2022年09月08日
No.24 限界を迎えた月花3
Day1
パトは月花の部屋にお見舞いに行った。
月花「あ、パト、こんな時間にどうしたの?」
パト「サボり、やってらんないからさ」
月花「嘘、私のために長期休暇取ったんだよね」
パト「敵わないな〜月花には」
月花「ありがとう、今はその優しさに甘えるね」
パトはソルテに命令し、長期の不在と護衛を付けないようにした。
ソルテからは【急用があれば連絡します】とだけ条件をつけられ後は【月花ちゃんをよろしくお願いします。】と頭を下げられた。
パト(皆月花の事を心配してくれてるんだな、良かった。)
月花「嬉しいわよね。アリシア様もソフィアちゃんも悪気がないのは知ってる。ただ凄く頼りにされちゃっただけ。」
パト「でもそれは反省させないといけない」
月花「わかってる。私も残ってた仕事の件数を見てびっくりしたわ、あれは無理ね」
月花は「ははは」と笑うがどこか虚しい感じだった。
パト「覗いてもいいか?」
月花「ダメ、今の私の脳内を見るとパトはきっと私を軽蔑する」
パトは堪らなくなり、月花にキスをする。
パト「そういう事を考えるのは仕方ないだろ?それに俺はそれも全部覚悟してる。俺がそれくらいで月花を嫌いになると思うか?そんな薄っぺらい感情と関係で月花を選んだと思う?」
パトは月花を抱きしめながら話す。
月花「じゃあ、話す。脳内だと凄く感情的だから、せめて口頭なら・・・」
パトは再度キスをし了解する。
パト「うん、話して、遠慮しなくていい」
月花はパトの優しさに甘える、そしてパトの中にいる月花の声色が変わる
月花「清々した。ずっと技術開発部隊を辞めたかったから。ずっと憎かった。皆は仕事が終わると遊んだりして交流を深めて組織内でも居場所が出来てるのに、私は同じ部隊の人と仲良くなれないし、むしろ仕事の話しかしないからきっと嫌われてる。組織内に九騎神使の子達以外で仲良い人が出来ない、ソフィアちゃんは自分勝手だし。アリシア様だって琴歌ちゃんを同じように苦しめたのに、何も学んでいない。琴歌ちゃんも言わないだけで清々してると思うわ。私が一度キレて1日サボったあの日の事を理解出来てないのよ!!!ふざけないでよ!!」
月花は泣きわめく、それは確かに月花の心の叫びだった。
月花「メリアちゃんには教育が出来てないって怒られるしさ!なら改善してよ!!どう見ても無理でしょ!!なんで細かい配慮が出来ないのよ!!」
今回処置を下して、怒ってくれて、悪役になったのはメリアだ、それは月花もわかっている。
だけどこれはその今までに積もった不満、だからパトは月花の言葉を否定もなにも出さなかった。
月花「辛いのよ・・・周りは出来て、成長して、新しい仲間や友人が出来てる中、私だけ変わらないのが、すっごく除け者感を感じるのよ・・・」
月花はただ、泣いていた。
パト「そうか、辛かったな。」
月花「辛かったわよ!当然でしょ!!!」
パト「頑張ったんだよな。」
月花「頑張ったわよ!見てわからない!!!」
月花なりの八つ当たりだった。
月花もパトにぶつける気はないのだが、ぶつけさせてくれる優しさに甘えた。
パト「この休暇は俺と月花と九騎神使達で温泉旅行に行こう。一緒に過ごそう、今まで過ごせなかった分さ、月花、行きたがってたろ?」
月花「うん。うん。行く。」
パト「よし、決まりだ。場所も皆で決めよう、何するかも決めよう、それも楽しみの一つだろ?」
月花「うん、やっとデート出来るね。」
パト「ああ、色々あったからな」
パトは月花の涙を優しく拭い、再度キスをし、笑い合う。
それを月花の中で見守っていたセキ
セキ(パト坊、ありがとうなのじゃ。)
月花「今日はやけに頼りになるじゃない、鍛えたわね、パト〜」
月花が意地悪な聞き方をする。
パト「当然だろ、大事な人が苦しんでるんだぞ、こういう時がポイント稼げるだろ?」
月花「そうね、策士じゃな〜い」顔ツンツン
パトと月花は会話ではそう話すが思考でちゃんと理解していた。
月花(【月花が苦しんでるんだ、必死にもなる】か。本当私は素敵な人に惚れたんだな〜、何股もしてるのがアレだけど)
パト「それじゃあ俺はちょっと。」
月花「アリシア様とソフィアちゃんの所に行くの?」
パトは気まずそうに答える
パト「ああ、ケジメつけないといけないからな。メリアにばっかり悪役はさせれない。」
月花「でもそれで関係が悪くなったら!」
パト「月花、その程度で関係が悪くなる程俺達の想いは薄くない。これは今後のためなんだ。」
月花は俯く、罪悪感があったからだ。
パト「見たいなら見るといい、会話を聞いて、2人がどう思ってるか、月花には聞く権利がある。だけど辛いなら俺が帰ってくるまで閉じてて」
月花は俯いたまま、パトの話を聞く。
パト「行ってくる。」
・・・・・・
パトは独房とはいえ、専属神の2人を入れる部屋だから多少はマシな部屋に収監されていると考えていた。
いざ見てみるとその独房はアスファルトに囲われ、広さは4畳程度、小綺麗な掛布団がお情けである程度の部屋だった。
パト(酷い、ここまで・・・いや、これはメリアが選んだ事であり、それだけの重罪を犯したっていう戒めなんだ。情を抱くな。)
パトは考えを改めて進む、その奥には薄暗い光と水滴の音だけが鳴り響く酷く虚しい空間が広がり、その場所には日本のアニメでよく見るような牢屋があり、その中にアリシアが居た。
パト(すっごい雰囲気、その場に居るだけで気がおかしくなりそうだ。メリアの拷問知識の賜物ってわけか、わざわざ水滴まで垂らすんだから。)
パトがたどり着くと、すすり泣いているアリシアが居た。
パト「アリシア?」
アリシア「パト様?すみません。私とした事が、こんな御無礼な!」
パト「構わない」
薄暗い牢屋に居たアリシアは普段では絶対見ないようなみすぼらしい姿をしていた。
アリシア「あの・・・月花ちゃんは・・・」
パト「精神は治ってる。だけど心の傷は治らない、心の傷は記憶にこびりつくトラウマだからな。数年は引きずるだろう。」
アリシア「うぅ、ごめんなさい、ごめんなさい。私は仕事の事ばかり、目の前の貧しい人達の事ばかり気にして・・・月花ちゃんを壊した。」
パト「ああ、そうだ。」
アリシア「許してもらえるなんて思いません、私のような仲間の気持ちも理解出来ない愚か者を極刑に。」
パト「それはダメだ、それに俺は許す」
アリシア「慈悲はいりません!!私が許されても月花ちゃんは!!」
パト「慈悲じゃない、許さないと先に進めないんだ、成長も出来ないし、償いも出来ない。俺が許すのはアリシア、未来のためだ。」
アリシア「パト様・・・」
パト「アリシア。俺はいっぱいアリシアに迷惑をかけた。俺も何度も失敗した。だけど許して貰えたからここまで成長出来たんだ。」
パト「アリシア、今は自分の失敗を悔やめばいい、だけど悔やみ終えたら今回の失敗を活かして成長しろ、これは主命令だ。口答えは許さない」
パトなりの優しさだった。
アリシア「わかりました。ありがとうございます。」
パト「それじゃあ俺は行く」
パトはアリシアの牢屋を後にし、次はソフィアの牢屋に向かった。
・・・・・・
パト「ソフィア?」
ソフィア「バド〜〜!げっがじゃん!ごめんなざいー!!」
ソフィアはワンワンと号泣していた。
パト(精神的に参ってるんだろうな、こんな場所だし。ソフィア閉所恐怖症と暗所恐怖症だし。)
ソフィア「うぅ、月花ちゃんが壊れた時の状況を聞いたんだ。書類ごと頭を机に強く擦り付けてたって。」
ソフィアは泣きやみ、話す。
ソフィア「その書類はね。私がその日持って行った書類だったの、それで月花ちゃんが壊れたんだって・・・その書類はぐしゃぐしゃで月花ちゃんの額の血で滲んでたって・・・私、最低だよ。」
パト(それ教えたの誰だよ、ショッキング過ぎるだろ)
パト「今度からはどうするんだ?」
ソフィア「もう甘えない。月花ちゃんは月花ちゃんで頑張ってるんだから甘えない。」
パトは言うか悩んだが、先に言った方が長引かせ無くていいと考えた。
パト「月花は技術開発部隊を辞職した。今は俺の【帝王直属近衛部隊総長】に異動が決まった。技術開発部隊の副総長は検討中だ。」
ソフィアはパトから言われた言葉に強いショックを受けた。
ソフィア「私のせいだ・・・私が・・・そんな・・・」
パト(酷な話なのは理解してる。だけど今言わないとせっかく反省して心が癒えた時に追い討ちになる。)
パト「ソフィア、今回の件はソフィアも悪いしアリシアも悪い。自分の役割と役職、直属部隊が何のためにあって、なんのために複数の従属神を預けているか、それを考えるんだ、ソフィアは帝国権力No.3。専属神の誰もソフィアに注意は出来ても命令は出来ないんだ、上の立場である自覚を持てよ。」
パト(俺が言えた事じゃないけどな。)
ソフィア「うん。ごめんなさい。」
パト「反省して、ここを出たら月花や皆に謝れ、それでこの件はおしまい!そこからソフィアは成長すればいい!前を向けよ!」
ソフィア「うん・・・」
パト(今は無理か。でも今はこれでいい、俺なりにできる事はやった)
パトはソフィアの牢屋を後にし、メリアの部屋に向かう。
・・・・・・
メリア「どうしました?ご主人?」
パト「今から数日帝国を留守にする、何かあった時はソルテに言ってあるけど、メリアにも言っておこうと思って。」
メリア「月花ちゃんですか、いいですよ、アリシアとソフィアの所にも行ったんですね。」
パト「ああ、これは俺の責任でもある、俺がちゃんと言わないとダメだ。専属神なら特にだ。」
メリア「そうですね、ご主人も主らしくなりましたね。私は嫌われ役に徹します。だからご主人はケジメも大事ですが、専属神と関係を悪くしないで欲しいです。」
パト「なめるなよメリア、これくらいで俺達の絆が壊れると思うなよ。俺はあいつらを信じてる。だから臆さずに前に立てたんだ。」
メリア「ふふふ、本当成長しましたね、そう言って貰えて嬉しいですよ。」
パト「ああ、メリアも辛くなったら来なよ、嫌われ役は精神に来るからな。」
メリア「はい!」
パト「それじゃあ俺は月花の部屋に泊まる、それでそのまま旅行に行くから、後はよろしく!」
メリア「楽しんできてくださいね!なんなら私も同行を!」
パト「それは月花との旅行の後な、メリアもそうだし、アリシアやソフィア、ソルテや皆もだ。1人1人の時間をもっと大事にしたいんだ」
メリア「ふふふ、お待ちしております!ご主人!」
そしてパトは月花の部屋に戻る
続く。
パトは月花の部屋にお見舞いに行った。
月花「あ、パト、こんな時間にどうしたの?」
パト「サボり、やってらんないからさ」
月花「嘘、私のために長期休暇取ったんだよね」
パト「敵わないな〜月花には」
月花「ありがとう、今はその優しさに甘えるね」
パトはソルテに命令し、長期の不在と護衛を付けないようにした。
ソルテからは【急用があれば連絡します】とだけ条件をつけられ後は【月花ちゃんをよろしくお願いします。】と頭を下げられた。
パト(皆月花の事を心配してくれてるんだな、良かった。)
月花「嬉しいわよね。アリシア様もソフィアちゃんも悪気がないのは知ってる。ただ凄く頼りにされちゃっただけ。」
パト「でもそれは反省させないといけない」
月花「わかってる。私も残ってた仕事の件数を見てびっくりしたわ、あれは無理ね」
月花は「ははは」と笑うがどこか虚しい感じだった。
パト「覗いてもいいか?」
月花「ダメ、今の私の脳内を見るとパトはきっと私を軽蔑する」
パトは堪らなくなり、月花にキスをする。
パト「そういう事を考えるのは仕方ないだろ?それに俺はそれも全部覚悟してる。俺がそれくらいで月花を嫌いになると思うか?そんな薄っぺらい感情と関係で月花を選んだと思う?」
パトは月花を抱きしめながら話す。
月花「じゃあ、話す。脳内だと凄く感情的だから、せめて口頭なら・・・」
パトは再度キスをし了解する。
パト「うん、話して、遠慮しなくていい」
月花はパトの優しさに甘える、そしてパトの中にいる月花の声色が変わる
月花「清々した。ずっと技術開発部隊を辞めたかったから。ずっと憎かった。皆は仕事が終わると遊んだりして交流を深めて組織内でも居場所が出来てるのに、私は同じ部隊の人と仲良くなれないし、むしろ仕事の話しかしないからきっと嫌われてる。組織内に九騎神使の子達以外で仲良い人が出来ない、ソフィアちゃんは自分勝手だし。アリシア様だって琴歌ちゃんを同じように苦しめたのに、何も学んでいない。琴歌ちゃんも言わないだけで清々してると思うわ。私が一度キレて1日サボったあの日の事を理解出来てないのよ!!!ふざけないでよ!!」
月花は泣きわめく、それは確かに月花の心の叫びだった。
月花「メリアちゃんには教育が出来てないって怒られるしさ!なら改善してよ!!どう見ても無理でしょ!!なんで細かい配慮が出来ないのよ!!」
今回処置を下して、怒ってくれて、悪役になったのはメリアだ、それは月花もわかっている。
だけどこれはその今までに積もった不満、だからパトは月花の言葉を否定もなにも出さなかった。
月花「辛いのよ・・・周りは出来て、成長して、新しい仲間や友人が出来てる中、私だけ変わらないのが、すっごく除け者感を感じるのよ・・・」
月花はただ、泣いていた。
パト「そうか、辛かったな。」
月花「辛かったわよ!当然でしょ!!!」
パト「頑張ったんだよな。」
月花「頑張ったわよ!見てわからない!!!」
月花なりの八つ当たりだった。
月花もパトにぶつける気はないのだが、ぶつけさせてくれる優しさに甘えた。
パト「この休暇は俺と月花と九騎神使達で温泉旅行に行こう。一緒に過ごそう、今まで過ごせなかった分さ、月花、行きたがってたろ?」
月花「うん。うん。行く。」
パト「よし、決まりだ。場所も皆で決めよう、何するかも決めよう、それも楽しみの一つだろ?」
月花「うん、やっとデート出来るね。」
パト「ああ、色々あったからな」
パトは月花の涙を優しく拭い、再度キスをし、笑い合う。
それを月花の中で見守っていたセキ
セキ(パト坊、ありがとうなのじゃ。)
月花「今日はやけに頼りになるじゃない、鍛えたわね、パト〜」
月花が意地悪な聞き方をする。
パト「当然だろ、大事な人が苦しんでるんだぞ、こういう時がポイント稼げるだろ?」
月花「そうね、策士じゃな〜い」顔ツンツン
パトと月花は会話ではそう話すが思考でちゃんと理解していた。
月花(【月花が苦しんでるんだ、必死にもなる】か。本当私は素敵な人に惚れたんだな〜、何股もしてるのがアレだけど)
パト「それじゃあ俺はちょっと。」
月花「アリシア様とソフィアちゃんの所に行くの?」
パトは気まずそうに答える
パト「ああ、ケジメつけないといけないからな。メリアにばっかり悪役はさせれない。」
月花「でもそれで関係が悪くなったら!」
パト「月花、その程度で関係が悪くなる程俺達の想いは薄くない。これは今後のためなんだ。」
月花は俯く、罪悪感があったからだ。
パト「見たいなら見るといい、会話を聞いて、2人がどう思ってるか、月花には聞く権利がある。だけど辛いなら俺が帰ってくるまで閉じてて」
月花は俯いたまま、パトの話を聞く。
パト「行ってくる。」
・・・・・・
パトは独房とはいえ、専属神の2人を入れる部屋だから多少はマシな部屋に収監されていると考えていた。
いざ見てみるとその独房はアスファルトに囲われ、広さは4畳程度、小綺麗な掛布団がお情けである程度の部屋だった。
パト(酷い、ここまで・・・いや、これはメリアが選んだ事であり、それだけの重罪を犯したっていう戒めなんだ。情を抱くな。)
パトは考えを改めて進む、その奥には薄暗い光と水滴の音だけが鳴り響く酷く虚しい空間が広がり、その場所には日本のアニメでよく見るような牢屋があり、その中にアリシアが居た。
パト(すっごい雰囲気、その場に居るだけで気がおかしくなりそうだ。メリアの拷問知識の賜物ってわけか、わざわざ水滴まで垂らすんだから。)
パトがたどり着くと、すすり泣いているアリシアが居た。
パト「アリシア?」
アリシア「パト様?すみません。私とした事が、こんな御無礼な!」
パト「構わない」
薄暗い牢屋に居たアリシアは普段では絶対見ないようなみすぼらしい姿をしていた。
アリシア「あの・・・月花ちゃんは・・・」
パト「精神は治ってる。だけど心の傷は治らない、心の傷は記憶にこびりつくトラウマだからな。数年は引きずるだろう。」
アリシア「うぅ、ごめんなさい、ごめんなさい。私は仕事の事ばかり、目の前の貧しい人達の事ばかり気にして・・・月花ちゃんを壊した。」
パト「ああ、そうだ。」
アリシア「許してもらえるなんて思いません、私のような仲間の気持ちも理解出来ない愚か者を極刑に。」
パト「それはダメだ、それに俺は許す」
アリシア「慈悲はいりません!!私が許されても月花ちゃんは!!」
パト「慈悲じゃない、許さないと先に進めないんだ、成長も出来ないし、償いも出来ない。俺が許すのはアリシア、未来のためだ。」
アリシア「パト様・・・」
パト「アリシア。俺はいっぱいアリシアに迷惑をかけた。俺も何度も失敗した。だけど許して貰えたからここまで成長出来たんだ。」
パト「アリシア、今は自分の失敗を悔やめばいい、だけど悔やみ終えたら今回の失敗を活かして成長しろ、これは主命令だ。口答えは許さない」
パトなりの優しさだった。
アリシア「わかりました。ありがとうございます。」
パト「それじゃあ俺は行く」
パトはアリシアの牢屋を後にし、次はソフィアの牢屋に向かった。
・・・・・・
パト「ソフィア?」
ソフィア「バド〜〜!げっがじゃん!ごめんなざいー!!」
ソフィアはワンワンと号泣していた。
パト(精神的に参ってるんだろうな、こんな場所だし。ソフィア閉所恐怖症と暗所恐怖症だし。)
ソフィア「うぅ、月花ちゃんが壊れた時の状況を聞いたんだ。書類ごと頭を机に強く擦り付けてたって。」
ソフィアは泣きやみ、話す。
ソフィア「その書類はね。私がその日持って行った書類だったの、それで月花ちゃんが壊れたんだって・・・その書類はぐしゃぐしゃで月花ちゃんの額の血で滲んでたって・・・私、最低だよ。」
パト(それ教えたの誰だよ、ショッキング過ぎるだろ)
パト「今度からはどうするんだ?」
ソフィア「もう甘えない。月花ちゃんは月花ちゃんで頑張ってるんだから甘えない。」
パトは言うか悩んだが、先に言った方が長引かせ無くていいと考えた。
パト「月花は技術開発部隊を辞職した。今は俺の【帝王直属近衛部隊総長】に異動が決まった。技術開発部隊の副総長は検討中だ。」
ソフィアはパトから言われた言葉に強いショックを受けた。
ソフィア「私のせいだ・・・私が・・・そんな・・・」
パト(酷な話なのは理解してる。だけど今言わないとせっかく反省して心が癒えた時に追い討ちになる。)
パト「ソフィア、今回の件はソフィアも悪いしアリシアも悪い。自分の役割と役職、直属部隊が何のためにあって、なんのために複数の従属神を預けているか、それを考えるんだ、ソフィアは帝国権力No.3。専属神の誰もソフィアに注意は出来ても命令は出来ないんだ、上の立場である自覚を持てよ。」
パト(俺が言えた事じゃないけどな。)
ソフィア「うん。ごめんなさい。」
パト「反省して、ここを出たら月花や皆に謝れ、それでこの件はおしまい!そこからソフィアは成長すればいい!前を向けよ!」
ソフィア「うん・・・」
パト(今は無理か。でも今はこれでいい、俺なりにできる事はやった)
パトはソフィアの牢屋を後にし、メリアの部屋に向かう。
・・・・・・
メリア「どうしました?ご主人?」
パト「今から数日帝国を留守にする、何かあった時はソルテに言ってあるけど、メリアにも言っておこうと思って。」
メリア「月花ちゃんですか、いいですよ、アリシアとソフィアの所にも行ったんですね。」
パト「ああ、これは俺の責任でもある、俺がちゃんと言わないとダメだ。専属神なら特にだ。」
メリア「そうですね、ご主人も主らしくなりましたね。私は嫌われ役に徹します。だからご主人はケジメも大事ですが、専属神と関係を悪くしないで欲しいです。」
パト「なめるなよメリア、これくらいで俺達の絆が壊れると思うなよ。俺はあいつらを信じてる。だから臆さずに前に立てたんだ。」
メリア「ふふふ、本当成長しましたね、そう言って貰えて嬉しいですよ。」
パト「ああ、メリアも辛くなったら来なよ、嫌われ役は精神に来るからな。」
メリア「はい!」
パト「それじゃあ俺は月花の部屋に泊まる、それでそのまま旅行に行くから、後はよろしく!」
メリア「楽しんできてくださいね!なんなら私も同行を!」
パト「それは月花との旅行の後な、メリアもそうだし、アリシアやソフィア、ソルテや皆もだ。1人1人の時間をもっと大事にしたいんだ」
メリア「ふふふ、お待ちしております!ご主人!」
そしてパトは月花の部屋に戻る
続く。
patopatoblog at 11:19│日常
