2023年09月01日
No.120 奴隷の少女 episode1
暗い部屋、ジメジメとした空間、狭い牢屋に入れられてた悪環境
???「ケホ、ケホ」
一人の少女は足枷のついた自分の足を見つめながらみすぼらしい服を身に纏っていた。
それは薄着であり、何日もお風呂に入ってないため自分の垢と部屋の汚れで服は薄汚れていた
少女の歳は今年で15歳、それなりに成長期を迎え、胸やお尻、初潮も既に迎えているが処方されるわけでもなく、ただそれらは糞尿と共に垂れ流す、到底人としての扱いではなかった。
ここは人身売買を生業としている悪徳組織の商売品保管倉庫だった。
・・・・・・
少女は12歳の頃、世界革命テロの影響で両親を亡くし、住んでいた町、身内全て無くしていた。
だが国はそれらの子供を保護せずに国の復興資金を得るために闇金に手を染める国も少なくなかった。
それが人身売買、自身の国の孤児を他国の人身売買を行う企業に安値で売ったのだ、
少女はその売られた一人だが、この3年間売れる事はなかった。
異世界ファンタジーなら悪趣味な貴族や成金が幼き幼女の身体、処女を喜び高値で購入するという事もあっただろう、だが時代と環境が悪かった。
世界テロにあったのは孤児を買った企業の国も同じ、比較的被害が少ない国は国税を増やし、復興に当てていた、その中でもお金持ちは税金のターゲットになり、高額の資金を国から奪われてしまっていた。
そのうえ、客となる人も被害でそれどころではなく、大企業を抱える富豪の資産は暴落、
つまり、お金持ちと呼ばれる人も自身の事で手一杯のため、それどころではなかったのだ。
悪徳業者はそこまでの流れは読めてなかったのだ、復興と不況が続く世の中では性の娯楽が富豪達の中で流行ると考えていたからだ。
経営者「クソ!全然売れやしねえ!維持費にいくら掛かると思ってんだ!!」ドカン!!!
経営者は悪態をついていた、今回で各国から100名の女子供を集めていた。
10歳程の子供から20歳前の女性までを揃えていた、だが売れない。
10歳~12歳は幼さもあり、比較的安値で設定されていた
13歳~18歳は初潮も迎え、それなりに発育と成長しているため高額に設定されていた
19歳~20歳はそれなりに自我と社会性を持っているため、奴隷や性奴隷としての需要が高く、それなりに高額な設定をされていた。
そして処女か否か、体のバランス、顔の整い、性格等で一人一人に値段が細かく設定されていた。
それが原因で10歳~12歳は元値が安値でも成長の可能性、性格の調教、ほぼ確実な処女、ほぼ皆無な男性経験というステータスを加えられ、もっとも高額取引に出されていたのだ。
少女はその高額設定が原因で誰も手を出さずに3年間牢屋の中で生活をしていた。
・・・・・・
少女は同じ牢屋の中に居る女性を眺めていた。
それは元々生きていた物だった。
???「・・・臭ってきた・・・気持ち悪い・・・」
元同居人だった女性は悪環境の中病に侵され、そのまま飢餓と共に亡くなってしまったのだ。
だがこの環境では珍しい事ではなく、少女が居たこの3年間で数十人が亡くなってしまったのだ。
???「私もこの人みたいに死んじゃうのかな・・・それなら早く死にたいな・・・」
夢も希望もない、少女はそう思いながら、死体を足で隅に寄せる、だからと言って臭いがマシになるわけではないが、不愉快な感情を少しでも和らげる事は出来た。
この3年間で売れた奴隷は10人前後、死んだ奴隷は60人前後、現在は20人程しか居なかった、
だが人身売買の経営者は経済が元に戻っている事ともう売れないと考えオークションに出店しようと考えているようだった。
少女はその話が聞こえ、少しの希望が差し込んだ。
???(もし私が選ばれたらこんな地獄から解放されるのかな、でも選んだ人が性欲にまみれたおじさんだったらきっと毎日性奴隷、そうじゃなくても無賃金労働の奴隷、どっちにしてもろくな環境じゃないのはわかる)
少女希望は一瞬で途絶えた、今居る地獄から次の地獄に移り変わるだけだと、なら結局希望を持つだけ意味ないんじゃないかと。
???(別に選ばれなくてもいいや、それより早くこのまま死んでしまいたい・・・)
・・・・・・
そして数日後、少女の身体に異変が起きた。
???「ケホ、ケホ、ケホ、ケホ!!」
少女は以前から咳をしていた、だが数日経つ事に日に日に悪化していった。
少女と同居していた死体は経営者が片付けたが、その場の液体まで片付けてはいなかった、
そのため悪臭は残り、ウジやハエも沢山沸いていた。
???(よく考えたら同居人が死んだのは初めてかも、もしかしてこの虫から菌が・・・最悪・・・)
少女はそう考えながら、だが座る気力もなく、そのまま冷たい地面に横たわっていた。
???(私、このまま死ぬのかな・・・死ぬのってやっぱり楽じゃないんだ・・・)
数日前からオークションに一人、また一人と連れて行かれる、だが恐らくここの経営者の奴隷管理が業界の中でも悪質なのだろうか、評判は悪く、その業者出品の奴隷は一切売れなかった。
少女はそのことについては経営者が怒鳴るような声が牢屋の中まで聞こえていた。
経営者「見た目は綺麗にしてても病気持ちの可能性があるだぁ?!ふざけんな!全然いい値で売れねえのにどうやって品質管理の金があるってんだ!大赤字だっつうの!!」
???(ざまあみろ、お前みたいな悪はそのまま不幸のどん底に落ちてしまえ・・・)
そんな事を考える少女だった。
・・・・・・
それから数日、異変は起こった。
少女は病気のままずっと伏していた、だがここ2日程、食料が配られないのだ。
少女(まさか・・・逃げた?嘘?そんなことってある?)
他の奴隷も飢餓で伏しており、水分は自身の尿を飲み、凌いでいた。
少女(もう最悪・・・とことん理不尽だ・・・)
少女はそう考え、意識が途絶えそうな中、扉が開く
雪花「居た!!パト!居たわ!!凄い臭い・・・結構人居るわよ・・・」
パト「月花に食料と布を、ミーエルはただちにここに居る被害者達の健康状態を確認しろ」
少女は女性の声と男性の声を聞いた、そのまま意識は途絶える・・・
・・・・・・
少女は目を覚ます、それは今まで見ていた薄暗い空間ではなく、白い天井、ここ数年ここまで白い白と照明の光に目がくらむ。
少女「・・・ここどこ?」
少女はそう喋り、自身の服装、そして今寝ている場所がベッドの上だという事に気付く。
少女「・・・私・・・助かったんだ・・・」
身体が軽い、あれだけ出ていた咳も止まっている、そして何より、体中に纏わりついていた薄汚れた自信の油垢がなくなっていた。
少女「他の人は・・・」
当たりを見回すがわからなかった。
そうこうしていると扉が開き、美しい身なりの女性が話しかけて来た。
ミーエル「目が覚めた?かなり酷い状態だったけど、もう大丈夫!むしろあの状態でよく生きた方だよ!うんうん!」
少女「あの・・・ここは?」
ミーエル「病室だけど?えっと何処の病室って言われたら、【エウレカ探偵事務所】の保健室みたいな所っとしか言えないかな」
少女はミーエルの言葉をなんとか理解しようとする、そして聞いた
少女「助けてくれてありがとう・・・えっとどういう状況ですか?」
ミーエル「う~ん、私も治療班として言っただけだから詳しくは知らないけど、主様が国に蔓延る人身売買を行う業者を捕まえ、被害者を救ってほしい、みたいな依頼をその国のお偉いさんから直接貰ったみたいだよ、それなりに高額報酬だからみんな張り切ってたけど」
ミーエルはペラペラと話す、だが少女にとって常識は12歳の頃で止まっているため、気にすることもなかった、だが12歳で教育が止まっている事もあり、理解出来ない言葉の方が多かった。
ミーエル「あ、話通じないといけないからちょっと脳を弄って私達の言語に修正しておいたからね!私達の言語は会話は成立するけど、貴女の母国の言語は聞く事は出来るけど、喋る事は出来ないから注意ね!」
少女「んん?えっと意味がわからない・・・けど私は助かったの?これからどうなるの?買われたの?」
ミーエル「買われた?いや、それはないけど、これからか~~、別に救ってからの事は私も知らないし、というか・・・えっと・・・」
ミーエルは言いづらそうに言葉を曇らせる。
少女「どうしたの??」
ミーエル「えっとね・・・実は・・・あの場所で生き残っていたのは貴女一人なの、他の人は既に死んでた・・・」
少女「え?でも私が気を失う時はまだ周りは息を」
ミーエル「多分それは何度も気を失っていたから時間感覚がおかしくなっていたんだよ、私達が駆け付けた時は全員死んでた、その中で貴女だけがかろうじて生きてたから助ける事が出来たの」
少女「そんな・・・」
ミーエル「でも助かったわけだし!良かったね!後は主様と直接話して決めてね!」
ミーエルはそう言いながら部屋を後にする。
少女「・・・私だけ・・・あんな状態で・・・」
少女は自分の生命力の高さに驚きながら、そして生きているという実感を得るためにそのまま布団に倒れ込んだ。
???「ケホ、ケホ」
一人の少女は足枷のついた自分の足を見つめながらみすぼらしい服を身に纏っていた。
それは薄着であり、何日もお風呂に入ってないため自分の垢と部屋の汚れで服は薄汚れていた
少女の歳は今年で15歳、それなりに成長期を迎え、胸やお尻、初潮も既に迎えているが処方されるわけでもなく、ただそれらは糞尿と共に垂れ流す、到底人としての扱いではなかった。
ここは人身売買を生業としている悪徳組織の商売品保管倉庫だった。
・・・・・・
少女は12歳の頃、世界革命テロの影響で両親を亡くし、住んでいた町、身内全て無くしていた。
だが国はそれらの子供を保護せずに国の復興資金を得るために闇金に手を染める国も少なくなかった。
それが人身売買、自身の国の孤児を他国の人身売買を行う企業に安値で売ったのだ、
少女はその売られた一人だが、この3年間売れる事はなかった。
異世界ファンタジーなら悪趣味な貴族や成金が幼き幼女の身体、処女を喜び高値で購入するという事もあっただろう、だが時代と環境が悪かった。
世界テロにあったのは孤児を買った企業の国も同じ、比較的被害が少ない国は国税を増やし、復興に当てていた、その中でもお金持ちは税金のターゲットになり、高額の資金を国から奪われてしまっていた。
そのうえ、客となる人も被害でそれどころではなく、大企業を抱える富豪の資産は暴落、
つまり、お金持ちと呼ばれる人も自身の事で手一杯のため、それどころではなかったのだ。
悪徳業者はそこまでの流れは読めてなかったのだ、復興と不況が続く世の中では性の娯楽が富豪達の中で流行ると考えていたからだ。
経営者「クソ!全然売れやしねえ!維持費にいくら掛かると思ってんだ!!」ドカン!!!
経営者は悪態をついていた、今回で各国から100名の女子供を集めていた。
10歳程の子供から20歳前の女性までを揃えていた、だが売れない。
10歳~12歳は幼さもあり、比較的安値で設定されていた
13歳~18歳は初潮も迎え、それなりに発育と成長しているため高額に設定されていた
19歳~20歳はそれなりに自我と社会性を持っているため、奴隷や性奴隷としての需要が高く、それなりに高額な設定をされていた。
そして処女か否か、体のバランス、顔の整い、性格等で一人一人に値段が細かく設定されていた。
それが原因で10歳~12歳は元値が安値でも成長の可能性、性格の調教、ほぼ確実な処女、ほぼ皆無な男性経験というステータスを加えられ、もっとも高額取引に出されていたのだ。
少女はその高額設定が原因で誰も手を出さずに3年間牢屋の中で生活をしていた。
・・・・・・
少女は同じ牢屋の中に居る女性を眺めていた。
それは元々生きていた物だった。
???「・・・臭ってきた・・・気持ち悪い・・・」
元同居人だった女性は悪環境の中病に侵され、そのまま飢餓と共に亡くなってしまったのだ。
だがこの環境では珍しい事ではなく、少女が居たこの3年間で数十人が亡くなってしまったのだ。
???「私もこの人みたいに死んじゃうのかな・・・それなら早く死にたいな・・・」
夢も希望もない、少女はそう思いながら、死体を足で隅に寄せる、だからと言って臭いがマシになるわけではないが、不愉快な感情を少しでも和らげる事は出来た。
この3年間で売れた奴隷は10人前後、死んだ奴隷は60人前後、現在は20人程しか居なかった、
だが人身売買の経営者は経済が元に戻っている事ともう売れないと考えオークションに出店しようと考えているようだった。
少女はその話が聞こえ、少しの希望が差し込んだ。
???(もし私が選ばれたらこんな地獄から解放されるのかな、でも選んだ人が性欲にまみれたおじさんだったらきっと毎日性奴隷、そうじゃなくても無賃金労働の奴隷、どっちにしてもろくな環境じゃないのはわかる)
少女希望は一瞬で途絶えた、今居る地獄から次の地獄に移り変わるだけだと、なら結局希望を持つだけ意味ないんじゃないかと。
???(別に選ばれなくてもいいや、それより早くこのまま死んでしまいたい・・・)
・・・・・・
そして数日後、少女の身体に異変が起きた。
???「ケホ、ケホ、ケホ、ケホ!!」
少女は以前から咳をしていた、だが数日経つ事に日に日に悪化していった。
少女と同居していた死体は経営者が片付けたが、その場の液体まで片付けてはいなかった、
そのため悪臭は残り、ウジやハエも沢山沸いていた。
???(よく考えたら同居人が死んだのは初めてかも、もしかしてこの虫から菌が・・・最悪・・・)
少女はそう考えながら、だが座る気力もなく、そのまま冷たい地面に横たわっていた。
???(私、このまま死ぬのかな・・・死ぬのってやっぱり楽じゃないんだ・・・)
数日前からオークションに一人、また一人と連れて行かれる、だが恐らくここの経営者の奴隷管理が業界の中でも悪質なのだろうか、評判は悪く、その業者出品の奴隷は一切売れなかった。
少女はそのことについては経営者が怒鳴るような声が牢屋の中まで聞こえていた。
経営者「見た目は綺麗にしてても病気持ちの可能性があるだぁ?!ふざけんな!全然いい値で売れねえのにどうやって品質管理の金があるってんだ!大赤字だっつうの!!」
???(ざまあみろ、お前みたいな悪はそのまま不幸のどん底に落ちてしまえ・・・)
そんな事を考える少女だった。
・・・・・・
それから数日、異変は起こった。
少女は病気のままずっと伏していた、だがここ2日程、食料が配られないのだ。
少女(まさか・・・逃げた?嘘?そんなことってある?)
他の奴隷も飢餓で伏しており、水分は自身の尿を飲み、凌いでいた。
少女(もう最悪・・・とことん理不尽だ・・・)
少女はそう考え、意識が途絶えそうな中、扉が開く
雪花「居た!!パト!居たわ!!凄い臭い・・・結構人居るわよ・・・」
パト「月花に食料と布を、ミーエルはただちにここに居る被害者達の健康状態を確認しろ」
少女は女性の声と男性の声を聞いた、そのまま意識は途絶える・・・
・・・・・・
少女は目を覚ます、それは今まで見ていた薄暗い空間ではなく、白い天井、ここ数年ここまで白い白と照明の光に目がくらむ。
少女「・・・ここどこ?」
少女はそう喋り、自身の服装、そして今寝ている場所がベッドの上だという事に気付く。
少女「・・・私・・・助かったんだ・・・」
身体が軽い、あれだけ出ていた咳も止まっている、そして何より、体中に纏わりついていた薄汚れた自信の油垢がなくなっていた。
少女「他の人は・・・」
当たりを見回すがわからなかった。
そうこうしていると扉が開き、美しい身なりの女性が話しかけて来た。
ミーエル「目が覚めた?かなり酷い状態だったけど、もう大丈夫!むしろあの状態でよく生きた方だよ!うんうん!」
少女「あの・・・ここは?」
ミーエル「病室だけど?えっと何処の病室って言われたら、【エウレカ探偵事務所】の保健室みたいな所っとしか言えないかな」
少女はミーエルの言葉をなんとか理解しようとする、そして聞いた
少女「助けてくれてありがとう・・・えっとどういう状況ですか?」
ミーエル「う~ん、私も治療班として言っただけだから詳しくは知らないけど、主様が国に蔓延る人身売買を行う業者を捕まえ、被害者を救ってほしい、みたいな依頼をその国のお偉いさんから直接貰ったみたいだよ、それなりに高額報酬だからみんな張り切ってたけど」
ミーエルはペラペラと話す、だが少女にとって常識は12歳の頃で止まっているため、気にすることもなかった、だが12歳で教育が止まっている事もあり、理解出来ない言葉の方が多かった。
ミーエル「あ、話通じないといけないからちょっと脳を弄って私達の言語に修正しておいたからね!私達の言語は会話は成立するけど、貴女の母国の言語は聞く事は出来るけど、喋る事は出来ないから注意ね!」
少女「んん?えっと意味がわからない・・・けど私は助かったの?これからどうなるの?買われたの?」
ミーエル「買われた?いや、それはないけど、これからか~~、別に救ってからの事は私も知らないし、というか・・・えっと・・・」
ミーエルは言いづらそうに言葉を曇らせる。
少女「どうしたの??」
ミーエル「えっとね・・・実は・・・あの場所で生き残っていたのは貴女一人なの、他の人は既に死んでた・・・」
少女「え?でも私が気を失う時はまだ周りは息を」
ミーエル「多分それは何度も気を失っていたから時間感覚がおかしくなっていたんだよ、私達が駆け付けた時は全員死んでた、その中で貴女だけがかろうじて生きてたから助ける事が出来たの」
少女「そんな・・・」
ミーエル「でも助かったわけだし!良かったね!後は主様と直接話して決めてね!」
ミーエルはそう言いながら部屋を後にする。
少女「・・・私だけ・・・あんな状態で・・・」
少女は自分の生命力の高さに驚きながら、そして生きているという実感を得るためにそのまま布団に倒れ込んだ。
