パト

2022年09月16日

No.35 メイドイン!テイコク!5(微R18)

次の日、

パトはメリアに呼ばれ、早朝から玉座に居た。
そこにはパトの付き人としてメルリア・月花・ソルテの3名の同行し、話を聞いていた。

内容は琴歌に話していた件そのものだった、

メリア「はい、なので従属神に序列を設け、従属神内でも明確な順位を作り、貢献してもらおうと思っております。」

月花「採点方法も業務成績というより、総長、メリアちゃん、パトの3人の判断、まあ結果重視じゃなければいいわね、結果重視にしてしまうと競争が始まって、皆無理しちゃうから」

ソルテ「そうですね、優秀な従属神が分かれば私達にとっても明確に見えてくるものがありそうですね」

メルリアはメリアの提案に何か言いたそうに立っている

パト「メルリア、言っていいぞ」

メルリア「ありがとうございます、アナタ」

メルリアはパトに頭を下げ、メリアに話す。

メルリア「従属神の忠誠を誰よりも意識していた貴女がこの制度を推す理由はなに?」

メリア「もちろん忠誠ですよ、ですがそうですね、頑張っても名声も何もなく、ご主人にも気付いてもらえないのはあまりにも理不尽じゃないですか・・・」

メリアはメルリアに話し、パトにも向く

メリア「私は確かに一度政策を白紙にしました、ですが、気持ちまでは捨てていません、ご主人、貴方は顔も知らない相手を抱けない、そう言いますが、なら顔を知る、仲良くしようとする努力をするのですか?この一年、殆ど城に居てまともに従属神と関わりがなかったのに?それはあまりにも従属神が可哀そうです、どんなに忠誠を誓っても見返りがないのですから、それはわかりますか?ご主人?」

メリアの言葉に息を詰めるパト。

パト「ああ・・・そうだな・・・」

月花「でもそれはパトの気持ちだってあるわ、メリアちゃんもパトの気持ちを考えて」

メリア「月花ちゃん、貴女も心当たりがあるはずですよ?努力を認めてくれない、実らない、【対価を求めるのは邪道】と綺麗事を言うのは簡単ですが、人も神をそう簡単ではありません、願いを叶えるのなら貢物は必要です、対価は必須なのです、それは忠誠も同じ、なのに今のご主人は【忠誠を誓え、帝国のために身を捧げろ、だが私はお前達の望む物は渡さない】と宣言するようなものです。それがどれほど残酷か」

パトの表情がどんどん暗くなっていく

ソルテ「メリア様、これ以上は」

メリア「国の政策の話ですよ?言い過ぎなんて事はありません、それが責任です、国の政策に首をツッコむとはこういう事を言います、今ご主人は【革命】の首謀者です、一気に国を変えたんです、その政策が中途半端ならここまで言われるのは当然でしょう」

メルリア「つまりメリアは今回の制度は旦那様の気持ちも汲みとり、そして従属神の意見も汲み取った、従属神にチャンスを与えたかったと」

メリア「はい、頑張った成果はあってもいいと思うのです、それが序列制度です、頑張った者にご主人があって【いつもありがとう】と名前を呼んで褒める、それがどれほど従属神や配下神が望んでいるか」

メリアはそう話す、あくまでパトと従属神との関係を上手く繋ぐためだと・・・

パト「わかった、メリアの政策に賛成だ、俺が中途半端な決意で生んだ問題、ならここまでメリアが考え、出してくれた案を俺が却下する理由はない、むしろ最初の案を下げてくれて俺は嬉しい」

メリア「では、この政策で進めてもいいですか?ご主人・・・」

メリアはそう言いながら既に用意していた証明書をパトの前に置く、
パトはその書類に目を通す、メリアが説明した内容通りの事がそこには書かれていたため、パトは了承する。

パト「ああ、これで政策をお願いするよ、メリア」

メリア「ありがとうございます、後ご主人、今夜私の部屋に来てもらっていいですか?」

メリアが夜の誘いをした、パトも

パト「わかった、メリアの誘いを断るわけないだろ」

と了承する。だがその二人の間にはどこかギスギスしていた、そのためその場に居た3人も【何か話すつもりだな】と考えていた。

・・・・・・・

夜、パトはメリアの部屋に到着し、部屋に入る

メリア「待ってましたよ、ご主人!」

メリアは入って来た早々パトに飛びつき、抱き着く、そして互いに抱き合いながらキスをし、ベッドにくつろぐ

メリア「何か飲み物要りますか?」

パト「ジュースお願い、さっぱりしたものがいいな」

メリア「わかりました!任せてください!」

いつも通りのメリアだった、朝のギスギスした雰囲気とは全く違うメリア、パトも今のメリアの姿を見て安心するが、だがパト自身気になっていた事があったため、緊張感をしっかりもっていた。

パト「それで、今日はなんで呼んだんだ?」

メリア「そうですね・・・強いて言うなら夜のお勉強ですね・・・」

メリアはわざといやらしい言葉の使い方をする、パトも一瞬卑猥な妄想をするがすぐに切り替える。

パト「お勉強・・・今回のことか・・・」

メリア「そうです、今のご主人は政治という分野に関してまったくお話にならないので私が直接お勉強会をします」

メリアはパトの横に座り、ゆっくり話す。

メリア「ご主人、今日の政策の件、正直どう思います?」

パト「いい案だと思う、俺の意見も考えてくれているし、従属神の事も考えている、俺は多分これ以上のいい案を出せないと思うかな」

メリア「・・・ダメですね、まったく気付いていません」

メリアが少しため息をする。パトは不思議に思うが、メリアはパトの耳元でボソっと話す。

メリア「きっとこの話を聞けば私の事が嫌いになると思います、私は耐えられません、だけど話します、ご主人のために、だから心して聞いてください。」

メリアの声は震えていた、メリアがもっとも恐れている事、それはパトに嫌われるかもしれないという事だった、だからしっかり覚悟をして話すと決めたのだ。

パト「メリア・・・」

パトは心配そうにメリアに声を掛けるが、メリアも覚悟を決めたのか、話す。

メリア「あの政策、言ってない部分が多いです、まず、あの政策の目的はご主人が従属神の子と距離を縮めるものです、それは話しましたよね?」

パト「そうだ、でもそれは」

メリア「私はこの政策の本質は【依存と信仰】による【洗脳】です。」

パトは驚く、パトがまったく想像とは違う話だったからだ。

メリア「この政策に必要なのは従属神の【愛】でした、本来はその愛を利用してそのまま契りを結び、そこから【ご主人の遺伝子を持つ特別な存在】と考えさせ、ご主人に【依存】させること、ですがこれは今回の政策と変わりません、肉体的ではないだけで、本質は同じ」

メリア「従属神が頑張れば頑張る程評価される、そしてご主人はその従属神と出会う、もちろん凄く良い子です、きっとご主人も気に入ります、そんな子を私が選びますから。」

メリアは言いきった。

メリア「そしてご主人とその従属神を上手く関係を築きあげ、そして関係を持ってもらう、もちろん契りの話です。」

パト「・・・確かに契りの件は言わなかったけど、メリアの言い方からしてそこまでは想定しているとは考えていた、でも!それは俺の問題だから身体の関係さえ俺が持たなければって!」

メリア「せつなく来られてもですか?」

メリアはそういうとパトの足を撫でる、

メリア「耳元で誘惑されても?」

メリアはそう言いながらパトの首筋を舌でなぞり、そして耳を甘噛みし、囁く

メリア「抱いてください、私、凄くせつないです・・・パト君・・・」

メリアはそうパトの耳元で甘く囁きながら足を撫でていた手をパトの股間へと手を移動させ、ゆっくり撫でる、パトはそんなメリアの極上の誘惑に負けそうになるが、話す

パト「俺は・・・」

メリア「抱いてください・・・私を愛してください、アナタの好きにしていいですよ?」

パト「ああ・・・」

パトは完全にメリアの誘惑に負けた、今にもメリアを抱きしめたい、こんな話なんて全て投げてメリアを堪能したい、そんな欲望に身体全体が飲まれそうになる。

メリア「ほら、ダメじゃないですか・・・」

メリアはそう言うとそのまま行為を続ける。パトはもう抗うのを辞めた。
だがメリアは人段落ついたと判断し、中途半端に辞める。

メリア「この続きはこの話が終わってからです。」

メリアはそう言いながら服が少し乱れ、胸元がはだけている状態で話を戻す、
パトも生殺しを受けたため、中々興奮が治まらない中メリアの話を聞く。

メリア「今回は私だからきっとご主人は欲情してくれたと思います、ですがその従属の子がもしここまでご主人を求めた時、ご主人は断る事が出来るのですか?ご主人はその従属の子を一生愛さないつもりですか?」

メリアは顔を赤らめながらもパトに問う。

メリア「愛は様々、肉体関係が全てではない、そういう方も居ます、ですが生物も神も本能は種の繁栄です、求める以上、それだけの愛情を主であるご主人から欲しいのです、その想いをご主人は無視するつもりですか?それはあまりにも残酷ではないですか?」

メリアはパトに聞く、パトもメリアにそう言われると「確かにそうかもしれない」と考える。

メリア「専属神の子達を本当に大事に考えてくれているのは嬉しいです、ですが私は専属神は特別でもいいです、でもそれと一緒にご主人に好意を誠意を向けてくれる子の気持ちにも向き合ってあげて欲しいのです、その時はもちろんご主人の気持ちもありますが、関係が良好ならご主人もまんざらではないはずです」

メリアはそう話す。

パト「そうだね、そう考えるとそうだ、俺は・・・抱く、それがその子への最大の愛情表現なんだ、ならしっかり答えてあげないと・・・だね」

メリア「そうです、なら抱いてくれますか?その子達を・・・」

パト「ああ、その時、俺がその子に好意を置き、相手も俺を愛してくれるなら・・・」

パトはそう話す、メリアは満足そうな笑顔をする、だがメリアはベッドから立ち上がり、パトに言い放つ。

メリア「だから駄目なんです。ご主人・・・」

メリアは凄く悲しそうにパトに告げる。

パト「どういうことだよ・・・だってメリアがさっき」

メリア「そうです、私がそうお願いし、【誘導】しました。」

メリアは誘導と言い放ち、そのままパトに質問する。

メリア「ではパト君に質問です、例えばその従属神の子と肉体関係を持てばどうなると思いますか?」

メリアはパトに質問する、パトは頭が働かないが、思いついた事を言う

パト「多分、そのまま数人とどんどん関係を持つ子が増える・・・」

メリア「正解です、愛情表現で納得した以上、ご主人はきっと複数の子と関係を持ちますね」

メリアはそのまま質問を続ける

メリア「では次の質問です!パト君が複数の子と関係を持つと誰が不満を持ちますか?」

「不満?それは専属神の子達だろう?」と考えたが、きっとそう言いたいのではないとパトは考えるが答えが出なかった。

メリア「わかりませんか?正解は【今だ関係を持てない従属神】です。」

パトはメリアの答えに驚く。

メリア「従属神も【専属神なら、特別従属神なら】と役職の違いで納得してきましたが、同じ役職の子がパト君に愛されたと知れば、きっと凄く頑張ると思います、そこで私の狙いである【依存と信仰による洗脳】は確定します。」

パトはメリアの考えているプランの深さに驚きを隠せない。

メリア「では次の質問です!頑張る従属の子達が増えました、ですがもちろん頑張っても報われない子も多く出てきます、ではそんな状況が続くとどうなると思いますか?」

今回の質問は簡単だった、パトでもすぐに答えが出た。

パト「不満が生まれる、つまり【暴動】だ・・・」

メリア「正解です、報われた従属神はパト君の遺伝子を頂き、名前を覚えられ、愛される、だけど運悪く報われない、努力や成果を出しても他の優秀な従属神がよりよい結果を出せばチャンスがなくなる、そんな従属神達は【不公平だ!!】と暴動を起こしますね、そこでパト君にとって最大の危機が訪れるでしょう」

つまりメリアは暴動がおこる、そんな不祥事やデメリットも込みでこの政策を提案したという事だ。

メリア「では次の質問、その時パト君はどうやってその問題に対処するでしょうか?」

パトは既にわからない、わかるはずがない。だが少しパトの様子を見てメリアが答える。


メリア「答えは、【暴動を起こした従属神の子達と肉体関係を持ち契りを交わし、暴動を治める】です」

パトはメリアの答えに驚く、

パト「なんでだ?!なんで俺がそんな事をすると!!」

メリア「従属神の不満は【不公平】ですよ?しかもそれは【愛ゆえの嫉妬】から来ています、この暴動が起きる時点で私の【洗脳】は完全に完了している、その合図になるのです。そしてその嫉妬心を収めるためには専属神では不可能、他の誰にも対処不可能ですね」

メリアはまだ話す

メリア「暴動反逆罪で処刑しますか?きっと残りの従属神はご主人の愛に冷め、裏切りや批判が生まれるでしょう。私が抑制しますか?抑えてもその場しのぎでしょう、恐らくその暴動の矛先は【関係を持った従属神】に向くでしょう」

メリアはいくつかの提案をし、その結果をただただ話す。

メリア「ではどうするか、【ご主人が暴動を起こした従属神の【嫉妬心】を収めるしかない】そうなるんですよ、それしか方法が無くなります。」

パトはメリアの話を聞いていると【オセロ】を連想した。
パトはオセロが得意ではないが、途中、最後の方になると相手の定められた場所にしかコマを置くことが出来ず、気付けば敗北の道が出来上がっていた・・・そんなイメージ。

メリア「では最後の質問です。暴動はご主人が肉体関係を持ち、愛すことで解決しました、ではその次はどんな問題が起きるでしょうか?」

パト「もうわかった・・・【暴動を起こさなかった残りの従属神】だろ・・・」

簡単だった、声を荒げた従属神が愛されるのだ、黙って御利巧に見ていた従属神は納得がいかないだろう、つまり【二度、三度の反乱や暴動】になる。

パト「つまり、その時、暴動を起こさなかった従属神に反感を買われないために俺が残りの従属神とも関係を作る、つまり肉体関係だ・・・はは、凄いな・・・」




【【100万人の従属神と契りを交わす】と何も変わっていない】



パトはメリアが誘導するまま、答えを出し、結論を出す、その答えは【変わらない現実】だった。


メリア「わかりましたか?これが私の考えたプランです、ここまでの想定が必要なんです、この話は琴歌ちゃんにも話しましたが、琴歌ちゃんは【肉体関係を持たせようとする】所までは気づきましたけど、私の本質まではまったくわかっていませんでした。」

パトは絶句する。圧倒的敗北、それはパトの意見を汲み取ったようでまったく汲み取っていない。
メリアの当初の意見のままだった。しかもメリアの【洗脳】も含めてだ。

メリア「ごめんなさい、だから嫌だったんです、パト君は国の政治に関わるべきではありません、私に言ってくだされば悪いようにはしません!!だからパト君はもう!国の政治に関わらないでください!今回の件はパト君が先に結論を出し進めてしまったから、私が最善の答えを出した結果です。それ以外は暴動しかなかったから・・・」


メリアは泣きそうになりながらパトに説得する。

メリア「政治は汚いんです、騙し、貶し、脅し、そして地位を奪うために晒す、なんでもありです、だからこんな汚れた私を見てほしくなかった・・・でもこのままパト君が知らないままだと今回のようにパト君を騙さないといけない!そんなの耐えられません!!・・・だから教えました。全部。」


メリアはその場で泣き崩れる、パトはその場で項垂れるが、メリアの傍まで行き、メリアを抱きしめる。


パト「完敗だ、流石メリアだな、泣くな、俺はそんなメリアが大好きなんだ、俺の事を誰よりも第一に考えてくれるメリアを俺が嫌う訳が無い・・・ごめんな、いつも辛い想いばかりさせて・・・」

パトはメリアの頭を撫で、キスをする。それはメリアにとって最高の愛情表現だった。

パト「メリア、罪悪感なんて必要ない、メリアは俺の穴埋めをしただけなんだ、陥れる気はないんだろう?」

メリア「ないよ、そんなの絶対にしないよ・・・」

パト「ならいいじゃないか、むしろ全部教えてくれてありがとう、無知のままだときっと俺はもっと大きな過ちをしていたかもしれない。」

メリア「パト君の政策は素晴らしいものです、ですが私がそれをしなかったのはパト君の負担と気持ちに考慮していたからです、だからパト君がこの政策を始めた以上、この結果しかありえなかったのです。」

パト「本当にすごいな、一体どれだけ先がわかるんだ、俺はそんな先のことまで考えてなかった。」

メリア「政治は難しいんですよ~」

メリアはパトの中で指でツンツンとしながら話す、そして上目ずかいで、泣いて顔を真っ赤なメリアを見るとパトはそのままメリアをベッドに押し倒し、営みを始める・・・


パトは心の中で決めた。

「国に対する事は全てメリアに任せよう、きっと悪いようにはしない・・・だけど任せっきりはダメだ、俺もしっかり国について理解するんだ」

続く。



patopatoblog at 21:29|Permalink

2022年09月14日

No.33 メイドイン!テイコク!3

ソルテ「【援喜神】ルーリエみたいに、相手を喜ばせる事や、応援してステータス向上や運気を向上させる神、これらを主体にするべきかしらね、でもそれだけだと足を引っ張るかもしれない。ある程度の実力も備えて貰っていないと・・・」

ソルテは【援喜神】に目を付け、従属神の名簿を見ていた。

ソルテ(検索したら万を超える数、これらから優秀な神材を選ぶ、骨が折れるわね)

ソルテが玉座にある秘書の机で仕事をしているとパトが来る

パト「お疲れ様、いい従属神は見つけた?」

ソルテ「そうですね、パト様はどのような侍女をお求めですか?」

パト「俺は・・・そうだな~しっかり仕事してくれるけど嫌な顔とかしない元気な子が良いかな~」

ソルテ「容姿等の好みではどうですか?」

パト「それは・・・そんな目で見る気はないから気にしなくていいよ」

パトは従属神との関係をに匂わせる話になると極端に冷たくなる。
パトの方針は【個神の尊重】【帝国住人一人一人の幸福と満足】であるため奴隷のように一生を容易に縛る考えが心底気に入らなかった。

ソルテ「私だって、嫌ですよ、従属神とは言え、他所の女と関係を持たれるのは、神界の常識と価値観でも嫌だと思う神は居ます。」

パト「ならなんで、メリアに賛成したんだよ、メリアの国政策の方針は【帝王第一の独裁政権】だ、それは確かに俺や俺の周りに居る専属神は何不自由ない生活が出来る、それに専属神は俺が愛したからこそ今の関係がある、だけど従属神はどうだ?顔も知らない、名前も知らない、話した事もない、そんな相手と契りを結び、永遠の契約をさせ、一生選択の自由を奪い、俺に尽くさせる。それを俺は許容できない」

ソルテ「なら何故キスは?!」

パト「従属神1万では誰も幸せになれないからだ、10万でも計算したら足りなかった、100万必要だったんだ、こんな馬鹿でかい規模の国だ、その単位じゃないと一人一人に満足に休息を与えることが出来ない、自由が生まれない、俺はもっと自由に生きて欲しい、生きる事に楽しみを見出して欲しい。そう考えてる、こんなことを言えば失礼だけど、だから我慢した。我慢してキスをした、俺は帝王だ、嫌な事ばかりから逃げてても仕方ないだろ?」

ソルテ(実際覚醒した従属神が増えたおかげで間違いなく帝国は以前より仕事の周りが良くなっていく、だけど、その分管理する量も増える・・・)

ソルテ「管理はどうするつもりですか?メリア様が少数精鋭型を取ったのは信頼を持つ者を集め、管理を容易にし、反逆の可能性を下げた結果です、ですがここまで力ある従属神を100万も持ち、外部にもそれらを配置させるなら裏切りや、他国が捕まえ拷問し情報を聞き出すかもしれない、そんな可能性があるのです!」

パト「そうだな、それは確かに管理が難しくなる分、その可能性が高まるだろうな」

ソルテ「だからメリア様は保険として契りを結ばせようとしています、そうすれば最低でも裏切りは不可能!」

パト「肉体的にはな、でも精神的な支配は無理だ、そんな契約じゃないだろ?両者が望まない行為は反感と恨みを買うぞ?」

ソルテ「それは・・・そうですが・・・」

・・・・・・

パトとソルテの話を玉座から聞く月花とメルリア。

月花「正直、どちらも正論に感じるわね、国という大きな組織を動かす以上綺麗事ばかりも言ってられない。どう思います?メルリア様?」

メルリア「国の政策に正解はありません、ですが私は旦那様の考え方が好きですね、メリアの政策は確実性を求めすぎる、それは確かに国全体の安定性が高いのでしょうけど、意外性のある成長を見込めません。あくまでメリアが思い描く政策が進むだけ、そんな国になります。」

月花「パトの政策は民は自由になるけど、その分不安定になったり、不明瞭な線引きが生まれるから上の管理がお粗末になる、そういう事ね」

メルリア「ええ、ですが私も知っています、そんな風に民個人に自由を主張させる国は最初こそは良いのですが・・・長い時間を与えられると共にその恩恵を忘れ、当たり前のようにその自由に依存し、民の質が落ちます、上がる事はないでしょう。」

月花「痛い話ね、私の住んでた日本もそんな感じだわ、平和に慣れすぎた人が多すぎて、自由の程度を勘違いして、好き勝手に、そして平和が本当に絶妙なバランスで成り立っていて少し傾けば大きな不幸がやっていくることを疑わない人ばかりだから・・・」

メルリア「そう、今は従属神100万全員旦那様に忠誠と好意があります。【思考盗聴】をして裏切者や私利私欲に覚醒した力を悪用しようとする者が居ないかずっと見ていましたが、全員純粋なものでした。メリアが厳選しただけの事はあります。」

月花「つまりメリアちゃんはその忠誠と好意を利用してしまいたいってことなのね、恋心とか尊敬とかの感情って波があるし、落ち着いちゃうと中々戻らないって言うしね」

メルリア「相手の心理をよく理解するメリアだからこその【従属神100万名との契り】そのように深く考えるとメリアの考えがある意味堅実なんですよね。」

月花とメルリアは悩む。

・・・・・・

メリアは琴歌と一緒に居た。

メリア「ご主人はせっかくここまで動き出したのに、中途半端過ぎます。ここは確実に肉体的にでも縛っておけばいいのに、精神は時間があればどうにでもなるのに」

琴歌「確かに国を動かす上では感情論が過ぎますね、ですが道徳的ではないのは確かです」

メリア「道徳的?人間の定めた価値観の話でしょう?あんなの日本のローカルルールでしょう、同じ地球でも通用しない物を世界規模、ましてや神々の世界に持ってくるのはどうかと思いますが?」

琴歌「そうですね、メリアさんが言っていた【郷に入っては郷に従え】その通りだと思います、ここは日本ではありません、帝国です、神々の世界であっても一つの国であり、パトさんが国王です、なら日本と同じようにローカルルールがあっても問題ないのではないですか?」

メリア「そこに日本のローカルルールも含めようと?」

琴歌「そうですね、せっかく私達はこの国を導く側に居るのですから、自ら法を作っても問題ないはずですが?」

メリア「そうですね、ですがこの帝国に住む国民はどれだけ賛成をしますかね?」

琴歌「賛成はしないでしょうね、従属神にはデメリットしかありませんから、忠誠があり、好意がある人が拒むなら求めてはいけない、愛されてはいけない、なんて絶対に言えませんから」

メリア「そう、【愛される努力をしなさい】もいいですが、従属神にそのチャンスはあると思いますか?会えないのに?なら何処で出会い、愛されるのか?」

メリアが答える。

メリア「ないんですよ、チャンスなんて、従属神全員、ご主人に愛される事なんて!なら私が愛されるチャンスを与えましょう!平等に!そしてそこから愛の忠誠を示せばいい!それは果たして非人道的なのでしょうか?琴歌ちゃん?」

琴歌「そこにパトさんの都合が入ってません、メリアさんの政策に矛盾してますね」

メリア「・・・本当貴女は素敵です。喉から手が出る程でしたが、本当、一緒に来てくれて嬉しいですよ、琴歌ちゃん。」

メリアは琴歌に感謝を伝える、メリアはここまで話で対抗してくる琴歌の話術や頭の回転の速さ、国に対しての成長の貢献等、凄まじい成長を見せてくれるからである。


メリア「でもね、矛盾はしてないの、ご主人第一は別に【ご主人の求める事全てを奴隷のように従う】ものではなく【ご主人が世界で一番優秀であり高貴であると世界全体に知らしめる】ための政策です。ご主人の考えは素晴らしいですが、まだ王としては未熟、そこの命令に従っていれば帝国は崩壊する。」

琴歌「それは反逆では・・・」

メリア「ご主人から辞めろと命令されていませんし、私はちゃんと政策の意図を伝えました【ご主人第一】と、それをどう皆が解釈しても構いませんが、私のやる事は変わりません。」

琴歌はメリアの話を聞き、やはり侮れないと思った。
メリアは賢い、時と場合次第ではハッタリも使うし、言葉のミスリードを使う、そうやって枕詞を潜ませる事で、自分の考えを隠し、相手には良いように伝え、そして可決したら周りの結果とは異なるメリアが本来考えていた政策を始める、琴歌はその手に何度も何度も敗れた、アリシアもそうである。

メリアは帝王神の生まれ変わりなだけあって、世界の支配者の遺伝子がそのまま残っているのだ。

メリア「とりあえず、ご主人にはこれ以上の国政策には関わらせません、途中までは良かったのですがね・・・ご主人が国政策に携わるには・・・まだ綺麗すぎます。」

メリアは「琴歌ちゃんもね・・・」とボソっと告げる。

メリア「もっと穢れなさい、もっと恨まれ、嫌われなさい、そこまでしてまで自分の意思を突き通さなければ国は動かないし変わらない、【皆賛成の仲良しこよし】の政治では結果は出ません」

琴歌「独裁国家の末路を知らないのですか・・・」

メリア「あれは独裁者の技量と器が足りなかった結果、だけど私は出来ます、帝王神の模写子等関係なくです」

琴歌「自己評価が高いのは結構です、ですが、今のメリアさんは【全知全能】を持ち合わせていない、そんな不完全な状態のメリアさんの政策に絶対的信頼は持てません。」

メリア「言うわね、好きですよ、他の子やアリシアもそこまで攻めてきませんから」

琴歌「私もメリアさんは好きです、個人的にも信頼してます、ですが国となれば敵ですし、信頼も寄せません、そこは分けていますので」

メリア「アリシアは本当に琴歌ちゃんをたった一年足らずでここまで育ててくれました。神王でもそこまで考える子は中々居ません、帝王神候補に推薦しましょうか?」

琴歌「そうですね、そうすれば他国への牽制にもなりますね、ご自由にどうぞ」

メリア「ふふ、ご主人とソフィアに検討してみます」

メリアと琴歌は机を挟んでギスギスとしていた。


・新たな侍女に肉体関係を持って、他の従属神にも馴染んでもらおうと考えるソルテ

・それを拒み、個神を尊重したいパト

・パトの政策を自然な流れで下げさせ、【100万の従属神】と契りを交わさせたいメリア

・パトの政策と個人に尊厳を守りたい琴歌

帝国では国を命運を賭ける政策と政策がぶつかり合っていた。

パト・琴歌VSメリア・ソルテ

中立 月花・メルリア

その中、アリシアは・・・

続く






patopatoblog at 22:32|Permalink

2022年09月09日

No.27 パトの居心地の悪さ(微R18)

帝国は女神しかいない、男はパト一人である。

故に大浴場は女湯しか存在せず、あらゆる設備も全て女性用の物しか存在しない、

城内のパトや専属神、従属が生活するエリアでは女性ものの下着や服が平気で干されていたりするため
パトとしては目のやり場に困るというもの。

パト「俺も大浴場に入りたい、凄くゴージャスで色んな設備が整ってるんでしょ?」

ソルテ「はい、ですがパト様用の大浴場を作っていますが?」

パト「でも女性の大浴場の方が大人数規模だから凄く広くて設備も整ってるらしいじゃん、しかもオイルマッサージとか凄く羨ましい!俺もやりたい!!」

ソルテ「では私がやって差し上げますので、パト様の大浴場で」

パト「まあ、ソルテは服を脱がないならいいか、俺の全裸は見られるけど」

ソルテ「そんな事気にしてたらずっと出来ませんよ?」

パト「メルリアもどう?せっかくだからさ!」

メルリア「ご同行致します」

パトと常に一緒に居る専属侍女のメルリアは主と常に居る事が必須のため、パトの身体を洗うのも一つの仕事として、こなしていた、そしてパトが湯舟で落ち着いている間に着替えを用意し、パトが浴室から出ると身体を拭き、着替えを渡し、その後メルリアがそのパト専用大浴場を使用している、

ソルテ「私が言うのもなんですけど、せめて私やメリルア様とくらいは一緒にお風呂に入れるように頑張りませんか?」

パト「それは・・・反応しそうで申し訳ない・・・」

メルリア「反応・・・」ボワ!!

メルリアはよからぬ想像をし、顔を真っ赤にする。

ソルテ「それは仕方ないですよ、私としても直属部隊の子達も含めて、出来ればそのような場所でも気兼ねなく一緒に居られる方が会話等のスキンシップも取れるので、凄く良い環境だと思うのです。」

パトは悩み、今回だけならと了承する、

パト(というかそれがいいなら俺普通に女性の大浴場で良くね?)

そんなことを考えながらも自分がその場に居る事を考えると罪悪感で逃げ出したくなるので、やはり自分の浴場での方がまだ気持ちの言い訳が出来る分、楽だった。

・・・・・・

そして更衣室、パトは自分の服をメルリアに脱がさせてもらい、下着は自分で脱ぎ、浴室に入った。

メルリアはその後、パトが脱いだ服を洗濯所に持っていこうとするが、ソルテがそれを止める

ソルテ「その仕事は私がします、メルリア様はパト様のご奉仕と話し相手を、これが上手くいけば私の直属部隊からも数名専属侍女として派遣できるのです、お願いします。私もすぐに合流しますので」

メルリア「は・・・はい~~///」

メルリアはそう言われ、自分の服を脱ぎ、急いで大浴場に向かう、

パトは掛け湯をしてシャワーを浴びようとしていた所だった。

メルリア「アナタ!お身体洗います!」

パトが振りぬくと全裸のメルリアがそこに居た。

パト「なんてきゃっきょうをしてりゅんだぁ?!?!(なんて格好をしてるんだ?!)」

メルリア「私がアナタの奉仕をしてお話相手になれればと」

メルリアはそう言いながらいつもの手付きでお湯を使う。

パト(油断した!ソルテは脱いできそうだなって考えてたけど、メルリアがまさか脱いでくるとは?!普段は服を着ていた分、気が緩んでた?!)

パトは眼を瞑り、自身の中に芽生えた煩悩をかき消そうと心を無にする。

メルリア「えっと、まずは身体からいきますねアナタ」

ポヨン。

メルリアの胸が直でパトの背中に当たったのだ。
パトは眼を瞑って心を無にしようと集中していたのがまずかった。

パト(あ・・・無理だぁ・・・父さん・・・母さん・・・自分の息子の制御すらできない馬鹿息子でごめんなさい・・・)

パトは抵抗空しく反応してしまった息子を最後の抵抗として自身の太ももの裏に踏んずけて隠した。

メルリア「では立ってくださいアナタ」

パト「もう立ってるので・・・」

メルリア「そうですか・・・ですが私!頑張ります!」プシューーー

メルリアもここまで来たら意地だとパトをしっかり立たせ、身体をしっかり洗う。

メルリア「次は前失礼しますね」

メルリアがパトの前に現れる、パトはせめて見てはならぬと目線を上にする

メルリア「あ!」

パト「どうした?!」

パトは不意に下を見てしまった。そこには裸のメルリアが居た。

パト(デカい・・・しかも少し泡が付いてるのが・・・グッドぉ~)

パトはまったく制御出来ていなかった。

メルリア「すみませんアナタ!気が動転していて洗う順番を間違えました!」

それどころじゃないパトは「気にしないで・・・」と上を向きながら答える、

メルリア「はい!それでは洗いますね」

メルリアは一通り洗い終えた、何気にパトの息子は洗う時に見ていたため、そこまでだと思っていたが今回はフルパワー息子だったため、気が動転して手が震えていた。

メルリア「お、終わりました・・・」

パト「ふぁ~~~~」

二人が疲れ切っているとそのタイミングでソルテが裸で入ってくる。

ソルテ「あら、もう身体は順調に洗えたみたいですね、頭ももう?」

メルリア「頭はまだですよ、」

ソルテ「良かった、なら私にやらせてもらますか?」

メルリア「はい、問題ないです」

そう言うとソルテがメルリアの代わりにパトの髪を洗いだした。

ソルテ「余程疲れたのですね、息子さんはすっごく元気ですけど」

パト「うう、煩悩に負けた・・・」

ソルテ「まあまあ、これは私もメルリア様も想定していた事ですから、恥ずかしい事じゃないですよ」

パト「それにしてもソルテ頭洗うの上手いね、凄く気持ちいいよ!」

ソルテ「それはどうも、気に入って貰えてよかったわ」

ソルテは手際よくこなし、そのままパト湯舟へと導く、

そしてソルテも湯舟に浸かり、パトの横に座る。

ソルテ「う~ん、最低でも三人ね」

A・パトの身体を洗う人 B・自分の身体を洗う人 C・洗濯物を持っていく人
↓
A・パトを湯舟に誘導し、浸かったらその間に身体を洗う B・パトの横に座り、会話をする C・自分の身体を洗う
↓
A・後半のパトのお供をする B・先に上がり、パトの服の準備をする C後半のパトのお供をする
↓
B・パトの身体を拭く、服を着せる A・C自分の服を着て、そのまま仕事に戻る。

ソルテ「ローテーションで無駄なく回せば常に一人がパトさんの横に居る事になる。」

パト「サラッととんでもない事言うなよ、気が休まる所か居心地悪くなるわ、俺がヘタレコミュ障って忘れたの?」

パトは今の状況でさえ気まずさを感じていた。横には裸のソルテ、後ろには身体を洗っているメルリア。パトが向ける視線が限られているのだ。

ソルテ「それもそうですね、では今のように二人にしましょう、」

A・身体を洗う B洗濯物を出し、着替えの服を出す
↓
A・湯舟まで誘導する、そこから自身の身体を洗う B・ボディーマッサージをする
↓
A・湯舟で接待 B・身体を洗う
↓
うーん

ソルテ「やはり難しい・・・」

パト「いや、やっぱり一人でいいよ、気を使わせすぎるのも俺も気が引けるし・・・」

ソルテ「ですが、現時点で2名余っているの、だからその二人を侍女として置いておきたい、」

パト「ちなみに誰?」

ソルテ「聖鬼神【灰】温厚 セシュレス・ノーロット 聖鬼神【桃】愛情 スーリエ・ノア―ラ」

パト「温厚と愛情、確かに侍女向けだね」

ソルテ「ええ、聖鬼神ではシーノに続く2番目と3番目の神聖度が高い聖鬼神なので、信頼度も高いの、シーノは近衛護衛で常に見守らせてるしね」

パト「なら侍女はメルリア・セシュレス・スーリエの3人になるってことか、だけどセシュレスとスーリエはソルテ管轄なんだろ?専属とはちょっと違うか」

ソルテ「そうね、専属にしてしまったら私の管轄から外れるから専属はメルリア様、後の二人は私が命令を出さない間の侍女、むしろ私好みに侍女として教育出来るし、メルリア様みたいに傍に居る事がメインと違って、身の回りの片付けや準備、支度も含めてやってもらえるといいと思ってるの」

パト「なんか悪いな、俺なんかにそんなに護衛や侍女や近衛隊やって・・・」

ソルテ「それくらい帝国でのパトさんの存在は偉大だってことですよ、今は確かにその域とは言い難いですけどね~」

パト「うるせ!う!!」

パトは条件反射でソルテの方を向いてしまった、そこのはキレイに整ったバランスの良い身体を晒していたソルテだった。

パト「やっぱり目のやり場に困るな・・・」

そのタイミングでメルリアが身体を洗い終え、ソルテと交代で湯舟に浸かる。

メルリア「アナタと一緒に湯舟に浸かるのは初めてですね」

パト「そうだな、恥ずかしくて困るよ」

メルリア「私もです、ですが、私の役割ですからね、尽くしますよ」

パト「その気持ちは・・・嬉しい・・・が!!やっぱり裸はキツイ!!」

パトは立ち上がりその場から逃げ出すように更衣室に移動する

メルリア「あ!待ってください!私も出ます!」

メルリアが慌てて出ようとしたため足を滑らせる。

パト「メルリア!?」

パトは慌ててメルリアを庇おうと飛び込む!

ビター――ン!!

パトはメルリアの下敷きになり、メルリアは怪我をせずに済んだ。

メルリアはうつ伏せになるように倒れ、パトはその下に倒れたため、メルリアの柔らかいものが全て背中越しで感じ、とうとう限界を超えたパトは鼻血を出してしまい、気絶する。

メルリア「アナタ?!アナターーー??!」

ソルテ「う~ん、やっぱり刺激が強すぎるか、次は服着用か、水着かを検討しましょうかね」


ソルテは秘書としてパト第一優先で考える、その余裕が出来たのが楽しいのであった。






patopatoblog at 19:27|Permalink

2022年09月05日

No.15 メルリアの歩み

メルリアはパトの専属侍女になってから、常にパトの侍女として隣に居た、
最初こそは【卑猥なお願いをされる】【無理難題を押し付けて笑い者にする】等の事を考えていたが
1ヵ月程過ぎてもそんな事はなく、むしろ一人の女性として紳士に接してくれるパトに対して
印象が大きく変わり、そしてその中で考えるようになる。

メルリア(この人ってなんでこんなに女性を集めてるのだろう?)

メルリアは謎だった、もちろんメルリア法国の女王をやっていた頃からエウレカ帝国の情報は知っていた。

全世界の優秀な女神を寝こそぎ持っていったと。

メルリアはそこから昔からパトは【大の女好き】と印象が多少あったのだ。

だが実際侍女としてずっと傍で見ていると、別に一部の側近部隊の従属とは少々の関わりがあるものの、世間話、もしくは挨拶してすれ違う程度、そこから従属に卑猥な事等一切しなかった。

メルリア(近くで見る限り、ハーレムを作りたいって素振りでもなかったですし、なんででしょう?)

そう疑問に思う中その話題は出てきた

・・・・・・

パト「暇だなぁ」

メルリア「アナタ、こういう時こそ従属の方とスキンシップを取ってみては如何でしょう?」

パト「だって皆仕事で忙しそうなんだもん、俺が暇そうに歩いて仕事の邪魔をするのもなぁ」('_')

メルリア「帝王なのですからそれくらいはよろしいのでは?」

パト「メルリアはさ、法国の女王をやっていた時って従属とはどんな感じに接してたの?」

メルリア「私ですか?私は悩み、迷える神々に教えと慈悲を与え、寄り添い、助け合ってきました」

パト「なんかいいね、でも俺のイメージしている国王というよりは、懺悔を聞く神父みたいな感じなんだな」

メルリア「そうですね、でもそれで国のため、自身のために前に進めるのであれば私は凄く満足でした」

メルリアはここだと思いながらパトに普段から考えてる事を聞いてみる

メルリア「アナタは従属とどのような関係を築きたいのですか?」

パト「従属とか・・・ソルテとかメリアが聞いたら怒られそうだけど、仲良くしたいかな、俺って国王って柄じゃないしさ、威厳とか皆無だし、ソルテがなんとか頑張って威厳があって風格のある帝王を演出して従属達にもその印象を持ってもらえるようにしてるけど、多分俺が喋ったらそんなイメージすぐに壊れるんじゃないかな」

パトはそんな事を言いながら笑う、メルリアは少し突っ込んだ質問をしてみる

メルリア「ではなぜ女性の神ばかりを集めたのですか?」

パト「集めたのは俺じゃないよ、集めたのはメリア、聞いた話だと俺の肩書を利用して、メリアが片っ端から女神を集めたらしいんだよ、俺もびっくりしたね、だって男一人もいないし、というかこの帝国、男に関する設備とか一切ないからね、こればかりは驚いたよね」

パトは笑いながら話す。

メルリア「メリアがこの状況を作り上げたのですか?」

パト「ああ、俺が集めたのは専属神と帝園の従属だけだ、本当は専属神達みたいな関係を築いて国の繁栄をって動かないと駄目なんだろうけどね、メリアにも言われたし」

メルリア「それは・・・その///」

パト「メリアに言われたよ、一度俺の覚悟が決まったら従属全員と一度性行為をしろと、それで従属は一生俺の従属として居るようになると、従属もそれを望んでここに来ている、って言われたんだ」

メルリア(成程、確かに一度性行為してしまえば女神はその相手意外と性行為することが出来ない、一生その相手に尽くす事になる、流石メリア、逃げ道を塞ごうとしているのですね、非神道的で、私は一番気に入らないやり方ですが、間違いではないですね。恐らくこの見境の無さが私との差だったのですね)

メルリア「ではいずれは全員と性行為をするのですか・・・その・・・私とも///」

パト「どうだろうね、それが帝王の役目ならやらないといけないんだろうけど・・・俺は役目ってだけでそんな事はしたくないな・・・」

パトは少し困った顔で話す。

パト「俺にとって性行為って愛情表現だと思ってるんだ、だから戦略とか役割で性行為をすると俺の中での性行為の価値が下がってしまう、そう思うんだ、性行為は大事だと思える人とだけやるから意味があるし価値があると思う、だから今はどうしても覚悟なんてできやしないさ」

メルリアはパトの考えを聞いて、堅実な人なんだと認識する、それはまさにメルリアの好みだった。

メルリア(想像と違った、凄く私達の事を大切に考えてる、従属をコマとしてではなく、一人一人にちゃんと向き合いたい、そんな気持ちがしっかり伝わってくる、ステキ・・・)

メルリアは少し顔を赤らめながらパトを見つめていた

パト「まあ、それがまだ帝王の自覚がないって言われる所なんだろうね、本当困った役割だよ、ね!メルリア・・・メルリア?」


メルリア「アナタは・・・もし、もしですよ?私が合意すれば性行為をしてくださりますか?」

メルリアは顔を真っ赤にしながらパトに聞く

パト「ああ・・・///」

パトも顔を赤らめながらメルリアを見つめる、そしてパトは答えた

パト「するよ、俺はメルリアが大事だ、メルリアが求めてくれるなら俺はその想いを絶対に目を反らさない、それが相手にとって最低の行為だとわかってるからね」

メルリアはパトの真っ直ぐな目に耐え切れず目を反らす

メルリア「真面目ですね、私はアナタの専属侍女、言ってくださればお相手しますのに」

パト「だけどそこにメルリアの想いがない、そうだろ?専属侍女で居てくれるけど、メルリアは物じゃないんだ、そこにメルリアの意思があるのだからそれを無視することはできないよ」

メルリアは専属侍女になった時、ある程度覚悟していた、だがいざ過ごしてみれば一人の女性として大切にしてくれる、見下すのではなく対等に向き合ってくれる、そんなパトの想いがこの上なくメルリアの恋心を動かしたのだ。

メルリア「ありがとうございます、そのような心遣いをしてくれるなんて・・・」

パト「もう言わないから・・・恥ずかしいし」

パトはそう言って勢いよく身体を反らす、そんなパトを見てメルリアがふと本音をこぼしてしまった。

メルリア「可愛いですね♪」

パト「ほっとけ・・・」

メルリア(アナタはヘタレじゃない、私達従属の事を大事に思ってくれるからこそ、気にし過ぎて一歩が踏み出せないだけ・・・だからもっと私達から歩んでいってもいいのかもしれない)

メルリアは異性との付き合った経験はない、自身は法王であり、民の導く神として先頭に立ち続けなければいけない存在だった、だがそれが無くなり、自分の思う神生を歩んでもいいのかなと考えた時、
メルリアは動き出した

メルリアはパトの耳元でささやく

メルリア「アナタが良ければ私をアナタの物にしてもいいのですよ?///」

パトはそんな甘いささやきに驚き、玉座から転げ落ちてしまう

パト「ふぁ?!・・・ふぇ??!」

メルリア「ふふふ///」


それを遠くで見ていたソルテ。

ソルテ「見せつけてくれるじゃない・・・むう」


patopatoblog at 00:08|Permalink

2022年08月31日

No.6 パトと美魅の間の契り

露草 美魅 帝園出身で鬼族の少女

力こそはあるものの、それは一時的に力を開放した時に限る、それ以外は年相応の無力な鬼の少女なのである。

パトにとって美魅という存在は特別である。

美魅はパトの命令は一切聞かない、むしろ殺しにくる程である。
ツンデレなどではなく、結構本気で嫌っている。

普通に考えてそんな美魅を側近に置くはずがないのだが、パトは側近どころか、侍女にまで任命し、傍に置いている。

それは別にパト本人がドMとか、そういう理由ではなく、美魅はパトの弟子だからである。

ネルがパトに対して出した課題、それは【パト自身が誰かにその技術を教え、そしてそれを己も再度理解し、成長する】。

何事も教えられてばかりでは完璧に習得は出来ない、それを誰かに教える、自分の言葉にする、そうすることで曖昧な理解からしっかりした理解へと変わっていく、そのために美魅はパトの傍に居る。

実際、美魅は帝園は弱く、鬼族の中では一番位も低い、戻しても死んでいる可能性があるため、保護という意味も込めて、パトは帝園に返さずに傍に居させる。

だがそんな美魅も一肌恋しい時がある。

だが美魅にとってそれを満たしてくれる人はパトしかいない、だからこそ美魅はパトの事は嫌いだが、習慣としてパトの膝の上に居る。

美魅としても不本意ではあるが、それでも落ち着いてしまうのだから仕方ないと、美魅は玉座に座るパトの膝に座る。

パトは嫌われているとは言え、教え子であり、自分の従属であることには変わりはなく、
自分の膝の上で大人しく居る美魅が可愛いと思い、よく頭を撫でる。

ソルテもその光景は微笑ましく、同じ鬼族として主であるパトが鬼族に優しくしてくれる姿を見ると嬉しくなる。

美魅「よいしょ、」膝の上に座る
パト「今日もお疲れ様、今日は何したんだ?」
美魅「うっさいわ・・・お皿洗いしたわ・・・」
パト「そうか、割らなかったか?」
美魅「うちこう見えて器用なんやで!お皿なんてそうそう割らへんわ」
パト「そうか、なら落ち着くまで頭撫でてあげるよ」

パトは優しく美魅の頭を撫でる。

美魅「子供扱い・・・もええもんやな、不本意やけどすっごい落ち着くわ」

美魅はそう言いながらパトの手を受け入れる。
その時の美魅の表情は本当にうっとりした可愛らしい女の子になる。

美魅「主はええな、楽そうやわ」
パト「生憎俺は勉強尽くしで死にそうだ、代わるか?」
美魅「ええわ~、うちは勉強とか嫌いなんや」
パト「そっかそっか、それは残念、だけどまた時間がある時は俺が教えるからな」

最近はメルリア達が入って、シスリットが帝園出身の子達の面倒を見ている。

パト「シスリットはどうだ?仲良くやれてるか?」
美魅「主よりええで、決まりやから教えとかはしてくれへんけど、練習相手にはなってくれるしな」
パト「そうか、ならシスリットの従属にでもなるか?」

パトが冗談で言った言葉だった。
パトは「それもええなぁ!」という返しを期待していたが違っていた。

美魅「いや、ええわ、シスリットはええんやけど、わいの主はあんたやからな、それに・・・」

美魅が珍しく言いよどむ。

美魅「この暖かい時間と場所は・・・好きなんや」

パトはそういう美魅の頭をワシャワシャっと雑に撫でる

美魅「やめんかいや!あ~あ!髪が~~」
パト「俺が整えてやるよ、メルリア、くしあるか?」
メルリア「どうぞ」
パト「流石、メリルアも全知全能持ってるから物の空間転移も容易だね」
メルリア「恐縮ですよ、アナタ」

パトはメルリアからくしを貰うと自分でグシャグシャにした美魅の髪を整える。

パト「普段の美魅は迷惑かけてきて、毎度殺されそうになるけど、別に美魅以外がいいなって思ったことはないぞ」
美魅「はん!とんだドMやで!なら今度も殺しにいったるわ!」
パト「調子に乗るな~~~」

パトは美魅の首を持ち左右に振る。

美魅「うわ~~~、ぐわんぐわんする~~!」

パト(馬鹿だけど、どこか面倒を見たくなるんだよな、俺が今後、そういう所も含めてしっかり教えてやらないとな)

終わり。

patopatoblog at 23:29|Permalink