2022年09月16日
No.34 メイドイン!テイコク!4
アリシアは帝国管轄の国政策会議に出ており、現在は休憩という事で控え室で休憩していた。
アリシア(まずこの惑星の資源を安定化させないと争いは収まらない、国民が不自由なく暮らせてやっとスタート地点、まだまだ時間がかかりそうね。)
アリシアはそう思いながらも、さほど難しい案件とは思っておらず、別件の案件に目を通していた。
その時、帝国の案件に目が止まる。
アリシア(パト様の政策、色々問題点はありますが、案としては素晴らしいですね、後は足りない部分を私や琴歌ちゃん、メリア様が埋めていけばいいと思っていたのですが・・・)
パトはメリアの【100万従属神との契り】を否定した。つまりメリアがパトの政策に対して対立、もしくは策を張ることになる。
アリシア「パト様には政治は少し苦重すぎますね、国民全員が幸せになる。これは私の理想でもあるから協力したいのですけど。」
アリシアは【帝国管轄含む全ての国民の幸福】を築き、活動している。
アリシア(きっと私がパト様をここまで動かした元凶、私はパト様にとやかく言えない。パト様とメリア様に委ねるしか。)
アリシアは月花の件で自信がなくなり、
自身の今までのやり方を改めながら活動していた。
・・・・・・
引き続き、政策の方針を話すメリアと琴歌
メリア「とりあえず【100万従属神との契り】は白紙ですね、これ以上いくと私がご主人に嫌われますからね。」
琴歌「そうですね、この件は国だけの事ならまだしも、パト君に対する肉体的、精神的負担が大きすぎます。【100万従属神覚醒化】の心身の負担もまだあります。それに加え性行為を含めたら恐らく私達専属神、特に賛成派の信頼度は無くなると自覚した方がいいですね。」
メリア「ええ、だから私は代案を出します。」
琴歌「代案?それは?」
メリアは琴歌の疑問に答える
メリア「【帝国専属・従属神序列化評価制度】です。そうですね、例えば1年の内に2回、従属神の持ち点を加点する方式で評価します。」
メリアはホワイトボードに書く
・専属神、特別従属神、【専属】と付く役職は適応しない
・持ち点は100点、各部隊の総長が100点満点で活動評価を採点する。
・その後、帝王代理が100点満点の活動評価を採点する。
・最後に帝王が100点満点の活動評価を採点する。
・計300点満点で採点が行われ、その点数を個人のポイントに加点する。それが帝国内地位を表すポイントで、ポイント順で序列を作る
メリア「こんなところですね」
琴歌「私達はどうやって採点を?」
メリア「今まで通り私が国の重要度という視点で、つけます。特別従属は主である専属神の順位によって決めます。」
メリアは専属神が特別従属神より下に下がることは許さない
特別従属神が従属神より下の序列を与える訳にはいかない。
そういう帝国の序列バランスを守るための免除と説明する。
琴歌「妥当ですね、各部隊の総長が採点は分かります。ですがメリアさんとパト君が採点する理由は?」
メリア「序列は身内びいきされたら困りますからね、だから帝国に貢献出来ているか、それを私がしっかり評価します。」
琴歌「メリアさんの部隊は?」
メリア「こればかりは副総長に任せるしかないわね、フェアにいかないと。」
琴歌は特に聞いて問題は無さそうだと考えるが1つ疑問があった。
琴歌「パト君が採点・・・これは・・・」
不可能だ。パトは常に城の玉座に居る、つまり侍女部隊や近衛部隊はまだしも、他の部隊の状況なんかわかるはずがないのだ。
琴歌「ここですか、メリアさんの狙いは。」
メリア「狙い?聞きますよ。」
琴歌「パト君は従属神と接点がありません、出来ても侍女部隊か近衛部隊だけです。なのに何故パト君が採点をするか・・・これは評価点ではなく、【どれだけパト君に気に入られ、媚びを売って、名前を覚えて貰えるか】の点数ですね。」
メリアが少し笑う、琴歌は話を続ける
琴歌「しかもやり方が意地悪い。私達の評価点が一番正確でしょう、ですがメリアさんは間違いなく詳しくない、つまり採点の信ぴょう性がない。それはつまり【パト君が従属神に気をかける】きっかけを作る。それがメリアさんが採点する目的。」
琴歌が言う流れはこうだ。
各部隊総長が評価する
↓
メリアが気に入った子を高く評価する
↓
メリアがパトが採点する時に告げ口等し、評価の高い従属神に興味を持たせる
↓
パトが従属神を呼び、互いに仲良くなり、その過程で【契りを結ぶ】
琴歌「・・・何が白紙ですか、最終的にやろうとしてる事は同じじゃないですか、そこにパト君の意思が入っただけですよ!」
メリア「流石、よく見抜いたわね、でもまだ半分」
メリアは不敵に笑う。
琴歌「半分?!まだ何が!!」
メリア「神も人も主に長く忠誠を誓わせるにはどうしたらいいと思う?琴歌ちゃん?」
琴歌「えっと・・・」
メリア「依存・信仰・愛です。」
メリア「今の従属神は【愛】があります、それがあればまず裏切りはない、だけど感情を縛るのは弱すぎる、だから【依存】です。」
メリア「頑張れば愛が実る、忠誠を強く誓い、愛されればと動く、そしてご主人がその頑張りを評価すれば配下は喜び、どんどん【依存】する、依存すれば他者の誘惑には耳を貸さない、何故なら【自分の居場所はここだ、主はパト様だ】と脳と身体がそう認識するからです。」
琴歌はメリアが話す姿に怯える。
メリア「そして【飴と鞭】を与えられ続けた従属神は【依存】する。そして【依存者】が増え集団になれば【信仰】になる。圧倒的主と認識し絶対的忠誠者が生まれる。どうですか?」
琴歌「怖いです、メリアさんが。」
メリア「先程言いましたが確かに【100万従属神との契り】では肉体的な縛りしかありません。ですが愛する者と結ばれる。愛する者の大事な遺伝子を分け与えられる。これ程の甘い【飴】を与えてしまえば精神支配など容易なんですよ。」
メリアは【依存し崇拝しきった絶対的忠誠を持つ従属神】を一気に100万名作る。
それがメリアの政策の答えだった。
琴歌「時間が掛かるだけで・・・何もかわらない。」
メリア「ですが、そこに【ご主人の意思】を入れる事でご主人の精神的負担はなくなります。自分自身が好きで抱いたって事ですからね、言い訳は出来ませんし、私は咎めません。」
メリアの起点には琴歌でも強く恐怖する。
格の違いがはっきり見えてしまっていたからだ。
メリア「琴歌ちゃん、今貴女に話したのは教育です。もっと広く考え、それを悟られないようにしなさい、正直者では個人的には好かれても、政治では愚か者です。」
琴歌(私ではやっぱり勝てない。メリアさんが絶対に通すと決めた政策や法案、方針で私やアリシア様は勝てた事がない、メリアさんが負けるのはそこまでメリアさんが気にしてないものだけ。むしろメリアさんからある程度納得して引いてる感じ、やっぱり私は未熟なんですね。)
メリア「では明日、私はご主人に提案しますね、琴歌ちゃんも休みなさい」
琴歌「はい。おやすみなさい。」
琴歌は出ていく。
メリア「私の手の内を晒して、でもそれをご主人に言わないのは私個人としては素敵で信用に値しますが、甘いです。勝ちたいならもっと汚くならないと、使えるものは全て使う、それが普通ですよ、琴歌ちゃん、」
メリアは明日、パトに話す
続く
アリシア(まずこの惑星の資源を安定化させないと争いは収まらない、国民が不自由なく暮らせてやっとスタート地点、まだまだ時間がかかりそうね。)
アリシアはそう思いながらも、さほど難しい案件とは思っておらず、別件の案件に目を通していた。
その時、帝国の案件に目が止まる。
アリシア(パト様の政策、色々問題点はありますが、案としては素晴らしいですね、後は足りない部分を私や琴歌ちゃん、メリア様が埋めていけばいいと思っていたのですが・・・)
パトはメリアの【100万従属神との契り】を否定した。つまりメリアがパトの政策に対して対立、もしくは策を張ることになる。
アリシア「パト様には政治は少し苦重すぎますね、国民全員が幸せになる。これは私の理想でもあるから協力したいのですけど。」
アリシアは【帝国管轄含む全ての国民の幸福】を築き、活動している。
アリシア(きっと私がパト様をここまで動かした元凶、私はパト様にとやかく言えない。パト様とメリア様に委ねるしか。)
アリシアは月花の件で自信がなくなり、
自身の今までのやり方を改めながら活動していた。
・・・・・・
引き続き、政策の方針を話すメリアと琴歌
メリア「とりあえず【100万従属神との契り】は白紙ですね、これ以上いくと私がご主人に嫌われますからね。」
琴歌「そうですね、この件は国だけの事ならまだしも、パト君に対する肉体的、精神的負担が大きすぎます。【100万従属神覚醒化】の心身の負担もまだあります。それに加え性行為を含めたら恐らく私達専属神、特に賛成派の信頼度は無くなると自覚した方がいいですね。」
メリア「ええ、だから私は代案を出します。」
琴歌「代案?それは?」
メリアは琴歌の疑問に答える
メリア「【帝国専属・従属神序列化評価制度】です。そうですね、例えば1年の内に2回、従属神の持ち点を加点する方式で評価します。」
メリアはホワイトボードに書く
・専属神、特別従属神、【専属】と付く役職は適応しない
・持ち点は100点、各部隊の総長が100点満点で活動評価を採点する。
・その後、帝王代理が100点満点の活動評価を採点する。
・最後に帝王が100点満点の活動評価を採点する。
・計300点満点で採点が行われ、その点数を個人のポイントに加点する。それが帝国内地位を表すポイントで、ポイント順で序列を作る
メリア「こんなところですね」
琴歌「私達はどうやって採点を?」
メリア「今まで通り私が国の重要度という視点で、つけます。特別従属は主である専属神の順位によって決めます。」
メリアは専属神が特別従属神より下に下がることは許さない
特別従属神が従属神より下の序列を与える訳にはいかない。
そういう帝国の序列バランスを守るための免除と説明する。
琴歌「妥当ですね、各部隊の総長が採点は分かります。ですがメリアさんとパト君が採点する理由は?」
メリア「序列は身内びいきされたら困りますからね、だから帝国に貢献出来ているか、それを私がしっかり評価します。」
琴歌「メリアさんの部隊は?」
メリア「こればかりは副総長に任せるしかないわね、フェアにいかないと。」
琴歌は特に聞いて問題は無さそうだと考えるが1つ疑問があった。
琴歌「パト君が採点・・・これは・・・」
不可能だ。パトは常に城の玉座に居る、つまり侍女部隊や近衛部隊はまだしも、他の部隊の状況なんかわかるはずがないのだ。
琴歌「ここですか、メリアさんの狙いは。」
メリア「狙い?聞きますよ。」
琴歌「パト君は従属神と接点がありません、出来ても侍女部隊か近衛部隊だけです。なのに何故パト君が採点をするか・・・これは評価点ではなく、【どれだけパト君に気に入られ、媚びを売って、名前を覚えて貰えるか】の点数ですね。」
メリアが少し笑う、琴歌は話を続ける
琴歌「しかもやり方が意地悪い。私達の評価点が一番正確でしょう、ですがメリアさんは間違いなく詳しくない、つまり採点の信ぴょう性がない。それはつまり【パト君が従属神に気をかける】きっかけを作る。それがメリアさんが採点する目的。」
琴歌が言う流れはこうだ。
各部隊総長が評価する
↓
メリアが気に入った子を高く評価する
↓
メリアがパトが採点する時に告げ口等し、評価の高い従属神に興味を持たせる
↓
パトが従属神を呼び、互いに仲良くなり、その過程で【契りを結ぶ】
琴歌「・・・何が白紙ですか、最終的にやろうとしてる事は同じじゃないですか、そこにパト君の意思が入っただけですよ!」
メリア「流石、よく見抜いたわね、でもまだ半分」
メリアは不敵に笑う。
琴歌「半分?!まだ何が!!」
メリア「神も人も主に長く忠誠を誓わせるにはどうしたらいいと思う?琴歌ちゃん?」
琴歌「えっと・・・」
メリア「依存・信仰・愛です。」
メリア「今の従属神は【愛】があります、それがあればまず裏切りはない、だけど感情を縛るのは弱すぎる、だから【依存】です。」
メリア「頑張れば愛が実る、忠誠を強く誓い、愛されればと動く、そしてご主人がその頑張りを評価すれば配下は喜び、どんどん【依存】する、依存すれば他者の誘惑には耳を貸さない、何故なら【自分の居場所はここだ、主はパト様だ】と脳と身体がそう認識するからです。」
琴歌はメリアが話す姿に怯える。
メリア「そして【飴と鞭】を与えられ続けた従属神は【依存】する。そして【依存者】が増え集団になれば【信仰】になる。圧倒的主と認識し絶対的忠誠者が生まれる。どうですか?」
琴歌「怖いです、メリアさんが。」
メリア「先程言いましたが確かに【100万従属神との契り】では肉体的な縛りしかありません。ですが愛する者と結ばれる。愛する者の大事な遺伝子を分け与えられる。これ程の甘い【飴】を与えてしまえば精神支配など容易なんですよ。」
メリアは【依存し崇拝しきった絶対的忠誠を持つ従属神】を一気に100万名作る。
それがメリアの政策の答えだった。
琴歌「時間が掛かるだけで・・・何もかわらない。」
メリア「ですが、そこに【ご主人の意思】を入れる事でご主人の精神的負担はなくなります。自分自身が好きで抱いたって事ですからね、言い訳は出来ませんし、私は咎めません。」
メリアの起点には琴歌でも強く恐怖する。
格の違いがはっきり見えてしまっていたからだ。
メリア「琴歌ちゃん、今貴女に話したのは教育です。もっと広く考え、それを悟られないようにしなさい、正直者では個人的には好かれても、政治では愚か者です。」
琴歌(私ではやっぱり勝てない。メリアさんが絶対に通すと決めた政策や法案、方針で私やアリシア様は勝てた事がない、メリアさんが負けるのはそこまでメリアさんが気にしてないものだけ。むしろメリアさんからある程度納得して引いてる感じ、やっぱり私は未熟なんですね。)
メリア「では明日、私はご主人に提案しますね、琴歌ちゃんも休みなさい」
琴歌「はい。おやすみなさい。」
琴歌は出ていく。
メリア「私の手の内を晒して、でもそれをご主人に言わないのは私個人としては素敵で信用に値しますが、甘いです。勝ちたいならもっと汚くならないと、使えるものは全て使う、それが普通ですよ、琴歌ちゃん、」
メリアは明日、パトに話す
続く
patopatoblog at 15:22│日常
