No.197 誕爛(たんらん)│No.199 ユミルの価値観

2025年12月15日

No.198 従属の強化(R18)記憶のカケラその1

パト「以前聞いたことあるけど従属はなんで俺から体液とか、エネルギーを貰うと強化されるんだ?」

パトは暇つぶしで呼んでいたシンに聞いていた。

シン「セクハラですか?」

パト「いや、まあそう思われても仕方ないな、でもそこ否定的ならシンには今後はそんな関係は望めないね」

シン「冗談ですよ、そんな事言わないでくださいよ!えっと説明しますとですね!私達は主様の力から生み出された存在なんです、それはまず理解してますか?」

パト「それは勿論、でも帝園だと月花の力も影響しているだろ?」

シン「そうですね、ですから帝園という世界を強化して恩恵を受けられるのは主様と月花様の二人のみです、そして逆に私達に恩恵を与えられるのもお二人のみです」

パト「って事は月花の体液やエネルギーでも良いってわけ?」

シン「実際はそうですね、ですが密度が全然違います、例えばですが、主様の場合、唾液よりも精液の方が主様の情報量が多いのはわかりますか?遺伝子的な意味で捕えて貰っても構いません」

パト「うんうん、そうだね、それはなんとなくでもわかる」

シン「次に月花様の場合ですが、月花様の場合はそうですね、唾液、ここでは愛液と言いましょうか、それらを摂取したとしても遺伝子的な情報量は少ないですよね」

パト「確かにね、となると女性の場合は卵子とか?」

シン「そうですね、ですがそれを得る方法は?」

パト「・・・現実的に摂取出来るものじゃないな、ああ、もしかしてだから精液の方が効率がいい的な?」

シン「はい、もちろん唾液でも主様や月花様の体内で生成された分泌物には変わりないです、だから強化は出来ますが・・・効果が薄いんです」

パト「血液とかは?」

シン「ありですね、血液は特に遺伝子情報がありますからね、ですが魔族や妖怪族みたいな血を好んで飲む種族から良いですが私達は流石に嫌です、だって血を飲むなんて生理的にも嫌です」

パト「まあ、そうだな、俺も月花の血を飲めって言われたら結構きついかも・・・」

シン「そうです、つまり気持ちの問題という所もあります、例えば従属が男で主が男と女両方居た場合、男の精液を摂取する手段を選ぶと思いますか?」

パト「俺が従属だったとしても女の人の方がいいな」

シン「それが本音です、摂取方法で言えば私は主様と月花様から摂取可能です、ですが私は女であり、もちろん性欲もあります、そして私は主様が大好きです、そして同性恋愛に一切の興味がありません、となれば月花様から唾液を貰ったり、愛液をすするような手段を選ぶことに抵抗があるのはわかりますか?」

シンは順序よく説明する、パトもシンが恥ずかしがることなく説明するため、下心なしで真面目に話を聞けた。

これがシンの人柄がなせることだとパトも納得していた。

パト「うん、わかる、選択肢はあっても取りたくないってことだね」

シン「その通りです、だから極力私達は主様の唾液や精液で強化されたい、ひとつの我儘だと思ってください」

パト「そう言えば昔ミールから聞いたことあるんだけど、唾液は1帝オーラ相当、精液は5帝オーラ相当って聞いたことあるけど実際そうなの?」

シン「間違いはないですが、補足があります、それは摂取方法ですね、言わば【どうやって摂取したか】によって効率が全然違います。」

パト「それは初耳だな」

パトは勉学的意味合いで興味を持つ。
シンは分かりやすいように指から光の映像を映し出す。

シン「問題です、主様の唾液を一定数摂取したとします、口から摂取するのと股間から摂取するの、どちらが効率が良いかわかりますか?」

パト「ええ、口からじゃないの?」

シン「外れです、女性型の従属の場合股間、主に膣内から子宮に届ける方が摂取効率が高いです。卑猥な話などではなくこれは女性が最も遺伝子を吸収しやすい臓器があるという意味です。口からは栄養として吸収するので勿論効果はあるのですが残念ながら子宮程の効果は得られませんね」

パト「どれくらいの差があるんだ?」

シン「大まかに例えるなら唾液を口から摂取した場合1帝オーラ相当の強化だとすれば、子宮からの摂取は3帝オーラ相当の強化が見込めます、勿論量や質にも関係します、ですが3倍の効果は見込めます」

パト「っとすれば精液の場合は5帝オーラ相当だから15帝オーラ相当か、それって凄くないか?」

シン「はい、これは主が男、従属が女だから成り立つ最大限の強化方法です、男と男、女と女、女と男ではこうはいきません、主が女で従属が男の場合は主である女の人が男の従属から力を吸収する関係性になります、というかそもそも女神が複数の男性と関係を持つと穢れが発生して朽ち果てますので実際は成り立ちませんね」

パト「そうだよな、確か複数の遺伝子を持つことが出来ないからだっけ?」

シン「その通りです、女神は一つの遺伝子を取り込んで次の子孫を残す事が可能ですが、それが二つの遺伝子が交わることで穢れが生まれる、結果的に女神は身体を維持出来ずに崩壊する。そういう意味では人間や動物、生物の方が肉体的には強いですね」

パト「そうか、だから主である俺が男だから女の従属が生まれやすいとか?」

シン「主様の場合、主様が今構成されているものが月花様、メリア、カナと雪花の4名ですから、女性だけの世界が生まれるのは仕方ないですね、実質女性と女性が作り上げた世界のような認識なんでしょうね」

パト「俺男なんだけどなぁ、でも世界を作られる時に世界は俺を女と認識しているって事か、何か微妙な気分だな」

シン「それがむしろ良かったです、先ほども言いましたが男の主と男の従属は相性が悪いのです、戦いとか相棒的意味合いで言えば優秀なのかもしれないのですが、強化方面では絶望的ですね、女性と女性も同じです、女と男は・・・逆に従属に殺されるパターンが多いですね」

パト「シンはそういう所も把握してるのか?」

シン「勿論、能力で把握していますよ、勉強してますので、ミール様が色々な世界線を作って教えてくれたりもするんです、ですが・・・酷いものですよ」

パトは聞いた。
女が主で従属が男だらけの末路、それは強姦による女主の消滅。
女が強いが男が反乱を企て、実力で勝てないため数狙いで強姦し、消滅させる等。

殆どが強姦による消滅だった。

パト「胸糞悪い話だ、でもそれって専属神内でも居たよな、ソフィアとソルテの世界には男の世界王や従属が、危ないのか?」

シン「ソフィアは大丈夫ですね、なにせ二人は身内ですし、人との従属契約は存在しないので、ソルテは・・・どうですかね、人との契約はありませんが世界の中ではわかりかねます」

パト「逆に言えば女しか居ない世界は安心って事か、メリア、アリシア、雪花、ハク、琴歌、ラル、月花の7人は問題無しなのは救いか、カナは・・・よくわからないんだよな、あの世界、カルティナの世界ってゲームみたいな世界だろ、それって魔物に負けたらって展開にならないのかな?カナ曰く負けたらゲームみたいに消滅するからとは言ってたけど、逆に負けなければって事もあり得るよな」

シン「それは世界王が守りますよ、先ほどの世界は世界王が居ない世界でしたので、世界王が居れば世界王が主を守ります、なので基本は大丈夫です、そのため世界王が居る世界か否かでは世界の質が全く異なるのですよ」

パト「そうなのか・・・それは良かった、というかなら早く言ってくれよ、心配したじゃないか!」

シン「いえいえ、でも心配するのは大事ですよ、それで話を戻しますが、主様についてですが、ストレリチア様がそもそも男を作らないと思います、効率が悪いというのもありますが、主様が男なら従属は女性の方が色々と扱いやすいのですよ、肉体的にも精神的にも蹂躙しやすいっていうメリットが強いですからね」

パト「俺はそんな事しないぞ!それにそもそも俺だって女だけだと居心地が悪いというか、扱いに困ると言うか、捨て駒として扱えないというか・・・色々気にしてしまうんだよ!心配事が増えるというか」

シン「それは主様が優しいからですね、でもそのメリットを覆せる話にはなりません、むしろそのメリットが残っている限り万園は絶対に女しか作りません、主様が女性を作りやすいというのも相まってね、専属神や従属神達も女性ばかりですし、女性の世界王が定着しやすく、そして従属も女性を作れる」

パト「結果、俺の能力で俺だけのハーレム世界の完成ってわけか、とんだなろう小説みたいな話だな、いや、なろう小説の方がまだ御利巧さんだよ」

シン「10人とか100人とかのレベルではないですからね、メリアみたいな事を言って申し訳ないですが肉体関係は積極的に取って欲しいです、私達にとって意味合いが異なりますので、愛情表現というのもありますが、私達を育てるという意味でもありますから、そもそも肉体関係は一つの信頼関係を築くにもうってつけです、卑下する気持ちもわかりますが、価値観が違うとだけ言っておきます」

パト「シンまでメリアみたいな事言うんだな、それが一番幸せの形だって」

シンは頭を横にふる。

シン「それはあくまで効率の話です。主様が効率よく私達を鍛えたいならこうした方がいいという話です。私は自身で言うとお勧めはしません、価値観は違えど嫉妬等の感情はあります、特にネルは間違いなく主様に強い恋愛感情を抱いてますし、私も勿論主様が大好きです。だからこそ義務的に性行為をしてほしくない、愛して欲しいと願います、そもそも私達は強いですから力なんて求めてません、十三天の心は力よりも愛情が欲しいです、それは別に肉体関係に限らず定期的に呼んでこうして話してくれるだけでも凄く嬉しいものなのです」

パト「そうか、何処に言っても俺は男であることでしか評価されないのかと思ったよ」

シン「これは教養です、だから知識を入れた上で主様が選べばいい事です。ほかに聞きたい事はありますか?」

パトはシンから従属の強化について話しを聞けたことで満足したがもう一つ聞きたい事があった。

パト「世界王の立場はどうなんだ?」

パトはネルが世界王に進化したりと世界王というクラスに属する従属とも接点が増えた、ミールも帝園の世界王として存在している、だがそれは他の従属と同じなのか?

シン「基本は同じです、ですがネルによると、世界王に進化してから唾液交換では強化出来なくなったと聞きました。」

パト「え、そうなのか?でもネルはそんな事一言も」

シン「ネルから聞いた話になりますが、万園の神籟(しんらい)?という方が言うには、世界王は世界王を喰らうか、主本人、もしくはストレリチア様から直接恩恵を頂かないと強化出来ない、少なくとも万園関係の世界王はそうだと言っていたそうです、つまりストレリチア様から功績として世界王としての経験値を貰うか、主、ここではパト様が高濃度、相当量の精液提供で強化出来るというわけですね、勿論子宮に直接です、吸収率も考えたらこれだけの条件でやっと世界王が強化される、ただの従属よりも成長の難易度がかなり高いと見た方がいいですね」

パト「ストレリチアの恩恵っていうのは?」

シン「それは神籟様も知らないみたい、その恩恵を受けているのは万園でもたった一人の世界王だけと聞いたから、ほかの世界王は皆世界王を喰らって強化された存在であると答えたらしいわ、ネルが言われたのは「貴女は私達が出来なかった強化方法、主様からの恩恵を得て強化する方が近道、ストレリチア様が現在世界王を頻繁に作らない今、後天的な強い世界王は生まれないから」とおっしゃったそうですよ」

パト「万園も性行為を勧めるわけか、もう嫌になるな・・・」

パトの表情は暗くなる。

シン「酷い妄想と言えばどれだけ良かったか、私が主様の立場なら恐らく同じことを考えます、どの世界に言っても肉体関係を迫られる、そうしないと強い従属を手に入れてもそれ以上の強化が出来ないと強制してきているみたいなものですからね、心中お察しします」

パト「何かいい方法はないのかな、例えば血液とか!」

シン「致死量に至らなければいいですね、ですが性行為が無理ならそれも致し方ない決断です、ですがそれは危険な橋です。血液だってしっかりと主様の体内で生成された高濃度な遺伝子情報が入った血液が必要となります、つまり回復しながら血液を与えるのは不可能なんです、何故なら回復で生み出した血液は瞬時に身体を強化して作り出しているものであって濃度が高くありません、勿論精子だって透明なものに意味はないです、しっかりと白い事が前提です、つまりは高濃度で無ければならない事が条件です、血液ならばかなりの量を取られます、ですがまだ楽ではありますね、ですが貧血だったり、身体が弱る事は免れません、それに比べ性行為による精子提供はおおよそ3回が限界でしょうが、命の別状がない上に身体的不調になる事もありません、すみません何度もでも結局のところ皆さんが勧めるだけの事はあるのです」

パト「選択肢はあってもそれを選ぶか否かは話は別って事か」

シン「そうです、毎日キスをして唾液を与えるよりも1回の性行為、血液1リットルを提供するよりも1回の性行為、この際汗や尿、涙でもいいですよ、ですがそれらを一定量飲むよりも1回の性行為、全て性行為1回に勝る効率的手段が存在しないんです、むしろそれが主が男、従属が女の関係だけが許された最大級の利点と言ってもいいです」

パト「・・・ありがとう!いい勉強になったよ!」

パトはシンの頭を撫でながら褒める。
シンは顔を真っ赤にしながらも嬉しそうに身を委ねる。

パト(・・・どいつもこいつも結局は身体かよ・・・いちいちこんなことで腹を立ててる自分が本当に気持ち悪い、周りが求めてるんだから協力するという形でやればいいのに・・・こうやって俺の気持ち一つで皆を困らせてるのが現状っていうのがわからないのか?本当反吐が出る)

これはパトがEDになる要因になった一つのきっかけ、
【肉体関係こそが全従属が求めている事である】という事実。

patopatoblog at 20:26│日常(R18) | メインエピソード
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