2023年10月14日
No.132 ノーデリカシー月詠家
月詠琴歌とパトは月詠家に行っていた。
それはあの月詠白鳳からの誘いだった。
ソルテ「パトさん、琴歌ちゃんのお父様からご連絡を貰っているのですが、どういたしましょう?」
パト「ソルテさんや、要件は何か聞いておりますかえ?」
ソルテ「なんですか、その喋り方?まあいいですけど、要件はパトさんと琴歌ちゃん二人で月詠家の実家に来いとの事らしいです」
パト「え、俺、なんか悪い事したっけ、心当たりあり過ぎて困るんだけど」
ソルテ「なかったらよかったのに・・・」
パト「ソルテさんよ、ここに来て俺は一体何人と肉体関係持っていると?そして日本はそんな複数の女性と関係を持つのは悪!奥さんが居て関係を持ってるようならもう死刑!俺の場合日本の妻は琴歌だけど、同じ日本出身の月花や雪花、奏星と肉体関係バリバリあるんだぞ、そりゃあ悪い事しか心あたりないだろ?帝国では合法であり推奨であってもだな・・・はぁ」
ソルテ「まあ、価値観はそれぞれですからね、それで向かいますか?」
パト「行かないと何言われるかわからないし、行くよ、琴歌にもアポ取っといて、結構荒れそうだけど」
ソルテ「了解!それじゃあ早速準備を、パトさんがいけるなら琴歌ちゃんの予定は優先出来ませんので、すぐに出発です」
パト「いや、別にいいだろ、琴歌の都合優先で」
ソルテ「ちなみに連絡ではすぐにとのことですよ?」
パト「あの人マジでこっちの都合フル無視だな・・・」
・・・・・・
琴歌「はぁ・・・デリカシーも無ければ常識も無いんですかね、あの親は、はぁ・・・」
琴歌があからさまに溜息をついていた、あれほど礼儀正しい琴歌がここまで露骨に態度で示すのは珍しく大体父親関係でよく見れる光景である。
パト「すまないねぇ、俺も呼ばれてるからさぁ」
琴歌「どうせ、顔を見せろとかその程度ですよ、まったく月詠家はどうも身勝手な人が多いです、シェインさんもそうですよ、義姉妹なので何度かお会いして食事とかした事あるのですが、まあ自由奔放ですね、私も結構帝国に来て体力が身に付いたと思いましたけど、あの人と居ると凄く疲れました」
琴歌はそう言いながらもシェインの話をしている時は楽しそうだった、恐らく琴歌にとって義姉妹というのは心地いいものなのだろうとパトは考えていた。
そして月詠白鳳から言われた住所まで移動し、数日程時間をかけて月詠家に到着した。
・・・・・・
琴歌「ここまで来るのにかなり時間とお金が掛かりましたね、しっかり後で請求しないと」
パトは琴歌の笑顔が黒い事に怯えながらも琴歌の機嫌を戻しながら高層タワーマンションの最上階番号を押し、インターホンを鳴らす。
白鳳「やっと来たか、入れ」
琴歌「労いの言葉の一言もないんですか?入れってなんですか?」
白鳳「琴歌うるさいぞ、ほら、立ち話をそんなところでしていても意味ないだろう」
白鳳はそう言い扉を開ける、
琴歌「上等です、今度こそあの人の頬にビンタしてやるんです!歌姫支配はこのためにあったのですね!行きましょう!パト君!」
パト「待って!絶対に違うから!それに来て早々親子喧嘩はマズいって!」
パトは焦りながら琴歌と共にエレベーターに乗り、最上階に向った。
・・・・・・
シェイン「おっつかれ~~、久しぶりだね~」
月詠家の部屋に入るとシェインが居た。
パト「あれ?なんでシェインさん居るの?仕事は?」
シェイン「バックレた!だって面倒臭いんだもん!大丈夫!うちの副隊長は優秀だから!私が手塩にかけて育てたんだよ!えっへん!」
シェインは大げさに胸を張る、そしてそうこう話していると白鳳が顔を出す。
白鳳「まったく来て早々なんでうちの娘は不機嫌なんだか、まったく嫁に出した途端に態度が変わるって本当だったんだな、女って怖いな」
パト(琴歌が不機嫌なのはほとんど貴方のせいですよ、なんて言えないな)
シェイン「え、どう考えてもハクホーが原因でしょ?デリカシーないからね~昔からそうだけど」
白鳳「どこがデリカシーないんだ?言ってみろ!」
シェイン「私が月詠家に養子で入った時とか、普通に私の下着とか一緒に洗ってたじゃん!普通気を使うものじゃない?」
白鳳「家族になったのに気を使う意味がわからんな、そもそも別々に分けて二回も洗濯機を回す方が手間だろ」
シェイン「他にも女性の日が来た時とか、ガッツリ手に持ってナプキン持ってくるし、私がイライラしてる時なんて「おう生理か、血生臭いぞ!魚かと思った!」とかほざきやがるし、この人強さを代償にデリカシーを捨てたんだなって諦めたよね、まあその影響で私もこんな性格になっちゃったわけだけども!!」
琴歌「ふっつうに最低じゃないですか、これで正義の味方なんて言ってるんですから正義って何なんでしょうね?」
白鳳「いちいち気を使う気にもならんな、そういえばシェイン、ご飯はまだか?お前が作ると聞いてシェフを呼んでないんだぞ?しっかりしろよ」
シェイン「ふふん!出来てるんだなぁ~~!ホレ!!」
シェインはそう言いながら机にさりげなく置いてあるポテトチップスを指さす
白鳳「お前これ普通のお菓子だろ、俺普段お菓子とか食わねえからわかんねえけど」
シェイン「わかってないな~、これだから中年は!これは私お手製のポテトチップスなの!超薄切り!パリパリなんだから!」
シェインはそう言いながら豪快にポテトチップスを食べる。
琴歌「私は油物得意じゃなかったので全然そのような料理はしていませんでしたね、少し頂きますね」
琴歌もシェインに続いてポテトチップスを食べた。
シェイン「へぇ!普段はどんな料理を作ってたの?」
琴歌「普段は野菜を中心としたメニューでしたね、後は麺類も良かったです、といってもラーメンはちょっと難しかったですけどね」
シェイン「ダメだぞ~ちゃんとお肉食べないと!野菜じゃ強くなれない!」
白鳳「お前は逆に野菜を食えよ、肉しか食わなねえだろ、偏りすぎて健康診断引っかかっても知らねえからな、隠ぺいしたら晒すからな」
シェイン「シェインちゃんはその分ちゃんと働いてるからセーフ!」
シェインと白鳳、琴歌は楽しそうに話していた。
パトはその光景を見て感慨深いなと考えていた。
パト(なんか琴歌が求めていた家庭がやっと出来たって感じだな、なんかこの場に俺が居るのもあれだし、本当のお母さん、もしくは正常なシアーネさんでも居たらもっと良かったんだろうな、でも今はこの家庭を俺が守らないとな、琴歌は歳は取らない、いつかこの二人共別れは来る、寿命じゃなくてもいつか戦いに身を置いているんだ、戦場で亡くなる可能性だって十分ある、だからこそ今目の前にある幸せは絶対に忘れたらダメだし、無駄にしたらいけない、やっと訪れた平和だからこそ願ってしまうよ)
パトは三人の会話を聞きながらそう考えていた。
・・・・・・
琴歌とシェインが会話で盛り上がっている間にパトはベランダで一息ついていた。
パト「高いな、こんなところから落ちたら人溜まりもないな」
白鳳「俺が仕事に行くときはここからだけどな、お前も降りて見るか?エレベーターは混んでいるからな」
パト「白鳳さん、娘二人と会話しなくていいんですか?」
白鳳「ああ、俺はお前に用があったからな、どうだ?帝国で琴歌は上手くやってるか?」
パト「もちろん、俺も流石に毎日会ってる訳じゃないですけど、会うたびに成長してると実感出来ますよ、今はもう白鳳さん相手でも怯む事もないですからね、さっきインターホン押したときなんてビンタしてやるって張り切ってましたよ」
白鳳「乱暴な野郎だな、誰に似たんだか、見た目は母親似なんだがな」
パト「わかりきってるじゃないですか、でも勝負事になると本当に白鳳さんを思い浮かべますよ、それくらい琴歌は勝負事に対して凄く強きというか」
白鳳「まったくだ、だがそうか、元気ならいいさ、お前らも上手くいってるんだろ、お前ら見てたらわかる、まあ、それでいい」
白鳳はそう言いながら窓越しから琴歌とシェインを見る
白鳳「俺は親としては間違いなく不合格な男だ、娘の考えていることなんて全然わからねえし、デリカシーと全然わからん、そもそも俺からしたらあいつらはずっとガキだ、どうしても大人の女性という目線では見れねえんだ、大人の女性なら俺もエスコート出来るんだがな、俺、モテてたからな!」
白鳳は笑う、そしてパトも笑う。
白鳳「おい、お前の所が落ち着いたらさっさと子供作れ、俺がいつでも面倒見てやる!今度は強く育ててやるよ!」
パト「気が早いですよ、俺と琴歌まだ20歳ですよ」
白鳳「タイミングなんてそれぞれだろ!あいつが母親になれば多少は俺がどれだけ大変だったかわかるだろうぜ」
パト「そうですね、でも俺も帝国での立場がありますから琴歌だけを特別視出来ないのは事実です、本当言えば自分の子供が出来たら一緒に育てていきたいんですけどね」
白鳳「てめぇの都合は知ってるよ、俺なら最高だーーーって思ったけど、それを義務にされると確かに嫌だな、それにこの歳になっても盛んで居ろっていうのは無理だ、あれはせいぜい30代までだわ、俺もまさか自分の性欲が衰えるとは夢にも思わなかったぜ」
白鳳はそう言いながらため息をつく
白鳳「頼んだぞ、息子、もう琴歌はお前に全面的に任せてる、俺はお前らの家庭を守る、それだけだ」
白鳳はそう言いながらパトの背中を叩き、部屋の中に入る。
パト(かっけぇな、あの人、最初あった時はクズだと思ってたんだけどな)
パトも部屋に入り、3人との会話に加わる。
白鳳の言葉でパトも月詠家の一員になれた気がして心地よかったのだ。
・・・・・・
次の日
白鳳「じゃあ気を付けて帰れよ」
パト「はい!」
琴歌「お父さんも体調には気を付けてくださいね」
そう挨拶を交わし、二人は帝国に戻る。
琴歌「はぁ、そういえば結局お父さんはなんで私達を呼んだんでしょうかね?」
パト「娘の元気な顔が見たかっただけだろう、不器用な人だよ、あの人は」
パトはクスっと笑いながら帝国に帰った。
それはあの月詠白鳳からの誘いだった。
ソルテ「パトさん、琴歌ちゃんのお父様からご連絡を貰っているのですが、どういたしましょう?」
パト「ソルテさんや、要件は何か聞いておりますかえ?」
ソルテ「なんですか、その喋り方?まあいいですけど、要件はパトさんと琴歌ちゃん二人で月詠家の実家に来いとの事らしいです」
パト「え、俺、なんか悪い事したっけ、心当たりあり過ぎて困るんだけど」
ソルテ「なかったらよかったのに・・・」
パト「ソルテさんよ、ここに来て俺は一体何人と肉体関係持っていると?そして日本はそんな複数の女性と関係を持つのは悪!奥さんが居て関係を持ってるようならもう死刑!俺の場合日本の妻は琴歌だけど、同じ日本出身の月花や雪花、奏星と肉体関係バリバリあるんだぞ、そりゃあ悪い事しか心あたりないだろ?帝国では合法であり推奨であってもだな・・・はぁ」
ソルテ「まあ、価値観はそれぞれですからね、それで向かいますか?」
パト「行かないと何言われるかわからないし、行くよ、琴歌にもアポ取っといて、結構荒れそうだけど」
ソルテ「了解!それじゃあ早速準備を、パトさんがいけるなら琴歌ちゃんの予定は優先出来ませんので、すぐに出発です」
パト「いや、別にいいだろ、琴歌の都合優先で」
ソルテ「ちなみに連絡ではすぐにとのことですよ?」
パト「あの人マジでこっちの都合フル無視だな・・・」
・・・・・・
琴歌「はぁ・・・デリカシーも無ければ常識も無いんですかね、あの親は、はぁ・・・」
琴歌があからさまに溜息をついていた、あれほど礼儀正しい琴歌がここまで露骨に態度で示すのは珍しく大体父親関係でよく見れる光景である。
パト「すまないねぇ、俺も呼ばれてるからさぁ」
琴歌「どうせ、顔を見せろとかその程度ですよ、まったく月詠家はどうも身勝手な人が多いです、シェインさんもそうですよ、義姉妹なので何度かお会いして食事とかした事あるのですが、まあ自由奔放ですね、私も結構帝国に来て体力が身に付いたと思いましたけど、あの人と居ると凄く疲れました」
琴歌はそう言いながらもシェインの話をしている時は楽しそうだった、恐らく琴歌にとって義姉妹というのは心地いいものなのだろうとパトは考えていた。
そして月詠白鳳から言われた住所まで移動し、数日程時間をかけて月詠家に到着した。
・・・・・・
琴歌「ここまで来るのにかなり時間とお金が掛かりましたね、しっかり後で請求しないと」
パトは琴歌の笑顔が黒い事に怯えながらも琴歌の機嫌を戻しながら高層タワーマンションの最上階番号を押し、インターホンを鳴らす。
白鳳「やっと来たか、入れ」
琴歌「労いの言葉の一言もないんですか?入れってなんですか?」
白鳳「琴歌うるさいぞ、ほら、立ち話をそんなところでしていても意味ないだろう」
白鳳はそう言い扉を開ける、
琴歌「上等です、今度こそあの人の頬にビンタしてやるんです!歌姫支配はこのためにあったのですね!行きましょう!パト君!」
パト「待って!絶対に違うから!それに来て早々親子喧嘩はマズいって!」
パトは焦りながら琴歌と共にエレベーターに乗り、最上階に向った。
・・・・・・
シェイン「おっつかれ~~、久しぶりだね~」
月詠家の部屋に入るとシェインが居た。
パト「あれ?なんでシェインさん居るの?仕事は?」
シェイン「バックレた!だって面倒臭いんだもん!大丈夫!うちの副隊長は優秀だから!私が手塩にかけて育てたんだよ!えっへん!」
シェインは大げさに胸を張る、そしてそうこう話していると白鳳が顔を出す。
白鳳「まったく来て早々なんでうちの娘は不機嫌なんだか、まったく嫁に出した途端に態度が変わるって本当だったんだな、女って怖いな」
パト(琴歌が不機嫌なのはほとんど貴方のせいですよ、なんて言えないな)
シェイン「え、どう考えてもハクホーが原因でしょ?デリカシーないからね~昔からそうだけど」
白鳳「どこがデリカシーないんだ?言ってみろ!」
シェイン「私が月詠家に養子で入った時とか、普通に私の下着とか一緒に洗ってたじゃん!普通気を使うものじゃない?」
白鳳「家族になったのに気を使う意味がわからんな、そもそも別々に分けて二回も洗濯機を回す方が手間だろ」
シェイン「他にも女性の日が来た時とか、ガッツリ手に持ってナプキン持ってくるし、私がイライラしてる時なんて「おう生理か、血生臭いぞ!魚かと思った!」とかほざきやがるし、この人強さを代償にデリカシーを捨てたんだなって諦めたよね、まあその影響で私もこんな性格になっちゃったわけだけども!!」
琴歌「ふっつうに最低じゃないですか、これで正義の味方なんて言ってるんですから正義って何なんでしょうね?」
白鳳「いちいち気を使う気にもならんな、そういえばシェイン、ご飯はまだか?お前が作ると聞いてシェフを呼んでないんだぞ?しっかりしろよ」
シェイン「ふふん!出来てるんだなぁ~~!ホレ!!」
シェインはそう言いながら机にさりげなく置いてあるポテトチップスを指さす
白鳳「お前これ普通のお菓子だろ、俺普段お菓子とか食わねえからわかんねえけど」
シェイン「わかってないな~、これだから中年は!これは私お手製のポテトチップスなの!超薄切り!パリパリなんだから!」
シェインはそう言いながら豪快にポテトチップスを食べる。
琴歌「私は油物得意じゃなかったので全然そのような料理はしていませんでしたね、少し頂きますね」
琴歌もシェインに続いてポテトチップスを食べた。
シェイン「へぇ!普段はどんな料理を作ってたの?」
琴歌「普段は野菜を中心としたメニューでしたね、後は麺類も良かったです、といってもラーメンはちょっと難しかったですけどね」
シェイン「ダメだぞ~ちゃんとお肉食べないと!野菜じゃ強くなれない!」
白鳳「お前は逆に野菜を食えよ、肉しか食わなねえだろ、偏りすぎて健康診断引っかかっても知らねえからな、隠ぺいしたら晒すからな」
シェイン「シェインちゃんはその分ちゃんと働いてるからセーフ!」
シェインと白鳳、琴歌は楽しそうに話していた。
パトはその光景を見て感慨深いなと考えていた。
パト(なんか琴歌が求めていた家庭がやっと出来たって感じだな、なんかこの場に俺が居るのもあれだし、本当のお母さん、もしくは正常なシアーネさんでも居たらもっと良かったんだろうな、でも今はこの家庭を俺が守らないとな、琴歌は歳は取らない、いつかこの二人共別れは来る、寿命じゃなくてもいつか戦いに身を置いているんだ、戦場で亡くなる可能性だって十分ある、だからこそ今目の前にある幸せは絶対に忘れたらダメだし、無駄にしたらいけない、やっと訪れた平和だからこそ願ってしまうよ)
パトは三人の会話を聞きながらそう考えていた。
・・・・・・
琴歌とシェインが会話で盛り上がっている間にパトはベランダで一息ついていた。
パト「高いな、こんなところから落ちたら人溜まりもないな」
白鳳「俺が仕事に行くときはここからだけどな、お前も降りて見るか?エレベーターは混んでいるからな」
パト「白鳳さん、娘二人と会話しなくていいんですか?」
白鳳「ああ、俺はお前に用があったからな、どうだ?帝国で琴歌は上手くやってるか?」
パト「もちろん、俺も流石に毎日会ってる訳じゃないですけど、会うたびに成長してると実感出来ますよ、今はもう白鳳さん相手でも怯む事もないですからね、さっきインターホン押したときなんてビンタしてやるって張り切ってましたよ」
白鳳「乱暴な野郎だな、誰に似たんだか、見た目は母親似なんだがな」
パト「わかりきってるじゃないですか、でも勝負事になると本当に白鳳さんを思い浮かべますよ、それくらい琴歌は勝負事に対して凄く強きというか」
白鳳「まったくだ、だがそうか、元気ならいいさ、お前らも上手くいってるんだろ、お前ら見てたらわかる、まあ、それでいい」
白鳳はそう言いながら窓越しから琴歌とシェインを見る
白鳳「俺は親としては間違いなく不合格な男だ、娘の考えていることなんて全然わからねえし、デリカシーと全然わからん、そもそも俺からしたらあいつらはずっとガキだ、どうしても大人の女性という目線では見れねえんだ、大人の女性なら俺もエスコート出来るんだがな、俺、モテてたからな!」
白鳳は笑う、そしてパトも笑う。
白鳳「おい、お前の所が落ち着いたらさっさと子供作れ、俺がいつでも面倒見てやる!今度は強く育ててやるよ!」
パト「気が早いですよ、俺と琴歌まだ20歳ですよ」
白鳳「タイミングなんてそれぞれだろ!あいつが母親になれば多少は俺がどれだけ大変だったかわかるだろうぜ」
パト「そうですね、でも俺も帝国での立場がありますから琴歌だけを特別視出来ないのは事実です、本当言えば自分の子供が出来たら一緒に育てていきたいんですけどね」
白鳳「てめぇの都合は知ってるよ、俺なら最高だーーーって思ったけど、それを義務にされると確かに嫌だな、それにこの歳になっても盛んで居ろっていうのは無理だ、あれはせいぜい30代までだわ、俺もまさか自分の性欲が衰えるとは夢にも思わなかったぜ」
白鳳はそう言いながらため息をつく
白鳳「頼んだぞ、息子、もう琴歌はお前に全面的に任せてる、俺はお前らの家庭を守る、それだけだ」
白鳳はそう言いながらパトの背中を叩き、部屋の中に入る。
パト(かっけぇな、あの人、最初あった時はクズだと思ってたんだけどな)
パトも部屋に入り、3人との会話に加わる。
白鳳の言葉でパトも月詠家の一員になれた気がして心地よかったのだ。
・・・・・・
次の日
白鳳「じゃあ気を付けて帰れよ」
パト「はい!」
琴歌「お父さんも体調には気を付けてくださいね」
そう挨拶を交わし、二人は帝国に戻る。
琴歌「はぁ、そういえば結局お父さんはなんで私達を呼んだんでしょうかね?」
パト「娘の元気な顔が見たかっただけだろう、不器用な人だよ、あの人は」
パトはクスっと笑いながら帝国に帰った。
