No.57 正規メンバー会議2│No.59 礼花と宝華の酒盛り中の会話(第五章230話内容)

2022年10月24日

No.58 メリアとバハート(第五章225話~226話頃)

WCBT本選2回戦終了後の話・・・

バハートはパトと出来る限り関係を近づけようとカナとハクを伝手にメリアにお泊りの了承を得る事が出来た。

バハート(よし!お泊りまで持っていければ後は時間がある限りどうにでもなる!後はあのメリアさん側の言っていた事がどんな事か、それ次第だけど・・・)

メリアはバハートの覚醒に目を向けていた。

・・・・・・
カナはまだ眠っているパトを、ハクは同じく眠っている奏星を宿泊先の部屋に寝かせるために移動する、その時、メリアとバハートが二人きりになる。

バハート(そういえばネルという人に渡されたエミエルっていうぬいぐるみをソフィアちゃんに貸しっぱなしだったなぁ・・・まあ、別にエミエルちゃんも嫌そうじゃなかったし、いっか)

メリア「すみません、一度貴女の身体を調べさせて貰ってもいいですか?」

バハート「えっと、脱がないといけない?」

メリア「いえ、背を向けてくれるだけでいいですよ、それで大体のポテンシャルを認知することができますので」

バハート「わかったわ」

本来ならバハートの情報を漏洩するのは問題であった、だが今回に限っては龍の姿と天使の姿が混ざったような姿、流石のバハート本人も自分の事がまったくわかっていない状態だったため、メリアの要件を快く受けた。

バハート(とりあえずこれである程度の事がわかれば明後日の試合には制御出来るかどうかがわかるわね、今だに頭の輪っかだけ隠せないし、これも聞いておかないと)

メリア「う~ん、専属神向きじゃないわね、というよりこれって・・・」

バハート(専属神?なにそれ?でも何か違う方向性で見てる?)

メリア(見た目通り、種族は【天龍】、【峻厳を象徴とする赤色の天使と力と叡智、生命の炎を象徴とする赤の究極龍】その半々、良い言い方をすれば希少価値の高い天使の守備力と龍の攻撃力を備えた子、悪い言い方をすれば半端者、ご主人くらいの良いとこどりの性質なら良かったのだけど・・・)

メリアはバハートのポテンシャルを見て、考える、そしてその力は専属神向きではないと認識する、

メリア(もし月花ちゃんを【頭脳】としての役割を与えるのなら、残りの役割は2つ、それはこの子にまったく当てはまらない、それにこの二枠は私としても大体目途が付いてる、だからこの子が専属神に選ばれる可能性は0。だけど帝園のエミエルから覚醒を促されたおかげで天使族としてのポテンシャルはかなり高い!しかもエミエルが関与してるという事は【帝園】と【現実世界】両方自由に行き来出来て、私から天使族に関与することが出来る!そして契約を無視してエミエルの技術をこのバハートという子に与えればそれだけで使える・・・従属向きね)

メリアは喉から手が出る程の技術力を持つ【帝園】の技術をエミエルからバハートに教わることで、使い道があると判断した、それに龍としての素質もパト経由で覚醒したため、高い、そして現在バハートはパトにゾッコン。利用しない手はないと考えた。

・・・・・・
メリア「ありがとうございます、そうですね、バハートさん、地球防衛軍とご主人の従属、両立して見る気はないですか?」

バハート「それは内容によるわね、私今でも色んな活動をやってるから別に所属する分には問題ないけど、それで地球防衛軍の仕事に支障が出るなら断ることになるかな」

メリア「問題ありません、むしろ貴女は地球防衛軍に居てくれた方がいいです、そしてご主人の従属として契約をしていただけるのであれば、今以上の関係になる事も容認しましょう」

メリアはバハートに対して、【従属になるのなら、パトとどんな関係になっても構わない】と男女の関係を深める事を容認すると言ったのだ、流石のバハートもそのメリアの提案には驚きを隠せなかった。

バハート「正気・・・?メリアさんってパト君の・・・」

メリア「生涯を共にする者です、そして身も心も全てご主人に捧げています、私は全てご主人のためにあります」

人間の世界で言えばもはや伴侶、いやそれよりももっと深い関係であるとバハートでも容易に認識出来た。

バハート「そんな関係なのに他の女性と関係を持つ事を容認するの?ま、まあ今でもかなりの子がパト君の周りに居るのは知ってるけど・・・」

メリア「全員ではありませんが、カナやハク、雪花やソフィアも私と同じ関係です、そして全員がそれを容認しています」(※納得しているとは言ってない)

バハート「・・・そんな関係が・・・」

バハートは流石に驚きを隠せなかった、むしろそんな関係がこの現代で会っていいのか?と考えていた。

バハート(いや、でも国によっては一夫多妻制の国もある、一概に否定は出来ないけど・・・)

メリア「まあ、バハートさんで言えば一夫多妻と思ってくれていいです、私はその中の正妻長、妻の中で一番の権力者だと思ってください、私は別にご主人と他の女性が肉体関係になっても構わないんです、何故ならそれほどご主人は魅力的です、そんな魅力的な人が居て、他の女性が寄り付かないわけがない、なら許容し、受け入れ、一緒に愛し、生涯を尽くす、それが私の考え方です。独占したいのならしても構いません、それほどご主人に愛されるのはその人が魅力的ですからね、もちろんバハートさんにそれほどの魅力があればの話ですが」

メリアは余裕そうな表情でバハートを見る。

バハート「私では無理だと?」

メリア「ご主人は難しいですよ?なにせ律儀ですからね、甲斐性なしで女好きなら私も扱いが楽なのですが、なんせヘタレですから、押せば引くし、引けば均等を保つしで、まったくもって難しいです、押してばかりの貴女ではご主人は意識するどころか、嫌悪感を抱かれますよ?」

バハート「!!?」

バハートは自分の行動に釘を刺された、それは誰よりも恐らくパトを知っているであろうメリアからだ。

メリアはバハートに近づき、耳元まで顔を近づけ、話す。

メリア「ですが、バハートさんが従属になるのであれば、私は歓迎し、ご主人が貴女に好意を抱いてくれるように協力します、そうですね、少なくともこの東京に居る間までにはバハートさんが満足する結果を用意しましょう、そして別に従属になったからと言って制限はしません、今まで通り自身の役割を真っ当すればいいです」

バハート「都合が良すぎるわね、条件が無いのはおかしいと思うのだけど?」

バハートもメリアからの良すぎる条件に疑問を抱く、メリアに警戒をするバハートはメリアの次の発言を待つ。

メリア「条件?私自身、貴女にそこまでの事を求めていませんし、期待もしてません、ただ、ご主人に忠誠を誓い、一生の愛を捧げ、身も心も差し出すのなら、恩恵を与えるだけです」

メリアの狙いは【パトのお願いや、頼みを聞く奴隷】だった。
メリアから別にバハートに何かする気は一切なく、ただし、パトを通じて、バハートを掌握すればいい、そうすれば直接ではなくとも間接的にバハートをメリアの思い通りに動かせるからだ。

・・・・・・

メリアの狙いを簡単に書けばこうだ

・エミエルからバハートへ【帝国】の技術をノーコストで得て、利用する

・バハートのパトへの愛を利用してバハートを支配する

・地球防衛軍隊長であるバハートを支柱に収めれば今後、情報を容易に得ることが可能

・WCBTの目的である【オーブ回収】を確実なものにする
(隊長経由で白鳳に交渉させ、オーブを得る。最終手段(凍夜をそのプランに入れていた))

・・・・・・

メリア「私はご主人を愛する者を邪見に扱いたくないのです、だから恩恵を与え、共にご主人と共に居て欲しい、そこに条件を加えるなんて野暮でしょう?」

バハート「いいわ、だけど従属契約は保留にさせてほしい、パト君に直接了承を得たいし、それにパト君から直接、貴女に【契約後の内容変更、および追加を禁止】するように言ってもらうわ」

メリア「どうぞ、私はそれで問題ありません、ですがお願いがひとつあります、これは条件ではなく、恩恵だと思って頂けたら」

バハート「条件ではなく恩恵でありお願い?なに?」

メリア「ご主人の【帝園】と身体と肉体を連携させておいてください、そうすれば肉体寿命と魂の管理をご主人の能力世界である【帝園】で管理してくれます、これだけは従属になる前から行ってください、若き肉体が老いるのはご主人も求める所ではないでしょう?」

バハート「それをするとどうなるの?もしかして身体を支配されるとかじゃないわよね?」

メリア「違いますよ、これは保険だと思ってください、もしひとつでも嘘をつけば私はご主人に咎められますし嫌われてしまいます、それは私も嫌です」

バハート(そうか、このメリアさんもパト君の下に居るんだ、だからパト君の嫌がる事はしたくない、もしくはすれば印象が悪くなる、成程、条件を破るのはメリアさん側にとってもそこまでメリットがないのね、なら大丈夫か・・・)

バハート「わかった、とりあえずその保険の話はわかったわ、従属契約はパト君から了承を得たら結ぶ、そして従属になれば男女の関係を助けてくれると」

メリア「いえ、男女の関係は今からでもアシストしますよ、まずは好かれないと従属の了承をしてくれないかもですからね、後、その天龍の扱い方も教えます、明後日の試合もありますし、明日、一緒に訓練しましょう、契約してないとはいえ、ご主人を愛する者同士、仲良くしましょう♪」

メリアは笑顔で、バハートをそのまま抱きしめる。

バハートもそんなメリアに何も疑いを持たずに好意を受け取る。

メリアの甘い蜜に誘導されているとも気付かずに・・・

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