月花

2022年09月12日

No.31 限界を迎えた月花4

パトは月花の部屋に戻る、

パト「ただいま、見た?」

月花「うん・・・皆やっぱり悪意があったわけじゃないだよね、」

パト「当然だろ、皆月花の事を考えてる、ほら、明日は旅行の準備だ!今日はゆっくり休んで明日は準備して出発だ!」

パトは月花に元気をつけるように話し、自室に帰る。

・・・・・・

セキ「パト坊も成長したのう、あそこまで相手の事を想いやれるようになるとはのう、今までは自分の事で精一杯という感じじゃったのに・・・」

月花「そうね、それがパトの成長なのかもしれないわね、本当気付かないうちにどんどん成長していくんだから・・・」

月花は少し寂しそうにする。

セキ「寂しいかのう?周りの皆が成長して変わっていくのが」

月花「そうね、基礎はまったく変わってないんでしょうけど、どうしても寂しく感じちゃうんだ」

セキ(月花からしたら帝国に来て殆ど研究所に引きこもっておった、いざ出たとしてもそれはもう別の世界のような感覚・・・浦島太郎のような感覚なのかもしれないのう)

月花はその日はそのまま眠った。

・・・・・・

DAY2

月花は起床した。

月花の中に居た九騎神使達は全員外に出て部屋を後にしていた。

月花「私一人か・・・まああの子達も自由になったわけだしね、そういえばあの子達が九騎神使として呼ぶようになってから一度も皆で遊んだことないわね・・・もうあれから1年くらい経つのに・・・」

月花は自分がどれだけ皆に寂しい想いをさせたか、そんな事を考える。帝国の時間だと地球だと2年分である

月花「今からでも取り戻して行かないと!そうと決まればクヨクヨしてても仕方ない!決心したなら即行動!まずは行動から!そこから全てが変わるのよ!それで私は専属神になったの!!」

月花はベットから勢いよく飛び起き、急いで着替え、髪を整え、準備する!

・・・・・・

月花「おはよう!!」

月花は勢いよく寝室から出る、そこには九騎神使達とパトが居た。

アイレ「ママ!おはよう!」
鏡月「随分長い間寝よったな~」
リア「おはよう・・・」

九騎神使達は月花の挨拶に応える

月花「皆何してるの?」

ネロ「目的地を決めているのですよ、温泉は水の精霊の加護が沢山ある聖域!素晴らしいですね」

フォティア「ネロ、温泉は火の精霊の加護もあるんだ、水だけじゃないぞ」

テラ「ム~、温泉は大地の恵み、地の精霊の加護のたまものム~~」

元3精霊達は言い合いをする。

セキ「3精霊の加護がある温泉でよいではないか、ほれ、結局どこの温泉に行くのじゃ?有名過ぎると予約でいっぱいじゃからのう、程よい所がよいのじゃが」

琥珀「ここは?」

鏡月「そこはスーパー銭湯やないか!まったく琥珀たんはドジっ子やな~」

琥珀「知ってたわ・・・///」

鏡月は琥珀をからかって遊んでいる横で、月花は地図とネットの温泉紹介サイトを見比べた。

月花「沢山あるわね~、これだけあると悩むわね~」

パト「だろう、まあ、こんな集団だから自然に囲まれた場所がいいと思うんだよね、街中とか温泉街だと管理が大変そうでさ」

セキ「同感じゃのう、温泉まで来て、若い子のめんどうを見るのは勘弁じゃのう~、リラックスしながら温泉に浸かりたいわい」

アイレ「セキって元々鳥さんなのに温泉入るの?」

セキ「わらわは元々朱雀、山奥の秘境で体を清めておったぞ」

月花「じゃあ、この1000年は穢れっぱなしってことなのね、ばっちい~」

セキ「なにを言うのじゃ!この綺麗な肌を見てばっちいとはなんじゃ!」

月花達は皆で笑い合う、凄く心地の良い時間だった。
それは月花がずっと求めていた時間があり、そして余裕のある日常。

気付けば月花は涙を流していた・・・

月花「うぅ・・・うぅ・・・」

パト「月花・・・」

九騎神使の皆は月花の元に寄り沿い、心配の声を掛ける、

月花「ごめん・・・嬉しくて、こんな時間が・・・本当に懐かしくて・・・楽しくて・・・」

セキ「そうじゃのう、こうやって全員が揃って、談義をするのは本当に久しいからのう、」

月花「うん、皆・・・本当にごめんね、寂しい想いばかりさせて、ずっと責任とか任務とかで、今までの自由を奪っておいて・・・私を信じて皆ついてきてくれたのに・・・私がこんなので・・・」

九騎神使達は困り果てる、だがアイレはすぐに言う

アイレ「そんなことないよ、ママはずっと私達のために頑張ってくれたよ?学校にも行かせてくれた、エテルちゃんとか美魅ちゃんと仲良しになれたんだよ?私はママのおかげで楽しい!ママは頑張った!だから私はママ大好き!!」

琥珀「そうやな、うちも出会った頃からめんどうを見てもらった、それで今もこうやって贅沢させてもらっとる、うちが数百年封印されとったんに比べたらあれくらい気にならんよ、やから泣かんといて?」

鏡月「月花はんらしくないで、うちらは今の今まで月花はんについてきて不幸やと思ったことはないんや、確かにうちらは中々遊べんかった、やけどそんな環境も終わったんや、前向こうや」

プルート「そうアヌ!我が主である月花に着いてきて不幸なんてことはないアヌ!だから元気出すアヌ!」

そうやって九騎神使達が月花を励ます。

パト(本当に良い仲間達だ、月花は九騎神使達が居てくれたおかげで今の今まで耐えれたのかもしれない、それと同時に九騎神使達も月花が居たから耐えれたのかもしれない、そうやって支え合える、凄く良いと思う、上下関係なんてない、家族のような関係、本当に月花は幸せ者だ)

パトはそう考えていると、月花が泣き止んだのか、そのまま皆で温泉先を決める。

パトは月花達の選んだ場所がきっと最高の思い出になると考え、皆の意見に賛同し、月花と九騎神使達が決めれるように話の輪に入った。

・・・・・・

目的地が決まり、10人分の旅行用の服を探しに行った。帝国には地球(各国)のデザインをモチーフにした洋服店やショッピングモールが出来ていた。今後はもっと他国や他惑星の文化を取り入れた建設物を採用して異国交流が出来ればと考えていた。

パト「帝国の服は質が良すぎるし、素材も地球の服とは違い過ぎるからな、素材はともかく地球に近いデザインの服を選んでもらわないとな、後は・・・」

パト(九騎神使達ってセキ以外人間の姿になれるのか?いや、元々人間の姿っぽい子は居るけど、尻尾とか羽はマズいからなぁ、そこだな)

パトはメリアから地位の高い神程自身の本来の姿を隠す傾向にあるから覚えろと言われて【神格開放】
を習得したが、本来は別に隠さない物でもある。

つまり帝国のような神々の国では余程邪魔にならない限りある程度は本来の姿を出している神々の方が多いのだ。
だが九騎神使はアイレは羽、鏡月は耳、フォティアとリアは龍の見た目、琥珀は耳と尻尾、プルートも耳や尻尾と色々問題があった。

パト(まずは神格を抑える訓練からかな~、そこまで難しくないし、帰ってきたら教えないと)

・・・・・・

パトは自分の自室に戻り、自分で着替え等の準備をする、ソルテやメルリアには休暇を言い渡していたため、久しぶりに一人(本当の意味で一人ではないが)の時間を過ごせていた。


パト「さて、息抜きだな!行くぞ!温泉旅行!」

次は温泉旅行!続く!







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2022年09月08日

No.24    限界を迎えた月花3

Day1

パトは月花の部屋にお見舞いに行った。

月花「あ、パト、こんな時間にどうしたの?」

パト「サボり、やってらんないからさ」

月花「嘘、私のために長期休暇取ったんだよね」

パト「敵わないな〜月花には」

月花「ありがとう、今はその優しさに甘えるね」

パトはソルテに命令し、長期の不在と護衛を付けないようにした。
ソルテからは【急用があれば連絡します】とだけ条件をつけられ後は【月花ちゃんをよろしくお願いします。】と頭を下げられた。

パト(皆月花の事を心配してくれてるんだな、良かった。)

月花「嬉しいわよね。アリシア様もソフィアちゃんも悪気がないのは知ってる。ただ凄く頼りにされちゃっただけ。」

パト「でもそれは反省させないといけない」

月花「わかってる。私も残ってた仕事の件数を見てびっくりしたわ、あれは無理ね」

月花は「ははは」と笑うがどこか虚しい感じだった。

パト「覗いてもいいか?」

月花「ダメ、今の私の脳内を見るとパトはきっと私を軽蔑する」

パトは堪らなくなり、月花にキスをする。

パト「そういう事を考えるのは仕方ないだろ?それに俺はそれも全部覚悟してる。俺がそれくらいで月花を嫌いになると思うか?そんな薄っぺらい感情と関係で月花を選んだと思う?」

パトは月花を抱きしめながら話す。

月花「じゃあ、話す。脳内だと凄く感情的だから、せめて口頭なら・・・」

パトは再度キスをし了解する。

パト「うん、話して、遠慮しなくていい」

月花はパトの優しさに甘える、そしてパトの中にいる月花の声色が変わる

月花「清々した。ずっと技術開発部隊を辞めたかったから。ずっと憎かった。皆は仕事が終わると遊んだりして交流を深めて組織内でも居場所が出来てるのに、私は同じ部隊の人と仲良くなれないし、むしろ仕事の話しかしないからきっと嫌われてる。組織内に九騎神使の子達以外で仲良い人が出来ない、ソフィアちゃんは自分勝手だし。アリシア様だって琴歌ちゃんを同じように苦しめたのに、何も学んでいない。琴歌ちゃんも言わないだけで清々してると思うわ。私が一度キレて1日サボったあの日の事を理解出来てないのよ!!!ふざけないでよ!!」

月花は泣きわめく、それは確かに月花の心の叫びだった。

月花「メリアちゃんには教育が出来てないって怒られるしさ!なら改善してよ!!どう見ても無理でしょ!!なんで細かい配慮が出来ないのよ!!」

今回処置を下して、怒ってくれて、悪役になったのはメリアだ、それは月花もわかっている。
だけどこれはその今までに積もった不満、だからパトは月花の言葉を否定もなにも出さなかった。

月花「辛いのよ・・・周りは出来て、成長して、新しい仲間や友人が出来てる中、私だけ変わらないのが、すっごく除け者感を感じるのよ・・・」

月花はただ、泣いていた。

パト「そうか、辛かったな。」

月花「辛かったわよ!当然でしょ!!!」

パト「頑張ったんだよな。」

月花「頑張ったわよ!見てわからない!!!」

月花なりの八つ当たりだった。
月花もパトにぶつける気はないのだが、ぶつけさせてくれる優しさに甘えた。

パト「この休暇は俺と月花と九騎神使達で温泉旅行に行こう。一緒に過ごそう、今まで過ごせなかった分さ、月花、行きたがってたろ?」

月花「うん。うん。行く。」

パト「よし、決まりだ。場所も皆で決めよう、何するかも決めよう、それも楽しみの一つだろ?」

月花「うん、やっとデート出来るね。」

パト「ああ、色々あったからな」

パトは月花の涙を優しく拭い、再度キスをし、笑い合う。

それを月花の中で見守っていたセキ

セキ(パト坊、ありがとうなのじゃ。)

月花「今日はやけに頼りになるじゃない、鍛えたわね、パト〜」

月花が意地悪な聞き方をする。

パト「当然だろ、大事な人が苦しんでるんだぞ、こういう時がポイント稼げるだろ?」

月花「そうね、策士じゃな〜い」顔ツンツン

パトと月花は会話ではそう話すが思考でちゃんと理解していた。

月花(【月花が苦しんでるんだ、必死にもなる】か。本当私は素敵な人に惚れたんだな〜、何股もしてるのがアレだけど)

パト「それじゃあ俺はちょっと。」

月花「アリシア様とソフィアちゃんの所に行くの?」

パトは気まずそうに答える

パト「ああ、ケジメつけないといけないからな。メリアにばっかり悪役はさせれない。」

月花「でもそれで関係が悪くなったら!」

パト「月花、その程度で関係が悪くなる程俺達の想いは薄くない。これは今後のためなんだ。」

月花は俯く、罪悪感があったからだ。

パト「見たいなら見るといい、会話を聞いて、2人がどう思ってるか、月花には聞く権利がある。だけど辛いなら俺が帰ってくるまで閉じてて」

月花は俯いたまま、パトの話を聞く。

パト「行ってくる。」

・・・・・・

パトは独房とはいえ、専属神の2人を入れる部屋だから多少はマシな部屋に収監されていると考えていた。

いざ見てみるとその独房はアスファルトに囲われ、広さは4畳程度、小綺麗な掛布団がお情けである程度の部屋だった。

パト(酷い、ここまで・・・いや、これはメリアが選んだ事であり、それだけの重罪を犯したっていう戒めなんだ。情を抱くな。)

パトは考えを改めて進む、その奥には薄暗い光と水滴の音だけが鳴り響く酷く虚しい空間が広がり、その場所には日本のアニメでよく見るような牢屋があり、その中にアリシアが居た。

パト(すっごい雰囲気、その場に居るだけで気がおかしくなりそうだ。メリアの拷問知識の賜物ってわけか、わざわざ水滴まで垂らすんだから。)

パトがたどり着くと、すすり泣いているアリシアが居た。

パト「アリシア?」

アリシア「パト様?すみません。私とした事が、こんな御無礼な!」

パト「構わない」

薄暗い牢屋に居たアリシアは普段では絶対見ないようなみすぼらしい姿をしていた。

アリシア「あの・・・月花ちゃんは・・・」

パト「精神は治ってる。だけど心の傷は治らない、心の傷は記憶にこびりつくトラウマだからな。数年は引きずるだろう。」

アリシア「うぅ、ごめんなさい、ごめんなさい。私は仕事の事ばかり、目の前の貧しい人達の事ばかり気にして・・・月花ちゃんを壊した。」

パト「ああ、そうだ。」

アリシア「許してもらえるなんて思いません、私のような仲間の気持ちも理解出来ない愚か者を極刑に。」

パト「それはダメだ、それに俺は許す」

アリシア「慈悲はいりません!!私が許されても月花ちゃんは!!」

パト「慈悲じゃない、許さないと先に進めないんだ、成長も出来ないし、償いも出来ない。俺が許すのはアリシア、未来のためだ。」

アリシア「パト様・・・」

パト「アリシア。俺はいっぱいアリシアに迷惑をかけた。俺も何度も失敗した。だけど許して貰えたからここまで成長出来たんだ。」

パト「アリシア、今は自分の失敗を悔やめばいい、だけど悔やみ終えたら今回の失敗を活かして成長しろ、これは主命令だ。口答えは許さない」

パトなりの優しさだった。

アリシア「わかりました。ありがとうございます。」

パト「それじゃあ俺は行く」

パトはアリシアの牢屋を後にし、次はソフィアの牢屋に向かった。

・・・・・・

パト「ソフィア?」

ソフィア「バド〜〜!げっがじゃん!ごめんなざいー!!」

ソフィアはワンワンと号泣していた。

パト(精神的に参ってるんだろうな、こんな場所だし。ソフィア閉所恐怖症と暗所恐怖症だし。)

ソフィア「うぅ、月花ちゃんが壊れた時の状況を聞いたんだ。書類ごと頭を机に強く擦り付けてたって。」

ソフィアは泣きやみ、話す。

ソフィア「その書類はね。私がその日持って行った書類だったの、それで月花ちゃんが壊れたんだって・・・その書類はぐしゃぐしゃで月花ちゃんの額の血で滲んでたって・・・私、最低だよ。」

パト(それ教えたの誰だよ、ショッキング過ぎるだろ)

パト「今度からはどうするんだ?」

ソフィア「もう甘えない。月花ちゃんは月花ちゃんで頑張ってるんだから甘えない。」

パトは言うか悩んだが、先に言った方が長引かせ無くていいと考えた。

パト「月花は技術開発部隊を辞職した。今は俺の【帝王直属近衛部隊総長】に異動が決まった。技術開発部隊の副総長は検討中だ。」

ソフィアはパトから言われた言葉に強いショックを受けた。

ソフィア「私のせいだ・・・私が・・・そんな・・・」

パト(酷な話なのは理解してる。だけど今言わないとせっかく反省して心が癒えた時に追い討ちになる。)

パト「ソフィア、今回の件はソフィアも悪いしアリシアも悪い。自分の役割と役職、直属部隊が何のためにあって、なんのために複数の従属神を預けているか、それを考えるんだ、ソフィアは帝国権力No.3。専属神の誰もソフィアに注意は出来ても命令は出来ないんだ、上の立場である自覚を持てよ。」

パト(俺が言えた事じゃないけどな。)

ソフィア「うん。ごめんなさい。」

パト「反省して、ここを出たら月花や皆に謝れ、それでこの件はおしまい!そこからソフィアは成長すればいい!前を向けよ!」

ソフィア「うん・・・」

パト(今は無理か。でも今はこれでいい、俺なりにできる事はやった)

パトはソフィアの牢屋を後にし、メリアの部屋に向かう。

・・・・・・

メリア「どうしました?ご主人?」

パト「今から数日帝国を留守にする、何かあった時はソルテに言ってあるけど、メリアにも言っておこうと思って。」

メリア「月花ちゃんですか、いいですよ、アリシアとソフィアの所にも行ったんですね。」

パト「ああ、これは俺の責任でもある、俺がちゃんと言わないとダメだ。専属神なら特にだ。」

メリア「そうですね、ご主人も主らしくなりましたね。私は嫌われ役に徹します。だからご主人はケジメも大事ですが、専属神と関係を悪くしないで欲しいです。」

パト「なめるなよメリア、これくらいで俺達の絆が壊れると思うなよ。俺はあいつらを信じてる。だから臆さずに前に立てたんだ。」

メリア「ふふふ、本当成長しましたね、そう言って貰えて嬉しいですよ。」

パト「ああ、メリアも辛くなったら来なよ、嫌われ役は精神に来るからな。」

メリア「はい!」

パト「それじゃあ俺は月花の部屋に泊まる、それでそのまま旅行に行くから、後はよろしく!」

メリア「楽しんできてくださいね!なんなら私も同行を!」

パト「それは月花との旅行の後な、メリアもそうだし、アリシアやソフィア、ソルテや皆もだ。1人1人の時間をもっと大事にしたいんだ」

メリア「ふふふ、お待ちしております!ご主人!」

そしてパトは月花の部屋に戻る


続く。






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2022年09月07日

No.23   限界を迎えた月花2

メリア「限度を考えなさい!まず貴女は仕事より自身の直属部隊を作るのが先じゃないんですか!!」ドン!

アリシア「はい、すみませんでした。」

メリア「ソフィア!何度も言いましたよね?なんでまだ月花に仕事頼んでる!!」ドン!

ソフィア「うう、」シュン

メリアは激怒していた。当然だった。
パトもメリア達の話を聞いていたが、パトもかなり頭にきていた。だが怒れなかった。そんな自分が酷く情けなく感じ、月花の元に向かった。

・・・・・・

パト「月花、大丈夫?」

パトが入ると、セキがパトに近づき、頬にビンタする。

セキ「お主はなぜこうなるまで放置したのじゃ!!!」

パトは何も言えなかった。

月花「セキ、これは私の責任だよ。」

月花の言葉にセキは感情的になり過ぎたと反省する。

セキ「すまぬ、パト坊、八つ当たりじゃったな。お主は月花が以前仕事を投げ出した時一緒に遊んでくれたのにのう。」

パト「気休めにもならないから、それにセキの怒りは八つ当たりじゃない。俺が皆の主なんだ、俺が悪い。」

パトは拳を握る。そして月花の元に行き、ベッドに座る。

パト「メリアには長期休暇させるように命令した。仕事は各自に戻した。今の月花を抑える仕事はない」

月花「それじゃあ私、用無しじゃない。」

月花は酷く落ち込む、月花も日本人であり、人間の価値観がある。仕事がない自分、役割のない自分、皆が仕事してる時に何もしていない自分に強い劣等感や、罪悪感を感じる。

パト「そんなことはない、今まで他のみんなより頑張ったんだ、だから休んでちょうどいいんだよ」

パトはそう言い、月花の頭を撫でる。

セキ「パト坊、お主の隣に置いてあげれないかのう?月花は確かに頭が良いし、技術開発部隊に最適じゃろう、じゃがはっきり言うと月花には相性悪いのじゃ。九騎神使のわらわ達もそうじゃ、馴染めんのじゃ。」

パト「月花が側近、俺は凄く賛成だけど。」

月花「ダメよ!なら代わりは誰が!」

セキ「月花は喋るでない!」

月花「うう!」

セキ「はっきり言うのじゃ!月花!お主の力は技術開発部隊に向いてないのじゃ!お主はパトの頭脳なんじゃろ?なのにお主は研究と開発に明け暮れる毎日でパト坊の頭脳として果たしておらん!本来のお主の役割を忘れるでない!!」

部屋は沈黙する。

メリア「話は聞きました。セキの言う通りですね。」

メリアが部屋に入る。

パト「メリア、2人は・・・」

メリア「謹慎です、娯楽も仕事も1週間禁止、牢屋で反省してもらいます。同じ専属神を故意じゃないにしてもここまで追い込んだのは言語道断です。」

メリアは怒りに満ちた顔をしていた。そして月花の所に行き、頭を深く下げて謝罪する。

メリア「すみませんでした。私がもっと強く言っておけば。」

月花「メリアちゃんも頭を上げて、私は別に。」

メリア「先程の話、私も賛成です。月花ちゃんは頭脳。帝園のスペアでもあります。なのでご主人の近衛部隊総長に異動を命じます。シスリットを副総長とし、主の手助けをしなさい。」

月花「ちょっと!それじゃあ今までの研究は!?」

メリア「続けたいなら続けていいです。仕事ではなく、自分の趣味として貢献すればいい。月花ちゃんはその方が向いてます。」

月花の表情は暗いままだった。

パト「メリア、時間を与えてほしい。」

メリア「わかっています。長期休暇の後です。ですが選択肢は与えません、与えたら貴女は情で技術開発部隊に戻るでしょうから。」

セキ「感謝しますのじゃ、メリア様」

メリア「ええ、今回は目を瞑りますが、ご主人を叩かないでください。次は貴女でも容赦しませんよ?」ギロ

メリアはセキに殺意のこもった眼差しを送る

パト「俺は気にしてない!セキは月花を思ったんだ!責めるな!」

パトはセキの前に立つ

メリア「はい、ですが癖になってはいけませんので。それでは。」

メリアもピリピリしていたため、パトに対して引くことなくそのまま部屋を出る。

セキ「すまぬ。」

パト「セキは月花の傍にいてあげて、大丈夫、俺はセキや九騎神使達の月花に対する思いを知ってるから。」

パトはそう言ってセキを優しく抱きしめ頭を撫でながら慰める。

そして、数時間ほど月花の部屋に居たが、流石に戻らないといけないため、パトは部屋を後にする。

・・・・・・
パト「ソルテ、メリアから聞いたか?」

ソルテ「はい、近衛部隊には今まで私が総長の仕事をしていましたが、まさか月花ちゃんがそこに着くなんて。」

パト「シスリットを副総長に置くそうだ、多分だけど【帝王特別近衛部隊】の隊長も月花になるだろうね」

ソルテ「なら秘書・侍女・近衛・専攻・護衛全ての側近が揃うんですね。」

パト「ああ、ソルテは月花の長期休暇の間に組織の再構成を頼む、それで引き継ぎを終えたら近衛部隊の任も終わりだ。秘書に専念してもらう」

ソルテ「かしこまりました。」

パト「ソルテ、ここからは秘書ではないソルテに聞きたい。やっぱり不満か?」

ソルテ「いいえ、適任だと思うわ、それに近衛部隊の総長不在はずっと問題だったから私も肩の荷が降りる感じね。秘書ってパトさんの仕事管理をして、ある程度暇なくらいじゃないとダメだから。」

パト「そうか、ならこれで少しはソルテも俺に尽くせるかもね」

ソルテ「私の嫉妬の愚痴を今言わないで」

パト「悪い、メルリアもわかった?」

メルリア「はい、シスリットに重大なポジションを与えて貰えた事、感謝致します。」

パト「ラルと雪花は今メリアに呼び出されてるから終わったらまた話そう、総長としての役割の再確認と、各部隊の役割分担と仕事を任せる時の分量とか、そこらを決める話をしてるらしい。」

ソルテ「まあ、かなりの大問題ですからね。実際、月花ちゃんは政治部隊と技術開発部隊のメインの仕事を同時にやっていたようなもんだったから。」

パト「アリシアの仕事がで752589件、ソフィアの仕事が1532件、月花の独自開発の仕事が1952件。俺も見て鳥肌立ったよ。無謀すぎる。」

ソルテ「アリシアもソフィア様も今回の件で直せばいいわ、でも月花ちゃんは・・・」

パト「心に空いた穴は埋まらない、記憶には残るからね、関係が悪化しないといいんだけど」

ここから月花の長期休暇が始まる。
パトは月花が復帰するまでの間に問題解決できるか?

続く

【イベント茶番確定】






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No.22    限界を迎えた月花1

○月✕日  晴れ

今日は参観日。
パトと2人で互いの子達の授業を見に行った。
本当の夫婦みたいで、私の夢が叶った。

その後互いの子達の話をして仕事に戻った。
帰ったら仕事増えてた。


〇月△日  晴れ

今日はフォティアとリアに群れが出来てた。
フォティアは【赤の究極龍】リアは【青の究極龍】だからフォティアには専攻部隊の願掛け、リアは逆に護衛部隊の願掛けをされたらしい。
ご利益あるなら私も願掛けしようかな?

帰ったら出来た仕事が崩れて机に置いていたコーヒーを倒し、報告書がダメになってた。辛い


〇月☆日  雨

帝国も雨が降るんだと窓を見る。
窓を見てるとネロが嬉しそうに外でピョンピョン跳ねてた。普段落ち着きがあるから、凄いギャップ萌えを感じた。可愛いのでずっと見てると目が合い、ネロは恥ずかしそうに私の部屋に戻って来ました。続けて良かったのに。

ソフィアちゃんが仕事持ってきた。
帰れない。


〇月★日 晴れ

鏡月が仕事を手伝ってくれた。
気持ちは凄く嬉しかったから簡単な仕事を任せた。こうやって私を気にしてくれるのは凄く嬉しいな。

でもなんで、ちゃんと指示した通りにやらないの?全部やり直しだよ?失敗した。失敗した。失敗した。失敗した。


〇月$日  晴れなのかな?

プルートが心配してくれる。ありがとう、私は大丈夫。皆大事だからね。私も頑張らないと。

1件の仕事が終わったと思ったら5000件の仕事が増えた。納期超えてると不満言われた。
頑張ってるのに。頑張ってるのに。


〇月♂日  ハレナイ

テラがのんびりしてる。癒される。
私ものんびりしたい。

アレ?ワタシ、ナニヤッテルンダロウ?


〇月#日   ・・・

セキに怒られた。パトが来た。メリアちゃんやソルテ様、ミーエルちゃんも居た気がする。
ドクターストップが掛かったらしい。
重度の鬱。過労による極度のストレス。

セキが目撃した時、私は書類ごと机に頭を馬鹿みたいに強く擦り付けてたらしい。記憶がない。

アリシアとソフィアが呼び出され、厳重注意を言い渡された。

アリシアは泣いてた。ソフィアも落ち込んでた。

ごめんなさい。私のせいで。

・・・・・・

パト「・・・」

ミーエル「とりあえず全部治したよ、明日には精神も元に戻ってる。」

パト「月花に長期休暇を。好きな事をさせてあげよう。」


帝国の日常はいい事だけとは限らない。




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2022年09月05日

No.17    同じ苦悩を感じる者(微R18)

パトと月花は共通点が多い。

それは今のパトの人格が月花を媒体にしているからである。

故にパトは月花に強く惹かれ
月花もパトに強く惹かた。

そして今はお互いの思考を共有したり
帝園の世界を1部だけ共有することも出来る。

それはメリアですら不可能である。

そしてそんな2人だが、悩みが大体同じなのである。

【1人の時間が無い】

パトの場合は月花がその張本人でもあるのだが、専属神契約と神羅万象支配の影響でパトの一部を専属神達が分担して共有するようになっている。

その結果、自分だけの経験や時間がなくなったのだ。

そして月花はと言うと、流石にパトの程ではないが、月花にも【神粋玲】という世界を持っている、その月花だけの世界に居る住人は月花の行動や思考を共有することが可能なのである。

(テレビやラジオをイメージして、テレビで月花の視界を見て、ラジオで音や思考を聴くイメージ)

つまり、月花もパト同様自分だけの時間が無いのである。

・・・・・・

月花「ふぅ〜、今日も疲れたわね〜」

セキ「今日もお疲れ様なのじゃ、月花よ」

月花「どうも、本当自分の時間がないわ」

セキ「そうじゃのう、アリシア殿には仕事のペースを考えて欲しいものじゃ」

月花「そうよね、ソフィアちゃんもそうだし、神聖エルフ族って全員あんな感じなのかしら」

セキ「さあのう、じゃがそのせいで月花がまったくパト坊と会えておらんと思うとのう」

セキは月花とパトの関係を心配していた。
セキとしては、他の専属神と仲良くするより、月花と仲良くしてもらいたいという考えを持っていた。

セキ「パト坊がハッキリと言うべきなんじゃよ、そうすれば月花も楽になるのじゃ!」

月花「それこそ無理よ、パトはまだ帝国政治に関してまったく理解してないんだから、そんな人が政治関連や他の人に口出ししたら駄目、それはパト自身自覚してるわ」

セキ「まあ、変にでしゃばらないのはパト坊の良い所じゃからのう、」

月花「そうそう、パトは皆に任せてるのだから今のままでいいの!」

セキ「ならパト坊から会いに来るべきなのじゃ!」

月花「あー、それは私にも責任あるわね、脳内で喋るから案外私達って会話の量多いのよ」

セキ「そこで満足してしまう訳じゃのう、、」

セキは呆れながらも話を続ける

セキ「お主らがそれで良いのならこれ以上は言わないのじゃが・・・」

月花「そうそう、それにパト、私の予定は誰よりも優先してくれるのよ!優しいでしょ!」


セキはそこまで聞くと話を終わらせる、そしてその日の夜

・・・・・・
月花「ふふふ、そうね、確かにそれはそれでキツそうね、代わってみる?」
月花「え~、出来るの~?今どのあたりまで勉強したの?わからない所はない?」
月花「あ~、そこは私も苦手だったな~、やっぱり私が苦手だったところも似てるのかな?それはそれでなんか嬉しい♪」
月花「別に人の不幸を喜んでないよ、共通点があるって嬉しいものよ」

セキ(またなのじゃ・・・夜中にパト坊と脳内で会話しておる・・・一人じゃからって声を出しておるが・・・)

月花「うん、私も会いたいな、最近寂しいのよ?」
月花「ダメ、お互い明日も早いでしょ?また時間がある時に・・・ね」

セキ(聞く気はないのじゃが・・・聞こえてしまうんじゃよ・・・月花)

月花「うん、私もすっごく愛してる」

セキ(そんな夜中の電話感覚で脳内会話をせんでもいいじゃろうに)

月花「うん、それじゃあおやすみなさい」

セキ「相変わらずじゃのう、月花」

月花「セキ?!起きてたの?!」

セキ「ちと縫物をしておったら話し声が聞こえたのじゃよ」

月花「恥ずかしい~~、もう聞こえないようにしててよセキ~~」

セキ「仕方ないじゃろう、聞いておらんといつ終わったかわからないのじゃ、それこそ、終わったと思っていつも通り、お主が自慰を始めていたらどうするのじゃ?というか何度目撃したと思うとるのじゃ、こっちの身にもなるのじゃよ」

月花「うるさいうるさい!そんなの私の自由でしょ!」

セキ「他の九騎神使の子達は寝ておるが、そこまで気を使えん、月花も気まずくなりたいくないならもう少し気を付けるのじゃな」

月花「はあ、なんでセキには何度も見つかるんだろう」

セキ「言っておくが、わしが朱雀の時は全部見ておったぞ?」

月花「それは知ってる、いや当時は知らなかったけど・・・」

セキ「そういう意味では「ああ、またか」って感じじゃのう、」

月花「人を欲求不満の性欲強い子みたいに言わないで!!」

セキ「まあよい、どうせ今も欲情しておるのじゃろう?わしは自分の場所に戻るから好きにするといいのじゃ、ちゃんと終わったら後始末するのじゃぞ?そんな事で風邪を引いたと聞いたら情けないのじゃ」

月花「変な気を使わなくていいわよ!それじゃあおやすみ!セキ!」

セキ「うむ、おやすみなのじゃ」

セキはそのまま部屋を月花の元を後にした。

月花「誰かに自分の知られたくない所を知られる・・・相当キツイわね・・・パトの気持ちがよくわかるわ・・・」

月花もまた自分の状況に悩むのだった。(ただしパトの思考を覗く趣味は辞める気はない)


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2022年09月03日

No.13    親子は似る。(R18)

礼花「母親として聞きたいのだけど、貴方たち年相応の付き合いをしてるのよね?」

そう話を振られて雪花と月花は考える

月花「年相応って言ってももう結婚出来る年齢だし、私は問題ないと思うけど?」

雪花「私だってもう世間で言う社会人よ!どんな事をしててもお母さんが止める筋合いはないわよ!」

礼花「別に何も言わないわよ、それ言い出したら貴方達位の時に私は月花を産んでるのよ?」

月花「確かに、今どき珍しいくらい早いわよね」

礼花「まあ、実際できちゃった婚だしね」

雪花「お母さんの方が節操ないじゃない」

礼花「だからよ、今貴方達はこれから学んでいくのよ、避妊してるの?」

雪花「・・・」(´^`*)プイッ
月花「・・・」( ˊᵕˋ ;)

礼花「あんた達、子供出来たらどうするの?」

月花「仕事辞めれるわね!王妃になれる!」

雪花「あ!それズルい!私だってあんな重労働するくらいなら王妃になりたい!」

礼花「そんな問題じゃないのよ!戸籍はどうするのよ!!」

雪花「四季でいいじゃない?日本戸籍的にパトが婿養子で四季家に入ってくれてるんだし」

月花「ただ誰の婿養子ってなってるかよね」

雪花「私に決まってるでしょう!」

礼花「実際雪花の方が早かったから家系図的にはそうなってるわ、だからつまり、」

月花「私が子供作ったら修羅場不可避な家系図が出来るのね!何それ!面白い!」

雪花「確かに!月花お姉ちゃんと私の相手がパトって同じ名前って私達の将来の子達が見たら、」

礼花「四季家は代々から【八神柱】に選ばれてるちゃんとした家系なんだから面白がらないで」

雪花「でも話戻るけどお父さんってそういう所は厳しいと思ってたけど、それでもできちゃった婚なのね」

礼花はお茶を飲み、一息ついてから話す

礼花「私が毎晩夜這いしたからよ」

雪花・月花「は?」

礼花「私が毎晩お父さんに夜這いして誘惑したり、御奉仕してその気にさせたりして毎晩やってたからよ」

雪花「・・・お母さんも性欲が強い時期があったのね」

礼花「4人も産んでるのよ?当たり前でしょ?」

月花「そこはまあ、親子って感じなのね」

礼花はお茶を飲み干し、話を続ける

礼花「でもそれには理由があったわ、もちろん若さ故の性欲もあったけど、いつまで一緒に居られるかわからない。そう思うとあの人との愛の結晶が欲しい、そう思っちゃったのね、地球防衛軍だからいつ死んでもおかしくないし」

雪花「確かにそうね、今ある日常は当たり前じゃないわよね」

雪花は帝国で専攻部隊、常に仕事場は戦場故に戦死してもおかしくないのだ。

礼花「確かにお父さんは今の今までちゃんと生きて帰ってきてくれたけど、一緒に居られる保証がない以上、毎日を大切な日にしたかった、そんな思いもあったわね、それで産まれたのが月花ね!」

月花「凄くいい話、つまり!私は毎日後悔しないように愛し合って出来た子ってわけね!」

礼花「そうね!雪花や桜花、芦花も同じ、たまに帰って来る度に愛し合ってたら出来た子、だから今私は寂しくもないし、未練もないわ」

月花「といいつつこの歳でまた新しい妹出来たら笑うわよ」

礼花「それはセキと同じね、肉体は若くても精神的なものが老いてしまうから昔ほど性欲に忠実になれないわね、歳とるのは嫌なものね」

雪花「私達もそうなるのかな?」

月花「雪花が付き合ってすぐの頃は見境なかったけど今は落ち着いてるでしょ?つまりその延長って事よ」

雪花「見境なくなっただけで、別に私は」

月花「知ってるわよ〜、お盛んよね」ニヤニヤ

雪花「うるさい!アダルトお姉ちゃん!私だって琴歌ちゃんから聞いたんだからね!自分の仕事部屋にパトを呼んで、誘惑してたじゃない!姉マウントで首元から舐めて、そのまま咥えてたって証言取れてんのよ!」

月花「そこまで?!妹に私の秘密知られたー!!」(。>ㅿ<。)

雪花「それで机に手をついて、スカートめくってエロい顔で誘惑してたことも知ってんだから!!」(っ ‘ᾥ’ c)クワッ

月花「なら言わせて貰うけど雪花なんて普段聞かないような甘えきった声でパトと話したり行為中になると凄く受け身で押しに弱いって知ってんだからね!!そのくせ自分が上になったら体力ある限り動き続けてんじゃない!」(っ ‘ᾥ’ c)クワッ

雪花「行為中の事まで言わなくてもいいじゃない!というかやっぱり覗いてんじゃない!嘘つき!!!」(っ ‘ᾥ’ c)クワッ

月花「雪花こそ姉妹の性事情は知りたくないって言って起きながらしっかり興味あるんじゃない!このムッツリスケベ!」( ゚д゚)クワッ

雪花と月花は色々互いのカミングアウトをしながら喧嘩を始める中、礼花は思う

礼花(流石私の娘ね、私が若い頃凍夜にやった事全部やってるわ、親子、性癖も似るのね〜)

礼花はどこか落ち着いていたのだった。




patopatoblog at 22:31|Permalink

2022年08月31日

No.4 アリシアの仕事

アリシアは前途多難な神生を送っている、だがアリシアはそれらを苦労と思わずに乗り越えてきた。

アリシアは優秀である、優秀過ぎるが故にある程度の苦難がまったく苦難ではなくなる。

アリシアは優しく、正確も温厚、誰に対しても優しく、見下す等もってのほか、誰にでも手を差し伸べ、救いを与える、もはや帝国一の善人と言っても過言ではない。

だがそんなアリシアにも問題があった、それは【自分基準で考える】のである。

アリシアは自分自身が仕事が出来ると思っておらず、当たり前の事を当たり前にやっているだけという認識なのである、故に、部下に任せる仕事のレベルが常に高く、部下もアリシアからのお願いだからと断れずに請け負ってしまう、アリシアは優秀過ぎるが自己採点も甘いため、自身が帝国の中でも5本指に入る優秀な神材だと理解していない、それが問題なのである。

その被害者がアリシアの直属の部下になる琴歌なのである。

政治部隊、帝国、内外の政治、外交分野を手掛け、国の治安を守る部隊、現在はメリアの配慮があり、国内と国外で分担を分け、アリシアと琴歌両方に負担が分担するようになった。

琴歌は元々メリアとアリシア達が整え終わっている国内政治を維持、メリアと主に改善を図る仕事のため、そこまで忙しくはなくなり、公私を分けれるようになった。

だが明らかに仕事量が多い国外政治、今だ未開拓な問題が1宇宙分はあるであろう仕事量を任されたアリシアは毎日仕事に追われていた。だが・・・

アリシア「さて、今日はこれくらいですね、これくらいの仕事なら2年もあれば充分ですね!」

アリシアは優秀過ぎた・・・本来琴歌が携われば余裕で100年は掛かる仕事量を2年と定めてしまったのだ。この仕事がアリシアだけに収まればいいが、問題はここからである。


外交の物資や自然復興等の研究を代表で行っている月花、そこに全てシワ寄せがいったのである。

・・・・・・
アリシア「月花ちゃん、この星の問題と技術発展の援助ということで、これだけの薬と技術開発をお願いしたいのだけど」書類ドサ!!

目の前に置かれた書類に青ざめる月花

月花「これって、何件あるのでしょうか・アリシア様?」
アリシア「大体8700件ね、1惑星分だから今回は少ないわね、それで納期なんだけど、今回は慌てなくていいからね!大体1ヵ月程で!」
月花「無理ですよ!開発と研究ですよ?!色々試行錯誤しなければいけませんし、副作用等を生まないために試験を繰り返さないといけませんし、その材料から集めないといけませんし!その下準備で1ヵ月掛かりますよ!それも1件です!部隊内で二人一組で仕事をこなしても2ヵ月で500件出来るかどうか、なので1ヵ月はちょっと・・・」

月花の判断は正しい、むしろ正常のプランである。
月花も数か月仕事を嗜み、要領を得て、大体の工程を把握しているため、他の研究員の事も考えると妥当な話であった、だがアリシアはそこを理解出来ない。

アリシア「そうですか、なら私が素材集めをしましょう、月花ちゃんは研究に専念すればもっと効率よく研究が捗りますよね!」

月花「待ってください、それって徹夜前提じゃないですよね?」
アリシア「私はこれくらいなら定時までには終わらせますよ?」

月花(アリシア様の定時は私にとって1週間徹夜分の仕事量なのよ!)

月花「アリシア様!えっと~~、もっと納期伸ばせません?」
アリシア「う~んあの惑星は私達エウレカ帝国を信頼して全てを託してくれたわけですし、出来る限り早く帝国の恩恵を受けさせてあげたいのですが」

アリシアは優しい、例え、国外の生物に対しても慈悲を持ち、貧しければ共に悲しみ、そしてどうにかしたいと率先して動く。

だがその行動力と周りの仕事効率がまったくかみ合っていないため、苦労は絶えない。

そして問題はもう一つ

ソフィア「あ!アリシアだ!今仕事なの?」
アリシア「ソフィア様!どうなされました!ソフィア様のためなら全用事を即座に終わらせてでも時間を作りますよ!」

月花は頭を抱える、アリシアはソフィアには盲目なのである、つまりソフィアの前では馬鹿になるという事だ、まだソフィアの居ないアリシアは話しになる、だがソフィアが絡んだ話になるともう手が付けられない、

ソフィア「月花に新しい素材開発のお願いをしたくてね!私その間に他の研究をしたいんだ~」
アリシア「おお!流石ソフィア様ですね!ソフィア様の発想が帝国を豊にしてくれるのです!本当ソフィア様なしではこの帝国は危うかった事でしょう!ああソフィア様は素晴らしいです!」

月花「あの・・・アリシア様?」
アリシア「月花ちゃん!ソフィア様のお願いも聞いてあげてほしいです!もちろん納期を伸ばします!2ヵ月にします!だからお願いします!」

月花はわかっていた、アリシアの案件よりもソフィアの案件の方が難易度が桁外れに高いという事を。
アリシアが提出してくる仕事はあくまでその惑星の環境に調整する、住民の体質に合わせて調合するのがメインの仕事になるのだが、ソフィアの仕事は1からの研究になる、スタート地点がまったく違うため、時間の掛かり方がまったく異なる。

つまり一見、2ヵ月になって伸びたように見えるが、実際は逆、縮まったのだ。

月花「無理・・・といっても強制なのよね・・・とほほ」

アリシア「ありがとうございます!では私はその間に自分の仕事をしてきますね!ソフィア様!時間が会いましたらまた一緒に過ごしましょうね!」
ソフィア「いいけど、今日はこの後アニメ見るから邪魔しないでね?」
月花(研究するんじゃないんかい!!)

月花は心の底でツッコミながら目の前の仕事を行う、しかも以前の仕事が山ほど残っている状態でだ。

アリシア「そういえば以前の仕事の納期、そろそろですよね?進捗はどうです?」
月花「・・・7%」

アリシアは優しいが鬼畜である。

終わり



patopatoblog at 19:52|Permalink

No.3 雪花の恋(性)事情(R18)

雪花は悩んでいた。

パトとの関係に不満があるわけではない、専属神になってすぐの時は周りに見境なくパトにくっついたり、とにかく甘えていた。今も二人きりになると自分でも驚く程甘えてしまう。その姿だけは本当に誰にも見られたくなかった。

だがここ最近、琴歌ちゃんの様子がおかしいのである。
後、月花お姉ちゃんと話しているとたまに「昨日はお盛んだったようで///」と一言含めてくるのだ。

雪花は間違いなく、見られていると感じた。
正直、パトと二人きりの時はそれは営みもする、磁石のように常にくっついていたりする。
だがそれを知られているのでは、という気持ちが最近勝ってしまい、ずっと気にしてしまっていたのだ。

・・・・・・
パト「あれ?今日はキスしないの?」
雪花「えっと、ごめん、その前に聞きたいのだけど・・・」

パトはキョトンとしていた、パト自身は特にやましい事はしていないのだ(複数の女性と関係を持っているのは承知済みのため、無視とする)当然「どしたの?」と聞き返す。


雪花「いや、パトにじゃなくて、その目線や脳内に居る人達にね、ねえ?琴歌ちゃん?月花お姉ちゃん?カナ?」

雪花は心当たりがある3人を名指しする。するとパトが頭を抑えながら喋る。

パト「やっぱり見てたのか、月花!返事しろい!」

パトは脳内で月花と話していた。雪花はもちろんパトに通訳を頼んだ。

パト(月花)「ごめんね~、雪花が普段とは違うから私もちょっと魔が差しちゃって~、でも本当デレデレで可愛いわよ!本当よ!悪意はないの!ただこんな可愛い雪花を堪能しているパトが羨ましいな~って思っただけなのよ~~」

雪花「まさか・・・行為中まで見てないわよね?」
パト(月花)「そこからは見てないわ!流石に姉妹のそういうのは見たくないというか~~、だからそ始まりそうになったらちゃんと切断してるわ!これは断言する!」

パトは喋りながら呆れていた。

雪花「不公平よね、今度私の目の前で月花お姉ちゃんがイチャイチャしているところを拝見させてもらおうかしらね」

パト(月花)「妹の前でそんな///、見られながらそんな事を///」
雪花「そこまで言ってないわよ!!」
パト(月花)「冗談よ!でも雪花絶対嫉妬すると思うけどいいの?寝取られみたいになるよ?」
パト「あのね、こんな話は二人でしてくれない?俺を仲介して話す内容じゃないよね?!後二人が良くても俺が了承しないからな?!」

パトが流石に釘を刺す、このままでは本当に雪花の前で月花とイチャイチャしなければならないと思ったからだ。

パトはヘタレである。故にそんな度胸などサラサラなし!!

雪花「ぐぬぬ・・・ならせめて二人きりの時は干渉しないで!せっかくの二人の時間なのに!」
パト(月花)「わかったわよ、今後はちゃんと黙って見てるわ」
雪花「何もわかってない?!」
パト「すみません、なんか・・・」
雪花「こればかりは仕方ないわよ、それにこれは月花お姉ちゃんが悪い!でも月花お姉ちゃんはまだここで話せるからいいけど、琴歌ちゃんとカナ?見てるし、聞いてるわよね?」

パトは以前専属神内で使った小さいホワイトボードと水性マジックを雪花に渡す。

雪花は文字を書き、それをパトに見せる

【見てるのは知ってるわよ、琴歌ちゃん?】

すると雪花の携帯に連絡が来た。

琴歌「あの・・・そちらに伺ってもよろしいですか?」
雪花「いいわよ、琴歌ちゃんは仕事大丈夫なの?」
琴歌「はい・・・一応人段落してますので」

そう言うと琴歌が電話を切り、雪花が携帯を仕舞う。

雪花「後はカナか、でもとりあえず先に琴歌ちゃんね」
パト「カナの場合は切りたくても切れないんだし、仕方ないんじゃないかな」
雪花「まあ、そうね、それにカナは案外そういう所を茶化してこないし、行動にも出さないからいいわ、信用してるから?カナ?」

雪花は悪い顔をしてパトの顔に近づく、そしてついで軽くキスをして琴歌を待つ。

・・・・・・
数十分後

コンコン

雪花「入っていいわよ」
パト「いや、俺の部屋だし」

そう言うと琴歌が部屋に入ってきた、その琴歌の表情は顔を赤らめていた。

琴歌「あの・・・なんで気付いたのでしょうか?」
雪花「琴歌ちゃんの態度かしらね?だってあからさまに目を背けるじゃない、しかも嫌悪というより恥ずかしくて見てられない的な感じで」

雪花は頭は悪く、語彙力が皆無だが、観察力や、勘が鋭いのだ。

琴歌「覗きをしているわけではないのですよ?たまにパト君が何をしているか気になって確認してみたらその・・・雪花ちゃんと営んでたり・・・その・・・」
雪花「琴歌ちゃんには見られてた?!死にたい?!」
パト「まあまあ、落ち着いて雪花」
雪花「落ち着いてられるかーー!見られてるのよ!全部?!あんな事やそんな事まで全部!?」

雪花(クソ!琴歌ちゃんからすれば別に私は姉妹ではない!しかも目の前の出来事でもない!つまりAVを見てる感覚で私達の行為を観察できるという事?!最大の敵は琴歌ちゃんだったのね?!)

琴歌「もちろん誰にも言いませんし、態度に出ていたのは謝罪します!ですが私は覗きというより、定期的に確認をしていたって感じで・・・その・・・」

琴歌の言葉に疑問を持った雪花、【なら何故私のホワイトボードを都合よく見ていたのか?】
琴歌ちゃんは嘘をついているのでは?と考える雪花。

雪花「ちなみにだけど、今回はいつから見てた?」
琴歌「えっと、雪花ちゃんがホワイトボードに何か書いてた時ですね、何かな?って思ってそのまま見てて」

雪花「そうね、書いてたわね、月花お姉ちゃんも居たからそのついでに書いてたのよ~」
琴歌「え、月花先輩は最初から居ませんでしたよね?」
雪花「最初から見てたわね?」

琴歌は冷や汗を垂らしていた。

雪花「私ね、薄々気付いてたんだけど、琴歌ちゃんって、そういうの見て興奮しちゃうタイプ?」
琴歌「そんなことは?!」
雪花「でも琴歌ちゃんってパトのこの状況に結構すぐ対応出来たわよね?それってむしろそういうのも許容範囲ってことじゃないの?」
琴歌「そんなことは・・・その・・・」
パト「雪花、あまり詰めなくても」
雪花「あんたは黙ってなさい!これは乙女同士のお話なのよ!」

パト(乙女同士のお話にしては下品過ぎるんだよなぁ)

雪花「どうなの!私達の行為を見て興奮しちゃったの!」
琴歌「うう~~~、あの興奮というよりその・・・勉強になるなって思って・・・」
雪花「勉強?」
琴歌「その・・・パト君の前で言うのも恥ずかしいのですが、その・・・雪花ちゃんって体力あるから結構その・・・自分からでも動いたり、持続力いいですよね?」
雪花「いざ言われると恥ずかしくて死にそうだわ、死んでいい?」
琴歌「いえ!私としては真面目な話です!ですが、私は体力がないので、そういうのは全部パト君にお任せしていますので・・・その・・・羨ましいなって思いまして」
雪花「どうしよう、琴歌ちゃんとパトの性事情を聞いちゃったんだけど、複雑な気持ち過ぎて死にたい」
パト「本当、なんで俺の前で話してるんだろうな、俺も死にたい」
琴歌「こればかりは皆さん許容していますし、でもやっぱり身近過ぎて話せない内容なので、それで、見て勉強しようかなと・・・」

琴歌は顔をこれでもかという程赤らめながら話す。

パト「まあ、そこは各自個性があるんだし、仕方ないんじゃないかな?」
雪花「あんたはそりゃあ複数人と経験があるからいいわよね?私達は全員パトとしか経験がないから手探りなの、ちなみにだけど・・・誰が一番凄いの?」

雪花の唐突な質問に対して困惑するパト、琴歌はむしろわかっていると言わんばかりに視線を逸らす。

パト「・・・ノーコメントで」
雪花「メリアちゃんでしょ?」
パト「・・・ノーコメントで」
雪花「ふ~ん」
パト「・・・雪花?」
雪花「琴歌ちゃん?どうせ全員分見てるんでしょ?誰?」
琴歌「私ですか?!それに全員分見てる前提ですか?!」
雪花「そうよ!どうせ見てるでしょ!私だけなはずないでしょ!」
琴歌「・・・全般で言えばメリアさん、テクで言えばソルテ様、眼に見えて雰囲気が凄くいいのがカナちゃん、ですかね・・・」
パト「琴歌ーー!そこまで聞いてないぞ!」
雪花「私は・・・?」
琴歌「えっとですね・・・激しいなぁっと、一番」
雪花「・・・私から聞いてなんだけど、死にたい」

雪花は頭を抱える、聞きたくないけど、気になったらどうしても聞いてしまいたい、性事情、それを聞いて自分に劣等感を抱いてしまう雪花。

琴歌「すみません!本当にすみません!今後は本当に行動にも出さないので!でも視覚共有は私にしか出来ない役割なのでそこはご了承ください!」
雪花「別に行為中は見なくていいでしょう・・・まあいいわ、今後は見てしまっても態度に出さないでね、私も頑張って慣れるから」
琴歌「はい・・・あのパト君?」

パトも頭を抱えていた、パトもこればかりは罪悪感があり、最低限の礼儀として、互いが互いを比べないようにパトの口からは他の専属神とどのように関わっているのか話さなかったのだ。

パト「うん、琴歌、今日も大変だったろう、しっかり休むんだぞ?」
琴歌「えっと・・・おやすみなさい、ごゆっくり・・・」

琴歌はそう言うと部屋から出ていく
そして部屋に残されたパトと雪花

雪花「とりあえずショッキング過ぎる事実ばかりで正直、ここまで気が滅入るとは思わなかったわ」
パト「本当にすみませんでした!!」
雪花「いいわよ、そこは理解しててこの関係で居るのだから、だから今日は普段より・・・ね」

雪花はそれでも止まらない。

終わり

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