No.31 限界を迎えた月花4│No.33 メイドイン!テイコク!3

2022年09月13日

No.32 メイドイン!テイコク!2

パト「はぁ」

月花「どうしたの?パト?最近疲れてるわね」

パト「ああ、価値観の違いって本当怖いよな、正直頭が痛いや」

月花「そうね、私もそればかりは気持ちがモヤモヤするわね、でも覚醒までは頑張ったじゃない」

パト「うぅ、あれはあれでキツかった。100万名の女性とキスだぞ、俺は水だけ、神の世界に衛生的概念も乏しいから休みなしだし、寝てる間もずっと進行す続けて、というか気になり過ぎて寝れなくて・・・うう、悪夢を見そうだ・・・」

パトは従属神を増やすという自身の政策をこなすためにパトの神羅万象支配の影響を使った究極進化を促し、従属を増やす事には成功した。

メリアもそこに関しては大満足らしく、メリアの政策である【従属の独占化】はパトは手を出す気がないのだ。

パト「独占化ってそんなに大事なのかな、月花」

月花「裏切りを無くす意味では効果絶大ね、寝返る事はないから、でもそれは異性との関係を築く時限定で、同性の主を持つのなら意味のない代物だと思うけど、メルリア様はどう思います?」

メルリア「そうですね、実際その通りです、ですが、同性であれ、異性であれ、神は誰かの従属や専属、手を出している神や生き物を手を出すということを好みません、私ももしシスリットが誰かと肉体的契りを交わしていたのなら恐らく側近には起きませんし重役や幹部には起きません。何故なら一生自身との良好的関係にはなれないと既に宣言されているものですからね」

パト「そうか、つまり俺が手を出しておく、つまりマーキングしておくと誰も今の従属には手を出そうとしない・・・でも捨て駒なら?」

メルリア「ありえますね、ですがえっと、契りを交わした従属を殺害、誘拐するというのはもはや宣戦布告と同義、そう捉える神々も多いですね」

パト「そうか、やっぱりメリアが提案するだけあって、それなりの牽制や抑制が働いてしまうのか・・・」

メルリア「本当すみません、アナタ、私達の価値観を押し付けてしまって・・・」

パト「いいんだ、でも俺は流石に反逆は辞めて欲しいけど、それでも自由に恋愛して自由にしてほしいんだけどな」

月花「それは無理ね、メリアちゃん言ってたけど、そもそも帝国に入れている段階でパトの物に成程の堅い決意を持つ者を厳選して入れていると言ってたもの」

パト「つまり、今まで居た従属神は俺と契りを交わすこと自体に不満はないのか・・・」

メルリア「むしろ光栄、望んでいますね。」

パトは再度頭を抱える。

月花「それに今回メリアが選んだ100万の従属神はその延長、配下神からポテンシャルの高さを見抜き、パトに絶対的好意と忠誠を持っている子を選んでる。状況ははっきり言って帝国としては最高の結果だけど、パトとしては厳しい結果ね」

パト「はぁ・・・」

パトはため息をつき、メルリアに尋ねる

パト「そういえばソルテはどうしたんだ?」

メルリア「自分の部隊隊員を選んでいると思います。今99万人の従属神は帝国に新しく出来た、【帝国城下町】に住んでいます。そして毎日各部隊からのスカウトのために帝国城に足を運んでいるようです。それでソルテはメリアからアナタの侍女部隊ということで、最優先選択権を貰って一番最初に選ばせて貰っているらしいです」

月花「その次は私の【帝王直属近衛部隊】、その次は琴歌ちゃんの【帝国政治部隊】その次がアリシア様の【帝王代理直属近衛部隊】、そしてメリアちゃんが作った【帝国情報暗部部隊】ここからは残り部隊が定員数まで自由にスカウト!って感じね」

パト「あくまで俺の直属が最優先ってことか」

月花「まあ、信頼度もそうだし、実力とか、性能、ポテンシャルが従属の中でも優秀くらいじゃないとね・・・侍女部隊にそれが必要なのか知らないけど・・・」

メルリア「必要ですね、私が専属として選ばれた理由もそうですけど、侍女が人質になったり足を引っ張るようなら不要、そのまま魂を砕いて死ねってメリアなら言うでしょう。つまりそれほど帝王直属に求められるポテンシャルと神格は必須ということなんです。」

メルリアはボソっと「出なければ私の国を奪われたのに納得いきません」と呟いたがパトと月花は聞かないようにした。

・・・・・・

ソルテはあまりにも多すぎる従属神達に圧倒しそうになるが、頑張って探りを入れる。

ソルテ(流石究極進化をしているだけはある、皆ポテンシャルが高すぎる、恐らく育てれば神王クラスまでは簡単に育つ。)

そのうえ、パトの帝オーラを多く受け取ることでパトの神羅万象支配で究極進化を果たした神々のポテンシャルは大幅に上がり、実力も上がる。専属神達はパトとの交わる回数が多いため、従属神とは比にならない程の帝オーラを貰っているため、同じ究極進化を果たしていても性能が全く別物なのである。

レベルで言えば従属神がレベル1だとすれば、専属神はレベル80。

例え同じ種族の神だとしてもまったく性能が違う、それほどの差があった。

ソルテ(パトさんが好きそうな子、パトさんが求めそうな子、パトさんが発情しそうな子、パトさんと気が合いそうな子、そんな子を・・・)

ソルテ「待って・・・私そこまで詳しく知らない・・・」

ソルテは自分や専属神を愛してくれているのは知っている、そしてパトはギャップ萌えが好きなのも知っている、だが実際の所、女性の好みを聞いたことないのだ!

ソルテ「決めれない!でも本人に直接聞いてもきっと答えてくれない!どうすれば!」

ソルテは考え、常にパトの思考を読めるカナを思い出した。

ソルテ(月花ちゃんは常にパトの傍に居るから駄目だけど、カナならわかる!確かあの子は部隊の引っ越しで護衛部隊の人達と設備建設をしていたはず!)

ソルテはとりあえずカナの所に向かった。

・・・・・・
カナ「え?パトの好みのタイプ?」

ソルテ「そう!見た目とか性格とかでもいいんです!侍女を決めたいのですが、パトさんの好まない女性を選んで一生従わせるのも酷な話、だからせめてちょっとでもわかればと思って・・・」

カナ「ソルテ様が困ってるなら力を貸さないとね!ラル様!ソルテ様の相談に乗りたいので、休憩に入っていいですか?」

ラル(冷徹)「いいわよ、しっかりソルテの役に立ちなさい」

・・・・・・・

カナ「それで、パトの好みだよね?専属神の皆みたいな性格や容姿が好きだよ?」

ソルテ「それは愛してくれているのだから当然知ってます!もっと!細かい所を知りたいの!」

カナ「そうだなぁ~、もう、性格ドストライク!!っみたいなタイプはね、琴歌ちゃんかな~、パトって根はすっごく大人しいというか、根暗だから琴歌ちゃんみたいな子の方がパト的には凄くいいみたいかな~、後ハクもだね!琴歌ちゃんとハクみたいな性格な子が好き!多分間違いないかな~」

カナが一生懸命考え、ソルテを見た後、ソルテは少し悲しんでいた。

ソルテ「私だって・・・凄く大人しいのに・・・」シュン

カナ「リアルの方のソルテ様も凄くタイプだと思うよ、だって嫌がらないし、むしろ秘書として厳しくしている時よりもそっちの方にドキドキしてる感じだし!」

ソルテは花が咲いたような笑顔になる

ソルテ「そう?そう??良かった~~、仕事の姿は別に作ってるものだからあれだけど、リアルの方を嫌われてたらどうしようって~~」

カナ(可愛いなぁ・・・でもソルテ様はそれもあるけど、性格というか、在り方がパトと似てるからパトは絶対好みのはずなんだけどね~)

カナはそう考えていたが目の前のソルテが満足そうなので、敢えて言わない事にする。

ソルテ「なら見た目は!!ここも重要です!ショートですか!ロングですか!!」

カナ「見た目の好みはドストライクは雪花と月花だね、ショートで前髪パッツン?みたいな髪型が好みだね~、別にそれだけってわけじゃないけど・・・」

カナは悩まし気に言う

ソルテ「どうしたの?」

カナ「えっとね、メンドクサイ話なんだけど、こんな性格で役職の子ならこんな見た目の方がいい!!って感じで強く定まってないんだよ、だから比較的に雪花とか月花みたいな子が気になっているのかな~?って感じ?だってそれなら私の前髪も今頃パッツンにされてるしね!手入れはパトがしてくれてるし!」

ソルテ「成程、明確な答えがないのね、ちなみにメイドの場合の理想像は?」

カナ「前髪パッツン、髪はセミロングからロングまでOK、ある程度成長した見た目ならCカップ以上は欲しい、まだ未発達みたいな子に関してはそこに当てはめない、常に尽くし、常に愛され、常に傍に居てくれる」

ソルテ「結構幅広いわね・・・」

カナ「確か男友達(要と道影)と話してた内容だったと思う・・・つまり清楚系であることに強い拘りがあるみたい!ゲテモノ系とか柄が悪い系、逆に硬すぎる系はNGみたいだね!」

ソルテ「成程、物腰柔らかく、温厚で・・・ってそれってメルリア様じゃない?」

カナ「それだ!!メルリア様!パトすっごくメルリア様が理想過ぎる侍女だからかなり喜んでいたよ!」

ソルテ「ふふふ・・・絞れたわね・・・」

カナ「あ、でもあまりにも女々しすぎるとパト疲れるからね?」

ソルテ「そうなの?!」

カナ「うん、ここだけの話、男の子の趣味の話だったり、男の子特融の話が出来ない、理解されない、趣味を共有できないのがパトにとって帝国の一番の不満点と言っても過言ではないから、ソルテの直属部隊に居る娯楽相手担当の【聖鬼神【橙】アルディ】みたいな子がある程度いた方がいいかも」

ソルテ「確かに・・・そういえばそういう趣味を共有できるのって雪花ちゃんと月花ちゃんくらいだと思っていたわ」

カナ「ふふん!私もだよ!私はこう見えて男子特融の会話なり趣味は正通している!まあ、それは全部パトの知識のせいだけど、でも!そのおかげで私の地位は強いよ?」

ソルテ「私も理解を示した方が・・・」

カナ「とりあえず、女々しすぎる子は居てもいいけど居すぎるとパトが疲れるよ、ただでさえ専属で常に付きっきりのメルリア様でかなり満足してるんだから」

ソルテ「うう」

カナ「そもそも、多数の侍女はパト嫌がってるはずだから、ただでさえ、身の回りに、常時でソルテ様、月花、メルリア様の3人が居て、雪花とラル様が外出時とか、暇時に配置されてる。そこにメイドまであの玉座に数十人も居たら、もうパト気を休める場所が無くなってハゲるよ?」

ソルテ「悪手なのかな・・・」

カナ「かなりの悪手だね、多分、今の方針のまま、侍女を大量追加したらパトから笑顔消えるよ?後、従属との性行為も相当嫌がってるしね、キスはパト自身が提案したから我慢したけど、あれも精神ギリギリ、そんなまだ癒えてない状態で侍女を追加したらもうダメ、せめて侍女や近衛部隊の前だけは素のパトで居させてあげないと」

カナはパトの一番の内部的理解者である。
パトの内心を全て知っているため、パトの嫌がる事は絶対にしない、そういう事が徹底して出来るため、カナは専属神の中でも絶対的な信頼感があるのだ。

ソルテ「凄く参考になるわね・・・なんか相談事があればカナちゃんに聞けば良さそうだわ」

カナ「うん!ソルテ様に頼られるのは嫌いじゃないからドンドン来て!秘書は大変そうだしね!なんたってあのパトの秘書だもん!メンドクサイよね!」

カナはあっさりと笑って見せる。

ソルテ「メンドクサイって・・・」

カナ「いいの、忠誠を見せすぎるとパトは気が滅入る、そんな王族みたいな思考回路と常識を持ち合わせていないんだから、もっと友達みたいに居てあげないと。性行為とかだってパトの価値観に合わせてあげよう?国以前に、パトがこの国を捨てちゃうよ?正直メリアで成り立ってるわけだし、」

ソルテはカナの言葉に反省するばかりだった。
国やパトの未来の事ばかり考え、今のパトの価値観や気持ちを考えていなかった。

ソルテ「そっか、ただでさえ精神的に疲弊している時にここまでの追い打ちをしたらパトさんから失望されてしまうわね・・・私、秘書失格かも」

カナ「だね、でも秘書はそんな主の嫌がる事でも仕事として厳しく立ち振る舞う、それが出来るのがソルテ様だけだから選ばれたんでしょ?なら自身持って!パトはソルテ様すっごく大好きなんだから!」

ソルテ「そう、ならもう少し考えるわ、99万も居るんだもの、2000名なんてきっとすぐに見つかるわ」

ソルテはそう言いながら、方針と考え方と変えて、カナのアドバイスに則った子を採用出来るように再度従属達が居る控室に向かう、

ソルテ(とりあえず今日は目星をつける!!それから厳しく審査する!!)

ソルテのメイド探しはまだまだ続く!!

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