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2022年09月12日

No.31 限界を迎えた月花4

パトは月花の部屋に戻る、

パト「ただいま、見た?」

月花「うん・・・皆やっぱり悪意があったわけじゃないだよね、」

パト「当然だろ、皆月花の事を考えてる、ほら、明日は旅行の準備だ!今日はゆっくり休んで明日は準備して出発だ!」

パトは月花に元気をつけるように話し、自室に帰る。

・・・・・・

セキ「パト坊も成長したのう、あそこまで相手の事を想いやれるようになるとはのう、今までは自分の事で精一杯という感じじゃったのに・・・」

月花「そうね、それがパトの成長なのかもしれないわね、本当気付かないうちにどんどん成長していくんだから・・・」

月花は少し寂しそうにする。

セキ「寂しいかのう?周りの皆が成長して変わっていくのが」

月花「そうね、基礎はまったく変わってないんでしょうけど、どうしても寂しく感じちゃうんだ」

セキ(月花からしたら帝国に来て殆ど研究所に引きこもっておった、いざ出たとしてもそれはもう別の世界のような感覚・・・浦島太郎のような感覚なのかもしれないのう)

月花はその日はそのまま眠った。

・・・・・・

DAY2

月花は起床した。

月花の中に居た九騎神使達は全員外に出て部屋を後にしていた。

月花「私一人か・・・まああの子達も自由になったわけだしね、そういえばあの子達が九騎神使として呼ぶようになってから一度も皆で遊んだことないわね・・・もうあれから1年くらい経つのに・・・」

月花は自分がどれだけ皆に寂しい想いをさせたか、そんな事を考える。帝国の時間だと地球だと2年分である

月花「今からでも取り戻して行かないと!そうと決まればクヨクヨしてても仕方ない!決心したなら即行動!まずは行動から!そこから全てが変わるのよ!それで私は専属神になったの!!」

月花はベットから勢いよく飛び起き、急いで着替え、髪を整え、準備する!

・・・・・・

月花「おはよう!!」

月花は勢いよく寝室から出る、そこには九騎神使達とパトが居た。

アイレ「ママ!おはよう!」
鏡月「随分長い間寝よったな~」
リア「おはよう・・・」

九騎神使達は月花の挨拶に応える

月花「皆何してるの?」

ネロ「目的地を決めているのですよ、温泉は水の精霊の加護が沢山ある聖域!素晴らしいですね」

フォティア「ネロ、温泉は火の精霊の加護もあるんだ、水だけじゃないぞ」

テラ「ム~、温泉は大地の恵み、地の精霊の加護のたまものム~~」

元3精霊達は言い合いをする。

セキ「3精霊の加護がある温泉でよいではないか、ほれ、結局どこの温泉に行くのじゃ?有名過ぎると予約でいっぱいじゃからのう、程よい所がよいのじゃが」

琥珀「ここは?」

鏡月「そこはスーパー銭湯やないか!まったく琥珀たんはドジっ子やな~」

琥珀「知ってたわ・・・///」

鏡月は琥珀をからかって遊んでいる横で、月花は地図とネットの温泉紹介サイトを見比べた。

月花「沢山あるわね~、これだけあると悩むわね~」

パト「だろう、まあ、こんな集団だから自然に囲まれた場所がいいと思うんだよね、街中とか温泉街だと管理が大変そうでさ」

セキ「同感じゃのう、温泉まで来て、若い子のめんどうを見るのは勘弁じゃのう~、リラックスしながら温泉に浸かりたいわい」

アイレ「セキって元々鳥さんなのに温泉入るの?」

セキ「わらわは元々朱雀、山奥の秘境で体を清めておったぞ」

月花「じゃあ、この1000年は穢れっぱなしってことなのね、ばっちい~」

セキ「なにを言うのじゃ!この綺麗な肌を見てばっちいとはなんじゃ!」

月花達は皆で笑い合う、凄く心地の良い時間だった。
それは月花がずっと求めていた時間があり、そして余裕のある日常。

気付けば月花は涙を流していた・・・

月花「うぅ・・・うぅ・・・」

パト「月花・・・」

九騎神使の皆は月花の元に寄り沿い、心配の声を掛ける、

月花「ごめん・・・嬉しくて、こんな時間が・・・本当に懐かしくて・・・楽しくて・・・」

セキ「そうじゃのう、こうやって全員が揃って、談義をするのは本当に久しいからのう、」

月花「うん、皆・・・本当にごめんね、寂しい想いばかりさせて、ずっと責任とか任務とかで、今までの自由を奪っておいて・・・私を信じて皆ついてきてくれたのに・・・私がこんなので・・・」

九騎神使達は困り果てる、だがアイレはすぐに言う

アイレ「そんなことないよ、ママはずっと私達のために頑張ってくれたよ?学校にも行かせてくれた、エテルちゃんとか美魅ちゃんと仲良しになれたんだよ?私はママのおかげで楽しい!ママは頑張った!だから私はママ大好き!!」

琥珀「そうやな、うちも出会った頃からめんどうを見てもらった、それで今もこうやって贅沢させてもらっとる、うちが数百年封印されとったんに比べたらあれくらい気にならんよ、やから泣かんといて?」

鏡月「月花はんらしくないで、うちらは今の今まで月花はんについてきて不幸やと思ったことはないんや、確かにうちらは中々遊べんかった、やけどそんな環境も終わったんや、前向こうや」

プルート「そうアヌ!我が主である月花に着いてきて不幸なんてことはないアヌ!だから元気出すアヌ!」

そうやって九騎神使達が月花を励ます。

パト(本当に良い仲間達だ、月花は九騎神使達が居てくれたおかげで今の今まで耐えれたのかもしれない、それと同時に九騎神使達も月花が居たから耐えれたのかもしれない、そうやって支え合える、凄く良いと思う、上下関係なんてない、家族のような関係、本当に月花は幸せ者だ)

パトはそう考えていると、月花が泣き止んだのか、そのまま皆で温泉先を決める。

パトは月花達の選んだ場所がきっと最高の思い出になると考え、皆の意見に賛同し、月花と九騎神使達が決めれるように話の輪に入った。

・・・・・・

目的地が決まり、10人分の旅行用の服を探しに行った。帝国には地球(各国)のデザインをモチーフにした洋服店やショッピングモールが出来ていた。今後はもっと他国や他惑星の文化を取り入れた建設物を採用して異国交流が出来ればと考えていた。

パト「帝国の服は質が良すぎるし、素材も地球の服とは違い過ぎるからな、素材はともかく地球に近いデザインの服を選んでもらわないとな、後は・・・」

パト(九騎神使達ってセキ以外人間の姿になれるのか?いや、元々人間の姿っぽい子は居るけど、尻尾とか羽はマズいからなぁ、そこだな)

パトはメリアから地位の高い神程自身の本来の姿を隠す傾向にあるから覚えろと言われて【神格開放】
を習得したが、本来は別に隠さない物でもある。

つまり帝国のような神々の国では余程邪魔にならない限りある程度は本来の姿を出している神々の方が多いのだ。
だが九騎神使はアイレは羽、鏡月は耳、フォティアとリアは龍の見た目、琥珀は耳と尻尾、プルートも耳や尻尾と色々問題があった。

パト(まずは神格を抑える訓練からかな~、そこまで難しくないし、帰ってきたら教えないと)

・・・・・・

パトは自分の自室に戻り、自分で着替え等の準備をする、ソルテやメルリアには休暇を言い渡していたため、久しぶりに一人(本当の意味で一人ではないが)の時間を過ごせていた。


パト「さて、息抜きだな!行くぞ!温泉旅行!」

次は温泉旅行!続く!







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