No.42 残虐な帝国の裏の顔│No.44 ソフィア達とゲームを買いに行こう!(微R18)

2022年09月19日

No.43 家族とゲーム

これは雪花や桜花がまだ中学3年生で夏休みだった時のお話。

桜花「ふんふんふ~ん♪」タンタンタン♪

雪花「あら、桜花なんのゲームしてんの?」

雪花は礼花との訓練が終わり、タオルを首に掛けながら桜花の様子を近くで見る

桜花「音ゲーだよって汗!!雪花ちゃん汗拭いて!不潔だよ!」

雪花「頑張って来た人に言う言葉じゃないでしょ・・・」

雪花はそう言いながら渋々お風呂場に行って汗を流していた。

・・・・・・
桜花「パト~マルチプレイしよ~よ~」

桜花は大きな声でパトを呼ぶ、すると部屋に籠っていたパトがノソノソと階段を下りて1階の広間に辿り着く。

パト「いいよ~、それでなんのゲームするのさ?僕も一通りのゲームはインストしてるけど」

桜花「そうだね~それじゃあこのアプリにしよ!」

パト「ラジャ~、って桜花レベル上げ早過ぎ!一緒のタイミングで始めたのに!」

桜花「パトプレイヤー、自由時間は24時間以上あるのだよ?しっかり有効に使わないとダメってもんですたい」

パト「桜花どん、流石でヤンス!ゲスゲスゲス」

桜花とパトは馬鹿みたいな会話をしながらマルチプレイの準備をしていると礼花が入ってくる。

礼花「桜花、夏休みだからって一日中ゲームして、今日お父さんも帰ってくるのにそんなので大丈夫なの?」

桜花「大丈夫大丈夫!本番で強くなるの!ゲームみたいにね!」ドヤ!

パト「僕も明日から本気出す!」ドヤ!

礼花「はぁ、本当に大丈夫なのかしらね~」

3人がそう話していると雪花がシャワーを浴び終え、広間に帰ってくる。

・・・・・・

雪花「あらパトも居るじゃない、どうしたの?」

パト「雪花!今から桜花と音ゲーマルチするんだけど、どう?」

雪花「ああ、その音ゲーなら私も桜花に言われてインストールしたわね、でも全然やってないから下手だと思うわよ?」

雪花は走って自分の部屋に置いてある携帯を取りに行く。

そして3人になったところでマルチプレイを始める。

・・・・・・
1曲目終了

桜花「ふん、またつまらぬフルコンボをしてしまった・・・」

パト「ああ!!最後が!最後が!!うわあああ!!!」

雪花「なによ!タップしてんのに全部判定が悪いんだけど!!」

パト「雪花、早すぎるんだよ、もっとタイミング見ないと」

雪花「もう一回!3回までは準備運動!」

桜花「いいよ~、雪花ちゃんが後2回でどこまで成り上れるかな~」

パト「こいよぉ~、この高みにぃ~~」ドヤニチャァ

雪花「その腹立つ顔を泣かせてやる~~~」

雪花はそう言いながらパトの頬をつねり、引っ張る

パト「ほわーーーー!痛たーーーー!!?」グイー

そして選曲が終わり次の曲が始まる

桜花「次は結構大変だよ~、しっかりついてきてね!」

・・・・・・
2曲目終了

桜花「パーフェクトフルコンボ・・・頂きました」ドヤ!

パト「早い!ムズイ!多い!!僕の指がつりそうだったよ?!」

雪花「なにがなんだかわかんなかったわ・・・」

パト「というかなんで雪花、僕たちと同じ難易度でやってるの?イージーとかノーマルから始めたらいいのに」

雪花「同じ土俵に立たないと意味ないじゃない!」

桜花「同じ土俵に立てても格の違いを見せられるだけだというのにね」ドヤ

雪花「ほら!次!これでウォーミングアップ終了よ!!」

・・・・・・
3曲目終了

桜花「まるで呼吸をするくらい当たり前のようにフルコンボをとってしまう私が恐ろしい・・・」ドヤドヤドヤ―ン

パト「ぼ、僕もギリギリフルいけた・・・この難易度ならギリギリいけるんだ・・・雪花は?」

雪花「なにこのクソゲー」

雪花の画面はバッドやミスの数字が大量にあった。

パト「・・・テンパったのね、雪花はまったく、せっかちだな~、雪花だけにww」

雪花「しねやーーーーー!!!」

雪花はパトにプロレス技を決める!パトはそれに対して悶え苦しむ!

パト「うぎゃあああああ!ギブギブ!ヘタクソなのは雪花が悪いんじゃん!3回目で何ら変わりない雑魚結果叩きだしてるじゃん!!」

雪花「うっさい!そもそもなんかラグあんのよ!私の反射神経が逆に良すぎてあのゲームが反応遅いのよ!!」

パト「反射神経ゲームじゃないよ!音ゲー!リズムゲーなの!!リズム感覚皆無なの!ってぎゃあああああ!!」ギシギシギシ

雪花がパトに関節技をキメている時に凍夜が帰ってくる

・・・・・・
凍夜「騒がしいな、どうしたんだ?」

礼花「子供達がゲームしてるのよ、夏休みだからね」

凍夜「そうか、という事は月花や芦花もか?」

礼花「月花は塾ね、芦花は東京の友達の家にお泊りだったかしら」

凍夜「そうか、ならちょっと様子を見るとするか」


凍夜は我が家に帰って来て、戦場とは程遠い落ち着いた我が家の日常を見るのが何よりの楽しみであり、心の拠り所だった。

・・・・・・
凍夜「なにやっとるんだ・・・お前らは」

桜花「お父さんおかえりなさい!皆で音ゲーしてたの!」

雪花「お父さん!ちょっと待ってて!この家に住まう貧乏神を対峙するからーー!!」

パト「誰が貧乏神じゃい!僕は福の神でこの家に幸運を」

雪花「ヒキニートが福の神気取ってんじゃないわよーーー!!」ギシギシギシ

パト「腕外れるーーー!!フィギュアパーツみたいになっちゃうーーー!!」

凍夜「雪花、やめないかはしたない、もう中学3年生だろ、」

雪花「それ言いだしたらパトは本来高校1年生よ!」

パト「ぼ、僕の事は良いだろ!」(震え声)

凍夜「パト、定時制や通信制、塾とか選択肢はあるんだ、頑張ろうとは思わないのか?」

パト「だって・・・働いたら負けかなって・・・」

雪花「うわ、素でそういう事いう奴初めて見たわ・・・」

桜花「パトに同感、右に同じく」

雪花「うわ、どうしよう、二人も居たわ、オセロならチェックメイトね私」

凍夜「まあいい、それで音ゲーとか言ったか?どんなゲームなんだ?」

凍夜はパト達のゲームに興味を示す、

桜花「タイミングよく画面をタップするゲームだよ!」

パト「瞬発力、リズム力、反射神経、古今東西あらゆるポテンシャルを試されるゲームさ」ドヤ

雪花「クソゲー」

パト「自分がヘタクソだからって」

雪花「なんか言った?」

パト「ホーホケキョ!!!」

凍夜「成程、俺もやってみようか、雪花、貸してくれるか?」

雪花「え?いいけどお父さん出来るの?」

パト「眼帯外したら?片目じゃやりにくいでしょ?オシャレも大変だね」

凍夜「オシャレじゃないわ!!怪我してつけているんだ!!」

凍夜はパトにツッコミを入れながら雪花に言われて一曲ソロで挑戦してみた。

凍夜「なるほど、この線にこの丸いのが重なったら押したらいいのか、成程成程」

雪花(お父さん、普通に上手いわね・・・)

そして凍夜が1曲練習を終えると桜花・パト・凍夜の3人でマルチプレイの続きをする。

・・・・・・
1曲目

桜花「フルコンボだド~ン☆」

パト「3ミスだド~ン☆」

凍夜「なんかパーフェクトフルコンボと表示されたな」

桜花・パト「はぁあ??!!」ガタ!!

桜花とパトは凍夜の画面を見るとスコアは全てパーフェクト、間違いなくパーフェクトフルコンボだった。

桜花「私でもパーフェクトフルコンボは難しい難易度だったのに・・・もう一曲!!私が選ぶ!!」

パト「待て桜花!あまり難しいのはって一番難しい奴!!」

凍夜「ほほう、本気になったか、桜花?」

桜花「お父さんに負けないもん!」

・・・・・・
2曲目終了

桜花「うう~~~!!逃した~~」

パト「ライフ?そんなもん序盤で儚く消えたよ・・・」

凍夜「パーフェクトフルコンボだな」

桜花・パト「ふぁ?!」ガタ!!

桜花「なんで?!本当に初めて?!」

雪花「ずっと見てたけど・・・えげつないわ・・・」

そういう雪花は顔が青ざめていた・・・

パト「僕なんか指の動きが全然ついていかなかったのに」

凍夜「親指だけだとそうだろう、これは指全部使わなければ厳しかったからな、瞬時にそうしたんだ」

桜花「え、それに気付くのってサビの部分だよね?」

凍夜「ああ、そこで床に置いたな、」

パト「ヤバすぎて草」

桜花「上には上が居るんだな~~」

雪花「実力社会・・・これが現実!!」っく!

3人は何故か意気消沈していた。

・・・・・・

礼花「ほら皆、昼ご飯のそうめん出来たから手を洗ってきなさい、お父さんも!帰って来て手を洗ってないでしょ!」

凍夜「あ!そうだな!忘れていた」

凍夜や桜花達は4人で台所に行き手を洗っていた。

凍夜(やはり我が家は落ち着くな、子供と一緒に遊ぶ、少しでもこうやって父親らしいことが出来るのは嬉しいものだ)


そして5人で昼ご飯を食べ、その後もゲームや仕事の武勇伝などの話で盛り上がった。
そんな平和で暑かった思い出・・・




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