2023年09月15日
No.124 奴隷の少女episode2
少女が次に目を覚ました時には色んな人の話し声が聞こえて来た
少女「あれ・・・また寝ちゃってたんだっけ・・・」
ミーエル「起きたね、ぐっすり眠れたようで良かったよ、ちょっと待っててね!」
ミーエルは少女にそう言うと隣の部屋に居るパト達に少女が目覚めた事を伝えに言った。
少女はその話声を聞いていた
ミーエル「目が覚めたよ!主様!」
パト「そうか、体調は大丈夫なんだろう?」
雪花「まあ、ミーエルちゃんが見てるわけだしそこはお墨付きでしょ、言語は大丈夫?私日本語しか話せないわよ?」
パト「だからあれほど英語を勉強しておけって・・・あ、ここ英語も無理だ、終わった・・・」
ミーエル「なんちゃって英語だからそもそも主様でもまともに話せないでしょ!あと言語に関しては脳を弄って日本語にしてあるから!しかもあっちも日本語がしっかり理解出来るようにしたの!」
雪花「え!それ私にもやってよ!そうしたら勉強しなくて済む!」
パト「雪花の場合能力を無力化するからただただ脳を取り出すだけじゃない?」
ミーエル「脳とか取り出さないよ!でも雪花ちゃんは確かに無理かな、主様にはしてもいいけど」
パト「よし、その時は頼んだ!社長なのに喋れないのは大変だ」
そう話しながら3人が少女の部屋に入って来た
・・・・・・
パト「おはよう、よく眠れたかな?」
少女「貴方が私を助けてくれたのですか?」
雪花「そうよ、もう安心だからね」
そう言いながら雪花は少女に毛布を掛け直しながら少女の隣に座る
パト「とりあえず君が捕らわれていた組織は全員逮捕した・・・って言っても2人くらいだけどね、今は取り締まりで人身売買を世界的撲滅を計っているのだけど、中々割り出せなくてね、オークション会場だった場所の情報を手に入れても次の日にはもぬけの殻、実際どうやってオークション情報が流れてるのか知りたいけど、それは上級階級のお偉いさんがお客さんってのもあって、中々協力してくれない、やっぱり世界的に影響力のある会社のお偉いさん相手だと萎縮しちゃうのかね」
少女から見て、スーツのような服を着こなしている白髪の男性は頭を掻きながら答える
パト「僕はパト、エウレカ探偵事務所の社長、年齢は20歳で会社自体もまだまだ設立一年目の若い会社だけどここに居るメンバーの実力は本物だ、安心していいよ」
雪花「私は四季雪花、エウレカ探偵事務所討伐戦略課課長、要は暴力団だと用心棒とかをめっためたにしちゃう仕事ね!」
ミーエル「それで私はミーエル、エウレカ探偵事務所医療復興課課長、やってる事は基本的に医療関係だね」
パト「君の名前を教えて貰えるかな?」
少女は三人から自己紹介され、ゆっくりと答える
ノノ「ノノ・リシバー、です。15歳です、よろしくお願いします・・・」
パト「ノノさんか、よろしくね、それでね、君を捕えてた組織は壊滅した、勝手に調べてしまって申し訳ないけど君の親戚は皆居ない、つまり今の所、ノノさんが帰れる場所がないんだ、治ってすぐ話す内容じゃないよ思うけどね」
ノノ「いえ・・・おおよそそこは理解していました、私はお偉い方に買われ、この身を弄ばれ、そして奴隷のように過ごすのだと考えていましたので・・・特にショックではありません」
雪花「15歳でそんな事まで覚悟してたのね、可哀そうに・・・」
雪花はノノの背中を優しくさする
パト「それで僕達も仕事として組織を解体させた、だけどそこの被害者を助けてはい終わり、っていうのも冷たい話しじゃない?だからエウレカ探偵事務所は孤児院があるんだ、大人なら探偵事務所の従業員として働いて貰いたい、だけど孤児院ならそこで勉学を学んで、将来を探す手伝いが出来る、もちろんエウレカ探偵事務所で働いてくれるなら大歓迎、生活費込みだから給与は少ないけど、衣食住と少々の娯楽なら提供出来る、もちろん会社が大きくなればそれなりの給与は約束する、もちろん自分のやりたい事があればいつでも退職しても構わないし、次の会社への入社も全面的にフォローさせてもらう!どうかな!悪い話しじゃないと思うけど?」
ノノ「私の場合は・・・どちらでもよろしいのですか?」
パト「うん、孤児院は18歳までは子供として見なしている、だから18歳以下は働くもヨシ、勉強をして18歳になった時に他所に就職でもここで働いてもヨシ!自由は与えるよ」
ノノ「・・・私にとって全然悪い話しじゃない・・・むしろ良すぎて裏を感じる・・・」
雪花「裏ね、裏を言えばただの人材不足、事情はあるのだけど、とりあえず事務的作業をしてくれる人がどうしても欲しいのよね、思ったより皆現場に駆り出されるから」
パト「そうそう、大体は3人一組なんだけど、皆他国に出張、儲けはあるから文句は言えないんだけど、それでも事務処理は全然、皆出張から帰って来るなり、もうずっとパソコンとにらめっこ、大変なわけさ」
ノノ「それで今働ける人が居ないと?」
パト「孤児院を建ててそこにノノさんと同じ境遇の人は数人居る、やっぱり皆療養が必要だったり、子供だからね、遊んで勉強してって環境が大事なんだよ、当然ノノさんも同じ、だからまずは自分の生活を充実させよう、そこから余裕が生まれて人生に多くの選択肢が生まれるんだよ」
パトはそう居ながら笑いかける。
ノノ「・・・わかりました・・・孤児院で勉強をさせてもらっても・・・よろしいでしょうか?」
パト「もちろん!歓迎しますよ、ノノさん」
・・・・・・
パト達はノノの居る部屋を後にし、隣の部屋とは違う別室に向かう。
雪花「パト、綺麗事言ったわね、ただでさえこの事務所建てた時に大赤字で、起業してすぐに数億稼いで赤字から黒字にして幸先良い!ってなった時に孤児院運営でまたまた大赤字!!しかもこの事務所の数倍デカい!光熱費とか、生活費、教育費諸々とすんごいお金だけど賄えるの?」
パト「会社運営だからね、でも狙いはあるよ、恩は買っておくべきだ、後はもっと教育で探偵業をこなせる一般人を増やして大きい依頼から小さい依頼、指名手配犯の討伐から迷子の猫探しまで!あらゆる分野で活躍するのさ!そしてまずは日本展開!その後は世界!いつかは街の看板にうちの会社の広告看板を飾るんだ!」
雪花「あらあらおっきな野望、それじゃあお金稼ぐために悪信教でもとっちめに行きましょうか?雑魚でも倒せば数億手に入るし、あの孤児院代と3年分の費用は賄えるわよ」
パト「そうだな、でも防衛軍依頼で受けたら安くなるよな、なら自分達で見つけないとな、はぁ、悪信教も増えてくれないかな、こんなこと言ったらダメなんだろうけど、いいお金儲けなんだよ、本当」
雪花「そうね、今まではあの服装見ると嫌気がさしてたけど、今はお金にしか見えないわ」
パトと雪花はぐふふと怪しい笑いをする中、扉がノックされる
ステラ「ちょっと、とんでもない事言わないでよね、しかもここ壁薄くない?」
パト「そりゃあレンタルだもの、現場プレハブは安く抑える!レンタル代だって馬鹿にならないからね!」
ステラ(天野江宝華)がパト達の居る建物に足を運んできた。
パト「それで、任務は完了?ステラさん?」
ステラ「もうバッチリ、私の所に仕事を回してくれるのは感謝するわ、本当は直接防衛軍からの依頼を受けたいのだけど、あまり表に出していい組織じゃないから・・・」
パト「わかってますよ、中抜きは1割でいいですよね?」
ステラ「ええ、いつも通りね、となれば4700万か、まあ、なんとかって所ね」
パト「ちなみに次の仕事ありますけどどうです?3件程紹介出来ますよ?」
ステラ「あらあら太っ腹、パト君が受けたらいいのに」
雪花「従業員オーバー、全員出払ってま~~す、琴歌ちゃん仕事凄く出来るから従業員の数よりも多く仕事手に入れて来ちゃうのよね~、大変大変」
パト「そうそう、今回の件で助けた子をうちの孤児院に連れて行ったら次はイギリスですよ」
ステラ「この三人って事は実力重視の依頼なのね、そっちの方が楽そうね、代わりましょうか?」
パト「やだな~、馬鹿3人で集まってるのに捜査必須の依頼受けたら犯人逃しちゃいますよ~」
雪花「そうそう、私達が行くのはテロリストとか、軍隊、組織壊滅!犯人ががっつりわかって後は突破するのみ!って仕事だけ、後はそこの被害者をミーエルちゃんが直せば終わり、それが一番いいのよ、この班は」
ステラ「楽しそうで何よりだわ、防衛軍も助かってるわよ絶対、それじゃあ3件とも貰える?こっちも3つに分かれて仕事をするわ」
パト「お願いしますね、居場所は今回みたいに僕の携帯についてるGPSを辿ってきてください、近づいてきたらオーラでわかりますよね?」
ステラ「楽勝!それじゃあ報告も済んだ事だし、一杯飲みましょうか!パト君もどう?」
パト「そうですね、行きましょうか、雪花はどうする?まだ19だけどこの国なら一応酒飲めるぞ?」
雪花「お酒はパス、私お酒嫌いなの、食事だけ一緒するわ」
ミーエル「私はノノさん見てますね、3人で行ってきてください」
・・・・・・
3人はレストランで食事をしていた
ステラ「・・・忘れてたわ、見た目・・・」
パト「身分証明書は16歳だしね、仕方ないさ、ジュースお飲み」
ステラ「この身体本当嫌い!若いなんて肌がぴちぴちで筋肉痛にならないのと、胃もたれしないのと、髪の質が手入れしなくてもいいのと、何着ても許されるくらいしかないじゃない!!」
雪花「堪能してるじゃないですか、私も飲まないんだから我慢してステラさん」
パト「なら僕もジュースで、帰ってデータまとめておきたいからね」
ステラ「それにしても僕って慣れないわね、ずっと俺だったのに」
雪花「私は逆に馴染みあるけどね、俺だと社長として恥ずかしいから、僕、私とかで呼称を直してるのよ、確かに交渉とか、お客様相手に俺はありえないからね、僕でいいんじゃない?」
パト「せっかく頑張って俺にしたのに・・・僕のままにしとけばよかった、はぁ」
ステラ「プライベートくらい使い分けたらいいのに」
パト「今は慣れる期間だからプライベートでも僕、俺なんて使い分けて仕事中に出たら目も当てれない」
ステラ「努力中なのね、他の皆は元気?」
雪花「さあ、私達も次から次へと別の国に向ってるから全然、もう20日くらいは日本に帰ってないわね、仕事の依頼は琴歌ちゃんの班が取ってきて、それを事務所で仕訳けながら適当な班に振り分けてるの、防衛軍の仕事が殆どかしらね、まだ広告とかしてないから」
ステラ「出来ないわね、でも防衛軍の仕事だってそんな早く終わる事は想定してないでしょ?」
雪花「防衛軍の人でも出来る仕事なんて回ってこないからね、でも逆に天職よ、ライバルが全然居ないから、しかもWCBTで成績を残してる私達、そして下にはあの元世界三強、ステラさん率いる【黄金卿】盤石よ!」
パト「ステラさんにはこれからもお世話になりますよ、損はさせませんので」
ステラ「もちろんよ、あのアリシアコーポレーション製品も貴方達に頼めば格安で手に入るし、良い事尽くめよ!感謝してるわ!」
雪花「極力帝国の力は借りたくはないんですけどね、一応」
ステラ「確かそうだったわね、地球人の人だけで成り立たせるって事で建てた事業だものね」
雪花「はい、帝国の力を借りずに生き抜く、ステラもそうだけど、パトの恩恵を受ければ歳を取らないし死ぬこともない、不老不死、そんな長寿を生きるためにはそれなりの人生経験は必須、帝国に甘えてばかり居たら私達が駄目になる、そうでしょ?パト?」
パト「そうだな、帝国は居心地が良すぎる、俺からしたら天国だよ、全てが整っているし何もしなくても侍女が全部やってくれる、外に出たら僕は注目の的、学生の妄想を詰め込んだような世界さ、だけどそんな世界に居ても僕は満たされなかった、ずっと考えていたけど、それは自分で生き抜く感覚は一切なかったからなんだ、だから今こうやって自分達でお金を稼いで、その稼いだお金で人を助けて、仲間とこうやってご飯を食べる、それが今僕が求める幸せなんだ」
ステラ「あり過ぎてもダメか、贅沢な悩みね、でも素敵、頑張りなさい、私も貴方には恩しかないからね、しっかり働くわ、目的を果たすためにね」
パト「はい、お互い頑張りましょう!」
三人はそんな世間話をしながら食事を済ませ、ステラもどうせだからとパト達の事務所で寝るようになった。
・・・・・・
ステラ「悪いわね~、ベッドまで借りちゃって」
雪花「いいのよ、一人増えてもレンタル代は変わらないんだから、ね?パト」
パト「そうそう、あ、一緒の部屋だと気になります?」
ステラ「そういう恥じらいはとっくの昔に吹っ飛んで行ったわ、防衛軍で仕事してるとたこ部屋なんて当たり前、男と同じ部屋で寝る事なんてザラよ、もちろんイタズラしようものならその腕をへし折るけどね!パト君は許しちゃおうかな」
雪花「そんなこと冗談で言ってると本当に喰われますよ~~、言っておきますけど一度関係を持ったら問答無用で従属ですからね!ただでさえ、帝園の恩恵を受けるためにキスして少量の覚醒しちゃってるのに」
ステラ「業務的な感じだから!後冗談だから!でも約束通り目的を果たしたら貴方の物になるわ、それだけの恩と支援を貰ってるもの、私も恩知らずで居たくないわ」
雪花「予約ってことね、パトも本当次から次えと」
パト「でもねでもね!最近全然東京の時みたいなモテ期来ないんだよ!安定!」
雪花「馬鹿言うんじゃないわよ!私が横で睨んでるからよ!高級なスーツを来て、現場では服に埃を付けずに敵を薙ぎ払って、防衛軍の援助の時なんて男も女も憧れの的だったのよ!大変だったわ!」
ステラ「貴方は確かに色々目立つわね、良い環境に居たせいか、凄く美形なのよ、大人の色気が出てるとも言うわね、帝国って女性しか居ないんでしょう?だから女性への扱いというか、素振りが本能感覚で身についてるのよ、道理で私もパト君を見てたらドキドキするはずだわ!」
雪花「そこまでの効果はないわよ、ステラさん、は~やだやだ、近い将来叔母さんとも同じ関係になるなんて、ストライクゾーンが広い旦那様だこと」
パト「まあまあ、でも最近雪花も正妻の余裕じゃないけど凄く余裕が出て来たよね!」
雪花「まあ、慣れよね、どう考えても、あれだけ常に周りに女性が居て、昨日は誰とヤッてただ、今日は誰がパトの部屋に行くだ、以前はこんなプレイをしただ、私とパトはこんなプレイしてたわねとか、もう性に対してオープン過ぎるとね・・・慣れって怖いわ、いやそれでも私とパトの性行為を除いた琴歌ちゃんや月花お姉ちゃんは後で殴るけども!!」
ステラ「えげつないわね、私その世界でやっていけるかしら・・・」
雪花「嫉妬深い私が慣れたのだから大丈夫!そういう意味では奏星さんなんてかなり積極的よ!もう盛ん過ぎて猿そのものね!」
ステラ「あはは、あの子は相変わらずで良かったわ」
雪花「またタイミング見て連れてくるわね、あの子もステラさんに会いたいでしょうし!」
パト「ほら、そろそろ寝るぞ、明日も早いんだ、片付け大変だぞ」
雪花「は~い、おやすみ!」
パト達はそのまま寝てしまった、横に居たノノやミーエルは既に深い睡眠に入っていた・・・。
少女「あれ・・・また寝ちゃってたんだっけ・・・」
ミーエル「起きたね、ぐっすり眠れたようで良かったよ、ちょっと待っててね!」
ミーエルは少女にそう言うと隣の部屋に居るパト達に少女が目覚めた事を伝えに言った。
少女はその話声を聞いていた
ミーエル「目が覚めたよ!主様!」
パト「そうか、体調は大丈夫なんだろう?」
雪花「まあ、ミーエルちゃんが見てるわけだしそこはお墨付きでしょ、言語は大丈夫?私日本語しか話せないわよ?」
パト「だからあれほど英語を勉強しておけって・・・あ、ここ英語も無理だ、終わった・・・」
ミーエル「なんちゃって英語だからそもそも主様でもまともに話せないでしょ!あと言語に関しては脳を弄って日本語にしてあるから!しかもあっちも日本語がしっかり理解出来るようにしたの!」
雪花「え!それ私にもやってよ!そうしたら勉強しなくて済む!」
パト「雪花の場合能力を無力化するからただただ脳を取り出すだけじゃない?」
ミーエル「脳とか取り出さないよ!でも雪花ちゃんは確かに無理かな、主様にはしてもいいけど」
パト「よし、その時は頼んだ!社長なのに喋れないのは大変だ」
そう話しながら3人が少女の部屋に入って来た
・・・・・・
パト「おはよう、よく眠れたかな?」
少女「貴方が私を助けてくれたのですか?」
雪花「そうよ、もう安心だからね」
そう言いながら雪花は少女に毛布を掛け直しながら少女の隣に座る
パト「とりあえず君が捕らわれていた組織は全員逮捕した・・・って言っても2人くらいだけどね、今は取り締まりで人身売買を世界的撲滅を計っているのだけど、中々割り出せなくてね、オークション会場だった場所の情報を手に入れても次の日にはもぬけの殻、実際どうやってオークション情報が流れてるのか知りたいけど、それは上級階級のお偉いさんがお客さんってのもあって、中々協力してくれない、やっぱり世界的に影響力のある会社のお偉いさん相手だと萎縮しちゃうのかね」
少女から見て、スーツのような服を着こなしている白髪の男性は頭を掻きながら答える
パト「僕はパト、エウレカ探偵事務所の社長、年齢は20歳で会社自体もまだまだ設立一年目の若い会社だけどここに居るメンバーの実力は本物だ、安心していいよ」
雪花「私は四季雪花、エウレカ探偵事務所討伐戦略課課長、要は暴力団だと用心棒とかをめっためたにしちゃう仕事ね!」
ミーエル「それで私はミーエル、エウレカ探偵事務所医療復興課課長、やってる事は基本的に医療関係だね」
パト「君の名前を教えて貰えるかな?」
少女は三人から自己紹介され、ゆっくりと答える
ノノ「ノノ・リシバー、です。15歳です、よろしくお願いします・・・」
パト「ノノさんか、よろしくね、それでね、君を捕えてた組織は壊滅した、勝手に調べてしまって申し訳ないけど君の親戚は皆居ない、つまり今の所、ノノさんが帰れる場所がないんだ、治ってすぐ話す内容じゃないよ思うけどね」
ノノ「いえ・・・おおよそそこは理解していました、私はお偉い方に買われ、この身を弄ばれ、そして奴隷のように過ごすのだと考えていましたので・・・特にショックではありません」
雪花「15歳でそんな事まで覚悟してたのね、可哀そうに・・・」
雪花はノノの背中を優しくさする
パト「それで僕達も仕事として組織を解体させた、だけどそこの被害者を助けてはい終わり、っていうのも冷たい話しじゃない?だからエウレカ探偵事務所は孤児院があるんだ、大人なら探偵事務所の従業員として働いて貰いたい、だけど孤児院ならそこで勉学を学んで、将来を探す手伝いが出来る、もちろんエウレカ探偵事務所で働いてくれるなら大歓迎、生活費込みだから給与は少ないけど、衣食住と少々の娯楽なら提供出来る、もちろん会社が大きくなればそれなりの給与は約束する、もちろん自分のやりたい事があればいつでも退職しても構わないし、次の会社への入社も全面的にフォローさせてもらう!どうかな!悪い話しじゃないと思うけど?」
ノノ「私の場合は・・・どちらでもよろしいのですか?」
パト「うん、孤児院は18歳までは子供として見なしている、だから18歳以下は働くもヨシ、勉強をして18歳になった時に他所に就職でもここで働いてもヨシ!自由は与えるよ」
ノノ「・・・私にとって全然悪い話しじゃない・・・むしろ良すぎて裏を感じる・・・」
雪花「裏ね、裏を言えばただの人材不足、事情はあるのだけど、とりあえず事務的作業をしてくれる人がどうしても欲しいのよね、思ったより皆現場に駆り出されるから」
パト「そうそう、大体は3人一組なんだけど、皆他国に出張、儲けはあるから文句は言えないんだけど、それでも事務処理は全然、皆出張から帰って来るなり、もうずっとパソコンとにらめっこ、大変なわけさ」
ノノ「それで今働ける人が居ないと?」
パト「孤児院を建ててそこにノノさんと同じ境遇の人は数人居る、やっぱり皆療養が必要だったり、子供だからね、遊んで勉強してって環境が大事なんだよ、当然ノノさんも同じ、だからまずは自分の生活を充実させよう、そこから余裕が生まれて人生に多くの選択肢が生まれるんだよ」
パトはそう居ながら笑いかける。
ノノ「・・・わかりました・・・孤児院で勉強をさせてもらっても・・・よろしいでしょうか?」
パト「もちろん!歓迎しますよ、ノノさん」
・・・・・・
パト達はノノの居る部屋を後にし、隣の部屋とは違う別室に向かう。
雪花「パト、綺麗事言ったわね、ただでさえこの事務所建てた時に大赤字で、起業してすぐに数億稼いで赤字から黒字にして幸先良い!ってなった時に孤児院運営でまたまた大赤字!!しかもこの事務所の数倍デカい!光熱費とか、生活費、教育費諸々とすんごいお金だけど賄えるの?」
パト「会社運営だからね、でも狙いはあるよ、恩は買っておくべきだ、後はもっと教育で探偵業をこなせる一般人を増やして大きい依頼から小さい依頼、指名手配犯の討伐から迷子の猫探しまで!あらゆる分野で活躍するのさ!そしてまずは日本展開!その後は世界!いつかは街の看板にうちの会社の広告看板を飾るんだ!」
雪花「あらあらおっきな野望、それじゃあお金稼ぐために悪信教でもとっちめに行きましょうか?雑魚でも倒せば数億手に入るし、あの孤児院代と3年分の費用は賄えるわよ」
パト「そうだな、でも防衛軍依頼で受けたら安くなるよな、なら自分達で見つけないとな、はぁ、悪信教も増えてくれないかな、こんなこと言ったらダメなんだろうけど、いいお金儲けなんだよ、本当」
雪花「そうね、今まではあの服装見ると嫌気がさしてたけど、今はお金にしか見えないわ」
パトと雪花はぐふふと怪しい笑いをする中、扉がノックされる
ステラ「ちょっと、とんでもない事言わないでよね、しかもここ壁薄くない?」
パト「そりゃあレンタルだもの、現場プレハブは安く抑える!レンタル代だって馬鹿にならないからね!」
ステラ(天野江宝華)がパト達の居る建物に足を運んできた。
パト「それで、任務は完了?ステラさん?」
ステラ「もうバッチリ、私の所に仕事を回してくれるのは感謝するわ、本当は直接防衛軍からの依頼を受けたいのだけど、あまり表に出していい組織じゃないから・・・」
パト「わかってますよ、中抜きは1割でいいですよね?」
ステラ「ええ、いつも通りね、となれば4700万か、まあ、なんとかって所ね」
パト「ちなみに次の仕事ありますけどどうです?3件程紹介出来ますよ?」
ステラ「あらあら太っ腹、パト君が受けたらいいのに」
雪花「従業員オーバー、全員出払ってま~~す、琴歌ちゃん仕事凄く出来るから従業員の数よりも多く仕事手に入れて来ちゃうのよね~、大変大変」
パト「そうそう、今回の件で助けた子をうちの孤児院に連れて行ったら次はイギリスですよ」
ステラ「この三人って事は実力重視の依頼なのね、そっちの方が楽そうね、代わりましょうか?」
パト「やだな~、馬鹿3人で集まってるのに捜査必須の依頼受けたら犯人逃しちゃいますよ~」
雪花「そうそう、私達が行くのはテロリストとか、軍隊、組織壊滅!犯人ががっつりわかって後は突破するのみ!って仕事だけ、後はそこの被害者をミーエルちゃんが直せば終わり、それが一番いいのよ、この班は」
ステラ「楽しそうで何よりだわ、防衛軍も助かってるわよ絶対、それじゃあ3件とも貰える?こっちも3つに分かれて仕事をするわ」
パト「お願いしますね、居場所は今回みたいに僕の携帯についてるGPSを辿ってきてください、近づいてきたらオーラでわかりますよね?」
ステラ「楽勝!それじゃあ報告も済んだ事だし、一杯飲みましょうか!パト君もどう?」
パト「そうですね、行きましょうか、雪花はどうする?まだ19だけどこの国なら一応酒飲めるぞ?」
雪花「お酒はパス、私お酒嫌いなの、食事だけ一緒するわ」
ミーエル「私はノノさん見てますね、3人で行ってきてください」
・・・・・・
3人はレストランで食事をしていた
ステラ「・・・忘れてたわ、見た目・・・」
パト「身分証明書は16歳だしね、仕方ないさ、ジュースお飲み」
ステラ「この身体本当嫌い!若いなんて肌がぴちぴちで筋肉痛にならないのと、胃もたれしないのと、髪の質が手入れしなくてもいいのと、何着ても許されるくらいしかないじゃない!!」
雪花「堪能してるじゃないですか、私も飲まないんだから我慢してステラさん」
パト「なら僕もジュースで、帰ってデータまとめておきたいからね」
ステラ「それにしても僕って慣れないわね、ずっと俺だったのに」
雪花「私は逆に馴染みあるけどね、俺だと社長として恥ずかしいから、僕、私とかで呼称を直してるのよ、確かに交渉とか、お客様相手に俺はありえないからね、僕でいいんじゃない?」
パト「せっかく頑張って俺にしたのに・・・僕のままにしとけばよかった、はぁ」
ステラ「プライベートくらい使い分けたらいいのに」
パト「今は慣れる期間だからプライベートでも僕、俺なんて使い分けて仕事中に出たら目も当てれない」
ステラ「努力中なのね、他の皆は元気?」
雪花「さあ、私達も次から次へと別の国に向ってるから全然、もう20日くらいは日本に帰ってないわね、仕事の依頼は琴歌ちゃんの班が取ってきて、それを事務所で仕訳けながら適当な班に振り分けてるの、防衛軍の仕事が殆どかしらね、まだ広告とかしてないから」
ステラ「出来ないわね、でも防衛軍の仕事だってそんな早く終わる事は想定してないでしょ?」
雪花「防衛軍の人でも出来る仕事なんて回ってこないからね、でも逆に天職よ、ライバルが全然居ないから、しかもWCBTで成績を残してる私達、そして下にはあの元世界三強、ステラさん率いる【黄金卿】盤石よ!」
パト「ステラさんにはこれからもお世話になりますよ、損はさせませんので」
ステラ「もちろんよ、あのアリシアコーポレーション製品も貴方達に頼めば格安で手に入るし、良い事尽くめよ!感謝してるわ!」
雪花「極力帝国の力は借りたくはないんですけどね、一応」
ステラ「確かそうだったわね、地球人の人だけで成り立たせるって事で建てた事業だものね」
雪花「はい、帝国の力を借りずに生き抜く、ステラもそうだけど、パトの恩恵を受ければ歳を取らないし死ぬこともない、不老不死、そんな長寿を生きるためにはそれなりの人生経験は必須、帝国に甘えてばかり居たら私達が駄目になる、そうでしょ?パト?」
パト「そうだな、帝国は居心地が良すぎる、俺からしたら天国だよ、全てが整っているし何もしなくても侍女が全部やってくれる、外に出たら僕は注目の的、学生の妄想を詰め込んだような世界さ、だけどそんな世界に居ても僕は満たされなかった、ずっと考えていたけど、それは自分で生き抜く感覚は一切なかったからなんだ、だから今こうやって自分達でお金を稼いで、その稼いだお金で人を助けて、仲間とこうやってご飯を食べる、それが今僕が求める幸せなんだ」
ステラ「あり過ぎてもダメか、贅沢な悩みね、でも素敵、頑張りなさい、私も貴方には恩しかないからね、しっかり働くわ、目的を果たすためにね」
パト「はい、お互い頑張りましょう!」
三人はそんな世間話をしながら食事を済ませ、ステラもどうせだからとパト達の事務所で寝るようになった。
・・・・・・
ステラ「悪いわね~、ベッドまで借りちゃって」
雪花「いいのよ、一人増えてもレンタル代は変わらないんだから、ね?パト」
パト「そうそう、あ、一緒の部屋だと気になります?」
ステラ「そういう恥じらいはとっくの昔に吹っ飛んで行ったわ、防衛軍で仕事してるとたこ部屋なんて当たり前、男と同じ部屋で寝る事なんてザラよ、もちろんイタズラしようものならその腕をへし折るけどね!パト君は許しちゃおうかな」
雪花「そんなこと冗談で言ってると本当に喰われますよ~~、言っておきますけど一度関係を持ったら問答無用で従属ですからね!ただでさえ、帝園の恩恵を受けるためにキスして少量の覚醒しちゃってるのに」
ステラ「業務的な感じだから!後冗談だから!でも約束通り目的を果たしたら貴方の物になるわ、それだけの恩と支援を貰ってるもの、私も恩知らずで居たくないわ」
雪花「予約ってことね、パトも本当次から次えと」
パト「でもねでもね!最近全然東京の時みたいなモテ期来ないんだよ!安定!」
雪花「馬鹿言うんじゃないわよ!私が横で睨んでるからよ!高級なスーツを来て、現場では服に埃を付けずに敵を薙ぎ払って、防衛軍の援助の時なんて男も女も憧れの的だったのよ!大変だったわ!」
ステラ「貴方は確かに色々目立つわね、良い環境に居たせいか、凄く美形なのよ、大人の色気が出てるとも言うわね、帝国って女性しか居ないんでしょう?だから女性への扱いというか、素振りが本能感覚で身についてるのよ、道理で私もパト君を見てたらドキドキするはずだわ!」
雪花「そこまでの効果はないわよ、ステラさん、は~やだやだ、近い将来叔母さんとも同じ関係になるなんて、ストライクゾーンが広い旦那様だこと」
パト「まあまあ、でも最近雪花も正妻の余裕じゃないけど凄く余裕が出て来たよね!」
雪花「まあ、慣れよね、どう考えても、あれだけ常に周りに女性が居て、昨日は誰とヤッてただ、今日は誰がパトの部屋に行くだ、以前はこんなプレイをしただ、私とパトはこんなプレイしてたわねとか、もう性に対してオープン過ぎるとね・・・慣れって怖いわ、いやそれでも私とパトの性行為を除いた琴歌ちゃんや月花お姉ちゃんは後で殴るけども!!」
ステラ「えげつないわね、私その世界でやっていけるかしら・・・」
雪花「嫉妬深い私が慣れたのだから大丈夫!そういう意味では奏星さんなんてかなり積極的よ!もう盛ん過ぎて猿そのものね!」
ステラ「あはは、あの子は相変わらずで良かったわ」
雪花「またタイミング見て連れてくるわね、あの子もステラさんに会いたいでしょうし!」
パト「ほら、そろそろ寝るぞ、明日も早いんだ、片付け大変だぞ」
雪花「は~い、おやすみ!」
パト達はそのまま寝てしまった、横に居たノノやミーエルは既に深い睡眠に入っていた・・・。
