No.184 美魅の挑戦【鬼下民】episode1 ※設定説明あり│No.186 過去の淫ら(R18)

2025年10月16日

No.185 美魅の挑戦【鬼下民】episode2

パトと美魅は準備をして帝園に入った。

パトが帝園に入るとそこには十三天の心 ノラが立っていた。

ノラ「主様、お待ちしておりました、第十一園ですね、では今すぐ案内します」

パト「話が早くて助かるよ」

美魅「・・・」パトの後ろに隠れる

パト達はノラに運ばれ第十一園の【鬼下民】達が過ごす部落で止まった。

ノラ「ここまでしていいか考えましたがいずれはこのような場所に辿り着く、そのため私が最も効率よくポイントを稼げる場所に案内しました」

パト(やだ!この子しごできだわ!(仕事が出来る人の略))

美魅「よし・・・やるで・・・」

ノラは二人を心配そうに見つめながら拠点に戻る。

パト「美魅、最初に作戦を聞かせてくれるか?」

美魅「作戦、まずは離れの民家を狙う、子供、老人を狙う、そして不意打ちや、正面でやりあって増援されたら返り討ちにあう可能性もあるからな」

パト「うん、悪くない、正面突破って言わない限りは了承するつもりだったから問題ないよ、好きにやってごらん」

パトはそう言い美魅の背中を押す。

パト(美魅に卑怯な手で勝ってほしくないって気持ちは当然ある、だけどこれは戦場であり、この園では合法、ならその手段を使わないなんてありえないだろう)

パトは卑劣な行為に対して目を瞑りながら美魅の行動を見守る。

・・・・・・
美魅はまず作戦通り一番遠い民家を狙う、気配探知はやめておく、美魅が探知するという事は相手も美魅の気配を探知する事が出来るからだ、隠密行動では表に何も出さない、これはもちろんパトから学んだ事だ。

美魅(この隠密でうちは何度も寝込みを襲われ、反応できずに首に刃を突きつけられた(もちろんおもちゃの)つまりそれだけ隠密行動スキルが高かったら実力差があっても戦わずして勝つ事が可能ってわけや、身をもって知った事や、油断はせえへん!)

まず美魅は民家の中に何処から侵入するかを調べる、物音一つ立てれば相手は勘付き逆に攻められる可能性もある、【鬼下民】はマシな所であればそれなりの家に住んでいるが、基本は木造の穴が空いたボロ屋、それはまだいい方で野宿をしていつ襲われてもおかしくない状況で睡眠をとる鬼も存在する、美魅もその一歩手前まで来ていたため、第十一園の治安の悪さは理解していた。

美魅(よし、やっぱりこのボロ屋、玄関の鍵が窓の施錠と同じ、外からはどうやっても施錠出来ない欠陥品、ほんでこんだけボロやとそもそも玄関のドアごと取れるもんや)

美魅はドアを持ちあげる、そして少しずつ揺らしながら鍵部分を解錠する、少しずつ動く、錆びているため戻る事なく徐々に解錠されていき、何度か美魅が揺らす事で完全鍵を開ける事に成功した。

そして美魅は民家に潜る、床の木が軋むため、壁側により、脚を上げずにすり足で進む、勿論、足を動かし体重をかける前に軽く確認する、そうして各部屋を探る。

すると寝室らしき部屋を見つける。
現在深夜、部屋に電気なんてものはなく、ロウソクで灯す手段しかない、そのため部屋の電気が暗く、そして玄関で戸締りをしていた段階で家の中に鬼が居る事は確実だった。

美魅(よし、このまま睡眠薬を吸わせて首をナイフで切れば完璧や)

美魅は今回のために帝国の技術開発局から気体の睡眠効果がある薬を無断で盗んでいた。

美魅(おった、あれは・・・老婆と子供か)

美魅はターゲットを確認すると作戦通りに睡眠薬を二人の口元に近づける、そして数分待ち、効果が出ている頃合いを見計らって二人の首をナイフで切る、それは派手さはなくただ無音のまま殺害が実行された。

・・・・・・
パトは美魅が動いてから1時間ほど身を潜めて待っていた。

パト(さて、上手く出来てるのかな美魅は、大騒ぎになってない所を見るにバレてはないみたいだ、でもあの美魅が隠密を選ぶとはね、でも勝つなら間違いない選択だ、美魅はまだ子供、真鬼縛解(しんきばっかい)で力を解放すれば一時的に戦えるかもしれない、だけどそれは短期決戦限定、集団相手にまったく向いていない、だからこそ子供状態でも戦える方法を身に着ける必要があった、子供の美魅はなんとて非力だ、以前まで持っていた大剣なんて絶対に持てない、今持ってる刀は軽量化してあるから持つ事は出来るけど重さが無い分持ち主の力が必要になる。美魅は非力故に軽量の刀を持ってるだけ、となると・・・勝負向けではなく自衛向けの武器という事だ・・・)

パトは考えていた、美魅を1年間面倒を見て、どう戦える状態にするか、それを考えて来たからだ。
1年経ったと言っても美魅は11歳の女の子、それは鬼族であっても変わらない、そこの認識をまず持たないと美魅は何も出来ないのだ。

そうこう考えている内に遠くから美魅が歩いてきた。

美魅「帰ってきたで」

パト「お疲れ様、どう?上手く行ったか?」

美魅「ああ、とりあえずは4つの民家を狙ったわ、どれも上手くいった、殆どが一人暮らしやったんやけど、一つだけ二人暮らしやったんや、おかげで今は5ポイント、残り95ポイント、先が長いで・・・」

パト「そうか、夜が明けるまでがタイムリミットだ、陽が上がる前だと散歩する鬼が居てもおかしくない、農家だったら尚更朝は早い、そこも踏まえてしっかり動くんだぞ、朝を迎えればすぐに襲撃の情報は村人に入る、明日もここを狙うとなれば難易度はかなり跳ね上がるぞ、既に5人の犠牲者を作ってるんだからな、後村のコミュニティは狭い、すぐに情報なんか回る、油断するな」

美魅「わかったで、今日が一番楽やからしっかりやれってことやな」

美魅はそう言うと闇の中に消えていった。

パト「本当言うなら正々堂々力比べをしてポイントを貯めろ!じゃないと修行にならないだろ!って言いたいんだけど・・・100人切りをって言われたらどうしても効率を考えるなぁ、それに美魅の弱点も考えると・・・とてもじゃないけど指示出来ないや」

パトは陽が出るころまで待った。

・・・・・・
美魅は襲撃に何度も成功していた、美魅は自分の弱点をしっかり把握出来ているため、力技を選ばない、少なくとも子供の姿では絶対に。

美魅(うちは非力や、勿論この刀もうちの非力じゃ一刀両断なんて技は無理や、せいぜい出来るのはこの刀の切れ味を生かしてゆっくりと刃を入れることだけ、でもそれを理解してるならそれでええ、しっかりやれることをやるんや)

結果的に11名の殺害に成功した美魅。

・・・・・・
パト「よし、とりあえずこの村から距離をおくぞ」

美魅「そうやな」

パトと美魅は当てもなく村を離れる、そして山の中で身体を休める。

パト「一応ここを拠点に出来たらと思って穴を掘っておいたよ、残り89人、まだまだ先は長いな」

美魅「せやな、しかもここから奇襲の件が行き渡る、警戒が強まるってわけやな」

二人は一晩を過ごす、その間美魅は休み、パトは村の方に出向き情報を集めていた。

・・・・・・
パト「うん、しっかり情報が回ってた、それで今日緊急で役員達が集まって策を練っていたみたいだ、内容までは聞けなかったけど相当警戒してないといけないぞ美魅」

美魅「ならここからは隠れてもダメって事やな、ここで力を解放して戦うしか」

美魅がそう話しているとパトがその言葉を遮る。

パト「それはまだ早い、むしろ今一番警戒されている、ならそれを利用しない手はない」

美魅「どうするんや?」

パト「今日は何もしない、だけど言葉通り何もしないわけじゃない、そうだな、遠くから民家に爆竹を投げて音を出してもいい、まずは相手の警戒を強めて疲弊させよう、投げる距離も離れてる方がいい、だから銃のようなデザインがいいだろうな」

パトはそう考えると召喚でネスを呼ぶ

ネスは第十園 妖怪族でネス工房という独自の工房で生計を立てているパトの従属。

ネス「うっす、えっと、なんのようっすか?」

パト「ネス、着弾時すっごい音がなる銃弾、それとそれなりに距離がでる銃を作ってくれないか?」

ネス「えっとなら見積もりと製作期間を」

パト「悪いけど製作時間は明日の夜までだ、それ以上は待ちたくない、後見積もりは後日にしてくれないか?俺はいつもネスが求める金額をしっかり払ってるだろう?信頼してくれないか?」

ネスは考える。

ネス「いいっすよ、ほかの従属なら逃げられるかもっすけど、主は逃げられないっすからね、あと明日までなら全然余裕っす、銃弾は何発必要なんすか?明日までなら1000弾くらいなら余裕っすけど」

パト「流石だな、だけどそんなに持てないから100弾でいいよ、ありがとうな、ネス」

パトはネスの頭を撫でる、ネスをはわわわ~っと慌てながらもパトの手を受け入れる
それを横から見ていた美魅は少し不貞腐れるが今自分に出来る事を考え、パトがそれに対して最大限のバックアップをしてくれている事を考えると我儘は言えないと考えていた。

・・・・・・
一日が経った。

パトはネスを呼ぶために基地で待機していた。
美魅は村に偵察に向っていた。

美魅「自警団みたいな連中がおるな、やけど気配的にどいつもこいつも大した事なさそうやな」

パト「油断するな、相手も鬼、美魅と同じ真鬼縛解を持ってる、あれは最も力が出やすい肉体に変化して戦う鬼族特融のスキルだろ、それは間違いなく相手も持ってるんだ、使われたら美魅だって苦戦するかもしれないぞ」

美魅「知っとるわ、うっさいな、ほんでネスは来たんか?」

パト「今から呼ぶところだ」

パトはネスを呼ぶ、するとネスの手には銃と銃弾100発分を手に持っていた。

ネス「やっと呼ばれたッス!いつ呼ばれるかヒヤヒヤしてたっすからずっと両手に持って待機してたっす!」

パト「あ、そうなの、悪いね、でもありがとう、料金はまた見積もりしてくれたらその金額渡すから」

ネス「暇だったんでしっかり見積もり作って来たっす!」っす!

ネスは笑顔で見積書をパトに渡す。
パトはそれを確認し、了承し、金額をネスに渡す。

ネス「まいどっす~~♪」

パト「ちなみにネス、素材の原価はいくらだ?」

ネス「え?あ、その・・・忘れたッス・・・」ささ

パト「またどんぶり勘定で査定したなーー!お前それ出来ないとずっと赤字経営だぞ!!」

ネス「すんませんっすーーー!!」

ネスがパトにつかまり、じたばた暴れる、そしてパトはネスに追加の金額を手に持たせネス工房に戻す

パト「いいかネス、多分本来ならこれくらいの金額にはなるはずだ、持っとけ!あと帰ったらすぐに原価を確認!いいね!」

ネス「うっす・・・ありがとうっす・・・」すぅ~~

ネスは消えた、そして準備が整い、パトは美魅にその銃弾一式を手渡す。

パト「撃つのは美魅だ、それに殺傷性はない、凄い音が出るだけだ、1日10発、それをあらゆる方向から撃つ、そして相手の警戒心を高め疲れさせる。ずっと警戒してたら精神がやられるからな」ドヤ

美魅「これどうやって使うんや?」

パト「弾を充填してここをセットして、引き金を引く、それだけだ、出来れば民家にぶつけて鳴らすのが一番だな、その方が村の中で何かが起こったって思ってくれる」

美魅「やったるわ・・・」

そして二人は夜を待つ。

・・・・・・
夜

美魅は銃を構える。

美魅「撃つで・・・」

美魅は構える、ターゲットは暗い中でうっすら灯る民家の光、それを狙い定め撃つ!

バン!!!

弾は美魅の想定の弾道を外し、民家から離れた所に着弾し、けたたましい音が鳴り響く

パ―――――――――――――ン!!!!

村が大騒ぎになったのを確認した。

美魅「なんやこれ!大分ズレたで!!」

パト「そりゃそうだ、距離があるってことはその間の空気抵抗、風の向きだってある、それらを考えないと弾道なんて変わる、そもそもこんな距離素人がどうこうするなんて無謀なんだよ、それより移動するぞ、次は別の方向から撃つ、それをそうだな5日間はやる」

美魅「ちまちましとんな・・・」

パト「俺はここでのポイント稼ぎ、美魅は子供のままクリアしてほしいんだ、子供の美魅は戦う事が出来ない弱い存在だ、ならどこで補うか、それかこういう策で地道に狙う、これだって勝利しやすくするための手段、手を抜いていいものじゃないわかるか?」

パトは美魅に教育をしながら野山を走り次のポイントに向かう。

パト「ここだ、美魅ここで撃て」

美魅「はぁ・・・はぁ・・・待てや、今息が上がってそれどころじゃないんや・・・」

パト「これも鍛錬だ、自然の野山を走るのは疲れるだろう、地面が整ってないし暗いし、障害物多いし、速度を出せば出す程障害物という情報が早く美魅を襲う、それは戦闘でも同じだ、自分が早く動けばそれだけ早い判断能力を必要とする、美魅はスピードタイプで強くなるなら判断力を高める必要があるんだ」

美魅はパトの言葉に耳を貸しながら呼吸を整え銃を構える、そして発砲、民家に命中する事なく近くの木に命中、そして再度けたたましい音が鳴り響く!!

・・・・・・
この作戦を5日間続けた、昼は帝国に戻り、夜は発砲する。

それを続けた結果成果が出始めた。

美魅「ええ感じやな、全然覇気がないで、あいつら」

パト「かなり疲弊しているんだろう、ここはあまり裕福な村じゃないしな、食料だってまともに手に入ってないんだろう、どの鬼の女性も皆細い、狩られる側の鬼だからこそって感じだ、美魅、自警団を闇討ちで狙え、後ろからだ、2人ずつくらい削れ、大体8人だからな、徐々に削って自警団を消滅させればそのまま真鬼縛解で打ち落としていい、実力者はその時には不在だろうからな」

帝園のルールで帝園内で死んだ場合、1週間後に蘇る、そのため自警団を狙うと決めた以上1週間以内に決着をつけないといけない。

美魅「わかったで、なら行ってくるわ」

・・・・・・

美魅は上手く気配を消し、疲弊しきっていた自警団を狙う、そして自警団の二人が美魅が隠れている民家の横を過ぎる瞬間、美魅はそのタイミングを逃す事ないく一人の首を切る!

自警団A「うが?!」ぶしゃああああ
自警団B「誰?!どこにいるの?!」

自警団BはAの様子を見てすぐに警戒を強めた、そして大きな声で威嚇するがその時には美魅は姿をくらませ、背後から自警団Bの首を切る、そして二人共地面に伏し、息絶える。

美魅(あかんな、いまの大声で集まってくるかもしれん、となると作戦とは違うけどここで狩れるだけ狩っておく方がええか・・・)

美魅はその場で身を潜める、すると先ほどの声を聴きつけて二人組の自警団CとDが現れAとBの惨状を見て唖然とする、だが偶然二人は同じ体勢、同じ同線に居たため美魅はチャンスと二人同時に首を切る!

自警団C「うがぁ?!」
自警団D「おのれーーー!!!」

自警団Dがもたつく足を何とか動かし美魅に反撃を仕掛ける、だが美魅は距離を取り、瞬時に懐に入ると自警団Dの首を再度切りつける、そこから出血多量で倒れる。

15ポイント。

美魅「さて、戻るか・・・」

・・・・・・
次の日

パト「自警団の人数は増えてないな、美魅が昨日二人多く倒したから今日は4人行動だ、多分離れる事はないだろうな、ということではい、銃!」

美魅「行ってくるわ」

美魅は村に降りると4人行動をしている自警団を見つける、すると美魅は少し離れた民家に向って銃を撃つ、するとけたたましい音が鳴り響く、美魅も初めて近くで発砲したためその音のデカさに驚く。

自警団4人は慌てて音がなった場所を確認する、もちろん4人居たとしても一人は確実に3人よりも後ろに立つ事になる、美魅はそこを狙う。

自警団E「うぎゃああああああ!!!」

残りの自警団が振り向くと首を切られ、血をまき散らしながらのたうち回る仲間の姿があった。

自警団F「警戒して!!」

美魅「もう遅いで」

美魅は少し離れた場所から再度一発、だが今度はそれを自警団に撃つ」

自警団F「うが?!」

殺傷性はなくともそれなりの勢いで飛んできたものが当たれば激痛だ。
そしてその弾の本来の性能は音。

パ――――――――――――――――ン!!!!!!!

自警団達「ぎゃあああああああああああああ!!!」

3人が耳を抑える、だが美魅をそこを狙う、

1人・・・2人・・・・3人!!!!!

混乱の中美魅は3人の首を切る事に成功した!

そして地面で暴れる3人の首を再度刺し、その場を離れた。


19ポイント

・・・・・・
美魅「これで自警団はおらんなったな」

パト「ああ、だけど次の行動はどうなるか、わかるか?」

美魅「わかるで、集団行動やろ、身を寄せ合って身を守る、やからうちが真鬼縛解して一気に畳みかけるって話やろ」

パト「そうだ、集団の守り状態に居たらまともに相手は戦えない、だけどこっちは狙い放題、もうこっちが有利なのは変わりない、無慈悲に全滅させてこい!」

美魅はパトに言われるまま次の日の夜、鬼達が集まる集会所を襲撃する。


・・・・・・

39ポイント

美魅「これで全部やな・・・」

むせかえるほどの血の臭い、美魅の一撃が多くの村人の頭や胴を飛ばした。

美魅(これでもたったの39ポイント、ほんまに誰も住んでないんやな)

美魅は帰る、パトの元へ。



No.184 美魅の挑戦【鬼下民】episode1 ※設定説明あり│No.186 過去の淫ら(R18)