2022年09月17日
No.39 侍女部隊員の一日
私はエイリ、今回の新体制で【帝王直属侍女部隊】に選ばれ入隊した、従属神です。
地位は【最上級神序列77位】
役職は【援喜神】
専攻部隊の直属部隊に選ばれたルーリエと同期で同じ神だった、今までは護衛部隊に所属していたけど、
この新体制でもっとも優秀な神材として【侍女部隊】に採用されました。
そして侍女部隊の選考の基準は【高水準のポテンシャル】【補助に強いこと】【帝王パト様の好み】
だった。
つまり自意識過剰と思われるのはお恥ずかしいのですが、私は帝王パト様のお気に入りとして選ばれたかなっと思ったりしています。
・・・・・・
以前、私は帝王パト様に呼ばれ、膝の上に座らせてもらって、名前も聞いてもらえて、凄くこの部隊に入ってよかったなと心の底から思っています。
パト「あ!エイリ!おはよう!」
エイリ「おはようございます!主様」
今日は帝王様の方から声を掛けていただきました、それだけで一日が凄く頑張れそそうな気分になり、気分もいいです。
パト様がソルテ様に命令し、【侍女の表情や感情まで抑制しない】と言ってくださり、礼儀や無礼をするのは言語道断ですが、それでも以前よりは話しやすくなりました。
エイリ「本日も私は玉座当番ですので、何かありましたらお声をおかけください」
パト「ああ、それじゃあその時は頼むよ」
帝王様はそう言うと私に手を振ってくださりながら朝食の場へと向かいました、
・・・・・・
エイリ「はぁ、本当この部隊に選ばれてよかった・・・」
エイリは自分の担当場所として玉座に移動し、自分の所定位置につく。
アレシア「今日は私に声を掛けてくださるかしら?エイリ」
エイリ「そうですね、アレシアもきっとお声を掛けてくれますよ」
アレシア、エイリと同じく【帝王直属侍女部隊】の隊員である、元々技術開発部隊所属だったが、選ばれた事で、侍女そして傍に居る、月花と同じ仕事を携わっていたので、月花とも顔見知りである。
エイリ「でも今から約8時間はお勉強ですからね、その時間の間はこの玉座の護衛も兼ねてしっかりお守りしなければいけませんね」
玉座には16名の侍女が待機しており、如何なることにも瞬時に対応できるように各自役割別でその場に居る。
エイリ「それにしてもメルリア・メルトリア様、凄いお方です、ソルテ様も素晴らしいですし、月花様も美しい、そのお三方が常にあの玉座に居る・・・」
アレシア「そうですね、私は月花様が技術開発部隊の時から知ってるけどそれはそれは悲惨でしたから、今あのように余裕のある笑みを浮かべられて凄く心が安心します。」
エイリ「そうなのですね、技術開発部隊も大変だったのね、護衛部隊はその・・・大変というより、厳しかったって感じでしたから・・・」
そんな感じで話をしているとソルテが玉座に入ってくる。
ソルテ「侍女部隊の皆様、もうそろそろパト様の座学が終了致します、こちらに帰って来られたら、ただちに飲み物や状態の確認を忘れなきよう、後はパト様の前では話しかけられ、喋る事を許可されるまでは私語厳禁です、体制も崩さないように、では私は戻りますので、本日もよろしくお願いします」
侍女16名「畏まりました、ソルテ総長」
ソルテはそう言うと玉座を後にした。
エイリ(講義室からこの玉座までは別の侍女が廊下で一定の間隔で待機している形になる、それらが終われば歩き終わった後の瞬時な清掃、講義室の清掃、教科書のクリーニング、そこから廊下に待機、大変な仕事です)
侍女の仕事は交番制、何班か作られていて、その班事に役割分担をローテーションさせ、任務をこなすというものだった。
エイリ(2ヵ月程で役割をローテーションして、1班250名の計8班で活動している、役割は大きく分けて4つ、それらを1週間ごとに交代する。)
ABCDの4つの仕事がある場合、
A・休・B・休・C・休・D・休
という感じで1週間仕事すれば1週間休みという体制である。
エイリ(私の班の仕事の中でもこの玉座は特別!誰もが喉から手が出る程欲しがるはず!この楽しみを満喫しないと!)
・・・・・・
パトが玉座に帰ってくる、その背後には専属侍女のメルリアが居た。
侍女達「お帰りなさいませ、ご主人様」
パト「・・・はい・・・」
エイリ(あれ、何かお気に召さなかったのでしょうか・・・)
そんな事をエイリが考えていると、ソルテがパトに話す。
ソルテ「そんなに照れないでください」
パト「ばっか!慣れてないんだよ!だってご主人様~だぞ?!照れるに決まってんでしょ??!」
パト様は動揺されていた。
エイリ(そうか、慣れてなかったのですね、まあこの侍女制度も今週から始まったばかり、仕方ないですよね)
エイリはそう思いながらパトが玉座に座るのを見て、即座にそこまで行き、飲み物を聞きに行く
エイリ「ご主人様、お飲み物は何がよろしいでしょうか?」
パト「ああ、エイリか、そうだな~、りんごジュースでお願いできる?多分おかわりするから、大きい器と・・・そうだなソルテとメルリア、月花で4名分お願いできる、後はそうだな~、話しがしたいから、他の侍女に16人が座れる机と椅子、飲み物とコップを準備して」
エイリ「はい、畏まりました」
エイリ(私達分の飲み物とコップ?!一体何を・・・)
エイリはそう思いながら侍女達にパトの命令を伝え、即座に準備を始める。
・・・・・・
飲み物が全員に行き渡るとパトは立ち上がり、話しだす。
パト「本日の勤務本当にご苦労様、本当は侍女部隊全員を労ってあげたいのだけど、この場に居る16名にだけ感謝の気持ちを込めて、今の場を設けた、内密に頼むよ、周りにバレたら大変そうだ」
侍女達「ありがとうございます」
パト「さてだ、本日の命令は君達にもちょっと困る内容だと自覚している、だがソルテにも許可はもらっているから遠慮はしなくていいし、別にこれはテストでもなんでもない、つまり評価するためのものではないと帝王としてここに誓おう、そして今この場で起きた事を咎めない、覚えないという事をソルテに誓わせよう」
そこまでパトが話すとソルテも頭を下げる、そしてパトは命令を話す。
パト「命令は【気を楽にして、会話を楽しんでほしい】俺もそっちに向かう、俺はまず君達を知りたい!仲良くなりたい!親しき仲にも礼儀ありということわざがあるように、別に主従関係は互いに仲良くても成立する!さて、楽しもうか」
パトはそう言うと玉座から下り、侍女の元に向かう。
パト「侍女部隊に来てくれてありがとうね、何か不自由してない?」
侍女A「はい!城内はとても素晴らしい設備なので!とても過ごしやすいです!」
侍女B「えっと、広すぎて・・・ちょっと困惑ですね」
パト「わかる!俺も最初は困った、でも慣れたら大丈夫・・・って掃除とか大変だね、まあしっかり馴染んでくれたらいいよ」
こうしてパトは侍女達との交流する時間を作った。
ソルテ「いつからこう考えていたのかしら」
メルリア「最初からですね、私の時もそうでしたけど、旦那様は硬い主従関係が苦手なんですね、最初は甘さかなっと思っていたのですが、旦那様自身が気を許せるような、主従関係でなければきっと、気を使い過ぎて居ても立っても居られないのでしょう」
ソルテ「わかります、パトさんって凄く小心者のヘタレですからね」
メルリア「ふふ、そうですね、でも侍女としては最高の主様ですよ」
ソルテ「私としても最高の主ですよ、メルリア様、ですがこのまま侍女達が気が緩んでしまうかもしれないわね」
メルリア「それはそれ、これはこれ、まずは旦那様が求める形に侍女達を育てないと、これは名前こそは無理としても相手がもっと旦那様に対して距離感を縮めてくれたらと持っています」
・・・・・・
パト「エイリ・・・にえっと~~」
アレシア「アレシアでございます、主様、以前までは【技術開発部隊】で月花様の下で働いておりました。」
パト「そうなんだ!なら月花とも仲良くしてくれ、堅苦しい上下関係は俺は苦手でね、互いに仲良くしてくれれば俺も嬉しい」
アレシア「はい、ありがとうございます」
エイリ「主様は私達の名前を覚えましたか?」
パト「無理だな~、流石に時間掛かる、多分何度も名前を聞くと思うけど不快にならないでね」
エイリ「滅相もございません、主様は100万の従属神と10兆を超える配下神を束ねる頂点、それほども居たら覚えるのは厳しいかと」
パト「そう・・・だな~~、そんなに居たら厳しいなぁ~」
パトは少し数を考え、苦笑いをしていた。
エイリ「ですが私の名前は以前の件から覚えてくださっていますね」
パト「確かにね、俺の故郷にも居そうな名前だからかな、覚えやすいんだ」
エイリ「それは光栄であります」
パト「エイリは元々は?」
エイリ「はい、私は【護衛部隊 第七部隊隊長】としてラル様の元で活動をしておりました。ご存じだと良いのですが、雪花様の直属部隊に配属になったルーリエは知っておりますか?」
パト「ああ、知ってるぞ、ずっと雪花と一緒に居るからね」
エイリ「私はルーリエと同じ神で同じ時期に入った同期なのです、なので主様の状態向上はお任せください!戦闘もラル様に褒められる程は出来ますので!」
パト「頼もしい!その時は頼むとしよう」
パトと話すと次の席に移った。
・・・・・・
エイリ「凄く話しやすい方ですね、アレシア」
アレシア「そうですね、なんかこうイメージしていたのとは全然違いました、凄く身近に感じます」
エイリ「うん、私これからも頑張れそう」
二人は意気投合し、話しているとメルリアに目が行く
エイリ「メルリア様、凄く羨ましいですね、専属侍女であり帝王神候補、絶対的なポジジョンで私達侍女の憧れ・・・」
アレシア「わかります、主様のプライベートから個室、お風呂等のお世話を独占、主様の傍に常に居る事を許された帝国一の聖母様・・・いえ、聖母等と言っては失礼ですね!」
エイリ「でも言いたいことはわかります、同じ女性でも格の違いを感じます、もうオーラが違いますよね、私もあのような位置に立てたらと思いますよ」
そう話しながら時間が過ぎ、侍女達は机やコップを運び、数名は玉座で待機していた。
パトは話し疲れたのかそのまま眠っていた。
メルリア「アナタ、風邪をひかれないように、布ものをおかけしますね」
そういうとメルリアは空間を歪ませ、そこから上質な毛布を取り出し、パトにやさしくかぶせる
ソルテ「メルリア様、ここは起こさないと・・・」
メルリア「それは私の役割に反しますので、それに旦那様の役目はしっかり果たしました。それにこんな無防備な姿を侍女達に見せるのも良いと思いますよ、ほら」
ソルテがメルリアに言われて侍女達の方を見ると、侍女達は寝ているパトに釘付けになっていた。
侍女C「なんと穏やかな寝顔、普段の優しくも勇ましい主様からは想像もできないお姿、私、感無量です」
侍女D「侍女部隊に選ばれてよかった・・・」
ソルテ「はぁ・・・」
ソルテが選んだとは言え、パトに盲目的な子を選び過ぎたかなと心配する。
・・・・・・
一日が終わり、パトも自室に戻った。
エイリ「さて、主様が居ない間に玉座をお掃除しないと!」
そう言いながら侍女16名で玉座の清掃を行い、本日の勤務が終了する。
ソルテ「今日の勤務ご苦労様、今日はパト様からの命令で無礼講でしたが、明日は気を緩めないように!侍女として慎ましく居る事、では解散」
そしてエイリは勤務を終え、自室に戻る。
エイリ「はぁ、今日は本当に楽しかった・・・こんな部隊が帝国にも存在したのね・・・」
護衛部隊時代は常に部下と上司に板挟みになり、仕事に追われていたのを思い出した。
エイリ(ラル様は元気にしていらっしゃるでしょうか、確かラル様は護衛側近として勤務以外ではあの玉座に居ると聞きましたし、また近いうちにお会いするかもしれませんね)
エイリは本日から城内の大浴場を利用するようになった。
エイリ「本当デカいお風呂ですね、護衛部隊時代は城外にある大浴場を利用していたからなんか、凄く贅沢をしている気分ですね!」
エイリは大浴場を楽しみ、再度自室に戻り、就寝する。
エイリ(夜中の勤務はもうひとつの班が担当してくれますので、私達はゆっくり寝る事が出来る、てっきり就寝は遅く、朝が早いという日常を予想していましたが、そうでなくてよかった・・・)
パトの政策が間違いなく一人一人の余裕を作れていた・・・
これはエイリという侍女部隊に配属された従属神のお話。
地位は【最上級神序列77位】
役職は【援喜神】
専攻部隊の直属部隊に選ばれたルーリエと同期で同じ神だった、今までは護衛部隊に所属していたけど、
この新体制でもっとも優秀な神材として【侍女部隊】に採用されました。
そして侍女部隊の選考の基準は【高水準のポテンシャル】【補助に強いこと】【帝王パト様の好み】
だった。
つまり自意識過剰と思われるのはお恥ずかしいのですが、私は帝王パト様のお気に入りとして選ばれたかなっと思ったりしています。
・・・・・・
以前、私は帝王パト様に呼ばれ、膝の上に座らせてもらって、名前も聞いてもらえて、凄くこの部隊に入ってよかったなと心の底から思っています。
パト「あ!エイリ!おはよう!」
エイリ「おはようございます!主様」
今日は帝王様の方から声を掛けていただきました、それだけで一日が凄く頑張れそそうな気分になり、気分もいいです。
パト様がソルテ様に命令し、【侍女の表情や感情まで抑制しない】と言ってくださり、礼儀や無礼をするのは言語道断ですが、それでも以前よりは話しやすくなりました。
エイリ「本日も私は玉座当番ですので、何かありましたらお声をおかけください」
パト「ああ、それじゃあその時は頼むよ」
帝王様はそう言うと私に手を振ってくださりながら朝食の場へと向かいました、
・・・・・・
エイリ「はぁ、本当この部隊に選ばれてよかった・・・」
エイリは自分の担当場所として玉座に移動し、自分の所定位置につく。
アレシア「今日は私に声を掛けてくださるかしら?エイリ」
エイリ「そうですね、アレシアもきっとお声を掛けてくれますよ」
アレシア、エイリと同じく【帝王直属侍女部隊】の隊員である、元々技術開発部隊所属だったが、選ばれた事で、侍女そして傍に居る、月花と同じ仕事を携わっていたので、月花とも顔見知りである。
エイリ「でも今から約8時間はお勉強ですからね、その時間の間はこの玉座の護衛も兼ねてしっかりお守りしなければいけませんね」
玉座には16名の侍女が待機しており、如何なることにも瞬時に対応できるように各自役割別でその場に居る。
エイリ「それにしてもメルリア・メルトリア様、凄いお方です、ソルテ様も素晴らしいですし、月花様も美しい、そのお三方が常にあの玉座に居る・・・」
アレシア「そうですね、私は月花様が技術開発部隊の時から知ってるけどそれはそれは悲惨でしたから、今あのように余裕のある笑みを浮かべられて凄く心が安心します。」
エイリ「そうなのですね、技術開発部隊も大変だったのね、護衛部隊はその・・・大変というより、厳しかったって感じでしたから・・・」
そんな感じで話をしているとソルテが玉座に入ってくる。
ソルテ「侍女部隊の皆様、もうそろそろパト様の座学が終了致します、こちらに帰って来られたら、ただちに飲み物や状態の確認を忘れなきよう、後はパト様の前では話しかけられ、喋る事を許可されるまでは私語厳禁です、体制も崩さないように、では私は戻りますので、本日もよろしくお願いします」
侍女16名「畏まりました、ソルテ総長」
ソルテはそう言うと玉座を後にした。
エイリ(講義室からこの玉座までは別の侍女が廊下で一定の間隔で待機している形になる、それらが終われば歩き終わった後の瞬時な清掃、講義室の清掃、教科書のクリーニング、そこから廊下に待機、大変な仕事です)
侍女の仕事は交番制、何班か作られていて、その班事に役割分担をローテーションさせ、任務をこなすというものだった。
エイリ(2ヵ月程で役割をローテーションして、1班250名の計8班で活動している、役割は大きく分けて4つ、それらを1週間ごとに交代する。)
ABCDの4つの仕事がある場合、
A・休・B・休・C・休・D・休
という感じで1週間仕事すれば1週間休みという体制である。
エイリ(私の班の仕事の中でもこの玉座は特別!誰もが喉から手が出る程欲しがるはず!この楽しみを満喫しないと!)
・・・・・・
パトが玉座に帰ってくる、その背後には専属侍女のメルリアが居た。
侍女達「お帰りなさいませ、ご主人様」
パト「・・・はい・・・」
エイリ(あれ、何かお気に召さなかったのでしょうか・・・)
そんな事をエイリが考えていると、ソルテがパトに話す。
ソルテ「そんなに照れないでください」
パト「ばっか!慣れてないんだよ!だってご主人様~だぞ?!照れるに決まってんでしょ??!」
パト様は動揺されていた。
エイリ(そうか、慣れてなかったのですね、まあこの侍女制度も今週から始まったばかり、仕方ないですよね)
エイリはそう思いながらパトが玉座に座るのを見て、即座にそこまで行き、飲み物を聞きに行く
エイリ「ご主人様、お飲み物は何がよろしいでしょうか?」
パト「ああ、エイリか、そうだな~、りんごジュースでお願いできる?多分おかわりするから、大きい器と・・・そうだなソルテとメルリア、月花で4名分お願いできる、後はそうだな~、話しがしたいから、他の侍女に16人が座れる机と椅子、飲み物とコップを準備して」
エイリ「はい、畏まりました」
エイリ(私達分の飲み物とコップ?!一体何を・・・)
エイリはそう思いながら侍女達にパトの命令を伝え、即座に準備を始める。
・・・・・・
飲み物が全員に行き渡るとパトは立ち上がり、話しだす。
パト「本日の勤務本当にご苦労様、本当は侍女部隊全員を労ってあげたいのだけど、この場に居る16名にだけ感謝の気持ちを込めて、今の場を設けた、内密に頼むよ、周りにバレたら大変そうだ」
侍女達「ありがとうございます」
パト「さてだ、本日の命令は君達にもちょっと困る内容だと自覚している、だがソルテにも許可はもらっているから遠慮はしなくていいし、別にこれはテストでもなんでもない、つまり評価するためのものではないと帝王としてここに誓おう、そして今この場で起きた事を咎めない、覚えないという事をソルテに誓わせよう」
そこまでパトが話すとソルテも頭を下げる、そしてパトは命令を話す。
パト「命令は【気を楽にして、会話を楽しんでほしい】俺もそっちに向かう、俺はまず君達を知りたい!仲良くなりたい!親しき仲にも礼儀ありということわざがあるように、別に主従関係は互いに仲良くても成立する!さて、楽しもうか」
パトはそう言うと玉座から下り、侍女の元に向かう。
パト「侍女部隊に来てくれてありがとうね、何か不自由してない?」
侍女A「はい!城内はとても素晴らしい設備なので!とても過ごしやすいです!」
侍女B「えっと、広すぎて・・・ちょっと困惑ですね」
パト「わかる!俺も最初は困った、でも慣れたら大丈夫・・・って掃除とか大変だね、まあしっかり馴染んでくれたらいいよ」
こうしてパトは侍女達との交流する時間を作った。
ソルテ「いつからこう考えていたのかしら」
メルリア「最初からですね、私の時もそうでしたけど、旦那様は硬い主従関係が苦手なんですね、最初は甘さかなっと思っていたのですが、旦那様自身が気を許せるような、主従関係でなければきっと、気を使い過ぎて居ても立っても居られないのでしょう」
ソルテ「わかります、パトさんって凄く小心者のヘタレですからね」
メルリア「ふふ、そうですね、でも侍女としては最高の主様ですよ」
ソルテ「私としても最高の主ですよ、メルリア様、ですがこのまま侍女達が気が緩んでしまうかもしれないわね」
メルリア「それはそれ、これはこれ、まずは旦那様が求める形に侍女達を育てないと、これは名前こそは無理としても相手がもっと旦那様に対して距離感を縮めてくれたらと持っています」
・・・・・・
パト「エイリ・・・にえっと~~」
アレシア「アレシアでございます、主様、以前までは【技術開発部隊】で月花様の下で働いておりました。」
パト「そうなんだ!なら月花とも仲良くしてくれ、堅苦しい上下関係は俺は苦手でね、互いに仲良くしてくれれば俺も嬉しい」
アレシア「はい、ありがとうございます」
エイリ「主様は私達の名前を覚えましたか?」
パト「無理だな~、流石に時間掛かる、多分何度も名前を聞くと思うけど不快にならないでね」
エイリ「滅相もございません、主様は100万の従属神と10兆を超える配下神を束ねる頂点、それほども居たら覚えるのは厳しいかと」
パト「そう・・・だな~~、そんなに居たら厳しいなぁ~」
パトは少し数を考え、苦笑いをしていた。
エイリ「ですが私の名前は以前の件から覚えてくださっていますね」
パト「確かにね、俺の故郷にも居そうな名前だからかな、覚えやすいんだ」
エイリ「それは光栄であります」
パト「エイリは元々は?」
エイリ「はい、私は【護衛部隊 第七部隊隊長】としてラル様の元で活動をしておりました。ご存じだと良いのですが、雪花様の直属部隊に配属になったルーリエは知っておりますか?」
パト「ああ、知ってるぞ、ずっと雪花と一緒に居るからね」
エイリ「私はルーリエと同じ神で同じ時期に入った同期なのです、なので主様の状態向上はお任せください!戦闘もラル様に褒められる程は出来ますので!」
パト「頼もしい!その時は頼むとしよう」
パトと話すと次の席に移った。
・・・・・・
エイリ「凄く話しやすい方ですね、アレシア」
アレシア「そうですね、なんかこうイメージしていたのとは全然違いました、凄く身近に感じます」
エイリ「うん、私これからも頑張れそう」
二人は意気投合し、話しているとメルリアに目が行く
エイリ「メルリア様、凄く羨ましいですね、専属侍女であり帝王神候補、絶対的なポジジョンで私達侍女の憧れ・・・」
アレシア「わかります、主様のプライベートから個室、お風呂等のお世話を独占、主様の傍に常に居る事を許された帝国一の聖母様・・・いえ、聖母等と言っては失礼ですね!」
エイリ「でも言いたいことはわかります、同じ女性でも格の違いを感じます、もうオーラが違いますよね、私もあのような位置に立てたらと思いますよ」
そう話しながら時間が過ぎ、侍女達は机やコップを運び、数名は玉座で待機していた。
パトは話し疲れたのかそのまま眠っていた。
メルリア「アナタ、風邪をひかれないように、布ものをおかけしますね」
そういうとメルリアは空間を歪ませ、そこから上質な毛布を取り出し、パトにやさしくかぶせる
ソルテ「メルリア様、ここは起こさないと・・・」
メルリア「それは私の役割に反しますので、それに旦那様の役目はしっかり果たしました。それにこんな無防備な姿を侍女達に見せるのも良いと思いますよ、ほら」
ソルテがメルリアに言われて侍女達の方を見ると、侍女達は寝ているパトに釘付けになっていた。
侍女C「なんと穏やかな寝顔、普段の優しくも勇ましい主様からは想像もできないお姿、私、感無量です」
侍女D「侍女部隊に選ばれてよかった・・・」
ソルテ「はぁ・・・」
ソルテが選んだとは言え、パトに盲目的な子を選び過ぎたかなと心配する。
・・・・・・
一日が終わり、パトも自室に戻った。
エイリ「さて、主様が居ない間に玉座をお掃除しないと!」
そう言いながら侍女16名で玉座の清掃を行い、本日の勤務が終了する。
ソルテ「今日の勤務ご苦労様、今日はパト様からの命令で無礼講でしたが、明日は気を緩めないように!侍女として慎ましく居る事、では解散」
そしてエイリは勤務を終え、自室に戻る。
エイリ「はぁ、今日は本当に楽しかった・・・こんな部隊が帝国にも存在したのね・・・」
護衛部隊時代は常に部下と上司に板挟みになり、仕事に追われていたのを思い出した。
エイリ(ラル様は元気にしていらっしゃるでしょうか、確かラル様は護衛側近として勤務以外ではあの玉座に居ると聞きましたし、また近いうちにお会いするかもしれませんね)
エイリは本日から城内の大浴場を利用するようになった。
エイリ「本当デカいお風呂ですね、護衛部隊時代は城外にある大浴場を利用していたからなんか、凄く贅沢をしている気分ですね!」
エイリは大浴場を楽しみ、再度自室に戻り、就寝する。
エイリ(夜中の勤務はもうひとつの班が担当してくれますので、私達はゆっくり寝る事が出来る、てっきり就寝は遅く、朝が早いという日常を予想していましたが、そうでなくてよかった・・・)
パトの政策が間違いなく一人一人の余裕を作れていた・・・
これはエイリという侍女部隊に配属された従属神のお話。
