No.202 第四期の女帝達 episode1│No.204 第四期の女帝達episode2

2026年05月04日

No.203 経営対策会議(微R18)

パトは帝国で多くの女性を見て来た。
全員が可愛らしく、綺麗であったためパトの目は随分と肥えてしまっていたのだろう。

エウレカ探偵事務所で働いていると逆恨みを買う事も珍しくもなく、
時には会社自体の評判を下げてやろうと権力者が裏でスクープを掴ませて弱みを握らせてやろうと罠を仕掛ける。

その代表的な例がハニートラップだ。

芸能人や著名人、スポーツ選手が異性との不純異性交遊が摘発され問題になる。

現代においてそのような問題が多く上がっている。
都合よくそこにスクープを狙う者が居る、都合よく情報をリークする身内が存在する。
都合よくイメージが悪いという理由だけで起用をやめる企業がいる。

全てが都合よく起こってしまう。
それが罠としての特徴ともいえるだろう。

本来誰もがスクープを警戒している、隙を見せるものは少ないだろう、だが出て来るのは何故か?
油断していた?気が緩んでいた?相手の方が一枚上手だった?

それは仕組まれていた事だとすればどうだろうか?

有名な話で言えばアイドルだ。

アイドルというのは基本異性と付き合う事はNGとされている。
もちろんアイドルを目指す子はそのことを充分に理解してアイドルを目指し、そしてアイドルとなって
ステージに立っている。

歌が上手い事、ダンスが出来る事、体力がある事、表現力、愛嬌がある事、可愛い事、そんな要素を全て満たしてやっとアイドルというステージに立てる。そこから有名なグループとなれば勿論それだけ厳しくもあるだろう。

だが日々異性との関係でグループを脱退するアイドルが後を絶たない。
一時的な性欲がそれまでの努力を上回ってしまうのか?

一部はそうだろうが蓋を開けて見れば少し違う、そこには計画的な犯行が存在する。
どの業界にも昔から存在する事だが

悪役と守る役が存在する。

悪役とはターゲットに執拗に悪口や迷惑行為等で攻撃をする役。

守る役はそのターゲットを守る側の役、そして関係性を深めて肉体関係まで発展させ情報をリークし金を生み出す役。

ターゲットを依存させ陥れる昔から現在に至るまで使用される手口の一つだ。
攻撃され続ければ人は誰かを頼りたくなる、そうでなくとも寄り添ってくれる人が居れば寄り添いたくなるもの、そういう心理を利用してくるのだ。

・・・・・・
パト「というようにこういう仕事をしていると多くの罠が存在する、相手がどこかのお偉いさんだったり、政治家だったりするとまあ、ネット批判とか、現実的所でいう理不尽な事に巻き込まれる事も沢山あるだろう、圧力もきっとかかってくる、そうなると弱みを握らせて、表に出たら会社の皆に迷惑が掛かる、誤解されるとか考えて自分で抱え込んで結果的に取り返しのつかない事になる・・・という事も考えられるだろう、それについて考えようか」

琴歌「圧力は実際ありますね、弱みというのはどのような場面が多いのでしょうか」

雪花「場面なんて関係ないでしょ、今どきAIで何処にでも居るように編集出来る時代よ、それがオフィスで男のお客さんと話してたとしても編集でラブホの前にすることだって余裕でしょうよ」

ミーエル「私達は絶対にそういうハニトラに掛かる事はないにしても、世間ではそういう情報は餌食になりやすいからね~、怖い怖い」

パト「そうだ、つまりこっちもそのような事にならないように帝国では護衛する役割の子達が居た、事実それで助かった事も多かった。近寄って来た相手が一般人なのか否かも全て見定めて、そして逐一証拠として動画を残しているという事もあった、だけど今その役割を担える人が居ない」

雪花「こっちも犯罪をしているようなものだから表には出せない証拠って奴になっちゃうのよね」

月花「そもそも動画を撮り続けるなんて容量的にも現実的じゃない、しかもプライベートも含みだしたらほぼ不可能かしらね」

雪花「用心棒というかヤクザとかで脅して「うちのバックにも○○組がおるんやで!ちょっかい出しら海に沈めんぞーー!!」って出来たらいいけどヤクザと関係性がある会社は排除ってよく言われてるのよね、武力が最も強い交渉手段なのにそれを奪うあたり日本も中々に面倒臭いわよね」

月花「別に日本に限った話じゃないけどね、でもそれは表ではの話でしょ、裏ではしっかりヤバイ連中と繋がりはある、何度も探偵の依頼をしていて「うわ~、この情報はヤバイな~」って内容はいくらでもあったわ、皆表では法を守ってるけど、裏ではもうそれはそれは無法も良い所よ、視えないから好き放題、視えないからこそ何をしても証拠にならない、上の連中が正統と言えば正統になる世界なのはどこも一緒なのよ」

パト「はい、とりあえず今回の議題はこれまで、ここは女性が9割を占める会社だ、となれば逆ハニトラを仕掛けて来るパターンは多いだろう、「○○と仲良くしないと仕事が回って来なくなるよ」みたいな圧力はこれからかなり多いだろう、肉体関係を求めて来る奴も居るだろうな、断った結果あからさまに仕事が減るのも想定済みだ、だからこそ防衛軍の仕事は抑えている、最悪は国潰しも悪くない、別に正義の味方じゃないからな、ここで失敗しても帝国があると考えて欲しくはないが、ダメなら徹底的に潰す、売られた喧嘩は相手が謝るまで辞めない、それだけは忘れるな、解散」

・・・・・・
パト「って話をしてたんですけどね・・・」

白鳳「まあ、お前の所は女が多いからな、そういう輩に遭遇する確率はかなり高いだろうな」

パトと白鳳は自宅で飲んでいた。
そこには琴歌も居た。

白鳳「琴歌だったらどうする?お前が営業なら一番遭遇率が高いだろう」

白鳳は琴歌に対して質問する。

琴歌「そうですね、枕営業自体は表に出てないだけでそれなりにあると思います、綺麗事なしにきっとそれで成り上った人も多く居るでしょうね、その現実はまずしっかりと見たうえで言いますと脅し返しますね。これは帝国でのやり方なのですが、相手が有利な脅しは最初は頭を悩ませるものです、相手が求める事を答えなければ全て失敗、むしろ相手が求めた事以上の事をするから優遇しろって話を持っていくのがどれほど簡単か、それはアリシア様やメリアさんから教わりました。」

パト「そんな教育があるのか」

琴歌がパトの傍に座り演技を始める。

琴歌「ねえ、パト様、私と肉体関係を持ってくれるなら今後の商談や情報のリークをしてもいいんですが・・・」

パトは琴歌の演技に乗って断ってみる。

パト「そういうのは求めてないな」

琴歌「ではこの話はなかった事で、ですが今後この業界で仕事するとなれば色々大変だと思いますがね」

パトは成程、確かにこれは返答に困るなと考える。
白鳳は二人の演技を酒を飲みながら眺める。
すると琴歌がパト役で返答する。

琴歌「わかりました、これからもごひいきにお願いします、これからも関係を続けるにあたって、お力に慣れる事があるのなら・・・ほら営業がやりやすい」

パト「本当だな、これを断るとなるとどうなるんだ?」

琴歌「相手次第ですが、普通なら彼女経由では絶対に仕事が来ません、それどころか彼女の息が掛かっている会社からは絶対に仕事は入って来ないと考えた方がいいでしょう、肉体関係を求めて来ているにはそれだけでリスクです、ですがそれだけのリスクを冒しても問題ないだけの力があるから行ってくる手段でもあります、となれば断った時の損害はかなりのものと言えるでしょうね」

白鳳「結果その女の言いなりになって終わるってだけだけどな、言わば主導権が完全に女側になる以上お前はその女に対してイエスとしか答えられなくなる、女側の会社で不利益な事があれば即座にフォローに回らないとならない、これでお前は女王アリの元で働く働きアリってわけだ」

パト「恩恵が多い分リスクも多いと」

白鳳「目先の利益で見れば成功と言えるがそれは誰かに生かされている成功だ、己自身の成功とは違う、それを綺麗事と言うなら別に止めはしねえよ、懐に大量の金さえあれば一応この世界では成功者として生きていけるからな」

白鳳は酒を飲む。

白鳳「昔の俺ならとりあえず利益関係なく抱くな、つまり商談からマジもんの色恋に変えるんだ」

琴歌「最低ですけどお父さんらしいやり方ですね、メリアさんなら多分丸をつけていたと思います」

パト「成程、あくまで商売ではなく個人的な恋愛として肉体関係を持ってしまえばこっちにも勝機があると」

白鳳「ああ、これは男女関係なくだ、簡単に言えば惚れたほうの負けって奴だ、セフレでも結構おいしいけど、ここはガチで落とす、そうすれば立場が変わると思わないか?」

パト「ただそれ、刺されないか?何人にもそれをやるんだろ?」

白鳳「は?何人とも関係持つに決まってるだろ?俺が相手を惚れさせるんだぜ?こっちは相手に惚れてない、つまり誰の穴にチンコぶち込んでも自由って話だろうが」

琴歌「本当最低、表現が汚いですね、ですがパト君はそれくらいの事はしてほしいって気持ちはありますね、私達は別の手段になりそうですがね」

白鳳「恋愛が無理なら、脅すしかねえな、逆ハニトラって奴だ、危ない橋だが、乗ったふりをしてギリギリの所まで誘導するってやり方だ」

パト「ドラマで見た事ある!ホテルまで入って仲間に証拠の写真を抑えさせた所で騒いで問題にする、そしてそれを脅して立場を逆転させるやり方だ!」

白鳳「それだ、だがそれはそれなりに相手をその気にさせねえと駄目だ、つまり琴歌がパトじゃない他の男性の腕を掴んだり胸を押し付けたり、誘惑しないといけねえって事だが、まあ無理だな」

琴歌「無理ですね、殺した方が楽でいいです」

白鳳「物騒な事を・・・となると琴歌はどうやってそういう問題に向き合うんだ?」

琴歌「そもそもその仕事を取りません、汚い商売には汚い何かがついてきます、だから私は即切りますね、例えば今は安全と見ている防衛軍側の仕事も国からの圧が掛かればきっと私達から仕事を奪う事が可能でしょうね、エウレカ探偵事務所に仕事を与えるなってね」

白鳳「まあ、そう言ってきそうな連中は居るな、黙らせるけど」

パト「白鳳さんが居るのは本当心強いです、ですがそうなるときっと内輪内では済みませんよね、何かと因縁をつけて会社を潰しに掛かるでしょうね法的とか言いながら、印象操作だってしてくるかも、嫌がらせとかもあるかもね」

琴歌「出る杭は打たれる、きっと実際に杭を打とうとしている連中は何の杭を打ってるのかわかってない人でしょう、少額の報奨金で満足するような方はどの国にでも沢山居ますからね」

パト「どうするんだ?」

琴歌「ふふふ、実は考えているんです、知ってますか?最近サンがヤクザの組を乗っ取ったって話」

パト「聞いたことあるな、まさかそれを利用するつもりか?!」

琴歌「エウレカ探偵事務所の横にヤクザの事務所、そしてエウレカ探偵事務所のもう一つ横に警備会社、これはどうでしょうか?」

白鳳は笑った。

白鳳「流石だ!お前あくどいな!隣にヤクザの島があったら流石の馬鹿も手出ししにくいわな!しかも警備業が割と警察と繋がりがある奴らも多い、臭い噂を警備の連中に流せば警察の連中もヤクザの事務所に張り込みする事が増える、そうなれば馬鹿をする連中も減る、全てが全て上手くいくとは思わねえが防衛としては良い線だと思う」

琴歌「実はそれを想定してこの事務所を建てる時に多く土地を買っていたんですよ、だからある程度知名度がついてきたら次は警備会社ですかね、エウレカ警備会社とでも事業登録をして帝国から暇な子を連れて来てもいいかなって思っています、帝国も実際私達の動向を見て何かをしたくてウズウズしているのは知っていますから、なら形ばかりの会社を作ってやる事はやって貰おうって話です、ですがそうなれば経営者をやってもらう人が必要になりますね、元警察官とかも欲しい所です」

白鳳「そこの当てをどうせ俺にやらせるつもりだろ?いいぜ、お前ら既に防衛軍から有望株を奪って言ってるがこの際転職希望の連中と警察でやる気のある奴を見つけといてやるよ」

パト「本当助かる!ヤクザの方は?」

琴歌「それはパト君からサンに言ってください、あの子は私達よりもパト君の言葉を優先しますからね、いい子ではありますが手段を選ばない所はヤクザに向いていると思いますし、きっとうまくやるでしょう」

パト「僕は何も聞かなかった、視なかった事にしよう」

こうしてパト達は会社を守るための策を考えていった。



patopatoblog at 18:50│日常(R18) 
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