2022年09月16日
No.35 メイドイン!テイコク!5(微R18)
次の日、
パトはメリアに呼ばれ、早朝から玉座に居た。
そこにはパトの付き人としてメルリア・月花・ソルテの3名の同行し、話を聞いていた。
内容は琴歌に話していた件そのものだった、
メリア「はい、なので従属神に序列を設け、従属神内でも明確な順位を作り、貢献してもらおうと思っております。」
月花「採点方法も業務成績というより、総長、メリアちゃん、パトの3人の判断、まあ結果重視じゃなければいいわね、結果重視にしてしまうと競争が始まって、皆無理しちゃうから」
ソルテ「そうですね、優秀な従属神が分かれば私達にとっても明確に見えてくるものがありそうですね」
メルリアはメリアの提案に何か言いたそうに立っている
パト「メルリア、言っていいぞ」
メルリア「ありがとうございます、アナタ」
メルリアはパトに頭を下げ、メリアに話す。
メルリア「従属神の忠誠を誰よりも意識していた貴女がこの制度を推す理由はなに?」
メリア「もちろん忠誠ですよ、ですがそうですね、頑張っても名声も何もなく、ご主人にも気付いてもらえないのはあまりにも理不尽じゃないですか・・・」
メリアはメルリアに話し、パトにも向く
メリア「私は確かに一度政策を白紙にしました、ですが、気持ちまでは捨てていません、ご主人、貴方は顔も知らない相手を抱けない、そう言いますが、なら顔を知る、仲良くしようとする努力をするのですか?この一年、殆ど城に居てまともに従属神と関わりがなかったのに?それはあまりにも従属神が可哀そうです、どんなに忠誠を誓っても見返りがないのですから、それはわかりますか?ご主人?」
メリアの言葉に息を詰めるパト。
パト「ああ・・・そうだな・・・」
月花「でもそれはパトの気持ちだってあるわ、メリアちゃんもパトの気持ちを考えて」
メリア「月花ちゃん、貴女も心当たりがあるはずですよ?努力を認めてくれない、実らない、【対価を求めるのは邪道】と綺麗事を言うのは簡単ですが、人も神をそう簡単ではありません、願いを叶えるのなら貢物は必要です、対価は必須なのです、それは忠誠も同じ、なのに今のご主人は【忠誠を誓え、帝国のために身を捧げろ、だが私はお前達の望む物は渡さない】と宣言するようなものです。それがどれほど残酷か」
パトの表情がどんどん暗くなっていく
ソルテ「メリア様、これ以上は」
メリア「国の政策の話ですよ?言い過ぎなんて事はありません、それが責任です、国の政策に首をツッコむとはこういう事を言います、今ご主人は【革命】の首謀者です、一気に国を変えたんです、その政策が中途半端ならここまで言われるのは当然でしょう」
メルリア「つまりメリアは今回の制度は旦那様の気持ちも汲みとり、そして従属神の意見も汲み取った、従属神にチャンスを与えたかったと」
メリア「はい、頑張った成果はあってもいいと思うのです、それが序列制度です、頑張った者にご主人があって【いつもありがとう】と名前を呼んで褒める、それがどれほど従属神や配下神が望んでいるか」
メリアはそう話す、あくまでパトと従属神との関係を上手く繋ぐためだと・・・
パト「わかった、メリアの政策に賛成だ、俺が中途半端な決意で生んだ問題、ならここまでメリアが考え、出してくれた案を俺が却下する理由はない、むしろ最初の案を下げてくれて俺は嬉しい」
メリア「では、この政策で進めてもいいですか?ご主人・・・」
メリアはそう言いながら既に用意していた証明書をパトの前に置く、
パトはその書類に目を通す、メリアが説明した内容通りの事がそこには書かれていたため、パトは了承する。
パト「ああ、これで政策をお願いするよ、メリア」
メリア「ありがとうございます、後ご主人、今夜私の部屋に来てもらっていいですか?」
メリアが夜の誘いをした、パトも
パト「わかった、メリアの誘いを断るわけないだろ」
と了承する。だがその二人の間にはどこかギスギスしていた、そのためその場に居た3人も【何か話すつもりだな】と考えていた。
・・・・・・・
夜、パトはメリアの部屋に到着し、部屋に入る
メリア「待ってましたよ、ご主人!」
メリアは入って来た早々パトに飛びつき、抱き着く、そして互いに抱き合いながらキスをし、ベッドにくつろぐ
メリア「何か飲み物要りますか?」
パト「ジュースお願い、さっぱりしたものがいいな」
メリア「わかりました!任せてください!」
いつも通りのメリアだった、朝のギスギスした雰囲気とは全く違うメリア、パトも今のメリアの姿を見て安心するが、だがパト自身気になっていた事があったため、緊張感をしっかりもっていた。
パト「それで、今日はなんで呼んだんだ?」
メリア「そうですね・・・強いて言うなら夜のお勉強ですね・・・」
メリアはわざといやらしい言葉の使い方をする、パトも一瞬卑猥な妄想をするがすぐに切り替える。
パト「お勉強・・・今回のことか・・・」
メリア「そうです、今のご主人は政治という分野に関してまったくお話にならないので私が直接お勉強会をします」
メリアはパトの横に座り、ゆっくり話す。
メリア「ご主人、今日の政策の件、正直どう思います?」
パト「いい案だと思う、俺の意見も考えてくれているし、従属神の事も考えている、俺は多分これ以上のいい案を出せないと思うかな」
メリア「・・・ダメですね、まったく気付いていません」
メリアが少しため息をする。パトは不思議に思うが、メリアはパトの耳元でボソっと話す。
メリア「きっとこの話を聞けば私の事が嫌いになると思います、私は耐えられません、だけど話します、ご主人のために、だから心して聞いてください。」
メリアの声は震えていた、メリアがもっとも恐れている事、それはパトに嫌われるかもしれないという事だった、だからしっかり覚悟をして話すと決めたのだ。
パト「メリア・・・」
パトは心配そうにメリアに声を掛けるが、メリアも覚悟を決めたのか、話す。
メリア「あの政策、言ってない部分が多いです、まず、あの政策の目的はご主人が従属神の子と距離を縮めるものです、それは話しましたよね?」
パト「そうだ、でもそれは」
メリア「私はこの政策の本質は【依存と信仰】による【洗脳】です。」
パトは驚く、パトがまったく想像とは違う話だったからだ。
メリア「この政策に必要なのは従属神の【愛】でした、本来はその愛を利用してそのまま契りを結び、そこから【ご主人の遺伝子を持つ特別な存在】と考えさせ、ご主人に【依存】させること、ですがこれは今回の政策と変わりません、肉体的ではないだけで、本質は同じ」
メリア「従属神が頑張れば頑張る程評価される、そしてご主人はその従属神と出会う、もちろん凄く良い子です、きっとご主人も気に入ります、そんな子を私が選びますから。」
メリアは言いきった。
メリア「そしてご主人とその従属神を上手く関係を築きあげ、そして関係を持ってもらう、もちろん契りの話です。」
パト「・・・確かに契りの件は言わなかったけど、メリアの言い方からしてそこまでは想定しているとは考えていた、でも!それは俺の問題だから身体の関係さえ俺が持たなければって!」
メリア「せつなく来られてもですか?」
メリアはそういうとパトの足を撫でる、
メリア「耳元で誘惑されても?」
メリアはそう言いながらパトの首筋を舌でなぞり、そして耳を甘噛みし、囁く
メリア「抱いてください、私、凄くせつないです・・・パト君・・・」
メリアはそうパトの耳元で甘く囁きながら足を撫でていた手をパトの股間へと手を移動させ、ゆっくり撫でる、パトはそんなメリアの極上の誘惑に負けそうになるが、話す
パト「俺は・・・」
メリア「抱いてください・・・私を愛してください、アナタの好きにしていいですよ?」
パト「ああ・・・」
パトは完全にメリアの誘惑に負けた、今にもメリアを抱きしめたい、こんな話なんて全て投げてメリアを堪能したい、そんな欲望に身体全体が飲まれそうになる。
メリア「ほら、ダメじゃないですか・・・」
メリアはそう言うとそのまま行為を続ける。パトはもう抗うのを辞めた。
だがメリアは人段落ついたと判断し、中途半端に辞める。
メリア「この続きはこの話が終わってからです。」
メリアはそう言いながら服が少し乱れ、胸元がはだけている状態で話を戻す、
パトも生殺しを受けたため、中々興奮が治まらない中メリアの話を聞く。
メリア「今回は私だからきっとご主人は欲情してくれたと思います、ですがその従属の子がもしここまでご主人を求めた時、ご主人は断る事が出来るのですか?ご主人はその従属の子を一生愛さないつもりですか?」
メリアは顔を赤らめながらもパトに問う。
メリア「愛は様々、肉体関係が全てではない、そういう方も居ます、ですが生物も神も本能は種の繁栄です、求める以上、それだけの愛情を主であるご主人から欲しいのです、その想いをご主人は無視するつもりですか?それはあまりにも残酷ではないですか?」
メリアはパトに聞く、パトもメリアにそう言われると「確かにそうかもしれない」と考える。
メリア「専属神の子達を本当に大事に考えてくれているのは嬉しいです、ですが私は専属神は特別でもいいです、でもそれと一緒にご主人に好意を誠意を向けてくれる子の気持ちにも向き合ってあげて欲しいのです、その時はもちろんご主人の気持ちもありますが、関係が良好ならご主人もまんざらではないはずです」
メリアはそう話す。
パト「そうだね、そう考えるとそうだ、俺は・・・抱く、それがその子への最大の愛情表現なんだ、ならしっかり答えてあげないと・・・だね」
メリア「そうです、なら抱いてくれますか?その子達を・・・」
パト「ああ、その時、俺がその子に好意を置き、相手も俺を愛してくれるなら・・・」
パトはそう話す、メリアは満足そうな笑顔をする、だがメリアはベッドから立ち上がり、パトに言い放つ。
メリア「だから駄目なんです。ご主人・・・」
メリアは凄く悲しそうにパトに告げる。
パト「どういうことだよ・・・だってメリアがさっき」
メリア「そうです、私がそうお願いし、【誘導】しました。」
メリアは誘導と言い放ち、そのままパトに質問する。
メリア「ではパト君に質問です、例えばその従属神の子と肉体関係を持てばどうなると思いますか?」
メリアはパトに質問する、パトは頭が働かないが、思いついた事を言う
パト「多分、そのまま数人とどんどん関係を持つ子が増える・・・」
メリア「正解です、愛情表現で納得した以上、ご主人はきっと複数の子と関係を持ちますね」
メリアはそのまま質問を続ける
メリア「では次の質問です!パト君が複数の子と関係を持つと誰が不満を持ちますか?」
「不満?それは専属神の子達だろう?」と考えたが、きっとそう言いたいのではないとパトは考えるが答えが出なかった。
メリア「わかりませんか?正解は【今だ関係を持てない従属神】です。」
パトはメリアの答えに驚く。
メリア「従属神も【専属神なら、特別従属神なら】と役職の違いで納得してきましたが、同じ役職の子がパト君に愛されたと知れば、きっと凄く頑張ると思います、そこで私の狙いである【依存と信仰による洗脳】は確定します。」
パトはメリアの考えているプランの深さに驚きを隠せない。
メリア「では次の質問です!頑張る従属の子達が増えました、ですがもちろん頑張っても報われない子も多く出てきます、ではそんな状況が続くとどうなると思いますか?」
今回の質問は簡単だった、パトでもすぐに答えが出た。
パト「不満が生まれる、つまり【暴動】だ・・・」
メリア「正解です、報われた従属神はパト君の遺伝子を頂き、名前を覚えられ、愛される、だけど運悪く報われない、努力や成果を出しても他の優秀な従属神がよりよい結果を出せばチャンスがなくなる、そんな従属神達は【不公平だ!!】と暴動を起こしますね、そこでパト君にとって最大の危機が訪れるでしょう」
つまりメリアは暴動がおこる、そんな不祥事やデメリットも込みでこの政策を提案したという事だ。
メリア「では次の質問、その時パト君はどうやってその問題に対処するでしょうか?」
パトは既にわからない、わかるはずがない。だが少しパトの様子を見てメリアが答える。
メリア「答えは、【暴動を起こした従属神の子達と肉体関係を持ち契りを交わし、暴動を治める】です」
パトはメリアの答えに驚く、
パト「なんでだ?!なんで俺がそんな事をすると!!」
メリア「従属神の不満は【不公平】ですよ?しかもそれは【愛ゆえの嫉妬】から来ています、この暴動が起きる時点で私の【洗脳】は完全に完了している、その合図になるのです。そしてその嫉妬心を収めるためには専属神では不可能、他の誰にも対処不可能ですね」
メリアはまだ話す
メリア「暴動反逆罪で処刑しますか?きっと残りの従属神はご主人の愛に冷め、裏切りや批判が生まれるでしょう。私が抑制しますか?抑えてもその場しのぎでしょう、恐らくその暴動の矛先は【関係を持った従属神】に向くでしょう」
メリアはいくつかの提案をし、その結果をただただ話す。
メリア「ではどうするか、【ご主人が暴動を起こした従属神の【嫉妬心】を収めるしかない】そうなるんですよ、それしか方法が無くなります。」
パトはメリアの話を聞いていると【オセロ】を連想した。
パトはオセロが得意ではないが、途中、最後の方になると相手の定められた場所にしかコマを置くことが出来ず、気付けば敗北の道が出来上がっていた・・・そんなイメージ。
メリア「では最後の質問です。暴動はご主人が肉体関係を持ち、愛すことで解決しました、ではその次はどんな問題が起きるでしょうか?」
パト「もうわかった・・・【暴動を起こさなかった残りの従属神】だろ・・・」
簡単だった、声を荒げた従属神が愛されるのだ、黙って御利巧に見ていた従属神は納得がいかないだろう、つまり【二度、三度の反乱や暴動】になる。
パト「つまり、その時、暴動を起こさなかった従属神に反感を買われないために俺が残りの従属神とも関係を作る、つまり肉体関係だ・・・はは、凄いな・・・」
【【100万人の従属神と契りを交わす】と何も変わっていない】
パトはメリアが誘導するまま、答えを出し、結論を出す、その答えは【変わらない現実】だった。
メリア「わかりましたか?これが私の考えたプランです、ここまでの想定が必要なんです、この話は琴歌ちゃんにも話しましたが、琴歌ちゃんは【肉体関係を持たせようとする】所までは気づきましたけど、私の本質まではまったくわかっていませんでした。」
パトは絶句する。圧倒的敗北、それはパトの意見を汲み取ったようでまったく汲み取っていない。
メリアの当初の意見のままだった。しかもメリアの【洗脳】も含めてだ。
メリア「ごめんなさい、だから嫌だったんです、パト君は国の政治に関わるべきではありません、私に言ってくだされば悪いようにはしません!!だからパト君はもう!国の政治に関わらないでください!今回の件はパト君が先に結論を出し進めてしまったから、私が最善の答えを出した結果です。それ以外は暴動しかなかったから・・・」
メリアは泣きそうになりながらパトに説得する。
メリア「政治は汚いんです、騙し、貶し、脅し、そして地位を奪うために晒す、なんでもありです、だからこんな汚れた私を見てほしくなかった・・・でもこのままパト君が知らないままだと今回のようにパト君を騙さないといけない!そんなの耐えられません!!・・・だから教えました。全部。」
メリアはその場で泣き崩れる、パトはその場で項垂れるが、メリアの傍まで行き、メリアを抱きしめる。
パト「完敗だ、流石メリアだな、泣くな、俺はそんなメリアが大好きなんだ、俺の事を誰よりも第一に考えてくれるメリアを俺が嫌う訳が無い・・・ごめんな、いつも辛い想いばかりさせて・・・」
パトはメリアの頭を撫で、キスをする。それはメリアにとって最高の愛情表現だった。
パト「メリア、罪悪感なんて必要ない、メリアは俺の穴埋めをしただけなんだ、陥れる気はないんだろう?」
メリア「ないよ、そんなの絶対にしないよ・・・」
パト「ならいいじゃないか、むしろ全部教えてくれてありがとう、無知のままだときっと俺はもっと大きな過ちをしていたかもしれない。」
メリア「パト君の政策は素晴らしいものです、ですが私がそれをしなかったのはパト君の負担と気持ちに考慮していたからです、だからパト君がこの政策を始めた以上、この結果しかありえなかったのです。」
パト「本当にすごいな、一体どれだけ先がわかるんだ、俺はそんな先のことまで考えてなかった。」
メリア「政治は難しいんですよ~」
メリアはパトの中で指でツンツンとしながら話す、そして上目ずかいで、泣いて顔を真っ赤なメリアを見るとパトはそのままメリアをベッドに押し倒し、営みを始める・・・
パトは心の中で決めた。
「国に対する事は全てメリアに任せよう、きっと悪いようにはしない・・・だけど任せっきりはダメだ、俺もしっかり国について理解するんだ」
続く。
パトはメリアに呼ばれ、早朝から玉座に居た。
そこにはパトの付き人としてメルリア・月花・ソルテの3名の同行し、話を聞いていた。
内容は琴歌に話していた件そのものだった、
メリア「はい、なので従属神に序列を設け、従属神内でも明確な順位を作り、貢献してもらおうと思っております。」
月花「採点方法も業務成績というより、総長、メリアちゃん、パトの3人の判断、まあ結果重視じゃなければいいわね、結果重視にしてしまうと競争が始まって、皆無理しちゃうから」
ソルテ「そうですね、優秀な従属神が分かれば私達にとっても明確に見えてくるものがありそうですね」
メルリアはメリアの提案に何か言いたそうに立っている
パト「メルリア、言っていいぞ」
メルリア「ありがとうございます、アナタ」
メルリアはパトに頭を下げ、メリアに話す。
メルリア「従属神の忠誠を誰よりも意識していた貴女がこの制度を推す理由はなに?」
メリア「もちろん忠誠ですよ、ですがそうですね、頑張っても名声も何もなく、ご主人にも気付いてもらえないのはあまりにも理不尽じゃないですか・・・」
メリアはメルリアに話し、パトにも向く
メリア「私は確かに一度政策を白紙にしました、ですが、気持ちまでは捨てていません、ご主人、貴方は顔も知らない相手を抱けない、そう言いますが、なら顔を知る、仲良くしようとする努力をするのですか?この一年、殆ど城に居てまともに従属神と関わりがなかったのに?それはあまりにも従属神が可哀そうです、どんなに忠誠を誓っても見返りがないのですから、それはわかりますか?ご主人?」
メリアの言葉に息を詰めるパト。
パト「ああ・・・そうだな・・・」
月花「でもそれはパトの気持ちだってあるわ、メリアちゃんもパトの気持ちを考えて」
メリア「月花ちゃん、貴女も心当たりがあるはずですよ?努力を認めてくれない、実らない、【対価を求めるのは邪道】と綺麗事を言うのは簡単ですが、人も神をそう簡単ではありません、願いを叶えるのなら貢物は必要です、対価は必須なのです、それは忠誠も同じ、なのに今のご主人は【忠誠を誓え、帝国のために身を捧げろ、だが私はお前達の望む物は渡さない】と宣言するようなものです。それがどれほど残酷か」
パトの表情がどんどん暗くなっていく
ソルテ「メリア様、これ以上は」
メリア「国の政策の話ですよ?言い過ぎなんて事はありません、それが責任です、国の政策に首をツッコむとはこういう事を言います、今ご主人は【革命】の首謀者です、一気に国を変えたんです、その政策が中途半端ならここまで言われるのは当然でしょう」
メルリア「つまりメリアは今回の制度は旦那様の気持ちも汲みとり、そして従属神の意見も汲み取った、従属神にチャンスを与えたかったと」
メリア「はい、頑張った成果はあってもいいと思うのです、それが序列制度です、頑張った者にご主人があって【いつもありがとう】と名前を呼んで褒める、それがどれほど従属神や配下神が望んでいるか」
メリアはそう話す、あくまでパトと従属神との関係を上手く繋ぐためだと・・・
パト「わかった、メリアの政策に賛成だ、俺が中途半端な決意で生んだ問題、ならここまでメリアが考え、出してくれた案を俺が却下する理由はない、むしろ最初の案を下げてくれて俺は嬉しい」
メリア「では、この政策で進めてもいいですか?ご主人・・・」
メリアはそう言いながら既に用意していた証明書をパトの前に置く、
パトはその書類に目を通す、メリアが説明した内容通りの事がそこには書かれていたため、パトは了承する。
パト「ああ、これで政策をお願いするよ、メリア」
メリア「ありがとうございます、後ご主人、今夜私の部屋に来てもらっていいですか?」
メリアが夜の誘いをした、パトも
パト「わかった、メリアの誘いを断るわけないだろ」
と了承する。だがその二人の間にはどこかギスギスしていた、そのためその場に居た3人も【何か話すつもりだな】と考えていた。
・・・・・・・
夜、パトはメリアの部屋に到着し、部屋に入る
メリア「待ってましたよ、ご主人!」
メリアは入って来た早々パトに飛びつき、抱き着く、そして互いに抱き合いながらキスをし、ベッドにくつろぐ
メリア「何か飲み物要りますか?」
パト「ジュースお願い、さっぱりしたものがいいな」
メリア「わかりました!任せてください!」
いつも通りのメリアだった、朝のギスギスした雰囲気とは全く違うメリア、パトも今のメリアの姿を見て安心するが、だがパト自身気になっていた事があったため、緊張感をしっかりもっていた。
パト「それで、今日はなんで呼んだんだ?」
メリア「そうですね・・・強いて言うなら夜のお勉強ですね・・・」
メリアはわざといやらしい言葉の使い方をする、パトも一瞬卑猥な妄想をするがすぐに切り替える。
パト「お勉強・・・今回のことか・・・」
メリア「そうです、今のご主人は政治という分野に関してまったくお話にならないので私が直接お勉強会をします」
メリアはパトの横に座り、ゆっくり話す。
メリア「ご主人、今日の政策の件、正直どう思います?」
パト「いい案だと思う、俺の意見も考えてくれているし、従属神の事も考えている、俺は多分これ以上のいい案を出せないと思うかな」
メリア「・・・ダメですね、まったく気付いていません」
メリアが少しため息をする。パトは不思議に思うが、メリアはパトの耳元でボソっと話す。
メリア「きっとこの話を聞けば私の事が嫌いになると思います、私は耐えられません、だけど話します、ご主人のために、だから心して聞いてください。」
メリアの声は震えていた、メリアがもっとも恐れている事、それはパトに嫌われるかもしれないという事だった、だからしっかり覚悟をして話すと決めたのだ。
パト「メリア・・・」
パトは心配そうにメリアに声を掛けるが、メリアも覚悟を決めたのか、話す。
メリア「あの政策、言ってない部分が多いです、まず、あの政策の目的はご主人が従属神の子と距離を縮めるものです、それは話しましたよね?」
パト「そうだ、でもそれは」
メリア「私はこの政策の本質は【依存と信仰】による【洗脳】です。」
パトは驚く、パトがまったく想像とは違う話だったからだ。
メリア「この政策に必要なのは従属神の【愛】でした、本来はその愛を利用してそのまま契りを結び、そこから【ご主人の遺伝子を持つ特別な存在】と考えさせ、ご主人に【依存】させること、ですがこれは今回の政策と変わりません、肉体的ではないだけで、本質は同じ」
メリア「従属神が頑張れば頑張る程評価される、そしてご主人はその従属神と出会う、もちろん凄く良い子です、きっとご主人も気に入ります、そんな子を私が選びますから。」
メリアは言いきった。
メリア「そしてご主人とその従属神を上手く関係を築きあげ、そして関係を持ってもらう、もちろん契りの話です。」
パト「・・・確かに契りの件は言わなかったけど、メリアの言い方からしてそこまでは想定しているとは考えていた、でも!それは俺の問題だから身体の関係さえ俺が持たなければって!」
メリア「せつなく来られてもですか?」
メリアはそういうとパトの足を撫でる、
メリア「耳元で誘惑されても?」
メリアはそう言いながらパトの首筋を舌でなぞり、そして耳を甘噛みし、囁く
メリア「抱いてください、私、凄くせつないです・・・パト君・・・」
メリアはそうパトの耳元で甘く囁きながら足を撫でていた手をパトの股間へと手を移動させ、ゆっくり撫でる、パトはそんなメリアの極上の誘惑に負けそうになるが、話す
パト「俺は・・・」
メリア「抱いてください・・・私を愛してください、アナタの好きにしていいですよ?」
パト「ああ・・・」
パトは完全にメリアの誘惑に負けた、今にもメリアを抱きしめたい、こんな話なんて全て投げてメリアを堪能したい、そんな欲望に身体全体が飲まれそうになる。
メリア「ほら、ダメじゃないですか・・・」
メリアはそう言うとそのまま行為を続ける。パトはもう抗うのを辞めた。
だがメリアは人段落ついたと判断し、中途半端に辞める。
メリア「この続きはこの話が終わってからです。」
メリアはそう言いながら服が少し乱れ、胸元がはだけている状態で話を戻す、
パトも生殺しを受けたため、中々興奮が治まらない中メリアの話を聞く。
メリア「今回は私だからきっとご主人は欲情してくれたと思います、ですがその従属の子がもしここまでご主人を求めた時、ご主人は断る事が出来るのですか?ご主人はその従属の子を一生愛さないつもりですか?」
メリアは顔を赤らめながらもパトに問う。
メリア「愛は様々、肉体関係が全てではない、そういう方も居ます、ですが生物も神も本能は種の繁栄です、求める以上、それだけの愛情を主であるご主人から欲しいのです、その想いをご主人は無視するつもりですか?それはあまりにも残酷ではないですか?」
メリアはパトに聞く、パトもメリアにそう言われると「確かにそうかもしれない」と考える。
メリア「専属神の子達を本当に大事に考えてくれているのは嬉しいです、ですが私は専属神は特別でもいいです、でもそれと一緒にご主人に好意を誠意を向けてくれる子の気持ちにも向き合ってあげて欲しいのです、その時はもちろんご主人の気持ちもありますが、関係が良好ならご主人もまんざらではないはずです」
メリアはそう話す。
パト「そうだね、そう考えるとそうだ、俺は・・・抱く、それがその子への最大の愛情表現なんだ、ならしっかり答えてあげないと・・・だね」
メリア「そうです、なら抱いてくれますか?その子達を・・・」
パト「ああ、その時、俺がその子に好意を置き、相手も俺を愛してくれるなら・・・」
パトはそう話す、メリアは満足そうな笑顔をする、だがメリアはベッドから立ち上がり、パトに言い放つ。
メリア「だから駄目なんです。ご主人・・・」
メリアは凄く悲しそうにパトに告げる。
パト「どういうことだよ・・・だってメリアがさっき」
メリア「そうです、私がそうお願いし、【誘導】しました。」
メリアは誘導と言い放ち、そのままパトに質問する。
メリア「ではパト君に質問です、例えばその従属神の子と肉体関係を持てばどうなると思いますか?」
メリアはパトに質問する、パトは頭が働かないが、思いついた事を言う
パト「多分、そのまま数人とどんどん関係を持つ子が増える・・・」
メリア「正解です、愛情表現で納得した以上、ご主人はきっと複数の子と関係を持ちますね」
メリアはそのまま質問を続ける
メリア「では次の質問です!パト君が複数の子と関係を持つと誰が不満を持ちますか?」
「不満?それは専属神の子達だろう?」と考えたが、きっとそう言いたいのではないとパトは考えるが答えが出なかった。
メリア「わかりませんか?正解は【今だ関係を持てない従属神】です。」
パトはメリアの答えに驚く。
メリア「従属神も【専属神なら、特別従属神なら】と役職の違いで納得してきましたが、同じ役職の子がパト君に愛されたと知れば、きっと凄く頑張ると思います、そこで私の狙いである【依存と信仰による洗脳】は確定します。」
パトはメリアの考えているプランの深さに驚きを隠せない。
メリア「では次の質問です!頑張る従属の子達が増えました、ですがもちろん頑張っても報われない子も多く出てきます、ではそんな状況が続くとどうなると思いますか?」
今回の質問は簡単だった、パトでもすぐに答えが出た。
パト「不満が生まれる、つまり【暴動】だ・・・」
メリア「正解です、報われた従属神はパト君の遺伝子を頂き、名前を覚えられ、愛される、だけど運悪く報われない、努力や成果を出しても他の優秀な従属神がよりよい結果を出せばチャンスがなくなる、そんな従属神達は【不公平だ!!】と暴動を起こしますね、そこでパト君にとって最大の危機が訪れるでしょう」
つまりメリアは暴動がおこる、そんな不祥事やデメリットも込みでこの政策を提案したという事だ。
メリア「では次の質問、その時パト君はどうやってその問題に対処するでしょうか?」
パトは既にわからない、わかるはずがない。だが少しパトの様子を見てメリアが答える。
メリア「答えは、【暴動を起こした従属神の子達と肉体関係を持ち契りを交わし、暴動を治める】です」
パトはメリアの答えに驚く、
パト「なんでだ?!なんで俺がそんな事をすると!!」
メリア「従属神の不満は【不公平】ですよ?しかもそれは【愛ゆえの嫉妬】から来ています、この暴動が起きる時点で私の【洗脳】は完全に完了している、その合図になるのです。そしてその嫉妬心を収めるためには専属神では不可能、他の誰にも対処不可能ですね」
メリアはまだ話す
メリア「暴動反逆罪で処刑しますか?きっと残りの従属神はご主人の愛に冷め、裏切りや批判が生まれるでしょう。私が抑制しますか?抑えてもその場しのぎでしょう、恐らくその暴動の矛先は【関係を持った従属神】に向くでしょう」
メリアはいくつかの提案をし、その結果をただただ話す。
メリア「ではどうするか、【ご主人が暴動を起こした従属神の【嫉妬心】を収めるしかない】そうなるんですよ、それしか方法が無くなります。」
パトはメリアの話を聞いていると【オセロ】を連想した。
パトはオセロが得意ではないが、途中、最後の方になると相手の定められた場所にしかコマを置くことが出来ず、気付けば敗北の道が出来上がっていた・・・そんなイメージ。
メリア「では最後の質問です。暴動はご主人が肉体関係を持ち、愛すことで解決しました、ではその次はどんな問題が起きるでしょうか?」
パト「もうわかった・・・【暴動を起こさなかった残りの従属神】だろ・・・」
簡単だった、声を荒げた従属神が愛されるのだ、黙って御利巧に見ていた従属神は納得がいかないだろう、つまり【二度、三度の反乱や暴動】になる。
パト「つまり、その時、暴動を起こさなかった従属神に反感を買われないために俺が残りの従属神とも関係を作る、つまり肉体関係だ・・・はは、凄いな・・・」
【【100万人の従属神と契りを交わす】と何も変わっていない】
パトはメリアが誘導するまま、答えを出し、結論を出す、その答えは【変わらない現実】だった。
メリア「わかりましたか?これが私の考えたプランです、ここまでの想定が必要なんです、この話は琴歌ちゃんにも話しましたが、琴歌ちゃんは【肉体関係を持たせようとする】所までは気づきましたけど、私の本質まではまったくわかっていませんでした。」
パトは絶句する。圧倒的敗北、それはパトの意見を汲み取ったようでまったく汲み取っていない。
メリアの当初の意見のままだった。しかもメリアの【洗脳】も含めてだ。
メリア「ごめんなさい、だから嫌だったんです、パト君は国の政治に関わるべきではありません、私に言ってくだされば悪いようにはしません!!だからパト君はもう!国の政治に関わらないでください!今回の件はパト君が先に結論を出し進めてしまったから、私が最善の答えを出した結果です。それ以外は暴動しかなかったから・・・」
メリアは泣きそうになりながらパトに説得する。
メリア「政治は汚いんです、騙し、貶し、脅し、そして地位を奪うために晒す、なんでもありです、だからこんな汚れた私を見てほしくなかった・・・でもこのままパト君が知らないままだと今回のようにパト君を騙さないといけない!そんなの耐えられません!!・・・だから教えました。全部。」
メリアはその場で泣き崩れる、パトはその場で項垂れるが、メリアの傍まで行き、メリアを抱きしめる。
パト「完敗だ、流石メリアだな、泣くな、俺はそんなメリアが大好きなんだ、俺の事を誰よりも第一に考えてくれるメリアを俺が嫌う訳が無い・・・ごめんな、いつも辛い想いばかりさせて・・・」
パトはメリアの頭を撫で、キスをする。それはメリアにとって最高の愛情表現だった。
パト「メリア、罪悪感なんて必要ない、メリアは俺の穴埋めをしただけなんだ、陥れる気はないんだろう?」
メリア「ないよ、そんなの絶対にしないよ・・・」
パト「ならいいじゃないか、むしろ全部教えてくれてありがとう、無知のままだときっと俺はもっと大きな過ちをしていたかもしれない。」
メリア「パト君の政策は素晴らしいものです、ですが私がそれをしなかったのはパト君の負担と気持ちに考慮していたからです、だからパト君がこの政策を始めた以上、この結果しかありえなかったのです。」
パト「本当にすごいな、一体どれだけ先がわかるんだ、俺はそんな先のことまで考えてなかった。」
メリア「政治は難しいんですよ~」
メリアはパトの中で指でツンツンとしながら話す、そして上目ずかいで、泣いて顔を真っ赤なメリアを見るとパトはそのままメリアをベッドに押し倒し、営みを始める・・・
パトは心の中で決めた。
「国に対する事は全てメリアに任せよう、きっと悪いようにはしない・・・だけど任せっきりはダメだ、俺もしっかり国について理解するんだ」
続く。
