力を持つ子ですし、カナやハクの金銀の究極龍は究極龍の中でもかなり希少ですし、ソフィアに関しては唯一無二の存在ですし、琴歌ちゃんも100%歌姫という私達すら持てない唯一無二の能力者ですし、ソルテも破壊神でありながら、神聖の力も持ち、そして改革支配を持っているので独裁者としてのセンスがずば抜けて高いので、従属達の扱いに最も長けてます、そしてラルは神界屈指の守護神であり、最高位天使族、守備や医療関係でラルに並ぶ者はほぼ居ません。月花ちゃんはご主人の【帝園】を共有し、ご主人の力の恩恵を直に得ることが出来る実質最強、なので私はこれ以上のメンバーはないと思って居ます。」

パト「そうだな、俺も今の専属神以外想像出来ないかな」

メルリア「いいですね、それだけ期待されているのですね」

メリア「ええ、だから今は私含め全員が成長段階、強くなっていかなければいけません、実力的にも、精神的にも」

パト「そうだな」

メルリアはパトとメリアから専属神達の自慢話を沢山聞いた。

メリアにとって専属神とは賭け掛けの無い仲間であり、本来の自分を曝け出せる友でもあるのだ。





patopatoblog at 01:29|Permalink

2022年11月05日

No.67 田舎者 フルール episode1

辺境の星、辺境の地に小さな国があった、その国は財政豊ではなかったが、民度は良く、互いに助け合い、王族も民族と協力して豪遊することなく、今ある地を一生懸命生き抜いていた。

そんな地で祀られている神が居た。

豊穣神 フルーリル

位は下級神、弱い神だが、民からの信仰によって何とか神として存在出来ている女神だった。

そのフルーリルには一人娘が居た、名はフルール。

容姿は白髪で横髪を二つ結びしている赤目の女の子だ。
フルールは田舎育ちだが、出世意欲があり、目指すは上級神のような地位の高い神になり、この国の貧困を根本的に解決したいと考えていた。


フルール「女神がこの神界で出世するのは難しい、実力はやはり男の神の方がある、女神はオーラ使用や能力の使用に長けて上位に行く神が居るのは知ってるのだけど」

フルーリル「フルール、また書物を呼んでいるのですね」

フルール「お母様、私、もっと強くなって出世したいです、どうやれば強くなれますか?」

フルーリル「困った質問ですね、私も下級神、私の可愛い民達の信仰心のおかげでなんとか私自身の能力を扱えている状態ですから、それに中級神になる事すらそれなりの才能が居るので、私には到底無理でしたし、方法と言われると皆目見当もつきません。ごめんなさい」

フルール「あ、謝らないでください!お母様!ですが私もいつかは強くなって、地位の高い神になって、この国の人達を救ってあげたい、皆凄く良い人なのに・・・」

フルーリル「そうですねその気持ちを持ってくれていればいずれ私が居なくなることがあってもこの国の愛すべき民を任せる事が出来ます。」

フルール「お母様・・・」

フルールは下級神、自身のどんな才能を持っているのかも今だに分かっていない18歳の少女である。
親が豊穣の神という事で自分自身も豊穣の神として生きていくのだとそう考え、疑わなかった。

・・・・・・
フルール「この世界はどれだけ広いんだろう・・・」

フルールは夜の山山頂に居た。

フルールが歩く先々の木々等の自然は道を譲り、フルールの歩みを妨げないように静かに動く。

フルールは座って星空を眺める。

フルール「これだけの星があるのならきっと色んな神が存在して、私が想像も出来ないような強くて美しい神も沢山いるんだろうな・・・それにひきかけ私は全然・・・」

フルールは自分のどうにか出世したいという気持ちと、どうしても出世する方法がわからないという気持ちで心を苦しめていた。

人間界でもあるが、地方に住む人は大きな企業に入り、どんどん地位を上げたいと理想を持っても、
それを満たすための環境が中々存在せず、地方の特に環境が整っていない地域で条件を得るのは至難の業である。特に思って居ても一人の力では間違いなく不可能。ある程度の学力や実力はあってもその努力が実を結ぶのはごくわずかの可能性なのである。

フルールも同じで、出世して、もっと地位を上げたくても環境がないのだ、
環境が無いからそれ以上の存在になれない上に、その上というものを想像もつかないのだ。
故にフルールは夢は持っていても今後、自分が今よりも上に行くのは不可能と、夢を持つのと同時に諦めも混ざっていた。故にフルールの心の中には虚しさがあった。

フルール「せめて、自分の事がわかれば自分でその才能を磨くことも出来るのに・・・まあ、私はお母様の子、豊穣の神なのは間違いないのだから、これからもお母様と共に民に恵を届けるのが私の神生なんだよね」

フルールはそう自分に言い聞かせ、なんとか納得させる。
そして星々が見える山の山頂で一通り心を落ち着かせたフルールは自身を祀る場所に戻る。

フルール「あ、流れ星」

暗い森を照らす星々の光に素早く動く光をフルールの眼に止まる。

フルール「いいなぁ、あの流れ星はきっと色んな世界を駆け巡ってるんだろうなぁ、私も行ってみたいよ」

フルールは流れ星に対し、自身の夢を漏らしてしまう。

・・・・・・
翌日

フルールはいつも通り、参拝に来る民に恵を与える母の姿を背後から眺める。

フルール(私はお母様の今行っている事ですら出来ない、まずは目先の事くらい出来ないとただ上に上がろうなんて無理な話だよね!)

そんないつも通りの日常を過ごしていた。
だがそんな平穏な日常は終わりを迎えた。

それは王都と呼ばれるフルール達の星では一番大きな国家からの応援要請だった。

王都中級神「フルーリル、お主の豊穣の力で王都の民を救ってほしい!今この星の神々は宇宙外生命体の対処で追われているのだ!」

フルールにとって聞きなれない言葉だった。
宇宙外生命体?王都?そんな事を考えていたが、何よりこの状況で母親がこの国から一時的でも離れてしまうとこの国の民は貧困に陥る可能性がある。

フルール「お母様!この国の民は大丈夫なのでしょうか?」

フルーリル「すぐに変化は起こりません、数か月はおそらく、私の恩恵が残ると思います、ですが、もし長丁場になれば・・・」

フルーリルは王都から来た中級神に聞く。

フルーリル「その宇宙外生命体との交戦状況は現在どのようになって居られるのでしょうか?」

王都中級神「私達中級神でも正直厳しい相手だ、最高神様は今他星の神々に応援要請を出してはいるが・・・」

フルーリル「無償、もしくは相手に満足いくほどの報酬を容易できないと・・・」

王都中級神「そうだ、だがこの問題はこのエリアを統括する上級神様の耳にも入っておられるはず、もし運が良ければあの【帝国】が動いてくださるかもしれん」

フルーリル「帝国?そこはどこの星の国なのでしょうか?」

王都中級神「帝国は人々の国ではない、神々の国だ、しかも強い特色でな【女神大国 エウレカ帝国】王都に入れるのも女神のみ、そしてその帝国で出世するのも女神のみ、とことん女神を優遇した国だ、だが国家勢力と規模は世界一だ、確かこのエリアの上級神も帝国在籍だったはずだからな・・・」

フルールは母親と中級神の話を聞いて驚いた。

フルール(女神大国 エウレカ帝国・・・そんな神々の国があるなんて・・・しかもこの人が中級神・・・凄いオーラ量・・・今まで見て来たどの生命体よりも力強い・・・いやそれよりも!)

フルール「その、無礼を承知でお聞きしたいのですが、王都中級神様はそのエウレカ帝国に所属していないのですか?」

王都中級神「所属は不可能だ、我は男、しかも中級神だ、エウレカ帝国に所属する条件は【上級神以上の女神】正規所属を手に入れるだけでもそのような条件だ、上には上が居る、我などこの星だからこうやって大きな地位を持ってはいるが、世界規模になると我はなんとも微力なものか・・・」

フルール(凄い!凄い!この王都中級神様ですらも微力、そしてこの星含め多くの星を統括している上級神様ですらエウレカ帝国に所属するのが精一杯!世界はこんなにも広いのか・・・)

フルールは感銘を受けていた、世界の広さに、そして中級神の明確な力と、上級神という神の規模の大きさに、そしてエウレカ帝国、フルールの心は緊急事態だというのに高揚していた。

フルーリル「わかりました、娘のお話にお付き合いいただきありがとうございます」

王都中級神「なに、偉そうにするだけが上ではない、協力し、手助けしあえるのが神々だ、人々と同じことをしていてはダメなのだ」

フルーリル「そうですね、わかりました、王都中級神様の使命を受けます、明日には出発し、王都に向かいます、どうか中級神様もお気をつけてください」

王都中級神「ご協力感謝します、では私はこれで」

そういうと王都中級神はフルーリル達の国から立ち去った。
この話は神々の間の話のため民は知る余地もなかったが、間違いなくこの星では宇宙外生命体が居るため、星の危機に陥っているのは確かだった。

フルーリル「フルール、私が留守の間、お願いしますね」

フルール「お母様もお気をつけて、民は私の力でどうにか守ります!」

フルールはフルーリルの意思を継いだ。






patopatoblog at 19:29|Permalink

2022年11月04日

No.65 ハクの仕事の悩み

ハクは自身の部隊を持ち、勉強を重ねていた。
それはハクの新たな部隊【帝国法治部隊】の任務である、法の裁きを下す側だからである。

ハク「うう、帝国の法律すっごく多い、これを全部把握するなんて無理だよ・・・」

ハクはお世辞にも頭のいい方ではなく、雪花よりかは多少頭が良い程度のため、
法律等単純に覚えるという行為があまり得意ではないのだ。

なのでハクは時間がある時にはメリアに頼み、琴歌の部隊から一人派遣で法関係の講師を呼んでいた。

ハク「講師をお願いして、勉強してわかったんだけど、ただ覚えて理解してるだけではダメなんだね、法を知って、それをあらゆる場面でも即座に判断し、判決を下さないといけない、その判断は私の技量に掛かってる、つまり知識もそうだけど、そこからの応用力、幅広い価値観と判断力が必要になってくるんだよね・・・難しい・・・」

ハクは新たな部隊になってから殆ど総長室から出ていなかった。
というより出ても仕方なかった。

フリム「ハク様、一度休まれてはどうでしょうか?」

ハク「うん、でも総長なのにいつまでも仕事に参加できないのは・・・困るから」

フリム「法治部隊は警備も仕事です、街の問題解決も仕事だったりします、なので一度気晴らしにでも」

ハク「え、それって気晴らしになるの?」困惑

フリム「まあ、実際街で問題なんて起きていませんからね、人の街ならまだしも、ここは神々の街、そして女神の国、女神にとことん優遇された国だからこそ不満や暴動なんて起きません、護衛部隊が居ますので、外部からの不審者や侵入者、スパイなんて入って来れませんし」

ハク「う~ん、ならちょっとだけならいいかな・・・」

ハクはそう言いながら総長室を出て、街をフリムと一緒に歩く。

ハク「この新しい服を着てるとなんか・・・落ち着かない・・・」

ハクは法治部隊専用の正装として、黒と白をモチーフとした勇ましい制服が支給されていた。
それは威厳を象徴し、帝国の法の元、罰を下す執行人としての風格を作るためだった。

フリム「慣れますよ、それに先ほども言いましたが治安は凄くいいので、目に見えてわかるような犯罪はそうそう起きませんよ」

フリムがそう言っていると、お店があった。

ハク「あれ?こんな所にお店なんてあったっけ?」

フリム「アクセサリーショップですね、ここのアクセサリーは身に着けるだけで絶大な恩恵と加護を身に纏う事が出来るので、出かけ先に身に着けておくとよろしいですよ!」

ハク「そうなんだね、ちなみにどんな物があるの?」

フリム「身に着けるだけでオーラ量が数十倍まで上がるものから、自動回復の恩恵が加わった物とか・・・ですかね」

ハク「凄いね、私も・・・買おうかな」

フリム「ハク様からお金を取るなんて滅相もございません!この店を経営している者に言えば恐らく無料で制作してくれます!」

ハク「ダメだよ、フリム、そんな特別は要らない、私は皆と一緒でいいんだよ」っめ!

ハクは「め!」と言いながらフリムの額に人差し指をツンとする。
フリムはその行為があまりにも可愛すぎ、鼻血を出してしまった。

ハク「フリム?!フリム~~?!」

ハクは近くに居た治療系の神に頼み、フリムを治した。

・・・・・・
フリム「ご迷惑をお掛けしました・・・」ショボン

ハク「もう、私達が面倒事を起こしちゃったらダメでしょ?」

ハクはそう言いながらも冷たい飲み物をフリムに渡す

ハク「そういえば皆直属部隊どうなってるのかな?」

フリム「お聞きにならないのですか?」

ハク「最近は全員が集まる事があまりなくてね・・・各部隊の新構成とかで皆手一杯だから・・・」

フリム「そうですね、特に新たな部隊の総長に任命されたハク様やカナ様、ソルテ様は大変かと思います」

ハク「うん、聞いた話だとカナちゃんも【帝国保全部隊】で色々な事を勉強してて、色んな所に出張に行ってるみたい、だからここ最近帝国に帰って来てないらしいね」

フリム「そうですか、環境保全や設備保全を任されているから現地知識を一番に知らないといけないと考えているのかもしれませんね」

ハク「うん、それに部隊もそうだけど、直属部隊の方もだね、皆がどうなのかわからないけど、直属部隊の方もなんとかしないと・・・でもどうしたらいいか」

フリム「どのような方がよろしいのでしょうか?」

ハク「う~ん、私はどうしても気が弱いから、しっかりと意見を持って色々主張してくれる人かな、どうせなら自分にない物を持ってる人がいいな・・・」

フリム「それは私も同感です、では今の部隊に配属になっている者からまずは探してみては如何でしょう?」

ハク「う~ん、それもいいけど、私の事をどう思ってくれてるか・・・実際頼りないし・・・」シュン

フリム「そんなことありません!きっとそういうハク様を理解してフォローしてくださる方が居ます!絶対に居ますよ!」

ハク「うん・・・とりあえず頑張ってみるね」

ハクは自分への評価が相変わらず低いため、特別従属神となる従属が見つかるか、不安だった。

・・・・・・

ハクはフリムをすぐに治療してもらい、町の散策を進める。

フリム「あ、私達の部隊の神ですよ!お話しますか?」

ハク「え・・あ・・・うう」後ずさり

フリムは忘れていたが、ハクはかなりのあがり症で中々のコミュ障である。

フリム「挨拶だけでもどうです?」

ハク「うん・・・そうだね、総長だしね、無視したらそれは凄く悲しいことだし・・・」

ハクはそう言うと自分に自信付けるように呼びかけ、自身の部隊に所属する神に話しかける。

ハク「ご・・・ご苦労様です・・・」

法治部隊員A「ハク様!お勤めご苦労様です!!本日は珍しいですね!」

ハク「えっと・・・その・・・気晴らしに・・・あう」

法治部隊員A(本当この人凄く可愛いんだよなぁ~)

ハクは自覚していないが、法治部隊の隊員から見たハクの印象は【可愛い】だった。
白銀帝王龍という究極龍でありながら常にオドオドしており、だが以前同じ専攻部隊からは
戦場では勇ましく戦うというギャップが法治部隊員の中では相当な良い評判になっていた。

法治部隊員B(この守ってあげたい系!!私が守ってあげたいって気持ちになるんですよね!!)

ハク「えっと!その!頑張ってね!まだまだ私は・・・だけど皆のために急いで総長として前に・・・立てるように・・・頑張るから・・・」プシュー

ハクは二人の部隊員の手を掴み、ギュッと握る。

法治部隊員A「はい!私達もハク様が前に立った時堂々と背中を支えれるように精進します!」

ハク「ありがとう・・・」ニコ

法治部隊員A・B「はわわ~~」

フリム(効果絶大ね、こうやってどんどんモチベーションを上げるだけでも凄く士気が高まるのだけど、ハク様は流石にそこまで考えないでしょうね~)

・・・・・・
ハクは街の散策が一通り終わり、ついでにと雪花の専攻部隊に立ち寄った。

ハク「お邪魔します・・・えっと・・・雪花様は・・・居るかな?」

専攻部隊員A「ハク様!フリム様!お久しぶりです!法治部隊の方は順調ですか!」

フリム「ええ、帝国の女神は本当に神の質が良いから私達も安心して切磋琢磨出来るわ」

専攻部隊員A「それは良かったです!雪花様は【原祖聖戦女神(オリジンセントヴァルキリー)】専用の部屋に居ると思いますのでご自由にお伺いください!ハク様とフリム様の所属していた元部隊ですので誰も咎めはしませんよ!」

ハク「ありがとう、それじゃあお邪魔するね」

ハクはそう言うと雪花達の部屋に向かった。

・・・・・・
ハクは雪花達の部屋に到着し、扉を開ける。

奏星「はい!次の問題です!!これはなーーんだ!!」

雪花「簡単ね!コンドーム!!」

奏星「雪花ちゃん正解!ご褒美に業務用コンドーム144個入りをプレゼント~~♪」

雪花「要らないわよ!女は黙って本番でしょ!!」

奏星「勇ましい!」

ルーリエ「雪花様博識~♪凄いよ~♪世界一の大天才だよ~♪」

トール「こんなのどうやって遊ぶのさ」ぷぅ~~(コンドームを膨らませて風船で遊んでいる)

奏星「あ~~無駄使いしないでください!わざわざ地球まで行って買ってきたんですよ!」

ハク「・・・なにこれ・・・」

ハクは困惑していた、自分が居ない間に専攻部隊の幹部がまさか業務中にコンドームで遊んでいる等まったく想定していなかったからだ。

雪花「ハク?!どうしたの珍しいわね?!」

ハク「雪花様・・・ハレンチだよ・・・」

雪花「ええ~~、あれよ!暇だからクイズで遊んでたの!ほら!戦士は暇な時こそ娯楽を徹底的に楽しむことも大事って」

ハク「でも遊び方が下品過ぎるよ!なんでこの部屋風船みたいに膨らんだコンドームだらけなの?!」

雪花「いや、それはさっきからトールが膨らませてて~~」

ハク「他人の責任にしないで!それは雪花様が注意すればいいでしょ!」

雪花「ごめんってば~~」

ルーリエ「雪花様~♪負けるな負けるな~♪さっき景品で当てたコンドームで反撃しちゃえ~~♪」

奏星「ええ?!この業務用見つけるの苦労したんですよ?!しかも流石に経費に出来ないから自腹で買ってきたのに」

雪花「避妊道具を専攻部隊の必要経費にされてたまるか!」

ハク「まだお話は終わってないよ!雪花様!」

ハクは雪花を無理矢理掴んで総長室に連れて行く

フリム「あ~、ハク様珍しい怒っていましたね~」

奏星「え~、次のアダルトグッズクイズまだまだあったのに~」

トール「何か知らないけどそれはまた次回にお預けだね、僕は雪花様が帰ってくるまで寝てるよ」

ルーリエ「うう、雪花様が居ないと寂しいよぉ、うずうずする・・・」

奏星「ならルーリエさんは私と一緒に部屋の片づけをしましょう!この部屋を綺麗にしたらきっと雪花ちゃんはルーリエさんを沢山褒めてくれると思いますよ!」

ルーリエ「それは凄くいいね!私凄く頑張るよ!」

フリム「私も手伝います、ハク様が居ないので」

3人は後片付けを始めた、そして雪花とハクが部屋に戻ってくるまでに30分程時間が掛かり、雪花の顔がゲッソリとしていたのはまた別のお話。

・・・・・・
ハク「もう!私が居ないとやっぱり雪花様はダメだよね!」

フリム「なんだか羨ましいです、ハク様と雪花様は幼馴染のようなものなのですよね?」

ハク「そうだね、お互い生まれて間もない頃から一緒に居たけど、雪花様はあんまり馴染みはないかもね、でも私はずっと雪花様の守り神として一緒に居て、一緒に成長してきたから、凄く大事なんだ」

フリム「そうなんですね、なんだか本当の姉妹のようで微笑ましかったですよ」

ハク「本当の姉妹も居るからなんとも言えないけどね、フリム!いい時間だしそろそろ部屋に戻ろう!」

フリム「息抜きは出来ましたか?」

ハク「うん!しっかり勉強してどんどん仕事が出来るようになって、それで空いた時間にパト君の所に遊びに行けるようになるまで頑張るんだ!」

フリム「私も応援します!と言っても私も覚えなければならない事が沢山あるのですけどね」

ハク「そうだね、一緒に頑張ろうね!フリム!」

二人はお互いを応援しながら自分達の部隊に戻ったのであった。



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No.64 純白の護衛

前々からパトは思っていた。

【過剰防衛過ぎないか】と。

ということで今回は自分の力でもなんとか出来るようにしたいという事で遠距離護衛役は残す条件で、側近や侍女を待機させ、パト一人で地球行動をしていた。

パト「まあ、これも俺の能力から出て来てるわけだし、問題はないよな」

セラ「え、まさか駄主様、もしかして一人でお出かけが怖いからって私を呼んだのですか?確かに私はスーパーメイドですけど、駄々っ子をあやすのが仕事じゃないんですけどね」

パト「うるさいぞセラ、シンに頼まれたんだからしっかり仕事しろよ~」

パトはセラの頭を軽く突きながら、セラの毒舌を制止させる

セラ「では今回は何故一人行動(仮)なんですか?」

パト「自由行動を許可してもらうためだよ、帝国に戻ってからというもの自由があまりにも無さすぎるから自分一人でも基本的に問題ないというのをしっかり理解して貰わないといけないんだ」

セラ「ふ~ん、一人という割には私をしっかり呼んでるんだけどね」

パト「セラとか【十三天の心】は俺の能力でもあるからある意味自力じゃん?実際今ちゃんと1オーラ提供してるわけだし、何かあったら戦ってくれるし!」

セラ「え、私潔癖症なので、そんな訳もわからない人なんて触りたくないですよ?というより近づいてほしくもないですね」

パト「え、潔癖症なの?というか俺はセーフ?」

セラ「いえ、アウトよりのアウトですけど、一応主で、私は従属ですからね、断ると上からのお叱りが入って面倒なので」

パト「え、つら、無茶苦茶嫌々じゃん、まあいいや、とりあえず今日は指名手配犯の確保だから協力お願いね」

パトはトボトボとあからさまに肩を下げて歩いていた。
セラはパトが触った部分に特に何もせずにそのままにしているのには気付かずに。

・・・・・・
セラ「うわ、埃凄い、しかもこれを建物と呼んでいいの?動物の巣穴ってレベルなんじゃ」

パト「セラ、静かにしなさい!というよりいつも思ってたけどなんでモップ?」

セラ「ああ、これが私の武器なのでお構いなく、それより人の事より目の前のよくわからない人達の討伐、怪我なんてさせたら私が他の人に沢山怒られるんだからしっかり無傷で完全勝利してくださいね!」

パト「助けないんかい!というか注文がかなりシビア?!」

パトはセラにツッコミを入れながらも先に進む。

・・・・・・
パト「居るな、数人の気配がする」

セラ「猿が5匹、このレベルの仕事を任されたんですか、駄主様?まさか無能?」

パト「いや!依頼ランクはBだったから!結構高めだよ!俺達が強いから簡単そうに思えるだけで」

セラ「俺達って含めないでください、強いのは私だけです、駄主様は普通でしょ」

パト「ああもう!とりあえず先に進むぞ!ぼふ?!」

パトは先に進もうとすると背後に居たセラがそれをパトの襟首を無造作に掴み制止させる

セラ「なに先に行ってるんですか、無暗な行動は辞めてください、罠とか考えないんですか?馬鹿ですか?」

パト「気にしてるよ!というか心配ならセラが前に行けばいいじゃない!」

セラ「いえ、私はスーパーメイドとして主より出しゃばるわけにはいきませんので」

パト「大層都合の良いスーパーメイドだな!とりあえず何かあったら言ってくれ」

パトはそう言いながら次はちゃんと先に進む

・・・・・・
パト「落とし穴、鉄球、クナイ、なんでもありだな、というかセラ、さっきから無言だけど大丈夫か?」

セラ「え?何か話しかけました?音楽聞いてたので聞こえませんでした?」

パト「敵のアジトに潜り込んでいる時に音楽聞くな!?」バシ!

パトはセラの頭を軽く小突く

セラ「あう!なんですか!いいじゃないですか!別に怪我してるわけでもないのに!」

パト「警戒心を持ちなさいよ!というよりよくもまあその状態であのトラップ抜けて来れたな!」

セラ「浅はかですね主様は!超音波によるトラップが来たらどうするんです?そのためのイヤホン!ほらほら!こう見たら私の方がしっかりしてるーー!」

パト「確かに!っていうと思ったか?!そんなものオーラで防げばいいだけだろ!ほらちゃんとついて来いよ!」

パトとセラは先に進む。

・・・・・・
そして洞穴のようなアジトの最深部に到着する。

パト「あれ?人が居ない?気配は確かにあったのに?」

パトは最深部で明らかに人が居た痕跡がある場所で今回の標的を探していた、だが気配をまったく感じ取れずにいた。

セラ「あちゃ~、これはやられましたね」

セラが頭を支えながら「はぁ~」と軽くため息を吐く

パト「どうしたんだセラ?何かわかったのか?」

セラ「罠ですね、多分私程のスーパー頭脳からするにこの後は生き埋め、つまり、この洞窟を壊して私達を殺すつもりでしょうね」

パト「しまった?!でも確かにここに居た気配はあったんだ!抜け道があるはず!」

パトが慌てていると、セラの言う通り、洞窟内で爆発が起きた!

ドガアアアン!!!!

パト「クソ!どうすれば?!」

セラ「はあ、主様私に抱き着いてください、そして絶対に離れないでください」

セラはそう言うとパトはセラの言う通り抱き着き、セラに身を任せる。

パト「この後どうするんだ?セラ?」

セラ「そうですね、不本意極まりないですけど、キスしてください、ちょっと今のままでは馬力がたりないので」

パト「キスだと?!普通にオーラを渡すだけだと駄目なの?!」

セラ「馬鹿ですね、キスくらいで動揺しないでくださいよ、私は主様の従属でありスーパーメイド、その程度余裕でこなしてくださいよ」呆れ

パト「わかったよ!絶対に後から文句言うなよ!!」

パトはそう言うとセラを自分の方に向け、口づけをする、その時セラは嫌がる素振り等一切見せずにそれを受け入れる

パト「どうだ?!というよりなんの意味があったんだ?!」

セラ「やる気の問題です、それでは一掃しますよ」

セラはそう言うと、自身の周りに領域を展開する。

パト「なんだ、オーラをセラの周囲に」

セラ「これはただの目印です、この範囲内は」

セラは白く発光しながらただ一言言い放つ

セラ「塵一つ入れない」

そこからのセラはまさに神速、目にも止まらない速度で塵一つその領域に入れる事なく全てを弾き、そして目の前で塞がっている道に一撃を放つ

セラ「~弾圧の白~」

セラの指先から純白に輝く超特大光線が放たれる!!
そして光線に触れた周囲は水晶化しそこには出口まで水晶の道が出来ていた。

パト「綺麗・・・」

パトはセラの技に見惚れた、あまりにも美しすぎるその技はパトが今まで見て来た技の中でも一番目を奪われたのだ。

セラ「さて、良い所は主様に譲ります、さっさと雑魚を倒してください」

パト「あ、ああ!」

パトはセラに言われるとそのまま水晶の道を進み、指名手配犯を追いかけ、そして抵抗してきたが、パトが返り討ちにし、捕獲する。

・・・・・・
セラ「任務お疲れ様です。結局一人では無理だって証明されましたね~、この結果は遠護側近の人達がソルテに報告するからね、残念でしたね」

パト「いや、実際その通りだ、セラが居なかったら俺はあのまま生き埋めになっていた、本当に感謝するよ」

セラ「スーパーメイドの凄さがわかったのならそれでいいですよ♪ふふん♪」

パト「それにしてもあの技凄いな、どんな技なんだ?」

セラ「さあ、理屈なんて知りません!大事なのは気持ちなんじゃないですかね!」

パト「適当だなおい、でもまあセラらしいか・・・」

パトはいつも通りのセラを見てどこか安心した。

パト「それじゃあ報酬だけど、」

パト(どうせセラの事だし、今回は私のファインプレーなんだから全部よこせって言われそうだな、そうじゃくても自慢が入ってくるのは間違いない・・・だけど今回ばかりは仕方ないか)

セラ「いりませんよ、それにもう貰っていますから」

セラはキョトンとした態度でパトに言い放ち、パトもそんなセラの予想外の言葉に困惑する。

パト「え?!報酬要らないの?」

セラ「そんなものどうやって使えって言うんですか?大抵欲しい物なんて主様に言えばパシられてくれるのに・・・」

パト「パシり言うな!どこまでもセラだな!!」

パトはそう言いながら帝国に帰るために移動する。
そしてセラはそんなパトの後ろ姿を見て、そっと自分の口元に手を当てる

セラ「もう、ご褒美は貰いましたから・・・」

セラはクスっと笑いながら、パトの後ろについていく

パト「そういえばお腹空いたな、セラって普段何食べるんだ?」

セラ「普段は大した物なんて、私は控えめに言って霜降りステーキが良いですね」

パト「控え目って言葉辞書で調べてみ?」

セラ「必要ありません、私【叡智の究極系】なので」

パト「もはや詐欺な肩書だよな、それ・・・」

二人は帝国に戻るまでそんな話をしながら時間を過ごした。




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2022年10月31日

No.61 正規メンバー会議3

会議で内定になったメンバーの中でまだ条件を満たしていない3名の審議をするためにシンは3人分のデータを持ってミールの所に向かった

シン「私達で話し合った結果、6名を内定、そのうち3名は完全に条件を満たしていないので、ミール様の判断をお願いします。」

ミール「ええ~、3人も出たの~?ちなみに誰?」

シン「セラとルナとユラですね」

ミール「叡智と運命と法螺か~、また判断が難しいものばかり持ってきたね~」

シン「私もちょっと判断に困るなぁ~っとは思いましたけど、ここはミール様の最終判断で!」

ミール「えっと、とりあえず帝王様の様子を見てみようか」

ミールは手を何もない所に手をかざすと、部屋空間一体が現実世界のでも移動したかのような立体モニターが映し出された。

ミール「とりあえず帝王様だけど叡智は【白系統】、運命は【赤系統】、法螺は【黒系統】で主様は【赤系統】と相性が良いのは知ってるよね?」

シン「ええ、三原色と黒白色を含めた五大色系統の話ですよね」

ミール「そうそう、今の帝王様は【赤系統】と相性が良いけど、実際帝王様は【白系統】つまり赤と白なら比較的早く覚える可能性が高いってことだね」

シン「ならセラとルナは採用と?」

ミール「まあまあ、慌てない慌てない、そう簡単な話じゃないのよそれが~」

ミールはそう言いながらソファーに倒れこみ、足をぶらぶらさせながら話す。

ミール「あくまで【五大色系統】は得意不得意の目安を分かり易く理解するためのもの、別に覚えられないってわけじゃないし、才能とかそんなものでもないの」

シン「法螺も視野に入れると?」

ミール「そうだね~、赤と白、本当純粋で正義感のある2色だね、縁起もいいし~」

シン「ミール様?もしかして現実逃避してません?」

ミール「だって!わかんないんだもん!正直覚える時はサッと覚えるし、覚えるだろうな~って待っててもきっかけがなかったら全然覚醒しないし、そんなものなんだよ~わかるわけないじゃん!」

ミールは大げさに暴れる

シン「ならなんで私の提案を受けたのですか~」

ミール「だって、わかると思ったんだもん・・・」

ミールは不貞腐れながら近くのテーブルに置いてあるジュースを飲む

ミール「法螺ならメリアの方が向いてるのにね!メリアは【緑系統と黒系統」だからね~」

シン「メリアが怒りますよ、はぁ」

・・・・・・

シン「それで、3人はどういう判断をするのですか?」

ミール「う~ん、正直、3人共採用でいいんじゃない?叡智だって運命だって法螺だってどうせいつかは覚醒するでしょ?」

シン「その言い分なら候補生全員構成員に出来ますね!ミール様!」(ちょい怒り)

ミール「ごめんってば、でも五光帝連合メンバーのシンだから正直に言うけど、構成員と候補生の差なんて正直ないんだよ?強いて言えば主様が使えるかどうかの問題だけど、別に召喚だけなら候補生の段階でも出来るわけだしね、オーラを分け与えても力現実世界で発揮できないけど」

シン「そうですけど、一番肝心な主様が覚醒した属性を使う時に私達の御業と力を与える、それが私達の役目、力の象徴でしょう?」

ミール「そうだね、だけどそれは一人だけで充分でしょ?そしてそれも大体がネルが採用されてる、実際一番相性良いから使いやすいだろうしね、帝王様も」

シン「ですが、主様が求めた時にお応えするのが大事では」

ミール「それはそうだけど、実際の所叡智はまだしも、運命とか法螺って使うの?って話じゃない?」

シン「それは・・・」

ミール「シンだって実際シン本人に頼られる事が殆どでシンの力を使った心当たりないでしょ?」

シン「少しくらいならありますけど・・・」

ミール「でもリピートが無い時点で察しないと!使いにくいんだよ!絶対!だってネルなんて力を使う度毎度だよ!しかもネル個人にも何度も頼られる!結果論だけで言えば、ネルとシン以外今の所要らない子だからね?」

シン「それは、しっかり教育しますけど・・・」

ミール「だからまあ、今回はいいんじゃないかな、特別というよりかは、検証というところかな」

ミールは考えている事を提案する

ミール「今回の3人を採用して、出来る限り目の前で力を使わせる、そこから帝王様が要領を得て、習得するかどうか、もしそれが可能なら候補生は極力現実世界で帝王様に尽くすように動かせるのも手だと思うんだよね!」

シン「それは興味深いですね!成程!今回の三人には極力主様と関わって貰い、早期習得が可能かどうか、それを検証しましょう!」

ミール「ではセラ、ルナ、ユラの3名の正式メンバーとして採用とします!その代わりシンはこの3人を積極的に育てて、主様に尽くさせることね!それ次第では主様をもっともっと強くすることが可能だから!」

シン「わかりました!ではそのようにお伝えしますね、後、次からは適当な判断は辞めてくださいね!」

ミール「ごめんって~」

シンはミールに忠告するとその場を去った。

・・・・・・
ミール「【七天の心】から【十三天の心】か、いい感じだね、まあ、今の所一番帝王様に貢献してるし、ある程度優遇してもいいかな、それに可能性が増えればその分帝園はもっと広く強くなる、第二の園の構成員が増えるのは帝王様自身の成長の可能性を広げる事とイコール、もっと積極的に帝王様を導かないといけないよね」


ミールは今回の結果に満足そうに微笑みながらジュースを飲む。





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2022年10月26日

No.60 シェインの買い物

今日、シェインは買い物に来ていた・・・

ファルドラ「んで、なんで俺を呼んだ?」

シェイン「レディーに荷物持たせる気?隊長ともあろうお方ならそれくらい」

ファルドラ「ならお前は副隊長だな!いくら部隊では先輩でも地位は俺の方が上!ならっておい!」

シェインはファルドラの小言を無視して先に進む。

・・・・・・
ファルドラ「それで、何買うんだよ、僕はこう見えて色々と忙しいんだけど?」

シェイン「そうだね~、この地域で数日程宿泊になりそうだし、携帯食料とかある程度のインスタント食料とか飲み物を買っておきたいね、スーパーで買えば安いし♪」

ファルドラ「地球防衛軍副隊長なら給料も良い額貰ってるだろう、ケチるなよ」

シェイン「はい?普通に経費だけど?」

ファルドラ「そうか、まあ、普通だな」

そんな他愛もない話をしながら二人は食品が並んでいる場所まで歩く

ファルドラ「おお!このカップラーメン美味しいんだよね!シェイン!僕の分も買っといて!」

シェイン「進めんかい!!美味しいならどんな商品か私に紹介せんかい!!」щ(゚Д゚щ)

シェインは大げさなリアクションでファルドラに煽る

ファルドラ「黒豚骨ラーメンだけど・・・」

シェイン「ああ、食べた事ある、けど私油もの苦手でね」

ファルドラ「知ってるよ!だから興味ないと思って聞かなかったんだよ!!」

シェイン「へえ、まるで私の事を知ってるような言い方をするね~、なら!私の好きな食べ物は何か!それくらい簡単だよね!なにせ!私は君の先輩なんだからね!!」

ファルドラ「簡単さ、ダークマター、だろ?」

シェイン「あ~、メガネが取りたくなってきたな~」(#^ω^)

ファルドラ「冗談!やめろ!関係ない物まで壊れるだろ!」

シェイン「あんなもの食べれるわけないでしょうが!!」(# ゚Д゚)

シェインは大げさにぴょんぴょんとジャンプしながら怒りを表現する!

ファルドラ「えっと、実は知らない!」

シェイン「まあ、これといってないしね、特別好きな食べ物はないかな~」

ファルドラ「なら吹っ掛けてくるなよ・・・」

・・・・・・
二人は食品の買い物を終え、何故か服コーナーに来ていた。

シェイン「どう?どっちが似合う?」

シェインはニコニコしながらシェインに似合うカラーの服をファルドラに見せる
ファルドラはそんなシェインを無視して、別のコーナーから服を見つけ、それをシェインに差し出す。

ファルドラ「これ♪」

ファルドラが出してきたのは小学生くらいの子が着れそうな小さな服だった。

シェイン「え、まさかロリコン・・・」

ファルドラ「もし僕がロリコンだとしたら、シェインに着せるのは冒涜だと思わないか?」

シェイン「おい、誰が年増だ?まだぴちぴちの十代だぞ?」

シェインはファルドラから服を奪い、元の場所に戻す。

・・・・・・
二人は服屋を堪能した後、カフェで一息ついていた

シェイン「まあまあ、付き合ってくれたお礼だよ、飲みなよ~」

ファルドラ「僕の自腹なんだが?」

シェインは飲み物の他にケーキや焼き菓子も注文していた。

ファルドラ「人の金だと思って沢山注文して・・・はぁ、隊長になってまで僕は何してるんだか」

シェイン「ファル君はさ、隊長になっても関係なく私の後輩なわけ、だからついつい、面倒をこうやって見てしまうって事なのよ~」

シェインはそう言いながら注文した物の写真を撮っていた。

シェイン「あ、ファル君そのカップ持って~」

シェインはそう言いながらファルドラに携帯のカメラを向ける

ファルドラ「撮るな!まったく・・・」

シェイン「まあまあ、ほら!いつものすました顔で!あのすました態度で!さあさあ!!」

シェインはカメラ越しにファルドラを煽る

ファルドラ「そんなもの意識してないんだけどな・・・」

ファルドラはそう言いながら、シェインの言われた通りのポーズを取る

シェイン「おお!いいねいいね!いかにもクソ生意気な大学生!俺、仕事出来ますけど?見たいな憎たらしい顔してる!!ほらほらアングルこっちにちょうだ~い♪」

ファルドラ「上げ方ヘタクソか、ほぼ偏見と悪口じゃん」

シェイン「ほらほら、片腕で頬をついて、もう片方の手はカップの上の部分を軽く持つ!いいね!後ろから押してその中身をこぼさせたいくらいいいね!!」

ファルドラ「もはや嫌がらせじゃん」

こうしてシェインのファルドラ撮影会が終わり、二人共注文した食べ物や飲み物を食べた。

・・・・・・
帰り道・・・

ファルドラ「またSNSに投稿したのか?」

シェイン「うん!インベタグラムってやつだね!ファル君の今日の写真上げておいたよ~」

ファルドラ「待て、シェインのフォロワーってどんな人居るんだ?!」

シェイン「さあ?」

ファルドラ(変な噂とか流れなければいいだけどな・・・)

後日、部隊内でシェインとファルドラがデートしていたと二人の知らない所で噂になっていたのは、まだ知らない・・・




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2022年10月24日

No.59 礼花と宝華の酒盛り中の会話(第五章230話内容)

宝華はパトとの会話で、ずっと目をつけていた【天野江 奏星】を保護していると聞き、
パトの元に向かおうとしていた。

宝華「礼花姉さん、ちょっとパト君の所に行ってくるわ~~、うっひ」

礼花「今から?!どうしたの?」

宝華「私の言っていた天野江の生き残りが何故かパト君の旅館で保護されてるらしいの~~うっひ」

礼花「そう・・・なら私も行くわ、心配過ぎるわよ」

宝華「なんか来てくれるみたいよ~~うっひ、どうせだしこのまま飲みながら待ってましょう~うっひ」

宝華はそう言いながら片手に持っている一升瓶を直飲みで喉に流す!

礼花「宝華、今からパトが来るのにそんなに飲んでていいの~?正直、ちょっと意識しちゃってるんでしょう?」

礼花はド直球に聞く

宝華「何を?!うっひ、わ、私はしょんな!うっひ、」

礼花「いや、わかるわよ、あんたが異性を気にしたらちょっと目が違うのよ、ほら!昔あったじゃない!同じ部隊で~」

宝華「あれは違うもん!うっひ!相手が凄く私を気に掛けてたから~うっひ、私もちょっと、ほんのちょっとその気になりそうになっただけで~~」

礼花「でもダメだったんでしょ?」

宝華「だって、私より弱い人に興味ないんだもん、うっひ」

礼花「そうね、宝華はあのバカと凍夜にはなんだかんだ言って、尊敬と敬意は示してたわね」

宝華「まあ、月詠隊長は性格が乱暴というか大人げないし女遊びが酷い時期の事を知ってたら誰も月詠隊長に好意を向けるのは無理だと思うけどね~うっひ」

礼花「私はあのバカの後始末で迷惑ばっかり受けた被害者よ!今見るだけでも顔面殴りたいわ~~!!!」

礼花は昔の事を思い出し、近くにあったクッションを殴る!

宝華「でも二人共既婚者だし~うっひ、そんな目で見られないし~、うっひ、最近唯一負けたのがバハートだけど~、うっひ、あの子は女の子だし~~うっひ」

礼花「同期だったビリアンはどうだったの?」

宝華「ダメ、私より弱い!!うっひ」

礼花「でも一時噂になってたわよね?もしかして付き合ってるのかも~~って?」

宝華「ああ、若い頃のビリアンが私に意識あったのね~うっひ、それで私としてはまだ十代で修行の身だったから~うっひ、そういう恋愛的なものがなくて~~うっひ」

宝華は話しながら一升瓶のお酒をグイっと流し込み、フラフラしながら話す。

宝華「それでビリアンから告白されたの!うっひ、「お前を守る盾になりたい」的な?うっひ」

礼花「お~~、若い告白ね!それでそれで!」

宝華「だから~~「盾なら耐えれるよね」って思いっきり全力の一撃を喰らわせたの~~うっひ、それで耐えたら付き合おうって思ってたんだけど~うっひ」

礼花「耐えれなかったと?」

宝華「いやぁ~、その一撃当時の私からしても最高の一撃でね~うっひ、ビリアンゲボっちゃってさ~~うっひ」

礼花「え?!ゲボらしたの?!」

宝華「そうそう~うっひ、それで「壊れる盾は要らない」って言って振った記憶があるかな~、うっひ」

礼花「告白する言葉を間違えたパターンね・・・」

当時の出来事以降ビリアンは自分の未熟さを知り、鍛錬を積み、隊長クラスまで実力を上げたのはまた別のお話。

・・・・・・
二人はホテルの外に出て、近くの公園まで歩いていた。

礼花「でもうちのパトはどうなの?」

宝華「うっひ、そうね~好みのタイプかと聞かれたら~、違うわね、私は男らしい人が好きだから
うっひ」

礼花「まあ、実力はともかく見た目はひ弱だからね、パトは」

宝華「そうそう!うちの副隊長のラディウスにも見た目ばっか気にしててさ~うっひ、なんか頼りないのよね~今どきの男って~~うっひ」

礼花「時代よ、やっぱり女性が強くなってきてるからね、昔見たいな堅物男は稀よ」

宝華「だけどね・・・怪我してる私をあんなひ弱な体形をしているパトがあんなにも優しく、それで力強く支えてくれたのが・・・その・・・うっひうっひ」

礼花「宝華、しゃっくりが二回連続で出たら猿みたいよ・・・」

礼花は茶化したが、内心確信していた。

礼花(あ~、ホの字ね、ひ弱と馬鹿にしてたらまさかの男らしさに当てられて、意識しちゃった系ね~、しかも自分を負かした以上、条件も満たしてる上に、宝華も36歳、年齢的にもやっぱり意識する所があったのね~~)

礼花も酔っているとは言え、そこは口に出さなかった。

礼花「宝華!姉として教えてあげる!」

宝華「なに?うっひ」

礼花「若い男性のホテルの一室に行くのはね・・・男女の関係になる確率が高いの!!(適当)」

宝華「な、なんだってーーー!!!うっひ」

宝華はただでさえ酔って顔が真っ赤だった頬がより一層真っ赤になった。

宝華「でも行くって言ったのは私よ?!それに何度か任務で部下の男性の部屋で仕事の話をしたことあるけど、そんな事一度も・・・」

礼花「それは仕事だからよ!プライベートでは?」

宝華「ない・・・うっひ」

礼花「でしょ!そして今回はプライベート!パトは東京に来てかなりモテてる!そして周りに女の子を沢山連れまわすくらいのヤリ手!(適当)ならもちろん宝華も例外じゃないわよ~~」

宝華「え!?そんな!36歳で経験ないのに!どうしよう!この歳で倍離れてる男の子にリードされるの?!うっひ」

礼花「それが嫌なら・・・」

宝華「それが嫌なら・・・うっひ」

礼花「自分から責めるのよ、年上の余裕を見せてリードすればいい、どうせやられるのなら自分から行けばいい!宝華の戦闘スタイルは怒涛の攻めでしょ!ならこういう時も攻めないと!!」

宝華「そっか!!私から攻めたらいいんだね!うっひ!」

礼花「でもいいの?攻めるという事は自分の初めてをうちのパトに捧げるということよ?(誘導+最終確認)」

宝華「いいわ!私より強いのなら文句はなし!それに割と結構気になるから良い!!!うっひ!」

礼花(はい、言質はとりました~~♪、後は適当に上げておいてっと~~♪)

礼花はやはり月花・雪花・桜花・芦花の母親なのである・・・。

・・・・・・
そして宝華はどうせならとたまたま近くにあった雑貨屋で色んなアイテムを買っていた。

宝華「礼花姉!やっぱり避妊具は居るかな!!ひっく」

礼花「既成事実を作りたいなら・・・不要ね」(笑いを堪えている)

・・・・・・
宝華「ねえ!どうやったら私の意思が伝わるかしら!うっひ!」

礼花「そこの【イエス枕】ならわかるんじゃない?」(かなり笑いを堪えている)

・・・・・・
宝華「下着とか・・・その・・・」

礼花「大丈夫!パトは多分そんな事気にしない!!」(面倒くさい)
・・・・・・
宝華「よし!いざ!うっひ!!」

礼花「とりあえずさっきの買い物の間にパトと近くの公園で待ち合わせしたから行くわよ!」

宝華「ええ!若者に負けないわよ!!うっひ!」

礼花「その粋よ!試合では負けたけどこっちでは勝つのよ!宝華!!」(やけくそ)

宝華「ええ!うっひ!」ダッシューーー!!!

こうして、礼花は宝華を焚きつけるだけ焚きつけ、パトの元に向かわせた・・・
そしてパトが連れてきていたミーエルによって酔いを醒まされ、宝華の人生最大の黒歴史を刻んだのだった・・・。



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No.58 メリアとバハート(第五章225話~226話頃)

WCBT本選2回戦終了後の話・・・

バハートはパトと出来る限り関係を近づけようとカナとハクを伝手にメリアにお泊りの了承を得る事が出来た。

バハート(よし!お泊りまで持っていければ後は時間がある限りどうにでもなる!後はあのメリアさん側の言っていた事がどんな事か、それ次第だけど・・・)

メリアはバハートの覚醒に目を向けていた。

・・・・・・
カナはまだ眠っているパトを、ハクは同じく眠っている奏星を宿泊先の部屋に寝かせるために移動する、その時、メリアとバハートが二人きりになる。

バハート(そういえばネルという人に渡されたエミエルっていうぬいぐるみをソフィアちゃんに貸しっぱなしだったなぁ・・・まあ、別にエミエルちゃんも嫌そうじゃなかったし、いっか)

メリア「すみません、一度貴女の身体を調べさせて貰ってもいいですか?」

バハート「えっと、脱がないといけない?」

メリア「いえ、背を向けてくれるだけでいいですよ、それで大体のポテンシャルを認知することができますので」

バハート「わかったわ」

本来ならバハートの情報を漏洩するのは問題であった、だが今回に限っては龍の姿と天使の姿が混ざったような姿、流石のバハート本人も自分の事がまったくわかっていない状態だったため、メリアの要件を快く受けた。

バハート(とりあえずこれである程度の事がわかれば明後日の試合には制御出来るかどうかがわかるわね、今だに頭の輪っかだけ隠せないし、これも聞いておかないと)

メリア「う~ん、専属神向きじゃないわね、というよりこれって・・・」

バハート(専属神?なにそれ?でも何か違う方向性で見てる?)

メリア(見た目通り、種族は【天龍】、【峻厳を象徴とする赤色の天使と力と叡智、生命の炎を象徴とする赤の究極龍】その半々、良い言い方をすれば希少価値の高い天使の守備力と龍の攻撃力を備えた子、悪い言い方をすれば半端者、ご主人くらいの良いとこどりの性質なら良かったのだけど・・・)

メリアはバハートのポテンシャルを見て、考える、そしてその力は専属神向きではないと認識する、

メリア(もし月花ちゃんを【頭脳】としての役割を与えるのなら、残りの役割は2つ、それはこの子にまったく当てはまらない、それにこの二枠は私としても大体目途が付いてる、だからこの子が専属神に選ばれる可能性は0。だけど帝園のエミエルから覚醒を促されたおかげで天使族としてのポテンシャルはかなり高い!しかもエミエルが関与してるという事は【帝園】と【現実世界】両方自由に行き来出来て、私から天使族に関与することが出来る!そして契約を無視してエミエルの技術をこのバハートという子に与えればそれだけで使える・・・従属向きね)

メリアは喉から手が出る程の技術力を持つ【帝園】の技術をエミエルからバハートに教わることで、使い道があると判断した、それに龍としての素質もパト経由で覚醒したため、高い、そして現在バハートはパトにゾッコン。利用しない手はないと考えた。

・・・・・・
メリア「ありがとうございます、そうですね、バハートさん、地球防衛軍とご主人の従属、両立して見る気はないですか?」

バハート「それは内容によるわね、私今でも色んな活動をやってるから別に所属する分には問題ないけど、それで地球防衛軍の仕事に支障が出るなら断ることになるかな」

メリア「問題ありません、むしろ貴女は地球防衛軍に居てくれた方がいいです、そしてご主人の従属として契約をしていただけるのであれば、今以上の関係になる事も容認しましょう」

メリアはバハートに対して、【従属になるのなら、パトとどんな関係になっても構わない】と男女の関係を深める事を容認すると言ったのだ、流石のバハートもそのメリアの提案には驚きを隠せなかった。

バハート「正気・・・?メリアさんってパト君の・・・」

メリア「生涯を共にする者です、そして身も心も全てご主人に捧げています、私は全てご主人のためにあります」

人間の世界で言えばもはや伴侶、いやそれよりももっと深い関係であるとバハートでも容易に認識出来た。

バハート「そんな関係なのに他の女性と関係を持つ事を容認するの?ま、まあ今でもかなりの子がパト君の周りに居るのは知ってるけど・・・」

メリア「全員ではありませんが、カナやハク、雪花やソフィアも私と同じ関係です、そして全員がそれを容認しています」(※納得しているとは言ってない)

バハート「・・・そんな関係が・・・」

バハートは流石に驚きを隠せなかった、むしろそんな関係がこの現代で会っていいのか?と考えていた。

バハート(いや、でも国によっては一夫多妻制の国もある、一概に否定は出来ないけど・・・)

メリア「まあ、バハートさんで言えば一夫多妻と思ってくれていいです、私はその中の正妻長、妻の中で一番の権力者だと思ってください、私は別にご主人と他の女性が肉体関係になっても構わないんです、何故ならそれほどご主人は魅力的です、そんな魅力的な人が居て、他の女性が寄り付かないわけがない、なら許容し、受け入れ、一緒に愛し、生涯を尽くす、それが私の考え方です。独占したいのならしても構いません、それほどご主人に愛されるのはその人が魅力的ですからね、もちろんバハートさんにそれほどの魅力があればの話ですが」

メリアは余裕そうな表情でバハートを見る。

バハート「私では無理だと?」

メリア「ご主人は難しいですよ?なにせ律儀ですからね、甲斐性なしで女好きなら私も扱いが楽なのですが、なんせヘタレですから、押せば引くし、引けば均等を保つしで、まったくもって難しいです、押してばかりの貴女ではご主人は意識するどころか、嫌悪感を抱かれますよ?」

バハート「!!?」

バハートは自分の行動に釘を刺された、それは誰よりも恐らくパトを知っているであろうメリアからだ。

メリアはバハートに近づき、耳元まで顔を近づけ、話す。

メリア「ですが、バハートさんが従属になるのであれば、私は歓迎し、ご主人が貴女に好意を抱いてくれるように協力します、そうですね、少なくともこの東京に居る間までにはバハートさんが満足する結果を用意しましょう、そして別に従属になったからと言って制限はしません、今まで通り自身の役割を真っ当すればいいです」

バハート「都合が良すぎるわね、条件が無いのはおかしいと思うのだけど?」

バハートもメリアからの良すぎる条件に疑問を抱く、メリアに警戒をするバハートはメリアの次の発言を待つ。

メリア「条件?私自身、貴女にそこまでの事を求めていませんし、期待もしてません、ただ、ご主人に忠誠を誓い、一生の愛を捧げ、身も心も差し出すのなら、恩恵を与えるだけです」

メリアの狙いは【パトのお願いや、頼みを聞く奴隷】だった。
メリアから別にバハートに何かする気は一切なく、ただし、パトを通じて、バハートを掌握すればいい、そうすれば直接ではなくとも間接的にバハートをメリアの思い通りに動かせるからだ。

・・・・・・

メリアの狙いを簡単に書けばこうだ

・エミエルからバハートへ【帝国】の技術をノーコストで得て、利用する

・バハートのパトへの愛を利用してバハートを支配する

・地球防衛軍隊長であるバハートを支柱に収めれば今後、情報を容易に得ることが可能

・WCBTの目的である【オーブ回収】を確実なものにする
(隊長経由で白鳳に交渉させ、オーブを得る。最終手段(凍夜をそのプランに入れていた))

・・・・・・

メリア「私はご主人を愛する者を邪見に扱いたくないのです、だから恩恵を与え、共にご主人と共に居て欲しい、そこに条件を加えるなんて野暮でしょう?」

バハート「いいわ、だけど従属契約は保留にさせてほしい、パト君に直接了承を得たいし、それにパト君から直接、貴女に【契約後の内容変更、および追加を禁止】するように言ってもらうわ」

メリア「どうぞ、私はそれで問題ありません、ですがお願いがひとつあります、これは条件ではなく、恩恵だと思って頂けたら」

バハート「条件ではなく恩恵でありお願い?なに?」

メリア「ご主人の【帝園】と身体と肉体を連携させておいてください、そうすれば肉体寿命と魂の管理をご主人の能力世界である【帝園】で管理してくれます、これだけは従属になる前から行ってください、若き肉体が老いるのはご主人も求める所ではないでしょう?」

バハート「それをするとどうなるの?もしかして身体を支配されるとかじゃないわよね?」

メリア「違いますよ、これは保険だと思ってください、もしひとつでも嘘をつけば私はご主人に咎められますし嫌われてしまいます、それは私も嫌です」

バハート(そうか、このメリアさんもパト君の下に居るんだ、だからパト君の嫌がる事はしたくない、もしくはすれば印象が悪くなる、成程、条件を破るのはメリアさん側にとってもそこまでメリットがないのね、なら大丈夫か・・・)

バハート「わかった、とりあえずその保険の話はわかったわ、従属契約はパト君から了承を得たら結ぶ、そして従属になれば男女の関係を助けてくれると」

メリア「いえ、男女の関係は今からでもアシストしますよ、まずは好かれないと従属の了承をしてくれないかもですからね、後、その天龍の扱い方も教えます、明後日の試合もありますし、明日、一緒に訓練しましょう、契約してないとはいえ、ご主人を愛する者同士、仲良くしましょう♪」

メリアは笑顔で、バハートをそのまま抱きしめる。

バハートもそんなメリアに何も疑いを持たずに好意を受け取る。

メリアの甘い蜜に誘導されているとも気付かずに・・・

patopatoblog at 19:42|Permalink

2022年10月19日

No.57 正規メンバー会議2

シン「では続いて5人目を出します」

ネル「どれだけ居るんだ、まったく、これでは頭が痛くなるな」

・・・・・・
五人目
シオ・シルミエッタ

出身 第八の園
種族 機械族
属性 幻想
配色 露(つゆ)
地位 不明

ネル「待て、地位不明とはなんだ?種子なのか?構成員なのか?はっきりさせろ」

シン「ネル、シオはミールの罰によって行方不明です。現在何処に居るかもわかりません、なので候補生なのか種子なのかわからない状態なのです。」

ノラ「わからない、それに行方不明の人を構成員には出来ないですよね?」

ルラ「それにミール様の罰の最中なら例えここで通してもミール様が却下するのでは?」

ウル「そうだね、これはまあ、迷うことはないかな」

ベル「異議ないと・・・思う」

フラ「私も異議な~し」

シン「では決議を」

〇0名 ×7名

シオ・シルミエッタ 現状維持

・・・・・・
フラ「ねえ、後何人いるの?」

シン「候補生は3名、種子が4名ですね、種子は今回関係ないので、残り3名、新入りの子達ばかりよ」

ネル「新入りか、私は知らないな、候補生のくせに私に挨拶ひとつないとはな、礼儀をまず教えてやらないといけないかな?」

ベル「普段から自分の領域に居るのに・・・それは酷いと・・・思う」

ネル「冗談だ、そういう意味で言えばウルやルラだって私に挨拶なんてなかったしな、そもそも私が関心を向けないだろうし」

ルラ「まさか根に持ってます?」

ネル「いやいや、まさかフラは来たけどな、無礼だったのは間違いなかったが」

フラ「来ても文句、来なくても文句、はぁ~~」

ベル「ネルは・・・めんどくさいと・・・思う」

シン「とりあえず残り三人!次々行きますよ!」

・・・・・・
六人目
皇 由羅(すめらぎ ゆら)

出身 第十一の園
種族 鬼族
属性 法螺
配色 錫(すず)
地位 候補生

シン「ユラですね、最近種子に選ばれて数か月で構成員になった優秀な子ですね、法螺は・・・まあ時と場合ではしっかり身に着けて欲しいものですけどね、ちなみに主様はまだ会得していません」

ネル「法螺、嘘つきというわけか、まあ主様はすぐに顔に出すからなポーカーフェイスが下手な主様に法螺のセンスがあるかと言われたら・・・なあ」

ノラ「月花様も嘘はそこまで得意ではないですからね、そこだけはしっかり受け継いでいるのですね、主様も」

ルラ「嘘が無いという事はやましい事がないという事、良い事じゃないですか」

ウル「やましい事だらけでしょ、言わないだけで、言わなければ嘘にはならないんだから」

シン「主様と月花様の事は置いておいて、とりあえずユラの事を審議してもらえれば・・・」

ネル「いやいや、ちゃんと話しているさ、ユラが優秀なのはわかっている、法螺の究極系になる女だ、どうせ嘘つき女なんだろ?なら私の前では嘘つけないくらいに恐怖を植え付けてやればいいだけの話だ、特に考える必要はないな」

シン「もし構成員になったら仲間なんだから暴力は辞めて!」

ベル「ちなみに・・・どんな子か・・・教えて欲しいと・・・思う」

シン「表情豊かで元気な子ですよ、知的にも見えますし、好戦的にも見えますし・・・というかポーカーフェイスが上手いなぁ~とは思ったかな~」

ネル「普通に翻弄されているじゃないか、全然情報が定まってない!」

シン「いや!本当に不思議な子なの!見たらわかるわよ!何考えてるか全然わからないから!」

ノラ「それは・・・人として信用していいものか・・・」

フラ「相手は鬼族だし、ノラは神族だし、何処にも人は居ないけど?」

ノラ「物の例えだ!どうでもいい事で揚げ足を取るな!!」

フラ「私の時はすぐに指摘するくせに~」ブーブー!!

ウル「でも悪い子ではないんだよね?種子に選ばれた時点で主様への好感度は高いわけだし」

シン「そうね、敵意はないかも・・・だけどイタズラの対象としては見てるかも・・・」

ネル「けしからんな、主様をイタズラ相手とは!」

ベル「どの口が言ってるんだろう・・・って思う」

シン「まあ、ネルも主様のお気に入りなのは間違いないですし・・・もしかしたら相性いいかもですね・・・」

ネルは帝園内で一番帝オーラを提供されているため【帝園従属主様お気に入りランキング】という非公式に作ったミールのランキングで堂々の1位を取っているのだ。

ネルはそのランキングを知っており、実際にパトはネルの事を大変気に入っており、何かあればネルに相談したり、ネルから自由に現実世界に出てきても何も文句を言わない、そして修行相手をしたり、指導したりと関係はかなり良好なのだ。そのためネル自身はかなり気分が良いのだ。

ノラ「私は主様に無礼を働くのは許せないですね、ですが候補生になった時点でいずれは構成員になる可能性が高い、なら・・・でも・・・ネルだけでも大変なのに・・・」

ネル「いつも思っていたがノラ、私の時だけ呼び捨てなのはなんでだ?」

ノラ「尊敬してないので」きっぱり

ネル「真顔でとんでもない事を言われた姉の心情はかなりのものだな・・・」

シン「では決議を・・・あと私語が多過ぎですよ!」

〇4名 ×3名

皇 由羅(すめらぎ ゆら) 法螺の究極系 【錫】 内定採用→ミール審査へ

・・・・・・
七人目

ニア・アルトリ―ム

出身 第三の園
種族 獣族・狸族
属性 変化
配色 練(れん)
地位 候補生

シン「次はニアね、第三の園に住む狸族の子ね、性格は温厚で甘えん坊、人を驚かすのが大好きな子って感じね、ちなみに主様は意外と会得してるわね」

ウル「獣族か、元々の好感度も高い種族だし、攻撃特化の種族、それに加えて変化の究極系、かなり出来る子?」

シン「そうですね、ウル程ではないけど、実際種子からすぐに候補生になってるわ、種族的にも変身とか得意だったし、相性が良かったのかもしれないわね」

ネル「だが獣族か・・・間違いなく馬鹿だな・・・本能で動くからな・・・あいつら」

ノラ「確かにそうですね、ですが、変化はこの先凄く役に立つのでは?」

ネル「主様を変身させてイタズラを企てたりか?」

ノラ「確かに主様はおふざけやイタズラが大好きなのは知っていますが!そのような用途で採用するわけではないです!!」

ルラ「相手の領土に侵入とかってことでしょう?でもそのニアって子、本能で動く獣族だけど大丈夫ですかね?潜入とは程遠そうですけど・・・」

シン「・・・のほほんとしてますからね・・・なんか天然というか、災いを呼び寄せるドジっ子というか・・・正直、そんな繊細な作業は一番させたくないわね・・・」

ネル「そのくせ変化に関しては帝園一と来たか、宝の持ち腐れだな」

シン「でも実力は本物ですから!強いのも間違いないですから!それに主様が変化を使えばきっと凄く有意義に使ってくれます!」

フラ「でも実際主様も会得してるんだよね?なら問題ないなら普通に採用じゃない?」

ベル「うん・・・主様にも・・・必要・・・あっても・・・困らないと・・・思う」

ネル「まあそうだな、人格まで言いだしたらテルもセラも問題児だし、それくらいなら大目に見るか」

シン「エルの厭悪に比べたら・・・変な副作用はなさそうですからね。」

シンは頭を悩ませていたが、能力はそこまで害はないとは言い切れないが、闇堕ちや暴走等のリスクはないのでシン自身もギリギリヨシとした。

シン「では決議を」

〇6名 ×1名

ニア・アルトリ―ム  変化の究極系 【練】 正式採用

・・・・・・
八人目

リル・ゴッドラグーン

出身 第六の園
種族 龍族
属性 総滅
配色 藤(ひさ)
地位 候補生

シン「この子が最後ですね、この子は龍族の
御神体ですね、聖人族の御神体であるフラや
精霊族の御神体であるミール様と同等クラス、
見た目は幼いですけど、力は相当なものです」

フラ「私と同じご神体なんだ、なんか仲良く
なれそうだね」

ネル「御神体って奴はどうしてまあ、低身長
巨乳なんだろうな」

フラの身長は148cm バストD
ミールの身長は144cm バストD

と小柄の割には胸が大きいのだ。

ネル「ちなみに身長、体重は?」

シン「身長が136cm バストCですね」

ネル「136のCだと?!エテルや美魅と同じ
くらいの身長でそんなバカみたいな胸つけてる
のか?!それで総滅だと?!大丈夫なのか?!
そいつ?!近距離とか出来るのか?!
的が大きいぞ?!」

シン「ネル、落ち着いてください、というより
ひがまないでください、ちなみに胸という的が
大きくても身長がかなり低い小柄なので、問題ない ですし、実際に模擬戦で戦ってみましたけど、
強いですよ、破壊力は総滅というだけあって、
相当ありました、帝園一の破壊力、これはフラも
そうですけど期待は大きいですね」

ノラ「性格は?フラやミール様と同じなら
そこが大事ですよね?」

フラ「ん?今私やミール様侮辱した?」

ノラ「ここまで特徴が一致したら疑うのも当然、
二度あることは三度ある」

シン「性格は~~、うん・・・うん。」

ノラ「なんですか!シン姉様その反応!
やっぱりめんどくさいんですか!!」

フラ「とうとうめんどくさいって言った!!
ミール様も含めて言ったーー!!」

シン「個性は強いと思うよ、うん、でも
決して悪い子ではないわ、うん、
悪い子ではない」

ルラ「それほど幼い容姿という事は歳はいくつ
くらいなのですか?」

シン「10歳ね、ミールは主様と同じ歳で、
フラが確か14歳だからまだまだ幼いわね」

ルラ「現実世界と帝園の時間軸は違い過ぎ
ますからね、異質過ぎて法則が定まって
いないので、年齢もあんまり当てに
ならないですけどね」

ウル「仕方ないよ、帝園は日常感覚で
時間を弄る子が沢山居るから土地も1坪単位
で時間や時空の流れが異なってたりするから、
能力者100%の世界も考え物だよね」

シン「この帝園はどこまでも主様に求められる
世界でなくてはならないですからね、
現実世界の1秒をこちらでは1万年の時を
寿命関係なく過ごす事も容易に成し遂げて
見せなければ帝園の存在価値はない、
ミール様はそう答えるでしょうね」

ネル「話が逸れているぞ、そのリルを採用
するのかしないのか、どっちなんだ?」

ベル「主様は・・・総滅・・・持ってるのか
・・・気になると思う」

シン「持ってますね、総滅は実際の所攻撃
と同系統の属性ですから」

ネル「当然だな、主様は攻撃の究極系で
ある私と一番相性が良いのだ、総滅程度簡単
に会得して貰わなければ困るという物だ」

ネルは事ある事に自分が主であるパトと
一番相性が良い事を自慢していた。

ルラ「性格はフラやミール様に近いという
認識でいいのでしょうか?」

シン「そうね、総滅と言っても
乱暴者じゃないからね!元気なんだけど
ちょっと口が悪いというか、毒舌というか~、
でも人当りはいいの!
すっごく可愛くて笑顔なの!」

ルラ「毒舌吐く人にいい人とかあるの
ですか?」困惑

ネル「そうだな、礼儀がなっていない奴に
ろくなやつはいないな」

ベル「どの口が言ってるんだ・・・って思う」

フラ「私だって毒舌なんかはかないよ!」

ノラ「毒舌が全て悪いと思うなよ、
フラも充分に面倒だ」

フラ「酷い!ノラ嫌い!!」プイ!

シン「喧嘩しないの、ノラも言い過ぎよ、
フラの個性をちゃんと尊重しなさい」

ノラ「すみません、フラ、言い過ぎた」

フラ「気を付けてよね、そもそも教育
終わってるんだから自由にさせてよ~」

シン「フラ、ノラも貴女のために言っているのです、
むしろノラはフラを凄く特別に見ているからここまで
お世話するのよ、ノラがルラやウルに指導している
所とかあまり見た事ないもの」

フラ「あれ?ノラって私の事好きだったの?」

ノラ「変な事言わないでください!シン姉様!
フラは私が面倒を見て来たので気にかけている
だけです!私の教育が悪いとなるのは
名誉に関わるので」

ネル「また脱線してる、それで
このリルはどうなんだ?」

ベル「主様が総滅を持ってて・・・
ネルやユラみたいな
性格なら・・・問題ないと・・・思う」

ウル「まあ年相応と思えば毒舌も
仕方ないのかもね、御神体って園によっては
かなり重宝されて甘やかされるからね、
ここでしっかり作法を教えれば変わると思うよ
、表だけは」

ネル「まあ、中身まで干渉する気は私も
サラサラないしな、女帝になるのだから
それくらいは好きにさせてやらないと
いけないというものだ」

ルラ「そうですね、個性を尊重する、
とても大事な事です、いいではないですか」

シン「では決議を」

〇4名 ×3名

リル・ゴッドラグーン 総滅の究極系 
【藤】 正式採用

・・・・・・
シン「とりあえず以上ですね、正式採用が3名、
内定採用が3名、それで内定はミールの所に
持っていきますね」

ベル「終わった・・・帰って寝る」

ルラ「衣装を作らないとですね、
ティエル様に依頼しておきますね」

ノラ「フラ、暇なら娯楽に付き合ってくれないか?」

フラ「いいよ~」

ウル「ネル姉様!私とお茶でも!」

ネル「さて、主様の所に行って遊びに行こうか
・・・ウル?どうした?」

ウル「あの・・・同行してもいいですか?」

ネル「いいぞ、お前も主様に媚びておけ、
媚びれば面白い反応ばかりで面白いのだぞ?」

ウル「私は程々にします・・・」

シン「さて、また面倒事が増えそうですね
・・・はぁ・・・」

新メンバーが【七天の心】内で決まった!




patopatoblog at 01:49|Permalink

2022年10月18日

No.56 正規メンバー会議1

帝園、第二の園、【七天の心】

今回はこの【七】という数字が【十三】となった時のお話である。

・・・・・・

第二の園にある、【七天の心】のメンバーのみ入る事が許される【叡天の羅針盤】という建物、そこに7名の女帝が集まる。

シン「今回は全員集まってくれてありがとう、それで今回は正規メンバーついてのお話をします」

シンはそういうと候補生や種子の資料を渡す。

ネル「結構多いんだな、そもそもそんなもの構成員になる資格がある者からさっさと構成員にすればいいだろう、毎度一度のタイミングに合わせる必要もないだろうに」

ノラ「それは私も思います、私の時は私とフラの二人が決まり、最初に私が、そしてその次にフラがとタイミングをズラして構成員になりました、正直そんなことをせずとも構成員の資格を手に入れた時点で構成員にしてしまった方が私としても候補生としてもよろしいかと」

シン「そうね、私達の名前が構成員の数になって居なければそうしてましたね」

シンは少し落胆する。

ルラ「あー、そうですね私達の園の名前は【七天の心】7人の構成員が居るから【七天】ですからね、そこをすぐに変えてしまうと・・・」

ウル「書類関係や正式名の変更手続きに困るってことなんだね」

ベル「正直・・・暇なんだから・・・それくらいは・・・したらいいと・・・思う」

フラ「興味な~し」

シン「興味もって!それに結構大変なの!既に提出している書類の記載変更!!どれだけあると思ってるの!!というか誰よ!構成員の数を組織名にしたの!!毎度毎度山のような書類の変更を強いられる私の身にもなってください!!」

ネル「私ではないな、そもそも私が名前を付けるなら【帝】という文字は入れたいものだ!なにせ女帝だからな!」ドヤ!

シン「なら必然的にミール様ね・・・はあ、まあ、それは良いとして、とりあえず今回既に資格を持っている者、もう少しで覚醒出来そうな者を出して構成員に組み込みます」

ウル「【覚醒出来そうな者】という事は、覚醒してないのに構成員に入れるということですか?」

シン「いえ、それは私達の話ではなく、主様側の話です、主様が今後覚醒出来そうな究極系の子をあらかじめ構成員にしておくのです、主様も今は成長期であり修行に尽くしています、つまり私達の想定以上に早く覚醒する可能性がありますからね」

ネル「構わないがミールから許可はとってあるのか?」

シン「問題ないわ、私達で決めた者を一度ミール様に確認してもらい、主様の現在の成長度合いを見て、最終判決をしてくれるというように話をしています。」

ベル「準備良すぎる・・・と思う」

ノラ「流石はシン姉様、私も見習わないといけませんね」

フラ「それで誰から検討するの?」

ノラ「それを今からシン姉様が話すのだろう!フラはもう少し場の流れというものをだな!」

ネル「ノラ、その説教も後にしろ、それもかなりのタイムロスだ」

シン「こほん!それでは一人目から表示しますね」

・・・・・・
一人目
テル・ホーレイ

出身 第七の園
種族 聖人族
属性 技術
配色 孔(こう)
地位 候補生

シン「まずはテルね、この子はずっと構成員ね、かなり優秀な子だし、主様に尽くしたという功績もある、そして主様も技術は会得しているわ」

ネル「なら問題なしだな、否定する所がないじゃないか、話し合いすらする必要もない、まったくシンもこれくらいはすぐに決めて欲しいものだ」

シン「一応決まりだからやってるの!!」

ウル「私が教育係だったけど問題ないと思うよ、主様と親しいなら疑問にする余地もないですね」

シン「では一応決まりなので多数決で決めます。決議に入っていいですか?異論のある子はいない?」

フラ「うん、問題ないよ」

シン「では多数決を取ります、テルの構成員に賛成の方は〇を、反対の方は×の札をあげてください」

結果

〇7名 ×0名

テル・ホーレイ 技術の究極系 【孔】正式採用

・・・・・・
二人目
エル・サンダイン

出身 第十二の園
種族 邪人族
属性 厭悪
配色 漆(れい)
地位 候補生

シン「次はエル、この子も結構前から構成員ね、でも正直私は・・・ちょっと賛成するかどうか迷ってるわ」

ネル「その前にだシン、なんだこの〇×の札は、クイズ番組じゃないんだぞ?」

ネルは〇と×の札を交互に上げながら講義する

シン「これほど合理的なアイテムはありません!それに分かり易いじゃないですか」

ネル「いや、一応新たな女帝を決める大事な会議なんだが・・・」

ベル「ネル、シンは頑張って選んだ・・・だから・・・そこにいちゃもんをつけるのは・・・野暮だと思う」

ネル「そうか、まあいいだろう、せめて材質と表記は変えてくれ、見られはしないが絵ずらが間抜け過ぎる」

シン「検討します、それよりエルについての議論をしてください!」

ルラ「主様がその属性は会得しているのですか?」

シン「・・・はい、残念ながらもっています」

ウル「なら条件は満たしてるわけだし、構成員にしない理由がないのでは?」

ノラ「シン姉様は恐らく構成員にした後を考えているのだろう、厭悪は黒い感情を極限まで高めるものだからな、会得しているとは言え、使い慣れていない悪意を主様が使って後遺症が残らないか、そこが心配する所、そうですよね?」

シン「その通りです、構成員にしても主様が使うとは限りませんが、使わないのも問題なのです。構成員である以上はどんな些細な命令でも誠心誠意忠実にこなすのが従属の役目、その時厭悪は使えるのか、そこが心配なのです」

ベル「でも・・・条件を満たしてる、選ばないのは・・・規約違反だと・・・思う」

フラ「一度保留でいいんじゃない?まだエルを構成員にさせるのを見送って、主様が大丈夫と私達でも判断できるくらいになったらすぐに構成員にしてあげたらいいんじゃないかな?」

ノラ「そうだな、懸念が残るのならばそれでも問題ない、別に機会を伸ばすだけだ、とくにこの組織に上下関係はないからね」

ネル「上下関係はなくとも先輩後輩はあるだろ、条件を満たしているのに入るのが遅くなればエルよりも覚醒が後だった奴やに先輩面されるということだ、エル自身そんなの耐えれないと思うがな、私なら間違いなく、そんな判断を下した奴らを殺しに行くな」

シン「理不尽なのは理解してます・・・ですが・・・」

ネル「それを決める会議なのだろう、個人的懸念で抑えるべきなのか、規約通りに構成員にするのか、長々と話す気はない、さっさと判断しろシン」

シン「・・・では決議を」

〇3名 ×4名

エル・サンダイン 不採用 候補生継続

・・・・・・
三人目
セラ・ハート

出身 第一の園
種族 神族
属性 叡智
配色 皓(きよ)
地位 候補生

シン「次はセラですね、最近やっと構成員になったわ、ちなみに主様側はまだ叡智は獲得していません」

ネル「その前にエル構成員反対派の意見を聞かせろ、規約を無視してまであいつを構成員に刺せない理由はなんだ?シン・ノラ・ルラ・ウル?」

シン「私は先ほど言った通り懸念です。リスクを主様に与えるわけにはいきません、最高責任者としてそれを容認するのはまだ難しいです」

ノラ「同じくです、懸念があるのならば主様側でリスクを無くしてから構成員として迎えるべきです、先輩後輩等のそんな理由で構成員にさせるのは浅はかだと」

ルラ「そうですね、私は保守的思考です、そして慈悲です、ですがそれを主様とエル、この二人を天秤にかけたら、主様でした、なので反対しました」

ウル「そうだね、ネル姉様には悪いけど、主様が厭悪で暴走したら私達でも抑制は不可能、主様の暴走が私達、いや、それどころか全従属が望まないことです、なのでそのリスクはある以上は見送りは必然かと」

ネル「・・・そうか、従属全員にも関わるリスクがあると言われたのなら私も頷くしかないか、納得した、続けてくれ」

シン「はい、では話は戻ってセラなのですが、どうですか?」

ベル「本人が覚醒しているなら・・・検討は出来ると・・・思う」

ノラ「ですが主様側はどうでしょう?叡智って・・・大丈夫なのでしょうか?」

ネル「主様は馬鹿だからな、月花の世界最高峰級の頭脳を受け継いでるはずなのだが、どうしてこう要領が悪いのか・・・」

フラ「使い方の問題じゃないかな?勉強もやり方が正しければちゃんと覚えれるけど、正しくないやり方だと全然覚えれないし、効率も悪い、みたいな」

ルラ「一理ありますね、月花様と主様の頭脳の仕組みが同じなら使い方と考え方の問題、そして月花様は最近役職が代わり、主様の補佐になりました、このまま上手くいけば月花様の考え方を主様が理解し、叡智を会得できるかもしれませんね」

ウル「月花様次第ってことか・・・でも可能性は充分にあるってことだよね?」

シン「そうですね、ですがそれもきっかけ次第ですからね、それがないといつまでも覚醒は無理でしょうね」

ネル「そうだな、覚醒して私達よりも頭良くなるかと言われたら絶対にありえないからな!」ニヤニヤ

ベル「ネル・・・ニヤニヤし過ぎ・・・だと思う」

ネル「ベルはどうなんだ?意見くらいは言うんだな」

ベル「セラは・・・良いと思う・・・いい意味でも・・・悪い意味でも・・・」

ネル「ああ、セラも叡智なのに何故か馬鹿だからな、抜けが多すぎて本当に帝園で一番頭がいいのか疑いたくなる時はあるな」

シン「まあまあ、覚醒したし、ミール様も種子として選んでいるのだからそこはまあ・・・」

ネル「とりあえず決議をしようではないか、今回は規約的には構成員にはなれない、だがエルの時があったように規約に縛られない考えを示す必要がある、それを再度頭に置いて結論を出すのだぞ」

シン「では決議を・・・」

〇6名 ×1名

セラ・ハート 叡智の究極系 【皓】 内定採用→ミール審査へ

・・・・・・
四人目

ルナ・ワルプルギス

出身 第九の園
種族 魔人族・魔人の始祖
属性 運命
配色 紅(くれ)
地位 構成員

シン「次はルナね・・・この人は結構な問題児ね、構成員になる方法も種族としてなら違和感はなにのだけど・・・」

ネル「主様のお気に入りだからな、ルナは私も同じ赤系統、だが私は嫌いではない、目的のためなら手段を選ばない、そしてその目的が主様に気に入られ、傍で守ることなら尚更問題はない、むしろ好感を持てる」

シン「ちなみに主様は・・・運命を会得していません、がルナの血を何度も交換しているため共感力は高いかと」

ノラ「まあ、構成員じゃないとそのような関係を持ってはいけないという規則はない、別に問題のない範囲、主様も同意しているのなら私達がどうこう考えるのは野暮というもの」

フラ「男女の関係でも正直どっちでもいいよね、長い目で見れば全員肉体関係を持つ可能性だってあるんだし」

ルラ「ですが、そこまでの関わりがあって功績はあるのでしょうか?」

ネル「あるにはあるな、主様もその技は気に入っている、私はあまり気に入らないが本人が気に入っているのなら別に問題はない」

ウル「既に私より実績はあって、主様からの好感度も高い、ルナ本人の忠誠度も高いとなればルナ本人は問題なさそうだね、それで主様だけど、そっちはどうなの?」

ベル「運命って・・・覚醒はかなり難しいと・・・思う」

シン「そうですね、正直私も覚醒条件のイメージが出来ません、ネルはどう見ます?」

ネル「血の交換を今でも定期的に行っているのだろう?ならそこから運命の覚醒をする可能性はどうなんだろうな」

ノラ「ルナは魔人族、可能性は0ではないですが、今の段階ですら会得していない代物、果たして会得まで行くのか・・・」

フラ「血はそこまで関係ないんじゃない?だって主様が血で会得したのはルナの種族による特性ばかりだし、運命はルナの種族と関係ない代物だし」

ネル「確かにな、難しいが、決議をしよう、例え通ってもこの件は条件を満たしているテルとは違い、ミールが最終判断をするんだ、シンが言ったように可能性を理解しているのはミールだけ、なら私達は構成員にさせても問題ないか、その点を判断しようじゃないか」

シン「なら決議を」

〇5名 ×2名

ルナ・ワルプルギス 運命の究極系 【紅】 内定採用→ミール審査へ



patopatoblog at 22:31|Permalink

2022年10月11日

No.55 王様らしいことがしたい

パト「俺ってさ・・・国家クラスのヒキニートだよな?」

パトがボソっと呟いた。
そんな言葉にソルテは笑いを堪えながら答える。

ソルテ「そ・・そんなこと・・・ないですよww」

パト「ソルテ!俺の顔を見て言って!背けないで!いや!最初からその方向だけど、せめて目を見て言って!お願い!!」

パトはソルテにそういうが、ソルテは肩を震わせながら振り向こうとはしなかった。

パト「メルリア?俺ってニートなのかな?」

メルリア「アナタにはしっかりと役割があります、それは国民を導く事です」

パト「そうだな!でもその言葉!現在進行形で導いてない俺にすっごく鋭利な刃物として刺さった!」

メルリア「すみません!そんなつもりは!?」

エイリ「呼びましたか?ご主人様?」

パト「エイリ!俺って・・・は!!」

パト(待て!エイリはまだ専属侍女じゃない!そんな子にこんな質問を投げても遠慮のある答えが返ってくるだけ!!それは言わせてる言葉に過ぎないじゃないか!!)

エイリ「あの?ご主人様?」

パト「なんでもないよ・・・エイリ」

月花(脳内)「ちなみに私はしっかりヒキニートだと思ってるわよ!税金泥棒ww」

パト(脳内「追い打ち掛けてくんなよ!それ言いだしたら月花もそんなヒキニートの補佐というクソほどどうでもいい役職ってなるからな!税金泥棒!!」

何故かパトと月花がにらみ合う、

パト「よし!たまには王様らしいことを!!」

ソルテ「メリア様からは政治に関わるなと言われたのでしょう?どうするのですか?」

パト「政治に関わるのが国王の仕事じゃないだろ!他にも」

月花「パト、他の部隊に行っても何をしてるのか知らないのに手伝いになるの?むしろ気を使われて足手まといでしかないわよ」

パト「なら俺はこの帝国のために何をしたら・・・」

メルリア「アナタ、国王とはそういうものです、部下が優秀ならその方達にお任せすればいいのです、そして部下が持ち帰って来た朗報を一緒に喜び、褒美を与える、そうして士気を上げるのも国王の役目ですよ」

パト「そうか!でも部下の報告全部メリアの方に行って、俺帝国の状況全く理解してないからやっぱり言葉の鋭利なナイフが刺さった!!!」

メルリア「すみません!そんなつもりは?!」

エイリ「あの、呼びましたか?ご主人様?」

パト「エイリ、本当君は癒されるよ・・・」

エイリ「あ、ありがとうございます///」

パト「そうなんだよ、国王の仕事全部メリアがやってるから俺に仕事が回ってこない!だから俺はこの一年間、授業と訓練とこうやって寝るか喋るかの生活ばっかりやってきたんだ!」

月花「仕方ないじゃない、パト全然そういう知識ないんだから、知識無い人が上に立たれても下からしたら迷惑なだけよ、手間が増えるだけだしね」

パト「月花!遠回しに俺を要らない子扱いしたね!いいの!俺が要らない子だったらその要らない子の補助をしている馬鹿な子ってことになるけど!」

月花「誰が馬鹿の子よ!私はパトの頭脳としてこうやって傍に居るんだから!」

パト「その頭脳も世間話しかしてこなかったら意味がないけどね!!」

メルリア「アナタ、そうやって従属の子達と交流を深めるのも大事な事なのですよ、私は羨ましいです、私の国は国王の私が働いてなんとか回っていましたから、ですがアナタは違います、部下が国を全て任せれるくらい働いてくれているのです、ならばアナタはこうやって従属と仲を深めることも大事だと私は思います。」

パト「メルリア・・・そうだね、こうやって交流をして仲を深める事は大事だね、でも俺、基本この玉座から出ないから交流全然出来ないんだけどね・・・ごめんね・・・」

メルリア「謝らないでください!!」

ソルテ「主様、メルリア様がどんどん萎縮していっているので、それくらいにしてあげてください」

パト「でもニートだぜ?どうすんの?職業 王様、業務内容は?玉座に座って秘書や補佐、侍女達と話してるだけとか・・・昔のレトロRPGの王様の方がまだマシじゃんか、俺ってただ玉座に座って女の子と戯れてるだけのクソ野郎だよ?」

ソルテはそのパトの言葉にとうとう笑ってしまう。

ソルテ「パトさん、その例え辞めてww仕事に支障が出るでしょww」

パト「笑わせようとしてないのよ・・・」

ソルテは玉座の壁の方を向き、なんとか笑いを抑えようとする。

パト「わかった、とりあえず城下町に行く!徘徊して街の状況を知るのも大事だろ!」

パトは立ち上がり、ソルテに言う

パト「ソルテ!街を案内してくれ!」

ソルテ「畏まりました、予定に余裕がありますので、問題ありません」

パト「予定なんてないでしょうが!!」

ソルテ「ぶふぉww」

ソルテは手帳を顔で隠し、笑っている顔を隠す。

パト(その笑い方凄く好きだけど、なんだろう・・・なんか悔しい・・・)

・・・・・・

従属神A「あれ帝王様じゃない?!」キャーー!
従属神B「帝王様!ご機嫌麗しゅうございます!」キャーー!

パトは大名行列を作っていた、

パトが先頭で歩き、その後ろには秘書ソルテと補佐月花と専属侍女メルリア、その後ろに16名の侍女部隊の従属神と32名の近衛部隊の従属神が居た。

パト「なんでこんなに大袈裟なんだよ、別に4人で良かっただろ」

ソルテ「遠くから見守っている近衛部隊が120名居ます」

パト「要らないだろ!国内だぞ!?誰が狙うの?!」

ソルテ「いえ、貞操が・・・」

パト「狙われるのそっち?!逆レイプの危機?!」

月花「あまりはしたない事言わないの、敵国のスパイが居るかもしれないでしょ、0として考えるのは愚かよ」

パト「へえ、なんか目印とかあればいいのにね、例えば俺経由で覚醒させた子は何処か光る!みたいな」

メルリア「それは名案ですね、そうすれば隠しきれませんし、そういうマーキング行為は凄く喜ぶと思います」

パト「マーキング?え?そんなつもりは?」

ソルテ「俺の覚醒させた女だぞ、ってマークですか、流石主様、独占欲がお強いようでww」

ソルテはちょっとわざとらしく意地悪な言い回しを笑いながら言う。

パト「おい、ソルテ、今の言い方悪意を感じるぞ、でも独占欲は多分強いかもな、取られたら、会った事ない従属神でも少しモヤってするかも・・・」

月花「その気持ちは大事よ、恋愛目線の独占欲強い異性はちょっと引くけど、国王目線の独占欲はそれだけ大事に思ってくれているという証明になるからね」

パト「確かに!不思議なもんだね!」

パトは街を歩きながら結局いつも通り話して終わっただけだった。

・・・・・・

パト「あれ?結局俺って何してたの?」

ソルテ「散歩ですね」

メルリア「ですが、従属神の方たちはアナタを見れて光栄だったと思いますよ」

月花「これだけ必要とされるんだからパトにだって価値はあるわよ、象徴としてこの場に居る、それが仕事よ!」

パト「いい事言った風で終わらせようとしたって、さっきまでの発言は忘れないからな!」




patopatoblog at 21:57|Permalink

No.54 国と国の一方的な会議

パトはメリアとアリシアと共に他国からの交渉を受けるために大会議室に居た。

パト「悪いな、二人共、俺も帝王としてこういう事も知っておきたいと思ってね」

メリア「そうですね、知ることは大事です、今回の相手の申し出は友好国希望」

パト「へえ、友好国か、貿易とか出来そうだね、メリアとアリシアはどう考えてるの?」

メリア「話になりませんね、エウレカ帝国の国の大きさも経済の大きさも天と地ほどの差がありながら友好国など・・・属国か、無礼極まりない相手国に宣戦布告してしまっても構わないのだけど」

パト「メリア?怖いよ?」

アリシア「そうですね、ですが、メリア様と同意見です、属国として私達の配下に加わるのならまだしも友好国とはかなり身の程知らずと思われても仕方ないです」

アリシアはそう言いながらパトに書類を渡す。

パト「この書類は?」

アリシア「今から交渉に来る国のデータです、内情はボロボロ、ですが外見はなんとか保っている、そして貿易には力を入れてさぞかし発展しているように見せていますが、中身は悲惨です、国民の貧困層が増え、そのうえ税率も上がり、国としては最低です、まず言うと星としての価値がない、私の感想はこれですね」

パト「成程、つまり相手はここで帝国と友好関係を結んで、周りの国にアピールして、もっと物資を貰えるようにしようって魂胆なわけだ、でもそれって根本的な解決にならないよね?」

アリシア「その通りです、現段階で相手は無理をしています、これ以上の生産量を増やすのは無理でしょう、なので私達帝国の評判を聞いてきたのでしょう、帝国では死んだ大地を蘇らせる薬の研究や、豊穣の神が溢れかえっていますからね」

メリア「つまり、今は無理してでも帝国と貿易を結び、そして無理して物資を渡して、その大地に栄養を与える薬を定期的に手に入れ、星が復興して、生産にも余裕が生まれれば万々歳ってことですね、愚かな」

メリアは書類を乱暴に置き、相手の目に見えた策に呆れていた

パト「でもそうだな、俺なら属国になって支援を貰える方が国民の事を考えたら一番良いと思うんだけど、なんでしないんだろうね」

メルリア「プライドでしょう、あくまで【自分の国であり、自分の力で我が国を救い、導いた】そんな歴史的名誉が欲しいのでしょう、帝国からすれば1週間もあれば解決する問題ですがね」

メリアとメルリアは別に下手に出てくる以上は帝国の恩恵を与える方針なのだ。
そうすれば懐の大きい国として支持を得られる上にその国の王であるパトの名声が上がるからである。
だが、身の程を知らない、帝国を利用して名誉を上げようとする相手には一切容赦をしない。
それはパトの名誉でもなく、帝国の支持とは全く関係ないからだ、

国の運営はボランティアではない、メリットが無ければいけないのだ。

・・・・・・

そして交渉予定の国が大会議室に来訪し、話し合いという話し合いもなく終わった。

大臣「・・・の物資をこの偉大なるエウレカ帝国様に提供致しますので、ぜひ我が国に恩恵を」

メリア「属国なら考えます、友好国等話にもならない、駆け引きなんてする気もありません、2択です【属国になり帝国の配下になり恩恵を受ける】か【交渉決裂し、そのまま帝国に星ごと潰される】か」

パト(凄い迫力、メルリアの時もこうやって脅したのかな・・・でもそんなメリアも可愛い!!)←馬鹿

大臣「え・・・あの・・・」

アリシア「貴方方の国を調べさせて頂きましたが、こちらに頂いている書類とかなり現状が異なりますが?これはどう説明してくれますか?」

大臣「な・・・それは!」

アリシアは大臣の前に先ほどパトに渡した書類と同じ物を渡す、そこには嘘偽りのない相手国の現状が書いていた。

アリシア「私達の国に所属する者は優秀でしてね、貴方の国に偵察してもらったらこれだけの情報を持ってきてくれるのです、それで貴方の国は私達の国からどれだけ情報を得れましたか?すみませんが、その程度の下準備なしにこの交渉の場に来たのであれば、同等とは到底言えませんね、大臣さん?貴方の御子息、今年で6歳になるのですね?」

大臣や相手国の貴族は全員顔が青ざめていた、帝国からはメリアとアリシアの二人しか喋っていないのに、数十人の相手国の大臣や貴族相手に圧倒していた。

パト(凄い、これが事前の情報戦、既に交渉は始まって、この場に来た時点で勝負がついているのか、恐れ入った。これは現場を知らないと全然理解出来ない事だ・・・)

パトはとりあえず偉そうな顔と態度をしていろとソルテから言われていたため、その態度のまま会議を見学する。

・・・・・・

結果は属国となり、帝国の恩恵を受けることになった。

メリア「まあ、あれだけ脅せば愚か者でも多少は理解するでしょう」

アリシア「そうですね、でも今回のメリア様は優しかったですね、わざわざ分かり易く二択を迫るなんて」

パト「え、あれで優しかったの?悪魔そのものだったけど?」

メリア「酷いです!ご主人!!ですが今回はご主人の前というのもあったので、手加減はしました」

パト「へえ、本来はどんな感じなの?」

メリア「普段なら相手の過ちを全て流して最後に取り返しのつかない所まで話を持って行ってトドメですね、私が価値とあると思えば属国に誘導しますし、価値がないと思えば戦争に誘導しますね、戦争で最低でも土地が手に入れば帝国でどうにか出来ますし、国民性が高ければそのまま兵士や国民全員を生かし、責任者だけを打ち取ったりですね」

アリシア「メリア様の評価次第って所ですね、国民性が気に入れば大事な未来の我が国民として街や住人にも傷一つつけさせない、それくらい徹底しますからね、その代わり専攻部隊は大変でしょうが」

パト「大変だろうね、かなり戦術が限られるし、繊細な作戦を要求されるからね、雪花の苦労がわかるわ~」

メリア「雪花ちゃんにそんな作戦作れるわけないじゃないですか~、大体は私が指示出してますよ~♪」

パト「裏の支配者・・・」

メリア「だから悪く言わないでください!国はこれほど容赦ないものなんです!!」

パトの国と国の会議見学は中々見どころ満載だった。

パト(こうやって帝国の領土が俺の知らないうちに広がってるんだな~)

呑気な帝国の王だった・・・




patopatoblog at 21:09|Permalink

2022年09月19日

No.42 残虐な帝国の裏の顔

帝国は神界、全世界を見ても超発展国である、

軍力も治安も建設技術や、最新技術の発展も含め、多くのジャンルに置いて、最高級のクオリティーを備えているのが帝王パトが率いる【エウレカ帝国】

だがその国の政策を行っているのは帝王パトではなく、帝王代理を務めるメリア・メルトリアである。

外側の情報では、帝王パトの参謀、側近として常に傍に居て、帝王パトのアシストをしているという事になっている。

だが実際の所はパトはまったく帝国の政策に最近まで関わっておらず、大半(9割以上)はメリアが支配していると言っても過言ではない。

そもそも帝国が女神しか居ないのもパトが行ったわけではなく、メリアが行った事である。
理由は【子孫繁栄】のためである、帝王パトに遺伝子を持つ女神が子を産めばその子は間違いなく【神王クラス以上のポテンシャル】を持つ。将来の帝国を担う次世代の事も考えての事だった。

というのは表の話。
裏では

・優秀な女神のみを集めれば他国の子孫繁栄が困難になる。
・帝王パトに好意を抱く女神の方が精神的に洗脳しやすい。
・メリア自身男が嫌いなため、自身の国に男を入れたくない。

が本音だった。もちろん表の理由もある。

そしてメリアは帝国の政治、軍、警備、技術者等の優秀な神材を育て、帝国の領土を広げる活動を始めた。

だがそれはブラフでもあった。
実の所、メリアの姉や兄達の国に太刀打ちできる決定的な戦力は持っていなかった。

名前だけで言えば
・帝王神候補序列1位 パト
・帝王神候補序列10位 メリア
・帝王神候補序列12位 ソフィア
・神王序列5位 ラル
・最上級神序列2位 アリシア
・最上級神序列3位 ソルテ

等の肩書を大題的に掲げ、他国を抑制させ、戦争を持ちかけられないようにしていた。
その間に帝国の軍力を高めながらも、国としての発展を急いだ。

そしてパトのとある注文で、無理矢理メリアの姉、メルリアの国を支配し、
・帝王神候補序列11位 メルリア

を加入させ、さらにネームを上げ、戦力を上げた。

本来、エウレカ帝国とメルリアが統括していたメルリア法国の戦力は少々エウレカ帝国が上程度でそこまで大きな戦力差がなかった。

その差はメルリア一人によるものであったが、そのメルリアが帝王神候補3名との戦闘に怯え、戦意喪失しメリアのブラフに騙された形で会議の段階で敗北した。

このようにメリアは他国を支柱に収め、確実に戦力を増やしていた。

・・・・・・

メリアは軍、専攻部隊に対しても容赦ない育成を行っていた。

それは【とことん相手の心を折る事】だった。

過去にエウレカ帝国に反発し、戦争になった星の国がおよそ18ヵ国、大体はその反発した国を壊滅させてしまえばその星に存在する他の国が怯え服従するため、大体の場合が見せしめで全滅させるように専攻部隊の総長である雪花に指示していた。

そのおかげで戦争では全勝、帝国側は怪我人は居ても死亡者は0人という成績を全て納めてきた。


表の話を聞けばまだ武勇伝だが。裏がもっと無慈悲な取引があった。

それは

・配下神を他国に奴隷として行かせ、情報を得る
・配下神に他国の貴族や王族にハニートラップをさせ、情報を得る
・配下神をスパイとして送り、情報を得る
・配下神を敵国に入れ、誤情報を流したり、暴動のきっかけを作らせる

等の仕事を行わせていた。そしてその中で身体を許し、他の男に穢れた配下神の女神は情報隠蔽と不必要のため、そのまま暗殺し、抹消する。

そんな同じ配下神でも知らないようなドス黒い事をメリアはやっていた。

だがその成果のおかげで専攻部隊の死亡者は0人という偉業を成し遂げている。

・・・・・・
メリアは政治に関しても深く関与し、今の帝国の法の9割はメリアが作成、改竄をしている。

最初こそはアリシアが半分程手を加えていたが、メリアが誘導し、アリシアに自分の答えに近い答えを出させるように誘導したり、アリシアが発案しないであろう政策に関してはメリアがほぼ100%の確率で言い負かし、採用させてきた。

最近は琴歌も実力がつき、アリシア程ではないが、メリアに対抗するようになったが、メリアからしたらまだ可愛らしいレベルで、正直者という印象だった。

メリアはそのように同じ意見なら相手に肩を持たせ、モチベーションを維持させながら、自分の意見だけを強く出し、帝国を導いてきた。

その政策の全てに繋がる概念が【パトのため】である。

・・・・・・
メリアの思考の第一優先はパトだった。

その次に専属神、そして専属神達が抱える直属部隊、精々そこまでしか優先はしなかった。
だが最近は従属もパトによって覚醒したおかげでメリアの優先事項の中に加わった。

メリアはパトのために動いている、だからと言って【パトが優遇される国】を作っているわけではなく【パトが世界一優秀であることを世界に知らしめるための国】を作っている。

そのためならパトの名前も最大限利用するし、残酷な事も平気で行う。
その行動から専属神達からは【世界一のメンヘラ】と呼ばれる程である。

ここまでの話でわかるが、メリアの目的は【世界征服】である。

それも自分のではなくパトのための【世界征服】、視点が違えば間違いなく悪の権化、悪の帝国と呼ばれてもおかしくない。そんな事をしていた。

ただ、そうはならないのは、他の専属神達がその残虐な行為の後をフォローしているからである。

アリシアが外交を担当してくれるおかげで、戦後であっても復興が行われ、すぐに街を戻したり、住民の心をケアしたりしてくれている

月花が技術開発部隊に居た頃はその他国の住人にあった薬を作ってくれたおかげで傷や病を治し、人々の活気を取り戻す事が出来た。

雪花の専攻部隊が属国になった国が他国の勢力やエイリアンに襲われているのを助けるおかげで治安が安定し、恐怖心もあるが帝国への忠誠が少しづつ得られていった。

このようにメリアの残虐の後のフォローのおかげで帝国が成り立っていた。
おかげで評判は悪くなく、反乱を起こしたり、反発を起こそうとする勢力は存在しなかった。
(正確には恐怖心により、出来なかったが正解)

メリアは自身の仕事を【嫌われ役】として請け負っている。だが帝国の誰もが出来ないことだからと積極的に請け負っている。

だから誰もメリアに文句は言えないし、言えるほどの頭脳を持ち合わせていない。

帝国はパトの国でもあるが、メリアの国でもあるのだ。
(ただし、帝国の悪評は全てパトに行くという悪循環だけはメリアでもどうしようもない・・・)

他国からのパトの評価は

【女神ばかりを配下に置いて楽園を作り、全ての仕事をその女神達にやらせ、自身は性奴隷と常に戯れる生粋の女好き】というレッテルが貼られているらしい。メリアはどうにかパトにその情報が伝わらないように頑張っている・・・

メリア「ごめんなさいご主人~~~」(>_<)

patopatoblog at 09:15|Permalink

2022年09月18日

No.41 女性慣れの試練(R18)

パトは戦闘中、女性相手でも戦えるようにメリアから特別な訓練を行っていた。

メリア「まずは私の胸に慣れて貰います!女性の急所はこの胸付近に沢山あります!ですがそこを避けているようでは絶対に勝てません!いいですか!!」

パト「胸限定なの?」

メリア「いえ!腹部も立派な急所です!ですがまずが殴打の話をしましょう、とりあえず私の胸をさわってください」

パト「正気か?!」

メリア「本気です、それに冗談でも下心もありません、それほどご主人には戦闘中胸を触ることに躊躇わないで欲しいのです、格上が相手の場合、その動揺や躊躇いが攻撃の手を緩め、隙が生まれます。」

メリアは本気の目だった、パトもここまでメリアに言われては言い返すことは出来なかった。

パト「わかった・・・なら触るぞ!!」

パトは勢いよくメリアの胸を触る!!

メリア「手が震えてますね、ご主人」

メリアは胸を触られているが特に気にすることなく、感想を述べていた。

パト(うわ~、流石メリア、訓練となればしっかり分けられるんだな、それにブラも付けてるわけだし・・・なんか悔しいな)

パトは何故か何も感じていないメリアに対して対抗心が生まれた、

メリア「さて、まだ動揺が隠せていない以上、もう一度触れて貰います、ですがただ触れてもあれなので、私もその場で動きます、その動いてる状態で私の胸を掴んでください」

メリアはあくまで真面目な顔で言う。パトも訓練だからと割り切りながらも動揺しながら訓練を始める。

・・・・・・

メリアは上半身だけ動かし、下半身は固定した状態でパトの手を避ける、パトは必至にメリアの胸を狙って手を伸ばす。

パト(これって傍から見たら、俺が全力でメリアにセクハラしてる絵図だよな・・・)

パトがそんな事を考えながらメリアの動きを読み、胸へと手を伸ばす、だが一瞬触る事に抵抗が生まれ、その隙にメリアがパトの手から離れる。

メリア「ダメです、本気で触りに来てください!」

パト「ああ!もう一回!!」

何度も繰り返す、傍から見たらセクハラを仕掛けているような訓練を・・・

パト(クソ!単純にメリアの動くが読みにくい!ただでさえ掴むのも抵抗あるのに!)

パトがメリアの動きに必死に食らいつこうとし、無意識に手を伸ばすとメリアの胸を掴むことが出来た。

パト「やった・・・」

メリア「その感覚です、今私の動きを捕えようと必死になってましたよね?その時胸の事は二の次になっていたはずです、その感覚を忘れないでください」

メリアはそう言いながら、真顔でパトに話す、やはりパトは気に入らない。

パト「クソ、やっぱり意識してない!」

メリア「何がですか?」

パト「なんでメリアは真顔で平気そうなんだ?」

メリア「女性も戦闘中いちいち胸など気にしてられないからです。触られるのが嫌なら戦いの場に立つべきではありません、まあでも嫌悪感はあると思いますので、戦闘用ブラを使っています、それなら胸というより服を掴まれている感覚で落ち着きますので、多少はマシになりますね」

パト「そうか、女性側も触られたくないもんな、確かにそうだ」

メリア「そうです、なので私が雪花ちゃん達にこの訓練は最初の方にしました。まあ雪花ちゃんはお胸はないので、気楽そうでしたけど・・・」

パト「それは言うな・・・」

メリア「とりあえず今の感覚を忘れないうちにもう一度行きますよ!!」

パト「おう!」

パトはメリアとの女性慣れの修行を行った。

・・・・・・
そして夜、パトが就寝し、メリアが夜這いをするため、寝込みを襲いに来た。

メリア(ふふふ、修行の時はああ言いましたが、実際はご主人に胸を合意的に揉んでもらえて興奮が止まりませんでした!これはもう今晩はご主人を堪能するしか!)

メリアはそう考えながら上着を脱ぎ、上半身裸になる、そしてまずは股間の調子を確かめる

メリア(んん♪、今日も元気そうですね♪、いっぱい可愛がってあげますからね♪)

メリアはパトの股間を弄び、一通り満足するとパトの顔元に近づき、愛撫しようとする。
だがその時、パトの手がメリアの胸を捕える!!

メリア「あいたたたたたたたたたたたたたた!!」

パトは力いっぱいメリアの胸を鷲掴みし、メリアはあまりの激痛に悲鳴を上げる!そしてその悲鳴でパトや他の専属神達が起き、急いでパトの元に向かう!

雪花「どうしたの!?」

雪花がパトの部屋を開けるとそこには片方の胸に真っ赤な手形が付いているメリアと何が起きたのかわからず慌てるパトが居た。

カナ「ああ!メリア!また夜這いしてる!!」

ハク「・・・ハレンチ・・・」

ソフィア「んん?なに?なんでメリア上半身裸なの?」

ソフィアは寝ぼけた状態で抱き枕を持ったままパトの所に来た。

雪花「ソフィアちゃん、なんでもないからお布団で寝ましょうね~」

ソフィア「うわぁ~~(あくび)」

ソフィアは大きなあくびをしながら目をこすり、雪花はそんなソフィアを寝室に誘導していた。

パト「何事・・・てかなんで俺の息子が?!」

カナ「ふむふむ、結構濡れてるってことは・・・舐めてたね?メリア?」

パト「近くで観察するな!冷静に判断するな!恥じらってくれ!!」

ハク「カナちゃんも・・・ハレンチ」

ハクは扉に隠れて様子を見ていた。

メリア「ふう、なんでそんな酷いことをするんですかご主人!!」

メリアは涙目になりながら少し怒った表情で聞いていた。

パト「知らないよ、俺もメリアの悲鳴で起きたんだし、というかなんでそんな恰好でこんな所に居るんだ?」

メリア「今日沢山胸を触られて揉まれたので、居てもたっても居られなくてですね・・・」

パト「全然訓練と分けてないじゃん」

メリア「ご主人は別です!好きな方が自分の胸を触る!それだけでどれだけ興奮すると!!」

カナ「おお!パトの息子が反応しましたぞ!」

パト「観察すんな!」

カナはパトの股間をツンツンしながら遊んでいた。パトもカナを止めたかったが、メリアを問い詰めるのが先だと思いとりあえず後回しにしていた。

パト「それで、この状況からすると、俺の股間を舐めて、おっきくなったからそのまま愛撫しようとしたと?」

メリア「はい・・・それである程度満足したらそのまま性行為に移ろうかと・・・」

カナ「でも精子は出てない・・・はしょったね?」キラリン!

パト「ドヤ顔でとんでもない事言うな!」

メリア「それは私の中に欲しかったので///」

ハク「二人共ハレンチ過ぎるよ・・・」

その時雪花が再度現れる、そして何事もなく、パトの股間を握り、話す

雪花「それで!どこまでしたの!んん?濡れてるけどサラサラ、つまり口までね、中に入れてたら少なくともヌルヌルだから・・・」

パト「雪花は握る必要あった?!というか雪花もなまめかしい観察と考察すな!!」

雪花「当然でしょ!現場証拠は大事よ!というより不愉快ね!」パク

雪花はそのままパトの股間を口に含み、一通り舐めるとすぐに口から離す。

カナ「雪花大胆!よく私達の前で出来るね!」

雪花「恥ずかしさより、メリアちゃんの唾液がついてるパトの股間を見る方が気になって仕方ないもの」

ハク「雪花様・・・ハレンチ!!」

ハクは扉の向こうで顔を真っ赤にして、足をすり合わせていた

カナ・雪花(多分かなり濡れてるんだろうなぁ~)

そんな事を考える二人だったが、パトはとりあえずメリアを問い詰める。

パト「それでその後どうしたの?」

メリア「それで私がご主人の耳元を舐めようとして、恐らくご主人の腕に私の胸が当たった時に私の胸を強く握ってきて・・・それで悲鳴を・・・」

メリアから事情聴取を聞いた後、パトは大体心当たりがあった。

パト「今日の訓練のせいじゃない?胸を掴む訓練してたし・・・身体が条件反射で動いたのかも」

メリア「そんなぁ!では私は夜這い出来ないじゃないですか!!」

パト「知らないよ、というかそもそも夜這いするなよ!」

メリア「なら私のお誘いを受けてくださいよ!女性からのお誘いを断るなんて紳士として酷いです!」

パト「毎日お誘い受けてたら断るでしょうよ!」

パトとメリアが言い合いをしてる時に雪花とカナがパトの股間を操縦のレバーのように遊んでいた。

カナ「雪花号!はっしーーん!」股間グイー!

雪花「前方ガシャーン!」

パト「俺の股間で機械操縦ごっこすなーーー!!!」げんこつ!!

パトはカナと雪花の頭を軽く叩く!

雪花「ジョークじゃな~い」

カナ「そうだよ~、こっちは暇なんだからさ~」

二人はパトに理不尽な文句を言う、そして4人で騒いでいると扉の向こうで座っているハクを見るパト

パト「ハク?」

ハク「あう・・・見ないで・・・」

カナ・雪花(ああ、濡れすぎて、立ち上がれないのね・・・座ると凄くパンツについてるのわかりやすいからなぁ~~)

カナと雪花はハクの所に行き、自室に誘導する。

雪花「とりあえずメリアちゃんは服着て自室に戻る!いいわね!」

雪花はそう言いながら部屋を後にする。

メリアは痛そうに自分の胸を撫でる、パトも流石に罪悪感があったためメリアの胸を優しく触る。

パト「あの・・・無意識でも悪かった、大事なメリアの身体だからね、えっと・・・その・・・」

メリア「舐めてください・・・」

パト「はい?」

メリア「怪我したらその傷口を舐めると治るらしいですよ?」

メリアはそう言いながら自分の胸をパトに向ける。

パト「それ、以前メリア否定してなかったか?菌が入るから駄目だって」

パトはそう言いながらメリアの胸を優しく愛撫する。
メリアはその愛撫に感じながら答える。

メリア「心の傷は別です・・・」

そのまま結局最後までした・・・
女性慣れ訓練を行った日の出来事である・・・。

patopatoblog at 22:25|Permalink

2022年09月17日

No.39 侍女部隊員の一日

私はエイリ、今回の新体制で【帝王直属侍女部隊】に選ばれ入隊した、従属神です。

地位は【最上級神序列77位】
役職は【援喜神】

専攻部隊の直属部隊に選ばれたルーリエと同期で同じ神だった、今までは護衛部隊に所属していたけど、
この新体制でもっとも優秀な神材として【侍女部隊】に採用されました。

そして侍女部隊の選考の基準は【高水準のポテンシャル】【補助に強いこと】【帝王パト様の好み】
だった。

つまり自意識過剰と思われるのはお恥ずかしいのですが、私は帝王パト様のお気に入りとして選ばれたかなっと思ったりしています。

・・・・・・
以前、私は帝王パト様に呼ばれ、膝の上に座らせてもらって、名前も聞いてもらえて、凄くこの部隊に入ってよかったなと心の底から思っています。

パト「あ!エイリ!おはよう!」

エイリ「おはようございます!主様」

今日は帝王様の方から声を掛けていただきました、それだけで一日が凄く頑張れそそうな気分になり、気分もいいです。

パト様がソルテ様に命令し、【侍女の表情や感情まで抑制しない】と言ってくださり、礼儀や無礼をするのは言語道断ですが、それでも以前よりは話しやすくなりました。

エイリ「本日も私は玉座当番ですので、何かありましたらお声をおかけください」

パト「ああ、それじゃあその時は頼むよ」

帝王様はそう言うと私に手を振ってくださりながら朝食の場へと向かいました、

・・・・・・
エイリ「はぁ、本当この部隊に選ばれてよかった・・・」

エイリは自分の担当場所として玉座に移動し、自分の所定位置につく。

アレシア「今日は私に声を掛けてくださるかしら?エイリ」

エイリ「そうですね、アレシアもきっとお声を掛けてくれますよ」

アレシア、エイリと同じく【帝王直属侍女部隊】の隊員である、元々技術開発部隊所属だったが、選ばれた事で、侍女そして傍に居る、月花と同じ仕事を携わっていたので、月花とも顔見知りである。

エイリ「でも今から約8時間はお勉強ですからね、その時間の間はこの玉座の護衛も兼ねてしっかりお守りしなければいけませんね」

玉座には16名の侍女が待機しており、如何なることにも瞬時に対応できるように各自役割別でその場に居る。

エイリ「それにしてもメルリア・メルトリア様、凄いお方です、ソルテ様も素晴らしいですし、月花様も美しい、そのお三方が常にあの玉座に居る・・・」

アレシア「そうですね、私は月花様が技術開発部隊の時から知ってるけどそれはそれは悲惨でしたから、今あのように余裕のある笑みを浮かべられて凄く心が安心します。」

エイリ「そうなのですね、技術開発部隊も大変だったのね、護衛部隊はその・・・大変というより、厳しかったって感じでしたから・・・」

そんな感じで話をしているとソルテが玉座に入ってくる。

ソルテ「侍女部隊の皆様、もうそろそろパト様の座学が終了致します、こちらに帰って来られたら、ただちに飲み物や状態の確認を忘れなきよう、後はパト様の前では話しかけられ、喋る事を許可されるまでは私語厳禁です、体制も崩さないように、では私は戻りますので、本日もよろしくお願いします」

侍女16名「畏まりました、ソルテ総長」

ソルテはそう言うと玉座を後にした。

エイリ(講義室からこの玉座までは別の侍女が廊下で一定の間隔で待機している形になる、それらが終われば歩き終わった後の瞬時な清掃、講義室の清掃、教科書のクリーニング、そこから廊下に待機、大変な仕事です)

侍女の仕事は交番制、何班か作られていて、その班事に役割分担をローテーションさせ、任務をこなすというものだった。

エイリ(2ヵ月程で役割をローテーションして、1班250名の計8班で活動している、役割は大きく分けて4つ、それらを1週間ごとに交代する。)

ABCDの4つの仕事がある場合、


A・休・B・休・C・休・D・休

という感じで1週間仕事すれば1週間休みという体制である。


エイリ(私の班の仕事の中でもこの玉座は特別!誰もが喉から手が出る程欲しがるはず!この楽しみを満喫しないと!)

・・・・・・
パトが玉座に帰ってくる、その背後には専属侍女のメルリアが居た。

侍女達「お帰りなさいませ、ご主人様」

パト「・・・はい・・・」

エイリ(あれ、何かお気に召さなかったのでしょうか・・・)

そんな事をエイリが考えていると、ソルテがパトに話す。

ソルテ「そんなに照れないでください」

パト「ばっか!慣れてないんだよ!だってご主人様~だぞ?!照れるに決まってんでしょ??!」

パト様は動揺されていた。

エイリ(そうか、慣れてなかったのですね、まあこの侍女制度も今週から始まったばかり、仕方ないですよね)

エイリはそう思いながらパトが玉座に座るのを見て、即座にそこまで行き、飲み物を聞きに行く

エイリ「ご主人様、お飲み物は何がよろしいでしょうか?」

パト「ああ、エイリか、そうだな~、りんごジュースでお願いできる?多分おかわりするから、大きい器と・・・そうだなソルテとメルリア、月花で4名分お願いできる、後はそうだな~、話しがしたいから、他の侍女に16人が座れる机と椅子、飲み物とコップを準備して」

エイリ「はい、畏まりました」

エイリ(私達分の飲み物とコップ?!一体何を・・・)

エイリはそう思いながら侍女達にパトの命令を伝え、即座に準備を始める。

・・・・・・
飲み物が全員に行き渡るとパトは立ち上がり、話しだす。

パト「本日の勤務本当にご苦労様、本当は侍女部隊全員を労ってあげたいのだけど、この場に居る16名にだけ感謝の気持ちを込めて、今の場を設けた、内密に頼むよ、周りにバレたら大変そうだ」

侍女達「ありがとうございます」

パト「さてだ、本日の命令は君達にもちょっと困る内容だと自覚している、だがソルテにも許可はもらっているから遠慮はしなくていいし、別にこれはテストでもなんでもない、つまり評価するためのものではないと帝王としてここに誓おう、そして今この場で起きた事を咎めない、覚えないという事をソルテに誓わせよう」

そこまでパトが話すとソルテも頭を下げる、そしてパトは命令を話す。

パト「命令は【気を楽にして、会話を楽しんでほしい】俺もそっちに向かう、俺はまず君達を知りたい!仲良くなりたい!親しき仲にも礼儀ありということわざがあるように、別に主従関係は互いに仲良くても成立する!さて、楽しもうか」

パトはそう言うと玉座から下り、侍女の元に向かう。

パト「侍女部隊に来てくれてありがとうね、何か不自由してない?」

侍女A「はい!城内はとても素晴らしい設備なので!とても過ごしやすいです!」

侍女B「えっと、広すぎて・・・ちょっと困惑ですね」

パト「わかる!俺も最初は困った、でも慣れたら大丈夫・・・って掃除とか大変だね、まあしっかり馴染んでくれたらいいよ」

こうしてパトは侍女達との交流する時間を作った。

ソルテ「いつからこう考えていたのかしら」

メルリア「最初からですね、私の時もそうでしたけど、旦那様は硬い主従関係が苦手なんですね、最初は甘さかなっと思っていたのですが、旦那様自身が気を許せるような、主従関係でなければきっと、気を使い過ぎて居ても立っても居られないのでしょう」

ソルテ「わかります、パトさんって凄く小心者のヘタレですからね」

メルリア「ふふ、そうですね、でも侍女としては最高の主様ですよ」

ソルテ「私としても最高の主ですよ、メルリア様、ですがこのまま侍女達が気が緩んでしまうかもしれないわね」

メルリア「それはそれ、これはこれ、まずは旦那様が求める形に侍女達を育てないと、これは名前こそは無理としても相手がもっと旦那様に対して距離感を縮めてくれたらと持っています」

・・・・・・
パト「エイリ・・・にえっと~~」

アレシア「アレシアでございます、主様、以前までは【技術開発部隊】で月花様の下で働いておりました。」

パト「そうなんだ!なら月花とも仲良くしてくれ、堅苦しい上下関係は俺は苦手でね、互いに仲良くしてくれれば俺も嬉しい」

アレシア「はい、ありがとうございます」

エイリ「主様は私達の名前を覚えましたか?」

パト「無理だな~、流石に時間掛かる、多分何度も名前を聞くと思うけど不快にならないでね」

エイリ「滅相もございません、主様は100万の従属神と10兆を超える配下神を束ねる頂点、それほども居たら覚えるのは厳しいかと」

パト「そう・・・だな~~、そんなに居たら厳しいなぁ~」

パトは少し数を考え、苦笑いをしていた。

エイリ「ですが私の名前は以前の件から覚えてくださっていますね」

パト「確かにね、俺の故郷にも居そうな名前だからかな、覚えやすいんだ」

エイリ「それは光栄であります」

パト「エイリは元々は?」

エイリ「はい、私は【護衛部隊 第七部隊隊長】としてラル様の元で活動をしておりました。ご存じだと良いのですが、雪花様の直属部隊に配属になったルーリエは知っておりますか?」

パト「ああ、知ってるぞ、ずっと雪花と一緒に居るからね」

エイリ「私はルーリエと同じ神で同じ時期に入った同期なのです、なので主様の状態向上はお任せください!戦闘もラル様に褒められる程は出来ますので!」

パト「頼もしい!その時は頼むとしよう」

パトと話すと次の席に移った。

・・・・・・

エイリ「凄く話しやすい方ですね、アレシア」

アレシア「そうですね、なんかこうイメージしていたのとは全然違いました、凄く身近に感じます」

エイリ「うん、私これからも頑張れそう」

二人は意気投合し、話しているとメルリアに目が行く

エイリ「メルリア様、凄く羨ましいですね、専属侍女であり帝王神候補、絶対的なポジジョンで私達侍女の憧れ・・・」

アレシア「わかります、主様のプライベートから個室、お風呂等のお世話を独占、主様の傍に常に居る事を許された帝国一の聖母様・・・いえ、聖母等と言っては失礼ですね!」

エイリ「でも言いたいことはわかります、同じ女性でも格の違いを感じます、もうオーラが違いますよね、私もあのような位置に立てたらと思いますよ」

そう話しながら時間が過ぎ、侍女達は机やコップを運び、数名は玉座で待機していた。

パトは話し疲れたのかそのまま眠っていた。

メルリア「アナタ、風邪をひかれないように、布ものをおかけしますね」

そういうとメルリアは空間を歪ませ、そこから上質な毛布を取り出し、パトにやさしくかぶせる

ソルテ「メルリア様、ここは起こさないと・・・」

メルリア「それは私の役割に反しますので、それに旦那様の役目はしっかり果たしました。それにこんな無防備な姿を侍女達に見せるのも良いと思いますよ、ほら」

ソルテがメルリアに言われて侍女達の方を見ると、侍女達は寝ているパトに釘付けになっていた。


侍女C「なんと穏やかな寝顔、普段の優しくも勇ましい主様からは想像もできないお姿、私、感無量です」

侍女D「侍女部隊に選ばれてよかった・・・」

ソルテ「はぁ・・・」

ソルテが選んだとは言え、パトに盲目的な子を選び過ぎたかなと心配する。

・・・・・・
一日が終わり、パトも自室に戻った。

エイリ「さて、主様が居ない間に玉座をお掃除しないと!」

そう言いながら侍女16名で玉座の清掃を行い、本日の勤務が終了する。

ソルテ「今日の勤務ご苦労様、今日はパト様からの命令で無礼講でしたが、明日は気を緩めないように!侍女として慎ましく居る事、では解散」

そしてエイリは勤務を終え、自室に戻る。

エイリ「はぁ、今日は本当に楽しかった・・・こんな部隊が帝国にも存在したのね・・・」

護衛部隊時代は常に部下と上司に板挟みになり、仕事に追われていたのを思い出した。

エイリ(ラル様は元気にしていらっしゃるでしょうか、確かラル様は護衛側近として勤務以外ではあの玉座に居ると聞きましたし、また近いうちにお会いするかもしれませんね)

エイリは本日から城内の大浴場を利用するようになった。

エイリ「本当デカいお風呂ですね、護衛部隊時代は城外にある大浴場を利用していたからなんか、凄く贅沢をしている気分ですね!」

エイリは大浴場を楽しみ、再度自室に戻り、就寝する。

エイリ(夜中の勤務はもうひとつの班が担当してくれますので、私達はゆっくり寝る事が出来る、てっきり就寝は遅く、朝が早いという日常を予想していましたが、そうでなくてよかった・・・)

パトの政策が間違いなく一人一人の余裕を作れていた・・・
これはエイリという侍女部隊に配属された従属神のお話。






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