No.194 幸せの代償(R18)│No.196 召喚士最強

2025年12月04日

No.195 琴歌の仕事と日常

客先「ですが・・・申し訳ありませんが貴方方の経歴を調べさせていただいたのですが・・・その全員中卒というのは・・・信頼性がないといいますか・・・」

琴歌「学校で学ぶこと以上に学べる環境で学び、社会に出ているのですが何か問題でも?会社としての実績は説明しましたよね?そこに学歴は関係ありますか?」

客先「いえ、やはり最低限の学歴がないというのは・・・すみません、今回の話はなかったことで・・・」

・・・・・・
琴歌「今回の取引先の人は酷かったですね、まさか学歴だけで断るなんて、真の敵は無能な味方とはよく言ったものですね、大きなチャンスを無駄にするなんて」

フルール「主様や地球出身の方々はわかりますが、私達帝国の神達の学歴みたいな経歴はどうなっているのですか?」

琴歌「一応同じく中学卒扱いにしてます、そもそも日本国籍なら中学までは義務教育なので自動的に中卒扱いですね、それでどうしましょうか、今日の営業は飛んでしまいましたし今日くらいはゆっくりしましょうか」

琴歌はそう言いながら笑顔で歩き続けた。

エイリはフルールに小さい声で話しかける。

エイリ「琴歌様、ちょっと怖いね、やっぱり実力で評価されなかったのが気に障ったのでしょうかね」

フルール「多分・・・でも私もあの人は無能だと思う、判断材料として活用するのはいいと思いますが、それで全てをわかったように決めつけるなんて・・・」

琴歌「人は色々いますからね、日本だけではないんですよ、学歴社会というのは、お隣の韓国や中国だって学歴です、後は血筋ですかね、実力社会で成り立つ社会の方がいいと思うのですがね、私もかなり帝国の考えに寄ってますね、あはは」

琴歌は二人の話に入る、その表情は笑顔だったが、声色が笑っていなかった。

・・・・・・
エウレカ探偵事務所内

琴歌「という事があったんですよ!」

パト「それはまた凄い人に当たったもんだね、僕もそれを言ったら中卒・・・というか学校にすら行った事ないんだけどな」

琴歌「実力はあるのに変な肩書で判断するのは損だと思うのですがね」

パト「まあまあ、僕達が普通じゃないんだよ、やっぱり昔から中卒は下に見られやすいからね、何かのプロとかわかりやすい職ならいいけど探偵って結局は資格とかないからさ」

月花「あら、こう見えて私と琴歌ちゃんは弁護士試験を受けるつもりよ?やっぱり資格があれば色々仕事がやりやすいしね」

月花はそう言うと六法全書を出して来た。

パト「おいおいここは探偵事務所だぞ、法律事務所でも作るつもりか?色々逆転しちゃうのか?」

琴歌「ですがいい案だと思いまして、結局のところ何かしらの肩書が居るのならまずは資格を持つ事がいいのではと、私と月花先輩はこういう勉強は得意ですからね、この調子で難しい試験を色々取るのも悪くないですね、知識を権利を生かして仕事に役立てる!」

月花「探偵たるもの多くの知識は必須、つまり知識がない状態で推理なんて出来ないって事よ、見た目は子供頭脳は大人の名探偵さんだって知識量は凄いでしょ、知識があれば応用に活かす事も出来るし、ロジックを見破る事だって出来るもの!簡単に例えるなら科学の毒物で人が死んでた場合、その犯人を見つけるためにはその毒薬の性能を知る必要があるわよね?でも知らないと相手の犯行時間とか症状がわからないのよ、【飲ませた】【吸った】【塗った】少なくともこれだけの可能性があるわけだしね」

パト「やっぱり難しいんだな、僕は事件に遭遇しやすいと思って探偵事務所にしたけどそこまで考えてはなかったな」

琴歌「パト君は雪花ちゃんと同じく力で相手をねじ伏せてくれればいいですよ!実力行使を確実に実行出来る人なんて中々居ませんからね」

パト「ああ、ならいいけど」

パトは考えながら質問する。

パト「学校辞めた事後悔とかしてる?」

琴歌「私ですか?いえ、まったく、むしろ早い段階で自分の役割が決まって良かったです、どちらにせよパト君で出会わなかったらまともに仕事も出来ていません、なにせ無茶は出来ないんですから、ずっと机で作業する事務が関の山ですかね、秘書って何気に動きますからね」

月花「そうね~、私も後悔してないわ、私って基本なんでも出来るし、それに対して学歴があればとりあえず問題ないかなって考えてたくらいで、今はかなり重要な仕事をしてるわけだし、学校が全てとは思わないわ、まあ、学歴が一つの判断材料として機能しているのも確かだからそれは少し勿体ないとは考えるけどね、でもそれだと今も大学生をしてないといけないわけでしょ、時間が勿体ないわ」

パト「そうか、なら良かったよ」

やはり二人は頭がいい分自分の可能性は自分で見つけだし、実力で実行する力がある。
この二人を見ているとパト自身もただ戦うだけではなく、多くの知識として資格を取る必要があると
考えた。

パト「まあ、メリアから色々勉強は教わってるし、そろそろ僕も資格勉強とか始めてみようかな~」

月花「パトはまず英語!多国語の勉強をしっかりして!世界のめんどうくさい問題を請け負うって事は少なくとも多くの国の言語を理解しないと駄目なんだから、どうするの?知らない言語の看板前に集合とか言われたら!まだ翻訳AIだって完璧じゃないのよ!」

パト「でも脳内で月花が翻訳してくれるし・・・」

月花「私の脳みそは一つだけ!だから私が自分の仕事に専念している時はパトの事で相手するのは無理よ!それが嫌なら私を楽させる事ね!常に会社で寝てるだけとか!」

琴歌「それは絶対にあり得ないので安心してください、月花先輩♪私、宝の持ち腐れは嫌いなので♪最大限有効活用させてもらいますよ~」にっこり

月花「じょ、冗談じゃない、そんな黒い笑顔向けないでよ琴歌ちゃん」

琴歌「私だって冗談と理解してますよ、ではパト君、私は家に帰りますが今日は何が食べたいですか?」

パト「いや、数十分前にメリアから連絡来てて、もうご飯作ってるみたいだよ、最初はどうかと思ったけど何気にちゃんと専業主婦やってくれてるね」

パト達が地球でエウレカ探偵事務所で働いている間、メリアは最初こそは帝国で仕事をしていたのだが、やはりパトと離れるのは嫌だとメリアが地球に押しかけ、エウレカ探偵事務所の仕事は一切関わらない、帝国の仕事も緊急でない限り関わらない、という条件でパトと琴歌の家に専業主婦として住んでいるのだ。

琴歌「私が居ない間帝国で何かを進められる可能性を廃除出来る分私にもメリットがある、みたいな交渉をされたら私も断れませんよね、それにエウレカ探偵事務所の件も一切助言はしないと約束してくれましたし、何かあってもエウレカ探偵事務所関係なら手を出さないとも約束してくれましたし・・・破ったら遠慮なく帝国に返してくださいね、パト君!」

パト「わ、わかってるよ・・・」

パトは聞けないでいた、「メリアと一緒で大丈夫か」と
琴歌とメリアは仲が悪い、それはパト含め、専属神内でも有名な話だった。
それは仕事柄仕方ないと思える所がある分、周りもフォローが難しく、個人でなんとかして貰おうと
放置していた、故にパトは少し気まずい環境で過ごしていたのだ。

・・・・・・
帰宅

メリア「ご主人!琴歌ちゃん!おかえりなさい!ご飯とお風呂両方出来ていますので好きな方から選んでください!」

メリアはエプロンを着用して二人を出迎えた。

琴歌「では私はお風呂を頂きますね」

メリア「着替えは置いていますので、あと今日はヘルシーにしてますので油の心配はしなくていいですよ」

琴歌「助かります」

琴歌はメリアに笑顔でお礼を言うとそのままお風呂に入って行った。
パトはそれを見届けるとメリアに話しかける。

パト「専業主婦はどう?」

メリア「暇ですね、ですが帝国でも基本暇でしたのでそこまでって感じです、時間はほぼ無限にありますからね、その長い神生での一間の休息、そう思えればこのような暇はなんでもありません、暇を上手く活用できないようでは専業主婦は出来ませんからね!」

メリアはドヤ顔をしながらパトの上着や荷物を受け取り、着替えの準備をする。

パトとメリアがソファーでくつろぎながら談笑しているとお風呂から出て来た琴歌がパトの隣に座る、
3人の座る位置は決まっている。

琴歌「何を話してたんですか?」

メリア「ご主人が英語の勉強をしたいと言っていたのでそれについて話してまして、ご主人多言語を理解するのが凄く苦手なのか全然コツを掴んでくれなくて」

パト「無茶言うなよ、俺だって結構頑張ってるんだぞ、むしろなんで月花の頭脳を持ってるのにここまで頭に入って来ないんだ?使い方の問題か?」

琴歌「難しいですよね、私はまず基礎を徹底して覚えますね、それがないと文章を作れませんからね」

メリア「琴歌ちゃん帝国に居る間で結構他の星の言語も習得してましたよね?」

琴歌「アリシア様について行って何度も会議に参加させてもらいましたからね、最初なんて毎度違う星に行く旅に聞きなれない言語で喋られるので大変でした、しかも地球みたいに勉強の本があるわけではないので理解するのにも苦労しましたし」

パト「でも理解したんだから凄いよな、最近なんて琴歌だけ向かう機会が多かったんだろ?凄いだろ」

琴歌「いえいえいえいえ~~、その代わり警備はアリシア様の時に比べて4倍は多く動いてましたけどね~~」テレ

メリア「仕事の話で盛り上がるのはいいですがご飯も食べましょう!常に出来たて状態になるように私のオーラでしっかり保護してましたからね!食べたらリラックスして貰って二人共明日に備えて寝てくださいよ!健康第一ですからね!」

琴歌「なんか今のメリアさんが綺麗すぎて違和感が凄い違和感を感じますね・・・」

メリア「仕事だったからですよ、今は使命とか仕事とか何も考えていませんからね、いいじゃないですか私だって何も背負う事なく生きてる方が楽でいいんですよ」

パト「メリアがそれでいいならゆっくりしてくれてもいいんじゃないかな」

琴歌「同感です、むしろ私達がこうして頑張ってる間はメリアさんは何もしないし、させないしで私にもメリットがありますよ」

メリア「仕事関係になると私と琴歌ちゃんは険悪ですからね、別に辞めろとは言いませんが、帝国では容赦しませんよ」

琴歌「ええ、何度でも言葉でねじ伏せて見せますよ」

パト「はいはい!ご飯食べる!バチバチしない!!」

3人はそうしてご飯を食べる。

・・・・・・
就寝

パト(俺の股間が反応しなくなってから夜這いに恐れる事が一切なくなったな、琴歌はそもそもそう言う事は一切しないけど、メリアも全然してこないのは意外だったな・・・)

パトはそう考えながら横で寝ている琴歌とメリアを見る。

基本3人川の字で寝ている、シングルベッドを3つ繋げてマットをトリプルサイズにしている。
メリアは二人が寝る前に裁縫をしていた。

メリアは裁縫が好きらしく、基本自分の服は自分で作るらしい。
よく考えたら幻想郷から出て世界を旅していた時も服はメリアが作ってくれていた。
生地はオーラを編んで実体化させる技術があるらしく、自然素材じゃない分強度が高く、軽量であり、効果的なため敢えて自身のオーラを使っていた。

そうして裁縫しているメリアを眺め、横で資格勉強をしている琴歌を見て、そして二人が就寝したところを見届けてからパトは寝る。

パト(以前はゲームしてたんだけどな・・・どうも気が削がれるんだよな、別に不自由してないからいいんだけどさ)

パトは寝に入った。
今日も一日が終わる。




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